♀トレ｢頼み事ってなんだろう…｣

1二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 23:13:20

トレーナー君、膝枕をしてくれないだろうか。少し生徒会の仕事が早く終わってね、トレーニングまで少し時間がある。休みたいんだ、構わないだろう？…ふふふ、君ならそう言ってくれると思っていたよ。それでは早速、君の膝を借りるとしよう。―――ふむ、柔らかくて良い。…ああ、すまない。そういうつもりではない。あたたかくて安心する………こうして君を見るのも悪くない。そうだな。眠りについても良いが、このあとのトレーニングを考えると横になっただけにしておくよ。耳掃除？ああ、それも良いな。……よろしく頼む。それなら一旦起きるとしよう。このままでは君が綿棒と耳掻きを取りに行けないだろう。―――さて、綿棒と耳掻きを用意してもらったところでまた君の膝に頭を預けるとしよう。

どちらの耳からやるんだ？……そうか、右からか。一応確認はしておいた方が驚かなくて良いだろう、動いたら危ないからな。……どうした？別に見られていても平気だろう……恥ずかしい？それなら目を瞑るとしよう。視覚を失うと触覚が敏感になる。君に触れられている事も耳にされている事も些細な事でもわかってしまいそうだな。耳飾りを触っているのもわかる。外したいなら外しても良い。君がやりやすいようにしてくれ。外したなら私の手に…ああ、それでいい。

不思議な感じ？ああ、ヒトと違い私たちウマ娘は頭の上に耳があるから、仰向けのまま両耳できるからな。本当は私の耳を耳掻きで掃除する君を見ていたかったが、恥ずかしがって君の手が回らなくなるのは本末転倒。さぁ始めてくれ……ふふふっ少し擽ったいな。そんなにソフトタッチで支えなくても良い……そう、それ位の力加減で、そのまま…君は器用だから大丈夫、ああ…落ち着く。

―――ああ、すまない。眠るつもりはなかったんだ。目を瞑り、君の膝枕と耳掃除が心地良くて思わず眠ってしまった。トレーニングは大丈夫、予定していた内容のままで構わない。いつもより念入りに準備運動をして備えるとしよう。ありがとう、トレーナー君。君のおかげでかなりリラックスできたよ。また頼む。