【閲覧注意】「キラ、こういうのはいかがでしょう」「どうしたのラクス突然」

  • 1二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:16:27

    「……こほん。
     キラ……今日は、おじ様も、おば様もいませんわ……」
    「そうだね、泊りで旅行って言ってたね。
     気を使わせちゃったかな……」
    「わたくしたち、そろそろ、次のステップに進んでもいいと思いますの……」
    「ステップ……?なんのこと……?」
    「ずっと一緒にいて、恋人になって……もう、半月ですわ」
    「……。……。
     あ、そういうことかぁ……」
    「わたくしのこと、キラはどう思っていますの……?」
    「……世界で一番大事だと思ってる。愛してるよ、ラクス。
     君にとっては半月かもしれないけど。僕は、子供のころからずっと君のことをこうしたいと思ってたんだ」
    「あ……♡」

  • 2二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:18:28

    私とキラは幼馴染。
    家は隣同士で、子供のころからずっと一緒。
    二人はいつしか当たり前のようにお互いに恋をして、当たり前のように愛し合うようになりました。
    だけど、親同士の決めた婚約者とか、生き別れの双子とか、運命で決められた相手とかがかみついてきてもう大変!
    私の恋、どうなっちゃうの!?
    (※ラクスの考えた脳内設定です)

  • 3二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:21:49

    「幸せですわ、キラ……あなたと、こうなれるなんて、夢のよう……」
    「僕も、だよ。
     ずっと、ずっとこうなるのを夢見てた……で、これいつまで続けるの、ラクス」
    「……そろそろお開きにしますわ」
    「さすがに止め時わからなくなっちゃうからね」
    「幼馴染の初々しい恋人の初めてに挑戦してみましたが、いかがだったでしょうか」
    「なんかいつもの僕と君と、あんまり変わらなかったような気がするけど」
    「……。……。
     やはりベッドシーンだけでは差が出ないものなのですね」
    「うーん……ラクスは退屈だった?」
    「いえ、存分に楽しませていただきましたわ」
    「じゃあいいかなぁ」

  • 4二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:27:08

    「幼馴染、ねえ。
     当然のように恋人になったみたいなシチュエーションだったけど」
    「だって私とキラですので」
    「いや、そうかな……ラクスは幼馴染として僕と一緒にいたらむしろ幻滅してたんじゃないかと思ったり」
    「そうでしょうか」
    「ほら。僕、面倒くさがりやだよ?子供のころ、わりとひどいもんだったし」
    「ご奉仕……こほん。お世話の焼きがいがありますわ」
    「あー」
    「私、どちらかというと奉仕体質というか面倒見はいい方だと思いますの」
    「そうだね……」
    「むしろ気張って『女なんかに面倒みられてたまるかよ!』とかいう男性じゃなければ大歓迎ですわ」
    「まあ僕はそんなこと言わないよね、確かに」
    「むしろキラの方がその有り余る来るもの拒まずな雰囲気で私をやきもきさせるに違いありませんわ」
    「そうかな……そうかも。今もラクスはやきもきしてる?」
    「あっ……いえ、今は、キラの、想いが、溢れすぎてて……」
    「よかった」
    「はい……」

  • 5二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:30:56

    「でも一緒にいたからってそんな風になるかなあ」
    「キラは往生際が悪いですわ」
    「でもね、僕だよ」
    「だってキラですので。それはもう私は大好きになるに決まってますわ」
    「ありがとう……」
    「どういたしまして」
    「まあそもそも、僕と君が幼馴染だったら、僕と君になってないような気も」
    「それは言わないお約束ですわ」
    「それはそうだね」
    「突然であった運命の王子様に助けられて一目惚れに近い形で惚れ抜いて思いを貫くのもいいのですが、子供のころから徐々に思いを育んで離れられないカタチになるのもいいと思いますの」
    「僕はどちらかというと目の前のラクスへの思いを育みたいかな」
    「や、あっ……♡」

  • 6二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:37:12

    「ねえ、ラクスちゃん」
    「はいお義母様」
    「私、滅多なことでは怒らない自信があるの」
    「そうだと思いますわ」
    「でも、さすがにね?家に帰ってきたら裸エプロンのあなたがキラにあーんしているところを見たらちょっと怒ってもいいと思うの」
    「僕のせいだね、はい、ごめんなさい……」
    「ですが女として生まれたからには、一度はこれをやってみたかったんですの!」
    「わかるけど不衛生でしょ!!」
    「始める前にキラにお風呂場ですみずみまで洗ってもらいましたわ!!」
    「そういうことを親にいう物じゃありません!!」
    「僕が先に家に入らなくてよかったね、キラ」
    「返す言葉もないよぉ……」
    「で、今日はどんなロールプレイだったんだい?幼馴染とか?」
    「なんで父さんと母さんはそんなにラクスに対する理解が深いの……?」

  • 7二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:41:12

    「……ちょっとはしゃぎすぎましたわ」
    「ラクスが楽しそうで何よりだけども」
    「次は下着だけはしっかり付けますわ」
    「そういう問題じゃないかなあ……あと、料理するときに裸は色々と危ないからやめようね?」
    「……キラは、裸エプロンの私はお嫌いですか?」
    「大好きだけど」
    「ではまたしますので」
    「料理の仕方は考えてくれると嬉しいかな……」

  • 8二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:42:34

    このラクスの暴走っぷり…
    キラノ先生の新作かな?

  • 9二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:45:41

    そしてまた別の日。

  • 10二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:51:34

    「キラ、こういうのはいかがでしょう」
    「突然どうしたのラクス」
    「……こほん。失敗作ごときが、私になんのご用ですの!?」
    「……。……。
     なるほど、そう来るんだ……」
    「さ、触らないでくださいませ!私は世界を管理する存在なのですよ!」
    「そう」
    「な、何を……」
    「人一人思い通りにできないで、世界を管理なんてできるわけないでしょ」
    「やっ……は、離しなさい!!」
    「あ、結構傷つくな、これ……でも、離さないよ」
    「か、顔が、近い、ですわ……」
    「そりゃ、近づいてるからね。力づくで逃げ出せるでしょ、君なら」
    「お、おやめなさい!!」
    「やめない」
    「ん、む、ん゛ぅっ……♡♡」

  • 11二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:55:39

    私は世界を管理する上位種。
    でも、あの兵士の顔が頭から離れない。
    あの男は、私をまっすぐに見てくる。ただのメスとしてしか、私を見ていない。
    なんて、下賤な。だというのに、それに私の奥は疼いてしまう。
    なぜ。ああ、なぜ。
    なんであの人の顔が、頭から離れないのだろう。
    どうして私は、あの方に組み敷かれることを思い、いつも体を火照らせているのだろう……
    (※ラクスの妄想です)

  • 12二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:56:13

    「なに、その蕩けた顔。それで僕の上に立ったつもりだった?ああ、それとも……こうなるのを期待してた?」
    「世迷いごとを……!」
    「迷ってるのは君だと思うけどね。
     本当はそんなことしたくないなら、そう言えばいいのに。
     ああ、それとも、立場があるからフリだけはしなくちゃいけないとか?僕には知ったこっちゃないけどね」
    「だ、誰が、そんなっ……」
    「いいよ、存分に君を踏み荒らしてあげる。
     それが君の望みなら、ね」
    「だ、誰がそんなっ♡や、やめ、ひ、そこ、ちがっ、やぁああああああ♡♡♡」

  • 13二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:02:32

    「それはさすがに0点だよ、ラクス」
    「キラは百点満点ですわぁ……♡」
    「もう少し、こう、葛藤とかそういうものを押し出して?あれはないよ」
    「ですが、キラを悪しざまに言う、おごり高ぶった女を演じようと思いましたので……」
    「そっちじゃないよ?」
    「え?」
    「だから葛藤だって。一瞬で媚び媚びになってたじゃない。
     あれじゃあ管理種じゃなくてただの被虐趣味の女の子かなあ」
    「キラ……?私はそこまで演技が下手な女ではないですわ?」
    「いや、僕には全力で『さあキラ!押し倒してくださいな!!』って言ってるようにしか見えなかったけど」
    「それはキラだからわかるのだと思いますわ……?」
    「うーん……あと、まあ。別の意味でも、0点だよ。あれはもうラクスじゃなくない?」
    「そうでしょうか?」

  • 14二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:08:22

    「私も、子供のころにアコードだということがわかっていたら、あのような女になっていたかもしれません」
    「でもラクスだよ?」
    「まあ……嬉しいですが、買いかぶりすぎですわ、キラ。
     私を育ててくれた父と母がそう育ててくれたから、私は私なのです。
     その前提が崩れてしまったら、あまりよい成長はしなかったように思います」
    「ラクスが言うならそうかもしれないけど……逆にそれだったら、僕みたいなやつに押し倒されたいとか思わないでしょ?」
    「いえいえ。だってキラですので。
     それはもう、おごり高ぶった女の本質をとらえて、しっかり抱き留めてくれるはずですわ。
     そんなのもう、好きになるしかありませんわ?」
    「僕の評価高すぎない?あと好きになるかどうかは人によるんじゃないかなぁ……」
    「そこは私ですので」
    「いや、さっきと言ってること違わない?」
    「性癖はあまり変わらないと思いますわ?」
    「性癖って」
    「私は性癖がキラ・ヤマトのラクス・クラインですわ、キラ・ヤマト」
    「もう文章が無茶苦茶だね……」

  • 15二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:11:45

    このレスは削除されています

  • 16二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:16:22

    「ねえラクスちゃん」
    「はいお義母様」
    「あなたとキラの趣味をとやかく言うつもりはないけれど、ちゃんと出したものは片付けなさい」
    「ちゃんとあの部屋の清掃はしたはずなのですが……」
    「あの干しっぱなしにしている拘束具はなに?」
    「キラが私を縛り付けるために用意した愛の証ですわ」
    「そんなのは言わなくていいのよ!」
    「ですが言わずにはいられませんわ!!」
    「嬉しいからって惚気をまき散らしてたら周囲から呆れられるわよ!!」
    「二人とも元気だねえ」
    「父さんの度量の大きさには頭が上がらないよ本当……」

  • 17二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:21:24

    「それはそれとして、ちゃんと隠そうね、ああいうのは」
    「でも家族には隠し切れませんわ」
    「そうだけども。もう母さんも父さんも大概知ってるけど」
    「優しいお義父様とお義母様は大好きですわ」
    「努力はしよう。僕もそういうの、母さんにバレてても一応隠す努力はしたし」
    「……キラ?」
    「今は何もないよ?」
    「知ってますわ?キラが私の写真を個人用フォルダに目いっぱい溜め込んでるのも知っておりますわ?
     あとネットワーク上に出さないように厳重にセキュリティをかけていることも知っておりますわ」
    「知られちゃってたかあ」
    「もちろん、カレッジ時代やアークエンジェルにいたころの諸々の画像もとってあることも知ってますわ」
    「……うん、ラクスは優しいよね」
    「どういたしまして」

  • 18二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:22:04

    そしてまた別の日。

  • 19二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:40:58

    キラノ先生の新作ありがたい

  • 20二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 13:29:44

    新作を見るとまた最初から見てこようかなって気持ちになるよ

  • 21二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 19:02:58

    このレスは削除されています

  • 22二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 19:05:51

    >>6

    >>16

    ...まさかカリダさんもハルマさんも若かりし日にこういうプレイに興じた経験がおありで?

  • 23二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 00:16:03

    >>22

    まぁ理解あるからやったんじゃないかな?

  • 24二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 09:13:05

    カガリも知ってそうでなんだかんだアスラン用に話聞いてそうだな

  • 25二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 14:59:10

    「お帰りなさいませ、キラ!」
    「うん、ただいま、ラクス」
    「では……お風呂にしますか?お食事にしますか?それとも私にしますか……?」
    「食事……ああ、そういうこと。
     えっと、じゃあ……君からいただこうかな?」
    「えっ」
    「……その気じゃなくても、言った時点で僕はスイッチ入ってるからね、ラクス」
    「私も、キラに手を掴まれた時点でスイッチ入っておりますわぁ……♡」

  • 26二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:01:44

    奥さまの名前はラクス・クライン。
    旦那さまの名前はキラ・ヤマト。
    ごく普通の二人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。
    ただひとつ違っていたのは……旦那様は奥様のことならなんでもわかっちゃう、スーパーで王子様なダーリンだったのです!!
    (※ラクスが即興で考えた脳内設定です)

  • 27二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:06:54
  • 28二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:06:55

    「……よく考えたら普段のキラでしたわ?」
    「お風呂に入る段になって、いきなり冷静になるんだねラクス」
    「だってキラは私の危機には必ず駆けつけてくれるスーパーなダーリンですので」
    「そうかなぁ……危うく手遅れになりかけたこと、記憶に新しいんだけど」
    「いえ、全てしっかり助けてくれておりますわ。
     というか、わたくし、キラに出会った時から危地から救い出されたことばかり記憶に残っておりますの」
    「僕は君に付き添ってもらってることばっかり記憶に残ってるかな」
    「……私もキラが側にいる時のことばかり記憶しておりますわ」
    「言い直さなくてもいいからね?」
    「……申し訳ございません。だって、本当に、キラに助けられたときは、大切な思い出ばかりですので」
    「謝らなくていいというか、むしろ僕の方こそ、いつもいっぱいいっぱいでごめんねというか」
    「ではお互い様ということで」

  • 29二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:10:46

    「僕からしてみると、ラクスの方こそ、優しくていつも一緒にいてくれて、僕なんかが一緒にいていいのかなというか。
     まあでも、僕は君のことを愛しているし君は僕のことを愛してくれてるのは知っているからそれでもいいのかなというか……」
    「止めてくださいませ、私の頭が沸騰しますわ……?」
    「こんなので沸騰してたら、いつもの君の愛で僕の頭は蒸発してると思うなぁ」
    「むしろキラは私の想いをさらっと受け流しすぎでは?」
    「そんなことはないよ……?恥ずかしくて顔真っ赤にしてることも結構あると思う」
    「……。……。
     確かに」
    「ね?」
    「結局、私もキラの愛に触れるといっぱいいっぱいになってしまいますのね」
    「むしろそれが愛らしいというか」
    「や、キラっ……まだ、お風呂の中ですわ……♡」

  • 30二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:16:47

    「でもよく考えてみるとさ」
    「ひゃい……♡」
    「あの食事かお風呂か私か、ってやつさ、結局お風呂も食事もどっちにしろ必要なんじゃないのかなって」
    「プラントでは水が貴重でしたのでなかなか厳しいところはありましたわ……?」
    「まあそうだったけどね……。アークエンジェルの時とか」
    「キラが私に顔をうずめてきたときは羞恥で頭がおかしくなりそうでしたの」
    「ラクスが僕の服に顔うずめてた時はちゃんと洗濯出来てるか不安だったかなぁ……。
     今でもたまにやってるでしょラクス」
    「……!?」
    「洗濯全部任せてる僕が悪いんだけどさ」
    「気づいてたのですか……!?」
    「……ああ、でも僕が気づいている方が嬉しいでしょ、ラクスは?」
    「や、キラ、またお風呂の時間、長くなって怒られてしまいますっ……♡♡」

  • 31二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:23:09

    「はい、二人とも。私が言いたいことはわかってるわね?」
    「ごめんなさい……長風呂しすぎてしまいました」
    「申し訳ございませんでしたわ……お風呂は先ほどキラと一緒に洗ってきましたわ……」
    「食事を先にとりなさいとあれほど……」
    「僕らは二世代で住んでなかったからねぇ……」
    「ハルマさん!!」
    「あと水道代もただじゃないよね」
    「それに関しては、キラがうちに入れているお金が尋常ではないので何も言いません」
    「いっそのこと、お風呂、二つ作る?ああ、でも」
    「キラもラクスちゃんも、そういうのは嫌いでしょう?」
    「まあ、うん……」
    「お義父様とお義母様の理解が深すぎますわ……」

  • 32二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:24:27

    そしてまた別の日。

  • 33二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:29:26

    「キラ……愛してますわ」
    「うん……僕も愛してる」
    「……キラ♡♡」
    「……ラクス」
    「大好きですわ」
    「僕も大好きだよ」
    「キラぁ……♡」
    「ラクスは抱き着くの好きだよね」
    「キラぁ……♡」
    「……んん?いや……まあいっか。
     ラクス、ほら。腰が抜けちゃってるよ?」
    「キラのせいですわ……♡」
    「ほら、ホテルまで行こう……それとも、抱き上げられる方がいい?」
    「やぁ……♡」

  • 34二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:31:18

    キラとラクスはバカップル。
    周囲の目も憚らずイチャイチャイチャイチャ。
    全く、傍からみると恥ずかしいぐらい。
    でも、少しは周りの目を顧みた方がいいと思うの。
    そういうカップルって長く続かないって言うし……。
    (※しつこいようですがラクスの脳内設定です)

  • 35二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:34:00

    「あ、なるほど。今日のテーマはバカップルだったんだね」
    「えっ、完璧に理解してくれていると思ったのですが」
    「ホテルまでやたら距離近いなあ、と思いはしたけど。
     でも、そういう気分なのかなって」
    「さすがに私も、意図せずにあのような真似はしませんわ」
    「……ごめん。僕はわりと意図せずやってる気がする」
    「いえ、キラはそのままで。
     ぜひ、私に意図せずその想いを叩きつけてくれれば」
    「いいの?」
    「だってそういうキラが好きですので」
    「……もう。そういうこと言っちゃうと、止まらないよ、僕」
    「とまらないで、くださいませ……♡」

  • 36二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:36:20

    「キラ」
    「なに、ラクス」
    「呼んでみただけですわ」
    「……うん、ありがとう」
    「……え?」
    「君に呼ばれるだけで、僕は幸せになれる」
    「や、それは反則……」
    「いや?」
    「い、いえ、存分に……」
    「ラクス」
    「な、なんでしょうか、キラ……」
    「呼んだだけだよ、ラクス」
    「あ、やっ……キラは意地悪ですわ……?」

  • 37二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:38:12

    「……そして帰ってくるまでそんな感じだったのね」
    「あら……?今日は怒らないのですか、お義母様」
    「だって怒る必要ないわよ、そんなこと」
    「まあ、だよね……」
    「え、キラもわかっているのですか?」
    「あ、わかってないのラクスちゃんだけか……」
    「え?」
    「いい、ラクスちゃん」
    「バカップルの真似をしようなんて考えるカップルはね?」
    「元からバカップルなんだよ、ラクス……」
    「……ぐうの音も出ない正論ですわ」

  • 38124/06/01(土) 15:45:43

    >>27

    これもいいスレでした…落ちた後に読ませていただきました

    ラクスがアコードを自覚してるキララクSSもpixivとかだと結構あって嬉しい限りです

    いくらあっても足りない

    スレが残ってたらまた続けます


    自分の中での前スレ

    【キララクSS・閲覧注意・ポスカネタバレ】運命前のキラとラクスがイチャイチャします|あにまん掲示板bbs.animanch.com
  • 39二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:32:38

    >>31

    キラがいれてるお金で生活できそうだしね

  • 40二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 00:10:02

    これただイチャイチャしてるだけでは……?

  • 41二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 00:14:03

    >>40

    フハハハ気がついたか、ヨメ・キラノ先生の作品はこういうものだ!!

  • 42二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 00:23:52

    >>41

    そうだったのか、くそぅ…(嬉)

  • 43二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 00:49:26

    >>42

    この>>38スレの最後にヨメ・キラノ先生のスレ乗ってるから見るといいよ個人的お勧めは姫騎士の方かな

  • 44二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 08:27:06

    このレスは削除されています

  • 45二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 18:30:40

    ブラックコーヒーいかがですかー

  • 46二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 18:50:54

    >>45

    こっちにカフェオレとケーキくださーい



    味がしない…だと

  • 47二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 21:41:02
  • 48二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 06:01:21

    エスプレッソでないとだめか

  • 49二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 16:27:05

    このスレではここで打ち止めかな?

  • 50二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 02:49:28

    キラノ先生の作品からしか得られない栄養がある!!
    んだけどたまに見つけられなくて見逃しちゃうんだよなぁ

  • 51二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 05:52:48

    「キラくんは怠け者ですわ?」
    「否定はしないけどね?それはそれとして、何その格好」
    「だからしっかり私が教育いたしますわ。それがわたくしの最優先事項ですわ」
    「……。なるほどね?
     先生は僕にどんなことを教えてくれるのかな?」
    「……よく考えてみたら、あまりキラに教えることができることはない気がしますわ……」
    「もう演技できなくなっちゃってるよ?もう少し頑張ろう、ラクス」
    「そう、わたくしに何を教えてほしいのか。
     選ぶのはあなたですわ……?」
    「選択授業かな……?」

  • 52二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 05:57:13

    「じゃあ、僕に男女の関係を教えてよ、先生」
    「い、いけませんわ、私とあなたは教師と生徒……許されないことですわ……」
    「でも僕は先生をあきらめたくない」
    「そ、卒業してからでも遅くありません……!
     早まらないでくださいませ……!や、からだ、おっき……」
    「だめだよ、こんなところに一人できちゃ。
     僕が本気になったら先生が抵抗できるはずないだろ……?」
    「や、やめて!キラくん♡♡」
    「いやだ、僕はもう止まらない。先生を僕のものにする」
    「や、あっ♡いけませんわ、キラくん!
     そこは禁則事項ですわ……♡♡」

  • 53二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:03:06

    「とまあこんな感じでどうかな」
    「教師も聖職者である前に一人の女であることを教え込まされてしまいましたわ……♡」
    「実際にやったら道徳的にまずい気もするけどね」
    「実際はキラのことを愛してやまない私を押し倒して愛し合っただけなので全く問題ありませんわ」
    「そうなんだけども」
    「あくまで背徳的、ですわね。本当に道徳に背く関係になって、なお愛し合うというのは難しいのではないでしょうか」
    「……」
    「え、キラ、どうしたんですのその目……?」
    「いや、ラクスはそういうのしっかり清算する方だったっけ、ってちょっと思って。
     どっちかというと感情で突っ走る方じゃない?」
    「それはキラの方では……?」
    「それはそう。うん……でも確かに、ラクスはある程度見極めて動きはするよね」
    「背徳……ですか。それはまた次の機会にいたしましょう」
    「教師と生徒じゃ不足だったかあ……」

  • 54二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:07:01

    「で、結局何をしてるのあなたたちは」
    「あ、うん。今日は教師と生徒ということで」
    「キラにダンスを教えているのですわ」
    「そういうの、確かに教えたことなかったし、キラも全然興味持たなかったからねえ」
    「政治家なら、そういったこともするのかしら」
    「……うん、そこは触れないでくれると助かるかなぁ」
    「私としては、それもいい思い出ですので」
    「しっかり昇華できるラクスは強いよね」
    「キラがしっかりわたくしを助けてくれたからですわ」
    「なんか小さい庭で、社交ダンスしながら二人の世界に入り込んでるけどもカリダさん」
    「ラクスちゃんは様になっちゃうの、ずるいわよねえ」

  • 55二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:08:06

    そしてまた別の日。

  • 56二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:18:53

    「もう、キラはいつもだらしないですわ?
     ほら、早く起きてくださいませ。シャワーを浴びて、しゃきっとしてくださいな」
    「最近ナチュラルにシチュエーションプレイ始めてるよねラクス……?」
    「キラはお姉ちゃんの言うことを聞いてくださいませんの……?」
    「……。なるほど。背徳的。背徳的ね?」
    「さ、ご飯の支度を手伝ってくださいませ!」
    「じゃあ、弟らしく、お姉ちゃんについて行こうかな」
    「……キラ!もう一度!!もう一度言ってくださいまし!!」
    「お姉ちゃん」
    「やぁん♡」
    「ラクスお姉ちゃん」
    「ひゃぁん♡」
    「ラクスお姉ちゃん、普通の姉弟はこんなに距離近くないと思うよ?」
    「だだ甘お姉ちゃんに私はなりますわ……!」

  • 57二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:21:39

    ええ……異変に気付いたのは、ある夜でした。

    娘……キラの姉でもある、ラクスの声がキラの部屋から聞こえたのです。

    最初は喧嘩でもしたのか、と。そう思いました。それほどの悲鳴だったのです。

    ですが、その声は徐々に甘くなっていったのです……まさか、息子と娘がいっぺんに大人になるなんて。

    正直、目の前が真っ暗になりそうでした。

    普段から、仲の良い姉弟ではあったのです。しっかりものだけど寂しがりやの姉と、怠け者だけど優しい弟。

    まるで、ぴったりと設えた鍵と鍵穴のように、二人は寄り添って生きていました。

    だからといって、本当に鍵と鍵穴のように挿し挿されの関係にならなくても……と、私は頭を抱えたのです。

    【閲覧注意・CP注意】ここだけキラとラクスが姉弟として育てられた世界線|あにまん掲示板メンデルから逃げ出すときに、カリダさんとハルマさんは二人を普通の姉弟として育てたがあまりにも遺伝子の相性が良くてキラが10+ dice1d5=@1 (1)@ 歳のときレッツ背徳してしまったキラとラクス…bbs.animanch.com
  • 58二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:25:21

    「やっ♡♡キラ♡♡だめ、わらくひたちは、血のつながった姉弟、ですわっ♡♡」
    「うるさいよ、お姉ちゃん!!
     なら、なんで、そんなに、甘い声、出してるんだよ!!」
    「それ、ずる、ひ、いぃいいいい♡♡♡」
    「僕はね、ずっと、お姉ちゃんのことが!好きだったんだ!!」
    「や、言わないで、言わないでぇ♡♡」
    「それなのに、あんな男に、色目使ってさ!!僕じゃだめなの!?」
    「キラ、お、わらひも、キラをぉ♡♡」
    「お姉ちゃんなんでしょ、ラクスは!!」
    「あ、や♡お姉ちゃんじゃなくって、ラクスって、ラクスって呼んでくださいませぇ♡♡」

  • 59二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:33:23

    「とでも言えばよかったかしら?」
    「はい……」
    「申し訳ございませんでしたわ……」
    「あのね?休日の朝からそういうことをするのはいいけれども。
     一応、昨日から私とハルマさんも留守にしてましたけれども」
    「はい……」
    「あまりにもシチュエーションがしっくり来てしまってそれどころではありませんでしたわ」
    「あなたたちがまあ……やってるのは、もう今さらだけども。
     でも気を使って外にまた出ようとしたら、唐突にお姉ちゃんとか言ってるキラの声が聞こえたら私もハルマさんもびっくりするわ」
    「まあ他の誰かを連想するよね……」
    「さすがにそれはキラとカガリさんへの信頼が足りないのではないでしょうか……?」
    「ラクスちゃん?はっきり言わなかったハルマさんの気遣いを一瞬で無にしないでちょうだい。
     あと大概足りていないのはあなたたちの私たちへの気遣いよ」
    「だから温泉旅行をプレゼントしたではないですか!」
    「あなたたちが行けばいいでしょう!!」
    「でも私は姉と弟が一つ屋根の下二人きりで暮らす展開をしてみたかったのです!」
    「温泉旅行で羽目を外す姉弟でもよかったでしょう!!」
    「その手があったかみたいな顔しないでよラクス?」
    「カリダさんも反射的にその返しできるのはうん……」

  • 60二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:35:33

    そしてまた別の日。

  • 61二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 17:19:27

    >>59

    その返しをポンと出せる辺りねぇ?

  • 62二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 17:27:27

    わーい続いた!
    背徳プレイも善きかな

  • 63二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 23:17:33

    >>59

    次は温泉旅行で羽目を外す姉弟をやるんだろうな~

  • 64二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:28:00

    「いい、お湯でしたわ……」
    「結局温泉旅行来ちゃったね。フットワーク軽いよね、ラクス」
    「お兄様が出不精なだけですわ?」
    「……。……。なるほど」
    「掃除も料理もわたくし任せ。妹としては、お兄様が一人暮らしできるか心配ですわ」
    「僕は掃除や料理をするラクスが好きだからね。ついつい甘えちゃうんだ」
    「私も、素直にお世話させていただけるお兄様が好きですわ……これでは、いつまでたってもお兄様がお嫁さんをもらえませんわ」
    「ラクスもいつまでたっても、旦那さんもらえないかな。似た者兄妹だね」
    「姿は全然似てませんのに……」
    「似てる方がよかった?」
    「……少し。お兄様と同じ髪の色だったら……と思うことはあります」
    「ん……僕はラクスの髪、好きだよ」
    「ええ……私はお兄様の髪が好きなので、同じ色に染まりたいのです」
    「全然似てないね、僕ら」
    「はい……お兄様」
    「なに、ラクス」
    「わたくしと、お兄様。本当の兄妹じゃない、って。ご存じでしたか?」

  • 65二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:32:51

    キラとラクスは仲のいい兄妹。でも、似ていない兄妹。
    二人はいつも一緒に過ごし、いろんな幸せと苦しみをともに味わいました。
    ですが、二人は兄妹。決して結ばれることはありません。
    ラクスはキラのことを男性として愛していても、ラクスは親族とは結ばれるべきではない、という常識をしっかりと理解しています。
    キラも、ラクスのことをどれだけ愛していてもラクスを幸せにするには自分がラクスを愛するべきではないと思っていました。
    ですが、ある日。ラクスは、親が隠していた戸籍を見てしまいます。
    それは、衝撃の事実。
    ラクスは養子。彼と彼女の親とは全く血のつながりのない子供。
    ラクスはそれを見たとき。親や兄と血がつながっていないという事実について、悲しみをはるかに上回る喜びを感じたのでした。
    (※ラクスの妄想です)

  • 66二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:42:31

    「……兄妹だよ、それでも。僕とラクスは」
    「……お兄様」
    「いくら義理とはいえ、兄と妹がそういう関係になっちゃいけない、って。それが常識だよね」
    「……はい」
    「だから、ラクスがいくら、日ごろからそういう隙を見せているんだとしても」
    「……」
    「いつもいつも、どう考えても僕を誘惑しているとしか思えないような行動をしてても」
    「……ぁ♡」
    「二人で温泉旅行に行こう、なんて誘われてもね」
    「はい……」
    「君を幸せにできない僕は、そういったことをするべきじゃない。常識的にはね」
    「……お兄様……」
    「ラクス」
    「や、言葉と、行動が、逆ですわ、お兄様……♡」
    「そりゃそうだよ。ラクス、知ってるでしょ?」
    「はい、知っていますわ……」
    「僕は、君を幸せにしたいだけだから。
     君が幸せなら。僕がそうしたいなら、そうするだけだよ」
    「あ……」
    「愛している。僕は君を愛している。妹でも。たとえ血が繋がっていても」
    「たかが血のつながりで、人を愛することを迷った、わたくしを……罰してくださいな、お兄様……」
    「そんなことしない。僕は君を愛するだけだよ、ラクス」
    「わたくしも……わたくしも、愛していますわ、お兄様ぁ……いえ、キラ……♡」

  • 67二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:56:47

    「とまあ、そうはいってみたけれどさ、ラクス」
    「はい?」
    「ラクスと本当に血が繋がってたら、どうしてたかな、僕は。ああ、妄想じゃなくって、現実の話だよ」
    「……キラは、いつだってあなたの心のままに動いたと思いますわ」
    「僕の心……ね。僕にはそれがわからないんだけど」
    「キラにわからないようでしたら、私にもわかりませんわ」
    「でも僕についてきてくれるよね、ラクスは」
    「理解できてなくとも……支えたいと、側にいたいと思っておりますので。その一方で、私以外の誰があなたを理解できるものか、という自負はございます」
    「ありがたいよね……うん。結局、僕は後悔したくないから。その時したいことを、するんだろうね」
    「ええ。キラはそうやって、私を何度もこの世界から救ってくださいました」
    「そこまでのことはしてないよ」
    「……」
    「謙遜じゃなくってね。いつでも僕は、もっと君を幸せにしたいと思ってるから」
    「では、何度でも。私は、あなたと出会って幸せになりましたわ」
    「うん、ありがとう。だから、もっと君を幸せにしたい。だから、その先を見ちゃう。もっと君は幸せになれるんじゃないかって思っちゃうんだ……そう、もし血のつながりがあったら、君を愛せない、と考えちゃうぐらいには」
    「似てない……でも、似てますわ、私たち」
    「まるで、兄妹……姉弟みたいに?」
    「いえ、つがいの鳥のように。なので、応えますわ。もし血のつながりがあっても、私はあなたに愛されること以上の幸せを知らないでしょう」
    「そうだね。もし血のつながりがあっても、僕は君を愛しちゃうんだろうね……たとえ後悔しても、その想いのまま、君を僕のものにしたいと思っちゃう」
    「きっとこの上ない幸福ですわ」
    「うん、君がそう答えてくれるなら。きっと僕も後悔はあっても、君を愛し続けるんだろうね……」

  • 68二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 08:10:23

    「温泉だと、あまり羽目を外せないのが残念ですわ」
    「別のホテル行こうか?狭いお風呂ある、そういうことができて、かつセキュリティがしっかりしてそうなところ……」
    「え?いいんですの、キラ……」
    「大丈夫。時間には余裕あるしね」
    「大好きですわ、キラ」
    「うん、僕も。あと、お風呂好きだよね、ラクス」
    「……最近はお風呂掃除しただけで、お義母様が察して、お義父様を外食に誘われますの」
    「なんかいたたまれない……あと、母さんはもっと早く察してると思うな、絶対。
     母さん、外食行くときはまず予約確認するはずだし」
    「えっ」
    「多分、僕は一番最初に気づくとは思うんだけど。ただ、母さんもなんか僕の行動かラクスの何かから察してる雰囲気はあるよね」
    「……同族的ななにかなのでしょうか」
    「ノーコメントで」

  • 69二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 08:10:57

    そしてまた別の日。

  • 70二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 16:19:38

    >>68

    過去に同じ事したんかな?

  • 71二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 18:45:13

    ラクスがカリダさんのお小言に抵抗してるのが距離の近さが感じられてとても好き

  • 72二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 04:52:07

    このレスは削除されています

  • 73二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 07:35:12

    このレスは削除されています

  • 74二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 16:21:40

    このレスは削除されています

  • 75二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 21:26:15

  • 76二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 02:56:16

    連続削除とは
    しっくりこなくて書き直しておられる?

  • 77124/06/07(金) 08:20:32

    >>76

    私ではないですね

    どなたかが保守したレスを消したか、そのほか何か規制・削除に引っかかる書き込みだったのではないかと

  • 78二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 08:21:03

    「どうしたのラクス、ハイスクールの制服とか着て。あ、でも白ってラクスに似合うよね」
    「……こほん。キラ先生、今日も昼食も食べずに仕事ですか?」
    「……」
    「そんな不健康な先生のために、お弁当を作ってきましたわ?」
    「……。うん。ありがとう?」
    「どうぞ、ご賞味くださいな」
    「おむすびに、卵焼きに、なんで味噌汁ポットに入れてるんだろうなあって思ってたけどこのためだったんだね」
    「いかがでしょうか」
    「おいしいけど。うん、美味しいけども」
    「なら、明日も作りますわね?」
    「……生徒に食事作ってもらう教師はちょっとまずくないかな?」
    「まあ。ではまずご自分の食生活を見直してくださいませ」
    「いきなり普通に痛いことを言われちゃったね……」

  • 79二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 08:22:25

    「それで、ラクス……クラインさんはなんで僕にお弁当なんて作ってきてくれるのさ」
    「あまりにも先生が無茶苦茶な生き方されているから心配になったのです」
    「ぐうの音もでないというか、身に覚えがありすぎる」
    「反省していただけました?」
    「まあ、うん。反省はしてる。してます」
    「先生は働きすぎですわ。そんなことでは、結婚しても奥様に愛想をつかされてしまいます」
    「……うん。うん……そうだね。
     生徒のためだからって、自分をないがしろにしたら、自分の側にいる人もないがしろにしちゃうよね……」
    「……」
    「まあ、でも、今はそういう人いないからね?」
    「……」
    「……僕としては、クラインさんが哀しい顔をするのは見たくないから。
     生徒である君のために、できることはしたいんだ。でもそれでクラインさんを悲しませちゃったら本末顛倒……良くある話だけど、大事なことだと思う。ありがとう」
    「では、ご自愛なさってくださいな……」
    「うん……」

  • 80二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 08:23:20

    「禁断の教師と生徒の愛が始まるかと思いましたのに」
    「なんかごめんなさい」
    「隠し切れない本音がでてしまいましたわ……」
    「むしろ、そういうことを言いあえるようになったってことで。お互い成長しているってことなのかな」
    「はい……だといいのですが」
    「それはそれとして、お弁当のために作られた食事、っていうのもいいよね」
    「キラの作業の邪魔にならないよう、おにぎりを中心に組み立ててみましたわ」
    「全部片手で食べられるようになってるあたり、色々な創意工夫が見て取れるなあ」
    「前回は手軽に食べれるおにぎりのはずが、装飾に凝って大きくしすぎて微妙に本末顛倒でしたので」
    「でもハロおにぎりは、もう一度食べてみたいかな」
    「……いいのですか?」
    「ラクスの想いは大きければ大きいほどいいからね」
    「では、ぜひ。腕によりをかけて」

  • 81二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 08:24:18

    「でもさあ、僕がラクスに教えることなんてある?」
    「割とたくさんあると思うのですが……」
    「そうかなぁ……」
    「情報機器関連とか、工学関連とか」
    「そもそもそういうの、ラクス学ぶ意味ないと思うんだけど」
    「では家具やハロの手入れや、バイクについてなど」
    「まあうん、そういうのは教えれるかなぁ」
    「……あとは」
    「……」
    「キラ先生、私はキラ先生に教えていただきたいことがあるんですの……」
    「僕は教師だよ?そんなことをするわけないじゃない」
    「私が相手ではお嫌ですか……?」
    「嫌そうに見える?」
    「あ……♡」
    「こんなことしちゃ駄目だよ」
    「ひ、先生……♡め、目が怖いですわぁ……」
    「最初からそのつもりだったんだよね?」
    「ち、違います、違いますわ!わたくし、そんな……」
    「ちゃんと言わないとずっとこのままだよ?」
    「わ、わらくひはキラ先生に恋焦がれこの身を開発されることを夢見ていた淫らな女学生のラクス・クラインですわ……!!」
    「じゃあ全部教えてあげる。君の知っていることも。君が知らない君自身のことも……ね?」
    「し、しりません、そんなところ、知りませんわぁ……♡♡」

  • 82二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 08:25:18

    「……教師と生徒、ですか」
    「……はい、私が今日もキラを誘って受けに回りましたわ……」
    「そんなことは言わなくてもいいの。
     ……その服は、自分で洗いなさいね。いきなりお湯や漂白剤には漬けないように」
    「お義母様、何か奥歯にものが挟まったようなものいいですが」
    「気づいているなら黙っててちょうだい?」

    「ねえ父さん」
    「どうしたんだいキラ」
    「なんで母さんは今日はラクスに何も言わないのかな……」
    「……なんなんだろうね。これも血って言うのかなあ。
     むしろカリダさんとキラが一番血のつながりはあるはずなんだけども」
    「父さんが何を言っているのか僕にはわからないよ」
    「僕もあまりキラに核心突いたことは言いたくないかなあ」

  • 83二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 08:27:01

    そしてまた別の日。

  • 84124/06/07(金) 08:39:27

    次が最後になると思います。
    今しばらくお付き合いいただければ幸いです。
    テーマはわかりやすい話ですが、やりたいけどやらなかったシチュエーションはあったりします。
    正解は昼か夕方にでも

  • 85二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 17:29:57

    このレスは削除されています

  • 86二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:43:40

    「と、いうわけで色々な私をお見せできたと思うのですが」
    「全部ラクスだった気がするね?」
    「そう言われてしまいますと何も言えませんわ……」
    「そう?僕としては、どんなことがあろうと僕とラクスはこんな関係なのかなって思えたのは嬉しいことなんだけど」
    「……そうでしょうか」
    「そもそも、ラクスの軸がぶれていないからね。どうやったって、ラクスはラクスにしかなりようがないし」
    「キラは元々キラなので、全然ぶれていませんわ」
    「そうかなぁ」
    「そうですわ?」
    「僕を一番観測しているラクスが言うならそうなのかな。
     実際は君と接している僕があまりぶれてないだけなんだろうけども……」

  • 87二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:45:19

    「全くありえないわたくしやあなた、というのも考えたのですが」
    「例えば?」
    「私の意志を無視して、己の意志の信ずるままに戦い続けるあなた」
    「……」
    「あるいは。あなたの意志を縛り付けるために、ありとあらゆる手段を取るわたくし」
    「……考えたけどやりたくなかった、ってこと?」
    「むしろ、後者は私が常に我慢している私でもあります」
    「ああ……うん。多分、僕受け入れちゃうね」
    「あるいは。私を物理的に縛り付け、あなたから離れられぬようにするあなた」
    「それは常に僕が我慢している僕……とかかな」
    「いえ、私の理想のあなたですわ。でも決して望んではいけないあなた。
     あなたが守りたいと思う世界にはいないあなた……」
    「難しいね」
    「……本当に。こんな私の戯言に真剣に付き合ってくれるのはキラだけです」
    「そんな僕と君だから今こうして一緒にいるんじゃないかな」
    「え……」
    「ラクスがこれだけ、色んな愛で愛してくれる人じゃないと、僕はとっくに見捨てられてたよ、多分ね」
    「キラは私の自省をすぐ台無しにします」
    「ラクスも僕の反省を後押ししつつさりげなく別にそれでもいいのでは?って差し向けてくるよね」
    「どちらかが傲慢でしたら、家庭内暴力にも似た構図になってしまいますわ」
    「今でも不健全かな、と思うことはあるよ。歪だよ、君と僕は。
     それを常に顧みることは重要だと思う……自嘲とかじゃないし、僕や君自信を貶めるという意味でもなく、ただ事実として、ね。
     そして、もっと重要なのは、それでも……」
    「それでもキラはわたくしの全てを愛してくれるので」
    「そう。ラクスはそれでも僕とずっと一緒にいてくれるって言ったから」

  • 88二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:46:43

    「それで、キラはどの私が一番好みでしたか?」
    「あ、それ言わなきゃいけないんだ」
    「はい。どうぞ」
    「一番。一番かぁ……」
    「全部、という答えは封じてみました。いかがでしょうか」
    「迷いようがないんだけど」
    「まあ。ではどうぞ」
    「こうやって僕のために色々と工夫をこらして、日々を過ごそうとしてくれる君が一番好み」
    「……」
    「期待外れな答えでごめんね?」
    「……やっぱりキラは全く軸が動いていないと思いますわ……」

  • 89二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:47:42

    「一番違和感がなかったのは、バカップルのラクスかな。
     わりとまあうん。ラクスだよね、というか。無理してないというか」
    「おかしいですわ……あれが一番恥ずかしかったのですが」
    「うそでしょ……?」
    「ちなみにですが。
     僕のため、とおっしゃいましたが、これは私のためでもありますの」
    「楽しんでやっているのはよくわかるよ」
    「だってキラは私が楽しまないと乗ってきてくれませんので」
    「ああ……やっぱり見透かされてるね」

  • 90二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:48:43

    「ラクスが伝えたかったのはそういうことだよね。
     僕が楽しいから、ラクスも楽しい。そして、どうあっても君と僕は君と僕……と、そう信じたい。僕もだよ、ラクス」
    「はい……」
    「あとは、どんな私が好きですか?かな。
     先回りされちゃったけど、どの君も好きだよ、僕は。というか、全部ラクスだからね」
    「なので、私もどのキラも好きでしたわ」
    「じゃあ一番楽しかったのは?」
    「仕返しされてしまいましたわ?」
    「うん。どうかな?」
    「一番気持ちよかったのは、教師のキラに全てを教え込まれたところでしたわ……いえでも、弟のキラに荒れ狂った感情と性欲を叩きつけられるのも……」
    「……あ、ちょっと意外」
    「え?」
    「ラクスはどっちかというと、誘ってくるところを楽しんでると思ってた」
    「もちろん楽しんでいますが、それは手段ですので」
    「ん……?あ、そういうことか」
    「ええ、私にとって、誘いは手段ですので。それはそれで楽しみますけれども」
    「自分で首輪つけて僕に手綱握らせてくるの好きだよね……」
    「首輪を自分でつけるのも楽しいですが、それはあくまで自発的な動きですので……。
     求めるものは、手綱をひいてくれるご主人様ですわ」

  • 91二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:49:48

    「普段からラクスはイメージプレイをしているんじゃないかなって思い始めた」
    「私はなりたい自分になるため、常日頃から修練しております。
     それはある意味、イメージプレイと言っても差し支えないのかもしれません」
    「僕もそうした方がいいのかな……」
    「それは……必要ありませんわ?」
    「え?」
    「だってキラは、なりたい自分になるために、動いているわけではないでしょう?」
    「……」
    「求める世界がある。守りたい世界がある。そのために、何ができるのか……それが、私の愛するキラ・ヤマトですわ?」
    「すごいねラクス、僕より僕を理解してる」
    「ええ、ラクス・クライン……あるいは、ラクス・ヤマトですので」

  • 92二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:52:49

    「ああ、ラクス曰く、バカップルのシチュエーションがしっくりくる、というか無駄がない、と思ったのはそれだからかな」
    「え……どういうことですか?」
    「あれが、ラクスのなりたいラクスだったんじゃないかなって。あるいは理想の君と僕」
    「……」
    「ラクスはああやって。いつも、少しでも、昨日の君と僕よりも、もう一歩。僕との距離を詰めたいって思ってくれてるんじゃないかなって。思い上がりも甚だしいかな?」
    「では、思いあがったキラ・ヤマトにお聞きしますわ。それを続ければ、いつまでも一緒にいられるでしょうか……?」
    「それだけじゃだめだよ」
    「……何が足りないでしょうか」
    「僕の想い。僕からも君との距離を詰めたいって。そう、思わなきゃね」
    「あ……」
    「理想の世界。なるほどね。そのために何ができるのか……結局僕も、ラクスと同じことしか考えてないと思うけど、ね」

  • 93二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:57:04

    ふたり、いつもより近い距離で。
    いつかいた砂浜で、二人は手をつないでいる。
    昨日よりも、少しだけ近い距離。
    毎日、毎日、同じ距離を保つのではなく、少しでも距離を詰める。
    それが、夫婦の秘訣。
    なぜなら、夫婦の距離が離れるきっかけなど、枚挙にいとまがないのだから。
    なので、息子の嫁の行動を基本二人は許容しているし、むしろ羨ましいものだと感じている。
    ほほえましいというには少し……ほんのちょっと……過激ではあるけれど。
    「とはいえ、あそこまでずっとべったりだと、声もかけづらいと思いませんか?」
    「若いよねぇ」
    「でも言わなきゃいけないので、ハルマさん」
    「うん、お願いするね、カリダさん」
    そして、二人の母は、声をかける。二人の父はそれを見守る。

    ふたりとも、そろそろご飯にしましょう、と。
    そんな声が、ただ見つめあっている二人にかけられた。

    ~Happy End~

  • 94二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 21:08:56

    乙 今回も面白かったです

  • 95二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 21:15:42

    乙です
    エスプレッソ配るか

  • 96二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 01:36:31

    乙でした!

  • 97二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 01:53:23

    ありがとうございます 

  • 98二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 09:29:23

    このレスは削除されています

  • 99二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 19:50:47

    最近読んだ本で上手くいってる夫婦は自分がして欲しい事をはっきり伝えるから馬鹿ップルみたいな会話になるって書いてあってなるほどってなった
    やっぱ自分の欲を相手に伝えるのって大事なんだろうな

  • 100二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 00:27:53

    >>82

    …まさかとは思うけど、昔ハルマ先生はカリダちゃんの担任だったとかそう言う…

  • 101二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 11:56:42

    キラノ先生の新作来てたんか!

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