- 1124/12/28(土) 23:55:58
- 2124/12/29(日) 00:04:10
スレまとめ
スレまとめ | Writening1スレ目 https://bbs.animanch.com/board/3955804/1 2スレ目 https://bbs.animanch.com/board/3975574/2 3スレ目 https://bbs.animanch.com/board/4031270/3 4スレ目 https://bbs.animanch.com/board/4094250/…writening.net小説まとめ
小説まとめ | Writeningちょいちょい修正済 夫婦の営み https://writening.net/page?MrDYzu 脹相の悪夢 https://writening.net/page?TLru3V 宿儺の右目 https://writening.net/page?Dzd4Zcwritening.net - 3二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 00:08:52
立て乙でっす!
すーくんもちーちゃんも大きくなって・・・!(´;ω;`)
すーくんめっちゃおしゃれだしちーちゃんは膝小僧的に元気に育ってるようで嬉しい! - 4二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 00:52:14
立て乙
甘えてんのかな可愛いね - 5二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 01:06:46
立て乙です
この世界観と登場人物たちが本当に好きなので更なる物語が見られるのがとてもうれしい - 6二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 02:16:25
立て乙ほしゅ
- 7二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 03:22:15
立て乙骨〜続いてくれるの本当に嬉しい
- 8二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 07:33:52
- 9二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 07:42:03
成長したね~
- 10二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 08:09:32
たておつ!!
スレ画良… - 11124/12/29(日) 10:59:02
- 12124/12/29(日) 13:22:33
【リクエスト消化】
―五条・夏油編 出会い―
〜夕方、帰路〜
夏油(7)(転校したてで不安だったけど…虎杖君達も優しいし、クラスの人達も気にかけてくれてる。優しい子ばっかりで良かった)
夏油(心から親切にしてもらえるって、こんなに嬉しいんだ)
夏油(…村の人達は優しかったけど、どこか怖かったから)
夏油「えへへっ…」
夏油(今日の晩ご飯はシチューって言ってたし、寄り道しないで早く帰ろう)ルンルン
キコ…キコ…
夏油「ん?」ピタッ
「……」キコ…キコ…
夏油(なんだ、ブランコ漕いでる子がいたのか)
夏油(全然、楽しくなさそうだな)
キコ……キコ……
夏油(……)
夏油(まあいいや…早く帰ろうっと)フイッ
ーーーーーーーーー - 13124/12/29(日) 13:30:01
ーーーーーーーーー
〜後日〜
夏油(またあの子だ。今日もブランド漕いでる)
夏油(…相変わらず、楽しくなさそうだし)
夏油(ひとりぼっちで寂しくないのかな)
夏油(………………)
夏油(…、なにか、このままじゃいけない、気がする)
夏油「……」
夏油(あの子を、放っておいたら駄目な気がする)タッ
夏油(……何でだろう?)
夏油(…分かんなくても、話した方が良いような。…きっと、このまま話さなかったら一生後悔する)
夏油「ねえ!」
五条「!」ビクゥッ
五条「びっ…くりした…何、オマエ…なんか用」
夏油「君、どうしていつも一人で遊んでるの?」
五条「は?マジで何急に。遊んでちゃ悪い?」
夏油「ううん、悪くないよ。ただ少し気になっちゃって」
五条「何が?」
夏油「寂しそうな目、してたから」
五条「…はぁ?」
夏油「あ、違ったらごめんね。本当にふと気になっただけなんだ」 - 14124/12/29(日) 13:37:40
夏油「…大きなお世話かもしれないけど、どうしても君のこと、放っておけなくて」
五条「………変なの」
夏油「あはは…実は私も…自分で何言ってるのか分かんなくなってる」
五条「……」
夏油「でもね、話しかけて後悔はしてないんだ。寧ろ、会えて良かったって気持ちでいっぱい」
五条「ホントに変な奴」
夏油「えへへ…不思議だよね」
五条「……」
キコ……キコ……
五条「…俺、五条。五条悟。オマエは?」
夏油「!夏油傑!」
五条「じゃあ傑な」
夏油「うん。……あの、さ。悟君ってどうしていつもここにいるの?」
五条「悟で良いよ」
五条「…父さんは海外出張でいなくてさ。ばあやは一緒だったけど、最近入院しちゃってて。家に帰ってくるのは母さんだけなんだ」
五条「その母さんも仕事が忙しくて、帰ってくるのは夜中」
夏油「…そう、なんだ」
五条「だからいつも放課後はここで時間潰してる。」
五条「広い家にひとりぼっちは虚しいから」
夏油「……そっか…」 - 15二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 13:42:12
どちらも可愛い♥♥✨
- 16二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 13:44:50
ひー火傷痕が...
- 17124/12/29(日) 13:46:58
五条「……傑は?」
夏油「え、私?」
五条「うん。いつも何してんの」
夏油「えっと……本読んだり、人形で遊んだり…ゲームしたり…かな」
五条「……ふーん。一人遊び好き?」
夏油「うん、好きだよ」
キコ…キコ
夏油「けど、お友達と遊ぶほうがもっと好き」
五条「そうなんだ」
夏油「もしよかったらさ、悟、私の家遊びに来ない?折角なら一緒に遊ぼうよ」
五条「……いいの?」
夏油「うん。勿論!駄目なんて言わないよ」
夏油「あ、でも、ラルゥや悟のお母さんが駄目って言ったら駄目だけど……」
五条「…ホントに優しいんだな。傑」
夏油「え、そうかな」
五条「うん。俺の髪色に何も言ってこなかった奴初めて」
夏油「そうなの?素敵な白い髪じゃないか」
五条「……やっぱり、お前変だね」
夏油「ええ!?褒めたのに!?」
五条「ははっ」 - 18二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 17:59:46
- 19二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 18:18:28
- 20二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 18:23:47
7歳からタラシの片鱗を見せる傑恐ろしい子・・・!保護者ラルゥなのね。確かに呪術の髪色って結構普通寄りが多いから白だと珍しい方か
こんなこと言うのひどいかもしれないんですけどめっっっっっちゃ性癖に刺さりましたありがとう・・・
- 21124/12/29(日) 18:39:27
ーーーーーーーーーーーー
〜二週間後〜
夏油(あれから悟とは随分仲良くなって、毎日一緒に遊んでる。ゲームしたり、外で泥まみれになるまで遊んだり)キコ…キコ
夏油(悟の家にも遊びに行くようになった)
夏油(一人だけだと虚しいと言う言葉通り、とっても広いお家だった)
夏油(こんな広いお家に、家族二人なんて寂しくないのかと聞いてしまった事がある。その時の悟は『別に慣れてるし平気』と言っていたけど、やっぱりどこか寂しそうだ)
夏油(私に何か出来たらいいのにな…)
夏油(〝また〟悟を一人にさせたくないのにな。もう置いて行きたくなんか…)
夏油「ん?」
夏油(…また?)
夏油(何で、また?…今、私は何を考え———)
五条「すーぐる!」ドムッ
夏油「わっ!」ドサー
五条「へへ、お待たせ」
夏油「もー悟!後ろからどつくのはやめてよ!」
五条「だって傑が全然気づかないんだもん。五回も呼んだのに」
夏油「え、本当?」
五条「何考えてたんだよ?ちょっと顔怖かったぞ」
夏油「……何、考えてたか…」
夏油「……」 - 22124/12/29(日) 18:42:16
- 23二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 19:35:06
リクエストした者です!
2人がまた親友になって笑える世界で生きれて良かった!イラストも素敵です!! - 24二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 21:41:49
めちゃくちゃ刺さってこの生存ifもみたいと思ってしまった
- 25124/12/29(日) 23:00:41
【リクエスト消化】
―料理編―
宿儺(13)「料理をしてみたい」
虎杖(4☓)「え?何、急にどしたん?」
宿儺「…今世間(学校)はばれんたいんとやらの話題で持ちきりだ」
宿儺「親しき友人や想い人に貯古齢糖を渡す行事…だったか」
虎杖「うん。確かに明日はバレンタインだけど…すーが行事に興味持つの珍しーね」
宿儺「今まで気にした事は無かったが…どうやら中学に上がるとそういう浮ついたものが流行り始めるらしい」
虎杖「なるほど…」
宿儺「…手作りの物はより相手に自分の好意を伝えられるそうだ。俺の……友…人?従者…?も作ってくると言っていたし」
宿儺「…恩返し、と言ったところだな」フッ
虎杖「……へぇ~…」ニマニマ
宿儺「…なんだその顔は」
虎杖「その子に手作りしたいんだ?」
宿儺「?そう言っただろう」
虎杖「ほーん?」ニマニマ
宿儺「気色悪いぞ、何が言いたい」
虎杖「いやぁ大きくなったなぁって…そういうの考えるようになったんだ。相手出来たら連れてこいよ」ナデナデ
宿儺「意味が分からん…やめろ撫でるな」 - 26124/12/29(日) 23:14:15
ーーーーーー
津美紀(4☓)「ただいま〜」
脹相(6)「ただいま」
虎杖「おかえり〜、今からチョコ作るけど台所使っていい?」
津美紀「わ、タイムリー!私達も今から作ろうと思ってたんだ。ね、ちーちゃん」
脹相「ああ」
虎杖「えっマジで?誰?俺?」
脹相「家族の分と直哉の分だ。今日の放課後にちょこれーとを受け取ったからな」
虎杖「直哉……あ、あの子か!」
脹相「手作りのものを受け取ったからには手作りで返すのが礼儀だと思ってな」
虎杖「流石、しっかりしてるな」
脹相「悠仁と津美紀の教育の賜物だ」
津美紀「えへへ、嬉しい」
虎杖「天然の癖にそう言うのはサラッと言っちゃうんだよな〜〜〜」タハー
脹相「?俺は人から産まれたぞ?」
ーーーーーー
〜数十分後〜
津美紀「じゃあ私はえりくんとけーちゃんのお迎え行ってくるね」
虎杖「うん、ありがと!」
津美紀「すーくんもちーちゃん火には十分気を付けるんだよ!」
脹相「ああ、わかった」
宿儺「…」コクリ
虎杖「よし、じゃ始めるか」 - 27二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 07:38:14
- 28二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 14:22:30
宿儺の眼帯に雪の結晶の柄ついてるのいいね
- 29124/12/30(月) 15:04:04
ーーーーーー
虎杖(本当は台所にすら寄らせたくないんだけど…、いつまでも過保護でいたら将来困るのは二人だしな)
虎杖(俺もちょっとずつ慣れていかんと)ウンウン
虎杖「取り敢えずチョコ割ってボウルに入れてこ」
脹相「市販品のチョコでいいのか?」
虎杖「うん、流石にチョコまで手作りはハードル高いかんね」
脹相「そうなのか」
宿儺「……」パキパキパキッ
脹相「はやいな…」ポリッ、パキッ
脹相「……綺麗に割れない…」
虎杖「どうせ溶かしちゃうんだから良いよ。お湯沸かすから待っててな」
脹相「わかった」
・・・
虎杖「よし、割れたな。じゃあ次はこのチョコを牛乳と一緒に混ぜんの、やってみ?」
宿儺「……」
虎杖「塊作らんよう均等に混ぜてな」
宿儺「…分かっている」
虎杖「まあ湯煎だし大丈夫だと思うけど…間違ってもお湯に手突っ込んだりすんなよ」
宿儺「…ああ」
脹相「俺は何をすればいい?」
虎杖「ちーちゃんは俺と一緒に飾り付けしよっか」
脹相「やってみる」ソワソワ - 30124/12/30(月) 18:48:02
虎杖「チョコスプレーとかかけたりさ、好きなの作っていいからね」
脹相「わかった」
宿儺(ダマになってきてしまった…)チャカチャカチャカ
虎杖「ほら、ハートとか星とか入れたり…」
脹相「これも入れ」ザラ…
虎杖「あ」
脹相「あ」
宿儺「あ」
・・・あーでもないこーでもない・・・
虎杖「うん…初めてにしちゃいい出来!」
脹相「飾り付け…意外と難しいものだったな。ちょこすぷれーを全部ぶち撒けてしまった」
宿儺「…形は悪いがまぁ良いだろう」
虎杖「あとは冷やして固まったやつ渡すだけだな!二人共頑張れよ〜!」
脹相「勿論だ。ありがとう」
宿儺「……」コクリ - 31二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 20:17:52
直哉からチョコもらってるのかわいいな
なんて言って渡したんやろ
まさか名前も千代だし女子とは思われてないよね? - 32二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 20:25:42
悠仁が過保護すぎるの、良すぎ
厨房は宿儺の術式を連想させるし、脹相にとって火は前世の死因だもんね… - 33124/12/30(月) 20:31:43
ーーーーーー
〜後日、放課後〜
脹相「あ」
直哉「?どないしたん?」
脹相「すまん直哉、渡し忘れるところだった」ゴソゴソスッ
直哉「!」
直哉「チョコ…作ってくれたん?」
脹相「ああ、市販品を溶かしただけだがな。この間のお礼だ」
直哉「別に良い言うたのに」
脹相「俺が渡したかったんだ。受け取ってくれ」
直哉「じゃあ、お言葉に甘えて貰とくわ。もう食べて良い?」
脹相「良いぞ」
直哉「あんがと。向こうのベンチで食べよや」
・・・
直哉「………ハートいっぱい…」シュル
脹相「ああ、それか。型は津美…母さんが買ってきてくれたんだ。中に埋まっているハートや星は俺がスプレーをぶち撒けてしまったせいでな」
直哉「ふーん、そか」モキュモキュ…
脹相「嫌だったか?」
直哉「嫌ちゃうけど…」
脹相「そうか。ならよかった」
直哉「…千代ちゃん、気いつけんと色んな人に勘違いされてまうよ。」
脹相「?何がだ?」
直哉「……何でもあらへん!」パクパク
脹相「???」 - 34二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 20:40:42
あら〜口調は男だけどランドセルもマフラーも赤だし服もかわいいしでこれは仕方ない
お母さんの趣味かな?
やっぱツインテなのがね… - 35二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 20:45:46
もしかして悠仁のフードとお揃いっぽいから赤いマフラー選んだのかなと思ってほっこりした
- 36二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 20:50:27
禪院家の悪い部分の塊みたいだった直哉が普通の子供やってるの好き
やっぱり育つ環境って大事だね
中性的だった千代ちゃんが成長してムキムキファイヤーお兄ちゃんになるまで見た直哉の感想聞いてみたい - 37二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 20:52:46
なかよしすーちー直哉ありがとう・・・6~7歳だと女子のほうが成長早いしツインテ赤色ベースじゃ気付かないのも無理ないよな・・・
- 38124/12/30(月) 20:57:32
〜中学〜
宿儺「鹿紫雲、梅、コレをやる」
鹿紫雲「わー!めっちゃお洒落な箱、何はいってんの?」
宿儺「貯古齢糖」
鹿紫雲「チョコ!?やったやった〜!」ピョンピョン
裏梅(宿儺様からの…ッちょこれいと…!!!)
裏梅「あ、ありがとうございます宿儺様。市販品とはいえとても嬉しいです!大切に食させて頂きます」グッ
宿儺「…手作りなんだが」
裏梅「!?!?!?!?」
鹿紫雲「えすげぇ、商品だと思ってた!」
宿儺「ああ、市販品を溶かし牛の乳と乳酪と混ぜ合わせただけだがな」
鹿紫雲「生チョコってやつじゃん」
裏梅「たっ、大変申し訳ございません!!!」ドゲザムッ
宿儺「構わん。寧ろ褒め言葉として受け取っておく」
裏梅「ですが…」タジタジ
宿儺「…ああそれと、これもお前にやる。」
裏梅「……あ、ありがとうございます……!家宝にします……っ!」
宿儺「いや食べろ。腐るだろうが」
・・・
裏梅(私の失態も許して下さった…やはり宿儺様は今世でも優しく聡明な御方だ……)
裏梅(こっちの貯古齢糖は何が入って……)
裏梅「!!!!!!!!」
鹿紫雲「美味かった〜!ありがとすー」
宿儺「もっと味わって食え」 - 39二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 22:06:28
はわわってる梅ちゃん可愛い
- 40二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 22:34:36
- 41二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 22:44:47
みんなかーわいー
ゆるふわ時空最高じゃぁ… - 42二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 22:54:54
好意があるわけじゃないのに手作りチョコレートくれる直哉くん…
- 43二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 00:57:59
メッセージも付けてるの好き…すーもかっしーも梅ちゃんくんもかわいいなコイツら
- 44二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 10:18:54
⭐️
- 45二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 12:54:09
千代ちゃんと直哉が俺みたいな不審者に誘拐されないか心配
- 46二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 17:52:50
裏梅かわいいな…
腐らないうちに食えるといいけど… - 47124/12/31(火) 19:19:13
―日下部・夜蛾編―
日下部(6☓)「……」カタカタカタカタ
夜蛾(15)「そこはこうより…こちらの方が良い。説得力を持たせるなら、そうだな。こうしたら良いんじゃないか」カチカチッ
日下部「あー…成る程…ありがとうございます」
夜蛾「いや、こちらこそ。凄く助かっている」
日下部「いいんですよ。俺に出来ることなんてこんくらいしかないんだ」
日下部「…まあ頭のかてぇ総監部相手にこんな話通るとは思いませんけどね」カタカタ
夜蛾「…そうだな。しかし、このままにしておける問題でもないだろう」
日下部「正直、夜蛾さん本人が書いた方が確実だとは思うんですけど……」カタカタ
夜蛾「そうしたいのは山々だが、やはり文体や内容がだな。俺一人で書けば怪しまれてしまう」
夜蛾「万が一今現在の俺の存在がバレれば何をされるか分からない」
夜蛾「…悟や楽厳寺学長の働きのお陰でかなり総監部は改善されたものの、未だ保守派の連中は多くいる」
夜蛾「呪術とはこうあるべき…そう考える者達が俺のような転生者の存在を理解するとは…まだ思えない」
日下部「……仰る通りで……」カタカタカタカタ
夜蛾「だから、日下部が証明してくれ。上層部に…今の呪術界に、……俺のような人間がいて良いと。また俺が安心して学長に戻れるように」
日下部「……難しい事言いますね」
夜蛾「…すまん」
日下部「…まぁ、頼まれたからには、やりますけど」カタカタ
夜蛾「ありがとう」
パンダ「おぉい、日下部ー仕事は順調か?ってまだ書類いっぱいじゃん」
日下部「俺は書類仕事なんて向いてねーんだよ」
パンダ「まさみちに任せっきりだったからな〜」
日下部「うるせ〜〜〜〜」 - 48124/12/31(火) 19:21:12
- 49二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 19:43:48
アツヤとまさみちの関係好き…ありがとうございます!!
- 50124/12/31(火) 23:40:55
- 51二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 00:24:41
スレ主~!スレのみんな~!旧年はお世話になりました!今年もよろしくお願いします!
- 52二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 00:26:13
ねんしー!!
素敵なスレありがとうございます! - 53二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 00:28:58
スレ主とスレ民の皆様!あけましておめでとうございます!!
素敵なスレに出会えたこと、無事新年を迎えられたことに感謝! - 54二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 08:56:52
あけおめ~お年玉いっぱいもらえちーちゃん
- 55125/01/01(水) 17:01:44
【リクエスト消化】
―伏黒編—
〜元日〜
※津美紀には説明済
津美紀(4☓)「―…うん、うん!良かった、もう怪我治ったんだね。華ちゃんも元気?」
津美紀「そっか、良かった。―…私も大丈夫、ありがとうね」
津美紀「あ、こっち帰って来れそうなの?―…うん、うん分かった。気をつけて」プツッ
脹相(3)「めぐみがくるのか?」ヒョコ
津美紀「うん!この前の怪我、ようやく完治したんだって」
脹相「そうか、数ヶ月かおをみていなかったからな。楽しみだ」
津美紀「……あ、そうだちーちゃん!折角話せるようになったんだし…サプライズしちゃわない?」
脹相(3)「さぷらいず…」
津美紀「そうそう!恵の事はまだ名前で呼んでなかったでしょ?」
津美紀「だから、恵叔父さんって呼んであげてさ、『おかえり!』って言ってあげるの!」
脹相「そんなことでいいのか?」
津美紀「大丈夫、きっと泣いちゃうくらい喜んでくれるよ」
脹相「…わかった、やってみよう」
・・・ - 56125/01/01(水) 17:23:48
津美紀「恵〜!いらっしゃい!あけましておめでとう」
伏黒「ああ。おめでとう」
津美紀「怪我の具合はどう?」
伏黒「もう足は動く。大丈夫だ」
津美紀「悠仁君みたいに無茶したんでしょ。駄目だよ、命は一つしかないんだからね」ギュ
伏黒「……悪かった」
津美紀「ふふ、わかればよろしい!」ナデナデ
伏黒「ところでお年玉を持ってきたんだが…」
津美紀「すーくんはまだ寝てるよ」
津美紀「ちーちゃんは…」スッ
脹相「…めぐみ!」ヒョコ
伏黒「…!!!!!」
脹相「……お、おかえり…!」
伏黒「っ……つっ…!!?」
津美紀「ビックリしたでしょ、この前ビデオ通話した時は単語しか話してなかったもんね」
脹相「げんきそうでよかった」ニコニコ
伏黒「……ッ」ドサッ
脹相「……??」
津美紀「?大丈夫?」
伏黒「……1万じゃ足りない……」ボソ
津美紀「はい?」
伏黒「……っ、+dice1d500=117 (117) 万で手を打とう」スッ
脹相「!!??」
【いつもと変わらない叔父さん】
- 57二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 17:28:18
ダイスの桁多くない?w
その気になったら最大500万円ぽんっと出せる叔父さん、金銭感覚大分バグってる - 58二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 20:13:24
泣くどころか尊死してて草
脹相って判明した後でもゲロゲロあまあまおじさんだなって思ったけどそもそも宿儺の時点でそれはそうだったわ津美紀に怒られろ - 59二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 21:10:51
あまりの大金にちーちゃん泣いちゃうwww
- 60二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 23:04:54
そんな大金ポチ袋に入らないから通帳渡してきそう…なんならすーとちーの名義で通帳作ってそうな恵叔父さん…
- 61二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 00:33:45
甥っ子の事になると見境なくなる叔父さんすこ
- 62二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 08:46:15
この叔父さん反省しねえな
- 63二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 08:48:30
また津美紀姉さんに怒られちゃうよ
- 64二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 08:48:40
贈与税発生しちゃう…?今年1年これ以上貢げなくなるぞー!
- 65125/01/02(木) 12:26:17
- 66二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 13:40:50
子供のためになるものを買い与えるぐらいならともかく直接現ナマを渡すのは金銭感覚が育たないのでやめなされ!!!
脹相と宿儺だから大丈夫かって思ったけど前世人生経験3か月未満と平安時代だからやっぱ金銭感覚バグらせるのはマズい気がしてきた - 67二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 13:59:43
117万+456万で計573万お年玉を渡す叔父さんとか石油王か?
二人共頭良いし良い子だから悪い事にはならなそうだけど金銭感覚は大事だぜ叔父さん - 68二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 14:45:54
通帳発言したらほんとに通帳渡してて嬉しすぎる…!
甥っ子が可愛すぎるから仕方がないよね - 69二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 15:06:06
恵が自粛できたとして…悠仁パパも甘やかすタイプだと思うんだよなあ…
ちーちゃん物欲無さそうだから大丈夫だと思うけど - 70二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 15:08:25
着物姿で初詣行く
みんなが見たいッ…! - 71二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 21:48:42
子ども達は術式発現するのかな ちーちゃんに赤血操術使ってほしさある
- 72二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 22:24:58
現代に転生して十数年の宿儺は兎も角、前世+今世でも生後4年も経たないちーちゃんに果たしてお金の価値が理解出来るのか…?
- 73125/01/02(木) 22:56:28
【リクエスト消化】
—紫陽花編—
脹相(5)「そういえば…宿儺は何故紫陽花が好きなんだ?」
宿儺(12)「……………………どこでそれを?」
脹相「悠仁からきいた」フンス
宿儺「チッ」
脹相「そんなに知られたくなかったのか?」
宿儺「……ハァー…」
宿儺「……別に気に入っているわけではない。ただ単純に………」
脹相「たんじゅんに?」
宿儺「……………………………」
別の道を、選べたのかもしれない | Writening※二度目のきっかけに出てきた女性捏造 cpぽいけどcpのつもりはない いややっぱcpかもしれない 教えてエロイ人!!! 〈数年前〉 あれは、齢7つの時。 丁度記憶が戻った頃か。 退院した直後の腫れ物を触るよ…writening.net宿儺「いや、なんでもない。忘れろ」
脹相「……なんだ、やましいことでもあるのか?誰にも言わないから話してみろ」ニマニマ
宿儺「…貴様…どことなく小僧に似てきたな」
脹相「褒め言葉だな」
宿儺「……」
【この気持ちに名をつけて】
- 74二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 08:17:38
別の生き方出来てるよ…
- 75125/01/03(金) 13:13:37
【番外編】
―釘崎編―
〜昼〜
三輪「意外ですよね」パキッ
釘崎「なにが?」
三輪「釘崎さんが教師やるって言い始めた事ですよ、私てっきりフリーの術師やると思ってましたもん」モグモグ
釘崎「それを言うなら三輪ちゃんもじゃない?刀、振るえないんでしょ」
三輪「教えるくらいなら私にも出来ますし!役立たずでもそのくらいは!」フンス
釘崎「確かに」
三輪「釘崎さんはなんで教師になろうと思ったんですか?」
釘崎「ん〜、理由なんてないわよ」
三輪「ないんだ…」
釘崎「…強いて言うなら…」
釘崎「東堂先輩も乙骨先輩も三輪ちゃんも新田君も真面目でしょ?」
三輪「え、えへへそうですかね」
釘崎「真面目すぎて疲れるくらいよ」
三輪(東堂先輩は真面目の分類で良いんだろうか…)
釘崎「だったら一人くらい、ふざけた教師がいても良いんじゃない」
釘崎「あの馬鹿目隠しほどふざける気にはなれないけどね」
【釘崎野薔薇という教師】 - 76125/01/03(金) 17:26:16
【リクエスト消化】
―虎杖編―
〜深夜〜
コンコン、コンコン
脹相(8)「…ん……?」
血塗(5)「……兄者ぁ…」コン、コン
脹相「……圭一……?」ガチャ
血塗「!」
脹相「どうしたんだ…」グシグシ
血塗「あ、あの……えーっと……」
血塗「…怖い夢、見ちゃったんだぞ…」
脹相「そうか…おいで、一緒に寝よう……」
血塗「うん……」
〜脹相の自室〜
脹相「もう大丈夫だ。圭一を苦しめる悪い奴はお兄ちゃんがぶっ飛ばしてやる」ナデナデ
血塗「…、なぁ、兄者ぁ」
脹相「なんだ?」
血塗「へんなこと聞いても良いかなぁ」
脹相「?良いぞ」 - 77125/01/03(金) 17:36:44
血塗「俺最近なぁ、父者と壊理斗と話す度に頭痛がするんだ。」
脹相「!」
血塗「母者や兄者達と話す時は何ともないのになぁ」
血塗「その頭痛が起こった後はね、毎回おんなじ夢をみるんだぞ」モゾモゾ
脹相「…そう、なのか」
血塗「うん。今日も見た」
脹相「どんな夢をみるか、聞いても良いか?」
血塗「…橋みたいな所で、父者そっくりな男の人と、茶髪の女の人と、戦う夢なんだぁ」
脹相「……」
血塗「皆ボロボロでなぁ、血もいっぱい出てるし…息切れも起こしてたぞ」
血塗「傷つけ合うなんて嫌だから、辞めようって何回も心のなかで唱えるんだけどなぁ、駄目なんだ」
脹相「………っ…」
血塗「止められなくて、皆、殺し合って、もう収拾がつかなくなっちゃうんだぞ」グシグシ
血塗「最後は壊理斗そっくりな、格好いい男の人の、目の前で死んじゃう。それで夢は毎回終わるんだ」
血塗「すごく怖くて、悲しい夢なんだぞ」 - 78125/01/03(金) 18:17:11
脹相「……そうか…、それは…さぞ怖い夢だっただろう」
血塗「うん。怖かった」
血塗「でもなぁ、兄者」
脹相「?」
血塗「夢の中に出てくる人達は、怖くなかったんだ。俺を殺した人も、別に怖く感じなかったんだぞぉ」
脹相「!!!」
血塗「怖かったのは、もう兄者達に会えないんじゃって事だけだったんだ」グスッ
脹相「……………。…………」
血塗「…俺、ちゅうにびょうってやつなのかなぁ」
脹相「違う。違うぞ、けち…圭一」
血塗「?」
脹相「それは、病気なんかじゃない。圭一の心に刻まれた、過去の記憶なんだ」
血塗「かこのきおく?」
脹相「そうだ。覚えていても良い。辛いのなら忘れても良い。だが、これだけは覚えておいてほしい」
脹相「もう、大丈夫」
脹相「もう怖い夢をみても大丈夫だ」
血塗「本当?」
脹相「ああ、勿論」
脹相「今度はお兄ちゃんが絶対に守るから」ギュ - 79125/01/03(金) 21:16:07
脹相「眠れないなら、子守唄でも歌おうか」
血塗「…!うん!」
脹相「何がいい。わかるものならなんでも歌えるぞ」
血塗「じゃあねぇ…」
―ドア前―
虎杖(本当はそんな気がしてた。壊相も血塗も、戻って来てくれてるんだろうって)
虎杖(わかってた。わかってたし嬉しい)
虎杖(嬉しい事なのに)
虎杖(なんで、こんなに怖いんだ)
虎杖(二人に嫌われるのが怖い?それとも、憎まれるのが怖い?)
虎杖(いや、違う。二人は、きっと脹相みたいに、俺のことを許してくれてる)
虎杖(…願望も入ってるかもしれないけど、それでも、二人は絶対俺を許してくれる)
虎杖(じゃあ、何が怖い)ドッ
虎杖(いったい、何が)ドッドッドッ
虎杖(何が怖いって)ドッドッドッ
虎杖(……二人の、トラウマに、なるのが、怖い…んだろ)
虎杖(…もし、トラウマになったら…、二人はどうなる)
虎杖(…あの光景を、あの感触を、あの血の臭いを、思い出したら…、もう家族にすら戻れないんじゃないのか)
虎杖(そしたら、脹相はどうなる、津美紀に、なんて言えば良い)
虎杖(……怖い)
虎杖(怖い、怖いよ)トッ - 80125/01/03(金) 21:30:05
脹相「〜♪」
血塗「兄者…お歌じょうずだなぁ」ウトウト
脹相「そうだろう?ふふ、悠…父さんからのお墨付きだからな」
血塗「うん…眠たく、なってきちゃったぞ…」
脹相「そうか……、もう寝るか?」
血塗「うん……」
脹相「……おやすみ。圭一」チュッ
血塗「……おや、すみぃ……」
脹相「……」
血塗「…」スヤスヤ
脹相「…悠仁……」
虎杖「…うん」
脹相「聞いていたか?」
虎杖「全部聞いてたよ。脹相の部屋に入るけっちー見てたから」
脹相「そうか」
虎杖「…兄貴、ごめん…ごめんな」
虎杖「俺……俺やっぱ、駄目かも……」
脹相「……悠仁」 - 81125/01/03(金) 21:44:16
脹相「悠仁…大丈夫、大丈夫だ。二人は強い。俺なんかよりずっとな」
虎杖「…………っ」
脹相「だから、気に病まないでくれ」
脹相「勿論、俺も頑張る。二人がオマエの記憶を鮮明に思い出した時は、ちゃんと話し合おう」
脹相「だから、お願いだ」
脹相「自分を呪うな、責めないでくれ。そんな事は二人も望んでいないから」
脹相「……勿論、俺も嫌だ。」
虎杖「……ごめん…俺、怖くて」
脹相「いい、大丈夫だ」
脹相「…時間をかけて、受け入れていこう。きっと二人も、そうしてくれる筈だ」
虎杖「……うん」
脹相「さぁ、もう寝よう。夜更かしは体に悪い」
脹相「また明日、話そう」
脹相「……おやすみ。悠仁」
虎杖「うん……おやすみ。ちーちゃん」
・・・
虎杖(明日……)
虎杖(……そうだよな)
虎杖(今の俺達には、時間がある。ちゃんと話せる時間が、あるんだ)
虎杖(また家族になれたんだから)
悠仁(今度は最期まで、ちゃんと話したい)
【扉越しのララバイ】 - 82二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 00:23:44
5歳児には重過ぎる夢だろうに会えない怖さ以外感じなかったの凄いなぁ
前も話し合える状況だったら結果は変わってたのかもなって思った - 83二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 06:58:47
正月休みにも色々読ませてもらって本当にありがたい…そしてみんながかわいい…幸せになれ…もっと幸せになれ…愛しい…
- 84二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:51:42
なんて優しい物語だ…
決して楽な道ではないだろうけど、今度こそ頑張ってどこまでも続く幸せを手に入れて欲しい - 85二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 21:02:54
まだまだ時間はあるから、ゆっくり話し合えるね………
- 86125/01/04(土) 21:26:05
【リクエスト消化】
―高専編―
※釘崎、乙骨、加茂には既に紹介済
虎杖(4☓)「皆あんまビックリしてくんなかったな」テクテク
脹相(6)「ああ、おっぱっぴーした意味があまりなかった」トテトテトテトテ
虎杖「高専に呼んであと紹介してないのは日車と猪野さんだけか」
脹相「ああ、そんなにいい反応がくるわけでもなさそうだが。特にひぐるまは一番期待できん」
虎杖「だよな〜」
・・・
虎杖『俺の兄貴も実は戻ってきてましたー!故人の脹相君でーす!!』パンパカパーン
脹相『はい、おっぱっぴー(棒)』ヒョコ
真希『知ってた』
狗巻『しゃけ』
東堂『何となくそんな気はしていた』
日下部『宿儺がいたからな、驚きは少ねーよ』
パンダ『そもそも俺達憂太から聞いてたし』
新『俺も釘崎さんから聞いていたのであまり…』
三輪『私も…』
日下部『と言うか宿儺があんだけ短いスパンで戻ってこれてるっちゅーのに脹相が戻んねぇ方がおかしいだろ』
虎杖『なんか思ってた反応と違う…加茂先輩は泣きながら喜んでくれたんに』
脹相『…恥をかいただけなのでは』ショボン…
虎杖『自分で古傷抉った気分』 - 87二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 21:33:46
棒読みなちーちゃんかわいい
加茂先輩いい人だな
生き残るべきだったと言ってくれたイノタクならリアクション大きく喜んでくれるかも?! - 88二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 22:21:54
あ、あ、あ…加茂先輩とちーちゃんの涙の再会見せてぇ…!!
- 89二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 22:59:01
ちーちゃん可愛いよ…ちーちゃん…
- 90二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 23:26:12
ちーちゃんが兄貴なのかもって葛藤は悠仁だけのものって考えると尊さ感じる
それはそれとして泣いてくれた加茂先輩と、大泣きしそうなイノタクに期待 - 91125/01/05(日) 00:01:58
真希『あ、勘違いすんなよ。別に戻って来てくれたのが嫌なわけじゃねえからな』ワシャワシャ
狗巻『しゃけ!』モチモチナデナデ
東堂『ああ、鬱ぎ込みがちであったブラザーの心に再び光が差すだろう。素直に喜ばしい事だ』
脹相『ぶ、ぶらざー…?』モチモチ
虎杖『あー…良い良い、聞かなくて。行こう』
・・・
〜数十分後〜
虎杖「お…あそこにいるの、日車と猪野さんじゃね?」
脹相「ちょうど二人だな」
虎杖「ちょい珍しい組み合わせだ」
虎杖「猪野さーん!日車ー!」タッタッ
猪野「おっ、キタキタ」
日車「…」フイッ
虎杖(まだ目合わせてくんないんだよな…)
猪野「どうしたんだよ急に呼びつけて」
虎杖「来てくれてあんがと!今日は大事な話があってね」
猪野「大事な話?」
虎杖「そ、超大事な話」 - 92125/01/05(日) 00:03:23
日車「千代だったか、大きくなったな」ナデナデ
脹相「ああ、ひさしいなひぐるま。写真を撮った時以来か。いのも元気そうで安心したぞ」
日車「!?!!?!!??」
猪野「エッ!?!?!?!?!?」
虎杖「ちょっ、兄貴喋るのはやい!!」
脹相「あ、すまない。つい」
猪野「え?え????」
日車「…???まて、千代…いや…お前は…」
脹相「ああそうだ。おっぱっぴーというやつだ」フンス
虎杖「と言うわけで、紹介しまわってんの。俺の兄貴も戻ってきましたーって」
日車「…………」
猪野「………………」
日車「……そう、か……、良かったな…」
虎杖「今までで一番反応良いかもな。何点?」コソッ
脹相「80点くらいだな」コソ
猪野「脹…、相……って事で良いん…だよな?」
脹相「ああそうだ。悠仁のお兄ちゃんだ」 - 93二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 02:00:16
名前呼ぶ時ひらがななのかわいい
- 94二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 09:50:25
ふんすしてるお兄ちゃん可愛い可愛いね…
- 95二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 10:28:16
日車お前、何十年目を合わせてないんだよ!!!!
- 96二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 10:38:07
和むなぁ…
そして加茂先輩との再会を自分も見たいです! - 97二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 11:00:59
そろそろ目ぇ合わせろ日車…
- 98125/01/05(日) 12:17:39
・・・
猪野「……………」ドサッ
脹相「いの?」
猪野「…………、…う゛ぅ゛う……」ガシッ
脹相「!わっ」
猪野「脹相、脹相……!!ごめんっ…!!!ごめんな…!!!」
脹相「な、なんで謝る…」
猪野「あの時…ッ、俺が一番お前らの近くにいたッ…!手の届く場所に居たのに!!なのに……、それなのに!!助けられなかった…!!」
猪野「俺だけ…っ、真っ先に助かったせいで…」
猪野「憂憂に回収されるべきだったのは、虎杖と脹相だった…」
猪野「それか…、二人のどっちかに…近寄れていれば…不義遊戯の範囲に、入れたかも…しれないのに…」
猪野「脹相が…助かるべきだったのに……」ポタポタ
猪野「俺があの時…、御厨子でボロボロになってでも走っていれば…」
虎杖「猪野さん…」
日車「…君だけの責任では…」
猪野「ごめん…ごめん……ッ、守ってやれなくて……」
脹相「……………」
猪野「…俺が…代わりに逝けばよかったんだ…」
猪野「ホントに……ッ、ごめん…っ…」ポタポタ - 99125/01/05(日) 12:21:08
脹相「………………、…………………」
猪野「う゛うぅう゛…」ポタポタ
脹相「……」
脹相「…………フー………」
脹相「顔を上げろ」
猪野「へ…」
脹相「フン!」パシィンッ
猪野「あ痛ぁ!?!?」
虎杖「ちょっ!?」
日車(凄い音だな。子供が出せる平手打ちの音とは思えない)
脹相「いいか!猪野琢真!!!」ビリビリ
猪野「!!!」
虎杖「!」日車「!」
脹相「俺が悠仁を守りに行ったのは自分の意思だ!!!俺がお兄ちゃんだったからだ!!!」
脹相「誰のせいでもない!!!」
猪野「!」 - 100125/01/05(日) 12:32:55
脹相「……確かに、皆助かる方法もあったかもしれん。俺は、行動次第で生き残れたのかもしれない」
脹相「だが、それはあくまで可能性の話だ」
脹相「あの時どれが最善だったかなんて、俺達には分からなかった。分かるわけがない、というか、あの程度の被害で終わった事が奇跡だろう」
脹相「なす術なく全滅していた可能性だってあるんだぞ」
虎杖「……」
脹相「その上で、俺は自らの意思で決断し、行動を起こした。微塵も後悔などしていない」
脹相「最後までやりきった。その結果がこれだっただけなんだ」
猪野「……っ」ズビッ
脹相「……この選択を間違いだったとは言わせない」
脹相「自分が死ぬべきだったなんて、二度と言うな」
猪野「……うん……」ズピッ
脹相「…そもそも、オマエが気に病む事など何一つとしてないだろう」
脹相「実際、俺はまたこの世に産まれ生きている。ちゃんと戻ってこれた、それでいいじゃないか」 - 101125/01/05(日) 12:44:06
猪野「ごめん…俺、俺……」ズビッグスグス
脹相「…泣くな、謝るな。」ポンポン
脹相「オマエは何も悪くない。それに、終わった事だ」
脹相「生き残り、託された命を、もうそんな風に言わないでくれ」
猪野「…………うん……うん……、」
脹相「怒鳴り散らして悪かったな」
猪野「いや…ありがとう……脹相。本当に…」
脹相「…何はともあれ、俺はいのが生き残っていてくれて本当に嬉しいんだ」
猪野「……おまえッ、さぁっ…!!!」ブワッ
脹相「…泣くなと言っただろう」ポンポン
脹相(…前から思っていたが…猪野は少し子供っぽいところがあるな。弟みたいだ)ポムポム
脹相(弟以外で…俺の為に泣いてくれたのは加茂とオマエだけだ)ギュウゥ
日車「……君は本当に良い兄を持ったな。強い人だ」
虎杖「だろ、自慢の、最っっ高の兄貴だよ」ズピッ
日車「…ああ、本当に、そう思う」グスッ
虎杖「ハンカチいる?」スッ
日車「いや…大丈夫だ…」グシグシ
【濡れた視界に映るもの】 - 102二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 13:09:03
画面が滲む……
- 103二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 13:09:31
泣いた…
お兄ちゃんは呪い合いだらけの呪術世界で本当に愛の人だったんだなって感じる - 104二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 14:50:18
みんな幸せそで何よりです…
すーとちーの小学校中学校生活
もっと見てみたい! - 105125/01/05(日) 17:38:03
- 106二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 19:24:21
オマケ感謝!!この加茂先輩即日会いに来そうな勢いで好き
- 107二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 20:45:33
修行の時一緒だったし弟ができたし泣くし叫ぶしで加茂先輩の脹相力上がってんな
- 108二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 20:45:55
ありがとうございます!
この加茂先輩はなんか可愛いなw - 109二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 21:28:21
その日の内に新幹線飛び乗って両手いっぱいのお土産と共に会いに来てくれそうな加茂先輩w
この人も優しいんだよな…優しい人達に囲まれて幸せにくらしてねちーちゃん - 110125/01/05(日) 23:14:51
【リクエスト消化】
―さしす再会?編―
歌姫「しょーこー!」
家入「歌姫先輩、どうしたんですか?」
歌姫「今度の休日、確か硝子も休みだったわよね?」
家入「はい、そうですけど」
歌姫「じゃあその日、一緒にショッピング行かない?」
歌姫「本当は一人で行こうと思ってたんだけど…やっぱり二人の方が楽しいかなーって…良い?」
家入「いいですよ~」
歌姫「やった!折角なら帰りに酒買って帰りましょ」
家入「私の家で飲みます?」
歌姫「え、良いの?じゃあお言葉に甘えてお邪魔するわ」
家入「お家デートですね」
歌姫「デッッッッ…!?!?」
家入「ははっ、冗談ですよ」
歌姫「もー硝子のえっち〜」
家入「はいはい、で、何時にします?私は何時でも大丈夫ですけど…」
歌姫「んー…じゃあ17時手前くらい?」
家入「了解です。場所と時間はまたメッセージで」
・・・
—当日、待ち合わせ場所—
家入(しまった、早く着きすぎた…)
家入(気合い入れすぎたか…まだ集合時間まで時間あるし……)キョロキョロ
家入(ちょっとこの辺り歩いて時間潰そう) - 111125/01/05(日) 23:49:50
・・・
家入(こんな所に公園あったんだ)
キャハハッ ハハハハハッ
家入(元気良いなー)
家入(白い髪…あれは地毛か。もう片方の子は…前髪がよく似合ってる…)ボーー
家入(…なんか…クズ共に似てるような)
家入(……………いやいや、流石に妄想が過ぎるだろう。事例があるとは言え変に期待するな)フルフル
家入(きっと他人の空似だ。世の中には三人も似たような人間が存在するらしいしな)ウンウン
夏油(7)「あ!!!ボール道路の方行っちゃう!」
五条(7)「あ、やばい!そこの人ー!それ取って」
家入「おっと」ヒョイッ
夏油「ありがとうございますー!」トテトテ
家入「はい」
五条「ありがとおばさん!!」トテトテトテ
家入(おばさん…)
夏油「こら〝悟〟!!失礼だよ!!!」
五条「だって本当じゃん」
夏油「アワワ…ご、ごめんなさい…!わざとじゃないんです!」
家入「あはは、良いよ。事実だし」 - 112125/01/05(日) 23:55:59
家入「でも気をつけて遊びなね。ここは車通りも多いから」
夏油「はい!ありがとうございます!……ほら悟も、ちゃんと謝って」
五条「……………」
夏油「もう悟、変な意地はらないの」
五条「……………ねー、おばさん、変な事聞いていい?」
家入「?良いよ」
五条「俺ら、前に会ったことある?」
家入「…………」
夏油「え、そうなの?知り合い?」
五条「んー、わかんないけど、なんかどっかで会った気がする」
夏油「何それ?」
五条「なんかいっぱい遊んだりさぁ、写真撮ったりしなかった?」
家入「……………………」
家入「……いいや?君達とは初めましてだよ」
家入「今日初めて、ココで出会った」
五条「えーマジ?」
夏油「なんだっけ、たにんのそらにってやつだよきっと」
五条「そっか、じゃ俺の勘違いかな」
夏油「それか夢でも見たんじゃない?」
五条「確かに、夢だったかも!ごめんねおばさん!」
家入「いや。良いんだ」
家入「……良いんだよ」 - 113125/01/06(月) 00:13:36
五条「じゃーねおばさん!元気でね〜!」
家入「おー、またなー。」
夏油「だからおばさん呼びは辞めなさいって」
五条「傑、母さんみたい…うるさい」
夏油「はいーーー?????」
家入(悟に、傑)
家入(所々…面影を感じた訳は、そういう事なのか。なにか、アイツらに近いものを感じたのも、そういう事なのか)
家入(…………)
家入「………ははっ」
家入「意味わかんねー」
・・・
〜集合時刻〜
歌姫「ごめんね硝子!お待たせ〜」
家入「いえ、全然待ってないんで大丈夫です」
歌姫「…?なんか顔色悪いわよ、本当に大丈夫?」
家入「大丈夫ですよ」
歌姫「そう?キツかったらお開きにして良いんだからね。ちゃんと言いなさいよ」
家入「……先輩には敵わないなー」
歌姫「?どうしたの急に」
家入「いや本当、今日出かけてきて良かったなーって」クスッ
【かつての】 - 114二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 09:25:37
ちび五条健全なクソガキって感じで好きだ...
- 115二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 09:29:46
おばさん呼びとかノンデリ引き継ぎ五条w
アワワして五条の分まで謝る夏油は良い子だね - 116二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 17:25:42
泣ける…絵もいいね
- 117二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 19:35:11
すーくんとちーちゃん含めたすーくんの弟達の話も気になるなあ
今のすーくんなら大丈夫だという確信しかないけれど - 118二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 20:26:16
そういや悠仁たちに脹相の記憶戻った時期は正しく伝えてない感じなのかな?時間かかった~とか少し前~とか曖昧な感じだったし
すーお兄ちゃん見てゲロったのとかコーギーぬい齧ってたのとか予防接種で泣いたのとかティッシュに悪戯したのとかお兄ちゃんなんですよ - 119二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:20:48
- 120二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 23:13:12
お喋り出来るようになったから予防摂取リターンズの際に「顔覚えたぞ!!」とかギャン泣きしてそう
- 121二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 23:43:11
弟できるまではダメそうw
- 122125/01/07(火) 01:55:30
脹相(10)「何故記憶が前からあった事を仄めかしたか…?」
脹相「………」
脹相「答えなくちゃ駄目か?」
A.駄目です
脹相「………」フゥ
脹相「……伝える術が思い当たらなった…それと」
脹相「…純粋に恥ずかしいからだ」
脹相「だって、当時は肉体に精神が引っ張られていたとは言え……」
脹相「…あんな…あんなこと…」カァァァ
脹相「……いや、すまん忘れてくれ。思い出しただけで頭から湯気が出そうだ」フルフル
Q.病院は克服出来ましたか?
脹相「注射は嫌い…そんだけだ」
血塗(7)「兄者ぁ、どこにむかって話してるんだぁ?」
宿儺(17)「触れてやるな。誰にでもそう言う時期はある」
【黒い歴史というものか】
↓〈オマケ〉 呼び方事情
- 123二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 07:20:09
すーくんwww
可愛すぎる家族!!!
尊い… - 124二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 11:15:24
そういや津美紀の受肉先の万についてって
聞いたりしてるのかな?面白エピソードとか
兄弟に聞かせてあげてほしい - 125二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 18:29:49
津美紀がうっすら万の記憶あったら面白い…
津「そう言えばお母さんね、不思議な体験して変顔出来るようになったの」みたいなノリで「あなたのお姉さんよ!」レベルの顔芸披露して子供達全員本気のギャン泣きさせて欲しい…そう、子供達『全員』を
- 126125/01/07(火) 20:13:53
【番外編】
〜彼岸〜
与『…虎杖のお兄さんも、もう現世に戻るらしいな』
真依『ええ、そうらしいわね。またココも寂しくなるわ』
与『…真依は戻らないのか?』
真依『は?戻るわけないでしょ。』
与『そうか』
真依『幸吉こそ、霞に会いに行かないの』
与『…いや、いいんだ。俺はここから三輪が幸せになる事を眺めているだけで十分だから』
真依『ふーん。そう』
与『………』
真依『…本音、当ててあげましょうか』
与『?』
真依『アンタ、今行っても霞と恋人になれないから、行きたくないんでしょ』
与『!!!』
与『そっ!そんなことはない!!…俺はただ』
真依『さっさと転生しろって言われてるのにウン十年もココにいるの、説得力ないわよ』
与『……む』
真依『図星ね。顔真っ赤』
与『うぐっ』 - 127125/01/07(火) 20:21:24
与『……同じ気持ちなら分かるだろう』
真依『あら、分かって聞いてるのよ。だって私も今行ったってお姉ちゃんと一緒にはなれない』
真依『…例え一年でも、歳がズレるのは嫌だもん』
与『…うん』
真依『なら、私が味わった寂しさをアイツも味わえば良いのよ』
与『………何だか、前より素直になったな』
真依『何、素直な私は嫌?』
与『いいや』
真依『じゃ、決まりね。天から縛られる程愛されてたんだから、そのくらい居ても許されるわ』
与『ああ。きっと許してくれるさ』
『祈本様…ゼェゼェ……そろそろ…転生…を』
里香『やだ〜!今行っても憂太のお嫁さんになれないもん!』
里香『あと百年はここにいるんだから!』フンス
『そ、そんなぁ……ゼェゼェ…』
〜現世〜
真希「…」ブェッッキシュッ
釘崎「真希さん、大丈夫ですか?風邪?」
真希「いや…風邪じゃねぇよ。大丈夫だ」ズビッ
真希「誰か噂してんのかもな」
・・・
乙骨・三輪「「ヘクシュンッ…!」」
三輪「今日は冷えますねぇ」スンスン
乙骨「そうだね、風邪引かないよう気をつけなくちゃ」グシグシ
【転生までのカウントダウン】 - 128125/01/07(火) 22:44:24
【番外編】
―仁編―
仁(13)「あ」ゴソゴソ
仁(しまった…教科書を家に置いてきたみたいだ…)
仁(どうしよう、先生に言えば貸してもらえるだろうか。でも少し怖いんだよなあの先生)ゴソゴソ
仁「うー…参った…」
「ねぇ、貴方」
仁「ひゃい!?」
「そんなに驚く?」
仁「び、びっくりした…香織さん、どうしたんですか?」
香織「どうしたのって…仁くんが困ってる様に見えたから。教科書、忘れたの?」
仁「あ、うん…お恥ずかしながら…」
香織「私のでよければ貸そうか」
仁「……良いんですか?」
香織「?良いよ」
仁「ありがとう」
仁(そう言えば、昔も亡くなる前の香織さんに…助けてもらったっけな)
仁(財布無くした僕の事、助けてくれたんだっけ)
仁「ふふ」
香織「?」
仁(…また、胸が温かくなっちゃったな)
【また何度でも恋をする】 - 129二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 23:02:04
- 130125/01/08(水) 00:00:25
- 131二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 00:26:16
よかったああああ!!今度こそ二人で穏やかに暮らしてくれ
- 132二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 07:50:30
よ、良すぎる…また何度でも恋をするっていう小タイトル?も良い…好き…
- 133二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 14:07:50
仁さん今度こそ本物の香織さんと
幸せになってね…(泣) - 134二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 19:52:07
あの世待機組もいいね…
- 135二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 21:47:07
追いついた
もうなんかもう……なに……??
なにこの尊い一家とその周辺の人々……??
(大好きですありがとうございます) - 136125/01/08(水) 22:59:06
【リクエスト】
〜公園〜
乙骨「あれ、ラルゥさん!?」
ラルゥ「あら憂太ちゃん、奇遇ね」
乙骨「えー!いつ東京に!?てっきりもう帰国してるんだと…」
ラルゥ「日本が復興し終わるまでここに来るつもりはなかったんだけど…なんだかやり残した事がある気がしてね」
ラルゥ「あの戦いの後もしばらく日本に滞在してたのよ。もう数十年くらい経つかしら?」
乙骨「そうだったんですね、良かった」ニコッ
ラルゥ「……アナタ達私が呪詛師だって忘れてない?」
乙骨「あはは…もう時効かなって。ラルゥさん、夏油傑…さんが亡くなってから呪詛師活動はしてないと聞きましたし」
ラルゥ「確かにそうだけど……いつ寝首かかれても知らないわよ」
乙骨「大丈夫ですよ。僕も強いので」
ラルゥ「……まあ良いわ。憂太ちゃんになら話しても良いかもね」
乙骨「?」
ラルゥ「私の滞在期間が延びた理由」
乙骨「!是非!」
ラルゥ「あそこで遊んでいる子、見える?黒髪の」
乙骨「はい。可愛いですね」
ラルゥ「彼、私が数年前に拾った子供なの。違和感に気付かないかしら」
五条「傑!虫!虫いる!!」
夏油「大げさだなぁ、ただのてんとう虫でしょ」ヒョイ
五条「ひっ!こっち持ってくんなよ!!」
夏油「待ってよ悟〜」アハハッ - 137125/01/08(水) 23:11:15
乙骨「……あ」
ラルゥ「……そう、お察しの通りよ」
ラルゥ「貴方達と一度呪いあった夏油傑。羂索に身体を奪われて好き勝手されていたのも彼」
ラルゥ「隣にいるのは、悟ちゃんの生まれ変わりかしらね」
乙骨「…そっか。先生も…」
ラルゥ「話は戻るけど、因習村って言うのかしら。あの子は村で少し特殊な扱いをされていたの」
乙骨「因習村…」
ラルゥ「あ、別に人間同士の暴力沙汰や性犯罪とかをしてたわけじゃないのよ?むしろ、村民達は優しい人達ばかりだったわ」
ラルゥ「問題は、その村が信仰している奴だった」
ラルゥ「憂太ちゃんは神様……まあ呪霊ね。それを信仰してる村って知ってるかしら」
乙骨「はい、勿論。一度任務を受けたこともありますし」
ラルゥ「なら話は早いわね。私はその村が所有している山にたまたま観光で訪れていたの」
ラルゥ「道中雨に振られちゃって、雨宿りしていた所にその村の人達が家に入れてくれてね」
ラルゥ「お礼に村で採れた野菜や温かいお布団なんかも頂いたわ」
乙骨「優しい村だったんですね」
ラルゥ「ええ。お猿さん達だったのが残念なくらい」 - 138125/01/08(水) 23:18:40
ラルゥ「ここまでおもてなしがしっかりしている場所は初めてだったから…私もどうすれば良いか分からなくて」
ラルゥ「でも何もしないのは悪いから、取り敢えず私に出来そうな事を探したの」
ラルゥ「村で使う道具の修理や掃除なんかを手伝ったりしたわ。それで仲良くなった村民にね、村に伝わる儀式があるって教えてもらったのよ」
乙骨「儀式?」
ラルゥ「そう、儀式」
ラルゥ「まず、長い黒髪を持った人間を用意する。これは男の子でも女の子でも大丈夫みたい」
ラルゥ「次に、その黒い髪を長いまま切り、それを使って御守りを作る。これが身を守る結界だそうよ」
乙骨「へぇ……」
ラルゥ「そして最後に、そのお守りを持って呪霊の元へ行く」
乙骨「……」
ラルゥ「でも…気に入らなかった人間は呪われちゃったり…酷い時は食べられちゃったりするらしいの」
ラルゥ「村の人達はその呪霊に怯えきっててね。もうその信仰を辞めたいとすら言っていたわ」
乙骨「そうなんだ…てっきり続けたいから生贄を出してるのかと」
ラルゥ「同感ね。でも呪霊信仰への恐怖も植え付けれてて、辞めるに辞められなくなっていたみたい」
乙骨「……そっか…」
ラルゥ「お猿さん達がどうなろうと私は知ったことじゃなかったけれど…何故か放っておけなくてね」
ラルゥ「私はその呪霊を祓うことにしたの」
乙骨「ああ…だから一件資料から消えてたんですね」
ラルゥ「そうなのね」
乙骨「食べられた人達は無事だったんですか?被害は0って…」
ラルゥ「そうね。食べられた人達は消化…?も咀嚼もされていなかったから無事よ。呪われてしまっていた人達も解呪出来たわ」
乙骨「良かったぁ……」ホッ - 139125/01/08(水) 23:40:35
ラルゥ「で、ここからが本題なんだけど…傑ちゃんのお母さんは救助出来たのだけれど、呪霊のせいですっかり病んでしまってね」
ラルゥ「彼女は傑ちゃんに手を上げたくないから、誰か他の人にお願いしたいと言ってきたの」
ラルゥ「お父さんはずっと前に事故で亡くなっていたのもあってね」
乙骨「え、でも…村の人達は…」
ラルゥ「村の人達も信仰していた呪霊が消えた焦りと安堵感でアタフタしていたから…」
ラルゥ「結局、傑ちゃんを村の外の人間に引き渡すと言うのを止める人は誰もいなかったわ」
ラルゥ「むしろ拾って欲しいと言葉にしなかったものの、目で訴えてきていたわね」
乙骨「……」
ラルゥ「まあ流石の私もここでNOとは言えず…傑ちゃんを暫く預かることにしたの」
ラルゥ「相当賢い子だったから、初めは苦労したわ……事情があってお母さんに会えない事を説明すれば泣き喚いたり、見ず知らずの人間に預けられて捨てられたと思ってたみたいで……」
乙骨「まあ普通そうですよね…」
ラルゥ「でも、根気強く接してたらだんだん心を開いてくれてね……話もしてくれたわ」
乙骨「良かったぁ」
ラルゥ「しかも私の事を親だと思ってくれてね…」
ラルゥ「傑ちゃんのお母さんとも少しづつ会えるようになってきたし、今はとっても幸せよ」
ラルゥ「津美紀ちゃんとのお茶会も楽しいしね」
乙骨(あっ、津美紀さんが言ってたお茶会の人ってラルゥさんだったんだ…) - 140125/01/08(水) 23:56:36
ラルゥ「……正直、初めは認めたくなかった。だってあれだけ傑ちゃんが毛嫌いしていたお猿さんに、傑ちゃん自身がなってしまったんだもの」
乙骨「……」
ラルゥ「…でも、傑ちゃんが楽しそうに過ごしているのを見てたら……」
ラルゥ「気付いたら、非術師か術師かなんて、どうでもよくなっていたわ」
夏油「あ、悟!ゲジゲジ!!」
五条「ギャー!!!」
夏油「枝で突っついてみよ、液体をお尻から出すって本で見たよ」
五条「それアブラムシだろ!!」
夏油「あははっ!!」
ラルゥ「あの笑顔が守れるならそんな事、関係ないんじゃないかって」
ラルゥ「もう悩むことなんてないんじゃないかってね。記憶があってもなくても、きっとこうなったんじゃないかって思うの」
乙骨「ラルゥさん…」
ラルゥ「あの子を王に、その願いが叶うことはもうないけれど……私は今のこの日常が大好き」
ラルゥ「あの子の未来を守りたい。あの笑顔が永遠に続くことを祈っているわ」
乙骨「……そうですね、僕もそう思います」
ラルゥ「ありがとうね、長話に付き合ってくれて」
乙骨「いえいえ!こちらこそ。いい話が聞けて良かった。……やっぱりラルゥさん、呪術師になりませんか?」
ラルゥ「あら、ナンパはお断りよ」ヒラヒラ
乙骨「ナンパじゃないです!」
ラルゥ「フフ、分かってる」 - 141125/01/08(水) 23:59:05
ラルゥ「じゃあね、憂太ちゃん」
乙骨「はい!またいつか」
・・・
ラルゥ「傑ちゃーん、そろそろ帰るわよ」
夏油「あ、はーい!!」トテトテ
五条「ラルゥさんだー」
ラルゥ「今日は帰りにクレープ食べて帰りましょう」
五条「クレープ!!食べたい食べたい!!」ピョンピョン
夏油「悟は何食べる?私はチョコ」
五条「甘いやつ!!」
夏油「クレープは大抵甘いでしょ」
ラルゥ「あら、そうでもないのよ。サラダ巻きとかツナとかあるしね」
夏油「え!食べたい!!」パァァ
ラルゥ「はいはい、お店についてからゆっくり決めましょ」
五条・夏油「「はーーい!!」」
【返事はきっと】 - 142二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 05:33:41
結局人は人を呪うけど、人を救うのもまた人だったりするもんね
今度は呪力のあるなし関係なく呪いから離れたところでまっすぐ人生を楽しんで欲しいよ
おかずクレープの美味しさはガチ - 143二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 12:41:21
先生にまた会えて良かったな乙骨…
- 144125/01/09(木) 19:44:43
【リクエスト】
〜放課後〜
直哉(8)「よし、掃除終わったし一緒帰ろや」
脹相(8)「すまん、今日は図書館に寄らないといけなくて……」
直哉「図書館?」
脹相「ああ。今日は津…母さんにお使いを頼まれていてな」
直哉「へー、そうなんや。…一人で平気なん?(女の子一人で大丈夫なんやろか)」
脹相「…?大丈夫だ。近いしな」
直哉「そか、気を付けてな。変な人についてったらあかんで」
脹相「ああ、行ってくる」
・・・
脹相(地図を書いてもらったが…)ペラッ
脹相(何故ルートが全て大通りを通るように書かれているんだ?遠回りになるじゃないか)
脹相(こっちの路地に行った方が断然時間短縮になるのに…)
脹相(何か理由でもあるのか?)
脹相(…………)
脹相(いや、用は早く済ませるに越したことはない)
脹相(こっちの路地から行こう)トテトテトテ - 145二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 19:52:12
お兄ちゃーーーん!!!だめ!!!
- 146125/01/09(木) 20:26:29
- 147二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 20:29:47
このレスは削除されています
- 148二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 20:31:08
ぎゃーーーーーーーー!!!!!!帰れ!!!!!
- 149二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 20:31:56
不審者!!不審者です!!!相方ーー?!?!責任もって見張ってて!!
- 150125/01/09(木) 20:54:14
羂索「感動の親子の再会だっていうのにその反応?流石の私も傷付いちゃうなー(棒)」
脹相「どの口が…💢💢💢」
羂索「ははは。あの頃と全く成長していないようで安心したよ」
脹相「オマエこそ生まれ変わった癖に何も成長していないんだな。恥ずかしいとは思わないのか?150年以上も生きておいて」
羂索「そう?結構変わったつもりなんだけどなぁ。君が今無事なのも私が変化したお陰でしょ」
脹相「……」
羂索「それより、ここで会ったのも何かの縁だ。積もる話でもしようじゃないか」
脹相「話?オマエと話すことなんて何も…」
脹相「……、いや、一つあった」
羂索「おや、珍しく気があったじゃないか。私も君に話したいことがあるんだよ」
脹相「…不愉快だが…良いだろう、聞いてやる」
羂索「じゃあ決まりかな。移動しようか」
脹相「ここじゃ駄目なのか」
羂索「うん。駄目だね、ここじゃ路地で小学生に声をかける不審者に私がなってしまう」
脹相「間違いなく不審者だろうが」
羂索「それに今の私はメディアの顔もあるからねぇ」ヒョイッ
脹相「!わっ…!な、何を…!!」
羂索「手を繋ぐ方が良かったかい?」
脹相「……どういう風の吹き回しだ」
羂索「結構な距離を歩くから…今の君は疲れてしまうと思ってね」
脹相(こ、コイツ…俺をどこに連れて行く気だ)
羂索「嫌じゃないなら、このまま行くけど」
脹相「嫌に決まっているだろうが 降ろせ💢💢💢」 - 151二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 20:58:02
けんじゃぁぁく‼︎
- 152125/01/09(木) 21:00:56
〜虎杖家〜
虎杖「―…うん、うん!良かった、仕事上手くいってんだ。―…へー、それどんなの?」
虎杖「え!凄いじゃん!流石だな―…いやいや謙遜すんなって、マジで凄いから」
虎杖「―…うん、うん。へへっ、だn」
虎杖「!!!」ゾワ…
虎杖「…??(なんだ…?今なんか…)」キョロキョロ
虎杖「―…ん、あごめん甘井、今なんか急にゾワッとしてさ…風邪かな」
虎杖「―…ははっ、言えてる!―…あ、うんわかった。うんうん、りょーかい」
虎杖「今日は電話してくれてあんがとな。またいつでもかけてきてよ。うん、じゃあね」ガチャ
虎杖「……」チラ
宿儺「zzz」
血塗「壊理斗ーおままごとしようぜ」トテトテトテ
壊相「良いよ〜」テクテク
虎杖「……」フー
虎杖「…すー、ごめん起きて」ユサユサ
宿儺「……なんだ」ゴシゴシ
虎杖「ちーちゃん迎えに行ってくれん?なんか嫌な予感がしてさ」
宿儺「…貴様が行けばいいだろうが」ウトウト
虎杖「俺は今から料理の下拵えしないとだし、津美紀は釘崎と出かけてっから…悪いけど頼むわ」
宿儺「……チッ、今日だけだぞ」ムクッ
虎杖「!ありがと!!」パァァ - 153二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 21:14:31
マジで頼むぞすーくん‼︎
- 154二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 21:46:25
虎杖が手離せなくて良かったなけっくん…ガチめに命拾いしたぞ
- 155二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 22:14:23
すーくん頼む!お兄ちゃん力(ちから)見せてくれ!!
- 156125/01/09(木) 23:39:04
・・・
脹相(いつまで歩くんだ…、一体、どこまで)
脹相「……」ハァ
脹相(あまり離れすぎると図書館の場所が分からなくなるんだが)
羂索「疲れたかい」
脹相「!……いや、別に…」
羂索「無理するなよ。疲れてるだろ」
脹相「…うるさい……それより、どこまで歩くんだ」
羂索「そうだねぇ、もうそろそろ良いかな」スッ
羂索「座りなよ」ポンポン
脹相「…………」フゥ
脹相「……それで、何の用だ。まさかまた悠仁を利用して渋谷や死滅回遊のような混沌を生み出すつもりじゃないだろうな?」
羂索「まさか、もう私は髙羽の縛りのせいで人を殺すどころか危害を加えることすら許されない」
羂索「脳の入れ替えも出来ない、正真正銘一度きりの人生さ」
脹相「…信じられると思うのか?散々俺達を利用して、…母だけでなく、加茂憲倫までも弄んでいた貴様を」
羂索「んー、一つ言えるのは漫才がなければ生殺しだったってとこかな」
脹相「……嘘は」
羂索「君に吐いてなんになる?」
脹相「……しね」
羂索「ああすまない、話が逸れてしまったね。悪い癖だよ本当に」クツクツ - 157二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 05:52:25
うさまひ絵本の感想聞きにきたのかな?
少なくともすーとちーに好評だぞ - 158125/01/10(金) 07:41:19
羂索「用があるのは…君達を監視していた呪物だよ。そろそろ回収しておかないと、呪いが膨れ上がってしまうかもしれないからさ」
羂索「そうなれば髙羽の縛りに抵触する可能性もあるし…何より虎杖悠仁の後が怖い」
脹相「…?どういう事だ、監視?」
羂索「ま詳細は省くけど…宿儺が生まれ変わったと聞いてね。面白そうだから、呪力を混ぜた本や玩具を贈ったんだ」
羂索「ただの呪力じゃない。…昔の残り香とでも言うのかな…前の私の呪力が少し残っていたんだよ。だからそれを混ぜたわけ」
羂索「呪力のこもった筆で描いた『悪い子兎さん』どうだったかな?他にもシリコンに少しだけ混ぜたりやらしてたんだよ」
脹相「うげ…あれか…」
羂索「はは、気に入っていたかい」
脹相「……少しだけ…」
羂索「そっか。呪力を抜き取ったらすぐに返すから安心しなよ」
脹相「趣味が悪いぞ」
羂索「褒め言葉どうも」
羂索「までも結局成果は特に得られなかったし、骨折り損って所かな」
脹相「……人の私生活を監視するなんて事をしていた奴が吐ける台詞か?よくもまあそんなにペラペラと喋れるな」
羂索「ああ、そうだね、話しすぎた。君も話があったんだっけ?」
脹相「…………」
脹相「…正直、監視の話云々を聞いて…話す気は失せた」
脹相「……宿儺すら変われたのに、オマエは本当に変われないんだな」
脹相「…虚しいとは思わないのか?」
羂索「…………」 - 159二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 12:34:31
すーくんの監視について冷静にキレてるちーちゃんは本当にすーくんのこと大事な家族として見てるんだな
ってわかって尊い… - 160125/01/10(金) 17:08:47
羂索「虚しいなんて思ったことがないね。むしろ君達は虚しくないのかい?」
脹相「あ゛?」
羂索「宿儺も普通の人間になってるし…虎杖悠仁もあれだけ憎んでいた筈の宿儺を受け入れている。かといって君も、簡単に自分の死因を受け入れているし」
脹相「……」
羂索「トラウマになるような体験も無かった訳?火の一つや二つ、余裕で扱うじゃないか」
羂索「それに母親役もすんなりと君達を受け入れた。非術師の癖に」
羂索「もう少しいがみ合ったり、恐怖で顔を歪めたりするのが見れると思ってたんだけど」
羂索「ガッカリだ。普通過ぎる」
脹相「…オマエはそんなに呪霊寄りの思想だったか?脳の入れ替え術式を持っていた癖に、頭までは生まれ変われなかったんだな」
羂索「はいはい…まぁ兄の矜持を折られた上で、弟として生きる君の姿は滑稽だったけどね」
脹相「………」
羂索「血が繋がっていない癖に、いつまで家族ごっこを続けるつもりなのかな?」
脹相「…………は?」
羂索「少しは期待してたんだけど、やっぱり君は私の期待をことごとく折ってくる。ある種の才能だと思うよ」 - 161125/01/10(金) 17:21:41
脹相「…………ちょっと待て…」
脹相「………、……血の繋がりが、ない…?」
脹相「津美紀……とも?」
羂索(お、掛かった)
羂索「あれ、言われてなかった?…まあ普通はそうか」
羂索「君はあの家族の、誰とも血は繋がっていないよ」
脹相「……」
羂索「ごめんね、傷つけちゃったかな。繊細な君にはまだ早かったか」ケタケタ
脹相「そう、か」
脹相「…そう……なのか」
羂索「…けど、おめでたい事に私が言いたいのはそこじゃない。寧ろ血の繋がりがないからこそ不可解な現象が起こっているのさ」
羂索「そうだね、思うに君達はさ、虎杖悠仁と伏黒津美紀から血の繋がり以上の…――」
羂索「って……聞いてる?」
脹相「……」
脹相「……………」
羂索(地雷を踏み抜いたか。どうなる、殴りかかってくるかな?それとも逃げ出すか…何れにせよ多少なり良い反応が見れそ……)
脹相「やっぱり…、なかったんだ」 - 162125/01/10(金) 17:27:34
脹相「そうだろうな、ない、ないんだ」
羂索「!」
脹相「わかってた、ずっと前から…わかってた、のに」ポロ
脹相「っなんで、涙……なんで…」ポタポタ
羂索「……、驚いたな。君そんなに泣く子だったっけ」
脹相「う……っふ、ぐっ……」グスッ ズビッ
羂索(やはり精神は肉体に引っ張られる…?私の仮説が正しかったのか…あるいはこの子が……)ハッ
ヒソヒソ ヒソヒソ
羂索「けど、ここで泣くのは頂けないな。……私が泣かせたみたいじゃないか」
脹相「…」グシグシ
羂索「はー…本当君って…――」スッ
ーーーーーー
〜図書館〜
宿儺(……いないんだが)キョロキョロ
宿儺(子供が遊べる設備…キッズコーナーだったか?)チラ
宿儺(いる訳がないな)フルフル
宿儺(どうやら入れ違ったらしい。捜索は一旦やめにして一度家に……)キョロキョロ
【不審者注意!怪しいと思ったらすぐ110番】
宿儺(……………) - 163二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:21:11
みたいもなにもお前が泣かせたんじゃい!
- 164二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:25:31
ちーちゃんを泣かせやがって(怒)
- 165125/01/10(金) 18:39:05
宿儺「……」ハァ
宿儺「悪い、少しいいか」
「はい?何でしょうか」
宿儺「このくらい背丈で…髪を二つに結わえた…小学生を見かけなかったか?赤い背嚢を背負った…」
「いいえ…当館ではお見かけしておりませんね」
宿儺「は?」
(うおっ顔怖っ…!!!)ビクゥッ
宿儺(どういう事だ……)
宿儺(受付がよそ見をしていない前提で考えれば…この場所にまず来ていないと言う事になる)
宿儺(少なくとも頼まれ事を放棄する奴ではない)
宿儺(居残り…成績は良いほうだ。掃除か?…こんな時間まで?…考え難いな)
宿儺(となれば何か諍いにでも巻き込まれたか…、いやアイツが早々揉め事を起こすとも思えん)
宿儺(まさか、誘拐でもされたか)
「あ、あのー…?」
宿儺(チッ…だから髪を短くしておけと何度言った事か。女児にしか見えんと直接伝えるべきだったな)ガシガシ
「あのー…大丈夫でしょうか…?」
宿儺「!」ハッ
宿儺「いや、なんでもない。助かった」
「はぁ……(な、何だったんだろ…)」
―屋外―
宿儺(携帯…は持っていないんだったな)
宿儺(多少の呪力は残っている筈、残穢を辿った方が早い)フゥ
宿儺(疲れはするが…まあ…いいだろう)グシッ
宿儺「ハー…世話が焼ける…」ボソ - 166二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:41:39
事案だ事案だ!!!!!!
- 167二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 18:55:04
弟のことめっちゃ評価してるじゃんこのお兄ちゃん
- 168二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:22:43
弟の世話を焼くのはお兄ちゃんの仕事だからね
頑張れすーくん - 169125/01/10(金) 21:36:03
・・・
脹相「……っ、ぅ…」グスッ
羂索「ほら、泣くなよ。仮にも大人がみっともない」
脹相「……っ…さわ、るな…」ズビッ
羂索「……困るんだよこういうのは」ゴジゴシ
脹相「…ん…」
「うーわ、小学生女児にセクハラしてる上に泣かしてるんだけど…いよいよだなー羂索おじさんも」
羂索「ッ…!?げ……っ…」
「げとは失礼だね、最も失礼なのはどっちだかって話だけど」
羂索「……九十九由基…!!!」
脹相(九十九…!?)
九十九「取り敢えず頬に置いてる手離しなよ、通報されたくないなら」
羂索「…チッ」
羂索(……虎杖家から離れると言う事ばかり懸念していたツケが回ってきたかな)パッ
脹相(そうか、やはり九十九も転生して……あれ、何か…会ったことがあるような……?)
九十九「大丈夫かい?コイツに変な事されてない?怪我させられたりとか…」
脹相「え、あ……いや…大丈夫…だ」グシグシ
九十九「本当?嘘は吐かなくて良いんだよ」
脹相「ほ、本当に大丈夫だ」ズビッ
九十九「そっか、偉いなー!君名前は?私は九十九由基」
脹相「…えっと、…脹そ……虎杖千代だ」
九十九「千代ちゃんか、可愛い名前だね。名は体を表すとはよく言ったものだ」ドカッ
脹相「あ、ありがとう…?」 - 170二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:43:48
さすが九十九さん頼りになる!!
- 171125/01/10(金) 21:45:03
九十九「で、羂索おじさんは何してたのこんな幼気な子に」ギュ
羂索「…昔話をしていただけさ」
九十九「あっそ。嘘だったら姉ちゃんに言いつけるからね」
羂索「…………………………………………………それだけはやめて」
九十九「相変わらず姉ちゃんには弱いんだ。そんなにアイツが怖いならしなきゃいいのに」
脹相「……その…」
九十九「ん?」
脹相「二人は…どういう関係なんだ?家族なのか?」
九十九「んー、違うよ。私の姉ちゃんの事が好きすぎる髙羽さん家の居候な、偏屈おっさん」
脹相「えっ…(引)」
羂索「あのさぁっ、誤解を招くような言い方辞めてくれない!?別に天元なんて好きじゃないし髙羽の家にいるのは拠点として丁度いいからであって仕事もちゃんとしてるし!あとおっさんおっさんって言ってるけど私まだにじゅッ――」
九十九「じゃさっさと自分の家でも買って出てけよ。好きじゃないなら姉ちゃんに近寄んな」
羂索「……………」
脹相(なんだかよく分からんが流れが変わった)
脹相(やはり九十九は記憶が無くても強いな。格好いいぞ)
羂索「…てかさ、私はこの子と会話してるんだけど。邪魔しないでくれる?」
九十九「こんな可愛い子泣かせる最低な奴に会話する権利なんてないから。いい歳こいてみっともないよ」
羂索「君こそもう高校生ならそろそろ理解しても良いんじゃない?分からない話に首を突っ込んでくるなって事」
脹相(と言うか、九十九は高校生なのか…)
脹相(ならもしかして…宿儺とも…) - 172二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:50:50
天元と九十九さん姉妹は歳離れてるんだっけ?羂索何歳で天元とどっちが年上なんだろ?
- 173二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:55:32
九十九さん今世では天元様と姉妹なんだ!!
- 174125/01/10(金) 23:42:02
宿儺「脹相!!!」ビリビリ
九十九「うおっ」
羂索「!!!」
脹相「宿……儺…!」
脹相(あんなに大きな声が出せたのか…)
宿儺(しまった…思ったより声が出た)フイッ
羂索(宿儺まで来てしまったか…出来れば穏便に済ませたかったんだけど…やはりこの子の前だと調子が狂うな)
脹相「?」
九十九「あー!やっぱり虎杖って君の事だったんだ」
宿儺「オマエは…、隣の組のやつか…確か空手部の」
九十九「そうそう九十九由基!覚えててくれたんだね」
宿儺「…組手で一本取られたからな」ジト
九十九「あれは偶々だよ〜、弓道部の活動終わりに付き合って貰っちゃっただろ?」
宿儺「当然だ、万全なら負けん」
九十九「また今度一本勝負しない?本気の君と真剣勝負したいな」
宿儺「良いだろう。だがそれは後だ、今は先に済ませるべき事がある」
九十九「コイツと知り合い?」
宿儺「知り合い…と言うか…腐れ縁と言うやつだ。」
九十九「そっか、ご愁傷さま」
羂索「オイ」 - 175125/01/11(土) 01:37:40
脹相「……すくな…」キュ…
宿儺「なんだ」
脹相「……ぁ、ぃ…いや…なんでもない…」フイッ
宿儺「……」
宿儺「…羂索、貴様俺の弟に何をした」
九十九「えっ弟…!?」
脹相「?そうだが……」
九十九「はえー…女の子だと思ってた…」
脹相「俺はお兄ちゃんであり弟なんだ」フンス
九十九「えー可愛い!私もこんな弟欲しかったな」ナデナデ
脹相「??」ホワホワ
羂索「別に何もしていないよ、偶然彼と曲がり角でぶつかってね。積もる話もあったから…家族水入らずで会話をしていただけさ」
宿儺「…嘘は?」
羂索「吐いてたらどうする?」
宿儺「今の俺は弱いが…頸動脈に解くらいは飛ばせる、とだけ言っておく」
羂索「はは、良いね。そっちのが余っ程君らしいよ」
宿儺「嘘ではないんだな?」チラ
脹相(…いくらコイツ相手とはいえ今の宿儺に手を汚させたくはない)
脹相「……、うん……」コクリ
脹相(実際…会話をしていただけだしな…)
宿儺「……そうか」ポン - 176二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 10:12:31
すーくん弓道部なのか…
メッチャモテてそうだな - 177125/01/11(土) 10:56:39
羂索「…ああ、そうだ忘れるところだった。宿儺、君の家にある絵本をもってきてくれないかい?日程はいつでも良いんだけど、なるべく早くお願いしたいんだ」
宿儺「…絵巻か。何故?」
羂索「今詳しくは話せないけど…とにかく持ってきてくれると助かるよ」
宿儺「…今日は無理だ。お前が家に取りに来ると言うのなら話は別だが」
羂索「……」
宿儺「無理だろう?………連絡先を寄越せ。日程が合う日に届けてやる」
羂索「本当かい?助かるよ」スッ
宿儺「ありがたく思え」シュタタン
羂索「持つべきものは友だね〜」
宿儺「(クソデカため息)」
脹相「…………」
羂索「よしっ、完了」
宿儺「…とんだ無駄骨だったな」
九十九「あ、いけない、もうこんな時間か…私達はそろそろ帰るよ!今日はごめんね、不快な思いさせちゃって」
脹相「…平気だ」
九十九「ほらおじさんも帰るよ。やっぱり今日の一件は姉ちゃんにチクるわ、あと髙羽さんにも言っとく」
羂索「……話と違うんだけど?」
九十九「自業自得だね。精々二人にこってり絞られれば良い」
九十九「あ、あと」クルッ
九十九「千代君、困った事があったらいつでも周りの人間を頼ってね。…コイツみたいな悪い大人から、出来る範囲は守れるからさ!」
脹相「………うん…」
九十九「じゃ、またねー!二人とも」ノシ
宿儺「ん」
脹相「……」手フリフリ) - 178二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 12:44:03
ちーちゃん頑張って家族に自分の気持ちを伝えておくれな
絶対大丈夫だから一人で抱え込まないでね - 179二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 12:54:23
何だかんだ言って九十九と羂索も原作よりは友好そうで良かったね、しっかり正座して天元お姉ちゃんのお説教受けるんだぞ羂索
- 180二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 13:13:48
髙羽もお説教頼んだぞ
- 181二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 14:51:50
名残惜しそうなちよちゃんかわよ
- 182二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 20:45:05
宿儺に頼ろうとしてたのかな?
いいんだよ頼っても
家族水いらずってまさか今世も父親だったりする? - 183二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 21:30:31
羂索が今二十代だとして、アラサーなら流石におじさん呼び撤回はさせなさそうだから今ちーちゃん小学生なら流石に実父だとしたら若い気がするな、あと虎杖のそばに生まれたくとも、また羂索の子となるのは脹相的に虎杖にとって迷惑かけるだけだから断りそうな気もする…
- 184125/01/11(土) 21:55:09
〜帰り道〜
脹相「…宿儺…」
宿儺「なんだ?」
脹相「…俺は…家族の誰とも血の繋がりがないと言うのは本当か…?」
宿儺(あの馬鹿…余計な事を)
宿儺「……」
脹相「…本当、なんだな」ポロ…
宿儺「……何故泣く」
脹相「…俺は、……前からずっと、血の繋がりと言うものを、何より大切にしていた。…というより、大切なものだと、…そうあるべきものだと信じていた。兄弟が繋がれる、唯一の事だと思っていたから」
脹相「だから…悠仁の異変を感じる事が出来なかったり、壊相や血塗が、産まれて…血の繋がりを感じなかった時……少しだけ、少しだけ察してはいたんだ」
脹相「…確かに血が、薄くても…家族になれることは知っている…呪術的な、血の繋がりさえあればそれで良いと思っていた…」
脹相「けど…今日、目を逸らしていた事実を突きつけられて…、…俺は」
脹相「……わからなくなった…全部、わからなくなってしまったんだ……」グスッ
脹相「全く、全くないんだ、…津美紀は非術師だから…きっと、魂の繋がりすらもない…」ポタポタ
脹相「…怖いのか、悲しいのか…辛いのかも、…分からない…」
脹相「…自分が信じていたものに、突き飛ばされたような気がして…」
宿儺「……」
脹相「ッ……んぐ……、っ…」ズビズビ - 185125/01/11(土) 21:56:41
脹相「…っ、すまない…、泣くつもりは、……なかったのに……」グシグシ
脹相「…でも、もう……どうしたら良いのか…」ポタポタ
宿儺「……」フゥ
宿儺「俺はそれを知らん。…答えが聞きたいのなら帰って小僧にでも聞け」
脹相「悠仁に…?」グシグシ
宿儺「…一つ、言える事があるとすれば」
宿儺「貴様が齢二つの時、火鉢…今はストーブだったか?アレに背をぶつけた事があっただろう」
脹相「そんな事があったか…?」
宿儺「ああ、…貴様が死ぬ程泣き喚いたからよく覚えている」
宿儺「それと同時に…肝が冷えた。それこそ心臓が止まるかと思った程に」
宿儺「笑えるだろう?貴様を殺した原因がだぞ」
脹相「…?ああ…?」
脹相「何故、今その話を?」
宿儺「さあな、それは自分で考えろ」
脹相「??????」
宿儺「…取り敢えず…一旦泣き止め。その顔で帰宅すれば俺が小僧にどやされる」
脹相「あ、ああ…見苦しい所を見せたな…、悪かった…」グシグシ
宿儺(自分の事となると途端に鈍いなコイツ)ハー - 186二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 23:54:04
弟の事は凄く気が利くのに自分の事になると鈍くなるのお兄ちゃんが過ぎるのよ
宿儺が宿儺なりに弟をとても大切にしてるのほっこりするなぁ - 187二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 00:33:40
- 188125/01/12(日) 08:23:55
〜夜〜
虎杖(寝れねー…飯食おっかな…………いやけど今食ったら胃が)ギシッギシ
脹相「…………………」ボー
虎杖「あれ、まだ起きてたん?もう十一時だよ」
脹相「!!」ビクゥッ
虎杖「?兄貴?」
脹相「!あ、ああ…少し寝苦しくてな。水でも飲もうと思って……」
虎杖「…………なんか隠してる?」
脹相「…いやそんな事は…」モニョモニョ
虎杖「……本当に?お前嘘つくとすぐほっぺた掻くからな〜」
脹相「!?」バッ
虎杖「……ごめん謀った。嘘ついてんだな?」
脹相「あ…、…ぅ…すまない…」
虎杖「良いよ…それより、どうしたん?なにかあった?」ポフッ
脹相「………」
虎杖「話したら、ちょっとは楽になるかもしんないよ。一人で溜め込むほうが身体に悪いしな」ナデナデ
脹相「……悠仁は優しいな」ポロ…
虎杖「え゛ッ…泣…!?!」
脹相「すっ、すまない…」グシグシ
脹相「ただ、不安で不安でたまらなくなってしまって」
脹相「……少し、話を聞いてくれないか……?」
・・・ - 189二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 09:16:09
今まで家族は勿論のことイノタクや憲紀(善)からもちーちゃん(脹相)が可愛がられて愛されてたから羂索の存在が浮き立つ……
でもお兄ちゃんになったすーくんに守られてるちーちゃんや包容力のある悠仁パパにヨシヨシされてるのが見れるのは嬉しいんだ…… - 190二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 19:01:23
わかる!お兄ちゃんが甘えられる相手がいるのはとても嬉しいことだよね
- 191125/01/12(日) 21:21:53
・・・
虎杖「…そっか、血の繋がりがないの…言わなくてごめんな」
脹相「いや悠仁達は何も悪くない!悪いのは……俺の、」
虎杖「脹相」
脹相「……」
虎杖「確かにさ、血の繋がりは大切だよ。でもな、どんだけ血が薄くたって、繋がってなくたって家族にはなれる。俺達はそれを知ってるだろ?」
脹相「…でもっ!それは、呪術的な繋がりがあったからで……非術師の津美紀とは…もう」
虎杖「ああ、それで悩んでたんか。あんね、うーん……上手く言えねぇけどさ…」
脹相「?」
虎杖「津美紀は、一回…万って人の受肉体になってたんだ。宿儺のせいで死にかけたけど、そのお陰で呪物は剥がれた」
虎杖「で当時は気付かなかったけど、津美紀は俺と同じ様な身体になってんだよね。呪物を受け入れる器っつーやつ」
虎杖「呪いは見えないけど…多少の呪術は扱える。本人は気付いてないし、俺ほど強度はないけどさ」
虎杖「そこで気付いた事があって」
脹相「気付いた事…?」スンスン
虎杖「あの時、お前の事呪いたかったって言った事あっただろ?覚えてる?」
脹相「ああ…桜を見に行った時、だな…」
虎杖「そ。…最近、思ったんだけど…多分あれがマジになっちゃったみたいで」
脹相「まじに…?」
虎杖「脹相はね…俺と津美紀から呪われてんの。宿儺も壊相も血塗も」
脹相「へ…?」 - 192125/01/12(日) 21:23:36
虎杖「でも勘違いしないで欲しいのが…これは悪い意味じゃないんよ。良い意味の呪い」
脹相「いい…、呪い?」
虎杖「そうだな〜…兄貴はさ、俺のこと好き?」
脹相「当たり前だ!!」
虎杖「それと一緒。俺達がかけた呪いって、俺や津美紀がお前達の事大好き〜って思ってるからなんだよ」
脹相「、…愛を、呪いに?」
虎杖「そ。多分だけどね」
虎杖「…血の繋がりはないけど…愛で、呪いで繋がってる。それじゃ駄目かな」
脹相「!」
虎杖「…より不安にさせたらごめん。でも、大丈夫って事だけは言いたかったんだ」
虎杖「おいで」
脹相「……」スリ
虎杖「確かに血の繋がりは濃い」
虎杖「呪いよりもずっと」
悠仁「けど、俺はソレがなくても、繋がれると思ってる」
悠仁「ずっと一緒にいれば、血の繋がりなんて関係ないよ」
悠仁「俺達は家族、誰がなんて言おうが家族なんだ。離れないし、離さんから」
脹相「……悠仁……」
悠仁「はは、歪んでてごめんな?」
悠仁「愛ほど歪んだ呪いはないって良く言うけどさ。これも該当すんのかね?」
悠仁「でも…それぐらいお前と一緒にいたいんだ」ギュウ - 193125/01/12(日) 21:25:46
脹相「………」
・・・
『新しい家族を大切にしなさい』
・・・
脹相(母さんが言いたかったのは、この事だったのか)
脹相(ずっと前から答えを貰っていたのに、気付かなかった)
脹相(また、助けられてしまったな)
脹相「……ありがと…う…」ズビッ
脹相「ところでその………一つ頼みがあるんだが……」
虎杖「なになに?なんでも言って」
脹相「…今日は…一緒に寝てもいいか……?」ピタ…
虎杖「!!!良いに決まってんじゃん!!!」
脹相「ゆ、悠仁!声が大きい…!」
【血は、呪いより濃い】
あ
【なら、濃い呪いを貴方に】 - 194125/01/12(日) 21:27:25
―エピローグ―
〜校門前〜
「おい虎杖、いい加減顔見せろよ〜」
血塗(9)「え、やだぞぉ」
「いつも目だけ隠して不気味だぜ。なんで隠してんだよ」
「あ、わかったー!双子の方と全然似てないから隠してんだろ〜」
血塗「やりたくてやってるんだから放っておいて欲しいんだぞ」
「いいから見せろって」グイグイ
順平(9)「ちょっと!やめなよ!」
「あん?なんだよ吉野、文句あるのかよ?」
順平「ありありだ、圭一が嫌がってるだろ!」
血塗「順平…」
「顔見るくらいいーじゃん、減るもんじゃないだろ」
血塗「わ、無理やりはやだ!」パシッ
「なんで嫌がんだよ!」
「やましいことがあるから隠すんだろ〜」グイグイ
順平「辞めろって言ってるだろ!!」グイグイ
血塗「やだ〜〜!!」
脹相(12)「おい」
血塗「!兄者ぁ!」
順平(!千代さんだ…!助かった!)
壊相「圭一〜、お待たせ〜!」
「げ…6年生だ…」
脹相「弟に何をしている」
「う、うるさい!女子の癖に生意気だぞ!!」
脹相「?俺はお兄ちゃんだぞ」
「嘘つけそんな髪型で男な…わけ……」 - 195125/01/12(日) 21:30:06
宿儺(19)「………」
宿儺(だから髪を切れと何度も…)
「ひっ…!」
「に、逃げろー!!」タタタッ
脹相「宿儺!大学はどうしたんだ?」
宿儺「……今日は二限までだったからな。迎えに来てやった」
血塗「わーい!宿兄おんぶして〜」
宿儺「……今日だけだぞ」ヒョイッ
壊相「ふふ、騒がしくしてごめんね、順平」
順平「ううん、大丈夫!」
壊相「じゃあ、帰ろっか千代兄さん」
脹相(眩しい)
脹相(そうか、俺はこんな美しい世界で生きていたんだな)
脹相(なんだか、随分遠回りをした気がする)
脹相(…でも、きっと遠回りしたからこその今なんだ)
脹相(この美しい世界で、俺はこれからも生きていこう。そして、いつかは)
脹相「ふふ」
壊相「兄さん?」
脹相「…ああ、いや、なんでもない」
脹相「帰ろう。俺達の家に」
【廻り廻ってあなたの元へ】
終 - 196125/01/12(日) 21:31:00
- 197二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:35:40
面白かったよ〜スレ主乙
- 198二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:41:12
素敵な物語をありがとうスレ主!
みんな幸せで嬉しい - 199二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:43:49
お疲れ様でした!
おまけのイラストもかわいい!! - 200二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 21:46:16
ありがとう!