- 1124/11/26(火) 12:21:29
- 2124/11/26(火) 12:22:27
- 3124/11/26(火) 12:22:45
- 4124/11/26(火) 12:22:57
- 5124/11/26(火) 12:23:10
- 6124/11/26(火) 12:23:25
- 7124/11/26(火) 12:23:38
- 8124/11/26(火) 12:23:52
- 9124/11/26(火) 12:24:05
- 10124/11/26(火) 12:24:18
- 11124/11/26(火) 12:24:35
現在追加された総則その1
《総則9》泳者の人数が三人以下になった場合その結界は消滅し泳者達は別の結界へ強制移動する。ただし、結界が残り一つとなった場合はその限りではない。
追加者：剣薫子
《総則10》全泳者は自身の点100点を消費することで別の結界に転移することができる。
追加者：卜部光
《総則11》火野燻は自身の在留する結界内にいる泳者の数と場所を把握することができる。
追加者：火野燻
《総則12》禪院直投は得点の消費なく自由に結界の出入りが可能となる。
追加者：禪院直投 - 12124/11/26(火) 12:24:51
- 13124/11/26(火) 12:25:10
現在追加された総則その3
《総則17》泳者は身代わりとして新規泳者を結界内に招き、100点を消費することで死滅回游から離脱できる。
追加者：伏黒恵
《総則18》泳者は結界を自由に出入りすることができる。
追加者：万（伏黒津美紀）
《総則19》現在存在するすべての結界の範囲を3倍に拡張する。範囲内にいたすべての人間及び呪霊は強制的に泳者となり、術式を保持するものの未だ非術師である者は強制的に脳改造を経て術式を取得する。
追加者：深亡
《総則20》死滅回游への参加を現時点2018年11月X日をもって打ち切る。
追加者：羂索（夏油傑）
《総則21》夏油傑、虎杖悠仁、氷見汐梨、剣薫子を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する。
追加者：羂索（夏油傑）
《総則22》泳者は身代わりとして新規泳者を用意し100点を消費することで任意の泳者を死滅回游から離脱させることができる。
追加者：剣薫子
- 14124/11/26(火) 12:25:29
現在の各所持得点
・鹿紫雲一 11点（100点譲渡済）
・柘植全登 61点（100点使用済）
・紫藤炬 100点
・紫藤カザリ 22点（100点使用済）
・剣薫子 9点（600点使用済、300点譲渡済）
・五条杏凪 76点
・佐藤錦羅紗 78点
・躑躅小路泰造 27点（200点使用済）
・三上渡 87点
・渋谷区長 70点
・七毒 16点（50点譲渡済）
・無有 85点
（・乙骨憂太 40点
・加茂辰巳 53点
・塚原正宗 27点
・石流龍 62点
・万 39点（100点使用済））
→仙台編終結時点
・五条戒規 49点
・日宮美夜 35点
・禪院直投 47点（100点使用済）
・御厨庵治 26点
・級津四郎 38点
・剣玄子 3点
・疾苦 43点
・霧藤馬壱弥 27点
・三影真澄 17点 - 15124/11/26(火) 12:26:23
- 16124/11/26(火) 12:27:15
榎本美鶴（25）
東京高専所属の補助監督。呪霊は見えないが感覚的に位置を特定することができる。ストレスを感じると呪霊を引き寄せるフェロモンが放出される体質で、過去にそれが原因で死傷者も出している。炬に助けられ呪術の世界に足を踏み入れることに。それ以来炬には特別な感情を抱いている。伊地知さんとは互いに好感が高い。仕事ぶりは優秀な模様。辰巳、正宗と共に羂索と繋がりが疑われる精神病院への調査に向かう。 - 17124/11/26(火) 12:28:07
塚原琴（15）
正宗の従姉妹。術式は無いものの式神術でサポートを行う。正宗が好きでストーカー気質。彼の側にいたいがために勝手に任務についてきた。元は根暗だったが正宗のおかげでかなり明るくなった模様。
使用したサイトはこちら
仄暗い少年少女彩度の低い少年少女が作れます。パーツは順次追加予定。
服のカラバリのとこに差分いっぱい潜んでるから見てみてね。
2023/02/21 インナーカラー追加
2023/02/22 花･蝶(ハイライト)、前開きパーカー･V字ニット(アウター)、痣(傷)追加
2023/03/04 オーバーオール(服)、角パターン追加/けも耳のカラー変更
OK
・SNSアイコン、ヘッダー
・TRPGの立ち絵
・その他、非商用の個人利用
NG
・自作発言
・過度な加工
・トレース
・商用利用picrew.me - 18124/11/26(火) 12:28:40
黒羽ヱリカ（14）
道端で倒れていた所を辰巳達に保護された少女。どうやら呪術研究会に拉致されたらしくこれから調査に向かう佐野療養所から「脱走」してきたらしい。気弱で臆病だが決めたことからは逃げない強さも持つ。術式はドアを顕現するもので壁を通り抜けたり、マーキングした場所へワープしたりできる。相棒は式神の「ゆうばり」。彼は自律した思考を持ちヱリカをサポートしてくれる。 - 19124/11/26(火) 12:29:23
金城大翔（12）
ヱリカの友達。過去のトラウマから火に強い拒絶反応を示す。不器用だけど真面目で心優しい。術式は『人形転禍』で土人形に相手の肉体の一部を練り込むことで人形と本体のダメージを同期させることができる。今は病院に囚われているらしい。
使用したサイト
海ひつじ屋め～か～🐑⚠️このメーカーはSNS・アプリに使用できません！‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
▧ 立ち絵としてTRPG関係で使用可。
それ以外での使用は管理できませんので原則不可です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
使用の際は、自作発言を防ぐため、どこかにメーカー名（もしくは作者名）やURLを記載してください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[ OK ]
・TRPG立ち絵として使用
・「TRPGシナリオに付属するNPC画像」として使用
・picrewのシェア機能を使った共有、個人観賞
・公序良俗に反する表現を含まない、自作フリーゲームの立ち絵（金銭の発生するものは不可）
[ NG ]
・自作発言、トレス、AI関係全般
・SNSやアプリのアイコン、アバターとして使用
・上記許可済み以外の方法での二次配布
・悪意のある加工、使用
・TRPGオンセツール（ココフォリア等）以外の場で出典記載なしの利用
※卓の動画配信・キャラシでの画像登録なども含みます
※Twitter/Xでの画像投稿も含みます（卓報告などのスクショは出典書かなくて大丈夫です）
※シナリオに同梱する場合はトラブル防止のためBOOTH等DL前の説明画面と本体中身の両方で出典表記して下さい
▧ 詳しい説明、そのほかNPC素材はこちら
http://blog.livedoor.jp/hanepoti-trpg/archives/91415585.html
▧ ご不明な点がありましたら
Twitter/@hanepoti2
「海ひつじ屋め～か～」製作者：はねぽち
▧ 簡易履歴 ↑new
----------------------
2023/10/1 種類追加、一部修正
・クレジット追加
・女の子対応、飾り髪レイヤー追加
・インナーカラーレイヤー追加
・手レイヤー追加
・表情、ほくろレイヤー追加
・目髪のバランス変更
・背景レイヤー追加
・身体服の修正、メーカー名変更picrew.me - 20124/11/26(火) 12:29:54
呪術研究会メンバー
玉坂晃（26）
呪詛師御三家・玉坂家の術師。呪霊について研究している。術式は呪言で人の行動操作に特化している。組織が開発したマスクにより脳波を読み取って会話を出力することが可能。術式使用時はマスクを取り外す必要がある。カザリを人類の到達点と見据え狙っている。悠真を洗脳した張本人。 - 21124/11/26(火) 12:30:31
柊久留美（9）
幼いながら呪詛師として活動している少女。自信家で基本人を見下している。術式は『蠱毒壺』で体が蠱毒の器になっている。虫の摂取や式神の出し入れは口から行う（ト◯ーロッドみたいな感じ）。式神は小さな虫サイズで吐き出され、外界に出ると同時に大型化する。破壊されると戻らないのでその都度産み直す必要がある。自ら身体を改造している。 - 22124/11/26(火) 12:30:58
高嶺明日香（23）
明るい性格だがいじめとかする。承認欲求が強い。現在肉体と呪力の関係について研究中。術式は『血鬼謳歌』で吸血鬼っぽいことは大体できる。 - 23124/11/26(火) 12:31:33
相模悠真（17）
善性が高く不条理なことは許せないタイプ。自分や家族を傷つけた「呪い」を憎んでおり、『幸福』によって呪力を抑制する研究をしている。術式は『夢印』で相手に都合の良い夢を見せる。現在は洗脳により人格が変えられている。 - 24124/11/26(火) 12:32:19
佐野要
佐野療養所の所長にして呪術研究会のメンバーでもある。通称「ドクター」で羂索とも繋がりがある。天与呪縛で呪力が一般人並みである代わりに超人的な回復力、寿命を持ち、実年齢よりも若々しい見た目をしている。また眼球を改造しており各種解析機能のあるレーザーを照射することができる。呪術が見えるよう呪具化したレンズも内蔵。
使用したサイト
我流男青年微博：@_黑色汉堡肉2021.10.01-进行了史诗级更新，现在是豪华加强版啦！
2023.02.04-根据本人需求增加了基本款的古装，简单的古风男倒也能捏
因为玩桌游车卡很难找到喜欢/合适的男人就自己搞来玩玩罢了
或多或少会有一些无伤大雅的穿模行为，我都写了可加工了麻烦自己改改吧！我不想画画了！！
→if you want to use the picture nicely,please fix the little bug on pic yourself,thx！
→画像をちゃんとつかいたい方は、自分からbugを修正してくださいね！
纯性癖捏人罢了，有正面反馈我会很开心，谢谢各位！picrew.me - 25124/11/26(火) 12:33:15
月の呪霊 輝夜
呪術研究会に協力する呪霊。ビームを出したり式神を召喚したりできる光球を生成する術式を持つ。ダウナー気味でとぼけたような態度をとっている。その正体は炬と同期の術師であり呪術研究会によって呪霊化させられてしまった存在だが、本人にその記憶はない。 - 26124/11/26(火) 12:44:14
クリスマスまであと1ヶ月切りましたね…。各キャラのクリスマスの浮かれ度（数値が高いほど浮かれる。低いほど割と冷静）
鹿紫雲 dice1d100=35 (35)
柘植 dice1d100=28 (28)
霧子 dice1d100=34 (34)
炬 dice1d100=98 (98)
カザリ dice1d100=14 (14)
杏凪 dice1d100=92 (92)
佐藤錦 dice1d100=93 (93)
区長 dice1d100=86 (86)
三上 dice1d100=68 (68)
薫子 dice1d100=11 (11)
級津 dice1d100=86 (86)
辰巳 dice1d100=5 (5)
正宗 dice1d100=30 (30)
美鶴 dice1d100=89 (89)
琴 dice1d100=63 (63)
戒規 dice1d100=9 (9)
美夜 dice1d100=1 (1)
霧藤馬 dice1d100=15 (15)
- 27二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 13:11:48
炬さんメチャクチャ浮かれとるやんけ、なんかあったんか？
- 28124/11/26(火) 15:49:30
- 29二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 16:21:48
サンタさんからのプレゼントを心待ちにしてる(純粋)
- 30二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 16:33:50
子供のころのいい思い出（いつもドライにしてる反動もある）
- 31二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 16:49:54
- 32二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 16:52:51
人々の楽しそうな雰囲気が好き
- 33二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 16:58:23
サンタさんをまだ信じている（正体は戒規）
- 34二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:02:24
- 35二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:10:09
良いよね。サンタ風衣装…
- 36二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:20:11
サンタコス好き
- 37二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:28:00
- 38二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:28:45
街の穏やかな活気がいい
- 39二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:30:51
パーティ好きだから
- 40二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:46:15
- 41二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:50:35
洋菓子屋が充実してて良い
- 42二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:51:46
鹿 紫 雲 さ ん と 過 ご す 聖 夜
- 43二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 18:13:35
- 44二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 18:18:59
実家の宗派的にも馴染み深い
- 45二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:03:39
普段抑圧されてる分思いっきり羽目を外したい
- 46二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:31:56
- 47124/11/26(火) 19:35:21
- 48二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:36:16
大人組の方が浮かれてるの面白いな
- 49二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:50:50
区長ほんと良い人だな
- 50124/11/26(火) 19:55:57
- 51124/11/26(火) 20:19:21
- 52二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:42:13
釣竿
- 53二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:51:10
全国あんかけ焼きそばお取り寄せセット
- 54二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:03:36
すっげーデカいどんぐり
- 55二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:11:34
欲しかったゲーム
- 56二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 07:56:33
- 57124/11/27(水) 08:51:57
- 58124/11/27(水) 12:21:34
- 59二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 12:23:44
最近慣れてきたのぉ
- 60二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 12:48:05
なにが聖夜だ！恋人だらけで性夜じゃないか！！リア充爆発しろ！！
- 61二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:11:55
- 62二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:31:06
欲しいものは自分で手に入れるものよ〜
- 63二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:55:25
そもそも家風的にそういう雰囲気じゃない（こっそり霧子にケーキはあげてた）
- 64二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 16:30:18
- 65二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 16:31:14
クリスマス？なにそれ
- 66二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 16:49:27
陰キャの自分にはどうせ無縁のイベントだと思っているから
- 67二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:11:01
- 68二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:12:33
大丈夫なのかなぁ？向こうの記念日をこういった催しにして…（杏凪が楽しそうなのでOKです）
- 69二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:15:14
普通にあんまり興味ない
- 70二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:45:15
- 71二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:48:25
実家では馴染みが無かったので
高田ちゃんのクリスマスライブは楽しみっす！ - 72二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 18:03:02
クリスマス自体には興味ない
高田ちゃんのサンタコスには興味津々 - 73二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 20:51:50
- 74二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 21:05:13
基本テンションが穏やか
- 75二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 21:20:10
大切な人がいないクリスマスなんて…
- 76二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 21:21:21
- 77124/11/28(木) 00:24:28
- 78二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 00:44:10
- 79二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 00:47:07
まぁでもさ、冷遇云々は置いといても御三家はそもそもクリスマス大々的に祝わないとかかもしれんし…
- 80二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 00:48:34
- 81二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 10:24:14
保守
- 82二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 10:33:19
まぁ姉はプレゼント貰えるけど自分は何もイベント無いくらいはあるかもしれん
- 83二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 11:04:12
若者3人にターキーとケーキ食わせてやりたいんですがかまいませんね！！
- 84二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 12:35:10
- 85二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:36:16
このレスは削除されています
- 86二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:59:00
- 87124/11/28(木) 22:14:39
サンタの正体をまだ知らない杏凪…。
家中の反応 dice1d3=2 (2)
1、そろそろ教えた方がいいんじゃない？
2、流石に夢を壊すのは憚られるなぁ…
3、正直いつまで信じているか気になるので教えない
戒規の反応 dice1d3=2 (2)
1、そろそろ教えた方がいいんじゃない？
2、流石に夢を壊すのは憚られるなぁ…
3、正直いつまで信じているか気になるので教えない
悟の反応 dice1d3=3 (3)
1、そろそろ教えた方がいいんじゃない？
2、流石に夢を壊すのは憚られるなぁ…
3、正直いつまで信じているか気になるので教えない
- 88二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 22:45:51
教えるつもりのやつ皆無で草
- 89二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 00:22:36
もしかしてお兄ちゃんだけじゃなく家全体で杏凪に甘いな？
- 90二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 08:48:25
実働部隊の紅十一点なのかもしれない
- 91二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 14:44:14
- 92二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 15:00:46
だからこそなぜか浮かれ気味な大人が引き立つ（）
- 93二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 17:46:49
炬さん、割と俗っぽいところ多いな。
- 94124/11/29(金) 19:41:22
ちなみに現在の世界情勢
呪術についての関心度（高いほど研究したがっている。低いほど眉唾物として認識）
米 dice1d100=65 (65)
中 dice1d100=45 (45)
露 dice1d100=100 (100)
仏 dice1d100=18 (18)
英 dice1d100=27 (27)
- 95二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 20:47:25
ロシア！！！！！！！
- 96二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:11:55
ロシア好奇心カンストしてんじゃん…
例の巨大な生物兵器出してこないか心配だなぁ
生物兵器の参考写真↓ - 97二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:15:24
ひゃ、100…
めんどくせぇなぁ…
色々片付いたらお話し（）しとかないとな - 98二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:27:06
フランスは原子力大国だからか呪力にはそんなに興味なさげだな
- 99二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:53:26
宿儺戦とかの前後に一悶着ありそうだな…
- 100二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:59:24
英語・フランス語・ロシア語・中国語全てをマスターしてそうな羂索…。というかどこ行くにも裏梅連れ回してたんだろうか。
- 101124/11/30(土) 00:12:30
奈落-6
「えっと…こっちです！」
ヱリカに案内され正宗は病棟へと向かう。途中で遭遇した職員は峰打で気絶させ、手に入れたデータは逐一美鶴へ送信していた。
「データは受け取れてるか？」
『はい。量が多いので解析は後になりますが…。それより、指示通り塚原邸まで戻ってきましたがこれは…』
「これからヱリカの術式で病棟に囚われてる人達を逃す。俺ん家なら一時的な避難所として使えるだろ。親父達には事情を伝えておいてくれ」
『分かりました。お気をつけて』
「こ、ここが病棟…のはずです」
「病棟…ってよりは、収容所だな」
2人と一匹が辿り着いたそこは、普通の病院のように小綺麗でありながら異様な雰囲気が漂っていた。ずらりと立ち並ぶ鉄扉は牢獄を想起させ、本来なら名札が掲げられているであろう箇所には無機質なナンバーと英字があった。一番手前の扉のプレートをじっと見る。
「…No.185、Exacum…なんだこりゃ」
『…被験者の番号とコードネームだ』
「…ここではみんな、お花の名前が付けられるんです。私達はみんな『蕾』だって…私は、『ブラックリリー』と呼ばれてました」
「『蕾』…」
『奴らにとってヱリカのような者達は実験材料に過ぎないのさ。人間ではない…ただの蕾だ』
「…許せねぇな」
「はい…。だから、みんなで逃げて…人間に戻るんです！」 - 102二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:19:18
とりあえず美鶴さんは琴ちゃんがついてきた件についてから説明しないとな…
- 103124/11/30(土) 16:44:40
「で、では、扉開けますね…」
「いや待て。お前の術式、消費呪力がまだ不明だ。『扉』を使うのはこことウチを繋ぐ時だけにしといた方がいい」
「でも、この鉄扉をどうやって…」
「今叩いてみたがこれくらいなら…」
刀を抜き、一閃。ヱリカの目には何が起きたのか分からなかった。キン、と刀を収めたのと鉄扉が倒れたのは同時だった。ズン…と重い音と共に薄暗い室内が露わになる。
「す、すごい…！」
「これくらい大したこと無えよ。それより…」
「だ、誰…！？」
部屋の隅では病衣姿の少女が縮こまっていた。全身、特に頭に包帯が巻かれており目には怯えの色が浮かんでいた。手足には先程ヱリカの部屋で見たような枷が付けられている。
「き、今日の実験の時間はまだよ…！！」
「だ、大丈夫です！この人は、私達を助けに来たんです！！」
「助けに…？」
「ここから逃げるんですよ！！」
「本当に…？あたし達を助けてくれるの…？」
「勿論だ。ここにいる全員を連れ出す。信じてくれ」
少女の手足の枷を破壊し自由にする。ふらつく彼女をゆうばりとヱリカが支えながら、『扉』を介して脱出させた。
「あ、ありがとう…」
「礼は全員助かってからだ。まずはこの階…さっさと終わらせるぞ」
- 104124/11/30(土) 17:06:03
正宗とヱリカは次々に囚われた人々を解放していく。彼らは年齢、性別もバラバラで皆一様に頭に包帯が巻かれ、厳重に束縛されていた。『扉』をくぐる時は涙を溢し、「ありがとう」と何度も呟いていた。
「…よく俺達を信じてくれたな。やっぱ同じ境遇のヱリカが居てくれたのがデカいかな」
「それ以上に…みんな誰かの助けを待っていたんだと思います。救いの手を…掴まざるを得ないくらいに」
『本当に感謝している』
「塚原さん！」
「美鶴さん！送った人達は…」
「塚原家の皆さんに保護して貰っています。こちらから増援を送りたいところなんですが、生憎刀路さんと義孝さんは緊急の任務が入ったようで…」
「親父達の助けが無くても平気だ。とりあえずこの階は全員解放した。フロアを移るから『扉』は一旦閉めるぞ」
「で、では閉じますね…」
『扉』が閉じられ静かな空間に2人と一匹が取り残される。ヱリカはどことなくほっとしたような顔をしていた。
「ありがとうございます…。私だけじゃ、こんなことできなかった…」
「俺達だけじゃここまでスムーズに助けられてない。お互い様だ。それより呪力は大丈夫か？」
「は、はい。思ったより疲れて…」
「っ！！」
突然、正宗が刀を抜き室内の虚空を切り裂く。斬撃は正確に羽を千切り、一匹の虫がぽとりと床に落ちた。
- 105124/11/30(土) 17:28:12
「な、なんですか…！？」
『虫…か？』
「蝿…いや、違う」
地面に落ちた羽虫は、ブスブスと黒い靄を吹きながら消滅した。後には何も残っていない。
「消失反応…呪霊、いや式神か。虫の式神……マズイな。俺達はずっと見られていた…！」
「えっ？えっ？」
「通りで監視カメラが少ないわけだ！ヱリカ、お前一旦…」
「『動くな』」
「「！！」」
金縛りにあったように正宗達の動きが止まった。コツ、コツ、と靴音が近づいてくる。刀を抜こうとした体勢のまま固まる体に汗が伝う。ヱリカも顔を青くして体を震わせている。靴音が部屋の前で止まり、コート姿の男が姿を現した。何よりもその奇怪なマスクが目を引く。先程の声と同じような、それでいて生気のない機械のような音声がマスクから漏れ出た。
『…全く。とんでもないことをしでかしてくれたものだ。高専の犬め…思ったより早い到着だな。だが…ブラックリリーを連れ戻してくれたことは感謝する』
「お前も…ここの研究員か！」
『そうだ。俺はここで呪霊の研究を主にしている玉坂晃って者で…コイツのような「蕾」の管理も俺の仕事だ』
「玉坂…お前、呪詛師御三家『玉坂家』の人間か…！」
『逸れ者ではあるがな。さて…ブラックリリーをこちらに引き渡してもらおうか。ついでに「蕾」共をどこに送ったのか教えて貰えるとありがたい。お前の身体を研究に提供して貰えるとなおありがたい』
「要求が多いな…！」
『それだけの損害を被っているということだ。貴重な研究機関も壊す羽目になったしな』
「一つも…飲む気は無えよ！！」
『ま…そりゃそうだろうな。こっちもハナから交渉するつもりも無いしな』
- 106124/11/30(土) 21:57:42
「少なくとも…ヱリカを渡すわけにはいかねぇよ！！」
『！！』
固まっているはずの体が動き出し柄へと手が伸びる。刹那、繰り出される斬撃。首を狙った鋭い刃を晃は紙一重でかわし廊下へと退がった。正宗はまだ動けない様子のヱリカ達の前に立ち塞がり刀を構える。
『…驚いたな。俺の術式を解くとは…』
「お前の術式、呪言だな？悪いがそれの対策はもう知ってんだ」
『あぁ…狗巻家の。そういえば高専にいたな。なら対策の穴くらい分かっているはずだろう。何者にも完璧というものは無い、常に脳・耳に呪力を回しながら戦闘はできまい』
晃はすかさず懐からナイフを取り出し、動けないヱリカに向かって投擲した。正宗は刀でそれを弾くも、その隙に接近され腹部に拳を叩き込まれる。
「ぐっ…！このっ…！」
「『刀を下ろせ』」
「っ！！」
反撃しようとするも身体が勝手に刀を手放してしまう。無防備になった胴に蹴りが命中し正宗は壁に打ち付けられた。床に転がる刀を蹴り払い晃はゆっくりと正宗に近づく。
『ふふ…これ、いいマスクだろう？呪言師は術式暴発のリスクから会話の語彙が大きく制限されてしまう…しかし、コイツは俺の脳波を読み取って音声を出力してくれるんだ。お陰でストレスなく生活できるし…口元を見えなくすることで術式発動を相手に悟らせないという副次効果も得られた』
「へぇ…便利なもん持ってるじゃねぇの…！表で売ってりゃ大儲けできただろうに」
『我々の目的はそんな低俗なものではないからな。個人の利益ではない。種族としての人類の進化、そして呪力の可能性の探求こそが我々呪術研究会の目指すべき道なのだ』
「…ここに捕まってる奴らもその一環か？」
『ああ。彼らこそ我々最大の研究テーマ、「百花計画」の成果なのだ』
- 107二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:21:40
- 108124/11/30(土) 22:26:16
「『百花計画』…さっき見たなそれ。人工的に術師を作る…だったか」
『そうだ。術式は脳に刻まれている…という話は聞いたことがあるか？術師と非術師を分けているのは脳の構造によるもの…という話だ。我々は長年に渡る研究の末、脳の改造手術によって非術師を呪術に覚醒させられることを突き止めた。まだ技術的に未完成な部分もあるがゆくゆくは全人類を術師に変えることもできるだろう。人にはまだ秘められた可能性がある。呪力に目覚めることで人類はその可能性を大きく花開かせることができるのだ。…これはドクターの受け売りだがね』
「そりゃ凄え話だが…それって生まれつき術式が脳に刻まれてる奴の話だろ？そうじゃない奴らはどうするつもりだ。無計画に人に力を与えれば確実に社会は混乱する。そうなりゃ割りを食うのは力のない弱者だ！」
『…悪いが君と深い話をするつもりは無いのでね。「眠れ」』
「勝手に話を終わらせるんじゃねぇよ！！」
『何っ…！？』
呪言を防いだまま正宗は立ち上がり晃に蹴りをお返しする。よろけた隙に駆け出すと、転がる刀を掴み取った。
「『飛閃・隼』！！」
『くっ…飛ぶ斬撃か。…なるほど、呪力を呪言への防御に集中させ攻撃は生身の体で…ある意味理に適ってはいるな』
「ヱリカ！動けるか！？」
「は、はい…なんとか…」
「お前は一度ウチに飛べ！！これ以上ここにいるのは…」
『チッ…「動く…』
「させるかっ！！」
正宗は連撃を繰り出し呪言の発動を阻害する。ドアノブを捻ろうとしたヱリカだったが、何かに目が止まりその手をとめた。
「何してんだ！早く逃げろ！」
『…そう何度も逃すと思うか？ちゃんと対策は打ってあるさ』
- 109124/12/01(日) 00:07:14
「ひ、大翔くん…？」
「あ…？」
『こういうこともあろうかと用意しておいたんだ。「首輪」ってやつだ』
晃は嫌らしく目を細める。ヱリカの前には片目を隠した少年が立っていた。目は虚ろで片手には10cm大の土人形が握られている。ヱリカは安堵の表情を浮かべ少年の手を取る。
「大翔くん！無事だったんだ…！一緒に逃げよう！！」
『いや待てヱリカ。何か様子が変だ！』
（アイツがヱリカが助けたいっていう友達…？何故ここに？いや、『首輪』『対策』…）「ヱリカ離れろ！ソイツは罠だ！！」
「え…」
「『「クレマチス」、まずは右手だ。捻れ』」
「…はい」
晃の指示に生気のない返事をし、大翔は土人形の右手をぎゅっと捻った。少年が何かをしようとしている。だが彼はヱリカの友達で救助対象。攻撃すべきか否か正宗の判断が鈍る。
バキッ！！
「ぎゃっ…！！」
『！！ヱリカ！！』
次の瞬間、ヱリカの細い右腕があらぬ方向へと折れ曲がった。幼い体には重すぎる苦痛に顔を歪めその場に蹲る。それを見つめる大翔の表情は一切変わらず汗ひとつ流していない。
「テメェ！！ヱリカに何を…！！」
『おっと、動かない方がいいぞ。式神の方もだ。これ以上ブラックリリーを傷物にしたくないならな』
「っ…！」
『good boy…いい子だ。クレマチスも良い働きをしてくれた』
「…ありがとうございます」
「ううっ…！大翔くん…っ！なんで…っ！？」
「…僕は呪術研究会の『蕾』…研究のために全てを捧げる…」
- 110二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 10:03:33
クソッ
洗脳された奴だらけだ！ - 111二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 11:46:19
14歳の子に腕粉砕はやり過ぎだよぉ…
- 112二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:37:11
世の呪言師大喝采の発明だろあのマスク
- 113二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 00:17:40
- 114二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 09:57:36
今回は遠隔ダメージ＋相手が呪術素人だからエグいダメージになっとる…。
- 115二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 12:42:58
もっと苦悩を見せてくれ！！（これ以上苦しませないでくれ……）（本音と建前が逆転しています）
- 116124/12/02(月) 16:27:03
「そんな…大翔くん…っ！」
ヱリカは痛みを堪えながら目の前の大翔に左手を伸ばす。ゆうばりは彼から土人形を奪おうとするが、手の先からボロボロと体が崩れ始める。
（さっきのダメージで俺の存在を維持できなくなっているのか…！ヱリカが再び安定するまで手出しが…っ！）『済まない、ヱリカ…！』
「ゆうばり！！」
『ふむ、式神も消えたか…。だが腕がまだ一本残っているな。「クレマチス、左腕もだ」』
「…はい」
メキッ！！
「あ゛あ゛あ゛っ！！」
「テメェッ…！！」
『動かない方が良いと伝えたはずだぞ。こちらとしてはブラックリリーは最悪頭部さえ無事なら問題ないんだからな。さて、これで「扉」は使えないな。貴重なサンプルだからできれば五体満足にしておきたかったんだがな…脱走事故も起きたわけだし仕方がない』
「ひ、大翔くんに…一体、なにをしたの…！？」
両腕が折られ苦痛に悶えるヱリカ。大粒の涙を浮かべて息を荒げ、途切れそうになる意識をなんとか保ちながら晃を睨みつける。
『彼には俺の術式で洗脳を施した。「呪術研究会のために全てを捧げろ」とな。俺の…というより玉坂家の呪言は狗巻家のそれとは少々毛色が異なっていてね、人の行動の制御に特化しているんだ。例えば…』
「『死.ね』」
「！！」
『…と言っても効果は無い。「爆ぜろ」とかもだな。直接的な攻撃性能は皆無な分、対象の心理にまで効果を発揮させることが可能だ。ま、相手の力量如何によるがね。君のような手練の術師はそう簡単に洗脳できないが、彼らのような呪術に目覚めたての素人は容易に操作できる』
- 117124/12/02(月) 16:53:23
『本来ならここまでの洗脳処置はしないようにしているんだ。「蕾」に必要以上のストレスを与えることになるからな。だが彼は恐らくブラックリリーを傷つけるのに抵抗を示す…やむを得ない処置だったよ』
「そんな…」
『ああそうだ、ついでにクレマチスの術式についても説明しておこう。彼の術式は「人形転禍」…土人形に呪う対象の身体の一部を練り込むことで形代とし、人形へのダメージを本体にフィードバックさせることができる。まぁ、古典的な類感呪術の一種だな』
（芻霊呪法みたいなもんか…なら、あの人形さえ奪えば…）
『この手の術式にありがちな話で部位の量、または希少性によって威力は上がるわけだが…生憎ブラックリリーの生体サンプルは有り余っていてね、今回はそれを使わせてもらった』
「…覚醒したての術師をいきなり本番にぶち込むとは、大した自信じゃねぇの」
『開花した「蕾」は例外なく性能試験を行なっているからな。クレマチスの術式についても同様…様々な試験で効能、効果範囲、性能限界まで全て把握している』
「性能試験だと？まさかお前ら…コイツらに人を呪わせたってのか！？」
『どんな術式を持っているのか調べる必要があるからな。多少の人命の損失は必要な犠牲だよ』
「人の命をなんだと…っ！！」
刀を握る手が震える。それを見た晃は目を細めくっくと笑った。ヱリカを人質に取られている以上正宗は下手に動くことが出来なかった。
『さて、どうする？ここで刀を置いて降伏するか、彼女を見捨てて俺と戦うか。仮にも弱者救済を謳う呪術師が…後者を選ぶとは思えんがね。次は足か？腹か？彼女の苦痛をこれ以上大きくしたくないだろう？もしくは…彼女の友達を切り捨てるか？』
- 118二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 21:06:59
このレスは削除されています
- 119124/12/02(月) 21:08:32
- 120二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 22:48:22
お〜術の開示（説明）サンクス
絶対貴様の舌引っこ抜いてネギと一緒に炙ってやるからな - 121二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 23:40:32
大翔くんの術式色々悪いことできるからな…。どの程度人形を壊せば人が殺せるか何度も計測されたんだろうな…。
- 122二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:09:00
- 123二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 09:46:10
呪力消費を調べるためだから仕方がないね！何回連続で術式が使用可能なのか、術師本体の限界がどれくらいなのかも調べないとだから仕方がないね！
- 124二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 16:17:37
玉坂家の呪言師も舌に呪印あるのかな
- 125124/12/03(火) 19:42:21
- 126二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:42:50
ヱリカの安全を優先して一時降参
- 127二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 20:40:04
一か八か人形を破壊
- 128二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 21:23:45
刀を置き油断させ
領域展延で呪言を弾きつつ
大翔を失神させ彼とヱリカと共に一時離脱する - 129二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:20:01
領域展開『我身刀化』
一か八か、術式の拡張に挑戦
物質的なものだけでなく、思考の中にのみ存在する実物のない概念の切断を試みる - 130二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:27:04
- 131124/12/03(火) 23:20:24
- 132二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 08:08:06
攻撃はできないけど洗脳は可能、多分複雑な指示もできるけど格上にはあまり効かない…結構ピーキーな術式か？
- 133二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 08:25:46
なんにせよリスクのない選択肢はないよな…
現状かなり追い詰められている
美鶴さん達外の動きにも期待したい - 134二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 17:11:53
相性の問題もあるけど向こうもやり手だからな…。呪術研究会、厄介なメンバーが多すぎる
- 135124/12/04(水) 19:02:51
余談 各キャラの痛覚耐性（数値が高いほど痛みに慣れて鈍感、低いほど敏感）
鹿紫雲 dice1d100=78 (78)
柘植 dice1d100=79 (79)
霧子 dice1d100=89 (89)
炬 dice1d100=86 (86)
カザリ dice1d100=93 (93)
杏凪 dice1d100=55 (55)
佐藤錦 dice1d100=15 (15)
躑躅小路dice1d100=42 (42)
区長 dice1d100=64 (64)
三上 dice1d100=38 (38)
薫子 dice1d100=67 (67)
玄子 dice1d100=26 (26)
級津 dice1d100=7 (7)
辰巳 dice1d100=36 (36)
正宗 dice1d100=19 (19)
美鶴 dice1d100=5 (5)
琴 dice1d100=42 (42)
戒規 dice1d100=29 (29)
美夜 dice1d100=89 (89)
直投 dice1d100=7 (7)
真墨 dice1d100=48 (48)
霧藤馬 dice1d100=52 (52)
- 136二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 20:42:04
鹿紫雲組は軒並み痛覚麻痺してる…。そして直投さん意外に痛みに弱いのね。
- 137124/12/04(水) 22:59:36
『さあ、どうする？迷ってる時間は無いぞ』
「…分かったよ」
正宗は俯き刀を手放した。無防備になった彼を見て晃は満足気に頷く。
『…賢明な判断だ。では次は脳のガードを…』
「降伏するとは言ってねぇぞ」
『！？』
手から落ちた刀の柄が蹴り上げられ、油断していた晃目掛け矢のように刃が飛んで行く。呪力で強化された刀を弾くのは容易ではないと咄嗟に判断しギリギリで躱したものの、マスクに刃が掠り火花が散った。その隙を見逃さず正宗は大翔のもとへ駆け出した。
「言われた通り刀は手放したぜ！」
『コイツ…！クレマチス！！』
「間に合え…っ！！」
「何を…っ！」
「…ごめんな」
土人形の胴体を押し潰そうとする大翔の前に正宗が立ちはだかり、当身を食らわせる。指が人形に触れる寸前で意識を失い、どさりとその場に倒れ込んだ。土人形は床に落ちバラバラに砕け散る。
（やっぱり土人形は術師本人が破壊しないと効果は出ないみたいだな。そうでないならアイツが直接持ってりゃいい話だし…）
『クレマチスを無力化した程度で優位に立ったつもりか？得物を手放し手負い2人を庇いながらまだ勝てるとでも？』
「お前の呪言は対策できてる。俺はこのまま殴り合っても構わないぜ」
『ふっ…強がりだな。まぁ試してみるのも悪くはない…！』
（刀無しで本当にいけるか…？いや、やらなきゃコイツらが…！！）
- 138二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:59:46
- 139124/12/04(水) 23:46:09
「ま、正宗さん…！」
晃が襲い掛かろうとしたその時、ヱリカがか細い声をあげた。内部がひしゃげ青黒く染まった腕を必死に動かし震えながら手を床に押し当て、小さな体に走る鋭い痛みを耐えながらノブを握る形へと変える。
「ぐっ…うぅ…っ！！」
「ヱリカ！無理すんな！腕が折れてんだぞ！！」
「私は…大丈夫です…！！だから…！」
『まさか…！』
呪力が迸りヱリカを中心として床に『扉』が現れる。絶叫と共にノブが捻られると扉は大口を開け、黒々とした空間に3人を飲み込んだ。正宗は突如として消えた足場に驚愕するもすぐに冷静さを取り戻し、大翔を背負い気絶したヱリカを抱き寄せた。晃は落下していく3人を追おうと慌てて駆け寄るも一歩及ばず扉は閉じられてしまう。重々しい音と共に床は元に戻り、フロアには晃だけが取り残される。
『…クソッ、まダそんな力が残っテいたトは…。大方下のフロアに逃げタか…？いや、単に床ヲ通り抜けたようにも見えナカッた…。あの様子だとソウ遠くは行けないはずだが…』
刀が掠り故障したのか、マスクからは度々ノイズが走り音声も調子がおかしくなっている。晃はイライラした様子で携帯を弄りコールを鳴らした。
『はいはーい。こちら久留美〜。見事に逃げられちゃったね〜？クスクス』
『五月蝿い。そこまで分かっテいるなら説明は不要だろウ』
『逃げた3人をさっさと探せ、でしょ？分かってるって。私はそこらのボンクラとは違って優秀だからね〜』
『あーはいはい、優秀だナお前ハ（棒）』
『でしょ？そっちも精々頑張ってよね。この私が協力してあげてるんだから』
『つくづく厚かましい小娘ダナ…』
『あ、そだ。マスクさっさと交換したら？ノイズが混じって聞くに耐えないから。クスクス…！！』
『チッ…！切りやがっタ…。全く…態度と式神だけハデカい小娘ダ…』
- 140二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:24:11
明日香といい久留美といい呪術研究会の女性陣にしょっちゅう煽られたりしてそうだな晃…()
- 141二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 08:05:58
ヱリカちゃん君本当凄いな！！？
頑張れ正宗…！ - 142二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 15:41:23
現代だったら注射も嫌がりそう…
- 143二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 21:24:00
ストレス凄そう
- 144二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:57:30
玄子といい久留美といいクソガキ属性多いな…
- 145二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 09:25:41
すっごいうるさそう…（小並感）
- 146二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 17:59:14
霧子は分かるとしてカッシーと柘植くんも割と痛みに強いのね…。死滅回游で成長したんだなぁ（）
- 147二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 18:14:36
- 148二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 00:07:45
やっぱり痛いものは痛いもんね…
- 149二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 09:00:04
- 150二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 11:59:30
コンビ仲悪そう
- 151二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 20:19:02
保
- 152二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 21:15:03
特にカッシーは結構ボロボロになりがちだもんね…
- 153二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 23:58:29
- 154二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 01:02:22
- 155二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 10:41:44
痛みを感じるのが縛りになってたり？痛覚敏感な人は辛いのも無理そう
- 156二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 18:01:56
カザリが頭抜けて痛み耐性高いのはやっぱり呪霊だからかな
- 157二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 23:01:42
保守
- 158二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 00:16:16
これホスト規制かな…
- 159二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 01:31:50
- 160二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 09:52:24
キャラ多いし色んなコンビが見たい。トリオも面白そう
- 161124/12/09(月) 14:16:46
奈落-7
「ドクター〜。連れてきましたよっ…と」
手術用具が並べられた一室。明日香はそこに辰巳と琴を運び込んだ。部屋の中央には佐野が座っており、コーヒーを片手に資料を書いていた。ベッドに寝かされた2人を見て満足そうに微笑む。
「随分手こずったようですね」
「別に〜？アタシが不死身なの知ってるでしょ？こんくらいお遊びみたいなもんよ。ま、あとで血は補給しとこうかな」
「悠真君もご苦労様」
「…ありがとうございます」
大怪我を負っているにもかかわらずすぅすぅと穏やかな寝息を立てる辰巳。その額には紫色の呪印が怪しく光っている。佐野が頰に触れるが起きる気配は全く無い。
「ふふ、よく眠っていますね」
「これからドクターにバラされるってのに呑気なもんね。今頃幸せな夢に浸ってんでしょ」
「悠真君の術式の影響下にある者は皆『幸せな夢』を見る…この状態になった人間は精神的・肉体的に驚くほど平静な状態になる。たとえ頭を開けられようと四肢を切り取られようと肉体的は一切の苦痛を訴えなくなる…拒絶反応も無い非常に素晴らしい麻酔だよ、君の術式は」
「…ありがとうございます」
「ドクター〜。こっちの娘アタシが捌いてもいい？コイツの式神に興味があってさ」
「構いませんよ。今の私の興味は彼にありますから。悠真君は通常業務に戻ってください」
「…はい」
悠真が部屋から出ていくのを見送ると明日香は意地悪く笑った。
「ホント、馬鹿みたいにアタシらの命令に従うね！」
「良くも悪くも真面目だからねぇ…お陰で晃君の洗脳もよく効いたわけだが…」
「もしも洗脳解けたら絶対アタシら恨みそうだよねぇ」
「もし反逆してきても殺してはいけませんよ。彼の術式は本当に有用ですから。まぁ一応気の毒には思いますけどね。彼の身の上を考えると…」
「心にも思ってないことを。アイツの洗脳提案したのドクターじゃん」
「ふふ、そうでしたね」 - 162124/12/09(月) 14:36:56
「んじゃこの娘貰ってくねぇ。食事と着替え済ませたら掻っ捌こうっと。寄生タイプならやっぱ蟲みたく腹ん中にいるかな？楽しみ〜！」
琴を連れて明日香も退出する。静まり返った部屋には佐野と眠る辰巳だけが残された。コーヒーを置き、眼鏡を光らせながら資料をペラペラとめくりパソコンに映し出された映像にも目を通す。
「明日香君の話と戦闘の映像から考えると加茂家の血筋であることは確か…御三家を解剖するのは初めてですねぇ…。それに今はカラフルな髪色ですが赤血操術を使用する際には髪が赤く染まっていた…実に興味深い！！おっと、明日香君のメスで傷がついていましたね。失血死する前に手当てしておかなければ…」
制服のボタンを開け血塗れのシャツを捲り上げる。傷だらけの胸部を予想していた佐野は目を丸くした。10本ものメスが深々と突き刺さっていたにもかかわらず、顕になった薄い胸にはほとんど傷が見られなかった。よく見ると現在進行形で傷が修復されている。
「反転術式…？無意識下でも使えるのか…？もしくは肉体が反射的に？ふふふ、面白いですねぇ…彼の脳構造を調べれば反転術式の秘密も解けるかもしれませんね」
タブレットにメモを取ると手術用具を並べ白衣を新調する。その目には抑えきれない好奇の色が浮かんでいた。
「呪術において他よりも優秀な御三家の脳構造を解明すれば更なる呪力の深淵に辿り着けるはず…！人類の更なる進歩に、科学の飛躍にまた一つ近づける…！！我々の悲願、人類史の新たな1ページはもう少しだ…」
- 163二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 16:29:05
辰巳くんの髪色は白に戻ったんじゃなかったっけ？
- 164二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 17:13:53
これ……爺様出てこねぇべか?
- 165二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 19:46:40
元々白っていうか虹色じゃなかったっけ？
- 166二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 21:32:44
区長の人外魔境参戦IFを書きたいけど文章力もキャラエミュ制度も高くないから出来ねえ
- 167二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 00:04:03
頑張れ！！
- 168二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 10:09:29
保守
- 169二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 12:06:00
赤血と反転使えるから虎杖から肉体耐久値抜いたくらいにはタフだな辰巳くん
- 170124/12/10(火) 19:33:11
京都近郊、羂索邸（旧加茂総本家）。宿儺を始めとする一派が根城とするこの広い邸宅には使用人と呼べる人物は数えるほどしかいない。辰巳の姉・美穂は羂索の襲撃の数少ない生存者で裏梅の下で雑用をこなしている。機嫌を損なえば家族のように簡単に殺されてしまう…気の休まることのない生活に疲労が蓄積し目には深い隈が浮かんでいた。
「おい。手が止まっているぞ」
「は、はい！すいません…」
「全く…」
叱責はされるものの今の所は殺される気配は無い…「今の所は」だが。いつ用済みとして始末されてもおかしくはない。いっそ自分も家族の元へ行きたいのだが、自死すら許されない。
（どうして私だけ…。父様も、母様も、霧江も死んだのに…。そういえば辰巳はどうしているかしら…もしかして渋谷の事件で…）
「おい！」
「す、すいません！」
「これ以上私を苛立たせるなよ」
最近はやたらと辰巳のことが頭に浮かぶ。あれだけ疎ましかった忌子だが、いまやただ1人の肉親かもしれない。散々な扱いをしておいて都合の良い話であることは自分でも分かっている。それでも…
「うん、腕を上げたねぇ美穂。下げていいよ」
「承知いたしました…」
「あ、そうだ」
「？」
食事を終えた羂索の膳を持ち部屋を出ようとした美穂を呼び止める。羂索が差し出した写真を見て彼女の目が丸くなった。
「辰巳…！？」
「どうやら彼、渋谷を生き延びたみたいだよ。悪運が強いのは君とお揃いだね」
「い、今辰巳はどこに…」
「さぁ？どうやら死滅回游に参加してるみたいだけど…ふむ、とりあえず今の所は生きてるみたいだよ良かったね」
「ああ…！」
（ま、回游参加者はどうせ全員殺すんだけどね） - 171124/12/10(火) 20:15:31
「ふんふんふ〜ん♪お、結構減ってきたね…」
コガネの泳者一覧を見て羂索は満足気に微笑む。死滅回游に参加した数千人の泳者達は追加分も含めて大きく数を減らし、強豪泳者ばかりが名を連ねている。
「逃げ出した泳者も順調に狩られてるみたいだね。現代の呪詛師もそこそこ役に立つね」
「おい、呪術研究会から連絡が来ているぞ」
「あだっ！ちょっと、もっと丁重に扱いなよ〜」
裏梅が乱暴に部屋の襖を開け電報を投げつける。悪態を吐きながらも笑みは崩さず、やや痛む額を抑えながら内容を確認した。
「…呪具が間も無く完成するから受け取りに来て欲しい、と。そして脳改造研究の進捗…」
「やり取りの回数が他の組織と比べて多いな。そこまで仲が良いのか？」
「まぁそれなりにね。同じ研究の道を行く者として保守派よりは好感度が高いよ。佐野くんとは2代に渡っての付き合いだし…それにここだけの話、彼らの研究している脳改造手術は死滅回游のメインプランだったんだよ」
「…それは初耳だな」
「お、気になった？続き聞きたい？」
「別に」
「そこは聞いてよ〜！」
「私は宿儺様の風呂の準備があるからな」
「ちょっとくらいいいじゃんかぁ〜！」
「五月蝿い黙れ離れろ」
「万は宿儺の話ばっかだし美穂に話したってしょうがないんだよ〜」
「知るか離れろ」
- 172124/12/10(火) 21:01:04
「死滅回游の仕組み自体は結構前から思いついてはいたんだけどね、参加者を揃えるのに難儀してたんだ。契約した術師は数百人程度だし、呪霊は投入しても大した呪力は生んでくれない。数合わせのためにはもっと多くの術師が必要だったんだ」
（勝手に話し始めた…）
「佐野くんの父親に出会ったのは戦時中だったかな。彼は軍の下で術師の研究をしててそこで人間の脳と呪力の繋がりについての仮説を立てていた。脳に関する術式持ちってこともあって私は早々に目をつけててね、手を組むことにしたんだ。それを母体とした呪術研究会ともね。脳を弄ることで非術師を術師に改造し、泳者を一気に揃えるつもりだったんだけど安定した術師の製造にはまだまだ未成熟な部分も多くてね。本当だったらもう少し技術が成長するのを待つつもりだったんだ。ただ想定外の事態が立て続けに起こってね」
「天元の同化失敗か」
「そう。10年前の伏黒甚爾による星漿体暗殺による天元の同化失敗…呪力0の天与呪縛により因果が壊された。このチャンスを逃す手は無い…計画を繰り上げる必要が出たんだ。それに続いて獄門疆の発見、夏油傑の肉体の入手…正に千載一遇のチャンスってやつだね。あとは脳改造技術の完成だけだった。ある程度実用できる段階まで来てたんだけどね。それ以上に効率の良い方法を見つけちゃったのさ」
「…真人か」
「正解！魂の形を変えることで手術よりも素早く、同時に人を改造できる…そんなわけで呪術研究会の脳改造プランは廃案になったのさ。残念だけどね」
「それなら晴を使えば良かっただろう」
「だって晴が記憶取り戻す確証が無かったし？なんか勝手に動き回って下手に接触できなかったんだよ」
「呪術研究会はまだ脳改造について研究を続けているみたいだが…」
「まぁそれは彼らの勝手でしょ。私が研究止める権利無いし。上手くいったらそれはそれで面白いからね」
「相変わらず適当な奴だな。話は終わったか？さっさと離れろ」
「チェ〜ッ、つれないなぁ」
「私は貴様と違って忙しいのだ」
「私も暇じゃ無いんだけど…」
- 173124/12/10(火) 23:36:19
「そういえば前に言っていた『不死』の術式持ちはどうした？まだ生きているようだが…」
「あー…あれはちょっと様子見かな。想像以上に手こずっちゃってねぇ。諸々片付いたら改めて処理に向かうよ」
「要は逃げられたのか？」
「まぁね。コガネに登録されてない泳者の補足は若干面倒だからねぇ。それに向こうは逃げの一手だったし呪霊との相性が良く無かったかな。ま、次は確実に仕留めるよ。あとは…」
コガネのディスプレイをなぞる。その指先がある一点で静止した。そこに書かれた名前は『三上渡』。
「コイツは？」
「無為転変使い。真人ほどじゃないが放っておけば厄介だろう？並の呪詛師じゃ相手にならないだろうね。でも私や裏梅、まして宿儺を派遣するわけにもいかないから隠し球を使うことにしたんだ」
「…（興味無し）」
「ねぇたまには話に食い付いてくれない？流石に私1人で喋り続けるの寂しいんだけど」
「忙しいと何度言えば分かる！早くこの手をどけろ！！」
「呪術研究会とT大病院、ついでに私で前にクローンの研究をしてね、完成品は2体だけだったんだけど…その内1体が中々良さげな性能しててね」
「もう私は行くぞ」
「あっちょっ…ちぇ、少しくらい付き合ってくれてもいいじゃないか。…そんなに期待はしてないけどね、どんなものかは見てみたいじゃないか」
掌の上には透き通った玉に変化した天元が浮かんでいる。それを見つめる羂索の目はどこか遠くを見ているようだった。
「…まさか2人目の『不死』の術式を持つ者が現れるとはね。それもお前が私の手中に収まるのと同時に…これも何かの因果かな。運命とやらのささやかな抵抗かな？くだらないね。因果とやらに縛られているお前とは違う…私は自らの意思で道を拓いてみせるよ」
- 174二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 08:29:17
羂索の事だ
幾つもの計画と可能性を散りばめながら行動してきたのでだろう
さらにアドリブ力も高いのがマジで厄介だ
そして奇跡の様なチャンスが訪れた
しかしそれは貴様だけではない
時を超え、立場を超え、集いつつあるぞ
貴様を落とす『星』達が - 175二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 14:13:52
マジで甚爾がイレギュラーなんだな…
- 176二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 17:21:18
甚爾がトリックスターすぎる
- 177二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 21:24:03
そういや羂索はどうやって獄門疆を見つけたんだろうな。天元が裏隠して気配を悟られないようにしてたみたいだけど。
- 178二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 06:24:27
保
- 179124/12/12(木) 13:00:09
- 180二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 16:13:48
そういやファンパレで朧絶が真人にやられてたからやっぱり無為転変って呪霊にも有効なんだな。
- 181二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 16:54:43
パスワードは「naraka」のようです
- 182二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 23:03:47
こういう設定ワクワクするよね
しかしあくまでもフィクションであって欲しいものである… - 183二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 09:19:20
- 184二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 16:50:41
辰巳くん側にもそれなりに情はあるっぽいけど、その前に美穂さん死なないよね…？
- 185124/12/13(金) 22:13:25
「痛てて…っ。ここ、どこだ…？」
正宗は暗闇の中で目を覚ました。先刻晃から逃げ出すためにヱリカは術式を使い3人をどこかに飛ばした…そこまでは覚えている。段々と目が慣れ辺りが認識できるようになる。どうやらどこかの通路のようだ。床や天井には何本ものパイプが走り低い唸り声を立てている。壁に描かれた左矢印には「病棟」と書かれていた。
「…施設から出たわけじゃなさそうだな。それより、ヱリカは…」
周囲を見回し、ヱリカと大翔を探す。2人はすぐ側で倒れており、どうやら気絶しているようだった。
「ヱリカ…あの状態で術式を使うとは大した根性だ。凄えよ。だがこの腕…早く手当てしないとヤバそうだな。そんでこっちは…っと」
制服を破いて簡単なギプスを作りヱリカの腕を保護する。更に残った布で大翔を拘束した。いくら彼女の友人と言えど洗脳状態、目覚めたら何をしでかすか分からない。対処法が分からない間は身動きを封じるのが得策だろう。状況を確認しようと通信機を起動するが上手く繋がらない。電波が悪いのか、あるいは地下なのか。それとも…。嫌な想像が一瞬頭をよぎる。
（クソッ。状況が悪いな…。辰巳と琴は無事か？救出プランの要だったヱリカも負傷…俺のせいだ。あの時アイツを仕留められていれば…）
暗く冷たい空気がどんどん気分を落ち込ませる。このままではいけない。正宗は自分の頬をピシャリと叩いて喝を入れた。
（いや！ここで落ち込んでたってしょうがねぇ。やることは変わってない。呪術研究会の連中を全員ぶちのめせば万事解決、今やれることをやるだけだ！！）
「う、ぅん…ここは…？痛っ！」
「起きたか。腕は動かすなよ。お前の友達は…少しの間縛らせてもらう。洗脳が解けるまでな」
「大翔くん…。正宗さん、大翔くん元に戻りますよね？」
「ああ。戻るよ、絶対。ちょっと休んだら進もう。ずっとここにいるわけにもいかないからな」 - 186124/12/13(金) 22:33:56
裏設定の裏設定
当時の呪術界上層部は術師の方が優位であり日本を真に支えている、日本を守護しているのは自分達だという意識があったため軍部とは対立気味だった。そのため軍の研究や徴兵には非協力的、下手すれば軍上層部が皆殺しにされる恐れがあったため最終的に不干渉に。また当時の呪術師人口がそもそも少なかったこと＋戦争によるストレスで国内に呪霊が大量発生しその対処に追われたことも理由に挙げられる。上層部は国内に攻め込まれない限りは腰を上げるつもりはなかったのだろう。結果として軍部は呪術界からのアウトローである研究者達を頼り術師量産を目論んだ。が、当時の技術力では満足のいく成果は出せずそのまま終戦、という流れ。後に戦時下で行われた数々の非人道的な実験が上層部に知れ（術師優位の社会を守る意味でも）指名手配されるのは別の話。
ちなみに上層部に協力していたころの佐野博士は偽名＋偽造の身分証明書を使い別人として活動していました。
- 187124/12/13(金) 23:38:03
「〜♪」
閉め切られた一室。中央の手術台には手術着に着替えさせられた辰巳が乗せられている。穏やかに寝息を立て起きる気配は微塵も無い。佐野はマスクを付け直し、道具を並べ準備を整える。
「よし…バイタルは正常、脳波にも異常無し。大丈夫、夢を見ている間に全て終わりますからね。何も痛くはありませんよ。脳を開けられても、少し切り取られても、何も感じることは無いんですから」
「すぅ、すぅ…」
「…いい子です。それでは、手術を始めましょうか」
頭を固定し、マーカーを付けて切開の目印にする。専用の器具で頭を開けるのだ。待つ手が震える。佐野が興奮を抑えられていないのは彼の目を見れば明らかだった。
「さぁ、開けますよ…！！」
銀色の刃が額に迫る。辰巳の薄い肌に切先が触れようとしたその時。今まで重く閉じられていた辰巳の目がカッと見開かれた。佐野は驚きで器具を落とし思わず後ろに下がってしまう。彼を見据える辰巳の目はどこか冷たく、とても17の少年のものとは思えない。その違和感に佐野の背筋が一瞬凍りつく。
「目覚めた…のですか？まさか悠真君の術式に不十分な点が…？」
「…頭を開けられるのはもう御免でね」
辰巳はそう呟くと髪の毛を紅く染め上げ、勢いよく固定器具を破壊した。むくりと起き上がり出口へと一目散に駆け出す。一瞬の出来事に呆気に取られていたが佐野はすぐに冷静さを取り戻す。原因は分からないが貴重な被験体を逃すわけにはいかない。ドアに伸びる辰巳の手を目掛け懐から取り出したメスを投げつけるが、振り返りざまに弾かれ扉をこじ開けられてしまう。
「油断しました…まさか夢印を突破するとは！しかし、あの妙な気配は一体…。いや、まずは被験体の確保が先…！！明日香君にまた捕まえて貰えば良いだけの話、今度はもっと頑丈に拘束しなければ…！！」
手術着、裸足のまま辰巳は廊下を疾走し、取り押さえようと駆けつけた一般職員を次々に投げ飛ばしていく。
「全く…世話の焼ける子だ」
- 188二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 23:48:26
出てきた！のりとし(悪で真)の方！！
- 189二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 00:40:27
ついに爺様が出てきたか…
今まで間接的な出番はあったものの本格的な登場は初だな - 190二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 10:22:30
保守
- 191124/12/14(土) 10:26:30
ちなみに辰巳くん家は加茂の分家筋ですが本家から分かれたのは大正辺り。そのため憲倫の血が流れているのですが…
憲倫が子供を作ったのは…dice1d2=1 (1)
1、羂索乗っ取り前
2、羂索乗っ取り後
- 192二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 18:54:41
羂索「肉体共有してたし憲紀くんも辰巳くんも私の子孫ってことだよね？」
- 193124/12/14(土) 22:48:30
一方で塚原家。瞳やサヱは研究所から送られてきた大量の人員の世話に奔走していた。美鶴は辰巳や正宗から送られてきたデータを処理しつつ誰かと話しているようだ。
「…はい。というわけでお忙しいところ申し訳ないのですが…」
「やれやれ、美鶴さんも大忙しだねぇ」
「想像以上に大きなヤマみたいですね。正ちゃん、琴ちゃん、それに辰巳くん…みんな無事だといいんだけど。『千里眼』を使おうにもてんやわんやで…」
「あの子達はきっと大丈夫だよ。私達は私達の役割を果たしましょ」
「そうですね」
携帯をしまい美鶴は大きく溜息をついて目を閉じる。最後の扉越しの邂逅以来辰巳からも正宗からも連絡は来ていない。『蕾』…術師化改造の被害者達の転送も止まっている。何かあったのだろうか。呪詛師団体のアジトに潜入している以上何もないわけが無いが…彼らに万が一のことがあれば、と考えてしまう。職業柄この手の不安はいつものことだが、いつまで経っても慣れることは無い。戦闘能力の無い自分はどうしても蚊帳の外になり見守ることしかできない。それでも…
「…やれることをやらないと、ですよね。学生が命を賭けて戦っている。私は大人としてできる限りのサポートをしないと…。大丈夫、みんなはきっと無事。私は信じて連絡を待つ…！」
首元のロザリオを握りしめ自分を勇気づける。自分の役割は後方支援。高専と現場を繋ぎ迅速に情報を整理する。解析済みのデータを高専に送り、研究所のネットワークにハッキングを仕掛けようとしたその時。
『…もしもし？』
- 194124/12/14(土) 23:11:30
美鶴の耳についた通信機から聞き覚えのある声がする。発信源は辰巳に渡した通信機。
「辰巳さん？状況はどうなっていますか？」
『万事順調です。恐らくあと数時間で片付くかと』
「…？他の皆さんは無事なんですよね？」
『はい。全員無事です。救出した人達は後でまとめて送ります。そちらは何か進展はありましたか？』
「そうですね…送っていただいたデータは高専に転送しました。それと、今増援を申請しました。すぐに合流できると思います」
『そうですか…。あぁそうだ、こちらから一つ伝えたいことが』
「何でしょう？」
『よく聞いてくださいね。…』
「ふぅ、ひとまず落ち着いてきたし美鶴さんに一室使ってもらおうかしら。車の中で作業し続けだと体に悪いでしょうし…あら？」
瞳が玄関の戸を潜るのと同時に、美鶴の車にエンジンがかかる。運転席の彼女の顔はよく見えないが、何か急ぎの用でもあるのだろうか。事情を聞く間も無く車は急発進しどこかへ走っていってしまった。
「行っちゃった…。お茶の一杯でもご馳走できればよかったんだけど…」
「のう炬、今日も呪詛師狩りじゃなかったのか？」
「一旦中止だ。至急現場に向かうぞ」
「これは…昨日辰巳達が調べるって言っとった所じゃのう。何かあったのか？」
「さぁな。だが話した時の美鶴のあの感じ…結構ヤバいかもしれない」
「ふむ…大事無いと良いんじゃが…」
- 195124/12/14(土) 23:15:07
「ん？そういえば炬、儂らどうやって行くんじゃ？千葉じゃなかったか？」
「そういや補助監督もほとんど連絡係で出払ってるか…。さて、どうするか…」
炬・カザリコンビの移動手段 dice1d6=3 (3)
1、炬のバイク
2、炬の自家用車
3、公共交通手段
4、高専の車
5、自転車
6、カザリの術式
- 196124/12/14(土) 23:21:55
- 197124/12/14(土) 23:23:26
奈落編は番外編で寄り道的な話なのでなるべく早く畳んで本編に戻りたい…けど年末やら大学やらで忙しくて進むの遅くなると思います。すいません。
- 198二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:42:53
乙です
爺様始動
奈落を駈ける
みんな踏ん張り所やで…！ - 199二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 10:41:58
埋め！
- 200二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 10:42:17
裏梅