アモルファージの設定だが

怪文書発動！

身体が重い。先程受けた攻撃の影響だろうか。頭がぼんやりする。休憩しないといけない。休みたい。直感的にそう思い、木々の間に座りこむ。
……ドクン
胸の中に声が響いた。
『より強き存在になれ』と。
……ドクン
声が次第に強くなる。
『真の姿を解放しろ』と。
「あ、あぁ…！」
やがてその欲求が頭に響き渡る。
竜の力に身を委ねろと。
受け入れた少女は両腕を抑え、身体の変化を受け入れる。
両肩には巨大な翼。
竜の尾が大きな音を立てる。
壊したい。
すべてを蹂躙したい。
そんな破壊欲求のみが頭を支配する。
「壊す…竜魔王様と共に…世界を…」
虚ろな瞳をした少女の姿はもはや人間のものではなく、異形の竜の姿へと変貌していた。