- 1二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:33:02
「エリスお姉様、なんでこうなっているか分かりますか?」
ステラは淡々とエリスに尋ねた。ステラの片手はエリスの頬をかすめて壁についており、いわゆる壁ドンという姿勢であった。
ステラの方が背が低いため少し見上げるようにエリスと顔を合わせていた。その目は真剣そのものであり、エリスになにかを訴えかけるようなものだった。
「ええと……なにかあったかな?」
エリスには心当たりがない。なぜ姉妹の契りを結んだ相手が壁ドンしているのか理由が分からなかった。
「>>5だからですよ」
ステラは理由を話した。
- 2二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:37:32
浮気
- 3二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:39:31
エクレシアさんとシンクロした
- 4二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:39:32
お姉様がエクソシスターのプリン1人で全部食べた
- 5二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:46:13
帰りが遅かった
- 6二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:49:05
オカン…?
- 7二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:52:36
- 8二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:54:32
マニフィカ(隠語)
- 9二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:55:53
家出
- 10二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:56:05
外出
- 11二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:57:39
逃げるなァァァァ!!
- 12二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 15:59:27
どこへ行くんだァ?
- 13二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:03:54
時間が解決してくれる
- 14二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:10:49
「エリスお姉様、どこに連れて行くつもりなんですか?」
「ほら、たまには夜のドライブもいいじゃない!」
ステラを車に乗せてエリスが運転していた。
夜はあまり人通りがない。たまに車とすれ違うぐらいである。
悪魔の活動時間は夜である。ほとんどの人々は家に閉じこもるのだ。
「それより、エリスお姉様って運転できたんですね」
「あっ、そうだよ。私が新米だった頃にこれぐらいできるようにって教えてもらったんだ」
「へぇ……エリスお姉様のお姉様にですか……」
「そうなんだよ」
エリスはステラの冷たい視線に気がついていなかった。わざわざ書く必要がないが、今カノの機嫌を取ろうとして前カノの話をするようなものである。
「ほら、ここ!珍しいでしょ。一晩中やっているんだ」
「へぇ、こんなところがあるんですね」
「ここの>>17が美味しいんだよね」
「まさか夜食を……?大罪ですよ!」
- 15二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:14:17
クラブタートル
- 16二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:14:36
女の子
- 17二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:15:00
モウヤンのカレー
- 18二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:15:22
ダークロウが作ったハンバーガー
- 19二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:26:31
「普段より美味しいような気がします……」
ステラはカレーを食べていた。最初は夜食など良くないと思っていたが、スパイスの香りには抗えずエリスの奢りの一皿を食べてしまったのだ。
プラスチックの容器と匙で食べるモウヤンのカレーは特別なような気がした。
「でしょ〜。なんだかここのカレー美味しいよね。モウヤンのカレーっていうのもあるんだろうけどさ」
パクパクとエリスは食べてしまう。
「こんなカレーで許したなんて思わないでくださいね!」
「はーい、遅くなりそうなら連絡するね」
ステラはそう言いながらも怒りが収まっているようだった。夜空には星が輝いており、店の外で食べる2人にはよく見えた。
「キレイな星空だね」
「ええ、そうですね」
食べ終わると2人は車に乗り込み、暗い道を照らしながら帰っていく。
道中に>>22がいることを除いて行きと同じだった。
- 20二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:39:33
ところ天の助
- 21二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:40:35
エリスの浮気相手
- 22二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:42:06
闇魔界の覇王
- 23二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:47:32
闇魔界の覇王。強大な闇の力を使い、まわりのものを全て破壊する。
当然悪魔である。エクソシスターの2人は気がつかないはずがなかった。
「お姉様、とめてください」
「うん」
路上に車を止めて2人のエクソシスターは各々の聖具を持って降りた。
闇魔界の覇王は『えっ、こんなところにエクソシスター?』という表情をしていた。強大な闇の力といえどもエクソシスターの前には無力である。
「こんなところで何してたの?」
エリスの問いかけに闇魔界の覇王は>>26を指さした。
- 24二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 16:53:21
拾ってくださいの箱の中にいるレスキューキャット
- 25二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:03:53
拾ってくださいの箱の中にいるモリンフェン
- 26二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:06:11
拾ってくださいの箱いっぱいのスケープゴート
- 27二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:10:54
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- 28二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:15:00
闇魔界の覇王はどうやらそのスケープ・ゴートを拾おうとしているようだった。拾ってくださいの箱いっぱいのスケープ・ゴートたちは助けを求めて鳴いているようだった。
「エリスお姉様。この闇魔界の覇王は見逃した方がいいんじゃないですか?」
ステラはどうしても闇魔界の覇王が悪い悪魔には見えなかった。捨てられたスケープ・ゴートを助けようとしているのだから。
「ステラちゃん。相手は悪魔だよ?」
エリスは聖具を使った。聖水によりエクソシスターとなった。
闇魔界の覇王は抵抗する暇もなく消滅した。
「……でもスケープ・ゴートは助けてもいいですよね?」
ステラが箱の中を覗き込むと中にはスケープ・ゴートはなく>>30が入っていた。
- 29二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:17:50
フギン
- 30二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:18:18
ダストン
- 31二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:18:27
クリッター
- 32二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:29:56
ダストン。悪魔族レベル1のモンスターたちであった。
「ケホッ……ケホッ……」
ステラはその小さな悪魔たちを吸い込んだせいでむせてしまった。ステラがむせている最中にダストンたちは逃げ出してしまった。
「ステラちゃん!大丈夫?」
「へ……ケホッ……」
「うーん。ダストンの影響はしばらくしないとなくならないよね」
「ケホッ……ケホッ……」
しばらくしてステラはエリスが運転する車に乗っていた。
「ひどい目に会いました……」
「ダストンをスケープ・ゴートに見せるなんて悪知恵の働く悪魔だね」
「これからはあんな罠に掛からないようにしないといけません!」
ステラがそう決意すると、心の奥底から何かが湧き上がってくるような感じがした。
それはダストンを吸い込んだせいか、はたまた彼女の本心なのか。
ステラはエリスに>>35しようと思ったのだ。
- 33二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:31:33
押し倒し
- 34二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:41:35
キス
- 35二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:50:42
前カノの事を忘れるよう脅迫
- 36二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 17:50:44
束縛
- 37二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 18:16:22
ステラの力にエリスは抵抗できなかった。家に入った瞬間にステラがエリスに迫ったのだ。
「エリスお姉様、お願いがあります。前カノのことを忘れてくれませんか?」
ステラは淡々と言った。ステラの片手はエリスの頬をかすめて壁についている。
ステラの方が背が低いため少し見上げるようにエリスと顔を合わせていた。デジャブのようにステラの目は本気だと訴えていた。
「ごめんね。ステラちゃん。それはできないよ」
「どうしてですかっ!」
ステラの目に暗い意思が宿る。こうなったら嫌われても元カノの痕跡を上書きさせようという考えがよぎった。
「ステラちゃんは私のこと忘れられる?」
エリスはそう返した。
その言葉はステラの中にほんの少し残った悪魔の影響を打ち消すものだった。
「……忘れられないです」
エリスの最初のバディは行方不明になった。そのことは彼女が前に言っていたことだ。
そしてエリスが夜遅くまで帰ってこないのはその人のことを探しているからだ。ステラはエリスの様子から気がついていた。
「>>40してください」
ステラはそう言った。
- 38二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 18:19:01
死者蘇生
- 39二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 18:43:33
墓地に触って
- 40二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 18:47:20
魂の解放
- 41二次元好きの匿名さん24/08/11(日) 18:58:25
魂の解放とは自分・相手の墓地のカードを合計5枚まで対象とて除外する魔法だ。
エクソシスターにとっては封じ込めるしかなかった悪魔の魂を浄化するためのものである。
「えっと、こんなことでいいのかな?」
「はい、大丈夫です!」
エリスは魂の解放を行った。悪魔の魂がこの世から去っていく。そして墓地からカードが離れた。
「あれっ、こんなところにこんな置き手紙あったっけ?」
「いえ、なかったはずですよね」
エリスは置き手紙を広げた。そこには…『エリス、今のバディも大事にしなきゃダメよ』とだけ書かれていた。
「エリスお姉様、これって?」
「……マルファお姉様、見てましたね!私はあんなに探しているっていうのに!」
ステラはなぜかエリスが考えていることが分かった。エリスがマルファと再会した時には壁ドンするだろう。
おわり