- 1◆v.TAYcWkbs24/07/27(土) 16:00:28
初めましての人は最初から読んで欲しい
【閲覧注意 腐向 CP】東堂が脹相と暮らす|あにまん掲示板脹相「…というわけで、俺の監督をお前に頼むことが決まったと言うわけだ。質問はあるか。」東堂「何で俺なんだ?」脹相「術式への知識もある。実力もある。俺としては悠仁と共に居たかったが、それは上層部が許さな…bbs.animanch.com東堂×脹相のssやイラストをスレ主が載せていくだけのスレ
東脹を書いて描いてくれるとスレ主が喜びます
現在進行してるのは前スレ(17)から続けてる転生パロディSS
- 2◆v.TAYcWkbs24/07/27(土) 16:02:04
- 3二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 16:38:37
立て乙〜いま追いつこうとしてる
- 4二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 17:16:28
たておつ
保守 - 5二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 17:30:04
保守
- 6二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 17:37:00
立て乙です!
いつも楽しみにしてる!! - 7二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:03:32
保守保守
- 8二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:21:43
追いついた!10まで保守協力〜
- 9二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:23:38
ほし
- 10二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:44:35
★
- 11二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 05:16:17
⭐︎
- 12二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 15:47:06
★
S.N - 13二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 01:10:24
保守
- 14◆v.TAYcWkbs24/07/29(月) 02:34:43
真人「はー、怖かった。ヤベー奴と同居してんじゃん…そりゃ悩みも増えるよ。」
真人「すみませーん、お会計で。…東堂、起きて〜。移動するから、タクシー乗れる?」
東堂「……う……無理、だ……気持ち悪い……。」
真人「……はあ、騙して飲ませんじゃなかったな…。肩貸してやるから、頑張って歩いて。タクシー乗せたら本気で吐きそうだし…近くで空いてるホテルかカラオケでも探すかな…。」
〜ホテル〜
真人「おっっも……!」ドサッ
真人「か、肩も腰も死ぬかと思った…もーー、いい加減起きろよ!水飲んで!」
東堂「う……っ、」
真人「うわ!?ちょ、おまえっ、なんで吐いてんだよ…って、俺が飲ませたからか。あーあ、服も汚しちゃってさぁ…俺の服まで汚れたし…。このままじゃ寝られないじゃん、ったく…ほら、脱いで。ばんざーい…腕だけでなんでこんな重いんだよ!このゴリラ!」
東堂「……ちょう、そう」
真人「はーい元カノの脹相ちゃんじゃなくて真人くんだよ。このホテルコインランドリー下にあったっけ…」
東堂「脹相……」
真人「……嘘、お前泣いてんの?気まず…、服洗ってくるついでに冷たいスポドリ買ってきてやるから、ベッド行っとけよ。」 - 15◆v.TAYcWkbs24/07/29(月) 02:35:01
〜翌朝〜
東堂(……ん……?朝……?なんで俺はベッドに…、…硬い布、ホテル…?)
東堂「……!?ま、真人!?」ガバッ
東堂(な、なぜ俺が裸で真人と……!?下は!?……し、下着は履いている、良かった……じゃない!!なんで俺はこいつを抱きしめて寝てたんだ!?…だ、ダメだ何も思い出せん、頭が痛い…!)
東堂(ベッドがふたつあるのに二人で……と、いうことは……?まさか間違いを…犯したのか…?この俺が!?)
真人「ん…何、起きた?おはよ…、……。絶対勘違いしてそうだから言っとくけど何も無かったよ。つうか変な勘違いすんな。」
東堂「……!そ、そうか」ほっ
真人「ただ酔っ払ったお前が吐いて〜、ルームウェアも着てくんなかったから裸のままベッドに運んでやったら脹相と間違えて抱きしめてきただけで」
東堂「………………悪かった……というか、酒は苦手だと知ってただろう!」
真人「新歓のときは一口飲んだだけで顔真っ赤にしてやめてたからさ、まさかこんなになるとは思わなくて?」
東堂「はぁ…。ホテル代は俺が払おう…。」
真人「当然。あ、そういえば電話来てたよ。なんだっけ…イタ…」
東堂「虎杖か?」
真人「あ、そうそう!出たらさ、すげー怖い人でビビったんだけど。どんなやつと同居してんの。」
東堂「怖い…?そんなやつではないはずだが。むしろ人当たりはいいタイプだぞ。」
真人「えぇ……?人生で一番怖かったけど?」
東堂(虎杖は理由もなく他人に当たるようなことをするやつではないだろう……ということは、また前世絡みか…。) - 16◆v.TAYcWkbs24/07/29(月) 02:35:18
東堂「…とりあえず、俺の服とスマホは…?」
真人「服は玄関のクローゼット、ちゃーんと洗って乾燥までかけてやったんだから感謝してよ」
東堂「あぁ…もうこの際お前が悪い点に関して言うのはやめておこう。スマホは?」
真人「テーブルの上。電源切ってあるけど。」
東堂「……何でだ?」
真人「だって怖い人から電話かかってきたし…」
東堂「…まぁおかげで充電は切れていないな。……」ポチ
東堂(不在着信11件、未読のLINEメッセージが45件…。どれも虎杖からか、…いや、いくつか脹相からのもあるな…。)
プルルルルル
東堂「うおっ!?」ビクッ
真人「うわっ、怖っ!」
東堂「…もしもし?」ピッ
虎杖『あっ!!出た!もしもし!?東堂!?お前平気!?』
東堂「……あぁ、何ともない、あまり大きな声を出さないでくれ…頭に響く…。」
虎杖『あっ、悪ぃ…じゃなくて!そんなことはいいから、真人は!?まだ傍にいるのか!?』
東堂「……あぁ、いる。」
虎杖『今すぐそいつから離れて、そいつは危険すぎる。記憶が無いにしても、あいつの本質は変わらない。真人っていうやつは、呪いそのものみたいな男で、救いようがないほど酷いやつで──』
東堂「……虎杖。壊相とは仲直り出来たのか?」
虎杖『は?急に何の話だよ…できたけど、今はその話してる場合じゃなくてさ』
東堂「出来たんだな。…壊相に許してもらったお前が、それを言ったらお終いだろう。」
虎杖『…………あ?』 - 17二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 09:46:10
東堂の言う事は本当にその通りなんだよなあ
でもなあ… - 18二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 13:34:22
酔って脹相と間違えて抱きしめてる東堂切ない
前世の記憶の思い出しによって元の人格が侵されるのが受肉みたいだなと思った - 19二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 18:13:56
あおいちゃんは二日酔いでも状況の把握が早いし、言ってる事も正しいんだよなぁ。真人、いいやつじゃん…
- 20二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 00:20:57
☆
- 21二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 10:12:48
星
- 22◆v.TAYcWkbs24/07/30(火) 12:00:13
東堂「壊相と血塗はお前の行いを受け入れた、それはお前もそうだと思う。それなのに、前世の記憶すらない真人の事を責めるつもりか?」
虎杖『待てよ…、…俺とそいつ…じゃ、やったことが………、…』
東堂「…虎杖。真人は俺の友人だ。あまり責めるな、こいつがどんなやつかも、付き合っていくかどうかも、俺が見定めることでお前が決めることじゃない。」
虎杖『違っ…違うんだよ、東堂、そいつは本当に』
東堂「次は俺と喧嘩がしたいのか?」
虎杖『………………』
東堂「…少し頭を冷やせ。脹相はいるか?代わってくれ。」
脹相『聞いている、…葵。悠仁は何も自分を棚に上げたわけじゃない、…それだけの事情がある。』
東堂「…分かってる、虎杖がそれだけ必死になって言うということは前世の行いとやらが余程悪かったんだろう。」
脹相『……。それと…、…真人とは本当に友人か?』
東堂「どういう意味だ?」
脹相『いや…もし、…付き合っていたりするのならば、教えてくれ。』
東堂「…そういう関係だったとしてもお前に言う必要は無いだろうが……。」
真人「東堂、大変そうだね。代わる?」チョンチョン
東堂「余計ややこしくなるだろ…おい、くっつくな。」
脹相『……』
真人「スピリチュアルな話に付き合ってやるのもいいけどさ、そいつには直接言ってやったら?元カノが今カノ気取って束縛してんじゃねえよ♡って。」
東堂「いいから、黙っててくれ。俺の問題だ。」
真人「ちぇー。連れないなぁ、一緒のベッドで寝た仲なのに…♡」
東堂「誤解を招くことを言うな!」
真人「事実だろ〜!」
脹相『…』 - 23二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 16:07:16
虎杖はスピーカーにしていて兄弟揃ってる状態なのか?付き合ってたのバレたか?ほぼバレてるけど
- 24二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 16:45:36
これは私が求めていた大変良いちょっかい…
- 25二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 02:35:51
真人は煽るの強いもんな
- 26二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 12:18:05
脹相がどう出るのか展開が楽しみ!
- 27◆v.TAYcWkbs24/07/31(水) 17:27:23
壊相『…っていうか、やっぱり付き合ってたんだ?』
東堂「!!?…おま、え、スピーカー切ってなかったのか…!?」
脹相『…三人とも、これはだな…』
真人(あれ、言ったらまずいやつだった?)
東堂「…ハァ…すまん、壊相、血塗、虎杖。こんな形で言うつもりはなかったんだが…脹相と俺は付き合っていた期間があった。とはいえ、お互いに納得した上で別れ、今も特に気まずいだとかそういった感じじゃない。お前たちに気を遣わせるだけだと思い言わなかった。」
脹相『…!』
東堂「今から帰る、詳細はそれから話した方がいいだろう。」
東堂「…それと、事実として伝えておくが俺は真人とは何もない。酔いつぶれた俺をこいつが介抱してくれただけだ。潰してきたのもこいつだが。」
真人「いらねーこと言うなよ、ただでさえ嫌われてるっぽいのに余計に嫌われるだろ」
脹相『…………お前がそう言うのなら、そうなんだろう。』
東堂「…何か言いたいことがあるならはっきり言え。」
脹相『特にない、…悠仁達が心配している、早く帰って来い。』
ピッ - 28二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 04:43:33
🌟
- 29二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 05:03:54
お兄ちゃんだけ前世的に危険なまひとと一緒にいたことより、あおいちゃんの今カノやワンナイト疑惑にちょっと動揺しててかわいい
- 30二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 06:59:08
お兄ちゃん真人との前世の関係はどんな感じだったんだろう
- 31二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 09:14:46
保守
- 32◆v.TAYcWkbs24/08/01(木) 13:36:47
真人「脹相ってもしかしてすげー面倒臭いタイプ?」
東堂「何も知らないお前が好きに脹相を判断するな」
真人「……まっ、俺の事庇ってくれてたみたいだし今回は聞いてやるよ。口も滑らせちゃったっぽいしね。それよりさ、東堂って脹相と寄り戻したいの?」
東堂「お前と恋バナをする気は無いぞ」
真人「ふーん。提案だけどさぁ、寄り戻す気がないなら俺たちで付き合ってみない?」
東堂「は?」
真人「考えてもみなよ、今の東堂って元カノに未練タラタラな上にその元カノと同居してる状況じゃん?このままじゃ一生彼女出来ないよ?」
東堂「お前…俺のこと好きだったのか?」
真人「え?別に。」
東堂「なんなんだ…。」
真人「でもお前は俺のこと好きでしょ」
東堂「全く好みじゃない」
真人「はぁ!?ゴリラがワガママ言ってんじゃねえよ!」
東堂「さっきから理不尽すぎるぞお前!」 - 33二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 14:47:59
保守
- 34二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 14:58:31
これは大変良いちょっかい(2回目)
東真は新しくて良いね! - 35◆v.TAYcWkbs24/08/01(木) 16:00:10
真人「けど残念だなぁ、お前と付き合ったら楽しそうだったのに」
東堂「本気なのか冗談なのかよく分からないやつだな…。やめておけ、俺は一途な恋しかしないと決めている。片手のない男を隣で生涯支え続ける…なんて、お前には重いだろう。」
真人「別にお前ならいいけど。お前大抵のこと自分でするじゃん?」
東堂「……。悪ふざけに付き合えるほど今は元気じゃない、お前の話を聞いてると余計に頭が痛くなりそうだ…。キスすらできない相手に友情以上を求めるな。」
真人「なんで決めつけてんだよ」
東堂「出来るのか?」
真人「んー…。」グイッ チュッ
東堂「………」
真人「あー、避けんなよ、ほっぺにしちゃったじゃん。」
東堂「お前…そういうことをする時は先ず同意を…」
真人「はははっ、真っ青になってやがんの!硬すぎるんだよね、東堂は。もっと自由に楽しく生きたらいいのに。寂しいんだろ?脹相に振られて、一緒に暮らしてるやつはお前を通してお前じゃない誰かを見ていて、輪にも入れずで……どうしてここにいるのかって考える夜もあったんじゃない?」
東堂「止せ。そんな風に思ったことは無い。」
真人「どうだか。俺はさ、目の前のお前を見てるよ。…ま、今日はこれくらいにしておこう。シャワー浴びてきなよ、俺も出る支度するからさ」
東堂(…クソ、揺らいだ…。こいつはどうせ遊びと変わらない感覚だ、惑わされるな俺…!) - 36二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 19:36:03
こんな見透かされて欲しい言葉言われたら揺れちゃうよね…
ちょっと興奮しちゃった… - 37二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 21:40:50
- 38◆v.TAYcWkbs24/08/01(木) 23:15:36
東堂「支度はできたか?チェックアウトまで時間もない、出るぞ。」
真人「はーい、…あ。そういえばさ、倫理のプリントって全部もってる?」
東堂「またなくしたのか?」
真人「楽単って聞いてたからそもそもあんま出てなくてさ〜、コピーしてちょうだい♡」
東堂「可愛こぶるな、ったく…自分でやらないと意味が無いぞ。」
真人「まぁまぁ、今回助けてやっただろ?」
東堂「酔い潰したのもお前だろうが、…仕方ない。一緒に来い、家にあるから渡してやる。コピーしたら返せよ。」
真人「えっ。…虎杖ってやつ、家にいるんじゃないの?俺あいつに会いたくないんだけど…」
東堂「玄関で待ってたらいいだろう」
真人「えぇ〜〜…」
東堂「万が一殴り掛かるようなことがあったら止めてやるさ」
真人「約束しろよ!お前そう言っていつも傍観するから!」
東堂「それは相手がお前の遊び相手だからだろうが…」
真人「女のビンタって結構痛いんだから」
東堂「知るか」 - 39二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 08:56:11
ほしゅ
- 40◆v.TAYcWkbs24/08/02(金) 09:16:44
〜虎杖宅〜
ガチャッ
東堂「ただい…」
血塗「あおいーーー!!」がばっ
東堂「うぉあ!?」バターンッ
血塗「うわぁ!?ごご、ごめん葵、押し倒すつもりはなかったんだぁ〜!大丈夫か!?」ゆさゆさ
東堂「だ、大丈夫だから退いてくれ…どうしたんだ…」
真人「あー、優しいんだぁ。怒ったっていいのに…はい、手。」
東堂「悪いな…」
血塗「あ、兄者と悠仁たちが、三者面談になっちまった!」
東堂「…はぁ??」
真人「…俺玄関にいるからさ、見てきたら?」
東堂「…。」 - 41二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 10:41:08
三者面談とても気になる……
- 42二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 12:19:12
最近更新頻度高くて嬉しい〜
- 43◆v.TAYcWkbs24/08/02(金) 19:14:58
〜リビング〜
壊相「……兄さんは本当にいいの?私たちのために自分の未来を諦めたなんて言ったら一生許さないけど」スンッ
虎杖「付き合ってたんならそう言えばよかったじゃん。別に偏見とかねえし、ってか何で別れたん?」ジッ
脹相「それは…その…」タジタジ
東堂「……その辺にしといてやれ、お前らがそうやって気にするだろうと思って“二人で”言わないことを決めたんだ。」
脹相「…!」
虎杖「あっ、…お、かえり。東堂。」
東堂「……話し合いならいくらでも付き合う、ただ少し待っててくれ。真人のやつにプリントを渡さないと…」
虎杖「は?…真人、来てんの?」
東堂「あぁ、玄関に……おい、虎杖!?」
ダダダダッ
真人「へ?誰…いだぁ!?」ガッ バタンッ
真人「いった…なに急に殴ってきてんだよっ、警察呼ぶぞオッサ…」ビクッ
虎杖「…言ったよな、お前が何度生まれ変わろうと…姿を変えようと…」
真人「ひっ…な、なんだよ、お前、おかしいだろ、初対面で、訳わかんねえって…!」
東堂「虎杖!!!」
虎杖「東堂…」
東堂「大丈夫か!?真人!…どういうつもりだ、虎杖、…急に殴るとは見損なうぞ。」
真人「怖ぇよこいつ!やっぱ頭おかしいって!」ひしっ
虎杖「……離れろ。」
東堂「距離をとるべきはお前だ、下がれ。それ以上こいつに近付くな。俺の友人にまだ手を出すというのならお前でも容赦しないぞ。」
脹相「悠仁!何があっ…、……、……」 - 44二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 23:14:56
保守
- 45二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:21:47
虎杖は宿儺叔父さんに会って一気に記憶が蘇ってたけど真人は虎杖を見ても何ともなさそうね
- 46二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 07:36:36
真人に前世の記憶があってもなくても
大学生真人殴る大人虎杖は絵面がよろしくないな - 47◆v.TAYcWkbs24/08/03(土) 11:06:03
血塗「悠仁〜…落ちつけよぉ、折角兄者と仲直りしたのにまた喧嘩は嫌だぞ」
壊相「血塗や東堂さんの言う通り、一度落ち着いて…」
虎杖「落ち着けるかよ!!こいつは、ナナミンを…ッ、釘崎を!!たくさんの人間を殺したんだ!!」
真人「誰のことだよ、わかんねえこと言ってんじゃねえよ!」
壊相「釘崎?…あぁ、あの女術師ですか。そんなことで激昂を?それは良くない。」
虎杖「…あ?」
壊相「忘れたわけじゃないだろう、悠仁。あの女術師と二人で私と血塗を殺した日のことを。それについて謝罪までしてくれた。それなのに、同じことをした…ましてや記憶のない相手を急に殴るのは筋違いでしょう?」
血塗「兄者ぁ…!!」
脹相「壊相、落ち着…」
虎杖「何言ってんだよ…人間を面白半分で殺してきたこいつと…呪霊を祓おうとしてた俺らが同じなわけねえだろ…」
壊相「とんだ自惚れだ、私たちからしたら呪霊も人間もそう変わらないのに」
東堂「もういい加減にしてくれ!!!」 - 48◆v.TAYcWkbs24/08/03(土) 13:31:12
脹相「…あ、葵」
東堂「いい加減にしろ!なんなんだ!!もうウンザリだ!!訳の分からんことばかり並べて、その上関係の無いやつまで傷つけて!!頭がおかしいのはどう考えてもお前らだろうが!!」
虎杖「…頭がおかしいと思われたっていい、それでも俺はそいつを…」
東堂「こいつが何をした、お前らに何も危害は与えていないだろうが…!」壁バンッ
虎杖「………」
東堂「…脹相、頼む、…お前からも……」
脹相「…真人は…確かに前世では、良い奴ではなかった、悠仁が怒るのも仕方がない。それは、お前が知らないだけで、本当に理由のあることなんだ。」
東堂「…………………フッ…、…ははは!そうか。お前はどこまでも、そうなんだな……。……行くぞ、真人。プリントはまた今度だ。」グイッ
真人「えっ、あっ」
虎杖「おい、待てよ!」
東堂「待つわけが無いだろう、…頭のおかしい貴様らにこれ以上付き合いきれん。前世だのなんだというママゴトは記憶のある奴らだけでやってくれ。…俺らに迷惑をかけるな。」
バタンッ - 49二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 14:59:38
なんだっ…!この脳がやられる感覚はっ…!
不穏な空気のハズなのに、展開が気になりすぎてワクワクしてしまう! - 50◆v.TAYcWkbs24/08/03(土) 15:44:51
虎杖「………なんなんだよっ…クソッ…なんで覚えてねえんだよあいつ…覚えてたら、こんなことになってねえのに!!」
壊相「……悠仁。」
虎杖「なんだよ!!」
壊相「私たちは特別なんだ、それを忘れちゃいけない」
虎杖「……」
血塗「そうだぞぉ、記憶が無いのが当たり前で、記憶がある俺たちの方が特別だから…葵が怒るのも仕方ないと思うな」
虎杖「…………分かってる……分かってる、そんなこと……。」
壊相「兄さんも!」
脹相「!?」
壊相「見たでしょ、東堂さんの傷付いた顔。信じられない、あそこで悠仁につくかな…私が言ったこと、もう忘れたの?」
脹相「…すまん、…葵が悠仁を責めているのを見ていたら、悠仁の気持ちを考えたら、居てもたってもいられず…。」
血塗「葵は兄者に、悠仁を止めて欲しかったんだと思うぞ」
虎杖「………」
血塗「俺たちも悠仁を止められなかったから、謝らないと」
壊相「…そうだな、私も火に油を注いでしまったし」
血塗「だから、な?悠仁と兄者も、葵にごめんなさいして、それでまた4人で遊ぼう!」
脹相「…許してくれるだろうか?」
壊相「許されるために謝るんじゃないでしょ、許されなくても謝るの。…まぁ、もう嫌気がさしてうちに帰ってこなくなるかもしれない可能性の方が高そうだけど。」 - 51二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 15:49:55
誰も悪くないんだがこれで虎杖が悪者になるのもやりきれなくてもどかしいな
あとこの虎杖前世よりだいぶ歳上なのも心証よろしくなくて気の毒だ… - 52二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 23:22:34
早め保守
- 53二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 10:04:26
ポンコツお兄ちゃんw
壊相がいてくれて良かった…! - 54二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 17:01:03
展開が気になりすぎて気がつくと見に来てしまう……
- 55◆v.TAYcWkbs24/08/04(日) 22:06:29
壊相「東堂さんの立場を考えたら私は胸が痛むよ。愛し合ってたはずの恋人からは優先順位を下げられて、その上前世で友達だったって主張してくる人間には理解に難しい話をされて…。」
壊相「更にはこんな、他人しかいない家に居候気分で同居する羽目にもなって。」
壊相「…。…そういえば東堂さんはなんで別れたのに同居する流れになったの?」
脹相「…それは、…分からない…。」
壊相「詳しい話をしたのでは?」
脹相「していないんだ…、最初は俺から別れ話と共に離れる話もした。けれど、葵が…共に暮らす話を出してきて…、その後正式に別れ話に蹴りが着いたが、同居を辞める話はあいつから出ずに、そのまま。」
血塗「兄者は葵のこと、どう思ってんだァ?」
脹相「俺はお兄ちゃんだ、今世こそお前らと過ごしたい。やり直しをしたい。」
血塗「それは俺らに思ってることだろ、葵にはどうなんだ?」
脹相「葵には…、…勝手な話だが…俺はあいつに変わったと言われて、別れを告げられた時に、同居も辞めると言われなかったことに一人で安心していた。だから、なあなあで同居を続けて…あいつの気持ちに焦点を当てたことすらなかった。あの子は年下のくせに強い子だから、好きなようにするだろう、ここにいるということはそういう事なんだろう、そう結論づけて終わらせてしまっていた。」 - 56◆v.TAYcWkbs24/08/04(日) 22:07:34
壊相「…あの子は兄さんに助けや理解を求めていたように見えたけど。」
脹相「…そうだな。それを突き放してしまった。…壊相、血塗、悠仁。謝りに行こう。真人にも葵にも。悠仁、お前が真人を許せない気持ちも分かるが、あいつも今はただの人間だ。俺たちのことも呪いであったことも覚えていない。別物だと考えた方がいい、…それはきっと葵に対してもそうだ。昔のことに執着しすぎるな、お前が辛くなるだけ…」
虎杖「嫌だ。」
脹相「…悠仁…」
虎杖「東堂に昔のことを思い出させる。そしたら、真人が友達だなんてふざけたこと、言えなくなるはずだから。」
脹相「…悠仁!いい加減にしろ、壊相の話も聞いただろう!」
虎杖「だから、俺一人でやるよ。大丈夫、東堂は本気で俺の事忘れたりしない。…真人だってそうだ、もしかしたら忘れてるフリして、記憶のない東堂に近付いて俺に嫌がらせしてんのかもしれないだろ。」
脹相「悠仁…!そんな考えではダメだ!俺たちは今に生きなければならない!」
虎杖「あいつだけはダメなんだよ!…放っといてくれよ、一人でやるから。」ダッ
脹相「っ…!壊相、血塗!追いかけるぞ、家の中ならともなく外で暴力沙汰なんか起こしてしまったら悠仁が捕まってしまう。止めなければ。」
壊相「…はぁ。追いかけるのはいいけど、一方的に悠仁の肩を持たないって約束して。」
血塗「そうだぞ、ちゃんと葵の話も聞かなきゃダメだ」
脹相「う、ぐ…わかった。約束する。」 - 57◆v.TAYcWkbs24/08/04(日) 22:08:40
〜駅前〜
東堂「……」
真人「…大丈夫?」
東堂「…俺よりお前だろう、すまなかった、止めるのが遅れた。」
真人「そうだね、止めてくれるって言ったのに!見ろよ、俺の可愛い顔がこんなになっちゃってさー?」
東堂「……悪かった。」
真人「……そうしょぼくれられると責める気も失せるんだけど。ねえ東堂、やっぱさ、お前あの家出た方がいいよ。」
東堂「……」
真人「喧嘩もした事だし?居づらいでしょ、あそこまで言っちゃったらさ。それに、…やっぱおかしいって、特にあの虎杖ってやつ。あの家にいたらいつかダメになるよ。」
東堂「…そう、だな。」
真人「家ならさ、俺の家に来たらいいじゃん。一人暮らしだけど場所ならあるし…」
東堂「二日」
真人「え?」
東堂「二日、泊まらせてくれないか。頭を整理したい。」
真人「考えることなんかあった?」
東堂「……俺があの家に居たのは、脹相を見捨てきれなかったからだ。」
真人「………その話長くなる?」
東堂「いいから聞け、…聞いてくれ。……俺と別れて四人で住むと言い出した時、問題が起きることは簡単に予測できた。」 - 58二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 00:18:58
よし!聞くぞ!
- 59◆v.TAYcWkbs24/08/05(月) 00:19:10
東堂「脹相は『兄弟は必ず仲良くできる』と信じていて、ほか3人の間には亀裂が入っている。見ていればすぐにわかった、この同居生活は上手くいかないと。脹相はそれに気付いていなくて、いや、気付こうともしていない様子で…兄弟がばらばらになった時、全てを捨てて兄弟を選んだ脹相が耐えられないと思ったんだ。たくさん考えて、結果、二年間は様子を見ようと思い同居した。…思ったよりも早くに衝突は起きたがな。」
真人「…」
東堂「脹相の支えになれたらいいと思っていた。それが俺があいつに対してできる最後のことだと。だが、それも余計な事だったらしい。……俺は結局あいつに未練があって、あいつにも俺に対する思いがあると、信じていたかっただけだった。」
真人「……そっか。」
東堂「…………虎杖が…何かあると、俺を頼るんだ。きっと前世の俺は頼りになる男だったんだろう。だが実際の俺はどうだ、…俺には何も出来ん。……昔の俺を求められるのも、ガッカリした顔をされるのも、もう疲れた。」
真人「普通に大学生してるヤツらの中じゃお前はしっかりしてる方だと思うけど…。東堂、こっち向いてよ。」
東堂「…?」
チュ
真人「…今度は避けなかったね。」
東堂「……人目がある場所だぞ」
真人「なに?2人きりになれる場所に行きたい?」
東堂「…こんな自暴自棄な気持ちでお前との関係をどうこうするのは、間違ってる。」
真人「だから硬いんだって、自暴自棄でもなんでもいいよ。捨てられた犬みてーな顔してるお前が可愛くなっちゃっただけだから。」
東堂「馬鹿にしてんのか?」
真人「まさか。その逆、慰めてやってんの。」
東堂「……」
真人「ま、とにかく二日泊まるんだろ?着替えとか買いに行こうよ!いつまでも昨日の服のまんまじゃ気持ち悪いし。初めてのデートだね♡」
東堂「ふっ…、まだ付き合ってもないだろう、騙されないぞ。」
真人「あはっ、キスした仲なのにつれねーやつ!」 - 60◆v.TAYcWkbs24/08/05(月) 00:48:17
[元呪術高専LINE]
〈虎杖〉今話せる人いる?
〈伏黒〉どうした?
〈五条〉ご飯のお誘い?悠仁からくれるなんて珍しいね、最近忙しいのか全然顔出してくれなかったのに!
〈釘崎〉通話は無理。
〈虎杖〉ごめん。飯の誘いじゃなくてさ、みんなに聞きたいことあって
〈虎杖〉皆って、前世の記憶どうやってとりもどした?
〈釘崎〉私は前にも言ったけど図工の授業で棚を作ろうと思って釘を叩いた時ね
〈伏黒〉俺は夢で見てたからきっかけってきっかけはない
〈五条〉何回聞いても野薔薇の思い出し方ウケるんだけど
〈釘崎〉ウケてんじゃねえ今世では私のが年上だぞ
〈五条〉野薔薇こわぁい♡
〈虎杖〉二人ともありがと
〈虎杖〉先生はどうやって思い出したんだっけ?
〈五条〉あれ?言ったこと無かったっけ?
〈五条〉他校のやつと喧嘩中にやりすぎてどっちも死にかけたんだけど、その時に二人一緒に思い出したんだよね。前世でも今世でもやりあってたって気付いて笑っちゃったよ! - 61◆v.TAYcWkbs24/08/05(月) 00:49:12
〈伏黒〉程々にしてくださいよ、今世じゃ普通の人なんですから
〈虎杖〉ありがと!参考になった!
〈伏黒〉は?
〈五条〉え。参考になったの?
〈釘崎〉絶対参考にしたらダメなやつよ
〈五条〉あれ、悠仁既読ついてなくない?
〈五条がグループ通話を始めました〉
〈五条〉悠仁〜、一旦通話入っといで〜
〈伏黒〉だめだ、招待送っても既読つかねえ
〈グループ通話が終了しました〉
〈釘崎〉ちょっと、やってくれたわねバカ目隠し
〈五条〉えぇ!?僕のせい!?ウソォ!?
〈五条〉っていうか、悠仁が記憶取り戻させたい相手って誰?
〈釘崎〉ゴリラじゃないの?前に言ってた
〈五条〉え、僕それ聞いてない
〈伏黒〉東堂先輩ですね、今は年下らしいですけど
〈五条〉聞いてないって
〈五条〉まぁでも葵なら大丈夫か
〈五条〉うん、大丈夫。大丈夫であれ!
〈五条〉大丈夫に決まってる!
〈釘崎〉通知うるさい
〈伏黒〉記憶が無いのなら狂人でなくなってる可能性も高いんじゃ?捕まるかもしれませんね、虎杖。
〈伏黒〉(泣いてるうさぎのスタンプ)
〈釘崎〉ほんと似合わないわねそのスタンプ
〈伏黒〉お前がくれたんだろうが
〈五条〉……これってさ、僕いま未成年だけど殺人教唆になるのかな… - 62二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 01:10:22
虎杖は少なくともかつての同期と教師と兄弟が記憶ありで巡り会えてるから東堂もきっとって思っちゃうのか
それだと叔父もそのうち思い出すんだけどはてさてどうなるんだろ気になる - 63二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 10:48:24
⭐︎
- 64◆v.TAYcWkbs24/08/05(月) 14:43:47
〜真人宅〜
真人「はー!買った買った!久しぶりにこんなに服買ったかも。」
東堂「よくよく考えたらお前は服を買う必要なかっただろう」
真人「いいんだよ、買い物するのに一人だけなんも買わないとかつまんないし」
東堂「それもそうか…」
真人「あ、ここがトイレであっちが風呂ね。ベッドはひとつだけど一応布団はあるからそれ使って。」
東堂「悪いな、世話になる」
真人「いいよ。その代わり勉強教えて?ほら、今回のテストもやばいからさ。」
東堂「お安い御用だ、ノートは家に置いてきたが…大抵の事は頭に入ってる。」
真人「さっすがー!」
東堂「…と、その前に連絡をしてくる、少し待っ…」
真人「だーめ。」ぎゅう
東堂「…おい、真人…」
真人「連絡なんかしなくていいよ。どうせ二日すれば戻るんだし…『そんなやつといるな!話をしよう!』って言われるのが目に見えてる。」
東堂「………」
真人「ねえ、忘れちゃいなよ。脹相のことも、他の奴らのことも。最初から無かったことにしてさ。前世だとか訳の分からない話は忘れて、普通に生きればいいんだ、今まで通りね。」
東堂「…………考えておく、だがお前の言う通り今は連絡はやめておこう。」 - 65二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 22:21:35
深夜の規制怖いから早めの☆
- 66◆v.TAYcWkbs24/08/05(月) 23:57:58
真人「よしっ、じゃあ勉強しよっか!単位ヤバそうなやつだけ優先的に教えてよ。」
東堂「何がやばいんだ?」
真人「えーと、倫理でしょ、経済統計学でしょ、ファイナンス論、世界経済、数学。」
東堂「お前、ほとんどやばい上に必修まであるのか…」
真人「真面目に出ておけばよかったなーってテスト前に毎回思うんだよね」
東堂「なら少しは学べ、…どれが一番ヤバイんだ?」
真人「経済統計学!」
東堂「じゃあそこからだな。」
東堂「毎週の課題は出してたのか?」
真人「うん、一応ね。でもテストが評価の六割って聞いてさ…課題も女の子にやって貰ってたから全然わかってなくて。」
東堂「今後はちゃんと自分でやれ、身につかないだろう。」
真人「うん。だって、お前と付き合うかもしれないし?そこら辺の女の子にはもう手は出さないし頼らないよ、約束。」
東堂「……、……。」
真人「あ、ときめいた?お前筋が曲がったこと嫌いそうだし、そこら辺はちゃんとするからさ。安心してよ。」
東堂「じゃあまずはテストの点で安心させてくれ、単位を落として留年するようなやつに俺は惚れん。」
真人「うわ、そう来るんだ?ひっでー!」
東堂「フッ、少しはやる気になったか?」 - 67二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 01:16:40
これはこれでいいぞいいぞしてまう
- 68二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 01:43:11
東脹前提なのは分かってても東真人も好きだから最近の2人の関係にニコニコしちゃう
- 69二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 08:40:24
きんきらみたいなニコイチの関係になりそう。ずっと真人がべったり
- 70◆v.TAYcWkbs24/08/06(火) 12:42:37
東堂(…同年代のやつと付き合ったらこんな感じなのか。……気が楽な上に、共通の話題が多いからか…楽しいな。だが、友人でもいいだろうと思う俺もいる。…まだこいつのことを恋愛的に見れていない証拠だ。)
真人「また難しいこと考えてる?…俺の事?」
東堂「まぁ、お前のことだ」
真人「へへ…そっか、嬉しいよ。お前が俺のこと考えてくれるの。」
東堂「……お前、そんな顔でも笑うのか」
真人「惚れた?」
東堂「気が早いな、自惚れさんめ」
真人「ぶーぶー。…あ、ここどういう計算すんの?」
東堂「ああ、ここは……」 - 71◆v.TAYcWkbs24/08/06(火) 12:42:57
〜夜〜
東堂「……今日はここまでにしておくか、だいぶ進んだな。」
真人「あーー疲れた!糖分欲しい…。」
東堂「買いにいくか?」
真人「……出さなきゃ負けよ、ジャンケンポンっ!」早口
東堂「!?」グー
真人「…人は急にジャンケンを挑まれるとグーを出す確率が高いんだって。ってなわけで、パーの俺の勝ち〜!行ってらっしゃ〜い!」ひらひら
東堂「お前なぁ……一番近いコンビニはどこだ?」
真人「降りて右、まっすぐだし500mもないからすぐにつくよ 」
東堂「分かった、欲しいもんLINEしとけよ。」 - 72◆v.TAYcWkbs24/08/06(火) 15:14:58
〜コンビニ〜
東堂「アイスの実、午後ティーストレート…女子かこいつは。」
東堂(…ああ、歯ブラシとか買ってなかったな、あるかもしれないが念の為買っておくか……)
ガシッ
東堂「ッ!」
虎杖「…真人の家、近いんだな。」
東堂「…何を、急に……」
虎杖「二人分のアイス、歯ブラシ。ホテルに泊まんなら歯ブラシは要らねーし、アイスを買うってことは近くに家があるんだろ。」
東堂「……ストーカー趣味があるとは意外だな。」
虎杖「それ、買い終わったら面貸せよ。…好きだったろ、拳での語り合いとかそういう臭いヤツ。」
東堂「………。」
東堂(ここで拒絶すれば真人の家まで着いて来かねないな。仕方がない、付き合うか…。)
東堂「いや、先に話し合おう。アイスが溶けたら勿体ない。」
虎杖「…!へへ。お前なら乗ってくれるって信じてた!」
東堂(…人懐こい顔で、随分な脅迫だ。) - 73二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 15:22:49
やだ暴漢きちゃった…
- 74◆v.TAYcWkbs24/08/06(火) 20:49:52
〜河川敷〜
東堂「……一応聞くが、なぜ俺の場所がわかった?」
虎杖「当てずっぽうだよ、町中走り回った。お前のこと見つけられたのはラッキーだったな…今日ついてんのかも。…じゃ、やるか。」
東堂「待て、…俺はまずは話し合うつもりで……」
虎杖「死ぬ気で守れよ、東堂。」ブンッ
東堂「……!!」
ガッ
東堂「つっ……!」
東堂(本気で殴って来やがったなコイツ…!)
東堂「!」
ガッ ゴシャッ ドゴッ
虎杖「……こんなもんじゃないだろ、お前……本気出せよ!!何寝ぼけてんだよ!!」ゴゴッ ガンッ
脹相「悠仁!!!」
脹相「悠仁!!止まれ!!」ガシッ
虎杖「っ……!離せよ!邪魔すんな!!」
脹相「はぁっ、っ、止まってくれ、頼む、頼むから、ッ……葵を殺さないでくれ……!」
虎杖「……は……?殺、す、つもりなんて、」
虎杖「……………………」 - 75◆v.TAYcWkbs24/08/06(火) 20:59:24
虎杖「…………東堂……?」
東堂「……………………」ズル…
壊相「兄さん!救急車呼んだから、悠仁をそのまま抑えていて!」
血塗「葵、葵……!だめだぁ、意識ない…!」
脹相「悠仁……大丈夫だ、落ち着け…。だがこれ以上はダメだ、どうにもできなくなる、…だから…ここで止まってくれ…。」ギュッ
虎杖「……違っ……違う、違うんだよ、脹相、俺、違う、こんなことしたかったわけじゃない!」ガシッ
脹相「……悠仁……。」
虎杖「だって、これくらいやったってこいつ、全然平気だったんだ、こんな弱くなくて、寧ろすげえ強くて…!!」
脹相「悠仁!!!」
虎杖「っ」
脹相「……サイレンの音が聞こえるだろう。救急車が来る、一度お前はここを離れて家に帰ってくれ…救急隊員には、…葵は、暴漢にあったと伝えるから…。」
虎杖「……俺……どうし、よう……兄貴……」
脹相「大丈夫だ、お兄ちゃんがついている。…お前のことは俺が守る、約束だ。」 - 76二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 21:20:28
やだ本当に暴漢になっちゃった…
そしてお兄ちゃん、やっぱりそっちの肩持つのね…うーん辛い - 77二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 21:32:38
これ和解できるのかな…?
かなりまずいのでは?心配
この世界のとうちょの馴れ初めってでてたかな?21と28でどこで出会ってどういう経緯で付き合い始めたのかよければ馴れ初め知りたいです - 78◆v.TAYcWkbs24/08/06(火) 21:34:03
〜???〜
東堂「……?」ぱち
??「あ、ようやっと起きた?もう、こんなところで居眠りしてたら風邪引いちゃうよ。」
東堂「……誰、だ?」
??「忘れちゃったの?」
東堂「……知っている気がするんだが、思い出せない。」
??「今はしょうがないかもしれないね。ちょっとお話しようか。」
東堂「話…とは、何を」
??「前世のことについて。」
??「君は前世の記憶についてどう思う?」
東堂「……端的に言えば、精神病に近いものだと思っている。」
??「集団幻覚みたいな、妄想だって?」
東堂「前世そのものは本当にあるんだと思うが、その記憶があって良いことがあるとは思えない。」
??「例えば?」
東堂「例えば、虎杖なんかはわかりやすい例だ。あいつは幼少期に記憶を取り戻したと言っていた。高校生の時の記憶を幼少期に取り戻したなら、普通に考えれば…今、あいつは実年齢よりも精神的に大人びているはず。経験した年数がプラスされているからな。だがそれでも、虎杖は実年齢よりもずっと子供じみている。話していると、それこそ高校生と話しているような気にすらなる。」
??「…記憶に引っ張られすぎて、成長ができてない?」
東堂「ああ、ずっと…前世の『虎杖悠仁』のままなんだと思う。だから、前世の情報で今生きている世界を判断しようとする。…前世と今の線引きができていないと言ったところか。」 - 79◆v.TAYcWkbs24/08/06(火) 21:36:44
??「それって記憶を持っている人全員がそうなのかな?」
東堂「……脹相も、虎杖ほどでは無いが出来ていない方に分類されるな。だが全員では無いと思う。壊相は『線引きで来ていない相手』を前にしたから踏ん切りをつけるのに時間を要したが、呪術だとか呪いの話を自分から進んで出したりはしない。血塗なんかはしっかりと今と前世を分けて考えられていると思う。」
??「東堂くんは、前世のことを思い出したい?」
東堂「俺は……正直、どっちでもいい。」
??「どっちでも?」
東堂「取り戻したところで、俺は自分を変えるつもりは無い。虎杖は幼くして記憶を取り戻したからそれまでの自我が失われたように思えるし、現に脹相は今までの記憶を失った訳でもない。つまり記憶は上書きではなく追加されるもの、21年生きてきた俺なら記憶を取り戻しても自我を失うことは無いはずだ。あくまで予想だが。」
??「……」
東堂「新しく一人分の記憶が増えるかどうかという、ただそれだけの話だ。わざわざ取り戻そうとも思わなければ、記憶が戻ったとしてもそれを嘆くこともないだろうな。……、……そろそろ名前くらい教えてくれてもいいんじゃないか?呼びかけにくいんだが。」
??「私は…、…君が記憶を取り戻したらきっと、一番に思い出すよ。」 - 80二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 02:35:35
高田ちゃん!?
- 81二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 09:16:56
ピンチの時にオートで相談にのってくれる女神
まさかこの状態でも現れるとは - 82二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 09:59:25
高田ちゃんも転生してるのかな?高田ちゃんを街中で見かけた時に、あおいちゃんも真人もあの思い出が蘇りそう。
- 83◆v.TAYcWkbs24/08/07(水) 14:48:59
〜病院〜
東堂「───……、……ぁ……?」
真人「東堂!!」ガバッ
東堂「痛っ…!真人…?ここは…、」
真人「病院だよ、お前、殴られて、意識なくて」
東堂「……あぁ、」
真人「お前のことやったのさ、あの虎杖ってやつだろ?」
東堂「……」
真人「隠さなくていいよ、コンビニ行ったのに河川敷でわざわざ襲われたなんて、通りすがりの暴漢相手じゃありえないでしょ。…あいつら、隠蔽しようとしやがった。脹相に聞いたらさ、暴漢にやられたんだろうって。笑えるよな、腹立ったから追い出してやったよ。」
東堂「…………」
真人「あぁ、そうだ、ナースコール……医者呼ばないと。…東堂?大丈夫?気分、悪い?」
東堂「……疲れた。」
真人「へ?」
東堂「悪いが少し一人にしてくれ。医者も要らない、ただの打撲だ。」
真人「いや、でも」
東堂「頼む、30分でいい。」
真人「……分かったよ、30分後にまた来るからその時は駄々こねずに医者呼ばせろよ。」 - 84◆v.TAYcWkbs24/08/07(水) 15:22:28
東堂「……」
コンコン
東堂「……入れ。」
脹相「……。」
東堂「そう気まずそうにするな、お前だとわかって入れと言ったんだ。」
脹相「…目を覚ましたんだな、葵…、…その、すまなかった。…痛むか?」
東堂「当たり前だ、あいつ…人の頭バカスカ殴りやがって…。テスト前にバカになったらどうしてくれる。」
脹相「……。」
東堂「…………『被害届を出さないでくれ、悠仁に悪気はなかったんだ、あの子は悪い子じゃない、だから暴漢にやられたということで話を合わせてくれ』…そんな話じゃないのか?」
脹相「……違う。被害届を出したいのなら、出せばいいと思う。」
東堂「……?急になんのつもりだ。」ピクッ
脹相「…悠仁は……今のままじゃ、ダメなんだ。」 - 85◆v.TAYcWkbs24/08/07(水) 15:23:55
脹相「行動と言動がエスカレートしてきている。前世と今世の違いを、受け入れられていない。…たとえ今回隠蔽できたとしても、きっと次がある。」
東堂「それは大いに同意だ、俺じゃなかったら死んでたぞ。」
脹相「…」
東堂「これはあくまで俺の考えだが、虎杖の中身は未だに高校生だ。31歳にしては子供すぎる。」
脹相「それは…確かに、そうだな。」
東堂「カウンセリングを受けさせろ。前世の話を信じるカウンセラーがいるかは分からない、もしかするとその話の時点で病気だと診断されるかもしれない。だが、アイツにはそれくらいのサポートが必要だろう。」
脹相「…………」
東堂「なんだ、じっと見て」
脹相「お前は…こんなことになっても、悠仁のことをちゃんと考えてくれるんだな。」
東堂「お前の大事な弟なんだろうが。守ってやれ。」
脹相「……葵……本当に、すまなかった。医療費は全部俺が出す。」
東堂「そうだな、それくらいはしてもらうか…。……脹相、虎杖は今どうしてる?」
脹相「家にいる、話がまとまるまで出るなと伝えてある。…被害届は出すのか?」
東堂「…………いや。カウンセリングを受けさせると約束するのなら被害届は出さない。」
脹相「わかった、約束しよう。……家は、……」
東堂「?」 - 86◆v.TAYcWkbs24/08/07(水) 22:57:06
脹相「家は、出るのか」
東堂「……まぁ、そうだな……虎杖がまだ俺を殺そうというつもりでいるのなら一緒に暮らすのはお互いのためにならないな。」
脹相「庇うつもりじゃないんだが、殺そうとした訳じゃないらしい、…知り合いに、死にかけるほどの喧嘩をしたことがきっかけで記憶を取り戻したやつがいると知って、それを参考に実行に移したと言っていた。」
東堂「……くだらないにも程がある……そんなことの為だけに俺は殴られたのか……」
脹相「本当に、申し訳なかった。……痛そうだ、頬もこんなに腫れて……」
東堂「…触るな。」パシッ
脹相「っ、……す、すまない」
東堂「…何も拒絶したわけじゃない、痛むから触るなと言っただけだ。……だが、お前がそんな顔する資格はないだろうが…。」
脹相「………………」
東堂「……泣くな!なんなんだ、お前が俺を振ったことを忘れるな!」
脹相「泣いてない…、分かっている。泣く資格がないことも、引き止める資格がないことも。……だが……、……」 - 87二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 23:03:53
お兄ちゃん泣かないで…と思ってる自分と、東堂のお兄ちゃんへの塩対応で興奮してる自分がいる。
- 88◆v.TAYcWkbs24/08/07(水) 23:23:04
東堂「……なんだ、言いたいことがあるのならはっきりと言え。」
脹相「……見損なうかもしれない」
東堂「もう何度も見損なってる」
脹相「……」
東堂「...そんな顔をするな、子供かお前は…。」
脹相「お前より7つも年上だ」
東堂「なら態度で示してくれ」
脹相「…真人とお前が付き合ってると聞いた、…正直に言うなら、嫌だと思った。」
東堂「……誰から聞いた?」
脹相「真人本人だが」
東堂「そうか、訂正するが付き合ってはない。」
脹相「……キスをする仲だと…、それも嘘か?」
東堂「キスは……、……したが……。」
脹相「………そんなに軽い男だったか?」
東堂「お前にそこまで言われる筋合いはないぞ。」
脹相「…そうだな…その通りだ。」
東堂「…まぁ時間の問題だろう、あいつと付き合う可能性もゼロじゃない。」
脹相「……、……。」
東堂「文句ありげだな。別れても俺がずっとお前を一方的に愛するとでも思ったか。」 - 89◆v.TAYcWkbs24/08/07(水) 23:25:43
脹相「…これだけは知っていて欲しい」
東堂「?」
脹相「俺は確かにお前を振った、別れもした、もう恋人でもなんでもない。…だがお前のことを嫌いになった訳じゃない。きっと、弟達を愛しながら次に思い浮かべる顔はこの先ずっとお前なんだ。」
東堂「……不毛だな。」
脹相「不毛でも勝手でもいい、お前がこの先誰を選んでも俺に口を出せる権利はない。…別れても俺たち兄弟のためにお前が気を回してくれていたこと、悠仁を今でも気にかけてくれていること、…俺を正してくれたこと。お前はずっと、俺の好きな葵のままだ。俺は変わってしまったが…。」
東堂「……今更そんなことを言うな、俺にどうして欲しいんだ」
脹相「お前の好きなように生きて欲しい。それだけだ。そのために俺に出来ることがあれば協力しよう。…ああ、そうだ、治療を受ける上で家族への連絡が必須だと言われたから、お前の実家の連絡先を教えてしまった。緊急だったものだから、許可を取らずに勝手なことをしてしまいすまなかった。…俺からは、以上だ。」
東堂「……家の事や、これからのことはまた追って俺から連絡する。実家への連絡も咎めるつもりは無い、どうせ俺に興味もないだろうからな…。」
脹相「……それは、違うと思うぞ。意識がない間、何度かお前の携帯が鳴っていたのを見た。両親じゃないのか?」
東堂「何?……、」携帯スッ
東堂(真人からの不在着信、…母親からの不在着信…。……何年ぶりかの連絡がこんな報せとは親不孝にも程があるな。……ん?GPSアプリの作動履歴…?)
東堂「おい、これ」
脹相「あっ…す、すまない、悠仁とお前がどうにかなってしまうんじゃないかと思って、付き合ってた頃に入れていたGPSのアプリをダメ元で頼ってしまった。もう消して構わない、悪かった。」
東堂「……まぁ、これのおかげで今回は助かったか。入れていたことも忘れていた…。」
脹相「流行りに乗ってお互いに入れてそれきりだったからな…。…そろそろ、俺は失礼させてもらおう。……また連絡してくれ。」
東堂「……わかった。」 - 90二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 08:38:26
病室へ外から聞き耳立ててる感じだぜ
- 91◆v.TAYcWkbs24/08/08(木) 15:40:02
プルルルル プルルルル
母親『……もしもし』
東堂「俺だ。…話は聞いてると思うが、あー……今、入院していて…だが心配はいらないぞ、聞いての通り元気だからな。」
母親『…暴漢に襲われて頭を打ったって聞いたけど…その様子なら記憶も今回は大丈夫そうね。人生で2回も不審者に襲われるなんて、滅多にないわよ』
東堂「本当にな……」
母親『一周まわって幼い頃みたいに変なことを言い出すんじゃないかって心配してたけど、良かったわ』
東堂「変なこと?」
母親『あなた、小さい頃…やけに大人びてて、気持ちの悪い子供だったから。』
東堂「…………俺はどんなことを言ってたんだ?」
母親『退屈だって言いながらしょっちゅう色んな人に喧嘩を売って、ブラザーだとかよくわからない誰かを探してて…大変だったのよ、あんたを育てるの。そういう意味で言ったら、あんたを攫おうとした不審者には救われたのかもね。あれからまともになったから……いや、男が好きって時点でまともでは無いわね……、……ちょっと?聞いてるの?あんたが聞いてきたんでしょ?』
東堂「い、や……すまん、ありがとう、……病院内だから、もう切るぞ。」ピッ
東堂「………………俺も、前世の記憶があったのか……?」 - 92二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 20:21:45
昔はあったパターンだと……
- 93◆v.TAYcWkbs24/08/08(木) 23:09:31
東堂(幼い時に攫われかけて事故にあったことで記憶が欠けてる自覚はあったが…そんなにも多くのことを忘れていたのか?)
東堂(喧嘩ばかりしていたことも覚えていない……、……ぐ、だめだ、頭が痛む……!)ぐるぐる
真人「東堂、もうお医者さん呼ぶよ……って……」ガラッ
真人「お前顔真っ青じゃん!もー、だからすぐ呼びたかったんだよ!横になっ……ちょ、東堂!?東堂!?また意識なくなった!?」 - 94二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 23:56:53
〜三年前 大学〜
脹相「そこの大きい子、ちょっといいか。」
東堂「……ん?俺か?」
脹相「この大学は広いな、迷ってしまった。…あー…と、学生で合ってるか?」
東堂「どういう意味で聞いてんのかは聞かないでおいてやるが、ここの生徒であってる。どこに行きたいんだ?」
脹相「第三会議室とはどこだろうか?」
東堂「それなら西棟の方だな。分かりにくいだろうから一緒に行こう。」
脹相「ありがとう、後で食事でも奢らせてくれ。」
東堂「たかが道案内くらいでか?」
脹相「俺からしたら大事なアポに遅刻せずに済むという大きなメリットを得たからな」 - 95二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 07:42:17
ほしゅ
- 96二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 12:31:20
東堂「学生でも教師でも無さそうだが…あんたは何をしにこの大学へ?」
脹相「この大学、最近学長が変わっただろう」
東堂「ああ、らしいな。あまり興味は無いが」
脹相「その学長と俺の会社の社長が親しい仲らしくてな。忙しい社長の代わりに俺がお祝いを伝えに来たというわけだ。ついでに営業もしてこいと。」
東堂「なるほど、それでその紙袋か。」
脹相「ああ。親切な子に出会えてよかった。」
東堂「……」
脹相「? どうした、人の顔をじっと見て。」
東堂「いや…あんた、綺麗な顔してんな…。」
脹相「……ナンパか?」
東堂「…!す、すまん、確かにナンパにしか聞こえない発言だったな。…着いたぞ、ここが第三会議室だ。」
脹相「ああ、ありがとう。…あ、これを。」
東堂「ん?」
脹相「名刺だ、俺の連絡先も載っている。打ち合わせが終わったら連絡したい、なにか適当にそっちから送っておいてくれ。通知は切ってあるから気にしなくていい。」
東堂「お礼なら……」
脹相「すまん、もう時間だ。あとはメールかショートメッセージで頼む。」 - 97◆v.TAYcWkbs24/08/09(金) 12:31:43
東堂(……まぁ、顔は本当に綺麗だったし、二度目の機会を与えられたと思えば有難いか。)
東堂(それに…何でか分からないが、助けてやりたくなる雰囲気の人でもあった。今度こそ助けたいと…、…今度こそ?初対面なのに変な感じだな…。寝不足そうな幸の薄い顔をしていたからそのせいだろうな。)
東堂「……メールしとくか。」
脹相「打ち合わせは無事終了…メールは、…来てるな。」
〈登録されてない電話番号〉西棟を出て直進、東棟の地下。
脹相(謎解きみたいなSMSだな…せめて名乗りくらい入れてくれたらいいものを。親切だったが変なやつだ...。) - 98◆v.TAYcWkbs24/08/09(金) 12:39:01
脹相「東棟……これか、これの地下……ん?」
脹相「……楽器の音が聞こえる…部活動か?」
脹相(可愛らしい音色だ、…鉄琴?木琴?楽器には詳しくないがそんな感じの打楽器…)ガチャ
東堂「……!終わったのか。」
脹相「返事をしただろう?」
東堂「悪いな、ここは電波が弱すぎてスマホが使い物にならないんだ。」
脹相「地下だからか…、……部活動中だったか?」
東堂「部活ではなくサークルだが、見ての通り今日は誰もいない、俺ももう切り上げる。」
脹相「いい音色だった、これは…ええと…… 」
東堂「…鉄琴と木琴だ、人数が少ないからどっちも俺が叩いてる。」
脹相「器用だな?」
東堂「フッ、まぁな。ちょっと待っててくれ、荷物をまとめてくる。」
脹相「ああ。」 - 99◆v.TAYcWkbs24/08/09(金) 12:41:55
脹相「おかげで打ち合わせは上手くいった、お礼になにか飯でもと思ったんだが…外でもいいか?」
東堂「まぁもう帰るところだから構わねえが…」
〜カフェ〜
脹相「そういえば、俺の顔が綺麗だと言ったな」
東堂「げほっごほっ」
脹相「大丈夫か?変なところに入ったか?」
東堂「い、いや…まさかそっちから触れてくるとは思わなかった。気を悪くしたか?」
脹相「悪くしたと言うより、不思議に思ったな。俺の顔は...隈もあるし、生まれつきの痣もある。お世辞にも綺麗とは言えないだろう。」
東堂「いや、それを差し引いてもだいぶ綺麗だろ...それに痣だとかそういう話なら、俺なんか顔面の半分がこれだぞ。」
脹相「笑っていいのか分からないフォローを...」 - 100◆v.TAYcWkbs24/08/09(金) 15:15:32
〜一時間後〜
脹相「それで、本来俺は営業ですらないのに人手不足を理由に今日は駆り出されて...」
東堂「だいぶブラックな会社だな、...っと...もうこんな時間か。会社に戻らなくて大丈夫か?」
脹相「そんなに経っ......、...!?ま、まずいな。通知を切っていたのを忘れていた、会社から連絡が...。そろそろ行かなければ。」
東堂「......待ってくれ!」
脹相「どうした?」
東堂「...今日はとても楽しかった。また会いたい。連絡していいか?」
脹相「...またナンパか?」
東堂「ああ、そうだ。ナンパだ。もっとあんたのことを知りたい。」手ギュッ
東堂「だから、また一緒に飯でも何でもいいから付き合ってくれ。」
脹相「.........、わかった、また連絡しよう。とりあえず今日は急いで戻らないといけないから、またな。支払いは済ませておくから気にするな。ありがとう、...えっと...」
東堂「東堂!東堂葵だ。」
脹相「ありがとう、東堂くん。連絡を待っている。」 - 101◆v.TAYcWkbs24/08/09(金) 15:28:36
東堂(...東堂くん...!?初めて男にそう呼ばれたな......、......ぐ、悔しいがストレートにときめいた...!)
※基本顔が怖く圧があるので教授からもさん付けで呼ばれる
脹相(随分とグイグイ来る子だったな...、...もっとあんたのことを知りたい、か。...可愛らしいな。)
〜同年 九月〜
東堂(あれから数ヶ月、何度かデート...という名のお出かけを繰り返した、毎回感触は良かったし...行けるんじゃないか?いや、だが、まだ早いか?相手は社会人。俺のようなついこの間まで高校生だったような子供を相手にするのかどうか...)
脹相「九月の後半だと言うのに暑いな...。蝉もまだ鳴いている。おかげで向日葵も咲いてくれているが...、...ひまわり畑に行きたいだなんて、案外子供らしいところもあるんだな?」
東堂「...あんたに似合うと思ってな...。」
脹相「そうやって、暇さえあれば俺をからかって...」
東堂(...笑っている、向日葵の黄色が跳ね返っていつもより血色もよく見える...守ってやりたい。こいつを守れる場所まで、近付きたい。)
脹相「...東堂?」
東堂「...実は...今日、俺の誕生日なんだが」
脹相「...何?そういうことはもっと早く言え、何も用意してな...」
東堂「あんたの隣がいい。」
脹相「......」
東堂「あんたの隣が欲しい。他には何も要らん。...子供だからと流さず、真面目に受けとってくれ。」
脹相「......東堂......、」 - 102二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 17:31:27
待望の馴れ初め回だー!!ニヤニヤするぜ
- 103二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 21:13:05
誕生日に交際スタートだなんて素敵
- 104◆v.TAYcWkbs24/08/09(金) 22:27:55
脹相「俺は、25だ。もうすぐ26になる。あっという間に30になるぞ。」
東堂「ああ。分かってる。」
脹相「同い年の子と付き合うのとは違って、色んな...差が、価値観の違いが、生まれる。」
東堂「その分幾らでも背伸びしてやる。だから、あんたも屈んでくれ。」
脹相「ふっ...お前が背伸びしたら2m超えるんじゃないか?」
東堂「そういう話じゃねえだろ...例えだ、例え。」
脹相「分かっている、...あーー...」
ミーーーンミーーーーンミーーーーン...
脹相「...暑いな。お前のせいで、余計に暑くなった。......大学生が結婚適齢期を相手に告白だなんて、罪深い。」
東堂「信用出来ないか?」
脹相「生憎短い恋をしている暇はないからな」
東堂「そうか、...少し待ってろ。」
脹相「?どこに連絡するんだ...?」 - 105二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 07:55:14
ほしゅーー!
- 106二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 18:30:06
⭐︎
- 107二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 23:58:27
保守
- 108二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 10:14:25
★
- 109◆v.TAYcWkbs24/08/11(日) 15:17:10
東堂「もしもし。俺だ、お袋か?」
脹相「!!??」
東堂「悪いが、孫の顔は諦めてくれ。......男に惚れた、外国に行ってでもそいつと結婚したい。」
脹相「ま、待て、早まるな!気が急いてるなんてレベルじゃない!」
東堂「........」
脹相「お、親御さんはなんと...」
東堂「叫ばれて切られた。まぁ元より上手くいってなかった親子仲だ、仕方あるまい。」
脹相「完全にトドメを刺したな...!?」
東堂「これで俺の覚悟は伝わったな。俺も短い恋にするつもりは無い、生涯お前を守ると誓っている。」
脹相「か、勝手に誓われている...。返事のひとつもしていないのに話がどんどん進んでいく...。」 - 110二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 23:20:07
とっても強引☆
- 111二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 03:04:28
⭐︎
- 112◆v.TAYcWkbs24/08/12(月) 09:51:10
東堂「...嫌か?」
脹相「......嫌では、ないんだが...後悔しないか?」
東堂「しない。俺の魂がお前じゃないと嫌だと言っている。」
脹相「......小っ恥ずかしいことを...やっぱりお前は子供だ。」
東堂「脹相、こっちを向いてくれ。」
脹相「う...」
東堂「......顔が真っ赤なのは暑さのせいだけじゃないと、自惚れてもいいか。」
脹相「...参った、降参だ。...だが守られ続けるのは性にあわない。...俺にも守らせてくれ。」
東堂「......!!」パァッ
ガシッ ブンッ
脹相「うおっ...!?も、持ち上げるな、回すなっ、恥ずかしいだろう!」
東堂「すまん、つい嬉しくてだな...!」
脹相「周りの家族連れに笑われているっ...降ろせ!」
東堂「悪い、...ああ、俺は今ものすごく幸せだ。」ストンッ、ギュウッ
脹相「...ハグも恥ずかしいんだが...その上暑い...」
東堂「きっと俺は生涯、このひまわり畑での景色を忘れることは無い。...好きだ、脹相。何があってもこの先、お前を手放さない。ずっと一緒にいよう。」
脹相「.........あぁ、そうだな。一緒にいよう、ずっと。」 - 113二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 12:20:34
ニヤニヤしてたのに、ずっとって単語で引っ込んでしまった
気になって仕方ないぜ - 114◆v.TAYcWkbs24/08/12(月) 16:39:22
〜二年前〜
脹相「東堂は音楽サークルなのに身体がデカイな」
東堂「まぁ、高校までは柔道部だったからな」
脹相「柔道部...写真は無いのか」
東堂「写真...あると思うが...」ぽちぽち
東堂「ほら、これだ。」
脹相「おお...道着を着ている...」
東堂「まあ、柔道部だからな。」
脹相「格好いいな。」
東堂「おっ...おう」
脹相「ふふ、照れたか」
東堂「あまり格好いいとか言わねえだろ…お前…」
脹相「赤くなって可愛いな、お前は」
東堂「からかうな」
脹相「可愛くて格好よくて、大好きだ」ちゅ、ちゅ
東堂「〜〜〜ッ…」ギュウッ - 115◆v.TAYcWkbs24/08/12(月) 16:43:46
〜二年前〜
東堂「脹相、そろそろ俺の誕生日で付き合った記念日にもなる訳だが」
脹相「ああ、そうだな」
東堂「……頼み事があるというか……」
脹相「?」
東堂「あー…苗字じゃなくて、名前で呼んで欲しい。」
脹相「…名前で?」
東堂「今でもたまに呼んでくれるが、ほとんどベッドの中だなと思ってな。普段から名前で呼ばれたい。」
脹相「……。……葵?」
東堂「!」
脹相「葵。……フッ、名前を呼んだだけでそんなに嬉しそうな顔をして……」
東堂「嬉しいに決まってる、…なんでいつもベッドの中でだけ名前を呼んでくれてたんだ?」ギュ
脹相「それは…ほら…そらあれよ……」
東堂「恥ずかしかったか」
脹相「勘のいいガキは嫌いだ…」
東堂「俺はお前が好きだぞ」スリ
脹相「………俺も好きだ、葵。」チュ - 116◆v.TAYcWkbs24/08/12(月) 16:44:09
〜一年前〜
脹相「葵ッ...!!」バンッ
看護婦「...ご家族の方ですか?」
脹相「...あ、いや...家族、では...」
看護婦「...東堂さんはスキー場、ゲレンデの上級者コースの崖下に転落した様子でした。一緒にいたお友達の方が先に転落し、それを追い掛ける形で助けに向かい事故が起きたそうです。命に別状はありませんが、...左手は落下時に地面についたのか、複雑骨折をしている上に凍傷してしまっていて...切断する判断となりまして......ご実家の許可も得て、即手術をしたので、本人からすると...目が覚めたら手が無くなっていた、という事態です。気が動転しているかもしれませんので...」
脹相「...会えないんですか?」
看護婦「...いえ...、短い時間で良ければ面会できますよ。どうぞ、こちらです。」
脹相「......葵......」
東堂「...脹相か、......こんな遠くの病院に来てくれるとはな...仕事はどうした?」
脹相「抜け出してきた、...、......」
東堂「...そう気を遣うな、左手は失ったが命はある。友人も軽い怪我で済んだと聞いたし...死者が出なかったことを喜ぶべきだろう。」
脹相「.........」
東堂「...泣かせてしまったな。両手でお前を抱きしめてやれないのが残念だ。」
脹相「いい、...俺がその分沢山抱きしめてやる。...葵、お前が卒業したら一緒に家を借りる話があっただろう。あれを、早めよう。生活が難しくなるだろうから、いっそ一緒に住もう...こんな身体のお前を、一人にしたくない。」ぎゅっ
東堂「...学生と社会人じゃ生活が違うから、お互いにストレスが溜まるかもしれないと危惧していたのはお前だぞ。」
脹相「構わない、お前を支えてやりたい。好きだ、葵......俺に出来ることは少ないかもしれない、ただ、少しでも...一つでもやれる事があるならやらせてくれ。」
東堂「.....ああ。ありがとう、脹相。お前が隣にいてくれるなら、心強い。」ぎゅう - 117二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 18:30:02
こういう思い出や積み重ねてきた日常をあっさり手放してもいいと思えるくらい前世の繋がりの方が大事なんだったら、前世の記憶はほんと呪いでしかないなぁ…
- 118二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 18:47:28
過去回想を微笑ましく読んでたら急なハガレンネタでお茶吹いたw
- 119二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 19:33:49
過去がラブラブであるほど現在とのギャップがきつい
- 120二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 20:16:48
前世の記憶アリナシのギャップが重くてエグいよなぁ…
悠仁にしたって彼視点だと本当に真人に記憶はないのか?本当に人を殺さないのか?とかの確証は得られないし
逆に記憶のない葵ちゃん視点からするとこんなに思い出や言葉を積み重ねたお兄ちゃんが急に弟たちの為に生きるからごめんって言い出すの泣いちゃうよ… - 121二次元好きの匿名さん24/08/12(月) 20:26:18
これ意識をなくした東堂が夢で過去のことを回想してるんだとしたら相当きつい
お兄ちゃんの回想でもきついけどお兄ちゃんは自分で弟選んでるからな⋯ - 122◆v.TAYcWkbs24/08/12(月) 22:34:54
〜現在 病院待合室〜
脹相「...あ」
真人「......」
脹相「...」
真人「東堂さ、また意識失ったよ。」
脹相「っ」
真人「...もうさ、解放してやったら?寄り戻す気、ないんだろ」
脹相「......そう、だな...。お前の言う通りかもしれない。」
真人「...俺さ、東堂に償いたいんだよね。」
脹相「償い...?」
真人「スキー事故であいつ、左手なくなったじゃん。......あれ、俺のせいなんだよ。東堂は知ってんのか知らないのかわかんないけど...。」
脹相「...何?」
真人「ふざけててさ、いつまで経っても怖くて降りれないって言ってたやつの背中を突き飛ばしたんだよ。あんなもん、滑る前が怖いだけでいざ滑っちゃったら怖くないからって。...そしたらそいつ、真っ直ぐ滑れなくて、崖に落ちちゃって」
脹相「...」
真人「そしたら、東堂がそれを追いかけてさ。そいつのこと掴みきれなくて、一緒に落ちちゃって...、下、見たら、二人とも意識なくて。死んだと思ったから、俺、焦って麓まで降りたんだ。...でも、すぐには言えなかった。俺が突き落としたことがバレたらって思ったら、怖くて。...数時間してから、友人と連絡がつかないって漸く言えたんだけど、...時間かかっちゃったせいで、あいつ、左手使えなくなっちゃって...」
真人「何も言わないんだよ、それに対して。俺がすぐ救助呼んでたら、左手も無事だったのかもしれないのに。何も言わないから、俺も何も言えなくて、」
脹相「.........」
真人「...キレないんだ?もうあいつのことなんてどうでもいい?」
脹相「...違う、…言葉が見つからないだけだ。」 - 123二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 05:03:22
左手失うきっかけは前世も今世も真人が原因なのか
今世は故意ではないから真人も辛いな - 124二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 15:38:27
保守
- 125二次元好きの匿名さん24/08/13(火) 23:56:10
早めの★
- 126二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 01:09:05
⭐︎
- 127二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 08:34:54
早め☆
- 128二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 10:24:51
真人はずっと負い目を感じながら過ごしてたのかな
と思うと心が痛いな… - 129二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 20:56:23
前世の記憶の影響がでかすぎて、いっそ記憶のない者同士東堂と真人で一緒にいた方が丸いのでは…と思い始めてしまったけど東堂も元はがっつり記憶あったっぽいんだよなぁ
- 130二次元好きの匿名さん24/08/14(水) 23:51:56
これ記憶があったのを失ったってなるとまた話が変わってくるよな
治療になる上にかなり時間も空いてるし - 131二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:19:28
高田ちゃんで記憶戻るフラグは建ったと信じたい
完全に無くしてたらイマジナリー高田ちゃんも出てこなかったと思うし - 132二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 00:33:59
自分も前世では人を殺めたけど責めずに受け入れてくれた人達がいたものね
悔いている姿を叱責できないよな - 133二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 09:36:47
⭐️
- 134二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 19:45:03
保守
- 135二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 06:56:30
保守
- 136二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 12:55:43
🌟
- 137二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:55:16
⭐️
- 138二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:20:33
前世の真人は自分が呪霊で人間が敵だから人間に残酷だったけど仲間の呪霊には優しかったからね 人間の人間に対する態度と呪霊に対する態度が立場の違いから逆になってただけで 今人間として生きてる真人が友人の人間を想う気持ちに嘘はないんだろうと考えるとつらいな みんなどうにか前の良いことだけを引き継いで悪いことは今と関係ないって折り合いつけられないかな兄弟のことも東堂のことも真人のことも
- 139二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 03:39:00
例えば兄弟や仲間としての絆は引き継ぐけど殺し合ったことは水に流しましょう折り合いをつけましょうっていうのが「できた人間」ではあるよねきっと
実際壊相と虎杖は殺し合ったことを乗り越えられそうだし
真人が東堂の腕を落としたのも東堂自身はそんなに深く気にはしなそうな…あれもまた殺し合いだったし
それよりも真人は順平(人間)の死を心の底から大笑いしてたような部分がきつそうだよなあと思う
記憶あり組にとってもだしこれから本人が前世思い出すことがあれば本人にとっても - 140二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 14:21:42
保守
- 141二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 23:21:54
早めの☆
- 142二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 09:21:05
保守
- 143二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 19:05:56
⭐️
- 144◆v.TAYcWkbs24/08/18(日) 20:26:43
脹相(...悠仁は、葵は前世で真人との戦いで左手を失ったと言っていた。なぞるところは、なぞるのか。)
脹相(...今の話を悠仁が聞いたら、今度こそ真人を殺しかねない...。俺の中に留めておかなければ。)
脹相(...だが、葵には?葵は知っておくべきじゃないのか?もし事故のことを知らないのなら...)
脹相(......いや、俺が言ったところで...。どう捉えられるかなんて考えなくてもわかる事だな。) - 145◆v.TAYcWkbs24/08/18(日) 20:29:27
- 146二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:50:35
お互い現世の忘れていたことを思い出せたんだね。
九十九さんも出てきてどう展開していくのか楽しみにしてます! - 147二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 10:01:53
次が楽しみだな
- 148二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 21:05:25
わくてか
- 149二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 03:07:03
うおおここでついに九十九さんが…!
- 150二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 13:12:45
- 151二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 15:28:42
聴こえる…あの音が!カァーーーーーン‼️
- 152二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 22:56:53
ビブラスラップ保守⭐︎
- 153二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 10:06:11
保守
- 154二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 20:52:40
保守ー
- 155二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 21:29:11
続き気になる保守!
- 156二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 07:38:46
★
- 157二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 18:33:39
ほしゅ
- 158二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 21:56:21
カァーーーン☆
- 159二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 08:23:53
保守!
- 160二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 19:17:28
ほ
- 161二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 04:43:56
ほしゅ
- 162◆v.TAYcWkbs24/08/24(土) 13:26:39
九十九「ええ?私が?」
脹相「いいから、早く...」
ガララッ
東堂「何を病室の前で騒い、......、」
九十九「......あれ!?葵!?」
東堂「......なんで俺の名前を...」
九十九「……えっ?」
東堂「いや、...ああ、なんだ。また前世絡みか?」
脹相「...思い出さないか?」
東堂「だからいい加減にしてくれと...、...お前、泣いてたのか?」
九十九「待った待った!話し込むなら、中に入ろうじゃないか。積もる話もあるしさ?」
東堂「俺にはないんだが」
九十九「私が気になってるから!...っていうか、その生意気な態度!懐かしい〜!」
東堂「本当に誰なんだ...」
脹相「疲れているところにすまない…。」 - 163二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:58:45
続き感謝とほしゅ
- 164二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 02:53:14
追いついた!
すっかり歯茎カピカピ民になりました
ほっしゅ - 165二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 13:45:19
久々に保守支援
- 166二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 22:49:52
☆
- 167◆v.TAYcWkbs24/08/26(月) 02:15:07
九十九「...じゃ!改めて自己紹介といこう。私は九十九由基。仕事の健康診断を受けに来たらたまたま知ってる顔…っていうか頭?とにかく脹相を見つけて声をかけたってワケ。」
東堂「......東堂葵。」
九十九「葵、今世では二度目ましてだね。」
東堂「は?...会ったことは無いと思うが...」
九十九「いや、ある。あれは葵がまだ小さかった時……」
東堂「……???」
脹相「……」
九十九「一目見て、ああこの子は葵だ!って分かったからさ。一緒に来てくれるかな?って声を掛けたんだよ。そしたら、葵も私を覚えててくれてたみたいでバイクに乗せたんだけど…」
東堂「何?」
九十九「葵の母親かな?急に女性が叫んで、それに驚いた葵がびっくりして走ってるバイクから落ちちゃって。」
東堂(俺が覚えていた記憶と少し違うが……こいつがバイクの不審者……!)
九十九「まぁ葵なら大丈夫かと思って大事になる前にその場を去ったんだけど、その後全然会えなくてさ〜!今日会えてよかったよ!」ケラケラ
脹相「九十九……葵はその事故で顔に傷を残し、その時の記憶を失っているんだが…。」
九十九「そっかぁ記憶…えっ?それで私のことも覚えてない感じ?」
東堂「……あぁ。」
九十九「うわ〜…!めんっどくさいことになっちゃって…!」
脹相「九十九、お前のせいだろう…。」溜息
東堂「なんなんだこの人は…。」 - 168◆v.TAYcWkbs24/08/26(月) 02:22:03
九十九「ま、でも根は変わらないだろうし…葵ならきっと理解できると思うから、ここらでちょっと私の仕事の話でもしようかな。」
東堂「仕事?」
九十九「これでも一応研究職で、表向きには記憶の研究…ってことにしてるんだけど、前世の記憶とかそういったものを研究してるんだ。」
脹相「魂について調べていた昔と、やっていることは変わらないな。」
九十九「まぁ、現に自分の身に起きている事だから。葵、記憶が無いなら…前世に振り回される記憶所持者にはうんざりしてたんじゃないかい?」
東堂「現に今もな。」
九十九「あっはは!でもこれからするのは建設的で、理論的で、今に繋がる話だよ。」
東堂「……聞こう。」
脹相「俺も聞いていいのか?」
九十九「もっちろん。というか、お兄ちゃんには後で研究に協力してもらうし。」
脹相「分かった。」
東堂「待て、中身も聞かずに了承するな。研究って何をするんだ?」
九十九「別に話を聞いたり確認をしたりするだけだけだから…そんな間に入ってまで止めなくても!酷いことはしないよ。」
東堂「……なら、いいんだが…。」 - 169二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 03:38:56
顔に傷がついたのも前世と同様に九十九のせいだったか
予感はしていたけどそのままどっか行くなよー - 170二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 09:51:46
九十九「まず、前世っていうのは間違いなく存在するという前提で話を進めるよ。前世で死んだ人間の魂が、廻り廻って今、肉体を得てる。輪廻転生、生まれ変わりだ。でも大抵の魂は記憶を持たないまっさらな状態で転生するし、記憶を情報とするなら…情報がないわけだから、見た目や他の要素も引き継がない。これはもう、人類の95パーセントくらいがそうだと思っていい。」
東堂「その、95という数字はどこから?」
九十九「これは私の見解だけど、前世でそれなりに呪力を扱っていた人間は、みんな『情報』を持って転生してる。世界中で見れば呪術師や呪詛師の割合なんて5パーセントくらい…あ、呪術の基礎も知らずに呪いの手順だけ踏んでたとか、流行りの降霊術だけやってたなんて人間はここに含まれないんだけど。」
東堂「……つまり、呪力?そのものの扱い方を知っている人間はその魂に情報を持ち、こっくりさんやら呪いの藁人形だとかいう手順に沿えば誰でも出来るようなことをしていた人間は例外に当たるということか。」
九十九「Good!記憶が無いのにそこまで理解出来れば上出来だ。呪術師とかそういう話はもう知ってる?」
東堂「軽くは聞いている。」
九十九「それなら話は早い。呪術師は、呪力を持って呪霊を祓う。呪いとの距離が近い存在だ。呪術師ばかりが前世の記憶や情報を持って生まれ変わるのは、呪いのせいなんじゃないかって私は思ってる。強い未練や執着を持った人間が死んだ時に呪霊…地縛霊とかになるのと同じで、呪いのせいで魂と情報が癒着しすぎてるんだ。結果的に、見た目だとか癖だとかの情報だけが残ったり、記憶も一緒に残ったりする…っていうわけ。」
東堂「……何となくはわかった。」 - 171二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 20:15:28
保守
- 172二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 20:21:36
…これ真人記憶どうなってるんだかちょっとわかんなくなったな
壊相や血塗はバッチリ持ってんだよな - 173二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 21:23:19
- 174二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 21:27:44
叔父さんも記憶無くなってたから、完全に呪霊側だったやつは魂も濯がれたんだろか?
- 175二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 07:13:42
保守
- 176二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 09:28:54
思い出し方は人それぞれで、なーんにも思い出さん人ってのも虎杖が以前あげてたから真人や叔父さんがこれから思い出すのかすでになのか思い出さんのか楽しみだ
- 177二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 18:17:35
真人とか宿儺おじさんは
見た目だとか癖だとかの情報だけが残った組なのか - 178二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 02:55:54
保守
- 179二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:24:02
思い出し方も人それぞれなのも何か関係あるのかな
- 180◆v.TAYcWkbs24/08/28(水) 15:44:17
東堂「記憶の取り戻し方には個人差があるとも聞いたが」
九十九「うんうん。記憶を最初から持っている子もいれば、あとから思い出す子もいるだろう。全く思い出さない人や死に際だとか何かしらのきっかけで思い出すような子も。葵は…ウン、私のせいで例外になってるわけだけど…。」
東堂「今を生きるのに前世の記憶は余計なものだと俺は考えている。あんたはどうなんだ?」
脹相「なっ…余計なことなんかじゃない!」ガタッ
九十九「お兄ちゃん。…葵は私に質問したんだから、今は大人しく聞いてな。……私も余計なものだと思うよ、でも持って生まれてきたものは仕方がない。都合よく消せるものでもないし、忘れることも難しいと思う。ただそれは今という視点だけから見た話。」
東堂「……」
九十九「記憶のない人間からすれば、前世なんてちょっと興味はあるけどそれだけのもの。むしろ周りで前世の記憶があるなんて言い出す人間がいたら、鬱陶しいと思うくらいかもしない。」
九十九「前世の記憶が少しだけ残る人間からしてもそうだと思う。人格が記憶に引っ張られてないうちは、嫌なことを思い出した、怖いことを思い出した、そもそもこれは悪夢なのか記憶なのか……混乱を招くだけ。」
九十九「前世の記憶が強く残る人間からすると、人格が混ざったり分裂したり…飲み込まれたりするケースが見られる。人格が混ざった人達は上手く記憶と付き合っていけたら困らないだろうし、むしろ前世の記憶を持つもの同士で交流が出来たら自分の記憶を邪魔なものだとは捉えないだろう。この場合、記憶は人格なわけだから、自分の人格が邪魔だなんて思う人間はまぁ少ない。」
九十九「でも最悪なのは、記憶が強すぎたり…さっき言った通り分裂、飲み込まれる、そんなことになったりした人達だ。このケースの人達っていうのは、前世の人格で今世を生きてしまう。勿論上手くやれる人もいるんだろうけど…前世で起きたことと今世で起きたことが混ざってしまって、パニックを起こしてしまうことが多い。」 - 181二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 23:35:46
保守
- 182二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 09:09:42
ほしゅ
- 183二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 19:17:50
⭐︎
- 184二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 05:11:20
保守
- 185二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 15:42:25
保守
- 186二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 23:31:27
ほしゅ
- 187二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 10:32:02
ほし
- 188二次元好きの匿名さん24/08/31(土) 20:34:56
保守
- 189二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 05:12:55
保守
- 190二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 16:17:54
⭐︎
- 191二次元好きの匿名さん24/09/01(日) 23:28:41
ほしゅ
- 192◆v.TAYcWkbs24/09/02(月) 04:15:39
九十九「私は研究とともにそういった、前世で悩む人間のカウンセリングも行えるような体制を作ってるってわけ。」
東堂「…カウンセリング?」
九十九「そう!記憶を取り戻したこと、または所持していることでパニックになる人もいるって言っただろう?普通のカウンセラーじゃ前世の記憶について対処なんかできないし、それがわかりきってるからこそ話をしようと思う人間もいない。」
九十九「だからこそ、それに対する専門のカウンセラーが必要だと考えてる。」
東堂「しかし…前世のカウンセリングなんて聞いたこともなかった。調べても出て来はしないだろう。そういった人間と、カウンセラーとが繋がりを持つこと自体が難しいんじゃないか?」
九十九「そこはまぁ、そうなんだけど…。ただ、前世で関わりがあった人間って言うのは不思議と今でもひかれあうらしくてね。私やお兄ちゃん、葵がこうして出会えているのもそう。記憶がなくても、あっても、何故だかこうやって近づいてしまうんだよ」
東堂「…つまり、前世での繋がりを辿って記憶所持者にコンタクトを取ろうとしている、と?」
九十九「そういうこと。まぁ、とはいえまだ全然できてないんだけどさ!カウンセリングの体制自体も…カウンセラーの心得を持った前世の記憶がある人間ってところでかなり限られちゃって進んでないし。今はデータの収集・研究段階だね」
東堂「…カウンセリングを頼みたいやつが居る、と言ったら?」
九十九「え?葵の知り合いにヤバそうなやつでもいるの?」
脹相「…葵の知り合いというよりかは、俺の弟だ。虎杖悠仁。お前も知っているだろう。」
九十九「あぁ!…あぁ、そうか。もっと詳しく聞けるかな?」 - 193◆v.TAYcWkbs24/09/02(月) 04:16:21
[家族LINE]
〈仁〉悠仁ちょっといいかな?
〈悠仁〉どしたの
〈仁〉元気がないね、大丈夫?
〈悠仁〉大丈夫
〈仁〉そう?今度さ、宿儺叔父さんの結婚式があるんだ。
〈悠仁〉え
〈仁〉意外だよね、悠仁も出席にしていいかな?日付は数ヶ月先だから。
〈悠仁〉結婚って誰と
〈仁〉職場の人だって、猛アプローチされて付き合ってからのスピード結婚。家庭に興味なんかないと思ってたけどあの人もいい歳だからね - 194◆v.TAYcWkbs24/09/02(月) 04:16:53
虎杖「……宿儺が、結婚……?はは……なんだよそれ……。」
[元呪術高専LINE]
〈五条〉悠仁〜
〈五条〉悠仁〜〜〜
〈虎杖〉ごめん見てなかった
〈五条〉悠仁!よかった、捕まったのかと思ったよ!葵は記憶取り戻した?
〈虎杖〉わかんないけどだめっぽい
〈虎杖〉今意識なくて入院中
〈伏黒〉虎杖、お前何やってんだ
〈釘崎〉馬鹿だとは思ってたけどここまでとはね
〈五条〉そこまでやってだめだったなら諦めた方がいいね
〈虎杖〉なんで?
〈五条〉何をしても思い出さない人もいるんだよ、悠仁
〈五条〉そんな人に無理に思い出させるのはエゴでしかない。そもそも思い出してもいい記憶ばかりじゃないでしょ、呪術師なんて。
〈五条〉僕は思い出したくないことも多かったよ。みんなのことを思い出せたのは嬉しかったけど。
〈虎杖〉東堂が真人と友達だって
〈虎杖〉だめだろそんなの
〈釘崎〉それだけのことでそんなにムキになってるの?
〈虎杖〉それだけのこと?
〈釘崎〉どうだっていいじゃない、今は今、前は前よ。まぁ仲良くしろって言われたら私はごめんだけど。
〈伏黒〉割り切るのに時間がいるかもしれねえど、あんまり思いつめるな
〈伏黒〉わかるやつだけわかればいいんだ - 195◆v.TAYcWkbs24/09/02(月) 04:21:15
- 196二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 11:01:31
五条は一番若輩だけど言ってることがやっぱり先生だな
- 197二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:36:55
うめ
- 198二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:40:25
埋め
- 199二次元好きの匿名さん24/09/02(月) 22:55:52
更新次スレ嬉しい!うめー
- 200二次元好きの匿名さん24/09/03(火) 01:04:49
2人とも今世では出会えて良かったな
あとは幸せになるだけだ!