- 1二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:00:36
- 2二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:17:28
- 3二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:22:03
- 4二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:23:41
- 5二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:24:31
治安守ってる側なら怪しまれないと思ってとか
- 6二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:25:27
- 7二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:30:22
- 8二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:32:01
情報を握ろうにもいきなり転校生が正実には入れないと思うから自警団入ったとか?
実績作りのために自警団やってるうちにこの平和な時間がどうしようもなく愛おしくなってしまってるといいなぁ - 9二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:32:33
- 10二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:34:21
ライナーみたいに人格分裂説
- 11二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:35:12
両親が離婚したか何かで生き別れになった可能性もありそう
- 12二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:36:48
- 13二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:37:00
内線中にはぐれて…とか?
- 14二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:39:25
なんかスズミは補習授業部に入らなそうだしバニタスはちゃんと唱えられそう
- 15二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:43:24
- 16二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:46:22
- 17二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:48:36
- 18二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:50:44
閃光弾を使い傷つけないことを信条とするのも、失った記憶の底のアリウス教育のトラウマがあるから…
- 19二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:52:42
- 20二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:53:34
- 21二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:55:14
- 22二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:56:06
- 23二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 10:58:57
自警団なら不良生徒の追跡とかで自由に自治区内を自由に動けるからとか?
- 24二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:03:02
アズサと同じ結論にたどり着いてるのもいいな…
誰かに自警団って意味あるの?って聞かれて
「確かに、意味のないものかも知れません。しかし、それでも、それが私が諦める理由にはなりませんから」
みたいな - 25二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:04:22
心が強ぇ姉妹なのか…!?
- 26二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:13:36
記憶ありでも記憶なしでもアズサの味方になる
- 27二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:18:57
ベアおばの支配から精神的に脱した時に銃に掘り込まれていた𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼の文字を削り落とすんだよね
だから今のスズミの銃には𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼の文字が存在しないんだ - 28二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:31:33
お互い共闘したら、スズミが閃光弾で敵を撹乱し、アズサが得意のゲリラ戦術で刈り取る。
何故か息が合う。してほしいこと、言葉にしなくても、手に取るようにわかる。自分の背中を安心して任せられる。
まるで他人じゃない、昔からずっと傍に居たような共感覚を感じたりしてほしい。 - 29二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:31:40
あえて敵として立ちはだかるのもいいよね…
- 30二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:36:29
お互いのやることが手に取るようにわかるから、相手の策に誘われたり誘ったりする。武闘ではなく、まるで舞踏のように千日手が続くのもありや…
- 31二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:53:54
- 32二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:00:58
敵として出るならどのタイミングだろうか
エデン2章でミカの後からアリウス服でスズミが出てくるとか? - 33二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:11:43
なんなら物語が始まる以前、問題児のときのアズサに対して、鎮圧のためにスズミが立ちはだかって……みたいなのでも良い。
結局スズミはアズサを取り逃がすけど、戦闘中に感じたアズサの行動が解った感覚に(あの子は、いったい……)って思いを馳せたりしてほしい。 - 34二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:22:26
- 35二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:23:42
羽が片方しか無いのは切り落とされたから?
- 36二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:24:00
- 37二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:29:26
- 38二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:39:55
スズミと関わってからトラップに非破壊武器を取り込むことが増えたアズサはいいぞ
- 39二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:42:34
「今回のミス、どのように責任を取りますか」
「はい、このように」カチャ
「すぅ……ふっ!」ズバッ ボトッ
「……どうか、どうか他の皆さんには、寛大な処罰を」ドクッ ドクッ ドクッ - 40二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:50:30
- 41二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 13:04:42
- 42二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 13:33:53
多分この皆さんの中にはその後永遠に会わなくなった人もいるんだろうな…
- 43二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 13:36:49
- 44二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 14:05:17
トリニティのスパイ活動をマダムから命じられた…。
ワタシたちの"外側"への出口は、トリニティ自治区にしかないから…だから、先んじて調査しておきたい…そんな意図があるのかもしれない。
(今度は失敗すれば……"あの時の見せしめ"みたいに、痛みだけでは済まされない…)
(次に刈り取られるのは、ワタシの――)
そこまで考えて、頭の右側が痛む。あの時失った、私の頭に対で存在していたはずのもの。"あの時"の恐怖が想起される。
(ダメ。違う。抑えて。アレはもう終わったことなんだから)
そう自分に言い聞かせるも、痛みはどんどん増していく。 動悸は激しくなっていき、呼吸は荒くなる。
(嫌だ、ダメ、痛いのはもう嫌だ。死ぬのも、殺すのも、もう――)
???「あぶなーいっ!」
「えっ――?」
ダンッ!瞬間、右側頭部に強い衝撃が走る。普段なら受けない被弾、頭痛に苛まれていたワタシには避けることができなかった。
(あ、え――?)
ドサリ……必死に耐えていた痛みの上から、更に衝撃を加えられたせいかワタシの意識は朦朧とし、その場で倒れてしまった。その後、頭からヌルリとした感覚が目蓋に伝う。
あぁ、これ…古傷が開いたのかな……目の前に広がる青空を眺めて、ボンヤリした意識の下、ワタシはそんな呑気なことを考えていた。
???「大丈夫ですか……って、ウワワッ!?頭から血が出てる!」
???「あの、えっと、こういう時どうすれば……!」
???「救護!救護騎士団読んで!」
そうして周りが騒がしくなってきて、だんだんワタシは何も考えられなくなり……そのまま気を失った――
――そうして『ワタシ』の人生《苦痛》はここで終わって、『私』の人生《青春》がここから始まったのだ。
- 45二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 14:19:16
少しss書くか…
あの時の痛みが今になっても響いている。あの日、私の片翼は地面にその色を真っ赤に染めながら落ちた。
数週間前、あの方の怒りに満ちた、でも何かで隠したような話し方を今でも覚えている。
その時聞いた言葉は優しい口ぶりではあったが…失敗したら命はないと…遠回しに宣告されているようにも感じた。
今でも、目を瞑っても耳を塞いでもあの方の声が姿が聞こえて…見えて…私がただの捨て駒であることを嫌でも思い出させる。
でも…あの日聞いたあの曲は少し…忘れられて…良かったのかも知れません…。
「さて…今日もパトロールの時間です。」
自分が一番…裁かれないといけない存在なのにと考えながら今日も私は閃光弾のピンを抜いた。 - 46二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 14:42:45
続き〜
ここでの姉妹の設定は…
アリウスでは血は繋がってるけどベアおばの策略でどちらも存在を知らないって感じですね。
潜入してから半年から程が過ぎ…新入生がトリニティの校風に染まり始めたころ…ある噂を耳にした。
何でも怪しい動きをしている人物を集め補修授業部という名目で管理するらしい…
最初は自分の活動が裏目に出たかと不安に苛まれたがどうやらもうその人物達は集められてたらしい…
その人達の名簿を見てみた時ある人物に変な感情が流れた。
「白洲アズサ…さん…ですか…」
どうやら最近入学した転入生らしい…何故こんな時に転入生?なら元からトリニティに入学したほうがいいはずだと考えていると一つの不安が飛び出して来た。
……私は見捨てられたのではないかと…
そんなはずはない、正体がバレたわけでも情報を秘匿しているわけでもない。それにこの転入生があの方の駒である可能性も低い…なのに…
あの時の痛みが…あの時の声が強くなった気がした。
そしてその感情と同時に、何故か懐かしいような…温かいような…そんな感情がした気がした…。
- 47二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 14:51:55
- 48二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 15:10:18
内戦中
スズミ:喧嘩してんじゃねえぞ おらっおらっおらっ
スズミ:抗争止めてもその過程で怪我させてたら意味ねえな
スズミ:サオリ氏〜?捕縛術教えて〜
内戦後
スズミ:Foo みんな喧嘩しなくなったぜ ベアトリーチェ最高
スズミ:え?スパイ?任セロリ
スパイ中
スズミ:は?ここでも喧嘩してんの?やめんか おらっおらっおらっ
スズミ:ワテがトリニティ自警団じゃい
スズミ:なんかシンパができてしもたな - 49二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 15:15:21
設定元であろうことを考えるとアズサと同じくらいメンタルが強くてもおかしくないのか
- 50二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 15:23:19
この時空だと、どのルートでも同じ自警団の宇沢がドシリアスに巻き込まれるのはほぼ確実になるのかな
- 51二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 15:42:11
アズサの方も書きたいな…思いつかん…
何かあります? - 52二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 15:53:29
逆に 逆にね?
アズサだけはスズミのことを覚えてるパターンとかもありじゃないか?
同じトリニティ学区内に居ることや生きてること知らないというていで - 53二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 16:01:19
- 54二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 16:24:35
支配した後の正実枠でしょ
- 55二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 17:11:28
なるほど…いいですね!
なので
>>45 の設定にしますね…
アズサの方
トリニティに潜入し、早2週間。特別変わらない一日を過ごしていた。いや、アリウスの日々からすれば当たり前ではなく特別であったが……
これからどうするかと考えているとふと誰かにぶつかった。
「すまない…考えごとをしていて…」とすぐ謝罪したが…相手は「大丈夫です!こっちもすみません」と言って私とは逆の方向に走っていった。
再び歩を進めようとした時話し声が聞こえた。
「大丈夫?」「うん!大丈夫だよ!お姉ちゃん」
お姉ちゃんと言ったのはさっきぶつかった子だった。どうやら待ち合わせのため急いでいたらしい…。
「はあ…」 ……私達とあの子達は全てが違う。生まれも出身も育ちも苦悩も何もかも。
ただ一つ一緒の者があった。それは姉妹だ。
私には姉がいた…と思う。…いやいた。正確に覚えているわけではない…が確かに記憶に存在している。頭に2つの羽根を生やした自分が小さきながら尊敬した姉が…
その姉とは二人で生きていた。だがその後すぐに姉は同じような姿をした奴らに連れて行かれた。
あの時の感情以上に冷静さを失ったことはなかった。その後私はサオリやアツコ達と一緒に行動し始めた。
- 56二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 17:26:27
姉がどこへ行き何をしているのか今もわからない。正直、あの世界で生きていることに期待するのは的外れな願いだ。そもそも、あっちが覚えているかもわからない。私を見ても思い出さないかもしれない…。…それは…少し怖い…。
「………虚しい……」
…そう。どれだけ頑張っても努力しても結局の所一人の力で全てが変わる訳では無い。どれだけみんなで力を合わせても運命は変わらない。どれだけ後悔しても過去をやり直せない。
「𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓽𝓾𝓶 𝓮𝓽 𝓸𝓶𝓷𝓲𝓪 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼」
どこまで行こうと全ては虚しいものだ。だが……
「もう無理だよ…死んじゃうよ…」
「大丈夫だよ、アズサ。生きていれば…諦めなければ…必ず…」
「……◯◯◯お姉ちゃん…でも…」
「例え、無理だったとしても、それは命を捨てる理由にはならないんだよ。ね?」
「!!!……うん……」
「うん!じゃあもう少しだけ頑張ろ?」
それは今日、頑張らない理由にはならない!
……少しだけ願うのなら…幸せであってほしい…
あの場所でも…天国でも…どこでも……
- 57二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 17:55:18
- 58二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 18:29:10
あとは…どうだろ?
アズサが本編とちがっていればベアおばの考えに従順でスズミを連れ戻し、それが無理なら排除するために送り込まれる…とか? - 59二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 18:46:23
- 60二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 19:38:59
- 61二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 19:54:21
続き!
今回はスズミルート
…最近、問題行動をする生徒が増えてきた。いや元々いないわけではない。…だが正実の皆さんが鎮圧するので私や自警団の皆さんは小さい喧嘩を収めたり、道案内をする程度であった。
だが最近は自警団も問題行動をする生徒の鎮圧作業に赴くことも多くなった。
それは、…多分ではあるがエデン条約が関係している。トリニティとゲヘナの間に結ばれようとしている友好条約…二つの学園はまさしく天使と悪魔のようにそのどちらもがどちらもを嫌っている生徒が多い。
そのため半ばデモのように問題行動を起こす者もいるのだろう。全く迷惑な話だ。そして私は今まさしくその場にたどり着いた…。
「すみません!迷惑ですので、立ち退いてくれませんか?」
キヴォトスでもかなり有名なキャラクターのぬいぐるみのお店を占拠している生徒を発見し、説得を試みる。…あの経験から真っ先に説得からはいるようになった。「けっ!嫌だよ!誰かあんな角野郎と!」
なんて態度なのだろう…正直意味ないとは思いつつも説得を辞めない。
「…わかりました。ですから一度お店からどいてください!他の人にも迷惑です!!」
「うるさいな!どうせ力がなくて正実に入れなかった弱虫達なのによ!」
「……はあ…仕方がありません…あまり気は進みませんが…スズミ…行きます!」
と言って閃光弾を投げようとした時、誰が煙幕を投げた。
- 62二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 20:10:28
「誰だ!?」「前が見えない!?」「ちょっと…うぐ」
誰かはわからないがあの中で戦闘をしているようだ。
ならば私も続けざまに閃光弾をピンを抜き…
「目を守って!!」と誰かに声を掛け、投げる。
およそ3秒後に爆破、煙幕もその時には薄くなり、どうなっているか確認ができた。
状況としてはまず店を占拠していた7〜8名の生徒は一人を除き全員縄で縛られ気絶していた。あと一人もすぐに地面への倒れ伏せた。
……これをサポートや煙幕があるとはいえ一人でやってのけた…。ただの生徒ではないはず…やっと正確に見えるようになったので目を凝らす。…そこには、……忘れかけてたあのマスクをした美しい翼を持つ少女がいた。
(あのガスマスク…あの兵士達と同じものだ…。もしかして…あの子が…)と考え込んでいたら、その生徒が近づいて手を差し伸べた。
「シュコーシュコー!シュコー…」 「?はい?」
なんというか恐怖がどこかに飛んでいった気がした。
「ああ…すまない。取るのを忘れていた。?!?!」
そういった彼女はガスマスクを取り、私に素顔を見せる。その顔は…
「白洲…アズサさん?ですかね?」
「………あ…ああ!そうです。さっきはナイスアシストでした。ありがとうございます。」
「いえ、自警団として当選のことです。」
何故か彼女は少しだけ動揺していた。……何故?
- 63二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 20:22:07
続き
「えっと……大丈夫ですか!?アズサちゃん!?」
「問題ない。お店の商品も全部無事だ。」
「なら…一安心ですね!って…スズミさん?!」
「?!?!」 「?私を知っているのですか?」
アズサさんの後ろの看板からひょっこり出てきたのは…確か… 「阿慈谷ヒフミさん?」
「あれ?何故私を?」 「補修授業部の生徒を確認したことがありまして…」「なるほど…ってアズサちゃん?」「……ん?なんだヒフミ?」
「アズサちゃん!この方がトリニティ自警団のトップ!スズミさんです!」
「トップって…別にそういったものは…」
「ありがとうございます!これで新しいモモフレンズグッズが買えます!」
「なら…良かったです。それでは私はパトロールがあるので…また!」
………白洲アズサ…あの動きはトリニティの生徒では正実でもない限り不可能に近い動き…そしてあのガスマスク…もしかしなくても…私を……
……そうだったといても私は駒として任務を遂行しなければ…
そして…あの子の手を握った時のあの懐かしい感覚は…暖かく優しい感覚は…知ってるようで思い出せない不可解な感触だった…。
- 64二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 20:23:36
サオリにも多少スズミの設定流されてそうだし興奮してきたな
- 65二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 20:50:22
アズサの方
今日はヒフミと一緒にモモフレンズ?と言うものを見に行く予定があった。早速案内をしてもらうと…
「待って…誰かいる。」 「ヒフミは待ってて!」
人数は7〜8 武装は…全員銃のみ…これなら手持ちで十分だ。誰かがきを引いてるな…その隙に!
煙幕を投げる。ガスマスクを付け、全員が混乱している隙に銃弾を放つ。だいたいが声を上げず、驚きもせずまま気絶、だが数人は攻撃をしてきた…だが…
「目を守って!」とっさに言われた言葉を理解し、目を閉じ手で防ぐ。ガスマスクのおかげもあり、私に被害はないが、敵は目を押さえつけていた。
すぐに全員を拘束。我ながら迅速な対処だった。
そして助けてくれた人物に近づき感謝をする。
「シュコー!シュコーシュコー!」 「?はい?」
あっ…ガスマスク付けたままだった。どんな人なのか…感謝しないととガスマスクを外す。
そこにいたのは、……私の姉だった。
理解が追いつかない。いや理解はしてる。処理ができない。何故?何で?どうして?そういった疑問に埋め尽くされていく。そのせいか…あまり話した内容を覚えていない。……だが名前だけは覚えることが…いや思い出すことができた。
「スズミさん?!」
スズミ…私の唯一のお姉ちゃん。
不安や不確定、そして何より虚しさがなくなった。
生きていた。だけじゃない。私のように呪縛に囚われてない。自由になった姉が…。夢のような気持ちだ。
だが…一つ嫌なこともあった…。
私を覚えていなさそうだった。……私を見ることでトラウマを呼び起こす可能性をあるから思い出せないで良かった。……はずだ…。だが…悲しい…。
でも…良かった…。本当に……お姉ちゃん……
諦めなかったから…生きていたから…こうなれたんだよね?スズミお姉ちゃん?
- 66二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 20:52:18
どうでしょうか?感想とか…描いてほしい設定とか状況ってあります?
- 67二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:00:09
このスズミは2章でミカ側につくのか補習部側につくのかどっちだろうね
それによって3章以降の動きもだいぶ変わってくるだろうし - 68二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:03:44
うお……姉スズミに対してやや湿り気を感じるアズサ、良い……。こう、スズミの存在を知ってから「昨日何をした」とか「今日はどこいくの」とか……失った時間を取り戻すように…少しだけでも近くに感じられるように気にしてほしい……。
- 69二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:07:40
- 70二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:25:52
- 71二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:30:48
- 72二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:32:26
- 73二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:34:07
- 74二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:37:12
>>73ありがとう、頭ベアおば
貴女のおかげで私のssネタが潤った…。
- 75二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:46:17
ありがとうございます……では、遠慮なく……
最初は2人で厳しい洗脳教育の日々を過ごしていた……仲のいい2人は支えあっていた……姉のスズミは妹の心の強さに、妹のアズサは姉の優しさに支えられて……しかし、ある時、スズミが単騎の方が強いということから教官側へとベアトリーチェに取り立てられ、2人は離れ離れに
しかし、教官という立場から信用できると思えたサオリへとアズサを託す……
そして、教官として教育を行っていくが妹の言葉がずっと胸に残っているためヴァニタス教育はせず、ただただ、純粋な戦闘強化訓練を行った
当然、ベアトリーチェには怪しまれるが結果で黙らせていく
そして、サオリと会う機会があり、アズサの事を聞いてこの人になら任せられると改めて確信すると、妹とアリウスの未来のために単騎ベアトリーチェ暗殺を行うも返り討ちにあい、処刑されかけるけど、その育てた部下達が間一髪助けて、スズミを逃がすために反乱、カタコンベ外まで送り届ける……そして、そこを抜けて遂に外へと辿りつくが当然ボロボロであるために力尽きかけるがそこでミカに見つかって保護される…… - 76二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:01:07
そして、そこからスズミと仲良くなってアリウスとも和解できると思ったミカはエデン条約編の通りアリウスと接触へ……
スズミは妹や自分を助けた部下たちへの罪悪感に包まれるがミカが励まし、また、厚意でトリニティへと編入、お礼をしたいと言ったらトリニティを守ってと言われたので単騎の強さを生かすためにある程度自由がきく自警団へ
そして、時が進み、ミカがスズミを驚かせるためにアリウスからアズサをそれとなく指定すると、サオリもスズミが死んだと思っていて、せめてアズサには外の世界を……ということで承諾、ベアトリーチェにはそれっぽい理由で説得
そして、運命の日、トリニティでアズサは死んだと思っていた姉のスズミと再会……スズミもまた二度と会えないと思っていた妹と再会……しかし、最初は妹をおいて自分がこんな生活をしていたことからの罪悪感で拒絶してしまう……でも、補習授業部の諸々を知り、アズサを助けるために動き出す……、美食研究会のゴールドマグロ事件で再度再会、今度は前の拒絶を謝ってお互いに生きてて良かった……って泣きじゃくりながら再会を喜び合う……
自分に何かできないかと思っているとアズサとの密会から帰るサオリに遭遇、この後何が起こるかを知り、補習授業部を尋ねる
最終試験の話を聞き、正実は自分が何とかするとスズミは覚悟を決めるが、ここでアズサが本編通りに告白、スズミもまた流れで自分の正体を開示、ここからは本編通りへ……
自分の恩人が裏切り者だった事実に打ちひしがれるスズミだが、もしかしたら、逆で自分のせいではと責めてしまう……アズサはそれは違うと言って支えるけど、その最中に3章勃発、アズサが1人、スクワッドの元へと行くのをヒフミから聞いたスズミは追いかける……
- 77二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:11:17
はっ…!続きはどこに!ここに?!
- 78二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:12:05
追いかけるけど、辿り着いたのはアズサがヘイロー破壊爆弾を置いて逃げた直後、そのままその場面を目撃して、妹を咎人にしてしまったことにまた罪悪感を抱くが直ぐにアズサを探し、合流、立て直したサオリ達の追撃をボロボロのアズサの代わりにスズミが捌いて時間を稼ぎ、ブルアカ宣言へ……
最後のアズサと先生が共に行くところにはもちろんスズミの姿が……
しかし、3章終了後、実際は大丈夫だったものの妹を罪人にしかけたことから更に罪悪感が増していく……精神が限界に近いスズミだったがここで先生とサオリに遭遇、事情を知り、自分の一切を切り捨てる覚悟でスクワッドと共に姫奪還へ……しかし、途中で恩人の襲撃……自分のせいだ……とまたも追い込まれるスズミ、本編のサオリVSミカの決闘を止めるもここで罪悪感が限界を迎え、自分の命を使う覚悟をしてしまい、ベアトリーチェに相打ち覚悟の無茶な特攻……
ただ、先生のおかげで何とか生き残るが重症に……
- 79二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:20:08
サオリ達と姫奪還の前に最愛の妹へと最後のメッセージを紙と音声両方で残していたがミカを助けるために動いたナギちゃん達と一緒にいるタイミングで音声メッセージが届いたことにより行かなきゃ!となりトリニティの部隊と一緒にアリウス自治区へ……
そこにはボロボロの姉の姿が……必死で呼びかける
その時、スズミは向こうとこちらの狭間でやっと終われると安堵してた、けど、妹を1人にしてしまうことに心残りを感じてた……そこにかつての自分を助けた部下達の許しが聞こえて……スズミは「ごめんなさい……ありがとう、私は妹に会いに戻ります!」と決意、微かに聞こえるアズサの声の方へと……そして、目を覚ますとそこには泣き崩れた最愛の妹が目の前に……
- 80二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:30:11
「バカ!私を置いていなくならないでよ!もうあの時みたいなのは嫌なんだ!」
泣き崩れたアズサに叱られるスズミ
「ごめんなさい……罪悪感で周りが見えなくなっていました……今までの悲劇が全部自分のせいに思えて……またアズサを1人にしてしまうところでした……本当にごめんなさい……」
謝りながら涙を拭うスズミ
「全部、スズミ姉は悪くないよ……それに、いいよ……生きててくれた……それだけで私は……」
スズミの手を両手で掴み笑顔を向けてくれるアズサ
こんなにも妹に大切に思われてたのに私は何をしてるんだ……と改めて思ってしまう
「ありがとう、アズサ、もう二度といなくならないって約束します」
アズサ食い気味に「うん……うん!」と返すと何かを思い出したようだ、当たり前だから大事なあの言葉を
「おかえり、スズミ姉!」
「ただいま、アズサ!」
- 81二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:31:13
- 82二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:33:31
これが今のところの設定を流れでやってみた感じです
すっごいたくさん書いてしまいました……それにちゃんと整理できてない……読みにくかったらすみません……
でも、書けて良かったです!
優しい皆さん、ありがとうございます! - 83二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:34:44
- 84二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:36:19
ありがとうございます!
長文だったのに読んでいただけて光栄です!
最終的にはスズアズな姉妹になるのですが途中、練ってる設定の関係でスレの主題からズレてしまった気がして大丈夫かなってなってましたが大丈夫そうでよかったです……!
- 85二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:38:53
- 86二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:58:48
イジメられている生徒を助けたのが始まりだった
何故かと聞かれれば、ほんのりと覚えていた幼い日の記憶がそれとなくフラッシュバックしたから
そんなことを続けている内に、いつの間にか自警団なんてモノが出来て、いつの間にかそこが居場所になっていた
白洲アズサがアリウスから送られてきたスパイだと、私の実の妹だと聞かされた時は心底驚いた
ぼんやりとした記憶が、あの子との思い出が、段々と鮮明になっていくほどに、私は後悔していった
あの子は、あの子たちは、先生は、きっと桐藤ナギサ襲撃を止めに来る
その時私はあの子に向けて、そしてあの子の居場所へ向けて、引き金を引くことが出来るのだろうか?
もしかしたらここで立ち止まって、あの子と一緒に並べた未来だってあったのかもしれない
嗚呼でも、嗚呼それでも……
そもそも私はこう動くのが正しいのだと強く言い聞かせた
結局、何処までいっても誰かの駒でしかないのだから
―――――
「黒幕登場ってところかな☆」
”ミカ……どうして?”
「あはは!先生、実は私だけじゃないんだよね~」
”えっ?”
「さぁおいでよ、もう一人の裏切り者さん」
という敵対ルート - 87二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:09:00
- 88二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:10:12
- 89二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:21:00
あれでしょ?
先生や他の人から見たら、おかしくてもう機械にでもなったのかって思えるほど無表情で声に抑揚もなくて間違いなく操られた駒にしか見えないけど、
アズサだけは「何で怖がっているの!?」とか言われるやつでしょ?!
- 90心の強えスズミなのか?24/06/29(土) 23:25:30
【誰かを助ける】
【諍いを止める】
それは、外に出て、初めて私が決めたこと。初めて私が選んだこと。自分の意思で、自分の行動を選んで決めた。
虚しいはずの世界なのに、それをせずにはいられなかった。虚しいはずの世界で、初めて生まれた欲求だった。
讃えられようなどと、褒められようなどと、囃されそうなどと微塵も思っていない。
賞賛はいらない。喝采も不要だ。
私はただ、ただひたすらに平穏を愛していた。どうしようもなく争い事が嫌いだった。
妹は「虚しい事は諦める理由にならない」と謳った。
実のところ、私は少し意見が違う。私は「虚しいからこそ歩むのだ」と、思う。
諦めるというのはとても希望に満ちた行為だ。それはとても幸福だ。なぜなら「諦めればどうにかなる」と思っていないと、成せないことだから。
諦めるということに整合性を持たせることのできる人生を歩んできた証だから。
世界は虚しい、本来ならば、諦めても誰も助けてはくれない。そんな絶望を糧に足を動かす。諦めても意味はない、虚しいからこそ意味がない。
だから、私は歩み続ける。何もかも虚しいからこそ私は歩くことができる。
長い朝がやってくる。
さあ、パトロールを始めましょう。 - 91二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:29:10
- 92二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:39:35
う〜ん…そうだな…どっちも闇落ちルートも以外といいと思うのですよ。
スズミがアズサを誘って実の姉の願いだからと一時的に先生らの敵になるとか…
(まあ…最後は洗脳も何もかもアズサとヒフミの光パワーで消えるんですけどね) - 93二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 00:21:24
「アズサ、お願いです、私と一緒に来てください!」
「で、でも……!」
「お願いです……来てくれないと、私は……」
今にも壊れてしまいそうなスズミの……実の姉の必死な表情が私に突き刺さる
今までたった一人でここまでやってきた、その孤独が報われる、復讐の機会がやっと来たんだ、無理もない……だから
「……わかった、一緒に行くよ」
「アズサ……!」
スズミが駆け寄って抱きついてくる、その姿はひどくよわよわしく見えた。とても復讐を喜んでいるようには見えなかった。
そして、ある日、トリニティでアリウス生残党による抗争が起きた……
「ア、アズサちゃん……どうして……」
「どうしても何も……私は元からこっち側だ」
「そ、そんな!答えになっていません!」
「そうよ!どうしちゃったの!?」
「アズサちゃん……それは……」
「それ以上は言わないでくれ、ハナコ……」
私はトリニティに牙を向ける、ごめん、ヒフミ、コハル、ハナコ、それに他のみんな……
大切な……唯一の姉なんだ……ここで失いたくない……許して欲しいなんて言わない、それでも私は……
「みなさんには申し訳ありませんが、アズサは私の妹です、こうなるのは必然だったんですよ」
「スズミさん!あなたはアズサちゃんを巻き込んで何がしたいんですか!」
「そんなもの、簡単じゃないですか、私たちの憎しみを晴らすためです」
「それは本当にあなたの復讐なんですか!?」
「ええ……このためだけにたった一人で潜入し続けたんですから……、さて、おしゃべりはここまでです、アズサ」
私は頷いて銃を構える
「さあ、復讐を始めます」 - 94二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 00:30:45
「ミカ様だけじゃありませんよ先生、私も裏切り者です……いえ、表立ったという方が正しいでしょうか」
思考が止まった
そこからは、どのようにアリウス生徒と、ミカと、そして姉と戦ったのかは覚えていない
気付けばシスターフッドが介入してきて、気づけば戦いは終わっていて
そして気づけば、首謀者であるミカと、”もう一人の裏切り者”が捕縛されていた
私は何にショックを受けていたのだろうか?
トリニティ自警団の人間がこのような事件に加担していたから?
それとも実の姉が敵に回ったから?
分からない
何も分からない
私はただ、連れられて去っていく姉の後ろ姿をただ眺めることしか出来なかった
何も話せなかった
何も伝えられなかった
果たして”出来なかった”のだろうか?否、もしかしたら”しなかった”のかもしれない
怖かったんだ、どんな言葉が姉の口から出てくるのかが
だから私は
「スズミ姉さん……」
こんな小さな独り言を呟くことが唯一今出来る精一杯のことだったという事実を、激しく悔やんだ - 95二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 00:52:29
しかし、途中で騒動を聞きつけた先生が合流したことにより、私たちはあっさり負け、他の抗争も鎮圧された
「く……さすが先生……あっさり鎮圧されますか……」
”スズミ……どうして……”
「補習授業部の皆さんにも言われましたね……復讐です、私たちの憎しみを晴らすための」
”でも、それは……”
「本当に私のものなのか、ですよね?そこまで一緒のことを言われるとは思いませんでしたが……私のものですよ、その為だけに私はずっとトリニティに」
「もうやめよう、スズミ……」
スズミの言葉を遮る
「本当はわかっていたんじゃないか?自分の憎しみじゃないことに」
「アズサ……?」
「アズサちゃん……」
「ごめん、ヒフミ、みんな、私がちゃんと止めるべきだったんだ……」
そう、本当はわかってたんだ、でも、あの時の弱りきったスズミにはどうしても言えなかった、だから、今伝える。
「何を言ってるのですか、アズサ?」
「スズミ……いや、お姉ちゃんは自分の今までの努力が無駄になるのが嫌だっただけなんじゃないのか?」
「何をバカなことを、全ては虚しいことなのですから努力なんてそんなことはどうでも……」
口では否定している、でも、
「なら、なんで、そんなに動揺してるの?」
「え……」
「気づいてなかったのか……すごい震えてるよ……」
「わ、私は……!」
- 96二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 00:53:11
まだ、止まってくれないようだ……なら、お姉ちゃんが1番聞きたい言葉を伝えてあげよう。
「もういい、もういいだよ、お姉ちゃん……」
私はお姉ちゃんを抱きしめる。
「大丈夫だよ……私はそのおかげでヒフミ達と出会えたんだから……無駄なんかじゃなかったんだよ」
「……!」
「だから、もういいんだよ……」
落ち着かせるように接する、そうしているとヒフミが話に入ってきた。
「スズミさん、私はすっごく怒ってます、アズサちゃんを巻き込んだこと、でも、今はそれ以上に……」
そして、お姉ちゃんを私と一緒に抱きしめてくれた。
「ありがとうございます、あなたががんばったから、私はアズサちゃんに出会うことができたんです」
「そう……ですか……私の努力は……」
「うん、何も無駄なんかじゃなかったよ」
「そう……ですか……」
「はい、なので、もういいんです、あなたの努力はちゃんと報われたんですから」
「うぅ……良かった……」
お姉ちゃんが泣きながら全部を吐き出した、辛かったこと、寂しかったこと、何より努力が無駄になることが怖かったこと。それを私とヒフミはずっと抱きしめながら聞いてあげた。やっと開放されたんだ、全部受け止めてあげよう……こうして、騒動は終わり、姉ちゃんの苦悩の日々もまた終わった……
- 97二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 00:59:12
- 98二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 06:34:20
このパターンだと
3章冒頭あたりでアズサが意を決して投獄されたスズミと会おうとしたときに
「なんでこんなことしたんですかスズミさああああああん!!!!!」
と泣きじゃくるレイサと出会ってたらいいなとは思ってる
- 99二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 07:20:57
姉スズミ、アズサを妹と認識できてからは同棲に近い形で生活し始めて、距離を縮めてたりしてほしいな…。
料理を教えてもらったり、勉強を教えてもらったり、やっぱり道中で連携して不良をとっちめたり…… - 100二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 07:55:09
- 101二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 12:48:56
アズサはスズミが自分の姉なこと知ったら、なんて呼ぶんだろう……
自分が書いたのだと、スズミ姉、お姉ちゃん、他の方のSSだとスズミ姉さん……どれもありそうで悩みますね……、他にも呼び捨てや姉さんとかも有り得そうですね…… - 102二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 12:53:01
こちらこそありがとうございます!喜んでもらえたようで何よりです!
SSはやっぱり自由に書きたいものを書くのが1番ですし、何か思いついたら書きましょう、書かないとなんて気負う必要なんてないんですから!
- 103二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 12:55:15
- 104二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 13:08:30
- 105二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 13:44:49
これが最終章でサオリ達と戦うのですか?!
ミカはやっぱりそういった部分があるのかも…
そそのかされただけだと認められて、1足先に牢屋から出てきたスズミがサオリvsミカに乱入する展開はあるかもしれない。
- 106二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 14:04:28
エデン条約3章で
「あぁ…そうか……お前がアズサを変えたのか……ッ!!」
ってスズミに憎悪するサオリ
エデン条約4章で
「あぁ――そうか……お前がアズサを変えてくれたのか…」
ってスズミに得心するサオリ
という対比を作りたいよね。って話。 - 107二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 14:04:34
続き スズミルートで
あの日からあまり食事が喉を通らなかった…。
日に日に声は…姿が…ハッキリとしてきた。
眠るのさえも安息ではなくなっていた。……明日はエデン条約の調印式が行われる。準備は出来ている。弾丸も銃も、閃光弾…ではなく爆弾も、しっかりと用意をし、明日を待つ……。
……あの日からアズサさんには会わないようにした。始末される恐怖も少しはあったかもしれない…だが……それよりも…あの笑顔が…苦しかった。私を見ると向けてくれる笑顔が…怖くて苦しくて…懐かしくて…抱きつきたくて…仕方がなかった…。
あの子もアリウスのスパイなのだろう。ならば明日、私は捨てられるのか?…いやそれよりも…あの子の笑顔が無くなってほしくない…。
自分が嫌になる。こんなことを考えて、明日を拒否しているからだ。明日がただいつも通りの日になればと思っているからだ。
………だが…それでも…無情に明日は来る。
「すべては…どこまで行こうと…虚しい…」
あの方の言葉を今頃理解した。
- 108二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 14:24:57
続き
結局今日が来てしまった。のらりくらりと生きてきて、結局、納得も後悔もすべて無駄だと理解した。進む意味も、前を向く理由も私にはどこにもなかったんです。さて…会場近くでスタンバイをしないととパトロールを中断し、向かう。
そんな時、
「 スズミさん!!お疲れ様ですっ!!」
同じ自警団のレイサさんが声をかけていた。
明るく元気で少しおっちょこちょいの寂しがりや…でも、勇気いっぱいの…小さな英雄…
「どうしたのですか?」 「いえ!ただ少し……」
「何でしょうか?」 「疲れていませんか?」
!!!嫌な汗がにじみ出た。
「いえ…大丈夫ですよ?」 「そうですか…?なら良いです!ですが無理はせず!駄目な時は宇沢レイサにお任せください!!」
「……心強いですね…」
……光が強過ぎて、自分が腐っていることを嫌でも自覚する。ふと、知らない記憶がフラッシュバックした。
「ねえ!待って!お姉ちゃん!!」
「……◯◯◯……ごめんね……」
「待って!嫌…一人に…しないで…!」
「……っ!必ず迎えに来るから!◯◯◯!」
「諦めないで!!」
……知らない記憶…のはずだ。
私には姉妹なんていない。そもそも親友や家族もいない。いたのは…あの方といつ裏切るかわからない仲間…だけのはずだ…。
私はあの方に死にかけの所を救われた。だから…こうなった…はずだ。これは違うんだ。間違いだ!不正解だ!!私は…駒として生まれたんだ。
なのに…何故認めているんだ?
何故涙が出てくるんだ?
でも…もう…止められない…。
「ミッション開始です…」
始まった。終わりが…虚無が…
- 109二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 15:41:45
覚えていなくても妹には幸せでいて欲しいっていう気持ちと虚しさから抜け出せず、そのまま駒として動こうとする葛藤……そこで何度も蘇る記憶……最高ですね……
- 110二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 17:11:51
こっちはミカの時に正体を表さず、3章のアリウススクワッドが出てくる所で判明って感じかな?
- 111二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 17:34:09
- 112二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 18:04:12
セイア「なお足掻くというのなら、私の知恵を貸そう」
アズサ「私は…私は……」
セイア「…………」
アズサ「百合園セイア、私は。どうすればいい?」
セイア「よくいった。そ──」
スズミ「命令を守ればいいんですよ」
セイア「誰だい?」
アズサ「そんな。姉、さ…ん?」
スズミ「どうも、百合園セイア様。白洲アズサさん。トリニティ自警団改め、アリウス分校先遣工作員、守月スズミです」
レイサ「白洲アズサさん!あなたの裏切りは計画の内ですよ!」
スズミ「あなたは優しいですから、きっと無理だろうと思っていました。……ですので、姉である私がお手本を見せてあげます」
アズサ「ああ…そんな、どう、して……こんな」
セイア「よくここにたどり着けたね。見るにほとんど単独行動だろう?」
スズミ「……?ええ、まあ。誰も入室できない部屋など、誰も入ったことのない部屋だけですから」
セイア「私がここにいる時点で他の誰かが入る可能性がある、か」
スズミ「そんなところです」
レイサ「………………あ、難しい話終わりました!?じゃあ爆破しましょう!盛大に!」
スズミ「よく見ていてください。人は、こうやって殺すんです」
アズサ「待っ──」 - 113二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 18:06:33
まさかここに来て、それぞれのSSがここまで綺麗に繋がるとは……書いてた1人としては想像もしていませんでした……
私も3章後半でスズミがどう動くか気になるのでよろしければお願いします……
いつまでもお待ちしますのでお時間に余裕がある時に是非…… - 114二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 18:11:30
エデン条約編BADエンド直行ルート……
レイサが裏切り者でも変わらず元気なのが逆にサイコパスっぽさを引き出していていいですね……
そして、アズサ……希望を見せてからその希望が目の前で一瞬で打ち砕かれて……さすがにこれはかなりのメンタルダメージ受けてしまいそうですね……
- 115二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 18:18:16
いや〜…いいですね…
もう取り返しがつかないほど洗脳されて妹の前でも冷徹に任務を遂行するスズミと
明るく元気に全てを奪い滅ぼす、闇の英雄レイサ
いや〜こういうルートもいい!!
流石のアズサでももう人形になるのでは…
………いや……アズサなら立ち直る…か?
- 116二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 19:30:45
- 117二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 20:00:05
ssはいいぞ。
もっと書いてくれ私が生きれる…! - 118二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 21:19:43
わあ〜!ありがとうございます!
ヒフミに感謝しつつも対抗意識で自分の音楽をオススメするのいい……
無自覚っぽいのもなおいいですね……
ここからアズサに音楽をオススメしてる時に「もしかして、ちょっと嫉妬しているの?」って言われて自分の無自覚の気持ちに気づいて赤面して、「お姉ちゃん、可愛い!」って言われるんですよね……
- 119二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:26:02
じゃあ3章…書きますか…
設定は >>93 で。 古聖堂の地下に
「全てが虚しいこの世界で真実を思い知れ!!」
そういったサオリは明らかに冷静ではなかった。
怒りに震えたあの顔を私は虚しいとは思わなかった。……だが正直勝てるかは不安であった。
先生がいたとしてもサオリの方が技も戦略も何もかもが上。でも…それでも……
「それが…諦める理由にはならない…」
「その通りです。アズサ」
「?!?!……お姉ちゃん!?でも…牢に…」
「ミカ様に感謝しないといけませんね…」
「……私が一緒に戦いましょう。アズサ」
「……大丈夫…なの?」
「はい…貴女達のおかげです…。」
「守月スズミ…お前もか…!!」
「……サオリさん、申し訳ないです…ですが…私は大切な…妹を守るために、戦います!」
「……!…いいだろう!どれだけ数を増やそうと結果は変わらない!世界は!虚しい!」
「「それでも…前を向かなければならない!」」
"いくよ、二人とも"
「「はい!」」
- 120二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:33:19
- 121二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:45:33
>>120 続き
感謝しても感謝しても、その全てを表すとは時間がないと感じた。
「助けに行きなよ。妹ちゃんがピンチかもよ?」
「ありがとう…ございます…。」
早く向かわなければ…私のようになる前に…
私には無理だった。不可能だった。
過去は変わらない…私もミカ様も間違えた道を正当化して進んできた。
でもアズサは…妹は私を正しい道へと案内してくれた。
ミカ様は、私を正しい道へと背中を押してくれた。
今度は…私の番だ。
私には太陽は明るすぎて近寄れない…。
でも…月を守ることはできる。
「𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓽𝓾𝓶 𝓮𝓽 𝓸𝓶𝓷𝓲𝓪 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼.…」
例えそうだとしても…大切な命を守らない理由にはならない!
ずっと忘れてた。やっと思い出せた。
ありがとう…アズサ…
私の大事なたった一人の…
- 122二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:04:58
こんな感じでどうですかね?
- 123二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:23:47
こんなに早く3章を書いてもらえるなんて……しかも、私の>>93からの設定も使ってもらえて……ありがとうございます!感謝してもしきれません!
そして、1度間違えたからこそ、今度こそ正しい道を歩むために、何より、虚しさなんかよりずっとずっと強かった妹を大切に思う気持ちをやっと思い出せたスズミ……
苗字を使った独白も、ミカの優しさも全部があいまってまさにクライマックスって感じの共闘で3章のラストにピッタリすぎます……!
- 124二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:46:04
エデン条約調印式の一件は、未だに完全な回復とは言わずとも一応の落ち着きを取り戻していた。
スクワッドの面々は逃亡中らしい。作戦は失敗したんだ、マダムはきっと彼女らを排除する為に動くだろう。そういう人だ。
一方の私には何も起こらなかった所を見ると、マダムに報告が行く前に誰かが尻尾切りしてくれたか、それとも単に忘れられてしまっているか。
聖園ミカ、あの人があの襲撃事件での罪状を引き受けてくれたおかげで世間の目が私に向くことは無かった。だが彼女に対する風あたりは相当のモノだ。ほぼ毎日デモが行われ、過激派が彼女の私物を焼却するという暴挙に出たという噂すら聞こえてくる。
正義実現委員会が動いているらしいが、このような事態が起こってしまうくらいにはまだまだ対処は間に合っていない。
そういう時にこそ自警団は必要だ。非公式組織であるが故に政治的な面を気にせず動けるし、私個人としても彼女に対する恩義を考えるならば今すぐにでも復帰した方が正しいのだろう。しかし私の中にある自罰的な感情がそれを許さなかった。
レイサさんや他の自警団の人たちからは何度も説得された。けれどもその度に私はNOと突きつけた。要は時間が必要なのだ。心の穴を埋めるためにも、そしてアズサともっと姉妹としての時間を取り戻すためにも
「……雨止んだみたいですね…………ん?」
電話が掛かってきた。相手は……レイサさん。またいつものような説得だろうか?しかしガチャ切りするというのも酷だし、一応出てみた。
「今日はどうしたんですかレイサさん?」
「た……大変なんですよスズミさん!!!」
「落ち着いてください。何があったんですか?」
「今凄いことになっていて!!!!」
「うん?」
「み……ミカ様が脱獄したって!!!!」
「…………は?」
というこの時空でのエデン4章 - 125二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 00:42:48
恩人の傷つけられる姿を見て、守るために自警団への復帰を考えるも自罰的な感情に縛られて動けないスズミ……
けど、同時に今までの姉妹としての時間を取り戻そうとたしかに前にも進み出していたところにミカの脱獄の連絡……
これを聞いたスズミの心情は如何に……
そして、その先でどう行動するのか…… - 126二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 08:19:51
後は…スズミもアズサも誰かのコピーと言うか
同じ人間を元に生まれた人口生命体…とか?
やばいな…シリアスが加速するぞ…
アズサの方が後に作られたから実質妹…とか… - 127二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 10:52:49
では、ベアトリーチェがロイヤルブラッドが1人では不安だからとサブプランとしてロイヤルブラッドをコピーしたクローンを作る実験をしていたというのはどうでしょう……?
序盤は上手くいかずそもそも生みだせなかった、後半でやっと2人だけ成功したがロイヤルブラッドの資質は受け継がれなかったため、実験は中断された……
そのため、成功したクローンの2人にはコピー元のアツコを自分達の姫として命をかけて守るように命令をする
しかし、守られる側のアツコがその命令を解除したため、スズミとアズサは自分自身の意思を得た……
そして、どんな生まれであれ、自分達は人間だと考えて、2人で生きていくことを決意し、アリウスの洗脳教育に染まりきらなかった……
また、自分達に1番近そうな概念である姉妹を知り、そこにあてはめてスズミが姉、アズサは妹の姉妹になったと…… - 128二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 18:48:11
うーむ、地獄
- 129二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 19:12:24
…じゃあ書くか…
人間と呼ばれるものには考える力があり、何かに対して高ぶる感性がある。………それなら…昔の私達を表すには虫というのが適切だろう。
その時の記憶はない。ただその時の技術や本能は残っていた。言われたように女王蜂を守り、仇なす者無情を殺す技術達が…
…あの日あの時、私達は生まれた。……正確には私達という人間が生まれた。感情というものを…脳というものを姫から貰った。
どうやら姫が私達を人間にしたらしい…
「ずっと…操られるなんて…可哀想だから…」
…らしい…よくわからない…
私と隣にいた女は姫から生まれたらしい…
私は姫の血から、隣の女は姫の髪から…
それを自然に受け入れたあの時の自分が、今思うと恐ろしかった。
何回か明るくなり、暗くなりを繰り返したあの日、私と同じ生まれの女が話しかけてきた。
「…これ…私達…似てる…」
見せてきたのは分厚い何かだった。かすれた文字で姉妹?と書かれている。
「私と…あなた…姫から生まれた…。」
「私がお姉ちゃん…」
最近いみを習った言葉で何とか話す
「……私の方が高い、背が…私がお姉ちゃん…?」
「……………そうかも……」
私と同じのはずなのに…あの時見た顔は同じではなかった。あの時初めて愛おしさを知れたのだろうと今にして思った。
- 130二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 20:39:43
続き
あの日から様々な物を学んだ。1+1=2であること、を年上には敬語で話すことを、生物は食べ物がないと死んでしまうことを、恨みは残り続けてしまうということを、人間とは不条理な生き物だということを。
それを本で、会話で、見て、聞いて、学んだ。姫から、ミサキからヒヨリからサオリから、そして、ある時の抗争で、誰かを守るために死んだ誰かから学んだ。
ある時、また学ぶ機会があった。その内容は………
「全ては…虚しい…?」……意味か分からなかった。
それでは私達が学んだことは意味がなかったのか?
自分が死んでも誰かを守ったあの人は何もなせなかったのか?
私達を生まれさせてくれた姫は、ただの夢見がちな少女だったのか?
私達は人間になっても、虫以下の価値もないのか?
私達は…姉妹になった…意味は…あの顔への感情は…虚しいと呼べるものだったのか?
私も妹も答えは決まっていた。
「違う、間違っている。」
そういったら今まで家族だったみんなが…他人になった…。……それでも納得できなかった。
- 131二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 21:08:08
>>130続き〜 感想教えくれると嬉しい
それでも離れる決心がつかなかった。ここが心地よくて…まるで電灯によりつく虫のようだった。
私達は何故か成長がみんなに比べて速かった。生まれて5年ほどでみんなと同じくらいになっていた。
……考えた。……私達は長くないと、みんなより速く死体になると…。
作られたただの肉だから…当然だった。そう考えると…あれだけ心地よかったココが無性に気持ち悪かった。
皆が寝静まり、自分一人が起きていると確認したのち音を立てず移動する。何処に?答えは何処かにだ。
何処かに行けば変わると考えたからだ…だがどこを見渡しても瓦礫しかなかった。初めて絶望を知った。
そんなとき… 「……何処に行くの?」
と姫がゆっくりと私に近づいてきた。その時の私の顔はわからない。だが姫は…「……付いてきて…」
そういって歩いていった。不安だが何もしないよりマシだと自身を奮い立たせ付いていく。姫の後ろ姿が怖く感じた。だが…
「ここから…出れるよ…」といった。
「何処にですか?」と言ったら首を振り、
「わからない…けど…ここではない所」と言った。
「何故こんな所を?」「……秘密♪」「そうですか…」
「「………」」 少しの沈黙…そしてその後に姫が問う。
「あの子は…いいの?」「………」
「妹はまだ…幼いので…」「……不器用な姉だね…」
「…そうですね…」「「………」」再び沈黙が流れる
- 132二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 21:28:10
>>131 続き〜
「…あの子に名前付けてあげたら?」 「……えっ?」
「妹って言うと…なんだかよそよそしいじゃん?」
考えてなかった…。私は姉であの子は妹と言う認識しかなかった。みんなサオリやミサキ、ヒヨリに、姫にもアツコという名前がある…。でも…
「私が勝手に決めて…いいのですかね?」
「あの子は…そっちの方がいいと思うよ…」
……姫が言うのならそうなのだろう。…ならばと考え、思いつく。なんとなく、理由などはないが…
「アズサ…」「……わかった。アズサだね…。明日からあの子はアズサ。」「……はい……」
「……みんなからは私が伝えておく…貴女は見張り中に一人で敵を相手取って亡くなったって…最後に名前を遺して…ってね」 「…ありがとうございます…。」
「でも今度からは敵同士だよ?」
「その覚悟はしてきました。」心はもう決まっている。
「…なら…じゃあね。スズミ…」 「?スズミ?」
「貴女の名前。今付けたの♪」
仮面で隠れた姫の顔が笑顔だと理解できた。
「では…今まで…ありがとうございました」
前を向き、後ろを振り向かず走る。どうか妹…アズサには平和な日々が来ると願って…
「……アズサ……スズミ……」
「……私の大切な姉妹………」
「……いつかその日が来たら…一緒に遊ぼうね」
「みんなで、笑顔で、全部忘れて……」
女王蜂は未来を願い、成虫は今を追い、蛹は眠る。
- 133二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 21:36:35
わ、わぁ……どう書こうか考えてる間にすごい書いてもらえてた……しかも朝出した設定にすごい忠実に書いてもらえてる……
ありがとうございます……!
2人が段々と成長して人間になっていって、そこから虚しいことに抗った結果、2人以外がバラバラになってしまったところとか、自分はどこにも行けないと悟った時のスズミの描写とか絶望感のだし方がすごいいいですね……(語彙力) - 134二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 21:47:08
- 135二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:05:38
感想ありがとうございます。
まずですね…。虫っていうのは意思とか感情がなくて操り人形状態の二人を表しやすいと思い書きました。
次にアツコの感情ですがアツコとしては姉妹とも母親とも言える存在なのでどっちの感情も抱えており、めっちゃ重いです。
愛が重いアツコ…良くない?
最後に最後の描写ですがその時思いついただけでたまたまですが、ベアトリーチェにとって一番大事なアツコは蜂の中で唯一子どもを作れ、特別な血を持つ女王蜂。
スズミはいなくても構わないが、いないと少し面倒だから、蜂の中で役に立つ成虫。
アズサは今の所成長中でベアトリーチェから見れば価値のないゴミなので動かなくて何もしない蛹
って感じですね…。
- 136二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:15:19
- 137二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:03:33
いや〜ネタが出る出る!
ただ書くだけじゃなくてssみたいな〜って…
概念投稿でもいいですがね… - 138二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:06:31
- 139二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:08:12
そういやチュートリアルだとユウカやチナツ、ハスミと一緒に先生に協力してたよな?
これも何かの陰謀だったり……する? - 140二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:11:31
推測になりますが……スズミがアリウス出身だったと仮定するなら恐らく自警団の立場で違和感を持たれないことを利用して、外から来た人間である先生について調べに来た……他には連邦生徒会の実態を偵察しに来た……でしょうか……?
- 141二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:31:10
「アズサッッ!!」
突然姉さんから電話が掛かってきた。今まで聞いたことのないような、焦りを感じるような声だった
「アリウス自治区への行き方を教えてください!私はもう覚えていないので!!」
怒号とも取れるような鬼気迫るような声に圧倒されて、私はアリウスへの行き方を教えた
でもカタコンベ以降の道は一定時間で変わって、下手すれば迷ってしまって脱出も困難になる……と言いかけた時にはもう電話は切れていた
いったい何だったのだろうか…?と困惑していると、しばらくしてからその答えを知ることになる
ティーパーティーからの連絡だった
「ミカやスクワッド、先生を助ける為に力を貸して欲しい!」
こんな感じで
- 142二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:31:45
>>135のアツコの深い愛情と>>136のミカを見て、4章が終わったあと、どこかのお花畑でアツコとミカの2人のお姫様と一緒にいるスズミとアズサという光景が思い浮かびました……
アツコ、スズミ、アズサは当然として、お姫様であり、アズサを光のある場所へと導いて、見守ってくれてたのだからアズサ本人はもちろん、アツコとスズミからしても恩人なミカ……
だから、みんなから遺伝的な繋がりとかはないけど、もう姉妹と言っても過言じゃない存在になっていそうで……なので、ミカを含めて4人……そんな景色が見えました……
完全にわがままとなってしまうのですが、もし、これを見ていいなと感じていただけたのならこれを書いてはいただけないでしょうか……?
アツコのあの重い愛情を表現しきれたあなた様だからこそ、みんなの愛を伝え合うこの幸せな瞬間をきっと書くことができると思うんです……
- 143二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:38:16
妹のアズサの話を最後まで聞けないくらいに焦っているスズミ……ミカにどれだけ感謝していたか伝わってきますね……
そして、その直後に事情を知ったアズサ……ここから本編のように情報を提供する形にとどまるのか……それとも姉のスズミを追って準備を整えたトリニティ側と一緒に行くのか……はたまた心配のあまり、情報提供の直後に抑えきれず、1人で先に追いかけだしてしまうのか……様々な可能性があって全く予想できませんね……
- 144二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:01:56
ミカがスクワッドに最初の襲撃を掛けたあたり
先生の介入とアリウス兵の妨害で隙が生まれ、先にアリウス自治区へと向かっていった一行を追いかけようとするミカの前に立ち塞がる生徒が一人
「スズミ……」
「やっと間に合った………貴方を止めにきましたよミカ様」
「どうして来ちゃったかなぁ……私には貴方と戦う理由なんてないのだけど」
「貴方には無いでしょうが私にはあるんです。魔女となった貴方を止める理由が」
「それは何?私が貴方とアズサとを引き合わせた恩人だから?それとも………アツコのこと?」
「それもあるでしょうけど私は…………自警団の人間としてここにいるんです」
「えっ?」
「治安を乱す不良や問題行動を起こす生徒を鎮圧する。それが……自警団の仕事なんですから」
「なるほどそうきたか。で、それは私に勝てるつもりで言ってるんだよね?」
「いいえ、ハナから勝てるなんて思ってませんよ。でも、だからと言って貴方と戦わない理由にはなりません」
「それが例え虚しいことでも?」
「えぇ、アズサがそう教えてくれましたから」
「やっぱり救えないなぁ、私もみんなも……貴方も。…………かかってきなよスズミ」
「そうさせてもらいますッ!!」
- 145二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 08:28:10
- 146二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 09:02:00
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- 147二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 12:35:04
まあ…これの続きから書きますね。
あれから様々なことを学んだ。人から奪うことが駄目なことだと、便利な物が多くあること、ちょっとしたことで人は怒ること、明日死ぬと考えて生きていないことを、
それを人から、人から、人から学んだ。
ある時、学校に入ろうと思った。気まぐれだ。一番近いという簡単な理由でトリニティへと進学した。…そこで…やりたい事をした。
学業、運動、音楽鑑賞、園芸、読書、そして見回り、その全てが輝いていた。
いつの間にか私を中心に自警団なるものが生まれていた。私はただやりたいことをしてきただけだ。でも同じ考えの人がいるのは嬉しかった。
ある日、トリニティで問題となっていたヘルメット団の退治に貢献したからと、私はティーパーティーのホスト、ナギサ様に呼ばれた。とはいってもただやりたいと考えたことをやっただけであり、褒められるのは少し不思議だった。
その後、用が済んだので退室し、家に戻ろうと廊下を歩いていると…ある人とすれ違った。
「あれ?ナギちゃんに呼ばれてたの?」
美園ミカ様 ティーパーティーのホストでナギサ様の幼馴染…らしい…。
「はい…。そうですね」と顔を見て喋る。
すると一瞬驚いた顔をすぐに戻し、
「そう。まあ…もっと頑張ってね〜」
とだけいい部屋の中に入ってしまった。……なにか顔についていたのかな?
「ねえねえ〜ナギちゃん☆」
「何でしょうか?」
「さっきの子ってさ名前なんだっけ?」
「守月スズミさんですね。」
「守月 スズミ…ね…」
- 148二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 12:48:00
>>147続き〜
驚いた。奇跡だと思った。可笑しいとも思った。
「白洲……アズサ……?!」
妹だ。妹の名前だった。興奮と動揺が襲いかかってきて冷静になれない。ただただ嬉しかった。
妹とこれから学べる。遊べる。暮らせる。そう思うとまた落ち着かなくなる。
深呼吸をして考える。アズサがトリニティに来たということは何かアリウスで計画が進められていると考えていい。そのためその計画に加担している可能性が高い。だから…今は我慢をしたほうがいい。それと…どうやって入学したんだ?
トリニティはお嬢様学校と呼ばれる程のものである。そんな所にアリウスで育ち、外を知らないはずのアズサが入学できたのは、誰かが操ったとしか考えれない。
誰だろうか…ティーパーティー?正義実現委員会?シスターフッド?……わからないが……
「感謝しないと…ですね…」
一生会えないと覚悟した妹と再会するチャンスを与えてくれた誰かに、恩人へ、感謝しかできなかった。
- 149二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 13:47:20
このレスは削除されています
- 150二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 13:50:50
>>148 続き〜
ミカ様が拘束されたそうだ。
理由は…トリニティへの裏切り……アリウスへの加担そして協力…支援…らしい…。
あまりにも突然に、そんなことを言われて動揺が隠せなかった。何故?いつから?そんな疑問が言葉に出る所だった。
…面会のチャンスを頂けた。ナギサ様はあまり乗り気ではなかったがミカ様自身が許可してくれた
。 牢屋…にしては豪華な場所にミカ様はいた。
「久しぶり。確か…スズミちゃん…だったよね?」 「はい、そうです。ミカ様」
「聞きたいことがあってきたんでしょ?」
まあ…バレているか…。
「……アリウスと繋がっていたというのは…」
「本当だよ?私がトリニティの裏切り者…」
「……そうですか……では、アズサさんは?」
「アズサ?あ〜あの子は…私が入学させたの」
「使いやすそうだったからね〜、でも…裏切られちゃった。」 「…………」
「あっ、そうだった。思い出した。アズサと貴女は似てるって、初めて会った時思ったな〜」
「…アズサは私の妹です…」
「そうなんだ。まあ…どうでもいいけど」
「それだけ?なら…もう帰って…」
「いえ…まだ一つ…」
「妹に…アズサに…会わせてくれて…ありがとうございます。」深々と一礼。すると…
「えっ?何で感謝するの?」
初めてミカ様は動揺していた。…その答えは…
「貴女は悪いことをした。とても許されない、背負わなけばならない罪を…」
「でも…貴女のおかげでアズサと再会できたんです。だから…ありがとうございます。」
「……………変なの」
- 151二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 14:27:25
少女たちのためのキリエ1から〜
サオリ達は……大丈夫かな?
ああ…痛いな〜…苦しいな〜…
でも…まだ…まだ大丈夫……まだいける。
自身を鼓舞し、前を向く。前にはおかしなくらい多くの敵がいる。
今なら理解できる。…サオリ達の苦しみを
ただ幸せに、救われたかっただけだと…
だから…貴女達のために…祈る…。
恨みを憎しみもある。…でも…今なら…
例えアツコを救えたとしてもそれでも…過去は変らない。未来は悲惨かもしれない。虚しいかもしれない。でも…それでも…
あなた達はやり直せる。
「 私はもう手遅れだけど……あなた達には、まだ時間が残されてるでしょう?」
「 …それは…違いますよ…。」
さっき聞いた声だ。おかしいな…立てないくらいにしたと思うけど…
「貴女も…みんなも私達も…救いがあります。」
無理をしてる。息をするので精一杯のはず…
「……さっきはごめんね…私一人で大丈夫だから……」 「協力させてください…!!」
「貴女のおかげで妹と再会できた!……そして今
貴女のおかげでサオリ達は姫を…母を助けようとしている!!」
「だから…貴女のために!私達を救ってくれた貴女を救うために!!」
……本当に変なの……
私達は迷って、悩んで、恨んで、許し合う
- 152二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 14:40:53
>>151 続き〜
……全てが終わった。…あの後、先生が来た瞬間、安心したのか限界だっのか…意識を手放した。その時には解決していた。
…スクワッドのみんなは何処かに行ってしまった。場所はわからない。ミカ様もまた牢屋生活らしい…。
…みんな辛い過去があり、それでも前を向いている。…これが望んだものだから…
あの日から幾つか朝と夜が終わり、ミカ様が自由になった。とはいっても色々複雑らしい…がそこは私にはわからないことだ。
そんなある日、見知らぬ電話番号から電話が来た。誰かと思いかかると何処かしらの位置だけ教えて切られてしまった。
…でも怖くはなかった。なんとなく誰かわかっていたからだ。そうだミカ様も連れて行こう。あの時の気持ちをまだ伝えきれてない。
トリニティには、様々な場所がある。だが、それでも…こんなに広い花畑は初めて見た。その中心に何かを編んでいる…姫がいた。やっぱり…
その近くにはアズサもいた。電話番号…教えたのはアズサか…。まあ…いいか。
- 153二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 15:14:05
>>152 最後かな〜長くなったな〜
姫がこっちこっちと手招きをしている。ミカ様の方を見る。彼女を驚いている。ゆっくりと姫の方へ向かった。
「いきなり電話して…何でしょうか?」
「えへ…ドッキリ…」
……あの時の笑顔もこんな顔だったのだろう。
「もう…ってアズサとアツコ?!何で?」
「ミカこそ何故ここに?」
「スズミに誘われたの…」「…そうか…」
「久しぶりですね…姫…」「そうだね…スズミ」
「あの後色々あったよ…」「私もです。」
「楽しかった?」「…はい…とっても…」
「……そっか…なら…良かったね…」
「何をお作りに?」「お花のティアラ♪」
「いいですね。お似合いです。」
「?スズミが被るんだよ?」
「えっ…いやいや似合いませんよ。」
「……なら…作りあいっこしよう…ミカとアズサも一緒に…」
「えっ…私も?!いいけどさ〜」
- 154二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 15:15:17
>>153 本当の最後!!感想くださいね!!
それぞれで作り、被せ合う。
私はアズサに、アズサはミカに、ミカは姫に、姫は私に、別の花のティアラを…
姫はアルストロメリア
ミカはダリア
アズサはサルビア
そして私はスズラン
という花らしい…姫は詳しい…
その後は、乙女話や何気ない会話、そして少し…過去と未来の話もした。
あの話を聞いたときのミカ様の顔はすごかった。
……どれだけ行っても過去も、罪も消えない。
でも、世界はこんなにも美しい…。
そう思い、また会えるよねと会話をし、姫と別れる。
二匹の女王蜂は罪を背負い、
二匹の成虫は空へと飛び立つ。
まあ…その後すぐシャーレで再会するのは
また別の話だ。
- 155二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 16:29:57
- 156二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 16:36:04
すみません!お願いした人間です!
今帰宅したので今から読ませていただぎす!感想はもう少しお待ちを…… - 157二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 16:50:13
読み終わりました……まずは改めて感謝を……無茶ぶりに応えていただきありがとうございます……最高でした……
ここからは感想です……それぞれの区切りで伝えさせてもらいます……
あそこからたくさんのことを学んで成長したスズミ……色々な人々と出会って守月スズミという人間になっていく姿がいいですね……さらには意図的ではないけど、今度はスズミが行動で沢山の人に影響を与えるのは感動です……
その先で奇跡のようなアズサとの再会……二度と会えないと思っていた妹との再会がどれだけ嬉しかったか……
でも、そこで冷静になることも忘れないのはさすが自警団と言えますね……
その恩人はとても大きな罪をおかした人だった……それでも、その奇跡を自分にくれたことには変わりないからと感謝を告げるスズミの誠実さ……とてもいいですね……
- 158二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 17:19:03
感想の続きです!
そこから4章に入って、ミカにそれ以上、罪を重ねさせないために立ちはだかって、やられてしまうも、恩人のために限界を超えてそのピンチに駆けつける姿……かっこよすぎる……
ミカが自分を諦めてしまっていたところに、あなたのおかげで自分達は救われた……だから、あなたを助けたい!って伝えるところはミカにとって本当に救いだったでしょうね……
私がお願いしたパートですね……見たかったものを全部見せていただきました……
アツコとお互いに今までの事を伝えるスズミ……母親に楽しかったと伝えれて良かったね……アツコもそれを聞けて嬉しそうで……
3人の関係を聞いたミカがどんな表情だったのか……どんな表情でもそれは彼女の優しさから来てるんですよね……乙女話では一体何を話したのか……これも気になりますね笑
そして、お花のティアラをみんなで送り合うところ……最高に尊いですね……
花言葉も調べさせてもらいました…みんなにしっかり当てはまっているいい意味でした……
最後に今まで同様、蜂で例えて締めるところで、成虫が2人になった……アズサが成長したことを忘れずに表現して、女王蜂が2人、それぞれに罪を背負いつつ前に、成虫になった2人はもう何にも縛られず自由に飛べるようになった……全員が世界は美しく、未来に希望を持って進む最高のエンディングでした……
それはそれとして、当然羽休めは必要なので、その場所であるシャーレで再開するんですね笑
- 159二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 18:19:24
皆さんのssも期待してますよ〜
- 160二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 20:11:31
- 161二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:00:18
- 162二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 23:41:41
少し書くか… 皆さんも書いてね
一応 >>154 の続き
色々と終わり、ようやく一段落ついた。そこで私はアズサにある提案をした。「アズサ、一緒に住みませんか?」アズサの回答は「うん!!」とだけですぐ決まった。……思えばあまり何も無い部屋だ。良く言えば片付いているのかもしれないが…
アズサは寮から私物をいくつか持ってくるらしい。何が好きなのだろう?
と考えていたらアズサが来た。…想像以上の多さだった。特にモモフレンズと言われるキャラクターのグッズが多く、アズサは特にスカルマンが好きだそう。
他にも様々なものがあった。補習授業部のみなさんと先生と一緒の写真。可愛い水着。ガスマスク。私も持ってる、あの日の花冠のドライフラワーと写真…それと…
「 ?これは?」
「それは…アツコからもらったんだ。」
それはボロボロの紙に掠れた字でアズサと書かれていた。
「お姉ちゃんがいなくなった時すぐにお姉ちゃんが遺した名前って、アツコがくれたの…だから…宝物」
「アズサ…名前…気に入ってくれてありがとう…!」
「こっちこそ!いい名前をありがとう!」
その後は一緒にお風呂に入り、今日の所は同じベッドで仲良く寝ることにした。
アズサは暖かくて、太陽のような匂いがしてとても心地が良くすぐ寝てしまった。
生まれた経緯も理由も他の姉妹とは違いますが、
私達が姉妹であることに変わりはないのです。
- 163二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 08:18:49
- 164二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 09:23:49
このレスは削除されています
- 165二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 18:54:23
待ってるよ
- 166二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 21:47:44
お待たせ!しました!書きあがりましたので載せさせていただきます!
一応、>>162の続きのつもりで書かせてもらいましたが他でも大丈夫なはずです!
では、どうぞ!
「明日は私がお姉ちゃんになるᓀ‸ᓂ」
夕食のあと、唐突にアズサが謎の宣言をしました。いや、本当になんでしょうか……
「ア、アズサ、急にどうしたんですか……?」
「いつもお姉ちゃんには助けられてばかりだ、だから、たまには休んでほしい」
なるほど、私を気遣ってくれていたのですね……
「だから、明日は私が1日お姉ちゃんになる!」
やはり謎ですね……そこからなんで1日お姉ちゃんになるのでしょうか……
「えっと……気持ちはありがたいですが……姉妹というのは生まれた順番で姉と妹が決まるから無理ですよ……」
「だが、それがお姉ちゃんを代わらない理由にはならないᓀ‸ᓂ」
どうやら説得はできないみたいですね……ここは好きにさせてあげるのが良さそうでしょうか……
「分かりました、では、明日は1日アズサが私の姉ということで……」
「ありがとう!任せて!」
すごく嬉しそうな笑顔です、これを見られただけでも代わってあげると約束してよかった。
- 167二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 21:51:15
>>166の続き
翌朝、いつも通りの時間に目を覚まして、朝ごはんの準備をしようと起き上がる。いつもはこうやって私がアズサより早起きしてあの子の分の朝ごはんも用意して、それが終わるとあの子を起こす。昨日の約束があるとはいえ、ここは変わらないだろうと思い、台所に向かうとそこにはエプロンをつけて立つアズサの姿が……
「ア、アズサ!?早起きしたのですか!?」
この時間に起きていることに驚いてしまった。
「おはよう、スズミ、妹より早起きして朝ごはんを作るのはお姉ちゃんの仕事だから」
どうやら私がいつも早起きして朝ごはんを作っているところを真似たようだ。
「それと、今日は私がお姉ちゃんなのだから普段とは違う呼び方をして欲しい」
なるほど、たしかに今日はアズサがお姉ちゃんなのですから妹の私は呼び方もそれに合わせた方がいいですね……
「分かりました、では、姉さんで」
「わかった、今日の私はアズサ姉さんだᓀ‸ᓂ」
腰に両手をあて、胸を張っている。かわいい姉さんだ。うん?でも、なんだろうこの匂いは……
「ね、姉さん!卵焦げてますよ!」
「何!?そんなことは!?」
フライパンの上で目玉焼きを作ろうとしていたみたいですが、そこから焦げた匂いがしてきていました。姉さんは慌てて火を消して、フライパンの目玉焼きをお皿に移そうとする。しかし、焦げた影響で張り付いてしまい、苦戦している。なんとか剥がせたみたいですが、案の定、焦げ付いていた。
「そ、そんな……すまない、スズミ……」
「い、いえ……気にしないでください、姉さん」
「次こそは上手くやる、ウィンナーを……」
姉さんがやるとまた焦げてしまいます!私はすかさず言います。
「姉さん!焼くものは私がやりますので姉さんはパンとかスープをお願いします!」
このままだと朝ご飯が全て焦げたものになってしまいますので私がやらなくては……
「きゅ、急にすごい勢いだな……でも、わかった、姉さんに任せてくれ!」
姉さんは素直に従って、パンとスープの準備をしに行ってくれた。パンはトースターで、スープはインスタントだから大丈夫なはず……
アズサ姉さんが無事に準備し始めたのを見て、私はコンロの方に向き直り、調理を始める。目玉焼きが焦げたフライパンとは別のフライパンを取り出して、そちらでウィンナーを焼く。
- 168二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 21:54:15
>>167の続き〜
しばらくすると、
「スズミ、こちらの料理はできたぞ!」
姉さんの方はできあがったみたいです、私の方もいい感じに焼けてきた。
「ありがとうございます、姉さん 私の方も今焼けましたから盛り付けますね」
火を消し、ウィンナーを目玉焼きの乗ったお皿に盛り付ける。いつの間にかミニトマトとレタスが添えてあった。きっと姉さんが終わったあとにやってくれたんでしょう。
「野菜、ありがとうございます、姉さん」
「気にしないでくれ、お姉ちゃんとして当然のことをしただけだ」
感謝を伝えつつ、盛り付けたお皿をテーブルへと持っていく。姉さんもスープとトーストを持ってきてくれた。ドリンクは先に入れておいてくれたみたいです。
「不安だったけど、無事朝ごはんが用意できてよかった」
無事……なんですかね?目玉焼きが焦げてしまったが姉さん的にはセーフみたいです。
「そうですね、では、いただきましょうか」
「うん、じゃあ」
「「いただきます!」」
2人で声を合わせていただきますをして、食べだす。目玉焼きは焦げたので少し苦かったですが思っていたより大惨事にはなっていなかった。
「美味しいです、姉さん」
「それは良かった、焦げた時は焦ったけど、意外と大丈夫だった」
失敗は認めないけど、焦ったのは言うんですね……。談笑しつつ、朝ごはんを食べ終わり、食器を2人で片付ける。そして、着替えを済ませて、荷物を持ち、学校へと向かう。しっかり鍵をかけたのを確認したら姉さんが
「じゃあ、手を繋いで行こう、スズミ」
片手を差し出してきた。
「え、えっと……姉さん?」
「はぐれたらいけない、妹を守るのは姉の役割だから」
「私はそんな小さい子みたいじゃないですよ!?」
「そうか……お姉ちゃんらしいことができると思ったのだが……」
姉さんがしょんぼりしていく……ずるいですよ……
「わ、分かりました!手、繋ぎましょう!はぐれないように!」
私がそう言って手を差し出すと見るからに明るくなって、
「うん!アズサお姉ちゃんに任せて!」
と言って、私の手を取り、歩き出します
- 169二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 21:57:26
>>168の続きです〜
アズサ姉さんは私の手を握りながら、1歩前を歩いている。姉さんいわく、「何が起こるか分からないのだから妹を守るために先行するのはお姉ちゃんの役目だ」ということらしい。ただ、他の人から見ると姉を引っ張る元気な妹みたいに見えるようで……周りの人達はみんな、微笑ましいものを見るような視線を向けている。姉さんは気づいていないようだが……私は周りと姉さんの認識の違いがおもしろくてつい笑ってしまいそうになる。そうやって、アズサ姉さんと歩いていると、私たちの学園が見えてきた。学園が近くなってくると当然道は登校する生徒達であふれてくる。となると、同級生や知人に会う可能性も上がってくる。そう考えていると私たちの向かい側から歩いてくる3人組のグループを見つけた。あちらもこちらに気づくと手を振ってくれるので、私達も振り返しながら向かっていく。姉さんも3人を見つけてからは前に出ず、私の横にいた、ここまで手はずっと繋いだままだ。そして、その3人と合流する。
「おはようございます、アズサちゃん、スズミさん!」「お、おはよう!」「うふふ、おはようございます、お2人とも」
三者三様の挨拶を伝えられる。私達も挨拶を返す。
「おはよう、みんな!」「おはようございます、みなさん」
すると、ハナコさんが私達が手を繋いでいることに気づく。
「お2人とも手を繋いで登校してきたんですね、相変わらずと〜っても仲良しな姉妹なんですね♡」
「ちょ、ちょっと!朝から何言ってるの!」
「うふふ、コハルちゃんはナニを想像したんですか?私はただお2人が仲良しな姉妹としか言っていませんよ〜?」
「え!?そ、それは……やってくれたわね!ハナコ!」
当事者の私たちを外野にしてしまうなんて、こちらのお2人も仲良しですね……
「あはは……それにしても、本当に仲良しですね、お2人は!今日はどちらから手を繋いだんですか?」
ヒフミさんの質問に姉さんが答える。
「私から繋いだ、妹が離れて迷子にならないようにᓀ‸ᓂ」
- 170二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:01:55
>>169の続きです!
姉さんが朝と同じようにあの表情をしている。自分がお姉ちゃんだってことが誇らしいみたいですね……。
「そうなんですね……って、アズサちゃん?妹?」
「そうだよ、ヒフミ、お姉ちゃんの私が妹のスズミが離れて迷子にならないようにするために繋いでたんだ」
「???」ヒフミさんが混乱している……他のお2人も同様です……
「ア、アズサちゃん?アズサちゃんの方が妹でしたよね……?」
「そうだけど、今は私がお姉ちゃんだᓀ‸ᓂ」
「え、えっと……」
ハナコさんですら完全に混乱している……無理もない、姉さんの答えでは混乱しかしない……。なので、私が姉さんの代わりに説明する。
「すみません、みなさん、混乱させてしまって……実はかくかくしかじかで……」
説明し終えると、「なるほど……それで今日は1日アズサちゃんがお姉さんなんですね」
無事に混乱から立ち直って貰えた。
「はい、混乱させしまい、すみません……」
「いえいえ!お気になさらず!」
「うふふ、逆転……ですか、これはこれは……♡」「アウト〜!」
立ち直ったら立ち直ったで、すぐにこれなのは本当に仲良しですね、お2人も。
「でも、お姉ちゃんなアズサちゃんと妹なスズミさん、意外と違和感はないかもですね」
「見た目だけなら身長差で違和感すごいけどね……」
「それでも今日は私がお姉ちゃんだᓀ‸ᓂ」
姉さんは変わらず、ずっとあの表情、よっぽど誇らしいみたいですね……。ふと、時計を見てみると始業時間まであまり時間がなかった。だいぶ長話をしてしまったみたいです。
「み、みなさん!時間が!」「なに!?本当かスズミ!?」「ど、どうしましょうか!?」「どうするも何も走るしかないでしょ!」「みんなで身体を動かして熱くなる……青春ですね♡」「こんな時まで!エッチなのは駄目!死刑!」「と、とにかく急ぎましょう!」
なんとか間に合いました……、ここで1度アズサ姉さんとはお別れです。
「では、みなさん、私は普通校舎ですのでここで……」
「あ、そうですね、私たちは別館ですから……」
「はい、姉さん、ここで1度お別れです」
姉さんはそれを聞いて、
「そうか……大丈夫?お姉ちゃんがいなくて寂しくないか?」と、あわあわしている。
「大丈夫ですよ、それに、いつもここで別れてるじゃないですか……」
「それもそうだが……」
- 171二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:03:59
>>170続き〜
うるうるしている姉さん、どれだけ心配なんですか……なら……
「大丈夫ですから、でも……心配ならハグしてくれると嬉しいです///」
自分から言うのは恥ずかしいですね……///
これを聞いて姉さんは、
「任せて!ぎゅ〜!」
迷いなく抱きついてきた。
「ね、姉さん……///」
「授業、がんばってね」
耳元で囁いて、頭を撫でてくれる。少しくすぐったいですが、とても心地よかったです。少し名残り惜しいですが、姉さんが離れていきます。
「じゃあ、また放課後に」
「はい、また放課後」
そう言って、私と姉さんはお互いの校舎へと向かった
そうして、放課後、私と姉さんは普通で待ち合わせした。噂をすれば来てくれたみたいです。
「お待たせ、スズミ」
「全然待ってませんよ、姉さん、それに……」
「それに?」
「あ、姉を待つのは妹として当然……ですから///」
今日の私は妹ですから思い切って言ってみました……思っていたより恥ずかしいです///
「ふふふ、ありがとう、スズミ」
アズサ姉さんが頭を撫でてくれる。やっぱり少しくすぐったいけど、幸せな気分になれます。
「そういえば、補習授業部のみなさんは?」
「今日はスズミと2人で色々したいからと伝えて別れてきた」
私のために……嬉しいです。
「そうでしたか、ありがとうございます!」
なので、この感謝の気持ちは素直に伝える。
「スズミの方は? 今日は自警団の仕事、どうするの?」
「お休みさせていただきました、せっかくなので……その……姉さんと一緒にたくさん過ごしたいので……///」
昨日、あの後、寝る前に自警団には連絡を入れておきました。明日は姉さんとうつもよりたくさん一緒にいれるように。あの時は、姉さんのためにと思っていましたが今は私もとても楽しみになっています。
「そっか!なら、可愛い妹のためにもたくさん色んなところに行こう!」
- 172二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:06:57
>>171まだまだ続きます!
それを聞いた姉さんは行きと同様に手を差し出してくる。
「もちろん、離れないように手を繋いでね」
それに対して私は、
「わかりました、お願いします」
その手に私の手を差し出して姉さんの手を握る。そして、2人で外へと向かっていく。
その後、私たちは色々なところへ行った。姉さんが大好きなモモフレンズのお店に行って、目を輝かせた姉さんが私に熱弁してくれたり、ぬいぐるみをプレゼントしてもったり。ちなみにぬいぐるみはスカルマン?というキャラクターでした。姉さんが一番好きなキャラクターだということで、私もお揃い、みたいな形で選びました。次は、私のお願いで音楽ショップへ。欲しかった新作を買うために。それと、姉さんに音楽を布教するために。残念ながら私のジャンルにはハマってくれませんでしたが……一緒に色々な曲を聴きました。2人でイヤホンを半分ずつ使い、最近の流行りの曲、モモフレンズの曲、有名な曲等々、本当にたくさんの曲を聴きました。姉さんも楽しそうで良かったです!その後は目的地を決めず、気ままに散策をしました。その途中で、オシャレなカフェを見つけたのでそこでお茶をしたり、公園に行って咲いている色々な花を眺めたり……本当に色々周りました。そして、そろそろ暗くなるかなという時間になると、私は
「姉さん、最後に行きたい場所があるんですが……」
と、伝えます。
「いいよ、行こう、案内は任せる」
無事に了解を貰ったので
「はい!任せてください!」
姉さんの手を引き、勇み足で向かった。
向かったのは私がいつもパトロールの終着点にしている遊園地です。もちろん、乗るのは前に先生と2人で乗った観覧車です。いつか姉さんと2人で乗りたいなと思っていたのですが、意外と早くその機会は来てくれました。あの時ほど時間は夕方なのでまだ少し人がいますが……ほとんど貸切みたいになっています。
「ここは?」
姉さんが遊園地を眺めて聞いてきます。
「私がいつもパトロールの最後に来る場所で……私にとってとても大切な場所です!」
私がそう伝えると姉さんは優しい笑顔を向けて
「そうなんだ……ありがとう、スズミ、私をスズミの大切なところに連れてきてくれて」
と、返してくれました。
- 173二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:10:03
「私の方こそ……一緒に来てくれてありがとうございます」
「それで、これからどうする?アトラクションに全部乗る?」
「さ、さすがにそれは私と姉さんでも無理ですね……なので、私が一番好きな観覧車でお願いします」
「わかった、行こうか」
2人で手を繋いでゆっくりと観覧車へと向かっていく。周りのアトラクションもライトアップしていて、まるで絵本の中の世界に迷い込んだみたいです。観覧車へとたどりつき、2人で乗り込みます。そして、観覧車がゆっくりと登り始めます。
「そういえば、スズミはなんで観覧車が好きなんだ?」
姉さんが聞いてきました。
「私、ここで星を眺めるのが好きで……もっと高い場所に行けばさらにたくさんの星が見えるかなと思って乗ったのが始まりでしたかね……それ以降、よく乗るようになったんです」
私は思い出しながら答えました。
「そうだったんだ、他の人と一緒に乗ったりはしないの?」
姉さんがさらに問いかけます。
「1度だけ、私が姉さんと出会う前に先生をお呼びして乗った時だけですかね」
私もまた答えます。
「私が最初ではなかったのか……相手が先生とはいえ、ちょっと悔しい……」
「あはは……でも、最初に乗った時、一緒にこの景色を見たいと思ったのは姉さんですよ」
「そうか……それなら私の勝ちだなᓀ‸ᓂ」
「なんの勝負ですか……」
姉さんの突拍子の無い発言につい苦笑いがこぼれてしまう。
そして、観覧車は4分の1を昇った。そこで私は
「姉さん、隣に座ってもいいですか?」
とお願いした。
「もちろん」
姉さんが隣を叩く。お言葉に甘えて私はそこに座る。
「急にどうしたの?」
「いえ、その……もう少しで今日が終わるので……1日お姉ちゃんも終わりなんだなと思うと……もう少し甘えたくなって……///」
「スズミは甘えんぼうだな、最後まで甘えてくれていいよ」
「ありがとうございます」
お礼を言って、私はさらに姉さんに近寄らせてもらう。
- 174二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:13:27
お互いに手を伸ばせばすぐ届く距離にいる私たち。ちょっと前までは絶対に届くことのない距離にいたのに……たくさんの人に導かれて辿り着いた奇跡……そのおかげで私たちは今ここで、2人で特別な時間を過ごせています。本当にここまで導いてくれた人達には感謝しかありません。今に至るまでに思いを馳せていると、観覧車が頂点に差し掛かりました。
「姉さん、見てください、これを見せたかったんです!」
「おぉ〜!すごい……綺麗だ……!」
空には満点の星空が広がっています。今日は快晴なので遮るものは何もありません。そして、今は観覧車の頂点……ここからなら星が掴めてしまいそうです。姉さんもこんなにも綺麗な星をこんな高さで見るのは初めてなのか、とても興奮しています。この姿を見れて、改めて一緒に来れてよかったなと感じました。夜空を眺めていると夏の大三角形を見つけました。でも、七夕が近いこともあり、それを見て、離れ離れな織姫と彦星の伝説が頭をよぎりました。そこから、嫌な想像が浮かびます。また、離れ離れになってしまう……そんな想像が。もう二度と……離れ離れにはなりたくないです……嫌な想像に囚われてしまいそうになった時、姉さんが
「大丈夫」
そう言った。
「姉さん?」
「大丈夫だ、スズミ、私達はもう二度と離れ離れになんてならない」
さっきまでの私のことは筒抜けだったみたいです、私を安心させるように言ってくれます。
「さすがですね、アズサ姉さん……」
「お姉ちゃんだから、当然だ」
「では……アズサ姉さん……いや、アズサお姉ちゃん……肩、お借りしてもいいですか?」
「もちろんいいよ」
「ありがとうございます……」
アズサお姉ちゃんの肩に頭を乗せさせてもらう。とても近くに感じられて、さっきまでの嫌な想像なんて何も無かったかのように消えていく。それに合わせて姉さんが頭を撫でてくれる。今日何度目かだというのに未だに慣れないくすぐったさと変わらない心地良さ。ずっとこのままでいたい、そう思ってしまうくらいに。でも、ずっとこのままというわけにはいかないです、だから、
「降りるまで……このままでもいいですか?」
そうやって、自分で時間を定めた。
「わかった……気が済むまで甘えて」
「はい、では、お言葉に甘えて……」
まだ、観覧車は頂点を通り過ぎたばかり、時間はたくさんあるから……存分に甘えよう、そう思いました。
- 175二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:14:30
観覧車を降りるた後、夜ご飯を帰り道にあるお店で食べて、家へと帰りました。その途中でアズサお姉ちゃんが
「月が綺麗だな」
と言いました。一瞬、有名な小説家のあの翻訳が浮かびましたが……お姉ちゃんのことですし、これは普通の意味でしょう。
「そうですね、眩しいくらいに輝いてます」
「……スズミ、いつもありがとう」
お姉ちゃんが急に感謝を伝えてきた。
「どうしたんですか!?」
「私のこと、ずっと見守ってくれて」
それは……違いますよ、私は……
「……私はほとんどの時間、お姉ちゃんと一緒にいられませんでしたからそんなこと言われる資格は……」
「そんな事言わないでくれ、トリニティに来てから……ずっと私のこと、見守っていてくれたよね?」
驚きました、もしかして……
「気づいていたんですか……ちゃんと再会したあの時より前に私が見守っていたこと……」
「うん、だから、今ここで伝えたかっんだ……あの月みたいにずっと私のことを見守ってくれてありがとう」
そういう意味でしたかそれなら……
「なるほど……どういたしまして、ですよ、お姉ちゃん」
素直に受けとらせていただきます。でも、それなら私も伝えなきゃですね。
「でも、お姉ちゃん、知っていますか? 月が輝けるのは太陽の光があってこそです、私が輝いていられたのはアズサお姉ちゃんのおかげなんですよ」
「そうなのか?」
不思議そうな顔をしているお姉ちゃん、急に言われたらそうなっちゃいますよね。
「ええ、そうなんです、だから、私からもありがとうございます、私と一緒にいてくれて」
「そっか……どういたしまして」
お互い感謝を伝えて私たちは家へと帰りました。
- 176二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:19:04
>>175ラストです!
明日も学校があるので帰ったらすぐに明日の準備をしました。その後、歯磨きをして、一緒にお風呂に入りました。2人だとやっぱりちょっと狭かったですが、その分、距離が近くていつもよりお互いを近くに感じれました。そして、パジャマへと着替えたら私は1日お姉ちゃんが終わる前に最後のお願いをします。
「お姉ちゃん、一緒に寝てもいいですか?」
「いいよ、私もちょうど一緒に寝たかったんだ」
お姉ちゃんが毛布をめくって手招きしてくれる。「お邪魔します」、と言ってから私はお姉ちゃんの隣に入り込む。1日お姉ちゃんの終わりまで側で甘えさせて貰います。さらにそのまま私はアズサお姉ちゃんに抱きつく。
「スズミ、暑くないの?」
「今日は7月にしては冷える日ですし、全然です」
「ならいいんだけど、ふふふ、今日はほんとに甘えんぼうだ」
お姉ちゃんも私を抱き返して、また頭を撫でてくれる。
「今日はこのまま寝てもいいですか……?」
「もちろん、最後まで存分に甘えてくれ」
お姉ちゃんから許可を貰えたのでこのまま眠ろう。そう思い、目を瞑るとお姉ちゃんの心臓の鼓動が聞こえる。規則正しいリズムのそれが心地よくて、私はすぐに夢の世界に誘われていく。あ、でも、その前にこれだけは言わなくては……
「おやすみ……なさい……お姉ちゃん……」
「おやすみ、スズミ」
翌朝、いつもより気持ちのいい起床を迎えた。昨日、あれだけアズサに甘えたからだろうか。そのアズサはまだ目の前でかわいい寝顔を見せて寝ている。
「ありがとうございました、アズサ」
改めて昨日の感謝を伝えて、頭を撫でてあげる。そして、いつも通りの日常を始めるため、私は起き上がり、朝ごはんの準備をする。朝ご飯ができたあたりで目を覚ましたアズサが歩いてくる。
「おはよう、お姉ちゃん」
「おはようございます、アズサ」
「昨日はどうだった……?」
アズサが昨日の感想を聞いてくる。答えはもちろん、
「最高でした、また甘えたいと思えるくらいに」
「そうか……それなら良かった!また甘えたくなったら言ってくれ、いつでもお姉ちゃんになる!ᓀ‸ᓂ」
嬉しそうにまたあの表情をしてくれました。
「ええ、その時はお願いします」
またお姉ちゃんになってもらう約束をした。
「では、朝ご飯食べましょう!」
「うん!」
そして、今日もいつも通りの1日の始まりです。
- 177二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:21:20
大変お待たせしてすいません!こんな感じになりました!あと、長すぎたので、テレグラフかpixivで投稿してそのリンクを載せた方が良かったですね……レスたくさん使ってしまいすいません……
あと、アズサのエミュが上手くできてないかもです……大目に見て貰えると助かります…… - 178二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:23:02
- 179二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:48:57
ありがとうございます!ご満足頂けるものを提供できたみたいで何よりです!
アズサは精神的な面でのお姉ちゃん適性は高いと思います!
私の解釈では、ポンコツ天然、だけど、心は誰よりも優しく強い……っていうお姉ちゃんって感じになると思うんですよね……
なので、真逆の甘えるのが苦手そうなしっかり者のスズミを甘やかすことができると思うんです!
いいんですか!?では……ちょっとシリアスめのものになるのですが、ヤンデレ依存とかどうでしょうか……?
ずっと離れ離れだったわけですし、死んだと思い込んでたパターンなら2人ともそれくらい重くなってしまうこともあると思うんですよね……
- 180二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 23:50:03
少しだけ…続きは明日書きます。
「そういえば…、アズサちゃん?」
いきなりヒフミに質問をされた。特段珍しいことではないが、なんとなく覚えている。
「最近…かなり速めくに帰りますね?」
「 ……言われて見れば…そうかもしれない…」
考えてなかったが今までならみんなで遊んでいた時間も家に帰っているのが多かった。……何故?
ヒフミ達今日、皆で買い物に行く予定らしい。
ならばとついていくことにした。
いつも通り、ヒフミはモモフレンズのグッズを買っているし、コハルはピンク色の本を読み、ハナコがコハルに向かって何かを言っている。
変わらない…明るく楽しい私の日常…なのに…
何故こんなにも不安なのでろう…。何故こんなにも怖いのだろう?
最近…あまりパトロールに身が入らない…最初の頃はそういう時もあると割り切っていたが、今は理由がわかる。帰りたいのだ。
私は自警団としてパトロールをするのが日常だ。
そのため帰る時間が遅くなりやすい。
それ自体は自分で選んだ道だからいい。だが…
アズサとあまり話せないのが寂しいのだ。
それにアズサも最近…姉さんと呼び始めた。
多分成長したからだろうが正直悲しい…
そしてそんな心意気の中、アズサを見かけた。
声をかけようと思ったが、その前に…
「アズサちゃん!!此処とかどうですか?」
と、ヒフミさんがアズサを引きずり、お店の中に入ってしまった。
今までなら仲よい姿に温かみを覚えた…はず…
なのに…今の私には…憎たらしく見えた。
この感情の正体を私は知っている。
嫉妬、執着だ。知っている、だから対処も知っている。
だが…アズサには迷惑をかけたくなかった…。
だから…今だけは…隠しておいた。 - 181二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 05:30:05
SSかんしゃあ~
- 182二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 09:59:48
このレスは削除されています
- 183二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 16:15:51
>>180 続きを…
最近、無気力感が強くなっていた。何かしていてもボッーとすることが多くなっていった。あまり思い出せない。自警団の活動も、勉強の内容も。
それでも、家で妹と話した内容は、食べた食べ物の味はしっかりと覚えていた。
そんな日が続いてしまったせいで、私自身を押さえつけることが難しくなっていった。
こんな状態では学業どころではないと次の日は休むことにした。
日に日に何もかもに集中できなくなっていった。
いつもならヒフミ達の誘いの話を断るなんてなかったが、
「ごめん…今日は無理…」と断ってしまった。
怖かった…。自分が何かをしている最中に姉さんが…お姉ちゃんがまた…いなくなると思えてしまって……
他の人と姉さんが話している所を見ると…嫌で…離れて欲しくて…独り占めしたくて……
…これが……愛?なのかな?
……苦しい……でも、お姉ちゃんと一緒にいるとなくなって嬉しくて…でもそれは迷惑で……
ある日、家に帰ると疲れていたのか、姉さんが先に帰って寝ていた。
これなら……と、私は……
「ごめん…ごめんなさい…お姉ちゃん…」
寝ている姉の手首に手錠をかけていた。
「明日の天気予報です。トリニティ方面では稀にみる大雨に…」
誰かが喋った天気予報が暗い部屋に響いた。
- 184二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 16:28:07
>>183 続き〜
「あれ…?…いつの間に…?」
いつの間にか寝てしまったらしい…。時間を見る。夜中の1 時…帰ってきたのが昨日の4時だったはず…疲れていたのだろう…。妹も寝ているだろうと身体に起こそうとする。しかし…
「?あれ…アズサ?」アズサが同じベッドで寝ていた。びっくりしたがたまにこういう時があるのでと起こさないように起きようと立ち上がれるとした。…すると…右手に痛みを感じ、立ち上がれなかった。
何かと思い確認、これは…手錠?キヴォトスでこんなものを保持できるのはヴァルキューレの生徒ぐらいだが…私は犯人を知っていた。
何故なら犯人は私の目の前で泣きそうな顔で私を見つめてきたからだ。
「ごめん……ごめんなさい…ごめんなさい…」
アズサがこんなにも泣きそうになっている。
……興奮したのは気の所為…だと思う。
- 185二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 17:20:25
>>184 続き
泣いたアズサを落ち着かせ話を聞く。どうやら私が何処か遠くに行ってしまうのではないか怖かったそうだ。それはかなりの物で…
「ごめん…ごめんなさい…だから…遠くに…行かないで、…お姉ちゃん!」と小声て喋っていた。
……正直もう…限界だったのか……私も、本性を表してしまった。
「アズサ?聞こえていますか?」
「グスッ…何?…お姉ちゃん?」
「私は今から貴女のアズサのお人形です。」
「お好きなように使ってください…アズサ様…」
そう言い終わり、私は手の、足の、身体全ての力を抜く。まさしく人形のように言われるまで動かさない。アズサは…
「お姉ちゃん?え…ねえ!お姉ちゃん!」
と喋ったのち、「動いて…」と命令した。
言われるように目を動かし、手を動かし、足を動かす。その答えに従うのが世界で一番幸福に感じた。
この状態は傍から見るとアズサがスズミの全てを支配しているように見える。
だが…実際はスズミがアズサの全てを支配しているのだ。
スズミはその全てに心から興奮していた。
正しくでも人形…でもそれは自由なアズサの方が本当の人形であった。
- 186二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 17:36:16
>>185 続き
「ハイ…何でしょうか?アズサ様?」
できるだけ声に抑揚をなくし、人形を演ずる。
アズサが何か用件を言ったら私は文字通り何でもしようと思った。すると…アズサは…
「 アズサ…様なんて言わないで!!……お願い…」と言ったりそれには…
「……かしこまりました。アズサさ…いえ…アズサ」悪魔で人形であるように答えた。
その後、人形は持ち主の望みを叶えた。
本を読んだ。食事をした。
悪魔で人形なので…その全てを命令されて…
その後には…「抱きついて…」
という命令をされたので…
「申し訳ございません。ただいま私にはこの手錠がついていまして…それは不可能です。」
と言った。すると…アズサはすぐに手錠を解いた。そしてすぐに叶えた。
その時のハグには…毒が含まれていたと思う。
そして…そんな生活は…加速していった。
表向きは自警団、表向きは補習授業部。
部屋に帰ると人形と人形。
操られる人形とその人形に操られる人形…
だが…これは支配ではない…
猛毒という名の…狂愛だった。
- 187二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 17:52:08
>>186 最後
家に帰ると人形は数歩、歩いて地面に倒れる。その後に帰る主の「動いて」の言葉がないと動かない。その後は、ある程度は前と変わらない。食事をして、話し合う…しかし…それが終わると、
私は人形に戻り、淡々とメイド服を着る。
そして、夢が始まる。命令されたように…命令通りに……今日はキスを望まれた。
なので「わかりました。アズサ、では…」
と熱く、痛いキスをした。…次に…
「私を…その…ぐちゃぐちゃに…して…♡」
と命令された。最近多い…快感を知ったのかも…
「かしこまりました。」と言い、アズサに手錠をかける。その幼い身体を身も心を壊れるくらいにいじめ抜く。命令通りにだ。
終わったら、次はだいだい…
「……私が……お姉ちゃんを……壊す……♡」
と命令してくれる。その度に…
「はい…お願いします♡」
と言い、身を任せる。人形なのだから当選だ。
その後には手に同じ手錠を片方ずつ掛け、風呂に入り、一緒に寝る。
明日の朝から夜までは普通の姉妹…
だから…私達は普通…。
一足先に眠りについた可愛い可愛いお人形さんを見て、私は……
「おやすみ…アズサ…」
と普通の姉らしい言葉をかけた。
- 188二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 19:37:08
- 189二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 20:13:26
- 190二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 20:17:19
- 191二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:20:17
感想の続きです!
>>186どんどん人形になっていくスズミ……そして、段々と受け入れていくアズサ……お互いにお互いの欲望を満たしていって、じわじわと抜け出せなくなっていく……まさに猛毒ですね……
あと、あくまでと悪魔での2つをかけるのすごいいいですね……このスズミはアズサにとってはまさに願いを叶える悪魔でしょう……
もう完全にそういう生活に染まりきってしまった2人……いつの間にか姉妹の一線まで超えてしまって……その甘美な蜜に魅せられて、お互いに貪りあってしまう……支配欲と被支配欲が噛み合ってとんでもないことになってますね……でも、本当はスズミが一方的に支配してるという……人形を操っているつもりがいつの間にか人形に操られていた……いや、最初から全部操られていたですか…
そして、朝から夜までの間だけは普通であることを免罪符に、もうどこまでも堕ちていきそうです……
- 192二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:35:51
- 193二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:59:31
- 194二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:14:13
- 195二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:42:40
- 196二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 09:32:40
このレスは削除されています
- 197二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 10:09:22
- 198二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 17:42:35
ありがとうございます!
ということで、お待たせしました!
投稿しましたので共有させていただきます!
アズサの1日お姉ちゃん、あるいはスズミの1日妹体験 | 万羽葉月姫 #pixiv#守月スズミ #百合 アズサの1日お姉ちゃん、あるいはスズミの1日妹体験 - 万羽葉月姫の小説 - pixiv「明日は私がお姉ちゃんになるᓀ‸ᓂ」 夕食のあと、唐突にアズサが謎の宣言をしました。いや、本当になんでしょうか…… 「ア、アズサ、急にどうしたんですか……?」 「いつもお姉ちゃんには助けられてばかりだ。だから、たまには休んでほしい」 なるほど、私を気遣ってくれていたのですね…… ...www.pixiv.net - 199二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 20:36:54
- 200二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 20:46:19