釘崎の関係者生やしたい(ダイス) その20

  • 1二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:26:08

    次スレ! リクエスト話を執筆中!

  • 2二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:26:56

    ほしゅ

  • 3二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:28:29

    ほしゅ2

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:28:39

    ほしゅ3

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:29:06

    ほしゅ4

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:31:09

    ほしゅ5

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:31:23

    ほしゅ6

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:31:40

    乙を乙ん!

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:31:48

    ほしゅ7

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:32:16

    ほしゅ8

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:33:49

    しまったぁ〜!

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:33:58

    前スレ199面白そうなので拾いたい!

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:38:46

    >>12

    やったぜ

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 07:04:26

    保守

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 13:04:10

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 17:53:00

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:44:01

    再開します!

    五条と夏彦は女性陣と男性陣を交互に身ながら食事を突いた。適度に相槌を打ちながら。
    どうやら二人は上役の家族サービスに付き合わされているらしい。

    「呪術師って、なれるものなんですか?」
    「生まれつきの才能って奴が必要かな。僕も彼も、まー言えば良いとこの出って奴だしね」

    そればっかりはどうしようもないよ。と五条は忌憚なく答える。ここらへんは別に気を使う場所でもないだろう。

    「ふーん、伯父さんが呪術師の世界で働いてるって聞いたから私にもって思ったのに」
    「この手の才能は無い方がいいこともあるよ」

    五条はこそっと、六眼で女性陣を見やる。

    (おかしいねー、口ぶりと・・・体を巡る呪力の量が釣り合わないよ)

    五条は女性陣の中にまったくの素人らしい口ぶりに見合わない呪力量の女性がいることに気付いた。
    まだボロをだしていないだけなのか、それとも本当に知らないのか。
    それにしてもこの呪力量なら呪霊だって見えるはずだ。それなのに呪術師の存在すら知らないとはどういうことだろう。

    (ま、親が隠してる場合もあるしな・・・)

    呪術師はぶっちゃけブラックな業界だ。できることなら自分の子供に跡なんか継いでほしくないだろう。
    人並みの愛情という奴があればなおさらだ。御三家やら名家はともかく政治的に上に立ってるだけの連中なんぞは
    猶の事自分達の家族が可愛いだろう。

    (カワイイついでに僕らが接待の道具にされちゃたまらないけどな)

    五条は内心でこの付き合いに辟易していた。見た目がいいばかりにいい迷惑である。

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:44:55

    おや?

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:57:01

    女性たちとほぼ一方的な会話が続く中、五条が警戒していた女性がコーディネートにそぐわないメガネをかけていることに気付いた。

    「そのメガネ、伊達かな?」
    「え、あ、これですか?」

    六眼がそれを呪具の類だと見抜くのに時間はかからなかった。体内を巡る呪力に誤魔化されそうな強さの呪具。
    真希が掛けているそれと同じものかと思ったが

    (呪力がメガネを通すと見えない・・・なるほど、認識阻害の呪具か)

    五条はその呪具を通してみることで警戒心を緩めた。おそらくは上層部が子供可愛さに才能があることをかくしているんだろうと思ったことにある程度の確信を得たからだ。

    「これ、最近かけるようになったんです」
    「へー、そうなの。ファッションかとおもったよ」
    「そんなにおしゃれじゃないけど・・・ケガの後遺症で、へんなものが見えるから・・・」

    なるほどね、と五条はさらに納得した。彼女は自身が見えている者が呪霊であるということすら知らされていない。
    合コンで相手の職業を聞いたくらいの理解度というか、興味で呪術師について知っている程度なんだろう。

    「ケガか、視界となるといろいろ大変でしょ。僕もこれ掛けてないと不便でさ」

    呪術師の関係となるとなんとなく話に花が咲くものだ。相手の女性も色々と自身が聞けない悩みをきけるからか
    なんとなく嬉しそうである。

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:07:57

    なんか口説き出したぞ

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:17:14

    >>20

    どっちかってと勧誘ですかね。キャッチだこれ!

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:53:05

    五条がその女性と話し出したことで手持ち無沙汰になった女性陣が夏彦の集中した。

    「呪術師ってやっぱり体とか鍛えてるんですか?」
    「まあ、そうですね。体が資本なところあるんで」
    「じゃあ男の人ばかり?」
    「そうでもないです。幼馴染で呪術師の人が女性ですよ」

    そう言うと女性陣はこぞって目を光らせる。こういった話は彼女達の大好物である。

    「じゃあ、京極さんはその幼馴染の人と?」
    「そうなれたら・・・いいですね」

    そう答えると女性陣はまた黄色い声を上げた。

    「・・・五条先生、時間、大丈夫です?」

    夏彦はやんわりそろそろ帰りたいと五条にアピールする。

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:59:14

    今日はここまでにしときます また明日!

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:59:43

    モテそうな二人だが…一人は彼女持ち(複数)もう一人は情緒がキッズ()

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:59:54

    >>23

    乙です

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 08:06:05

    保守

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 12:54:28

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:10:25

    再開します!

    「・・・もうそんな時間か。すいませんけど、明日も早いんでね」

    二人はそう言って立ち上がろうとしたが

    「あ、じゃ、じゃあ乾杯だけでも」

    そう言われ、男性陣が縋るように言うので二人は渋々再び席に着いた。

    「それじゃあ、またの御縁をお祈りするってことで」

    五条の適当な音頭で配られたグラスを空けると二人はそそくさと出ていった。
    男性陣のホッとした表情と嬉しそうな女性陣との対比が凄い。

    「はぁ、疲れた・・・ホント五条先生は興味ある人とばっかり話すんだから」

    夏彦と五条は料亭を出てしばらく道なりに歩いていたが・・・

    「・・・」
    「五条先生?」

    珍しく五条が無口なことに気付いた。振り返ると五条は蛇行運転しながら歩いている。

    「もしかして酔ったんですか?」
    「・・・気持ち悪い」

    夏彦は五条が下戸であることを思い出した。早く帰りたいが勝って、中身を気にせず飲んだのだろう。
    まさか車で来たと言った手前アルコールを出されるとは思わなかったのだろうか。

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:13:13

    酒弱先生はいいぞ

  • 30二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:31:06

    介抱の時間だー!

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:37:47

    「夏彦・・・おんぶ・・・」
    「吐きそうな人を?」
    「・・・」
    「補助監督の人が来てくれるまで耐えてください」

    夏彦はそういいつつ五条に肩を貸して歩き始める。180オーバーの男二人が並んで歩いていると迫力がある。

    「うぐっ・・・」

    五条はばんばんと夏彦の肩を叩くと手を振りほどいて道の端に走っていくと・・・

    ロッパー!エレレレレレレ・・・

    豪快にリバースした。

    「うわ」
    「おえええ・・・」

    お腹いっぱいになっていたのがここにきて災いした。胃の中のものを全て吐き出した五条は真っ青な顔で街灯に寄りかかった。その際に足元がふらついてポールダンスのようになっている。

    「先生、器用なことしますね」
    「な・・・つ・・・ひ・・・お”え”え”ッ”」

    二発目投下。大惨事である。

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:53:08

    向かい合った状態で吐いたのでちょっと飛び散ったのが夏彦のズボンを直撃した。

    「空と色・・・常見と断見の理・・・生死の狭間・・・」
    「ごめ、わざとじゃ・・・ない・・・詠唱やめ・・・て」

    毘沙門天の掌印を組んで呟き始めた夏彦に五条は青を通り越して土気色の顔色で謝罪した。

    「はぁーーーーー・・・水買ってくるんで少し待っててください」

    クソデカ溜息をついてから夏彦は自販機に向けて歩いていく。五条は揺れる視界の中で夏彦の背中をぼんやりと見ていた。

  • 33二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:57:51

    今日はここまでにしときます。また明日!
    早出だから切り上げたとはいえ五条先生が吐いただけでおわっちまったい!

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:04:04

    >>33

    いいんだ…五条先生のゲロは健康に良い(日が来るかも知れない)

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 07:10:08

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 13:18:14

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 21:57:30

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 22:57:43

    再開します!

    五条は夢うつつの状態で壁に寄りかかって天を仰いでいた。

    『大丈夫かい、悟。下戸なのに飲むからそうなるんだよ』
    「うるへぇ・・・好きで飲んだわけじゃねぇよ」

    手渡された水を口に含んで、派手にうがいをして道端に吐き出した。

    『ちょ、流石に汚いって』
    「口の中酸っぱいんだって・・・う、まだふらつくわ」
    『仕方ないな、肩貸すから、ほら・・・まったく、生徒に見せられない姿だぞこれは』
    「さんきゅー・・・」

    ふらつく朦朧とした意識の中、五条はぶつぶつと不平を洩らす同期に苦笑していた。

    (はぁ・・・マジでこれ、幻覚でも見てんのかな)

    ネオンが眩しい。呪力操作もバグってるのか、それともいろいろと覚束ないレベルで酔っているのか。

    『悟、ほら・・・迎えが来た。ホテルどこ?』
    「今日は取ってない、高専戻る・・・」
    『無茶言うなよ、ここ京都らへんだぞ。仕方ないから京都校の学生寮借りよう』

    迎えに来た補助監督が目を丸くしているのが見えた。内心では人をなんだと思ってるのかと問いただしたかったが
    酔いが頭痛を連れてきた。早く横になりたいという感情の方が勝ったため何も言わなかった。

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:04:41

    「遅かったわね、って・・・どうしたのよ」
    「うたひめ・・・う、ごめん吐きそう」
    「あーあー、わかったわかった、手続きやっとくから。まったく・・・アンタら二人はホント・・・」
    『僕まで一緒にしないでくださいよ』
    「何言ってんの、門限ぶっちぎってばっかのくせに」

    這う這うの体で帰ってきた二人を偶然通りかかった歌姫が小言とともに出迎えた。二人はそれに対して苦い顔をしつつも早く休みたい一心で部屋を目指した。

    『もうひと踏ん張りだよ、悟・・・しっかり』
    「おぉう、まかせろ・・・なんたって俺は・・・さいきょうだからなぁ・・・」
    『僕らは、じゃなかったのかい?まったく調子いいんだから』

    部屋にどうにかたどり着いた二人。上着をひっぺがされてベッドに転がされると五条は天井を見上げる。
    「うげぇ・・・ぐるぐるする」
    『寝たまま吐くと死ぬよ、うつぶせになって寝るんだよ?悟』
    「わかってるって・・・あー・・・しんどい」
    『こっちもクタクタだよ、ホント上は人をなんだと思ってるんだろうね』

    足音が少し響いて、ソファに寝転がる音が聞こえた。五条はそれを聞き、なんとなく昔を懐かしんで・・・

    「傑・・・俺は・・・」







  • 40二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:06:45

    実は作中で1番センチメンタル疑惑のある男「五条」

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:09:04

    >>40

    それに追い打ちかけるように夏彦がなんというか夏油にかなり似てきているというかなんというか。

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:26:59

    今日はここまでにしときます!また明日!

  • 43二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:29:42

    お疲れ様でした

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 06:48:08

    保守

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:43:02

    保守

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:57:49

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 23:06:06

    再開します!

    「・・・、頭いってぇ・・・」

    目が覚めたのはそれからどれくらいだろうか。時計をみるとまだ夜中の三時だった。
    とにかく喉が渇いた。なにかあるかはわからないがとにかく水が飲みたいと五条は頭痛を堪えて立ち上がった。

    ふらふらと頭を押さえながら歩いていく。ベッドから少し離れた場所でソファに寝転がって寝息を立てている存在に気付いたが・・・

    「・・・」

    背もたれの方に顔を向けていたため、誰かわからなかった。わからないでいたかったので、早めに目を逸らした。

    「・・・ここって普段歌姫が使ってんのかな」

    冷蔵庫を開けると中には二日酔いに利くドリンクや栄養剤、水やらが結構な量備蓄されていた。
    隣にある食器棚の引き出しには錠剤と頭痛薬。胃薬なども。

    「傑は飲んでなかったっけ・・・」

    色々と回らない頭のまま、まずは水を飲んで・・・

    「水ってこんなに美味かったかな・・・げふっ」

    500mlを飲み切ってげっぷをすると、不思議と体調が良くなってきた気がする。
    ついでに栄養剤を一本開けると再びぶり返してきた眠気を感じてベッドに戻ることに。

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 23:29:29

    ヨワヨワ悟

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 23:34:56

    ベッドに戻る途中で、再びソファに目を向けると。

    「・・・まだ、酔ってんな」

    ソファで寝息を立てる人物が在りし日の親友に見えている。それがおかしい事くらいは今でもわかる。

    それでも

    「ま、夜が明けるまではそのままにしとくか」

    五条は懐かしい記憶のまま、再びベッドに戻った。



    『おはよう悟、とりあえず味噌汁のインスタントあったから飲んできなよ』
    「お、おう」
    『二日酔いは大丈夫かい?任務は立て込んでるんだろ?』
    「まだ頭重い感じだな・・・ま、なんとかなるっしょ」
    『私は午前中は大人しくしとくことにするよ。どうせ任務は減らないんだし。気長にやろう』
    「へーへー、ま、お互い無理は禁物ってか」

    五条はとにかく、冷静に努めつつ。東京校に帰ると。

    「硝子、まずこの写真を見てくれる?」
    「朝一で呼びつけて何かと思ったら・・・夏彦君じゃないの?」
    「僕には夏彦が傑に見えてんだよ」
    「・・・なんで?」
    「わからん」

    朝になっても戻らなかったのであわてて家入の診察を受けることにした。原因はわからなかったが結局、二日酔いが収まると幻覚も収まったので気にしないことにした。

  • 50二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 23:44:30

    思ったより重症やんけ!夜蛾先生呼ばな!

  • 51二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 23:49:52

    えー、夏彦(夏油)に介抱される悟でした。
    もうちょい続けてもいいかなとも思いますが今日はここまでにしときます。
    頭痛薬の効果が切れそうなんでね!

  • 52二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 00:00:12

    乙ー

  • 53二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 07:38:01

  • 54二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 15:10:01

  • 55二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 20:43:44

    保守

  • 56二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:23:22

    なんかスランプ、思いつかないぞ!
    なので夏油と五条の小競り合いのリクエストをギャグ路線で書きます。

  • 57二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:02:15

    >>56

    ごゆっくり焦らず

    いつも楽しませて貰ってます

  • 58二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:24:07

    再開します!

    五条悟と夏油傑。二人は道を違え、それからは彼らの道は交わることはなかった。
    夢を見た時間、語り合った時間は長くとも・・・。

    二人は、相容れない思想を抱いたのである。

    「あー、あったあった・・・これが欲しかっ」
    「美々子たちが食べたがってたのはこれk」

    そんな二人が出会ったのは。

    「悟・・・」
    「傑・・・」

    偶然・・・ッ、買い物の途中!
    二人が買い求めたのは限定品スイーツ!今を逃せば今日中の入手は困難であるッッ!

    「傑ゥ・・・犯罪者がこんなとこで堂々と買い物かァ?」
    「そっちこそ、仕事があるんじゃないのかいィ・・・?」

    ラスト一個、両者譲れない戦いが幕を開ける。

    「おい、商品が溶けるだろ、手を離せよ」
    「そっちこそ、無下限でガードしようなんてセコすぎるんじゃないのかい?」

    お互い箱に手を掛けたまま、睨み合う。
    180オーバーの大男二人がスイーツの箱を掴んで睨み合うという異様な光景が広がっていた。

  • 59二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:42:47

    今日はここまでにしときます。また明日!
    二人がこうしてわちゃわちゃしてるのも見てみたかった!ので書く!劃!

  • 60二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:49:19

    乙〜です

  • 61二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 06:47:51

    あげ

  • 62二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 08:51:11

  • 63二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 13:07:54

  • 64二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 18:32:13

    保守

  • 65二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:14:15

    再開します!

    異様な光景を察知したのか店員が慌ててやってくる。

    「お、お、お客様?!な、何かありましたでしょうか?」
    「「ああ、お気になさらず」」

    二人はそんな店員の対応を見て営業スマイルで応える。

    「は、はひぃ・・・」

    二人のスマイルに悩殺された店員はうっとりした表情でそれを見ていたが・・・

    「それじゃこれください」
    「なにいって≪ガッ≫ ぶっ!」
    (このやろう、僕からスイーツを奪う為に展延を・・・!)

    左手でスイーツを持ち、右手に呪力を纏って五条の顔を殴った夏油。
    店員は笑顔でそれを受取ろうとしたが・・・

    「あら、あらら?商品が・・・」
    「すいませぇん、これは僕が買いますんで」
    「悟・・・≪ゴッ!≫ ぐっ!」
    (悟め、蒼でスイーツを奪うだけでなく私の後頭部に物をぶつけるとは・・・!)

    五条が手を翳すとスイーツの箱は五条の手に収まり、お札が風で飛ばないようにする文鎮も引き寄せて夏油にぶつけるという仕返しまでする。

  • 66二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:27:29

    これは一般的な青春の姿ですね間違いない()

  • 67二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:36:06

    「・・・」
    「・・・」

    お互いに通せんぼしつつ、スイーツを奪い合う。

    「ほら、どけよ傑ゥ・・・」
    「そっちこそ、そのスイーツを置いて消えなよ悟ゥ」

    笑みを浮かべてはいるが、お約束というべきか目は笑っていない。そしてお互いのステップの速度も相対的に上がっていく。

    「はわわ・・・」

    店員は二人がキャッキャウフフしている様を見ていたが・・・。
    それに気を取られてもっとも大事な事を言い忘れていた。

    (もうじき補充されるんだけど)

    と。最後の一個だと思っていた限定品だがまだ陳列しきっていないだけなのである。
    この店は買占め防止策として、一日に数回に分けて販売しているのだ。

    「・・・」
    「・・・」

    そんなことを知らない二人はそのままスイーツを挟んで押し合いになった。

  • 68二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:42:06

    今日はここまでにしときます!また明日!
    明日は早出だァ・・・

  • 69二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 23:43:25

    お疲れ様でした

  • 70二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 06:35:17

    保守

  • 71二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 13:04:35

    ほ、

  • 72二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 18:27:14

    保守

  • 73二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 22:14:17

    再開します!

    二人が奇妙なカバディを続けている最中に番重に箱詰めされたスイーツを乗せて別の店員がやってきた。

    「追加でーす」

    「「!」」
    「ひっ!」

    店員が言うが早いか二人はぐるりと目をそちらに向けた。

    「すいませんそれ全部ください」
    「えっ!全部ですか!?」
    「あー、それは間違いです。全部買うのは私です」
    「え?いや」
    「僕が買うって言ってんだろ傑」
    「いや私が買うよ悟」

    店員さんは小柄だったため二人が睨み合いながらずいずいと詰めてくるので内心ビビった。

    「すいませんね、この若白髪は今黙らせますから」
    「えっ?えっ?」
    「あー、すいませんね、この前髪妖怪は今潰しますんで」

    激化する争いに店員は困惑するばかりである。

  • 74二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 22:53:54

    二人は笑顔で話しているがその間、カウンターの死角では壮絶な足の踏み合いが始まっていた。

    (悟め・・・的確に足の甲を狙ってくる・・・!)
    (ぐっ!靴の踵踏むんじゃねえよ・・・相変わらず性格わりいな傑!)

    二人は視線を交わしつつ、財布を取り出して我先に会計をしようとする。



    そこに予期せぬ勢力が介入する。

    「来たわ!補充が!」
    「んまー!限定スイーツ!」
    「今日こそ買うわよ!」

    「「!」」

    マダム来襲。

    「な、え・・・」
    「邪魔よ!どきなさい!」
    「え、僕g「あんた一個もってんじゃないの!買占めとか正気?」あ、はいすんません」

    二人は主婦の勢いに負けて店の隅に追いやられた。

  • 75二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 23:13:13

    スイーツバトル草

  • 76二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 23:27:12

    木の葉にてマダムこそ最強…

  • 77二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 00:06:11

    独身男がマダムに勝てるわけねえよなぁ!

    ってなわけで今日はここまでにしときます。また明日!
    明日でギャグ編は終わりにしたい・・・

  • 78二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 00:11:17

    >>77

  • 79二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 08:16:39

  • 80二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 12:51:14

    ほす

  • 81二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 22:24:16

    再開します!
    二人はそのまま、呆気に取られている内に商品は売り切れていた。
    「「・・・おばさん怖いなぁ」」
    そのまま、閑散とした店から帰ろうとした時だった。

    「あの、よかったら・・・」

    二人が振り返ると先ほどの店員さんが箱を二つ抱えて歩み寄ってきた。

    「いいのかい?」
    「お二人ともとてもこの商品を楽しみにしてたみたいだったので・・・」
    「悪いね」

    二人は店員さんにそれぞれお礼を言って商品を受け取り、くちゃくちゃになった箱とそれぞれ新品の箱を一個ずつもって帰路についた。

    「・・・」

    会話は無かったが二人はなんとなく、懐かしい気持ちで歩いていた。かつては、こうしていたと。

    「傑」
    「・・・なんだい」
    「これ、お前にやるよ」

    五条は持っていた箱を二個とも夏油に押し付けた。

    「どうしたんだい?君もこれを・・・」
    「欲しがってるのはどうせおまえんとこの女の子二人だろ?一個ずつ食わせてやれよ」
    「・・・すまないね」
    「ありがとう位言えって」
    五条の物言いに夏油は苦笑した。相変わらずだと、内心でそう思って・・・自分にもそう思った。

  • 82二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 22:24:18

    保守

  • 83二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 22:24:47

    >>82

    タイミングが悪かったぜ…

  • 84二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 22:28:22

    >>83

    羂索「ドンマイ!」

  • 85二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 22:40:44

    すたすたと歩いていく五条。夏油はその背中を目で追っていたが・・・

    「・・・なあ、傑」
    「なんだい、悟」

    不意に五条が問いかけたので、驚きつつもその問いかけをまった。

    「・・・もし」
    「その、『もし』は・・・とっくに過ぎたよ」
    「そっか・・・」

    じゃあな。と五条はそう短くつぶやいて、雑踏の中に消えていった。

    「そうさ、もしもなんて・・・今更さ」

    スイーツの箱を抱えて、夏油もまた踵を返して歩いていく。
    彼らは再び歩み出していく、お互いに背を向けて・・・。









    「あ、悟。夏彦君が差し入れ持ってきてくれたよ」
    「マジ?あ、これ限定品じゃん!ラッキー」

  • 86二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 22:54:21

    その日、五条は夏油に会ったことを誰にも言わなかった。そしておそらく夏油も。

    「いやぁ、やっぱ夏彦はわかってるよ・・・ね」
    「む」
    「何食べてんだクソガキー!!!!」

    夏彦が買ってきた限定スイーツは半分賀樂が食べた。賀樂は一人で1・5人前食べた。

  • 87二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 23:01:34

    短いですが夏油と五条のわちゃわちゃでした。
    次回から渋谷事変に突入かな。ここから人数分展開にもオリジナルが増えていくかと思いますが
    気長にお付き合いいただけると幸いです。死滅回遊行く前に原作が完結するかな?

  • 88二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 23:08:36

    了解です
    よろしくお願いします

  • 89二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 06:26:00

    あげ

  • 90二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 07:52:17

  • 91二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 18:18:38

  • 92二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 21:56:07

    見返してたら渋谷事変前に夏彦たちのエピソードが到達したのはその12だった。
    随分と長い事やったもんだ。

  • 93二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 22:49:29

    再開します!

    「今、何といったかの」

    京都校の学長、楽巌寺嘉伸は自身に提言した人物に再び問いかけた。

    「一級術師冥冥」
    「並びに一級術師 東堂葵は」

    楽巌寺と対峙した二人はそれぞれの思惑と共に高らかに宣言する。

    「虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇を」
    「パンダ、狗巻棘、禪院真希を」
    「「一級術師に推薦する(します)」」

    二人の宣言を受けて楽巌寺は腕を組んで、溜息をついた。

    「特級術師というものは、いわば斜め上の存在と言っていい。その中で真に呪術界を牽引する者たちこそが一級術師じゃ・・・それが分かった上でのことなのじゃな?」
    「「無論(だ)」」

    断言する二人に再び楽巌寺は溜息をついた。

  • 94二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 22:50:09

    ハジマタ

  • 95二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 23:17:17

    用件を伝えて退出した二人は体操着に着替えて卓球台を挟んで向かい合っていた。
    「二名以上の一級術師の推挙された術師は現役の一級術師といくつか任務をこなし・・・そこで適性ありと判断されれば準一級へと昇格・・・そして、そこから一級案件へとアサインされる」

    東堂はサーブの体勢を取りつつ続ける。

    「その任務の結果如何によって正式に一級術師に昇格できるかどうか決まるわけだが・・・」

    ブラザーは推薦を絶対に受ける。と東堂は確信をもってつづけた。

    「宿儺が協力的でない以上指との遭遇率をあげるために危険度も上げねばならんからな」

    これの意味するところがわかるかな?とサーブとともに問いかける。冥冥はラリーを行いつつも

    「意味もなにもそれがすべてじゃないのかい?」
    冥冥のスマッシュを撃ち返してポイントを得た東堂は転がるピンポン玉を見ながら

    「青い未来・・・この東堂葵と虎杖悠仁が共に任務に向かう青い未来が待っているというわけだ!」
    「え、いや」
    「皆まで言うな、同行する一級術師が俺とは限らないそう言いたいんだろう?」

    だがこれは確信だ!と東堂は再びサーブの体勢に入る。

    「もげた林檎が地に落ちるように、俺たちは惹かれ合う。そう、まさに『運命』ッ!」
    「いや、だから・・・被推薦者に同行するのは推薦者以外だよ?」

    スンッ・・・と東堂が硬直した。

    「私達が虎杖君たちを推薦したんだから同行するのは私達以外ということになるね」

    じゃあお疲れ、と冥冥は立ち尽くした東堂を放置して帰っていった。

  • 96二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 23:35:03

    今日はここまでにしときます。また明日!

  • 97二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 06:46:07

  • 98二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 16:17:35

  • 99二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 17:08:06

    保守

  • 100二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 22:25:41

    このレスは削除されています

  • 101二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:14:14

    10月31日、その日、昇級試験を控え、東京校の面々は一級術師、もしくはそれに相当する術師に連れられて昇級試験に臨むべく外出していた。

    「暇だね」
    「ひまだな」

    東京校の敷地の中で二人、退屈していたものがいる。

    「ねえカっちゃん、渋谷行ってみない?」
    「しぶや?いいのか?おれはめだつぞぉ?」

    二メートル以上の背丈を誇る巨漢、粟立 柏。そして十種影法術を操る少女 禪院 賀樂だ。
    二人共戦闘能力、特殊能力においては一級術師相当の実力者であるが片や呪詛師崩れ、もう片方は貴重な反転術式アウトプットの使用者ということでいつも留守番だった。

    「それがね、今日はハロウィンなんだよ」
    「はろうぃん?」
    「皆変な恰好して街を歩くんだって」
    「へー」

    賀樂がスマホの画像を見せると、浮かれた格好で街を歩く若者が写った写真が掲載されている。
    賀樂と柏はそれを見てほぼ同時に結論に達した。

    「「これならそとにでてもおこられない!」」

    二人はそのまま出かけ支度を済ませると電車に飛び乗り、一路渋谷へと向かう。

  • 102二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:16:53

    「昇給査定?」

    京都にて明日の休日に備えようとしていた夏彦は突然の依頼に首を傾げた。

    「査定ったって、僕、準一級なんですが」
    「ですが、一級相当・・・特別一級術師の資格があると」

    依頼を持ってきた補助監督も困惑気味だ。しかしながら確かに依頼はある。

    「それに行うのは査定の補助ということなんで、我々補助監督を統轄して欲しいのかもしれません」
    「なるほど・・・?ま、仕事なら断る理由もないか」

    後ろで恨みがましい目線を投げている真依を見て冷や汗をかきながら補助監督は夏彦に書類を手渡してそそくさと立ち去った。

    「んじゃ、そういうことだから・・・先に東京行くね。新幹線のチケットは送っとくから・・・任務が終わったら皆で東京観光でもしようか」
    「ふん、仕方ないわね」

    それとなく真依を気遣いつつ、仲間外れを作らないよう全員分の新幹線のチケットを依頼して夏彦は一足先に東京へ向かうことに。

    「そういやとげちゃんと真希ちゃんの昇級試験もあるんだっけ。ちょっと覗いていくかな」

    夏彦は昇級試験に臨んでいるだろう二人を思い浮かべ、新幹線の窓から覗く景色に視線を移した。

  • 103二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:17:07

    柏!無茶苦茶久しぶりじゃねか

  • 104二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:17:49

    >>102

    うーむ人手不足

  • 105二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:17:50

    >>103

    本編にもどってきたので柏君もいますねw

  • 106二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:18:08

    >>105

    懐い

  • 107二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:19:09

    初登場が11かそこらへんなんでかなり懐かしいです。
    変換しても名前が出てこないくらいな!

  • 108二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:21:40

    >>104

    夏彦は実際一級レベルの術師なんですが本人の意向で準一級にとどまってます。

    なんで今回のような扱いも別に珍しくないんですね。

  • 109二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 23:34:20

    今日はここまでにしときます、また明日!

  • 110二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 06:39:02

    保守

  • 111二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 07:34:40

  • 112二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 16:56:19

    上げる

  • 113二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 22:33:30

    再開します!日付みたら柏の初登場はすでに四カ月前・・・


    「すごいな、みんなへんなかっこうだぞ」
    「本来は怖い恰好をして悪霊を追い払う催しらしいよ。日本でいうお盆的な」
    「へー、がらくはかしこい」

    渋谷を歩く二人は仮装している人数が日が傾くにつれて増えていく様を眺めながら話し合っていた。

    「外出自体はいいけど、そろそろ帰らないとかもね」
    「いまなんじだ?」

    賀樂は柏に問いかけられて携帯を取り出した。

    「もうすぐ・・・19じ・・・」

    二人は同時に空を見上げた。

    「とばりだ」
    「なんで帳が・・・」

    月を覆い、渋谷の東急百貨店東横店を中心に半径およそ400mの帳が降ろされる

    「呪詛師か、それとも呪霊?」
    「でんわがつながらなくなるぞ、こまった」

    二人は困惑しつつもあれこれとこれからどうするべきか話し合うことにした。

  • 114二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 22:34:28

    >>113

    たちましたねぇ…

  • 115二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 22:34:49

    なんやなんや

  • 116二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 22:47:39

    「いま、なんと・・・?」

    一方で東京に来ていた夏彦の元にも異変を察知した『窓』から連絡が来ていた。

    「帳・・・渋谷に?今あそこにはとんでもない数の人がいるはずでしょ、ヤバいんじゃないですか?」
    『・・・!・・・!!』
    「わかりました、とりあえず僕も現地に向かいます」

    夏彦は通話を終えるとジャケットを羽織って渋谷へと向かう。

    「面倒なことになりましたね」

    昇級査定中、伏黒と猪野を伴って任務についていた七海の元に伊地知から報告が届いた。

    「帳は一般人を閉じ込めるもののようで・・・補助監督も通行はできるようですが、窓には個人差がありますね」
    「となると、力業で壊すのは難しい・・・ですか」
    「中は電波も通じず、携帯はつかえません。連絡には補助監督の足を使ってください」

    「伏黒、しってるか?」
    「何をです?」
    「結界の効果の足し引きには基本的に呪力が絡むものがほとんどだ。術師、呪霊、あとは呪物なんかだな・・・だから電波妨害は結界の副次的な効果であって術式そのものには組み込めないんだぜ」
    「はぁ、知ってますけど」
    「猪野君、伏黒君は優秀ですよ。先輩風もほどほどに」
    「ちょ!どういう意味ですか七海さん!」

  • 117二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 22:54:16

    さーてさてさて

  • 118二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 23:07:23

    今日はここまでにしときます。また明日!
    明日は早出だぁ・・・

  • 119二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 23:17:28

    乙ー

  • 120二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 06:30:54

    このレスは削除されています

  • 121二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:23:22

    保守

  • 122二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 13:06:49

  • 123二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 17:36:29

    保守

  • 124二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:01:41

    再開します!

    渋谷マークシティ、レストランアベニュー入口にて

    「うそ、誰もいないの?駅前のスクランブル交差点に?」

    ハロウィンの渋谷よ?と釘崎が驚きを隠せない様子で尋ねる。伏黒たちと同様に昇級査定を受けている禪院真希、釘崎野薔薇は任務の途上、突如発生した帳の報告を受けていた。

    「そこで何かあったみたいっす・・・皆散り散りに帳の縁まで逃げて口口にこう叫んでいるそうです」

    ””五条悟を連れてこい!””と

    「ふん、非術師が奴を知っているはずがない・・・言わされているな」

    禪院班、監督役の禪院直毘人特別一級術師は髭をいじりながらつぶやいた。

    「帳は壊せんのか?」
    「難航してるっす、なにせ帳自体は術師を両側から拒絶していない・・・力業での解除は無理そうっす。帳を降ろしている呪詛師を直接とっちめたほうが早そうっす」
    「んじゃ、私達はその手伝いってことか?」
    「いえ、皆さんはまだここで待機っす!」

    その言葉に真希は首を傾げた。

    「高度な結界術、それに五条悟を指名してきたことを考えるとこれは交流会を襲撃した連中と同一犯とみて間違いないだろ。被害を最小限に抑える為に五条悟単独での平定を上は決定したっちゅうことだ」

    ところ変わって渋谷駅南口、日下部とパンダは補助監督からの連絡事項を共有していた。

    「俺たちと七海、禪院家のジジイ、それから冥冥だな。全員帳の外側で待機、五条のこぼれ球を拾うわけだ」

    帳の中入っちまうと連絡つかねーし。と日下部はガードレールに腰掛けた。

  • 125二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:10:51

    「被害を最小限にってそれ術師の被害だよな、一般人はお構いなしか?」
    「そうつっかかんなよ、去年のクリスマスの百鬼夜行とちがってもう事が起こっちまってる。俺もこれが最善だと思うぜ」

    それにさっき中を見てきたが平和なもんだったぞ。と日下部は続ける。

    「呪詛師や呪霊が一般人を殺しまわってるわけでもない。現状一般人が閉じ込められてるだけだ・・・ただ俺は正直中にはいるのはもうごめんだね」
    「なんでだ?」
    「あれはヒカリエかな、おそらく地下に特級呪霊がごろごろ居やがる」

    日下部はそう言うと空を仰いだ。




    「五条悟をだせ!」

    一般人は口口にそう叫ぶ。中には疑問に感じるものもいたが、それ以上に交差点で起こった超常現象を見た人間が恐怖心から帳の縁で言い争いを始めるころだった。

    20:31

    「おっと、ごめんよ」

    五条悟、現着。

  • 126二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:16:55

    始まってるやん!五条悟ぅ〜

  • 127二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:35:12

    禪院の絡み書くか、ゴジョセンのシーン書くかで悩み中・・・
    本編と、夏彦のストーリーのすり合わせもしたい・・・

  • 128二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:41:04

    悩みどころすなぁ

  • 129二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:47:36

    とりま禪院のジジイにセクハラさせるか・・・

  • 130二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:06:12

  • 131二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:09:45

    んじゃ今日はここまでにしときます。明日は禪院のジジイと真希、とげちゃんの話から。

  • 132二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:12:08

    乙です

  • 133二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 06:13:21

    あげ

  • 134二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 12:00:26

    ほし

  • 135二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 21:19:48

    保守

  • 136二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:13:01

    再開します!
    待機中の禪院班。新田の説明を受けて待機していた三人だったが・・・

    「・・・」

    直毘人はちろりと真希を見やる。普段と変わらぬように見える彼女のわずかな変化を直毘人はなんとなく
    違和感として感じ取っていた。

    「真希」
    「んだよ」

    呼んでみたところ、変化らしいものは感じない。しかしながら纏う雰囲気というか、なにかが違って見えるのだ。
    直毘人は心当たりを率直に聞くことにした。

    「お前、京極の倅と寝たのか」
    「「ぶっ!」」

    真希と釘崎は同時に噴出した。

    「な、なに言い出すんだよ!」
    「んー?京極の屋敷で大立ち回りを演じたそうではないか。ワシ、期待しとったんだが?」
    「一緒に呪霊を祓っただけだよ!」
    「隠さんでもいいだろ、縛りを結んだと聞いたぞ。あんな状況で交わす縛りなんぞ・・・なあ?」
    「なあ?じゃねえよ・・・」

    謎なカンの鋭さに真希は顔を赤くしながら唸った。

    「その様子だと寝たんだな、どうだった?京極の倅の倅は?」

    がはは!と笑いながら尋ねる様はさながら玩具を見つけた子供のようである。

  • 137二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:13:41

    始まりました!

  • 138二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:14:50

    そりゃあマグナム超えてネオ⚪︎ームストロング砲よ

  • 139二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:27:37

    「う、う、うるせえよ・・・!」
    「ふっふっふ、その様子だと随分と可愛がられたな?勝弘もずいぶんと女泣かせだったからなぁ」

    さもありなん、と直毘人はニヤニヤしながら髭をいじっている。

    「勝弘さんがどうして出てくんだよ?」
    「んー?勝弘もずいぶんとモテたからな。抱いてくれとせがむ女は後を絶たんかったのよ」

    真希は話題を逸らすべく勝弘の話題を振ることにした。直毘人は勝弘と親しいことで有名だったらしい。
    というより、禪院と親交を結べるだけの豪気で懐の深い人物が居なかっただけかもしれないが。

    「声を掛ければ女は振り向き、それから背を向ければ女は駆け寄り、袖から手を出して差し出せばもう女はイチコロ。それほどの色男だったのだ」

    おかげで終生、正室がいなかった。と直毘人は語る。

    「あの勝弘さんが・・・」
    「なんせ抱いた女は皆死ぬまで面倒みたしな。稼いだ金は必要な分以外はほぼ女に貢いでたな」
    「名家なのによくもそんなことを・・・」
    「ま、勝弘じゃなきゃできんことだわな。しかし、あれが勝弘と同じ質だとしたら・・・ま、後二人は固いな、お前含めて三人は女がいるだろ?」

    勝弘の交友歴からなぜそこまでわかるのか。真希は呆れながら話を聞いていた。

  • 140二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:33:25

    (というか、真依と野薔薇のことは聞いてないのか・・・?)

    真希は少し不思議に思ったが、情報の発信源というか調べられるのが断片的かつ五条なので直毘人はしらなかったのだろうと結論付けた。

    (となるとコイツ、当て推量で私達と夏彦の関係を・・・?)



    真希はちょっと直毘人から距離を取った。

  • 141二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 22:46:53

    これが恐るべき年の功

  • 142二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:01:01

    真希にセクハラまがいの会話を続けていた直毘人だったがそれに待ったをかける人物が。

    「ちょっと、アンタね!セクハラじゃない!身内だかなんだかしらないけどデリカシーなさすぎじゃない?」

    我らが夏彦の正妻、釘崎野薔薇である。

    「あーん?小娘、貴様こそ関係ないだろうが。引っ込んでいろ」
    「あ”ぁ?夏と真希さんの話なら関係大ありだっての!」
    「ほーう?」

    髭がアンテナのごとくピーン!と立った。真希はちょっと嫌な予感がした。

    「ならばその関係とやらを聞かせてもらおう」
    「はー!心して聞きなさいよ!」
    「おい、野薔薇・・・!」
    「アタシは夏の幼馴染で!真希さんの後輩で!夏彦のせいs・・・あっ」

    直毘人ははっとした釘崎に投射呪法で距離を詰めると両肩に手を置いた。

    「せい・・・なんだね?」
    「えっと、その・・・」
    「精神的な支柱・・・かなー?」
    「さすがに苦しいだろそれは」

    吐け―!どういう関係だ!と直毘人は釘崎を前後に揺さぶる。真希は新田に救いを求めたが・・・

    「三角関係っすか・・・?」

    と別のベクトルでキラキラしていたのであきらめた。

  • 143二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:30:59

    今日はここまでにしときます。また明日!

  • 144二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:39:39

    乙〜

  • 145二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 06:13:22

    保守

  • 146二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 08:59:56

  • 147二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:51:54

    保守

  • 148二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:21:42

    あげ

  • 149二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:30:51

    再開します!

    「あー!もう!教えてやるわよ!」
    「ほうほう」
    「私が!夏彦の!正妻だバカヤロー!」

    ついにキレた釘崎が暴露した。そして直毘人のひげを引っ張り始める。

    「あだだだだ!小娘が!お前に京極家の正妻が務まるのかー!」
    「務まるもクソも!務めるわよ!」
    「髭を掴むな!ぐぐぐぐぐ!真希!お前!正室になれなかったのか!」
    「呪霊が野薔薇を贄にして夏彦の心を圧し折ってから受肉するつもりだったらしいからな」

    呪霊が立てていた悍ましい計画は京極家の当主となった夏彦を儀式を通して乗っ取り、受肉することだった。
    それによって京極家を乗っ取り、京極家が持っている術式など全てを掌握するつもりだったのだ。
    憎たらしいことに呪霊は夏彦の心を最も傷つけるやり方で、計画を完遂するところだった。

    そこに待ったをかけたのが真希・真依・野薔薇の三人、それに赤糸だった。
    操られていた京極正明も最後には正気を取り戻し、京極家のためにその身命を捧げた。
    しかしながらその真相を知るのは五条悟と高専の教師の一部、両高専の学長のみである。

  • 150二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:35:07

    懐かしいオネエの名前を見た気がするぜ…(赤糸

  • 151二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:35:47

    すいません今日はここまでにしときます。なんだか調子が出ないぞ・・・?

  • 152二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 00:19:25

    >>151

    いいんや…自分のペースが1番

  • 153二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 07:58:36

  • 154二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 18:54:53

    ほし

  • 155二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 22:34:43

    再開します!

    「ふんっ!まあいい・・・今回の査定でお前の実力をはかってくれるわ」

    直毘人は肩で息をしつつも釘崎をにらみつける。

    「やってみろジジイ!」

    釘崎と直毘人は睨み合い、火花を散らせていた。
    その中で新田の携帯電話に連絡が入った。

    「あ、もしもし新田っす!・・・え、はい、はい・・・わかったっす」
    「なにかあったのか?」

    真希は新田が受けた連絡の内容を確認した。

    「ええ、冥冥さんたちが東京メトロの方角から帳の調査に向かうそうっす」
    「待機じゃなかったのか?」
    「ええ、そうっすけど、一級相当の増援が到着したので帳が地下に及んでいるかを外円から調べるみたいっす」
    「偉くフットワークの軽い術師が居たもんだな?」

    一級術師ともなれば相応に忙しいはずだ。七海や日下部、直毘人のように今回別件で居合わせたものを除けば任務に忙殺されているはずだ。

    「査定に際し、補助監督を統轄する係として派遣される予定だったみたいっすけど、今の状況に対応できる術師ということで急遽呼ばれたみたいっすね」
    「ふーん?」

  • 156二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 23:06:00

    術師が誰なのか、それについて心当たりはなかったが真希は高専が迅速な対応をしていることに内心驚いていた。
    しかしそれを超える報告が今度は真希の携帯電話にかかってきた。

    「・・・おっと、こっちも電話か。わりぃ」
    「いえ、こっちは大丈夫っす」

    真希は新田に断りを入れてから電話の相手を確認した。

    「硝子さんだ・・・もしもし?」
    『もしもし、家入です。ごめんね任務中に』
    「大丈夫です、それでなにかありました?」

    電話の主は家入だった。しかし電話口から伝わってきたのは珍しく彼女が焦っているという印象だ。

    『ごめんなさい、ちょっと心配でね・・・』
    「いいんすよ、それでなにかあったんですか?」
    『賀樂ちゃんが帰ってきてないの』
    「えっ?賀樂が?デカブツはどうしたんです?」
    『それが二人そろって居ないみたいで・・・私も医療班として渋谷に向かうけど何かわかったら教えて頂戴』
    「わかりました、こっちも恵に聞いてみます」

    お願いね、と家入は短く答えると通話は終了した。

    「真希さん、何かあったんです?」
    「賀樂が帰ってきてないらしい」
    「えっ、あの小っちゃい子ですか?」
    「ああ、ついでにあのデカブツもいないらしい」

    真希は釘崎にそう答えつつ伏黒に電話をかけた。

  • 157二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 23:13:08

    始まっておりました

  • 158二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 00:01:06

    真希が電話を掛けた頃、未だ待機中の七海班は不意に響いた着信音に全員の視線が伏黒に向いた。

    「すいません・・・」
    「いえ、いいんですよ」

    伏黒は内心でイラっとしつつも携帯を取り出した。

    「真希さん?」
    「どうした伏黒、彼女から電話か?」
    「猪野さん、悪ふざけはよしてくださいよ・・・っと、もしもし?」

    伏黒は猪野に茶化されつつも電話を出る。

    『恵、まだ帳の外か』
    「ええ、何かあったんですか?」
    『さっき硝子さんから電話があってな・・・デカブツはそっちにいるのか?』
    「いるわけないでしょ・・・アイツなら留守番してるはずで」

    伏黒の記憶の中では日の当たる場所で口を半開きにしたまま背景と同化していた柏の姿が浮かぶ。

    『一緒に居るかはわかんねーか・・・、賀樂がまだ帰ってないらしくてな。ついでのそのデカブツもだ』
    「マジかよ・・・」

    伏黒は柏の出かける場所などに心当たりはなかったが、ふと今日のイベントが頭をよぎった。

    「そういえば・・・二人とも退屈そうにしてたな、柏には悪め目立ちするからっていつも言い聞かせてたんですが」
    『ですがなんだよ?』
    「今日ですよ、今日のハロウィン!あいつら今なら目立たないと思って出かけたんじゃ・・・」

    伏黒は自分で言い出したことながらかなり不味いことになっているのではという予感が頭をよぎった。

  • 159二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 00:08:34

    今日はここまでにしときます、また明日!

  • 160二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 00:15:02

    また明日どす

  • 161二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 09:27:23

  • 162二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 12:41:53

    保守

  • 163二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 19:28:06

    保守

  • 164二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 22:51:23

    再開します!

    「・・・こりゃひどい、下の階にも一般非術師を閉じ込める帳が降りてるのか」

    五条は一般人でごった返す地下鉄の構内を見て溜息をついた。閉じ込められて不安げな一般人たち。
    それを無下限で飛び越えながら五条は構内を進んでいく。

    「なーんとなく、目的は読めたな・・・」

    地下鉄から立ち昇る呪霊の残穢。誰かが自分をそこに招き入れようとしている。
    張り巡らされているのは罠か、それとも・・・?

    「いいよ、乗ってやるよ」

    五条は吹き抜けの部分から地下鉄の線路上へと五条は降り立とうとして・・・

    「おー、ごじょうだ」

    見知った顔を見て硬直した。

    「なんでお前がここにいんのさ」
    「がらくとあそびにきた」
    「悪いけど今お前に構ってる暇は・・・あ?」

    今なんつった?という五条の問いかけに柏は首を傾げた。

  • 165二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 23:01:18

    「あそびにきた」
    「だれと?」
    「がらくと」
    「そのちびっ子は?」
    「はぐれた」

    五条は頭をがしがしと掻いて溜息をついた。

    「お前なー!なんてタイミングで・・・」
    「とばりがおりたからかえろうとしたんだぞ?でも、でんしゃがこないからってがらくがようすをみにいったんだけど・・・」

    がらくちいさいからみえなくなった!と柏が困った様子で立ち尽くしていた。

    「なんでばらけるかな・・・」
    「ごめんなー」
    「悪気がないのがタチ悪いよ?君らはもう・・・」

    とにかくじっとしてて。と五条は告げるが・・・

    「ごじょうはどうしてここに?」
    「んー?そりゃ呪霊を祓いに」
    「じゅれいいるのか?あぶなくないか?だいじょうぶか?」
    「大丈夫でしょ、だって僕最強だし?」
    「ごじょうはそうだけど、ほかのひとは?」
    「守れるだけ守るさ」

    その言葉に柏が頷いたので五条はじっとしてろよ?と再び釘を刺して線路の上へと向かった。

  • 166二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 23:01:39

    一瞬もうここまで!?と思ったが
    全然ちゃいましたな

  • 167二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 23:02:33

    >>166

    あと一回くらいかなぁ、明日は早出なので

  • 168二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 23:26:38

    「はっ、準備万端ってワケだ」
    線路上には三体の呪霊が待ち受けていた。
    「これで負けたら言い訳できないよー?」
    「貴様こそ、初めての言い訳は考えてきたか?」

    五条に対するは特級呪霊 漏瑚、花御、そして九相図の青年。そして五条が降りたって少しすると吹き抜けの部分が花御の術式により閉じられる。

    「あ?そんなことしても逃げないのに」(ま、これならデカブツも来れないだろ・・・)

    五条は上を見上げつつ、ホッと一息。

    「だって、逃げたらお前らここの人間、鏖にするでしょ?」

    五条はそう問いかけるが・・・。漏瑚は笑みを深め、突いていた杖を燃やし尽くして答える。

    「答えは・・・逃げずともだ!」

    それと同時に転落防止のゲートが開き、線路上に一般人が多数転落する。

    「でぇああああ!」
    『やぁあああああ!』

    花御と漏瑚が一般人をなぎ倒しながら五条に迫る。そしてそれを援護するように九相図の青年が赤血操術による攻撃で援護する。
    ーーー術式反転の出力は順転のそれの倍、赫は使えない。蒼も同様だ、実用的な出力までは上げられないだろうね。蒼を使った高速移動もそうだ。一般人にとってはダンプのようなものだからーーー

    五条悟は守りに徹するしかない。

    「『領域展延!』」

    呪霊の二人は術式の中和能力のある領域を身に纏うことで五条の無下限を突破する戦法を取った。

  • 169二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 23:27:08

    今日はここまでにしときます。また明日!

  • 170二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 00:00:40

    お疲れ様でした

  • 171二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 06:56:19

  • 172二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 12:17:08

    保守

  • 173二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 19:44:16

    ほす

  • 174二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:22:55

    再開します!

    「なるほどね、呪詛師と組んでるんだからそーくるか」

    五条は自身の無下限を中和しながら進んでくる二人から距離をとって呟く。

    (領域展延・・・シン陰流の簡易領域と同じだな。領域を纏うことで必中効果は薄まるが確実に術式を中和してくる・・・)

    これなら僕にも攻撃は当たる。と五条は結論付ける。


    『無量空処はどうする?』
    『五条悟はおそらく、九割九分領域を使わないだろう。彼が君達を個別に領域に閉じ込めるだけの力量があったとしても、領域を展開した瞬間、非術師は領域と帳に挟まれて圧死だ。』

    だが、君達も領域を展開してはいけないよ。と漏瑚の記憶の中の夏油は言う。

    『君達が領域を展開したら、五条悟も諦めて領域を展開せざるをえなくなる。領域の押し合いで勝てないのは知ってるだろう?とにかく五条悟を集中させるんだ。呪霊攻略・・・非術師救出・・・』



    「あああ!」
    「大丈夫か!ほら、こっち・・・がっ」

    悲鳴をあげて蹲る女性に手を貸そうとした男性の腹部を漏瑚は容赦なく貫く。

    「逃げるなと言ったはずだぞ、こうせんとわからんか?」

    貫いた男性を燃やし尽くして漏瑚は笑みを浮かべる。

  • 175二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:44:37

    「いやあ、正直驚いたよ」
    「なんだ、言い訳か?」

    五条のつぶやきに漏瑚は笑みを深めて答える。

    「ちげえよハゲ」

    目隠しを取り、六眼を露わにした五条は呪霊たちを見下ろしながら続けた。

    「この程度に僕に勝てると思ってる脳みそに驚いたって言ってんだよ」


    「わー、なんだこの・・・き?」

    五条が下に降りた瞬間、吹き抜けを塞ぐように伸びてきた樹木に柏は驚きつつも木の上に乗って飛び跳ねる。

    「のろいのにおいがするな・・・」

    柏は木をかじってぼりぼりと食べながら柏はうーんとかんがえる。

    「ごじょうはだいじょうぶ・・・でも、ちかにもひとはいるよな・・・?」

    ほっといていいのか?と柏は頭を悩ませる。こんなとき、自分よりも賢い賀樂はどうするだろうかと考えてみた。

    『かっちゃん!人が困ってたら助けないと!』
    「たすけないとだめだな」
    『呪霊はやっつけるんだよ!』
    「そうだ、じゅれいはやっつける!」

    ぴこーん!と柏の中で結論は決まった。

  • 176二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 00:06:44

    今日はここまでにしときます。また明日!
    明日は柏が・・・?

  • 177すまねぇ今気付いたぜ24/07/31(水) 00:14:34

    何かがおこる…?

  • 178二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 06:36:54

    保守

  • 179二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 13:27:30

    ほほ

  • 180二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 19:08:12

    保守

  • 181二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:00:35

    再開します!
    柏は自分の意思を確認すると木の根の上に立つ。
    「コォォォォ・・・!」

    呪力のボルテージを上げて、柏は大きく口を開けた。

    「ガブッ!」

    空間を切り取る勢いで木の根が抉れた。ガチン!ガチン!と歯を嚙合わせる音に連動して木の根は削れて無くなっていく。

    「もごもご・・・もふふほひは」

    頬を膨らませながら木の根を齧って進んでいく柏。それから少しして・・・

    『人間のキショいところ一つ教えてやるよー』
    「ん?だれだ・・・?」
    『一杯いるところ!』

    聞きなれない誰かの声とともに根っこが消え、柏は慌てて壁にしがみついた。

    「あふはい・・・ははいはぁ・・・ひゅっふひほひふは・・・」

    下を覗くとまだまだ高く、柏はなんとなく怖かったのでゆっくり降りていくことに。だが・・・

    「ごじょうのじゅりょくがはねあがった・・・なにかあった!」

    異変を察知して柏は意を決して飛び降りる。が
    『無量空処!』
    「おおお・・・へぶっっっ?!?!」
    五条が展開した領域の外殻に直撃し半分失神した状態になり、大の字で線路上へ落下した。

  • 182二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:14:09

    始まったでやんす

  • 183二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:24:31

    樹なんか食べてたら凄まじくうん⚪︎硬そう…

  • 184二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:30:41

    「Zzz・・・むぐ、・・・ごじょう・・・むっ!」

    柏はおぼろげな意識のまま、口の中の呪力を感じて目を覚ました。

    「ごじょうのりょういきのかけら?・・・うわ、ひどい・・・」

    柏が気が付いたころには五条悟が真人の投入した改造人間を鏖殺しており、辺りは失神した非術師と解体された改造人間があちこちに散らばっていた。

    「そ、そうだ・・・ごじょう・・・!」

    『俺の魂がそれを否定してんだよ!答えろ!お前は誰だ!』

    静まり返った地下鉄の構内に響く五条の声に柏はもごもごと口を動かしながら声の方へ向かっていく。

    「ごじょうだ」

    柏は急いで近づこうとしたが視界の先に見知った人物がいたので慌てて身を隠した。

    「げとう・・・!」

    自分を唆して高専襲撃の手ごまにした因縁の相手だ。柏はあまり夏油についての知識はなかったが彼が自分よりはるかに賢いことは知っていた。それ故に彼は不意打ちの機会を待つことに。

    『そうだね、なにかあっても嫌だし・・・閉門』

    夏油がそうつぶやくと五条悟は彼が用意した特級呪物、獄門彊を操作し五条を封印した。

    「ごじょうが・・・はこになった」
    理解を越えた現象に頭がパンクしそうだった柏だったが、彼の頭の中はすでに決まっている。
    五条を助けて、呪霊をやっつける。それだけだ。
    「よぅし・・・げとうめ・・・みてろぉ」

  • 185二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:38:49

    ここか…

  • 186二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:54:42

    『もうこれ使えないの?』
    『ああ、定員一名。中で自害でもしないかぎりはね』

    声が二人分、身を隠しながら近づく柏は飲み込んだ花御の術式を二人に向けて放出した。

    「ぐぉおおおお!」

    「なにっ?」
    「花御・・・じゃないよなーっ?!」

    樹木は夏油と隣に立っていた真人に巻き付いた。

    「げとうっ!」

    躍り出た柏は一足飛びに夏油に詰め寄ると

    「ばかッッッッ!」
    「うぐっ!」

    思いっきり夏油の耳元で叫んだ。

    「耳がっ!・・・こいつ!」
    「うるせー」

    二人は手を樹木に絡めとられている為に耳を塞ぐことができず、柏の大声を聞いて目を白黒させている。

    「これがごじょうのはいってるはこ!」
    「ぐ、この・・・」

  • 187二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:56:49

    夏油が鼓膜に受けたダメージの影響で揺らぐ視界の中、呪霊を放とうとしたが・・・

    「おまけだ!・・・ペッ!・・・『無量空処』!」
    「な・・・・に?!」

    柏が吐き出したのは偶然柏の口の中に入っていた五条の領域、その外殻だった。
    もちろんこれに殺傷能力はない。しかし、『再現性』がある。

    「ぐ・・・くそ、うごけない、うごけ、うごけ、うご。うご。う。うーーーー」
    「五条の領域と同じ、おな、お、お、おおーーーー」

    五条の領域に直接的な殺傷力が無く、デバフを掛けるタイプの領域だったことが幸いした。
    柏の吐き出した術式が二人の思考を停止させる。

    「ごじょう!とにかく・・・にげる!」

    フリーズした夏油から獄門彊を奪うと柏は地下鉄の構内から全力ダッシュで逃げ出した。

  • 188二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:04:45

    おっーと!?柏選手ウルトラナイスプレー!

  • 189二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:08:51

    今日はここまでにしときます。
    明日は小ネタ書いて、次スレかな。リクエストあったらどうぞー

  • 190二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 06:45:20

    保守

  • 191二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 15:14:29

  • 192二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 22:49:32

    再開します!

    当日の柏と賀樂の行動パターン


    1、おしゃれ→興味なし
    2、遊び→原始的、もしくは子供のやるやつ以外しらない。また力が強すぎるのでゲームセンターは出禁

    賀樂
    1、おしゃれ→興味なし
    2、遊び 同上。しいて言うなら柏と同じごっこ遊び程度。ませてきたので最近はそれもそんなに。
      ゲームセンターは騒がしいのでそんなに。
    結果、二人は渋谷に来て飲み食いしかしてない。

  • 193二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 22:53:04

    お土産を買おうとした形跡があったが二人はどちらも健啖家なので

    「おいしい!」
    「うまい!」

    たくさん買ったしもう一個くらい・・・のループでお土産は全滅した。砂糖を大量摂取した状態だが奇しくもそのお陰で二人は呪力的にはマックスパワー状態で参戦している。

  • 194二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:07:21

    美味い!美味い!美味い!

  • 195二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:08:45

    渋谷事変開幕時点で夏彦が到着しているか。


    dice1d3=2 (2)


    1,到着 2、まだ 3、別で戦闘中

  • 196二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:10:05
  • 197二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:15:56

    次スレダァ!

  • 198二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:16:07

    しゃあ!

  • 199二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:16:17

    ふん

  • 200二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 23:17:14

    200なら…

オススメ

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