【閲注TRPG】沼男は誰だ3【CoC×植物トリオ+五】

  • 1124/12/26(木) 21:48:43

    このスレは植物トリオ+五、虎杖伏黒釘崎五条の四人をPCとしてCoC、クトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ

    原作軸ではなく一般人の四人。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ

    今回はma34さま作成シナリオの『沼男は誰だ?』をむつーさまが改変したKP用台本をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含みますので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    知らない人同士の推理とかはいっぱいして貰って良いよ

    このシナリオはロスト率が極めて高いものとなってるよ。なので死亡描写やグロテスクな表現が苦手な人にはおすすめしないよ

    今回は基本的にスレ民への行動安価みたいなのはないよKP難易度も非常に高いのでランダム性を求めるものに関してはスレ主が候補出したものの中から自分でダイス振るよ

    それでは彼らの結末を共に見守って欲しいんだよ

    三行で分かるあらすじ

    犬(仮)を押し付けられた伏黒
    藍美がいっぱいコレクション
    おや、虎杖の様子が……?part2

  • 2124/12/26(木) 21:48:59
  • 3124/12/26(木) 21:49:11
  • 4124/12/26(木) 21:49:22
  • 5二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:53:08

    たておつ
    男たちのダイス目が不安です

  • 6二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:57:20

    たて乙です
    虎杖君は果たして食べてしまうんだろうか?
    誰か止めてあげて下さい

  • 7124/12/26(木) 21:58:56

    悍ましいものが彼らの目の前に広がっている。

    生きている。だが彼らの知るどの生物とも一致しない、奇妙で生理的嫌悪を覚えるそれらは愛する人を求めるべく蠢いていた。


    「……こんなの、おかしいじゃない……!」


    釘崎はまだ見ぬ、馬久留が生み出したと思われる彼の妻に成り損ねた者たち。どこからどう見ても人間ではないが、確かに意思のようなものを感じてしまう何かたち。


    「……はは、本当にイカレてるよ」


    五条にしては珍しく、引き攣ったような声だった。異臭のせいで少々体調が悪くなっているのか、顔色も優れない。だがそれは彼に限ったことではない。

    こんなものを目にすればショックを受けずにはいられない。


    そんな時、伏黒と共に扉を開いていた虎杖がふらりと一歩前に出た。すぐ隣に居た伏黒は虎杖の表情を見やる。


    <心理学>

    伏黒(50) dice1d100=62 (62)

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:59:57

    ああ駄目だったか…これは頂きますコース?

  • 9二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:00:52

    駄目だった
    誰か気付けるか?

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:05:23

    このレスは削除されています

  • 11124/12/26(木) 22:07:03

    虎杖の表情からは感情が伺えなかった。心を痛めているのかと思いながらも、伏黒はこれ以上は近付くなとばかりに声を掛ける。


    「虎杖」


    自分たちに出来ることはないのだと、こんな状況に傷付いたのであろう友に声を掛けるも虎杖は止まらなかった。

    虎杖がその場に膝を着けばその肉塊たちは虎杖に手を伸ばすように触腕を伸ばす。奇妙な肉体は鳴きながら温かさを求めた。

    鳴き声の合唱が叫びが、呻きが、その場を満たす。

    そんな奇妙な状況が、虎杖が伏黒と並んで先頭に居たという事実が、常の虎杖の心の優しさが、この異常に気付くことを遅らせた。


    「悠仁、彼女たちに僕らが出来ることはない。だから――」


    <心理学>

    釘崎(70) dice1d100=94 (94)

    五条(80) dice1d100=78 (78)

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:07:56

    ぎ…ギリギリ!釘崎も色んな意味でギリギリ!!!
    五条先生ありがとう!!!

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:09:01

    五条先生止めて!
    流石に生肉はまずい!(そうじゃない)

  • 14124/12/26(木) 22:13:18

    釘崎は虎杖のその様子に痛ましさを覚えながらも、先程藍美が殺された時も一番顔を青くしていたと思い出せば、こんな有様の藍美たちに寄り添おうとすることも理解は出来た。

    だが五条は違和感に気付く。


    「悠仁?」


    名前を呼んでも振り返りすらしない。反応一つせず、まるで聞こえていないかのように虎杖はついにその指先を肉塊に触れさせた。

    何かがマズいと、五条は虎杖へと手を伸ばす。


    <DEX対抗>

    五条(18-18、50) dice1d100=49 (49)

  • 15二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:14:22

    あっぶない!ギリまにあった!!
    流石五条先生

  • 16二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:14:38

    またもやギリギリ
    今回はなんとかなったけど肉塊見るのがここだけで済むとは思えないしこの先心配だな

  • 17二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:14:59

    謎肉がそんな風に触手を伸ばしてくるの辛いというかキツイな…虎杖ならワンチャンそれを掬いあげそうなのも分かるし三人の反応が遅れたのもわかる
    ギリッギリだったな…

  • 18124/12/26(木) 22:15:16

    間一髪、五条の手は虎杖の肩に届く。しかし肩に触れられても虎杖は振り向きもせず、自分の目の前の肉塊たちに手を伸ばす。


    <STR対抗>

    五条(18-18、50) dice1d100=55 (55)

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:16:02

    ギリギリ速度で間に合ったのに力負けしちゃった…!!!
    食っちゃった…ね…?

  • 20二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:17:35

    虎杖がゴリラだったばかりに
    食べちゃったね?これ

  • 21124/12/26(木) 22:19:49

    スレ主が一番「マジで食べるの?」の顔になってるからちょっと待ってね。マジで食べるの?

  • 22二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:21:13

    スレ主が動揺してる
    いくら虎杖君でも生ではいかないと思いたいです

  • 23二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:24:14

    五条が動いたのに気付いて伏黒釘崎も間に合う余地が出来た…とかどうだろう!!!
    動けたら五条と協力出来るみたいな!

  • 24二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:24:25

    せめてこの肉に毒とかない事祈っておこう

  • 25124/12/26(木) 22:29:21

    一応伏黒と虎杖が先頭の状況で、伏黒釘崎が<心理学>失敗で、<心理学>成功の五条も声かけないで動くことで距離があることによるマイナス補正をなしで<DEX対抗>18-18振らせたので、ここから再度ってのはKPとしてどうかなと思わなくもないけど、本当にお前これ食べるのか?食べるのか……


    不定の狂気継続なので精神分析されるor物理的に止められる(ある程度の衝撃必須)までは虎杖は食べ放題会場に居てしまうんだよ

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:31:50

    嫌な食べ放題ですね
    えーとえーとあ!狂人の洞察で何かに気がつきませんかね?

  • 27二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:32:45

    ダイスの思し召しだし食べ放題させとけばいいんじゃないかな(諦め)
    でも本家虎杖ならともかくこの虎杖って毒耐性ないんだよな…?

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:33:38

    じゃあギリギリ虎杖が食べるのを我慢できるか精神でダイスとか?
    でも発狂中でこれ出来るのかな…?

  • 29二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:34:19

    地獄絵図じゃ!食べ放題見た方もSAN値チェック入りそうな地獄絵図じゃ!

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:38:15

    >>29

    でも覚悟はできてる(落ち着いた)

  • 31124/12/26(木) 22:40:53

    五条の制止が必死さを滲ませるものだと伏黒と釘崎が気付いた頃には遅かった。


    伏黒は目の前で虎杖が大きく口を開け、蠢く肉塊にかぶりつくさまを見る。


    「は、……?」


    噛み千切るように顎を動かし、それと同時に虎杖に食われた肉塊が一際甲高い悲鳴を上げた、ように聞こえた。

    ぐちゃり、ぶちゅ、と。到底食べ物を食べているとは思えない音が数秒響く。

    当然だ。彼が食べているものは食べ物でなどではなく、今も生きている人間擬きに成り損なった何かなのだから。


    「……ッ、恵!」


    もう一口と虎杖が口を開こうとしたその刹那、再度五条が虎杖を押さえつけるために伏黒の名を呼んだ。


    <DEX対抗>虎杖の次の食事に間に合うか

    伏黒(15-18) dice1d100=10 (10)

  • 32二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:42:33

    伏黒くんが本気だ!本気を出して次は絶対止める気だ!!!

  • 33124/12/26(木) 22:43:26

    そのような異常事態であろうとも、伏黒は動いた。

    そして五条と二人がかりで虎杖を抑え込もうとする。


    <STR対抗>

    伏黒&五条(15+18-18、125) 自動成功

  • 34二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:45:11

    良かった止められた
    肉塊でも悲鳴あげてる藍美さんが可哀想だよ

  • 35二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:45:46

    よ…くないけどよかった!
    あとは吐き出させよう!
    2人がかりだと流石に自動成功か

  • 36124/12/26(木) 22:54:31

    五条が虎杖を地に伏せさせ、そして伏黒は肉塊へと伸ばすその手を押さえつける。このような状況であろうとも虎杖は二人に止められている理由さえも分からないかのように、手を肉塊へと伸ばしていた。

    彼の口の周りには肉塊から噴き出した体液がべったりと付着しており、その様子は正気を失った人間に他ならない。


    「何が起こってるんですか!」

    「分からない、ッけど飲み込んだならそれも吐き出させなきゃマズい」


    男三人が一塊になって暴れる中、肉塊は近付けばどうなるのか分かっていないかのように、馬久留の名を呼びながらもその輪を狭める。このままでは虎杖ごと肉塊たちに飲み込まれてもおかしくないと、五条は思わず舌打ちを零す。


    「とにかく、悠仁を階段の方へ……!」


    蚊帳の外とでも言うかのように少し離れた場所に立っていた釘崎は握り締めた拳を震わせていた。

    様子がおかしいと気付ければ何か違ったのか。

    そもそも自分が藍美をここに連れて来なければ良かったのか。

    さまざまな後悔が胸中に過ぎるも、後悔ばかりはしていられない。


    「この、馬鹿……!」


    二人がかりで押さえつけている虎杖に近付き、それに気付いた五条が制止するよりも早くに釘崎は虎杖の頬を思い切り平手で叩く。


    「なにやってんのよ……!こんなことしてる場合じゃないでしょ!!」


    <精神分析>

    釘崎(40) dice1d100=11 (11)

  • 37二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:56:33

    釘崎流石です!
    そして飲み込まないように吐かせないと
    精神的な意味でも成分的な問題でも心配です

  • 38二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 22:58:20

    釘崎ありがとう!!!
    皆なんかもう…ありがとう!!!

  • 39124/12/26(木) 23:00:15

    人の肉を打つ乾いた音がその場に響く。そして頬を叩かれた虎杖は暴れさせていた全身から力を抜いた。


    「ぁ……くぎ、さき?」

    「しっかりと目を開いて、目の前のものから逃げずにちゃんと見ろ!アンタの前にあるのは何?アンタが掴もうとしてるのは何?逃げるんじゃないわよ虎杖 悠仁!!」


    彼女の一喝はその場の空気を震わせた。

    自らが狂気に染められていたことを自覚した虎杖は自身の手を見る。体液のような液体で濡れた手と、今更のように悪臭が鼻に抜けていった。

    口に残る味は肉に似た何か。だが彼が今まで食べたどの肉とも違う味。


    <POW×3>

    虎杖(48) dice1d100=53 (53)

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:01:26

    あー無理ない耐えられかったか
    いやまぁそうだよな

  • 41二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:01:52

    これは…失敗してよかったのかな…?吐いてくれるよな?

  • 42124/12/26(木) 23:06:14

    それを自覚した瞬間、虎杖は込み上げるものを抑え切れなかった。堪えようと口を押さえたものの、胃液を吐き出す。そしてその中には彼が先程噛み千切った肉片が未だ生きているかのように震えて蠢いていた。


    背中を震わせ、虎杖は胃が空になっても嘔吐くことがやめられずに体を震わせる。嘔吐の合間に響く呼吸音は引き攣れたような不格好なもので、彼の動揺を伺わせた。


    親しい友人の狂気、そして自身の狂気。

    彼らが巻き込まれたものの解決の糸口は見えない。だというのに終わりばかりが口を開けて待ち受けているような気さえした。


    <SANチェック>1/1d3 (虎杖は1d3/1d5)

    伏黒(69) dice1d100=7 (7)

    釘崎(73) dice1d100=9 (9)

    虎杖(64) dice1d100=46 (46)

    五条(85) dice1d100=13 (13)

  • 43124/12/26(木) 23:06:40

    <SAN減少>

    虎杖 dice1d3=2 (2)

  • 44二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:08:29

    皆成功してよかった
    友人や教え子がいきなり肉塊食べたらそれはショックだよな

  • 45二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:10:51

    思ってるより虎杖以外動揺してない感じの数字になった気がする
    なんでも食う子と思われてる可能性があるな

  • 46124/12/26(木) 23:16:12

    「……ごめん、俺……ごめん」

    泣きそうにも聞こえる声で虎杖は何度も三人に謝った。その背を伏黒が擦り、五条は再び肉塊たちをちらと見てから目を逸らす。

    「謝るくらいなら、二度とこんなことしないで。……絶対、止めてやるんだから。拾い食いもいい加減にしなさいよ」

    釘崎にそう言われ、虎杖は乾いた笑いを零す。

    「俺、落ちてるもんまで食うって思われてんの?」

    だが少し落ち着いたのか、虎杖は肉塊の体液や吐瀉物で汚れた口の周りを手の甲で拭い、自分の頬を両手でパンと叩く。

    「もう、しない。大丈夫」

    あの己がコントロールできない程の欲求を次こそは堪えてみせると、虎杖は三人の顔を一人ずつ見て、そうして誓った。

  • 47二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:18:17

    頑張れ虎杖
    まだ危機は去ってないしな…

  • 48124/12/26(木) 23:21:44

    あの己がコントロールできない程の欲求を次こそは堪えてみせると、虎杖は三人の顔を一人ずつ見て、そうして誓った。


    そんな時、階段の上の方から足音が聞こえてくる。全員が身を固くすれば、そこに姿を現したのは藍美だった。手には何故か、ポリタンクが握られている。


    「……かわいそうですよね、この⼈たち。この⼈たちの気持ちは、分かります。例えなり損ないとはいえ、みんな私なんですから」


    そして止める間もなく、四人の間をすり抜けるとポリタンクの中身を床中に撒き始める。漂うのは悪臭の中でも目立つ、特有の臭いだ。


    「死ぬ前の私から抽出した記憶をもとに培養して、鐘有藍美という⼈格だけ定着させて、でも失敗してまともな⾝体が持てなかった存在たち」


    彼女が何をしようとしているのか悟らずにはいられない。


    「今、楽にしてあげますからね。本当に、お疲れ様でした。どうか安らかに」


    ポリタンクの中⾝を撒き終えると、藍美は部屋から出る。そして四人に向かって話しかけた。


    「少し離れていてください。でないと一緒に燃えてしまいますよ」


    ≪行動ロール≫

    1.止めようとする 2.止めない 3.止められない

    伏黒 dice1d3=2 (2)

    釘崎 dice1d3=2 (2)

    虎杖 dice1d3=2 (2)

    五条 dice1d3=3 (3)

  • 49二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:23:09

    誰も止めないしちょっと止める意識あるのが五条なのなんかちょっと面白い

  • 50二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:24:11

    うおわ…仮にも自分を焼却処分か
    五条だけ動こうとした感じかな

  • 51124/12/26(木) 23:28:07

    これから起こることを全員が分かっていた。だがそれを止めず、もしくは止められずに重い足取りで四人は部屋から出た。


    伏黒は止めたとして、これらの藍美たちがどうにもならないことを知っている。求める馬久留は既に彼女たちを全員見捨てている。


    釘崎は止めたとしても、それが救いにならないことを知っている。暗い部屋の中、いつまでも来ることのない馬久留を待ち続けることは停滞した地獄に他ならない。


    虎杖は縋るように伸ばされたその触腕の生温さを知っている。これも一つの殺人でありながらも、今の彼に彼女たちを救う術はない。


    五条は今から起こる全てを三人に見せたくはなかったし、聞かせたくはなかった。不必要だからと、偽物だからと、意志を持つ何かが死ぬ様子など知らなくていいと思っていたというのに、やはり彼も解決手段など知るはずもない。


    そしてそれを見た藍美はライターを一つ取り出し、火をつけると部屋に放り込む。伏黒と虎杖が二人がかりで開けた扉を一人ですぐさま閉めれば、その瞬間にぶ厚い扉越しでも聞こえる程の⾦切り声のような悲鳴が響いていた。


    <聞き耳>

    伏黒(50) dice1d100=13 (13)

    釘崎(75) dice1d100=79 (79)

    虎杖(65) dice1d100=29 (29)

    五条(75) dice1d100=91 (91)

  • 52二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:30:51

    釘崎と虎杖だけ聞こえたのか
    聞こえていいものだったのかな…

  • 53124/12/26(木) 23:35:10

    伏黒と虎杖は扉越しに響くその声たちが、焼かれても尚馬久留を呼び続けているのだと気付く。だがその声もひとつ、またひとつと減っていった。

    「……もう、上に戻りましょう」

    藍美はそう告げると階段を上る。扉越しに伝わる熱を拒むかのように彼女の纏う雰囲気は頑ななものだ。
    彼女の背を追うように四人は階段を上っていく。その際、藍美の小さな呟きが聞こえた気がした。

    「……私は違う。私は違う。私は違う。」

    そんな自分に言い聞かせるかのような、彼女の必死な言葉を。

  • 54二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:36:38

    釘崎と伏黒間違ってた
    なんか伏黒は受け入れてそうだけど虎杖にとっては聞こえないほうがよかった声だな…
    そして藍美さんもやっぱり苦しいんだろうな

  • 55二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:40:57

    自分を殺す事よりも自分もアレらと同じだと認めることを忌避しているって感じかな
    自分こそが藍美であるという絶対的な自信はないんだろうね

  • 56二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:41:10

    藍美さんも本当は自分も
    彼女たちと大差ないと思ってしまうのが怖いんだろうね
    そりゃそうか自分が大事な人から失敗作なんて思われたくないよな

  • 57124/12/26(木) 23:49:35

    「すみません、お掃除の様子をお見せするつもりはなかったのですが」


    藍美はそう謝ってから応接室から出ていく。そして残された四人はと言えば、再びの作戦会議だ。


    「次はとりあえず二階にあるらしい馬久留の部屋、に行こうか。二手に分かれずに四人でね」


    二手に分かれる、という選択肢もなくはなかったのだが、その場合虎杖が、もしくは虎杖以外があのような奇行に走った場合止められる人間が居なくなる。ならばリスク管理として四人での行動を五条が提案するのも当然と言えた。


    「恵は変わらずに犬とやらへの警戒。悠仁はあれが何が原因か分からない以上は気を付けて。一応聞いておくけど、さっきまでここに居た藍美が美味しそうに見えたりとかしてないよね?」

    「不潔ね、最低」

    「ンなことないけど!?」

    「とにかく恵と野薔薇も気を抜かないこと。万が一僕が突然壁とか齧りだしたらちゃんと止めてよ」


    虎杖然り、五条然り、残りの二人がかりで止めなければ止まらないだろうことが想像つく。実際に虎杖がそうであったように。


    「縁起でもないこと言うのはやめてください」

    「何事も心構えは必要だからね」


    そんな会話を挟みつつ、四人は二階の部屋へと向かった。


    ≪どの部屋を開けた?≫

    1.馬久留の私室

    2.藍美の私室

    3.寝室

    dice1d3=1 (1)

  • 58二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:52:56

    笑い話にしてるの好き
    その上で警戒させようとしてる五条もいい
    なんか情報見つかるといいなあ

  • 59二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:55:45

    まくルームか…ちょっと怖いな
    大きな寝室の他に夫婦それぞれの大きな部屋もあっていい家だなやっぱ

  • 60二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:56:35

    壁に齧りついた五条は3人がかりでも引きはがせないだろうな
    軽口で皆の気分切り替えるの上手いよね
    4人で行動するのは安心できるからいい

  • 61124/12/26(木) 23:57:10

    とりあえず、と二階の部屋の扉の一つを開けばベッドと本棚、机だけがある簡素な部屋だった。だが部屋の中は何かが暴れたのではないかと思える程の散乱っぷりだ


    「アンタ直接馬久留と会ったんでしょ?こんな感じの部屋に住んでそうな人?」

    「元はそう言うイメージはなかったが……さっきの様子を考えると有り得るな」

    「ならとりあえずここを探すってことで良いのかしら」

    「そうだね。ここが万が一別の誰かの部屋だったとしても、僕たちは一応家探しの許可を貰っているわけだし」

    「探すなら本棚とか机くらい、だよな?」


    ≪探索箇所≫

    1.本棚2.机

    伏黒dice1d2=2 (2)

    釘崎dice1d2=2 (2)

    虎杖dice1d2=1 (1)

    五条dice1d2=2 (2)

  • 62二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 23:57:56

    大分偏ったな

  • 63二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:02:07

    さっきの藍美さん達作るって失敗作だと放置か
    あんな暗い部屋に閉じ込められて誰も訪れないで待ち続けるのも地獄だよな
    意思はあるみたいだもんね、焼くのは流石にと思ったけど
    彼女たち生きてたとしても地獄だしあれが良かったのかな
    旦那には腹が立つけどね

  • 64124/12/27(金) 00:03:19

    とりあえず散らかった部屋を片付けながら何か手掛かりがないかを調査することにした四人。

    虎杖はそれほど大きいわけではない本棚を眺めながら手を動かす。


    「競走馬の名鑑、強い馬の育て方、馬の生態学、馬の雑誌……、馬に関する本ばっか。競馬好きなんかな」

    「鐘有さんは鐘有ファームの経営者だぞ」

    「鐘有ファーム?」


    <知識1/2>

    虎杖(37) dice1d100=40 (40)


    <目星-20>

    虎杖(55) dice1d100=56 (56)

  • 65二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:08:31

    どっちも惜しい!

  • 66124/12/27(金) 00:09:17

    「聞いたことあるような気もするけど、あんまピンと来ないかも。有名?」

    「それなりにはな」


    そして一方机と言えば、此方も同様に滅茶苦茶に散らかっている。色々なメモや、コピーした資料のようなものが無造作に置かれている。


    「見てるだけでぞわっとするわね」

    「ともかく片付けながら居場所を突き止められる何かを探すしかないけど、ここまで散らかってるとその気も失せて来るよね。恵ぃ、後は任せた」

    「それありなの?なら私もパス」

    「おい、ありなわけないだろ」

    「いやぁね、恵ちゃんったらすぐに怒って」

    「いい歳して何言ってんのよアンタ」

    「さっきまで野薔薇もノリノリだったのに……?」


    <図書館>

    伏黒(75) dice1d100=18 (18)

    釘崎(45) dice1d100=9 (9)

    五条(75) dice1d100=55 (55)

  • 67二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:09:35

    うわ成功まで惜しい!

  • 68二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:10:45

    こっちは全員成功してる
    五条先生ノリノリだな

  • 69二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:12:32

    虎杖にはよく分からなかったっぽいな
    こっちは全員成功してる

  • 70124/12/27(金) 00:17:11

    三人がかりで整理していれば、釘崎が突然「あ」と声を漏らす。

    意味不明な図形や見たこともない言語がびっしりと書かれたメモの他、伏せられた写真立てがその下から出てくる。


    「……これ」


    写真立てを起こしてみれば、そこには鐘有藍美と一人の男性が⾺に乗って映っている。男性は三十歳前後、二⼈とも笑顔だ。刻印された⽇付は、一年以上前のものだ。


    「……鐘有 馬久留だ」

    「この時はまだ藍美も……」


    生きていたのよね、という言葉は敢えて口に出さなかった。されど幸福な一場面と言うのはどうにも心に残るもの。

    それが美しい光景であればあるほどに、壊れた時に人は耐えられなくなってしまう。


    「一応写真を貰う、のはマズそうだから写真でも撮っておこうか」


    そう言って五条は写真立ての写真をスマホで撮る。そして他の訳の分からないものはキリがないので置いておくことにしたのだが、三人が顔を上げればいつの間にか本棚に凭れかかって競走馬についての本を読んでいた虎杖が目に入る。

    つかつかと虎杖に近付いた伏黒がそのまま虎杖の頭を叩いた。


    「真 面 目 に や れ」

    「ウッ、……っす、スンマセン……」


    <図書館>

    伏黒(75) dice1d100=36 (36)

    釘崎(45) dice1d100=77 (77)

    五条(75) dice1d100=3 (3)


    <目星-20>

    虎杖(55) dice1d100=25 (25)

  • 71二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:19:13

    五条先生クリティカル出してる!
    虎杖も怒られて成功してるな

  • 72二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:19:29

    おっ五条クリティカルだ!何がわかるのかな
    怒られて真面目にやった虎杖も成功だ

  • 73二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:22:27

    おっ今度は虎杖も成功して五条クリティカルだ
    いいねえ何が分かるのかな

  • 74124/12/27(金) 00:23:13

    今度こそ、と四人がかりで本棚の確認をすれば五条が一冊のノートを本棚から抜き出した。それをパラパラとめくると、どうやら鐘有馬久留の日記のようだった。

    【資料】鐘有⾺久留の⽇記

    某⽉某⽇
    もじを もじをかいてないと きがくるいそうだ
    もじを もじをかく
    もじを もじを

    某⽉某⽇
    ごはん さいごにたべたの いつだっけ
    ⽬が かすむ 藍美にあえるかな

    某⽉某⽇
    内藤とかいう うさんくさい男 来た
    死んでも藍美に会うこと 出来ないと⾔う
    死は無になるだけだからだ
    それならば、藍美を⽣き返らせたらどうかという
    その⼿伝いが できると
    なんだって やってやる

    某⽉某⽇
    内藤から、何冊かの古書や資料をもらった。
    なんということだ︕僕が知っていた常識というのは氷⼭の⼀⾓にすぎなかった。
    これなら確かに⽣き返らせる術があるかもしれない。
    内藤を介して、⼈間よりも遥かに⽂明の進んでいる地球外の種族と接触。
    結論から⾔えば、彼らの技術は申し分なく、藍美そっくりの⾝体を作ることが出来た。
    が、それだけだった。肝⼼の脳や命までは作ることは出来ない。藍美と⽠⼆つの⾁⼈形が出来ただけだ。
    「技術」の⾯から藍美を⽣き返らせるのは厳しいのだろう。
    別のアプローチを考える。

  • 75124/12/27(金) 00:24:16

    某⽉某⽇
    内藤が事細かに僕が実践したことと、その結果を聞いてくる。
    それが今後も継続的に資料を渡す条件だという。奴のスカした態度は気に⾷わないが、それで禁断の知識が⼿に⼊れられるなら安いものだ。
    内藤とかいうのもどうせ偽名だろうが、どうだっていい。資料さえくれれば。
    次のアプローチは「時間」だ。時間遡⾏…そんなことが出来るのか。
    藍美の死より前に時間遡⾏することが出来れば…。

    某⽉某⽇
    だめだ、失敗だ。時間操作をするために時間に介⼊しようとした瞬間、『何か』に⾒つかった。
    あの不浄の⽣物がどこからかこの時空まで追ってきているのが肌で感じる。
    クソッ︕︕︕︕︕︕来る前に対策を⽴てなければ。
    死んだら無だ、死んでも藍美に会えない︕⽣きねばならない

    某⽉某⽇
    内藤から、とっておきのネタをもらった。
    なんと素晴らしい︕なぜ早く教えてくれなかったのか。
    ⽣き返られる…というより新たに産まれさせるという⽅が近いだろうか。
    これが成功すれば、完璧な藍美そのものだ。もうすぐ君に会える。
    実験と研究を始める。

    某⽉某⽇
    どうして。こんなもの藍美ではない。
    こんなもの藍美ではない。こんなもの藍美ではない。こんなもの藍美ではない。こんなもの藍美ではない。
    こんなもの藍美ではない。こんなもの藍美ではない。こんなもの藍美ではない。こんなもの藍美ではない。

  • 76124/12/27(金) 00:24:39

    某⽉某⽇
    あの気⾊悪い⾁の塊を内藤に押し付けた。
    ふざけるなよ、ふざけるな ⼈間の形すらしていない。
    できると⾔ったじゃないか、やり⽅は間違っていなかったはず、何がだめだったんだ
    鮮度が落ちてしまった死体を素にしたからか︖それとも1⼈間を⽣成する為の“⾁の質量”が⾜りないからか︖
    いずれにせよ、1⼈分の⼈体を構成する為に、ベースとなる⽣の⾝体が必要だろう。
    だがどう⼿に⼊れる︖⾜が付く⽅法はマズい。

    某⽉某⽇
    メール⼀本で⽣の⼈体が買えるとは︕現代はそんなところまで便利になったのか。
    内藤は胡散臭い男だが、ああいう業者を紹介してくれたこと感謝しなければ
    ⾷えない野郎に変わりはないがね

    某⽉某⽇
    (⾮常に荒い筆跡)
    ⾁ゴミばかり⼤量に作成してしまったが、奇跡的に⽐較的良質な個体が1体だけ完成した。
    しかし駄⽬だ ⾜りない これも、藍美とはほど遠い。
    藍美としての記憶と⼈格が定着していない。記憶がその⼈間たらしめる。藍美たらしめる。
    クソックソッ︕︕藍美そっくりの⾁⼈形から、藍美の⾒た⽬をした喋る玩具に進歩しただけだ。
    こんなもの断じて藍美ではない。⼩間使いくらいにはなるか。

    某⽉某⽇
    猟⽝を凌ぐ結界はきっともう⻑くは持たない。
    ⾓が、⾓が怖い、クソッ︕︕︕︕︕⾓が︕︕︕︕︕︕
    どうして どうして君に会えない
    俺はどうすればいいんだ、藍美
    君に会いたい。

  • 77二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:26:40

    うーん…なんか明らかにヤバいのと接触してるしそこから明らかにヤバいやり方で作り出してるし何かに死体の為にヤバいやり方に手を出してるな?

  • 78二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:28:48

    もしかして血の池ってそういう…?
    血は要らないんだ??

  • 79二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:32:07

    これだけはっきり藍美がスワンプマン的存在だと描写されてるのにタイトルは沼男が誰か推理が必要そうな物なんだな

  • 80二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:35:30

    最初に内藤とかいううさん臭い奴に
    地球外の種族と接触する方法聞いて
    藍美そっくりの⾝体を作ることが出来た
    けど中身がなかった
    で時間時間遡⾏して亡くなる前に戻ろうとしたけど
    「犬」に目を付けられて駄目だった
    で次は新たに生み出す方法聞いて実行→肉塊が生まれる
    肉(人体)が足りないから買う(闇業者?)
    でも肉塊ばかりが生産されてしまう(燃やされた彼女たち?)
    でも奇跡的に藍美さんに近い個体が生まれるも記憶と⼈格が定着していない。
    この個体が潰された方か今いる藍美さんなのかな?
    いやでも今いる方は「帰ってきた」て言ったからちがうのか?

  • 81二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 00:57:44

    伏黒のとこに来た藍美Aが小間使いって言われてたのかな
    藍美Bは部屋の場所も覚束無い感じだし
    それにしても⽣の⼈体が買えるとは…死体?そのまま生体って意味か?闇…

  • 82124/12/27(金) 01:41:21

    日記はここで途切れていた。読み終えると、日記の最終ページからはらりと一枚のカードが落ちてくる。名刺のように見えるが、どこか異質なようにも思えた。

    そこには『売買担当者リンメイ』という名前らしきものと携帯番号しか書かれていない。

    そして五条がその名刺の裏を確かめると、日記と同じ手書きの筆跡で「TEL→納品先を⽞関受け渡しから変更、あそこに直接搬⼊」と書いてあった。


    「リンメイ、売買担当者。……生の人体が買える、ねぇ」


    日記に書かれていた『メール一本で生の人体が買える』という言葉。

    となればこのリンメイという人物が売買しているものは人体だったのではなかろうか、という仮説を五条は立てる。

    それに加えてもう一つの仮説を五条は脳内で組み立てていた。

    比較的良質な個体。小間使いになるかと言っていたのなら、伏黒を呼び出すために使ったあの、今居る藍美に殺された藍美がそうだったのだろう。

    釘崎が外で拾ってきた、靴すらも履いていなかった藍美。

    馬久留は足がつく方法はマズいと書いてあった以上、外に捨てるような真似はしないだろう。となればなぜ彼女は外で発見されたのか。

    小間使いの藍美はここに居る藍美の存在を知らなかった。

    そしてここに居る藍美は長らくこの家に帰って来られなかった、のならば。


    「……まさかね」


    そう口にしたものの、五条は一度思いついてしまった仮説が脳裏から離れない。

    即ち、馬久留が手放し内藤とやらに押し付けたという”気色悪い肉の塊”こそが今の藍美だったのではないか、というもの。


    「何ぼーっとしてんのよ。私たちにもそれ読ませなさいよ。なんかあるんでしょ」


    五条がノートを開いたまま考え込んでいたからか、いつの間にか残る三人からの注目を集めていたらしい。


    「馬久留の日記だよ」


    そう言って手渡すのはノートだけ。日記の間から落ちた名刺に関してはポケットの中に収め、三人には知らせなかった。


    <幸運>

    伏黒(75) dice1d100=22 (22)

  • 83124/12/27(金) 01:46:22

    今日はここで終わり、明日は藍美の私室を探索

    五条の立てた仮説に関してはクリティカル報酬みたいなもの、だよ

  • 84二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 01:46:33

    五条は秘めることにしたんだな
    伏黒の幸運はなんだろう

  • 85124/12/27(金) 01:48:50

    伏黒の<幸運>は失敗したらすぐになんのロールか分かるやつだよ

  • 86二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 01:49:24

    スレ主お疲れ様です
    良質な個体が殺された方で気色悪い方が今の藍美さんか
    切ないな…多分知りたくないだろうし知ったら悲しむどころか暴走もあり得るかもしれない
    どうなるんだろう
    また次を待ってます

  • 87二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 01:52:32

    え?てことは時間遡行に失敗して
    怪しい男から新たに生み出せるて教わって作り出した第一号でことだよな?

    【あの気⾊悪い⾁の塊を内藤に押し付けた。
    ふざけるなよ、ふざけるな ⼈間の形すらしていない。】
    人の姿をとっていなかったのに今は人の姿に進化してる
    え?じゃあ燃やされた彼女たちも人の姿取れたかもしれないってこと?
    それともいまここにいる藍美さんは何か特別なのか?内藤とやらが何かしたのか?
    クリティカル出した報酬てことは確定情報だろうから
    ここにいる藍美=最初の肉塊は確かなんだ
    で人体売買とか物騒な言葉出てるし、五条先生は隠し事するし
    伏黒のダイスは怖いし
    スレ主お疲れ様です!

  • 88二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 07:42:49

    スレ主お疲れ様
    虎杖毒耐性ないし五条先生無下限ないし怖すぎてドキドキしながら読んでる

  • 89二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 11:36:19

    内藤ぜったいAPP18だろ名前的にも

  • 90二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 18:53:24

    ほしゅ

  • 91124/12/27(金) 20:24:51

    いつも保守とか考察とかサンクス
    と言うことで今日も続きをやっていくよ

  • 92二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:28:26

    わーい待ってました

  • 93124/12/27(金) 20:38:57

    三人も日記を読み終わればそれぞれ思うことがあったのだろう、気分が良いとは言えないような顔で顔を上げた。

    「家探しの許可も得てることだし、とりあえずもう少し家全体を探してから藍美に報告しようか。……言わない方が良いこともあるから、そこは上手くやりながらね」
    「この日記はどうしますか」
    「元の場所に戻しておこうか。彼女がそれを読む権利もあるしね」
    「……分かりました」

    代表して伏黒が本棚の空いた部分にノートを仕舞い込む。もしも藍美がこれを読んだらどうなるか、どう思うのか。想像することは出来るが必ずしもそれが正しいとは限らない。

    「本当は恵の手の甲のそれについての情報があれば一番だったんだけど」

    五条が視線を向けた先、そこには伏黒の手の甲に浮かび上がる青黒く縁どられた、円の中に大きな十字があるまるで照準のような何か。
    馬久留がマーキングと言ったもの。このままでは居られない理由の一つ。

    「その、犬だっけ?見てないから何とも言えんけど、本当にまだ出てくんの?」
    「コイツを呼び出した挙句にあんな日記書いてるんだから出て来ないわけないでしょ」
    「そ、うなるん……?」

    そんな会話をしていると五条が手を二度打ち鳴らす。

    「それじゃあ長居してないで次の部屋にでも行くよ」

    そして四人は馬久留の部屋を後にした。

  • 94二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:44:21

    手の奴の詳細はわからなかったか

  • 95124/12/27(金) 20:49:15

    彼らが次に足を向けたのは馬久留の私室の前の扉だ。

    中に入れば本棚と化粧机、そしてクローゼットなどがある。

    部屋の装飾や置いてある⼩物などから、⼥性の部屋だという印象を受けるものの、特に荒らされたりしている様⼦は⼀切ない代わりに、部屋全体が埃っぽいように思えた。


    「もしかしてここって藍美の部屋なのかしら」

    「そうだとしても使われている様子はないな。掃除されているとも思えない」

    「ならこの家に元々居た藍美さんもここを使ってなかった、ってことだよな」

    「馬久留はこの部屋に誰も入らせなかった代わりに、自分でも入れなかったんだろうな」


    愛する男を失った男はあれだけの執着を見せていたというのに、その故人の部屋は直視できなかったのだろう。愛していたからこそ受け入れられず、人の道を踏み外した男。


    「……ほら、何かないか探すよ。気にするならついでに軽く掃除して綺麗にすればいいと思うし、僕たちは僕たちのやるべきことをやらなくちゃ」


    <図書館>

    伏黒(75) dice1d100=93 (93)


    <目星>

    釘崎(50) dice1d100=27 (27)

    虎杖(75) dice1d100=54 (54)

    五条(90) dice1d100=24 (24)

  • 96二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:50:15

    図書館だけ失敗してしまったか

  • 97二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 20:50:49

    じゃあここにいた藍美さんはどこで生活してたんだろうな
    あと伏黒の出目危ない!

  • 98124/12/27(金) 21:02:57

    軽く掃除をしつつ、四人は部屋の中に何かないかと探していれば目に付くのは至って普通の女性が暮らしていた部屋、という程度。

    唯一目に付いたのはそれこそ日記くらいだ。

    中⾝は⾮常に達筆で書いてあり、中⾝はとりとめもない⽇常のこと、幸せそうな様⼦がうかがい知れる。

    ほぼ毎⽇律儀に書かれていたが、約一年前からぱたりと書かれなくなっている。

    特にその⽇周辺に不穏なことが書かれている、ようなことはない。


    「……幸せいっぱいって感じね」


    見知らぬ誰かの幸福でしかない。だがそれが誰であったとして、当たり前の日常が断たれたさまを見れば思うことはある。

    大切な人を失うという痛みは誰もが知るものであり、誰もが知ることの出来ないもの。


    「早く次に行きましょ。レディの部屋にアンタたちを居させ続けるわけにはいかないわ」


    釘崎はそう言うと日記を閉じ、それを机の上に置いた。


    <幸運>

    伏黒(75) dice1d100=26 (26)

  • 99二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:05:35

    伏黒の幸運が所々で振られるな
    あと藍美は亡くなって1年ぐらいなのか

  • 100二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:07:38

    1年前からこうなったのか
    悲しいな

  • 101二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:11:00

    交通事故とか突然の死だったのかな

  • 102124/12/27(金) 21:16:16

    それから二階を探索するも、あったのは夫婦の寝室らしき部屋と倉庫代わりになっているらしい物置だ。

    そして残すは二階奥にある階段。外装から見るにこの先は三階ではなく屋根裏部屋だろう。

    この階段は少し小さく狭いもので、四人は虎杖、伏黒、釘崎、五条の順で進んでいく。

    階段の先、そこには扉があった。


    「開けていい?」

    「何か音とか聞こえる?変なのとか居ないわよね」

    「聞こえないけど、とりあえずちょっと開けてみる」


    そう言いながら虎杖が扉を開こうとすれば鍵などはかかっていなかったようで、扉の向こうはそれほど広くない屋根裏部屋となっていた。

    しかし中は真っ暗でよく見えない。


    「暗いな」

    「電気電気、っと」


    虎杖がそう言いながら部屋に入っていき、壁のスイッチを押す。

    そうすれば電気がつき、視界が晴れた。

    埃が積もった段ボールが積み上げられていたり、⼯具が散らばっていたりしているものの、それに混じって物置として使われていたのか、それほど使われた形跡はなさそうだ。

    特に何もないかと思いながら更に奥に足を踏み入れた虎杖は脚元に視線を下ろし、固まった。

    屋根裏部屋のちょうど真ん中あたり、床に⾎だまりが広がっているような跡があることに気が付く

    ⾚⿊い染みのようになっているが、⾎痕だとすると明らかに致死量以上の量が広がっていた。

    完全に乾ききっているようで、ここに血がぶちまけられてからそれなりの時間が過ぎているのだろう。


    <アイデア>

    虎杖(75) dice1d100=13 (13)

  • 103二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:17:37

    あれ?これ虎杖が調べてたやつと一緒のやつ?

  • 104二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:18:27

    え?殺人事件あった?血の池事件だっけ虎杖が探ってる事件

  • 105二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:20:10

    奥さんまさかここで死んだとか

  • 106124/12/27(金) 21:25:50

    「これ、まさか」


    虎杖は思わずしゃがみ込み、床に広がっていた血の痕に指を滑らせる。乾き切ったそれはパリパリと剥がれ虎杖の指を汚すも血臭はそこまで濃いものではない。


    「【血の池事件】……?」


    致死量の血液が流れているのにも関わらず、周りに遺体が見つからないこの状況。今巷を騒がせ、虎杖自身調べている【血の池事件】のようだと、虎杖はそう思った。


    「血の池事件って、……あぁ最近よくニュースで見るよね」

    「私の知り合いが見たって言ってたわね。どこまで本当か分からないけど」

    「だがこれだけ時間が経っているようなら死体があったにも関わらず動かされた可能性もある」

    「もしくは死体があったけど食べられた、とかね」

    「……じゃあ今までの血の池事件って藍美さんが」

    「ウソウソ。そんなことがあったらもっと辺りに飛び散るんじゃない?こんな綺麗な血だまりにはならないでしょ。……まあその血の池事件に鐘有夫婦が関わっている可能性はゼロじゃないとは思うけど。今決めつけるのは時期尚早。油断も良くないけどね」


    五条の言葉に口を開きかけた虎杖は腑に落ちないと言ったような顔をしながら口を閉じた。


    <幸運>

    伏黒(75) dice1d100=88 (88)

  • 107二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:27:48

    とうとう失敗してしまった
    これで何のダイスだったかわかるかな?

  • 108二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:28:59

    あっ失敗した
    成功してるうちは何もなかったしなんかあるやつだな?

  • 109二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:30:10

    藍美さんが人食べてったとしたら今いる藍美さんも食べるのかな?
    いや食べてたとしても何かしら残りそうだから違うか

  • 110二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:30:39

    犬が来るかな

  • 111124/12/27(金) 21:33:23

    そんな時だった。

    四人は突如、屋根裏に置かれた段ボール箱から凄まじい悪意や混沌の渦が凝縮していくかのような感覚を本能的に感じ取った。

    まるで体内の臓腑が何者かに捕まれているような得も⾔われぬ不快で本能的な恐怖。

    そこから靄が噴出し、おぼろげに揺れながら、四人の前に招かれざる客⼈が現れる。

    その存在は、ゆらゆらとした不定形、何かの⼒で阻害されているのか、姿をはっきり保っておらず、靄のように揺らいでいた。


    「コイツだ!」


    そこに居るのは伏黒が一度襲われた、馬久留が犬っころと呼んだ何かであった。


    <SANチェック>初回目撃1d3/1d10 2回目目撃 1/1d6

    伏黒(68) dice1d100=75 (75)

    釘崎(72) dice1d100=100 (100)

    虎杖(62) dice1d100=93 (93)

    五条(84) dice1d100=45 (45)

  • 112二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:34:40

    五条以外失敗!
    そして釘崎100ファンだと?
    いやここではノーカンだから助かったのか

  • 113124/12/27(金) 21:35:16

    SANチェック100ファンはノーカンなのでセーフ!!!!!


    ということで伏黒の<幸運>はこれより<ティンダロスの犬出現ロール>となるんだよ


    伏黒の幸運に失敗すると犬が出現する仕組みだよ

  • 114124/12/27(金) 21:36:13

    <SAN減少>

    伏黒 dice1d6=2 (2)

    釘崎 dice1d10=2 (2)

    虎杖 dice1d10=9 (9)

    五条 dice1d3=2 (2)

  • 115二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:37:47

    虎杖!!
    お前今回ゴリゴリ削れるな!!

  • 116二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:38:16

    急に100ファン!!ノーカンだからセーフ!!!
    ってまた虎杖がゴリッと削れてるんですけど…マジで精神崩壊して勝手に退場していこそうじゃない?大丈夫虎杖?

  • 117二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:38:53

    虎杖今度は犬食べようとしないよね?

  • 118124/12/27(金) 21:39:10

    <一時的発狂の可否アイデアロール>

    虎杖(75) dice1d100=5 (5)

  • 119二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:40:04

    なんで!!ここでクリティカル出すんですか!!
    ダイスおかしいよ

  • 120124/12/27(金) 21:42:30

    ダイスくんへ、処理どっち?


    1.不定の狂気の症状が倍プッシュ

    2.別の狂気

    dice1d2=2 (2)

  • 121124/12/27(金) 21:43:00

    1.短期の一時的狂気([ dice1d10=2 (2) +4]戦闘ラウンド)

    2.長期の一時的狂気([ dice1d10=5 (5) ×10]時間)

    dice1d2=2 (2)

  • 122二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:43:36

    虎杖君が発狂のデパートになってしまう

  • 123124/12/27(金) 21:44:17

    長期の一時的狂気

    1.健忘症(親しい者のことを最初に忘れる;言語や肉体的な技能は働くが、知的な技能は働かない)あるいは昏迷/緊張症(短期の表を参照)

    2.激しい恐怖症(逃げ出すことはできるが、恐怖の対象はどこに行っても見える)

    3.幻覚

    4.奇妙な性的嗜好(露出症、過剰性欲、奇形愛好症など)

    5.フェティッシュ(探索者はある物、ある種類の物、人物に対し異常なまでに執着する)

    6.制御不能のチック、震え、あるいは会話や文章で人と交流することが出来なくなる

    7.心因性視覚障害、心因性難聴、単数あるいは複数の四肢の機能障害

    8.短時間の心因反応(支離滅裂、妄想、常軌を逸した振舞い、幻覚など)

    9.一時的偏執症

    10.強迫観念に取りつかれた行動(手を洗い続ける、祈る、特定のリズムで歩く、割れ目を跨がない、銃を絶え間なくチェックし続けるなど)

    dice1d10=7 (7)

  • 124二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:44:23

    虎杖ここでクリティカルってなんなの?発狂クリティカルってなんなの!?

  • 125二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:45:29

    心因性視覚障害、心因性難聴、単数あるいは複数の四肢の機能障害
    取りあえず犬は食べないでよかった?

  • 126二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:45:46

    心因性の視覚か聴覚の問題が起きるか四肢が動かなくなるか?
    どれにしても戦闘的にも探索的にも良くなさそう…

  • 127124/12/27(金) 21:46:20

    1.心因性視覚障害

    2.心因性難聴

    3.単数あるいは複数の四肢の機能障害

    dice1d3=1 (1)

  • 128二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:47:42

    あー…視覚障害か
    つまり犬がいるのに攻撃も出来ないし回避も困難だな?
    釘崎と下がってようか虎杖…

  • 129二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:53:29

    戦闘来るのに目に障害はまずいな
    大人しく下がってようね

  • 130124/12/27(金) 21:54:32

    伏黒が注意を促せば、本来は虎杖と五条が前に出て釘崎が下がることになる、はずだった。
    二度目の遭遇である伏黒はともかくとして、釘崎と五条はその犬のようで犬ではない何かを見て然程の動揺はしなかった。覚悟があったから、とも言えただろう。

    「なにあれ、キッショいわね」
    「実体感がないけど、あれ蹴れる?」
    「そこまでは分からないです」

    だが虎杖は見て、――そして気付いてしまった。
    これは人知を超えた何かであり、血の果てまでも狙った相手を追い回す猟犬なのだと。手の甲に刻まれたアレがある限り、自分の友人はどこまでも追いかけられ続けると。

    「ゥ、ぐ」

    地下室で見た肉塊と同じ区分のもの。普通に生きていれば知ることすらない何か。
    このままでは伏黒は遠くない未来でこの犬のような何かに食い潰され、物言わぬ骸と変わるのだろう、と。
    視界が霞む。犬の姿はおろか、伏黒や釘崎、五条の姿もはっきりと見えなくなる。
    瞬きをしても、目を擦っても、何をしても。彼の視界が晴れることはなかった。

  • 131二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:56:56

    嫌なクリティカル報酬情報だなあ!
    精神分析したら見えたらいいけど

  • 132二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:57:33

    想像しちゃったか…
    色々あってストレスかかって視神経に異常が出たんだな

  • 133124/12/27(金) 22:01:47

    ■■戦闘開始Round1■■


    DEX順:五条(18)→虎杖(18)→伏黒(15)→釘崎(12)→ティンダロスの犬(10)


    「野薔薇は後ろ下がって、恵は避けることに集中!僕らが泥仕合になったら野薔薇、悪いけど藍美呼んでくるために走って貰うから、ねッ!」


    <キック><マーシャルアーツ>

    五条(85-70) dice1d100=37 (37)

  • 134124/12/27(金) 22:03:21

    <ダメージ算出>

    dice3d6=3 2 1 (6)

  • 135二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:03:25

    犬けっこう鈍いんだね

  • 136二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:03:55

    流石五条先生!虎杖がおかしいことに誰か気がつくかな?

  • 137二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:07:42

    五条先生頼りになるなあ
    虎杖が足速いのが他に異常がわかりやすいのはいいのかもな

  • 138124/12/27(金) 22:11:10

    五条の長い足から繰り出される、鞭のようにしなりながら犬の横腹を狙った一撃は見事に当たる。だがただの動物を蹴っているような肉や骨の感触は遠く、堅い皮膚によってその威力は当たった瞬間に微かに分散する。

    とはいえ全くのノーダメージかと言えばそうではなく、五条は当たることを確かめた上で三人の元生徒たちには見えないように口角を持ち上げた。


    「当たるだけ上出来。いいね、バケモノ殺しは流石に初めてだよ」


    そして上手くは見えていない視界の中、虎杖はそれでも前へ一歩出た。

    先程見えてしまった、望まぬ未来。それを避けるためならば尚更前へ出なければと、五条に続いて犬に向かって足を振るおうとする。


    <キック><マーシャルアーツ>視覚が関与する技能のため-30

    虎杖(46-20) dice1d100=89 (89)

  • 139124/12/27(金) 22:14:32

    しかしよく見えない視界では上手く動くことなど出来はしない。

    精彩が欠けた動きで何もない宙を蹴り上げた虎杖は思わず歯を食いしばる。こんなことなどしては居られないというのに、力になることすら出来ない無力さは彼を追い詰める。


    <アイデア>目標値1/2以下なら目の異変にまで気付く

    伏黒(85) dice1d100=17 (17)

    釘崎(70) dice1d100=79 (79)

    五条(90) dice1d100=87 (87)

  • 140二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:17:45

    釘崎は気付かず五条は成功だけど目は気付かない伏黒がバッチリ察するのか
    なんか伏黒さっきから虎杖の発狂時よく頑張ってくれるな

  • 141二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:18:01

    五条先生が楽しそうで良かった
    伏黒が虎杖の目の異変に気がついたね

  • 142124/12/27(金) 22:26:21

    大幅に外れた蹴りを見て五条は眉根を寄せる。もしやまた何か虎杖の身に何か起こったのではないかと警戒するも、伏黒が自らが覚えた違和感を叫ぶ。


    「オマエ、まさか見えてないのか!」


    そこまでバレてしまえば虎杖が隠すことなど出来るはずもない。


    「見えてない、って程じゃない!」

    「なら下がれ!」

    「こんくらいで下がってられるかよ……!」


    釘崎がぼそりと「こンの馬鹿……!」と呟く中、これでは自分が下がっている場合ではないと伏黒は前に出る。

    あくまで五条と虎杖が普段通りならば、場合によっては下がっていることも出来ただろう。だがそうではないとなれば五条一人にこのワケの分からぬ何かと戦わせるわけにはいかない。


    「オマエに構ってる暇はないんだ、よッ!!」


    <キック>

    伏黒(65) dice1d100=84 (84)

  • 143二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:28:24

    焦ってるのか失敗したな
    なんかこのシナリオ中虎杖がハプニング大賞状態だ

  • 144二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:28:27

    外れたか…これは釘崎に藍美呼んできてもらった方がいいかな?

  • 145124/12/27(金) 22:29:03

    だが犬は伏黒の蹴りを躱す。伏黒が感情的になっていたせいもあるだろう。


    「伏黒こそ下がれって!」

    「俺の前にオマエだろ!」

    「俺は平気だから!!」

    「どこが平気なんだこの馬鹿!!」


    ぎゃんぎゃん吠えてい伏黒と虎杖を見て、一人庇われるように後ろに下がらされていた釘崎がわなわなと震え、そして叫ぶ。


    「そんなことしてる場合じゃないでしょ、この馬鹿ども!!!」


    <幸運>

    釘崎(80) dice1d100=24 (24)

  • 146124/12/27(金) 22:32:11

    「私が藍美呼んでくるまで、精々耐えなさいよ!!!!」


    そう叫んだ釘崎は屋根裏部屋から脱出し、階段を下りて二階へと向かう。

    藍美の参加まであと dice1d5=3 (3) +1 ラウンド


    そして釘崎の叫びとほぼ同時、犬が三人に襲い掛かる。


    <対象>

    1.伏黒

    2.虎杖

    3.五条

    dice1d3=1 (1)


    <攻撃方法>

    1.前脚(60) dice1d100=44 (44)

    2. 舌(60) dice1d100=46 (46)

    dice1d2=2 (2)

  • 147124/12/27(金) 22:32:59

    <回避>

    伏黒(60) dice1d100=54 (54)

  • 148二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:35:49

    避けたセーフ!
    釘崎が藍美呼んでくるまで粘れるか
    五条先生が蹴り倒すかどっちだろうな

  • 149二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:37:09

    結構長いな4ラウンドか
    五条先生が上手くやれば先に倒せるかも…?でも取り敢えず大人しく虎杖は下がったほうがいい気がする

  • 150124/12/27(金) 22:37:59

    犬の口から飛び出した舌を伏黒は間一髪避ける。鋭いそれに貫かれていればどうなっていたかは分からない。


    「恵、悠仁、下がって」

    「五条先生は?」

    「僕が足止めするから」

    「ンなの出来るわけ……!」


    ■■Round2■■藍美到着まであと3ラウンド


    DEX順:五条(18)→虎杖(18)→伏黒(15)→ティンダロスの犬(10)


    犬の皮膚はぶくぶくと盛り上がっては落ち着きを見せる。五条が食らわせたダメージは時間経過と共に回復してしまったらしい。


    「格好悪い所を可愛い生徒たちに見せるわけにはいかないんでねッ」


    元生徒だ、とは誰も突っ込まない。突っ込む余裕など今は無かった。


    <キック><マーシャルアーツ>

    五条(85-70) dice1d100=81 (81)

  • 151124/12/27(金) 22:38:27

    <ダメージ算出>

    dice2d6=1 1 (2)

  • 152二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:39:14

    ダメージが低いなさっきから
    あとはみんなが避けることを祈る!

  • 153二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:40:08

    ああ最低値
    五条先生割と出目危ういわけじゃないけど出目が何とも頼りなくてちょっと面白い

  • 154124/12/27(金) 22:42:06

    しかし五条の一撃は当たったものの強固な皮膚に阻まれ、ダメージを与えることは叶わない。とにかく今すぐ倒すことではなく牽制が目的なのだからこれも仕方ないと思いながらも、五条は口角を引き攣らせた。

    それを霞む視界で見て虎杖は尚更自分が下がっては居られないと思ったのか、制止を聞かずに再び前に出る。


    「こッの、伏黒を殺させてたまるかよ!!」


    <キック><マーシャルアーツ>視覚が関与する技能のため-30

    虎杖(46-20) dice1d100=20 (20)

  • 155124/12/27(金) 22:42:31

    <ダメージ算出>

    dice3d6=3 4 5 (12)

  • 156二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:42:58

    まさかの両成功!
    虎杖凄いな?

  • 157二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:43:53

    このダメージ下手な人間なら大半死んでそう

  • 158124/12/27(金) 22:45:52

    前に出た虎杖はその勢いも乗せて蹴り抜いた。生き物らしき何かの腹をぶち抜く勢いのそれは靄のような何かであろうとも手痛い一撃となったらしい。吹っ飛んだソイツは床に爪を立てて堪えるも、口から漏れたのは間違いなく悲鳴だったろう。


    「クソ……!」


    そうして結果を出されてしまえば伏黒もこれ以上のことは言いにくくなる。ならば、と尚更急く気持ちが伏黒をも前に出させる。


    <キック>

    伏黒(65) dice1d100=43 (43)

  • 159124/12/27(金) 22:46:18

    <ダメージ算出>

    dice1d6=6 (6) + dice1d4=2 (2)

  • 160124/12/27(金) 22:49:27

    このまま畳みかけてしまえとばかりに犬が虎杖に飛び掛かるよりも早く、伏黒が再び犬を蹴りつける。今度はその奇妙にひしゃげた体に靴先がそのまま食い込み、当たった感触が足に伝わってくる。


    「油断しない!まだソイツ動くよ!」


    五条の警告とほぼ同時、犬は地を蹴った。


    <対象>

    1.伏黒

    2.虎杖

    3.五条

    dice1d3=3 (3)


    <攻撃方法>

    1.前脚(60) dice1d100=54 (54)

    2.舌(60) dice1d100=36 (36)

    dice1d2=1 (1)

  • 161124/12/27(金) 22:50:14

    <回避>

    五条(87) dice1d100=47 (47)

  • 162二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:51:13

    犬強っ!もう結構なダメージ入ってるのに死なないのか
    流石クトゥルフ系の有名な犬だな

  • 163124/12/27(金) 22:56:10

    五条が振るわれた前脚を躱せば犬は床に向かって前脚を叩きつけることとなる。床板が吹き飛び、当たったらただでは済まないことを感じさせた。


    ■■Round3■■藍美到着まであと2ラウンド


    DEX順:五条(18)→虎杖(18)→伏黒(15)→ティンダロスの犬(10)


    再び犬の皮膚はぶくぶくと盛り上がって怪我を治しているようだが、それは止まない。どうやら僅かな時間では回復しきれないだけのダメージを三人は与えられたようだ。

    一撃が致命傷になる可能性が高い、となれば藍美の到着を待たずに終わらせられるのならばそれに越したことはない。


    「オマエも、狙った相手が悪かったね」


    五条の瞳が細く眇められる。黒いサングラス越しの瞳はいやに青く輝いていた。


    <キック><マーシャルアーツ>

    五条(85-70) dice1d100=37 (37)

  • 164124/12/27(金) 22:56:36

    <ダメージ算出>

    dice3d6=1 2 4 (7)

  • 165124/12/27(金) 22:59:01

    このようなバケモノだと言うのに躊躇が感じられない一撃は再び犬の体を軋ませる。しかしその一撃が最後になることはない。


    「これで最後にしてやる……!」


    畳みかけるように虎杖が再びそのバケモノに狙いを定めた。


    <キック><マーシャルアーツ>視覚が関与する技能のため-30

    虎杖(46-20) dice1d100=94 (94)

  • 166124/12/27(金) 23:00:37

    しかし霞んだ視界のせいか、もしくはそれ以外の理由か。虎杖の蹴りは大きく外れることとなる。

    それを狙って前脚を振り下ろそうとしたのを遮るように、伏黒が代わりに前へと出る。


    「この、いい加減にしろ……!」


    <キック>

    伏黒(65) dice1d100=11 (11)

  • 167124/12/27(金) 23:01:03

    <ダメージ算出>

    dice1d6=6 (6) + dice1d4=4 (4)

  • 168二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:03:02

    最大値だ
    伏黒流石だ

  • 169二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:07:44

    流石に沈むよな?

  • 170二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:11:52

    五条先生の

    五条の瞳が細く眇められる。黒いサングラス越しの瞳はいやに青く輝いていた
    この描写凄味があって好き

  • 171124/12/27(金) 23:23:46

    伏黒の一撃を受け、ついに靄がかった何かは動かなくなる。
    それを見て数秒、変化がないことを確かめて三人はほぼ同時に深く息を吐いた。

    ■■戦闘終了■■

    「殺した、んだよな?」
    「フラグみたいなこと言うな」
    「あ、伏黒も分かるんだそういうの」
    「……ンなことより」

    そう言って伏黒はつかつかと虎杖に近付き、そして目の前に指を突き付けた。

    「何本に見える」
    「えーっと……五本?」
    「三本だ馬鹿。そんな状況で前へ出るな!」

    一喝された虎杖は相変わらずに視界が優れないらしい。五条も近付いて来て虎杖の顔の前で手を振って、それを追う視線の流れを確かめる。

    「あー、完全に見えてないんじゃなくて視界がぼやけてる感じ?」
    「だからまあ、……大丈夫かなって。俺も完全に見えてなきゃ流石に下がってたよ」
    「とはいえ本調子じゃないのに無理しないの。それで悠仁が怪我したら共倒れの可能性だってあるんだから」
    「ごめんなさい……」

  • 172124/12/27(金) 23:24:03

    そうして三人が喋っていると、藍美を連れて釘崎が戻ってくる。

    「……って、もう終わってたの?」
    「一応ね」

    藍美は部屋の中に横たわるティンダロスの犬を見て顔を蒼褪めさせている。

    「皆さん、大丈夫でしたか!?」

    その焦燥は演技には見えない。伏黒の方へ近づくと手の甲の謎の跡に触れる。

    「これが、あれを……?」

    そして数秒黙った藍美はもう一度「怪我はないですか?」と尋ねてくる。

    「全員怪我はしてないよ。無事も無事。まあコイツと何度も戦うのは正直勘弁だけど……君だったらコイツと出くわしたらどうする?」
    「……私も戦います。皆さんが怪我をするようなことはあって欲しくないですから」

    やはりその言葉も本音のように見えた。どこまでもチグハグな、人間のようでおそらくは人間ではない何か、藍美。

    「一休みしてはどうですか?私も皆さんの話を聞きたいですし」

    その言葉をきっかけに四人と藍美は再び一階のダイニングキッチンへと戻ることとなった。

  • 173二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:25:16

    来る前に勝てたか
    藍美さんはお手伝いしてくれそうだし伏黒にくっついてもらってるのがいいのかな

  • 174二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:26:05

    藍美さん心配してくれるし基本いい人っぽいんだよな
    ただ危ういから頼り切るのも怖い

  • 175124/12/27(金) 23:33:03

    ダイニングキッチンへと戻ると藍美は再び温かいストレートティーを淹れてくれる。湯気の立つそれから漂う香りは芳醇なものだ。おそらくはそれなりに質のいいものなのだろう。

    だがその香りに混じるのは何とも言えない悪臭だ。


    「それで手掛かりは……」


    藍美がそう問えば代表して五条が口を開いた。


    「これ、って言うものはなかったよ。収穫は無し」


    きっぱりとしたその言葉に藍美は目を見開いたものの、「そう、ですか……」と視線を伏せるだけで怒り出したりはしない。


    「もうこれ以上、屋敷の中には手掛かりがないかもしれませんね。今後は……どうすれば」


    ぽつりと所在なさげに呟かれた言葉はどこまでも寂しげだった。

    時計を見れば時刻は十八時半を過ぎており、外も真っ暗になっている。しかもろくに食事もしていなかったせいで急に空腹を感じて来ることだろう。


    <POW×5>

    伏黒(75) dice1d100=79 (79)

    釘崎(80) dice1d100=59 (59)

    虎杖(80) dice1d100=32 (32)

    五条(90) dice1d100=15 (15)

  • 176二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:34:14

    虎杖…空腹…うっ頭が…

  • 177124/12/27(金) 23:37:31

    そのせいか、若干間の抜けた音がその場に響く。全員が一瞬呆気にとられたものの、耳を赤く染めた伏黒が深く俯いていた。


    「あのう……お腹、空きませんか︖もしよければ、ご馳⾛させていただきます。皆さんいかがですか︖」


    ≪行動ロール≫

    1.外食したい 2.この家で食べたい 3.食事をしている場合じゃないので断りたい

    伏黒 dice1d3=1 (1)

    釘崎dice1d3=2 (2)

    虎杖dice1d3=1 (1)

    五条dice1d3=2 (2)

  • 178二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:39:26

    綺麗に半々で分かれて草
    皆断る気もなくて草

  • 179二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:40:31

    伏黒色々あったもんなお腹減るよ一杯お食べ
    でもみんなで行こうね

  • 180124/12/27(金) 23:49:36

    「あ、じゃあ外にでも食いに行く?伏黒も腹減ってるみたいだ、いでぇッ!?」

    「わざわざご馳走して貰わなくとも大丈夫です」


    テーブルの下で虎杖の足を軽く蹴った伏黒はそのまま立ち上がろうとしたが、それを留める人物がいた。


    「待った。外食するって恵、本気?」


    そして五条は自分の右手の甲をトントン、と叩く。


    「これで終わりか分からない以上、迂闊に外に出るのは危険だと思うけど」

    「……ことが解決するまで俺はこの家から出るな、ってことですか」

    「そこまでは言ってないけど、少なくとも今晩はやめといたらって話」

    「私もここで食べるってことに賛成」


    そうなれば流石にきっと大丈夫、とはならない。虎杖も伏黒も折れるしかなく、四人はご馳走になることにした、のだが。


    「では食材を買ってきますね」

    「ちょっと待ちなさいよ。今から?」

    「はい、冷蔵庫の中身は少なかったので」


    そうなればまた話は変わってくる。と、なればだ。


    ≪行動ロール≫

    1.釘崎+虎杖+藍美で買い出し(伏黒+五条は応接室で居残り)

    2.釘崎+五条で買い出し(伏黒+虎杖+藍美で居残り)

    3.釘崎+虎杖で買い出し(伏黒+五条+藍美で居残り)

    4.藍美だけで買い出し

    dice1d4=1 (1)

  • 181124/12/27(金) 23:56:16

    「流石にそこまでおんぶにだっこ、とはいかないわよ。私も行くわ」

    そう言って釘崎は立ち上がる。どうせ伏黒をこの家から出さない、となれば一番ここから離れるべき、もしくは離れても問題ないのは釘崎であった。

    「あ、なら俺も行く。つーか食事の支度も手伝うよ」

    もしかすると解決するまでこの家から出るなと止められるかもしれないと全員が薄らとは思っていたのだが、藍美は少し求める気配はない。

    「本当ですか?助かります」
    「俺車出すわ。確か結構近くにスーパーあったよな?」
    「坂の下よね、そこで調達しましょ」
    「一応僕たちは応接室で待ってるよ。万が一またアレが現れたら面倒だしね」
    「スマン、任せた」
    「あ、これ使っていいよ」

    そういって五条は懐をゴソゴソとすると財布からそのまま万札を出し、ぽんと釘崎に渡す。

    「うわ、相変わらず嫌みなヤツ。遠慮なく使わせて貰うけど」
    「何かリクエストある?」
    「……特にない」
    「りょーかい、生姜買って来るわ」
    「おい」

    そしてそんな会話をしつつ、釘崎・虎杖・藍美が外へ買い出しに、伏黒・五条は応接室に居残ることになったのであった。

  • 182二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 23:59:13

    虎杖も気分転換できるし外に行くのはいいな
    で五条先生と伏黒は作戦会議かな?

  • 183124/12/28(土) 00:04:29

    そして三人を送り出した後、五条は応接室の椅子に座って伸びていた。


    「これで僕たちが逃げてたら彼女どうするつもりなんだろうね」

    「……そこまで考えてないんじゃないですか」

    「僕たちのことを信用しているのか、それとも未熟で愚かなだけなのか。……おそらくはどっちもだろうけど」


    そう独り言つと五条はスマホを持ち直す。


    「それで、何が目的ですか?」

    「当然、状況の把握だよ。恵も適当に宜しく」

    「……はぁ」


    <信用>

    五条(80) dice1d100=67 (67)


    <図書館>

    伏黒(75) dice1d100=85 (85)

  • 184二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:04:52

    鍋を思うけど料理的には生姜焼きとかになりそう

  • 185二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:06:26

    五条先生成功か
    2人で情報共有かな?
    五条先生は冷静に物事見るよな

  • 186124/12/28(土) 00:08:43

    二人揃って暫く携帯を弄っていたのだが、五条が唐突に「お」と声を上げる。

    「何かあったんですか」
    「関係あるかどうかは微妙、だけど一応ね。ほら屋根裏部屋にあった血の池事件擬きの血痕」

    そう言いながら五条は伏黒にスマホの画面を見せてくるが、そこに映っているのはどこからどう見ても胡散臭い記事ではなく、本業の、警察の捜査資料だ。

    「……どうやって、とは今更ですね」
    「信用って大事だと思わない?」
    「アンタとは対極にある言葉ですね」
    「はぁん?」

    【警察捜査資料「⾎の池事件」】
    ○⽉△⽇ 某公園内にて「⾎の池事件」により発⽣した⾎だまりについての資料
    この⾎液を分析した結果、組成は⾎漿タンパク質、糖、ヘモグロビン、⾎球や⾎液中に分泌される各種ホルモンなどであり通常の⼈間と全く変わらないことが判明した。
    量としては明らかに致死量を超えているが不思議なことに遺体は⾒つかっていない。⾏⽅不明者のDNAとも⼀致しない。つまり被害者がいない。
    ⾎液のDNAを鑑定したところ、インフルエンザで通院していたとある患者のものと⼀致している。(患者の情報はプライバシー保護のため伏せる)
    患者の証⾔によると、そのような⾎だまりができるほどの⼤けがをした記憶は全くなく、今現在はインフルエンザも完治しむしろ全くの健康体であるとのこと。
    念のため医師による精密検査を要請し、⾏われたが特に異常は⾒られず全くの健康そのものであった。
    今回このようなことが起きた原因は全く不明であるDNA鑑定過程におけるミスなどの可能性も含め再度調査を⾏う必要がある。
    同様の事件がこの3か⽉、徐々に増えてきている。いたずらや愉快犯も視野にいれているが、
    本物の⾎ということで事件性有との判断がされている。

  • 187二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:12:55

    うーん…人間の血であることは間違いがなくて被害者と同じ血液の人がいるのに死んでないし怪我した記憶もないし被害者が実質いない状態…でいいのかな?
    なんかクトゥルフだと考えるといやーな想像してしまうけど…どうなんだろう?そもそもここにもある理由と繋がらないかも
    伏黒が成功してたらもう少し何か分かったのかな

  • 188二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:14:16

    血は流れてるけど被害者がいない?犠牲者いないのに血だけがある?
    本人ピンピンしてるのに血は流れた、しかも血の池できる程なのに
    覚えてない・・そんなことある?

  • 189二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:16:36

    考えられるとしたら輸血用の血ぶちまけるぐらいしかないと思うけど
    それなら盗難届あるはずだしな

  • 190二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:19:39

    なんか3ヶ月くらい前から段々増えてきてるってのが改めて嫌な感じだなあ

  • 191124/12/28(土) 00:20:58

    そして一方、買い出し組。
    虎杖の運転する車でスーパーにやって来ており、三人はワチャワチャと至って普通に買い物していた。

    「そういや釘崎は何食いたい?」
    「温かいものならこの際何でも良いわ」
    「そ?じゃあ藍美さんは?」

    虎杖がそう話題を振ると藍美は「え、っと……」と困ったように笑う。

    「折角だし一緒に作ろうよ。五人分って作るの結構手間だし。あ、いっそのこと鍋とかする?……って、鍋ある?」
    「むしろ鍋も買っちゃいましょうよ」
    「確かに。じゃあコンロも買って二種類くらい味楽しめるようにしちゃう?」
    「アンタ今日は珍しく天才ね!じゃあ私は片方トマト鍋が良いわ」
    「藍美さんは鍋とか嫌いじゃない?」
    「嫌い……じゃないと思います」
    「そっか、なら良かった」

    会計の時には藍美が財布を出そうとしたのだが、それを留めて釘崎は五条からせしめた金で支払う。
    虎杖は両手に重いものが入った袋を持ち、藍美と釘崎は一つずつ。藍美は自分が持つと主張したのだが、釘崎による「コイツに持たせとけばいいのよ」の一言でどうにか引いてくれた。
    だが落ち着かないようでちらちらと虎杖の方を見ていたのだが、虎杖としてもわざわざ藍美に任せたいほどに重いというわけではない。

    こうして藍美と話してみれば、藍美はどこまでも普通の人間かのようだった。二人が敢えて気安げに話しかければ藍美も同じように反応し、気付けば意図的だったそれが無意識でそう会話するまでになる。

    だからこそか、思わず虎杖はぽろりと零す。

    「……会えるといーね、馬久留サンに」

    その言葉を聞いた藍美は「はい」と笑った。だがその笑みが少し物悲しさを含んでいることに気付いてしまった二人はそれ以上その会話を掘り下げることなく、鐘有邸へと帰りつくのであった。

  • 192124/12/28(土) 00:23:04
  • 193二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:23:32

    おっ鍋にするのか!
    でも藍美さん鍋のこととかじゃなく自分の好みも知らない感じかな…
    なんか…切ないな

  • 194124/12/28(土) 00:24:05

    〆の厄払いじゃぶじゃぶ

    dice10d100=31 46 6 18 60 17 42 5 24 60 (309)

  • 195二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:24:07

    そういえば藍美さんてご飯食べられるのかな
    紅茶の入れ方わかってるから人間の食事はとってたのか?

  • 196二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:25:11

    スレ主相変わらずクリティカルだしてる
    ファンブル少なめだなと思ったけどノーカンで100ファン出してるんだよな

  • 197二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:25:30

    たておつ
    スレ主頑張れ!!年末年始になんとか終わらせよう!終わるまでが年始だ!!!
    そしてじゃぶじゃぶでクリティカル出してますね

  • 198二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:31:22

    スレ主が弱気…
    大丈夫!終るまで年末と思えばいいんだよ

  • 199二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:33:33

    しかし100ファン出た時は嫌な記憶がよみがえったよ
    今回はノーカンでマジ良かった

  • 200二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 00:38:03

    皆の無事祈願しつつ埋め

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