サオリ「六月無礼などは関係なくいつも通りの服装な日々」

  • 1二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:13:21

    「最近急に暑くなってきた」

    「…そうね」

    「外を歩くだけで汗だくになりそうだ」

    「…そうね」

    「流石トリニティというか校舎内はしっかり冷房が効いてて涼しいのが幸いだな」

    「…」

    「しかし部屋の中の寒暖差にはそれだけで体調不調になりそうだ」

    「ねぇ」

    「なんだ?」

    「暑いならはなれたらどうなの?」

    「暑いのと暖かみは別なんだ」

    「つまり?」

    「こうしてるとコハルの体温がダイレクトに感じ取れて」

    「エ駄死!」バシーン

  • 2二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:14:19

    描いたのか?!

  • 3二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:15:00

    「誕生」を見た

  • 4二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:15:53

    素晴らしい…

  • 5二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:19:41

    このスレは

    サオリ「四月馬鹿というには切実で」|あにまん掲示板サオリ「(寝床から這い出て、太陽の光を浴びる    あの頃と雲泥の差ほどの穏やかな朝に、もう一度寝床にもぐりこむ    こんなに良い天気なのだから、もう一度寝ても良いだろう    ヒヨリもきっと同じこ…bbs.animanch.com

    および

    【閲覧注意】サオリ「五月雨に打たれないように君と傘をさす」|あにまん掲示板サオリ「(雨が窓を叩く音で目が覚める)」サオリ「(最近、雨が多いように…特に日曜日の雨が多いように思う)」サオリ「(あの頃は気にしていなかったが、雨の日は身体が重いような気がする)」サオリ「(こんな日…bbs.animanch.com

    の続きです


    簡単なキャラ紹介


    錠前サオリ

    コハルと一緒に暮らしている元アリウス生の現トリニティ3年生

    アリウスから抜け出したことにより燃え尽き症候群でぐーたらしてはコハルに尻を蹴られている

    コハルに恋心をいただいている


    下江コハル

    サオリと一緒に暮らしているトリニティの正義実行委員会の1年生

    サオリの尻を叩いたりハナコを取り締まったりと日々忙しい

    日々家事スキルが鍛えられてる


    聖園ミカ

    サオリのクラスメイトでティーパーティー3年生

    よくナギサを怒らせてはお弁当がロールケーキになりサオリの弁当を分けてもらっている

    なんだかんだサオリとの無駄な会話を楽しんでる


    羽川ハスミ

    正義実現委員会副委員長でサオリとは別クラス

    コハルにサオリの面倒をみること許可したことに半分後悔してる

    コハルとサオリが付き合うのは認めてない

  • 6二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:20:07

    3スレ目か?

  • 7二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:22:57

    今回も閲覧注意をつけ忘れたてたよ…
    イラストは基本AIイラストになります
    今回は自分の立てた別スレネタが入る予定です

  • 8二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:24:07

    支援保守

  • 9二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:28:12

    サオリ「そういえばコハル」

    コハル「なに?」

    サオリ「正義実現委員会の服、暑くないのか?」

    コハル「暑いと言えば暑いけど」

    サオリ「基本黒色だしな…委員会活動してないときぐらいは脱げばいいのに」

    コハル「駄目よ、正実のみんなは暑くても我慢してるんだから」

    サオリ「しかしこの暑さで長袖黒服はさすがに自殺行為じゃないか?」

    コハル「熱中症にならないよう、毎日イチカ先輩からみんな指示されてるわ」

    サオリ「クールビスすればいいのに」

  • 10二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:34:06

    ==================================

    サオリ「ということがあったんだが」

    ミカ「あー、わからなくもないかな」

    サオリ「私はトリニティで初めての夏の過ごすんだが、どうなんだ?」

    ミカ「わりとみんなしんどそうかな、慣れない子はそれこそ熱中症になりかけて救護されてる」

    サオリ「対策はしないのか?」

    ミカ「んー…あの恰好って正義実現委員会ってみたらわかるでしょ?」

    サオリ「そうだな」

    ミカ「あの恰好が普段から見えるから抑止力になってるのもあるんだよね」

    サオリ「難儀な話だ…」

  • 11二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:46:08

    サオリ「ティーパーティー権限でどうにかならないか?」

    ミカ「あー…難しいじゃないかな」

    サオリ「そうなのか?」

    ミカ「一応伝統ある服装だから、保守派なメンバーは嫌がるだろうし…まぁでもナギちゃんには話しておこうかな」

    サオリ「そうしてもらうと助かる、コハルが倒れたりでもしたらアリウスのメンバーをそろえて突撃してしまうかもしれない」

    ミカ「あまりそんなこと言わない方がいいよ…?」

    サオリ「冗談だ」

    ミカ「(冗談に感じないんだよねぇ)」

  • 12二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:56:26

    ミカ「ところでさ、そんなに服装が気になるならコハルちゃんにお洋服でもプレゼントしたら?」

    サオリ「服…?」

    ミカ「そう、部屋着にでもって渡したら少なくても部屋の中では着てくれるんじゃない?」

    サオリ「なるほど…もうすぐバイト代もでるしいいかもしれない」

    ミカ「部屋着といってもちゃんとした服選びなよ?」

    サオリ「勿論わかっている」

    ミカ「ならいいけど」

    サオリ「ところでだ」

    ミカ「ん?」

    サオリ「渡した服を着てもらったということはすなわち私が脱がしてもいいと…」パーン

    サオリ「」パタリ

    ハスミ「失礼、邪な言葉が聞こえて手が滑りました」

    ミカ「絶対故意じゃんね…」

  • 13二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 22:09:37

    ===============================

    サオリ「というわけで同居人に服を渡したんだ」

    アル「いいんじゃいの?お世話になってるんでしょ?」

    サオリ「あぁ、食住は正直コハルがいないとダメだ」

    カヨコ「威張って言うことじゃないでしょ…」

    ムツキ「くふふ、それにしてもいいなぁ、お洋服をプレゼントしてもらえるだなんて」

    サオリ「やはりそう思うか?」

    ムツキ「ムツキちゃんだってアルちゃんからお洋服もらえたらとーってもうれしいなーって。ねぇハルカちゃん」

    ハルカ「アル様からのプレゼントなんて私にはもったいないです…」

  • 14二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 22:24:47

    アル「む…」

    カヨコ「ムツキ、うちにはお金あんまりないんだから無理は言わない」

    ムツキ「えー、でも万魔殿からの依頼で最近は余裕あるじゃーん、ねー?」

    「ぅー♪」

    ムツキ「ほらこの子も頷いてる」

    アル「この子はわかってないでしょうが…」

    ハルカ「で、でも依頼してると色々着る機会ありますよね…なぜか…」

    サオリ「裏社会の仕事だとコスプレが強要されるのか…?」

    アル「そんなわけないでしょ!?」

    ムツキ「でもバニーガールとチャイナ衣装はきてるよね」

    カヨコ「あと場に溶け込むためにドレスとスーツ」

  • 15二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 22:39:49

    アル「…こんだけ色々着てるなら必要なくない?」

    ムツキ「わからないかなー、アルちゃんからもらえたというのが大事なんだよ」

    アル「そうなの?」

    カヨコ「まぁわからなくもない」

    アル「・・・」

    ハルカ「アル様、無理しなくても…」

    アル「あー、もー、わかったわよ、今月は余裕あるしみんなの分の服ぐらい出すわよ!でもあまり高いのは駄目よ!?」

    カヨコ「やったー♪」

    カヨコ「流石社長」

    ハルカ「アル様ぁ…」

    「きゃっきゃ♪」

    サオリ「よしよし、お前の母親は太っ腹だな」

  • 16二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 23:05:26

    ===============================

    ベビーシッターの仕事が終わって、今月の給料を片手に服屋による
    普段化粧はしても服装はあまり気にしてないので、こういうところによる機会はあまりない

    「アリウスの時代からすればまったく考えられないな」

    小さい頃はよれよれの服をきているだけだった
    よれよれではない同じ服をきているアツコの服を見て綺麗だと思うくらいには
    成長してからはどうにか調達して各々服を着るようになったが、結局は使いやすさが一番だった

    「しかし、色々な服があるな」

    洋服屋の中を歩いて物色する
    この服は大きすぎる…この服は幼さすぎる
    いや、女児服はいっそありか?
    ミレニアムには服を作るのが上手い生徒がいると聞く
    先生に経由で依頼すれば…

    「サっちゃん?」

    呼ばれて、振り返る
    トリニティの制服を着たアツコが、服を片手にこちらに声をかけていた

  • 17二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 23:10:36

    サオリ「アツコ、こんなところでどうした?」

    アツコ「それは私のセリフだけど…?」

    サオリ「それもそうか」

    アツコ「ちなみに私はお洋服を買いに来たんだけど…」

    サオリ「先生が好きそうな服をか?」

    アツコ「勿論」

    サオリ「先生は脚フェチだと聞いたが?」

    アツコ「違うよサっちゃん、先生は褐色好きだよ」

    サオリ「…アツコと真逆では?」

    アツコ「だから別のフェチに変える必要があるんだよ」

    サオリ「…そうか」

    アツコ「サっちゃんは自分の服を?」

    サオリ「いや、コハルの服をプレゼントしたくて…」

    アツコ「へぇ…」

  • 18二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 23:20:29

    サオリ「ニヤニヤしてどうした?」

    アツコ「サっちゃんも青春してるなーって」

    サオリ「そうか?」

    アツコ「してるよ、好きな子のために服を買おうとするなんて」

    サオリ「そうか…これが青春か」

    アツコ「で、何を買うかはきまったの?」

    サオリ「いや、まだだが…この服とかは…」

    アツコ「明らかに対象年齢低い服だしそれ渡されたら私なら顔面パンチして家から叩き出すよ」

    サオリ「…そうか、すまないアツコ、何かいい案は…」

    アツコ「言わない」

    サオリ「なぜだ?」

    アツコ「プレゼントならちゃんと自分で選ばないとね、明らかに駄目なものは駄目だししてあげるからそれ以外はちゃんと自分で選んで」

    サオリ「…わかった」

  • 19二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 23:27:43

    ===============================

    サオリ「ただいま」

    コハル「おかえりなさいって、やけに疲れてるけどどうしたの?」

    サオリ「いや別に…」

    コハル「…?」

    サオリ「それよりもだ、コハル」

    コハル「なに?」

    サオリ「これを…」

    コハル「なにこれ?」

    サオリ「プレゼントだ」

    コハル「プレゼント…?今日別に特別な日じゃないわよね?」

    サオリ「あぁ、昨日最近暑いという話をしただろ?それで部屋着に涼しい服をとでも思って」

  • 20二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 23:36:26

    コハル「…サオリさん」

    サオリ「礼は不要だぞ?」

    コハル「普通に重い」

    サオリ「…おもりは入ってないと思うが…?」

    コハル「そうじゃなくて…感情が重い」

    サオリ「なにぃ!?」

    コハル「というかサオリさんのことだから『私のプレゼントを渡したから渡しても脱がしていいよな』とか思ってそう」

    サオリ「オモッテナイゾ?」

    コハル「正直に言わないと明日のお弁当野菜のみ」

    サオリ「正直思ってます」土下座

    コハル「エッチな思考は駄目!ビンタ!」バシーン

  • 21二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 23:42:54

    社長のところにベルちゃんがいるなら、サオリとコハルのところにはあの子がいるのだろうか……

  • 22二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 23:53:45

    「いたたた」

    割と本気で叩かれ、ほほを抑える
    コハルは部屋に戻ってしまった

    「失敗だったか…」

    せっかくアツコにさんざんダメ押しされながら探したのだが…
    やはり欲望が先走りすぎたか…?
    そう思いながらシャワーを浴びて、共用部屋にいき

    「…」

    息が詰まる
    目の前にはコハルが顔を赤くしてもじもじしながら立っている
    わたしに見せるように、私が購入した服を着たコハルが立っている

  • 23二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:05:50

    「な、なにか言いなさいよ!」

    我慢できなくなったのか、コハルが怒鳴るように言う

    「いや、すまない、すごく似合ってる」

    思わず海にいる姿が脳内変換されるぐらいよく似合ってる
    …何を思ってるんだ私は、ダメだ、嬉しさのあまり頭がゆだってる

    「うん、まるで夏の妖精のようだ」

    「褒めすぎよ!でも、ありがと…」

    嬉そうにはにかむコハルをみて胸がどきどきする
    やばい、今の私をみたらハスミに即狙撃されぐらいにやけてる自信がある

  • 24二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:09:16

    絵上手いなあ

  • 25二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:15:18

    「…これ、生地が結構いいけど結構高かったんじゃないの?」

    「いや、そうでもない」

    「そ、ならいいけど…ねぇ、サオリさん」

    「なんだ?」

    「日曜日、晴れてたらどこかお出かけしない?」

    「構わないが…?」

    「じゃあ、それまでこれはしまっておくわ」

    「うん?なぜだ?」

    「外に着て行ってもおかしくない服なのだし、いい服なんだから部屋着用はもったいないでしょ?」

    「制服はいいのか?」

    「学園外では無理して着なくていいってツルギ先輩がいってたわ」

    「…そうか、わかった。ならば確実に日曜日はあけておくとしよう」

    「約束よ」

  • 26二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:16:02

    サオリ「六月無礼などは関係なくいつも通りの服装な日々」

    前半終了

    後半に続く

  • 27二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:18:46

    便利屋にいた赤ん坊のネタはこちらになります


    ムツキ「アルちゃんアルちゃん、便利屋に赤ちゃんがいるよ」|あにまん掲示板bbs.animanch.com

    呼んでも読まなくても支障はありません

  • 28二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 07:33:16

    保守

  • 29二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 16:20:09

    おお、新作だ

  • 30二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:15:05

    サオリ「というわけで今度の休みにコハルと出かけるんだが」

    ミカ「へぇ、いいじゃん、どこ行く予定?」

    サオリ「D.Uまで足を延ばすつもりだ」

    ミカ「というとピクニック予定?」

    サオリ「いや、映画を見て買い物したりとかそういうのだ」

    ミカ「普通だね」

    サオリ「恰好はどうするべきか」

    ミカ「放課後買いに行く?」

    サオリ「その前にやることがある」

    ミカ「というと?」

    サオリ「保護者に許可をもらいに…」

    ミカ「…あー…」

  • 31二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:19:35

    ===============================

    ハスミ「…で?」

    サオリ「とりあえず手土産のぺロロ饅頭だ、受け取ってくれ」

    ハスミ「いただきましょう」

    イチカ「受け取るんっすね」

    ハスミ「何か言いましたか?」

    イチカ「いや何も言ってないっす」

    ハスミ「…まぁいいでしょう。それで?錠前サオリさんは私になにか用事が?」

    サオリ「今度の日曜日コハルとデートするのでその報告をしにきた」

    ハスミ「」ッス

    イチカ「落ち着くっすハスミ先輩!ここで発砲したら押収品管理室にいるコハルにバレるっすよ!?」

    ハスミ「それもそうですね」

    サオリ「(バレなければ撃たれてたのだろうか?というか驚くほど自然な動作でライフルを構えたなこいつ)」

  • 32二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:39:06

    サオリ「それで許可はもらえるのだろうか?」

    ハスミ「デートは許しません」

    サオリ「はっきりと言ったな」

    ハスミ「行先はD.Uなのでしょう?どうせ夜遅くなって怪しいホテルに泊まるつもりでしょう、イチカみたいに」

    イチカ「私も泊まらないっすよ!?」

    ハスミ「でも後輩たちがそういう風に噂してましたが?」

    サオリ「できる限りコハルに近づいてもらわないでもらえると助かる」

    イチカ「風評被害も甚だしいっす!!」

    ツルギ「…話がずれてるぞ?」

    サオリ「おっと…。今回遅くなる予定はない。夕食も家で取る予定だ」

    ハスミ「…はぁ、いいですか錠前サオリさん。私は貴女とコハルのデートを認めません」

    サオリ「む…しかしだな」

  • 33二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:44:37

    ハスミ「ですが、遊びにいくだけなら…買い物とか映画館とかそういう学生の範囲内なら許可します」

    サオリ「…同じじゃないか?」

    ハスミ「デートと遊びにいくは違うんです。ねぇツルギ?」

    ツルギ「…まぁそうだな」

    ハスミ「というわけで二人が遊びにいくだけです。それを重々頭の中にいれてください」

    サオリ「わかった」

    ハスミ「あと家に帰ったらコハルから私に連絡をいれさせてください」

    サオリ「そこまで必要か?」

    ハスミ「当然」

    イチカ「…というかなんでコハルと出かけるのにハスミ先輩の許可がいるんっすかね?」

    ツルギ「言ってやるな…可愛がってた後輩が取られて内心穏やかじゃないんだ」

    イチカ「…あのぺロロ饅頭、うちら食べれるっすかね?」

    ツルギ「無理だな

  • 34二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:00:42

    ===============================

    コハル「…サオリさんも新しい服買ってたんだ」

    サオリ「いや、ミカが選んでくれたんだ。コハルとお揃いだが、似合うだろうか」

    コハル「いいと思うわ。黙っていれば清楚にみえるもの」

    サオリ「それはつまり黙ってなければ水着徘徊しそうだと…?」

    コハル「ハナコは例外!」

    サオリ「じゃあしゃべらなければどう見えるんだ?」

    コハル「変人」

    サオリ「やっぱり浦和ハナコでは?」

    コハル「ハナコは変態でしょ、ほら行くわよ」

    サオリ「あぁ」

  • 35二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:04:20

    ~~映画館にて~~

    サオリ「何を見る?やはり王道にぺロロVSファービーだろうか?」

    コハル「王道どこから獣道じゃない?」

    サオリ「じゃあこのちょっと大人向けな恋愛映画を…」

    コハル「エッチなのはダメ!」

    サオリ「いやか?」

    コハル「…嫌とはいってないし!」

    サオリ「じゃ、これだな」

  • 36二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:10:30

    ~~映画後の喫茶店にて~~

    コハル「」プシュゥ

    サオリ「流石ちょっと大人向けな恋愛映画、ベッドシーンが普通にあったな。コハルが叫びそうになってちょっと焦った」

    コハル「悪かったわよ…」

    サオリ「しかし学生と教員との恋愛ものとはなかなか攻めた内容だったな」

    コハル「たぶんシャーレの先生を意識して作られてるわよね…あれ」

    サオリ「なかなかモテてるからな、あの人は。しかしだからこそ『大人としての責任じゃなくて先生個人としてあの人をどう思ってるのか答えなよ』というセリフはよかった」

    コハル「そうね、それに最後は大団円になってよかったわ」

  • 37二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:27:11

    ~~買い物タイム~~

    コハル「あ、新しいアクセサリーでてる」

    サオリ「というとカタツムリの奴か」

    コハル「うん、木登りしてるストラップだって」

    サオリ「買うか?」

    コハル「今日はいいわよ」

    サオリ「金がないなら出すが?」

    コハル「そうじゃなくて、せっかく二人で出かけたんだもの、買うならペアのものを買いましょ」

    サオリ「私の恋人がこんなにもかわいい」

    コハル「誰が恋人か!」

  • 38二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:45:09

    ~~公園でお弁当~~

    コハル「はい、お弁当」

    サオリ「何か荷物を持ってると思えば…弁当だったか」

    コハル「せっかく遠出するんだし、公園で食べれるスポットがあるなら食べたいでしょ?」

    サオリ「そうだな…中身は、サンドイッチか」

    コハル「流石に凝ったものは作ってこないわよ」

    サオリ「…いや、十分だ」

    コハル「そ、なら良かったわ」

    サオリ「ん、やはりコハルの料理は美味いな」

    コハル「アリウスのみんなを保護してから必死に勉強したけどね…」

    サオリ「あの頃は毒でも入ってるんじゃないかと警戒してたからな」

    コハル「目の前で作らないと信用してもらえないから頑張って手作りしたのよね…」

    サオリ「あの頃はすまなかった」

    コハル「しょうがないわよ」

  • 39二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:59:31

    ~~食後~~

    サオリ「ご馳走様でした」

    コハル「お粗末様でした」

    サオリ「しかし…いい天気なのは良いがやはり暑いな…」

    コハル「お互い涼しい服をきてるけど、それでも暑いものね」

    サオリ「本格的な夏がきたらどうするか…やはりクーラーの効いた部屋に引きこもるしか」

    コハル「それやったら叩き出すからね」

    サオリ「ソンナー」(´・ω・`川

    コハル「とりあえず木陰にでも移動しましょうか」

    サオリ「そうだな…いや、木陰よりもいい場所があるじゃないか」

    コハル「え?」

    サオリ「あそこの水辺、歩けるようだぞ」

  • 40二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:16:19

    コハル「きゃ…冷たい」

    サオリ「だが涼しい」

    コハル「そうね…足元から冷えてくる感じがするわ」

    サオリ「こういう場面だと水を掛け合うのがお約束だろうか」

    コハル「やったら叩くわよ」

    サオリ「冗談だ」

    コハル「はぁ…それよりも」

    サオリ「なんだ?」

    コハル「この服、買ってくれてありがと」

    サオリ「礼は不要だと…」

    コハル「それでもよ、あの時は言わなかったけど、うれしかった」

    サオリ「…顔が真っ赤だな」

    コハル「~~~~~暑いから赤いの!ちょっと水辺歩いてくる!」

    サオリ「コハル、そんなに急いで歩くと」

    コハル「きゃ」ポチャン

  • 41二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:31:02

    「いったぁ~~~」

    「気を付けないとダメだぞ、コハル」

    コハルに近寄り、手を貸す
    コハルがその手を取ると、引っ張り上げる

    「きゃ」

    勢いがあったのか、コハルがこちらに密着する
    当然、コハルがこちらにもたれかかった分負荷がかかるが、この程度なら倒れこむほどではない
    しっかりとコハルを抱きかかえる

    「大丈夫か?」

    「~~~~」

    コハルを顔を覗き込むと、コハルは顔を先ほどよりも赤くする
    慌てて離れようとするが、抱きかかえてるから離れない

    「ちょっと…はなして…!」

    「コハル、この前の事を覚えているだろうか?」

    「この前のって…」

    「温泉に泊まりに行った時のことだ」

    「それは、覚えてるけど…今ここで話すことなの?」

  • 42二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:44:47

    「あの時、ちゃんとした言葉にしてなかったなと思って」

    「え…」

    抱いたコハルの腰を抱き寄せる
    細い体、小さい背丈、争いには合わない性格
    それでも私たちを助けるために正実や先生がくるまで奮闘した、強い人

    「私はコハルのことが好きだ、同性とか関係なく、恋愛対象としてみてる」

    コハルの目をまっすぐ見ていう
    コハルは目を見開いて、それから目をそらす

    「な、なんで今なのよ」

    「しかるべきタイミングが今だと思ってたな」

    「私は、心の準備が…」

    「何日に告白します、ではムードがないだろう?」

    コハルのほほに手を添える

    「コハル、言葉にするのが無理なら今からすることを受け入れるか拒否してくれ」

    私は目を閉じ、コハルの顔に顔を寄せる
    それだけでコハルは私が何をするかわかったようで、翼がパタパタ慌ただしく動いてるのがわかる
    腰に抱いた手は今は力を入れてない、コハルが両手を私を押せば離れられる
    ゆっくり近づいていく、コハルが目をつぶったのがなんとなくわかる
    そのまま、唇がコハルの唇に…

  • 43二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:57:33

    ムギュゥ

    サオリ「ふが」

    イスズ「きゃぅー♪」

    サオリ「ご機嫌だな…しかし私はアデリーアングリー仮面とキスする趣味はないんだ」

    イスズ「ぅ?」

    サオリ「今のお前に言ってもわからないな」

    イスズ「だぅ!」

    サオリ「そろそろ母親がもどってくるタイミングだし、出迎えるか」

    サオリ「(イスズを抱きかかえて、シャーレの入り口までいく。
         今日もイスズは元気で、コハルは学業に励み、特に問題のない日々。
         平和が一番、だというとに、私は先ほどまでみていた夢を思い出す。
         おぼろげなら私は、誰かにキスをしようとしてたのはわかる)」

    サオリ「恋愛事はやはり難しいな」

    イスズ「ぅ?」

    サオリ「なんでもない」

    サオリ「(夢の中の私は結局キスできたのだろうか…うまく彼女と付き合えることになったのだろうか。
         少しだけ、それが気になった)」

  • 44二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:02:34

    サオリ「六月無礼などは関係なくいつも通りの服装な日々」 完

    サオリ「七月七日に星空の下を君と歩く」に続く…?

  • 45二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 06:03:14

    新作予告あるの有難いね

  • 46二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 06:04:44

    イスズちゃん元気そうで良かった。可愛い
    ラブラブなご両親に囲まれて幸せね……

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