マック×ササ ss

  • 1二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 00:51:11

    ─気の迷いだったと言ってしまえばそれまでになってしまうのだろうか。
     メジロマックイーンは横目でベッドに残る深く刻まれたシワと白いシーツに広がるお相手の黒髪。
     「ん…まっくちゃ〜ん」  
     寝ぼけているのか甘えた声で私を呼ぶ声に少し胸がきゅっとなる。その頭を優しく撫でると気持ち良さそうな表情を浮かべるサンデー。お互いの身体には赤い華と歯形の跡。この部屋では見慣れてしまった光景だ。  

     彼女サンデーサイレンスとの出会いはURA主催のパーティーだった。初めて会った時の彼女は病的に白い肌に黒いロングドレスを着ていて、まるで幽霊のように見えた。
    しかし、彼女の目はギラつき、鋭い視線が私を捉えていました。
     「ハジメマシテ」
     拙い日本語の挨拶の後、彼女は私の手を握るとその手に唇を落とした。突然の出来事に反射的にその頬を平手打ちしてしまった。
    その態度に彼女は笑いながら謝罪してきました。
     サンデーサイレンス、理事長がアメリカから呼び寄せた米国レース会の黒い流星。テレビで見た彼女走りはまるで閃光のように早く、力強いものでした。
     他のウマ娘では成し得ない異常なフットワークにより、速度を落とさずにカーブを曲がり加速して相手を抜き去る姿は美しく見えた。
     パーティーの後も何度か話す機会があり、彼女がまだ日本の文化に慣れていない事もあり、私がサポートする事もあった。
     彼女の指導するチームは一年目にしてG1ウマ娘を輩出。その後もGIウマ娘を出し続け、サンデーサイレンスは日本トレセン学園の誇る最強のチームの1つとなった。

  • 2二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 00:52:28

    「マックちゃ〜ん飲み行こうぜ」
     いつも通り練習後のミーティングを終えた後、サンデーサイレンスが私を飲みに誘う。
     トレセン学園の近くにあるbarに入り、彼女はバーボンを使ったカクテルカウボーイを私はメロンリキュールを使ったメロンスペシャルを頼む。
     グラスを傾けて喉の奥へ流し込むとアルコール特有の熱さが全身を巡る。サンデーサイレンスと二人で飲む時は大体こんな感じだ。仕事の愚痴を吐き出し合ったり、互いの担当について話したりもした。
     彼女と過ごす時間は不思議と居心地が良く、いつしかそれが当たり前になっていました。
     お互い担当ウマ娘が怪我により次のレースを棒に振った時は、つい深酒をしてしまい慰めあう事もありました。あの日もそうだった。
    「……あの子の次のレースが延期にならなければ……」
    カウンターテーブルに置かれたカクテルの氷を見つめながら呟いた言葉は静かな店内によく響いていた。グラスに残った液体を一気に煽り、マスターに追加注文をする。
     どこかで心の深い場所が弱くなっていたのか。ついつい弱音を吐いてしまう自分が情けないと思いつつも、口から溢れ出る言葉を止められなかった。
    「メジロ家の同期でレースに残ったのは私だけですが後悔はありません。しかし、別の道を選んでいたらとふと思ってしまうのです」
    私の話を黙って聞いていたサンデーサイレンスはこう言った。
    「オレには産まれた時からレースしかなかったんだ。それこそ、レースに出るまでの人生は泥水をすすり続けてるようなもんだったけど、レースに出た瞬間に全てが変わって見えた。オレはレース以外の生き方を知らないんだ」
     彼女が脚を故障しレースを引退した時も少しでもレースに関わり続けたかった。しかし、アメリカのレース社会は彼女に冷たかった。家柄もろくなスポンサーもない彼女の指導を受けに来たウマ娘はいなかった…だから彼女は故郷を去りこの日本に来たのだ。
    「オレはレース以外何も知らない。だけど、マックちゃんはどうだい?」
    そう言って私の肩に手を置いてくる。そして、私の目を真っ直ぐに見据えながら言う。
     「私はメジロ家の令嬢として誇りを持っています。その誇りを私はレースで勝つ事で証明して来ました。それは…これからも変わることはありません」
    そう言い切った私にサンデーサイレンスは満足そうに微笑む。

  • 3二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 00:54:07

    そうだ。例えどんな道を歩んでいても、メジロマックイーンというウマ娘は変わる事はない。ならば、自分の選んだ道に後悔はない。
    そんな事を考えているうちにサンデーと目が合った。あの鋭い猛禽類の様な紅い瞳。互いに示し合わせたわけではなく自然と唇が重なっていた。 
     柔らかい唇からはカクテルの匂いが残っていたのか甘くミントの香りがした。

     そして、それからはもう止まらなかった。場所を自宅のマンションに移した。
     ベッドには白くきめ細やかな肌、美しい曲線を描く肢体、腰まである長く艶のある髪、誰もが羨むであろう容姿を持つウマ娘。
    「マックちゃん… そのいいのか…?」
    その声を聞いた途端、ドクンと心臓の血液が激しく循環しているような感覚に陥る。
    「ここまで来て言うのは野暮ですよサンデー……」
     恥ずかしさで赤くなる顔を見られないようにそっぽを向いて答える。
    すると、サンデーは私を抱き寄せて口づけを交わしてきた。舌が絡み合う水音と、息遣いだけが部屋を支配する。互いの唾液が混ざり合うカクテルキッス、やがて名残惜しそうに離れていく。

  • 4二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 00:55:49

     サンデーの顔を見ると、彼女もまた頬を赤く染めていた。彼女の首に手を回して抱き寄せると、彼女の胸に頭を埋める。彼女の鼓動を肌越しに感じる。
     黒と白の両者の尻尾は絡まり合い、まるで一対の蛇のように互いを求めていた。そこからはあっという間だった。まるでお互いの身体の一部のように身体を重ねあった。荒くなった二人の呼吸音が部屋に響く。背中に腕を回すと、彼女は強く抱きしめ返してくるとマックイーンはそのまま意識を手放した。

     翌朝、朝日の眩しさで目を覚ます。隣では彼女が穏やかな寝顔を浮かべている。昨晩の事を思い出し少し気まずい気持ちになる。
     シャワーを浴びようと起き上がろうとするも、下半身に力が入らず立ち上がれそうにない。仕方なくシーツを体に巻きつけて浴室に向かう。
    熱いお湯を頭から被り、火照った体を冷やしていく。
    (ああ、私はなんてことを……)
     鏡に映る自分の姿を見て愕然とした。全身の至るところに赤い痕がついている。まるで虫刺されのようだ。
     昨日の行為を思い出して顔が真っ赤に染まっていく。今更ながらとんでもないことをしてしまったと自覚する。
     シャワーを終えてリビングに戻ると、サンデーサイレンスがソファーに座っていた。彼女の前にはコーヒーの入ったマグカップが置かれていた。
    「…おはようマックちゃん」
    「えぇ…おはようございます」
    「その…昨日の事はお互い忘れよう」
     そう言って、深酒を辞めようと誓いを立てる二人であったがその約束は守られる事はないのであった。
     おわり

  • 5二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 00:57:57

    ヴッッッ…良い…

  • 6二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 01:00:22

    この方のマックイーンを見て、スーツ着てトレーナー業をやってほしいなと思い書きました

  • 7二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 01:15:01
  • 8二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 01:29:21

    >>6

    クールビューティーに成長したマックイーンが年頃のウマ娘指導するのか

  • 9二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 01:44:01
  • 10二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 03:23:24

    マックちゃんは絶対背高くなるよね

  • 11二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 11:58:22

    この世界だとマックイーンはメジロの子、サンデーは産駒のチームなのかな

  • 12二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 12:12:05

    うわ…いい…

  • 13二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 16:38:56

    マックイーン現役時代より少しだけムッチリしてそう

  • 14二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 18:05:41

    腹の肉を摘んでからかいそうだなサンデー

  • 15二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 18:52:58

    >>14

    それ絶対嫌われるやつじゃないですかヤダー

  • 16二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 21:59:08

     照りつける真夏の日差し。目線いっぱいに広がる砂浜。そして、水着姿のウマ娘の少女達。
     「オーイ、午後まではスタートダッシュと追い込みの練習だ。わかったかー!」
     「皆さん脚の負担はあまりかからない砂浜ですが、水分補給だけはしっかり成さって下さいね」
     サンデーサイレンスとメジロマックイーンは担当ウマ娘達に声を掛ける。メジロ家所有のプライベートビーチで合同トレーニングを行っていた。
     「ありがとうなマックちゃん。 俺達一応敵同士なのにこんなところまで連れてきてもらってよ」
     サンデーサイレンスの言葉にメジロマックイーンはクスリと笑う。
     「私達のチームは良きライバルだと思っています。普段はお互いに切迫した状況で戦う間柄ですか、こういった機会を設けて互いに高め合えたらと思っております」
     それに……と付け加えて言う。
    この前のお礼もありますし、と小声で呟く。
     「ん?なんか言ったかい?」
     サンデーサイレンスは聞き返すが、なんでもありませんと誤魔化されてしまう。
     「しかし、マックちゃんせっかくの海なのに…」
     マックイーンが身に着けているのは白いトレーニングウェアとシューズ。均等の取れた美しいボディラインがはっきりと分かる格好だった。そんな彼女の視線に気付いたのか、彼女は耳をピコピコ動かしながら言う。
     「はぁ…サンデー、別に遊びに来たわけでは無いでしょう?」
     呆れたようにため息をつく彼女にサンデーサイレンスは苦笑いを浮かべる。そんな彼女の服装はラフなパーカーとロングパンツといった具合で、いつも通りといえばそうなのだが、なんというか色気が足りない。
     そんな事を思っていると、マックイーンはジトッとした目を向けてくる。慌てて話題を変えようとするも、先にマックイーンが口を開いた。 
     「そういえば、貴方は泳がないんですの?」
     普段のサンデーは練習の時は学園から支給されたジャージなどの運動着で過ごす事が多い。故郷のケンタッキー州にも海は無かったし、そもそも泳ぐ習慣が無かった。
     「故郷に海もなかったし、プールが在るようなリゾートにも縁がない人生だったんでな。まあ、オレには走る方が性に合ってんだよ」
     そう言い切ると、彼女は笑みを浮かべて言う。その言葉を聞いてマックイーンは複雑そうな表情を浮かべた。

  • 17二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 22:02:33

     午後の練習も終わり。楽しい夕食の時間も過ぎて、あとは就寝時間までの自由行動となった。
     メジロマックイーンは一人砂浜を歩いていた。昼間の太陽に焼かれて熱を帯びた砂を踏みしめていく。時折、波が押し寄せては引いていく。
     トントン
     彼女は隣のコテージをノックすると中から出てきたのはサンデーサイレンス。
     「おう、どうしたんだマックちゃん」
     彼女はそう言って手招きすると、マックイーンを室内に招いてドアを閉める。二人きりの静かな空間で、マックイーンが口を開く。
     「泳ぎましょうサンデー。折角海に来ているのですから」
     突然の提案に彼女は一瞬目を丸くしながら言いよどむ。 
     「そのだな…マックちゃん、オレみたいな脚の奴がさ、水着を着るのはほら、あれだろ?」
     その言葉にマックイーンは首を傾げる。そして、何か思い当たる節があったのかハッとする。
     「今の砂浜は私以外誰もいませんよサンデー」 
     彼女はそう言いながら、着ていたドレスを脱ぐ。露わになった肢体は白磁のように白く、引き締まったウエストの対比が美しく、思わず見惚れてしまう。マックイーンは頬を染めながら続ける。
     「私は……その…貴方と一緒に、泳ぎたいんです」
     消え入りそうな声で紡いだ言葉は確かにサンデーサイレンスの耳に届いていた。
     「…ダメでしょうか?」
     上目遣いでお願いしてくる彼女に、彼は折れる他なかった。 

     「お似合いですよサンデー」
     競技時代から鍛えてきた身体はレースを引退した後も引き締まっており、白い身体に黒いビキニとスカートが良く映えている。
     「うっせぇ、お前だっていい感じじゃねえか」
     サンデーサイレンスの身体はマックイーンとは対照的で、無駄な筋肉が一切無い正反対な付き方をしていた。白い肌と黒のコントラストがとても魅力的である。
     「ふふ、良ければスカートを捲って見せてください」
     そう言ってマックイーンは自分の腰に手を当てると、サンデーは戸惑いの表情を浮かべた。
     「は、はぁ?!何言ってんだよマックちゃん。こんな脚…」
     マックイーンはサンデーの脚をスカート越しに触りながら、その瞳は真っ直ぐ彼女を見つめ、視線が外せない。
     「私にはこの脚がとても美しと思います。サンデーの脚は綺麗です」

  • 18二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 22:03:49

     マックイーンの言葉を聞きながらサンデーサイレンスは複雑な気持ちになる。この脚のせいで自分は散々な目にあってきたのだ。
     「……本当にそう思うか?」
     彼女は不安げな声色でマックイーンを見る。彼女は少し考えた後、サンデーの手を取ると自分の脚に触れさせる。
     柔らかい感触ながらも押すと跳ね返すような弾力。触れているだけでも心地よく、いつまでもこうしていたいと思える程だった。
     彼女の体温が伝わる度にサンデーの心拍数が上がっていく。
     ドクンドクンと心臓の鼓動が早くなっていくのが分かる。マックイーンの顔を見ると真っ赤に染まっていて、恥ずかしさが伝わってくる。
     二人は暫くの間無言のまま向かい合っていた。しかし、その静寂を破ったのはサンデーだった。 
     「…ほらよ」 
     黒いスカートをゆっくりと持ち上げていく。彼女の眼前にはサンデーの白い傷だらけの脚が現れる。 
     「こんな脚…あんまり見るもんじゃねぇぞ」
     サンデーは顔を背けながら、ぼそりと言う。
     マックイーンはサンデーの脚をまじまじと見ながら、指先で触れる。滑らかでありながらしっかりとした筋肉の感触が伝わった。 
     「いい脚です。私の脚よりもずっと素敵ですよ」
     彼女はそう言うとサンデーの脚に抱き着くように身を寄せる。彼の脚の温もりを感じながら、マックイーンは微笑んだ。
     初めて会った時はなんて変な人なんだろうと思っていた。しかし、一緒に過ごす内に、レースに対する真剣な思いは本物だとマックイーンは感じていた。
    「サンデー、貴方は素晴らしい脚を持っています。私が保証します」
     彼女の言葉を聞いてサンデーサイレンスは頬が緩んでしまう。
    「ありがとうなマックちゃん。そんな熱心に誘われたら断るわけにもいかねえな」
     マックイーンは嬉しさを隠しきれない様子で尻尾を振る。手を引かれて砂浜を走り出す。
     夜の砂浜は昼間とは全く違う顔を見せる。昼間は賑やかな砂浜も今は静かに波の音だけが聞こえる。
     砂浜に足跡を残しながら走り回る二人のウマ娘を月明かりが照らし出していた。
     おわり

  • 19二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 22:06:15

    真っ直ぐいって右ストレートなマクササには血圧調整作用がある

  • 20二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 22:14:20

    前回どちらかというとササ×マックだったので、こちらはマック×ササ。
    競技を引退して、体型維持には気を配っているけどサンデーに水着姿を見せるために少し絞ったマックちゃん。
    このssでは脚にコンプレックスがあるので基本足を隠すタイプのファッションを普段はしているサンデーがマックイーンの前だけ、脚を見せるという話を書きたかった

  • 21二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 23:38:51
  • 22二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 00:45:28

    攻めマックちゃんいいよね

  • 23二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 11:55:41

    アメリカだとプール調教てあったんかね

  • 24二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 17:44:45

    ゴホゴホ
    「体調には気を配っていましたが……サンデーに移されましたわ」
     マックイーンは清潔なパジャマに身を包みながらベッドで横になっていた。
    「あの方と出会ってから調子を崩されてばかりですわね…」
     キツイ口調ながらもその表情を穏やかではあった。
    「マックちゃんお見舞いに来たぜ〜」
     部屋の扉をノックもせずに現れたのは黒い一匹のウマ娘。
    「サンデー何度も言いましたが部屋に入るときにはノックを」
     マックイーンの言葉を遮るようにサンデーが口を開く。
    「マックちゃんは甘い物が好きだろうからこれを作ってきたぜ」
     そう言ってサンデーは手にしていたマッグカップを手渡した。そのカップは厨房から急いで運んで来たのかまだ温かい。
    「これは…ミルクセーキでしょうか?」
     ふわりとしたクリーム色の液体からは卵とミルクの優しい香りにマックイーンの顔は和らいだ。
    「エッグノッグて言ってな。アメリカの子供は風邪引いた時にはよく飲むんだ」
    「ありがとうございます。いただきますわ」
    「熱いから気をつけてな」
     一口飲めば濃厚な牛乳の味が広がり、ほんのり蜂蜜の甘味が舌を刺激する。
    「美味しい」
    「だろ〜オレもガキの頃は風邪引いた時にはよく飲んだもんさ」
     そう言ってサンデーは得意げな顔を浮かべ、自身も手持ちのカップから一口。
     その様子を見てマックイーンはクスリと笑う。
    「そちらのカップからは違う匂いがしますが何か違いがありまして?」

  • 25二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 17:45:09

    「そちらのカップからは違う匂いがしますが何か違いがありまして?」
     そう言われてサンデーは自分の持っているカップを見て笑みを深める。
    「あーこっちはアルコールが入っててな。親父がバーボンを送ってきてなだから少しだけ入れてるんだ」
     そう言って再び口に含むと満足そうな表情を見せた。
    「よろしければ一口いただけませんか?」
     マックイーンの申し出にサンデーは一瞬驚いたような顔をしたがすぐに嬉しそうな笑顔を見せる。
     そして二人はベッドの上で身を寄せ合い一つのカップを分け合った。二人の間に言葉はなく、ただ互いの存在を確かめ合うように寄り添い合っていた。
     やがて飲み終えた頃を見計らいサンデーがマックイーンの額に手を当てる。
     普段ならばその手を払い除けるマックイーンだが、今はされるがままになっている。
    熱があるのを確認し、そのままそっと頭を撫でるとマックイーンの目元が緩む。まるで猫のように目を細めるその姿はとても愛らしく思えた。
     そんな姿をもっと見たいと思い、サンデーは再びマックイーンの手を取るとその甲に唇を落とす。
     その瞬間、マックイーンの耳が大きく動き尻尾が揺れた。しかしそれは嫌がっている訳ではなく恥ずかしさと喜びが入り混じった感情によるものだと言うことをサンデーは知っていた。
    「どうしたマックちゃん?もしかしてキスしてほしかったのか?」
     ニヤついた顔で問いかければ、マックイーンは顔を真っ赤にして反論してくる。
    「ちっ!違いますわよ!」
    その様子に再び笑い声を上げるサンデー。
    「……でも……今日だけは特別ですわ」
    そう言って彼女は微笑みかけた。
     おわり

  • 26二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 20:04:44

    >>23

    調べたらカリフォルニア州辺1950年代からプール調教はやってるらしい

  • 27二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 00:54:25

    夜保守

  • 28二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 03:50:37
  • 29二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:03:58

    age

  • 30二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 12:24:45

    >>28

    ありがとうございます

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