【超閲覧注意・独自設定】勇者外伝 ~VS遊園地闇バイト~

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 21:22:11

    チーム・アラメシア。

    ひょんなことから知り合った4人の決闘者、冴刃了(さいばりょう)、海東頼光(かいとうよりみつ)、古賀佳奈恵(こがかなえ)、神崎歌織(かんざきかおり)が結成したチームだ。

    彼らは行きつけのカードショップで、日夜デュエルの腕を磨いている。これは、そんな彼らが、大冒険に巻き込まれる話だ。


    (チーム・アラメシア結成秘話はこちらから)

    【超閲覧注意・独自設定】『聖域』を狙うもの|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/3612654/(大まかな設定はこちらを参照)ここではないどこかにあると言う『聖域』。その力を狙うものが、別時空にいた。これは、聖域の時空…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 21:24:39

    (時系列は、「聖域に挑む」と「駒と聖域」の間の話になります。)

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 21:32:03
  • 4二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 21:41:58

    >>1

    ある穏やかな昼下がり。

    佳奈恵は同僚達と一緒にニュースを見ていた。

    同僚「そういえば、最近闇バイトってやつが流行っているらしいって、ニュースで見ました。」

    佳奈恵「ああ、大学生とかが狙われてるあれよね。知り合いの子が、今度大学進学するらしいから、社会人の先輩戦士として、ガツンと言っておかなきゃ。」

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 21:43:18

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  • 6二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 21:50:12

    >>4

    そしてアパートに帰宅するとポストにある物が入っていた。

    佳奈恵「何々「アルバイト募集、遊園地でキャストを務めていただきます。誰でもできる楽しい仕事です。詳しくは…」って、明らかに怪しい…」

    佳奈恵はチラシを捨てると部屋に入った。

    次の日

    佳奈恵「…ということがあったの、皆も気を付けて。」

    了「それなら家にも来たな。でも興味はないしすぐに捨てた。」

    歌織「うちは父が警官だしね。」

    紅「まあ…確かに増えたわね。高額報酬で釣って…て奴。」

    すると血相をかえて頼光がやって来た。

    頼光「皆聞いてくれ。友達が2人、行方不明になった。」

    佳奈恵「ええっ!一体、何が?」

    頼光「遊園地のバイトの面接を受けるって行ったきり、帰ってこないんだ。」

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:00:00

    >>6

    了「もしかして、例のチラシのことか?」

    頼光「ああ。これだよ。家のポストにもあって、今日は相談もかねて持ってきたんだ。」

    そういって、頼光が見せたのは、チラシが入った封筒だった。

    (画像はイメージ)

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:07:16

    >>7

    了「まさかお前の友達はこれを見て応募したのか?」

    頼光「ああ、だいぶ前に持ってきてさ。俺にも勧めてきた。俺は今のアルバイト先が気に入ってるから断ったけど。」

    佳奈恵「うーん、これは問題ね。そういえば2人は?了君。」

    了「桐斗は今日は論文を書いているはずです。彼女は…」

    すると麗衣もやって来た、かなり慌てているみたいだ。

    麗衣「大変、私の友達が行方不明になっちゃった。メタバースの遊園地に行くって言ったきり、帰ってこないの。」

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:17:30

    >>8

    頼光「これは、ヤベぇ事になりそうだな。」




    一方、二人の少女が、街に貼られた広告を見ていた。

    奏「ねえ、柚葉。これって見たことある?」

    柚葉「さあ?でも、遊園地のバイトって、何すれば良いのよ・・・。」

    二人は学生で、それぞれ琴音柚葉(ことはゆずは:幻奏デッキ使い)と、神楽坂奏(かぐらざかかなで:ドレミコード使い)という。歌織のクラスメートで親友だ。よく歌織の対戦相手にもなっている。

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:34:43

    >>9

    すると2人の背後から声をかける者がいた。

    ?「ご心配なく、簡単なお仕事ですよ。時給も良いし応募なさっては…、あっ申し遅れました。私はこの遊園地の支配人を務める者です。」

    柚葉「私は…パスかな。今はお金にも困ってないし…」

    奏「じゃあ、私はやってみようかな。」

    ?「分かりました。ではお一人様、早速面接がありますので来ていただきましょう!」

    奏「え、えっ…きゃああああああああっ!」

    柚葉「奏えええっ!どうしよう…奏が連れて行かれちゃった…」

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:39:01

    >>10

    柚葉〈緊急!! 奏が連れてかれた!!ピエロみたいな格好のイケメン!!〉

    と言うメッセージが、歌織のメッセージアプリに届く。

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:44:44

    >>10

    歌織「えっ!奏が攫われた!」

    頼光「まじかよ。」

    歌織「しかも柚葉の目の前で消える様にって…」

    頼光「…こりゃ向こうで何かあったみたいだな。」

    了「そうだな。メタバースに行ってみよう。」

    紅「ええ、そうね。」

    麗衣「私も行くわ。」

    佳奈恵「いえ、今回の事件…手がかりが少なすぎます。どうでしょう。メタバースと現実、二手に分かれるのは…」

    了「そうだな…あまりにも情報が少ない。二手に分かれよう。紅さんと佳奈恵さんはこちらで情報ヲ集めて下さい。桐斗にも時間が出来たら手伝わせます。」

    紅「分かったわ。」佳奈恵「任されました。」

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:59:44

    >>12

    こうして、現実世界とメタバース。双方からのアプローチで探索することになった。


    どこかにあると言う遊園地

    「それでは、神楽坂奏さん。並びに、ドレミコードのみなさん。よろしいですね?」

    奏「はい。」

    奏は実体化させられたドレミコードと共に、遊園地の控え室にいた。

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 23:24:30

    >>13

    ?「では、こちらにお着替え下さい。」

    奏「はい…」

    奏では何ら疑問を持つこと無く、服を着替えた。

    それはドレミコード達も同じだった。

    彼女たちが着替えた服はまるでベリーダンスを踊る踊り子のような服だった。

    ?「ふむ…こちらは成功ですね。あちらは…」

    支配人と思しき男が目をやった先には頼光の友達がいた。

    彼らは2人ともまるでピエロの様な姿になっていた。

    ?「あちらも良さそうだ。こちらは…」

    次に男が目をやった先には麗衣の友達がいた。

    彼女達は3人ともチアガールの様な格好をしていた。

    皆は目に生気がなく。男の言うことを何でも聞いてしまっていた。

    ?「クククッ…うまくいきました。この計画が上手く行けば…」


    驚楽園の支配人〈∀rlechino〉「こりゃ恐ろしい事になったぞ…早く知らせないと…」

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 08:37:03

    >>14

    メタバースでは、了、頼光、歌織、麗衣がいた。メタバースの中でも、変なバイトの噂が広まっていたのだ。

    城之内コスの決闘者「成る程。そっちでも何人か行方不明に。」

    頼光「ああ。何か知ってますか?」

    城之内コスの決闘者「そういえば、ロビーで待ってた時に、空から大量の紙が降ってきたことがあったな。」

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 08:46:40

    >>15

    決闘者「俺たちは運営のいたずらだと思って無視したけどね。ただちょっと前の事で最近はこっちではあまり見ないかなあ。」

    頼光「そうですか。」

    歌織「ありがとうございました。」

    了「聞いた感じ興味のある人間だけをターゲットにって感じだな。」

    麗衣「どこも同じ様な返答ね。」

    頼光「そうだな…九竜に行ってみよう。」

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 08:55:48

    >>16

    一方、大学の方では


    桐斗「ふう、これで何とかなりそうだな。」

    教授「数寄屋君。例の事件は知ってるかい?」

    桐斗に話しかけたのは、桐斗のゼミの教授だった。どうやら、桐斗の大学内でも、闇バイトの件が広まっているらしい。

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 09:41:42

    >>17

    桐斗「ええ、話に聞いたことはあります。」

    教授「そうか…最近こんなチラシをよく見かけるらしくてね。」

    そう言うと教授はチラシを見せる。

    桐斗「へえ、これが…僕も見たことがありますけどすぐに捨てましたね。」

    教授「そうなんだ。なんにせよ気をつけてね。」

    桐斗「はい、では失礼します。」

    大学を出た桐斗にも連絡が来た。

    桐斗「LINEだ何々…えっ!麗衣と頼光と歌織ちゃんの友達が行方不明!」

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 10:22:46

    >>18

    そして、佳奈恵と紅はと言うと、気になる文言を見つけた。

    紅「は?何これ?」

    それは、チラシに書かれた遊園地のHPだった。

    佳奈恵「ウソ、ホームページでも募集掛けてたの?どんだけ人手不足なのよ?」

    紅「それもだけど、これを見て。営業時間が昼と夜に別れてる。」

    佳奈恵「居酒屋かい!」

    そこには、営業時間として、

    昼の部 11:00~17:00

    夜の部 18:00~23:00

    の文字が。しかも、入園料に関しても、破格だったのだ。 

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 12:40:20

    >>19

    紅「本当に遊園地なのかしらね…」

    佳奈恵「それってどういう…」

    紅「何かいかがわしい仕事だったりして…ホラ、良くあるじゃない。」

    佳奈恵「確かに…」

    桐斗「すいません。遅くなって…」

    紅「あら、桐斗君」

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 13:06:40

    >>20

    麗衣の友人が消えたとめされる遊園地のホームページを見た桐斗。

    桐斗「ハァ?!入場料千円?!逆ぼったくりにも程があるでしょう!!」

    佳奈恵「しかも、これは昼の部。夜は流石に割増料金になるけど、学生さんなら昼の料金で入れるわ。」

    紅「何て言うか、若者向けのコンカフェみたいな料金設定だと思うわ。」

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 16:03:46

    >>21

    そして、九龍では。


    頼光「ええ?驚楽園が乗っ取られた?」

    信じがたい話を聞いたようだ。というのも、電脳堺の拠点にいたのは、M∀LICE〈P〉達に保護された、ボロボロ状態の∀rlechino(アルレキーノ)がいたからだ。

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 17:10:34

    >>22

    頼光「いや…正直黒幕だと思ってた…」

    ∀rlechino「まあ…しょうがないけどね。」

    歌織「一体、何があったの…?」

    ∀rlechino「実は私達が運営している驚楽園が何者かに乗っ取られてしまったんだ。」

    麗衣「一体、誰が乗っ取ったの?」

    ∀rlechino「分からない…ただ彼らは軍服を着ていたな…アシスタントも奪われてしまった…。」

    麗衣「軍服か…ますます分からないわね。」

    頼光「一度潜入して確かめてみないと…」

    すると娘娘が口を挟む

    娘娘「あそこは今とても危険ネ。迂闊な事は危険ヨ!」

    了「そうだな…迂闊な事はできない。」

    頼光「ならどうすれば…」

    すると扉を勢いよく開ける者が現れた。

    HERTS OF CRIPTER「話は聞きました。私の出番のようですね!」

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 17:27:11

    >>23

    ∀rlechino「おお、偉大なる電脳世界の女王よ、何か策があるのですか。」

    HERTS OF CRIPTER「ええ、本人が行けないのなら分身が行けば良いのです。」

    歌織「…嫌な予感しかしない…」

    そういうとHERTS OF CRIPTERはあるものをCheshire Catに命じ用意させた。

    それは…

    システィローク「お呼びでしょうか。女王様…」

    歌織「…やっぱり…」

    Cheshire Cat「それだけではありませんよ。ハイッ!」

    閃刀騎士・麗衣「私に命令を!」

    麗衣「ウソ!私もおおおっ!」

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 17:55:31

    >>24

    HERTS OF CRIPTER「さて、お二方には敵城視察の任を任せます。驚楽園の現状を、私達にお伝え下さい。」

    システィローク・閃麗衣「かしこまりました、女王陛下。」

    こうして、歌織と麗衣の分身が、乗っ取られたという驚楽園の偵察に向かった。



    一方、佳奈恵達はというと、様々な所から情報を仕入れていた。

    佳奈恵「別部署の人も、何人か引き抜かれてるみたいだわ。主に営業がやられてるみたい。」

    佳奈恵の情報によると、奇抜な格好の女性が、営業先に居たという話だ。

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 18:07:05

    >>25

    紅「多分それ、副業の勧誘ね。あなたも気をつけなさい。」

    佳奈恵「世知辛い話ですね。」

    紅「しかし、奇抜な格好の女性ね…ますます怪しい…」

    桐斗「そうですね。」

    佳奈恵「他にも調べてみましょうか。」

    紅「ええ…」

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 18:45:28

    >>26

    桐斗「これが、例の人かな?」

    桐斗が見つけたのは、驚楽園のスタッフの格好をした女性だった。街に出向いて、封筒をばら蒔いている風景を、桐斗の友人が撮影していたようだ。

    紅「この子、Deliaそっくりだわ。」

    佳奈恵「ホントだ。この子が原因なの?」

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 19:24:03

    >>27

    桐斗「確かに似てるけど…この人が原因ではないみたいだ。」

    紅「そうね…確かに、似てるのは姿形、顔つきは似てないわね。」

    佳奈恵「あっ…この人知ってる。」

    紅「誰?」

    佳奈恵「確か取引先の派遣の人だ。仲良くなったから良く覚えてる。」

    紅「そうなの、何でまた…」

    佳奈恵「前に連絡があって、「もっといい仕事見つけたから辞める」とは言ってたけどまさかこれか…」

    紅「罠にあっさり引っかかったと…上手い話はまずは疑ってかからないとダメよ。」

    桐斗「はい…」

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 19:33:43

    >>28

    一方九竜では驚楽園の様子がシスティローク、そして閃麗衣の目線を通じてモニターに写し出されていた。

    頼光「昼間は…特に代わり映えはなさそうだな。」

    歌織「今の所、ただの遊園地って感じね。」

    するとシスティロークに声をかける者が現れた。

    女はピエロの様な服を着ながら語りかけてきた。

    スタッフ「ようこそ!驚楽園へ!心ゆくまで楽しんで下さいね。」

    スタッフはまるで抑揚のない機械的な語り方をしていた。

    すると男も現れた。

    スタッフ(男)「おや?素敵な女性ですね。どうですか?夜も入場されては?」

    それを見た頼光の目がかわる

    頼光「あっ…アイツは、行方不明になった…」

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 19:42:32

    >>29

    了「知ってるのか?」

    頼光「ああ。俺の友人の一人。あいつ、お調子者だったんだがなぁ。」

    どうやら、頼光のクラスメイトの男だったようだ。格好は自動車の整備工だった。

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 20:28:03

    >>30

    頼光「さて…昼はどうやら普通の遊園地みたいだな。」

    了「夜が気になるな。待ってから夜にまた偵察をしよう。」

    歌織「ええ、そうね。」

  • 32二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 21:10:41

    >>31

    そして、午前の部は終わりとなった。


    その一方で、夜の部が始まる前の事。

    女「すみません。パレードのエキストラとして募集していたものですが。」

    また一人、新たな犠牲者が驚楽園にやってきた。この女性は、トリックスター使いのようで、実体化させられたトリックスター達も一緒に、門を叩いている。

  • 33二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 21:20:27

    >>32

    マネージャー「なるほど…分かりました、ではこちらへ…」

    マネージャーは女を案内する。

    支配人「どうやら、実権は上手く行きそうだ。失われた戦力を回復するためには別の世界からの戦力確保が必要だ。そのための実験として、この遊園地は大いに利用させて貰おう。」

    スタッフ「支配人、まもなく夜の部の準備。」

    支配人「分かった。すぐに行く。」

  • 34二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 21:31:30

    >>33

    パレード隊員A「あら?貴方が新人隊員さんね?」

    パレード隊員B「うふふ。みなさん、とてもよく似合っていますよ。」

    トリックスター使い「ありがとうございます。初めてなので、ちょっと緊張しています。」

    控え室では、夜の部に備えて、パレード隊員達が、トリックスター達と、そのマスターを歓迎していた。パレード隊員ハ皆女性で、マーチングバンドの格好をしている。しかし、生地はエナメルで、体のラインがくっきりと見えていて、まるで新体操の格好みたいだった。

  • 35二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 21:51:17

    >>34

    パレード隊員A「時期に慣れるわ…」

    パレード隊員B「さあ…私達を信じて…」

    パレードを行う隊員は優しく語りかける。

    トリックスター使い「…はい…」

    トリックスター使いとトリックスター達から表情が消える、そして彼女たちは隊員に言われるがまま服を脱ぎ、衣装を隊員達と同じものに着替えてしまった。

    パレード隊員A「まあ…お似合いね。」

    パレード隊員B「本当によく似合うわ。」

    トリックスター使い「ありがとうございます。」

    パレード隊員B「さあ、パレードに行きましょう。」

    その様子をモニター越しに見る支配人。

    支配人「上手く進んでいるな。これがあれば列強の戦力は回復できる。そして、あの忌まわしき閃刀姫も…」

  • 36二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 21:58:04

    >>35

    そして、夜の部が始まった。

    システィローク「では、行って参ります。」

    閃麗衣「吉報を、お待ち下さい。」

    しかし、ここで問題が発生した。なんと、夜の部だけは、システィロークのみ入場が許されて、閃麗衣は入場から弾かれてしまったのだ。

  • 37二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:24:26

    >>36

    頼光「何でだ?」

    了「…恐らくシスティロークは歌織をベースに年齢より年上に見られる様に設定してあるからだろう。」

    HERTS OF CRIPTER「ええ、その通り。歌織さんをベースに少し年上にしたのがシスティロークです。」

    歌織「なんか複雑…」

    HERTS OF CRIPTER「それに対して閃刀騎士・麗衣は麗衣さんをベースに少し若くしすぎましたね。」

    麗衣「なんでよ!…と言いたいけどこればかりはしかたないわね。」

    Cheshire Cat「本人そのままという訳にはいかないですしね。」

    HERTS OF CRIPTER「ですがご安心を、システィロークを分離させれば問題ありません。」

    歌織「くっ…悔しいけど今は良い判断だわ…」

    HERTS OF CRIPTER「では麗衣は一度帰還させ、後はシスティローク達に偵察を続行させましょう。システィローク、分離を。」

    システィロークからエクソシスター達が分離する。但し、エクソシスターではなく、エクソシスターを模したM∀LICEの劣兵だが。

  • 38二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:32:07

    >>37

    一方、桐斗達の方も、進展があった。

    桐斗「うわ、何じゃこりゃ?!」

    桐斗が見つけたのは、夜の部のパレードの様子だ。

    佳奈恵「どうしたの?夜間パレードは珍しくないと思うけど。」

    紅「違う。格好を見て。これは普通のパレードじゃない。」

    そう。パレードの光景を見たら分かるが、エナメル質の制服を着たマーチングバンドが、笑みを振りまいている。しかも、山車にはチアガールやベリーダンサー、ピエロ達も居て、さながら慰安部隊のようであった。

  • 39二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:32:31

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  • 40二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:36:35

    >>38

    紅「な、何なの…というか恥ずかしい、嫌っすぐに消して!」

    佳奈恵「紅さんは耐性がなさすぎるからな…」

    桐斗「よく見たらトリックスターやウィッチクラフトも混じってる…」

    紅「も、モンスターも混じってるの…」


    一方、こちらは頼光達

    シスタフラム「システィロークより分離完了、これより任務を開始します。」

    シストピア「シストピア、分離完了、これより任務を開始します。」

    歌織「こんな機能まで付いているなんて…」

    HERTS OF CRIPTER「電脳世界の力を使えばこの程度、簡単な事です。さあ、夜の様子を見ましょう。」

    システィローク達の目線を通して夜の様子を見る頼光達、すると、衝撃的な映像が映った。

    頼光「な、なんだこりゃあ!」

    そこには、露出度の高い衣装で妖艶なダンスを踊る、ドレミコード達が写し出されていた。

  • 41二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 09:05:01

    >>40

    システリス「これでは、遊園地と言うより・・・。」

    システラ「花街の娼館ですね。恐らく、他のご学友の方々も、ああなっているのでしょう。」

    その報告を聞いて、頼光達は憤っていた、

    しかし、頼光以上に怒っていた者が居た。驚楽園を追われてしまった、∀rlechinoだ。

  • 42二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 09:21:01

    >>41

    ∀rlechino「わ、わたしの夢と希望と恐怖の詰まった楽園をこのような事に…ゆ、ゆるせえええん!」

    頼光「まあまあ、落ち着いて…」

    歌織「そうそう…って恐怖って何ーっ!」

    ∀rlechino「くっ…だが今は何もできん…奴らから取り戻すのが先か…」

    了「そうだな。」

    ∀rlechino「覚えているが良い、簒奪者よ!私が取り返したなら必ずやその報いを受けさせてやるからな!」

  • 43二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 10:05:26

    >>42

    一方、現実では、佳奈恵達が了から送られた情報を精査していた。

    桐斗「成る程。アメイズメントの遊園地が、乗っ取られちゃったのか。」

    佳奈恵「しかも、夜の部はもはやキャバレーみたいだと。………………、待って、これってやばくね?」

    すると、紅があることに気がついた。

    紅「ねえ、今回の黒幕の目処がついたかも。」

    紅は、夜の部の入園した時に、歌織はOKで、麗衣が弾かれたことに注目していた。

  • 44二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 10:16:38

    >>43

    紅「多分だけど…黒幕は閃刀姫と敵対している組織の可能性があるわね。」

    佳奈恵「なるほど、ロゼが所属している組織…」

    桐斗「それが何で遊園地なんか…」

    紅「そこが分からないわね…何らかの実験とか…」

    桐斗「遊園地を隠れ蓑に実験か…」

    佳奈恵「何をしてるんでしょうね。」


    その頃、驚楽園

    スタッフ「報告します。別の次元に調査に出向いていた同胞より、例の場所を発見。直ちに機械工場を展開するとの事です。」

    支配人「そうか、ではこちらからも数名送り込むか。なあに、異動したことにすればいいさ。」

    支配人はそういうと何処かに向かう。

    そこには立ったまま、微動だにしない女達がいた。

  • 45二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 11:29:00

    >>44

    女達は、機械の体をしていた。

    支配人「お前達に指令を出す。例の場所に赴きは量産体制の強化を図れ。」

    女機械兵達「はい、畏まりました。」

    女達は次元門をくぐり、別の世界に赴いていた。


    システィローク「女王陛下。報告は以上となります。」

    閉園後、システィローク達は、園内の情報を報告していた。今回は偵察に止め、本格的な攻略は明日以降と言うことになった。

    HEARTS OF CRYPTER「成る程、わかりました。」

    HEARTS OF CRYPTERは、あるデータを持っていた。それは、夜の部の来演者データだった。どうやら、メタバース内で特定のデッキを使う相手が弾かれるアルゴリズムが組まれていた模様。

  • 46二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 11:49:00

    >>45

    頼光「なるほど、閃刀姫はダメなのか。」

    麗衣「どうやら閃刀姫の敵対組織みたいね。」

    歌織「明日乗り込むの?」

    娘娘「いや、それも難しいネ。そこで…」

    HEARTS OF CRYPTER「これを使います。」

    女王が自信満々に見せたのはシスティロークと麗衣の様な頼光と了をコピーした存在だった。

  • 47二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 12:14:00

    >>46

    了「なんと言うか…………。」

    頼光「下手に似合ってるのが………………。」

    了と頼光は、列強勢力の兵士の格好をしていた。それぞれ、了がプサイ、頼光がボルトというコードネームが与えられている。

    プサイ「女王陛下。我らは閉園内の驚楽園に潜伏致します。」

    ボルト「後日の攻略の足掛かりのための、工作を行います。」

  • 48二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 14:36:16

    >>47

    プサイ「では早速…」

    ボルトとプサイは閉園後の驚楽園へと向かった。

    HEARTS OF CRYPTER「さて、麗衣さんのコピー体は改良が必要ですね。そこで!」

    HEARTS OF CRYPTERが麗衣のコピー体の衣装を変更する。

    麗衣「なるほど…ってちょっと過激では?」

    氷水の麗衣「分かりました、では明日よりこの衣装で潜入致します。」

    麗衣のコピー体は氷水を模した衣装になった。

  • 49二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 19:11:09

    >>48

    こうして、驚楽園の攻略の初日は、一旦解散となった。


    その日の夜

    佳奈恵は夢の中で、エルドランドに来ていた。

    佳奈恵「わあい、見渡す限りの金ぴかだぁ!ってことは、ここは?!」

    エルドリッチ「すまぬな、女。我が呼んだのだ。聞けばそちらでは、金の亡者が増えているそうだな?」

  • 50二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 19:27:30

    >>49

    佳奈恵「はい…そうですね…今は色々と世知辛いから…」

    エルドリッチ「そうか…人の世とはいつも大変なのだなあ…そなたもそうなのか?」

    佳奈恵「まあ…私も正直お金は欲しいですけど…善悪の分別はついてますしね…」

    エルドリッチ「そうか。それは良いことだ。話は変わるが実はな我らが世界にも厄介なものが建てられてな…何でも機械工場みたいなのだ。」

    佳奈恵「えっ…それは…」

    エルドリッチ「そこでは捕まえた者の魂を機械の身体に移し買えているらしいのだ。安心せよ。我らはそれを滅ぼしに行くつもりだ。」

  • 51二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 20:05:22

    >>50

    黄金郷に見せられた場所。そこには、クロックワークナイトが立っていた。しかも場所が場所だったのだ。

    佳奈恵「ここって、例の事件の場所!?」

    エルドリッチ「左様。この件はこちらで片付ける。女よ。そなたはそなたの問題を片付けよ。」

    佳奈恵「はい、わかりました。」


    そして翌日の昼

    兵士「ん?新兵か?まあいい。今日も支度があるから、抜かるなよ。」

    プサイ&ボルト「イェッサー!」

    プサイとボルトは、メンテナンス任務を充てがわれた。どうやら、アメイズメントに招集された男は、主に機械整備の役が多いそうだ。

  • 52二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 20:25:04

    >>51

    するとDeliaとComicaが皆のもとに現れた。

    Delia「皆様、おはようございます。今日も皆様一層の働きを。」

    Comica「皆様の働きがあればこそ我らの悲願に繋がるのです。」

    どうやら2人とも支配人に操られているようだった。

  • 53二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 20:49:37

    >>52

    そして、了の大学では、了と桐斗が麗衣と一緒に、対列強の対抗策を練っていた。

    桐斗「多分だけど、もし彼奴等と戦うことになったら、間違いなく「アレ」が出てくると思う。対閃刀姫用の最終兵器。」

    麗衣「それってもしかして、了さんの?」

    了「御名答。閃刀姫の性質上、EXモンスターゾーンと機械族、その両方に、サイバー・ドラゴンが刺さるんだ。」

  • 54二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:10:40

    >>53

    麗衣「確かに、閃刀姫は不利ね…」

    桐斗「何か手は?」

    麗衣「手ならあるわ、実は別のデッキを思いついたの!」

    桐斗「つまり今回は、閃刀姫はお休み?」

    麗衣「そうね。今回は別のデッキで挑むわ。色々幅を広げないとね。」

    一方九竜では

    娘娘「成る程、昼はキャストが自分の思うままに動くか試してるネ。」

    HEARTS OF CRYPTER「そして夜になったら何人かを別の次元にある機械工場に送りだしていると…」

    エルドリッチ「そうだ、その機械工場は我らで叩き潰すつもりだ。」

    ドーハスーラ「奴らめ…生を弄ぶ者に我ら死者が裁きを下してくれるわ。」

    娘娘「アンデットの連合軍とは…恐ろしいネ…」

    HEARTS OF CRYPTER「種族の中でも死者たちの繋がりはとても強いと聞いています。彼らは恐ろしき罰を受けるでしょう。」

  • 55二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:19:45

    >>54

    そして、紅はと言うと、頼光と一緒にあるものを作っていた。

    頼光「しかし、まさか動画編集まですることになるとは………。」

    紅「こういうのは、できる内にしておくものよ。」

    どうやら、メタバース内の被害者に、闇バイトに関する啓発動画を作っているようだ。

    佳奈恵(音声)『ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛。ガネ゛ェ゙!ガネ゛ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙!!』

    佳奈恵から送られた音声は、まるで金を求める亡者の声が響いていた。

    頼光「……、佳奈恵さん、何でこんなにデスボイス上手いの?」

  • 56二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:43:44

    >>55

    紅父「いやあ、すまないね。手伝ってもらって。」

    紅の父親は市役所勤務で現在増えつつある闇バイト対策の動画の制作を娘に頼んだのだ。

    そして頼光が手伝わされているというわけである。

    頼光「いいえ、こちらこそお世話になっていますから。」

    紅父「でも君には感謝しているよ。おかげで娘がまた笑顔を取り戻してくれて…うっ…」

    紅「お父さん…なにも泣かなくても…」

    頼光「そうですよ、紅さんが来てからいつもお世話になっていますから。」

    そして動画では金目当てで闇バイトを始めた佳奈恵が堕ちていくシーンになった。

  • 57二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:15:03

    >>56

    どうやら、映像内の佳奈恵は、軽い気持ちで特殊詐欺の受け子をしてしまった女の役を演じているようだ。送られた音声は、警察に捕まって、貰うべき報酬が貰えなかったせいで、人ならざる慟哭をあげているシーンだ。

    佳奈恵『へへへ。オカネ。オカネ。キラキラ。イッパイ。へへへ。』

    そして、クライマックスのシーンでは、檻の中の佳奈恵が、壊れてしまった光景を見ていた。どうやら彼女の意識は、硬貨と紙幣で満たされた、底無しのプールの幻覚を見ているようだ。

  • 58二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 09:38:35

    >>57

    そんな佳奈恵の姿を見て憐憫と侮蔑の表情を浮かべる歌織と麗衣

    歌織「自業自得ね…」

    麗衣「いくらお金が欲しいからって…」

    2人はそう言うと佳奈恵の前から去っていく。

    佳奈恵『お金…お金…』

    そして最後に佳奈恵から遠ざかる2人で動画は終わる。

    頼光「…すげえ壮絶な内容なんですけど…」

    紅「内容はハードな方が印象に残りやすいの。こういうのは見てる相手が嫌だと思ったほうがそれをしようと思わなくなるわ。」

  • 59二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 10:13:42

    >>58

    紅父「まあ、啓発ビデオとは、得てしてこういう風なものになりがちだからね。君も学校で、薬物乱用のビデオを見たことがあるだろう?」

    頼光「はい。」

    紅「色々ぼかしてるけど、やってることは犯罪なのよ。あんたも、リザードテイルにはならないようにね。」

    リザードテイルとは、啓発ビデオに出てきた架空の会社で、文字通りトカゲのしっぽという意味があるという。

  • 60二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 10:32:51

    >>59

    紅父「最近はSNSの発展で気軽に情報が入手できるようになったから特にだよ。情報を吟味する。とても大切な事だ。まあ…こんな事ばかり言うと年寄りの説教だと思うとしれないが。」

    頼光「いやあ…他人事ではないので…」

    紅父「何と、誰が引っかかったのかい?親族?それとも友達…」

    頼光「いや、そういう訳では…」

    紅「危うく引っかかりそうになったの!ね!」

    頼光「え、ええ…そうです…」

    紅父「そうか。君も気をつけるんだぞ。じゃあ、私はまた別の仕事があるので…」

    そういうと紅の父親は部屋から出ていった。

    紅「ちょっと!気をつけなさい!今回の件、父が知ったら必ず大事になるわ。そうなると色々面倒なことになるわよ。」

    頼光「す、すいません。」

  • 61二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 10:52:29

    >>60

    そして、驚楽園では、麗衣の友人と奏が、まさにゲートを潜ろうとしていた。

    麗衣の友人A「あら、今日も宜しくね。」

    奏「はい。いっぱいお客様を喜ばせるために、頑張ります!」

    彼女達はすっかり、アメイズメントの虜になっているようだ。

  • 62二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:36:56

    >>61

    支配人「やあ、さあ、今日も張り切って頑張ってもらいいましょう。昼はキャストをお願いします。そして夜ですが…」

    そういうと支配人は2人にある物を渡した。

    それは犬の耳のついたヘアバンドと犬の尻尾がついた衣装、そしてリード付きの首輪だ。

    支配人「今夜は犬の散歩を体験したいというお客様が特別にいらっしゃいましたね。まあ…我々の上司なのですが、彼が犬を散歩させたいと仰ってまして。申し訳ありませんが、奏さんとお二人はドレミコードと共に犬になりきって貰えませんか?」

    支配人はあり得ない事を言う。しかし2人は

    奏「分かりました。」

    麗衣の友人A「必ずや任務を全うします。」

    と濁った目で答えた。

    支配人はニヤリと笑いながら

    支配人「ええ、ではお願いしますよ。」

    と答えた。

  • 63二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 12:11:44

    >>62

    一方、柚葉は、昨日見た夢の事を考えていた。遠くへ行ってしまった友人を助けたい。そう願いながら眠った時に見たものだった。

    柚葉「あれって、何だったんだろう?」


    柚葉の夢

    柚葉は、誰もいないメタバースで歌っていた。元々歌が好きな柚葉は、女子校の合唱部に入っている。

    ?「何だか、悲しげな歌ですね。思わず聞き入っちゃいました。」

    ふと、柚葉が振り向くと、そこには黄色いツインテールの少女がいた。見た目は、中学1年生くらいだろうか?

  • 64二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 12:23:47

    >>63

    柚葉「ありがとう。」

    女の子「お姉さん、本当に上手な歌でした。でも何かあったんですか?寂しそう…」

    柚葉「あのね…」

    柚葉は少女に友人が行方不明なこと、突然目の前で攫われてしまったこと等を話した。

    女の子「そんな事が…」

    柚葉「でも、私じゃどうする事も出来ない…どうしたら…」

    女の子「お姉さん、泣かないで下さい。きっとお友達は助かります。」

    柚葉「そうね。ありがとう…」

  • 65二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 13:04:39

    >>64

    少女「よろしければ、私と一戦しますか?」

    柚葉「え?良いの?じゃあ、気晴らしも予て一戦だけお願いね。」

    こうして、少女と柚葉の決闘が始まった。どうやら少女は、トリックスターのデッキを使うようだ。

  • 66二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 13:44:00

    >>65

    柚葉は幻奏のモンスターを展開していく。

    柚葉「私はフィールドのルフランとクープレ、そして幻奏の、音姫マイスタリン・シューベルトで融合!幻奏の華歌神フラワリング・エトワール!幻奏協奏曲でペンデュラムゾーンのカードを使用するわ」

    女の子「凄い…」

    柚葉「さらに独奏の第1楽章でデッキからソプラノを特殊召喚。そしてソプラノの効果でフィールドのセレナと融合召喚。現れなさい、スペクタキュラー・バッハ」

  • 67二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 14:12:19

    >>66

    幻奏のモンスター達を見て、少女も喜んでいた。

    女の子「凄いです!ですが、私も負けていられません!」

    柚葉「ターンエンドよ。さあ、あなたはどんな動きを見せてくれるのかしら?」

  • 68二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 17:19:05

    >>67

    女の子「では行きます。」

    女の子はトリックスターを次々展開する。

    盤面にダンサーやバンドなど色鮮やかなメンバーがあらわれる。

    柚葉「凄いわね。貴方は一体…」

    女の子「私はミイ、とある場所から夢を通じてあなたを助けに来ました。」

  • 69二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 17:52:44

    >>68

    ミイと名乗った少女が語った所によると、奏はまだ引き返せるという。

    ミイ「ユズハさん。貴方の歌には、皆に勇気を与える力があります。どうか、その力で、大切な人を、取り戻してください。」

    その言葉を最後に、柚葉は目を覚ましたのだ。

    柚葉「歌織ばかりに任せてられない。私も頑張らなくちゃ!幻奏の皆と一緒に!」

    この時、柚葉は歌織達の様な力に目覚めつつあった。


    プサイ「見た所、目立った脅威は無さそうだ。」

    ボルト「ああ。気がかりなのは、監視室で見つけた、ラップトップドングルだな。」

    プサイとボルトは、夜の部開園に向けた最終調整に向かっていた。

  • 70二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 18:36:34

    >>69

    HERTS OF CRIPTER「向こうは夜の部に向けての準備が進んでいますね。」

    娘娘「皆も集まって来ているネ。」

    HERTS OF CRIPTER「ええ、まずはプサイとボルトに障害を排除してもらいます。それからシスティロークと氷水の麗衣を進入させます。今回は麗衣も大丈夫みたいです。」

    頼光「そして、混乱しているうちに俺と歌織が進入するわけか。」

    HERTS OF CRIPTER「はい、そうです。」

    歌織「そのことなんだけど、実はもう一人進入に参加させたい子がいるの。」

    HERTS OF CRIPTER「まあ…3人なら大丈夫でしょう。一体誰が…」

    すると現れたのは柚葉だ

    柚葉「あの…私も参加させて貰えませんか…奏を助けたいんです。」

  • 71二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 20:18:19

    >>70

    プサイ「女王陛下。急ぎの報告です。」

    ボルト「監視室で見つけたラップトップドングルの中身を転送致します。」

    女王の元に、新しいリストが送られている。それは、従業員として、集められた者達に最適化された、武装システムの計画書だった。

    頼光「おいおい、それって…………!」

    了「やってることが現地徴用じゃないか…………!」

    すると、歌織のデッキが光輝く。エクソシスター達が実体化したのだ。しかも、マルファ以外は、エクシーズ体で顕現している。余程の事態なのだろう。

  • 72二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 20:47:43

    >>71

    マルファ「まさか、人を兵器に仕立て上げようとは…」

    カスピテル「そのための実験をしているなんて…」

    ジブリーヌ「悪魔の所業です。」

    エクソシスター達はその所業に憤慨していた。

    マルファ「しかし、歌織はともかく柚葉と言ったか、君は大丈夫なのか?」

    アソフィール「非常に危険な場所だ。最悪の場合は…」

    柚葉「覚悟の上です。私も助けたいんです。」

    彼女がそう言うと、彼女のデッキが光だし、幻奏の歌い手が姿を現した。

  • 73二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 21:13:56

    >>72

    幻奏の音女アリア「私達も加勢するわ。この子が悲しむのを、放っておけないの。」

    幻奏の音女セレナ「私達の歌で、迷いを断ち切って見せる!」

    幻奏の歌姫達も、加勢することになった。

    了「成る程。人数は多いほうが良いかもな。」

    すると、そこに佳奈恵と∀rlechinoがやってきた。

    ∀rlechino「折角奪還作戦を開始するなら、あいつらに驚楽園の本当の姿を見せてやろうと思ってね。」

    佳奈恵「折角ですし、楽しいパレードにしちゃいましょう!」

  • 74二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:56:23

    >>73

    HERTS OF CRIPTER「そうですね。では、始めましょう。」

    そういうと潜入させたプサイとボルトに命令をする。

    HERTS OF CRIPTER「それでは2人とも、作戦を開始致します。」

    プサイ「はっ、了解いたしました。」

    ボルト「では、潜入行動から作戦行動に移行致します。」

    その頃、遊園地では、システィロークと氷水の麗衣が潜入していた。作戦を実行するためだ。

  • 75二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:09:00

    >>74

    兵卒A「やべぇなこりゃあ。どうしたもんかなぁ?」

    プサイとボルトが赴くと、早速兵士がぼやいていた。

    プサイ「どうかしたか?」

    兵卒「ああ、お前達か。来て早々で悪いが、カメラを修理してくれないか?どうも受信モニターが不調みたいでさ。」

    ボルト「わかった。上司の視察までには間に合わせる。」

  • 76二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 09:10:10

    >>75

    兵士が離れたのをみてプサイが女王に連絡を行う

    プサイ「こちらはプサイ、園内に協力なジャミングをかける事に成功しました。」

    ボルト「こちらもです。園内のシステムにウイルスを仕込む事に成功しました。」

    HERTS OF CRIPTER「分かりました。それでは2人とも直ちに撤収。次はシスティロークと氷水の麗衣を潜入させます。」

  • 77二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 10:05:38

    >>76

    裏で大変な事になっているに気が付かないまま、夜の部が開演した。

    システィローク「さあ、もうすぐパレードが始まります。」

    氷水の麗衣「ええ。では、私達も行きましょうか。」

    入園して早々に、パレードが始まる。2人は、パレードの光景を、写真を撮っていた。

    スタッフ「すみません。当園ではパレードの撮影は、規定場所以外では禁止なんです。」

    システィローク「まあ、これは失敬。ですが、目的は果たしました。」

    氷水の麗衣「今日の演目は、「スクルージの終焉」です。」

    2人の瞳に、M∀LICEの紋章が浮かぶ。

    システィローク・氷水の麗衣「Welcome to Underground.」

  • 78二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 10:25:06

    >>77

    スタッフの表情が変わる

    「まさか…あなた達は…M∀LICEの…」

    システィローク「さあ、貴方は私達の手駒です。遊園地のシステムの中枢に案内なさい。」

    スタッフ「…はい…」

  • 79二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 10:37:20

    >>78

    一方、監視室では。

    守衛A「お、おい!いったい何が起こってるんだ?!」

    守衛B「誰だよこんなイタズラしたのは?!」

    監視室のモニターは、大惨事になっていた。本来なら園内を写す筈の映像が、猫の少女のにやけ顔で埋め尽くされていたのだ。

  • 80二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 12:52:54

    >>79

    支配人「くっ…一体何が起こってるんだ…」

    支配人は慌てていた。システムに何者かが攻撃をかけたのは分かっている。しかし、未だにどこからの攻撃か特定できていないのだ。

    スタッフ「大変です。スタッフの一部が暴動を。」

    支配人「何だと!仕方がない。ComicaとDeliaを向かわせろ!」

    スタッフ「ハイ!」

  • 81二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 13:06:33

    >>80

    そして、園内では、恐ろしい事が起きようとしていた。

    パレード隊員A「ねえ、何あれ?」

    パレード隊員B「あの、大丈夫ですか?」

    なんと、パレード沿道に女性が倒れていたのだ。隊員が近づいて声をかけると、倒れていたのは、エルドリクシルに飲まれて、金ゾンビになった佳奈恵だった。

    金ゾンビ佳奈恵「フフフ。金ノ亡者ガ、イッパイ。アナタモ、黄金二染メテアゲル。」

    そういって、佳奈恵は天に向けて、赤い宝石、エルドリクシルを放り投げた。禍々しく光る赤い宝石に、パレードを見たいた人たちは魅了されていた。

  • 82二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 16:19:50

    >>81

    頼光「あれが、突入の合図かぁ。」

    歌織「ええ。これでパニックになってくれたらいいけど。」


    一方、佳奈恵と∀rlechinoは、パニックになった遊園地の様子を見ていた。

    ∀rlechino「凄いことになったねぇ。良い感じに恐怖を演出できそうだ。」

    佳奈恵「はい。啓発ビデオの時の演技がここで生きてくるとは。」

    すると、∀rlechinoは遊園地に向かった。

    ∀rlechino「さて、こっちも仕事をしないと。「恐楽園の死配人」としての、ね。」

  • 83二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 16:59:36

    >>82

    ∀rlechinoは驚楽園へと降り立った。その前にComicaと

    Deliaが現れる。

    Comica「あなたがこの暴動の元凶ですか…」

    Delia「あなたを排除します。」

    ∀rlechino「やれやれ、主人の顔を忘れるとは、世も末だね…しかし、ここは私の庭だからね。悪いが無理やりにでも思い出してもらうぞ!機械人形達!」

    ∀rlechinoはそう言うと指をパチンと鳴らした。

    すると途端にDeliaとComicaが苦しみだした。

  • 84二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 18:57:27

    >>83

    Comica「んぐぅ!!」

    Delia「あがぁあ!!」

    どうやら、二人の記憶回路に異常が起きたらしい。

    Comica「私、わたし、わタshi......」

    Delia「あRe?何デ、シ配にんgA………」

    ∀rlechinoによって、白目を向きながら、笑顔で痙攣するComicaとDelia。どうやら、無理やり正常化させているみたいだ。


    一方、園内に入った頼光達は、システィロークと氷水の麗衣と合流した。

    システィローク「皆さん。奏さんは現在、驚楽園併設の宿泊施設にいます。」

    氷水の麗衣「現在園内は混沌としてます。パレードの経路を迂回し、宿泊施設に向かって下さい。」

    見ると、エルドリクシルに汚染されたパレード隊と観客達が、徘徊しているようだ。

  • 85二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:44:57

    >>84

    頼光達が向かった宿泊施設のロビー。そこにいたのは、奏だった。

    歌織「か、奏?!」

    奏「え!?歌織?それに、柚葉まで!?」

    柚葉「探したんだよ?一緒に帰ろうよ!」

  • 86二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 21:09:37

    >>85

    奏「それは出来ないの…私には今、この場所を守らないと行けないから。」

    柚葉「奏…」

    奏「柚葉…あなたがそれを阻止するならあなたも!」

    奏が柚葉に銃口を向ける。しかし、柚葉は怯むこと無く歌を歌い始める。

    奏「この歌は…」

    幻奏の音女アリア「これはあなたが好きだった歌、柚葉があなたのために歌ってくれた歌…」

    幻奏の音女カノン「柚葉はあなたの事を思ってくれた…あなたを助けたいとその一心で貴方に会いに来たの…」

    奏「柚葉…」

    やがて幻奏の音女達も柚葉と共に歌い始めた。

    コーラスはフロア全体に広がり、やがて…

    ドレミコード・ミューゼシア「素敵な音楽…」

    ファンシア「私たちも…」

    ドレミコードも次々実体化し。奇跡のコラボレーションが繰り広げられた。

    そして、奏は銃を捨てると、柚葉に抱きついた。

    奏「柚葉ごめんね!ごめんね!」

    柚葉に抱きつき、泣きじゃくる奏、柚葉はそれを黙って受け入れた。

    歌織「良かった…2人が再会できて…」

    了「再会できたようだな。では2人を九竜へ転送する。」

    柚葉「私も!まだ…」

    歌織「後は任せて。それよりも奏をお願いね。」

    柚葉「分かった。無茶しないで。」

    そう言うと柚葉と奏は九竜へ転送された。

  • 87二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 21:24:45

    >>86

    頼光「さて、後は親玉をぶっ飛ばすだけだな!」


    守衛長「な、なんじゃこりゃあ?!」

    何とかサイバー攻撃を退けて、監視カメラの一部を回復させた守衛長だったが、そこに写っていたのはゾンビの群れだった。

    ??「如何でしょうか?即興のアドリブですが、なかなか面白いでしょう?」

    そこにいたのは、驚楽園の支配人ではなく、恐楽園の死配人としてのアルレキーノの姿があった。


    麗衣「そういえば、アメイズメントって、何で恐怖も詰まってるんだろう?」

    HEARTS OF CRYPTER「それが、驚楽園は、とても友好的な勢力ですが、驚楽園を拒んだ瞬間、それが恐楽園へと変わります。」

    了「そういえば、アメイズメントのアトラクションは、非アメイズメントモンスターに装備させると、デバフになるな。」

  • 88二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 21:45:13

    ∀rlechino「では。始めようか、恐ろしき楽園の真の姿、ご覧に入れよう!」
    ∀rlechinoがそう言うと、園内の灯りが全て消える。
    そして彼の両隣には彼がコントロールを取り戻したComicaとDeliaの姿があった。
    Comica「支配人…申し訳ありません。」
    Delia「刃を向けたこと、お許しを…」
    ∀rlechino「まあ、事態が事態だ。仕方がないね。さて、遊園地を乗っ取るようなやつには、天誅が必要だな。」
    ∀rlechinoが指を鳴らす。すると遊園地のアトラクションが化け物へと変化した。
    ∀rlechino「さあ、始めようか」
    Delia「はい。」

  • 89二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 21:54:26

    >>88

    頼光「うわあ。すげぇ事になってるなぁ・・・。」

    歌織「あれが、アメイズメントの別の姿・・・。」

    佳奈恵「凄いですよねぇ・・・。」


    さて、恐楽園と化したアメイズメントにこだまするのは、列強兵士達と、彼らに騙されて、現地徴用されかけてしまった者達だ。

    兵士「お、おい!早く下ろしてくれ!」

    まずは、メリーゴーラウンド、マジェスティックマネージュだ。この遊具は、乗車した人間の生気を吸い取り、激しい虚脱感に見舞われるという。

  • 90二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:31:49

    >>89

    ∀rlechino「いやあ…君たち、ありがとう。君たちが助けてくれたお陰で取り戻せそうだ。さて、後は支配人を捕まえるだけだな。」

    頼光「その点は大丈夫です。」

    歌織「私達の頼れるシスターと。」

    頼光「怪盗達が向かっていますから。」


    その頃支配人は

    支配人「クソッ、どうなっているんだ…」

    驚楽園のコントロールを奪い取られて逃げ回っていた。

    支配人「かくなる上は同胞たちのいる機械工場に逃れるのも手か…そちらの様子は…」

    支配人が連絡を取るために機械工場の様子を映像で確認するとそこには機械工場ではなく、アンデットが闊歩する恐怖の世界が広がっていた。

    支配人「な、なんだこれは…」

    ふと、ドーハスーラがこちらに気づいたかモニター越しに語りかける。

    ドーハスーラ「ふむ…これは異なる世界に繋がってるようだな。向こう側の世界の者よ、今よりここは不死者達の楽園となった。そなたの破滅も近いぞ…覚悟せよ。」

  • 91二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:42:23

    >>90

    支配人「な?どう言うことだ?!」

    頼光「こういうことだよ!」

    すると、支配人の所に、∀rlechinoと勇者達が終結していた。

    歌織「私の友達を奪った報い、受けて貰うわ。」

    しかし、支配人は怯むことなく銃を向ける。

    支配人「黙れ!列強を拒む弱者が!貴様らがいくら吠えようと、お前達は強者に搾取されるだけの弱者に過ぎぬ!現に貴様の友人とやらも、高額の報酬につられていたではないか。」

    支配人の目的は、打倒閃刀姫。列強勢力の拡充のために、偽求人を用いて、現地徴用をしていた。

  • 92二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:52:43

    >>91

    マルファ「往生際が悪い!高額の報酬で人を騙し、さらに口先だけの甘言で人を惑わす。その非道、許されないとしれ!」

    キスキル「そうだ!きちんと対価を払えってんだ!」

    支配人「クソッ貴様ら!」

    支配人が銃を放つよりも早く、キスキルの放った光弾が放たれる。光弾を受けた支配人は銃を手放し、それは∀rlechinoが奪い取った。

    そして支配人はComicaとDeliaに拘束された。

    ∀rlechino「驚楽園で銃を使うのは感心しないね。それに君の国について調べたが、どうも君たちを切り捨てたがっていたらしいね。」

    支配人「なぜ、それを知っている…」

    すると突然、何者かが姿を現した。

    頼光「な、何だ!」歌織「突然、降ってきたけど…」

    カメリア「やっぱりコイツラはダメだったか…」

    アザレア「良い線行ってたけどね…」

  • 93二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 23:11:01

    >>92

    頼光「せ、閃刀姫?!レイとロゼ以外にも居たのか?!」

    アザレアとカメリアに驚愕する頼光。

    アザレア「ああ。私達も、閃刀姫さ。」

    カメリア「もっとも、私達はいずれ、レイを越えるけどね。」

    そういって、二人の閃刀姫が、支配人に刃を向ける。

  • 94二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 23:23:41

    >>93

    カメリア「アンタラには悪いがこいつは私たちが連れて行く。」

    アザレア「まあ…列強もこいつらのせいで大変なんでね。」

    頼光「おい!そいつは…」

    カメリア「悪いな、失敗の責任はこっちで取らせる。」

    アザレア「今はあんたらとも敵対する気はないな…今はな。」

    アザレア、カメリア「それじゃあ!」

    そう言うと。2人は支配人を連行し、消えてしまった…

    頼光「一体…彼女たちは…」

    歌織「閃刀姫…よね…」

    ∀rlechino「…まあ、なんにせよ、驚楽園は取り戻せた。それでまずはヨシとしよう。」

  • 95二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 09:02:02

    >>94

    そして、九竜。

    奏と柚葉は佳奈恵と紅の前に居た。

    佳奈恵「これ、何かわかる?」

    奏「これは、遊園地のパレード?」

    紅「良く見なさい。これが普通のパレードに見える?」

    どうやら、佳奈恵と紅による、大人の説教が始まった。

  • 96二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 10:23:54

    >>95

    そこには恥ずかしい衣装を着て笑顔で踊る女性たちや

    いかがわしいサービスをする女性たちが映し出されていた。

    奏「ええっ!でも…拒否すれば…」

    紅「それをできないようにしてやらせるのよ。あなただってひょっとしたらこうなっていたのよ!」

    佳奈恵「そう、上手い話には裏があるの!安易に飛びついちゃダメよ!」

  • 97二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 10:59:17

    >>96

    紅「しかも、貴女をこき使ってたの、軍隊だったのよ?」

    奏「ぐ、軍隊?!」

    奏は血の気が引いていた。ここに来てようやく、奏は自身が足を踏み外しかけた事を自覚したのだ。

    そこに、歌織とエクソシスターが戻ってきた。柚葉と奏が心配で、一足先に九竜に帰還したのだ。

    歌織「奏。佳奈恵さん達にいっぱい絞られたみたいね。親友として、私からも説教させて貰うわ。」

  • 98二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 13:12:04

    >>97

    歌織は二人に、ある話をした。

    歌織「良い?軽い気持ちで事を起こすと、録でもないことになるのよ。こんな感じに。」

    そういって、歌織が見せたのは、自身が自身を抱いている映像だった。

    歌織「M∀LICEの女王様から、許可をもらって持ってきた。デジタルタトゥーって、これが一生ついて回るのよ。」

  • 99二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 13:16:00

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  • 100二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 13:19:30

    >>98

    奏「うへえ…これはキツイ…」

    歌織「まあ、この時は無理やり連れてかれて、大変だったんだけどね…」

    紅「すみませんでしたー。」

    柚葉「何で紅さんが謝るの?」

    歌織「まあ…色々あるからね…それから興味があるからっていきなり「ハイ」なんて言っちゃダメでしょ!しかも何も調べもせずにホイホイと…今回は助かったから良いものの状況によっては手遅れになってたかもしれなかったんだからね!」

    奏「は…はい…」

    歌織「それから、心配をかけた皆に謝りなさい!いい!」

    奏「すいませんでした。」

    柚葉「そうだよ。勝手に決めちゃだめだよ。私や歌織に相談して。」

  • 101二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 13:38:35

    >>100

    一方、麗衣は園内の騒動を収めて、皆を元の世界に帰していた。そして、一息ついた頃。

    レイ「マスター。宜しいですか?」

    何と、閃刀姫-レイが実体化した。

    麗衣「どうかしたの?」

    レイ「実は、マスターには、私と心を通わせて欲しいんです。」

    というのも、今回の騒動で、アザレアとカメリアがやってきた為、何れ閃刀姫同士で戦わないと行けなくなる時が来ると、レイが考えたからだ。

  • 102二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 17:43:23

    >>101

    麗衣「分かったけど…何をすればいいの?」

    レイ「簡単です。私たちとまずは手を繋いで下さい。」

    ロゼ「そうする事で繋がりが深くなるんだ。」

    3人は手を繋ぐ。

    麗衣「それから?」

    レイ「私達に会いたいと強く念じて下さい。」

    ロゼ「そうする事で心を通わせる事が出来るんだ。」

    麗衣「分かった。やってみる。」

    麗衣は目を閉じ、2人に会いたいと強く念じた。

    すると3人の周りが光り輝き始めた。

    そして…

    レイ「さあ、目を開けてください。」

    そこには、完全に実体化した2人がいた。

    ロゼ「これで君が望めば電脳世界なら僕たちはすぐに実体化できるようになった。」

    麗衣「そうなの?でも嬉しいな。こうして2人とお話できるなんて。」

    レイ「はい、わたしも嬉しいです。」

  • 103二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 18:27:58

    >>102

    桐斗「麗衣。近いうちに、皆を集めて、件の啓発ビデオ鑑賞会を開くことになったよ。」

    麗衣「そうなの。わかったわ。」

    すると、桐斗は、実体化したレイとロゼを見て驚いていた。

    桐斗「びっくりしたな。まさか、麗衣もその力に目覚めたんだ。」

    レイ「はい。もし良ければ、桐斗さんも、マスターと一戦いかがですか?」

    桐斗「良いよ。でもどうする?仮想敵はサイバー流で良いのかな?」

    麗衣「いや、仮想敵は同型。閃刀姫よ。」

  • 104二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 18:42:05

    >>103

    桐斗「そうか…でも閃刀姫は無いしな。まあ、作れないことは無いし、また作ったらで良いかな。」

    麗衣「ええ、良いわ。」

    桐斗「所でさ聞きたかったんだけど、今回、閃刀姫ではなく別のデッキ使おうとしていたらしいけど何を使おうとしていたの?」

    麗衣「ああ、それはね…」

    レイ「あっ、わたしも気になります。」

    麗衣「これよ!マドルチェ!」

    レイ「あら、可愛い!」

    麗衣がマドルチェのモンスターを展開すると当たりにプディンセスやティアラミスが現れ、楽しそうにダンスを始めた。

    桐斗「成る程。そう来たか。」

  • 105二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:46:20

    >>104

    そして、カメリアの居る世界では、今回の失態を受けて貰うわ支配人に対し、罰が下る。

  • 106二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:12:22

    >>105

    カメリア達の世界

    カメリア「あなたの独断のせいで計画に遅れと変更が生じたわ。」

    アザレア「しかも多大な被害も出してね…言い訳はあるかしら?ないわよねえ!」

    支配人(列強士官)「くっ…模造品が!貴様らが閃刀姫を倒せていればこんな事をしなくても…グハッ!」

    カメリア「戦犯が!黙れ!」

    アザレア「カメリア、その程度になさい、この愚かな男には罰が下るのだから…」

    列強士官「な、何だ…」

    カメリア「喜びなさいな、貴方には実験台になってもらうわ。」

    列強士官「な、何だと…」

    男がそう言うとカメリアはある物を呼び出した。

    レアメタル・ヴァルキリー「なんでしょうか、カメリア様」

    カメリア「こいつはレアメタル・ヴァルキリー。以前どこかの世界で回収したものを修理したの。」

    アザレア「貴方にはこの子の性能テストのための実験台になってもらうわ。さあ、アイツで武器のテストをなさい。」

    レアメタル・ヴァルキリー「ハイ、分かりました。」

    列強士官「な、や、やめてくれ、やめろおお!」

  • 107二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:23:21

    >>106

    レアメタル・ヴァルキリーは、容赦なく列強士官を攻める。

    男の断末魔を背景に、アザレアとカメリアは、あるものを用意していた。それは、デッキだった。

    カメリア「それは、いったい?」

    アザレア「ああ、向こうの世界にあったものだ。対閃刀姫に最適なものさ。」

    どうやら、アザレア達の閃刀デッキは、レイ達とは違う形に調整されているようだ。やがて、レアメタル・ヴァルキリーが、報告に来た。

    レアメタル・ヴァルキリー「性能テストが終わりました。」

    彼女の後ろには、動かなくなった列強士官の姿が。

  • 108二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:31:58

    >>107

    カメリア「あーあ、あっさりだったな。」

    アザレア「仕方ないわ、所詮は人間よ。」

    カメリア「まあ、そうだよな…それよりも…」

    彼女たちはある場所へと向かう。そこにあったのは…

    アザレア「閃術兵器ーS.P.E.C.T.R.A.…完成が待ち遠しいわね。」

    カメリア「ええ…だけど今はまだ、その時ではないわ。」

    アザレア「そうね…今はまだ…だけど時が来たら…」

    2人はモニター越しに電脳世界を見る。

     

    一方、頼光達は紅の家に集まっていた。

    闇バイトの啓発動画の試写会のためだ。

    そこには奏と麗衣の友達もいた。

  • 109二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:38:05

    >>108

    頼光「さて、これから見せるのは、闇バイトの実態だ。」

    佳奈恵「先に行っておくと、私が演じる普通の会社員が、闇に堕ちる映像よ。」


    話は、薬物啓発動画の様に進行していく。佳奈恵扮するフリーターが、架空の会社「リザードテイル」の面接を受けるところから始まる。

  • 110二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:14:50

    >>109

    面接官(了)「いやあ、佳奈さん。貴方は実に運が良い。当バイトは大変人気がありまして、規定人数にあと少しで達する所だったんですよ。」

    佳奈(佳奈恵)「えっ、そうなんですか。」

    面接官「そうです。それからまずは佳奈恵さんに三万円を前金として振り込ませて頂きました。仕事の内容はですね…それから準備して頂きたいものがありまして…」

    ナレーション「私、佳奈は普通の会社員…激しい物価高騰による生活の厳しさには勝てず、遂に副業に手を出すことにした。しかし私のスキルでは失敗することは目に見えて明らか、そこで、私が目をつけたのは短期バイト。しかも見つけたのは夜の3時間だけ、しかも報酬も破格!こりゃやるっきゃないってんで連絡したのがこの会社だ。

    …この時は私は思ってもいなかった。この選択が身の破滅に繋がるなんて…」

  • 111二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:27:33

    >>110

    場面が変わり、ルンルン気分の佳奈が映る。どうやら、ちょっと羽振りが良くなった様だ。

    来太(頼光)「なあ、佳奈。最近羽振り良くないか?」

    佳奈「そう!副業を始めたの。それで結構儲かっちゃって。」

    来太「へぇ、そんなに儲かるモンなの?」

    映像内の頼光演じる来太は、半信半疑と言った状況だった。来太は大学生で、アウトレットのおもちゃ屋でバイトしている。

  • 112二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:44:29

    >>111

    佳奈「私ね、友達にも勧めようと思ってるの。」

    来太「へえ…」

    佳奈「さあて、今日はランチしよっ!じゃあね。」

    そう言うと佳奈は歌子と麗奈とランチをしながらアルバイトの勧誘を始める。

    歌子(歌織)「へえ、その仕事そんなに儲かるの。」

    佳奈「うん。そうそう、お陰でこんないいバック買えちゃって。」

    麗奈(麗衣)「佳奈さん…今貴方どんな仕事をしてるの?」

    佳奈恵「いや、簡単な仕事よ。ある荷物を特定の場所に運ぶ仕事、それが簡単で、しかも教えてくれる人も優しいの。みんなもどう?今追加で募集してるんだって。」

    麗奈「佳奈さん…悪いけど私はパスするわ。」

    歌子「ええ、何か嫌な予感がする。貴方も気をつけた方が良いわ。それじゃあ。」

    佳奈「何よ!私が誘ってあげたのに…後悔しても知らないわよ。」


    場面が変わり佳奈の会社。

    そこでは佳奈が上司から叱責されていた。

    佳奈の上司(佳奈恵の同僚)「佳奈、最近の仕事振りが酷いな、この間なんか寝ていたろ、しかも同僚を君の副業に誘ったとも聞いたぞ。どうなんだ!」

  • 113二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:53:36

    >>112

    奏「うう、怖そう・・・。」

    麗衣の友人A「なんか、マルチの勧誘みたい。」

    麗衣の友人B「段々雲行きが・・・。」

    奏と麗衣の友人達も、大分緊張した面持ちで聞いていた。

    紅「さあ、ここからが一番の山場よ。」


    画面が変わり、紅と桐斗扮する警官が、リザードテイルを訪れていた。

  • 114二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:03:59

    佳奈「さあて、今日も副業、副業!…あのクソ上司!今度会ったら私の通帳見せてやるんだから。」
    佳奈は荷物を持ちながら指定の場所に向かう。するとそこには
    紅山(紅)「あら、そこの貴方、今何をしているの。」
    桐川(桐斗)「ちょっとその鞄の荷物、確認させてもらって良いかな。」
    佳奈「な、なんですか?私はこの荷物をただ赤江(紅父)さんに持って行くだけで。」
    紅山「良いから見せなさい。」
    佳奈「ち、ちょっと、警察だからって…」
    紅山が空けた鞄の中には大量の小麦粉が入っていた。
    佳奈「だから言ったじゃないですか。大丈夫だって…」
    佳奈を気にする素振もなく、2人は小麦粉の袋を空け、成分を調べる。すると…
    桐川「やはりですね…違法薬物の成分が検出されました。」
    紅山「ハイ、アウト。違法薬物所持で逮捕ね。」
    佳奈「そ、そそそ…そんなあああああ…」

  • 115二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:11:48

    >>114

    麗衣の友人A「うそ、クスリ・・・?!」

    麗衣の友人B「待って、確か薬物って・・・!!」

    歌織「ええ、犯罪よ。」

    紅「闇バイトって、聞こえは良いけど、その実態はただの犯罪幇助や共同正犯にもなり得るのよ。」


    そして、遂にクライマックスのシーンだ。悪銭身につかずを体現した佳奈の絶叫から始まった。

    佳奈『ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛。ガネ゛ェ゙!ガネ゛ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙!!』

    奏「ヒィ?!」

    麗衣の友人A「うわあ、ちょっと見覚えがあるかも・・・。」

    麗衣の友人B「あれって、あの時の私達ってこと・・・?!」

  • 116二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:27:15

    >>115

    歌子「佳奈…あなた私達に悪事の片棒を担がせようとしてたの…」

    麗奈「最低ね、自業自得だわ。」

    面会に来た2人に罵倒される佳奈、無理もない、2人には佳奈が何も知らず薬物を運ばされていたなどと知らされていないのだから。

    来太「佳奈さん…いくらお金が欲しいからって見損なったよ。」

    佳奈「そ、そんな…来太君まで…」


    一方、こちらはリザードテイルのアジト

    ボスと思われる男と面接官だった男が話している。

    赤江(紅父)「上手く行ったな。」

    了太(了)「ええ、我々からすればあんなはした金で見事に囮役を務めてくれたのですから。」

    赤江「では、新たな囮役を探さないとな。」

    了太「ええ。」

  • 117二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 08:32:10

    >>116

    奏「こ、怖い…………!」

    奏は戦慄していた。映像では違法薬物の取り締まりだったが、自分がやっていた事が何なのか、ありありと思い出されたからだ。

  • 118二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 08:43:06

    友達だけでなく両親にも捨てられる佳奈…
    そして最後には彼女が精神的に壊れてしまうところで終わった。
    紅「どう?闇バイトに手を出したらこうなる…って…」
    頼光「皆…凄い怯えてる…」
    紅父「これでも結構、ソフトな方なんだけどね。」
    歌織「えっ?そうなの?」
    紅「当初はもっとハードだったの。ただ流石にこれはって事でね…」
    紅父「市でも広報に使いたいからね。」
    歌織「そうなんですか…。」

  • 119二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 10:50:49

    >>118

    麗衣の友人A「う、うそ、でしょ………。」

    麗衣の友人B「これで希釈された方なの………。」

    そして、一番震えていたのが、奏だった。過日の指令が、恐ろしい現実を帯びてきたのだ。

    奏「え!?待って!?じゃあ、あの日言われた、お偉いさんとのあれって………!」

    紅父「ああ。君は危うく、花屋になりかけたって事だね。」

    すると、歌織が話しだす。

    歌織「ねえ、奏は、十字軍の話は知ってる?」

    奏「はい。何でも、聖地奪還を名目とした、教会勢力による武力紛争と聞きましたが………。」

  • 120二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 12:44:30

    >>119

    歌織「実際にはそうだけど、中には騙されて売られたりとかそういった例もあるのよ。」

    奏「そ、そんな…」

    紅「そう、初めは簡単な仕事だと思ったら気がついたら戦場に…って話。」

    歌織「奏、柚葉に感謝しなさいよ。」

    奏「は、はい。柚葉…そして皆さん、ありがとうございました。」

  • 121二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 13:32:51

    >>120

    こうして、鑑賞会も終わり、その日は解散となった。


    その夜

    奏と柚葉は、同じ夢を見ていた。

    奏「ここは、メタバース?」

    柚葉「うん。でもなんで?」

    すると、二人のデッキのモンスターが実体化した。

  • 122二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 17:10:36

    >>121

    クーリア「奏、良かったー」

    ファンシア「奏!もう迷惑かけちゃダメよ。」

    ミューゼシア「でも良かったです。また2人が以前の様になれて。」

    奏「うん、柚葉…ごめんね…」

    柚葉「いいよ、でも気をつけてね。」

    奏「うん。」

    アリア「良かったー。また戻ってきて。」

    カノン「本当に…」

    クープレ「さあ、皆でセッションをしましょう。」

    柚葉「いいわね、それ。さあ、奏も。」

    奏「え、わ、私歌は…ちょっと…」

    柚葉「良いから、良いから…ってあの子は」

    ミイ「どうやらまた、戻れたようですね。良かったー。」

    マンジュシカ「ええ、本当に。」

    ホーリーエンジェル「皆さん、良かったです。」

    奏「あれって、トリックスター…」

    ミイ「私たちもセッションに混ざってもいいですか?」

    奏、柚葉「「勿論!」」

  • 123二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 18:23:35

    >>122

    トリックスター、ドレミコード、そして幻奏のセッション。誰も居ないメタバースで繰り広げられたそれは、まるで再開を喜んでいる様だった。


    そして、奇妙な夢を見ていたのは、麗衣とその友人達もだった。

    麗衣の友人A「うーん。ここは何処なのよ?」

    麗衣の友人B「目が覚めたら、なんで遺跡に・・・?」

    友人達は薄暗い遺跡に居た。そして、目の前の自分の姿に驚愕した。

    麗衣の友人達「「何じゃこりゃあああッ!」」

    そこに映っていたのは、メイド服のような鎧を纏った自分が居たのだ。

    麗衣「気がついたみたいね。」

    透き通った声が振り向くと、そこには甲冑姿の麗衣が、レイとロゼを連れていた。

  • 124二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 18:39:08

    >>123

    麗衣「あなた達は良く考えたらすぐに「お金を楽に稼ぎたい」と言うばかりでアルバイトもすぐに変わるわ、長続きしないわで根性がない!よって今より私の配下となり、その性根を鍛えなおします!」

    麗衣の友達A「えええっ!」

    麗衣の友達B「まあ、でも夢の中だけだし…」

    麗衣「甘いわね、現実でもよ。あなた達2人は私のバイト先に明日から来てもらいます。ちょうど人手が欲しかったところだしね。」

    麗衣の友達A「アンタのバイト先って…」

    麗衣の友達B「あの凄くキツイって有名なレストランの…」

    麗衣「その分割は良いんだから我慢なさい!」

    麗衣の友達B「そんなあああああ!」

    麗衣の友達A「夢でも現実でも厳しいなんてえええ!」

  • 125二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 19:04:14

    >>124

    鏡レイ「黙りなさい。マスターに向かってその口はなんですか?」

    鏡ロゼ「もっと痛い目に遭いたいのかい?」

    二人の友人に刃を向けるレイとロゼ。しかし、麗衣は二人を諫める。

    鏡麗衣「レイ、ロゼ。剣を収めなさい。二人とも、まずは上下関係を身に着けさせないとね。」

    そういって、麗衣は、二人にあるものを見せた。それは、バイブだった。

    鏡麗衣「さあ、二人とも。まずはコレを股に突っ込んで、スクワットしなさい。」

  • 126二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 19:37:26

    >>125

    麗衣の友達A「な…なんでよ!」

    麗衣の友達B「そ、そんな事できるわけないでしょう!」

    2人は必死になって拒否をする。すると、2人はレイとロゼに拘束されてしまう。

    鏡レイ「ここでの命令は絶対です。」

    鏡ロゼ「さあ、いい加減に受け入れるんだ!」

    拘束された2人の下着を脱がせ、麗衣はバイブを秘所に突っ込んだ。

  • 127二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 19:42:58

    >>126

    友人達「ンヒィ♥️」

    バイブが刺さり、変な声が上がる。すると、二人は急に大人しくなった。

    友人A「麗衣様。準備完了しました。」

    友人B「次の指令を実行します。」

    麗衣の友人はそういうと、スクワットを始めた。

  • 128二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 19:59:43

    友人A「ホッ♥ホッ♥ホッ♥ホッ♥」
    友人B「ホッ♥ホッ♥ホッ♥ホッ♥」
    2人は一心不乱にスクワットをする、その光景を満足そうに見る麗衣達。
    友人A「ホッ♥いかがでしょうかッ♥麗衣様ッ♥」
    友人B「ホッ♥私達のッ♥誠意ッ♥見ていただけたでしょうかッ♥」
    麗衣「ふむ…ちゃんとやっているわね。では次!」
    そう言うとロゼとレイは2人からバイブを引き抜く。
    友人A「あはあっ♥」友人B「いひいッ♥」
    麗衣「まあ、これでイクなんて、だらしの無い。次は今から1時間、絶頂に耐えて貰うわ。」

  • 129二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 20:10:53

    >>128

    友人A「い、一時間…………?!」

    友人B「うそ、よね?」

    急に青ざめる二人。しかし、麗衣は容赦しない。

    麗衣「私の命令よ。心して受けなさい。とはいえ、私にはやり方が分からないから、絶頂禁止の仕置きは、彼女も手伝うわ。」

    そこにいたのは、ピンク髪の少女。麗衣よりも豪奢な、姫騎士の格好をしていた。

    アイ「初めまして。私は、アイと申します。絶頂禁止の試練の、お手伝いを勤めさせて頂きます。」

  • 130二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 20:33:27

    >>129

    そう言うとアイは2人の下半身に何らかの紋章を刻む。

    アイ「これは暫くの間、快楽をあなた達に与える紋章です。しかしその間、あなた達は絶頂に達する事ができません。そして1時間後にそれまで我慢した分の快楽が一気に押し寄せます。」

    それを聞いて2人は絶望した。しかし、2人に拒否の選択肢はない。2人はこれから快楽に耐え続けなければならないのだ。


    アイ「あの…本当に大丈夫なんですか?麗衣さん。夢の中とはいえ、こんな事をして…」

    麗衣「大丈夫、大丈夫。この2人はこれくらいキツイ目に一度あった方がいいのよ。」

  • 131二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 20:39:37

    >>130

    友人A「そ、それで、一時間の間、何をすれば、よろしいのでしょうか?」

    震える声で訪ねる友人に、麗衣はにこやかに笑う。

    麗衣「貴女達の相手は、この子達にするわ。レイ。ロゼ。二人を気持ちよくしなさい。」

    レイ・ロゼ「畏まりました、マスター。」

    友人B「う、ウソでしょう・・・?!」

  • 132二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 20:47:50

    >>131

    レイとロゼは履いているものを脱いだ。そこには本来あるはずのない、男のモノが生えていた。

    友人B「そ、それって…」

    友人A「いやああああっ!」

    2人は逃げようとするが足が動かない。やがて2人ともレイとロゼに捕まるとそれを秘所に突き刺された。

    友人A「おっほおおおおっ♥」

    友人B「いっひいいいいいッ♥」


    アイ「(私の時は3時間だったな…思い出したくないな…本当に辛かった…)」

    麗衣「あら、アイさん、どうしたの?」

    アイ「いえ、なんでもないです。では、私はこれで。お二人共、頑張ってくださいね。」

    そう言うとアイはどこかに去っていった。

  • 133二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:02:02

    >>132

    麗衣「レイ。ロゼ。懲罰だけど、あんまり激しくし過ぎないでね?夢とはいえ、明日に支障出たら不味いし。」

    レイ・ロゼ「はい、マスター。」

    友人を貫くレイとロゼのモノ。友人達は、絶頂禁止の中で、快楽によがっていた。

    レイ「ああ♥️なんて締まりの良い♥️なかなか上物の鞘です♥️」

    ロゼ「これはっ♥️良いかもね♥️良い具合に吸い付いてる♥️」

  • 134二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:13:53

    >>133

    友人B「あっひいいいんっ♥いきたいッ♥いきたいいいっ♥」

    友人A「もうダメッ♥いかせてええええッ♥」

    麗衣「あら、ダメよ。まだ残り45分もあるわ。」

    2人の顔が絶望に染まる…。


    それからさらに時間が経過した。

    レイ「同じ様な体勢だと飽きてきますね。」

    ロゼ「それなら」

    レイとロゼは男根を一旦抜くと2人を四つん這いにした。

    屈辱的な命令を聞かざるおえない2人。

    レイとロゼは再び男根を秘所に突き刺すと尻を叩き始めた。

  • 135二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:19:54

    >>134

    友人達「ふああああああ♥️♥️♥️♥️」

    尻を叩かれて喜ぶ友人達。恐らく、こんなことをされるのは、幼少期の頃のお痛を、親に叱責された時くらいだろう。


    その後も、スワッピングや体位変えを行って、一時間が経過した。

    友人A「ハア♥️ハア♥️麗衣様♥️い、一時間経過、しました♥️」

    友人B「ふぅ♥️ふぅ♥️絶頂の♥️許可をぉ♥️」

  • 136二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:28:05

    >>135

    麗衣「いいでしょう。では許可します…アイさーん。お願いします。」

    すると再びアイがやってくる。

    アイ「分かりました。気を付けて下さいね。これ、本当に危ないですから…」

    そう言うとアイは紋章を解除する。

    すると辺りに2人の絶叫がこだました。

  • 137二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:40:51

    >>136

    友人A「アァアン♥️りぇ♥りぇいしゃまぁ♥️わらひぃ♥️とんじゃいまひゅうう♥️♥️♥️」

    友人B「あっがああああああっ♥いやなのにい♥いやなのにイイイイっ♥」

    それはあまりに、凄惨の一言に尽きる。うら若き乙女が、性に狂った獣の如き声を上げていたのだ。

    麗衣「さすがに、これ以上はあんた達が壊れちゃうから、コレで終わりにします。しっかりと反省する様に。聞いてる?」

    友人A「ぎごえでるううう!ぎごえでるがらあああっ!ぎぼぢいいのどべでえええッ♥」

    友人B「あっがああああああっ♥じんじゃう、イキしゅぎてじんじゃううう!♥」


    そして、その叫びと共に、麗衣の友人達は目を覚ました。そして、青い顔で腹を撫でていた。

  • 138二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:55:47

    >>137

    友人A「今日…嫌な夢見た…」

    友人B「わたしも…ハアっ…」

    2人は憂鬱な表情でキャンパス内を歩く。

    そんな2人に声をかけたのは麗衣だ

    麗衣「おはよう。なんか元気ないわね。」

    友人B「い、いやあ…なんか恐ろしい夢を見てね…」

    友人A「しかもあんたが出てきた…恐ろしかった〜」

    麗衣「2人とも同じ夢を見たのね。まあ、しょうがないか。ルームシェアリングしてるからね。」

    友人A「まあ、そうなんだけど…」

    麗衣「ああ、そうそう、2人に言うことがあるんだけど…」

    友人B「な、何よ。」

    麗衣「2人ともアルバイト探してるんでしょ。私のバイト先が人手が足りなくて。2人を紹介したら、是非にって言ってたわ。厳しいとこだけど、割が良いから来なさいよ。面接後、即採用だって。サボったら…分かってるわね。」

    友人B「夢じゃなかったあああああ!」

    友人A「うわああああ!」

  • 139二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 22:08:00

    >>138

    所変わって、歌織の女子校。この日は、急遽、全校集会が開かれて、闇バイトの啓発ビデオ「リザードテイル」が放映されていた。

  • 140二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 22:37:38

    >>139

    女子生徒「ウソ…こんな事が…」

    女子生徒「やべぇ…勧誘受けたかも…断って良かった…」

    幸いにも歌織の高校は女子校であり、皆闇バイトの恐怖について共有してくれたようだった。

    先生「幸いにもこの地域では闇バイトは少ないようです。しかし皆さん、十分注意して下さい。人生そのものを棒に振りかねないですからね。」

    奏「本当によかった…」


    こちらは佳奈恵の会社、こちらでも研修の一環として闇バイトに関する啓発ビデオの上映が行われていた。

    実は闇バイト防止のビデオ作成の際、協力をしてくれたのがこの会社だった。

    佳奈恵の上司が以前より闇バイトに危機感を持っており、作成の際に是非にと協力してくれたのだ。

    上司「わが社では副業は個人の裁量に委ねられている。とはいえ流石に諸君らには甘い誘惑に釣られ、危険な仕事に手を出すことはやめて欲しい。怪しいと思ったらまず手を引く事、それから困ったら相談してほしい。私は部下が道を踏み外す所を見たくないんだ。良いな。」

  • 141二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 22:47:57

    >>140

    研修も終わり、佳奈恵は上司に呼ばれていた。

    上司「しかし、幾ら演技とは言え、あんな声まで出すとは思わなかったよ。」

    佳奈恵「ずみまぜん。ぢょっど無茶じまじだ。」

    上司「・・・、まあ、あれだけ酷使してたら、そりゃあそうなるよ。」

    実は、ビデオ作成の際に、佳奈恵があまりにも迫真の叫びを行なったせいで、会社内でちょっとした騒ぎになったことがあった。上司の取りなしにより誤解は解けたが、以降の音声収録は、リモートワーク用の防音室で行なわれることになった。


    そして、リザードテイルのビデオは、頼光の学校でも放映された。

  • 142二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 23:12:07

    >>141

    校長「最近では安易に金が得られると甘い文句で誘う仕事がある。しかし良く考えれば分かるはずだ。そんなものは無いと!諸君らにはまず真実を見抜く目を養ってもらいたい。」


    頼光「助かったから良かったけど、正直あのまま機械の兵士にされてもおかしくなかったぞ。本当に気をつけろよ。」

    頼光の友人「はい…反省しております。」

    頼光「バイトだったら紹介するから、先ずは相談してくれよ。」

    頼光の友人「分かった…本当にすまん。」

    頼光「まあ…良いってこと。」


    こちらは聖域、こちらにもビデオが流れ着いていた。

    冥神「ふむ…向こうも世知辛いなあ…」

    ハスキー「いつの世も、お金は大切ですからね。それ故にトラブルの元になってしまいます。」

    ゲー「金というのはそれだけ魔力があるのだ。善人をも狂わせてしまう。」

    アイ「ご主人様…この映像、母に渡しても宜しいでしょうか。」

    冥神「ふむ…理由を聞こうか?」

    アイ「宮殿の皆さまにもぜひ見ていただいた方が良いかと…」

    冥神「そうだな。違う世界の事とは言え注意は必要だしな。分かった。女王に渡そう。」

    ゲー「良き心がけだ。むしろこれはあちらが見るべきだろう。」

  • 143二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 09:03:23

    >>142

    マイン「成る程。確かに、これは教訓になりそうですね。」

    ハンディーレディ「ええ。とっても身に染みるような話だったわ。」

    王宮の一室を借りて、件のビデオを見るマイン達。マインと共に働いている女達は、かつてイドリースに騙され、偽の聖域に仕えさせられた過去があった。

  • 144二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 09:42:11

    >>143

    ハンディーレディ「こちら側は向こうと比べ物にならない程危険だからね。色々用心するに越したことはないわ。」

    マイン「そうですね。皆さまも甘い誘惑には用心を。」

    全員『ハイッ!』


    数日後、驚楽園

    頼光「いや、まさか…」

    了「特別サービスとは言え…」

    佳奈恵「まさか貸切とは…」

    紅「しかも全てタダなんて…」

    歌織「ビックリなんですけど…」

    ∀rlechino「君たちは大恩人だからね。これくらいのサービスはさせてもらうよ。さあ、思う存分、楽しんでね!」

    桐斗「じゃあせっかくだし。」

    麗衣「楽しみますか!」

  • 145二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 13:04:01

    >>144

    佳奈恵「遊園地かぁ。修学旅行以来だなぁ。」

    色々思いを馳せつつ、アメイズメントを楽しむ勇者達。

    Comica「そうでした。皆様にはこれを。」

    そう言って、アメイズメントのスタッフは、勇者達にフェイスペイントを施す。

    Delia「アトラクションをより楽しむ為の、おまじないの様なものですので。」

  • 146二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 16:42:08

    >>145

    頼光「さて、ジェットコースター行こうぜ。」

    歌織「わあ、楽しみ…」

    紅「…私はパスで」

    佳奈恵「あれ、紅さんはパスですか?」

    紅「じ…実はあまり体調が良くなくて…その…」

    麗衣「まさか、怖いんじゃあ…」

    紅「そ、そんなことは無いわよ!分かったわよ、皆で乗りましょう!」

    桐斗「ああ…これは…」

    了「ジェットコースターがダメなタイプだ…」

    ∀rlechino「意地を貼ると大変だよ…」

  • 147二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 17:52:39

    >>146

    かくして、勇者達は、アメイズメントのジェットコースター、「CCk(サイクロン・コースター)」に乗った。

    紅「マ゜アアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゜ア゜ア゜ア゜ア゜!!!!!!」

    頼光「うおおおおおおお!!!!」

    勇者達の反応は様々だった。特に紅は、ジェットコースターが苦手だったのだ。というのも、学生時代に、同級生とノリで速いジェットコースターに乗せられて以降、トラウマになったという。

  • 148二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 18:41:35

    >>147

    頼光「あの…紅さん…」

    歌織「大丈夫…」

    了「まあ、そうなるよなとしか…」

    紅「…モウニドト…ジェットコースター…ノラナイ…」

    佳奈恵「ま、まあ…楽しく乗れる乗り物ありますし…」

    ∀rlechino「そ、そうだよ!アレだ、メリーゴーランドとかどうだい?ここは昔懐かしのレトロスタイル。皆気に入ると思うよ?」

    紅「ソウスル…メリーゴーランドノル…」

    桐斗「そうだなあ、じゃあ僕らはゴーカートでも。」

    頼光「良いですね。じゃあ俺も。」

    了「ここからは分かれて遊ぶか。俺もゴーカートで」

    佳奈恵「じゃあ私は紅さんと歌織ちゃんとメリーゴーランドで。」

    歌織「と、言うわけで楽しんできてね。」

  • 149二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 20:30:07

    >>148

    歌織、麗衣、佳奈恵、紅の4人は、メリーゴーランドに乗っていた。

    紅「はぁ。やっと落ち着く…………。」

    紅は、ようやく一息着けたといった感じだった。

    ファミリーフェイスの影響なのか、歌織達は自然と笑顔担っていく。

  • 150二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 20:40:06

    >>149

    頼光「なあ、気になったんだけど、このペイントって…」

    ∀rlechino「ああ、単に楽しいと自然と笑顔になるペイントだよ。」

    了「そうなのか。」

    桐斗「紅さんのスマイルだ、珍しいから撮っておこ。」

    麗衣「紅さん。ようやく楽しそうに笑ってるわね。」

    ∀rlechino「さて、カートは順位を競うスタイルだ!誰がトップになるかな?」

  • 151二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 20:57:51

    >>150

    頼光「さあて、燃えてきたぜ!」

    桐斗「気分はF.A.だな。」

    了「絶対に負けられん!」

    男性陣が、ワンダー・ホイールに興じる。

    Delia「それでは、シグナルグリーン!レーススタート!」

  • 152二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 21:44:31

    >>151

    頼光「よし、抜け出した。」

    了「甘い!コーナーで膨らんだな!」

    頼光「くっ…しまった…」

    ∀rlechino「了君は凄いね。コーナーを上手く利用した。」

    桐斗「ああ…追いつけないや。」

    了「さて、勝負は…」

    麗衣「まだついてないわ!」

    麗衣が一気に並びかけてきた。

  • 153二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 22:43:42

    >>152

    白熱した戦いの末、ワンダー・ホイールを制したのはdice1d4=4 (4)

    1.頼光 2.了 3.桐斗 4.麗衣

  • 154二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 07:26:02

    >>153

    麗衣「やったわ!私が一着!」

    了「やられたな、ノーマークだった。」

    桐斗「仕方がないよ。あそこまで上手いとは思わないし…」

    頼光「しっかし楽しかったなあ。さて、次はどこ行こうか?」

    ∀rlechino「それなら、あれがオススメだよ。」

    そういった∀rlechinoが指を差した方向にあったのは…

    頼光「古いホテル…これは…」

    ∀rlechino「見れば分かるよね。遊園地と言えば、そう、お化け屋敷さ。」

  • 155二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 12:19:23

    >>154

    お化け屋敷は、ゴーストリックモチーフの、ホラーハウスらしい。これに挑むメンバーは、

    dice4d7=6 1 2 1 (10)

    1.頼光 2.了 3.桐斗

    4.歌織 5.佳奈恵 6.麗衣

    7.紅

  • 156二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 13:32:51

    >>155

    メンバーは、頼光、了、麗衣が選ばれた。

    (因みに、ホラー耐性値 低いほど苦手)

    頼光:dice1d100=69 (69)

    了:dice1d100=50 (50)

    麗衣:dice1d100=63 (63)

  • 157二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:19:25

    >>156

    了「お化け屋敷か…正直苦手だ。」

    頼光「意外だな。了さんがあまり苦手なんて言うなんて。」

    桐斗「本当に…」

    了「子どもの時、本格的な廃病院をモチーフにしたお化け屋敷に興味本位で入ってな…それがいけなかった。」

    頼光「ああ…それはトラウマにもなる…」

    了「まあ、行ってみるか。ところで女性陣は…」

    ∀rlechino「彼女たちならアレだよ。バイキングに乗るんだって。」

    桐斗「紅さん、大丈夫だろうか…」

  • 158二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:50:46

    >>157

    桐斗「あの、大丈夫ですか?」

    紅「ジェットコースターヨリマシ。ジェットコースターヨリマシ。ジェットコースターヨリマシジェットコースター…………。」

    ぶつくさ呟く紅。どうやら、紅の絶叫系の耐性は、ヴァイキングが限度のようだ

    佳奈恵「心配しないでください、紅さん。私が隣に居ますから。」

    紅「うん。ありがとうかなえ。もしものときは、ほねはひろって………。」

    歌織「縁起でもない事言わないで下さいよ。」




    そして、勇者達の預かり知らぬところで、また一つ、悪事は消えていた。

    歌織父「ここが例の。」

    警官「はい。様々な調査の結果、間違いありません。」

    警官である歌織の父がいるのは、とある風俗店。いわゆる「のぞき」という業種なのだが、闇バイトで募集した人員を使っているという情報が入ったのだ。

  • 159二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 19:30:08

    >>158

    歌織父「さて、では行くか。」

    警官A「なんか企んでますね…」

    歌織父「ああ、娘から見せて貰った効果てきめんの方法があるんだ。」

    そう言うと歌織父は壊れよと言わんばかりの威力でドアを蹴り飛ばした。

    歌織父「おら!警察や、とっとと出てこんかい!」

    警官「それアレ!関西のやり方!」

  • 160二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 19:53:59

    >>159

    警官「流石にあまり効き目がないでしょ。」

    歌織父「そうか…だめか…」

    しかし

    店員A「おい…どうする…」

    店員B「まさかあんな強きに出てくるなんて…」

    店員C「ドアを破壊してくるかも…」

    店員A「仕方ない…大人しくした方が得だな…」

    歌織父「おっ、ドアが開いた…」

    店員A「すみません!大人しくしますから、どうか…」

  • 161二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 20:48:21

    >>160

    歌織の父が合図を送る。

    警察達「はい皆さん、大人しくして!」

    店は、雑居ビルの一室を改造しており、男性警官は客の居るところに、女性警官は、キャストの所に向かった。どうやらこの店は、マジックミラーを使っているらしく、女性側からは男性の様子が見えない様になっている。

  • 162二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 21:19:29

    >>161

    警察「さて…あんたら分かってるよな。」

    店員「は、はい…」

    バイト「あの…俺は…」

    歌織父「悪いが君もだ。金に釣られてやった時点でな。」

    バイト「そんなあ…」

    警官「楽に稼げるって言う甘い言葉に騙されたね。すぐにバレるんだ!」

    こうしてまた1つ、闇バイトが潰れた。

    歌織父「しかし、イタチごっこだなあ…」

    警官「物価高騰に上がる税金…こりゃ当分無くなりませんね。そういえば娘さんは?」

    歌織父「ああ、元気だよ。しかし…本気で俺と同じ道を目指すらしい。」

    警官「良いことじゃないですか!」

    歌織父「でも危険な職場だ…と言ったら「そんなことは百も承知!私はお父さんみたいになりたい!」って言い返してきたよ。誰に似たんだか。」

    警官「良いじゃないですか。貴重ですよ。尊敬される父親なんて。」

    歌織父「そうかなあー」

  • 163二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 21:44:51

    >>162

    一方、キャストの女性達は震えていた。撮影モデルをしたいと言われていたのに、気づけば風○嬢紛いの事をやらされていたからだ。

    キャスト「あ、あの!わ、私達、モデル撮影って、聞いたんですが…………!」

    見た目はどうやら、大学2から3年生位のようだ。慌てるキャスト達に、女性警官が諭す。

  • 164二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:05:44

    >>163

    女性警官「あなた達も報酬に釣られて自分から来たんでしょう。ならそれはあなた達も同罪よ。善悪の判断ができな方だったあなた達自身も反省することね。」

    キャスト「はい…」

    警官「これで終わりましたね…」

    女性警官「でもまだしばらく続きそうね…」


    一方こちらはお化け屋敷組

    了「確かに怖いが…」

    頼光「良く考えたらOCGのキャラだしな。」

    桐斗「慣れれば楽しいね。」

    ∀rlechino「くっ…お化け屋敷は悲鳴をあげさせてこそ華!なのに楽しまれては…かくなる上は死配人モードを…」

    Delia「それはいけませんよ。怖がらせるどころか命を危険に晒してどうするんですか。」

    Comica「ご安心を!次のエリアが本命です。」

  • 165二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 08:20:48

    >>164

    頼光「うわあ!急に怖い!」

    次のエリアは、クモの巣まみれの部屋だった。ところどころに、人の大きさくらいの繭が転がっている。

    了「これは、想像できるのが逆に怖い!」

    麗衣「く、蜘蛛!?」

  • 166二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 09:39:16

    >>165

    そして繭から声が聞こえる

    「タス…ケ…テ…タ…ス…」

    了「な…何が…」

    頼光「起こるんだ…」

    麗衣「繭が…動いて…」

    そして繭から聞こえた声が聞こえなくなり…

    突然、繭が破け中から蜘蛛が現れた。

    了「うおおおおおっ!蜘蛛!蜘蛛はダメなんだああああッ!というか虫全般!あれ触れるヤツ本当に尊敬する!」

    麗衣「私もっ!虫はだめッ!」

    頼光「まじか!俺はそこまで…って!なんかこっちに迫って来てる。」

    了「逃げるぞおおおッ!」


    一方、こちらはヴァイキング組

    紅「アアアアアアアッ!」

    歌織「ひゃっほーうっ!」

    佳奈恵「たーのしー!」

    桐斗「(紅さんが白目剥いてる…)」

  • 167二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 11:39:36

    >>166

    ヴァンキッシュ・バイキングは、凄まじかった。紅は意識を飛ばしかけたが、何とか戻って来ることに成功した。


    そして、無事にホラーハウス勢と合流できた。

  • 168二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 12:37:44

    >>167

    頼光「いやあ、最後は結構怖かったなあ。」

    麗衣「ムシコワイ…ムシコワイ…」

    了「…虫は慣れない…」

    桐斗「あっ、どうでした、お化け屋敷は?…って2人ともかなり疲れた表情してますね。」

    佳奈恵「いやあ、楽しかったなあ。」

    歌織「さて、次は何に乗りましょうか?」

    紅「イキテル…イキテル…」

    頼光「あ、あれなんてどうだろう?」

    頼光が指さす先にはフリーフォールがあった。しかし

    了「…流石に…」

    歌織「紅さんが…」

    頼光は紅を見る…すると

    紅「ねえ…頼光君、私何か悪いことした!してないよね!」と涙ながらに訴えてきた。

    頼光「わ、分かりました、じゃあ…あれ。」と指さしたのはコーヒーカップだった。

  • 169二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 15:09:45

    >>168

    了「紅さん。絶叫系は駄目なのか。」

    紅「ええ、学生時代のトラウマがね………。お化け屋敷は大丈夫なんだけど……。」

    頼光「恐怖の耐性が別方向に高いんだ。」

    佳奈恵「まあ、絶叫系は私達に任せて。」

    かくして、佳奈恵、歌織、麗衣、桐斗がフリーフォールに、コーヒーカップに、頼光、了、紅が参加することとなった。


    そしてメタバースでは、柚葉と奏が対戦していた。

  • 170二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 15:36:36

    >>169

    柚葉「私はフィールドのスペクタキュラー・バッハとカノンでリンク召喚。幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト。バッハの効果で墓地のソナタを蘇生。そしてハーモニストの効果でソプラノとフランソワを特殊召喚。さらにフランソワの効果でカノンを手札に加えるね。」

    奏「うわあ…なんかエライ事になってる…」

    ミイ「あっ、こんにち…いや、皆さんは初めましてですね。」

    柚葉「あら?あなたは確か…」

    奏「思い出した。夢の中で見た子だ。」

    柚葉「そうそう、まさか本当に会えるなんて。」

  • 171二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 16:03:45

    >>170

    メタバース内での初邂逅となった、ミイと柚葉達。よく見ると、ミイの隣に、中3くらいの少女がいた。

    マイ「貴方が、ミイの言っていた、同級生の方達ですか。妹から聞きました。無事に仲直りできて良かったです。ああ、私はマイです。」

    ミイ「マイ姉様は、私の付き添いで来ました。」

    マイとミイは、幻奏とドレミコードの戦いを見ていた。

    マイ(これが、ペンデュラムの力。お姉様の竜華みたい……。)

    ミイ(そういえば、お母様が良く、幻奏の方達とデッキの特訓をしていたなぁ。)

  • 172二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 17:02:18

    >>171

    柚葉「驚いた…」

    奏「あなたにもお姉さんがいたのね…」

    ミイ「はい。」

    柚葉「それにしても…綺麗…あなた達はどこから…」

    マイ「それは秘密です。」

    奏「まあ、色々あるからね。でも綺麗…」

    ミイ「き、綺麗だなんて…そんな…」

    柚葉「あ、照れてる。可愛い。」

    するとまた、二人の前に人が現れた。年齢は大体柚葉達と同じくらいだろうか。

    アイ「あら?初めましてですね。私はアイ、この2人の姉です。」

    柚葉「な、なんと。」

    奏「さ、さらに姉が…しかも綺麗…」

  • 173二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 19:05:18

    >>172

    奏と柚葉は、アイ達と交流する事になった。

    柚葉「へえ、お母さんも決闘者なんだ。」

    アイ「はい。日は浅いですが、めきめき上達しています。」

    柚葉「因みに、何のデッキを使っているの?」

    アイ「母は、覇王魔術師です。因みに私は、主に天威相剣使いますが、今回は訳あって、ドラゴンメイドで参ります。」

    柚葉「か、かなり厳ついデッキを使うのね…………。」

    マイ「それで、奏さんと柚葉さんは、友人になったんですね。」

    奏「そうなの。もし、柚葉が引き戻してくれなかったら、私はずっと…………。」

    ミイ「親しい人との今生の別れは、あまりにも辛すぎますからね。さて、そんな悲しい雰囲気を、私達と踊って吹き飛ばしましょう!」

  • 174二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 19:40:16

    >>173

    ミイがトリックスターを展開する。

    するとそれを見てかドレミコードや幻奏達も姿を現した。

    アリア「楽しそうだったので…つい…」

    ミューゼシア「音楽を愛する者としてこの場にいない訳にはいきませんからね。」

    ミイ「さあ、お姉様も。マイも。」

    マイ「え、わ、私は…」

    アイ「だ、ダンスはできるけど…」

    皆が一緒に踊っていると…

    娘娘「なんか凄いことになってるネ。」

    瑞々「でもなんか楽しそうヨ。」

    Cheshire Cat「おっ、楽しそうですね。」

    HERTS OF CRIPTER「ええ、では私も。」

    奏「なんか凄い人が…」

    柚葉「集まって来ちゃった…」

  • 175二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 20:24:55

    >>174

    奏「あ、貴方はM∀LICEの女王様!?ちょうど良かったです。あの時の再戦をお願いします。」

    HERTS OF CRIPTER「まあ、過日の決闘者でしたか。その節は大変申し訳ありませんでした。私も貴方の成長を見てみたいです。White Rabbit.〈C〉MTP-7を起動しなさい。アイ様達、電脳堺、奏様と柚葉様とで、M∀LICE主催の決闘茶会を開きます。」

    こうして柚葉達は、電脳堺とM∀LICE、そして聖域との交流パーティーに参加することとなった。

  • 176二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:58:23

    >>175

    一方、頼光達の様子。

    紅「うっぷ。調子にのって回しすぎた………………。」

    頼光「やべぇ、めっちゃ足がふらつく…………。」

    コーヒーカップ組は、よたよたと歩いていた。紅がはしゃぎすぎた影響で、目一杯回しすぎてしまい、3人とも目を回したのだ。

  • 177二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:15:28

    このレスは削除されています

  • 178二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:21:49

    >>176

    ∀rlechino「おっ、楽しめたようだね。そうだ、今HERTS OF CRIPTERが奏ちゃんとデュエルをしてるよ。見るかい。」

    頼光「おっ、見ようかな。」

    するとフリーフォール組も集まって来た。

    歌織「えっ、奏が。ちょっと見たい。」

    デュエルは丁度2ターン目。奏のターンだった。

    奏「では私は3体のドレミコードでリンク召喚!現れなさい。グランドレミコード・クーリア。そして伏せていた覇王龍の魂を発動!ズァークをクーリアのリンクマーカーの先に特殊召喚。」

    歌織「ええええっ!」

    紅「いや、ドレミコードならあり得るわ。案外相性いいのよ。」

  • 179二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 09:25:48

    >>178

    アイ「成る程。これが、覇王ドレミコードの力…………。」

    奏の対戦相手はHEARTS OF CRYPTERのようだ。奏本人の希望で、まずはM∀LICEの女王との再戦をしたいとの事だった。

    HEARTS OF CRYPTER「成る程。これが、奏様のデッキ。」

  • 180二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 10:02:45

    >>179

    奏「前はドレミコードだけだったけどね。流石に力不足を痛感して。今はズァークと組み合わせたの。」

    柚葉「成る程…」

    奏「さて、ライフは減ったけどいくわ!ズァークの効果でフィールドのカードを破壊!」

    歌織「あれ、でも覇王龍の魂って…」

    了「いや、できる。クーリアはリンク先のペンデュラムモンスターの効果を無効にしないからな。」

    佳奈恵「そうなんだ。」

  • 181二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 13:12:42

    >>180

    HEARTS OF CRYPTER「考えましたね。私達M∀LICEは、除外を駆使しますが、帰還する際に対価を支払います。故に、火力押しには少々厳しいです。」

    しかし、それでも、女王は余裕だった。

    HEARTS OF CRYPTER「ですが、それはM∀LICEに固執するならばの話。サイバースとしてならば、まだ打つ手はあります。」

  • 182二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 17:00:01

    >>181

    奏「では見せてもらおうじゃない。私はズァークをリリースしてオッドアイズ・アークレイ・ドラゴンを特殊召喚してターンエンド。」

    HEARTS OF CRYPTER「では見せましょう。私のターン」

  • 183二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 18:52:45

    >>182

    HEARTS OF CRYPTER「そういえば、アリスの物語には、有名な魔獣が2頭いるのはご存じでしょうか?」

    奏「確か、バンダースナッチとジャバウォック・・・。まさか?!」

    HEARTS OF CRYPTER「はい。それを呼びます。といっても、ジャバウォック役のドラゴンですが。」

  • 184二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 19:39:20

    >>183

    HEARTS OF CRYPTER「では行きます。私は手札より自身の墓地のRED RANSOMを除外しマグナムートをそしてそらに墓地の自身を除外しバルドレイクを特殊召喚致します。」

    奏「な、そうか…」

    柚葉「M∀LICEは除外にも長けているから。」

    HEARTS OF CRYPTER「さて、私はライフを支払いRED・RANSOMを特殊召喚。そしてRANSOMとバルドレイクでアクセス・コード・トーカーをリンク召喚!さらに除外された自身をライフを支払い特殊召喚!これで攻撃力は5000!さらにアクセスコードトーカーの攻撃力をアップし、効果で墓地のM∀LICEを除外しフィールドのカードを破壊!」

  • 185二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 20:40:47

    >>184

    奏「まずい!ペンデュラムはスケール壊されると、きつい!」

    頼光「そうか!アクセスコードでペンデュラムゾーン砕ける!」

    HEARTS OF CRYPTER「さて、ここで、UNDERGROUNDの真価を見せましょう。奏さん。除外ゾーンをご覧ください。」

    歌織「まだ何かあるの?」

    佳奈恵「そういえば、女王様結構除外してなんかしてたっけ・・・。」

    奏「嘘・・・!罠が、「3つ」?!」

    HEARTS OF CRYPTER「そう。M∀LICEのフィールド魔法の効果で、除外ゾーンに3つのM∀LICEコードがそろったとき、〈Q〉のM∀LICEの攻撃力は3000上昇します。よって、私の攻撃力は8000。アークレイ・ドラゴンの2倍です。」

  • 186二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 20:51:34

    >>185

    奏「ひょええええ!」

    勝敗は決した。

    HEARTS OF CRYPTER「さて、勝敗は決しましたね。」

    奏「いやあ、残念、勝てそうだったのに…。」

    HEARTS OF CRYPTER「ですが楽しいひと時でした。さて、お茶会を楽しみましょう。」

    柚葉「でもすごかったねー」

    ミイ「本当に。」

    マイ「私もびっくりしました。」

    アイ「私たちももっと強くならないといけませんね。」

    HEARTS OF CRYPTER「まあ…あなたもますます強くなるというのですね。楽しみですわ。」

  • 187二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:23:46

    >>186

    勇者と演者達。それぞれの楽しい一時は、こうして幕を閉じた。



    そして、後日。

    麗衣「オーダー入ります。34番さんハンバーグのランチセットとミートソーススパゲッティです。」

    ここは、麗衣の働いているレストラン。大学の近くにあり、大通りに面しているため、学生や家族連れの利用客が多い。この日は学校は休日。しかも、ハロウィンメニューの日とあって、客も多かった。

  • 188二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:39:15

    >>187

    麗衣の友達A「はいただいま。」

    麗衣の友達B「お客様、トイレはあちらになります。」

    麗衣の友達は一生懸命、レストランで働いていた。

    ハロウィンフェアということもあり、店内は連日満員で常に大変な状況だった。

    麗衣の友達A「はあ…割は良いけど、仕事は大変…」

    麗衣の友達B「本当に…疲れたあ〜」

    麗衣「アンタ達、こんな事で弱音吐かない!」

    店長「そうそう、貴重な戦力だからね。さあ、次!」

    麗衣の友達B「きつすぎる〜」

    麗衣の友達A「誰か…休みをー!」

    麗衣「駄目です!ほら、フライセット、運びなさい。」

  • 189二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:19:50

    >>188

    そして、別のところでは。


    奏「ねえ、歌織。これ、ちょっと怪しくない?」

    歌織「確かに、剣呑な雰囲気ね。」

    歌織、柚葉、奏は、人目を気にしながら銀行に駆け込む婦人を見つけた、

  • 190二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 08:56:03

    >>189

    柚葉「あの…どうされたんですか?」

    婦人「じ、実は…」

    奏「えっ!息子さんが事故で…!」

    歌織「ちょっと待って!それって詐欺かも。」

    奏「確かに。」

  • 191二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 10:19:10

    >>190

    すると、柚葉が呼んだ銀行員がやってきた。

    柚葉「歌織。係の人読んできた。」

    銀行員「どうかなさいましたか?」

    歌織「それが、斯々然々という状況でして。」

  • 192二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 16:51:02

    >>191

    銀行員「なるほど、それは詐欺の可能性が高いですね。どこからかかってきましたか?」

    婦人「それが…公衆電話からみたいで、良く分からないんです。」

    銀行員「では分かれば一度息子さんにかけてみては。」

    婦人「分かりました。携帯にかけてみます。」

    すると、彼女の息子が電話にでた。どうやら今日は部屋にいたみたいで外にはでていないとの事だ。

    婦人「ありがとうございました。危うく騙される所でした。」

    歌織「いえいえ、そんな…」

    柚葉「気をつけて下さいね。」

    奏「良かったですね。」

    婦人「ええ、本当に。」

  • 193二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 17:07:41

    >>192

    婦人を詐欺から守った歌織達。

    歌織「それにしても、よく分かったわね。」

    奏「うん。なんか、あの人から、良くない音色が聴こえたから。」

    歌織「ねえ、奏。まさか…………。」

    柚葉「うん。ドレミコードの力に目覚めてから、そういう音が、よく聞こえるようになったんだって。」

  • 194二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 18:51:45

    >>193

    歌織「カードとの絆が現実にも影響を与えているみたいね。」

    柚葉「そうかもしれない、私も実はそうなの。何か心配な事があると悲しい歌が聞こえたり。良いことがあると明るい歌が聞こえたりするの。」

    歌織「成る程ね。ま、ただ今の所は限られてるみたいね。佳奈恵さんは特に無いみたいだし。ただ夢の中で「アンデットに説教されたー」とはいってたけど…」

  • 195二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 19:19:54

    >>194

    奏「あ、そうだ。もうすぐハロウィンイベントがあるらしいわ。どんな仮装しようか?」

    奏が言うのは、メタバース内のイベントだ。どうやらそこで、コスプレができるらしい。

  • 196二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 19:58:52

    >>195

    奏「私は勿論、ミューゼシア!柚葉は?」

    柚葉「私は…アリアにしようかな。」

    歌織「なるほどね〜。私は…ミカエリスにしようかな。」

    3人は話しながら麗衣のバイト先に入っていく。

  • 197二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 20:33:37

    >>196

    麗衣の友人A「いらっしゃいませ。3名様ですね。」

    麗衣「あら、歌織ちゃん達。元気そうね。」

    歌織「ええ。麗衣さんの友達も、ここで働くことになったんですね。」

    麗衣「もちろん。注文が決まったら、そこのボタンで呼んで頂戴ね。」

  • 198二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 20:38:56

    >>197

    歌織「さて、何にしようかな…」

    柚葉「私は…このミックスフライランチ。」

    奏「じゃあカルボナーラ。」

    歌織「じゃあ私はチキングリルセットと唐揚げ単品しようかな。」

    麗衣「…歌織ちゃんってかなり食べるのね。」

    奏「そりゃあそうよ。」

    柚葉「剣道部のエースだもん。」

    麗衣「えっ、そうなの!」

    歌織「まあね、今は受験控えてるから休んでるけど。」

  • 199二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 20:51:19

    >>198

    歌織達が来たことで、厨房も慌ただしくなる。麗衣の友人達も、厨房の手伝いに向かう者も居た。

    奏「なんだか、大変ですね。」

    柚葉「ここは大学も近いからねぇ。いっぱい人が来るのよ。」

    歌織「まあ、これで分かったでしょう?「悪銭身につかず」って言葉の意味が。」

    奏「はい・・・。」

    奏は、十分に思い知ったのだ。軽い気持ちで受けたバイトが、実は犯罪に繋がっている事があると言うケースを。

  • 200二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 21:12:41

    >>199

    歌織「これからは何でも一人で決めないで、まずは私達に相談しなさいよ。」

    柚葉「そうだ私、これから本屋さんでバイトするんだけど、奏も一緒にしない?」

    奏「え、いいの。」

    柚葉「うん、一緒のほうが楽しいしね。」

    歌織「それ、いいじゃない。何かあれば頼れるし。一緒にしたら。」

    奏「じゃあ、お願いしようかな。」

    柚葉「私も嬉しい、これからよろしくね。」

    (終)

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