【閲覧注意🎲TRPG】真希真依で永い後日談のネクロニカPart2

  • 1NC24/09/07(土) 15:25:20

    スレタイの通りTRPG システムの一つである「永い後日談のネクロニカ」を使って真希と真依のPCを作成していきます

    現在シナリオ進行中
    またスレ落としてしました……すみません

  • 2NC24/09/07(土) 15:26:06
  • 3NC24/09/07(土) 15:27:13
  • 4NC24/09/07(土) 15:29:25

    ドール設計図

    真希
    享年:8歳
    性別:女
    暗示:幸福
    記憶のかけら:【会話】【売却】【月光浴】【権力の座】
    ポジション:ホリック
    クラス:【タナトス(メイン)】【バロック(サブ)】
    スキル:【加速する狂気】【必中】【災禍】【再生】【修羅】【断罪】
    たからもの:本(胴)、方位磁石(腕)
    最大行動値:12
    é ­
    よぶんなあたま:最大行動値+2
    ボイスエフェクト:バトルパート中に対話判定可能
    腕
    日本刀:白兵攻撃1+切断
    鉄球鎖:白兵攻撃1+転倒
    胴
    うろこ:防御2
    čśł
    しっぽ:最大行動値+1
    おまえの記憶には幸福な日々がある。荒廃した世界でそれを取り戻したいのなら戦うがいい。【よぶんなあたま】によって起こした【加速した狂気】であたりに【災禍】を呼び起こせ。おまえの持つ【日本刀】は【必中】するだろう。破壊と狂気をおそれることはない。【再生】と【うろこ】を持つ体はおまえを守り、【ボイスエフェクト】は姉妹へ想いを伝えるのだから

  • 5NC24/09/07(土) 15:30:36

    真依
    享年:8歳
    性別:女
    暗示:幸福
    記憶のかけら:【図書館】【密室】【覆う影】【告白】
    ポジション:ジャンク
    クラス:【レクイエム(メイン)】【ステーシー(サブ)】
    スキル:【楽園の守護者】【子守唄】【銃型】【失敗作】【銃神】
    たからもの:人形(胴)、サボテンの種(腕)
    最大行動値:10
    é ­
    おおあな:あなたの攻撃判定のみ使用可。妨害1
    けもみみ:最大行動値+1
    腕
    狙撃ライフル:射撃攻撃1、攻撃判定出目+1
    合金トランク:防御1+「爆発無効化」
    アンデッドガン:射撃攻撃1+爆発+全体攻撃
    レーザービーム:射撃攻撃1+切断
    胴
    リミッター:破壊時行動値+2
    čśł
    おまえの隣にいるのはかつての幸福の象徴。諦められないのなら立ち上がって足掻いてみせろ。【おおあな】を持つ【失敗作】の矜持を見せるがいい。【楽園の守護者】となり【子守唄】を奏でろ。【狙撃ライフル】と【アンデッドガン】による【銃型】を使いこなして姉妹を守れ。いざというときは【合金トランク】を使え。それは自身の盾となるだろう

  • 6NC24/09/07(土) 15:32:52

    また落としたのに建てるのかよと思うかもしれないですけど、あとエンドパートと1シナリオだけなので……

  • 7二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 16:35:22

    支援保守!

  • 8二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 16:59:21

    保守忘れててごめんなさーい!!楽しみ!!

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 16:59:36

    支援保守します!!

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 16:59:50

    10保守

  • 11NC24/09/07(土) 17:02:24

    保守ありがとうございます
    戦闘描写やっていきます

    「んー……まずは銃持ってるガキから狙うか」
    男が呟くのと銃口が火を吹くのはほぼ同時だった
    今までのどの敵よりも速い攻撃に対して真依はとっさに合金トランクを向ける。そのおかげで直撃は免れた。それでも被弾したあしから血が流れる。
    「テメェ……よくも真依を」
    「焦んなよ」
    即座に飛びかかる真希に対して男はもう1つの腕に持った刃物で対応する。その攻撃を受けながらも日本刀を差し込む。……が
    「チッ!硬ぇな」
    想像よりも硬い感触に対し、深入りせず刃を抜く。金属とは違う感触だが下手をすれば刃が傷つくかもしれない。そんな考えが脳裏に浮かぶ
    「とにかくやるしかねぇ!」
    ここは戦場だから、何かぐだぐだと考えているうちに敵はやって来る。とにかく刃を動かないといけないという真希の考えは正しいだろう
    ただ、それが正しいのは自我や思考の弱いアンデッドに対しての場合だ
    一刀目から体勢を直さないまま振ったそれを男は容易く躱し、刃物を向ける。そのまま真希の脚を狙うが……直前で刃物の向きを変えた
    「援護射撃か」
    冷静に刃と銃で銃弾を弾く。さすがに無茶な動きだったのか銃と刃物は壊れてしまった
    これをしたのは1人しかいない。男は真希の後ろをチラリと見た
    「やられっぱなしってわけにもいかないでしょう?」
    後ろのソルジャーを巻き込むように狙ったそれが想定どおり当たると一呼吸息を吐く。ソルジャーも風前の灯だ
    「射程ギリギリ……よかった当たって♡」

  • 12NC24/09/07(土) 17:03:04

    「助かった、真依!」
    体勢を整えた真希がよそ見をした隙を逃さずに襲いかかる
    「……いける!」
    あえてしゃがみ、飛び上がる。真希が狙うのは頭だった
    「そういう感じか」
    そう呟き蹴りを入れようとする。その先に仕込まれた刃物を真希は紙一重で避け、うでに力を入れた
    「頭を狙うことに気づいて攻撃を仕掛けてくる……そう思ったよ!」
    頭は思ったよりと簡単に撥ね飛ばせた。一番上の重しを失った身体はバランスを崩し、膝をつく

  • 13NC24/09/07(土) 17:03:44

    ――違和感
    その姿を見て真希が覚えたのはそれだった
    地面に脚をつけた真希へ他のアンデッドが狙いをつける。持ち前の再生力では追い付かないほどの攻撃を受けながらもその思考を止めることはできない
    「何やってるの、真希!……ヴッ」
    その様子に思わず声をかけた真依も敵に撃たれる。肉体がが抉れる音とは違う、硬い音がした
    その瞬間、真依の中でドクリと何かが体が波打つ。粘菌が活性化し、感覚がさらに鋭敏になっていく
    彼女の前に映るのは丁度真希を撃ったソルジャー。その感覚に任せ、狙撃ライフルを構えて撃つ。少し前よりよく見える中で撃ったそれは、残りのソルジャーを正確に撃ち抜いた
    その鋭敏な感覚を抱えたまま武器を変える。しかし、手が震え狙いが上手く定まらない
    その間にも真希は敵に攻撃を受けていた
    「私が……やらないと」
    ドクドクと止まった心臓が音をたてるような錯覚を感じる。敵だけを正確に撃ち抜かなくては。そんな強迫観念にも近しい考えが真依の頭を過る
    欠けた頭の中で、何かが繋がるような気がした
    ――ビッ

  • 14NC24/09/07(土) 17:04:31

    「今の……何?」
    精神を軋ませながら引き金を引いた次の瞬間、グールだけが形を崩す。いつもより速く、鋭い弾丸はまるでレーザービームのようだった
    驚きながらも感覚を思い出すようにしながら再度引き金を引く。また同じような弾丸が放たれた
    混乱する中、ゆらりと何かが立ち上がった
    「……危ない!」
    突如振られた刃を真希が受ける。それは首を斬られた男だった
    精密さはかけるが威力は十分。このままだと押し負けると思った真希は回転しながら受け流し、その勢いで辺りをなぎ払う
    ほとんどのアンデッドが斬りつけられる中、真依もアンデッドガンで撃つ
    しかし……そこから放たれたのはいつもと同じ弾丸だった
    「しまっ……!」
    真希にも当たると覚悟していたが、目を見開く
    「ツッ……!素手で触るもんじゃねぇな」
    開いた真希の手から真依が撃った弾丸が落ちる。大したダメージは入っていないようだ
    「弾を……キャッチした……?」
    呆然としながら呟くが真希がそれに返答しない。真希の意識は目の前の男に向かっていた

  • 15NC24/09/07(土) 17:05:11

    「やっぱり……おかしい」
    この男はさっきの弾丸を弾くほど肉体を持っていた。それに対して威力が弱いのだ
    日本刀で攻撃を仕掛ける。それを真希は避け、真依は撃つ。弾丸が当たりまたバランスを崩した体は目の前のソルジャーを全て倒してしまう
    狙いを外したのにこの威力。先ほどまでは何故か手を抜いていたようだが、今はどうだろうか
    「当たるとまずい……まずは動きを止めねぇとな」
    真希はそう呟き、もう1つの武器を……鉄球鎖を取り出した
    チャラリ、と鎖が音を立てる。狙い通り鉄球鎖は男の胴に、脚に絡みつく。動きを阻害したと思った真希は真依へ語りかける
    「今だ!一気に畳み掛けるぞ」
    その言葉への返事はない。それが真希の不安を呼び起こす
    「真依……返事して?」
    不安定な状態で振るった刃が当たることはなかった
    「……今そんな場合じゃないの」
    うっすらと申し訳なさを滲ませながら、真依は精神を研ぎ澄ませる。男だけを狙うにはこうする他ないのだ
    「いいから当たって!」
    その思いに答えるように弾丸は速度を増す。威力の上がったそれは腕を壊していった

  • 16NC24/09/07(土) 17:05:39

    「また動きを止めていくか」
    真希は再度鉄球鎖へ持ち変えて攻撃を仕掛ける。真希がじわじわと攻撃を当てる中で真依は撃つことができていなかった。あの弾丸は精神を消耗するようだった
    そのことに真希もおぼろげながらも気づく。真依の姿は見ていないが、威力の上がった弾丸や今弾幕がはられないことは真依に何かあったと真希が気づくに十分だった。だから日本刀に持ち変えながら真希は声を張り上げた
    「これで最後だ……同時にいくぞ」
    「……わかってるわよ」
    呼びかけに合わせるように気力を振り絞る
    次の瞬間、真希の刃は脚を斬り、真依の弾丸は肉体を抉る
    1拍遅れて、残った僅かな臓器が床に落ちた

  • 17NC24/09/07(土) 17:06:38

    戦闘後の修復

    損傷パーツ
    真希
    【こぶし】【かた】【はらわた】【ほね】(基本パーツ4)
    真依
    【リミッター】【あご】【こぶし】【はらわた】【はらわた】【ほね】(基本5強化1)

    修復可能パーツ
    基本:7
    強化:4

    修復パーツ
    真希
    【こぶし】【かた】【はらわた】【ほね】
    真依
    【リミッター】【あご】【こぶし】【はらわた】【はらわた】【ほね】

    修復後損傷パーツ
    真希
    なし
    真依
    なし

  • 18NC24/09/07(土) 17:08:50

    エンドパート冒頭も進めておきます


    「まさか、敵がいるなんて思わなかったわ」

    敵が倒れて少し経った後、真依が項垂れる。心理的に疲労を感じたというのもあるし、敵がいないのではないかと言い出したのは真依だったからでもある

    一方、真希は男の残ったパーツを見て、何か考え込んでいた

    「戦ってる間も何か考えてたけど、何があったの?」

    「真依が怪我してるのに言うことじゃねぇが……想像していたより簡単に倒せたな、と」

    「そう?」

    真依は首を傾げ、真希は頷く

    「あの速度に力の強さ……本当ならやられてたのは私たちの方だ」

    「あ……」

    真依は目を見開く。男の反応速度は真依も身をもって知っていた

    私もまだまだだな、と真希は小さな声で呟く。反省や後悔の色が滲んでいた

    「……そのあたりの話はしたかったらまた後ですればいいでしょ。今はとにかく、体を直さないと」

    慰めの言葉を真希は求めていないし、真依も言いたくない。だから、代わりにこの先のことを提案した

    「そうだな」

    真希もそれに同意し、使えそうなパーツを拾っていく。探すために真依へ背を向けた

    「私もこの男のこと見逃してたからそんなに気にしなくていいわよ」

    その背中に対して小さな声で呟く。真希が振り向いたときには、もう真依はそっぽを向いていた


    対話判定

    真希

    dice1d10=2 (2)

    真依

    dice1d10=3 (3)

  • 19NC24/09/07(土) 17:09:44

    「これでいいか?」

    「まあ……いいんじゃない?」

    使えなさそうなパーツはまとめて端に寄せ、使えそうなパーツを使っていく。体を直すのが3度目となるとさすがに慣れてくる。おぼつかなかった最初よりずいぶんと早く体を直すことができた

    しかしそれは直すために集中していたということ。2人は使えないパーツに目を離していた

    「チッ……壊すなら全部のパーツが使えねぇくらい壊せ……」

    使えないパーツを集めた場所から声が聞こえた。焦り、困惑……そんな感情を持ちながらも2人は振り返る

    その先には……頭としんぞう周りのパーツが繋がり、再生した男の姿があった


    狂気判定

    真希

    dice1d10=1 (1)

    真依

    dice1d10=6 (6)

  • 20NC24/09/07(土) 17:15:20

    いったんここまで
    続きは夜に

    本当は頭だけで喋らせる予定だったんですけど、残ったしんぞうがもったいないので「魍魎の匣」みたくしました

    いやまあでも「魍魎の匣」のあれは少女の華奢な体と愛らしさや色気が融合した顔つきだからこその魅力だと思ってるので甚爾でやるとちょっと微妙(というかガタイが良すぎる)のはわかってる。多分呪術で一番あうのは里香ちゃ

  • 21NC24/09/07(土) 21:24:37

    再開します


    真希→真依の対抗

    ●●◯◯→●●●◯


    声を出した存在に対して真希はとっさに武器を構えようとする。しかし、新しく作ったこぶしはまだ馴染んでおらず手がもつれた結果、はらわたを傷つける羽目になってしまった


    真希【はらわた】損傷


    「何するつもりだ」

    日本刀を向けながら真希が問いかける。後ろで真依も銃に弾を込める

    緊迫した面持ちをしている2人に対し、男は面倒そうな顔をした

    「何もしねぇ……というかできねぇ。今喋れてるのも、きれいにパーツが残っていた上にご丁寧に近い場所へ置いてくれたおかげだ。動くためのパーツはお前らが修復に使っただろうが」

    ある種の苛立たしさのようなものを感じる声だったが、内容は正しいようだ。男の体に変化が起きることはないようだ

    真希と真依はしばらく眺めたあと、お互い顔を見合わせた

    「せっかくなら色々と聞いてみるか」

    「そうね……ここについてわからないことも色々とあるし」


    dice1d3=3 (3)

    1:ここで何があった

    2:お前は何者だ

    3:戦っているときに何故手を抜いていた

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/07(土) 22:08:54

    「お前……戦ってるとき手を抜いてただろ」

    「……へぇ」

    真希の言葉に男は少し笑う

    「それくらいはわかるんだな。まぁそのくらいの技量がなきゃ負けるか」

    「手を抜いたことに怒ってない。というかむしろ助かったくらいだ。ただ、何で本気を出さなかったのか気になる」

    「……本気出してまで勝つ気がなかった。負けて意識が曖昧になるならそれでいい。それだけだ」

    男の言葉はどこまでも投げやりだった。その様子を見て、真依が何か思い当たる

    「アナタ……もしかして、死にたいの?」

    「死ぬつったってこの体じゃ無理だろ。ただまぁ……自分の頭抉って終わるならとっくにそうしてるな」

    笑いながらだが、声色はふざけていなかった

    何があってそこまで生きる気がないのかまで聞くつもりはなかった。この世界には生きたくなくなる理由が沢山ある。2人だって、互いがいなければここまで来れていたかもわからないだろう

    わかっているからこそ聞かなかった


    dice1d2=1 (1)

    1:ここで何があった

    2:お前は何者だ

  • 23NC24/09/07(土) 23:09:38

    「次は私が聞いていいかしら?」

    真希の後ろから話しかける

    「そりゃまぁ……聞きたいことあるって言ってたのに先走って悪かったな。で、何が聞きたいんだ」

    「まずは……ここで何があったのかについて教えてくれないかしら?中途半端に知ってるから余計気になっちゃって」

    まだ話が続きそうなことに対して男ら面倒そうな顔をするが、やがて何か思い当たるともとの表情に戻る

    「とりあえず何について知ってるか教えろ。話はそこからだ」

    「えっと……」

    真依はざっくりと気づいたこと、読んだことを話、真希はそのサポートをする。一通り話を聞いた男は思案すると口を開いた

    「……そうだな。亀裂が走ってただろ。あれは強力なESP能力が使えるガキをアンデッドにした後、能力の暴走が起きてな。そのせいだ。戦闘痕はその後に暴走起こしたガキが色々としてたときにできたもんだ。細かくは知らん」

    「知らねぇのかよ!」

    「ガキが逃げないようにするために雇われただけの人間に無茶言うな。そもそもどういう実験をやってたかも初めて知った」

    男の言葉に口ごもる。そしてあることに気づいた

    「計画書とかにあった脱走しようとした人を捕まえた男って、アンタのこと!」

    「そういえば、そんなこともあったな」

    2人は目を見開いた。まさか会えるとは思っていなかったのだ

    「本当に手抜いてたんだな」

    「でも牙とか生えてないわね。縫い目もないし」

    「目も2つだな……あ、でも腕は増えてるしデカイ方じゃねぇか」

    「おい何の話だ」

    そのまま変な会話をし始めた2人を止める。2人は男の方を向く。その手には真希の持っていた本があった

    「雇われた男が強いのはわかってたから予想してたの」

    「この本の強いやつ参考にな」

    「あっそう……」


    対話判定

    真希

    dice1d10=6 (6)

    真依

    dice1d10=8 (8)

  • 24NC24/09/07(土) 23:41:45

    真希→真依の対抗
    ●●●◯→●●◯◯
    真依→真希の依存
    ●●●◯→●●◯◯

    「これで話は終わりか?」
    男はニヤリと笑いかける。その言葉に嫌な予感がするが頷く他なかった
    「ならこっちの要求も聞いてもらおうか。なに、別にそんな難しいことじゃねぇから安心しろ」
    「チッ……大人しく話を聞いてたのはそのためか」
    真希は渋い顔をする。一方、真依は一歩前へ出る
    「あら?でも私たちがそれを聞く必要性はないわよ。動けないアンタを置いてここから出ればいいんだし」
    「それなんだがな……半分嘘だ。時間はかかるが多分再生する。色々あって体が特殊でな、耐久力と再生力が他のアンデッドより高いんだよ。全部パーツが使えねぇくらい壊れてたらどうなってたかわからねぇがな。まぁ……その後のことを考えたらお互いナカヨクしときたいだろ?」
    その言葉に詰まる。男の言葉を否定する術はない。むしろ説得力さえあった
    「内容によるな」
    真依の前に腕を広げながら、真希が呟いた
    「この地下のある場所に連れてってくれ。手足のあてがある。直るとはいえ、長い間何も出来ねぇのは面倒だからな」
    「それで直したらすぐに私達に攻撃する気は?」
    「ねぇな。用がすんだからすぐにここから出ていくだろ。ここが他の奴らに荒らされねぇなら別にそれでいい」
    「……わかった」
    自分達に害があるわけではなく、直す手伝いをしてもしなくても攻撃されるリスクはある
    それに断って体をバラバラにしたところで相手の望むところだろう。一番メリットがあるのは交渉にのることだった

  • 25NC24/09/07(土) 23:50:22

    「とりあえずあの壊れたコンクリの方に行ってくれ」

    「……」

    複雑な顔をしながら抱える。誰であれ、誰かに嵌められるのは気分の良いとのではない

    「あ……そういえば、何ですぐに出ていくとわかったんだ?ブラフにしては無理があるだろ」

    指示を聞きながら真希が問いかける。男は少し思案するが大人しく答えることにした。もうこれ以上交渉するつもりがないからだ

    「お前らの話が何となく聞こえたのもあるが……確信したのは戦ったときだ。大方、オペラハウスに用があるって所だろ」

    2人の脚が止まる。図星だからだ

    「何でわかったの?」

    「そりゃ……そこの銃持ったガキがESP能力使ったからだろ弱いがな」

    「え?」


    行動判定

    真希(修正-2)

    dice1d10=1 (1)

    真依

    dice1d10=7 (7)


    今日はここまでです

  • 26NC24/09/07(土) 23:56:47

    >>22

    そういえばここコテハン忘れてました……すみません

    多分明日には終われるんじゃないかと思います

  • 27二次元好きの匿名さん24/09/08(日) 09:43:45

    保守

  • 28NC24/09/08(日) 17:42:38

    また始めていきます


    初めてのこと、起きてほしくないことだった。知られたらどうなるのかわからなかった

    それは……ESP能力。もの動きを少しだけ強くする弱いテレキネシスだった

    『隠そう。私が能力を使えるようになるまで、隠してくれ』

    それは、わからないまま真希へ話したときに返ってきた言葉だった

    『わからない場所に、真依を、真依だけを連れていかせるなんてできない!』

    こんなときでも真希は私を守ろうとしてくれていた


    真依【告白】補足


    狂気判定

    真依(修正+1)

    dice1d10=8 (8)


    真依はこのことを真希へ

    dice1d2=1 (1)

    1:伝える2:伝えない

  • 29NC24/09/08(日) 18:00:11

    「……そうだった」

    記憶を鮮明に思い出した真依が呟く

    「私、オペラハウスでESP能力が使えるようになっていたわ。あの弾丸もESP能力によるものよ」

    その言葉を聞くと、すぐに真希は真依の肩をつかんだ

    「それで真依は……真依は無事だっ……」

    途中で言葉を切る。最後まで言葉を伝えることはできなかった。今こんな姿になっていることが、この疑問への答えだった

    「……でも、真希は何とかしてくれようとしていた」

    その必死な態度を見て、真依は少しだけ素直になる。口角を少しだけ上げた笑みを見て、真希は何も言えなくなった


    対話判定

    真希

    dice1d10=3 (3)

    真依

    dice1d10=6 (6)

  • 30NC24/09/08(日) 19:04:45

    真依→真希の依存

    ●●○◯→●○◯◯


    「とりあえず一緒に持って……重い」

    「あ、悪い」

    真依が渋い顔をしているのを見て、真希は慌ててまた一緒に持ち上げる。そのまま、ゆっくりと歩き始めた

    「何でこんなに重いのかしら」

    「やっぱりデカイからじゃねぇか?」

    ついそんなことを話す

    武器を難なく振り回せている彼女たちにとって、2人で抱えている男がさほど重いというわけではない。だから、重いというより面倒という気持ちの方が強い

    「あともう少しだ」

    道案内しか口を開いていなかったが、さすがにそう言った


    「ここだ」

    男の言う通り、さほどたたずに目的地にはたどり着いた。そこは……2つの機械が並べて置かれていた

    1つはどこかあのボイラーを思い起こさせる装置だった。違うのはそこから何本かコードが出ており、どこかへと繋がっていることだった。小さな駆動音とうっすらと感じる熱から、それがまだ使われていることがわかる

    もう1つはボイラーのようなそれより大きな機械だった。壁をぶち抜いて奥にも何かがあるため、正確な大きさはわからない。何かを入力するような画面がある以外は黒い板に囲まれているそれは、隣とは違って冷気をまとっていた

    「これは?」

    「発電機と……アンデッド化装置だ」

    アンデッド化装置……問いかけへ返ってきた言葉に2人は覚えがあった。資料や日記に何度も出てきたそれが、目の前に現れたことに少し言葉を詰まらせる

    「防腐処理だけした手足を出してくれたらそれでいい」

    少し思案し、何か思い付いたような顔をする

    「……ああそうだ。お前も使うか?さっき腹壊してただろ」


    真希はこの装置を

    dice1d2=1 (1)

    1:使う2:使わない

  • 31NC24/09/08(日) 19:49:50

    「……そうだな、使うか」

    少し考えた後、真希は提案に乗ることにした

    「いいの?だってこれ……」

    「どうせあれこれ言って出すまでさせる気だろ。それなら私も使った方が得だ」

    「よくわかってるじゃねぇか」

    真希が諦めたように口にすると、男は笑う

    「……ほらな?」

    真希はため息をつく。人生経験が違う以上、交渉で勝てるわけがないと諦めていた

    「まぁ、真希がいいならそれでいいわ。必要ないから私は使わないけど」

    「そういうことだから、使い方を教えろ」

    「へいへい」

    男の指示通りに画面を操作する。何度か画面を叩くと、求めていた体の一部が出てきた。真希はそれを拾い、自分の中へ詰める

    いつもとは違い、戦ったパーツを集めるわけではない。ただ出てきた死体を詰めるだけの作業だ。元が冷えていたせいか、それ以外の要因か……真希は背中が冷えるような錯覚を覚える


    対話判定

    真希

    dice1d10=8 (8)

    真依

    dice1d10=1 (1)


    狂気判定

    真希(修正-1)

    dice1d10=4 (4)

  • 32NC24/09/08(日) 19:51:42

    真依ちゃん……

    対話判定大失敗による未練の振り直し

    真依(真希への依存)

    dice1d10=5 (5)

    1:嫌悪2:独占3:依存4:執着5:恋心6:対抗7:友情8:保護9:憧憬10:信頼

  • 33NC24/09/08(日) 21:39:09

    真依→真希への恋心(依存から変更)
    ●○○◯

    「……真希?」
    「いや、大丈夫だ」
    表情が凍っている真希に対し、声をかける。そのおかげで真希は精神をもっていかれずにすんだ
    「体は近くに置いてくれたらそれでいい。時間がたてば勝手にくっつくだろ」
    「これで終わりだよな」
    「ああ。これで貸し借りなしだ」
    言われた通り、2人は手足を置き、そのまま部屋の外へと向かう
    「……なあ」
    ここから立ち去ろうとする2人へ、つい声をかけていた。立ち止まり、振り返った2人に向かって男は口を開いた
    「行って何になる。もう誰も、何もいねぇかもしれねぇんだぞ」
    その言葉に対し、真希は口ごもる。誰も、何もない可能性を無意識のうちに消していた
    その代わりのように口を開いたのは真依だった
    「それならそれでいいじゃない。別に私たちのどちらがいなくなるわけじゃないんだから」
    「……そうだな。ムカつくからぶっ飛ばすだけだ。もうないなら手間が省けたと喜べばいいんだ」
    真希は真依の言葉を聞いて穏やかに笑う。彼女にとって何が一番大事なのか、再確認することができた
    「それにしても、何でそんなこと聞いてきたんだ?」
    「……何でだろうな。柄にもねぇこと言っちまった」
    男は目を伏せる。その顔は何もわかっていないようにも、何かわかっているようにも見えた
    その表情に対して2人は何か言うつもりはない。これからどうするのかは彼次第なのだから
    「じゃあな。もう2度と会うことはねぇだろうけど」
    「そうだな。もうここには来んな」
    部屋の外へ出る直前、脚を止める。そして背を向けたまま短く挨拶をして、部屋を出た

  • 34NC24/09/08(日) 21:52:32

    「……本当にいいのか?」

    オペラハウス24を出てしばらく歩いてから、真希は確かめるるように聞く。真依にとってオペラハウスがどうでもいいことなのは真希もわかっていた

    「いいのよ。私も何があったか気になるし、それに……真希は約束破るの?」

    真依の言葉に目を見開く

    「そんなわけねぇだろ!」

    「なら、ちゃんと連れてってよ」

    真依が手を差しのべる。その手を真希はしっかりと握った


    対話判定

    真希

    dice1d10=5 (5)

    真依

    dice1d10=8 (8)

  • 35NC24/09/08(日) 22:19:02

    真依→真希の恋心

    ●○○◯→○○◯◯


    機械やアンデッドの残骸、植物の芽すらない荒野、何かの面影を残す廃墟……それらが2人の道先にあるものだった。そんな中でときどきは道を確認し、会話をしながら2人は進む。誰かも、何かもいない世界で進めているのは地図と方位磁石……そして互いの存在がいたからなのだろう

    経験があるから前よりは楽に進めているような気もするし、やっぱり間違えているような気もする。そんな期待と不安がまじりあい、高まったとき……2人の目の前に建物が見えた

    雰囲気はオペラハウス24に似ているとも言えない場所だ。だが……その建物は今までのどの建物、どの廃墟とも違うことがあった

    それは……建物が目に入った瞬間、2人の中に記憶がよみがえったことだ


    1~3:通常版4:アルファ5:ベータ

    被ったら振り直し

    真希

    dice1d5=4 (4)

    dice1d100=28 (28)

    真依

    dice1d5=3 (3)

    dice1d100=77 (77)

  • 36NC24/09/08(日) 23:05:17

    あの研究所に連れて来られる前、確か工場で働いていた。流れてくる部品にあわせて何かを黙々と作業する。それだけの仕事だ
    子供を雇うなんてろくな場所じゃない。だけど、あの研究所よりはずっとマシだった
    少なくとも働けばお金が出ていた。そこまで酷い目にあうことはなかった。人として扱われていた
    辛いことだって確かにあった。だけど、あの日々には確かに幸福があった
    記憶のカケラ【工場勤め】

    研究所に行く前、少しだけ自由な時間を使って真希と遊んでいた。人形で遊んだときもあったし、一緒に本を読んでいたこともあった。花を摘んでいたときもあったかもしれない
    ……幸せだった。これ以上ないくらい幸せな時だった。遊んでいたことよりも何よりも真希と一緒に笑いあえていたのが幸せな理由だった
    研究所にいた日々に比べれば夢のようだった。だけど、それは確かに存在する記憶だ
    記憶のカケラ【幸福の時】

    それは研究所に来る前の……この建物を外側から見たときよりも前の記憶だった。それを思い出した2人は確信する
    ここは自分たちがいた研究所だ
    「……行くか」
    「……行くわよ」
    頷きあい、進んでいく。2人で一緒に入り口へ手をかけ、扉を開けた

  • 37NC24/09/08(日) 23:06:43

    シナリオ3「学園後日物語」これで終了です!
    お付き合いいただきありがとうございます!

  • 38NC24/09/08(日) 23:30:42

    終了したので何はともあれ寵愛点ですね

    寵愛点配布
    繰り越し分 4点
    合計悪意点 28÷2=14点
    達成カルマ
    記憶のカケラを獲得する 2点
    他のオペラハウスの場所を見つける 2点
    男の頭を切断する 2点
    合計24点

  • 39NC24/09/08(日) 23:30:55

    寵愛点の消費:それぞれ2点

    男への新たな未練獲得(敵と中立者の未練からピックアップ)

    真希

    dice1d5=2 (2)

    真依

    dice1d5=4 (4)

    1:不安2:憐憫3:軽蔑4:感謝5:尊敬


    それぞれ20点

    スキルまたはパーツの獲得

    スキルは被ったら振り直し

    強化値はさらにプラスして内容を決める

    真希

    dice2d5=3 4 (7)

    1:ホリックのスキル【業怒】獲得

    2:タナトスのスキル【殺劇】獲得

    3:バロックのスキル【怪力】獲得

    4:武装強化値+1【ジョギリ】獲得

    5:改造強化値+1【スパイク】獲得

    真依

    dice2d5=2 3 (5)

    1:ジャンクのスキル【足掻く】獲得

    2:レクイエムのスキル【死の手】獲得

    3:ステーシーのスキル【死に続け】獲得

    4:ステーシーのスキル【死人の流儀】獲得

    5:武装レベル+1【カンフー】獲得

  • 40NC24/09/08(日) 23:44:23

    男への未練
    真希【憐憫】
    真依【感謝】

    スキル・パーツの獲得
    真希
    【怪力】肉弾・白兵攻撃におけるダメージ+1
    【ジョギリ】白兵攻撃4、攻撃の出目+1
    真依
    【死の手】任意の攻撃マニューバ1つをラピッドで使用可能
    【死に続け】損傷している基本パーツ1つを修復

    真希は順当に火力が上がりましたね
    【怪力】は全部の武器の火力が+1されるので、レギオンやホラー相手だと実質ダメージ2倍です
    【ジョギリ】は火力が高いし出目+1で大成功も狙いやすい武器です。……ぶっちゃけ、この2人は【肉の盾】や【再生】持ちに弱かったのでかなりありがたいですね
    真依はやれることが広がりと安全性が高まりました
    【死の手】は今回敵が使ってのでわかると思いますが、実質相手の行動に割り込める能力なので強いです。真希に合わせて攻撃も敵に攻撃される前に撃って敵の攻撃パーツを壊すこともできます
    【死に続け】は【失敗作】を相殺できる能力です。これで壊れにくくなりましたね!

  • 41NC24/09/08(日) 23:46:00

    次シナリオですけど……早くて明日、それか明後日くらいになると思っておいてください

    それまではもしシナリオについて質問とかあればどうぞ
    かなり説明不足な気もするので……

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 10:20:40

    保守

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:32:45

    そ

  • 44NC24/09/09(月) 23:30:07

    すみません
    今日始められないかもです

    代わりにですけどシナリオ3で負けたときのバッドエンドについて
    2人が負けた場合、残ったパーツはアンデッド化装置に入れられます
    この装置は死体に防腐処理をして保存、設定に応じて粘菌植え込みアンデッドを作成するだけでなく、パーツだけになったアンデッドを掛け合わせリサイクルもしてくれる優れものです
    リサイクルされてレギオンやホラーとして出てくるのか修復パーツとして扱われるのか、またそのとき2人が一緒なのかどうかは装置の設定次第ですね

    ……ネクロニカにしてはわりと人の心があるかもですね
    NCとしてはまだまだです

  • 45NC24/09/09(月) 23:42:58

    そういえば、男……というか甚爾の記憶のカケラのダイスって振ってほしいですか?
    振ってほしいなら振りますよ

    (ちなみに名前が出なかったのはわざととかではなく、名前を出すタイミングが無かっただけです……甚爾も真希真依も自己紹介しないから)

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/10(灍) 08:03:31

    >>45

    甚爾の方も振ってくださるんですか?!やったー!

  • 47二次元好きの匿名さん24/09/10(灍) 19:08:09

    ⭐️

  • 48NC24/09/10(灍) 23:01:57

    見たい方がいるようなので甚爾の記憶のカケラも振ってみます


    1~3:通常版4:アルファ5:ベータ

    被ったら振り直し

    dice1d5=1 (1)

    dice1d100=64 (64)

    dice1d5=5 (5)

    dice1d100=42 (42)

  • 49NC24/09/10(灍) 23:14:48

    記憶のカケラ1【凌辱】
    言いなりでされるがままの日々の中に自尊心なんてなかった。思い出したくもない記憶
    記憶のカケラ2【切り捨て】
    何もかもがどうでもよくなって、誰かを置いてきた。相手がしがみついてきたのかも、もうわからない

    ……確認したとき色んな意味で笑っちゃいましたね
    マジかよ

    あ、そうそう最後の記憶のカケラですが、NCが決めたものを渡そうと思ってます
    何にするかは決めていますが、納得できるような描写になるよう頑張ります

    それでは始めていきますね

  • 50NC24/09/10(灍) 23:20:23

    扉をくぐった先は白い壁しかないように見える場所だった。パッと見ただけでは扉なども見えず、ここだけで部屋が完結しているように見える

    「また妙な場所から始まるのかよ」

    「オペラハウスって変な場所よね」

    どことなく覚えがある光景に思わず悪態をつく。真依も同様に眉をひそめていた

    「またあのときと同じように入り口がないか探すしかないわ」

    「……そうだな」


    行動判定

    真希

    dice1d10=10 (10)

    真依

    dice1d10=4 (4)

  • 51NC24/09/10(灍) 23:48:24

    真希が壁をじっと見ていると、変な繋ぎ目があるのが見えた。そこをグッと押すと壁が動く

    隠し扉だ

    「真依、こっちだ」

    床をじっと眺めたいた真依に呼びかける。真依は真希の方を見るとその意味に気づき、すぐ立ち上がった

    「前の場所と同じように隠し階段でもあるのかと思ったわ」

    隣へ、扉の前へ向かいながら真依は言い訳のように呟いた。最初、自分がこんな目に合わせたやつに会いたいから真依はついてきてくれているだけで、本人は強く興味を持っていなかった。だけど今は入り口を真面目にさがし、見つかるとすぐに向かおうとしてくれる

    そんな様子を見て真希は疑問を口にした

    「真依は、ここで何を確認する気なんだ」

    「……記憶よ」

    真剣な声色を聞いて、真依も真面目に返す

    「多分……私たちは死んで、こんな体になったじゃない?だから、どうせ来るなら死ぬまでに何があったのかちゃんと知りたいの」

    記憶を……過去を求めるのはアンデッドとしての性のようなものだ。それはまるで、足りないものを埋めるかのようだ

    「どうせ壊すなら自分の最期くらい知ってから壊してもいいじゃない」

    「確かにそうだな」

    その思いに真希も同意する。何があったのか、真希も気になっている。それ以上に苛立ちを感じているだけだ

    「それじゃあ、まずは資料でも探すか」

    そう言うと、2人は中へ入っていった


    対話判定

    真希

    dice1d10=2 (2)


    アドベンチャーパートのカルマ公開

    『自分達の記録を見つける』

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/11(ć°´) 08:06:39

    >>49

    いや凄……

  • 53NC24/09/11(ć°´) 09:23:00

    ホスト規制……


    壁の先も同じように白さを感じる場所だ。しかし、先ほどとは違い扉があるため異質さはさほど感じられない

    この場所に2人は覚えがあった

    「ここに……住んでいたよな」

    「ええ。食堂と寝室と……自由に入れるプレイルームがあったわ」

    この景色が記憶のカケラの中にあったことを確かめあう。やはり……2人はここに住んでいたのだ。それも長い間

    その記憶につられるように2人は扉を開けて部屋を廊下から覗く

    「プレイルームは無事に見えるけど、食堂と寝室は壊れて一つの部屋みたいになっているわね」

    「爆撃か何かあったんだろうな」

    プレイルームは奇跡的に無事だが、食堂と寝室は半壊していた。電気は通っておらず、中は薄暗い

    「……覗いてわかるのはこれくらいね」

    「あとは中に入らねぇとな」


    dice1d2=1 (1)

    1:食堂・寝室へ向かう2:プレイルームへ向かう


    続きはまた夜に

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/11(ć°´) 19:27:47

    続き待機

  • 55NC24/09/11(ć°´) 23:19:10

    再開します


    「とりあえず、危ねぇ方から行くか」

    真希の提案で、2人はプレイルームよりも建物の入り口から遠い半壊した部屋へと向かった

    中にある家具は壊れ、まだ無事なベッドや椅子も腰かければ崩れそうになっている。かつては机や椅子、ベッドが整然と並んでいたが、見る影もなかった

    「何か攻撃があったとしたらこの奥から来たんだろうな」

    部屋の入り口からは見えなかったが、瓦礫が重なっている場所があった

    「どんな部屋があったのかはわからねぇがな」

    「……この壁を対称に、ここやプレイルームと同じような間取りの場所があったんじゃないかしら」

    廊下の突き当たりから続いているであろう壁の残りに触れる。瓦礫の中にはベッドや椅子の片鱗のようなものが見える気がした

    「……何でそんなことが……ああ、なるほど」

    最初は疑問符を浮かべていたがすぐに納得した

    「ESP能力が使えた人達はこんなすぐそばにいたのね」

    真依はそれ以上何も言わなかった。自分の記憶の中では真希はずっと隣にいる。でも、もしかしたら自分は真希と離ればなれになってここに住んでいたかもしれないという可能性が胸の中に飛来していた


    対話判定

    真希

    dice1d10=6 (6)


    行動判定

    真希

    dice1d10=8 (8)

    真依

    dice1d10=7 (7)

  • 56NC24/09/11(ć°´) 23:37:04

    真希→真依の対抗

    ●●○◯→●○◯◯


    「それにしてもここ、床にも穴が開いているわね……歩きづらいったらありゃしない」

    気持ちを切り替えるように真依が頭をふると床の穴に目が入った。そのままつい思ったことを口にしてしまう

    「……あ」

    その言葉で何かを思い出した真希が床に手をつき何かを探すような素振りをする

    「何探してるの?」

    「地下に行く方法だ。穴が開いてるなら下にも何かあるってことだし……ここはこんな住む場所だけじゃねぇ気がする」

    「……確かに、そうじゃない」

    真依も同じように床に手をつく。その甲斐あって、2人は下へ降りるための階段を見つけた

    瓦礫を除け、床扉を開くと仄かに涼しい風が足元へ広がる。何故か背中が冷えるような感覚がする。分泌腺が機能していれば、冷や汗が流れていたかもしれない

    記憶がハッキリとしなくても確信できる。ここから先にあるものは録なものではない、と


    狂気判定(修正+1)

    真希

    dice1d10=5 (5)

    真依

    dice1d10=2 (2)


    dice1d2=2 (2)

    1:先にプレイルームへ向かう2:階段を降りる

  • 57NC24/09/11(ć°´) 23:49:49

    真依→真希の恋心

    ○○○◯→●○◯◯


    真依は記憶のカケラから確信する。この先には【覆う影】と関わりのある場所があると

    その恐怖が真依の精神を支配していく

    「……ほら」

    その表情を見て真希は真依の手を掴んだ。突然の出来事に、真依は目を丸くする

    「急な階段で危ないから目はつぶれねぇけど、手は繋げるだろ。……どうせ進まなきゃいけねぇんだ。さっさと終わらせてやる」

    真希の顔は覚悟が決まっていた。真依も少し瞑目し、目を開く

    「そうよ。最期まで確かめるって決めたんだから」

    再度開いた目には、覚悟が宿っていた

    「……せーのでいくわよ」

    「わかった」

    「「せーのっ」」

    息をあわせ、2人は階段を下りていった


    対話判定

    真希

    dice1d10=7 (7)

    真依

    dice1d10=9 (9)


    規制がきそうなので一旦ここまで……

  • 58NC24/09/12(木) 09:53:15

    ちょっとだけ更新


    真希→真依の対抗

    ●○○◯→○○◯◯

    真依→真希の恋心

    ●○○◯→○○◯◯

    階段を降りた先はリノリウムでコーティングされた壁や床で構成された廊下だった。亀裂という大きな差があるが2人の頭に浮かぶのはオペラハウス24の地下だろう

    「オペラハウスの地下ってどこも似たり寄ったりじゃない」

    強がりを言うが平然とした顔は保てていなかった。真希も繋いだ手を強く握っていた

    廊下から入れる扉にはプレートがかかっており、どこからでも自由に入れるようだ


    dice1d3=2 (2)

    1:交流部屋2:実験室3:資料室


    続きはまた夜に

  • 59二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 21:28:56

    保守

  • 60NC24/09/12(木) 23:34:48

    やってきます


    「……とにかく進まねぇとな。どこから行くか」

    数分か、数秒か……その場に立っていたが真希が歩きだす。手を繋いでいる真依もつられて歩きだした

    「パスワードだとか何とかって言われるかもしれないし、適当に入って探すわよ」

    そのまま(少し自棄になりながら)、真依は近くにある『実験室』と書かれた扉を開ける。そこは2人には見覚えのない場所だった

    机の上には記号の書かれたカード、床には大小様々な箱……そんな遊びにも使えそうな物が散乱している。手に取れば案外丈夫であることが感じられる

    それだけなら幼児向けの遊び場のような部屋だと思い込むことができただろう。しかし、頭部に何か接続するための電極に焦げた跡、赤黒い染みといったものがここには残っている

    そして何より……この部屋には窓ガラスがあり、その向こうにも部屋が続いていた。ここは『実験』をして『観測』を行う部屋なのだろう

    2人には見覚えのないということは……対象が誰なのか、言うまでもない


    狂気判定

    真希

    dice1d10=3 (3)

    真依

    dice1d10=10 (10)


    行動判定

    真希

    dice1d10=10 (10)

    真依(けもみみ使用)

    dice2d10=2 5 (7)

  • 61NC24/09/12(木) 23:48:17

    真希→真依の対抗

    ○○○◯→●○◯◯


    もしかしたら、真依もここにいたのかもしれない。そうしたらどんな目に遭っていたか……想像に難くない。そう考えると自分と真依を痛めつけようとするこの建物への怒りがわいてきた

    その衝動のまま近くに転がっているボールでも掴もうとして、ふとあることに気づいた

    「このあたりはまだ汚れてねぇな」

    この部屋にも上から落ちてきたであろう瓦礫片などが転がっていた。しかし、ホコリといったものがここにはあまりない。そこから思い当たる可能性は1つだ

    「……まだ誰かいるのか?」

    「それなら、さっさとここを出ないと。見つかるわよ」

    「……ああ、そうだな」

    真依はすぐに部屋を出ようとする。真希も何かを考えながらだが、真依に腕を引かれて外へ出ていた


    dice1d2=2 (2)

    1:交流部屋2:資料室

  • 62NC24/09/13(金) 08:08:50

    「……とりあえず、資料室何かあるか見てみねぇか。PCとかあるなら電気とかも調べねぇとだし」

    天井に穴が開いているおかげで光は入っているが、電球といったものは機能していない。だからパスワードはそういうものを確認してからでも十分だと気づいた

    「……そうね」

    先走っていたと思いながら真依も真希の提案に従い、資料室を開ける。扉の先は古い紙の匂いがうっすらと漂っていた。そこは名前の通り、2人の背丈の倍近くある棚とやそこに入っていたであろう紙の束があった

    「読めるものがあるか手分けして探すわよ」

    「わかった」

    真依の提案に真希ものり、棚を覗いたり、手に取って読めそうなものがないか確かめる

    最終的に見つけたのは2つの資料だった。汚れや水に対応できるようカバーがかかっているそれは何か重要そうなものだと感じられる

    1つは『研究計画書』、もう1つは『被検体表』と書かれてあった


    dice1d2=1 (1)

    1:研究計画書を読む2:被検体表を読む


    続きはまた夜に

  • 63二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 17:32:57

    このレスは削除されています

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 17:33:34

    この質のいい話と呪術の化学反応は推せる。

オススメ

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