【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その6

  • 1二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:20:34
  • 2二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:21:02
  • 3二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:21:34

    ①キラに人魚遺伝子(不老不死)が入ってます→アスランにも煮付け()を食べさせて不老不死(眷属化)しました

    閲覧注意はここの概念の為つけました
    元スレでグロが多いからですね

    人魚遺伝子の覚醒の原因は何度も命の危機に晒された上で殺された事
    ディスラプターが当たろうと復活するキラ
    回復速度はキラに劣るが同じく不老不死になったアスラン
    煮付け()を食べても適合出来ないと異形化します
    アスランに自分以外に食べさせたら反省するまで何度も殺すからなと言われたので、もう自主的には食べさせません(不老不死でも痛みはあります)

    鱗や焼き肉、デスリセットに涙が宝石になる、眷属の位置が分かったりミキサー事件に主従関係、休眠、転生や付喪神トリィなど設定が沢山あるのが特徴です
    吸血鬼や探偵事務所の話の途中で落ちてしまいました

  • 4二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:22:14

    ②アスランもスーパーコーディネイターです

    そのままですね
    そして元スレでも納得の嵐でした

    ユーレンの実験体の一人で実の親は不明
    ザラの血は引いていません
    キラより後に生まれましたが、特に性能は盛ったりしていないそうです
    知ったタイミングは本編と同じ、メンデルでラウ・ル・クルーゼからです
    キラは狙撃が得意なのもこのスレからです

    元スレの三つ子、四つ子IF設定は本スレでは無しです

  • 5二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:22:45

    ③ブロマンス(恋愛ではない男性同士の絆や深い友情の関係)な世界線

    元スレには一応閲覧注意がついてましたが、距離感のバグを考慮してなのでBLではありません

    二人でいて楽しい、気を使わなくていい
    いい意味で空気の様な存在
    友情度は100程重めのダイスで
    キラ76
    アスラン23
    キラの方が重いが、傍目にはどちらも重いです

    カガリやラクスのことも大切な人、尊敬する人と思ってます
    形は違いますが、4人はお互いの瞳の色のロボット鳥をもっています

    読心対策はキラとの濃厚な友情(健全)
    カルラ戦はアスランとの友情で勝利しました

    ミレニアムにアスランの部屋があってキラが入り浸っていたり、子供の頃から同じベッドで寝ていて今もそのまま、なのもこのスレからです

    4スレ目ではMS持ち出しバトルの詳細などを書いていただきました

  • 6二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:23:30

    簡易設定
    ⚫︎イージス自爆しても脳天を銃で撃ってもキラは死なず、腹立ちからキラに煮付け()を食べさせられたアスラン
    ⚫︎メンデルで2人共最高のコーディネイターであることを知らされる
    ⚫︎グフが撃墜された時アスランは致命傷を負い不死身に気づく
    ⚫︎20歳で加齢がストップ
    ⚫︎数万年先も仲良く2人は暮らしています

  • 7二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:24:25

    不死スレが主体にはなってますが、スパコスレだけでもブロマンススレの設定だけでも大丈夫です

    不死スレの流れに乗り遅れた話でもスレ主はオールOKです

    ネタの提供でも喜びます

    雑談も大丈夫です

    そこからネタを拾ったりしてます


    注意点は2個だけ

    ・カップリングはなし

    ・共依存に繋がりそうならそのものでなくても大丈夫


    最初のスレ

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    その2

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    その3

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  • 8二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:25:00
  • 9二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 08:50:07

    スレ立て乙なのですよ
    という事で、恒例のやつです

    「うわ何これ、つめたっ」
    「ここら辺は最上流付近に近いし、おまけに湧き水なんだから冷たくない訳がないだろう。それから、川遊びする予定じゃないんだから程々にしろよ」
    「解ってるってば」
    「……どの辺が解ってるんだろうな」
    「キャンプの下見なのはちゃんと解ってるよ。でも、これはこれじゃない?」
    「いや、その川の水の温度を理解しているのかって意味だ」
    「でもこれ最初は冷たくてよかったんだけど、何か冬の朝に蛇口捻って出て来た水みたいというか…足が冷えて来た」
    「やっと上がってきたか。この川の水の大本は雪解け水だからな油断していると凍えるぞ」
    「そういうのは早く言ってよー」
    「お前のことだ、言ったところで絶対入ってただろうから、敢えて止めなかったんだ」
    「ハイソウデスネ…」
    「ほら、タオル。ちゃんと拭いとけよ」
    (ホント、口煩いんだから…)
    「おいこら、今のは聞こえたからな。覚えとけよ?」
    「そんなのいちいち覚えてないよ」
    「とにかく場所の状況は判ったから、今日は一旦帰るからな」
    「ちょっ、アスラン待ってってば」
    「もたもた足拭いてるからだろ、さっさと来い」
    「わかったって…もう」

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 08:55:32

    いつもの駆けつけ1発ありがとうございます!

    推定日本でのゆるキャン下見ですか
    まだ暑いので川は冷たくて良さそうですね
    想定の場所はかなり冷たそうですが

  • 11二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 14:19:43

    ここの水ヤバかったですよ、真夏だと肩まで浸かれるくらいには温いですけど(流石に10分も浸かってると冷えてくる)
    それでもトマトとかきゅうりとかゼリー入り容器とか余裕で冷やせましたからね…侮ってはいけません

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:34:14

    映画館で予告見て、面白そうな映画だと思ったんですけどね
    真面目にあとしまつだけするか、ギャグだけならよかったのに・・・というかそれを期待して見に行ったのに、出てきたのがごった煮みたいなものだったんで
    見に行った直後に怪獣の元ネタ調べたはずですが忘れました

    何でも混ぜればいいわけじゃないという教訓にはなってますね
    ・・・この合体世界線は?必要な分だけ選んだ結果です
    ・・・フォンダンショコラは?あれは悪魔合体です

    まとめはもうちょっとかかりますので、保守がてらの雑談でした
    新スレでのSS楽しみにしています
    って昼に前スレに投げる予定だったのに、規制で家に着くまでハートも押せなかった・・・保守ありがとうございました

  • 13二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:01:46

    【朝食】


    (アスラン・ザラはいつも目玉焼きには塩とコショウ…それをさり気なく手渡しして好感度アップよ!)

    「ザラ一佐!これどう…え…?」

    断りも入れずにキラがアスランの目玉焼きに醤油をかけた。

    「今日は久しぶりに醤油の気分だったがよく分かったな」

    「顔見たら分かるよ」

    「そうか。キラ、サラダの器貸してくれ」

    「ありがとう。今日はそのドレッシング使ってみたかったんだ」

    「そうだろうと思った」



    「いや全然表情変わってなかったじゃない!!」

    「アグネスうるさいわよ」

    「そうだよ。あの2人のツーカーの仲に対抗できるわけないだろ」

    「シン、それ取ってくれる?」

    「ルナ〜そっちのやつ取って」


    「アンタらも大概よ…」



    「キラ口元汚れてるぞ。ほらこっち向け…全くお前は仕方ないやつだな」

    「ごめんごめん」

  • 14二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:56:29

    ちょっと途中まででまとめが止まってます
    明日またむこうにあげます
    おやすみなさいです

    主さんも可愛い朝食風景をありがとうございます

  • 15二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 01:36:07

    >>14

    前スレまとめ作業お疲れ様です

    ちょっと時間掛かってるかも?と思いながら時々チラチラと確認していたんですが、これは寝落ちたか難航してるか、どっちかな?と思っていました

    (もし3時くらいまでスレに動きがないようなら已むを得ず保守も視野に入れていたのは内緒ですが)


    間に入る隙間があると思える神経の太さが流石アグネス…

    相手の雰囲気で察するレベルまで到達してると、最早ちょっとしたテレパシーですよね

    まぁ確かに、あれとかそれで通じるだけでも充分ヤヴァいんですが

  • 16二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 07:31:50

    どっちもでした
    死神の手も…で苦戦して、キラ欠乏症をまとめたらこれじゃない感で書き直ししようとしたら寝落ち寸前だったので、保守もかねて出せるとこまで出しました
    もうちょっとなので夕方までには何とかなると思います

  • 17二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:11:27

    何とかなりそうなら良かったです
    自分も、このフレーズ格好いいって拘ってると何故か続きが出て来なくて焦るのは割とあるあるなので
    こういう時は焦らないのが肝心です
    別の事に意識が少し向いた後に、何故か急に出てきたりもしますからね
    のんびりお待ちしております

  • 18二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 12:59:20

    前スレ埋め終わりました
    今回も4,000字でした
    せっかく解像度が上がる話を前スレではしていたので、なるべく主さん達に寄せたまとめにしたいなと思いましたが、思ったより難しい
    それと不死スレのみ設定の「夜の帳のその内に」はドラマという形でまとめさせてもらいました
    事後承諾になりますが、この世界線とは別ということをはっきりさせるためにそうさせてもらいました

  • 19二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 13:36:26

    お疲れ様でした
    毎度ながら文字数がヤバい…

    あの話はここのスレとは別枠なのでいっそスルーされるかと思ってたら、しっかり組み込まれてて逆に吃驚でした
    扱いはスレ主さんの采配でどうぞ、と思っていたのでお気になさらずです

  • 20二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:38:19

    死別話のアスラン編がもうちょっとかかるのでちょっと雑談を…
    フォンダンショコラでなんで2人共同じ夢を見たかですけど、多分自分がFGOやってるのが影響しているかも
    キラがマスターでアスランがサーヴァントみたいな関係ですから

    主さんのスレを見てると、本編と違う展開に進めるのって大変そうだなって他人事じゃなかったり
    ちょっとアスラン編にそこが関わるので少し考えてました

  • 21二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:18:06

    「ねぇアスラン、その辺で一旦作業の手を止めてこっちで一緒におやつ食べない?」
    黙々と作業に没頭しているその背中に向かって、僕はそう話し掛けた。
    「……もうちょっと待ってくれ。そうしたら一区切り出来るから」
    ややして意識が手許に行っているのかこちらに目もくれず、返事だけがそう返ってくる。
    どこか生返事っぽい気がした。
    それにもうちょっと、もう少し、さっきからずっとこんな調子で適当にあしらわれていて、いつまで経っても手を休める様子がない。
    「むむむむ…」
    集中しているし邪魔をしたら悪いと思って少し遠慮はしていたんだけれど、いい加減痺れが切れてきた。
    このままだと埒が明かないし、僕としてはそろそろ限界だった。
    「アスラン、ねぇ聞いてるの?」
    言いながら背中から肩に抱き付いて遣った。
    「…ぅわ、ちょ…っ、何だ急に」
    驚いたのか反射的に作業中の部品を取り落としかけて焦ったような声でアスランが言う。
    「急にじゃないよ。さっきからずっと、もうちょっと、もうちょっとって、いつになったら休憩するのさ!?」
    「悪い、もう少しだけだから」
    「ダメ、もう無理。充分待ったしもう我慢の限界なんだよ」
    文句を言いながら体重をかけるのも忘れない。
    「仕方ないな……」
    やれやれとばかりに大きく息を吐いて、アスランはようやくこちらを振り返った。
    まったく…最初からそうしてれば、ここまで実力行使なんてしないんだよ。
    「ええと…それで、何の話だったんだ?」
    「はぁ!?話聞いてもなかったの、今まで話半分以下で返事だけしてたってこと!?」
    何となく訊きづらそうな口振りでアスランがそう言ったので、僕としては唖然とするしかない。
    「……すまない、だいぶ意識が手許に行ってたから。話しかけられていたのは判っていたんだが…」
    「それで返事があんなに雑だったんだ…」
    「悪かった。謝るから」
    「……じゃあさ、貸し一つって事で僕の言う事聞いてくれる?」

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:20:02

    「貸しって…」
    「今回のは君の落ち度だから、当然ながら拒否権は当然ないからね」
    「というか、いつも拒否権はないだろうが」
    冷静なツッコミは敢えて無視する。
    「そうだな…取り敢えずは一緒におやつ。さっきからずっとスルーされてたからね」
    とにかく僕の溜飲が下がるまでは付き合って貰う、自分の中でそう決めた。
    「取り敢えず、という事はそれ以外もあるのか…」
    「返事は?」
    「…わかった」
    一歩も譲るつもりがないと理解したのか例によって深く一つ溜め息をついて、アスランは諦めたようにそう答えたのだった。

    「と言う事で、即席で作ったチョコレートムースだよ」
    そんな事を言ってテーブルに運んで来たけど、当然男所帯にそんなにお洒落な器なんてある訳なんてないから、勿論あり合せの小鉢。
    「……材料なんてあったか?」
    「あったよ、板チョコなら」
    「いや、他にも材料必要だろう」
    「水と板チョコだけで作れるんだよ、本式かはともかく」
    「見た目は確かにちゃんとムース状になってるな、確かに…」
    ホント、こういう時の怪訝そうなアスランを納得させるのは割と面倒くさい。
    それはともかくとして……。
    「で、さっきのお詫びの続きなんだけど?」
    「今度は何だ?」
    「このチョコレートムースを食べさせて」
    出方を様子を窺うような目でこちらを見てくるアスランに、手に持っていたスプーンを突きつけつつ言う。
    「……はぁ?!」
    アスランは一瞬ぽかんとした後、珍しく素っ頓狂な大声をあげる。
    「さっきも言ったけど、拒否権はないからね?」
    一口どうぞ、くらいなら普段からやってるからそんなに抵抗はないだろうけど、と思いつつだったけど、思ったよりオーバーリアクションが返って来てちょっと心外だ。
    「…わかったから、椅子もう少しこっち持って来い」
    やれやれと言いたげなのだけは、もうしょうがないかなぁ。

  • 23二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:36:19

    何で本筋書いてると別のが降って湧いて来るんでしょうねぇ…
    そんな訳で書き出したら1レス内に収まってくれないしで収拾付かないんですけど?
    一旦切りのいいところまで持って行けたんで、取り敢えずここまでにしました
    中途半端?わかってますわかってますよ…
    給餌宜しく食べさせるところまで遣って欲しい方は素直に挙手して下さい
    このレスにハート5個以上付いたら諦めてそこまでは書きます

  • 24二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:18:15

    そんなこと言われちゃいますと私が5回押しますよ?
    普段2個押ししてるのは基本的には私なので
    とても、とても見たいです

  • 25二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 00:37:55

    スレ主さん、前スレのまとめお疲れ様でした!
    毎回読んでて楽しいです。
    いつもありがとうございます。

    自分も今時期はずれのお菓子ネタをポチポチとやってます…糖度も上げたいけれど元々高めなのでどうなることやら…

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 04:40:59

    >>23

    ちょっ、本文より先にハートが5つになってるのって何事ですか!

    そんなに見たいんですか、キミたちwww

    わかりましたよ、わかりました

    あーもうわかったから、これで甘さもへったくれもないブツがお出しされても文句言うなよ!?

    背中押したのキミたちだからね!?

    …ホントに知らんぞ


    >>25

    いつものより甘いヤツですか…いつもだって充分甘いですよね?

    毎度自分なんて直射日光に焼かれた吸血鬼のような気分で毎度転げ回ってますもの

    そっか普段から甘いと、やっぱりそれはそれで大変なんですね…

  • 27二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 07:28:55

    >>25

    ありがとうございます

    フォンダンショコラ後にお菓子ネタで…と言われていたので、いつになるかなって楽しみにしていました

    まだ糖度を上がる余地があるとは、恐ろしささえ覚えます

    高ければ高いだけいいですねえ、悶えるかもしれませんが


    >>26

    ハートつくの早かったですねー

    食べさせるシチュはみんな見たいということですね

    続きをよろしくお願いします


    現在映画前でテンションが上がりすぎて死別話はイマイチなので別のから書いてます

    そっちは夜出せそうです

  • 28二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 17:51:24

    アスラン何してるの?


    クッキーを作ってる。

    ほらもうすぐバレンタインだろ?いつもは貰ってばかりだったから…それに感謝を伝える日でもあるからな


    ……


    ん?ああ…もう大丈夫だよ

    これまでだって他のみんなが楽しんでる分には問題なかったんだ

    ただ…自分から参加する気になれなかっただけで…

    思い出さないわけでも、悲しくならないわけでもないけど…それでも自分からいい思い出を作ってもいいんじゃないかって…


    そっか…



    「…で、もちろん僕の分もあるよね?」


    「…感謝を伝えるために作ってるんだぞ?日頃からお前の面倒を見ているんだがら、むしろ俺が感謝される方じゃないか?」


    「僕の分も作ってるよね?」

    「圧が強い…」


    「……(じー)」

    「はいはいちゃんとキラの分は別で用意してあるよ」


    「だよね!アスランが僕の分を用意してないなんてありえないもん」

  • 29二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 17:52:57

    このレスは削除されています

  • 30二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:02:15

    「これで渡せる人には渡せたな」

    「そうだね」

    「それにしても色々なレシピを見たが菓子の砂糖の量はすごいな」

    「同じお菓子でもどのレシピを見るかでも違うしね。アスランは甘いものあまり得意じゃないもんね」

    「甘すぎなければ食べるけどな」


    「よし、これから僕達もおやつタイムにしよう!アスランのクッキー楽しみだなあ」

    「お前のは一番最初に作ったやつだからあまり形は綺麗じゃないが…まあ味の保証はするよ」

    「…ふふ」

    「急に笑ってどうした?」

    「何でもないよ!ちょうどクッキーに合いそうな紅茶もあるんだ。早く行こう!」

    「うわ!いきなり引っ張るなよ!」





    渡すだけであれば本当なら手作りするつもりはなかったんだ…ただ甘いものが好きなキラの顔が思い浮かんで…どうせなら喜ばせてやりたいと思って…そして気づいたら作り始めていた。

    一番最初に作ったものだから慣れなくて形が歪なものばかりだけど、キラのことを考えて作ったやつだからどうしてもそれらを渡したかった。

    口に出すつもりはないが、おそらくキラにはバレているだろうな…



    形が歪だろうが味が変であろうが関係ないよ。

    これはアスランが僕のことを考えて作ってくれた僕のためのクッキーなんだから。

    アスランは照れくさそうにして誤魔化そうとしてたけど僕にはお見通しだよ!

    実は僕の部屋には甘さ控えめのカップケーキがあるけれど、アスランにはまだ内緒である。

    さあ部屋はもうすぐそこだ。

  • 31二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:06:45

    糖度はそこまで上がりませんでした
    むしろ膝枕の方が高い気がしますね…

    そして安定の誤字というか表記ミスが…

  • 32二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:39:20

    大丈夫です、もう充分激甘なので…
    まぁ自分のところに甘さがないから落差でそう感じてるだけかもしれませんけど(甘めにしようとすると何故か難航する)
    軽はずみにハート5つとか言ってしまったんで続き書いてますけど、タイミング被らなくて良かった
    誤字ですか、こっちなんて一文節くらい修正忘れとかあるんでもっと酷いですよ
    本当に何で気付かないんでしょうねぇ…(遠い目)

  • 33二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 19:00:47

    【同じ夢】


    スマホを横持ちでポチポチとしているキラを、アスランが少し呆れた表情で見ている

    「キラ?ゲームは1日1時間とは言わないが、少し集中しすぎじゃないか」

    「これね、先日会ったあの吸血鬼の彼女に教えてもらったんだけど、ちょっと気になることがあってさ」

    「そこまで仲良くなってたのか・・・それで、気になることとはなんだ?」

    「別に仲良くはなってないけど。これ吸血鬼とかが出てくるゲームだけど、彼女によるとそこまで的外れな内容じゃないんだってさ」

    「事実が含まれているって話か?」

    「全部が全部じゃないらしいけど・・・それで気になったのが、主人公と召喚されて契約した対象には繋がりが出来て、同じ夢を見たりすることもあるんだって」 

    これこれと言いながら背中にのしかかり、スマホの画面をアスランに見せる

    「同じ夢・・・かなり昔に1度あっただけだと思うが、まだ覚えていたのか」

    「擦り合わせできたのが1度なだけで、もっと同じものを見てるかもしれないよ?」

    「夢の内容なんてほとんど覚えてないが」

    「もう!夢のない話をしないでよ!」

    「眷属だなんだってのは気に入らないけど、繋がりがあるとか同じ夢を見るなんてところは僕は好きだよ」

    「そうか。それはよかったな」

    反応が芳しくないのが気に入らなかったのか、持っていたスマホをポイっとソファーに放る

    そのままアスランの背中を離れテーブルにつくと

    「今から、覚えている限りの夢の内容を話してもらうから覚悟しておくように!」と宣言する

    「・・・何か飲み物でも用意するか」

    梃子でも動かないといったキラの態度に、諦めてお茶の用意に動くことにした

    「甘いものもつけてねー」

    「分かってる、買い置きのチョコレートでいいか?」

    「いいよー。それならコーヒーかな」

    「注文が多いな。準備するから待っていろよ」

    「よろしくねー」

    少し距離があるからか間延びして聞こえるキラの声を聞きながら、ティータイムの準備に勤しむアスランの表情は少し微笑みが溢れていた

  • 34二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 19:13:53

    先に主さんのを読みながら、
    いやー甘いなー、今回結構頑張って甘くしたつもりで書いてたけどまだまだ追いつくのは無理だと撃沈
    まあそこは人それぞれだと、自分に書ける範囲で頑張りました

    雑談で言っていたとあるスマホゲームを出汁に、ただのお喋り回でした
    吸血鬼が出てくるのは不死スレでも現代だったので、気にせずスマホ持たせました
    自分のところでは、滅亡世界後は現パロということでよろしくお願いします
    遠慮ほぼなしなキラを、テンションが上がっているうちに書きたかっただけな話でした

  • 35二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:25:55

    スレ主さんところのキラって、どうやってアスランに甘えに行こうかとジリジリしてるところがあって、それはそれで独特の間合いみたいなのを感じるんですよね
    もどかしい距離感、みたいな
    今回のは結構遠慮なくくっ付いてますけど

    主と眷属という呪術的というか魔術的な繋がりみたいなのの匂わせは、こちらも手探りしつつ一応少しずつ遣ってる部分ですが、二人に碌なオカルト知識がないのでそれ前提で書かないといけない事もあって中々踏み込めない部分だったりします
    これのせいで、よく解らないし知っても知らなくてもあんまり影響ないよねってスタンスに現状落ち着いてるところがあるというか…
    そもそもFGOというか型月世界観の吸血種は他とは一線を画してるところありますからね(空の境界・stay night・まほよ履修済み、それ以外は聞きかじった程度知識の人。基本ネタバレ上等なのでFGOも内容は大体知ってる)

  • 36二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:48:34

    オカルトに近すぎる存在なので、現代でゲームでもした方が情報出るんじゃない?という身も蓋もない考えが自分にはありまして・・・
    ただここに到達するまでに何万年経っているのやらといった具合なので、この頃には興味くらいはあっても本格的に知りたいとまではもう思っていないだろうと考えてます
    C.E.時空で真面目に調べても何にも出てこないだろうなというのが自分の根底にあります

    FGOやってても吸血種に関してはなーんにも分かりません(理解力がないだけとも言います)
    奈須さんワールドは広すぎて情報が多すぎるので、ちょっと齧ったくらいじゃさっぱりです
    一応、月姫(漫画版)stay night(全年齢版・アニメ)空の境界(小説)くらいは知ってますが、媒体毎にも情報量に差がつくので理解が難しいです
    なので今回の吸血鬼さんの話は本当に出汁にしただけです
    真面目に考えてもらうと申し訳ないので念押ししておきます

  • 37二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:18:47

    ここまで来ると、最初から仕組まれていたのではという気分だった。
    キラは何やら悪戯が成功したような、おねだりが成功したとばかりの嬉しそうな顔で向かい側から椅子を近くまで動かしてきていそいそと隣に座る。
    こちらとしては少しばかり頭を抱えたくなってきた。
    「えへへ…」
    「何がえへへだ。ほら」
    一匙掬って口元まで持っていく。
    流石に気恥ずかしさなんてものはないが、こうして敢えてしてくれと言われると態々罰ゲームのようにするような事なのか、という気分になって来る。
    隣に座ったキラは、さっきまでの不機嫌さはどこへとばかりにすっかりご機嫌なようだった。
    そうして一口、二口と食べさせてからふと気が付いたようにキラが言い出す。
    「でもこれじゃ、折角冷蔵庫に入れて冷やしてたのが温まって来ちゃうね」
    普段そんな細かい事なんて言わない癖に、とは思ったが敢えて作ったものなのだから少しくらいは気にするか、と思い直した。
    「俺の分か、別にいい。そこまで気にす…」
    「じゃあこっちは僕がアスランに食べさせればいっか」
    名案だとでも思ったのか言いかけた言葉を遮るように言うと、もう一つの器を掻っ攫うと嬉々として一掬いしたスプーンを「はい」とこちらに差し出して来る。
    余りの切り替えの早さに一瞬思考が追いつかなくなって固まったが、キラはそんな事などお構いなしらしい。
    「いや、俺はいいから…」
    「良くないよ、ほらぁ」
    ……一体、どういう状況なんだろうな、これは。
    「さっき、わかったって言ったよね?」
    何かを察したのか不満げなじとりとした目でキラがこちらを見る。
    言う事を聞く云々の話だというのは言うまでもない。
    つまりは…そういうことだ。
    当惑しながらも既に了承してしまった以上は従うしかないと、今日何度目になるか判らない溜め息と共に、わかったわかったと小さく零す。
    その結果、互いに食べさせ合うという状況になった訳だが…。
    「思ったよりチョコレートムースだったね」
    「レシピを見て作ったんじゃないのか?」
    「見たけど、味はみてなかったんだよ」
    余り気にはしていなかったが、ここでふと気が付いた事がある。
    「もしかして板チョコの種類違うのか、これ」
    「やっと気が付いた?こっちがビターで、君の持ってる方がミルクチョコで作ったやつ」

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:21:26

    心なしかどや顔に見えるのはたぶん気のせいじゃないだろうな。
    「普段、菓子作りなんて面倒だからって見向きもしてなかった癖に、どういう風の吹き回しなんだか」
    「僕だってやる気になる時だってあるんだよ、一応」
    「一応なのか…」
    キラの場合どこでエンジンが掛かるか判らないところがあって、それまで面倒だの言っていたのが急に気が変わったとばかりに熱心に取り組み出したりするので時々動向が読めなくなるのが困るんだが。
    「はい、最後の一口」
    促されたので黙って食べさせて貰う。
    「ご馳走さま」
    口の中で直ぐに溶けてなくなってしまうそれを飲み込んで一言そう言うと、満足そうにキラは微笑んだ。
    「お粗末さまでした」
    ただ、そうして何やらくすぐったい気分のまま、空になった二人分の器を手にキッチンに向かい流しを見た瞬間、一気に我に返ってしまったんだが。
    「おい、料理は片付けまでが全工程だぞ!?」
    「あっ、ごめーん。そのままにしてた」
    まぁ何となく判ってはいたんだがな、こういうオチくらい。

  • 39二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:33:30

    尚、後片付けはぶちぶち言いながらアスランが遣りました

    という事で、甘さドコーな仕上がりのやつを投下していきますよっと
    キラ視点でこれを遣ると面白みに欠けるような気がして、アスラン側に視点をぶん投げました
    難航の原因は、視点をこいつに回したせいなんですけどね

    宗教観がアレってるのもあってC.Eオカルト的概念が結構廃れてそう、という先入観は自分にもあります
    そういうのもあって、かなり有名な話でもないと知らなかったりしそうって頭で書いてますね

  • 40二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 05:32:52

    取り敢えず以前にこの二人の距離感と感覚なら問題なく出来るだろうと言っていた、相手に何かを食べさせるシチュ、クリアですね

    これはシチュの状況から言ってキラの方は気にしてなくて、アスランが若干引けてる感じになるのは最初から判っていたので、うちの二人的にはこれで通常運転になります

    残りは一つのものを半分こか…行けるかな絶好のシチュと勢いさえあれば

    それと話の中で出て来たチョコレートムースのレシピですが、マジで板チョコ一枚と水だけで出来るヤツがありまして…

    ちょっと調べると作り方も出て来ると思うので興味があれば是非


    >>36

    むしろ吸血鬼関係だと月姫の方が詳しいですね

    内容はまさにそれの話なので(漫画版でざっくり把握済み)


    吸血鬼と言えば、不死スレの怪異関係エミュに出していた怪異たち絡みの設定の元ネタは妖魔夜行という現代に生きる妖怪たちの世界という世界観のシェアードワールドの設定をこっそり流用させて貰っていました

    個人的にはファンタジー系TRPGなどで培った知識もあるので、妖怪やモンスター関係は幾らでもネタとして出せるのですが、あの終わり掛けている空気下では中々使いづらかったですね…

  • 41二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 08:05:18

    ハートのつきかたからしてもみんな待ち望んでいたようですね
    食べさせるシチュというのはいいものです
    ノリノリなキラと押されているアスラン、どちらも想像できるいいお話でした
    ・・・最後気恥ずかしさからオチで落としました?とは邪推ですね
    お片付けまでが料理ですからね

    自分は本来ファンタジー畑の人なので、ロボカテにいる方が場違いのような気もします
    分かるのはアクエリオンとエヴァくらいかな
    夏目友人帳に化物語、CLAMP先生が大好きと言えば大体好みが分かりそうでしょうか
    なので妖怪やモンスター等もそれなりに知識はある方だと思います
    だからこそ不死スレ設定のみの話はとても期待しています
    ハードル上げたわけじゃないですからね

    今日は遠出で1日中外に出てるので、スマホ回線が規制される可能性が高いです
    出来れば夕方頃にでも保守をしてもらえるとありがたいです
    規制入らなければ自分でするのですが・・・
    よろしくお願いします

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 08:29:34

    保守了解です(自分も夜は用があって保証はできませんが…)


    キラに流される形でお互いに食べさせ合う2人…いい…そしてオチまで完璧ですね

    片付けて(洗い物)を後回しするキラと小言いながら片付けるアスランは容易にイメージしやすくて笑いました

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 15:29:39

    【ドライブ】


    「アースラン!」

    「・・・・・・なんだ。何か頼み事でもあるのか」

    「・・・そこまで警戒しなくてもいいじゃない・・・・・・うん、気を取り直して。ドライブにでも行かない?」

    「どこに行きたいんだ?」

    「別にどこか行きたいところがあるわけじゃないんだけど・・・」

    「とりあえず出掛けたいだけか」

    「そう」

    「・・・・・・海でも行くか?」

    「いいね!行こう!」

    出発から1時間程経った頃

    「でも何で海だったの?」

    「別に理由があったわけじゃない。ある程度距離がある場所がいいだろうと思っただけだ」

    「ドライブならたしかにね。どう?運転楽しい?」

    「・・・・・・お前が出掛けたかったんじゃないのか」

    「それはそうだね。でも、僕もそうだけど君もほっとくと篭りっきりになるじゃない?」

    「まあ、そうだな」

    「そういうことだよ」

    「何がそういうことなんだ?」

    「あっ!海が見えてきたよ」

    「話は後で聞かせてもらうからな」

    「大したことじゃないけどね」

  • 44二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 15:29:57

    「久しぶりに来たねー。風が気持ちいいよ」

    「それで?何でドライブがしたかったんだ」

    「アスラン車好きでしょ?たまには運転したいかなーって、それだけだよ」

    「車が好きとか言ったことあったか?」

    「聞いたことはないけど昔乗ってたオープンカー、あれカガリの車だけど選んだのは君だったんでしょ。そう聞いたから車好きなんだろうなあって思ってたの」

    「車が好きなのとドライブが好きかは別じゃないか?」

    「そうかもね。でも気分転換にはなったんじゃない」

    「・・・・・・ああ」

    「ならよかった!それじゃあ帰りもよろしくね」

    「帰りも俺が運転するのか?」

    「別に代わってもいいよ?でも本当にいいの?」

    「・・・・・・・・・・・・俺が運転する。大人しく横に座っておいてくれ」

    「そうさせてもらうね。今日はありがとう」

    「それは俺のセリフだ」

  • 45二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 15:38:02

    このレスは削除されています

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 17:42:23

    免許ないので基本、運転している人の隣に居る側の人です
    3時間半…だいぶ遠出してますね
    どうぞ気を付けてお帰り下さい

    夜の帳、こっそり更新しました
    言い回しとか細かい部分の修正も一部入ってたりするので、単純に話が進んだだけではなかったりしますが
    ファンタジー畑…自分もどちらかというと本来そっち寄りで、種映画での再燃がなければたぶんこのジャンル自体に戻って来なかったまであるんですよね
    CLAMP好き、何だかまた共通項が見えた気がします
    あと、その言い方だけで書く方のハードル10センチくらい上がりましたからね?

  • 47二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 18:17:54

    このレスは削除されています

  • 48二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 20:57:56

    なるほど、スレ主さんは天然…っと ( ..)φメモメモ
    自分は隣に乗っているのだからと左側の安全確認とか常に遣らされてます
    運転してる側が無言は苦手なのかずっと喋らされてるところもありますし(その癖難しい話するなとか注文が多い)

    この遣り方だと、どこからどこまで更新分かわかりづらい、というのがあるので正直どうかとも思ったのですが現状はこのまま書き連ねていく予定ではいます
    …でも更新分はもうちょっとわかり易くした方がいいですよね?(地味にアナログ人間なので詳しくない)

  • 49二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:56:25

    「アスランみーつけた。一応君はまだ怪我人て事になってるんだから、あちこちふらふら出歩かない方がいいよ?」
    「……キラか」
    「何となくこの辺に居るのかなって思って。まさか本当にいるとは思わなかったけど」
    「俺のこと捜していたのか?」
    「カガリがお見舞いに行ったら部屋に居なかったって言うから、どこにいるんだろうと思って」
    「…そうか、悪い事をしたな」
    「どうしたの、何か元気ない?」
    「いや、何でもない」
    「まぁ、急にこんな事になっちゃったら考え込んだりするよね」
    「…そもそも死にかけたという実感がなくてな」
    「あー、ここで偽装の包帯解かれても巻き直せないから、取っちゃダメだってば」
    「これ以上痛い思いはないだろうというくらいの痛みこそあったが、傷など見当たらない。代わりにあったのが…」
    「まぁ、あんなに広範囲に鱗広がってたのに気付いたら、流石にショックだよね…そりゃ部屋も抜け出したくなるかな」
    「だからこそ、お前の言っていた事に信憑性があった訳だがな」
    「死なない、って話?」
    「自分で化け物だって言っていただろう、お前」
    「あぁそれか。僕も自分でちゃんとそれを見たのはフリーダム墜とされた時だったけどね」
    「……」
    「ちょっと切れたとかだと、鱗出る前に傷なくなってるしさ。…だから、その時になって初めてまともに見てゾッとした。こんなのただの化け物だ、って」
    「キラ……」
    「しかも気付いたら君まで巻き込んでたしね」
    「……それでも、少なくともお前が死んでいなくて良かったと思っている。一度は本当にこの手にかけた俺が言うのもどうかとは思うが」
    「何か湿っぽくなっちゃったな」
    「部屋に戻るよ。お前がカガリに言われて捜していたって事は……」
    「まぁうん、お説教覚悟しといた方がいいよ。怪我人が部屋抜け出してるんだもん」
    「…あの二人にだけは折を見て話さないといけないな」
    「もう、怪我の治りが早いだけでは済まされないところまで来ちゃってるしね。…肩貸そうか?」
    「それはもう今更じゃないか」
    「いいんだよ。ほら、一応怪我人ムーブしとかないと」

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:58:32

    このレスは削除されています

  • 51二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 01:07:09

    やっと家に着いて規制が解除されました

    って書いたら文字書きさんの更新に被ったので1度消しました

    >>48

    読む人によるので何とも言えないところですよね

    更新分だけ読みたい人もいるでしょうし、通しで毎回読む人もいるでしょう

    私は通しで読むので気にしませんが、更新したところに――とか*とか何か区切りを入れるとかでしょうか?

    文字書きさんがやりやすいようにしていただくのが1番です

    でも更新したらレスで報告してもらえると嬉しいです

    読みに行きますので

    ・・・まとめに更新日でも入れときますかね


    映画の内容については、最低でも第一弾終わるまで触れませんのであしからず

    ただ、本編とスレ設定はキッチリ切り分けられているつもりでしたが出来てないことが分かりました

    実はこのスレ建ててから映画を通しでは1度も見てませんでした

    針千本の話題の時とかは該当シーンだけ見たりとかですね

    そういうわけで5月末に劇場で見た以来の鑑賞でした

    ・・・キラが可愛く見えて仕方ない!

    2スレ目109で書きましたが、元々本編のキラを可愛いと思ってませんでした

    切り分けができなくなってる証拠ですね


    今の所自分のスレ以外にエミュやSSを出すつもりがないので大丈夫でしょうけど、ここを気をつけないと他人に迷惑かけることになりますので

    1度勘違いすると外的要因がないと気づかないことは忘却罪や免許の件で気づかれているでしょうから、設定がブレている時などは容赦なく指摘してもらえると助かります

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 01:17:30

    やっと遥か未来から「死神の手の届かない場所」から数日後くらいの時点まで戻って来ました…
    チョコムースの話からの温度差でたぶんグッピーが犠牲になってます
    この話をSSにしようとしたところ、凄まじく悪戦苦闘した上煮詰まったので会話部分だけ抜き出すつもりでエミュにした次第です
    傷の再生描写は死神…の中で描写を意図的に省いた部分なのですが、たぶんこれ含めたらたぶんあのボリュームじゃ利かなかったはず
    こういう重くてドロドロした部分を含んだものがこの辺りの時系列にはやたら分布しているのですが、書くのに結構エネルギー要りますね、これ

    書いてたらスレ主さんがお帰りになってた
    楽しんで観られたようで何よりです
    ここにアスランすら可愛いって言い切るツワモノが居るので安心して下さい(カガリからの惚気を垂れ流しで聞きたいレベル)

  • 53二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 07:49:59

    >>49

    忘れてはいませんが、最近全く怪我をさせないせいか久しぶりに鱗設定出てきましたね

    エネルギー的にも日常風景書いてる方が楽なのもあるので

    本編シーン以外の場合、怪我する状況から考えないといけないのが難しいところです

    書きかけのが終わったらちょっと考えてみようかな

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 08:38:40

    あの矢鱈と長いSS書きながら鱗出てるのどこに挟むのかずっと考えてて、でもこれちゃんと書いてたら話がグダると途中から書くのを諦めたんですよ
    怪我の治りよりも明らかな異常、という意味ではこの傷を覆い隠すように現れる鱗設定はとても判り易いものだと思っています
    そして余り書きたくなくて描写を省いていたものがもう一つありまして、救急医療の現場での患者の着衣ってどう扱われるかご存知でしょうか
    そう、意識のない怪我人相手に普通に脱がせられないので、患部を露出させるのに容赦なくガッツリ切るんですよ
    実は処置の為とは言えあのザフトの赤服に鋏を入れられてるのが何だか忍びなくて、敢えて書くのを避けたんです
    ……まぁアスランにはそういうのに未練もないだろうし逃げて来た身だしで、もう別に構わないんでしょうけれども

    真面目なお話にでもならないと怪我をしたり痛い目には基本遭いませんしね、むしろ本編時間軸しかそういう機会がないまであるという…
    この辺りの重い話は二人にとっての苦労の前払いの一環かなとは思っているので、(書いている自分側の)ダメージコントロールしながら少しずつ話として出して行けたらと思っています

  • 55二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 18:31:16

    【気づかれたくない】
    空に昇っていく煙を遠くから眺めている
    2人の事情を知る最後の1人が今日天に帰った
    キラは・・・やはり泣いているようだった
    もう何人が俺達を置いて逝ってしまったのか、数えるのはやめている
    「参列しなくて本当によかったのか?」
    そうキラには聞いたが、答えはわかっている
    もう何度も同じことを聞いているのだから
    同じことを何度も聞くのは・・・・・・焦る内心に気づかれたくないからか
    事情を知るものがいなくなるたびにこの焦りは増している
    少しずつ支援が減り、キラを自分1人で守り切れるのか不安が募っていく

    俺は泣かないのかと聞かれ、代わりにお前が泣いてくれているだろうと答える
    正直なところ、今は涙が出るよりもこの先どうするべきかで頭が一杯だ
    ・・・キラには、少し傷つきやすいが優しい、今のままでいてほしい
    こんなことで悩むのは自分1人で十分だ
    「・・・落ち着いたか?」
    落ち着かない自分の心は棚に上げ、キラには平常を装って声を掛ける
    「どうする、もうちょっと見送るか?」
    本音を言うと、もう少しキラの横で考えをまとめたいところだったが、帰ろうと言う言葉に逆らうつもりもない。ただ・・・
    「・・・そろそろ次の場所に移動した方が良さそうか」
    考えていたことがつい口から出てしまった
    今こんなことを言って困らせるつもりはなかった
    ・・・思っていたより焦りが大きかったのだろう
    やはり困らせてしまった
    今言うべきではなかった・・・キラにはそう言ったが、今に限らず言わずに済めばいいのだがそうもいかないだろうと今までの経験が告げている

    階段を降りる間手を繋いでもいいかと問われる
    否はない・・・少し強く握った手から不安がばれなければいいのだが・・・・・・こんな時ばかりはキラの勘の良さを恨みたくなる
    このまま気づかないでいてくれないだろうか

  • 56二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 18:33:36

    死別話のアスラン編

    このタイミングが1番ハツカネズミポイントじゃないかと個人的には思っています


    本編だと種運命後カガリの力になれる1番いい位置がターミナルなんでしょう

    コンパスにいたらオーブやカガリの危機に駆けつけられない可能性があると言われてますから

    種自由のアスランが無敵なのは種運命のゴタゴタを片付けて、本人が納得できる場所で2人同じ目標に向かって共に歩めているからというのがあるのでしょう


    それでいくとこのスレではどうなのかといえば、グフ撃墜で判明した不死については詳しいことは分からないし眷属君による問題も起きる

    キラがコンパスに行くのはラクスと恋仲でなくてもカガリの頼みらしいので確定事項

    アスランがコンパスに行くのはメタを抜きにしてもザラの名前や戦力バランス等からほぼ無理でしょう

    近くにいたくてもいることができない、キラに何かあれば眷属君が暴れる

    ストレス溜まりまくるんじゃないですかね

    それでもラクスやカガリが生きてる間やしばらくは、支援を貰うことなど出来てると思います

    でも誰もいなくなったら?永遠に続く手助けなんて、事情を伝え続けた組織でも作らないと無理でしょう

    そんなの2人は望まないでしょうし


    そういう理由だったのですが、心情を想像して書くのは初心者には難易度が高いですね

    シン・ワンコの話はこのアスランのハツカネズミぶりに気づいていたキラによる、(一方的な)殴り合いの代わりになる話のつもりでした

    アスランが折れるまでキラとワンコで解らせる気の長いものですね


    ブロマンススレでもアスランによる(一方的な)殴り合いは起きてないようですし、文字書きさんによる「苦痛の対価」をみても、アスランにそんな余裕はないでしょう

    そういうわけで自分の所では

    これは起きてないものとしています

    多分種自由の無敵アスランにはこのスレ内ではならないでしょう

    メタ的にいうと話が終わるから

    真面目にいっても解決しない問題を抱えているからですね

    でも2人で生き続けるなら無敵になる必要なんてないですよね

  • 57二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 18:46:55

    >>54

    文字書きさんは繊細ですね

    必要と思えばどんなものでも書く(書けるかは別として)自分とはやはり対照的です

    心情描写は技量もありますが、イタコで書けるならそちらの方がもっといいものが書けたのでしょう

    ダメージが凄そうですが

  • 58二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:41:49

    これが必要、で割り切って書けるのもやっぱり一つの才能なので、余り考え込まないで下さいね?

    逆に自分はそれが出来ないので、現状の遣り方になっているだけですから

    この書き方は間に自分の認識というフィルターこそ挟まってはいますが相手の主観に頼る部分も大きいので、もうちょっと客観的に状況を見下ろせないか、と思う事も多いです

    つまりどっちも一長一短なんですよ

    後、自分の技量は経験値と長年の歳の甲によるものです

    逆に言えば書き慣れて来れば、ある程度は遣れるって事になります

    気にし過ぎないで好きなように書く、それでいいんじゃないでしょうか

    >>57

  • 59二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 03:44:12

    眠れない夜

    一度は自分の部屋で寝ようとしたものの何だか寝付けなくて、僕はベッドから抜け出すとそのままアスランの部屋へ向かっていた。
    ただ、その部屋の主たる当のアスランは長期の任務に就いているという事もあって今は不在。
    ……そんな事は解っていたんだけど既に習い性のようなもので、当たり前のように部屋に入るとそのまま空のベッドに潜り込む。
    部屋もベッドももぬけの殻、そこには彼の気配すらなかったけれど、自室に居るよりは少しだけ安心出来た。
    そして、毛布を引き寄せると目を閉じる。
    レッドアラートからの緊急出動やそれに伴う報告や書類仕事、正直目の回るほどの忙しさで何かを考えている余裕なんて一切ない。
    だけれど、こうして一度波が過ぎて休息となると、ふと我に返るように思い出してしまうんだ。
    ……今頃どうしているのかな。
    何処かに潜入していたり、謎の組織 (?) 相手に大立ち回りでも繰り広げていたり?
    でもやっぱりアスランの事だから今も忙しく動き回っているのかも知れない。
    疲れ切っているし本当は眠いはずなのに意識だけは冴えてしまっていて眠れそうにない状況に、結局一度閉じた目を開けてしまう。
    そして僕は毛布を掻き寄せていた手を離してインナーの首元から紐に通された指輪を取り出した。
    指輪自体はカガリからのプレゼントだけれど、嵌め込まれた石はここに居ない彼の眸を思い起こさせるものだったし、紐でこれを首から提げられるように結んでくれたのもやっぱりアスランだった。
    「今度来たら抱き枕の刑かな……」
    そんな事を呟きながら指輪を握り込む。
    そしてそれを言い渡した時のリアクションは容易に想像する事が出来た。
    くすくすと笑いながら、僕は再び毛布を首元まで引き寄せるとまた目を閉じる。
    まぁ、相変わらず眠れる気なんてしなかったけれど。

  • 60二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 04:16:53

    不眠気味の状況はこれを書いている自分が一番わかっている、という事でアスランが居ない眠れない夜の話ですね
    身体の疲労を無視して頭の中だけ覚醒してしまっているそんな状態で、ここまで来ると最終的に眠りに落ちるというより気絶するって感じで意識が落ちます
    この辺りの時系列は二人とも仕事と任務で忙殺されているのはお互い様のようなところではありますが…
    そうか、抱き枕の刑かぁ。アスラン大変だなぁ (棒) と思いながら書いていたのは内緒です

  • 61二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:35:52

    抱き枕ですか
    是非見てみたいものです
    …あまり続きばかり期待すると書きたいものが止まるかもしれませんので、ネタに困った時にでも

    鱗設定だすならどんな話がいいかちょっと考え中の為、次は遅くなるかもしれません

  • 62二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 16:21:31

    「すごく怪しいんだか何してんだ?」

    「静かに!僕は今最重要任務を遂行中なんです!」

    「いやお前さんの方が声でかいんだが…」


    キラが隠れるように入り口へばりついて部屋の中の様子を覗いていたので、ムウもそっと中を覗き込んだ…そしてそこには…

    アスランが休憩室のソファに座ったまま眠っていた。傍らには端末が置いてあるのでおそらくここで仕事をしていたのであろう。


    「こりゃ珍しいことで」

    「ここのところ忙しそうにしてましたからね…僕を待つ間に寝ちゃったみたいです」

    「それでキラは何を?」

    「アスランが居眠りなんて珍しいので寝てる間に膝枕をさせようと思いまして」

    「…お前さんがするんじゃなくて?」

    「はい。僕は良くやってもらいますけど…でもアスランは全然してくれないんです!僕の膝はアスラン専用なのに!

    「なるほどな…それで起きないかどうかを窺ってたわけか」

    「そうです。でもこれだけ騒いでも起きないのでいけそうな気がします」


    「それなら邪魔者はさっさと退散しますかね。まあ頑張れよ〜」

    …と最後に声をかけたが部屋を覗くキラの目は真剣そのもので聞こえてないようだった。キラらしいその姿にやれやれと肩をすくめるとそっとその場から立ち去る。


    「膝枕か…マリューにお願いしたらやってくれないかねえ…」



    キラの重要任務が成功したかどうか…

    それはキラの満面の笑みと珍しく子どものようにむくれているアスランの2人のみぞ知る

  • 63二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 16:35:24

    自スレで忙しくて中々顔を出せませんでした…

    抱き枕の刑に処されるアスランはぜひ見たいです。
    キラなら有言実行してくれると信じてます!

    死別の話でもハツカネズミ状態ではあるけれどそれでも考え続けるアスランは好きです。
    良いか悪いかは置いといて…

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 18:21:58

    処す?処す?
    という事で、たぶん見たいって言われると思って言われる前から書き始めてましたが、何か?(想定内)

    割とこのスレの最初の頃に自分とこでもやってた、寝てる間に…ってヤツのブロマンスさん版キタァ
    キラが真剣過ぎて可愛い、このスレでは初のムゥさんもこれには呆れ気味のようで見てるこっちも苦笑
    部屋でではなく部屋の以外の場所、ってところが今回の無防備ポイントですかね
    この様子だと襲撃は成功したようで何よりです、まぁ後日逆襲(?)されないといいけど

    アスランて自己完結感強くて思考のドツボに直ぐに嵌まるイメージはありますね
    自分一人だけではどうにもならない事、焦りに駆られてぐるぐると考え出したものの結論なんてないから更に…
    そこがらしいところでもあり、先回りしてまで考えるなボケッ、てところでもあり…
    死すらも彼らを分かつ事が出来ないのならば、そこから先は痛みも何もかもを分かち合う他ない
    と、今ふっとこんな一文湧いて来たりしました

  • 65二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:14:57

    文字書きさんには相談スレの件バレたのでこちらに書きますが、ずっと気になっていたんですよ

    自分の拙いSSに感想つかないのは気にならないけど、せっかくお2人に色々書いてもらってるのに、誰からも感想レスつかないのは自分のせいなんだろうと

    感想が欲しいとは思っていないんです

    お2人が気にしてないならそれでいいんですけど


    >>62

    自スレを優先してください!

    いつも楽しみに更新待っているのでこちらはお気になさらずに

    でも可愛い膝枕の話ありがとうございます

    また薄ら曇りそうな話書いていたので笑顔になれました

  • 66二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 00:21:31

    このスレをご覧になってるROM専の方たちは恥ずかしがり屋のフェアリーさんばっかりみたいだな、と2スレ目くらいまででもう察してましたからね
    何となく感想を促してはみましたけど、動きがなかったですし
    自分が出しゃばり過ぎたかなとも思ってますが、もう今更だと思ってますし

    という事なのでご覧になってるスレの空気に飲まれてROM専になってるの方々、ハート押しだけは躊躇も遠慮もなく遣って下さい
    これだけはお願いです、それだけでモチベが圧倒的に違うんで!

    処す方はもう少しで書けそうです
    どうなるかは見てのお楽しみですがw

  • 67二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 03:10:22

    諸々を片付けて例によってミレニアムまで遣って来た頃には時刻は夜半を過ぎようとしていた。
    艦内は一部を除いて静まり返り、足音どころか衣擦れの音すら聞こえるのではというほど。
    これは流石のキラも自分の部屋で眠っているだろうと思い、確認の為にそっと覗いてみる事にする。
    俺と違い夜更かしはしない方だ、特に何もないのであればとっくに寝ていても不思議じゃない。
    そう思いながらドアを開けると、室内は真っ暗だった。
    それだけではなく眠っているにしては人が居る気配自体がないのだ。
    一瞬不審に思ったが、直ぐに理由に気が付いてそのまま踵を返す。
    「……あいつ、人が居ない部屋で何をしているんだ」
    そのまま自分に割り当てられている部屋まで向かい、ドアを開けた。
    想像した通り室内は薄暗かったが、誰かがいる気配はある。
    ……やっぱりか。
    無言でベッドまで近付くと案の定捜していた当人がぐっすり眠っていた。
    俺は半ば呆れつつ毛布を直すとその髪をくしゃりと撫で、ベッドの反対側に設えてある机の方に向かった。
    よく眠っているのを敢えて起こす気にもなれなかったし、少ししたら帰ろうとは考えていたからだ。
    備え付けの椅子に腰掛けて端末内に収めていた報告の為の資料に目を通し始める。
    そう言えばこの場所に来たのもだいぶ久し振りの気がする、とふと思って手を止めた。
    まさかキラが自室ではなくこっちの部屋に寝に来ているとは、流石に想定外ではあったのだが。
    以前に自分が居なくなったらどうするつもりだと問い掛けた事もあったが、ここまでとはな。
    そんな事を思いながら再び資料に目を落とした時、ベッドの方でもぞりと動く気配と小さく名を呼ぶ声が聞こえた。
    静かにしていたつもりだったが、結局起こしてしまったようだ。
    「えっ、アスランいつの間に来てたの!?」
    キラは慌てて起き上がると慌てて枕元の明かりを点ける。
    「起こしてしまったようだな…」
    「そんなことない。それより何でそんなところに陣取ってるのさ…起こしてくれても良かったんだよ」
    「よく眠っていたようだったからな。それに顔を出したら直ぐに帰るつもりで居たか…」
    「勝手に帰るつもりだったの!?」
    言葉尻を遮るようにキラが声を荒げる。
    「…キラ、夜中に声が大きい」
    「そんなのどうでもいい。ねぇ、もしかして僕が知らない間に来て、知らない間に帰ろうとしてた!?」

  • 68二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 03:12:05

    詰問するその声を制するものの、これは返って逆効果だったようだ。
    「俺の方も予定が押しててな…お前の顔を見たら引き上げようって…」
    「…朝までは?」
    「聞き分けが悪いな、お前」
    「そんなの今更だよ」
    「………」
    「…決めた、帰るなら寝かし付けてってよ。それで手を打つからさ」
    「随分と譲歩してきたな」
    「そ の 代 わ り、普通に寝かし付けるのはなしで!」
    譲歩こそして来たが、どうやらとことん食い下がるつもりらしい。
    「どういう意味だ?」
    「ここのとこ、疲労がきつ過ぎて逆に眠りが浅いんだよね。…それのお陰でアスランの気配で目が覚めたんだろうけど」
    「…やっぱり俺のせいじゃないか」
    「目が覚めなかったらアスランが来た事にすら気付かなかったんだから結果オーライだよ」
    そう言って、キラは壁側へと少し詰めた。
    「とにかく、ここに来て寝かし付けて。添い寝がいい」
    妥協して来た、そう思っていたがここに来て条件が増えた。
    この様子だと後出しでまた何か言い出しそうな気配すらあるんだが…。
    とは言え、ここまで退かない構えではどうしようもない。
    「…わかった、添い寝で寝かし付ければ納得してくれるか?」
    仕方なく添い寝の体勢に入ろうとした時、思いついたとばかりのタイミングでキラが口を開いた。
    「どうせだから背中側からハグがいい」
    予想通りと言うべきか、後から注文が増えたので一瞬考えが詰まる。
    「……お前、添い寝って言ってなかったか?」
    「だから一緒に寝て、とは言ってないじゃないか」
    どう考えても言葉の綾というか詭弁の一種なのだが。
    こいつ、判っててやっているな。
    「……これ以上の注文はないよな?」
    溜め息と共に念を押すようにそう訊くと逆に、ちゃんと寝るまで居てよねと確認される始末だ。
    「大丈夫だ、寝付くまでは居る。それでいいだろう?」

  • 69二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 03:13:40

    「でも最近寝付けないからどうなるかなぁ?」
    少し意地の悪い声音でそんな言葉が聞こえたのだが、敢えて聞かなかった事にした。
    「……どうしてこんな体勢なんだ?」
    いつもだったら正面からしがみ付いて来て動けなくさせられているところだったので、つい訊いてしまう。
    「いつも僕が抱き付いてばっかりだから、アスランからして貰おうと思って」
    「一体何を考えているんだ…」
    「でも意外と落ち着くんだよ、これ」
    背中側からなのでキラの表情はよく見えないが、声の調子からして先程の騒ぎっぷりからしたらだいぶ機嫌は治まったようだ。
    「…実はさ、毎日忙しいしアスランは来ないし、次来たら嫌でも抱き枕にしてやろうって思ってた」
    「それがどうするとこうなるんだ?」
    「くっ付いたら結局同じじゃない。それに普段だったら絶対してくれないアスランがしてくれるんだよ?ふふふ…っ」
    「あんまり調子に乗るなよ」
    「いいじゃないか、減るもんじゃないし」
    軽く小突くと少し拗ねたような声で文句が聞こえた。
    「ほら、いい加減に寝ろって」
    毛布の位置を調えて抱き寄せるようにして添え直す。
    その背中から伝わる温度は、確かにどこか安心するようなものだった。

  • 70二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 03:19:46

    ……うん、ざっと2,600字くらいかなぁ(遠い目)
    どうしてこうなった
    そして、たぶん今まで書いた中で一番の激甘かと
    抱き枕はするものだけじゃなくて、されるものでもありますからね(すっとぼけ)
    今回のところはキッチリ処しましたのでお納め下さい

  • 71二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 06:38:41

    背中からの抱き枕ってかなり密着するので体温をより感じられて共依存マシマシマシな2人にはぴったりですね!2人で1つの生き物みたいで好きです

  • 72二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 10:04:27

    単純に抱き枕にしたんじゃ面白くない、って思って書き出したらこうなりました
    元々長文書きなので1レス縛りをやめると、当たり前のようにひたすら長めのブツが出来上がってしまうのですよね
    もう少しコンパクトにまとめるつもりだったんですが、狙ったシチュに誘導するのに少々梃子摺ったというか
    背中からは庇護感があるし、正面からはアスランの抵抗が予想されたのでそれを回避する意味もありました
    まぁお陰でむしろベッタリくっ付く事になってるんですが、それに気付いてるのか気付いてないのか、果たして…

  • 73二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:21:55

    いいですねぇ
    思っていたより甘々なのが出てきたので、こういうのも文字書きさん書けるんですねえって変な方向の感想が出てきました
    抱き枕だから正面からという予想を覆されての背中からハグ……とても素晴らしいです

    今ちょっと別スレ建てたのが興にのってしまって仕方ないのですが、こっちが疎かにならないよう気をつけます

  • 74二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:58:47

    【運命のはざま】


    「やあ、アスラン来てたんだ」

    「今来たところだ」

    マルキオ導師の孤児院に身を寄せているキラの元へ、久しぶりにアスランがやってきた

    動ける状態にないキラに代わって飛び回るアスランは中々に忙しく、ここに来るのも数週間ぶりだ

    「ごめんね?僕も手伝えたらいいんだけど」

    「気にしなくていい。少し散歩にでも行くか?」

    「うん、行こうか」

    いつも座っている海が見える位置に置かれた椅子から立ち上がろうとしたキラだが、ふらついて転んでしまう

    「キラ!怪我はないか」

    「大丈夫」

    地面についた手を見せてくる

    たしかに怪我はないようだった

    もうちょっと運動をさせたいとは思っているが、今のキラにそれを言うのは・・・と来るたびに散歩に誘うくらいしか出来ないのを歯痒く思う

    「俺が来ていない時もちゃんと食事はとっているのか」

    「心配性だなぁ。ちゃんと食べてるよ」

    そうは言っているが、来るたびに細くなっていくキラを見ると食べられているようには見えない

    ラクスに聞いても曖昧な表情で誤魔化されるだけである

  • 75二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:59:09

    しばらく海岸を散歩していると
    「そろそろ疲れてきちゃった」とキラが言い出した
    「なんだったら負ぶってやろうか」
    「それはいいね」
    「冗談だったんだが・・・」
    「自分から言い出したんだからちゃんとやってね」
    はいっと言いながらキラが手を伸ばしてくる
    本人の言葉通り疲れの見える様子にそれ以上は何も言わずに背負っていくことにした
    「おんぶなんてされるのはいつ振りだろう!」
    「疲れてたんじゃなかったのか?背中ではしゃぐなよ」
    「それはそれ!これはこれ!だよ」
    「意味がわからないぞ」
    顔を背中に擦り付けながら楽しげな声を上げるキラを背中に感じながら、ゆっくりと来た道を戻ることにしたのだった

  • 76二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 15:05:25

    鱗設定を出そうで書き始めたのに何故かおんぶする話に変わってしまった
    多分抱き枕の話を読みながら書いてたからですね

    星のはざまの頃の話
    この頃なら怪我しやすいかなあでここにしましたけど、この程度なら一瞬で治りそうで断念しました
    無理に怪我させるのも…となったのもあります

  • 77二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 16:54:42

    >>73

    一応大方の予想の斜め上を、という狙い自体はありました

    なので予想外、と言われてしてやったりではあるのですが

    もしかしてこれ思ったより甘いんじゃないか?と気が付いたのは大体書き上がった頃

    書いている間は思考がその人物寄りになるせいで認識が遅れてたようで、ある意味後の祭りというか何というか…

    キラ視点で書いてる時はここまでじゃないんですけどねぇ


    >>76

    書いている内に予定していた話から逸れて行く…身に覚えがあり過ぎる

    自分もこの二人にそこそこの怪我させようと思ったら、本編ネタ持って来るか謎の組織に襲わせるかくらいしか道がないんじゃないかってなってますよ、割とマジで

    おんぶも中々スムーズに持っていけそうに見えて敢えて遣るのが難しいんで、シチュ探すの意外と苦労するんですよね

  • 78二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 17:06:27

    おんぶ仲の良い兄弟感あって可愛い

  • 79二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:44:20

    運命のはざま、すごい好きです!
    アスランが訪れるたびに体が細くなるキラに胸が締め付けられるけど、おんぶではしゃぐのが可愛い…


    自分のところはしょっちゅうおんぶもだっこもしてるので、こういった温度差でキュンとする感じはいいですね…

  • 80二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 04:56:30

    「どうしたキラ、……何だそれは絵札?」
    「あぁこれ?ここに来る時、道端で人にぶつかっちゃって」
    「…またぼんやり歩いてたんじゃないだろうな」
    「余計なお世話だよ。それで荷物落としちゃったから一緒に拾ってあげてたら、荷物の中からこのカードが一枚出て来てて」
    「だとしたら、それは返さなければいけないものだと思うんだが…」
    「それがさ、それはもう自分には要らなくなったものだからって荷物拾ってくれたお礼に渡されちゃって…」
    「…星?タイトルと数字が振られているようだが…俺たちには普段馴染みのないようなものである事くらいしかわからないな」
    「なし崩しで貰っちゃったけどうしたものかと思ってさ、綺麗な絵だし…大きな星と祈る女性…。そう言えば、その人がこのカード見ながら何か言ってたような…お守りがどうとか」
    「…ちゃんと聞いてなかったんだな」
    「だって、初対面の人にそれあげますって言われて、細かいところまで聞いてられる?」
    「どうだろうな」
    「ほらぁ、アスランだって自信ないじゃないか」
    「気になるなら後で調べればいい。それよりそろそろ時間のようだが」
    「本当だ、急がないと!」
    「急に走り出すな、また誰かにぶつかるぞ」
    「判ってるってばー」

  • 81二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 05:21:31

    自分は趣味の範囲で卜占 (カードやルーンを使った占い) をするのですが、何となくイメージが降りて来まして
    ファンタジー脳のオカルト畑属の自分の身近なものをネタに持って来た感じですね
    渡されたカードは実際に引いて選んだので、実は狙ってたものではありません
    理想を追う者、(二人の進む先にある) 無限の可能性、そんな意味合いをカードから読み取ってから、このエミュを書き始めてます
    カードに描かれているのは女性なのですが、その時は何故かキラのイメージと被ったのが不思議でしたね
    貰ったカードの絵柄が気になった方はアルケミアタロット・星、で探してみて下さい

    たぶん、この後二人は映画でも観に行ったんじゃないかと思います

  • 82二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 08:59:48

    占いですか
    学問として存在するものでスピリチュアルなだけではないとは分かっていても、なんだか釈然としないといいますかちょっと苦手意識があります
    物語に組み込まれている分には結構好きなんですけどね
    背中を押してくれたり、キーアイテムとしてはとても優秀だなという印象です

  • 83二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 10:28:00

    占いは宗教と同じで、のめりこみ過ぎない内なら害はないもの
    理屈で説明出来ない何かが好きだったりするので、オカルトという枠内で楽しんでいるだけですね
    都合のいい部分だけ利用したり、そういうの道具もあるのね、程度に留めておくのがいい付き合い方だと思います
    厨二病が高じて手を出した分野なので、自分としては不審に思われるのも胡散臭くても上等ではあるのですが
    とはいえ、個人的には卜占はイメージと直感を鍛えるツールとして利用している側面もあるので、連想ゲームのお題を出してくれる道具みたいな付き合い方してるだけなんですけど
    まぁごく一部にそれ系の枠の方はいますが、一応スピは宗教で占いは学問だと思っている人ではあるのでそこまで気にしないで頂ければと

    アスランて、苦悩してたり懊悩してたりがどうしてこうも似合うのか…
    まぁ、こっちはそれを被ってるせいでそんな悠長な事言ってられないんですが
    苛めたい訳じゃないのだけれど、通過点として必要だからと状況を用意するとひたすら回し車ぐるぐるし始めるので
    でも流石に、何も手に付かないような、何とも言えない精神状態で…それに釣られてこっちも思考がぐるぐるしてくるのは笑えない…(そして頭切り替えようと降りて来たヤツ書き始める)

  • 84二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 16:55:47

    【道標】


    「キラ」

    「アスラン…」 


    「アスランはいつも僕を見つけてくれるよね」

    「見つけてほしくなかったか?」

    「ううん。逆だよ」

    「逆?」

    「僕がどこに行ってもさ、アスランが必ず見つけてくれるから。こうして誰もいないところに来てもアスランが来てくれるって分かってるから怖くないんだ」

    「そうか」

    「アスランは?」

    「俺か?」

    「うん。アスランは?」

    「俺は別に誰もいないところに行くのは怖くないな」

    「つまんないの…」

    「だってどこへ行こうが帰り道が…分からなくなろうが…キラがいるところへ必ず帰るからな」

    「それって…」

    「…これ以上は言わない…」

    「ケチ!」

    「ケチで結構」


    「「ーー!ーー!」」


    「あ、みんな呼んでるね」

    「勝手に抜け出してきたからな」

    「一緒に戻ろうか」

    「そうだな一緒に戻ろう」

  • 85二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 17:05:38

    いい感じのしんみりとした雰囲気出したかったけれの挫折しました。
    語彙力がなさすぎて…恥ずかしい…


    キラはどっか行ってもアスランが迎えに来る
    アスランはキラと言う灯台を目指して自力で帰る
    逆に言えば
    アスランがいないとどこかに行ったままになるキラ
    キラがいないと帰る場所が分からないアスラン

    お互いがお互いの帰るための道標で帰る場所です


    (次からはいつもの頭空っぽにした2人を書きたい…)

  • 86二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 17:18:18

    >>85

    雰囲気出てましたよ!しっとりとした二人の感じが好きです

    特別なキラと、キラの特別なアスランって関係がいいですね

  • 87二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 20:50:37

    このレスは削除されています

  • 88二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 20:52:30

    >>83

    また重めなお話を書いてあるようで……

    ほどほどに切り替えてくださいね

    自分はちょっとネタ切れなのでもうちょっと時間がほしいところです


    >>84

    いつもとは雰囲気の違う、しっとりした空気感いいですね

    キラの方が待ち、アスランの方が追うというのも解釈一致で納得です


    名前つけたままだったので1度消しました

  • 89二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 03:47:15

    >>85

    キラは、怖いものなしなのかという程どんどん先に進んで行く癖に、急にふっと足をとめて誰かを待っている、そんな印象が自分にもあります

    そしてそのキラを何だかんだ言いながらちゃんと見付け出して、手を取って一緒に帰って行くのがアスランていう…

    エミュって周囲の描写がないから会話から得られる情報から読み手がひたすら想像力を働かせる必要があるのに、短い言葉に出来るだけたくさんのものを詰め込もうとすると返って上手くいかない事も多いので大変だなと、書く度に思う訳ですが

    上手くいかなかったなと思っても案外とそう思っているのは自分だけ、外から見ているとそんな事なかったりする事は結構多くて、杞憂だったり考え過ぎない方が良かったりすると思うんですよ

    …一時期おかゆアニメ(頭使わないで見られるアニメの事)って言葉流行ったなぁ


    昼間、ちょっと急な予定変更が入って只でさえ睡眠不足気味なのにそれを削られて、その上ドタキャンならぬ土壇場時間変更されて削った分をフイにされ、出先で頭痛でグロッキーになって帰宅してこの時間まで寝ておりました(眠れたとは言ってない)

    もっと早く顔出したかったんですが


    以前、自分とアスランは性格に似ている部分があると言っていたと思うのですが、これが悪い方にイタコ芸と噛み合うとこのような現象が起きます

    彼の中のハツカネズミ状態でとっ散らかったものを言語化しようとしているのに、当の自分が巻き込まれているっていう…ハッ、これがミイラ取りがミイラ状態か(たぶん違う)

    キラ相手ではこのような状況にはならないので、ほぼ確でシンクロ率高過ぎ問題だと断定出来ていて何らかしらの対策は必要だとは考えていますが

    これだから書けているものもあるだけに痛し痒しですね

  • 90二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 12:09:02

    星のはざまの頃のキラって自分のところだと、自分の不死を自分しか知らないという認識をしています
    アスランとは共有出来ていないという想定です
    お互い知ってはいるけど話していない、そんな感じです
    ちょっとそこに触れた話を書くかなぁと今考えてます
    この頃の話はあんまり書いてないけど、矛盾しないかだけは心配ですね

  • 91二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:22:45

    薄暗い洞窟の中を蝋燭を片手に進んで行く。
    一応強制ではないけど、やっぱりこの蝋燭を持って歩かされているってところがポイントな気がするね。
    洞窟とは言え転んだりがないよう足元は整えられているけど、火が消えないよう意識するとどうしてもゆっくり歩く事になるし。
    「奥の方から涼しい空気が来てる感じするね。そう言えば、さっきどこかの山の氷洞に続いてる穴があるとか言ってなかった?」
    ここに来るまで調べていたらしいアスランにそう訊きながら振り返ると、あぁその話かと返事が返って来た。
    「霊峰とも呼ばれる山の麓にある冬でも溶けない氷の洞窟に続いている穴が、この洞窟にはあるとあったな。…そのお陰で洞窟内が夏でも涼しいのだと」
    「へぇ」
    洞窟の雰囲気を壊さない程度の明るさのせいか、少しだけ探検しているような気分がして来る。
    そうして道なりに沿って進むと龍の頭を模った石像が置かれた小さい池のような場所に出た。
    明らかに後から設置されたのが判るその見た目は、確かに雰囲気には合っているとは思うのだけど、何だか違う気が…。
    「…何だろう、このこれじゃない感は」
    「一応、この島自体が龍神の棲家のようなものだそうだから、置かれている理由はその辺にあるんだろうな」
    「それよりむしろ…この演出要らなくない?」
    手を叩いたりすると赤や緑、黄色などのライトや雷鳴のような音がする方の事の違和感が、かな…。
    「…それっぽくしたかったんだろうな、たぶん」
    確かに、と呟いていたアスランがそう僕の言葉に応じるように言うと、折れ曲がった道の少し先に明らかに侵入しないようにという意図が見える柵の方を指し示した。
    「恐らく、あれがさっき言っていた、氷洞に続いている穴だな」
    確かに、一年中氷の溶けない場所に繋がっているといわれるだけあって、そこから微かに流れてきているだろう空気はほんの少し冷たい。
    如何にもな封鎖具合だったけど、見た感じ人一人屈んで通るくらいしか出来ない高さしかない感じだった。
    「興味本位で覗こうというヤツは幾らでも居るだろうからな…」
    アスランが何やら含みのある言い方でチラリとこちらを見る。
    「何その、僕なら遣りかねないって言いたげな視線は」
    「…違うのか?」
    「まぁ、興味があるのは否定しないけどね」
    だろうなと言いたげに苦笑するその様子が少しばかり癪なのだけれど。

  • 92二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:23:03

    …そうやって常識人ぶってるけど、偶に箍が外れてこっそりやらかしてる事があるの、僕でも知ってるんだぞ?
    と思ったけど、追求するのはやめておいた。
    「でも洞窟がこれだけ涼しいと、外に出るのちょっと嫌だなぁ」
    つい外の夏の日差しを思い出して思わず本音が漏れてしまう。
    「…それなら来る途中で見掛けた茶屋らしいところで休憩していくか?見た感じは屋根しかなかったから、涼しいかと訊かれると流石に判らないが」
    そんな様子を見かねたのか、アスランが洞窟への下り道に差し掛かる前に見たかき氷を売っていた御茶屋さんぽいお店に寄るのを提案してくる。
    行きは無理かなと思ったから言わなかったけど、戻りの道でならと思っていたからこれは願ったり叶ったりかな。

  • 93二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:30:46

    箸休めに用意していた江ノ島っぽい島散策旅行の続きを久し振りに…
    気温が下がったのと雨が降っていたので、暫く振りに纏った睡眠が取れました
    雨音は土砂降り+雷雨くらいの方が逆に眠れるタイプの人間です
    リアルの季節は秋になってしまいましたが、ここで以前に皆様に訊いていたかき氷のネタの回収に行こうかと
    …これ以上遅くなると確実に読んでて寒くなりますからね

  • 94二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:39:28

    かき氷はここに繋がってたんですね
    いつになるかな?とちょっとだけ思ってました
    それにしても龍神の棲家を観光地化も気になりますが、安っぽそうな演出も微妙な気持ちになりそうです

    涼しくなってきたので寝やすくなってきたようでよかったです
    急に温度が下がってきたので体調にはお気をつけ下さい

  • 95二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:07:20

    はい、かき氷はここの後で入れようとしていた話だったのです
    色々書いている内にこんな時期になってしまいましたが…
    後、現地の方は龍神絡みの神社が三ヶ所あってちゃんとそちらで神様として祀られているのでご安心下さい
    まぁ、洞窟の奥のこれはだいたいそのまんまなんですがね
    演出安っぽくて個人的にがっかりポイントでした

  • 96二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 00:05:38

    【気づいてほしい】


    「アスラン帰っちゃったな」

    家までおんぶしてくれたものの、やはり忙しいようで一緒に食事する時間もなくアスランは帰ってしまった

    『無理に食べろとは言わないから・・・次来る時は何か持ってこよう。何がほしいんだ?』

    そう聞かれたけど、食べたいものなんて思いつかなかったから

    『アスランが来てくれたらそれでいいよ』

    って言ったら余計に心配をかけてしまったみたい


    「・・・気づかれなかったかな」

    うっかり椅子から立ち上がる時に転びかけたときは別の意味で冷や汗がでてしまった

    「・・・見られてないよね」

    アスランには怪我してないと言ったけど、ほんとは手のひらを擦りむいていた

    紫に光る鱗・・・一瞬で消えたから、大丈夫だと手を振って見せたけど内心はすごく焦っていた

    「アスランに・・・・・・」

    嫌われたくない、これくらいで嫌いなんて言われるはずはないって信じてるけど・・・・・・

    「自分から言うのは怖いよ」

    お願いだから気づいてくれないかな

    そして何でもないように言ってほしい

    それがどうしたって

  • 97二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 00:08:39

    気づくのはキラ、気づかれるのはアスラン
    気づいてほしい、気づかれたくないの対照的な話になったでしょうか

    ちょっと短いけど前回の運命のはざまの続きです

  • 98二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 03:59:47

    知られるのは怖い、でも気付いて欲しい…中々しんどいところだね

    精神的にはこの辺りの頃が一番しんどかったまでありそうな時期ではありますよね、状況的には

    うちの方のだと揃って無意識に記憶に蓋してるので更にこの辺りは面倒臭い事になってるんだよな、と遠い目になってもいましたが


    夜の帳、サイレントに更新

    気になった言い回しの修正などもありますが、本文増えてる辺りの境に>記号置いて判り易くしてあります

    不死スレに登場していた彼女もやっと姿を現したようですよ

  • 99二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 10:48:53

    読んできました
    更新箇所わかりやすくなりましたね
    自分はやはり頭から読みましたけど
    思っていたより薔薇さんの雰囲気がアダルトで、指の隙間から覗きたいような色っぽさがありますね(わかりにくい例えですけど直接的な表現が苦手なもので)

    シェアワールドと言われると聞き覚えがないのですが、複数人で同じ世界をシェアしていると考えるとクトゥルフ神話とかも同じカテゴライズなのでしょうか

  • 100二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 11:53:05

    そうですね、クトゥルフ神話は一つの世界観を複数の作家などで共有するシェアード・ワールドと言われる概念の先駆けなので、カテゴライズ的には似たようなものと考えて頂いていいと思いますよ
    それから彼女の本性は異性からするとそういう風に見えるので仕方ないです…普通にしてても目の遣り場がないというのはだいぶアレだけど(対象外である同性から見たら単に綺麗なお姉さんにしか見えないんですよ、困った事に)
    そもそもああいう場所で会う機会なんて早々ないので、ある意味貴重な体験にはなるんでしょうが
    何より本当、彼女の魅了が効かなくて良かったとしか言いようがない…

  • 101二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:17:27

    少し気になっていたのですが、サキュバスの設定はそのシェアード・ワールド内の設定なのでしょうか?
    それとも世の中に出回っているサキュバスのイメージからの文字書きさんのオリジナル設定なのでしょうか?
    違いがあるのか?と言われればそうなのですが、自分のイメージするサキュバスと差異が少なかったので

    どうもここ数日、他のスレを見ていてもこれってのが湧かないのが…これをスランプって言うんでしょうかね
    そんな大口叩けるほど書いてませんが、保守代わりの雑談ということで
    ネタ降ってこないかなぁ

  • 102二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:21:24

    「いや〜いきなり心臓一突きされたのはびっくりしたよね」

    「何呑気なこと言ってるんだ…!!」


    キラはここ最近隙あらば付き纏われていた女性の婚約者から一方的に恨まれ、つい先程その男に刺された。当然死にはしないのだが。

    つまりは痴情のもつれに巻き込まれたのだった。



    「アスラン怒ってる?」


    「………俺がそばにいたら…あんなことにはならなかった…」


    それが起こったのは、たまたまアスランがキラのそばを離れていた僅かな間だった。

    悲鳴を聞いてすぐに駆けつけたアスランに男は取り押さえられ、女は腰を抜かして呆然としていた。


    「で、刺されたところを見られたから治療中ってことで1ヶ月間はお休みになったんだよね」

    「何故か俺も一緒にな…」

    「僕と一緒は嫌?」

    「嫌だったらとっくに帰ってる…」

    「そうだよね!じゃあとりあえず一緒に寝よう!僕眠くなっちゃった」

    「はあ…何でそんなにテンションが高いんだ…」

    「この1ヶ月のことを考えると楽しいからね!もう少し長くしてくれたら良かったのに…とは思うけど」

    「文句言うなよな……もう寝るぞ」


    「うん!」

    (そんなにテンション高く見えたかな?もちろん一緒に過ごせるのが楽しみなのもあるけど…実はこっちに伝わってきたアスランの怒りが心地良くて嬉しかったんだよね。…言ったら怒られるかな?)

  • 103二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:39:28

    砂利の海岸にて

    「ここの海岸、砂浜じゃなくて砂利なんだね。海岸ていうと砂浜ってイメージだったんでちょっと驚いたよ」
    「…そうだな。というかキラ、この時期に海に裸足で入るなよ」
    「え、何かあったっけ?」
    「クラゲが出るぞ、ここ」
    「クラゲかぁ…、すぐ治るけど鬱陶しいんだよなぁ」
    「そういうことだから、今は散歩だけで諦めろよ。…だいたい川に行っても海に行っても取り敢えず入ろうとするのはどうかと思うんだが」
    「(あーもう、また始まった…)それはともかく、ここの海岸石英とか翡翠が落ちてる事があるってさっき入ったお店の人が言ってたんだけどさ」
    「…お前、そういう話はどうやって聞いて来るんだ?」
    「うーん、どこ行くのって訊かれたから海岸散歩しに行くって言っただけだよ。…田舎の人の距離感って近くて驚くよね」
    「それは相手にもよるんじゃないだろうか…」
    「とにかく、ここにはそういうキラキラした石が時々落ちてるんだって。探したら見付かるかな?」
    「どうだろうな。話題に挙がるくらいだから有名な話のようだが…まったく、この後買い物だから余り長居はしないぞ?」
    「判ってるってばー」
    「…まったく。海岸まで降りたいって騒ぐから来てみれば……帰りは遅くなりそうだ」
    「ねぇねぇアスランこっち、これ違うかな?」
    「…あぁもう、どれがだって?」

  • 104二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:57:02

    ちょ、投稿タイミングw

    被ってる被ってる…


    >>101

    個人的なイメージと一般的なサキュバスにありがち設定を盛り合わせた感じですね

    二人に対して彼女の能力の特効が乗らないように配慮だけはしましたが

    お話は来る時は来るのです、それは天啓のように

    湧かないとなったらとことん来ないのが物書きあるある

    気分転換したり別の事考えてると急に来る時があったりするので、深刻に考えない方がいいですよ


    ここの海岸はゆるキャンな田舎町にあります

    鉱石の名前と海でたぶん場所バレするくらいそこそこ有名です

    でもまぁ、この場所は四半世紀以上前の記憶頼みで書いているのでバレたところでという感じですが

  • 105二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:38:11

    前被った時は、それが原因で忘却罪を書いた人を勘違いしたんですよね…とか思いながら読ませてもらいました

    今回自分は雑談でしたが


    >>102

    頭空っぽにした2人…と言っていたのに軽くないですよ!

    可愛さに誤魔化されそうですけど死んでますよね

    でもやりとりは可愛い


    >>103

    映画見た日についでに海にも行っていたので、タイムリーだなあと思いながら読ませてもらいました……自分は10分くらい海岸を歩いたら帰りました

    2人なら楽しそうですね

    原石見たことあるんですけど、あんまりキラキラしてないのでガラスの方が光ってそうなんですよね


    砂浜じゃなくて砂利、そんなところがあるんですね

    海自体も縁遠いので砂浜でもへぇーと思いながら歩きましたが、砂利だともっと珍しそうです

  • 106二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 03:24:45

    >>105

    白っぽくて光にかざすと透けて見えるというのが石英の一つの見分けポイントで、でも拾ってから研磨しないと流石にキラキラはしてないですね、翡翠の見分けは更に難易度高かったです

    それとここの場所の近くにある川の上流にそこから勝手に石取って行ったらダメって場所があるんですよ、保護を受けた採掘禁止区域みたいになってましたね

    そこから川に乗って運ばれた物は勝手に拾っても問題はなかったですが


    >>102

    のっけから心臓一突きてかるーく書いてあって、実は文面二度見しました

    いや、ちょっ…地味に絵面がトマトぶちまけ案件になってるんですけど…(ひえぇぇ)

    まぁ、自分でも本業の方でよく書くんですけど他の方が書かれるヤツにはいつもこんな反応してしまいます

    いやぁちょっとびっくりしました

    それと少し頭が混乱しました、生々しいのと可愛いのと色々と成分多くて

  • 107二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 11:34:09

    投稿被ってましたね〜
    よくあることです…

    夜の帳、薔薇さんの関西訛り好きです。
    続きがとても気になりますね


    読み返して自分でもかるくはなかったな…と思ってます!次こそは…

  • 108二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 20:06:03

    ネタが降ってこないならダイスをふります!

    ということで、ネクロニカの記憶のカケラ表をふって、天啓を得られないか試させてもらいます


    1.ルルブ 2.追加「記憶のカケラ」表-α 3.追加「記憶のカケラ」表-β

    dice1d3=2 (2)


    dice2d10=5 8 (13)

    dice2d10=10 1 (11)


    これで何かインスピレーションが得られることを期待して

  • 109二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 22:10:45

    このレスは削除されています

  • 110二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 22:16:28

    「は?」

    「だーかーらー!これが謎の薬を被って犬になってしまった隊長です」


    「ワンワン!」


    「本当にキラなのか?いやそもそも人が犬になるなんてありえるのか?」


    「不老不死になった人間が何言ってるんだよ…」

    「……」

    「クゥ〜ン?」

    「…確かにキラっぽい気もするな…」

    「ワン!」

    「そうか…それなら俺がキラを預かろう。こんなか弱い生き物はしっかり守ってやらないとな」

    そうしてアスランは子犬となってしまったキラを優しく抱き上げた。




    「アスラン騙されてるみたいですね……って隊長!?どこ行くんですか!?」


    「やっぱりアスランが僕以外に取られるのはやだ!!!!例えそれが子犬でも!!!」

  • 111二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 22:18:25

    >>110

    「ア〜ス〜ラ〜ン〜!!!!」

    「うわ!!いきなりタックルしてくるな!!危ないだろ!!」

    「アスランの体幹なら耐えられるって信じてたよ!!」

    「それよりも!!その子犬は僕じゃないから!!ただのドッキリだから!!」

    「知ってる」

    「だから……え?」

    「はあ…そうだろうと思った。最初から気づいてたよ」

    「じゃあ…」

    「だから騙された振りをしてやろうと思ってな」

    「アスランひどい…」

    「最初に人を騙そうとしたのはどっちだ?」

    「僕です…」


    「素直でよろしい。全くお前はしょうがないやつだな…ほらこっちこい。構ってやるから」




    子犬は空気を読んですでにその場から離れ、シンやルナマリアに可愛がられていた。

    この子犬は迷子になっていたのをミレニアムで一時的に保護していただけで、後日無事に飼い主の元へと帰っていった。

  • 112二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 23:05:24

    【今後の生活を考える】


    「ねえねえアスラン。これからどうやってお金稼ごうか」

    「しばらくは困らないほどあるとはいえ、いつまでもとはいかないからな。しかしお前からそんなこと言い出すとは珍しいな」

    「・・・もしかして馬鹿にされてる?それくらいちゃんと考えてるよ!」

    「そういうわけじゃないんだが・・・・・・何かやりたいこととかあるのか?」

    「あんまり目立ちそうなのはよくないし、僕らの特技っていったらやっぱり工学系になるかな」

    「やめておいた方がいいな。お前の組み方は特徴的すぎてバレる。作ったOS、かなり出回っているのはお前も知っているところだろうが」

    「まあ・・・ね。それでオーブの人から様づけで呼ばれるレベルになってたわけだから」

    「なら俺が何か作るか?おもちゃレベルなら出しても大丈夫だと思うが」

    「・・・・・・どんなおもちゃにする気?」

    「トリィやハロは作らないぞ」

    「それも嫌だけど、変な機能つけそうなのがなあ」

    「俺がいつそんなものつけたんだ」

    「ハロについてたガスの散布機能、あれ何?」

    「・・・・・・護身用にいいだろう?実際役に立ったしな」

    「あれを部屋で使ったらラクスも範囲内だよね?」

    「・・・・・・・・・・・・昔のことだからよく覚えていないな」

    「やっぱりやめよう。アスランが作りたくなったら僕にちょうだい。売るのはやめてね」

    「もうトリィがいるじゃないか」

    「それとこれとは別だよ。ともかくおもちゃを売るのはなし!」

    「ならどうする気だ」

    「まだ時間はあるしこれから考えていこう!」

    「・・・今の時間はなんだったんだ」

    「別にいいじゃない。それとも僕と話するのが嫌とでも言いたいの?」

    「そうは言ってないだろう・・・・・・お前以外には作らない。それでいいか?」

    「それなら許してあげる!」

  • 113二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 23:15:02

    ダイスで出たのは2人きりと売却
    2人きりはいつものことなので、物を売る話ということで思いついたのがこれでした
    実際にハロのガス散布機能をつけたのは誰なんでしょうね

    主さんが連続で可愛い話書かれてる
    本当に犬になったのか一瞬だけ考えてしまいました
    自分のところなら感覚を使ってすぐ分かるんだろうなと思ったのですが、主さんのところならそれがなくても分かるくらい、いつも近くにいるからいらないんでしょうね

  • 114二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 07:50:32

    相談スレで1に沢山リンクを貼るとスレ画が反映しないのを初めて知りました
    このスレが初スレですからね
    次スレから1にはリンクを貼らないよう、テンプレを変更します
    今まで何で画像出ないんだろう?と思いながら何も対策出来てなかったので、次から何とかなるはずです

  • 115二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 08:07:04

    何かネタでもと思いながら書いている間にお二方のが投下され、更に文章を捏ねくり回している間に一晩が経ち…纏らないので、感想とかを先に


    >>110

    よくある、意味の解らない理由で登場人物がわんこになったネタかと思いきや…

    アスランを騙そうとしてたのに早々に独占欲に負けてるキラに笑ってしまうw

    あと、アスランの体幹は大丈夫かもしれないが、タックルによる腰へのダメージを気にしてしまう自分はちょっと歳かも知れない…

    騙された振りをする一枚上手さも素直に白状する可愛さにも、こりゃ一杯食わされましたって感じです


    >>112

    シビアな話が始まったなと思ったら、何やら本編で二人がやらかしたあれやこれやの話題になっていて、そう言えばそういう事やってたなぁと

    確かにネタとしても笑えないスパゲッティーコード職人とハロに何でも仕込むことに関しては枚挙に暇がないですし

    で、それをネタに単に話しがしたかったんだなっていうのが最後に解るっていう


    こちらは書いてたもののいい感じの言い回しが出て来なくて、その部分でループ中

    いつも通り人物の気分任せでオチもその場で決めるつもりだったので、地味に難航してますね…

    この際一旦寝かして別のを出すか、このまま〆まで書くか…(遠い目)

  • 116二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 12:32:38

    ネタがなくなるとただの会話に逃げがちなのです
    最後にちょっとだけ独占欲が出てるのは、直前に主さんのを読んだ影響ですね

    好きで書くもので、仕事のように締め切りがあるわけでもないですから、納得いくものを納得いくまで書いてもらっていいんですよ?

  • 117二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 20:31:24

    そういえばメンデルの厄ネタってやってませんね
    キラ達自身がそうだといえばそうなのですが
    ……厄ネタは、だすとギャグになるかシリアスになるかのほぼ2択なので扱いが難しいですねえ
    女性になるネタはスレの性質上やりたくないですし、動物化は可愛いでしょうけどデスリセットで戻せませんか?になりそうで
    どういう変化をしてもデスリセットで解決できそうなのが……
    最終手段ではありますが、ちょっと便利すぎるのも考えものです

  • 118二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 20:58:06

    「キラ、眠いのなら寝室行って寝ろって言わなかったか?」
    「……やだ。もう少し起きてる」
    「それでさっきから俺の膝占拠している訳か…」
    「アスランまだ起きてそうだし、その場動きそうにないじゃないか」
    「確かにもう少し起きているつもりではいるんだが…動かないのはお前がそうして頭乗せてるからだぞ、順番が逆だ」
    「えー」
    「だいたい、寝るにしても遣り残しと片付けが残ってるんだ。俺を動けなくさせるのは本末転倒なんだからな」
    「そういう意地悪言う…」
    「意地悪じゃない、事実だ。いいからそこ退けって…」
    「やーだー」
    「こいつ…眠気も手伝っていつもよりだいぶ悪化してるな…」
    「とにかくやだ、起きてるし、膝からも退かないんだからね」
    「…………お前、本当に知らないぞ。後で文句言っても聞かないからな」

    ※なお、この後キラは寝落ちる模様

  • 119二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 21:12:04

    眠さからの駄々捏ねMAX+膝枕のコンボ
    暫くしたら寝落ちに気付いたアスランに恐らく抱っこして寝室に連れて行かれます(確定)

    そんな訳で取り敢えず閑話休題で
    ベタベタくっ付きたがるキラと妨害されて動けないアスランの平和な(?)日常風景を
    どこかに行こうよって話をさせたかったんですが、キラにはその気がなかったようなので膝でゴロゴロさせときました

    まぁステータス異常解除効果まであるデスリセットが強過ぎはありますね
    便利ではあるんですが
    だからこそ遠慮しないで異常事態に巻き込ませられるというのもあるんですが

  • 120二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 21:13:48

    >>112

    独占欲強めのキラさん大好きなので読んでて顔がニヤけますね…


    >>118

    駄々っ子の膝枕可愛い…そして寝落ちしそうと思ってたらやはり寝落ちしましたね!




    >>117

    メンデルの厄ネタというよりはメンデル産薬品になりますが、幼児化は軽く考えましたね

    2人共に記憶なしだと仄暗い感じなのをフワッとプロットみたいなのは書いてました。

    記憶ありだと今までのお話の見た目を幼くするだけなのであまり変わらなかったです

  • 121二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 07:14:03

    >>118

    甘えん坊なキラはいいものです

    抱っこまで見たかった気もしますね


    >>120

    幼児化…気になります

    手が空いた時にでもお願いしたいです

  • 122二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 08:11:54

    「……さて、これはどうするか」
    溜め息を吐きながら今の状態を出来るだけ冷静に考える。
    今日の内にと思った細かい事がまだ幾つか残っている事、それから……
    寝落ちしていたキラを運んで来たもののベッドに下ろそうとして引っ張られる感覚に目を遣ると、いつの間にか服を掴まれていた。
    「お前なぁ…膝の上を占領していただけでは飽き足らず……」
    目の前の光景に呆れつつも軽い苛立ちが入り混じって来て思わず頭を抱えたくなる。
    当のキラは何やらむにゃむにゃ言ってはいるものの、まるで起きる様子はない。
    ここまで来ると無意識にしている事だろうと、態とだろうと大差がないんだがな。
    「まったく…暢気な顔して」
    軽く頬をつつくが、この程度で起きるんだったらとっくに起きているだろう。
    このままでは埒が明かないと、引き剥がそうと手を掴んで…ふと我に返ってしまった。
    …手を離していないのは一体どちらなのか。
    この手を離されて…そうして…
    そこまで思考を巡らせて、身体が冷えていくような、ざわつく感じに一瞬呆然となる。
    「…………いや、縋っているのは俺の方だったな」
    自嘲するようにそう小さく零した。
    あぁ、そんなのはとっくに気付いていた事だ。
    こんな風にもがいているところなど見せるつもりなどないが、どうか…素知らぬ顔でこの手を握り返していて欲しいと願ってしまう。
    俺はそうしてキラの手をゆっくり引き剥がしてから上から毛布を被せて寝室を出た。
    僅かに後ろ髪を引かれるような思いがしたが、残りの用をしてしまわないとな。

  • 123二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 08:26:25

    んー、抱っこしているところじゃなかったですが、>>118の続きになります

    エミュだけだとこういう動作の描写が問題ですね

    実はうちの二人、会話の合間に相方をぺちぺち叩いたり軽くチョップ入れたりと結構しているんですが(主にツッコミしている時のアスランが)細か過ぎてグダグダになるなと、だいぶ省き気味だったりします

    あと、取り敢えず話が急に重たいんですが、今回ばかりは何があったのか書いてる当人でもよく解りません

    例のぐるぐるしてたのの一部を微妙に吐き出したので、若干楽にはなりましたが…自分的には

  • 124二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 12:21:04

    続き嬉しい!手を離さないキラ可愛い!とか思ってたら急に重くなったんでびっくりしました
    これこそグッピーバイバイしてそうです
    重たいのも依存が強いのもアスランのほう…ですからね

    メンデルの厄ネタならぬ薬ネタを思いついたので久々にギャグで書きたいと思います
    過去一テンションが上がってるかもしれません

  • 125二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 19:45:16

    レス間の温度差ではなく、数行内の温度差ですからもう確実でしょうなぁ…グッピーの犠牲は
    これ、キラの手剥がして予定消化しないと眠れんけどどうする?って投げ掛けた途端に何だかわからん重たいヤツが滲み出て来て最初どうしようかと思ったんですよ
    目の前に目標がある限りはどれ程の障害があろうと何処までも走れる人物だと某スレでの解析で読んでいて、まさにそうだなと思ってはいたんですが、だったらうちのアスランにとってのそれはたぶん「キラを独りにしない事」なのかなとも考えていたので…それは裏返すと彼自身の存在意義を失わない為に縋っているのだろうな、と
    そんな相棒の無意識の依存心を知ってか知らずか、キラは今日も暢気にお猫さま宜しくアスランを振り回しているのだけれど
    …まぁたぶん何となくは察されてますよ、でもそれは自分もだしって言い返すと思いますが

  • 126二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 20:19:45

    【もしも心が読めたなら】

    あらすじ

    メンデルで見つけた資料を元に作成した、精神感応力を与えるらしい薬を飲んでみることにしました

    キラが飲もうとしたのをアスランが止めて、言い争いになったのを頑張ってシンが止めました


    「・・・・・・アスランが先に飲んで試す。問題がなければ隊長も飲んでみる。それでいいですね」

    「いや、しかしだな」

    「い い で す ね」

    「アスラン、これ以上はやめておこう。シンが可哀想だよ」

    「・・・・・・・・・・・・しょうがないな」

    「これ以上ごねるなら代表や総裁に連絡を入れるところでしたよ」

    「・・・それは困る」

    「そうだね。それはちょっと後が大変になるから勘弁してほしいな」

    「ならさっさと飲んでくださいよ」

    「1瓶飲むのか?」

    「半量で十分です」

    「予備も必要だし、僕とアスランで半分ずつにしようか」

    「なら先にいただくぞ」

    そう言って半分薬を飲んでみたところ・・・・・・


    「特に変化はないな。誰かの声が聞こえるとかもない」

    「そうなんだ。テレパシーみたいなのも出来ない?」

    「よく分からないが出来るとは思えないな」

    「失敗作だったのかな?でも約束だから僕も飲んでみるからね」

    「何も効果ないなら飲む必要ないんじゃ・・・」

    言い終わる前にキラは残った薬を飲み干していた

    「話を聞け!」

    「まずい。すっごくまずいよ!ここまでひどい味ないんじゃないかってくらい」

  • 127二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 20:20:47

    『だから言おうとしたのにお前が先に飲んだんだろうが!そもそもなんでこんな怪しい薬を飲もうとする!精神感応にいい思い出もないだろうが!わざわざ嫌な思いをお前がする必要なんてないだろう!』

    「ごめんってば。怒るとは思ったけど、そこまで言わなくてもいいじゃない」

    「いや俺は何も言ってないが・・・」

    『心が読めるようになるなら普段は照れ臭くて言えない、好きだよ!いつもありがとう!って何度も心の中で言ってみてアスランに赤面でもさせようかなとか思ってたのに、この薬効果ないなんて残念だなあ』

    「お前そんなこと考えてたのか!」

    「えっ、何も言ってないのに・・・・・・まさか本当に読めてるの!」

    「そうらしいな。それより今のは何だ!」

    「あっ!ちょっと赤くなってる!」

    「楽しそうなところ悪いのですが、声が聞こえるのは2人の間だけですか?俺達の心の声が聞こえるとかは」

    「ないな」

    「ないね。アスランの声しか聞こえないよ」

    「半分こにしたからなのか、飲んだ人同士にしか意味がないのかどっちなんでしょう」

    「先に飲んだアスランに効果がなさそうだったから、無差別ってことはなさそうね」

    「だとしても私はごめんだわ。心の声が筒抜けになるなんて」

    「あんたはそうでしょうね」

  • 128二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 20:21:32

    「なんだか楽しそうだな」

    「何かあったのかしら?」

    後から来たムウとマリューにシンが事情を説明する

    「それであの2人はギャイギャイ騒いでいるのか」

    「あのままじゃ仕事にならなさそうだけど・・・・・・アスカ大尉、解除にはどのくらいの時間がかかるのかしら」

    「資料はありますから、作るのにdice1d2=2 (2) dice1d2=1 (1) (1.日 2.週)間くらいです」

    「それくらいなら放っておけ。どうせ距離が離れれば聞こえなくなるだろう」

    「そうね。無制限ってことはないでしょうけど」

    「そういうこった。坊主、こっちはいいから解除の手配を頼むぜ」

    「わかりました」

  • 129二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 20:23:04

    解除の薬が出来るまでアスランはミレニアムには近づかず、キラが不機嫌になりました
    ご機嫌とりには何がいいかな

    導入からオチまで書いたら2,800字弱になったのでギャグシーンだけ抜き出してみました
    別にWriteningで出す予定です

    アグネスの画像思ったより大きくてびっくり
    画像使うのは楽しいけど難しいですね

  • 130二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 21:07:10
  • 131二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 02:30:46

    出たな、万能設定メンデル(産のお薬)めw
    ここ本当に何でもアリ過ぎて、無茶な設定でもメンデルの名前出せばだいたい許容されてしまうから頼もしいやら頭痛いやらで本当…
    その代わり厄ネタの宝庫で、急に公式から登場人物に斜め上から困った設定の付与もされるから参りますが
    それにしてもキラからの思考が筒抜けで、わぁ…っとなってるアスランがちょっと可愛い
    思考込みで10割として、言葉に出てるのが3割くらいあれば上等ですもんねアスラン語

    夜の帳、更新しました
    ……5,000字下回るって言ってたけど、大嘘ですね(現在約6,200字)
    マジで話膨らんでて無理ですわ、本業一話分くらい余裕で行きそうですよ
    それとお話の着地点は何となくフワッと頭にはあるんですが、正直二人の動き次第かなぁ…ってところです

  • 132二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 12:30:21

    そもそも人魚遺伝子もメンデル関連ですからね
    使いすぎ注意ではありますが、たまに使う分にはいいかなと思ってます

    入れようと思って忘れてたネタがあったので、またおまけでも書きます
    心を読むなんていいことではないですが、完全にギャグに振り切るために飲んだ人同士にしか通じないという欠陥設定を入れてます

    更新読みました
    実は前回の時点で『彼女』が誰か勘違いしてました
    赤髪の子かと…
    不死スレ設定なんですから、当然恋人の方なのにですね
    不死スレキラはあまり繋がりを重視していないのもこちらとの差なんでしょう
    違いを考えながら読ませてもらうのも楽しいですね

  • 133二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 18:44:45

    「やっと来たね、待ってたんだよアスラン」
    遣って来て早々いつもなら駆け付けて飛び付いて来るのに、珍しく部屋に仁王立ちで待ち構えていたキラが開口一番そう言った。
    何とか寝かし付けだけで手を打って貰ってから、また少し時間が空いてしまっていたので今度は何を仕掛けてくるのかと思っていたらこの状況という訳だ。
    「何だその出迎え方は…」
    「何だじゃないよ。僕の方のもかなりブラックだと思ってるけど、君の方だって大概だよね」
    「…まぁな」
    「言いたい事はたくさんあるけど、この前のやつ、あれじゃ全然見合わないから追加で量刑を足す事にした」
    「はぁ?」
    ……量刑とはまた大きく出たものだ。
    俺は何か悪い事でもしたのだろうかと思ったが、どう考えてもここ二ヶ月余りの擦れ違い具合以外に思い当たる節がない。
    「で、今度は一体何をしろって…?」
    嘆息しながらそう問うと、間髪空けずにキラが即答した。
    「お昼寝!」
    「……は?」
    「お昼寝だよ、お昼寝!」
    突拍子もないのはいつものことだが、今日のもまた例に漏れずだった。
    「今日こそは抱き枕にするつもりだから…って帰ろうとするなってば」
    本当に帰るつもりではなかったが、呆れてドッと疲れが出たので一旦部屋から出ようとしたら背中からしがみ付かれてしまった。
    「うわ…っと、今日は随分と気が立ってるなまた」
    「当たり前だよ。前にも言ったけど忙しいのはもう仕方ないって思ってるけど、こうも何ヶ月も続くと……」
    そこから先の言葉はない。
    まぁ、言われなくても何となく把握は出来るんだが。
    「…流石に今日は顔を見たら帰らなきゃならない程じゃないから安心しろ」
    「……ホントに?」
    胡乱げに訊く声に本当だと答えるが、まだどこか疑わしそうな様子である。
    「本当に昼寝するつもりか?」
    「何度も言わせないでよ。それと、抱き枕の刑なんだから逃げるのもなしなんだからね」
    「……本当に狭っ苦しいのが好きだな、お前」
    やれやれと肩を竦めて、俺は溜め息を吐いた。
    こいつが一度言い出すと聞かないのは、いつもの事だからな。

  • 134二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 18:48:05

    このレスは削除されています

  • 135二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 19:04:20

    また投稿のタイミングが被ってしまって急いで一度消しました…

    抱き枕に対して熱意が籠るキラが可愛い

    ぐっすり寝てくれ



    (ちょっと先になりそうなので保守がてらフワッとしたイメージを…)

    なんと謎のお薬によりキラとアスランが幼児化してしまい…


    2人とも記憶がないはずなのに、アスランはキラを庇うようにして周りを警戒し、キラはその背中に隠れてこちらをじっと見ていた。

    そしてキラの方がより冷たい目をして周りを見ているのに気づき…


    誰視点を入れるか

    1回目dice1d3=3 (3)

    2回目dice1d3=3 (3)

    1.アグネス

    2.アーサー

    3.コノエ


    どっちを採用するか

    dice1d2=1 (1) 回目



    上にもレスしたように記憶ありだと今までとそう変わりません。

    むしろ子どもの姿なのを最大限利用してキャッキャッやりますね、主にキラが。

    でもアスランも見た目に引っ張られてまーすみたいな顔して満更でもないです。


    まあ周りはいつもの一緒じゃん…と思ってますが…

  • 136二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 19:08:44

    待ち構えるキラに、お前は午前様の旦那を迎える嫁かというツッコミを入れたくなったんですけどね、書きながら
    という事で、ストレス値高そうなキラとやっぱり振り回されてるアスランを
    狭いのが好きなのは、やっぱり猫だからじゃないのか?というツッコミもそっと入れておきましょうね

    おっと、そんな事を書いている間にまた投下タイミングが…
    可愛いのが来る予告ですか、ちょっと楽しみにしておきます

    『彼女』が誰か敢えてフワッとさせていたので、誤解が生じたのも一応狙い通りではあります
    それとイタコのせいで強烈な哀惜の念に押し潰されかけるという大事故に、書きながらキラに泣かされた事を白状しておきますね
    キラでこれだと、アスランどうなるんだとちょっと戦々恐々…たぶん視点は移動ないしこういう場面はない予定ですが、たぶん下ろして来たらアカンやつです

  • 137二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 23:30:48

    被りが続きますね

    自分も焦って消してしまう方ですけど、5分くらい様子を見て挟まってたら消すとかにした方がいいかもですね

    私の場合は先にメモアプリに書いて投稿欄で最終確認してから貼るので、5分くらいあれば貼りきれると思うのですがいかがでしょう?

    …でも文字書きさん直打ちでしたか

    どのくらい猶予があれば良さそうでしょうか?


    >>133

    最近の文字書きさんの話も可愛いのが続いていて嬉しいです

    本人はイライラが溜まった結果なのでしょうけど


    >>135

    主さんの幼児化薬の話、楽しみにお待ちしてます

    余裕がある時で大丈夫ですよ

    2回とも選ばれるコノエ艦長にはちょっと笑いました

  • 138二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 04:56:48

    こちらはPCからの投下なので、本文の枠に直打ち(主にエミュ、1レスで済んでるSS)もしくはメモ帳かTeraPad、それかnola(2レス以上消費のSS)で書き上げたものを張り付けて、そこから一度カテゴリ押して更新がないかの確認、そこで何もなければ戻るボタンで戻って投下というパターンですね
    そんな感じで一応念の為に投げ込む前にレスが増えてないかは確認はしてるんですが直ぐに反映されない場合があるのでこれでも万全じゃないです

    最近可愛いの増えてる理由ですか?
    …まぁ身も蓋もない話、現実逃避ですね(遠い目)
    それはもう、足りないんだよ潤いがぁーーーって感じで

    これは、しばらくベッタリ張り付けなかった欲求不満を抱き枕の刑で解消しようとしている辺りがポイント
    勿論、ストレスもあるんでしょうけど
    結果、遣っている事が可愛いのでこれでいいのです

  • 139二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 10:17:14

    そうなんですよね
    投稿前に更新して確認しても、貼ったら被ってる!ってなるから困ったものです
    とりあえず、自分はすぐレス消すのはやめておきます
    挟まることは滅多にないですし
    後で確認して挟まってたら消して貼りなおします

    おまけ書いたら仄暗くなってしまいました
    ギャグに振り切るのもなかなか大変です
    もうちょっと見直してから出します

    潤いってなんでしょう?
    雨が降らないとか…なわけないですか
    可愛いが足りないとかなら自分には解決の難しい問題ですが、何か出来そうなら教えてくださいね

  • 140二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 11:44:44

    要は書いてるものの反動ですね
    可愛かったり癒しだったりの要素がゼロのものを自前側で書いてると無性に息抜きで書きたくなるんですよ、別のものを
    小難しく考え過ぎない脊髄反射だけで書いたくらいのやつ

    ギャグはですねぇ、これ面白いだろって思って書いてちゃんとギャグになってる人凄いですよね
    一応狙って書いてても段々あれ?ってなりますからね、普通に

  • 141二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 15:56:38

    【もしも心が読めたならのおまけ】


    解除の薬の手配を終えてシンが戻ってきたが、まだ2人は言い争っていた

    「まだやってたんですか」

    シンが戻ってきたことに気づいた2人の視線がシンに集まる

    「戻ったか。いつ頃薬は出来そうだ?」

    「2日もあれば出来ますよ・・・距離をとれば、心の声は聞こえなくなるのでは?とオッサンが言ってましたよ」

    「えー、離れちゃうの?」

    『いつまでもキラの心を覗き続けるのも悪いし離れた方がいいか・・・・・・1回死んでくればすぐに解除出来るか?』

    アスランから聞こえた心の声に、慌てて近くにいるメンバーに取り押さえるよう頼むことにする

    「ヤマト隊に命令だよ!アスランを今すぐ取り押さえて!」

    「いや隊長無茶ですよ。それといきなりすぎません?」

    「ルナマリアとアグネスも参加すればいけるから早く!」

    「アスランすみません。理由は分かりませんが、隊長からの命令ですので・・・」

    「失礼します」

    シンだけなら余裕だったが、女性陣に手荒なことをするわけにもいかずに、アスランはその場から逃げ出せなくなった

    「キラ卑怯だぞ!」

    「君がそんなこと考えてるからでしょ!」

    「まだ何も言ってないだろうが!」

    「止めなかったらやってたでしょ!」

    「・・・アスランが悪いのは分かりましたから、隊長も少し落ち着いてください」

    「・・・・・・離れるのもリセットも許さないから」

    「・・・ならどうする気だ」

    「このままでも僕は困らないよ」

    キラを説得するのは無理と諦めてアスランが折れる

  • 142二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 15:57:55

    「なら仕事に戻れ・・・・・・そういえばシン。今回の報告会、お前キラに聞かずに俺を参加させたが順番が違うんじゃないか」

    「忘れてなかったんですか。それはですね・・・」

    『僕がシンに、もし報告の時にアスランが来たらそのまま参加させてねって頼んでたんだよね。どうせ最後はカガリに報告しなくちゃいけないけど、先にアスランに内容教えてたらアスランに丸投げできるからね』

    「キーーラーーー!なんだそれは!」

    「あっ、シンのせいじゃないよって言おうと思ったのにちょっと漏れちゃった」

    「帰る」

    乱暴にならないように3人を引き剥がして、ミレニアムを降りようと出口に向かう

    「アスランちょっと待っててばー」

    「・・・・・・シン、薬が出来たら受け取りにくるから連絡をくれ。それまではここには近寄らない」

    『普通に言ってくれたらキラの負担を減らす為に説明を代わるのは吝かではなかったが、こんな方法で聞かされたら怒りたくなくても怒りが湧いてくる。それならしばらく離れていた方がいい。キラが悪いわけじゃないんだから』

    「ごめん」

    「お前が悪いんじゃない。ただ今日は帰る」

    「うん・・・・・・またね」

    「ああ」

    『それだけじゃないんだよ。ちょっとでも長く一緒にいたかったんだ。大好きって気持ちも嘘じゃないんだよ』

    『それはちゃんと分かってる』


    そのままアスランはミレニアムを降りていった

    「・・・やっぱり心を読むなんてダメだね。ちゃんと声に出して伝えないと」

  • 143二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 16:02:29

    どうも自分にはギャグは向いていないといいますかオチをつけたくなるので、結果ギャグで終わらなくなりますね

    何かご機嫌とりイベントを考えたいけど、すぐには思いつかないかなぁ

  • 144二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:19:13

    このお話、一見ギャグっぽいオブラートに包んであるけど本質は結構ガチというのがあるので、どうしてもギャグに振り切れないというのはありますね
    端々はコミカルなんですが、シンプルに相手へ好意を伝えるという事にどこか躊躇いがあるというのが逆に浮き彫りになってしまっている感じ
    (ちなみにこれうちの二人の場合、キラがうっかり大好きなんて言おうものなら数分固まった上で「何か変な物食べたか?」とか「明日は槍でも降るのか?」などと言いながら熱測りに来ますからね、アスランがw)

  • 145二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 06:51:45

    この2人は特殊な関係とはいえ、親しき仲にも礼儀ありということわざもありますからね…

    ご機嫌取りイベント楽しみにしてます

  • 146二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 12:37:30

    最初書きだす前にはおまけの内容も入れようと考えていたのに、書いた時には忘れていた辺り、入れたらギャグにならないと無意識に思っていたのかもしれません
    何となくこの後の仲直りの話は浮かんできました
    ご機嫌とりじゃなくなってるのはおまけのせいですね

    メンデルの薬ネタは自分のところではもう使えないかな
    幼児化以外で定番の性別反転、獣化は理屈が合わない気がして自分には取り扱えそうにないので
    精神感応もアコードの研究の副産物で無理矢理自分を納得させたものですし
    幼児化は実例いるのでやりやすいのがいいですね

  • 147二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 20:00:13

    雑なあらすじ

    コンパスとターミナルの共同任務として怪しげな研究施設への立ち入りを行った。そしてそこにいた元メンデル研究員が抵抗の末、ある薬を投げつけたところキラとアスランに被ってしまい…

    気がついたら二人は幼児化してしまった!



    「これ5、6才くらいだよね!うわぁ懐かしいな〜」

    「何呑気なこと言ってるんだよ!」

    「だって〜解除薬がない上に一週間はこのままなんだからさ〜どうせなら楽しもうかなって!」

    「お前なあ……」

    「子どもの姿なんだし普段は恥ずかしくてもできないことたくさんできるよね!」

    「見た目は子どもでも中身はそのままなんだが…」

    「もう!アスラン頭固すぎるよ!」

    「キラは柔らかすぎるんだよ」


    そしてお昼ご飯時になり…


    「アスラン!はいあ〜ん!」

    「え、自分で食べるよ」

    「やだ」

    「やだって…おいフォーク返せって」

    「やだね。ほら早く口開けて!」

    「き〜ら〜」

    「は〜や〜く〜」

    「…この一回だけだからな!」



    (((いつもの変わらない光景だな…/ですね〜/だわ…/じゃないか…/ね…)))

  • 148二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 20:35:36

    たしかにいつもと変わりませんね
    子供姿でキュートさはアップしてますが
    これと別で記憶なしverなのか、この後記憶を無くすのか、どちらになるのか気になります!

  • 149二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 21:00:41

    >>148

    記憶なしver.で改めてやります!

  • 150二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 07:02:34

    アスランには言った事がないけど、彼の中に何か違うものが混ざっている、そんな事を感じる瞬間があった。
    いつもそういう訳じゃないし、具体的にどこがと訊かれても上手く答えようがないのだけれど。
    そんな事を思っていた矢先、ちょっとした油断もあって攫われて謎の研究所へ捕らえられてしまって、そこで違和感の正体みたいなものを初めて直視した。
    駆け付けた時点からその瞳は紫色、佇まいも心配そうに僕を気遣う様子もアスランそのものではあったけど少しだけこの時は様子がおかしいように感じていた。
    実は瞳の色が変わるようになってたのに気付いたの自体は、アスランが僕と同じ体質になっていたと解ってからすぐの戦争のゴタゴタが片付いた頃だったから、本当はもっと前からだったのかもと思わなくもないけど正直よく解らない。
    アスランは長時間の拷問じみた実験による痛みで少し苛立って文句を言う僕に小さく詫びると、着せられていた貫筒衣のような手術着じみた服から出ていた腕などに出来ていた既に治りつつある怪我を確認して、少し安心したようにしていた。
    それは本当に些細で、もしかしたら僕の勘違いなのかもしれない、そんな風に思ってしまうほどの…それでも何か気になって仕方がないそんな違和感。
    でも、実験内容を思い出して毒吐いた僕の言葉を聞いた瞬間、その小さな差異だと思ったものは明らかな異質なものとして現れた。
    それは背筋がぞわりとするような冷え切った硬質な声。アスランとは思えないような酷薄な別人のような声音に僕はつい吃驚して窘めるようにその名をその服を引っ張りながら呼び、そこで彼は我に返ったようだった。
    それ以降の彼の瞳は元々の緑色に戻っていて、それまでの違和感も感じられない。
    ただ慌てたように頭を振った後、何でもないとは言っていたけれど、明らかにその時の空気が異様そのものだったことが気になって、それ以来僕はアスランと居る時に少しだけ注意してしまうようになってしまった。
    きっと彼は尋ねても言わないだろうという事くらい、付き合いの長さから何となく解ってしまっていたから。
    流石に突き詰めてまで正体を知ろうとは思わないけれど、それでも結局瞳の色の変化と関係がありそうな事くらいまでしか解らなかった。
    とは言えこれ以上難しい事を考えても現状は変えられないし、きっと解決の術なんてないという事も解ってはいるのだけれど。

  • 151二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 07:26:11

    3スレ目140レスの辺りを思い出しながら、ふと感じた違和感への懸念を覗かせるキラのモノローグのみ
    文字数オーバーしたので削りましたがそれでも1000字寸前のぎっちぎちです
    類似しているものは以前書いてたと思うのですが、こちらはアスランであってアスランではないナニカに気付いた時点でのものになります
    どうやらうちのキラにとって、眷属が表出している時のアスランは(自分の知っている)アスランではないので無し判定っぽいですね…

    これはこういう物なんだ、と無理矢理なくらいじゃないとメンデルの薬ネタなどは荒唐無稽な話過ぎて書けない、というのはありますね
    理屈とかで考えると説明つかないですし、これ仕組みとしてどうすんのとか常識持ち出して考え出すと色々ごちゃついて来ますし

    見た目年齢に釣られてはいるけど、いつも通りではありますね
    でも文句なく可愛いのでこれはこれで…
    記憶ない方も楽しみです

  • 152二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 12:51:25

    自分のとこでも暴走中なら、あれはアスランじゃない判定になると思いますね
    眷属君を利用している時は……またやってるよとプンプンしそうでしょうか

    人のを読む分には理屈とか全く気にならないんですけどね、面白ければそれでいい!ってなります
    自分で…となると途端に気になるんですよ

    主さんの記憶なしverも楽しみですね

  • 153二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 21:14:12

    【もしも心が読めたならの2日後】

    『薬出来ました。キラさんは先に飲んでますので安心してください。アスランの部屋にキラさんが置いたので早めに来てください。俺が言うことじゃありませんが、早めに仲直りしてくださいよ』
    シンから通信をもらってミレニアムへ向かう
    余計なお世話だ!と言いたくなる文面ではあったが、キラの機嫌が悪いとしたら自分にも非があるため、今日受け取りにいくとだけ返事を返した

    いつものようにミレニアムの自室に向かうが、いつもと違ってキラが寄ってこない
    本当に機嫌が悪いらしい・・・・・・だが探す前に薬は飲んでおかないと万が一があったら困る
    まっすぐ部屋に向かうことにした

    何かあるわけでもなく薬を飲み切った
    先にキラが解除していたからなのか、ミレニアムに近づいても声は聞こえていなかったがこれで少しは安心できた
    次はキラを探しにいかないと・・・と考え始めたタイミングでそのキラが部屋に入ってくる
    「キラ」
    「・・・・・・・・・・・・今だけこっち見ないで」
    突拍子もなく言われたがあまりにも真剣な顔をしていたので、言葉通りに後を向く
    「これでいいか?」
    返事の代わりに後ろから抱きつかれる
    「おいっ!いきなりどうした!」
    「ごめんね!大好きだよ!いつもありがとう!これからもよろしくね!」
    早口で言われた言葉に思わず体が固まる
    分かったから離れろとも、急になんだとも言えずに、そのまま数分固まってしまった
    「・・・ねえ、そろそろ反応がほしいんだけど」
    「・・・・・・なら一旦離してくれ」
    「嫌」
    「お前なあ・・・この間は悪かった」
    「違う」
    「俺にも言えって言いたいのか」
    「心を読ませるなんて手段とった僕も悪かったけど、君だって普段言ってくれないじゃない。だから言って」

  • 154二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 21:15:07

    怒った原因は報告の丸投げだったはずだが、本質は違うと気づいていたのだろう
    言われなかった裏に自分で察してしまう分には腹も立たないが、間違った手段で伝えられれば頭にもくる
    言葉で直接伝えておけば・・・とキラも思ったんだろう
    だからといって俺にも言わそうとするのはどうなんだ
    「・・・もう怒ってない」
    「それじゃダメ」
    「・・・・・・俺もお前のことは大事に思ってる・・・・・・・・・・・・これくらいで勘弁してくれ」
    「今回はそれくらいで許してあげる」
    やっと解放されてキラと向き合うと、少し赤い顔をしてでも満足気な表情をしていた

  • 155二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 21:25:16

    本当はこの後、薬の効果範囲などをこっそり調べていたアスランと報告書を纏める予定だったのですが、余韻がなくなるのでやめました

    同じ内容でも伝え方によって受け取り方も変わるよねって話
    自分はSNSを全くしないのですが、理由は怖いから
    そんなつもりで書いたわけじゃないと自分が思っても、相手がどう受け取るかは分かりませんからね

  • 156二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 05:28:24

    「…雨、降ってるね」
    「そうだな…」
    「予報ではもう少し振るの遅かったんじゃなかったっけ?」
    「予報はあくまでも予測でしかないからな。技術がどれだけ進もうと人間の予測なんて自然の前ではこんなものだろう」
    「そんな事言ってるけどさぁ、予定どうするの?」
    「仕方ないだろ。少なくとも時間に追われている訳でもないんだから明日にでもすればいいだけだ」
    「折角用意してたのになぁ……」
    「そんなに楽しみにしてたのか」
    「当たり前だよ、やっぱり今日やりたいって思う事は今日楽しみたいじゃないか」
    「……ふ」
    「あっ、誤魔化したけど笑っただろ今」
    「…いや、お前らしいなと思っただけだ」
    「むぅ。何か莫迦にしてる?」
    「してないよ。そういうところは昔から変わらないんだって、改めて思っただけの話だからな」
    「アスランも昔から相変わらずだよ。今日が無理なら明日にすればいい、次にすればいい。でも今日じゃなきゃダメなものだってあるんだからね」
    「…何か拗ねてないか?」
    「そんな事ないよ」
    「じゃあその膨れっ面はなんだ?」
    「しらない」
    「……しょうがないヤツだな。流石に今日は予定変更は已む無しだが、出掛けないでも出来る事を探すか」
    「だったら…雨の中、傘差さないで散歩するのは?」
    「…この大雨で何がしたいんだ、小雨ならまだしも。風邪が引きたいなら話しは別だけどな」
    「そっか、アスランが風邪引くだけか」
    「……お前なぁ」

  • 157二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 05:54:58

    雨が降って当日の予定キャンセルでがっかり、なお話
    実は二人でゆるキャン予行演習的な事を庭でやる予定でした
    ここの家、田んぼに囲まれた野中の一軒屋な上に借家としては無駄に敷地が広くて家庭菜園出来るくらいあるという設定(実際モデルにした家もそうだった)なんですよ
    なので、ちゃんとテントが張れるかとかの練習をする予定だったのです

    今日は今日しかないという考え方と、今が無理ならそれは仕方がないという諦めて切り替えて行く考え、どっちも正しいと思います
    一つの考えに拘り過ぎなければ、それでいいのだと

    言葉には力があります
    それは良くも悪くも誰かの心を揺さぶるものだから、おいそれと振りかざしてはならないと恐れてしまうのも無理はないです
    …確かにこれから傷つけるかも知れない誰かの事を考えてしまうのであれば、確かにああいうものに触れない方が無難かも知れませんね…
    自分は垢は持ってますが鍵掛けてますし、基本は流れて来るのを読んでるだけですが

  • 158二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 12:46:51

    練習までするとは本格的ですね
    本番は雨が降らないようお願いしたいものです
    今日が駄目ならそのうちでいいかー、でどんどん忘れる自分にはちょっと耳の痛い話です
    予定が立てづらいタイプのシフトというのもありますけどね
    本来キラ達も同じタイプでしたでしょうから、今日じゃなきゃ駄目といえるくらいの余裕ができているのはとてもいいことだと思います

    Xのアカウントは持ってるんですよね
    ないとコメントが読めなくなったので仕方なく
    その仕様変更がなければ一生作らなかったでしょう
    鍵かけて1文字もポストしてない、とあるなろう作家さんの更新状況とか見るだけのアカウントです
    人を傷つけたら自分が傷つくから傷つけたくないというエゴなんですよ
    SNSが苦手な理由はそれだけです

  • 159二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 14:12:35

    >>158

    経験から言わせて貰うと禄に確認もせず現地でテント張ろうとしたらテントや道具に不備が…みたいなのは割とあるんですよ

    使い勝手も現地でぶっつけだと思ったのと違ったりして困ったりしますし

    なので実は事前に色々遣って置いた方が無難だったりするんです

    まぁ、たぶん本番が待ち切れなくてっていうのもあると思いますけどね

  • 160二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 19:51:04

    >>159

    試し運転みたいなものですか

    確かに1回確認しておくのは大事ですね


    続き見たいなぁって言ってみます

    といってもこのスレではなくて別のスレの話ですが

    多分あのスレのエミュ、文字書きさんですよね?

  • 161二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 20:04:11

    ……何かバレたのを秒で察知しました
    あのスレ過疎過ぎて現状独壇場化してるんですよ、時系列詳細も自分ですし
    エミュ書いてやっと自分以外のレス付いたんじゃって感じなんで書くのやめたら落ちそう(遠い目)
    仕方ない、自信ないけどもうちょっと頑張りますか

  • 162二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 20:16:43

    実は今月頭の時系列の時点で気づいてました
    自信はなかったのですが、今日のエミュで確信しました
    設定面白いけどスレ主いなさそうだし落ちそうだなあって見てたら、見覚えのある文体の方がスレ牽引し始めたなあと
    楽しみにしてますので頑張ってください

  • 163二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:20:07

    流れとられたようですけど大丈夫でしょうか
    本意じゃなかったとしたら、ほどほどで手を引いた方がいいと思いますよ
    文字書きさんのメンタルにくる前にですね

    最近はスレ主主体のスレじゃないと荒れるかすぐ落ちるかばかりで、みんなでエミュするスレって珍しいですね
    自分の管理するマルチバーススレも、そろそろ落ちそうかなあと思いながら時々紹介文書いてます
    その中で1番ハートついたのが、主さんの4歳下アスランのレスだったのはちょっと嬉しかったです

  • 164二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:31:04

    他に書いてくれる方が居るなら、そこから得たもので書くだけなんですよ
    むしろ、これくらい賑わってくれないと張り合いがないくらい静かでしたからね
    それから、もう一ヶ所エミュ投げてるスレがあるんですけど、自分が書いてる頻度少ないですし複数人で書いてるのでこっちは気付かないかもなぁとは思ってます(あんまりホイホイ当てられても困りますが)

  • 165二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:45:09

    不死スレ落ちてからここ以外で文字書きさんのエミュ見れなくなったなあって思っていたところにあのスレを見かけて、今回は後押しがほしそうだったので書いただけでしたから
    言わない方がいいなら書かないようにしますよ
    もう1つは分かりませんね
    多分気づけていないのでしょう

    なんでしたら自分のスレ当ててもらったら喜ぶんですけどね

  • 166二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 04:55:59

    前から似てるところがあるって確か言ってたと思いますけど、自分は誰かそっくりなお節介の仕切り魔なんですよ
    嫌と言うより目立つのがそこまで好きじゃないだけで…その癖目立つのにSS書きしてるんですが
    あと単に恥ずかしがり屋なだけなので、「おやこんなところに居たんですね」とばかりに指摘して弄りに来ても怒らないので大丈夫ですからね?

  • 167二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 12:21:58

    >>166

    人のスレに書き込むのはやっぱり苦手なので、ここからこっそり応援とハートを押しておきます

    …もう1個のスレ分かりました

    合体してからは自分が追ってないスレだったので気づいてませんでした


    思いついたら書こうよと回想風まとめに対するパッチワークとのコメント、これが嬉しかったから長々とスレを続けてますのでありがとうございます

    お借りしたブロマンススレの主さんにも色々書いていただけてますし、ハートをつけてくれている人もいるので飽き性の自分にしては続いているのです


    今全員スレを掛け持ち中なので、残りのレスは保守代わりの雑談メインになりそうですね

    自分の方が来週くらいには終わりますので、それまではゆっくり進行でいきましょうか

    書きたい時に好きなものを書きましょう

  • 168二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 21:07:09

    【買い物前に】


    「昔母さんが言ってたことを思い出したんだけどさ」

    「カリダさんが?」

    「うん。買い物に行く時はお腹空いている時は駄目だよって。何でって聞いたら、空腹時は余計なものまで買っちゃうからだって」

    「主婦の知恵のようなものだろうか。言われてみると納得できる気がする・・・・・・が、今から買い物に行こうとするタイミングで言い出したのは・・・」

    「小腹が空いたね、アスラン!」

    「出掛ける準備が出来てから言い出すのかお前は」

    「外でお茶しようよ」

    「それはいいが・・・・・・結局買い物前に軽食でお金使ってたら余計なもの買わなくても出費としては変わらないと思うんだが」

    「お金の話じゃないんだよ。要らないものを買わないってことが大事なの。それにその分、僕と一緒にお茶できていいでしょ?」

    「お前とのお茶はともかく」ヒドイヨアスラン

    「無駄にしないというのは大事だな」

    「僕の扱いが軽くない?!」

    「お前が軽いわけがないだろう」

    「・・・・・・軽口に真顔で返さないでよ・・・(ちょっと嬉しくなっちゃうじゃない)」

    「わかったら出掛けるぞ」

    「はーい、まずはお茶しにいこう」

    「それはいいが、買う物忘れるなよ」

    「大丈夫だよー」

  • 169二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 21:13:40

    昔テレビで聞いたような気がするレベルのふわっとした知識ですが、あんまり自分は実践してません
    何故なら、先に食事をとると買い物自体を忘れて帰ったり、買い物の内容を忘れたりするからです
    二度手間になるよりは忘れる前に買い物、終わってから外食、この順番の方が自分には合ってます
    人によりけりでしょうね
    買い物しながら思い浮かんだものを、短めですが置いておきます

  • 170二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 22:58:52

    このレスは削除されています

  • 171二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 23:00:52

    >>147の記憶なしver.コノエ艦長視点です


    ヤマト准将とザラ一佐が幼児化した上に、記憶もなくしているとの報告が入り、急いでトライン副長と共に当人達がいる部屋へと向かった。

    そして目の前に飛び込んだのは、子どもの姿をしたヤマト准将を庇うように…いや守るようにして前に立つザラ一佐の姿であった。

    翡翠の瞳に警戒の色をしっかりと乗せて、周囲を睨みつけていた。

    アスカ大尉やホーク中尉達から話を聞くと、ヤマト准将はザラ一佐の背中に隠れて恐る恐るこちらを伺うだけであるが、ザラ一佐のあまりの警戒の様に一定の距離以上は近づくことができないとのことであった。


    だがそれは違う。

    立ち位置の問題だったのだろうが、私ははっきりと見てしまった。

    ザラ一佐の背後から覗くその紫水晶はこちらを凍り付かせるように冷たいものであったのを。他の者達が近づけないのはザラ一佐のせいではなく恐らくは…


    「だいじょうぶだよ。キラはおれがまもるから」

    「うん。ありがとうアスラン。ぼくアスランからぜったいにはなれないからね」


    片割れは純粋な気持ちで最大限に警戒しているだけであるが、もう片割れは自分達の領域に入ろうとする者達を排除したいのだろうな…と理解したところで、やれやれ…完全にこちらの存在を受け入れなくなる前に何とかしないとなあ…と気づかれないように溜息を一つ吐くのであった。

    結論から言うと、裏表が無さすぎるトライン副長のおかげで二人の警戒心を解くことができた。

    …元々ヤマト准将を苦手としているトライン副長があの冷え切った瞳を見ていなくて良かった…という言葉は心の中にしまい、今回のMVPである副長を労うことにした。

  • 172二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 23:13:08

    第三者目線は難しいですね

    あと自分で決めておいてあれなんですがコノエ艦長の口調も難しいですね…



    >>154

    何だかんだでキラに甘いアスランである…


    >>168

    キラの扱いが軽いようにみえて軽くないの好きです。

    アスランは定番の物だったりいつもと同じやつ頼みそうだけど、キラは期間や季節限定品とかを良く頼みそうなイメージ(個人的に)

  • 173二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 04:57:16

    >>171

    普段書かない人物の視点からのものって意外と大変だったりしますよね

    コノエ艦長は映画からなので、口調も然る事ながら理解度を考えると難易度が中々…

    これは記憶がないというか、見た目年齢相当まで記憶も後退した感じでしょうか

    知らない大人の人一杯だねぇ怖いよねぇ、と思いながら読んでいて警戒心剥き出しなのにもでそりゃそうだよなぁとなっていたんですが、その見た目で威圧すげぇ…

    まぁ取り敢えず、アーサー副長はただのえぇーっ担当だと思っていてはいけない



    >>168

    正直、買い物前におやつ食べてたりするんですがそれでも増える時は増えます、割と真面目な話

    自分の場合、お腹が減っていても動けるし食べ物への執着心がそこまでじゃないので、というのはあるかもしれないです

    今になってそれを言うのか、は割とあるあるだったりなので思わず笑ってしまいましたが

    それにしても、さりげなく惚気られているような気分になったんですけど

    何気にいつもより薄っすら甘くないですか、今回


    最近、文体誤魔化さなくなったから、正体がバレ易くなったのもあるかもですねぇ…(遠い目)

  • 174二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 13:17:12

    >>171

    子供がえりして記憶も退行しても、キラの独占欲とアスランの守護体質が変わらないのは流石ですね

    いきなり軍人に囲まれてたら警戒して当然ですか

    それでも何とかできるアーサーは、普通だけど普通じゃないのが良いところだと思います

    ウィリアム君の後見人になったり、ミネルバを墜したアスランに普通に声掛けたり

    普通したほうがいいかもしれませんが、出来るかは別の話なところを普通にするのがアーサーの凄さだと思ってます


    >>172

    続きはないつもりでしたが、主さんのコメント見て続きが思いつきました

    アイデアお借りしますね


    >>173

    意識してない方が甘くなるのは不思議ですね

    言い回しに1番悩んだのがそこなんで、結果良かったみたいで悩んだ甲斐はありました

    出る直前にいうのとカリダさんの話を出すことで押し切りやすくしてますが、そこまで計算づくでキラはやってないでしょうね(0とは言ってない)


    お2人のファンですから!

    …まあ厄介なファンにならないようにここ以外で言うのは止めます

    文字書きさんは文体3割変換癖7割で見分けてます

    主さんはスレの内容の傾向と画像を使っているか、使っている画像の種類だったりします

  • 175二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 22:16:04

    >>171


    めのまえにいるおとこのこのこともしらないはずなのに、このこのなまえは“キラ”だということはわかった。

    じぶんのなまえすらわからないのに。

    そしておれは、このキラのことをなによりもまもらないといけないのだと…


    しらないおおきなひとたちがあつまってくる。

    くるな。くるな。キラをまもらないと。これいじょうきずつけられないように。くるしませないように。キラはおれがまもるんだ。




    めのまえにいるきれいなこをながめているとパチリとそのめがひらいた。

    きれいなみどりいろ…


    じぶんのことはなにもわからないけれど、なぜかこのこが“アスラン”だということはわかった。そしてぼくはアスランがだいすきであることも。アスランをぎゅーとするとアスランもぎゅーとしてくれた。うれしかった。


    しらないおおきなひとたちがあつまってきた。

    なんでじゃまするの。ぼくたちのせかいにはいってこないで。ぼくはアスランだけがいればいいのに。

  • 176二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 04:50:26

    >>175

    あぁ完全に記憶なしでしたか

    これでそんな行動してたとなれば最早本能以外の何物でもないですね

    それで尚且つ見た目通りの精神年齢…と

    いつもとはまた趣の違う、それでもいつも通りくっ付き合ってる二人…

    周囲はどうしたものかってところでしょうが、可愛いのだけは間違いないです


    >>174

    しょうがないな愛い奴めw

    こういうところでファンだと言われたのは字書き遣ってて初めてですよ、本当に何ですかまったく…ちょっとこんなの照れるじゃないですか

    自分は正直、SSもエミュも待ってるより自分で妄想書いた方が供給待つより早いよね、から始まってるのですよね

    だからこその、思い付いたら書こうよ、でもあるんですよ

    まぁ取り敢えずゆるーく遣って行きましょう


    しばらく投下してなかった救出話、>>150を前振りとして出したので何となく察したかもしれませんが、例のスレにエミュ投下したりの合間に続き書いてました

    例によって小分けスタイルなので、まとめがないと困る仕様は継続ですね

    アスランがちょっとだけ暴れてます(物理で)

    まだ書いてる途中なのですが、夕方くらいには投下出来るといいなと思っているところ

  • 177二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 12:28:48

    >>175

    自分を忘れても相手は忘れないのがまたすごいですね

    今回ばかりは可愛いよりはかっこいいと言いたい感じです

    絵面は可愛いですけどね


    >>176

    夕方頃楽しみにしてます

    まとめが役に立っているならいいんですけどね

    スマホだとレス番にとばないこともあるので

    多分画像の読み込みが遅い・重いからでしょう

    PCからなら大丈夫だったと思いますが

  • 178二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 17:54:41

    隔壁を隔てた内側は、それまでとは違いまさに研究施設といった様相だった。
    病院ともまた違う無機質さを感じる空気には、独特の薬品のような臭いが漂っている。
    協力者を名乗る男に急かし促されるままID一式を受け取りそこに足を踏み入れた俺は、その姿を確認しようと一瞬後ろを振り向いたが、まともに見る事が出来ないまま隔壁の扉は閉ざされてしまった。
    まともな礼も出来なかったが、もし機会があればと思いながら視界の先に見える長い通路へと視線を向け直す。
    ……押さえ込むのもそろそろ限界か。
    服の中にしまった指輪の感触とその持ち主を思い出し、今まで意識を向けないよう抑えていたものが内側から噴き出そうとしているのを感じて内心舌打ちした。
    最早ここは当初入手していた見取り図の範囲外であり、この研究所の機密部分に程近くへと差し掛かっている事だけは確かだ。
    ただ、細心の注意を払う余裕がそろそろなくなって来ていた。
    ノイズじみた何者かの声のせいでもあるが、これは俺自身の怒りから来るものだ。
    奥歯を噛み締め、服の上からそっと指輪の感触を確かめる。
    「すぐに行く。だから……」
    それまで敢えてそらしていた意識を向けるだけで、何かの警鐘のようにキラの身に何らかの危害が加わえられていると感覚が告げてくるのに対して煮え立つような怒りがじわりじわりと湧き上がるのを、どうしたって抑える事は出来なかった。
    少しでも早くと急く気持ちのまま、俺は施設通路を走るしかない。
    それにしても人気のない通路だ。セクションを示す表示はところどころにあるが、画一化された作りのせいで自分が道に迷っているような気さえして来る。
    …と、ふと誰かがこの通路へ近付いて来ているらしい事に気が付いた。
    壁際に寄りながらそっと様子を窺うと、まばらな足音と話し声がする事から複数人…おそらく5人くらいだろうという事が判る。
    会話内容こそ聞こえないが余り緊張感を感じない事から、恐らくは研究員だろう。
    非戦闘員ではあるが見付かっては面倒になる為、対処はした方がいい。
    通路の角から出て来たところを軽く踏み込んで出会い頭に一人目へ、続けざまに二人、三人目へと拳や肘打ちなどを見舞い、四人目までは一呼吸する間もなく床に倒れた。
    予想通り、白衣を着たこの施設の研究員だ。
    瞬く間に仲間が倒れていく光景を見た最後の一人は身動きすら出来ずに立ち竦んでいる。

  • 179二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 17:55:00

    訓練など受けていない人間だけあって呆気ないくらいだが、騒がれれば警備などに連絡が行く為厄介極まりない。
    あの協力者の男が持っていた箱の中身から察するに施設内では彼らのような者たちにそれなりの人数の生命が弄ばれていたことだけは確実だろう。
    残す一人の背後を取り、悲鳴すらあげる隙さえ与えず昏倒させてから、ふと彼らが持っていた書類を拾い上げる。そこには人を人とも思わず物のように扱う彼らの異常さが実験内容とデータとして記載されていた。
    ただのノイズが意味を成して思考の中に滑り込んで来る。
    ――――このまま許していいのか?
    危険など度外視して何もかもを破壊してしまいたい、そんな衝動に駆られつつあるのをどうにか押し殺す。
    今はそんな事をしている場合ではないのだ。
    どこかから噴き出す昏いものに思考を埋め尽くされる前に、あいつを…キラを見付けなければ。

  • 180二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 18:16:31

    思ったより暴れてないですが、本番はたぶんこの後かな…と思いながら投下
    結構容赦なくやったはずなので、入り所が悪かったら骨折れてるんじゃないかなー
    アスランも今のところ押さえ込めてますが、段々旗色が悪くなって来てますね
    キラ視点だと救出時には瞳の色変わってたので、そろそろ精神力も限界来てるかもしれません…

  • 181二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 23:19:56

    久々のシリアスに暴走しそうなアスラン
    個人的にはやっちゃえーなんですが、それをすると後のアスランが苦しみそうなんで、早くキラを助けてあげてほしいですね
    アクションシーンも自分では書けないので、かっこいいーと内心で叫びながら読んでました

  • 182二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 23:54:11

    >>175

    これのアスラン視点側の文章一部コピペし忘れた部分があって…やらかしました…

    なくても問題ないけれどここに乗せときます…


    めがさめるとまっさきにとびこんできたのは、とてもとてもきれいなむらさきいろだった。



    字書きさんの暴走アスラン好きなので更新楽しみです!

  • 183二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 05:05:47

    思考が次第に侵食されていく感じ、当人にとったらだいぶ焦りとか恐怖があると思います
    単身で乗り込んでる段階で十分無茶してるし、どうやって辿り着かせるかという問題が…
    そして今回、アクション書こうと意気込んでたのを文字数が気になって少し簡素にしてしまったのに、結局やっぱり1000文字超えてて内心ツッコミ入れまくってました
    もうちょっと動き関係カッコ良く書きたかったんですけどねぇ…(だからと言って出来るとは言い切れない)

    某スレ、深夜テンションで30行とかいう限界まで長いエミュ投げ込んでしまって後から見たらオチがちょっと…となった早朝5時
    うーん、何で後から色々と気が付くのか(遠い目)

  • 184二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 11:03:28

    >>182

    対になるのであったほうがいいですね!

    主さんのところはほんとにお互いの色が好きですよね


    >>183

    某スレは、やはり文字書きさんが書くのやめると落ちそうなんで頑張ってください

    甘ーい!!って思いながら楽しんでます

    でもハーレム書くのは大変そうですね

  • 185二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 11:41:49

    早めにまとめ書こうとスレを見返していたら、宮崎で書いた(映画を観に行った日の話)【ドライブ】以外の自分のレスが消えてる!
    私は消してないんですけどね
    IPのせいなら【ドライブ】も消えそうなんですけど・・・・・・
    大したことは書いてなかったからいいんですが、そのせいで文字書きさんの返信が浮いてしまってるのが申し訳ないですね

  • 186二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 18:25:51

    【コーヒーショップにて】


    「秋だしハロウィンが近いからか、栗やかぼちゃを使った期間限定商品があるね」

    「こういう時に季節の変化を感じるな」

    「そうだね。アスランはもう決まった?」

    「決まってる。お前はどうだ」

    「悩んじゃうよねー。どれにしようかな」

    「後ろも並んでるんだから早めにな」

    「急かさないでよー。うん、せっかくだしかぼちゃを使った期間限定のにしようかな」

    「コーヒーはいつものでいいな?」

    「いいよ。それでアスランは何にするの?」

    「俺は定番のでいい」

    「いつものとは違わない?」

    「これでいい。決まったら注文するぞ」

    少し疑問に思ったが、並んでいる人が気になってその場では聞かなかった


    「いただきまーす」「いただきます」

    「晴れてるし暖かいから外のテラス席に来たけど、ホットにしてよかったね」

    「少し風があるからな。中に戻るか?」

    「大丈夫。ちょうどいいくらいだよ」

    テラス席の端に陣取りコーヒーと軽食をいただく

    「ならいいが。それで味はどうなんだ」

    「うーん。美味しいけど思ってたほど甘くないね」

    「・・・そんなことだろうと思った。こっちのと交換するか?」

    「・・・・・・君のチョイスにしては甘そうなの選んだなとは思ってたけどこのため?」

  • 187二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 18:26:18

    「それだけじゃない・・・他に気になるのがなかっただけだ」

    そう言いながらも、半分に割って片方手をつけずにいるので最初からその気だったのがわかりやすい

    「自分が好きな物を選んだら良かったのに」

    「だからなかったんだ。それでどうする、変えるか?」

    「うん、交換しよう。こっちの方が甘さ控えめでアスラン好きそう」

    「なら持っていけ。俺も残りをもらう」

    どちらも半分程食べていたので皿ごと交換することに

    「はい、どうぞ・・・・・・お味はどう?」

    「いいんじゃないか」

    「やっぱりー。交換してもらった方も美味しいよ」

    「よかったな。食べたら買い物に行くんだから寝るなよ」

    「寝ないよ!僕をなんだと思ってるのさ」

    「好き勝手に生きてる・・・猫とかか」

    「可愛い!でも例えがひどい!」

    「食べ終わったなら店出るぞ」

    2人分の食べた後のゴミや食器を下げに、トレイを持って席を立つ

    「待ってよー」

    「片付けてくるからそのまま座って待ってろ。勝手に先に行くなよ」

    「子供扱いしないでよ」

    「してない」

    「絶対してるって」

    膨れっ面をしながらも言葉通りにその場で待ち、2人で店を後にした


    買い物は特筆するようなことはなかった・・・キラが買い物カゴにお菓子を入れようとしてアスランに阻止されたり、焼きプリンかぷっちんするプリンどちらにするか揉めたり、またお菓子を入れようとするのを1つだけ見逃したりしながら買い終わり、家路につきました

  • 188二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 18:28:47

    主さんの、キラは期間限定品を選びそうとのレスをみて思いついた話
    確かに!となったのでお借りしました
    好みがあまりないので自分も定番を選びがちで、連れが妙なのをよく選ぶので、交換前提で自分の方を選ぶのもよくやります
    2種類食べられてお得ですね
    自分1人だと期間限定品選んだりしますけど

    買い物カゴに色々入れようとするのって本当にそれがほしい時ももちろんありますが、単にコミュニケーションの一環でやっているときもありますよね
    「買って!」「ダメ!」ってやりとりがしたいだけとか…2人はこのイメージです
    本当に欲しそうなものだけ買ってあげてるのがアスランかなと
    焼きプリンは自分の好み・・・やわらかいプリンが苦手で
    前あった🎲スレを思い出したのもあります
    マルチバーススレにも紹介されているスレですね

  • 189二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:33:39

    スレ建てはお昼までにはする予定です
    80レス分で既に2,000文字いってるけど大丈夫かなぁ
    193以降空けておいてもらえば多分いけるはずです

  • 190二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 05:06:13

    うわぁ、今回も総括の文章量がエライことになってる…
    取り敢えず、了解です

    プリンスレ…そう言えばあったなぁ
    自分も冷やして固めるタイプより加熱で固めたプリンの方が好きですね
    子供の頃はプッチンの方が好きだったんですが
    そう言えばプリン味の蒟蒻ゼリーという困惑するブツがあるんですよね…

    レス消えてるって言うんで確認しに行ったら確かに消えてた
    何ですかね、この現象
    …まぁでも自分の存在自体が浮いてるので気にしない気にしない

    あのスレ設定、登場確定している人数多いのが一番大変なんですよ、書き分けめんどいw
    ここだと距離感バグなのでギリギリ狙って加減して書いているせいもあるんですが、あちらはその辺の加減しないでいい分、甘さに関してはフルスロットルで行ってるせいでしょうね
    書きながらお砂糖吐いてるマーライオンになった気分にはなってますが

  • 191二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 10:39:59
  • 192二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:25:10

    小高い丘を登りながら

    「頂上はまだかな?」
    「まだ先だな」
    「ねえ?」
    「なんだ」
    「登りながら話さない?」
    「・・・いつものか?」
    「そう、いつものだよ」

    「キャンプの下見に行ったね」
    「お前が冷えた川に入った時の話か」
    「先に言ってくれたら・・・・・・」
    「それでもお前なら入ってただろ」
    「・・・否定できない」
    「雨で予定していたキャンプの予行演習が出来なくなったこともあったな」
    「楽しみにしてたのにね」
    「天気ばかりはどうしようもないな」
    「でも今日やるんだ!って思ってたことは今日やりたいじゃないか」
    「急ぎの用でもあるまいし、ズレたっていいだろう」
    「お互い相変わらずだよね」

    「顔見ただけでその日の気分が分かるのは普通だよな」
    「普通だよね」
    「目玉焼きには」「塩コショウか醤油」
    「サラダには」「ドレッシングはその日の気分だ」

    「チョコレートムース、美味しかったでしょ?」
    「・・・・・・話半分だったのは悪かったが、『食べさせて』はないだろう」
    「話半分以下だったのが悪いんだよ。ずっと声掛けてたのに」

  • 193二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:26:12

    「結局食べ切るまでさせ続けるとは思わなかった」
    「食べさせ合いなんてあんな機会でもないとできないから、少し得した気分だね」
    「普段菓子作りなんてしない癖に・・・・・・」
    「またやってあげてもいいよ?」
    「片付けまで自分でするならな」

    「バレンタインをアスランが少しでも楽しめるようになってくれて嬉しいよ」
    「・・・チョコが貰えるからか?」
    「それだけじゃないよ!でも僕の分もクッキー、ちゃんと作ってくれたね」
    「お前もカップケーキをくれたな」

    「ゲームはほどほどにな」
    「だ か ら!吸血鬼に聞いたから内容確認してただけで何にもないってば!」
    「なにも言ってないだろうが」
    「また夢の内容を洗いざらい聞いてもいいの?」
    「なんだその脅しは!」

    「たまにはドライブっていうのもいいよね」
    「横に乗ってるだけで楽しいのか?」
    「楽しいよ?アスランと一緒だし」
    「・・・まあ運転するのは気分転換にはなったな」
    「そうでしょ!また海いこうね」
    「今度は別の場所でもいいぞ」
    「海といえば砂利の海岸にも行ったね」
    「行ったな。川の時もだが、すぐに入ろうとするな」
    「入らなかったら何しに行くの?」
    「流れてきた宝石の原石が落ちてるとか聞いてきたのはお前だろうが」
    「探す時間あんまりくれなかったのは君じゃない」
    「買い物前だったからな」

  • 194二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:27:19

    「そうだ!前見たドラマ続きが配信されてたね」
    「探偵物のやつだな」
    「浮気調査を開始して対象を発見、2人で追跡したら・・・」
    「分断されたな」
    「予告されてたサキュバスも出てきたね」
    「目のやり場に困る女性だった」
    「サキュバスだからそんなもんだよ。口調が独特なのもあって不思議なキャラだよね」
    「方言な。主人公と相方には繋がりとやらがあるらしい」
    「そこも僕達と同じだね」
    「帳というのが特殊な場の名前なようだが厄介そうだ」
    「主人公、場に呑まれてたね。サキュバスに助けられたけど」
    「1度帳を出たが、相方を探しにまた入っていったな」
    「当たり前だよ!僕らと同じ不死身なんだとしても、大事な相方がとられちゃってるんだから!」
    「熱くなりすぎだ」
    「ごめんごめん、続きが楽しみだね」
    「そうだな」

    「初めて鱗が出てるのを見た時はちょっと・・・」
    「驚いたよね」
    「だからこそお前の話に信憑性が出たんだが」
    「今でこそ見慣れちゃったけど、最初見た時は化け物になったんだって自覚させられちゃったよね」
    「それでも、お前が生きてるならそれでいい」
    「また湿っぽくなっちゃったよ」
    「湿っぽいで思い出したけどさ、みんなを見送ってた頃何考えてたの?」
    「随分と前のこと聞くな」
    「あの頃は自分のことでいっぱいいっぱいだったから気づけなかったけど、どうせ自分1人で僕を守らなきゃーとか考えてたんでしょ」
    「・・・・・・」
    「やっぱりね。君らしいけど」
    「・・・今はそこまで気負ってない」
    「知ってる」

  • 195二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:28:01

    「アスランがいない時も勝手にミレニアムの君の部屋で寝てたりしたんだけどね」
    「なにしてるんだお前は・・・まあ知っていたが」
    「寝付けないから部屋に行ったけど君はいないし、やっぱり寝れないしでさあ、今度来たら抱き枕にしようって決めてたの」
    「それでだったのか。起こして悪かったと思ったのが間違いだったか」
    「あの時ばかりは眠りが浅くて結果オーライだったね。添い寝といいつつ背中からのハグになったけど」
    「お前がそうしろと言ったんだろうが・・・・・・」
    「でもやってもらえてよかった」
    「そう言いつつ、別の日にはまた昼寝とか言い出しただろうがお前は」
    「添い寝したら帰ったじゃない。足りないから追加したの」
    「それが抱き枕の刑か」
    「そうそう」
    「・・・俺が寝ていた場合は起こしてほしいんだが」
    「んー?なにが?」
    「休憩室でのことだ」
    「いつも僕ばかり膝枕してもらってるからね。たまにはやってあげたかったんだよ」
    「するのはいいが場所がな」
    「なら今度は起きてる時にさせてくれる?」
    「・・・・・・考えておく」
    「僕が起きてる時にしてくれたことあったけど、寝落ちしちゃったらベッドに移されてのがなあ」
    「俺からしたんじゃなくて、勝手に膝を占拠していたの間違いだろう」
    「いつまでもアスランが寝ないからだよ」
    「やり残しと片付けがあるのに動けなくて進まなかったからだ」
    「もうちょっと起きてたかったな」
    「運んでやったら服掴んでたから引き剥がす羽目になったんだが(縋っているのはこちらの方とは言えないな)」
    「そのまま一緒に寝たらよかったのに」
    「だから用が残ってたんだ」

  • 196二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:29:07

    「・・・・・・もうあんなお前は見たくない」
    「急にどうしたの?」
    「第2次ヤキン・ドゥーエ戦の後の頃だ。忙しくて中々会いにも行けなかったが・・・会うたびにお前は痩せていった」
    「ああ、あの頃ね。おんぶしてもらっちゃった時の」
    「呑気なやつだな・・・・・・もう嫌だからな」
    「分かってるよ。もう大丈夫」
    「食べたいものはと聞いてるのに、俺がくればそれでいいとか言うから・・・」
    「やっぱりそれで心配かけちゃってたんだ・・・・・・あの頃はね、自分だけが人を外れちゃったんだって、それをアスランに知られたらどうしようって考えてたから・・・」
    「そうだったのか」
    「嫌われたらどうしよう、自分から言うのは怖いから気づいてくれないかなって」
    「お前・・・・・・」
    「アスランのこと信じてなかったわけじゃないよ」
    「大丈夫だ。分かってる」

    「ぶつかった人からタロットカードをもらったことがあったね」
    「星の絵が描かれていたものだな」
    「お守りとは言ってたけど、ちゃんと意味聞いておけばよかったかな」
    「どうだろうな。ああいうのは直感がものをいう気がする」
    「確かにね」

    「これからも僕のこと、ちゃんと見つけてね」
    「ああ、必ず」
    「僕もアスランが来るのを待ってるからね」
    「わかってるさ、キラ」

  • 197二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:32:23

    「夏だったから涼しい洞窟はありがたかったけど、今からの季節に行くのはごめん被りたいな」
    「氷洞と繋がっていた洞窟のことか」
    「蝋燭を持って回るのは物珍しかったけど、あの演出はちょっとね」
    「石像はともかく、ライトや音が鳴る仕様は・・・どうなんだろうな」

    「俺が離れたばかりにお前が・・・・・・」
    「何のことー?」
    「逆恨みでお前が刺されたやつだ」
    「ああー、あれね!まだ怒ってたの?」
    「何で当の本人のお前が気にしてないんだ」
    「1ヶ月も一緒にいられたからね!」

    「子犬を見つけたからアスランにドッキリ仕掛けたのに騙されてくれなかった・・・」
    「キラが犬になりましたって言われて誰が信じるんだ」
    「むう。でも騙されたふりはひどいよ」
    「騙す方が悪い。構ってほしいなら素直に来い」

    「お金を稼ぐ方法を考えるのも大変だね」
    「特技を活かせれば・・・と言う話をしていたな。今ならやってもいいが、当時はまだ、な」
    「今やったらオーバーテクノロジーになるよ。やっぱり技術を売るのは僕達の場合はダメだね」
    「そこは加減をだな」
    「君に出来るとは思えないね。作りたくなったら僕にちょうだい」「約束だからな」

    「メンデルには碌なことがないね」
    「それはそうだが、どの件だ?」
    「アコード研究の副産物っぽい薬だよ」
    「心が読めるようになったやつか」
    「飲んだ人同士だけ筒抜けになる欠陥品だったけどね」
    「わざわざ飲みたいと言い出した理由が、照れ臭くて言いづらいことを伝える為だってのには呆れた」
    「それ自体は赤面させられたから成功したけど、その後は失敗しちゃったな」

  • 198二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:33:18

    「報告を丸投げするのはよくないがいい、伝え方が駄目だ」
    「そうだね。でも君も死んで解除しようとするのはダメだよ」
    「ヤマト隊使って押さえ込むのは卑怯だと思わないか」
    「リセットする方が卑怯だよ」
    (使えるものを使って何が悪いのって言うのは物扱いみたいで嫌だなあ)
    (使えるものを使って何が悪いって言ったらキラは怒るだろうな)
    「「・・・・・・」」
    「でもあの薬のおかげで照れ臭くても言葉にするのは大事だって分かったから、悪いことだけでもなかったよ」
    「抱きついてきて恥ずかしいこと言い出したあれか」
    「アスランにも言ってほしかったなあ。大好きって」
    「大事だとは言っただろう」
    「いつか言わせてみせるからね!」
    (伝え方が悪いと言ったのは俺だからな。いつかは言ってやるか・・・・・・すぐには無理だが)
    「小さくなった時は平和だったね!懐かしい気分になったよ」
    「小さくなっても中身は変わらないから、恥ずかしいものは恥ずかしいんだが」
    「せっかく子供姿なんだから楽しまないとね!」
    「自分で食べられるのに食べさせようとしてきたり・・・」
    「楽しかったね!」
    「ただ別の時に、幼児化した上に記憶まで無くしていた時はミレニアムの人達には迷惑をかけてしまった」
    「子供の状態で記憶もないまま軍人に囲まれたら警戒して当然だよ」
    「何故かお互いの名前だけ覚えていたな」
    「当たり前だよ。僕がアスランのこと忘れるわけないからね」
    「俺もだ、キラ・・・トライン副長には感謝しかないな。あそこまで警戒していた俺達にも普通に接してくれたおかげで、警戒を解くことが出来た」
    「そうだね(僕は警戒してたんじゃなくて近づいてほしくなかっただけなんだけどね)」

  • 199二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:33:54

    「久しぶりに研究所に囚われた時のこと思い出したんだけど」
    「・・・・・・なんだ」
    「そんなに怒らないでよ。どんな感じで助けに来てくれたのか見たかったなーって」
    「ターミナルの協力者がいたから、侵入にはそこまで苦戦しなかった」
    「・・・あの時瞳の色変わってたから無茶したんだろうなと思ってさ」
    「別に・・・・・・無茶はしてない。研究員に騒がれないよう昏倒させただけだ」
    「僕もイライラしててあの時は君に当たっちゃったけど、君もらしくない雰囲気してたよね」
    「・・・・・・気が立っていただけだろう」
    (やっぱり教えてくれないんだね。あのアスランとは思えない存在のこと・・・・・・)

    「買い物に出掛ける準備が出来てから、小腹が空いたとか言い出すのは確信犯だろうおまえは」
    「マサカソンナコトナイヨ。余計なものを買わない為の母さんの知恵を活用してお茶に誘ったなんてそんなことあるわけないじゃない」
    「そのカタコトの喋りと早口はなんだ」
    「別にいいじゃない。僕とお茶したくないの?」
    「そうやって最初から素直に言えばいいものを・・・」
    「そんなこと言うなら君だって、素直に僕と交換する為に選びましたって言えばよかったじゃない」
    「・・・・・・コーヒーショップの話か」
    「そう。僕が期間限定品よく選ぶけど、やっぱり普通のにすれば良かったなぁってなるからそれを見越してだったんだろうけど、自分の好きな物を選びなよ」
    「だからなかったんだ。それで定番のものを選んだだけだ」
    「それが嘘でしょって言ってるの。交換前提で手をつけてない方用意してたくせに」
    「・・・・・・」
    「君には素直じゃないとは言われたくないね」
    「・・・言わなくても分かるならいいじゃないか」
    「僕はね。でもたまには口にしてね」
    「・・・・・・なら買い物カゴに不要なお菓子を入れようとするな」
    「あれはコミュニケーションだよ。ただ買い物するのもつまらないし」
    「・・・そうか」

  • 200二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 15:34:27

    「そろそろ頂上だよ」

    「喋っていたらあっという間に着いたな」

    「そう?結構疲れちゃった」

    「ベンチでも・・・・・・ないな」

    「なら膝貸して」

    「俺の負担は気にしないのか」

    「なら途中で交代する?」

    「シート引いてやるからそこに転がれ」

    「膝は?」

    「・・・貸してやるから」

    「ありがとう。後で交代するね」

    「俺は・・・・・・」

    「断るのはなし!」

    「強引だなお前は」

    「僕が膝を貸すのはアスランだけだよ」

    「俺もお前だけだ、キラ」

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