【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その4

  • 1二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 18:41:49
  • 2二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 18:42:25
  • 3二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 18:46:21

    ①キラに人魚遺伝子(不老不死)が入ってます→アスランにも煮付け()を食べさせて不老不死(眷属化)しました

    閲覧注意はここの概念の為つけました
    元スレでグロが多いからですね

    人魚遺伝子の覚醒の原因は何度も命の危機に晒された上で殺された事
    ディスラプターが当たろうと復活するキラ
    回復速度はキラに劣るが同じく不老不死になったアスラン
    煮付け()を食べても適合出来ないと異形化します
    アスランに自分以外に食べさせたら反省するまで何度も殺すからなと言われたので、もう自主的には食べさせません(不老不死でも痛みはあります)

    鱗や焼き肉、デスリセットに涙が宝石になる、眷属の位置が分かったりミキサー事件に主従関係、休眠など設定が沢山あるのが特徴です
    最近は向こうでも転生の話や、付喪神トリィなどが出ました

  • 4二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 18:47:04

    ②アスランもスーパーコーディネイターです

    そのままですね
    そして元スレでも納得の嵐でした

    ユーレンの実験体の一人で実の親は不明
    ザラの血は引いていません
    キラより後に生まれましたが、特に性能は盛ったりしていないそうです
    知ったタイミングは本編と同じ、メンデルでラウ・ル・クルーゼからです
    キラは狙撃が得意なのもこのスレからです

    元スレの三つ子、四つ子IF設定は本スレでは無しです

  • 5二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 18:47:34

    ③ブロマンス(恋愛ではない男性同士の絆や深い友情の関係)な世界線

    元スレには一応閲覧注意がついてましたが、距離感のバグを考慮してなのでBLではありません

    二人でいて楽しい、気を使わなくていい
    いい意味で空気の様な存在
    友情度は100程重めのダイスで
    キラ76
    アスラン23
    キラの方が重いが、傍目にはどちらも重いです

    カガリやラクスのことも大切な人、尊敬する人と思ってます
    形は違いますが、4人はお互いの瞳の色のロボット鳥をもっています

    読心対策はキラとの濃厚な友情(健全)
    カルラ戦はアスランとの友情で勝利しました

    ミレニアムにアスランの部屋があってキラが入り浸っていたり、子供の頃から同じベッドで寝ていて今もそのまま、なのもこのスレからです

  • 6二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 18:47:58

    簡易設定
    ⚫︎イージス自爆しても脳天を銃で撃ってもキラは死なず、腹立ちからキラに煮付け()を食べさせられたアスラン
    ⚫︎メンデルで2人共最高のコーディネイターであることを知らされる
    ⚫︎グフが撃墜された時アスランは致命傷を負い不死身に気づく
    ⚫︎20歳で加齢がストップ
    ⚫︎数万年先も仲良く2人は暮らしています

  • 7二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 18:49:23
  • 8二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 19:31:29

    スレ立て乙ですよー
    最近になって不死スレで何でも屋を始める二人というのが出て来て、自分もしかして先取りし過ぎた?と思わずなった事を保守代わりに呟いていきます

  • 9二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 20:00:34

    たておつです
    ついに4スレ目に突入しましたね〜

    共依存なキラとアスランの日常はまだまだ続きますね

  • 10二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 20:05:20

    たておつです
    基本ロム専ですがみなさんすげえと思いながら見てます楽しみです

  • 11二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 21:18:39

    4,000字あったせいで5レスでもギリギリでした
    主に行数制限に引っかかったのですが
    前スレ埋めきりました
    このスレも4スレ目です
    またよろしくお願いします

  • 12二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 21:28:49

    まとめ埋め乙です
    その間に何か一筆と思って直打ちしかけていたのですが、前スレ埋まる方が早かったですね
    今スレでも宜しくお願いします

  • 13二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 21:42:23

    >>11

    毎回最後のまとめがすごすぎて脱帽してます

    そのスレのすべてが詰まってて本当に読んでて楽しいです。 

    いつもありがとうございます!

  • 14二次元好きの匿名さん24/08/15(木) 21:57:49

    ROM専も大歓迎です

    ハートを押してもらうと書いてる人が喜びますよ

    主に私が喜びます

    せっかくスレ主以外の方にも書いていただいてますから、私はバンバン自分以外のレスには押してます

    >>8

    最初のスレにありましたね、探偵事務所!

    転生の話はこっちが先かあっちが先か覚えてませんが、事務所はこちらが先だったはずなので、すごい先取りですね

    >>12

    いつもありがとうございます

    打ちかけていた話も、あの4,000字超えの話も楽しみにしています


    そして5レスではなく6レスも使ってましたね

    もうちょっと短くできたような、せっかく書いていただいた話をあんまり縮めるのも……とまとめは好きですがうまくはないので、元のレスを読んでね!と誘導になればいいですね

  • 15二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 00:53:09

    「やっと開放されたぁー」
    「やれやれだな…」
    「最近中々会えてなかったから、って理由で女子会に付き合わされるとは思わなかったよ」
    「それを言ったら俺はどうなるんだ」
    「君の方は最初から予定に組み込まれてたじゃないか。少なくとも僕の方は偶々だよ?」
    「報告書だけでいいって初めは訊いていたんだけどな、それが蓋を開けたら逃げ場ごと塞がれてた。メイリンのやつ…っ」
    「まぁまぁアスラン、落ち着いて」
    「これで怒らずには…と思ったが、そう言えば彼女はカガリやラクスと個人的な付き合いがあるんだった…」
    「もう、気付かなかった方が悪いと諦めるしかないね」
    「……それで、二人から渡されたメモは?」
    「これだよ、おつかいリストだって。でもこれどう見てもお茶とお菓子なんだけど」
    「間違いなく次回への口実だと思うんだが、最初から断る選択肢が見えないって中々有り得ない状況だぞ」
    「でも女の子を敵に回して良い事ないって、君も言ってたじゃないか」
    「そうなんだがな」
    「それで、いつまでに用意しろって?」
    「あぁそれね…あぁこれは絶対アスラン強制参加だ」
    「はぁ!?」
    「10月28日、君の誕生日だよ」
    「…………」
    「囲い込まれてるね」
    「まるで他人事だな」
    「だって僕の方はほら、緊急事態があるから。…というのは冗談として、こういう事なら僕としても参加するしかないかな」
    「………はぁ」

  • 16二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 01:04:16

    女子会への強制参加の続き
    二人とも彼女たちとは普通に仲が良いとは思うんですけど、最初からそのつもりで会うのと強制ルートが舗装されてるのではやっぱり状況が別物だよねっていう…

    何を書こうかと二転三転して、初っ端に不穏なブツも何なので比較的緩い話にしようという事で、こうなりました
    女の子の団結は怖いです

  • 17二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 01:19:02

    女子は強いですね…
    特にラクスとカガリとメイリンは…
    (単純な打ちミスの可能性もあるので指摘するのはどうかなと思いましたが…アスランの誕生日は29日です!)


    種運命のキラとアスランを考えようと思ってふと気になったのがフリーダム撃墜後のアスランとシンのやり取り

    シンの「仇は取りましたよ。あなたの分もね」ってセリフに対して、不死スレにあったようにそうか…と興味なさげに言うだけか、逆に煽る感じでお前にキラが殺せるわけないだろうと言ってその場を去るのか…

    個人的には殴るシーンは発生しないかなって思いました

  • 18二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 01:51:54

    あー、肝心なところでミスか(どうやらメモ取ってきた先のソースが間違ってたらしい)
    ご指摘有難うございます
    もうこれ昔のネラーだったら吊ってくるとかいうレベルの凡ミスですじゃないですかこれ(発想が古い)
    メモ自体修正してきます…
    というか、初っ端からこれとか取り敢えず穴があったら入りたい、そして誰か穴ごと埋めてくれませんか!?

    フリーダム撃墜後のこのシーンですね
    キラはたぶん死なない事に関してはこの時点では伏せていた(あの件前後の記憶が曖昧だったので誤魔化している)はずなのでアスランもそこまでは知らない事にしてあります
    …殴るかな?
    でもあんまり殴るようにも思えないのも解ります
    ちゃんと覚えてないにしても、たぶんこんなんで死ぬ訳ないくらいの認識くらいはあると思うので…

  • 19二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 08:29:01

    ……前スレで結構ガッツリ覚えてる感じでジャスティス自爆のところ書いちゃったけど、そういえばあの頃って曖昧でしたっけ
    死なないことはちゃんと覚えてるとばかり……
    キラとアスランだけしか知らないのは確定で、グフ撃墜後に周りに話すことになったのが前スレでしたね

    種運命時代を考えると、そもそもなんでザフトに戻ったかの話になりそうなんですよね
    キラの側を離れる?って思ったり
    キラの精神ダメージは本編よりちょっと少なそうかなとは思ってましたけど、アスランがそばにいるのが1番の治療じゃないかなって
    やっぱり本編と同じで、力がほしいって思ったのを議長につけ込まれた…になるんでしょうか
    とりあえずこの路線で考えるとして、シンの煽りに対してですが、自分は殴らないと思います
    ……ちょっとこれ書いてみていいでしょうか?
    自分の解釈にしかなりませんけどお題ってことで

  • 20二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 08:39:53

    >>17

    キラの不死は覚えてる前提で書いてしまいましたが、あまり覚えてなかったんでしたっけ…

    勝手に銃を撃った直後は記憶が曖昧でもその後合流してからどこかで話した気でいました…


    スレ主さんがその辺りも自由にしていいとおっしゃっていただけるなら各々の解釈でいいかなと思います


    >>19読みたいです!

  • 21二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 08:42:37

    女子会の話タイムリーだあって読みながら思いましたが、よく考えたら回想書く為に見直してたからそう感じただけで少し前のお話でした
    女性は強かですね

    誕生日までメモとってあるのはさすがです
    →何かあるたびに前スレや元スレを見にいってる人
    ソースが間違ってたら仕方ないですよ
    ……ごめんなさい、自分誰の誕生日も覚えてません
    キラ・カガリは映画イベントがあったからまだ覚えてますけど、アスランは10月でラクスは2月くらいまでしか知りません
    浅浅で申し訳ない

  • 22二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:05:07

    二人の記憶に関しては、情報量過多なこんな異常な状況をまともに覚えれて居られるのか?というのと、正確に覚えていない事で話を転がしたかった(不死スレのはこの部分考慮してないので覚えてますね)ので、これは完全に自分用設定ですね
    その辺の説明が足りず失礼しました

    アスランがザフトへ復帰した理由…そうですねぇ
    メタ目線では、グフ撃墜がないとそもそもアスランの不死が発覚しない、というイベントフラグ的な意味でなのがまず一番大きい
    このスレの世界線もifルートである以上、動かせない事象であるこのエピソードの為に理由を付与するしかないって事になりますね
    (メンデルで発覚した衝撃の事実もあって、彼にとっての存在意義はキラとなっている事は間違いないのですが)
    一度手放した刃を手に取って戦うに足る理由、考えると中々難しい話です

  • 23二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:15:37

    色々考えてて、自分の中ではアスランは無意識にキラは死んでない、殺せるわけがないって確信してて咄嗟に口から出た、というのもありかなとなりました。(その後グフ撃墜時に全て判明)

    本編でもメイリンにきっとキラも生きてる的なことを言ってましたし

  • 24二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 09:28:59

    おお、こういうのがやってみたかったんですよ
    討論というかこの時どう思っていたと思う?って話
    4スレ目にして希望が叶いました

    流れや解釈なんていくつあってもいいです
    正解はないですから
    自分が回想風のまとめで1つにしてしまうから分かりづらくしてるかもしれませんが、そもそも3ライン以上はあるはずです
    ブロマンスのスレ主さんによる、ブロマンス全開の世界線
    看病するシリーズの方の、不死スレとスパコスレメインでブロマンス薄めの世界線
    スレ主の、ブロマンス世界線を下敷きに不死スレメインのスパコスレがスパイスな世界線
    各々自由な解釈で書いていいんですよ
    ただ自分は他の方の意見を聞きたいってだけです

  • 25二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 10:01:59

    自分で書いておいてなんですが、メタいよメタ過ぎるよ…変な癖出過ぎだよ

    アスランの動機に足るものとするなら、自分としてはキラが大事にしているものが侵された事は挙げていいと思ってます
    きょうだい設定は抜きだとしてもキラにとってカガリやラクスはある種の平穏の象徴ではあるとは思うので
    ただああいうタイプの人間が動く為の理由としては少し弱いので、もうちょっと要素足さないとですね

  • 26二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 11:25:47

    モニターの向こうで、アークエンジェルとフリーダムが墜ちていく


    キラは・・・・・・あいつは無事だろう。フリーダムを失ったことは嘆くかもしれないがな

    アークエンジェル・・・ノイマン さんがいるなら問題はないだろう。ラミアス艦長なら墜されたフリくらいするだろうさ


    ・・・・・・俺は・・・・・・なんでこんなところにいるんだろうな

    彼らと敵対して・・・・・・キラと離れてまで・・・・・・

    ただキラを・・・・・・守る力がほしかったはずなのに

    何を、どこで間違えたんだろうか・・・・・・


    「敵はとりましたよ――あなたのもね」

    ボロボロのインパルスが戻ってきた格納庫には、大勢のクルーが集まっていた

    レイやルナマリアに釣られる形で来たアスランに、シンの煽りを込めた声が投げつけられた


    確かにな。クレタでセイバーを墜された俺からしたら、フリーダムは敵に見えるんだろう

    シンには・・・・・・言っても仕方がないが

    「そうか」

    今は話したい気分じゃない

    いくらキラが死んではいないと思ってはいても・・・・・・それが軍の命令だったとしても・・・・・・冷静に話せるとはとても思えない

    だからと言って、シンにあたったところでどうしようもない

    ならこのまま立ち去ろう


    一言だけ返事していなくなったアスランを、シンも周囲も何も言えずに見送るしかなかった

  • 27二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 11:26:54

    これシンが、例えば「逃げるんですか?」とか言いそうな気もするんですが、相手にする気がしなかったのでやめました
    種運命のメンタルボロボロ+シンのこともそれなりに気にしていたアスランだからカッとなって殴りかかったのであって、このスレなら正直そこまでシンに入れ込んでなさそうかなって
    キラは生きてると思ってるし、シンに煽られても自分とキラの問題だからと内心で片づけそう
    つまり当たってまで自分達の関係を分かってもらおうとしないんじゃないと
    1人で考え込む方にシフトしそうという感じで想像しました
    そもそもなんでザフトに来たのかあんまり決まってないので、解釈の余地を残しつつ書くと短いですね

  • 28二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:41:44

    ザフト復帰理由…

    ブレイク・ザ・ワールドでユニウスセブン落下により地球に大被害

    キラも死んでたかもしれない

    もし自分に力があってザフトにいればもっと早くに破砕作業ができたり、ザラ派の動きを察知できたかもしれない

    やはりキラを守るためには力がいる、キラを戦場へ出さないためには自分が戦場へ出ればいい
    そしてその力と戦場を用意してくれた議長の誘惑に…みたいな流れは考えました

    間違ってしまった方法だけど、全てはキラが基準になってるアスラン

  • 29二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:51:10

    海岸線に沿って走る列車の中、窓の外には刺すような夏の日差し。
    どこか長閑なその風景は、車内の方が僅かに暗い事もあって明るく浮き上がり一枚の絵のようにも見える。
    「こういうのも偶にはいいよね」
    「そうだな」
    それは正に旧時代のレトロな車両。
    「床が板張りなのなんて初めて見た。まだこんなの走ってたんだね」
    「俺もこういうのは古い資料で見たきりで、現物は流石に初めてだな」
    「ねぇアスラン、そういうのはどこから見付けてくるのさ」
    「お前、興味のない事には一切見向きもしないからなぁ」
    「それはアスランが何でも詳し過ぎるだけなんだよ」
    二人がそんな遣り取りをしている間に列車は目的の駅へ到着した。
    たくさんの風鈴の吊るされた低い屋根のホームには多くはないが彼ら以外の人影もある。
    「ここから歩いて行くんだっけ」
    「島に続く長い橋を渡って、その先だな」
    「うわぁ……、ここから見るとだいぶ遠いんだけど…」
    「おい、着く前に萎えるな。行きたいって言ったのお前なんだぞ」
    「はぁい」
    相変わらずのお小言と渋々と言わんばかりの返事の後、その姿は夏の海辺の風景の中へ溶け込んで行った。

  • 30二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:58:45

    考察系の空気を読まないで投下
    いつもは一人称目線で書いていますが、今回は極力誰かの視点を外してみました
    これだけでだいぶ雰囲気違いますね

    私事ですが、実は風邪引きました
    散々アスランに寝込ませたりしてるから、なんだか逆襲されたような気分です
    咳は酷いですが何となく頭が痛いのと微熱があるくらいで被害は軽微ですけども

  • 31二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:08:03

    自分も頭の中整理するために考察してるだけなのでお気になさらずに!
    あと体調、お大事にしてください!!

    のどかな2人旅…平和でいいですね…

  • 32二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:14:38

    >>28

    キラもキラでまず、全部話してくれないままザフト復帰したことで怒り状態

    (前スレのアスランのことは全部知らないと気が済まない部分ですね)

    カガリのオーブのことやラクスの暗殺未遂でさらに激おこ状態な上アスランが議長に入れ込んでることで僕よりもあっちがいいの?な嫉妬心

    クレタ沖でプッツンして、アスランの力の象徴を壊すためにセイバー達磨へ


    あとキラはアスランを取られたと思ってるのでセイバーが大嫌いだといいな





    セイバーねえ…あんな赤すぎる赤、君には似合わないよ

    君にはもっと相応しいものがあるんだから

    僕と君のための、僕と君だけの、二つで一つの力がね

  • 33二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:14:53

    アスランて、一度「こう」って思考が固まると、誰かにぶん殴られでもしない限り方向転換しようともしないですからね
    何と面倒くさい男だ
    しかも全部黙って自分で抱え込んでしまうから、話してくれる頃にはほぼ事後承諾という…
    だから頭ハツカネズミだとカガリに言われる訳ですが
    そして独占欲とヤキモチMAXでセイバーを達磨にするキラ、もうこれコックピット以外細切れにしそうな勢いですね

    大丈夫です、頑丈だけが取り得なので大人しくしてればすぐ治ります
    ただこの人、リアルな風邪っぴき具合をそのままネタに落とし込む気満々というね…

  • 34二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:44:21

    >>29

    どこかモデルの駅がありそうな、懐かしさを感じる雰囲気がいいですね

    どこに行くのか続きが楽しみですが、風邪でしたらゆっくり養生してください


    >>28>>32

    アスランとキラ、どちらの考えも分かりやすく纏められてて流石主さんです

    力がほしい理由、セイバー達磨の理由、自分もその方向性がいいなと思います

    本編よりも2人だけの世界感が増してて好きです


    前も書いた気がしますが、アスランは世界に対する責任感をかなり持っていると思ってます

    本編では+カガリの背負うオーブがのってるわけですが、キラにはそれはない

    キラが守りたいのは手の届く身近な人で、このスレなら1番大切なのはアスランです

    次にラクス、カガリ、両親とかでしょうか

    だからアスランはザフトに戻って1番はキラを、そして世界も守れる力がほしいと願って、議長の口車にのってしまった

    キラはアスランが側にいればそれでよかったのに、自分から離れてもっと大きなものをとったのが理解できても納得できない

    その上、次に大事なものにまで手を出されて、それがアスランを連れていった議長だからより腹が立つ

    ……書いてて頭の整理がつきました

    やっぱりこの辺詰めてから>>26書くべきだったかなぁ

    もしかしたら書き直したくなるかも

  • 35二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:20:50

    一応モデルはあります
    ホームの雰囲気自体はなんとなく、江ノ電・江の島駅意識してますね
    車内のイメージはかなり古い車両のものですけど
    (いいから寝ろですね、わかってます寝付けないだけなんで)

    文章にして書き出すのは、頭の中だけで考えていたものを具体化するのに良い方法です
    やっぱり考えているだけだと気付けるものも見落とす事があるので、整理する為にも必要な事かと
    そして、他の人の考えを訊くのも別の視点からの理解が深まりますね

  • 36二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 09:47:57

    別スレで話題にしましたが、ネクロニカの世界観はこのスレにピッタリなんですよね
    あの姉妹への依存度と、アンデッドゆえにもう死なないから肉体を損傷させながらの戦闘とか
    また夢オチとかで書こうかな
    ……1回地球が滅びれば夢オチじゃなくてもいける?

  • 37二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 11:59:25

    「あの時の隊長達が敵対してた時って相当すごいというかやばい時だったんですね」

    「ん?」

    「今の2人を見てると信じられないというか…」

    「…あの頃は色々あったからね」

    「あのセイバーをバラバラにしたのなん…て…」

    「………」


    (あ、やべえ)

    ポロッと口に出してしまっただけだったが時すでに遅し…周りが氷点下の空気になり冷や汗をかく。


    どうしよう…と途方にくれそうになった瞬間救いの女神が現れた。


    『アカンデー!!』

    「あらあら…そのままでは眉間に皺がついてしまいますわ」

    「可愛い部下を怖がらせるなよ馬鹿弟」


    「ラクス来てたんだ…それにカガリも」

    「差し入れも持ってきましたので後ほど皆様と一緒にお茶にいたしましょう」

    「ついでみたいに言うな。向こうでアスランがお前を探してたぞ」


    「本当?それ先に言ってよ!それじゃあラクスシンあとカガリも!またあとで!」

    「はい。お茶の用意ができましたら呼びますわ」

    「キラー!!お前私を何だと思ってるんだ!!」

  • 38二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 12:33:52

    >>37

    いつの間にか肩に乗っていたトリィと共にキラは去って行き、俺はようやく一息つくことができた。


    「大丈夫ですか?」

    「シンも災難だったな!」

    「…助かりました…ありがとうございます…」



    「もうお分かりでしょうが、キラにセイバーの話題は厳禁ですわ」

    「あいつあの機体が心底嫌いだからな」

    「…やっぱり敵対してたときの機体だからっすか…?」


    総裁と代表が顔を見合わせた。

    「それだけならまだ良かったんだけどな…」

    「キラにとってあれは…自分からアスランを取り上げた象徴なのです…」



    それだけで分かってしまった


    「まあキラもお前に悪気がないのも分かってるからそこまで気にすることはないぞ」

    「あれくらいの不機嫌さであれはアスランに任せておけば問題ありませんわ」


    だいぶ理解できたと思っていたがこの2人に比べたらまだまだだった

    「はい…あ、茶の用意手伝います!」

  • 39二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 12:47:45

    【終わった世界】

    「世も末じゃない?」
    「否定する気にもなれないな」
    「この現状だとね」
    目の前には、破壊された兵器、武器、人のなり損ないなどの残骸に、汚染され元の色も分からなくなった大地
    通常の人間なら生きていられないほどの有毒なガスも所々に発生している
    「どうしてこうなるまで争いは止まらないんだろうね」
    「生きてる人間がいなくなれば終わるかと思えば、残り少ない人類が死体まで使って戦い続けるとはな」
    「死んでも戦わされ続けて、壊れても直されて・・・・・・彼女達はいつになったら解放されるんだろう」
    「・・・・・・さあな」
    「生き残ってる人類ってどこにいるかな?」
    「地下くらいしか生存は無理だと思うが・・・・・・お前まさか!」
    「やらないよ・・・・・・やっても・・・終わらないよ」
    「・・・・・・そうだな。ならどうする気だ?」
    「別にどうもしないよ・・・・・・ちょっとだけ、あの子達と同じ気持ちを味合わせてあげようかなって思ったのは否定しないけど」
    「気持ちは分かるがやめておけ。どうせ予備の体にでも逃げてまた同じことを繰り返すだけだ」
    どこまでも同じ景色しか続かない、終わった世界を歩いているのは今は2人だけだった
    「・・・・・・また・・・いつかは緑を見ることが出来るようになるのかな」
    「時間はかかるが見られるようになるだろう・・・・・・俺達なら」
    「僕達はね」
    今は見ることの出来ない緑を、アスランの瞳を縁に思い浮かべながら、当てもなく歩いていくのだった

  • 40二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 12:52:45

    軽率に1回滅ぼしてみた
    別にネクロニカとか関係なく、C.E.なら起こりうるなと思ったので
    以前のスレでも氷河期とかあったしいいよね!と開き直り
    導入にするかもしれないししないかもしれない、そんなざっくりした感じです

  • 41二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 13:35:33

    世界は軽率に氷河期になったり滅んだりするものです
    基本何でもありですからね
    もういっそのこと人類やり直しn回目とか出て来ても問題ないんじゃないでしょうか
    そんな事を思う今日この頃

    これは氷点下どころか絶対零度まで温度が下がってますね
    セイバーの地雷っぷりが当社比で割り増した感じで、まさに見えない地雷
    それすらアスラン居ればご機嫌が治ってしまうんだから絶大と言うか安上がりというか

  • 42二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 19:19:45

    「やれやれ、ここまで酷いのはもう勘弁して欲しいな」
    「今回のはヤケにしつこかったよね。というか、折角作ったお粥断られたのは忘れてないからね」
    「こっちはそれどころじゃなかったんだからな」
    「何時に増して良く寝てたもんね。だからってこれで寝溜め出来たとか考えないでよ?」
    「珍しく噛み付くな。そんなに詰まらなかったか?」
    「そりゃあね。でも無防備に寝てる君を見てるの自体はそんなに嫌じゃないんだよ」
    「……何か含みがある言い方だな」
    「寝惚けてて覚えてないかも知れないけど、君キッチン行こうとベッドから離れようとしたら服掴んで来てさ」
    「!?」
    「何か子供みたいだなって、その時は思ったんだけど」
    「ちょっ、ちょっと待て、それ本当にか?」
    「こんなところで嘘言っても得にもならないでしょ」
    「そ、そうだな…」
    「あはは、記憶にない話されて動揺してるー」
    「お前、ほんっとうに覚えておけよ?」
    「やだよ。そんなの一々覚えておくなんてキリがないんだから」

  • 43二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 20:06:14

    風邪っぴき、一応無事です
    扁桃腺弱いのと喉やられてるだけあって、熱だけは出たんですが発熱自体は一日で終了
    去年のコロさんの時の3日近く続いたやつを考えたら本当に可愛いものです
    キツ過ぎて、マジでもの食べられなかったですからね

    嘘は言ってないよ(脚色してないとは言ってない)なキラにからかわれるアスラン
    弄られる度に覚えておけって言ってる気がするけど、一体何するつもりなんでしょうかねぇといつも思うのですが
    考え付くのって、小言が増えるのとかオカンなのくらいしか思い浮かばない…

  • 44二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 20:37:10

    >>37

    機嫌が悪くなっても、アスランが来るだけで治るなんて可愛いなあ(目逸らし)

    思っていた以上にセイバー嫌いになってるんですね

    そうなると隠者はかなり好きなんでしょうか

    アスランの為にキラが設計に関わってるって話になってますから


    >> 42>>43

    お宅のアスランが珍しく動揺してる!

    知らないうちにらしくないことしてたら当然なんですけど、貴重な姿ですね

    お小言が増える以外のことは確かに想像しづらいです

    大概キラに甘いですからね


    風邪早めに治られてよかったです

  • 45二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 21:49:24

    >>39

    滅亡世界いいですね…

    ポスト・アポカリプスというやつですかね


    そのまま起きてて世界を見続けてもいいし、その後数百年単位の長い休眠期に入って同時に起きたらだだっ広い世界に緑が広がってるのもいいな…


    (イメージ図)

  • 46二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 07:02:40

    それは、組織がある程度までは実態を掴んでいた悪評の絶えない地下研究所だった。
    とは言え悪評自体があくまでも噂のみであり、どれほどの規模のものでどんなものかという精査はこれからという段階だった為、こんな事でもなければ未だに踏み込む事など有り得ない場所であった事は間違いない。
    そんな場所に何故キラが?
    この感覚が伝えてくるのはおおよその方角と絶えず苦痛を与えられているだろうという事くらいだが、それだけでその研究所の実態が薄く透けてくる。
    思い当たるのは、不本意な形で手にした能力に関する何かをその研究所が知っているだろうという事くらいではあるが。
    悪趣味な話だ。
    吐き棄てるように思い、潜入の算段を考えながら事前調査で解っている分だけではあるが頭に叩き込んだ内部の構造を思い返す。
    この件が発覚したのがカガリやラクスら、事情を知る関係者が一堂に会していた場だった事もあり、それだけが不幸中の幸いと言えた。
    その場で直ちに集められるだけの情報が集まる事になり、俺はその情報を基に後方支援のみを頼んでこの場に居る。
    ただ、俺の感覚だけは冷静である事を邪魔するかのようにそれを伝えて来ていて、普段は大人しいだけの「声」までもが呼応するように騒いでいる。
    それはまるで親の姿を求めて泣く幼子のように。

  • 47二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 07:19:18

    前スレ前々スレにてマッドな研究施設から救出されてたキラの話のアスラン側から
    文章密度がヤバくなりそうなので、時間を置いて小分けにしていきます
    (このエピソードの雛形はあるのですが走り書き程度でしかないので、それを基に打ち直してるのです)
    キラが疑問に思っていた、どうやって居場所を発見したかの一部事情が出て来ました
    そして最終的に端末に連絡が入って来た理由もこれで少し見えたかなと
    それにしても、キラが絡むとこういう潜入ミッションでは邪魔にしかなりませんね眷属さんは

  • 48二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 08:47:02

    【終わった世界で】

    目的地もなく歩いていると海が近づいていた
    「分かってはいたけど酷い有様だね」
    「久しぶりの海がこんなではな」
    辿り着いた先は、海岸線はゴミなどの漂着物が溢れ足の踏み場もなく、濁り切った海水は底を見通すどころかほんの少し先も覗くことが出来ない汚れた海だった
    「川も海もこんなだしさ、水の確保にも困っちゃうよね」
    「浄化装置は生き残りが独占、地上にあったものは破壊済みだ。俺達でもなければ地上での生活は無理だろう」
    「それ以前の話な気がするけどね。まさか地上で核戦争やるなんてね・・・・・・呆れちゃうよ」
    「百年経っても、生身で歩くには放射線対策がいるレベルだ」
    「最初はきつかったけど僕達は慣れちゃったね」
    「きつかったですむのがおかしい話なんだが?」
    汚れた海を横目に、ゴミだらけの海岸線を歩きながら愚痴のような話を続ける2人の前に動くものが現れる
    「ここまで大型化するのもやっぱり放射線の影響かな?」
    「どうだろうな。そういう風に作られたってだけかも知れない」
    「虫もここまで大きくなるともう虫とは呼びたくないね」
    「なら何と呼ぶ気だ。それと片付けるから後ろに下がってろ」
    慣れた動きで巨大な甲虫を仕留めにかかるアスランを、キラが後ろから援護する形で戦闘はすぐに終わる
    「見るものもないし、起きててもやることはこんなのばっかだし、もう休眠でもする?」
    「危険すぎるな。夜寝てる時すら襲撃で起こされることもあるんだ。安全の確保が課題になる」
    「寝ても覚めても危険しかないなんて嫌になっちゃうよ。なら当面は安全な寝床探しでもしようか」
    「そうするか。俺が気になるのは島なんだが」
    「基本的には海に出られないもんね。出られさえすれば彼女達や生き残りの人、変異したものもいなくて安全かもしれない」
    「船がネックだな。無事なものなんてないだろうから、探して直すところからになる」
    「とりあえず目標が出来た!島目指して頑張ろう!」
    「ああ、行こう」
    終わった世界で、少しの希望を胸に2人は旅を続けるのだった

  • 49二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 10:54:17

    致死性のものに対してまで耐性付いて来るヤバさよ…
    最早死んでるどころじゃないサバイバル環境というのも中々凄まじいですね
    そして巨大な昆虫は普段やってるゲームで少々耐性があるせいか自分の感覚が若干麻痺ってた事に気が付きました
    そうか、やっぱり気持ち悪いものなんですよね(一応茶羽のGとかカメムシはトラウマ案件)
    あらゆる面で破壊し尽くされた世界、まだまだ続きがありそうなので期待しつつ、こっちも続き書いて来ます

  • 50二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:18:44

    不死スレにあった鰓呼吸やら水掻きが出来るようになったことを踏まえれば、まだ現実的な範囲かなって思ったり
    多分耐性つくまでに〜十年かかってそうですけど

    虫は……自分もGじゃなければそんなに苦手でもないですけど、一般的には苦手な人多いですよね
    でもモンハンサイズまでいけばそうでもない?んでしょうか
    この間初めてあれが飛んだのを見て悲鳴あげかけました
    その気持ちが少し入ったと思われます

  • 51二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 19:03:41

    あぁアレが飛んだの見ましたか…(ガクブル
    こちとら学生時代に飛んだどころかそのまま服の裾から中に突っ込んで来られたりで、そりゃもうトラウマですよ
    カメムシは網戸びっしり張り付いてるのと襟首から中に入られたせいですね…
    虫系はたぶん、ひっくり返ったお腹側が苦手な人はだいぶ多いんじゃないかと思います

    デスリセット繰り返している内に付いて来る耐性かぁ
    冷静に考えるとだいぶエグいですな

    さて、咳のし過ぎで喉が荒れて声がガラガラなのと、そのせいで腹筋が筋肉痛なのを除けば概ね元気な風邪っぴきです(そのせいでのどぬーるスプレーが手放せない)
    普段から熱が出ない事が多いのですが、何か風邪なのに笑いのネタに事欠かなくて困ります
    筋肉痛で咳がつらいので我慢するとそれはそれで引き攣るというのもどうなんでしょうか…

  • 52二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 20:07:38

    >>48

    終末世界を旅するキラとアスラン本当に好きです

    あと致死レベルに対する耐性をデスリセットによって獲得してるのも不老不死ならではですね


    その後の休眠に入る話を書いてるけどだいぶファンタジーっぽいです(今更)

  • 53二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 00:05:59

    >>51

    書いていただけるのはありがたいですが、気をつけてくださいね

    ネタが増えるのは気持ちとしては分かります

    よくも悪くも変化って大事ですよね


    >>52

    ファンタジー大歓迎です!

    楽しみにさせていただきます

  • 54二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 06:35:33

    >>46

    「……少しは黙ってくれ、助けたいんじゃないのか?」

    侵入直前、騒ぎ続ける「声」に耐えかねて俺は極力抑えた声で言葉に出す。

    少なくともこの点だけに於いてはこいつと俺の考えはほぼ変わらないはずで、だからこそこの状況は耐えがたかった。

    途端にあれだけ騒がしかった声がだいぶトーンダウンした。

    流石にピタリと止むとまでは行かなかったが、このくらいならまだ時折聞き流している程度と然程変わらない。

    正直そんな状態に慣れてしまって来ているのもどうかとは思うのだけどな。

    こちらの意図が伝わったようで何よりだが、これにより後で考える事が増えてしまったのは否めない。

    とは言え、この先でまでさっきの調子では唯でさえ雑音は思考の妨げにしかならない上に、ただただ邪魔で厄介でしかないのだから、黙って貰えるならそれに越した事はない。

    ともかく、求められるのは速やかな制圧と退路の安全の確保。

    自分の身一つだけならば出来る限り痕跡を残さないように行動するくらいで、後者に関しても普段そこまで神経を払いはしないのだが、目的がキラの救出である以上無視する事が出来ない。

    問題があるとするなら警備の規模と完全な見取り図はまだ得られていない状態だった為、不測の事態に陥る可能性が大きい事だろうか。

    勿論、侵入先が研究施設であるなら多少の警備員くらいは配置されていて然るべきで、黙って通してくれるような親切な連中でもないのは間違いない。

    ただこちらとしても態々生かしておくだけの義理もないが、敢えて態々死なせて遣る程の慈悲もないとも思うくらいには腹に据えかねているのも事実。

    何しろ、手を出したのはあちら側だ、手心など不要だろう。

    そして一度、キラの事を意識から逸らした。

    キラがこの中で何かしらの目には遭っているのだけは判るが、そればかりに意識が向いているとノイズのようないつもの声同様に足元を掬われてしまう、そう思っての事だ。

    こちらはキラの存在に意識を向けることがスイッチのようなものだというのは既に理解していた為、逸らした瞬間に警鐘のように感覚に伝わって来ていたものは直ちに消えていった。

    最終的にはこの感覚に頼らなければならないのだが、今はそれどころではない。

    俺は施設へと続く入り口のある建物の前の警備の数を遠目で確認すると、気配を消したままその背後へ一気に躍り込んだ。

  • 55二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 07:00:51

    救出劇の続きですね
    こちら側からの話を書いている意図としては、アスランが自身の不死化に伴って得た能力などに対してどんな認識をしていたのかという、当人の目線からでなければわからない辺りの掘り下げになります
    時期的には割と映画時系列に近い辺りなので、正直能力を手に入れてそんなに経っていないころとも言えるでしょうか
    彼は未だに向き合い方が判らない謎の存在に悩まされている最中ですが、特にこの時期はよく解らない事が多くて振り回されていたはずだとは思っていますね

    取り敢えず、叙述トリックみたいな書き方が上手くなりたいです
    書いてて読み手を騙し切れる気がしないので

  • 56二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 11:14:23

    簡単に騙されるほうとしては、分かりづらくされすぎるのも読みにくくなりそうなので、バランスが大変そうです
    設定メモ、また文量増えてそうですね

    このスレの2人でTRPGさせてみて思ったこと
    アスランが意外とゲームに熱くなるタイプなことを思い出しました
    🎲のせいでキラがボコボコにされてるのも原因ですけど、そういえば負けず嫌いですもんね
    新たな発見というより再確認しました

  • 57二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 16:26:26

    実は最近の不死スレからちょっとそのまま貰って来たいと思ったのがトリィの付喪神化

    あれだけ大事な想い出の象徴みたいなもの、あちこちメンテで入れ替えたりした結果、当時のままの部分なんて一切残ってないくらいになっても傍に置きたいとキラは思うだろうし、流石にリアリスト寄りの考えのアスランですらそういうキラは否定しないだろうとは思っているだろうなと、そんな事を思ってはいます

    だからそれこそ動かなくなっちゃった日には、ショックで食事拒否とか始めそうな勢いなのでは、とまで思ってたところにキラやアスランにネタや不利設定が付与されがちなあのスレには珍しいこの話は心底ほっこりしたんですよね


    >>56

    あの戦闘展開は、アスランにとっては結構ストレス溜まる感じだなとは思いながらスレ読んでました

    ヘイト取ってるのかと思うほどに攻撃はキラに吸い寄せられてたし、そのキラは不利も承知で躊躇なくパーツ投げ捨ててるし

    アスラン側からしたら、黙って攻撃当てて数減らしに行くしか他に遣れる事ない感じだし

    で、挙句に肝心な攻撃がダイスが振るわず思うほど当たらないとまで来たら、これはだいぶ展開がよろしくないなぁと


    なお、ふと二人で和やかにトランプで遊んでるなと思ってたら段々と神経戦始めてしまう姿がちょっと思い浮かんでしまって駄目でした

  • 58二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:25:52

    【ゲームと現実】

    あらすじ
    テーブルトークRPGで遊んでるよ
    人形のパーツを壊したり壊されたりするゲームだよ
    ガンダムブレイカーみたいだね()

    「いやー、これ楽しいね!愉快愉快!」
    「・・・・・・」
    「何でそんなに不機嫌なの?勝つためなら防御するより攻撃にコストを温存したいよね?どうせ直るんだから」
    「・・・・・・」
    「僕に攻撃が集中したのは運だけど、どうせ直るんだからパーツ捨てても悪いことはないよね?」
    「・・・」
    「ねえ、アス・・・」
    「ストップ!ストップだキラ!それ以上追い討ちかけるな!」
    「止めないでよ、ディアッカ」
    「普段のアスランの行動に不満があったのは分かった!分かったからその辺で勘弁してやれ!」
    「」
    「ほら見ろ!あの感情がどっかいったような顔!多分どころか効きすぎてるから!もう分かっただろうからやめてやれ!」
    「ゲームでこれなんだよ?リアルでやられる方はどう思うか、少しは考えてみてほしいなって」
    「分かる!分かるけどな!こいつには刺激が強すぎだ!もうちょっと手加減を・・・」
    「流石にこれ以上はやらないよ。でもいいゲームをありがとう、ディアッカ」
    「・・・・・・どういたしまして」
    後でアスランから相当クレームをもらう覚悟をしたディアッカなのでした

  • 59二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:27:00

    キラはここまでやらないとは思うけれど、たまにはチクチク言うのもありかな?って思いながら書きました
    自分を庇って怪我するところに、思うところはあるでしょうから
    まだあっちは終わってないのと、向こうではここまで会話させるつもりがないのでこっちに置いときます

    付喪神トリィに最初に食いつくのはブロマンスのスレ主さんだと思っていたので意外でした
    テセウスの船化については自分も触れたことはありますけど、その時はトリィではなく自分のとこのプレゼントの話でしたから
    トリィは聖域化してるから触れづらいのと、今でこそ友情の証になってますけど、最初にあげた経緯を思うとどう扱うのが正解か自信がないです

  • 60二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:40:33

    >>59

    ネタバレ?すると

    物には魂が宿るという表現をしましたが、実はトリィ付喪神の最初のレスは自分です。(ブロマンスのスレ主)


    自分の中でもトリィは聖域化しているので、2人と永遠に一緒にいて欲しかったんですよね

    なので個人的なイメージとしてはもちろんこれまでにパーツを新調してるところもあるけれど昔のままの部分を残したまま付喪神になった感じです。


    それと別の方がレスしてましたが、機械だけど機械じゃない存在って表現がすごい好きですね。

  • 61二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:53:45

    あぁその、機械だけど機械じゃない発言は、たぶん自分のです(自称文字書き)
    …あと、付喪神って言い方で最初に書いたのも
    普段は伝奇というかオカルトもの書いてるのでこういう用語だけはすぐ出て来るんですよね

  • 62二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:58:52

    いやぁ、まさか皆さん関わっていたとは……
    世間は狭いというか、縮小傾向というべきかは分かりませんが
    気に入りそうだなとは思って紹介文にもつけ足してましたが、感覚はズレてなかったようです

  • 63二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 19:07:23

    想像以上に集結してましたね…確かにw

  • 64二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 00:36:38

    ちょっと話題が逸れましたが、付喪神トリィの持ち込みは問題ありませんのでお好きなように書いてください

  • 65二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 07:26:37

    >>54

    誰何の声すら出す隙も与えず、入り口付近の警備を行っていた複数人を立て続けに昏倒させるとその場は何もなかったかのように静まり返った。

    外周などにあったカメラ等に関してはバックアップ側に任せてしまっている為に現在の状況は判らないが、死角を狙ってはいないにも拘らず警報などが鳴っていない事から、その辺は既にこちら側で掌握していると見て良さそうだ。

    俺は不意打ちを喰らって動けなくなっている警備を担っていた男たちから、解除出来る区画が限定されるタイプのカードキーと銃など持ち歩ける範囲の物を拝借。自前でも勿論持って来てはいるが、消耗戦が考えられる為に極力消耗は避けたかった。

    「これより内部、こちらからの交信を絶つ。後は……頼んだ」

    返事を待たず、俺は端末の接続を切ると、カードキーを使って施設への入り口から侵入する。

    滑り込むように重い扉から中に入ると、無機的な青白い照明に長く続く通路が目に入った。

    この辺りはギリギリ外部との接触がある為か、研究所のような雰囲気はなくどこか工場の通路のようだ。

    ここからは極力物音を立てずに記憶を頼りに下階層へ繋がる区画を目指すだけ。

    こちらの都合としては本来なら警備との接触は避けるべきところだが、先の理由もあって下手に戦力を残す訳にも行かない。

    時間は掛けたくはないが、障壁と成るのであればやはり排除あるのみだ。

    そうして多少の問題は起きたが先へ暫く進み、明らかにセキュリティレベルの違う認証キーを必要とする隔壁が見えて来たころ、一抱えはある箱大きな箱を抱えた白衣を着た小柄な男が近くの扉から出て来た。

    身を潜めるような物もない通路で出くわしたその男は明らかに怯えたような目をしており、何か小さくブツブツと呟いていたがこちらに気付くと引き攣った声で悲鳴をあげかけた。

    俺は咄嗟に男の口を塞いで近くの壁へと押し付けると低く問い掛ける。

    「騒ぐな。こんなところに研究員とは、研究区画はもっと奥だった気がしたが?」

    驚きと怯えで真っ青になったまま、男は微動だに出来ないまま固まっていた。

    両手が塞がったまま見慣れない人物に出くわした上に、急に凄まれて壁に押え付けられているような状況でそれ以上の反応となると、後は暴れるくらいしかないのだろうが。

    そこまでしてから、俺はふとその男の襟に見覚えのある徽章に気が付いた。

  • 66二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 07:52:24

    続き書いてます
    所持している装備品によっては後々所属が割れたりするよなと思ったり思わなかったりそんな事を考えながら、たぶん研究区画のセキュリティって、普通の鍵じゃないよなってなりまして……普通にぶっ壊したら一気に警備来るしそれじゃ面倒臭さ増すなぁとなった結果がこちらになります
    部屋から出て来た男の正体は、次で出て来る予定ではあるのですが、細部まで書いたら文章嵩むのでこちらで先にバラしときます
    良いように使われていたらしき末端研究員で、事前調査の為に接触してきたターミナル関係者に引き入れられた協力者です
    状況が状況だったので脅されてしまいましたが…そろそろ色々と暴れると思うので覚悟決めますね
    取り敢えず、アクションは書けたら書きます、たぶん

  • 67二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 12:36:14

    アクション、自分ではかける気がしないので楽しみです

  • 68二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 14:19:51

    島への長い橋に続く道の途中で古そうな見た目に作られた商店が軒を連ねていて、その一つが軒先で氷水で冷やしたラムネを売っていた。
    遣って来たばかりでここから先があるというのに、何やら既にやる気をなくしかけているキラにちょっとでもやる気を出してもらおうと買って行くかと問うと、それまでの様子とは打って変わって元気になった。
    「まったく…萎えたり急に元気になったり忙しいやつだな」
    「そんな事言われたって…」
    日差し避けの屋根の下、邪魔にならないようその隅の方で店員に口を開けて貰ったラムネをキラに手渡す。
    遠くには蝉時雨、道の先には橋の姿と海が見えていた。
    「…ちょっとやる気出た」
    「それは何よりだ」
    島の方へと向かう人の流れを目で追いながら瓶の中身を飲み切る頃には、列車に乗っていた時くらいのテンション程度には戻ったようだ。
    ……本当に宥めすかすにも骨が折れるやつだ。
    そんな事を思いながら店の方に瓶を返却する。
    瓶が再使用品である事と持ち歩いても荷物になる事から、その場で返した方が良いだろうと思っての事だ。
    …少しばかりキラが名残惜しそうにしていたが、これは仕方がない。
    気を取り直して再び、目的地の島の方へと歩みを進めると、島の遠景とそこへ続く長い橋…ただ近くまで来るとだいぶ大きいせいか、橋というよりは一本の道のように見える。
    「何で一続きになる感じにしちゃったんだろうね。橋のせいかあんまり島っぽく見えないや」
    隣でぼやくようなキラの声。
    まぁ気持ちは判らなくもない。
    歩行者だけではなく車両が入れるよう作られている為道幅が広く、確かに地続き感があるのは確かだ。
    橋を渡り、半ば緑に覆われた小高い丘のような島に近付くと観光地らしく陸地側同様に小さな商店が犇めき合うように道に並んでいる。
    ここまで来るとまばらだったと思った人の数がだいぶ纏って来て、多く感じるようになっていた。
    「ねぇ、時間は少し早いけど何か少し食べて行っちゃおうか?」
    「それも構わないが、この先は幾らでも入れる店があるようだから気になったものでも見付けたらでいいんじゃないか?」
    目的地に近付いたせいか、心なしかキラの足取りが軽い。
    相変わらず現金だと思いつつも投げ掛けられた提案に、こちらからも提案を投げ返すという少し意地悪な返しをしてみた。
    ややして返って来たのは、それもそうなんだよね、という返事だった。

  • 69二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 14:26:34

    深刻な癒し不足な為、急遽のんびり旅行中の二人を投下…
    例の長いヤツといい、キラ助けに行ってるヤツと言い、揃いも揃って何でこう…シリアス得意なんだけど、流石に息抜き先がないので少し逃げました
    たぶんいつもと逆の温度差でグッピーも犠牲になってますね…

    アクションは文章量増えるんで、増やし過ぎるても駄目だし少ないと何が起きているか判らないという謎の匙加減が必要なので、自信がないですが頑張ります(遠い目

  • 70二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 18:20:11

    癒し……自分もほしいです
    今イライラが溜まってるので、書いたものに間違いなく反映してしまうので今日はやめておきます
    昨日もそのせいかチクチクした話になりましたし
    可愛い話が思いつきません

  • 71二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:23:43

    呼ばれた気がした!!
    癒しと言っていいのか分かりませんが!

  • 72二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:29:50

    >>71

    是非!ブロマンスのスレ主さんにお願いしたいです!

  • 73二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:32:57

    「あ〜暑い〜」

    「ちょっとシン!だらしないわよ!」

    「だって暑いんだから仕方いじゃんか…」

    「暑いって言ってたら余計に暑くなるじゃない…もうすぐミレニアムに帰ったら冷たいものでも飲みましょう…」


    「あ、2人ともお帰り〜」

    「外暑かっただろう?何か飲むか?」


    「「………」」

    シンとルナマリアは驚きに目を見開いた


    「「?」」

    そんな2人の様子にキラとアスランはお互いの視線を合わせた


    「その髪型どうしたんすか…?」

    「何と言うか…とても可愛らしいですね…」


    そうなのだ。

    キラとアスランは花や星の可愛いピンで前や横の髪が綺麗に纏められていた。

    しかもアスランにいたっては後ろ髪も結んでいた。


    「これ?暑い暑いって言ってたらアスランがやってくれたんだよね。だからお礼にアスランの髪を僕がやったんだよ!」

    「何回も失敗してやり直ししていたけどな。ちなみにこれらのピンは孤児院の子ども達やラクスがくれたものだ」

    いつものごとくドヤ顔をするキラとどこか照れくさそうにするアスラン


  • 74二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:34:23

    >>73


    「なるほど…隊長はよくお似合いで!…アスランも似合ってないこともないですよ」

    「キラのは俺作だけどな」

    「え〜?僕がやったのはダメだった?」

    「あ!いや!そういう意味じゃ!」


    「もう…素直に似合ってるって言えばいいのに…」

    キラとアスランに遊ばれるシンを不憫に思い助け舟を出すことにした


    「お二人とも涼しそうでいいですね!」

    「今年のオーブは去年よりも暑いって言ってたからね」

    「2人も熱中症には気をつけるんだぞ」



    多分この後4人で仲良くかき氷を食べたよ

  • 75二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:37:29

    あ〜、これこそ癒しですよ
    可愛いなぁ、遠くから見つめたいなぁ
    近寄ったら浄化されて消えそう

  • 76二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:20:51

    自分、文章はイタコ芸で物書いてるせいで人物の精神状態がだいぶ乗っかって来るから、書いてるものに依っては見えないところでキャラに引き摺られてダメージ負ってたりする事もあるんで…
    有難うございます、癒し成分助かりました
    ヤバイ可愛い、間違いなく可愛い…
    今なら尊死出来る気がするけど何とか留まっときます

  • 77二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 05:30:49

    >>65

    主張の小さな目立たないようなデザインのそれは、潜入先の協力者の識別用に使われているものの一つだった。

    確かに地下研究施設の下調べの段階で内部にいた末端の研究員の一人をこちらに引き入れたとは資料にはあったが…

    「すまない、まさかこんなところに…?」

    俺が慌てて手を離すと、こちらの反応に少し狼狽気味だった男は何やら察したらしい。

    「…もしかしなくても、正式調査に来た人?」

    徽章を見分けた事で、俺の正体を察知した男は怯えながらも小さな声で訊ねてきた。

    「下っ端で大した事も出来ないし、もう少し頑張ってくれって言われたけど、もう耐えられそうにない……」

    どこか安堵混じりに言いつつも、不意に手の力が緩んで抱えて居た箱が落ち、中身が派手にばら撒かれた。

    中身は明らかに血の付いた着衣や誰が所持していただろうと明らかにわかりそうな物という、何故ここにあるのかと怪訝になるようなものが目立つ。

    そしてその中に見覚えのある紐に通された指輪が……。

    その紐は刃物のようなもので切断されていた。

    「……これは?」

    素早くそれを回収し、それ以外の物を雑に拾って箱に戻す。

    男は震えながら呆然とそれを見ていたが、何処か泣き出しそうな顔で先を促すこちらの言葉に従って搾り出すように言を紡ぐ。

    「研究の為にどこかから連れて来られた人たちのものだよ。箱の中身の処分をするようにって言われてた、けど……」

    それを言う表情からも男がこの施設が行っている研究そのものには直に関わっていた訳ではないらしい事は、この挙動だけでも充分察せられるものだった。

    「逃げ出したかっただろうに大変な思いをさせていたようで済まなかった。それとこの先へ行くなら途中の物は何も見ずに行ってくれ。あなたなら出た先で保護して貰えるだろうから」

    そう告げると殆どが遺品となっているだろうものを詰め直した箱を手渡す。

    「あ、あの……これ使って下さい」

    男は自身が提げていたIDと認証キーらしきカードを白衣の中から取り出すと俺の方へ差し出して来た。

    「そこの隔壁以降は、これがないと開きません。生体認証が必要なので開けるまではボクが遣ります。それ遣ったら逃げますから……あの、心配しないで下さい」

    ずっと怯えていた様子だったのにそれだけはキッパリと言うと、男は自身のIDを使ってセキュリティを解除する。

  • 78二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 05:51:01

    アクションシーンまではもう少しお預け
    使える小物は伏線として余さず使うのは拘りです
    勿論気付いたら使わないで終わってた事も多いんですが
    指輪の特徴は敢えて出していませんが、指輪の話は一人しか絡んでませんので要らないでしょうと省いたり
    これでも細部削ったのに字数が膨れる膨れる…ここで隔壁が閉まるところまで入れたかったのに、文字数300字くらい超えてた…orz
    あの先からはこれまで以上に容赦なしで片っ端から生かさず殺さずで殴り倒していくだろうと思われます
    説明したとおり、彼は研究区画にスムーズにアスランを放り込む為に用意していたシナリオで言うところのイベント要員でした
    取り敢えず彼が持っていた不穏な箱の中身に関しては、外に出た時点で外に控えていた関係者やバックアップが何とかしてくれるでしょう

  • 79二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 08:03:44

    バイカラートルマリンの指輪はこの2人のものでしたね
    癒し効果かはわかりませんが、筆がノっているようで何よりです

  • 80二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 16:35:39

    書いてるものと全く関係のないところの話にはなりますが、夏場と言えば(?)麺類の話題を振ってみる
    横着なので自分は滅多に遣りませんが、茹でて水で締めた麺を一口分ずつ小分けに盛ったりするじゃないですか
    アスランそれ凄く丁寧に遣りそうだなって、遅いお昼食べながら思った訳です
    キラだとまったくやらないか、大きさまちまちで雑になるか、そもそも一口分ですらない塊になるか…
    何にしろ、ツッコミかお小言言われそうなものがお出しされるんだろうな、とは
    最近だとお水張ったお皿にセットするだけで卓上で流しそうめん出来る機械あったりするし、ネタに使えないかとついつい考えたりしてしまうお話書きのサガ
    こういう物もシチュによってはキャッキャしてる妄想捗るんで、しんどい時にはこうやって凌いでます

    ははは、現実逃避が捗って仕方ないですなー

  • 81二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 22:27:31

    【記憶喪失】


    目が覚めた時には記憶がなかった・・・少し違うな

    生活に必要な知識はある、だが目の前にいる人の顔も名前も思い出せない

    「アスラン!」

    名前だけ呼ぶと横になっている俺に抱きついてきた

    誰かは分からないが、これがごく自然なことだと体は思っているのか引き剥がそうという気にはならない

    ただやはり見覚えはない・・・と思う

    近くには抱きつく茶髪の男性に似た顔の金髪の女性

    少し離れたところにはピンクの髪の女性が立っているが、誰のことも知らないように思う

    「・・・・・・」

    それを口に出していいものか迷っていると、

    「キラ。アスランが困ってる。少し離れたらどうだ?」

    そう金髪の女性が諭すように話しかける

    「アスランがそんなこと思うわけないよ」

    「・・・・・・アスラン?どうかされたのですか?先程から反応がないようですが」

    次々と声をかけられるが、多分自分を呼んでいるであろうアスランという名前にも覚えがない

    「それは俺の名前か?」

    これくらいは聞いても大丈夫だろうと思い口にしたが不味かったようだ

    「は?アスランなにそれ、冗談にしても面白くないよ」

    突然抱きついていた男性から冷えた声が出る

    「・・・・・・冗談も何もない。聞き覚えがないから聞いた。それだけだ」

    「・・・・・・・・・・・・覚えがないのは自分の名前だけ?」

    聞きたくないという顔をしているのは分かるが、このままというわけにもいかないと腹を括る

    「この場にいる人の、顔も名前も記憶にない」

    「っ!」

    俺の言葉を聞いた瞬間、弾かれるように離れた男性は、ドアも開け放ったまま部屋を出て行ってしまった

    信じたくない、そんな声が聞こえるようだった

  • 82二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 22:28:26

    「・・・・・・今のお前に言っても仕方ないが、キラには酷だな」

    「そうですわね」


    キラと呼ばれていた男性が出て行ってから少しして、ノイズのような音がどこかから響く

    「・・・何の音だ?」

    「音、ですか?」

    「何も鳴ってないと思うぞ」

    少しずつ大きくなるその音は、外からではなく内から聞こえるようだった

    「うるさいな」

    音に耐えかねて文句を口にすると更に酷くなる

    あまりの大音量に、何か喋っているようだが聞き取れない

    頭を押さえてみても何も変わらないが、異変に気づいた2人が慌てた様子で部屋を出て行ったのを見たのがこの時の最後の記憶になった


    ――ワスレルナンテユルサナイ


    ――――――――――――――――


    どこにあったか・・・ああ、ちゃんと持っていたな

    おやすみ、次は失くすなよ



    カガリとラクスが医者を連れて戻ってきた時に見たのは、心臓に小刀を刺して倒れているアスランの姿だった

    ・・・・・・その後起きたアスランはきちんと記憶を持っていたが、刺した時の記憶は残っていなかった

  • 83二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 22:29:42

    書き出しに見覚えがあったら、それは自分が別スレに投げたものです
    記憶喪失って定番だけどここだとどうなるかなと思って
    結果最初の3行以外全部書き直しました
    ――――で区切ったところで分岐させる予定です
    これで書いてみたけどもう1個の想定のほうも書きたいなって
    最後出てない子がいますがそっちルートです
    記憶喪失…何が原因?とかなるの?というのはとりあえず置いておいて、書きたくなったものを書いてみた
    こういう話ばかり書きたくなるのはもしかしたら性癖なんだろうか
    曇らせが好きとかはないはずです

  • 84二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 22:59:13

    記憶喪失ネタめっちゃいいですね!
    “本能”とデスリセットにより記憶を取り戻すのはアスランならではのやり方ですね

    本能もきっと主人を忘れたアスランに対して相当お怒りのご様子で…

  • 85二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 23:35:50

    それが書きたい、となってもそのシチュへの過程ドコーとなるのは割とよくある話
    後から理由を思い付けば御の字、思い付かなくてもまぁいいかで一旦書き切ってしまうに越した事はないです
    やっぱりその場の勢いは大事なので

    やっぱりデスリセットとかする事が増えてきたりすると、記憶が混線したり上手く復元出来なかったりする時も偶にはあるのかも
    そんな事を読みながら考えておりました

  • 86二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 00:29:02

    「そう言えば色の変わるハーブティーというのをラクスに貰ったんだが…」
    「えっアスラン、もしかして僕のいない間にお茶会にでも巻き込まれた?」
    「いや、あれから余りに俺が予定関係を警戒するようになったからか、流石に仕込みされてまで引き摺り込まれるような事は。…ただ」
    「ただ、どうしたの?」
    「本部に戻って来る分お前を捕まえるのは割と簡単なのに、俺に関しては任務の関係で動き回ってて難しいから少し強引だったと謝られてしまった」
    「まぁ、それなら問題はないって事だね」
    「…まぁそうだな」
    「それで、ラクスに貰ったって何?」
    「ブルーマロウという名前のものらしい。淹れてから時間経過で色が変化するのと、レモンなどの果汁を入れた時とで二度、合計で三色の色を持つ……とは、このメモに書いてあった」
    「ふぅん、ハーブティーなの?ラクスは会うといつも小難しい名前が付いてる紅茶淹れてくれたりするけど」
    「しまい込まれると茶葉が悪くなるから、キラが興味持ってくれそうなすぐに飲んで貰えそうなものにしたんだと」
    「アスラン、段々行動読まれて来てるね」
    「………」
    「ねぇ、また変な顔してるよ」
    「……お湯沸かしてくる」
    「もっと嬉しそうにしようよ。嫌じゃないんだからさ」

  • 87二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 02:52:39

    記憶を頼りにお茶の名前出したら前後間違ってました、正しくはマロウブルー
    最近だと同じように色の変わるパタフライピーの方が話題に挙がってましたけど、自分はこっちの方が好きで手に入った時は大事に飲んでます
    淹れたばかりは綺麗な青色のお湯が時間と共に少しずつ紫色になっていくのはちょっと不思議
    そして紫色になったところでおもむろにレモンを入れるとそれがピンク色に
    そんな化学実験みたいなお茶なんです
    実は風邪ひいた時にもいいハーブで、実はその辺も配慮されてそうな感じなのがポイントかもしれませんね

  • 88二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 11:02:27

    バタフライピーはコナンで知りました
    紅茶は好きですが飲んだことないですね
    ちょっとハーブティーが苦手なのもあります
    色が変化することは知ってましたが、読んでいて1度見てみたくなりました

  • 89二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 14:18:44

    自分も最初はハーブティー得意な方じゃなかったです
    茶葉量って淹れる派だったのもあって、紅茶に混ぜて飲むようにしてたらだいぶ慣れましたけれど
    ちょっと画像検索とかしてみるといいですよ、綺麗な色の抽出画像が結構出て来ると思います
    別名が夜明けのハーブティーと言われてましたね
    気になる程の味の癖がないので、少量パック買って試してみるもの一応アリかな

  • 90二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 17:15:44

    少し話がズレてしまうけれど…

    このスレではファウンデーション編のキラの闇堕ちとかどうなるのかなと、ふと気になった

    ブロマンス時空ではグリフィンの闇堕ちもシュラの読心も友情パワーで防御してたけど、
    せっかくなので闇堕ちくらいは得体の知れない“なにか”に防がれるのもありかなと
    下手すればSAN値チェック入ってグリフィンが早々に退場するかもだけど
     
    あとは不死スレにあったみたいシュラの針攻撃はキラの体に貫通してて欲しい

  • 91二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 18:41:56

    闇落ち攻撃ですよね
    映画ではクルーゼが全部占めてて、2回目以降は笑いそうだったんですけどこのスレなら……最初のイージス自爆、ジャスティス自爆未遂からの喧嘩、自分が書いた人魚の夢のような死んだ時の記憶、アスランが庇って死んだことがあるならその辺とかがてでくるんでしょうか?闇の判定がよく分からないところもありますけど、心に強く残ってるショックな出来事と仮定するならこの辺かな?
    防ぐというより、自爆させる方向性にはなりそう
    キラに効く気があんまりしないのと、何故かキラ側に人魚遺伝子による不思議パワーが発揮されそうな気がしないんですよね
    するならアスラン側というか

    針千本貫通してたら、アスランがブチギレてその場でシュラ殺りそう
    キャバリアーが単独で重力下を飛べるなら先にキャバリアーだけ逃すでしょうけど
    …ちょっとアマプラで見返してきましたが飛べてますね
    ならズゴックで単独継戦することになりそう
    なんならシヴァに組みついて核に巻き込むだけで終わりますから
    隠者弐式もダメになるけど

    シュラの読心対策は……どうなるかな
    キラがそこまででどの程度ダメージを受けたかで変わりそう
    本編レベルならやっぱり友情パワーでいい気がしますけど、針千本貫通なら読んだ時点で殺意で真っ黒か本能ブチギレでシュラが自爆することになる?

  • 92二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 20:25:09

    キラの中の闇の内訳の話ですか
    クルーゼ相手には多少の申し訳なさはあっても作中ほど抉られてないのではないか、というのは自分含め皆さんの共通認識っぽいですね
    映画のアレは九割クルーゼってよくネタにはされてますけど、要するにあれって心の傷になっているところに踏み込んでその人物が一番動揺するポイント突いてるんだと解釈していました

    これに関してはどこかのスレで、何故クルーゼがキラの心にあれだけ刺さって抜けない傷になり得たのかという具体的な説を書いていた方がいたのですが、要するにクルーゼもまた弄ばれた生命で、今もなお目の前に居る形で消えない罪過として現れた形だった事
    人工子宮の数少ない成功例を出す為に数多の生命が自分より前に犠牲になっていることをも知ってしまい、あの場面ではその犠牲になったモノとしての代表として、キラはクルーゼの存在を捉えていたせいだろう、というものでした

    話を戻しまして…具体的に自分に何をされたのかは判らないけれど、生まれてる前に常軌を逸するレベルで自身の遺伝子が弄られていた結論にだけはキラは行き着いていると思います。
    実父が犯した許されざる人として命を弄んだ事全般は、この世界線のキラにもだいぶダメージあったでしょうけれど自身の体質の方に対する方のがたぶん上回るだろうとは考えてました。
    どちらにしろメンデル回はキラ自身のアイデンティティ崩壊の特盛セットになっていたという事だけは揺るがないですが…
    もしこの辺抉って来たのなら、暗示入り込むだけの余地は確実に発生はするとは思うのですが…連中ここ抉るかなぁ(現状、闇の部分は具体的に決めていなくて余白にしているので)
    ショック度で言ったら、シャトル撃ち落しとか他にもありますし
    この辺りは熟考の余地ありですね

  • 93二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 20:26:18

    >>92

    1000文字超過したので、続き


    あのニードル避け損ねて刺さってるんであれば、察知したアスランが本編以上にガチギレ入ると思いますがあの場で継戦出来る状況作らなければ、映画通りくらいには出来るかなとこちらでは捻る方向で考えてました

    あんなの刺さったら普通だったら動けないような傷ですが、ここはキラなので動けるだろうと仮定、平時ではないのでその辺一切騒がないでマイフリから何とか自力脱出までは出来た感じにして、沸騰しそうなくらいの怒りと救出優先にしたいので内心葛藤してるアスランに回収させる方針ですね(その代わり整備が泣くくらいにはあちこち血で凄い事になってると思いますが)

    実はほぼ同じシチュで途中まで書いてたのがストックにありました

    手直しすれば出せるかもですが、見たいです?

  • 94二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 20:41:53

    是非見たいです!

  • 95二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 22:53:02

    >>93

    見たいです!!!

  • 96二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 23:03:10

    >>94 >>95

    判りました。ご要望あるようなので手直しちょっと頑張って来ます

    書きかけ読み返したら設定の煮詰めが甘い時期のものらしくって、人前に出せるのかこれってなったのは内緒

  • 97二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 07:28:00

    >>92

    クルーゼの件の考察気になりますね

    なんであれだけ種運命のキラが鬱になっていたのかよく分かっていなかったのですが、少し理解できました

    それが闇ということなら、このスレでも闇落ちで出る映像は変わらないかな

    ダメージ少なそうという意見は変わりませんが

  • 98二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 12:23:17

    苦痛の対価

    時間切れとばかりに退却していく複数の黒い機体を尻目に無数の針に突き刺された状態で沈黙したライジングフリーダムから負傷しつつもどうにか脱出したキラを回収しその場を後にする。
    敵をみすみす逃した形にはなったが、あの場へ核が迫っている以上無理に戦闘を続けることは避ける方が望ましかったからだ。
    この機体ごと道連れにする、態々それだけの危険を冒すだけの価値はキラやアークエンジェルクルーたちをこんな目に遭わせた者たちなどにある訳がないのだから。
    ただノイズのような声はこの判断が不服なのか頭の中でずっと喚いていた。
    正直コイツから伝わって来る苛烈な怒りに引っ張られ、深追いしそうになった自身を抑えるのもやっとだった。
    それはともすればキラの姿すらも視界に入らなくなるのではないのかと思うほどの焼け付くようなそんな憤りで、危うく離脱すら不可能になるほどの衝動をどうにか押さえつけた形になっていたのだ。
    「……っ」
    そんな俺の側で、いつもなら痛みを真っ先に訴えても不思議じゃないキラが、苦しげに息を漏らす。
    こちらも気遣う余裕がないので様子を窺うくらいしか出来ないが、状況が状況だけに流石に騒ぐ事もなく苦痛を押し殺して耐えているようだった。
    それとも訴えるだけの余裕もないと言う方が正しいのか。
    そう言う意味ではいっそ気でも失ってしまえたら少しはマシだったのかもしれないとも思うが、これくらいの損傷でも俺自身動けてしまうだろうなとも理解出来てしまう。
    それが幸か不幸かはまた別の話だが。
    暫くして耐えかねたような声音で、操縦席の背もたれに寄りかかるようにしていたキラが口を開いた。
    「ごめんアスラン…」
    「……何のことだ?」
    事実、ここで何故キラから謝罪の言葉が出たのか量りかねたので、そのまま問い返す。
    「ごめん。……でも」
    するとキラは再び謝って、言葉を一度切った。
    「それでも、君が居てくれて…良かった」
    何か思うところがあったのだけは理解出来たが、生憎と本当にそれを考えるだけの余裕がないのが忌々しい。
    「……そうか」
    それ故に、キラの言葉に対して俺は短くそう返すだけに留めたのだった。

  • 99二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 12:29:54

    結局、元の原型がほとんど残ってないくらいまで手を突っ込んでしまいました
    丁度映画のあの辺り、ってだけでしかなく特に描写とか出来てる訳でもなく…これで良かったのか否か
    シチュも相まって纏りが悪かったので結局こんな半端な感じに…
    と、取り敢えずこんな感じで宜しかったでしょうか?

  • 100二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 18:46:22

    ありがとうございます!
    やっぱりお宅のアスランは冷静だなあと思いながら読んでました
    もし自分が針千本が貫通しつつ、それでも映画通りに進行しようとするなら、カガリリモートで無理矢理撤退させるしかないかなと考えてました
    アスランが継戦しようとしてるブチギレモード状態で、それを表面上しかシュラが読めないならここでリモート使ってもバレないでしょうし

  • 101二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 18:55:23

    >>82 分岐ルート 後味悪いので注意


    ――――――――――――――――――――――

    勢いで部屋を飛び出して自室に戻った

    「アスランが・・・・・・僕を覚えてない・・・・・・」

    信じたくなかった。でも、アスランがあんな目で僕を見たのも初めてのことだ

    「本当に忘れちゃったの?自分のことも・・・僕のことも」

    どうしても受け入れられない

    受け入れてしまったら壊れてしまう

    壊れる?

    「・・・・・・・・・・・・死んだら思い出してくれるかな?」

    いつもはデスリセットをよしとしないが、忘れられてしまうくらいなら・・・・・・

    思い詰められた思考で出てきたのは、普段は絶対にしない方法だった


    懐のものを確かめつつアスランのいる部屋に近づくと、ちょうどカガリ達は慌てた様子で部屋を出ていくところだった

    「都合がいいね」

    そのままノックもなしに部屋に入る

    いたのは瞳を紫に変えたアスランだけ

    「ねぇ、アスラン。僕のこと忘れちゃうくらいなら・・・・・・」

    懐に入れていたお揃いの小刀を取り出す

    「殺してでも思い出してもらうから」

    鞘から抜き身の刃が見えても、アスランのうっすらとした微笑みは変わらない

    逆に小刀を持った手を引き寄せるかのように手を出して伸ばしてくる

    「これも僕が望んだせいなの?」

    アスランが全く拒まないものだから、最初の勢いがなくなって躊躇いが生まれてきた

    「抵抗してくれたら・・・・・・」

    やめる理由になったのに、今は小刀を握った手を心臓の上まで引かれている

    もう後数cmという所まできた時、急にアスランが手を離した

  • 102二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 18:56:22

    「アスラン!もしかして!」
    思い出したの?と言う前に

    自分の懐から出した小刀を自分に突き刺した

    「・・・・・・どうして・・・思い出したんじゃないの」
    「何で・・・・・・・・・・・・僕に・・・・・・させたくなかった?」
    なら何で忘れてしまったの?と言いたいのを抑えて、まずは後始末から始めることにした

  • 103二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 18:58:08

    後味悪いなぁと思いながら書いてる時に考えていたこと

    キラは追い詰められたら考えはしても結局実行はできないだろうなあ、介錯ならともかく思い出して欲しいというある意味我儘だから
    しかも眷属モードでどうぞと言わんばかりの姿なら尚更

    本能というか眷属君(仮)としては主人を忘れるなんて絶対許さない案件→死んでも思い出せ
    でもキラを慮るわけではないので誰が殺ろうと結果重視

    アスラン本人としても忘れたいわけはないし、死んで思い出すことに反対する気はないから抵抗薄め
    →でもキラに殺させるのはNG

    眷属君(仮)は後付けだからこそズレが起きるんでしょう
    最初から人魚遺伝子が込みのキラは、あることさえわかれば自然に馴染むようになってる
    映画のラクスがアコードを自覚したら能力を使えていたような感じで
    でもアスランの方は適応したとしても異物なのは変わらない
    しかも2人の大事なものが同じようで同じじゃない
    眷属君(仮)は主人が大事、でもそれはキラの1部でしかない
    アスランはキラが大事、主人なんて後付けは邪魔
    利害が一致してればいいけど、眷属君(仮)に人の心がないから大概喧嘩になるはず

  • 104二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 19:58:15

    >>98

    こういった冷静に対処していくアスランかっこいいですね…やはり書いてる人の世界観によって違う2人の関係が見えていいですね。

    自分のところのキラとアスランならもう少しキャッキャッと騒がしくなりそうです。

    (アスラ〜ン痛いよ〜抜いてよ〜)(分かったから少し待ってくれ)



    >>103この後味悪いver.もいいですね

    眷属君とアスランの最優先するべきものの違いやスタンスが分かりやすかったです。

    あと最後の眷属君は後付けだからこそ〜の部分も、キラと主人/人魚遺伝子、アスランと眷属の馴染み方とズレの考えがすごい好きです。

    ここまでの考察は苦手なのでとても勉強になります!!


    そしてやはりアスランが記憶喪失になった時の対応が自分のところの2人がやりそうなことが違うので面白いですね

  • 105二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 20:43:40

    ストックに途中まで書いてあったヤツを書いてた頃ってまだ劇場で遣ってた時期だったんですよね

    あのシチュでと思ってた時に、近々の公開終了間際のレイトショーで2回確認する機会があって冷静に見ていたんだけれど、あのニードルがガチで刺さったら昆虫標本よろしく中で縫い止められるなと思いまして…その辺が理由で困ってそのままにされていたものでした

    あと針を抜く状況はなかったんですが、元のヤツはキラがもうちょっと痛がってましたね

    具体的に言うと、余りの痛みに耐えかねて介錯を願う、そういうシチュになってました

    ただ、手直しするに当たり移動中に出来る訳ないだろうとなりまして…こんな形になりました

    謝るキラの言葉は、書き直している時にどう締めようと考えていたら降って来たのでそのまま採用してます


    アスランは…個人的には怒りに身を任せながらも頭の芯が冷えているタイプだと思っていて、有効打だったり次の策に思考が向いているのではと解釈しているところがあります

    視座が高くて客観的視点をある程度持っているというか、実際は結構ぐるぐるしていると思うんですが、ゲージ振り切るくらいまで行ってしまうとスッと冷静な部分が出てくる、そんなイメージ。


    これでも書いててキラがもうちょっと甘ったれてくれないかと思う事も多いんです

    アスランもう少し感情出してくれってなる時もあるんです

    もう性分なんだなと諦めてますが


    >>103

    主人と眷属の関係≠キラとアスランの関係

    これを簡潔に表してていい表現だと思いました

    こういうのがあるから人様の意見を聞くのはやめられないです

  • 106二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 01:20:24

    >>104

    主さんのところくらい明るい雰囲気がないと、スレが暗くなっちゃいます


    何となくで分けますが、アスランで比較すると

    主さん 過保護・世話焼き

    文字書きさん 冷静

    スレ主 激情

    ここら辺がピックアップされてるかなって思ってます


    キラは……ちょっと難しいなあ

    主さんのところは可愛い

    文字書きさんのところはぐうたら気味?

    スレ主のところは依存強めかな


    主さんの所のアスランが記憶喪失になったしても、記憶が戻るまでみんなで落ち着いて過ごしそうだなあ


    >>105

    眷属君(仮)に関しては、自分と文字書きさんでは意見が違いそうな気がしてはいます

    自分のところは利害が一致してる限りはあまり存在を気にしてはないけど、キラが不利益を被りそうならアスランが抵抗してるようなイメージ

    (アスラン自身の損害は考慮しないものとする)

    →これのせいで結局キラが曇る


    文字書きさんのところは利害が一致していても、利用はするけど存在自体気に食わなさそう

    だから眷属君(仮)について検証したり、制御方法を検討したりしてるんだろうなと思ったり

    的外れかもしれませんけどね

  • 107二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 03:01:01

    気に食わないのもあると思いますが、正体がわからないものはやっぱり怖いですからね
    アスランは油断をすれば「何れ取って替わられ兼ねない存在」として自分の中に棲み付いた眷属をだいぶ意識しています
    一応使えるものなら使う方針だけれど信用ならないと考えている、そんな感じです
    あと彼が冷静に見えてるのは、ない自信を持ち得る手段で補強しているせいもあると思います
    自分のところのは唯でさえ自己評価が地を這うレベルで低く、薄氷の上を歩いているのではというくらいの危ういアイデンティティをキラという存在で補強しているところがあるので、表面上より依存度が高いというのは以前に説明しましたが(だからこその抑制された感情の下から普段は出さないだけで激重なのが漏れ出て来てる感じになってる訳で)
    故にあらゆる面で自身の軽視が目立つし、時折キラから指摘されている部分である「自分が幸せになる」事への意識がとことん低い、そういう側面を出したり引っ込めたりしながら、日常的な話は書いてます
    気分としては君はそこに居ていい存在、小さな子にそう言い聞かせる作業している感じですね

    キラは基本ダラだし雑だし面倒臭がって弟ムーブで色々丸投げしますが、そういうアスラン側の繊細な話にはちゃんと目を向けていて気付かれない程度にお兄ちゃんの顔で接していたりもします
    眷属にはまだ気付いていませんが違和感だけはあるので、何か変な感じ、だとは思っているはず

    そんな設定メモが厚くなる話題でした

  • 108二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 09:12:31

    考察が長引きそうなのでお茶濁し

    どうも本編のアスランがMSに愛着がない、特にジャスティスをよく思ってない節があるのでそれを引きずっていたようです
    このスレだと隠者は『キラにもらった』という付加価値があることを忘れてました
    もうちょっと大事にしないといけませんね

  • 109二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 09:35:04

    >>107

    書きたい事だったんで半分寝そうになりながら書いて投下してて、この時間になって見直したら半分くらい以前書いたのと内容重複してるのに気が付いたんですが…何やってるんだ自分

    取り敢えずそれに関しては知らん顔しておきます


    ダラダラ書いてますが要するに、下手したら存在意義が奪われかねないので何とかしたくて仕方ない(ざっくり)

    って事ですね、はい

    アスランのこの精神性の歪さをもう少し出せるような話があるといいんですが、いかんせん難易度が…

  • 110二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 16:44:17

    仮に自分のところで記憶喪失ネタをやるなら、キラの方が忘れてた方が大事故()起きるだろうなという自信はある、割と大真面目に
    シチュ優先、原因なんて考えてたら埒が開かないので手っ取り早く状況オンリーで…アスランのリアクション芸でもお楽しみ下さい(ギャグ寄りです)

    「……ごめん、君誰だっけ?」
    キラが医務室に居ると聞いてまず驚いた。何故なら普段だったらまず縁がない。
    最悪死ぬような怪我でも一般的な回復力の人間よりずっと短時間で治癒してしまう為、外傷で訪れる事など有り得ないと言っても言い過ぎではないのだ。
    それが何故?そんな事を思いながら医務室に向かった俺に投げ掛けられた第一声がこの言葉だった。
    冷や水を頭から被った方がまだマシなのではないかと思うくらいの衝撃で、愕然と立ち尽くす。
    性質の悪い冗談だと正直思った。
    新手の嫌がらせか、艦を挙げてのドッキリだと言ってくれた方が余程信じられるくらいには。
    キラの様子を診ていたドクターがこの件に関して何か説明らしき事を言っていたような気がするが、頭に何も入って来ない。
    「ねぇ君、大丈夫?」
    余りに呆然としていたからか、キラが心配そうな表情でこちらにぎこちなく話しかけて来た。
    その声の端々から伝わる距離感の遠さに正直再三のショックで最早言葉も出ないが、こんな時はどんな態度をすればいいのかわからない。
    「ドクターは一時的健忘じゃないかって言ってた。何だか色々思い出せない事あるけど、大抵の事は君が知ってるって…ねぇ、本当に大丈夫なの!?」
    動揺するばかりで立ち尽くしていた俺の様子に、おずおずとキラがドクターが言っていただろう言葉を伝えてきた。
    告げられた事実に改めて眩暈がしそうになる。
    何より見た目はいつも通りなのに、明らかに余所余所しい態度をされている事に先ほどからずっと揺さぶりを掛けられているという事には変わりがない。
    「……あぁ、大丈夫だ」
    どうにか平静を取り繕って返事をしたが、何でもない振りだけは無理そうだった。
    「ええと…」
    「アスランだ」
    短く名前だけを伝えるとキラは不安混じりにこちらに微笑んで来た。
    「宜しくね、アスラン」
    「……出来るだけ早く思い出してくれ、頼むから」
    暫くこいつの一挙一動に落ち着かない思いをさせられそうなのだけは間違いないだろう。

  • 111二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 17:35:11

    という事で書きたくなったので軽率に事故らせてみた結果…
    アスランの内心がちょっとした(?)修羅場になってる以外は割と平和です
    このくらいならグッピーはまだ無事かもしれない…

  • 112二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 20:18:28
    共依存とは? | Writening正体が分からないものは怖い たびたび挙げられてますが、何で自分のところは興味なさげなのか・・・・・・知る方が怖いからです お互いだけを見ていれば、知りたくない、気づきたくないことから目を逸らせる 一種の…writening.net

    強引に一言にまとめると「お互いを見つめあうことで、その他の全てから目を逸らすこと」だと私は思ってます


    半分くらい自分用メモになってます

    今後追加予定

    レス番号にとぶリンクってどうやったらアドレスとれるんでしょう?

  • 113二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 20:45:40

    >>112

    だいぶ前に別のスレで次スレ立てしてた方がスレ画表示されたスレのリンク張れてなくて、確認したらレス番が末尾にくっ付いてたというのは見た事あるんですよね

    その時に埋めついでに何故出来てなかったのか確認したんですが、確かスレッドのアドレス/#resレス番、みたいな感じになってました

    リンクはWritening側からのものだと思うので遣り直しも利くし、ちょっとこの構成で打ち込んでみてリンクするか試してみてはどうでしょう?

  • 114二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 21:05:07

    なりました!
    10レスくらいズレますけど誤差!
    多分画像と文量が多いからかな
    頭の整理するのにちょうど良さそうなので助かりました

  • 115二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 22:34:41

    このレスは削除されています

  • 116二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 22:49:10

    「すまない…分からない…」

    その言葉を聞いた瞬間頭の中が真っ白になり、その場から動くことすらできなくなった


    医師は一緒に来ていたラクスとカガリと何やら話をしたあと部屋から退出していった。

    微動だにしないキラをラクスとカガリは心配そうに見つめる。

    アスランも目の前にいる青年が誰かは分らないとはいえ、この場にいるということは自分の関係者であることは分かったためキラの方を向いた。


    何か声をかけるべきだろうか…と悩んでいると青年の方から何かが聞こえた。


    「…ス…ンの…か…」

    「キラ?」「お前大丈夫か?」


    「アス…ン…ば…」

    「え?」


    「アスランのばかああああああ!!!!」

    キラと呼ばれた青年はガバッと効果音がつきそうなほど勢いよく顔を上げるとそう叫んだのだった

    「僕のこと忘れるなんて!!君にとって僕はその程度だったの!?」

    「普段はびっくりするくらいにさあ!!石頭のくせにーーー!!!」

    ボロボロと涙…ではなく宝石を零しながらアスランに詰め寄る姿は童顔も相まって、青年というよりは少年と言っても差し支えないくらいだった。


    キラの勢いに自分だけでなく2人の女性も若干困惑気味で…

    「が…頑張って早く思い出すようにするから…」

    「キラ少し落ち着いてくださいな」

    「記憶喪失も一時的なものだし数日で戻るって!!」

  • 117二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:12:15

    このレスは削除されています

  • 118二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:14:38

    このレスは削除されています

  • 119二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:20:21

    >>114

    10レスは誤差なのか…そっか…(白目)


    個人的な話ですが、共依存のイメージは新井素子の”あなたがここにいて欲しい”という40年くらい前の作品からの印象が強いです

    傷付け合うのもその身を預け合うのもその人がいてこそ、そんな感じの雰囲気が出ればたぶんイメージ通りにはなるはずなんですが…湿度に耐えかねて早々に無理かなって放棄した模様

    深刻な話とか不穏なお話は得意なのにね


    誰かの負担になる事が嫌だと言い自身の価値を軽んじる男が居りまして、そいつが唯一譲らないのが幼馴染の存在で

    その傍らに在る事、それが誰にも渡したくない権利

    今となってはたったひとつ手の中に残った、自身を肯定してくれるものだから…

    普段どれだけ冷静装ってても、キラが絡めば一発で吹き飛ぶのをご覧になられたかと思います

    お前、そういうとこだぞアスラン(保護者目線で)

    自分的には1mm以上コイツの自己肯定感上げるのが最低目標になってます

  • 120二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:27:23

    >>116

    「うるさいうるさいうるさい!!」

    「アスランのばかばかばかばか!!」

    「頭でっかち!ハゲ!」


    ひと暴れして疲れたのかキラはアスランのベッドに入り込みそのまま眠ってしまった。


    「やっと落ち着きましたわね」

    「子どもか!…いやある意味で子どもだったな…」

    「えっと…多分俺のせいなんだろう…すまない…」


    「アスランが悪いわけではありませんわ。とりあえず今日はもうゆっくりお休みになってくださいな」

    「そうだな。それに明日になればふっと思い出すかもしれないしな」

    「…そうだな…今日はもう休ませてもらうよ」


    ラクスとカガリと言う名前の女性達は「おやすみなさい」「おやすみ」と言って退出していった。

    キラを移動させるかと聞かれたが、何となくこのままの方がいいと思ったので本来1人用のベッドにぎゅうぎゅう詰めで寝ることにした。

    不思議と嫌な気持ちはしなかった。 

    アスランも休もうと布団に潜り込むと突然手を掴まれ、もしかして起きたのか…?とゆっくり隣を見ると聞こえたのは静かな寝息だった。

    しかしアスランの手はキラの手にしっかり握られていた。


    アスランは自分でも気づかないうちに笑みが溢れる。

    (大丈夫だ、きっと次に目が覚めたらときには全てが終わってるから)


    何の根拠もない自信を胸に、やって来た眠気に身を委ねた。

  • 121二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:32:44

    まさかの1レス内に同じURLでの画像は貼れないとは知らなかったので何回も投稿ミスしてしまった…

    次の日にはアスランの記憶は戻りました。
    散々色々と言ってくれたな…と文句を言ってやろうと思ったアスランですが、キラが思いっきり抱きついたこととキラのニコニコ顔に毒気を抜かれて、まあいいかとなります。

  • 122二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 00:05:07

    >>119

    PCでアドレスを見たら/?res=レス番号で表示されていたので、それに変えたら4レスずれくらいになりました

    時間なくて殴り書き状態なので休みの日に見直しますが、もうちょっと理解できるように書き直した所存


    >>110

    ギャグかなぁ?と思いながらも動揺してる姿はギャグかも?と思わされる不思議な気分を味わいました


    >>116

    やっぱり主さんのところは可愛い!

    不穏な感じがほとんどないのがいいですね


    自分のところが過激になりすぎましたが、他の方のパターンも読むことができて面白かったです

    お二方共ありがとうございました

  • 123二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 04:45:42

    「アスラン、タコせん買って来たよ」
    「……突然ちょっと待ってと言って、行列出来てる商店に小走りしてった時は何事かと思った」
    「ごめんごめん、地元の買い食いと言えば定番だって書いてあったの思い出したんだ」
    「並ぶというのなら俺も並んだんだが。大体ただ待たされる方は結構困るんだぞ、こういうのは」
    「もう、アスランの分もちゃんとあるんだから許してってば」
    「そう言えば前もこんな事してたな」
    「あぁあれはアイスだったっけ、あれは店員さん以外他に人がいなかったけれど」
    「…それにしても、こうやって見ると意外とタコの原型がそのまんま見えてるものなんだな」
    「そんなにしげしげ見るほど珍しい?」
    「いや…オーブに居る事が増えてから海産物に抵抗なくなったなと思って」
    「アスランの場合、アレルギーあるから鯖だけは無理だけどね」
    「それにしても風邪やらアレルギーやら、変なところだけちゃんと残ってるってどういう事なんだと。未だにこの体質は意味が解らないんだが」
    「まぁ、元からあるところに後から追加されたせい、って自分で納得してなかった?その辺」
    「理解は出来ても納得が出来ない事だってある…そういうものだぞ」
    「はいはい。だいたい屁理屈多いんだよ、アスランは」
    「取り敢えずこの後だが、展望台と洞窟、どっちを先に行く?どちらにしても山頂までは行かなければならないようだが」
    「あっ、話逸らした」
    「……行かないのか?」
    「行くってば、不機嫌にならないでよー」
    「流石にこの気温で張り付かれると暑いからやめろって、出掛けに言わなかったか?」
    「じゃあ洞窟の中は涼しいらしいから問題ないってことでいい?」
    「……仕方ないな」

  • 124二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 05:05:15

    取り敢えず、空気を変える為に投下

    場所のモデルが江ノ島なので、二人には江ノ島風の場所をもう少し歩き回って貰いましょうかね

    ものぐささんなキラの為にエスカー乗って貰うか否かを検討中


    >>122

    それでも4レスの誤差あるんだ…


    これってアスランにとってだけはおおごとなんですがというところがミソで、少なくとも何日か以内に確実に戻るのに一人あわあわしてるのを何かかわいいなーって眺めるのがこの話での彼の観察の仕方です

    ブロマンスさんのところ同様こちらも割と早々に記憶は元に戻るのですが、普段のキラからだったらされる事のない態度に始終動揺が収まりません

    甘えん坊スイッチの入った状態では親鳥の姿を捜す雛鳥とキラを差して表現した事もありますが、こっちはスイッチすらないですから…

  • 125二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 09:14:04

    アレルギーはそのままなんですね
    確かに不老不死が追加されても治る気はしませんけど
    死ぬよりアレルギーの方がキツそう
    アレルギー持ってないから想像しか出来ませんが、アレルギー持ちの上司は大変そうなのを見てるとですね

    自分のところはキラが記憶失くした方が間違いなく平和です
    「誰?」と言われたらかなりショック受けるでしょうけど、何にも言わずに記憶が戻るまで倍増しで世話を焼いて回るくらいかなあ

  • 126二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 12:57:01

    アレルギーも程度問題で、酷い人は本当に酷いですからね
    食物アレルギーは幸いないのですが、毎年春にスギ花粉に悩まされてる身としては一応他人事でもないので
    彼としては気を付ける所は変わらないから、それはそれでいつも通り過ごしてるだけなんだろうなと判断してそのままにしてます

    どっちが記憶なくした方が大事になるか、度で言うなら自分のところのは余り大差がないかもしれません
    なので、ギャグに出来て笑い飛ばせるのがこちら、と言う方が正しいのかもです
    勿論動揺しながらも甲斐甲斐しく世話焼いてると思いますが
    アスランの記憶が一時的になくなっても、意外とキラがいつもの看病時のように世話を焼き出してそうだと思ったので、それは絵面としてそんなに面白みがないなと思ってしまったのは内緒

  • 127二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 19:39:42

    もし仮に…

    「ねぇ、そんなに僕が覚えていないのショックだったの?」
    「……いや、いつもいの一番で走って来て張り付いて来るようなヤツが急に余所余所しくなったら普通、動揺するだろう?」
    「明らかに挙動おかしかったんだけど、自覚あった?」
    「だ、だから……っ」
    「まぁ記憶戻ったし、忘れてた間のアスラン面白かったから、これ以上問い詰めるのはやめといてあげるよ」
    「出来れば二度とこういう目には遭いたくないな…」
    「そう?偶には口煩いアスランがお小言言う余裕もないくらいテンパってるのも悪くはないって思ったけど」
    「お前なぁ……」
    「そうだなぁ、今回のがもしアスランだったらどうしただろ、僕」
    「そんな事は有り得ないからな」
    「仮定の話を否定から入るのやめてよ。話の腰折ってどうするのさ」
    「……で、もし俺がお前の事すっかり忘れていたら、どうするつもりだ?」
    「そうだなぁ、たぶん驚くしショックだろうな。でもすぐ思い出すんならってアスランの世話を焼くと思うよ」
    「俺の…世話?」
    「うん、それでこの際だからいっそ僕の事お兄ちゃんて呼ばせてみるのもいいかもしれない」
    「は!?」
    「アスラン、普段から兄貴ぶってるし…僕の方が誕生日早いのに」
    「それはお前が…っ」
    「はいはい。もう、すぐ怒るんだから…」

  • 128二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 19:41:17

    【遠い遠い未来で食を語る】
    「買ってきました!今流行りのサンド!」
    「片道1時間もかけて買いに行く価値があるのか?」
    キラの前にはあずきホイップ、アスランの前には桃のホイップのものが2切れずつある
    「コンビニのものと一緒にしちゃダメだよ。いや、コンビニのも美味しいんだけどね、クリームは倍以上なのにくどくないから、最近クリームが重いって人でもペロッと食べられると評判だよ。前置きはこのくらいで、早く食べようよ」
    「分かった、なら食べるか」
    「「いただきます」」

    「こっちも美味しいんだけど、アスランのも美味しそうだね。1口ちょうだい!」
    「クリームも量があるし果実が大きいから割るのは難しいな。もう1切れあるからそっちを食べてくれ」
    「なら1切れずつ交換しよう」
    「別にいいぞ」
    「ありがとう。それじゃあ桃の方もいただきます」

    「美味しかったー。買いに行った甲斐はあったね」
    「たしかに美味しかった」
    「甘いもの最高!毎日でも・・・そこまではいいかな」
    「そもそも食べる必要性があるのか?一時食べられない時代があった時は何も食べてなかっただろう」
    「ああ、核戦争後でしょ。食べられるものがないから食べないのと、食べられるものがあるのに食べないのは大きな違いだよ」
    「あの頃のお前の憔悴ぶりは見るに耐えなかった」
    「だってさあ、それまで普通に食事出来てたのに食べられるものないから餓死するしかないのかなー、マ◯クラみたいに餓死と蘇生のループにハマるのは嫌だなあって思ってたらだよ?食べなくても問題ないって分かった時の気持ち、君にも分かるでしょ!」
    「・・・・・・結果的に餓死しなくて済んだ上、長期間休眠出来るようになったから良かったとおも」
    アスランが言い切る前にキラが口を挟む
    「いいわけないんだよ!食べ物ある時代に休眠開けしたのにさ、食べられないんだよ!楽しみが1つ減っちゃったんだよ!」
    「・・・・・・それであんなに落ち込んでたのか」
    「また食事とれるようになるのも時間かかったし、僕もう絶対にあんな時代嫌だからね」
    「それを俺に言われてもどうしようもないが?」
    「本気でどうにかしたいって言ってるわけじゃないよ。もう懲り懲りってだけ」
    「そうか」
    「食事が出来るのは素晴らしいね」

  • 129二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 19:44:22
  • 130二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 19:47:44

    まさかの同タイミングで投下とは

    地球を軽々しく滅亡させた話を畳まないとなあと思いながらあんまり関係ない話に逃げました
    ダイジェストで島についてもいいかなあ
    ファンタジーな話が楽しみなんですけど畳み方に迷ってます

    書くなら動きのある話にしたいからか、面白い方を優先するのはあると思います

  • 131二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 19:57:20

    同タイミングでしたね〜


    純粋な気持ち?でキラをお兄ちゃんと呼ぶアスランは見てみたいですね


    普段はめんどくさがりながら、こんな表情ではいはいお兄ちゃんって感じで呼んでそうです



    滅亡世界のお話もあーだこーだ悩んでもうこれでまとまったかなと思ったので明日くらいには…

  • 132二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 20:16:49

    タイミングが被る被る…

    余り食べ物に執着ある方じゃないので、食に拘りなんてそこまでないのですがそう言えば流行ってたなぁ萌え断フルーツサンドと思い出してました
    断面がお花に見えるようになってたりするやつ作ってる動画見てたっけ…
    そして読んでてキラの挙動にニヤニヤしていた変な人がここにいます

    忘れられるくらいならいっそと思うもの、そして忘れても尚それを受け入れるもの
    後のお片付け大変そうだなー(棒)

    普段だったらそんな事言うか、ってなる事をここぞとばかりに言わせたい
    そんな野望はきっとあると思ってネタに使ってみました
    確実に記憶がない間はいいけど、いざ記憶戻ったら恥ずかしくて呼べるか、ってなるヤツです

  • 133二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 20:17:43

    >>129

    キラにはこう…紙一重なところがあると自分も思います

    本当はそうしようかな?とも思ってましたが、思い切りが足りなかったのがうちのところですね


    先月くらいに桃サンド食べた時に書こうと思っていたのですが、なんか纏まらず横に置いてました

    不死スレで雪山の話の時に、食事の要・不要を話していて思ったのがこれでした

    多分食べなくても生きられるのだろうけど、そういう人間らしさを捨てると、更に人外化が進むのをキラは薄らでも理解してると思ってます

    そこを分かっていても踏み越えるのがアスラン

    キラにはちゃんと止めてもらいたいものです

  • 134二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 20:50:25

    実は記憶喪失に関しては、その時になってみないとわからない、自分のところのキラに問いかけたらそういう言葉が返って来ていました
    エミュしていた場面、キラからするとアスランの挙動をからかえる状況だったので冗談を言ったり弄っていただけで、実際はその状況になってみないとどんな挙動をするのか自分でも予想も出来ない、どうやらそういう事のようです

    不死スレのキラは明らかにネジが吹っ飛んでるところがあって、それのお陰でだいぶテンション含めて特異な感じになっているからどうしてもアスランの方が人間側に引き留めるストッパーになっているんですが、実際のところ状況を現実的に考えてフレキシブルに割り切り捲くった結果、明らかに人間の思考としてどうよ、ってなるところに行き着くのはアスランの方だとは自分も思うのです
    二人には頑張って人間としての感性は堅持して頂きたい所存です

  • 135二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 05:29:28

    ifルート(偽)

    「取り敢えずさ、僕の事は”お兄ちゃん”て呼んで欲しいな」
    「お、おにい…ちゃ?…え?」
    「ほら、ちゃんと呼んでよ」
    「……お兄ちゃ…」
    「もうちょっと大きい声で」
    「……お兄ちゃん」
    「何、アスラン?」
    「何ていうかこの呼び方、なんだか凄く落ち着かないんだが…」
    「そういうの気にしないの。僕ら兄弟みたいにして育ったのに、余所余所しくされたら困るんだよ。堅苦しいの抜き、いい?」
    「あ、あぁ…」
    「大丈夫、記憶戻るまで僕がちゃんとフォローするから心配なんて…って、どうしたの?」
    「何だか迷惑を掛けているようで、申し訳ないなと思って…」
    「もう、そういう遠慮は要らないんだってば。記憶なくしてもそういうとこ他人行儀なんだから…」
    「君にも…」
    「お 兄 ち ゃ ん 」
    「…お兄ちゃんにも遣る事はあるのだろうし、俺にずっとかかずらっている訳にもいかないんじゃないかと」
    「そういうとこだよ、アスランはもっと甘えてくれていいんだ。僕も大概面倒臭がりでいつも頼りっぱなしだけれど、それでも少しくらいは寄りかかって貰えないと張り合いがないんだよ。…君は何でも自分で全部やってしまうからね」
    「…………」
    「わかった?」
    「……解った」
    「それじゃ今日は色々あったし、もう寝てしまおう。本調子じゃない時は寝てしまうに越した事ないからね。あ、一緒に寝るよ?ほら、そっち詰めて」
    「いや…えっ、は?」
    「いつもこうやって一緒に寝てるんだから、気にしないの」
    「というか…」
    「狭い?知ってるよ。でもこうしてると安心するでしょ。…ほら目を閉じて?」

  • 136二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 05:36:19

    何かもう、どうせ弄るならとことん遣ろうと思いました(鬼の所業)
    という事で、覚えてないのをいい事にお兄ちゃんて言わせて遣りましたよ
    あくまでもifルートなので、という逃げ道付きですが
    まぁ実は、お兄ちゃんと言わせるのはついでで、本題は別にあったんですがね…

  • 137二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 09:12:25

    お兄ちゃんですか

    うちでキラがそう呼ばせようとするなら、アスランがショタ化した時くらいになりそうかな

    そうなれば姉2人を巻き込んで「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」呼びさせそう。そして写真とか着せ替え?


    自分のイメージなのですが、キラがお兄ちゃんに憧れがあるような気がしなくてですね

    生来の気質からしても弟の方が気楽でいいや、兄とか面倒そうみたいな

    それでも時々お兄ちゃんっぽさが出るところが好きなんですが

    あにまんを見る限りかなり少数派の意見だと思われます

    アスランがショタ化すれば、子供の頃から弟扱いされてた反動でお兄ちゃんと呼ばせたい!くらいはありそう


    後ですね、このアスランはお兄ちゃんっていいそう

    こっちは想像つかないってのもあります

    だからこそ言わせたいのかも?

  • 138二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 09:41:26

    書いた後思いましたが、お兄ちゃんと呼ばれたいかとお兄ちゃんになりたいかは別問題ですね
    呼ばせて後から恥ずかしがるところを見たい!でもいいわけなので

  • 139二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 10:17:46

    お兄ちゃんて言わせてる辺りは素で深夜テンションでした
    確実に疲れてましたね、自分
    そして後半辺りになって冷静になって来て、これ絶対言わないだろって自分でツッコミ入れてましたがw
    ……まぁある意味遣り切った感はありましたね

    記憶が戻ったら、もう絶対言わないからなって滅多に見ないような怒り方してると思いますね(所謂ところの恥ずか死ぬ的な感じのリアクション)
    実は記憶がない間のアスランの台詞は普段言わないタイプのものが含まれていて、本来ならこんな遠慮の言葉すら言わないのでかなり貴重ではあったりします
    (自分のところの)キラのは兄願望というより言わせたいのと呼ばせたいだけって方が強いですね
    自分から寄り掛かって来ない相手なので、こんな時くらい頼って欲しい、そういう気持ちも含んでいるかもしれないですが

  • 140二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 18:15:18

    >>128

    キラの「1口ちょうだい!」

    あーんは距離感バグで済むかな?で(自分が)日和った結果1個丸々貰ったので交換という形に


    アスランの反応

    1口に分けられるものなら口をつけてない部分を割って渡す

    今回みたいに分けられないものは食べてない方を丸々渡す

    こんなイメージだったので自分のところはこうなりましたけど、主さんのところならナチュラルにキラは口を開けそうだし、アスランは食べさせそうな気がする

    食べ物ネタは文字書きさんが1番多いけど、1番予想がつかないかな

  • 141二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 18:41:07

    >>140

    うちのアスランの場合ですか?

    その場で割ったり出来ない状況で、他に同じものがあるなら口を付けてない方渡すかもですね

    一つしかなくて家の中に居る状態だったら普通に切って半分にすると思います

    それが出先だったら…そのまま何気なく食べさせてるんじゃないかと

    塩ソフトの時にそれやってみようかと思ったものの、書く側の度胸が出なくて同じの二つ買わせて逃げた身で何か言ってますが

    自分ですら以前はきょうだいに半分齧って渡すくらいの事はやってたので、距離感バグってて兄弟感覚レベル以上なら出来ると思ってます

  • 142二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 18:55:31

    【終わった世界の終わり】


    「島に行こうって言ってからどれくらい経ったっけ?」

    「そうだな。およそ・・・」

    「いや!聞きたくない!なんで覚えてるの?」

    「お前が聞いてきたんだろうが!それくらいは普通だろう」

    休眠出来る場所を探して島に向かうはずだった2人だが、結局島についた頃にはかなり長い時間が経っていた

    「そもそもお前が『休眠する前に、放射能問題ちょっと片付けない?』とか言い出したから遅くなったんだろう」

    「だってー、このまま寝ちゃって起きてもさ、何も良くなってなかったら休眠する意味がなくなるじゃない」

    「それはそうなんだが、その心は?」

    「起きたら緑に囲まれていたい!美味しいものが食べたい!」

    「そんな我儘でここまでやったのか」

    「別に悪いことしたわけじゃないしいいでしょ?君だって手伝ってくれたのは気になってからじゃないの?」

    「・・・・・・お前に頼まれたからな」

    「素直じゃないなぁ。どうせみてる人なんていないから色々やっちゃったし、久々に派手に動けて楽しかったでしょ?」

    「否定はしない」

    「これで時間がたてば人も地表に出られるようになるし、あとは任せてそろそろ寝ようか」

    「アンデッドまでは面倒見きれないが、そこは後世の人間に頑張ってもらうしかない」

    「それじゃあ起きたら復興してることを願って、おやすみなさい、アスラン」

    「またな。おやすみ、キラ」

  • 143二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 18:56:26

    余計な1言を足したせいでどうやって畳もうか困っていたら、昨日ちょうどいいスレが建ちまして良い知見を得られたのでこれで締めにします
    核戦争も原発があるのも、ネクロニカとC.E.共通の出来事だったから書いてみたのですが、薄い知識で書くものじゃなかった
    詳しくは書きませんが、キラとアスランがしたのは核戦争で破壊された原発の片付けというところです

    目が覚めたら、世界が生き返っていますように

  • 144二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 21:37:15

    「ここまで来る途中で歩くのに萎えてたお前に朗報だ、登りだけだが少しばかり楽が出来るぞ」

    タコせんを食べ終えた頃、アスランがそう言って土産物屋が立ち並び賑やかに人の行き交う道から展望台まで向かう道の方を差した。

    「少し、ってところが気になるけど何か乗り物ってあったっけ、ここ」

    「乗り物というか……移動手段である事には変わりはないんだが」

    何だかちょっと歯切れが悪い言い方をしているので不思議に思いながら乗り場と書かれている場所で三ヶ所分のチケットを買って内部に入ると、外側からはちょっと想像も出来なかったものが。

    「えっと…これ、エスカレーター?」

    「乗り物かと訊かれると、ちょっと困るだろう?」

    「…まぁそうだね」

    道の途中に中継地点が幾つかあって、これと同じものがあと二ヶ所。

    だからチケットが三ヶ所分だったって事らしい。

    「…何で降りる方はないんだろうね」

    「そこは自分で歩いて降りろって事なんだろうから、諦めろ」

    呆れ顔で言われたけど、片道だけって逆に不思議じゃないのかな。

    本当に何の変哲もないエスカレーターで、ちょっと登る距離が長いくらい。

    特に目新しいという事もなく乗り継いで降り口から外に出たら、周りの景色がだいぶ変わっていた。

    「わぁ、だいぶ高い…」

    「展望台はここから更に目線が高くなるが、これでも充分に海の方が見渡せるな」

    夏だから暑いの.は仕方ないとして、それでも海風がだいぶ気持ちがいい。

    「対岸の町も小さく見えるね」

    「さて、麓でも訊いたがこのまま展望台へ行くか、この先の道を進んで洞窟のある方へ行くか…。どちらも行くとは決めていた訳だが、先にどちらに行くつもりだ?」


    1.「まずは展望台だよね」

    2.「洞窟行こうよ」

    dice1d2=2 (2)

    ふと思い立ったので、ここらでちょっと変則的な事でもしてみますかね

    どっちにしても行くので書く順番が変わるくらいしか変化がありませんが…続きはダイスの神に委ねてみますよ

  • 145二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 21:46:06

    勝手にダイス振っちゃいましたけど、大丈夫です?(事後承諾)
    影響あるのは自分のところだけですが
    あとたぶん今後このパターンは遣らないです

    選択肢は2、洞窟ですか…龍神が居るって言われてるところですね

  • 146二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 22:31:15

    主さんも前ふってましたし問題ないですよ
    私も以前ふりましたし、お好きにどうぞ!

    洞窟……今の時期気になるのは涼しいんでしょうか?
    龍神がいるってことなら水がありそう
    前書いてあったエスカー?というのがエスカレーターなんでしょうか
    行ったことない場所は不思議がいっぱいでワクワクしますね

  • 147二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 23:42:21

    >>146

    そうなんですよ、エスカーなんて割と大層な名前だからなんだろうって思ったらエスカレーターだったっていう…

    降りては次の乗り口まで歩いてまた乗ってと繰り返すだけなので、歩くのつらい人が少し楽になるくらいで下りは頑張って降りろって感じなんですよ

    自分はこれ乗らずに全部歩いて登ったんですがね…でもキラなら確実にこの辺横着するだろうと思うのでこうなりました

    モデルにした江ノ島は、神社に龍神由来の三女神様いるしで島全体が龍神の棲家みたいな感じの場所みたいです

    取り敢えず洞窟はですねぇ…詳しい描写は後でちゃんと書くと思いますが、周囲の視線さえ気にしなければキラが張り付いてもたぶんアスランが文句言わないくらいには涼しいと思います

  • 148二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 00:04:58

    この何もかもが壊れてしまった世界の中で、そこは唯一の楽園とも言える場所だった。


    ふと何かに導かれるかのように船を進めると、立ち込める霧の向こうに一つの島が見えてきた。

    緑はほとんどなくなっているが、今のこの世界には不釣り合いなほどに静かで穏やかな島だった。


    船を降りると何か大きな気配を感じ2人同時に振り返るとそこにはーー金色の瞳をただ静かにこちらへ向けているーー大きな獣が佇んでいた。


    「あれって犬?それとも狼?」

    「そもそも動物に分類されるのか?」

    目の前にいるのはこの島の守り神だと2人は直感で理解した。


    大きな獣は一吠えすると巨体を反転させてゆったりと動き出した。


    「…守り神なんてそんな大層なものじゃないってさ」

    「キラには言葉が分かるのか?」

    「いや?何となく?」

    「紛らわしいな…」

    「とりあえず着いて行けばいいのかな?」

    「ここまでやって来て追い返されないってことはそうなんじゃないか」


    案内された島の中央にある山、その洞窟の最奥は神秘的としか言いようがなかった。

    ドーム状になっている広い空間の壁天井一面にはこれまでに見たこともないような鉱石が散りばめられてキラリキラリと点滅するように優しく輝いていた。

    洞窟内の暗闇に近い暗さもあってキラとアスランは遥か昔に見たプラネタリウムを思い出した。

  • 149二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 00:08:59

    その光景に目を奪われていると、ここまで案内してくれた島の主がゆっくりと腰を下ろし、大きな尾をパタパタと自分の胴体に向けて振っていた。


    「そこをベッドの代わりにしていいってことなのかな?」

    「そうみたいだな」

    畏れ多いなと思いながらも寝転ぶとトリィも2人の間にゆっくりと降りて来た。

    ちなみに毛並みがフカフカでめちゃくちゃ気持ち良かった。


    ふと周りを見渡すと、この世界で生き残っていたと思われるたくさんの動物達が集まっておりモコモコ状態になっていた。

    「みんな眠るのかな?でも僕達と違ってそんなに長生きできない気がするけど…」

    「それは多分島の主の不思議パワーで何とかなるんじゃないのか?」

    「ふふ…」

    「何だよ…」

    「あはは!アスランが不思議パワーって!…いしゃい」

    「よ〜く伸びる頬だな」


    「次に目覚めるのはいつになるのかな」

    「さあな。もしかしたら人類は全て滅んでるかもしれないな」

    「その可能性もあるね。どちらにしても目が覚めたら綺麗な世界が広がってるよ。だからちゃんと起きてよね」

    「それは楽しみだな。起きれなくてもキラが起こしてくれるだろ?」


    最後に他愛もない話をしてクスクス笑い合った

    離れないように、1人にならないように

    手と手をしっかりと握りしめる


    「おやすみアスラン」「おやすみキラ」



    【さよなら世界、おはよう世界】

  • 150二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 00:11:53

    そこまでファンタジーっぽくはなかったです

    自分はこの2人を一緒に寝させるのが好きみたいですね。(前も言った気がしますが…)

    ゆっくり寝てくれ…



    >>140

    おっしゃる通り、うちのキラさんなら平気で口を開けて待ち構えてますしアスランも当たり前のように食べさせます

    逆もまたしかりで、これ美味しいよ!はい!とキラがあーんしようとして、自分で食べれると言いつつも口を開けてあげるアスランですね

  • 151二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 00:13:43

    起きた後の話だと思ってたので急ぎで締めの話書きましたが、これは書かない方が良かったかな
    明らかにこっちの方がいい終わり方してる
    技量の違いを思い知らされることになっちゃいました
    でもありがとうございます

  • 152二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 00:23:26

    >>151

    自分以外のお話欲しいのでいります!!

    技量というほど技量はないですよ…

    文章書き始めたのもここ最近ですからね…


    ちゃんと自分達が起きたあとの未来を考えて核戦争の後片付けをする2人は偉いですね


    一応起きたあとの話も書きたい気持ちはあります

  • 153二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 00:56:38

    活字中毒的には他の方の書いてる文章は栄養ですので…(お茶飲みつつ
    お話の切り口は幾らあってもいいのです
    そして、たぶん二人がくっ付いて寝てればだいたい問題はないと思います(極論)

    こっちも雪原そろそろ爆走させてみるかなーと、お二人の遣り取り見ながらそんな事を思い始めたヤツがこちら
    取り敢えず真面目に氷河期とかの物理考察始めたら煮詰まって来てたのは内緒です
    もうファンタジーでいいや…(ナーロッパほどじゃないけど普段は剣と魔法とオカルト漬けという重度の厨二病罹患者の逃避)

  • 154二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 07:44:10

    永遠を、君と

    それは、何一つ変わらないもの
    それは、一切の停滞
    留まることなく流れる時間の中、僕らの時間はあの日のあの瞬間に動きを止めた
    変わっていくのは周りの景色とそこに居る誰かの姿
    それは一瞬のことでもあり、瞬きよりも長い刹那
    この長い道行きを、僕は君と歩く
    はぐれないよう、その手をしっかりと握って
    繋いだ手の温度に、自身の存在を確かめながら
    掛け替えのない記憶と、終わる事のない旅路の果てへの希望をただこの胸に

  • 155二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 07:50:47

    タイトル自体がこのスレ用に書いているSSやエミュをまとめた自分用の記事の仮題として付けてあるものです
    何となく、取り止めのない詩的な文章が浮かんで来たので、つらつらと書いたものを投下
    最初はくだらないババ抜きエミュ書いてたはずなんですが、気付いたらこうなってました
    急にポエミーになった件に関しては何とも言えないですが
    どうしてこうなった…

  • 156二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 14:20:52

    自分も人様のを読むならたくさん欲しいですね
    昨日はネクロニカスレの画像編集にミスは多いわ、ルールミスに気づくわでガックシ気分が落ちてたタイミングで、深夜に尊いものをぶち込まれてキャパオーバーしました
    昨日の自分には劇薬すぎました
    もう大丈夫です、落ち着いて読み直してきます

    ポエミーな文いけるとは多才ですね
    自分のメモ帳もどきは手直し中ですが、自嘲の嵐になりそうで出すべきではなかったのでは?状態です

  • 157二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 16:18:05

    自分もケアレスミス多いし、散々確認して大丈夫だと思ったのに肝心なところにミスがあったり、リアルでもそんな事が多い人です
    どれだけ気を付けても反省してもやらかすので、自嘲する事もだいぶ多いです
    それでも凹んだら後は立ち上がるしかないので、ある程度の開き直りは必要なんですけれどね

    見せた以上はそれこそ開き直った方がいいですよ
    自分もスレに投下した文面を読み返しては転げ周りそうになったり突っ込み入れているんで
    それにだいたい、出来なんて気にしていたらメモじゃないです
    脳内の纏らない思考を文面にして吐き出しているんですから、後から読んでおかしいとか気になるとか、そんなの当たり前なんです
    それをちゃんと別の形に置き換えた何かとして書けるようにする為の叩き台なので駄文上等、くらいでいいのです

    ガチのポエムは書けないですけどね
    韻を踏んだり文字数揃えたり、あれ遣れる人はセンスの塊だと思ってます

  • 158二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:44:35

    「キラ、皺になるから制服のまま寝転がるな」

    「ならアスランが起き上がらせて」

    「手が塞がってるから今は無理だ」

    「だったら両手が空くまで待ってるね〜」

    「ね〜じゃない!…全くキラは…」

    「はいはい。その小言は聞き飽きたよアスラン」


    「あ、負けちゃった」

    「?」

    「負けたから自分で起きるよ」

    「??」

    「アスランも早く荷物置いてよ。着替えて一緒にゴロゴロしよう!」

    「何なんだ一体…まあマイペースなのはいつものことか」



    【しりとり】

  • 159二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 00:01:26

    可愛い!とても可愛い!
    今スレが消されてとてもショックだったので、癒しをありがとうございます

  • 160二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 00:07:41

    >>158

    言いたい事は色々あったはずなんですが、何かもう…色々すっ飛んでいきました

    ただひたすら、可愛い(語彙が行方不明)

    自分が書くと肘で小突き合ってるじゃれてるようなのしか書けないからホント糖分摂取が捗ります

    (本日は昨日からの疲労と睡眠不足でちょっと更にテンションがおかしい気がする)


    そういえば、自分が書くものは物食べてる描写が多いと指摘されてましたが、一応これある程度意図的なんです

    実は食事という行為は日常というものに直結している為、読み手側が描かれた人物を自然と身近に感じるというのを利用しているので

    逆に言えば人物を日常から遠くすればするほど親近感から遠ざかります

    だから敵役に食事シーンを用意するのはある種のタブー 、読者に肩入れしてほしくないなら尚更って事になります

    この辺りは使える知識なので、ちょっと覚えておくと面白いかもですね

  • 161二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 00:16:32

    そうなんですね
    思い返すとたしかに、ボスキャラとかにはそういう親近感ましそうなシーンってないですね

    ご指摘のつもりではなかったのですが、回数だけ比較するならそうなるでしょうか
    味音痴ゆえあまり食べ物ネタを自分は出しづらいのもあります
    ……なんなら出せるんだろう

  • 162二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 00:41:34

    >>159

    何かスレ見当たらないと思ったら…災難でしたね

    いい言葉が出て来ませんが、どうか落ち込み過ぎないで下さいね


    食べてなくても、料理作ってるシーンみたいなのもいいかもです

    お茶やコーヒーを淹れているところとか

    この後の日常を想像させるようなもの、自身が想像し易いものなら尚の事いいと思いますね

    そのキャラが身近に降りて来てくれる感じがして距離をグッと近くに感じるものです

    読み手にとってもですが、書いてる側にとってもこの距離感の狭まりって他のシチュへの想像に繋がるので、他にないか模索してもいいかもしれません

  • 163二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 06:43:58

    「ねぇ、アスラン」
    「……なんだ?」
    「こういうのって二人だけで遣るものじゃないって思わない?」
    「自分で誘っておいて、今頃気付いたのか」
    「判ってたならなんで断らないのさ」
    「敢えて断るほどの理由もないからな」
    「それでなんだけど…」
    「……ほら、次お前だぞ」
    「さっきからババ引くよう誘導してるよね?」
    「そんなつもりはないぞ?」
    「あっ、目を逸らした!やっぱり狙ってやってるんじゃないかー!」
    「そんな事ないだろ」
    「嘘つけ、絶対わざとやってるって…あっ、また来た」
    「俺はわざとはやっていないんだが?」
    「じゃあ、何でこうもすぐ…」
    「これで上がりだ。…まだやるか?」
    「…やる。勝てないとか納得いかないよ」
    (わざとも何も、思った事が顔に全部出てるからなぁ。…不本意だがそろそろ一回くらい負けてやるべきか?)

  • 164二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 06:53:37

    昨日投下しようとしてたエミュですね…気付いたらポエム投下してましたけど
    途中のものが溜まってきましたが、ぼちぼち消化していきたいところです
    あとは、食べ物ネタで一度回避してしまったアレをリベンジするか否か…はてさて

  • 165二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 07:10:44

    消えたスレが分かるということは見てらっしゃったんでしょうね
    なら自分については色々バレたものと思っておきます
    バレて困るようなことは書いたつもりはありませんので

    ババ抜きは2人でするものじゃないし、2人でしたらこの結果は当然そうなりそうという納得感
    キラはすごい顔に出そうだし、アスランはポーカーフェイス上手そう

    ソフトクリーム分け合うのは勇気いるのはよく分かるので、他でチャレンジしてほしいなっとか言ってみておきます

  • 166二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 16:51:53

    消えてしまったスレについては知りませんが、それはお気の毒でした…
    少しでも癒されてもらえたのなら良かったです。

    書きたいけれど今ネタが尽きてしまったんですよね…何かふわっと読める2人の物語を探したい…

  • 167二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 16:57:17

    >>166

    >>152ここに書いてある、起きた後の話は気になってます!

  • 168二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 17:23:51

    二人でカードゲームなりボードゲームなりやらせた場合、駆け引きが必要な内容だとキラは全部顔に出ちゃって手の内読まれるんだろうなぁと思いながら書いてました
    しかもアスランも大概負けず嫌いなので勝ちは譲らないだろうし
    (恐らくうちのアスランは他の方が書いてるより基本的にリアクションが更に薄めで読みづらいところがあって、意図せずポーカーフェイスになってる事が多い)

    直でも一回書いちゃえば吹っ切れられそうではあります
    彼らにとっては「当たり前」ではあるので気になんてしていないのだろうし、変な照れがあるのは書いてるこちらだけなんですから
    実はソフトクリームだけではなくって、お粥食べさせるの遣ろうか否かでもだいぶ躊躇してました
    まぁ、どうせなので腹括りますね

  • 169二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 17:50:50

    【知りたい】

    長めの休眠をとった後は、世界情勢を調べたり、進歩や退化したものがないか知ることに時間をよく使う

    そんなある日のこと

    アスランは、寝る前には見たことのない技術が使われているらしいおもちゃのロボットを買ってきた

    「新技術が使われているそうなんだが・・・見た目には分からないな」

    キラはネットの海に潜っている為ここにはいない

    「・・・・・・そんなに高いものではないし、少しくらいなら・・・・・・」

    好奇心に負けてバラすことに決め、そのまま周りの声が聞こえなくなるほど集中し始めた


    「アス・・・ねえ・・・ラン・・・アスラン!!」

    最初は控えめに呼びかけていたが、全く反応がないのでキラは耳に手を当てて名前を呼んだ

    「うわっ、耳元で叫ぶな!」

    「ずっと声かけてるのに無視したのはアスランのほうでしょ」

    「それは・・・悪かった」

    「それで?そんなに集中して何してたの?」

    「・・・・・・ちょっとだけ中身の確認をだな」

    「確かロボットを買ったっけ。あれをバラしたの?」

    「少しだけだ」

    「1つ確認していい?ちゃんと『元通りに』戻せるの?」

    「ああ、戻すのは問題なくできる」

    「ただ戻すんじゃなくて元通りだよ?」

    「・・・・・・・・・・・・ここ要らないと思わないか?こっちのパーツにした方がもっとスッキリすると」

    「・・・・・・」「・・・・・・」

    「バラした結果何か分かったの?」

    「・・・・・・昔より技術が進んではいるが、以前ほどではないな」

    「そう。結果が出たなら好きにしたらいいと思うよ」

    「・・・・・・助かる」

    その後、見た目は元通りになったロボットが部屋を動き回っていた

  • 170二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 17:52:13

    好奇心からくる知りたい衝動を抑えるのは結構大変だと思います
    自分事ですけど
    キラも同じようなことをやったことはあると思って書いてます

  • 171二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 23:28:45

    >>168

    それ見てから自分も書かせてもらいましょうか

    ……まだちょっと勇気が足りなくてですね

    なんだったら主さんに先頭きってほしいくらいではありますが

    なんでこんなに難しく感じるのでしょう

    自分もきょうだい相手くらいならやりそうな気はするのにですね

  • 172二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 01:02:04

    「何作ってるの?」
    次の日の買い出しのリストを作ろうと冷蔵庫を覗いたら半端な野菜の切れ端が幾つか出て来たので、冷蔵庫内の整理も兼ねて適当に切っていると、何かを遣っている気配に気付いたのかキラが纏わり付きながら問いかけてきた。
    「おい、刃物を持っている時にそういうのはやめてくれ」
    俺は窘めながら一旦包丁を手元から離す。
    怪我云々はともかく、こうも張り付かれていては作業にならない。
    「細かい事いわないでよ。で、何作ってたの?」
    キラはこちらからの小言に文句を言いながら再度問い掛けてくる。
    「…そうだな、買い物に行くから冷蔵庫の中の半端に残っているものを使い切ってしまおうかと思っていたんだが」
    「何を作るか考えないで切ってたの?」
    「細かく切って、スープストックの中にでも入れて煮てしまえば朝食にでも出せるかと思っただけだからな」
    特に考えもなく遣っていた訳ではないが、何かを特に作るつもりでもなかったから考えていたままを言う。
    「そっか、作ってるとこ見てていい?」
    張り付いたままキラが言い、このまま暫く動かないだろうという事が判った。
    「そこで手伝うって言い出さないところがお前だな」
    「だってアスラン、具材の切り方が雑だとか煩いじゃないかー」
    言いながら、キッチンに置いていた折り畳みのスツールに腰掛ける。
    離れてくれたので作業は出来そうだが、本気で見ているだけのつもりらしい。
    「あの時火の通りが変わるからせめて大きさ統一しろって言ってただけで文句言い出したのは、ちゃんと覚えているぞ?」
    「最終的にちゃんと食べられるものになってたんだから問題ないでしょ?」
    「……わかったから。好きに見ていればいい」
    溜め息混じりに言うと、俺はまた作業を再開した。
    暫くして火にかけた鍋の蒸気と熱気でキッチンが暖まりだした頃、味の調整をしようと小皿に取ると黙って様子を見ていたキラが、僕も味見していい?と訊ねてくる。
    「明日のお楽しみでもいいけど、ずっと見てたし。いいよね?」
    「…仕方ないな。ほら」
    「ちょっとだけ塩入れてもいいかも。なくてもたぶん大丈夫かもしれないけど何かパッとしないというか…」
    俺が差し出した小皿を受け取って一口、口に含んだあとキラは少し考えてからそう言い、返して来た。

  • 173二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 01:03:07

    「余り塩辛くしてもな……ん、これは野菜の水分で少し味が薄まったか?」
    返された小皿にもう一度取り、自分でも味見をする。
    そして塩を一つまみほど足してかき混ぜると何やら得意げにキラが言い出した。
    「僕の味覚もそんなに当てにならない訳でもないでしょ」
    「だからってお前に任せると味が一定しない上に、最終的に面倒臭がって調整丸投げして来るじゃないか」
    ドヤ顔とはこういう顔の事を言うんだろうなと、俺は思いながら敢えて一言挟む。
    「えー、そういうのはアドリブと言ってよー」
    何やらドッと疲れが出て来るような反応に頭を抱えながら、俺は嘆息すると火を止めて鍋に蓋をした。
    「ともかく明日はちゃんと付き合えよ。出掛けに面倒だからやめたとか言い出したら、お前の好物一切買って来てやらないからな」
    「え、ちょっと、それは卑怯じゃないの?」
    「……文句あるか?」
    「もう…付き合うから、そういうのなしだよ……」
    そうして背後に居るキラの声が尻すぼみに小さくなっていくのを聞きながら、俺は流しに置いた物を片付けだしたのだった。

  • 174二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 01:12:07

    んじゃ、少しハードル下げに行きますかね、という事で
    手始めに味見の小皿の共有、辺りから行かせて貰いますねー
    いきなりは流石に度胸要るので慣らし運転ですよ
    それはともかく、こういう日常風景は個人的に書くのが好きなのです

  • 175二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 08:59:38

    そうですよね、普通味見くらいしますよね
    いや知ってはいるんですけど、味見しても何が足りないか分からない自分には「味見……そんな言葉あったな」レベルに遠い話でした

    手始めが別の意味でレベルが高かったので、自分は別方向でもうちょっと自然な流れでいけないか考えてみます

  • 176二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 10:19:24

    一応味付けそのものは、レシピ通りに計量カップと計量スプーンできっちり量っているのであれば味見しなくても滅多に事故りませんけどね…書かれた規定量を超えた野菜とかをぶち込まない限りは(よくやって事故ってる人)
    雑に自炊するくらいですが、料理するなら味見だけはしろと口すっぱく言われて育った身なので、自分としてはこの辺りは呼吸感覚でした
    衝撃受けられてて、しない事もあるんだと思い直した次第…なんともはや

    取り敢えず書いたら少し気が楽になったような気はしました
    あと、ネタはもう一個あります
    自分では甘さだけはどうにもならないので、いつも通りじゃれてるだけですが

  • 177二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:13:23

    ちょっと話が思い浮かばないので、じゃれているお話楽しみにさせていただきます

  • 178二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:45:39

    ネタ絡みでちょっと悩んでる(?)事がありまして
    夏だしどうせなのでこの二人にかき氷食べて貰おうかと思ってたんですが、何選ぶのかちょっと思い付かなかったんですよね
    予定では、キラの方はトッピング追加でアスランはそのままで行くつもりだったんですが、肝心のフレーバーで決めかねて現在…
    味は大抵のお店で大体あるだろう辺りでそれぞれ候補挙げて貰えないですかねぇ
    ホントに大した悩みじゃなくて申し訳ない

  • 179二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 20:50:54

    キラはメロンかイチゴ
    アスランはグレープかブルーハワイ
    理由はお互いの色だからです!!


    真面目に考えると、きっとピーチがあればアスランはピーチを選ぶかなと思いますし、キラは宇治金時とかいちご練乳みたいな甘〜い系かなと思います

  • 180二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 21:06:10

    キラは甘いものが好き

    おはぎは公式かよく分からないですが、それ故自分はあずきホイップにしたのであずきを使ったもの…ということで宇治金時

    アスランは桃好き

    ですのでピーチ……だと主さんとだだ被りですね


    とりあえず思いつくものはいちご、レモン、ブルーハワイ、メロン、グレープ、宇治金時、紅茶、抹茶でしょうか

    ここ見ただけで自分のアイデアではないですが

    かき氷作ろう♪|あにまん掲示板bbs.animanch.com
  • 181二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 21:31:43

    持病もあって長いことかき氷食べてなくて、どうにもピンと来なかったんですよね…
    キラの方は宇治金時は何となく最初から頭に浮かんでたんですが(ここに追加で練乳やらアイスやらでゴテゴテにしてもいいかも?)、アスラン何選ぶかなぁとなってはたと思考がそこで止まってしまってました
    提案お願いしてから自分でも少し画像検索して回ったんですが、やや変り種っぽいのを置いてるところだと桃乗せたのとかありますね…
    後はしろくまっぽいのとかか(これ九州だな)

  • 182二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 21:59:49

    九州民兼アイスの発注やったことがある身としては、しろくまはあまり売れません
    いちごの安いやつとかレモンのスライスのったやつとかの方が人気です
    コンビニで買うならの話にはなりますし、鹿児島県民ではないためそっちだとまた話は変わるかもしれませんが参考になれば
    屋台で買うならトッピングのってるのは少なそう
    おしゃれなお店は入ったことないのでよく分かりませんね

  • 183二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 22:18:17

    不死スレで吸血鬼が出てきたのをみて不死の人外好きとしては話を書いてみたくなったものの、微妙に淫靡な雰囲気になりそう
    うーん、どうしようか
    吸血鬼を男にすれば解決するかなあ
    インパクトが下がるような、やりたいネタが潰れるような

  • 184二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 22:27:42

    しろくまは関東在住的にもカップアイス型とかアイスバー的なやつがコンビニやらにちょこちょこあるくらいの感じですね
    やっぱり本場に近い場所の方からの意見は中々興味深いです
    こういう名物て、観光に来ている人ばかりで地元民はイマイチというのは割とあるあるですから不思議でもない話かなとは(ちなみに某県銘菓に十万石幔頭ていう地元CMでも散々流れててソラで言えるレベルのヤツがあるんですが、当の地元民は地方とかの田舎帰る時くらいしか買わないので有名)
    屋台だとトッピング無理だけれど甘味処くらいなら一応入った記憶はあるので、あの辺の知識でどうにか補完してみます
    実際にその場に存在しないものを考えるのは中々大変ですねー
    それはそうと映画でもラクスが黒豆作ってたようだし、あんみつとかみつまめとかも余裕そうですよねキラは

  • 185二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 23:02:40

    >>183

    何ですか、そのちょっと気になるやつは…(オカルト好きの血が反応した)

    一度どっちものパターンで書いてみて面白いと思った方を採用とかは自分でも遣ります

    そのせいで色々没案が溜まって行く訳なんですがね

  • 186二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 23:20:03

    書きたい方優先で女吸血鬼にします

    なんか怪しい雰囲気になったらWriteningで出します

    多分ならないけど念の為

    それと1個ダイスで決めておきます


    血の味 0ほどまずい50味がない100ほど美味しい

    dice1d100=63 (63)

    キラの血は吸ったらお察しなのでアスランの方で

  • 187二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 00:46:16

    【月夜の吸血鬼】

    人気のない夜道を2人で歩いていたら声をかけてくる者がいた
    「お兄さん達、血を分けてくれない?」
    月明かりに照らされた姿は、とても人とは思えないほど美しい女性だった
    「襲わないで声をかけてくる辺り、自分に自信があるのか魅了でも出来るのかもしれないけど僕達には効かないよ」
    「別にそんなんじゃないわよ。同族には見えないけど、ただの人間とも違うようだから純粋に興味本意なだけ」
    「血を分けてほしいとはまるで吸血鬼のような言い方だが現代にいるのか?」
    「いるから今話してるんじゃない。それで?血は分けてくれないの?」
    「・・・・・・本当にそのために声をかけてきたの?」
    「もちろんよ。あなた達が何かは分からないけど人ではないのでしょう?なら味見してみたいじゃない?」
    「こちらにはメリットがないな」
    「まあそうよね。ならこれでも長生きしてるほうだし、血をくれたら知ってることなら教えてあげるわ」
    明らかにキラは渋い顔をしている
    「裏があるとしか思えないんだよね。僕は反対だよ」
    「キラの血を・・・というのなら俺も断るが、どちらでもいいのか?」
    反面アスランは多少興味を示したようだ
    「どっちでもいいわ」
    「アスラン」
    「キラには手を出させない」
    「そういうことをいってるんじゃないよ」
    「だが俺達以外にもいたんだ。少しでも情報がほしい」
    何がとは言わなかったが、不老不死の存在のことだというのはキラにも分かった
    だがキラには1つ懸念があった
    「アスランは吸血鬼ってどんな存在か知ってるの?」
    「本当にいるとは思わなかったからな。物語上の弱点などは知っているが、それほど詳しいとは言えない」
    「それ、ほとんど嘘よ。正確には大昔は聖水とかニンニクとか効いたかもしれないけど、いつまでもそのままにしておくわけがないでしょ」
    「なら日光は効くのか?」
    「そこら辺も知りたいなら、約束を守ってちょうだい」
    「アスラン、血を吸われたらどうなるか分からないしやめておいた方がいいよ」

  • 188二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 00:47:28

    「もし操られでもするなら自害する」
    「アスラン!」
    「そんなことはしないわよ。何かに誓いましょうか?」
    「結構だ」
    「僕が心配してるのは操られるとかじゃなくて・・・その」
    キラの言葉を遮って吸血鬼らしい女性はアスランに近寄ってくる
    「その子が怒りそうだから首筋からいただくのはやめておくわ。腕からいただいてもいいかしら?」
    「いいが、余計なことをしたら分かっているだろうな」
    いつの間にか取り出していたナイフを突きつけながら左腕を差し出した
    「まあ怖い!レディの扱いがなってないわね・・・これ以上はほんとに刺されそうだから早速いただくわ」
    ナイフを持った手が近付いてきたのを見て、早々に軽口を止め腕に噛みついた
    キラは血を吸われているアスランを心配そうに見つめている
    「それで?いつまで吸っている気だ?」
    「・・・・・・思ったより美味しくないわね。最近の子よりはマシだけど」
    「アスランを狙った理由はそれ?」
    「そうよ」
    「何の話だ?」
    主語を抜いて話す2人の会話についていけずアスランは口を挟むが、2人には無視された
    「それに・・・・・・効果もなかったみたいね」
    「やっぱり。そんなことだろうと思った。だから止めたのにアスラン聞いてくれないし」
    「それで何が聞きたいの?約束は守るわよ」
    「いやだから、さっきから何の話をしているんだ」
    「それはアスランは気にしないでいいよ」
    「そんなにしまいこんでるから私みたいなのに引っかかるんじゃなくて?」
    「君うるさいよ」
    キラと吸血鬼が言い合いをする横で、アスランは話についていけずに見守るしかなかった

  • 189二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 00:54:14

    吸血鬼は初手魅了が効かなかった+匂いから現代には珍しく清らか()だから2人を狙いました
    このスレなら間違いなく清らか()でしょう
    人外だと思ったのは、魅了が通らなかったのと雰囲気じゃないでしょうか
    血を吸った狙いは、匂いから美味しそうだと思ったのと催淫狙い
    キラが警戒してたのも催淫の可能性を考えてたから
    吸血鬼には山のように弱点がありますけど、便利能力も多々ありますよね
    アスランは弱点の方や有名な能力は知っていたでしょうけど、エロゲに使われてそうな血を吸われたものに快感をもたらすとか、催淫能力については知らなかったという話
    これは吸血鬼よりサキュバス寄りな気もしますが

    不死スレにもありましたが、吸血鬼からは特に有益な情報は出なかった模様

  • 190二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 02:00:56

    一般的にヴァンパイアと言えば大抵乙女を襲うのが相場ですからね
    しかも最近では色々バリエーションありますし
    有名なところでは膂力が強いとか(つまり怪力)空を飛ぶとか、知名度の高さもあって能力もどんどん増えてる感じすらします
    機械文明にすら馴染んで息を潜めているこういった存在は、キラたちが気付かないだけで案外もっといるのかもしれないですね(不死スレみたいに)

  • 191二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 02:07:35

    朝スレ建てするので、193くらいで止めておいていただけると助かります

  • 192二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 07:29:43
  • 193二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:06:12

    このレスは削除されています

  • 194二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:15:37

    いつものように同じベッドで寝ていた日の朝

    「おはよう、アスラン」
    「おはよう、キラ」
    「今日は予定もないし、もう少しゴロゴロしてようよ」
    「・・・仕方ないな」
    「やったね!このまま話に付き合ってよ」
    「いつものか?」
    「いつものだよ」

    「君があまりにも警戒するから、女子会への呼び出しの仕込みなくなったね」
    「女子会なら女性達だけでしたらいいものを、何で俺らまで呼ぶんだ」
    「普段から会わないからじゃない?」
    「それはお前もだろう」
    「僕はよく捕まってたから君とは違うよ」
    「俺は任務で出ることが多かったから、強引になって悪かったとは言われた」
    「言ってたね。その時面白い紅茶貰ってたけど」
    「色の変わるハーブティーでマロウブルーだ」
    「僕が興味持ちそうなものを君に渡すなんて、ラクスはよく分かってるよね」
    「また今度淹れてやるから、そのくらいにしてくれ」

    「なあ、エンジェルダウン作戦の時なんだが」
    「何?その作戦名?」
    「ああ、ベルリンでのデストロイとの戦闘後、ザフトがアークエンジェルを墜とそうとした時の名前だ」
    「あの時ね。それがどうしたの?」
    「俺はな、お前がシンに墜とされるとは夢にも思ってなかった」
    「・・・・・・うん」
    「だがな、そのまさかが起きた。死ぬことはないとはないとは知っていたが・・・だからだろうな。目が覚めた」
    「うん」
    「もっと自分に力があれば何かできたはず、お前がもう戦わずにすむと考えて議長の言葉にのったはずなのに、そのお前とまた戦うことになって手の届かないところでお前を墜された」

  • 195二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:17:33

    「セイバー墜したのは僕だよ。あれ大っ嫌いだったから」
    「そんなにか」
    「君が何にも話してくれなかったのにも怒ってたけど、あんなのに君を取られたのが腹がたってたからね」
    「そうか」
    「それより続きは?」
    「・・・・・・俺は何してるんだろうなって、その時になって初めて間違えたことに気づいた」
    「そうだったんだ。もう帰って来てくれたから何も言わないよ」

    「列車での旅もしたね」
    「なかなか趣のある列車だったな」
    「駅に着くまでは楽しかったんだけどなぁ」
    「お前が行きたいと言ったくせに」
    「乗り物に慣れるとね、目的地が遠くに見えるのを長々歩いて行くのはやる気が削がれちゃうんだよ」
    「着いたばかりでやる気をなくすのはどうなんだ?ラムネ程度で回復するのも安いが」
    「せっかくの島なのに、橋のせいでそれっぽくなかったのも問題なんだよ」
    「その後もいきなり商店に並んではタコせん買ってきたりだな」
    「食べた後に乗ったエスカーは、行きだけなのが不思議なエスカレーターだったね」
    「下りは自力でということなんだろう」

    「核戦争なんてするものじゃないよ」
    「それは間違いないが、あれか?食べ物の恨みか?」
    「もちろん・・・ってそれもあるけどそれだけじゃないよ。アンデッドが跋扈する終わった世界なんてもう見たくないよ」
    「あれは酷かった。だが、あの状態からよく人類は持ち直したものだ」
    「そうだね。水も駄目、大地も駄目、空気も駄目のダメな所しかなかったもんね」
    「生きていたのは改造された生物かアンデッド、極少数の人間だけという、あれは滅亡世界と言っても差し障りがなかった」
    「そんなだから島でも探して休眠しようと思ってたけど、結局片付けしてたらだいぶ時間経ってたのには驚いたな」
    「お前が言い出したんだが?」
    「君ものったんだからおあいこでしょ」
    「・・・あの大きな獣はなんだったんだろうな」
    「さあ、守り神みたいなものだったんじゃないかな。でもあの洞窟はすごかったね」

  • 196二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:18:29

    「プラネタリウムのようだった。あの時代の空では到底見られないはずのな」
    「休眠の為の安全な場所を提供してくれた島の主には感謝しないとね」
    「そうだな」

    「でも、この後しばらく物を食べられなくなったのはいまだに恨みたい」
    「甘い物食べながら愚痴っていたな、あの時も」
    「フルーツとサンドの専門店で買ったあれは美味しかったー。だからこそ、その楽しみが一時期失われたのが許せなかったんだよ」
    「食べられない時に食べないのと、食べられる時に食べないのは違うと力説していたが、そこまでか」
    「そうなの!!」

    「そういえばまた熱出してたけど、あの時は珍しいものを見たなぁ」
    「その話は!」
    「記憶にないんでしょ?でも子供みたいに服を掴んで離さない君なんて、忘れたくても忘れられないよ」
    「またその話を持ち出したんだから、後で覚えておけよ」
    「前にも言ったけどやだよ。キリがないからね」

    「ねえねえ、僕がどこかの研究施設に捕まった時なんだけどさ」
    「・・・・・・ああ」
    「あの時どうやって場所掴んだのかは何となく知ってるけどさ、どうやって侵入してきたの?」
    「関係者の前でお前が攫われたんだ。情報くらいすぐに集まる。後は後方支援だけ頼んで乗り込んだだけだ」
    「また無理してたんだ」
    「(うるさい声に関しては伝える必要はないか)別に無理はしてない。内部に協力者もいたからな」

    「久しぶりに会ったディアッカとはTRPGをしたね」
    「久しぶりというか初めましてだったはずだが、あいつは変わらなかったな」
    「ネクロニカはちょっとストレス溜まる展開もあったけど、おおむね楽しかったよ」
    「・・・・・・そうだな」
    「あの時はチクチク言い過ぎた気もするけど、自分のこと大事にしてよ」
    「・・・・・・ああ」
    「ほんとにわかってるのかなぁ」

  • 197二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:19:36

    「暑い日には髪をあげるのもいいね」
    「あのピンはちょっと可愛すぎたが、せっかく孤児院の子達にもらったものだからとお互いにやりあったな」
    「シンが素直に褒めてくれなかったのは君のせいじゃない?」
    「そうか?ルナマリアは似合っていると言っていたが」
    「シンの代わりにね」

    「何で俺は記憶を失くしたんだろうな」
    「・・・・・・知らないよ。こっちが聞きたいくらいだった」
    「数日で戻るって話だったのに大袈裟すぎないか」
    「一瞬だろうと僕を忘れるなんて許せない」
    「・・・・・・そうか」
    「でも・・・・・・やりすぎたかもしれない」
    「何がだ?」
    「覚えてないなら言いたくない」
    「気づいたら記憶が戻っていたから、あの時のことはほとんど覚えてないな(お兄ちゃんとか呼ばされたのは気のせいだろう)」
    「そう・・・・・・(あの時、僕はアスランを・・・殺した?殺せなかった?泣き疲れて寝た?どれが正しい記憶なんだろう)」

    「ファウンデーションの核自演の時」
    「・・・なんだ」
    「ごめんね、でも君が居てくれて良かったよ」
    「あの時は・・・・・・なんでもない」
    「今思うとよく暴走しなかったね、君」
    「俺は別に」
    「・・・・・・そうだね、暴れてるのは君じゃなかったね」

    「しりとりしたり、ババ抜きしたり意外と僕らも遊んでたね」
    「ババ抜きは覚えがあるが、しりとりなんてしたか?」
    「してたんだよ。気づかれないようにだけど」
    「そうか・・・ババ抜きは2人でやるものじゃなかったな」
    「君は勝ち続けてたからいいじゃない!」

  • 198二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:23:03

    「何で負けたか自分で気づかないといつまでも俺には勝てないぞ」
    「教えてくれたっていいじゃない!ケチ!」

    「僕が言えたことじゃないけどね?買ったばかりのおもちゃをすぐバラす?」
    「・・・中身を調べるには必要なことだった」
    「まあ理由があるならいいけどね。元に戻さないで弄ってたらそれは改造だと思うよ」
    「・・・・・・そうだな」

    「そうだ。料理を作ってる時に張り付いてくるのは流石にやめてくれ」
    「えー、邪魔しないからいいじゃない」
    「人には怪我するなというくせに、危ないことするな」
    「ガミガミ言わないなら手伝うよ?」
    「言ってないだろう。具材を切るなら大きさを統一しろと言っただけだ」
    「食べられるんだから別に良くない?」
    「あの時は味見で役に立ったからって・・・」
    「・・・・・・なら料理は君に任せるよ」
    「味を見るだけで解決する話だろうが」

    「まさか本物の吸血鬼が存在するとはな」
    「君はもうちょっとああいうタイプのには警戒してほしいんだけど」
    「ちゃんとしていただろう」
    「そう思うなら、血をあげて情報もらうなんて約束しないでほしかったな」
    「それくらいで不老不死に関する情報が手に入るなら安い物だろう」
    「あの場で君に吸血鬼の能力が通っていたらどうするつもりだったのさ」
    「血を吸って眷属を増やすタイプだったとしても、俺には効くわけないだろう」
    「そっちは知ってたんだ。でも血を吸われること自体の危険性は知らなかったんだね。まあその辺詳しかったら趣味を疑っちゃうけど」
    「何の話だ?」
    「別に?結局有益な情報なかったから損したなってだけ」
    「俺達以外にも不老不死に近い存在がいるって分かったのは大きな進歩だ」
    「人じゃない存在っていたんだってのが分かったのは確かに大きいね」

  • 199二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:23:47

    「話し込んでいたらもう朝って時間じゃなくなってるな」

    「お昼が近いし、そろそろ起きようか」

    「さて今日は何をするか」

    「君となら何だっていいよ」

    「永遠を君と過ごせるなら何だってね!」

  • 200二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:24:33

    それではまた、次のスレをよろしくお願いします

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