- 1二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:24:03【超閲覧注意・独自設定】「聖域」の日常|あにまん掲示板ここは、女モンスターが遺跡の衛士、ミラーナイトとして暮らしている「聖域」。男子禁制のこの場所では、今日も騎士達が主に忠誠を捧げている。bbs.animanch.com
(世界感はこちらと共有しています)
ここは、何処かにある通称「王の庭」と呼ばれる場所。光の王マルデルが管理していて、植物たちの楽園のような場所になっている。
一見穏やかで優しそうに見えるが、管理者に歯向かうものには、恐ろしい裁きが下るという。
- 2二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:27:00
- 3二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:32:07
妖精達「マルデル様。おはようございます。」
マルデルに話しかけてきたのは、妖精達だ。実は、この妖精は、「ジェネレイド・トークン」という存在で、それぞれの王の見た目に即した外見をしている。マルデルのそれは、蝶の翅を生やした、妖精の少女のような外見だった。
- 4二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:39:43
- 5二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 20:48:50
- 6二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:00:54
マルデル「まあ、ワルキューレ達が…」
ドゥエルグス「確かに…彼の者達は戦力として申し分ないが…」
フローディー「いったい何者が…」
ヘル「それがさっぱり…」
ニードヘッグ「つまり、分からんと言うことか…」
ヴァラ「正体が分からなければ動きようがありません。」
ハール「そこでだ、マルデル、そなたの出番だ。そなたは地上の事に詳しい。ワルキューレ達を狙う者を突き止め、制裁を下すのだ。良いな。」
マルデル「分かりました。承りましょう。」
ハール「頼むぞ、後ついでに…ロプトルの面倒も見るのだ。」
マルデル「あらあら、そう言われると思いました。ここにいないと言う事は…」
ハール「左様、「楽しそうだ」と言って勝手に出ていきおった。」
ヴァラ「ロプトル様にも困りましたね。」
マルデル「ふふっ、分かりました。子守も承りましょう。」
ハール「頼んだぞ。」
- 7二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 21:13:24
- 8二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:07:13
- 9二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:33:24
- 10二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 23:13:17
マルデル「実はですね…」
マルデルは事情をティアドロップに話した。
ティアドロップ「まあ、そのようなことが…」
マルデル「それであなたの力を借りたいのですが…」
ティアドロップ「そうですか…確かに我々の力ならば犯人を探し出せるかもしれませんが…」
マルデル「何かありそうですね。」
ティアドロップ「実は我々は冬支度をせねばいけなくて…」
マルデル「まあ…」
ヴァラ「確かに…植物を司る六花達にとって冬は芽吹きの春を迎えるにあたり重要な季節。冬支度は大仕事ですね。」
ティアドロップ「これは六花達総出で当たらなければできない事なので…申し訳ございません。」
マルデル「いいえ、春を迎えるためには大切な事、責めはしませんわ。しかし困りましたね…誰か他には…」
- 11二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 23:20:58
- 12二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 23:31:32
マルデル「あら?あなたは…」
ヴァラ「どうやら何かを伝えたがっているようですね。」
マルデルはグローアップ・バルブが伝えたい事を読み取っていた。
マルデル「まあ、大変!」
ヴァラ「どうされました?」
マルデル「ワルキューレの何人かが捕まってしまったみたい。」
ヴァラ「なんと!それは大変ですね。」
マルデル「しかしどうしましょうか…」
ヴァラ「ふむ…ここはロプトル様に会われては?」
マルデル「そうね。ヴァラ、じゃあどこにいるか調べてくれるかしら。」
ヴァラ「お任せを。」
ヴァラが杖に念を込めてロプトルの居場所を探し始める。
ヴァラ「いました。都合の良い事にアレイスター様も一緒です。」
マルデル「まあ、それでどこに?」
ヴァラ「街の酒場ですね。どうやら酒盛りをしてるみたいです。困ったものですね。」
マルデル「本当に…では参りましょうか。ロプトルの所に。」
- 13二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 09:11:30
- 14二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 09:31:41
ロプトル「に、苦っ!ちょっと店主さん!これどういう…こ…と…」
ロプトルが寒気を感じ背後を見るとそこには…
ロプトル「ま、マルデルさん、本日もご機嫌麗しゅう…」
マルデル「まあ、昼間から酒盛りとは、羨ましいご身分ですわね。」
ロプトル「いやいや、酒場で情報収集をしていてですね…」
ヴァラ「本当は?」
ロプトル「…救出にかこつけて飲みに行こうと思ってました…」
マルデル「やはりそうだろうと思っていました。あなたの監視も兼ねて来ましたからね。」
ロプトル「まじかよ〜」
アレイスター「大変だね!じゃあ、僕はこの辺で…あれッ
身体が…」
なんと、アレイスターは植物に身体を拘束されていた。
マルデル「申し訳ありません。あなたにも手伝って頂きたくて…どうですか?」
アレイスター「いや、これこっちに拒否権ないよね!…仕方ない、手伝うよ。」
マルデル「まあ、お優しい方もいらっしゃるのですね。」
アレイスター「(なんで神様ってこう自分勝手なんだろうね…)」
ロプトル「(仕方ない、大人しく言う事を聞こう…)」
- 15二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 10:05:21
- 16二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 12:58:09
- 17二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 14:06:56
- 18二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 17:01:26
- 19二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 18:09:04
- 20二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 18:27:30
マルデル「ではいったい誰が…」
冥神「これでは見えにくいな…」
中々正体を掴めずにいる中ワルキューレ達がまた1人、また1人と捕まっていく。
そして遂に皆が捕まってしまった。
アレイスター「ワルキューレを捕まえる程の者…誰だ?」
するとならず者の長と思しき男が現れ誰かを呼んでいた。
そして現れたのは…
アレイスター「これは、デーモンか。」
ロプトル「デーモン?」
アレイスター「ああ、魔界の有力な勢力だけど最近色々と押されてるみたいでね…」
マルデル「でもなぜワルキューレを…」
冥神「そこはわからんな…」
映像ではデーモン達はならず者達に金を支払い、ワルキューレ達を連行しようとしていた。
ヴァラ「デーモン達がどこかへワルキューレを連れて行こうとしてますね。」
アレイスター「恐らく万魔殿か…」
ロプトル「なんだい?そりゃ?」
冥神「彼らの根城だな。魔界とは…厄介だな」
- 21二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 18:53:30
マルデル「魔界ですか…」
ロプトル「また厄介な所だねえ…」
するとそこに入ってくるものがあった。アイ達だ
ロプトル「おおっアイちゃんじゃん。今日も可愛いねえ。」
アイ「あ、ありがとうございます…」
冥神「そうだ、アイよ、そなたの妹達の守役に悪魔を使う者がいたな。呼んでくれぬか。」
アイ「はい。」
数分後、呼ばれて入って来たのはデーモン・テイマーだ。但し、彼女も今はミラーナイトになっている。
鏡テイマー「確かに、悪魔を従える事はできますが…魔界…しかも万魔殿にいる悪魔となりますと…」
冥神「無理か…」
鏡テイマー「申し訳ありません。しかし、こちらも悪魔を頼れば良いのでは。例えば…白銀城の主などは。」
冥神「確かに、それは一理あるな。」
- 22二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:49:28
- 23二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:57:24
- 24二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:20:40
- 25二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:24:51
- 26二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:32:30
- 27二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:09:35
- 28二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:18:22
- 29二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:20:45
- 30二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:33:01
- 31二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:11:23
- 32二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 08:32:40
- 33二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 08:48:32
- 34二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 10:28:18
- 35二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 10:42:44
アイ「その人はまあ…その…悪い人ではなかったんですが…如何せん女癖が悪くて…」
ロプトル「なるほどねえ。」
こちらは万魔殿
ワルキューレ達はジャイアントオークと戦っていた。
その様子を眺めているとある1人の男が現れた。
?「やあやあ、DDDとデーモンの諸君!ご苦労様。」
テムジン「これは若、ようこそいらっしゃいました。」
若と呼ばれた男はDDD達と握手をするとワルキューレ達の戦いの様子をみた。
若「いやあ、まさかワルキューレを捕まえるとはねえ…」
ジェネラルデーモン「ハッ、いかがでしょうか?」
若「(ウンウン、見た目も良いし可愛い、何より露出度も高い。)よくやった、デーモン達。約束だ、万魔殿の勢力争い、DDDと俺が全力で協力しよう。」
ジェネラルデーモン「ハッ、皆も喜びます。さて、どうやら決着が着きましたな。」
闘技場をみるとワルキューレ達は苦戦しながらもジャイアントオークを倒していた。
若「(ウンウン、息を切らしながら戦ってる姿も様になってるな。よし、何人かをはじめにこっちに回して貰おう。)」
- 36二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 11:17:13
- 37二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 12:49:01
- 38二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 15:26:03
- 39二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 16:49:16
剋竜王ベオウルフ「さあて、次は俺が相手をしよう。」
テル「ほう…ベオウルフか。」
テムジン「加減してやれ、すぐに決めても面白くないからな。」
アレクサンダー「ワルキューレ達は回復させたが…力の差は圧倒的だな。ベオウルフよ遊んでやれ。」
若「ベオウルフか…力の差が歴然じゃないかこれ?」
ジェネラルデーモン「まあ、我らの勝利は確定です。ここで力ある者と無き者を分けるとしましょう。」
ヴリュンヒルデ「くっ…あまりにも、力が…」
フィアット「そんな…」
シグルーン「あきらめないで、最後まで戦いましょう。」 - 40二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 18:08:06
- 41二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:08:44
するとさらに呼びかける声があった。
ナグルファー「フローディーよ、ここは我に譲って貰おうか!」
テムジン「何!貴様は…」
フローディー「…良かろう、貴様に譲るか…」
アレクサンダー「予定よりも早かったな…」
ジェネラルデーモン「ば、バカな…」
ロプトル「いやあ…流石にこれはオイタが過ぎるぜ。サリエル君」
呪眼の死徒サリエル「おいおい、ロプトル来たのか…って事は…」
アレイスター「いやあ…まさかお前さんとはねえ…サリエル君」
ヴァラ「それだけではありませんよ。」
ラビュリンス「ちなみに、貴方のよく知ってる方にも声をかけましてよ!」
テル「なんと、ラビュリンスの姫もか!」
呪眼の死徒サリエル「あ、ヒョットシテオレガカイタハタシジョウヨミマシタ…?」
ラビュリンス「読みましてよ!さて、本来私がギッタンギッタンにのしてやりたい所ですが…特別にゲストもお呼びしましたわ!」
すると妖艶な雰囲気を纏わせた女性がサリエルの目の前に現れた。
呪眼の死徒メドゥサ「サリエル様…お久しぶりですね。」
サリエル「アア…コレハメドゥササン…ホンジツハオヒガラモヨク…」
- 42二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:31:38
かくして、DDD主催の闘技イベントは、想定外の盛り上がりを見せた。何せ、白銀城とジェネレイドがタッグを組んで殴り込みに来たのだ。
特に、サリエルにとってこの状態は、とても良くなかった。
メドゥサ「さて、覚悟はよろしいですか、サリエル様?」
- 43二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:37:53
サリエル「い、いやあ…君が可愛くないわけないじゃないか、でも時々は女の子と…」
するとメドゥサは呪眼の力で変身した。
ゴルゴネイオ「問答無用!」
サリエル「ぎゃあああああっ!」
アレイスター「いやあ…こりゃ自業自得だねえ…」
テル「予定こそ狂ったが」
アレクサンダー「こりゃまた楽しそうだ!」
ジェネラルデーモン「ふむ…これもまた一興。」
ロプトル「それじゃあ始めますか!神々対悪魔の戦い!始めッ!」
ヴァラ「ロプトル様、仕切るのはお辞め下さい。」 - 44二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 20:37:21
DDD達の闘技大会の様子は、聖域にも伝えられた。
アイ「これが、悪魔達の戦いの儀・・・。」
鏡デーモン・テイマー「はい。高位の悪魔となると、このようにして自身の力を喧伝します。」
鏡マルファ「しかも、この大会の主催はDDD。悪魔の中ではかの覇王とも張り合ったとも言われているな。奴らの使う誓約書を使った戦法に、数多の同胞達が苦戦したものだ。」
悪魔達の戦いを眺めているエクソシスター達。彼女達もまた、ミラーナイトとして聖域に使えている。
- 45二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:06:44
一方、ワルキューレ達は観客席に移動させられていた。
ドリット「皆様、ありがとうございます。」
フィアット「私達の不甲斐なさを情けなく思うばかりです。」
マルデル「いいえ…皆が無事で良かったです。」
ヴァラ「ええ、マルデル様は皆の身を案じておりました。」
ジェネラルデーモン「まさかこうなるとは…」
ヘル・エンプレス・デーモン「いいえ、これも良い機会。」
ジェネシス・デーモン「我ら悪魔の力を見せつけるにはな。」
ジェネラルデーモン「なるほど。」
ラビュリンス「おおっ!実に手に汗握る展開ですわ!私も参加したいですわ!」
アレクサンダー「実に盛り上がって良いではないか。」 - 46二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 21:46:45
- 47二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 22:00:11
そして決着はついたようだ
ロプトル「勝者、ナグルファーっ!」
ナグルファー「いや、実に紙一重であった。」
ベオウルフ「ふむ、素晴らしい戦いであった。王よ、感謝する。」
テル「いやはや、一時はどうなるかと思ったが素晴らしい戦いだった。」
マルデル「種族を越えた友情、素晴らしいですわ。」
ヘル・エンプレス・デーモン「これで我らの力を神々も知るでしょう。」
ジェネシス・デーモン「うむ、我々に介入を控えることだろう。」
アレイスター「なるほどねえ。」
ロプトル「さて、これからはスペシャルマッチ!若き呪眼のプリンス、サリエルが麗しき女神達に単騎で挑みます!」
サリエル「え、聞いてないよ、しかも俺?せめてザラキエルになってから…」
闘技場に立ったサリエルの前にはワルキューレ達にラビュリンス、そしてゴルゴネイオ。皆怒りのオーラを隠そうともしていなかった。
ヴリュンヒルデ「さあ、覚悟は宜しいですか。」
ラビュリンス「果し状を送ったと言うことは覚悟は宜しくて。」
ゴルゴネイオ「女たらしには徹底的な躾をしなくては。」
サリエル「せ、せめて呪眼の力を…」
ロプトル「諦めな、今回はあんたが悪い。」
アレイスター「骨は拾ってやるからさ。」
- 48二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 22:15:08
- 49二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 22:49:48
鏡エリス「悪魔にふさわしい罰ですね。」
鏡イレーヌ「不届きものに対する天罰です。」
鏡ソフィア「さて、これは見ものだな。」
鏡ステラ「我らで裁けないのが残念ですが…」
一方闘技場ではサリエルが息も絶え絶えになっていた。
サリエル「イキテル…オレイキテル…」
ゴルゴネイオ「さて…まあこれくらいで良いでしょう。」
ラビュリンス「ふう、スッキリしましたわ。たまには身体を動かさないと。」
シグルーン「私達の怒り、思い知りましたか?」
ロプトル「これで思い知ったろ。女は怖いって。」
サリエル「ああ…分かったよ。」
アレイスター「いやあ、ついてきて良かった。面白いもん見れた。」
マルデル「さて、ワルキューレ達、帰りますよ。」
ベオウルフ「ふむ、帰るか。」
マルデル「ええ、ワルキューレ達を連れ帰るのが使命なので。」
テムジン「そうか、すまなかったな。」
アレクサンダー「戦乙女達よ、すまなかったな。」
ヴリュンヒルデ「いいえ、真の元凶には罰を与えられました。」
ナグルファー「我らも久しぶりに力を振るえたしな。」
ヴァラ「ですが皆様、今後はこの様な事はやめて下さいね。それではロプトル様も戻りましょう。」
ロプトル「まあ、しょうがないな。アレイスター、行くぞ。」
- 50二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:09:28
- 51二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 08:58:02
- 52二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 10:39:27
茨は男女の区別無く存在していた。
アレイスター「…なあ…これって…」
ロプトル「ん?ああ、これは…」
マルデル「見てしまったのですね…」
アレイスター「ヒッ!で、でもできるだけ抵抗はさせて貰うぞ!」
マルデル「フフフッ、冗談です。これはですね。」
マルデルは人型の茨について話し始めた。
マルデル「簡単に言いますと悪事を働いたり、私に敵対したものを茨にしましたの。」
ロプトル「まあ、敵対した奴を茨にすることはあまりないけどね。大概蹴散らしてたし。」
アレイスター「そ、そうなんだ。」
マルデル「アレイスター様、あなたはロプトルとも仲が良く、お世話になっておりますが忠告の意味を込め、一つお話いたしましょう。」
そう言うとマルデルは聖域に出向いた日の話を始めた。
- 53二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 10:46:11
- 54二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 11:19:24
マルデル達は、大広間に来ていた。そこでアマゾネス達は、シュロノスの尖兵として、マルデルを取り囲んでいた。
鏡アマゾネス女帝「さあ、ご覧なさい!これがあなた達のあるべき姿です。」
そこには、アマゾネスを始め、トリックスターにエクソシスターの駒が、ずらりと並んでいた。
とはいえ、この時の駒は全て贋作で、本物は冥神と共に、聖域の奥深くで保護されていたのだが。
ヴァラ「なるほど。今度は包囲してきましたか。」
マルデル「とはいえ、先程よりは手強そうですわね。」
しかし、フローディーは動じてなかった。
フローディー「ほう、そう来るか。されど、これはどうかな?」
フローディーは何かの印を結ぶ。そして、それを剣に纏わせると、それを天に掲げた。
- 55二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 11:28:36
- 56二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 11:36:27
鏡アマゾネス女帝「ま、まさかこれほどとは…」
フローディー「さて、どうする?ここで降伏するならば命は助けるが。」
鏡アマゾネス女帝「くっ…しかし我らアマゾネスは…」
女帝は周りの配下を見る。しかし皆その力に怯え、恐怖していた。
鏡アマゾネス射手「ひいっ、すみません、すみません。」
鏡アマゾネスの斥候「逆らって申し訳ありません、お許しを。」
鏡アマゾネス訓練生「私たちが悪かったです、どうかお許しを。」
マルデル「まあ、こんなにアッサリと…」
ヴァラ「所詮は紛い物、似ているのは姿だけですね。」
マルデル「そういえば先程トリックスターとエクソシスターを茨にしましたが、そうだわ!お友達を増やしましょう。」
マルデルは優しい笑みを浮かべながら語る。
- 57二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 12:39:38
かくして、王の威光にひれ伏した鏡アマゾネス達は、マルデルの庭へと連れていかれた。
鏡アマゾネス女帝「こ、これは…………!」
そこで鏡アマゾネス達が見たのは、かつての同胞達の、変わり果てた姿だった。
マルデル「さあ、新しいお友達ですよ。存分に可愛がって下さいね?」
すると、茨のオブジェが動き出した。縄のように絡まった手足を解き、人の姿になったのだ。
茨マルファ「マルデル様♥️仰セノママニ♥️」
茨エリス「ヨウコソ♥️マルデル様ノ庭へ♥️」
茨ステラ「私達ハ、マルデル様ノ眷属デスワ♥️」
茨イレーヌ「アマゾネスノ皆様♥️今日カラヨロシクオ願イシマスワ♥️」
茨ソフィア「一緒二、マルデル様ヲ称エマショウ♥️」
茨になったエクソシスターが一礼する。それに連れて、茨トリックスターも挨拶をしていた。
- 58二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 12:52:20
- 59二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 13:34:50
- 60二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 14:26:36
- 61二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 14:45:22
鏡アマゾネス達『『『はぁあああああああん♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️』』』
アマゾネスは、埒外の快楽によがっていた。茨の女達が、アマゾネスを包み、蔦を絡ませて愛を囁いている。
茨キャンディナ「アア♥️嬉シイ♥️私ノオシベ♥️美味シソウニ食ベテル♥️」
茨コルチカ「私達ノ精♥️イッパイ受ケ取ッテネ♥️」
茨マンジュシカ「受精シタラ♥️皆デ組体操シマショウ♥️」
茨ホーリーエンジェル「嬉シイナ♥️仲間ガイッパイ♥️マルファ達モ♥️ソウ思ウデショウ?」
- 62二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 15:11:31
茨マルファ「ウレシイ♥️アタラシイナカマ♥️」
茨エリス「サァ、アタラシイナカマ二ナロッ♥️」
エクソシスター達も囁きかける、しかし、アマゾネス達は答える余裕も無く快感に震えていた。
鏡アマゾネスの剣士「あああっ♥️」
鏡アマゾネス女王「イグウウッ♥️」
そしてアマゾネス達に変化が現れた。
徐々に身体が茨や植物に変化していったのだ。 - 63二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 15:59:31
- 64二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 16:12:55
- 65二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 19:01:16
- 66二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 20:10:39
- 67二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 20:17:33
- 68二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 20:39:38
- 69二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 20:53:36
- 70二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:09:12
- 71二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:52:03
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- 72二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:55:35
- 73二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:07:33
マルデル「あぁあん♥️良いわ♥️」
茨アマゾネス女帝「アリガトウゴザイマス♥️マルデル様♥️」
そして、下の方では、茨達が絡み合って、マルデルを支えていた。
茨エリス(アァアン♥️マルデル様ノ中♥️キモチイイ♥️)
茨ステラ(アア♥️ミンナノキモチイイガ♥️一ツニ♥️)
茨マンドレイク(嬉シイ♥️皆デマルデル様ヲ♥️大木二♥️)
茨マンジュシカ(アマゾネスノ皆サン♥️楽シメテイマスカ?)
- 74二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:18:41
茨アマゾネスの射手「アアッ♥️私達モッ♥️」
茨アマゾネスの剣士「コンナニ気持チ良イナンテッ♥️」
マルデル「アアッ♥️私ももうッ♥️」
皆『いっちゃうううッ♥️』
絶頂に達したマルデルは盛大に潮を吹いた。
茨イレーヌ「アアッ♥️マルデル様ノ潮…♥️」
茨アマゾネスの射手「マルデ甘イ蜜ノ様…」
茨達はマルデルの潮を丁寧に舐めていた。
マルデル「アアッ♥️私の秘所をッ♥️でも気持ち良いわあっ♥️」
やがて茨達はマルデルを丁寧にベッドに降ろすと再び植物の姿に戻っていった。 - 75二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:30:58
- 76二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 22:43:19
- 77二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 23:34:20
- 78二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 08:00:21
- 79二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 10:09:26
マルデル「さて、魔妖とあれば、かの者達を頼るとしましょうか。」
ヴァラ「聖域に向かうのでしょうか?」
ロプトル「いや、恐らく…………。」
ヘル「何と。六花の郷の祭具が魔妖に?」
マルデルが向かったのは、ヘルの居城だった。ヘルは冥府の園を任されており、アンデットワールドや黄金郷とも繋がりがある。
- 80二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 11:43:38
ヘル「しかし、妙だ…魔妖達がそのようなことをするのだろうか?」
マルデル「しかし、現に写っているのは魔妖で…」
ヘル「マルデルよ、まずは相手の事情を聞いても良いのでは?」
マルデル「確かに…」
ヘル「よし、私が赴こう。ヴァラよ、暫くは留守を任せても良いか?」
ヴァラ「ハッ。御意に。」
ヘル「では行こうかマルデルよ。」
マルデル「はい、では行きますよ。ロプトル。」
ロプトル「えっ、まあ、しょうがないか。」 - 81二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 13:46:54
- 82二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 18:52:51
- 83二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:33:15
- 84二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:22:56
- 85二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:49:58
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- 87二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 21:35:11
- 88二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:49:12
ヘル「まあまあ、怒る気持ちは分かるが、まずはどうしてそんな事をしたか話を聞いてやらないと。」
ロプトル「そうそう、何事もまずは理由があるからやったわけで。」
マルデル「まあ、そうですね、理由を聞きましょう。」
雪女「実は友達の事なの。」
ロプトル「友達?」
雪女「名前は浮幽さくらちゃん。毎年冬になると姿を見せて一緒に遊んだりするんだけど…」
ヘル「なるほど…確か彼女が現れるのは冬の間だけ。」
雪女「そう、だからずっと冬が続けばいつまでも一緒にいられると思って…」
ヘル「そういえば彼女は春の訪れと共に冥界に戻っているな。」
マルデル「だからと言って、祭具を盗むのは駄目ですよ。自然の摂理は大切なものですから!」
雪女「ご、ごめんなさい。」
ヘル「まあまあ…そうだ、春になったら時折こちらに遊びに来ると良い。さくらには私から声をかけよう。」
雪女「え、良いの…」
ヘル「まあ、その力を使って悪巧みを企んでた訳では無いし。」
妖狐「てっきり不知火に戦いを挑むのかと思ったが…」
雪女「不知火なら今のままでも十分やれるわ!ただ私はさくらちゃんともっと遊びたかったから盗んだだけ。」
マルデル「でも、貴方のやったことは悪い事、後で六花に謝りなさい。」
- 89二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 23:36:21
- 90二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 08:49:58
- 91二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 13:42:34
- 92二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 16:16:25
- 93二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 16:41:39
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- 95二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 20:10:07
- 96二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 20:40:08
- 97二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 21:03:29
- 98二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 21:46:24
マルデル「あの…もしもし…」
ゴブリンA「ン…ナン…ダ…」
ゴブリンが後ろを振り向くとそこには…
ゴブリンB「ヒエエエエエッ!カ、神様ジャネエカ!」
ゴブリンA「ス、スミマセン、俺達…」
ロプトル「ま、気づいて良かったんじゃない。気づかなかったら今頃は」
ゴブリンC「俺達ハお陀仏ダッタナ。」
ゴブリンA「あ、兄貴!」
雪女「全く…急いでるのに余計な事しないでよね。」
ゴブリンC「イヤア…悪カッタヨ。」
ゴブリンA「シカシ…アンタラハ何デ六花ノ郷へ?」
マルデル「それはですね。」
マルデルはこれまでの経緯を話した。
ゴブリンA「ナルホドナ。ソレデ…」
ヘル「ああ、だからこうして六花の郷へ向かってるのだ。」
ゴブリンB「分カッタゼ、シカシ、気ヲツケルンダゾ。」
ゴブリンC「サテ、俺達モ行クカ。ジャアナ。」
ロプトル「今度は相手をよく見るんだぞ。」
マイ「ゴブリン達を見逃しても良いんですか?」
ロプトル「大丈夫、彼らのリーダーは良く相手を観察してるし、何よりも人攫いなら最も大人数を連れて来るしね。」
ヘル「まあ、冬に備えて食料や金目の物狙いだろう。彼奴等は賢くてな、余程の事がない限り人攫いなんてせんぞ。」
- 99二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 08:39:10
- 100二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 08:40:17
このレスは削除されています
- 101二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 08:45:17
- 102二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 09:10:50
- 103二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 10:21:28
- 104二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 11:27:49
- 105二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 11:41:09
一通りの儀式が終わると社はまた静かになった。
ティアドロップ「さて、これで儀式は終わりです。皆様、ご苦労さまでした。今日はもう暗いですし、この郷で休まれてはいかがでしょうか?」
マルデル「そうですね。では、お言葉に甘えて。」
ロプトル「んじゃ、まあ、散策でも。」
ヴァラ「駄目ですよ、ロプトル様は今日は宿の中にいてもらいます。」
ロプトル「まあ、仕方ないか。」
ヴァラ「お酒位なら付き合いますから、お許しを。」
ヘル「では、妾も郷を歩かせてもらおう。」
雪女「じゃあ、わたしも!」
シュミッタ「そういや六花の郷は初めてだな。」
エーデル「じゃあ、散策しよっか。」
マイ「あっ、みなさん、勝手に歩いてはいけませんよ。」
- 106二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 14:04:50
- 107二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 16:16:14
- 108二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:21:07
- 109二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 20:56:02
ハスキー「さて、次は…」
親衛隊「そうですね、次は浴場の掃除をお願いします。」
アイ「はい、分かりました。しかし、親衛隊の皆様の格好…」
親衛隊も掃除の手伝いと言うことでこの日はいつもの服装ではなく、動きやすい格好をしていた。
親衛隊「この服装が動きやすいんですよ。そういえば今頃は女王様も。」
魅惑の女王「ハアッ…ハアッ…大変ね。」
混沌なる魅惑の女王「ふうっ、疲れたあ〜。」
マイン「自らの場所は自らで綺麗にしてこそです。さあ、もう少ししたらお昼にしますから頑張りましょう。」
黄金の魅惑の女王「ふふっ、流石一流の教育者ね。さて、わたしも頑張らないと。」
女王達もリビングや私室の掃除を行っていた。これはマインの発案によるものだった。
- 110二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:28:48
- 111二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 21:36:12
- 112二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:03:27
- 113二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:55:03
- 114二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 23:02:33
- 115二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 23:31:29
鏡シトリス「爬虫類や植物や昆虫は冬は冬眠の季節ですからね。」
コアトル「話ガ分カルノガイテ助カルヨ。」
ゲー「我も蛇だからな…冬は苦手だ。」
冥神「ふむ、やはり神とは言え、生き物としての性には逆らえませぬか…」
ゲー「左様…我らには辛い季節よ。」
するとそこに現れたのは。
ワイトキング「蛇神よ、安心してくだされ。」
ワイト夫人「この地では多くの不死者が世話になっています故。」
ワイドロード「冬の間は我らワイトと」
不知火の武部「我ら不知火がこの地を守りましょう。」
冥神「おお、それはありがたい。」
ゲー「ではその好意に甘えるとしょうか。レプティレス達よ、冬はゆっくり身体を休めるのだぞ。」
メルジーヌ「皆様、アリガトウゴザイマス。」
- 116二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 09:16:48
- 117二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 09:49:08
- 118二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 10:19:01
- 119二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 10:49:53
- 120二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 11:26:43
ロプトル達は前回とは別の酒場に来ていた。変に学習能力が高いのか、気配遮断の力を使って来たらしい。
しかし、それでもやはり、セキュリティーホールと言うものはあったようで。
メドゥサ「見つけました。どうやら、王都の酒場ですね。ただ、ロプトルの行きつけではない様子。」
聖域にやってきたメドゥサが、ロプトル達の場所を特定していた。
メドゥサ「で、どうする?店に出向くか?」
マイ「いいえ。逆です。あえて彼らを出来上がらせましょう。」
ミイ「その上で、強烈な酔いざましをプレゼントします。」
マイとミイの話を聞いて、メドゥサは少し狼狽していた。
メドゥサ「そ、そうか。確かに良いお灸になるとは思うが、少々過激すぎぬか?」
- 121二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 13:22:40
その頃、店の中で3人は楽しそうに酒を飲み、料理に舌鼓をうっていた。そして、酒が進むと愚痴の言い合いが始まった。
ロプトル「だいたいさ、こっちはいい歳で神様やってんだからヴァラもマルデルも少しうるさいんだよ。」
アレイスター「ああ、分かる分かる。ジュノンも心配しすぎなんだよ。ちょっと危険な研究するとすぐに止めようとするしさ!こっちはんなこと百も承知だってーの!」
サリエル「こっちだって、頑張って仕事してさ、たまの息抜きぐらいなら良いじゃんって感じでやってんのにメドゥサのやつが働け働けって、こっちはちゃんとやってるっつーの!」
ロプトル「ただこないだのやつはやり過ぎだかんな。」
サリエル「はーい、反省してまーす。」
ロプトル「分かれば宜しい!さあ、飲もう飲もう!」
- 122二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 13:34:40
すっかり出来上がってしまったロプトル達。会計も済ませて店を出る。
マイ「では、いよいよです。」
ミイ「それでは、作戦開始です!」
そして、いよいよ、三馬鹿に鉄槌が降る。
ロプトル「」
サリエル「」
アレイスター「」
3人「ここ、どこ?」
鏡ホーリーエンジェル「ようこそ、二次会会場へ。」
ロプトル達は何故か、悪夢の拷問部屋に来ていた。そこには、トリックスターの面々が笑顔で出迎えていた。
鏡マンジュシカ「お客様。随分と出来上がった様子ですね?」
鏡シャクナージュ「でしたら、気付け一杯、私達の酔い覚ましをプレゼントです。」
- 123二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:23:58
サリエル「や、ヤバい…バレてた…」
アレイスター「くっそーやっぱり付き合うんじゃなかった…」
ミイ「さあ、お覚悟を…の割には余裕そうですね。」
ロプトル「いやいや、やばいよ…と思うじゃん。悪いけど…ここなら街の被害も無さそうだし。」
アレイスター「仕方ないか…良い冷ましには良さそうだ。」
サリエル「うーん、女性相手には使いたく無いけどね。こっちも危ないから。」
3人「「「本気出させて貰うよ!」」」
3人が真の力を解き放つ。
ザラキエル「悪いけど捕まりたくないからね!」
レーヴァテイン「説教はまた後日受けるんで!」
メルカバー「俺は巻き込まれただけだしね。」
鏡ホーリーエンジェル「そ、そこまでするの…」
鏡マンジュシカ「い、いやまさかここまでするなんて…」
マイ「3人とも…」ミイ「実に大人げないですよ…」
その様子は聖域にも伝わっていた。
ゲー「…気持ちは分かる…けど、大人げないな…」
冥神「…ここまで抵抗するか普通…。」
ハスキー「でもこれは2人が危ないですね。3人とも本気です。」
アイ「はあっ…ハスキーさん、行きましょう。あの3人を止められるのはハスキーさんしか…」
マルデル「いいえ、身内の失態は私達でどうにかします。」
アイ「マルデルさん。」
ヴァラ「ええ、そのための切り札もありますから。」
ゲー「…こんな下らないことのために切り札を切らせてすまないな…」
マルデル「いいえ、これは身内のことですから。」 - 124二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 14:55:34
- 125二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 15:05:17
アレイスター「い、いやだなあ…それは…その…」
ジュノン「アレイスター君!私は貴方のやっていることが心配なんです!貴方がいなくなって悲しむ人だっていますよ!」
アレイスター「そ、それはそうだけど…」
ジュノン「それから、今日はラメイソンの大掃除の日です!私も手伝いますから、今から行きますよ!」
アレイスター「は、ハイ…」
ジュノン「全く…貴方と言う人は…良いですか…」
ジュノンがアレイスターに説教を始める。
アレイスター「はあっ…説教長いんだよな…」
ジュノン「聞いていますか!アレイスター!」
アレイスター「は、ハイ、聞いております!」
ジュノン「宜しい、ではこれよりラメイソンの大掃除です。さあ、行きますよ!」
アレイスターはジュノンに引きずられる様に連れて行かれた。
- 126二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 15:28:37
- 127二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 15:40:36
するとそこに現れたのは。
マルデル「お二人とも、大丈夫ですか?」
マイ「マルデル様。」
ミイ「来てくださったんですね。」
マルデル「ええ、さあさあ、後は任せて下さい。」
レーヴァテイン「マルデル?い、いやあ…これは。」
マルデル「ロプトル…その力を解き放ったとあらば。私も切り札を切らせて頂きます。」
マルデルがその力で呼び出したのは…
ティタニアル「マルデル様。お呼びでしょうか?」
マリーナ「何かありましたか。」
チルビメ「ご命令を。」
タレイア「我ら身命に代えましても。」
植物の姫達だった。
マルデル「かって偽りの聖域で働かされていたもの達です。今は我が庭の管理を任せています。さあ、いくら貴方でもこれは厳しいのではなくて?」
レーヴァテイン「ち、ちょっとマズイぞ。まさか植物達を呼んでくるなんて…」
- 128二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 16:04:13
- 129二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 16:45:05
マルデル「さて、ロプトル。覚悟はいいかしら?」
気がつけば自身もレーヴァテインからロプトルに戻っていた。
ロプトル「た、タンマちょっと酒が回っていて…」
マルデル「フフフッ、ではここまでにしましょう。貴方には一週間ほど庭の草むしりをお願いしますね。」
ロプトル「は、ハイ。」
マルデル「それでは早速。さあ、椿姫達。」
ティタニアル「はい、分かりました。」
椿姫達は返事をすると蔦でロプトルを拘束した。
ロプトル「トホホ…」
マルデル「そうだわ、後は庭の手入れも頼みますね。」
ロプトル「鬼!悪魔!えーとラフレシア!」
マルデル「何かいいました?」
ロプトル「イイエ、ナニモイッテオリマセン、マルデルサマ。」
マルデル「さあ、行きましょう。」
ロプトルはこうして連行された。
- 130二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:11:31
- 131二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 17:27:30
- 132二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 18:46:32
- 133二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 19:06:04
デモンスミス「そいじゃ行きますか!」
ラクリモーサ「はあい♥️ダーリン♥️」
デモンスミス「その言い方はやめろっての!行くぜっ!」
ラクリモーサとデモンスミスが融合する。そして現れたのは
レクストレメンテ「さて、兄ちゃん、覚悟は良いか?」
ザラキエル「い、いや覚悟ヨクナイ、ヨワイモノイジメヨクナイ…」
レクストレメンテ「悪いな、恨むんなら兄ちゃん自身を恨んでくれよ!じゃあな!」
ザラキエル「ぎゃあああッ!」
ゴルゴネイオ「まあ、倒れられても困るんでこれで良しとしましょう。」
サリエル「イキテル…マダイキテルヨオ…」
ゴルゴネイオ「さて、貴方には我らが領域の清掃と反省文を書いてもらいます。」
マイ「反省文…」
ミイ「子どもだ…」
サリエル「イヤ、!ヤメテ、メドゥササン、カミヒッパラナイデーッ。」
メドゥサ「皆様、ご迷惑をおかけしました。それでは。」
そう言うとメドゥサはサリエルを連行していった。
デモンスミス「仕事もしないで昼酒とはふてえ奴らだ。」
ラクリモーサ「全くねー。」
デモンスミス「…そういえば昨日家の中でケーキたくさん食ってたよなあ?ラクリモーサさん?」
ラクリモーサ「あ、あれは良いの、私が貰ってきたやつだし、それに昨日は休みだし…」
デモンスミス「まあ良いか、じゃあな。今年はこれで仕事じまいだ。」
マイ「それではー」
ミイ「今年もお世話になりました。」
- 134二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:20:44
- 135二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 20:24:45
蕾禍ノ庭
そこはかつて、冥神の様にミラーナイトが守る『聖域』と呼ばれていた場所だ。しかし、管理者が領主と結託し、圧政を強いた結果荒廃し、現在は蕾禍と呼ばれる者達の拠点となっていた。
ここを守っていたミラーナイト達は、現在は毬首として聖域に生えている。
- 136二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:09:37
蕾禍ノ鎖蛇巳「おお…豊穣神か。ここに来るとは…」
マルデル「ええ、ここに毬首を見に来たの。」
鎖蛇巳「もしかして、毬首を貰いに来たのかえ、ならば渡せぬぞ、ここは罪を作りし者達が償う場故な。」
マルデル「まあ、残念。」 - 137二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:36:06
- 138二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:59:25
- 139二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:20:37
- 140二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 08:36:20
- 141二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 11:26:46
- 142二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 11:53:14
毬首(元領主)「タスケテ…タスケ…」
毬首(元管理者)「モウイヤダ…モウ…」
マルデルはその様子を見て冷酷に言い放つ
マルデル「豊穣を独占し分け与えることもせず、己の欲に他者を巻き込んだ貴方方に赦しはありません。永遠に償い続けなさい。」
鎖蛇巳「さて、ここに来たのはこれだけか?」
マルデル「そうだわ、お渡ししたいものがあって来たの。はい、これ?」
マルデルは箱を渡す。鎖蛇巳が開けるとそこには。
鎖蛇巳「おお、これは。」
マルデル「こちらのアロマが用意したハーブティーと後は六花達が用意してくれた織物ね。これから寒い時期になるからって。」
鎖蛇巳「そうか、そちらの六花達は平和にやっているみたいだのう…ありがたい。毬首達に着せてやるか。」
マルデル「まあ、それはいいわね。」
鎖蛇巳「後、できれば酒もあると嬉しかったのう…」
マルデル「あら、ごめんなさいね。今度持ってくるわ。」
鎖蛇巳「まあ、いつでも良いぞ。」
マルデル「それじゃあ。」
鎖蛇巳「ふむ、達者でな。」
- 143二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 13:20:22
- 144二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 13:38:15
ヴァラ「確かに、これくらいやらないと平気でサボる方ですからね。」
マルデル「頭が回るし色々な所に顔が利く…替えが絶対にいない優秀な存在なんだけど…」
ヴァラ「如何せん、サボり癖が酷い方ですからねー」
マルデル「真面目な時は本当に真面目なのですけどね…」
ヴァラとマルデルはお互い顔を見合わせながらため息をついた。
ティタニアル「さあ、まだまだ仕事はあります。次は雑草の間引きですよ。」
マリーナ「休んでいる暇はありません。さあ!」
ロプトル「と言うか広すぎでしょ!俺よく6割終わらせたね!」
マルデル「ロプトル、頑張りなさい。それが終わったらお茶にしましょう。」
ロプトル「いや、終わる気しないんですけど!レーヴァテインの力使うよ!」
ヴァラ「だめですよ、ほら、マルデル様がお茶の時間を心待ちにしていますよ。急いで下さい。」
- 145二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 14:06:37
- 146二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 15:10:09
- 147二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 17:05:57
- 148二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 17:27:20
ジュノン「アレイスター君!これは貴方への罰です。さあ、この魔導書の整理をお願いしますね。」
アレイスター「しっかし、ひどく乱雑だなあ、こりゃ時間かかるぞー。」
ジュノン「仕方ありません、ラメイソンには多くの魔導士が集まりますから。さあ、頑張って!」
アレイスター「あの…あんまり言いたくないけどさ…」
ジュノン「何ですか?」
アレイスター「定期的に整理すれば年末にここまでやらなくても良いよね。」
ジュノン「そ、それはそうですけど…」
アレイスター「それからさ、ジュノンクラスなら魔導書の整理ならすぐに出来るよね。」
ジュノン「…」
アレイスター「いや、ちょっと気になったから言ってみたんだけど…まさか…」
ジュノン「はい…私、整理整頓苦手で…」
アレイスター「いや、何となくそんな気がしたよ。じゃあ、一緒にやろうか。」
ジュノン「…はい…。」
- 149二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:22:39
- 150二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:48:59
ジュノン「時間がかかりそうですね。」
アレイスター「時間ある時にやってればねえ…」
ジュノン「すみません。」
するとそこにセレブローズの面々か現れた。
エンチャンター「ん?確かあんたらは…」
ウィズ「ラメイソンの魔導士に召喚士じゃん。」
ジュノン「確かあなた達は…」
アレイスター「知ってるぞ、動画でバズった魔術師コンビ。」
ウィズ「そうそう、いやあ、あれから大変な目にあってさ…」
2人はこれまでの経緯を話した。
アレイスター「人の事言えた義理じゃないがそりゃ君らが悪いよ。」
ジュノン「禁忌を犯した罰ですよ。良い教訓になりましたね。」
アレイスター「んで、2人は何でここに?」
ウィズ「あれからもう一度魔術の勉強しようと思ってね。」
エンチャンター「それでここでちょいと勉強させてもらってるワケ。」
アレイスター「ちょうど良いや、二人ともじゃあ魔導書の整理、手伝ってよ。」
ジュノン「後で奢りますから。」
エンチャンター「え、良いの?」
ウィズ「じゃあ、パンケーキ!いやあ、行ってみたい所あったんだよね。」
アレイスター「まあ、良いか。それじゃあよろしく。」
- 151二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:14:40
- 152二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:23:51
- 153二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:34:26
- 154二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:57:13
ラビュリンス「さあ、大掃除をいたしますわ。アリアーヌ、アリアンナ、準備はよろしくて?」
アリアーヌ「はい、大丈夫です。」
アリアンナ「掃除したくない…寒い…」
ラビュリンス「何を言いますの!1年の終わるこの時期に、城を綺麗にしてこそ、新しい年が迎えられるというもの!さあ、始めますわ!」
アリアンナ「あ、あぶなーい。」
ラビュリンスが一歩踏み出すと突然床が崩れだした。
ラビュリンス「え、きゃあああああっ!」
アリアーヌ「姫様、大丈夫ですか!」
ラビュリンス「な、何とか…しかし、この時期は罠が恐ろしいですわね。」
崩れた先をみると落とし穴の先には針山があった。
ラビュリンス「あ、危なかったですわ…」
アリアーヌ「大掃除は慎重にしないといけませんね。」
- 155二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 08:25:56
- 156二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 09:57:33
- 157二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 10:44:16
- 158二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 13:52:06
- 159二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 17:51:17
- 160二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:01:05
佳奈恵「さて、どうしよう…」
佳奈恵の部屋はひどく散らかっていた。
ゴミ屋敷…と呼ばれる程ではないが普段の生活と本人のズボラな性格も相まってまさに酷いものだった。
ドーハスーラ「これは夢に出て一度警告した方が良さそうだな。」
エルドリッチ「うむ…いや、どうやら我らの出る幕は無さそうだ。」
エルドリッチはそう言うとモニターを閉じた。
佳奈恵「まあいいや、来年やろ…ん?誰かが来たのかな?」
佳奈恵がドアを開けるとそこにいたのは。
紅「やっぱりね、そうだろうと思った。さあ、部屋の片付けをするわよ!」
佳奈恵「く、紅さん!ど、どうして…」
紅「いや、この間あった時に言ったでしょ。ズボラな生活してるみたいだから年末に掃除しに行くって!」
佳奈恵「あ、ああ、思い出した!」
紅「それにしても…これはやりがいあるわね、さて、アンタも手伝いなさい。」
佳奈恵「…ハイ…」
- 161二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 19:30:11
紅「しっかし、随分と荒れてるわねぇ・・・。」
佳奈恵「昨日やっと、年末調整終わって仕事納めだったから・・・。」
佳奈恵の部屋から、大量のゴミ袋を抱えて、佳奈恵と紅が部屋から出ていく。
紅「あなた、こまめにとは言わないけど、せめて自分の寝床の周囲くらいは掃除しておきなさいよね。さもないと・・・。」
佳奈恵「ど、どうなるの・・・?」
紅「ゴミ屋敷の中から、怠惰の罪宝になって、私みたいに化け物になっちゃうかもよ?」
佳奈恵「ヤダああああああ!!!罪宝の化け物になるくらいならせめて、せめてゾンビの方でええええええ!!」
紅「それもそれでどうなのよ・・・?ってか、ゾンビになったら、歌織ちゃんにマニフィカしてもらおうかしら?」
- 162二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 21:00:45
- 163二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 22:10:52
- 164二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 22:43:41
- 165二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 22:58:13
- 166二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 10:20:45
- 167二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 11:26:20
- 168二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 11:38:01
- 169二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 13:15:36
- 170二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 18:54:50
- 171二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 20:11:33
- 172二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 20:22:58
- 173二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 21:24:42
- 174二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 23:18:42
- 175二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 09:21:51
- 176二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 10:17:35
マルデル「あら、あなた達は…」
元姫「この国の姫だった者です。今は修道院にて祈りの日々を送っておりますが…」
元従者「私はその従者をしておりました。今は姫と共に修道院にて祈りの日々を送っています。」
元姫はなぜ、この様な事になったかを語り始めた。
元姫「この庭は代々、母から子、そしてさらにその子に受け継がれた国の誇るべき宝でした。この国の豊かさの象徴とも言うべき庭の管理は代々この国の姫達が行ってきたのです。」
元従者「しかし、姫様の父上、つまり最後の王は強欲な方でした。領地の拡大のため、近隣の国々に戦を仕掛け、民には重税をかけました。それをお諫めになったものは例え妻であっても手にかける事をためらわない、非情な方でした。」
元姫「そして遂に、その時が来ました。反乱です。私は幸いにして、修道院に逃げることができました。しかし父は反乱を鎮圧しようとし、逆に捕らわれ、処刑されたのです。」
- 177二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 11:08:29
- 178二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 11:34:33
マルデル「…私は大好きでした。春の陽光を浴び、咲き乱れる花々を眺めるのも、夏の日差しの中、青々と茂る草木を眺めるのも。秋の穏やかな日差しの中、美しく咲く花々も、そして冬の寒さにも負けず、芽吹く時を待つ新芽や、冬の花々を眺めるのが…」
元姫「ええ…ですが、もう…」
マルデル「そこで提案があります、私にこの庭園をくださいませんか。」
元姫「え、あ、あなたは…」
マルデル「私はマルデル、豊穣を司る女神です。」
元姫「ひ、ひょっとしてあなたが母の言っていた…そうとは知らず申し訳ありません。」
マルデル「いいえ、それよりもこの様な美しい庭園が無くなってしまうのは残念、どうかしら?」
元姫「元より私に選択肢などはありません。この様な地でよろしければいくらでも。」
マルデル「ありがとう、それでは私が管理させて頂きます。貴方のこれからに、幸が多からんことを。」
マルデルはそう言うとルーンを展開した。すると庭の跡地が光となって消えていく。甞ての庭だった痕跡は全て消え、後には荒涼とした地だけが残った。
- 179二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 11:58:54
- 180二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 12:08:05
- 181二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 12:45:37
- 182二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 15:37:01
マルデル「まあ、あなた達は…」
少年「僕達は戦争で…」
少女「お父さん、お母さんがいないの…」
少年「みんな、悪い人に捕まって逃げてきたら…」
少女「ここに来ちゃったの…」
マルデル「まあ、そんな事が…でも困ったわ、このままここに置いておく訳にはいかないし…」
ヴァラ「かといって地上に返す訳にもいかないですね。」
マルデル「そうだわ。」
マルデルはそう言うと少年と少女達に向かって手をかざした。
少年「な、何をするんですか?」
少年と少女達の足元にマルデルのシンボルが浮かぶと皆の姿が変わっていった。
妖精(元少年)「これは…いったい…」
マルデル「あなた達は私に仕えてもらいます。でも安心して、仕えると言っても時々用事を聞いてくれたら良いだけ、後はこの庭で好きに過ごしていいわ。」
- 183二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 17:04:16
- 184二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 17:14:55
マルデル「…と言う事があったの。」
了「その様な事が、一度見てみたいですね。」
マルデル「今は色々な季節の様々な花が咲き乱れるの。」
了「そうですか、所でその後姫達はどうなったのですか?」
ヴァラ「どうやらその後は他国の貴族と結婚したみたいですね。子宝にも恵まれ、幸せな一生だったと聞いております。」
了「なるほど。」
ハール「話の腰を折るようで悪いが勝負中でな。それ、王手だ。」
了「あっ…」
マルデル「あら、ごめんなさい。」
ロプトル「これはマルデルが悪いね、さて、次は僕が相手になるよ。」
ハール「ふむ、良かろう、そなた将棋は出来るのか?」
ロプトル「アレイスターと何度かやっててね。さて、じゃあこちらからいくとするか。」
- 185二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 20:33:19
- 186二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 21:23:20
- 187二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 21:47:59
- 188二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 23:17:50
- 189二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 10:01:10
- 190二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 10:24:47
- 191二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 10:49:07
- 192二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 11:10:10
- 193二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 11:24:16
- 194二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 11:37:15
- 195二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 12:15:58
- 196二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 12:25:04
- 197二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 12:49:34
- 198二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 15:14:39
- 199二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 15:29:03
- 200二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 15:32:26