【閲注TRPG】KP五条とPL植物トリオで初めてのCoC2

  • 1124/12/14(土) 19:00:33

    初心者スレ民向けのCoC解説講座&泥紳士様作成シナリオ『毒入りスープ』をKP五条PL植物トリオでやるスレ

    あらすじ

    虎杖「ろくでもないこと知った。SANは減らなかった。逆になんでこれで減らねぇの?」
    伏黒「早く情報共有しろ」
    釘崎「それ私も知らなきゃ駄目?」

    五条「いやぁ、SANチェックこそCoCの花だよね!」

  • 2124/12/14(土) 19:01:10
  • 3二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:02:22

    たておつ
    シナリオだと安定してるな虎杖

  • 4二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:05:15

    乙です
    楽しみにしてます

  • 5124/12/14(土) 19:12:46

    田渡が地図が描かれた紙の裏面を見たのは、偶然のようなものだった。なんとなく裏を返し、そしてそこに文字が書いてあるのだと気付き、その内容を読み取る。
    その瞬間、目を疑った。

    【暖かい 人間の 血の スープ 冷めない 内に 召し上がれ】

    血の、スープ。
    自然と視線は机の上に置いてある、赤いスープへと向かう。
    そして田渡はその瞬間、今までは感じなかったはずの臭いが、鉄錆に似た悪臭がスープから立ち昇っているのだと気付く。

    「悠?」
    「ッ、なんでもない」

    織田に名を呼ばれた田渡はその紙を裏返して机の上に置く。地図が上になるようにと、自分が知ってしまった真実を隠すように。

    虎杖「血!!!!!!!」
    釘崎「最悪、ひっくり返して捨てちゃ駄目?」
    伏黒「飲めって言われてるんだから駄目に決まってるだろ」
    虎杖「とりあえず隠そうとはする、と思う。でも二枚紙あるの見られてるから紙を隠すまではしない」
    伏黒「知れば0/1d4のSANチェック、全員そこまでSANが高くないから知らずにいるのもあり、だが」
    釘崎「流石にこんな怪しいスープを飲む馬鹿は居ないでしょうし、保留にしておく?」
    伏黒「それが妥当だろうな」

  • 6二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:15:12

    人間の血だって知ってごくごく飲めないだろ
    倫理的にも衛生的にもヤダよな

  • 7二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:19:29

    こんな感じで置かれてたら基本は抵抗あるだろうしな

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:19:53

    SANチェックこそCoCの花、わかるで……

  • 9124/12/14(土) 19:21:52

    なるべく冷静にと、最年長である自らがしっかりしなければと田渡は動揺を隠そうとする。


    「ここの地図みたい」

    「こっちには毒入りスープを飲めって、馬鹿らしいことしか書いてない。誰が馬鹿正直に飲むんだよ」


    スプーンすらない器を織田が小突けば、液面が揺れる。そのさまにも田渡は液体の正体、血液であることを思い出してしまえば指先が冷えていく。


    「とりあえず、他の部屋も見ておこう」


    犬塚と織田が相談する中、田渡は部屋に漂う血臭から逃れるように一度瞼を深く下ろしていた。


    伏黒「本来ならCoCは単独行動は危険だ。だがこのシナリオはおそらく時間制限がある」

    釘崎「一時間以内、ってヤツ?」

    伏黒「だから別れて探索するのもありだと思うが……」


    1.調理室 2.礼拝室 3.書物庫 4.下僕の部屋


    田渡 dice1d4=2 (2)

    犬塚 dice1d4=2 (2)

    織田 dice1d4=3 (3)

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:24:17

    ダイスなのにちょっと様子がおかしいからついて行ってる感じにもなってて面白いな

  • 11124/12/14(土) 19:24:38

    どっちの紙の裏に血のことについて書いてあるか逆に描写した気がするけどダイス振ってしまったせいで取り返し付けるの面倒、もとい大変だから許してくれ

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:31:05

    本来は地図の裏のメッセージじゃなかったのか
    進行上問題なさそうだしせふせふ

  • 13124/12/14(土) 19:32:05

    礼拝室、南の部屋は小窓付きの一回り大きな鉄扉となっている。明らかに怪しそうなそこを田渡と犬塚が、毒入りスープという名前のせいで危険を感じた調理室と名前すら怪しい下僕の部屋を避け、消去法で書庫に織田が行くことになった。


    「書庫、なぁ。貴重そうな書物があったら持って帰って売ってやる」

    「くれぐれも」

    「気を付けろよ、だろ?分かってるっての」


    そう言うと織田は然程躊躇もなく、綺麗な木製の扉を開いて書庫へと入っていった。

    残された田渡と犬塚は何かが閉じ込められでもしてそうなその扉に近付き、そうっと聞き耳を立てる。


    <聞き耳>

    虎杖(50) dice1d100=74 (74)

    伏黒(55) dice1d100=94 (94)

  • 14二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:32:30

    逆にちょっと間違った時の処理の例が出来たと考えれば…!

  • 15二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:32:51

    伏黒あっぶないなぁ

  • 16二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:34:06

    伏黒さん!?怖いなあ
    というか両方ミスっちゃったな

  • 17124/12/14(土) 19:35:39

    このような状況に置かれているせいか、心臓の音がやけにうるさく邪魔をする。中から音が聞こえるのか、聞こえないのか、良く分からないまま二人は耳を離す。

    となれば次に目をつけるのは小窓、だが。


    五条「あ、悠仁。<幸運>振って」

    虎杖「俺だけ?」

    五条「そうそう、恵は良いよ。大丈夫だから」

    虎杖「俺だけ大丈夫じゃないかもってなに!?」

    五条「振れば分かるよ」

    伏黒(これは……あぁ、そういうことか)


    <幸運>

    虎杖(55) dice1d100=23 (23)

  • 18二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:36:56

    虎杖本当に安定してきたな

  • 19124/12/14(土) 19:41:14

    五条「なら大丈夫だね」

    虎杖「だから何が!?」

    伏黒「小窓の高さ、ですよね」

    五条「そうそう。今の悠仁、じゃなくて田渡は身長が低いから見れるかを幸運ってことで」

    虎杖「良かった……で良いんだよな?」

    伏黒「……多分な」

    虎杖「多分ってなに!?」

    伏黒「ついでに田渡に<心理学>しておいても良いですか?」

    五条「犬塚の<心理学>は……60ね、OK振るよ」

    虎杖「え、先生が振るん?」

    五条「<心理学>はKPがシークレットダイスで振るんだ。ダイスの結果はPLには伝えられず、結果だけ伝えることになる」

    五条「ということで二人はあっち向いててね、よいしょっと」コロコロ…


    <心理学>

    犬塚→田渡(60) dice1d100=27 (27)

  • 20二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:43:26

    良かったこっちも落ち着いた

  • 21二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:45:02

    改めて小さいんだったなこのPCは

  • 22124/12/14(土) 19:48:15

    犬塚からすれば少し低い位置にある小窓、少し背を丸めるようにしてそこを覗き込む。共に動いてはいるが、田渡を矢面に立たす期は端からない。

    先程の様子がおかしかった田渡を一人にしない方が良いだろうと、そう思った上で同行すると決めた。問い詰める気はまだないが、それでも何かがあったことくらいは気付く。


    「……暗いな」

    「明かりとかがあれば良いのにね」


    そんな会話をしながらも、犬塚は視界に何か動くものがあったような気がして目を凝らす。

    ぼんやりと青白い部屋、視界が悪い中で意識を向ければそこには――居た。

    一枚だけの翼を持った、巨大なクサリヘビのような怪物。

    それが礼拝室の中で蠢いていた。


    五条「おめでとう、恵もSANチェックだよ」

    虎杖「つーか、怪物ってなに!?」

    五条「あれ、言ってなかったっけ。CoC、クトゥルフ神話TRPGはホラーRPGだよ」

    虎杖「これホラーなん!!?!?」

    五条「なんとSANチェックの値は0/1d10 !」

    伏黒「……虎杖、死ぬなよ」

    虎杖「なんで俺!!?!?」


    <SANチェック>

    伏黒(50) dice1d100=14 (14)

  • 23二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:51:25

    おお良かった
    思ったよりデカい減りするな

  • 24二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:53:12

    でかい!けどセーフか
    いや一発ででかいSANチェックが来るとハラハラするな

  • 25124/12/14(土) 19:54:00

    五条「あーあ、成功か。せっかく一時的狂気の話が実演混じりで出来ると思ったのに」

    伏黒「SANチェックで一度に5以上のSANを喪失し、尚且つ<アイデア>に成功した場合は一時的狂気となる。即ち、発狂だな」

    伏黒「理性がなくなってありとあらゆる狂気症状が起こる可能性があるんだが、その中には殺人癖なんてものもある」

    虎杖「……俺のPCのHPって9なんだけど」

    伏黒「俺のPCの<キック>の威力は1d6+1d4、<マーシャルアーツ>にも成功すれば2d6+1d4のダメージになる」

    虎杖「死ぬじゃん!!!!!!!」


    釘崎「騒いでないで早く終わらせなさいよ!!」(書庫探索のため少し離れた場所に座っている)


    五条「さて、ここでもう少し中を確認するなら薄暗いってことで<目星>1/2に成功したら情報あげちゃおうかな」

    伏黒「……やります。こうなったら田渡にここを見せずに終わらせておく方が安全だ」


    <目星1/2>

    伏黒(27) dice1d100=11 (11)

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:54:56

    すげー安定してる
    順調過ぎて怖くなってきたな

  • 27124/12/14(土) 19:57:48

    得体のしれない怪物が視界に入った犬塚は息を飲んだものの、どうにかそのまま視線を巡らせる。するとその怪物の更に奥、何かを見つけた。

    人間の身体を持つ像のような何かの像。ただの像であるはずなのに、見れば見る程に心がざわつくような何か。


    五条「ここで追いSANチェック、今度は0/1d6ね」

    虎杖「またここでも一時的狂気チャンスってこと?」

    伏黒「チャンスって言うな」


    <SANチェック>

    伏黒(50) dice1d100=34 (34)

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 19:58:00

    犬塚くんの一蹴りで死んじゃう可能性ある田渡ちゃん怖すぎるぅ…

  • 29124/12/14(土) 19:59:13

    因みに織田もHP11だから犬塚の最大火力2d6+1d4の前には一撃死あるよ

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:01:31

    犬塚くん…一時的狂気に陥る時はなるべく大人しいやつで頼むぞ…

  • 31二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:02:11

    1番頼りになるけど下手すると壊滅のトリガーにもなりうる男犬塚

  • 32124/12/14(土) 20:05:30

    得体のしれない何かと、明らかな怪物。それらを目に留めてから犬塚は小窓から体を離す。


    「何か見えた?」


    田渡が振り返った犬塚に声をかけるも、どう答えるのか迷ったのは数瞬のこと。


    「何か生き物が居るが、良く見えなかった。ここは暗いから後回しにしよう」


    その言葉を不思議に思いつつも、二人は鉄扉から離れた。


    そうして一方、少し時間は遡り書庫の織田。


    「……ろうそく?」


    中央に四つ足の古い机、そしてその上にはキャンドル皿に乗せられたろうそくが部屋をうっすらと照らしている。そして四隅には本がいっぱいに詰められた本棚が置いてあった。ただしジャンルはバラバラで、統一感があるとは思えない。


    五条「何か手掛かりを見つけたいなら<図書館>だね」

    釘崎「<図書館>は75ね、余裕だわ」


    <図書館>

    釘崎(75) dice1d100=50 (50)

  • 33二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:06:22

    75だから余裕!で失敗するフラグかと思ってしまった
    意外と頼りにならないんだよな…

  • 34124/12/14(土) 20:10:04

    本棚に並べられた本を見ていると、織田は背表紙に『スープの夢について』と記された真っ黒な本を見つけた。現在のこの状況を考えればスープという単語は見逃せないと、その本を手に取る。

    しかし何故かその本はべったりと湿っていて、僅かに甘い香りのする液体が手に付着する。


    釘崎「うっわ、最悪!!」


    1.釘崎「本を置いてから手を洗うわ」

    2.釘崎「本を真ん中の部屋に持って行ったあと、手を洗うわ」

    3.釘崎「いやいやだけど、まずは中身を読もうかしら」

    dice1d3=2 (2)

  • 35二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:14:23

    本を汚すな!べたべたしてるとか最悪だな

  • 36二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:17:20

    甘い香りなら害はないのかな
    でも本棚に入ってた本がベタベタなの嫌すぎ

  • 37124/12/14(土) 20:21:26

    このような訳の分からない空間で手に謎の液体が着く不快感はこの上ないものだ。織田は顔を顰めると汚物に触れるかのように本を摘まみ上げつつ、スープの部屋まで戻ろうとする。

    丁度その時、田渡と犬塚とが鉄扉から離れた頃のようで、書庫から出て来た織田にすぐ気が付いた。

    「キショい液体が手に着いたから洗ってくる。調理室なら水道くらいあるだろ」

    そう言って織田が真ん中の机の上にその真っ黒い本を置こうとした、その時だった。

    ギィィィ……

    彼が出て来たばかりの書庫が、誰も触れていないと言うのに勝手に開く。

    「は?」

    しかし物陰はなく、ただ扉だけが開いては、再び閉じた。

    「なにした」
    「何って、何もしてねぇよ」

  • 38124/12/14(土) 20:21:47

    パタン ギィィィ パタン ギィィィ

    ガタ ガタガタ ガタガタガタッ


    暴れ回るその扉は次の瞬間、溶けた。


    「は」


    息を飲んだのは誰だったのか。溶けた扉は不定形の黒いスライムのような物体となり、探索者たちに襲い掛かった。


    五条「全員もれなくSANチェック。1/1d10だよ」

    伏黒「何したんだオマエ」

    釘崎「図書館成功させただけだっての!?」

    虎杖「これ襲い掛かった、って戦闘ってこと?」

    五条「そうだね」

    虎杖「さっき言ってた、一時的狂気になった上での戦闘ってどうなんの?」

    五条「……SANチェック成功したら大丈夫だから頑張れ!」

    伏黒「死ぬ気で成功させろよ……!!」

    虎杖「これ多分伏黒が一番失敗したらマズいヤツじゃね!?」


    <SANチェック>

    虎杖(55) dice1d100=95 (95)

    伏黒(50) dice1d100=95 (95)

    釘崎(50) dice1d100=82 (82)

  • 39二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:23:48

    仲良死だね♡

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:24:31

    ギリギリダブルファンブルは回避したが…したが…

  • 41二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:26:56

    ギリファンブルじゃないけど…!なんで急に仲良く荒ぶるんだ

  • 42124/12/14(土) 20:30:04

    SANチェックにはクリティカルやファンブルは基本的に適応させないよ!

    クリティカル、ファンブルってなに?
    クリティカル→1d100で1~5を出すと決定的成功で普通の成功よりもいい結果が得られる。その中でも1クリは最もいい結果が得られるので最高
    ファンブル→1d100で96~00(100)を出すと致命的失敗で普通の失敗よりも宜しくない結果が得られる。その中でも100ファンは最も悪い結果が得られるので最悪

  • 43二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:30:34

    しかし皆失敗しましたな…どデカいのに…

  • 44124/12/14(土) 20:32:12

    五条「(笑)」

    釘崎「笑ってんじゃないわよ!!」

    伏黒「……まだ大丈夫だ。とにかく1d10で4以下を出せ」

    虎杖「40%でセーフ、ってことだよな?」

    五条「不定の狂気、ってのもあるけどその説明はあとにしようか。じゃあ減少値決めるための1d10どうぞ(笑)」


    <減少値>

    虎杖 dice1d10=8 (8)

    伏黒 dice1d10=2 (2)

    釘崎 dice1d10=10 (10)

  • 45二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:33:17

    虎杖ー
    釘崎・・最大値・・
    伏黒お前だけが頼りだ頑張れ

  • 46二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:33:36

    ………………犬塚による一撃死はないな!ヨシ!

  • 47二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:37:56

    釘崎!?!?!

  • 48二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:38:10

    二種類もみれるんですか!オラわくわくしてきたぞ!

  • 49二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:38:30

    いやよく見たら伏黒以外壊滅してて草

  • 50二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:40:01

    探索始めの安定した数値はここで爆発させる縛りか何かだったの?

  • 51124/12/14(土) 20:40:15

    五条「あ、野薔薇これでSAN40だよね?ということで不定の狂気、おめでと!(笑)(笑)(笑)」

    釘崎「だから、笑ってんじゃないわよ!!」

    伏黒「……一定時間で現在SANの1/5以上を喪失した場合、不定の狂気になる。不定の狂気の場合は最長六か月だ」

    釘崎「六か月!!?!?」

    五条「野薔薇は不定の狂気確定だけど、悠仁は一時的狂気になるかどうかの瀬戸際だね。じゃあ<アイデア>といこうか。成功で一時的狂気ね」

    虎杖「<アイデア>は……65、俺はバカ俺はバカ俺はバカ!!!!!!行くぜ!!!」


    <アイデア>

    虎杖(65) dice1d100=68 (68)

  • 52二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:41:10

    虎杖…お前言った通りPCがおばかで良かったな…

  • 53二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:41:11

    虎杖さっきからギリでかわしてるな

  • 54二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:43:21

    バカで助かった〜!いいのか?

  • 55二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:44:31

    一時的狂気がより深刻になったのが不定の狂気って認識であってる…?

  • 56124/12/14(土) 20:46:57

    虎杖「バカでよかった!!!!!!!!」

    五条「じゃあ発狂は野薔薇だけだね。でも悠仁も44になったら不定の狂気だよ。あと4だね。恵は今48だけど、40まで減ったら同じく不定の狂気」

    五条「不定の狂気で振らなければいけないダイスは主に二つ。期間と症状。」

    五条「期間は1d6か月。症状は、折角だから全部ダイスで行こうか、1d2と1d10ね」

    釘崎「殺人癖引いたらまずはアンタから殺すわ」


    <期間>

    dice1d6=6 (6) か月


    <症状>

    1.短期表 2.長期表

    dice1d2=1 (1)

    dice1d10=2 (2)

  • 57二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:48:57

    釘崎ここでも最大値引いてて草
    期間長いよ…

  • 58二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:50:30

    探偵業にも支障が出てしまうな織田くん!

  • 59124/12/14(土) 20:55:57

    五条「短期表の2は……"パニック状態で逃げ出す"だね」

    五条「一度落ち着くまではそんな感じのロールプレイをして、一度落ち着いたとしても六か月間はちょっとしたことで精神的に不安定になって、すぐ逃げだしたくなるって感じかな」

    釘崎「……私に逃げ出せって?」

    五条「野薔薇がじゃないよ。織田一が、だ」

    五条「あくまでもロールプレイ、演技でしかない。いっそのこと楽しめばいいんだよ」

    五条「普段の野薔薇ならしない行動が、こういうTRPGならそういう演技が出来るってこと」

    釘崎「…………分かったわよ」

    伏黒「逃げ出すにしろ、礼拝室には近付くな。下僕の部屋も避けた方が良い」

    釘崎「調理室の方へ駆け込めばいいってこと?」

    伏黒「おそらくは、としか言えないが」

    釘崎「じゃあそうするわ」

    虎杖「……あ!俺そういや精神分析持ってるけど!」

    五条「精神分析はある程度落ち着いた状態じゃないと出来ない、けれどパニック状態を収めるくらいなら成功したら出来て良いかな」

    五条「と、その前に折角だから選択ルールの狂人の洞察力を適応させようか」

    五条「野薔薇、<アイデア>振って。成功したらこの状況を改善させる方法に気付いたことにしてあげる」

    伏黒「狂気に陥ったばかりの者が狂気の原因について洞察力を持つ、ってヤツですね」

    釘崎「やってやるわよ。<アイデア>は55、行くわよ」


    <アイデア>

    釘崎(55) dice1d100=36 (36)

  • 60二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:56:57

    釘崎の方は察しが良すぎた…

  • 61二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 20:57:52

    野薔薇ちゃんは逃げることしないもんな
    今度のは成功してよかった

  • 62124/12/14(土) 21:00:54

    五条「じゃあ野薔薇は黒いスライムのような何かが自分の持つ本を狙っているように思えるだろうね」

    釘崎「……本?」

    五条「なんかべったり濡れた本。さっき書庫から持ち出してるでしょ?」

    釘崎「そうなったら……投げ出すわよね、当然」

    五条「どこに?」

    釘崎「その黒いスライムに向けて、出来る?」

    五条「なるほどね……じゃあ、<投擲>と<幸運>を振って貰おうかな」

    釘崎「振れば良いのね?」


    <投擲>

    釘崎(50) dice1d100=27 (27)


    <幸運>

    釘崎(50) dice1d100=35 (35)

  • 63二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:05:14

    SAN以外は安定してる

  • 64124/12/14(土) 21:11:24

    扉が黒いスライムのような何かに成り果てるという異常事態。間近でそんなことが起こった織田は頭の中が逃げ出さなければという強迫観念に染め上げられる。

    だがその一方で、そのスライムのような何かが自分の持つ本を狙っているのではないかと、そんな予測が胸を過ぎった。これを手放さなければと急いた織田は手に持っていたその本を握り直し、振り被る。

    目標に、スライムへと一直線に本は飛んでいく。書庫の入り口で蠢くそれに当たったかに見せかけて、その扉は書庫の中へとすっ飛んでいった。


    「下がれ!」


    一番冷静だった犬塚がそう叫び、顔を青く染めた田渡は背に庇われる。その言葉を聞いてか、もしくは己の内にある狂気のせいか、織田は踵を返し走り出す。

    しかしその一瞬後、スライムは蠢く。

    狙うは織田……ではなく、書庫の入口でぽっかりと空いた部屋の枠組みに這いより、瞬きの後には何事もなかったかのように扉が再び現れていた。

    当然、スライムのような何かも存在しない。


    「……は?」


    五条「はい、ということで戦闘終了」

    釘崎「……本が部屋の外に出たのが駄目だった、ってこと?」

    虎杖「そう、なんかな?」

    伏黒「まずは織田に精神分析を優先だな」

    釘崎「このままだと調理室に駆け込む、予定だけど」

    伏黒「なら俺が止める。この場合はDEX対抗でいいですか?」

    五条「OK,いいよ」

    伏黒「対抗ロールは能動-受動で目標値が決まる。この場合は犬塚が能動のDEX14、織田が受動のDEX8、能力値1の差で50を基準に+5ずつしていく」

    虎杖「ってことは+6だから、目標値80?」

    五条「あってるよ、じゃあ振って」


    <DEX対抗(14-8)>

    伏黒(80) dice1d100=38 (38)

  • 65二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:16:59

    よしよし逃げられる前に追いつけそう

  • 66124/12/14(土) 21:18:32

    この場から逃げ出そうとしていた織田に気付いた犬塚はその腕を取る。しかしそれさえも振り払おうとした織田は振り払えないことに気付くと、振り返る。


    「離せ!!」


    絶叫とも言える叫びに犬塚は怯んだが、さっきまでの得体のしれない何かとの遭遇が続いたせいか、余計に掴む腕に力を込めた。


    「落ち着け」

    「落ち着いてなんか居られるかよ!ここから逃げないといけねぇってのに」


    力比べになりかけたその時、二人の元に田渡が近付いてくる。相変わらず顔色は悪かったが、それでも自分よりも冷静ではない織田を見てやるべきことを思い出したのだろう。


    「大丈夫、大丈夫だから」


    言い聞かせるようにして田渡は犬塚とは逆の手を掴む。そうして目を合わせ、もう一度口を開いた。


    「落ち着いて、一くん。もう怖いものなんてないから」


    釘崎「……ぶふっ」

    虎杖「わ、笑うなよ!!」

    釘崎「一くん、ってアンタ似合わな……」

    五条「はいはい、ロールプレイは笑っちゃ駄目だよ。笑われることを前提にやってる時ならともかく、茶化すのはやめときな」

    五条「落ち着けるかどうか、ってことで<精神分析>振って良いよ」

    伏黒(このまま全ロスするかと思った)


    <精神分析>

    虎杖(60) dice1d100=37 (37)

  • 67二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:19:52

    >>64

    対抗ロールいつもふんわり見てたけど改めてわかりやすい

  • 68二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:22:54

    対抗ロール難しいよね
    伏黒すっかりトラウマやんけ

  • 69二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:23:56

    まあ似合わないかもだけどこれはPCならこうやる…だもんな!庇われる子なんだと自分を洗脳するんだ

  • 70124/12/14(土) 22:54:38

    五条「<精神分析>は成功だね。じゃあSANを1d3の回復で」

    虎杖「よっしゃ!」

    釘崎「褒めて遣わす」

    虎杖「ははー!!」


    <回復量>

    dice1d3=1 (1)


    五条「それで恵はどうする?別行動するならしても良いけど」

    伏黒「俺は……dice1d4=4 (4)


    1.このまま<精神分析>が終わるまでここに居ます

    2.書庫に行きます

    3.調理室に行きます

    4.下僕の部屋に行きます

    dice1d4=4 (4)

  • 71二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 22:57:48

    回復はしょっぱかったね…

  • 72124/12/14(土) 23:00:13

    「ゆっくり息を吸って、息を吐いて」


    まだ学生の身ではあるが、田渡は医師のように織田と会話を続けている。強張った織田が田渡を掴むことによって二人の手は汚れてしまっているが、当人たちはそこを気にする様子はない。


    それをちらと見た犬塚は今のうちに、と部屋を見回す。その中の一つ、下僕の部屋と地図に書いてあった部屋に通じる扉は錆びた鉄で出来た扉となっている。

    どうやら鍵がかかっているようだが、少し押すだけで無理矢理にでも開くことが出来そうだ。


    伏黒「扉に<聞き耳>で」

    五条「いいよ、ロールどうぞ」


    <聞き耳>

    伏黒(55) dice1d100=80 (80)

  • 73124/12/14(土) 23:03:24

    五条「何も聞こえないね」

    虎杖「さっきから俺たち<聞き耳>失敗してばっかだよな」

    釘崎「そういえば<精神分析>ってどれくらいで終わるの?」

    五条「本当は結構かかるけど、十分くらいってことにしておこうかな」

    伏黒「……鍵壊してそのまま入ります」

    五条「扉はSTR5、恵のSTRは10だから目標値75だね」

    虎杖「あ、STR一緒だ」

    釘崎「扉と??」


    <STR対抗>

    伏黒(75) dice1d100=40 (40)

  • 74二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:06:29

    扉とSTR一致してると言われると面白いな…

  • 75124/12/14(土) 23:09:29

    五条「扉は開くけど部屋は真っ暗だね」

    五条「ここで<聞き耳>して貰おうかな」

    伏黒「何か居たってことか……?」

    釘崎「やっぱり下僕?」

    虎杖「流石にもうこれ以上SAN減らしたくないよなぁ」


    <聞き耳>

    伏黒(55) dice1d100=58 (58)

  • 76二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:10:07

    本当に聞き耳は失敗しまくるな

  • 77二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:11:24

    [Tips]扉を壊せる犬塚はSTR同値の田渡を壊せる

  • 78124/12/14(土) 23:15:41

    伏黒「……スマン」

    虎杖「あとで俺たちも行くから!!」

    釘崎「仕方ないわよ。命があることを祈りましょう」

    五条「あー、うーん、よくあるよくある。じゃあこれが最後、<目星>1/2ね」


    <目星1/2>

    伏黒(27) dice1d100=22 (22)

  • 79二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:21:01

    聞き耳以外は成功するな伏黒

  • 80124/12/14(土) 23:23:32

    扉を開く前に耳をそばだてても何も聞こえないのを確認してから犬塚は部屋の中に足を踏み入れた。中央の部屋から漏れ出る豆電球の明かりくらいしかないせいで部屋の殆どは暗闇に覆われている。
    口を閉ざしたままで足を進めれば、ふと視界に何かが映ったような気がして犬塚は足を止めた。そしてそのまま一秒、二秒と待てば今度は白がはっきりと視界の中に現れた。

    「……誰だ」

    彼の目の前には十代後半くらいの、彼と同じくらいの年のように見えるやつれた女の子が立っていた。暗い中でも瞳に力がないと分かるも、犬塚が目を留めたのはそこではない。
    犬塚たちと同じような白いローブ。ただしその白いローブは血に濡れている。白と赤が混じるそれを着た女の子は片手に拳銃を持っていた。

    虎杖「拳銃……拳銃!?」
    釘崎「さらば犬塚、ね」
    伏黒「勝手に殺すな。ソイツが撃って来そうな気配はありますか?」
    五条「ないよ。ただ拳銃を持っているだけ、って感じ」
    伏黒「取り押さえなければ、と思う程ではないってことですか?」
    五条「そう思っても良いかな。どうする?」
    伏黒「……とりあえず拳銃を取り上げることは?」
    五条「可能だね。技能も必要ない」
    伏黒「なら拳銃を取り上げてから中央の部屋に連れて行きます」
    虎杖「その子黒いスライムになったりしない?」
    釘崎「もうあの変なのはごめんよ」
    伏黒「なったら責任もって部屋の中に蹴り飛ばす」

  • 81124/12/14(土) 23:32:39

    犬塚は一瞬息を止めたものの、その少女が何かをするつもりがないと悟ったのか、更に距離を詰めた。そして拳銃を指で示すと、少女は犬塚にそれを手渡す。

    ずしりと重い金属の塊が犬塚の手に渡り、渡した少女は犬塚の反応を待っているかのように見上げている。


    「……この部屋から出られるか」


    拳銃を受け取ってから少し距離を取った犬塚にそう聞かれると少女は頷いた。大体、田渡と同じくらいの身長だろうか。裸足のままでぺたぺたと足音を立てながら犬塚の跡を着いて行った。


    「おかえり、颯くん」


    そうして部屋に戻れば一段落していたのか、田渡が振り返る。織田も落ち着いたようで、少し落ち着かなそうに視線を逸らしていたが先程までの激情が感じられない。

    しかし二人が見たのは血濡れのローブを着た少女と拳銃を片手に持つ犬塚だ。


    「オマエ、まさか」

    「俺じゃねぇよ」


    スープから立ち昇る湯気はどんどんと薄くなっている。

    冷え切るまでそう長くはないだろう。


    虎杖「……仲間が増えた感じ?」

    釘崎「この子が下僕、ってわけ?」

    伏黒「調理室は完全に未探索、書庫も下僕の部屋も中途半端」

    虎杖「礼拝室は一応外から拾える情報は拾ったけど、あれはもう済?」

    伏黒「どうだろうな。中に入らずに終えられるならそれが一番、だが」

    五条「ここで<精神分析>が終わった、ってことで。じゃあ悠仁、<薬学>振ろうか」

    虎杖「……<薬学>?ここで?」


    <薬学>

    虎杖(60) dice1d100=22 (22)

  • 82二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:34:33

    おおいい感じに失敗せず進んでいくな

  • 83124/12/14(土) 23:37:49

    五条「なら田渡は自分と織田の手についている黒い液体が何らかの猛毒であるかもしれない、という可能性に気付くね」
    虎杖「……え」
    釘崎「これ、あの本についていた液体よ」
    虎杖「尚更手を洗わんとマズくね!?」
    虎杖「調理室入って流しがあるなら手を洗いたいんだけど、ある?」
    五条「あるよ、水も出る」
    虎杖「なら織田の手を引いて調理室行こうかな」
    釘崎「毒ってことは言うの?」
    虎杖「とりあえず言わんでおく。手汚れてるから洗おう、って感じで」
    伏黒「毒入りスープ、これを入れて飲めってことか?」
    虎杖「俺じゃあるまいし毒入りスープなんて飲んだら死なん?」
    釘崎「まさか死んだら出られるってこと?」

  • 84124/12/14(土) 23:47:52

    漸く織田の様子が落ち着いたからだろうか、胸を撫で下ろした田渡は今更のように自分たちの手が汚れていることに気が付いた。黒い液体は仄かに甘い香りが漂っており、血の匂いよりはだいぶマシなもの。

    だがその匂いを嗅いで、脳裏に過ぎったのはその甘さとは正反対のもの。


    「……ッ、一くん。手が汚れてるから洗おう」

    「あ、あー……そういやそうだった」


    特に織田は疑問に思わなかったようで、田渡は少女のことを犬塚に任せるようにアイコンタクトをした後、織田と調理室に向かう。

    ドアノブなどがない、真っ白な板のような押し扉の向こう側は他の部屋と比べてとても綺麗な印象を受ける。食器棚や調理台、ガスコンロや洗い場など様々なものがあり、部屋は幾つもの豆電球が設置されていて、この部屋は真昼のように明るかった。

    二人は洗い場に向かって、手を洗う。何事もなく綺麗に手を洗えれば田渡は一つ息を吐く。


    「……さっきはごめん」


    そんなことを考えていると織田がぽつりと呟いた。一瞬何を言われたか分からなかった田渡は少しだけ間があってから、さっきまでの冷静ではなかった様子を謝られているのだと気付く。


    「気にしないで。誰にだって怖いものはあるからね。私は怖くて足が動かなかったから」


    五条「ガスコンロの上には蓋がしてある大きな鍋が置いてあるよ。開ける?」

    虎杖「開けない!!」

    釘崎「血のスープが出てくる調理室の鍋なんて絶対に厄ネタじゃない」

    五条「じゃあここで二人には<目星>振って貰うよ」

    虎杖「俺学んだんだよね。KPがウキウキしながらダイス振らせる時ってろくなことが起こらん、って」

    釘崎「それってコイツが性格悪いだけじゃないの?」


    <目星>

    虎杖(50) dice1d100=2 (2)

    釘崎(61) dice1d100=91 (91)

  • 85二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:49:34

    めっちゃ極端な出目が出てて草
    急にクリったな!

  • 86124/12/14(土) 23:56:15

    五条「おめでとう、クリティカルだね!」

    虎杖「クリティカル?」

    伏黒「1~5で成功するとクリティカル、決定的成功。ただの成功よりもいい結果が得られる。逆に96~00(100)で失敗すると致命的失敗。ただの失敗よりも悪い結果となる」

    五条「ということでまずは成功処理。悠仁は調理台の隅に紙切れがあるのに気付くね。そこには【大事な 調味料は 現在 在庫切れ】と書いてある」

    五条「そこに加えてクリティカル情報。さっきまで毒と分かっていた黒い液体を見ていたのもあって、在庫切れになっている調味料はさっきの本についていた毒のことなんじゃないか?と気付くね」

    釘崎「つまりあの本をスープに入れろって?」

    伏黒「絵面が酷いな」

    虎杖「手で入れるのも嫌だし、スプーンとかフォークとかある?」

    五条「あるよ。食器棚に銀色のがね」

    五条「<歴史>or<オカルト>、<地質学>or<薬学>あたりが振れるけどどうする?」

    虎杖「<オカルト>と<薬学>振る。この調子で行くぜ!」

    釘崎「ンなこと言ってると今度はファンブルするわよ」


    <オカルト>

    虎杖(30) dice1d100=8 (8)


    <薬学>

    虎杖(60) dice1d100=72 (72)

  • 87二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:57:26

    なんか本当に虎杖のダイスが高まってきてる
    反動が怖いな

  • 88124/12/15(日) 00:00:31

    五条「<薬学>の方は失敗か。じゃあ<オカルト>の知識で、銀には魔除けの力があって高い精神力を象徴するものであることを知ってたね」

    伏黒「……銀色。銀。それって」

    五条「恵も<薬学>振る?」

    伏黒「別に、PL同士の会話では問題ないですよね」

    伏黒「おそらくここの<薬学>で成功してたら得られた情報は銀の食器は毒見に使われていた、ってことのはずだ。おそらく銀のスプーンで本についた毒に触れたら黒くなる」

    虎杖「やっぱりこれ入れて飲めってこと?」

    釘崎「でも死ぬわよね、やっぱり」

    虎杖「俺だったら死なんけど、田渡は俺じゃないしなぁ」

  • 89124/12/15(日) 00:09:24

    田渡たちが手を洗い、そしてスプーンやナイフを探していた一方、真ん中の部屋では犬塚と少女が何とも言えない空気感で見つめ合っていた。

    「……名前は」

    そう問うても少女は首を横に振る。

    「名前がないのか」

    次にそう聞けば少し迷った風に動きを止めてから、こくりと頷く。コミュニケーションは取れるものの、どうにも少女は口を閉ざしたままだ。

    「……声が出ないのか?」

    そう聞けばやはり少女は頷く。その様子を見て犬塚は深い溜息を吐いた。
    味方なのか敵なのか分からない。自分たちのように巻き込まれたのなら同情はするし助けたいとは思うものの、優先順位の最上位には来ない。

    「毒ゥ!?」

    そうしていると調理室から戻って来た織田が何やら叫んでいる。

    「あんなに手にべったりついてたのに!?」
    「皮膚に着くだけだと問題がないけど、傷とかあったら危なかったんじゃないかな」
    「最悪。なんだあの本。二度と触んないから」

    田渡の手には銀色のナイフとスプーンが握られていて、そこで漸く犬塚が振り向いていることに気付いたのか、それを犬塚に見せる。

    「さっきの本についてた、黒い液体?が多分毒で」
    「それをこれから取りに行こうって話。オマエはどうする?」

  • 90二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:16:08

    現実が毒無効なの特殊すぎるなしかし

  • 91124/12/15(日) 00:18:19

    伏黒「現時点での情報の取り零しがあるとすれば、書庫で拾った本の中身。あと部屋にあった蝋燭を持ち出せるのなら暗い部屋の下僕の部屋と礼拝室」

    虎杖「危険度で言うと礼拝室が一番ヤバそうなんだよな?」

    釘崎「強そうなバケモノが居る時点で入りたくないわよね。あと田渡か織田が小窓覗くのもここまで来たらやめておくべきよ」

    虎杖「一応今分かってるのは毒入りスープを一時間以内に飲めって指示があって、毒っぽいのを見つけたってこと」

    釘崎「……当たり前のように無視してたけど、机の上のスープって血のスープなのよね?あれって毒入りなの?」

    伏黒「それを確かめるのが銀食器なんだろうな。最初からあれを飲めばクリア、ってことはないだろうから毒が入ってない可能性が高いが。調味料も在庫切れだし」

    虎杖「毒入りスープを飲むにしろ、飲んだら帰れるって保証が欲しいよな」

    虎杖「これで毒入りスープなんて飲んだらそりゃ死ぬよ、おしまい!って言われて全ロスしたら流石にちょっと傷付くし」


    1.伏黒「犬塚と田渡で書庫、織田はこれ以上SAN減ったらマズいから待機」

    2.伏黒「蝋燭を持ってもう一度下僕の部屋を見たい」

    3.伏黒「犬塚も一応手を洗ってくる、の流れで調理室行ってくる」

    dice1d3=1 (1)

  • 92二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:18:46

    スープが温かいうちに→冷え切るまでそう長くはないだろう
    これ1時間の期限が迫ってきてるってこと?
    期限切れたらペナルティとかあるんですか?

  • 93二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:20:54

    まあ二人とも割とSANはピンチな気はする

  • 94124/12/15(日) 00:31:57

    「俺が代わりに行く。だから織田はコイツと話しててくれ」
    「話?」
    「どうやら喋れないらしいが、こっちの言うことは分かってるようだ。なにか知らないか俺の代わりに聞いておけ」
    「なんで俺が……ってオマエよりはマシか。了解」

    そうして今度は織田が残り、犬塚が書庫へと向かう。もし万が一先程のような黒いスライムが襲い掛かって来ても、どうにかしやすいだろう。田渡もそれが分かったのか、反対することなく二人の役割の入れ替えに同意した。
    そうして書庫へと足を踏み入れれば、だいぶ短くなった蝋燭が二人を出迎る。

    「中身は?」
    「……あ、少しだけ何か書いてある」

    先程触れて何ともなかったせいか、田渡が本を開けば再び手には黒い液体が付着する。かなり短くなった蝋燭の明かりを頼りに本を読めば、こう書いてあった。

    【真ん中の部屋・・・ちゃんとしたスープを飲まないと出られない。メモの裏にはスープの正体が記されている。
     上の部屋・・・調味料や食器が沢山置いてある。ちょっとだけ予備のスープが鍋にある。
     右の部屋・・・とっても良い子が待っている。いいものを持ってるよ。
     左の部屋・・・本はとっても大事だから持ち出したら駄目。ろうそくはもってける。
     下の部屋・・・神様が眠っている。毒の資料がある。番人は活きのいいものを食べなきゃいなくならない。
     大事な事・・・死ぬ覚悟をして飲むように。】

    「本は持ちだしたら駄目、ろうそくはもってける」
    「アイツ、これに引っかかったってことか」
    「……死ぬ覚悟をして、飲むように」

    田渡がそう呟けばしんと静まり返る。

    「……下僕の部屋にろうそくを持っていく。毒は掬えそうか?」
    「大丈夫。こっちは任せて」

    手早くナイフで表面をこそぐようにすれば、ナイフが黒ずんでいくのが分かった。それを見れば銀食器は毒に反応する、ということを彼女が思い出すのも当然のこと。だが毒と分かっていることもあり、そこまでの衝撃はない。

  • 95124/12/15(日) 00:32:09

    虎杖「どう考えても毒入りスープを飲んでって言われてるよなこれ」

    釘崎「ここまで誘導されれば飲んでも良いんじゃないかって気がしてきたわね。絶対飲みたくないけど」

    伏黒(下の部屋についての本の内容、下僕の少女を生贄にしろってことなんだろうが、そこまでしなくともクリアできるようになっている、気がする)

    伏黒「蝋燭を持って下僕の部屋に向かいます」

    五条「なら蝋燭持ってるってことで<目星>、持ってなかったら1/2だったけどね」


    <目星>

    伏黒(55) dice1d100=4 (4)

  • 96二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:33:50

    またクリティカルだ!

  • 97二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:35:48

    NPCいるってそういう事なのかな~って不穏になるけど伏黒がそう言うならきっと希望はあると信じて…

  • 98124/12/15(日) 00:37:47

    五条「お、クリティカルだね。それじゃあおめでとう!犬塚は頭のない男の遺体を発見するよ」

    伏黒「……は?」

    五条「ということでSANチェック、1/1d4+1ね」

    虎杖「……失敗して最大値だったら一時的狂気の可能性あるってことだよな?」

    釘崎「クリティカルのくせにSAN削って来るんじゃないわよ!」

    五条「これは成功情報。発狂しなきゃちゃんとクリティカル情報あげるからさ」

    釘崎「発狂したらぶっ飛ばすわよ」

    虎杖「でもさっきの伏黒は1d10で2だったし、イケるんじゃね?」

    伏黒「TRPGで大丈夫とかイケるとか成功するとか、振る前に言うとフラグになるからやめろ」


    <SANチェック>

    伏黒(48) dice1d100=66 (66)

  • 99二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:38:48

    ヤ…ヤバい

  • 100二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:39:10

    まだ助かる!まだ助かる!

  • 101124/12/15(日) 00:39:27

    虎杖「あ」

    釘崎「まだ1d4のダイスで4出さなきゃセーフよね?」

    伏黒「だからオマエら……」

    五条「ここで4出しても<アイデア>で成功しなきゃ発狂しないから大丈夫大丈夫!!」

    伏黒(イラッ)


    <SAN減少量>

    dice1d4=4 (4) +1

  • 102二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:39:40

    伏黒失敗した?大丈夫?

  • 103二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:40:09

    うわーっ最大値だ!!!
    フラグだったのか!

  • 104二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:41:04

    まだ助かる!まだ…助か…

  • 105二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:42:13

    発狂しなきゃ…発狂…

  • 106124/12/15(日) 00:42:27

    虎杖「でも犬塚って俺よりバカだったよな!?」

    釘崎「今はもうそこを願うしかないわね」

    五条「犬塚がバカだといいね(笑)」

    伏黒「……50、1/2で発狂か」

    伏黒「………………」

    五条「それともまたクリティカル出す?」

    伏黒「いい加減にしてください」


    <アイデア>

    伏黒(50) dice1d100=74 (74)

  • 107二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:42:52

    バカでよかった〜〜〜

  • 108二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:42:58

    セーーーーフ!!!

  • 109124/12/15(日) 00:49:14

    虎杖「やった~~~~~~!!!!!!犬塚バカだ!!!!!」
    伏黒(失敗した方が良いのは確かだがそう連呼されると少々複雑な気持ち)
    五条「これで犬塚のSANは43、あと3減ったら不定だね」
    釘崎「ほら、さっさとクリティカル情報出しなさい」
    五条「はいはい、まずは成功報酬。紙切れが落ちているのを見つけるね」

    【それは 名前もない 貴方の 下僕です。
     言われたことは 嫌でも 絶対に 従います。
     無口だけど 人懐っこい 良い子なので 可愛がって あげてください】

    釘崎「胸糞悪いわね」
    五条「そしてクリティカル報酬は……、の前に蝋燭が消える」
    五条「それを見た犬塚はここに来てからかなりの時間が経っているんじゃないだろうか、ってことに改めて気付く」
    五条「具体的に言うなら、そうだね。残り十五分くらいかもしれない、って分かって良いよ」
    伏黒「……ここまで来たらもう飲むしかない、だろうな」
    伏黒(万全を期すなら礼拝室に少女を囮にすることだろうが、その作戦をこの二人が是とする気がしない)

  • 110二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:51:00

    おおクリティカル情報で時限念押しされたか
    気づけてよかったんだろうな

  • 111124/12/15(日) 01:09:19

    犬塚が暗闇の中どうにか中央の部屋まで戻れば、小皿の上に黒い液体が乗せられ、田渡が銀のスプーンで赤いスープを掻き回している様子が目に入る。

    「おかえり。この子、何も知らないっぽい」

    織田もどうやらコミュニケーションを試みていたようで、少女は少し申し訳なさそうにシュンとしているようにも見えた。

    「このスープにはまだ毒が入ってない、んだと思う」

    田渡がそう言えば織田は顔を顰める。毒入りスープを飲め、という異常事態に生理的嫌悪があるのは当然のことだろう。

    「……あそこの部屋、礼拝室にはバケモノが居る。もしあの紙に書かれていたお迎えがアレのことなら、俺たちはただでは済まない」
    「なら毒入りスープを飲む方がマシって?」
    「そういうことになる」

    犬塚がそう言い切れば織田は田渡に視線を向け、そうして田渡も似たようなことを考えていると分かったのか、彼は叫んだ。

    「正気か!?毒だぞ毒!!」
    「オマエが投げた本には死ぬ覚悟をして飲むように、と書いてあった」
    「そりゃ猛毒なら飲めば死ぬだろうな」
    「それに――もう時間がない」

    四人の囲む机の上にあるスープからはもう湯気が見えない。あれから時間も経ったせいで、温くなってしまったのだろう。いつの間にか田渡は手に四本のスプーンを持っていた。そしてそれを織田に差し出す。

    「一くん」

    全くもって異常事態だ。でもこれだけおかしいと叫んだところで、織田も心のどこかではこれを飲まなければならないということは分かっていた。

    「~~~~~ッ、分かった。飲めばいいんだろ!!死んだら絶対恨むからな」

    そう言って織田はナイフに着いた黒い液体を些か乱雑にスープの中に落とす。そうして、彼らの前には毒入りスープが出来上がった。

  • 112124/12/15(日) 01:09:40

    釘崎「絶対に飲みたくない」

    虎杖「飲むのは田渡たちだし……」

    伏黒「そういや少女にも飲ませるのか?」

    虎杖「一応?正体も分かんねぇけど、飲ませないでいるのもなって」

    釘崎「それで無駄死にさせたら恨まれるわよ」

    虎杖「でも飲ませんままなのもあれじゃね?」

    五条「覚悟は決まった?毒入りスープ飲んじゃう?」

    虎杖「飲む!」

    伏黒「飲むしかないでしょう」

    釘崎「ここまで来たら逃げられないわよ」

    五条「いいねいいね。じゃあ、折角だしダイス振って貰おうかな」

    五条「毒入りだと分かっているスープを死ぬ覚悟をして飲めたか、POW×……サービスで5で良いよ。×3にしてもよかったけど、初めてのCoCだしね」

    五条「それじゃあ皆、覚悟を見せてよ」


    <POW×5>

    虎杖(55) dice1d100=91 (91)

    伏黒(50) dice1d100=80 (80)

    釘崎(50) dice1d100=7 (7)

  • 113二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:11:29

    また極端だな…まあファンブルじゃなければ幸運だから

  • 114二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:14:45

    織田、発狂までしたが漢らしいな…

  • 115124/12/15(日) 01:15:09

    それぞれが黒く濁った色合いになったスプーンを手に持って、テーブルを囲む。


    「ホント、死んだら恨むぞ」


    そうして口を開けてスプーンを一番に飲み干したのは意外にも織田だった。どろりとした気色の悪い感触が口の中に入り込む。



    釘崎「なんでここでアンタたちが失敗してんのよ!!」

    虎杖「田渡はこれが血のスープって知ってるから!!」

    伏黒「……スマン」

    五条「ここで野薔薇は<アイデア>ね」

    釘崎「絶対に嫌な予感しかしない<アイデア>じゃないのよ」

    五条「悠仁と恵ももう一回<POW×5>振って良いよ」

    虎杖「ここ失敗し続けたら絶対にヤバいことになる気がするから絶対成功したい!!」

    伏黒「気負うとろくな出目にならないぞ」


    <アイデア>

    釘崎(55) dice1d100=87 (87)


    <POW×5>

    虎杖(55) dice1d100=78 (78)

    伏黒(50) dice1d100=18 (18)

  • 116二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:16:16

    い…虎杖の出目が…

  • 117二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:18:46

    田渡ちゃん帰れる?大丈夫そう?
    少女は命令聞くなら自動成功なのかな

  • 118124/12/15(日) 01:20:53

    五条「<アイデア>に失敗したから、織田はその赤いスープの正体は分からなかったようだね」

    釘崎「バカでよかったわ」

    五条「SANチェックで1/1d3の減少ね」

    釘崎「まだ減るの!?」

    五条「恵もまずは<アイデア>、成功か失敗でSAN減少の値が変わるよ」

    伏黒「分かりました」

    五条「それで悠仁は次の<POW×5>に失敗したら面白いものが見れるかもね」

    虎杖「それ絶対俺にとっては面白くないものデスヨネ!?」


    <SANチェック>

    釘崎(41) dice1d100=50 (50)


    <アイデア>

    伏黒(50) dice1d100=58 (58)


    <POW×5>

    虎杖(55) dice1d100=5 (5)

  • 119二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:22:48

    クリティカル出て草
    アイデアも失敗してよかったがSANは変わらず減っていく…

  • 120124/12/15(日) 01:26:02

    五条「野薔薇は減少1d3、恵も1/1d3、悠仁は既にスープの正体を知ってるから<アイデア>はなしで、その代わり1/1d6ね」

    虎杖「ここのクリティカルってなんの意味あんの!?!?」

    五条「覚悟決めて飲んだから結構な量飲んだんじゃない?」

    虎杖「それってクリティカル報酬になんの!?」

    伏黒「失敗して最大値出したら不定の狂気か」

    釘崎「そういえば虎杖もあと4減ったら不定よね?」

    五条「はいはい、じゃあ行ってみよ~!」


    <SAN減少>

    釘崎 dice1d3=1 (1)


    <SANチェック>

    虎杖(48) dice1d100=80 (80)

    伏黒(43) dice1d100=45 (45)

  • 121二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:27:23

    もう終われそうなのにヤバい状態になってないか?

  • 122124/12/15(日) 01:28:50

    釘崎「またSAN40になったわね」

    虎杖「俺も1で済ませたい……!」

    伏黒「だからフラグはやめろ」


    <SAN減少>

    虎杖 dice1d6=4 (4)

    伏黒 dice1d3=2 (2)

  • 123二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:30:17

    虎杖よりによって出しちゃいけない数をちょうど出したよ!

  • 124二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:30:18

    おめでとう虎杖 元気な不定だよ

  • 125二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:35:05

    まあエンディング描写はボーナスタイムみたいなもんだし発狂はやったもん得よ(暴論)

  • 126124/12/15(日) 01:35:32

    一足先に飲んだ織田、そして犬塚、田渡とスープを口に含む。
    どろりとした重みのある液体。その正体を知らずとも十分に不愉快なそれ。飲み下すことの抵抗を感じてもどうにか飲み下した数瞬後、手からスプーンが零れ落ちる。

    「あ……ッ」

    織田は手から落ちたスプーンを見つめた後、その体を床へと崩れ伏す。それに慌てた犬塚、田渡も気付けば同じように崩れ落ちていた。
    飲むように、と告げた少女も同じようにコンクリートの床に転がっている。

    あるはずのない幻覚が見える。家族の姿か、もしくはそれ以外のものか。様々なものが視界を埋め尽くす中、呼吸と心拍が激しくなっていく。
    耳鳴りや眩暈に襲われながらも、その苦しみは然程長くは続かなかった。
    凡そ一分にも満たない短い間。それが彼らの心臓が止まるまでの時間だった。

  • 127124/12/15(日) 01:41:25

    しかし真っ暗に閉ざされたはずの視界が数瞬後、真っ白に染め上げられる。

    そして吠えるような声で、こう聞こえて来た。

    『勇敢なる者よ!現へと還るがいい!』


    次に探索者たちが目を覚ましたのは、見慣れた場所だったことだろう。
    目覚めたすぐには現状を理解出来ずとも、思い出せばスマホを取り出してメッセージを打つ。
    するとほとんど同時、三人が送ったメッセージは似たようなもの。

    どうやら本当に無事に悪夢のような出来事から帰って来られたらしいと、互いの無事を知って三者三様に胸を撫で下ろした――

  • 128124/12/15(日) 01:41:36

    五条「はい、と言う訳でおめでとう!毒入りスープ、全員生還だね」

    五条「最後悠仁がギリッギリ不定の狂気入ってたから、その狂気決定だけしちゃおうか」

    虎杖「1……!!!!」

    釘崎「あー、どうなることかと思ったわよ」

    伏黒「あと1で俺も不定だったな」


    <期間>

    dice1d6=5 (5) か月


    <症状>

    1.短期表 2.長期表

    dice1d2=1 (1)

    dice1d10=7 (7)

  • 129二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:43:18

    期間が長いなあ
    みんなSANがゴリゴリ削れたなあ

  • 130124/12/15(日) 01:48:58

    五条「五か月間、幻覚や妄想に悩まされるみたいだね」

    虎杖「長ぇ……」

    釘崎「最大値じゃないだけマシでしょ」

    五条「こういう時の幻覚や妄想はその症状が出た時のシチュエーションによって変わって来るけど、あの状況で不定の狂気入ったなら自分の食べてるものが人の血肉に思える、とかって感じかもね」

    釘崎「最ッ悪!!」

    虎杖「指食うのは俺だけで良いって……」

    伏黒「で、生還報酬はあるんですか」

    五条「生還報酬ってのはシナリオを終えた後、日常に帰れたことによる精神の安定、みたいなものかな?砕いて言うなら生きて帰れてよかったね、ご褒美!ってこと」

    五条「今回は悪夢から抜け出せた探索者は1d10、下僕の少女が死ななかったから1d6のSAN回復」

    五条「三人とも毒で一回死んでるから1d10の減少と+5の固定回復」

    五条「つまり1d10+1d6+5-1d10が生還報酬ね。さあ振った振った」


    <生還報酬>

    虎杖 dice1d10=10 (10) + dice1d6=2 (2) +5- dice1d10=5 (5)

    伏黒 dice1d10=4 (4) + dice1d6=1 (1) +5- dice1d10=9 (9)

    釘崎 dice1d10=7 (7) + dice1d6=6 (6) +5- dice1d10=9 (9)

  • 131二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:51:34

    伏黒が減少大き過ぎてプラスがちょっとしかないな…

  • 132二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:53:49

    少女が死ななくてかなりSAN回復する織田きゅん

  • 133124/12/15(日) 01:56:19

    虎杖「田渡は最終的に、SAN56で1増えた。まあ不定の狂気だけど……」
    伏黒「犬塚はSAN42、8の減少だな」
    釘崎「織田はSAN51ね、こっちも1増えたわ」
    虎杖「……なんで不定の俺たちが増えて不定にならなかった犬塚が減ってんの?」
    五条「生還報酬の出目が悪ければよくあることだよ」

    五条「ということでこれにて本当におしまい!」
    五条「どうだった?楽しかった?」
    虎杖「楽しかったは楽しかったけど、やっぱ女性RPはキツい」
    釘崎「アンタ途中片言のロボットみたいになってたわよね。途中からマシになってたけど」
    伏黒「……今回は全生還出来て良かったです」

    五条「よしよし、楽しそうで何より!KPし甲斐があるね」
    五条「それじゃあこれでチュートリアルは終わり――――」

    ブツン

  • 134二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:58:21

    な…何が起きるんです?

  • 135二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:02:03

    チュートリアル終わりってことはまだ続くんだな嬉しい
    ブツンてなに

  • 136■■ ■24/12/15(日) 02:11:19

    夢を見た。どんな夢かはハッキリとは思い出せない、いつかの夢。
    最近、そういう夢をよく見る。決して嫌なものではないはずの、だけど幸せなばかりでもない夢。
    じんわりと頭痛のようなものが頭に残る。毎朝少しずつ大きくなっていく違和感のせいか、最近はやけに眠気に襲われる時がある。
    授業中にうとうととしてしまい、教師に怒られるなんていつぶりか。

    「人の授業で寝るとは良い度胸してるよね」

    しかも今日に限ってはこの人だ。一番避けなければならなかった相手。担任であるから、なんて理由ではなく単純に面倒だからだ。

    「……すみません」
    「体調は?顔色悪いって二人とも心配してたよ」

    そう言われ、思い浮かぶ顔は二つ。この教師に起こされた時も、視界の中では二人の心配そうな顔が映っていた。
    だからか、言うつもりなんてなかったはずの言葉が口から零れ出た。

    「夢見が、悪くて」
    「夢?」

    子供でもないのに夢のせいにするなんてと、言った直後に後悔した。
    そもそも夢見が悪いわけではない。言葉にするのは難しいが、むしろ――

  • 137■■ ■24/12/15(日) 02:11:33

    「夢が気になる時はお泊り会でもするといいよ」
    「……はい?」

    常ならばすぐに馬鹿にするような言葉が返って来てもおかしくはないのに。

    「眠くなるまで夜更かしして、雑魚寝でもしながら寝れば夢はきっと見なくなる」

    ふざけたことを言われていると思う一方で、そうしてみようかと思ってしまったのはどうしてか。

    「因みに僕のおすすめは桃鉄99年なんだけど――」
    「今日はこれで失礼します」
    「居眠りの説教中に自主退席?」

    そう言いつつも、鞄を肩にかけてもそれ以上の文句も説教も飛んでこない。立ち上がって扉に手をかけ、足を一歩踏み出してから振り返る。

    「……ありがとうございました、五条先生」
    「はいはい、かわいい生徒を心配するGTGだからね。恵も、悠仁や野薔薇によろしくね」

    そうして後ろ手に扉を閉めれば、此方に走って来る二つの影があった。

  • 138二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:13:45

    お?なんか世界線が変わったか?

  • 139■■ ■24/12/15(日) 02:18:37

    「大人しくしてるなら放っておこうと思ってたけど、これは見過ごせないな」

    そう一つ息を吐いた男は窓の外へと視線を向ける。
    かつてとは違い特殊な瞳ではない、綺麗な色をしただけの瞳で。

    「さぁて、かわいい生徒たちのために一肌脱ぐとしましょうか」

    そう言って男は立ち上がり、一つ伸びをした。
    昔と変わらず、食えない笑みを唇に乗せて。

    →NEXT
    KP■■と植物トリオでCoC4
    coming soon

  • 140二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:19:46

    おおお~??転生世界線的な感じか!?

  • 141二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:21:23

    ゲェッ!■■!!

  • 142二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:22:58

    うおおお予告通り前の続きだ!
    今回は思ったよりダイス荒ぶらなかったけどとあるKPさんだと急にここでこの泥沼!?なハプニング起きたりしたっていいんだよ

  • 143124/12/15(日) 02:23:05

    と、言う訳でお疲れさまでした!
    KP■■と植物トリオシリーズの番外編、KP五条とPL植物トリオで初めてのCoCでした!

  • 144二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:24:56

    恵と野薔薇と悠仁は同じ名前だし五条も五条だ
    でも名前欄は■■ ■…前は■■さんじゃなかったっけ
    フーーたのしみだ!!

  • 145二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:25:37

    スレ主お疲れ様です
    ダイス大分安定して感じだけど途中でフラグ通りの全ロスト方向に急展開しないかヒヤヒヤしてました
    SANチェックと聞き耳は調子が悪そうだった…

  • 146124/12/15(日) 02:25:40
  • 147二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:28:03

    Season4だァ!キャラシ続投なら今回より能力的にはだいぶ心強くなるね
    その分シナリオの過酷さも増しそうだけども!

  • 148124/12/15(日) 02:28:58

    ■■もとい羂索が前世の記憶を取り戻したせいで悪巧みしようとしてるのを五条が参戦してKP羂索 VS KP五条の盤外舌戦しながらいつも通りPC植物トリオがシナリオを無事に通過できるように頑張るseason4を明日立てるよ

    因みに最後の■■ ■の最初二つは伏黒 恵で、最後は五条 悟だよ

  • 149二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:29:13

    全部面白くて好きです
    今回のと違ってキャラ自体は皆強いのに泥沼にはまったりしてるダイスのお導きが波乱タイプだから次あるっぽい高ロスト系が怖いよ!

  • 150124/12/15(日) 02:31:00

    今回実は3クリティカル0ファンブルで、出目的には相当良かった方なんだよ

    PL植物トリオは継続で回すつもりがないから、今回だけの特別版
    初心者向け説明のための回だったから、単発で終わるよ

  • 151二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:33:30

    説明メイン+2スレだけだったとはいえスレ主のダイスで0ファンブルはすごいや!
    Season4もその調子で頼みます(フラグ)

  • 152二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:33:59

    PL植物トリオも良かった
    植物組が仲良くしてるの好きなんだ…

  • 153二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:34:18

    番外編だけど前日譚でもあったみたいな
    前世でもTRPGやってたんやねぇ植物トリオ…チュートリアルありがとな田渡ちゃん犬飼くん織田くん分かりやすかったぜ

  • 154二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:35:37

    0ファンブルだけど95近くを数回見たし結局意気込みの1クリを出した伏黒以外は発狂してしまったなあ
    まあそれがTRPGだよな

  • 155二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:36:09

    >>153

    玉犬かわいすぎて犬飼わせてしまった

    犬塚くんやった

  • 156二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:37:58

    羂索と五条のKP対決も楽しみ…羂索が選ぶシナリオが今から怖いよ

  • 157124/12/15(日) 02:40:16

    いつものじゃぶじゃぶしてから寝るよ

    dice10d100=51 11 27 49 36 78 29 96 48 10 (435)

  • 158二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:41:35

    出てる出てる

  • 159二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:42:05

    よりによってファンブル出なかったねの話題の後にじゃぶじゃぶでファンブル出してて笑う

  • 160二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:57:32

    お疲れ様です、解説付きシナリオありがとうございました!まさかこんな風にシステム解説をストーリーの中に落とし込んでもらえるとは〜!植物組と一緒に楽しく学べました
    ?ってなるところもタイミング良くスレ主の補足説明まで挿入されてめちゃくちゃ親切に感じました!スゴイ!KPの人の感覚によってどの程度ゲームの進め方に変化がでるのか等知らなかったことも沢山、おかげで今までよりTRPG理解して楽しめるようになれたと思います、改めて感謝…!

  • 161二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 10:25:06

    初心者解説交えながら
    season4の前日譚にするの凄いです
    伏黒君これ前世の記憶に侵食されてるってことかな?
    KP羂索 VS KP五条の盤外舌戦楽しみにしてます
    植物トリオは頑張れ!

  • 162二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 22:18:56

    応援してるよ!

スレッドは12/16 10:18頃に落ちます

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