- 1スレ主24/11/25(月) 21:31:48
夏油さんが呪術関連の事件を解決するお話。
【注意】
画像は使いまわしです。話の内容とは関係ありません。
性的な描写、もしくは残酷な描写、あるいは倫理観を著しく欠くような描写を含む可能性があるかもしれませんし、ないかもしれません。
安価やダイスを使用し、それに応じた情報を公開する形で進みます。
スレ主は五夏が好きかつ左右固定派ですが、今回はネームドキャラが夏油さん位しか出なくて、あとは会話にちょっと出るくらいなので関係ないです。
今回は話の特性上、オリジナルのキャラクターやモブを登場させざるを得ません。ご了承ください。
絵スレにしたかったのですが、私には絵が描けません。ご容赦ください。
喧嘩や攻撃的な言い方はお控えください。
このスレのキャラクターたちは、あくまでも私の解釈です。これが正しいわけでも、あなたの解釈が絶対だというわけでもありません。互いの考えを尊重し合いましょう。
私には過去作を含む全ての作品の作中に登場する一切の犯罪行為を許容する意図はありません。 - 2スレ主24/11/25(月) 21:32:20
今回はCP要素無しですが、オリジナルのキャラクターと夏油さんを軸に物語が進みます。
合わないなーと思ったらブラウザバックお願いします。私は喧嘩は苦手なのです……。
閲覧は自己責任です。マナーとモラルを守ってお楽しみください。
また以前までは再開するときやその日の終わりに予告や雑談をしていましたが、今回はスレ主のスケジュール上、まとまった時間を取るのが難しいため、予告なしに不定期に更新する方式を取ります。安価前の予告はちゃんとするのでご安心ください。 - 3スレ主24/11/25(月) 21:34:12
- 4二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:37:04
1
- 5二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:39:32
2
- 6二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:40:05
小学校
- 7スレ主24/11/25(月) 21:42:44
- 8二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:49:07
2
- 9二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:49:15
2
- 10スレ主24/11/25(月) 21:58:28
オッケーグーグル
それではストーリー考えてきます。 - 11二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 22:28:10
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- 12資料24/11/25(月) 22:35:41
1945年7月20日
昨日、午後9時頃、A県B市、✕✕大劇場にて、火災が発生。建物は全焼。
大ホール焼け跡から、焼死体を発見。警察の発表によると、この遺体は地元の劇団に所属している、如月雪子さん(18歳)のものと見られる。
警察は、放火の可能性もあるとして、捜査を続けている。ーーーーーーーーー
(当時の新聞記事をもとに一部表現を改変) - 13資料24/11/25(月) 22:48:24
如月雪子
地元出身の女性であり、14歳の時に、戦時下であるにも関わらず、元同級生を集めて小規模の劇団を設立したようだ。
1945年の✕✕大劇場の火災に巻き込まれ、死亡したものと見られるが、当時の科学技術ではそれを断定することは難しいため、詳細は不明。
(地元の図書館の所蔵資料を基に補助監督が作成) - 14東京都立呪術高等専門学校24/11/26(火) 00:14:09
夜蛾「傑、A県B市で、等級不明の呪霊が発生した。ここ最近任務ばかりで申し訳ないが、今から準備してすぐに向かってほしい。」
夏油「大丈夫です。任務ですから、仕方ありませんよ。それで、現場はどこです?」
夜蛾「✕✕大劇場だ。」
夏油「それって……結構有名な劇場ですよね。確か戦前からある建物だとか。」
夜蛾「今建っているのは戦後復元されたものだ。戦時中に一度火災に見舞われて全焼している。」
夏油「なるほど。それで、事件の概要はどのようなものですか。」
夜蛾「それはこの資料にまとめてある。済まんが移動中に確認しておいてくれ。」
夏油「分かりました。それでは行ってきます。」
夜蛾「……。」 - 15資料24/11/26(火) 00:39:34
経緯
夜間、劇場のそばを通ると女性の歌声が聞こえる。その歌声の主は幽霊であるという趣旨の噂が地元の中学校、高等学校にて流行した。
以降この噂を受けて劇場に侵入した中高生計83名が行方不明となり、7名の死亡が確認された。
✕月✕日 地元の中学生5名が✕✕劇場へ肝試しに行くと家族に報告して外出。その後消息不明となる。
✕月✕日 地元の中高生8名が夜間、✕✕劇場へ無断侵入。うち6名が行方不明となる。残り2名(中学二年生女子、高校一年生男子)は翌朝、大ホールのステージで首を吊って死亡しているのが劇場の管理人によって発見された。
✕月✕日 地元の高校一年生女子が、大ホール三回5番ボックス席で変死しているのを清掃員に発見される。首周りにロープ痕と、爪で搔きむしったような跡が残されていた。遺体の顔は紫色に変色していた。
✕月✕日 地元の中学生4名が行方不明となり、後日全員の捜索願が提出される。うち一人は議員の娘。
✕月✕日 上記の中学生4名の遺体が✕✕劇場大ホールシャンデリアに一名、ステージ照明に三名吊り下げられた状態で発見される。
✕月✕日 呪術高等専門学校に捜査要請が出され、調査が開始される。後日今回の事件での行方不明者が計83名存在することが発覚する。 - 16二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 07:52:52
ちょっと出遅れた…!今回も楽しみ
- 17スレ主24/11/26(火) 18:29:57
誤字修正>>15
三回5番ボックス席→三階5番ボックス席
- 18車中24/11/26(火) 18:30:37
夏油「……83人と7人ですか……。ここまで大規模な被害がでるのは珍しいですね。」
補助監督「そうですね。B市内の中学校高校の数は、公立私立合わせて10校ですので、一校辺りの犠牲者は9人。それだけの人間が一斉に行方不明になったり、最悪の場合死んで返ってきたら騒ぎにもなります。」
夏油「ここまでの被害が出せるなら、最大限甘く見積もっても一級……場合によっては……」
補助監督「……ええ、十中八九、特級でしょう。」
夏油「……。」
補助監督「……あと一時間くらいで到着します。」 - 191941年 春 旧✕✕大劇場24/11/26(火) 18:31:55
それは低く、悲し気な歌声であった。女はその歌声に導かれ、地下へと続く階段を通り、暗い道をただ無心に進む。あの天使の歌声が、麻薬の様に魅力的に思われたのだ。
果たして、その先にあったのは、冷たく閉ざされた地下牢であった。物音がして、女ははたとその奥に目線を向けた。
薄暗く、じっとりと湿った、土の壁に填め込まれた鉄格子の中に、ぼんやりと、白い仮面に覆われた顏が浮かんでいる
「……貴方、だれ?」
少女の金糸雀のような、美しく澄んだ声が反響する。格子の向こうに座り込んだ男はしばし試案するように、口を噤んだ。静寂があたりを支配し、やがてチェロのような低温が、呻くような声で言った。
「……幽霊。」
「幽霊?」
女はパチリと目を瞬かせた。パチパチと音がして、油が焦げ付く臭いと、煙の臭いが鼻をつく。
「そうなの?私にはむしろ、神様に見えるのだけれど。」
「……神様?」
「ええ。音楽の。」
女は黒髪を揺らして、子供のようにはにかんだ。
「貴方の歌声が、私、大好きなの。その声に導かれて、ここに来たのよ。」
男は面食らったように、口をぽかりと開いた。 - 20新✕✕劇場24/11/27(水) 00:46:12
補助監督「着きました。帳、下ろしますか?」
夏油「いえ、もしかしたら発生条件があるかもしれません。まず調査をしてからにしましょう。」
補助監督「そうですね。」
夏油「何かあるかもしれないので、ここで待機お願いします。」
補助監督「分かりました。お気を付けて。」 - 21新✕✕劇場 ロビー24/11/27(水) 00:47:15
夏油「(……しかし大きな劇場だな。こんな立派なロビーがあるのか。これで戦前よりは小規模なら、もとの劇場の大きさは想像もつかないな。)」
夏油「(噂を考慮すれば、おそらく呪霊の発生時間帯は夜……。それ以外の発生条件はあるのだろうか……。)」
夏油「(そもそも、死者と行方不明者の違いは……)」
??「蜉ゥ縺代※」
夏油「……ん?」
??「豁、蜃ヲ縺九i蜃コ縺励※」
夏油「……どこだ?どこから聞こえている?」
??「♬♪♬♩♪♫~」
夏油「(こんどは歌……、歌詞は聞き取れないな……。)」
夏油「(いや、ところどころは聞き取れるな……トウ、ノロイ、オトメ、……スロット、キシ、ボート……?)」
夏油「……声が止んだ。」 - 22新✕✕劇場 ロビー24/11/27(水) 00:47:49
夏油「(……今のは、件の呪霊か……?しかし積極的に人を害そうという意思は感じられなかったし、特に私に何かしてくるわけでもなかった。)」
夏油「一体何が目的なんだ……あれ、鏡台に文字が……」
It is the moment when destiny runs out
夏油「……一応メモしておこう。」