- 1二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:47:12
「ここの温泉は水着の上に服を着れば混浴しても良いそうですよ」
アルバスは少し顔を赤らめた。見慣れているはずの彼女も普段と違うように見える。
エクレシアは気にしていないようだが、ビキニの上にTシャツだけを着ている姿はとても扇情的だ。湯気で湿ったTシャツは彼女の肌に張り付いている。
うっすらと彼女の肌の色を、大胆に体のラインを見せていた。
「隣、入っちゃいますね」
「ああ……」
アルバスは昔のように寡黙になった。心臓が高鳴り、胸が苦しくなる。
温泉は少し熱いせいかエクレシアは足の指からゆっくりと湯に入っていく。その一挙手一投足をアルバスは目をそらすことができなかった。
エクレシアが腰までまでお湯の中に浸かると、ため息をついた。
「アルバス君、どうかしましたか?」
隣に座ったエクレシアが顔を覗き込んできた。アルバスは慌てて目を逸らしたが、すでに遅かった。
「顔、真っ赤ですよ。もしかしてのぼせちゃいましたか?」
「ああ、そうかもな」
エクレシアがクスクスと笑った。普段と同じような笑顔なのに、なぜかアルバスはドキリとしてしまうような小悪魔的なものに見えた。
「温泉なんて久々ですものね」
「ああ、水浴びとか濡らしたタオルで拭うぐらいだからな」
ぽつり、ぽつりと続いた会話はしばらくすると途絶えてしまった。ただ二人は温泉に浸かりながら沈黙を破るのを待っているようだった。
「エクレシア?」
沈黙を破ったのはアルバスだった。エクレシアが彼の手の甲を撫でている。少しくすぐったいような、心地よいような不思議な感覚だ。
エクレシアは頬を赤らめて少しうつむいている。
次第に二人は指を絡め合っていた。
「そろそろ、お風呂を上がりましょうか。私ものぼせちゃいますから」
「ああ」
アルバスは空返事をしながら彼女の後をついて行った。
着替え終わった二人はただ黙ったまま部屋に向かった。
部屋には大きめの布団が一つ敷かれていた。 - 2二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:47:51
カプネタ待ってた!!!
- 3二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:51:34
エクレシア「早速温泉に入っちゃいましょうか!」
アルバス「ああ、温泉なんて久しぶりだもんな」
「お客様、申し訳ありませんが、宿についてすぐ温泉に入ることは禁止されてます」
エクレシア「えっ、なんででしょうか?」
「温泉の温度が高めですので血圧が上がってしまいます。旅で疲れたお客様には危険ですので。30分ほどお待ち下さい」
エクレシア「なるほど。そういうことなら仕方ないですね」
アルバス「部屋でのんびりしていようか」
エクレシア「そうですね。>>6していましょう!」
- 4二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:52:27
トランプ
- 5二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:52:59
キヤク
- 6二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:53:11
大逆転クイズ大会
- 7二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 17:55:08
ちゃんと健全で安心したけど二人でクイズ大会か
- 8二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:03:13
エクレシア「ふふふ、この緑一色デッキの出番ですね!」
アルバス「なんの、こっちはメタビだ」
エクレシア「部屋でデュエルをしていれば30分なんてすぐですよ!」
エクレシア「そろそろ30分経ったでしょうか?」
アルバス「ああ、いい時間になったな」
「お客様、申し訳ありませんが……」
エクレシア「またですかっ!」
「緑一色デッキとメタビをお使いになられた後は30分温泉に入ることをご遠慮いただいています」
エクレシア「なんでですか。また、血圧なんですか?」
「はい、おっしゃる通りです。最近の研究ではメタビをお使いになると使った側も使われた側も血圧が上がることが分かっています。メタビは大変健康に悪いデッキです」
アルバス「また30分待たなきゃいけないのか?」
「申し訳ございません」
エクレシア「ええと、何をしていればいいんでしょうか?」
「食事やマッサージは血圧が上がりますのでこれらもすぐに温泉に入るのはご遠慮ください。それと>>11が禁止ですね」
- 9二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:05:08
先行1キル
- 10二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:06:28
運動やWiiスポーツみたいなタイプのゲーム
- 11二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:06:57
睡眠
- 12二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:11:35
アルバス「ちょっとお昼寝っていうのもダメなのか」
「ええ、睡眠中は血行が悪くなるため起きてすぐの入浴はご遠慮ください」
エクレシア「ううん……そういう決まりなら仕方ないですね」
「お庭をご散策いただくことや部屋で寛ぐなど、普段とは違ったゆっくりとした時間の過ごし方をして頂けると助かります」
アルバス「うーん。そういう宿なのか。確かに最近冒険続きだったもんな」
エクレシア「そうですね。庭の散策をしていましょう!」
アルバス「へえ、綺麗な庭だな」
エクレシア「そうですね。>>15もあります!」
- 13二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:13:52
強制脱出装置
- 14二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:14:06
黄金の邪神像
- 15二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:14:15
蠱惑の園
- 16二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:14:19
とうりゅうげてんせいもんを再現した枯山水
- 17二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:21:43
アルバス「なんだかドキドキしてきたな。全然違う意味で」
エクレシア「この温泉旅館大丈夫なんでしょうか?」
アルバス「疲れた旅人が立ち寄った宿は、怪物たちの罠で。みたいな感じかな?」
エクレシア「いやいやいや、流石にそれはないですよ!ほら、見てください。あそこにいるセラの蟲惑魔も作り物ですよね!」
アルバス「……手を振ってないか?」
エクレシア「中に機械が入っているはずです!とにかく温泉に入りますよ!」
「当館の温泉をお楽しみください」
アルバス「男女別だな。時間を決めて待ち合わせようか」
エクレシア「そうですね。おや、混浴>>20すれば入っていいらしいですね」
- 18二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:23:27
お布施
- 19二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:23:53
詰めデュエル
- 20二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:23:58
永続魔法発動
- 21二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:24:03
不埒な行為をしないという契約書にサインしたうえで水着等の着衣
- 22二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:25:48
永続魔法……なんだろう……
- 23二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:41:53
アルバス「永続魔法はなんでもいいらしいぞ?」
エクレシア「なんでもいいと言われても急に用意できるようなものはありませんからね」
アルバス「あれ?牛乳を販売しているのは番猫じゃないか。あれでサーチできるよな」
エクレシア「それだけじゃダメなんですよ。永続魔法を発動なんですから。番猫の効果はエンドフェイズ、次のターンにならないと発動できません」
アルバス「そうか。待っている間に割られるかもしれないもんな」
エクレシア「相手ターンにでも回収できれば発動できそうなんですけどね。そんなカードは……ん?」
アルバス「じゃあ、温泉に入っているな」
エクレシア(ランカの蟲惑魔で回収できますね。いやいや、この宿に限ってそんなことは……)
エクレシア「悩んでいたせいで温泉に集中できませんでしたね。アルバス君との待ち合わせ時間はまだ先です……」
「オイルマッサージをやっています。お風呂上がりにどうでしょうか?」
エクレシア「甘い匂いのオイルですね。ちょっと気になりますね」
「このオイルは特別製で>>26の効果もありますよ」
- 24二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:43:04
手札誘発で相手が特殊召喚するたびに1ドロー
- 25二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:43:23
コントロール奪取
- 26二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:43:31
蟲惑魔に好かれる(恋愛的な意味)
- 27二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:43:33
効果無効
- 28二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 18:59:42
「なんだか露骨になってきましたね。でも、蟲惑魔に好かれるなら逆に安心かもしれません」
エクレシアはそう言いながらもオイルの甘い匂いに心が動いていた。甘い香りに誘われて足を滑らせ落ちていく虫のように彼女はオイルマッサージの店舗に入っていく。
呼び込みをやっていた女性がマッサージをするようだ。
髪が長く片目が隠れている。なぜかその隠れた片目から涙のような液体が溢れていた。
「へぇ、お客様のお連れの方はまだ一人で入っているんですね」
マッサージは存外に心地よかった。思わずエクレシアは聞かれたことに全て答えてしまうのだ。
こんなに怪しい店なのに、こんなに怪しい宿なのに。
蜜に包まれて体がドロドロと溶けていくような快感に耐えることなどできなかった。
「じゃあ、あなたたち二人がいなくなっても探す人はいないのね」
エクレシアは最後に残った警戒心でマッサージ師に聞くことにした。
「蟲惑魔に好かれるってどういうことなんでしょうか?」
その声は眠りに落ちる直前のようなものある。彼女の瞼はゆっくりと落ちていった。
「蟲惑魔に恋愛的な意味で好かれるのよ。ああ、言い忘れてたわ。この蜜に包まれると蟲惑魔になっちゃうのよ」
エクレシアは蜜の中で生まれ直すような夢を見た。
「なぁ、エクレシア」
アルバスが不意に口を開いた。
「その>>21はなんなんだ?」
- 29二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:00:02
安価ミス>>32
- 30二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:03:01
ロリボディ(幼女化)
- 31二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:04:10
股から流れる透明な液体
- 32二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:04:23
- 33二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:12:54
「ここの温泉は水着の上に服を着れば混浴しても良いそうですよ」
アルバスは少し顔を赤らめた。見慣れているはずの彼女も普段と違うように見える。(エクレシアが幼女化しているという意味)
叙述トリックかぁ〜〜 - 34二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:14:24
うっすらと彼女の肌の色を、大胆に(哀れなほど薄っぺらな)体のラインを見せていた。
- 35二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:19:57
アルバス「アウトなんだよ!幼女化エクレシアはアウトなんだよ!逮捕されちゃうんだけど!」
エクレシアの蟲惑魔「この宿なら大丈夫ですよ」
アルバス「この宿が大丈夫じゃないんだけど?」
エクレシアの蟲惑魔「むぅ……アルバス君の意気地なしです!」
アルバス「とにかくエクレシアを元に戻さないと……受付でクーリングオフできないかな?」
エクレシア「お布団敷いてあるんですよ!クーリングオフの前にすることがありますよね!」
アルバス「いざとなれば>>38するしかないのか……」
- 36二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:25:37
時の機械 タイム・マシーン
- 37二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:25:58
超融合融合解除超融合
- 38二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:26:15
諦める
- 39二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:32:46
アルバス「諦めてこの幼女化したエクレシアを連れてフルルドリスを探す旅を続けるしか……」
フルルドリス『小竜、エクレシアが幼女化しているのだがどういうことだ?お前に守るように言ってあったはずなんだが?』
アルバス「ドラパニはイヤだ……ドラパニはイヤだ……」
エクレシアの蟲惑魔「そんなことありません!お姉様なら!」
フルルドリス『ふふふ、エクレシア。まるで昔のような姿ですね。ほう、この姿に小竜は興奮したと……殺しておきましょう』
エクレシアの蟲惑魔「こんな感じになるはずですよぉー!」
アルバス「どっちにしてもオレがおしまいだよ!」
エクレシアの蟲惑魔「アルバス君、もう諦めてくださいね。仲間の蟲惑魔を呼んでアルバス君を押さえつけます!」
アルバス「うわっ!蟲惑魔がたくさん!……エクレシアを押さえつけてないか?」
エクレシア「なんでですかぁー!」
アルバス「蟲惑魔たちが幼女化したエクレシアに>>42しているな」
- 40二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:34:22
欲情
- 41二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:40:12
prpr
- 42二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:40:22
エクシーズ()
- 43二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:48:17
エクレシアの蟲惑魔「助けて……」
アルバス「へぇ、蟲惑魔たちのエクシーズってあんな感じなんだ。幼女同士なのに。あっ、素材が取り除かれたせいでエクレシアが吐き出された」
エクレシア「ペッされました!ペッ!なんですか、蟲惑魔のエクシーズ素材として使ったらもう用済みなんですかっ!」
アルバス「とりあえず戻ってよかったよ。でもエクシーズ蟲惑魔から素材が取り除かれたってことはさ」
エクレシア「……蟲惑魔が増えるか落とし穴が発動しますね!逃げますよ!」
アルバス「ああ、荷物は広げてなかったから大丈夫だ」
エクレシア「いい温泉宿でした!これはお代の>>46です!」
- 44二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:50:48
ドラ☆パニ
- 45二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:52:28
月鏡の盾持ち結界像三種
- 46二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:52:31
昼夜の大火事
- 47二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:52:32
私自身(蟲惑魔化が癖になった)
- 48二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 19:52:32
蟲惑・落とし穴名称付きドラパニ
- 49二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 20:07:50
エクレシアは昼夜の大火事を発動した。大逆転クイズデッキで最後の一撃を与えるカードだ。
ある蟲惑魔は火を恐れ近づくことができず、別の蟲惑魔は火を消そうと水を運んだ。火の勢いは強く消すことはできない。
エクレシアとアルバスは走る。宿の外に止めてあった飛行機まで走る。途中何度も転びそうになったが足を止めることはない。
飛行機に乗り込んだ二人はすぐに離陸した。
「せっかくの温泉だったのにゆっくりできませんでしたね……」
「そうだな。本当に色んな意味でドキドキした。血圧も上がったような気がする」
「それじゃあ、あの温泉に入れませんよ。思えばあの入浴拒否は時間稼ぎだったんでしょうか?」
「……かもな。後、安心させるためとか?」
「蟲惑魔ってわかりませんね」
エクレシアは飛行機の窓から小さくなっていく温泉宿を見た。森の中にポツンとある宿だ。
「あっ!温泉に入ったのに牛乳飲んでません!」
「じゃあ、次は牧場があるところに降りようか」
飛行機は空高く飛んでいった。
おわり - 50二次元好きの匿名さん24/08/30(金) 20:09:34
乙でしたー