- 1二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:17:34
- 2二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:19:16
立て乙
- 3二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:19:32
久しぶりに気合い入ってな…
- 4二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:19:36
たぶんこれ姑獲鳥に攻撃したら写楽暴発してヤバい事になると思う。
- 5二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:19:46
立てん乙
- 6二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:21:16
爆弾処理班カシムの一日はヤバい。
- 7二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:21:22
- 8二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:21:38
うむ…可哀…
- 9二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:22:16
オサレで悍ましい考え
- 10二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:23:40
化け物セコムロリと悪鬼集合住宅少女か…
- 11二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:24:14
うーん厄ネタ
- 12二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:25:06
鬼宿だからね家を傷付けられれば文句を言いに出てくるよ
- 13二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:25:31
ジャマルディさん押し付けられただけでは?
- 14二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:25:50
えーじゃあ、二人の現代の異能が爆誕し、それが爆発しないように管理してる46歳のおじちゃんがいて・・・。
えっと、続きなんですが姑獲鳥とカシムの馴れ初め的な奴。
1,儀式的な祭壇の中で日本刀(妖刀)ぶっ刺されて宙づりの姑獲鳥をカシムが保護し、術式で呼んだ鬼を写楽が消しとばした。
2、事故で裂傷を負った姑獲鳥の体内から大量に鬼が出たのを二人が鎮圧して保護した。(呪詛師認定されたため
3、精神が病んでいたときに自傷行為に走って初めて術式を発動させた。その後カシムがそれを保護してメンタルケア。
dice1d3=2 (2)
- 15二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:27:15
- 16二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:27:36
- 17二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:28:06
麻痺しとる…
- 18二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:28:26
大けがだったと思われ、またケガで召喚なので下手すると無秩序な可能性が・・・
- 19二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:28:35
- 20二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:29:39
死にかけたらマコラもビックリな鬼とか出て来そう+大群
- 21二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:30:29
えっとじゃあ召喚される鬼のランク決めましょうか。安価かダイスか・・・
1,安価 2ダイス
dice1d2=1 (1)
- 22二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:31:06
安価〜
- 23二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:32:09
- 24二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:36:21
- 25二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:38:35
- 26二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:45:18
- 27二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:45:47
- 28二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:46:13
- 29二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:46:59
こちらの方も確保しときます・・・!
- 30二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:48:37
やりすぎた気がする(まあええやろ!イッチが良い感じに調整してくれるとしんじて)
- 31二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:50:10
人任せで草
- 32二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 08:17:21
保守
- 33二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 13:17:58
ほ
- 34二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 13:50:38
クトゥルフロリちゃんがいるし数で攻めるタイプにした方が良いのかもしれない…
- 35二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 17:19:54
そっちもおもろそうではある
- 36二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 17:20:59
どちらも夏彦と同じで呪われた身体なんよね
- 37二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 18:54:46
奇しくも数で攻める夏彦と質がヤバい乙骨の対になる奴ができたな。
- 38二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:25:23
偶然にも合わさったな…
- 39二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:19:57
- 40二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:31:37
このレスは削除されています
- 41二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:39:50
- 42二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:45:39
色々な安価を組み合わせても良さそう
擦り傷刺し傷軽い火傷等の1.2は大した事ないが骨折裂傷多失血等の3.4から数の暴力が行われ5は本気の夏油すら抑えきれないレベルで鬼達が湧き上がる - 43二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:52:33
1で小鬼2で普通の鬼3で大鬼4で牛鬼5で>>25 で段階を踏んで出現する 1は突き指レベル
- 44二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:52:45
傷とテンションが噛みあうとネームドクラスの鬼召喚で
- 45二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:52:59
- 46二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:53:35
なんか怖いので揃ったなぁ
- 47二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:54:08
どうなることやら…
- 48二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:54:31
お魚天国ならぬ鬼鬼地獄
- 49二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:54:43
8でいいかな?
dice1d8=8 (8)
- 50二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:55:34
ヤバそう
- 51二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:55:38
- 52二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:56:01
せやね
- 53二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:56:12
おなしゃす!
- 54二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:57:04
小鬼大鬼牛鬼とかネームド鬼とか混ぜても面白そう
- 55二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:57:55
- 56二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:58:13
殺したら扉が全開になっちゃう感じか…ていうか前にも同じ術式の奴いたんか
- 57二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:59:39
- 58二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:59:39
マコラより強い感じかな(適応はおいとくとして
- 59二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:01:49
- 60二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:02:18
羅生門かな?地獄の門的な
- 61二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:04:01
なんというか、狙ったわけじゃないんだけどもまさしく夏彦の極の番なんだよね。
- 62二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:04:24
- 63二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:05:24
うむ…
- 64二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:06:27
ちょっとあれ、おもしろそうなんで姑獲鳥ちゃんの受肉シーンだけ描写したい
- 65二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:06:32
素戔嗚の猛気から生まれた女神は強スンギ
- 66二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:07:42
- 67二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:08:21
よかどす
- 68二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:08:36
ベビーシッター兼リミッターだからですかね・・・
- 69二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:08:49
知らぬ…ひたすらに可哀想
- 70二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:10:18
- 71二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:11:11
核爆弾を二つも背負った男 名はカシム・ジャマルディ
- 72二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:11:41
うーむ紛れもない真実(迫真)
- 73二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:13:03
- 74二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:15:17
あれだろ地獄の鬼を封印する為の人柱的な術式やろコレ
もう一つは外なる神と繋がる術式で - 75二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:15:32
ごもっともです
- 76二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:17:38
まさに 正 論 !
- 77二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:18:56
残念ながらこのままだと霊山の結界の中であははうふふして暮らす未来しか見えないんだ!
- 78二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:38:06
「あ、が・・・ぐぶっ」
「姑獲鳥!」
がくりと膝をついて、傷口を押さえる姑獲鳥。カシムが駆け寄るが彼女の足元は既に彼女の血が大きな血だまりを
作っている。
「ダメだ・・・!逝くな!」
「うぶっ・・・こひゅ・・・」
血の泡を吐きながら涙を流す姑獲鳥をカシムは抱き寄せる。
終わった、もう、終わりだ。もうどうすることもできない。呆然とする頭でカシムは姑獲鳥の名を呼び続けることしかできなかった。
「・・・!・・!・・・」
空気が抜けるような音と血泡を吹きながら姑獲鳥は涙を流す。カシムには彼女の言葉が、口の動きだけでわかった。
し に た く な い
そう、呟いた彼女はカシムに縋るように手を伸ばして・・・その途中で力尽きた。
「・・・」
もう、カシムには彼女の死を悼むことしかできない。なにもかも、手遅れだった。
『あはは・・・』
ぎょっとしてカシムが顔を上げる。その時だった。ぱちりと、姑獲鳥が瞬いた。土気色の肌がまるで時間を巻き戻すかのように生気を取り戻して・・・
『ようやく、出番か。おい、よくもまあ、異人の分際で』
「姑獲鳥・・・ぐぅおっ?!」 - 79二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:38:23
見えない力に弾き飛ばされるようにカシムの体が宙を舞った。まるでボールのように吹っ飛んだカシムが揺れる視界の中で見たのは・・・
『ははは!これは、なんとも爽快な!石で出来た森か!』
額に角を生じさせた姑獲鳥が愉快そうにわらっている。ただその魂は人でなく、呪霊でもない。
鬼だ。遠い彼岸に追いやられたはずの鬼が、平安の世、数多の陰陽師を、呪術師を食らった化生が。
顕現した。
『人が、うようよと、まるで真砂だのう・・・はは、童か女か・・・腹が減ったのう』
姑獲鳥が手を下から上へ、招くように揺らすと地面から赤黒い液体が湧きだしそこから大小さまざまな鬼が出現し始める。
『供物を持ってこい!一人残らず!生き胆を食わせろ!』
鬼たちは号令を受けて周囲の人間に、例外なく襲い掛かる。悲鳴と血しぶき、臓物が飛び散る地獄が顕現し、その最中に狂ったように笑う存在がただ一人。
そこにかつて幼い気な少女の姿はなく。かつて特級術師を食い殺し、呪いの王と昼夜問わず命を取り合った破滅の権化が現れた。 - 80二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:41:54
いつかあるかも知れない景色…防がなきゃ(使命感)
- 81二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:43:32
ガチでそうだな
- 82二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:44:31
もしかしたらクトゥルフvs鬼の王が繰り広げられるかもしれない
- 83二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:44:48
うーむ最悪
- 84二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:46:34
鬼鬼パニックとクトゥルフtrpgか…
- 85二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:57:03
「姑獲鳥・・・!姑獲鳥ぇ・・・!」
『ははは、お前、まだいたのか?お前が居ると体の動きが鈍る、さっさと逝け』
手を振るうと呪力の刃が彼の体を容易く両断した。
『きゃぁぁはあははははは!!これだ!この、はらわたがねじれるような!器がねじれて狂うぞ!あはははははははははははは!!!』
器の悲鳴すら愉悦、悲鳴と命乞いを肴に顕現した鬼は血の海に飛び込んで生き胆を貪る。
『あはぁ・・・これが、これこそが!私の愉悦・・・』
地獄の只中、血の海の中で鬼はうっとりと天を仰いだ。
「派手にやりやがったな、お前・・・生きて帰さないよ」
降り立った呪術師に鬼は不思議そうな顔をして目を擦った。
『ああん?その目、覚えがあるな・・・ああ、あのガキ・・・天元との揃い物か、ふふん』
そうかそうかと思い出したように手を叩くとギラリと目を輝かせる。
『貴様の目を抉り出して奴の目の前で喰らってくれるわ!』
「やれるもんならやってみな」 - 86二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:57:15
手を動かすと噴き出した血がまるで手の形をとって五条を包む。
「!・・・」
『いつまで無下限に頼る?もっとだ!お前の苦悶が、みたぁいぞぉぉぉぉ?』
無下限をじりじりと侵食するように進む血の腕を吹き飛ばし、五条は鬼に肉薄し、呪力を纏った拳で殴りつける。
『あふっ、くふっ・・・くすぐったぁい』
「ちっ!」
蒼のラッシュで顔面を殴りまくるも血どころか笑みすら崩れない。
(体のつくりが人と違う・・・)
殴った手にしびれが残るほどの硬度。五条はまるで子供が親に抱き着くように手を伸ばす鬼を蹴り飛ばして地面に叩き落すと
「術式反転・・・赫!」
赫で鬼に攻撃する。
『きゃぁはっ!』
まるで驚かすように舌を出した鬼は赫を通り抜けて五条に肉薄する。
『お前の、生き胆を食わせろぉ!』
「断る!」
五条は掌印を組んで領域を展開する。 - 87二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:00:07
地味に死ぬカシム悲しい
あと鬼ちゃん強い - 88二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:03:35
カシムが死ぬ事でもう一人のクトゥルフロリが怖いんだよなぁ…
- 89二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:09:57
「領域展開『無量空処』」
五条は両腕を突き出したまま固まる鬼を見て流れた冷や汗を拭った。
「このまま、お前が死ぬまで領域を展開し続ける、それで・・・終わりだよ」
五条はそのまま、領域を維持し続ける。叶う事なら自分の呪力が続く限り。
しかしその目論見は
「!・・・こいつ外から・・・!」
領域を崩そうと外殻を鬼が生み出した大小さまざまな鬼たちが群がっている。五条はそして、作戦の失敗を悟る。
『あはぁ・・・これは未知の体験だな』
「領域が崩れた途端に目を覚ましやがって・・・反転術式か・・・?」
欠伸をしてこめかみをとんとんと叩く鬼。五条は即座に自身の呪力で脳を破壊し、即座に術式を再生する。
『あ?なぜそんなことをする?どこも傷なぞついておらぬ』
「脳みそからっぽかよ」
『どうだろうなぁ・・・開けてみてみるか?』
にやぁと耳元まで裂けるような笑みを浮かべて鬼はそういうと五条に襲い掛かった。
『呪いの王よ、来るがいい!お前のために地獄から舞い戻ったぞ、肴に天元の揃い物の首を干した!目は食ってしまったが今なら生き胆が食えるぞ?酒宴を開こう!まっているぞぉ!』
IF:日本終焉シナリオ1 - 90二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:10:58
筆が乗りに乗ったw
- 91二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:17:21
乙です
- 92二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:18:12
鬼無限湧きはやはり強すぎる
- 93二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:20:17
あと湧いた鬼は自立行動だから無量空処で鬼が頭パーになってても普通に動いてるっていうね。
- 94二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:24:32
宿儺が呪力と術式にたいする理解度で呪いの王だとするならこの鬼はまんまフィジカルで宿儺と張り合う存在ですね。
伏魔御厨子が致命傷にならないレベルのフィジカル。多分フーガモロヒットでギリ死なないレベル。
仕留めるのに手順か罠張る必要あるタイプだね! - 95二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:31:58
- 96二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:34:19
まあ、そう書いちゃったとはいえ五条が蒼と呪力籠めた拳で殴ってくすぐったいで済ますレベルですからね。
- 97二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:48:38
それじゃあ今日はなんかいろいろやり切ったのでここまでにしときます!
新キャラ増やすつもりが安易に動かせないキャラ増やしちまったぜ・・・! - 98二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:51:53
すまぬ…安価ノリノリ 乙〜
- 99二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:59:03
とりま傷だけだとあれ何で降霊術的な使い方もできるように調節します。やりすぎと絶命の縛りで先ほどの終了シナリオになりますね。カシム君が乙ったら終了確定です。
- 100二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 06:24:13
あげ
- 101二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 08:45:34
ほ
- 102二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 13:34:46
ほ
- 103二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 21:18:02
ほす
- 104二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:00:19
保守
- 105二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:01:00
再開・・・なんですが三人で決めてない話ってあったっけ・・・?
- 106二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:07:38
ない?
- 107二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:11:02
ええと、なかったら後は彼らがどこで何をしてるかですけども、まさか三人ともがセットで動く人らだとは思わなかったので(しかも下手したらラスボス候補
どうしようかなぁ、新宿は東京校に近いからいろいろあるし・・・。 - 108二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:20:00
姑獲鳥ちゃんだけ性格だけ決めてない感じかな?
カシムってどんな奴だったか覚えてないぞ! - 109二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:21:27
過去スレ読み返してみると
カシム→陽気で気さくなひと。
写楽→背伸びして明るく振る舞おうとする子
姑獲鳥は・・・どうするかな。 - 110二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:21:54
- 111二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:23:05
ツンデレ気味で隠れ甘えん坊
- 112二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:23:46
クールなしっかり者
- 113二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:24:40
照れ屋な真面目っこ強がりな部分もある
- 114二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:25:36
リーダー気質
- 115二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:25:54
- 116二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:28:05
集まった!
dice1d5=5 (5)
- 117二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:28:44
ほう…いいじゃない
- 118二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:29:00
リーダー気質でツンデレの隠れ甘えん坊の10歳。属性が凄いな。
- 119二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:34:04
うむ…
- 120二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:34:28
姑獲鳥は写楽に対してお姉ちゃんぽく振る舞おうとするし、術式に対する怖れとかからカシムには頼りたいけど
なんとなく素直になれずツンデレしている女の子。
写楽はそんな姑獲鳥に対してしっかりとした振る舞いを目指しつつもセンス故に術式に理解が及ぶせいでカシムと姑獲鳥に対して失う恐怖などを感じている。
カシムはそんな二人のやりとりやらをみておやおやしつつ、いざとなれば行動で二人への愛情を示すタイプ。
揃ったな・・・! - 121二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:42:32
とりあえず三人がワンセットになったところでカシム一行は京都に派遣されることになるでしょう。
なぜかというと新宿にはあの化け物老人田中が向かっているからだ! - 122二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:42:44
成ったな…
- 123二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:45:10
んじゃあまた京都側のシナリオを考えますが・・・
明日早いので今日は一旦ここで切り上げます。
もしもですがまた追加キャラなんかありましたら保守代わりに書き込んでくださればこそっと入れます。
それではまた明日! - 124二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 22:51:01
乙〜
- 125二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 07:06:25
ほ
- 126二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 13:07:06
ほ
- 127二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 18:12:33
保守
- 128二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:33:05
えっと、ここから呪詛師側の反撃ということになるんですがナナミンと京都校組と夏彦。
だれがいいですかね?せっかくだしトップバッターはリクエスト聞きたい。 - 129二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:33:52
このレスは削除されています
- 130二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:34:14
安心安全京都組
- 131二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:34:54
人数多そうな京都高
- 132二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:38:34
トップを取るか、多数決するか!
ダイス神様!
1ナナミン、2京都校
dice1d2=2 (2)
- 133二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:39:25
消さなくてもよかったのにー!?!
とりま京都校の次はナナミンだから! - 134二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:49:46
やったぜ
- 135二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:50:12
主役はトリ
- 136二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:03:46
では再開します!
「ふんっ!」
屋根の上から矢を放つ。赤血操術で操作された矢は狙いを外すことなく呪霊を穿ち、消滅させる。
「ここら辺は大分片付いたか?」
『加茂君、まだ、新手が来る・・・あれ?』
ナビゲートしていた西宮が戸惑ったように声を上げると、焦ったように言う。
『加茂君大変、少し進んだところに子供がいる!』
「何ッ?!ここら辺の避難は済んだはずだぞ!」
「言ってる場合?早くいくわよ」
加茂の背を押して真依が走り出すと京都校の面々は単独行動中の東堂を除いて西宮のナビゲートを受けて子供の元へ。
「うぅ、ぐすっ・・・」
「居た!あそこ!」
呪霊に囲まれて泣いている女の子を発見した真依は即座に狙いを定めて発砲する。
「真依!飛び道具は危険だ!」
「当たらない場所狙ってるわよ!」
『仕掛けるぞ!』 - 137二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:03:59
近接攻撃が可能なメカ丸と三輪が飛び掛かり、手近な呪霊を攻撃していく。
「大丈夫?」
「おねえちゃんたち・・・誰?」
「私たちはあなたの味方よ、こいつらはすぐやっつけるからね」
メカ丸と三輪が道を斬り開いたのを見て飛びこんだ真依が子供を確保して呪霊達の輪を突破する。
「メカ丸!いいわよ!」
『了解、『ウルトラキャノン!』
一か所に固まっていたことが災いし、呪霊たちはメカ丸の攻撃によりまとめて灰になった。
「どうしてこんなところに・・・」
「うぅぅ・・・ごめなさい・・・」
女の子は年の頃は10歳頃だろうか、賀樂よりも小さい女の子に真依は優しく頭を撫でながらできる限り怖がらせないように微笑んで見せる。
「謝らなくていいわよ、私達は怒ってないから・・・」
「ごめんなさい、でも・・・でも!」
「?」
不思議そうに首を傾げる真依の腹部に女の子はナイフを突き立てた。
「悪い事するもの・・・」
「っ・・・やんちゃな子!」 - 138二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:09:05
うーむ可愛い無罪!
- 139二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:12:23
小さな女の子の遠慮がちな刺突は真依の体に微かに傷をつけるにとどまった。
「呪霊に操られているのか?!」
『離れろ真依!』
メカ丸が即座にソードオプションを展開して女の子のナイフを弾き飛ばした。
「いたっ・・・」
「ちょっと!メカ丸!」
『掠ったか?いや、当たりに来たな!』
その際にソードオプションの一撃が女の子の腕を傷つけた。血が飛び散り、腕には切り傷が付いて血が滴っている。
「うぅ、痛いのは一緒だから・・・皆だけ痛いのはないから・・・」
呟いている言葉の意味を理解できぬまま臨戦態勢でいると、不意に彼女の腕に異変が起き始めた。
「血が・・・なんだあれは?」
加茂がいち早く血の変化に気付いた。滴った血が薄く、円を描くように広がると泥のように変化してボコボコと泡立ち始めたのだ。 - 140二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:33:32
「!?」
血と腕の傷からまるで異界の門が開いたかのようにずるりと異形の存在が這い出た。
「私達が生きていくには呪術師だけの世界が必要なの」
傷口を内側から押し広げるようにして這い出た異形は堰を切ったようにボトボトと落ちては形を成していく。
「鬼宿呪法・・・『悪亜餓鬼』
一つが二つに、二つが三つに、どんどんと数を増す異形に皆は戸惑う。
「呪詛師なのか・・・?」
「呪詛師なら呪詛師で制圧するしかないでしょ!」
真依はためらいがちに女の子に銃を向ける。
「制圧・・・するしか・・・」
「・・・ころすの?」
真依の視界をザザッとノイズが走る。思わず頭に手をやった刹那に真依の視界が暗転して膝をついた。
「鬼宿呪法『内魔』」
「真依!」
三輪が駆け寄って真依を見るとメカ丸が女の子を傷つけた際の返り血が付いていたらしい。鬼のような形の紋様が真依の目と耳を塞ぐように描かれている。
「なにこれ・・・?ふんっ!」
呪力を籠めて、真依の頭をぺんっ!と叩くと紋様は呪霊と同様に塵になった。
「これも呪霊なの?っていうか・・・妖怪?」
三輪がそうつぶやく。他の面々も口にこそ出さないもののまるで絵巻から飛び出したかのような見た目の鬼たちに戸惑いを隠せずにいた。 - 141二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:36:39
うーむやっぱりほっといてはいけない存在ですね
- 142二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:38:32
- 143二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:39:06
この子は確かに現代で生きるのはキツそう
- 144二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:39:22
せやった…
- 145二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:41:53
まさしく呪いにかかった子供
- 146二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:46:42
えっとこれ誰か知ってる人居そうなんだけどな、御三家の加茂君とか
説明させずに皆が頭に?浮かべながら戦うのも面白いんだけど・・・ - 147二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:48:58
軽く知ってる感じの人と説明を聞く人がそれぞれいる男塾スタイルは、どうですか?
- 148二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:49:59
真衣「知っているの!?加茂!」
加茂「うむ…」 - 149二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:50:38
- 150二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:51:40
全員彫りが深くなってそうな・・・w
- 151二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:53:04
困ったときのダイス神!
dice1d2=1 (1)
1知っているのか雷d・・・加茂!うむ・・・
2、なぁにこれぇ・・・?まるで意味がわからんぞ!
- 152二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 00:05:57
うーんw
- 153二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 00:14:02
- 154二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 00:18:29
とりあえず今日はここまでにしときます!また明日!
明日は加茂君がなにか心当たりに気付くシーンから! - 155二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 00:21:16
乙〜
- 156二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 06:33:42
あげ
- 157二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 13:11:59
ほ
- 158二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:52:05
保守
- 159二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:05:00
あれは再開・・・現実にあったとは!知っているのか?!
周囲が戸惑う中、全てのものが少女の血や傷口からあふれ出しているのを見た加茂は自身の術式と照らし合わせた。
(傷を媒介に・・・いや、血か・・・?血・・・)
血と傷を媒介に妖物を召喚し、使役する術。そして目の前の絵巻から抜け出したような・・・鬼?
『面倒だな。薙ぎ払うか・・・?』
「待て!メカ丸!奴を傷つけるな!」
メカ丸が手を前に翳す。手が発光するのを見て加茂は慌ててメカ丸を制した。
『相手は呪詛師だぞ、どうして止める?』
「術式に心当たりがある、外れならいいがもし当たっていたら・・・」
加茂はそう言うと少女を見やる。
「下手をすると特級呪霊・・・それも歴史に残るようなのを呼び寄せることになる」
「うそでしょ?!」
「嘘じゃない・・・皆は式神の祖を知っているか?」
加茂は迫る鬼だけをあしらいつつ全員に情報を共有する。 - 160二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:10:06
うーむ面倒中の面倒 不殺&傷付けるのもマズイと来たら結構ね
- 161二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:10:40
知っているのか加茂!?
- 162二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:29:52
「式神って・・・アンタんとこの祖が大手の術式じゃないの?」
「実際は祈祷や神楽によって行う神卸しの一種から派生したものと思っていい。それらは本来は神の中でも和御魂・・・いうなれば人に好意的な神を選んで力を借りていたが・・・」
加茂は鬼を蹴り飛ばし、真依は近い鬼を銃で撃ちながら追い払う。
「式というのはそもそも使用する、使役するという意味があって・・・荒御魂や妖怪、呪霊などを調伏して使役していたのが元祖とされている」
「それを術式と呪力で代用して安定させたのが今の式神術でしょ?」
「そうなる・・・がだ。遠い歴史の中で呪いともいうべき術式と血筋が産まれたのだ」
女の子が生み出す鬼は多い、しかしながら傷口からの出血が止まり始めたのか増殖は少なくなり始めていた。
「平安の世で猛威を振るったのは呪術師と呪詛師だけではない。両面宿儺を『遊び相手』と称する存在がいたのだ」
「化け物じゃない・・・!」
「そうだ、それでいて我々が良く知る存在・・・それが奴の操る式神」
鬼だ!と加茂は言い放った。
「おに?・・・あの鬼ですか?」
『伝説の存在の、その鬼か』
「奴らは淘汰され数を減らしたと言われているがそれは奴らの弱体化を狙った宣伝だ。恐怖から産まれた存在である呪霊に鬼を象ったものがほとんど居ないのも生まれた恐怖がそのまま奴らの腹に収まり、奴らを養い続けていたからだ」
鬼、それは太古の昔から存在する人食いの怪物。膂力に優れ、妖術を使い、影に潜む。
数多の英雄と死闘を繰り広げた彼らが姿を消したのは・・・。
「遠い昔の話だ、私の祖先に負けて落ちぶれた呪術師 蘆屋道満の術を受け継いだ者が師の無念と日本の廃滅を願い鬼たちと契約したのだ」
『我らの血に紛れて隠れ、時代を渡る代わりに我らの血脈を永劫永らえさせ給え。時至らば我が血肉を糧に門となし、貴様らを野に放たん。』 - 163二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:37:10
実際に鬼モチーフ作中でも殆どいないんだよな
- 164二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:37:55
ですよね、なので鬼関連は妄想しやすいです
- 165二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:46:59
「当時の呪術師達は飛び上がっただろう。鬼を一まとめにして呪詛師の体に収めてしまおうだなどと」
血と魂をもって異界の結界を作り、それを永劫受け継ぐ縛りによって形を作り、夥しい犠牲をもって成された呪いは今も絶えることなく・・・。
「数多の呪術師がその血筋の断絶を図ったが叶わなかった。もはや血筋そのものが呪物と等しく、また因果のねじれから六眼のように血筋の濃い薄いにかかわらず術式は発露して混乱を極めた・・・」
まるで鬼が周囲だけでなく、術者すら弄ぶように・・・。と加茂は告げる。
「術式が発露した者は皆、霊山の結界で修行をし、鬼が表に出ないように呪力のコントロールをするが・・・」
「するが?」
「術式が発動しない保証はない、また不慮の事故であっても命を落としたらどうなるか・・・」
万が一が無いよう、遺体は常に消滅させるか封印して鬼が出ないようにしてきた。
その言葉を聞いて京都校の面々は押し黙った。
「唯一の例外は老衰だ、ケガでなく眠るように亡くなった場合は術式は発動しなかった」
「つまるところ捕まえて軟禁するしかないってこと・・・?」
「そうなる・・・まずは周囲の鬼を片付けるぞ。まだ術式の出力は低い。今なら雑魚ばかりだ」
皆は複雑な心境ながら戦闘態勢を取った。 - 166二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 00:47:23
すいません今日はここまでにしときます!また明日!
- 167二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 06:29:47
乙保守
- 168二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 10:57:21
ほ
- 169二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:13:15
保守
- 170二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 22:33:08
再開します! 今回はナナミンが会敵するところから!
「ぬぅぅんっ!」
黒閃、それは呪力とインパクトの瞬間が限りなく零に近づいた瞬間に起こる現象である。
一級術師として主力の一翼を担う七海は激化する戦闘で怪我人や死者が出始めた大通りで戦っていた。
「おおっ!」
黒い閃光が煌めく。呪霊は粉々になり、呪詛師は吹き飛ばされる。
「ふんっ!」
二度、小型の呪霊は数体がまとめて吹き飛ばされ、粉々になって塵になる。
「はっ!」
三度、煌めいた黒い閃光は彼に殺到する呪霊を再び粉砕する。
「おおおおおおおおおっ!」
鈍刀と十劃呪法の組み合わせが大型呪霊を両断する。
「ふぅっ・・・」
「助かりました・・・七海さん」
「皆さんはそのまま、戦える人はここを確保。負傷者は護衛をつけて下がってください」
周囲の呪術師に指示を飛ばして激化する戦場と化した京都を歩く。 - 171二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 22:49:49
激化する戦闘、跋扈する呪霊。七海はその中でふと、違和感を感じた。
「・・・?」
呪術師と呪詛師も、ましてや呪霊でさえも戦闘の熱に浮かされている。呪力が迸り、戦闘の破壊音や怒号が響いていた。
しかしだ
(このビルだけ・・・なにか妙だ)
一か所だけ、冷え切って、異質な空間がある。呪力探知や肌の感覚では捉えきれない何かがこの空間に異物となって自身の感覚に認識されているのだ。
「七海さん?」
「このビルは?」
「え・・・?このビルですか?」
七海が足を止めたことを不審に思った呪術師の一人が尋ねる。しかしながら七海の返答の意図をはかりかねたのか
不思議そうにしている。
(気のせいか・・・?それにしては・・・違和感が消えない)
呪術師としての場数か、それとも本能的に感じ取ったものか。大通りに面したビルに取られていた意識を目の前の呪霊に向けたが・・・。
ガシャン!と音を立ててビルの窓ガラスが全て割れる。
「危ない!下がって!」
降り注ぐガラスの雨に呪術師と呪詛師は区別なく距離を取ろうとする。 - 172二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 22:50:33
なんやなんや
- 173二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:00:31
ぞろりと、ガラスの割れた窓という窓からなにやら黒いものがあふれ出した。
「?!」
呪術師達は大半が呆気にとられていたがそれがやがてまるで蛸などの海洋生物を思わせるような触手であることに気付いてリアクションを起こそうとしたが大半が間に合わずにその触手に絡めとられてビルの中へと消えていった。
『ひぃぃぃ!』
『俺たちもかよぉぉぉぉ!?』
七海が悲鳴の主に目を向けると呪詛師や呪霊も区別なく触手は絡めとっている。
「呪詛師の攻撃じゃないのか・・・?」
七海は鈍刀で触手を切り伏せる。状況を確認しようと周囲を見渡すと触手から逃れられたのは呪具を持った術師ばかりだった。他は式神や呪霊を盾にしたり運よく呪具持ちの術師に助けられた者たちだ。
「う、え?な、なにが起こった・・・?」
触手が起こした神隠しともいえる電光石火の行動に難を逃れた術師ですらいまだに呆然としている。
「呪詛師よりも厄介なのが出ましたね、ここは私が向かいます。皆さんはここに人を近づけないで」
「七海さん!」
「指示は先ほどした通りでお願いしますよ」
七海は警戒を最大限に引き上げてビルの中へと入った。 - 174二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:01:49
これはタコロリの気配がしますね…
- 175二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:18:36
ビルの中、エントランス部分は静かなものだった。呪霊の気配すらない。窓が割れた場所から推察するに最低でも三階よりも上のはずだ。
「あそこか・・・」
七海は吹き抜けになった中央部分を見上げて呟く。触手に絡めとられた犠牲者の末路を思わせる赤い軌跡が五階部分に集束している。よく見るとぽたぽたと犠牲者の命の雫があちこちから垂れている。
「一級・・・いや、下手をすると特級クラス。彼が従えたのか?」
あれだけの攻撃を繰り出せる存在にも関わらずビルの中は残穢すら希薄で、12月ということを差し引いても異常な寒さを感じる。
(呪力を隠匿できる呪霊・・・もしくは呪詛師。どちらにせよ放置はできないか)
階段を警戒しつつ上る。しかしその警戒をあざ笑うようにリアクションは皆無だった。
「・・・」
呪霊の気配すらなく、文字通り動く物の気配がない。五階に到達した七海は周囲を警戒する。
「おじさん、だあれ?」
不意に響いた声に七海は振り返った。 - 176二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:24:59
手を出したらあかんで(手を出したらあかんで)なお向こうは攻撃して来るものとする
- 177二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:27:01
それなんてク⚪︎ゲー
- 178二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:43:02
七海はこの小さな少女が元凶だと即座に察知した。
見た目は四歳ほど、子供というにも幼く、あどけない仕草で七海をみつめていたが
「おじさんもわたしとあそぶ?」
血だまりや肉片を平然と踏みしめて歩く少女はもはや怪物のようであった。
「いえ、できればあなたが攫った人を返して頂きたい」
「さらった?わたしはしらないよ?」
きょとんとした様子だ。しかしてその瞳は七海をゾっとさせるほどに不思議な輝きを放っている。
「ではこの状況は誰が?」
「わたしのともだちかもしれないわ、かしむとうぶめはすぐにおぼえてくれたのに・・・ほかのひとにはえんりょしないのね」
少女はこまったように頬に手を当てていたが、ふいにふかしぎな言葉をつぶやきはじめた。
「いあ、いあ、□◇ぶ=にぐ〇す、せんびきのこをつれたもりのくろやぎよ」
なにやら唱えるが、咄嗟に呪言の類と認識した七海が耳と脳を呪力でカバーする。
「いあ、いあ・・・あら、でてきてくれないわ。はずかしがりやさん」
ふしぎそうにしているが七海が片耳を塞ぐ仕草をしているのを見て首をこてんと傾ける。
「ふしぎふしぎ、このこえをきいたのに、あなたのまえにはでてきてくれない」
「・・・」
(呪言の類か?しかしあれはどう見ても実体だった・・・どういうことだ)
ごりっとまるで削られるように呪力が消費された。まさしくあれは呪術であったのだろう。
しかし、あまりにも異質であった。 - 179二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:45:39
怖すぎて
- 180二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:47:07
あまりに凄惨な光景を目の当たりにしたあなたはSANチェックです。
- 181二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:06:24
今日はここまでにしときます!また明日!
- 182二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 06:46:04
あげ
- 183二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 13:01:24
ほ
- 184二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:56:43
保守
- 185二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:41:50
再開します!いあ!いあ!
(どうするべきだ・・・?この子をどうにかするのが先決だろうが・・・)
七海は思考を巡らせる。目の前のほんの小さな女の子が操る術式はおそらくだが七海の手に余るものだろう。
彼女に悪意のようなものが感じられないこと、そしてこの状況に関してあまりに感情の起伏に乏しいこと
全てが異質だった。
「・・・取引しましょう」
「とりひき?」
「そうです、あなたが望むものを言って下さい。叶えられるなら叶えます。その代わり、此処にいる私の仲間を傷つけないで欲しい」
目の前の女の子と安全を得るために取引をする。七海が導き出した答えだ。
あまりに異質すぎるこの少女を野放しにはできない。かといって自分がこの子の術式をどうにかできるかと言われればそれも怪しかった。
「どうでしょう?」
吐く息は白い、まるで雪が降るかのような冷たさである。先ほどまで戦闘の余韻で火照っていたからだは冷え切っていたが汗だけは時折頬をつたっている。
その汗の意味するところは・・・彼の足元を侵食しつつある彼女の呪力と思しき黒い影のような、液体のようなもの。
それが液体のようなものと称するにはあまりにも不可思議で、壁や天井を這いまわるように広がっているからだ。
(呪言にしろ、結界術にしろ、召喚術にしろ・・・得体が知れなさすぎる。術式の範囲もだ。真正面から戦うにはあまりにもリスクが高すぎる)
術者が死亡することによる術式の暴走も七海の懸念の一つだった。この少女が術式を操っていたとして七海ならば彼女を一撃で昏倒、あるいは即死させることができるだろう。
しかしこれらが呪霊躁術のような特徴をもっていたら?解除しなければ消えない類だったら?絶命の縛りで術式を強化されてしまったら?
七海は実質的に反撃の手段を封じられていた。 - 186二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:01:32
ナナミンは本当に聡明やなぁ
- 187二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:38:02
冷静を装って取引を持ち掛ける七海とは対照的に少女は七海の言葉に困ったようにもじもじとしている。
「こまったわ、わたしは・・・ここでともだちをよんで・・・どうしようかしら」
まだ幼い少女だ。自分の意見というものが希薄なのかもしれない。七海はそんな様子を見てできるだけ穏やかに言葉を選んだ。
「私は呪霊を祓いに来ただけなので、できることなら人間は傷つけたくないのです。そこのところを考えに加えていただけると助かります」
「えぇと、うーんと・・・」
そうしているとぞろぞろと影が伸びて口がぽっかりと開いた。そして少女にひそひそと耳打ちをしている。
『・・・』
「そうね、それもそうだわ・・・かしむにきいてみましょう」
影の口からげろりと吐き出された携帯電話をぽちぽちと操作して少女は電話を掛け始めた・・・が
「つながらない・・・」
「帳が降りてますからね・・・」
携帯電話は意味がなかった。ますます困ってしまった少女に七海は内心で頭を抱えていた。 - 188二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:43:23
幼い
- 189二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:25:50
こまった様子の少女にふたたび影がひそひそと耳打ちする。
「そうね、とりひきであるなら・・・さきにわたしたちのおねがいをきいてもらえばいいんだわ」
少女が得心したように手を叩くと周囲の影はそれを聞いて嬉しそうにぐねぐねと身を捩った。
「くとぅるふ・ふたぐん にゃるらとてっぷ・つがー しゃめっしゅ しゃめっしゅ にゃるらとてっぷ・つがー くとぅるふ・ふたぐん」
再び呪力でガードしようとした七海を妨害するように足元の影が七海の足をからめとった。
「!・・・なにっ!」
「しゅ は きたる・・・ふふ、だめよ、きこえないふりは」
少女の姿がぐにぐにと形を変えて黒い触手を纏った異形の生物へと姿を変える。七海は思わず呆気にとられそうになるのを鈍刀で自身の体を叩くことで正気を取り戻した。
『げーむ を しましょう』
「ゲーム?」
『いまから たくさん じゅれい を かるわ かず を かぞえて おおければ あなたの いうことをきくわ』
「競争をしようというわけですね?」
『ええ、あなたの ともだちが わたしを じゃまする あなたの てき が あなたを じゃまする とっても こうへい じゃない?』
周囲にひらいた口がゲラゲラと笑いながら、異形の存在と化した少女はぐねぐねと体をゆする。
『ごじゅう かぞえて わたし は かり を はじめるわ どうぞ おさきに』
手のようにもみえる触手の塊が出口をしめした。止まっていたはずのエスカレーターはいつのまにか滑り台のようになっており、一直線に外へと行けるようだ。
「不味いことになった、これは負けられませんね」
49、48とカウントダウンは既に始まっている。七海はそのまま階段を滑り降りていく。 - 190二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:31:01
今日はここまでにしときます! またあした!
- 191二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:03:09
乙〜
- 192二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 09:15:44
保守
- 193二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 16:12:58
狩りの時間だ
- 194二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:24:15
再開します!
「七海さん!?」
エントランスからガラスをぶち破って出てきた七海に呪術師たちは仰天したが七海のただならぬ気配に思わず押し黙った。
「すいませんが面倒なことになった、一級相当の呪詛師・・・と言っていいのかわかりませんがその子に勝負を挑まれました。仲間にできるか、敵対するかは勝負の内容次第です」
「勝負って・・・?」
「どちらが呪霊を多く狩れるか、だそうですよ」
呪術師は頭に?を浮かべていたが壁をぶち破って飛び出した黒い触手の塊を見て悲鳴を上げた。
「あれに勝負を挑まれてます。こちらが勝てばいう事を聞いてくれるそうで」
「ま、マジでやるんですか?」
「じゃあ、あれと戦いますか?手柄は譲りますよ」
七海がバンテージのように巻いていたネクタイを拳にギュッと巻きなおしながら言うと呪術師は首がちぎれそうなほどの勢いで左右に振った。
「皆さん!できるだけ呪霊を中心に撃破してください!数が少ないと彼女との戦闘が待ってますよ!」
七海がそう叫ぶと周囲の呪術師たちは悲鳴を上げて散り散りに広がっていった。
『あら みんなで かるの?』
「合算でいきましょう、そもそも数で言えば私はすでに30体以上狩ってますので」
『うふふ いいわ そっちと こっちで しょうぶしましょう』
黒い触手の塊と化した少女はどこから響くのかすらわからない声を上げてぞろぞろと地面を這い出していった。 - 195二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:29:53
次のスレ立てます。明日はちょっと早いので次スレで一回かくらい更新したら止めになるかも。
- 196二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:32:11
- 197二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:36:24
サンクス
- 198二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:36:37
了解
- 199二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:36:51
馬
- 200二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:37:08
200ならカシムパパ