- 1二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:25:45
俺は小学生1年生とか3年生とか、それくらいなんだけど、夏休みで俺は両親の実家の田舎に帰省をする。俺に構ってくれる地元のお兄ちゃんお姉ちゃんは好きなんだけど、夏休みの両親とおじいちゃんおばあちゃんや大人たちは難しい話ばかりしてて好きじゃなくて、俺はおばあちゃんちに居づらくていつも家から飛び出して山や森をぷらぷらしてる。今まで行ったこともないし、行ったらダメだなって感覚的にわかるような奥の奥に、お母さんたちが自分に構ってくれないやけっぱちで行ってみて、そこで羂索に出会いたい。その時の羂索は俺の性別にもよるけど異性のお姉さんかお兄さんが良くて、俺とよく遊んでくれるお姉ちゃんお兄ちゃんとは違う、「お姉さん」「お兄さん」がいい。俺は周りの人達からは聞けないような話をいくつも聞いて、いつの間にかもっと奥に進んだりして楽しい思い出を二人で沢山作るんだ。周りが見えなくなってきた頃に、いつの間にか隣に居た羂索は居なくなっていて、色んな大人がやってきて、囲まれて、めちゃくちゃに怒られて、嫌な気分になりつつも、ふわふわワクワクした気分になりながら眠りたい。それから帰るまで毎日山の奥に行って、羂索とほどほどに(おこられるから)遊んでお家に帰る。夏休み最終日に、俺はもう会えないの?って思うんだけど、またここでいつか会おうねって約束を交わされて、にっこり笑って楽しい気分のまま家に帰りたい。
それからしばらくして羂索のことは記憶の裏側に行くんだけど、中学校三年生くらいの夏休み前に、また帰省の話が出てきてふと思い出して、羂索のことを「意識」したい。そして思い立って電車代を握りしめて、実家の最寄り駅まで行くんだけどまだまだ全然遠くて、走って走って走って実家の村まで、そして森の奥まで行って、そして羂索の名を呼び、俺には分からない何かが発動して、呪いに取り込まれて、羂索の何らかの計画に利用されて死にたい
以下皆のどこかで出会って思い出になりたい呪術キャラの話も聞かせて - 2二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:27:43
「キミ」呼びしてくる一夏の思い出の一部になってる田舎のお兄さん/お姉さん羂索概念あまりにも良すぎるからもうちょっと聞かせてくれ頼む
- 3二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:48:36
お兄さん お姉さん具合は夏油傑の姿の青年って感じでもいいけど中学生高校生位でもいい 身長が自分より「少し高い」羂索を自分も中学生になってから同じ目線で(本当は千年生きた人なのに)感じたい
きっと羂索は山や森や川のあらゆる遊び方を熟知していて、打算を抱きつつも本気で遊んでくれると思う。その中で俺は小さい頭で考えて俺が羂索に知ってる遊びを「教える」というのもいい。木登りとか、果物を盗んじゃうとか、出会ってまだすぐくらいにまだミステリアスで落ち着いててちょっとお茶目なお姉さんお兄さんだと思ってた羂索にちょっと大人ぶりたくてやるんだけど、あのさぁってカキの盗み方や木の登り方のダメ出しをされて、その人の天真爛漫さを思い知って、その時は意地悪なお兄さんお姉さんだーってだけ思うんだ でもその意地悪さは優しいお姉ちゃんお兄ちゃんから得られないものなんだ - 4二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:10:43
呼び方は、お姉さんお兄さん、羂索、羂索さん羂索お姉さん羂索お兄さん……色々あるけど、中学生になるまで意識しない小学生としては「羂索」を推したい千歳の羂索に羂索ってすごい大人っぽいねって言いたい 羂索に私の方が年上だからって言われるまで気づかないでいたい 基本的には夕方になったらばいばいするんだけど、一度だけ夜に抜け出して夜中の村を手を繋いで歩き回りたい
- 5二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:43:35
羂索って一時の思い出が似合うよね
- 6二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:56:13
姿形が時によって変わるし、(特に初期は)ミステリアス感もあるし、経験豊富だし、色んなところに出てきそうだし、事実色々羂索介入して起こったこと多いし、そしてかつ楽しそうなことに付き合ってくれるから
- 7二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:26:20
どこにでもあるような町で、一人の老婆が死んだ。
夫は数年前に他界、一人息子は東京に行ったきり。空き家の目立ち始めた団地にたった一人で住んでいた老婆は、たった一人で死んでいた。
脳卒中とか心筋梗塞とか、そんなようなありふれた死因だったと思う。形ばかりに警察が来て、マニュアル通りに息子が呼ばれた。
俺は息子の名前を知っている。その母親の名前も知っている。彼の家に遊びに行くとまだ若い母親がジュースを乗せたお盆と共に出てきて、俺に頭を下げてこう言う。
「うちの史彦と仲良くしてくれてありがとう」
芸人になると言ってこの町を出ていった同窓生は、母親の体を焼く為に帰ってきた。
ーーー最初に見つけてくれたのお前だってな。
色々、ありがとう。と髙羽が頭を下げる。その腕の中に箱に入った彼の母親が抱かれている。
うちの史彦、芸人になったのよ。この前なんとかっていう大会にも出たの。そう自慢していた彼女が息子の名前を口にしなくなったのはいつからだろう。この家には息子を居なかったことにした老婆が、たった一人で暮らしていた。
ーーーおふくろも、死んじまったし、処分するんじゃないかな。
雑草が高く茂る庭を眺めて他人事のように髙羽が言う。その声はどこか幼い。母親が運んでくるジュースを待ち続ける子供のような、切実な痛みが混じっている。
ーーーひと段落ついたら、東京に戻るよ。
そして、多分もう戻ってこない。母親の骨を抱えて髙羽は歩き続ける。俺はこの町で結婚して、子どもが出来て、昇進した。髙羽が歩きつく果てに何があるか分からないように俺も、俺の歩き続けた先に何があるのかを知らない。最近、子どもの寝顔を見る時に思う。人生は旅なのだと。
ーーーじゃあな。
どこか幼い背中が遠ざかる。その幼さに気付くとき、自分の幼さも見つける。俺達は何も知らないのだと知る。
何も知らない俺達の人生が、果てなき彼方へと、旅しつづける。 - 8二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:27:21
みたいな、遠ざかる髙羽の背中を見たいです。
- 9二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 01:31:18
呪いに巻き込まれて死にたいって言ったけど、中学生の時結局羂索には会えず、あの人にはもう会えないのか、と初恋を引きずって、高校生くらいでそっと胸の奥にしまったまま、死滅回遊で再会するのも、いいです 覚醒型でもただの一般脱出民でもいいけど 覚醒型なら、あの人に認められたくて、柄じゃないのに術式ですごいことやろうとしてどんどん人を呪って呪って呪って悪い方向に……でも羂索さんは褒めてくれたよやったねしかし最終的に羂索さんに処理される でもいいし、一般民なら俺を置いていかないで羂索さん俺に呪術の才能があればもしくはあの時ここに留まる選択をしていればなにか変わっていたのだろうかで結局生き残って心に羂索というわだかまりが残り続ける