【カプネタ】クラリアの蟲惑魔との生活

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:25:10

    あなたのうちに来たクラリアの蟲惑魔は寡黙な子だ。

    うさぎみたいに寡黙で、「うー」とか「あー」とかの声しかあなたは聞いたことがない。


    けれど、クラリアの蟲惑魔はあなたに懐いているようで家の中ではとてとてとあなたについてくる。


    ソファに座っていれば横に座るか、膝にのぼってくる。

    料理をしていると角からじっと見てくる。

    出かける前には服の裾を引っ張ってくる。

    寝るときには自分の布団をわざわざ運んであなたの隣に寝るのだ。


    そんなクラリアの蟲惑魔はあなたに>>5をしようとしていた。

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:27:02

    繁殖

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:27:31

    マーキング

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:27:48

    催眠

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:27:55

    依存

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:36:25

    クラリアの蟲惑魔は以前よりもあなたに依存しようとしていた。少しでも姿が見えないと不安そうにウロウロ家の中を探す。


    あなたがトイレに行こうとすると、一緒に入ろうとする。

    風呂に入っていると、入り口で待ち構えている。

    料理をしようとしたら、抱きしめられて動きにくい。

    出かけようとしたら、ポケットにうさぎをねじ込もうとしてきた。


    あなたは分離不安症という言葉は知っていた。家の中を荒らしたりしないが、これからするかもしれない。

    ここは彼女のためを思って>>9することにした。

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:37:18

    分身

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:37:30

    デュエル

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:37:35

    繁殖

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:38:28

    こいつら交尾したんだ!

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:48:13

    本来なら蟲惑魔は森の中で社会性を持って暮らしているはずだ。だから家に一人でいるのは寂しいのだろうとあなたは思った。

    そういう理由ならば答えは簡単だ。

    あと一人ぐらいなら蟲惑魔を養うことぐらいならできるだろう。


    あなたはクラリアの蟲惑魔を連れて新しい蟲惑魔を探すことにした。

    久々の外出のせいかクラリアの蟲惑魔の表情も明るいような気がする。若干ステップを踏んでいるような楽しそうな足取りをしていた。

    先住の彼女と仲良くできるような蟲惑魔が良いだろうとあなたは考えた。


    しかし、目的地が近づいてくるとクラリアの蟲惑魔の表情が変わった。なぜか険しい顔をしている。

    あの場所はクラリアの蟲惑魔をもらってきた場所なのに。


    >>14


    あなたは初めてクラリアの蟲惑魔の言葉を聞いた。

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:52:11

    マスターは、渡さない

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:52:38

    やーっ!やーーーーっっ!!!

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:52:42

    浮気?浮気はだめだよ?特に他の蟲惑魔はだめ

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:52:45

    捨てるの?

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:14:48

    あまりに流暢な言葉だった。

    あなたが面食らったのも無理はない。これまで喋らなかったクラリアの蟲惑魔が「浮気?浮気はだめだよ?特に他の蟲惑魔はだめ」なんていうのだから。


    「……浮気だよ!」


    あなたはクラリアの蟲惑魔に喋れたんだな、と返すことしかできなかった。


    「うん。蟲惑魔は普通に喋れるよ。でもそれは人間をおびき寄せるためのものだからマスターさんには使いたくなかっただけ」


    それにね、と彼女は続けた。


    「私を迎えてくれた日に読んでいた短編小説は『人間の言葉は醜い』って内容のものでしょう?」


    それが本当のことなのかあなたは覚えていなかった。けれどクラリアの蟲惑魔の言うことだから、それが真実だったような気がする。……。

    そしてあなたは本来の問題に思いを馳せた。なぜクラリアの蟲惑魔があなたに依存しているのかだ。

    聞いてみるのもありかもしれない。


    「それは、>>19だからだよ」

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:15:51

    寂しい

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:17:01

    お嫁さん

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:17:05

    他の蟲惑魔が嫌い

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:17:16

    私が植物

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:21:14

    Q.なぜ依存してくるのか
    A.他の蟲惑魔が嫌い

    つまりこのあなたは他の蟲惑魔と遊んでいるということだな

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:30:50

    「最近、蟲惑魔の匂いをさせて帰ってくるよね。どこのお花に匂いをつけられているの?」


    あなたにはいくつか思い当たる節があったが、確証は持てなかった。害のない蟲惑魔はそれなりに生活圏内に存在する。誰の匂いがついているのか分からないのだ。

    猫は他の猫の匂いに敏感だと聞く。おそらくクラリアの依存もその類なのだろうと思った。

    善処するとあなたは答えた。


    「じゃあ、行き先はこっちじゃないよね」


    クラリアの蟲惑魔は>>25の方向にあなたの手を引っ張った。

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:31:27

    水辺

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:32:29

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:33:20

    おしゃれなカフェ

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:45:04

    せっかくのお出かけなのだから、おしゃれなカフェに行くのも悪くないと思った。あなたは彼女に手を引かれるまま、カフェに入った。


    「やっぱり言葉を使うのはあまり好きじゃない」


    ジュースを一口飲んでからクラリアの蟲惑魔はそう言った。あなたはコーヒーカップから目を上げて彼女の方を見る。


    「マスターさんのことを騙している気分になるんだもの」


    聞いたことがある。蟲惑魔と共に暮らすためには、彼女たちの行動をきちんと見なければならないという。

    言葉巧みな彼女たちは人間を騙すのがうまい。気がつくとわがままな蟲惑魔になっているのだという。

    別にいいさとあなたは言った。



    気がつくとクラリアの蟲惑魔はあなたに>>29をしていた。

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:47:16

    カップル用の飲み物を注文

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:47:30

    私に一日、騙されてみる?

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:48:40

    膝の上に座ろうと

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:50:24

    かわよ

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:05:34

    ここはおしゃれなカフェの中、家の中とは違うのだ。

    けれど、蟲惑魔のすることなんて周りはほとんど気にしない。

    あなたはデザートをペロリと平らげたを膝の上に乗せることにした。


    「やっぱりここが落ち着くの」


    言葉がなくても、あなたにはそれがわかった。

    こうして抱きしめているだけで満たされるのだ。彼女の言う通り言葉なんて必要ないのかもしれない。

    ふわふわした髪の毛が鼻に当たってくすぐったかった。

    しばらく抱きしめてからあなたとクラリアの蟲惑魔は家に帰った。



    あなたがお風呂に入っていると、ノックの音がした。


    「マスターさんの体の洗い方が足りないから他のお花の匂いがするのかも。背中洗ってあげる」


    クラリアの蟲惑魔の言葉だった。あなたは>>34だと思った。

  • 32二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:12:34

    けなげ

  • 33二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:15:38

    嬉しい

  • 34二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:15:51

    自分も依存してる

  • 35二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:39:13

    あなたは扉を開けた。クラリアの蟲惑魔はおずおずと洗い場に入ってくる。

    湯船に浸かりながらあなたはクラリアの蟲惑魔がここにいたらいいなと思ってしまったのだ。これは自分も依存しているということなのだろう。


    「体の洗いが足りない」というのはただの口実だ。けれどあなたとクラリアの蟲惑魔が同意しているのだから別に嘘でも構わない。

    彼女は体を流してから、湯船に浸かるあなたの膝の上に座った。


    ただただ無言だった。素肌で触れ合っているだけで、いつもと同じように側にいるだけだ。

    あなたは吸い付くような彼女の肌やふわふわとした髪の毛の感触、そして彼女の体温を感じていた。


    そして口実を果たすためにクラリアの蟲惑魔はあなたの体を洗った。ついでに周りで飛び跳ねているうさぎたちと同じように。



    風呂を上がってからしばらく経ち、あなたが眠ろうかとした時に、クラリアの蟲惑魔は先にあなたの布団に入った。


    >>38だから」


    彼女は短くそう言った。

  • 36二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:41:15

    他の子の匂いを付けないため、だから

  • 37二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:41:19

    今日だけ

  • 38二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:41:34

    これで最期

  • 39二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:46:58

    最期……?最期っ!?

  • 40二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:47:49

    ☠️?

  • 41二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:54:22

    なるほど。なるほどのぅ。人生の墓場ともいえる結婚を最期と表現する安価か……。複雑な解釈が必要じゃのう。
    初夜もさぞ熱かろう。

  • 42二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:09:34

    蟲惑魔の語彙に最期などという言葉はない。
    そもそも人を騙して罠にはめるのにそんな言葉は必要ないのだ。そんな言葉を使っては警戒されてしまう。
    だからこそ、クラリアの蟲惑魔は最期という言葉を使ったのだろう。

    あなたは布団に潜ってクラリアの蟲惑魔を抱きしめた。
    蟲惑魔と共に暮らすためには行動をしなければならない。
    寂しがり屋の彼女を安心させるためにはこうするしかないのだ。

    「んっ……」

    クラリアの蟲惑魔は少し嬉しそうに言葉を発した。
    それだけであなたは彼女の気持ちが理解できた。このまま抱きしめたまま眠ってしまおう。

    これからの人生クラリアの蟲惑魔から離れることができない気がしたがが、すぐにそれでいいと思った。


    おわり

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