- 1主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:39:38
- 2主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:42:44
【魔法少女シーチキン!とは】
安価で決められた設定からスレ主が創作した世界観をベースとして、
皆さんの案やダイス、あと主の采配で進んでいく物語。
物語の舞台は西暦2070年前後の日本。
サバの魚肉ソーセージから始まった出会いは、これからどのような物語になっていくのだろう?
__これは…"生命の起源"を巡る運命に巻き込まれる、選ばれた少女達の物語…___ - 3主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:45:18
↓過去スレ達↓
安価であにまんオリジナルの魔法少女ものを作りたい|あにまん掲示板あにまん民の想像力を活かして曇って輝く少女ヒーローを作ろうでもニチアサにお出しできる位にしたいから不健全なネタ、汚いネタは採用しないで安価下or再安価になるぜ!さて、まずは玩具から決めていこう何で変身…bbs.animanch.com安価であにまんオリジナルの魔法少女ものを作りたい Part2|あにまん掲示板あにまん民の想像力を活かして曇って輝く少女ヒーローを作ろうでもニチアサにお出しできる位にしたいから不健全なネタ、汚いネタは採用しないで安価下or再安価になるぜ!前スレ(Part1)↓https://b…bbs.animanch.com(Part2までは基本設定決めしてます)
安価であにまんオリジナルの魔法少女ものを作りたい Part3|あにまん掲示板あにまん民の想像力を活かして曇って輝く少女ヒーローを作ろうでもニチアサにお出しできる位にしたいから不健全なネタ、汚いネタは採用しないで安価下or再安価になるぜ!前スレ(Part1)↓https://b…bbs.animanch.com(Part3では第1話~第5話)
安価であにまんオリジナルの魔法少女ものを作りたい Part4|あにまん掲示板あにまん民の想像力を活かして曇って輝く少女ヒーローを作ろうでもニチアサにお出しできる位にしたいから不健全なネタ、汚いネタは採用しないで安価下or再安価になるぜ!Part1~Part2で世界観の大枠が決…bbs.animanch.com(Part4では第6話~第10話)
安価であにまんオリジナルの魔法少女ものを作りたい Part5|あにまん掲示板あにまん民の想像力を活かして曇って輝く少女ヒーローを作ろうでもニチアサにお出しできる位にしたいから不健全なネタ、汚いネタは採用しないで安価下or再安価になるぜ!Part1~Part2で世界観の大枠が決…bbs.animanch.com(Part5では第11話~第14話、第15話以降の新メインキャラの設定決め)
安価であにまんオリジナルの魔法少女ものを作りたい Part6|あにまん掲示板あにまん民の想像力を活かして曇って輝く少女ヒーローを作ろうでもニチアサにお出しできる位にしたいから不健全なネタ、汚いネタは採用しないで安価下or再安価になるぜ!Part1~Part2で世界観の大枠が決…bbs.animanch.com(Part6では第15話~第19話)
(大分歴史が長くなってきた。もはやただの主の創作になってる感あるのが悩みだがここまで来ると安価に頼り過ぎても進まない気がするし…1日1つ募集システムが限界である、出来るだけダイス使うよう頑張ります)
- 4主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:47:35
【これまでのあらすじ!】
私立いけす中学校・高等学校に通う不思議体質な中学3年生、魚沼ゆうきはある日、謎の生き物アクアラプタのくーべーと出会う。
謎の敵によって怪獣ディノサネティにされてしまったアクアラプタの仲間達を助けるため
《アクアリウム》と《マジカルフィッシュ》で伝説の戦士【シーチキン】へと変身するのだった!
【第一章 シーチキン結成編(第1話~第14話)】
【第1話】魚沼ゆうきが、くーべーの産み出したマジカルフィッシュでシーチキン"ク・リトル"へと変身!
ここから物語は始まった!
【第2話】"シーチキンに変身する適性"を測る力を持つアクアラプタ、ほえーぬしを京都で仲間に。
【第3話】ゆうきとほえーぬしの熱烈なスカウトにより、
佐川みずき先輩がシーチキン"オ・シュラク"として仲間に!
【第4話】金槌タタミちゃんがシーチキン"モ・パラミータ"として仲間に!
更にワニのアクアラプタ、ののくなさんも仲間に加わった!
【第5話】鍛冶屋をやっているタタミちゃんの実家を訪問。何やら秘密があるようだが判明せず。
【第6話】自称宇宙人のオカルトガール、水守こうふくがシーチキン"ハ・レイ"として仲間に!
更にプテラノドンのアクアラプタ、きみたけも仲間に加わった!
【第7話】恐怖の健康診断"認知検査"を乗り越えたゆうき達。
明らかになる行方不明や発狂の噂…この学校、実は結構ヤバい…? - 5主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:48:21
【第8話】ゆうきが入部している吹奏楽部に見学に行くことに!
部長が急遽病気を患った事で和が乱れていた吹奏楽部だが、新入生歓迎会をきっかけに立ち直っていく。
【第9話】突如として始まった漁獲量の減少!原因を突き止めるため4人はアクアラプタの里に。
何とか魚を荒らしていたディノサネティを見つけて倒したが、更にデカいディノサネティが現れ…?
【第10話】巨大なウミガメディノサネティに苦戦する4人。しかし、不思議な珊瑚礁ハルシヒャー生んだ力
《グランドオーシャンリング》を入手し、強敵を撃破!
【第11話】こうふくの母、ウワバミが、同性相手でまさかの再婚!
結婚式は無事執り行えたし、お相手の通川 冥さんも良い人そうだ。
【第12話】お台場グルメフェスが開幕!料亭で働くタタミの父の店とみずきの父の店もこれに参戦。
激闘を繰り広げ、タタミ父の店『海神』が東京最強のグルメの名を勝ち取った。
【第13話】天文部開催の月食観測会が行われる日。ゆうき達はヘルルイエ幹部と初体面。
圧倒的な力量差の前に、なすすべなく倒れる…
【第14話】それでも魚沼ゆうきは諦めない。《デンキウナギ》のフィッシュで《スパーキングスタイル》に進化。
電気を司る力でヘルルイエ幹部のるぅかするぅるを退けた! - 6主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:48:37
→【第二章 "聖なる星"地球編(第15話~…)】
【第15話】タタミの脱退、ゆうきの力の謎、強すぎる敵、明かせない正体…積み重なる問題に悩む少女達。
デンキウナギ覚醒をきっかけに動き出すいくつもの勢力。第二章開幕!?
【第16話】気分転換に向かった水族館で出会った外国人イアの正体は、なんと闇の始祖の巫女だった!?
ヘルルイエとの戦いが激化する中、現れたのは手鏡で変身する5人目のシーチキンで…
【第17話】謎の少女の名はまもり。カソクというもう一つの人格を有する二重人格者で、50年後から来た未来人!
その目的は不明なままだが、利害の一致からゆうき達と協力することに。
【第18話】時は7月の始め、いけす学園の文化祭も近づき、準備に追われる生徒たち。
そんな中、生徒を襲う"毒ガス魔"の噂が流れる。正体を探るため、ゆうき達も動き出す。
【第19話】"毒ガス魔"の正体は、人間…しかもみずき先輩の友人が変化した怪物『ヒエロニムス』だった!
作り出した謎の組織の名は、コルプスレコーズ。ゆうき達はまだその存在を知らない… - 7主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:52:44
【19話までで手に入れているアイテム】
・《アクアリウム》×4:
アクアラプタが生成する《マジカルフィッシュ》を装填することで、
その能力を使用したり、伝説の戦士シーチキンへの変身を可能にする金魚鉢型のアイテム。
周囲にいる知的生命体が話す言語を自動翻訳することが出来る。
・《ミラーリウム》×1
映した物質を保存してコピーすることが出来る手鏡型のアイテム。始祖の遺産の一つらしい。
まもカソちゃんがお互いの人格と意思疎通をする際にも使う。
《マジカルフィッシュ》を装填することでシーチキンに変身することもできる。まもカソちゃんしか使えない。
・《シーエナジーロッド》×4
アクアリウムから生成できるシーチキンの武器。
使用者に合わせて形を変える性質があるようで、
ゆうきちゃんは包丁、みずき先輩は弓、タタミちゃんはハンマー、こうふくちゃんは杖
を使う。後述の《マジカルフィッシュ》を装填して更に能力を付与することも。
・《グランドオーシャンリング》
テレパシーを使う謎の珊瑚礁、フィーニーニーニー・ハルシヒャーが、自らを犠牲にして生成したシーエナジー加速器。シーチキン4人のシーエナジーを一つに合わせることで、爆発的な威力の必殺技を放つことが出来る。
シーエナジーを溜めておくタンクとしての役割も持つ。
・《スパーキングブレード》
『スパーキング・スタイル』状態の時に生成できる剣型の武器。
シーエナジーロッドと合体すれば、2つのフィッシュのエナジーを合わせて放つ事もできる強力なアイテム。 - 8主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:53:03
・《マジカルフィッシュ》×13:
アクアラプタが生成出来る謎のアイテム。
内部には不思議な力『シーエナジー』が満ちており、既存の物理法則を越えた力を発揮できる。
魚を象った名前を持つがモチーフと全く関係ない能力が使える事も多く、その正体は謎に包まれている。
【変身型】:シーチキンへの変身を可能にするほど強力なシーエナジーを持つ。
《サバ》:ク・リトルへの変身を可能に
《ヒラメ》:オ・シュラクへの変身を可能に
《カツオ》:モ・パラミータへの変身を可能に
《エイ》:ハ・レイへの変身を可能に
【サポート型】:変身はできないものの、色々と役立つ能力をくれる。
《シャコ》:オーラを纏って攻撃力を強化&視力を高める
《タツノオトシゴ》:丈夫なロープを生成できる
《カマス》:直線的に加速することが出来る
《カメノテ》:薬を注入する。量によっては毒にもなる
《ダツ》:小型のダツ型ファンネルを複数生成して操れる
《ホッケ》:対象の物質の摩擦を減らしてツルツルに
【スーパーマジカルフィッシュ】:強力な力を発揮する新たな姿、スーパーシーチキンへの進化を可能にする。
始祖の祝福を得た力だとされており、それぞれ現象を司る力を持つ。
《デンキウナギ》:雷を司る。超加速や浮遊、雷撃が可能。『スパーキング・スタイル』に強化。
《トビウオ》:風を司る。空気の流れを自在に操り攻撃。宇宙空間でも使える超仕様。『ストーミング・スタイル』に変化。
《ウツボ》:地を司る。触れた物質の形状を自由に変形し操る。ミラーリウムの物質複製と併用すると万能。『グランド・スタイル』に変化 - 9主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:56:28
【シーチキンに変身する5人】
・魚沼ゆうき
性別:女 身長:150cm 年齢:14歳 誕生日:2月16日
出身:銚子 現在の住所:いけす学生寮A棟315号室
得意教科:理系全般 苦手教科:文系全般 クラス:3年3組
物語の主人公。《サバ》のフィッシュでシーチキン"ク・リトル"に変身する。
両親が漁師をやっており、魚を中心として生き物の事が大好きな中学3年生。特にサバの事が大好きで、"SAVA"というシリーズのサバグッズを集めることにご執心。
悪夢や予知夢を見ることが多く勘は大体当たるという、こう見えてかなりの不思議系電波少女。感性も絶妙に他人とズレており友達は少ないが、愛とは中学1年からの大親友。
かなり重大な秘密を抱えている予感。人間じゃない疑惑も高い。
・佐川みずき
性別:女 身長:172cm 年齢:17歳 誕生日:11月4日
出身:東京 現在の住所:いけす学生寮A棟628号室
得意教科:地学 苦手教科:数学 クラス:6年2組
《ヒラメ》のフィッシュで"オ・シュラク"に変身する二人目のシーチキン。
弓道部部長を務める高身長スレンダーでクールビューティーな高校3年生。
高校2年までは部活に打ち込んでいただけあって弓道の実力は本物で、苦手だった勉学の成績も何故か最近急上昇。
その性格はまるで氷のように冷たく…と思いきやそんな事はなく、他人への圧倒的面倒見の良さとお節介っぷりを誇る後輩たちの憧れの的。学内にはファンクラブまである。
家族関係に何か悩みを抱えているようだが…?
・金槌タタミ
性別:女 身長:123cm 年齢:13歳 誕生日:6月12日
出身:東京 現在の住所:いけす学生寮A棟110号室
得意教科:文系全般 苦手教科:理系全般 クラス:1年6
《カツオ》のフィッシュで"モ・パラミータ"に変身する三人目のシーチキン。
江戸時代から代々続く鍛冶屋の一家の娘。二人の兄と一人の妹がいる。
その性格は男勝りで明るく活発、山中で育ったので運動神経も抜群。交友関係は浅く広く持つタイプ。
思い切りが良く物事を雑に捉えがちだが、その実はとても優しい娘である。
現在は13話での完敗&負傷経験がトラウマになったが、19話での戦いを機に少しずつ立ち直りつつある。 - 10主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:57:19
・水守こうふく
性別:女 身長:155cm 年齢:16歳 誕生日:5月24日
出身:東京 現在の住所:ボロアパート《呑気荘》2号室
得意教科:理系全般・英語 苦手教科:国語 クラス:4年4組
《エイ》のフィッシュで"ハ・レイ"に変身する四人目のシーチキン。
宇宙人《渺渺仙人掌》を自称する本物の電波系少女な高校1年生。天文部所属。
学校でも厨二眼帯を付けており、更にはオカルト研究会の一員でもある色々と濃い娘。
幼い頃から工作が得意。家庭は貧乏めで、母とあまり一緒にいる時間がとれていないのが悩み。
父を失って間もない頃に出会った宇宙人に再び会うため、自ら宇宙人を名乗って交信を試みている。
その発育の良い外見と分け隔てない性格から、実は男子に結構モテているのを本人は知らない。
・保 まもり(カソク)
性別:女 身長:149cm 年齢:14歳 誕生日:不明
出身:不明 現在の住所:不明
突如として現れた謎多き5人目のシーチキン。
50年後の未来から始祖の遺産の力で時間遡行し、未来の方向性を調整するためにやってきたらしいが…詳しい目的は不明。
まもりの方は平等主義者の超毒舌という面倒臭さ極まった性格をしており、カソクの方は能天気で世間知らずの関西弁使い。(というよりもうk…)
どちらにしろあまり友達になりたい感じの性格ではない…
新アイテム《ミラーリウム》に、《トビウオ》と《ウツボ》のスーパーフィッシュを切り替えて"ン・キリュナ"に変身する。
二重人格者で、ミラーリウムを介して互いの人格と意思疎通をしている。愛称はまもカソちゃんで、本人はこれを嫌がっている。 - 11主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 01:59:30
保守兼あらすじコピペはこのくらいにしておきましょうか
ヘルルイエとかアクアラプタ関連、サブキャラまで貼ると凄い事になっちゃいますからね…
いずれは書面にまとめてスクショとかした方が良いだろうか?ちと面倒だけど… - 12二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 02:06:08
スレ立て乙です
設定積み重なる安価スレってそういうテンプレとか大変だよね - 13主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 02:42:58
まぁこればっかりは設定魔の主の運営法にも非はありますがね
何せここまでの長編を書くことになったのは初めてなので…もうちょっと短くまとめるならやりようはあったんですが主の中で盛り上がっちゃったものはしょうがない、細々と続けますとも
ほんの少しだけ20話を更新して今日は寝ますね
- 14主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 02:48:13
ゆうき「それじゃ、倒せたんだ!ヒエロニムス」
こうふく「正体が吹奏楽部の部長さんだとは思いませんでしたけどね…」
みずき「本人に自覚は無いみたいだった…何か原因はあるはずよ」
ゆうき「それで…部長は大丈夫なんですか?」
みずき「さっき病院に問い合わせたけど…身体は無事みたい。でも意識は回復するか分からない…って」
こうふく「苦しい状況でありますね」 - 15主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 02:52:38
ゆうき「やっぱりヘルルイエの仕業なのかな」
みずき「変身に使っていたアイテム…私達のアクアリウムみたいなのは、保さんが持って行っちゃったわね
名前は確か…プロトリウム」
こうふく「まもりさんなら何か知ってるんでありますかね?」
ゆうき「ヒエロニムスの事も知ってたし、詳しいんだろうけど…でも本人、絶対言いたがらないからなぁ…
ゲンキンな考えだけど、沢山恩を売るしかないかも」
みずき「何というか…苦労するわね…」
ゆうき(もし…もしもヘルルイエとは別の何かなんだとしたら…一体何なんだろう)
ふと、校長室で感じた違和感がフラッシュバックする。
ゆうき(…まさかね) - 16主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 02:56:27
こうふく「そういえば!タタミちゃんがシーチキンの力で戦っていたでありますよ!」
ゆうき「え、そうなの!?」
みずき「だからあの場にいたのね…」
こうふく「何だか元気も戻ってたみたいだし…も、もしかしたら戻って来てくれるでありますかね!?」
ゆうき「…私達としては、そのほうが嬉しいけど…」
みずき「危険なことに変わりはないもの。こっちから戻ってきてほしいなんて言えないわ」
ゆうき「そうですよね…やっぱり、タタミちゃんの答えを待つしかないよ」
こうふく「それでも…自分はやっぱり、4人…いや5人揃って魔法少女シーチキン!でいたいでありますよ」 - 17主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 03:00:31
ゆうき(5人だと、勝手に入れるなってまもりちゃん怒りそうだな…)
こうふく「まぁ、戻ってこなくても元気を取り戻してるみたいで良かったでありますよ!…カタナ君のおかげかな」
みずき「そうね。明日から文化祭だし、楽しい姿が見られるならそれで良いんじゃないかしら」
ゆうき「そっか、遂に明日が文化祭だ!何だか長かったなぁ」
こうふく「ふふふ…ベスト企画賞は天文部が頂くでありますよ…!」
みずき「さぁ?6年2組も負ける気はないけどね」
ゆうき「…え、えーと…3年3組の劇も頑張るぞっ!」
______________________________________ - 18主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 03:04:57
それではこの辺で。
明日の夜は諸事情でお休みさせていただきます。
明日の夜までの募集枠
『文化祭で見たいイベント』(こうふく×カタナ君、みずき先輩の焼きそば 門政委員長の風紀管理 etc…)
文化祭っぽければ完全に自由とします、割と大量にいるサブキャラ関連とかでも全然OK
(ベスト企画賞はダイスで決まります)
それではおやすみなさい~ - 19二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 11:15:45
後夜祭で花火鑑賞
- 20二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 13:21:04
おつ
こうふく×カタナ君 - 21二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 13:50:07
祟目ちゃんが本物のお化け宇宙人を文化祭にお出しする
- 22二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 13:54:15
カタナくんをご主人様呼びするメイド服のこうふくちゃん
- 23二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 22:46:53
出店巡り(ことごとくゲテモノを買うハメに)
- 24二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 22:53:39
シレッと混ざって文化祭を出歩くへルルイエ
- 25主◆1jJNk4WXvE22/02/19(土) 23:06:08
予告通り本日はお休みします
明日の夜まで変わらず文化祭について募集します
出来るだけ多く採用予定 - 26二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:48:19
文化祭を意外とエンジョイする守ちゃんとカソクちゃん
- 27二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 10:51:36
文化祭で食べ歩きする変装したイア
- 28二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 16:49:36
ゆうきのクラスの演劇を見てるアクアラプタの仲間たちやそのクラスメイト
- 29二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 19:41:43
マグロ解体
- 30二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 19:43:03
ライブに飛び入り参加
- 31二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 00:59:52
意味のよくわからんオブジェ作成
- 32主◆1jJNk4WXvE22/02/21(月) 01:58:09
すみません…体調優れないので今日もお休みさせて頂きます
20話で登場、撃破するのは
dice1d5=4 (4)
1:ディノサネティ
2:ヒエロニムス
3:ディノサネティ
4:ヒエロニムス
5:両方(グエーッ)
- 33主◆1jJNk4WXvE22/02/21(月) 01:58:32
一応明日まで文化祭ネタ募集します
- 34二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 10:21:33
ほっしゅ
- 35二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 12:44:07
仮想コンテストに出場する校長
(ただしベスト3等入賞にはならない) - 36二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 18:25:52
ゆうきの担任たちによる先生バンドによる演奏
- 37二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 01:14:31
hosyu
- 38主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 01:28:02
そして迎えた文化祭当日。校内は様々な年齢層の人ごみで溢れていた。
タタミ「うおおおおおおお~~!凄いぞ!たくさん人が来てる!」
あまね「一種の地域イベントみたいなものだからね~私も小学生の時からよく来てたよ」
タタミ「あぁ、尋常は特区住みだったもんな」
にざえもん「よし、1年6組、張り切っていくでござる」 - 39主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 01:30:54
みずき「…どうかしら」
黒鉢巻を身につけるみずき
ねね「いやもうっ!凄くっ!お似合いでございますわっ!」
ファンクラブ会員たち「おおおお~~!」
上がる黄色い歓声。
みずき「…そ、そう…まぁ、変じゃないのなら良いけど…取り敢えず、焼きそばの味は保証するわ」
丸頭「俺もぉ、寝込んで腕が訛る程度のたこ焼き愛じゃぁないってことを証明してやんよぉ」 - 40主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 01:34:30
本番開始に向けて最終確認を行う3年3組。
ゆうき「良い?照明担当班の皆。
特に大事なのはヤンデレラが化け物になる場面…ここは私が合図をするからホログラム投影を使って…」
みつこ「…意外と真面目にやってるじゃない、魚沼さん」
ものか「彼女…光源の使い方がプロ…演出家の才能があると思う…」
みつこ「ふぅ~ん…隠れた才能ってやつなのかしら」 - 41主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 01:42:14
こうふく「スゥ・・・ハァ…せーのっ、『いらっしゃいませ!ご主人様♡』キューンッ
……ど、どうでありますかね…カタナ君…ちゃんとやれてますかね?」
カタナ「え…え、い…いや…良いと思うが…(凄く…)」
照れを表に出さないよう必死でしどろもどろになるカタナ。
正直かなりの破壊力である。風紀委員長に目を付けられてもこれか…
りの「何だか煮え切らない反応ねぇ…モテないわよ」
カタナ「ぐっ」
こうふく「いやもう正直かなりの羞恥プレイなので自信が欲しいでありますよぉ…
その点、照れがないりの氏は凄いでありますね…流石現役レイヤー」
りの「しーっ!そのことは秘密にしてって言ったでしょ!」 - 42主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 01:43:19
こうふく「ご、ゴメンナサイ…そうだ、夜になったら天文部の企画がありますからね、りの氏も是非いらっしゃってくださいであります!」
カタナ「見て損はさせないぞ」
謎のドヤ顔を浮かべる天文部二人。
りの「別に構わないけど…相当自信あるのね」
こうふく「勿論!ベスト企画賞は天文部の方で頂きますからっ!」
りの「えぇ!?この裏切り者っ…!」
こうふく「ナンデェ!?」
_______________________________ - 43主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 01:54:06
_イオン_
イア「モグモグ…ふむ…これが…"はんばーがー”…か。これもおいしい」
フードコートで買い食いを楽しむイア。どうやらヤドカリの力で変装している。
イア(お父様やびやあきにバレると面倒だが…わらわのメガロドンの権能があれば、人目を盗んでこちらに来るなど容易いわ)
ポテトを口に入れる。
イア(モグモグ…大体、お父様は慎重になり過ぎなのだ…この前の件でもかなり取り乱しておったが…モグモグ…) - 44主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 01:57:55
_時は1日前に遡る_
デメデメ「これダ」
画像データを投影する。そこには戦闘に割り込んできたヒエロニムス…プロトオクトパスが映っていた。
るぅかするぅる「なんだこいつは…どっか別の星のヤツか?」
デメデメ「最初はそう思っていたガ…コイツからは結構な量のシーエナジー反応が確認されていル」
ボルボックス「私とお嬢ちゃんが戦ってたところにいきなり現れてねぇ」 - 45主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 02:02:10
デメデメ「その割にはあまり驚いた様子を見せなかったな」
ボルボックス「あんただってぇ、撮影だけしてすぐ撤退したじゃなぁい?」
るぅかするぅる「何でもいい!つまり…光の巫女共以外にも別にいるってのか?始祖様の力を使えるやつが」
デメデメ「現状は解析中ダ。だがシーエナジーを扱うという事は、少なくとも始祖の遺産が絡んでいル」
ボルボックス「ハストール様に報告はぁ?」
デメデメ「とっくにしタ。…教祖様には、何か心当たりがありそうだったガ」
るぅかするぅる「本当か!?一体どんな連中なんだ…直接会ってやりてぇな」
ボルボックス(ハストール様は秘密多きお方…そうそう私達に話してくれるとは思えないけどぉ…フフ…) - 46主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 02:06:34
ハストール「…ちっ…既にアレが動き出しているのか…グッ!…」
ゲル状の何かの中に包まれた少年は頭を抑える。
イア「大丈夫ですか…お父様?」
_見た目こそわらわよりも若く見えるが、お父様は数億年の時を生きている。…始祖様の加護をもってしても身体に限界が近づいていると聞いた_
ハストール「あぁ…この程度の発作は大したことはない…」
イア「先ほどのデメデメの報告に…何か心当たりが?」 - 47主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 02:09:40
ハストール「プロトリウム…それを使う者があの星に現れたという事は・・・闇の始祖様の力も狙われかねない」
イア「…?どういう…」
ハストール「これまで以上の警戒が必要だ。デメデメかるぅかすを偵察に向かわせよう…」
イア「……あの、イアは」
ハストール「お前はこの場を離れるな。…始祖様復活の時まで、祭壇にて使命を全うせよ」
イア「……はっ」 - 48主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 02:13:22
_現在_
イア(とは言ったものの…わらわもただじっと待っているだけでは耐えられぬ…モグモグ…
幸いデメデメは大分物分かりが良く、わらわに気前よくヤドカリを貸してくれたが…)
シェイクを飲み干す。
イア(…っ!?何だこの味…脳がとろけるような幸福感のある…甘さというやつか!?)
イア「ふむぅ…本当にどれもこれも美味いな、この星の食物は」 - 49主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 02:16:31
まぁ、たまたまわらわの味覚に合っていただけかもしれないが。
…ここまで美味しいのだから、多くの故郷の者達の助けに少しはなるかもしれん。
イア「…これも決まりだな」
多めに買ってあるハンバーガーやポテトを、闇の中に引きずり込む。
_こうしておけば、別次元にそのまま保存できる_
満足してフードコートを立つ。 - 50主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 02:21:13
イア「だがこの方法では所詮、量に限りがある…いっそ製法が分かればよいのだが」
アクアリウムの力では、言葉は翻訳できても文字までは解読不可能だ。
調理法と思しきものも、記された形式ではわらわには理解できん。
イア「口頭で聞くか…もしくは見様見真似か…ふむ…」
またもや食べ物の匂いに釣られる。
イア(いやいやっ!その前にわらわは…プロトリウムとやらの調査とディノサネティの育成に来たのだった)
少し止まる。
イア(だがまぁ…食の調査も大切だな)
欲望に負けて、人混みの流れる方へ。
そこは現在文化祭で賑わっている、私立いけす中学校・高等学校であった__ - 51主◆1jJNk4WXvE22/02/22(火) 02:24:27
では今日はこの辺で。
明日の更新で皆さんからいただいた文化祭ストーリーをまとめて消化していこうと思います
明日の夜までに20話に登場するヒエロニムスの種類について募集します
プロト○○、の○○に入るやつですね。脊椎動物以外の動物(軟体系、昆虫系、単細胞生物系など)なら何でもOKとします。
最大7案
それではおやすみなさい~ - 52二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 10:34:45
プロトクラブ(蟹)
- 53二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 12:16:47
プロトプラナリア
- 54二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 12:17:09
プロトミミズ
- 55二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 12:18:33
プロトヒドラ
- 56二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 15:11:01
プロトクンショウモ
- 57二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 16:53:19
プロトグラスホッパー
- 58二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 22:21:31
プロトゼリーフィッシュ
- 59主◆1jJNk4WXvE22/02/23(水) 02:08:36
dice1d7=7 (7)
- 60主◆1jJNk4WXvE22/02/23(水) 07:48:43
寝落ちしちゃいました、更新は少々お待ち下さい…
取り敢えずプロトゼリーフィッシュに決定
クラゲか… - 61二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 13:23:59
お待ちしております〜
- 62二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 14:25:35
数日かけて追いついたあ!
楽しみにしております - 63二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 23:08:59
保守
- 64主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:18:42
_3年3組_
くーべー「…チラッ」
学校までこっそり文化祭をのぞきに来たシーチキン組。
ほえーぬしとののくな、きみたけまで一緒である。
ほえーぬし「こう人混みの中だと案外見つからずに移動しやすいおっふね」
ののくな「あっ!そろそろ始まるでありんすよ…」
きみたけ「…タノシミー」 - 65主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:22:18
王子役「うおおおおおお~~!これが聖剣エクスカリバーの力だぁ~~~っ!」
魔女役「ば、馬鹿なっ!貴様なぞにどうしてその力が…」
王子役「これが愛の力さ。喰らえっ!」
化け物役「ぐあああああああぁぁぁぁっ!」
ゆうき(はいっ、ここで爆発!せーのっ)
ドォォォォォォォン!という巨大な爆音とともに、プロジェクターから爆発のホログラムが投影される。 - 66主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:26:11
困惑の空気もありつつ、湧き上がる拍手。どうやら劇は上手くいったようだ。
ゆうき「ふい~っ、今日であと5回は上演するんだよね、大変だなぁ」
みつこ「魚沼さんも午後の2回はシフト空いてるから文化祭回ってきたら?」
ゆうき「あ、そうだね。ありがとう」
くーべー(ゆうきっ!)
背後からこっそり近づくくーべー。
ゆうき(うわっ!来てたの!?)
くーべー(良かっただべよ!)
ほえーぬし(アツい特撮のノリを感じたおっふねぇ…)
ののくな(あちき的には、ちょっと期待してたのと違ったような…)
ゆうき(あ、アハハ…楽しんでもらえたなら何より) - 67主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:29:47
まもり「おい」
ゆうき「あっ、まもりちゃん!来てくれたんだ、嬉しいな」
まもり「まぁ、少し興味はあったので。ヒエロニムスとも会えるかもしれませんしね」
と言いつつ、手には他クラスでゲットしてきたであろうお土産類の数々。
ののくな(なんだかんだ言って満喫してるでありんすね…)
ゆうき「え~?昨日に引き続いてまた新しいのは勘弁だよ~…」
カソク『ウチは普通に面白かったと思うけどな!』
ゆうき「それなら良かった。…いやー、一時はどうなるかと思ったけど、意外とこういう路線もウケるねぇ」
__________________________________ - 68主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:30:24
一般客からの3年3組の企画の満足度
dice1d100=93 (93)
- 69主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:34:33
イア「むぅ・・・これはそこまでの味ではないな…何でもかんでも美味、というわけではないか」
5年3組の企画、納豆展にて色々料理を買ったイア。なんでもdice1d5=1 (1) らしい
1:納豆ケーキ
2:納豆コロッケ
3:納豆カレー
4:納豆パスタ
5:ストレートに納豆
- 70主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:36:34
イア(流石にこれは無いな…他にどこか食を売っている場所は・・・)
そこで校庭に屋台が立ち並んでいるのを発見する。
イア「今度はあそこに行ってみよう」
________________________ - 71主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:39:53
くーべー「次はどこ見に行くだべ?」
ののくな「タタミちゃんのところのお化け屋敷によってみたいでありんすねぇ」
ほえーぬし「あの手の類は入れるかどうか微妙おっふ。セッシャはみずき殿の所へ行きたいおっふ」
くーべー「お、いつにも増して積極的だべね」
ほえーぬし「セッシャ…くーべーやののくなさん、きみたけに比べてシーチキンの皆と絆を育めてない気がするおっふ」
ののくな(それは性格に難があるからなのでは…)
ほえーぬし「セッシャ…もっとみずき殿の事を知らなくては!」
きみたけ「くえーっ!」
くーべー「それこそ、屋台観に行っても特に代わり映えないと思うだべがねぇ…」 - 72主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:42:56
_6年2組企画 夏祭り屋台_
イア「この丸いの…値段はどのくらいだ?」
たこ焼きに興味津々なイア。
丸頭「おぅ、6個入りで300円だぜぃ」
イア「300エン…これでどうだ?」
丸頭「毎度ありぃ~(たこ焼きも知らんとは…外国人かぁ?)」
イア(専用の型のようなものを使うのか…これは再現が難しそうな製法だな…) - 73主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:46:12
その隣の屋台。
みずき「ふっ!はっ!」
見事な手さばきで、鉄板の上の焼きそばを炒めるみずき。
ねね「は~っ!美しいですわねっ!見てください、煌めいていますわ!」
ファンクラブ会員「オ~~~~ッ!」
ほえーぬし「ほおおおおぉぉぉぉぉぉ↑!」
くーべー「あいつ…混ざって何やってるんだべ…(気づかれてはなさそうだけど…)」
ののくな「まぁ楽しそうでありんすし、あちき達は別の所に行くでありんすか」
くーべー「そ、そうだべね…」 - 74主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:50:29
イア「…ハフハフ…うむ、これは美味いな。実に特徴的な味だ」
たこ焼きを頬張るイア。
ヤドカリサネティ「サンビャク…エン………ウマ……イ……」
イア「ん?(今何か近くから声が……気のせいか?)」
イア「まぁ良い、他にも結構食べられる場所はありそうだが・・・お?」
何か紙のようなものを踏んづける。
イア「これは……何だ?」
巨大なサメのようなものが描かれているようだが… - 75主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:50:49
一般客からの6年2組の企画の満足度
dice1d100=22 (22)
- 76主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:52:50
_1年6組_
まもり「アトラクション系は一通り回りましたかね…」
カソク『あ、待てや!1年6組のお化け屋敷、まだ行ってないんとちゃうか』
まもり「あぁ~…お化け屋敷ですか」
ホラー耐性
まもり:dice1d100=92 (92)
カソク:dice1d100=91 (91)
- 77主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 01:57:08
まもり「既に他のクラスのホラー企画も制覇してきましたが…所詮は学生もののクオリティ。
何も怖くないお遊びですけどね」
カソク『ま折角だし行ってみようや!ウチああいうの好きなんよ』
まもり「…はぁ。しょうがないですね、それじゃまぁ、暇潰し程度に」
1年6組付近まで歩いていくと、かなりの行列が廊下に並んでいた。
まもり「文化祭のお化け屋敷企画ってどうしてこう行列が出来るんでしょうかね…」
そこで会ったのはdice1d6=2 (2)
1:こうふく
2:ゆうき
3:アクアラプタ組
4:ゆうき
5:アクアラプタ組
6:ソロ
- 78主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:02:18
ゆうき「あ、まもりちゃん!また会ったね」
まもり「…どうも。良いんですか、遊んでて」
ゆうき「今はシフトない時間だから。…ここ、タタミちゃんのクラスの企画だから気になってさ」
まもり「タタミ・・・昨日いたもう一人のシーチキンですか。金色の」
ゆうき「そうそう。…この前のヘルルイエの戦いで、もう戦いたくないって…」
カソク『あー…そら勿体ないなぁ。弱い子に持たせちゃアカンって』
ゆうき「タタミちゃんは弱いって事はないよ!」
まもり「結局は戦力外なんでしょう?どっちでも同じですよ。…さ、そろそろ私達の順番まで回ってきましたよ」
ゆうき「……」 - 79主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:05:27
あまね「次のグループ入ったよ」
にざえもん「よし、んじゃスタンバるでござる」
かずのり「おうっ!」
タタミ「やってやるぜ!」
まさき「…はぁ」
たため「……あ…ちょっと待って…ぁ…」
何かに気付いた祟目が静止しようとするが、声は届かないままゆうき達が入ってくる。 - 80主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:08:33
ゆうき「お~…暗い…」
まもり「意外とよく出来てますね…今までの中で一番の出来では」
カソク『血飛沫の作り方がガチやな。ちゃんとホラーを心得てる奴がおるで』
ゆうき「お、おぉ…冷静な分析…」
かずのり「ぬおぉぉ~~!」
飛び出してくるゾンビ仮装をした生徒。
ゆうき「うわぁ!」
まもり「…あれだけチープですね。この流れで唐突に西洋風の仮装はセンス無いです」
カソク『一気に冷めたな』 - 81主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:12:51
タタミ(あ…あれはゆうきと…昨日会った凄い強いヤツ…)
声をかけようとしたが、上手く口が開かなかった。
タタミ(…まだ、駄目かな。アタシから今更声かけたって…いやでも…うぅ)
ゆうき達はタタミには気づかないまま順路を通り過ぎていく。
ゆうき「そろそろ終わりかなぁ」
まもり「総合的に見ると普通でしたかねぇ」
ゆうき(相変わらず謎の上から目線で何だか安心するなぁ) - 82主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:16:24
ゆうき「最後にもう一匹くらいお化け出てきても…」
?????≪ネェ≫
ゆうき「ん?今何か声が…」
まもり「どうしたんです?先行きますよ?」
?????≪ワタシガミエルンダネ…?≫
ゆうき「見え…え?誰…」
振り返る。
?????≪ワカル、キミ、スゴクヨクミエル!≫
そこには、この世の物とは思えない形相のニンゲンではない何かが立っていた。
ゆうき「ギャアアアアアアアアアァァァァアアッ!!」 - 83主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:18:46
急いでまもりの手を取り、出口まで猛ダッシュするゆうき。
ゆうき「ハァ…ハァ…い、今ガチの幽霊っぽいのが…」
まもり「はぁ?急に何かと思えば…君が単に苦手なだけなんじゃないですか?こういうの」
ゆうき「そりゃまもカソちゃんみたく得意じゃないけど!苦手でもないよ…いや、さっきのはマジで…」
まもり「いやいや、あり得ませんから…」 - 84主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:23:02
たため「……あぁ、驚かせちゃった…駄目だよのっぽさん」
ゆうきに声をかけた謎の化け物。背丈が2m以上はあるソレに、祟目は堂々と話しかける。
のっぽさん≪フツウ…ワタシノコトミエナイ…サッキノコ、キョウミブカイネ…≫
たため「確かに…私みたいに感覚が強いのかな……」
タタミ「祟目?何言ってんだ?独り言?」
その様子を見て怪訝そうにタタミが話しかける
たため「ぁ…いや…そ、そんな感じで…」 - 85主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:26:43
タタミ「…何か言いたいことあるならハッキリ言ってくれて良いんだぞ?」
たため「いや……ぇと…」
のっぽさん≪コノコガ、キノウイッテイタコカナ?≫
たため「……ぁ…あの…金槌さん…昨日の…ことなんです、けど…」
タタミ「あぁ…昨日のアタシは…その。とにかく秘密にしてくれ!人には話せないんだ」
たため「ぁ…勿論、そうなんだけど…あの、不思議な力を持ってる金槌さんに…は、話したいことがあって…」
タタミ「え?」
たため「今度の休日…空いてますか?」 - 86主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:27:14
一般客からの1年6組の企画の満足度
dice1d100=4 (4)
- 87主◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 02:32:56
というわけで今日はこの辺で。
文化祭のお祭りはもうしばらく続きますが、地味に今後に向けての展開も動かしていく予定です。
現状の方向性としてはみずき先輩とタタミちゃんに強化フォームを!ですかね。
明日の夜までの募集枠
コルプスレコーズの幹部級達が変身するヒエロニムスについてです
どの幹部(校長?湯田?それとも…?)に対応させるかは主の方でシークレットダイスします
プロト○○の○○に入る部分、脊椎動物以外で募集。強そうなのだと良いなぁ
最大9案
それではおやすみなさい~ - 88二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 10:06:34
お疲れ様です
(プロト)ドラゴンマンティス - 89二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 17:27:46
絶滅種がありなら
メガネウラ - 90二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 17:31:47
ムカデ
- 91二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 17:33:37
サソリ
- 92二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 20:47:16
バクテリア
- 93二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 23:12:45
タランチュラ
- 94主◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 23:40:32
すいません、明日は朝早いので今日はお休みさせていただきます…もしかすると明日の夜もお休みになっちゃうかも
取り敢えずダイスだけ
dice1d6=4 (4)
- 95二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 23:41:51
サソリいいねえカッコいいわ
- 96主◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 23:43:14
プロトスコーピオン、良いですね
幹部級なら2つくらいミックスしようかな
もういっちょ!
dice1d5=5 (5)
使用者シークレットダイス
dice1d5=4 (4)
1校長
2湯田
3??さん
4????
5??????
- 97二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 23:48:59
サソリとバクテリア....どんな見た目になるのかな?
これからは幹部勢は2種モチーフの複合になるのかな
そして変身者は誰か....? - 98主◆1jJNk4WXvE22/02/24(木) 23:49:47
サソリとタランチュラ(クモ)ですか…これもはや仮面ライダーデモn((
そして使用者は????に決定
既に情報は登場しているキャラです、文字数から推測は…流石にキツすぎるか
というわけで今日はこの辺で
明日の夜までの募集枠は、祟目ちゃんに《のっぽさん》と呼ばれている幽霊みたいな宇宙人について
一体どうしてorどうやって地球にやってきたのか?を募集します
最大7案
あ、ついでに展開がかなり複雑化してきたので質問とかあればどうぞ…テンプレに纏めてない設定コピペとかすぐに貼れる状態ではあるので…
それではおやすみなさい〜 - 99二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 23:54:37
(しまったサソリ抜いたの忘れてバクテリアだと勘違いしてしまった)
とりあえず
・以前ヘルルイエによって母星が「教化」される被害を受けて残った人々が宇宙中に緊急避難ポッドで逃げてきた先の一つが偶然地球だった
そういや宇宙人といえば本編開始前に決めたサブキャラがいましたね.....
- 100二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 11:32:20
お疲れ様でした〜
とりあえず安価下 - 101二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 18:03:26
主さんの設定/構想と強く干渉してたら申し訳ないです
・元の星で、何らかの要因(アクアラプタのシーチキンorヘルルイエの信仰(?)orコルプスレコーズの企みと同系統など)によって進化を果たし最終的に神(始祖?)の域に到達したが、その為に下位存在となった元の星の通常の住民からは認識されなくなったため、聖地とされる地球ならば「退化」する術があるのではないかと思い移動してきた - 102二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 19:59:32
長い長い距離と時間を小惑星に乗って旅してきた
旅があんまり長すぎるもので旅の目的も忘れてしまったし体も薄れていった - 103二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 21:28:04
光を伝って渡ってお使いに来たらそのまま住み着いた(そもそも地球は中継地点でしかなかったりする)
向こう数千年は滞在を引き伸ばしたいと思ってる - 104主◆1jJNk4WXvE22/02/25(金) 23:43:34
すみません、やっぱり今日も更新難しそうです…明日は多分行います
あ、>>101さんの心配についてですが、干渉しても主の方で頑張って後付け調整するのでお構いなく
世界観設定や今後の展開は大まかに決めてはいますがそこまでガチガチでもないので…
とはいえちょっと今回の募集はハードル高すぎたかね?ちと反省
dice1d4=1 (1)
- 105主◆1jJNk4WXvE22/02/25(金) 23:50:05
へルルイエによる襲撃から逃げてきたみたいですね
へルルイエは闇の始祖復活のため、文明が栄える惑星をいくつも襲撃し力を集めてきたという設定です
特に始祖の遺産を持っている星なら彼らに狙われるのも納得がいくというもの
一体襲撃は(地球時間換算で)何年前くらい?(合計値)
dice10d9999=7200 6256 4269 842 3652 549 4826 244 1859 8045 (37742)
- 106主◆1jJNk4WXvE22/02/26(土) 00:01:13
なるほど、地球に来たのは約3万年前くらいかな?結構な古代ですね…
へルルイエ陣も割と寿命エゲツない換算になりそうに思えますが、多分この時期はハストール以外の面子はへルルイエにいないんじゃないかなと…
というわけで明日の夜までの募集枠
《のっぽさん》の本名と故郷の星の名前
最大8案
(ストーリーにはほぼ何ら関わらない要素ですが…)
それではおやすみなさい〜
文化祭イベでの進展度
dice1d100=96 (96)
- 107二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 03:20:04
ナ゚ナ゚ヴォォイュド
星の名前はℝ²ℂ²(ルビ:あーるつー・しーつー)
文字化けしてたらすみません。R^2C^2です。数学の実数と複素数と、あと某宇宙映画からです - 108二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 12:05:55
実は本名もまんまノッポサン
故郷の星の名前はグノーシ - 109二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 18:41:20
名前 ビッグユニ
惑星名 ダンディー - 110二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 18:57:34
名前はケーヒツ
惑星はデンシャミチ - 111二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 19:17:11
本名:チクシャク(地球(日本)語訳すると「ノッポさん」とほぼ同じ意味になる)
出身星は惑星ホウライ - 112主◆1jJNk4WXvE22/02/27(日) 01:41:32
dice2d5=4 5 (9)
体調が芳しくないので今日もお休みさせていただきます…明日は書き溜め含めて一気に20話を完結近くまで進める予定
それではおやすみなさい〜
- 113二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 11:34:37
お疲れ様でした〜
楽しみに待っています - 114二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 18:43:22
続く
- 115二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 22:46:38
保守
- 116二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 01:35:41
保守ちゃん
- 117主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:04:14
_4年4組 企画:コスプレ喫茶_
こうふく「いらっしゃいませ!」
ゆうき「おぉ~こうふくさん、似合ってます!」
こうふく「そ、そうでありますかね?自分、あんまりファッションに自信はなく…」
ゆうき「いや…かなりアリだと思います!こうふくさんにはそういう格好!」
こうふく「…ほ、褒めてるでありますか?」 - 118主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:08:45
まもり「…いやしかし…学生にさせていいんですか、こういうの…」
カソク『実に背徳的やで』
こうふく「あっ!お二人も来てくれたでありますか!」
ゆうき「そうなんだ!割と楽しめてるみたいだよ」
まもり「……ま、まぁ…こういうのも悪くないですかね」
カソク『ウチら学校行った事ないからなぁ…この特有の雰囲気が割と新鮮なんや』
ゆうき「へ~…そうなんだ」
こうふく(50年後…一体どんな暮らしを…) - 119主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:13:20
まもり「で?ここも一応飲食系の企画なんですよね」
こうふく「ハイ!…と言っても、基本的に食堂で作ってもらった物をそのまま教室に運んでるだけでありますけど…」
ゆうき(そういやこの学校、自動調理ロボットがいるのか…流石は私立)
まもり「ふーん…それじゃぁこのオムライスを一つ」
ゆうき「私は焼き鯖丼!」
こうふく「承りましたでありますっ」 - 120主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:13:35
カタナ「………」モンモン
りの「どうしたの、気が散ってるような顔して。アンタも接客行ってきなさい」
カタナ「…あぁ…(仕方ないだろう、水守の方が気になるんだから…)」
男性客が入るたびに勝手に一人で緊張感を味わっている自分が嫌になる…
りの「……割と分かりやすく態度に出るわね、アンタ」
カタナ「え?」
りの「何でもなーい。ま、少しは自分から動けばいいのにね」 - 121主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:14:00
一般客からの4年4組の企画の満足度
dice1d100=49 (49)
- 122主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:17:52
__________________________________
門政「こちら文化祭案内受付となっております、何か質問等ある方は…」
イア「おい」
門政「はいっ?」
イア「これが落ちていたんだが…其方には何か分かるか」
巨大なサメが描かれた映画ポスターを見せる。
門政「・・・?これは…普通に最近公開されたという映画の宣伝ポスターだと思いますが…
誰かの落とし物だと思います、こちらで預かりましょうか?」
イア「えいが…何かの娯楽の類か」 - 123主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:18:11
門政「…(よく見たら日本人っぽい顔つきじゃない…外国の人かしら)
映画って言うのは、ムービーですよ。映画館…シアターで観るものです」
イア(…なるほど、映像系の創作作品という事か…他の星でもあった文化だな)
門政「あのー…落とし物なら、預かりますけど…」
イア「なら持っていてくれ。疑問が解決した以上は用済みだ」
そのままポスターを置いて去っていく。
門政「…何だったの、今の…」
__________________________________ - 124主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:24:07
時間は経ち、時は夕方に。文化祭終了時刻も近づき、6年2組は一足早く屋台の片づけを始めていた。
ねね「さーっ!後夜祭までにはきれいさっぱり片付けますわよーっ!」
『うおおおおおおっ!』
みずき「ふっ、相変わらずの結束力ね……ん?あれ?」
ポケットの中を探るみずき。
ほえーぬし(どうしたおっふ?)
後ろの茂みからこっそり声をかけられた。 - 125主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:24:33
みずき「うわっ!…ほえーぬし…貴方来てたのね…」
ほえーぬし「みずき殿の雄姿を見ないわけにはいかないおっふ!あ、勿論見つかってないから平気おっふ」
みずき「雄姿って…恥ずかしいからふざけるのもやめて」
ほえーぬし「しかしどうしたおっふ?何かなくしたおっふ?」
みずき「…どこかで落としちゃったみたいね、しまってた新作のポスター…飾ろうと思ってたんだけど」
ほえーぬし「新作…?」
みずき「えぇ、あの名作が復活s…って!貴方には関係ないわよ」
ほえーぬし「教えてくれないおっふ!?」 - 126主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:24:47
みずき「・・・言いたくない。…取り敢えず私も片付け手伝わなきゃいけないから。後でね」
と、その場を離れようとしたその時。
学校の外へ帰っていく一般客の人混みの中に、怪しい動きをしている男を見つける。
みずき(!)
ほえーぬし「どうしたおっふ…?」
みずきはその男の方へ向かう。 - 127主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:28:22
???(へへ…チャーンス…え?)
怪しい男が隣を歩く人の持ち物に手を出そうとした瞬間、みずきに腕を捻り上げられた。
???「いでっ!?」
みずき「学校の敷地内でやるのは随分度胸が据わってると思うけど。
スリなんて…今時流行らないわよ、そんなアナログな犯罪」
???「なんだとぉ…」 - 128主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:28:48
ねね「キャーッ!カッコいいですわーっ!」
ファンクラブ『ヒューッ!』
みずき「あなた達!冷やかさないで!」
悪ノリする周囲に注意する。
???「ガッ…スリを極めし者たるこの八ツ手様のスリの瞬間を見切るなんて
…てめぇ何者だぁ!?」
みずき「ただの女子高生よ、このまま警察に…」
やつで「またお世話になってたまるかっての!」
腕を振りほどこうと抵抗する男。 - 129主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:29:44
みずき「常習犯でしかも暴行…最悪ね」
しかし男の攻撃はいとも簡単にいなされてしまう。
やつで(んだぁこいつ…動きがプロのそれ…って、ん?)
男はみずきの顔を改めて見る。
やつで「…銀色の髪…まさか……総長のお孫様か?」
みずき「っ!」
顔色が青ざめる。 - 130主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:31:01
ねね「総長…?」
ざわつく周囲の生徒たち。
ほえーぬし(ど、どういう事だおっふ…?)
みずき「……なるほど…『そっち』の三下ね…低俗な犯罪まで身を落とす輩もいるとは聞いたけど、納得がいったわ」
やつで「家族仲悪ぃとは聞いてたが…名前は確か…」
みずき「それ以上喋らない方が身の為よ。大人しくついてきて」
それはいつにも増して威圧的な声だった。 - 131主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:36:39
やつで「…っ……ちっ…」
みずき「ごめんなさい、戻ったら片付けも手伝うから」
ねね「え、えぇ…」
そのままスリ犯を引きずって去っていった。
ほえーぬし(みずき殿は一体…こ、ここは尾行してでも突き止めるおっふ!)
___________________________ - 132主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:39:16
更に時間が経ち空も暗くなる。
文化祭は終了し、すっかり生徒たちの後夜祭によるムードが出来上がっていた。
まもり「夜までハシャいで元気ですね…」
ゆうき「こういう盛り上がり方も楽しいからじゃないかな。私あんまり分かる方じゃないんだけど」
まもり「…分かる方じゃないんですね」
ゆうき「アハハ…あっ、でも!ベスト企画賞が何に決まるかは楽しみだなぁ」
カソク『あぁ、一番良かった企画を投票で決めるってやつやな。どっかに告知してあったな』
ゆうき「そうそう、一般投票と生徒投票があるんだよ。d後者の方は集計が後夜祭終わりのタイミングなので
残らないと結果も分からないっていう」
まもり「ふーん…それがそんなに楽しみなんですかねぇ…」 - 133主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:43:41
_海岸_
そらお「どうやら一般投票の方は敗北が確定したようだね」
尾田久「まぁ天文部の部室の立地考えたらそりゃねぇ…昼間にやれること少ない部活ですし」
カタナ「一応水守の作ったプラネタリウムは結構人気あったっぽいんだけどな」
そらお「まぁ良いさ…僕たちの狙いは最初から、この後夜祭で生徒諸君の心を鷲掴みにすることにあるっ!
準備はイイねっ!?」
こうふく「了解であります!…点火!」 - 134主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:46:44
タタミ「一般投票の結果もうすぐ出るらしいな・・・って、ん?」
そらお『いけす学校のレディース&ジャントルメェン!僕です!天文部部長の海野です!』
急にメガホンを持って颯爽と現れた彼は、グラウンドにいる生徒たちの目を引く。
そらお『えー、僕達天文部からですね、後夜祭を楽しむ皆さんにサプライズという事で、
実に素晴らしい夜空をお見せしたいと思うよ!』
タタミ「きゅ、急にきたな…」
そらお『生徒部門の投票は是非!天文部によろしくっ!』
そう言った瞬間、ヒュルヒュルと音が鳴り、光が天に立ち昇った。 - 135主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:49:23
大きな音と共に、空に花火が打ちあがる。
ゆうき「おーっ!花火っ!?」
まもり「あれも学生としてアリなんですか…」
そらお『星座の形に飛び散る特別製でね!実は天文部の自作なんだよね!』
カソク『えっ技術力凄ない?』
ゆうき「録画!録画しなきゃ!」
カメラを構えるゆうき。 - 136主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:50:38
唐突な花火パフォーマンスの影響で盛り上がるグラウンド。
こうふく「いやぁ~、結構好評でありますね!これなら自分達、本当に生徒投票も勝てちゃうのでは!?」
カタナ「いや無理だろ」
こうふく「えっ」
カタナ「殆どの生徒がとっくに投票先決めて投票しちゃってるだろうし」
こうふく「……あぁ~…た、確かに…」 - 137主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:50:52
カタナ「部長もありゃ分かっててやってるな。
宇宙馬鹿だけど頭は回るし。何だかんだ生粋のエンターテイナーだよ、あの人」
そらお『あの花火がモチーフとしているのはぁ!___』
殆どの生徒が花火に夢中で解説は聞いていないが、嬉々として話し続ける部長。
こうふく「…うーん…本当に分かってるか微妙でありますけど…でもまぁ、皆が楽しそうならそれで結果オーライでありますよね」
カタナ「そうだな」 - 138主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:54:24
こうふく(これだけでも、自分たちがシーチキンとして戦う意味があるって思えるでありますね)
きっと、みずき先輩も、ゆうきちゃんも…タタミちゃんも、そう思っていてくれたら、嬉しい。
カタナ「…どうした?」
こうふく「えっ?いや特に何も……あっ、そうだ。カタナ君にお礼言っておくであります」
カタナ「俺に礼?」
こうふく「タタミちゃんの事でありますよ。自分、この前彼女に会ったんですけど、前より元気になってて。
カタナ君のおかげかなと」
カタナ「いや…俺は特に何もできなかった。立ち直ったとしたらタタミの自力だよ」 - 139主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 02:54:49
こうふく「そうでありますか…あ、でもその言い方だと、自分のお願い通り会いには行ってくれたんでありますね
かたじけないであります」
カタナ「…そりゃ、お前からの頼みだからな」
こうふく「?それはどういう…」
カタナ「……dice1d3=1 (1) 」
1:言う
2:言わない
3:言うが上手く聞こえず
- 140主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 03:00:40
_________________________________________________
_A315号室_
ゆうき「ただいまー!」
くーべー「お帰りだべ」
一足先に帰っていたアクアラプタ達。
ゆうき「いやー、良いもの見れたな!沢山撮影したし、今度愛に見せに行ってあげよう」
くーべー「それは良かっただべね。…でも、こっちはそうでもないだべよ」
ゆうき「え?」
くーべーが指差す方には、何とも言えない表情をしたほえーぬしが座り込んでいた。 - 141主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 03:00:56
ほえーぬし「と、とんでもない光景をみてしまったおっふ…」
ゆうき「とんでもないって?」
ほえーぬし「み、みずき殿が…何か、危なそうな黒服の人と、話している姿を…」
ゆうき「えぇ!?」 - 142主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 03:01:15
ほえーぬし「みずき殿の失せ物についても気になるおっふし…くっ、疑問が止まらないおっふ!
でもそれはそれでミステリアスでセッシャの好みおっふが…」
ゆうき「ほえーぬしの性癖はどうでもいいけど、みずき先輩については気になるかも…」
くーべー「あんまり詮索するもんじゃないと思うだべが」
ほえーぬし「いや…セッシャ…もっとみずき殿の事を知りたいおっふ!
何とか調査してやりたいおっふ!」
ゆうき「…よし!乗った!」
くーべー「えぇ!?」
ゆうき「だって私も気になるし。…何より、ほえーぬしとみずき先輩にはもっと仲良くなって欲しいからさ。ね?」
くーべー「むぅ…」 - 143主◆1jJNk4WXvE22/02/28(月) 03:05:40
今日はこの辺で…
文化祭が終わり、遂にみずき先輩編に突入
20話はある種そのプロローグ。もう少しだけゆうき御一行によるみずき先輩尾行劇が続きます
そしてダイス君は意地でもこうふくちゃんとカタナ君をくっつけたいらしいです。
このタイミングでもうカタナ君が告白しちゃうらしい…カタナ君ヒエロニムス化ルートも考案してたんですがそっちのフラグはどんどん折られていきますね
こちらの恋の行方がどうなるかも今後次第という事で…
それではおやすみなさい~ - 144二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 10:37:35
お疲れ様でした〜
また明日よろしくお願いします〜 - 145二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 14:04:51
つくづく続く
- 146二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 23:09:40
保守
- 147主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:11:19
_次の休日_
ゆうき「………」サッ
何処かに出かけるみずきを尾行するゆうき達。
ゆうき「予備校の方…じゃないよね、何処に行くのかな」
ほえーぬし「この前本人に聞いたら、行き先は教えてくれなかったおっふ」
くーべー「とはいえ尾行までする必要あるだべ…?」 - 148主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:11:38
ゆうき「あるある。…何か楽しいし。ねっ、こうふくさん」
こうふく「…………」
どうやら上の空のよう。
ゆうき「…こうふくさん?」
こうふく「ひゃわぁ!?あ、え、えーっと…そうでありますね、見失わないようにしないと」
ゆうき「うん!でも相手はみずき先輩…慎重に行かないと…」 - 149主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:13:28
みずき「~♪」
ほえーぬし「何やら楽しげおっふね」
ゆうき「あっちはイオンとかある方だし…遊びに行くのかな」
くーべー「無難にショッピングとか」
ほえーぬし「それならわざわざ隠したりしないおっふよ」
こうふく「…………」
ゆうき「ほら、こうふくさん!追いかけますよ!」
こうふく「ひゃいっ!了解でありますっ!」 - 150主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:15:40
そのまま追いかけていくと、みずきが入っていったのは、映画館。
ゆうき「あー、みずき先輩、映画を観に行ってたんだ」
くーべー「でもそれ、わざわざ隠すようなことだべ?」
ほえーぬし「観るタイトルを人に知られたくないとか。正直心当たりはあるおっふ」
ゆうき「そうなの?みずき先輩ってどんなの見るんだろう…」
ほえーぬし「セッシャの予測が正しければ…」 - 151主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:18:12
「キャアァアァァァァァ!」
そこに、映画館の中から突如悲鳴が。すぐに館内から多くの人々が逃げ出してきた。
ゆうき「!?」
こうふく「ひゃわっ、な、何が起きて…?エイはディノサネティに反応してないでありますけど…」
ゆうき「なら、ヒエロニムスの方かも。とにかく中を観に行こう!」
こうふく「あ、ちょっと!」 - 152主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:22:11
ヒエロニムス『対象を、確認』
映画館内の広場に現れたのは、クラゲを模したようなヒエロニムス、"プロトゼリーフィッシュ"であった。
ヒエロニムス『コピー』
プロトゼリーフィッシュが肩に触れると、そこからクラゲのようなものがいくつも飛び出し、宙を舞う。
パニックに陥る館内。
みずき「また怪人…最近ディノサネティを見ないと思ったら、こっちが次々と現れるわね」 - 153主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:24:04
ゆうき「みずき先輩!」
こうふく「大丈夫でありますか!?」
みずき「二人とも!・・・呼んでないのにすぐ来たわね」
ほえーぬし「ぐ、偶然ここを通りかかったんだおっふ」
みずき「…本当に?」
ゆうき「とにかく!今はあっちの方を何とかしないと!…皆、行くよ!」
ヒエロニムス『対象を、変更…』 - 154主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:25:22
《サバ!》
《ヒラメ!》
《エイ!》
《《セット!シーィエナジーチャージッ!》》
ゆうき『シーチェンジ!』
みずき『…シーチェンジ』
こうふく『シーチェーンジッ!』
《《《エクスパンション!》》》
【溢れる海の力!ク・リトル!】
【広がる恵みの力!オ・シュラク!】
【揺らめく未知の力!ハ・レイ!】
ゆうき「3人合わせて!」
『『『魔法少女シーチキンッ🐟!!』』』 - 155主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:27:54
ヒエロニムス『コピー』
次々と生み出されるクラゲたち。一匹一匹がシーチキン達に狙いを定める。
レイ「ひゃわ!こっちに来たぁ!」
リトル「上等、まとめて三枚おろしにしてあげる!」
《サバ!》《エナジーフルチャージ!》
リトル『ク・リトル!マックロースラッシュ!』
ダメージ値dice1d100=5 (5)
- 156主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:31:05
しかし、軽いクラゲ達にはいとも簡単にいなされてしまう。
リトル「そんなっ…うわっ!」
攻撃をすり抜け、ゆうきやこうふくの身体に引っ付くクラゲ達。
シュラク「ゆうき!こうふく!」
レイ「わわっ、くっついて取れな…」
ヒエロニムス『放電』
合図とともに、引っ付いたクラゲは強烈な電気を放って暴発。
リトル「ぐっ!」
レイ「いだぁ…」
ダメージ値:50+dice1d100=87 (87)
- 157主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:33:07
シュラク「なら…」
《カマス!》《チャージ!》
シュラク「矢で貫くのは受け流せないでしょう…『バラキューダアロー』!」
宙を飛び回るクラゲ達を一掃していく。
レイ「おぉ!」 - 158主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:35:10
シュラク「次は本体を…」
ヒエロニムス『マルチコピー』
肩に触れると、巨大なクラゲを生成し盾のように矢を防いだ。
シュラク「何ですって…」
リトル「みずき先輩!後ろ!」
シュラク「!」
既にクラゲが背後から近づいており、みずきの身体に引っ付く。
シュラク「まずいっ…」
ヒエロニムス『放電』 - 159主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:38:07
シュラク「ぐああぁぁぁっ!」
放電を受け、倒れるみずき。
ほえーぬし「みずき殿!」
リトル「……電気を使うっていうなら…私は負けないよ!」
《SPARKING!》《デンキウナギィ!》
くーべー「あっ!」
レイ「待ってましたであります!」
《ビリビリッ!》
リトル「行くよ…『スーパーシーチェンジ!』」 - 160主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:39:52
【輝き溢れる雷光の力!ク・リトル、スパーキングスタイル!】
《ダツ!》《ビリビリッ!》《チャージ!》
リトルS『サンダーファンネル!』
電気を纏ったダツ型ファンネルでクラゲ達を一掃する。
ヒエロニムス『!』
ほえーぬし「相変わらずの強さおっふね・・・」 - 161主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:41:49
《ホッケ!》《チャージ!》
レイ『ベント・ベントス・ベントラー!』
《タツノオトシゴ!》《チャージ!》
シュラク『アンカーアロー!』
こうふくが床を滑らせて敵を転ばせ、みずきが紐で縛り付ける。
シュラク「今よ!」
リトルS「はいっ!」 - 162主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:46:20
___________________________________
_文化祭時_
まもり「ヒエロニムスの分離方法?」
ゆうき「うん。私達も知っておきたいなぁって」
そう言いながら、ゆうきは自分の買った焼き鳥をまもりに渡す
まもり「…モグモグ…簡単ですよ。
体内と融合しているプロトリウムの位置を突き止めて、そこを狙って攻撃するだけです」
ゆうき「…ってことは、ディノサネティを倒す時にコアを狙うのと同じ感じ?
ミラーリウムでサーチできるなら、アクアリウムでもプロトリウムの位置分かるかな?」
まもり「さぁ?アクアリウムの仕様なら私よりオトモのトカゲさん達の方が詳しいと思いますけど」
ゆうき「それもそうか…ありがとう、今度試してみるよ」
__________________________________ - 163主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:47:38
リトルS「行くよ…サーチ!」
dice1d4=4 (4)
1:成功
2:成功
3:失敗(ミラーリウムじゃないと不可)
4:失敗(既に融合が進んでいる)
- 164主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:50:21
《〇×△□…〇×△□…》
《×××》
リトルS「あれ…反応なしだ」
くーべー「アクアリウムじゃ駄目って事だべ!?」
リトルS「どうしよう、それじゃぁまもりちゃんが来ない限りトドメを刺すわけには…」
ヒエロニムス『マルチコピー』
もたもたしている内に、プロトゼリーフィッシュは拘束を振りほどいてしまった。
シュラク「くっ…」 - 165主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:55:07
リトルS「…でも、これ以上ここで暴れさせるわけにもいかない…ごめん、ちょっとだけ削るよ!」
《ダツ!》《サバ!》
《ツインエナジーフルチャージ!》
リトルS「『ビリビリ・マックローランス!』てぇいっ!」
尖った電気の刃先を投げやりのように飛ばし、ヒエロニムスに突き刺した。
ヒエロニムス『…!!……ダメージが深刻…撤退します』
そのまま、敵はすぐに透明になってその場を去った。
_____________________________________ - 166主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 02:58:17
変身解除するゆうき達。
ゆうき「ふぅ…取り敢えず撃退…あんまり喜べないけどね」
みずき「…確か、時間が経つほど融合が進んでいくって」
ゆうき「まもカソちゃんが言うにはそういう話で。だからあのクラゲ怪人にも元になった人がいるとしたら…」
こうふく「…もしかして、既にもう融合しちゃってたりする可能性は…」
みずき「ないとは言い切れないわね…」 - 167主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 03:01:11
ゆうき「取り敢えず、詳しそうなまもカソちゃんに頼るのが一番じゃないかなって……」
そう言いながら、一同は映画館を一度離れようと外に出ると、
黒服「流石ですね、お嬢様」
…そこには、怪しい黒服の男と黒い車が待ちかまえていた。
くーべー「だべっ!?」
ほえーぬし「おっふ!?」
きみたけ「くえっ!?」
急いで背後に隠れるアクアラプタ達。
ゆうき「あ、あのー…ど、どちら様でしょう…?」 - 168主【第20話】◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 03:03:11
黒服「総長のご命令です。
みずきお嬢様と…その友人方をお迎えに参りました」
ゆうき「えっ…みずきお嬢様?」
こうふく「そ、総長?」
みずき「一体…どういう風の吹き回しかしら?」
黒服「……」
【第21話に続く】 - 169主◆1jJNk4WXvE22/03/01(火) 03:07:49
これにて第20話完結。
次回からは本格的にみずき先輩の家族編に突入します
というわけで22話にて解禁予定、みずき先輩の強化フォームを覚醒させるスーパーマジカルフィッシュについて決めようと思います。
司る属性は消去法により「氷(というより冷気、熱エネルギー減少)」に決定しているので、あとはお魚を決めたいです
マイナーなのはパッとしないのである程度は有名どころで強そうなのが良いんですが…
明日の夜まで募集、最大10案
それではおやすみなさい~ - 170二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:20:30
お疲れ様でした〜
コオリウオ - 171二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:25:09
アユ
- 172二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:37:32
氷魚
- 173二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 12:27:19
シロナガスクジラ
- 174二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 12:38:44
ブリ
- 175二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 12:48:42
ワカサギ
- 176二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 19:17:02
ジンベエザメ
- 177二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 22:28:47
カジキ
- 178二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 23:19:44
ジンベエザメ
- 179主◆1jJNk4WXvE22/03/02(水) 02:21:08
すいません、今日の夜も更新できなさそうです…リアル事情としか言えないですが最近は本当申し訳ない…
dice1d9=5 (5)
- 180主◆1jJNk4WXvE22/03/02(水) 02:23:22
ブリに決定
冬が旬の魚なんで確かに氷属性感はあるかも…?
サバ→ウナギ
ヒラメ→ブリ
と字面は中々にカオスな強化チャートですね - 181二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 10:29:49
ほしゅ
- 182二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 20:15:11
続く
残りのエレメントも楽しみ - 183二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 00:02:40
続
- 184主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/03(木) 02:27:00
第21話『お邪魔します!?アブナイみずき先輩の実家』
- 185主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/03(木) 02:33:40
ゆうき「あ、あの、みずきお嬢様って…どういうこと?」
こうふく「総長っていうものものしいワードも気になるでありますが…」
みずき「………」
俯くみずき。
黒服「みずき様は、我らが総長の孫娘にあたるお方なのです」
ゆうき「総長って…」
黒服「…聞いた事はあるでしょう。SEKIグループという会社の名について」 - 186主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/03(木) 02:35:53
こうふく「それはまぁ…(自分のお母さんも、働いてるのはSEKIコンストラクションですしね…)」
ゆうき「それがみずき先輩と、どういう関係が…」
黒服「みずきお嬢様は我らグループの総長の孫娘でいらっしゃいますから」
ゆうき「えええええぇ!!?」
こうふく「ひゃわぁぁっ!?」
ほえーぬし「おっっふ!?」 - 187主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/03(木) 02:39:26
みずき「…よく言うわ。表の顔でもちゃっかりのさばって…実態はヤクザでしょう」
ゆうき「えええぇ!?」
こうふく「ひゃいぃぃ!?」
くーべー「だべっ!?」
黒服「…誤解を招きかねない発言は慎んでいただきたい」
みずき「どこが誤解なのかしら?……大体、今になってお爺様が私に何の用よ」
黒服「それは総長と直接話していただきませんと」
みずき「おかしいでしょ!…私と…私の両親は、もう貴方達とは縁を切ったのに!」 - 188主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/03(木) 02:42:58
こうふく(情報量の暴力でついていけないであります…!)
ゆうき(みずき先輩…家族について話したがらなかったのってもしかして…)
黒服「ご家族の事情については、私には測りかねますな。…少なくとも、総長はお嬢様や碧様を未だ関の一員と考えておられる」
みずき「……それで、またお爺様の所に会いに行けと」
黒服「えぇ。今からお送りいたしますよ」
黒服の背後には、大きな黒塗りの車が一台止まっていた。 - 189主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/03(木) 02:46:23
こうふく(確かに…溢れ出るヤクザ感…!)
ほえーぬし(昨日見た黒い人はこの人だっただべか…)
黒服「そもそも、先日もウチの三下を処理しろと私を呼んでおいて、よく縁を切ったと言えるものだ」
みずき「それはそっちの責任でしょう」
黒服「…何にせよ、総長のご意向に逆らうことがどういう意味を持つか…お嬢様なら御分かりでしょう」
みずき「………分かった。行くわ」
車の方へ歩いていくみずき。 - 190主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/03(木) 02:48:42
黒服「おっと。一緒にいるご友人もともに…との事です」
こうふく「えっ」
みずき「…!どういうつもり!?ゆうき達は本当に関係ないじゃない!」
黒服「私に問い詰められましても。今回の件は全て総長の御意向でありますから」
みずき「……っ!だからって…私はゆうきやこうふくを巻き込むわけには…」
ゆうき「分かりました、行きます」
みずき「!?」 - 191主◆1jJNk4WXvE22/03/03(木) 08:04:11
サーバーが落ちたんで中断されちゃいました
続きはまた今度ということでお待ち下さい… - 192二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 14:03:06
待ってます〜
- 193二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 00:34:05
続く
- 194主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:25:32
みずき「ちょっと、ゆうき…」
ゆうき「何か、断ったら色々と大変になりそうですし。だったら私は全然問題ないですよ!
むしろ興味あるなあ、みずき先輩の家族がどんな人なのか」
みずき「興味あるって…あのね、私の家は本当に危なくて…」
ゆうき「何より。…シーチキンの事、知ってるんですよね?さっきの私達の戦い、覗いてましたもん」
黒服「………」
何も答えない黒服。
ゆうき「ならそっちの事も聞き出さなきゃ。私としても無関係って訳に行かない」
黒服に向き合う。その眼は本気だった。 - 195主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:25:49
みずき「ゆうき…」
こうふく「じ、自分も行くであります!…自分だけ行かないっていうのも嫌ですし」
みずき「……分かった」
黒服「決まりですね。それではお三方、どうぞ後部座席に」
_______________________________________ - 196主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:34:24
_宇宙船 クトゥルーナ_
ネストリア「くっ……」
変身した状態で撤退してきたイア。
るぅかするぅる「ん?巫女様…どうなされました?」
そこに偶然居合わせたのは、髑髏の仮面を付けた大男だった。
変身を解除するイア。
イア「あぁ…るぅかすか…
わらわが外出していた事はくれぐれも内密にしてほしいのだが、実はな…」 - 197主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:34:46
____________________
_数分前 映画館付近_
イア(…少しばかりの興味本位で来てしまった。…鮫というのがどうも親近感が沸いてな)
メガロドンのフィッシュを握りしめるイア。
イア(いやしかし…流石に無駄にこの星の娯楽に浸るというのも考え物か…ん?)
「きゃぁぁぁぁぁぁ!」
館内から沸き起こる悲鳴。中から現れたのは件の怪人であった。
イア「!(見た目こそ違うが…形状とシーエナジー反応…間違いなくお父様が反応していた怪人に違いない)」 - 198主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:35:00
________
《Darkness…》《メガロドン!》
《セット…スーパーエナジーチャージ…》
イア『ダーク・シーチェンジ』
《エクスパンション!》
【収束する闇の力…ゼ・ネストリア】
________ - 199主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:38:14
《ホッケ!》《チャージ!》
レイ『ベント・ベントス・ベントラー!』
《タツノオトシゴ!》《チャージ!》
シュラク『アンカーアロー!』
シュラク「今よ!」
敵の動きが拘束される。
ネストリア「今だ…("大穴"形成で確実にわらわの空間に捕縛する…)」 - 200主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:40:22
ネストリア『ブラックホーr…』
???『スコーピオンランス』
急に背後の不意を突かれ、攻撃が突き刺さった。
ネストリア「っ!?」
咄嗟にヨーヨーで防御したものの、怪人の捕獲には失敗する。
ネストリア「そなたは…」
現れたのは、もう一人の怪人。蠍と蜘蛛の衣装が混ざったような異形で、現在ゆうき達が戦っているのよりも数段強そうな気配を感じる。
???『困ります。プロトリウムの技術をあなた方に渡すわけには行きません』
ネストリア「(プロトリウム…)…貴様、わらわ達を知っているのか」
???『知っています。闇の民の末裔ですね。何でもアニマの民の中で迫害を受けていた者共だとか。
私はあなた方の捕獲を命じられてここにいます』 - 201主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:41:21
ネストリア「そこまで知られていたとはな…」
???『タランチュラバイト』
会話の終了から間髪入れず攻撃を仕掛けてくる。腕から生やした牙を飛ばしてきた。
ネストリア「っ!」
《オオグチボヤ》《エナジーフルチャージ》
ネストリア『サウンドインパクト!』
咄嗟に轟音の衝撃で打ち返す
互いにぶつかり合う攻撃。
dice1d100=36 (36) VS dice1d120=20 (20)
- 202主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:42:56
ネストリア「ちっ…」
???『こちらの方が威力は上のようですね』
ネストリア「…それはどうだろうな?」
???『…?』
ネストリア『グラビティウェブ!』
既に相手の背後にヨーヨーを飛ばしていた。空間操作で相手を吹き飛ばす。
???『ク…』
ネストリア「…ここは一旦撤退だな…"ワームホール"!」
______________________________ - 203主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:44:14
イア「__と、いうわけだ」
るぅかするぅる「なあるほど…奴らはプロトリウムとかいうのを使うわけですか」
イア「あぁ…お前が見つけたという体で、お父様たちにも伝えて欲しい」
るぅかするぅる「承知しました。しかし結構な強敵だったようですな」
イア「わらわの攻撃にも殆ど怯んでいなかった。恐らくは、我々と同じ始祖の祝福を受けたものに違いない
いや、もしくはあのプロトリウムとやらが始祖の遺産なのかも…」 - 204主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:44:27
るぅかするぅる「何にせよ光の巫女…いや、ク・リトル以外にも骨のある敵がいるかもしれないってのは朗報だな」
イア「…そうか?わらわ達を知っている存在がいるというのは脅威に思うが…」
るぅかするぅる「いや…丁度いい!今から再び聖地に殴り込もうと思っていた所ですから」
イア「お父様とデメデメから許可は貰えたのか?」
るぅかするぅる「ディノサネティの実験に付き合わされる条件付きですがね。全く鬱陶しい…
しかし、あの星の環境でも完全に近い力が解放できるよう訓練を重ねてきたんだ、成果を試さなくてはな」
イア(……戦いを楽しめるその気質は素直に羨ましいな…)
_______________________________________ - 205主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:45:38
_お台場セントラルステーション_
たため「……こっちです」
タタミ「電車使うのかよ!?」
たため「じ、実家まで帰らないと…金槌さんも、のっぽさんとお話できないから…」
タタミ「だからその…のっぽさんって何なんだ…?」
たため「…いるんだけどな、後ろに」
タタミ「ひぇっ……え、お、お化けとかの類はアタシ勘弁なんだけど…
ち、ちなみに実家ってどこなんだ?」
たため「……dice1d4=4 (4) 」
1:北海道
2:群馬
3:高知
4:熊本
- 206主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:48:17
タタミ「熊本って…結構遠いな!?パネトレーターでも片道1時間以上はかかるぞ…」
たため「私の実家はそこだから……い、一緒に来てもらって…」
タタミ「…しょーがねぇーなー…」
祟目の後を付いていくタタミの後ろを、こっそり尾行していたののくな。
ののくな(……タタミちゃん…どこに行くんでありんす…?)
_________________________________ - 207主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:49:28
黒塗りの車に乗せられ、都会の道路を走る。
黒服「到着まで少々お待ちください」
こうふく「………」
ゆうき「………」
車内には微妙な空気が流れる。
みずき「良い?危ないと思ったら容赦なくアクアリウムを使って。流石にこの力なら対人戦は平気なはずよ」
こうふく「そ、そこまで…危険でありますか」
みずき「用心するに越したことはないわ」 - 208主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:50:08
ゆうき「…みずき先輩のお祖父さんが、ヤクザの総長って本当なんですか」
みずき「えぇ。何でも江戸時代から代々続いてきた家系なんだとか」
ゆうき「それはそれは…」
こうふく「え、でもSEKIって表の顔は大企業でありますよね?そういうのって、警察に捕まったりとか…しないんですか?
それとも、実は結構ヤクザパワーでどうにかなっちゃうものでありますか?」
みずき「普通はならないわね。特に今はもう暴力団の類が表立って蔓延れるような時代じゃないし
せいぜいサイバー上での活動が限界でしょう。普通は…ね」 - 209主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:50:59
ゆうき「普通じゃないって事ですか」
みずき「えぇ。だって祖父の家…関家は、この国の政府ともつながりが深いから」
こうふく「ひゃ~要はズブズブの関係…ってやつでありますか」
黒服「お嬢様。誤解を生む発言は慎んでいただきたいと言ったはずです。…曲がりにも我々の存在が変に公に広まっては困る」
みずき「誤解かしら?」 - 210主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:51:20
黒服「関家は無法者とは訳が違います。あの方々は我が国の暗部を背負ってきた…
国内最強の、暗殺者の一族なのですから」
ゆうき「あ、あんさつしゃ…」
こうふく「こくない…さいきょう…?」
ほえーぬし(何かまた雰囲気が変わってきたおっふよ!?) - 211主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:52:41
ゆうき「み、みずき先輩…暗殺者ってどういう…」
みずき「…私の一族はね、代々人殺しのプロなの」
こうふく「国内最強って…どのくらい強いんでありますっ?」
みずき「そうね…何なら今でも私の祖父がその気になれば…
現国家首相の首が飛ぶんじゃないかしら」
こうふく「ぶ、物理的に?」
みずき「えぇ」
こうふく「ヒェッ」 - 212主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:57:12
みずき「人間離れした暗殺の業と、現場に殆どの痕跡を残さない技術。
で、向こうもそんなのを恐れるくらいならいっそ利用しちゃおうってなったわけ」
ゆうき「…偉い人に都合の悪い人を、消す…って事ですか」
黒服「海外からの暗殺者に対する抑止力にもなっています」
みずき「どんなに綺麗そうな事を並べても、汚れた行為を許されている歪んだ連中であることに変わりはないわ。
私の両親は…その因縁を受け継ぐのが嫌で、関家を飛び出した」 - 213主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 02:57:49
ゆうき「……」
みずき「私も、それで良かったと思ってる。…なのに、今になってまた関わってくるだなんてね。
だから本当に何をしてくるか分からない…場合によっては戦うことになると思っておいた方が良いわ」
こうふく「そ、そんな…」
黒服「…間もなく到着いたします」
ゆうき「分かりました。…行こう、こうふくさん、みずき先輩」
___________________________________ - 214主◆1jJNk4WXvE22/03/04(金) 03:04:11
今日はこの辺で一旦切り上げます
遂に乗り込むみずき先輩の実家。
国家公認で人殺しを生業とする影の政府のフィクサー…そんなアブナイ人達と関わる中で
みずき先輩やシーチキンが抱える倫理的な悩みに触れつつ、色々と秘密を明かしていこうかなと思います。
というわけで明日の夜までの募集枠
「現総長、関 武尊に後継者はいるのだろうか?いるとしたらそれは何者?」です
いるかいないかで今後の展開が結構変わる予定
最大10レス分受け付けます
それではおやすみなさい~ - 215二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 04:39:30
後継者はいる
みずきと同い年の子で、5年前に身元不明の記憶喪失として引き取った(実際にはいけす中高経由。認知検査で行方不明になった子)
暗殺に重要な感知能力が非常に優れており、かつ冷静で恐怖心を一切持たないために教育対象として最適であった
現在は「溟(うみ)」と呼ばれている。理由は身辺調査で本名等が発見されたため、その偽装と、元の名と音が似ていて仮に記憶を思い出した時にも調整がしやすい(?)のと、一般名詞と同じ音なので盗聴対策になる(?)ため
メタ的には名前が似ていて少し違う方が覚えやすそう/分かりやすそうだから
※認知検査で行方不明になった子の名前はPart4の403,406より
「樟葉 海心 くずは あみ」です - 216二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 12:40:37
安価下
- 217二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 14:51:36
じゃあ、いないって事で
- 218二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 21:07:07
跡目を巡った争い合いが激化し過ぎた結果今はいない
- 219二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 23:35:32
福数人いる
が、一人は偶然の事故で大怪我を負っておりもう一人は重篤な病に蝕まれている
最後の一人はここ十数年姿をくらませている - 220二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 00:24:33
いる
猫のように人懐っこく中性的な性別不詳
会うたびに違う名前を名乗ってるくらいにはテキトーで、気付けば人のパーソナルスペースを侵食してくる - 221主◆1jJNk4WXvE22/03/05(土) 07:03:32
寝落ちしてました、すみません…
dice1d6=2 (2)
- 222主◆1jJNk4WXvE22/03/05(土) 07:05:52
いないらしい
コルプスレコーズ関連で樟葉海心に関してはいずれ回収する予定ではありますのでお楽しみに - 223二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 13:00:53
お待ちしております〜
- 224二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 16:04:11
保守
楽しみにしております - 225二次元好きの匿名さん22/03/05(土) 23:59:36
続
く - 226主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:13:46
時はお昼ごろ。東京では雨が降り始めていた。
車を降りると、目の前には広い庭。
奥には大きい和風の本荘が建っているのが見える。
こうふく「はわ~…こういう雰囲気の家、今じゃ珍しいと言いますか…」
ゆうき「なんかもうお城って感じだね。いかにもヤクザのお金持ちの家と言うか」
みずき「もう言いたい放題ねあなたたち…」
黒服「こちらです。付いてきてください」
男の案内に合わせて、家の方へ向かう。 - 227主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:18:32
黒服「総長の部屋まで案内します。くれぐれも粗相の無いように」
みずき「……」
ゆうき(緊張してるなぁ、みずき先輩)
こうふく「あのー…な、何か雰囲気が物々しいでありますけど…」
ゆうき「あちこちに監視カメラが付いてるね。…人も潜んでるのかな?流石に厳重だね」
ほえーぬし(ゆうき殿、察しが良すぎるおっふ…)
アクアラプタ達は鞄の中に潜んで隠れる。
黒服「こちらです。どうぞ」 - 228主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:22:51
案内されるままに、部屋の中に入る三人。
みずき(いつでも変身できるようにね)
ゆうき(了解です)
こうふく(な、なんだか物凄い殺気を感じるであります…)
部屋の中は静かで、音が吸われるような感覚に陥る。
何か特別な素材を使っているのか、それとも__・・・・
???「そこで止まれ」
三人「!!」 - 229主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:28:25
更に奥にあるもう一つの部屋から、背の低い老人が歩いてくる。
その眼は閉じていて、足音が一切しないのが不気味だった。
???「3人…おかしいのう、全部で4人いるはずじゃろうが」
黒服「こちらで確認できたのは3人のみでした……っ!」
部屋の外から黒服が報告した瞬間、
ゆうき「!」
ゆうき達の背後にいるはずの黒服の喉元に、ピックが突きつけられていた。
こうふく(えっ、移動速すぎでありません?)
???「仕事が甘いぞ」
黒服「…申し訳、ございません…現在総力を挙げて捜索中でございます」 - 230主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:31:31
???「…去れ」
黒服「はっ」
即座にその場を去る黒服の男。
ゆうき(この人が…)
みずき「腕は衰えていないようですね…お祖父様」
???「お前も随分と育ったようだのう…みずき」
みずき「……」 - 231主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:37:00
武尊「儂の名は関 武尊(たけとみ)……暗殺を生業とする、関の総長よ」
ゆうき「魚沼ゆうきです」
こうふく「み、水守こうふくでありますっ」
武尊「くっくっく…本物だのう、"ブレ"が少ない……生死の境を知っているんだな」
ゆうき(やっぱり…私達はシーチキンの正体だって知ってて…)
みずき「……どうして、急に私を呼んだのですか?…私だけじゃない、どうしてゆうき達まで…」
武尊「…くっくっく…お前が一番"ブレ"があるぞみずき…相も変わらず臆病な性根は治らんか」 - 232主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:43:32
みずき「……っ」
ゆうき「先輩の質問に答えてください。一体どうして…」
武尊「はっ…この頃の若いのは儂の時代よりせっかちになりおったものよ…いや、若者の宿命か…
儂がお前たちを呼んだ理由はただ一つ…dice1d7=3 (3) 」
1:みずきにこの家を継いでもらう
2:みずきにこの家を継いでもらう
3:みずきにこの家を継いでもらう
4:死んでもらう
5:死んでもらう
6:シーチキンの事について
7:!?
- 233主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:47:41
ゆうき「先輩が…後継者になるってことですか」
武尊「関の総長は代々、関の血を継ぐ者が担わねばならん…碧が蹴った以上はお前しかおらんからのう、みずき」
みずき「……お断りします。私は貴方のようにはならない…
大体世襲制なんて時代遅れでしょう、優秀な人材なんて組織内を探せばいくらでも…」
武尊「分かってねぇ」
一瞬で刃をみずきの首元に突きつけた。
みずき「っ!」
武尊「これは必要のある事なのだ。我が家にとってのう」 - 234主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:54:02
こうふく(はわわ…自分、動けないであります…)
ゆうき「どういう事ですか?何か意味があるって言うんですか」
武尊「遺伝子だよ。初代の血を継ぐ者でなきゃ関流暗殺術は扱えん」
ゆうき「暗殺術…」
みずき「……なら、尚更お断りします……私が継がなければ、この家もおしまいということでしょう」
武尊「ならんよ。我らの役目が途絶えてはならん…
何故この時代まで関家が存続したか考えればすぐに分かるであろう?」 - 235主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 01:59:56
武尊「それでも断ると…儂を敵に回すと言うのなら…
お前たち全員、もう夜は眠れないと思っておいた方が良いのう…」
ゆうき「……!」
こうふく「ヒエッ」
みずき「…私の母は貴方との縁を切ったはずです」
武尊「アレは最悪だ…人殺しの術を学んで手を汚しておきながら、この家を出て芸能に明け暮れておる…
だが儂が縁を切ったのはアレだけだ。お前とではない」 - 236主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 02:03:08
みずき「……それでも…私は…人殺しなんてしない!」
《ヒラメ!》
武尊「おっと」
取り出したマジカルフィッシュを装填する前に叩き落す。
みずき「っ!」
床に転がり落ちるヒラメのフィッシュ。
武尊「成程…アレが……ククク、まるで玩具だな
だが見直したぞみずき…今お前、儂の事を殺そうとしたな?」 - 237主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 02:07:40
みずき「そんなことは…」
武尊「儂に殺されるくらいなら今ここで…と、その力で儂を殺そうとした。違うか?
クク…お前も"戦う"という事を覚えたようだのう…」
笑みを顔に浮かべる武尊。
みずき「違う」
武尊「何が違う?…大体、お前はその力を得て何をしている?それは敵を斃す為のものだ」
みずき「………」 - 238主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 02:12:38
武尊「敵がいるのならば儂の後を継げ。みずき…そうすればお前は、強力な鉾と盾を得られる」
みずき「どういう意味ですか」
ゆうき「そもそも何でシーチキンの事を…私達の事を知ってるんですか。
…ううん、一体どこまで知ってるんです?」
ゆうきの方に向き直る武尊。
武尊「……お前…儂を前にして全く"ブレ"がない…面白い小娘だ。……実際、お前たちの力の事は大方把握しておる…
お前たちが何と戦っているのかも、な」
ゆうき「…!」 - 239主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 02:17:47
武尊「感謝しておけよ?…お前たちの事が大きく詮索されないのは、儂が国にそう圧力をかけたからだ」
こうふく「じゃぁ、最近ニュースで魔法少女や怪獣の事が報道されないのは…」
ゆうき(この人のおかげ…って事になるんだ)
武尊「これこそ"盾"の一つだ。みずき…お前が得るべき…のう?
今儂がその気になれば、お前達の存在は世間に瞬く間に知られるだろう。逆もまた然りだ」
みずき「……」 - 240主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 02:26:05
ゆうき(どんどん脅してくる…意地でもみずき先輩に継いで欲しいんだ…何が理由で?)
みずき「…だからって…いきなり言われても…決められるわけがない」
武尊「…そもそも何故儂の要求を拒む?何を恐れている?お前はもう人を越えた力を手にしているというのに。
殺す事がそんなに怖いか」
みずき「……」
武尊「儂にもあまり時間は残されておらんのでな、猶予を長く与えるわけにはいかん」
突きつけた刃を下す。
武尊「…しょうがあるまい、先にその眼で見ておくか…我が家が抱える定めを」 - 241主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 02:28:45
武尊が合図をすると、先ほどとは別の黒服の男が部屋の外に現れた。
黒服「はっ」
武尊「此奴らを儂の妻の下へ連れていけ」
黒服「了解しました。案内します」
ゆうき(妻って…みずき先輩のお祖母さん?)
___________________________________ - 242主◆1jJNk4WXvE22/03/06(日) 02:32:29
というわけで今日は一旦この辺で
変身すれば流石にシーチキン側の方が強い(スーパーチェンジ使えば尚更)と思いますが
武尊さんの場合、その変身を咄嗟に見抜いてキャンセルするくらいは出来るよなと。
よく考えたら超強キャラですが、日本政府のフィクサーだし……まぁ……
ではおやすみなさい~ - 243二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 09:25:54
お疲れ様でした〜
- 244二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 11:42:34
そういえばクラゲのヒエロニムスはもう融合進んでて助けられないのか
殺せる?みたいな話になるのかこれ - 245二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 18:48:22
ここでみずき先輩の実家訪問が入ったことにも関わってくるのかな
- 246主◆1jJNk4WXvE22/03/07(月) 00:06:46
確かに今後は色々とシビアな感じにはなる予定です
基本的にダイスが不穏な方向に振れるんですよ、用意してるこちら側の問題でもあるんでしょうが
そして今日も更新はできません…本当申し訳ないです
折角だし何かしらやりたいんだけど現状募集するような事もなく…
なので安価ダイスしてほしい事や質問なんかを明日の夜まで募集します
それではおやすみなさい~ - 247二次元好きの匿名さん22/03/07(月) 09:09:17
お疲れ様です
募集して欲しいことは安価下で - 248二次元好きの匿名さん22/03/07(月) 19:44:21
ほしゅ
- 249二次元好きの匿名さん22/03/07(月) 22:48:29
シーチキン勢の好きな生き物
ゆうきちゃんはサバの他に好きな生き物で - 250主◆1jJNk4WXvE22/03/07(月) 23:47:45
- 251二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 00:22:17
カエル
(種類は特に決まってない) - 252二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 00:59:49
- 253二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 03:07:10
ふくろう
- 254二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 11:37:04
ダイオウグソクムシ
- 255二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 13:29:46
イヌ
- 256二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 23:41:55
ヤギ
- 257二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 10:03:29
続
- 258主◆1jJNk4WXvE22/03/09(水) 15:59:42
まもりちゃんは犬が好きなのか、なるほどね
タタミちゃんがふくろう好きってのが一番意外かなぁ
あとすみません、今週末まではしばらく更新途切れそうです… - 259二次元好きの匿名さん22/03/09(水) 23:02:55
しゃーない 首を長くしとりますぜ
- 260二次元好きの匿名さん22/03/10(木) 00:09:48
ゆっくりとお待ちしております〜
- 261二次元好きの匿名さん22/03/10(木) 08:28:11
まもりちゃん!
- 262二次元好きの匿名さん22/03/10(木) 11:26:59
こうふく氏がダイオウグソクムシが好きなのはな
となくわかる気がする - 263一般ヘルルイエ教徒22/03/10(木) 16:01:13
聖地を見守りながら続く
- 264主◆1jJNk4WXvE22/03/10(木) 22:51:25
明日の夜は恐らく更新できる余裕あるかと思われます
というわけで少し気が早いんだけど募集かけますね
タタミちゃん用のスーパーマジカルフィッシュを決めます、本格登場するのはまだ先だろうけど
こちらも消去法で能力は炎属性がほぼ確定
最大10案 - 265二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 07:26:03
リーフィシードラゴン(全身の海藻に擬態したヒラヒラを燃え盛る炎に見立てる)
- 266二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 13:07:03
安価下
- 267二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 20:43:17
金目鯛
- 268二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 20:47:21
アカエイ
- 269二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 22:47:00
ウシノシタ
- 270二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 23:04:22
マンダリン
- 271二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 23:39:39
スズメダイ
- 272二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 00:24:10
キイロハギ
- 273二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 01:03:29
スケーリーフット
- 274主◆1jJNk4WXvE22/03/12(土) 02:02:47
あまりマイナーなのが強化フォームってのもなぁ…と注釈するのを忘れていた
まぁしょうがない
dice1d8=5 (5)
- 275主◆1jJNk4WXvE22/03/12(土) 02:06:01
鑑賞用の魚として愛用される、ニシキテグリことマンダリンフィッシュですね
熱帯魚だから炎(熱)属性? - 276二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 02:20:56
マンダリンは語感が良いからOKやな(謎理論)
- 277二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 11:19:30
- 278二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 22:05:51
これはなかなかパワーアップイベントにピッタリな鮮やかな魚だ
- 279二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:27:28
こういう形で炎を表現するのもいいな
他の魚だったらどういう形で炎を表現するかも面白そうだけど、マンダリンフィッシュは楽しみ - 280主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 00:38:10
銃声の音が鳴る。目の前に流れる血。転がる死体。
今も…これからもずっと忘れることはないだろう。
「ごめんね、みずき…___」
___
ゆうき「__…みずき先輩!」
みずき「あっ…ごめんなさい、ボ…っとしてた」 - 281主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 00:40:39
黒服に案内され、今度はみずきの祖母の部屋へと向かう事になった一行。
こうふく「アクアリウム、あの人に取られてしまったでありますね…」
みずき「ごめんなさい、私が油断していなかったら…」
ゆうき「大丈夫ですよ、私とこうふくさんはまだ持ってますし」
くーべー「しっかしみずきのお祖父さん、怖い人だっただべ」
鞄の中からこっそり話に加わるアクアラプタ二匹。
ほえーぬし「あれは「本物」の眼だったおっふ。一歩間違えたら本当に全員始末すると言わんばかりの」
こうふく「きみたけを連れてこないで正解だったでありますね…場合よっては即、斬ッ!されていたのでは…」
みずき「笑えないわね」 - 282主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 00:44:40
ゆうき「でも、気になることも言ってた」
シーチキンの力の事について知っている素振り。
ゆうき(今度はみずき先輩の御祖母さんの所に…そこに何が…)
こうふく「みずき先輩のおばあさんって、どういうお方なんであります?やはりこう…薙刀で敵を圧倒するような…」
みずき「違うわ。…信じられないと思うけど、私の御祖母様は研究職」 - 283主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 00:46:09
ゆうき「研究・・・」
みずき「少し前までは東京の大学で数学の教授をやっていたと聞いたけど。今はどうしているのかしらね」
黒服「到着いたしました。こちらに」
和風な家には似合わない、機械質な扉。
こうふく「おぉ!?これは…」
みずき「私も中に入るのは初めてね…入るのを固く禁じられていたから」
黒服「既にタカミ様は中でお待ちしております。どうぞ」
ゆうき(この先に…)
_____________________________________ - 284主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 00:50:29
___________________________________
_熊本 祟目神社_
タタミ「こ、ここが祟目の実家か…まだ昼だってのに暗くて怖いんだけど」
木々が深く生い茂っており、まともに日の光が入ってこない。
たため「ここの祠…触って…そしたら…金槌さんにも見えるから…」
どう考えても禍々しい見た目の岩を指す祟目。
タタミ「(さ、触りたくねぇ~っ…)み、見えるって…何がだよ?」
たため「…おばけ」
タタミ「えぇぇぇ!?いやいやいや、そんなもんアタシ触りたくないんだけど!?」 - 285主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 00:55:16
たため「お願い…おばけさんの皆、お話したがってるの」
タタミ「お話って…アタシと?」
たため「うん…金槌さんの持ってる、不思議な力について」
タタミ「不思議な力…これのことか‥」
アクアリウムを取り出す。
たため「だから…はい」
タタミ「うぅ…よし!お化けだか何だかしらんが、かかってこぉーい!」
思い切って岩に触れる。 - 286主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 00:56:51
何が起こる!?
dice1d5=2 (2)
1:見えてはいけないものが見える
2:異次元に転移
3:おばけにされる
4:見えてはいけないものが見える
5:異次元に転移
- 287主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 00:59:22
赤い光に包まれ、次に視界が開くと周囲は別世界に。
タタミ「うわっ!……あれ、…」
「ヤァ」
後ろから声を掛けられ、振り向くと…dice1d3=1 (1)
1:見てはいけない見た目をした化け物がそこに!
2:割とかわいい見た目のヤツがそこに!
3:微妙過ぎて反応に困るようなヤツがそこに…
- 288主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:01:17
そこには明らかにこの世のものではないでない化け物__しかも複数__の姿が。
タタミ「ウギャーーーッ!?」
こう見えてホラーに耐性皆無(第7話参照)なタタミは即座に気絶。
たため「あ…たおれた」
ののくな(タタミちゃん!?)
尾行してきたののくなもその場に飛び出しそうになるがグッと我慢。
「ダイジョウブ?」「シンジャッタ?」
たため「大丈夫…ショックで気を失っただけ…どうしようかな…」 - 289主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:07:23
_____________________________________
扉を開けた先には広い部屋。壁に無数の機械が設置されている。
ゆうき「何ここ…」
こうふく「おおぉ…スパコンってやつですかね。最新型のヤツがこんなに連結…金かかってるでありますよ…」
???「触るんじゃないよ!」
奥の方からしゃがれた声が響く。
みずき「…!孝美…おばあさま…」
タカミ「随分大きく育ったじゃないか…みずき」
白衣を着た白髪の女性。非常に元気はつらつとした立ち姿勢で部屋の奥に立っていた。
ほえーぬし(あの人が…みずき殿の御祖母様…) - 290主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:09:15
タカミ「よく来たね小娘ちゃん達。アタシは関 孝美。その名を知らない者はいない天才数学者さ」
ゆうき「名前…聞いたこと…あります?」
こうふく「自分はありますね…ニュースとかで」
タカミ「はーっ…この頃の子ってのは世俗に敏感だと思ってたんだが」
ゆうき「私が興味が無いからかな」 - 291主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:11:36
タカミ「遠慮の無い娘だね…とにかく、小娘ちゃん達が巷で怪獣と戦っている"魔法少女"って事で良いね?」
ゆうき「はい。私達はシーチキンって名前で…この力で、あの怪獣…ディノサネティと戦ってきました」
タカミ「OK。おおよそ想定通りの回答だ」
ゆうき「(想定通りなんだ)…それにしても孝美さん」
タカミ「Dr.タカミとお呼び!」
くーべー(面倒くさっ!?) - 292主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:15:39
ゆうき「じゃぁDr.タカミさん。ここは一体…っていうか、一番奥にあるアレって」
指差した先には、見覚えのある球状の物体。
くーべー(アレはアクアラプタの里にある…!)
ほえーぬし(未来を予測する始祖の遺産[界の球]おっふ…!一つだけじゃなかったとは)
タカミ「ここは私の秘密の研究室だよ。かれこれ20年以上は使ってるね。
それにアレを知ってる?それは興味深い!あの球は異星人の作ったオーパーツだってのに」
ゆうき「異星人…?(アクアラプタの事…?)」
タカミ「その様子だともう接触してるね。…いや、一緒にここに来てるのかな?」
くーべー(ギクッ) - 293主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:16:48
タカミ「…まぁ後で良いか。とにかく私の夫…武尊クンが代々受け継いできたっていうコレ…調べてみると色々と興味深いことが分かってねぇ。
それらを証明するかのように怪獣と…それに対抗する存在が現れた」
タカミは球状のオーパーツ…[界の球]に触りながら話し続ける。
タカミ「その正体はまさかのアンタ達…つまり地球人の少女だったわけだけど、これもまた記述通り」
ゆうき「記述…どういう事ですか?」
タカミ「ン~どこから話したものか…アンタ達がどこまで知ってるのかも気になるしねぇ…
とりあえず、どうしてコレがここにあるのか、から話そうか」
みずき(きゅ、急すぎて飲み込めない…)
____________________________________ - 294主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:23:38
________________________________
タタミ「ふぅぅぅーー……」
たため「落ち着いて…きた?」
タタミ「まぁ…でももう絶対あれには触らないからな。…祟目はあの化け物がいつも見れるのか」
たため「私の家は代々いつでも見える…ご先祖様から付き合いが長いから…
小さいのがマルくん……細長いのがノッポサン……四角いのはカクくん……」
タタミ「名前つけてるのかよ」
マル君「オセワニナッテマス」
カク君「コノナマエモスキダケドネ」
タタミ「何か聞こえた!?」
たため「声だけだけど…届くようになったみたいだね」
タタミ「いやこれも怖いよ!?み、見えるよりはマシか…?」 - 295主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:27:09
タタミ「しっかし幽霊って本当にいたんだな」
ノッポサン「君たちの使う幽霊って言うのとはぁ少し違うんだなあぁ…ボクたちもぉ生き物に過ぎないからねぇ」
カク君「シュゾクノナマエハ"ケーヒツ"ッテイウノ」
たため(その話…初めて知った)
タタミ「い、生き物?本当に?どう考えても地球の生きものじゃないだろ…」
ノッポサン「この星の外から来たからね。
ふだんは光を通さないので見えないだけなんだぁ…さっき触ってもらったのはぁ位相差の安定を図るためのボクたちの道具」
タタミ「お、おおぅ…よく分からんけど人を取って食ったりする感じじゃないんだな」
ノッポサン「うん。ボク達の主食はあくまで電磁波だから」
たため(それも初耳…) - 296主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:33:22
_______________________________________
タカミ「…というわけでそもそも有史以前から、この星は外部存在からの干渉を度々受けてきている事は、知る人ぞ知る事実だよね」
ゆうき「そうなの?」
こうふく「まぁ都市伝説ではよくありますよね。ピラミッドとか、ナスカの地上絵とか…その他諸々?
有名処だと大抵否定材料も揃ってるでありますけど」
タカミ「真面目に調べれば、地球由来のものでは説明のつかない話なんざいくらでもあるさ。
…有史以前どころか、恐らくは生命誕生時点くらい昔から既に何かしらの干渉があったと考えているけどね」 - 297主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:35:45
ゆうき(異星人との接触…まもりちゃんが言ってた事と一致するか…)
こうふく「生命誕生…それって…何十億年も昔って事でありますよね」
タカミ「具体的な詳細までは流石に確証がないけど。恐らくは生命進化に関わる何か…環境操作なのか、それとも遺伝子の方にキーがあるのか…
まぁ何にしたって、私達人類という形に収斂していく事は仕組まれていた可能性が非常に高い」
こうふく「陰謀論みたいでワクワクします…!」
みずき「おい」 - 298主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:37:46
タカミ「勿論根拠がないわけじゃない。
武尊クンの家は代々、我々が宇宙人に監視されていたという事実を記録してくれている」
孝美の合図に合わせてホログラムが立ち上がると、古い時代の本のページを移した資料が表示された。
タカミ「これが今から300年前、江戸時代の頃の関家初代様が残した記録さ。
武尊クンのご先祖様はここで"海ノ神"と書かれているこのクリーチャーに接触し、これらオーパーツを頂いたという事になってるね」
ゆうき「海の神…(アクアラプタなんだとしたら…ほえーぬしの話で聞いた女王様か)」
みずき「300年も前に…」
タカミ「こういう接触事例に関しては掘ればいくらでも出てくるから特段珍しいというわけでもないが…
こうして証拠となるブツが残るケースは極めて希だ。私も初めて見た時は驚いたよ」 - 299主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:39:01
こうふく(自分も…宇宙人さんから何か貰っていれば良かったかもなぁ…)
タカミ「私もかなりの年月をコイツの解析に費やしてきたけど、流石に現代の技術じゃ不明な点が多すぎる
…とはいえ、どういう使い道なのかはおおよそ分かってきてね」
タカミ「こいつは、惑星規模のドデカいシミュレーターだ」
ゆうき「し、しみゅれー…たー?」
___________________________________ - 300主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:40:14
_____________________________________
タタミ「それで、そのけーひつ?さん達がアタシに何の用だよ。ってゆーか、シーチキンの事知ってんの?」
ノッポサン「もちろぉん」
マル君「シンワニモノッテル、デンセツノソンザイダモノ」
タタミ「伝説の存在…神話ってなんなんだ…」
ノッポサン「しらないのぉ?しってるとおもってたなぁ
神話っていうのはねぇぇ…何十億年も前、ボクたちの遠いご先祖サマのぉ時代の話さぁ
それこそ何十億年間、ずっと語り継がれてきたんだよぉ」 - 301主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:42:59
たため「ご先祖様?」
カク君「コノウチュウデサイショニウミダサレタセイメイ、"アニマの民"」
タタミ「何かカッコイイな」
ノッポサン「この宇宙はねぇ神のツカイである"始祖"達によって創られたんだよねぇぇ
そんな始祖の因子を継いで生まれたのが"アニマの民"だよぉぉ」 - 302主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:44:35
ノッポサン「けどねぇぇかつて宇宙を意のままにする神の力を巡ってぇ光の始祖と闇の始祖による戦争が幕を開けたんだぁぁ
その中でアニマの民は滅びるか逃げるかの選択を余儀なくされてぇぇ散った内の一つの子孫がボク達なんだぁ」
タタミ「そんな事情が。じゃ、他にもアンタらみたいな宇宙人がいんのか?」
ノッポサン「うん!この星にも沢山来てるよぉ」
タタミ「来てんのかよ!?何で来るんだよ?」
ノッポサン「それはぁこの星がぁ始祖に守られた"聖地"だからさぁ」 - 303主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:48:35
タタミ「聖地?ヘルルイエの奴らもそんなこと言ってたけど」
ノッポサン「2対の始祖の最終戦争の舞台となったのがこの星なんだぁ、最終的に光の始祖が闇の始祖を追いやってぇ決着がついたのぉ
そのあと光の始祖はこの星で眠りについたんだよねぇぇ…だからぁこの星には光の始祖の加護が満ちているんだよぉ」
タタミ「加護?」
ノッポサン「闇の始祖の眷属の攻撃を受けにくいって事さぁ。実際、ボクたちもこの星に逃げてきた身だからねぇ」
タタミ「え、あの……ヘルルイエとかいう奴らに?」
カク君「星ゴト飲ミ込マレテオシマイダヨ。闇ノ始祖復活ノタメノエサニナッタンダ」 - 304主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:51:10
タタミ「ひどいな、それ…」
ノッポサン「闇の始祖が復活してしまったらぁぁ宇宙のバランスがまた変わってぇボク達の生きられる環境じゃなくなるかもしれなぁい…
でも希望はあるんだよねぇぇそれが君たちぃ蘇った伝説の戦士さぁ!」
タタミ「どういう事だよ」
ノッポサン「光の始祖の加護がある聖地で生まれた君たちはぁ見事にアニマの民への先祖返りを実現してるんだよねぇぇ」
タタミ「先祖返り?」 - 305主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:52:31
___________________________________
タカミ「そう。シミュレーター。どう考えたって計算機の構造をしてるんだよねこれ。
未知の技術と未知のエネルギーを用いて、理論上不可能な規模での演算を実現している」
みずき「確かに、この道具は未来を予測することが出来るって」
タカミ「Yes!つまりは地球規模のシミュレーション用デバイスってわけだ」
こうふく「でも、何のためにそんな事を」 - 306主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:54:01
タカミ「そこでさっきの資料に目を通しなおしてみようか!」
再び先程のホログラムが立ち上がる。
タカミ「この節!…色々書いてあるが分かりやすく現代語訳するとこうなる」
_海の神は予言しました。
遠くない未来、災いが世界を襲います。その為の対策が必要です。
そうして海の神は我々の子孫が災いに対抗できるよう、神の技術の一端を我々に授けたのです_
みずき「技術の一端…」
タカミ「この球っころとか、その他諸々の事だね」
ゆうき(その他諸々…?) - 307主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 01:56:39
タカミ「重要なのはこの地球外生命体と思われるコイツが"予言"をしているってとこ。
災いとは怪獣の事。そして災いに対抗する子孫ってのはまさに小娘ちゃん達の事だね」
みずき「そしてその中には…関家の子孫である私が…ってことね」
タカミ「Yes!比喩とかではなく正しく"子孫"。恐らくはかなり具体的にこうなる事を予期していたんだろう。
しかし、この海の神とやらは実際いつから予測していたんだろうね?」
ゆうき「シーチキンになる事ができるのは、"適応力"の高い人間だけ…だったはず」
こうふく「人間…」
________________________________________ - 308主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 02:01:03
_____________________________________________
カク君「コノ星デウマレタ生命ハ進化ヲ繰リ返シテ、現在"アニマの民"二カナリ近イ状態二ナッテキタッテコト」
ノッポサン「君達の種族はぁぁ二足歩行で2本の腕ぇ、体のバランスぅ、頭の大きさぁ…どれも神話に記されている物にそっくりだよぉ」
タタミ「見た目だけで決まるもんなのか?」
ノッポサン「大事なのは体の構造だからねぇぇ。
それにぃ始祖の依り代となるシーチキンの力はぁアニマの民にしか使えない力だものぉ」
タタミ「確かに、ののさんが人間にしか使えないとは言ってたけど…」 - 309主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 02:04:33
_____________________________________
タカミ「少しズレた例えだが、収斂進化って分かる?
例え全く違う種でも、同じ環境に置けば似たような形へ適応した個体だけが生き残っていくってやつだ。
色々と調べると尚更、"数千万年単位のかなり昔から…人間を産み出すために仕組まれていた"って考えた方が筋が通ってくる」
こうふく「おぉ…!」
ゆうき("シーチキン"になれる生命の形…か)
タカミ「勿論、こんなぶっ飛んだオカルトみたいな仮説、広めたって何の得もないからアタシだけの研究なんだけどね」 - 310主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 02:05:54
ゆうき「でも、だからディノサネティの事にも私達の事にも一早く気付いて、動いてくれたんですね」
タカミ「今の状況に政治のゴタゴタを絡めてる余裕が無いからねぇ。
まぁ国のお偉方に圧力かけるって言っても、怪獣による被害が大したことないから出来る芸当なんだが」
みずき「……私達の事を知ってるのは分かりました。…でもそれが、私が関家を継ぐこととどう関係あるって言うんですか」
タカミ「あー…それはまたちと別ベクトルの話になるけど__」
その時、話を遮るように研究室内にサイレンが鳴り響く。
ゆうき「!?」
タカミ「何事だい!?」 - 311主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 02:06:24
先ほどの黒服が駆けつける。
黒服「報告します!邸宅内に件の怪人が出現いたしました!」
タカミ「なにぃ!?今日だけでも2回…活発で有難いねぇ!」
こうふく「あの、もしかして怪人って…」
ゆうき「さっき逃したクラゲのヒエロニムスかも!急ごう!
…あー、えっと、みずき先輩は避難しててください!」
みずき「えっ、いやそんな…待って!」
______________________ - 312主◆1jJNk4WXvE22/03/13(日) 02:13:59
次回更新で第21話完結予定
みずき編自体は22話で完結して、それ以降は久々の横軸ストーリーをまとめてやりたいと思います。縦軸は実質ただの創作だから精神的に疲れる…
命とはつくづく周囲の環境に左右されるもの
生命が繁栄できる環境条件って限られてますから、宇宙人も案外人類と似たようなもんなのでは?なんて理論も結構メジャーな気がしますね
"環境"と"生命進化"を作品の主軸にしよう!と考え付いたのは魔法少女の変身アイテムが「魚」と「水槽」に決まった初期も初期の頃でした。ここだけはブレないで頑張りたい
それではおやすみなさい~ - 313二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 13:40:36
思えば魚(サバ)で変身しようって安価に磯くせえなって思ってた頃が懐かしいですねホント
- 314二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 19:37:02
初期どころか本当にほぼ最初の安価というね
お魚方面で始まったけどいざ話が始まると壮大なSFっぽい感じに - 315二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 23:54:40
続く
- 316主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:48:25
________________________________
突如として中庭に降り立つクラゲのヒエロニムスことプロトゼリーフィッシュ。
プロトゼリー「………」
鳴り響く発砲音。ヒエロニムスには全く効いている素振りはない。
一般ヤクザ「んだコイツ!?銃も効かないってか」
インテリヤクザ「馬鹿、変に刺激するんじゃない!撤退しますよ」
プロトゼリー『対象を確認』
一般ヤクザ「うわぁ!?何か飛ばしてきたぁ!?」 - 317主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:48:50
ゆうき「いた!誰か襲われてる!」
こうふく「急いで助けましょう!」
《サバ!》《エイ!》
《セット!》《シーエナジーチャージ!》
二人『シーチェンジ!』
《エクスパンション!》 - 318主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:48:59
レイ『ダイナミックミサイル!』
一般ヤクザに引っ付こうとするクラゲを撃退する。
リトル「今の内に逃げて!」
一般ヤクザ「ひぃぃぃ~~!」
インテリヤクザ「あれが総長の言っていた…」
その場から去っていくヤクザ達。 - 319主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:49:19
くーべー「まさかこんな所にも現れるなんて驚きだべ」
リトル「私達をつけてるのかそれとも…とにかく、今度こそ大人しくしてもらおうっ」
《SPARKING!》《デンキウナギィ!》
リトル『スーパーシーチェンジ!』
《SPARKING!》《ビリビリ・エクスパンション!》
リトルS『輝き溢れる雷光の力!ク・リトル、スパーキングスタイル!』
レイ「よっ、待ってましたぁ!」 - 320主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:50:04
リトルS「一気にたたくよ!」
《ホッケ!》《デンキウナギィ!》
《ツイン・エナジーフルチャージ!》
リトルS「『びりびり』っ……くっ!」
必殺技を撃つ途中でその場に崩れる。解除される強化フォーム。
レイ「えぇ!?」
リトル「か、身体が痺れて…」 - 321主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:50:19
くーべー「やっぱり1日で2回も使うのは無理があったんだべ…!」
ほえーぬし「まずいおっふ、スーパーフィッシュが使えないとなると有効打が…」
プロトゼリー《プロトゼリーフィッシュ》《ブースト》
攻撃を放つ体制になるヒエロニムス。
リトル「まずいっ…」
みずき「ゆうきっ!」 - 322主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:50:30
《トビウオ!》
突如間に入って現れたのは、ン・キリュナだった。
リトル「カソクちゃん!?」
キリュナS「よっし、プロトリウム発見や!祭りの時間やでぇ」
まもり『何だか物騒な雰囲気ですからさっさと回収しましょう』
キリュナS「おうっ!」
風のように舞い、敵が生成するクラゲもまるで寄せ付けない。
実力差で圧倒していく。
レイ「さ、流石であります…」 - 323主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:50:42
態勢を崩すヒエロニムス。
プロトゼリー『…重大な損傷を確認…』
キリュナS「そろそろトドメやな。プロトリウムの位置はどこや!」
ミラーリウムをヒエロニムスに向けるカソク。…しかし。
キリュナS「ありゃ?特定反応なし?」
まもり『これは…駄目みたいですね…完全に融合しちゃってるかも。手遅れです』
キリュナS「ファッ!?」
リトル「えっ」
レイ「そんなっ」
みずき「……っ!」 - 324主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:51:04
キリュナS「…んじゃ倒してもドロップ無しか…残念やけどこれ以上暴れさせるわけにもいかへんしな」
まもり『そうですね』
《STORMING!》《フルプロジェクト!》
みずき「ちょっと待ってよ!中に人が入ってるんじゃ…」
キリュナS『フライング・トルネイドッ!』
みずき「駄目ッ」
咄嗟に戦闘の場に飛び込もうとするみずき。
リトル「みずき先輩!」
まもり『カソク、危ない!』 - 325主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:51:21
ヒエロニムスをぐしゃぐしゃにすると言わんばかりに、放たれる大きな竜巻。
止んだ直後、状況確認をするこうふく。
レイ「…だ、大丈夫でありますか…っ!?」
みずき「…うっ…」
リトル「大丈夫、みずき先輩は無事だよ」
キリュナS「おま、気でも狂ったんか!?変身もせずに入ってこようとすんなや!…危うくあんさんも殺す所やったで」
みずきに詰め寄るカソク。 - 326主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:51:42
まもり『というかアクアリウムはどこにやったんです?』
リトル「あー、そこら辺は後で説明するから…」
みずき「それより、さっきの怪人は!?」
竜巻の激突した跡を見ると、そこにはズタボロで倒れたヒエロニムスの姿。
…動く様子は無い。
レイ「うっ……」
リトル「…死んで…る?」
みずき「そんな………うっ、うぐっ…!」
その場に崩れ落ち、口を抑えるみずき。
リトル「みずき先輩!?」
【第22話に つづく】 - 327主【第21話】◆1jJNk4WXvE22/03/14(月) 02:52:45
みずき「次回。魔法少女シーチキンッ!は」
___________________________
ゆうき「まさかみずき先輩が死体苦手なタイプだったとは(ちょっと意外…)」
みずき「少し昔の話になるけど…あの日から…ずっと無理で…」
こうふく「そんな!みずき先輩、もうシーチキンに変身できないんですか!?」
まもり「一理ありますよ。戦う事に向いてないです」
ほえーぬし「ぬぅ~…!こんな時こそ楽しい事をして盛り上げるおっふ!」
くーべー「この流れでだべ!?」
るぅかするぅる「そんな暇なんざ与えねぇぜ!」
第22話『命の価値、戦う意味。フローズンスタイル誕生!』
みずき「私は…私がこの力を使う理由は…!」
お楽しみに! - 328二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 03:02:13
おお、すごく次回予告している。楽しみですねぇ
- 329二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 11:51:11
お待ちしております〜
- 330二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 21:11:56
まもりちゃん
- 331二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 23:35:47
カソクちゃん
- 332主◆1jJNk4WXvE22/03/15(火) 02:25:54
本日はお休みします…
明日まとめて投下予定 - 333二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 08:37:35
ほしゅ
- 334二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 13:49:33
続く
- 335二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 18:35:49
保守
- 336二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 00:15:03
期待機
- 337主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 01:52:47
リトル「…し、死んでる?」
みずき「う……おぇ…」
吐き気を催している様子のみずき。
レイ「大丈夫でありますか!?」
みずき「う…えぇ、平気よ……ごめんなさい」
キリュナS「アレどーする?そのままもマズいやろ」
まもり『私達の方で回収しますか』
死体の方に近づくカソク。 - 338主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 01:56:07
???『させません』
空から突然、巨大な牙のような攻撃が降ってくる。
キリュナS「うわっ」
まもり『なんですか!?』
死体のそばに現れたのは、蠍と蜘蛛の衣装が入った別のヒエロニムス。
リトル「まだもう一体…!」
まもり『2種複合の制御体…どうやらやっと会えたみたいですね』 - 339主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 01:58:50
???『融合体A03の生命活動停止を確認。回収します』
糸で作られた細かいネットで死体を包む。
キリュナS「おっと逃がさへんでっ」
真っ先に攻撃を仕掛けるカソク。
dice1d3=3 (3)
1:当たる
2:躱される
3:防がれる
- 340主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:02:06
???『スキンバリア』
キリュナS「っ!防ぎおったやと!?」
???『…帰還します』
カソクの攻撃をいなし、去ってしまう謎の敵。
リトル「ちょ、ちょっと待って!……消えた」
キリュナS「なぁ、今のヤツ…」
まもり『間違いないですね、遂に尻尾が見えてきましたよ…コルプスレコーズ』
レイ(コル…?何であります…?)
____________________________________ - 341主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:06:22
武尊「くっくっく…良いものを見せてもらったのう」
落ち着いた後、庭に降りてきたのは先ほどの老人であった。
みずき「お祖父様…」
カソク『誰やあのお爺さん』
まもり「さぁ」
こうふく「みずき先輩の御祖父さんでありますよ!なんかこう…色々ヤバい人っぽいです!」
まもり「色々ヤバいじゃ説明になってませんよ」 - 342主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:13:23
武尊「地球外からもたらされた人智を超える力…タカミちゃんに話だけは聞いていたが、
こう直に見る事が出来たのは貴重な経験よ。フン…長生きはするもんだのう」
まもり「ちょっと、何であの人シーチキンの事知ってるんですか」
こうふく「何かご先祖さんが宇宙人さんと接触したらしいでありますよ」
まもり「あぁ…そういう類ですか」
武尊「戦い方も実に見物だった。が…みずき…お前は一体どういうつもりだ?」
みずき「……」 - 343主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:19:43
武尊「力も無いというのに戦場に飛び込み、挙句敵の死体を見てその体たらく。
仮にも関家の出身だ、お前は他の小娘達より幾分かマシな認識をしていると思ったが…一番甘かったとはな」
みずき「………」
俯くみずき。
武尊「そんな状態では、この力を手にする資格などない」
みずきにアクアリウムを見せつける。
みずき「それ……は……」 - 344主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:24:24
武尊「思えば我が家の跡を継ぐ覚悟さえなかったか…母親似だな。お前は択ばれるべきではなかった」
そう言って、アクアリウムを持ったまま邸宅の方へ引き返そうとする。
ゆうき「待ってください!」
みずき「ちょっとゆうき…」
静止するみずきを振り切って武尊の方へ近づく。
武尊「…何だ」
ゆうき「理屈は何であれ。そのアクアリウムはみずき先輩が契約した、みずき先輩だけのものです!
貴方が持つか持たないかを決める資格なんてない」 - 345主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:28:22
こうふく(ゆ、ゆうきちゃん、そんな事言ったら危ないんじゃ…)
武尊「…フン、面白い事を言う」
ゆうき「それはみずき先輩に返してください」
武尊「断る。…儂にも責任はあるのでなぁ、災いを穿つ力を手にする我が家の子孫がアレでは、先代達に示しがつかん」
ゆうき「それってどういう事ですか」
タカミ「続きはまたラボで話そうか、小娘ちゃん達」
そこに割って入ってくるタカミ。 - 346主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:35:00
タカミ「良いよね、武尊クン?」
武尊「…孝美ちゃんの好きにして構わんよ」
ゆうき「待って!みずき先輩のアクアリウムはまだ…」
武尊「返してほしければ!…みずき。お前自ら、覚悟を示しに来ることだ」
そのまま背を返して去っていった。
みずき「……っ」
タカミ「…それじゃぁ一旦戻るよ。あぁ、そういやいつの間にか一人小娘ちゃんが増えてるね
報告に聞いてた残り一人とは随分風貌も違うみたいだけれど」
まもり「あぁ、私は通りすがりの無関係な魔法少女なので」
カソク(折角やから話聞いたろか)
まもり(えぇ。さっきのヒエロニムスについて聞けることは聞き出しておきましょう)
____________________________________ - 347主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:38:49
_タカミの研究室_
みずき「……」
まだ精神が優れなさそうなみずき。
ゆうき「…どうして、みずき先輩のお祖父さんはあんなにアクアリウムに拘ってるんだろう…」
タカミ「だから言ったろ。その辺の話はちと別ベクトルだって。…気になるなら先にそっちの話しようか?」
ゆうき「…dice1d2=1 (1) 」
1:はい
2:いいえ
- 348主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:50:15
タカミ「OK。それじゃぁまずこれについてだ」
厳重に閉じてあるボックスを開けると、中には水色のマジカルフィッシュが入っていた。
ゆうき「これは…!」
こうふく「マジカルフィッシュ!?しかもこのサイズと光沢は…」
くーべー(オラのデンキウナギと同じと同じスーパーフィッシュだべ!)
ほえーぬし(この色…セッシャがこの前調べた文献が正しければ、《ブリ》のフィッシュだべね)
タカミ「ご先祖様が宇宙人から貰ってたのは何もこの球っころだけじゃなかったって事さ」 - 349主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 02:54:37
タカミ「正しい用途が謎だったんだけど…まさか変身に使う為のエネルギー源だとはね
これで色々と合点はいったよ」
ゆうき「どうしてマジカルフィッシュだけ…」
タカミ「アンタ達の使うその力、誰でも使えるってわけじゃないんだろう?」
こうふく「そうでありますね…適性って言うのが必要らしいであります。
ゆうきちゃんが使ってるデンキウナギなんて、更に高い適応力が無いとダメだって…」
タカミ「Yes!それだよそれ、適応力!恐らくはその為の準備だったって事だね」 - 350主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 03:00:12
まもり「…ちょっと話の流れが全然読めないんですけど」
タカミ「説明するよ。これを見てもらおう。さっきとは別の資料だ」
人間が、マジカルフィッシュらしきものを身体に押し当てる絵が描かれている。
みずき「これは…!」
くーべー(直にシーエナジーを…あんな使い方したら危ないだべよ…!?)
タカミ「"海ノ神"が言うには、然るべき時に災いを穿つ力を扱えるような人間がいなくてはならない…ってね。
そこで力への耐性をつけていく為に、ご先祖様の代から代々こんな"儀式"を行う習慣があるってわけだ」 - 351主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 03:05:42
3秒間、このマジカルフィッシュを身体に挿すように押し込む。
それが300年続いてきた跡継ぎの儀式。
ほえーぬし(シーエナジーを回せる量としては正直許容限界を超えてるようにも思えるおっふが…)
ゆうき「こんな事して平気なんですか?」
タカミ「まさか。3日3晩くらい寝込むのが普通らしいよ。ま、常人ならおっ死んでる所でも、武尊クンのご先祖様は耐えられたってわけだ
何せ、江戸幕府時代から国を支える暗部の代表だからね。当時から一人で一軍隊並みの扱いを受けてたとか」
こうふく「化け物過ぎませんかそれ!?」
タカミ「最後にものを言うのは鍛えた肉体なのかもねぇ」 - 352主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 03:10:41
まもり「数世代に渡って打ち続けていたら身体の方がそれに合わせて変化する…
結果的に子孫がシーチキンとなった時、そのフィッシュを使えるように…って事ですか」
みずき「つまり…私が使う為の…?」
タカミ「恐らくアンタが力を手にすることは予測されていたんだろうね
逆算して300年前くらいから、先祖様にこれを渡していたってところか。
随分と慎重かつ計画的だよね、地球人でもないってのに」
ゆうき(多分、シーチキンの女王様がやった…んだよね)
くーべー(オラ達には何も話してくれなかったけど…何千万年も昔からずっと…こんなこと…)
ほえーぬし(………) - 353主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 03:16:00
タカミ「だからみずき。アンタは300年かけて関家が形にしようとした災いを退ける戦士そのものなんだよ
武尊クンが先祖への面目に拘ってるのも、その責任感があるからさ。
大きな力を戦いに使うなら、覚悟して使ってほしいんだよ」
みずき「…覚悟って…何を」
タカミ「そりゃぁ…敵を殺す覚悟じゃないのかな?」
みずき「…!」 - 354主◆1jJNk4WXvE22/03/16(水) 03:20:12
今日はこの辺で一旦切り上げます。
自分が命を懸ける事に躊躇しているのがタタミちゃんなら、
相手を必要以上に傷つけることに躊躇いがあるのがみずき先輩。何せクールビューティーに見せかけたお節介お姉さんですからね
今までは無機質な化け物ディノサネティが相手でしたが、これからはナマモノとの戦いもどんどん増えていく筈
危ない事に足を突っ込むって事と真摯に向き合う展開は日常→非日常なヒーローものでは外したくないなぁと思います
それではおやすみなさい~ - 355二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 11:07:57
お疲れ様です
今後の展開も目が離せなくなりそうですね - 356二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 21:21:29
やっぱりいいっスね少女が厄ネタにいつの間にか関わってる系の話は
- 357二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 02:13:15
怖えなあ地震は…
- 358二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 04:25:50
このレスは削除されています
- 359二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 08:24:13
このレスは削除されています
- 360二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 15:06:26
保守
- 361主◆1jJNk4WXvE22/03/17(木) 18:25:14
地震の後、謎のIP規制入って暫く書き込めませんでした…
今日の夜は更新したいところですね - 362二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 02:03:58
ガンバやで~
- 363主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:14:15
ゆうき「殺すって…」
タカミ「災い…それ即ち、天からの侵略なり」
資料の方へ再び目を向ける。
タカミ「詳しい事情は推測するしかないが…というか後でアンタ達に色々聞こうと思うんだけどね。
とにかく小娘ちゃん達は今、地球外生命体と戦争やってるってわけだ」
こうふく「戦争…」
タカミ「そう。武尊クンはそういう現場に何度も関わったことがあるわけだから、その重大さを分かってる。
かくいうアタシもあの時は焦ったよ、他国のスパイさんと抗争した時とか」
こうふく「ヒエッ」
みずき「私も…忘れられない」 - 364主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:21:55
みずき「あの日から、私は…死ぬ瞬間を見るたびに吐き気がして…」
タカミ「既に化け物が何度も各地を襲ってる。幸い目撃報告は日本だけのようだけど…
そういう意味じゃみずき、さっきのは武尊クンが呆れるのも分かるよ」
みずき「……」
タカミ「あの怪人が命を奪われる事すら見てられなかったって?」
ゆうき「でもあれはただの怪獣とかじゃなくて、元は地球人で…」
まもり「ただの化け物ですよ。もう制御できないまま融合しちゃってましたから」
ゆうき「ちょっとまもりちゃん…」 - 365主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:27:07
まもり「実際この人のいう事は一理ありますよ。
地球外生命体と抗争している事も、今後どれだけ犠牲を出すか分からない事も事実です」
こうふく「いや自分たちは、犠牲を出さないために戦ってるんであって…」
タカミ「アンタ達が倒す敵だって立派な犠牲じゃないか。少なくともみずきはそう思ったから庇ったんだろ?」
こうふく「むむ…」
まもり「そこの所割り切ることが出来ないなら、戦いには向いてないとは思いますよ」
みずき「……そうね。全くもってその通りだと思う」
ゆうき「みずき先輩…」 - 366主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:37:05
タカミ「みずき、アンタは優しい子だ。碧に似て…いや、碧よりもずっと。
でもそれが肝心なところで仇になったら…武尊クンはそう考えてる訳さ」
ゆうき「にしたてもあのお爺さんのやる事は極端すぎるよ。
大体今ここでみずき先輩からアクアリウムを奪ったら、それこそ300年やってきたことが無駄になる
理屈としてはこのスーパーフィッシュ、使えるのはみずき先輩だけなんでしょ?」
《ブリ》のフィッシュを指すゆうき。
タカミ「場合によっては別の使い手を探すのかもしれないね」 - 367主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:37:19
ゆうき「それは無r…(いや!もしかしてみずき先輩を殺すって言うんじゃ…)」
余計な情報を漏らすのを踏みとどまる。
ゆうき「でも・・・みずき先輩が戦うかどうかは、みずき先輩以外の誰かが決める事じゃない。
私、今から取り返しに…」
みずき「やめて」
遮る。
ゆうき「!」
みずき「いいの。私は納得してるから」
ゆうき「先輩…」 - 368主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:41:42
タカミ「……なら、もう一つの方の話に切り替えようか。さっき斃した怪人の件だ」
こうふく「クラゲのヒエロニムス…」
タカミ「コイツは数日前から何度か目撃情報が挙がってるが…似たような事例は遡れば結構あるんだよ」
ゆうき「えぇ!?」
まもり「!」
投影される資料群。
タカミ「一番古いのは50年前だね。そして30年前、20年前、10年前、5年前…で、この前いけす学園を襲ったのが一体と、今回の怪人だ」
みずき(5年前…) - 369主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:46:58
ゆうき(50年前から…って事はやっぱり、ヘルルイエとはまた別の…)
まもり「ここまで調べられているとは…流石は関グループの情報網ってとこですか」
タカミ「特にさっきの奴は、目撃したのが全員ウチの関係者でね」
まもり「それなら元の変身者は内部にいる可能性が高いですね。
ヒエロニムスには変身者の記憶にある物を対象として動く習性があるので」
タカミ「へぇ、そいつぁ新情報だねぇ」 - 370主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:52:50
タカミ「それなら一度ウチの構成員を表裏合わせて洗ってみようか」
まもり「私も出来るだけヒエロニムスに纏わる情報が欲しい所ですから、
是非お付き合いしたいところです。こっちに利益無いと公平じゃないですし」
こうふく「あっ自分も行きます!」
ゆうき「私も気になります」
タカミ「Yes!構わないよ。代わりに地球外生命体のワンダフルな話を聞かせてくれるのならね。
それじゃぁ明日の朝、SEKIコンストラクションの本社オフィスに集合だ」
みずき「………」
先輩はずっと俯いたままだった。
_____________________________________________ - 371主◆1jJNk4WXvE22/03/18(金) 02:53:38
ちょっとキリ良くしたいので
明日まとめて更新にします…ごめんなさい! - 372二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 11:50:56
お待ちしております〜
- 373二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:49:50
ほしゅ
- 374二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 02:43:12
ほしゅ
- 375二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 02:58:37
保守
- 376二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 12:18:15
保守類
- 377二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 17:44:49
まりもちゃん
- 378二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 00:24:52
カソクちゃん
- 379主◆1jJNk4WXvE22/03/20(日) 01:26:15
すみません、体調が芳しくなかったので1日お休みさせていただきました…申し訳ないです
今日もちょっとお休みさせていただきますが、明日には復帰出来たら良いなと思います
書き溜めは少しづつしているのでご安心を
というわけで22話で登場するディノサネティについて久々に募集します
爬虫類なら自由です、能力(マジカルフィッシュ持ち)あり個体か無し個体かも含めてお願いします
最大8案
おやすみなさい~ - 380二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 10:27:04
ティラノサウルス
- 381二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 12:16:28
ドレパノサウルス
頭部が常に胴体と分離して空中に浮いている
胴体部分は両腕と尾の電気を纏った爪を活かした格闘攻撃を、頭部は口からの雷撃を得意とする。
コアは頭部にあり、胴体の方は頭部のコアが無事なら何度壊されようが傷つこうが再生する。
マジカルフィッシュ:キンチャクガニ
能力:チアガール
チアガールのポンポンが生成される
どこからともなく流れる音楽に合わせて歌ったり踊ったりすることで相手を応援し、底力を引き出したり気分を高揚させてやる気を上げたりして強化させることができる(当然ながらヘルルイエ等敵を除く)。
デンキウナギのスーパーマジカルフィッシュとかなり相性が良く、スパーキングスタイルと同時使用するとポンポンで電気を収束して雷パンチを放ったりすることが可能になるなど、電撃技を強化することが可能になる。 - 382二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 16:41:03
ディノサネティ:オオヨロイトカゲ
強固な体表と鱗を持ち、体内が空洞になっている、文字通り鎧のようなディノサネティ。全身をバラバラにして空中に浮かんだり飛行することが可能。
他のディノサネティに装着されることで防御力を上げるだけでなく戦闘力が総合的に向上させる。
また、ヒエロニムスに自らを着せることでその行動を操ることも可能となる。
(自らを装着したディノサネティやヒエロムニスの能力は引き続き使用可能)
全身のトゲは防御と攻撃両面で使え、太陽光のエネルギーを集めることで口や頭部の角からレーザー光線、さらには全身を赤熱化させることが可能(着ている個体には熱ダメージはなし)。
通常時はコアが全身に分散しており鎧として装着された際に集結・再構成するため、装着状態でないと倒せない。
マジカルフィッシュ:マツカサウオ
全身を硬化させられ、強力過ぎない威力の攻撃は防いだり跳ね返したりすることができる。
この状態でも普通に動いたり戦闘したりすることは可能な他、自分以外の対象も硬化させることができる。 - 383二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 00:18:22
ガラガラヘビ
- 384二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 00:38:19
フタバスズキリュウ
- 385主◆1jJNk4WXvE22/03/21(月) 01:33:15
dice1d5=1 (1)
- 386主◆1jJNk4WXvE22/03/21(月) 01:33:40
マジカルフィッシュ
dice1d5=1 (1)
- 387主◆1jJNk4WXvE22/03/21(月) 01:34:43
能力なしのティラノサウルスらしい
久しぶりに真っ当な敵チョイスで嬉しい - 388二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 08:43:40
能力無しの正統派パワー&フィジカルタイプか
- 389二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 15:27:34
楽しみに待機
- 390二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 00:19:25
ゆっくり期待
- 391主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 02:57:42
____________________________________
夕方。帰路につくゆうき達。
ゆうき「いやぁ~…初めて"質問攻め"ってやつを受けた気がするよ
正直私達も知らないとしか言えない事も沢山あるんだけどな」
こうふく「みずき先輩のおばあ様、非常に"あぐれっしぶ"でありますよね…凄いです」
みずき「まぁ…自分の研究の事になるとね」
まもり「良いんじゃないですか?お年寄りが元気な事は」
カソク「そやね、羨ましい限りだわ」 - 392主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:01:28
ゆうき「でも、アクアラプタの事は伏せて正解だったかな」
ほえーぬし「セッシャ達の事が知られるのは出来るだけ避けたいおっふからね
あそこでバラしたら少なくともみずき殿のお家には知れ渡るだろうし…」
くーべー「流石に隠してるのはバレてたような気がするだべが…」 - 393主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:01:44
ゆうき「そもそもアクアラプタと人間の間に昔から接触があったっていうのが驚きだよ」
まもり「真面目に漁ればいくらでもあるんじゃないですか。アクアラプタ以外の宇宙人の記録だって」
こうふく「Dr.タカミも言ってたでありますね…自分としては少し嬉しいような、特別感が減っちゃって悲しいような…」
みずき「そういえば、貴女も直接宇宙人に会った一人だったわね」 - 394主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:01:57
こうふく「はい!こうなるとまた会えるって気がしてきたであります」
ゆうき「会える会える。何ならもう宇宙にいる宇宙人皆に会ってやりたいね!」
くーべー「大袈裟な事言うだべねぇ…」
ゆうき「あっはっは。…でも、本当にずっと昔から積み重ねがあって私達がいるんだとしたら…
ヘルルイエにも負けてられない、って感じだね」
みずき「………」 - 395主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:09:12
こうふく「そういえばあの未来を予測する機械、動いてくれなかったでありますね…」
ほえーぬし「シーエナジーがないんじゃ動かないのも仕方ないおっふよ」
くーべー「竜宮城にあるヤツでも、未来は読めないんだべか?」
ほえーぬし「ぬるふりっとさんと協力して出来る限り修理はしたおっふが…駄目おっふね。
もしかすると未来が読めないのは別の原因があるのかもしれないおっふ」 - 396主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:10:23
ゆうき「dice1d3=3 (3) 」
1:それもエネルギー不足とか?
2:未来が不安定とか?
3:修理が甘かったんじゃ…
- 397主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:12:36
ほえーぬし「失礼な!…いや、可能性はあるおっふね、セッシャも本で見た知識で修理してるおっふし…
本当に詳しい人じゃないと分からないことがあるのかも」
ゆうき「それもそうか。…先が読めたら都合は良いんだけど…流石にそう上手くも行かないよね。
って言っても、どっちみち未来は変えられるわけだし!止められるよ、ヘルルイエだって!」
みずき「止める必要があるのは、ヘルルイエだけじゃないかもしれないけど…ね」
こうふく「……ヒエロニムス、でありますか」
ゆうき「50年前からいたって話だし、ヘルルイエの仕業じゃなさそうなんだよね」
まもり「えぇ、別の組織ですよ」 - 398主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:12:50
ゆうき「知ってるの!?」
カソク「知ってるも何も、ウチらの目的の一つはそいつらを突き止める事や」
まもり「だから少しでも情報が欲しいんですよ。あの婆さんの調べ物に付き合うのもプロトリウムの提供元を探るためです」
ゆうき「…何で、って言っても教えてくれないか」
まもり「…今はまだ。何にしても、私達が戦う相手は闇の民…ヘルルイエとやらだけじゃないと思っておいた方が良いですよ。
この前も言いましたけど、"ここ"は宇宙の中でも特別な星。始祖の加護を受けた"聖地"なんですから」 - 399主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:13:42
みずき「いつ…何と戦う事になってもおかしくない…って言いたいのね」
まもり「当たり前のことだと思いますけどね」
こうふく(言い方がおキツイであります……)
ゆうき「"聖地"か…私達人間って一体何なんだろうな…いや…今考えてもしょうがないか。
それじゃ取り敢えず、明日は待ち合わせの場所で集合って事で」
こうふく「了解でありますっ」
まもり「当日は適当に変装していくからよろしく」
カソク『沢山の人目につくとこやしな』
ゆうき「了解っ」
道を分かれる4人。こうふくは自宅へ、まもカソは何処かへと去っていく。 - 400主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:22:05
_____________________________
ゆうきとみずき、くーべーとほえーぬしは寮に向けて歩く。
みずき「ゆうき」
ゆうき「はい?」
みずき「明日の件だけど……ごめん、やっぱり私は遠慮しておくわ」 - 401主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:22:19
ゆうき「……そうですか」
みずき「あまりあの場所に顔を出したくないの。お偉方にはお爺様の孫として顔が割れてるし」
ゆうき「あ~……まぁそうなりますよね
でもまさかあのSEKIグループの会社の背後にトンデモヤクザがいたとは思わなかったなぁ、アハハ」
くーべー「トンデモヤクザって酷い言い草だべね」
ゆうき「間違ってないでしょ」 - 402主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:22:36
みずき「そうね…でも、私の幼少期はそのトンデモな家庭に狂わされてばかりだったわ」
ゆうき「……何があったかとか、聞かない方が良いですか?」
みずき「…いや、ゆうきには話しておこうと思う」 - 403主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:28:06
_実際に行ったから分かると思うけど…私の家は時代遅れにも血縁を重んじる家庭でね。
まぁ、シーエナジーへの適応力をつけるという理屈はあったわけだけど…
それ以上に、300年以上前から引き継いできた家業を絶やさないことに必死だった_
みずき「…ッ!」
武尊「……遅い」
まだ4歳の私。当時から専門的な厳しい訓練を積まされていた。
人に言っても信じてもらえないような話だけど…あの頃の辛さは今でも忘れられない。 - 404主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:29:01
碧「みずき!平気だった!?」
みずき「…平気だよ。お爺様には怒られちゃったけど…」
碧「良いんだよ、気にしなくて。ゴメンね…全部お母さんのせい。
この家を中々出ていけない、私の…」
みずき「…?お母さんは何か悪い事をしたの?」
碧「……ごめんね」
私の母は酷く私に謝ってばかり。今思えば何と言うか…病んでいた…と思う。
もっとも、当時の幼い私にはまるで意味が分からなかったんだけど。
父も当時は関家の構成員の一人でね。あの頃は殆ど会えなかったわ_ - 405主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:29:38
ゆうき(みずき先輩のお父さん、元はソッチ系だったんだ…
道理でこの前の料理コンテストの腕相撲大会、圧勝してたわけだ)
くーべー「でも今は、縁を切ってるんだべよね?」
みずき「まぁ…お爺様がどういうつもりなのかは分からないけど。
今は幸い、あの家からは離れて暮らすことが出来てるわ」
ほえーぬし「それは一体、どのような理由で…」
みずき「…私が7歳の時かな。大きな抗争があったの」 - 406主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:29:56
_相手は某国からやってきた諜報組織。もちろん表沙汰になっていないけれど、かなり凄惨な事件だった。
私も巻き込まれたから、よく覚えてる。
ゆうき「巻き込まれた?」
みずき「誘拐されたのよ。敵の組織に」
ほえーぬし「えぇ!?」 - 407主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:30:30
みずき「最終的に、私の目の前で殺し合い。
その時知ったわ…人が殺される瞬間って、こうなんだ…って」
ゆうき「死ぬ時…」
みずき「その日までただの言葉でしかなかった"暗殺者"って仕事が、途端に恐ろしく思えた。
私の母も父もとっくに手を汚してるんだろうって、何であんなに苦しんでるのかってやっと分かった」
ゆうき「それで…?」
みずき「国家レベルで隠したい事件だったから、関家としても漏洩を酷く恐れてね。
母はそれを脅迫材料にして、関家との縁を切ろうとした。…実際、別居には成功したわ」 - 408主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:30:54
ゆうき「そうして今に至る…と」
みずき「そうね。関家の関係者だから、両親は今は罪を糾弾されることもなく…一般人として生きてる。
父は料理人になったし…母は子供の頃の夢だったプロレス選手になんてなってね」
_でも、全然幸せそうに見えない。そりゃそうだわ、過去って付き纏ってくるものだもの。
せめて私には幸せになって欲しい…なんて言われても重荷よね。
それに、私だって本当はあの頃をずっと引きずってて、全然幸せになんかなれてない。 - 409主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:31:12
ゆうき「そうなんですか…?」
みずき「例えば…さっきもそうだけど、あの日から"死ぬ瞬間"を見るのが本当に苦手になってね。
なんていうか…この感覚分かるかしら?『あ、死んだな』、っていう。私が訓練されてるだけかもしれないけど」
ゆうき「分からなくはないです。私も両親の仕事柄、お魚が死ぬ瞬間は沢山見てきたからなぁ
急に動かなくなるあの感じですよね。生命活動ってちゃんと"停止"があるんだなぁって思っちゃいます」
みずき「そう。あぁいうのが苦手なのよ。ドラマとかのは所詮作り物って分かるから良いんだけどね?
生だと…それこそ生きた魚の解体とかでも結構きつかったり」 - 410主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:31:31
ゆうき「あ、もしかして…切られたタコとかイカの足がにゅるにゅる動くの苦手なタイプ?」
みずき「…苦手」
ゆうき「あぁ~~」
くーべー(何か通じ合ってる…) - 411主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:31:50
みずき「まぁ、こんなのはただの苦手で済んだんだけど…いや、シーチキンとしては済まないか。
それでもやっぱり、一番は生き方への意識が変わったことかな」
ゆうき「?」
みずき「私の出自が…あんな家であることが嫌になって。いくら国の為、なんて理屈があったとしても…
だから、逆を張るように、とにかく"良い事"をしようと思った」
ゆうき「良い事?」 - 412主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:32:17
みずき「良い事って言っても、よく分からなくて。結局、とにかく人に優しくしようって思ったの。
もう…自分を脅すくらいの勢いでそうしようって。小学生の頃からずっと。
すると今度は、余計なお節介だなんて突き放される事も沢山。…もはや自分でもよくわからない」
ゆうき「先輩……」
みずき「幼少期に訓練で染み付いた癖って中々無くならないから…頭で必死に抑えようとするしかないのよね。
逆に、そういうのをあまり考えなくて良いから、弓道にハマったの。ほら、武道の中でも直接人と組みあわない種目でしょう?」
ゆうき「なるほど」 - 413主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:32:31
みずき「まぁ…こんな感じで。今でも時折あの時の事を夢に見るし。情けない話よね…
保さんの言う事ももっともだわ。私はもしかしたら…戦いには向いていないのかもしれない」
ほえーぬし「みずき殿…」
みずき「でも、タタミが抜けた今、私までいなくなるわけには…」
ゆうき「もう!そういうのは気にしなくていいんですよ!」
みずき「!」 - 414主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:33:27
ゆうき「さっきも言いましたけど。みずき先輩がシーチキンの力を使い続けるかどうかは、みずき先輩が決めてください。
私達の事は全然気にしないで良いです」
みずき「ゆうき…」
ゆうき「…実を言うと。私も少し負い目に思ってて。…ほら、みずき先輩に関しては、私とほえーぬしで誘う形だったじゃないですか」
_____________________________
ほえーぬし「セッシャと共にシーチキンになって欲しいおっふ!」
ゆうき「みずき先輩なら、一緒に戦ってほしいって思えたんです!」
______________________________ - 415主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:34:25
くーべー「いや、あの時は正気を疑っただべよ~」
ゆうき「あはは。あの頃はまだこんな事に広がってくとは思ってなかったし…メンバー集めしなきゃだったし…
何より、多分、私が一人で戦うのが心細かったんだと思う。
でもそれで、今こうやって巻き込んでしまったんだとしたら…って思うと」
ほえーぬし「それに関してはセッシャも…正直、欲望に任せてしまった気がするし」
みずき「そんな事ないわ!…戦うって決めたのは私。
…それに、私がシーチキンになることは300年前から予測されてたって話じゃない」
ゆうき「それもそうか。まぁ、みずき先輩を見た時にビビーン!って来ましたからね。
やっぱり私の第六感は本物なのかも」
くーべー「最近妙に自信つけてきただべね」
ゆうき「えへへ」 - 416主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:34:51
みずき「何にしても、私の責任は私で負う…つもり」
ゆうき「そうですか…あ、でもこれだけは忘れないで下さいね。
私、今のみずき先輩が良いと思ってますから」
みずき「!」
ゆうき「良いじゃないですか、お節介なくらい優しくて。私なんか、そういう思考で動くの無理だし…
何より私、今だって忘れてませんよ。初めて出会った時の…天ぷらの事!」 - 417主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:35:06
みずき「…ふふっ、そういえばそんな事もあったわね」
ゆうき「はい!私は先輩の優しさに救われたんですから」
くーべー「また大袈裟な…」
ゆうき「大袈裟じゃないよ!私的には死活問題だったんだから!」
みずき「ふっ……ありがとう、ゆうき。お陰で少しだけ心が晴れた」
ゆうき「なら良かったです」 - 418主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:35:46
みずき「……」
ゆうき「……」
暫く黙る二人。
ほえーぬし「あぁー…なんというか、微妙な空気おっふねぇ…
話題!話題を変えるおっふ!」 - 419主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:36:03
くーべー「えぇ…」
ゆうき「話題かぁ…あ!みずき先輩、映画館に何を観に行ってたんですか」
みずき「えっ!!??」
予想以上のリアクションでのけぞるみずき。
ゆうき「…へ?」 - 420主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:36:15
みずき「いや、えーと…大したものじゃなくて…」
ゆうき「?」
ほえーぬし「ふっ、このセッシャにはタイトルの予測がついているおっふ」
くーべー「何だべ?」
ほえーぬし「ズバリ!復活したシャークn」
みずき「待って!何で、何で知ってるのよ!?」 - 421主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:38:03
ほえーぬし「いや、だって鞄とかにメタルマングッズ付けてるし…
みずき殿、"そういう系の映画"愛好家おっふよね?」
みずき「~~~……思ってたよりちゃんと見られてたのね、私…」
ほえーぬし「そりゃぁ勿論!セッシャ的にはもうジロジロと…」
くーべー「おい」
ゆうき「シャーク…?私、映画の類には詳しくなくってなぁ…
そういう系っていうのは?」
みずき「…まぁ、そういうジャンルよね」 - 422主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:38:24
ゆうき「煮え切らないなぁ。どこが好きなんですか?」
みずき「~っ…まぁ…何て言えばいいのか…ああいうのからしか得られない成分があるのよ」
ゆうき「成分って…こうふくさんやほえーぬしみたいな事言ってる」
みずき「くっ…!」
ほえーぬし「過激な映画とかでも大丈夫おっふか?」
みずき「むしろあのくらい派手にフィクションだって分かるのは平気。所詮映像越しの演技と生の本物は違うし…
だから良いなって思えるの」
くーべー「なるほど」 - 423主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:38:52
ゆうき「何かよく分からないけど…でも、好きなものがあるっていい事ですよね!
私にも、サバを食べる時しか得られない"成分"がありますし!」
くーべー「え、それって栄養的な意味で?」
ゆうき「気持ち的な意味で!」
みずき「ふふっ…今日観ようと思ってたんだけど…明日に回すしか無さそうね」
ゆうき「明日観に行くんですか?」
みずき「出来るだけ早くいきたいから」 - 424主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:39:28
ゆうき「なら…私も一緒に行って良いですか?」
みずき「えっ、でも…こうふくと保さんと行くんじゃ…」
ゆうき「調べ物なら二人に任せておけば全然安心だし!…私もちょっと興味あるんですよ、映画!」
みずき「……じゃ、じゃぁ一緒に観る?」
ゆうき「はいっ!」
________________________________________ - 425主◆1jJNk4WXvE22/03/22(火) 03:42:29
一旦切り上げ。
22話、書き溜めはほぼ完成しているので明日には完結すると思います。結構な長編になりました。
というわけで、23話からは久々に安価ダイス要素を強めていきたいと思います
早速ですが明日の夜までに23話のタイトル募集!(主的にはこうふくちゃんorまもカソちゃんメイン回がやりたい)
最大8案です
それではおやすみなさい~ - 426二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 12:16:54
ではまもカソ回で
パラドックスは突然に!? 時空遭難シーチキン!! - 427二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 21:05:05
こうふくノンストップ!特に隠れてもない陰謀!
- 428二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 21:07:20
まもりとカソクが分かれた?せっかち少女と時間泥棒
- 429二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 22:39:30
行方知れずこうふく!?アブダクションの危機!!
- 430二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 23:25:19
まもり・カソク・ウォーズ!!たった一人の戦い!
- 431主◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 01:39:45
気になる23話のタイトルは!?
dice1d5=2 (2)
- 432主◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 01:41:45
こうふくノンストップ!特に隠れてもない陰謀!
こうふくちゃん回らしい。文化祭でカタナ君から告白された話関連だな、これ
進展早くない? - 433主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:15:31
_熊本_
ノッポサン「というわけでぇ闇の始祖復活を止められるのは君達しかいないんだぁ…
私達の宇宙を守るためにぃ応援してるよぉぉ」
タタミ「お、おう!……(ってもアタシ、今戦いから逃げてるわけだけど…)」
ノッポサン「………」
タタミ「………」
たため「………」
タタミ「……え、それだけ?」 - 434主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:16:32
カク君「エ」
タタミ「え」
マル君「エ」
タタミ「いや、応援してくれる気持ちは分かったけど………まさかそれだけの為にわざわざ熊本まで呼んだのか?」
マル君「………ウーン」
ノッポサン「dice1d2=2 (2) 」
1:そうだよ(無慈悲)
2:そんな事はないよ
- 435主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:19:41
ノッポサン「流石にそんな事はないよぉ」
タタミ「ほっ…いやいや、で、それは何なんだよ!」
ノッポサン「ワタシが故郷から何とか持ち逃げた宝ぁ…かつての伝説の戦士が使っていたと言われる力さぁ」
タタミ「マジで!?」
たため「あ…あの、赤い…やつ?」
ノッポサン「そうそぉ、待っててよぉいま持ってくるからぁ」
________________________________ - 436主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:22:10
_夜_
るぅかするぅる「…これで二度目の上陸、か」
地球に降り立つ影が一つ。
るぅかするぅる「相変わらず忌々しい力を感じるな…我らを苦しめてきた力…
見ていろよ!必ず闇の力で飲み込んでやる」
ヤドカリサネティ「ノ…ノミコム…」
るぅかするぅる『行くぞ!』
ダークスフィアを同時に5つ取り出するぅかするぅる。
るぅかするぅる『五重合っ!狂気を解き放て、ディノサネティ!!』
________________________________________ - 437主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:24:34
_翌日_
ゆうき(?)「どうも」
こうふく「あっ、ゆうきちゃん!…じゃ、ないでありますね?」
カソク『ウチらやで』
ゆうきの見た目をした彼女は手鏡…ミラーリウムを持っていた。
まもり「魚沼ゆうきが来ないそうなので、いっそ彼女に変装してやろうかと」
こうふく「急にお休みするなんて一体どうしたんでありますかねぇ…」
まもり「どうでも良いですよ。ほら、さっさと婆さんとの集合場所に向かいましょう」
_____________________________ - 438主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:28:00
_SEKIコンストラクション オフィス_
インテリヤクザ「やぁ孝美さん、お待ちしておりました
それに魔法少女の皆さんも。いやぁ、生で見れるなんて光栄なことです」
タカミ「くれぐれも内密にしな。そんで小山田ぁ、ちゃんと仕事は済ませたんだろうね?」
小山田「勿論でございますとも。条件通り、ウチの組員で行方知らずになっている者を洗っておきましたよ」
プロジェクターで一覧資料が浮かび上がる。
こうふく「おぉ…え、ここの社員さんって皆組員なんでありますか?」
小山田「いや、流石にウチの実態を直接知ってるのは一部の社員だけですよ。私みたいにね」 - 439主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:28:44
こうふく「ホッ…そりゃそうですよね(自分のお母さん達とかどうなるんだって話ですし)」
まもり「で?該当者は見つかったんですか」
小山田「急に行方不明になったって言うと、候補は2人いるんですけどねぇ
1人はウチの下っ端の八ツ手陽介。スリが得意なチンピラなんですが、どうも居場所が分からんそうで。
1人はここの営業部で働いていた髪長庵治。数日前から組との連絡がまる取れていない」
まもり「1人はここですか」
小山田「えぇ。営業部の連中に直接話を聞いてきたほうが早いかと」 - 440主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:28:56
_営業部_
めい「あれぇ~?こうふくちゃん、どうしたのこんな所に」
こうふく「あ…、め、冥さんじゃないですかっ!?えと、えとですね…」
タカミ「アタシの孫の友達だっていうからちと手伝ってもらってるんだよ」
めい「はわ、孝美会長夫人ではございませんか」 - 441主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:29:06
タカミ「Dr.タカミとお呼び!…ここで髪長って奴が暫く音信不通になっているはずなんだが」
めい「えぇ~?髪長さんなら体調不良って連絡が付いてるはずだけども」
こうふく「それって今日も?」
めい「うん。でも確かに直接見たのは4日前くらいが最後かなぁ」
まもり「……取り敢えず、その髪長って人が無事かどうかの確認ですね」 - 442主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:29:29
めい「…何だか物騒な話してるんだね?」
こうふく「いや~…その、まぁちょっと…また今度話しますから!」
逃げるようにその場を去っていく。
まもり「それじゃ私達も」
タカミ「ありがとうね」
めい「は~い、お気をつけて~」 - 443主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:30:11
めい「……これは"依り代"が揃うのもそう遠い話じゃなさそうだね、こうふくちゃん」
- 444主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:31:11
____________________________________________
_学生寮A棟 玄関口_
ゆうき「みずき先輩!」
みずき「おはよう」
ゆうき「それじゃ行きましょうか。映画館って・・・」
みずき「大丈夫、地図あるから」
手元に小型画面が投影される。 - 445主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:31:45
ゆうき「…あれ?もっと近場に一つ無かったっけ?映画館」
くーべー「どういう事だべ?」
ゆうき「だから、昨日みずき先輩が行ってた映画館と別じゃない?って」
みずき「そう…?昨日と同じところだと思うけど。
まぁこの辺映画館多いから、どこも同じようなものに思えちゃうわよね」
ゆうき「それもそうか」
ほえーぬし「それじゃ、出発進行おっふ!」
ゆうき(張り切ってるなぁ) - 446主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:32:27
その時、端末からサイレンが鳴り響く。
全員「!」
ゆうき「怪獣が現れたって!ディノサネティだ!」
ほえーぬし「くぅ~、つくづく間の悪い…」
ゆうき「取り敢えずこうふくさんにも連絡して…私達は先に行きましょう!」 - 447主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:32:44
みずき「えぇ……あっ、いや、私は…」
ゆうき「そ、そうだった!えーと…じゃぁこうふくさんのところに呼びに行ってあげてください!
私とまもりちゃんがいれば戦力としては充分ですから!」
みずき「…わ、分かった」
ゆうき「ほえーぬしはみずき先輩と一緒に。私達は怪獣の所に向かおう、くーべー!」
くーべー「了解だべ!」
《サバ!》
ゆうき『シーチェンジ!』
_________________________________________ - 448主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:37:21
_市街地_
突如現れる巨大なディノサネティ。いつにも増してどす黒い体色と巨体を誇る。
るぅかするぅる「おぉ!本当に今までのディノサネティとは段違いだな!
悔しいがデメデメの開発力を認めるしかないか…」
ティラノサネティ「ディノォォォォォ!」
周囲の建物をどんどん喰らっていくディノサネティ。
るぅかするぅる「夜のうちにこっそり育てたのが効いたようだ」 - 449主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:37:49
リトル「待て!」
そこに現れるゆうき。
るぅかするぅる「来たな…!ク・リトル!」
リトル「あなたは…えーと…」
るぅかするぅる「るぅかするぅるだ!」
リトル「そう、るぅかす!この前私に惨敗しておいてまた現れたんだね」 - 450主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:38:19
るぅかするぅる「フン。一度は敗北を喫したが、今のオレはこの前とは違う!
よりこの星の環境に適応できるよう鍛えてきたぞ!」
リトル「…簡単にディノサネティは倒させてくれない、か(まもりちゃんが来るまでは持ちこたえないと…)」
るぅかするぅる「来い!来ないなら…こちらから行くぞ!」
リトル「…何度だって私が勝つよ!」
《SPARKING!》《デンキウナギィ!》 - 451主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:40:46
______________________________________
みずき(こうふくのところに向かうって言っても…向こうもとっくにディノサネティの事には気付いてるだろうし…)
_ゆうきは私を気遣ってくれてるのは分かる。
…でも、このままじゃ何も彼女を手助けできていない。
走る足を止めるみずき。
ほえーぬし「みずき殿!?」
みずき「……」 - 452主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:41:07
_彼女は無理をしている。確かにデンキウナギの力は強いけど…負担だって重たい筈。
現に、最近の彼女の顔は明らかに疲れが表に出ている。取り繕ってても、私には分かる。
もし…このまま戦い続けたら…_
みずき「ねぇ、ほえーぬし。一緒に来てくれる?」
ほえーぬし「え?」
みずき「お爺様の所に行くわ」 - 453主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:41:27
ほえーぬし「えぇ!?今おっふ?」
みずき「今だからこそ、でしょ」
私は…ゆうきやこうふくに任せ続けるなんて嫌。そんな私…お節介な私自身が許さない。
ちゃんと…ちゃんと友達の助けになれる、そんな力が私は欲しい!
向かう足の向きが変わる。
みずき「全速力で行くわよ!」
ほえーぬし「はいぃ!」
_____________________________________ - 454主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:44:43
《タツノオトシゴ!》
リトルS「エレクトリカルウイップッ!」
るぅかするぅる「甘いぞ!」
弾かれる攻撃。
るぅかするぅる「ブレイズホーク!」
炎の鳥を手から放つ。 - 455主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:44:55
リトルS「避けないと…くっ!」
身体が痺れたのか、その場に崩れるゆうき。
くーべー「ゆうき!?」
リトルS「うわぁぁっ!」
直撃してしまう攻撃。
ダメージ値dice1d250=134 (134)
- 456主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:45:13
るぅかするぅる「おいおい…その程度じゃなかっただろ?」
リトルS「1日間くらいじゃ回復しないか…」
るぅかするぅる「拍子抜けだな…ならば今楽にしてやる!」 - 457主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:46:02
《ホッケ!》
レイ『ベント・ベントス・ベントラー!』
足が滑って転ぶるぅかす。
るぅかするぅる「ぐぉ!?何だっ!?」
レイ「遅れて申し訳ないでありますっ!」
キリュナG「間に合った…みたいですね」
駆けつける二人。 - 458主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:47:16
リトルS「こうふくさん!まもりちゃんも!」
キリュナG「どうも。…少々マズい状況ですかね?」
リトルS「ディノサネティの方を早く倒さないといけないんですけど、こっちがキツくて…」
レイ「えと、ディノサネティの方は、自分が出来る限り足止めします!まもり氏はあの敵幹部の相手を!」
キリュナG「何であなたが指図するんですか…まぁ妥当ですけど。
君もディノサネティの方に回った方が良いですよ」 - 459主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:47:32
リトルS「ごめん、ありがとう!」
スパーキングフォームを解除するゆうき。
リトル「よし、行こう!こうふくさん!」
レイ「はいっ!」
るぅかするぅる「何だ、選手交代か?…お前も強いんだろうな?」
キリュナG「えぇ。少なくとも、あなたよりは」
るぅかするぅる「言ってくれるじゃないか…!」
_______________________________________ - 460主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:48:40
_みずきの実家 武尊の部屋_
みずき「お祖父様」
武尊「来たか。どうやらまた天からの攻撃がやってきているようだな」
みずき「はい、だから…」
武尊「言ったはずだ。お前にこの家を継ぐ覚悟がなければ渡さぬと」
みずき「…この家はもう、貴方の代で終わらせるべきです。
少なくとも、こうしてシーチキンの力を使う私が誕生したのだからもう十分でしょう?」 - 461主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:48:50
武尊「ふざけるな。我が家は伝承を継ぐものであると同時に、国を守る剣でもある。
10年前を知るお前なら分かるはずだ」
みずき「…だとしても、私はそんな在り方認めない」
武尊「………これ以上の問答は不要か」
みずきの足元にナイフが飛び刺さる。 - 462主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:49:29
みずき「!」
武尊「欲しいなら力づくで奪ってみろ」
小刀を構える武尊。
みずき「………」
ナイフを拾い、構える。
みずき(何年ぶりかしら…身体は忘れないわね)
武尊「来い」
_____________________________________ - 463主◆1jJNk4WXvE22/03/23(水) 02:56:07
この辺で一旦切り上げ。
22話が長すぎるので次の更新で22話を完結という形にしたいと思います
祖父が暗殺者設定ってどう活かせば良いのかかなり悩みました…キツイ。
というわけで23話に向けた準備をもう少し。
タイトルは『こうふくノンストップ!特に隠れてもない陰謀!』らしいんですが
一応方向性だけ決めたいです
1:カタナ君関係
2:コルプス関係の話の先取り
3:オカルト研究会関係
のどれかに絞りたいので1or2or3で投票取ります、最大7レス
それではおやすみなさい~ - 464二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 03:12:13
1
- 465二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 11:17:52
3
- 466二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 18:27:23
3
- 467二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 18:51:33
3
- 468二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 20:07:44
3
- 469二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 23:09:03
2
- 470主◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 03:02:01
dice1d6=3 (3)
- 471二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 12:04:31
続
- 472二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 22:25:51
保守類
- 473主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:27:47
_市街地_
リトル『マックローストライク!』
レイ『ダイナミックミサイル!』
ティラノサネティ「ディノ…」
リトル「うわっ、全然効いてない」
レイ「この前のカメよりも頑丈なんじゃ…」 - 474主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:32:45
ティラノサネティ「グオオオッ!」
リトル「うわわっ」
レイ「ひぃっ!」
圧倒的なパワーで周囲の建物ごと飲み込んでいく。
衝撃でゆうきとこうふくも吹き飛ばされてしまう。 - 475主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:33:08
ダメージ値
dice1d250=134 (134)
- 476主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:33:37
《《エナジーロスト》》
変身が解除される二人。
ゆうき「くっ……」
こうふく「ま…まずいであります…」
ゆうき「っていうか、ここら一帯でこんなに暴れてたら…周りの人とか大丈夫かな…」
こうふく「いやいやいや!まずは自分達の心配しないと!」 - 477主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:33:58
ティラノサネティ「ディノォォォォ!」
倒れるゆうき達の下に向かってくるディノサネティ。
こうふく「た、食べられちゃうでありますっ!」
ゆうき「くそっ……」
咄嗟にデンキウナギを構えるが、持つ手が痺れて起動できない。
ゆうき「万事休す…か…」 - 478主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:34:17
『フラウンダースナイプ!』
ティラノサネティ「ディノッ!?」
一筋の矢が、ディノサネティの眼に命中する。
ゆうき「!みずき先輩!?」
シュラク「遅くなってごめんなさい!」
ほえーぬし「シーチキン_オ・シュラク!ここに完全復活だおっふ!」
こうふく「えええええっ!?」 - 479主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:35:34
__________________
_数分前 武尊の部屋_
老人の足にナイフが深々と突き刺さる。
武尊「足狙い…?やはり甘いな」
みずき「重要なのは相手の移動を封じる事。お爺様もよく言っていました」
武尊「…?」
みずき「今よ!」
武尊「何?」 - 480主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:35:54
ほえーぬし「ちょえええええいっ!」
物陰から飛び出してきたのはほえーぬし。
武尊「!?」
人間サイズではない者の動きに咄嗟に反応が鈍る。
ほえーぬし「みずき殿!」
その隙を突いてアクアリウムを取り返すほえーぬし。
すぐさまみずきに渡す。
武尊「…何だ?この小さいのは」 - 481主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:36:38
みずき「作戦成功ね、ほえーぬし」
ほえーぬし「おっふ!」
武尊「……成程。最初から、真っ向で殺り合うつもりはなかったのか」
みずき「言ったはずです。私は、この家の意思なんて継がない。
私は、私なりのやり方で足掻いて、私の目的の為に戦うって決めた」
《ヒラメ!》
《エクスパンション!》
シュラク「これが私の見せられる…最大限の覚悟です!」 - 482主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:37:00
武尊「……フッ…ククク…。
確かにこりゃ俺の負けだのう…少しはマシな判断が出来るようになったじゃねぇか」
老人はみずきに水色のフィッシュを投げ渡す。
シュラク「!」
武尊「タカミちゃんから貰ってたもんだ。使え。…もう後戻りは出来んぞ」
シュラク「……行きましょう、ほえーぬし」
ほえーぬし「了解おっふ!」 - 483主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:37:35
__________________________________
シュラク「…後戻りできない…か」
小さい恐竜の妖精と遭遇してから、もう3か月。
それだけでも頭がどうにかなりそうなのに、いつの間にやらこんな事になって…
気付けば私の身体も、どうやら人間離れしつつあるらしい。
この前の模試だって急に成績が上がったし…きっと、この力を使いだしたら、もっと。
シュラク「…上等じゃない。やってやるわよ。
相手が宇宙人だろうが何だろうが…私は私の大切なものを守ってみせる!!」 - 484主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:38:07
__________________________
《Frozen!》《ブリ!》
《セット!》
《カチコチ!》《スーパーエナジーチャージ!》
シュラク『…スーパーシーチェンジ』
《Frozen!》《エクスパンション!》
シュラクF【遍く広がる冷気の力!オ・シュラク、フローズンスタイル!】
__________________________ - 485主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:40:00
ゆうき「おぉ…!」
こうふく「みずき先輩にも強化フォームが!」
るぅかするぅる「あの力は…また始祖の祝福を得た者か…!」
キリュナG「へぇ、これで4つ目ですね」 - 486主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:40:45
シュラクF「これ以上暴れさせない」
手を翳すと、ディノサネティの足元がみるみるうちに凍っていく。
ティラノサネティ「ディノ!?」
身動きが取れなくなるディノサネティ。
ゆうき「おぉ!」
シュラクF「そして、反撃の余地も与えない」
《カマス!》《チャージ!》
高速の氷の矢がディノサネティを包囲するように体表に刺さる。
見る見るうちに全身が氷で覆われていく。 - 487主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:41:17
ほえーぬし「ふふん、あの氷にはシーエナジーが籠っているから、ディノサネティでも吸収できないおっふ!」
こうふく「すっかり固まったであります!」
ゆうき「さ、サーチ!」
《〇×△□…〇×△□…》
《●●●》
ゆうき「コアは心臓部にあります!身体の真ん中あたりです!」
シュラクF「了解。また動き出す前に…終わらせる!」 - 488主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:41:53
《アイシックアロー!》
《ヒラメ!》《ブリ!》
《ツイン・エナジーフルチャージ!》
シュラクF「その心臓…頂くわ!『フローズンフラウンダー・ショット』!!」
放たれた矢は、凍った身体ごとディノサネティを貫く。
ダメージ値
200+dice1d200=62 (62)
- 489主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:43:14
ティラノサネティ「ディノォォォォォ…」
ディノサネティの身体は崩壊し、闇のエネルギーは空へと還っていった…
くーべー「5人!5人もオラ達の仲間が助かっただべよ!」
ゆうき「やったね!」
シュラクF「ふぅ…(か、身体が冷たい…凍死する…っ!)」
るぅかするぅる「ちっ…ことごとく邪魔が入る…!今回は撤退だ」
キリュナG「あ、ちょっと!…どいつもこいつも逃げ足だけは早いですね、全く…」
カソク『ウチらが言えたことじゃないけどな』
________________________ - 490主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:44:32
_熊本_
タタミ「うーん、サラッと祟目の実家に泊めて貰ってしまった…
アイツ凄いな、両親もいないのに家事全般できるし。掃除してから東京に帰るとか偉すぎかよ」
ののくな「タタミちゃんも見習った方が良いでありんすよ」
タタミ「う、うるさい!っていうかアタシの事こっそりつける事なかっただろ…
結局バレてるし」
ののくな「タタミちゃんが心配だったんでありんすよ」
タタミ「過保護だなぁののさん。アタシのかーちゃんじゃないんだからさ…」
その手に握られているのは、赤い色をしたスーパーフィッシュ。
タタミ(皆…それにかーちゃんも。もう一度、ちゃんと会って話しなきゃ…だよな)
_____________________________________ - 491主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:44:58
_____________________________________
_SEKIコンストラクション オフィス_
まもり「…じゃぁ、その髪長って人は本当に行方不明なんですね」
タカミ「あぁ。4日前から生での目撃報告がピタリとやんでる。形跡もゼロ」
小山田「対して、八ツ手の方はまたスリで捕まったって話です。流石に今回は庇えないな」 - 492主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:45:43
こうふく「じゃあ、あのクラゲのヒエロニムスは…」
まもり「その髪長って人の可能性が高いですね。わざわざヤクザ関係者を狙ってるんですから」
こうふく「じゃぁ、体調不良の連絡は…」
まもり「"提供元"によるカモフラージュでしょうね」 - 493主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:46:15
こうふく「……」
_____________________
めい「髪長さんなら体調不良って連絡が…」
_____________________
こうふく(…いや、まさか…考えすぎ、ですよね。流石に)
タカミ「さて、これからどうしたもんかねぇ」
まもり「情報としては充分です。暫くはその髪長って人の足跡を辿ることにしましょう」
__________________________________________ - 494主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:47:30
__________________________________________
めい「…と、いうわけで。たぶん、暫く被検体A03の事は嗅ぎまわられると思いますよ」
『そうですか。まぁ仕方のない事ですから用心しましょう。しかし…関家の方々は少々知り過ぎている気もします。
例のドライバが彼女たちの手に渡ったのなら、もう用済みかもしれませんね』
めい「えぇ?私の職が無くなるので勘弁してほしいんですが…」
『まぁ些細な事ですからどちらでも。肝心のA03の死体は回収できましたから』 - 495主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:48:53
_コルプスレコーズ・ラボラトリ_
めい『そうですか。それでは私は引き続き』
校長「えぇ。今後もよろしくお願いしますよ」
通信を切る。
校長「早くも二人目…順調ですね。後は始祖の器さえ全て揃えば、充分でしょう」
???『神が降り立ち、宇宙が完成する…』
校長先生の横に立つのは、蜘蛛と蠍の意匠が入ったヒエロニムス。
校長「そう表現するとまるで宗教のようだ。しかしこれが事実だというのだから全く興味深い。
…これからもよろしくお願いしますよ。深海さん」
深海『…はっ』 - 496主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:49:58
__________________________________________
_映画館_
みずき「楽しかったわね!ふふ、ふふふ…」
ゆうき「楽しそうで何よりです!(私は何が面白いのかよく分かんなかったけど…)」
みずき「あのフローズンスタイルの力を使った後は身体が酷く冷えたんだけど…何かもうあったまったわ」
ほえーぬし「興奮する気持ちは大切おっふね」 - 497主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:50:15
くーべー「っていうか、そういう事はちゃんと言うだべよ!全く、ゆうきと同じく注意が必要だべね…」
みずき「ごめんなさい。気を付けるわ」
ゆうき「にしても、それなりに離れてるとはいえ少し前まで怪獣が暴れてたってのに…
まるで何も無かったみたいな感じですね」
みずき「言われてみればそうね。大した事ない、って印象が根付いてきちゃったのかしら」
ゆうき「Dr.タカミもそんな事言ってましたけど…そんな事ないと思うんですよ」 - 498主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:50:49
みずき「そう?」
ゆうき「いやだって、あんなに周りの建物とか壊れて…あれ?」
くーべー「どうしただべ?」
ゆうき「何で、その跡が残ってないんだろう?」
ほえーぬし「そりゃディノサネティが吸収しちゃうからおっふ」
ゆうき「いや、それなら"何もない"場所が出来る筈だよね」 - 499主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:51:47
くーべー「…?どういう事だべ?」
ゆうき「……そうだ…映画館。昨日来たところとは、やっぱり違いますよね」
みずき「え?そんな事無い筈だけど」
ゆうき「……もしかして。さっき見た地図…そうだ、きっとそもそも"無い"んだ!」
ほえーぬし「ゆうき殿、一体どうしたおっふ!?」 - 500主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:52:30
ゆうき「だとしたら…やっぱり…!」
端末に浮かんだ地図を縮小する。映るのは東京都。
ゆうき「やっぱりそうだ…私の知ってる形じゃない」
青ざめるゆうき。
みずき「え?」
ゆうき「ごめん皆!私ちょっと行ってくる!」
くーべー「ど、どこに行くだべ!?」 - 501主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:54:01
______________________________
_ずっとおかしいと思ってた。
怪獣騒動。怪獣の存在は認知されているのに、いつしかあまり怖がられなくなっていた。
なんで?だって大したことが起こっていないから。と周りは言う。
そんなはずがない。あんなに大きい怪獣がいきなり現れて、暴れて、大したことが起きてないって、そんなわけがない_
ゆうき「まもりちゃん!カソクちゃん!」
_でももし…本当の被害は、『被害が無くなっている』ことだとしたら…_ - 502主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:54:24
ゆうき「いるんでしょ、この辺に!?お願い、聞きたいことがあって!」
_『あそこにゴミ箱ありませんでした?』
『いや、最初から無かったよ』
あの時に感じた違和感…今なら説明できる。
ディノサネティに吸収される。その意味_ - 503主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:56:15
空から妙にカッコつけて参上するまもり。
まもり「…何ですか全く。こっちもまだ帰ってきたばかりなんですけど…」
ゆうき「ねぇ!ディノサネティに食べられたものってもしかして…"最初から無かったこと"になるの?」
まもり「………」
ゆうき「みんなあった筈の事を忘れてるんだ、今日だって、映画館が違って…」 - 504主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/24(木) 23:56:40
まもり「落ち着いてください。……というか、知らなかったんですか」
ゆうき「…じゃぁ…やっぱり、じゃぁ!」
まもり「闇の始祖の力_飲み込まれたものは、この宇宙から消去されるんです」
ゆうき「嘘…でしょ?」
【第23話に つづく】 - 505主【第22話】◆1jJNk4WXvE22/03/25(金) 00:00:17
こうふく「次回!魔法少女シーチキンッは!」
_________________________
ゆうき「どうしよう…こんな事皆に言えるわけがない…」
みずき「この前からゆうきの様子がおかしいわ」
ほえーぬし「折角期末テストも終わって夏休みに入るってのにどうしたおっふかねぇ」
くーべー「そういやののくなさんも最近見かけないだべ」
こうふく「うっひょオオオオ(ノ・ω・)ノオオオォォォ-!」
きみたけ「くええええええっ!!」
まもり「…いやいや、この流れで何を盛り上がってるんですか!?」
次回!第23話『こうふくノンストップ!特に隠れてもない陰謀!』
こうふく「会えるかも…私の宇宙人さん!」
お楽しみに(?) - 506主◆1jJNk4WXvE22/03/25(金) 00:08:37
これにて22話完結!14話以降の重要な一区切りでした。
簡単に解説しておくと、闇の始祖周りは序盤(1~5話)の頃のダイスの流れでトンデモ厄ネタルートが採用。
コルプスレコーズの存在も初期からの構想ですが、校長が黒に決まったのは第7話(健康診断)、生徒会長が黒に決まったのは「いあ」に特別な意味があるとダイスで決まった時です。
ちなみに結果が既定路線の縦軸回でも戦闘ストーリー時に定期的にダイスを振るのは、こちらでキャラの火力パラメーターを把握するためだったり。
というわけで次回からは第23話。出来るだけ早い時間に更新したいんですが…出来るかな?怪しい。
それではおやすみなさい~ - 507二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 00:44:47
おつです
恐竜の象徴であるティラノサウルスに対して氷の力....上手く説明出来ないけどこう....熱いですね!! - 508二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 10:37:09
保守
- 509二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 21:00:05
つくづく続く
- 510主◆1jJNk4WXvE22/03/25(金) 21:24:15
すみません、今日は更新できなさそうです…
このところリアル問題で不定期化していて本当に申し訳ない
というわけで、今回は第23話に向けて募集をしておきたいと思います
遂に登場するらしいオカルト研究会
こうふくちゃんは一体何に夢中なんでしょうか?
最大8案
それではおやすみなさい〜 - 511二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 21:51:32
縁結びの神の噂
- 512二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 23:14:17
空の向こうから来たとされる神さまのお話
- 513二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 00:55:49
123年に一度、空が蒼く染まる満月の夜に比翼山(冥さんの実家がある町にある山)の上空を飛ぶ翼開長一里にもなるという伝説の巨怪鳥
- 514二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 04:57:00
午前1時11分、風のない夜に(町の近くの?)山の上にある小池へ飛び込むと、光と影が入れ替わった「裏の山頂」へと出られるという噂
戻る時は午前2時22分に飛び込み直さないと体が耐えきれずに溶けてしまうのだとか
補足:光と影が入れ替わるというのは、基本的に真っ白(明るい)の世界に、現実でいう日光のように影が降り注いで、その影が照らす(?)部分だけ暗くなり色が分かる感じ。持ち込みの懐中電灯とかは影を発射してくれるので安心
ネガポジ反転みたいな感じだなだと書いてから気づいた - 515二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 13:01:28
悪魔召喚の魔法陣づくり
- 516二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 22:26:35
封印された宇宙人?の目覚めが近づいている
- 517主◆1jJNk4WXvE22/03/27(日) 02:36:26
すみません、今日も更新お休みします…ちと忙しい
オカルト研究会、最近の調査テーマは?
dice1d6=1 (1)
- 518二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 10:04:27
え…縁結びかあ
- 519二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 11:32:15
縁結びか~学生らしくて良いね
- 520二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 19:06:31
「今俺を見たな?」とか言って強制的の縁を結んでくる類の神様じゃないといいが
- 521二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 00:04:13
楽しみに待機
- 522主◆1jJNk4WXvE22/03/28(月) 08:21:44
今日は多分更新できると思います
現在準備中 - 523二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 11:34:46
楽しみにしています〜
- 524二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 14:38:35
To Be continued.....
- 525二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 00:19:19
待機待
- 526主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:28:47
眼を開くと、辺り一面に広がる星々。
ゆうき「……ここは…また宇宙だ、夢だなこりゃ…今度はどこだろう」
見下ろすと、そこには青い惑星。
ゆうき「地球…じゃ、ない?」
???「君は?」
ふと、後ろから声をかけられる。 - 527主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:31:35
ゆうき「え、ど、どなたでしょう…」
振り向くと、そこには小さな恐竜の精霊のような姿が。
ゆうき「アクアラプタ…?」
???「…こんにちは。私の名前はカリュプソー」
ゆうき「かりゅ…どこかで聞いたことのある声…そうだ!夢で見た、アクアラプタの女王様!」
カリュプソー「今はこんな姿でしか現れることが出来なくて済まない…君は、シーチキン、なのかな」 - 528主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:34:15
ゆうき「は、はい!魚沼ゆうきって言います!あの、ここは一体…」
しかし、急にゆうきの返答に困惑した表情を見せるカリュプソー。
カリュプソー「…?今…名前、なんて?」
ゆうき「えっ…魚沼ゆうき、ですけど」
カリュプソー「……どういうことだ…おかしいぞ…」
ゆうき「えっ?ちょっと、どうしたんですか」 - 529主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:36:08
カリュプソー「シーチキンっていうのはつまり、ドライバ…いや、マジカルフィッシュを使ったのだよね?」
ゆうき「はい。サバのマジカルフィッシュですよ。くーべーの。
あ、あと、デンキウナギも」
カリュプソー「……そんな…そんなはずはないぞ……」
ゆうき「あの、だからどういう意味…」
カリュプソー「君は…何者なんだ?」 - 530主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:37:52
ゆうき「えっ……」
_______________________________
ゆうき「はっっ!!」
ベッドから飛び起きる。
ゆうき「まぁ…いつもの変な夢だよね…最近は頻度が減ってきてたのに、また濃いのを見てしまった」
くーべー「む~~…?あ、ゆうき…おはようだべ」
ゆうき「ん。おはよー」 - 531主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:41:12
朝ご飯を食べる。いつものサバサンドだ。
くーべー「ほえーぬしがいないと、急に朝が静かになっただべね」
ゆうき「そうだね…」
みずき先輩の実家騒動以降、先輩とほえーぬしは何だか仲が良くなったらしくて。
特にその…クソ映画?っていう趣味を理解してもらえたらしい。
それからというもの、ほえーぬしはみずき先輩の部屋で過ごすことになって、この部屋も私とくーべーだけになった。 - 532主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:43:19
くーべー「ここ最近はののさんもみかけないだべ」
ゆうき「それ普通に心配なんだけど」
くーべー「心配しないように生存確認用の合図が送られてくるんだべ。ほら、この4次元ルームに」
ゆうき「流石。しっかりしてるなぁ。
アクアラプタと言えば、きみたけも元気にやってるかな」
くーべー「今でもほえーぬしが定期的に言葉を教えに行ってるらしいだべが…」
ゆうき「ふーん…」 - 533主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:44:56
くーべー「…何か元気ないだべ?」
ゆうき「いやっ!そんな事はないよ!みずき先輩がフローズンスタイルを手に入れて
どんどん戦力的にも強くなってるしね!」
くーべー「……」
ゆうき「それじゃ、一学期最後の学校に行ってまいります!」
くーべー「行ってらっしゃいだべー!」
____________________________________ - 534主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:47:22
みずき「おはよう」
ゆうき「おはようございます!こうふくさんは?」
みずき「部活の用事か何かで早めに登校するそうよ」
ゆうき「結構忙しそうですよね天文部。楽しいなら良いと思いますけど」
みずき「そうね。…いつ大変な事になるか分からない状況だし…楽しめる事は思う存分楽しんでおきたいわね」
ゆうき「ちょっとちょっと!気持ちはわかりますけど…そこは大変な事にならないように頑張りましょう!」
みずき「ふふっ…そうね」 - 535主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:50:17
みずき「楽しむと言えば。期末テストも終わって今日から夏休みね
ゆうきは何か予定とかある?帰省とか」
ゆうき「特には…気分が向いたら銚子に帰ろうかな、とか思ってますけど」
みずき「そんな軽いノリなの…」
ゆうき「東京と千葉の距離ですから。私は夏休みも気張って宇宙船づくりの手掛かり探しかなー!
…そういえば、ヒエロニムスの調査ってあれからどうなったんだろう」 - 536主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:53:02
みずき「それなら…保さんと私の祖母が積極的に進めてるみたいよ」
ゆうき「まもカソちゃんが?」
みずき「えぇ。あなたに変装してよく御祖母様の研究室に行ってるって聞いたわ」
ゆうき「ワタシに~?もう、許可も取らないでそういうことするとか不公平なんじゃ!」
みずき「文句は私じゃなくて彼女に言いなさいよ…」
ゆうき「む~…今度行きます。ま、別に構わないんですけどね。
まもカソちゃんはそう易々と何度も姿を見せられないだろうし」 - 537主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:54:37
みずき「あなた本当に丈夫な精神してるわね…」
ゆうき「そうですかね?・・・そうでもないですよ。割と結構焦ってます」
みずき「焦る?」
ゆうき「……」
________________________________________
_数日前_
まもり「闇の始祖の力_飲み込まれたものは、この宇宙から消去されるんです」
ゆうき「嘘…でしょ?」 - 538主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 02:58:34
まもり「私も所詮人に聞いた話でしかないですが…
闇の始祖はあらゆるものを無に収束する事で宇宙に干渉する権能を持つそうです」
ゆうき「ディノサネティは、吸収したものを無に収束する代わりにエネルギーを増幅させる…」
まもり「そしてそれが、闇の始祖ご本人の復活につながると。
完全に推測ですけど、あのディノサネティとかいう自律兵器。あれは闇の始祖の一部を利用したものでしょう」
ゆうき「…やられた……じゃぁ、私達が思っている以上に酷い被害は沢山出てるかもしれないんだ…
人だって、もしかしたら何人も…」
カソク『可能性は限りなく高いやろな』 - 539主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:00:19
まもりの肩を掴む。
ゆうき「戻す方法は!?消えてしまった物を戻す方法って無いの!?ねぇ!?」
まもり「だから落ち着いてくださいよ…dice1d2=2 (2) 」
1:心当たりは…あります
2:知るわけが無いでしょう
- 540主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:04:01
まもり「私だって何でも知ってる何でも屋さんじゃないんですよ」
カソク『何ならウチらだって、この時代を手探りで調べてる真っ只中やで』
ゆうき「……まぁ…そりゃそうか。ごめん」
まもり「謝る事でもないでしょう。…ただ、元に戻すのは難しいんじゃないかと思いますけどね
無に収束したものは、この宇宙の全ての時間と空間から消去される。かなり大幅にして強引な改変です」
カソク『例えるならアレや。コンピューターからデータを履歴ごと完全に抹消した感じやな』
まもり「…ね?復元は不可能に感じません?」 - 541主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:08:16
ゆうき「……はぁ……どうしようかな…こんな事皆に言うわけには…」
まもり「…っていうか。君は何で気づけたんですか。改変されてる事に」
ゆうき「え?いやそれは、何となく…」
まもり(何となく?…いやいや、おかしいでしょう…) - 542主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:09:11
ゆうき「…まもりちゃん?」
まもり「君が覚えているという事は、改変も完全なものではないのかもしれませんね」
ゆうき「…うん。何とかして、戻す方法を探してみるしかないよね。頑張るよ!
宇宙船の作り方探しと平行は疲れるけど…」
まもり「……大した根性ですね、君」
____________________________________ - 543主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:11:41
ゆうき「まもカソちゃんが助っ人になってくれて…みずき先輩も強くなったのに
なんだか依然として問題山積みって感じで…でも猶予は多分、そんなになくて。
だから焦っちゃうなって」
みずき「仕方ないわよ。そう簡単に解決するものじゃないんだわ。きっと」
ゆうき「まぁそりゃそうですよね」
みずき「でも、だからこそ皆で協力しましょう。・・・一人で背負い込むなんて事は止めて」
ゆうき「……ん」 - 544主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:15:04
_______________________________________
_4年4組_
りの(えぇ!?金槌君に告られたぁ!?)
こうふく(ちょとちょと!リアクションが大きいでありますよ…!)
学校。コソコソ話をする女子二人組。
りの「で。どうしたの」
こうふく「いや自分…その、どういう対応をしていいのか分からなくて…い、一旦保留…的な?」
りの「はぁ~~~~。…いやまぁでも、よく告ったなって感じかしらね。彼」 - 545主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:18:02
こうふく「りの氏、知ってたでありますか…?」
りの「知ってるも何も、金槌君がアンタに惚れてるのはそれなりに敏い奴なら気づくくらいには露骨よ」
こうふく「そ…そんななんでありますか!?」
りの「そんなよ。ってゆーかもうアンタのアンサー次第じゃない。アタシに相談する事ある?
アンタの気持ちはどうなの」
こうふく「ど、どうって言われましても…dice1d100=100 (100) 」
- 546主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:21:43
こうふく「……うぅ…///…いや、うーん…むぅ…恥ずかしいけど…結構嬉しかったかも…です///」
りの(え、こっちも結構本気だった!?そういうの鈍くて苦労しそうだと思ってたけど…これはイケるCPなのでは?)
こうふく「え、えと…それでやっぱり…ど、どうした方が良いでありますかね…?」
りの「いやもうそれならくっついちゃえば良いんじゃないの?私から言えることは無いわよ」
こうふく「いやでも、流石にそれはその、気が引けますと言うか…」 - 547主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:25:31
りの「…いやいや、あのね、私だって別に恋愛のプロじゃないのよ。むしろそういうのは経験なしだから。
アンタの方が一歩先を行ってるから。自信を持ちなさい自信を。それで充分よ」
こうふく「じ、自信…でありますか」
りの「そう!アンタは今踏み込んだことの全くない世界に怯えているだけ。
でも間違いなく才能はある(結構男子にモテてるし)。自分を信じなさい」
こうふく「そ、そう言われましても~……(自信…かぁ)」
自信。私には思ったより足りていないものかもしれない。
思えば、シーチキンとして戦うことにだって…__
_____________________________________ - 548主◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:28:32
今日の更新はこの辺で。
こうふく×カタナ関連のダイスは毎回クリティカル引くの何なの…?ダイスは気ぶり勢なの?
全く物語の本筋と関係ないラブコメ要素だけど…ここまで来たらカタナ君にも活躍の出番が必要かもしれないな
それでは第23話で戦う勢力
dice1d5=5 (5)
1:ヘルルイエ
2:コルプス
3:ヘルルイエ
4:コルプス
5:両方
それではおやすみなさい~
- 549主◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:30:13
両方出てくるのか…登場形式
ヘルルイエdice1d3=2 (2)
1:幹部だけ
2:ディノサネティだけ
3:両方
コルプスレコーズdice1d2=2 (2)
1:幹部登場
2:一般キャラがヒエロニムス化
- 550主◆1jJNk4WXvE22/03/29(火) 03:32:08
両方とも一般怪人だけ戦闘の場に現れるらしい、今となっては珍しいな
それでは明日の夜までの募集枠
登場するディノサネティのモチーフ爬虫類、及び能力持ち個体(ありなら能力名)か否かを募集します
最大7案
それでは改めておやすみなさい~ - 551二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 12:28:53
アロサウルス
- 552二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 15:06:48
ディノサネティ:ヴェロキラプトル
能力:分身
人間(シーチキン達)の半分程度の身長だが、牙や手足のかぎ爪と素早い動き、そして分身能力による数の暴力で襲いかかる
分身は作りすぎると個体個体が弱体化してしまうため、一度に10匹程度しかできない
また、本体は頭部に冠羽があるが、分身体にはないため見分けは容易
マジカルフィッシュ:イワシ
能力:分身生成
自身と全く同じ姿や能力をした分身を作り出せる
これにより数が必要な相手に集団攻撃や、分身に授業を受けさせて本人はアクアラプタやヒエロムニス退治に行く、なんてこともできる
こちらの分身上限は最大5人まで
シーチキンに変身した状態で分身すれば、各々が別々のマジカルフィッシュを使うことができる
ただし、スーパーマジカルフィッシュは本体のみが使用可能であり、スーパースタイルの状態で分身しても通常状態の自身の分身が生成される - 553二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 20:29:26
モササウルス
- 554二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 20:41:24
ドレパノサウルス
頭部が常に胴体と分離して空中に浮いている
胴体部分は両腕と尾の電気を纏った爪を活かした格闘攻撃を、頭部は口からの雷撃を得意とする。
コアは頭部にあり、胴体の方は頭部のコアが無事なら何度壊されようが傷つこうが再生する。
マジカルフィッシュ:キンチャクガニ
能力:チアガール
チアガールのポンポンが生成される
どこからともなく流れる音楽に合わせて歌ったり踊ったりすることで相手を応援し、底力を引き出したり気分を高揚させてやる気を上げたりして強化させることができる(当然ながらヘルルイエ等敵を除く)。
デンキウナギのスーパーマジカルフィッシュとかなり相性が良く、スパーキングスタイルと同時使用するとポンポンで電気を収束して雷パンチを放ったりすることが可能になるなど、電撃技を強化する固有能力が付与される。 - 555二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 23:19:00
ハブ
- 556二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 02:08:50
間に合うかな……
ディノサネティ:始祖鳥(お前も爬虫網(爬虫類?)扱いなのか)
限定的な飛行能力を持ち、小休止を挟むことで短時間(1分程度)の空中機動ができる。空中からは金属の細かい粒子をばらまくため、シーチキンにとっては毒のように働く。物理的な毒のためカメノテ(だっけ)での解毒は難しいかもしれない
地上でもかなりの機動性を持つため、高機動型デバフタイプのようなスタイルとなる
マジカルフィッシュ:リーフィーシードラゴン
能力:流体金属
使用すると、衣装が金属光沢を帯び、打撃に対する耐性が上昇する
また手のひらから滝のように謎の流体金属を出すことができ、これで押しつぶすことが出来る。焼き固めると軽く丈夫になるものの身動きを制限することができる
ただし流体だと自然に気化するため周囲の生命体(敵味方問わず)に被害が出る諸刃の剣でもある。固めれば安全だが戦闘後も残るので後始末には注意 - 557主◆1jJNk4WXvE22/03/30(水) 02:51:28
流石に今日は寝落ちします…
種 dice1d6=1 (1)
フィッシュ dice1d6=3 (3)
- 558主◆1jJNk4WXvE22/03/30(水) 02:54:06
アロサウルスで能力無しらしい
毎回外しちゃうな能力持ち個体…第24話は確定で能力持ちにしましょう
お次はヒエロニムス
プロト〇〇
〇〇に入る生物を(無脊椎動物縛りで)最大7案
使う能力なんかも書いてくれるとありがたい - 559二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 11:25:30
ティラノサウルスにアロサウルス....
最近は強豪恐竜が続くなぁ... - 560二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 18:19:30
アント(蟻)
能力:スワーム(群れ)
人型にしたアリの様な姿のヒエロムニスだが、実態は数万数億匹もの小さなアリ型の怪物の集合体。
他のアリよりひとまわり大きな「女王」個体によって数を増やす。
全滅させても女王が無事ならそこから復活するだけでなく1匹でも取り逃がすと生き残った個体が新女王となるため完全に倒して元の人間に戻すには1匹残らずトドメを刺す必要がある。 - 561二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 19:51:02
ヒエロニムス:パピヨン(蝶)
能力:幻惑
自身と他者の見た目を入れ替えることができる。味方に攻撃されたかように見せかけて混乱させたり、誤射を誘発したりできる
ただし音や気配などは偽装できないため、視覚以外なら正常に感知することができる(電波など可視光の外でも正しく観測可能) - 562二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 20:47:34
フナムシ
鋼鉄の硬さを持つ群体であり、上も下も無く縦横無尽に豪雨のように降り注ぐ
一匹残らず極めて器用なのが真の強みであり急旋回や急制動を淀みなく行い高効率で的確に急所を狙い撃つことも可能 - 563二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 21:21:54
ヒトデ
触腕を鞭のようにしならせ対象の精神に恐慌、せん妄、心の摩耗などの盛りだくさんなダメージを与える
直接的なダメージではないため射程は無限に近い
遅効性で効果も弱めな毒を有する
ボディは非常に密度が高い - 564二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 22:58:27
ナマコ
能力 ひたすらに硬く重く破壊力に満ちた筋肉の怪物
あらゆる環境に適応できる
己以外の筋肉を許すまいと常に噴出するピンク色の気体は強制的に筋肉を弛緩させ脱力に追い込む - 565主◆1jJNk4WXvE22/03/31(木) 02:47:48
dice1d5=5 (5)
- 566二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 11:02:06
能力はmuscle (筋肉)あたりかな?
- 567二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 17:02:05
ほしゅ
- 568二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 23:52:53
果たしてこうふくちゃんとカタナくんの恋路はどうなるか
- 569主◆1jJNk4WXvE22/04/01(金) 01:04:43
妙にダイスに応援されている二人の恋路…出来れば修学旅行編まで引っ張りたいんですけどね
それはそれとして主が体調崩しているので今日もお休みします…この時期は温度差酷いんで皆さんもお気をつけて - 570二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 10:38:32
了解しました
体調に気をつけてください - 571二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 17:12:19
待機
- 572二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 23:38:12
- 573二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 00:33:42
続く
- 574二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 04:39:12
まもカソちゃん
- 575二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 07:12:56
最近読み始めて追いついたけど面白過ぎる
最高 - 576二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 12:43:55
続く
- 577二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 21:44:48
保守ちゃん
- 578二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 02:37:06
カソクちゃん
- 579主◆1jJNk4WXvE22/04/03(日) 03:24:43
もう少しだけお休みさせてください…申し訳ない
質問とかは受け付けますので色々コメントくださると幸いです - 580二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 08:28:55
いえいえ大丈夫ですよ〜
- 581二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 08:57:40
- 582二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 15:46:26
新勢力登場でヘルルイエ組がどういう印象なのかな?
....合体ディノサネティとか新戦力もくるかしら - 583二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 01:03:25
ほ・しゅ
- 584二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 01:06:17
起源によってはヒエロムニスとディノサネティが合体した様なのも出てくるかもしれない
- 585二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 12:20:12
ほしゅ
- 586二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 20:06:11
安価参加できないけどこのスレめちゃ楽しい
- 587二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 21:45:15
このレスは削除されています
- 588二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 22:09:38
- 589二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 23:13:46
- 590二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 23:30:03
- 591二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 00:13:32
- 592主◆1jJNk4WXvE22/04/05(火) 03:06:36
- 593主◆1jJNk4WXvE22/04/05(火) 03:27:33
- 594主◆1jJNk4WXvE22/04/05(火) 03:27:50
→ゆうきへの好感度
・みずき…89(心を許せる大切な友人。少し無理しがちなので心配)
・タタミ…62(前線で戦い続けて、強い力も使いこなしてて凄いよなぁ)
・こうふく…74(ヒーローものの主人公感あって憧れます!自分も頑張らないと!)
・まもカソ…33(明らかに普通の人間じゃない…何者です?)
→みずきへの好感度
・ゆうき…60(頼れる優しい先輩!これからもよろしくです!)
・タタミ…52(ののさんもそうだけど、時々かーちゃんみたいな態度するよな)
・こうふく…78(暗殺者の一族!何とカッコいい響き…!)
・まもカソ…43(初対面の印象と違って意外と甘いんやな。家族は大切にせぇよ)
→タタミへの好感度
・ゆうき…60(タタミちゃんがいなくなったぶん、私が!)
・みずき…80(心配だけど、今はそっとしておくべきよね)
・こうふく…76(何だか他人事のように思えない悩みであります)
・まもカソ…5(よく知らんけど戦闘バックレてるってのは論外じゃないですか?)
→こうふくへの好感度
・ゆうき…60(もしかしたら私が巻き込んだせいで辛い思いしてたり…しないよね?)
・みずき…72(意外としっかりしてる娘なのよね、頼りになるわ)
・タタミ…66(にーちゃんの初恋の相手ってマジ?)
・まもカソ…56(家造りの時は凄く助かったわ!これからもよろしくやで)
→まもカソへの好感度
・ゆうき…60(強いし物知りだし頼りになるよね!)
・みずき…31(ワケアリとはいえ、隠し事されながらいるのは気分が良いものじゃないわね)
・タタミ…10(誰?)
・こうふく…65(未来人ですとぉ!?興味湧きます〜!) - 595主◆1jJNk4WXvE22/04/05(火) 03:35:17
ヘルルイエ側の新戦力はヤドカリの力が鍵になってきますね
既に複数のディノサネティを重合して召喚する事を何度か行ってますが…どこまで増えるのかな?
ヒエロニムスとの融合は多分ないと思われる、多分
【コルプスレコーズへの現状の感想】
・デメデメ…(ドライバでも無ければ始祖の祝福でもない…?一体どういう技術を用いてあんな芸当を?)
・るぅかす…(強い敵なら大歓迎!勝つのは俺達だかな)
・ボルボックス…(へぇ〜?ふぅーん…)
・イア…(我々の事を知っているとは…もしや奴等なら光の始祖の場所も知っているのか?)
・ハストール(どういう事だ?あの技術が既にこの星で使われている?まさか…そんな筈は…)
- 596主◆1jJNk4WXvE22/04/05(火) 03:36:08
明日は復帰します
何ならお昼ごろから始められるかもしれない - 597二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 07:46:20
- 598二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 07:47:00
- 599二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:33:38
ヒエッ…ゆうきちゃん…特に裏とかなくこれなら怖すぎる
- 600二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 15:06:27
色々とストーリーやキャラ設定をまとめて頂いて凄い
サブキャラの方々とか忘れてしまっているところもあったのでありがたい - 601二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 19:48:30
ホントはフィッシュとか家族とかもまとめたかったけど今みずき先輩の家族急に濃くなって前スレのまとめじゃ追い付かなくて・・・
読んでまとめてをするのは割と大変かつ抜けが起きやすいし・・・
そらお先輩のセリフまとめならやる気も500倍ぐらいになるんですけどね - 602二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 22:11:01
こうなると各話ディノサネティやヒエロムニスのまとめも欲しくなってきた
- 603主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:09:20
スイッチを押すと、教室の壁が一瞬にして広い空間に様変わり。
あたかも全校生徒が一堂に集っているかのようである。
ゆうき(AR技術って凄いなぁ…)
今日は1学期最後の全校集会。 - 604主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:17:10
_ディノサネティによる人的被害はどれほど出ているのだろうか?
まもカソちゃんに聞いた話では、"収束"による改変の影響は結構まちまちらしく、人ひとりが完全に宇宙から無かったことになる場合もあれば、単に行方不明となる事…逆に関係する人々にすら消滅の影響がある場合もあるらしい。
因果の密度がどうこう…らしいんだけど、詳しい事はまもカソちゃんも知らないとの事だ。
集会の様子を見渡す。全校生徒数は約1500人…くらいだっけ?
ゆうき(もしかしたら、既にいなくなってる人もいたりするのかな…)
そう考えると、私はゾッとするように思った_ - 605主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:18:44
「まるでいなくなっちゃったみたいだねぇ」
ゆうき「!」
後ろで聞こえるひそひそ声につい振り返る。
ギャル「?、どしたの」
ゆうき「いや…何の話してるのかなーって」
ギャル「ほら、ギャラっちの事だよ」 - 606主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:20:40
クラスメイトが指差した先には、空席。そこは本来、私の友達である愛が座っているはずの席だ。
ギャル「結構長い間休んでるじゃん?遂に1学期も終わってさぁ、夏休み明けは会えるかねぇ」
ゆうき「…dice1d3=2 (2) 」
1:ギャラっち…?
2:この前にもお見舞いに行ったけど…
3:仲良かったっけ?
- 607主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:23:43
ゆうき「持病の再発なんだってさ。この前にもお見舞い言ったけど、もしかしたら手術かもって」
ギャル「マジ?スパデンでは?」
ゆうき「(スパデン…?)…まぁ、良くなることを祈るしかないのかなって」
ギャル「ユーちゃん、ギャラっちとそんな仲良かったんだ…いがぁい」 - 608主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:26:39
深海『_以上をもちまして、生徒会長からの挨拶とさせていただきます』
門政『きりぃつ!れぇい!』
みずき(張り切り過ぎじゃないかしら…)
門政「続きまして、校長先生から_……」
みずき(学校長…) - 609主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:30:46
_______________________________
_数日前_
みずき「それじゃ貴女、その見た目でおばあ様の所に行っているわけ?」
ゆうきの姿に変装しているまもりと話す。
まもり「まぁ使い勝手良いので。このところ良いように情報屋扱いされてアンフェアでしたから、このくらい許されるでしょう」
カソク『フェアかどうかの基準はまもりが決めとるからな』
みずき「はぁ…(嫌われる性格してるわね…)…それで?私にどういう用?」
まもり「今から5年前にも、いけす学園の生徒がヒエロニムスに襲われる事件があったと聞いてるんですが」 - 610主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:34:52
みずき「いけす生徒を狙って凶器を斬り付けた不審者がいたとは話題になったわ。
5、6人くらい重傷者が出たけど、誰も犯人の姿を記憶してなかったとか」
まもり「そうそれ。明らかに犯人はプロトリウム使用者なんですが…
少しばかり婆さんに頼んで正体を探ってみたら、同時期に行方不明者が一人出ているんですよ」
みずき「…それって、まさか」
まもり「本名は樟葉海心。当時は君と同学年のいけす学園生徒だった筈です」 - 611主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:38:09
みずき「私も大して接点があったわけじゃないから…知ってるのは、認知検査で倒れて救急搬送されたってだけで…」
まもり「何ですか?その認知検査っていうの」
みずき「あ、それは知らない?何と言うか…カクカクシカジカで…」
___________________________
まもり「えぇ…?そんなおかしい研究に付き合わされてるんですか?全校生徒?」
みずき「まぁ、学費が安い理由の一端らしいし」
カソク『いやそういう問題ちゃうやろ!』 - 612主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:41:59
みずき「私だって流石に胡散臭い話だとは思ってるわよ。でも結構本気で情報統制敷いてるから何とも…」
まもり「…今の話を聞く限りではどう考えても黒ですよ、君達の通う学校。ますプロトリウム配布に関わっていますね」
みずき「えぇ!?」
まもり「学校の創立時期が今から48年前…その認知検査とか言う研究してるX大学も49年前に創立してますね。
最初のヒエロニムス目撃情報は50年前ですからかなり近い時期です」
みずき「ちょっと待って、流石にこじつけ過ぎじゃぁ…」 - 613主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:45:32
カソク『いやここまで接点あったら疑うのに充分ちゃうか。…言うてもこんなん探せば溢れかえっとるやろけどな』
まもり「連中は私達の思っている以上に社会に浸透しているかもしれません」
みずき「…それで、私にどうしろと?」
まもり「君には特に何も。ただ目立った動きはしない方が良いかもしれませんね」
そう言い残してさっさと去っていく。
みずき「……気に入らない態度だわ…」 - 614主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:50:01
___________________________________
校長『君達にはより一層、新しい未来の人類としてのモデルを意識して_…』
みずき(学校が黒だというなら、きっと理事長でもある彼が関わってるって事よね…)
ねね「ふぁ…相変わらず変わり映えのしないお話…ロボットじゃありませんの?校長先生」
みずき「…あながち間違ってなかったりしてね」
ねね「えぇ?」
みずき(今も意識が回復しない生音…ヒエロニムスにさせられた貴女なら、何か知っているのかしら) - 615主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:54:37
20XX年度の1学期は終わりを告げ、夏休みが始まる。
私、魚沼ゆうきにとっては…きっと、大変な夏休みになるでしょう…_
_放課後 天文部室_
扉を開けて部室に入る。今日は夏休み前に散らかった部室の片付けだ。
カタナ「どうもお疲れ様でs」
そらお「聞いてくれよ金槌君!!」
カタナ「うわっ」
扉を開けるとすぐさま飛び込んでくる部長の顔。 - 616主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:57:58
そらお「いやね、この天文部に新入部員申請が3人!3人も!入ってくれるってさぁ!
かぁ~!これは宇宙の時代が到来する前触れかなぁ?」
オタク「言い過ぎじゃないっすかねぇ…部長のテンションによっては今後ワンチャン退部しますよ」
そらお「なんだって?」
カタナ「ははは…」
そらお「まぁとにかく、今日既に新入部員君が一人来てるんだ。金槌君にも紹介するよ」 - 617主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 02:58:20
dice1d2=2 (2)
1:男
2:女
- 618主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 03:04:18
新入部員「は、初めまして!新しく天文部に入りました!」
カタナ「初めまして。俺は金槌カタナという。これから宜しくな」
新入部員「はいっ!」
そらお「元気が良くて何よりだよ!ウチの部活には明るさが足りなかったからね」
オタク(アンタ一人で充分っすよ…)
新入部員「あ、いや結構緊張してます!私…そんなに星詳しくないし、声が大きくなりがちなのは、生まれつき耳が悪いからでして」 - 619主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 03:07:12
そらお「ほぅほう…まぁ気に病むことはないさ!そのうち慣れるし僕たちは大歓迎だからね!」
オタク「貴重な女子部員ってのがいいっすよねぇ…というか今いないのも含めたら3人?結構割合高いのでは?」
カタナ「そういえば、水守は…」
そらお「あぁ、水守君なら今日は別用があるそうだ。ここの所多いね、彼女が休むこと。
昔は僕以上に通い詰めてたこともあったけどなぁ」
カタナ「……(まさか俺、避けられている…雰囲気に任せてあんな事言ったらそりゃそうか…)」 - 620主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 03:11:10
オタク「水守なら多分あれでしょ、ODC」
そらお「あぁ!そういえばこの頃オフ会やるとか言ってたね」
新入部員「ODC…?オフ会…?」
オタク「ODC…通称オカルト研究会。この辺りを中心にして建ち上がったネットサークル。
結構リアルで会って活動とかやってるらしいっすけど」
そらお「まぁ噂を集めるだけじゃなく実際に出向いて確認するのがモットーだからねぇ」
新入部員「詳しいんですね!」 - 621主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 03:15:47
そらお「詳しいも何も、オカルト研究会の発祥地はここ!いけす学園天文部だからね!」
新入部員「うえぇ!?」
カタナ「懐かしいですね…俺と水守が入学したころの部長だったか。あの人なんですよね?立ち上げたの」
そらお「そうだよ。僕が天文部に来た時にも結構お世話になったもんさ。あれからもう5年も経ったけどさ」
オタク「この部活の謎テンションは元を辿ればあの人発祥。水守ちゃんも誘われてODC入ったってわけ」 - 622主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 03:17:24
新入部員「へぇ~!dice1d2=1 (1) 」
1:私も興味あるかも!
2:皆さんはODCじゃないんですか?
- 623主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 03:20:40
オタク「いややめておいた方が良いっす。中一からあそこに入り浸るのは精神に結構毒だから」
新入部員「ど、毒?」
オタク「マジであのノリについてくのはキツイから。むしろ慣れちゃったら危険」
新入部員「そ、それは怖いです!」
そらお「まぁまぁ。本人がその気なら少し体験してみるってのも良いんじゃないか?
僕の方から連絡できるし。きっと喜ぶぞ」
カタナ(……dice1d3=2 (2) )
1:止める
2:止めない
3:止めない
- 624主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 03:22:53
カタナ(…水守に話を聞くチャンスかもしれない。ここは便乗しよう)
カタナ「まぁ、向こうには水守がいるからな。折角だったら先輩に挨拶してくると良い」
新入部員「成程!」
オタク「何か心配っすねぇ…」
___________________________________________ - 625主◆1jJNk4WXvE22/04/06(水) 03:26:04
今日はこの辺で。
次回は遂にオカルト研究会のメンバーが顔見せします
目指すは最近仕入れた噂、縁結びの神!
果たしてこうふくは慣れない恋愛事情にアンサーすることが出来るのか?
というわけで明日の夜までの募集枠
新入部員ちゃんのお名前は?
最大8案
それではおやすみなさい~ - 626二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 03:50:53
おつです!
ODCって過去になんの頭文字かとかありましたっけ……?
名前案は「黄鉄 旅籠」(おうてつ はたご)です
黄鉄鉱(パイライト)と宇宙旅行の風味から持ってきました。宝石言葉は……よく分からなかったです - 627二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 06:46:41
おお~ようやくオカルト研究会が
名前案
遠方 遥来(とおかた はるき)
で! - 628二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 12:50:52
益田岩船(ますだ・いわふね)
- 629二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 14:10:37
このレスは削除されています
- 630二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 14:11:45
恋野 愛矢(こいの あや)
- 631二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 21:38:26
福富 翠
- 632二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 00:44:37
レイ・ピュトン
- 633主◆1jJNk4WXvE22/04/07(木) 02:38:46
dice1d6=4 (4)
ODCはOccult Discovery Circleの略ですね
ゆうきちゃんの好感度値はミスではなく意図的です
心情に関しては本当なのでそこは疑わないで大丈夫です
- 634主◆1jJNk4WXvE22/04/07(木) 02:39:29
恋野 愛矢…キューピットになれそうな名前しますけどね、どうなんですかね?
- 635二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 13:06:36
すげえダイレクトな子来たな
- 636二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 21:12:04
ああそっか女なのは決まっとったんやな
- 637二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 00:01:26
続く
- 638主◆1jJNk4WXvE22/04/08(金) 03:07:59
本日はちょっとお休みします…代わりと言ってはなんですが、登場済みのいけす学園の教師キャラ+αの設定一覧です
特に今後活躍する予定は(校長以外)無いんですが、もしかしたらするかも?
・神月 暁人(初登場:1話) 性別:男 年齢:29歳
いけす学校3年3組の担任で担当教科は音楽。
超有名な音楽家を両親に持ち、本人もプロの音楽家だったりする。歌う様な変な喋り方が特徴的。
・園村 魅恵(初登場:18話) 性別:女 年齢:37歳
いけす学校1年6組の担任で担当教科は体育。
怒りっぽい性格で生徒からは"鬼"と嫌われている文字通り鬼教師だが、実は夫には超絶甘いという噂。
・鈴木 哲典(初登場:1話) 性別:男 年齢:59歳
いけす学校6年2組の担任で担当教科は生物。
授業の難易度がべらぼうに高く、平気で中学~高校の範囲を逸脱したような話を展開する。
一部の向上心高い生徒から熱烈な人気があるおっさん教師。
・雨宿 夜空(初登場:18話) 性別:女 年齢:28歳
いけす学校4年4組の担任で担当教科は国語。
幸薄そうな顔をしているが実はかなりの古典マニアで、その方向の話になると顔色が変わる。
いつも大事な日に限って雨に降られる体質に悩まされている生まれながらの雨女。
・校長先生(本名不明)(初登場:7話) 性別:男 その他不明
いつも優しい笑顔をした穏やかな先生。話が小難しく長いのであまり生徒から人気は無い。
約50年前にいけす学園を設立しているのだが、その過程はあまりにも唐突で不自然。しかし突っ込まれた前例無し。
正体は謎の組織『コルプスレコーズ』のリーダー格の一人。どうやら目的は始祖の力を全て揃える事のようだ。
・イケスチャン(初登場:1話)
いけす学園の生徒情報を管理しているAI兼学園のマスコットで
最適化された学習計画を生徒一人一人にお届けするのが役目。
まるで監視されているようだと嫌う生徒も存在するが、お構いなしに生徒の成長を見守っている。 - 639二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 11:37:07
次回も楽しみ
- 640二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 19:28:19
イケスチャンがラスボス説
- 641二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 22:02:17
ラスボスよりは黒幕っぽい
- 642二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 00:06:42
魅恵さんと夜空さん好きだから出てくると嬉しい
- 643二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 07:24:49
保守
- 644二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 12:03:07
続く
- 645二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 23:01:54
保守
- 646二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 23:40:37
続
- 647主◆1jJNk4WXvE22/04/10(日) 02:16:31
頭痛等で少々体調が芳しくないので少々お休みさせて頂きます…
ODCメンバーのアイデアを募ろうと思いますので
名前とキャラをセットで、あればお願いします - 648二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 10:27:13
ksk
- 649二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 16:32:10
怪人 優真(あやひと ゆうま)
名前でUMAUMAと弄られ過ぎた結果UMAと思い込んだ人間
仙人掌時のこうふくとハチャメチャに仲が良いが、彼は真正の狂人なので極たまに「こうふく」が置いて行かれる
親は自分を拾って育てた恩人。己は人間と似た形の特殊生命体。そんな風な思考。人間観察が趣味 - 650二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 17:28:27
- 651二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 17:58:04
このレスは削除されています
- 652二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 17:58:50
破魔野 清子(はまの せいこ)
神社の娘。衰退しつつある自分の神社への信仰を憂いてオカルトや神話等を見始めた結果ドはまりした。
除霊とかができるかは不明。普通のオカルトマニアで価値観はごく普通。
ただし、テンションとパッションは高いので濃い面子のオカルト研究会にも付いていけている。
オカルトの話になるとちょっと早口になる。 - 653二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 18:09:54
ミス・テリアス(本名:兎田 跳子(うさぎだ はねこ))
美しき女マジシャン。
ODCの仲間達といる際はセクシーなマジシャン用衣装(バニーガールに燕尾服を羽織り、黒タイツにハイヒール、ちっちゃいシルクハット)を着ている。
マジックのネタを探す為にODCに入っており、その手先の器用さはピッキングやら手を使う様々な技能を可能にする。
実年齢は非公開だが、こうふくには自身の身分証を提示している。
シーチキンに助けられた経験があり、オカルトについてはか半信半疑ではあるものの、あればいいなくらいの認識。 - 654二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 19:16:52
名前:天使・聖人
読み:あまつか・ひじと
優しくお金持ちなイケメンの高校2年生
こうふくが少々貧乏な事を知ってからODCへの差し入れを増やし、ODCが終わって帰るとなった時に個人的に少し高級な菓子などを渡すこともあるが、本人の感情としては心配と親切心でこうふくもそれを理解している。
優し気なゆっくりとした口調で話し(~だよね。~だったんだね)無駄遣いはしないけどお金をかけるべき部分(オカルトグッズの購入など)には妥協しない
オカルトは趣味兼あったらいいなという程度
ただし、聖人オーラで悪い幽霊などは彼の近くに寄ってこれないので遠くからや相当力の強い存在でないと彼がそれらを見られる事はない - 655二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20:27:31
- 656二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20:30:08
- 657二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20:32:26
- 658二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 23:47:37
新入部員の名前があの露骨なネームになったんだから、ぜひカタナくんには頑張っていただきたいところ
- 659二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 03:04:47
聖人ってアレなのかな
この世界観で言うと宇宙人か始祖の祝福受けた人? - 660二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 06:12:05
安価案出した本人としては、別に特別な力を付けろって訳でもなく単純に人が良すぎて(陽の者すぎて)悪いもんが近づけないってイメージだった
スレ主さんが特別な力をつける方向で行くなら全然それでもむしろ嬉しい
- 661主◆1jJNk4WXvE22/04/11(月) 13:49:48
- 662主◆1jJNk4WXvE22/04/11(月) 13:51:10
- 663二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 17:54:56
ダイスの女神様はカタナくんに試練を与えよといってるな…
- 664二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 20:05:42
良かったです!身体を大事にごゆっくり!
- 665二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 23:15:35
楽しみにしてます!
- 666二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 00:04:03
ことごとく女子避けるジャン・・・
まあ霊見える子とこうふくと会長さんがいるしいっか - 667主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 01:43:50
ゆうき「うーん…」
珍しく画面とにらめっこ。ネットで調べ物をするゆうき。
くーべー「何してるだべ?」
ゆうき「消えたもの探し」
くーべー「?」 - 668主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 01:49:25
_あらゆる時間と空間から消去する改変…間近で見ている筈のみずき先輩ですら気づいてる様子は無かったし
理屈は分からないけど私だけは改変の影響を受けていないようだ_
ゆうき(でも、私だって何か忘れててもおかしくないし…それに、急に消えて違和感が起こらないって事は無い筈)
少し前。ディノサネティが魚を食べたせいで露骨に漁獲量が減少した事件があった。
消えたことに誰も気づけなくても、その影響はあちこちに出るはず…
ゆうき(このニュース記事…職を失う人が急増…?これとか、もしかしたら…) - 669主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 01:53:00
くーべー「本当にどうしただべ?いつも以上に神妙な顔してるだべけど」
ゆうき「あー…いや、ちょっと調べ物。あとで話すよ」
くーべー「?」
_このままじゃ、気づいたら取り返しのつかない事に…って展開もあり得るよね
急に国が無くなったりとか…山とか海が消えたりとか…
何かあったらすぐに気づけるような対策を考えないと…_
その時、端末に着信音が鳴る。 - 670主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 01:55:07
くーべー「何かメール来てるだべよ」
ゆうき「ほうほう?何だろ…え、タタミちゃんからだ!」
『大事な話があるんだ。明日(出来ればみずきと一緒に)リンクで示した場所に来てくれ!』
ゆうき「…?…取り敢えずみずき先輩にも連絡するか…」
_____________________________ - 671主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 01:59:50
_ODC顔合わせ会場_
こうふく(春休みぶりでありますね…皆さんどうしてるかな)
集合場所の部屋に入ると、まず仮面が置いてある。お互いに素顔を晒さないのと…雰囲気を出す用だ。
こうふく(自分の仮面はこれでありますね~…)
サボテンのような刺々しい仮面を付けると、更に奥の部屋へ向かう。 - 672主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:05:14
???「あぁ仙人掌さん!久しぶり、元気してた?」
部屋に入るや否や、背の高い女性らしき人物に声をかけられる。付けている仮面は鳥モチーフだ。
こうふく「どうも、杜鵑草(ホトトギス)さん!」
こうふく(説明しましょう!このお方は"雁字杜鵑草"さん!ODCメンバーの一人で、鳥人の末裔を自称しています!
…本名は薪白 義実(まきしろよしみ)さんと言って、自分のアパートの近所に住んでる大学生さんなんですが…)
まきしろ「ここんとこリアルで会う機会無かったからねー…って、こういう話はここでしたら駄目か」
こうふく「そうそう、会長に怒られちゃうでありますよ」 - 673主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:14:16
???「やぁやぁ」
???「仙人掌さんジャナイカ、久しブリダネ!」
ローブを来た男性らしき人物と、妙に特徴的な声をした少年らしき人物も既に部屋に来ていたようだ。
こうふく「UMAさんにコロンバさん、どうもであります!」
こうふく(説明しましょう!こちらの背が低い特徴的な声をした方がUMAさん!自分と同じ宇宙人設定の人なんですが… 、自分よりもガチで思い込んでそうな感じがするでありますね
こちらのローブの方はコロンバさん!多分ODC最年長なんですが…かの聖コロンバ本人という設定の方!
自分は二人とも本名は知らないであります…直接接点があるのは薪白さんと会長だけです)
まきしろ(何かに語り掛けている…異次元との通信かな?) - 674主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:16:41
UMA「まだ来てナイノハ、祟チャンとANGELサンくらいかな?」
コロンバ「今日来ると言って…来てないのは…その二人だけだねぇ…」
こうふく「何かあったなら普通に心配なんでありますが…」
???「その心配は無用よ!!」
高い声が部屋に響き渡る。 - 675主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:21:05
こうふく「会長!」
仰々しい仮面を身に着けて、部屋に入ってきたのはODCを創立した会長こと笥源みなも。
会長「その二人はさっきキャンセルするって連絡がアタシの所に来てるから問題なーし!」
UMA「なぁーんダ。デモANGELさんが事後キャンセルとは珍しイネ」
コロンバ「それでは…今日の集会は…この面々で?」
会長「あー…dice1d2=1 (1) 」
1:恋野のことを把握している
2:していない
- 676主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:24:02
会長「何かね、ウチのODCに直に見学しに来たいって子がいるらしいのね」
まきしろ「おぉ!祟ちゃんに続く新メンバー来る?」
会長「それは会ってみてからのお楽しみね、正直宇宙馬鹿からの文面だけじゃ判断できないわ」
UMA(宇宙馬鹿…誰?) - 677主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:27:48
こうふく(あっ忘れてた!更に説明しておきましょう!彼女こそODCの会長さんであります!
本名は笥源みなもさん、今の天文部部長である海野部長が入学した頃に天文部の部長だったお方なんであります。
今も頻繁にOGとして遊びに来るので…自分はそこでスカウトされた身だったりしますね)
コロンバ「それで…見学希望の子は…来るのかな?」
会長「dice1d2=2 (2) 」
1:来る
2:また別の日
- 678主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:32:09
会長「流石に今日は無理みたい、でも今度の"調査"には参加してもらうわ」
UMA「おっ、もう対象ハ決まっテルンデスネ」
会長「勿論!
…この世は既存の人類科学では説明できない不思議に満ちている!その事を身をもって知っている私達が、その存在を世に証明するための活動、それがオカルト研究会!
次の調査の対象はズバリ・・・"縁結びの神"よ!」
まきしろ「えんむすび?」
コロンバ「ふむ…縁とはいわゆる人間関係、というやつだねぇ」
こうふく(縁…) - 679主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:35:57
会長「手に入れた噂の情報はデータ資料化して送っといたから。まずはそれを各々確認ね」
まきしろ「ほうほう…縁結びの神様ていうのは、dice1d4=2 (2) なんだね」
1:願った縁を結んでくれる存在
2:厄ネタとの縁を結んでしまう存在
3:目があったら縁が出来る存在
4:孤独な人を救う存在
- 680主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:42:29
コロンバ「…神と縁を結んでしまうと不幸が訪れるんだねぇ」
会長「界隈じゃ話題になりつつあるスポットよ。黒い糸が結ばれるのがその合図。中には自殺者もいるって話ね」
こうふく「ヒエッ」
UMA「えっ、とんだデンジャーな対象じゃないデスカ!」
まきしろ「見学者同行するのにそんな場所行くのは流石にコンプラが許さないんじゃぁ…」
会長「いやいや。言い伝えには続きがあるんだから dice1d4=3 (3) 」
1:白い糸で上書きできる
2:糸を使えば人間関係を広げられる
3:糸を使えば人間関係を広げられる
4:縁切りの方法がある
- 681主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:46:30
こうふく「どういう事であります?」
会長「だから、黒い糸を他人と結べばその人と縁結びが出来るってわけ」
コロンバ「不幸を喰らう代わりに、他人と結ばれることが出来る…と。どちらかというと呪物ですね」
まきしろ「…結局危なくない?」
会長「要はその糸を使う様子を見学してる分には平気平気って事よ。いざとなったらコロンバさんの解呪があるし」
コロンバ「…任せてくれたまえ」 - 682主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:47:31
こうふく「………」
UMA「どうしマシタ?仙人掌さん?」
こうふく「あ、いや…何でもないであります(縁を結ぶ糸かぁ…)」 - 683主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:49:20
__________________________________________
___10年前____
こうふく「ねぇねぇ、宇宙人さんはどこから来たの?」
宇宙人「そりゃ宇宙だよ」
こうふく「宇宙のどこ」
宇宙人「え~……表現するのが難しいな。…この星と、そんなに変わらない星だよ」
こうふく「そうなの?」 - 684主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:53:38
宇宙人「そう。…ここだけの話ね、この世界ってどんな命が生まれるか、ある程度定められて作られているんだよ」
こうふく「…?どういうこと?」
宇宙人「意外にも似たりよったりな宇宙人が殆どって事だよ」
こうふく「何それ、つまんないの!…でも私と宇宙人さんの姿は全然違うよ?」
宇宙人「そりゃぁ私は外見くらい変えられるし?」
こうふく「見た目が変わるの!?すごい!やっぱり色んなすごいことが出来るんだね!」 - 685主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:55:23
宇宙人「すごいことかなぁ」
こうふく「すごいよ!ねぇねぇ、他には?他にはないの?」
宇宙人「え~……」
こうふく「………ワクワク」
宇宙人「…………うーん、じゃぁこんなものはどうかな」
こうふく「何これ?白い糸だ」 - 686主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:57:13
宇宙人「これを二人で結んだら、長い間お友達でいられる優れものだよ」
こうふく「へ~!じゃぁ宇宙人さんと結ぶよ」
宇宙人「残念、私と君とじゃ効果が無いんだよ」
こうふく「え~?ならいらないや」
宇宙人「要らないまで言う!?」
__________________________________ - 687主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 02:58:59
こうふく(糸…もしかしたら何かの手掛かりになるかも……)
会長「それじゃ、調査日程の方を組んできたから共有するわね。
夏休み最初の調査よ、気を付けていきましょう!」
他全員『了解!』
_____________________________________ - 688主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 03:05:31
_コルプスレコーズ・ラボラトリ_
深海「……ユダから報告です。件の"光の始祖誘導体A"のコネクト準備が整ったと」
校長「流石仕事が早い。あとは光の始祖本体を入手すれば1つは揃いますね」
正体不明の老人は何か糸の束のようなものを眺めながら受け答えする。
深海「…それは?」
校長「"誘導体P"覚醒に向けた準備です。何せ調整が必要ですからねぇ…」 - 689主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 03:07:14
深海「理解しました。…また、被検体B21がヒエロニムス化に成功したようです」
校長「それはまた良い知らせだ。この調子で制御レベルを上げていきましょう」
深海「…はい」
_______________________________________ - 690主◆1jJNk4WXvE22/04/12(火) 03:11:24
今日はこの辺で。
23話、どう着地するのか全く未来が見えません。(24話はタタミちゃん強化回ですが上手くつながるかしら…?)
取り敢えず"縁結びの糸"は単純な呪物ではなくアニマの民の技術の産物とだけ言っておきます
あと多分聖コロンバは宇宙人かなぁ…設定的にはそれが妥当な気がします
明日も更新できればいいんですが微妙。
それではおやすみなさい~ - 691二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 08:50:10
気になる・・・・!!!!
続きが気になる・・・・!!!
コロンバ(コルンバ)の人キャラ濃い・・・いやわかってたけど - 692二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 11:04:32
- 693二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 11:12:31
UMAも濃い・・・ANGELさんが楽しみ過ぎる
- 694二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 18:56:04
面白くなってきたっスね…
- 695二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 21:46:30
じゃあこの会には
宇宙人(自称・真正狂人)
と
宇宙人(自称・最近本物になりそう)
と
宇宙人(本物)
がいるのか・・・ - 696二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 23:28:28
なかなか楽しい集まりだ
- 697二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 23:33:11
俺はカタナ君好きだから成就して欲しいと思ってるよ
- 698主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:01:40
_呑気荘2号室_
こうふく「只今戻りましたであります!」
きみたけ「くえー!」
こうふく「あっきみたけ!部屋に居座るのは良くないでありますよ…めいさんは結構早く帰ってくる事も多いし
バレたら大変であります」
きみたけ「だいじょぶ!わかる!にげる!」
こうふく「あぁ、そういえば結構察知能力に長けてたでありますね君…」 - 699主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:06:32
こうふく「くーべーさんもほえーぬしさんもののくなさんもそうでありますけど…今更ながらアクアラプタって結構凄いでありますよね。
そんな本物の異星人が身近にいるって貴重な事であります、自分にはもったいないくらいで」
きみたけ「くえー?」
こうふく「……自分って結構アウトローだと自負してたんですけど…もしかしたら案外まともな方なのかもなと。
何だかどんどん自分に自信が無くなってきます」
きみたけ「くえ」 - 700主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:11:20
こうふく「カタナ君とか…自分のどこが良くて告白なんてしてきたんでしょう」
きみたけ「くえっ」
こうふく「あ!そうそう、きみたけにも教えておくであります!
超っ朗報!もしかしたら宇宙人さんに関わる情報が手に入るかもであります!!」
端末の画面を嬉々としてみせつけるこうふく。
きみたけ「くえー?」
こうふく「会長の話じゃ話題になったのは割と最近で、発端はネット掲示板だから信憑性は確実とは言えませんけど…調べに行く価値はあります!」 - 701主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:14:20
きみたけ「くえーっ!やったね!」
こうふく「はい!あとは、当日来たいって言う新人の…恋野さん?に挨拶しておかないとと言われました
新しい天文部員らしいので、自分がODCを紹介してあげるのが一番良さそうですし」
きみたけ「!」
こうふく「明日辺りその恋野さんと連絡を…」
めい「たっだいまぁ~!」
玄関が開き、意気揚々と帰ってくる白髪の女性。 - 702主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:17:14
こうふく「ひゃわわわぁぁぁ!」
めい「…?どしたの、そんなに驚いちゃって」
こうふく「(きみたけは!?ギリ隠れられた!?)え、えーと…急に帰ってくるから…」
めい「もう~階段上る音で気づくと思うんだけどなぁ?それとも何かイケナイ遊びでもしてたのかな?」
こうふく「し、してませんしてません!」
めい「ほぉ…?あ、最近また不審者現れたんだってね」 - 703主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:22:16
こうふく「不審者?」
めい「ほら、少し前も毒ガス使って襲ってくるのが話題になってたじゃん?あと映画館で…」
こうふく「あー…、クラゲのやつでありますか!」
めい「…そうそう、怪獣の次は怪人だって話題になってるよ~、怪獣もこの前現れてたし、最近は物騒だねぇ」
こうふく「あんまり騒いでる感じもしませんけど」
めい「人間って自分の番にならないものは対岸の火事にするものだからね
で、また怪人らしいのにやられた~ってネット記事になってたから。気を付けてね」 - 704主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:24:26
こうふく「は、はい!(新しいヒエロニムス…まもり氏に報告しておくべきでありますか)」
めい「……ねぇ」
こうふく「はいっ!?」
めい「……いや…夕飯どうしよっかな?」
こうふく「あぁ、それなら昨日の残りが_……」
________________________________ - 705主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:29:53
_宇宙船クトゥルーナ_
デメデメ「五重合は成功カ」
るぅかす「したのは良いがな、銀髪のヤツに瞬殺されてたぞ?もっと強いのは作れないのか」
デメデメ「…映像は見た。まさか2つもハイレベルドライバを持っているとはナ…使いこなす適性があった事にも驚きダ」
びやあき「あの星は”聖地”。かつての遺産が集まるのもおかしい話では無いですギャ」
研究室に入ってきたのはイアのお付きの妖精。
るぅかす「お前…一人だけとは珍しいな。何かあったか」 - 706主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:37:04
びやあき「イア様は儀式の最中だギャ。…私はボルボックスを探しているのだギャが」
デメデメ「あの植物女なら今は"聖地"に行っているはずだ。ディノサネティをばら撒くだけにしては帰りが遅いガ」
るぅかす「まさかくたばったんじゃねぇだろうな?」
びやあき「どうだギャねぇ…話を戻すギャ、恐らく相手側も光の始祖の完全復活を狙っているんだろうギャ」
デメデメ「…だろうナ。ハイレベルドライバの使い手ならば、始祖の誘導体になる事も容易イ」 - 707主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:45:46
デメデメ「"SPARK"が一人、"FROZEN"が一人、"GROUND"と"STORM"の両方を使えるものが一人…現状は3人目が敵の最高戦力と見るべきカ」
るぅかす「おいおい、んじゃもう向こうで半分揃ってんじゃねぇか!」
びやあき「そう、一刻も早く光の始祖本体の奪取か破壊を為さなくては向こうに先手を取られかねないギャ。
手段は選んでいられないギャ、早く我ら総戦力を聖地に向けられる状況にする必要があるギャ」
デメデメ「スーツは近い内に新しく2着。用意できる予定ダ」
るぅかす「そうなったら総力戦か。燃えるな!」 - 708主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:48:10
_________________________________
_夜_
ゆうき(うーん…寝付けないな…)
ゆうき(タタミちゃん…一体何を話すつもりなんだろ?わざわざ勿体ぶって明日にする意味もよく分からないし…)
ゆうき(そうだ、ディノサネティの本当の力の事も皆に話さないと…)
ゆうき(いやでも、話していい事なのかな…) - 709主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:48:32
dice1d2=2 (2)
1:話す
2:話さない
- 710主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:51:48
ゆうき(実際に消えた事を自覚できてない人に、実はそうだって言っても実感湧かないだろうしなあ…
変に皆を怖がらせるような真似はしない方が良いかもしれない)
ゆうき(…そういえば、まもカソちゃんは何で知ってたんだろう?本人は私みたいに改変の影響を受けない、とかじゃないみたいだけど・・・)
ゆうき(50年後で何があったのかな…でも逆に考えたら、50年後も無事な未来はあり得るって事だもんね)
ゆうき(これはきっと勝利フラグ…そう信じて……)
__________________________________________ - 711主◆1jJNk4WXvE22/04/13(水) 02:54:24
今日はこの辺で切り上げ。
23話と24話は少しつながるお話になりそうです
縁結びの神の正体は…縁結びの糸の正体は…この辺結構重要なものになる予定です
それではおやすみなさい~ - 712二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 07:14:51
不穏だよぉ・・・
もっとハートフル青春しててくれよぅ - 713二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 10:26:01
さてはてどうなる次回
- 714二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 16:57:52
ハートフル(ボッコ)
- 715二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 21:17:02
一応ほっしゅ
勝利フラグ…だと良いなぁ… - 716二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 23:57:51
続く
- 717主◆1jJNk4WXvE22/04/14(木) 01:47:48
ダイスが肝心な所でほのぼの路線を許さないんだ…あとは単純に世界観暗めにしすぎたのかも
・まもカソちゃんが現代へ飛んだ事情
・アクアラプタ周りの過去
この辺は近々何らかの形で明かしたいです
本日は24話以降の構成練るためちょっとお休みします
縁結びの神の正体
dice1d5=3 (3)
1:宇宙人シュリュイア
2:一般宇宙人
3:ボルボックス
4:ボルボックス
5:コルプスの研究
- 718二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 06:19:53
ボルボックスささん?!
- 719二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:19:55
ボルさんは何が目的なのかな?
- 720二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 18:50:52
つ
づ
く - 721二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 21:45:04
いろいろ一段落したら完全ほのぼの会が欲しいな
- 722二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 23:18:03
続
- 723主◆1jJNk4WXvE22/04/15(金) 02:50:17
25話〜26話辺りに完全ほのぼのな夏休み回をやりたいですね〜どこかに遊びに行く回をやりたいです
【世界観キーワードまとめ】(この辺は安価で生えた設定じゃないので分かりやすくしておきます)
・始祖…この宇宙を創り出したと云われる存在。
その力は宇宙の法則を根本から改変するものであり、かつてアニマの民がその権能を局所的に扱えるよう開発した技術が数多の『始祖の遺産』として残っている。ゆうき達の使うアクアリウムやミラーリウムも遺産の一つ
・アニマの民…アクアラプタ達やその他多くの異星文明に伝わる神話において、何十億年も前に遠い星々で栄えた知的生命として語られる存在。
二体の始祖達の手で創られたこの宇宙で最初の種であると云われ、神話の伝わる種族は皆アニマの民かその被造種の末裔らしい。
・闇の民…ヘルルイエを構成している者達の種族の総称。
もっともヘルルイエに加盟している数百名は過去に闇の始祖の祝福を受けた選ばれし者共であり、多くの闇の民は彼方の母星でその帰還を待ち侘びている
神話においては『アニマの民の失敗作』とされている - 724二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 11:41:47
ギャバンとかメタルヒーローみたくヘルルイエ本拠地ではモブ教団員が蠢いていたりするのかしら
一般教団員が戦闘員ポジで出ることはないのかな? - 725二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 12:30:26
世界の裏側がこんなんだからこそほのぼのが輝くんだ
- 726二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 18:41:23
まもりちゃん
- 727二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 23:51:24
一応ほっしゅ。
海…は不穏だし、山はタタミちゃんで行ったし、
お泊り会とかもいいですね - 728二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 08:26:15
保守
- 729二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 12:02:05
つづく
(ヘルルイエ3幹部がそれぞれ一文字ずつ書かれたプラカードを持つ形で) - 730二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 19:25:00
- 731二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 23:32:48
ぜひ見てみたい!
- 732主◆1jJNk4WXvE22/04/17(日) 02:37:58
数百名のヘルルイエの一般教団員達はクトゥルーナ内にて宇宙船の制御を行っていたりします
幹部クラスの強力な闇の始祖の祝福に適合していない彼らでは光の始祖の加護があるラストアニマこと地球には降り立つ事が出来ないので、必然的に登場する機会がないんですね
いつかシーチキン達も宇宙に飛び出すターンが来たら出番があるかもしれない
明日大幅更新予定 - 733二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 07:13:30
楽しみにしてます!!
- 734二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 11:13:39
期待して待機
- 735二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 19:25:38
保
- 736二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 21:13:58
カソクちゃん
- 737二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 00:57:42
待機中…
- 738主◆1jJNk4WXvE22/04/18(月) 01:32:35
ちょっとリアル都合でお昼ごろに回します
最近更新頻度落ちてて本当に申し訳ないです、中々構成練りが大変でして… - 739二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 01:34:08
設定ノートうp
- 740二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 06:24:03
- 741二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 15:32:09
まもり
- 742二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 23:32:40
たもつ
- 743主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 01:46:11
こうふく「それじゃ、行ってきますね、きみたけ」
きみたけ「くえーっ!いてらしゃい!」
こうふく「うーん…喋り方のレベルはまだまだでありますね。しっかりほえーぬしさんに教わっておくことであります!」
きみたけ「くえっ!」
こうふく(待ち合わせ場所で恋野さんと合流したら、そのまま研究会の皆の所に行って…) - 744主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 01:48:43
_駅前_
こうふく「この辺でありますかね…えーと…ん?」
dice1d3=3 (3)
1:あの子が恋野さん?
2:天文部の皆?
3:恋野さんと…天文部の皆まで!?
- 745主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 01:54:05
こうふく「えぇ!?ちょっとちょっと、何で天文部のメンバーまで来てるであります!?」
そらお「あぁ水守君!遅かったね。いやー、みなもさんの誘いで僕たちも来て良いっていうからさぁ」
オタク「別に僕は行きたかったわけじゃないっすけどね?」
こうふく「そ、それは初耳情報でありますよ?…えーと、それで」
一番背の低い女子の方を見る。
あや「こ、こんにちは!この度っ!新しくっ!天文部に入りました!…恋野 亜矢と申します!」
こうふく「よ、よろしくであります」 - 746主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 01:55:47
こうふく「何と言うか、中々元気がよろしいみたいで…」
そらお「だろう?期待の新人ってわけさ」
カタナ「…………」
こうふく「………」
チラッと見るのだが、すぐに顔を背ける。
あや「?」
こうふく「えーと、それじゃ現地の方に向かいますか?」 - 747主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 01:57:48
dice1d2=2 (2)
1:現地へ向かう
2:駅でトラブル
- 748主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:01:43
途端に辺りが騒がしくなり、駅構内から人が湧き出てくる。
カタナ「っ?何だ?」
そらお「またアレかな、怪獣か怪人!!文化祭の時もはっきり見れてなかったんだよなぁ~…」
オタク「何言ってるんすか、逃げますよ」
そらお「うぅ、仕方ないね…皆、取り敢えず人の流れに合わせて…って、あれ!?水守くんは?」
あや「い、いなくなってますね!」 - 749主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:06:32
カタナ(まただ…騒ぎが起きるとすぐいなくなって…本気で危険なところに行ってるんじゃないよな…水守…!)
_____________________________________________
_構内_
こうふく「きっと、昨日めいさんが言ってたヒエロニムスの…いたであります!」
プロトキューカンバ『筋肉…筋肉がもっと必要なんダ!マッスルゥゥ!』
それは、ナマコのような肌をしたヒエロニムスであった。
こうふく「あれ…もしかして意識がある?」
プロトキューカンバ『オマエ…オマエノ筋肉もヨコセェェ!』
こうふく「ひゃわぁぁ!話は通じなさそうでありますぅぅ!」
《エイ!》《セット!》 - 750主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:09:27
___________________________________
_お台場海浜公園_
ゆうき「タタミちゃんが言うには、ここに来いって」
みずき「どうしたのかしら…私も呼ぶって事は、きっとシーチキン関連の事だと思うのだけど」
タタミ「ゆうき!みずき!」
背後から声がする。明るい特徴的な声。聞くのは随分久しぶりだと思うゆうき。
ゆうき「タタミちゃん…それに、ののさんまで!」 - 751主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:12:58
ののくな「ちょっと最近顔を出せなくてごめんなさいでありんす…タタミちゃんの事で色々あって…」
ゆうき「い、色々?」
タタミ「…話せば、結構長くなるんだ。でも…その前にアタシ…皆に言っておかなきゃって思って」
みずき「………」
タタミ「そういえば、こうふくは」
ゆうき「用事があるって。オカルト研究会がどうとか…」 - 752主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:15:00
タタミ「あー…そっちか。なら良かった」
ゆうき「…で、その言いたい事って?」
タタミ「…その……まず…ゴメン!」
深く頭を下げる。
タタミ「アタシの勝手で…急にシーチキンやめるとか言い出しちゃって…皆に迷惑かけて…」
みずき「いや、それは謝る事なんかじゃないわよ」
ゆうき「そうだよ!むしろそれについて謝るべきなのは…」 - 753主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:17:35
ののくな「ゆうきちゃんでもない。謝るべきなのはあちきでありんすから」
ゆうき「!」
タタミ「…とにかく、アタシ…もう、戦うって決めたから。今日は皆にそれを伝えに来たんだ。
また、一緒にシーチキンやっても良いかなって」
ゆうき「本当に!?そんな、いつだって大歓迎に決まってるよ!ありがとっ」
みずき「……本当に良いの?どうしてまた戦おうなんて…」 - 754主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:20:22
タタミ「それはまぁ…それこそ色々あって…アタシの中でも整理がついたっていうか…覚悟決めたって言うか…
最初から順を追って話そうとは思うんだけど、どうしよっかな…」
ののくな「…なら、あちきから。タタミちゃんは数日前…__」
語り始めた瞬間、三人の携帯から警報音が鳴り響く。
ゆうき「!…これは、多分ディノサネティだ!」
みずき「すぐ近くの海周辺ね…急ぎましょう!」
タタミ「おぅ!」
____________________________________________ - 755主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:23:17
_構内_
【揺らめく未知の力!ハ・レイ!】
レイ「と、とにかく時間を稼がないと…」
《タツノオトシゴ!》《チャージ!》
レイ『ベント・ベントス・ベントラー!』
ロープが出現し、敵の身体を雁字搦めにする。
プロトキューカンバ『うぅ…筋肉…筋肉が欲しイ…!』
dice1d2=1 (1)
1:体のサイズを変形して脱出
2:剛力で無理矢理引きちぎる
- 756主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:25:27
ヌルっと身体が変形しロープをすり抜ける。
レイ「だ、駄目であります~!」
プロトキューカンバ『お前の筋肉…ヨコセッ!』
皮膚からピンク色のガスのようなものが噴出される。
レイ「うっ!臭いっ」
吸った瞬間、徐々に体の力が抜けていくのを感じる。
レイ「あ、あれぇ~…また麻酔系の毒でありますぅ~…?」 - 757主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:28:15
プロトキューカンバ『筋肉量…奪ウ…』
身体のサイズが一回り大きくなるヒエロニムス。
レイ(違う!自分から見えない何かで成分を吸い取ってるであります!?)
レイ(まずいであります…どんどんシーエナジーが減って…このままじゃ死ぬぅ!)
そこに颯爽と現れるン・キリュナ
dice1d2=2 (2)
1:ストーミングスタイル
2:グラウンドスタイル
- 758主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:30:56
キリュナG『コントロールサーフェス!』
地面や壁が変形し、敵をガスごと覆いこむ。
プロトキューカンバ『ナンダァ!?』
レイ「そ、その声はぁ~」
キリュナG「ふぅ…何とか間に合いました」
カソク『ヒーローは遅れてやってくるってな!』
キリュナG「遅れたわけでもヒーローでもありませんけど…ねっ!」
そのまま尖らせたコンクリートでヒエロニムスを突き刺す。 - 759主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:31:17
ダメージ値
dice1d200=47 (47)
- 760主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:34:27
柔らかい体に覆われているのか刺突もあまり効いている様子がない。
プロトキューカンバ『ウオオオオオオオッ』
囲むコンクリートを破壊して飛び出してくるヒエロニムス。
キリュナG「結構厄介ですね…」
カソク『しかも今までのと違って統御されてる感じがないなぁ。中途半端に脳信号狂っちゃってる感じや』
キリュナG「今までとは少し別タイプ…?何にせよ、今度こそプロトリウムのデータを頂きますよ!」 - 761主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:35:28
《サイドリバース!》
《STORMING!》《インサート!》
キリュナG「ミラーリングチェンジ!」
《プロジェクション!!》
【映り変わる世界の力…!ン・キリュナ!ストーミングスタイル!】
キリュナS「よっしゃ!やったるでぇ!」
___________________________________________ - 762主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:39:33
_港_
アロサネティ『ディノォォォォ!』
コンテナを喰らいつくしていくディノサネティ。そばにはヘルルイエ幹部、ボルボックスの姿が。
ボルボックス「うーん、別に重合しなくても丹念に育てればこのくらいのサイズにはなるのよねぇ…
頭でっかちさんは却って効率悪いんじゃないかしら」
ゆうき「いた!ディノサネティ!」
みずき「それと…ヘルルイエの幹部ね!気を付けて、どこからでも植物を生やして操るわ」
タタミ「了解!」 - 763主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:41:10
ボルボックス「あらぁ…見たことない顔が一人…あぁ、頭でっかちさんにやられちゃった子か」
タタミ「!……だからって…今度は負けねぇ!」
______________________________________
《サバ!》
《ヒラメ!》
《カツオ!》
《《《セット!シーィエナジーチャージッ!》》》
ゆうき『シーチェンジ!』
みずき『…シーチェンジ』
タタミ『シィ~チェンジッ!!』
《エクスパンション!》
【溢れる海の力!ク・リトル!】
【広がる恵みの力!オ・シュラク!】
【高鳴る荒波の力!モ・パラミータ!】
_______________________________________ - 764主◆1jJNk4WXvE22/04/19(火) 02:49:17
この辺で切り上げ。
次回で23話完結し、そのまま24話に突入します。
タタミちゃんの強化フォームお披露目回。
スーパーフィッシュを使う素質は彼女にも無い筈ですが、どう使いこなすのか…
縁結びの糸がカギになるかもしれません。
それではおやすみなさい~ - 765二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 07:44:40
タタミちゃん!偉いぞ!はなしをする場を作ろうと努力できるのはすごく偉い。
楽しみにしています! - 766二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 14:37:09
期待して待機!!
- 767二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 19:46:05
まもりちゃん
- 768二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 23:06:19
カソクちゃん
- 769主◆1jJNk4WXvE22/04/20(水) 00:56:56
急遽予定が入ってしまったので明日に回します
すみません、おやすみなさい〜 - 770二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 08:35:05
保守
- 771二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 17:40:40
期待して待機
- 772二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 23:34:24
続く
- 773主◆1jJNk4WXvE22/04/21(木) 00:14:04
すみません、ちょっと体調の問題でお休みさせて頂きます…
【今後のキーワード】(今後どこかで解説予定)
《接続体(コネクタ)》…始祖と直接繋がり、その力に干渉できるモノ
《誘導体(インダクタ)》…間接的に始祖の力を行使できるモノ。特定の因子を組み込んで耐えられる素質があればインダクタと成り得る
コネクタであれば当然インダクタとしての権能も振るえます。作中において誰がコネクタで誰がインダクタなのか?考えてみても良いかもです - 774二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 11:07:05
マモリ
- 775二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 20:56:48
気いつけえや~
- 776二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 23:33:04
イアちゃん....ではないよなあ.....
- 777二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 07:23:55
SFっぽいけど未だに謎多いなぁ
インダクタの高位体がコネクタなら、ゆうきちゃん辺りがそれなのか? - 778二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 12:04:54
続く
- 779二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 21:00:27
タタミちゃんはお母さんというか、ご先祖様がなんか色々関り有りそうなのがな…
- 780二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 23:28:58
校長先生も候補者かな
まああの人は別方面で怪しそうだが - 781主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 01:43:09
リトル「行くよ!」
《シーエナジーロッド!》
構えるゆうき達。
パラミータ「おう!(ディノサネティ…こんなにデカいの見た事ねぇぞ?)」
シュラク「私の方でディノサネティは仕留める、ゆうき達はヘルルイエの方を!」
リトル「はい!」
パラミータ「えぇ!?一人で!?」 - 782主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 01:47:14
迷いなく戦闘に入るゆうきとみずき。
パラミータ「え、ちょ…(判断が早いんだけど!?)」
《ダツ!》《チャージ!》
リトル『ニードルランチャー!』
ボルボックス「あら、そんなの効かないわよ?」
どこからともなく生える蔓が攻撃を防ぐ。
リトル「なら…」 - 783主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 01:49:28
《サバ!》《エナジーフルチャージ!》
リトル『マックロー…!』
ボルボックス「遅い」
リトル「!」
背後から蔓で縛られる。
リトル「ぐっ…」
ボルボックス「あら、デメデメとるぅかすを退けた時はこんなものじゃなかった筈よね?」
パラミータ「ゆうきを放せぇぇ!」
横からボルボックスに攻撃を仕掛ける。 - 784主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 01:51:56
ボルボックス「はぁ…隙を突くなら静かに攻撃しなきゃ…」
パラミータ「うわぁ!」
タタミも蔓に捕まる。
シュラク「ゆうき!みずき!」
アロサネティ「ディノノノノノノ!」
シュラク「くっ…」
ボルボックス「あら、あっちも苦戦してるみたいね」
パラミータ「くそ…(やっぱり勝てないのか…?)」 - 785主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 01:52:41
dice1d4=1 (1)
1:タタミが頑張る
2:スパーキング!
3:フローズン!
4:スパーキング!フローズン!
- 786主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 01:54:59
リトル(こうなったらスパーキングスタイルで…と思ったけど、拘束されてるとアクアリウムが使えない…)
ボルボックス「ふふ…どうしようかしら?このままディノサネティの餌になる?」
パラミータ「そんなのごめんだ!」
ボルボックス「威勢が良いわねぇ」
すると、ボルボックスは一本の白い糸のような取り出す。
リトル(アレはなに…?) - 787主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 01:56:47
ボルボックス「えいっ」
糸の端を飛ばすと、自動的に伸びてタタミの指に巻き付く。
パラミータ「うわっ!?何だこれ!?」
巻き付いた糸はdice1d3=1 (1)
1:黒色に
2:黄色に
3:灰色に
- 788主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:00:22
パラミータ「うわっ!?色が…」
ボルボックス「RGBA全て最低レベル…極めて一般的な因子継承してるわぁ」
リトル「…?」
ボルボックス「これじゃ誘導体にもなれないじゃない、死んでもらった方が早いかしら?」
パラミータ「はぁ?…そもそも何でオマエにアタシが試されるような事じゃなきゃいけないんだよ!」
ボルボックス「貴女がその力を使うに足る器かどうかよぉ。重要でしょう?」 - 789主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:03:26
パラミータ「相応しくない事なんて…アタシが一番わかってるよ…」
_皆とは違って、情けないかもしれない。…でも__
パラミータ「やるって決めたからには、やる!誰にも決めさせねぇ!」
《シャコ!》《エナジーフルチャージ!》
オーラを放ち、拘束する蔓を破裂させて拘束を解く。
ボルボックス「!?(あら…手元を開けたのは失敗だったか)」
《カツオ!》《エナジーフルチャージ!》
パラミータ「くらええええ!!」 - 790主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:06:09
ボルボックス「だからぁ…その程度の攻撃、防げないとでも?」
タタミのハンマー攻撃を蔓で防御する。
パラミータ「…くそっ」
リトル「いいや充分だよタタミちゃん、こっちの蔓が緩んだからね」
ボルボックス「!…あらあらあら…」
シュラク「どうやら正確に生やして操れる量には限界があるようね」 - 791主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:08:57
リトル「ここからは…本気で行くよ!」
シュラク「えぇ。…まさかこの夏場にホッカイロを持参することになるなんてね」
リトル「え?」
シュラク「凍傷対策よ、変身すると寒くてしょうがないから。…実用的でしょ?」
リトル「いや、それはどうなんでしょう…」
《SPARKING!》《デンキウナギィ!!》
《FROZEN…》《ブリ!!》
二人『『スーパーシーチェンジ!!』』 - 792主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:12:59
シュラクF「終わらせるわ」
《ダツ!》
シュラクF『マルチリフリジェレート!』
無数の氷の矢がディノサネティを貫く。
アロサウルス「ディノッ…」 - 793主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:14:41
《カマス!》
リトルS『サンダーアクセル!』
目にも止まらぬ機動でボルボックスを翻弄する。
ボルボックス("蔓"で捕らえられない…)
パラミータ(すげー…ゆうきもみずきも、あんなに強そうな敵を圧倒してる…) - 794主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:16:54
《ブリ!》《ダツ!》
《デンキウナギ!》《カマス!》
《《ツイン・エナジーフルチャージ!》》
シュラクF『フローズン…』
リトルS『エレクトリカル…』
トドメの必殺技を決めようとする二人。
ボルボックス(はぁ…しょうがない、少し試してみようかしら) - 795主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:21:05
シュラクF『シリアルシュート!』
リトルS『スピードスラッシュ!』
ボルボックス「……ダークマター解放率…80%…」
パラミータ「!?」
突如空間を割るように巨大な植物の葉のようなモノが生え、攻撃を防いだ。 - 796主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:23:53
リトルS「なっ…」
ボルボックス「流石ワタシ。電気は通さないし、保温性にだって優れてるわぁ」
パラミータ「何だ今の…」
ボルボックス「これでも闇の始祖の祝福を受けた者なの。ここじゃ普段は充分に力を解放できないけれど…
私の場合、その気になったら結構できちゃうわねぇ」
シュラクF「そんな・・・これが本来の力だっていうの!?」 - 797主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:27:08
ディノサネティを回収し、再びスフィアに収める。
ボルボックス「そう簡単に倒されてもらっちゃ困るわぁ。これからまだ試したいこともあるんだから」
リトルS「試したい事?」
ボルボックス「その内すぐ見られるんじゃないかしら?フフ…」
そう言い残して姿を消す。 - 798主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:27:23
シュラクF「…逃げられたようね」
パラミータ(ほっ…いやいや、ホッとしちゃダメか)
ののくな「良いでありんすよ。それが普通でありんす」
パラミータ「…そっか」 - 799主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:30:06
______________________________________
__駅構内__
キリュナS「ウチは空気の流れを操る力や!ガス攻撃なんて効かへん!」
プロトキューカンバ『あぁ…キンニク…キンニクがホシイ…』
キリュナS「つーか何で筋肉やねん」
《トビウオ!》《フルプロジェクト!》
キリュナS『トルネードカッター!』 - 800主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:32:46
無数の風の刃がヒエロニムスの身体を切り裂いていく。
プロトキューカンバ『ぐわぁぁぁっ!』
キリュナS「ほれ、そんじゃトドメといくでぇ!」
まもり『待った!様子がおかしい…』
プロトキューカンバ『ま…マッスル……マッスル…MUSCLE……』
キリュナS「切り口からガスが漏れ出しとる…ありゃ近づいたらあかんかったな」
プロトキューカンバ『Muscle…』
ガスが抜けると傷口が収縮し、柔らかい身体が修復されていく。 - 801主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:34:29
キリュナS「おいおい、回復能力付きかいな」
まもり『まずいですよ、逃げるつもりです!』
キリュナS「ちょ…まてぃ!」
まもり『いや、私と交換してくれれば…』
プロトキューカンバ『____!!!』
ヒエロニムスには逃げられてしまった。
レイ「そんな…逃がしちゃったであります…」 - 802主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:37:02
変身を解除する二人。
まもり「はぁ…判断に失敗しましたね」
カソク『自分の中で言い争っててもしょうがないやんけどなぁ…ウチらは度々そういう事あるねん』
こうふく「いやぁ…二重人格って大変でありますね…身体が上手く動かない自分の方が大変でありますが」
まもり「治せるマジカルフィッシュ持ってたでしょ」
こうふく「あぁそうだ、カメノテ…ちょうど自分が持ってて良かったでありますね…」 - 803主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:38:20
その時、こうふくの電話に通話。
こうふく「あ…カタナ君たちですかね…心配かけちゃったかも…
あれ?会長から?」
まもり「会長?」
こうふく「あぁ、オカルト研究会の…と、とりあえず電話出てみるであります!」
こうふく「もしもし!?」 - 804主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:39:05
電話の相手
dice1d5=3 (3)
1:UMA
2:ANGEL
3:コロンバ
4:会長
5:カタナ
- 805主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:40:47
コロンバ『仙人掌サンかい?行方が不明だと連絡を受けたんだが…』
こうふく「あぁはい!自分は全然無事であります!」
コロンバ『無事…まるで危ない事でもあったかのようだが…』
こうふく「いやいや!」
コロンバ『残念ながらこちらは全然無事では無くてだね』
こうふく「えぇ!?」 - 806主【第23話】◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:44:17
コロンバ『君が部活の友達と一緒に来るというから、我々は先に現地で待っていたんだが…
こちらで少々トラブルになってね』
こうふく「トラブルって言うのは…?」
コロンバ『…会長が倒れた。どうやら例の"縁結び"で厄を引いてしまったようだ』
こうふく「ちょ、えぇぇぇ!?」
コロンバ『それと、UMAクンとANGELクンも行方が…そっちは本当に大丈夫なんだろうね?』
こうふく(何か、またまた大事になってきたでありますーー!?)
【第24話に 続く】 - 807主◆1jJNk4WXvE22/04/23(土) 02:48:23
これにて23話完結
単体で終わらせるはずだったのに、何か24話と繋がる感じになってしまいました
うーん、中々ほのぼのとした感じにはなりません
なので意地でも25話は夏休み回にします
インダクタの適性因子を持つ個体がアクアリウムを使う事、それがどうやら大事らしいですね
ボルボックスさんには何か特殊な思惑がありそうです
それではおやすみなさい~ - 808二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 05:56:47
不穏だよぉ!!!
あとコロンバさんが阿鼻叫喚(行方不明と意識不明)の中で生き残ってるのはなんか解釈一致かもしれない - 809二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 10:13:25
お疲れ様でした〜
- 810二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:52:18
みずきの犬 決めたは良いが全然出ないな
- 811二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:14:37
- 812二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 23:21:24
続く〜
- 813主◆1jJNk4WXvE22/04/24(日) 00:04:05
タタミ「次回!魔法少女シーチキンッ!はっ!」
_____________________________
みずき「え…タタミの家にも伝承が?」
タタミ「とにかく色々あったんだけど!アタシもこれで二人みたいに強くなりたくて…」
ゆうき「赤いスーパーフィッシュ!?」
こうふく「あの、この糸を使えばもしかしたら!」
まもり「これは…始祖の遺産です!名前は確か…」
次回!第24話『燃えろバーニングスタイル!タタミ大改造計画!?』
タタミ「使い方は多分…アタシのかーちゃんが知ってるんだ」
お楽しみに! - 814二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 08:26:10
保守
- 815二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 09:19:17
楽しみにしています〜
- 816二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 19:54:59
やっぱタタミちゃんの家キーなのか…
- 817二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 21:32:30
続く
- 818二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:39:33
待ってるでー
- 819二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 05:59:35
保守ちゃん
- 820二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 16:43:15
続
- 821二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 23:30:27
全裸待機や!
- 822主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:13:45
______________________________________
白髪の少女「いやー、今日も頑張ったー!」
青髪の女性「まだアニマ・ベータには来たばかりだからな、気は抜けないぞ」
緑髪の女性「まぁまぁ。休息の時間も大切ですよ」
「そうだな。俺達のこの時間も…いつまで続くか分かったもんじゃないんだ」
赤い男「…そういう事言うナヨ。空気が辛気臭くなるだロ」 - 823主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:18:31
アクアラプタ「ハスターが辛気臭いのは今に始まった事じゃないっぺ」
「そういうお前は気楽すぎるんだよ…もう位置的にはオリジナルアニマに近い星まで来てるんだ。
つまりは…」
白髪の少女「もう!そんな話、別に今更改まってすることじゃないよ」
青髪の女性「…そうだな。やると決めてここまで来たんだ」
赤い男「大丈夫サ。キット上手くいく」 - 824主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:21:57
白髪の少女「……でも。ハスター君の気持ちも分かるよ。私も…やっぱり怖いと思う事はあるし」
緑髪の女性「ルーナ様…」
白髪の少女「と、いうわけで!今日の戦利品はこれだよ!」
懐から取り出したのは、白い糸の束。
「これは何だ…?始祖の遺産…だよな?」
白髪の少女「多分ね。縁を結んでくる糸なんだって言うけど、肝心の使い方がどうも…」 - 825主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:27:45
青髪の女性「文献で読んだことしかないが…恐らく"因子調整シグナル"じゃないか?」
赤い男「因子調整?」
緑髪の女性「あ、聞いたことあります!生体を構成する因子に干渉して、変化させるっていう…」
「胡散臭いな…何のために使うんだ?そんなもの」
かりゅぷそ「縁結びっていうくらいだし、二人で使うんじゃないかっぺ?」 - 826二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 02:32:38
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- 827主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:34:59
白髪の少女「…あ、もしかしたら二人で端っこを持って、お互いの因子の相性を調べるとか」
「それじゃ"縁結び"ってよりか、"縁調べ"じゃないか」
白髪の少女「似たようなもの…みたいな?」
「に、似てるか?」
青髪の女性「もしくは送信側と受信側がいて、自分の因子情報を相手の因子に送り付けるとか、か」
緑髪の女性「えぇっ!?それはちょっと怖い使い方なのでは…」 - 828主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:36:00
赤い男「因子改造に便利って事カ。僕たちはそうやって作られたのかもしれなイネ」
青髪の女性「…あながち笑えないな、その仮説」
緑髪の女性「それで…ど、どうしましょう?今後の戦いに使えるって感じの物でもないですし…」
白髪の少女「うーん…dice1d3=3 (3) 」
1:おためしで使ってみようか!?
2:私がしまっておくね
3:おためしで使ってみようか!?
- 829主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:37:40
かりゅぷそ「お、積極的っぺ!」
白髪の少女「一回くらい使ってもバチは当たらないでしょ。ほら、ハスター君持って」
「…は?俺とやるのか?」
白髪の少女「うん」
「いやいや、さっき危ないかもしれないって話したばかりだろ…何かあったら洒落にならないぞ!?」 - 830主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:40:46
青髪の女性「私もハスターに賛成だぞ、ルーナ」
白髪の少女「ちょっとだけだよ。もしかしたら役立つかもしれないし。
それに、私とハスター君なら因子干渉が起こっても平気だよ。同じゼータの出身だし」
「だからって…」
かりゅぷそ「男は度胸っぺよ~」
「…はぁ」 - 831主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:43:37
二人で糸のそれぞれの端を持つ。白い糸の色がみるみるうちに変わっていく。
赤い男「…オ!?色が変わったぞ!?」
緑髪の女性「まぁ!綺麗な真っ赤色です!」
「…色に何か意味あるのか?」
白髪の少女「さぁ?黒とかだったら不吉だし、赤で良かったと思うけど」
「赤も…血の色だろ。俺は好きじゃない」 - 832主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:45:53
青髪の女性「ルーナの言っていた検査用という説が正しそうだな、これは」
かりゅぷそ「色の意味が分からないんじゃ、しょうがないっぺ」
緑髪の女性「…あ!でも私、子供の頃に読んだことがあります!赤い糸は運命の糸だって」
「運命?」
緑髪の女性「そう!運命で結ばれている男女二人という…キャッ♡」 - 833主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:47:17
「は、はぁ!?」
白髪の少女「へー!ね、ハスター君。私達、運命で結ばれてるってさ」
「いや……あのなぁ……」
かりゅぷそ「(・∀・)ニヤニヤ」
「殴るぞ」 - 834主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:54:26
白髪の少女「よーし!ラヴさん!エイテルさん!セレファさん!皆も私と相性診断!やろ?」
赤い男「ボ、僕は因子干渉が怖いかラ…」
青髪の女性「私も遠慮しておこう…いや、気にはなるな…」
緑髪の女性「やりますやります!私も赤い糸だと良いなぁ」
白髪の少女「よーし!並んで並んで!あ、かりゅぷそーもやる?」
ワイワイと盛り上がる仲間達。
「……全く…まぁ、楽しめてるのなら良い、のか」
___________________________________ - 835主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 02:58:23
__宇宙船クトゥルーナ__
ハストール「……運命の赤、か。今となっては…くだらないにも程がある」
祭壇にある制御パネルに触れ、パスを入力すると隠しゲートが開く。
ゲートの中の階段を下りる。
そこは真っ暗闇の中で、落ち着く隠れ場所だと好んで使っていた。
ハストール「…まだ生きてるようだな。カリュプソー」 - 836主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 03:02:38
そこには縛り付けられたアクアラプタの女王の姿。かつての面影が残っているとしたら…顔くらいだろうか
カリュプソー「鍛えてるからなのだよ…見給えよこの身体、40億年前とは大違いだろう?」
ハストール「くだらん…因子改造でもしたか」
カリュプソー「お互い様なのだよ。君を包んでるその液体みたいなのも、どうせそういうモノだろ」
ハストール「…長い時を生き延びるには、これしかなかった。
コアドライバさえ無事なら延々と生き延びられるお前達とは違う」 - 837主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 03:08:42
カリュプソー「私のを取り出そうとして失敗したんだものな」
ハストール「失敗じゃない。最初から抜いていたんだろ。
あの星にいる新しいアクアリウムの使い手共がデンキウナギを使いこなしているという情報は挙がっている」
カリュプソー「…ま、そういう事なのだよ。出来る限りの対策はしようってね。
凄いだろう?ハイレベルドライバを扱える水準にまでなったんだ、これはほぼアニマの民と一致する因子体と言っても…」
ハストール「ふざけるな!!」 - 838主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 03:15:24
カリュプソー「!」
ハストール「何が一致だ…お前、ただ光の始祖を制御する接続体≪コネクタ≫が欲しいだけだろ」
カリュプソー「ち、違うっぺ!……いや、確かにそういう意図もあるけど…私はただ、もう一度やり直せると思って」
ハストール「やり直す?何がだ、再現は再生とは全く違うんだぞ!…そもそも、あの戦いで俺達を犠牲にすると判断したお前が、何を…!」
カリュプソー「……それは……」 - 839主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 03:21:47
カリュプソー「……光の始祖の制御が可能になれば、この宇宙を半永久的に維持させられるのだから…
始祖の力は必要だ」
ハストール「どちらにしろ我々が滅ぶのに変わりはない」
カリュプソー「いや!因子がここまで近いなら、恐らく調整は効くのだよ」
ハストール「限界があるな、それともお前のとこの"地球人"と交配しろとでも?」 - 840主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 03:28:58
カリュプソー「………」
ハストール「お前の神"気取りの行為には反吐が出る。とても俺が認められるようなものじゃない。
…死ぬ前にせめて言えよ…光の始祖はどこにあるんだ?」
カリュプソー「言うわけないのだよ、言ったら君たちは必ず壊しに行く」
ハストール「当然だ」
カリュプソー「なら言うわけにはいかないのだよ」 - 841主【第24話】◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 03:33:33
ハストール「始祖が二つ存在する状況にはしたくないだろ」
カリュプソー「それは君もだろう?…それに、闇の始祖は復活させない。私の選んだアクアリウムの継承者たちが、きっと…」
ハストール「……既に場所を特定する動きは始まっている。お前が何も言わずとも、我々は目的を達成する」
そう言い捨てて、部屋を立ち去る。
カリュプソー「………ごめんなさい、ルーナ…」
_______________________________________ - 842主◆1jJNk4WXvE22/04/26(火) 03:35:39
書いてて思った
先代メンバーの名前、募集かけて決めれば良かったのでは?と…
うーん…折角だから募集しましょうか、3人分。
まずは青髪の女性。最大6レス募ります
それではおやすみなさい~ - 843二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 07:08:46
滅茶苦茶不穏なんだが
ハウィドラ - 844二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 11:39:14
サミドレ
- 845二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 20:58:33
セレス
- 846二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 21:21:42
ローザ
- 847二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 21:26:16
ブルー
- 848二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 21:27:53
グラス
- 849二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 23:16:22
ワテル
- 850主◆1jJNk4WXvE22/04/27(水) 01:46:15
dice1d6=3 (3)
- 851主◆1jJNk4WXvE22/04/27(水) 01:47:58
一人目はセレスさんに決定
まぁ決めたところで今後出番あるかは定かじゃないんですが…
それでは二人目、緑髪の女性
最大6レス募りますね
今日は更新の方はお休みさせていただきますー…24話は縦軸回なので溜めて上げちゃおうかなと - 852二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 09:42:14
ミドロ
(40億年前のハストールの同士にどこかで聞いたような口調をしているのがいるような...) - 853二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 19:36:05
ソウカ
- 854二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 20:45:07
ムース
- 855二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 20:57:59
ジオ
- 856二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 20:59:27
モズク
- 857二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 21:01:01
サルパ
- 858二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 23:58:06
サクヤ
- 859主◆1jJNk4WXvE22/04/28(木) 02:12:00
dice1d6=2 (2)
先代シーチキンのメンバーに関してはまたいずれ紹介する時が来ると思います
時系列設定が相当複雑化しているのでどうまとめたら良いものか結構悩んでたり
- 860二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 09:55:36
出番あるかは分からないは草
まあ本編には出てこない設定とかワクワクして好きやけどな - 861二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 10:53:20
楽しみに待機
- 862二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:56:46
まもりちゃん
- 863二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 22:33:17
待機
- 864主◆1jJNk4WXvE22/04/29(金) 01:52:15
もう少しお待ちください…
- 865二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 08:09:56
ゆっくり待機
- 866二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 13:55:03
続く
- 867二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 21:21:10
楽しみに待つ
- 868二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 23:39:21
楽しみです〜
- 869主◆1jJNk4WXvE22/04/30(土) 04:01:23
すみません、まだ少し時間かかりそうです…
ここで先代メンバー3人目、赤い男の名前を募っておきますね、最大5レス
(ちなみに彼がかつてのマジカルフィッシュ《マンダリン》の使い手ですね…) - 870二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 07:17:31
トゥーグァ
- 871二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 12:52:19
ヴァシュロン
- 872二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 12:57:09
孫文
- 873二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 12:57:35
韓愈
- 874二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 18:15:15
レッド
- 875二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 23:36:50
クリムゾ
- 876主◆1jJNk4WXvE22/05/01(日) 01:45:21
dice1d6=6 (6)
- 877二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 11:33:43
ほしゅ
- 878二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 21:56:44
先代メンバーの時代が40億年前というトンデモスケール
- 879二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 23:47:59
これで全員揃ったかな?
- 880主◆1jJNk4WXvE22/05/02(月) 01:48:52
ルーナ、ハストール、セレス、ソウカ、クリムゾ
(そしてお供のかりゅぷそー)
かつて始祖戦争を終結に導いた伝説の戦士達らしいですが…ハストール以外にも現在生きてるメンバーいるのかなぁ?
明日大幅更新予定です
本当にお待たせして申し訳ないんですがもう少しだけ…
【現状判明している時系列】
・約140億年前?…現宇宙の開始
・約80億年前…惑星アニマ誕生
・約40億年前…数万年に渡って《アニマの民》文明が栄える。始祖の遺産や神話伝承はこの時期が発祥
・約40億年前…始祖の力を巡る最終戦争勃発。多くの《アニマの民》が死亡
残された者達は宇宙の星々へ散り散りに
・約39億年前…アニマに限りなく近い環境の惑星を発見、惑星内に光の始祖の御身体を格納
後に聖地“ラストアニマ”と呼ばれるようになる
・約20万年前…アニマの民に極めて近い種族、ホモ・サピエンスが台頭
・約50年前…地球上にてコルプスレコーズの活動開始
・約10年前…こうふくの父が事故で死亡
・作中現在…【特異点】
・約50年後…保家の末女が始祖の遺産を用いて50年前へ時間遡行
・約???年後…現宇宙の終了
始祖の力は当然ながら時間の流れも超越します
今はまだ単純ですが今後のダイスによっては更にややこしい事になるかもしれないですね - 881二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 11:41:38
こうしてみると本当に永い時の流れが関わっているんだなあ
- 882二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 19:20:52
大まかでも随分計算された縮図の上に成り立ってるのねん
- 883二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 20:05:29
時系列表の中にわざわざ10年前の事故の記載があるの何でだろう
もしや結構重要なの? - 884二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 23:24:45
今後も楽しみ
- 885二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 09:29:12
全員家というか家族回り何かしらありそう。
でもゆうきちゃんはないのか?
あとこうふくも生まれは普通だよな - 886二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 11:39:09
なんならこの世界の人類自体が目的を持って生み出された種族だからなあ.....
- 887二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 22:33:40
メンバー全員なるべくしてなった感あるよね
- 888二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:35:15
果たしてこの壮大な運命の設計図の行く末は...?
- 889二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 09:14:18
続
- 890二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 14:37:52
これループものだったり?
- 891二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 23:25:39
はてさてどうなる一体
- 892二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 08:32:20
待機
- 893二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 11:35:40
期待
- 894主◆1jJNk4WXvE22/05/05(木) 11:50:34
すみません、想定外の風邪を引いてぶっ倒れておりまして…
24話はまとめて一気に完結させたいのでお待ち頂けると幸いです - 895二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 14:44:47
体をお大事に
- 896二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 23:10:17
自分とお体を大事にしてください....
ゆっくりとお待ちしています - 897二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 09:00:22
期待
- 898二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 19:14:31
待ってます
- 899二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 23:43:17
続く
- 900二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 10:19:17
保守
- 901二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 20:19:42
お大事にねー
- 902主◆1jJNk4WXvE22/05/07(土) 23:08:35
(風邪が長引いております…)
生存報告代わりと言ってはなんですが
『”魔法少女“シーチキン』というチーム名はこうふくちゃんが考案したもの
自分達、なんか魔法少女ものっぽいでありますよね!?というゴリ押しの下、4人一斉の名乗りを練習したりしたようです、それが6〜7話辺りの時期ですね
果たしてまもカソちゃんは一緒に名乗りしてくれるのかどうか…
ほえーぬしの話では、シーチキンはアニマの民の古い言葉で『生命を保つ者』という意味なんだとか
Seaは地球言語でも海を意味します。水分は宇宙における欠かせない生命の源。アニマ文明と地球文明の文化形態に通じ合うものが垣間見える一例かもしれないですね(ガバガバ理論) - 903二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 08:14:50
こうふくちゃんホントに趣味とかに反して陽の者だよな
- 904二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 08:37:28
陰の者っぽいけどコミュ力高いのがこうふくちゃんで
陽の者っぽいけど陰度高いのがのがゆうきちゃん - 905二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 18:28:57
まもカソちゃん
- 906二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 18:30:00
シーチキンがこと細かに裏付けされていくの草
- 907二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 02:00:13
まもり
- 908二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 12:32:36
待つぞー
- 909二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 23:20:52
始祖の遺産の用途が気になる
結構色々種類出てきてる気がするけど - 910二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 11:13:52
待ってるぜ
- 911二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 21:02:24
hosyu
- 912二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 06:53:55
ほっしゅ
- 913二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 12:07:44
ほしゅ
- 914二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 21:32:52
最初シーチキンとか決まった時は終わったと思ったけど、スレ主凄いよね
- 915主◆1jJNk4WXvE22/05/12(木) 03:13:02
やっと24話完成…キツかった、というかそろそろもう設定追加は厳しくなってきた感ありますね
近々更新します - 916二次元好きの匿名さん22/05/12(木) 12:26:58
おおお疲れ様ですわ
- 917二次元好きの匿名さん22/05/12(木) 23:06:00
お疲れ様です!嬉しいです!待ってます!
- 918二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 03:17:03
まもりちゃん
- 919二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 13:02:09
保守