- 1二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:30:47
- 2二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:32:09
前スレです
ここだけちょっと奇行が多いモモイ【微ホラー?】⑧|あにまん掲示板スレ主ですまったりいきましょ唐突に大きな音で拍手したり、見慣れた学校で何故か迷ってたらいつのまにか後ろにいて手を引いてきたり、塩をいつも持ち歩いて仲のいい人にも偶にその塩をかけてくる教室のすみに岩塩を…bbs.animanch.com初代です
ここだけちょっと奇行が多いモモイ【微ホラー?】|あにまん掲示板唐突に大きな音で拍手したり、見慣れた学校で何故か迷ってたらいつのまにか後ろにいて手を引いてきたり、塩をいつも持ち歩いて仲のいい人にも偶にその塩をかけてくる教室のすみに岩塩を投げつけたりもするそれ以外の…bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:32:22
立て乙
- 4二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:34:55
乙、このスレも減速してるとはいえ大分遠いところまで来たなぁ
- 5二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:35:19
立て乙
- 6二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:37:06
盾乙ー
- 7二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:37:18
おつおつやで
- 8二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:38:13
最近ダンダダンを読み始めた俺…快晴やデスモモイの様な味方怪異が好きになりつつある
- 9二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:39:48
快晴「暗闇からサラバ♪」
- 10二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:40:00
立て乙10
- 11パンドラボックスの人24/11/27(水) 18:11:12
ホントに、思ったよりも長くなりましたね・・・
引き続き物語を書かねば - 12二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:43:52
念の為保守
- 13パンドラボックスの人24/11/27(水) 23:05:06
前スレ183
ミドリが「どうして…」と呟くと何かを察したカンナは明らかに無理に笑顔を作った
「安いもんだ、私の『一時間』くらい…みんな無事ならな」
疲弊した顔の中に覚悟を見たミドリはそれ以上何も言えなかった
一方デスモモイにめった刺しにされてなお、立ち上がった『災厄の狐』を見てサキは思わず叫んだ
「三箇所の刺し傷だぞ!?普通でも確実に死んでるはずだろう!?」
そこをモモイが抑えた
「いや、『偽りの尻尾』の本数が減ってる…!着実にダメージは蓄積してるよ!」
言われてみると、『災厄の狐』の半透明な尻尾が三本消失していた
「と言うことは少なくとも今の流れを後二回やらなきゃいけないのか…!」
そこに会話にカンナが入ってきた
「心配はいらない、『コツ』を掴んだ。指示に従ってくれると助かる」
「…RABBIT2、了解」
ヴァルキューレ生の射撃は絶え間なく続いているが、『災厄の狐』はそれでは怯まない。
デスモモイやキリノ、フブキを警戒しているためか、頻度は少ないが、ライフルによる射撃で確実に一般生徒を撃ちぬいて数を減らしてくる
時間をかけ過ぎればなおさら不利だ
「どうした『ワカモ』?先ほどまでの雷とかは使わないのか?」
サキが明らかに挑発した瞬間『災厄の狐』がそっちを向いた
その『仮面』に容赦なくサキが銃弾を撃ち込む
明らかに怯んだ『災厄の狐』相手にキリノの『セミショットガンキック』の追撃が入り、引き続きフブキのロケット弾が直撃する
そこからはデスモモイの三回の滅多刺しが決まり再び仕切り直しになった
「…ほんとにスムーズにいったな」
「ああ、そうか…『災厄の狐』として存在を維持するなら、『ワカモ』って呼ばれるのは不都合だからか!」
"じゃあ明らかに強さが違うのは…"
「認識も変わりつつあって、『災厄の狐』としてはデバフが効いてるようなものってことだね!」
"では、このままフィナーレと行こうか" - 14二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 07:31:01
保守
- 15二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:22:15
ミレニアム**不思議
No.M-MMI78-01「メカモモイ」
危険度:D(SS〜D)
モモイ判定:い、いろいろツッコミどころが多い……。
概要:当該物件はミレニアムサイエンススクールのエンジニア部及びロボット研究会及び才羽モモイファンクラブなど12の団体によって作られた全長143cm、重さ105kgの人型ロボットです。
見た目は才羽モモイに似せようとした努力が伺えますが、体表は金属剥き出しのメタリックシルバーで目が光り、指からマシンガンを撃つなど才羽モモイには全く似ていません。
当該物件の異常性は、当該怪異の機能の一つである遠隔映像受信機能を用いたときに発動します。これは、頭部に備え付けられた高性能カメラの映像を別端末で確認出来るものですが、そこに「梔子ユメ」「首の無いまま歩行する学生」「【閲覧規制】」などが映っていたことで異常性が発覚しました。当該物件は怪異を撮影する能力を持っています。
この異常性を持った理由として、ジェームズ・フレイザーの定義した「類感呪術」が挙げられます。これは類似するものは互いに影響し合うというもので、代表例として丑の刻参りがあります。つまり今回の事例では、怪異を見ることのできる才羽モモイに類似した当該怪異は、才羽モモイに影響されて怪異を見ることが出来るようになったと言えます。
現在、当該怪異は才羽モモイファンクラブのご神体として祀られています。 - 16二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 17:50:19
新しい怪異を作るな…
- 17二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 21:35:22
ミレニアム隕九※繧九h不思議
No. 縺壹▲縺ィ隕九※繧九h「隕ウ貂ャ閠」
危険度 無(SSS)
モモイ判定:他のみんなには害がないから一応大丈夫だよ。
ただ部屋でもずっと視線を感じたらすぐに相談にきてね。
概要:気に入った相手をずっと見続ける怪異で普通ではあれば視線を感じる以外の変化はありません。
ただ観測者の『お気に入り』への愛が天元突破した場合は観測者の世界に引き摺り込まれます。
両者間で話をつけなければいけない上に下手をしたらこちらの世界に干渉し始める「蟷イ貂芽?」へ変化する場合もあるため注意が必要です。
モモイについていた隕ウ貂ャ閠は今は蟷イ貂芽?に変化した後に暫定ゲーム開発部化していますがモモイが例外なので注意してください。 - 18二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 07:41:06
怖い怖い怖い、今までふざけた怪異紹介が続いてたのに急にこないで…
- 19二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 15:54:26
怪異を創れるエンジニア…
- 20二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 20:40:21
「です私天ぷら私メカ私!ここはインペリアルクロスで攻めるよ!」
「ok.」
「サクサク!」
「疑問、インペリアルクロスをするに人数が足りません、いかがいたしましょうか。」
「中央はアリスが担当する!」
「わかりました。モモイ部隊、勇者に続いてください!」
「突撃いいいい!」
「何これ…。」 - 21二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 22:00:15
あれ、モモイサクサク(?)もいるんだっけ。
どの編で出てきたか忘れちゃったなぁ。 - 22二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 07:15:39
- 23二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 15:17:48
そのうちエンジニア部が作った事務作業補佐ユウカロボ作ったら七色に光始めて怪異認定されそう
- 24二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 19:47:47
- 25二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:26:56
怪異に対して近い生徒故に、様々な人の噂が飛び交って、モモイに扮した怪異も増えていく……割と道理かもしれない…
- 26二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 08:41:12
⭐︎
- 27パンドラボックスの人24/12/01(日) 12:11:46
ふらりと立ち上がる『災厄の狐』は明らかに肩で息をしている。半透明な尻尾は残り二本で、本来の尻尾も見え始めた
「さっきまでの勢いはどうした?『ワカモ』」
先ほどと同じようにサキが挑発する。その返事は銃弾だった。それは頭を狙った一撃でかろうじてヘルメットで跳弾する
「うわぁ!狙いが速すぎる!」
そのころにはキリノとデスモモイがはさみうちの形をとっており、これが通ればまたフブキがロケランを撃てるはずだった
『災厄の狐』はキリノの蹴りを蹴り返し反対の腕でデスモモイに銃剣で斬りかかる。デスモモイが持ってる包丁は一本だけで受けるしかなかった
「これでも足りないのか!」
その状況を見たカンナは包丁を持ってがら空きになった『災厄の狐』の腹部を目指して刺しに行った
聞きそびれていたが、あの白い奴と同一のものと見て同じ効力があると言う推定は立っていた
それには流石に対処しきれず七本目の包丁が『災厄の狐』に刺さり、苦しそうな呻き声が聞こえる
全員がすぐさま離れ、フブキのロケランが足元に放たれる。
しかしそれを見た『災厄の狐』はロケット弾を『蹴り上げた』。華麗なサマーソルトキックだった
「そりゃないよぉ!?」
ロケット弾はあらぬ方向に跳び、屋上の柵付近で爆発した
最初から強かったが、こちらの対策も確実に対策してくる相手に、戦闘員たちは疲労の色を隠せない
"流石に強いね、ワカモは"
先生は冷や汗こそ垂らしているものの、冷静に『状況』をみていた
フブキの持ってるロケランは四発入り、次弾が最後で次は外せない。最初は対応できてなかったキリノの蹴りにも対応し始めてきた
デスモモイの包丁は『災厄の狐』に七本刺さっていて残り一本しかない
普通の銃弾は相変わらず効いているように見えない。しかし例外があるとすれば…
"ミドリ、サキ、仮面を狙って。他の人はそれの援護。『仮面を外そう』"
- 28二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:52:08
保守
- 29二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 23:24:42
スランビア※※不思議
No3112「モモイテーマパーク」
危険度 A
モモイ評「そもそもスランビア自体危険な怪異のるつぼだし素人が行くべき場所じゃないよ。
っていうかまた私そっくりの怪異が増えてるし…しかも沢山。」
本怪異は廃棄された遊園地、スランビアを探索中に迷い込むことがある空間です。
本怪異は施設の運営、飲食店の販売、アトラクションで遊ぶ客全てが
自動で動く多数のモモイ人形によって運営されている遊園地です。
このモモイ人形たちは電源のようなものが見受けられない怪異的な力で動いているようです。
この遊園地を探索したり遊んだりする分にはモモに人形は害意を与えてきません。
しかし人形を連れ去ろうとしたり、暴れて施設を破壊したりすると
全てのモモイ人形が敵意むき出して襲ってきます。
そのあとはボロボロにされてスランビアの入り口に放り出されたとか、
どこかに連れ去られてモモイ人形にされてしまったとか噂されてますが真相は明らかになっていません。
返る時は出入り口からでていけば普通に帰れるようです。
因みに入場料は無料施設のチケットは平均500円、一押しはモモまんだそうです。
追記:
できたよ!1分の1モモイ人形テーマパーク!!|あにまん掲示板よくわかんないけど私の愛娘たちであるモモイ人形が意思を持ったし、せっかくだから廃遊園地を買ってテーマパーク…そう!モモイランドを作ってみたよ!!老朽化していたアトラクションはエンジニア部の協力の元復旧…bbs.animanch.comこの怪異を生み出すきっかけになったと思われる生徒の書き込みが確認されました。
しかしミレニアム生と思われるこの生徒の存在は確認できず、掲示板に書き込まれていた関係者も
こんなことをした記憶がないようです。
モモイ曰く「これは別の世界のキヴォトスからの書き込みかもね」との事。
- 30二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 23:56:56
前々スレ93の続きです
トリニティ校舎内・廊下ーー
「なんかすっごい視線を感じる…!私の顔になんか付いてたりする!?」
「多分私が居るからだと思うわ…ゲヘナ生だし風紀委員長が突然来たら何事かと思うでしょうね。」
「いやいやヒナちゃんそれきっと関係ないよ〜?エデン条約からもうかなり経つんだしさぁ?ゲヘナがーとかそういうのじゃないって。」
「すみませんヒナさん!決してそういうわけではないと思うのですが…ここは私が生徒一人一人に説明を!」
「サクラコさん今はやめておいた方がいいかと…何となくですが誤解が加速しそうです。」
「うぅ…ミ、ミネさん…。」
モモイとミネを先頭にその後ろにヒナとホシノが、最後尾にサクラコが居る形で廊下を進んでいた。モモイ達怪異対策部が目を引いているのは確かだがその興味は当然モモイだ。
「救護騎士団の団長さんに案内されてるあの子は一体…。」
「ゲヘナの風紀委員長とサクラコ様を引き連れてるあの子は一体何者なんですの…?」
「確か風紀委員長の隣に居るのってアビドスの…。」
救護騎士団とシスターフッドの長、ゲヘナ風紀委員長とアビドス生徒会を引き連れた謎の桃色猫耳娘がとんでもない大物なのではないかという噂が一人歩きするのはこの時の怪異対策部はまだ知らない。 - 31二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 23:58:50
ーーとある大きな扉の前に来るとミネが歩みを止め対策部に向き直る。その顔はやや険しくヒナ達も少し背筋を伸ばす。モモイはじっと扉を見る。扉というより扉の向こうの何かを感じているのだろうかふっと息を吐いた。
「こちらに皆さん…件の廃屋に向かった補習授業部とミカさん…ティーパーティーのお二人も居ます。正直私は何がなんだか…とにかく私も手伝える事があれば申し付けて下さい。」
「ありがと団長さん!大丈夫、何とかなるからね。」
「…頼もしいですね。それでは参りましょうか。」
ミネがノックをしようとした瞬間、扉が開いて百合園セイアその人が皆を迎えた。
「やぁ、待っていたよ怪異対策部の皆。中に入っーー
セイアは戸惑う。そのセイアを見てミネも戸惑う。対策部が一斉に扉を見て固まっている。扉、というより、開いた際に生じた隙間を見ている。
「この感じ、3人も視えてるんだね?《隠す気》無しって事かぁ…ヒナさんリュックから塩取って欲しいかな。団長さんとセイアさん、動かずに私を見てて?」
「えぇ、いいけど…私達に視えてるって事は中の人達は無事なのこれ…?」
「うへ…おじさんあまりの光景に思わず撃ちそうになったよ…危ない危ない…。」
「セイアさんミネさん…どうか、今は動かずモモイさんの指示に従って下さい…!」
「興味本位で聞いてもいいかな?一体何が起こっているんだい?いや、君達には何が視えているんだい?」
「まー、言っても言いかな。うんとね、セイアさんかが扉を開けた瞬間に隙間から腕がわらわら〜って出てきて、近くにいる二人を掴んだり巻き付いたりーー」
淡々と説明するモモイに聞かなければ良かったと思う程の状況と自分達はそんな事になっているのかと身体に視線を向けても何も視えない。セイアとミネは顔を見合わせこの時ばかりはすごく今すぐに帰りたくなったと、2人の心の中の意見が一致した所でヒナから受け取った塩の袋に手を突っ込んだモモイが見えた2人は何が起こるかすぐに理解し目を瞑ったーー
- 32二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 01:20:25
対怪異に関しては間違いなく大物だよね。
- 33二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 08:13:14
ほ
- 34二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 14:24:11
塩投げる気だ!!
- 35二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 14:30:53
いけっ!ソルトスプラッシュ!!
- 36二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 16:53:45
保守
- 37二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 22:42:08
⭐︎
- 38二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 06:03:30
ほ
- 39二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 06:52:39
無数の腕に絡まれるとは、またシンプルに怖いやつが来たな。
- 40パンドラボックスの人24/12/03(火) 12:29:38
次は外せない。プレッシャーでへなへなになりそうになるのをこらえて、重たいロケットランチャーを構えなおすフブキ
火事だけでも災難だと思っていたが、なぜ私が『ワカモ』と対峙しなければならないのだろうか
SRTが全員居れば任せても良かったかもしれんが、あいにく先ほど三人がヘリごと落ちて行ってしまった
対する『ワカモ』はあともうちょいではあるのだろうが、厄介さは跳ね上がっていた
単純に照準で捉えても、そのまま撃つだけでは対処されてしまうことが分かってしまった
「どうしてこんなことに…めんどくさい~…めんどくさいから…必ず決めるよ…!」
ミドリとサキは『ワカモ』の頭…もっと言うなら仮面を狙っていた
そうすることで、『ワカモ』が仮面を腕で守り、隙がほんの少し増えているからだ
その隙にキリノとデスモモイが間合いを詰める
あらぬ方向に逃げられないようにヴァルキューレ生徒たちが包囲する
先生、カンナ、モモイは不測の事態に対処できるように状況を見ていた
全員が『ワカモ』を止める事に集中をしている最中、ミドリとサキの銃弾がほぼ同時に仮面に着弾し、『ワカモ』が怯む
「セミショットガンキック!」相変わらずセミショットガンは撃たないものの、本人の言うようにいちいちセミショを構えなおしている後は勢いが増してるので必須なのだろう
勢いがついた蹴りを喰らいふらつく『ワカモ』に足元に撃たれたロケット弾が炸裂する
爆風で吹っ飛んだ先で体勢を立て直そうとする『ワカモ』の目の前に居たのはデスモモイだった
「TAKE THIS!」
『ワカモ』の胸元に8本目の包丁が突き刺さる。それと同時に仮面が落ちた
いつの間にか勢いが落ちた雨があっても無くても、仮面の下にあった表情が何であったかは誰が見ても明らかであった
散々泣き腫らして、今も泣いているのだろう
ワカモが掠れた声で言う
「先生…申し訳ございません……さようなら…」
ふらふらとした足取りで後ずさるワカモの様子に何かに気がついた先生が駆け出した
"ワカモ!"
次の瞬間、壊れた屋上の柵の所からワカモの姿が消えた
- 41二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:15:50
【厄災の狐】の形をした怪異ではなく
ワカモに取り憑いてたのか…… - 42二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:28:07
ワカモ…!
- 43二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 07:53:29
ほし
- 44二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 19:15:24
- 45二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 19:18:54
まるで東弊重工みたいなエンジニア部だなぁ
- 46パンドラボックスの人24/12/04(水) 19:38:50
ミドリは見た。
ワカモの姿が消えた直後、先生が屋上の縁から手を伸ばしてそのまましばらく耐えていたがそのまま姿が消えたのを
デスモモイが「HA?」と言いながら一旦膝をついてから倒れるのを
モモイが「なぜ似たようなことがあったのに気がつかなかったの?」と言って頭を抱えたのを
カンナが先生の後を追って、同じく屋上から消えたのを
サキやヴァルキューレ生徒はあまりの出来事に動けなかったのを
「どうして…」
「あなたは死んだよ」
「続ける?」
「…もちろんだ。」
動揺したように、はいいいえを交互で見せることで狼狽える選択肢
「止まるわけにはいかないんだよ。すべてを救うまではな…」
その言葉を聞いて、「はい」が選ばれた
『いつもの執務室』。停電までは少し間がある。それまでに局長の椅子に深く腰掛けた
「…今はこんな事をしている場合ではない…」
分かっていても心を落ち着かせる時間が欲しかった
視界が真っ赤になるような感覚は少なくとも慣れるようなものじゃないなと思った
視界が真っ暗になり、停電したことが分かる
「よし…また行くか、あの『屋上』に…」
カンナは、再び執務室から『始めた』
- 47二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:29:55
カンナ頑張れマジ頑張ってくれ…
- 48二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:43:48
モモイが塩を2人に巻き付いている無数の腕に向かって投げつけようと振りかぶった瞬間、物凄い勢いで室内に戻ろうとその拘束を解き始めた。モモイの手からは既に塩が投げられたあとであり、まだ戻りきれていない数本に塩が当たった。塩が当たったドス黒い腕は痙攣しビタビタとのたうち回った後にピクリとも動かなくなり床に沈黙した。勢いはなくズルズルと中に引っ込んでいった。
ーーアァアアァアッ、オオオオォ゙…!!
地の底から聞こえてくるような痛みに苦しむ声が室内から聞こえてくる。頭に響く不快な声に対策部の4人は耳を塞ぐ。
「頭がおかしくなりそう…!」
「腕だけなのになんで声がするのさぁ…!」
「み、皆さん…平気ですか!?」
(私の行動把握されてた…?もしかして見られてるの…?)
「皆、一体どうしたんだい?何かなんだか…。」
かかった塩を払いながらセイアが尋ねる。どうやら腕も見えてなければ先程の声も聞こえていない様子だ。隣のミネも同じ反応でキョトンとしながら身体に付いた塩を払っている。先に動いたのはモモイだった。
「確認しなきゃ…セイアさん団長さん扉を開けて!」
モモイに言われ両開きの大きな扉を開く2人。
「セイアさん中々入って来ないし扉の前で一体何を…?」
「対策部?の人達来たのセイアちゃん?」
「あ、あれっ?ホシノさん!?」
そんな声が聞こえとりあえず中の人達は無事である事に胸を撫で下ろす対策部4人だったがすぐにその異様な光景に身体を強張らせる。動く気配のない腕やビクビクと痙攣している何本かのドス黒い腕がズルズルとテーブルの上に引き摺られている。テーブルの上、というよりそこにあるモノに向かって戻っているように見える。
「セイアさんあれは誰の…?」
「ん?あぁ、あれはそこのお馬鹿な私の幼馴染のミカのスマホさ。件の写真を撮ったスマホでもあるね。」
- 49二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 08:50:20
保守
- 50二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 17:02:17
写真は依り代にしやすいよなぁ
- 51二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:12:04
ミカ……ただでさえ私物が大変なのにスマホはやばい……JK(それも先生と連絡先交換済み)からスマホ奪うのは……いやしかし…
- 52二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:30:45
・・・祓った上で画像データ削除が一番軽症かね?(最悪は無論スマホそのものの破壊)
- 53二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:32:40
お焚き上げ…なんとか回避……むりかなぁ…良くて2日塩漬けとか……
- 54二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 05:20:58
早めの保守
- 55二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 13:34:14
- 56パンドラボックスの人24/12/06(金) 19:51:54
ミドリがふと気がつくと、隈が増え若干ふらついたカンナが隣にいる
「先生…申し訳ございません……さようなら…」
「あれ・・・これって・・・」
ふらふらとした足取りで後ずさるワカモの様子に何かに気がついた先生が駆け出した後をすぐにカンナも追いかける
"ワカモ!"
次の瞬間、壊れた屋上の柵の所からワカモの姿が消えほぼ同タイミングで先生が屋上の縁から手を伸ばしているのが見えた
そこにカンナが駆けつけ先生を押さえた
「無茶をしますねあなたは!?」
"すまない!助かったカンナ!"
「どうして・・・堕ちるのは私だけで十分ですのに…」
"そういうわけもいかない、そもそもワカモは謝るようなことを何もしていない!"
暴れる力も無いのか、全員に引き上げられたワカモがすすり泣きながら呟き始めた
「訳は分かりませんが、いつの間にかずっと戦ってるような気がしていました…
そして思い出したくもない過去の自分を見つめていたような気がします…
まるで透明の亡霊と戦っているような…幼気な自分に、『あなたは何者?』って痛いところを突かれていて
居ないはずの過去の自分に皮肉を言われているのにまるで全部見透かされているようで…
言われてみれば『災厄の狐』なんてぴったりな異名がついたものですわね…
それによってあなた様を傷つけようとして裏切ったのに…」
"ワカモ、少しいいかな。少なくとも私は裏切られたなんて思っていない。それに私はワカモの過去に何があったかはすべては知らない。
でもこれだけは言える。『生きていることとは変わり続けることだ』
不幸なことがあったら悲しんでいい。でもそれを理由に「自分は幸せになっちゃいけない」なんて考えないで欲しい…"
「あなた様はすべてお見通しですのね…」
「私からも教えておこう。刑罰の観点から見て、先ほどの貴様はどう見ても『心神喪失』の状態にあった。ここに居る全員が証言するだろう。
少なくともここで起きたことは貴様は何も悪くない」
「あなたこそ、私の事など見捨てても良かったでしょうに…」
「そういうわけにはいかない。確かに普段の貴様には手を焼いているが、私情を持ち込めばそれこそ司法が意味をなさなくなる」
「…ふふふ、お堅いのですのね…」
「…こういうやり方しかわからないだけだ」
- 57二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 21:28:18
そういえば実際の怪談でもお面が取り憑く系の被害者って割と女性のイメージだな…
まぁ無事でなによりだよ… - 58二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 05:45:13
ほ
- 59二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 11:33:27
・・・そういえばワカモって普段から仮面被って顔隠してる関係で、あんまり素顔知られて無いんだっけか、少なくとも矯正局には資料として素顔の写真残してそうだけども。
- 60二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 17:27:33
ワカモ助かった!
- 61二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 22:28:33
とりあえず保守
- 62二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 00:20:37
- 63二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 07:50:34
かわいい
- 64二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 13:37:29
治安維持してたりするけど、学生だからね。たまには息抜きしないと
- 65二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 22:06:35
やっぱり学生は青春してなんぼよ
- 66二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 07:42:19
⭐︎
- 67パンドラボックスの人24/12/09(月) 16:25:15
ワカモと先生とカンナが話をしている間、モモイは倒れたデスモモイ駆け寄っていた
「大丈夫…じゃないよね」「I'M SO TIRED...」
「もしかして何だけどさ、包丁の本数使うたびに体力消耗する?」「WELL NOTICED...」
「そりゃわかるよ、と言うか一緒だったころは私の体力も使ってたでしょ?」「YOU GOT ME」
「自分と交代するとき以外は大体勝手に引っ込むのは多めに包丁使った時だからねぇ…
分離した今、肩代わりもさせらないからこうやって倒れている感じだよね…」
「YOU CAN SEE EVERYTHING...」
みんながそれぞれ会話をしている中、サキは改めて状況を確認しようと周りを見渡していた時だった
「…待て、『仮面』の様子がおかしい!」
みんなが顔を上げてそちらを見ると『仮面』が浮いてみんなから離れようとしている所だった
「理解できぬ。確かにこの計画は代替手段であり、不確定な要素が多いことから期待値は低かったが…
難所の解消は確定して順調だったはずだ。なぜあそこからここまで追いつめられる?」
"おまえは…"
「ええ、あの状態で動けるの…!?と言うか分離して存在を保てるのって…」
「何が何だかわからんが、貴様がこの事件の首謀者か…!」
「あなたですのね、散々私を弄んだのは…!」
仮面から半透明な誰かもわからない人の体が形づくられる。しかし尻尾は一本だ
「そちらが消耗しているのを考慮しても分が悪いは理解している、この力だけでも持ち帰らせてもらうぞ」
「逃げる気なの!?」
壊れた屋上の柵の場所から飛び降りようとする『仮面』
しかしそれは『見えない壁』によって阻まれた。そこにデカデカと文字が浮かび上がる
『どちらかが倒れるまで出られない屋上(乱入もOK)』
「…『領域』貴様裏切るのか!?」
『踏み台にされるなんて聞いていない』
ほぼ全員が困惑する中、先生とモモイが口を開く
"…なんだろうねアレ"
「仲間割れ…なのかなぁ…」
- 68二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 16:43:21
相変わらず、英語苦手なモモイがデスモモイの言葉は分かるのこう……ふふってなる。
ワンコの飼い主的な感覚で理解してる感じなんかな - 69二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 17:37:37
キヴォトス※※※※不思議
No.0255 「かくれんぼ」
危険度:C
モモイ評価:「無闇矢鱈に使ったらだめだけど、覚えといて損はないよ」
概要
「かくれんぼ」は特定の手順を踏むことで起こすことが出来る現象です。
当怪異が発生すると、発生させた者はあらゆるものから認識されなくなります。
手順としては
①自分の体の8割以上を隠せるくらいの何かに隠れる(この際、羽根や尻尾は出していても構わない)
②その場でしゃがみ込んで目を閉じ、瞼の上から両手で目を覆う
③10秒数える(尚、この方法はあくまで目の前の状況から思考を逸らす為の行動であり、
思考を逸らせるならどのような方法をとっても構わない)
当怪異の影響はその場から自分の意志で動いた場合に解除されます。 - 70二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 21:24:14
- 71二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 21:30:37
イメージ元はまさしく『夜廻』シリーズの看板とかに隠れられるシステムですね
- 72パンドラボックスの人24/12/10(火) 05:45:19
実際は言葉だけでなく身振り手振り声色で情報があるでしょうし
元々『一人』だったって言うのもあって『自分』の事のようにわかるって言うありますし
下手すると言葉を交わさなくてもほぼ完璧な連携取ってくるでしょうね
- 73二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 06:50:52
なんとなくうつ伏せになってジト目でへばってるデスモモイが浮かんだ
- 74二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 17:28:06
保守
- 75二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 22:47:52
デスモモイは可愛いなぁ…
- 76二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 06:21:46
ガワはモノクロのモモイだからねぇ。
包丁を振り回してない時はかわいいものよ。 - 77二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 08:54:02
- 78二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 15:08:36
相変わらずこのスレは面白い、色んな人が色んなアイデアで書いてるから飽きが来ない
- 79二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 15:26:14
このレスは削除されています
- 80二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 15:27:21
キヴォトス※※※※不思議
No.0259 「佛様」
危険度:A
モモイ評価:「しっかりとしきたりを守ってね。そうしないと大変なことになるよ」
概要
当怪異は百鬼夜行連合学院のとある古刹に祀られている仏像です。この仏像は極めて古く歴史のあるものですが、「 人の目に触れるのは畏れ多い」という理由で公開されていません。
この仏像を観ることを許されているのはこの寺院の住職のみで、それ以外の者は仏像のある部屋の中へ立ち入ることすら許されません。
先日百鬼夜行の生徒三名が、悪戯目的でこの寺院に侵入し、建物の中に落書きをした際、偶然この仏像がある部屋に入りました。
寺院の住職が発見した時には全員が白目を剥いて吐血しながら悶え苦しんでおり、病院に搬送されましたが三名の死亡が確認されました。
三名の体は外傷が一切無いにもかかわらず内臓が細切れにされており、ヴァルキューレが事件とみなして捜査を進めています。
モモイ曰く「この佛様は強い力でこの地域を守っているけど、その力が強すぎるあまり、普通の人間が触れると死んでしまうんだ。夜の闇を明るく照らす炎も、人が直接触れると火傷するでしょ?それと同じだよ」 - 81二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 15:28:35
罰当たりが…
- 82パンドラボックスの人24/12/11(水) 20:01:50
「場を出るための条件と、それを区切るための結界を張っただけで、この場の支配者になった気でいるなど、驕るな――!!そもそも貴様消滅したはず…!」
「あ、それに関しては恐らく誤解があるよ」
モモイが口を挟み始めた
「私たちがやったのは、『領域』が設定していた条件をちょっとズルしたとはいえ『クリア』したんだ。『領域』は性質にのっとって『出入りできるようにした』だけだよ」
「つまり――何を意味する?」
"そうか、『領域』が消失したわけじゃなく、『領域』に正式に退いてもらったのか"
「そういうこと。でもってこの場に再び現れた意味だけど…『踏み台されるなんて聞いてない』ってことだから、私たちにもわかりやすいように言うなら『自分を差し置いてさらに事を進めるなんて許せない…』あたり?」
『概ねそういうこったぁ!』
"…あんまりこういうこと言いたくないけど君ら知りあいだったりしない?"
「怪異と知り合いとなるなんて珍しいと思うけどなぁ。私は人のこと言えないけど…」
「むむむ…『領域』が設定したことが覆ることはない、つまり『包丁』もない、『ロケット弾』もない貴様らを全て倒してしまっても構わんのだろう…?」
「…舐められたものですわね。ちなみにヴァルキューレの局長さん、この場合、『正当防衛』は適用できるのでしょうか?」
「私から一つ言えるのは、人の理を適応するのはそもそも無理な存在だよ…じゃなきゃ『怪異』と呼ばれないもん」
「…どちらにせよ、『アイツ』は取り押さえねばならん。それでいいな?」
「うん」「イエッサー!」「いいですわよ!」『そういうこったぁ!』
一つの存在を除いて異口同音の言葉が返ってくる。
「貴様らに何ができる!」
「セミショットガンキック!」勢いの乗せたままのキックが『仮面』の虚像に当たる
「あ、これ半透明で当たるか不安でしたけど当たるんですね!」
「まぁそりゃ・・・そういう『怪異』だもん。どっから来たかはわからないけどね」
「でしたら、ちょっとこの刺さってる『包丁』をお返ししますわね?」
八本の包丁が刺さったワカモが、それらを全部引き抜くと、『九本の尻尾』を持ったワカモが『仮面』にひたすら殴り掛かる。『一尾の仮面』は碌に抵抗が出来ない
「あー…あれを『ワカモ』と認識したまま対処してたから『本人にも印象付いちゃった』かなこれは・・・」
モモイは苦笑いをした
- 83二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:04:33
なんかチラチラと聞いたことあるセリフが…w
まぁ良いややっちまえ!! - 84二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:49:04
軽く死人が出てるあたり流石本場。
- 85二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 23:08:26
寺の物は…こう、ダメなのは分かるじゃん…
- 86二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 06:29:09
保守
- 87二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 17:32:53
ほ
- 88パンドラボックスの人24/12/12(木) 21:49:47
いつの間にか止んだ雨で出来た水たまりがところどころに出来た屋上で、何度も打撃音が響く
『やっちゃえワーカーモー!』
「文字に応援されるというのも変な気はしますが…私がそうしたいのでそうしますね」
「それは私が作った力…なぜ貴様が使いこなせる!?」
「あら、おかしなこと言いますのね。あなたが『これは私の力だ』と言いましたのに…それに私の力なのであれば私が一番うまく私を扱えますのよ」
余りの説得力を伴って言い切るワカモに反論できない『仮面』は苦い顔をしながら強引に距離をとった
「力が足りない…ならば少しでも得るのみ!」
そう言うとフブキに襲い掛かる『仮面』
「うわぁ!?来るなぁ!」
フブキはずっと持っていた四連装ロケットランチャーを勢いよく振り下ろした。『仮面』はそれに直撃しロケランの下敷きになった
「あー…そりゃ『九尾の狐にダメージ与えられる』って言う修飾語がついたロケランにぶつかればそうなるよ…」
"…もしかして戦いの最中に付与されたのかな?"
ふらふらと立ち上がる『仮面』
「なぜだ…確かに相手が数が居るのは事実だがなぜこうもうまくいかない…!」
そこに、サキから放たれた銃弾が『仮面』にヒットし、『仮面』が仰け反る
「…戦場でおしゃべりする余裕があるとはずいぶん見くびられたものだな」
そこに、突如独特な羽の羽ばたく音がする
「OK~レッツパーリィィィィ!くひひひひひ……!」
「無事不時着してRABBIT3の意識も戻せたので戻ってきましたが、テンションがおかしくないですか…?」
「一撃で頭を撃ちぬかれて結局四連装ロケットランチャーの威力を見損ねたのが相当『頭にきた』みたい…」
"みんな!無事だったか!"
「お高いからとっておきにして置きたかったけど…いつ撃つの?今でしょ!」
ヘリから放たれる対人ミサイルが正確に『仮面』に降り注ぐ。たまらず『仮面』が膝をつく
そこにヴァルキューレ生徒による銃撃が入り、施設管理係の銃弾が仮面にヒットした
「なぜただの『人』にここまで追いつめられなければならん…!」
それにモモイが答える
「こんな怪異だらけの不安定な空間で、『人』の認識を利用して概念を作る怪異があるなら…『ここに居るほぼすべての存在があなたのことを打ちのめしたい』と思ってた場合どうなるだろうね?」
「…まさか私の力を逆利用してるのか!?」
- 89二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 22:49:53
「セイアちゃん聞こえてるからね〜?てかてか!私のスマホもしかして呪われたとか!?
「呪われてるかどうかは見てみないと分からないね…あっ、ですけど、少なくとも依り代というかその廃屋との簡易的なゲートの役割を担っちゃってるというか…はい。」
「なーんでモヤモヤしてるのかなぁまだ…。」
「スマホが故障して煙を上げている、という訳ではなさそうです…。」
「そもそもあのスマホのモヤも私達にしか見えていないわね…腕といい声といい私達にしか観測できていない…何だかイヤな感じね…。」
怪異対策部の4人はミカのスマホを凝視し部屋に入らず扉の前で警戒している。腕は完全になくなったがスマホから黒い靄が出続けているのだった。先に入ったセイアとミネは不思議そうに様子を窺っている。と、中に居たナギサが椅子から立ち上がり声をかけた。
「…怪異対策部の皆さん、要請に応じて頂きありがとうございます。そちらのモモイさん?がこういった現象にキヴォトスでは頼りになるとーー
「あっまずい!!避けて!!」
「避け、え?」
靄が濃くなり吹き出した瞬間1本の巨大な腕がスマホから出現し対策部4人に向く。すると掌が縦に裂け腕よりも黒い空間がそこにあった。その腕は真っすぐに4人に向かって伸びてきた。モモイの声に反応し3人は避ける。掴みかかろうとした手はそのまま通り過ぎ壁の中に。だが腕が動いているのかスマホからはまだ伸びている。これはチャンスとばかりにモモイが急いで部屋の中へ入り塩の袋を準備する。そこでホシノの声が響く。
「モモイちゃん危ない!戻ってきてる!!」
モモイが振り返るともうすぐそこまで手が迫っていた。掴みかかろうとしてるのかその避けた黒い空間に飲み込もうとしているのかわからないなモモイは乾いた笑いを浮かべる。
「はは…狙いは私達というか私、かぁ…久々にミスったなぁ…。」
ヒナ・ホシノ・サクラコがモモイを助けようと駆けだしているがモモイから見ても間に合わないのは明白だった。
「ホシノちゃん、これ借りるね…!」
その声と共にホシノの背中が軽くなったーー
- 90二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 08:02:10
ほ
- 91二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 17:01:26
ほし
- 92二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 22:46:29
- 93二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 00:23:22
・・・もしかしてモモイ、ユメ先輩持ってってる?
- 94二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 10:49:20
相手の怪異もかなり強そうだな。まだ正体も掴めてないし。
- 95二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 18:19:08
- 96二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 18:53:38
- 97二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 22:47:39
保守
- 98二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:27:50
モモイは思った。どうせこのまま無事では済まないのならばせめてこの腕にダメージを与えてやろうど。モモイが塩をあの裂けた掌に投げようとした瞬間目の前に誰かが割って入って来た。グシャともゴキとも表現しづらい何とも言えない音が響いた。伸びてきた手が何かにぶつかりモモイに届くことはなかった。
「…ユメ先輩、今日は背中がすごく大きく見えるよ…!」
「えっ、普段の私どう見られてるの!?というかごめんね、モモイちゃん…約束、破っちゃった。てもさ?他校でもモモイちゃん達は私にとってはもう後輩なの。黙って見てるのなんてできないからね!」
「約束はいいんだよ!ありがとうユメ先輩!正直詰んでたからあとは捨て身で行くとこだった!」
「…盾が浮いて彼女の前に…?」
「セイアさん、紅茶のおかわりはいりませんか?」
「ナギちゃん現実逃避しなーい。手震えてるよ?まぁ私も目の前の光景が信じられないけど…あの子ホントにだいじょぶそう?」
対策部の3人はユメが間に合った事に安堵しているが、見えていない8人はモモイの前に盾が浮き、その盾に向かって話し出すモモイという奇妙すぎる光景が広がる。
「ユメ先輩、ちょっと試したい事があるんだけど。」
「うん?」
「私の隣に付いて一緒に下りながらミカさんのスマホのとこまで来て欲しいんだ。」
「前じゃなくて隣でいいの?とりあえずわかったよ!」
ユメが盾を構えモモイの隣へ付く。一歩後ろに下がる。同時に腕が起き上がりモモイに向かって再び伸びてくる。
「あれじゃまた自分が狙われるわ…!」
モモイに向かって伸びてきた腕は突然方向を変えユメの方へ伸びた。その勢いのまま先程同様腕は盾にぶつかる。何が起きたか分からない様子で腕がモモイとユメを観察しているようにグネグネと動く。もう一度モモイに向かって伸ばすがまたユメの方へ方向を変え盾に激突する。
「怪異誘引性質…何故かわかんないけどユメ先輩が持ってる特性。ま〜状況的には絶対敵(怪異)を引き付けるタンクがきた!って感じかなぁ?」
「ホシノさんそのとーり!いやぁ、うまくいって良かった!さぁ、このままスマホの所まで行くよ!」
「えっ!?その言い方だとうまく行かない可能性があったって事なのモモイちゃん?!」
「ささっ、頼んだよメイン盾ユメ先輩!」
ぽすっとユメの背中を叩く。2人は腕に向き直り一歩一歩ミカのスマホへと近づいていったーー
- 99二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 07:40:18
保守
- 100二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 08:07:53
そういやユメ先輩にはその性質があったな。
- 101二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 17:10:56
保守
- 102二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 19:27:53
耐える確証があって、耐えてる間に解決の手段を探る時間が十分にあるならこの上ない最適解まであるね
- 103二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 22:47:01
- 104二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 08:16:54
ほ
- 105パンドラボックスの人24/12/16(月) 17:52:51
「利用するなんて人聞きが悪いなぁ…この場を用意したのはあなただよ?私たちにはこんなに怪異集める事なんてできないよ」
「分かっててここに来た癖に…!」
「そりゃあ人の命がかかってるかもしれなかったからね…無かったことになったとはいえもういっぱい死んでるとは思わなかったけど…」
カンナとヴァルキューレ生徒たちをちらりと見るモモイ。先ほどまでしなかった死の匂いが先生とワカモからもして、顔をしかめた
「どちらにせよ、あなたはとんでもない『悪霊』だよ。人の人生を捻じ曲げてまで成り上がろうなんて」
「そうしなければ強くなれない怪異の気持ちの何がわかる!『終わりの使者』がへばってる今、貴様からその口を閉ざしてやる!」
『仮面』がその半透明な体を動かしモモイに駆けよっていく。それを見たモモイは冷静に『仮面』に塩をかけた
「ああっ………目がっ…!目がぁぁぁぁあっ!!」
「自衛くらいなら自分もできるんだよね。っていうか目あるの?」
応える余裕のない『仮面』は顔を押さえもがいている
「すごい効いてる…なんで…?」
ミドリが疑問を口にした
「そりゃさっきも言ったように『呪い』だとか『悪霊』とかの類だもん、しかもこいつにはそう思い込めば思い込むほど「そうなる」力があるからなおさらだよ」
"そうか、自分の力で自分の身に弱点を作ってしまったのか"
「そういうこと。じゃあトドメといこうか、局長さん、ワカモさん、あれを思いっきり殴っちゃって」
きょとんとした顔で顔を合わせる二人
「ワカモはまだわかるがなぜ私なんだ?」
「局長さん、あなた何回死んだ?」
「20回過ぎてからは数えてない」
「…それを『清算』するチャンスだよ、どっちにしろアイツは法で裁けないし放置したらまた似たようなこと起こるしね」
「そういうことらしいですわ、これから一緒に殴りに行きましょう?」
「あ、あぁ・・・では行こうか…」
覚悟を決めたカンナが叫んだ
「さぁ、貴様の罪を数えろ!」
二人は駆け出し、ほぼ同時に「仮面」に渾身のボディブローを決めるとそのまま『仮面』が吹き飛んで柵に激突
柵からさらに反動で跳ね返ってその半透明な体が地面に着くころにはほとんど霧散し、仮面だけが落ちて残った
- 106二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 22:53:52
「さぁ、貴様の罪を数えろ!」
この台詞が嫌いな男の子がいるだろうか…否いない! - 107二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 06:55:23
何回も殺されたんだ。一発思いっきりぶん殴った方がスッキリするってものよ。
- 108二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 17:32:14
保守
- 109二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 21:30:33
⭐︎
まぁやられっぱなしよりは…ねぇ?一発くらい - 110二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 06:56:54
一度ユメ先輩が盾を持ってホシノが臨戦モードで戦う案が上がったけど、見えない人から見たらシュール過ぎて辞めたとかありそう
- 111二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:16:15
⭐︎
- 112二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:42:18
いきなり何もない所で吹っ飛ばすホシノちゃんが危険人物に見えそう。
- 113二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:35:19
バ◯ス!!
- 114二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 06:59:33
このスレ自体元々「何もない所を見たり、急に塩を撒いてくるモモイ」って話だからある意味戻ってきた感あるな
- 115二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 17:49:28
保守
- 116二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:15:55
まさかの原点回帰…
- 117二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 06:33:23
モモイ自身、ここ最近で見える人が増えたからこの反応を久々だなーとか思ってそう
- 118パンドラボックスの人24/12/20(金) 11:31:04
消えかける『仮面』が力尽きながらつぶやく
「なぜだ…」
それにモモイが答える
「人を呪わば穴二つ、人を呪って強くなろうとしたあなたはその呪いがそっくりそのまま返ってきたんだよ」
そのまま『仮面』の体は完全に消えた
「…ちょっといいか?、確かにワカモと一緒に殴ったし、ワカモもなんだか力が強くなってそうなのを考慮しても予想の20倍以上吹っ飛んだのはなぜだ…?」
「・・・ああ、そりゃ死んだ回数が呪いとして強化されてたからだよ。返すべき相手だったしね」
「もしかしてそれをわかってて言ったのか…?」
「デス私がもうすでにへばってる以上決着をどう着けるか…って思ったらみんなどんどん反撃してるのを見てこれだ!って思ったよね」
"災厄の狐よりも明らかに弱いように見えたのがそれも原因だったのか"
『いやー!素晴らしかった!では私はこれにて…』
浮かび上がる文字に投げられた包丁が刺さる
「IT'S ONLY ONCE」
「あいつを取り逃さないようにしてくれたから一回で許してやるってさー」
『すみませ/んでした・・・』
「なんだかセリフをとられたような気がするが気のせいか…?」
サキが首をかしげているがそのまま文字も見えない壁も消えた
「さてと、局長さん…『よく見せて?』」
「は?何をだ……」
ぐらんと倒れるカンナ。それを受け止めるモモイ
「局長!?」
「大丈夫、極度の精神疲労はあるけどすぐに命に別条があるわけじゃないよ」
"…彼女に何があったの?"
「…普通の人はさー、死にそうな目に遭っただけでも精神に負荷がかなりかかるのに、局長は20回以上『自分が死ぬ』を見てなおここまで耐えてたんだよ
私もそれ聞いたときはびっくりしちゃったけど、なんか同時にわかっちゃった。『ずーっと何とかしなきゃ』って思ってたんだって」
"…カンナ…"
「『死んで無かったことにする怪異』にも事情を聴きたいところだけど、繋がりがある本人がこれだからまた今度だね」
「終わったんですわね…」
「火事が収まるかヘリで降りるまでは待ちぼうけだけどねー」
- 119二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:31:17
一先ず目先の脅威は去ったから落ち着いて対処出来るね
- 120二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 05:41:33
早めの朝保守
- 121二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 15:05:10
昼保守
- 122二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 22:14:10
局長、お疲れ様です…
- 123二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 08:35:46
朝保守
- 124二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 12:00:48
ループの成果があったんだなあ
- 125二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:39:12
保守
- 126二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:45:14
- 127二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:34:20
- 128二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 07:38:05
確かモモイ人形の怪異はあったような…?
- 129二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 17:57:09
⭐︎
- 130二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:43:34
メリーさんがアリスに振り回されて壊れる()話なら前に書きましたね
- 131二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:13:06
まぁこれだけ長かったりすると途中参加勢もいそうではあるから漏れは仕方ない……
- 132二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 08:12:31
☆
- 133パンドラボックスの人24/12/24(火) 11:32:24
モモイがお面を拾い上げる
「そうそう、これはあなたのでしょ?散々撃たれてるから焦げ跡はついちゃってるけどまだ使えるから」
怪訝そうな顔をするワカモ
「…大丈夫ですの?」
「あんだけ怪異としてボコボコにされちゃったら、復活できたとしてもあなたなら瞬殺だと思うよ?あいつは認識で強くもなるけど弱くもなるんだから」
「そういうことでしたらお気に入りでしたし、返していただきますわ…」
「それにしてもアイツは相当頭が切れてたねぇ。計画そのものもそうだし、あそこで逃げられてたら追うのは難しかったかも。
他の怪異をそそのかして、自分の強くなるための土台も整える手腕にも舌を巻くよ」
"何があそこまで駆り立てたのだろう…"
「ああいう怪異に同情しない方が良いよ?まぁでも本人も言ってたけど怪異の世界も結構シビアだからさ、誰かの印象を借りないと強くなれる見込みが無いから逆にそれをフル活用しようとしたんじゃない?」
「それで元々のイメージが流用しやすい私が選ばれたというわけですか…」
「あまりにも噛み合いすぎてたね…まぁ、こんな計画、二度目は無理だよ。本人が怪異として消滅したか認識できないくらい力が弱くなってるし、少なくとも次は『領域』が手を貸さないだろうしね。
ああ、そうだ気になる事と言えばそのセミショットガン見せて?」
「へ?これですか?」
キリノは真剣なまなざしを向けるモモイの真意を汲み、セミショを渡す
キリノのレクチャー通り使うとモモイの動きが速くなった
「うわっ、世界の法則の不具合のようなもんじゃんこれ。ゲームだとバグだよバグ!」
「世界の法則の不具合…?」
ミドリが不思議そうな顔をする。バグと聞けば納得はしやすいが、だとしたらこの世界は…?考えようとした時点で頭がパンクしそうになったので止めた
「メリットが多くてデメリットはあんまり無いように見えるけどそれでも危険だから安易に使っちゃだめだよこれ。
水上バイクに乗ったら水上バイクと相方を置き去りに自分だけすっ飛んで行っちゃったりするよ?」
「なんですかその限定的な条件…」
「そうそう、ワカモさんの方は、しばらくしたら力としては落ち着くと思う。ただ完全になくなったわけじゃないから、怪異とかに襲われたりしたら出てくるかもだけど」
「でしたら、飛び掛かる火の粉を振り払う程度にして、しばらくは大人しくしておきますわ」
- 134二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 22:34:41
とんでもない物やな…これからの保管とかどうするんだろ…バグだとするならグリッチとか起きて大変そうだけど…
- 135二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 01:21:55
とばっちりで新たな怪異物が発生しとるw
- 136二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 06:57:51
キヴォトスの住人がどんどんヘンテコなことに…。
- 137二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 13:55:47
保守
- 138二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:20:48
ほ
- 139二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:09:26
しゅ
- 140二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:19:27
ほ
- 141二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:32:55
このレスは削除されています
- 142二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:36:11
バグ技といえば8月32日のあれやケツワープも(怪異として)発生しうるのだろうか…
- 143二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:54:39
ミレニアム※※※不思議
No87877「〇〇〇語録が身につく本」
危険度 B
モモイ評「感染していることに気付けない感染系の怪異ってホントに怖いよね…。」
本怪異は「遊■王語録」、「ラストオ■ジン語録」、「■チャンネル語録」等、いくつもの種類が確認されています。
本屋や図書館に何気なく置かれているそれは所有するだけで本人の言語野に悪影響をきたし、
書かれているタイトルにちなんだ語録を優先的にしゃべるようになります。
例1 若■生語録→「認識が崩壊している!」「誤チェストでごわす。」
例2 コギャル語録→「マジMK5っていうか~。」「チョベリグ~。」
例3 ミノリ語録→「権力者への非難は闘争の基本!」「見ろ、邪悪な権力の犬が本性を現したぞ!」
「そんなくだらない脅し、レッドウィンターじゃ挨拶にもならないぞ!」
また、これらの本を組織の上層部や学園のまとめ役のような存在が手にすると、
その存在の下にあたる人物にまで語録の浸食が露見するようです。
例・陸八魔アルが「一発ネタ語録」を所有するとハルカがいきなりハンバーグと叫びだしたり
ムツキとカヨコが突然クールポコのやり取りを始めたりする。
本怪異は発見されるたびにセミナーの手によって保管される、発見されてはセミナーによって保管されるということを
繰り返した結果、『複数の語録本をセミナーのトップが所有する状態』になってしまい。
一時ミレニアムの全生徒が支離滅裂な語録でコミュニティを繰り広げるという外部の人間から見たら
恐怖以外の何物でもない光景が広がっていました。
(この状態は怪異の影響を受けないミドリのツッコミによって鎮静化するまで実に一週間のあいだ維持されてしまいました。)
現在は語録と書かれた本を見かけても「ひたすらに無視する」と、言うことを推奨されています。 - 144二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:56:12
- 145二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 08:04:00
☆
- 146二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 17:57:41
- 147二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:38:32
- 148二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:14:10
というか本人には影響が起きても何も変わらないし、ミノリの後輩達なんて基本的にミノリと思想同じだから、ミノリ語録のやつはミノリが持ってれば何も問題ない気がする……
- 149二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:35:05
- 150二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:36:48
待ってたぜぇ!!!!
- 151二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 07:44:43
この"時"をよォ!!!
- 152二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 17:58:57
ほ
- 153二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 23:05:42
⭐︎
- 154二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 04:11:21
クリスマスだしサンタをモチーフにした怪異とか……って思ってたけど書く時間取れないままいつの間にかクリスマス過ぎちゃった(
- 155二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 10:06:33
書きたいときに書けば、その時がクリスマスだから…
- 156パンドラボックスの人24/12/29(日) 11:30:48
上空のヘリから通信が入る
「敵影無し、作戦を救出の段階に移行しましょうか?」
「えー。もっと撃ち込みたかった!」
「あれ、高かったんじゃなかった?」
"それなら怪我人から運んでほしい"
「そういえばもう一個あったの忘れてた…」
フブキの元に歩くモモイ
「あー、やっぱり『化け物退治の逸話』がロケランに付いちゃってるよ…」
きょとんとした顔のフブキが答える
「え、もしかしてこれも?」
「あんだけ強力な怪異だからねぇ…ダメージが与えられるってだけでもそりゃ昇華するか…」
ミドリが引いた顔で言う
「この場所怪異集まりすぎでは…?」
「恐ろしいことはどれか欠けててもこの状況にならなかったってところだね」
「その節はご迷惑をおかけしました…お詫びと言っては何ですが、しばらく暴れるのは控えますわ…懲りましたし…それと、ヴァルキューレには近いうちに暴れそうな他勢力の情報も後でお渡しいたします。それで今日のところは勘弁していただけないでしょうか…」
困惑した顔で答えるキリノ
「仮に今日のことは良くてもあなたは本来追われてる身で…」
「いや、彼女の言う通りした方が良いんじゃないかな。仮に捕まえたとして、それをどうこうする余裕は今はないでしょ、うち」
意外にも冷静に答えたのはフブキだった
「あなたは面倒ごとを抱えたくないだけでは…?」
「それもあるけど、火事の片づけとかどーすんのさ、キリノも書類の提出を局長に求められてたでしょ?」
「それはそうですが…」
"申し訳ないけど、私からも頼めるかな。少なくとも状況がもっと落ち着いてからにしよう"
「…仕方ありませんね、局長の事も心配ですし…」
「正直怪異が原因で起きたことで人がさらに被害を増やしてちゃ世話無いからねぇ。
そういう意味で言うとセミショットガンとロケラン、あとは使わずに正式な書類作ってミレニアムの特異現象捜査部に送ってね?私が見とくから」
"後処理をさせてすまない…"
「こういうのは知ってる人が適切に扱うべきだからしょうがないよ。じゃあ後は無事に降りよっか」
しばらくする火事は収まり、怪我人を先にヘリで降ろしていたのもあって、死者0で事件は幕を閉じた
- 157二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 21:59:16
最近流行ってる毒ユウカもこのキヴォトスにはいるんだろうか…もしそうならユウカ、おめでとう、君も対怪異チームに入るかもしれない
- 158二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 23:58:22
こっちのフォーマットに合わせるとこんな風になりますかね?
ミレニアム※※※不思議
No.1216 『毒ユウカ』(現時点での仮称)
危険度:D(A+)
モモイ評価:なんというか…お疲れ様?
ユウカ評価:酷い目にあったわ…
概要
No.405『毒ユウカ』はセミナー所属の早瀬ユウカに起こった異常現象への仮称です。
この現象が起きた者はすぐさま体全体が紫色の粘性のある液体に覆われます。
液体は強い酸性を持ち、この現象が起きた者が鉄に触れると3秒ほどで鉄は溶解しました。
この液体は発症者の身に着けているもの、及び発症者自身以外の物体をすべて溶かします。
液体はある程度発症者が操作することが可能ですが、何らかの手段で体の周りの液体の量が
減少した場合、すぐさま減少した量と同量の液体が発症者から排出されました。
当現象は2時間ほど後、早瀬ユウカが強い光に覆われた後、確認されなくなりました。
当現象の起こる条件は一切不明です。
- 159二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 00:34:53
モモイとユメがミカのスマホへと近づく度に腕はモモイを狙うが盾を構えているユメへと激突する、といった光景が何度か繰り返され黒い腕はひしゃげ、掌の裂けた空間からは血なのか黒い液体を流している。垂れたそれは床に付くと靄となり消えていった。それでも腕はグネグネ動いてはいるが向かって来ることはなくなった。
「ごめんねユメ先輩?何度も攻撃受けて疲れたでしょ??」
「私は大丈夫だよモモイちゃん!…それでどうしよっか?」
「伝わるかどうかわかんないけど、話してみるよ!」
モモイは塩の入った袋をミカのスマホへ近付ける。それを見たミカは思わず椅子から立ち上がる。
「まずあなたは本体じゃないよね?分霊かな?普通に干渉してくるし本体はもっと強いんだろうね。だから今ここで分霊であるあなたを無力化しておきたいんだけど、もし何が心残りやして欲しい事があれば伝えて欲しいな?そうでなければ家で待ってて?あまり私も手荒な真似はしたくないから…。」
言い終え静寂が部屋を包む。どれほど経ったか分からないが腕がズルズルとミカのスマホへと引っ込んでいく。
「…モモイちゃんの言葉伝わったのかな?」
「正直ビミョー…何も言って来なかったし、多分あの腕は純粋に脅威となる障害を排除する為に本体から分けられた力だと思うから意思や感情なんてないかも…消耗したから戻る、それだけかなぁ……さてと、皆すごい顔だぁ…てか写真じゃ顔判別出来なかったけど変態の人いる!」
「あっ、ホシノちゃん急にごめんねー!」
ホシノに盾を返しに向かうユメの肩を掴みそびれたモモイがテーブルに向き直り苦笑いを浮かべ小さく頭を下げる。
「あの盾を浮かせる技、私にも教えて欲しい。」
「技じゃないと思いますよ、アズサちゃん…。」
「えっ、私のスマホ大丈夫だよね?さっきスマホに塩かけようとした?まさかスマホダメになったとか言わないよね?ねっ?」
「うぅ…早くお祓いでも何でもして欲しい…。」
「変態の人だなんて…私の何処がそう言った要素があるのか、もしくはあったのか詳しく説明して欲しいですね♡」
「手わきわきしながらなんで近付いてくるの!ちょっとみんなストーップ!落ち着こう!やるから!説明も全部するから落ち着こう!」
「…何と言うか、一気に賑やかになってすまない。」
一斉に寄って集られるモモイにセイアの言葉がやけに大きく聞こえたーー
- 160二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 10:46:34
保守
- 161二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 20:32:06
ほ
- 162二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 22:05:52
悲鳴がわっぴーなの草
- 163二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 06:18:32
ミレニアム**不思議
No.1224『聖夜の贈り物』
危険度:D(SS〜D)
モモイ判定:私の所には来たこと無いけど、いつ来ても良いようにトラップは毎年必ず仕掛けてるよ!プレゼント総取り計画の為にね!
概要:当怪異は毎年12月24日の夜に発生する怪異です。
全キヴォトスの成年未満の子供達の中からランダムに数十~数百名が選ばれ、夜寝ている間にプレゼントが枕元に置かれるという現象が発生します。
プレゼントの内容はそれぞれ別々ですが、各自が前々から欲しいと思っていた物である点は共通しているようです。
また、選ばれる子供はランダムですが、いわゆる『良い子』と称されるような善性の持ち主のみが対象で、『悪い子』の下には当怪異は発生しません。
【****年・追記】
当怪異によるプレゼントがどのように置かれるのか、ミレニアム中の監視カメラの録画を確認し調査を行ったところ、夜になって子供が寝静まった後、どこからともなく現れた赤衣の怪人物がプレゼントを配置していることが判明しました。(以下、この人物を便宜上『サンタ』と呼称します)
サンタはカメラには映っていますが、その他全ての観測機器において存在を確認できず、実在性を証明できませんでした。
また、サンタの顔部分には画面の乱れが発生しモザイクがかかったような状態になっているため、その正体を探る事は不可能でした。
部屋の監視カメラには、サンタが部屋の唯一の出入り口から扉を開けて侵入し、プレゼントを置いたのち再び扉を開けて去っていく姿が映っていましたが、その部屋の出入り口を映す廊下側のカメラでは一晩中誰も近寄らず、扉が開閉された様子も確認できませんでした。
【捕捉】
なお、当怪異の実体(サンタ)は恐らく何らかの飛行手段を用い空を飛んでキヴォトス中にプレゼントを配っているものと推察されており、毎年12月24日の夜の航空レーダーには、音速を超える速度でキヴォトス各地を飛び回る謎の飛行物体が記録されています。
この飛行物体は航空レーダー以外の手段では捕捉できず、肉眼でもカメラでも、他のどのような観測手段を用いてもその存在を確認できません。しかし、その年の当怪異発生者の家を網羅するように移動している事はその飛行経路から明らかであるため、この未確認飛行物体こそがサンタであるものと考えられています。 - 164二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 06:18:56
【追記:異議申し立てについて】
当怪異の特徴の一つである「サンタはプレゼントを良い子にだけ配り、悪い子は対象外」という点について、ゲヘナ学園所属の陸八魔アル氏より異議が申し立てられました。
彼女の論旨を纏めると「アウトローの中のアウトローである自分の所にもプレゼントが届いてしまった。これは良い子も悪い子も関係無く完全にランダムにプレゼントが配られているという証左ではないだろうか。また、もしも通説通り良い子にしかプレゼントが配られないのであれば、自分の下に届いたこれはきっと誰かのプレゼントが間違って届いたものなので、どうか正しい届け先を見つけて返してあげてほしい」との事でした。
この異議申し立ては怪異対策部の満場一致で却下されました。また、プレゼントの正しい送り先は恐らくアル氏自身なので、そのまま返却されました。アル氏は不服そうな顔をしながらプレゼントを受け取りました。
- 165二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 09:28:45
やはりファッションアウトローなんだね…
- 166二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 20:06:51
保守
- 167二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 22:07:19
モモイとハナコ…時間をかければ意外となんとかなりそうな組み合わせだと思いたい
- 168パンドラボックスの人24/12/31(火) 22:10:28
「おめでとうございます!『領域』からの脱出、『仮面』の撃破、全員救出を鑑みて、最高評価を認定させていただきます!」
「『あなた』を続ける?」
「…なるほど、文字は条件によって変わるんだな。…念のため聞くが私は死んでないよな?」「はい」
「結局のところ、貴様については良く分からなかったが…それでも感謝を伝えておこうと思う」「はい」
「これ以降、また会えるかは分らんが…飲み交わしたかったな」「…はい」
「仕方あるまい、何やらそもそもの法則が違うのだろう?どちらかが歩み寄れるその時に期待しようじゃないか」「はい」
「名残惜しいが、特に問題が無ければ続けてくれ、私にはまだやる事がある…」「はい」
カンナは病室で目を覚ました。急に起きたことによる、体の痛みに耐えながら、看護師を呼び説明を受ける
どうやら、ほぼ丸一日意識が無かったようだ。
看護師に許可を取り、ヴァルキューレに連絡を取る。その連絡を受け取ったのは副局長のコノカだった
「あ、目が覚めたんすね!大変だったと聞きましたよ~」
「それに関しては良い。あの後何があった?」
「釣れないっすねぇ。火事の片づけに関しては、ほぼ問題なく終わってるっす。弾薬庫がひどく燃えてた以外は廊下が燃えてて人が移動できなかっただけって話ですからねぇ。
後、なぜか直近の抗争に関してのリークが入ってきて、事前に対処できたから、事後処理が減ってるって言うのも大きいっす」
「それに関しての詳細な報告は後で聞くことにしよう…問題はあるか?」
「そういう意味で言うなら、姉御には休んでてほしいっすね…ファンクラブの会員がいくら増えたかご存じですかね?」
「…言っておくが公認はしないぞ。どちらにせよ、医者の話ではもう少しかかりそうだがな」
「こちらとしては、良い機会なので溜まった有給を使っても良いとは思うっすけどねー」
「そういうわけにもいかん。今は良くてもそのうちここが舐められたら本末転倒だからな」
「そういう生真面目なところ、嫌いじゃないんですけどねぇ。ともかく、『万全』を期してくださいよ?」
「…、ああわかった。」
奇妙なバランスがキヴォトスの治安を維持していた。
- 169二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 23:37:00
そんなことしている時点でプレゼントは来ないよモモイ…。
- 170二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 09:49:23
キヴォトスで良い子ってのは難しい…だろうなぁ…(割と皆問題児)
アルちゃんはすごいよ - 171二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 20:04:45
可哀想に…
- 172二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 22:36:40
一応アルちゃん、悪い事もしてはいるし指名手配されてるとはいえ…やっぱ良い子なんだな
- 173二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 08:43:18
⭐︎
- 174二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 18:08:31
毒ユウカと薬ノア…それぞれ力の扱い方次第ではどっちもどっちだな…
- 175二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:06:12
条件さえ分かれば武器に出来そうやな…その間のユウカの自我が怖いけど(ファンアートのユウカの謎にニコニコしている恐怖)
- 176二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 08:48:21
保守
- 177二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 13:19:00
保守