【超閲覧注意・独自設定】秘密捜査官調査ファイル「白の花嫁事件」

  • 1二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 18:47:53
  • 2二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 18:53:21

    エリート秘密捜査官ミステリー「本日、あなた達を呼んだのは他でもないわ。これを見て頂戴。」
    ミステイク「なんですか?これ。」
    秘密捜査官達にミステリーはファイルを渡す。
    ファイルには白いドレスの様な服がいくつも載っていた。

  • 3二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 18:53:42

    >>1

    今回の舞台となるのは、「聖域」のある時空とは異なる時空の話。


    (聖域についてはこちらから)

    【超閲覧注意】ようこそ、「聖域」へ。|あにまん掲示板ここは、ミラーナイトにされた女の子モンスター達が徘徊しています。bbs.animanch.com


    王都から離れた場所にある山に、宮殿のような建物があった。そこは、世界各国の王侯貴族や大商人の娘が通う、全寮制の花嫁学校だった。

    生徒たちは、7つの組に分かれて生活しており、各組の成績上位者は、「七虹姫」と呼ばれている。

  • 4二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 19:00:16

    >>2

    ミスリード「わあ、綺麗!」

    ミスキャスト「これって、ウェディングドレス、だよね?」

    ミステイク「あれ?でもよく見たら、なんかマークみたいなのがある?」

    ミステリー「鋭いわね。そうよ。これは所謂制服のようなものなの。」

  • 5二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 19:09:05

    >>4

    ミスキャスト「つまりこの制服を来ている学生達が行方不明になっていると。」

    ミステリー「ええ、そうよ。でも、わかったことはここまで、依然として真相は不明のまま。」

    ミスリード「そこで今回我々にお鉢が回ってきたと。」

    ミステリー「ええ、そうよ。あなた達は以前、難事件を解決したしね。」

    ミステイク「これまた難事件だねー」

    ミステリー「ええ、後今回は助っ人を用意したわ。入って来て。」

    ミステリーがそういうと入ってきたのは。

    ミスショット「どうも。」

    ミスキャスト「ミスショットさん!」

    ミステリー「今回も荒事が予想されていてね。援軍と、して彼女に動いて貰うわね。」

    ミスマッチ「今回も私は別行動だ。何かあったら連絡してくれ。」

    ミステイク、ミスキャスト、ミスリード「了解!」

  • 6二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 20:45:38

    >>5

    こうして、調査をすることになった。しかし、赴いたときには、もう既に夜だったため、本格的な調査は翌日に回されることになった。




    ~夜の学園~

    薄暗い廊下を歩く、7人の生徒達。彼女達は、「7虹姫」と呼ばれていて、各クラスの代表である。純白のドレスを纏ってはいるが、彼女達が向かっていたのは、自室ではなかった。

  • 7二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 20:58:02

    >>6

    7虹姫達「・・・・・・・・・・。」

    姫達の眼に光は無い。まるで、何かに操られてしまっているかの様な出で立ちだった。

    そして向かった先にあったのは、薄暗い倉庫の様な場所だった。

  • 8二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 21:11:43

    1人は赤髪の女性。とある大商人の娘で現在はこの学園の生徒会長だ。
    1人は青髪の女性。彼女は有力議員の娘で副会長を務めている。
    1人は緑髪の女性。彼女は古くから続く軍人の家系であり、自他共に厳しい性格だ。
    1人は黄色髪の女性。有力な聖職者の家に生まれ。他者に慈愛の心を持つ性格だ。
    1人はオレンジ髪の女性。乱暴な性格だが有力貴族の娘であり、だれも文句が言えなかった。
    1人は紫髪の女性。東洋の国よりの留学生であり。彼の国の王族らしい。
    1人は藍色髪の女性。この学園の理事長の娘であり、生徒会長ですら彼女には逆らえない。傍若無人な性格だ。
    以上7名は虹姫と呼ばれ学内において尊敬と恐怖の眼差しを向けられていた。そんな彼女達が生気のない表情で向かった先にいたのは。
    ブラック・マジシャン「ようこそ。美しき姫君たちよ。さあ、儀式を始めようではないか!」
    赤を主体としたローブを纏った。ブラック・マジシャンだった。

  • 9二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 21:30:11

    >>8

    赤姫「はい。畏まりました。7虹姫を代表して、婚礼の儀の開会を宣言致します。」

    そういって、彼女達は前に進む。すると、彼女達のドレスが霧散した。そして、目の前には巨大な男性器のオブジェが聳え立っていた。

  • 10二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 21:52:07

    ブラック・マジシャン「さあ、姫君たちよ。まずはそれに口づけを。」
    赤姫「ハイ。」
    すると姫君たちはその巨大な男性器にキスをする。
    青姫「ンムッ♥チュッ♥」
    橙姫「ムグッ♥フムッ♥」
    藍姫「ムフッ♥チュッ♥」
    姫君たちはオブジェにキスをするだけでなく。舐め回したり、亀頭を咥えたりしている。
    そして…
    ブラック・マジシャン「さあ、そなたたちよ。今日こそは偉大なる存在を妊むべく、受け入れるのだ。」
    姫君たち「「「「「「「ハイ♥分かりました♥」」」」」」」
    姫たちはオブジェを挿入した。

  • 11二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 21:55:15

    >>10

    赤姫達『『『はぁああああああああああ♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️』』』

    7人の姫達は、激しい喘ぎ声を出す。すると、花嫁達に変化が起きた。なんと、四肢が消え、挿入された男根が、肥大化したのだ。それはまるで、チェスの駒のような形をしていたのだ。

  • 12二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:20:41

    >>11

    姫君たちがチェスの駒の様になってから約3時間が経過した。

    ブラック・マジシャン「クククッ。ではどうかな。」

    ブラック・マジシャンはそういうと姫君たちの下腹部を触り始める。

    赤姫「あっ…♥」

    青姫「あん♥」

    姫君たちは嬌声をあげる。

    ブラック・マジシャン「どうやら、儀式はなったな。喜ぶがいい。お前たちは偉大なるアルカナ・フォースの母体となったのだ。」

    赤姫「あっ…♥嬉しい…♥」

    黄姫「私達は母になるのですね♥」

    ブラック・マジシャン「そうだ。だがしかし、まだ誕生の時ではない。そこでお前たちに任務だ。」

    そういうとブラック・マジシャンは彼女たちから男性器を引き抜く。

    彼女達は嬌声をあげ、地面に倒れたかと思うと。失われたはずの四肢が再び現れた。

    ブラック・マジシャン「お前たちには出産の時まで普段通り学生生活を送ってもらう。しかし、母体に相応しい女を見つけたらここに連れてくるのだ。良いな。」

    赤姫「ハアイ♥わかりましたあ…♥必ずや任務を果たしてみせますう♥」

    ブラック・マジシャン「良い心がけだ。頼んだぞ。」

  • 13二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:24:40

    >>12

    そそくさと帰っていく姫達。

    ブラックマジシャン「さて、あれの様子を見てみるか。」

    そう言って、ブラックマジシャンは、学園の地下に行く。

    そこには、ウェディングドレスを着た花嫁達で作られた、大量の駒達がズラリと並んでいた。

  • 14二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:35:02

    >>13

    それはこの学園でははなく、様々な地方から集めた優秀な女性たちだった。

    中には歌い手や教師、職人や戦士など様々な職業の者がいた。

    ブラック・マジシャン「あの者たちは無事に孕んだようだ。実験がうまく行けば次はお前たちを…。」

    ブラック・マジシャンは何かを企んでいるみたいだった。

    ミスリード「さて、学園に着いたけど。」

    ミステイク「どうやって捜査をしよう?」

    ミスキャスト「ミスマッチがこんなものくれたけど。」

    そういうとミスキャストは3人にあるものを渡した。

    ミステイク「これって…」

    ミスショット「制服…よね。」

    ミスリード「なんとなく分かった。」

    ミスキャスト「学生として潜入しろってことだよね。」

  • 15二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:56:29

    >>14

    かくして、ミスショット、ミステイク、ミスリードの3人が、学園に潜伏することになった。3人は、パンフレットを見ながら、情報を集めていた。

    ミステイク「へえ。これがその学校かぁ。」

    ミスリード「どうやら、7つのクラスに別れていて、それぞれの主席が居るみたいね。」

    そこにあったのは、7人の姫君、赤姫:ルビウス・コランダム、青姫:サフィラ・コバルティ、緑姫:ベリル・デマントイド、黄姫:トパゾス・デ・オーロ、橙姫:アルマ・スペサール、紫姫:ユカリ・アヤメ、藍姫:ディアマンテ・セラフィーナのニコニコとした写真だった。みな、美しい花嫁衣装に身を包んでいる。

  • 16二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:04:55

    >>15

    学園内を歩く秘密捜査官達。すると彼女たちの前に赤姫達が現れた。

    赤姫「見ない顔ねあなた達は?」

    ミスリード「私達は今日からここに転校してきたんです。」

    ミステイク「はい、転校してきたばかりで右も左もわからないものでして…」

    赤姫「そう、ならいいわ。私はこの学園の七虹姫の1人赤姫ことサフィラ・コバルティ。以後お見知りおきを。」

    ミスキャスト「こちらこそ、よろしく。」

    赤姫「それにしても…なぜ貴方方みたいな庶民がこの学園に?」

    ミスキャスト「失礼だなー」

    赤姫「まあ、何かしら理由があってのことでしょうから詮索はいたしませんわ。青姫、この者たちの案内をお願いします。」

    青姫「はっ、わかりました。お前たち、ついて来い。学園を案内してやる。」

  • 17二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:16:51

    >>16

    青姫「この学園では、様々な者達が、花嫁修業をしている。炊事に掃除、テーブルマナーにダンスなど、様々な教養を、ここで学んでいるのだ。もっとも、基本的には、所謂上流階級向けの講義が多いから、かなり高い水準の素養が求められるぞ。」

    サフィラが様々な施設を案内する。花嫁学校と謳っているのは伊達ではなく、名家のお嬢様ばかりであった。

    緑姫「む?貴様ら、新人か?」

    ミスリード「は、はい!」

    青姫「ベリル。あまり新人を怖がらせないで下さいね。」

    緑姫「す、すまない。つい、普段のクセが、出てしまった。」

  • 18二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:28:49

    >>17

    緑姫「私はベリル・デマントイド。緑姫と言われている。フム…お前たちに忠告しよう。私は規律を尊ぶ。もし乱すようなことがあれば。」

    そういうと彼女は剣を抜き。切っ先をミスリードに向けた。

    ミスリード「うわっ!危ない!」

    緑姫「我が剣にて、制裁を加えよう。夢夢忘れるなよ。」

    ミステイク「はっ、はい。わかりました。」

    青姫「さあ、行くぞ。次は祈りの間だな。」

    ミスショット「…あの剣さばきは素人のものですね…」

    ミスキャスト「うん…前に砂漠で見たウォークライの人達の方が凄かった。」

    青姫「何を話している。さあ、もうすぐ祈りの間だ。」

  • 19二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:38:48

    >>18

    黄姫「あら、サフィラさん。こちらが、件の新入生さんでしょうか?」

    ここは祈りの間。礼拝堂の様な作りになっていて、生徒達は決まった時間になると、ここでお祈りをするという。

    青姫「ああ。トパゾス。彼女達はまだ入って来たばかりだ。色々と手ほどきをしてくれ。」

    黄姫「はい、畏まりました。」

  • 20二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:06:02

    >>19

    黄姫「あちらをご覧ください。これが我らを見守りくださる神ですわ。ここでは毎日一度神に感謝の祈りを捧げますの。」

    そう言って彼女は再び祈りを捧げる。

    ミスキャスト「これって…」

    ミスリード「ああ…間違いないね…」

    ミステイク「男の人の…」

    ミスショット「何かがありそうだ…」

  • 21二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:22:28

    >>20

    一方、赤姫は、藍姫と会っていた。

    藍姫「それで、新入生の方が来たのですね?」

    赤姫「はい。ディアマンテ様の所も、何かお変わりは無いでしょうか?」

    というのも、この学園では最近、深夜に花嫁を見たという奇妙な噂が立っているという。

  • 22二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:34:04

    >>21

    藍姫「そういえば何名かが休んでいるみたいで…」

    赤姫「なるほど…何かがあるようですわね。」

    橙姫「全く、学園内に変な波風を立てないで欲しいわ!」

    姫君たちはどうやら噂が気になっているようだ。

    …自分たちが既に操られているとも知らないで。

  • 23二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 09:44:03

    >>22

    ミスリード達は、ある部屋に来ていた。すると、そこでは決闘を行っているようだ。

    ミスリード「え?カードを使ってるの?」

    青姫「ああ。ここではカードを使って、決闘を行う。嫁ぎ先の候補に、当代最強格の決闘者も含まれているのでな。」

    カードゲーム(OCGやラッシュ含む)に興じる花嫁というのも、変わった話だが、剣や銃を使わない決闘と聞いて、ミスリード達も安心しているみたいだ。

  • 24二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:07:31

    >>23

    ミスキャスト「へえ、決闘かぁ。」

    青姫「何だ?興味があるのか?」

    ミスリード「は、はい。私達もこうみえて、決闘は好きでして。」

    ミスリード達は、自身の秘密捜査官デッキを見せた。

    青姫「成る程。それはラッシュの方か。であれば、私も見せよう。」

    そう言って、青姫が見せたのは、ラッシュ版のHEROのデッキだ。

  • 25二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:53:48

    >>24

    ミスショット「なるほど…興味深いな。」

    青姫「それだけではないぞ。ほら。」

    青姫が意識を集中させると。

    フェザーマン「ハアッ!」

    ミスリード「実体化した。」

    青姫「そうだ、ここではカードが実体化するのだ。驚いただろう。まあ、ここでデュエルができるのは限られたもののみだがな。また、デュエルの敗者は勝者の言うことを1つだけ聞かねばならない。」

    ミスキャスト「どんなことでも?」

    青姫「まあ、さすがに命に関わることは拒否できるが大抵は聞かなければならないな。」

  • 26二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 14:28:39

    >>25

    すると、ちょうどその場面に出くわした。

    紫姫「では、最後に戦神ー不知火で、仕上げですわ。」

    挑戦者「……、参りました。お見事でございます。」

    どうやら、ユカリが挑戦者との決闘を制したようだ。

  • 27二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 17:10:18

    >>26

    紫姫「では約束を果たして頂きます。明日は1日、私の付き人ですわ。」

    挑戦者「はい、わかりました。」

    青姫「見事な勝利だったな。」

    紫姫「ええ、お褒めにあずかり、光栄ですわ。あら?そちらの方々は…」

    青姫「訳あって転校してきた者たちだ。今は校内を見回っている。」

    紫姫「まあ、そうでしたの。私はユカリと申します。以後お見知りおきを。」

    ミスキャスト「こちらこそ宜しくお願いします。」

    青姫「さて、校内はあらかた見廻ったな。では寮に…」

    橙姫「待ちなさい!私に挨拶も無しって、どういう了見よ!」

    秘密捜査官達の目の前に現れたのは橙姫だ。

  • 28二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 18:26:22

    >>27

    青姫「仕方ないだろう?声を掛けようかと思ったら、ルビウス達と話してたから。それに、客人の前だ。あまり粗相は見せるな。」

    橙姫「くっ。おっと、そうだったな。私はアルマ・スペサール。7虹姫の一角だ。今日からよろしくナ!」

    そういって、アルマは礼をした。

    ミスリード「なんていうか・・・。」

    ミスキャスト「結構、活発な人なんだね・・・。」

    青姫「さて、案内はここまでだ。本来ならば寮まで送りたいところだが、今は校内が少々落ち着かなくてな。そこで、こちらの方に送ってもらうことにした。私達を束ねている、クリスタ先生だ。」

    クリスタ「ようこそ。私達の学び舎に。寮は私が案内致しますわ。」

  • 29二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 18:48:15

    >>28

    クリスタ「では皆様、私に着いてきてくださいな。」

    秘密捜査官たちが彼女についていくとそこにあったのは古びた洋館だった。

    ミスリード「なんというか…風情があると言うか…」

    ミステイク「古い建物だねー。幽霊が出そう…」

    クリスタ「申し訳ありません。この学校ではランク制となっておりまして。」

    ミスキャスト「ランク制?」

    クリスタ「簡単に言いますと学業の成績や実技、さらに部活の大会等で優秀な成績を取りますと待遇が良くなるという事ですわ。勿論、その逆もしかり。」

    ミスショット「なるほど、私達は最低ランクからスタートという訳か…」

    クリスタ「まあ、皆様にはあまり関係がない事ではありますがね。秘密捜査官の皆様。」

    ミスリード「ん?こっちの素性を知っている?」

    クリスタ「ええ、実は私も貴方がたの捜査に協力をさせていただきたいと思っております。」

  • 30二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 18:57:45

    >>29

    クリスタは、学園で起きている事を話した。

    クリスタ「結論から申し上げますと、行方不明事件についての真相は、半分が正解です。と言うのも、失踪した生徒達は、一週間で戻ってくるのですが、今度は別の生徒が失踪してしまうんです。」

    クリスタの話によると、例えば、Aと言う生徒が失踪したとする。一週間後、Aは戻ってきたが、今度はBが失踪していると言うことらしい。そして、現状失踪しているのは6人ということだ。

  • 31二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:05:22

    >>30

    ミスリード「失踪して、また戻って来る…」

    ミステイク「また不思議な話だね。」

    ミスキャスト「失踪する学生の共通点は?」

    クリスタ「それが…ほとんど無くて…」

    ミスショット「共通点があれば目星もつけやすいんだけどね。」

    クリスタ「とりあえず今は話せるのはそれだけ。こちらも色々と調べてみますわね。」

    ミスリード「お願いします。」

  • 32二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:16:44

    >>31

    そして、すっかり日も暮れた。


    7虹姫達は、上位層が住む寮の中でも、特別な部屋で過ごしている。ホテルで言えば、ロイヤルスイートのような場所だ。

    藍姫「さあ、どうぞ。入って来て下さいな。」

    そういって、やって来たのは、本来であれば入ることの許されない、7人の下位層の寮生だった。

    生徒「7虹姫様。ご指名ありがとうございます。」

    生徒達の目に光は無く、生徒という待遇は同じはずなのに、まるで奴隷の様に傅いている。

    赤姫「フフ。では、始めましょうか。」

    そういうと、7人の姫君の衣装が変化した。花嫁の様な白いドレスから、漆黒のドレスに・・・。

  • 33二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:26:04

    >>32

    赤姫「さあ、ペットの躾を始めましょう。」

    青姫「…うむ、そうだな。」

    黄姫「喜びなさい。あなた達の待遇を憐れんだ神のお導きにより、あなた達は私達の飼い犬となるのです。」

    緑姫「さあ、服を脱ぎさっさと四つん這いになれ。」

    藍姫「その後は服従のポーズをなさい。」

    橙姫「キャハハハハ!その後は散歩の時間ダナ。」

    紫姫「人の言葉を話してはなりませんよ。」

    生徒A「はい、分かりました…」

    生徒B「姫様方の慈悲に感謝致します…」

  • 34二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:34:38

    >>33

    生徒たちは、自身の首にリード付きの首輪をして、それぞれの色の姫を主にして媚びている。

    赤姫「はい。では、ワンちゃん。お手。」

    赤姫の犬「わん!わん!」

    青姫「よし、良い子だな。それ、取ってこい」

    青姫の犬「わん!はっ、はっ、はっ、はっ!」

    裸になった生徒は、飼い犬の様に飼い主に媚びる。

  • 35二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:27:52

    >>34

    赤姫「さあ、皆、散歩に行きましょう。」

    赤姫の犬「えっ…でも…」

    赤姫「あら?口答えをする気かしら?」

    赤姫の犬「そ、そんなつもりは…」

    緑姫の犬「お、横暴です。いくら命令とはいえ…」

    緑姫「貴様、私達に逆らうのか!」

    そういうと緑姫は犬となった生徒の尻を叩く。

    緑姫の犬「きひいっ!わ…わお〜ん!」

    緑姫「そうだ!犬は犬らしく主人に従え!」

    黄姫「さあ、散歩の時間ですよ。汚れた身体を見せることで贖罪とするのです。」

    紫姫「犬の散歩は楽しみですわね。さあ、どうしつけましょうか。」

    橙姫「ほら、行くよ。散歩の後は楽しい調教だよ!」

    藍姫「フフフッ、楽しいですわ。さあ、行きましょう。あっ、密告しても無駄ですわよ。あなた達の家族が路頭に迷うだけですわ。」

    こうして6人は犬となった生徒を連れ。夜の校庭へと向かった。

    青姫「…行ったか…さて、鎖を外そう。服を着るといい。言葉を話してもいいぞ。」

    青姫の犬「はっ…はい、ありがとうございます。しかし、なぜ…」

    青姫「正直、こういった事が好きではない。それだけだ…それに父から言われている「他者にも優しくあれ」とな。さあ、今日は戻ると良い。他の姫には体調が悪かったと言っておくから。」

    学生「あっ、ありがとうございます。」

  • 36二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:00:47

    >>35

    どうやら、サフィラは辛うじて正気を保っていたようだ。散歩に向かった姫達を尻目に、サフィラは現状を憂いていた。

    青姫(必ず、真相を明かして見せる。待っていろ、偽物の黒魔導師…………!)


    そして、城下町の酒場では。

    女性「あの、すみません。一局、よろしいでしょうか?」

    一人の女性が、男に話しかけていた。

    了「良いですけど、貴女は見たところ学生さんでしょう?良いんですか?ここで油を売ってて。」

    男の名前は、冴刃了(さいばりょう)。異世界で魔王を倒した勇者の一人だ。この花嫁学校の世界には、夢を介して呼ばれている。

  • 37二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:47:57

    >>36

    学生「ええ、良いんです。私はあの学園を今は休学中ですから。チェスですがどうですか?」

    了「なるほどそうですか。では一局。お名前は?」

    学生「名前ですか…そうですね。私はシロと言います。」

    了「シロさん。ですか…。1体なぜ休学を?」

    シロ「色々ありまして…正確には休学ではないんです。」

    了「ほう…と言うと。」

    シロ「最近、学園にあまり良くない噂が流れているんです。なんでもただですら横暴だった6人の虹姫がさらに輪をかけて横暴になったとか、学生が行方不明になったとか…悪い噂ばかりなんです。」

    了「6人?虹はならば7人では?」

    シロ「実は私は虹姫の1人、青姫様の従者をしていまして、その青姫様より休学を勧められたのです。彼女は優しい方でして、私の身を案じられてのことだと思います。彼女に休学を勧められた学生は他にもいるはずですよ。」

  • 38二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:53:00

    >>37

    シロ「ただ休学をするのではなく、休学した仲間たちを募り、現在私達は学園がどうしてこうなったかを探っているのです。ところであなたはどうしてここに?見た所この世界の人ではなさそうですが…」

    了「まあ、電車の中で寝ていたら気づけばこの世界に来ていた。と言うことです。」

    シロ「まあ、それは何かの思し召しかもしれませんね。」

    了「そうだ、これも何かの縁です。何か手伝える事があれば言ってください。」

  • 39二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:07:09

    >>38

    そう言って、チェスの対局を終えて、了は宿に戻る事にした。

    了「休学中の生徒ね。どうやって集めるか、だな。ともかく、こっちも手札が欲しいな。」


    そして、学園の地下。そこには、赤いブラックマジシャンともう一人の男が居た。

    ブラックマジシャン「しかし、驚いたな。まさか学園の地下に、このような場所があったとは。」

    それは、かつて破滅の光を信じていた者達の礼拝堂のような場所だった。

  • 40二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:26:45

    >>39

    魔導サイエンティスト「ワシも驚いたよ。まさかここにアルカナフォースの力を封じていたとはな。」

    ブラック・マジシャン「だが、この力があれば私は…もう一人の私を…」

    魔導サイエンティスト「だがな…気をつけよ。何とも嫌な予感がするのじゃ。」

    ブラック・マジシャン「だから何だと言うのです。私は必ずやこの力をモノにしてみせます!」

    魔導サイエンティスト「やれやれ、忠告は無視…か。悪いがワシはこの件から手を引かせて貰う。君子危うきに近寄らずじゃ。」

    ブラック・マジシャン「勝手にすればいい…だが私は力を手にしてみせる!」

  • 41二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 08:52:50

    >>40

    そして、翌日。

    学校ではいつもと変わらない日常が過ごされていた。

  • 42二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 10:01:44

    >>41

    ミスリード「今日は、ダンスのレッスンが主だったわね。」

    ミスキャスト「大丈夫かなぁ。社交ダンスって、苦手何だよなぁ。」

    ミスマッチ「まあ、やるしかないよ。」

    捜査官達はダンスホールに向かっていった。


    一方、緑姫は街に出向いていた。というのも、街で最近、凄腕の決闘者の噂が流れていたのだ。

  • 43二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 10:08:59

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  • 44二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 10:12:09

    >>42

    ミステイク「今日はミスマッチも一緒なんだね。」

    ミスマッチ「まあ、私もここに来てるからな。」

    ミスリード「その格好だからダンスが得意だと思ってた。」

    ミスマッチ「ディスコ何かのダンスは得意だぞ。ただ社交ダンスは苦手なんだよな。」

    ミスショット「さて、そろそろですね。」

    ミスキャスト「…気が重い…」

  • 45二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 10:16:23

    >>44

    藍姫「ようこそ。花嫁候補の皆様方。本日は社交界の花形である、舞踏会の踊りを教授させてもらいます。」

    そう言って登壇したのは、7虹姫の一人、藍姫だった。彼女は、学園理事長の娘であり、入学前から様々な上流階級のパーティーに出席して、社交界のいろはを学んだ才媛だ。

  • 46二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 12:55:41

    >>45

    藍姫の見せた社交ダンスは素晴らしいものだった。

    それを模範にダンスの練習が始まったが…

    ミスキャスト「…難しい…」

    ミスリード「あれっ?」

    ミステイク「んー。難しい…」

    皆どこかぎこちがない雰囲気だった。

    赤姫「藍姫様、どうですか?」

    藍姫「皆、やはりぎこちないですね。しかし…」

    藍姫が獲物を見定めた目に変わる。

    藍姫「あの新入生達はいいですね。我らが主に良き捧げ物となるでしょう。」

    赤姫「ええ、そうですね。」

    赤姫の表情も獲物を見つけた肉食動物の様な物に変わっていた。

  • 47二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 13:50:16

    >>46

    そして、礼拝堂では、黄姫と紫姫が一緒に居た。この日は礼拝堂は大きな用事はないため、ほぼ貸し切りになっていた。

    黄姫「あら、ユカリさん、お連れの方と一緒とは、珍しいですわね。」

    紫姫「はい、トパゾスさま。今日は彼女も是非、参加させようと思っていまして。」

    紫姫の付人「はい。よろしくお願いします、黄姫さま。」

    黄姫の付人「では、皆様。早速始めましょう。」

    黄姫と紫姫は、礼拝堂の奥に向かった。


    付き人達『『『アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️アン♥️』』』

    礼拝堂の奥の部屋に木霊する、淫らな合唱。黄姫と紫姫の付き人達が、男根のオブジェを挿入し、笑顔でスクワットしていた。彼女達に意識はなく、ただ主の望む行動をとっているといった感じだ。

  • 48二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 14:38:28

    >>47

    その様子を見て、微笑む二人の姫君。

    黄姫「捧げ物にふさわしくなってきましたわね。」

    紫姫「ですがもう少し、仕込みをする必要がありますわ。我らが主の為に。」


    その頃緑姫は図書館にて了と会っていた。

    デュエルに詳しい男がいるとの情報を生徒から聞いた彼女は、その腕を見極めるために特別に許可をもらい、外出したのだ。

    緑姫「貴様が了だな。」

    了「ああ、そうだが…何か?」

    緑姫「私と決闘してもらおう。」

    了「すまないが今、チェスを皆に教えているんだ…それが終わってからなら…」

    緑姫は了が話終わる前に剣を抜き、彼の前に突きつけた。

    了「なんのつもりだ。皆が怯えているだろう。」

    緑姫「問答無用だ。直ぐにデュエルの準備をしろ!」

    シロ「あわわわわわわ。」

    了「仕方ないな。良いだろう。」

    緑姫「フン!いかにデュエルが強かろうと私の敵ではない!私のブルーアイズの前に屈するが良い!」

  • 49二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 15:13:16

    >>48

    ベリルが使うブルーアイズデッキは、融合と儀式の合の子のようなデッキだった。

    緑姫「さて、今回は私から行かせてもらおう。私の布陣を越えられるか、見せてもらうからな。まずは、竜を目覚めさせる!」

    ドラゴン・目覚めの旋律から始まった。

  • 50二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 17:08:42

    >>49

    緑姫「そして、手札よりカオス・フォームを発動。現れよブルーアイズ・カオス・MAXドラゴン!そしてアルティメットフュージョンで現れよ真・ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン!」

    緑姫の取り巻きA「まあ、現れましたわ。姫様の最強のブルーアイズが!」

    取り巻きB「憐れですわね。少しばかりデュエルが強いからと、自分が井の中の蛙であることを知れば良いのですわ。」

    緑姫「そうだな、これでターンエンドだ。」

    了「…本当に良いのか?」

    緑姫「当たり前だ!我がカオスMAXとアルティメットを突破などできるものか!」

    了「学園でも最強クラスと聞いたがこの程度とは…正直失望した。」

    緑姫「何だと!」

    了「では、始めるか、私は手札よりプロト・サイバー・ドラゴンを特殊召喚し機械複製術を発動。」

    緑姫「ふん!なんだ、そんなに並べた所でどうにかできるとでも!」

    了「そうだな、では君にデュエルを教えてやろう。まずは手札よりクロックワーク・ナイトを発動し、フィールドのモンスターの属性を全て機械族にする。」

    緑姫「何だと!」

    了「そしてプロト・サイバー・ドラゴンはサイバー・ドラゴンとしても扱う。さあ、現れよキメラテック・フォートレス・ドラゴン!」

    緑姫「なんだと!私のドラゴンが…」

    取り巻きA.B「なんということですの!」

    了「全く、張り合いが無いな。俺が知っているブルーアイズならもっと後のことを考えた動きをするんだがな…」

  • 51二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 17:19:21

    >>50

    緑姫「だが、わたしはまだ…」

    了「次のターンは無いぞ。パワーボンドを発動し、残ったプロト・サイバー・ドラゴン2体で融合。サイバー・ツイン・ドラゴン!…さて、こいつの効果は分かるな…」

    緑姫「そ、そんな…」

    了「ではトドメと行くか!」

    緑姫「まっ、待ってくれ…どうやら門限みたいだ。私は帰らなくては!次は私が勝たせてもらおう!」

    取り巻きA「う、運が良かったですわね…」

    取り巻きB「つ、次はありませんわよ。」

    シロ「帰っていきましたね…」

    了「ああ…自分に酔っているタイプだな…虹姫か…正直、期待外れだな。」

  • 52二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 17:55:45

    >>51

    緑姫撃退の後、了は資料を読み漁っていた。

    了「へえ。元々は鉱山都市だったんだな。」

    資料によると、花嫁学園のあった場所は元々、希少鉱石の採掘場として栄えていた。ところが、採掘中に、過去に怪しい宗教のアジトらしき遺跡が見つかり、急遽廃鉱となってしまったという。

  • 53二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 18:30:09

    >>52

    シロ「恐らくそれが絡んでいるのではないかと…」

    了「廃坑か…ならなぜそこに学校なんか作ったんだ?」

    シロ「土地が安かったから…とか?」

    了「安くても危険な場所なら学校なんて作らないだろう。何かがあるはずだ…潜入できれば良いのだが…」

    するとそこに現れたのは教師のクリスタだった。

    シロ「あっ、クリスタ先生。」

    クリスタ「どうやらお困りの様子ですわね。よろしければお聞かせ願えないかしら。」

    了「実は…」

    クリスタ「なるほど…真相を確かめるために学園に潜入したいと…実は今、貴方とは違う世界の方も潜入調査を行っておりまして…そうだわ!流石に生徒は無理でも職員としてなら入れるかも。実は寮の管理人が足りなくなっていて、よかったらその立場で学園に来られると思うわ。」

    了「なるほど…では受けさせてもらいましょう。」

    シロ「了さん。得られた情報は私たちにも提供お願いします。」

  • 54二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 19:41:03

    >>53

    了「ああ、わかった。何かあればお伝えします。」

    こうして、了は、学生寮の管理人になったのだった。


    さて、講義が終わり、午後の授業に備える捜査官。すると、ミステリーから通信が入った。

    ミステリー「任務は順調そう?実は、ちょっと気になる事があってね。」

    ミステリーが送った写真は、学校のエントランスの大きな広場の鳥瞰図だった。

    ミステリー「それで、変わった柄だなって調べてみたの。そしたら、こうなってた。」

    その写真には、見事なタイルアートが描かれていたのだが、よく見ると、薄緑のタイルの部分をなぞると、綺麗なアレイスターの六芒星が浮かんだのだ。

  • 55二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 19:46:14

    >>54

    ミスリード「これって…」

    ミステイク「あの召喚士アレイスターが関わっているってこと?」

    ミステリー「いえ、それは無さそうね。恐らく何者かが儀式を行おうとした後なのでしょう。何かを召喚するためにね。」

    ミスキャスト「なるほど…分かりました。引き続き捜査を行います。」

    ミステリー「よろしくね。」

    ミスショット「何やら校庭が騒がしいな。」

    4人が校庭に行くとそこでは了に実質敗北した腹いせか緑姫が取り巻きを鞭で打ち据えていた。

  • 56二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 19:55:43

    >>55

    緑姫「えぇい!あの男め!私に恥をかかせおって!!」

    ベリルは校庭のど真ん中で、かれこれ十分間、取り巻きを「躾けて」いた。

    取り巻きA「はぁあん♥申し訳ございませぇん♥ベリル様ぁ♥今日は一段と、鞭に力が♥あぁん♥♥」

    取り巻きB「ベリル様ぁ♥私達でぇ♥怒りを沈められるならぁ♥喜んで豚になりましょおお♥」

    取り巻き達はすっかり、ベリルに慣らされていたようだ。何とか仲裁しようとしたが、先にサフィラが来ていた。

    青姫「気は住みましたか、ベリル?続きは自室でやってくださいな。次の講義は、クリケットで校庭を遣いますので。」

  • 57二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:13:56

    >>56

    緑姫「誰かと思えば貴様か…良いだろう、お前たち、我が自室へ来い!貴様たちの体に我が騎士道を叩き込んでやる!」

    取り巻き達「はいい…お供致しますう♥」

    ミスリード「何なの…これ…」

    青姫「ん?お前たちは…すまないな、彼女は昔から苛烈な事をしてきたがあの日以来、さらに歯止めが効かなくなってな。こうして皆の前で取り巻きを辱めてしまう様になってしまった…前は絶対無かったのに…。」

    ミスキャストが青姫に周りに聞こえない声で囁く。

    ミスキャスト「やっぱり例の…」

    青姫「…なるほど、君たちがクリスタ先生の言っていた…今は話せないな。また、夜に私の所に来てくれ、見せたい物がある。」

    ミスキャスト「分かりました。」

    青姫「さて、君たちは授業だろう?早く行った方が良い。君たちは午後はテニスのはずだ。」

  • 58二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:38:23

    >>57

    ミスキャスト「は、はい!サフィラさんも、お気を付けて。」

    青姫「ああ。気をつけてな。」

    こうして、午後の授業に赴くミスリード達。


    そして、礼拝堂では。トパゾスとユカリによる「聖歌隊」の練習が行なわれていた。礼拝堂には、勇に30人の生徒達が、聖歌隊として参加している。

    ユカリ「さあ、皆さん。日頃の成果を披露して下さいませ。」

    トパゾス「神もきっと、お喜びになりますわ。」

    聖歌隊達「「「畏まりました。我ら聖歌隊による合唱。どうぞ、ご堪能下さいませ。」」」

    トパゾスとユカリに支配された聖歌隊員は、自身の秘所に大きな一物を挿入する。そして、スクワットの再生になると、トパゾスの合図で、一斉にスクワットを開始した。

  • 59二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:15:04

    >>58

    聖歌隊「ほおおおおおン♥」

    聖歌隊「んほおおおおおお♥」

    トパゾス「まあ…なんと素晴らしき嬌声」

    ユカリ「聞いているこちらも…んッ♥発情してしまいそう。」

    聖歌隊の喘ぎ声を聞きながら2人も秘所をいじり始める

    トパゾス「ハアッ♥」

    ユカリ「アアッ♥」

    そして最期には礼拝堂にいた全員の絶頂の喘ぎが響き渡った。

    聖歌隊「アッハアアアアアアン♥」

    ユカリ「いっくううううう♥」

    トパゾス「ハヒイイイイイッ♥」

    ユカリ「ハアッ♥ハアッ♥…これで…あるじ様に…捧げられますわね。ハアンッ♥

    トパゾス「ええ…我が主もお喜びになりッ♥皆の罪も話が主によって…救われるでしょう…アンッ♥」

    するとそこに、藍姫と赤姫が入ってきた。

    赤姫「まあ、捧げ物が出来上がったのですね。これで主様も喜ばれましょう。」

    藍姫「私達もペットの調教を頑張らなくては。それから皆様には見ていただきたいものがあって…」

    すると藍姫は数枚の写真を差し出した。そこにはミステイク、ミスキャスト、ミスリード、ミスショットの写真が写し出されていた。

    藍姫「こちらの新入生は容姿端麗で身体も引き締まっております。主様も喜びますわ。」

    皆の目が獲物を見る目に変わる。

    トパゾス「フフフッ、これならば我ら主様も喜びましょう。」

    ユカリ「ああ…これは可愛らしい…私達で可愛がりたいですわね。」

    藍姫「ならば決まりましたわね。次はこの四人ですわ。」

    赤姫「ええ。」

    その様子を見ていた者がいた。

    ミスマッチ「おいおい、光学迷彩アーマーで隠れていたとはいえ気づかないって…しかし、奴ら相当ヤバいな…まっ、あいつらは大丈夫か。さて、調査続行…と。」

  • 60二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:27:52

    >>59

    そして夜。

    秘密捜査官達は、集まって情報共有をしていた。そこに、一人の男がやって来た。

    クリスタ「そうでした。新しい用務員のサイバさんと言います。よろしくお願いしますね。」

    了「どうも。寮官の冴刃了です。よろしくお願いします。」

    ミスリード「あ、貴方が・・・。よろしくお願いします。」

    了「ん?俺のことを知っているのか?」

    ミスキャスト「ええ。実は・・・。」

    了「そうか。君達が、歌織の言っていた人達か。」

    了の言う歌織とは、勇者仲間の一人で、エクソシスター使いの女決闘者だ。

    ミステイク「あ、そうそう。了さんに見せたいものが。これなんですけど、何か知ってます?」

    ミステイクが見せたのは、ミステリーが見せてくれた鳥瞰図だった。

    了「これは、クロウリー・ヘキサグラム・・・!まさか・・・!!」

  • 61二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:43:16

    >>60

    ミスリード「何か…」

    了「いや、恐らく違うか、しかし、何者かが利用した痕跡があるな。ありがとう。これはこちらで調べよう。」

    クリスタ「そういえばあなた達は青姫とも会わなければならないんじゃなかったかしら。」

    ミステイク「そうだった。」

    ミスショット「ここはわたしが残るから行ってらっしゃい。」


    青姫は捜査官たちのいる寮のロビーに来ていた。

    ミステイク「遅くなりました。」

    青姫「いや、いい…私も今来た所だ。」

    青姫の息は荒く、何かに耐えている感じだった。

    ミスリード「それで…見せたいものって…」

    青姫「ああ…実は…」

    そう言うやいなや青姫は突然服を脱ぎ、下着姿になった。

    ミスリード「うわあああああっ!」

    ミスキャスト「一体何を!…ってこれは…」

    青姫の下腹部…子宮の辺りには魔術的な紋様が刻まれていた。

    青姫「んッ♥…アアッ…♥…夜になると…疼くんだ…♥私達は…何者かに…これを刻まれてから…♥夜になると…時折っ♥意識が飛んで…犯人の元に…向かいッ♥何かをされてしまうんだ…アンッ♥」

  • 62二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:55:17

    >>61

    ミスリード「これって、婬紋?!でも、これって、学園の入り口で見た…………。」

    ミステイク「サフィラさん。大丈夫ですか?」

    青姫「ああ……♥️あまり、♥️大丈夫じゃ♥️ないげ、…………な……♥️すまない…………!」

    すると、サフィラはミスリードを押し倒した。

  • 63二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:28:41

    >>62

    青姫「アア…スマナイ…サア…アルジサマニ…」

    ミスリード「うわわわわわ」

    ミスキャスト「危ない!」

    青姫「ぐはあっ」

    ミスキャストはショックガンを放ち、気絶させた。

    ミスキャスト「危なかったね…」

    ミスリード「でもどうする?また目を覚ましたら…」

    ミステイク「じつはちょっと試したい事がなるの。以前私たちが操られていた時にゴーストリックの皆が悪夢を見せて正気に戻した事があったでしょう。」

    ミスキャスト「…あんまり思い出したくないなー」

    ミステイク「そこで、悪夢を見せればこの呪いも解けるんじゃないかなあと思って。」

    そういうとミステイクはあるカードを発動させる。

    発動させたのはネクメイド・ナナ

    ミステイク「ナナちゃん。怖い夢を見せてあげて。」

    ネクメイド・ナナ「カシコマリマシタ…」

  • 64二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:37:09

    >>63

    青姫「あ、あれ?ここは?」

    サフィラが目覚めると、そこは古い石造りの神殿だった。

    青姫「なぜ私は………。ヒィ?!」

    見ると、サフィラは駒のような姿にされていた。何故このような事に?すると、どこからともなく、威厳のある女性の声が聞こえた。

    ??「娘。我が「聖域」に踏み入れるとは、いい度胸だな。我が名は、閉ザサレシ世界ノ冥神。この聖域の主だ。」

    女の顔をした鎧騎士を従えた女神、閉ザサレシ世界ノ冥神が、サフィラに近づく。

  • 65二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:45:53

    >>64

    徐々に女達の顔が浮かび上がる。それは蟲惑魔達だった。

    シトリス「これが不届き者ですか…」

    フレシア「ねえ、どうするの?」

    シトリス「そうですねえ。彼女たちに任せましょうか。」

    すると背後から現れたのはレプティレス達だ。

    コアトル「コレガ、蛇神サマへノ捧ゲ物カ。」

    ナージャ「蛇神様ノコドモ、沢山ウンデネ。」

    ナージャの言葉を聞き。青姫はあらん限りの悲鳴を上げた。しかし、動けない身体ではどうすることもできない。

    やがてその背後から現れたのは。オグドアビスだった。

    ナージャ「今日ノ捧ゲモノデス。ドウゾゴユルリト…」

  • 66二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:58:54

    >>65

    青姫「ひ、ひぃ!!ど、どうか、どうかお慈悲を・・・!!」

    四肢の無い体で、ただ震えるしか出来ないサフィラ。しかし、オグドアビスは容赦なくサフィラを貫く。

    青姫「いやああああああああああああ!!!!」

    駒から引き抜かれ、股を貫かれるサフィラ。それはまるで、自慰の器具のようであった。

    冥神「それ、早く吐き出し、楽になるが良い。」

  • 67二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:29:17

    >>66

    青姫「た、たすけ…いいいいいっ♥」

    青姫の秘所をオグドアビスの一物一価が貫く。

    青姫「うぐっ♥いっひいいいいいっ♥」

    はじめは苦痛を浮かべていた青姫もやがて快楽に屈したか嬌声をあげ始めた。

    青姫「あハァッ♥イイッ♥もっとおおおおおっ♥」

    そしてついに絶頂の時を迎える

    青姫「アアアアアアアアッ♥」

    青姫は絶頂を迎えた。

    青姫「あはあっ♥私は、蛇にイカされた…♥」

    すると青姫の身体に変化が起こる。なんと彼女は蛇の子どもを孕んだのだ。

  • 68二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 08:11:11

    >>67

    やがて、サフィラに変化が起きる。

    青姫「あ♥生まれる♥♥たまご♥♥じゃしんさまの♥♥たまご♥♥いっぱい♥♥あ♥あ♥ああああ♥♥♥♥」

    サフィラは元気に、オグドアビスの卵を生み出していた。




    青姫「アアアアア♥♥♥♥ あ、あれ……え……?」

    最後の卵を産み落としたタイミングで、サフィラは目覚めた。どうやら、正気に戻ったようだ。

  • 69二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 09:04:29

    ミスリード「あっ、目が覚めたみたい。」
    ミステイク「正気に戻ったみたいね。」
    青姫「わ、わたしは…す、済まなかった。」
    ミスキャスト「いや、未然に防げたから良かったよ。」
    ミスショット「下半身の紋様も無くなったわね。」
    青姫「本当だ、無い。それにあの疼きも止まったみたいだ。本当に感謝する。そうだ、他の6人にも…」
    ミスリード「いや、本人が洗脳に抵抗していたのもあるかも…他の6人に同じ手が通じるかな。」
    その頃、6人は白い花嫁衣装を纏い、ブラック・マジシャンの元へ向かっていた。報告のためだ。

  • 70二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 09:56:11

    >>69

    赤姫「報告いたします。ほぼ全ての生徒の調教、及び大規模な儀式の準備が完了いたしました。」

    藍姫「そして、こちらが、我等が見繕いし、新たなる贄にございます。」

    ディアマンテが差し出したのは、秘密捜査官の写真だった。

  • 71二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 12:54:34

    このレスは削除されています

  • 72二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 12:55:27

    >>70

    ブラック・マジシャン「ほう…これがか…ん?何処かで見たが…まあ、良いか。ところで1人いないようだが…」

    赤姫「申し訳ございません。現在、青姫は行方を捜索中でして…」

    ブラック・マジシャン(そういえば彼女は魔術に抗うところがあったな。何が理由かは知らぬが洗脳が解けた可能性もあるか…)

    ブラック・マジシャン「まあ、いい、彼女の捜索も頼んだぞ。新たなる贄についてもお前たちに一任しよう。今日はもう下がるが良い。」

    姫達「「「「「「はい、分かりました。」」」」」」

    ブラック・マジシャンは彼女たちが持ってきた写真を見る。

    ブラック・マジシャン「この学生達か…嫌な予感がするな。」

    一方、こちらは学生寮

    ミスリード「洗脳が解けたのはいいとして、このまま学園にいるのは危険じゃない?」

    青姫「そうだな。どうすれば…」

    クリスタ「それならば貴方も学園をしばし離れては。」

    青姫「そうだな。分かった。私はしばし休学し、外部から情報を集めよう。」

  • 73二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 13:02:24

    >>72

    了「わかった。学内の捜索は俺も強力しよう。」

    こうして、翌日の準備が整った。



    一方、どこかの街の地下では

    ローブの男「ご報告します。例の品が届きました。」

    理事長「わかった。私の部屋に送ってくれ。」

    学園の理事長と謎の男達が、怪しい取引をしていた。

    ブラックマジシャン「我が主。手駒たちが学内をほぼ手中に収める事に成功したようだ。」

    どうやら、赤いブラックマジシャンは、この理事長の使い魔のようだ。

  • 74二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 17:17:30

    >>73

    理事長「そうか…サフィラが…」

    ブラック・マジシャン「はっ…直ちに捕縛を…」

    理事長「よいよい、放っておけ、どうせ事を成せば捕まえるのは容易い。しかし…異世界からの侵入者達…気になるな…」

    ブラック・マジシャン「はい…私もそう思います。」

    理事長「貴様を助けたのは私だ、恩に報いるのだぞ。」

    ブラック・マジシャン「はっ、命に代えましても。」

    理事長はそういうと満足げな表情を浮かべ戻っていった。

    その背後には3邪神と呼ばれるイレイザー、アバター、ドレッドルートが従っていた。

    ブラック・マジシャン「青姫の件は気になるがまあいい、アルカナフォースの力を手に入れればこの国を支配する事もできるはずだ。」

    その頃4人は…

    橙姫「お前たち、知ってんだろ。」

    緑姫「青姫の行方を教えろ!さもなくば…」

    秘密捜査官達は2人の虹姫に絡まれていた。

  • 75二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 18:11:28

    >>74

    ミスキャスト「そ、そう言われましてもぉ…………!」

    ミスリード「気づいたときにはぁ…………。」

    橙姫「ンだとぉ!!テメェわかってンのか?」

    すると、了がやってきた。

    了「随分と騒がしいな。サフィラさんなら、さっき休学届けを出しに行ってたぞ。」

    緑姫「貴様!昼間の決闘者?!何故ここに?!」

    了「本日付けで、寮官に就いたんでね。それより、いくら学園首席とはいえ、生徒を恫喝するのは良くないな。」

    すると、アルマはニヤリと笑った。

    橙姫「だったら、私らと決闘しないか?」

    緑姫「ああ。昼間の雪辱を、ここで張らすとき!」

    了「良いだろう。二人まとめてかかってこい。ただしこっちはハンデで、ライフは倍になるがな。クリスタさん。立会人、よろしくお願いします。」

  • 76二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 18:15:16

    >>75

    クリスタ「わかりました。では、只今より、橙姫:アルマ・スペサール、緑姫:ベリル・デマントイド組と、寮官:リョウ・サイバによる決闘を行います。」

    クリスタによる、開会の宣言がなされた。了は、16000のライフと引き換えに、姫達に選考を譲った。

    橙姫「さあて、あんたはこれから、私VS(ヴァンキッシュソウル)で判らせてやる!」

    緑姫「今度こそ!私のブルーアイスで黙らせる!」

  • 77二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 18:48:28

    >>76

    了「ヴァンキッシュソウルか、楽しみだな。ではこちらはサイバーで相手をしよう。楽しませてくれよ。」

    橙姫「その減らず口を」

    緑姫「聞けなくしてやる!」

    了は少しは楽しめるだろうと言う気持ちを胸にデュエルに臨んだ。

    しかし…

    了「灰流うららでラゼンのサーチを無効にする。」

    橙姫「ナ、ずるいゾ!」

    了「相手の戦術を潰す、これは当然だろう。」

    さらに…

    緑姫「ならば一気に勝負を決める!ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン」

    了「ブルーアイズは多数見たが…使い手が猪突猛進気味ではな…ではリミッター解除を発動しサイバーツインで破壊しよう。」

    緑姫「くっ…」

    橙姫「嘘だろ!私たちが押されている…」

    了「全く…デッキを使いこなせていないな。これで学園最強とは…頼光達がきいたら呆れるだろうな。では終わらせよう。パワー・ボンドを発動しキメラテック・ランページ・ドラゴンを召喚!さらに墓地にデッキから光属性、機械族モンスターを墓地に2体送り攻撃回数を追加。」

    緑姫「いや、済まないな、これから剣の鍛錬の…」

    橙姫「あっ…ちょっと用事が…」

    了「それで逃げることはできないぞ。トドメだ。」

    緑姫「あああああ」

    橙姫「ちくしょおおお!」

    了「この程度か…がっかりだな。」

  • 78二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 18:57:04

    >>77

    クリスタ「そこまで!勝者、リョウ・サイバ。」

    決闘の末、了が勝った。

    了「さて、お楽しみの時間だな。聞いたところによると、勝者は、敗者に一つ命令ができるらしい。」

    橙姫「ま、まさか……。」

    緑姫「な、何を……。」

    了はニヤリと笑う。

  • 79二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 19:42:20

    >>78

    するとそこに現れたのは赤姫と藍姫だった。

    赤姫「そこまでです。寮の管理人の身でありながらデュエルに勝利するのはまだしも我らに命令をするとは許せません。」

    藍姫「この事は他言無用にいたします。勿論、このことに口答えすれば…」

    了「ふむ…良いだろう。」

    赤姫「さあ、緑姫、行きましょう。」

    緑姫「屈辱を2度までも…3度目は無いぞ。」

    藍姫「橙姫も参りましょう。」

    橙姫「覚えとけよ!あたしは執念深いんだ!」

    ミスリード「なんだよ!ズルいな。」

    ミスキャスト「でも、正直あんまりだったよね。なんで学園最強レベルか疑わしいよ…。」

    クリスタ「それは…簡単に言いますと彼女たちに逆らえないからですわ。」

    ミステイク「なるほどー」

    ミスショット「下手に勝っちゃうと危ないしな。」

    ミスリード「権力って怖いねえ。」

  • 80二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:02:21

    >>79

    了「まあ、閉鎖的な空間であろうことは、何となく察したが。」

    こうして、激しい騒動は、いったん幕引きとなった。



    魔導サイエンティスト「今、急ぎの用はないかの?あれば日を改めるが。」

    学園長「いや、大丈夫だ。大きな案件は、今のところ無い。何があった?」

    深夜の学長室。そこにいたのは、魔導サイエンティストと学園長だった。魔導サイエンティストは、学園長の使い魔で、赤いブラックマジシャンとは、敵対関係にあった。

    魔導サイエンティスト「ちと不味い状況になった。理事室の方に大量の資材が運び込まれた。中身は、大量「白のベール」じゃ。恐らく、全校生徒分を仕入れて居るようだ。」

  • 81二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:52:47

    >>80

    学園長「そうか…理事長が3邪神の力を手にしてからと言うもの色々と変わってしまったな…確かに強引な男ではあったが昔はああではなかったのに…」

    魔導サイエンティスト「人は変わるもの…と言いたいが3邪神の影響があるのう。しかし、あの邪神ども、己の力に余程自信が無いのか地下のアレを目覚めさせようとしておる…」

    学園長「なあ、アレはそんなに凄いものなのか?」

    魔導サイエンティストはため息をつきながら答える。

    魔導サイエンティスト「いや、アレはそんな大層なものではない…確かに混乱をもたらす事は出来ても、それだけじゃよ。」

    学園長「そうか…だが混乱を早く鎮めなければ。」

    魔導サイエンティスト「そういえば七虹姫が1人、休学をしたそうじゃな。」

    学園長「ああ、にわかには信じられなかったが覚悟は本物だ。どうやら彼女なりに学園の事を憂いていたらしい。」

  • 82二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 23:00:26

    >>81

    その頃。学内の虹姫達の宿舎ではある計画が練られていた。

    緑姫「済まない…失敗した。力で屈しさせればついてくると思ったんだが…」

    赤姫「いいえ、力で屈服させたとしても青姫の様に反抗されては元も子もありません。それよりも我らは信ずるに値する者だと認識させる必要があります。」

    藍姫「そのために1つ策があります。北風と太陽の太陽とも言うべき策ですわ。」

    紫姫「彼女達をお茶会に招待しようと思いますの。」

    緑姫「何!」

    橙姫「何を言うかと思えば仲良くしましょうかよ!」

    黄姫「まあまあ、よくお聞きになって。仲良くなったところで、お茶に入れた薬で身も心も…」

    緑姫「なるほどな。」

    橙姫「そりゃいいや。」

  • 83二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 08:54:17

    >>82

    何やら、良からぬ事を企てる赤姫達。


    そして、街の宿屋では、サフィラがシロと会っていた。

    シロ「さ、サフィラ様?!何故貴方様が・・・?!」

    青姫「あまり大きな声は出すな。学長には、故郷の親族の手伝いとして休学届けを出している。学内のことは、寮官が調べてくれるそうだ。」

  • 84二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:32:07

    >>83

    シロ「そうですか…ですがサフィラ様が無事で何より、今後はどのように…」

    サフィラ「そのことなんだが、父を頼ろうと思う。」サフィラはそう言うと。宿屋で電話を借り、彼女の父に連絡した。

    数十分後…

    サフィラの父「久しぶりだな。急に休学したと聞いた時は驚いたが、話を聞き、それが真実なら…いや、お前は常に私には嘘はつかない子だ。真実なんだろう。離れて正解だ。」

    サフィラ「申し訳ありません。しかし、現状、学園に留まるわけには。」

    サフィラの父「実の所私の所にも黒い噂はしょっちゅう入ってきてね。あの理事長に何かあったみたいだな。それで、私に頼みがあって来たのだろう。」

    サフィラ「ええ、お父様には申し訳ありませんが2点ほど、まずは理事長が何をしようとしているのか調べていただきたいのです。」

    サフィラの父「なるほど…分かった。調べてみよう。それからもう一つは…」

    サフィラ「こちらは学園の事なのですが…虹姫達の親の事の調査をお願いしたいのです。」

    サフィラの父「なるほど、お前では確かにできないな。分かった。それもやろう。ツテを頼ればいくらでもできるしな。」

  • 85二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 10:02:48

    >>84

    そして、夜が明けた。青姫休学の報は、学内に大きな衝撃を齎した。しかし、家業の手伝いで休学する事例は、過去にもあった為、特段大きな騒ぎにはならなかった。


    了「ここが学園の図書室か。王都よりは小さいが、かなりの広さだな。」

    了は学内の図書室にいた。クリスタから学内通行許可証を貰っていたのだ。そして、部屋で調べ物をしていると、男に声をかけられた。

    魔導サイエンティスト「お主か。最近入ってきた者とは。」

    了「しまった!」

    魔導サイエンティスト「案ずるな。取って食ったりはせぬよ。そことあっちの本を持って、学長室まで来てくれぬか?」

    了「わかりました。(あの人が指定した書物、全部この学園の歴史に関する奴だ。)」

  • 86二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 10:17:05

    学園長「やあ、君が異世界からの訪問者か」
    了「はい、頼まれていたものをお持ちしました。」
    学園長「ありがとう。安心してほしい。我々は君に危害は加えるつもりはないし、むしろ、この学園の事を憂えているのだ。」
    魔導サイエンティスト「左様…まあ、君の世界では私はどうも恐れられているようだがの…」
    了「まあ、そうですねえ。」
    魔導サイエンティスト「それはちいと寂しいのう…おっと、話がズレたわい。例の魔方陣の事を調べとったらしいの。」
    了「はい。」
    魔導サイエンティスト「まあ、気をつけながらするんじゃぞ。何かあれば頼ってくれ。」
    了「ありがとうございます。」
    学園長「くれぐれも気をつけてな。」
    一方、その頃
    ミスリード「お茶会の誘い…ねぇ」
    生徒A「姫様たちがあなた達に粗相を働いた事をお詫びしたいと申しておりまして。」
    生徒B「まさか、姫様たちのご厚意、無下にはしませんわよね。皆様、お待ちしておりますわ。決して、遅れないよう。」
    そう言うと。生徒達は去っていった。
    ミステイク「行かないとダメ、だよね」
    ミスショット「これは明らかに罠ね…。」
    ミスマッチ「私の所にには来てないが、明らかに罠だな。どうする。」
    ミスキャスト「いや、行こう。これはチャンスだ、黒幕の尻尾も掴めるしな。」
    ミスマッチ「敢えて火中の栗を拾うか、気をつけてな。バックアップはこっちでする。」
    ミスリード「ああ、お願い。」

  • 87二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 10:30:04

    >>86

    クリスタ「まあ。ルビウス様達が、捜査官の皆様を茶会に?」

    ミスマッチ「ああ。名目は、昨日のことの仲裁らしい。」

    クリスタは、虹姫達が茶会を開こうとしている事を、知らされていなかった様だ。そこに、了がやって来た。

    了「何かあったのか?」

    ミスマッチ「それが、虹姫主催の茶会に、ミスリード達が呼ばれたんだ。」

  • 88二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 10:48:24

    >>87

    ミスリード「それで、私達はするつもりだ。」

    ミスキャスト「断ったらまた面倒事になりそうだしね。」

    ミステイク「それに向こうが私たちを未だに学生だと思ってるなら寧ろ好都合。」

    ミスショット「敢えて罠にかかりに行くって訳です。」

    ミスマッチ「そういうこと。まあ、何かあればこっちでサポートするし大丈夫だ。安心して罠にかかって来い。」

    了「分かった。俺もサポートしよう。」

    クリスタ「それでは、あら、サフィラ様からだわ。会って話がしたいと。」

    了「分かりました。あなたはサフィラさんに会いに行ってください。」

    ミスマッチ「よし、決まりだな。ではそれで行こうか。」

    そして、お茶会の時間となった。

  • 89二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 10:53:20

    >>88

    赤姫「本日は、お集まりいただき、ありがとうございます。此度の茶会の趣旨は、過日の無礼のお詫びと、改めて皆様と友誼を計るためですわ。」

    生徒会長直々の茶会が開かれた。

    緑姫「済まなかったな。青姫が休学と聞いて、少々取り乱していた。」

    橙姫「ああ。あの時は悪かったな。改めて謝罪するよ。」

  • 90二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:14:54

    >>89

    ミスリード「初めて見たけど…」

    ミスキャスト「凄い部屋だね…」

    ミステイク「はえ〜私達の部屋とは大違い。」

    藍姫「ふふっ、すごいでしょう。私達と仲良くなれば、この部屋にいつでも来ることができますのよ。」

    黄姫「さあ、お茶が入りましたわ。皆様、召し上がれ。」

    4人の前に紅茶が運ばれる。

    ミスリード「(明らかに罠だね、薬品の香りがする。)」

    ミスショット「(魔力の残滓もある。あの娘たちのではないね。)」

    紫姫「さあ、皆様どうぞ。最高級の茶葉ですわ。」

    ミスリード「それでは。いただきます。」

    秘密捜査官達は紅茶に口をつけた。次の瞬間。

    ミスリード「(やっぱりだ…思考が…ボヤけて…)」

    ミスキャスト「(まあ…分かってはいたけど…)」

    ミスショット「(さて…つぎは…)」

    薄れ行く意識の中で秘密捜査官達は姫たちの声を聞いた。

    赤姫「上手くいきましたわ。さあ、主様に見せましょう。」

    緑姫「フン!私たちを辱めた罰だ主様に罰してもらわねばな。」

    黄姫「安心なさい。あなた達の罪を主様がきっと浄化して下さることでしょう。」

    藍姫「さあ、皆様、主様の元へ行きましょう。」

    秘密捜査官達「ハイ…」

    そう言うと、秘密捜査官達は虚ろな目で立ち上がった。

    ミスマッチ「あいつら…私達に全然気づいて無かったな…」

    了「まあ、光学迷彩アーマーで隠れていたからな。さて、尾行するぞ。」

  • 91二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:44:32

    >>90

    姫達を尾行すると、そこは本来、生徒立ち入り禁止の部屋だった。するとそこから、地下に通じる階段があった。

    ミスマッチ「マジか。地下通路何てあったのか。」

    了「恐らく、ここの地下に何かがある。行こう。」



    紫姫「さあ、新人花嫁の皆さん此方をご覧ください。」

    そう言って虹姫が見せたのは、駒にされた虹姫達だった。手足はなく、腹にはくっきりと、男根の痕が浮かんでいる。

    黄姫「これは「花嫁の偶像」です。魂を抜かれた肉体を使い、戒めとしたものですわ。」

    緑姫「どうだ?美しいだろう?四肢を失くし、ただ微笑むしか出来ない姿。これこそ、我等のあるべき姿だ。」

    橙姫「それに、腹越しにも伝わるだろう?この太い肉棒は、私達の幸せの形なのさ。」

    秘密捜査官達『『はい。素晴らしいです。』』

    すると、虹姫達は、秘密捜査官達に自身のペンダントを見せる。それは、自分の色と同じ宝石で出来ていた。そして、虹姫達の額には、クロウリー・ヘキサグラムが浮かんでいた。

    藍姫「そして、これがその魂ですわ。私達は神と契約して、肉体と魂を分離することに成功しましたの。」

    赤姫「もう、お分かりですね?これから皆様には、意思なき傀儡になってもらいます。ここで飾られている、魂の持ち主のようにね。」

  • 92二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:54:50

    >>91

    すると奥からブラック・マジシャンが現れた。

    ブラック・マジシャン「クククッどうやら上手くいったみたいだな。」

    赤姫「ええ。連れてまいりました。」

    ブラック・マジシャン「さて、お前たちも知っているだろうが。私の傀儡になって貰うぞ。そのための衣装だ。」

    ブラック・マジシャンが差し出したのは白のヴェール。

    傀儡を完全に意のままにできる代物だ。

    ブラック・マジシャン「最も、虹姫達は進んで私達に協力してくれたが。これで理事長と私達の目的を果たせる、アルカナフォースを目覚めさせ…」

    ミスリード「なるほど、それが狙いか。」

    ミスキャスト「虹姫たちも進んで協力していたとは…」

    ミステイク「世も末だねー」

    ミスショット「さて、黒幕も分かったことだし…」

    秘密捜査官達「「「「やっちゃいますか。」」」」

    秘密捜査官達は制服からいつもの衣装にチェンジする。

    赤姫「な、なんですの。」

    藍姫「あ、あなた達は一体?」

    紫姫「そ、それにあなた達は…さっき…」

    ミステイク「残念だったね、あれぐらいなら全然大丈夫。」

    ミスキャスト「前のミイラの奴より遥かにマシだね。」

    ミスリード「アレはキツかった。」

    了「どうやら犯人が判明したようだな。」

    ミスマッチ「さあて、どうしますか?」

    ブラック・マジシャン「くっ…お前たち!失態は自らの手で償え!」

    黄姫「そんな…主様。」

    ミスマッチ「あっ、逃げるぞ。」

  • 93二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 13:03:48

    >>92

    赤姫「こうなっては、致し方ありません。各なる上は、皆様には、決闘を持って、従ってもらいます。」

    藍姫「さあ、誰がお相手しましょうか?」

    了「決闘か。ならば望む所だ!」

    ??「良いでしょう。ならば、その相手は、私が勤めます。」

    ??「なれば、立会人は私が勤めよう。」

    すると、奥から出てきたのは、了とクリスタ、それに学園長だった。

    緑姫「く、クリスタ先生?!それに、学長まで?!」

    クリスタ「話は、大方理解しました。了さん。ルビウスさんとディアマンテさんをお願いします。」

    了「わかった。となると、クリスタ先生は、トパゾスとユカリの相手か。」

  • 94二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 13:09:12

    >>93

    かくして、虹姫と了達の二度目の決闘が始まった。

    緑姫と橙姫は、了に敗北している為、今回は観戦となった。

    学園長「只今より、決闘第一試合、黄姫:トパゾス・デ・オーロ、紫姫:ユカリ・アヤメ組と、7虹姫教員、クリスタ・シリカの戦いを開始する。条件は、緑姫と橙姫の行ったものと同とする。それでは、始め!」

    いよいよ、決闘が始まった。トパゾスは宣告者、アヤメは不知火で戦うようだ。

    了(そういえば、クリスタ先生って、デュエルの腕前はいかほどなのだろうか?)

  • 95二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 13:57:15

    >>94

    デュエルは姫達の先攻で始まった。

    黄姫「私は手札よりメテオニス・ドライトロンを発動。これにより崇高なる宣告者を特殊召喚!さあ、裁きの時です。」

    紫姫「私はユニゾンビと馬頭鬼で戦神ー不知火をシンクロ召喚。さあ、どうされます?」

    クリスタ「なるほど…了様のおっしゃるとおりですわね…。あまりにも弱い…」

    紫姫「何を申されますの。」

    緑姫「私たちを侮辱…」

    橙姫「いや、正しいかもしんねえ…正直デュエルで」

    クリスタ「私は相手フィールドの宣告者をリリースし、現れなさい!ドゴラン」

    黄姫「そんな…宣告者が…」

    クリスタ「さて、覚悟は宜しくて!発動、クリアー・ワールド。」

    了「クリアーだと。面白いデッキを使うなあ。」

    クリスタ「私は手札よりクリアー・キューブを召喚し、さらにこのカードをリリースし現れなさい。クリアー・ヴィシャス・ナイト!」

    黄姫「な…ですがその攻撃力ではドゴランを…」

    クリスタ「甘い!ヴィシャス・ナイトはフィールドの一番攻撃力の高いモンスター。つまりドゴランの分アップします。よって攻撃力は5300!」

    紫姫「そ、そんな…」

    クリスタ「さらにクリアー・ウォールを発動!これであなた達はクリアー・ワールドの効果を全て受けねばなりません。」

    紫姫「そ、そんなあ…」

    黄姫「ああ…なんとひどい…」

    クリスタ「バトルフェイズ、私はクリアー・ヴィシャス・ナイトで戦神ー不知火を攻撃。」

    紫姫「ああ、不知火が…」

    クリスタ「さて、手札より強欲で謙虚な壺を発動し、エクストラから6枚を除外し2枚ドロー。そして、カードを2枚伏せてターンエンドします。」

  • 96二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 14:11:06

    >>95

    ミスリード「す、凄いことしてるような・・・。」

    ミスキャスト「これって、どういう事なの?」

    了「ああ。端的に言うと、花嫁達は今、手札が丸見えの状態で、下手に攻撃宣言出来ず、ターン終了時にバーンダメージを受ける。」

    ミスマッチ「うへぇ。了さんなら、どうするのさ。」

    了「まあ、バーンダメージに関しては、あまり心配はしてないな。なにせ、俺のデッキには、これがあるからな。」

    そう言って見せたのは、パワーボンドだった。

    ミスリード「ああ、それで・・・。」

    一方決闘の方は、お通夜の様な状態居なっていた。

    ユカリ「あ、あわわわ・・・。と、トパゾスさん。どどど、どうしましょう・・・?」

    トパゾス「そ、そうはいっても、崇光なる宣告者を崩されては、どうにも・・・!」

  • 97二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 14:47:01

    >>96

    黄姫「わ、私のターン…カードを伏せてエンド…」

    紫姫「わ、私のターン…エンド…」

    クリスタ「なんと不甲斐ない…これが生徒達の模範とも言うべき姫の姿ですか…」

    黄姫「わ、私に勝ってみなさい、お父様が黙っておりませんわ」

    紫姫「わ、私は東洋の王族ですわよ、その私にこの様な仕打ちを…」

    クリスタ「問答無用!」

    デュエルはクリスタの圧勝で終わった。

    惨敗に終わった2人を赤姫と藍姫は侮蔑の表情で見る。

    赤姫「全く、情けないですわね。この様な、惨敗とは…」

    藍姫「主様に恥ずかしいとは思わないのですか!」

    赤姫「まあ、いいでしょう。つぎは私達と了様ですわね。」

    するとそこに

    サフィラ「いや、私も参加させてもらおうか。」

    赤姫「青姫…いやサフィラ…」

    藍姫「裏切り者が…まあ、いいでしょう。私があなたの相手を致しましょう。」

    了「そうか…なら頼んだぞ。」

    サフィラ「ああ、任せておけ。」

    学園長「では2回戦はタッグデュエルで行う。」

    赤姫「私のレッドアイズで貴方を焼き尽くしますわ。」

    藍姫「私はならばエクソシスターで相手をしましょう。」

    了「ほう、どちらも知り合いが使っていたな。ならば俺はジェネレイドで行くか。前に見たが面白そうだったんでな。」

    サフィラ「私が使うのは氷結界だが…構わないか?」

    了「ああ、構わないさ。」

  • 98二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 14:57:06

    >>97

    赤姫「私の先攻!私は手札より真紅眼融合を発動!現れなさい。ドラグーン・オブ・レッドアイズ!」

    ミステイク「あわわわわ。凄そうなのが出てきた。」

    ミスリード「効果を見たけど…てんこ盛りだな。ヤバくないか?」

    緑姫「おお、赤姫はいきなりエースを出したか。」

    橙姫「容赦ないなー」

    赤姫「さあ、これで私の強さ…が…」

    了はその頃、ある会話を思い出していた。


    〜カードショップにて〜

    頼光「紅さん、ついにドラグーン帰ってきますね。当然デッキに」

    紅「入れないわよ。」

    頼光「ええ、なんで?」

    紅「ねえ、今のカードプールでドラグーン1枚で止まると思う?」

    了「止まらないな。」

    歌織「そうね。」

    紅「それにドラグーンをいれるとなるとブラック・マジシャンが必要だし噛み合わせ悪いのよね。」

    頼光「でも現役の時はとても強かったって」

    紅「それは他のカードと一緒だったからねーアレ単体だとあっさり…も多かったわよ。」

    頼光「そうなんだ。」

    紅「そういうこと。強いけどねー、あくまで選択肢の1つって感じね。」


    了「…それでおしまいか…なら次は俺の番だな。」

  • 99二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 15:35:57

    >>98

    了「さて、始めようか!まずは、王の影ロプトルだ。」

    赤姫「な?! ジェネレイドデッキですって?!」

    観客達は唖然としていた。

    青姫「何と!了と言ったか。王とも闘ったのか?」

    了「ああ。こことは別の場所でな。ロプトルの効果を発動!さて、どうする?」

  • 100二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 16:40:38

    >>99

    赤姫「ここは悩みどころ…ですがロプトルを無効にしますわ。」

    了「なるほど…かかってくれた。手札のマルデルを捨て、ヴァラを特殊召喚!さらにヴァラの効果で、マルデルを特殊召喚!効果で王の舞台を手札に加える。」

    藍姫「ああ、なんという事を…」

    了「強力なカード1枚に頼り切ったデュエルがいかに脆いか教えてやろう。さて、2体でエクシーズ。現われろ、レーヴァテイン!」

    赤姫「ですがドラグーンには強力な耐性が…」

    了「対象を取らない破壊以外の除去には無力!さあ、行け、効果でオルムガンドのエクシーズ素材に!」

    赤姫「ああ…私のドラグーンが…」

    了「さて、オルムガンドの効果で1枚取り除き1枚ドロー。貴方もどうぞ。」

    赤姫「くっ…ドロー」

    了「さて、お互い1枚づつオルムガンドの素材に。そして俺はステージの効果でハールを特殊召喚。さて、ガラ空きのフィールドにダイレクトアタックだ。」

    赤姫「アアッ。」

    藍姫「そ、そんなあ…こんなにも強いなんて…」

    了「俺の知ってるレッドアイズの使い手はそんな泣き言は言わないがな。カードを伏せてエンドだ。」

    藍姫「わ、私のターン。ドロー。」

    了「エクソシスターにはこいつが刺さるな。氷の王・ニードヘッグを特殊召喚!」

    ミスリード「…力の差が歴然だねえ…」

    ミスキャスト「了さん。ラッシュデュエルもやってるらしい…」

  • 101二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 17:32:00

    >>100

    藍姫「に、ニードヘッグですって?!」

    藍姫は困惑した。これでは、特殊召喚ができない。

    藍姫「だけど、これならば…………!カードを伏せてターンエンドよ。」

    どうやら、藍姫は相手ターン中にエクソシスター展開を狙っているようだ。

    青姫「では、行こう。ドロー。」

  • 102二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 17:54:58

    >>101

    青姫「成る程…ではサイクロンで破壊する。」

    藍姫「かかりましたわね。私はトラップカード、エクソシスター・バディスをはつど…」

    青姫「見え透いた罠を計算していないとでも?灰流うららを発動!それを無効にする。」

    了「俺の知ってるエクソシスターの使い手はこの程度の妨害なら踏み越えてくるんだがな…。」

    藍姫「ああ…そんなあ…」

    青姫「では行こうか私は手札より氷結界の鏡魔士を捨て、エジル・ラーンを特殊召喚。そしてトークンを作り現れよ。ランセア!鏡魔士の効果で私が手札に加えるのは照魔士。照魔士を召喚し手札の氷結界を墓地に送ることでチューナーである。ゲオルギアスを特殊召喚。さらに2体でシンクロ召喚。現れよエジル・ギュミル。」

    了「なんだ、良くデッキを知っているじゃないか。」

    青姫「実はクリスタ先生と休みの日にデュエルをよくしていたんだ。先生は強いからよく負けていたがアドバイスをもらいながらやっていたんだ。」

    赤姫「ああああああ…」

    藍姫「私たちも負けるなんて…青姫…許して…」

    青姫「自ら悪に加担したものを許すとでも?」

  • 103二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 18:08:00

    >>102

    学園長「そこまで。勝者、クリスタ、リョウ・サフィラ組!」

    学長による、厳粛な判定が下された。

    了「さて、過日の責を果たしてもらおうか。」

    サフィラ「黒幕の正体と目的、そして、この悪事に荷担した理由を、洗いざらい吐いて貰おうか!」

    クリスタ「因みに、学長も見ていますから、下手な言い逃れはできませんよ。」

  • 104二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 18:31:52

    >>103

    藍姫「ええ…話しましょう。恐らく我が父が真犯人ですわ。父はこの国を自らが理想とする国とする為にこの学園の地下に眠ると言われる力に目をつけましたの。」

    学園長「成る程…ではなぜ協力をした。」

    赤姫「事を成した後には私達に永遠の美と権力を約束するとおっしゃってくださった事、何よりも彼が作る世界の理想に賛同し、私たちは協力を決意したのです。」

    黄姫「彼は私達に全ての人が神の教えを信ずる社会をつくると約束してくださいました。」

    緑姫「彼は私には高潔なる騎士の地位を約束してくれた。」

    橙姫「まあ、私は面白そうだったから味方したな。」

    紫姫「私は私の国の王にすると約束をされ、協力を…」

    学園長「やはり理事長か…」

    了「ではここで二手に分かれよう。俺達はブラック・マジシャンを追う。君たちは理事長を。」

    ミスショット「でもデュエルでってなったら問題だねー」

    魔導サイエンティスト「では、私も行こう。いいな。」

    ミスリード「貴方は…」

    学園長「私の頼れる部下だ。」

    魔導サイエンティスト「安心せい、私はこの地下に眠る力も、理事長の持つ力も興味ないわい。後…ホイ。」

    ミスキャスト「これは…」

    魔導サイエンティスト「デッキじゃ。いざとなったら使え。」

    ミステイク「ありがとうございます。じゃあ、行こう。」

  • 105二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 19:35:33

    >>104

    こうして、黒幕を追いかけることにした。


    一方、ブラックマジシャンは、アルカナフォースの力を手にしたものの、7虹姫奪還の知らせを受けて、酷く動揺していた。

    ブラックマジシャン「ええい!使えぬ奴らめ!だが、目当ての力は手に入った。これさえあれば・・・!」

    そして、学園の方では、一大事が起きていた。

    ミスマッチ『聞こえるか?!マズいことになった!生徒達が操られた!』

    ミスマッチ端末の映像には、白のベールを付けた生徒達が、一斉に正門前に集まり、何か呪文の様なものをぶつぶつと唱えているという。

    生徒達『『『光よ・・・。光よ・・・。我らは光の供物・・・。我が身と魂を、偉大なる主に捧げます・・・。』』』

  • 106二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 20:25:12

    ミスリード「何か凄い事になってる…」
    ミスショット「これ…何?」
    理事長「フフフッ、ブラック・マジシャンがアルカナフォースの力を目覚めさせようとしているのだ…」
    ミスキャスト「うわ、来たよ。」
    理事長「よもやお前たちが捜査官達とはな…だが我が野望は止められん。貴様たちはここで消えてもらう。現れよ3邪神。」
    すると天よりイレイザー、アバター、ドレッドルートの3邪神が降臨する。
    理事長「ハーハッハッハッハ。3邪神とアルカナフォースの力、2つの力を持ってこの世界を支配してくれる。」

    一方、ブラック・マジシャンを追っていた了達が見たのは…
    クリスタ「あれが…アルカナフォース…」
    了「ライトルーラーにダークルーラーか…見たことないのは…確か新パックに入っている奴か…」
    青姫「何と禍々しい…」
    ブラック・マジシャン「素晴らしい…この力があればこの世界を支配し…もう一人の私をも…」
    了「なあ…お前はその力を本当に使いこなせるのか…?」
    ブラック・マジシャン「何だと!貴様…良かろう、面白い、デュエルで証明してやろう。この力を!」

  • 107二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 20:42:41

    >>106

    ブラックマジシャンvs了

    ブラックマジシャン「フフフ。さあ、我が力を見せてやろう!運命に屈するが良い!」

    ブラックマジシャンの先行で、デュエルが始まった。

    ブラックマジシャン「まずは、「カップ・オブ・エース」から行こう!」

    クリスタ「アルカナフォース。かなり気難しいデッキですね。」

    了「さて、あいつは賽の目に選ばれるのか?」

  • 108二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:47:42

    >>107

    ブラックマジシャン「ではコイントスを行おう、さあ、見せてみろ!」

    ブラックマジシャンがコイントスを行う。出た目は…

    ブラックマジシャン「裏…だと!2枚ドローしろ!しかし、ここから反撃だ。私は神の居城ーヴァルハラを発動し、手札よりアルカナフォースⅩⅨーTHESUNを特殊召喚!さらに効果でコイントスを行う。表か!私は光の結界をセットする。そして発動!光の結界。さあ、コイントスは…表だ。」

    歓喜の声を上げるブラックマジシャン

    ブラックマジシャン「さて、見せてやろう。アルカナスプレッドを発動し、デッキよりデッキよりアルカナフォースⅤ-THE HIEROPHANTを特殊召喚する。そして、光の結界により、全て表の効果が適用されるため。私はデッキよりアルカナフォース0ーTHE FOOLを特殊召喚。さて…アルカナフォースが3体揃ったな。私はこの名前が異なる3体のアルカナフォースを使い、融合召喚。」

    了「融合を使わない融合モンスターか…」

    ミスマッチ「コンタクトみたいな事をするやつだな。」

    ブラックマジシャン「現れよアルカナフォースEX-THE CHAOS RURER!どうだ、驚いて…いないだと!」

    了「成る程、新パックのカードか…確かに協力そうだな。」

    青姫「しかし、強力な力を秘めていそうだが…」

    了「まあ、何とかなるな。」

  • 109二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:34:51

    >>108

    ブラックマジシャン「本当の絶望を見せてやろう。CHAOS RULERの表の効果で、デッキから、DARK RULERを特殊召喚!!」

    青姫「何だと?!奴は本来、生贄が3体必要なはず?!」

    了「CHAOS RULERは、表の効果でレベル10のアルカナフォースを、デッキか手札から条件を無視して呼ぶ事が出来る。そして、恐らく・・・。」

    ブラックマジシャン「DARK RULERの効果は、裏を選択しよう。さあ、迂闊にコイツを砕こうとすれば、貴様の盤面も吹っ飛ぶぞ!ターンエンドだ。」

  • 110二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:04:44

    >>109

    ブラックマジシャン「ふふふ…最もCHAOS RULERの効果で光の結界がある以上、フィールドの効果は全て無効!さあ、どうする。」

    了「慢心だな…学園の姫と対して変わらないな…」

    ブラックマジシャン「何だと!」

    了「俺は手札より、クロックワーク・ナイトを発動!フィールドのモンスターの種族を全て、機械族にする。」

    ブラックマジシャン「なんだと!」

    了「さらにCHAOS RULERの無効範囲はフィールドのみ、手札は有効。俺はサイバー・ドラゴンを特殊召喚し、キメラテック・フォートレス・ドラゴンを融合召喚!」

    ブラックマジシャン「な、な、な、なんだとお!」

    了「強大な力に溺れてサポートを怠ったな。相手がサイバー・ドラゴンならこれぐらいは返してくるだろう。宣言しよう。次のターンは無い!」

    ブラック・マジシャン「き…貴様あ…」

  • 111二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 08:57:24

    >>110

    了「そして、サイバー・ドラゴン・コアを召喚。効果でエマージェンシー・サイバーを回収し、そのまま発動!持ってくるのは、ヘルツ。そして、手札の銀河戦士をヘルツを捨てて特殊召喚。墓地のヘルツの効果で、フィーアを回収。」

    流れる様な、サイバー・ドラゴン展開を決める了。

    了「さあ、仕上げだ。コアと銀河戦士でズィーガーをリンク召喚。レブシステムの効果で、墓地のサイバー・ドラゴンを召喚し、フィーアを効果で出す。そして、パワー・ボンドでサイバー・ドラゴンとフィーアを素材に、キメラテック・ランページを融合召喚!」

    青姫「凄い!高打点のモンスターが、何体も!」

  • 112二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:33:01

    >>111

    ブラックマジシャン「だが忘れたか!私はTEMPERANCEがある。これで…」

    了「忘れたのか…キメラテック・ランページ・ドラゴンは3度、攻撃可能だ。さらにダメ押しだ!リミッター解除!」

    ブラックマジシャン「くっ…なぜだ…なぜ…俺は…あいつに…もうひとりの私にいいいいいいっ!」

    了「強大な力と言えど使い手次第と言うことだ、いくら強大でも使い手がそれに溺れてしまってはな。」

    ブラックマジシャン「くっ…貴様…ならばここで…」

    ブラックマジシャンが杖を構える。

    ブラックマジシャン「こうなれば一気に…」

    了「くっ…魔術で吹き飛ばす気か!」

    学園長「まずい、避難を!」

    クリスタ「間に合いません!」

    ミスマッチ「あっ、通信。」

    ミステリー『大変な事になってるみたいね。大丈夫、援軍を要請したわ。』

    ブラックマジシャン「我が魔術で吹き飛べえええ!」

    その時、魔方陣が輝き出し…

    ブラックマジシャン「な、なんだ…私が…消える…」

    アレイスター「やれやれ、ラメイソンから呼び出しがあったと思えば…まさか異世界に飛ばされて、いきなりとんでもない事になってるじゃないか。」

    了「アレイスターか。」

  • 113二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 10:04:34

    >>112

    アレイスター「しっかし、とんでもない厄ネタ引っ張ってきたみたいだな。アルカナフォースに3邪神だって?」

    アレイスターは周囲を見渡す。先ほどの決闘の余波で、生徒達が糸の切れた人形のように倒れていた。

    了「大丈夫だろうか?」

    クリスタ「大丈夫です。気を失っているだけですね。一先ず、生徒達は、寮で預かりましょう。」

    青姫「一つ宜しいでしょうか?何故皆はここに?」

    アレイスター「ああ。ここに、僕の名を冠した六芒星があるからね。そして、恐らくこれは魔法陣であり、結界だ。これを見たらわかるだろう。」

    アレイスターが見せたのは、「オレイカルコスの結界」だった。

  • 114二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 10:56:47

    >>113

    了「これは例の…」

    アレイスター「まあ、そうなるね。恐らく何者かが真似をして作ったんだろう。誰かまでは知らないが…アルカナフォースを意のままにする為に…」

    了「そうか…そういえば理事長室に行った4人は…」

    青姫「私たちも行こう。」

    アレイスター「じゃ、僕は…そうだな。」

    アレイスターはそう言うと召喚陣を消していく。

    アレイスター「ブラックマジシャンもどきも消えたようだし僕は帰るよ。じゃあね。」

    学園長「あなたのお陰で助かった。学園を代表して礼を言わせてください。」

    アレイスター「ああ…良いって。それじゃあ。」

    青姫「消えてしまったな。」

    了「そうだな。それよりも4人が心配だ。行こう。」

    一方秘密捜査官の4人は理事長と対峙していた。

    理事長「ブラックマジシャンめ…失敗したか…残念だ。優れた部下だったのだが…」

    ミスリード「さて、アンタだけだ。どうする?」

    理事長「ならば私が直接事をなすだけの事!3邪神の力を見せてくれる。」

    ミステイク「ど、どうしよう。」

    魔導サイエンティスト「これは…かなりの力を感じるのう…」

    ミスキャスト「…なあ、アンタ、デュエルをしないか?」

    理事長「デュエルだと…?」

    ミスショット「ち、ちょっと…何を言って…」

    ミスキャスト「私が相手になる。アンタはどうする…?」

    ミスリード「いや、無理だろ!相手はそんな事考えてないって!」

    理事長「…良かろう。このまま戦ってもつまらぬしな。良いだろう、デュエルをしてやる。」

    魔導サイエンティスト「お主…デュエルの経験は?」

    ミスキャスト「…ラッシュデュエルだけ…」

    魔導サイエンティスト「…心配じゃが、託すしかなさそうじゃの。我がデッキ、使いこなして見せよ。」

    ミスキャスト「このデッキは…アダマシアか…」

    魔導サイエンティスト「左様…使いこなして見せよ。」

  • 115二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:25:45

    >>114

    ミスキャスト「じゃあ、行くよ!」

    理事長「ふん。どこまであがけるか、見ものだな。」

    先行はコイントスの結果、理事長からになった。

    理事長「では見せてやろう。3邪神の神の力を!」

    どうやら、理事長は、3邪神を一つに纏めたデッキのようだ。

  • 116二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 17:40:39

    >>115

    ミスリード(め、めっちゃ強そう………。)

    魔導サイエンティスト(あの男、舞い上がり過ぎじゃな。3邪神は、一つのデッキに共存できぬ。互いに個性を食い合ってしまうんじゃ。)

  • 117二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 18:09:29

    >>116

    理事長「では行くぞ。私は手札よりイニオン・クレイドルを発動し。コスモクロアを特殊召喚!さらに効果で自身の攻撃力をゼロに。さて、このカードをリリースし。神・スライムを特殊召喚!このカードは邪神もサポートできるんでな。私はこのカードをリリースし。現れよ、邪神アバター。」

    ミスキャスト「おいおい、ヤバそうなのが出てきたぞ。」

    理事長「アバターは2ターンの間、罠、魔法を無効にし、攻撃力はフィールドの一番高いモンスターを常に100上回るのだ。」

    ミスキャスト「…す、すごいけどなんだろう…」

    ミスショット「付け入る隙は多そうだね…」

    理事長「(くっ…やはりこれが限界…アバターよ持たせてくれよ…)」

  • 118二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:23:14

    >>117

    ミスキャスト「なら私の番だな。私は手札からアダマシア・シーカーを召喚する。」

    理事長「ほう…」

    ミスキャスト「さらに効果でカードを5枚めくり、岩石族モンスターがあれば特殊召喚する。今回はレオナイトがあったから特殊召喚。そして手札からアナライザーを特殊召喚。さらに効果で5枚めくり、岩石族モンスターを…ラッキー。私はドラガイトを特殊召喚。」

    理事長「ふむ、やるではないか。」

    魔導サイエンティスト「(何だ…奴の表情…やけに穏やかな表情をしているな。追い詰められているのに、やけに楽しそうではないか。)」

    ミスキャスト「さて、シンクロ召喚。まずはレベル6.アダマシアライズ・ラプタイト。効果でデッキからカードをめくって…おっ、コアキメイル・ガーディアンを特殊召喚。」

    理事長「成る程!素晴らしいな。」

    ミスリード「なんか負けてるのに…」

    ミスショット「楽しそうだね。」

    ミスキャスト「さらにシンクロ召喚、アダマシアライズ・ドラガイト。」

    理事長「おおっ!モンスターの効果だけでここまで来るか。」

  • 119二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 21:16:00

    >>118

    そこに、了達も合流した。

    了「状況はどんな感じだ?」

    ミスリード「アダマシアの展開が進んでるよ。でも、相手はアバターを出してる。余裕そうなのが、ちょっと不気味かも。」

    青姫「理事長。何を狙っているんだ?」

  • 120二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 21:41:20

    >>119

    了「なるほどな…」

    ミスリード「ねえ、何か分かったの?」

    了「理事長は今、このデュエルを楽しんでいる。」

    青姫「?どういう事だ。」

    了「俺の世界の話で申し訳ないが…3邪神はそこまで強くはない。」

    ミステイク「えっ…でも…」

    ミスリード「よく考えてみれば、ラッシュデュエルなら強いけど普通のデュエルだと…そうでもないかも…」

    了「恐らくこのデュエルが終わった後に、彼が語る事だろう。」

    一方…デュエルでは…

    ミスキャスト「ドラガイトでアバターを手札に戻して、2体でダイレクトアタック!」

    理事長「ぬおっ、素晴らしいな。」

    ミスキャスト「私はこれでターンエンドだ。」

    理事長「さて、もう少し楽しませて貰うぞ。ドロー!」

    理事長は先ほどと同じ様にモンスターを展開する。そして次に現れたのは…

    理事長「次はドレッドルートだ。さあ、どうする。こいつは永続的に攻撃力を半分にするぞ!」

    ミスリード「了さん、いい?」

    了「何だ?」

    ミスリード「こういうのも何だけど…正直…何か微妙じゃない?邪神…何か遊んでるって感じる。」

    了「そうだな。」

    ?「その事については私からお話をさせて頂きます。」

    ミスリード「うわっ!急に何か現れた!」

    了「お前は…確かアレクトール。」

    神禽王アレクトール「おお、ご存知の方がおりましたか。確かに、私は神禽王アレクトール。邪神に仕える者にございます。」

  • 121二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:25:30

    >>120

    アレクトールは、此度の騒動について語ることになった。

    アレクトール「かつて、3邪神は強大な力を持っていた。ところが、長らく信仰が廃れてしまった結果、かつて程の力を発揮できぬでな。」

    ミスリード「確かに、神様って、信じる人が居ないと、弱くなるって話を聞いたな。」

  • 122二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:04:00

    >>121

    神禽王アレクトール「そこで今回、何者かにより目覚めさせられた事で、久しぶりに力試しを…というのが目的なのだ。」

    ミスリード「つまり、国の支配とかそういったことではなく…」

    ミステイク「単なる腕試しで目覚めた…と。」

    神禽王アレクトール「左様。ちなみにアルカナフォースの力も単に力試しの際に主がデッキとして使う予定であったのだ…勿論、その後は皆、解放する予定であった。申し訳ない。」

    青姫「何とも傍迷惑な話だが…まあ、その力を振るわれるよりマシか…。」

    一方デュエルは。

    ミスキャスト「確かに強いけど。手札に戻せば関係ないね。ドラガイトで手札に戻すよ。」

    理事長「ふむ…これら対応できぬか…」

    ミスキャスト「さて、ガラ空きだこれで…」

    理事長「いや、ここまでだ…我は十分に楽しめた。礼を言おう。サレンダーだ。」

    了「まだイレイザーがいるが…」

    理事長「そなたも知っておろう。イレイザーの力では巻き返せんよ。」

    了「確かに。」 

    神禽王アレクトール「我が主たちよ、十分に楽しまれましたな…では…」

    理事長「そうだな。皆、済まなかった。これよりは直ぐに元に戻そう。」

    すると3邪神が実体化し、自ら語りかける。

    イレイザー「我の出番がないのが心残りではあるが…仕方があるまい。」

    ドレッドルート「異世界よりの訪問者よ。済まなかったな。本来はそなたと戦いたかったが…」

    了「だが、楽しめたろう?」

    アバター「ああ…皆すまなかったな、特に理事長よ。」

    理事長「いや、こちらこそ済まない。できれば勝たせてやりたかったんだが…」

    魔導サイエンティスト「ほう、おぬしは知っておったのか?」

    理事長「ああ、あの三人を目覚めさせたのは実は我が娘でな。どうやら祠をいたずらで破壊したらしい。そこで私が赴き、話を聞き…というのが真実だ。」

    ミスキャスト「あいつら…」

    ミスリード「嘘ついてたんかい!」

  • 123二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:27:10

    >>122

    了「これはこれは、キツい仕置が必要みたいだな。」

    青姫「ああ、あれと同類にされていたとは。情けないにも程がある!」

    クリスタ「さて、彼女達には、しっかりお灸を据えてやりましょう!」

    かくして、壮大な虹姫に対するお仕置きが決定した。


    藍姫「全く、酷い目に遭いましたわ!」

    赤姫「これでは、7虹姫の面子が丸潰れです!」

    虹姫達は、ぼやきながら自室に向かった。そして扉を開けると、そこは自室ではなかった。

    赤姫達「「………、ここ、どこ?」」

    そこは、石畳の神殿のような場所で、目の前には巨大な水晶「ミラーナイト・コーリング」が佇んでいた。

  • 124二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:36:15

    >>123

    赤姫「これは一体…」

    するとミラーナイトコーリングが強い光を放ち…

    藍姫「きやあっ」

    橙姫「なんだっ!」

    緑姫「うわあっ!」

    黄姫「これはっ!」

    紫姫「いやあっ!」

    彼女達の視界を奪った。

    やがて視界が戻るとそこには…

    虹姫達『な、なんなのこれえ!』

    6人は駒となり、一糸まとわぬ姿になっていた。

    そしてそこにハーピィ達が迫ってきた。

  • 125二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:52:32

    >>124

    赤姫達「きゃあああああああ!!」

    ハーピィ達に捕まり、別の部屋に運ばれる虹姫達。それぞれの行き先は、

    赤姫:ドラゴンメイド 藍姫:トリックスター 黄姫:エクソシスター 緑姫:アマゾネス 橙姫:ティアラメンツ 紫姫:御巫となった。

  • 126二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 08:52:03

    イレーヌ「この娘が神に仕えながら私利私欲を貪っていた娘か…」
    ソフィア「許せないね。」
    黄姫は駒の状態から解除されたものの、全裸で正座をさせられていた。
    イレーヌ「貴方には皆様が味わった恥辱を味わって頂きます!」
    黄姫「あ、ああああ、許して…」

    一方、緑姫は、アマゾネスと戦わされていた。
    アマゾネスの剣士「どうした、私に勝てなければどうなるかは伝えただろう?」
    緑姫「ハアッ…ハアッ…なら、これならば!」
    アマゾネスの剣士「甘い!」
    アマゾネスの剣士の一撃が緑姫に命中する。
    剣を落とし、膝をつく緑姫に、アマゾネスの剣士が剣を突きつけ告げる。
    アマゾネスの剣士「私の勝ちだな。では約束通りその身体を堪能させて貰うぞ。」
    緑姫「やめろ…やめて…いやああああああ。」

  • 127二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 09:06:41

    >>126

    シュトラール「貴女ですね?人を顎でこき使う、放蕩娘は。」

    赤姫「ヒィ!」

    駒の状態で手も足も出ないまま、シュトラールを始め、名だたるドラゴンメイドに睨まれる赤姫。さながら、蛇に見込まれた蛙の如しであった。やがて、竜達は人間のメイドの姿に戻ると、赤姫に近づく

    ハスキー「これはまた、教育しがいがありそうですね。さあ、御覚悟を。」

  • 128二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 10:01:02

    >>127

    橙姫「やめろ…近づくなああああ」

    キトカロス「やめろと言われましても…その姿でどんなに凄まれましても、滑稽なだけですね。」

    ハウスニス「可愛い…この娘は」

    シェイレーン「私たちの玩具にしましょう!」

    すると橙姫は青ざめた表情で何度も許しをこう。

    橙姫「わ、悪かった、謝るから、ごめんなさい…許して、ゆるしてえええ。」

    メイルゥ「あら可愛らしいですね。」

    キトカロス「ですが、ダーメ。貴方は私たちが満足するまで私達の玩具を勤めなさい。」

  • 129二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 10:12:51

    >>128

    紫姫「こ、これはどういうことですの?かような無体は…………!」

    オオヒメ「天網恢々疎にして漏らさずと言います。貴女の横暴は、しかと見させて貰いました。ハレ、ニニ、フゥリ。ここに。」

    そう言うと、オオヒメは御巫を呼び寄せた。

    ハレ「それじゃあ、お仕置きの時間だね。」

    ニニ「貴女には、我等の儀式を共に体験させて頂きます。」

    フゥリ「無論、これは懲罰も含みます。加減のような慈悲は、ご期待なさらず。」


    そして、もっと悲惨なことになりそうなのが、だった。

    藍姫「あ、あらまあ、随分と可愛らしい懲罰官ですこと……!」

    精一杯の虚勢を張るが、駒の姿でそれを言われても滑稽なままだ。

  • 130二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 10:22:47

    >>129

    マンジュシカ「あなたの悪行を見ていました。実にひどいものですね。」

    ホーリーエンジェル「あなたへの罰は踊り続けること、さあ、踊りましょう。」

    そういうと藍姫は駒の姿から戻され、いつの間にか衣装も着せられていた。

    ホーリーエンジェル「さあ、踊り続けなさい、命が尽きるまで。」

    藍姫「か、身体が勝手に、止まらない、ああ、こんなはしたないポーズまで取らされるなんて…止めて…助けてええええ。」

  • 131二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 10:33:05

    >>130

    所変わって現実世界。虹姫の円卓には、姫達の切り札のカードと、冥神のカードが、まるで魔方陣のように立てられていた。そして、ベッドの上では、青姫以外の姫達が、悪夢に魘されていた。

    了「しかし、すごい光景だなぁ。」

    青姫「ああ。立場に胡座をかいていた報いだろうなぁ。」


    黄姫のお仕置き

    黄姫は、エクソシスターに連れられて、礼拝堂に来ていた。そこで黄姫は、とんでもない罰を受けていた。

    黄姫「あぁあん♥️私が♥️私の中に♥️お、お許しをぉ♥️許してぇええええ♥️♥️♥️」

    なんと、トパゾスはトパゾス自身に抱かれて、前後の穴を責められていた。

  • 132二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 12:02:09

    >>131

    黄姫(鏡)「貴方は本来、苦しむべき人を救う立場にありながら、逆に人々を苦しめ、さらに偽りの仮面を被りながら、甘言で人々を惑わし、自らの欲望の捌け口にするなど言語道断です。よって貴方には同じ苦しみを味わってもらいます。」

    黄姫「ひいいいいっ、ゆるしてえええっ♥」

    黄姫(鏡)「問答無用!さあ、覚悟なさい!」

    そういうと鏡の黄姫は尻をパアンと叩いた。

    黄姫「いっぎいいいいい♥」

    ステラ「己がした行為をされるのはどうですか?」

    エリス「あなたが権力を傘に多くの者にしてきた事です。さあ、まだまだこれからですよ。」

  • 133二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 12:54:22

    >>132

    すると、マルファがぞろぞろと生徒を連れてきた。

    黄姫「み、皆さんは…………!」

    マルファ「ああ。貴様が集めた「聖歌隊」の面々だ。貴様にも彼女らのように、聖歌を歌って貰おう。」

    トパゾスの前には、生徒に使っていた、あの張り子が浮かんでいた。

  • 134二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 17:34:44

    >>133

    黄姫(鏡)「さあ、トパゾス。聖歌隊の隊長の勤め、しかと果たしなさい。」

    鏡黄姫が合図を送ると、トパゾスは独りでに動き出す。

    トパゾス「あ、い、いやぁ!そそ、そんなものは、はいらな…………!」

    しかし、体の自由を奪われているため、容赦なく張り子に貫かれるのだった。

  • 135二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 17:38:32

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  • 136二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 17:49:25

    >>134

    黄姫「いっぎいいいいい♥たじゅげでえええ♥しんじゃううう♥」

    一気に秘所に腰を落とした黄姫は絶叫をあげる。

    イレーヌ「まあ、酷い…まるで獣の様…」

    ソフィア「ああ、まさに獣だ。まるで雄に貫かれ喜ぶ獣だ。」

    黄姫「おっぼおおおお♥いっぎゅうううう♥」

    聖歌隊やエクソシスター達の侮蔑の表情に見守られ、彼女は無様に絶頂した。


    赤姫のお仕置き

    赤姫は駒から元の姿に戻された。

    最もこれからの運命を考えれば安心出来るものではなかったが。

    ハスキー「私は今回、花嫁修業の特別講師を務めます、ハスキーと申します。今回は特別に実践をしていただきましょう。」

    赤姫「な、何を…」

    赤姫が怯えた表情でハスキーに尋ねる。

    ハスキーが指を鳴らすと、奥からドラゴンが現れる。

    1本角が特徴のホワイト・ホーンズ・ドラゴンだ。

    それを見た赤姫の表情がみるみる青ざめる。

    ハスキー「今回は特別に夜の営みを実践していただきましょう。さあ、ホワイト・ホーンズ・ドラゴンを夫と思い、夜伽をしてくださいませ。」

    ホワイト・ホーンズ・ドラゴンの歓喜の咆哮が辺りに響いた。

    赤姫「あ、あああああああ…イヤアアアアアッ!」

  • 137二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 17:58:13

    >>136

    ルビウスは激しく抵抗しようとした。竜との夜伽なんて初めてだし、そんな趣味はないからだ。

    しかし、竜の鋭い角を見て、アレに貫かれるよりはマシだろう。

    赤姫「んほおおおおおお♥」

    ルビウスは、目一杯貫かれた。体格差もあって、ルビウスがまるで性玩具のようであった。

  • 138二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 18:30:39

    >>137

    赤姫「んほおおおおおおッ♥」

    ハスキー「赤姫さん、何をしているんですか。時には自分がリードしないと、いずれ飽きられてしまいますよ。」

    赤姫「そ、そんな事言われましてもおッいっぎいいいいい♥」

    ハスキー「やれやれ、これでは立派な花嫁にはなれませんね。では、立派な母体にはなっていただきましょう。」

    ホワイト・ホーンズ・ドラゴンの動きが激しくなる。

    そして

    赤姫「いっぎゅうううううううう。」

    大量の精が赤姫に放たれた。

    満足したホワイト・ホーンズ・ドラゴンは轟砲を響かせると再び闇へと姿を消した。

    ハスキー「どうやら満足はされたようですね。さあ、元気な赤ちゃんをお産みになってくださいね。」

    赤姫「あ…あかちゃん…はらんじゃった…りゅうの…あかちゃん…」

    赤姫は大量の精によって膨れた腹を見ながら微かに体を震わせ、呟いた。


    緑姫のお仕置き

    アマゾネスの戦士達に敗れた緑姫はアマゾネスたちになすがままにされていた。

    アマゾネス女王「何だ…騎士を気取っていた割には呆気なかったな…所詮はお遊びか…」

    緑姫「くっ…覚えていろ…アッ、やめろ!胸を触るな…アンッ♥」

    アマゾネスの鎖使い「口答えをするな!貴様は敗者なんだ。敗者は大人しく勝者に従え!」

  • 139二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:07:39

    >>138

    この状況は、軍人家系の出身であるベリルにとって、屈辱以外の何物でもなかった。命のやりとりとは無縁の王都で築き上げた騎士道精神は、密林という過酷な環境と、狩猟や戦といった命のやりとりで鍛え上げたアマゾネスの戦士達の前では、ただのままごと遊びに過ぎなかったのだ。

    緑姫「わ、わたしはデマントイド家の娘♥いかなる、しれんでも、はぁあん♥」

    アマゾネスの剣士「ほう、口だけは一人前みたいだな。だが、そういう奴ほど、心は弱いものだ。いつまでその減らず口を叩けるか、見ものだな。」

    アマゾネスの戦士長「ここまで反抗的だと、俄然気合が入るな。調教のしがいがありそうだ。」

    次々と並べられる道具達。ベリルはそれが、獣を躾ける為のものであると理解し、心底震えていた。

  • 140二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:26:46

    >>139

    アマゾネスの剣士「さて、お前はどうも騎士道とやらを語りながら人を獣扱いしていたそうじゃないか。ではお前も獣になってもらおうか。」

    そう言うとアマゾネス達は緑姫を取り押さえ、口枷を嵌め、四つん這いにさせた。

    緑姫「(くっ…話せない、この様な屈辱…うおっ!)」

    突如緑姫にアマゾネス女帝が跨った。

    緑姫「ムグッ…ムググググッー!」

    アマゾネス女帝「何を言っているかわからんな。さあ、走れ!」

    アマゾネス女帝は緑姫の尻に鞭を打った。

  • 141二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:00:17

    >>140

    緑姫「むふううううううううん♥♥♥♥♥♥」

    尻を叩かれたベリルは、勢いよく駆け出した。

    緑姫(何故だ?何故私は喜んでいる?尻を叩かれ、獣同然に堕ちた身なのに?い、嫌、私は……!)

    どうやら、調教されている間に、アマゾネス達に刻まれた、怪しげな印の効果がで始めたようだ。

  • 142二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:00:53

    >>141

    アマゾネス女帝「フフフッ、アマゾネス呪詛師に刻まれた紋様が効果を発動したみたいだな。」

    緑姫「ムフーッムフーッ(そうか、そのせいで私は…)」

    アマゾネス女帝「それは己の中に眠る秘めたる願望を引き出すもの、つまり貴様はこうして獣の様に扱われる事を望んでいたのだな。」

    緑姫「(な、何だと…私は…)」

    アマゾネス女帝「それを証拠に見よ、貴様は秘所が濡れているぞ。そらッ」

    アマゾネス女帝はそう言うと緑姫の秘所に指を突っ込む。

    緑姫「ムフーッムフーッ♥」

    アマゾネス女帝「ずいぶん気持ちよくしているな。やはり貴様は獣だ。我らが可愛がってやろう。」

    緑姫「(ああ…私はもう…アマゾネス様…私はあなたのペットにございます…♥)」

    アマゾネス女帝「なんだ、あっさりと屈服したな。良かろう。褒美だ。そら、ペットらしく尻尾をつけろ。」

    そう言うとアマゾネス女帝は緑姫の尻穴に尻尾を突き刺した。

    緑姫「ムッフウウウウウウ♥(んほおおおお♥尻が…尻がいじられてるうううう♥もっと、いじめてええええ♥)」


    橙姫のお仕置き

    橙姫へのお仕置きは過酷なものだった。

    ティアラメンツ達は最初こそ橙姫と交わっていたがすぐに飽きてしまい。下半身を人魚にした後、巨大な水槽で様々なモンスターと交わらせていた。

    はじめは気丈に耐えていた彼女だったが、すぐに心が折れ、今ではティアラメンツ達に媚びる様になっていた。

    シェイレーン「さて、次は何と楽しむ?」

    橙姫「し、シェイレーン様…もう許して…」

    シェイレーン「だーめ、酷い事をした人には相応の報いをね。さて、じゃあ今日は…こいつね。」

    シェイレーンが呼び出したのはグリズリー・マザーだ。

    シェイレーン「さあ、頑張って逃げなさい。」

  • 143二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:21:40

    >>142

    アルマは必死に逃げる。しかし、人魚の身体では上手く動けず、グリズリー・マザーによって、抱き潰されるのだった。

    橙姫「あああああああああ。」

    獣と交わるアルマ。すると、彼女の涙が、球体状に固まった。

    シェイレーン「お、出た出た。」

    橙姫「あ゛あ゛あ゛あ゛。し、シェイレーンざま゛。こ、ごれはいっだい・・・?」

    不思議に思うアルマに、ティアラメンツ達は答える。

    メイルゥ「これはね。真珠だよ。私達の涙は、宝石になるんだ。」

    ハゥフニス「貴方の身体は、私達と同じ様に出来ています。私達はかつて、あるものに虐げられていたのです。」

    彼女の語るあるものとは、恐らくカレイド・ハート、及びその母体である、レイノハートのことだろう。

    キトカロス「そのものの振る舞いは、かつての貴方にそっくりでした。よって、私達もそれをします。かつて貴方がしてきた様に。」

  • 144二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:51:19

    >>143

    橙姫「し、しぇいれえんさまあ…た、たすけてえ…」

    シェイレーン「あら、いい涙ね。もっと泣きなさい。」

    ハウフニス「あなたによって涙を流した人はたくさんいます。」

    キトカロス「その人達の分まで涙を流しなさい。あなたへの罰はそれです。」

    メイルゥ「さあ、涙をドンドン流してください。」

    橙姫「そ、そんなああああ。」


    紫姫のお仕置き

    紫姫は駒のままニニとハレと共に舞を舞っていた

    しかも下腹部には男のモノが生やされただけではなく、

    それが目立つ様な露出度の高い服を着させられていた。

    紫姫「くっ…下半身の一物が…アン♥布が…擦れて…」

    ニニ「どうしたの?何か苦しそうだねえ♥」

    ハレ「でもダメだよ。我慢しないとね。うわあ…大きくなってる…」

    ニニとハレが耳元で囁く。それすら快感になっているが、彼女に絶頂は許されていないのだ。

    紫姫「くっ…出したい…でも…出せない。」

    紫姫は今絶頂が封印されており、3時間後でなければ絶頂できなくなっているのだ。

  • 145二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:07:00

    >>144

    フゥリ「どうだ?己の一物に主導権を握られる気分は?」

    フゥリがユカリの分身を撫でながら話す。

    紫姫「あぁあ♥️む、無体は、やめ…………♥️」

    オオヒメ「良いですか?貴女の分身は、今まで他人を苦しめてきた、貴女の煩悩の化身です。貴女は今まで、その下半身のうずきのせいで、何人食い物にして来たんですか?」

    とたんに言い返せなくなるユカリ。それでもユカリは、3時間我慢すれば解放されると思っている。しかしそれで許してくれるほど、甘くはなかった。

    ハレ「あ、そうだ。良い忘れてたけど、3時間経ったら、今までの奴が一気に来るわよ?」

    ニニ「頑張って頂戴ね?もちろん、加減はしないけど。」

    フゥリ「因みに、私の知り合いに、3時間分の絶頂を耐えきった猛者がいる。君も頑張れば、知り合いに並べるだろう。」

  • 146二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:46:01

    >>145

    紫姫「あと30分…耐えれば楽になれる…」

    ハレ「そう、後30分」

    紫姫「た、たえた人間がいるのですから…私にも耐えられるはず…」

    ニニ「難しいかな…その娘はあなたよりは真面目だったし…なによりあなたみたいに酷いことはしなかったから…」

    ハレ「まあ、多分無理じゃないかなあ。私達は知らないけど体験者曰く「とても大変だった」って」

    その後もじわじわと責めていく3人そして…

    オオヒメ「さあ、時間ですよ。盛大に皆の前で果てなさい。」

    紫姫「へっ…」

    突然目の前に紫姫の被害にあった学生が現れると同時に、紫姫を凄まじい快感が襲った。

  • 147二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:54:14

    >>146

    紫姫「ほおおおおおおおおおおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️」

    噴水のように溢れる精。ユカリは写生しながら、悶え苦しんでいた。

    ハレ「どうかな?かつて苛められてた生徒達に観られる気分は?」

    ニニ「もし宜しかったら、観客の皆様も、姫様の絶頂をお手伝いしましょう。」

  • 148二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 08:30:52

    >>147

    生徒A「ええ、喜んで。さあ、紫姫様、無様に果ててくださいな。」

    生徒B 「それにしてもみっともない…姫と言うよりただの獣ね。」

    生徒C「全く…もっと慎みを持ったらどうなんですか?このケダモノは!」

    紫姫「そ、そんなこといったってへえええ♥あああああ、まだいくううううう♥」

    生徒B「へえ、まだ射精したりないんだ。だったら!」

    生徒の一人が紫姫の尻穴に指を突っ込んだ。

  • 149二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 09:08:36

    >>148

    紫姫「ンヒィいいいいいいいんんんんん♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️」

    唐突にもたらされる快楽で、さらに絶頂が止まらないユカリ。この調子では、3時間の快楽を耐えることは出来ないだろう。

  • 150二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 10:07:49

    >>149

    生徒B「まあ、すごい。また盛大に出しましたわね。」

    生徒C「まるで鯨の潮吹きのようですわね。」

    生徒達はニヤニヤ笑いながらユカリを責め立てる。

    生徒C「じゃあ私は足で…」

    生徒の一人が足で一物を責めはじめる。

    紫姫「も、もうやめへえええええ」

    ユカリは白目を剥きながらただただ射精を繰り返していた。そして…

    生徒C「さあ、とどめよ!」

    生徒B「盛大に果てなさい!」

    生徒達がそれぞれを責めるスピードを速めた。

    紫姫「がああああああッ♥いっぐううううううう♥ちんじゃうううう♥ちんじゃいまじゅううう♥」

    ユカリは盛大に射精し、白目を剥いたまま動かなくなった。


    藍姫のお仕置き

    藍姫は舞台で踊り続けていた。

    卑猥な衣装を纏い、ゴブリンたちが観衆となり、煽情的なダンスを本人の意志とは関係なく、踊り続けなければならなくなっていた。

  • 151二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 10:35:25

    >>150

    藍姫「はぁ…………♥️はぁ………………♥️」

    (何て屈辱…………!私は社交界の華候補でしてよ!こ、この程度の屈辱、耐えきって…………!)

    ダンスに関しては一流である自信を持っていたディアマンテ。しかし、社交界のそれとは違い、激しい動きを要求されるのと、かれこれぶっ通しで踊らされているため、疲労の蓄積が異常であった。

    ホーリーエンジェル「さあ、いよいよクライマックスね。盛大な拍手の準備を!」

    すると、ディアマンテの背後に、見覚えのあるオブジェが現れた。どうやら、藍姫は、異世界でトリックスターが、ミラーナイトを拝命する出来事を再現したダンスを披露されているようだ。

  • 152二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 12:17:05

    >>151

    藍姫「ああ…身体が勝手に…」

    藍姫の身体は意志とは関係なくオブジェに向かう。

    その途中、藍姫は来ていた衣装を全て脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿になった。

    その姿を見て黄色い声援をあげるゴブリン達…

    そして

    ホーリーエンジェル「さあ、フィナーレよ。スマイルでしっかりとね♥」

    藍姫「それでは皆様、私の艶やかなフィナーレをご覧くださいませ♥」

  • 153二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 12:34:48

    >>152

    ディアマンテは、体を捻ると、勢い良く飛び上がった。そして、自身の秘所にオブジェが刺さるように、足を広げて腰から着地した。

  • 154二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 13:24:41

    >>153

    藍姫「いっぎいいいいい♥」

    藍姫が苦痛の悲鳴をあげる。しかし

    ホーリーエンジェル「ダメよそんな顔しちゃあ、さあ、スマイルスマイル。」

    藍姫「は…はいいい♥皆様…見ていただけましたかあああああ、拍手をおおおお♥」

    ゴブリンからは歓声と拍手が巻き起こる。

    マンジュシカ「はい、よくできました。それではこれからは、ゴブリンさんとの、触れ合いタイムの時間だね♥」

    するとゴブリンが待ってましたとばかりに舞台に上がってくる。

    ホーリーエンジェル「では、頑張ってくださいね。それでは。」

    そう言うとトリックスター達は姿を消し、舞台には藍姫だけが残された。

    藍姫「いや…イヤアアアアア♥」

    藍姫絶叫で目を覚ました。どうやら他の姫も目覚めたみたいだ…

    青姫「どうやら、目覚めたみたいだが…皆、酷い顔だな…」

    赤姫「誰の…せいで…」

    藍姫「覚えて…おきさなさい…」

    青姫「さて、悪夢をみた後は現実でも罰を与えねばな。まあ、混乱が落ち着く3日後に皆、学園長室に来るようにとのお達しだ。」

  • 155二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 13:35:17

    >>154

    かくして、学内の騒動は、一応の解決を見せた。

    処分が下る迄の間、虹姫達は謹慎処分として、自室に閉じ込められた。

    その日の夜、了の元に、サフィラが来た。

    サフィラ「了さん。これを、届けに参りました。」

    見るとそれは、決闘申し込み書だった。

    了「これは?」

    サフィラ「了さん。此度の騒動に置いて、我等7虹姫の威信は、大きく失墜しました。ですが、今回の件は、私にも責の一端はあると思います。此度の決闘を持って、貴方が抱いてしまった7虹姫の悪評を、払拭したく思います。」

    了「それは別に良いが、立会人はどうするんだ?クリスタ先生や学長は、理事長や他の虹姫の事後処理で手空きじゃなかろうし。」

  • 156二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 14:17:26

    >>155

    するとそこに、3邪神が姿を現した。

    ドレッドルート「では、我らが立ち会いをしよう。」

    了「3邪神がか?」

    イレイザー「ああ、実は我らもこの世界を離れ、聖域と呼ばれる場所がある次元に移動しようと思っていてな。」

    アバター「最後に貴殿らのデュエルを見たいと思っていたのだ。」

    了「まさか3邪神の立会人になるとは…」

    サフィラ「面白い。では頼もうか。」

    アバター「ありがたい。だが、立会人となるからには厳しく行くぞ。」

    ドレッドルート「両者、不正なく、堂々とするのだぞ。」

  • 157二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 15:36:17

    >>156

    翌日、いよいよ、了とサフィラの最後の戦いが始まった。生徒達は、様々な場所で、この戦いの行く末を見守っていた。

    了「今回は、サイバーのもう一つの姿、サイバー・ダークで挑ませて貰おう。」

    サフィラ「望むところです。私の氷結界デッキで、受けて立ちましょう。」

    二人の様子は、謹慎中の姫達の所にも伝わった。

    赤姫「サフィラ。今回は、貴女に命運を託しますわ。」

  • 158二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 17:17:57

    秘密捜査官達もデュエルの様子を固唾をのんで見守っていた。
    ミスリード「いよいよ2人が…」
    ミスキャスト「どっちが強いんだろうか…」
    ミステイク「2人ともかなり強いからねえ…」
    ミスショット「何よりも…」
    イレイザー「此度は了、そして青姫ことサフィラの決闘の立会人となったイレイザーである。両者とも、正々堂々、全力を尽くすのだぞ。」
    秘密捜査官達「まさか邪神がデュエルの立会人になるとは…」
    ドレッドルート「まあ、よいではないか。」
    アバター「神に見守られながらのデュエルなどそうそうあるものではないぞ。」
    ミスリード「いや、あってたまるか!」
    ドレッドルート「まあまあ、さあ、はじまるぞ。」

  • 159二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 17:42:37

    >>158

    イレイザー「賽は投げられた、いざ尋常に、勝負!」

    先行は、dice1d2=2 (2)

    1.了 2.サフィラ

  • 160二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 18:10:31

    サフィラ「私はまずは照魔師を通常召喚し、効果を発動!」
    了「それを通す訳にはいかないな。エフェクト・ヴェーラーを発動する。」
    ミスキャスト「これは痛いな。確実に潰しに来てるねー」
    サフィラ「いや、分かっていた。ならば依巫を特殊召喚しエクシーズ召喚。ステルス・クラーゲン!」
    了「何だと、そいつも入っているのか。」
    サフィラ「いつもではないがクリスタ先生とデュエルをしていたからな。相性が良ければ取り込んでいく。それが私のスタイルだ。さて、次は手札より鏡魔師を捨て、エジル・ラーンを特殊召喚。そして鏡魔師の効果でゲオルギアスを手札に加える。さらにエジル・ラーンの効果でトークンを特殊召喚しチューナー扱いのトークンとエジル・ラーンでランセアをシンクロ召喚。まずは、ここでカードを1枚伏せてエンドだな。」
    了「大したものだ。では、行くか!」

  • 161二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:21:48

    >>160

    了「まずは、ライトニング・ストームでバックを割る!」

    サフィラ「読んでますとも、ランセアの効果で………!」

    了「そこに、禁じられた一滴を合わせる!手札のヘルツと、発動中のライトニング・ストームをコストに、ランセアステルスクラーゲンを無効化だ!」

  • 162二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:18:24

    >>161

    ミスキャスト「了さん、すごいなあ。」

    ミスリード「あの布陣を崩すなんて…」

    学園長「やはり、彼を呼んで正解だった。」

    ミステイク「あなたが呼んだの?」

    学園長「ああ、君たちだけでは心配だったからね。」

    ミスリード「でもどうやって?」

    魔導サイエンティスト「わしが知り合いから教えてもらった召喚術での。まあ、悪用されるといかんでここからは企業秘密じゃ。」

    理事長「しかし、素晴らしい、彼とも戦いたかったが…」

    ミスリード「まあ、チャンスがあれば戦えるし…」

    ミステイク「今はちゃんと罪を償いましょう。」

    理事長「そうだな。すまなかった…」

  • 163二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:02:47

    >>162

    了「さてと、ようやく御披露目の時だな。」

    サフィラ「な、何を?」

    ここでいよいよ、裏サイバーのエースが降臨する。

    了「手札から、オーバーロード・フュージョンを発動!素材は墓地の名前の異なるサイバー・ダーク5体!出でよ、鎧獄竜サイバー・ダークネス・ドラゴン!」

    禍々しい黒竜が召喚される。

    赤姫「あ、あれがあの男の切り札?!」

    藍姫「もう一つのサイバー流。侮れませんわね。」

    了「ダークネスに墓地のサイバー・エンドを装備させたそれをリリース!」

    黄姫「何と!せっかく出したのに?!」

    紫姫「何て勿体ない。」

    一度戦ったことがあるからこそ、了の繰り出す高火力モンスターの数々に、恐れおののく虹姫達。

    緑姫「いや、あれは恐らく……!」

    橙姫「まだ来るのかよ…………!」

    了「さあ来い!表裏一体の、サイバー流の到達点!鎧皇竜サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン!」

  • 164二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:43:21

    >>163

    了「では君に教えよう。大型モンスターを使う時はそこで決めきる事だ!手札よりリミッター解除!」

    サフィラ「しまった…ランセアは今…」

    了「攻撃力が半分、これで決める!」

    イレイザー「勝者は決まったようだな!鮮やかな勝利だった。」

    サフィラ「…見事だ…悔しいが…」

    了「いや…ここしかなかった…正直次のターンを許していたら俺の負けもあり得た…」

    ミステイク「どういう事?」

    了「ああ、次のターン、恐らくガメシエルでリリースもあり得た。そうなればこちらの布陣も崩壊していた。さらに伏せは神の氷結、足止めも完璧だった。」

    サフィラ「ふむ…強い者との戦いは参考になる。感謝する。」

    赤姫「ああ…これで私達は…」

    紫姫「全滅…」

    緑姫「だが何より…」

    藍姫「青姫が高評価とは…」

    黄姫「悔しいですわ…」

    橙姫「…しょうがねえよ、展開次第じゃ勝ちまであり得た。7人の姫で最強はサフィラだ…悔しいけど…」

    最後に了とサフィラは握手を交わす。

    ミスリード「いやあ…強いね…」

    ミスキャスト「ラッシュデュエルはどうなんだろう?」

    了「ラッシュデュエルか…良いだろう。受けて立とう。」

    ミスキャスト「えっ…いゃあ…そんな…」

    ミスショット「いい機会だしやってみたら?」

    ミスキャスト「じゃあ…お願いします。」

    サフィラ「ラッシュデュエルなら私もやるぞ。ではラッシュで再戦だ。今度はエキシビションでな。」

    了「良いだろう。ではミスキャスト、次に青姫の順で相手になろう。」

  • 165二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:35:14

    >>164

    了は、花嫁達との交流を楽しんだ。

    こうして、了の楽しい一時は幕を閉じた。了の元に、元の世界へ変えるための鐘の音が鳴る。

    了「皆さん。楽しい一時を、実にありがとうございました。私はもう、元の世界に戻らないと行けません。」

  • 166二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:06:45

    >>165

    サフィラ「行くのか…」

    了「ああ…俺にも帰るべき世界があるしな。」

    魔導サイエンティスト「実はな、かの者の世界とメタバース空間でつながる事が出来るかもしれんのじゃ。」

    サフィラ「本当か?」

    ミスキャスト「ひょっとして…私達の世界とも。」

    魔導サイエンティスト「可能性はあるな…」

    サフィラ「そうか…もしそうなれば、再戦をしたいな。」

    了「ああ、さて、そろそろだな。」

    魔導サイエンティスト「ゲートが開くぞい。それをくぐれば帰れるじゃろ。」

    了「では、さらばだ。」

    そう言うと了はゲートをくぐる。 

    駅員「お客さん、お客さん。終点ですよ。」

    了「ん…ここは…そうか、電車の中で…もう終点か…」

    了は電車を降りると駅の改札へと向かった。

    了「もう、終電だし、タクシーで帰るか。まだ捕まえられるだろうか。」

  • 167二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:21:21

    >>166

    了「しかし、不思議な話だった…ひょっとしたら何処かで会えるかもしれんな。」


    一方、学園内では6人の虹姫の処遇が決まろうとしていた。

    学園長「まずあなた達の行いは全てサフィラの父親を通じて皆の親族の耳にはいっている。まずルビウスよ。」

    ルビウス「はい…」

    学園長「そなたの父親は大変激怒していたぞ。娘がこのような悪事に手を染めるとはと…」

    ルビウス「申し訳ありません。」

    学園長「そなたの父親はそなたを退学させ、商人としての基礎をみっちり叩き込むと言っておった。よって退学処分だ。」

    ルビウス「はい…申し訳ございません。」

    学園長「それからトパゾスよ。」

    トパゾス「は、はい…」

    学園長「聖職者の娘でありながら何と言うざまだ。父上は大層呆れていたぞ。」

    トパゾス「で、ですが…」

    学園長「言い訳無用。父君はそなたを辺境の修道院に送ることを決めたそうだ。あそこは厳しいぞ。心して行けよ。」

    トパゾス「ああ…そんなあ…」

    ディアマンテ「横暴ですわ、父に…」

    学園長「その父ならば既に辞任を表明した。娘をあまやかしすぎた。そして私に任せるとも言っていた。」

    ディアマンテ「は、何を。」

    学園長「そなたは最下級からもう一度やり直すこと。良いな。」

    ディアマンテ「ああ…そんなあ…」

  • 168二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 08:23:22

    >>167

    虹姫達への制裁は、厳しいものだった。

    無論、生徒達の模範となるべき存在が、権力を傘に無法の限りを尽くした結果ではあるが。

  • 169二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 10:07:58

    >>168

    学園長はさらに続ける

    学園長「さて、次はアルマだな。」

    アルマ「まあ…覚悟はしている。」

    学園長「アルマよ、お主の横暴は父の耳にも入っていってな。父上はより厳しい学校への転校を希望するとのことだ。既に手続きは終了している。明後日には行くように。」

    アルマ「まあ…仕方がないな…」

    学園長「次にベリルよ。そなたは学内の横暴が発覚後、父上が責任を感じていてな…」

    ベリル「な、そんな…」

    学園長「父君は自ら降格を申し出た上僻地への異動を希望なされた。勿論娘を伴って行くとの事だ。自らの行いで他者にも多大な責任を負わせた。この事を深く反省するように。」

    ベリル「はい…」

    学園長「それからユカリよ」

    ユカリ「は、はい…」

    学園長「そなたはよりによって王の地位を狙っていたらしいな…」

    ユカリ「それは…」

    学園長「そのことは彼の国の外交官を通じ、王の耳にも入ってな。そなたを呼び戻し、尼寺に出家させることを決定したそうだ。」

    ユカリ「そんな、それはあまりにも…」

    学園長「そなたがしたことはそれだけ重い事だと言うことだ。私にはどうにもできん。さて、処罰は以上だ。各自速やかに部屋の退去の準備を済ませるように。」

  • 170二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 11:00:29

    >>169

    かくして、7虹姫のうち、6人が総入れ換えと言う、異例の事態となった。


    虹姫達の夢

    そして、最上位の部屋で過ごす最後の夜、ルビウス達は同じ夢を見ていた。

    この間見た悪夢と異なるのは、サフィラも居ることと、懲罰を担当したもの達が、微笑んでいたことだ。

    ルビウス「サフィラ。何故貴女もここに?」

    サフィラ「一応の、けじめとしてな。私は学園に残り、棄損された7虹姫の名誉を復権するように命じられたよ。」

    そして、ルビウス達の前には、冥神が居た。

    冥神「罪人よ。これが最後の罰だ。我が身を駒として、罪への戒めとするがよい。」

    冥神が指をならすと、7つの台座が現れた。そして、ルビウス達は何の抵抗もなく、それを受け入れた。

  • 171二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 12:51:13

    >>170

    虹姫達「アアアアッ♥」

    虹姫達が嬌声をあげる。すると四肢が消滅し、まるでチェスの駒のように変化した。

    虹姫「我らは罪の証として、駒となり、己が罪が赦されるまで聖域の守護者となりましょう。」

    冥神「うむ、贖罪の務めをしっかり果たせよ。」

  • 172二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 13:37:02

    >>171

    そして、朝が来た。かつての虹姫達は、新しい道を歩み出した。


    一方、了はと言うとその日のことを、決闘仲間に話していた。

    頼光「ふーん、お嬢様向けの花嫁学校かぁ。」

    桐斗「何だか、雲をつかむような話ですね。」

  • 173二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 17:38:06

    >>172

    了「まあ、現実か夢かも分からない話だしな。」

    紅「へえ…お嬢様学校ねえ…歌織ちゃんの学校は確か…」

    歌織「いやあ…確かに私のとこはそうですけどただの女子校とあんまり変わらないですよ。現に私は自宅から通ってるし。」

    了「なるほどな。そうだ、ものは相談だがデッキ作成のアドバイスをもらえないだろうか。」

    そういうと了は3邪神のカードを差し出す。

    紅「おおっ、3邪神じゃない。珍しいわね。」

    了「何か面白いデッキを作れないかと思ってな。」

  • 174二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 20:42:41

    >>173

    桐斗「うわあ。確かにこれは面白そうだなぁ。パッと思い付いたのは、他面展開してくる相手を、根こそぎ素材にして降臨させるとか?」

    と言うのも、桐斗は過去に、有名ライバーとの決闘で、トンチキなデッキと戦ったことがあったのだ。

  • 175二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 21:24:57

    >>174

    頼光「ところで何で3邪神なんて…何があったんですか。」

    了「まあ、色々とな。」


    一方、こちらは聖域

    アイ「まあ、大きい。」

    マイ「本当に…」

    ミイ「な、何か禍々しい姿ですね。」

    ドレッドルート「そうか。まあ、仕方がないな。」

    イレイザー「我らは邪神、それ故にこの様な姿をしているのだ。」

    アバター「ちなみな我は。」

    そういうとアバターはアイそっくりに姿を変えた。

    アイ(アバター)「この様に姿を変えられるのだ。」

  • 176二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 21:53:12

    >>175

    冥神「化身の名は、伊達ではないと言うことだな。」

    アイ(アバター)「然り。さて、参るか。」

    ドレッドルートとイレイザーを従えて、アイ達は、7つの駒に向かった。

    虹姫達「ご主人様、どうぞ。」

    7つの駒姫達は、聖域の主と邪神達に、笑顔で礼をする。すっかり牙を抜かれて、とても従順な存在となった。

    ルビウス「ご主人様。私達への寛大なる処置、誠に感謝致します。」

    サフィラ「我等7虹姫は、己の罪を認め、我が身を駒と封じました。」

    トパゾス「私達の腹に浮かぶ一物は、私達の罪の証です。」

    ベリル「ご主人様のお陰で、過去の己の愚行を見に染みて痛感しました。」

    アルマ「地位に似合わぬ心構えで、横暴を働いたことを、恥じ入るばかりです。」

    ユカリ「故に我等は、欲にまみれた過去の己を封じ、戒めと致します。」

    ディアマンテ「そして、我等の魂は、時が来るまでの間、ご主人様の所有物と致します。」

    7虹姫「ご主人様。どうか、我等の魂を、お受け取りくださいませ。」

  • 177二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:28:38

    >>176

    アイ「これは…」

    アイ(アバター)「ああ、これは我が世界にて罪を働いた者たちだ。最も青姫は他の6人を正そうと必死だったが…」

    マイ「少し可哀想ですね。」

    アイ「そうね。でも罪を犯したならばきちんと正さないと行けないわ。」

    冥神「そうだぞ。悪いことをしたら、反省するのだぞ。」

    マイ、ミイ「分かりました。」

    アイ(アバター)「安心せよ。なにもこれは本人たちではない。その罪の意識が形になっただけに過ぎん。まあ、彼女達とこの駒は夢で繋がっているから、暫くは本人は夢でうなされる事になるがな。」

  • 178二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:52:47

    >>177

    こうして、花嫁学校を舞台にした事件は、終息した。以下は、各姫君のその後の様子である。


    ルビウスのその後

    ルビウス「ヒィ、ヒィ……!こりゃ大変だわ…………。」

    ルビウスが居るのは、父の経営する娯楽施設の一つ。今の時期は繁忙期で、ルビウスは店ない清掃員として駆り出されていた。この施設は、了達の世界で言う、アウトレットのような場所だ、

  • 179二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:15:34

    >>178

    父「ルビウスよ、大変であろう。しかし、この様な苦労を知らなければ下々の上に立つことは出来ぬのだ。良いな。」

    ルビウス「は、はい、お父様。」


    トパゾス「あのう…終わりました…」

    修道女「まあ、まだホコリが残っていますよ。ほら、もう一度綺麗になさい。それが終わりましたら次は水汲みと畑の手入れ、後は食器を洗いなさい。」

    トパゾス「はい…」

    トパゾスは辺境の修道院へと入ることになった。そこは自給自足を常とする修道院であり、純粋に神に祈りを捧げる場でもある。トパゾスはここでは新入りであるため、多数の仕事をしなければならなかった。

  • 180二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:37:08

    >>179

    修道女「良いですか?神への祈りは、元々は民が安寧に暮らすために捧げるもの。妄りに欲を満たすために行使してはならぬのです。」

    トパゾス「はい。畏まりました・・・。」

    都会暮らしですっかり堕落したトパゾスにとって、自給自足の暮らしは、大変なものであった。しかし、層でもしなければ、悪魔に食われる。そのことを重々思い知らされるのだった。


    ベリル「はあ、はぁ・・・。これは、結構堪えるなぁ・・・。」

    ベリルの父「貴様は騎士道云々よりもまず、一兵卒として鍛え直したほうが早かった様だな。」

    ベリルは父と共に、国境近くの山岳地帯に赴いた。そこは、獣道も多く、ベリルが夢で仕置きを受けたアマゾネスの故郷ほどではないにしろ、元々ベリルの居た環境と比較すれば、過酷な環境であった。

  • 181二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 09:00:10

    >>180

    ベリルの父「さて、お前にはやってもらう事が多数あるぞ、まずは兵舎の掃除と炊事兵達の手伝い。それから武器のメンテナンスと、夜間の国境線の監視だ。いいな」

    ベリル「はい、お父様…」

    ベリルの父「父と呼ぶな!私は貴様の隊長だ!これよりは親子の間柄に非ず、上官とその部下だ。貴様をそのように扱うから覚悟しておけ!他の者にも特別扱いは禁止したからな!ここでは貴様は新兵だ!良いな」

    ベリル「は、はい!」

  • 182二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 10:08:22

    >>181

    ベリルは、一兵卒からのやり直しとなった。辺境の土地には、まだ見ぬ驚異や本物の命のやり取りが待っているだろう。都会育ちの騎士道で汚れた、ベリルを叩き直すのに、最適だとベリルの父は考えたのだ。



    ユカリ「………………………………。」

    一方、ユカリは、山奥の寺院で、ひたすら座禅していた。ここは、様々な理由で出家した淑女が集う尼寺であり、大半は、後継者争いに破れたものや、御家断絶によって路頭に迷った者が多いと聞く。

  • 183二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 13:44:56

    >>182

    尼僧「ではそこまで、次は写経を行います。俗世より離れ、心を空にして向き合うのですよ。」

    ユカリ「はい。」

    王位簒奪の夢破れた彼女は今、己の罪と真摯に向き合っていた。

    はじめは何度か赦免の手紙を出していたがそれもすべて無駄だと悟ると。贖罪と悟りの日々を送ることを決めたのだった。


    アルマ「これで良いか?」

    先生「おっ、アルマよ、筋が良いな。このままならすぐにでも現場に行けそうだな。」

    アルマが転入した学校は職人の養成校だった。

    元々花嫁修業が合わないと考えており、転校を考えていた父だったが今回の事件を受け、転校を決意したとの事だった。

    転校先は建築職人の養成校。カリキュラムはキツく、陸の孤島とも呼ばれる場所だが意外にもアルマには合っており時折キツイとボヤくものの日々を楽しく過ごしているらしい。

  • 184二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 17:41:34

    >>183

    アルマ(案外、アタシにはこっちのほうが、性に合ってたのかもな……。元々、体動かすの好きだったし。)

    アルマの父は、もう少しお淑やかに育てたかったようだが、粗野だった娘が元気に頑張っている姿を見て、安堵しているようだ。



    サフィラ「さて、準備はできていますか?今日は、新たなる七虹姫の選定のときです。」

    ディアマンテ「心得ております、サフィラ様。」

    そして、ディアマンテは、藍姫の資格剥奪の後、サフィラの従者にされていた。顎で使う側から使われる側になったが、強力な後ろ盾を無くしたディアマンテにとって、それが救いだったのかもしれない。

  • 185二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 18:04:38

    >>184

    実はサフィラはある決意の元今回の選定に望んでいた。

    サフィラは様々な書類に目を通すと、意を決してディアマンテとシロに語る。

    サフィラ「ディアマンテ、シロ、1つ宜しいでしょうか」

    ディアマンテ「はい。」

    シロ「一体何事でしょうか。」

    サフィラ「私は虹姫制度について様々な資料を見てきました。」

    シロ「虹姫は皆の憧れですからね。」

    ディアマンテ「ええ、多くの者が憧れる輝き…それは私達の失態の後でも変わりませんわ。」

    サフィラ「ですがそれ故に様々な事件や不正、腐敗の温床になってしまいます。今回だけでなく、以前からも…」

    ディアマンテとシロの2人は何かを察したようだ。だが2人とも、サフィラの決意に賛同する覚悟はできていた。

    サフィラ「私は今回の件を持って虹姫の制度を廃止しようと思うのです。」 

    ディアマンテ「…あなたがそう考えていると私は思っておりました。虹姫選定に苦悩している姿を見ましたもの。しかし、この決定に賛同する者はどれくらいいるでしょうか」

    サフィラ「学園長、前理事長、現理事長からの許可は取り付けました。後は生徒達の総意に委ねるとの事です」

    シロ「あの…虹姫たちの寮はその場合はどうなるのですか?」

    サフィラ「廃止が決まった場合、あそこは学生達に解放します。学生用の多目的ルームにするつもりです。」

    ディアマンテ「今、だれもあそこを使ってませんものね…サフィラは寂しがり屋でシロと一緒ですし。」

    サフィラ「デ、ディアマンテ!」

    ディアマンテ「まあまあ、これくらいは許してくださいまし。さて、学生達の賛同を得られるか、ですわね。」

  • 186二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 18:33:35

    >>185

    そして、いよいよ生徒総会が始まる。

    サフィラ「皆様。本日はお集まりいただき、ありがとうございます。さて、過日の7虹姫騒動の末、6人が除籍となり、事実上、7虹姫が空位となりました。普段であれば、改めて学籍の上位者から選抜となるのですが・・・。」

    サフィラは、大きく身を乗り出す。そして、全生徒に宣言した。

    サフィラ「私は、今回の騒動を持って、7虹姫の座を、「永年空席」、即ち廃止と致します。」

  • 187二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 18:55:08

    >>186

    生徒たちからざわめきがあがった、他でもない、元虹姫が廃止を宣言したのだ。

    虹姫を希望した学生からは非難の声があがる…ことはなく。

    生徒A「まあ、今までのやりたい放題見ていたらねえ…」

    生徒B「正直妥当かな。あんな横暴許されないよ。」

    生徒C「元虹姫も廃止に賛同してるんでしょ。なら廃止1択で良いんじゃない。」

    生徒D「私もなれたらってことで応募したけど…あんな事件の後じゃ流石に廃止で良かったかも。」

    生徒達「元虹姫!私達はあなたの決定に賛同いたします。よくぞ決断してくれました。」

    学生達は全員が廃止に賛同していた。これにより虹姫制度はついに廃止となった。

    サフィラ「皆さん…本当に申し訳ありませんでした。」

    生徒A 「サフィラ様、泣かないでください。」

    生徒B「私達は代わりに貴方を生徒会長に推薦いたします。」

    生徒C「それからディアマンテさん、今までの横暴の罪滅ぼしとして、サフィラ会長を支える事を生徒一同より命じます。よって貴方は書紀を務めてください。」

    サフィラ「みなさん…まだまだ至らぬ身ですが生徒会長の役目、引き受けましょう。」

    ディアマンテ「元より罪滅ぼしは私の望む所。私も粉骨砕身、引き受けましょう。」

  • 188二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 19:31:26

    >>187

    こうして、虹姫という制度は無くなり、学園は新しい姿となった。かつての虹姫達の部屋は、今は多目的室となり、生徒達が自由に利用できる様になった。そこにはその象徴として、大きな絵画が飾られることになったのだが、そこに映っていたのは、サイバー・ダーク・エンドに跨がる、仮面の男だった。



    それぞれが、贖罪の道を歩み出した日の夜。彼女達は、夢で再会を果たした。彼女達は夢の世界では、「戒めの駒」の姿を取り、冥神の為に贖罪と感謝の聖歌を歌うのが、夜の日課となったのだ。

    ルビウス「ああ。こうして皆が一つになったのも、虹姫を与えられた日以来ですわね。」

    サフィラ「そうだな。だが、もう虹姫の地位は無くなった。これからは、それぞれの名で呼び合おうじゃないか。」

    トパゾス「わかりました。では、今日も主様に捧げる聖歌を歌いましょう。」

    ベリル「そうだな。駒になった私達は、それが唯一の贖罪なのだから。」

    アルマ「ああ。それに、私達を正してくれた者達も、一緒にいるしな。」

    ユカリ「ええ。皆様も、とっても気持ちよさそうに、微笑んでいますわ。」

    ディアマンテ「さあ、御主人様。私達の聖歌。お捧げ致しますわ。」

    ドラゴンメイド、ティアラメンツ、エクソシスター、アマゾネス、トリックスター、御巫。名だたる冥神の配下達が、駒の姿で並べられる。そして、戒めの駒達は、幻奏とドレミコードの伴奏に乗せて、歌を歌い始めた。

  • 189二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 20:32:38

    >>188

    冥神「ふむ…皆良き歌声を奏でるようになったな。そろそろか…」

    すると皆の身体が光に包まれる。

    サフィラ「これは…」

    冥神「皆の贖罪が果たされたのだ。これからは夢にこの姿で現れることもないだろう。」

    アイ「皆様、罪滅ぼしをなされたのですね。」

    ハスキー「ですが、だからといって悪事を働いてはいけませんよ。その報いは必ず我が身に返ってきますからね。」

    ルビウス「はい、わかっております。」

    ベリル「さて、皆の道は違えたが…」

    トパゾス「私達は同士だった者。」

    アルマ「いずれはまた夢ではなく。」

    ユカリ「現実で会うこともあるでしょう。」

    ルビウス「ではサフィラ、また次は現実で」

    サフィラ「ああ、会える日を楽しみにしている。」

    ベリル「いつか騎士などではなく。民を守る本当の軍人となる事を誓おう。父のように。」

    アルマ「貴族なんかじゃなく、大建築家、アルマ様の名を世界に轟かせてやるぜ。」

    サフィラ「ああ、楽しみにしている。」

    トパゾス「たとえ教えが違っても。」

    ユカリ「贖罪の気持ちは同じですわ。」

    サフィラ「ああ、いつかは報われる事を願っている。」

    ディアマンテ「さあ、サフィラ、私たちも…今日は大切な日のはず。」

    サフィラ「そうだな。さて、行くか」

    サフィラがそう言うと、虹姫達を模した駒は姿を消してしまった。

    冥神「行ったか…皆、己の罪を自覚し、後悔のない生を…。」

  • 190二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 20:39:33

    >>189

    次の日、メタバース内の九竜

    了「確か、ここのはずだが…」

    ミスリード「おい、了さーん。」

    了「お前たちは、確か…秘密捜査官。」

    ミスキャスト「そうそう、久しぶりだねー」

    ミステイク「あれから戻ってレポート書いたり、報告したり…大変だったよー。」

    了「そうか…ところでこれは…お前たちが…」

    了は1枚の手紙を見せる。

    ミスキャスト「いやいや、違うよ。」

    ミスリード「私達は今回はこの世界の調査が目的、そんな手紙は出してないよ。」

    了「と、なると誰が…」

    すると後ろから声を掛ける者があった。振り向くとそこには。

    サフィラ「久しぶりです。」

    ディアマンテ「お元気そうで何より。」

    シロ「お、お久しぶりです。」

  • 191二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 21:09:43

    >>190

    了は、サフィラ達と話をした。7虹姫の廃止と、専用部屋の解放と、驚くことばかりであったが、何より驚いたのが、そこに飾られていた絵画だった。

    了「こ、これは、ダーク・エンド?!お嬢様学園の応接間に飾るにしては、厳つすぎないか?!」

    シロ「そうは言いましても、了さんはこっちでは有名人ですし。」

    ディアマンテ「何しろ、かつての7虹姫を全て打倒した決闘者は、後にも先にも、貴方だけですわ。」

    サフィラ「それに、今日は、過日のリベンジと、決闘の特別講師を頼みに来ました。」

    と言うのも、7虹姫全員を倒してしまった了は、学内で伝説となっており、中には、クリスタ先生と戦わせて見たいと言う声もあったと言う。

  • 192二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 21:35:53

    >>191

    ディアマンテ「サフィラはあの一件以来大人気で学内でデュエル対戦をしたり、子ども達にデュエル教室をしているんです。デュエルを純粋に楽しむためにペナルティも廃止になりました。あれから私も腕を磨きましたわ。ちなみにデッキは変えましたが。」

    了「因みに何を使うんだ。」

    ディアマンテ「フッフッフ…ラヴァルです!サフィラが氷ならば私は炎を!」

    シロ「因みに私はプランキッズですが今日はディアマンテさんにお譲りします。」

    ディアマンテ「ありがとう。では私とサフィラ!」

    サフィラ「今日はリベンジマッチです!」

    了「なるほど…面白い。ならタッグがいるな。今日は俺一人なんだが…」

    ミスキャスト「なら私が組もうか?デッキは作ってきたよ。エーリアン。」

    了「また癖の強いデッキだな。だが面白そうだ。よし、やろう。」

    こうして了とミスキャスト、サフィラとディアマンテペアのデュエルが始まった。

  • 193二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 21:52:42

    >>192

    そして、学園では、とある本が寄贈されていた。

    生徒A「これが、例の本かぁ・・・。」

    生徒B「ねえねえ、この銀竜の使い手、どことなく、サイバさんに似ている様な・・・?」

    寄贈本の内容は、紋章に選ばれた4人の勇者、銀竜使い・サイバ、シスター・カオリ、ネクロマンサー・カナエ、ローグ・ライコーが、大魔王を討伐したというもの。

  • 194二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 08:28:36

    >>193

    魔導「学園長よ、あの本は…」

    学園長「ああ、前理事長が書いたものだ。何でも『心躍る冒険譚を書くのが夢』だったらしく。こことは違う世界での物語を元に書いたものらしい。」

    魔導サイエンティスト「まあ、アドバイザーとしてしっかり仕事もしとるしええじゃろ。」


    こちらは聖域の入り口

    前理事長「では私はブラックマジシャンで攻撃!」

    アイ(アバター)「くっ…やるな。」

    冥神「おっ、やってるじゃないか。」

    前理事長「仕事も片付いたんでね。久しぶりに会いに来たんだ。」

    アイ「楽しそうですね。」

    前理事長は現理事長のアドバイザーとして学校に残る傍ら、執筆の仕事も行っている。絶大な権力こそなくなったが本人曰く「肩の荷が下りた。」と今のほうが楽しいらしい。時折、魔導サイエンティストに頼み、聖域の入り口にて3邪神やミラーナイト達とデュエルをしている。因みにエースは赤いブラックマジシャンだ。

  • 195二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 11:00:56

    >>194

    前理事長「私はこいつから、凄腕の黒魔導師使いの決闘者の話を聞いてな。いずれは、かの者のように、こいつを活躍させたいと思っているのだ。」

    アイ(アバター)「ほう、かの者か。久々に懐かしい名を聞いたぞ。」

    恐らく、彼らの言う決闘者とは、王の生まれ変わりと称された、伝説の決闘者のことなのだろう。

  • 196二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 17:52:41

    >>195

    アイ(アバター)「だが、彼の者は強いぞ。それに我らがまた会えるとは限らぬ。」

    前理事長「だが、必ず相見えられぬとは思えん。戦えるチャンスがゼロではないのなら、その準備はするべきだ。」

    イレイザー「随分前向きだな。だが良き心意気だ。」

    ブラックマジシャン(赤)「手軽に力を求めても上手くいかぬものだ。私もそれを痛感したよ。」

    冥神「左様、両名とも、そこは深く反省するように。」


    こちらは九竜

    ディアマンテ「真炎の爆発発動!これで一気に蘇生します。」

    ミスキャスト「うわっ!一気に出てきた。」

    了「くっ…一気に来たか。」

    サフィラ「さあ、反撃ですよ。」

    ディアマンテ「さらにブースト・ウォリアーを特殊召喚し一気にシンクロ召喚です。現れなさい。まずはレッド・デーモンズ・ドラゴンスカーライト!」

    了「そいつも入っていたのか。」

  • 197二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 18:11:25

    >>196

    ディアマンテ「ええ。決闘教室で、みっちりとしごかれましたので。もう、あなた様を失望させるような戦いは致しませんわ!」

    どうやら、学園教育の決闘項目が強化され、時に外部講師を雇って、様々なデッキを使って戦っているようだ。サフィラやディアマンテも、クリスタに本格的な師事を受けて、名実ともに上位層レベルまで上り詰めているという。

  • 198二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 18:21:12

    ディアマンテ「では効果でスカーライトの攻撃力以下のモンスターを全て破壊します。」
    了「甘い、伏せておいた無限泡影を発動。」
    ディアマンテ「かかりましたわね。これを待っていました。手札より隠し玉のヴィジョン・リゾネーターを特殊召喚。さらに2体でシンクロ召喚。レッド・デーモン・ベリアル。そしてクリムゾン・ヘルガイアを手札に。」
    了「とんでもないデッキだな…」
    サフィラ「ええ、ディアマンテの才能はとんでもない方向に開花しました。簡単に言うと独創的なデッキを作るようになったのです。」
    シロ「しかも強いですよ。」
    了「良いだろう。さあ、かかって来い。」

  • 199二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 18:24:39

    >>198

    サフィラ「いいでしょう」

    ディアマンテ「これが我らの力ですわ。」


    了「危なかった…危うく負ける所だった。」

    ミスキャスト「危なかったね…と言うか了さん1人で逆転してた。」

    サフィラ「後もう一歩だったが…」

    ディアマンテ「残念でしたわ。でもいい勝負でした。」

    了「今度は仲間とも戦ってもらいたいが。」

    サフィラ、ディアマンテ「ええ、望む所です。」

  • 200二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 18:28:39

    >>199

    そして数日後

    秘密捜査官達「みなさん良いですか。」

    頼光「女子学園か…緊張するな。」

    了「皆、強くなっているらしいな。」

    歌織「負けられないわね。」

    紅「皆の力、見せてもらいましょうか。」

    佳奈恵「女子校か…縁がない場所だと思ってたけどなあ。」

    了「さて、行くか。」

    (終)

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