これは何ですか?

  • 1二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:22:08

    この子達はお化けが怖いらしくって、怖がってここの牢に入ったきり何を言っても出てこなくて困ってるんです
    「お化けに襲われてできた」っていうケガの治療もさせてくれなくて・・・
    どうやらこの牢は、村の中では一番お化けに襲われにくい場所らしいんですね

    お兄さんはお化け退治のプロなんでしょう?
    この子達をプロの目線で説得して頂けませんか?

  • 2二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:22:50

    平和な世界

  • 3二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:24:44

    夏油「次の瞬間、祓ったはずの呪霊が復活して大暴れしました
    牢があった建物以外の場所が吹っ飛んで、多数の村人が一瞬でなくなりました
    呪霊の縛りらしく、私の実力でもどうしようもありませんでした」

    夜蛾「……」

  • 4二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:28:02

    >>3

    五条「は……?」


    夜蛾「何度も言わせるな

    傑が嵌められた上に手も足も出なかった呪霊だからな、お前の仕事だ」

  • 5二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:29:37

    >>4

    五条「それは分かってるんだよ!傑の心はどうなるんだよ!?」

  • 6二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:32:55

    >>5

    夜蛾「その双子の女児と、たまたま傑を案内するため同じ建物にいて難を逃れた成人の村人2人と共に、カウンセリングを受けている状態だ

    今すぐには戦力にならんだろう

    悟、お前が行くしかないんだ」

  • 7二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:37:28

    >>6

    五条「─────っ!(俺にできることはないのかよ!こう何かあるだろう!)」

  • 8二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:43:01

    このレスは削除されています

  • 9二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:44:04

    夏油「すまないね悟、見舞いに来てくれてありがとう
    あの呪霊を祓いに行くんだろう? あの呪霊の術式は、呪力を無効化する効果のある暴風・・・だと思う
    あの牢があった建物内は少しも手を出してこなかった、何かの縛りだろう
    建物外に呪霊を出した瞬間、片っ端から呪力を打ち消す暴風で薙ぎ払ってきた
    手持ちが9割近く削られたよ・・・、君の無限も無効化してくるかもしれない」

  • 10二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:49:15

    (おっと、>>9>>7さん宛な。安価が抜けてた・・・)

  • 11二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:56:10

    >>2

    そりゃー確かに そ の 時 ま で は 平 和 だったろうね

  • 12二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:58:33

    >>9

    五条「お、そうか(割と元気そうか?)

       傑が無事ならそれはそれで...ところで頭に縫い目があるが大丈夫か?硝子はなんて言ってたんだ?」


    夏油「ああ...心配無用だよ。少し脳に重傷を負ってしまってね...この縫い目はかろうじて残った呪霊の能力でね。この縫   い目を見せることを縛りに脳を完全に治したんだ。だから全く大丈夫だよ悟。」


    五条「そ、そうか...(何か違和感?...いや気のせいか...)」

  • 13二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 00:02:04

    >>10

    (了解してます!ちょっと展開をどうしようかと考えてたので少し長くなりました)

  • 14スレ主24/06/18(火) 00:05:23

    >>12

    五条「(双子や生き残った村人からの目撃証言…聞く意味ねえよなあ素人だし)

    せんせー、傑の言った通りだと俺の術式でもヤバいかもしれねぇ

    まず実家の忌庫とか資料庫で何か役立つ方法無いか探してみるわ」


    >>13どうも

    スレ主=>>3=>>4=>>6=>>9=>>10です

    まさかリレーで続けて下さる方がいるとは思わず・・・

    今日はこの辺で失礼します おやすみなさい)

  • 15二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 00:10:57

    >>14おやすみです。一応>>5>>7>>12です。多分3点リーダーで区別がつくかなと...展開思いついたら続けさせていただきます。ありがとうございます。)

  • 16二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 00:21:28

    縫い目?妙だな...wkwk

  • 17二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 02:00:42

    >>14

    ~五条家の資料庫にて~

    五条「過去の呪霊の記録が載ってたやつがあったはずだから...うーんとここらへんかな?......おっあったあったって結構量あるな。ま、地道に探ってくか」


    (約2時間後)

    五条「あっ似たようなのがあるな。しかも海外産じゃねえか。ってかなんで南米の呪霊がこっちに来てんだよ......ま、その考察は祓った後で良いか。

    えーと何々...『夜風を支配して片足にある黒曜石の鏡によって未来予知して攻撃してくる』か。しかも記録によると結構な戦闘狂だなこりゃ。となると未来予知される前に片足ぶっちぎってボコボコにすりゃいい感じか?ま、未来予知つっても範囲があるだろうし初手未来予知の範囲外から攻撃したタイミングで片足ぶっ潰せばいいかな。」


    五条「あっそうだ、ちょうどいいしついでに傑の縛りの呪霊も調べとくか。今までの中には無かったしあともうちょっとの中にあるかな」


    (約15分後)

    五条「うーんなかったな。最近現れた感じの新しい感じの呪霊ってことかな。多分傑が単独任務で捕まえた呪霊とかそんなところだろ。なんにせよこれで対策は大体できたかな。忌庫にあるものも特に必要そうなものは......一応気配殺す呪符持ってくか。伊地知に練習がてら結界張りやらせて不意打ちすりゃ成功率も上がるだろうしな」


    一方高専にいた学生伊地知「ヘックショイ‼あ~何か寒気した~(ブルッ」

  • 18スレ主24/06/18(火) 07:56:04

    >>17

    RRR・・・


    五条「(お、せんせーから電話だ)もしもしー? せんせー俺に何か話?」


    夜蛾「悟、できればでいいんだが早めに跋除に向かってくれないか?

    上層部の方々がな、『いくら辺鄙な村といえ、夏油でも実力が及ばなかった呪霊を長時間放置するのは好ましくない』と言ってきた」


    五条「へー、りょーかい」



    (おはよーございます。ホスト規制が無ければスレ主は昼に出没できる予定です)

  • 19二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 12:50:51

    >>18

    五条「んじゃま、さっさと高専行って伊地知拾って祓ってきますか、と」


    ~高専にて~

    五条「伊地知は~伊地知は~どこだ~あ、いた」

    伊地知「へ?」

    夜蛾「何をしている悟。早くにん」

    五条「せんせー伊地知借りてくわ。大丈夫ですってちゃんと帳も下ろすから。じゃ行ってきまーす!」(バシュッ

    夜蛾「悟!はあ全く...」


    ~移動後~

    五条「よし到着。だいたいここらへんで良いか

       (傑の話だと近隣住民はいないはず...あそこに一際馬鹿でかい呪力が見えてるしここで合ってるか)」

    伊地知「いきなり何なんです!?しかもこんな辺鄙なところに...」

    五条「今からお前に帳下ろすのと結界張りをやってもらう。この結界張りはこの気配を隠す呪符を使ってな、呪詞は『─────────、──────』だ。しっかり頼む。あ、ちなみに拒否権は無し。」

    伊地知「えー...まあやり方は分かりましたが、何故私を?」

    五条「俺が術師諦めさせて補助監督やらせてるからな。これくらいはやってもらわないと」

    伊地知「答えになってるようななってないような...」

    五条「ん?」

    伊地知「ヒィ!やりますやりますから!...はあ......

        『闇より出でて闇より黒く、その汚れを禊ぎ祓え』、と『─────────、──────』」


    五条「九綱 偏光 烏と声明 表裏の間 虚式『茈』」


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


    五条「速さに指向性を絞ったからカウンターやアイツ(甚爾)じゃない限り避けらんねえだろうが...ま、一応確認しとくか」

    五条「うーん、上から見た感じきれいさっぱり祓えたかな。あの牢屋がまだ残ってるのが少し気になるけど六眼で確認して中に誰もいなかったしあそこに隠れてるって可能性もないかな。よしじゃ帰るか」

  • 20スレ主24/06/18(火) 18:16:55

    >>19

    ~翌日 高専にて~


    夜蛾「悟、お前がきのう祓ったはずの呪霊の件だが、・・・後始末に入った補助監督から『まだ問題の呪霊がいるようだ』と今朝方報告があったんだが」


    五条「・・・はあ!?

    俺はきのうきちんと吹っ飛ばしてるぞ! 呪霊の呪力が消えてるのも六眼で確認してる!! その補助監督が見間違えてるんじゃねーのか?」


    夜蛾「俺も同じことを疑ってな、俺の自腹で冥冥を雇って、カラスでの現地観察を依頼したんだ

    間違いなく、・・・まだ現地に『いる』らしい

    冥のカラスがその呪霊の暴風で全滅した」


    五条「!!」


    夜蛾「総監部の方々には俺から報告したが、どなたも困惑しておられたよ

    ・・・お前達のどちらにも祓い切れない存在が、どうしてそんな辺鄙な場所にいるのやら

    どうすれば祓い切れるのか、その方法も謎のままだろう?」

  • 21二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 21:53:33

    >>20

    五条(俺があの呪力を見落とすわけがねえだろ...確かにあの呪霊は祓った。それは呪力の残穢からも確認できてる。となると可能性があるのは...)

    五条「せんせー、そうでもないかもしれねえ。もしかして最初から複数いる可能性があるんじゃ?資料庫でその呪霊について調べてたんだけど”夜”風を支配してると書いてあったんだ。要は太陽が出てる間に出てる呪霊と太陽が出てない間に出てる呪霊の最低2体がいる...と思う。」


    夜蛾「ああ...俺も今しがた複数の呪霊の可能性について考えていたところだ。悟ほど呪霊の詳細までは知らないが。」


    五条「ちゃんと祓えなかったのは、時間の問題じゃねえかな。俺が向こうで呪霊を祓った時間はちょうど太陽が沈みそうな夕暮れ時だったんだ。多分その入れ替わりのタイミングがミソなんじゃねえかな。傑もそのタイミングでやられたって考えれば合点がいく。ま、あとは現地調査で何とかするしかねえけど。」


    夜蛾「そうか、その任務については引き続き悟に任せる。」


    五条「そういや傑は?大丈夫か?」

  • 22スレ主24/06/18(火) 22:21:09

    >>21

    夜蛾「傑ならまだ入院中だ

    本人は退院したがっているが、医者と、心配性の総監部の方々が止めてるような情勢だな

    じきに退院して任務復帰するだろう」


    (ここで、2人が話している場所に家入がやって来る)


    家入「あ、ここにいたかクズ、ちょっとツラ貸して」


    五条「おん?」


    家入「・・・なあ五条、六眼できちんと夏油を見たよな? 聞くまでもないことだけど」


    五条「! ったりめーだろ!? 言われなくても見るに決まってる」


    家入「なーんか、気付きそうにないレベルでへんな違和感なかったか?

    ・・・呪力は確かに夏油だけど、反転術式使いとして見てみると、魂のレベルで何かちがーう感じがしたような変な感じがあってな」


    五条「はあ・・・!?」


    家入「任務行く前にもう一度アイツを見て来てくれないか、五条

    うまーく言えない違和感が、あるような、ないような・・・、よく言えないけどさ、何かある気がするような・・・、六眼使いとしてじっくり見た上での五条の意見を、詳しく知りたい」

  • 23二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 23:32:29

    ~病院~
    (扉ガラガラ~)
    五条「傑~、って...え?────いない!?」

    (受付へ)
    五条「すみません〇×△号室の夏油傑さんは今どちらに?」

    受付「少々お待ちください。すぐに確認いたします。」

    (数分後)
    受付「外出されたようですが、いつ頃まではちょっと...」

    五条「(ここでごねても無駄だな)...わかりました」

    ~高専~
    五条「学長‼傑が失踪した‼」

    夜蛾「───は?」

    家入「やっぱりか...なーんか怪しいと思ったんだよねーあの縫い目といいさ」
    プルプルプル♪
    夜蛾「はい呪術高専東京校の夜蛾です。はい.........悟が担当していた例の呪霊を傑に担当させる⁉いや、彼は今入院中いや失踪......縫い目の術式の呪霊が正体不明のため管理下に置く...ですか。それならこちらで管理下に置くことも………」……

    家入「あーこれ無理なタイプだ。五条、もう完全に裏から手回されてるやつだよ」

    五条「え?じゃああの重傷で帰ってきた傑は...」

    家入「確定ではないけど中身が違うんじゃない?それに呪霊の術式でもないと思うよ~」

    五条「んなわけ‼...いや、俺が担当してたところ周辺を見てくる。傑がそこの担当になったらおそらくまだそこにいるはずだろ。じゃ見てくる」(バシュッ

  • 24スレ主24/06/18(火) 23:55:36

    >>23

    RRR・・・


    冥冥「はいもしもし」


    夜蛾「冥、今日2度目になるが、また俺の自腹でお前を雇いたい

    今朝、カラスでの現地観察を依頼した時と全く同じ村で、依頼額は今朝支払った額を10%増で、中継している映像を高専でリアルタイムに俺達に見せること、・・・いけるか?

    悟と、傑を乗っ取った何者かが、その村で殺り合う確率がかなり高い」


    冥冥「ほう、・・・今朝支払った額に15%プラスなら受けましょう、学長」


    夜蛾「それで構わない」



    (今日はここまで。おやすみなさい)

  • 25二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 03:35:41

    >>24

    ~呪霊発生地~

    五条「傑!」


    夏油?「や、悟どうしたんだい?任務は私が引き継いだはずだけど。

        まあ、悟が引き継いだ時にほとんどやってくれてたおかげで簡単に取り込めたけどね。感謝するよ」


    五条「いや、そうじゃなくて」


    夏油?「ああ、この呪霊についてかい?この呪霊は」


    五条「その呪霊についてはあらかた調べたから...って違う、いや単刀直入に聞く。オマエ傑じゃねえだろ」


    夏油?「え?何故そう思うんだい?あ、もしかしてこの縫い目かい?以前も言ったと思うんだけどこれは脳に損傷を受けて」


    五条「それは前にも聞いた。確かに肉体も呪力も俺の六眼が映す情報はオマエが傑だと言っている。

       だが病院で初めに会った時少しだが違和感を感じた。そして今それが確信に変わった。

       俺の魂がお前が夏油傑であることを否定してんだよ‼さっさと答えろお前は誰だ」(茈の構え)


    夏油?「キッショ...しかしやっと1分か。ここまでダラダラ会話ができるかどうかは少し賭けだったがね、ま運がよかったってやつさ」


    ザフッ ドキュドキュドキュドキュ


    五条「─────っ‼(やられた!)」

  • 26二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 03:37:33

    >>25

    夏油?「君が来るほんの少し前にね、この呪物『獄門疆』って言うんだけど開門させて結界で隠してたんだけど...まさか六眼持ち相手にこんなに上手く嵌るとはね

        だめじゃないか悟。敵の前でべらべらと会話なんかしてちゃ」


    五条「で、誰だよオマエ」


    夏油?「私の名前かい?もう君の出番もないんだし覚えてもらう必要もないと思うけど......まあいっかここまでうまく付き合ってくれたお礼に教えてあげよう。私の名前は『羂索』

        こんな感じで良いかな?」


    五条「ああ、もういいよ俺はな

       お前は起きろよいつまでいいようにされてんだ傑」


    羂索「!?(ガッぎゅううううううう

       あっはっは凄いな初めてだよこんな経験」


    五条「ああもうそういうのいいから

       むさ苦しいうえに眺めも悪い

       やるならさっさとしてくれ」


    羂索「それもそうだね私も先ほどからカラスが鬱陶しくなってきたし、何かあっても嫌だからね

       それじゃ『閉門』」


       ~封印完了~

  • 27二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 04:37:17

    >>26

    羂索「実際たまげたね、五条悟の茈でかなり弱ってはいたものの転移前の術式を刻んでいなければどうなっていたことやら

       さてこれからどうしよう─────」


    獄門疆(カタカタ

    羂索「?」


     ズンッ!  ゴンッ!  シュウゥゥゥ

    羂索「────ッ‼なんて奴‼

       五条悟という情報を処理するまで動かせない感じか、やられたね‼」

  • 28スレ主24/06/19(水) 08:36:41

    >>27

    ~高専にて 中継を見ている勢~


    家入「あらー・・・」


    夜蛾「冥、お前が連絡先を把握している高専術師の全員に即刻この映像付きでメールを送れないか?

    私の名前で『五条悟が羂索を名乗る呪詛師に封印された、この呪詛師は夏油傑の身体を乗っ取っており額に縫い目あり、半端な術師は近寄るな』」


    冥「・・・依頼料、今のこの中継と同額をまた頂けますか? 学長」


    夜蛾「構わん! 払うからやってくれ」

  • 29二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 16:23:24

    羂索「あ~あこりゃ予想外だったね。
       おそこらくこれから高専連中の術師がゾロゾロやってくるが...上層部のほうには手は回してあるし、これからやってくるのは夜蛾が率いる術師連中か...
       その程度ならまだ手持ちの呪霊で逃げ切れるかな
       逃げた後は......ああ、そろそろ自然呪霊が湧いて出てくるころだろうから回収に向かうとしようか
       !早速だれかやってきたようだね」

  • 30スレ主24/06/19(水) 18:12:30

    >>29

    羂索「・・・きみ、高専所属じゃないだろう? 何でここにいるんだい?」


    直哉「いたらアカン理由でもあるんか? ・・・悟くんでも手間取る呪霊が出たらしいって聞きつけてな、遠目から見物させてもらうつもりでな、だいぶ前からここに来てたんやで? 俺」


    直哉(冥のカラスはまだそこら中を飛んどるな・・・ お互いの立ち居振る舞いはぜーんぶ高専に筒抜けと見てええやろ)


    直哉「俺な、思うんよ、・・・悟くんが封印された呪具を禪院が回収したら、五条にいくらで売りつけられるんやろか、って

    こう見えてもウチのために動ける孝行息子やで、俺は」


    直哉(悟くん相手に偉ぶって恩を売れる機会なんてそうそうない

    こう言えば、禪院で俺の独断専行を説教する雑魚もそう湧かんやろ・・・)


    羂索「へえ・・・」


    直哉(最高速度で、ぶ ち ぬ い た る ! ! )

  • 31二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 18:19:18

    か、勝てる予感がしねぇ…………人間直哉には荷が重いよ…

  • 32二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 18:20:06

    単騎でくるなぁ!!!せめて直毘人のジジイとかとセットで来い!!!それでも勝てなさそうだけど!!!

  • 33二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 18:50:16

    >>30

    羂索(彼の術式は投射呪法。触れた対象の動きを24fpsで作りそれと同じ動きができれば加速し、失敗すれば1秒フリーズする。

       見たところ彼は自身に使っているようだね...となると手持ちの呪霊の中だと...)


    羂索「鯰が地震と結び付けられ怪異として語られたのは江戸中期

       地中の『大鯰』が動くことで地震が起きると信じられていたんだ(ポッ」


      ぐんっ グシャ

    直哉「な⁉(何や?何が起こったんや......!?)」

      パキキッ

    直哉(倒れたところに呪霊を下から這わせて......!!)


    羂索「君程度には低級呪霊しか使わないよ

       使う必要がないといったほうが良いかな」ボコボコ

  • 34スレ主24/06/19(水) 19:40:35

    >>33

    ~高専にて~


    家入「禪院の ・・・誰?」

    冥冥「当主の末の息子だよ、年齢は五条くん達のひとつ下だね

    今のところは、禪院家の次期当主有力候補・・・ といったところかな」

    夜蛾「冥、お前なら禪院の術師にも伝手があるだろう?

    高専の術師と同じ要領で、禪院にも彼の戦闘概況を書き加えてメールで一報を、依頼料はやはり俺が自腹で」

    冥冥「それは半額でいいですよ学長、残り半額は禪院家に請求するとしましょう」


    家入「・・・あ、状況が動いてる」


    ~旧〇〇村にて~


    ボコボコ バキバキ メキョッ

    直哉「グフッ」

    直哉(認めへんで・・・ 認めへん! こんな風に嬲られて 笑いもんにされるなんて 絶対に 認めへん!!)


    直哉「・・・このままで、このまま、こんなんで食い下がってられるかい!! 最後に立ってんのは・・・!!」

    羂索「うん?」

    直哉「俺 や ー !! 」


    領 域 展 開  時 胞 月 宮 殿


    羂索「ほう、中々やるねぇ、だが」


    領 域 展 開――


    羂索(殺意が高いが練度はまだまだ、押し合いには弱い領域だね

    通常の閉じる領域展開で押し合っても良いし、閉じない結界を見せつけてもいけるはず、・・・さて、どちらを選ぼうか)

  • 35二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 20:45:59

    >>34

    羂索(いや、わざわざ領域展開後で術式無しで後から来る術師連中に面倒避けたいな...こいつはあまりつかいたくはないが、ここは土地とのつながりでバックアップされる"アレ“を使おうか)

    羂索「仕方ない、君相手にこれは使いたくなかったのだが...

       君は知る由もないだろうが、ここには一体の未登録の呪霊がいてね、特級2人相手に倒しきれなかった強者だ。さて君は何秒耐えられるかな」


      ストッ ゴォォォオオオオオ

    直哉(なんや?術式が効かない?

       ちゃう!いないみたい...甚爾くんみたいな...いや似て非なる存在⁉︎

       呪力は感じられるのにこっちの呪力が届いてないみたいな、しかもこの風どんどん広がって、俺の呪力が...あかん領域が保たれへん!崩れる!)


     ピキッ ガシャァァン

    直哉「ハァハァハァ...(クソックソックソッやられた!)」


    羂索「さすがにこちらの手札を晒すのはまずいので、君の領域が崩れた時に先の呪霊は回収させてもらったよ。チッ...追手が来たか。まあ斥候程度にはなったんじゃないか?お疲れ様でしたっ!」


      ドコッ! バキッ!バキッ!ズザァァァ!


    羂索(カラスで監視されるのもいい加減鬱陶しいのでさっさと殺して、マンタっぽい呪霊で逃げる用意はしてと)


    羂索「おい!やるなら今のうちだぞ」

  • 36スレ主24/06/19(水) 21:31:30

    >>35


    直昆人「煽りよるなぁ貴様、相当な自信と見える、・・・いったいどれだけ手数があるのやら」

     

    羂索「御想像にお任せするよ、禪院の当主殿?

    それにしてもお早いお着きだねえ、貴方の腕の中で意識を無くしてる息子さんは、もっと早かったけど」


    直昆人「早く着いて悪いか? あ゛?」


    直昆人(冥の一報がなければ、呪霊の件で多少この村に関心を持っていた俺の現着が、もう少しでも遅ければ、直哉はここで死んでいたな・・・)


    羂索「で、当主殿は私と戦うのかい? どうしたいんだい? どうするのであれ、退屈な姿は見せないでくれると嬉しいなぁ?」


    直昆人「勝手に言ってろ、弱く見えるだけの口先でな・・・!」


    直昆人(俺の腕の中で直哉は失神状態、庇いながら一戦は無理がある

    ・・・このまま撤収も選択に入るが、・・・どこからも増援が来ない場合だと、簡単に逃がしてもらえる相手かどうかもチト厳しいな

    直哉は実力差を見誤ったかもしれん、俺の眼から見てもかなり強いぞ、この呪詛師・・・)

  • 37二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 22:55:28

    >>36

    直昆人(直哉はおそらく真正面から行ってやられたか...おそらく近づくことすら許されんだろうな...

        搦め手はうまくいけば何とかなるだろうが近づきすぎるとカウンター来る恐れもある...

        周りの呪霊に手を出すのは...それも悪手か。う~む厄介極まりない)


    羂索「いろいろ考えてるようだけど、私とて時間に余裕があるわけでもないのでね。

       そろそろいいかな」


      (ブンッ

    直昆人「投石か、さすがに舐めす」

    羂索「どうかな?」


      ズッ

    直昆人「おっと」(ビュン

    羂索「そちらに避けるのは悪手だよ」


     ブアアアァァァ

    直昆人「な⁉(いつの間に!)」


     ギチュギチュギチュ

    直昆人「ぐっ」

    羂索「術師の”特級”が何を意味してるのか知ってるかい?」


     オオオオオォォォォ ドギュ

    羂索「単独での国家転覆が可能であること。五条悟は言わずもがな夏油傑も呪霊操術で異形の軍隊を持てるわけだからね」キチチ

    羂索「塵も積もれば...というだろう

       低級呪霊も私の呪力で強化し指揮に従えば、深手を負った術師を抱えた1級術師の君もこうなるわけだ

       というわけで私はここいらで退散させてもらうよ。手持ちの呪霊がカツカツでね。それでは」


    (わかりにくいかもしれませんが、効果音は脹相戦準拠です)

  • 38スレ主24/06/19(水) 23:47:45

    >>37

    ~高専にて~


    冥冥「やられたねぇ、禪院の当主をあの力量差で圧倒した上、現地のカラスを一羽も残さず潰してからの逃走

    ・・・見えた範囲でも攻め口が見えないレベルの結構な遣り手だよ、羂索とやらは」


    家入「でも冥さん、そんな困った口で喋ってるけど、一番は自分がいくら稼げてるかを気にしてるんじゃないの?」


    冥冥「私のことよく分かってるじゃないか、・・・だから守られてくれよ君は

    学長は私にギャランティーを支払った上で、君の護衛を私に言いつけてから、現地に向かってるんだ

    ふふふ、今日だけで一体いくら稼げたんだろうね、私は」


    ~○○村にて~


    夜蛾「御無事ですかー? 御当主!!」


    直昆人(・・・ち、助かった、と、喜ぶべきか、直哉も無事だが、いやはや)


    直昆人「・・・なあ、助かって早々だが、一点尋ねても良いか?」


    夜蛾「はい?」


    直昆人「冥のアドレスからの情報で、俺がアイツにやられたことも、学長名と映像付きで広い範囲に流したんだろうな、この流れなら

    きっと、もうとっくに取り消せないくらいには拡散した頃合いか」


    夜蛾「・・・ええ、それは、はい」



    (今日はここまでです、おやすみなさい)

  • 39二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 03:24:09

    >>38

    ~一方の羂索~

    羂索「ここまでは順調順調、運がよかったところも多々あったが...まあそれはそれとして

       これからどうしようかと思ったが、ここは計画通り自然呪霊たちを回収しに行くか

       発生する場所は大体いつも同じだからそこに行けば会えるはず...あと、道中で低級呪霊を取り込めるだけ取り込んでおこう」


    (数時間後)

    羂索「到着っと、ふ~相変わらずあっついねえ...あっいたいた。」

    漏瑚「貴様何者だ」

    羂索「(そうだね...ここは)どうも私の名前は夏油傑。この国から人間を一人残らず消し去りたいと思っているしがない呪術師だよ。」

    漏瑚「フンッ戯言を...貴様呪術師といったか?呪術師とは呪いを祓う我々呪霊の敵なはずだが?」

    羂索「いやいやそうでもないよ。呪術師にも分類わけがされていてね、我々は呪詛師と呼ばれる、まあいわゆる社会から追われている立場なのさ。」

    漏瑚「フンッそう易々と貴様の言葉が信じられると」

    羂索「その気持ちは分かるがいったん落ち着いて話を着てほしい。この話は確実に君たちにも利がある。聞いておいて損はないと思うよ?」


    (羂索説明中)

    漏瑚「ほう...なるほどそれは確かに...」

    羂索「まだ信用できない部分があれば縛りでも結んで...」

    漏瑚「いや、それは結構だ。いいだろう貴様と協力関係を結んでやろう。」

    羂索「それはよかった。ところでこの地を離れてもらうことはいいかな?実はほかにも君のような呪霊がいてね。それに君がいてくれたら少し説得が捗るのだけれどどうかな?」

    漏瑚「う~むそれは結構だが、儂の力が落ちてしまうかもしれん。それでもいいのか?」

    羂索「いてくれるだけでいいんだ。特に戦闘に使うことはないからそこは安心してくれ

       よしじゃあついてきてくれ。」


    (場面は切り替わり高専へ)

  • 40スレ主24/06/20(木) 12:21:15

    >>39


    ~高専にて~


    冥冥「お三方ともお疲れ様、御無事で何より

    メール送信の手間賃について、半額は学長の自腹ですが、残りは可能であれば禪院から、・・・支払われる意思はありますか?

    頂けるなら大歓迎で頂きますよ」


    直昆人「ウチの評判やら考えたら痛し痒しだがな・・・、だが倅(せがれ)を助けられた理由はお前達の一報にある、払いはするが礼は言わんぞ」


    家入「ところで学長と、・・・えーっと、御当主さん、さっきものすごい剣幕の総監部の人から言付かったんだけど、・・・『天元様が二人を呼んでる』んだって

    上層部とか偉い人達を薨星宮で勢揃いさせて、天元様から何か通達することがあるみたい

    学長達が到着したら即刻開始する勢いっぽいよー・・・、今、上層部の人達はそこで二人が来るの待ってる、たぶん」


    学長「何だと!?」


    直昆人「ふむ・・・」

  • 41二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 16:28:59

    >>40

      ゴウンゴウン  シャアッ

    直昆人「血痕...?」


    夜蛾「ああ...それは最近の任務の」


    直昆人「ああ...甚爾の...」


      スタスタ

  • 42スレ主24/06/20(木) 20:34:42

    >>41

    夜蛾「遅くなりました」

    直昆人「皆様方お揃いのようですな(普段の寄り合いでは顔を隠しているような面子まで勢揃いとはな、・・・面白い事だ)」

    天元「呼び出しに応じてくれてありがとう、特の禅院の子、一戦終えた直後にこうして参じてくれたことを感謝するよ」

    直昆人「いえ」


    天元「・・・さて、私が前例のないこのような呼び出しを行ったのは、リスクを負ってでも情報を開示しなければならない状況が生じたと判断したから

    今日の旧○○村での交戦で、羂索は、予想外の情報の出回り方には心外であったかのように振舞っていたからね・・・

    私は、私の判断で同じ『広く報じる』という手段を取ろうと思う

    私は人の心は分らないし、原則として現(うつつ)には干渉しない、・・・だが、私の存在そのものに関する事態が生じたなら、話は別だ」


    ザワッ


    天元「今ここにいる面々は、去年の、私の星漿体同化失敗の経緯を承知しているね? ・・・あの件で、黒幕として天内理子の暗殺を企てていたのも羂索だ

    ・・・前提としておく事実がある、『六眼』『天元』『星漿体』この三者は因果で繋がっているということ、そして、羂索が、過去二回の星漿体同化において、いずれも同化阻止に動いていたということ、だ

    特に500年前の、二度目の同化の時の羂索は徹底していたんだ、星漿体と六眼どちらも生後1月以内に殺したが、・・・しかし、それでも同化当日に星漿体と六眼が現れた

    そして三度目の同化が去年のこと、あの子の星漿体同化阻止という欲望は、禪院甚爾という特異な存在の介入により、ようやく叶ったわけだね」


    天元「今この場において、私の名で明言するよ

    ・・・同化に失敗した私は進化を果たし、その組成は人間より呪霊に近い、・・・今の私は、呪霊操術の術式対象だ」


    夜蛾(な――!!)ザワザワッ!!


    天元「人の心の分からない私には、羂索の動機は分からない、だが最終的な狙いは分かる

    ・・・日本列島に生きる人間を、全て私という存在と同一化させること

    結界術により何とか理性と形を保てているが、同化に失敗して進化を果たした私は、今ここに有って、かつ、ここに無い、天地そのものといっていい存在に変質してしまっているのだからね」

  • 43スレ主24/06/20(木) 20:35:24

    >>42


    天元「一億人超を全て同化させるためには、まだまだ呪力が足りないはずだが、・・・仮に現時点で私が取り込まれたとしても、日本を守る浄界に干渉して、日本の守護をしている結界を、逆に日本の人類を滅する方向に向けさせる、・・・ことくらいのことはできるはずなんだ

    こうなってしまったら、少なくとも日本は終わりだよ」


    夜蛾(・・・)


    天元「天元の名において、総監部および高専、全ての術師に、以下の3点を要請する

    1つ目、夏油傑の遺体を完全に滅し、呪霊操術が悪用される憂いを明確に消し去ること

    2つ目、同様に、羂索もまた完全に滅すること

    ・・・あの子の術式は、脳を乗っ取って遺体を操るというものだからね、夏油傑の術式を持ったままに他の術師を殺して『渡る』恐れは常に存在するものと認識してほしい、額の縫い目を隠せない子だが、念頭に置いてくれ

    3つ目、私が襲われる時に備えて、私の護衛にも人手を割いてほしい

    九十九由基に事情を話して護衛を頼んでほしい、彼女が帰国するまで・あるいは帰国を選ばなかった場合は、護衛達の指揮と選定は、・・・高専学長の夜蛾正道、きみに頼むよ、立場的に妥当だろうから」


    夜蛾「!! はい!!」


    天元「皆、・・・今ここで私に尋ねたいこと・確認したいことはないかな? 能うる限り誠実に答えるとも」

  • 44二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:05:26

    >>43

    夜蛾「3つほど質問が

       まず、先ほど『広く報じる』とおっしゃられましたが、それは呪霊およびそれに関するものの存在を公表されるというお考えでしょうか?

       次は、同化させるための呪力というのは、可能性どうのような手段が挙げられますか?

       最後に、あの夏油傑、いや羂索と対抗するには五条悟がいないといけませんがあの封印を解くにはどうすればよろしいでしょうか?」

  • 45二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:06:33

    >>44

    (訂正:可能性どのような⇒可能性としてどのような)

  • 46スレ主24/06/20(木) 21:43:42

    >>44

    天元「一つ目、少なくとも私の意図としては、・・・きみたち術師にはこの私の告知によって情報を広める、程度のつもりで言った

    この形式を取れば、私が言った内容は、どう隠しだてようもなく術師達にはある程度は正確に伝わるだろうからね

    ただ、非術師を含めた層に情報公開を行うかどうかは、・・・この国の現体制であれば、総監部が決めるしかないのだろうね、総監部に判断を一任するよ

    結局、現場で一番苦労するのは、総監部であれ、高専であれ、術師の家であれ、現場で動いているきみたち術師だ

    非術師を含めた層に情報公開を行った結果、・・・もしも、負の感情から呪霊が生まれる悪循環の制御ができなくなったとしても、・・・私自身はそのことに対しては本質的には責任を取れないのだからね

    メリットとデメリットを比較して、よく考えた上で総監部が決めると良い」


    天元「二つ目、これはあくまで可能性だから、外れる可能性があることを念頭に置いてほしい

    日本のいくつかの場所に、呪力を算出する大規模な結界を作り、その結界をさらに起点にして日本全土を彼岸に渡す、・・・くらいのことは、羂索ならばやれなくはないだろう

    この日本列島には、守護結界用の浄界という、隠し立てようもない重要なモデルがあるからね

    これらを模倣すれば、日本全土をそれなりの呪力渦巻く場所にする・・・なんて作業、かなり高度な結界術の極地だが、羂索ならやれなくはないはずだ」

  • 47スレ主24/06/20(木) 21:44:50

    >>46


    天元「三つ目、獄門疆は源信の成れの果て、彼の生得術式たる極めて結界術によって構成されたものだ

    術式を無効化する効果のある呪具をぶつければ、その封印は解除できるだろう

    ・・・ひとつ例を挙げるとすれば天逆鉾だが、それは当の五条悟によって去年の同化任務失敗の時に破壊されている

    他に類似の呪具があれば解除はできるかも知れないが、私はその存在を把握していない

    そもそもその獄門疆を羂索は持ち去っている、・・・彼を殺して奪う作業が成功しないと無理な構図だね」


    天元(私が持つ獄門疆・裏を、密かに、羂索のあの『呪力を無効化する呪霊』にぶつければ、あるいは・・・

    だが、そのことは伏せておくとしよう、獄門疆・裏の存在自体、私以外にほぼ誰も知らないのだから)


    天元「ああそうだ、言い忘れたことがあった、禪院の子に」


    直昆人「? はい」


    天元「私が賞賛していたことを、きみの末の息子に伝えてほしい、・・・本人の狙いはどうあれ、戦って向かい合うべき相手と戦ったこと自体は事実なのだからね、あくまで賞賛の言葉しか与えられないが」


    直昆人「・・・伝えましょう、本人がそう言われて喜ぶ気質なのかまでは、親の私でも保証できませんがの」


    天元「さて、他に誰か、追加の質問はないかな?」

  • 48スレ主24/06/20(木) 21:49:07

    >>47

    × 三つ目、獄門疆は源信の成れの果て、彼の生得術式たる極めて結界術によって構成されたものだ


    〇 三つ目、獄門疆は源信の成れの果て、彼の生得術式たる極めて高度な結界術によって構成されたものだ

  • 49二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:20:21

    直哉は喜ばなさそー……

  • 50二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:25:01

    >>47

    夜蛾「ありがとうございます。

       ワタシからはこれ以上何も」


    直毘人「私からも特には、ご要望がありましたらまた何かご連絡を」


    天元「総監部の方達は何かあるかい?」

  • 51スレ主24/06/20(木) 23:01:24

    >>50

    重鎮A「質問というより提案いいですか、天元様と夜蛾術師に」

    天元&夜蛾「「?」」


    重鎮A「事ここに及んでは、禁忌に触れてでも協力術師の人手を増やすべき状況と考えます

    五条悟が封印された今、いまいち信頼が及ばない九十九の他に、あのような呪詛師と勝てる相手に思い至りません

    ・・・強い呪物を適当な呪詛師あたりに受肉させて術師にする行為、今は検討をするべき状況と判断しますが、いかがでしょう?

    『羂索を撃退できたのであれば、術師としては人権を認める』と、・・・かような縛りを課せば、生命掛けで戦う術師が創り出せるのでは・・・?」


    ザワッ モブB「馬鹿な」 モブC「生贄は禁忌だぞ、おい」 ザワザワ・・・


    天元「・・・私にない発想だね、・・・言われて気付いたよ

    羂索にゆかりのある特級呪物が、複数、この高専の忌庫に現存はしているんだ

    ・・・私には人の心は分らない、その呪物が羂索を慕っているかもしれないし、逆に恨んでいるかも分からない、だが、・・・間違いなくその生贄にされた呪詛師の犠牲を前提とした、・・・禁忌ではあるが、フム」


    夜蛾「その呪物の詳しい情報を頂けませんか? 天元様、実際にどうするか決めるにせよ、前提となる情報は必須です」


    天元「前置きとして、私は原則として現(うつつ)に干渉できないという事を、もう一度念押ししておくよ、私のこの振る舞いはあくまで例外だ、特定の家に対して名誉を棄損したり名誉を高めたりすることは基本ない

    羂索はね、明治のころに、加茂家の当主を乗っ取ったことがあったんだ

    ・・・乗っ取られた方は、その後の振る舞いで『史上最悪の術師』の不名誉を負うハメになった、乗っ取られた術師の名は加茂憲倫という、・・・ここまで言えばどの呪物か分かるかな」


    ザワザワッ!!


    夜蛾「――!! 呪胎九相図・・・!! 1番から3番までは特級呪物です! 確かに!!」

  • 52スレ主24/06/20(木) 23:02:03

    >>51

    天元「そう、ただね、・・・彼等が羂索のことを慕っているのか恨んでいるのかは、私にはわからない

    この世に産み出した相手を慕っていても不思議ではないね

    彼らは今、『破壊出来ない代わりに存在を保証する』縛りを結んで、存在を許しているような存在だ

    ・・・ここの忌庫に、触れた相手と一時的に念話ができる呪具があったはず、それで念でやり取りすることは、この縛りには反さない、・・・かもしれないね」


    ザワザワ・・・


    天元「もしも、念で語ったことが、彼等にとって無礼千万な声掛けだと捉えられたら、それがために念話対象を『壊す』ような振る舞いは十分に有り得るだろう

    ・・・そうしたリスクを背負ってでもやるべきだと思うなら、受肉する前に念で会話を持ち掛けて交渉する余地はある、・・・のではないかな?

    仮説の積み重ねだから、明言は避けるよ、すまない、・・・無理強いはしない、よく考えて決めると良い、君に一任するよ、夜蛾正道」


    夜蛾「・・・はい」

  • 53スレ主24/06/20(木) 23:04:27

    >>52

    (今日はここまで。おやすみなさい)

  • 54二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 04:02:15

    >>52

    天元「もう質問はないかな......よし、無いようだね。

       それでは至急対応に当たってくれ。よろしく頼むよ」


    夜蛾・直昆人・総監部「了解です」


    ~忌庫にて~

    夜蛾「この呪具を用いて...よし、あー聞こえるだろうか?こちら呪術高専東京校の夜蛾という者だが

       現在とある呪具を用いて念を送らせてもらっている

       聞こえているのであれば応答を願いたい」


    ???「......要件はなんだ」


    夜蛾「あー(名前を聞くのは後で良いか)

       突然のことで申し訳ないが、実は折り入って協力を頼みたい。

       単刀直入に言うと君たちを戦力として君たちに受肉をお願いしたいのだが、可能だろうか?

       その代わりと言っては何だが、私に可能な範囲であれば君たちの望みに応える。縛りを結んでもいい」


    ???「............俺たちが受肉したとして人として生きることはできるか?」


    夜蛾「というと?」


    ???「俺たちが受肉したとして異形の怪物だ

        そんな俺達でも人として生きることはできるかと聞いている」

  • 55二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 04:03:31

    >>54

    夜蛾「なるほど...おそらく一般社会つまり人間の中に溶け込むことは厳しいだろう...」


    ???「じゃあ」


    夜蛾「少し待ってほしい。ただ呪術の世界なら君たちが生きることは可能だ。なんせ”私の家”にも似たような存在はいる。ただこれだけだと説得力に欠けるかもしれないが...」


    ???「似たような存在...お前もしや」


    夜蛾「ああ、勘違いしないでほしい、私のはあくまで呪骸だ。といってもまあ自立型なのだが、人の形はしていない

       だがそれでも人として生きている。」


    ???「なるほど........それなら貴様の提案を受け入れてやろう...」


    夜蛾「本当か!それは凄く助かる。ただ、受肉元がまだ確保できていなくてな、確保できるまで少し待ってほしいのだが」


    ???「構わん。あと自己紹介が遅れたな。俺は脹相だ。この10人兄弟の長男だ。」


    夜蛾「そうかでは脹相、敵の詳細についてだが、名を羂索という。ただこちらの方が君たちにはなじみ深いと思う、『加茂憲倫』という名だ。

       体を転々とする術式らしく、現在は呪霊操術を使う術師の体だが......親殺しになるかもしれないがそれでも構わないか?」


    脹相「────もちろんだ。願ったり叶ったりだ。そいつは俺たち九相図にとっても敵だ。」


    夜蛾「!そうだったのか、それはよかった、なら交渉は成立だな。

       私はこれからやるべきことがあるのでここを少し離れる。次に会うときは受肉の時になるな。

       ああそうだ、君たちの弟たちにもよろしく伝えてくれ。ではまた」


    脹相「ああ」

  • 56スレ主24/06/21(金) 12:35:42

    ~海外某所 九十九由基 通話中~

    九十九「・・・なるほどね、そういう経緯で帰国してほしいというわけか」
    夜蛾「ああ、貴女はいま日本で唯一動ける特級術師
    ・・・羂索が天元様を狙いに来た時に、貴女を含めた護衛陣が羂索を撃破できたなら、それで事態は一挙に改善する」
    九十九「念のため確認するよ? 今は貴方が護衛の選定と指揮を任されてるけど、もし私が『うん』と言えば、護衛の選定・指揮、どちらも私の仕事になるんだね?」
    夜蛾「その通り、ただし、私と受肉後の九相図は絶対に護衛に参加させてほしい
    私は高専学長という立場上の理由から、九相図の方は縛りの関係だ、護衛に参加することと、後の人権の保障が取引になっている」
    九十九「ふむ・・・」
    夜蛾「あと、個人的には、庵歌姫を護衛の一員として推薦したいところだな、・・・戦闘能力はともあれ、補助戦力としては優れた術式のある術師だから」
    九十九(・・・さて、どうしようか)


    ~禪院家~

    扇「直哉、・・・何をしとるんだお前は、独断専行で動いた挙句、恥を晒して当主を巻き込むとは!!」
    甚壱「落ち着け、あの時、領域展開で最低限面目を保ちはしたんだ、・・・それとも、お前にもっとマシな戦い方ができるのか?」
    扇「!! そういう話ではない!!」
    長寿郎「・・・」

    直哉「落ち着いてやオジサン方、褒め言葉ひとつもらったとはいえ全然満足してへんのやで、俺は、・・・今な、滅茶苦茶悔しいんやで」
    直昆人「・・・まあ、お前ならそうだろうな」

    直哉「んでな、俺からオジサン方と父ちゃんに相談やけど、・・・天元様の護衛する術師に、俺と蘭太を組にして売り込んでくれへんか?」
    直昆人「ほう? ・・・お前はどうせ再戦したいだけだろうが、どうして蘭太が出てくる?」
    直哉「言い出しっぺは蘭太や、最近術式に目覚めたやろ? アイツ
    俺の戦い方の映像見てな、俺と組になって戦えばあの呪詛師に不意打ち効くんやないか、・・・って言いだしたんやで
    あいつは現場にまだ出たことないガキや、目覚めた術式の詳細はまだ家の外には割れてへん、一理あると思うで」
    直昆人(ふむ・・・)

  • 57二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 14:28:48

    >>55

    この時点で10人兄弟なんか?

  • 58二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 16:17:02

    >>57

    すまん漫画に流されすぎてた。指摘あざます

    >>55

    訂正:10人兄弟⇒9人兄弟

  • 59二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 18:23:57

    >>56

    ~とある森の中~

    漏瑚「まだか?」 


    羂索「頃合いかな、多分ここのあたりなんだけどね...いかんせん範囲が広くて」


      ビッビッビッ

    羂索「おっと、種...向こうから居場所を教えてくれたようだ」


    花御「▬▬■(私の庭にいきなりなんだ?)」  (以下《》と表記)


    羂索「はじめまして。私の名前は夏油傑」


    (以下略&羂索説明中)

    花御《なるほど、そういう話であればいいでしょう》


    羂索「おや、始めに攻撃的だった割にすんなりと話を聞いてくれたね」


    花御《それは、誰だっていきなり自分の住処に見知らぬものが立ち入れば誰だって警戒するものです

       おまけにそれが人間でしたので

       ですが後ろの方が見えた時に大体把握できたので》


    羂索「それはそれは、どうもありがとう(彼を連れてきた私の選択はどうやら良い結果をもたらしたようだ)

       それでは私たちは次の勧誘に向かうのだが、君もついてくるかい?」


    花御「それでは喜んで」

  • 60二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 18:24:52

    >>59

    訂正:最後の花御の「」を《》に

  • 61二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 18:55:52

    このレスは削除されています

  • 62スレ主(安価ミス修正・再投稿)24/06/21(金) 18:56:59

    >>59

    ~禪院家~


    甚壱「・・・天元護衛の頭(かしら)には、夜蛾か九十九が立つのだろう?

    言う通りに直哉達を売り込んだとしても、それは2人のどちらかの指揮に服するということになる

    聞き及ぶ限りだが、九十九の方は禪院(ウチ)にはまず居ない様なイイ性格の女だぞ?

    ・・・直哉、オマエは偉そうな特級の女に顎先ひとつでホイホイ使われて納得できる性分なのか・・・? 己の生命に関わるような戦いで?」


    直哉「(――あ!!)・・・俺にもそれくらい分別あるわ馬鹿!!」


    甚壱「そうか? 今指摘されて気付いたようなツラに見えるぞ?」


    直昆人(・・・はてさて、どうしたものか・・・)

  • 63二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:30:46

    >>62

    ~とある浜辺に向かう途中~

    羂索「おお!?最近はマジでついてるな」


    漏瑚「なんだ」


    羂索「すまない少し寄り道をさせてもらうよ。私の目に狂いがなければアレは......特級特定疾病呪霊・疱瘡婆‼

       取り込むまで待っててほしい。」


    漏瑚「いいだろう。さっさと取り込んで来い。」


    (約10分後)

    羂索「待たせてしまってすまないね

       さて再開といこうか」

  • 64スレ主24/06/21(金) 20:59:57

    >>63

    『呪術総監部より通達


    一 天元の要請に基づき、夏油傑の遺体を、特級呪物同様の最優先跋除対象に指定する

    遺体の保全を行う者・遺体の入手を目論む者は、その立場に関わらず全て死刑対象とする


    二 天元の要請に基づき、羂索を特級呪詛師に指定する

    夏油傑を殺めて遺体に寄生したこと、五条悟を封印したこと、天元の使役ならびに日本列島の全人類同化を目論んでいること

    上記の全ての行為の主犯として、死刑を宣告する


    三 天元の要請に基づき、特級術師 九十九由基を天元護衛の責任者に任命する


    四 天元の要請に基づき、一級術師 夜蛾正道を天元護衛の予備責任者に任命する

    九十九由基がその任を全うできない場合または拒否した場合、九十九由基に代わってその任に当たること


    五 天元の要請および夜蛾正道の報告に基づき、今回限りの特例として、特級呪胎九相図一番~三番の受肉を許可する

    ただし受肉先は秘匿死刑宣告済の呪詛師であること

    受肉後に天元の護衛を全うした場合、その全員に術師としての生を保証する


    六 総監部独自の判断として、一級術師 冥冥を羂索捜索の責任者に任命する』


    羂索(おっと、総監部の方はこうきたかー、流石に天元直々の要請は覆せなかったらしい、覆すような動きは流石に露骨すぎるしねー・・・

    総監部に回した手は当面使えないと判断するしかないか

    ・・・しばらくしたらカラスが鬱陶しいことになりそうだ、たはー)

  • 65スレ主24/06/21(金) 21:00:59

    >>64

    × 五 天元の要請および夜蛾正道の報告に基づき、今回限りの特例として、特級呪胎九相図一番~三番の受肉を許可する


    〇 五 天元の要請および夜蛾正道の報告に基づき、今回限りの特例として、特級呪物 呪胎九相図一番~三番の受肉を許可する

  • 66二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 21:16:34

    冥さんガッポガッポやろなあw💲

  • 67二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 21:43:26

    >>64

    ~とある浜辺にて~

    羂索「ここのあたりにいるはずなのだが...」


    漏瑚「うーむ居なくないか?」


    花御《私が上から探してみましょうか?》


    羂索「それじゃあ上空からは花御、浜辺周辺を漏瑚、水上は私が飛んで確認してみるよ」

    (数時間後)

    花御《それっぽいのは拾ってきましたが...》


    陀艮「ぶふぅー」


    羂索「なるほどまだ幼体だったのか(ってか漏瑚、あれって完全に...)」


    漏瑚(ああ、母と子...)


    花御《そこ聞こえてますよ。というかこの呪霊拾ってきたとき周りの風景が少し変わってましたが...》


    羂索「不完全ながら領域展開ができるのか...

       幼体ながらさすがだね」


    漏瑚「これで全員か?」


    羂索「いや、実はもう一人いてね...こいつが少し探すのが大変なんだが...行けるかい?ああ、あと適当にアパートにぶんどってその子に領域展開させておくといい」


    漏瑚「まだいるのか、まあいいだろう。当てはあるんだろうな?」


    羂索「そこは大丈夫安心して任せておくれ」

  • 68スレ主24/06/21(金) 22:31:02

    >>67

    冥冥「・・・いた! 額に縫い目のある夏油傑!! カラスが発見したよ

    アパートに入ろうとしているね、カラスでは倒せないレベルの特級呪霊三体を従えてる・・・」


    総監部のモブ術師D「えっ!?」

  • 69二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:51:16

    >>68

    D「夜蛾学長、つい先ほど羂索と思われる人物および未登録の呪霊3体がアパートの一室に入るのを冥々1級術師のカラスによって確認されました。アパートの位置情報はFAXでのちほど送ります。」


    夜蛾「了解。罠の可能性もあるため、随時そのアパート付近の監視および羂索の動向について詳細な報告頼む」


    D「了解です」

     「冥々1級術師に通達、推定羂索が侵入したとされるアパートの位置および羂索と呪霊の詳細な動向を、夜蛾と総監部に報告すること」 


    冥々「分かった。何かあれば追って通達する」

  • 70二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 06:36:48

    >>69

    羂索「漏瑚、花御、気づいたかい?私たちが今このアパートに入る直前から監視され、今まさに警戒されていることに」


    漏瑚「そうなのか?儂はなんとも...」


    花御《ああ、空に少し変わった呪力を持ったカラスがいましたが》


    羂索「その通り、となるとこのアパートともすぐおさらばだね。向こうの術師の中にカラスを操る術式を持つのがいてね...

       まあここは目的地までの中継地点だから何の問題もないのだけれどね...君たちはどうする?」


    漏瑚「どうもせん、好きにしろ」


    花御《私も同じく》


    陀艮「ぶふぅー」


    羂索「そうか、では少し休憩したのちすぐ出発する。

       どうせ高専連中もここを訪れる、適当に罠を仕掛けて痛い目を見させてやると良い

       ああ、あと道中で拾った呪霊の中に姿を隠す呪霊を拾ったからそれを被って出るよ、ほら」ホイッ、ホイッ

  • 71二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:03:00

    このレスは削除されています

  • 72スレ主(安価ミス修正・再投稿)24/06/22(土) 10:04:39

    >>70


    羂索「おっと、そうだ、言い忘れたことがあった

    宿儺の指が1本だけだが手元にある

    ・・・君たちを強くするというのも手立てとしてはアリだね、どうしたい?」


    漏瑚・花御・陀艮「「《!!》」」



    (昨晩は急なホスト規制をくらってました・・・、申し訳ない)

  • 73二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 14:21:44

    >>72

    漏瑚「強くなると聞こえだけはいいが、超猛毒だろう

       儂は死ぬリスクまで侵して強くなろうとは思うておらん

       用意周到なお前のことだ、どうせそれも誰かに使うつもりなのだろう?」


    羂索「流石にここまで付き合うと分かってくるかな

       その通りだよ漏瑚。実は数年前に宿儺の器を産んでね...もちろんやり方は秘密だが、運が良かったことに、予定を前倒しでホイホイと事が進んでしまったのと、まだ器が育ちきってないのでね、指はまだ使えないんだ。だから誰かに試してもらおうと思ったのだが...流石に特級でも厳しいか」

  • 74スレ主24/06/22(土) 16:46:52

    >>73

    総監部のモブ術師D「現地に急行した遠隔透視術式持ちの術師より報告が!

    『推定羂索と思われる呪詛師が呪霊と共にアパートを離れつつあり、全員が姿を隠す呪霊か術式を用いている』

    なお、その術師の術式では『あくまで姿のみは捕捉可能で、一行の会話の内容は分からない』旨

    ・・・冥のカラスでは捕捉可能か?」


    冥冥「・・・私のカラスではそもそも目視は不可能である模様、一行の姿を捕捉できない」


    D「了解、夜蛾学長にその旨を報告する!」

  • 75二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 17:03:31

    このレスは削除されています

  • 76二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 17:04:41

    (すみません,保守がてら書き込んだのですがレスが見えてませんでした...)

  • 77スレ主24/06/22(土) 17:07:44

    >>76

    (いえいえ、お気になさらず・・・


    ところで、これまでにオリ呪霊は出てますが、vs羂索を念頭に置いて結構強めのオリ呪具とか出していいもんですかね

    他の書き手の方のご意見伺いたいのですけども)

  • 78二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 17:08:55

    >>77

    (リレーしてる身としては、性能書いてくれれば合わせます)

  • 79スレ主24/06/22(土) 17:29:57

    >>78 (ありがとうございますー では自レスですが続けさせて頂きますねー)


    高専モブ術師E「夜蛾学長、五条家から使いの方が参られてます、無償で貸し出したい物があるそうです!」

    夜蛾「そうか、今すぐ行く」


    ~高専 応接室~


    五条家のモブ術師F「羂索との戦いを見越して、五条家より高専に貸し出させて頂きたいものが2点ございます

    天元様の護衛に少しでもお役に立てると思うのですが・・・」


    夜蛾「これは」


    F「まず1つ目は御覧の通り古い冊子です、悟坊ちゃまが倒せなかった例の『呪力を無効化する呪霊』の資料です

    正確に言えば、悟坊ちゃまが出陣前に捜索して読まれていた資料になります(※註 >>17に登場したもの)

    厳密には、この資料が、例の呪霊そのものの情報であるかどうかは分かりませんが・・・」


    夜蛾「お借りしましょう、参考になるかもしれない情報ですから

    2つ目は呪具ですか? 大型ブーメランですね」


    F「はい、・・・かつて、五条の分家には『人は癒せない縛りの反転術式使い』がいました

    幼い頃、呪霊に襲われたタイミングで術式に覚醒してしまい、呪霊相手に特攻する方向に無意識に縛りを結んでしまったタイプです

    その術師の没後、亡骸から作られたのがこのブーメランになります

    性能は、まさしく『ブーメランに触れてもヒトは癒せないが、ブーメランがぶつかった呪霊には大きなダメージが入る』、・・・そんな特級呪具です

    ・・・ただ、例の無効化呪霊に効くのかは分かりません、もしかしたら反転術式も無力化されるかも」


    夜蛾「!!」


    F「どちらもさすがに無償提供はできません、あくまで貸出です

    ・・・天元様の護衛にのみ使い、護衛が終わったら返却する、・・・縛りを結んで頂けるなら貸し出しましょう

    いかがされますか?」

  • 80二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:43:42

    >>79

    夜蛾(ふむ...仮に貸し出してもらえたとして誰に持たせるか...そこの話は天元様や九十九たちに任せるとするか...

      それに呪霊特攻であれば呪霊操術を持つ相手にかなり有用だろうし、無くて困るものでもない...)


    夜蛾「そうですね、それではその縛りでお願いします」

  • 81スレ主24/06/22(土) 20:31:35

    >>80

    ~高専忌庫にて 夜蛾学長 念話中~


    夜蛾「かくかくしかじか(※註 >>64)ということでな、受肉先は3人分確保できたが、どいつも結構なクズだ

    一般的な知識はあることはある、ただ読み取れるはずの倫理観は最初から参考にしないでもらえるとかなりありがたい」

    脹相「承知した、・・・弟たちも『了解した』と言っている、相手の自我は遠慮なく潰すぞ? ・・・潰し方を制御できるものでもないとは思うがな」

    夜蛾「これからの受肉自体が秘匿死刑の代わりなんだ、自我の潰し方をコントロールできるならむしろそうしてくれ」


    夜蛾(それにしても、九十九は速攻帰国する意図は示したものの、護衛をするかどうかは『前向きな方向で保留中』・・・『天元に会ってから決断する』だと、・・・護衛の戦力として主力になればいいのだが)スタスタ


    ~高専 留置場にて~


    夜蛾「呪術高専東京校学長の権限において、これより呪詛師3名の秘匿死刑を執行する」

    モブ呪詛師G「嫌だ・・・」 モブ呪詛師H「・・・やめてくれ!!」 モブ呪詛師I(ガタガタガタガタ・・・)

    夜蛾「(この手の輩は自分の生命の危機だとしおらしいんだがなぁ、・・・やれやれ)

    口を開けろ! ・・・苦しくなる方法で無理矢理開けさせるぞ!」腹パン!


    グググ ドロッ グニィ・・・ グググ ドロッ グニィ・・・ グググ ドロツ グニィ・・・

    G「ア”-!!」 H「あ、あ、あ・・・」 I(ブルブルブルブル・・・)


    脹相「・・・ふ、受肉の機会をもらえたこと、父殺しに参加できるこど、どちらにも感謝するぞ夜蛾、弟たちを代表して礼を言う、呪胎九相図一番、脹相だ」

    壊相「壊相です、よろしくお願い致します」&血塗「血塗だぞー!!」

    夜蛾「念で打ち合わせた通りに縛りを結ぶぞ、すまないが呪詛師用の拘束を外すのはその後だ」

    脹相「・・・もっともなことだな、気にしなくていい、俺達3人とも一刻も早い縛りの成立を待ち望んでいたんだ」


    カクカクシカジカ(縛り締結&九相図3兄弟の拘束解除・・・)


    夜蛾「それでは、天元様の所に案内するとしよう」

    高専モブ術師E「――学長! 総監部から至急報です! >>74という一報が!!」

  • 82二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:04:45

    >>81

    夜蛾「一足遅かったか…しかも姿が見えない…厄介だ…」


    E「どうされますか、夜蛾学長」


    夜蛾「仕方ない、その遠隔透視の術式を持つ術師は引き続き羂索とその一行の監視を、冥々は…そうだな、引き続きカラスでの監視、そしてそのアパート周辺を確認、異常がなければ速やかに高専に退避と伝えろ」


    E「分かりましたそのように伝えておきます。」


    夜蛾(面倒なことになったな…)

  • 83スレ主24/06/22(土) 22:46:31

    >>82

    羂索「面倒なことになったねー・・・

    透明化をお見通しの術師が監視勢の中にいるようだ、カラスの方は私達を視認できないようだが、情報を得て位置の目算をつけているんだろう」


    漏瑚「なんだと!?」


    羂索「一戦交えて相手を一挙に潰してもいいけど、どうするかい? ・・・宿儺の指の使用を含めて、選択肢は複数あるよ?」



    ~その頃 冥冥~


    冥冥(アパートには特段の死者行方不明者なし、犯罪の痕跡もなし、・・・だけど室内は呪霊の残穢がべったり

    経験上、この部屋の中で領域展開でもやったとしても矛盾はない感じだね、そうだと断定はできないが

    カラスに追跡を続行させたまま、私は高専に帰投して見たままを詳細に報告、・・・と)


    (場面は切り替わり直哉サイドへ)



    (今日の更新はここまで、おやすみなさい)

  • 84二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:36:40

    ほっこりスレかと思って開いたらRTAだこれ!

  • 85スレ主24/06/22(土) 23:56:19

    >>84 羂索も天元もRTAしてる感じなリレー小説になりました・・・、お読み頂いた通り)

  • 86スレ主24/06/23(日) 00:21:10

    (あ、書いてて滅茶苦茶面白いですし、今に至るまでの展開を馬鹿にする意図は全くないです、念の為)

  • 87二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 07:35:10

    保守

  • 88スレ主24/06/23(日) 10:54:06

    (保守レス抜きで24時間書き込みが無い場合は自レスで繋げる運用としたいと思いますので、以後よろしくお願いします

    直近のリレーが>>83で6/22 22:46の書き込みですので、本日6/23 22:46までに他の方の投稿が無い場合のみ、スレ主が自レスで繋げます


    ホスト規制などで書き込めない場合がありえますが、その時は保守にご協力頂けますと助かります)

  • 89二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 11:00:27

    〜禪院家〜
    直哉「炳を動かす。特級相手やからって、流石に炳相手にはかなわんやろ。」

    甚壱「躯倶留隊や灯は使わないのか?」

    直哉「そっちは、適当に様子見で送っとけばええやろ。甚壱くんが指示しといて」

    甚壱「……まあいいだろう」

    直哉「そうや、敵の情報とか今どうなってるん?」

    直毘人「天元様に会ったきり何も聞いてないな。うちにも情報を流してやるようにしてやろうか?」

    直哉「できるんやったらよろしく」

    直毘人「いいだろう」

  • 90スレ主24/06/23(日) 11:59:40

    >>89

    ~高専 留置場にて~


    高専モブ術師E「学長、九十九特級術師と庵準一級術師が高専に到着されました! 応接室にお通ししています!

    それから禪院家の当主からお電話です! 『天元の護衛に炳の術師を提供する用意がある、学長と詳細を協議したい』とのこと!」

    夜蛾「(・・・情報を擦り合わせた方がよさそうだな)応接室で全員一旦協議だ、九相図も含めて、・・・いいな?」

    脹相「分かった」&壊相「了解しました」&血塗「はーい!」


    ~高専 応接室~


    歌姫(うわぁ、・・・私ひとりだけ実力が場違いだわ

    ・・・学長に呼ばれた理由は分かりきってるし、術式的に直接戦闘面では期待されてないのも分かるけど!!)


    九十九「学長と先に電話で話した通り、私が護衛の責任者になるかどうかは天元と会って直接会話をしてから決めること、まだその前提で協議を頼むよ」

    直昆人(電話のスピーカーモードで通話中)「・・・ふむ」

    夜蛾「分かってる、・・・改めまして御当主、人員提供の申し出ありがとうございます、私からもお伺いしたい事があるのですが、よろしいですか?」

    直昆人「ほう?」


    夜蛾「・・・カクカクシカジカという経緯で、五条家から当該呪霊の情報かもしれない資料の提供がありました

    おたくの直哉氏に、この資料に載っている呪霊と、先に戦った呪霊が、同一のものか・異なるか、その判別は付かないでしょうか? 資料は全ページ分を丸ごとそちらにFAXさせて頂きますので」

    直昆人「なるほど承った、直哉に見せて返事を返そう」


    九十九「・・・あと、提供人員の実力とか術式とか、護衛のメンツには全面開示することは大前提なの、分かってるよね?

    護衛のトップに立つのが私であれ学長であれ、実力がよく分からない人間を束ねて指揮するのは難しいと思うよ?」

    直昆人「当たり前だ、・・・ただし術式の守秘義務については護衛全員それぞれに各自縛らせろ、戦いの後で術式情報を触れ回られたらたまらん」

    九十九「・・・それもそうだね」

    直昆人「それとだ、敵方に動きがあるのなら教えてくれ、うちの躯倶留隊や灯を別に動かせるかもしれん」

    夜蛾「分かりました」カクカクシカジカ やり取り中・・・

  • 91スレ主24/06/23(日) 12:00:05

    >>90


    血塗「(コソッ)兄者、あのブーメラン大きいなぁ?」

    壊相「(コソッ)そうですね血塗、壁に立てかけた高さは、兄さん(※註 脹相)の腰と同じくらいでしょうか・・・」


    ~協議終了後~


    夜蛾「さて、薨星宮に向かうぞ」

    脹相「なあ、ちょっと良いか? ・・・このブーメランの事だが」ツンツン

    九十九「ん?」

    脹相「呪霊特攻の反転術式が宿っているんだろう? 俺が触ると若干指先が痛いぞ」

    歌姫「えっ?」

    脹相「・・・俺達が産み出された経緯を考えてほしい、俺達きょうだいはみんな、身体に呪霊の血が混ざってるだろう?

    おそらくそれと相性が良くないんだと思う、・・・別に俺達の手が溶けたりまではしないだろうが、握り続けると手のひらに激痛が走るくらいはありそうだな」ツンツン

    九十九「あらまー・・・」

  • 92二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 12:19:32

    >>91

    九十九「一番上のお兄さん、えーと脹相さんだっけ。貴方確か赤血操術よね」


    脹相「ああ、そうだが」


    九十九「それじゃあそれに直接触れずとも血を付着させて操るのはできない?」


    脹相「む、少し待ってろ......俺の呪力を血に変換したものだから少しアレだが、これならいけそうだ」


    九十九「good!それじゃあ、戦闘中はそうやって使って。もちろん直接当たったり、他の兄弟たちに当たらないように気を付けてね」


    脹相「ああ、助言助かる」

  • 93スレ主24/06/23(日) 12:53:49

    >>92

    歌姫「さすが特級、・・・発想が柔軟ですね、私はもっと融通が効かない方法を思いついてました」


    九十九「へえ、どんなアイディアなのか言ってごらん?」


    歌姫「ブーメランを投げるのではなく、人間の術師が、・・・例えば九十九特級や学長が、手に持って、鈍器みたいに呪霊相手に殴って使う方法を思いついていたんです

    でも、この方法だと間合いの調整が効かなくて近接格闘限定になりますから、九十九特級がおっしゃったアイディアがより有効だと思います」


    九十九「その発想も別方向で柔軟ではあると思うよ? ブーメランは投げやすいように造られているけど、必ず投げて使う義務なんて無いんだし」


    歌姫「ありがとうございます」


    ~禪院家 当主の部屋~

    バサッ

    直昆人「ホレ、高専からFAXが届いたぞ、これで全部だとさ

    ・・・直哉、これを読んだ上でどう感じる? お前があの時戦った呪霊と同じものか違うものか、高専にすぐ返事するからな」


    直哉「んー・・・」パラパラ


    直昆人「それと直哉、・・・お前も炳の術師だろう? もしお前が天元の護衛に本気でなる気があるなら、『護衛の任務中は、護衛責任者の指示が不合理でない限り、その指示に従うこと』を『俺』と縛れ、『その条件なら薨星宮へ派遣する術師として俺の名で推薦してやる』」


    直哉「はあ!?」


    直昆人「禪院(ウチ)のあの面々の前で『九十九が頭に立っても従う分別がある』とタンカ切ったのはお前だろうが?  それともお前、深く考えずにあの場で適当に口走ったのか? あ”?」


    直哉(アー・・・、やらかしたかもしれんな、・・・俺)



    (場面は切り替わり、羂索サイド または 天元サイドへ)

  • 94二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 13:38:28

    ~とあるアパート~
    羂索「やっと着いたね」

    漏瑚「ここが目的地か?」

    羂索「ああ、といってもここ周辺だけどね。前行ったアパートの近くには目当ての呪霊はいなかったから、消去法でここになるだけなんだけどね。それでは行ってくるよ」

    (数十分後)
    羂索「ただいまーこれが例の彼だよ」

    真人「へ~ここが...よろしくね~」

    羂索「さて大体必要なものはそろったし、始めようか...『死滅回遊』
       あ、真人は私と。マーキングした非術師に無為転変を施していくからね。
       ほかの三人は、そうだね...適当に好きな結界に入って荒らしといて。結界の中には私が呪物を取り込ませた術師たちが暴れてるから気を付けて
       それじゃよろしく」

     (天元サイドへ)

  • 95スレ主24/06/23(日) 15:25:55

    >>94

      ゴウンゴウン  シャアッ  ・・・スタスタ


    歌姫(ここが薨星宮、天元様のおわすところ・・・)キョロキョロ

    血塗「うぉー、でけえ場所だなぁ兄者」 壊相「そうですね血塗」 脹相(・・・ここでアイツを殺せるのか、俺達が)


    天元「久しいね九十九由基、・・・呼び出しに応じてくれてありがとう」

    九十九「久しいね天元、正直そう来たくもない場所だけど、惨状を聴いて馳せ参じたよ

    ・・・早速だけど、私と学長と天元、合わせて3人だけで話せる空間を作れないかい? 私が護衛の責任者を任されるに当たって『縛り』の内容を詰めたいんだ」

    天元「・・・分かった、では残りの4人はしばらく待機を頼むよ、・・・結界術で待機場所を構成するからね」

    歌姫「はいっ!」 血塗「はーい」 壊相「はい」 脹相「・・・ああ」


    ~天元 協議場所&待機場所 創造中~


    天元「それで、君が提示する条件を聞こう」


    九十九「・・・護衛を任されて羂索と戦う代わりに、私『だけ』が自由に使える研究場所の提供を

    天元も夜蛾学長も口を出さず干渉しないことを保証した空間を、・・・言い換えれば、私だけがまさしく『全権』を振るえる空間を、この高専の敷地内に作成してほしい、・・・誰にも秘密の空間なんてもの、天元の結界術でなら自由自在に作れるだろうからね」


    夜蛾「・・・一見何でもないように聞こえるが、案外そうでもない提案ということか」


    九十九「その通り、学長、・・・私は元星漿体として、呪霊の被害が生まれない方法を追い求めて研究に励んできた

    これまでアプローチとして思い描いたのは、『呪力の最適化』という方法、・・・全世界を呪力で満たし、人類に進化を促すという方法だったんだ、だが、同化に失敗した天元の悲惨な予測を聞いた時、これはナシだと考えた

    今思い浮かぶ方法は、・・・『呪力からの脱却』だね

    言い換えると、世界から呪力を無くし、呪霊の被害を生まなくする、・・・究極的には天元も星漿体も必要のない、呪力の必要性が消え失せた世界」

  • 96スレ主24/06/23(日) 15:26:38

    >>95


    九十九「そんな世界は、呪霊も生まれない代わりに、呪術師も必要とされない、・・・術師家系にとってはこれまでの生計のすべが消え失せて、術師によってはそれこそ一気に食い詰めるような世界でもあるんだと思う

    でも、天元が予想したような悲惨な事態が生まれるよりはまだマシだ」


    天元「そして、・・・そんな世界を追い求めるために、研究場所がほしいということだね」


    九十九「そう

    そもそもの構図を考えるとね、天元、・・・羂索をもし今回撃退できたとしても、これからオマエが存在する限り、全国民や全人類を巻き込みかねないような、オマエ狙いの襲撃のリスクは存在し続けるんだよ

    誰にも被害を生まないような形での、・・・究極的には『天元の消失ないし自滅を志向した研究』は、オマエ自身にとっても必要な研究じゃないのか?」


    夜蛾(――!!)


    天元「そのために、私を守ることの引換として、・・・その研究場所で君が『誰か』に『何か』をしたとしても、私も、夜蛾も、一切口を出せない場所を、そんな空間を寄こせと・・・?」


    九十九「そう、その通り、・・・条件について妥協する気はないよ

    天元と学長の2人ともが私と縛りを結べるかどうか、・・・交渉が決裂するなら、私は天元の護衛はできない、どうする?」


    (場面は切り替わり、直哉サイドへ)

  • 97二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 18:12:56

    ~禪院家~
    甚壱「縛りを結んだきり帰ってこないがいいのか?」

    直昆人「いい、いい、ほっとけ。どうせいつもみたいに隊員をイジメてスッキリしたら帰ってくるだろ。」

    甚壱「そうか...それならまあいいが」

    直昆人「それに悪知恵を働かして言うことを聞かんだろ」

    甚壱(そのせいで俺らが巻き込まれるから面倒なんだよな...)
    ~炳の隊室~
    炳隊員A「お、直哉サン、あの縛り結んだん?直哉サンにしては珍しくね?どういう心変わりなんスカ?」

    直哉「あ゛あ゛?」

    炳隊員B(おいやめとけって、あんなんプライドの高い直哉さんが自ら進んで結ぶわけないやろ)ヒソヒソ

    炳隊員A(そ、それはそうか...)ヒソヒソ

    直哉「おい」

    A,B「「は、はい」」(やっべ...)

    直哉「蘭太はどこや」

    B「蘭太さんは飯食ってるんじゃないですかね。食堂に行けばいると思いますよ」

    直哉「そうか」スタスタ

    A,B(び、ビビった~)

  • 98二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 18:13:51

    >>96

    (安価忘れてました>>97です)

  • 99二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 19:11:44

    このレスは削除されています

  • 100スレ主(変な誤字修正・再投稿)24/06/23(日) 19:16:17

    >>97

    ~直哉 回想中~


    直昆人「迷ってる時にアレだが、直哉、耳貸せ」

    直哉「ん?」

    直昆人「縛りを結ぶ前にお前にだけ言っておく、・・・どの術師を護衛にするか、最終的には責任者に立つ九十九か夜蛾が決めること、・・・だがな、俺とお前が結んだ縛りも含めて『全部』高専に通告して推薦するつもりでいる

    俺と縛りを結んだ上で、悪知恵で縛りを掻い潜るような考えなしは『ナシ』だぞ、・・・この情勢でそんな恥を晒すなら、当主としても父親としても本気でお前を見限るからな

    ・・・俺との縛りを結べないなら、あの場にいた面々ひとりひとりに自分で頭下げて撤回して来い、・・・『特級でも女には従えません、生意気口走りました』ってな」

    直哉「ッ――!! (くそ、いつも飲んだくれとる親父が、こんな時だけは悪知恵働かすなや!!)」


    ~禪院家 食堂~


    蘭太「直哉さん、僕をお探しですか?」

    直哉「朗報や、お前が言い出した提案が通ったで、・・・父ちゃんはな、俺とお前を薨星宮で護衛する術師に推薦するつもりや、って」

    蘭太「!! 本当ですか!!」

    直哉「本決定するのは責任者に立つ九十九か夜蛾のどっちか、それでガキのお前はハネられるかもしれへん、・・・その前に、俺と全く同じ縛り、俺の父ちゃんと結べるか?」

    蘭太「はい! もちろんです!!」

    直哉(そりゃー、・・・蘭太はそう言うやろな、・・・クソが)イラッ

    蘭太「直哉さん、僕と直哉さん以外に推薦される方っておられるんですか?」


    ~その頃 薨星宮 協議場所~


    天元「九十九、妥協というより追加の条件を提案したい、・・・今思いついただけでも、いくつか懸念があるから」

    九十九「・・・その条件の内容は?」

    天元「1つ目の追加条件案としては、『きみが将来研究目標を果たせず死んだとき、その研究場所に遺された物品類は私がすべて接収すること』、・・・きみは寿命ある人間だ、没後でも、私も含めて永遠に誰も立ち入れず放置するしかないような空間は、作りたくはないよ

    2つ目の追加条件案は、『その空間では、きみの主観上で研究目的に沿うことのみを行い、それ以外の用途ではその空間を利用しないこと』、・・・言わずもがな、これは私欲に基づく濫用の防止だね」

    九十九「なるほど」

    天元「夜蛾正道、きみの方からは、なにか他に思いつく懸念や質問はあるかな?」

  • 101二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:23:19

    >>100

    夜蛾(呪力がなくなった世界...か。考えたこともなかったな

       もし仮にそういう世界になったとして...と今考えるのは野暮か

       ...呪術規定に触れるようなことは特にはなさそうだし、今のところは見送りでいいか)


    夜蛾「いえ、今のところは懸念や質問は特に」


    九十九「...」


    天元「それじゃあ、協議はこんな所かな」

  • 102スレ主24/06/23(日) 21:03:48

    >>101

    九十九「・・・うん、今、天元が言った追加条件は、おおむね言った通りの案でそのまま2つとも受け入れられる

    2つ目の追加条件は元々そのようにしか使わない場所のつもりだったしね、ただ、1つ目の、私の没後の接収については・・・

    そうだね、私達3人きりの『他言無用の縛り』なら釣り合いは取れるかなぁ? 元より秘密にするべき縛りだと思ってはいるけれど、改めて、他人には言い触らせないタイプの縛りであることを明確にしておいてほしいとも思う

    ・・・でも後でどう転ぶか分からないから『3人以外の面子に縛りの内容を明かす場合、3人全員の事前了解を必須とする』、この追加条件をさらに追加する形で、どうだろう?」


    天元「私は構わないよ」

    夜蛾「私も構いません」

    九十九「ではその方向で、縛りの文言を詰めようか」


    (3人協議中・・・)


    ~薨星宮 待機場所~

    コンコン ガチャッ…


    九十九「失礼するよ、お待たせしたね、・・・私と天元と学長の三者間で縛りは無事結ばれた

    縛りの内容自体は3人きりのことだから君たちにも話せないけれど、ともあれ、天元護衛任務の責任者は、今この時から私で確定したよ」


    歌姫&脹相&壊相&血塗「「「「!!」」」」


    九十九「ということで、最初の指示出しね

    学長は地上に戻って、総監部とか適当な各所にこのことの通告をお願い、・・・多分これからも、この手の細かい調整は丸投げすると思う

    ・・・禪院家からは護衛の人員を出すって言ってたでしょ? その辺とかの返事がもし来ていたら持って来て」


    夜蛾「了解」


    九十九「学長以外の4人、実力がどの程度なのか、ちょっと見せてもらうよ

    特に九相図の3人は、人生初の戦いがこの羂索戦になるってことでしょ? ・・・私の目で動き方とかセンスとか色々見ないと、戦術も何もあったものじゃないからね」


    (場面は切り替わり、直哉サイド または 羂索サイドへ)

  • 103二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:13:08

    ~とある病院~
    真人「夏油、まだあるの?」

    羂索「いや、これでもう終わりだよ。お疲れ様、真人」

    真人「ふーん、じゃ夏油はこれからどうするの?」

    羂索「これから結界を張る。張ってからは殺し合いのゲームが始まるから、そこである程度呪力が溜まったら薨星宮へ向かうとするかな」

    真人「俺の助け要る?」

    羂索「いやどちらでも、もともとは一人でやるつもりだったからね
       ついてきたかったらついてきてもいいし、殺したかったら好きに暴れるといいよ」

    真人「...」

    (直哉サイドへ)

  • 104スレ主24/06/23(日) 22:57:46

    >>103

    ~禪院家~


    スタスタ…


    直哉「いや、父ちゃんから推薦される術師は、俺と蘭太の2人だけやで

    ・・・これから世間がどうなるか分からんからな、ウチに戦力をある程度は残しておきたいらしい

    薨星宮の護衛にばっかり何人も術師は出せん、・・・って考えたらしいな」


    蘭太「・・・難しい判断をされておられるんですね、ご当主様」


    直哉「まぁな、ただな、ウチの呪具は1個だけなら持ってってもかまへんって言われとる

    俺は得物使うの好きやないしたぶん身一つで参戦やな、・・・蘭太はどうするんや? 今すぐ俺と忌庫行って決めるんや、時間は掛けられへんよ?」


    蘭太「えー・・・と(どうしよう・・・)」



    (今日の更新はここまで。おやすみなさい)

  • 105スレ主24/06/23(日) 23:29:25

    (オリ呪具について、SS中に性能を書いてもらえれば私も合わせますので・・・)

  • 106二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 03:53:32

    >>104

    蘭太「……それではこれはどうでしょう」


    直哉「なんやそれ…って」


    蘭太「そうです、一度取り込んだら命を代償に一時的に成長する呪具です!

       術式に目覚めたばかりで、出力も量もまだまだなので、大人になった方の自分ならかなりお役に立てるかと」


    直哉「ふ〜ん、じゃそれで決まりか?」


    蘭太「はいこれで!」


    直哉「よし、じゃあ行くで」

  • 107二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 06:26:59

    件の特級呪霊は(某所で親しまれている)彼か

    羂索が持つと酷いことになるな

  • 108二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 07:36:41

    >>107

    よく知らんのだけど、元ネタ何?

  • 109スレ主24/06/24(月) 12:19:37

    >>106

    ~高専 応接室~


    直哉「・・・かくかくしかじか、という事でここにやって来たんやで

    これウチの父ちゃんの推薦状な、俺と蘭太の2人分」ホイ


    夜蛾「頂こう、・・・九十九が責任者だから、今から君たちを薨星宮に連れていく」


    夜蛾(・・・それにしても、現場に出たこともないというこんな子が、そんな呪具を持ってくるとは・・・)


    夜蛾「蘭太くん、君を護衛にするかどうかは九十九が決めること

    もし護衛に選ばれたとしても、君は九十九の指揮下に入ることになる、・・・仮に呪具を使うことになったとしても、そのタイミングは全て九十九の判断だ、決して先走って勝手に使うことはないように、・・・分かっているね?」


    蘭太「はい!!」



    (場面は切り替わり、九十九サイド または 羂索サイドへ)


    (スレ主も呪霊の元ネタを存じ上げないので、御教示頂けますと助かります・・・)

  • 110二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 14:25:36
  • 111二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 19:51:49

    保守

  • 112二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:12:56

    このレスは削除されています

  • 113二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:22:31

    >>112

    九十九は何で死滅回游の名前を知ってるんだろう?

    天元も推測で「それらしいことが起こりそう」的なことしか言ってないのに

  • 114二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:28:46

    >>113

    確かにそうだったすまない

  • 115二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:46:31

    >>109

    ~薨星宮~

    九十九「なるほどね、君たちの力量は大体わかったよ」


    脹相「ハア、ハア(これが特級の力か...!歌姫という術師のバックアップがあったとはいえ、多対一でもこれほどとは...)」


    血塗「兄者きつくねえが!?ハア...」


    壊相「ええ、単純な打撃だけでこれほどの破壊力...さすが特級というべきでしょうか」


    九十九「そうだね...恐らくもうすぐ羂索の方から何かしらのアクションがあるはずだ。とはいえ全人類同化のための呪力がすぐに溜まるかというとそうも思えない。

        だからまだ時間に猶予はあるが、天元を彼の最終目標であることは明らかだ。

        だから最終的にここへ来る羂索に対抗するために、君たちには反転術式...は流石に時間的に厳しいか。

        となると...まず領域対策としてシン陰流の簡易領域を習得してもらう。

        時間に余裕ができれば反転術式のコツを教えようか。反転術式による自己の治癒は血を操る君たちの術式と多分相性がいいから、上手くいけば習得できるかもしれない。

        これからのプランとしてはこんな感じでいいかな?」


    脹相「ああ、頼む。あいつを倒すためならなんだってやるさ。」


    (一応話が通るようにはなったと思います。指摘ありがとうございます。)

  • 116スレ主24/06/24(月) 22:51:35

    >>115

      ゴウンゴウン  シャアッ  ・・・スタスタ


    夜蛾「遅くなった、・・・禪院家の当主から推薦された術師2人だ、呪具の情報も含めて、私達護衛に加えるかどうかの判断を仰ぎたい」

    九十九「おかえり、じゃあ秘密を守る縛りを結んだ上で情報共有といこうか? 会話の相性とかも見るからね」

    直哉「へい、・・・よろしゅう、禪院直哉や、こっちのチビは蘭太」

    蘭太「よろしくお願いします!!」


    直哉(・・・前評判通り、えっらい態度のでかそうな女やな、俺コイツの下につく縛り父ちゃんと結んどるんかい、・・・最悪や)


    天元「2人とも禪院家からよく来てくれた、ありがとう

    ・・・協議の場には私も同席するよ、九十九にも夜蛾にも話していなかったことがあるからね、縛りを結んだ場なら開示できる事柄だ、それを話したい」

    九十九&夜蛾「「!?」」


    ~会議場所 創造→顔合わせ→一通りの術式情報共有→持参した呪具の情報共有 などなど~ カクカクシカジカ・・・


    九十九「・・・んで、最後に天元、オマエが伏せてた事柄って何?」

    天元「五条悟を解放できる『かも』しれない手掛かりになる呪物の存在だ、・・・『獄門疆』の対になる、『獄門疆・裏』という存在について」スッ

    夜蛾「!! そのような呪物、天元様御本人がお持ちだったんですか!?」


    天元「ああ、誤解しないでほしいが、あくまでこれは裏門ということだ

    獄門疆の開門権限は、正規の所有者である羂索にある

    所有権限の我々がこの裏門を抉じ開けようとするならば、天逆鉾のような『呪力を無効化する呪具』をぶつけるしかない

    あるいは羂索が連れている『呪力を無効化する呪霊』の術式に、密かにぶつければ、・・・もしかしたら開門できるかもしれないんだ、ただこちらの方は断言できない

    この裏の存在を今まで誰にも明らかにしなかった理由は、・・・君には分かるかな? 禪院蘭太」


    蘭太「・・・羂索に存在を知られてしまうと、気軽にその呪霊を出してこなくなるのが分かり切っているから、でしょうか

    天元様がおっしゃったその構図って、何も知らない羂索が件の呪霊を使うっていう状況じゃないと、成立しませんから」


    天元「その通り、賢い子だね」

  • 117スレ主24/06/24(月) 22:53:45

    >>116

    直哉「このチビが褒められたついでに、俺からも、俺らが徒労になるかもしれへんような提案ええか?

    ・・・九相図の兄ちゃんの下2人、術式効果はどっちも『分解』なんやろ? 庵準一級の術式込みでそれにぶつけたら、無効化と同じように、呪具をこじ開けたことにならへんやろか?

    並の術師なら分解されるような強い術式なんやろ? ・・・術師の成れの果ての特級呪具なら、どうなんやろな?」


    一同(――!!)


    直哉「それがもし叶わなんでも、学長か九十九特級のどっちかが五条家に働きかけて、五条家主体で『無効化機能の付いた呪具か術式求む』って趣旨の懸賞金つけて探してもらえばええ

    悟くんが封印されて五条家は鳴かず飛ばずや、・・・『羂索を撃破した時、こじ開けられるようにしておきたい』って言えば、あの家は家が傾くような滅茶苦茶な額をつけてでも話に乗るやろ、・・・冥冥当たりのがめつい奴が、それこそアフリカの果てまで行っても探しまくるんちゃうか?」


    夜蛾「なるほどな・・・!!」


    直哉「術師の成れの果ての呪具っていえば、五条家から貸し出されたブーメランに、庵準一級の術式が効くのかも興味あるな

    『普通に反転術式を宿したブーメラン』が『滅茶苦茶強い反転術式を宿したブーメラン』に化けるかもしれへんやろ? 九相図の兄ちゃん方は扱いにくくなるかもしれへんけどな、呪霊操術の呪詛師相手になら意味はある」


    歌姫「私の術式は『任意の術師』に効果があるものですが、・・・解釈を拡張したら、いけるかもしれません・・・」


    天元「(――だとしたら)夜蛾、五条家に懸賞金の話を持って行く場合は、ブーメランの先端部分を研磨して尖らせる許可も取ってほしい、表向きは『殺傷力を上げるため』という理由で」


    夜蛾「・・・、表向きでない意図をお伺いしても?」

  • 118スレ主24/06/24(月) 22:54:11

    >>117


    天元「・・・縁起が悪い話だが、万が一君たちが全滅してしまった時に、非常事態に備えての措置だ、・・・私の存在は今は呪霊に近いからね」


    血塗「どういうことだぁ?」


    天元「直哉のその仮説が成立した時、おそらくそうなったブーメランが直撃すると私もダメージをうけるだろう、尖ったブーメランが刺さった時も然(しか)り

    私の『不死』は術式だ、・・・だから当然、私の意思で解除できる、・・・仮説の積み重ねだが、・・・私は、私の意思で自殺を選んだ時、尖らせたブーメランで自殺できうるという事だ

    羂索による取り込みが不可避の情勢にもしも至ってしまった時の話だが

    ・・・一番最悪な事態を、『一億人の同化』という一番避けるべき事を避けるために、・・・大勢の犠牲が出ることが承知の上で、そういう選択肢が取れるかもしれない、・・・そういうことさ」



    (今日の更新はここまで、おやすみなさい)

  • 119スレ主24/06/24(月) 22:59:15

    >>116 訂正

    × 所有権限の我々がこの裏門を抉じ開けようとするならば、天逆鉾のような『呪力を無効化する呪具』をぶつけるしかない


    〇 所有権限のない我々がこの裏門を抉じ開けようとするならば、天逆鉾のような『呪力を無効化する呪具』をぶつけるしかない

  • 12024/06/24(月) 23:49:04

    >>117 訂正

    × 悟くんが封印されて五条家は鳴かず飛ばずや、・・・『羂索を撃破した時、こじ開けられるようにしておきたい』って言えば、あの家は家が傾くような滅茶苦茶な額をつけてでも話に乗るやろ、・・・冥冥当たりのがめつい奴が、それこそアフリカの果てまで行っても探しまくるんちゃうか?


    〇 悟くんが封印されて五条家は鳴かず飛ばずや、・・・裏の存在を五条家にも伏せたまんま、『羂索を撃破した時に獄門疆を奪取して、すぐさまこじ開けられるようにしておきたい、もしも呪具や術式の発見に至ったら、戦いがあった時に備えてすぐに薨星宮に持って来てほしい』って言えば、あの家は家が傾くような滅茶苦茶な額をつけてでも話に乗るやろ、・・・冥冥当たりのがめつい奴が、それこそアフリカの果てまで行っても探しまくるんちゃうか?


    (訂正の意図:

     直哉の台詞だと裏の存在を五条家には明かすように読めたので、書き手としてはその意図はないことを明示させて頂きます

     誰かに裏の存在を明かすと、そこから羂索に漏れるかもしれませんので・・・


     なお、直哉は九十九の下で戦うのが嫌で堪らないのでアイディア出しまくってます、たぶん派遣が徒労であってほしいと一番思ってるのはこの人)

  • 121二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 09:48:16

    保守

  • 122スレ主24/06/25(火) 12:46:34

    (念のため

    掛け持ちしているスレに書き込んだ時の名前が残ってましたが、>>120もスレ主の書き込みであることを明言させて頂きます

    掛け持ち先でも最近全く同じミスをやらかしてますし、住民の方はだいぶ重なっていると思うので丸分かりだと思うのですが、スルーして頂けるとありがたいです


    最近、自宅の回線が、23時頃にバラバラのタイミングで発動~朝方に解除されるタイプの広域規制に巻き込まれています

    いつ投稿できなくなるか分からない状況で焦ると駄目ですね・・・)

  • 123スレ主24/06/25(火) 19:25:15

    (今回、かなり重要な判断を複数行うことが必至の長文を、唐突に投下した自覚はございます
     申し出て下されば、投下後24時間の運用に関係なく、まだしばらくお待ちいたしますよ・・・)

  • 124二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 19:34:50

    >>118

    九十九「うーん、分解の特性に目を付けたのは良いね。後でやってみるとして...『無効化機能の付いた呪具か術式』を日本のみならず世界中で探すとなると...うーん」


    直哉(チッなんやねん)


    九十九「いくらお金にがめつい冥さん、とはいえ戦力としても結構貴重なんだよね...

        どこにあるかもわからないようなものを今の段階で日本以外にまで戦力を割いてまで探させるというのはどうもなあ

        もちろん五条君が帰ってくれば百人力、日本の人間ほとんどが助かるのも事実。だがその確率はとても低い。

        それに対し、異形の軍隊を持つ羂索と私たちの多対一の戦い。こちらの方がまだ現実性は高いと思うんだよね。

        そうだね...それではこれではどうだろうか。

        『そういう類の物や人物を探すのは日本限定、そして羂索の捜索もなるべく並行してやる。』」

  • 125スレ主24/06/25(火) 19:52:36

    >>124

    直哉「ちょい待ち、・・・冥にやらせる事に『羂索の捜索』ってなあ、・・・遠隔透視の術式持ってる術師が羂索を追いかけてたわけじゃないんか?

    俺な、まだそこまでしか報告話を聞いてへんのやで? ・・・そっからまた事態が動きでもしたんか? 術師が羂索を見失ったとか?」

  • 126二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:21:22

    >>125

    九十九「ああ...遠隔透視の術式の方がいたねそれは頭から抜けていたすまない。

        まあ、冥さんに限った話で言うと探し物だともっと意味がないと思うよ。確か彼女のカラス羂索が件のアパートから逃げた時追跡できなかった件があったが...

        目に見えるものなら追えるけど呪力までは感知できてないんじゃないかなあ...つまり呪具の呪力や術師か否かが見えないんじゃないかなってこと。

        もし呪力まで見えるのだとしたらあのゴロゴロいた特級呪霊の呪力が感知できないはずもないからね

        うーん...探させるのは本当は悪くはないんだけどなあ

    あ、そうだ遠隔透視の術式の方って対象は一つだけしか追えない感じ?せめて形でも分かれば懸賞金の件はぐっと現実味を帯びるんだけど、誰か術式の詳細を知ってる人いる?」

  • 127スレ主24/06/25(火) 21:04:10

    >>126

    夜蛾「まず、大事な事から言っておく、・・・羂索は現状では行方不明だ

    遠隔透視の術式持ちの術師から追加報告が来ていたんだ、・・・禪院家の当主には報告済みだが、そちらには行き違いがあったらしいな、そちらには伝わったつもりでいた、すまない

    ・・・羂索はアパートを出た後でもう1体の特級呪霊と合流、その際に元からいた特級呪霊3体とは別れたらしい、遠隔透視の術師は羂索のみを追跡することを選び、特級呪霊3体の行き先はこの時点で不明になった

    羂索はその特級呪霊を連れてとある病院に入って行った後、・・・姿を隠した状態のまま、飛行能力を持つ呪霊に乗って猛速度で飛んで逃げたらしい、遠隔透視を振り払う形になって、居場所は不明になり、今に至る

    ・・・アイツがアパートを出て以降、呪霊とどんなやり取りをしたのは不明だ、遠隔透視の術師は会話は読めないタイプだったからな」


    直哉「チッ!」


    夜蛾「あと、冥冥のカラスは呪霊を視認するはず、・・・だと思うぞ

    最初の私への報告の際に『羂索が特級呪霊3体を従えて移動中』と言っているからな(※註 >>68)、・・・元々カラスが呪霊を目視できない場合、そういう言い回しは冥はしないだろう

    その後、羂索達が姿を隠す呪霊か呪具を使ったせいでカラスでも視認できなくなった、・・・そう考えるべきだと思う」


    九十九「なるほど」


    夜蛾「冥は先ほど高専に帰投している、より正確なことは俺から尋ねれば答えてくれるかもしれん

    元々は総監部から報酬を貰って冥が受けている任務だ、その任務について『詳細を聴きたい』と言えば、冥は無下にはしないだろう、・・・術式の詳細を明かすという面からすると、追加で情報提供料を請求してくるかもしれんがな」


    九十九「じゃあ、その辺は冥さん本人に質問する方向でよろしくね」


    夜蛾「ああ」


    九十九「それじゃあ、やることを優先順位別に整理しようか」

  • 128スレ主24/06/25(火) 21:05:19

    >>127


    1.壊相・血塗の『分解』に歌姫のバフを乗せて『獄門疆・裏』が解除できないか試す

    2.1.が不可だった場合、現時点で歌姫のバフが反転術式の宿ったブーメランに効くか試す、効かなかった場合、歌姫は今後の待機時間を『術式解釈の拡張』に充てる

    3.2.の結果に関わらず、夜蛾は五条家に連絡を取り、『殺傷能力を上げるためにブーメランを研磨する許可』を取る

    4.夜蛾は冥冥に話し、カラスの性能についての夜蛾の推測が正しいか確認する

    5.五条家に懸賞金の件を持ち掛けるかどうかは、4.の結果次第で九十九が判断する



    蘭太「・・・あの、それで僕達って結局護衛に選ばれるんでしょうか? 僕達の働きってまだ決められてませんよね」


    九十九「ああ、そうだね、やることを追加しないと」


    6.夜蛾の3.~4.の作業と並行して、九十九は直哉・蘭太と模擬戦を行い、天元の護衛任務に加えるかどうかを判断する



    九十九「九相図3兄弟と歌姫は、模擬戦を見学してもらうからね? ひょっとしたら一緒に連携するかもしれないんだし、戦い方は見てもらった方がいいでしょ

    学長も、色んな所との連携が大変だろうけど、・・・もしも手隙がつくれたら地下に降りて来て、私と模擬戦お願いね?」


    夜蛾「承知した」

  • 129スレ主24/06/25(火) 21:16:02

    >>128

    夜蛾「おっと、・・・肝心な事を言い忘れていた

    遠隔透視の術師の術式は『元々その辺にいるらしい』と大まかに事前情報がある時に、隠れていた存在を見抜くタイプでな、その上、一旦対象の姿を認識していれば、ある一定程度の速度で逃げられない限り見失うことはない、・・・という術式だ

    今回羂索がアパートを発つときに見抜いたのは、状況がまさしくその術師の術式の発動条件に適合したからだな

    また、追跡対象が複数かつ遠距離に分かれた場合、全てを追いかけるのは難しいらしい

    つまり、何の事前情報もない、・・・影も形も場所も分からないものを見つけ出すのは無理というタイプだな、・・・だから『呪具か術式の捜索』には向かないと思うぞ・・・」


    九十九「あ、そうなんだー・・・」

  • 130二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:58:40

    保守

  • 131二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 17:48:13

    (質問ですが、七海とかどうします?出します?)

  • 132スレ主24/06/26(水) 18:59:48

    >>131

    (出されるのなら合わせますよ。


     あと、冥冥のカラスの視認範囲ですが、「呪力あるものでも判別できる」とした方が、原作との辻褄は合うように思います。

     原作における人外魔境新宿決戦を読み返していたのですが、カラスの中継で、『宿儺の領域の中心にある御厨子を視認できている』、『領域の外殻の大きさ・崩壊までのスピードを判別できている』という前提の上で話が進んでいるように思います。

     もちろん、このスレは上記決戦よりも10年以上前の話ですので、冥冥が若い分、認識の精度等が未熟であっても不思議ではないとは思いますが・・・)

  • 133スレ主24/06/26(水) 20:39:53

    (本日21:16までの投稿が困難であれば御一報下さい、お待ちします・・・)

  • 134二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:00:01

    ~インドのとある村~
    羂索「すまない、このあたりに象の見た目をしたモノを見かけませんでしたか?」

    インドの村人A(ここでは以下Aと呼称)「いつも通りならあそこの山の祠にいるが...
    もしかして君もあの”神”を見に来たのかい?やめておけ。いかなる手段を以てしてもあれにはかなわんぞ」

    羂索「ありがとう。ですがそこのあたりはご心配なく。無策に死ぬマネはしませんので」

    (数時間後)
    A「なっ...」

    羂索「あそこにいた呪霊は祓いました。ああ...ついでに彼に従っていた当たりの呪霊もいなくなりましたのでご心配なく」


     (冥々の話ですが、一応特級三体の膨大の呪力が突如消えたり動いてたりしてたら呪力を感知できてる今のカラスとの矛盾が生じてしまうので、一応話として挙げました。)

  • 135二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:01:19

    >>134

    訂正:当たり⇒辺り

  • 136スレ主24/06/26(水) 21:13:06

    >>134

    (承知しました。では、>>70で登場して使用し始めた「姿を隠す呪霊」は「外形上の姿のみならず呪力も隠蔽するものだった」というのはいかがでしょう?

     冥冥が総監部の要請を受諾後に全国ローラーのつもりでカラスを展開し、その捜索任務の結果として特級呪霊3体と羂索を発見した・・・というストーリーの持って行き方で問題が無ければ、そのつもりで話を組み立てて、リレーを続けさせて頂きたいと思います)

  • 137二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:16:59

    >>136

    (分かりました。その方向でOKです。)

  • 138二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:39:44

    このレスは削除されています

  • 139スレ主(時系列ミス修正・再投)24/06/26(水) 21:53:32

    >>137

    (ありがとうございます)


    『呪術総監部 および 呪術高専東京校学長より 通達


     特級呪詛師 羂索は、特級呪術師 亡・夏油傑の遺体を操った状態で、未登録の特級呪霊3体と同行していることを総監部は視認した

     羂索は、更に未登録の特級呪霊1体と接触したことを総監部として視認したものの、羂索は元々同行していた特級呪霊3体とは各々別行動を開始、羂索と特級呪霊1体を除いた特級呪霊3体の所在は不明となった

     また、羂索は残る特級呪霊1体と共に総監部の追跡を振り払い、いずれも現時点での所在は不明となっている


     現時点で視認できた特級呪霊4体の風姿を以下に共有する

     いずれも容貌及び呪力を隠蔽する、何らかの術式または呪霊を保有しているものと思われ、その正確な実力等は不明

     全呪術師は厳に警戒を取られたし(~以下、漏瑚、花御、陀艮、真人の見た目が掲載されている)』


    ~羂索 飛行中~


    羂索「(全術師向けの通達くらいは手に入る程度の伝手はかろうじて残ったが、・・・相手を私の指揮で動すのは無理、困ったねー、たはー)

    ・・・監視の目は無事に撒けたようだね、高速度で逃げれば逃れられる程度の遠隔透視で助かったよ」


    真人「なあ夏油、・・・お前って本当は夏油って名前じゃなかったんだなー? これから羂索って呼べばいいの?」


    羂索「好きにしなよ真人、きみの動きも含めてね」


    真人「ふーん・・・」


    (場面は切り替わり、九十九 または 冥冥サイド へ)

  • 140二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 23:00:28

    >>139

    〜高専〜

    夜蛾「ご苦労だった冥々」


    冥々「羂索を取り逃してすまないね学長。」


    夜蛾「いや、その件は仕方ない。呪霊操術の強みは手数の多さ。隠密に長けた呪霊を持っていても仕方ない」


    冥々「そうかい。ならよかった

       それはそれとして学長がなぜここに?カラスでも見ていたが禪院家当主の末息子が来ているのだろう」


    夜蛾「そちらの方は現在九十九由基に一旦しているので問題ない。今私がここに来たのは先ほど当たっていた任務についての詳細を聞きにきた。

    必要であればお金は出すが」

  • 141二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 23:06:39

    >>140

    訂正:一旦→一任(誤字が多い…)

  • 142二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 23:19:04

    >>140

    夜蛾「尋ねたいのは3点だ

    1点目、お前が捜索に使うカラスは、『常に』『全てのカラスが』『呪力を視認するものなのか』? 違うならば詳細を聞きたい

    2点目、今まで同様の労力を総監部の羂索捜索の任務に向けながら、同時並行的に、国内で『特定の術式や呪具探し』に労力を割くことは、お前の実力で可能か否か?

    なお、その特定の術式や呪具は影も形も場所も不明だ、・・・つまり捜索に際して一切の手掛かりが無い

    3点目、これは2点目が『可』の場合のみ答えてほしい、2点目と同様の条件で、捜索範囲を世界中に広げることは、お前の実力で可能か否か?」


    冥冥「ふむ・・・」


    夜蛾「繰り返すが、回答するのに必要ならば金は払う」


    (今日の更新はここまで、おやすみなさい)

  • 143二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 07:15:23

    >>142

    冥々「そうだね、この程度なら別にサービスして良いかな。羂索を逃してしまった件もあるし。

       まず一つ目、『常に』『全てのカラスが』『呪力を視認するものなのか』という質問に対してはYESだ。しかし呪力の総量までは残念ながら見えない。つまり、『そこにたしかに呪霊や呪力があるな~』というのは見えるけど、呪力がどれくらいだったり動いたり完全に消えたりしない限りは今の段階ではあのレベルの隠密は厳しい。もちろん精度は上げるつもりでいるよ。

       次に二つ目、並行して任務を実行可能なのかどうかというのに対しては、『可能』だ。だが対象を2つともなるとかなり疲れる。もちろんやってもいいが、もし仮にやったとしても戦力としての私は期待しないでほしい。

       最後に三つ目。世界の範囲で可能かどうかという質問には『不可能』だ。私が今のこの精度でやっていけてるのは天元様の結界のおかげで底上げされているから。その影響が及んでない海外は流石に今の私では無理だ。その辺は力になれない。

       こんなところでどうかな?」

  • 144スレ主24/06/27(木) 08:28:33

    >>143

    夜蛾「分かった、九十九に伝える

    (・・・どうするかは九十九が判断することだ)・・・冥、もしかしたら新たな任務を任せるかもしれんし、任せないかもしれん、今はそれだけ言っておく」


    冥冥「了解、仕事を任されるなら賞与期待してますよ」


    夜蛾(五条家に『ブーメランを研磨する許可取り』を打診してから、九十九の所に戻るとするか

    九十九は『分解』の特性の検証や、歌姫の術式がブーメランに効くのかを検証しているはず、それから直哉くん達との模擬戦も・・・

    どこまでできているだろうか?)


    (場面は切り替わり、九十九サイドへ)

  • 145二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 14:38:52

    >>144

    ~薨星宮~

    九十九「ふむ...」


    壊相「どうやら私たちの毒は効かないみたいですね」


    血塗「さっき試した鉄の箱はすぐ溶けたんだけどなあ」


    直哉「さすが特級呪物やね。なあそこのバフかける術師さん、はよ準備し」


    歌姫「あっ、はいすぐに(歌姫だっつーの。ってかやってる途中...)」


    (十数秒後)

    歌姫『単独禁区』


    壊相「おお力がみなぎってくる」


    血塗「テンション上がるなあ兄者」


    九十九「ではいつでも始めていいよ」


    壊相「それでは早速...」


    壊相&血塗『蝕爛腐術 朽』


    ズグンッ

  • 146スレ主24/06/27(木) 18:32:56

    >>145

    グググ ギャリギャリギャリギャリ・・・ メキョッ!!


    ~獄門疆 内部~


    ズンッ!!


    五条「ウオッ!(急に右足だけ下に引っ張られて――!? 何が起きた!?)」


    ~薨星宮~


    天元(これは――!!)


    九十九「縫い目から、五条君の・・・、これは右の方の足だね、足首から下だけが露出してるってことか」


    直哉「見たまんまそうやろ、・・・おーい悟くん! 聞こえるならその足振ってくれ、俺、禪院の直哉やで!!

    ・・・だめや、聞こえてへんな」


    血塗「うぐぅ、あ”に”じゃ・・・、き"つ"い"ぞ・・・」


    壊相「ええ、・・・皆さん、私達も元は特級呪物ですから、・・・ハアハア、何となくですが、特級呪物同士で分かることがあります」


    九十九「!?」


    壊相「私達兄弟の『分解』と、あちらの『封印』が拮抗しています、・・・今はこの程度が限度です、それも3分程度しか持ちません、そうなるとこの足は自然と封印の中に引っ込むでしょう

    私達の呪力を何日分も前借りするような『縛り』を結べば、あるいはもっと長時間、このまま身体の一部を露出できるかもしれません、・・・が、それでも露出できる部分は増えはしないでしょう、ハァ

    呪力の回復を待って、一日程度の時間をおいて、この程度の術式行使を毎日毎日繰り返せば、都度、露出できる身体の割合は増えるでしょうし、そのうち五条悟とやり取りできる機会も巡ってくるかもしれません、・・・ただし、その間は、私達の呪力はすべて『解放』に使うことになるでしょうし、もちろん、戦いには振り分けられなくなります

    ・・・ハァ、『今すぐの五条悟の解放』は、私達の生存を前提とするならば不可能です、・・・そうしたいなら、・・・極論、私達が『命懸け』でやれば、できはします、おそらく」

  • 147スレ主24/06/27(木) 18:33:58

    >>146


    脹相「!! そんなこと受け容れるわけないだろう!!」


    蘭太「(――!!)天元様、最近総監部が羂索がらみで術師に出した通達全部と、御当主様の推薦状はお手元にありますか? あと封筒!!」


    天元「どうしたんだい? 急に着物の帯を脱ぎだして」


    蘭太「この五条さんの靴に手紙をくくり付ければ、五条さんの足が中に引っ込んだ時に、お手紙も向こうに一緒に行きますよね?

    ・・・たぶん最近の出来事を一番わかりやすく説明してるの、総監部の通達なんです!! 『獄門疆』の外で何事か起こっているのか、中の五条さんに伝わる!!」


    直哉「ガキの癖に冴えとるなぁ、お前!!」

  • 148二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:01:23

    >>147

    九十九「非常に盛り上がってるところで、リスクの質問をしてもいいだろうか?

        天元、獄門疆の所有者権限は確か羂索にあると言ったよな?」


    天元「…ああ」


    九十九「ということは、これは一応私の推測ではあるが、所有者権限と言うからにはこの状況が羂索側に伝わっていたり、同じような状況になってたりしてるんじゃ無いか?」

  • 149スレ主24/06/27(木) 20:07:44

    >>148

    天元「すまない、・・・分からないんだ、私の知識をもってしても前例のないことだからね」


    九十九「・・・肝心な役に立たないね、オマエ」


    ~獄門疆 内部~


    五条(呪力が練れねぇっていう状況は、・・・変わらねぇなあ

    ただ俺の足だけ引っ張られてるし、引っ張られている足も動かせねぇ、何か音がするわけでもねぇ

    何が起きてんだ・・・?)

  • 150スレ主24/06/27(木) 20:09:05

    >>149


    × 九十九「・・・肝心な役に立たないね、オマエ」


    〇 九十九「・・・肝心な時に役に立たないね、オマエ」


    (誤字脱字はお互い様精神でいきましょう・・・)

  • 151二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:24:54

    >>149

    九十九(ふむ...括りつけた書簡が弾かれるかもしれない、と思ったが五条君の服が一緒に封印されてる時点で一緒に封印される可能性は高いか...まあそこは今のところは考えなくてもいいか

        問題なのは今のこの状況が羂索に伝わっているか否か。もし伝わって相手の行動が早めに出て羂索に対抗するすべを持たないまま戦うことになれば戦力不足になってしまうかもしれない...厄介だ)


    九十九「君たちはもう術式を解いてもいいよ。これ以上『分解』出来ないのは把握した。協力ありがとう、お疲れ様」


     フッ

    壊相&血塗「ハァハァ」


    脹相「大丈夫か⁉弟たち⁉」


    壊相「大丈夫です。こちらに直接ダメージがあるわけではありませんが、体力を結構持っていかれます。フウ」


    血塗「結構疲れたなー兄者」


    九十九「さて歌姫、バフはそのままでいてくれ引き続き実験を行うよ」


    歌姫「はい!」


    九十九「脹相、ブーメランを歌姫の近くにおいてくれ」


    脹相「分かった」


    グイーン ダンッ

    九十九「それではこの呪具の呪力出力を上げるイメージでやってみてくれ」


    歌姫「やってみます」


    (十数秒後)

  • 152スレ主24/06/27(木) 21:47:07

    >>151

    (手紙は明確に『送らなかった』という理解でよろしいですか? 『分解』を解く前に急いで靴に括りつけて送ったという筋書きでも、どちらでもリレーいたしますが・・・?)


    ファーッ・・・ ブワアァッーー!!


    一同(ブーメランに宿った呪力が増した!! かなり!!)


    血塗「!!」


    壊相「ちょっ!? ・・・消耗直後の私達にこれはかなりキツい!!」


    脹相(弟たちを庇いながら)「おい、気をつけろ!! ・・・そのブーメランを遠くにやってくれ! ・・・俺の血でも触れられんぞ、コレは!!」


    九十九「え”っ、ゴメン!!」鷲掴み、遠方にぶん投げっ!!


    歌姫「(あわわ・・!)術式を解きます!! 解きました!! ごめんなさい!!」


    血塗「・・・・・い”い”ん”だ、だだな”ー、・・・もう同じことは繰り返すなよー、びっくりしたなー、もう」


    壊相「予想外ではあったので許しますが、・・・ちょっと休ませて下さい、弟と」


    九十九「あ、うん、分かったよ、・・・本当にごめん、君たちは後の模擬戦見学パスでいいからね!! これは想定外だった」


    天元「例の無効化呪霊ともぶつかり合ったら、概念的に押し勝つかもしれないね、・・・呪霊の方を消し飛ばすかもしれない」

  • 153二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:51:46

    >>152

    (あ、すみません。描写忘れてました。手紙も一緒に封印されたってことでお願いします。)

  • 154スレ主24/06/27(木) 21:59:52

    >>153

    (分かりました。では自己リレーになりますが続けます)


    ~獄門疆 内部~


    五条(足は元に戻ったけど、何か一緒にくっ付いてきたな・・・)「封筒? 何だこれ」



    『五条くんへ


     君が封じられてから色々と状況が動いてます

     とりいそぎ最近の通達を一式送りますので、全部読んでおいて下さい


     九十九由基 ほか一同


     追伸

     君の解放のために同じことを繰り返すかも

     その時はもう少し準備して状況をまとめて送る予定』


    五条「・・・ふうん、なるほどねぇ」

  • 155二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:56:43

    ~高専~
    夜蛾「突然すまない少々お願いしたいことがあるのだが」

    高専術師F「あ、夜蛾学長。どうされました?」

    夜蛾「実は先日貸し出していただいた呪具に関してなんだが...」

    (夜蛾説明中)
    夜蛾「というわけなんだが...」

    F「うーんそうですね...坊ちゃんという最高責任者がいない今、家の中で一番力を持っているのは...あの人か
      少々お待ちを。上の者と直接確認を取らせてもらいますね。」

    プルルルル
    F「あ、もしもしFです、じつはかくかくしかじかで...」

    (数分後)

  • 156二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:59:47

    >>152

    >>155のレス先です。orz)

  • 157スレ主24/06/27(木) 23:07:27

    >>155

    (『五条家の』モブ術師Fと読み替えさせて頂きます・・・)


    F「許可は取れましたー!! いくつか条件がありますが・・・」


    夜蛾「条件と言いますと・・・?」


    F「1つ目、研磨に使う呪具を九十九・夜蛾側で用意すること

    2つ目、研磨に際し五条家の術師を立ち会わせること

    3つ目、五条家の術師立ち会いの上、研磨前の重量と写真を撮影すること

    4つ目、五条家の術師立ち会いの上、研磨後の重量と写真を撮影すること

    5つ目、研磨によって生じた削りカスも同様に重量を測り、全て立ち会った術師に返還すること

    6つ目、研磨が『最低限』ではなかったと五条家側が判断した場合、また、削った重量を誤魔化したと判断した場合、その補償について九十九・夜蛾側と改めて協議すること

    以上6点です、これが守られる限り貸与は無償のまま続行で構わないとのことでした」


    夜蛾「承知しました、九十九に伝えます」


    夜蛾(露骨に呪具の削りカスのちょろまかしを警戒されているな・・・

    貴重な呪具だから当然のことではあるが)



    (今日の更新はここまでです、おやすみなさい)

  • 158スレ主24/06/27(木) 23:11:56

    >>157


    ×3つ目、五条家の術師立ち会いの上、研磨前の重量と写真を撮影すること

     4つ目、五条家の術師立ち会いの上、研磨後の重量と写真を撮影すること



    〇3つ目、五条家の術師立ち会いの上、研磨前の重量を測り、写真を撮影すること

     4つ目、五条家の術師立ち会いの上、研磨後の重量を測り、写真を撮影すること



    × 夜蛾(露骨に呪具の削りカスのちょろまかしを警戒されているな・・・


    〇 夜蛾(露骨に、呪具の削りすぎと、削りカスのちょろまかしを警戒されているな・・・

  • 159スレ主24/06/28(金) 07:56:53

    (念のため、順番は、>>152 →自己リレーで>>154 → >>155 → >>157 でよろしいですよね?

    >>155>>154の続きであることを確認させて頂きたいと思います・・・)

  • 160二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 16:15:51

    >>157

    ~薨星宮前~

    夜蛾「む、どうした弟さん方」


    壊相「ああ、いえ歌姫という方の術師によって強化された呪具にあてられて少々...」


    血塗「あと、あの最初の呪具もなー」


    夜蛾「高専の医務室を貸し出そうか?」


    壊相「お気遣い感謝しますが、少し体力を奪われただけですので、少し休憩したら戻ります

       ああ、あと今模擬戦をしているところだと思われます」


    夜蛾「そうか、ご苦労だった。それではまた。」

  • 161スレ主24/06/28(金) 18:27:43

    >>160

    ~薨星宮~


    直哉「ハァ・・・ハア・・・(クソ、女の癖にあり得へんくらい強いやん、コイツ・・・!! あり得へん・・・!!)」


    蘭太「ッ、・・・貴重な一戦、ありがとうございました・・・!!」


    九十九「いやこちらこそありがとう、知りたいことは分かったから、・・・まず蘭太くん、はっきり言わせてもらうけど、・・・自覚あると思うけど結構未熟な方だよね?

    きみの素の実力では戦いに出せないよ、・・・ロクに役に立てずに死ぬね、運が良くて、きみの両眼が潰れるくらいで済めば御の字」


    蘭太「――!!」


    九十九「持ってきた呪具で命懸けて戦うのも、残念だけどナシかなあ・・・

    きみ、大人になったこともなければ、大きな身体での身のこなし方も身に着いてるわけではないでしょ? その呪具を使っても、慣れない身体を持て余して無駄死にするだけだと思うんだよねー・・・、申し訳ないけど」


    蘭太「いえ、・・・ごもっともな事だと思います、でも、なにかお役に立ちたいです!! 僕!!」


    九十九「・・・天元、ここの忌庫に代わりになりそうな呪具無い? 何か未熟さを補わないと戦いに出せないよ、この子」


    天元「うむ・・・」


    九十九「ここで良いのが見つけられなければ、きみは持ってきた呪具を持って禪院に帰ってもらうよ

    私が当主に一筆書いてあげるから、代わりになる呪具を何か持ってこれないか、当主に相談してくること、・・・それで呪具を見つけられない場合や、当主が呪具探しにNGを出した場合は、きみの護衛参加はナシね」


    蘭太「・・・はい」


    九十九「その年齢でもったいないくらい覚悟は立派なんだよね、きみ、でもね、・・・申し訳ないけど、そのままでは、ちょっと、今回の戦いには出せない」

  • 162スレ主24/06/28(金) 18:27:56

    >>161


    直哉「・・・なあ、俺は?」


    九十九「ああ、そっちは護衛参加確定よ? ・・・順当に特別一級術師やってるだけの実力あるもの」


    直哉(――チッ!!)


    (せっかく考えて頂いた呪具をこんな風に言わせてしまい、大変恐れ入るところです 代わって何か考案して頂いたら合わせます・・・)

  • 163二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 22:23:48

    >>162

    九十九「それじゃ」ヒラヒラ


    蘭太(ペコリ スタスタ


    九十九「おっ」


    スタスタ

    夜蛾「貸してくれた者から五条家の上の方にも確認を取り許可が下りた、条件付きで。」


    九十九「条件とは?」


    夜蛾「カクカクシカジカ...という条件だ」


    九十九「......それだけ?」


    夜蛾「ああ、どうやら悟がいなくなっても五条家なりふり構わずというような状態でもないらしい」


    九十九「なーんか感じ悪いなー......まあその条件ならいいや。

        で冥さんの件は?」


    夜蛾「彼女の術式は『現段階』においては常にすべてのカラスが呪力を感知できる。ただし総量までは厳しいらしい」


    九十九「なるほど」


    夜蛾「そして呪具術式の捜索は日本ならいけるが、外国まで含めると天元様の結界が及んでないため精度がダダ下がりで無理だそうだ。あと羂索の捜索に合わせてそれらの捜索ともなると流石に集中が必要なので戦力としては期待できないそうだ。」


    九十九「ふーんそうか...(羂索を見つけても撒かれるか隠密呪霊を使われるだけだし...だが断片的でも羂索の行動は把握しておきたいしな...)

        じゃあ、呪具術式の捜索は決定で。羂索の捜索に関しては...そうだね呪具術式を探してるときに見かけたら報告だけは頼む、追跡はしなくてもいい。といったところかな...ああ、あともし仮に呪具術式を見つけ次第またはなかった場合は羂索の捜索に注力を、といった感じでお願いできるか?」

  • 164二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 22:28:34

    >>163

    (訂正:「~五条家なりふり~」⇒「~五条家もなりふり~」

       

       「という感じでお願いできるか?」→「という感じでお願いできるか?あ、もちろん日本限定で」)

  • 165二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 05:03:57

    >>163

    夜蛾「了解した。そのように伝えておく。ところで禪院家のあの子供は...」


    九十九「あの子ね、かなーり特殊な呪具を持ってきて役に立とうとしてくれてたみたいなんだけど、いきなり身に合わない体になって力を持て余してもしょうがないなあと思って。まだ外付けの呪力だったり呪力効率が良くなる呪具とかのほうがまだマシだと判断した。」


    夜蛾「なるほど。だが聞いたところによるとあの禪院家当主の末息子が来たのはあの子提案らしいが」


    九十九「うん、だから一応また向こうで新しい呪具を見繕ってもらって、戦いに参加できそうだなーと思ったらそのまま続行。最低限領域対策は覚えさせる。無理そうだなーと思ったらお帰り願おうかと。

        さすがに私の適当な判断で他家に迷惑はかけたくないからね」


    夜蛾「そうか、では末息子のほうは」


    九十九「そっちは参加させるよ。腐っても最速の術師の術式持ちで特別1級術師だからね。戦力としても申し分ないし、(空気的ににじみ出てくる性格はアレだけど、)まあカラスで見た映像でも見る限りあの直情的な衝動を何とかすればものすごくよくなると思うかなあ、私は」


    夜蛾「なるほど...では引き続き護衛に関しては一任する。私は冥々に先ほどのことを話してくる。」


    九十九「OK。いってらっしゃい」

  • 166二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:09:36

    このレスは削除されています

  • 167スレ主24/06/29(土) 08:11:44

    >>165


    直哉「なあちょい待ち、総監部に話を通さんといんていいんか? 冥が羂索を捜索する任務は、元は総監部の独自判断で振った任務やろ?

    『冥への指示を調整します』って一言伝えんといけんちゃう?」


    夜蛾「あー、全くもってその通りだな、・・・天元様、総監部へお口添えをお願いします」


    天元「承知した」


    直哉「あと、俺のアイディアだった、五条家への懸賞金の提案はどうするん?」


    九十九「うん?」


    直哉「冥に対してだけ総監部の指令を調整して捜索してもらうんか、それとも、冥冥への任務内容微調整と併せて、五条家にも懸賞金のアイディアを提案するんかどうか、・・・ということや」


    九十九「ああそうだね、・・・今話した冥さんへの指令に整合する形で、別に、五条家にも懸賞金のアイディアを伝えてみよう」


    直哉「・・・あと、この件な、元は俺のアイディアだってことは伏せといてくれへんか? 俺の実家に知れたら有象無象がうるさくなる、『仲悪い家のヤツの解放に力貸した』とかどうとか」


    九十九「じゃあ学長が発案者で、私が練り上げたってことにしていいよね?

    ・・・かなり細かいけど、先方に伝えるかたちは明確にするよ、『捜索範囲を国内限定とした上で』、『無効化の術式か呪具について』、『五条家が、懸賞金を付けた上で呪術界に捜索募集を出してみてはどうか』

    なお、『これは、私達が羂索を撃破して獄門疆を奪えた場合に備えたもので』、『懸賞金の額や、その術式・呪具の第一発見者や所有者が別々だった場合の細かい支払割合をどうするかとか、細かいことは五条家に一任する』けれど、『できるだけトラブルが起きないように、事前に細かく明示して募集することを強くお勧めする』

    で、『その術式・呪具を手に入れた場合は、いつ戦いがあってもいいように、すぐに薨星宮に持って来てほしい』」


    夜蛾「分かった、その通りに伝える」

  • 168スレ主24/06/29(土) 08:12:21

    >>167

    九十九「あと、懸賞金は五条家主体ってだけで、『私も懸賞金の賛同者として、ささやかだけど名前を出して出資する意思がある』っていう風に言っといて

    学長も出せるなら賛同者の名義と出資お願い、無理強いはしないけどね、・・・もし出すなら私よりちょっとだけ低い額でね? 気に障るかもしれないけど」


    夜蛾「この件の序列から考えて当然のことだ、気にするな」


    九十九「ありがと、・・・おっと、ものすごく大事な事だけど、元のアイディア通り、獄門疆・裏の存在は五条家には伏せたままにするよ、さっき一時的にごく一部だけ封印が解けたっていう情報も」


    夜蛾「!! 封印に干渉できたのか!?」


    九十九「うん ・・・カクカクシカジカということでね、念を押すけど、これはまだこの場限りの秘密のままにしておいてね?

    懸賞金の内容がこの業界に出回れば、私達がまだ何も封印を解けてない風に思われるかもしれないから

    ・・・もしかしたら羂索に対してもブラフになるかもしれない、気休め程度だけど」


    脹相「・・・なあ九十九、・・・弟達はどう運用するんだ? ああいう風に獄門疆・裏に『分解』を毎日使わせるなら、戦いには絶対に出せんぞ

    逆に戦いに備えて弟達を鍛えさせるなら、『分解』の方には、弟たちの呪力は割けないだろう?」

  • 169二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 15:55:17

    呪力の割り振りって結構シビアだなRPG初期のどこにコスト割くかカツカツなやりくり思い出すわ

  • 170二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:56:35

    >>168

    九十九「いや、もうしないよ?歌姫の術式込みで片足だけなんだから、完全に開門させるまでの術式の性能向上にいったいどれほどの時間がかかるかわからないからね。あと命を懸ける縛りならって言ってたけど、私もそこまで非情じゃない。」


    脹相「そうか...ならよかった」


    九十九「それに学長との約束もあるだろう?それを無下にするような行為、私にはとてもとても」

  • 171スレ主24/06/30(日) 00:10:44

    >>170

    九十九「ただね、羂索を倒してもなお獄門疆を『開門』する方法が見つからなかった時は、術式を毎日繰り返す形で性能向上に力を向けてもらうことはあるかもしれないね

    あと、・・・かなり後ろ向きで究極的な話をさせてもらうよ? 天元が話した時と同じく、かなり縁起が悪いことだけど、私達が全滅して他にすべがない時、・・・命懸けでも『開門』に力を向ける、・・・なんて判断は、君たちにはできるかな?」


    脹相「――!!」


    九十九「君たち3人兄弟に、この世界のために命を懸けるくらいの愛着って、この世界にあるかい?

    もしくは、・・・何が何でも羂索の企みを止めたいという羂索への憎しみは、君たちにはあるかい?

    君たち3人だけで話し合っておくれ、・・・言っちゃアレだけど、この業界は起こってほしくないことばかり連続して起こる業界でもあるんだからね

    私は絶対に強要しないし誘導もしないよ、ぶっちゃけると話し合いの報告も不要、ただ『君たちの意思のかたち』は、時間がある時、兄弟だけで腹を括って話し合っておくことをお勧めするよ」


    夜蛾「・・・」


    九十九「話し合いはこれくらいでいいかな? 学長、よろしく」


    夜蛾「・・・ああ」

  • 172二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 10:29:25

    保守

  • 173二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 16:33:06

    ~禪院家~
    蘭太「禪院蘭太、ただいま戻りました!」

    直昆人「ご苦労。それで向こうではどのようなことを?」

    (蘭太説明中)
    直昆人「なるほどなるほど...すぐに使い物にならなくなるからやめたほうが良いと...まあそりゃそうだわなあ
        なあ蘭太、今もまだアイツの役に立ちたいと思ってるか?」

    蘭太「え...はい!できることなら」

    直昆人「そうか...じゃあこの呪具を持っていけ」

    蘭太「それは...」

    直昆人「昔のとある式神使いの一部を呪具化したものだ。これに呪力を流せば瀕死になった体でも一瞬で反転術式に変換して治す
        あと、あの能力底上げの術師がいるとはいえ呪力が心許ないから呪力を補う呪具も渡しておく」

    蘭太「あの...2つもいいんですか?」

    直昆人「俺はなるべく禪院家を維持したいだけだ。だから呪具も1つに絞らせたし、お前にもなるべく行ってもらいたくはない
        そもそも特級術師に戦いを挑むなんざ死にに行くようなもんだ。それにどうしても行きたいんなら別にいいさ。
        最初に言った呪具はよっぽどのことがないと壊れないし、オマエが死んでも呪具は誰かに回収してもらうだけだしな」

    蘭太「...そうですか」

  • 174二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 16:34:11

    >>171>>173のレス先です、すみません)

  • 175スレ主24/06/30(日) 22:00:14

    >>173

    ~薨星宮~

    天元「夜蛾、ブーメランはここに置いていくのかい?

    ここの忌庫に特級呪具のコンバットナイフがある、・・・これも術師の遺体から造られたものだから、理論上ブーメランの反転術式には負けないはずだし、ブーメランの方を削れるはずだよ、地上に出る前に一緒に持って行くと良い」


    夜蛾「ありがとうございます、どちらも持って行きましょう」


    ~薨星宮前~

    夜蛾(遠方から大声で叫ぶ)「弟さん方ー、調子はどうだー? このブーメランにあてられたんだろうー!? もう大丈夫だろうかー?」


    壊相「お気遣いありがとうございますー! 今は無害のように感じますねー!!」&血塗「俺もだー!! 兄者―!!」


    スタスタ…(お互いに近付く)


    壊相「ふう、そろそろ休憩を切り上げてもよさそうです、戻ります」&血塗「俺も!」


    夜蛾「模擬戦は先ほど終わったところだ

    ・・・それから、九十九と脹相が、君達の運用方法について話し合っていたぞ、・・・詳しく後で直接聞くと良い、どう考えても君たち兄弟だけで話し合わないといけないことが増えたようだ」


    壊相「! 分かりました、教えて頂きありがとうございます、・・・血塗、戻りましょう」&血塗「はーい、兄者」


    スタスタ…


    ~忌庫~


    夜蛾(コンバットナイフ、・・・これか)

  • 176スレ主24/06/30(日) 22:00:56

    >>175

    ~高専~

    夜蛾「総監部から冥冥に振られた任務について、総監部と冥に調整をお願いしたい事柄ができた

    これは天元様と九十九からの要請だ、・・・関係者は今揃っているか?」


    高専モブ術師E「総監部に連絡します、少々お待ちを」&冥冥「私はここにいますよ、学長」


    ~ 関係者に連絡中→協議中→調整中→調整完了 ~ カクカクシカジカ…


    冥冥「・・・ということで、今後、私の任務は>>163の指示通りの要領で行えばいいのですね?」


    夜蛾「その通り」


    冥冥「承知しました、学長」


    夜蛾「(・・・さて、次は五条家への連絡だな)・・・今よろしいか? 先ほど協議していたブーメランの加工の件と、それから、別に九十九と私から提案があるのだが」


    五条家のモブ術師F「お伺いしましょう、学長」


    ~説明中→連絡中~ カクカクシカジカ・・・


    F「・・・懸賞金のご提案は、一旦五条家に持ち帰らせて頂きますね

    あくまで私の個人的な見解ですが、五条家にとって消極的になる理由はどこにも無いと思います、前向きに検討できるはずです」


    夜蛾「分かった」


    F「ブーメランの件については、たった今、五条家から計量用の秤とカメラを持って来たところです

    場所を用意して頂ければいつでも作業に入れるはずですよ」


    夜蛾「では早速そうしようか」

  • 177二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 07:58:46

    保守

  • 178二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 08:58:32

    >>176

    F「これを秤に乗せて...っと」パシャ


    F「それでは研磨始めてどうぞ」


    夜蛾「では始めます」ガリガリ...


    (数分後)

    夜蛾「こんなところでいいだろうか」


    F「少々お待ちをただいま確認させていただきますね.........」パシャ


    F「はいOKです。

      この削りカスは当家に持ち帰らせていただき最低限か否かを判断させていただきます、その削った呪具は薨星宮に戻してもらって構いません

      そして次に戻ってくるころにおそらく懸賞金の話が出ていると思われますので...それではまた」


    夜蛾「了解」

  • 179スレ主24/07/01(月) 18:37:29

    >>178

    高専モブ術師E「学長、加茂家からお客様です! 天元様護衛の件でご提案したい事があるとのこと!」


    夜蛾「(今度は加茂家か?)応接室にお通ししてくれ」


    ~高専 応接室~


    加茂家のモブ術師J「お忙しいところ恐れ入ります

    御三家のうち二家が護衛任務に何かしら協力されていると伺いましたので、私どももぜひ何かしらお力をお貸ししたいと考えたところでして・・・」


    夜蛾「はあ」


    J「といっても、ここだけのことですが、・・・天元様の通達が当家に伝わって以来、色々と家内が落ち着かない情勢でして、・・・お恥ずかしい話ながら、ごくささやかな事しかご提供できない情勢でもあるのです

    羂索の手が当家にどれだけ残っているのかという点で、家の中でも意見が割れているような状況でもあるのですから」


    夜蛾「・・・はあ(下手な事言って言質を取られると俺もマズいな、これは)」


    J[下手な事や物を提供しても不審があることでしょうし、・・・今はただ、呪胎九相図の御三方に、当家当代当主のメッセージカードをお渡し頂ければと思います」


    『呪胎九相図の皆様へ

     もしも貴方方が、呪詛師の羂索と、羂索に乗っ取られる前の呪術師加茂憲倫を別の存在だと認識いただけるのであれば

     その上で貴方方が自分達を加茂家に属する者だと自覚して頂けるのであれば、羂索の撃退後、私は貴方方を加茂家の術師として認めましょう


     そのような自覚があれば、例えば『落下の情』などの御三家限定でしか使えない技術が使えるようになるでしょう

     天元様護衛任務において、上記のような御三家の技を禪院の派遣術師から教授されることについて、私は何ら異議を唱えるものではありません

     ただし、そうした自覚を持つに至った場合、貴方方の将来の所属が『加茂家』に限定されてしまうことは、大前提としてご留意頂きたいと思います』


    夜蛾「(これは一大事だな・・・)分かりました、渡しましょう」


    J「よろしくお願いします」

  • 180スレ主24/07/01(月) 19:17:37

    >>179

    訂正


    × 落下の情

    〇 落花の情

  • 181二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 05:23:58

    >>179

    ~薨星宮~

    夜蛾「脹相!」


    脹相「む、どうした」


    夜蛾「実は加茂家から君たち当てに手紙が届いたんでな、これを」


    脹相「加茂家から...別の存在と認識...『落花の情』...」


    夜蛾「どうだ?」


    脹相「向こうの言い分は分かった。が、俺たちが加茂家の所属になると何が変わるんだ?」

  • 182スレ主24/07/02(火) 12:39:54

    >>181

    直哉「・・・基本的に『お家(いえ)第一』で動くことになるって思えばええよ、住むとこも、行動指針も、・・・つまり誰とどんな風に戦うかってことも、何もかんも当主の指し示したことに従うことになるやろな

    御三家の術師になるってそういうことやで? ・・・例えば今の俺やって、父ちゃんがはっきり俺に命令してきたことには従って、ここに来とるわけやし

    ・・・加茂の当主さんは、そういうつもりで釘さしてるつもりなんやろ」


    壊相「そうなることで、貴方が考え付くメリットは他に何かありますか? 『御三家にしか使えない技術を習得できる』こと以外にです」


    直哉「そらなぁ、・・・うっかり何かやらかしよった時に、所属している家が庇ってくれたりとかやな

    ・・・家が積み重ねてきた知識で勉強できてたり、当主が許可した時に、忌庫の呪具とか使えるようになったり、・・・そういうの、メリットには違いないやろ?」


    九十九「私からも質問良いかい? きみ、御三家縛りで習得できる技術で、何か教えられるものある? もちろん、『他人に教えられるくらいに習熟してるもの』って限定でよ?」


    直哉「・・・えーっとな、当主さんが例に挙げてる『落花の情』と、それから――」


    九十九「それから?」


    直哉「・・・・・・(他に何かあったやろか?)」



    (オリ設定とか出して頂けたら合わせます)

  • 183スレ主24/07/02(火) 12:48:44

    >>182

    × 九十九「私からも質問良いかい? きみ、御三家縛りで習得できる技術で、何か教えられるものある? もちろん、『他人に教えられるくらいに習熟してるもの』って限定でよ?」


    〇 九十九「私からも質問良いかい? きみ、御三家縛りで習得できる技術で、何か身につけてるものある? 『他人に教えられるくらいに習熟してるもの』って限定でよ?」

  • 184二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:38:25

    保守

  • 185二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 06:45:44

    >>182

    夜蛾「......加茂家相伝の術式である赤血操術、その加茂家直伝のマニュアルにはその極の番や領域展開などの様々な技術が伝わっているかもしれない

       ただ私のはあくまで推測で、それを直接見たことがないのでおいそれと軽率に断定できるわけではないが」


    九十九「そうか...じゃあ手紙を返すことにしよう

        大まかな内容として『そちらの提示した内容に関して、高専所属であることと比較して不明な点が多い』『加茂家相伝の術式について九相図兄弟にだけ開示、所属するか否かは彼らが判断する』といったところかな...他に聞いておきたいこととかはあるかい?学長や直哉君含め」

  • 186スレ主24/07/03(水) 12:27:28

    >>185

    直哉「・・・1個懸念ええか?」


    九十九「うん?」


    直哉「学長の話を聞いたとこによると、・・・加茂家の中って、今、術師がお互いに『お前ら羂索の手のもんやないんか』って言い合いながら内ゲバ起こしてるセン、・・・それなりにありそうやと思うんよ?

    問題はな、この俺の読みが正しくて、ホンマに羂索と繋がってる術師が加茂の中にいた時や、・・・返信した手紙の内容も羂索に丸ごと筒抜けになるリスクはあるんちゃうか?

    『呪胎九相図の誰かが相伝術式を宿してて、天元護衛のためにその詳細を知りたがってる』って、相手に情報知られかねんよ」


    夜蛾「・・・羂索は昔少なくとも一度は加茂家を掌握してるからなぁ、・・・あり得そうだが

    ・・・どう考える? 九十九、それから九相図のきみたちは・・・」



    (ボチボチ次スレのことを考え始めています

     スレタイ案・テンプレに載せたい情報etc、アイディア頂けると助かります)

  • 187二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:11:36

    >>186

    脹相「羂索と同調している可能性がある、か弟たちはどうだ」


    壊相「そうですね...私も加茂憲倫という存在が羂索ということを知ったので全容を知るわけではありませんが

       呪霊との子を孕ませそこに自分の血を混ぜるくらいのことをする人ですから...やるかやらないかで言えばやると思います」


    血塗「兄者と同じ意見かなー」


    九十九「すまない、私は御三家出身でも呪術の名家出身でもないからその辺の事情という物が分からないんだ

        元を言えばこの状況でこういう手紙を送ってくること自体が少しナンセンスに思えるけど

        まあでもこの変化が、羂索と戦ったり今よりも彼らの状況がよくなるのならそのまま話は進めたほうが良いんじゃないかとね

        直哉君や学長ならこういう場数は多いと思うけど、どういう風に対処するのが適切なんだろうな」

  • 188二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:15:11

    >>187

    (訂正:加茂憲倫という存在が羂索ということを知ったので⇒加茂憲倫という存在が羂索だとを知ったのは最近なので)

  • 189スレ主24/07/03(水) 22:46:18

    >>187


    直哉「まー、頑張って好意的な見方をやろうと思えばな、・・・本気で『御三家として他の二家に張り合いたい見栄か、もしくは本気の御厚意のつもりで手紙送って来た』センも無いこた無いとも思うんよ? ・・・ちょっとお人好しに過ぎるような気はするけどな・・・

    ・・・あー、あとな、今思いついたんやけど、・・・アンタら3兄弟は、間違いなく『加茂の当主の血』を継いで、この戦いの結果次第で『生存を保証されてる強い術師』に転ぶかもしれんわけやろ? 

    ・・・手紙一通送る程度で護衛戦力増強の恩を売れるかもしれんし、・・・あわよくば加茂家の戦力増えればええかなー、くらいなことは、当主さんは考えてそうな気がするで?

    あくまで『俺の勘』や、正しいことかどうかは知らんけど」


    脹相「・・・・・・」


    直哉「俺の意見としてはな、『最低限の礼儀を押さえた上で、返事自体は出した方が良いと思う』んよ

    ・・・九相図あての手紙やから、九相図の兄ちゃんらが返事書いた方がええと思う、ただし『他人に読まれて困る内容は辞めとけ』や、・・・っていうのが俺の意見

    同じ理由で、加茂家に属するつもりもないのに『無理矢理お家への帰属意識を創り出して取り繕うのも辞めとけ』や、って思う

    ・・・ここの戦いを乗り越えたとしても、あとあと変に勘繰られて地獄見るで? 『加茂家を壊すために潜入しにきたんか』って影口叩かれたりとかな」


    九十九「んじゃー、加茂家が例え嫌いでも罵詈雑言なんかは送っちゃ不味いってことか」


    直哉「あったりまえや! 俺、今『最低限の礼儀を押さえた』返事、って言ったやろ!? 相手な、腐っても御三家やで!! 害さんでええ気分を害してどないすんのや!?」


    九十九「・・・学長はなにか意見ある?」

  • 190二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 07:48:03

    保守

  • 191二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 18:07:28

    保守

  • 192二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:21:55

    >>189

    夜蛾「そうだな...主張は九十九と概ね同じで、書き方に関しては直哉君の言う通りだ。

       ただどうしても信用できないという話であればメンツをつぶさない形で揺さぶってみるのもアリだと思う。

       そうすれば、加茂家がシロであった場合ならこちらの主張を汲み取ってくれるだろうし、クロであるならそれ相応の対応をしてくるだろう、と思う

       ただこれもあくまで推測であり、何かの経験則に基づいたものではないから必ずこうなると断言できるものではないが

       兄弟たちはどうする?」

  • 193二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 08:06:16

    保守

  • 194二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 19:33:58

    保守

  • 195スレ主24/07/05(金) 19:37:40

    >>192


    歌姫「・・・あのー、白熱しているところにすいません、まず、九相図のみなさんの自意識が大事なんじゃないんでしょうか・・・・・・?

    三兄弟の皆さん方、そもそも、加茂家への帰属意識は持ってますか? ・・・羂索を恨んでいるのは大前提として、・・・術師家系としての『加茂家』に、愛着や、逆に恨みの意識はありますか・・・?」

  • 196二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 02:05:52

    保守

  • 197二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 08:50:11

    >>195

    脹相「......元はと言えば俺たちは呪術師という存在そのものに恨みがあった。なぜなら俺たちにとって呪術師というのは加茂憲倫とその周囲奴らしかいなかったからだ

       だが、俺たちのような人ならざる存在であるにもかかわらず、人として生きている存在がいることを知った。呪術師という存在の中にも様々なやつらがいると

       ゆえに、今恨みと対象となっているのは俺たちを産んだ羂索とその周囲の人間だ。

       だが加茂家そのものに対する帰属意識があるのかと言われると...帰属意識は薄いかもしれない

       自らが加茂家の人間かを問われば確かに加茂家の血が流れているが、自らを加茂家の人間と意識することは無いな

       結局はその程度の帰属意識だが......手紙にあるように自覚を持てと言われると加茂憲倫が脳裏によぎって少し忌避感を覚える

       現状の俺たちはこんな認識だな」

  • 198二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 19:15:35

    >>197

    歌姫「・・・弟さん方は、どう考えますか?」


    壊相「兄さんと全く同じです」


    血塗「俺も兄者と同じかなー」


    九十九「・・・じゃあその心情をそのままストレートに書いて返事にした方が良いのかなー? そもそも君たちに加茂家に帰属してる意識がないなら、『落花の情』の習得うんぬんとかそれ以前の話だもんね?

    何か遠回りして変な議論しちゃったね、ゴメンよ」


    脹相「いや、いい」


    九十九「一応、最低限の礼儀を押さえたお返事は返した方が良いんだろうね・・・

    学長と直哉くんのアドバイスもらいつつ、君たち兄弟がお返事書いてもらえないかなー?

    真意はともかく、この当主の手紙は、字面だけ読めばこっちの戦力を増強する提案だからねぇ、表面上でもお礼は書いておいてあげてね」



    (次スレのタイトルについて、『【リレーSS】羂索(高専3年夏油のすがた)vs天元(九十九・夜蛾ほか護衛中) RTA風味攻防戦』 という案を考えています。OK頂ければこの案で立てます。よろしくお願いします)

  • 199二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 06:56:14

    保守

オススメ

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