- 1ゼロ24/06/01(土) 23:12:00
- 2二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:12:35
ついでに先生もな
- 3ゼロ24/06/01(土) 23:13:25
- 4ゼロ24/06/01(土) 23:17:47
続きのSSを書く時間が無いのでホスト規制になる前に維持できないかも…
協力願いたい。 - 5二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:31:23
あげ
- 6二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:42:02
保守
- 7二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 00:03:14
ほ
- 8二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 01:53:50
ほっしゅ
- 9二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 07:10:29
新スレ来てた!
- 10二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 08:48:47
10まで保守
- 11二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 17:18:48
たておつ
- 12二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 21:36:05
おつ
- 13第1部の33/40/15024/06/02(日) 22:44:09
スレ立て乙
…すっかり忘れてたけど、>>1はアビドス高等学校にアリウススクワッドとRABBIT小隊が編入している世界線の物語(*)の発起人でもありましたね。
お久しぶりです、part1の>>162でございます。
…いつから「ゼロ」と名乗ってましたっけ?
(*)
ここだけアビドスに|あにまん掲示板アリウススクワッドとRABBIT小隊が編入している世界線サオリとミヤコのアビドス制服Ver.だが、雑コラですまないbbs.animanch.com - 14ゼロ24/06/02(日) 23:24:03
第1部の192よりSSの続き
https://bbs.animanch.com/board/3278274/?res=192
”あはは、流石カヨコだね”
…このやり取りは…従順とは違う…これは一体…
ミサキ「…従順じゃないなら一体何なの…?」
”どうかした?”
ミサキ「いや、別に…」
カヨコ「…ねえミサキ、誰かの望みを考える、優先するって上下関係じゃなくても出来るんだよ?」
ミサキ「…どういうこと?」
カヨコ「仲間だったり、友達だったり、好きな人だったり、信頼できる相手だったり…
そういう人との間でも誰かの望みを優先したりすることはできる…私は先生の事を信頼しているからさ。
ミサキはどう?あなたとそれが出来るのは上下関係にある人だけだった?」
…それを聞いたとき、私はアリウスに居た時の事を思い出した。
その日、私は訓練でミスを犯した。そのことでアリウスの教官が私に罰を与えると言ったとき
あの人が代わりに罰を受けると言い出したんだ…
錠前サオリ。私の姉とも言える大事な人が。
ミサキ(どうして…どうしてあんなことを言い出したの…?)
サオリ(無意味な苦痛を…お前に強要させたくなかった。前にそう言ってたからな…)
ミサキ(私の…ためってこと…?)
サオリ(当たり前だろう…!!ミサキ、お前は私の仲間だ…仲間のお前が傷つくのは見ていられ…ないッ…)
ミサキ(…意味分かんない。こんなこといつまで続ける気なの?終わりが見えない苦痛を…いつまで…)
サオリ(…それでも、お前が傷つくくらいなら…いっそ私が…)
ミサキ(ッ…)
私はこの時そんなこと二度としないでと言いかけた…だがなぜか言えなかった…
その時思い出したんだ…何度も無意味な世界から消えようとした私を、
その度にこの世界に留めさせてきた時のサオリの顔を、あの目を…。私はその時と同じ顔をサオリに向けていたと思う。
サオリはいつだって私たちのそばに居てくれた。内戦が激化して食料が手に入りづらくなって、
やっとの思いで手に入れた食事は私たちにほとんど分けて、自分の分は後回しだった。
仲間だって、家族だって分かってたはずだったのに…何であんなことを言ったんだろう…無意味な苦痛を私に強要するのかなんて…
- 15ゼロ24/06/02(日) 23:27:47
- 16第1部の33/40/15024/06/03(月) 01:11:28
- 17二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:37:03
このレスは削除されています
- 18ゼロ24/06/03(月) 11:52:39
- 19二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 20:22:50
ほ
- 20ゼロ24/06/03(月) 22:44:41
さて、SSを書かねば。
…今思い返せば、私はサオリのそんな姿をずっと見て来なかったし、全ては虚しいという呪文に囚われて、長い逃亡生活でずっと忘れていた…
サオリ姉さんは私の仲間、家族であると強く感じた日の事を…
カヨコ「ミサキ?」 ミサキ「あっ…カヨコ…うん…いる…と思う。まだよく分からないけど…」
サオリとのことを思い出してもまだ私はしっくり来なかった。分かりそうで分からない…そんな気分だった。
カヨコ「…そっか。それでいいと思う。その人の事を思い出せる限りね。」
ミサキ「…うん。」
”…どうやら2人とも、打ち解けたみたいだね。”
”何があったかは知らないけど…ひとまず安心したよ。”
先生の存在をすっかり忘れていた気がする。そう言えばここに居たんだったな…安心した…か…
ミサキ「先生。」 ”ん?”
ミサキ「昼間は…その、ごめん。色々と…」
”ああ…良いの良いの。大丈夫。確かに最初はビックリしたけど…”
”こうして2人が仲良くしてるの見れたからさ。それで十分私の気は晴れたから。”
ミサキ「そっか…カヨコ、ありがとう。」
カヨコ「…どういたしまして。」
そう言ってカヨコは私の手を弱く握った。最初は危険な女だと思っていた。
けど…何だろう…この人のそばに居ると、凄く安心できるような…そんな気がする。
ミサキ「ねえカヨコ、私のスマホはどうしたの?」
あれから少しして、私はカヨコに気になってたことを聞いた。
話してる途中で気が付いたが私はパジャマに着替えさせられていたようだ。
となると、私の持ち物はスマホも含めてその過程で取り出しているはず。
因みに先生は疲れを癒したいとソファに横たわっている。
確かに時々当番になった時は先生は忙しそうにしてたし、何というか…大変そうだった。
普段あんな感じだと休みを得たいと思うのも無理はないだろう。
カヨコ「ああ…ちょっと待ってて。」
と言うと私の傍を離れて少しすると、白いケースのスマホを持って来た。私のスマホだ。
- 21二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 08:19:20
し
- 22二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 11:57:56
先生の存在をすっかり忘れていた気がする。ミサキがこう思うのちょっと寂しい…けど、交友関係が限られるミサキにとって、いろんな生徒と打ち解ける方がきっとミサキの為になるよな…なんだろう、子離れする親の感じみたいな…子供いないけど…
- 23二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 19:11:24
ゅ
- 24二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 22:34:32
今でもまぁまぁ絆されてるけどここからミサキはどうなるのか、いつか答えられるといいね
関係ないけどミサキの眉ってカヨコに比べたら太いんですね… - 25二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:50:31
ほ
- 26二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 16:14:22
さて、カヨコ
だいぶ打ち解けているようだけど…
ここからどう無自覚に落としていくのか - 27二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 21:15:01
し
- 28二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 06:59:10
保守
- 29二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 16:38:19
保守
- 30ゼロ24/06/06(木) 18:10:59
カヨコ「アンタのスマホってこれでしょ?随分ひび割れてるね。」
と、カヨコは私のスマホを電源を入れたうえで手渡す。残量は29%とあった。
ミサキ「…充電してたの?」
カヨコ「うん。してないとは、言ってなかったでしょ?」
ミサキ「…言われてみれば…」
思い返せば、あの時スマホが充電切れだと言ったらカヨコは私が倒れていた理由として受け取っていた。
それならば充電していないわけじゃないと言えるだろう。
ミサキ「…ありがとう。」
カヨコ「うん。どういたしまして。」
そう言って座るカヨコを横目にパスワードを入れて色々と操作するが、特に動作に問題はないようだ。
ミサキ「ふぅ…」
やることが無くなったなと思い、私はため息をついた。
カヨコ「…暇?」
ミサキ「…まあね。」
カヨコ「まだ私と連絡先交換してないんだからそれは違うでしょ。」
そう言えばそんな話していたな…。
カヨコ「ところで、連絡先の交換の仕方は分かる?」
それを言われて少し私は腹が立った。
ミサキ「…先生や私の仲間と交換した時にやってるから分かる。そんな無知じゃないよ。」
カヨコ「…そう…ごめん。不快にさせちゃったかな…」
ミサキ「…さっさと交換しよう。」
カヨコ「はいはい。」
そうして私たちは連絡先を交換した。
カヨコ「…そうだ。」
…と、何かを思い出したようにカヨコはポケットから何かを取り出す。
カヨコ「私さ、こういう仕事してるの。」
- 31二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 22:46:48
保守
- 32二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 00:37:34
ほ
- 33二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 08:16:58
ほし
- 34二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 17:10:41
ムッてなってるミサキ可愛い
- 35二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 22:27:00
ほ
- 36二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 07:40:28
ほ
- 37二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 09:52:30
ほしゅ。
- 38ゼロ24/06/08(土) 10:12:05
私はそのカードのようなものを受け取ったが、それが何か分からずつい質問する。
カヨコ「名刺って言って、持ち主の連絡先やどこに所属しているかとかの情報が載ってるの。」
ミサキ「それは分かったけど…カヨコって便利屋だったの?」
カヨコ「あれ…知ってた?」
ミサキ「…噂でよく聞く。それに先生がよく話してたから…力になってくれてるとかって。」
カヨコ「…そうなんだ。先生が…」
その話をしたらカヨコは微かな笑みを浮かべた。
ミサキ「…嬉しそうだね。」 カヨコ「先生にそう言われて喜ばない生徒なんていないでしょ。」
ミサキ「…そういう…ものなのかな。」
カヨコ「…」
ミサキ「…何。」 何か残念そうな表情でこちらを見てくるものだから思わずそう返してしまった。
カヨコ「とにかく、何か困った時とかは私や便利屋に連絡して。先生を頼れない時とかはね。」
話をそらしたな…「何」としか言ってないけど。
カヨコ「私たちの出来る範囲なら何でもするからさ。」 ミサキ「…そう言うときがあればね。」
カヨコ「…うん。」
カヨコはまたかすかな笑みを浮かべてそう返した。そんな話をしていたらコンコンと扉を叩く音がした。
”…んっ?”
カヨコ「…誰だろ。ちょっと私が見てくる。」 ミサキ「…」
カヨコはそう言ってノックする音が聞こえた方に向かおうとするが、
急に足を止め、私の方を振り返る…申し訳なさそうな、迷うような顔で。
ミサキ「カヨコ…ゲホッゲホッ…」
気が付くと彼女は私のそばに戻って来た。そして穏やかな表情で言う。
カヨコ「すぐに戻ってくるから心配しないで。先生もそこに居るし。」
ミサキ「…うん。分かった。」
あの時とは違う…そんな風に少し言い聞かせる思いで私はそう答えた。
にしても全然SS上げないせいで保守させてしまっているな俺…申し訳ない。
>>37はちょっと早すぎだけどな。
- 39二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 21:13:48
ミサキって一旦相手を信頼したら絶対重いやろなぁ…
束縛とかじゃなくて黙ってずっと寄り添って離れない感じ - 40ゼロ24/06/08(土) 23:12:39
時間が無いので保守
- 41二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 06:22:19
ほ
- 42第1部の33/40/15024/06/09(日) 13:23:30
- 43二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 18:35:20
し
- 44二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 22:52:27
ゅ
- 45ゼロ24/06/09(日) 23:22:27
- 46ゼロ24/06/09(日) 23:59:39
カヨコが私のそばから離れて少しすると、カヨコと青い羽織の女の話し声が聞こえてきた。
ここからは良く聞こえないが…すると、2人の話し声がだんだんこっちに近づいてくるような気がした。
”キキョウだったんだね。それはミサキの?”
キキョウ「うん。熱だって言うから真っ先に作った…先生はどうしたの?」
”私は休憩中。” ”今日はキキョウたちのおかげで久しぶりに休憩できたよ…ありがとうッ…!!”
カヨコ「…どういたしまして。」
キキョウ「ホントにシャーレの仕事って大変なんだね…」
先生たちと会話しているのか…青い羽織の女は私に何か持って来たようだ。
…そういえば、私の食事を作るって言ってたっけ…彼女もカヨコと同じなのかな…それとも…
キキョウ「そうだった…けど私じゃちょっとな…」
カヨコ「…気まずい?ミサキと顔合わせるの。」
キキョウ「…まあ、一応…ね。あんなことがあった後だし…何て言えばいいか…」 彼女もカヨコと同じか…
ミサキ「…私とケンカしたこと気にしてるの?それだったら謝らなくていいよ。」
キキョウ「…は?…コホンッ…起きてたんだ。」
驚くような声を零しつつ彼女はそう返した。
カヨコ「…キキョウ、ミサキもこう言ってるわけだしアンタが夕飯渡して良いと思うよ。
…というか、絶対そうした方が良いと思う。多分アンタとミサキは気が合うと思うからさ。」
キキョウ「…そう?」
ミサキ「…」
気が合う…?また訳の分からないことを…大体それに何の意味があるんだろうか…
”良いんじゃないかな?” カヨコの提案に先生も賛同した。
”さっき、2人とカズサに仲良くしてほしいって言ったでしょ?”
”そこにミサキが居ればさ、ミサキにも同じようにお願いしようかなと思ってたんだ。”
そんな話をしてたのか…という事は、先生からの命令として受け取っておくべきかな…だけど
仲良く…?やっぱりまだ理解できない…どうやったらその命令を達成できるんだろう…
キキョウ「…先生、さては最初からそれが目的だったんじゃないの?」 ”えっ?”
キキョウ「そのために私たちの罪悪感を利用した…違う?」 ”い、いやそんなつもりは…!”
キキョウ「…なんてね。冗談だよ。いくらいい性格した先生でもそんなことをする意味は薄いだろうし。」
- 47二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 04:23:19
いい、すごくいい
- 48二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 12:38:12
ほ
- 49二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 17:04:04
し
- 50二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 20:52:24
ゅ
- 51二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 20:52:29
ゅ
- 52ゼロ24/06/10(月) 23:50:44
”あとはミサキの答えが聞ければ話がつくんだけど…ミサキはどうしたい?”
先生は私の意思を確認する。生徒たちには仲良くしてほしいと言っても、
そこは自分のわがままを押し通すんじゃなく、あくまでも生徒の意思を最優先に考える…
先生らしい話だが、私は…
ミサキ「…好きにすれば。私がアンタを嫌おうがそんな事に意味は無いしね。」
キキョウと言ったか…彼女の方に向き直って私はそう答えた。
キキョウ「…そう…改めて、私は桐生キキョウ…あんたは?」
ミサキ「…戒野ミサキ…。」 キキョウ「ミサキね…これからよろしく。」
カヨコ「…良い感じじゃない?(小声)」
”うん、分かる。良いよねあの感じ…だけど…”
そう言いつつキキョウは握手をかわそうとする。が、私は黙ったままだった。
一方先生とカヨコは何やらこっちを見ながら小声で会話している。何してるんだろあの2人…
キキョウ「…ごめん。嫌だったかな?」
それを見てキキョウは、私が彼女と握手するのが嫌なんじゃないかと思ったのか、手を引いた。
ミサキ「…いや、別に。何の意味があるのかなって…あと、先生とカヨコがこっちを見てるのが気になって。」
先生&カヨコ「あっ…」
2人は私がそう言ったのを聞いて離れる。
”じゃ、邪魔だった?”
ミサキ「いや、別に…」
”2人が仲良く出来そうなタイミングの邪魔になっちゃダメだしな…” ”よし!じゃあ邪魔者は退散するよ!”
キキョウ「え?いや、そんな事しなくてⅿ」
カヨコ「先生、それならカズサを手伝いに行ったら?私はここに残るからさ。」
”そうだね!それが良い!” ”じゃあまた来るよ!何かあったらカヨコを頼ってね!”
キキョウ「せ、先生…!」
そう言うと先生は電光石火のように休憩室を出て行った。
カヨコ「私も音楽でも聴こうかな。何かあったら言ってね。」 キキョウ「カヨコ…」
カヨコ「あ、そういえば先生が持って来たスポーツドリンクがあるから、それをミサキに飲ませてあげて。」
ミサキ「…」
- 53二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 07:09:58
保守
- 54二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 13:30:56
ほ
- 55二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 20:15:25
し
- 56第1部の33/40/15024/06/12(水) 07:11:03
他のスレで似たようなコテハンを見かけて「あっ、アイツここでもコメントしてら」と思った時もあるのでしょうか?
- 57二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 07:39:16
先生とカヨコが愛猫家同士みたいになってる
- 58二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 17:04:28
保守
- 59二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 22:22:52
ゅ
- 60二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 07:29:48
このレスは削除されています
- 61二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 17:01:34
た
- 62ゼロ24/06/13(木) 19:46:45
キキョウ「…」
こうして先生が出ていきカヨコも黙ってしまった…
私たちは何もしゃべることが無く…なんというか…気まずい。
そもそも私は何か話す気にはならないのだが…そんな感じでただただ沈黙がそこにはあった。
キキョウ「…とりあえず。」
沈黙を破ったのはやはりキキョウだった。私が何も話す気にならないから当然の流れである。
そしてキキョウは私から見てベッドの左側にまわってさっきまでカヨコが座っていた椅子に座り、
キャビネットに持っていた盆を置く。
キキョウ「晩御飯、食べよっか。」
ミサキ「…分かった。」
キキョウは私がそう言うと盆に乗った小鍋のふたを開ける。中にあるのは雑炊のようだ。
するとキキョウはそばにあった茶碗に雑炊を盛りつけたかと思ったら、
スプーンでそれをすくって私に差し出し、こう言った。
キキョウ「はい。口開けて。」
ミサキ「…は?」
それを見て聞いて私はたちまち顔が熱くなり、同時に腹が立つのを感じた。
キキョウ「…どうしたの?」
ミサキ「何?私のこと子ども扱いしてるの?」
キキョウ「えっ…?あっ!?」
そう言われてキキョウは差し出したスプーンを茶碗に置いた。
前にも先生と似たようなことがあったが、まさかここまで同じようなことが起きるとは…最悪だ。
ミサキ「最悪…ほんとnゴホッゴホッ!!」
キキョウ「大丈夫?」
ミサキ「うるさい…ゴホッ…こういうのやめてよホントに。」
キキョウ「ご、ごめん…ついいつもの癖で…」
ミサキ「いつもこんなことしてるの…?はぁ…」
- 63二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 20:46:20
見てるぜ最高だ
- 64二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 04:10:06
まぁミサキは庇護欲をそそる雰囲気してるし…
- 65二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 13:04:25
い
- 66二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 17:05:41
あーんって言ってほしい
- 67二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 22:42:42
き
- 68二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 08:00:59
保守
- 69二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 16:04:17
ほ
- 70二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 22:43:38
し
- 71ゼロ24/06/15(土) 22:51:55
>>52 キキョウ「…本当ごめん…でも、あんたもそう言う風に反抗できるんだね。」
ミサキ「…悪い?」
キキョウ「いや?むしろ安心したよ。」
安心…?…キキョウまで訳の分からないことを言い出し始めた。
ミサキ「…訳分かんない…何でそれで安心するの?」
キキョウ「…何て言えばいいのかな…いや、気にしないで。」
ミサキ「はあ…?はぁ…」
キキョウ「それより、食事まだなんでしょ?ほら、食べなよ。」
キキョウは茶碗に雑炊をよそってスプーンと一緒に差し出した。
ミサキ「別にが空腹なわけじゃn…」
と私がそう言おうとしたときそれを遮るようにして私も腹が鳴った…
キキョウ「…」
キキョウはそれを聞いて呆気にとられたかのような顔をしつつ笑いをこらえている。
ミサキ「…最悪…」
キキョウ「フフッ、体は正直みたいだね。」
ミサキ「うるさい。大体もともと食べるつもりだったし。」
キキョウ「はいはい。そういうことにしといてあげるよ。」
ミサキ「はあ…」
と私は雑炊をスプーンですくい、一口目を食べようとして手を止めた。
キキョウ「…どうしたの?」
- 72第1部の33/40/15024/06/16(日) 08:05:32
- 73二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 11:43:28
あーホントに…ホントにッッ!!!(尊死)
- 74二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 22:16:00
死守
- 75二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 07:48:47
保守
- 76二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 16:33:01
保守
- 77二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 22:21:46
ほ
- 78ゼロ24/06/18(火) 00:59:51
ミサキ「…いただきます。」
忘れるところだった。食事の時は食べ始めの時はいただきます、食べ終わりの時はごちそうさまでした、
とそう言うのを。それを思い出して私は手を止めていただきますと言ったのだ。
そして私はその一口目を口に運ぶ。そうして舌の上にけっこう熱い感覚が広がった。
ミサキ「熱っ…はっ、ふっ…」
割と熱かった。口の中で冷やそうとしつつなんとか飲み込むと、
私はキキョウがこちらを凝視しているのに気づいた。
ミサキ「…何?じっと見つめて…」
キキョウ「…いや、いただきますを言うために手を止めたのかって思って…」
ミサキ「…先生と前に食事をした時、食べ始めるときはそうするんだって言われて…」
キキョウ「…先生に教えられたんだね。」
ミサキ「うん。」
私がそう答えるとキキョウは複雑そうな表情をした後、かすかな笑顔を浮かべてこう言った。
キキョウ「そっか…ミサキはしっかりしてて偉いね。」
ミサキ「な、何急に…」
キキョウ「単純にそう思っただけだよ。」
ミサキ「…変な人…」
キキョウ「…フフッ…そうかもね。」
先生やカヨコと同じでキキョウも変な人だ…そしてそういう人たちと一緒に居るときの
この妙にイライラする感情…何なんだろうか…そんなことを考えてるうちに私は雑炊を食べ終わった。
ミサキ「ごちそうさま。」
キキョウ「おそまつさま…食べた感想は?」 ミサキ「…感想?」
キキョウ「うん、味とか食感の感想。それがあれば聞きたいなって。」
ミサキ「別に何も…食べ物なんて、飲み込めば全部一緒でしょ。」
昔から変わらない考えだ。腹を満たせれば十分、私にとって食べ物って言うのはただ生きるために必要ってだけだったから…
キキョウ「…そう。」
- 79二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 01:59:16
食べさせるの尊い
- 80二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 08:51:07
ほ
- 81二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 17:54:43
し
- 82二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 00:16:34
ゅ授業部
- 83二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 07:48:40
ほ
- 84二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 16:54:51
し
- 85二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 16:56:06
の
- 86二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 22:40:09
ゆ
- 87ゼロ24/06/19(水) 23:39:28
今日は続きが書けそうにないので申し訳ないがここで保守
- 88二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 07:51:07
め
- 89二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 17:31:35
ミサキがこういう当たり前のことやってるだけなのになんか胸に来るものがあるなぁ
- 90二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 20:14:00
ほ
- 91ゼロ24/06/20(木) 23:54:21
- 92ゼロ24/06/20(木) 23:55:35
- 93二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 06:05:29
気長に落とさないようにしとくよ
- 94二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 16:08:36
このレスは削除されています
- 95二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 16:08:39
し
- 96二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:41:56
の
- 97二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 07:38:17
ほし
- 98二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 11:20:05
のか
- 99二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 17:13:51
ほ
- 100二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 17:15:32
しゅう
- 101二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:55:00
じ
- 102ゼロ24/06/23(日) 08:56:45
今日の夕方過ぎにはSS投下する予定。申し訳ないがもうしばらく待ってくれ。
- 103ゼロ24/06/23(日) 20:45:16
ミサキ「はあ…雰囲気を悪くするつもりは無かったんだけどな…」
枕にドサッと倒れこみつつそう呟いた。こういう気分は初めてだ…胸の奥に何かが詰まるような…
そういう嫌な気分が私の思考を覆いつくしている。
カヨコ「…だったら、その気持ちを伝えたら?」
気づいたら傍らにカヨコが立っていた。
ミサキ「…盗み聞きしてたの?まあ、別にいいけど。」
カヨコ「…ねえミサキ、アンタ今色々考え込んでるみたいだけど…アンタはどうしたいの?」
どうしたい…か…なぜだろうか、普段だったらそう言うのは良く分からないと言ってただろうけど今は…
ミサキ「キキョウ、さっき私に晩御飯の感想を聞いて来たんだけど…その時私は別に何もって言ったの。
だから…謝りたい。キキョウの気分を害するつもりは無かったってそう言いたい。」
カヨコ「…そっか。じゃあ、その気持ち今私に言ったようにキキョウに伝えなよ。」
さっきもそう言ってたな…
ミサキ「伝えるって…それに意味はあるの?いや、それ以上にさ…キキョウが私の言う事を聞こうとしなかったら?ただ虚しいだけじゃないの…?」
…キキョウが私の言う事を聞かなかったら…私の気持ちを伝えたところで何も変わらなかったら…何というか…怖い。
これほどまでに虚しさを恐れたのはいつぶりだろうか…しかし、
カヨコ「あるよ。十分にね。」
カヨコは私のそんな思いに真っすぐと答えた。
ミサキ「…どうしてそう言い切れるの?」
カヨコ「気持ちってさ…ちゃんとありのままに言葉にすれば伝わるものだよ。ミサキが思ってる以上にね。
ずっと伝えないままにする方がよくないと思うんだ。どんな場所でも心を言葉にするって本当に大事だって。」
ミサキ「…」
時々先生もそう言ってたっけ。改めて実感したとかなんとかって…
カヨコ「それに、キキョウはミサキの言う事を聞かないなんてことは絶対にしないよ。私が保証する。」
ミサキ「そう…かな…」
カヨコ「うん。絶対にね。だからやってみな?騙されたと思ってさ。」
ミサキ「…分かった。やってみる。」
私がそう答えると、カヨコは笑って返した。
カヨコ「うん。その意気だよ。」
- 104二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 03:48:18
し
- 105二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 07:51:05
このレスは削除されています
- 106二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 13:09:36
保守
- 107二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:06:45
の
- 108二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:16:36
このレスは削除されています
- 109ゼロ24/06/24(月) 23:47:55
ここから再びキキョウ視点
キキョウ「はあ…」
私はさっきミサキが食べ終わった晩御飯を片付けに調理室に向かっていた。
そこでさっきミサキにその晩御飯の感想を聞いたところ…
ミサキ(別に何も…食べ物なんて、飲み込めば全部一緒でしょ。)
…そう返されたのだ。料理を作った側としては何とも落ち込む話である…
キキョウ「分かってても結構傷つくな…飲み込めば全部同じか…」
そう、分かっていても。私は彼女の事を全て分かった気になっているわけではない。
しかし、今日の彼女を見ていると気になることがいくつもあった。
威圧され正座し、怯える様子、そしてその相手から逃げようとする行動、
何もかも無意味だと、自暴自棄に見える振る舞い…そして…腕に残るたくさんの切り傷…
戒野ミサキ…恐らく彼女は虐待を受けてきたんだろう…それも幼いころからずっと…
食事だって生きるための作業に過ぎないと認識している様子なのもそれが理由なのかもしれない。
あのような人格が形成されるには、”それほどの経験”が無ければ説明がつかない。
1つ分かったことはミサキは”それほどの経験をしてきた”という事だ。
キキョウ「…それが分かってたなら、感想を聞くのは余計だったかな…」
もしかしたらあの子のトラウマを抉ったかもしれないし…余計なこと考えさせるより
あの子の一挙手一投足をひたすら肯定することに徹しておくべきだったかもしれない。
キキョウ「はあ…」
…私は似たような状況の人物が後輩であることもあってミサキの事がとても気になった。
だからこそここまで落ち込んだのかもしれないな…
「なーに辛気臭い顔してるんですか?キキョウさん。」
キキョウ「え?…カズサ…」
- 110二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 08:07:45
お、猫達の仲が良くなってる
- 111二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 18:21:35
このレスは削除されています
- 112二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:00:49
このレスは削除されています
- 113二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:51:03
ほ
- 114二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 17:20:08
し
- 115二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 17:41:01
素晴らしいSSだ…ゆっくりで構わないので…待っていますよ……
- 116二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 23:05:34
ゅ
- 117二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 06:36:23
ほ
- 118ゼロ24/06/27(木) 14:14:41
カズサ「…それ、ミサキの晩御飯ですよね。残さず食べてあるってことは、キキョウさんの予想はハズレってことか…」
キキョウ「まあね…」
実は、私はミサキが晩御飯を完食しないのではと思っていた。私たちへの反発心は少なからずあるだろうから。
ミサキの晩御飯が出来た時その話をカズサとしていたのだ。まあ、とにかく持って行かない事にはどうしようも無いという
カズサの意見を受けて私はミサキに晩御飯を持って行ったのだ…結果はあんな感じだったが。
カズサ「なのに何でそんなに落ち込んでるんです?完食したなら…あ、もしかして…」
キキョウ「…まあ、お察しの通りかな。まあそこまで酷い言われ様じゃなかったけど。」
どうやらカズサはミサキの感想を察したようだった。ミサキのフォローをしつつそう返す。
カズサ「…何て言われたんですか?」
キキョウ「…何も感じなかったみたい。飲み込めば食べ物はどれも同じだってさ。」
カズサ「ッ…なるほど…キッツ…」
キキョウ「…まあそう言う事。…はぁ、私…余計なこと言っちゃったかな…」
カズサ「余計な事?」
キキョウ「…うん。実は感想を聞いたのは私なんだけどさ、それが余計だったかなって。
ああいう手合いは…昔色々あったタイプだと思う。そういう子に言う言葉は選ばないといけないからね。
…場合によっては、トラウマを抉るかも知れないから。だから余計だったかもって思って…」
私はミサキに対する考え方をはっきりとは言わずにカズサに答えた。
カズサ「…なんだか私と似てるなぁ…でも、きっとミサキさんは私よりも…」
と、ボソッとカズサが何かつぶやいていた。似ているとは…?
キキョウ「どうしたの?」
カズサ「…いや、何でもないです。それより…私の考えですけど…」
キキョウ「何?」
- 119二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:55:43
猫たちは仲良くなってる…よかった
ミサキが成長してる…よかった
ああもう全員娘でいいんじゃないかな - 120二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 03:42:50
気が早いが保守
- 121二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 10:08:19
保守
- 122二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 16:17:27
仲良しが一番や…
- 123二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 00:41:11
- 124二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:41:37
保守
- 125二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 18:33:10
ここからどう展開していくのか
- 126ゼロ24/06/29(土) 22:48:56
カズサ「こういう時、話を自己完結させちゃいけない…らしいですよ?」
キキョウ「…らしい?頼りないね…」
カズサ「…はいはい頼りなくてすいませんでしたー…じゃなくて…本当に自己完結させるのは良くないみたいなんです。
私もついこの前そのせいで友達の事で失敗したし、その前には同じ理由で散々な目に遭ったし…。
まあそれは起こるべくして起こったようなものだけど…(小声)」
キキョウ「え?何?」
カズサ「あっいや!とにかく…きちんと話さないと、私みたいになっちゃうのかなって…そう言う話です。」
キキョウ「自己完結せず、きちんと話す…か。」
思えば、あの人も何も言わずに私たちのもとを去って行ったっけ…
もしかしたら…そのせいであの人も苦しんでいたのかも…きっとそうでしょ?ナグサ先輩…
キキョウ「…よし、じゃあそうしてみるかな…ありがとカズサ。やるじゃんあんたも。」
カズサ「ふふっ、じゃあキキョウさんは私に借りが出来たってことで♪」
キキョウ「はぁ~?調子乗んなッ!」
と私はカズサを方で小突く。
カズサ「うわっと…ってか、食器下げるところだったんじゃ…」
キキョウ「…そういえばそうだったね…じゃ、また後で。」
カズサ「はーい♪」
そう言って私は食器を料理室に下げに行った。
俺的にカズサとキキョウは軽口叩き合う悪友って感じが一番良いと思う()
普通に仲がいいのもええけど、悪友ってのもよくない?
- 127第1部の33/40/15024/06/30(日) 08:45:03
> 俺的にカズサとキキョウは軽口叩き合う悪友って感じが一番良いと思う()
>普通に仲がいいのもええけど、悪友ってのもよくない?
アリだな!
- 128二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 19:03:56
たいき
- 129二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:05:15
あ
- 130二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 07:00:44
ず
- 131二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 12:05:57
に
- 132二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 19:25:37
し
- 133二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 04:58:35
おもおも勢が仲が良いのは先生に取っちゃ嬉しいだろうな
- 134二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 15:17:38
ゆ
- 135二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 19:01:09
ほーしゅ
- 136二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:07:43
続いていたとは!念のため保守
- 137二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 05:29:36
ここから冒頭の様子になるまでにはあと幾つパーフェクトコミュニケーションでクリティカル出せばいいんだろう
- 138二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 09:25:04
じっくり待てばいいさ
- 139二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 19:14:16
ほ
- 140二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 06:36:33
し
- 141二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 16:17:40
次はミサキとキキョウが話すターンになるかな
ミサキは謝って、キキョウは話ができたらいいね
楽しみに待ってます - 142二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 19:52:08
の
- 143二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:22:28
臨
- 144二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:54:43
界
- 145二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 13:44:33
保守
- 146二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 17:11:12
保占守
- 147二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:24:43
ほ
- 148二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 08:26:46
音沙汰がないのじぇ
- 149ゼロ24/07/06(土) 15:51:39
お待たせッ!!!!!1週間越しの更新にも拘わらずまだ残ってて嬉しい…みんなありがとう!!
そして申し訳ない!!!待っててくれたスレ民のためにも頑張らせていただきます。
そうして私は食洗器に食器を入れ、晩御飯の下ごしらえを済ませる。
晩御飯と言うのは、もう忘れられてしまったかもしれないが、肉じゃがの事だ。
カヨコがこれを作るつもりだったというので、レシピを貰いカズサと一緒に作るところだった…
…?忘れられてしまった…?いったい誰に?…とにかく、作るのに結構時間をかけることになりそうだったので
ミサキのいる休憩室に戻ろうと調理室を出ようとしたちょうどその時、カズサが入ってきた。
カズサ「あ、キキョウさん…ミサキのところに行く感じですか?」
キキョウ「うん…それで先に肉じゃが作っておいてくれる?またちょっと待たせることになっちゃうけど良いよね?」
カズサ「その言い方なんかちょっとムカつくかなぁ…まあ、全然いいけどw…用事が出来たんで、それを先に済ませてからにします。」
用事…?そんなに時間がかからないと良いが…
キキョウ「…どれくらいで戻れそう?」
カズサ「うーん…まあ、5分くらいかな…?シャーレのビルの外に出るわけじゃないので。」
キキョウ「なら良かった。行ってくるよ。」
そうして今度こそ調理室を出ようとする私だったが…
カズサ「…キキョウさん。」
ドアに手をかけようとしてカズサに呼び止められた。テンポを崩された感じで気分のいいものでは無いがそこは我慢してカズサに返答した。
キキョウ「…何?」
カズサ「ミサキさんの事、よろしくお願いしますね。私の言えた話じゃないけど、
さっきのキキョウさんの話もあってなんだかあの人の事が気になってしょうがないんです。」
…やっぱり私たちは似た者同士なのかもしれない。
キキョウ「…そっか。良いね…因みに、何を持ってくるの?」
カズサ「それは…◯◯◯◯、です。」 キキョウ「…うーん…それは効果あるのかな…」
カズサ「やって見なきゃわかりませんよ。それも初めての体験だからこそ…まあまだ何にするかは決まってませんけど…」
- 150二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:09:06
最高
保守 - 151第1部の33/40/15024/07/07(日) 07:54:12
シャーレのビル内で調達できる4文字の物…何だろう…?
- 152二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 09:11:13
おお、更新だ
カズサだしお菓子かな? - 153二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 17:37:51
シャーレにおいてそうなもので、複数人で使いそうなもので、いくつか使い方がありそうないい方で、四文字のもの。なんだろうか
- 154二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:06:14
ほ
- 155二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:27:04
スイーツ?
- 156二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 11:00:41
ゲーム……トランプとか……?
ミサキって案外好きそう - 157二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 11:01:24
このレスは削除されています
- 158二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 19:38:17
「ゲーム」ってどこで言及してたんですか?
- 159ゼロ24/07/08(月) 23:45:18
キキョウ「…それもそうだね。そっちは頼んだよ。あんたそう言うの詳しそうだし。」
カズサ「任せてください!じゃ!」
そう言ってカズサと一旦別れた。
キキョウ「…私も行こう。」
と、私は休憩室に足を進め…扉を開く。
キキョウ「ただいま。」
カヨコ「お帰り。待ってたよ。」
すごく良い笑顔をしながらカヨコは私を迎える…
キキョウ「…あんたが?」 カヨコ「ううん、私よりミサキが。」 キキョウ「ミサキが?」
そう聞き返すとカヨコはうなづいた。
カヨコ「ミサキ、キキョウ帰って来たよ…行ってあげて。」
キキョウ「う、うん…」
カヨコに促され私はミサキのベッドへ。
ミサキ「…お帰り。」
上目遣いでそう言うミサキだった…少し、可愛いかも…
キキョウ「…ただいま。」
ミサキ「…話したいことがあるの。お願い…良い?」
キキョウ「…もちろん。私もミサキの話が聞きたい。だから話して。」
ミサキ「…うん…」
そこから長い沈黙があった。ミサキも私の反応が怖いのだろう。
そう思ってミサキにそういうことを怖がらなくていい…と言おうとしたが…
ミサキ「さっきは…!…ごめん。」 キキョウ「…」
ミサキ「…あんな風に…雰囲気を悪くするつもりは無かったの。」 キキョウ「うん。」
ミサキ「きっと…すごく嫌な気分だったと思う。」 キキョウ「そう…」
ミサキ「だからごめん…本当に…」
キキョウ「…」
- 160二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 06:52:32
ほ
- 161二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:47:52
ミサキはかわいいなぁ
- 162二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 16:14:21
このレスは削除されています
- 163二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 20:11:18
ほしゅ
- 164二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 05:31:20
上目遣いのミサキとか姉心擽られる
- 165二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 10:04:46
(・∀・)ニヤニヤ
- 166二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 19:03:46
ミサキって身長163cmで比較的高身長なのに、こう精神的に小ささを感じるのが良いよね…
- 167二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 23:42:47
ホシュ
- 168二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 07:51:44
ほ
- 169二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 18:55:46
hosyu
- 170二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 05:14:27
このレスは削除されています
- 171二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 09:31:13
ここにアル、レイサ、ユカリ、ヒヨリをぶち込みたい
- 172二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 18:50:17
ほしゅ
- 173二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 02:47:53
お祭り騒ぎ
- 174二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 10:11:05
ホシュ
- 175二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 16:41:12
ほ
- 176二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:49:27
ほ
- 177二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 08:33:20
このレスは削除されています
- 178二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 13:47:00
ち
- 179二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 14:30:08
ほし
- 180二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 20:02:09
まだだ…!
- 181二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:18:26
俺達は待ち続ける
- 182ゼロ24/07/14(日) 23:33:31
キキョウ「うん…大丈夫。むしろ私こそごめん。味の感想なんて余計な事聞いて…」
ミサキ「そんなことは…」
キキョウ「いや、こういう質問って相手の気分を害することもあるから…本当にごめん。」
ミサキ「…違う。」
…違う?
ミサキ「不快だったわけじゃないよ…私はああいうの、慣れてなくて…味の感想を聞かれたこと、あんまりなかったから…」
キキョウ「だから…何も感じないって答えたの?」
ミサキ「…うん。でも、あれは本当にそう思っていったわけじゃない。いつもだったらそう答えてただろうけど…
今日は…良かった。」
キキョウ「…そっか…美味しかったんだね。」
ミサキ「うん…多分、そう…」
キキョウ「…良かった。ミサキは偉いね。」
ミサキ「…?何で?」
キキョウ「だって、自分の間違いを認めて謝ることが出来たし、本当の気持ちを言おうってさ、勇気を出せたじゃん。」
ミサキ「…こんなことで?」
キキョウ「…意外とできることじゃないんだよ。それが出来たミサキは偉い。」
…そう。意外とできることじゃない。先輩もそうだった。ミサキみたいに、中々本当の気持ちを言い出せずにいたんだっけ。
ミサキ「…訳わかんない…」
キキョウ「まあ、いずれ分かるようになるよ…あ…」
と、私はそばにある時計を見てそう言った。さっき入って来てから10分も経っていたようだ。
- 183二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 06:58:05
とりあえず仲直りできてよかった
- 184二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 14:00:22
ほ
- 185二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:21:47
ほしゅ
- 186二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:18:08
尊い
- 187二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 09:22:22
- 188二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 09:32:50
ちゃんと登場キャラの出来事を踏襲してるのが本当に良い
- 189二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 17:09:51
ホ〜〜ッシュッシュッシュ〜〜
- 190二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:11:56
- 191二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:02:11
そろそろ次スレかな?
- 192二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 07:15:08
そろそろ次スレのお時間
- 193二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 16:57:55
様子のおかしい人です。
- 194二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:39:09
透明だ気分がいい
- 195二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:30:30
このレスは削除されています
- 196二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:49:16
例のスレが消えてる…
このままでは…主!スレ主!応答を!こちら保守民
次スレをお願いします! - 197二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:13:17
このレスは削除されています
- 198二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:13:27
このレスは削除されています
- 199二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:13:37
このレスは削除されています
- 200二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:13:47
このレスは削除されています