【閲覧注意】TRPG永い後日談のネク祓ったれ本舗天元ピンチャンロニカ【part3】

  • 1二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:48:08

    ※『永い後日談のネクロニカ』というTRPG作品をNC羂索、PC五条夏油髙羽天元4名でやっていくスレとなります。
    ※どんな時空なのかは不明ですがとりあえず全員生きてます。そしてそれなりに仲良しです。
    ※こちらR-15作品となり、該当のエログロ描写がある作品ですが、規約に引っかからないようなるべくマイルドに描写するつもりです。(「実は虎杖の母親は……」など本誌並みのエグい表現がありますのでご注意下さい)
    ※ダイス次第でキャラクターの殺し愛や雑多なCP描写がされることがございますのでご注意下さい。

    以下、以前のスレと進んだ分のシナリオを記載していきます。

  • 2二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:48:33

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  • 3二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:49:22
  • 4二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:53:00

    名前:五条悟
    享年:29歳
    暗示:破局
    ポジション:コート
    メインクラス:レクイエム
    サブクラス:ステーシー
    武装6 変異1 改造2
    記憶のカケラ:【笑顔】【炎】【森の家】【避難シェルター】
    スキル:【助言】【死の手】【子守唄】【銃神】【死に続け】
    未練:
    【たからもの】への【依存】■■□□
    【夏油】への【憧憬】■□□□
    【髙羽】への【保護】■■□□
    【天元】への【依存 】■■□□
    最大行動値:6+6=12
    初期配置:花園
    強化パーツ:
    『頭』【カンフー】【アドレナリン】【リフレックス】
    『腕』【狙撃ライフル】【ショットガン】【対戦車ライフル】【合金トランク】【ビーズの花飾り】(たからもの)
    『胴』【あるびの】【救急箱】
    『脚』【写真】(たからもの)

    や、久しぶり。
    君の顔は二度と見たくなかったが、こうして出会ってしまったからには仕方がない。しっかりと仕事をしてあげよう。
    その【あるびの】の目立つ色彩は敵も味方も惹き付けるだろうが、【狙撃ライフル】と【ショットガン】、二丁の銃を使い分け遠距離から味方に【助言】する狙撃手となった君には寧ろ良い餌かもね?
    近付いてきた敵は【合金トランク】で弾き返して【カンフー】の徒手空拳で翻弄してやるといい。
    君の【死の手】で【死に続け】仲間の死肉どもに【子守唄】を歌ってやるといいさ。

  • 5二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:53:40

    名前:夏油傑
    享年:27歳
    暗示:反転
    ポジション:ソロリティ
    メインクラス:ロマネスク
    サブクラス:タナトス
    武装3 変異1 改造3
    記憶のカケラ:【ふとん】【愛犬】【野苺】【呪い】
    スキル:【優雅】【号令】【内緒話】【愛撫】【死の舞踏】【死神】【殺劇】
    未練:
    【たからもの】への【依存】■■□□
    【五条】への【恋心 】■■□□
    【髙羽】への【執着】■■□□
    【天元】への【嫌悪】■■□□
    最大行動値:6+6=12
    初期配置:煉獄
    強化パーツ:
    『頭』【アドレナリン】【ボイスエフェクト】【カンフー】【ビーズの髪飾り】(たからもの)
    『腕』【アームバイス】【鉄球鎖】【本】(たからもの)【芝刈り機】
    『胴』【しんぞう】

    やあやあ。あの時の君、ホンっと面白かったよ!
    まさか泣き崩れるだけだった君がみんなのリーダーになるなんてね、また壊しがいがありそうで楽しみだ。
    大丈夫。【優雅】な【死の舞踏】を舞ったかと思えば力強い【カンフー】の動きも見せる君に、誰もが釘付けになるだろうさ。
    そうして【死神】の【愛撫】に夢中になった馬鹿な猿どもには【アドレナリン】全開で【鉄球鎖】をぶち込んでやるといい。
    差し伸べる手を物理的に力強くしてくれる【アームバイス】と声を届ける【ボイスエフェクト】で、精々同じ轍を踏まないように足掻いてみせなよ。
    その絶望が、苦しみが、私の退屈を紛らわせる最高の娯楽になるのさ!

  • 6二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:54:52

    名前:髙羽史彦

    享年:35歳

    暗示:絶望

    ポジション:アリス

    メインクラス:ロマネスク

    サブクラス:ステーシー

    武装1 変異3 改造2

    記憶のカケラ:

    【双子】【図書館】【個室】【戦火】

    スキル:

    【負けない心】【お姫様】【円舞曲】【庇う】【肉の盾】【再生】

    未練:

    【たからもの】への【依存】■□□□

    【五条】への【友情 】■■□□

    【夏油】への【対抗】■□□□

    【天元】への【対抗】■■□□

    最大行動値:6+5=11

    初期配置:煉獄

    強化パーツ:

    『頭』【人形】(たからもの)【けもみみ】

    『腕』【ゾンビボム】【チェーンソー】【ビーズの飾り紐】(たからもの)

    『胴』【しんぞう】【スチールボーン】【サイボーグ】【やぶれひまく】


    懐かしいな、覚えてる?私が最初に驕倪?窶イ隴?陋サ譏エ竊楢??笆イ邵コ貅倥>郢晢スウ郢?繝」郢晏ウィ窶イ陷キ蟶吮味邵コ?」邵コ貅假ス鍋クコ?郢ァ蛹サ?

    邵コ繧?隴弱e?郢ァ髦ェ?・邵コ?ェ隰?髯ヲ阮吮?イ霎滂ス。邵コ荵昶夢邵コ貅伉ー郢ァ闃ス蜊碑怏?エ邵コ蜉ア笳?ケァ蛹サ?邵イ繧会スオ莉呻スア?陷キ蟶?陷キ蟶吮?隰鯉スサ郢ァ髮?郢ァ蟲ィ竊醍クコ荵昶夢邵コ貅假シ?邵イ

    だけど今は違う。君の身体でそれを証明してみせたから見てご覧。

    君は【スチールボーン】で出来た【時計仕掛け】の身体で【ゾンビボム】まで抱えた悲しき【サイボーグ】だ。

    だけど、その胸には誰より脈打つ【しんぞう】があるし、頭には誰よりよく音を聞ける【けもみみ】が揺れている。

    その半端な身体で仲間を【庇う】その次の瞬間、敵を【チェーンソー】でズタズタに切り捨てて傷付ける。

    それでも、矛盾を負いながら【負けない心】で無様に踊る【円舞曲】が何処まで持つのか……精々魅せてくれよ、兄弟。

  • 7二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:55:28

    名前:天元
    享年:不明
    暗示:絶望
    ポジション:ホリック
    メインクラス:タナトス
    サブクラス:レクイエム
    武装6 変異0 改造2
    記憶のカケラ:
    【お茶会】【星空】【オルガン】【料理】
    スキル:
    【修羅】【業怒】【加速する狂気】【災禍】【殺劇】【集中】
    未練:
    【たからもの】への【依存】■■■□
    【五条】への【友情】■■■□
    【夏油】への【独占】■■□□
    【髙羽】への【保護 】■■□□
    最大行動値:6+5=11
    初期配置:煉獄
    強化パーツ:
    『頭』【アドレナリン】【カンフー】【発勁】【スパイク】
    『腕』【空飛ぶギロチン】【ビーズの指輪】(たからもの)【手鏡】(たからもの)【バール】、【ジョギリ】
    『脚』【有刺鉄線】

    ■■■■。
    驕倪??陷?ツー郢ァ陋セ???。陷?スコ邵コ蜉ア?竏壺旺邵コ?セ邵コ?、邵コ霈披斡邵コ繧?ス顔クコ?オ郢ァ蠕娯螺雎?スサ闖エ隰趣スコ?コ陟厄ス「邵コ?ョ邵コ?笆?邵コ?ョ闕ウ?邵コ?、邵コ?ォ隰瑚??願叉荵昶?イ邵コ?」邵コ貴様に相応しい、【災禍】のような身体に仕上げてやったぞ。
    戦場の貴様は【アドレナリン】の趣くまま【バール】を振り回し【空飛ぶギロチン】を繰り【殺劇】を繰り広げる【修羅】だ。
    その脚の【有刺鉄線】は誰もかもを傷付け、ただの【カンフー】の一撃ですら憐れな死体を転がす一助になるだろう。
    何に【集中】しているのかは知らないが、まあいいさ。
    他の連中が貴様の本当の姿に気付くまで、たのしい仲間ごっこでもしているといいさ。
    ■■■■。

  • 8二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:55:59

    『あ、あのお!だ、誰ですか!?』
    『……おや、その声は……女の子かな?驚かせてしまってごめんね』
    『どう……どうしてこんな所で、歌ってたん、ですか?』
    『…………人が沢山いる時は、ここに隠してもらっているんだ。私の姿は皆をびっくりさせてしまうから』
    『……。私、天内理子です。あなたは?』
    『──私?私は──』

    ご注意
    ・現実と虚構の区別がつかない方
    ・生きているのが辛い方
    ・犯罪行為をする予定のある方
    ・何かにすがりたい方
    ・殺人癖のある方
    ※この世界には精神的嫌悪感を与える表現が含まれています。上記に該当する方は生存をご遠慮くださるよう、あらかじめお願い申し上げます。

    「おかえり」

    家に戻り、ぬるい平穏に戻っていた君たちのところへ、1冊の簡易冊子が届く。
    それは奇しくも、五条悟と夏油傑が生前に暮らしていた避難シェルターのパンフレットであった。
    誰がこの冊子を送ったのか?その意図は何なのか?
    裏に隠れた何者かの意図が掴めない不安感を抱えたまま、君たちは五条悟と夏油傑に付きまとう過去の影へ迫るべく、思い出の場所へ乗り込むことに決めたのだった……。


    シナリオ名『玉折メランコリー』

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:56:41

    羂索「『クリーンルーム』の時に『犬の十戒』を引用したように、注意書きの文には元ネタがあるよ。

    R18のゲームだから閲覧注意だけれど、とても強烈なテーマを扱っていて、好きな人はとても好きなんじゃないかな。

    主題歌もあるから興味があるなら調べてみるといいよ。注意書きの文で検索すれば出てくるから」


    羂索「さて、今度こそ正しく地図を見て、無事に家に帰り着いてしばらく経った頃から物語は再開するよ。

    今日も相変わらず青空の見えない、森の外は自我があるのかないのか分からないアンデッドが彷徨っている、そこまで爽やかでもない朝がやって来た。

    ゆるく日常生活を送る君たちだけど……さて、何をしようか?」

    五条「ネクロニカの世界だから多少はしゃーないけど、もうちょっといい感じの描写で朝を迎えさせてくんない?【dice1d4=2 (2) 】」

    夏油「この世界の朝は小鳥じゃなくてマガドリが鳴くのかな【dice1d4=4 (4) 】」

    髙羽「えーやだ、うるさそぉ【dice1d4=1 (1) 】」

    天元「今日はなにをしようかな【dice1d4=1 (1) 】」


    ※1.家事、2.身の回りのこと、3.ラフさんの世話、4.遊ぶ

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:57:08

    五条「まずは歯磨いてぇ〜髪整えてぇ〜」
    天元「そろそろ3階の掃除をしないとね」
    髙羽「あ、天元様。掃除手伝うッス!あれ開けるの大変ですし!」
    夏油「今日はあの棚の本読破するぞー。って誰もラフさんの世話に行かないのかい!?」
    髙羽「じゃあ俺3階のハシゴ下ろしたら1回ラフさんの世話行くわ!天元様すんません、後から合流します」
    天元「いやいや、そんなに手間のかかる事でもないから大丈夫だよ」
    羂索「じゃあそれぞれ分担して色々やっていた君たちだけど、髙羽。
    君がラフさんにみずをやったり雑草を抜いたりしてやっていたところ、ラフさんが触手を伸ばして背中をつんつんとしてくるよ」
    髙羽「ん?どした、ラフさん?」
    羂索「君が振り返ってラフさんに近付くと、ラフさんは君にあるものを手渡すね。
    ……それは、ある避難シェルターのパンフレットだ」
    髙羽「お?おぉ……」
    羂索「どうする?」
    髙羽「とりあえずみんなに見せてみるかな。
    なぁ〜!なぁみんな〜!ラフさんが何か避難シェルターか何かのパンフレットくれたんだけど!って家に駆け込むぜ」
    五条「何か何かうるさいなー。はいはい、見せて見せて」
    夏油「ニューエデンにもそんな冊子がいくつかありましたね」
    天元「すまない髙羽、3階からだとあまり聞こえなかった。今なんて?」

  • 11二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:57:41

    羂索「天元は置いといて……みんな、パンフレットを見た?」
    五条「見たんじゃね?」
    羂索「では五条と夏油。君たちはこのパンフレットに記載されている景色に強烈な既視感を覚えるよ」
    夏油「……まさか」
    羂索「そのまさかだ。
    『皆様のお家を忠実に再現します』『地上と同じ生活をご提供』
    謳い文句と共に写真や仰々しい設備の説明文が掲載されているパンフレットの避難シェルターは、自分が生前住んでいた場所で間違いないと君たちは確信するよ。
    そしてついでに君たちはその避難シェルターがあった位置も正確に思い出すね」
    髙羽「そっか。五条くんと夏油くんと9.9割俺じゃないと思いたいタカバは同郷っぽいもんな」
    天元「あの様子なら10割君ではないと思うが……」
    羂索「──さて、君たちはもちろん五条悟と夏油傑の故郷が気になるよね?
    自分の記憶のカケラを辿りたいよね?
    何しろあの”タカバ”も住んでいたらしい場所だ。”タカバ”が全員の記憶の中に足跡を残していた以上、気になって仕方がない筈だ。
    避難シェルターへ、行くよね?」
    五条「強制じゃないけど強制レベルで誘導が露骨でウケんね。まあ行くけどさ」
    夏油「一度逃げ出しているらしいのが気になるが、パンフレットが送られて来たということは一方的に居場所を知られているということ。このままでは安心して生活ができないからね」
    髙羽「なんでタカバが酷いことをしたのか気になるし、五条くんと夏油くんのこと、もっと知りたい!」
    天元「途中からしか話に参加していないが、みんなの助けになりたいから付いて行こう」
    羂索「じゃあ君たちは早速準備をして避難シェルターがある場所へ行くことにした。出発だ!」
    五条「また留守番頼むなラフさん!」
    夏油「お土産持って来るよラフさん」

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:58:12

    羂索「はい、記憶を頼りにそれらしい場所に辿り着いたよ。

    一見何もない荒野に見えたけれど、よくよく見ると地面に金属扉が設置されているね。

    不自然にひしゃげており、普通に開けることが出来なさそうだが、経年劣化が激しいため壊すことなら出来そうだ。

    さて、行動判定だよ。補正は+1、【バール】などの攻撃マニューバがついたパーツが使用可能だね」

    五条「己の拳一つで行くぜ!あ、パーツのこぶしじゃなくてな?【dice1d10=5 (5) +1】」

    夏油「大失敗が無いなら【鉄球鎖】を使おうかな【dice2d10=4 3 (7) +1】」

    髙羽「【チェーンソー】だと耳痛くなりそうだから【こぶし】でぶん殴る!【dice2d10=4 9 (13) +1】」

    天元「こういうところで活用すればいいのか。【バール】を使おう【dice2d10=6 6 (12) +1】」

  • 13二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 23:59:18

    夏油「悟の拳で打ち砕けるのに私の【鉄球鎖】ではびくともしないのはどういうことなんだ……」

    五条「俺ってばドールになっても最強だからさ!」

    夏油「近接からっきしのはずだろ君のドール」

    羂索「まあまあ。君たちの攻撃により、金属扉には人一人通れそうな穴が空いたよ。

    底から中を伺うと、コンクリート製の階段が更に地下の奥へ奥へと続いているのが見えるね。

    もちろん君たちは先へ進むよね?」

    髙羽「GOGOGO!」

    天元「足元に気を付けて下りよう」

    羂索「地下へ降りていくと、その先にも扉がいくつか用意されていたが、いずれも既に解錠されており先へ進むことは容易だったね。ただ、道はかなり長いよ」

    髙羽「二人の故郷ってどんなとこだったんだろうな。パンフレットがホントとは限らないだろうし……実はメッチャスゴい要塞かも!?」

    夏油「さぁ……。……犬が2匹飼えていたくらいですから、それなりに環境が整っていたことは確かだと思います。

    髙羽「あー、空気濁ってたらみんな死んじゃうもんなぁ。じゃあデッカい空気清浄機はあるとして……」

    夏油「……悟」

    五条「んー、何?」

    夏油「私たちの記憶から予想するに、ここであまり気分の良いものは見れないだろう。辛くなったら……」

    五条「頼ってくれって?」

    夏油「うん」

    五条「僕の台詞取らないでくれる?本当カッコつけだな!」

    天元「五条、夏油はそれだけ君のことがす」

    夏油「髙羽さん!!しりとりしませんかしりとり!!私から始めますね!?りんご!!」(天元……この人は偶に髙羽さんより制御効かない時があるからほんっっとうに……!)

    髙羽「お、おう。ゴマアザラシ……」(……夏油くん、大変だなぁ)

    五条「あ、僕もするする〜。芝刈り機!次、天元様」

    天元様「キッシュ」


    対話判定

    五条【dice1d10=5 (5) 】

    夏油【dice1d10=6 (6) 】

    髙羽【dice1d10=6 (6) +1】

    天元【dice1d10=7 (7) 】

  • 14二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:00:15

    夏油:【たからもの】への【依存】■□□□

    髙羽:【天元】への【対抗】■□□□

    天元:【五条】への【友情】■■□□


    羂索「そして、歩き続けること半刻……元々は広大な地下街だったであろう廃墟にたどり着くよ。

    ──人工太陽が消えて暗闇に包まれたそこは、見るも無残な有様だ。

    広大な土地にはかつて建物だったであろう、木製、コンクリート製、金属製と様々な種類で出来た廃墟と呼ぶのも憚られる残骸。

    長年整備されずにひび割れてあちこちがぼこぼこと飛び出した道。

    そして何より……おびただしい数の白骨死体だ。

    まるでオブジェかのように人間の骨があちこちに放置されており、見るに耐えない状態だよ。

    という訳で狂気判定のお時間だ!補正は-1ね」

    五条「やっぱりこうなってるか……【dice1d10=1 (1) -1】」

    夏油「まあ、私たちがここから逃げ出している時点で無事な筈はないよね【dice1d10=9 (9) -1】」

    髙羽「ミンチよりヒデェや【dice1d10=10 (10) -1】」

    天元「確かに肉が無くなって骨だけになっているからね【dice1d10=10 (10) -1】」

  • 15二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:01:12

    五条:【夏油】への【憧憬】1点増加■■□□


    五条「ケッ!【はらわた】損傷しまーす!」

    髙羽「し、【死に続け】で治そうな!バトルパートの時!」

    羂索「今度は五条の調子が悪いタイムかな?

    気を取り直して辺りを観察した君たちは、まだ原型を留める建物がいくつかあることに気が付いた。

    探索をするよ、ということで一人一回賽を振って『廃墟の街で……表』の効果を受けてね。この辺りに覚えのある五条と夏油は補正+1だよ」

    五条「ちゃっちゃと探しますか!【dice1d10=7 (7) +1】」

    夏油「ふぅ、とりあえず1は回避できる……。【dice1d10=7 (7) +1】」

    髙羽「こういうのワクワクするよな!何が出るかな!【dice1d10=2 (2) 】」

    天元「前回は蟲が出たけれどここは何が出るんだろうね【dice1d10=9 (9) 】」

  • 16二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:01:59

    羂索「まずは仲良しな数字を出した五条、夏油。

    古びてはいるが破壊の跡が一つもない綺麗な場所を発見したよ。

    時折見かける日常の痕跡、銃弾の一つ血痕の一つもない場所……。

    それを不自然と思う価値観、己に仕込まれた戦いのための能力に、2人は思わず自嘲するね」

    五条「そういや、僕らの能力も不自然なんだよね」

    夏油「というと?」

    五条「だってあんな風にメモをくれたアンデッドがこんな風に武器を持たせて変なパーツくっつけて……ってさ、やりそう?」

    夏油「絶対にやらないだろうね、メモを見る限り。…………つまり君が言いたいのは、パンフレットを送って来たやつが、私たちをこんな風に弄ったんじゃないかってこと?」

    五条「そ」

    夏油「──私もそう思う。そして私は、そいつが誰なのかも勝手に決めつけているよ」

    五条「……。」

    夏油「もし本当にそいつがアレだったなら、私に戦う力を与えたことを後悔させながら死んで貰う……そう決めているんだ。悟にも止めさせないよ、これは」

    五条「いや、止めねぇよ。僕も同じ気持ちだから。……一緒にやろうな」


    対話判定(NC判断で+1補正)

    五条【dice1d10=10 (10) +1】

    夏油【dice1d10=2 (2) +1】

  • 17二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:02:50

    夏油「さっきから何なんだこのダイスは……大きい数字が多いのが幸いだけれど……」

    五条「お、大成功〜!何が出っかな。強制変更じゃねぇから気楽気楽!【dice1d10=7 (7) 】」■□□□


    羂索「次は髙羽だね。

    君はある廃墟の中に、砂埃を取ればかろうじて写る鏡を見つけたよ。中に映るのは、記憶にあるのとは違う男の顔。違和感が不安になって、君は逃げるようにして建物を出たよ。

    じゃ、まとめて天元も。

    廃墟の地下室にちょっとしたワイン蔵を見つけるよ。死んだ体にアルコールの意味はないかもしれないが、お洒落で大人っぽいそれを少しくらい飲んでみるのも一興かもしれないね」

    髙羽「人間に【けもみみ】なんか生えてるわけないしなぁ。今の俺【サイボーグ】だし【やぶれひまく】あるし何の生物?ってなるよな。そもそも生きてないけど……」

    天元「……NC、ワインは持ち出せるのかい?」

    羂索「んー?うん。持ち出せるよ」

    天元「髙羽にワインを持って行ってやりたい」

    羂索「いいよ〜」

    髙羽「えっ!オホン!……ええと、天元サマ?その手にある高級そうな飲み物は……?」

    天元「ワインとグラスをちょっとくすねて来たんだ。一緒に飲むかい?」

    髙羽「いいのぉ!?ありがとうございまっす!ゴチになるッス!」

    天元「…………如何かな?」

    髙羽「あはは!何か楽しくなって来ましたね!え?これ何年産のやつだ〜?ええっとぉ」

    天元(少し元気がなさそうに見えたが、陽気になったようでよかった)


    対話判定

    髙羽【dice1d10=7 (7) 】

    天元【dice1d10=1 (1) 】

  • 18二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:04:05

    羂索「さて、ここから続きの始まりだ」


    夏油「【友情】だね」

    五条「お、【友情】な〜。俺的にはこっちのが何か『それっぽい』からこっちにする!」

    羂索「なるほど、そういう効率度外視プレイングもありだね」(【恋心】→←【友情】とかリアルで考えたら残酷過ぎてウケるんだけど)

    五条「……あれ?なんで髙羽と天元サマまでこっち来たの?」

    天元「髙羽への未練強制変更だよ【dice1d10=10 (10) 】」

    髙羽「い、今まで【保護】だったからまだマシだったけど、どうなるんだ……!?」


    羂索「じゃあそんな感じで辺りを見ながら歩いていると、他に比べて更に原型をちゃんと留めている建物が3件立ち並んでいるのを見つけるよ。

    それぞれ日本家屋、一般的な2階建て木造住宅、西洋屋敷風の家といった感じだ。どこから見ていこうか?」

    夏油「2つは何となく予想がつくけれど、1つはどこだ……?じゃあ【dice1d3=3 (3) 】かな」

    五条「西洋屋敷ねぇ……あ、気になるのは【dice1d3=2 (2) 】」

    髙羽「【dice1d3=2 (2) 】!五条くんと夏油くんには何か分かるものがあるのか。また羂索の悪趣味〜ってヤツ出たの?……天元様?」

    天元「ああ、いや、そうだね……。【dice1d3=2 (2) 】を見に行ってみたいかな」


    ※1.日本家屋、2.普通の家、3.西洋屋敷 意見が割れたりバラバラだったりした場合1から回る

  • 19二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:15:32

    天元「【信頼】か。全員行動値-1はかなり痛い。発狂させないようにしなければ……」

    髙羽「隙あらば対話判定お願いしていこうな!!」


    羂索「普通の家にたどり着いたよ。一般的な2階建ての木造住宅だったようだが、半壊して左側がぺしゃんこになってしまっているね。

    ……夏油。君は近付いて見てみたことで、ここが自分の家だと思い出すよ」

    夏油「実家のような安心感」

    髙羽「実家だよ!」

    羂索「さあ、君たちは更なる記憶のカケラを求めて家探しをしようとするけれど、瓦礫だらけの場所に踏み入るのには危険が伴うよ。

    行動判定で無事辺りを探れたか聞いてみようか?使えるパーツは【ほね】【けもあし】などの移動パーツだ」

    髙羽「夏油くんのお家ってお寺じゃないんだ?あ、俺【ほね】使うぜ!【dice2d10=1 4 (5) 】」

    夏油「ええ、私は一般家庭出身です。どうやらあちらでもそのようで。……袈裟を着ているからといってお坊様だとは限りませんよ。もしかすると、天狗かなにかかもしれません【dice1d10=4 (4) 】」

    五条「傑。【dice1d10=1 (1) 】」

    天元「うーん。【発勁】で探すのは駄目かい?」

    羂索「いや、駄目では……ないけど……。えーと、大失敗した時に強化パーツが勿体なくない……?」

    天元「それもそうだね【dice1d10=4 (4) 】」

    髙羽「張り手で瓦礫の山ふっとばす天元様想像しちゃったぜ……」

  • 20二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:18:45

    で、出目が

  • 21二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:23:04

    「「「「出目低っっっっく」」」」
    羂索「全員失敗って……ぷふっ……。じゃあ髙羽は【ほね】損傷、一番数値が低い五条はうっかり基本パーツを1つ損傷するね」
    五条「はぁ〜……【こぶし】でもやっとくわ……。たく、なんなんだよさっきから!ジェットコースターかよ……」
    羂索「で、怪我人は出たけど、無事目ぼしいものは発見できたよ。
    まず、使い古された紐のおもちゃや、ぬいぐるみなどの犬用グッズが見つかるよ。
    これを見て、夏油は更にミミコとナナコのことを思い出すだろう。
    2匹ともプードルで、元気いっぱいな金毛がナナコで大人しい黒毛がミミコ。
    家に来たのは夏油が高校に上がってからで、悪質ブリーダーから保護された犬たちだ。
    最初は異常に怯えていたが、夏油家の愛情を受ける内に元気いっぱいに大きく育っており、これからもそうなる筈だった……。」
    夏油「……。」
    羂索「あっははは!そう睨まないでよ、夏油傑。
    後、君たちは庭の物干し竿に少し薄汚れたヘアバンドが掛けられているのを見つけたよ。柄のないシンプルな白のヘアバンドだ」
    五条「!」
    夏油「………………。」
    天元「ん」
    髙羽「え?へ?」
    羂索「夏油はこのヘアバンドを見て、君は記憶を揺り動かされるよ」

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:33:32

    「おーい、夏油!妾が来てやったぞー!宿題教えんかー!沖縄旅行までに終わらせとかんと心から楽しめんとか言ったの貴様じゃろ〜〜!」

    あなたの傍には一人の少女が居た。彼女の名前も顔も、関係さえも忘れていたけれど、その笑みは心に残っていた。彼女を愛している。あなたは、そんな笑みを見せてくれる仲間も愛している。


    羂索「夏油、君は記憶のカケラ【少女】を手に入れると共に、天内理子の情報を思い出した。

    そして五条も記憶のカケラは手に入らないものの、天内理子の情報は思い出すよ」

    髙羽「面白い口調の女の子だな!」

    五条「……もう文句を言う気にもなれねぇわ」

    天元「すまな」

    夏油「謝らないで下さい、馬鹿らしい」

    髙羽(え。突然のギスギス!?ここは何かギャグをかますべきか!?えっと、ええと)

    髙羽「行き当たりもっこり」

    「「「「……。」」」」

    夏油「ふっ」

    髙羽「苦笑いされたぁ!えーん!」

    羂索「天内理子は近所のお嬢様学校の中学生だね。

    誘拐されそうになっていたところを助けたのをきっかけに、たまにつるむようになった。

    彼女主催で沖縄へ旅行に行ったこともあって、その時はみんなで海や旅館や水族館やで楽しく大騒ぎだったよ。

    ……ちなみに、思い出せるのはこんな風に楽しいことばかりで、避難シェルターの末路に関係ありそうな記憶は思い出せなかったね。

    そして【理子のヘアバンド】をたからものとして持っていけるけれど、どうする?」

    夏油「悟、君が持って行きなよ」

    五条「いや、傑が持つべきだろこれは」

    【dice1d2=1 (1)

    ※1.五条、2.夏油

  • 23二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:41:35

    五条「じゃあ……俺の頭に付けるわ」

    夏油「そうしてくれ。では、次は2番目に多かった、と言っても私が言ってただけだけど……西洋屋敷に行こうか」

    髙羽「さんせーい!」

    天元「……うん、行こうか」


    羂索「ふーん、この探索順か。ふふふ……

    元々は庭のついた西洋屋敷風の家だったようだが、横から何らかの衝撃が加えられたように建物の中身が抉られている。

    瓦礫はあまり無いが広いため、目ぼしいものを見つけるのは骨が折れそうだ。

    さて、行動判定の時間がもう一度来たね。使用可能パーツは【のうみそ】【めだま】などだよ」

    五条「こうなったら一か八かで【めだま】行くか!【dice2d10=1 7 (8) 】」

    天元「私も【めだま】を使おう【dice2d10=5 2 (7) 】」

    髙羽「怖いから無振りで……【dice1d10=5 (5) 】」

    夏油「同じく。【dice1d10=7 (7) 】」

  • 24二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:47:16

    五条「っぶねぇな!探索だけで【はらわた】【こぶし】に【めだま】まで損傷とか最悪過ぎるだろ!」
    夏油「何故か綱渡り気味だね……」
    羂索「じゃあ五条と夏油はホコリだらけの机の上に、不自然に綺麗さを保つ謎のノートブックが乗っているのを見つけたよ。読んでみるかい?」
    五条「お、読む読む」
    羂索「じゃあ中身をざっと読んでみたところ、それは学生をしている少女の日記だということがわかったね。
    前半の方を少し読んでみたけれど、日常の他愛もない事柄や愚痴、嬉しかったことや楽しかったことなどが書かれているだけでそう重要な情報は無さそうに見えたよ。もっとしっかり読み込んでみるかい?」
    五条「おう!」
    羂索「君たちだけで?」
    五条「……あー……。あ?」
    夏油「どうする悟」
    髙羽「『死なばもろとも』だろ?全員で読もうぜ!」
    天元「ああ、私も読ませてほしい」
    五条「……じゃ、全員で」
    羂索「うん、じゃあ君たちは少女の日記の中から目を引く内容のものをピックアップできたよ」

  • 25二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:49:10

    ○月○日
    けんじゃくの家に通りかかった時、奇妙なことが起こった。
    なんと!物置だと言われている建物から、女の人の歌声が聞こえたのだ!まさかユーレイ!?
    また今度遊びに行く時がちょっと怖い。

    ○月○日
    びっくりした。
    本当にびっくりしたので誰かに言いたいけれど、私とその人だけのヒミツだと言われてしまったのでここに書く。
    けんじゃくのお母さんに出会った。
    前に聞いた物置の歌声の正体がこのけんじゃくママだったようだ。ほんっとうにびっくりした!!!
    どうしてそんなところにいるのか聞いたら、見られるとびっくりされてしまうような見た目をしているから隠してもらっているのだそうだ。
    こちらからするとその事実の方がびっくりなんだけど。

    ○月○日
    小テストがあったけれど、事前準備してたからバッチリ!だと思う。
    次こそは黒井に怒られないように!
    またけんじゃくママとこっそりお話した。
    けんじゃくの話をしてあげるととっても喜ぶ。
    どうやらけんじゃくは外であったことをママにあんまり話さないらしい。意外。何でもベラベラ言いそうなのに。

    ○月○日
    日本史が丸暗記させられるばっかりでしんどい。
    年号が頭に入らない〜
    けんじゃくのお母さんは、あそこに、自分で居るんじゃなくて、閉じ込められているのかもしれない。
    そうだとしたら、どうしよう。
    何も思い付かないや。

    ○月○日
    何を、どう書けばいいのか、分からない。
    ちょっと心の整理をしようと思う。

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:51:03

    羂索「ここで君たちは、あるページだけ他のページに縁を折り込んで開き難くしてあることに気が付くよ。開いて読んでみるかい?」
    夏油「……。」
    五条「……。」
    夏油「読む、読むよ」

  • 27二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:51:44

    けんじゃく……ついに名前が出てきたか…

  • 28二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 00:52:54

    ○月○日
    私の日記を見ている人へ、
    今頃私は高羽けんじゃくに殺されているかもしれません
    高羽けんじゃくは人間のフリをしたアンデッドです
    お母さんを長生きさせるために、この町の人たちをこっそり殺しています
    警察もグルです、研究結果を共有してもらうために事件をモクニンしているのです
    私は、高羽けんじゃくの所から、彼のお母さんを助けに行きます、
    お母さんは、けんじゃくがみんなの命で長生きの研究をしているのを、とても嫌がっています
    もしかしたら、自分がいなくなれば、研究をやめてくれるのではないかと言っていました
    だから私は、お母さんを外に逃がす計画を立てました
    みんなとは、もう一緒にいられなくなると思う、けれど、みんなが幸せに暮らすためにがんばります
    計画が上手くいきますように。
    あーあ。悟、傑、硝子。←漢字合ってるかな。一回こう呼んでみたかったな。

    みんな、元気でね、

  • 29二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:03:41

    羂索「最後の記述は、この日記最後の文章でもあったね。ちなみにページはまだまだ余っているよ。

    ……そして、五条、夏油。君たちは理解するだろう。

    このノートは天内理子の日記で、ここはかつて天内家であった場所であると。

    さて、ショッキングな事実に補正-1で狂気判定だけど……。髙羽、天元。君らも補正-1で狂気判定を受けてもらうよ」

    髙羽(現実逃避しよ。髙羽の漢字ちがーう!【dice1d10=1 (1) -1】)

    五条「オマエ……そういう悪役なの?【dice1d10=9 (9) -1】」

    羂索「悪役には自分の嫌いな人間の要素を詰め込めって言うだろ?

    まあ、演じる上で愛着を沸かすためにも良いと感じる要素も入れておくべきだと私は思うけどね」

    夏油「猛烈な悪寒がする【dice1d10=8 (8) -1】」

    天元「大丈夫、ではないか。深呼吸をするといいよ」(長生き……か【dice1d10=10 (10) -1】)

    羂索「……ところで」


    羂索「高羽けんじゃく、その字を見て……髙羽、君は強烈な違和感を感じるよ」

    髙羽「っうえ……?」

  • 30二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:07:24

    髙羽:【天元】への【対抗】1点増加■■□□&【はらわた】損傷


    おれ、い、いま、ど なって  ?

    『おーい!おーい!羂索っ。オマエまた籠りっきりで本ばっか読んで。猫背になっちゃうぞ!』
    『うるさいなぁ、君はこれでも読んでなよ』
    『ルドルフとイッパイアッテナ?……へぇ。…………』
    『……いや、単純か。君さぁほんとに私の兄弟?』
    『失礼だな!今集中し始めだから後にして!』

    あ、たま なく  なた
    だいじ だいじは    わす れ だめ、だめだから こぼしちゃ だめ あつめ あつ な と……

    『なぁ!けん■くお医者さんになれたんだって!?スッゲーじゃねぇか、髙羽先生誕生だ!俺までなんか偉くなった気分!やったなぁ!』
    『表向きはね』
    『?』

    か あさん  ……け けん …………なんだ っけ だいじ、だいじな のに

    『イタタ……ありがとな■ん■く。あーあ。あちこち戦争戦争で世界から笑顔が消えてる今こそお笑いが必要だって思うんだけどな……』
    『民衆の多くはそうは思わないってことだ。そんなことをしている暇があったらお国を支えろってね』
    『分かるけど、理屈では分かるけど、何か違うっていうか……。堅苦しくてやになっちゃうな!』
    『そーだね』

    だ  いじ が   なく なっ …… おれ が   な  なっちゃ  う

  • 31二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:13:51

    『………………■■■■はスゲーよ。昔から沢山勉強してたもんな、お医者さんだけじゃなくて技術屋みたいな出来るようになってさ……』

    『別に、みんなみたいに『死人使い』『ネクロマンサー』って呼べばいいでしょ。

    ──てかさ、今からされること分かってんの?』

    『そりゃ分かってんに決まってるじゃん。俺、何回か手伝ったことあるだろーが』

    『その後決まってゲロってた上に今も怖くて怖くて震え止まんないくせに、よくそんな偉そうに言えるね』

    『そりゃ……怖いよ。でもさ、のこらなきゃいけない方がよっぽど怖いだろ?』

    『……はぁ』

    『それに、■■■■は■■■■だ。『死人使い』や『ネクロマンサー』なんて名前じゃねぇ』

    『…………。』

    『■■■■の分まで戦争で頑張ってくるからさ』


    『──母さんを、頼んだぜ』


    い やだ  ……いや   うぅ う ううう アァ あ……





    「…………破棄だってさ。君、ろくに戦わなかったらしいじゃん、あんな大層なこと言っといて」

    「本当、単純。単純過ぎて救えない。笑っちゃうね」


    「さてと。どうせ捨てるんだからさ、色々試させてね。いいでしょ?──兄さん」

    あなたをこんな体に変えた”あいつ”について、ほんの少しだけ覚えている。感謝を感じたりするものだろうか?”あいつ”にとって、明らかにあなたは玩具だったというのに。


    羂索「はい、髙羽。君は記憶のカケラ【ネクロマンサー】と『髙羽羂索』という名前を思い出すよ。

    で、双子の弟にアンデッドにされたという事実を思い出した髙羽は、補正なしでもう一回狂気判定ね」

    髙羽「っあ……は?…………?……!?【dice1d10=3 (3) 】」

    五条「…………………………一度色々整理したい。情報雪崩のように来すぎだろ……」

  • 32二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:17:19

    髙羽兄弟…生前はふつうに仲良さそうで…

  • 33二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:18:50

    懐かしいな、覚えてる?私が最初に弄ったアンデッドが君だったんだよ。
    あの時はろくな技術が無かったから苦労したよね。結局君は君に戻り切らなかったし。
    だけど今は違う。君の身体でそれを証明してみせたから見てご覧。

  • 34二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:38:20

    髙羽:【たからもの】への【依存】■■□□


    ・髙羽羂索の動き

    〜戦争があった頃〜
    髙羽史彦と髙羽羂索と母親が生きていた。
    何らかの理由(恐らく徴兵準備)で羂索が史彦をアンデッド化。羂索が初めて造ったアンデッド。
    その後史彦は戦争に行くも戦わなかったため破棄される。(戦争に行く際と戦争に行って破棄された時羂索に色々弄くられている)

    〜世界が滅んだあと〜
    髙羽羂索アンデッド化。母親は『長生きの研究』で在命?(アンデッド化している可能性もある)
    五条、夏油の住んでいた避難シェルターで母親のために町の住人を殺していた。
    夏油の愛犬ミミコとナナコも面白いからという理由で殺生。
    現在の行方は不明。(パンフレットを送ったのはこいつ?)


    夏油「まとめてみたけれど、どうだろう」
    五条「あー、多分これでいいんじゃねぇか?」
    天元「そうだね」
    髙羽「俺は何かもう受け止めるので精一杯なので……はは……」
    羂索「まだ日本家屋の情報残ってるのに。ここで混乱されてもなぁ。
    あ、そういえば【理子の日記】をたからものとして持っていけるよ。どうする?
    五条「折角だし髙羽持ってけよ」
    夏油「そうですね、それが良さそうだ」
    髙羽「え、あ?え……じゃあ胴にでもしまっておきます、ね?」
    天元「ふむ?何故敬語なのかな」
    髙羽「いやだって明らかに二人の友達の日記じゃないッスか……気まずいッスよ……」
    羂索「おーい、進めるからね?」

  • 35二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:41:35

    羂索「日本家屋にたどり着いたよ。木造建ての立派だったろう長屋は屋根が崩れ落ちてしまって無残な姿だけれど、庭の枯山水や門がしっかりのこっており、以前は豪勢な日本家屋だっただろうことが分かる建物だよ。

    近付いて見てみたことで、五条はここが自分の家だと思い出すね。

    ここもやはり瓦礫だらけで踏み入るのには危険が伴いそうだよ。

    さて、またまた行動判定の出番だ。使えるパーツは【ほね】系だね」

    髙羽「五条くんのお家ってマジですごいとこなんだっけ?【dice1d10=1 (1) 】」

    天元「そうだね。呪術界で御三家と言われる……【dice1d10=9 (9) 】」

    五条「あー、あー、そういうのいいから!煙い煙い!【dice1d10=6 (6) 】」

    夏油「ふっ、当主様は大変だねぇ【dice1d10=2 (2) 】」

  • 36二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:45:08

    髙羽「さっきから出目が低空飛行だぁああ……」
    夏油「髙羽さんの混乱が出目に反映されているかのようですね」
    羂索「じゃあ君たちは慎重に瓦礫を掻き分けながら何か目ぼしいものがないか探していると、割れた写真立てを発見したよ。
    中身には真ん中だけ破られた写真が入っているね。
    向かって右側には高校の制服を着た傑、左側には同じく高校の制服を着た泣きぼくろが特徴的なボブヘアの女の子がとびきりの笑顔で写っているよ」
    夏油「えっ、私と……誰?」(ここに来て本格的に硝子が出て来るとか嫌な予感しかしないんだけど。しかも理子ちゃんと一緒に)
    五条「……おい、これ、俺の持ってる【写真】と重ならないか?」
    羂索「五条はたからものの写真を取り出して、破れ跡と重なるか確認してみるよ。
    ……破れ跡はぴったりと重なったね。それを確認した瞬間、君は記憶を揺り動かされるよ」

  • 37二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 01:50:09

    「けむい?嫌なら離れればいいじゃん。……それも嫌?ははは……」

    あなたの傍には一人の少女が居た。彼女の名前も顔も、関係さえも忘れていたけれど、その笑みは心に残っていた。彼女を愛している。あなたは、そんな笑みを見せてくれる仲間も愛している。


    羂索「五条、君は記憶のカケラ【少女】を手に入れると共に、家入硝子の情報を思い出す。

    そしてたからもの【写真】が【写真立て】になったから名前を変更してね。

    同時に直った写真を見た夏油も家入硝子のことを思い出したよ。

    ……家入硝子は五条と夏油が通う高校の同級生だ。

    一番最初の席替えで隣の席になった時、好きな漫画が被っているのが判明したことがきっかけで傑と自分の3人でよくつるむようになった女の子だよ。

    医者になるのが夢で家庭教師を雇って勉強していたね」

    五条「硝子……」

    夏油「悟?」

    五条「そうだ、何で忘れてたんだ……僕ら3人でよくつるんでたじゃん……一緒に漫画読んで、飯食いに行ったり夜中まで電話したりして……」

    夏油「悟」

    五条「……。探してやらねぇと、な」

    夏油「うん、一緒に探そう」

    羂索「さて、ここで五条と夏油は行動判定だよ。使用可能パーツは【のうみそ】なんかの思考系パーツ、そして記憶のカケラ「少女」「呪い」だよ」

    五条「そこの記憶のカケラ使ってくるとか嫌な予感しかしねぇ。【少女】使うぞ【dice2d10=5 5 (10) 】」

    夏油「【少女】も【呪い】も両方使おう。恐らくとても重要な情報だ【dice3d10=9 10 8 (27) 】」


    対話判定

    五条【dice1d10=10 (10)

    夏油【dice1d10=6 (6)

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 02:06:16

    五条:【たからもの】への【依存】■□□□
    夏油:【五条】への【恋心 】■□□□

    羂索「君たちは羂索が硝子の家庭教師を勤めていたことを思い出す。
    そして、羂索が住んでいた屋敷の場所も共に思い出したよ。
    後は行動判定に成功したので追加情報だ。
    羂索は自分たちにとって、年齢が読み取れない上にいつもは屋敷に引き篭もって何か仕事らしきものをしているミステリアスな存在だったよ。
    ただ医者志望の硝子の家庭教師をしているだけあって知識が豊富で、ミミコとナナコの散歩中に出会って話が妙に盛り上がったことがきっかけで、五条と夏油の友達になった筈だったね」
    五条「……なるほど、そこからなんであんなことになるんだ?」
    夏油「まだ情報が必要そうだね」
    羂索「あと天元、君は新聞記事のスクラップの破片を見つけたよ。
    女性が行方不明になる事件が多発しているというニュースだね。
    外見的特徴に共通点は無いが、年齢はいずれも10代20代の若い女性ばかりだと注意喚起するものだ」
    髙羽「あっ……」
    天元「羂索の長生きの実験とやらの犠牲者だろうね。その記事が何故こんなところにあるのかは分からないが」
    羂索「さて、君たちは3件の家を巡って、髙羽羂索に関する大きなヒント……屋敷の場所を知った訳だけど、向かうかい」
    「「「「……。」」」」
    「「「「向かう!」」」」

    羂索「ということで今日はここまでだよ。色々一気に情報を開示し過ぎたかな?明日は流石にペースが落ちる……かもね。じゃ、おやすみ」

  • 39二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 07:53:24

    しょ、処理しきれねぇ………続きが気になりすぎる

  • 40二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 15:08:37

    戦争に行く前の髙羽お笑いみたいなことやろうとして民衆から軽く石投げられてそうでつらい
    そんで羂索は何故…理子ちゃんは…硝子は…

  • 41二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 18:06:28

    ドール紹介の暗示とか羂索のコメントとか見返すとなんか面白い
    髙羽と天元が絶望か…

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 19:25:38

    髙羽、生前は実年齢より中身が幼い人だったのかな…
    アルジャーノンに花束をのチャーリィみたいな感じで

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 22:58:27

    羂索「や、こんばんは。留守の間随分頂いていたレスにまとめて返答するよ」

    『しょ、処理しきれねぇ………続きが気になりすぎる』
    羂索「感想ありがとう。面白いものを見たいからしているこのネクロニカだけれど、君たちのその言葉を楽しみにしているところはあるよ」

    『戦争に行く前の髙羽お笑いみたいなことやろうとして民衆から軽く石投げられてそうでつらい
    そんで羂索は何故…理子ちゃんは…硝子は…』
    羂索「特に作中で開示する予定はないからぶっちゃけると、戦前の髙羽は原作と同じく売れないお笑い芸人をしていて、実際石を投げられたり嫌がらせをされたりしていたね。
    純粋につまらない上に、ネクロマンサーである羂索の双子の兄弟であるというのが民衆の不満を神経を逆なでしたのかもしれない。
    天内理子や家入硝子関連の話はすぐ明らかになるから、楽しみにしているといいよ!」

    『ドール紹介の暗示とか羂索のコメントとか見返すとなんか面白い
    髙羽と天元が絶望か…』
    羂索「ありがとう。ドールを眺めるだけでも想像力を掻き立てられて中々面白いのが、ネクロニカの良いところだね。
    私の紹介文はネクロニカのサンプルドール紹介を再現しているつもりなのだけれど、如何かな?似ているかな?これでも、ものまねには一家言あってね……ククッ……。
    暗示はまあまあ意識してシナリオを構築しているから『なるほど、暗示はこれを示していたのか』などと思って貰えるように精進するよ」

    『髙羽、生前は実年齢より中身が幼い人だったのかな…
    アルジャーノンに花束をのチャーリィみたいな感じで』
    羂索「なるほど、面白い考察だ。
    例えば髙羽が戦争用アンデッドに組み直され後に破棄された……死んだのが生きていたなら35歳の頃で、アンデッドになったのはそれ以前なので、精神年齢はそれより低いかもしれない、というのはあり得るよね。
    ただ、一つ……髙羽が記憶を思い出すシーンは幼少期→青年期→アラサー→終わり……と髙羽が記憶を辿ってる表現をしたつもりだったのだけれど、後から見て分かり難いなと気付いたよ。
    そこで誤解を生んでいたなら申し訳ないね。
    ちなみに享年は原作の年齢をそのまま使っているだけで、フレーバーみたいなものだよ。
    ……のつもりだったのだけれど、普通に本編の寿命としても採用されそうだよ。NCをやっているとよくある『設定が生える』というやつさ」

  • 44二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:03:32

    羂索「さて、君たちは髙羽羂索の屋敷があったと記憶している場所にたどり着いたよ。

    そこは元々はとても立派な建物だったんだろうけど、火事で全焼している上に何かが爆発した跡まであって、原型を留めておらず酷い有様だね。

    君たちは何かめぼしいものを見つけられるかな?行動判定をどうぞ。

    使えるのは【めだま】や【のうみそ】、記憶のカケラ【炎】【呪い】だね。

    あと五条と夏油には+2の補正があるよ。」

    五条「絶対成功させろって圧を感じる【dice2d10=3 5 (8) +2】」

    夏油「まあこれでも失敗する時はするんですが【dice2d10=2 1 (3) +2】」

    髙羽「ダイスの出目は気まぐれだからな〜【dice1d10=1 (1) 】」

    天元(最近私のせいにされないな。……これはこれで少し寂しいかも知れない【dice1d10=2 (2) 】)

  • 45二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:07:41

    夏油「フラグを立てるんじゃなかった……!」
    髙羽「なーんかこのシナリオに入ってから出目が低いぜ……羂索の呪い?」
    天元「……お祓いしようか?」
    「「「お願いします」」」
    天元(ちょっと嬉しい)

    羂索「失礼だなぁ。NCにとってドールは敵じゃないって言ってるじゃん。ドールにとってNCは敵だけど。
    それじゃあ五条は、焼け焦げた庭にジッポライターがぽつりと落ちているのを発見したよ」
    夏油「これが火災の原因?」
    髙羽「それにしてはハデハデに焼けてるよな……?」
    天元「爆発の跡があるなら、ガスが漏れていて引火した……などが考えられるね」
    羂索「──五条悟。君はそのジッポを見た瞬間、急に【炎】にまつわる過去の記憶が鮮明にフラッシュバックしたよ」
    五条「何か違うパターン来たんだけど」

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:09:28

    その日は少しだけ嫌な予感がしていた。
    硝子がうちに愛用のジッポライターを忘れていったのだ。先輩から貰ったとか言ってたやつ。

    「たく、どこにいんだよ、硝子……」

    うちに遊びに行ったら留守で、髙羽と出かけていったと言っていたから、どうせまた屋敷でダラダラさせてもらってんだろって。
    そう思っていたのに。

    「──ミミコ!ナナコ!嫌、いやだ!ミミコ!ナナコッ!!」
    「オマエ、何してんだよ……髙羽……!」

    髙羽の屋敷で繰り広げられていたのは地獄絵図だった。
    血塗れになり無残に打ち捨てられて動かなくなっている、傑の2匹の愛犬。その腹に縋って泣く傑。
    そして、それを見て笑う……髙羽。

    「えー?あはははは!何、何って……『面白いこと』だけど?」
    「あ、さとる……さとるっ!ミミコが!ナナコがぁ……!」
    「なんなんだよ!?髙羽!!ミミコを!!ナナコをこんな風にして!!どうしちまったんだよオマエ!!こんな、こんなのの、何が面白いんだよ!!!」
    「何って」

    呆然としながらも駆け寄ると、俺に気が付いた傑がボロボロと涙を流しながら今度は俺に縋って来る。シャツにべっとり付いた血が、俺のズボンを汚していく。
    俺が吠えるように問いかけると、髙羽は笑顔を崩さないまま口を開いた。

    「裏切られた君たちの、その顔だよね!」

  • 47二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:11:27

    瞬間、傑の目の色が変わった。
    立ち上がって髙羽の方へ向かおうとする姿に嫌な予感がした俺は、慌てて傑を押さえ込んだ。

    「あ、嗚呼、あああああ!!許せない、許せない許せない許せない許せない……!呪ってやる、呪ってやる……!」
    「落ち着け!何されるか分かんねぇ!ここは、ここは……」
    「あっはははははははははははは!!」

    何とか傑を落ち着かせる言葉を絞り出そうとするが、ここからどうすればいいのか皆目検討もつかず、言葉に詰まってしまう。


    「ま、呪ってやりたいのはこっちの方なんだけどね」

    それを嘲笑し続けていた髙羽だったが、唐突に口角を下げた。

    「……は?」
    「まさか、まさか家入硝子と天内理子がねぇ!?そこは盲点だ、油断していたよ!!普通の女の子たちだと思っていたが、想像以上にやるんだねぇ!!いやはや……」

    「ふざけるなよ」

    「私のテンゲンを、よくも私のテンゲンを……どれだけ探求を重ねて彼女の生を繋げたと思っているそれを20も生きていない小娘どもが巫山戯るなよバラバラに引き裂くだけでは飽き足らない丁寧に丁寧にアンデッドにしてやろう自我も記憶も五感も搭載して何度も何度も殺してやろう全て違う殺し方でだそうだ貴様らも天内の大切にしていた黒井とかいうメイドもあいつらの大切にしているもの全てを同じところに送ってやろうああでもまだ足りないなどうしてくれようどうしてくれようどうしてくれようどうしてくれようかこの怒りを!!!」
    「ねぇ?」

    テンゲンテンゲンと喚いていた髙羽が、無表情になったかと思えば、指を鳴らす。
    すると、それを待っていたかのように、建物の影から不気味な化け物……よくよく見てみればどれも腐りかけの死体ども……が一斉に出て来たのだ。
    きのこが生えた死体。刀を構えた死体。体がなく脊椎で動く死体……。

    「すぐる」
    「あ、っあ……みみこ……ななこ……」

  • 48二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:13:07

    「お友達は頼りにならないみたいだねぇ。どうすんの?大人しく死んでくれる?」

    笑っていない目を細めながら口だけでクスクスと笑う髙羽。

    「傑、」
    「ぅあ……あぁ……」
    「傑。走んぞ」
    「……え?」

    俺は、そいつの顔面に向けて、火の付いたジッポライターを投げ付けた。
    そいつは残念ながらあらぬ方向に飛んでしまったが、いつの間にか髙羽の後ろに漂っていた、奇妙に頭の膨らんだアンデッドに当たって。
    ──燃え上がる火柱。
    ──続いて耳をつんざく轟音が、辺りに響き渡った。
    不意をつかれたと言いたげな顔で炎に飲み込まれる髙羽と、間抜け面のアンデッドども。
    ぶっ飛んで来て地面に刺さった刀を抜いて、更に炎に包まれた髙羽にぶん投げてやる。僅かにうめき声が聞こえた。

    「っはは!行くぞ、傑!ははははは!」
    「っあ?……あ、え……」

    そうして俺は傑の手を無理矢理取って、外の世界へ通じるとされている扉の方へ駆け出した。
    ごめん、天内。ごめん、硝子。
    全部、全部、全部壊されてしまったのに。

    「あは、ははははははははははは!」
    「さと、る?」


    辺りを舐める炎を見ていると、何故だろう。
    笑いが止まらないんだ。

  • 49二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:14:47

    「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははッッッッ!!!!」

    燃え盛り、周囲を包み込む炎の中。揺らめく熱の塊に、恐怖よりも陶酔を感じ取っていた。あの炎をもう一度、あの陶酔をもう一度、感じてみたい。アイツをもう一度、燃やしてやりたい……!


    羂索「さて、五条と、大体これと同じ光景を思い出した夏油は狂気判定だよ!補正は……記憶を共有する相手が居るから補正はなしにしてあげる」

    「「「……。」」」

    髙羽「ご、五条くん……!目が!目付きが人殺しだぞ!!」

    五条「あーいや、大丈夫大丈夫。コイツの趣味の悪さに改めて吐き気を催してただけだから。な、傑?【dice1d10=5 (5) 】」

    夏油「……そうだねぇ。今回は随分と気合が入っているようだ……【dice1d10=10 (10) 】」

    髙羽「本当ォ!?本当に大丈夫!?何か放映できない目付きになっちゃってるけど!?」

    天元(この調子では彼女たちはろくな状態で出てこないだろうな)

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:21:50

    五条「あ゙〜……。たからものへの【依存】に1点増やす……」■■□□
    夏油「この私はただただ戸惑っている記憶と敵への怒りで狂気すら忘れた、のかな」
    羂索「いいね、狂気点が増えた理由・増えなかった理由の考察は想像を豊かにすると思うよ!」
    五条「牛乳拭いた雑巾は黙ってろ」

    羂索「五条悟、どうだろう?君はこの記憶から髙羽羂索の思惑について何か感じ取っただろうか?それともやはり全く理解が及ばないままだろうか。
    どちらにせよ、君と……君の友達の思い出した記憶について他3人に共有できるけれど……どうする?
    あとそのジッポライターはたからもの【硝子のジッポ】として持って行けるよ」
    五条「……。傑」
    夏油「はぁ、は……殺、してやる……絶対に……!アイツ、アイツだ!!やっぱりアイツだ!!タカバ!!羂索!!」
    天元「!」
    髙羽「っえ、いま、なんて……」
    夏油「……っあ、す、すいません……もちろん髙羽さんのことでは」
    髙羽「けんじゃくって、言ってた、よな」
    夏油「!」
    髙羽「けんじゃくは、羂索は……俺の、双子の弟の名前だ」
    夏油「!……っんな、そ、んな……はは、同姓同名なだけでしょう。あなたの弟さんが、まさか、そんな」
    髙羽「俺の知っている羂索は、ネクロマンサーだ。まだまだ人間が外の世界に沢山いた頃からの……。俺のアンデッド化も担当している」
    夏油「っ!ぐ……」
    五条「……僕の知っている髙羽羂索はね、死体を操っていたよ。恐らく、あれはアンデッドだ。なあ、傑。羂索なんて名前がそういくつもあると思う?しかもネクロマンサーだよ?」
    夏油「やめて、やめてくれ悟……!」
    五条「羂索を殺すんだろ?仲間が身内だったからってなんだよ。戦う力を与えたことを後悔させながら死んでもらうんだろ?なあ!!」
    髙羽「五条くん、夏油くん……いいんだ」
    五条・夏油「……。」
    髙羽「もう羂索は……俺の知ってる羂索じゃないんだろうな。君たちをそんなになるくらい怒らせてるんだからさ。
    ……なぁ、五条くんと夏油くんの知ってる羂索のことを教えてくれよ。俺も、俺の知ってる羂索のことを教えるから」
    夏油「酷なことばかり、伝えることになると思います」
    髙羽「そのつもりで提案してるから。覚悟はしてるぜ」
    天元(羂索……私も彼を知っている筈なのに。……何故、こんなにも思い出せないのだろうか……)

  • 51二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:22:53

    五条「何ぼうっとしてるの、天元サマ?」

    天元「その話、私にも聞かせて欲しい。私にとっても記憶の手がかりになるかもしれない」

    夏油「私は構いませんが……」

    髙羽「じゃあ今からここでみんなで過去を語り合う会、するか!そういや腰を据えてそういう話したことなかったしな!」


    対話判定(NC判断で+1補正)

    五条【dice1d10=2 (2) +1】

    夏油【dice1d10=10 (10) +1】

    髙羽【dice1d10=4 (4) +1】

    天元【dice1d10=7 (7) +1】


    五条「こんな感じで情報共有した後、ジッポは……」

    天元「夏油傑が持つといいんじゃないかな。因縁的には五条悟が所有するものかもしれないけれど」

    夏油「悟が持ってると危なっかしいので私が持ちます。場所は【dice1d3=2 (2) 】で。」

    ※1.腕、2.胴、3.脚

    五条「誰が無差別に火ィ付けそうだって?」

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:27:59

    夏油「連続で10を引くとは……さて、何が出るか【dice1d10=3 (3) 】」

    天元「髙羽への【信頼 】から1点減らそう」■□□□


    五条「つまりさ、あのメモ書いたのって消去法で」

    夏油「しっ!天元様からは何度か過去の話を聞いたことがありましたが、髙羽さんからはあまり聞いたことがありませんでしたね。そういえば」

    天元「私の覚えている記憶は話しやすいものが多かったからね。

    五条や髙羽は過去の話をあまりしないから、何となく話したくないのだろうと思っていたよ」

    髙羽「確かにあんまり話す気はなかったな〜。本読んでた話はともかく実は双子です!じゃーん!って話の発展性そんな無いし」

    羂索「君たちが重苦しい空気から何とか脱しかけた頃、にわかに周囲が騒がしくなる。

    辺りを見渡してみると、ちょうど廃墟の影からわらわらとアンデッドたちが出て来ているところだったよ」

    天元「来たね」

    夏油「さて、羂索は来るのか」

  • 53二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:31:41

    夏油「行動値減少は痛いので変更無しで。髙羽さんへの【執着】から1点減らすよ」■□□□


    羂索「さて、君たちが警戒してそれぞれ武器を構えたその時だ」

    ?「あう、わうぁ、は……」

    羂索「……影を見ただけで狂気的な造形をしていると分かる、冒涜的な改造が施されたアンデッドが現れた。
    まず本来の脚は切り落とされており、金色と黒色、種類は分からないがそれぞれ片方ずつ違う獣の脚が繋がれているね。同じく尻尾も2つ揃いの色で生えていて、力なくだらんと垂れ下がっているよ。
    そして毛皮の生えたその胴に空いた大穴からは、大量の蛇が飛び出し、こちらを威嚇している。
    しかも腕は3つある上に触腕のようなものも生えており、蛇と合わせてうねうねと気味悪くうごめいているんだ。
    何より……何よりだ。
    肩からは本来の耳が切り落とされ、それぞれ金色と黒色の耳が付けられた2つの頭が生えているんだよ?気持ち悪いよね、そんな怪物」

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:40:51

    ?「……ごじょ?……ごじょ、う……げ、げと……げとう……げと、さま?……はぁぐ、あ…………」


    羂索「しかもその2つの頭が、見知った【少女】の顔をしている、なんてさ……!

    五条と夏油の思い出が冒涜し陵辱し穢された……そんな概念を形にしたような、悪意で作成されたキメラを見た君たちは狂気判定だよ!

    五条と夏油は-2補正を大サービス!髙羽と天元も-1補正だ!」


    髙羽「……の子、は……あの子たちは……!【dice1d10=2 (2) -1】」

    五条「──は?あま、な……しょー……こ……?【dice1d10=8 (8) -2】」

    夏油「ぅ、うあ、ああっ!うああああああ!!ああああぁぁぁああああああッ!!【dice1d10=5 (5) -2】」

    天元「っ!う……【dice1d10=5 (5) -1】」(皆動揺している、私もとてもではないが平常心ではいられていない。これでは羂索の思う壺──!)



    羂索「っははは!さてさて、騒いでいるところごめんね?

    ──天元、貴様はずっとずっと、この町に着いてからずっとずっと……違和感を抱き続けて来た。

    知っている筈なのに思い出せない違和感。

    天内理子、羂索、家入硝子……これだけ情報を得ても君の記憶のカケラは忘却の扉の向こうから出てこなかった」

    天元「ま、さか」

    羂索「けれど、2つの顔を見た瞬間!一気に!雪崩のように!飛び出して来たよ!おめでとう!」

  • 55二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:48:07

    夏油:【たからもの】への【依存】1点増加■■□□
    髙羽:【夏油】への【対抗】1点増加■■□□&【こぶし】損傷
    天元:【髙羽】への【信頼 】1点増加■■□□


    『君は……』
    『人間、だよな、多分。どっかであったか……?わっ、わっ!』
    『ううっ、っ……っあ…………ひっ、……っ!君は、君は……!』
    『えっと……何があったか知らないけどさ。辛かったんだよな、こんな森の奥の奥まで来るくらいだもんな。よーし!ここに来たからには俺が守ってやるからな!よしよし、よしよーし……』

    いつから間違えたのだろう。

    『世界は、人々は、多くへ流されやすいものだ。いい方にも、悪い方にも。この世界は、あくまで私にとってだけれど……些か悪に傾き過ぎているように思う』
    『私のやってることが気に食わないならはっきり言えば?何が人道的戦争だ!って言っちゃえばいいじゃん』
    『あの子の人を楽しませたいという思いやりの気持ちが無視され、君の器用な手が死体を弄くり回すのに使われるのが私は悲しい。それだけ……愚痴を言いたかっただけだよ。すまないね』

    あの時?

    『アイツ、行っちゃうけど』
    『私は……ただ、祈ることしかできない。幸あれと』
    『……あっそ』

    あの時?

    『…………これ、破棄になるから。』
    『……嗚呼、あぁ!すまない、ふみひこ……!すまない……けんじゃく……!』
    『あのさぁ。何にそんな謝ってんの?……謝んなら、最初から……、……。』

    あの時?

  • 56二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:50:24

    『羂索!やめてくれ、それは禁忌だ……!私は自然に生まれ、自然に朽ちるだけなんだ!どうか、理解って──』

    あの時だろうか。

    『こんな死体使って国が遊んでる世界で禁忌もクソもないでしょ。
    ……天元は死なないよ。
    私の手の内で、生きろ。永久に』

    間違えたことが多過ぎて、とても絞り切れない。
    でも、全てを間違いとしてしまうには、たからものが多過ぎて……。


    『行って!!走って!!天元さん!!!』
    『きみ、きみたちは……!』
    『私と天内は大丈夫だ!早く、早く扉に、行けぇっ……!』

    『っあぁ!ああっ……ああぁぁああっ──!』

    私はただ、心の中で謝ることしかできないのだ。




    「君は史彦……ふ、み、ひ、こ。そして君は羂索……け、ん、じゃ、く。……ふふ、今はまだ分からなくてもいいよ……」
    「……私から生まれて来てくれて、ありがとう」
    確かにあった。新しい命があなたの体に宿ったこと。自分の中に違う命がある、母としての感動。
    苦しんで苦しんで、そうして生まれてきた命を目一杯慈しんだ。
    死んだ体にはもう、遠く、遠くの話だけど。今も確かに輝いている記憶。

  • 57二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:04:08

    はー待て待て…理子ちゃんと硝子はそうなって…
    天元!?

  • 58二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:15:32

    羂索「はい、天元は記憶のカケラ【命】と自分の名前が『髙羽天元』であったことを思い出すよ」
    「「「「……。」」」」
    髙羽「…………………………あの。絶句しちゃって、何言えばいいのやらって感じなんだけど、一ついい?」
    羂索「どうぞ」
    髙羽「お、俺の名字が勝手に伝播していくーーーーッ!!」
    天元「お借りするよ」
    髙羽「どうぞ!!」
    五条「キッッッッッッッ…………ショ……」
    髙羽「ごめーん!!」
    夏油「あなたの方じゃないです……うぼぇっ」
    羂索「えー?中々粋な設定に出来てると思うんだけどなぁ。特に現実との対比が、さ。…………天元、貴様に言っているんだぞ」
    天元(コメントに困る……)
    羂索「さて、おもいでキメラというべきか、無残な姿と化した友人に唖然としていると、君たちは急に頭が痛くなって来るよ。
    ふとおもいでキメラの背後を見てみると、何か肉の塊が6つ入った巨大……と言っても両手で抱えられるほどではあるが……ボトルが地面に突き刺さっているのが見えたね。
    君たちはさっきから自分たちに頭痛を引き起こしているのは、あの肉塊たちだと確信するよ。
    こうしちゃいられない。このままでいては君たちはキメラと肉塊とアンデッドどもにグチャグチャにされてしまうぞ!」
    天元「何も、何も受け止め切れていないが……これだけは分かる。引導を渡してやらねば、彼らは永久に苦しむばかりだ」
    五条「っ!すぐに、終わらせてやる、楽にしてやるから……そうだろ、傑……!」
    夏油「っは!……はぁ、……あぁ……理解っている、理解っているよ……悟!」
    髙羽「ごめんな、ごめんな。天内くん、家入くん……!」

    さあさあさあ!皆々様お立ち会い!
    死体操術師の愛玩人形に相対するは、屍山血河の跡地より黄泉がえった、見るも無残な継ぎ接ぎの嵌合体!
    その決着をとくとご堪能あれ!
    もう二度と戻らない、青春の残り香に、献杯!

  • 59二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:21:56

    ★バトルパート
    戦闘終了条件【おもいでキメラの攻撃マニューバを全て損傷させた上で『九相図』を完全解体する】
    カルマ【3ターン以内に戦闘を終了させる。もしくは敵ホラー・サヴァントを全て完全解体する(レギオンは無視してよい)】
    手駒配置:
    奈落:『九相図』、ラフレシア
    地獄:おもいでキメラ、サクリファイス2体、ナイトメア10体
    煉獄:ゾンビ10体、ナイトメア10体

  • 60二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:22:31

    ・おもいでキメラ 行動値13
    ネクロマンサーの悪意によって生まれたつぎはぎのキメラサヴァント。無理矢理繋がれた各パーツによって意識が混濁しているようで、会話は成立しない。
    『頭』【のうみそ】
    『頭』【めだま】
    『頭』【あご】
    『頭』【ふたごのみみ】【オート】【なし】最大行動値+1 けもみみ
    『頭』【りこのあたま】【オート】【なし】最大行動値+2 よぶんなあたま
    『頭』【狂鬼】【オート】【なし】【自身】肉弾攻撃マニューバの攻撃判定の出目+1
    『頭』【狂気の造型】【オート】【なし】【効果参照】ターン終了時、このパーツが損傷していなければ、舞台上の全ドールは任意の未練に狂気点1点を加える
    『腕』【こぶし】
    『腕』【うで】
    『腕』【かた】
    『腕』【怪力】【オート】【なし】【自身】肉弾・白兵攻撃ダメージ+1
    『腕』【りこのうで】【ラピッド】【0】【自身】望む「アクション」マニューバ1つを「ラピッド」として使用する よぶんなうで
    『腕』【にくむち】【アクション】【3】【0〜1】肉弾攻撃2+連撃1
    『胴』【せぼね】
    『胴』【はらわた】
    『胴』【はらわた】
    『胴』【ふたごのけがわ】【ダメージ】【0】【自身】防御2 やぶれひまく
    『胴』【にくへび】【アクション】【3】【0】肉弾攻撃2+連撃1 サイコロ振り直しが出来る
    『胴』【おおあな】【ジャッジ】【0】【0〜3】自分の攻撃判定に対してのみ妨害1
    『脚』【ほね】
    『脚』【ほね】
    『脚』【あし】
    『脚』【ふたごのあし】【アクション】【2】【自身】移動1〜2 けもあし
    『脚』【ふたごのしっぽ】【オート】【なし】【自身】最大行動値+1 しっぽ
    『脚』【不動】【オート】【なし】【自身】「転倒」「移動」を無効化してよい

  • 61二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:30:15

    『九相図』 行動値10
    ネクロマンサーの悪意によって生まれた、胎児の姿をしたアンデッドを繋ぎ合わせて作られた精神汚染装置。本能程度の自我しか持たされていない。
    【のうみそ】
    【しんぞう】
    【ほるまりん】最大行動値+1 アドレナリン
    【ちのつながり】 せぼね
    【のうらん】 よぶんなにく
    【しょうお】 よぶんなにく
    【たんそう】 よぶんなにく
    【さんそう】 よぶんなにく
    【こつそう】 よぶんなにく
    【しょうそう】 よぶんなにく
    【強化ガラス】【ダメージ】【1】【自身】防御2 うろこ
    【兄の庇護】【オート】【なし】【自身】肉弾・白兵攻撃の数値-1 フローター
    【朽】【オート】【なし】【自身】精神攻撃判定の出目+1 悪夢の化身
    【兄弟の絆】【オート】【なし】【自身】全ての攻撃判定+1、「妨害」「転倒」「移動」無効 超知覚領域
    【精神爛腐】【アクション】【3】【0〜1】精神攻撃1 精神汚染
    【狂気の歌】【アクション】【3】【0】精神攻撃1+全体攻撃
    【死人指揮】【ジャッジ】【0】【0〜1】自分以外に支援2

    五条「近付こうが近付かまいが肉弾攻撃仕掛けてくるヤツと、少しでも近付こうものなら精神攻撃ぶちまけてくる奴か……」
    天元「サクリファイスが地獄配置なのが厄介だね。おもいでキメラも九相図も庇われてしまう」
    夏油「でもまあヒルコよりは倒しやすそうだから、サクッと片付けて本命に挑みたいところだ」
    髙羽「おもいでキメラ、攻撃パーツとはちょっと違うけど【狂気の造形】がやっかいだから、脚以外無視できないんだよな……」
    夏油「かといってうかつに移動すると九相図の射程内ですよ」
    髙羽「うぇえ〜……」

  • 62二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:41:39

    ドールたちのパーツ状態

  • 63二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:47:29

    羂索「さて、作戦会議は十分かな?バトルパートに突入だ!

    まずはカウント13、おもいでキメラの手番だよ。

    【りこのうで】を宣言して、【にくむち】を2回打たせてもらおうか。対象は【dice2d3=2 1 (3) 】だよ!」

    1.夏油、2.髙羽、3.天元

    髙羽「にくむちの遠距離性能やばいよな」

    夏油「しかも連撃付きですからね」


    おもいでキメラ【dice2d10=2 10 (12) +1】

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 00:51:10

    >>63

    キメラ「げ、げと……おぁ、お……げと、お……」

    羂索「では連撃行こうか、対象は【dice1d3=3 (3) 】だよ」


    おもいでキメラ【dice1d10=4 (4) +1】

  • 65二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 01:05:03

    羂索「じゃあ『九相図』の【死人指揮】で連撃の方に支援2するよ。ダメージはそれぞれ4と3ね」

    髙羽「ひええぇ!【円舞曲】を宣言するぞっ!そして【庇う】!これで大成功じゃなくなったなっ。

    【やぶれひまく】【サイボーグ】【スチールボーン】【再生】を宣言して、ダメージ0だぜぇええ!!」


    羂索「じゃあ次、カウント12で五条と夏油の手番ね」

    五条「【対戦車ライフル】で……煉獄のナイトメアを攻撃する」

    羂索「へぇ?サクリファイスじゃないんだ」

    夏油「私も【芝刈り機】で煉獄のナイトメアを攻撃するよ。【死神】【殺劇】の効果で出目+2だ……!」


    五条【dice1d10=4 (4)

    夏油【dice1d10=8 (8) +2】

  • 66二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 01:08:07

    >>65

    五条「メンゴ!外した!」

    夏油「大丈夫だ悟、連撃を試してみる!」


    夏油【dice2d10=5 2 (7) +2】

  • 67二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 01:17:25

    夏油「では【アームバイス】と【うで】を宣言!攻撃を全て成功させた上に大成功を起こしてナイトメアを撃破する!」
    羂索「雑魚相手にやたら本気だね、まあいいけど。ナイトメアは夏油の芝刈り機によって全員粉砕されて動けなくなったよ」
    天元「ふむ、これは凄まじい。私も精進しなければ、だね」

    羂索「はい、カウント11。天元の手番だけど、どうする?」
    天元「まず【発勁】を発動。ゾンビを地獄にふっ飛ばすよ」
    羂索「あーね。【むらがる】で阻止だ」
    天元「ではその隙に【ほね】で地獄に移動しよう」
    羂索「じゃ、無事に移動できたよ。天元その戦法好きだね」
    天元「君が移動妨害を好み過ぎているとも言えるね」

  • 68二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 01:25:01

    羂索「カウント10。『九相図』の手番ね。じゃ、天元が折角こっちに来てくれたことだし【精神爛腐】で天元に精神攻撃1ね。【朽】と【兄弟の絆】で補正は+2だ!」

    天元「敵に渡るとなかなか手強い補正値だね」

    五条「ネーミングセンスがキッショい。ちなみに、名前自体の話じゃねぇからな。名付ける場所とオマエがキッショいって意味だから」

    髙羽(……『何とかそう』って名前、どっかで聞いたような?)


    『九相図』【dice1d10=8 (8) +2】

  • 69二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 01:33:47

    羂索「残念ながら精神攻撃に大成功はないんだよね〜。狂気点増やせるだけで御の字だけどさ」

    天元「五条への【友情】を1増やそう」■■■□


    羂索「カウント9。五条と髙羽の手番だよ」

    五条「【対戦車ライフル】でサクリファイス1を攻撃するよ」

    髙羽「【ほね】で地獄に移動する!」

    羂索「留まらないんだ?」

    髙羽「そうだな!」(精神攻撃の的を分散させたいとは言わないぜ!)

    羂索(精神攻撃の的を分散させたいんだろうな)


    五条【dice1d10=7 (7)

  • 70二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 01:45:01

    羂索「サクリファイス1は【ほね】【はらわた】【はらわた】【あご】【こぶし】を損傷したよ」

    五条「露骨に妨害と支援残しやがるなコイツ」


    羂索「カウント8。ラフレシアとナイトメアとゾンビ、天元の手番だよ。ラフレシアは【dice1d2=2 (2) 】に攻撃、ナイトメアは【dice1d2=1 (1) 】に精神攻撃+連撃1、ゾンビは楽園へ移動するよ」

    ※1.髙羽、2.天元

    五条「そういや【死に続け】宣言忘れてたな。【はらわた】直しとくわ」

    天元「そうだね……私も【集中】を宣言しようか。その上でサクリファイス1に【ジョギリ】で攻撃するよ」


    ラフレシア【dice1d10=2 (2)

    ナイトメア【dice1d10=2 (2)

    天元【dice1d10=1 (1) +2】

  • 71二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 01:53:04

    羂索「うわ、ひっどい出目!……サクリファイス2体の【ちみどろ】で天元妨害しちゃお」
    髙羽「あー!阻止!【うで】宣言!大失敗阻止だ!」
    羂索「ちっ……という訳で中途半端だけどここで一旦区切りとするよ。
    次はカウント7、『九相図』とおもいでキメラ、夏油の手番だね。
    じゃあ、おやすみ〜」

  • 72二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 08:31:34

    なんと言ったらいいか…なん、な…………
    天才…シナリオが好きすぎる……

  • 73二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:42:40

    生理的嫌悪感を煽る敵の造形描写もネクロニカの醍醐味だよね…
    ちょっと熱が入ってやりすぎるとPL側にもダメージくるからさじ加減が難しいけど

  • 74二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 20:40:35

    髙羽天元の衝撃を引きずってるんだけど色々踏まえて羂索から天元の感情どないなっとんねん
    現実の硝子や理子ちゃんは元気にしてるのかなとかふわっと思いを馳せるのも楽しい

  • 75二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 00:22:52

    羂索「おや、褒め言葉ありがとう。こういう類のものはいくつになっても、いくつ貰っても嬉しいものだね。

    飴と鞭の具合の見極め……いわば悪意の匙加減は確かに悩ましいところだ。

    餌を与えなさ過ぎて逃げられてしまっては面白くない。

    PCがドールを通して世界観に浸る楽しみを援助できる程度を見極めるのもNCの役割の一つだね。まあ私は奴らがどれだけ不快感を示そうが気にしないけど!ははは!

    ……。特に。髙羽と天元の暗示が被っていたところから思い付いただけで、何の感情も介在していないよ。……なんだいその目は。

    家入硝子と天内理子?そりゃこの時空はよく分からない平和時空だから元気にしているとも。

    流石に死者を使って遊んだりは……ふふ、遊んだりは……するね!くくく……」



    夏油「天元様、顔色が悪いようですが。何か……例えば、辛いことを思い出したとか?」

    天元「!……すまない、気を使わせたね。戦闘が終わってから話すよ」

    夏油「いえ。戦闘中でも声を届かせることならできますから、気が向いたら仰ってください。私は皆の力になりたい。もう……うずくまって手を引かれるばかりでは居たくないので」

    天元「君はいつでも胸を張って私たちと進んでくれているじゃないか。頼りにしているよ、夏油」


    戦闘前内緒話の対話判定

    夏油【dice1d10=2 (2)

    天元【dice1d10=9 (9)



    羂索「では続きをしていこうか。カウント7、『九相図』とおもいでキメラ、夏油の手番だよ。『九相図』は【精神爛腐】で【dice1d2=2 (2) 】に精神攻撃、おもいでキメラはにくへびで【dice1d2=2 (2) 】に攻撃するよ」

    ※1.髙羽、2.羂索


    夏油「私は【ほね】で地獄に移動するよ」

    羂索「へーえ、のこのこ近付いていいのかい?」

    夏油「近付かなければ手が届かないからね……!」


    『九相図』【dice1d10=10 (10) +2】

    おもいでキメラ【dice1d10=4 (4) +1】

  • 76二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 00:30:51

    >>75

    羂索「はぁ……。定期的にスレ主の変換がおかしな暴走をするね。なぜ天元と羂索を間違えられるのか、不思議でしょうがないよ」

    五条「ぷっ!ぶははは!まーた集中攻撃されてらァ!!ザマァみろっ!!」

    家入「そりゃ攻撃できんなら羂索ぶっ叩くわ」

    天内「人を弄びおって!天誅じゃ!」

    ミミナナ「「これ以上夏油様とその他を弄ぶな」」

    脹相「親殺しいきまぁす!」

    髙羽「……えっと、どんだけ嫌われてるの羂索?オマエ真面目にシャレになんない嫌われ方してね?笑ってみたけどさ」

  • 77二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 00:40:57

    >>75

    羂索「あと、【にくへび】の賽振り直しを使用しようか」


    おもいでキメラ【dice1d10=8 (8) +1】

  • 78二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 00:43:25

    >>77

    羂索「いいね、では連撃の賽を振ろう。こういう細々したことに1レス使うのはもったいないが、仕方がないね」


    おもいでキメラ【dice1d10=1 (1)

  • 79二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 00:49:34

    天元:【たからもの】への【依存】■■□□



    羂索「天元にダメージ3と精神攻撃1だ、どうする?」

    髙羽「もちろん【庇う】ぜ!【再生】を使って2点にして、【せぼね】と【はらわた】を損傷させるぞ!」

    天元「五条悟への【友情】に1点入れて発狂するよ」■■■■

    羂索「【加速する狂気】で攻撃判定+1か。さて、どこまで自ら発狂していられる余裕が続くかな?」


    羂索「カウント6、五条の手番だよ。」

    五条「はいはい、対戦車ライフルでサクリファイス1を攻撃な」(コイツはここでしとめときたい……いや、しとめなきゃね)


    五条【dice1d10=4 (4)

  • 80二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 00:57:50

    五条「……仕方がない。【助言】と【うで】で6にして当てる……!」
    羂索「うん、動けなくなっていたサクリファイスに対戦車ライフルの弾が直撃、内側から爆殺させられた結果肉片を当たりに撒き散らして動かなくなったね」
    五条「急にグロい描写挟むじゃん」

    羂索「さて、短い上に中途半端だけれど今日はここまでにさせて貰うよ。次はカウント5。ラフレシアとサクリファイスとナイトメアとゾンビの手番だね。見てくれてありがとう、おやすみ」

  • 81二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 12:14:39

    今日も楽しみ

  • 82二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 21:10:11

    ほしゅ!

  • 83二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:21:01

    羂索「や、こんばんは。再開するよ。カウント5、ラフレシアとサクリファイス2とナイトメアとゾンビの手番だ。

    ラフレシアは【dice1d3=2 (2) 】に連撃一回の攻撃、サクリファイス2は【心崩し】で【dice1d2=2 (2) 】に精神攻撃攻撃、ナイトメアは【dice1d3=2 (2) 】に連撃一回の精神攻撃、ゾンビは【dice1d3=2 (2) 】に攻撃ね」

    ※1.夏油、2.髙羽、3.天元


    ラフレシア【dice1d10=5 (5)

    サクリファイス【dice1d10=4 (4)

    ナイトメア【dice1d10=5 (5)

    ゾンビ【dice1d10=1 (1)

  • 84二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:28:26

    このレスは削除されています

  • 85二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:46:48

    このレスは削除されています

  • 86二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:55:13

    ※セリフ是正の為にレス消去しました。


    髙羽「俺メチャクチャ集中攻撃されてるぅー!」

    羂索「嫌われてるんじゃない?……まあ当たらない時はとことん当たりはしないのが雑魚の悲しいところだ。

    後、スレ主がゾンビの配置が楽園なのを忘れてるね。すさまじい忘却力だ。楽園に居て五条へ攻撃する筈だったゾンビは同士討ちして9体になったよ。

    じゃあ次カウント4、『九相図』とおもいでキメラ、夏油と髙羽の手番だよ。『九相図』は【dice1d3=1】に精神攻撃、おもいでキメラは【dice1d3=3】に【にくへび】で攻撃だ」

    ※1.夏油、2.髙羽、3.天元


    夏油「私はここに『号令』を宣言する!【芝刈り機】をラピッド化させて貰おう!そして【芝刈り機】でサクリファイスとおもいでキメラを攻撃だ!」

    五条「俺は【対戦車ライフル】でおもいでキメラを攻撃!」

    天元「私は【ジョギリ】でおもいでキメラを攻撃しよう。【ジョギリ】の+1、【加速する狂気】の+1、【集中】の+1、【殺劇】の+1で出目判定は+4だよ」

    髙羽「ひ、ひえー……あ、俺は不参加で……。庇うしなきゃだから待機で……」

    五条「付き合い悪いぞ髙羽ー」

    髙羽「だまらっしゃい!」


    『九相図』【dice1d10=10+2】

    おもいでキメラ【dice1d10=10+1】

    夏油【dice2d10=1 4】

    天元【dice1d10=6+4】

    五条【dice1d10=7】

  • 87二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:59:08

    >>86

    夏油「くっ!サクリファイスへのダイスを【死の舞踏】で振り直す……!」


    【dice1d10=6 (6) +1】

  • 88二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:01:08

    >>87

    夏油「よし!何故か振り直しは成功することが多いな……というのは置いておいて、連撃ダイスを振る……!」


    夏油【dice2d10=8 1 (9) +1】

  • 89二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:19:13

    >>88

    羂索「そっちの処理は終わったかな?ではおもいでキメラの連撃を処理するよ」


    おもいでキメラ【dice2d10=4 2 (6) +1】

  • 90二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:36:46

    羂索「いい加減レスが勿体無いから、連撃は横に括弧で表記してもらう事にしたよ。色々と無駄が多くて申し訳ないね」


    夏油「たからものへの【依存】へ1点入れよう」■■□□

    羂索「天元の腕に攻撃を当てたいけれど……。」

    髙羽「【庇う】を宣言!【再生】でダメージを3まで抑えるぞ!で、【うで】【かた】【ゾンビボム】を損傷させる!あ、もちろん【ゾンビボム】発動はしないからな!?」

    羂索「はー、つまんな。夏油のダメージがサクリファイスに8。おもいでキメラへのダメージは【おおあな】で妨害して失敗させるよ。

    五条のダメージがおもいでキメラの脚に5。

    天元のダメージがおもいでキメラの頭に5。

    まずはサクリファイスの【庇う】以外のパーツを損傷させるよ。

    次にサクリファイスの【庇う】を宣言。天元のダメージを1点受けて、サクリファイスは完全解体だ。

    後はおもいでキメラへのダメージ処理だね。頭に4、脚に5か。【やぶれひまく】を宣言して頭へのダメージを2にまで軽減。頭パーツは【めだま】【あご】、脚パーツは【ほね】【ほね】【あし】【ふたごのあし】【ふたごのしっぽ】を損傷させるよ。」


    羂索「さあ。カウント3は飛ばしてカウント2。ラフレシア、地獄ナイトメア、楽園ゾンビの手番だよ。

    ラフレシアは【dice1d3=3 (3) 】に攻撃、ナイトメアは【dice1d3=3 (3) 】に攻撃、ゾンビは五条に攻撃だ」

    ※1.夏油、2.髙羽、3.天元


    ラフレシア【dice1d10=3 (3) 】連撃(【dice1d10=10 (10) 】)

    ナイトメア【dice1d10=5 (5) 】連撃(【dice1d10=9 (9) 】)

    ゾンビ【dice1d10=3 (3)

  • 91二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:44:56

    羂索「ははは!連撃の数値だけ高くても無駄というものだ、全く……。

    ではカウント1、『九相図』とおもいでキメラ、髙羽のターンだよ。

    『九相図』は【dice1d3=2 (2) 】に精神攻撃、おもいでキメラは【dice1d3=3 (3) 】に攻撃だ」

    ※1.夏油、2.髙羽、3.天元


    髙羽「ここまで来たなら攻撃するぜ!おもいでキメラに【チェーンソー】を宣言!」


    『九相図』【dice1d10=4 (4) +2】

    おもいでキメラ【dice1d10=6 (6) +1】連撃(【dice2d10=8 2 (10) 】)

    髙羽【dice1d10=10 (10) 】切断判定(【dice1d10=5 (5) 】)

  • 92二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 01:15:02

    羂索「天元の脚と腕にそれぞれ3ダメージだね」

    天元「……では、腕への攻撃に【うで】で支援、頭に攻撃をズラそう。……髙羽」

    髙羽「ありがとうございます!お陰様で俺なら大丈夫ッス。心配しないで下さい天元様!狂気点は五条くんへの【友情 】に入れるぞ!■■■□

    で、【庇う】を宣言!【再生】で足へのダメージを1減らして、【めだま】【あご】【けもみみ】【ほね】【あし】を損傷させる!」

    羂索「頭2パーツ、腕2パーツ、胴5パーツ。脚に至ってはパーツなし。ぼろぼろじゃん髙羽」

    髙羽「そうだな!でも相手だってボロボロだぜ!」

    羂索「そうだねぇ。やるじゃん、頭を切断なんて。おもいでキメラは【のうみそ】【ふたごのみみ】【りこのあたま】【狂鬼】【狂気の造型】を損傷したよ」


    羂索「さあ2ターン目の始まりだ!ギリギリ【狂気の造型】を破壊されてしまったから、狂気点増加は1点だね」

    天元「助かったよ髙羽、髙羽への【信頼 】へ1点入れるね」■■□□

    夏油「助かりました髙羽さん。髙羽さんへの【執着】を1点増やします」■■□□

    五条「やるじゃん髙羽!髙羽への【保護】1点増やしとくわ」■■□□

    髙羽「示し合わせたように俺への狂気点増やさないで!?えっと、夏油くんへの【対抗】を1点増やすぞ」■■■□

    夏油「選ばれたのは私でした」

    髙羽「何その、何!?」


    羂索「ではカウント12。五条悟の手番だよ」

    五条「【対戦車ライフル】で……『九相図』を攻撃!」


    【dice1d10=2 (2)

  • 93二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 01:22:04

    ※髙羽の位置を修正しました


    五条「ちっ!当たんねぇか!」

    羂索「さっさと行こうか。次、カウント11。夏油と天元の手番だよ」

    夏油「【芝刈り機】でおもいでキメラに攻撃を!」

    天元「【ジョギリ】を宣言、おもいでキメラに攻撃するよ」

    夏油「どちらも【殺劇】持ちですからシナジーがありますね」


    夏油【dice1d10=2 (2) +2】(連撃【dice2d10=4 5 (9) +2】)

    天元【dice1d10=10 (10) +4】

  • 94二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 01:53:44

    羂索「天元。ふざけるな。」

    天元「大真面目なんだが……?」

    夏油「【アームバイス】を宣言!出目を6にしよう」

    天元「では大盤振る舞いだ。夏油傑への【独占】とたからものへの【依存】に狂気点を加え、【業怒】【修羅】【スパイク】を宣言。出目は17、ダメージが+4で4+7+4で15。【ふたごのけがわ】の分を差し引いても完全解体できる計算だ。どうだろう?」■■■□、■■■□

    夏油「どうだろうって。私の攻撃が霞むんですが……」

    髙羽「わぁあ!カッケェ!」

    羂索「は!?はぁああ!?あー、もう!【おおあな】を宣言!……夏油の攻撃を失敗させる!──で、天元。何なの?ふざけてる?」

    天元「だから大真面目だ。処理を頼むよ」

    羂索「…………おもいでキメラは天元によってバラバラに惨殺されました!」

    五条「嫌な言い方すんな」


    「──。タバコ……ひ……」


    羂索「天元のきらめく【ジョギリ】の刃越しに夏油の姿を見たおもいでキメラは、ふと思い出したかのように呟いて、まるで凶刃を受け入れたかのように静かに解体されたよ」

    五条「リアル精神攻撃してくんな!」

    羂索「はいはい、はいはい。五条。賽振って」

    五条「お次は八つ当たりかよ。じゃ、【対戦車ライフル】で『九相図』に攻撃な」


    【dice1d10=7 (7)

  • 95二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 02:00:14

    羂索「【強化ガラス】を宣言。【のうらん】【しょうお】【たんそう】を損傷するよ。
    ……という訳でまたまた中途半端だけれどここまでとしようか。次回はカウント7、『九相図』とラフレシアと地獄ナイトメアと楽園ゾンビ、夏油の手番だ。それじゃあ、おやすみ」

  • 96二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 02:08:32

    火力たっけぇ天元サマかっこいい…

  • 97二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 12:20:11

    保守

  • 98二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 12:24:44

    きゃー♡天元様かっこいい〜♡

  • 99二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:09:14

    羂索「はぁ、褒められてるよ天元。ようござんしたねぇ〜」

    天元「ネクロニカではやり方次第でこんな風にダメージを稼いだり、失敗を成功に塗り替えることもできる。参考になれば幸いだ」



    羂索「カウント7だ。『九相図』とラフレシアと地獄ナイトメアと楽園ゾンビ、夏油の手番だよ。

    『九相図』は【dice1d3=1 (1) 】に精神攻撃、ラフレシアは【dice1d3=1 (1) 】に攻撃、ナイトメアは【dice1d3=2 (2) 】に精神攻撃、ゾンビは五条に攻撃ね」

    ※1.夏油、2.髙羽、3.天元


    夏油「アクションタイミングで【ボイスエフェクト】を宣言!天元様、対話判定を行いましょう。狂気点がかなり危うくなってきていますよね?」

    天元「ありがとう。お言葉に甘えてそうさせて頂こう」


    天元(どうしてこんな事に羂索友だった筈の者を陵辱し兄弟に陰惨な改造を施しあの子はあの子はきっと私のせいで狂ってしまったのだ私が至らなかったせいで夏油五条史彦少しでも我が愛し子たちを私の罪の報いから遠ざけなければ!私の子が彼らを傷つけた分少しでも償わなくては!嗚呼!もっと傷付かなくては!)

    夏油「天元様」

    天元「っ!あ、ああ、どうした。夏油?」

    夏油「顔色といいその戦い方といい、何をそんなに気負っているのですか?後方に悟、隣には私と髙羽さんが控えています。私たちは頼りないですか?」

    天元「そんな事ある筈がない!私は君たちに頼りっぱなしだ!」

    夏油「……天元様も、憔悴するとそんな大声を出すんですね。

    正直私は安心しています。天元様はいつも上からこちらを見下ろしているというか、超然としている印象だったので。

    兎も角、そう気負わないで下さい。目下の敵は後、あのボトル詰めの何かだけなんですから」

    天元「──ありがとう、我が友たちよ」


    攻撃判定

    『九相図』【dice1d10=3 (3) +2】

    ラフレシア【dice1d10=8 (8) 】連撃(【dice1d10=5 (5) 】)

    地獄ナイトメア【dice1d10=2 (2) 】連撃(【dice1d10=8 (8) 】)

    楽園ゾンビ【dice1d10=10 (10)

    対話判定(NC判断で+2補正)

    夏油【dice1d10=2 (2) +2】

    天元【dice1d10=10 (10) +2】

  • 100二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:16:28

    我が友たちよ、か…羂索が凄い顔してそう

  • 101二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:23:02

    羂索「……、……。……ラフレシアにより夏油が胴に2ダメージ、五条がゾンビにより頭に1ダメージだけど?」

    五条「だから何なんだよその面倒くさい恋人みたいな態度。はい【合金トランク】せんげ〜ん、ダメージ0どぅえ〜す!」

    髙羽「【庇う】と【サイボーグ】せんぐぅえん!!五条くんに続きダメージィ……0ッ!!」


    羂索「は?……カウント6、ウッザい髙羽と癪に障る五条の手番だよ」


    五条「もうツッコまねぇ、だるいから。忘れてた【死に続け】を宣言して、【はらわた】を修復しとく。

    で【対戦車ライフルで】『九相図』に攻撃だ」

    髙羽「【円舞曲】をアクションタイミングで宣言するぜ!たららった〜」


    攻撃判定

    五条【dice1d10=10 (10)

  • 102二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:44:07

    五条「天上天下唯我独尊。ついでに助言で大成功しとくわ」

    羂索「君マジでつまらない男だね。ダメージ6ねはいはい。【しんぞう】【ほるまりん】 【ちのつながり】【さんそう】【こつそう】【しょうそう】を損傷したよ」

    髙羽「あと8パーツ……!」

    夏油「踏ん張りどころですね」


    羂索「じゃあカウント5、夏油と髙羽と天元の手番だ」


    天元「ナイトメアに……いや、髙羽に【発勁】を宣言しよう」

    髙羽「えっ」

    羂索「何急に変化球放ってるのさ。【むらがる】で阻止だよ阻止」

    夏油「天元様にぶっ飛ばされてナイトメアどもにキャッチされる髙羽さん……シュールな光景だ……」

    髙羽「俺天元サマに何かしちゃったかなぁ!?ええっと、あっ……。そっか、俺、【ほね】ないから……!」

    天元「やっぱり阻止されてしまった。すまないね」

    髙羽「いや!お気遣いありがとうございます!俺はこっちでナイトメア【チェーンソー】で切っとくんで!」

    天元「では【ほね】で奈落に移動しよう」

    夏油「私も同じく【ほね】で奈落に移動するよ」

    髙羽「うオらああアアアアッ!!」


    攻撃判定

    髙羽【dice1d10=2 (2)

  • 103二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:52:00

    髙羽「オーノー!盛大な空振り!」

    羂索「はいカウント4、いつもの奴ら。『九相図』とラフレシアと地獄ナイトメアと楽園ゾンビの手番だよ。

    『九相図』は【狂気の歌】で夏油と天元に精神攻撃、ラフレシアは【dice1d3=2 (2) 】に攻撃、ナイトメアは【dice1d3=3 (3) 】に精神攻撃、ゾンビは五条に攻撃ね」

    ※1.夏油、2.髙羽、3.天元

    天元「とうとう全体攻撃を味わうことになるかな……」

    夏油「これを敵の最後っ屁にしてやりましょう」


    『九相図』【dice1d10=4 (4) +2】

    ラフレシア【dice1d10=6 (6) 】連撃(【dice1d10=7 (7) 】)

    地獄ナイトメア【dice1d10=9 (9) 】連撃(【dice1d10=10 (10) 】)

    楽園ゾンビ【dice1d10=2 (2)

  • 104二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:17:15

    羂索「ラフレシアは外れたけれど……ックク、あと1点……」

    髙羽「て、天元サマ……!」

    夏油「妨害を、」

    天元「……いや、大丈夫だよ。『まだ』一点残っている。たからものへの【依存】に1点、髙羽への【信頼 】に2点で夏油への未練以外を発狂させる」■■■■、■■■■

    五条「後1点で精神崩壊じゃん。無茶苦茶すんなぁ」

    天元「少しでも勝利する確率を上げるならこうするしかないと思うよ」


    羂索「さて、カウント3!手番が来たのは五条!どうする?」

    五条「じゃ【せぼね】宣言で【対戦車ライフル】のコスト2にするわ」

    羂索「はは、なるほどね。では、カウント2!五条、夏油、髙羽、天元。君たち全員の手番だ!

    ──心ある者の意地を見せてくれ!」


    五条「【対戦車ライフル】を宣言、『九相図』を攻撃!」

    夏油「【芝刈り機】を宣言、『九相図』を攻撃!」

    天元「【ジョギリ】を宣言、『九相図』を攻撃!」

    「「「これで、終わらせる!」」」


    髙羽「アッ俺はナイトメアに【チェーンソー】しときまぁす……」

    羂索「ださ(笑)」

    天元「私の仲間たちはみんなカッコいいよ」

    髙羽「でん゙げん゙ざま゙ぁ!!」

    羂索「……………………………………。」

    五条「顔こわ(笑)」


    五条【dice1d10=2 (2)

    夏油【dice1d10=3 (3) +2】 連撃(【dice2d10=1 8 (9) +2】)

    髙羽【dice1d10=5 (5) 】 切断(【dice1d10=5 (5) 】)

    天元【dice1d10=6 (6) +4】

  • 105二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:25:55

    >>104

    夏油「駄目だ……駄目だ駄目だ駄目だ!!絶対にここは外せない!!【死の舞踏】を!!」

    五条「ここでポカするとかありえないっしょ。天元サマへの【依存 】に1点、振り直しだよ」■■■□


    五条【dice1d10=7 (7)

    夏油【dice1d10=4 (4) +2】

  • 106二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:50:45

    羂索「──あはは、やるじゃん。
    『九相図』は君たちの弾と刃で瓶ごと中身を破壊されて、兄弟たち……君たちにとっては奇怪な肉塊たち……はバラバラになって飛び散ったよ」

    羂索「勝負は決した。
    君たちが屍山血河の跡地を超えた後には、哀れな友の面影を残した残骸とろくに名も知らない血肉の山しか残っていない。

    おめでとう、私の愛玩人形たち。勝利だよ!!」

    髙羽「よ、よかっ……たぁ!みんな無事で、特に天元サマ!無事でよかったーーー!」
    天元「ふふ……少しヒヤヒヤしたね。決め手を与えてくれてありがとう。五条悟、夏油傑」
    夏油「いえいえ、こちらこそ。天元様の火力と出目の安定感には非常に助けられました」
    五条「もっと支援パーツとかスキルとか取ろっかなぁ」
    羂索「修復できるのは基本パーツ16個、強化パーツ8個ね。後、たからものの数だけ狂気点減らして〜」
    五条「髙羽ァ〜。俺【こぶし】治してもいい?」
    髙羽「大丈夫大丈夫!今回もパーツ足りたぞ〜!」

    五条:【たからもの】■■□□【夏油】■■□□【髙羽】■□□□【天元】■■□□
    夏油:【たからもの】■□□□【五条】■■□□【髙羽】■□□□【天元】■□□□
    髙羽:【たからもの】■□□□【五条】■■□□【夏油】■■□□【天元】■■□□
    天元:【たからもの】■■■□【五条】■■■■【夏油】■■■□【髙羽】■■■□

    夏油「よりにもよって天元様だけたからものが2つだけなので、いっぱいいっぱいですね……」
    天元「君は初期と比べて余裕が出て来たみたいでよかった。内緒話の対話判定をお願いしてもいいかい?」
    夏油「ええ、もちろんです」

  • 107二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:10:39

    「天元様、」


    【ジョギリ】を震えるほど力が入った手で握りしめる天元に近付く。

    個人的には好かないタイプの人種だとしても、あからさまに弱っている人を放っておけるほど私は淡々とした人格ではなかった。

    その隣に肩を並べたとたん、天元が私の頭を片手で掴んで来た。


    「な」

    「史彦と羂索は私の子供なんだ」

    「っ!?な、なにを言い出すんですか急に……!?通りで戦闘中に様子がおかしいと思いました。あの瓶詰めの肉に何かされたんですね?」

    「精神負荷は掛けられていたかな。でも仲間の君に対して、わざと傷つける嘘を吐くほど切羽詰まってはいないけれどね」


    密やかな声で告げられた言葉の衝撃といったら。

    思わず殴ったら戻るか?と【鉄球鎖】を構えてしまったレベルである。

    ……天元はいつも通りのフリをしているが、あからさまに顔が強張っている。

    受け入れ難い、受け入れ難い……が。


    「約束ですからたっぷり話して下さい。──ただ、私にも心労というものがあるので、詳しいことは家に帰ってからでいいですか?」

    「ああ。今、皆に詳しく説明していては時間が足りないからね」


    そんなことを真っ先に話してもらえるほど信じて貰えているのは、悪い気がしなかった。



    対話判定

    夏油【dice1d10=10 (10)

    天元【dice1d10=10 (10)

  • 108二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:23:05

    出目も仲良しだぁ

  • 109二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:33:51

    夏油:【天元】への【嫌悪】□□□□

    天元:【夏油】への【独占】■■□□


    夏油「すごい数字出ましたね。これ今からでも大成功になりません?NC?」

    天元「うん、私からも頼ませて貰おう。お願いだ、羂索」

    羂索「………………はぁ〜!仕っ方ないなぁ〜!夏油の【嫌悪】が無理ある感じになって来たし?しょうがないから未練変更チャンス作ってあげるよ!NC羂索様の寛大な御心に感謝しなよね!!」

    夏油「アリガトウケンジャクサマ【dice1d10=7 (7) 】」(ちょろい)

    天元「ありがとう羂索【dice1d10=2 (2) 】」



    羂索「さて、エンドパートに入るよ。

    更にメチャクチャになった羂索邸跡に佇むことになった君たちだけど、まずはどうしたいか意見を聞こうか」

    五条「硝子と天内と……九相図を治せないか?」

    羂索「ケチズたちと同じ顛末になるだけ……つまり、身体はある程度治せるけど、心は戻って来ないよ。

    しかも、今回はそんなことをすればネクロマンサーに再利用される可能性があるね。それでもやるかい?」

    五条「……やめとくわ」

    髙羽「なあ、じゃあせめてお墓は作れないか?瓦礫とか材料にしてさ!」

    羂索「それなら簡単に出来るだろうね。とはいえ壊れたマンションのコンクリート製とかになってしまうだろうけど」

    夏油「無いよりはマシだ、やろう」

    羂索「じゃあ君たちは変わり果てた友と見知らぬ誰かの墓を作ろうと、丁度いい大きさの瓦礫を探すことにしたよ。

    そしてとある瓦礫に手を掛けた時、ふと羂索の住んでいた屋敷が気になって目を向けてみた。

    すると、なんたる偶然。そこに埋もれかけた階段があることに気が付くよ!

    もちろん君たちは行くよね?」

    天元「あからさまな誘導だね。お墓を作り終わったら行こうか」

    五条「だな〜」

  • 110二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:49:42

    天元「頑なに【独占】だった」

    夏油「うん、発狂内容も【友情】の方がいい。友情に変えよう」

    天元「これからも髙羽天元をよろしく頼むよ」

    夏油「……やっぱりインパクトスゴいですねそれ……」



    羂索「墓を作り終えた君たちはぞろぞろと地下室に行くことにした。

    ほぼ坂になっている階段を気を付けながら下りると、ほとんどがスチール製の本棚で埋め尽くされている部屋に辿り着いたよ。

    ただ中にしまわれていただろうファイルはほとんどが床に飛び出しており、まとめられていただろう資料が地面にぶちまけられ、絨毯のようになっているね。

    これらを読むことは難しそうだと一目で分かる状態だ。

    そしてよくよく見ると、部屋の奥の方に隠れるようにテーブルと電気スタンド、折りたたみ椅子が設置されていたよ。

    テーブルの上にはいくつか無事なファイルが置かれているね。調べてみるかい?行動判定で調べられるよ。

    補正は+1、使用可能パーツは【のうみそ】【めだま】などに、記憶のカケラ【ネクロマンサー】だ」


    五条「【のうみそ】【めだま】使うか〜。【dice3d10=5 8 10 (23) +1】」

    夏油「大失敗がないならそれが無難だよね【dice3d10=3 5 2 (10) +1】」

    髙羽「ダイス4個回せば流石にどれか当たるだろ!【dice4d10=6 9 6 4 (25) +1】」

    天元「それは運次第かな【dice3d10=10 6 1 (17) +1】」

  • 111二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:56:29

    羂索「君たちはファイルの全てが羂索の研究記述だと分かるね。
    その内容は専門用語が多用されている上に本人にしか分からないであろう実験データに対する見解などが主で、君たちには9割も理解出来るものではないよ。
    ただ、何とか読み解けた1割で、天元という存在を保つことに対する羂索の偏執的なこだわりは君たちに十分に伝わるね。
    『ネクロマンシー技術で粘菌コンピュータに人格を移すのでは天元に欠落が生じたり不純物が混ざったりしてしまう』という思考から、老化による新陳代謝の低下を妨げる形で天元を延命させようとしていたらしい……というのがぼんやりと分かるよ」
    五条「あのさぁ。自分で言ってて恥ずかしくなんねぇのそれ?」
    羂索「髙羽羂索の話をしているのであって、私の話をしている訳ではないからね。
    何を勘違いしているのやら、ゲームと現実を混同している君の方が恥ずかしいって自覚した方がいいよ」
    五条「は?」
    夏油「どうどう」

  • 112二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 01:03:41

    羂索「そして判定に成功した君たちは、天元天元うるさい研究記述の中から、少々毛色が違う『九相図実験』という実験についての書類を発見するよ。
    粘菌の改良により生者を宿主とする、言わば『生きたアンデッド』の生産を目標に行われていた実験のようだね。
    粘菌改良の手間と成果が釣り合わないことから破棄されたみたいだ。
    具体的には、共生したまま中途半端に成長し、結局死んでただのアンデッドになってしまうという結果に終わったことから『九相図実験』という名前を付けられ破棄とされたらしいことが分かるよ。
    また、実験により母胎に宿ることに成功したものが9例、そのうちある程度の知能を持つまで成長することができたものが3体居たが、肝心の目標を達成できる見込みがないので期待外れだとして放逐されたことが分かるね。
    ……ふと資料から目を離し床を見てみると、蝶の羽と薔薇の模様のよだれかけを付けた、拳ほどのサイズの非常に小さなお地蔵様が落ちているのを見つけたよ。
    その背には『チョウソウ エソウ ケチズより 弟たちにささぐ』と掘られているね。
    その地蔵はたからもの【九相図の地蔵】として持って行けるよ。どうする?」
    髙羽「天元様の分のたからものがあってよかった……って思うべき、なのかなァ」
    天元「……手を合わせてから、ありがたく持たせて貰おう。腕にたからものが集中し過ぎているから胴に身に付けようかな」

  • 113二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 01:27:02

    羂索「そしてファイルを一通り読み終えた時、ファイルたちの下に一枚の紙が下敷きになっていたことに君たちは気が付くよ。

    それは、地図だった。

    以前に自分たちの家で見つけた地図と同じように非常に簡素なもので、このシェルターから★マークの付いた場所に行く為の道順が描かれているね。

    ……君たちは直感的に『ここがネクロマンサー髙羽羂索の本拠地だ』と察するだろう」

    五条「いよいよクライマックスかね」

    髙羽「ここに来るまでに色々なことがあったよな〜」

    夏油「まだ思い出に浸るには早いですよ」

    天元「ああ。……髙羽羂索に会ってからでも遅くはないだろう。早く問い質さねばなるまい」

    髙羽「……あの、ぶっちゃけていいか?」

    「「「どうぞ」」」

    髙羽「俺もう色々あり過ぎてつーかーれーたぁーーー!!おうちかえりたぁーーい!!」

    「「「……。」」」

    五条「ぶっちゃけ俺も同意見」

    夏油「え?い、一回帰りますよね?直行は断固拒否するよ私」

    天元「私も一度帰って気持ちの整理をしておきたい」(……そして、伝えなければならないこともある)

    「「「「……。」」」」

    五条「帰るかぁ!で、ラフさんにりんご貰ってみんなで食お!」

    天元「いいね、アップルパイでも作ろうか?色々材料が足りないから擬似だけれど」

    髙羽「いやっほう!天元サマのお料理!」

    夏油(こうして見ていると親子っぽ……くはないな。見た目年齢が違い過ぎる……)


    対話判定(NC判断で+1補正)

    五条【dice1d10=5 (5) +1】

    夏油【dice1d10=10 (10) +1】

    髙羽【dice1d10=2 (2) +1】

    天元【dice1d10=4 (4) +1】

  • 114二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 01:32:28

    >>113

    五条:【夏油】への【友情】■□□□

    夏油:【五条】への【恋心 】■□□□


    夏油「私の対話判定の出目が絶好調過ぎる。ちょっと悟への【恋心】をいい感じの未練に変えられないか試してみよう【dice1d10=2 (2) 】」

  • 115二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 02:02:58

    独占:相手に抱くのは激しい独占欲。自分だけのものにしたい、誰にも渡したくない。恋と呼ぶには邪な欲望。

    夏油「……はい!【恋心】の方がマシ!」

    五条「傑!ドンマイっ」



    羂索「──さて。君たちの髙羽羂索を介した、偶然にしては出来すぎている奇妙な繋がり。


    ネクロマンサー羂索に自分たちの日常の全てを犠牲にされ、逃げた先でその羂索の双子の兄と母親と友誼を結ぶこととなった五条悟・夏油傑。

    天元の息子で羂索の双子の兄にして最初に羂索に作られたアンデッドである髙羽史彦。

    羂索と史彦の母親にして羂索の偏執的な執着と不死実験の犠牲者である髙羽天元。


    彼らの因縁の決着は、果たして幸福の楽園に繋がるだろうか?

    それとも他の者たちと同じように、絶望の奈落に突き落とされ、二度と這い上がれなくなってしまうのだろうか?

    さあ。想像を膨らませながら、一旦幕を下ろすとしよう。

    また、別の後日談で会おうじゃないか!」



    寵愛点

    悪意64÷4=16+記憶のカケラ2+カルマ2→20点


    羂索「今日はここまでにさせて貰おうかな。

    最後のシナリオはまだ出来ていないから、明日はシナリオクリアのお祝いと寵愛点の使い道を決めるだけになりそうだ。お茶濁しの番外編をまたやるのもいいかもね。

    あ、オマケとして『歪曲の舞踏』の追加未練表を使って、ドールたちの髙羽羂索に対する未練のダイスを回してみるよ。

    矛盾しかねないから別に採用の予定はない、本当にただのお遊びなんだけどさ。たまにはこういう意味の無いことも楽しまなくちゃね。そーれ!」


    五条→羂索【dice1d10=3 (3)

    夏油→羂索【dice1d10=9 (9)

    髙羽→羂索【dice1d10=3 (3)

    天元→羂索【dice1d10=2 (2)

  • 116二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 02:17:19

    五条:【羂索】への【不安】
    夏油:【羂索】への【怨念】
    髙羽:【羂索】への【不安】
    天元:【羂索】への【隷属】

    【不安】最初から引っかかっていた。あいつは何か恐ろしい秘密を持っているのではないかと。
    【怨念】あいつだけは絶対に許さない。忘れない。塵になっても復讐してやる。
    【隷属】あなたの中には相手への服従が深く刻まれている。時にそれはあなたを酷く苦しめるだろう。

    羂索「っは!あはははは!……ふふ、皮肉な結果が出たものだ!これだから、時に運任せにしてみるのを止められないんだよねぇ。
    じゃあオマケも終わったし、また明日。おやすみ〜」

  • 117二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:54:10

    敵への未練表またいい感じに絶妙なの引いて…天元ママの隷属がなんとも言いがたい気持ちになるし夏油がブレなくてすごく夏油

  • 118二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 11:30:26

    111で五条が気持ちを代弁してくれたのに即言い返されたし天元天元うるさい研究記述で笑っちゃった
    髙羽羂索さんもある意味九相図の親なんだなぁ…ヤダァ…

  • 119二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 16:32:02

    詳しくないけどネクロニカスレで精神崩壊一歩手前状態って初めて見たかもすげぇ戦闘スタイルだ
    とりあえず色々ありすぎたからドール一行はおうちでゆっくり団欒してね

  • 120二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:47:18

    いろいろすごく良い(語彙が残念で申し訳ない)……明日も楽しみ

  • 121二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 00:47:25

    羂索「申し訳ないけれど、スレ主に急遽予定が入ってしまってね。今日はレスへの返答だけさせて貰おう。
    明日の夜は時間が取れると思うから、そうだな……君たちイチオシのスキルやパーツなんかを教えてくれたら参考にしようか。では、おやすみ」

    『敵への未練表またいい感じに絶妙なの引いて…天元ママの隷属がなんとも言いがたい気持ちになるし夏油がブレなくてすごく夏油』

    羂索「ねぇ?天元に【隷属】が来るなんて、髙羽羂索と髙羽天元の関係だけで考えても、私と彼女の関係の末路と合わせて考えてもかなりの皮肉だよ。あははは……。
    夏油の凝り固まった在り方が、死体の右手だけでなく賽の目まで操作し始めたか?なんてね」


    『111で五条が気持ちを代弁してくれたのに即言い返されたし天元天元うるさい研究記述で笑っちゃった
    髙羽羂索さんもある意味九相図の親なんだなぁ…ヤダァ…』

    羂索「髙羽羂索の『母親の生に執着し、ネクロマンシーに頼らず永久に生かそうとしていた』というモノマニアなキャラクター性を表すには良い表現だろう?
    おや、君にも恥ずかしい思いをさせてしまったかな。
    多少モチーフにしてはいるが本人そのものではないんだから、同一視されてもねぇ。
    私はNCとして司会進行を行い、ドールたちやネクロマンサーの気持ちを代弁しているに過ぎないからさ。
    ……度々その訝しむ目を向けられるんだが、腹が立つね全く。
    それにヤダとはなんだいヤダとは。期待外れの失敗作たちには丁度いい役だろう?」


    『詳しくないけどネクロニカスレで精神崩壊一歩手前状態って初めて見たかもすげぇ戦闘スタイルだ
    とりあえず色々ありすぎたからドール一行はおうちでゆっくり団欒してね』

    天元「ホリックは『欲しいものを手に入れる為なら狂気を力に変えることも厭わない』というコンセプトのポジションで、狂気点に関するスキルが多い。
    そのスキルを『九相図』が+2補正の精神攻撃の使い手なのにも関わらず遠慮なく使用したことで、かなりの綱渡りをすることになったね。
    その分、おもいでキメラを倒した時のように、賽の目の数字にとびっきりの上乗せをしてすさまじい攻撃を繰り出すこともできる。ロマンがあるポジションだよ。
    ああ。今はうちで束の間の平穏を享受しようと思う。
    ……今は私の過去を語ったばかりなせいか、案の定ギクシャクしてしまっているが……」

  • 122二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 05:16:50

    「君たちはもう本誌、見たかい?スレ主としては嬉しい誤算が3つほどあったようだよ。
    私もまさか……おっと、ネタばらしは野暮のすることだ、いけないいけない」


    『いろいろすごく良い(語彙が残念で申し訳ない)……明日も楽しみ』

    羂索「ごめんね、返答し損ねていたよ。
    語彙については気にしないさ、わざわざレスをしてくれている時点でありがたいものだからね。
    今夜は寵愛点の使い道を決めていこうと思うからよろしく頼むよ」

  • 123二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 08:06:45

    おすすめスキルはジャンクの「半壊」とサプリメント歪曲の舞踏で追加されたバロックの「結晶化」
    おすすめ強化パーツは歪曲で追加された変異2の「つめたいひかり」かな
    サプリメント使用ありで盾役ドールやるなら結晶化の切断、爆発、移動効果の無効化は強いしつめたいひかりは所謂ヘイトタンクやれるよ

  • 124二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 16:31:22

    貴重なネクロニカスレ!と思ってコメしたかったけど今まで巻き込まれ規制でも食らったのかコメント出来なくてずっと見てるだけだったけど解除されたのか参加できて嬉しい
    メンツからして最高だし2525の雰囲気もどこかあって続きが気になって仕方ないので明日が楽しみ
    天元さまの出自(むしろ髙羽+羂索の出自?)が衝撃的で笑ってしまったし理子ちゃんの手紙に対する髙羽の「(高羽の漢字ちがーう)」がかわいくて和んだ、頑張って生き抜いて欲しい

  • 125二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:45:21

    羂索「や、来たよ。という訳で始めさせてもらおうか。まずは返事の時間だ」


    『おすすめスキルはジャンクの「半壊」とサプリメント歪曲の舞踏で追加されたバロックの「結晶化」
    おすすめ強化パーツは歪曲で追加された変異2の「つめたいひかり」かな
    サプリメント使用ありで盾役ドールやるなら結晶化の切断、爆発、移動効果の無効化は強いしつめたいひかりは所謂ヘイトタンクやれるよ』

    髙羽「俺の盾ぢからを強化する案、サンキューベリーまいっちんぐ先生!」
    羂索「あのさぁ。それ伝わる人限られるし、伝わったところで人によっては悪い意味に捉えるネタだよね?
    もうちょっとお客さんを意識して出直して来て下さい!お疲れ様でした!」
    髙羽「アッハイ、すいませんでした!
    ……えーと、【半壊】に【結晶化】、【つめたいひかり】かぁ。確かにこれは強い!特に【つめたいひかり】は俺の持ってる【円舞曲】とも噛み合わせが良さそうだ!
    【肉の宴】とか考えてたけど、この案もすっごくいいなぁ。ありがとう!少年!」


    『貴重なネクロニカスレ!と思ってコメしたかったけど今まで巻き込まれ規制でも食らったのかコメント出来なくてずっと見てるだけだったけど解除されたのか参加できて嬉しい
    メンツからして最高だし2525の雰囲気もどこかあって続きが気になって仕方ないので明日が楽しみ
    天元さまの出自(むしろ髙羽+羂索の出自?)が衝撃的で笑ってしまったし理子ちゃんの手紙に対する髙羽の「(高羽の漢字ちがーう)」がかわいくて和んだ、頑張って生き抜いて欲しい』

    羂索「おや……それは今まで気の毒だったね、さぞかし不便だっただろう。
    レスをありがとう。この通り物語も佳境を迎えて幕引きの準備を始めているところだが、楽しんでいくといい。
    ──キッショ、何で分かるんだよ……なんてね。
    まあバレバレだよねぇ、スレ主が往年のリプレイ動画に影響受けてるのなんてさ〜。シリアスとギャグが絶妙な配分で配置されているあの雰囲気が少しでも出せているなら光栄だ。
    くくっ、『本誌並みのエグい表現がある』と警告しただけのものは出せたようで幸いだ。」
    髙羽「衝撃的なモノに出くわした時、何でか細かいところに気を取られること……あるよなっ。
    応援ありがとう!俺の操作キャラに生きて……死んでるけど……幸せになってもらえるよう気張っていくぜ!」

  • 126二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:14:20

    羂索「…………何でか髙羽が乱入していたけれど、それは置いておいて。
    さて、君たち。寵愛点20点……どう使うか決めたかい?」

    夏油「悟……【スコープ】を取るのなら【死人の流儀】まで取る必要はないんじゃないかい?【後衛の守り】の方がいいと私は思う」
    五条「あーね。確かに【後衛の誇り】はいいスキルだよ?安定してる。
    一人でも火力最強なせいでいっつも一人楽園でお留守番係してる俺としては、確かに大失敗怖いからあったら安心だ。
    でもさ、どうせなら当てたいじゃん?少しでも敵撃ち抜きたいじゃん?そしたら【死人の流儀】の方がいいなってさぁ。
    壊したパーツは【死に続け】で直せばいいし。
    逆に傑はヒヨり過ぎじゃね?【心を鬼にして】と【ほとけかずら】って。
    なんかさぁ。サポートしたいにしては、攻撃捨て切れてないせいで構成が中途半端なんだよなぁ」
    夏油「天元様が狂気点危なくなったのを受けて、確実に減らす方法を導入しようと思ったまでだ。
    それを言うなら君だって、近付かれたらちまちまショットガンで何とかするしかない遠距離バカじゃないか?」
    五条「あ?やるか?」
    夏油「こっちの台詞だ」
    髙羽「ウワーン!味方同士で喧嘩すんなよぉ!」
    天元「ふむ。私は【冥王】と【ガントレット】にしようかと思っているよ」
    髙羽「天元サマは天元サマで狂気点差し置いて殺意高めることしか考えてなくて怖ぇよぉ!ちなみに俺は【つめたいひかり】と【エンバーミング】どうかなって思ってるぞー!」

  • 127二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:33:16

    羂索「何モメてるのさ、ウケるんだけど。君も君で悩んでるなら人様の心配してないでまず自分から決めときなよ」
    髙羽「いや簡単に決まったら苦労せんて。
    【つめたいひかり】スッゲーいいんだけど、変異5にしなきゃいけないのがちょっと悩みどころなんだよ……。
    行動値増やす【しっぽ】か防御サポートする【おおあな】でいいと思うんだけど、それなら1改造に振って何回も使える妨害取るのもいいなーって気になってさぁ」
    羂索「真面目に考えてんじゃん。ところで【ぬるぬる】とか取らないの?あんかけ的に」
    髙羽「……ウワー!!面白そう!!選択肢増やすなよ悩んでるところに!!」
    天元「私は決まっているんだが」
    羂索「天元貴様はもっと悩め!!少しは狂気点減らすことも考えてくれないかなぁ!?」
    天元「夏油傑が減らしてくれるようだから」
    羂索「バッカじゃないの!?」
    五条・夏油「「あーだこーだあーだこーだ」」

  • 128二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 01:08:23

    羂索「──で、決まった?決まったよね?特に五条悟。長々と時間取ったんだからちゃんと決まったよね?じゃあそれぞれ発表して〜」



    夏油「先ほど言った通り【心を鬼にして】と【ほとけかずら】を取るよ」


    五条「傑との厳正な話し合いの結果、【スコープ】と【看破】を取ることになったからよろしく」


    髙羽「何でだよおっ!?【死人の流儀】も【後衛の誇り】もどっか行っちゃってるじゃん!?

    ……えー、気を取り直してだけど【つめたいひかり】は取るぞ!教えてもらった縁もあるしな!

    後は変異1のパーツだけどな、【おおあな】はグロいから候補から外して……最終的に【dice1d2=2 (2) 】いえい!」

    1.最大行動値が増加する【しっぽ】を取ったぞ!、2.【ぬるぬる】ッ!選ばずにはいられないッ!となった。


    天元「【dice1d2=2 (2) 】」

    1.アドバイス通り8点使用で狂気点を2減らして、その余りで改造3の【ガントレット】を取ることにしたよ。、2.【冥王】と【ガントレット】を取るよ。

  • 129二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 01:14:35

    髙羽と天元さまの結論がw

  • 130二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 01:34:52

    羂索「はいはい、ウケるウケる。髙羽は素直でいいね。──それに比べて天元、貴様はほんっっとになんなの?
    そんなにまた補正+2の精神攻撃をぶち込まれたい?今度こそ精神崩壊させられたい?
    しかもそれで取るのが【冥王】って。レギオンの代わりにホラー配置されたら完全に腐るスキルじゃんバカ?」
    髙羽「ついでと言わんばかりにバカにされていて俺はちょっと傷付いた」
    夏油「いいと思いますけどね、コストダウンエンバーミングって感じで。しかも【つめたいひかり】と同じく【円舞曲】とシナジーがあるじゃないですか」
    髙羽「ありがとう……!そんなに君があんかけ好きだとは思わなかったぞ……!」
    夏油「そういうのいいんで」
    天元「でも君はそんなことしないだろう?」
    羂索「……自由に駒置けなくなって逆にこっちの首絞めるだけで、そうしたって特段面白くないからね」
    五条「一回脳汁拭いて落ち着けよ(笑)雑巾やるから(笑)」
    羂索「そんな遠回しに言わなくても『楽園にオチムシャ辺り派遣して欲しい』って君の気持ちは伝わってるからね」
    五条「マジでやめろ」

  • 131二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 01:55:34

    夏油:【ほとけかずら】の位置

    ※1.頭、2.腕、3.胴、4.脚

    【dice1d4=4 (4)


    髙羽:【つめたいひかり】の位置

    ※1.頭、2.腕、3.胴、4.脚

    【dice1d4=3 (3)



    羂索「という訳で、全員の強化内容が決まったところだし一旦終わろうかな。……しかし正直な話だ。困ったことに、シナリオが全く出来上がっていないんだよね。

    番外編をやろうにも、それすら何をやるか決まっていない始末だ。明日は現在のドールの状態を見せる以外に、何をしようか……。

    ま、何かやることにはなるだろうね。じゃ、おやすみ」

  • 132二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 06:26:41

    スレ主です。

    突然の報告失礼致します。

    前スレで使用したシナリオ、やちうお様の『死体人形は楽園の夢を見るか』ですが、こちらリプレイや動画等の使用には報告とリンクの記載が必要なことに今更気が付きました。

    早急に事後報告をさせて頂きましたが、場合によっては該当のレスやスレッドの削除などの対応をさせて頂く予定です。

    以下は前スレに貼ることができていなかったシナリオのリンクになります。


    #永い後日談のネクロニカ 【永い後日談のネクロニカ】死体人形は楽園の夢を見るか - やちうおの小説 - pixiv■シナリオ概要 永い後日談のネクロニカの単発シナリオです。 『それほど長くなく、汎用性があり、記憶のカケラいじりができ、なおかつ悪趣味なシナリオ』をテーマとしています。 旅の途中のドールたちでも、目覚めたばかりのドールたちでもどちらでもOKです。 記憶のカケラいじりができるため、...www.pixiv.net
    【永い後日談のネクロニカ】死体人形は楽園の夢を見るか | やちうお #pixiv

    閲覧頂いている皆様や、魅力的なシナリオを作成して下さったやちうお様にご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳ございません。

    スレ自体は今後も続けてまいりますので、よろしくお願い致します。

  • 133二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:44:11

    >>132

    了解

    続きがあるのは嬉しいから無理ない更新頻度でお願いします!

  • 134二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:57:26

    天元には弱いのに五条にはいつも強い羂索おもろで好き
    4人のことそれぞれよく見てるんだろうね…
    スレ続くの嬉しい楽しみ

  • 135二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:11:32

    重ね重ね失礼します、スレ主です。
    やちうお様より『死体人形は楽園の夢を見るか』について「公開したままで構わない」と許可を頂けました。
    ので、該当のレスは引き続きそのまま残させて頂きます。
    把握ミスでお騒がせを致しました。
    今後はこういったことがないように気をつけて参ります。

  • 136二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 00:47:54

    過去スレ消えずに済んでよかった!

  • 137二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 07:53:03

    対応お疲れ様です!!

  • 138二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 18:32:43

    ほしゅ

  • 139二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:08:32

    名前:五条悟
    享年:29歳
    暗示:破局
    ポジション:コート
    メインクラス:レクイエム
    サブクラス:ステーシー
    武装6 変異1 改造3
    記憶のカケラ:
    【笑顔】【炎】【森の家】【避難シェルター】【少女】
    スキル:
    【助言】【看破】【死の手】【子守唄】【銃神】【死に続け】
    未練:
    【たからもの】への【依存】■■□□
    【夏油】への【友情】■□□□
    【髙羽】への【保護】■□□□
    【天元】への【依存 】■■□□
    最大行動値:6+4=12
    初期配置:花園
    強化パーツ:
    『頭』【のうみそ】【めだま】【あご】【カンフー】【アドレナリン】【リフレックス】【理子のヘアバンド】(たからもの)【スコープ】
    『腕』【こぶし】【うで】【かた】【狙撃ライフル】【ショットガン】【対戦車ライフル】【合金トランク】【ビーズの花飾り】(たからもの)
    『胴』【せぼね】【はらわた】【はらわた】【あるびの】【救急箱】
    『脚』【ほね】【ほね】【あし】【写真立て】(たからもの)

  • 140二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:12:20

    名前:夏油傑
    享年:27歳
    暗示:反転
    ポジション:ソロリティ
    メインクラス:ロマネスク
    サブクラス:タナトス
    武装3 変異1 改造3
    記憶のカケラ:
    【ふとん】【愛犬】【野苺】【呪い】【少女】
    スキル:
    【優雅】【号令】【内緒話】【心を鬼にして】
    【殺劇】【愛撫】【死の舞踏】【死神】
    未練:
    【たからもの】への【依存】■□□□
    【五条】への【恋心 】■□□□
    【髙羽】への【執着】■□□□
    【天元】への【友情】□□□□
    最大行動値:6+6=12
    初期配置:煉獄
    強化パーツ:
    『頭』【のうみそ】【めだま】【あご】【アドレナリン】【ボイスエフェクト】【カンフー】【ビーズの髪飾り】(たからもの)
    『腕』【こぶし】【うで】【かた】【アームバイス】【鉄球鎖】【本】(たからもの)【芝刈り機】
    『胴』【せぼね】【はらわた】【はらわた】【しんぞう】【硝子のジッポ】(たからもの)
    『脚』【ほね】【ほね】【あし】【ほとけかずら】

  • 141二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:16:18

    名前:髙羽史彦
    享年:35歳
    暗示:絶望
    ポジション:アリス
    メインクラス:ロマネスク
    サブクラス:ステーシー
    武装1 変異3 改造2
    記憶のカケラ:
    【双子】【図書館】【個室】【戦火】【ネクロマンサー】
    スキル:
    【負けない心】【お姫様】【円舞曲】【時計仕掛け】【庇う】【肉の盾】【再生】
    未練:
    【たからもの】への【依存】■□□□
    【五条】への【友情 】■■□□
    【夏油】への【対抗】■■□□
    【天元】への【対抗】■■□□
    最大行動値:6+5=11
    初期配置:煉獄
    強化パーツ:
    『頭』【のうみそ】【めだま】【あご】【人形】(たからもの)【けもみみ】
    『腕』【こぶし】【うで】【かた】【ゾンビボム】【チェーンソー】【ビーズの飾り紐】(たからもの)
    『胴』【せぼね】【はらわた】【はらわた】【しんぞう】【スチールボーン】【サイボーグ】【やぶれひまく】【理子の日記】(たからもの)【ぬるぬる】【つめたいひかり】
    『脚』【ほね】【ほね】【あし】

  • 142二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:20:59

    名前:髙羽天元
    享年:不明
    暗示:絶望
    ポジション:ホリック
    メインクラス:タナトス
    サブクラス:レクイエム
    武装6 変異0 改造3
    記憶のカケラ:
    【お茶会】【星空】【オルガン】【料理】【命】
    スキル:
    【修羅】【業怒】【加速する狂気】【災禍】【殺劇】【冥王】【集中】
    未練:
    【たからもの】への【依存】■■■□
    【五条】への【友情】■■■■
    【夏油】への【独占】■■□□
    【髙羽】への【信頼 】■■□□
    最大行動値:6+5=11
    初期配置:煉獄
    強化パーツ:
    『頭』【のうみそ】【めだま】【あご】【アドレナリン】【カンフー】【発勁】【スパイク】
    『腕』【こぶし】【うで】【かた】【空飛ぶギロチン】【ビーズの指輪】(たからもの)【手鏡】(たからもの)【バール】【ジョギリ】【ガントレット】
    『胴』【せぼね】【はらわた】【はらわた】【九相図の地蔵】(たからもの)
    『脚』【ほね】【ほね】【あし】【有刺鉄線】

  • 143二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:25:04

    スレ主です。心配のお言葉や応援のお言葉ありがとうございます。
    最終話の作成が難航しておりますが、無理のない更新頻度で続けて参りますのでよろしくお願い致します。

  • 144二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:47:14

    「は〜、ここまで来ればあいつらも追ってこないでしょ」
    「みんな無事かい?」
    「おうよ、びっくりしたな!……あれ、でもここどこだ?」
    「森、ということしか解らないね。この状態では」


    霧に包まれた森の中、君たちはまだ壊れていない廃墟にたどり着くよ。
    変異生物の侵食も少ない、自分たちの住んでいた場所を思わせる清涼な森の気配。
    奇跡的に戦火の傷痕のない廃墟に、君たちは束の間の安らぎを憶えるだろう。

    ──しかしそこにはあるおそろしい存在が棲みついており……。



    永い後日談のネクロニカ公式サプリ『最果の戯曲』より『養蜂箱』





    羂索「や、遅くなったね。お茶濁しの番外編第二弾は永い後日談のネクロニカ公式サプリ『最果の戯曲』より『養蜂箱』だよ。
    これは今までの番外編と違って『ルクナウト』の後に家を飛び出し、あてのない旅をすることを選んだIFの話になる。
    当然彼らは自分の記憶の大半を取り戻せていない状態なワケだ。当然自分たちのヤバ目の親子関係とか友人関係とか、全く把握できていないよ。
    ただしドールの強化パーツは『玉折メランコリー』経由後だから、知らないたからものをいっぱいくっつけてるし、武装も無駄に豪華な仕様だ。
    つまりツッコミどころ満載だけど、そういうものだと思ってスルーすると楽だよ。
    明日からやっていくからよろしくね。
    ……そうだ。今更だけどこれからネクロニカをプレイする人の楽しみを削ぎかねないから、気をつけて見てね」

  • 145二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 09:18:44

    ほし

  • 146二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 10:18:21

    非情にどうでもいいけどもさ、スレタイを噛まずにいえる気がしねぇ……にしても面白そうだから頭から読んできます

  • 147二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:47:18

  • 148二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:56:20

    >>146

    ネクロニカ実卓未経験でもストーリーとして読めるからおすすめ、戦闘とか技能何取るとかは大体雰囲気で読めるよ

  • 149二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 00:57:54

    羂索「こんばんは。遅くなっておいて申し訳ないけれど『また』なんだよねぇ。
    スレ主に用事が入ってしまったからまた今夜に更新するのが難しくなってしまったよ。最近こういうことばかりだね?全く呆れた態度だ。
    こんな調子だけれどいつも保守や感想などをありがとう。暇だったら質問や好きなTRPGやおにぎりの具でも書いておいてくれると嬉しい。
    今夜はやれるかやれないか……どちらにせよまた来るからよろしくね。じゃ、おやすみ」

  • 150二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 07:55:20

    なんかちょっとバーボンみを感じてふふってなってしまった
    TRPGは詳しくないけど「心臓がちょっとはやく動くだけ」「かいぶつたちとマホラカルト」とか…おにぎりは焼きたらこが好き

  • 151二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 07:57:31

    >>150

    心はや!!!わかる……!!!!

    おにぎりはシャケ一択(でも煮卵のやつも美味しかった)

  • 152二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 18:07:13

    このレスは削除されています

  • 153二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 18:08:07

    なんか羂索はこういう役回りも似合うのよね。

  • 154二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:18:31

    羂索「やあ、質問に答えてくれてありがとう。ま……答えてくれたところで私からは何のお礼もないんだけど。答え損だね、ははは!
    なるほど、CoCTRPGか。いいね。プレイ人口が多い上にシナリオが豊富で入りやすい。根強い人気があるのは第6版だが、第7版も発売されたし絶賛活躍中と言えるだろう。
    ん?私の好きなTRPG?──ひ・み・つ。
    ……とだけ言うのも味気ないから、何かしらオススメはしようか。『魔導書大戦RPGマギカロギア』や『モノトーンミュージアムRPG』、『ダブルクロス』なんかはどうかな?
    呪術廻戦が好きなら刺さるかもしれないと思ったから紹介しておこう。
    じゃあ長々とお待たせしたね。『養蜂箱』……始めていこうか」

    羂索「さて。当てのない旅を続けている君たちは、遭遇したアンデッドの軍勢との戦闘を避け、森に入り込んでしまったよ。
    森の中では変異昆虫や変異植物が襲ってきたものの致命的な数ではなかったね。
    ……しかし次第に森に霧がたちこめ始め、方向感覚を狂わせるよ。その上、おそらく変異昆虫だろう、蟲の羽音のような音まで聞こえだしたときた。
    それが遠くか近くかも霧のせいでわからない。ただただ不安が煽られるね。さて、どうしようか?」
    髙羽「人生終わりそうな状態から始まったな!」
    天元「深い森での遭難は寄生虫感染や野生動物との遭遇など危険に溢れているからね」
    夏油「そもそも遭難している時点で8割くらい人生終わってません?」
    五条「俺は終わらない」
    夏油「まあ私も終わらないけど」
    髙羽「……君たち人超えちゃってない?」
    羂索「そいつらも君にだけは言われたくないと思うよ」

  • 155二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:27:53

    羂索「余計な話ばっかしてないでちゃんとシナリオ進めてよ?」
    五条「へーへー。その蟲の羽音がどこから聞こえて来てるか分かるか?」
    羂索「羽音の主や、そいつがどこに居るのかはあまりよくわからないよ。植物だらけで辺りを見通すのが困難なせいだろうね。
    ただ、自分たちを囲むようにして音が響いているということは分かるよ」
    夏油「不穏だね」
    髙羽「とりあえず蟲だらけの場所は抜けたいよなぁ」
    天元「進むだけ進んでみるかい?アンデッドであるこの子たちなら問題はないだろう」
    五条「そうすっか〜」
    羂索「じゃあそうやって辺りをウロウロしているうちに霧が少しずつ薄れてきたよ。
    羽音はまだ聞こえているけど、物陰にいるのか小さいのか……その主の姿は見えず、襲い掛かってもこないね。
    薄れた霧の中にはどこか寂しさを思わせる背の高い木々が並んでいる他、一際大きな影が霧の中に見えたよ。
    ……それはどこか箱を思わせる建物だ。
    コンクリートでできた三階建てのそれはアパートや共同住宅を思わせるね。壁には蔦が這い、苔が広がっている。窓ガラスは強化ガラスだろうか?汚れてはいるものの、割れてはいないね。
    君たちはこの廃墟に、うっすらと記憶が疼くのを感じる。生前の手がかりがあるのかもしれない……漠然とそう思うだろう。
    ここで今回のカルマを発表しようか。アドベンチャーパートのカルマは『アルバムを見つける』だ。
    ……で、もちろん君たちは廃墟を調べるよね?」
    夏油「誘導が露骨過ぎる」

  • 156二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:52:03

    髙羽「まずは辺りの様子を伺ってぇ……」

    羂索「そんなことしてる暇ある?襲ってこそこないけど、君たちを追う蟲の羽音はしつこくねちっこく君たちを囲っているけど?」

    天元「どうも羂索は早く建物内に入ってほしいようだね。外の景色は窓からも伺えるし、ここは一旦中に入ることを試みてみるかい」

    夏油「そうですね、その方がじっくり探索できそうです」

    五条「流石汚ぇ雑巾。集る蟲やるのが上手いな」

    羂索「じゃあ蟲への不快感と廃墟への好奇心から、君たちは建物内への侵入を試みるよ。

    とりあえず廃墟の正面に大きな扉があったので開こうとしてみると、鍵はかかっておらず、あっさり中に入ることができたね。

    入ってすぐは薄暗いホールだ。中は静かだけど、外からは未だ羽音が聞こえていて、やはり不快感を掻き立てられる。

    さらに管理人室らしき窓口のある部屋、物置、ランドリー室……外から見た印象どおり寮やアパートを思わせる部屋が並んでいるね。

    廊下の奥や階段の上には番号の振られた居住室が並んでいるのもわかるだろう。

    管理人室を含むどの部屋も埃をかぶり、朽ちかけているものの、家具も残っているよ。

    壁や床はひびが入ってはいるものの、崩れたりする心配はなさそうだ。

    窓からは未だうっすらと霧に包まれた森が見えており、廃墟の裏にはブランコなど朽ち果てた遊具の名残が見えるね。

    さて、行動判定のお時間だよ。補正は特になし、【めだま】なんかの視覚に関わるパーツが使用できるけど。どうする?」

    五条「この世界だと埃もなんか虹色とかに変色してそうでやだわー【dice1d10=4 (4) 】」

    夏油「補正がないなら単独で振るよ【dice1d10=9 (9) 】」

    髙羽「近所の川に廃油流れてて変色してるのキモい、みたいなヤツ?【dice1d10=7 (7) 】」

    天元「私も下手に増やすのは止めておこう【dice1d10=3 (3) 】」

  • 157二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 01:09:25

    羂索「じゃあ夏油と髙羽は埃にまみれた廃墟の中に不似合いな、小さなミツバチの死骸をいくつか見つけるよ。
    これらは完全に死んでおり、死んでから十分な時間が過ぎているように見えるよ。
    ミツバチにこれといった変異は見られないけれど、外から聞こえる羽音がミツバチによるものだと咄嗟に理解できたね。
    ちなみに入ってきた正面玄関の扉だけど、開いておく?閉めておく?
    扉には閂があり、下ろせば扉を破ることはかなり困難になるだろうね」
    五条「そりゃ閉めておくだろ、蟲居るし」
    髙羽「害無くてもブンブン周りに飛ばれたらだいぶ嫌だもんな」
    夏油「……?」
    天元「世界が滅んだあとでも普通のミツバチが細々と生きている、ということなのだろうか?それにしては……」
    羂索「扉は普通に閉まるし閂も閉めることができたよ。
    ……さて、蟲の居ない場所に避難はできたけれど、これから何をしようか?」

    羂索「短いけれど、今日はここまでにしておくよ。明日……じゃなくて今日だね。今夜もよろしく
    じゃ、おやすみ」

  • 158二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 08:16:29

  • 159二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 16:21:34

    今夜の分も楽しみ

  • 160二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 22:32:38

    いくつか前のシナリオで、虫の死骸見ただけで落ち込みすぎだろ私!って自分のドールに突っ込んでた夏油傑すき

  • 161二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:52:08

    羂索「私だよ!……というワケで早速始めていこうか。

    ちなみに本来のネクロニカは年若い少女が身も心も寄せ合いながら理不尽な現実に立ち向かうゲームだからね。

    シナリオをそのまま流用すると、枯れ葉が落ちるようなちょっとしたことで悩み傷付く、大変雑魚メンタルな大人たちが誕生してしまうのさ。

    そうなり過ぎないようになるべく描写には気を付けているけどね」



    五条「何するっつってもな。家探しするくらいしか思い浮かばねぇけど……」

    夏油「外の様子はどうなってるか、窓から確認できるかい?」

    羂索「行動判定してみる?聞き耳立てたり窓を調べたりできるけど」

    髙羽「出番か!?【けもみみ】あるぜ!」

    天元「一旦みんなで賽を振ってみようか【dice1d10=4 (4) 】」

    夏油「で、次は悟の言ってた通り家探ししよう【dice1d10=2 (2) 】」

    髙羽「廃墟の探検ってちょっとワクワクするよな!ドッキリとか心霊現象とか起こっちゃうのがお約束でさ【dice2d10=9 5 (14) 】」

    五条「あー、夏によくやってる奴ね。たまに本物の呪霊紛れ込んでてウケるんだよな〜【dice1d10=7 (7) 】」

    夏油「一般人には危険なんだから笑えないよ」

  • 162二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 00:09:48

    羂索「そうだね。窓は外に面しているが、ある程度戦争が始まりだしてから建てられたのだろう。どの窓も強化ガラスが使われており、ドールの筋力でも簡単には割れないよ。

    窓そのものは内側から簡単に開くことができるけど、とりあえずこのホールの窓は全部ピッタリ閉じているし施錠されているようだ。

    あと……微かにだけれど、外から蟲の羽音が聞こえ続けているね。さっきの出来事もあるし、あまり積極的に窓にどうこうする気は起きないだろう」

    夏油「ある程度安全は確保されていそうだね」

    五条「分かんねぇぞ、家のどっかにバンシー辺りが隠れてる可能性もある」

    天元「完全にホラー番組の流れだねそれは」

    髙羽「リアクション練習しとこっかなぁ!」

    羂索「うるさそうだからやめて。

    廃墟の中を調べるなら、どの部屋も錠前はついているけれど、鍵がかかっていないよ。

    それじゃ、いい感じに家探し出来たかまたまた行動判定いこうか。窓の判定に成功した五条と髙羽は補正+1ね」


    五条【dice1d10=5 (5) +1】

    夏油【dice1d10=2 (2)

    髙羽【dice1d10=1 (1) +1】

    天元【dice1d10=3 (3)

  • 163二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 00:30:02

    羂索「なぁにその低空飛行な数値、ウケるんだけど。
    室内も壁や床はコンクリートで出来ていて、その上に壁紙や絨毯が張られているよ。
    まず1階の目に付くところには三つの小部屋とユニットバスがあったけど、特に血なまぐさい痕跡もないね。
    家財道具はそっくりそのまま残されていて、テーブルの上に食器が置かれたままの部屋すらある。君らはまるで住人が突然消えてしまったようだと思うだろう。
    その中に雑誌や小説なども見つけるけど、これらの書物は一般的なものばかりで、専門書などがあったとしても個人の趣味のレベルだよ。
    個人用コンピューターや電化製品もあったけど、いずれも電力が絶えて久しい上に埃に埋もれており、まともに稼動しなさそうだ。
    ああでも家具……特にクローゼットには衣装なども見つかるね。大半はボロボロと崩れてしまうけど、中にはまだ十分着用できるものもある。大人の衣服以外に子供のものなども混じっているよ。
    これらの部屋には、家族が暮らしたりもしていたのだろうね。平穏な日常の名残りが見て取れるよ」
    髙羽「普通のおうちって感じだけど……」
    夏油「死体が無いのが逆に不気味で不自然ですね。蜂の死骸はあったのに人間の死骸だけ無いなんてことあります?」
    五条「何か理由があって家置いて逃げちまったなら説明付くぞ」
    天元「それはそれで我々にとっては悪い知らせだが」

  • 164二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 00:52:48

    羂索「で、判定に成功した五条は半ば地下室となった物置を見つけたね」
    髙羽「ありがとう五条くん!危なかった!」
    五条「GTGを褒め称えろよな」
    髙羽「前から思ってたけどそれなんの略……?」
    羂索「Gomi、Trash、Garbage」
    五条「ん?グレートティーチャーゴジョーの略。そいつは自己紹介しただけね」
    羂索「あっさり私に封印されて生徒危険に晒した癖によく言うよ」
    夏油「それを言うと君も元さ……一般人に手球に取られて死んだワケだから中々情けないよね」
    髙羽「ギスギスすんなよぅ!!キャラメル食べろキャラメル!!」
    天元「ありがとう髙羽。……みんな虫の居所でも悪いのかい?」
    羂索「むぐ。べっつに〜。誰かさんが狂気点減らしてないせいでちょっと手加減するか考えなきゃいけないのが面倒なのは事実だけど。
    ……で、物置はちょうど二階に登る階段の裏手にあり、遊具の置かれた廃墟の裏側へ続く裏口があるよ。
    明かりとりのためか、高い位置に汚れたガラスで嵌め致しにされた窓があり、外の地面近くが見えているね。
    そびえるような棚には様々な品や箱が置かれていて、下の方には掃除道具や園芸道具、肥料、また工具などがあり、ちょっとした武器になりそうなものもある。
    どう?もっと詳しく調べてみるかい?」

  • 165二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 01:02:31

    すぐ小競り合いする羂索と五条好き
    皆でキャラメル食うの仲良しやね

  • 166二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 01:15:11

    天元「私はもう少し調べたいかな」

    五条「俺は別にどっちでも〜」

    夏油「調べる方に賛成で」

    髙羽「じゃんけんする間もなく多数決で調べるに決定だ!イェイ!」

    羂索「はいはい。棚を調べれば、まだかろうじて養分になりそうな缶詰や瓶詰め、インスタント食品などがたくさん見つかるよ。

    この物置には、災害や戦争に備えてか、多くの物資が保存されているようだね。

    そうだ、行動判定に成功したらいいものをあげようか。賽を2個振ってみなよ。1個目は補正なし、2個目は補正+2ね」

    五条「うさんくせ!【dice1d10=2 (2) 】【dice1d10=9 (9) +2】」

    夏油「まあ彼、そんなに嘘は吐かないから【dice1d10=6 (6) 】【dice1d10=5 (5) +2】」

    髙羽「ぶっちゃけ全身嘘ついてるようなもんだと思うけど、夏油くんがそういうなら……まあ……【dice1d10=6 (6) 】【dice1d10=5 (5) +2】」

    天元「すさまじい暴言だ【dice1d10=3 (3) 】【dice1d10=5 (5) +2】」

    髙羽「え、あ、ごめん羂索」

    羂索「たはー!真実だから別に気にしないよ!」

    五条「いつにも増してウゼェ!」

  • 167二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 01:32:46

    羂索「おや?ふふふ……じゃあまず、丁度タイムリーだしこれにしようか。髙羽と夏油は棚からキャラメルを発見するよ。

    未来の進んだ防腐剤をたっぷり使用したそれらは今も味わうことが可能だ。

    これらをこの場で口にすれば、本来の記憶のカケラによる制限を無視して、1度だけ対話判定をしてかまわないよ」

    髙羽「狂気点に困ってるの天元様なんだよなぁ」

    夏油「巻き込んで全員で話せばいいのでは?」

    髙羽「そうすっかぁ。……なあみんな〜!見て見てキャラメルあったぞキャラメル!!○永!!」

    五条「マジ?サイコーじゃん!5粒くらい頂戴、一気に口入れっから!」

    天元「想像しただけで口の中が溶けそうだ」

    夏油「悟、みんなで平等に分けるからね。一人3粒だよ」

    五条「ちぇっ。まあ良いか、糖分糖分〜」

    髙羽「昔よく食べた……ような、そうでもないような。でもうんまい!」

    天元「自分たちでこういうものを作れたらさぞ楽しいだろうね」

    夏油「……もうこの世界に稼働するキッチンなんて、そうそうありませんよ」


    五条【dice1d10=6 (6)

    夏油【dice1d10=4 (4)

    髙羽【dice1d10=5 (5)

    天元【dice1d10=4 (4)


    羂索「今日はここまでだ。平和が続いてつまらないかもしれないが、そこはネクロニカ。そのうち狂気が忍び寄って来るから待っているといいよ。

    じゃあ、おやすみ〜」

  • 168二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 12:01:51

  • 169二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 16:49:43

    「枯れ葉が落ちるようなちょっとしたことで悩み傷付く、大変雑魚メンタルな大人たちが誕生してしまう」と「Gomi、Trash、Garbage」で笑ってしまった、GTGって確かに全部ゴミで表現できるのか…

  • 170二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:48:58

    羂索「こんばんは、申し訳ないが本日は更新をおやすみさせて貰うよ。いよいよ本誌更新だね、はてさてどうなることやら。
    こちらの進捗?最終シナリオが難産過ぎて、お茶濁し第二弾なんて事にもなりかねない状態だ。恐ろしいね!
    最悪一部の過去や家での日常なんかの、本編で詳しく描写するつもりのない部分を小話にして更新するかもしれないよ。
    じゃあ、おやすみ。いつも保守や感想をありがとう」

  • 171二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 09:14:30

    ほしゅ

  • 172二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 20:29:17

    保守

  • 173二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:03:44

    羂索「や、遅くなったね。始めさせて貰うよ」



    五条:【天元】への【依存 】■□□□


    羂索「全員判定に成功してるからねぇ……ふと顔を上げた君たちは、はめ殺しの窓の外にいつの間にか二本の足が見えていることに気づくよ。

    足の主はこちらを向いて立っており、黒い革靴と染み一つないスラックスを身につけている。

    よく見れば足先も脚も異様に細く、身動きひとつしないそれは生き物の気配を感じさせない。異様な像が立っているようにも思えるそれは、君たちに背筋が寒くなるようなおぞましさを与える。

    というわけで君たち全員、狂気判定だ!補正はなしね」

    夏油「これCoCでしたっけ【dice1d10=10 (10) 】」

    髙羽「ネクロニカだな。……ああ!窓に!窓に!【dice1d10=2 (2) 】」

    天元「SAN値チェックというやつか【dice1d10=5 (5) 】」

    五条「ここじゃそれ系はある意味新鮮か?【dice1d10=2 (2) 】」

    羂索「君たちがまばたきをしたり辺りを見回したりして目を離すと、足は消えている。窓からよく外を見ようとしても、外には何も変化は見られないよ」

    夏油「裏口から外に出れないかい?」

    羂索「みんなで出るの?」

    夏油「いや、取り敢えず私だけ」

    五条「おいおい、あんま無茶すんなよな」

    夏油「私なら武力でも狂気点も幅広い対応ができそうだからね」

  • 174二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:23:34

    五条:【夏油】への【友情】■■□□

    髙羽:【たからもの】への【依存】■■□□

    天元:【髙羽】への【信頼 】■■■□

    髙羽「ぎゃん!天元様ただでさえ余裕ねぇのに!」

    天元「大丈夫、あと3回狂気判定失敗できる」

    羂索「戦闘狂キャラで味をしめるな」

    天元「逆に今までホリックとしてのロールプレイをやらなさ過ぎたからね」

    夏油「それを言ったら悟はどうなるんですか」

    五条「おいゴラ傑」


    羂索「じゃあ夏油は外に出てみたけれど、誰もいないよ。霧が再び深まり、あの無数の羽音が止んでいることに気づくね。

    ただ、キィキィと音を立てながら、朽ちたブランコが風もなく揺れているよ。外をよく調べようとするなら、補正-1で行動判定だね」

    夏油「やらないよりはいいか……【dice1d10=1 (1) -1】」

  • 175二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:33:03

    夏油「別にやらなくてよかったな……」

    羂索「あっはははは!酷い出目!ふふっ。夏油は血眼で足跡のひとつやふたつ見つからないかと調べてたけれど、何も分からなかったよ。

    ……明確な敵の気配はない、が、正体不明の観察者に対し君はひどい不安と恐怖を感じるだろう。修正なしの狂気判定だ」

    夏油「本当に外に出たのが私でよかった……【dice1d10=10 (10) 】」

    五条「傑、俺らも出た方がいいか?」

    羂索「うーん。まだ廃墟の中には調べていない場所があるよね。蟲の件もあるし、建物の中に居た方がいいんじゃないかな?」

    五条「テメェは傑じゃねぇ」

    夏油「NCがそう言うなら大した情報はなさそうだ。じゃあ、戻ろうかな」

    髙羽「おかえり!なんか見つかったか?」

    夏油「いいえ、何も……。敵が潜んでいなければいいのですが」

    天元「いざとなれば私が【ジョギリ】で粉砕するから大丈夫だよ」

    夏油「大変心強いです」

    羂索「廃墟の中に戻れば、みんながいることもあってか、薄い物置の中であっても安堵感に包まれるよ。さて、廃墟探索の続きをして貰おうか」

  • 176二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:58:56

    夏油「うわ、私の出目……極端過ぎ……?」
    五条「お経唱えとこうぜ。なんまいだー、なんまいだー」
    夏油「せめて南無阿弥陀仏くらい唱えなよ」
    羂索「三階にひとつだけ、他の部屋とは異なる雰囲気の部屋があるよ。
    ──そこに入った時、一瞬だけ背の高い人影が見えた気がした。
    しかしよく見ればそれは窓からのうっすらとした光で照らされた、背の高い鉢植えの植物……いや、植物の残骸だ。
    部屋の中に生物の気配はないよ。この部屋には他の家具はなく、扉や壁紙も貼られず、天井板も一部めくれているね。
    他の部屋にはあった、仕切り壁もない。そのせいで他の部屋より天井が高く広い印象があるよ。
    部屋が同じ造りだと示す配管や配線が残るのみだ」
    髙羽「えっと、植物を近くで見れるか?」
    羂索「部屋に入って見るの?」
    髙羽「不穏だな!?まあ、そうデスネ……?」
    羂索「じゃあ髙羽が植物をよく見ようと部屋に入ったその時。何か硬いものに蹴躓くね。
    慌てて床を見ると、積もった埃と枯れ葉の下に大きな本が落ちているよ。
    埃と枯れ葉を払って手に取れば、本と思ったそれは一冊のアルバムだ。
    はい、カルマ「アルバムを手に入れる」の達成だ。おめでとう!」
    髙羽「え?えー?なんかあっさりし過ぎてて釈然としねー……」
    羂索「アルバム、見聞してみる?」
    天元「すまない。提案なのだが、他の気になる箇所を見て回ってから最後にアルバムを見ないかい?」
    夏油「そのこころは?」
    天元「カルマに設定されるくらいだ。重要な情報が提示されるのではないかと思ったからだよ」
    五条「おー、いいんじゃね?」
    天元「ありがとう」

  • 177二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 02:15:25

    羂索「じゃあ全員で部屋に入って調べる?」

    髙羽「そうなるみたいだな!」

    羂索「はいはい。部屋の中に入ってみて、最も印象的なのは……やはり屋内にしては大きな、枯れ木の鉢植えだ。

    見れば他にも鉢植えがいくつも並べ置かれており、枯れ果てているよ。床には枯れるまでに落ちたのであろう、植物の枯葉が散らばっているね。

    その上にも埃が積もっており、この部屋の植物が生きていたのは、相当に過去のことだとわかるだろう。

    そしてこれらの鉢植えに囲まれるようにして、奇妙な形の木の箱が残っているよ。

    木の箱は開くようになっており──中を開けばミツバチの死骸がいくつか見つかるね。

    調べた君たちは修正なしで行動判定ね。使えるパーツは特にないよ」

    五条「ホールにもあったよな、こいつらの死骸。何?蜂と暮らしてたのここの連中?【dice1d10=6 (6) 】」

    夏油「それはまた随分と……変わった集まりだね……?【dice1d10=6 (6) 】」

    髙羽「養蜂家さんたちが住んでたのかも!【dice1d10=2 (2) 】」

    天元「養蜂家さんでも蜂と暮らしはしないのでは?【dice1d10=5 (5) 】」

  • 178二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 02:24:09

    羂索「成功した五条と夏油は、それが養蜂箱──ミツバチを飼うための箱だと気づくだろう。
    養蜂箱には死んだミツバチしかおらず、特にこれといった仕掛けはないね」
    髙羽「やっぱり養蜂家さんたちが住んでたんだな!」
    天元「……一緒に住んでいて刺されなかったのだろうか。刺さないように品種改良を?いや、何のためにそんなことをする?外でやれば済むだけの話なのに……」
    五条「それ。養蜂なら何でわざわざ別の施設作らずに家に置いてんのっていう。なーんか引っ掛かんだけどなぁ」
    夏油「情報が足りないね。NC、他に何か目ぼしいものは?」
    羂索「アルバムくらいしかないよ」
    髙羽「じゃあみんなでアルバム見ますかー!」





    羂索「さて、また短くなったけれど、今日はここまでにしようか。
    ところでみんな本誌はもう見たかい?
    ククク……。ねぇ、君らは『あれ』を何だと思った?私はね…………なーんて。考える楽しみを奪うのは野暮がすることだ。
    じゃあ、おやすみ!」

  • 179二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 08:24:26

    ほしゅ!

  • 180二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 20:04:56

    ほしゅ!いつも楽しみに見てます

  • 181二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:07:45

    【dice1d10=8 (8)

  • 182二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:37:13

    目覚めの日は唐突だった。
    ひび割れた大地。ふとした岩陰。雨の降った時にだけ流れる川の跡。
    不毛の大地……【荒れ野】で急にばちりと意識が目覚めた自身もまた、アンデッドという不毛な存在であった。
    しかし目覚めてしまったものは仕方がない。目覚めたからには何かを成したい。何を成すべきか分からずとも。
    周囲を包む、煙る地平線の向こう側を目指して枯れたミイラのような木々の合間を縫って、ひたすら進み続ける。
    心の頼りはどことなく懐かしい気配のする【人形】だけ。
    誰も居ない、何もない孤独に蝕まれながらも必死に前へ前へ……本当に前へ進めているのかは怪しかったけれど……ひたすら前へと歩き続けたのだ。
    ──精神崩壊も完全解体もされることなく今の我が家に辿り着けたのは、奇跡としか言いようがない。
    いや、この世界の普通の森が変異植物と危険な昆虫の宝庫であることを踏まえると、奇跡よりもとんでもない確率かもしれない。
    荒れ野を抜け出してたまたま見つけた森が戦前の面影を遺す比較的安全な森で、生命の息吹に惹かれて入り込んだところ、ライフラインが生きている家に辿り着いた……なんてご都合主義が過ぎるだろ。

    まあともかく、運良く安住の地に辿り着いた俺は、その家を使って生活の真似ごとを始めた。
    庭に畑を作って植物を植え、窓からの景色を眺め、書斎に収納されていた本を読み、オルガンを練習し、監視カメラの使い方をコンピュータとにらめっこしながら何とか把握していく。
    やがて、監視カメラで森を見守っては、気まぐれに下の階へ降りて本を読んだり植物たちの世話をしたりして過ごす日々が、いつも通りの日常になった。

  • 183二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:48:24

    単調だけど平穏な日々に大きな変化が訪れたのは、とある静かな雨の日からだった。

    「君は……」

    『森の一角に何かが侵入してきてゆっくりとこちらに向かっている』
    そう教えてくれたコンピュータに従って、いつものはぐれアンデッド共かと【チェーンソー】片手に待ち構える。
    かくしてガサガサという音と共に森の木々の間からそれは現れた。
    髪の毛のない角ばった頭に、目が4つある皺くちゃの顔、あちこちに引っ掛けたのかボロボロの服を着た何者か……。
    一瞬そういうアンデッドかと思ったけれど違った。その人はしっかり生きた細胞を持って、血潮を巡らせ、呼吸をしていた。

    「人間、だよな、多分。どっかであったか……?わっ、わっ!」

    恐る恐る話し掛けると、目を見開いてこちらを見ていたその人がよろよろと倒れ込みそうになってしまう。
    慌てて駆け寄って抱きとめると、湿った水の感触が肩を僅かに濡らした。

    「ううっ、っ……っあ…………ひっ、……っ!君は、君は……!」

    ……震えながら涙を流す人間に驚きながらも、その人が俺に縋ったことで酷く満たされて始めた俺自身の心にも驚いた。
    誰もが羨むような安寧を手に入れていても、孤独はどうしても抗いがたく、人を蝕むらしい。

    「えっと……何があったか知らないけどさ。辛かったんだよな、こんな森の奥の奥まで来るくらいだもんな。よーし!ここに来たからには俺が守ってやるからな!よしよし、よしよーし……」

    優しい言葉を吐きながらも、頭の中は『これでもう寂しくない』なんて利己的な感情でいっぱいだった俺は、ふらふらの人間を半ば無理やり家の中に引き込んだのだった。

  • 184二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:57:00

    羂索「や、こんばんは。今日は『養蜂箱』の更新が出来そうにないから、ドールたちの過去編小話を流すことにしたよ。
    もうバレバレだろうからいいかなと思ってぶっこんじゃってるけど、まあご愛嬌ということで……ね?
    今後もこんな風に、更新が出来そうにない時は本編で詳しく描写出来なかった小話を紛れ込ませるかもしれないからよろしく。
    じゃあ今日はここまで。おやすみ〜」

  • 185二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 07:45:14

    ほす!

  • 186二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 15:37:23

    ほし

  • 187二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:52:20

    小話も楽しみ…

  • 188二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 00:49:08

    羂索「はぁ……遅くなっておいて申し訳ないんだけれども、今日も番外編の更新はおやすみさせて頂くよ。
    終わりを作るってそんなに難しいもの?私にはいまいちピンと来ないや。というわけで、おやすみ〜」

  • 189二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 08:01:16

    小話も好き…

  • 190二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:05:47

    保守!

  • 191二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:17:47

    ワッちょっと来れてなかった間に最初のシナリオの答え合わせが!!やっぱ髙羽だよな最初からアンデッドだったの…
    家に置かれてたメモとかメモへの反応とかも、読み返すと面白い

  • 192二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:07:06

    「さ、さと、る……さとる……」
    「うん、傑」

    外の世界に飛び出した俺と傑は、途端に厳しい現実に襲われた。
    大気は息をするだけで呼吸器をじわじわ焼き、激しい温度変化はただでさえ頼りない人間の体の体力を蝕み、水や食べ物は全て汚染されている。
    更にあちこちを彷徨うアンデッドや変異した動植物。世界の何もかもが俺たちを殺そうと牙を向いているようだった。
    ……それでもあの地獄に居たままよりはマシだろうと、俺は思う。
    こいつらはただそういう風に存在しているだけで、故意に心を殺そうとして来ないから。

    「さとる……さとるは、い、い、居なく……ならない、よね?おい、て……いかないよね?さとる……」
    「…………傑こそ俺を置いていくなよ」

    宛もなく汚い世界を傑と彷徨う。
    時折見かける元はアンデッドであったであろう肉片の側から、使えそうなものは無いかと探り、何とか【ショットガン】や【狙撃ライフル】なんかの護身武器を手に入れた。

    「おい、おいていかない……よ……。ぁから、嫌いに……なら、ないで……そばにいて……!」

    傑は……心のどこかが壊れてしまったのか、まるで別人のように泣き虫の怖がりになってしまった。
    よく体中の水分が無くならないものだと思うくらい、いつも何かに泣いている。
    愛犬たちに、友たちに、俺たちが暮らしていた箱庭の世界に、箱庭の外の厳しさばかりが残る世界に。
    そして、泣くのを止めたかと思えば、般若のような形相で髙羽への恨み節を語るのだ。
    『許せない』『呪ってやる』と。
    でも、俺は、そんな傑を心から頼りにしていた。
    怒と哀だけで埋め尽くされていても、親友が自分の隣で感情を顕に俺に語りかけてくれる。それだけで俺は救われていた。
    この心に孵化しぶくぶくと太っていった醜い衝動。
    友の仇への怒りすら吹き飛ばすほどの、アイツを燃やした炎への陶酔。
    傑の感情を受け止めている間は、それを少し忘れて……まだまともな人間のままでいられてる気がして。
    傑は俺が居なきゃ壊れてしまう。俺は傑が居なきゃ俺でいられない。
    ──そんな薄氷の上を渡るような日々は、突如として終わりを迎えた。

  • 193二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:34:32

    「「は?」」
    「ひ?」
    「「「…………。」」」
    「に、に、人間だぁーーー!!また人間が来たぁーーーー!!!!」
    「うるさっ!?」
    「あ……え……」

    明らかに血の通っていない顔色をした黒髪でもみあげの濃い男が、麦わら帽子を被ってでかいジョウロを振り回し、植物に水をやっている。
    それだけでもう俺たちは度肝を抜かれたのに、そいつは俺たちを見た瞬間、お手本のような驚きっぷりと垂直跳びを見せた。
    隣を見れば傑と目が合う。困惑しきって何をどうしたものか迷っている顔。多分俺もこんな表情になっているのだろう。
    もみあげ男はオロオロと辺りを見回した後、ジョウロをそっと地面に置いて俺たちに近付いてくる。
    体を硬直させた傑を庇い、【ショットガン】をぎゅうと抱えて前に出た。

    「お、俺……ええとテンさん……ここに住んでる人間なんだけど……あの、テンさんにはフミヒコって呼ばれてます!少年たちのお名前は!何ですか!」

    そして手足をダバダバさせながら自己紹介をしてくる男に、一気に肩の力やら毒気やら色々なものが抜かれた。
    コイツから敵意を感じ取れるヤツは、よほどの偏執狂かその辺の本能でしか活動してないアンデッドくらいのものだろう。
    傑ですら涙も敵意も忘れてぽかんと忙しない男を眺めるのみになっている。
    しかし、俺はそのよほどの偏執狂に近い状態になるほど、厳しい世界に触れ過ぎていた。
    ……震える手でジャッと【ショットガン】を構えて叫ぶ。

    「アンデッドに名乗る名前なんかねぇよ!頭ぶち抜かれたくなかったら食いもんか水よこせ!」
    「さ、悟……止めて。この人きっと……」
    「黙ってろ」
    「悟くんって言うんだな!アンデッドに名乗る名前がないなら、人間に名乗る名前はあるかい?」
    「は、はぁ?んだそのトンチみたいな」
    「テンさぁーーーん!!ちょっと来てテンさぁーーーーーん!!」

  • 194二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 01:07:53

    「すまない。『人間だ』のところから聞こえていたのだけれど、階段を降りるのが遅くなった」

    ガチャリと音が鳴った方をビクリとしながら見ると、そこには3階建てのそれなりに立派な家が建っていた。
    目の前の男に必死になり過ぎて、そんなことにまで気が付けていなかったのだ。
    それより、だ。

    「ひっ……!」

    傑が悲鳴を上げる。
    そこに居たのは、毛がない……まるで削り出した樹木のように角ばった頭に、白く濁った目が4つ付いたシワだらけの顔をした化物だった。
    そいつは驚くことに男と違って顔色がある程度ある上に、肩で息をしており、この見た目でちゃんと生き物であることを主張していた。

    「すまないね。彼は普通の人間のことをあまり覚えていないから、私のような恐ろしい化物のような姿をしていても普通に受け入れてしまったんだ」
    「テンさんってばまた自虐して!ほら、悟くんともう一人の子に紹介するぞ!この人がテンさん!俺の同居人第一号!」
    「テンさんだ、そして彼はフミヒコ。この通り人畜無害だが結構な寂しがりのアンデッドだ」
    「ちょ!テンさん!?人のかっこ悪いとこ宣伝するのヤメテ!!」

    その化物……テンさんがさらりと自分の見た目のことに言及し、のほほんと自己紹介・他己紹介をする。
    男、フミヒコは生きていたら顔を真っ赤にしていたであろう狼狽っぷりで、テンさんにプリプリと怒りだす。
    横目で傑をちらりと見れば、もうすっかり安心しきった……忘れていた懐かしいものを見る目で彼らのことを眺めていた。

  • 195二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 01:08:59

    「よくここに辿り着いたな、いっぱい頑張ったよな。もう大丈夫だぜ!今日からは俺が守ってやる!
    ここにはな!温かいご飯も、ちゃんとした水も、柔らかいベッドもあるぞ!あと、あとは本とかこういう植物とかぁ……オルガン!オルガンもある!あと窓からの景色もスゴくいい!」

    両手をいっぱいに広げて、笑顔なのにどこか必死さを感じるアピールを呆然と眺める。
    傑が俺の肩を叩き、ゆっくりと俺の背後から出て隣に並んだ。

    「あなたは……」
    「ん?」
    「あなたは、居なくならないですか。ずっと一緒に居てくれますか」

    涙の跡が痛々しく残る顔で、傑はあまりにも幼い願いを口にした。
    フミヒコは、それに対して力強く頷く。

    「応!だって俺、アンデッドだからな!絶対に老いて逝かないって約束出来るぜ!」
    「ついでに私も約束しよう。最期までここに住まわせて貰う予定だからね」

    ……ああ、もう!こんなアホらしいこと真面目に言われたら……絆されるしか、ねーじゃん!


    こうして俺と傑は、感情豊かなアンデッドフミヒコと、不思議な人間?テンさんと共に、奇妙な同居生活を始めることになったのだった。
    ちなみに名前はちゃんと教えた。

  • 196二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 01:21:13
  • 197二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 07:46:22

    やったー!

  • 198二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 08:19:23

    小話の濃度もすごいな…

オススメ

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