- 1二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:01:22
シトリス「あれってなんでお姉さん側が『暴』を使わないなんて思っているのかしらね。『暴』の力の前に体格で劣るショタは勝てないんじゃないかしら?」
リセ「シトリス、また人間の性癖についての研究しているの」
シトリス「そうなのよ。読んでていて疑問に思ってね。何度も捕食チャンスはあるのにお姉さん側はなにもしないのはおかしいわ。挙句の果てに逆転されているわ」
リセ「それ見せて。……うん、変だね。でも権力者の子どもっていうのは人間にとって力がある存在じゃないのかな」
ジーナ「……そもそも僕たちは『暴』を使うためにお姉さんみたいな仕草をしているのであって人間の考えは違うんじゃないかな?」
シトリス「例えばどういうの?」
ジーナ「>>5みたいな」
- 2二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:07:59
お姉さん側は逆転されることに快楽を見出す
- 3二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:11:59
逆転こそがカードゲームだから
- 4二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:13:08
どんなにピンチでも逆転のチャンスがある、それがラッシュデュエル!
- 5二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:13:16
そのわずかながらの無意味な抵抗もかわいいなぁと思ってわざと好きにさせている
- 6二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:15:18
リアルでは女性に勝てない人向けだから
- 7二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:26:39
リセ「あっ、分かる。私も一本釣りしている時にバタバタしている人間のこと可愛いなぁって思うよ」
シトリス「……蜜のプールでゆっくり溶けていく人間のことをいつまでも見れちゃうのと同じなのかしら?」
ジーナ「多分そんな感じだろうね。人間であるお姉さんは人間の子どもを捕食する必要なんてないんだから」
シトリス「そう解釈すると私たちの捕食方法にも活かせそうね。今度は蜜のプールから抜け出させたり、入れたりしてみようかしら?」
ジーナ「それ、大丈夫。逃げられない?」
シトリス「>>10しておくから平気よ」
- 8二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:27:53
釘パンチ!!
- 9二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:28:25
蜜に依存性を与えて
- 10二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:28:31
蜜で呼吸器改造して蟲惑魔の森の外だと長生きできないようにしてる
- 11二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:13:59
ドロリとした甘い香りの溜まりの中で、ゆっくりと彼の体は溶けていった。
彼はこの奇妙な心地よさを手放したくないと思った。蜜の中で身体が変化していく感覚は、痛みとも快楽ともつかない曖昧なものだった。しかしそれは徐々に彼を完全に包み込んでいく。
甘い香りは彼の意識を霞ませ、シトリスの蟲惑魔の言葉だけが彼に与える刺激だった。
「そろそろ出してあげるわね」
彼女の声は柔らかく、優しい。だが、それゆえに恐ろしい。二本の蔓が彼の体を包み込み、ゆっくりと持ち上げていく。蜜のプールから出た時にようやく彼は通常の呼吸をした。
そこで彼は、ようやく自分が蟲惑魔の研究者であることを思い出したようだ。しかしその思考は霧のように薄く不確かなものだった。本能的にシトリスの蟲惑魔から離れようと手足を動かすが、甘い蜜が体を覆い、動きは鈍く、力が入らない。彼の抵抗をシトリスの蟲惑魔は愛おしそうに見ていた。
彼は胸いっぱいに空気を吸い込もうとしたが、それすらもままならない。
「うふふ、逃げようとしているのね。可愛いわ」
しばらくの間、シトリスの蟲惑魔は彼の足掻く姿を眺めていた。そうして満足したのか彼の体を蔓で包み込み、再び蜜の中に入れた。
シトリス「こんな感じになったわね」
リセ「なんだか二度漬けみたいだね。串カツかな?」
ジーナ「……やっぱり無駄が多いんじゃないかな?蔓を動かすのにも栄養使うでしょ?」
シトリス「ええ、このせいで痩せたわ。呼吸器を改造するのも疲れるわね」
リセ「>>15を改善してみる?」
- 12二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:23:35
ksk
- 13二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:25:50
ksk
- 14二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:26:23
PDCAサイクル
- 15二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:28:40
私たちの人間に対する愛情の向け方
- 16二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:28:54
サイバネティックゾーン
- 17二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:50:58
シトリス「人間に対する愛情の向け方って……難しいわね。愛情ってなんなのかしら?」
リセ「そうじゃなくてさ。人間が食材に感謝するみたいに愛してもいいんじゃないかな?」
シトリス「『いただきます。ごちそうさま』ってことかしら?」
ジーナ「僕たち、人間みたいに人間を愛する気持ちは沸かないよね。そんな感情があるなら人間を捕食することなんてできないし……。人間を飼ってみるつもり?」
リセ「手塩にかけて育てたら美味しいって聞くよ?」
シトリス「悪くなさそうねぇ。やってみようかしら」
彼は蟲惑魔の落とし穴に落ちた。
脱出を試みているがあまりいい成果が得られない。携帯食料は持っているが、それがなくなるのも時間の問題だった。
何度か蟲惑魔たちが彼の様子を見に来る。けれど捕食しようとはしないのだ。
観察されているのかもしれないと、彼は思った。
そんな中>>20が投げ込まれた。
- 18二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:52:00
ブラックマジシャンガール
- 19二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:52:27
クイーンズナイト
- 20二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:52:40
バーストレディ
- 21二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:08:10
なぜ、と彼は思ったが蟲惑魔の思考は分からなくて当然だ。E・HERO バーストレディは痛めつけられていたが、まだ息があるようだ。彼はバーストレディの治療をすることにした。
時々、蟲惑魔は穴の中の様子を覗いては食料を投げ込んでくる。彼は最低限をもらい、残りを彼女に食べさせることにした。
そうしているうちにバーストレディは徐々に回復していったが、どうも様子がおかしい。なぜか彼を見るバーストレディの表情がE・HEROのものではない。
リセ「おっ、ちゃんと食料に混ぜておいたのが聞いたみたいだね!」
シトリス「人間の出産期間はよく知らないけれど、長く見積もっても三ヶ月ぐらいよね」
ジーナ「……ちなみにそれまで食料用意してコスト大丈夫なの?」
シトリス「>>24ね!」
- 22二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:10:07
成金ゴブリンからお金をもらっている
- 23二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:11:18
倉庫にあった非常食をパクっている
- 24二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:11:20
明日からしばらく雑草生活だけど研究の為にはやむなし
- 25二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:18:38
人間を研究する蟲惑魔
- 26二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:30:17
ジーナ「おバカ!」
リセ「でも研究のためなんだからしょうがないよっ。人間だって研究のために命捨てているよ!」
シトリス「そうよ。これがうまくいったら食べ放題になるんだから」
ジーナ「人間だって食料がなかったら研究しないでしょ。僕は降りるからね」
リセ「そんな……ジーナの助けがなかったら維持できないよ!」
シトリス「ジーナが降りるっていうならあの落とし穴は解体するしかないわね。あの二人どうしようかしら?」
リセ「なんだかもったいない気がするね……」
シトリス「私もよ……」
蟲惑魔の落とし穴から解放された。彼とバーストレディは森の外に出る。蟲惑魔はなにを考えているのか結局分からなかった。
そんなことより、バーストレディのお腹には新たな生命が宿っている。きっとこの子もE・HEROになれる素質があるだろう。
願わくば、罠にかかることのないようなHEROになって欲しいと彼は思った。荒々しく力強い者に……。
おわり - 27二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:54:03
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- 28二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 23:10:07
このレスは削除されています
- 29二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 23:12:36
ワイルドマン誕生秘話であったか