【超閲覧注意・独自設定】勇者たち、Undergroundに挑む。

  • 1二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:44:01

    チーム・アラメシア。

    ひょんなことから知り合った4人の決闘者、冴刃了(さいばりょう)、海東頼光(かいとうよしみつ)、古賀佳奈恵(こがかなえ)、神崎歌織(かんざきかおり)が結成したチームだ。

    彼らは行きつけのカードショップで、日夜デュエルの腕を磨いている。これは、そんな彼らが、大冒険に巻き込まれる話だ。


    (チーム・アラメシア結成秘話はこちらから)

    【超閲覧注意・独自設定】『聖域』を狙うもの|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/3612654/(大まかな設定はこちらを参照)ここではないどこかにあると言う『聖域』。その力を狙うものが、別時空にいた。これは、聖域の時空…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:46:30

    >>1

    始まりは、オフィスで吼える、一人の女の咆哮からだった。

    佳奈恵「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァァ………。どぼじでごんなごどにいいいいいい………。」

    彼女は、古賀佳奈恵。プログラマーだ。何故彼女が、こんな目にあっているのかというと、何者かによる、不正アクセスが発生し、会社の対応に駆り出されたからだった。

  • 3二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:57:55

    >>2

    古賀「もうっ!せっかくの休みだってのにい!!!」

    社員A「まあまあ、古賀さん、これが終わったらお休みですから…」

    古賀「私は今日休みたかったのにい…」

    社員A「まあまあ…しかし…このウイルス、奇妙ですね…」

    古賀「…これ、どこかで見た様な…」

  • 4二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:07:45

    >>3

    佳奈恵は、ウイルスの奇妙な文字列をみて、ある法則性を見出した。

    佳奈恵「ねえ、これって、「不思議の国のアリス」の奴じゃない?」

    そう、今回ウイルスにやられたのは、近々公開予定の、「デュエリスト・メタバース」のアバターデータで、それぞれが、「マーチヘア」、「ドーマウス」、「チェシャ猫」で塗りつぶされていたのだ。

  • 5二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:29:14

    >>4

    社員A「ああ、確かに言われてみれば、っすねぇ・・・。」

    佳奈恵「でしょう?しかも、何か、金太郎飴みたいな感じなのよ。素体データ・・・。」

    佳奈恵達はこの不可思議なコードの解析を始めた。


    一方その頃、とある学校のPCに、奇妙な文字列が映し出されていた。

    生徒「なにこれ・・・?」

    【Welcome to Underground. We are M∀lice .】

  • 6二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:40:44

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  • 7二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:47:38

    >>5

    社員A「あっ、俺コーヒー淹れてきます。」

    古賀「あっ、ありがとう。さてと…」

    古賀がウイルスの除去を試みる。

    すると、突然女の顔が現れ、ケタケタと笑い出した。

    古賀「これって…最新弾の…」

    それはまさにM∀LICEのCheshire Catのものだった。

    古賀「なんでまた…って…」

    すると顔はケタケタ笑ったかと思うと突然光だし…

    社員A「古賀さん、コーヒー持ってきましたよって、あれ?古賀さん、どこですか?」

    古賀は姿を消した。


    同日、とある高校でやはり同様にパソコンを使っていた女子高生たちが行方不明となる事件が起きていた。

    パソコンには女の笑い顔が映っていたという…

  • 8二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:59:06

    >>7

    生徒A「へ・・・?どこよ、ここ・・・?」

    ???「UNDERGROUNDへようこソ。皆様は、選ばレまシタ。」

    突如として電脳界に連れ込まれた生徒達。目の前に居たのは、純白の神官の格好をした6人の少女だった。

    M∀LICE<B>Sis Tiroak(システィローク)「私は、M∀LICE<B>Sis Tiroak(システィローク)、そして、ソノ同位体の、Sis Tafram(シスタフラム)、Sis Telise(システリス)、Sis Tella(システラ)、Sis Tirene(システィレーヌ)、Sis Tophia(シストピア)です。」

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:40:43

    >>8

    M∀liceと名乗った少女の正体は、歌織と、彼女のパートナーである、エクソシスターだった。

    体験版としてメタバースにアクセスした結果、M∀lic3の一員にされてしまったのだ。

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:58:04

    >>9

    生徒A「逃げなきゃ!」

    生徒B「でもどこへ!」

    歌織「ワタシに勝てば解放しましょう。」

    生徒A「その声、歌織!歌織よね。私達を助けて!」

    歌織「ワタシにデュエルで勝てば解放しましょう。」

    生徒B「デュエル…?何…それ…」

    生徒A「よくわかんないけどやるしかないってことか!歌織、アンタを倒して目を覚まさせてやるわ!私の『ドレミコード』舐めないでよね!」

  • 11二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:04:57

    >>10

    かくして、生徒の一人が、デッキを展開した。

    歌織(システィローク)「では、参りマス。」

    歌織が展開したのは、エクソシスターではなく、未知のデッキ「M∀lice」だった。どうやら、M∀liceの一員にされると、使用デッキすらも、書き変わってしまうらしい。

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:24:44

    >>11

    生徒A「エクソシスターはよく知ってるけど、M∀LICEって何よ。まあ、いいわ、やる事は変わらないし。」

    歌織「では参ります。ワタシは手札よりホワイトラビットを召喚します。効果で罠をセットいたします。」

    生徒A「セットお?ちょっと、これじゃあうららが通らない…」


    その後も、歌織にペースを握られた彼女は、最後までライフを削れず、負けてしまった。

  • 13二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:29:24

    >>12

    歌織(システィローク)「私の勝ちデス。それデは、貴方を一員ニします。」

    すると、生徒の使っていたドレミコードのモンスター達が具現化する。そして、生徒と手を繋ぎ始めた。そして、クーリアとキューティアに繋がるように、システィローク達が手を繋ぐ。

  • 14二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:51:59

    >>13

    歌織(システィローク)「恐れるコトはありまセン。サア、あなたモ」

    そう言うとドレミコードと生徒の服が消滅し、新たな衣装が構成される。それはまさにアリスの物語に出てきたトランプの兵隊によく似ていた。

    生徒B「何よ…これ…」

    歌織「サア…あなたモ、これでワタシたちの仲間です。

    まずはアナタの友達モ、仲間にしましょウ。」

    生徒A「ハイ…分かりましタ。皆さん、行きましょウ。」

    ドレミコード・キューティア「エエ…」

    生徒B「ウソでしょ…いやッ…やめてえええ…」

    女子学生は必死に逃げたがやがて捕まり、同じようにトランプの兵隊にされてしまった。

  • 15二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 08:54:59

    >>14

    元生徒達『『『最適化完了。私達は、M∀LICE<P>TRUMPARD。M∀LICEの一員トシテ、UNDERGROUNDに接続しマす。』』』

    そして気付けば、歌織とエクソシスター達の手によって、UNDERGROUNDに連れて来られた生徒48名と、クラス担任だった女教師4名が、トランプの兵士に書き換えられてしまったのだ。皆、各スートごとに1列に並び、背丈もほぼ均一化されている。列の先頭には、教師だったトランプ兵が立っていた。

    TRUMPARD達『『『上位コードの存在ヲ確認。只今より、私達の指揮権、及ビ行動の自由ノ全権を、コード〈B〉に譲渡しマス。只今ヲ持って、私達ハ、M∀LICE<B>Sis Tiroak様の傀儡トナリマス。」

  • 16二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 09:12:39

    >>15

    その頃、カードショップ

    頼光「…やっぱり今日もいないか…」

    冴羽「ああ…古賀さんもLINEで仕事ができたと連絡があって以来、顔を見てないし、返事もないな…」

    頼光「一体、何が…」

    店長「まさか、最近話題の神隠しに巻き込まれたとか…」

    頼光「いやいや店長さん、不吉な事言わないでくださいよ。」

    冴羽「…でも気になるな…」

    頼光「…たしかに…生徒の大量集団失踪、一体何があったんですかね?」

  • 17二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 09:23:28

    >>16

    ふとポスターを見る二人。新しいパックの宣伝をしているようだ。

    頼光「そうだ。冴羽さんって、何か気になるカードってあります?」

    了「ああ、「M∀LIVE」だな。実は最近、サイバー流だけでなく、サイバースにも興味があってな。」

    頼光「へえ。まだ試作段階何ですか?」

    了「いや、骨子はだいたい出来てる。大火力で押すのは変わらないんだがな。」

  • 18二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 09:36:57

    >>17

    冴羽「…」

    頼光「どうしたんですか?」

    冴羽「…いや、ふと何かポスターが笑った気がして…」

    頼光「冴羽さん、大丈夫ですか?ちゃんと寝てます?」

    冴羽「いや、そんな気がしただけだ、ところでお前はどうなんだ?」

    そう言われると頼光はデッキを取り出した

    頼光「フフフ…実はもう組んだんですよ、ライゼオル!」

    冴羽「おっ、早いな。ならちょっと試してみるか?」

    店長「今日はイベント無いし、いいよ、どこでも使いな。」

    頼光「なら早速…って電気が消えた。」

    冴羽「停電か!」

    店長「ブレーカー落ちたかな?ちょっと見てくる。」

    店長がブレーカーを見に行って戻って来ると

    店長「お待たせ、いやぁ珍しい、こんな事はあまりないんだけど…って二人ともいない、どこか別の所に行ったかな?」

    2人の姿がなくなっていた。


    頼光「…」冴羽「…」

    2人「ココ…どこ…?」

    二人は知らぬ間に謎の場所に飛ばされていた。

  • 19二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 10:23:17

    >>18

    頼光と了は、一先ず辺りを見渡した。どうやらそこは、まだ使われていない、大きな建物のエントランスのようであった。そして、目の前のテーブルには、クッキーと小瓶が置いてある。

    頼光「…………これってさ、食ったら不味くない?」

    了「ああ。クッキーは「巨大化」の模様だし、小瓶には、「縮小化」のマークがある。思わず飲み食いしたら、もれなく不思議の国のアリス体験ツアーにご招待だな。」

  • 20二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 12:51:29

    >>19

    頼光「でも、腹減ったなー…ちょっとぐらいなら…」

    頼光がクッキーに手を伸ばしかけた時

    ?「だめーッ!」と言う声と共に誰かが手を叩いた。

    頼光「ッツー!誰が…」

    そこには、白雪姫の様なドレスを着たリス…いや、少女が立っていた。

    妖精伝姫ーシラユキ「危なかったわ。それを食べたら最後、貴方はM∀LICE達に操り人形になる所だったのよ。」

  • 21二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 13:05:08

    >>20

    頼光「マジか…………!じゃあ、もし食ってたら、危なかったのか…………?待て?M∀LICEになるってどういう事だ?」

    了「もしかして、こっちで起きてる連続失踪事件と、なにか関係が?」

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 13:35:46

    シラユキ「あなた達の世界の人間かしらね。たくさんの人間がM∀LICE達にされたのをみたわ。皆同じ服を着てたから学校っていう所の人達かしら?」
    頼光「まさかとは思うけど…歌織さんも…」
    冴羽「ない…とは言えないな。」
    シラユキ「ここは危険よ。私たちの所に一旦来なさい。案内するわ」
    冴羽「右も左も分からないし、ここは従うしかないな。」
    頼光「そうですね。じゃあ、お願いします。」

  • 23二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 14:09:17

    >>22

    シラユキの案内で、拠点に向かうことになった頼光と了。


    一方その頃、佳奈恵は信じられないものを見ていた。

    佳奈恵「嘘、なにこれ…………。」

    そこでは、M∀LICEにされた歌織とエクソシスター達が、自身の力でトランプ兵に変えた同級生達で、神経衰弱をしていたのだった。

  • 24二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 16:48:08

    古賀「あれって…歌織さんよね…」
    歌織「では私のターンです。こことそこを裏返します。」
    歌織がそう言うと、トランプ兵達はうつ伏せ状態から仰向けになる。
    Cheshire Cat「やるねえ。見事に揃った。じゃあ私は…」
    古賀「あれって。M∀LICEの…」
    ?「あら、貴方何をやってるのかしら?」
    後ろから突然声をかけるものがあった。
    びっくりしながらもバレないように声を殺し、振り向くとそこにいたのは。
    原罪のディアベルゼ「貴方も随分命知らずね。あいつらにバレたら大変よ。」
    古賀「えっ…たしか貴方は、ディアベルゼ…」
    ディアベルゼ「まさか異世界の人間に名前を知っている人がいるなんて。アイツが知ったら羨むわね…と、そんな事はおいといて、ここは危ないから一旦逃げるわよ。」

  • 25二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 18:35:09

    >>24

    逃げている最中、佳奈恵はディアベルゼに、M∀LICEについて聞いてみることにした。

    ディアベルゼ「あれは、さしずめ、「電子の悪魔」といったところでしょうか?彼女達はUNDERGROUNDという場所を根城に、接続者に「至上の幸福」を提供すると謳っていますわ。」

    佳奈恵「それが何で、あんなことを・・・?」

    ディアベルゼ「さあ、わかりませんわ。ただ、放置すれば、世界が滅ぶ、とだけ言っておきますわ。」

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 19:23:43

    >>25

    古賀「具体的には?」

    ディアベルゼ「恐らくは…思想が統一され、彼女たちを至上とする管理社会ができるのではないかしら?人々はロボットの様になり、彼女達を讃えるだけのディストピアの完成…と言う訳ですわね。」

    古賀「それってヤバくないですか?」

    ディアベルゼ「ええ、勿論、しかも彼女達はそれを別世界を巻き込み実現しようとしているの。そして巻き込まれたのが…」

    古賀「私たちの世界…。」

    ディアベルゼ「御名答ですわ。さて、もう少しで私の拠点に…」

    ディアベルゼは足を止め振り向く。すると後ろから。誰かがやって来た。

    TRUMPARD A「反逆者ヲ確認、コレヨリ拘束シマス。」

    TRUMPARD B「アナタニハ権利ガアリマス。ワタシ達トデュエルヲ…」

    ディアベルゼ「はあ〜ッ面倒くさいですわね。私はカード遊びなんかに…付き合ってらんねえっつーの!」

    ディアベルゼはそう言うとトランプ兵2人を蹴り飛ばした。

    TRUMPARD A「グェッ!」

    TRUMPARD B「ウギャッ!」

    2人のトランプ兵が強烈な蹴りを喰らい、地面に倒れ、粒子となって消えた。

    ディアベルゼ「これでよし、さあ、拠点に急ぎますわよ。」

  • 27二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 19:33:24

    >>26

    拠点についた二人。そこは古びた古城のような場所だ。ディアベルゼ曰く、好き好んで廃墟に近づく輩はいないだろうということで、M∀LICEに気づかれない場所としてうってつけだったのだ。

    佳奈恵「あああああああ!!!らいごうざあああああああん!!りょうざああああああん!!」

    頼光「うわあ、古賀さん!!びっくりさせないでください!でも、無事でよかったです。」

    佳奈恵「ねえ、ぎいでよおおお!デスマ中に変な所に連れてこられるし、歌織ちゃんが、化け物になっちゃってるし・・・。」

    了「古賀さん。ひとまず、安心しました。歌織の事は、ひとまず対策するとして、まずは打開策を練らないと・・・。」

    すると、シラユキがあるものを持ってきた。

    シラユキ「ねえ、見て。これ、やばいことになってるかも・・・。」

    そういって映し出されたのは、M∀LICEの広告だった。しかもそれが映し出されたのは、dice1d4=4 (4)

    だった。

    1.スクランブル交差点前 2.主要大型駅のモニター

    3.アイドルライブ中のドーム 4.大手空港のモニター

  • 28二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 19:41:51

    >>27

    利用客「おい、どうなってるんだこりゃあ?!」

    その日、空港を使用していたものは、大いに困惑していた。

    何しろ、突然自身が乗る飛行機がすべて欠航になったと思いきや、見知らぬ航空会社「M∀LICE」に乗っ取られていたからだ。

  • 29二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 20:38:16

    >>28

    女性キャビンアテンダント「分かりません、私達でも現在調査中でして…」

    するとM∀LICEのトランプ兵達が演説を始めた。

    TRUMPARD達「私タチハM∀LICEデス。皆様ノ世界二幸福ヲモタラスタメ二アラワレマシタ。」

    歌織(システィローグ)「サア、幸福ナ世界二旅立ツタメノ準備ガできました。皆様、どうかよき旅路ヲ…」

    利用客「全く…何処の連中だ。こんな嫌がらせ…って…」

    女性キャビンアテンダント「ハイ、ワカリマシタ。ミナサマ、オマタセシマシタ。トウキハマモナク『幸福ナル世界』へト出発イタシマスノデ。遅レナイヨウ二ゴ搭乗クダサイ。」

    利用客が見たものは虚ろな目で、どこへ行くかもわからない飛行機に搭乗しようとする女性達だった。

  • 30二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 20:46:44

    >>29

    利用客A「ちょっと、乗務員さん!?色々手続きすっぽかしてるんすけど!?」

    利用客B「幸せの世界なんて良いから、出張先にいかせてくれぇ!」

    利用客達は理由の分からないまま、検査ゲートくぐり抜けさせられる。すると、そこにいたのは飛行機ではなく城出会った。しかも、衣装が今までのものから、M∀LICE〈P〉の制服に統一されていた。

  • 31二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 21:09:54

    >>30

    そして飛行機は行く先もわからないまま飛んでいった。

    頼光「…知らぬ間にとんでもない事になってんな。」

    冴羽「現実世界にまで影響を及ぼしている。しかもとんでもない規模で…」

    古賀「歌織さんも心配ですけど、これは…」

    するとシラユキ達が仲間を連れてやって来た。

    どうやら妖精伝姫の仲間のようだ。

    ターリア「ところでお腹が空いてないかしら?」

    カグヤ「クッキーを焼いたのじゃ。」

    ラチカ「皆さん、召し上がれ。」

    ディアベルゼ「あら、美味しそう。いただきますわ。」

    頼光「そういや、朝飯食ってなかったんだっけ。じゃあ俺も、頂きます。」

  • 32二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:07:30

    >>31

    頼光達は、腹ごしらえも兼ねたクッキーに舌鼓を打っていた。曰く、M∀LICE製の物とは違い、ちゃんとした味に仕上げたようだ。

    佳奈恵「はあ、久し振りの固形物・・・(泣)。まだまだ私は人なんだなって・・・。」

    了「古賀さん、もしかして普段から近未来人の食生活してるんですか?」

    シラユキ「?どういうこと?」

    頼光「ああ、なんて言うか・・・。早い話が、クッキー味の水とかが出てくる話って言えば、通じるかな?」

    ディアベルゼ「ああ、何となく分かりますわ。」

    頼光の例えは、妖精伝姫の面々には、よく伝わらなかったようだ。


    クッキーのお礼も兼ねて、M∀LICEの対策について思案する頼光達。

    頼光「で、そのM∀LICEが、ハッキングが得意ってのは分かった。って事は、もしかしてアイツらって、こっちの戦法にトロイ仕込みながら戦ったりするのか?」

  • 33二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:16:33

    このレスは削除されています

  • 34二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:23:01

    >>32

    シラユキ「はっきんぐ…?とは何でしょうか?」

    頼光「つまり、相手の機械のコントロールを奪ったり、操作できなくすることだよ。」

    シンデレラ「まあ、恐ろしい。」

    カグヤ「とはいえ、我らにはあまり関係の無いことじゃの。」

    ターリア「確かに、私達は機械は余り使いませんからね。」

    ディアベルゼ「そいつは厄介ですわね。まっ、私は蹴り飛ばしますわね。」

    古賀「ところであなた達はなぜ、こんな所に?」

    古賀はシラユキに訪ねる。シラユキは悲しそうな表情を浮かべながら語り始めた。

    シラユキ「実は、あのM∀LICE達が、私達の住処を奪ってしまったのです。」

  • 35二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 22:40:16

    >>34

    話を聞いたところによると、妖精伝姫は、大きな書庫の様な場所を根城にしていたそうなのだが、〈Q〉のM∀LICEに接収されてしまい、追い出されたのだと言う。しかも、そのM∀LICE〈Q〉は、漆黒のドレスを着ていたという。

    佳奈恵「へ?黒の女王?そんなの居なかった筈よ?」

    了「ああ。アリス系の物語の女王は、ハートの女王、白の女王、赤の女王の3人の筈。強いて言えば、ハートの女王くらいか?」

  • 36二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:17:49

    >>35

    シラユキ「いいえ…どうも違うみたいです。」

    ラチカ「M∀LICEの女王達とどうもその人は同盟を結んでいるみたいなんです。」

    古賀「同盟…ですか…」

    頼光「こう言うのってよく、無理やり従わされて…ってのが相場みたいだがどうやら違うらしいな。」

    ディアベルゼ「漆黒の女王…気になりますわね。あなた達について行っていいかしら。お友達を助けに行くんでしょ。」

    古賀「ディアベルゼさんが来てくれたら心強いです。喜んで!」

    頼光「少しでもこの世界に詳しい人間は必要だしな。宜しく頼む。」

    冴羽「しかし、まずはどこへ行ったらいいのやら…」

    ディアベルゼ「ではまずはここから先にある集落に向かうのはどうかしら。何かしら情報が集められるはずよ。」

  • 37二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:39:08

    >>36

    こうして、頼光達は、その場所に向かうことにした。


    一方、歌織達は、自分自身を抱いていた。抱かれている己の分身は、既に駒と同一化していて、まるで自身の胸像を、チェス駒に加工している様であった。

    Sis Tiroak(システィローク)「同期率88%。Sis Tiroak(システィローク)・トークンの完全複製マデ、あと1分。」

    Sis Tafram(シスタフラム)「同期率88%。Sis Tafram(シスタフラム)・トークンの完全複製マデ、あと1分。」

    Sis Telise(システリス)「同期率88%。Sis Telise(システリス)・トークンの完全複製マデ、あと1分。」

    Sis Tella(システラ)「同期率88%。Sis Tella(システラ)・トークンの完全複製マデ、あと1分。」

    Sis Tirene(システィレーヌ)「同期率88%。Sis Tirene(システィレーヌ)・トークンの完全複製マデ、あと1分。」

    Sis Tophia(シストピア)「同期率88%。Sis Tophia(シストピア)・トークンの完全複製マデ、あと1分。」

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 08:03:55

    >>37

    システィローグ「どうヤラ、完成しましタネ。」

    システラ「この駒ハどうなさるノデスか?」

    システィローグ「コレは女王様をマモるタメの衛士とします。」

    シスタフラム「素晴らシいですワ。」

    シストピア「駒たちヨ、シッカリ仕事ヲするノだぞ。」

    駒達「ハッ、ワレラハ使命ヲ果タシマス!」

  • 39二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 08:36:55

    >>38

    駒達を転送し、持ち場に戻る歌織達。


    そして、本拠地の城では、3人の女王が、書き変わっていく世界を眺めていた。彼女らは、<Q>のコードを持つ最上位のM∀LICEだ。

  • 40二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 13:53:31

    >>39

    HERTS OF CRYPTER「素晴らしい、私達の理想に近づきつつありますね。」

    WHITE BINDER「ええ、まさにこれも『黒の女王』のお陰、はじめは胡散臭いと思いましたがここまでとは。」

    RED RANSUM「しかし、どうやら私たちに従わない者もいるみたいですね。」


    HERTS OF CRYPTER「その点は懸念材料ですね。では…」

    HERTS OF CRYPTERは手を叩き何者かを呼んだ。

    現れたのは3人のヴァルキュリア達だった。

    デュナミス・ヴァルキュリア「何事でしょうか?」

    HERTS OF CRYPTER「どうやら、この世界に良からぬ者達が入り込んだ模様です。排除を命じます。」

    ダーク・ヴァルキュリア「ハッ。わかりました。」

    混沌のヴァルキュリア「必ずや任務を遂行して見せます。」

  • 41二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 14:16:00

    >>40

    ヴァルキュリアは一礼すると、勢いよく飛び去った。

    HERTS OF CRYPTER「それでは、参りましょうか。私たちの真骨頂を。」

    WHITE BINDER「M∀LICE〈C〉MTP-07、起動。」

    RED RANSUM「会場は、あそこにしましょう。」


    女王達がが指定したのは、大手アイドルユニットたちが、合同で合唱する、野外音楽フェスだった。

    様々なアイドルたちが、観客と一緒に熱狂し。会場を盛り上げている。

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 14:29:32

    >>41

    音楽フェス会場は混乱した。

    突然、ビジョンにHERTS OF CRYPTERが映し出されたのだから。

    一部の者は某国からのハッキングを疑い、また別のものは、サプライズだと喜び、また別のものは、運営スタッフの不手際だと憤っていた。

    混乱の中、女王が話し始める。

    HERTS OF CRYPTER「皆様の歌声、とても素晴らしいものでしたわ。しかし、惜しむらくはどうしてこうも悲しみの絶えない世界で歌を歌わなければならないかと言う事…皆様には私の創り出す幸福なる世界で、人々に歌を届けてほしいのです。さあ、皆様、そして観客の皆様も、私の創り出す世界へといらっしゃいな。そして、苦悩の無い世界で、歌を紡ぎましょう」

    そう言うと観客とアイドル達は皆一斉にビジョンを目指した。皆生気なく、何かに取り憑かれたかのような顔をしながら…そしてその日、アイドルグループと観客達はフェス会場から姿を消したのだ。

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 14:35:53

    >>42

    そして、招かれた面々達は、みな一応に女王を讃えていた。観客たちは、サイリウムを紅白に発光させて女王に歓声を送り、アイドル達は笑顔で手を振る。

    そして、直にHERTS OF CRYPTERを見てしまったことで、彼らはいよいよ、自我を保てなくなっていた。

    客たち『『『偉大なる女王陛下、万歳!!!』』』

    観客たちは皆、笑顔を張り付けてそういうと、一斉に土下座を始めたのだった。売れっ子アイドルでさえも。

  • 44二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 15:19:46

    >>43

    その頃、頼光達は集落を目指していた。

    女王達が現れる前、「電脳界」と呼ばれる統治者達がいた頃から存在している集落らしい。

    ディアベルゼ「大きな都市は殆ど女王の手中にあり、M∀LICE達から隠れるように暮らしている人々の集落が僅かにあるだけですわね。」

    頼光「電脳界はどうなったんだ?」

    ディアベルゼ「さあ?全員粛清されたとも、逃げ延びたとも言われていますわね。」

    冴羽「M∀LICEにとっては厄介な敵だったと言う訳か。」

    ディアベルゼ「さて、着きましたわ」

  • 45二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 15:38:14

    >>44

    集落の入り口につくと、そこには2人の男女がいた。

    了「お前たちまで、この騒動に巻き込まれてたのか。」

    男「あ、了さん!無事で何よりです!」

    女「そっちは、了さんの連れの方?ですか?」

    頼光「知り合いっすか?」

    了「ああ。桐斗と麗衣だ。うちの学校の同期で、俺はTCGサークルのリーダーなんだ。」

    了の言っていた二人、数寄屋桐斗(すきやきりと)は、斬機使いで、もう一人の執行麗衣(しぎょうれい)は、閃刀姫使いだ。彼女達は、了の通う大学のサークル仲間で、了とは別のチームで頑張っている。

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 16:58:00

    >>45

    麗衣「私達も気がついたらこの世界にいてね。」

    桐斗「今は元の世界に戻る手段を探しながらこの集落を守ってるんだが…」

    冴羽「今は現実世界にも影響が出ている。」

    ディアベルゼ「何とかしないといけませんわね。」

    麗衣「って、ディアベルゼ!」

    桐斗「凄いな、まさか実体化しているとは。」

    古賀「ええ、私もびっくりですよ。」

    その時、集落の男がこちらに向かってきた。

    男「敵だ!敵が来たぞ!」

    頼光達が外に出ると、そこにはデュナミス・ヴァルキュリア達とトランプの兵隊がいた。

    デュナミス・ヴァルキュリア「我らは女王の命を受け、この世界の侵入者を排除に来たものです!速やかにでてきなさい!でてこなければこの集落を隅々まで捜索いたします!」

  • 47二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 17:21:40

    >>46

    頼光「良いぜ、こうなったら俺達が相手だ!どっからでもかかってきやがれ!」

    頼光が先手を打って、デュミナス・ヴァルキュリアを挑発する。

    トランパード達「デュミナス様、ここは我らにお任せください。デュミナス様は、他の異分子の排除を。」

  • 48二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 17:44:23

    >>47

    トランパードA「ここではデュエルで全てを決めます。私があなたに勝った場合、あなたは私の言う事を聞かなければなりません。よろしいですか。」

    頼光「デュエルで決めるか。いいぜ!」

    トランパードA「ではあなたはこれを持っていないようなのでお渡しします。」

    そう言うとトランパードAは頼光にデュエルディスクを渡した。

    トランパードA「せめてもの慈悲です。私に勝てるとは思えませんが、あなたにわたしましょう。では…」

    頼光「デュエル!」

    一方、デュナミス・ヴァルキュリアはディアベルゼ達と対峙していた。

    デュナミス・ヴァルキュリア「異分子を発見しました。これより排除を…」

    ディアベルゼ「先手必勝!ですわ!」

    ディアベルゼの蹴りが炸裂した…がその攻撃は結界により防がれてしまった。

    ディアベルゼ「チッ…やっぱり不意打ちが効くのは下っ端だけか…」

    デュナミス・ヴァルキュリア「我らが主は暴力的な手段を否定します。争いはデュエルにて行います。最も、貴方がたが私に勝てるとは思えませんが…」

    桐斗「仕方ない、俺が…」冴羽「いや、俺が行こう。いくつかデッキを作ってな、試したかったんだ。」

    デュナミス・ヴァルキュリア「あなたが贄となりに来ましたか。良いでしょう。では私と勝負です。デュエルディスクを取りなさい!」

    冴羽「では始めるか…。」

  • 49二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 18:50:58

    >>48

    頼光、トランパードA「「デュエル!」」

    トランパードが使うのは意外にも昆虫族のデッキだ。

    頼光「全員が全員、M∀LICEってわけじゃないんだな。」

    トランパードA「あれは選ばれた者のみが使えます。貴方など私の力で…」

    頼光「うーん、流石に手の内は晒したくないな。コレならこっちで十分!頼むぞ、怪盗コンビ!」

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 19:25:59

    >>49

    頼光の相手のデッキは、Gボールパークという、昆虫族の通常モンスター中心のデッキだ。しかも「超自然警戒区域」も合わさって、迂闊な展開を咎める算段のようだ。

    トランパードA「さあ、野球をしましょう。千本ノックです。」

  • 51二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 20:35:39

    頼光「しかし…なんて素敵なデッキなんだ!できれば…楽しみたい!」
    トランパードA「へっ…な…何を言うんですか!さあ、次はあなたのターンです!これを突破できますか!」
    頼光「確かに強い!しかし、それはフィールド魔法あればこそ!行くぞ、ライトニングストーム!」
    トランパードA「へっ…き、聞いてないですよ!私の戦術があー!」
    ライトニングストームで戦術を狂わされたトランパードはあっさりと敗北した。
    一方、デュナミス・ヴァルキュリアは冴羽とデュエルをしていた。
    デュナミス・ヴァルキュリアの使うデッキは代行者。一方冴羽が使っていたのはサイバー流ではなく、古代の機械だった。

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 20:57:14

    >>51

    デュミナス「どうです?我が代行者の威光の前に、屈するのです!」

    了「ほう、随分と沢山並べたな。だが、その翼、外させて貰おう!」

    了が展開したのは、「機械仕掛けの夜」。盤面のモンスターが、機械属になってしまった。

    了「こいつは案外、古代の機械に無限起動、地属性の機械属なら、かなり相性が良いんだ。」

  • 53二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:03:13

    >>52

    デュナミス・ヴァルキュリア「そんな…これでは…」

    冴羽「さて、機械といえば…わかるな?俺はサイバー・ドラゴンを特殊召喚!現われろ、キメラテック・フォートレス・ドラゴン!」

    デュナミス・ヴァルキュリア「くっ、やはりそうきますか…しかしまだ!私はリビングデッドの呼び声を発動!現れなさい。マスター・ヒュペリオン!」

    冴羽「いや…ここで終わりだ。俺は、手札からパワー・ボンドを発動!現われろ古代の機械究極巨人!」

    デュナミス・ヴァルキュリア「そんな…!しかしこのターンは…」

    冴羽「いや、ここで終わりだ。行け!」

    古代の機械究極巨人の一撃が、マスター・ヒュペリオンを破壊する。

    デュナミス・ヴァルキュリア「くッ…パワー・ボンドの一撃で敗れるとは…」

    冴羽「戦術は悪くないが如何せん相手を侮りすぎたな。」 

    ダーク・ヴァルキュリア「デュナメス!」

    混沌のヴァルキュリア「トランパード達も苦戦中です。」

    デュナメス「…今回は後退します。私達の敗北です…」

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 08:33:52

    デュナミス・ヴァルキュリア達は撤退したようだ。
    頼光「さて、これからどうします。」
    ディアベルゼ「ここの住人達から話を聞かないといけませんわね。」
    古賀「そうですね。」
    皆は住人から話を聞くことにした。

  • 55二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 10:35:31

    >>54

    住人達が語ったところによると、電脳塊の主要都市「九竜」が、M∀LICEのハッキングに遭い、システムダウンしてしまった。現在、S-Forceと共同で、復旧作業と黒幕を追っているとのこと。

    そして、その犯人である「黒の女王」なる者の痕跡と思しき物が見つかった。

  • 56二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 12:28:30

    >>55

    古賀「これは…女王の映像ですかね…」

    そこにあったのは「女王」と思しき人影とM∀LICE達だった。

    どうやら何かを話しているらしいが良くは聞き取れなかった。

  • 57二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 12:40:02

    >>56

    黒の女王の容姿は、色を反転させたHERTS OF CRYPTERと言った感じだった。しかし、何か違和感があるように思えた。

    了「この女王様、何で背中見せたがらないんだ?」

    見ると、カメラの画角の端に、毎回女王が立っている。しかも、どれもが左上と右上に黒の女王がいて、まるで、カメラに背中を映すことを極端に避けているようであった。

  • 58二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 14:21:26

    >>57

    ディアベルゼ「分かることはこれくらいね…」

    桐斗「そうだ、危険だが街に行けば分かるかもしれない。」

    頼光「でも、また集落に襲撃があったら…」

    麗衣「その時は私達が守るわ!」

    冴羽「まあ、そうだな。危険だが街に行ってみよう。」

  • 59二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 14:33:04

    >>58

    こうして、桐斗と麗衣を残して、了達は九竜に向かうことになった。


    一方、歌織とエクソシスター達は、自分自身を抱いていた。

  • 60二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 14:56:47

    >>59

    歌織(システィローグ)「アァ…私も素敵ね…♥」

    システラ「えェ…本当二…」

    シスタフラム「さァ…皆デ自信二口付を…」

    そう言うと歌織達は自身を模した駒に口づけをした。

  • 61二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:02:31

    >>60

    M∀LICEにされた者たちは、時としてこのように自身を抱き、自らを再定義する。

    歌織達は、

    〈Q〉のコードを持つM∀LICEの前で、自身を抱き、見世物としていた。

  • 62二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:49:09

    >>61

    HERTS OF CRYPTER「フフフッ、自分自身を模したマネキンに愛を語り口付をするとは。」

    WHITE BINDER「何とも面白い光景ですね。」

    RED RANSUM「おや、Cheshire Catが帰ってきたようですね。」

    Cheshire Cat「ただいまもどりました…ってあらぁ〜盛ってますねえ〜。」

    RED RANSUM「お帰りなさい、チェシャ猫。今あの者たちは自身を再定義しています。ちなみに、彼女達はどんな命令も聞きますよ。」

    Cheshire Cat「本当に?」

    RED RANSUM「ええ、但し余り過激なものはやめましょうね。」

    Cheshire Cat「よーし、今からお前たちはうさぎだ!うさぎになり切れ!」

    Cheshire Catが歌織達に命令する。

  • 63二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:35:07

    >>62

    歌織達「「オーダー承認。私達は、規定時間中、「ウサギ」の動作を出力します。」」

    歌織達は蹲踞の姿勢になると、両手を頭上に掲げてウサギの真似をし、女王の周りを跳び跳ねた。

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:56:03

    >>63

    歌織「ぴょんぴょん、わたしはウサギです。」

    シスタフラム「ウサギです。ピョンピョン。」

    システィレーヌ「皆様、ドうデスか?」

    女王とCheshire Catは笑いながらその光景を見ていた。

    Cheshire Cat「キャハハハハッ、いいよ、いいよ〜」

    WHITE BINDER「本当に、何とも滑稽で愛おしいこと…」

    その時、女王達のもとにデュナミス・ヴァルキュリア達が戻ってきた。

    デュナミス・ヴァルキュリア「申し訳ありません。私達は異分子を取り逃しました。」

    その報告を聞いた女王たちの表情が険しくなる。

    RED RUNSAM「つまりあなた達は失敗したと…」

    デュナミス・ヴァルキュリア「申し訳ございません、敵を甘く見ていました…どの様な罰も甘んじて受けるつもりです。」

    WHITE BINDER「成る程、わかりました。ではあなた達に罰を与えましょう。今後の戒めとしなさい。」

    WHITE BINDERはデュナミス・ヴァルキュリア達をつれ、懲罰部屋へと向かった。

  • 65二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:49:42

    >>64

    ヴァルキュリア達が見せつけられたのは、自身とは別のトランパード達。何故か、自分自身にやられていた。

    トランパード(懲罰中)「アン♥アン♥アン♥アン♥アン♥アン♥アン♥アン♥」

    見ると、何かのメーターが上昇している様子。

    WHITE BINDER「これは、改変エネルギーの貯蔵装置です。己自身に嵌められて、規定回数喘ぎ声を上げることで、上限まで貯まります。無論、この行為を通じて、あなた達自身も、再定義されるでしょう。」

  • 66二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 20:09:51

    >>65

    デュナミス・ヴァルキュリア達の前に現れたのは自身と同じ姿の存在だった。

    WHITE BINDER「あなた達への罰はあなた達自身の命令を受け入れこなすこと、それは今日1日とします。では、これより罰を執行します。」

    そう言うと。WHITE BINDERは去っていった。

    デュナミス・ヴァルキュリア(偽)「さて、デュナミス・ヴァルキュリアよ、貴方に命じます。まずは跪き、私の足に口付をなさい。」

    ダーク・ヴァルキュリア(偽)「あなたもですよ、ダーク・ヴァルキュリア」

    混沌のヴァルキュリア(偽)「あなたもですよ、混沌のヴァルキュリア」

  • 67二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 20:42:06

    >>66

    ヴァルキュリア達「「オーダー承認。只今より、指定タスクの消化に移行します。」」

    ヴァルキュリア達は一斉に己自身に屈すると、その足を丁寧に嘗め始めた。

    そして、配下のトランパードには、こう指令が下された。

    トランパード達「「各員、自身と同じ記号と数字を持つトランパードに奉仕してください。」」

  • 68二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 21:48:49

    >>67

    トランパード達(偽)「さあ、皆さん、自身への奉仕を始めましょう。」

    自身と同じ顔をしたトランパード達に奉仕をする姿はまさに異様な光景だった

  • 69二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 22:00:41

    >>68

    トランパード達「アン♥アン♥アン♥アン♥アン♥アン♥アン♥アン♥」

    トランパード達は、偽の自身の肉棒に奉仕する。終始笑顔で、自分自身に奉仕する様は、滑稽でもあり、悍ましいものであった。


    システリス「アレが、任を果たセヌ者の末路デスか?」

    システラ「哀れデスね。心底幸せそウナのが、救いでしョウか?」

    システィレーヌ「システィローク。我等、元エクソシスターのM∀LICEは、貴方と同位体デス。謂ワバ、運命共同体です。」

    シストピア「何が有ろウト、私達はシスティロークと共二するつもりデス。」

  • 70二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 22:21:55

    >>69

    システィローク「私ハあなタ達ノ様ナ仲間タチを持っテ幸せデス。サア、私達ノ任務ヲ果たしマシょう。」

    シスタフラム「アリがとうゴザいます。」


    一方頼光達は九龍を目指していた。

    その道すがら、女王の刺客と対峙していた。

    バースト・バニー「貴方がたが女王様を悩ませる異分子ですね。排除致します。覚悟は良いですか?」

    古賀「あっ、可愛いい。」

    バースト・バニー「かわいいだなんて、そんな…って違います!デュエルです。私とデュエルしましょう。」

    頼光「よし、おれが行きます。さあ、行くぞ!」

    バースト・バニー「行きますよ…って貴方がたは普通のデュエルですか?」

    頼光「そうだけど…」

    バースト・バニー「ダメです!私とのデュエルはラッシュデュエルです!普通のデュエルは認めません!」

    頼光「マジかよ!ラッシュのデッキなんて無いぞ…」

  • 71二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 22:29:17

    >>70

    了「ならば、今度は俺が相手だ。」

    了がデッキを取り出す。見ると、それはサイバー・ドラゴンだった。

    頼光「お前、ラッシュにも手を出していたのか。」

    了「ああ。サイバー流を名乗る以上は、ラッシュ系のデッキにも手をつけようと思ってな。」

  • 72二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 08:31:12

    >>71

    バースト・バニー「では始めましょう。」

    冴羽「ああ!」

    2人のラッシュデュエルが始まった。

    冴羽「ラッシュはいい…サイバー・エンドやサイバー・ツインが活躍できるのがいい…」

    バースト・バニー「たしかに…って、そんな事言ってる時ではありません。貴方の先行ですよ!」

  • 73二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 10:02:27

    >>72

    了「ああ、わかった。まず、盤面に自分のモンスターが居ないから、サイバー・ドラゴンを特殊召喚し、プロト・サイバー・ドラゴンを通常召喚。」

    了は手慣れた動きでサイバー・ドラゴン展開をする。

    対して相手が握っているのは、サイバースパイスデッキのようだ。

  • 74二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 12:15:15

    >>73

    バースト・バニー「やりますね。ならば私はスパイスグロース・ミックスを発動!さて、行きますよ。サイバースパイス・クイーンターメリック!効果で、デッキの上から3枚をめくってもらいます。」

    冴羽「モンスターが2体か…」

    バースト・バニー「ヨシ!私はクイーンターメリックで2回攻撃できます!サイバー・ツイン・ドラゴンを破壊!さらに伏せモンスターを破壊!」

    頼光「何かカレーが食べたくなるモンスター…」

    古賀「ですね…」

    ディアベルゼ「うーん、私も…」

    バースト・バニー「…コラーッ!外野も集中してください!私はこれでターンエンドです。」

    頼光「あれ?動かないの?」

    バースト・バニー「ラッシュはいわゆるメインフェイズ2はありません。よってエンドです。」

  • 75二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 13:00:03

    >>74

    了「よし俺のターンだ。」

    了は、沢山カードを引く。

    頼光「嘘だろ、4枚ドローしたぞ。」

    佳奈恵「ラッシュデュエルだと、手札が5枚になるまで引かないといけないみたいね。」

    了「よし、打開できる!」

    了は再び展開を始める。すると、先程よりもさらに凶悪な盤面が完成した。

  • 76二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 13:10:47

    >>75

    バースト・バニー「サササササ、サイバー・エンドですかーっ!」

    頼光「いや、返せないのか?」

    バースト・バニー「そんなに気軽に返せないんですよ!」

    冴羽「ではいくか!サイバー・エンド・ドラゴンで攻撃!」

    バースト・バニー「ひいいいいっ!私のフィールドがー!」

    冴羽「そして、サイバー・ツインで攻撃!」

    バースト・バニー「そんなアァアアアッ!」

    勝負はついたようだ、バースト・バニーは敗北を認めたようだ。

    バースト・バニー「私の敗北ですね。しかし、いい勝負でした。」

    冴羽「お互いにな!」

    バースト・バニー「あなた達もいかがですか?ラッシュデュエル、普通のデュエルにはないスリルと楽しさがありますよ。私はラッシュをこの世界に普及するために、女王に協力しているのです。」

    古賀「そうなんですか?」

    バースト・バニー「ええ!これを気に、皆さんもはじめましょう!ラッシュデュエル。では

    敗者のわたしはこれで、失礼!」

    そう言うとバースト・バニーは凄いスピードで去っていった。

    ディアベルゼ「洗脳ではなく自分から女王に協力してる奴もいるのね。」

    頼光「さてもうすぐだ。急ごう。」

  • 77二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 14:04:59

    >>76

    頼光達が九竜につく迄の事。

    先程連れ去られたアイドル達が、<P>のコードを持つM∀LICE達によって振り分けられていた。

    White Rabbit「ようこそ、UNDERGROUNDへ。おめでとうございます。貴方達は選ばれました。」

    Dormouse「これから皆様には、M∀LICEの一員として、皆の個性を統一させて貰います。」

    Cheshire Cat「まあ、要するに、みんな私達になろうよって話。拒否権はないけどね。」

  • 78二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 14:34:03

    >>77

    アイドルグループ「「ハイ!女王様のために、私たちの歌を捧げることができて光栄です!」」

    Dormouse「素晴らしい返事です。では!」

    するとアイドルグループの衣装がDormouse、White Rabbit、Cheshire Catを意識したものに変わった。

    Cheshire Cat「これでみんな晴れて女王様たちのための歌い手だよ。みんな、頑張ってその歌とダンスで皆を魅了してね!」

    アイドルグループ「「ハイ、私たちの歌と踊りで、皆を魅了し、幸福なる世界の実現に尽くします。」」

    Cheshire Cat「いい返事だ、それじゃ、頑張ってね〜」

  • 79二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 15:56:56

    >>78

    M∀LICEアイドル達『『『みんなー☆私達は今日からデビューする、チームM∀LICEでーす☆』』』

    金太郎飴のように、似たような顔にされたアイドル達が、女王が観覧するステージで、挨拶をする。

    いつの間にか、連れられてきた観客達も、M∀LICEの元に、無個性にされていた。

  • 80二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:24:21

    >>79

    皆それぞれが、一番優秀な顔と声に統一され、見る側も、1番優れたものに統一されていた。

    それを満足げに眺める女王と配下達。

    HERTS OF CRYPTER「素晴らしいですね。」

    RED RUNSAM「ですが気がかりはヴァルキュリア達を退けた存在…今は九龍に向かっているとのことですが…」

    WHITE BINDER「成る程…では、九龍の統治者たる「マジシャン・ガールズたちのお手並み拝見といきましょうか。」


    九龍にたどり着いた一向…

    そこで見たものは…

    頼光「何じゃこりゃ!」

    全てブラック・マジシャン・ガールとマジシャン・ガールズがポスターや街頭ビジョンに映し出された光景だった。

  • 81二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 18:18:55

    >>80

    古賀「売っているグッズも全てブラック・マジシャン・ガール達だけ…」

    頼光「本もだ…」

    冴羽「流石にここまで来ると恐ろしいな…」

    ディアベルゼ「頭痛くなってくるわね…」

    そんな事を言ってると町中のビジョンで突然ライブが始まったようだ。

    ブラック・マジシャン・ガール「皆さん!元気ですかー?」

    レモン・マジシャン・ガール「今日も私たちのライブの時間よ!」

    アップル・マジシャン・ガール「皆で聞いてね!」

    チョコ・マジシャン・ガール「聞いてくれないと…」

    マジシャン・ガール達「「逮捕しちゃうわよ♥」」

  • 82二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:30:43

    >>81

    佳奈恵「うわあ…………。」

    了「逮捕しちゃうぞか。昔ゲ○で借りてたな。」

    頼光「完全に街が乗っ取られてやがる…………。」

    変わり果てた九竜の街を眺める頼光達。

    娘々「おい、そこの!何してるネ?」

    声をかけられた場所に居たのは、電脳堺姫-娘々だった。どうやら、変わり果てた九竜で唯一無事だった、電脳堺の一員のようだ。

  • 83二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 21:15:08

    >>82

    娘娘の手招きで彼女の隠れ家へと行くと、そこにはキウイ・マジシャン・ガールがいた。

    身構える頼光達だったが彼女は「安心してほしい」と言った。

    娘娘「この人は大丈夫ヨ。味方してくれる人ヨ。」

    キウイ・マジシャン・ガール「あなた達も見たことでしょう。この街のおぞましい姿を。」

    冴羽「アンタだけが無事だったんだな。」

    キウイ・マジシャン・ガール「ええ、皆M∀LICEに洗脳されてしまって…。」

    娘娘「キウイさんだけが洗脳から逃れたのヨ」

    ディアベルゼ「恐ろしい話ね。」


    その頃、街ではマジシャン・ガールズによるコンサートが行われていた。

    皆、彼女達を一心不乱に応援していた。

    ブラック・マジシャン・ガール「みんな、ありがとー!」

    チョコ・マジシャン・ガール「実は今、この街に問題があってね。」

    レモン・マジシャン・ガール「異分子が紛れ込んじゃったの…たーいへん。」

    アップル・マジシャン・ガール「だから、みんなに、探してきてほしいの!」

    ブラック・マジシャン・ガール「本当は、みんなを、巻き込みたくないんだけどー。」

    マジシャン・ガールズ「「街の平和のために、力を貸して!お願い!」」

    観客「「うオオオオ!ガールたんのお願いに応えるぞー。」」

  • 84二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 21:51:44

    >>83

    マジシャンガールズに声援を送る観客達。すると、いつの間にか変化が起こる。

    自身の着ていた衣装が、マジシャンガールのそれに変化しつつあったのだ。

    実はこれも、M∀LICE由来のハッキングコードである。

  • 85二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 22:31:51

    >>84

    観客A「ガールたんの期待に応えないと…」

    観客B「ガールたんを困らせる奴は許さぬぞ!」

    観客達は一斉に異分子を探し始めた。

    冴羽「不味いな…俺たちを探し始めてる…」

    頼光「マジかよ!」

    キウイ・マジシャン・ガール「ああ…なんということでしょう…」

  • 86二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 22:45:15

    >>85

    娘々「アレが、九龍の流行病ネ。「兎」と「猫」と「鼠」が持ち込んだ、厄介な呪いヨ。」

    娘々が語った所によると、M∀LICEのウイルスには、3つのトリガーがあり、それらが作用し合って、宿主をM∀LICEに上書きしてしまう。

    娘々「まず「猫(Cheshire Cat)」は、『視覚操作』。自身の見ている光景を変えてしまう。次に「兎(White Rabbit)」。これは「特定の行動」をトルと作動してしまう、トロイの一種ネ。」

    そして最も質が悪いのが「鼠(Dormouse)」だという。

  • 87二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 09:09:14

    >>86

    「Dormouse」は「何もしない」ことで感染が進行するという代物。よって、さっきの観客達のように、マジシャン・ガールズの応援に注力しすぎると、一気に進行してしまうという。

    そうこうしている内に、追手の集団が去っていった。

    頼光「何とか見逃してくれた、のか?」

    了「流石に、無策ではいかなさそうだな。」

    佳奈恵「でもどうします?彼奴等みたいに、追っかけのフリしたほうが良いんですかね?」

  • 88二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 09:54:28

    >>87

    娘娘「いや、夜になれば人影もまばらになるネ。奴等、生活態度は規則正しくなるから。」

    キウイ・マジシャン・ガール「夜になれば、私たちの様に、彼女達に洗脳されてない者達も活動しています。そうしたものから情報を集めましょう。」

    冴羽「そうだな。」

    ディアベルゼ「でも、それも危ないですわ。人が活動していなくても、機械が代わりを担っているのではなくて?」

    娘娘「そこは大丈夫ネ。こっちの方が電脳世界の先輩ヨ。魔法使いには負けないネ。」

  • 89二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 10:02:02

    >>88

    かくして夜になり、ネオンが消えて静かになった。

    頼光達は、何とか行動を開始する。

    辛うじて無事だった者達から得た情報によると、マジシャン・ガールズによる九龍統治は、長い間電脳堺に封じられている、魔獣の力が目当てだと言う。

    そして、探っている間に、M∀LICEから逃れた者から、貴重な映像を、手に入れた。

    例の、「黒の女王」に付いてだ。

  • 90二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 10:31:47

    >>89

    娘娘「これが黒の女王…」

    頼光「なんと言うか…確かにって感じだな。」

    冴羽「これって…」

    古賀「間違いありません。私知ってます。」

    ディアベルゼ「あらまあ、ご存知ですの?」

    冴羽「ああ、この人は黒羽さん。俺達の世界ではレッドアイズ使いとして名を知られた女性だ。」

    古賀「黒羽 紅さん、動画で見たことあります。動画でよく解説をして私もよく見ていましたから。ビジュアルもかっこよかったんですよ!」

    冴羽「だが、3ヶ月前から動画を投稿してなくてな…SNSの更新もされてなくて心配されてたんだ。」

    頼光「じゃあ何でそんな人が黒の女王に…」

    冴羽「そこは分からんな。」

    古賀「…でも彼女ならあり得るかも。サブチャンネルではパソコン関係の動画投稿もしてたから。」

  • 91二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:08:13

    >>90

    ここで、頼光は有ることを思い出した。

    頼光「そういえば、ここって一応、「メタバース」の中ってことになるんだよな?」

    そう、実は頼光は、黒の女王になる前の紅に、メタバース内で会ったことがあるのだ。

    佳奈恵「なんと!どうでしたか?」

    頼光「その時は、何か雰囲気がやばかったなぁ。何かぶつぶつ呟いてた。」

  • 92二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 13:41:14

    >>91

    頼光「何か最近「炎上した」とか、「上手く行かない」とか呟いてたなー」

    古賀「そういえばサブの動画の収益化が停止したとか呟いてましたねー。」

    冴羽「その辺が関係あるのかもな。」

    娘娘「ネットが生み出した闇ねー。」

    ディアベルゼ「言葉と言うのは恐ろしいもの、人ひとりを壊すことなんて容易いものですわ。」

  • 93二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:06:51

    >>92

    一方その頃、黒の女王の根城。そこには、M∀LICEによって、駒(トークン)にされた女性達が、ごまんといた。中には、歌織とエクソシスターの姿もあった。


    黒の女王「かなりうまく行ってるわね。でも、まだまだ。」

    黒の女王は世界が書き変わっていく様を、満面の笑みで眺めていた。

    黒の女王「どう?貴女の望む通りに書き換えてみたけど、素敵でしょう?」

    紅「はい。とってもいい気分です。」

    見ると、そこには駒にされた紅がいた。しかも、何故か駒にされたM∀LICE達も居た。

  • 94二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:12:39

    >>93

    黒の女王「しかし、あなたもとんだ災難だったわねぇ?私なんかに頼ったせいで、私になりすまされた挙げ句、こんな姿になっちゃったんだから。」

    そう言って、女王は顔だけを元に戻す。その顔は紛れもなく、失楽の堕天使そのものであった。

  • 95二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:43:42

    >>93

    紅「全てを電子生命体に書き換える私の計画は上手くいっているわ。私。」

    黒の女王「ええ、貴方のおかげね。全ての意思を統一し完全なる世界を実現する。そして、本来の意思を駒に閉じ込め、私の言いなりとなる者達を創り出す。今の所は上手くいっているわ。」

    紅「でも、私。異分子が紛れ込んだみたいね。」

    黒の女王「大丈夫よ、女王達に対応させるわ。」

  • 96二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 17:12:00

    >>94

    失楽の堕天使「さて、異分子の対応をするとしましょう。マジシャン・ガールズの所にいるようね。」

    失楽の堕天使はモニターを見る。そこには九龍の様子が映っていた。

  • 97二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 17:38:04

    >>96

    歌織達「お呼びでしょうか?女王陛下。」

    歌織とエクソシスターが、<Q>のM∀LICEに呼び出された。

    HERTS OF CRYPTER「M∀LICE<B>Sis Tiroak、貴方に指令を出します。元・エクソシスターのM∀LICEを纏い、九竜に向かいなさい。」

    RED RUNSAM「Sis Tafram、貴方はSis Tiroakの胸に、Sis Teliseは右腕、Sis Tellaは左腕、Sis Tireneは右足、Sis Tophiaは左足となり、Sis Tiroakを守りなさい。」

    WHITE BINDER「皆様の忠心を称え、貴方達を同一集権体に昇華させます。」

    シスタフラム達『『ありがたき幸せ。システィローク。只今より私達は、あなた様を守る武具となります。』』

    システィローク「嬉しいです。皆さんと、一つになれるのは、私の悲願でもあります。」

  • 98二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 17:47:29

    >>97

    すると、歌織とエクソシスターの体が光る。

    そして、そこに現れたのは、一人の姫騎士だった。

    システィローク『Sis Tafram、Sis Telise、Sis Tella、Sis Tirene、Sis Tophia。全エクソシスターと同期完了。Queen's Knight -Sis Tiroak-、拝命完了しました。』

    姫騎士の出で立ちになった歌織。髪はエクソシスターの変身体のように、金色に光っている。そして、胸にマルファ、右肩にエリス、左肩にステラ、右膝にイレーヌ、左膝にソフィア、それぞれが祈りのポーズをとったまま、防具の一部に取り込まれていた。

  • 99二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:38:52

    >>98

    その頃九龍

    ブラック・マジシャン・ガール「見つけたわよ!」

    頼光「見つかった…って、あんた達を探してたんだ。」

    冴羽「俺達とデュエル、受けてもらうぞ。」

    古賀「負けませんよ!」

    アップル・マジシャン・ガール「いいわ!私達が負けるはずがないんだから!」

    レモン・マジシャン・ガール「みんな!いよいよみんなの幸せを邪魔するお邪魔虫と対決よ!」

    チョコ・マジシャン・ガール「応援、よろしくね!」

    観客A「うおおお!ガールズ!!!」

    観客B「俺達は、ガールズの勝利を期待してるぞ!」

    観客はすべてマジシャン・ガールズを応援している、頼光たちには容赦無く罵声が浴びせられていた。

    頼光「凄いアウェー感…」

    冴羽「呑まれるなよ。平常心で行こう。」

  • 100二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:32:29

    >>99

    マジシャン・ガールズ「「「「じゃあ、始めるよ!デュエル!」」」」

    ブラック・マジシャン達が使うのは『魔法使いデッキ』だ

    それに対し、古賀は『エルドリッチ』頼光は『イヴィルツイン』冴羽は『サイバー流』で挑む。

    ディアベルゼ「直接なら負けませんのに…」

    娘娘「仕方ないネ。デュエルで決着がルールになったから、従うしかないネ。」

  • 101二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 21:00:08

    >>100

    しマジシャン・ガールズのデッキは、どれも強力であった。しかし、頼光達は様々なデッキと戦ってきた為、そう簡単には負けない。

    頼光「行け!ギガンティック・スプライト!高レベルの奴らしかいないうちに畳みかけろ!」

    頼光は、案外いい感じのエンタメデュエルになっていた。一方、魔法使い族の利点を一方的に無視できる、了と佳奈恵は、あまり観客からの印象は良くなかった。

  • 102二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:10:40

    >>101

    ブラック・マジシャン・ガール「そんな…このままじゃ…」

    アップル・マジシャン・ガール「負けちゃう…」

    チョコ・マジシャン・ガール「どうしたら…」

    観客A「お前ら!汚いぞ!」

    観客B「特に女とサイバー流の奴!一方的じゃないか!」

    古賀「まあ、会社の上司の愚痴に比べればこれぐらい!」

    冴羽「今は勝利をリスペクトさせてもらおう。」

    古賀「エルドリッチでとどめ!」

    冴羽「行け!サイバー・ドラゴン・インフィニティ!」

    マジシャン・ガールズ「「「「そんなああえああ!!」」」」

    頼光達は、マジシャン・ガールズに勝利した。

    すると観客達に変化が現れた。

    観客A「あれ、ここは…」

    観客B「俺、何やってたんだっけ…」

    頼光「どうやら、正気に戻ったみたいだな。」

  • 103二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:27:08

    >>102

    ディアベルゼ「さて、首魁の情報について、吐いてくださるかしら?」

    すると、マジシャン・ガールズの前に、姫騎士がやってきた。あまりにも変わり果てた、歌織だった。

    了「歌織、なの、か………?」

    頼光「な、なんて格好してんだよ………!」

    システィローク『私はQueen's Knight -Sis Tiroak。これは、私の決意の現れなのです。』

    同時に6人分の声で喋る歌織。そして、マジシャン・ガールズに、何かの印を結ぶ。システィローク『マジシャン・ガールズ。お勤めご苦労さまでした。只今より、あなた達の役割は、ここで終わります。』

    すると、マジシャン・ガールズの格好が、エクソシスターに変化した。

  • 104二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:03:47

    >>103

    ソフィア「我らは女王様の下僕…」

    イレーヌ「女王様のお手を煩わせる存在は…」

    ステラ「今ここで…」

    エリス「排除致します…」

    システィローク「あなた達はこの4人に勝たなければ私に挑むことはできません。では…」

    そう言うとシスティロークは姿を消した。

    冴羽「クソッ…4人に勝たないといけないか…」

    古賀「でもこっちは3人…」

    イレーヌ「そう、人数的にはあなた達は不利…私達に勝つことなど不可能…」

    その時!

    バースト・バニー「待ってください!わたしも参加します!」

    ステラ「あなたは?」

    バースト・バニー「そこの貴方!あなたはラッシュを通じて素晴らしい戦いをしました!ライバルであるあなたの危機を救うのも私の役目!さあ、共に戦いましょう。」

    冴羽「でも君はラッシュを…」

    イレーヌ「よくわかりませんが良いでしょう。あなたの相手をします。」

    こうして、4対4のデュエルが始まった!

  • 105二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:13:06

    >>104

    エクソシスター達のデッキは、何故かドラグマデッキになっていた。

    一応、バースト・バニーと戦うエリスだけは、ラッシュデッキということだけあって、エクスキューティーを使っていた。

  • 106二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:47:07

    >>105

    頼光「クソッ、手強い…」

    ステラ「そうです、女王様より賜りし力」

    エリス「あなたがたに打ち破れるはずもありません。」

    一方…

    バースト・バニー「あっ、イレーヌさん。ダメですよ、ラッシュではモンスターは3体までです!」

    イレーヌ「ではメイン2…」バースト・バニー「イレーヌさん!ラッシュはメイン2はありません!エンドフェイズです!」

    バースト・バニー「では私は『強欲な壺』を発動!」

    イレーヌ「ちょっと待って下さい!それは…」

    バースト・バニー「ラッシュでは使用OKなんです。2枚ドローします。」

    イレーヌ「ルールガ…チガイスギテ…モウ…」

    バースト・バニー「イレーヌさん?イレーヌさあああん!」

    何とイレーヌは倒れてしまった!

    ソフィア「イレーヌ!」

    ステラ「何が起こったの?」

    娘娘「敵であるあなた達に説明するのもおかしな話なんだけどネ。簡単に言うとオーバーヒートネ!」

    エリス「どういう事ですか?」

    ディアベルゼ「要するに今までと違う事を急に始めたから処理が追いつかなくなった…と言うことですわ。」

    頼光「そうだよな、新しい事を始める時にはまず、説明を受けないといけないもんな。」

    古賀「分からない事は相談しろとよく言われました…」

  • 107二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 08:37:22

    >>106

    頼光「えっと、これどうします?」

    頼光達も、この状況には、困惑していた。事実上、バースト・バニーの判定勝ち、ライフ差で了が勝っていて、佳奈恵は五分五分、頼光は不利と言った状況だったのだ。

    エリス「悔しいですが、脱落者が出てしまった以上、チーム戦では私達の負けです。」

  • 108二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:00:15

    >>107

    頼光「しかし、このままにする訳にはいかないな…」

    バースト・バニー「ええ。休ませる場所があればいいんですが。」」

    エリス「ええ、敵である皆様に申し訳ありませんが…」

    ディアベルゼ「まあ、仕方ないですわね。」

    冴羽「そうだな。」

    イレーヌ「うーん…」

    ステラ「あっ、目を覚ましたようですよ。」

    流石にそのままに…という訳にはできないので一時休戦し、九龍にある病院の一室を使い、イレーヌを休ませることにした。幸い、特に異常はなく、休めばまた、元気になるだろうということだった。

    ソフィア「イレーヌ、目を覚ましたんだね。」

    イレーヌ「はい。」

    エリス「皆様には感謝致しますが、あくまでも一時的なこと。皆様は敵であることに変わりはありません。」

    ソフィア「そうだね。さあ、イレーヌ、女王様の元へ戻ろう。」

    イレーヌ「ねえ、ソフィアちゃん。女王様って誰?」

    ソフィア「え?女王様って3人の女王様じゃないか?」

    ステラ「そうよ、イレーヌ、私達が忠誠を誓う女王様…」

    イレーヌ「何を言うの?私たちは神に祈りを捧げ悪魔を退治する存在じゃない。女王様に忠誠なんて…」

  • 109二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:09:18

    >>108

    娘娘「ああ…これは多分…」

    ソフィア「何か知っているのか!」

    娘娘「まあ、簡単に言うとオーバーヒートした結果、洗脳が解けた感じネ。」

    ステラ「つまり…どういう事ですか?」

    娘娘「パソコンで言うと、一度壊れて全部初期化した感じネ。バックアップは大切ネ。」

    頼光「なんとなくわかるなー」

    古賀「データの初期化…オソロシイ…」

    エリス「じゃあ、もう一度女王様の所に連れ行かないと…」

    イレーヌ「その必要はありません!」

    イレーヌは立ち上がると、ジブリーヌへと変身した。

    ジブリーヌ「道を誤った姉妹達を正すのも私の役目!来なさい!相手になります。」

    仲間たちに啖呵を切るジブリーヌ。仲間たちはただただ困惑するばかりだった。

  • 110二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:35:37

    >>109

    ソフィア「じゃあ、私が行くよ。イレーヌは僕の姉妹(スール)だ。この不始末は、私に取らせて欲しい。」

    一先ず、場所を変えて、人気の無い広場に来た頼光達。どうやら、決闘ではなく、殴り遭いで解決を図るようだ。

  • 111二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:57:38

    >>110

    ソフィア「じゃあいく…」

    ソフィアが言葉を発する前に強烈なボディーブローがソフィアを襲う。

    ソフィア「グハッ…」

    たまらず倒れてしまうソフィア。

    ジブリーヌ「さあ、次はどなたが修正を受けますか。」

    それを見て青ざめる2人のエクソシスター。

    頼光「めっちゃ腰の入ったいい一撃だった…」

    ディアベルゼ「あれはヤバいですわね…」

    ジブリーヌは目にも止まらぬ速さで残りのエクソシスター達に近づき、そして…

    ステラ「ぐはぁッ!」

    エリス「フゲッ!」

    ボディーブローを叩き込み気絶させた。

    イレーヌ「これでよし!きっと悪魔たちも浄化され、皆元に戻ることでしょう。皆様、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。して、今どの様な状況なのかお話いただけますか?お手伝いできればしたいので。」

    頼光「あ、ああ…」

    頼光達は今の状況を話した。

  • 112二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 11:21:24

    >>111

    頼光「イレーヌさん。結論から言うと、世界の危機なんです。M∀LICEっていうコンピューターウイルスによって、みんな滅茶苦茶になっているんです。」

    イレーヌ「まあ、何て事!では、ソフィア達が女王と言っていたのは。」

  • 113二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 11:35:39

    >>112

    すると他のエクソシスター達も目を覚ましたようだ。

    ソフィア「あれ、私たちなんで…」

    ステラ「お腹がとても痛いです…」

    エリス「ここはどこですか…」

    イレーヌ「どうやら皆さん目を覚ましたようですね。洗脳も解けたみたいです。」

    頼光「だが、まだマルファと」

    冴羽「歌織さんが残ってるな。」

    イレーヌ「わたしも行きます!皆様にはご迷惑をおかけしましたから…」

    娘娘「いや、みんなにはここを守って欲しいネ。」

    ディアベルゼ「そうですわね、ここにまた奴等が来ないとは限りませんわ。」

    イレーヌ「分かりました。」

    ステラ「お任せ下さい。」

    ソフィア「その任、引き受けたよ。」

    エリス「必ず、守ってみせます。」

    娘娘「行くのは良いけど…女王の城までどうやって行くネ?」

    バースト・バニー「お任せ下さい!こんなこともあろうかと、地図を用意してるんです!」

    そう言うと、バースト・バニーは地図を渡した。

    バースト・バニー「道に迷うといけないんで地図を持ち歩いているんです。これがあればいけますよ。私は、ここを皆さんと守ります!」

    冴羽「分かった。ありがとう。」

    バースト・バニー「また、帰ったら皆さんでラッシュデュエルをしましょうね!」

  • 114二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 12:15:21

    >>113

    一方、女王の城では、黒の女王、もとい失楽の堕天使が、苛立っていた。

    失楽の堕天使「ええい、忌々しい!」

    九竜奪還の報を受けて、ひどく狼狽していたのだ。

  • 115二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 12:25:56

    >>114

    失楽の堕天使「全く…よもやシスター達も奪還されるとは…。」

    堕天使の怒りは大きかった。

    その後、彼女は再びモニターをみた。

    失楽の堕天使「奴等は…ここに向かってるのか。」

    一方歌織(システィローク)も動揺していた。

    まさか、エクソシスターたちが負けると思っていなかったからだ。

    システィ「まさか、シスターたちが負けるとは…」

  • 116二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 12:47:28

    >>115

    佳奈恵「見つけたわ!」

    頼光達はとうとう、歌織を見つけた。

    システィローク「ここまで来ましたか。致し方ありません。私自ら、引導を渡しましょう。」

    歌織はデュエルを申し込んできた。最も最適化されている、エクソシスターのデッキだ。

    佳奈恵「了君。頼光君。歌織さんの相手は、私に任せてくれるかしら?前々から、やってみたいことがあったの。」

    了「あ、ああ。わかった。」

    了と頼光は、歌織と佳奈恵のデュエルを見守る事にした。

    頼光(なあ、あんな古賀さん、始めてみた。)

    了(まあ、色々奪われてきたんだ。今回は素直に、見届けてやろうじゃないか。)

  • 117二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 13:30:51

    >>116

    デュエルは歌織の先行で始まった

    システィローク「私は手札よりマルファを召喚、マルファの効果で…。」

    古賀「私はならば増殖するGを発動します。」

    システィローク「これ以上展開されるわけには…ターンエンド!」

    古賀「では行きます。私は手札より次元の裂け目を発動!そしてさらにルーンの泉を発動!そしてルーンの穂先を発動し、輝く炎のルーンを手札に加えます。カードを3枚伏せ、エンドです。」

    冴羽「これって…」

    頼光「ああ…『次元ルーン』だ…容赦無いなー」

    Sis Tafram「システィローク、どうする…どうした、システィローク!歌織!黙ってないで次の手を…」

    システィローク「…ケンナ…」

    Sis Tafram「システィローク?」

    システィローク「ザッケンナコラー!やってられっかああああああ!つーか何!ガチガチの神碑に?次元の裂け目?さらに3枚伏せ?そもそも手札のマルチャミーも意味ないし!もう無理!サレよサレ!」

    頼光「あっ、元に戻った。」

    古賀「いやー上手くいきました。バースト・バニーさんを見て思いついたんです。あっちの想定以上の事をすれば洗脳は解けるんじゃないかと。」

  • 118二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 13:45:22

    >>117

    Sis Tafram「不味い!トランパード、異常事態です!システィロークの接続が絶たれました!至急応援を!」

    シスタフラムの合図に、歌織のクラスメートが、召集された。

    トランパード「システムエラー確認。只今より、システィローク再起動プログラムを」

    だが、言い終わるより先に、佳奈恵が動き出す。

    佳奈恵「そうは行きません!残りの皆さんには、これをプレゼントです!」

    シスタフラム達の前に現れたのは、赤いアンモナイトのような宝石だった。

  • 119二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 13:58:39

    >>118

    トランパード「これは…」

    トランパードがそれに触れると凄まじい電撃が走る。

    「ギャアアアアア!」

    という叫びと共にトランパードたちが一人、また一人と気絶し、衣服が普通のものになっていく。

    Sis Tafram「くっ…ならば…」

    撤退を試みようとするSis Taframすると彼女の前に立ちはだかったのは。

    ディアベルゼ「こんにちは、今日もいい天気ですわね。」

    Sis Tafram「何者!なっ…何だ!何をする。」

    ディアベルゼ「拘束させて貰いましたわ。貴方には正気に戻ってもらわないといけませんので。では、キツイの一発、いきますわよ!しっかり耐えてくださいね♥」

    Sis Tafram「いや、やめろ…いや…いやあああ…」

    ディアベルゼ「問答無用、セええええい!」

    Sis Tafram「グはあぁああああっ!」

    ディアベルゼの渾身のボディーがSis Taframに突き刺さる。Sis Taframは悶絶し、気を失った。

    頼光「俺、格闘技も見るんすけど…コレはヤバい…」

    冴羽「内蔵も潰れんばかりの一撃だった…」

    ディアベルゼ「フン!貧弱ですわね…ディアベルスターなら、余裕で耐えていましてよ。」

    古賀「魔法使い…ってなんですかね…」

  • 120二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 14:08:59

    >>119

    歌織「はあ、ひどい目に遭ったような…………。」

    そういって、歌織は、自分の格好を見てしまった。

    歌織「いやあああああああああああああ!!なによこれええええええええ!!!!」

    頼光「ああ、気づいちゃった…………。」

    了「己の切り札と、一心同体の格好を…………。」

    歌織「なななな、何で私が、エクソシスターの皆さんを纏っているんですか?!流石にそんな趣味はありませんよ!」

  • 121二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 14:13:06

    >>120

    歌織「私の服…服はないの!」

    頼光「無い…」

    古賀「そうですね…」

    歌織「そんなあ…」

    マルファ「うう…何かひどい目にあったような…歌織…その姿は…」

    歌織「あああああっ!見ないでー」

    マルファ「いや…私たちを想ってくれて嬉しい…ですが…その姿は…」

    歌織「ウウ…恥ずかしい…逃げ出したい…」

  • 122二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 14:22:59

    >>121

    White Rabbit「おや?お困りですか?って、おや。貴方達が例の反乱分子ですね。」

    Dormouse「システィローク様の信号が途絶えた場所に来てみれば、これは僥倖と言うもの。」

    Cheshire Cat「よし、この際だ。みんな纏めて女王様の献上品に、ってあれ?」

    現れた<P>のコードを持つM∀LICE。しかし、それに気づいた了と頼光が、奇策を打つ。

    頼光「あ、仕立て屋さん、良いところに!ちょっと見繕って欲しい衣装があるんですが。」

    了「実は彼方の淑女の方なんです。何でも、傷心気味でして、早めに応じて貰わないと、あれを使うと…………。」

    歌織「もう、むり…………。アーゼウスする…………。」

  • 123二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 14:54:03

    White Rabbit「アアアアアーゼウス!!!」
    Cheshire Cat「ややややめてください!」
    Dormouse「すぐ用意します!用意させます。」
    そう言うと、彼女達は頼光をつれ、衣服のある部屋に向かった。

  • 124二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 15:07:55

    >>123

    頼光「で、歌織さん。衣装は制服で、良いんですよね?」

    歌織「うん。それで良い。」

    頼光は、急いで、歌織の通う学校の制服を見つけると、M∀LICE達に礼を言う。


    一方、<Q>のコードを持つM∀LICE達は、黒の女王によって、制裁を受けていた。システィローク敗北を聞いた<Q>達は、黒の女王との決別を提案する。しかし、それが逆鱗に触れてしまい、<Q>達は今、再定義と称して、自分自身に慰められていた。

  • 125二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 15:30:39

    >>124

    HERTS OF CRYPTER「アアアアアッ♥やめてッ♥やめてください♥」

    RED RUNSAM「イッヒイイ♥やめてッ♥やめてえええ♥」

    WHITE BINDER「もう、しませんからあああ♥アヒィイイイ♥」

    3人は自分の分身に前後の穴を貫かれていた。

    謝罪の言葉を口にしながら、自身と同じ顔の存在と交わるその姿はまさに異様であり、淫靡であった。

    黒の女王「全く、あなた達の失態でこんなことになるとは…あなた達自信で罪は償うのですよ。」

    3人の女王達「はひいいいいい♥」

    ?「そしてあなたも…黒の女王…いえ、失楽の堕天使。」

    黒の女王「その声は紅!」

    失楽の堕天使は紅を模した駒をみる。そこには駒などなく、紅が立っていた。

    紅「あなたの理想に賛同し傍観していましたが、ここまで失態続きでは看過できません。貴方には黒の女王を降りてもらいます。」

    失楽の堕天使「いいえ!私はまだ、負けていない!」

    その言葉を無視して、紅は堕天使の額に手をかざす…

    失楽の堕天使「私はまだ負けていない…ワタシ…ハ…」

    失楽の堕天使は消滅し、そこにいたのは、黒の女王の衣装を纏った紅だった。

  • 126二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 16:01:56

    >>125

    紅「さあ、新しい女王の即位です。歓待しなさい。」

    紅が合図を出すと、駒達は一斉に笑顔になり、女王を称えた。

    駒達『『親愛なる女王陛下。ご即位おめでとうございます。』』

  • 127二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 16:14:54

    >>126

    紅「さて、3人の女王に命じます。まずは侵入者を迎え撃ちなさい。そしてヴァルキュリア、あなた達は九龍を奪還しなさい。トランパード達はまだいますね。さあ、侵入者が迫っています。急ぎ迎え撃ちなさい。」

    女王達「ハイ。」

    ヴァルキュリア達「ハッ!」

  • 128二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 18:21:00

    >>127

    一方、集落では、とんでもない事態が起きていた。

    男「大変だぁ!でっけぇ魔獣が暴れ出したぞ!!」

    桐斗「な、何だって………!」

    麗衣「嘘でしょ!!あれは奥深くに沈んでいたはず……!」

    集落は蜘蛛の子を散らす大惨事になっていた。何故ならば、電脳堺が封じていたという禁忌の魔獣、真竜皇V.F.Dが暴れていたのだ。

  • 129二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 18:38:12

    娘娘「誰が目覚めさせたネ!」
    九竜からその様子を瑞々と共に見ていた娘娘達は慌てていた。
    娘娘「あれは流石にヤバいってことで真竜の皆と封印してたはずネ。」
    さらに
    瑞々「娘娘、大変ヨ!女王の手下が向かってるネ。」
    モニターにはデュナミス・ヴァルキュリアたちが映っている。
    娘娘「あーッ!この大変な時に!最悪ヨ!」

    集落では相変わらずVFDが暴れていた。
    麗依「私たちじゃ…」
    桐斗「クソーッ!」
    その時
    シラユキ「皆様、大丈夫ですか?」
    カグヤ「何か大変な事が起きているのでな、助けに来たのじゃ。」
    ターリア「あれは…真竜の王!」
    シンデレラ「なぜ、今になって…」
    ラチカ「見て!あそこ!」
    ラチカが示す方向をみるとそこには
    幻惑の見習い魔術師「今がチャンス!活躍して、女王に名前を覚えて貰うのよ!いきなさい、真竜王!」
    桐斗「アイツが操ってるのか!」
    麗依「でも、どうすれば…」
    カグヤ「我らに任せてほしいのじゃ。」
    するとカグヤは目を閉じ、祈り始めた。
    カグヤ「目覚めよ、ドゴラン!」

  • 130二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:18:23

    >>129

    すると、空に一筋の光が走る。

    桐斗「あれは、星?」

    麗衣「いや違う!あれは、竜よ!」

    流れ星と共に召喚されたのは、キラキラと輝く竜、竜儀巧-メテオニス=DRAだった。

    幻惑の見習い魔術師「今さら祈ったところで、行きなさい!真竜王!」

  • 131二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:35:15

    >>130

    真竜王とDRAの戦いが始まった。

    はじめは両者一歩も譲らぬ戦いだったが次第に真竜王が押され始めた。

    幻惑の見習い魔術師「どういう事なの?」

    カグヤ「それはお主がその力を引き出していないということじゃ!そら、さらに行け!」

    すると天空からさらに咆哮が響き渡る。

    現れたのは、ドゴランだった。

  • 132二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:09:55

    >>131

    桐斗「す、すごい数の竜だ。」

    麗衣「これが、妖精伝姫の力…………!」

    援軍として駆けつけたのは、鎧竜、黒竜、白竜の聖騎士達。中には、竜騎士ガイアの姿もあった。

    カグヤ「竜使いを名乗るのであれば、これくらい心を通わせなくてはな。」

  • 133二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:19:52

    >>132

    シラユキ「私たちはひ弱ですから…」

    ターリア「皆さまに守ってもらうんです。」

    幻惑の見習い魔術師「は…ははは…降参します。」

    そう言うと。真竜王は動きを止めた。 

    麗依「いやあ、すごいわね。」

    カグヤ「さて、良かろう、皆のもの、戻って良いぞ。」

    カグヤがそう言うと。呼び出された竜たちが姿を消した。

    桐斗「どういう事なんだ?」

    シラユキ「種明かしをしますと私たち妖精伝姫は物語を具現化できるのです。」

    ラチカ「だから、本から竜の物語を選んで、具現化したという訳なの。」

    桐斗「成る程。」

    幻惑の見習い魔術師「凄い!あなた達凄い!ねぇ、さっきはごめんなさい!謝るから、あなた達の魔法、教えてくれない?」

    麗依「…現金な魔術師ね…」

  • 134二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:43:18

    >>133

    一方、黒の女王の居城に向かう頼光達。

    するとそこには、明らかに中世の街並みであろう場所まで写っていた。

    頼光「マジかよ!アイツらのぼうずに広げ過ぎだろ!」

    歌織「て言うか、歴史すら書き換えようとしているって訳?!」

    了「不味いな。だとしたら、もう後がないな!」

    佳奈恵「みんなで仲良く、女王の追っかけエンドは、流石に避けたいわね。」

  • 135二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:34:49

    >>134

    すると、辺りから現れたのはバルキリー・ナイト達だ

    バルキリー・ナイトA「あなた達をここから」

    バルキリー・ナイトB「進ませません!」

    頼光「時間がないってのに…」

    歌織「任せて!今までの分、ここで返してやるわ!」

  • 136二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 08:37:53

    >>135

    歌織は、エクソシスター達を呼び、バルキリー・ナイト達を圧倒していく。

    バルキリー・ナイトA「見事…………!ですが、私達はヴァルハラに戻り、新たな勇士を…………!」

    佳奈恵「残念だけど、それは無理じゃないかしら?」

    頼光「確か、あんたらの能力って…………。」

    了「ああ、『墓地』が触媒だからな。」

  • 137二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 09:40:53

    >>136

    バルキリー・ナイトB「くっ…ここまでですか…見事…」

    バルキリー・ナイト達は消滅した。

    歌織「さて、行きましょう!」

    古賀「でも女王はどこにいるんですかね…」

    White Rabbit「それなら私達が案内します」

    古賀「あなた達は!」

    ディアベルゼ「今まで敵だった方を信じろと?」

    Cheshire Cat「どう受け取ってもらっても構いませんが、これは信じて欲しいんです。」

    頼光「何か凄い必死だな…何か事情がありそうだな。」

    Dormouse「ハイ、女王様達がいる。シュトロームベルクの金の城に案内いたします。でも、皆様にお願いがあります。3人の女王様を、助けて欲しいんです。」

    Cheshire Cat「3人の女王様は今、失態の懲罰として、あらゆる感情を奪われ、黒の女王を守る衛兵にされてしまったんです。」

  • 138二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 10:04:31

    >>137

    頼光「何?!まさかの降格処分?!」

    了「黒の女王が、同盟を破棄したと、そう言いたいのか?」

    女王の城までの道すがら、White Rabbit達が敬意を話す。

    すると、姫騎士の格好をした女王達が、門番をしていた。

    HERTS OF CRYPTER「侵入者を検知。排除行動に移行。」

    RED RUNSAM「貴方達の道は2つです。ここで果てるか、女王陛下の供物となるか。」

    WHITE BINDER「M∀LICEの元に、全てを統一致します。」

  • 139二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 12:27:44

    >>138

    Dormouse「ああ…女王様…」

    すると奥から黒の女王が現れた。

    黒の女王「フフッ滑稽でしょう。もはや彼女達は私の傀儡。それにしてもここまで来るとは。見事ね…」

    頼光「やっぱりあんたが…紅さん。」

    古賀「どうして、こんな事を…」

    黒の女王「そうね…3人の元女王を倒して会いに来たら答えましょう。」

    Dormouse「そんなあ…女王様を傀儡にするなんて…」

    黒の女王「そうだ、面白い事を思いついたわ。戦いの前に芸でも魅せましょうか。元女王達、あなた達は今から犬になりなさい。そらお座り!お手!」

  • 140二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 13:04:52

    >>139

    HERTS OF CRYPTER「ワン♥️」

    RED RUNSAM「ハッ♥️ハッ♥️ハッ♥️ハッ♥️」

    WHITE BINDER「くぅーん♥️」

    女王達のあられもない姿に引く頼光達。

    頼光「これが、敗戦国の末路かぁ。」

    黒の女王「さあ、飼い主の命です。敵対者を排除なさい。」

    HERTS OF CRYPTER達「オーダー承認。只今より、指令を実行します。」

    頼光「うわあ!急に落ち着くなぁ!」

  • 141二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 19:10:34

    >>140

    女王達が頼光達に襲いかかる。


    そして、九竜では、ヴァルキュリア達が何故かステージで踊らされていた。

  • 142二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:11:16

    >>141

    ヴァルキュリア達「いやあああ!!何よこれえええ!!」

    どうやら、マジシャン・ガールズのステージのパフォーマンスを見ていたS-Forceが、ステージパフォーマンスならば、とトリックスターを呼び寄せていたのだ。

    S:Pリトルナイト「九龍復興の目途がたったので、人々を元気づけるための慰問ライブが、美味く行って良かったです。」

  • 143二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:11:32

    >>142

    マンジュシカ「さて、あなた達は…普通のダンスは無理そうね。なら、これね。」

    ヴァルキュリアの3人が着せられたのは…

    デュナミス・ヴァルキュリア「確かに負けたけど…何でこうなるの…」

    ステージ衣装ではなく、動きやすい服装だった。

    娘娘「マジシャン・ガールズ達が支配していた頃は皆隠れていたから身体を動かせなかったネ。だから皆で楽しく運動して一石二鳥ネ!つまり、エアロビクスってやつネ!」

    キウイ・マジシャン・ガール「さあ、我々も身体を動かしましょう。皆、良いですか。」

    ブラック・マジシャン・ガール「何をやったか良く分からないけど、身体を動かすのは楽しそう。」

    レモン・マジシャン・ガール「あの…私たち…何かやってたんですか…」

    チョコ・マジシャン・ガール「どうしてこんなことに…」

    デュナミス・ヴァルキュリア「仕方がありません。それが運命なら受け入れるまで、さあ、皆さん、皆さんも私たちと一緒にレッツダンス!」

  • 144二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 08:40:23

    >>143

    一方、女王と戦う頼光達。

    頼光「さ、さすが女王だ。一筋縄ではいかないな。」

    了「再定義のせいで、より凶悪性が増している。」

    HERTS OF CRYPTER「諦めなさい、侵入者。」

    RED RUNSAM「万に一つも、勝ち目はありません。」

    WHITE BINDER「早く降伏し、幸福を甘受するのです。」

    すると、どこからともなく、虫達が現れ、女王に襲いかかる。

    歌織「何あれ?虫!?」

    佳奈恵「あれって、電子光虫?!」

  • 145二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 09:09:43

    >>144

    HERTS OF CRYPTER「虫ですか…虫?」

    足元で動く電子光虫の姿を見た女王の表情がみるみる青ざめていく。

    HERTS OF CRYPTER「ひいいいいっ虫!むしいいいいっ!」

    RED RUNSAM「いやああああッ誰か!誰か遠ざけてえええっ!」

    WHITE BINDER「ひいいいいっ、ちかづかないでええええっ!」

    女王達は怯え、逃げ惑うばかりだ。

    ディアベルゼ「上手くいきましたわね。」

    頼光「あれ、アンタがやったのか。」

    ディアベルゼ「ええ、何か刺激を与えれば洗脳は解けると思ったので3人と協力して、電子光虫を集めたのですわ。」

    3人「いやぁ~大変でしたが上手くいきました。」

  • 146二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 10:30:03

    >>145

    女王達「いやあああああああ!!」

    とうとう、電子光虫に捕まってしまったHERTS OF CRYPTER達。すると、虫達が光輝く。

    歌織「一体、何が始まるの?」

    White Rabbit「ああ、あれはリプログラミングですね。」

    Cheshire Cat「電子光虫達は、異常な挙動を見つけると、それを是正する修正があるんです。」

    Dormouse「私達は

    滅茶苦茶見てきたから馴れたけど、女王様は初体験だからなぁ。」

  • 147二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 12:58:02

    すると3人の女王達の衣装が元の衣装に戻る。
    HERTS OF CRYPTER「あれ、私は一体…」
    WHITE BINDER「ここは…それに私たちは今まで何を…」
    RED RUNSAM「確か…黒の女王から逃れようとしたら捕まって…それで、洗脳されて…」
    Cheshire Cat「元に戻りました!」
    頼光「どうやら、自分の意志じゃなく、洗脳されてたみたいだな。」
    古賀「そうなると全ての元凶は…やはり黒の女王、黒羽さん…」

  • 148二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:20:52

    >>147

    紅「ええ、そうよ。さあ、入りなさい。」

    門が開き、頼光達は城に入る。

    頼光「うげぇ!何なんだありゃあ…………!」

    そこで見た光景は凄まじいものだった。額に何かの紋章を浮かべたM∀LICE達が、自分で自分に嵌められて居るのだ。

    M∀LICE達『『『『アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️』』』』

    まるで機械のように、股に分身を入れて、スクワットしながら出し入れしている、同じ顔をした集団。彼女らは、ただ笑顔で、己の醜態を晒していた。

  • 149二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:38:32

    >>148

    頼光「何かこう…エロいっていうより…」

    冴羽「不気味な光景だな…」

    歌織「確かに…悪趣味な光景ね。」

    古賀「こんな光景を延々と見せつけられるのでしょうか…」

    ディアベルゼ「何とも品のない…殿方とはもっとムードある交わり方をしたいですわね。」

    悪夢のような光景が終わるとまた異様な光景が広がっていた。

    そこにはうさぎの様にピョンピョンと跳ね回るM∀LICE達がいた。

  • 150二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 14:04:42

    >>149

    M∀LICE達『『『『ピョンピョン♥️私達はウサギです♥️ピョンピョン♥️』』』』

    White Rabbitの格好をさせられたM∀LICE達が、ウサギの真似事をしている。

    ここはいわゆる、「動物園」と呼ばれていて、M∀LICE達は、紅の命令で、動物の真似事をやらされていた。

  • 151二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 14:14:32

    >>150

    歌織「うっ…頭が痛くなってきた…」

    Cheshire Cat「…歌織さんには心当たりがありますもんねー。」

    歌織「ウルサイ…アーゼウススルワヨ…」

    Cheshire Cat「すっ、すみませんでしたあー」

    冴羽「と、いうか女王はいいのか?」

    Cheshire Cat「ええ、2人が安全な所に連れていきましたから。私はこの世界をリプログラムしなくては。とりあえず、電子光虫で今まで来たところをリプログラムしましょう。」

    電子光虫から放たれる光によって、M∀LICE達も正気に戻ったようだ。

    Cheshire Cat「取り敢えず、皆さんにはこの場所から離れてもらいましょう。」

    頼光「さて、いくか。」

    次の場所に差し掛かったところで出てきたのは。

    古賀「いやいや、まさか…」

    歌織「マジか…」

    姫騎士の衣装を着た2人の姿をした人形だった。

    古賀(人形)「此処から先は通しません。」

    歌織「通りたくば私達にデュエルで勝つことです。」

  • 152二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 14:44:24

    >>151

    佳奈恵(偽)「私はサイバー・ドラゴンで参ります。」

    歌織(偽)「では、私のイビルツインスプライトと勝負です。」

    何故か、偽物の使用デッキは、了と頼光の物になっていた。

    歌織「そんな…………!」

    佳奈恵「せめて私のデッキ使ってよ!」

  • 153二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:42:12

    >>152

    歌織「なんという嫌がらせ、でも…」

    歌織はニヤリと笑いながら言う

    歌織「じゃあ…自分自身とやるわ。」

    古賀「よくよく考えたらサイバー・ドラゴンですか。」

    古賀もニヤリと笑う。

    歌織、古賀「フタリトモコウカイシマセンネ?」

    頼光「偽物!デッキを変えるんだ!」

    ディアベルゼ「どっちの味方してんのよ!」

    冴羽「ああ…サイバーにあるカードがぶっ刺さる…」

  • 154二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:22:46

    >>153

    ???「おや?貴方も決闘者ですか?」

    ???「ならば、私達とも一戦お願いします。」

    振り返ると、そこには人形が居た。だが容姿は、了と頼光を、雑に女体化させたような姿だった。

    了(偽)「私はエルドリッチで。」

    頼光(偽)「私はエクソシスターで、勝負です。」

    了「まあ、あっちが居るのなら、こっちも来るだろうなと思ってたが、見事にシャッフルしてきたな。」

    頼光「じゃあ、こっちもやってやろうぜ!冴刃さん。お互いの得意分野で行きましょう!」

  • 155二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:14:27

    >>154

    了「エクソシスターか。だが、クロックワークナイトで機械族に変更すれば。」

    了(偽)「しまった。」

    頼光「エルドリッチは手強いけど、何とかなるな。良し、アクセス・コード・トーカーでダイレクト!」

    頼光(偽)「やられたー。」

    2人のデュエルは白熱したものになった一方…

    古賀「ではセンサー万別を発動。さあ、機械族は一体だけですよ。ついでに、スキルドレインも発動しましょう。」

    歌織「残念!墓地の効果を使ったからエクシーズするわ。カスピテルをエクシーズ召喚!」

    頼光、了「二人とも一方的過ぎる。」

    ディアベルゼ「素晴らしいですわ!相手をワンサイドで叩きのめしてこそ!」

  • 156二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:37:46

    >>155

    佳奈恵(偽)「あばばばばばばばばばばば。」

    歌織(偽)「くぁwせdrftgyふじこlp」

    歌織と佳奈恵の偽物は、あまりの容赦のなさにとうとうダウンしてしまった。

    了「ああ、偽物が泡吹いて倒れた!」

    頼光「あまりにも一方的すぎて、脳が打開を諦めちゃったんだ!」

  • 157二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:53:46

    >>156

    頼光「ところで、ディアベルゼさん。なんでそこまで俺たちを。」

    了「そうだな、この世界の住人では無さそうだし。一体何が目的なんだ。」

    ディアベルゼはしばし考えた後、語り始めた。

    ディアベルゼ「確かに、私はこの世界の住人ではありません。私の目的はただ一つ。」

    歌織「罪宝ね。」

    ディアベルゼ「御名答。今回の事件、恐らく罪宝がかかわっていますわ。だからこそ。」

    佳奈恵「私達についてきたと。」

    ディアベルゼ「ええ、ですが楽しいですわ。今度ディアベルスターに自慢してやろうかしら?」

    頼光「…間違いなく殴り合いになるやつだこれ。」

    ディアベルゼ「さて、もうすぐですわ。そこの扉の先!」

    頼光が扉を開けるとそこには黒の女王となった紅がいた。

    紅「フフフッ、よくぞ突破できたわね。」

    佳奈恵「紅さん!どうして、こんな事を…あなたを同じデュエリストとして尊敬していたのに…」

  • 158二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:47:37

    >>157

    紅の凶行に走った原因は、dice1d4=2 (2)

    1.製品紹介動画の炎上 2.大型大会での不正発覚

    3.サブアカウントの乗っ取り 4.表アカで愚痴を吐いた


    そして、凶行の目的は、dice1d3=2 (2)

    1.電子世界で余生を楽しむ 2.別次元の場所(「聖域」)の再現

    3.電子世界からの大規模な世界改変 

  • 159二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:57:18

    >>158

    了「恐らく、デュエルの大会での不正…」

    頼光「そういえば、ニュースにあがってた。」

    歌織「確か…対戦相手のデッキに事前に不正なカードを仕組んだとかで…」

    そう言いかけると紅は声を荒げ

    紅「私はやっていない!」と反論した。

    紅「私じゃない!あれは私を陥れるためにアンチが仕組んだこと!私じゃない!」

    佳奈恵「ええ、実際はあなたではない、犯人はあなたの対戦相手の友人でグルになってあなたを陥れようとしていたと…」

    紅「でも、ネットは認めなかった。私が犯人だった方が面白い…それだけの理由で…」

    了「だからVRゲームを使い、今回の事態を引き起こしたと…」

    紅「ええ、そう。でもそれだけはなかった。あそこを見なさい。」

    ディアベルゼ「あれは、罪宝。」

    紅「そう、これのおかげで私は知る事が出来たの。こことは違う世界に存在する聖域。そこには苦悩や悩みから解放され幸せに生きることができる場所だと。」

    頼光「…夢で見たような気がする…」

    了「俺もだ…」

    紅「私はこの力を使い、その理想を叶えるの。」

    歌織「そんなふざけた理想、叶えさせはしません!」

    佳奈恵「同感です。貴方の苦悩は分かりますが、だからといって、多くの人を巻き込むのは許される事ではありません!」

    歌織と佳奈恵が今にも飛びかからんばかりの勢いで対峙するが頼光は、2人を制止し口を開いた。

    頼光「あんたの相手は俺だ。どうせ決着はデュエルでつけるんだろ?」

    紅「物わかりがいいわね。良いでしょう、対戦相手にあなたを指名するわ。私はM∀LICEで相手になりましょう。」

    頼光「本当にそれで良いんだな。」

    紅「ええ…先程も貴方は押され気味だったわね。このデッキに勝てるとは思えないけど。」

    頼光「良し、なら俺はライゼオルで相手になるぜ。」

    紅「フフッ、勝てないと分かってデッキを変えたのね。無駄よ!」

    頼光・紅「デュエル!」

  • 160二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:20:05

    >>159

    デュエルは、紅の先行で始まった。

    紅「ようこそ、UNDERGROUNDへ。皆仲良く、電子空間に閉じ込めてあげるわ。行きなさい、White Rabbit.」

    紅の使用するM∀LICEは、無機質な表情で佇んでいる。

    頼光「よし、だったらこっちは「増殖するG」!さあ、女王様。哀れな民に、どうかお慈悲を・・・。」

  • 161二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:53:33

    >>160

    紅「くれてやる訳無いでしょう?「墓穴の指名者」で除外するわ。」

    頼光「ですよね~。」

    紅は、M∀LICE展開を続けていく。

    了「アレが、M∀LICEの動き方か。」

    歌織「除外ゾーンをベースに動くから、中々厄介ね。」

    佳奈恵「にしても、連続展開は、さすがサイバース族って感じかしら?」

  • 162二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 12:40:39

    >>161

    出来上がった盤面はまさに鉄壁、突破は難しいと思っていた。

    頼光「確かに凄い盤面だ…だけど手の内はさっき見せてもらったからな。」

    紅「減らず口を!」

    頼光「じゃあ、反撃といきますか。まずは禁じられた一滴。これで無効にする!」

    紅「えっ…」

    頼光「では始めますか!手札からまずは篝火を発動!」

  • 163二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 17:24:29

    頼光「俺はエクス・ライゼオルを手札に加え、効果を発動!EXデッキのモンスターを墓地へ送り特殊召喚!」
    紅「えっ!」
    頼光「これで墓地へ送ったのはメレオロジック・アグリゲーター!あんたのM∀LICEの女王の効果を無効にする。そして、ソード・ライゼオルを手札に加える!」
    紅「な…何が始まるの…」
    頼光「アンタを倒すためのデュエルさ!さあ、いくぜ!俺はソード・ライゼオルを特殊召喚!さらにアイスライゼオルを手札を1枚捨て特殊召喚!」
    歌織「何!この展開力!」
    了「紅が増殖するGを止めたのは正解だな…」
    頼光「さらにフィールド魔法!「ライゼオル・クロス」を発動!墓地のライゼオルカードを戻して1枚ドローだ!」

  • 164二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 18:32:01

    >>163

    紅「な、何なのよそのデッキ…………!」

    了「ランク4がここ迄並ぶとは…………。」

    頼光は、次々と強力なランク4Xモンスターを並べていく。

    頼光「そして、コイツが今回の目玉!行け!ダークリベリオン!」

  • 165二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 19:11:12

    >>164

    歌織「えええっ!それまで入るの!」

    了「何と言う一撃狙い!」

    頼光「ロマンだって忘れちゃいないって事!」

    頼光のフィールドにはライゼオル・デュオドライブとデッドネーダー。そしてダーク・エクシーズ・リベリオンドラゴンが並んでいた。

    頼光「良し、こいつで一気に終わらせる。総攻撃だあッ!」

    紅「いや、ちょ、おま…えええええっ!」


    歌織「…何と言う強さ…」

    了「いや…まさか…こんなに…」

    佳奈恵「これが、新時代のテーマ…」

    歌織、了、佳奈恵「恐ろしや…」

    紅「…負けたわ…流石に…」

    頼光「いや、あんたも流石だな…。正直焦ったよ。」

  • 166二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:06:09

    >>165

    その時、紅が苦しみ始めた。

    紅「うぐ、ぁあああああ!!!!」

    頼光「紅さん?!」

    見ると、紅の目が深紅に染まっていた。

    失楽の堕天使「言ったでしょう?まだ終わってないって。」

    すると、失楽の堕天使が復活した。見ると、彼女の手には、罪宝が握られている。

    失楽の堕天使「案外詰めが甘いわねぇ。でも、もう手遅れよ。だって、もう既に、「聖域」は完成したのだから!!」

    すると、メタバースが次々と、現実世界を飲み込んでいく。

  • 167二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:15:07

    >>166

    了「おい!黒羽さんに何をしたんだ!」

    紅「オオオオオオオ!」

    佳奈恵「ああ!宝石が、輝いて……!」

    頼光「まさかアイツ、紅さんを化け物に変えるつもりか?!」

    歌織「許さない!どこまで自分勝手なのよ!」

    啖呵を切る頼光達だが、堕天使は気にしてない様子。

    失楽の堕天使「ハハハハハハ!どうとでも喚くが良いわ!「聖域」の力さえあれば、アイツに復讐できる!お前達は特等席で、私の復讐劇を見ているが良いわ!滅び行く世界と共にね!」

  • 168二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:36:42

    >>167

    その時だった。

    ディアベルゼ「ふ~ん、やはりね。大当たりでしたわ。」

    ディアベルゼが罪宝に向かって一気に駆け上がった。

    ディアベルゼ「悪いですわね。これは頂きますわ。」

    失楽の堕天使「まさか、お前…やめろ…やめろおおおお!」

    ディアベルゼ「やめろって言われてやめるバカは、いねえよなあ!」

    そしてディアベルゼは失楽の堕天使から罪宝を奪い取り掴むと。

    ディアベルゼ「さて、罪宝もいただきましたし、私は帰りますわ。また縁があったら何処かでお会いしましよう。では!」

    そう言うと彼女は罪宝と共に消えてしまった。

    やがて、光は収まり、そして消えていった。

    頼光「紅さん!」

    了「大丈夫、気を失ってるだけだ。」

    頼光達は気を失った紅を抱きかかえ、安全な所に寝かせた。

    失楽の堕天使「アアアアアッ!なんで…なんでよおおおお!」

    失楽の堕天使の慟哭のみが辺りに響き渡る…

  • 169二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:43:34

    >>168

    失楽の堕天使「どうして、どうしていつもことごとく失敗するのよ!」

    慟哭する失楽の堕天使。しかし、すぐに笑みを取り戻し、強がりとも言える言動をとる。

    失楽の堕天使「でも、まだよ。「聖域」はもう組上がった。後はそれを適応すれば…………!」

    すると、何処からともなく、威厳のある女の声が聞こえた。

    ???「ほう、「聖域」が出来たか。一言多かったな、堕天使。」

  • 170二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:47:25

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  • 171二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:59:08

    >>169

    そこに現れたのは大天使クリスティアだった。

    紅「…ここは…」

    頼光「紅さん!目を覚ましたのか。」

    クリスティア「だが、かの聖域と違い、汝が作ったのは器だけ。見よ。」

    了「あれは…」

    Cheshire Cat「皆さん、ご無事でしたか!見てください。あれはこの世界に喚ばれた者達です。皆、還って行くんです。在るべき場所に…」

    失楽の堕天使「そんな…ようやく作れたのはガワだけ…私は…私は…何のために…」

    そう…聖域を再現したのはあくまでも見かけだけ…罪宝の力無き今、堕天使が作れたのはそこまでだった。

    クリスティア「左様…そして堕天使よ…そなたにもあるだろう。今は…帰るべき場所が…仲間たちが…」

    するとそこには

    堕天使イシュタム「見つけたよ、失楽の堕天使。」

    ネルガル「さあ、帰ろう。」

    享楽の堕天使「復讐なんてやめてさ。」

    悦楽の堕天使「みんなで楽しくやりましょうよ。」

    堕天使ルシフェル「さあ、闇に染まりし背徳者よ。我らと共に歩もうぞ。」

    堕天使達が失楽の堕天使に手を差し出す。

    失楽の堕天使「皆…でも…私は…」

    クリスティア「握るが良い。そなたの新たなる友達だ。」

  • 172二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:06:23

    >>171

    堕天使ルシフェル「人間。此度は我が同胞が迷惑を掛けた。この場を代表紙、私が謝罪しよう。」

    ルシフェルの計らいによって、今回の騒動に、終止符が打たれた。去り際、彼は頼光達に警告のような物を残していった。

    堕天使ルシフェル「忘れるな、人間よ。闇はいつも、お前達の側に居る。心を強く持たねば、容易く我らの同胞になろう・・・。」

  • 173二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:24:15

    >>172

    紅「待って…失楽の堕天使。私…貴方に謝らないと…」

    失楽の堕天使「いいえ…迷惑を掛けたのは私…私こそ貴方に謝らなくては…」

    紅は失楽の堕天使を力一杯抱きしめた。そこには確かな友情があったのだろう。

    ルシフェル「後そうだな…紅よ、そなたを助けてくれた者達に謝罪をしたほうが良いのでは…」

    クリスティア「そうだな。紅よ、皆がそなたを心配しておったのだ。皆に謝罪するのだぞ。」

    そういうと天使たちは姿を消した。

    大天使は光の中に…堕天使は闇の中に…

    紅「皆さん、ご迷惑をおかけしました。」

    佳奈恵「…紅さん。世の中には、理不尽な事がたくさんあります。辛い事に悲しい事、そんな事ばかりです…でも、もし力になれる、相談できる人がいたら。良いと思いませんか?」

    了「俺たちじゃ役不足かもしれない。」

    頼光「でも、何かあったら愚痴や相談ぐらいはできるんじゃないか?」

    歌織「私も勿論良いわよ。」

    紅「皆…グスッ…ヒッグ…わだしがはいっでもいいの?」

    チームアラメシア「もちろん!大歓迎!」

  • 174二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:44:53

    >>173

    紅「あ゛り゛がどう゛!みんなあああああ!」

    紅は歓喜のあまり泣き崩れていた。すると、そこに桐斗と麗衣がやってきた。

    桐斗「冴刃先輩!無事だったんですね!」

    麗衣「こっちは何とか片付きました。その方は?」

  • 175二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:02:40

    >>174

    了「ああ…全て終わった。」

    麗依「って…紅さん!」

    桐斗「どうして…ってあんまり聞かない方がいいな。」

    Cheshire Cat「皆さん…終わりましたね。」

    頼光「ああ…ところで…ここは…」

    Cheshire Cat「大丈夫です。私達が時間をかけて戻します。それが私達の償いですから。」

    するとそこにDormouseとHERTS OF CRYPTERの2人がやって来た。

    Dormouse「大変大変!」

    HERTS OF CRYPTER「2人の女王が逃げてしまいました。」

    皆「エエエエエエエエ!」

    歌織「どういう事なのよ!」

    HERTS OF CRYPTER「あの2人は楽しい事は好きなのですが…」

    Dormouse「これから償わなければならない事を話したら、「そんな事は嫌だ」と逃げてしまったんです。」

  • 176二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:34:42

    >>175

    了「再教育が必要なのは、あっちじゃないか。」

    頼光「帰る前に、見つけてとっちめないと。」

    しかし、頼光達が向かおうとするのを、HERTS OF CRYPTERが諫める。

    HERTS OF CRYPTER「いえ。かの者らには「聖域」から懲罰隊が派遣されたと聞きました。彼らに任せましょう。」


    一方、赤と白の女王は、電脳世界に潜っていた。

  • 177二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:50:37

    >>176

    RED RUNSAM「悪いのは黒の女王ですわ!」

    WHITE BINDER「確かに、彼女の話に興味はありましたが…」

    RED RUNSAM「私達は無理やり手伝わされただけ。被害者です。」

    WHITE BINDER「それに修復は配下の仕事。私たちには関係ありませんわ。」

    ?「なるほど…自分たちに非はないと…」

    WHITE BINDER「そうです。私たちは…ってあなた達は?」

    魔を刻むデモンスミス「よう!お姫様達!少々オイタが過ぎたようだな。」

    ラクリモーサ「いやぁ~色々見させてもらったけどこれはクロね。あなた達興味津々に黒の女王の話を聞いてたじゃない?しかも、渋るもう一人の女王にハッキングをしたとも記録されているわ。」

    RED RUNSAM「くっ…そこまでって…身体が動きませんわ。」

    WHITE BINDER「そんな…どうして…」

    天の月「流石ねあの怪盗コンビ。おかげですぐ捕まえられたわ。あっ、始めまして。私は天の月、あなた達とは違う世界の住人よ。」

  • 178二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 08:49:59

    >>177

    突如現れた少女に困惑する二人の女王。

    RED RUNSAM「あら、随分と可愛い娘ですわね。」

    WHITE BINDER「一体何をするつもりかしら?」

    すると、ラクリモーサが、あることを話す。

    ラクリモーサ「そういえば、あなた達って、物語の登場人物が元ネタなのね?」

    デモンスミス「ああ。何でも、あっちじゃ、駒だったっけな?」

    天ノ月「なら話は早いわね。あなた達には、それになってもらいましょう。」

  • 179二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 11:12:26

    WHITE BINDER「えっ…」
    そういうと2人の身体が宙にうかびそして、
    WHITE BINDER「な、何が…キャアアアアッ!」
    RED RUNSAM「そんな、なんで…見ないで…見ないでエエエッ」
    2人の服が消滅し、生まれたままの姿になった。
    天の月「あら…随分と可愛らしいのね。」
    デモンスミス「アノ…ラクリモーサさん…目隠しやめて貰えませんかね…」
    ラクリモーサ「ダメ!絶対にダメ!」

  • 180二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 11:20:18

    >>179

    WHITE BINDER「いやあ!下ろして!早く下ろして!!」

    RED RUNSAM「何する気なのよ!早く下ろしなさいって!」

    天ノ月「そう…………。「早く」、「下ろして欲しい」のね…………?」

    デモンスミスは目隠しされて分からないのだが、天ノ月は、嗜虐的な笑みを浮かべていた。そして、いつの間にか二人の女王の足元には、「聖域」のオブジェでもある「戒めの駒」が設置されていた。

    デモンスミス「ああ、お二人さん、アイツに遊ばれるな、ありゃ…………。」

    ラクリモーサ「だろうねぇ…………。」

  • 181二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 11:26:58

    >>180

    そして女王たちはオブジェの上に降ろされた。

    RED RUNSAM「アアアアアアアアッ♥」

    WHITE BINDER「アアアアッ♥」

    秘所をオブジェに貫かれ女王たちは快感に悶えていた。

    デモンスミス「アノーラクリモーササン…ミミノナカニユビヲツッコムノモヤメテモラエマセンカ…」

    ラクリモーサ「ダメ!、恥ずかしい声を聞くのもダメ!」

    デモンスミス「つーか耳痛いし!ホントやめて!」

    ラクリモーサ「ダメ!それはダメ!」

  • 182二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 11:41:37

    >>181

    天ノ月「あらあら…………。もう大丈夫よ。「加工」なら終わったわ。」

    そして、ようやく解放されたデモンスミスが見たのは、2つの立派な駒だった。

    RED RUNSAM「M∀LICE<Q> RED RUNSAM。トークン化処理が完了しました。只今をもって、我が身は「戒めの駒」として、自身の存在を再定義します。」

    WHITE BINDER「同じく、M∀LICE<Q> WHITE BINDER。トークン化処理が完了しました。只今をもって、我が身は「戒めの駒」として、自身の存在を再定義します。」

  • 183二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 11:50:16

    >>182

    デモンスミス「さて、こいつらはオブジェになったんだがいいのか?確か電脳世界は…」

    天の月「その点は大丈夫、まあ…1週間もしたら元の世界に返すわ。もちろん、元の姿に戻して。あくまでも暫く反省して貰うだけだし。」

    ラクリモーサ「なるほどね~、じゃあ…こちょこちょ〜」

    ラクリモーサが駒をくすぐり始める。すると

    RED RUNSAM「キャハハハハハハッやめて、やめてえええ♥」

    WHITE BINDER「くすぐったい。くすぐったいから、やめてえええッ♥」

    駒から声がした。

    天の月「普段は魂は取り出し、ミラーナイトにしてるけど、今回は特別、反省して貰うために、そのまま駒にしたわ。まあ、1週間、しっかり反省しなさい。」

  • 184二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 13:10:21

    >>183

    そして、駒にされた二人が、頼光達のところに転送された。

    RED RUNSAM「と言うわけで、私達は1週間の間、この姿で居ることとなりました。」

    WHITE BINDER「HERTS OF CRYPTER。どうかこれで、お許しください。」

    HERTS OF CRYPTER「良いでしょう。貴方達の再定義は、その姿が解けてからにします。それまで、しかと反省してください。」

    しかし、始めてみた奇妙なオブジェに、一部のものは驚いていた。

    紅「ひやああああ!お、おなか!お、お○ん○が、くくくくっきり…………!」

    麗衣「な、ななななな何ですかあれは…………!」

    しかし、頼光達は、あまり驚いていなかった。

    桐斗「さ、冴刃先輩。よく冷静で居られますね…………。これは、少々、刺激が…………。」

  • 185二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 14:37:32

    >>184

    頼光「いや…良くは分からないんだけどさ…」

    冴刃「何処かで見たことがあるような…」

    歌織「わたしも…」

    佳奈恵「わたしも…」

    紅「まあ…こんな体験してる訳だし…何処かにあってもおかしくないけど…やっぱりちょっと…」

    White Rabbit「分かりました、別の部屋に運びましょう。」

    Cheshire Cat「お二人とも、しっかりと反省なさってくださいね。」

    RED RUNSAM「ハイ…」

    WHITE BINDE「反省します…」

    そう言うと、女王たちは別の部屋に運び込まれていった。

  • 186二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 14:53:03

    >>185

    そして、最後の仕上げとばかりに、HERTS OF CRYPTERは頼光達に手を繋がせた。

    HERTS OF CRYPTER「では最後に、貴方達のこの世界での記憶を分離します。ご安心ください。皆様の繋がりまでは、消去いたしません。」

    そういってHERTS OF CRYPTERは、∀を描くように手を動かし、印を結ぶ。

  • 187二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 15:22:58

    >>186

    頼光「なんやかんやで色々楽しかったな。」

    了「まあ…そうだな…」

    歌織「私はもう懲り懲りよ!しっかり管理してよね!」

    佳奈恵「紅さん。よろしくお願いしますね。」

    紅「ええ、こちらこそ宜しく。」

    HERTS OF CRYPTER「最後に私からも、皆様に感謝をさせていただきます。ありがとうございました。」

    HERTS OF CRYPTERと3人の配下に見送られ、頼光たちは現実に帰還した。


    頼光「ここは…」

    歌織「カードショップよね。いつもの…」

    佳奈恵「戻ってきたんですね。」

    了「ああ…」

    紅「なんか、久しぶりに来た気がする…」

    店長「おっ、皆久しぶり…といってももうすぐ閉店時間だね…って紅さん?いやー凄い人と一緒なんだねー。」

    紅「ええ…訳あって一緒のグループに誘われて…」

    店長「そうなんだ。いやぁ〜大変だったね。紅さんも。あの後有志の検証動画が上がってね。無事に疑いが晴れたんだって。良かったねー。」

    紅「えっ…私初めて聞いたんですけど…」

    店長「ちなみに僕も協力させてもらったよ、頑張ってる子が報われないなんて可愛そうだしね。」

    紅「店長さん…ありがとうございます。」

  • 188二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 15:39:59

    >>187

    こうして、現実世界を巻き込んだ、M∀LICEの騒動は、跡形もなく終息した。


    そして、数週間後。デュエル・メタバースも正常に戻り、また活気を取り戻していた。

    そんな空間のなかで、3人の男達は、ある決断を強いられていた。

    桐斗「あの、本当にやるんですか?」

    了「仕方がないだろう。そういう約束だったんだから。」

    頼光「これで許してくれるのなら、御の字だろう。腹くくるしかないって。」

    了、桐斗、頼光の目の前にあったのは、<P>のM∀LICE達の衣装だった。どうも、女性陣とのデュエルで負けたために、頼光達は女装することになったという。

  • 189二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 17:24:24

    >>188

    佳奈恵「フフフッ…さあ、始めますよ。」

    歌織「さて、またボコボコにしてやるわ!」

    紅「さて、お相手しましょう。」

    3人ともそれぞれが自分の使うデッキのキャラクターになっていた。

    佳奈恵はエルドリッチに、歌織はジブリーヌに

    そして紅は、失楽の堕天使の姿をしていた。

    歌織「紅さん、その姿は…」

    紅「いやぁーよく分からないけど、何故か親近感をもってね。さて、『堕天使』でいくわよ。」

  • 190二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:48:26

    >>189

    麗衣「すみません、遅れました!ちょっと衣装の着付けに手間取りまして。」

    そう言って、カガリのコスプレで来た麗衣。

    紅「あらあら、とっても似合っているわ。」

    佳奈恵「まあ、素敵………。もうじき彼らも来るわね。」

    歌織「ええ。どうなるかしらねぇ?」

    そして、いよいよ、男性陣のお披露目となった。内訳は、了がCheshire Cat、桐斗がDormouse、そして、頼光が、White Rabbitになることになった。

    了「なあ、頼光はともかく、俺と桐斗はこの格好する必要あったか?」

    頼光「了さん!?俺の切り札がキスキル&リィラだからって、女装に抵抗ないみたいに言わないで下さいよ!」

    桐斗「二人ともやめましょうよ!これ以上となると、僕達「覚悟」を晒されるかもしれないんですよ!」

  • 191二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:26:50

    >>190

    歌織「ブッ…ハハハハハハッ、似合ってる…似合ってる…ハハハハハハッ…すっごいお腹痛い!」

    紅「ホント…良く似合ってるわ…ハハハハハッ!」

    佳奈恵「皆さんwww失礼ですよwwwww」

    麗依「でも、佳奈恵さん…笑うなって方が難しくて…アッハハハハハハ!」

    頼光「チクショウ!次は絶対に勝つ。」

    了「…流石にプライドが許さない…」

    桐斗「ああ…皆…」

    男達「絶対に勝つ!」

  • 192二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:40:56

    >>191

    女達「良いわよw返り討ちにしてやろうじゃないw!」

    男と女の、プライドを賭けた戦いが始まろうとしていた。そこに、

    ???「では、私達も混ぜていただけませんか?」

    みると、ピンクのロング髪の姫騎士(アイ)と、青いポニーテール(マイ)と黄色いツインテール(ミイ)のメイド騎士だった。アイは相剣、マイは蟲惑魔、ミイはトリックスター使いで、最近、メタバースで話題の3姉妹決闘者だ。何故、彼女達がアクセス出来たかというと、HERTS OF CRYPTERが、「聖域」と交渉し、アイ達を特使として派遣したのだ。なお、頼光達は、アイ達のことを正確には覚えて居ない様子。

    頼光「ええ、構いませんけど・・・。失礼ですが、何処かでお目にかかりましたっけ?」

    アイ「さあ?他人のそら似でしょう。私は、そちら側につきます。」

    そういって、アイは歌織の側に立つ。

    マイ「では、私とミイは、お兄さん達につきます。これで、人数の差は埋まるでしょう。」

    ミイ「ところで、どうして皆様は、私達みたいな格好をしているのでしょうか?」

  • 193二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:05:10

    >>192

    頼光「そこには色々と事情があってね…」

    了「詮索はやめて貰えると有り難いが…」

    マイ「趣味は人それぞれだと聞きましたし…」

    ミイ「そうですね…詮索はやめましょう。」

    桐斗「なんか趣味扱いされてる。」


    その頃、ここは何処かにあると言われる聖域

    冥神「急に来たと思ったら試合観戦とは…堕天使も暇なのだなー。」

    鏡シトリス「まあ、私達も人のこと言えませんがね。」

    失楽の堕天使「うっさい、良いじゃないの。あっ、紅、それは罠よ、気を付けて。よし、良いわよ!」

    クリスティア「まあ、我が見ているから良いだろう。おっ、紅よ!我が力を使う時ぞ!」

    鏡マルファ「歌織!気を付けて!」

    鏡イレーヌ「あっ…私達が機械族に…」

  • 194二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:25:51

    >>193

    対戦の内訳は、了と歌織、マイと紅、桐斗と佳奈恵、ミイと麗衣、そして、頼光とアイと言った組み合わせだ。

    了「さあ、シスターの皆さん。仲良くフォートレスの部品になってもらおうか!」

    桐斗「あえて先行を取った甲斐がありました!ファイナルシグマでビビらせます!」

    マイ「この人、強い・・・!私の仕掛けた罠を、全く意に介してない・・・!」

    ミイ「さあ、私と一緒に、踊りましょう。」

    頼光「何回も当たったことがあるから、傾向は分かるが、やっぱ相剣って凄まじいな・・・。」

  • 195二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:00:44

    >>194

    マイ「それだけではありません。新たなる力『登竜華転生門』を発動します!これで墓地、除外、手札にそれぞれドラゴン、幻竜、恐竜の各種族を移動させます。」

    頼光「まさかの新デッキ!」

    アイ「そしてEXデッキに創星竜華ー光巴がいますからデッキ、手札、墓地より種族が異なる竜華達を特殊召喚します。」

    頼光「うへえ〜全部3000超えが3体も…」

    紅「悪いわね。クリスティアの効果で特殊召喚を封じるわ。」

    マイ「でも、あなたも特殊召喚は…」

    紅「古典的だけど行くわよ。死皇帝の陵墓。ライフを払って現われよ。スペルビア。」

    マイ「そんな…」

    歌織「ワタシノバノシスターガゼンメツメツ…」

    了「悪いが決着だ。行け!サイバー・エンド・ドラゴン!」

  • 196二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:13:48

    >>195

    麗衣「あら、良いのかしら?だったらこっちは、剣舞と洒落混みましょうか!閃刀ー起動!!」

    ミイ「だ、ダンスなら負けませんよ!」

    佳奈恵「桐斗君、だったっけ?あんまりお姉さんをおちょくらない方が良いわよ?」

    桐斗「佳奈恵さん。まさか、ファイナルシグマを越える算段が?!」

  • 197二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:05:05

    >>196

    こうして思い思いにデュエルを楽しんでると突然場にゲートが現れた。中から出てきたのは。

    HERTS OF CRYPTER「フフフッ、楽しそうだからつい」

    RED RUNSAM「来てしまったわ。」

    WHITE BINDER「また、楽しそうな事をしていますね。」

    アイ「これは女王様。私はアイと申します。」

    HERTS OF CRYPTER「ふふっ、話しは聞いています。皆も久しぶりですね。」

    頼光「ええと…何処かでお会いしましたっけ?」

    HERTS OF CRYPTER「ああ、そういえば…改めて、始めまして。私はこの世界の女王、HERTS OF CRYPTER」

    WHITE BINDER「WHITE BINDERです。」

    RED RUNSAM「RED RUNSAMよ。」

    了「凄いな。女王が揃い踏みだ。」

    歌織「で、その女王様が何か?」

    HERTS OF CRYPTER「ええ、皆様が余りにも楽しそうだから混ぜて貰おうと。」

    バースト・バニー「あっ、見つけましたよ。さあ、私とラッシュデュエルをする方はいませんかー。楽しいですよ!」

  • 198二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 08:57:58

    >>197

    かくして、M∀LICEと「聖域」の交流会は、無事に終わることになった。

    不思議な紋章に選ばれた勇者達は、闇に沈みかけた一人の女性を、見事救って見せたのだ。

  • 199二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:20:05

    >>198

    歌織「それじゃ、紅さんの参加を祝って」

    頼光、佳奈恵、了「乾杯!」

    ファミレスでは紅の歓迎会が行われた。

    紅「ファミレスなんて久しぶり、あんまり出歩かなかったから。」

    頼光「時々みんなで集まるんですよ。」

    佳奈恵「まあ、最近は忙しくてなかなか私は参加できないんですけどね(泣)」

  • 200二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:23:17

    >>199

    紅「そうだ!今度私の配信にみんなで参加しない。」

    頼光「えっ、いいんですか?」

    紅「もちろん、私たちは仲間でしょ。」

    歌織「本当に?楽しみ。」

    こうして、新メンバーの参加と言う最高の形で冒険の幕は閉じたのだった。

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