ウマ娘名作文学『変身』

  • 1読み手24/10/05(土) 12:39:57

    ある朝、グレゴール・ザムザは目を覚ますと自身がベットの中で大きな『虫』になっていることに気が付いた。


    グレゴール・ザムザ dice1d119=79 (79)

  • 2二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 12:40:27

    普通に綺麗な蝶になりそう

  • 3二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 12:42:15

    ???「馬鹿野郎!ローレル殺す気か!?」

  • 4読み手24/10/05(土) 12:43:56

    鎧のように硬い背中、膨らんだ褐色の腹、行き場を失った沢山の脚が目の前で蠢いていた。

    「いったい何が起きたの…?」

    夢では無い。自分の部屋である。
    壁には自分の大好きなポスターも2枚キチンと飾ってある。

  • 5読み手24/10/05(土) 12:49:05

    グレゴールはセールスマンだった。

    5年前に破産してそのままの両親と、今年で17になる妹のグレーテを養うために1人でこれまで家庭を支えてきた。


    「そうだ。そろそろ仕事に行く時間だわ。」


    グレゴールが起きあがろうとするも、脚はバタバタと動くだけで上手く起き上がれない。

    ようやく横を向くことが出来たが息も絶え絶えで、仰向けで脚を折り畳んでおくことしか考えられなかった。


    父親 dice1d119=118 (118)

    母親 dice1d119=81 (81)

    グレーテ dice1d119=49 (49)

  • 6二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 12:50:54

    名作シリーズってジョーダンの出番多いよね

  • 7二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 12:52:59

    風水絡みの破産かな?

  • 8二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 12:57:34

    直線バカを引いちまった

  • 9読み手24/10/05(土) 13:00:32

    「6時を過ぎたぞグレゴール!5秒で支度を済ませて出ていけ。」
    「あ、お父さんだわ。でも…こんな身体じゃ…。」
    「仕事が嫌なのか?それじゃあ何だ、家からそのまま出て行くか?いや、それは困るやめろ。」
    「あなた朝からうるさいよ〜!」
    「ええい、元はと言えばお前が胡散臭い商売を始めるから…。」
    「あ〜も〜!朝っぱらからうっせーし!兄貴〜!出てこいっつーの〜!」

    仕方がないのでグレゴールは風邪を引いたことにして今日は休もうと考えた。寝て起きたらこの悪い夢も覚めると思ったからだ。
    グレゴールは扉の前にいる家族に向かって声をかけた。

    「╱▔︺︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹_/﹀▔」
    「何だ?変な声を出して。しっかし気色の悪い文章だな。そんなグニャグニャせずにまっすぐ喋れ!」
    (嘘…言葉が通じてない…?)

    グレゴールは絶望した。そんな事をしているうちにも家族の声は次第に大きくなっていた。

  • 10読み手24/10/05(土) 13:06:55

    「くそっ!もう5分も経ったぞ!?私なら既に5回ぐらいはレースを終えれている計算だ!」

    「グレゴール大丈夫?お腹でも痛いの?扉から漏れてくる氣の様子も変だし…。」

    「さっさと出ろし〜!」

    「あぁ…えっと…どうしよう……。」


    グレゴールが困り果てていると父親が辛抱たまらんと扉を強引にこじ開けた。


    「あっ……。」


    3人は部屋の隅でうずくまっていた『虫』を目撃した。


    グレゴールへの嫌悪感

    父親 dice1d100=57 (57)

    母親 dice1d100=92 (92)

    グレーテ dice1d100=84 (84)

  • 11二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:09:05

    肢が直線的だったからマシだったのかもしれない

  • 12二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:10:08

    ダメそうですね…

  • 13二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:10:11

    まぁ女性の方が虫苦手だよね

  • 14読み手24/10/05(土) 13:11:35

    「な、なんだこれは…。」
    「きゃあああああ!」
    「な、何こいつ!?グレゴールは?兄貴は?」

    家族はグレゴールを一目見た瞬間に「それ」を一斉に嫌悪した。
    家族の部屋に見知らぬ生命体が居るのだから無理も無い。グレゴールは自身に浴びせられる悲鳴を聞いて更に深く悲しむことしか出来なかった。

  • 15読み手24/10/05(土) 13:16:50

    3人がしばらく『虫』に恐れ慄いていると、グレゴールが働いている店の支配人が出社しないことに痺れを切らして家までやってきていた。


     dice1d119=93 (93)

  • 16二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:18:30

    ズブい上司だなぁおい!?

  • 17二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:19:02

    あのう原作悲惨中の悲惨なんすけど…
    マジでやるんすか?

  • 18二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:20:33

    >>17

    ダイス次第で原作捻じ曲げてハッピーになったケースもあるんでひとまず見守るよろし

  • 19読み手24/10/05(土) 13:23:09

    「ちょっとちょっと〜!5時半出社なのに45分も遅刻してもらっちゃ困るんですけど〜!?怠慢ですよ怠慢!」
    (あっ…!支配人の声…!)

    必死に弁明しないとダメだと思ったグレゴールは怯える家族の間を駆け抜けて支配人の声がする方まで向かった。

    「………ん?ひ、ひええええええええ!!!」
    「╱▔︺︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹_/﹀▔(支配人!遅刻してごめんなさい!こんな身体になってしまっただけなんです!でもクビにだけはしないで下さい!)」
    「ば、バケモノ〜!!!」

    支配人は目に涙を浮かべながら大急ぎで逃げ帰ってしまった。

    (そ、そんな…)

  • 20二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:24:53

    >>18

    みにくいアヒルの子は良改変でしたね

  • 21二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:29:57

    アヒルの子はそもそも美しい白鳥たるを約束されてるしなによりキャストがあいつだったやんけ

  • 22読み手24/10/05(土) 13:32:52

    グレゴールがしょぼしょぼと部屋に戻ろうとすると父親が声をかけてきた。

    「グレゴール…。」

    グレゴールが父親の方に反応すると、父親は少し安堵したようだった。

    「良かった。言葉は通じるし自分の事も私たちの事も分かるんだな?」

    グレゴールはブンブンと首を縦に振った。

    「母さんとグレーテはあんなんだが、私はその素早そうな身体を見てもあまり怖くはないから安心しろ。な?」

    グレゴールは父親のその言葉が今は何よりも嬉しかった。

  • 23二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:35:21

    読み手さん今回初ライトオだから書くの楽しんでそうなのが伝わる

  • 24二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:39:53

    そこが主題じゃないのは分かってるんだけどグレゴールが虫になった理由どうしても探しちゃうんだよね
    グレゴールが悪人でこれが天罰だったとかなら俺でも理解できるし多分グレゴールも納得できたんだけどね

  • 25二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:40:38

    グネグネしてたらアウトだった可能性を考えると許された

  • 26二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:43:43

    「私だったら五回はレースを終えているぞ」でダメだった

  • 27読み手24/10/05(土) 13:44:01

    夕方になり、グレゴールは1人で窓から見える夕陽を眺めていた。手も脚になってしまった以上、ほとんど何もする事が出来ない。

    「私…一生このままなのかな…。」

    すると、扉が少し開けられてグレーテがサッと何かを置いてくれた。それはグレゴールの大好物な肉がいっぱい入ったビーフシチューであった。

    「みんな…作ってくれたんだ…。ありがとう…。」

    グレゴールは涙ながらにホロホロにほぐれた肉を口に運ぶも、あまりの嫌悪感に吐き出してしまった。

    「ま、不味い…!?そんな…私の大好物なのに……。」

    グレゴールは自分の食への嗜好も変わってしまった事、大好物を美味しいと思えなかった事がとてもショックで、ベッドで横になってしまった。

    「これが悪い夢なら、覚めてくれるよね…?」

    辺りはそろそろ夕陽が沈もうかというところであった。

  • 28二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:44:39

    ってかこれ下手したら親父が壁ぶっ壊してグレゴールとレースしない?大丈夫?

  • 29二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:44:55

    >>26

    でも言いそうでもあるから困るw

  • 30二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:47:49

    カフカの兄貴は何を思ってこんな小説書いたん…?

  • 31二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:51:11

    >>30

    知らん…物書きの心は大体どっかしらぶっ飛んでる

  • 32二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:54:26

    >>30

    カフカ「人間は1番大事なのは中身とか言うけど人間ってのはさ、結局は見た目で判断しちゃうんだよね」

  • 33読み手24/10/05(土) 13:55:49

    グレゴールが寝静まった頃、グレーテはほとんど手がつけられていないビーフシチューを部屋から回収して、両親に相談した。

    「大好物なのに残してやんの…。腹空いてない系?」
    「趣味嗜好が変わったのかな…?」
    「今のグレゴールがギリギリ食べてくれそうなものでも置いておこう。それが減ってたらそれをこれから与えればいい。しかし何よりもお金だな。あんな状態じゃ仕事にも行けないだろ。」
    「グレーテはまだ未成年だし…。」
    「何よりバカだからな。」
    「は〜?パパにだけは言われたくないんだが?」
    「何だと!?この私が出来ることなら新潟芝1000mをただ走るだけで食っていけたらなぁって考えてる短絡的な直線バカだと思っているのか!?」
    「そこまでは言ってねーし。」
    「やっぱり…早めに仕事探さないとだね…。」
    「壺とかは売るな。」
    「売らないよ〜!風水はそんなんじゃないんだから!」

    揉める家族の声で目を覚ましたグレゴールは自分のせいでこんな事になってしまった事にまた涙を流すのでした。

  • 34二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:56:34

    >>32

    お前変身呼んだことないだろ

  • 35二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:57:40

    >>34

    そりゃあ、本を呼ぶ人間なんていないでしょうよ

  • 36二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:59:25

    >>34

    ここ仮面ライダーの2号に説教する何も知らないモブ

  • 37二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:01:03

    >>33

    この中で1番生活力ありそうだしな息子…

  • 38読み手24/10/05(土) 14:05:44

    グレゴールが起きた頃には既に昼だった。身体はまだ『虫』のままだった。

    「はぁ…。」

    グレゴールがため息をつくと部屋に色んな果物や野菜、草などが調理もされずに生のまま転がっている事に気が付いた。

    「まぁ…仕方ないかこんな身体なら…。」

    お腹も減っていたのでそれらに近寄ってみると、何ということかとても美味しそうに見えてしまい困った。
    特にリンゴとその辺で採ってきたような草が魅力的に思えた。グレゴールはプライドなんて捨ててそれらに齧り付く。

    「お、美味しい…!美味しい…美味しい…!」

    リンゴと草はそれはそれは美味しかった。涙が出るほど美味しかった。
    しかしすぐにリンゴと草を貪る自分を俯瞰的に見てしまい深く絶望した。別の涙が頬を伝った。

  • 39二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:07:14

    これまでバッドエンドってあったっけ?

  • 40二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:08:47

    >>30

    出版されたのがWW1真っ只中のドイツだぞ

    というのを抜きにしてもまあ……カフカの作風がね……


    因みに自分はwiki見たらドストエフスキー、ニーチェ、ジョルジュ・バタイユ、サルトル、カミュの並びで頭抱えました

  • 41読み手24/10/05(土) 14:17:37

    父親は今の部屋が『虫』と化したグレゴールにとって窮屈なものであることを思い、部屋を変えるように思ったがそもそもこの家で1番大きい個室がグレゴールの部屋なので困った。
    そこで父親は今のグレゴールには必要の無いタンスやイスなどを部屋から片付ける事にした。

    「でもさ〜人間に戻れた時に困らね?」
    「そうだよ。それに何かあった方が風水的にも…。」
    「大丈夫だ。グレゴールの身体があちこちにぶつかってアザだらけなのが見えないのか?」
    「見たくもないっていうか…。」

    グレゴールはベッドの上で毛布を深く被りながら片付けられていく部屋を眺めていた。

    「このポスターは…。」

    大好きなポスターも片付けられると思ったグレゴールは、つい毛布の中から静止してほしいがために出てきてしまった。

    「きゃああああああああ!!!」
    「お、襲わねーでくれし!」
    「………………。」

    変わらずこの姿に怯える母親と妹の姿が、一生分かり合えない事を感じさせた。

  • 42読み手24/10/05(土) 14:22:43

    少々用事があるので一旦筆を止めます。
    今夜には再開予定です。

  • 43二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:24:35

    >>39

    まぁかぐや姫とか山月記とか原作通り進んだやつは大体そうな気がする

  • 44二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:28:57

    働けもしない言葉も通じない何より直視に耐えないくらい醜い虫なんて家計の厳しい家ではどう足掻いても共生出来ないんだ
    ハッピーエンドなんて万に一つも無いんだ

  • 45二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:31:11

    これ確か最終的には家族に見捨てられてりんごだかなんだかぶつけられて死亡エンドでしょ
    しかも本人はずっと妹の学費のこと気にしてた

  • 46二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:35:17

    是非同じ作者のデミアンも見てみたい

    えっ?あれの作者はエーミール・シンクレア?

  • 47二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:37:55

    >>46

    ヘルマン・ヘッセでごわす

  • 48二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:39:14

    ちなみにカフカの兄貴はこれを仲間内で朗読する時にずっと笑っててたまに吹き出してたらしいよ
    作者本人にとっては不条理ギャグ小説だった説ある

  • 49二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:41:38

    >>40

    >バタイユ、サルトル、カミュ

    並びが一部の人からすれば困惑もんなんだよなぁ……


    いやまあカフカ自体後から出来た実存主義の枠組みに組み入れられたもんではあるが

  • 50二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:42:53

    >>48

    えぇ…

  • 51二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 14:49:12

    >>48

    オレやっぱわかんねーよカフカニキのこと

  • 52二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 15:39:39

    「大作家の気持ちがわかる」ってもしかしてとんでもない悪口?

  • 53二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 15:46:24

    流石にラストは改変されるだろう…されるよね?

  • 54二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 15:48:54

    でも正直変身はカフカ作品の中だとわかりやすい方ではある気がする

  • 55二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 15:53:52

    人間で身内でも姿変われば差別するんだよなおもしれ〜
    って感じなんだろうか…
    一種の哲学的問いなのか
    はたまた唯の人間嫌悪なのか…

  • 56二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 16:17:18

    >>55

    まあカフカ本人の意図はどうだったか不明だけど流石にこんな極端オブ極端な例で見た目による差別への批判を真面目に論ずる人はいないとは思うけどね

    もしいたらぶっちゃけ「見た目含め『周りから見た自分の印象を良くする』という行為を一切しくてもありのままのボク・ワタシを良いように正しく評価してくれない人間共が悪い」とでも思い込んでそう

  • 57二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 16:17:22

    >>45

    んでもって残った家族はなんやかんや幸せになっていくんだよね、息子なんておらんかったみたいに

  • 58読み手24/10/05(土) 17:52:08

    少し経ったある日、外出が多くなっていた父親が立派なスーツを着て帰って来た。
    どうやら銀行に就職する事が出来たようで、「しばらく金には困らないぞ」と自信満々に語ってくれた。
    また、父親だけは男なのもあるのか変わり果てたグレゴールの姿に怯える事もなく接してくれていた。
    グレゴールにとっての数少ない家族との交流はそれはそれは嬉しかった。

  • 59読み手24/10/05(土) 17:57:53

    母親とグレーテは怯えてばかり、唯一の理解者である父親が仕事で出かける事になったので、グレゴールの身の回りの世話をしてくれる人が必要になった。

    父親は「安ければいいんだろ」と老婆を掃除当番として雇い、グレゴールの部屋の掃除と食事の供給をしてあげるよう頼んだ。

    幸運な事に老婆はグレゴールの姿を見ても何とも思わない人であった。


    老婆 dice1d119=77 (77)

  • 60読み手24/10/05(土) 18:06:00

    「你好!おはようグレゴールさん!」
    「╱▔︺︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹_/﹀▔」
    「うーん、流石の私でも何言ってるのか分かんないわ。」
    「…………。」

    老婆は1日に3回の食事(リンゴと青草の補充)、部屋の掃除(糞尿の片付け込み)を文句も言わず、恐怖にも怯えず淡々とこなしてみせた。
    やがて負担が和らいだのか母親は風水本の執筆を、グレーテは販売業のアルバイトをしながら将来のために勉強をし始めるようになっていった。
    家族が元に戻りつつ、いや、自分が『虫』になる前よりも立派になってくれている事を扉の向こうでグレゴールは嬉しく思っていた。

  • 61二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 18:10:51

    >>48

    曇らせSSでキャッキャするオタクみたいなもんだと思えばわからんでも……いや、うーん

  • 62二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 18:22:48

    自分がいない方が良くなってるって病みそう…

  • 63読み手24/10/05(土) 18:22:52

    仕事が忙しく日中よく出かけるようになった3人は折角なので家の一室を3人の下宿人に貸してあげることにしました。


    下宿人A dice1d119=53 (53)

    下宿人B dice1d119=1 (1)

    下宿人C dice1d119=25 (25)

  • 64二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 18:37:23
  • 65二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 18:41:14

    カフェなら“お友だち”経由で意思疎通できそう

  • 66読み手24/10/05(土) 18:58:08

    「ここが新しい下宿先っすかー!!!良いとこっすねー!!!」
    「私の故郷とは違って色んなものがありますね!」
    「……………なるほど。」

    やかましい下宿人と田舎っぽい下宿人と静かな下宿人がやって来ました。3人は家族が居ない日中だけ寝泊まりをし、家族が帰ってくる夜は仕事に出かける生活をしていました。
    ただグレゴールは3人の下宿人に存在がバレると面倒な事になるので、日中は静かに暮らす事にしました。
    老婆からの食事は早朝と夜の2回に、掃除も夜だけになったのでグレゴールは少しずつ痩せていき、部屋は汚れたままの時間を大人しく過ごすことが増え、徐々にストレスを感じていました。

  • 67読み手24/10/05(土) 20:24:46

    ある日、たまたま下宿人たちが談話をしていると「絶対に開けてはいけない」と言われていたグレゴールの部屋の話になりました。

    「あれ何なんスかね?使わないならもう1人住まわせても良いと思うんスけど。」
    「でもワクワクしませんか?開かずの部屋って!」
    「………まぁ、そうですね。でも、私は開けない方が双方のためにもなると思いますよ。」
    「双方?」
    「いえ、何でも…。」

    静かな下宿人はグレゴールの部屋をチラッと見ると、そのままコーヒーに口を付けました。

  • 68読み手24/10/05(土) 20:33:37

    しばらく経った日の夜、静かな下宿人が仕事に向かおうとすると他の2人の下宿人は何かの準備をしていました。

    「…おや、お二人は今日はお仕事じゃないのですか?」
    「はいっ!今日はお暇をもらったんス!」
    「その分、ザムザ家の御三方と色々遊ぶんです!カフェさんも一緒だったらもっとよかったんですけど…。」
    「いえ、お気になさらず。楽しんで下さいね。」

    2人の下宿人はザムザ家の3人と楽しく談笑していました。
    最近あった事や楽しいゲームをし、しばらくして妹のバイオリンを聴かせてもらうことになりました。

    「多分下手っぴだろうけどよろ〜って感じで。」
    「まあ確かに下手ではあるな。」
    「もうお父さん…。」
    「いえいえ!ご謙遜なさらず聴かせてほしいっス!」
    「私も私も!」

    5人の楽しげな会話が聞こえてくるのを扉の向こうからグレゴールは聞いていました。

  • 69読み手24/10/05(土) 20:47:25

    しばらくして妹のバイオリンの音色が聴こえて来ました。
    お世辞にも上手ではありませんでしたが、グレゴールはいつも妹のバイオリンの練習に付き合っていた事を思い出して懐かしい気持ちになりました。
    懐かしく思ったグレゴールはいつの間にか部屋から出て来てしまっていました。
    下宿人2人は大声を出して叫びます。

    「な、何ですかこのバケモノ!?」
    「おま…!出てくんなし!」
    「落ち着け!後は私がなんとかする…!」
    「下宿人さん!ち、違うの!これは…その…!」
    「皆さんどいてくださいっス!ここはアタシに任せるっス!」
    「や、やめろ!」

    やかましい下宿人は近くにあったステッキを掴むとグレゴールめがけて叩きつけました。

    「╱▔︺︹▁╱﹀▔╲︿_/︺!!!」

    グレゴールは激しい痛みに悶えると、ノソノソと部屋に戻って行きました。

    「な、何なんスか本当に…!あんなバケモノを飼ってるなんて…!」
    「わ、私出ていきます!こんな家にずっと居たなんて…。」
    「アタシもっス!」

    2人の下宿人はそそくさと逃げるようにその場を後にしました。

    「………行っちゃった。」
    「…あなた、その…。」
    「それから先は言うな。明日もみんな仕事だ。今日は寝よう。」

    喧騒の後の静寂。
    その最中にも身体の痛みと自らの境遇、家族の心労にグレゴールは涙を流していました。

  • 70二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 20:52:59

    祖父が認知症になって色々あった後に他界した時の安堵と開放感が主人公が亡くなった後のこの家族の描写とダブってなんとも言えなくなった思い出がある

    ザムザからすると理不尽極まりないんだけど介護する家族も最初は愛情や理解があってもだんだんと重荷になってくるとどうしてもね

  • 71二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 20:54:45

    胸糞が悪い

  • 72読み手24/10/05(土) 21:24:43

    「ただいま帰りました…。………皆さん?」

    静かな下宿人が帰って来た頃、家には誰も居ませんでした。家族はみんな今日も仕事に向かい、他の下宿人は昨日の出来事もあって逃げてしまったからです。

    「………………誰も居ないね。うん。そうだね。今なら…。」

    独り言を呟いたと思うと、静かな下宿人がグレゴールの部屋の前に立ちました。

    「おはようございます。開けてもらってもいいですか?」
    「…………………。」
    「あなたの事が気になると、この子がうるさくて。」
    (この子…?)
    「……身体、痛いんですか?怪我をしてしまったのですか?」
    「………╱▔︺︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲」
    「……そうですか。…あ、開けない方がいい?分かった。ありがとう。」
    (どうして独り言を喋ってるのかしら…。)
    「ごめんなさいさっきは。開けなくても結構ですよ。そのまま喋ってくれても私は分かります。その…あなたは曖昧なので。」
    「じゃあ…お言葉に甘えて…。」
    「あの…あなたが何者なのかは私には分かりませんが、あなたはこの狭い部屋に居ない方がいいです。直にザムザ家の皆さんも耐えきれなくなってくる事でしょう。」
    「…………やっぱり、そうですよね。」
    「…………明日の朝3時、出れそうですか?」
    「家の外へ?」
    「ええ。『お友だち』も会いたがってるので。」
    「じゃあ…頑張ってみます。」

    静かな下宿人はグレゴールの対話を終えるとそのままどこかへ出ていってしまった。

    「何者なんだったんだろう…。」

  • 73二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 21:34:40

    カフェはやっぱりコミュニケーション取れるんだな

  • 74読み手24/10/05(土) 22:42:29

    その日の夜、家族は3人で今後についての会議をしていました。
    父親の銀行は波に乗っていましたが、そろそろ定年も迫って来ていたのでそう何年も今のままとは行きません。
    母親の風水本も一部のファンが居ますがそう長く続くものでも無いでしょう。
    グレーテは仕事と勉強を同時に頑張っていますが、勉強の方はあまり入って行かずに大学に行くのは厳しそうです。

    「どうしたらいいんだろ…。」
    「………なぁ。ちょっちよさげ?」
    「どうしたグレーテ。」
    「やっぱさ、あたしらもう十分やってきたくね?もうグレゴール…いや、アイツのこと…もう、いいっしょ…?」
    「グレーテ…!」
    「聞こえなかった。もう一回言ってみろ。」
    「だから!アイツ見捨てて3人で暮らそうっつってんの!パパもママも気付いてないだけで目の下にクマはあるし、寝起きの時すごいダルそうだし、食事の後に着替えもせずにそのままグースカピーだし、しょーみ限界なんっしょ!?なぁ!?」
    「グレーテ…。」
    「…………もういい。また明日みんなで考えるぞ。」
    「………………。」

    やはり自分が居ない方が良いのかもしれない。朝3時になって外に出た時、下宿人に会った後にそのままどこかへ行ってしまおう。そう、グレゴールは家族の会話を聞きながら考え込んでいた。
    やかましい下宿人に付けられた身体の傷は少し癒えているところであった。

  • 75二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 22:48:30

    生々しい介護の話すぎる

  • 76読み手24/10/05(土) 23:01:07

    朝の3時。
    グレゴールは扉を開けて部屋からノソノソと出ると、玄関に向かっていた。

    「家出か?」

    ふと、父親に呼び止められた。

    「╱▔︺︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲……。」
    「うん。相変わらず全く分からん。」
    「︹▁╱﹀▔╲………。」
    「まぁなんだ。嫌になったか?夜の会話、聞こえてただろ。あんなにお前の事が好きだった、優しかったグレーテがあんな事を言うとはな。正直驚いた。びっくりした。」
    「…………。」
    「嫌じゃなかったかって?まぁ「嫌じゃなかった」とは言えないな。すまない。お母さんやグレーテほどじゃないが、今でも見慣れた家の中に蠢いてる『お前』が、怖くないと言えば嘘になる。何も出来ないお前が嫌に思ったし、同時に何もしてやれない自分も嫌だと思った。」
    「…………。」
    「居たいのなら居ろ。でもろくな事にはならんだろう。死ぬかもな。そして行きたいのなら行け。お母さんとグレーテには上手く言っておく。こんな時間だからそう無いと思うが周りの人目も、この前の傷もあるからしばらくは私も付いてってやる。」
    「╱▔︺︹▁╱﹀▔╲︿_………。」
    「………しばらくはお前1人に負担をかけさせてたからな。最後ぐらい父親らしい事をさせてくれ。」

    グレゴールは大粒の涙をこぼしながら父親に連れられて玄関から外へ出た。
    部屋にカレンダーが無かったから気が付いていなかったが今はもう12月で、そろそろ年も変わる頃だった。
    プラハの街を駆け抜ける寒風が身体に吹き付けたが、やはりこの身体に寒さは感じなかった。

  • 77二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 23:05:30

    パパ...

  • 78読み手24/10/05(土) 23:17:56

    「ちなみに行く当てはあるのか?無いなら困る。」

    グレゴールも場所は聞いていなかったので正直どこへ行けば良いのか困っていたが、ふと右の方から風が吹いてきた。こっちへ来いと言っているかのように優しい風だった。

    「…お、右か。」

    やはり朝3時のプラハには誰も居なかった。
    世界に父親とグレゴールだけかのように静かで、2人の吐いた真っ白な息がやんわりと街の中へ消えていく。

    「お前が子供の時にこんな寒い日によく2人で散歩したな。」

    父親がそんなたわいもない事をグレゴールに話しかける。今のグレゴールにはそれがとても嬉しかった。

  • 79二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 23:20:39

    (このまま裏路地にでも連れて〇すじゃないよな)

  • 80読み手24/10/05(土) 23:33:45

    郊外まで出るとグレゴールは立ち止まり、父親の方をじっと見た。

    「…もう大丈夫って言いたいのか?」

    首を縦にブンブンと振る。

    「そうか。………ちょっと良いか?」
    「……?」
    「その……一緒に走ってくれないか?」

    父親から言われたのは意外な提案であった。
    境界のようになった直線の道を走る事になった。推定でも500mと少しぐらいだろうか。
    癒きってはいない傷と、久々に身体を動かすことがグレゴールにとっては少し不安だったが、家族との最期の時である事を思うとすぐに気にするのはやめた。

    「位置について、用意…ドン!」

    身体が軽い。走りやすい。
    全身を全て使ったこの走り方は、すぐにスピードに乗ることは容易かった。

    「ははっ…!速いな…!」

    大地を踏みしめる。朝露に湿った地面に脚が深く突き刺さる。
    気がつく頃には痛みも無くなって、身体に抜けていく風が心地良いことしか思わなかった。

    「フフッ…ハハハハハ!」

    父親も涙を流して笑っている。
    息子と走れて楽しいのだろうか。それとも速さに驚いたからだろうか。それとも別れが辛いのだろうか。
    走り終わる頃にはちょうど朝日が昇り始めていた。

  • 81二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 23:47:24

    地味に仮面ライダーの変身の由来がこの作品タイトルから来てるって話だけど、グレゴールの境遇を考えると割と似通った部分あるよなぁ、と…

  • 82読み手24/10/06(日) 00:04:26

    しばらく歩いて草原に出ると、静かな下宿人は朝日に照らされてそこに居た。

    「遅れてすみませんでした。」
    「いえ、どうやら楽しそうでよかったです。それと、やっぱり曖昧な状態ですね。」
    「その…曖昧って何ですか?」
    「…あなたの人としての肉体は既に死んでいます。でも、家族を何とかしないといけないという想い一つで身体を別の生き物にしてまでも現世に留まっている。まぁ、それが逆にあなたも家族も苦しめる形になったのは本末転倒ですけれどねグレゴール・ザムザさん。すいません、あの後色々調べまして。」
    「つまり…地縛霊みたいなものなんですか?」
    「噛み潰せばそう言うことです。あまりにも責任感が強くて実体を持っています。死んでると言えば死んでいますし、生きていると言えば生きている…そんな曖昧な状態です。だから私は『お友だち』と同じ要領であなたと会話をすることも出来る。そうだよね。」

    下宿人は虚空に向かって話しかけた。

    「ふふっ…『お友だち』もあなたの姿を見れて喜んでいます。なんだか、懐かしいんですって。」
    「そうなんですね。えっと…よろしく言っておいて下さい?ね。」
    「この後はどうするんですか?お家に戻るんですか?それともこのまま…。」
    「うーん…そうですね。お別れも済ませたし、私はこのまま気の向くままに生きていきたいと思います。…多分、最初から『変身』したかったんだと思うんです。家族をどうにかしたいって想いからじゃなくて、もっと自己中心的で短絡的な、『生きたい』って理由で私はこうなったんじゃないかなって思います。…流石に、自分を卑下しすぎですかね…?でも、前の色んなものに縛られた自分から脱皮して、この今の何にも縛られずに生きていける自分になれたんだって、一面の草原を見て全力で走って風を全身に感じて、不思議とそう思えたんです。」
    「……そうですか。良い笑顔ですね。」

  • 83二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 00:17:15

    (だいぶヒントが出ていたのに今の今まで気が付けなかった……!!)

  • 84読み手24/10/06(日) 00:17:26

    「パパ!ママ!あいつ居なくなってる!!!逃げた感じ?」

    ザムザ家は朝から慌しかった。
    あの固く閉ざされた部屋に居座っていた『虫』は、いつの間にか居なくなっていたのだから無理も無い。

    「…私が処理した。1人で。」
    「あ、あなた…。」
    「パパ…。」
    「お前たちにやらせるわけには行かなかったからな。父として、家族として見送ってやった。」
    「あぁ…グレゴール…ごめんね…何もしてやれなくて…。」
    「兄貴…。」
    「お前たち、私たちを苦しめていたグレゴール・ザムザは死んだんだ。だから悲しむな。……まぁ、今日は仕事を休んで、散歩すると言うんなら付き合おう。」

    父親は家族4人で撮った写真を持って、暖炉の中に投げ入れた。
    最後まで燃え残っていた写真の中のグレゴールの姿を見て、父親は静かに涙を流すのであった。

  • 85二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 00:19:41

    かなしい……

  • 86二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 00:25:02

    今回はジョーダンに悪い役やらせたな

  • 87読み手24/10/06(日) 00:33:01

    グレゴールが死んでから3ヶ月が経った。
    電車に乗って軽く散歩に出かけていた家族3人は、暖かい陽射しを受けながらこれからの事を語り合った。両親は猛勉強の末に大学へ入学することになったグレーテの姿を見て、いつの間にか立派な少女に成長していることに気が付いた。
    駅に着いた頃、グレーテは真っ先に立ち上がり若々しい手足をぐっと伸ばした。その姿は彼ら家族の新しい夢と、輝く未来を示すかのようだった。
    一家の将来も悪く無さそうだ。そう、まずは引っ越しをしよう。そう言ってグレーテは新しく住む家の図を2人に見せた。
    前の家の雰囲気も残しつつ、少しだけ安く住める良い住居だ。ふと、母親は気になった事をグレーテに尋ねた。

    「部屋の数、ちょっと多くないかな?私とお父さんの寝室はこの大きいので、それぞれの個室部屋があって…そこにもう一つあるよ?」
    「……えっと…アイツの部屋だよ。もし帰ってきた時にさ、部屋…無かったら困るじゃん。だから…。」
    「……あぁそうだな。困るだろうな。」
    「そうだね…。風水的に凄く良い部屋を開けとこう?」
    「……うん!」

    そんな幸せそうな3人の様子を、遠くの丘から『虫』が見ていた。
    鎧のように硬い背中、膨らんだ褐色の腹、筋肉質な4つの脚を携えた『虫』は、幸せそうな3人を見てフッと笑うとパカラパカラと足音を立てて、森の奥へと消えて行った。

    おしまい

  • 88二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 00:33:33

    ありがとうございましたっ!

  • 89二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 00:35:42

    なるほど、この世界に『馬』はいないから…

  • 90二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 00:42:26

    そういえば喜んで食べてたのも青草とリンゴだったな…

  • 91読み手24/10/06(日) 00:45:17

    お疲れ様でした。今回はフランツ・カフカの名作文学『変身』をお送りしました。
    現在では劇中でグレゴールが変身してしまった『虫』をそのままの表現で出力する事が多いですが、原文では『虫』をそのまま有害生物全般を示す単語で使用しており、作者のカフカ自身も『変身』の扉絵を注文する際、「グレゴールが変身してしまった姿を直接書くな」と言っています。これはそもそも『虫』が虫である必要はなく、嫌悪の象徴、差別される者の象徴である事を意味しています。
    今回はその事も踏まえ、『虫』の正体をそう言うことにしました。
    原作はとにかく救われないお話で、胸糞悪い話ではありますが、グレゴールの葛藤、家族の葛藤を濃密に描写している名作文学です。是非興味を持った方々は原作の方も読んでみて下さい。
    では、改めてお疲れ様でした。また、次のお話で…。

  • 92読み手24/10/06(日) 00:50:58
  • 93読み手24/10/06(日) 00:52:22

    今までのシリーズ過去作をまとめたものです。

    ウマ娘昔ばなし 幕間|あにまん掲示板bbs.animanch.com
  • 94二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 01:12:35

    乙です!とっても良改変でした
    ローレルの生きたいという気持ち、実馬ローレルの運命とダブってジンと来ました

  • 95二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 02:19:38

    カフカ完走乙
    次はイッチの異邦人の調理が見たい…

  • 96二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 02:21:48

    お疲れ様です
    名作映画も見たいな

  • 97二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 04:16:01

    おつです
    カフェのお陰で幾分かマイルドになった気がする

  • 98二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 13:02:21

    カフカ自身も執筆活動しているうちに親より先にこの後亡くなるのよな

  • 99二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 13:37:01

    ・父がギリ好意的
    ・言葉の通じる理解者がいる
    ・真実かはともかく「虫」になった理由が分かって納得は出来た
    原作からすれば圧倒的に救われてますね…

  • 100二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 13:42:01

    最後の最後まで気づかなかった!
    もう一回最初から読むよ

  • 101二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 20:29:23

    今回の改変は一際素晴らしいですね。
    最後の最後で「やられた、そう来たか!」と声が出てしまいました。
    すごいぜスレ主。

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