ウミガメのスープ（テスト）

男は親友に何か欲しい物がある？と訊かれた。
それが対面した状態だったのか、スマホのアプリでのチャットによる物だったのかはともかく
コーヒーが飲みたかった男は「coffee」を頼んだ。
その際、男は手書きでささっと紙に書いたか、あるいはチャットでそのまま「coffee」と打った。
しかし親友はアホすぎて、一度は理解したのに一周回ってしまったのかあるいは理解できなかったのか
書かれたそれをひとまず「c0ffee」と認識してしまい、スマホか何かで「c0ffee」と検索しつつ駆け回りました。
汗だくになりながらも親友が
結果的に、男の目の前に出した物は「c0ffee」色の物。
つまり青シアン色のとても明るい色合いの物である。

「……ああ、はは……うん……ええ？」
「へ？」
「へ、じゃねーよ……逆にお前……頭いいだろ」
「もしかして注文はこちらでしたか？」

親友は紙を手に取って、窓から吹き抜ける風に靡かせる

「え……？　え……！？（アホすぎるだろコイツ）にしてもミントか……ミントなんて歯磨き粉の味だろ」
「は？」

―――終わり

やはり一番最初のヒントは余計だったのと、もしかすると途中途中の返答にも誤りがあったかもしれませんが、ここまでお付き合いしてくださり答えに辿り着いてくださった方々、見守ってくださった方々、ありがとうございました！