【超閲覧注意・独自設定】聖域と乙女達

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 20:21:44

    ここは、女モンスターが遺跡の衛士、ミラーナイトとして暮らしている「聖域」。

    男子禁制のこの場所では、今日も騎士達が主に忠誠を捧げている。

    そんな中、聖域に乙女の勇者達がやってきた。彼女達は、聖域に縁があり、向こうでの困りごとへの対処のために呼ばれたのだという。


    【超閲覧注意・独自設定】「聖域」の日常|あにまん掲示板ここは、女モンスターが遺跡の衛士、ミラーナイトとして暮らしている「聖域」。男子禁制のこの場所では、今日も騎士達が主に忠誠を捧げている。bbs.animanch.com

    (聖域の大まかな設定はこちらから。)

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 20:26:19
    【超閲覧注意・独自設定】勇者外伝 ~VS遊園地闇バイト~|あにまん掲示板チーム・アラメシア。ひょんなことから知り合った4人の決闘者、冴刃了(さいばりょう)、海東頼光(かいとうよりみつ)、古賀佳奈恵(こがかなえ)、神崎歌織(かんざきかおり)が結成したチームだ。彼らは行きつけ…bbs.animanch.com

    (時系列は、闇バイト事件を解決し、ハロウィンも落ち着いた頃の事)


    柚葉「あれ?ここは、どこ・・・?」

    奏「何で、遺跡に・・・?」

    今回呼ばれたのは、神崎歌織(かんざきかおり)、執行麗衣(しぎょうれい)、そして、歌織の友人である、琴音柚葉(ことねゆずは)と神楽坂奏(かぐらざかかなで)の4人だ。柚葉と奏は、初めての場所に困惑していた。

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 20:46:36

    >>2

    歌織「二人とも、目覚めたのね。私もここに来るのは。凄く久々だけど・・・。」

    麗衣「大丈夫よ。怖くはないわ。二人も知って居る人が居る場所よ。」

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 21:18:46

    >>3

    するとそこに現れたのは

    鏡クーリア「あら、あなたは。」

    鏡ミューゼシア「私たちのデッキを使うのね。」

    鏡ファンシア「嬉しい!仲良くしましょう!」

    奏「ゆ、柚葉!ここって…」

    柚葉「わ、私にもわからないよ〜。」

    歌織「まあ…良くわからないでしょうね…」

    麗衣「実際、私たちも良くわかってないし…」

    鏡アリア「まあまあ、折角会えたのだし。」

    鏡セレナ「まずはこうしてお話しましょう。」

    柚葉「そうだね。どんな事話そうかなあ…」

    奏「適応力が高いわね…」

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 21:32:00

    >>4

    柚葉は、幻奏の面々と話をする事に。すると、

    dice1d3=2 (2)

    がやってきた。

    1.エクソシスター

    2.レイとロゼ

    3.アイ、マイ、ミイ

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 21:54:12

    鏡レイ「皆さん!」
    鏡ロゼ「やあ…」
    麗衣「あら、あなた達も。久しぶりね。」
    歌織「そういえばエクソシスター達は?」
    鏡レイ「今は皆さん街に出ています。」
    鏡ロゼ「女王の依頼でね…」
    歌織「何かあるみたいね。」
    するとそこに現れたのは。
    冥神「だからこそ、お前たちに頼みたいのだ。」
    奏「ええええええ!」
    柚葉「また…凄い人が出てきた…」

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:07:06

    >>6

    閉ザサレシ世界ノ冥神。「聖域」と呼ばれる場所を治める監視人だ。

    冥神「む?そこの二人は、初めて見るな?」

    歌織「はい。私の友人で、幻奏使いの柚葉と、ドレミコード使いの奏です。」

    冥神「そうか、お前の友人であったか。実は、二人には、これからの事の一貫として、自身のデッキのと、心を通わせて欲しいのだ。」

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:17:08

    >>7

    奏「それは良いけど…」

    柚葉「どうして私たちが…」

    すると新たに3人が姿を現した。

    アイ「皆様、お久しぶりです。」

    歌織「あら久しぶり。」

    麗衣「元気だった?」

    ミイ「皆様もお変わり無く。」

    マイ「お元気そうで何よりです。

    奏「あ、夢の中の。」

    柚葉「そう、確か…ミイちゃん。」

    ミイ「そうです。こうして会うのは初めてですね。」

    柚葉「か、可愛い…」

    奏「確かに、可愛い…」

    ミイ「可愛いだなんて…そんな…っではなくてここからは私が説明しますね。」

    ミイの説明が始まった。

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:24:27

    >>8

    ミイ「実は今度、女王様の依頼で大規模な劇をすることになったんです。」

    奏「へえ。」

    マイ「しかも、観客には通常の人々だけではなく。神々や天使たち、さらにヴァンパイアやアンデットの皆様も来ることになりまして。」

    アイ「定期的にトリックスタとミイが演劇をしたり幻奏の方々による歌謡など街で出し物をしているのですが。大規模なものとなると…」

    奏「なるほど…」

    柚葉「それで私たちが選ばれたと。」

    アイ「はい。」

    歌織「確かに、柚葉は歌が上手いし奏は演劇部の部長…ピッタリだけど…」

    麗衣「こんな大舞台は荷が重いんじゃ…」

    奏「フフフフフフ…燃える!燃えるわ!将来は父のような舞台役者に憧れた私の役者魂が燃えるわ!皆、やろうじゃない。神様だろうがアンデットだろうが感動させてやろうじゃないの!」

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:37:56

    >>9

    曰く、今回の演劇は、ものすごい大作になるという。

    何でも、聖域の成り立ちについての劇をやるのだそうだ。内容は、不思議な水晶とそれを守る騎士達が、外の勇者と一緒に、奪われた聖域を取り戻すという、ある墓守の男の体験談の様な内容だった。

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:40:49

    >>10

    かくして、歌織達による、劇の練習が始まるのだった。


    柚葉「そういえば、幻奏の皆さんと、ドレミコードの皆さんって、どうしてここに居るんでしょうか?」

    奏「それに、冥神様の部屋にあった、あの水晶も気になります。」

    柚葉と奏は、ミラーナイト・コーリングと、幻奏・ドレミコードの面々が聖域に選ばれた理由について興味津々だった。

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:51:03

    >>11

    冥神「ああ、それはだな…」

    ゲー「それについては私から説明しよう。」

    奏「で、でたあああああ!」

    柚葉「で、でっかい蛇いいいいい!」

    ゲー「…そんなに驚かなくても…。大丈夫だ、何もしないから…」

    鏡シトリス「やはり蛇ですからね…」

    ゲー「コホン。では気を取り直して。私から2人に説明しよう。」

    ゲーは聖域の成り立ちと物語の土台となったある事件について説明をした。

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:56:06

    >>12

    ゲーの記憶


    ゲー「ここは?かの決闘者のいる場所とは異なる世界か。」

    ゲーが目覚めると、そこは深い山の中だった。ゲーはとある次元で、クリティウス、ティマイオス、ヘルモスに敗れ、魅惑の女王がいる土地に流れ着いたという。

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 08:02:19

    >>13

    >>13

    ゲー「そうか…我は敗れたのか…」

    ゲーがたどり着いた地には巨大な神殿があった。

    ゲー「ふむ…ここは…」

    コアトル「オオ…アナタサマハ…」

    メルジーヌ「蛇神様デハ…」

    ゲー「ふむ…確かに私は蛇神であるが…そうか、お前たちはレプティレスか…どうしてここに…」

    エキドゥーナ「デハ、私ガ…」

    レプティレス達はゲーに対し話を始めた。自分たちは豊穣神として甞ては尊敬を受けていたこと、しかし、その後の信仰の変化によって迫害を受けるようになり仕方なくこの地に逃れて来たこと等を話した。

    コアトル「マア…仕方ナイ事ダト思ッテオリマス。」

    ゲー「そうか…お前たちも不憫だな…そうだ。私がお前たちを守ってやろう。」

    メルジーヌ「本当デスカ?」

    ゲー「ああ。蛇神として約束しよう。」

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 10:34:42

    >>14

    こうして、ゲーとレプティレス達は繋がる事となった。


    そして、その神殿には、綺麗な鏡が祀られていた。

    ゲー「ほう、オレイカルコス・ミラーか。この地にも、これがあったとは。」

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 12:55:31

    >>15

    するとそこに現れたのは。

    冥神「おお、貴方は…」

    ゲー「うむ、いかにも我は蛇神ゲー、そこにあるオレイカルコスと関わりがあるもの…と言っても関わりがある程度だがな。」

    冥神「私は閉ザサレシ世界ノ冥神と呼ばれる者。この世界の聖域の管理者にございます。」

    ゲー「そうか。しかし、この世界は比較的穏やかだな…おっと、済まないが頼みがあるのだ。」

    冥神「と、言いますと?」

    ゲーは冥神にレプティレスを紹介する。

    冥神「なるほど…蛇神の血族とあらば受け入れない理由はありますまい。この地のミラーナイト達も同意するでしょう。」

    ゲー「すまんな。感謝する。」

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 13:17:41

    >>16

    この時の冥神は、アマゾネス、ドラゴンメイド、蟲惑魔をミラーナイトとして従えていた。ミラーナイトに関する技術は、嘗てあったとされる大陸、アトランティスの伝わる秘術であった。


    蟲惑魔とレプティレスは、直ぐに打ち解けた。

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 18:18:16

    >>17

    元々森を生息地としていた蟲惑魔にとってレプティレスはそれほど珍しくは無いらしく、すぐに仲良くなれた。

    ドラゴンメイドもまた、レプティレスと打ち解ける事ができた。最もレプティレスからすればドラゴンメイドがなぜ、力を抑えているのかは余り納得はできていないみたいだったが。

    一方で、アマゾネスとは対立が続いていた。

    アマゾネス達からすればレプティレス達は異分子であり、秩序を乱す存在と映ったからだ。

    アマゾネス側は隙あらばレプティレスに戦いを挑み…

    返り討ちにあっていた。

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 19:20:31

    >>18

    そしていよいよ、今回の劇の核心にふれる。オレイカルコス・シュロノス暴走の話だ。


    きっかけは、オレイカルコス・シュロノスに、ある男の魂が憑依したことにある。より正確に言えば、嘗てのアトランティス王だった男の魂が、罪宝と変じたものが、シュロノスに取りついたのだ。

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 19:56:24

    >>19

    その結果、シュロノスが暴走し聖域の記憶からミラーナイトを複製したり。平行世界より女モンスターを呼び寄せミラーナイトにしたりと暴虐の限りを尽くし始めたのだ。

    冥神「まさか…暴走とは…」

    ゲー「冥神よ、失態の咎は後回しだ。まずは配下のミラーナイトと共に安全な場所へ避難を!」

    冥神「しかし…」

    ゲー「奴は幾らでも配下を生み出せる。あまりにも危険だ。それにドラゴンメイドに立ち向かわせては聖域も危うい。」

    冥神「分かった…」

    ゲー「まずは様子を見るのだ。隙を見て行動に移せば良い。そうだな…レプティレス達は斥候として残そう。頼んだぞ。但し身の危険を感じたら直ぐに我が元に来るように。」

    メルジーヌ「ハッ。」

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 20:23:11

    >>20

    冥神は、ミラーナイト達を、元の肉体と共に避難させた。幸い、シュロノスは、冥神が居る場所まで到達することは出来なかった。


    シュロノス(絵麻緒ゆうの声)「さあ、目覚めよ!オレイカルコスの衛士達よ!!」

    シュロノスの声に呼応する様に、ミラーナイト・コーリングが光る。そして、儀式の間にある大鏡から、無数のミラーナイトが、まるで工業製品のように歩いてきた。そのどれもが、冥神が従えたミラーナイト達だ。

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 20:33:03

    >>21

    鏡シトリス「我らシュロノス様の命により馳せ参じた者」

    鏡ハスキー「我ら、主のどの様な命をもお受け致します。」

    鏡キトカロス「さあ、我らが主よ、命を!」

    鏡マルファ「我らエクソシスター!主の命は絶対と心得ております。」

    皆が恭しくシュロノスに跪いていた。

    その光景を安全な場所から冥神と本来のミラーナイト達はただ見ているしかなかった。

    鏡ハスキー(本来)「本当の力を発揮できればいけそうですが…」

    鏡マルファ(本来)「如何せん数が多いし何よりハスキーが本気をだすと聖域が破壊されてしまうからな…」

    鏡シトリス(本来)「ここは我慢の時ですよ。何か変化があるまで待ちましょう。幸い、レプティレスの皆さんが情報を定期的にこちらに提供してくれていますし。」

    鏡ホーリーエンジェル(本来)「そうね。暫くはじっとしていないと。」

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 21:00:54

    >>22

    そして、産み出されたミラーナイト達は、神殿を占拠し、オレイカルコス復活の為に動いていた。

    ゲー「とはいえ、この時のシュロノスは、冥神の配下を、ミラーナイト越しに複製した。故に、シュロノスが産み出していたのは、写し身のまがい物だったがな。」

    奏「それって、どういう事?」

    柚葉「つまり、本来ならコピー先のモンスターじゃなくて、ミラーナイト・トークンそのものをコピーしちゃったって事なんだと思う。」

    ゲー「然り。そして、それが結果的に、写し身達の破滅に繋がったのだ。」


    鏡シトリス(写し)「な?!これは、いったい・・・?!」

    シュロノスの衛士が見たのは、産み出したはずの駒が消えていたのだ。実は、大量に戒めの駒の贋作を産み出したせいで、この地を治める女王に目を付けられてしまったらしい。

    この時消えていたのは、dice1d10=2 (2)

    の駒達だった。

    1.蟲惑魔 2.ドラゴンメイド 3.閃刀姫 4.エクソシスター 5.マジシャン・ガールズ

    6.御巫 7.アマゾネス 8.ティアラメンツ 9.ウィッチクラフト 10.トリックスター

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 21:32:18

    >>23

    魅惑の女王「どうも、失礼するわ。あら、この駒はいいわね。これをもらっていくわ。」

    鏡シトリス(写し)「な、貴方は…」

    シトリスは魅惑の女王に襲いかかる。しかし、魅惑の女王はひらりと交わすと駒を何処かへと転送した。

    魅惑の女王「これだけあるんだもの、少しもらっても良いわよね。」

    鏡シトリス(写し)「くっ…逃げられる…ドラゴンメイド!直ぐに追いなさい。」

    鏡ハスキー(写し)「はい!」

    ハスキーが魅惑の女王を追う。しかし悲しいかな複製であるハスキーの実力は本物に遠くおよばずあっさりと逃げられてしまった。

    魅惑の女王「それじゃあね。バイバイ♥」

    鏡ハスキー(写し)「も、申し訳ありません…」

    鏡シトリス(写し)「ハスキー、なぜ捕らえられないのですか。仕方ありません。何か策を考えましょう。ハスキー達は神殿の警備を。」

    鏡ハスキー(写し)「は、はい…」

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 22:06:21

    >>24

    魅惑の女王の城では、聖域から接収したという、戒めの駒の贋作達が並べられていた。

    親衛隊A「これで、ドラゴンメイドが揃ったか。」

    親衛隊B「しかし、一体あの地に何があったと言うんだ?」

    親衛隊C「なんでも、これらの駒は、暴走した聖域から手に入れたものらしいが。」


    一方、魅惑の女王達は、駒や騎士を連れ出す際に、聖域の結界が薄くなっている事に気付いていた。

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 22:21:10

    >>25

    魅惑の女王「どうやら何かがあったみたいね。」

    黄金の魅惑の女王「ええ、聖域に何かあっては一大事。とはいえ、向こうも警備を厳重にしてくることでしょう。潜入は難しいかも…。」

    親衛隊「確か、以前は男性禁止だったはず、中には潜入する者もあるとか…最も、皆悲惨な目に遭っているようですが…」

    魅惑の女王「さて、どうしましょうか…」

    すると黄金の魅惑の女王の背後から何者かが現れた。

    混沌なる魅惑の女王「では、私が行きましょう。向こうに何があったのか気になりますし。皆の様子も…。」

    黄金の魅惑の女王「分かりました。くれぐれも気をつけて…」

    混沌なる魅惑の女王「はい。それでは。」

    そう言うと混沌なる魅惑の女王は聖域へと転移していった。

    シュロノスに占拠された神殿では恐ろしい事が起きていた。

    なんとまた、ドラゴンメイドやトリックスターとエクソシスター達、ティアラメンツ達のミラーナイトが作られたのだ。

    冥神「なんとまあ…数だけは膨大に生み出せるのだな…」

    ゲー「しかし、戦闘力は低いな。見よ、あのドラゴンメイドが簡単にあしらわれている。」

    見るとそこではアマゾネス達が鞭を持った女。黒蠍ー刺のミーネに軽くあしらわれていた。

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 22:28:05

    >>26

    ミーネ「ったく!邪魔だっての!」

    鏡アマゾネスの剣士(写し)「ぐはぁ!」

    本来、アマゾネスの戦士達は、盗賊に遅れは取らない。しかし、上部しか真似できないせいで、簡単に叩き伏せられていた。

    ミーネ「やれやれ。次の部屋に行かないと。」

    ミーネの入った部屋では、ある男がドラゴンメイドに詰められていた。それこそ、聖域を元通りにした男「墓守のグレイブ」だ。この時は、「墓荒らしのグレイブ」として、聖域に踏み込んでいた。

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 22:37:39

    >>27

    鏡ハスキー(写し)「聖域に入った者に罰を。」

    ハスキーとティルルが剣を向ける。しかし

    ミーネ「ていっ!」

    鏡ハスキー(写し)「アアッ!」

    鏡ティルル(写し)「そんなあああっ」

    2人は簡単にねじ伏せられる。

    そして2人は鏡のように割れて壊れてしまった。

    ミーネ「まったく…姿形だけで戦闘力はてんでね。大丈夫だった。」

    グレイブ「ああ…しかし…数が多いな…」

    ミーネ「そうね。それだけ重要な物があるのかも…」

    その2人の様子を影から見ていた者がいた。コアトル達レプティレスだ。

    コアトル「侵入者カ…シカシ…2人トモ危険ナレシテイルナ…動ジテイナイ。」

    エキドゥーナ「アノ2人…期待デキソウネ…」

    メルジーヌ「ソウネ…後デ試シテ見マショウ。」

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 08:48:04

    >>28

    冥神「それで、この墓荒らしの男女と、罪宝狩りの魔女によって、聖域が元に戻ったと言うわけだ。まあ、我はその後に、キツい仕置を受けた訳だが……。」

    歌織「そうだったのね。」

    ゲー「然り。されど、今の語りをそのままという訳にはいかぬ故に、もう一つの聖域の話と混ぜることとなった。」

    麗衣「それが、デミウルギアの事ね。」

    柚葉「ああ、奏と一緒に、酷い目に遭った夢の話か。」

    奏「うん。あの時、私達は変な人に連れられて、変なオブジェにされて、自分同士で抱き合っていたから。」

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 09:36:31

    >>29

    話の内容は既に出来上がっており黒幕により乗っ取られた聖域を、本来の持ち主直々の依頼で取り戻すという形に変更された。

    いくつか配役は決まっていたがここで問題が生じた。

    奏「これ、原点だと男の人よね。誰が主役やるの?」

    歌織「確かに…アイツ呼ぶ?」

    麗衣「いやいや、ここは2人の晴れ舞台だし…主役はあなた達2人よ。」

    柚葉「ええエエエ!」奏「私たちー!」

    ゲー「左様。2人とも頑張るのだぞ。ちなみに黒幕役には我…と、言いたいが流石に無理なのでアバターに協力してもらった。」

    すると地面より黒い球体が現れる。球体は徐々に変化していき、やがて奏の姿となった。

    奏(アバター)「と、いうわけだ宜しく。」

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 10:47:20

    >>30

    かくして、壮大な劇の練習が始まった。柚葉と奏は、音楽を操る勇者一行の役を承ったのだ。そして、幻奏と、ドレミコードのミラーナイトと共に、練習に励んでいた。

    鏡スペクタキュラー・バッハ「さて、冥神様達が語ってくれた通り、私達はミラーナイトを拝命しています。」

    鏡ミューゼシア「そこでお二人には、私達の馴れ初めを語りたいと思います。」


    幻奏・ドレミコードの記憶

    大地の調律者であるドレミコードと、歌の力で戦う音姫の集団である幻奏。ある時彼女達は、ある目的のために、この地にやって来ていた。目的は、宝玉の回収だ。というのも、オレイカルコス暴走の際に、覇王龍の力を封じた宝玉が、声域に流れ着いてしまったという。

  • 32二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:29:39

    >>31

    スペクタキュラー・バッハ「この地に覇王龍の力が…」

    ミューゼシア「ええ、確かに感じます…」

    2つの歌姫がたどり着いたのは聖域だった。

    すると二人の前に冥神が現れる。

    冥神「これはこれは、歌姫達、一体何用かな。」

    クーリア「実はですね…」

    幻奏とドレミコード達は事情を説明する。

    冥神「なるほど…覇王龍の力を…しかし、アレは今女王が持っていてな…おいそれと引き渡す訳にはいかないんだ。」

    アリア「そんな。」

    ファンシア「アレは危険な物なの。どうしてもと言うなら…」

    冥神「まあまあ、聞いてほしい。アレを引き渡す訳にはいかないが。どうだろう?この世界に留まり監視をしては?まあ、この神殿に留まってほしいんだ。」

    ミューゼシア「なるほど…引き渡せない、ということなら留まるのは得策ですね。」

    スペクタキュラー・バッハ「たしかに…」

  • 33二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:44:07

    >>32

    幻奏とドレミコードの面々は、ひとまず、冥神の提案を受け入れることにした。

    クーリア「それで、監視の為に留まるのは良いとして、どうすれば宜しいので?」

    すると、ずらりと能面の騎士が並ぶ。

    冥神「これはミラーナイトと言ってな。早い話が、これになって欲しいのだ。」

    ミューゼシア「分かりました。これも、覇王竜の力を暴走させない為。」

    スペクタキュラー・バッハ「良いでしょう。冥神様。私達幻奏・ドレミコード楽団は、貴女様の案を受け入れます。」

  • 34二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:19:55

    ミューゼシア「いいでしょう。では…」
    ドレミコードが目をつむり、歌を歌い始める…
    そして幻奏もスペクタキュラー・バッハの指揮の元旋律を紡ぎ始める。
    やがて歌が終わるとドレミコードと幻奏の肉体は身体を離れ、ミラーナイトへと入っていった。
    鏡ミューゼシア「ドレミコード一同、聖域の為に歌を紡ぎましょう。」
    鏡スペクタキュラー・バッハ「我らもまた、聖域の為に歌を紡ぎましょう。とはいえ、流石にこの服は素っ気ないですね。」
    鏡ミューゼシア「では…」
    ドレミコード達が歌い始めると鎧が衣装に変わっていく。

  • 35二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:52:34

    >>34

    冥神「ふむ…やはりそちらの方が良いな。」

    鏡ミューゼシア「お褒めに預かり光栄です。」

    鏡アリア「それで肉体なのですが…」

    冥神「そうだな…肉体は駒にするが、必要があれば戻る事を許可しよう。」

    鏡スペクタキュラー・バッハ「分かりました。神々よりの御慈悲、感謝致します。」

  • 36二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 15:30:26

    >>35

    柚葉「それが、あのオブジェだったんだ。」

    奏「あのドレスを着ているのが、それなのね。」

    鏡スペクタキュラー・バッハ「はい。私達も、街に出る用事もありますゆえ。」

    鏡ミューゼシア「それに、ミラーナイトの体では、大規模な調律の仕事はできないんです。」

    幻奏もドレミコードも、音を触媒に除霊や鎮魂を行う為、式典や大規模な除霊の際は、冥神の許可を得て、本来の肉体に戻るそうだ。

    鏡アリア「さあ、いよいよ練習に取り掛かりましょう。」

    鏡キューティア「まずは譜読みからです。トリックスターの皆さんにダメ出しされぬ様に、しっかり覚えましょう。」

  • 37二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 19:06:32

    >>36

    柚葉「うわあ…凄い…」

    奏「柚葉、大丈夫?」

    柚葉「でもこのくらいなら出来るかな。2週間ぐらいあるみたいだし何とかなるかも…問題は…」

    奏「台本の台詞ね。まあ、私は大丈夫だけど…」

    柚葉「やるしかないね。頑張ろう。」

    奏「待って?ひょっとしてその間はずっと私達はこっちなの?」

    冥神「ああ、その事だが問題ない。」

    麗衣「あなた達は学業も優秀…とまでは行かないけどしっかりやってるし、何よりも進路が決まっている。」

    歌織「だから2人を呼んだの。時間が取れて、尚且つきちんと公私を使い分けられる2人を…まあ、奏は危うく騙されそうになったけどね〜」

    奏「ちゃんと謝ったからいいでしょ。とまあそれはさておいて、どうするの?」

    鏡クーリア「そのことは安心して。2人には金曜の夜から日曜にかけてはこちらに来てもらい。練習をする。日曜の夜八時にはまた現実世界に戻ってもらって現実世界で練習しましょう。デッキを通じてメタバース世界でなら私たちとも会えます。」

    アイ「勉強も大切ですからね。皆様には少しご迷惑をかけてしまいますがお願い致します。」

    奏「ちょっと大変だけど、楽しそうじゃない。」

    柚葉「そうだね。宜しくお願いします。」

  • 38二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:07:16

    >>37

    冥神「ふむら、良かろう。では明日は土曜日、今日はここに泊まると良い。」

    奏「大丈夫なの?」

    するとそこにハスキーがやって来た。

    ハスキー「大丈夫ですよ。ただお二方には手伝っていただきたい事もありまして…」

    奏「一体何を?」

    ティルル「お二方には料理の手伝いをしてもらいたいのですが…」

    柚葉「それなら大丈夫だよ。」

    奏「良いわよ。」

    ハスキー「ありがとう御座います。」

    こうして2人は料理の手伝いをすることになった。するとそこには…

    佳奈恵「うう…なんで私が…」

    パルラ「ホラ、佳奈恵さん、玉ねぎはまだこんなにありますよ!」

    エルドリッチ「すまぬな…ただこれはそなたの身体を思っての事、日頃の不摂生を正す為なのだ。許せよ…」

    エルドリッチに監視されながら料理の手伝いをする佳奈恵の姿があった。

  • 39二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:13:12

    >>37

    柚葉「え?佳奈恵さん?」

    佳奈恵「あ、柚葉さんと奏さん。お久しぶりです。」

    彼女は古賀佳奈恵。エルドリッチに選ばれた勇者の一人で、大企業のシステムエンジニアとして働いている。

    エルドリッチ「ほれ、手が止まっておるぞ。すまぬな。この者はここのところ、霊薬漬けのようでな。」

    柚葉と奏「霊薬?」

    歌織「ああ、エナジードリンクのことね。佳奈恵さん、年末調整で繁忙期だから、カロリーバーとか、エナジードリンクで、食事を省きがちだったから。」

  • 40二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:24:01

    >>39

    エルドリッチ「確かに手軽に栄養が摂れるがそれでは生ける屍。しかも手軽な食事ばかりだ。これではいかんと思ってな。」

    ヴァンパイア・ファシネイター「そう、さらに家ではカップ麺とかいう物とか買ってきた物ばかり…健康だけじゃなくて美容にも良くないわ…だからね。ここにいる時は栄養のある物を食べてほしいって言う心遣いなの。」

    佳奈恵「だからってまさか作る所からなんてー」

    ティルル「これはですね。佳奈恵様に普段の生活を見直して頂きたいという、黄金卿からの愛の鞭ですよ。さ、私たちも手伝いましょう。」

    柚葉「はい。」

    奏「佳奈恵さん、一緒に作りましょう。」

  • 41二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:37:49

    >>40

    かくして、ドラゴンメイド主催の料理教室となった厨房。佳奈恵を中心に、柚葉と奏も料理に興じる。

    鏡ハスキー「良いですか?自炊のレパートリーを増やす事は、健康以外にも、仕事の段取りの組み方も学べるんですよ。」

    佳奈恵「そうよ。私みたいなだらしない大人になっちゃ駄目なのよ、2人とも。」

    エルドリッチ「左様。その方も、若さを嵩に奢るでないぞ。若さ故の無茶は、代償も大きいからな。」

  • 42二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:57:17

    >>41

    佳奈恵「ハイ…」

    鏡ハスキー「今日はクリームシチューを作りましょう。佳奈恵さんが玉ねぎを切ってくれましたから引き続き奏さんとニンジンやブロッコリーの下処理と鶏肉の下処理をお願いしますね。」

    奏「分かりました。」

    佳奈恵「えっ、私もまだやるの…」

    鏡ハスキー「柚葉さんはホワイトソースづくりですね。」

    柚葉「任されました。」


    2人が佳奈恵やドラゴンメイドと料理を作る一方、麗衣と歌織はアイ達とデュエルをしていた。

    以前現れた新たなる閃刀姫、カメリアとアザレアに備えての事だ。

  • 43二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:05:22

    >>42

    アイ「成る程。新しい閃刀姫、ですか。」

    鏡レイ「はい。ですので、マスターに対閃刀姫の対決をしたいと考えています。」

    歌織「アザレアとカメリア。どんなデッキで挑んでくるのかしら?」

    すると、アイは、あるデッキを取り出した。

    アイ「でしたら、こちらのデッキを仮想敵としましょう。恐らく相手は、こちらを使う可能性が高いですので。」

    麗衣「成る程。あれ?これって…………!」

    歌織「ちょっと、これって…………!」

    アイ「はい。対閃刀姫用の、「閃光刀姫裏サイバー混合デッキ」です。」

  • 44二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:12:48

    >>43

    アイ「ハイ、最近こちらにも事件がありまして、その関係で作ってみたんです。」

    歌織「なるほど…」

    麗衣「じゃあ、今料理を作ってるからそれができるまで対戦しましょう。」

    アイ「良いですよ。それでは…」

    麗衣「デュエル!」

  • 45二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:17:44

    >>44

    コイントスの結果、先行は麗衣となった。

    麗衣「じゃあ、行くわ。まずは、増援!」

  • 46二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 23:02:20

    >>45

    麗衣「私は麗衣を手札に加えリンク召喚!現れなさい閃刀姫、カガリ!」

    アイ「なるほど。そう来ますか。」

    麗衣は閃刀姫を展開する。

    麗衣「ではシズクをリンク召喚してターンエンド。」

    アイ「確かに強いですが。私のターン。手札からサイバー・ドラゴンを特殊召喚。そして行きます。キメラテック・メガフリート・ドラゴンを融合召喚!」

    麗衣「しまった!」

    アイ「これは了様が良く使われる戦術。では私は手札よりレイを召喚!さらに手札の魔法カードを捨て、キアノスを特殊召喚!さらに効果でロゼを特殊召喚!」

    麗衣「嘘!ここまで動くの?」

  • 47二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 23:27:00

    >>46

    アイ「では、ここからはアザレア達の想定しうる挙動を取ります。」

    アイは、サイバー・ダークの展開を始めると、次々と閃刀姫をリンクしていく。

    麗衣「嘘でしょ!?レイの閃刀術式を、おしみなく?!」

    歌織「というよりは、使い潰している様な?」

    アイ「では、いよいよ締めです。サイバー・ダーク・キメラの効果で、場のサイバー・ドラゴン・ネクステアとサイバー・ドラゴン、そして、墓地の閃刀姫リンクモンスターを全てを、パワー・ボンドで融合します!」

    そして目の前に、禍々しい機龍、キメラテック・オーバー・ドラゴンが召喚された。これが恐らく、対閃刀姫用の、裏サイバー複合デッキの切り札だろう。

  • 48二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 09:10:48

    >>47

    アイ「ではトドメです。キメラテック・オーバー・ドラゴンでトドメ。」

    麗衣「…負けたわ…」

    鏡レイ「そんな…」

    鏡ロゼ「しかし、これで相手の手の内を知ることができる…」

    麗衣「そうね。今はそれだけでもヨシとしないとね。」

    歌織「あっ、どうやら出来たみたいね。」

    麗衣「いやあ〜お腹すいたし、行きましょう。」

    アイ「ハイ。」

  • 49二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 12:53:43

    >>48

    歌織達が向かうと、良い匂いが。

    佳奈恵「ふう。自炊なんて何年ぶりかしら?」

    佳奈恵と奏、柚葉達と一緒に作ったシチューが完成していた。

    麗衣「わあ、林間学校以来だわ。」

    歌織「とっても美味しそうね。」

  • 50二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 13:12:52

    >>49

    佳奈恵「クリームシチュー…何年ぶりかなあ…」

    歌織「佳奈恵さん…もうちょっと自炊した方が良いわよ…」

    麗衣「本当に…最近はルウとかも増えたから…」

    佳奈恵「すみません。」

    鏡ハスキー「まあまあ、さあ、皆さん、いただきましょう。」

    アイ「まあ、今日も美味しそう。」

    奏「うっ…ブロッコリー…」

    柚葉「奏はブロッコリー駄目だもんね。」

    マイ「そうなんですか?」

    ミイ「美味しいのに…」

    奏「2人は嫌いな物とかないの?」

    アイ「母に好き嫌いをするなとつ徹底的に言われましたので」

    マイ「好き嫌いは…」

    ミイ「ありません!」

    奏「す、凄い…」

  • 51二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 13:56:06

    >>50

    一方、別の時空では、二人の閃刀姫がシミュレーターを使っていた。

    アザレア「よし。だいぶ安定してきたな。」

    アザレアとカメリア。打倒レイの為に作られた存在だ。この日は、対閃刀姫用にセッティングされた、裏サイバー混合のデッキを回していたようだ。

  • 52二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 15:30:23

    >>51

    カメリア「ああ、これであいつらが相手でも行けそうだな」

    アザレア「しかし、彼女の仲間が出てきたら…」

    カメリア「その時はお前たちに役に立って貰うぞ」

    2人の背後にはレアメタル・ヴァルキリーがいた。

    レアメタル・ヴァルキリー「ハッ」

    アザレア「だが、まだ少し時間が必要だ。まずは戦術を磨こう。」

    カメリア「そうだな。」

  • 53二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 19:48:03

    >>52

    一方、列強軍の上層部は頭を抱えていた。

    ここのところ、度重なる失態が報告されたからだ。

    上層部「ええい、過日の工場の件と言い、驚楽園の件と言い、何故閃刀姫の打倒作戦が上手くいかんのだ!?」

  • 54二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 20:08:31

    >>53

    士官「独断先攻というのもありますが敵を侮り過ぎでは。」

    上官「確かに…冷静に考えればそれもあるか…」

    士官B「そして何よりも敵情視察を怠ったのも問題かと…」

    上官「う、うむ…」

    士官C「それよりもまずは占領地の経営に力を入れるべきでは?幸い他の異世界に展開したクロック・ワーク・ナイトは順調に稼働しております。そして古代の機械の戦力化も順調です。」

    士官B「ならばまずは徒に拡大を目指さず敵情視察と戦力拡大を目指すべきです。」

    上官「…一理あるな。分かった。それよりは進行を中断し戦力の増強と占領地の維持を優先とする。」

    士官B「提案を受け入れて頂き感謝します。」

    上官「そうだ。我らが閃刀姫はどうだ?」

    士官C「特に問題は無さそうですが…閃術機の実戦投入にはまだ…」

    上官「そうか…無理に…とはいかんしな。」

  • 55二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 20:19:52

    >>54

    打倒閃刀姫を掲げつつ、支配地域を統治する列強勢力。水面下では支配地域の統治を進めていた。


    その日の夜。

    柚葉と奏が寝静まり、エクソシスターが帰ってきた。

    鏡マルファ「御主人様、報告致します。無事に会場の手配は整いました。」

    冥神「そうか。それは善哉。」

    鏡マルファ「されど、少々気がかりなことがあります。過日、歌織達が遭遇した者と、同じと見られる格好の者が、央都近郊で目撃されたとの情報もあります。」

  • 56二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 22:04:19

    >>55

    マルファによると、恐らく斥候部隊だろうとのこと。接触時に殺意や敵意の類いは見られなかったため、偵察が主ナノだろうとは思うが、とはいえ、劇の当日に暴れられても困ると言う旨の報告だ。

  • 57二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 22:09:10

    >>55

    冥神「ほう…確か歌織達は閃刀姫と遭遇したと言っていたが…」

    鏡マルファ「いえ、どうやら閃刀姫ではないようです。これを…」

    冥神「これは…閃刀姫とは違うみたいだな。今度ナノブレイカーに聞いてみるか。確か彼女は今…」

    鏡イレーヌ「街の自警団に勤めています。彼女に尋ねた所どうやら「レアメタル・ヴァルキリーではないか」とのことです。」

    鏡マルファ「どうなさいますか?」

    冥神「暫くは泳がせよう。幸い、列強はまだ行動を起こしてはいないようだ。ただ、劇の事もあるしなあ。」

    鏡ハスキー「彼女たちの行動を監視する者が必要ですね。」

    鏡マルファ「そう来ると思いました。実は監視を頼んでいます。」

    こちらは市街地

    レアメタル・ヴァルキリー「潜入完了。これより任務を開始します。」

    アザレア「ああ、頼んだぞ。この地の情報がほしい。できる限りの情報を手に入れるんだ。」

    レアメタル・ヴァルキリー「はい、それから現地にて協力者と接触しました。」

    アザレア「そうか、分かった。では作戦の成功を期待する。」

    そう言うとレアメタル・ヴァルキリーは通信を切った。

    するとレアメタル・ヴァルキリーは背後に何者かの気配を感じた。

    レアメタル・ヴァルキリー「誰だ!」

    背後を振り向くとそこにいたのは。

    静寂のサイコウイッチ「ご心配なく、あなたの任務の協力者です。」

  • 58二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 22:25:36

    >>57

    静寂のサイコウィッチと合流し、レアメタル・ヴァルキリーは街の散策を開始する。

    レアメタル・ヴァルキリー「ひとまず、城下町にめぼしい物は見当たりませんね。」

    静寂のサイコウィッチ「はい。今は夜ですし、まずは宿を探しましょう。」

  • 59二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 22:51:39

    >>58

    そしてついた先は…

    レアメタル・ヴァルキリー「こ、ここは…」

    歓楽街にあるいかがわしい宿だった。

    静寂のサイコウイッチ「あら、知らないんですか?こういう場所の方が隠れ家には丁度良いんですよ。」

    レアメタル・ヴァルキリー「わ、分かりました…中に入りましょう。」

    2人は宿に入り、チェックインをした。

    静寂のサイコウイッチ「少し待ってて下さいね。飲み物を買ってきます。」

    レアメタル・ヴァルキリー「分かりました。」

    そう言うと、サイコウイッチは部屋の外に出る。

    静寂のサイコウイッチ「…マルファさん、聞こえますか。レアメタル・ヴァルキリーに接触完了しました。どうやらただ偵察だけのようです。」

    鏡マルファ「分かった。引き続き監視を頼む。何かあれば連絡を入れてくれ。」

    静寂のサイコウイッチ「はい。」

  • 60二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 08:31:16

    >>59

    そして、翌日。

    宿から出たレアメタル・ヴァルキリーと静寂のサイコウィッチは、城下町へと向かった。

  • 61二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 08:44:34

    >>60

    レアメタル・ヴァルキリー「随分と賑やかですね。」

    静寂のサイコウイッチ「ええ、近々催しがあるとか…」

    レアメタル・ヴァルキリー「それは一体…」

    静寂のサイコウイッチ「なんでもとんでもないお客様もいらっしゃっるそうですよ。」

    レアメタル・ヴァルキリー「とんでもないお客様…ですか?」

  • 62二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 09:57:26

    >>61

    静寂のサイコウィッチ「はい。あえて明言は避けますが、一国の王女や、遠い国の王も、来賓として来るそうです。」

    レアメタル・ヴァルキリー(何と、国賓級の来客が。恐らく、中には我らに友好的な勢力も居るでしょうし、事を急ぐのは愚策ですね。)

  • 63二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 11:12:17

    >>62

    レアメタル・ヴァルキリー「分かりました。ありがとうございます。」

    レアメタル・ヴァルキリーはこの事を列強の上層部に報告した。

    上層部「分かった。では引き続き、偵察を頼む。」

    上層部はそれだけ言うと通信を切った。

    上層部A「やれやれ…いい機会かと思ったが…まさかとんでもない大物もいるのか…迂闊に手を出すのは危険だな…」

    上層部B「まあ、気長にやるしかないな。まずは…」

    上層部A「戦力拡充と偵察だな。」

  • 64二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 13:05:18

    >>63

    一方、麗衣はと言うと、閃刀姫達と鍛錬していた。それは、御巫と共に、剣舞をするというもの。

    鏡レイ「マスター。私と同じ名を冠しているならば、できるはずです。」

    麗衣「え、ええ。御巫の皆さん。お願いします。」

    鏡ハレ「はい、かしこまりました。」

    鏡ニニ「さあ、まずは足どりから。舞の歩幅を合わせるのです。」

  • 65二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 17:01:35

    >>64

    こうしてはじまった剣舞の練習であるが…

    鏡ハレ「うーん…筋は良いんですが…」

    鏡ニニ「どこかぎこちないですね…」

    麗衣「そりゃそうでしょ、剣舞なんて初めてだし…」

    鏡フウリ「でも形はある程度できているから、しっかり練習すれば出来ると思う。」

    鏡レイ「努力あるのみです。頑張って下さい。」

    一方歌織もまた、劇の台詞に苦戦していた。

    歌織の役は珍しい悪役。しかし全体的に台詞が多く、なかなか覚えるのが大変そうだった。

  • 66二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 17:43:13

    >>65

    歌織「これって、操られた時の私をやれって事よね?」

    歌織が演じるのは、エクソシスターと共に、オレイカルコス・シュロノスに仕えるミラーナイト。しかも雰囲気作りのためか、ミラーナイトの格好をしている。

    鏡エリス「確かに、歌織にとっては、珍しい配役ですね。」

    鏡ステラ「はい。麗衣さんと共に、正気に戻る役割がありますから。」

    鏡イレーヌ「ですが、私達が操られた時の記憶って、ありましたよね?」

    鏡ソフィア「ああ、直近であったね。M∀LICEの尖兵になったやつ。」

    歌織「う。あんまり思い出したく無いけど、アレを参考にした方がいいのかしら?」

    鏡マルファ「私達自体は経験して無いが、歌織の体験を通じて、コッチにも流れてきたからな。そうだ。コレを使うか。」

    すると、マルファが何かを呼び出す。それは、劇で使う歌織とエクソシスターのチェス駒だった。ただし、戒めの駒と違い、首から下をドレスの様に固めたものだが。

  • 67二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 20:56:34

    歌織「で、どうするのよ?」
    鏡マルファ「簡単な話だ。これに意識があるように話せば良いんだ。」
    どうやら、ミラーナイト役を演じるには、透き通った演技が必要なので、ある意味イメージトレーニングのようなものであった。

  • 68二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 20:58:04

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  • 69二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:05:34

    >>67

    歌織「分かったわ。」

    歌織は駒にむけ、話し始める。

    歌織「良く来たわね、でもあなた達はここでおしまいよ。」

    すると

    駒「良くきたわね。あなた達はここでおしまいよ。」

    歌織「凄い…より洗脳された悪役じみた感じで帰ってきた…」

    鏡マルファ「後は色々駒に話かけるといい、イメージがつかめるはずだ。」


    一方…

    ミイ「そんな…私たちにはできません!」

    マイ「そうです…そんな事…」

    アイ「2人とも分かって!これは仕方ない事なの…」

    ミイ「だけど…」

    マイ「劇とはいえ、お姉様と戦うなんて…」

    今回ミイとマイは奏と柚葉の協力者役、それに対してアイはオレイカルコスの腹心の1人という役でしかも2人との対決シーンも用意されていた。

  • 70二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:49:29

    >>69

    アイ達3姉妹は、とても仲が良い。喧嘩したことも数えるほどだった。演技とは言え、実際に姉妹で戦うことになるのは、計り知れないものなのだろう。

    冥神「ううむ、どうしたものか。仲が良い故の悩みよな。」

    ゲー「手っ取り早いのは、あの者らの肉親を頼る他ないが・・・。」

    鏡ハスキー「向こうの都合もありましょうし・・・。」

    すると、そこに意外な助っ人がやって来た。なんと、黒羽紅と、失楽の堕天使だ。二人はかつて、電子世界でかなりやんちゃをしていたが、他の堕天使達と知り合った結果、無二の親友のような感じになった。

    紅「なるほどね。仲良し姉妹故の悩みか。ちょっと分かるかも。」

    失楽の堕天使「でも、演技とは言え、大事な劇を台無しにされるのも目覚めが悪いし、そうだ!」

    何を思ったか、失楽の堕天使は、アイの背後に立つ。

    アイ「な、何をする気ですか?」

    失楽の堕天使「別に何もしないわ。ただ、私は立っているだけだから。」

    すると、マイ達に変化が起きた。

    マイ「え?だ、堕天使様・・・?!」

    ミイ「どうして、アイ様に・・・?!」

    どうやら、マイ達は、アイと向かい合う様に立っているため、アイの背後に、失楽の堕天使が憑依している様に見えたのだ。そしてそれは、丁度狂気に走った姉を止める、姉妹の構図に見事昇華させたのだ。

  • 71二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 22:06:42

    >>70

    マイ「これなら…」

    ミイ「ありがとうございます。」 

    するとそこにクリスティアが老人をつれ、現れた。

    最もその老人が只者であるわけがない。

    その姿を見た冥神、ゲー、何よりも失楽の堕天使が緊張していた。

    大天使クリスティア「ふむ…堕天使達が感謝されるとは…だが元は天使達、人々を導くとなれば当然か…」

    ?「ホッホッホ。良き仲間に恵まれたようじゃの。」

    失楽の堕天使「あなたは…まさか…」

    ?「ここではナイショじゃ。追放した時はどうなるかと思っておったが良き仲間に恵まれたものじゃの。良かった良かった。」

    失楽の堕天使「良くないわよ!確かについ出来心で盗もうとはしたけどおかげでここに至るまでエライ目に遭ったんだから…」

    紅「まあまあ、それくらいになさいな。まさかあなた達も劇に…」

    クリスティア「いや、今回は観客としてな、挨拶に来たのだ。そなたもか?」

    紅「いや、私も観客よ。折角だし佳奈恵と楽しく見させて貰うわ。」

    するとまた入ってきた。ロプトルだ

    ロプトル「いやあ…とんでもない空間だねえ…まさに神様のバーゲンセールだ。」

    ヴァラ「ロプトル様、あなたもその1人だと言うことをお忘れなく。」

    アレイスター「…まじかよ。ロプトルに連れられて来てみればとんでもない空間じゃん…」

    ジュノン「本当に…私達、ここにいていいのでしょうか…」

  • 72二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 22:26:32

    >>71

    ミイ「皆さん、いらっしゃったのですね。」

    マイ「これだけの皆様が居るとなると、俄然やる気が出てきました!」

    アイ「はい。皆様を気落ちさせぬよう、頑張ります!」

    こうして、アイ達の練習も、無事に進行していた。


    一方、街では。

    静寂のサイコウィッチ「成る程。貴女は例の事件をご存知なのですね。」

    レアメタル・ヴァルキリー「はい。人伝に聞いた程度ですが。」

    どうやら、デミウルギア事件のことを言っているようだ。


    列強にて

    カメリア「デミウルギア事件?なんだそりゃ?」

    アザレア「そういえば、私達が知ったのは星杯跡地の事が主で、なぜ星杯が顕現したかは、不明瞭だったな。」

  • 73二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 22:48:37

    上層部A「確か…詳しくはわからないがアレには強大な力が宿っているとか…」
    カメリア「なら…」
    上層部A「それを奪取しようとしたが失敗した。しかもそこには不死者が神殿を建てたそうだ…」
    アザレア「死者たちの神殿…笑えないですね…」
    上層部A「それに星杯の力は未知数だ。未知の力は危険も孕んでいるからな。迂闊には触れられんよ。」
    カメリア「確かに…」
    上層部A「それよりもこの世界の事を色々調べんとな。レアメタル・ヴァルキリー、頼んだぞ。」

  • 74二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 23:03:22

    >>73

    そして、街を歩くと、大きな城が見えた。

    レアメタル・ヴァルキリー「あれが、この地を治める者の城。」

    静寂のサイコウィッチ「はい。魅惑の女王様が治める城でございます。」

  • 75二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 23:20:03

    >>74

    レアメタル・ヴァルキリー「ふむ…女王に働きかけ我々の味方につければ…」

    静寂のサイコウイッチ「それは難しいかと…それに女王が協力するとなれば他の者達がそれを許さないでしょうね。」

    レアメタル・ヴァルキリー「そうか…この案は保留だな。」

    すると町中を疾走する集団があった。

    ザルーグ「おっと、済まないな。現在逃亡した窃盗犯を追っていてね。」

    レアメタル・ヴァルキリー「窃盗犯、物騒ですね。」

    棘のミーネ「犯人はどうやらモンスターを従えているらしくてね。私達の出番っていうわけ。」

    レアメタル・ヴァルキリー「なるほど…どうでしょうか。私たちも手伝わせて貰えませんか。」

  • 76二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 08:54:02

    >>75

    ザルーク「ああ、援軍か。戦力は多いほうが良いからな。」

    レアメタル・ヴァルキリー「ありがとうございます。」

    静寂のサイコウィッチ「それで、ひったくりは何処に?」

    ザルーク「ああ。あっちのスラムに逃げてったぞ。」

  • 77二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 09:01:07

    レアメタル・ヴァルキリー「スラムですね。分かりました。」
    そういうとレアメタル・ヴァルキリーは一気に加速する。
    静寂のサイコウイッチ「あっ、待って下さい。」
    サイコウイッチも緊急テレポートを使い、レアメタル・ヴァルキリーに追いつく。
    ここはスラム。
    レアメタル・ヴァルキリー「ここに犯人が…」
    静寂のサイコウイッチ「そうですね。以前は貧しい者が多かったのですが女王の施策により貧しい者が減少すると今度は犯罪者達の巣窟になってしまったのです。」

  • 78二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 11:03:07

    >>77

    スラムのある部屋にて


    ならず者「畜生。厄介なのに目をつけられちまった。」

    彼はこのスラムに移り住んだ窃盗団のしたっぱで、今回のひったくりは、元締めが狙う大物の為の予行演習のようなものだった。

  • 79二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 11:57:12

    >>78

    ならず者B「しかし、慌てる事はねえ…いざとなれば…」

    ならず者の背後にいたのは

    寄生虫パラサイド「キチキチキチ…」

    ニードル・ワーム「カサカサ…」

    人食い虫「キチチチチ…」

    様々な昆虫達が蠢いていた。


    ザルーグ「アノ姉ちゃん達、スラムに入っていったか…」

    ゴーグ「どうしやす、追いますか。」

    ミーネ「そうもいかないわ。スラムで深追いは危険よ。」

    クリフ「なら俺とチックが行こう。罠なら対処できるしな。」

    チック「えっ、俺も?」

    クリフ「ああ、お前のカンは頼りになるしな。」

    ザルーグ「分かった。まずは2人とも、任せたぞ。嫌な予感がするんだ…」

  • 80二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 13:09:38

    >>79

    レアメタル・ヴァルキリー「さて、内部に入ったは良いですが。」

    レアメタル・ヴァルキリーは立ち止まって辺りを見渡す。

    チック「ふう、やっと追い付いた。」

    クリフ「カシラが俺達に頼んだって。」

    静寂のサイコウィッチ「ご協力ありがとうございます。レアメタル・ヴァルキリーさん。どうかなさいましたか?」

    レアメタル・ヴァルキリー「ええ。複数の生体反応があります。内大半は、昆虫種のものと思われます。」

  • 81二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 13:51:50

    >>80

    クリフ「こいつは厄介だな…」

    サイコウイッチ「昆虫族は質も量も厄介ですからね。」

    レアメタル・ヴァルキリー「来ます!」

    その声と共に多数の昆虫達が襲いかかって来た。

    それを蹴散らしながら進む一行…しかし…

    レアメタル・ヴァルキリー「なっ…しまった!うわあああっ!」

    サイコウイッチ「レアメタルさあああん。」

    レアメタル・ヴァルキリーは後方から忍び寄っていたドラゴンフライに捕まり、連れ去られてしまった。

    クリフ「しまった!くそっ!」

    チック「どうします?一度撤退して」

    クリフ「いや、姉ちゃんには悪いが好都合だ。助けるついでにアジトも潰しちまおう。やつらの根城はこの中だ。姉ちゃんもそこにいるはずだ。」

  • 82二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:00:01

    >>81

    レアメタル・ヴァルキリー「くう、迂闊だった。もう少し早く、対魔獣用の形態に移行出来ていれば…………。」

    アジトに連れられたレアメタル・ヴァルキリーは、一人思案していた。しかし、ならず者達の反応は、正反対の者だった。

    ならず者A「お、おい、こいつって…………!」

    ならず者B「不味いぜぇ…………!列強の奴じゃねぇか…………!」

  • 83二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:16:04

    >>82

    ならず者A「どうするよ、このままじゃあ…」

    ならず者B「下手に嗅ぎつけられても困るしな…逃げるか…」

    クリフ「おっと、そうはいかねえなあ…」

    チック「ヘヘッ、大当たりだ。あんたらがここにいるのは色々痕跡を辿って突き止めたんだ。」

    サイコウイッチ「さて、ヴァルキリーを解放しなさい。」

    ならず者B「くっ…それ以上近づくな!近づけば…」

    ならず者はヴァルキリーの首筋に刃を向ける。

    クリフ「ちっ…人質とは…」

    ならず者A「良いのか?こいつがどうなって…も…」

    サイコウイッチは目を閉じ精神を集中する。そして…

    サイコウイッチ「そっちがその気なら…発動!最古式念動!」

    その瞬間!凄まじい衝撃がならず者Bを襲う。

    ならず者B「ぐはあっ!」

    ならず者A 「おい、何を…」

    チック「悪いけど、ここまでだ。」

    クリフ「観念するんだな。」

    ならず者A「くっ…こうも、簡単…に…」

  • 84二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:49:26

    >>83

    静寂のサイコウィッチ「大丈夫ですか?」

    レアメタル・ヴァルキリー「はい。私は何とか。もう少し早く、対魔獣戦闘形態になれていれば。」

    ならず者を捕縛し、奪われた荷物を回収する一行。すると、虫たちが現れる。

    クリフ「お、おい!あれ!」

    皆が一斉に上空を向くと、そこにいたのは巨大な羽虫、インセクト女王だった。

    チック「で、デケェ!!」

    圧倒されるクリフ達。しかし、インセクト女王は、クリフ達と敵対するつもりは無いようだ。

  • 85二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:57:30

    >>84

    クリフ「どうやら、従わされていたみたいだな。」

    チック「そうみたいっすね。さて、さっさと犯人を突き出しますか。」

    サイコウイッチ「事件も解決しましたし、戻りましょうか。」

    レアメタル・ヴァルキリー「ええ…」

    レアメタル・ヴァルキリー「(あんな木っ端でもあのような虫を従えられるのか…恐ろしい場所だ…)」

    レアメタル・ヴァルキリーは帰る道すがらその様な事を考えていた。

    そしてここは城門前。

    親衛隊「おおっ!窃盗犯を捕まえたか。見事だ。」

    クリフ「いえ、俺たちは何も…そこの2人が捕まえてくれたんで…」

    親衛隊「お前達がか?いやあ、ありがたい。近年は様々な犯罪集団が現れてな。黒蠍団の力も借りているんだがそれでも手一杯だったんだ。感謝するよ。」

  • 86二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:54:56

    >>85

    レアメタル・ヴァルキリー「はい。一時はどうなるかと思いましたが、何とかなって良かったです。」

    静寂のサイコウィッチ「盗品も無事に返せましたし。また何かあれば、頼って下さい。」

    そう言って、それぞれの場所に戻っていった。


    アザレア「まじか。モンスターを使役できるやつがいる!?」

    それは列強にとって強烈だった。

  • 87二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:23:05

    >>86

    カメリア「色々と気になるわね…」

    上官「これである程度の結論はでたな。この世界は暫くは偵察と状況把握に留める。」

    アザレア「はっ。ヴァルキリー、聞こえているな。」

    レアメタル・ヴァルキリー「はい。」

    アザレア「以上だ。引き続き偵察を頼む。」

    レアメタル・ヴァルキリー「おそらくそうだろうと判断しました。では、偵察任務に戻ります。」

  • 88二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:35:22

    >>87

    そして、その夜。


    奏と柚葉は、歌織の所に来ていた。

    歌織「どう?劇は順調そう?」

    奏「うん。ドレミコードの皆と一緒に、ダンスも練習したの。」

    柚葉「私も、幻奏のみんなと練習したわ。最後の歌のところを重点的にね。」

    劇の練習は順調そうであった。すると、歌織が、二人に話しかけた。

    歌織「ねえ。奏が、危うく闇バイトに引っ掛かりかけた時があったでしょう。あの時、柚葉は幻奏の力に目覚めてたけど、奏はドレミコードの力には、何時目覚めたの?」

    奏「うん。何時かは分からないけど、明確に目覚めたのは多分、あの時だと思う。」

    そう言って奏は、柚葉のようにドレミコードと繋がった日の夢について語った。

  • 89二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:39:04

    >>88

    奏の夢


    奏「あれ?ドレミコードの皆・・・?どうして?」

    時系列は、歌織や佳奈恵、紅に説教された後で、啓発ビデオを見る前に当たる。

    奏の周りに、ドレミコードの楽士達が立っていたのだ。

    奏(ん?いつもと、違う・・・?)

    しかし、奏は違和感を覚えていた。何故ならば、ドレミコードの格好が、コンサートとかの格好ではなく、鎧騎士の格好だったからだ。

  • 90二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:11:12

    >>89

    鏡ファンシア「奏。あなたが無事でよかった…」

    鏡クーリア「私達はあなたを心配していました。」

    鏡ミューゼシア「もし、あなたに何かあったらと思うと…」

    鏡クーリア「そこであなたに私達と、繋がってもらいます。」

    鏡ミューゼシア「これ以上、あなたに危険な目に遭ってほしくないからです。」

    鏡ファンシア「いい、今から私たちが歌うからあなたも歌いなさい。」

  • 91二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 08:41:43

    >>90

    奏「は、はい。」

    奏はドレミコードと歌い始める。ドレミコード達の格好も気になるが、今は歌に集中だ。

  • 92二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 09:23:07

    >>91

    奏と鏡ドレミコード達が歌い始める。

    すると辺りを光が包み始めた。

    奏「な、何が起こってるの…」

    やがて奏のデッキが光り輝き。ドレミコード達が実体化した。

    それを受けてか。鏡ドレミコードたちの衣装も鎧の様な無骨なものから普段の衣装に変わった。

  • 93二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 10:51:02

    >>92

    奏「あ、戻った、のかな?やっぱり、ドレミコードはこの格好のほうが見慣れてる。」

    鏡ミューゼシア「さすがですね、奏。そうです。よく違和感に気がつきましたね。早い内に気付けて良かったです。」

    そう言って、ミューゼシアは、後ろを振り向くように伝える。

    奏「ヒッ?!」

    気付くと、奏の背後には、崖が出来ていた。しかも、恐ろしく深い

  • 94二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:03:12

    >>93

    鏡ミューゼシア「あなたが心を通わせてくれたお危機を回避できたのです。忘れないで。私たちはあなたを思っています。」

    鏡ファンシア「そう、心配してるんだから。もう危ない事はしないでよ。」

    奏「分かったわ。もうしない。」

    鏡クーリア「さて、もうすぐ夜が明けますね。ドレミコードのカード達は電脳世界で実体化できます。そして、それを通じて私たちと繋がることも可能です。私達はあなたと常に共にあります。」

  • 95二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 20:39:14

    >>94

    奏「って事があったの。ドレミコードの皆も、心配してたみたい。」

    柚葉「へえ、そっか。でも良かったよ。手遅れになる前で。」

    すると、柚葉と奏は、歌織に劇の調子について聞いた。

    柚葉「ところで、歌織は私達と戦うことになるんだけど、大丈夫そう?」

    歌織「うっ。今それ聞くの?」

    奏「だって、アイさん達のパート見たら、ちょっと気がかりになって。」

  • 96二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 21:27:16

    >>95

    鏡イレーヌ「その点は問題ありません。」

    鏡ソフィア「歌織は今、一生懸命練習しているんだ。」

    鏡ステラ「実は私たちも敵役でして…」

    鏡エリス「ちょっと新鮮だなあって。」

    奏「でも蟲惑魔やレプティレスの方が向いてる気がする…」

    鏡シトリス「私達は今回は照明とかですね。」

    メルジーヌ「サスガ二街ノ人ガ怖ガルカラネ。」

    コアトル「裏方二回ラセテ貰ウヨ」

    鏡フレシア「まあ、しょうがないわね。」

  • 97二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 21:47:58

    >>96

    一方、麗衣は何とか剣舞を終えた。

    麗衣「ふう。案外なんとかなったわね。」

    鏡レイ「マスター。お見事でした。」

    そして、麗衣は、思い切って聞いてみることにした。

    麗衣「そういえば、皆がここに来た切っ掛けって何だったの?」

    すると、フゥリが代表として答えた。

    鏡フゥリ「実は、私達御巫と閃刀姫は、ある御方によって選ばれたんだ。」


    閃刀姫と御巫の記憶

    神秘の舞を駆使し、大いなる神にアクセスする事が出来る巫女の集団。それが御巫だ。その中でも、ハレ、ニニ、フゥリは3大名家として有名だ。

    ある日、御巫達はだれがオオヒメに近づけるかで揉めていた。

  • 98二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:18:36

    >>97

    ハレ「私がオオヒメ様に選ばれるの!」

    ニニ「いや、私よ!」

    フウリ「あの…私…」

    3人はよくいがみ合っていた。

    オオヒメ「あらあら、元気なのは良いことですが…」

    オオヒメは困っていた。3人とも確かに才気あふれる者たちだ。しかし、それ故に些細な事で諍いが絶えない。

    オオヒメ「このままでは…」

    すると悩めるオトヒメに声をかける者が現れた。

    宣告者の巫女「もし、そこの御方、何かお困りの様子で…」

    オオヒメ「まあ…あなたは私が見えるのですか?」

    宣告者の巫女「はい、私は神託を告げるために様々な地を巡るもの。今貴方が大変困っているみたいだったので…つい…」

    オオヒメ「そうですね…」

    オオヒメは巫女に悩みを打ち明けた。

    宣告者の巫女「なるほど…協調性に欠けると…」

    オオヒメ「はい…3人とも才気溢れるばかりに誰が1番かで争ってばかり…困っております。」

  • 99二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:27:24

    >>98

    宣告者の神巫「でしたら、良い場所があります。そこならば協調性も学べるかもしれません。」

    オオヒメ「まあ、是非ともお願いします。」

    オオヒメは3人の御巫を伴い、宣告者の神巫と共に聖域に向かった。

    聖域の前で…

    オオヒメ「さて、ここですね。」

    ハレ「オオヒメ様、私達はここで修行するのですか。」

    ニニ「まるで遺跡みたい…」

    フウリ「本当にここに人が…」

    オオヒメ「はい、この地にいる冥神と呼ばれる者の元、我らは協調性の修行をします。」

    すると冥神が姿を現した。

    冥神「おお、そなたが宣告者の神巫が言っていた…」

    オオヒメ「はい、オオヒメと申します。」

    ハレ「私はハレ」ニニ「私はニニ」フウリ「私はフウリです。」

    オオヒメ「此度はこの3名と私、修行の為にこの地に足を運びました。何卒宜しくお願い致します。」

  • 100二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:36:23

    >>99

    冥神「承知した。されど、そこの3人はともかく、其方は何処かの神格であろう。いくら修行の為とは言え…………。」

    オオヒメ「それについては心配なく。」

    すると、オオヒメは祖体のミラーナイトを引き寄せる。そしてなんと、ミラーナイトに憑依したのだ。

    ハレ「わあ!!」

    ニニ「オオヒメ様?!」

    フゥリ「まさか、憑神の術?!」

    鏡オオヒメ「実体を持たない故の、特権ですわ。とはいえ、本来の私の力の殆どは、この体にいる間は封じられていますが。」

    冥神「ほう。確かに、それであれば問題はなかろうな。」

  • 101二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 23:34:02

    >>100

    鏡オオヒメ「さて、あなた達もここで修行をする間はミラーナイトになってもらいます。」

    ハレ「でもどうやって…」

    鏡オオヒメ「こうするのです。ていっ!」

    ハレ「ぎゃあっ」

    ニニ、フウリ「「ハレっ!」」

    なんとオオヒメはハレを気絶させた。

    鏡オオヒメ「さて、今のうちに…」

    オオヒメが気絶しているハレに触れるとその魂が身体から離れていった。

    鏡オオヒメ「後はこれをミラーナイトに移して…」

    ハレの魂がミラーナイトに移された事により、ミラーナイトはハレの姿となった。

    鏡オオヒメ「さて…後2人…良いですか?」

    オオヒメがニヤリと笑みを浮かべながら2人に迫る。2人はただ怯えるばかりだ。

  • 102二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 09:08:14

    >>101

    鏡ハレ「はい。剣の御巫・ハレは、只今よりミラーナイトを拝命します。」

    鏡ニニ「同じく、鏡の御巫・ニニ。只今よりミラーナイトを拝命します。」

    鏡フゥリ「同じく、珠の御巫・フゥリ。珠よりミラーナイトを拝命します。」

    オオヒメによって、御巫達は、ミラーナイトを拝命する事になった。そして、鏡ハレ達が、元の肉体に触れると、何とすくりと立ち上がった。どうやら、ミラーナイトが抜け殻になった元の体に触れると、一時的に動けるようだ。ただし、抜け殻はミラーナイトが望む言動しか出来なくなるが。

  • 103二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 09:53:58

    >>102

    鏡ニニ「オオヒメ様、この肉体はどうするのですか。」

    鏡オオヒメ「そうですね。駒にしましょう。あなた達が逃げない様に。」

    鏡ハレ「それって、あの入り口にあった…」

    鏡フウリ「…ちょっと恥ずかしい…」

    鏡オオヒメ「さあ、皆今日より修行の開始です。皆の協調性が身につくまではここより出られぬものと覚悟するのですよ。」

  • 104二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 10:04:08

    >>103

    鏡御巫達『は、はいぃ…………!』

    こうして、御巫達は、聖域で修行という形で聖域の仲間になった。



    一方、別の場所では

    レイ「ここは、いったい?」

    ロゼ「知らない場所だ。」

    高度な軍事技術を搭載したデバイス「閃刀」を操る「閃刀姫」。閃刀姫であるレイとロゼは、本来ならば敵対関係にあった。しかし、二人は互いが争っている内に、気付けば聖域に侵入してしまった。

    ロゼ「レイ。ここは一時休戦としよう。元の世界に戻る前に、共倒れはまずい。」

    レイ「私も賛成です。ここは協力して、帰る手立てを見つけましょう。」

  • 105二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 13:38:57

    >>104

    2人は聖域を進む。

    すると2人はある物を見た。

    レイ「ひゃあああ。」

    ロゼ「これは…」

    そこには裸で微笑んでるエクソシスターやアマゾネスの駒があった。

  • 106二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 14:00:03

    >>105

    天ノ月「あら?これが珍しいかしら?」

    二人が振り向くと、そこにいたのは、冥神と似た姿の少女だった。

    天ノ月「私は、閉ザサレシ天ノ月。冥神と共に、この聖域を管理しているの。」

    天ノ月と冥神は、聖域の共同管理者といった関係で、冥神が不在の時等の場合、代理で管理している。

    天ノ月「さあ、エクソシスター、お客様に説明して頂戴。」

    天ノ月は駒になったエクソシスターに話しかける。すると、エクソシスター達は、自己紹介を始めたのだ。

  • 107二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 16:59:57

    >>106

    イレーヌ(駒)「私達はこの地にて、魂はミラーナイトに…」

    ステラ(駒)「そして肉体はこの様に駒となりました。」

    マルファ(駒)「私達は聖域に来た者がどの様な運命を辿るかを伝える為にこの様な形で存在しています…」

    天の月「というわけなの…まあ、ここには様々な理由で来るものがいるから一概に侵入者だけではないのだけどね。」

    レイ「…私達をどうするのですか…」

    天の月「そうね…あなた達もミラーナイトになっては?」

    ロゼ「お断りだ。悪いけど君を倒して、元の世界に帰らせてもらう!」

  • 108二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 17:45:28

    >>107

    ロゼは閃刀を起動させようとする。しかし、刀はうんともすんとも反応しなかった。

    ロゼ「な、何故反応しない?!」

    天ノ月「残念だけど、貴女達の武器は封じさせて貰ったわ。それに、剥き身の刀を振り回すのは危ないわ。」

    見ると、レイとロゼの手から、閃刀が離れる。すると、閃刀の形が、あっという間に戒めの駒の台座に変化した。

  • 109二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 17:55:04

    ロゼ「くっ…だが剣は使える!」
    レイ「閃刀は無くても!」
    ロゼとレイが刀を使い斬りかかる瞬間!
    鏡キスキル「いやいや、刀振り回すのはやべえって。」
    鏡リイラ「そうそう、物騒なものは没収っと。」
    キスキルとリイラが刀を奪ってしまった。
    ロゼ「なっ、刀をかえっ…ひゃあん♥」
    レイ「な、ロゼっ、くうっ♥」
    突然、キスキルとリイラが2人の身体を触り始めた。

  • 110二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:10:14

    >>109

    キスキルとリィラは、ストリーマーとしても活動している怪盗コンビだ。だがこの時は、聖域荒らしの罰として、天ノ月の護衛として、ミラーナイトになっていた。

    鏡キスキル「さあて、聖域で暴れる悪い子には、ちゃんとお仕置きしないとね、リィラ♥」

    鏡リィラ「もちろん。さあ、レイちゃんにロゼちゃん♥二人で仲良く、剥き身の刃を収める鞘になりましょうね?」

    天ノ月「レイにロゼだったかしら?これで選択肢は無くなったわね?」

    気付くと、レイとロゼの目の前に、ミラーナイトと化した自身が居た。しかし、ただこっちを見ているだけだ。

    すると、何を思ったのか、駒になったエクソシスター達が、天ノ月にある提案をした。

    駒マルファ「御主人様。この際、あの者達の番の味を覚えさせるのは如何でしょうか?」

    実は、エクソシスター達は、マルファの策で、ミラーナイトを拝命する際に、互いのパートナーと交わり、疑似スワッピングを行なっていた。つまり、レイを鏡ロゼに、ロゼを鏡レイに抱かせようというのだ。

  • 111二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:29:41

    >>110

    天の月「そうね。そうしましょうか。じゃあマルファ、後は任せます。」

    鏡キスキル「じゃあね。ゆっくりお楽しみ♥」

    天の月と、キスキル、リイラ達は去っていった。

    鏡マルファ「さて、君達はそうだなあ…まずは番を抱いてもらおうか。」

    レイ「な、何を…」

    ミラーナイトのレイとロゼは無表情のまま、服を脱いでいく。やがて裸になると下半身には男の物がついていた。

    それを見たレイは悲鳴をあげ、逃げようとするがミラーナイトのロゼに捕まり、口づけをされてしまった。

  • 112二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 21:16:49

    >>111

    ロゼ「レイ?!」

    鏡レイ「貴女はこっち。」

    ロゼもミラーナイトのレイに捕まり、キスされてしまう。

    レイ「ぷはぁ…………♥️はあ♥️ロゼさまぁ♥️」

    ロゼ「はぁ……♥️はあ……♥️レイさまぁ♥️」

    番の上の口を味わい、すっかり蕩けてしまう。

  • 113二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 22:21:14

    >>112

    鏡マルファ「さあ、2人とも次はミラーナイトの男根を加えるんだ。」

    レイ「ふぁい…♥」

    ロゼ「わかりましたあ…♥」

    マルファの命令に惚けた目で従う閃刀姫達、そこにはただ淫らな姿があった。

  • 114二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 22:37:10

    >>113

    鏡レイ「良い子ですね、ロゼ。さあ、仕上げです。私を抱きなさい。」

    ロゼ「はい♥️閃刀姫ロゼは、只今よりレイ様の鞘です♥️」

    鏡ロゼ「さあ、レイ。君は鞘だ。君の前には、剥き身の刃がある。鞘である君は、どうするべきだい?」

    レイ「はい♥️ロゼ様の刃を、私の肉壺でお納め致します♥️」

    そしていよいよ、禁断の連結が始まる。レイとロゼは、互いに後背位で、自身の番に抱かれ始めた。

  • 115二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 00:06:49

    >>114

    レイ「はああはあん♥️」

    鏡ロゼ「どうだい、レイ。気持ちいいだろう?」

    レイ「はいいいっ♥️気持ちいいれしゅううう♥️」

    鏡ロゼ「全く…乱れに乱れてッ…それッ」

    鏡ロゼがレイの、尻をパアンと叩く。

    レイ「あっひいいいん♥️」

    レイはそれを合図に絶頂に達したようだ。

    ロゼもまた鏡レイと交わっていた。

    鏡レイ「あら?さっきまでの威勢はどうしました?」

    ロゼ「そ、そんな事を言われても…あひぃん♥️」

    鏡レイ「全く、淫らな閃刀姫ですね。いや、閃刀姫て言うよりあなたは娼婦の方がお似合いですね。」

    鏡レイから屈辱的な言葉を投げかけられるロゼ。だがそれも快楽に変換されているのかより大きな嬌声をあげるのだった。

  • 116二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 08:56:22

    そして遂に、レイとロゼは禁断の言葉を口にする。オレイカルコスの結界の中で、二人は敗北宣言のような言葉を発したのだ。
    レイ「あん♥️ロゼ♥️いっしょに♥️ミラーナイトになろ♥️ふたりでなかよく♥️」
    ロゼ「うん♥️なる♥️レイといっしょに♥️ミラーナイト♥️なる♥️だから♥️いっしょにイこ♥️」

  • 117二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 12:37:02

    レイ、ロゼ「「いっくううううう♥️」」
    レイとロゼが絶頂に達する。すると2人はまるで糸の切れた人形の様に動かなくなった。

  • 118二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 12:58:37

    >>117

    鏡レイ「ミラーナイト・レイ、拝命完了。只今より、聖域守護の任に就きます。」

    鏡ロゼ「ミラーナイト・ロゼ、拝命完了。只今より、聖域守護の任に就きます。」

    放たれた魂を吸い、ミラーナイトのレイとロゼは安定した。そして、抜け殻になった我が身を立たせると、彼女達の閃刀が変化した、戒めの台座を見せる。


    鏡レイ「と、これが私達の経緯です。」

    鏡ロゼ「その後は想像の通りだよ。私達は駒となって、御巫達の様に飾られたのさ。」

  • 119二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 17:04:25

    >>118

    麗衣「へえ、そんな事が。所で誰があなた達をここに連れてきたのかしらね。」

    鏡レイ「さあ…私達は…」

    鏡ロゼ「気がついたらここにいたから…」

    鏡オオヒメ「恐らくですがあの方…宣告者の神巫様が連れてきたのかと…あの方は宣告者と呼ばれる神の御使いと繋がりがありますから…」

    鏡レイ「そういえば…街で彼女らしい人影を見たかも…」


    すると奥からマイとミイが声をかけてきた。

    ミイ「皆様お疲れ様です。」

    マイ「そろそろお昼にしましょう。今日は紅様がご用意してくれました。」

    麗衣「そうね、行きましょう。」

    こうして麗衣達が向かった先には。

    紅「いやあ、気合い入りすぎちゃったわね。」

    大量の餃子に炒飯、回鍋肉に天津飯と中華料理が並んでいた。

    奏「いや…流石にこんなに…」

    柚葉「凄い量なんだけど…」

    歌織「わたし、よく食べる方だけど…」

    麗衣「食べきれるかしら…」

  • 120二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 18:28:29

    >>119

    失楽の堕天使「にしても、随分と作ったわね。」

    紅「うん。ちょっと飛ばし過ぎたかも……。」

    紅は、かなり料理が上手だ。最も、これでも全盛期よりは落ちているらしい。というのも、紅は以前、大会の不正の冤罪を掛けられたせいで一時期精神的にヤバい状態だったのだ。その為、罪宝に選ばれかけたという、とんでもない経験を受けた。現在はすっかりメンタルも回復し、いつもの様な調子を取り戻していた。


    聖域が宴になっていた頃の事。

    アイ達の母であるマインは、ある物の前に居た。魅惑の女王が、聖域の神殿から接収したという、覇王の宝玉だ。

    マイン「急に、ズァークのカードが光ったということは、何があったのでしょうか?」

    宝玉の意思(女。少々、厄介なことになった。我が力を狙う賊徒が居る。)

    聞けば、観劇当日に、手薄になった城に忍び込み、宝玉を盗もうとする者が居るという。

  • 121二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 19:12:29

    >>120

    マイン「まあ、それは大変…」

    すると宝玉はその真の姿を展開した。ズァークだ

    ズァーク「この姿になるのも久方ぶりか…まあ良い、我が力を狙う賊徒がいるのだ。」

    マイン「それは一体?」

    ズァーク「恐らくは列強と呼ばれた連中だろう。」

    マイン「ではやはりレアメタル・ヴァルキリーが…」

    ズァーク「いや、その可能性は低いか…奴らも1枚岩ではないからな。我が力を使えば容易いが、我はこの力を他者を傷つけるためには使わないと誓ったのだ。」

    マイン「ではどうしましょうか…」

    するとそこに現れたのは魅惑の女王達だった。

    魅惑の女王「なるほど…それは問題…」

    黄金の魅惑の女王「私たちが行かなければならないのですが、今回は皆も楽しみにしている催し故…」

    皆が悩んでいるとそこにゲーが現れた。

    ゲー「ふむ…どうやら何か悩みがあるみたいだな。話してみると良い。」

    マイン「ゲ、ゲー様なぜここに…」

    ゲー「ドレミコードと幻奏が慌てていたので見せてもらったのだ。ふむ…我に聞かせてみよ。」

  • 122二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:01:56

    >>121

    ズァークによると、覇王の力を封じた宝玉を列強勢力が狙っているという。

    ズァーク「最も、列強は支配下に機械工場を建てることを名目に支配している。今回の襲撃に荷担しているのは、魔術分野の国を統治している勢力だな。そこの長は過去の失態で左遷されていたから、その仕返しであろう。」

    ゲー「そうか。それで幻奏とドレミコードが慌てていたのか。されど覇王龍よ。牙を抜かれたとて、主の力は強大。出向いたら大事になろう。」

    ズァーク「無論、嘗てのような愚は犯さぬよ。故に、我が卷属の魔術師達に見張らせる。」

    呼ばれたのは、ズァークの卷属である、4天の龍の力を持つ魔術師、虹彩、黒牙、白翼、紫毒の4人だ。

  • 123二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:18:13

    >>122

    ズァーク「魔術師達は強大な力を有している。そなたもその力は分かっているだろう。」

    マイン「はい、それはもう…」

    ゲー「ふむ、だがこれだけでは大変であろう。そうさなあ…彼らの力を借りるか。」

    ゲーは突然ゲートを開く。

    その姿におののくマイン達

    ゲー「安心せよ、此度は甞て我が配下としていた者達、実は一度、偉大なる決闘者に勝利したこともあるのだぞ。」

    そこから現れたのは…

    ガーディアン・エアトス「お久しぶりです。此度は何事でしょうか。」

    ゲー「うむ、実はこの地にて暗躍する者があるのだ。そなたらガーディアンの力でその企みを潰して欲しいのだ。」

  • 124二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:38:49

    >>123

    エアトス「成る程。もとより護衛は、我らガーディアンの得意分野。お任せください。」

    ゲーが召喚したのは、己の名を関する武器を振るう戦士、ガーディアン達だ。

    エルマ「マインさん。私達にお任せください。此度は私達も、覇王の軍勢に加勢します。」

  • 125二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:54:51

    >>124

    >124

    マイン「まあ、皆様、ありがとうございます。」

    こうして、ガーディアンが戦力として、加わった。

    一方、ここは町外れのとある館

    ?「さて、来たか…」

    ダウナード・マジシャン「ああ、来たよ。あなただね、協力してくれたら私のスポンサーになってくれる人は?」

    ?「ああ、そうだしかし、お前だけか?」

    ダウナード・マジシャン「そうだよ、アルケミック・マジシャンの奴は協力する気なさそうだしね。でも安心して。ちゃんと仲間は呼んだから。」

    そう言うと、何名かが入ってきた

    闘奏のバンディージョ「やれやれ、何かと思えば。」

    風彩のプロフェシーフレーズ「盗みの依頼とはね。」

    ?「おお、なかなか頼れそうだな。頼むぞ。」

  • 126二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 09:14:21

    >>125

    そう言って、魔術師達を集めていたのは、魔術分野の局長だった女だ。彼女はデミウルギア跡地の件とは、別の件で失敗してしまい、出向という名目の左遷で僻地に飛ばされたという。

  • 127二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 09:47:21

    >>126

    元局長「しかし、まさかだな…復権の手がかりがここにあるとは…様々な場所を放浪して正解だったというもの。この力があれば奴らなどに…」

    ダウナード・マジシャン「なるほどねえ〜ま、私はスポンサーになってくれれば文句は言わないけどねえ〜。」

    バンディージョ「さて、じゃあまずは。」

    プロフェシーフレーズ「計画を練らないとね。」

    するとまた、誰かが来たようだ。

    ヘクサ・トルーデ「遅れて悪かったね。アタシも参加するよ。」

  • 128二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:58:35

    >>127

    こうして、覇王の力を狙う者の計画が始まった。しかし、彼女達は既に見張られている事に気付いていない。


    鏡エーデル「へえ、魔法分野のお偉いさんだった人かぁ。」

    鏡シュミッタ「列強も一枚岩じゃないとは言え、何で危ない橋渡ろうとするかなぁ。」

    ウィッチクラフトのミラーナイト達は、隠れ家に設置した擬態型監視水晶を通じて、悪巧みの様子を見ていた。

  • 129二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 11:59:55

    >>128

    鏡エーデル「ならさ、マスターに連絡する。」

    鏡シュミッタ「そうだねえ。マスターに連絡するか。」

    ここは街にあるウイッチクラフトの魔術工房。

    ここにはミラーナイトではないウイッチクラフト達が働いている。

    オレイカルコスの暴走事件があった時、ウイッチクラフト達は転移魔法で逃れたものの、何名かは逃れる事が出来ずにミラーナイトにされてしまった。事件の後、冥神との交渉で何名かのウイッチクラフトが聖域に監視と協力の為に残ることになったのだ。

    マスターヴェール「あら、珍しい。エーデルから連絡だ。」

    ハイネ「な、なんでしょう?」

    マスターヴェール「うへえ…どうやらなんかヤバい物をねらって動いてる奴がいるみたい…。それをこっちで調べてくれってさ。」

  • 130二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 13:21:21

    >>129

    ハイネ「や、ヤバいものって……?!もしかして、クーリアさん達が言っていた………?!」

    マスターヴェール「御名答。かつて、四天を統べる、覇王の名を冠した龍の力を封じた宝玉だ。」

    覇王の宝玉は、聖域時空の魔術教会でも研究対象になっていた。しかし、四天の龍の力を宿す魔術師達により、研究対象からは外れている。

    ハイネ「しかし、何でそんなものを?」

    マスターヴェール「恐らく、禁足地をブルーオーシャンと思い込んだ者の仕業だろうねぇ。」

  • 131二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:22:26

    >130

    ハイネ「そ、そんな危険な物なら止めないと。」

    マスターヴェール「まあ、大丈夫だろ。向こうの魔術師達が動くしね。それに…」

    その時、何者かが扉を叩く音がした。扉を開けるとそこには…

    エアトス「ウイッチクラフトの皆様ですね。ご協力をお願いします。」

    ハイネ「えええええ!」

  • 132二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:59:53

    >>131

    ヴェールとエアトスは、当日の計画について話していた。

    ヴェール「現状、こちらで監視してはいますが、事が事です。」

    エアトス「うむ。催事の裏方にはなるが、女王の留守も大事な任故に。」

    ヴェール「よし、ハイネ。魔術師とガーディアン達に加勢するんだ!私もできるだけ、サポートしよう。」

  • 133二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:43:31

    >>132

    一方で聖域では、劇の準備が進められていた。

    ウイッチクラフトやセレブローズ達が小道具作りを担当し、衣装は立花が特別にこしらえてくれた。

    また、意外な才能を見せたのは。

    コアトル「ホイット、コレデ良イカ。」

    メルジーヌ「ハイ、ツケテミテ。」

    奏「うわあ。綺麗…」

    柚葉「本当に…」

    レプティレス達の小道具作成能力だった。

  • 134二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:33:31

    >>133

    鏡シトリス「レプティレスの皆さんは、よく儀式の小道具を作っていたと言ってましたし。」

    歌織「それで、ここまで手先が器用なのね。」



    そして時は流れ、今日は待ちに待った公演の日。

    央都の劇場には「聖域と勇者」の文字が写っていた。


    元局長「さあ、いよいよだ。早速行動に移すぞ!」

    城から女王が出ていくのを見計らい、元局長の一派は、潜入を開始した。

  • 135二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 23:02:27

    >>134

    バンディージョ「さて、手はずではまずはダウナードとヘクサ・トルーデが幻術を発生させる。」

    プロフェシー・フレーズ「その隙に私達は頂くわけだね。」

    バンディージョ「まっ、そういうことだね。さて、合図を待ちますか。」

    ダウナード・マジシャン「さあて、いよいよこの日だねえ。」

    ヘクサ・トルーデ「それじゃあ、始めますか。」

    ダウナード・マジシャンがカバンから取り出したのは特殊な幻術を発生させる魔法の玉だ。

    ダウナード・マジシャン「こいつを投げれば…へっへっへっ…」

    ダウナード・マジシャンが魔法の玉を投げつける。

    しかし…

    ヘクサ・トルーデ「何も起こってないみたいだけど…」

    ダウナード・マジシャン「あれ?おかしいな…しまった!魔封じのルーンだ!」

    ヘクサ・トルーデ「なんだって!じゃあ…」

    マスター・ヴェール「申し訳ないけど、あんたらの魔法は封じさせてもらったよ。」

    ハイネ「あ、あの…この場所はも、もう…魔法は…使えません。」

    ダウナード・マジシャン「ちっ!あんたらか…」

  • 136二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 23:30:28

    >>135

    虹彩の魔術師「そこまでだ!覇王の力には近づけさせぬぞ!」

    黒牙の魔術師「ここには貴様の求める品はない。立ち去るのだ。」

    白翼の魔術師「さもなくば、我らが相手になろう!」

    紫毒の魔術師「さあ、誰から相手になるのだ?」

  • 137二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 09:20:00

    >>136

    ダウナード・マジシャン達は、酷く動揺していた。何せ、手薄だろうと思っていたのに、いつの間にか多勢に無勢になってたのだ。

  • 138二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 10:13:21

    >>137

    ダウナード・マジシャン「どどどどどどうしよう…」

    ヘクサ・トルーデ「仕方がない…逃げるよ!」

    2人は必死に逃げようとする、しかし

    ヴェール「逃がすと思うかい。アルル、奴らを捕まえな。」

    ゴーレム・アルル「ハイ、カシコマリマシタ。」

    通常の人間より一回り大きい人形…アルルが2人に迫る。

    そして!

    ダウナード・マジシャン「キャッ、ドコ触って…」

    ヘクサ・トルーデ「くっ…離せ!」

    あっという間に2人を捕まえてしまった。

  • 139二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 10:53:29

    >>138

    バンディージョ「うわあ。不味いことになったねぇ。」

    プロフェシーフレーズ「とは言え、魔法が使えないなら好都合。あの二人には感謝しないとね。」

    バンディージョとプロフェシーフレーズは、ゴタゴタの隙に忍び込もうとするが。

    バオウ「ほう。随分と大きな口を叩くな?」

    そこにいたのは、武装したガーディアン達だ。

    エルマ「確かに、魔法は使えません。ですが、我等ガーディアンは、魔法に頼らずとも戦えます。」

    エアトス「賊徒よ。早くここから去るが良い。ここには汝らの望むものは無いぞ。」

  • 140二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 11:22:59

    >>139

    ガーディアン達が武器を構える

    プロフェシー・フレーズ「こ、これちょっとヤバくない…」

    バンディージョ「大丈夫、大丈夫。これくらいの修羅場、何度もくぐり抜けて来たっての!」

    バンディージョとガーディアン達の戦いが始まった。

    意外にもバンディージョはガーディアン相手に互角に戦いを演じる。

    バンディージョ「今だ、フレーズ、あんたがお宝を取りに行くんだ。」

    プロフェシー・フレーズ「分かった。」

    一瞬の隙をつき、場を離れようとするフレーズ、しかし

    エアトスから伸びる影がフレーズを拘束してしまった。

    フレーズ「な、なに…は、放して!」

    やがて影はその姿を現した。

    ガーディアン・デスサイズ「…」

    バンディージョ「そ、そんなあ…」

    エアトス「悪いですが我々は正々堂々など甘い言葉は持ち合わせておりません。これであなたも終わりです。」

  • 141二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 11:40:41

    >>140

    元局長「ええい!どいつもこいつも使えないわね!」

    様子を見ていた元局長は、苛立ちを隠せないでいた。ガーディアンに魔術師、ウィッチクラフトと、強豪が警備していたことを、知らなかったのだ。

    元局長(そもそも、どこから情報が漏れたのよ?!全くそんな素振りは無かったのに?!)

    ??「おや、マギアス局長。お久しぶりです。ここで何を?」

    元局長が振り返ると、そこにいたのはレアメタル・ヴァルキリーと、静寂のサイコウィッチだった。

  • 142二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 16:22:38

    >>141

    元局長「あ、あなた達は…れ、列強の仲間よね…わ、私は列強の為に…」

    レアメタル・ヴァルキリー「確かに私達は列強の勢力です。」

    サイコ ウイッチ「しかし、独断で騒ぎを起こされては困ります。」

    レアメタル・ヴァルキリー「我々の決定はこの地の監視、敵対心を煽るような行動は避けて頂かねば…」

    サイコウイッチ「よってあなたを逮捕致します。」

    元局長「な、何を、私はただ…列強の発展を…あの魔術の力があれば…あなた達が魔術の重要勢を理解すれば…」

    レアメタル・ヴァルキリー「言い分は我らの法廷で聞きます。さあ!」

    そう言うと突然、何者かが出現した。

    サイコ、コマンダーとサイコ・ウォールドだ

    2人は局長を拘束する。

    サイコウイッチ「さあ、連れていきなさい。」

    元局長「くっ…放して、放せ!」

    元局長は列強の存在する世界へと連れて行かれた。

  • 143二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 20:05:51

    >>142

    バンディージョ「アタシ達をどうするつもりだ!」

    プロフェシー・フレーズ「くっ!放しなさいよ!」

    ヘクサ・トルーデ「クソッ!隙をみて逃げ出してやる!」

    ダウナード・マジシャン「ああ…あんな誘いに乗らなければ…」

    エアトス「さて、この者達はどうしましょうか?」

    するとそこに現れたのは蛇神ゲーだ

    ゲー「ふむ…まあ、甘言に惑わされていただけだからな…」

    ダウナード・マジシャン「じ、じゃあ…」

    ゲー「暫くは駒として3日ほど、罰を受けて貰おうか。さて、我はこの者達を連れ、聖域に戻るがお主らは…そうだな。助けてくれた礼だ。これより始まる催しを楽しむといい。」

    エアトス「よろしいのですか?」

    ゲー「ああ、急な呼び出しにも関わらず受けてくれたからな。これくらいの礼はさせてほしい。」

    エアトス「ありがとうございます。では、私達も観劇いたしましょう。」

    エルマ「ありがとうございます。」

    ケースト「私からも感謝を…」

    バオウ「ありがたき幸せ。」

  • 144二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 20:58:33

    >>143

    そして、会場では、かなりの人だかりが出来ていた。劇のお披露目とあって、多くの人が訪れた。

    頼光「歌織達の晴れ舞台か。緊張するなぁ。」

    了「いったい、どんな話になるのやら。」

    桐斗「修学旅行で劇を見た以来だなぁ・・・。」

  • 145二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:05:59

    >>144

    佳奈恵「あら、皆も来てたのね。」

    頼光「ああ、「絶対来るように」って歌織から言われたから。」

    するとそこに。

    カオス・ウイッチ「あっあなたもいたのね。」

    ハンディーレディ「頼光…君…良かった、頼光君!」

    頼光「レディさん、戻れたんだ。良かった。」

    ハンディーレディ「いやあ、こっちこそ、心配かけてごめんなさい。」

    了「ということは他の皆も…」

    ハンディーレディ「ええ、何とかね。」

    佳奈恵「いやあ、良かったです。」

    桐斗「何か色々、あったみたいだね。」

    するとさらに

    マイン「あら、皆様、お久しぶりです。」

    頼光「あっ、マインさん、お久しぶりです。」

    マイン「皆様もお変わり無くお元気で。」

  • 146二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:11:26

    >>145

    桐斗「なんか、学芸会の保護者みたいな雰囲気になったなぁ。」

    マイン「まあ。確かに、そうかも知れませんね?」


    一方、舞台裏

    奏「おおう。結構な大所帯だぁ。緊張するなぁ。」

    柚葉「ミラーナイトの皆さんの前でやった時より、緊張する。」

    ミイ「心配しないでください。私もお姉様達も、初めての劇場は緊張しましたし。」

    聞けば、アイ達は時々、トリックスター達とステージに立つことがあるそうだ。

  • 147二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:20:03

    >>146

    奏「アイさん、そうなの?」

    アイ「え、ええ…まあ…(流石に言えないなあ…恥ずかしくて。)」

    柚葉「あ、アイさんが恥ずかしがってる…」

    奏「怪しい…」

    アイ「さ、さあ、劇が始まります。皆様、頑張りましょう。」

    奏「そうね。頑張るわ。」


    こちらは客席

    紅「…」

    失楽の堕天使「あら?紅、なんで黙ってるのよ。」

    紅「い、いやあ…まさか天使たちに神様と一緒の席なんて…」

    失楽の堕天使「いいの、いいの、あなたは天使のように綺麗なんだから。」

    クリスティア「失楽の堕天使が是非ともと言うのでな。まあ、我慢してくれ。」

    失楽の堕天使「ちょっと!罰ゲームの様に言うのやめなさいよ。」

    神「ホッホッホ、仲良きかな。」

    ルシフェル「さて、そろそろ始まるみたいだな。」

    ルイン「なんで私の隣はデミスなのよ…可愛い子が良かったなあ…」

    デミス「ため息をつくな。折角の催しだ。楽しもうぞ。」

    ルイン「そうね。楽しませてもらいましょう。」

  • 148二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:29:23

    >>147

    【聖域と勇者】


    語り「ここは、どこか遠い世界にあると言う「聖域」。ここは嘗て、豊かな土地を守る神様を讃える為の土地でした。」

  • 149二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:38:15

    >>148

    語り「ところがある日、邪悪な何者かが聖域を乗っ取ってしまったのです。その邪悪な者は聖域の守護者達を洗脳し、自らの手駒としたのでした。その蛮行に心痛めた本来の管理者は、辛うじて逃れた2人の守護者に語ります。「まもなくこの地に、救世主が現れる。その者を助けるのだぞ」と。そう言うと彼女は聖域の奥深く、安全な場所へ身を隠したのです。」

    奏「こ、ここはどこ?」

    柚葉「分からない…夜道を歩いていたら、いつの間にかこんな所に…ん?あれは…」

    鏡レイ「異分子を見つけました…」

    鏡ロゼ「罪は無いけど、排除させて貰うよ。それとも君達もご主人様に仕えるかい?」

  • 150二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:46:37

    >>149

    柚葉「あ、主?!どういうことなの?」

    鏡レイ「我等が主、オレイカルコス様は、世界を統べるべき素晴らしいお方です。貴方達は見た所、うら若き乙女。聖域に仕えるに相応しいかと。」

    奏「も、もし断ったら……?」

    鏡ロゼ「その時は、力づくさ!」

    レイとロゼが剣を構える。するとそこに、麗衣がやってきた。

    勇者麗衣「そこまでだ!私が相手になろう!」

  • 151二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:50:21

    >>150

    激しい剣舞が始まる、壮絶な戦いは続いたがやがて…

    鏡レイ「アアッ!」鏡ロゼ「レイッ…この場は退却する。」

    麗衣「2人とも、大丈夫?」

    柚葉「だ、大丈夫です。」

    奏「あれは…いったい?」

    マイ「それについては…」

    ミイ「私達からお話します。」

    柚葉「あ、あなた達は?」

    マイ「私はマイ」

    ミイ「私はミイ、この聖域の守護者です。」

  • 152二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:55:29

    >>151

    マイ「私達は、悪しき者から逃れて、ここに来ました。」

    ミイ「彼の者は、無数に傀儡を生み出しています。」


    場面が変わり、そこには、巨大な水晶とそれを囲むミラーナイト達が居た。

    頼光「ん?少ないな。カテゴリーの代表格しか居ない?」

    了「まあ、一度に大人数を出すわけには行かないからな。」


    語り「聖域の奥。そこでは、恐ろしい光景が広がっていました。」

    冥神「さあ、アイよ。我が下僕を呼び出すのだ!」

    アイ「畏まりました。さあ、オレイカルコスに集いし者よ!偉大なる主に忠誠を!」

  • 153二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:06:21

    >>152

    舞台に大量のスモークが焚かれる。

    それが消えた後、そこには多数のミラーナイトが現れた。

    鏡チェイム「チェイム以下、ドラゴンメイド、参上しました。」

    鏡アマゾネス女王「女帝陛下、私達を呼び出してくださった事、感謝致します。」

    そこには御巫やウイッチクラフト、そしてエクソシスターのミラーナイトが並んでいた。

    歌織「皆様、揃いましたね。」

    頼光「あ、今回はソッチなんだ。」

    鏡マルファ「よく聞きなさい、聖域に侵入者が入りました。」

    鏡ハスキー「侵入者は聖域の奪還を目指す勢力だと思われます。」

    歌織「皆で協力して、彼女達を捕らえなさい。」

    ミラーナイト達『ハッ!』

  • 154二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:16:19

    >>153

    そして、場面が戻る。

    奏「そうか。二人のお姉さんが、あっちに言っちゃったんだね。」

    マイ「はい。そして、実は、この人もそうなんです。」

    麗衣「ええ。実は、シスター・カオリが、聖域に向かったきり戻ってこないんだ。」

    柚葉「そんな。早く助けに行かないと!」

    ミイ「しかし、今のままではお二人も聖域の餌食です。」

    鏡ホーリーエンジェル「そこで、私達の出番よ。」

    すると、ぞろぞろとトリックスター達が現れた。彼女達はミイに仕え、マイとミイと共に聖域から離脱したことで、難を逃れたという。

    麗衣「この人達は?」

    鏡マンジュシカ「私達はトリックスター。ミイ様の近衛の騎士です。」

    鏡ギタースイート「お二人には、聖域に挑むに相応しい力を授けようと思います。」

  • 155二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:24:29

    >>154

    奏「わ、わわわ、何!」

    柚葉「な、何が起こるの?」

    トリックスター達が2人の周りを踊り始める。

    すると歌声を響かせドレミコードと幻奏のミラーナイトが現れた。

    鏡スペクタキュラー・バッハ「始めまして、2人とも。」

    鏡ミューゼシア「これよりは我ら貴方がたの命に従いましょう。」

    奏「これって…」

    柚葉「どういう…」

    ミイ「お姉さん達の力です。」

    マイ「きっと力になってくれます。」

  • 156二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:41:28

    >>155

    見ると、奏と柚葉の左腕に、デュエルディスクが装着されていて、柚葉は幻奏の、奏はドレミコードのデッキが装填されていた。

    麗衣「おお。これならば、聖域の異変を解決出来るかもしれない!」

    奏「そう言えば、麗衣さんは使えないのですか?」

    実は、麗衣の左腕にも、デュエルディスクがある。しかし、本人曰く只の飾りと化していた。

    麗衣「実は、私も二人のような力があった。ところが、それを聖域に奪われてしまって。」

    背景に映し出される、モンスターの絵柄が黒塗りになった閃刀姫のカード達。

    頼光「黒塗りのカード。あの時みたいだ。」

    カオスウィッチ「懐かしいわね。でも、あの時より強くなったわね。」

  • 157二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 23:19:51

    >>156

    頼光「まあね、皆、あの時より強くなったよ。」

    キスキル「そうか?」

    リイラ「なんか新しいデッキ作ったと聞いたぞ。」

    頼光「まあね。」

    デモンスミス「まっ、俺のほうが強かったけどな。」

    ラクリモーサ「でも向こうじゃやりすぎたって…」

    デモンスミス「アーキコエナイ。キコエナイ。」


    奏「よし、これがあれば。」

    柚葉「行こう!」

    すると目の前に現れたのはアマゾネスのミラーナイト達だ。

    鏡アマゾネス女王「我が主に害をなすもの。」

    鏡アマゾネスの聖戦士「ここで排除します。」

  • 158二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 08:54:01

    >>157

    マイ「来ました。彼女達はアマゾネス。戦いには滅法強いです。」

    鏡アマゾネス女帝「探しましたよ、マイ。ミイ。君達の姉上がお待ちかねだ。」

    ミイ「くっ、御姉様の名前を出すなど…………!」

    鏡ミューゼシア「奏。どうやらアマゾネスの皆は、戦士の誇りを封じられている様子。」

    鏡ファンシア「であれば、彼女達に、本懐を思い出させてあげましょう。奏。タクトをとって?」

    奏「は、はい!」

    すると、ドレミコード達が音楽を奏でる。それは、アマゾネス達が戦に赴く時に流す、戦いの唄だった。

  • 159二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 13:00:26

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  • 160二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 13:02:19

    >>158

    鏡アマゾネス女帝「この歌は…」

    鏡アマゾネスの聖戦士「どこかで…」

    鏡クーリア「何かを思い出しかけています。もう少し!」

    奏「よーし。」

    タクトを振るう奏にも力が入る。ドレミコード達は高らかに歌を歌いあげていた。

    すると

    鏡アマゾネス女帝「あ、あああああああ!」

    アマゾネス達が絶叫をあげ、地面に倒れる。

    しばらくすると

    鏡アマゾネス女帝「あ、あれ…私達は…何を…」

    柚葉「良かった。どうやら正気を取り戻したみたい。」

    奏「ええ、アマゾネスの皆さん。あなた達は操られていたの。」

  • 161二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 13:21:18

    >>160

    鏡アマゾネス女帝「ま、マイ様にミイ様?!」

    鏡アマゾネスの聖戦士「も、申し訳ありません。何と言うことを…………。」

    マイ「アマゾネスの皆さん。戦士の本懐を、思い出せたようですね。」

    ミイ「さあ、共に聖域を取り戻しましょう。」

    勇者達は、いよいよ、聖域の内部に進んでいった。


    柚葉「こ、これは?!」

    次の場面では、大きな扉と、霊使いのオブジェがあった。どうやらここは、ウィッチクラフトが作ったセキュリティのようだ。

    鏡エーデル「侵入者よ。ここから先は、力のみでは進めません。」

    鏡シュミッタ「この仕掛けを見事、解いてみなさい。」

    そこにあったのは、黒い珠をもつウィン、赤い珠をもつアウス、緑の珠をもつエリアル、そして青い珠をもつヒータだ。

  • 162二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 14:04:56

    >>161

    マイ「これは、どうやればいいのでしょうか…」

    柚葉「多分、玉が関係あるのかな。」

    奏「そうだ、玉を髪の色に合わせてみたら?」

    麗衣「よし、やってみよう。」

    皆は髪の色に合わせて玉を移動させた。すると…

    鏡ウィン「侵入者達よ。よくぞ我らを目覚めさせました。」

    鏡エリア「では、次の試練です。」

    鏡ヒータ「アタシ達と」

    鏡アウス「戦って貰うよ。」

    奏「やっぱりそうなるの〜。」

    柚葉「じゃあ、次は私の番。」

    柚葉は幻奏を呼び出し、共に歌い始めた。

  • 163二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:00:13

    >>162

    柚葉が歌を歌う。すると、幻奏の歌姫も合わせて歌い始めた。

    鏡アウス「ああ。なんて音色・・・。」

    鏡ヒータ「きれい・・・。」

    鏡ウィン「心が、満たされるような・・・。」

    鏡エリア「すごい・・・。」

    霊使いもウィッチクラフトも、きれいな歌に聞き入ってしまう。すると、そこに乱入者がやってきた。お叱りを受けて、名誉挽回しようと現れた、閃刀姫のミラーナイトだ。

    鏡レイ「ウィッチクラフト!霊使い!何をしているんですか?!」

    鏡ロゼ「みすみす敵の術中に嵌るなどと・・・!」

    しかし、そこを麗衣は見逃さなかった。

  • 164二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:08:05

    >>163

    麗衣「そこッ!ウィドウアンカーッ!」

    鏡レイ「しまった!」

    鏡ロゼ「レイッ!」

    鏡レイ「よし、捕まえた。」

    鏡ロゼ「くっ…レイを放せ…」

    麗衣「いいえ、そうはいかないわ。さあ、あなたたちにも歌を聞いて貰うわ。」

  • 165二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:22:17

    >>164

    柚葉「さあ、幻奏の力を見せてあげる!」

    幻奏の歌を聴くと、閃刀姫がもがき始めた。

    鏡レイ「うぐううううあああああああ!!!」

    鏡ロゼ「あたまが、頭が割れるうううううう!!!」

    鏡ドリーディア「如何ですか?幻奏の聖歌は、悪しきものを浄化します。」

    鏡エリーティア「さあ、あるべき姿に戻りなさい、ミラーナイト!」

    幻奏の歌は、意外なところに飛び火した。

    失楽の堕天使「ヴぅ!!」

    紅「ちょっと、大丈夫?」

    神「これは驚いた。」

  • 166二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:34:06

    >>165

    失楽の堕天使「いや…辛い日々を思い出しただけ…ああ…追放されてからの辛い日々…」

    紅「…流石に復讐には手を貸さないわよ。」

    失楽の堕天使「いや、今は流石に考えてないわよ!。仲間がいるんですもの。」

    神「良かった…」

    ルシフェル「良かった…」

    紅「良かった…」

    イシュタム「いやあ…偉くなったねえ。」

    失楽の堕天使「あの…なんか皆保護者の様な目線で見てないかしら?ちょっ、イシュタム、撫でるのやめて!」

    ルイン「こらこら、劇に集中なさいな。」

  • 167二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:43:12

    >>166

    鏡レイ「あ、あれ?私は一体・・・。」

    どうやら、幻奏の歌の力で、ミラーナイト達の魂が浄化されたようだ。

    鏡アウス「ま、マイ様にミイ様?!」

    鏡エーデル「あわわ、ももも、申し訳ありません!!」

    どうやら、正気に戻ったミラーナイトは、自分がしでかしたことの重大さに気づいた様子。

  • 168二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:02:28

    >>167

    麗衣「皆、戻ったみたいね。じゃあ、この聖域の真の主の場所まで案内をお願い。」

    奏「私達は助けに来たの。」

    柚葉「今、どこに…」

    鏡レイ「実は聖域の主は今、囚われてしまったんです。」

    鏡ロゼ「僕たちも助けに行こうとしたんだけど…操られていたしまったみたいだ。」

    マイ「そんな…」

    ミイ「早く助けに…キャッ」

    そんな時、マイとミイがドラゴンメイドによって囚われて、連れ去られていった。

    鏡ハスキー「ふふっ、油断しましたね。マイ、ミイ、さあ、聖域の主様がお待ちかねですよ。」

    奏「2人とも!」

    鏡マルファ「悪いな、君達の相手は私たちだ。」

    鏡イレーヌ「さあ、お覚悟を。」

    歌織「さあ…あなた達も…主様と…」

  • 169二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:09:43

    >>168

    佳奈恵「おお。いよいよね。」

    了「なんていうか、あの時見たいって言ったら、怒りそうだな・・・。」


    柚葉「この人が、レイさんの言っていた・・・。」

    奏「シスター・カオリ。どうして・・・?」

    歌織「ようこそ、「聖域」へ。皆様にはあるものを見ていただきます。」

    歌織が見せたのは、なんとチェスの駒になったエクソシスターと歌織だ。


    紅「びっくりした。いきなりアレ出てくると思っちゃった。でも、あれならまし、かも。」


    歌織「これは、「戒めの駒」です。偉大なる主に歯向かった者たちは、このようにして飾られます。」

  • 170二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:53:29

    >>169

    奏「歌織!なんであんたが!」

    鏡マルファ「歌織は偉大なる主によって目覚めたのだ。」

    鏡イレーヌ「そして私たちも!」

    鏡ソフィア「さあ、覚悟を!」

    すると駒達も喋りだす

    駒「さあ、覚悟を!」

    麗衣「…2人とも、先に行きなさい。」

    奏「で、でも…」

    麗衣「いいから、こいつは私が引き受けるわ。」

    柚葉「わ、分かった…」

    そう言うと2人は先に向かった。

    歌織「勝てないと分かって先に行かせたのね…」

    麗衣「いいえ、あなたと本気で戦うために先に行かせたのよ。さあ、行くわよ、レイ、ロゼ!」

  • 171二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 20:55:52

    >>170

    すると、麗衣のディスクが光る。何と、麗衣の力が覚醒したのだ。

    鏡マルファ「くっ、閃刀姫。裏切ったのか?!」

    麗衣「裏切ってなんか無いわ。むしろそっちが裏切って居るのよ!」

    鏡ロゼ「閃刀の勇者よ。貴方の戦いを、私達も支えます。」

    鏡レイ「さあ、我等の閃刀術式を、見せるのです。」

    歌織「良いでしょう。オレイカルコス様を拒むなら、排除するまで。エクソシスター。閃刀姫もろとも、始末なさい。」

    鏡マルファ達「「仰せのままに、歌織様。」」

  • 172二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 21:36:54

    >>171

    エクソシスター達は閃刀姫を攻撃する、歌織の指示の元的確な攻撃を行う。

    しかし、レイ達はそれを捌きながら確実に攻撃を当てていく。

    鏡イレーヌ「くっ…しかす数は私たちが有利!」

    鏡レイ「ならばそれを一変させましょう。来なさい、カガリ!」

    鏡ロゼ「来い!ジーグ」

    閃刀姫の2人がドッキングする。

    麗衣「これが私の力、さあ、行くわよ!」

  • 173二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 22:01:21

    >>172

    二人の閃刀が、エクソシスター達を蹴散らす。

    歌織「くっ・・・!だが、私はこのままでは・・・!」

    麗衣「甘い!これで・・・!」

    麗衣はウィドウアンカーで歌織を捕縛する。

    歌織「しま・・・!!」

    鏡マルファ「歌織様?!」

    指揮官を捕まえられたことで、エクソシスター達は動揺する。

  • 174二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 23:02:38

    >>173

    麗衣「流石にこれは、どうにもできないわよね。」

    鏡マルファ「くっ…」

    麗衣「さあ、歌織、元に戻ってもらうわよ。」

    歌織「な、何をするつもりなの…幻奏やドレミコードはいないし…」

    麗衣「それはね。こうするの!解呪の新碑、発動。」

    歌織「え、えええええ!」

    新碑の光が辺りを照らす。

    すると…

    歌織「あれ?私は何を…」

    鏡マルファ「わ、私達は一体…」

    麗衣「良かった、元に戻ったようね。じゃあ、行きましょう。」

    一方奏達は…

    奏「あれは、ミイにマイ」

    柚葉「2人とも水晶に閉じ込められてる。」

    鏡ハスキー「良く来ましたね、2人とも…しかし、ここまでですよ。さあ、現れなさい。」

    ハスキーがそう言うとドラゴンメイド達が姿を現した。

  • 175二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 08:54:54

    >>174

    佳奈恵「嘘・・・。ドラゴニュートみたいになってる・・・。」

    頼光「かっけぇ・・・。けど、あんなことって出来るのか?」

    桐斗「恐らく、演出だろうね。ドラゴンメイドは、竜に変身出来るし。」

    了「とはいえ、さすがに全身をとはいかなかったか。」


    鏡パルラ「勇者様。残念ですが、ここまでです。」

    鏡ラドリー「マイ様も、ミイ様も、聖域に相応しいものになるために、再構築しているところです。」

    冥神(声)「左様。世界は何れ、我らオレイカルコスの元に、統一されるのだ!」

  • 176二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 11:00:32

    >>175

    奏「ならば…ドレミコードのみんな!」

    柚葉「幻奏の皆!」

    ドレミコードと幻奏が歌を紡ぎ始める。しかし…

    鏡ハスキー「無駄です!」

    ハスキーの羽ばたきが勇者たちを襲う。

    奏、柚葉「きやあっ!」

    その風圧で吹き飛ばされる勇者たち。

    鏡ハスキー「(良かった…上手くできました。)」

    鏡チェイム「(良かったですね。ハスキー様。力加減の練習をされてましたもんね。)」

    柚葉「そんな…どうしたら…」

    するとどこからか声が響く

    マイ「あきらめないで下さい!」

    ミイ「今こそ、2つの歌声を一つに!」

  • 177二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 12:48:00

    >>176

    柚葉「そうだね。ここで負けては居られない!」

    奏「諦めないって、決めたから!」

    柚葉と奏は、再び歌い始める。

    しかし、ドラゴンメイドは、如何にも余裕そうであった。

    鏡ティルル「確かにいい音色。。ですがそう簡単には屈しません!!」

    鏡ハスキー「我等ドラゴンメイドにその様な唄は。」

    マイ「それはどうでしょうか?」

    ミイ「2人とも、今です!」

  • 178二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 13:34:33

    >>177

    鏡ハスキー「こ、この歌は…」

    鏡チェイム「確かにどこかで…」

    鏡ラドリー「あ、思い出しました…」

    鏡ティルル「確か…前のご主人が好きだった歌…」

    鏡ハスキー「あれ?何でしょう…涙が…」

    鏡ナサリー「そうです、私達は…」

    するとドラゴンメイド達の力が弱まったのかミイとマイを拘束していた水晶が破壊された。

    奏「マイちゃんとミイちゃん!」

    2人は水晶から落下するマイとミイを受け止める。

    奏「良かった…」

    柚葉「2人が無事で。」

    鏡ハスキー「あれ、私達は…そうだ!確か私達は…」

    するとそこに姿を現したのは…

    アイ「全く…ドラゴンメイドとあろうものがこの失態…罰を受けていただきます!」

    ドラゴンメイドを雷が襲う…が寸前の所でトリックスター達がバリアを展開する。

    マイ「ここは私たちが!」

    ミイ「あなた達は早く元凶のところへ!」

  • 179二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 14:00:31

    >>178

    紅「さあ、一番の山場ね。凄く緊張してきたわ。」

    失楽の堕天使「しっかり良い聞かせたけど、ドキドキしてきたわ。」

    デミス「失楽の。そなた、紅なるものと似てきたのではないか?」

    神「まあまあ。さて、どうなるかのう?」


    アイ「マイ。ミイ。何故貴女達は、聖域の守護の任を放棄するのですか?」

    マイ「いえ。私達は聖域の守護を放棄していません!」

    ミイ「むしろ、お姉さまを止めるために、戻ってきたのです。」

    ミイは光を放つ。しかし、それはアイには届かず、側にいた鏡フゥリに弾かれてしまった。

    アイ「御巫の皆さん。良くできました。」

  • 180二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 16:50:58

    >>179

    アイ「では行きます。」

    アイが翼を展開する。それはこの劇の為に皆が用意した機械の翼だった。

    失楽の堕天使「まあ、凄い。」

    紅「皆で作ったのね。」


    アイ「さあ、妹達といえど容赦はしません!かかってきなさい。」

    ミイ「お姉様…必ず戻して見せます。」

    マイ「しばしのご辛抱を…」


    こちらは裏方

    鏡砂の魔女「御二方…素敵です。」

    鏡デーモン・テイマー「私も加勢したい。」

    鏡シトリス「まあまあ、裏方も大切です。さあ、演出を頑張りましょう。」

    鏡デーモン・テイマー「はい!」

  • 181二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 17:35:46

    >>180

    了「あ、あの翼。サイバーダークの奴だ。」

    佳奈恵「嘘?分かるの?」

    了「ああ、やっぱり見た目禍々しいから、こういう演出が似合うなぁ。」


    マイ「くぅ。さすがお姉さま。強い…………!」

    ミイ「ですが、まだまだ!」

    アイ「妹達よ。まだまだですね。さあ、姉の最後の慈悲です。私の手で、生まれ変わらせて…………?」

    しかし、アイの刃が、マイ達に届くことはなかった。

    鏡ハレ「アイ様?!」

    鏡フゥリ「どうかしましたか?」

    鏡ニニ「な、なぜ?!」

  • 182二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 17:49:31

    >>181

    アイ「な、なぜ動かないの…私の身体…動きなさい!…どうして…」

    するとトリックスター達が踊りながら現れる

    鏡ホーリーエンジェル「それは貴方がよく分かっていること…」

    鏡マンジュシカ「あなたにとってとても大切なもの…」

    鏡キャンディナ「だからあなたは傷つけられないの…」

    鏡ギタースイート「そう、かけがえの無い宝物…」

    アイ「だまりなさい…私は…」

    オオヒメ「御巫達よ…よくやりました。」

    アイ「な、それは一体…」

    鏡フウリ「騙してごめんなさい。」

    鏡ニニ「私達はあなたの本当の記憶を取り戻させるため…」

    鏡ハレ「敢えて操られたフリをしていたのです。」

    オオヒメ「さあ、本当のあなたを取り戻して!」

    アイ「本当の…私…私は…」

    マイ「さあ、お姉様!」

    ミイ「思い出して下さい!」

    アイ「ああ…溢れてくる!妹達との思い出が…」

  • 183二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:57:40

    >>182

    アイ「ああ、おもい、だし、た・・・。わた、しは・・・。」

    マイ「今です!」

    ミイ「お姉様!正気戻って!!」

    マイとミイがアイに抱きつく。すると、アイは正気に戻っていく。

    アイ「マイ・・・。ミイ・・・。私は、いったい・・・。」

  • 184二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 20:56:24

    >>183

    マイ「お姉様!」

    ミイ「良かった!元に戻ったのですね。」

    アイ「ええ…2人とも…強くなったわね…」


    そして劇はいよいよクライマックス。

    冥神(アバター)「クククッ、勇者たちよ、ついにここまでたどり着いたか。しかし見よ!オレイカルコスの力を!」

    シュロノス(劇のカラクリ)「わが名はオレイカルコス、シュロノス!さあ、我が力を!見よ!」

    奏「なんてこと!」

    柚葉「あれは、罪宝!」

    シュロノス「左様、これが我に力をくれたのだ。さあ、見せてやろう。我が力を!」


    グレイブ「何となく思い出したぞ。確かあの時は…」

    ミーネ「ディアベルスターさんが。一瞬で…」

    ディアベルスター「ああ、ひょっとしたらと思ってな。そしたらビンゴだった訳だ。でも、使われてたら大変だったぞ。」

    グレイブ「ああ、本当にお世話になりました。」

    エルドリッチ「再会も良いが劇に集中せよ。ほれ、もうクライマックスぞ。」

    ラビュリンス「ああ、いよいよクライマックスですわ!手に汗握る瞬間ですわ!」

  • 185二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 21:23:48

    >>184

    シュロノスの力で、ミラーナイト達が再度集結しようとする。しかし、罪宝に、エクソシスター模様が浮かんだ。

    冥神(アバター)「ば、バカな?!どうしたシュロノス!」

    歌織「そこまでです。オレイカルコスの亡霊。魂を弄ぶことは許しません!」

    見ると、そこには正気に戻った歌織と麗衣が、ある人物を連れてやって来たのだ。

    ミラーナイト達「何を仰るのですか?私達は偉大なる御方のために・・・。」

    しかし、聖域全体に、太鼓の音が鳴る。


    頼光「ん?これって、ドラムの音?なんで?」

    了「これ、何処かで見たことあるぞ。」

    桐斗「ああ。あのゲームで見た奴だ。」

    頼光達が想起したのは、とある家庭用ゲームソフトだ。そこでは、世界をモノクロで閉ざそうとした相手に、虹色の音楽をぶつけて倒すと言う演出が成されたのだ。

  • 186二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 21:38:01

    >>185

    冥神(本物)「そこまでだ!偽りの神よ。さあ、皆で闇を祓う旋律を奏でよ!」

    奏「はい!さあ、行くわよ、ドレミコード達。」

    柚葉「さあ、行きましょう、幻奏の皆!」

    ミイ「トリックスターの皆さん!」

    マイ「さあ、私たちも」

    鏡ミューゼシア「はい!さあ、行きましょう。」

    鏡スペクタキュラー・バッハ「私たちの歌で!」

    鏡ホーリー・エンジェル「聖域を取り戻すんです。」

    冥神(アバター)「な、何が起きている!な、何だこれは…シュロノスよ!奴を焼き払え…どうした、シュロノスよ…」

    シュロノス「…美しい…なんと美しい、歌だ…温かい…」

    冥神(アバター)「くっ…機械仕掛けの神め!変な情をもちよって、貴様たち、許さんぞ!」

    冥神(アバター)が奏と柚葉に攻撃しようとする。すると…

    シュロノス「止めよ!偽りの神め!」

    冥神(アバター)「くっ、シュロノス、貴様、な、なにを…ぐわあああああ!」

    シュロノスは突然、冥神(アバター)に向かって光弾を放ち、アバターを消滅させた。

    聖域には優しく、美しい旋律と歌が響き渡る…ついに、暴走が静まり、聖域を我が物にした巨悪は倒されたのだ。

  • 187二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:00:04

    >>186

    悪しき者が消え、聖域が青い光に包まれる。すると、天井から、声が聞こえた。

    ゲー(音声)「勇者達よ。聖域の浄化、まこと大義であった。」

    冥神「柚葉と奏と言ったか。遠い世界から、我等を助けてくれたのだな。感謝する。麗衣、歌織。此度は済まなかったな。」

  • 188二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:14:08

    >>187

    奏「いえ、そんな…」

    柚葉「私達は…ただ…」

    歌織「いや、2人がいなきゃ今頃は…」

    麗衣「そう、あなた達のお陰よ。」

    マイ「お二方のおかげで、お姉様を取り戻せました。」

    ミイ「本当にありがとうございました。」

    アイ「姉として、そして聖域の守護者として、感謝しております。」

    鏡アリア「2人とも、本当に…」

    鏡ミューゼシア「ありがとう。」

    鏡カノン「2人の偉業は永久に…」

    鏡クーリア「この世界で語り継がれる事でしょう。」

    鏡ドレミコード達「さあ、今こそ」

    鏡幻奏達「英雄を讃える歌を歌いましょう。」

    幻奏とドレミコードの歌声に合わせ、トリックスター達が、軽やかな舞を見せる。そして舞台の役者たちが観客に深々と頭を下げると辺りからは拍手と喝采が巻き起こったた。

  • 189二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:23:41

    >>188

    ロプトル「いやあ、良かった、心配してたけど皆よくやったよ。」

    マルデル「ええ、皆とても可愛らしくて。」

    ヘル「うむ、なかなか楽しめた。」

    真血公「たまにはこの様な催しも悪くないな。」

    ヴァンパイア・グレイス「ええ、本当に。」

    ドーハスーラ「ふむ…我らも何か劇をやりたくなってきたな。」

    エルドリッチ「ほう、ではやるか!」

    失楽の堕天使「いやあ、良かったわね。」

    紅「ええ、本当に。」

    佳奈恵「ふふふっ…次はこの佳奈恵さんが劇に… 

    了「いや、佳奈恵さんはどちらかというと…」

    頼光「ホラー系だな。」

    佳奈恵「あえええええ!」

    エルドリッチ「左様、どちらかと言えばそっちだな。」


    エアトス「素晴らしい物語でした。」

    ケースト「たまにはこうした時間も必要ですね。」

    バオウ「ふむ、これでまた明日からの鍛錬に身も入るというもの。」

  • 190二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:27:59

    >>189

    かくして、聖域時空で行われた劇は、見事大団円となった。


    劇の後、列強勢力は、聖域時空の報告書を読んでいた。

    上官「ご苦労。やはり、「聖域」の時空に対する進行は、白紙化した方が良さそうだ。」

  • 191二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:41:47

    >>190

    上官「…ところで…レアメタルヴァルキリーよ、目が潤んでないか?」

    レアメタル・ヴァルキリー「いや、先ほどまで劇を観ていて、つい、感動してしまって…」

    上官「そ、そうか…そなたにも感動する心があるのだな。分かった。引き続き監視を頼む。」

    レアメタル・ヴァルキリー「は、はい。」

    カメリア「機械だと思ってた…」

    アザレア「感動で涙を流すことあるんだ…」

    上官「機械の仕掛けとはいえ、生身の部分もあるからな。さて、私は法廷に向かう。これから裁判だからな。」

    アザレア「ハッ」


    一方、聖域では。ゲーとレプティレス達により、宮殿への侵入者に対する罰が行われていた。皆、駒になり、快楽に震えていた。

    ヘクサ・トルーデ「ああああああっ♥️気持ちいい♥️」

    ダウナード・マジシャン「やめへええええっ♥️とんじゃう、とんじゃううううッ♥️」

    バンディージョ「ゆるじでえええっ♥️もうじないからッ♥️ゆるじでえええっ♥️」

    プロフェシー・フレーズ「すびばせんでしだああああっ♥️ゆるじでくだざいいいいいいっ♥️」

  • 192二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 23:01:04

    >>191

    ダウナード・マジシャン達は、覇王の宝玉の窃盗未遂の咎を受けていた。するとそこに、珍しい来客がいた。

    電子世界に拠点を置く、M∀LICEの女王、HEARTS OF CRYPTERだ。彼女の側には、メイドの格好をした、マギアス元局長の姿もあった。

    HEARTS OF CRYPTER「ふふふ。良く分かったでしょう?妄りに聖域に踏み込むと、こうなるのです。」

    ゲー「おお、其方はM∀LICEの。電子の女王とはまた珍しい。そのものは連れか?」

    HEARTS OF CRYPTER「これはゲー様。ご機嫌麗しゅう。我らサイバースの者は、新興の種族です故。さあ、マギアス。挨拶を。」

    マギアス「はい。私ハM∀LICE〈M〉マギアス。女王陛下二仕える、従順ナメイドです。」

    マギアスはあの後、列強より追放処分を受けた。そして、HEARTS OF CRYPTERに見つかったが運の尽き。M∀LICEの矯正プログラムによって、自身のあり方を再構築されていたのだ。

  • 193二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 23:07:36

    >>192

    ゲー「さて、そろそろか…」

    駒「「「「あああああっ…いっくううううう♥️」」」」

    皆が潮を吹きながら絶頂する。

    HEARTS OF CRYPTER「まあ、なんともおかしい。」

    ゲー「さて、私はいくがこれより後1日、耐えるのだぞ。」

    ダウナード・マジシャン達「ひ、ひゃい…♥️」

    HEARTS OF CRYPTER「では私も。」

    その頃、聖域の別の場所では、劇の成功を祝い、パーティーが行われていた。

  • 194二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 08:28:18

    >>193

    アイ「皆さんのおかげで、無事に今回の劇は大成功となりました。柚葉さん、奏さん。ありがとうございます。」

    マイ「外の方を招いての試みは、今回が初めてでしたので。」

    ミイ「皆さん。ありがとうございます。」

  • 195二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 13:11:09

    >>194

    奏「いえいえ、こちらこそ。」

    柚葉「皆様の協力がなければ今回の劇はうまくいきませんでした。」

    冥神「うむ、そうだな。皆が支え合ってこそだ、強大な力を持っていても、1人で出来ることは少ない。皆で助け合ってこそだ。」

    鏡ハスキー「そうですね。皆さんのおかげです。」

  • 196二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 16:12:14

    >>195

    鏡アリア「頑張りましたね、柚葉。」

    鏡クーリア「見事成し遂げましたね、奏。私達も嬉しいです。」

    そして、裏方として頑張ったミラーナイト達もいた。

    鏡シトリス「柚葉さんに奏さん。本日ありがとうございます。」

    鏡キトカロス「お二人の歌、とても良かったです。」

  • 197二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 16:26:03

    >>196

    コアトル「イヤア、良カッタヨ。」

    メルジーヌ「エエ!私タチモ踊リタクナッチャウクライ。」

    奏「レプティレスの皆様もありがとうございます。」

    柚葉「こんなに素敵なブレスレットを作って頂いて。」

    エキドゥーナ「マア、コレクライナライクラデモ作ルワヨ。」

  • 198二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 20:27:42

    >>197

    柚葉と奏の腕には、音符をあしらったブレスレットが付いていた。まるで、お揃いのようである。

    柚葉「へへ。なんか、お揃いって、良いね。」

    奏「うん。何だか、魔法少女みたい。」

    アイ「魔法少女、ですか。でしたら、歌織さんは戦隊でしょうかね?」

    歌織「ナンデ?!何で戦隊なのよ?!」

    柚葉「だって、エクソシスター、5人居るし。」

    奏「巨大ロボ(アーゼウス)乗るし・・・。」

    鏡マルファ「こらこら、あまり歌織を困らせるな。」

    歌織「二人とも。もしそうなったら、私ぶっ飛ばす相手、サイドラになるんだけど。」

  • 199二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 20:40:42

    >>198

    奏「いやあ…厳しく無い…」

    歌織「いやいや、そんな事ないわ!次は絶対勝つから!」

    麗衣「そうね!私も頑張らないと。」

    鏡ハスキー「あらあら、皆様、料理が冷めてしまいますよ。」

    柚葉「そうだよ、もうお腹ペコペコで…」

    奏「そうね。じゃあ…」

    冥神「そうだな、主役の2人に乾杯の音頭を頼もうか。」

  • 200二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 20:42:50

    >>199

    奏「それじゃあ、劇の成功を祝って…」

    柚葉「乾杯!」

    皆『かんぱーい!』

    その日1日、聖域から笑顔と歓声が絶える事は無かったという。

    (終)

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