- 1二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 15:03:02
- 2二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 15:07:08
まだ17、8歳の子供をここまで追い詰めやがって…
- 3二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 15:32:12
面会室
五条「傑……説明しろ」
夏油「ああ悟……来てくれたのか、こんな私のために」
五条「お前……なんであんなことしたんだよ」
夏油「ついカッとなった……集落の人たちは呪霊の仕業ではなく、二人の呪術を使える女の子の仕業だと決めつけて二人を虐待していたんだ。それを見ていて…非術師はなんて愚かな存在なんだと思って…気付いたら、私は彼らを殺すために使ってしまっていた」
五条「んな言い訳…!」
夏油「言い訳になるなんて思ってないさ。今のは単なる事実の羅列。私が彼らを殺したことは単なるエゴに過ぎない」
五条「だからってお前! 自首ってどういうつもりなんだよ!?」
夏油「……彼らを言葉の通じない猿と思ってしまったのは私の落ち度だ。その瞬間彼らは愚かであっても、時間を駆ければ理解してくれたかもしれない……それがたとえ可能性として小さくても、人であるならその道を選ぶべきだった。それを自覚した瞬間、私は耐えられなかったんだ」
五条「……俺の、せいなんだろ」
夏油「え?」
五条「俺も一緒に……行くべきだった」
夏油「…君が居ようと、私は自分を抑えられなかったさ」 - 4二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:24:17
本編とはまた違った意味での地獄…。
- 5二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:38:02
死刑だとして粛々と準備進められるんだろうな
本人は受け入れる気でいるみたいだし - 6二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 16:55:00
お辛い状況だけど本編考えたら五条動かなそう
夏油本人が何かを選んでる場合それを曲げに掛からないよな
…離反と違って対話の機会が数あればお互い違ってくる可能性はあるかな - 7二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 17:10:54
死刑が執行された後、遺体ちゃんと見とかないと
原作通り羂索が持っていきそう - 8二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 17:36:51
まあそうなるよな…の気持ちとお前が死んだら誰がミミナナの支えになるんだという気持ち両方ある
- 9二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 17:49:46
正気に戻っちゃった………
- 10二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:08:45
ここの五条、非術師も術師も本当にどうでも良くなりそう…教師にもならずにただ単に機械的に任務こなしていつか死んで夏油に再会する事だけを望む余生になる
- 11二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:15:20
ミミナナ残すようなまね夏油はしないだろうし殊勝すぎる…
- 12二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:36:33
やった!アオハル曇らせスレだ!
- 13二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 18:46:53
百鬼夜行も起こらないしちゃんと火葬すれば羂索に乗っ取られることもないハッピー世界線じゃんやったね
なおこの夏油が空港に来てくれるかは - 14二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:12:37
羂索の息が掛かった上層部が処刑して原作よりラクラク死体確保ルートでは?
- 15二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:23:07
夜蛾「…上層部が判決を下した。あの罪だ、驚かないかもしれないが…傑は死刑が宣告された」
五条「…ッ!」
家入「…あのバカ野郎」
夜蛾「術師での死刑判決は、通常の犯罪者と違って早めに執行される。処刑は1週間後だ」
五条「んな早ぇのかよ…」
夜蛾「…しかし、牢屋にずっと、というわけではないらしい。本人が反省しているのもみて、高専内ならば自由に立ち歩けるらしい。あくまでお前らどちらかの同伴で、だがな」
五条「傑と一緒に居られるのは、一週間だけ、か…」 - 16二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 19:59:18
夏油「高専は相変わらず平和だね、私のような人間を輩出したとは思えないな」
家入「そんな風に腐れんなよバカ前髪。せっかく死ぬまでの間に散歩に誘ってやったってのに」
夏油「…ごめん。今のは私だけ楽になる言葉だったな」
五条「いいから飯食おうぜ、今日はお前の好きなヤツだからさ」
夏油「ざるそばか、いいね。まぁ私はこの一週間で嫌って程食べる予定なんだけどさ」
五条「んでも今日は天ぷらつきだぞ」
家入「だからって伊勢海老の天ぷらってマジかよ」
五条「いいだろ安いし」
家入「安くないんだよ」
夏油「…ははっ、私なんかのためにこんないい海老出してくれるなんて」
五条「どうせ死ぬんだから、良いもん食いてぇだろ。ほら食えよ」
チュルッ サクッ 夏油「…美味しいな。今まで食べたものの中で一番美味しい」
五条「そりゃ良かったじゃん。いつも呪霊玉食う時マズそうな顔してたもんな」
夏油「もう私はあの玉を飲まなくてもいいんだね。いいのか悪いのか…悪いに決まってるか」
家入「黙って食えよ、せっかくの海老がマズくなるだろ」
五条「ふぅ~、食った食った。…で、なんであんな事したのか教えてくれよ。この前のは本音じゃねぇだろ」
夏油「あれも本音さ。だけど理由は、ああなったワケは他にもあるさ」
家入「何だよそれ」
夏油「…理子ちゃんが死んで、私は非術師の醜い面を見た。呪術を知らない、無知故の残酷さ。……あそこから私の考えは変わっていった」 - 17二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 20:11:12
夏油「非術師は守るに値する存在か…私の中でそれが揺らいでいたんだ。非術師のために戦い、死ぬ……灰原だってそうだ。私にとってはそれが耐えられなかった。ーーーそんな中で、あの集落へ行った」
五条「……」
夏油「いくらそんな事情が私の中にあったととはいえ、彼らを殺すことが正当化されるわけじゃない。現に保護した双子が殺されたわけでもなかったしね……」
家入「んな辛かったなら、言えよ」
夏油「言う機会がなかったんだ。二人とも……忙しかっただろ?」
五条「…!」
夏油「…なんて、君たちのせいにしたみたいだね。悪かった。電話なり何なり、連絡手段はあったのに、それらを選ばず勝手に一人で破滅しただけさ」
五条「俺たちじゃ、何もできなかったって言うのかよ…」
夏油「……昨日両親も面会に来たよ。泣きながらすごく怒ってた。でも、私を死なせない道を訴えていたよ。嬉しかったな。私にはこんなに大事に思ってくれる人がいたのに……親不孝だよ」
家入「んなネガティブになんなよ。この一週間、何のためにあると思ってんだ」
五条「親不孝でも、死ぬまでの間に何かはできんだろ?」