【超閲覧注意】【ウツネタ】フギンで遊ぼう

  • 1二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:27:37

    神碑を手に入れた。
    何気なく起動した。
    女の子が出てきた。

    彼女は「神碑の翼フギン」という妖精らしく、彼女曰く自分の力になってくれるとのことだ。いうことはなんでも聞くしなんでもこなしてくれるらしい。せっかくだから世界の神秘に挑む前に癒されるとするか。

    彼女を瓶の中に放り込む。一瞬戸惑うも、きっと何か楽しいことでもあるのだろうとまた笑顔を見せてくれた。これは合意と見てよろしいやつだろう。

    机の上を見る。ハサミやカッター、ランタンに糸に……「おもちゃ」は沢山ある。


    さて、何して遊ぼう。

  • 2二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:28:12

    これ元ネタあったよな
    懐かしいわ

  • 3二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:29:40

    【警告】
    初の閲覧注意カプネタ……ならぬウツネタです。
    元ネタの「妖精で遊ぼう」の通り、リョナ描写がほとんどです。
    苦手な方は回れ右してブラウザバックしてください

    それでも大丈夫な方は、お付き合いくださいませ。

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:30:45

    フギンにゴロリ役をやらせて一日中わくわくさんごっこする

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:37:09

    フギンちゃんはめちゃくちゃにしたいデザインしてるよね
    もちろんデュエルには負けた

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:42:17

    妖精

     (ようせい、英語: fairy、faery、フランス語: fée)

    神話や伝説に登場する超自然的な存在、人間と神の中間的な存在の総称。人とも神とも違う性格と行動は、しばしば気まぐれと形容される。       Wikipediaより


    【一日目】

    伝説上の生き物なのだから我々人間とはまた違う次元にいるのかな?と思ったがそうでもないらしい。ちゃんと触れることも会話することも可能のようだ。

    「ちょっと、くすぐったいよ〜」

    彼女を片手で優しく持ち上げ、髪の毛やほっぺたを触る。すると彼女はどことなく嬉しそうに顔を綻ばせる。人間との接触に抵抗はないどころか、むしろ歓迎しているようだ。身体も人間のようにしっかりと体温を感じるし……ほっぺたがすごいムニムニしている。

    試しに自分の手元にある「おもちゃ」を使ってみよう。反応も気になるし、彼女に対して使ったらどうなるのかも気になる。


    使用する道具>>9

    それを使って何をするか>>12

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:43:29

    ちんちん

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:43:36

    漏斗

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:44:02

    デュエルディスク

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:45:09

    デュエル

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:46:16

    ……元ネタ的には神々の王オーディン敵に回す事になるのが怖すぎる。

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:46:58

    マクロコスモスを発動

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:48:11

    確かに神碑には辛いけどさあ……

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:18:02

    KCの技術はやはり素晴らしい。ソリッドビジョンを使えば実体化はもちろん、攻撃のエフェクトも再現されるし、ダメージを受けた時の感覚も味わえる。リアリティを出すためとはいえ、よくここまで再現したなと感心している。
    「ねぇ、その腕の変な機械はなに?」
    フギンが不思議そうにこちらを見る。通行人は下がっておいた方がいい、今からこの部屋は戦場になるのだから。そう彼女に警告してやる気は当然ない。
    そっと伏せカードをオープンする。もはやヘイト永続罠の代名詞でもある「マクロコスモス」だ。世界の秩序は今一度正され、全ては大宇宙の下に終着する。……と、口上のようなものを口走ってみたはいいが別にこれを開いただけでは何も起こらないのだ。そう、現代の使い方であれば。

    ①:このカードの発動時の効果処理として、
    手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。

    頭部が太陽である異形の存在、「原始太陽ヘリオス」がゆっくりと舞い降りる。太陽を身体のパーツとして保有しているためかなり熱い。
    「な、なに……?急にあっつくなってきた……」
    フギンもその温度の上昇に身体が驚いたのか、溶けてしまいそうな可愛い顔を見せる。仕方がないからもう少し溶かしてあげよう。彼女を再び掴み、ゆっくりとヘリオスへと近づける。
    「ねえ、暑い……熱い!この変なののせいなの!?なんで近づけるの!?」
    正直自分も近づいてるからとても熱い。でもこれはソリッドビジョンなのだからここは耐えることにした。段々と声を大きくするフギンに構わず、少しずつ火球にフギンを近づける。そして。

    __じゅう。

    「〜〜〜〜あ"あ"あ"あ"あ"っ"!?!?」
    焼ける音、そして苦痛に喘ぐ声……喘ぐ?よりかは腹の底から出るような……ダメだ、語彙が足りないようだ。っとと、アチチ@イグニスター。いくら作られた感覚とはいえど流石に自分も限界だ。数秒太陽に押し付けただけでもいい方だろう。
    ソリッドビジョンとは違い神碑から直接出てきた彼女に外見的なダメージは見られない。だが、あまりにもリアルすぎた熱さにまだ手の中で悶えている。
    フギンを瓶の中に戻し、デュエルディスクの電源を落とす。ヘリオスはそのまま消え、自分の感じていた熱さも綺麗さっぱり消えていった。おや、フギンは先ほどのショックで泡を吹いて倒れてしまったか。物は使いようだと改めて知った。明日は何して遊ぼう。

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:25:35

    フギン「やめて、やめてよう…もうひどいことしないでえ…」
    俺「くくくっ!やめるわけがないだろう…まさに愉悦、まさに最高の時間だからだ!」
    フギン「いやぁ、足を取らないでぇ」
    俺「足だけだと思うなよ。次は腕、次は頭だ」
    フギン「やめてえ、やめてえー。どうしてそんなにひどいことするのーどうして…フギンが一生懸命作ったプラモデルを分解してミキシングしようとするのー。」
    俺「うるさい!プラモデルは慣れてくるとミキシングが一番楽しいんだよ!」

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:28:53

    【二日目】

    次の日の朝、奇しくもフギンと同じ時間に起きた。おはよう、と声をかけてみた。反応はなく、彼女は自身の身体を確認し続けているだけだった。

    「やけて……ない?なんで、あの時確かに」

    どうやらソリッドビジョンのカラクリにまだ気づいていない様子だ。それはそうだ、教えていないのだから。怖い夢を見たんだね、と彼女の頭を優しく撫でる。温もりに安心したのか、私の指を掴んできた。彼女の手はほんのり温かく、その小ささゆえに少しくすぐったくも感じた。

    一度手を離させ、自分の道具入れに向かう。こんな愛しい彼女だからこそ、もっとたくさん遊んでやりたくなる。


    使用する道具>>19

    それを使って何をするか>>22

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:30:11

    もう一人のフギン

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:30:42

    ビニールホース

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:30:45

    デュエルディスク

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:31:14

    フギン召喚

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:31:25

    千眼の邪教神召喚

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:31:29

    発動したルーンの泉に対して封魔の呪印を発動する

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:32:52

    なんで全部デュエル関連なんだよ!!

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:55:57

    デュエルディスクといえざ、まだ試していないことがあった。彼女は「神碑の翼フギン」としてデュエルで使えるのだろうか。その検証がまだであった。再びデュエルディスクを起動し、一人回しの準備をする。おっと、その様子を見たフギンがその場で震え怯えているようだ。昨日の一件でデュエルに対して恐怖心を覚えてしまったのだろうか?
    「あ、あのね……その変な、変な機械から、あっついのが……あついの、いや、だから」
    困った、完全にヘリオスの一件でトラウマになったらしい。しかし、まだやりようはある。幸いフギンは私に対しては恐怖心を抱いていない。ならば私が諭してやればいいのだ。
    両手で軽く包み、優しい声をかける。酷い夢だったんだね。大丈夫、怖いことは何もないよ。私がいるからね。
    「……う、ああ……うわああああん!」
    その言葉に緊張が途切れたのか、フギンは泣き出してしまった。これでは少し時間を取られてしまう。私としてはすぐにでも遊んでやりたいのに。まあ、多少の時間は彼女にくれてやろう。日はまだまだ昇ってる。

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:56:17

    落ち着いた頃に、彼女をデュエルディスクに乗せてみた。やはり私の言うことはだいたい信じてしまうらしく、乗ってくれるかと聞いたらひょいとやってきた。こらこら、メインモンスターゾーンじゃなくてこっち。舞台の上だと勘違いしたのか、ステップを踏みながら軽く踊っているようだ。
    そろそろ検証に移ろう。フギンに力を使ってくれと頼むと、二つ返事で了承してくれた。彼女が手を合わせると、翼の紋様が光り輝いた。少しの間の祈祷を終えると、私の手には「神碑の泉」のカードがあった。どうやら、ちゃんとモンスターとして機能するらしい。
    「ふう!見てた?私、初めて役に立てたかな!?」
    上出来だよ、と褒めてあげると彼女は嬉しそうにぴょんぴょん跳ね出した。アホ毛がぴょこぴょこしている。連動するのか、それ?サーチされた泉を発動してみる。ソリッドビジョンにより泉が映される。水の音が心地よい。ちゃんと機能しているようで安心した。

    じゃあもう問題ないな。検証完了だ、泉はポイだ。カウンター罠、「封魔の呪印」。
    泉の水は枯れ、噴水本体はボロボロに崩れ落ちる。それを見たフギンは訳のわからない表情をしている。悪いね、検証が終わったから君の持ってきた泉は用済みだ。
    「な、なんで……がんばったのに、がんばったのに……!!うわあああああん!!!」
    あまりにあっけなく使い捨てられたからか、彼女は再び泣き出してしまった。本気でデュエルで泉が欲しくなったらOCGのカードを使うから、別に彼女は必要ない。ルールを守って楽しくデュエル。明日は何して遊ぼう。

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:04:12

    【三日目】

    相変わらずフギンは瓶の中だ。意外とくつろいでいてくれて安心した。おはようと声をかける。彼女はそっぽを向いてしまった。まだ根に持っているのだろうか?

    「……むー、あなた嫌いっ!」

    どうしたものか、完全に拗ねているようだ。なんとかして機嫌を取り戻してあげたい。おや、ポッケの中にチ⚪︎ルチョコ。半分あげてみよう。瓶の中に放り込む。一瞬目を輝かせたがすぐにまた「お菓子なんかじゃ釣られないから」とそっぽ向かれた。困った。

    ここはやはり楽しい時間を作ってあげなければ。いい関係はいい交流からだ。


    使用する道具>>29

    それを使って何をするか>>32

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:06:00

    生クリーム

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:07:33

    ポケモンカード

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:07:42
  • 30二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:07:48

    納豆

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:08:18

    超融合

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:08:43

    3体目のフギン融合召喚

  • 33二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:08:58

    フギン放置

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:10:58

    な、生クリームで融合……?

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:14:35

    >>34

    もう一人のフギンやで…

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:15:02

    作者なり
    ちょっと詰まった……一旦ペン置きます
    今回も何日か跨いでやるパターンにします
    なかなか虐待しないな……

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:30:53

    筆を置いてもいいけど、筆を折るのはやめてね…。
    お願いします。

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:44:14

    ソリッドビジョンを使えばこんなこともできるのだ。まずは「怒れる嵐の神碑」を発動しよう。そして、このカードを特殊召喚だ。
    『はーい!今日も泉を持ってくるんだね?』
    「……わ、私!?」
    実体のフギンは大層驚いた様子だ。それもそうだ、自分と同じ姿をした妖精が現れたのだから。本物のフギンは現れた自分のそっくりさんをまじまじと見つめる。そして、その精巧さに偽物だとは全く気付かずに「もう一人の自分なんだろうな」と信じてしまった。それにしても、こんなかわいいフギンが二人も同じ空間にいるなんて、ここは楽園か何かか?シャングリラはここにあったのか?

    さて、妖精さん二人を堪能したところで本題だ。「融合」発動。素材はさっき出したフギンと……ここにいる本物のフギンだ。神碑モンスターを正規融合した人はほとんどいないため分からないと思うが、神碑モンスターは神碑モンスター二体を融合素材にすれば正規の手段で特殊召喚できる。先日の実験でフギンをちゃんとモンスターとして認識してくれると分かったため、このまま融合素材にすることもできるはずだ。
    「え、何!?私と、もう一人の私が……どうなっちゃうの!?」
    『あちゃー、正規融合するんだ。珍しいね』
    ソリッドビジョン産のフギンは複雑な感情も持たずに融合素材になることを受け入れた。まあそりゃそうだ、ソリッドビジョンのモンスターなのだからデュエル関連には寛容だ。しかし、肝心の本物は拒否してしまっている。融合召喚は初めてだっただろうか?おっと、そうこうしている間に二人の身体がくっついていくな。
    「嫌!怖い、助ケ、て……!身体、変になっテ……」
    おやおや、初心だね。融合素材は自分のエネルギーを抽出、身体を分解し、その上でまた一つにする作業だ。そのくらいは当然だ。こんなので怖がっていたらこの先やっていけないよ?……あ、融合召喚が完了したようだ。
    『はーい、フギンちゃん到着!それじゃあいつもの、やっておくね!』
    さて、手札を一枚捨てて神碑の泉をサーチだ。やっぱこの動きが一番だね。明日は何して遊ぼう。

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:49:13

    【四日目】

    素材になったフギンをどうしようか?なんて先のことを憂いていたら神碑が再び輝いた。その穂先に触れてみると、またフギンが現れた。怪我一つなく、健康体だ。よかった、遊べなくなるところだった。

    フギンはこちらを見るや否や「ひっ」とか細い声を上げ後ずさりしていった。少し怖がらせてしまっただろうか?もうお菓子では釣れないな……

    そろそろ本格的に遊んでいこう。せっかく実体があるんだ、ソリッドビジョンでは味わえない楽しみ方があるはずだ。


    使用する道具>>42

    それを使って何をするか>>45

  • 40二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:50:01

    本物のフギンはどうなったんだろうね

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:50:35

    メガ盛り牛丼

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:50:38

    昨日からずっといる三人目のフギン

  • 43二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:51:49

    >>40

    どうなんだろうね?

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:52:53

    エピュアリィ・ノアールをエクシーズ召喚

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:53:07

    穂先から出たフギンを放置

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:56:13

    >>40

    一応穂先から出たのがさっき素材になったフギンの想定でした

    墓地に行ったから一回休ませてあげないとって思って

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:57:25

    >>46

    つまり、2人目のほう?

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:01:12

    >>47

    一人目→一日目から遊んでるフギン

    二人目→怒れる嵐の神碑で出したフギン

    三人目→正規召喚フギン


    今回復活したのは一人目です

    カードの方の神碑と今回主人公君が手にした神碑が混同してわかりづらい……書いてて自分もゲシュタルト崩壊しかけた

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:22:20

    さて、私は昨日「たまたま偶然」ソリッドビジョンの電源を切り忘れていたのだ。そのためか、正規召喚したフギン(以降は三号と呼ぶことにする)が残ってしまっているのだ。この三号、怒れる嵐で出した方だけでなく実体のあるフギン(こちらの本物フギンの方はそのままフギンと呼ぶ)を取り込んでしまったためかなぜか感情豊かになってしまっているのだ。それはもう、フギンばりの感情を見せてくるのだが……一つだけ相違点があるとしたら、自分を見ても怖がらないことだ。恐怖を忘れたのだろうか?ライヒハートにでも教育してもらおうか?
    『ねえねえ、どーせ今日もフギンで遊ぶんでしょ?今日はなにするのさ?』
    「……私、もうそういう遊びしたくないんだけど」
    『なにさ!ペットのくせに生意気だなぁ!』
    どうやら何か揉めているようだ。閃いた、今日は観察の日にしよう。そう思い立ち、三号をフギンの瓶に入れる。そう、今日はフギンと三号を一緒の部屋に入れてその様子を観察するという遊びだ。フギンにとっても、私以外の友人ができるんだ、これ以上に喜ばしいことは無いだろう。おや、早速絡みがありそうだ。
    『なにいっちょ前に泣いてんのよ!アンタはペットなの!ご主人に弄ばれてればそれでいいの!』
    「い、痛……っ!やめてっ、私は……一緒に神秘を巡る旅に……!」
    『うるさいゲロブタ!』
    おやおや、髪を引っ張ったり蹴ったりひっぱたいたり……早速イチャイチャしているな。しばらくカメラでも置いて撮影してみよう。いや、しかし……何もしていなくてもぱちっ、ぱちっと音が響き渡り少しうるさいな。集中できない、そろそろ三号は別の瓶に隔離しておこう。
    フギンはボロボロの状態でその場に伏してしまっている。傷や痣はあるが骨折などは無さそうだ。問題ないな、ヨシ。明日は何して遊ぼう。

  • 50二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:32:28

    【五日目】

    三号にはそこそこの待遇を与えることにした。どうにも私の遊びに協力してくれるそうで、そこまで献身的になってくれるんだったら消してやるのも勿体ない。それに、遊びには人数がいる方が楽しめる。ちなみに三号になぜフギンのことを嫌うのかを聞いたら、何故か答えてくれなかった。彼女に何かしてしまっただろうか?この質問をした時に少々不機嫌そうな顔をされた。

    一方のフギンだが、ついに私の顔を見ると泣き出すようになってしまった。わんわん泣く感じではなく、ポロポロと涙を流す感じだ。小声で許してくださいと連呼しているが、別に怒ってるわけではない。


    使用する道具>>53

    それを使って何をするか>>56

  • 51二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:36:13

    三号……名付けた方がわかりやすいな

  • 52二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:38:22

    クソデカケーキ

  • 53二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:39:13

    濃厚蜂蜜

  • 54二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:43:38

    大量に無理やり飲ませる

  • 55二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:45:07

    そりゃ怒る

  • 56二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:46:59

    瓶に注ぎ込み溺れさせる

  • 57二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:48:08

    ウツネタらしくなってきましたね
    今日のとこはここまで
    明日も続きますわよ

  • 58二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 06:14:41

    セルフ保
    今日も書くわよ

  • 59二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 06:27:27

    わくわく

  • 60二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 07:58:26

    今日は気分を変えてみんなでおやつを食べよう。まろやかな味がウリの最強の甘味、濃厚な蜂蜜を持ってきた。くれぐれも乳幼児には食べさせてはいけない。私が蜂蜜を持ってくると三号は『甘いもの大好き!』とアホ毛を荒ぶらせた。……アホ毛が動くのはどこのフギンも共通なのだろうか?私は三号に今日は仲良くするように言い聞かせ、そのままフギンの方にも向かった。
    「おねがい、何もしないで」
    突然懇願するフギン。だから怒ってないんだってば。私はスプーンで蜂蜜を一杯掬い、フギンの方へとやる。危険なものは入ってないと教えてあげるとフギンはじっくり蜂蜜を見つめ、危険がないことを確認し終えると指で少し掬って舐めた。
    「……おいしい」
    安堵の表情を浮かべ、夢中で蜂蜜を舐めるフギン。よかった、お気に召したようだ。やっぱりフギンは甘いもの好きのようで、スプーンの中身はみるみるうちにフギンの腹の中だ。どうやら量が足りないみたいだが、足りなくなったら足すだけだ。私は蜂蜜の容器を瓶に注ぎ込むことにした。蜂蜜は粘度が高いからゆっくりと瓶の中に入っていく。
    「わっ……ちょ、ちょっと多いよ」
    大丈夫、腹ペコのフギンならきっと食べ切れるよ。勿体無いから残さず食べるんだよ。さて、取り敢えず容器が空になるまで三号と自分たち用の蜂蜜でも食べて待っているとしよう。注がれた蜂蜜は徐々に瓶を満たしていき、フギンはどんどん甘い液に満たされていく。ネバネバしているせいでまともに体を動かすこともできないだろう。
    「ねぇ止めて!もう肩まで浸かってるの!……あ、ああ、動けない、嫌ぁ……」
    『いいじゃない。私もアンタも蜂蜜で笑顔になれてるじゃん』
    三号の言う通り、好物である蜂蜜を食べれてハッピーだし嬉しそうな二人を見てさらにハッピーだ。今度は一緒にクッキーも持ってこよう。

    「……ご、ぼ……おぇ」
    おや、瓶が満杯になったみたいだ。さっきも言った通り蜂蜜はネバネバだからね、水に溺れるみたいにブクブクとはいかないね。蜂蜜が身体をしっかり掴んで、体内も吐き出せないほどに蜂蜜でいっぱいなはずだ。これでまごう事なきお腹いっぱいだね。明日は何して遊ぼう。

  • 61二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:07:37

    全部消化吸収したらムチムチになってそう

  • 62二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:20:16

    【六日目】

    「ごぼぼぼっ!?お、ええ……けほっけほっ」

    フギンの体内にあった蜂蜜は水で洗い流して全部吐き出させた。全く、食べ過ぎはいけないじゃないか。腹を押してやっても中々出てこなかったから非常に苦労した。……おっと、フギンの顔色が悪そうだ。一度にたくさん吐き出させたから気持ちが悪くなってしまったのだろうか?仕方ないよね、誰だって吐いた直後は辛いものだよ。

    フギンが私の指を掴む。何か言いたそうな目だ。どうかしたのかな?

    「……もう、やめよう?私、あなたと一緒に世界の神秘を……そんなことしなくっても、一緒に楽しく暮らせればそれでいいの。私っ、こんなことのために神碑として生まれたわけじゃないの!」

    おやおや、フギンは遊ぶのが嫌になっちゃったみたいだ。吐いたばかりで苦しいはずなのにこんなに強く訴えかけるなんて、どんだけ嫌になったんだ。流石の私も傷つくな。

    ……私はすごい楽しいよ。熱さで悶えていた時の君も、努力が全部無に帰した時の君も、身体が歪んだ時の君も、君自身に虐められた時の君も、蜂蜜をお腹いっぱい食べた君も……

    その全てが、可愛いかったから。もっと可愛い姿を見せてほしいから。だからもう少し遊ぼう。まだ一日は長いよ。


    フギンはその場で啜り泣くだけだった。さて、何して遊ぼう。


    使用する道具>>65

    それを使って何をするか>>68

  • 63二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:32:02
  • 64二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:43:02

    メントスとコーラ

  • 65二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 09:30:37

    破壊の神碑

  • 66二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 09:32:38

    にゃ~ん

  • 67二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 09:33:04

    ムニン召喚

  • 68二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 09:33:19
  • 69二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:06:59

    時に、今回自分が手にした神碑は別にフギンしか出せないわけではない。ちゃんとゲーリやフレーキも呼び出せたりするし、なんならこの子も出すことができる。……おっと、穂先は今は使えないな。なら破壊の神碑を起動して……
    「よお!このオレを呼んだってことは……挑むんだな、世界の神秘に!」
    神碑の翼ムニン。恐らくフギンの相方なのだろう。彼もまた主人である自分をサポートしてくれる妖精であり、忠実な仲間である。遊ぶメンバーも増やしてやればきっと楽しいだろう。ムニンにも喜びを共有してやりたいのだ。
    「神碑の反応からして……フギンも一緒だな?どこだ?早く会いてーなあ」
    『ムニン!こっちだよ!』
    三号が真っ先に反応した。瓶の中から出してやりムニンの元へと向かわせる。三号も仲間に出会えて嬉しいのだろう。……おや、どうやら想定していたものとは違うな。
    「おおっ、ようやく会え……んん?いや、お前はフギンじゃないな。姿がそっくりでもオレは騙されないぞ!」
    『えっ……ムニン?どっからどう見ても私はフギンじゃない!なんでそんなこと言うの!』
    ああ、三号は結局のところソリッドビジョン産だった。神碑から呼び出された純粋な妖精じゃなくて、彼女は『モンスター』なんだ。どうやら同族の目は欺けないらしい。ムニンは三号になんか気にも留めずに部屋を見まわし、彼の知るフギンを探す。そして、しばらくウロウロしたのちに遂にフギンの入った瓶を見つけた。
    「ようやく見つけたぞ!よし、こっちが本物だ……え、これって……フギ、ン?」
    「ムニン……来ちゃ駄目」
    驚きもするだろう。今のフギンはあの有様だ。彼としても元気な状態でフギンに会いたかっただろうし、体調不良の彼女を見て気が動転してしまっているな。
    「な、なんだよその傷……それに、全然元気がない!おいお前!フギンに何をしたんだ!」
    おっと、怒りの矛先がこっちを向いたな。もう一人を呼んだのは失敗だったか。どうしようか?いや、悩むまでもないな。遊びの邪魔だ。

  • 70二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:07:36

    私はムニンの身体を強引に掴む。小さいと片手で握れるから楽だ。
    「ぬおっ!?なんだよ急に……やっぱりお前がフギンをやったのか?答えろよ!」
    『ちょっとご主人!ムニンのこと傷つけちゃ駄目よ!』
    おお怖い怖い、妖精さんもすごい剣幕を出せるものだな。でも片手で握れるほどのサイズの君じゃあ私を震えさせることはできないよ。しかしムニンの肌もやっぱりムニムニだな。ムニンだけにムニンムニンかな?触り心地がいいな。力を入れたら手に柔らかい感覚が広がるんだろうな。
    「ぎっ……!?や、やめろ!何をする気だ……が、ああ!」
    「ムニン!お願いやめて!私には何をしてもいいから!彼だけは!」
    おや、骨が多少硬いな。グチャってよりはバキッと行く感じになりそうだ。でもそれならそれでいいかもしれない。ここは一思いに、えいっ。

    中身が潰れる音、何かが砕ける音。同時、彼の口からは鮮血が吹き出た。うわっ汚い、少しかかってしまった。
    「……あ、ムニン……嫌、いや……ぁ」
    『ムニンっ!アンタねぇ……!』
    おやおや、フギンも三号もすごい顔だ。とりあえず三号に反抗されたら困る。ソリッドビジョンを起動して、『まどろみの神碑』発動っと。
    『フギンっ!なーに怖い顔してるんだよ!』
    『ムニン!?……ああ、そういうこと!やっと会えたね!』
    ようやく三号もカラクリに気付いたみたいだ。三号にとっての本物のムニンはソリッドビジョン産なんだ、だって三号は本物じゃないからね。さて、肝心のフギンの方だが……あーあ、みんなが神碑をまともなことに使わないからフギンは泣き崩れてしまいました。お前のせいです。明日は何して遊ぼう。

  • 71二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:45:59

    【七日目】

    今日でフギンと遊び続けて一週間だ。いろんなことをしてきたがそのどれもが可愛い反応で、私は常に飽きなかった。三号という友達もできたし、この家も随分と賑やかになった。

    三号は私が寝る前にフギンのいる瓶に入れろと頼み込んで来る。きっと夜の間も友情を育みたいのだろう。それなのにフギンってば、嫌だこないでって三号に叫ぶんだ、なんて酷い子なんだ。でも、三号はそれでも文句一つ言わずに遊んであげているようだ。その寛容さはフギンだけでなく全人類が見習うべきなのでは?

    ムニンの死骸は何故か消えてしまった。力を失うと神碑の元に帰ってしまう感じらしい。でもあいつはもう呼ばない。


    使用する道具>>74

    それを使って何をするか>>77

  • 72二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:51:08

    ピュアリィ

  • 73二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 14:44:03

    ハサミ

  • 74二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 15:07:17

    タコ糸

  • 75二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 15:57:14

    亀甲勝負

  • 76二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 15:58:12

    破壊の神碑

  • 77二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 16:00:50

    エルシャドールごっこ

  • 78二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 16:20:10

    一見普通に遊べそうな内容だが……ここからリョナに持ち込めるのか?

  • 79二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 16:51:46

    まずは球体関節にしないとな

  • 80二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:23:55

    シャドールというテーマをご存知だろうか。効果で墓地に送られるとさらに効果を発動してやりたい放題するアイツらだ。その時代を生きてきた猛者からしたら奴らのデザインなんて恐怖そのものだろうが、生憎自分はそうではない。むしろ全体通してセンスを感じるデザインだと思う。ということで、ここに都合よくタコ糸がある。フギンにもシャドールになって貰うとしよう。
    「えっと、糸……?操り人形のつもりなの?」
    大体その通りだ。そもそもシャドールは糸で操られているような見た目をしている。操り人形と言っていいだろう。彼女に力を抜くように言う。そうでもしないと上手く動かせない。
    「わっ、なんか……不思議な感覚」
    適切な位置に糸をくくりつけ、自由に動かしてみる。これで完成、「エルシャドール・グリームニル」と言ったところか(フギンとムニンの話が出てくる古エッダのグリームニルの言葉から取ったよ)。彼女が二日目に踊っていたダンスでも再現してみよう。……あれ、なんか上手く動かなくなった。右腕の糸に異常アリ。
    「ね、ねぇ……糸、絡まってるの。これじゃ動けない」
    うーむ、中々戻らない。絡まったと言われて簡単に戻せるほど器用ではないのだ。強く少し引っ張ってみよう、糸が切れるかもしれない。
    「い"っ"!?待って!その方向はダメ!っあ"、痛い、痛いよ!!」
    もう少しの辛抱だよ。なんか少し外れそうな感じ出てきたんだ。こう、もう少し力を加えたら糸がうまい具合に外れてくれる気がするんだ。だから頑張れ。

    __ぱきっ、と乾いた音が響く。絡まった糸が外れる。なんとかなったようだ。
    「ぎ、い"っ……あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!う、あぁあ……わたじの、折れて……いだい、よ……!!」
    おやおや、これじゃあフギンはその右腕を動かすことはできないね。でも安心して、今の君はシャドールだ。今なら不可能が可能になる。私がこうやって持ち上げれば、ほらね?
    「あ"っ、き"い"ぃ"……や、やだ、ぁあ……いた、いたいの……!」
    流石だね、グリームニル。これならジェムナイトとかも一掃できるんじゃない?とはいえ、そろそろシャドールから解放してあげないと史実が困る。糸を全部切り落としてあげよう。
    おっと、折れた腕が床に叩きつけられたね。

    傀儡となった妖精は再び痛みをその声で表現した。ミドラーシュも同じ気持ちだったのかな。明日は何して遊ぼう。

  • 81二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:39:24

    【八日目】

    フギンが動かなくなってしまった。死んでしまったわけではない。どこか魂の抜けたような顔をしている。朝起きて瓶を見ても、床に転がってるだけで声をかけても反応がない。三号に起こすように頼んだが、いつものように遊ばせても一切反応がない。

    餌付け作戦もしてみたが三号が全部食べるという結果に終わった。さて困った、これじゃあ遊んでくれそうにない。なんとかして反応を見たいのだが……


    使用する道具>>84

    それを使って何をするか>>87

  • 82二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:42:37

  • 83二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:43:18

    タコ糸

  • 84二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:43:28

    モウヤンのカレー

  • 85二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:44:02

    かける

  • 86二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:45:24

    食べさせる

  • 87二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:45:35

    フギンの骨折とか全身の傷を治す

  • 88二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:56:25

    ついに慈悲を……!

  • 89二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 18:35:29

    直したらまた遊べるからだぞ
    慈悲というより賽の河原だぞ

  • 90二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 18:38:54

    三号と話し合った結果、今日はフギンとは遊ばないことにした。連日遊んでばかりでそろそろ疲れてくる頃なのだろう、たまには休憩も必要だ。でも、触れ合わないのもいかがなものかと。そこで今日は3人で晩御飯を食べることにした。実のところ、自分はそこそこ料理が得意だ。今日はあの伝説のレシピを使い、「モウヤンのカレー」を作っていこうと思う。
    作り方は簡単、みんなもやってみよう。まずは玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを切っていく。包丁を使う時は量子猫の手って習ったよね。次にお鍋を用意して水を貯め具材を入れて、沸騰したらあくを取るよ。あとはルーを入れて煮込めば完成。この時、モウヤン秘伝の香辛料、スパイス、隠し味の(企業秘密)をお忘れなく。ちなみにこの(企業秘密)があることにより回復作用が付与されるのさ。

    晩御飯、フギンと三号を瓶から出してテーブルに乗っける。フギンたち専用のサイズで盛り付けたからちゃんと食べられるはず。
    「変なものとか入ってないよね?……いただきます」
    『やったあ!ご主人の料理が食べられるなんて嬉しい!』
    妖精二匹はパクパクと私の料理を食べていく。フギンも元気を取り戻したのか「おかわり」と私にお皿を差し出した。よかった、元気になったみたいだ。モウヤンのカレーの回復作用もしっかりと働き、彼女の傷や折れた腕は魔法のように癒えていく。
    さて、今回記載はしていないが今回作ったのはビーフカレーとなっている。具材にお肉があるから飽きずに食べることができるのだ。ところでフギン、このお肉……どこか懐かしい感じはしないかい?まるで君の体に馴染むような不思議な力を感じるはずだ。
    「……わかんない。牛や豚とも違うんだよね?」
    推理は合っている。まあ一つ言うことがあるなら、この世の中には「食べられるもの」と「頑張れば食べられるもの」しか存在していないということだ。極論言うなら、『狼だって食べられる』わけだ。なんなら韓国や中国では普通に食べられるし、香肉といって独特の匂いがして美味しいそうだ。

    ほら、家族の味って感じがするだろう?
    「狼……家族……?あ、あぁ……まさか、そんな、嘘だ、嘘だ……うぷっ!」
    こら、作った人の前で吐かれると傷つくんだけど?ちゃんと全部食べなきゃ大きくなれないよ?……え、それが成体?じゃあ無理か。明日こそは遊ぼう。

  • 91二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 20:49:41

    一旦ここまで
    フギンで遊ぼうは十日目で終わりにする予定です
    つまりはそろそろ終盤なわけです

  • 92二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:37:57

    もうすぐ終わりか
    続き期待

  • 93二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 06:44:29

    セルフ保
    恐らく今日が最終回

  • 94二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 08:01:28

    【九日目】

    あれから余りのカレーをフギンに食べさせることにした。まあ、ほとんどは私と三号の食欲の犠牲になってしまったから、あんまり餌付けできてはいないが……

    昨夜とは違いフギンはしっかりカレーを食べてくれている。どうやらお気に召したようだ。しかし、彼女が一口食べる毎になぜか泣き出してしまうのだ。そんなに家族の味が懐かしく感じたのだろうか?ホームシックなのかな?でも今の君の家はここだろう?一人じゃないよ。


    なんだかそろそろ飽きてきたな……反応もだんだん薄くなってきているし……


    使用する道具>>97

    それを使って何をするか>>100

  • 95二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 08:58:36

    折り紙

  • 96二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 08:59:08

    ガンプラ

  • 97二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 09:00:46

    装動 仮面ライダー

  • 98二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 09:01:41

    厳しく仮面ライダー2号の変身ポーズをチェックする

  • 99二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 09:01:51

    マスターデュエルのルーンの呪詛が描かれたデータ

  • 100二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 09:02:03

    装動と戦わせる

  • 101二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 09:50:21

    皆様は装動シリーズをご存知だろうか?仮面ライダーシリーズの食玩の一種で、その食玩とは思えないクオリティからファンから根強い人気を誇り、また良い子たちのパパママの財布を粉砕することで有名な玩具だ。発売元はバ⚪︎ダイ。私も仮面ライダービ⚪︎ドの奴を持っていた(あの時代は「装動」ではなく「創動」表記であったが……)。ちなみに自分は仮面ライダーが割と好きだ。今でも過去作品を漁ったりしてる。
    さて、ということで今日は童心に帰りこちらの「装動 仮面ライダーガッ⚪︎ャード スチーム⚪︎ッパー」を使って遊んでいこうと思う。小さい男の子が好きな遊びは何か、そう。バトルです。1P側は神碑の翼フギン、2P側は仮面ライダーガッ⚪︎ャードだ。装動シリーズは勝手に動かないじゃないかって?タコ糸シャドール式を取れば万事解決だ。
    「もう、好きにしてよ……」
    おやおやいきなり戦意喪失かい。ではこちらのターンだ、まずはパンチを仕掛け……あっダメだ、タコ糸式だと威力が出ない。困ったな、これではバトルにならない。
    「……蹴れば満足?今の私じゃ大したダメージも入らないけど」
    お、フギンが攻撃に転じた。でもダメだ、装道って結構硬いから(どちらかと言うとフギンの攻撃が軽いのか)「ぺち」って音で止まっている。
    ……いや待て、ダメージが入らないのは打撃技だけじゃないか?絞技ならしっかり決まるんじゃないか?タコ糸シャドール式でもそれくらいならしっかりこなしてくれるはず。自分は格闘技を一切やったことがないから天下無双Wikipedia様から知識を借りるとしよう。

  • 102二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 09:50:35

    「え、何……?ちょっと窮屈なんだけど、今度は何するの?」
    えーと?『首にかけた脚の足首を立てた状態で、自分の右脚をかぶせ、相手の肩と頭が抜けないようにする 』……こうかな?ガッ⚪︎ャードは床に寝そべる形か。『両膝と頭と肩のある隙間を小さくするようにもっていき絞める』とな?うーん難しい、動画を見ながらやってみよう。あ、形としてはこんな感じか。完成です、トライアングルチョーク。日本語で言えば三角絞めです。あとはちゃんと締まるように糸を引けば……
    「ぐえっ!?あ、が……く、ぐるじ……離し、て……!」
    よしよし。装動シリーズは関節がしっかりしてるからこういう細かい技も再現できるな。ちなみに三角絞めは数多の格闘技の技の中でも危ない技として有名だ。でも相手は妖精、そう簡単には死らないはずだ。さあフギン選手、エスケープできるか?
    「……かは、っ……ぅ」
    あ、落ちた。彼女の意識が落ちると同時、ガッ⚪︎ャードの足パーツが外れてしまった。どうやら強く締めすぎたらしい。ちなみにだが、仮面ライダーは対戦相手や大人の事情もあってか寝技を行わないのだ。寝技で勝つライダーなんて見たくないだろう?

    ……フギンはまだ倒れている。ライダーらしく爆散させようとも思ったが遊べなくなるからやめておこう。明日は何して遊ぼう。

  • 103二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 10:10:08

    【十日目】

    『ねえ、もういいんじゃない?』

    そう言われたのは朝、フギンに声をかける前だった。三号の突拍子もない発言に私は戸惑ったが、一応その理由を彼女に聞くことにした。

    『私も、アイツのことをイジめてきたけどさ……あ、飽きちゃったのよ!そう、別に変な意味はないのよ!?』

    なんだか挙動不審な感じがあるが別にいいや。それにしても、飽きてしまったか……正直自分もそう思う。なんだか反応も面白く無くなってきたし……元気がないとあそこまで落ち着いてしまうのか。

    『だからさ、もういっそ殺しちゃおうよ!その方が、アイツももう……ううん、何でもないの!さ、殺そ!?ね!?』

    ……三号は何を焦っているのだろう。心ここに在らず、といったところだ。


    でもその意見には賛成だ。花は散り際が一番美しいって言うしね。


    使用する道具>>106

    それを使って何をするか>>109

  • 104二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 10:15:43

    攻撃力16000のサイバー・エンド・ドラゴン

  • 105二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 10:17:12

    ナイフ

  • 106二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 10:20:57

    ケーキ

  • 107二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 10:23:10

    一緒に食べる

  • 108二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 10:23:44

    結婚式をあげる

  • 109二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 10:24:29

    プロポーズをする2人は幸せなキスをしてジェネレイドに戦いを2人で挑む

  • 110二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 10:46:54

    ……まさかのハッピーエンドか?

  • 111二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 14:45:36

    オチ考えてます
    少々お待ちを

    やはり私にバッドエンドは似合わないようだ……

  • 112二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 14:52:57

    >>106

    遊戯王のケーキって…

  • 113二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:46:11

    私は机に置かれた沢山のおもちゃを見る。さて、今日は何をして遊ぼうか?せっかく最後なんだ。タコ糸でシャドールごっこ?火で炙って魔女狩りごっこ?はちみつに漬けてそのまま観賞用フギンにするのもありか?……決めた。一思いにカッターで身体を切ろう。そのまま体内でも解体してみても面白いだろう。私はそれを手に取り、フギンのいる瓶に近づく。おや、フギンはまだ眠っているようだ。ではそろそろ起こしてあげよう。カッターの刃を出し、彼女の腕に近づける。手首を切り落とせば嫌でも起きるだろう。さあ、遊ぶ時間だよ。

    『ご主人、駄目っ!……良かった、まだやってなかった!』
    三号の大声。なぜ三号がここに?自力で脱出を?瓶の蓋を閉め忘れたのか?それとも緩すぎた?いや、どちらでもいい。三号の表情は安堵したようなものだ。なぜ止めたのだろう。殺せと提案したのは君じゃないのかい?
    『ごめんね、急に……さっきと言ってることが違うかもしれないけど、やっぱり殺しちゃ駄目。アイツにとっての救いは死ぬことかと思ったけど、アイツはそれじゃあ救われない……それはご主人も一緒なの』
    救われない、とはどういうことだろうか。それに「私が」とは一体何を言っているのだろうか。一度手に持っていたものをしまい、三号の方を向く。彼女はある意味アシスタントとしてフギンの対応にあたっていた。多少なり信頼はしている。話は聞いてあげよう。

  • 114二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:46:45

    『私、考えたの。最初はご主人のことを独り占めにされるって妬いてて嫌いだったんだけど……本当はただ理不尽に傷つけられてるだけだったって気づいたの。同情じゃなくって、私が自分でそんなのおかしいって思ったの』
    私のしていることがおかしい、だなんて酷いことを言う。私はフギンが大好きだよ。可愛くて可愛くてたまらないよ。だから、彼女のことをもっと知れるようにこうやって遊んでいるんじゃないか。何がおかしいと言うんだ?……私の邪魔をするなら、君とて容赦しない。
    『ご主人。フギンはあなたを待っているのよ?あなたと過ごす時間が素敵なものになる日を……お互いが幸せになれる日が来るのを、ずっと待っているのよ?』
    三号は語る。七日目以降からフギンに対して手を出していないと。彼女の本心をずっと聞いてやっていると。フギンは私が暴力を振るわなくことを願っていると。一緒に幸せになってくれると信じていると!……違う、私は幸せだ。彼女の反応、表情、声、身体、全てが尊いから。それを独占できるから。私は……
    『あなたは怖いのよね?神碑がこの世に本当にあるなんて思わなかったし、妖精が本当にいるなんて思ってもいなかった。……受け入れるのが怖かった。だから暴力で支配して知った気になった。そうでしょ?』
    違う、違う!私は怖くなどいない!神碑?フギン?私はそれらを全て知ったはず!潰せば死ぬとも知った。彼らの肉が美味だとも知った。人間のように真っ当に苦しむのも知った!だがもう反応がつまらない、だから殺さなきゃ駄目なんだ!フギンはもう不要だ!
    『……じゃあさ、そんなに言うなら殺してみなよ。もういいんでしょ?さっきまで私が言ってた通りに殺しなよ』
    そうだ、それが一番いい。そうしたら次に遊ぶものを探さなきゃいけないね。次は誰で遊ぼうかな?どこかに妖精落ちてないかな?財布感覚で落ちてないかな?私はカッターを再び手に取る。瓶の中にいた眠ったままのフギンを作業台の上に置き刃を首筋に突き立てる。あとは切り落とせば終わり。それで遊びはもうおしまいだ。まるで断頭台だな。おしまいにしよう。はい。おしまい。スレは終わりだ、帰った帰った。ご愛読ありがとうございました。

  • 115二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:47:42

    ……おしまいの、はずなんだ。終わらせなきゃいけないんだ。ならなぜ私は刃を振り下ろせない?寝顔が愛しい。愛しいのは苦悶の表情だろう。寝息が心地よい。心地よいのは悲鳴だろう。好きだ。本当に好きなのは……彼女?
    『不器用なのね。一回気持ち悪がっちゃったから後に引こうにも引けなくなっちゃったのね。本当はフギンの存在に神秘を感じたくせに。』
    ……ちがう。そんなことない。彼女は私の玩具だ。存在そのものに対して尊いなどと思ったことはない。おや、フギンが目を覚ました。丁度いい。最期なんだ、いい顔を見せてくれ。いい声をあげてくれ。私を後悔させないでくれ。そうでもしないと割り切れない。
    ……どうして怯えないのかな?まだ寝ぼけているのかな?

    フギンが私の顔を見る。そして目を見つめ、優しく微笑んだ。
    「よかった。今日のあなたはこわくない。……おはよう」

    ああ、駄目だ。そんな目で見られるなんて。そんな優しい顔を見せてくるなんて。そんなの、愛しすぎる。そうだ。私はフギンが好きだ。妖精という不思議な存在に、神碑という存在に、魅力を覚えたんだ。でもどう触れ合えばいいかわからなかった。だから無理やりわかろうとした。でも何もわからなくて。わかった気にならないとやってられなくて。参った。三号にそれを突きつけられるなんて……こんなことなら人並みの感情なんて与えなければよかった。
    私はそっと切り忘れていたソリッドビジョンの電源を落とした。三号もそれを望んでいたようだ。私に必要なのはフギンで、三号ではない。これ以上彼女を苦しめるわけにもいかない。電源を切る時、三号の目から涙が溢れていた気がしたが幻影だった。でも、そういうことにしておこう。

  • 116二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:48:39

    フギンは私に語りかける。「正直痛いのは嫌だから、今日は色々お話しがしたいな」と。私は聞いた。「恨んでいないのか」と。怒ってはいたらしい、でも信じていたらしい。見ず知らずの人間をここまで信じるなんて、妖精はお人好しが多すぎるな。でも、そんな身体じゃ痛んで仕方ないだろう。まずは魔法のカレーでも食べようか。もちろんお肉は抜いたさ。代わりに牛でも入れようかな?

  • 117二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:49:10

    【百八十一日目】
    今日はフギンにプレゼントだ。出会って半年記念というやつだ。あの日から色々あったが、今では一緒にカレーを作ったり装動で遊んだり……なかなか楽しくやっている。今回のこのプレゼントだが、なんと手作りだ。スイーツは専門外であったがなんとか完成させられた。
    「……そろそろ目を開けていい?私、待ちきれないよ」
    もちろんOKだ。ご覧あれ、これぞ私の超大作「Nemleria」だ。とあるカードイラストをモチーフにした特大ケーキだ。制作費は万を超えた。高い。フギンは私の超大作をしばらく見つめて、そして苦笑した。
    「これ、私たち二人じゃ食べきれないよね?」
    張り切りすぎた。確かに無理だ。こんなもの人間5人くらい呼んでこないと完食できない。肩を落とした私をフギンが励ます。
    「いいんだよ。それに、私を想ってこんなに凄いケーキを作ってくれるなんて……私、すっごく嬉しい。ありがとう」
    どうやら、私の情熱はしっかり伝わったみたいだ。それなら満足だ。余った分はスレイプニルのエサにでもしよう。そうそう、プレゼントといえばもう一つあるんだった。私はフギンに左手を差し出すように伝えた。別に魔法カードをサーチする気はない。私は不思議そうに左手を差し出した彼女の薬指にそっと指輪をはめてやった。もちろんこれも手作りだ。もっとも、装飾品は初めてで綺麗な出来にはならなかったのだが……

    大きさも違うし種族も違う。なんならかつては敵みたいな関係性。世間はそれを許しはしないだろう。でも関係ない。私を信じてくれた君を、私はこれからも信じ続けようと想ったのだ。
    フギンは潤んだ目でこちらを見つめる。そして、彼女が出せる精一杯の笑顔を私に返してくれた。きっと、最初からこうやって彼女を知っていけばよかったんだろう。今となっては最早過去のことなのだが……こんな私を、見捨てないでくれてありがとう。

  • 118二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:50:10

    【九百十一日目】
    「正面に1体、横から2体だ!気をつけろ、数が多いぞ!」
    「わかってる。《輝く炎》があれば一掃できる」
    ムニンの指示を受け、神碑の一つを起動させる。それは銃の形をしており、すばしっこいアイツらには有効な一手と思われる。雰囲気は中世っぽいのに、こういう現代兵器もあるとは驚いた。……まあ、それを使えるということは知識として持ってはいたのだが。
    「ふふ、初めてのピンチじゃない?あなたを追い詰める王がいるなんて、世界は広いよね」
    王に挑み、世界の神秘を追求しようと思い立ったのは一年前のことだった。そもそもフギンやムニン、その他神碑から呼び出される精霊や神獣はその手助けをするのが本業だったはずだ。そろそろ私が動かないと彼らも暇してしまうだろう。
    「フギン、各種神碑のエネルギーはどう?」
    「全部満タン。好きなものを好きなだけ使おう」
    「そうだね。使えそうなおもちゃは沢山ある。どれが一番効かせられるかな」
    太陽で炙ってやろうか、嵐で全部台無しにしてやろうか。自らの拳で鎧ごと砕くのもアリか?ゲーリとフレーキの力を借りるのもいいかもしれない。私には頼れる仲間が沢山いる。こんな困難なぞ、余興の如く退けて見せる。対峙するは剣の王、だがしかし君は既に我々の掌の上だ。

    今度はみんな一緒にだ。フギンと遊ぼう。

    さて、何して遊ぼう。

    終わり

  • 119二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:51:49

    お疲れ様でした!!やっぱりハッピーエンドですよね!!愉しかったです!!

  • 120二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:52:41

    はい、完結です
    このままフギンが死んじゃったら三号が次のターゲットになってお話は終了とする予定でした
    ですが今回ハッピーエンド路線でしたね
    主人公君は自分の不器用さを反省し、再びフギンに歩み寄ろうとしました

    いつか幸せになるといいですね
    ではまた次のカプネタで

  • 121二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 22:32:42

    乙乙
    幸せになってよかった

  • 122二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 22:36:47

    とんでもないスレを垣間見てしまったと思ったが、最後はとてもさわやかな形でよかったです

オススメ

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