- 1125/01/07(火) 21:03:01
- 2125/01/07(火) 21:06:45【超閲覧注意】ようこそ、「聖域」へ。|あにまん掲示板ここは、ミラーナイトにされた女の子モンスター達が徘徊しています。bbs.animanch.com
(聖域についてはこちらから)
嘗て、アトランティスという伝説の大陸があった。そこでは、高度な魔術を駆使し、ムーと共に並び立つ程の力を蓄えていた。
- 3二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:12:41
その地では様々な実験が行われていた。
中には魂そのものを扱う実験もあった。 - 4125/01/07(火) 21:16:03
- 5二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:18:02
- 6二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:46:09
- 7125/01/07(火) 21:57:21
- 8125/01/07(火) 22:16:37
- 9125/01/07(火) 22:37:34
- 10二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 06:20:56
- 11二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 08:23:25
了解しました。SS総合スレの方で報告します。
- 12125/01/08(水) 08:25:30
- 13二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 13:35:51
- 14二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 16:32:14
- 15二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 17:06:57
- 16二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 19:14:27
- 17二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 20:35:38
- 18二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 20:56:18
- 19二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 21:05:49
- 20二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 21:47:43
- 21二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 22:01:17
- 22二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 08:43:09
- 23二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 12:48:02
ゲー「この力はこの世界の人間には手に負えんな。」
ゲーはある覚悟を決め、この世界に降り立った。
ゲー「これは…一体」
ゲーが見たのは悪夢としか言いようの無い光景だった。
町中にまで謎の金属生命体があふれ出し、次々と変化していったのだ。 - 24二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 13:32:41
- 25二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 19:14:59
- 26二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 20:27:00
- 27二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 22:06:42
- 28二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 23:00:09
- 29二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 08:04:07
- 30二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 09:50:53
貴族「な、何が起こっているんだ…」
メイド「ミラーナイトがあんなに簡単に…」
周りの人間は驚愕していた。 - 31二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 10:15:17
- 32二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 14:23:18
- 33二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 16:52:02
- 34二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 19:27:30
- 35二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:11:47
- 36二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:53:16
- 37二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 09:36:17
- 38二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 10:40:33
- 39二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 13:37:22
- 40二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:36:49
- 41二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 19:07:59
- 42二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 19:24:50
- 43二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 21:33:15
- 44二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 22:53:00
- 45二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 09:17:19
- 46二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 10:53:27
- 47二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 11:29:23
- 48二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 11:52:22
- 49二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 12:00:02
- 50二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 12:16:54
- 51二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 12:48:40
- 52二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 13:47:21
- 53二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 17:08:50
- 54二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 19:07:58
- 55二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:12:01
- 56二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 20:43:13
住民達「クソッ、ハメられた…」「ああーー!!来るぅうううーーーー!!!!!」「おい早く錨を上げろ!ー!」「船を出してくれぇ!!」「クソォ!ヤメロォ!」「死にたくな゛ーい゛ー!!」「ワタシガサキダトイッテルンダ!!」
波止場は大混乱だった。我先に逃げ出そうとした者達がひしめき合い、あまりにも多くの人が船に乗ろうとしていた。中には、船に乗るのを急ぐあまり、海に落ちた者や、押しつぶされましたものまでいたという。
そして、貴族達がダーツへの貢ぎ物として贈った花嫁達の駒は、信ずるに値する者達以外は、全て後宮に取り残されてしまった。しかし、冥神に鏡を取られてしまったために、元の姿に戻ることはなく、時を止められたまま、笑顔で海水を浴びていた。
- 57二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 22:42:03
- 58二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:10:36
- 59二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:17:11
- 60二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 23:24:17
- 61二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 09:45:08
- 62二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 10:14:53
- 63二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 12:31:17
- 64二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 13:13:05
- 65二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 20:08:45
そして遂に数人の者がダーツの元にたどり着いた。
しかし…
ダーツ「ここまで来たか…」
住民「ダーツ様…まさか我らをお見捨てになられるのですか!」
ダーツ「残念だがアトランティスの崩壊は時間の問題…我らは別の世界でアトランティスを再建する。」
住民「そんな…我らはここで滅びろと…」
ゲー「安心せよ、ここまで来たならそなた等を見捨てはせぬ。アトランティスは沈むがここから他の大陸へ飛ぶ魔法陣がある。それを使い、皆逃れるのだ。」
ダーツ「私からの最後の慈悲だ。皆、達者でな。」
住民「ダーツ様、感謝致します。」
住民達は魔法陣より、他の大陸へと向かっていった。
ダーツ「さて、後は彼ら次第か…我らも行くぞ。」
ゲー「ああ、行くか。」
ダーツは逃れた住民達が魔法陣より姿を消してから、旅立って行った。
- 66二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 20:48:43
- 67二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 21:36:12
- 68二次元好きの匿名さん25/01/13(月) 21:47:10
- 69二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 08:50:52
- 70二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 10:51:06
- 71二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 11:23:53
- 72二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 18:28:57
- 73二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 20:00:54
- 74二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 20:40:55
- 75二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 21:30:24
シスター長「では、あなたも偉大なお方にお仕えしましょう。さあ、駒の皆さん。オレイカルコス様を讃える聖歌を唱えましょう。」
シスター達『『『畏まりました。あなたも歌いましょう。』』』
シスター長が合図を送ると、駒になったシスター達が一斉に歌い出した。それは、偉大なるオレイカルコスを讃える歌であった。冥神も、意思を奪われているため、シスターー達と共に、聖歌を歌っている。
そして、冥神の目の前に、あのオブジェを抱えたミラーナイトの素体が現れた。
冥神(魂を、手放し、肉体を、駒に・・・。)
冥神が一歩踏み出そうとしたとき、男の声が聞こえた。突然の乱入者によって、駒達の儀式が中断されたのだ。
???「うへえ。まるで大人の店の玩具みたいだなこりゃ。あんたら、誰を捧げようとしてるか、分かっているのかい?」
その男は、ロプトル。ジェネレイドという、北欧神話に通じる力を持った集団の者だ。
- 76二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 23:06:55
ロプトル「何かマズイ事になってるなと思いきや、まさか神様まで操られてるとは…しかしとんでもない代物だねこりゃ。」
シスターの1人が叫ぶ「何者ですか、あなたは!」
ロプトル「ああ、まあ僕はモノホンの神様さ。君らが敬う作り物とは違ってね。」
シスターA「作り物?我らが神こそ真の神、貴方もまた、主の素晴らしさを知りなさ…」
シスターがそこまで言うとロプトルは指から光を放つ。すると…
冥神「わ、私は一体…」
冥神にかかっていた魔術が解除され、自我を取り戻したようだ。
シスターA「そんな、話が主より賜りし呪法が解けるなんて…」
するとロプトルの背後から何者かがあらわれた。
神碑の翼・フギン「なんだ、こんな簡単な魔術、簡単に解除できちゃうよ。」
ロプトル「まあまあ、さてと、どうする?こっちには幾らでも対抗手段があるんだなあ。」
シスターB「な、何者なの…」
- 77二次元好きの匿名さん25/01/14(火) 23:21:50
- 78二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 08:35:11
- 79二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 12:40:20
冥神が修道院に向かっている間、ハール達は駒を解析していた。
ハール「これが、かのアトランティスの秘術か。」
シスター長(駒)「はい。私達はこの秘術によって、あるべき姿に至れたのです。」
シスター達「この姿こそ、我等のあるべき姿なのです。」
虚ろな表情で答えるシスター達。しかし、ロプトルにはそれが理解できなかった。
ロプトル「つまり、君達は、オレイカルコスって奴のオ○ホってことでしょ?こんなに太いのが刺さってるのに笑っていられるんだから。」
何を思ったか、ロプトルはシスター長の腹を擦った。彼女達の腹には、男根の形がくっきりと浮かんでいたのだ。
シスター長(駒)「はい、ですので。んほおおおおおおお♥️♥️♥️♥️♥️?!?!?!」
突然の嬌声にびっくりしたロプトル。どうやら、この姿にされると、腹部が過敏に感じるようだ。
- 80二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 13:21:13
- 81二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 15:05:59
- 82二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 17:25:18
- 83二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 17:37:09
- 84二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 17:58:46
- 85二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 18:34:57
- 86二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 19:11:59
こうして女達を連れ、冥神はハール達の元に戻った。
ハール「うむ、無事に連れてきてくれたな。」
冥神「それで、どうするのだ。」
ハール「流石に今、魂を戻せば混乱するだけ、まずは台座より駒を切り離さねばな。」
ロプトル「つまり、この台座から引き抜くんだね。」
ハール「まあ、そうなるが魔力により、繋がっているからまずは解呪をしなければな。これには少し時間がかかる。魂を戻すのはそれからだ。」
ロプトル「シスター達には暫しここに留まってもらうよ。ミラーナイトのままだと色々危険だからね。」
シスターA「確かに、この姿のままではなにかと危険ですね。」
冥神「分かった。では私は地上に戻る。取り逃がした者もいるしな。」
- 87二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 19:43:52
- 88二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 19:51:22
- 89二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 20:03:49
- 90二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 20:18:32
- 91二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:52:18
- 92二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:05:52
冥神「なるほど、その様な手でくるか…」
冥神はそう言うと、魔法陣でどこかへと向かった。
ここは廃屋
邪教徒A「ミラーナイトに成りすまし、潜入する。これなら…」
冥神「ほう…少しは考えたようだな。」
突然、その姿を現した冥神により、男達は騒然となった。
邪教徒A「な、いつの間に…しかもここは誰にも分からない筈…」
邪教徒B「しかしこの鎧なら…」
冥神「なんだ、そんなもので。」
冥神から放たれた黒いオーラが邪教徒の2人を襲う。
すると鎧は粉々に砕け散った。
邪教徒A「そんな、鎧が…」
冥神「オレイカルコスの加護があろうとそんなものではな。さて、あと一人か…」
冥神がローブを着た人間を見たその瞬間…
邪教徒C「かかったな!」
突然、物陰から現れた3人目の男がそのローブを剥ぎ取った。ローブを着ていたのはミラーナイトだったのだ。
冥神「な、しまった!」
ミラーナイトの顔が冥神のものに変化していく。
- 93二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:22:40
- 94二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:53:14
邪教徒A「な、なんだお前は!」
トークンコレクター「何カオ宝ノ匂イガシタカラヨ!コイツハ頂イテクゼ!」
鏡冥神「な、やめろっ!」
するとトークンコレクターは縄でミラーナイトを拘束した。
トークンコレクター「ジャアナッ!」
トークンコレクターはそう言うと姿を消した。
邪教徒B「待てッ!そいつを…」
すると邪教徒達の心臓を、冥神の黒いオーラが貫いた。
邪教徒C「そ、そんな…まだ動けるとは…」
冥神「ミラーナイトは確かに魂を奪う代物だが神である私の魂を簡単にものにできると思うなよ。」
邪教徒A「わ、我らの悲願が…こんな事で…」
邪教徒B「ああ…アトランティスが…消えていく…」
冥神「はあっ…はあっ…、危なかった…しかし、あんな危険な物は放置する訳にはいかんな。」
冥神はトークンコレクターを追う事にした。
- 95二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 09:24:35
- 96二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 09:35:37
- 97二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 12:23:30
- 98二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 13:03:12
- 99二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 14:38:00
- 100二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 16:57:49
- 101二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 18:16:09
- 102二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 18:38:53
- 103二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 18:56:54
トークンコレクター「形勢逆転ダナア…サアテ、コイツデ命令出来ルノカ。」
奪い取ったオレイカルコスミラーを見ながらニヤリと笑うトークンコレクター
いつの間にか拘束からも逃れていたようだった。
冥神はスライムに拘束されていた。
冥神「くっ…それは貴様が使える様な代物ではない。」
トークンコレクター「クククッ、良イコトヲ思イツイタゾ。オ前、アイツ二近ヅケ。」
鏡冥神「かしこまりました。」
ミラーナイトが冥神に近づく
冥神「や、やめろ。そんな事をすれば…」
しかし、そんな願いも虚しくミラーナイトは冥神の元に近づくと
鏡冥神「これより、魂の移行を始めます。」
冥神「くっ…こんな奴に…」
冥神の身体より魂が抜ける。そして…
鏡冥神「魂の移行を完了しました。これより何なりとご命令ください。」
そこにいたのはミラーナイトになった冥神と魂の抜けた身体だった
- 104二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 19:14:26
- 105二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 19:34:18
アトランティスの遺物たる彫像は優しげな笑みを浮かべながら佇んでいた。
ロプトル「でもさ、確か彫像には魂が宿っていたはず、どうなったの?」
ヴァラ「恐らくは長きに渡り沈んでいたために魂も摩耗したのでしょう。何の声もしませんね。」
ハール「つまりは本物の彫像になった訳か。」
ミラーナイトとなった冥神をつれ、トークンコレクターはあの神殿に来ていた。
トークンコレクター「ココガオ前ノアジトカ?」
鏡冥神「はっ、そしてここが新たな主となられる貴方様の居所でございます。」
鏡冥神は自身の肉体を抱き抱えながら語った。
トークンコレクター「立派ナ所ジャネーカ。新シイアジト二ピッタリダ。」
鏡冥神「お褒めに預かり光栄にございます。」
- 106二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 20:53:03
- 107二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 21:01:40
- 108二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 21:11:19
- 109二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 21:41:24
- 110二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 21:55:20
- 111二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:05:51
冥神「はあっ…まさか2度もやられるとは…」
天ノ月「これに懲りたら己の力を過信するのはやめることね。それじゃあ。」
天ノ月はそう言うと自分の領域に帰っていった。
冥神「さて、私も行くか。」
ロプトル「どこへ?」
冥神「地上に新たな拠点を用意した。そこに移ろうと思ってな。」
ロプトル「なるほど。」
ハール「シスターの方は先程元の身体に戻った。また祈りの日々を取り戻すことだろう。」
冥神「そうか。良かった。さて、私を弄んだ奴には一度痛い目に遭ってもらわんとな。」
冥神はそう言うと、神殿で慌てふためいているトークンコレクターを水晶越しに見た。そして自らの姿をしたミラーナイトを一瞥すると
冥神「丁度いい、ミラーナイトか、こいつも使おう。」
とミラーナイトを抱えながら呟いた。
- 112二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:42:55
- 113二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:54:22
トークンコレクター「サテ、ソレジャア早速命令ダ。ソイツヲオブジェ二シロ。」
鏡冥神「ハッかしこまりました。」
鏡冥神はそう言うと言葉とは逆にトークンコレクターに向かって行き、そして拘束した。
トークンコレクター「ナ、何ヲシテヤガル、貴様ハアイツヲ…」
冥神「これが何か分かるか?」
トークンコレクター「ソ、ソレハコイツヲアヤツル…一体ダレガ…ハッ、アイツガ…」
冥神「よくもやってくれたな!あんな恥ずかしい思いをさせて…貴様は絶対に許さん!」
トークンコレクター「ヒイイイイイッ、オ許シオオオオッ。」
冥神はミラーナイトに縄で縛る様に命じた。
冥神「貴様は許せんがこの世界には法があるでな。裁きを受けて貰うぞ。」
トークンコレクター「畜生!トンデモナイノニ関ワッチマッタゼ…」
- 114二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 23:21:22
- 115二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 09:06:15
- 116二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 11:16:43
- 117二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 13:20:51
冥神「あの者には世話になったな…出来れば葬儀に参加したいが、そう言う訳にはいくまいな…」
この世界にたどり着いた彼女は彼を通じてこの世界についての様々な知識や情報を得ていた。自身の素性を明かした時も「まあ、生きていれば色々あるさ」と笑って話すような男でもあった。
ふと冥神はそういえば彼が従えていたメイドの事を思い出した。
冥神「そういえばあやつは変わったメイドを従えていたな。確かドラゴンの…おお、そうだ、ドラゴンメイドだ。ふむ…この場所の整備も人が必要だしな…そうだ」
何かを思いついた彼女は数日後、神殿を出て、その男の眠る墓地へ向かった。
- 118二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 13:40:14
冥神が墓地に赴くと、亡き主人の墓前で佇むハスキーが居た。ハスキーは、貴族に仕えていたドラゴンメイドの長であり、突然の主家断然にどうしたものかと思案していた。空は曇天であった。
冥神「そうか…亡くなったか、残念だ。此奴とは音楽の趣味が良く合ってな。茶を飲みながら語るのが好きだったんだが…」
ハスキー「どなたでしょうか。見た所人、とは思えませんが…」
冥神「成る程、流石はドラゴンメイド、察しがいいな。私は(閉ザサレシ世界の冥神)と呼ばれるもの。そこの主人とは友だったよ…いい奴だった。」 - 119二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 14:32:12
冥神からすれば1人でやれる事にも限界がある。
それに以前、痛い目にあった事を考えれば頼れる味方は必要だった。
もしドラゴンメイドの助けがあれば大きな力になるだろう。冥神はドラゴンメイドに自らに仕えて欲しい旨を伝えた。
その返答は後日と言うことになり、嘗ての友人の墓に祈りを捧げ、冥神はその場を後にした。
神殿に戻ると彼女はあるものを用意していた。
冥神「ドラゴンメイドは強大な力を持っているからな。枷は必要だ。」
それはまさにミラーナイトの素体だった。
ドラゴンメイドの魂をこれに移し、その力を抑えるのが目的だ。
冥神「しかし、きちんと機能するか試してみたいが…」
すると何者かがこの神殿に近づいて来たようだ。
女剣士カナン「ここに最近何者かが住み着いたみたいね。一体誰かしら。」
冥神はそれを水晶越しにみるながらある考えに至った。
冥神「そうだな、まずは試してみるか。」
- 120二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 14:48:04
- 121二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 16:54:22
- 122二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 17:44:54
- 123二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 18:15:52
- 124二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 19:09:47
- 125二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 19:30:24
- 126二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 20:40:50
- 127二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 21:01:36
- 128二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 21:29:02
- 129二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 22:29:11
- 130二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 22:52:45
- 131二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 08:29:29
鏡ハスキー「これは恐らくアンデットだからでは?」
冥神「どう言う事だ?」
鏡ハスキー「わかりやすく言いますと…」
すると突然何者かが姿を現した。
ヴァンパイア・サッカー「いや、ここからは私が話すよ!」
鏡カナン「何者!と言うかヴァンパイア?」
ヴァンパイア・サッカー「始めまして、アタシはヴァンパイア・サッカー。まっ、ヴァンパイアの中じゃそこまで身分は高くないけどね。」
冥神「それで、これは一体…」
ヴァンパイア・サッカー「そこのドラゴンのお姉さんが言おうとしてた通りだよ。一度死んで蘇ったから実質死人と同じ、だから反応しなかったんじゃないかなー。」
冥神「なるほどな。所で貴様はなぜここに?」
ヴァンパイア・サッカー「実はお願いがあって来たんだ。」
冥神「ほう…話を聞こうではないか。」
- 132二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 11:02:21
- 133二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 11:28:59
それからというものここには多数のアンデットが集まる様になった。
話を聞けば多くのアンデットが他に害を加えることなく生活しているのに、その外見のせいで迫害を受けているとの事だった。
鏡カナン「まあ…確かにね…」
冥神「この神殿は広いし、アンデットなら住んでも良いだろう。」
するとその事を聞きつけ、とんでもない大物もやって来た。
エルドリッチ「ほう、貴殿がこの地に住み着いたものか。同胞が世話になっているのでな。今日は様子見がてら挨拶に来たのだ。」
鏡カナン「お、おおお黄金卿!とんでもない大物まで来たわね…。」
鏡ハスキー「いや、噂には聞いていましたが私も初めて見ました。」
冥神「うむ、ここは広いしな。それに時折は色々手伝ってもらってる。持ちつ持たれつと言うやつだ。」
エルドリッチ「そうか、これからも頼むぞ。」
- 134二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 11:36:55
- 135二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 11:46:37
- 136二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 12:13:38
- 137二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 12:45:27
- 138二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 13:15:17
- 139二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 14:09:01
- 140二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 16:01:47
- 141二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 16:31:16
荒野の女戦士「わ、私達は旅の路銀が無くて…」
ヂェミナイエルフA「そ、それでちょっとお宝が無いかと…」
ヂェミナイエルフB「あ、貴方の様な方が住んでいたのなら謝るわ。許して…」
鏡アマゾネスの聖戦士「まあ、山の中の遺跡だから誰もいないと考えるわよね…」
鏡シトリス「確かに…私も最初は無人だと思いました…」
荒野の女戦士「で、でしょ、だから…」
冥神「残念だがここから返す訳にはいかんな。」
すると奥から3体のミラーナイトが現れた。
冥神「確か金が無いと言ったな。安心しろ、こちらで働いて貰う。なあに、ちゃんと仕事もあるし、寝床もあるぞ。」
ミラーナイトの顔が3人のものに変わり、そしてそれぞれ同じ顔に抱きついた。
- 142二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 16:45:10
- 143二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 17:10:27
突然の衝撃に絶叫をあげる3人。
何度も逃れるため、身体を動かすがミラーナイトはしっかり拘束しており、逃れる事が出来ないでいた。
しかし、次第に3人からは嬌声があがるようになった。
苦痛よりも快楽が上回る様になったのだ。
そして…
3人「「「いっぐううううっ♥️」」」
3人は絶頂に達すると床に白目を剥き、ぐったりと倒れ込んだ。
鏡荒野の女戦士「あ、あれは私の身体…なんで?」
鏡ヂェミナイエルフB「なるほど…これはつまり…」
鏡ヂェミナイエルフA「魂を別のものに移したと…そんな事ができるなんて…」
冥神「流石はエルフだな。物分りが良くて助かる。これから頼むぞ。」
鏡荒野の女戦士「まあ、よく考えたら危険も少なそうだし、良いのかな…皆悪い人?ではなさそうだし…」
ヂェミナイエルフA「そうですね。」
冥神「まあ、永遠と言う訳ではない。罪を償い終えるまで暫しの間の事だ。それまでは頼むぞ。」
ヂェミナイエルフ「仕方ない、分かったわ。」
- 144二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 19:02:43
- 145二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 19:31:44
- 146二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 21:24:12
- 147二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 21:32:16
- 148二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 22:00:01
- 149二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 22:17:57
鏡キトカロス「皆様、ありがとうございます。」
鏡メイルゥ「もう、辛い思いはしなくていいのですね。」
鏡ハゥフニス「ようやく穏やかに過ごせそう。」
鏡シェイレーン「元の世界よりずっと穏やか…皆よろしくね。」
鏡シトリス「大丈夫なんですかね。別の世界の人をミラーナイトにしちゃって…」
冥神「まあ、彼女達の世界は荒れ放題だったからな。仕方無いだろう。」
鏡ハスキー「まだ問題はありますよ。どうやら私たちを人攫いと誤解した者が街にいたらしく調査員を送り込む事を検討しているとか。街へ買い物に行った時聞きました。」
すると奥からゲーとレプティレス達が現れた。
ゲー「まあ、仕方無いか…」
レプティレス・コアトル「アンデットヤ私達モイルシナ…。向コウニハ敵意ノ無イコトヲシメシテ分カッテモラウノガ得策ダ。アタシラモ無意味ナ戦イハ避ケタイシナ。」
鏡アマゾネス女帝「意外だな。その様な発言が出るとは。」
コアトル「アタシラハ身ヲ守ル為二戦ッテルカラナ。アンタラアマゾネストハ違ウサ。」
アマゾネス女帝「何だと!」
ゲー「こらこら、今は両者争っても仕方がない。とにかく、気をつけねばな。」
- 150二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 22:52:47
冥神「確かに。邪教徒の影響は、今だ根深い。派手なことが起きぬよう、慎重にせねばな。」
鏡ハスキー「ですね。今だ、オレイカルコスの事を良く思わない者もいらっしゃいますし。」
ゲー「まあ、物が物だからな。とにかく事を荒立てないようにな。」
こうして、神殿では、一先ずの方針が固まった。
一方、何処かの教皇庁では、神官達が、エクソシスターを調査隊にした話をしていた。
神官A「あの、本当によろしかったので?」
神官B「ああ、構わぬさ。元よりあの場所は忌み地。しかも異教徒の根城とあっては、奴らの出番だろう。」
表向きは行方不明者の捜索であるが、実態はエクソシスターを使った盗掘であった。シスター達に露払いをさせて、十字軍を率いて遺跡を略奪する計画を立てている様子。
- 151二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 23:05:05
その先方として乗り込む予定なのがマルファだ。
既にマルファだけでなくエクソシスター達は神殿の近くの街に入っていた。
マルファ「まずは私が先方として神殿に侵入する。ステラ、イレーヌ、ソフィア、エリスは街で情報収集に当たってくれ。」
イレーヌ「はい。」
ソフィア「しかし、気になるね。女王を始めやけに協力的だった。何か裏があるのかもしれない…」
エリス「そうですね。」
一方、神殿では
ゲー「本当に大丈夫なのだな。」
冥神「ああ、まずはシスターをこちらに引き込む。次にシスターより敵意が無いことを示す。ソレでも敵対する時は…」
鏡ハスキー「わかっております。ただ手加減は保証しかねますが…」
ゲー「レプティレスを使っても良いが。ドラゴンの方が効果的だな。では、それで行こう。」
- 152二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 23:30:21
- 153二次元好きの匿名さん25/01/18(土) 23:56:46
親衛隊「どうなさいます?我々も…」
魅惑の女王「いいえ、下手に首を突っ込まない方が良いわ、彼女達に任せましょう。それよりも…彼らも余程財政難なのね…」
マルファはまずは1人で神殿に潜入することにした。
全容は明らかになっていないが聞いた情報では低級の悪魔たちが何かを守っているとのことだった。
マルファがまず、斥候として内部に侵入しその後、他のエクソシスター達が一気に制圧、それが作戦だった。
しかしエクソシスター達には大きな誤算があった。
街の人間から入手した情報は彼女達を快く思わない者が語った虚実入り混じったものであり、神殿の主は神と呼ばれる存在であること、そして、内部には相当の実力の持ち主がいることである。
そしてマルファは、消息を絶ってしまった。
- 154二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 09:03:43
- 155二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 09:51:21
そこで彼女達が見たもの、それは…
笑顔で駒にされた者達であり、強大な神殿の主とその配下たるミラーナイト、そして同じ様にミラーナイトになったマルファであった。
エクソシスターは最初は激しく抵抗したものの、最終的には皆、捕まり、ミラーナイトにされてしまった。
ミラーナイトとなった皆に冥神は教皇庁の真実を伝えた。
鏡イレーヌ「そんな…教皇庁が…」
鏡マルファ「いや、前から財政難と聞いていたからな。どんな手段だって正当化するだろうさ。」
冥神「そこでだ、お前たちにはまずは教皇庁に向かい「何も無かった」事を報告してもらい、調査の終了と手を引く事を伝えてもらいたい。」
鏡マルファ「もし、応じなければ…」
そこに現れたのはハスキー。しかも今回は本来の姿をしていた。
ハスキー「その時は実力行使ですね。」
鏡マルファ「ドラゴンか、確かに脅迫にはなりそうだな。分かった。行こう。」
- 156二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 10:13:51
- 157二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 10:26:40
鏡マルファ「調査の結果ただの廃墟であり、中には低級の魔物が、巣食っていただけでした。」
鏡イレーヌ「それらも我々で駆除しました。彼の地にはただの廃墟が広がっているだけです。」
鏡ソフィア「中には人のいる気配もなく…」
ソフィアがそう述べた所で神官の1人が声をあげた。
神官A「教皇よ、騙されてはなりません。小奴らは異端の者に唆されたのです。莫大な報酬を手に。」
神官B「左様、もしくは遺跡に眠る財物を山分けする事を目的に我らに虚偽の報告をしているに違いありません。」
神官C「かの者達は既に異端に堕ちました。直ぐにでも彼女等を異端裁判にかけ、異端の国に鉄槌を!」
教皇「うむ、分かった。残念だが貴殿らを異端扱いとする。牢に連れていけ。しかるべき審理の後に裁きを下すとしよう。」
- 158二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 11:10:19
- 159二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 11:29:29
兵士A「ド、ドラゴン!」
兵士長「怯むな!たかがドラゴン1体、どうにでもなる!」
兵士達が魔力を込めた矢を放つ。その矢は特製の魔力でドラゴンの皮膚すら貫通できる…はずだった。
矢は全てシュトラールを貫通できず、地面に落ちた。
兵士A「矢…矢が効きません、どうしたら…」
神官A「うろたえるでないわ、魔術師共を呼び、焼払ってしまえ!」
呼ばれた魔術師が一斉に魔術を行使する。しかし…
魔術師「駄目です、全く効き目がありません!」
神官A「ば、馬鹿な…竜如きに…」
シュトラール「(ふむ、どうやら皆さん上位のドラゴンとは戦った事がない様子。警告の意味も込め、一度皆で脅しますか。)」
シュトラールが咆哮するとそれに釣られてか多数のドラゴンが姿を現した。
ルフト、フランメ、フルス、エルデ、シュテルン
5体のドラゴンが目の前の人間たちに咆哮をあげる。
最早盗掘計画どころではない、国の滅亡の危機だった。
もはや、
- 160二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 11:41:33
- 161二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 12:09:26
神官A「だ、黙れ、悪しき竜如きが!直ぐに兵たちを集め…」
するとシュトラールは上空へと羽ばたきその後、強力なブレスを…否それは光の束を神官へとぶつけた。
神官A「ひ、な、なんだ…うわあああああっ!」
断末魔の叫びと共に神官が消滅した。
教皇「ひ、ひいいいいっ、分かった、約束する、もう手を引く!それから彼女達を解放する。」
審問官「しかし…」
教皇「あそこはただの廃墟!報告通りだ。良いな!」
審問官「わ、分かりました。直ちに拘束を解け!これは手違いであった。」
兵士B「は、はい…」
シュトラール「(これでエクソシスターの皆さんも大丈夫みたいですね。後は…そうだ、また何か企まない用に…)」
シュトラールは教皇庁の豪壮な建物に狙いを定め、ブレスの準備をする。
鏡マルファ「な、何をする気だ。」
シュトラールのブレスが教皇庁の建物に直撃し、その一部を吹き飛ばした。
シュトラール「もし何か企めば次はこの国を吹き飛ばしてやろう、これは警告だ、良いな。」
教皇「は、はいいいっ。」
教皇は土下座し、ドラゴン達に謝罪した。
後日この件が近隣諸国にも伝わり、教皇の権威は低下、退位を余儀なくされたという…
- 162二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 13:01:36
- 163二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 13:37:05
天ノ月「というわけで、皆さん、よろしくね。」
ハスキー「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」
鏡マルファ「しかし、不思議なものですね。姿は似ているのに、大人と子どもとは…」
冥神「まあ、世界線が異なるからな。姿が異なるのも当然だ。」
鏡イレーヌ「つまり、異なる世界の自分ともつながりがあると…」
冥神「そうだな。まあ、分からない者には分からないだろうが。こればかりは仕方無いな。」
天ノ月「まあ、ここで話しても仕方無いでしょう。そろそろ計画を実行しましょう。」
鏡マルファ「計画とは?」
冥神「ああ、ここに住む者も増えたからな、色々と改装せねばな。後は誰彼構わず入れない様にもしないといけないしな。」
- 164二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 14:02:41
- 165二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 14:18:33
冥神「何だと!迂闊だった。」
ゲー「罪宝は我が聞いた話ならば突然現れる代物だと聞いた。冥神よ、この失態の罰は後回し、まずはミラーナイト共々避難を。」
冥神「分かった。」
冥神とゲーはミラーナイトを避難させた。
オレイカルコスシュロノスは暴走を重ね。次々とミラーナイトを生み出して行った。
ここは避難所、何か事があった時に皆が避難できるようにと作られた場所である。
冥神「まさかこの様な事になるとは…」
鏡ハスキー「かくなる上は私が力を解放し…」
鏡マルファ「いや、流石にそれでは神殿も無事ではすまないだろう。」
ヴァースキ「皆二提案ガアリマス。我ラハ神殿二留マリ、様子ヲ見、報告シマショウ。」
鏡アマゾネス女帝「ああ、それは良いが、大丈夫なのか?」
ナージャ「大丈夫!私達ハ。」
ヒュドラ「イザトナレバ、アンデットト協力シマス。」
ゲー「そうだな、様子を報告できる者も欲しいしな。」
鏡シトリス「皆さん、お願いします。」
- 166二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 14:32:14
- 167二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 15:48:29
ヘル「なんと、そのような事になっているとは。」
ドゥエルグス「これは予想外の事態だな。皆は無事なのは幸いか…」
そこに現れたのはマルデル、植物を司る王だ。
マルデル「まあ、あの場所がその様な事に…」
ヘル「うむ、どうも大変な事になっているらしくてな。」
マルデル「そうね。一度どの様な様子か確認しに行ってみましょう。」
ヘル「そうだな。私はこの地を離れられんから。フローディーとヴァラを共に連れて行くと良いだろう。くれぐれも気を付けてな。」
そして聖域の中では暴走したオレイカルコスから生み出されたミラーナイトとレプティレスが相対していた。
鏡ハスキー(偽)「オレイカルコス様に仇なす者ですね。」
鏡ティルル(偽)「排除させてもらいます。」
コアトル「ドラゴンメイドカ…厄介ダナ…」
メルジーヌ「力ヲ封ジタトハ言エ、パワーハアルカラネ。」
- 168二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 16:16:23
- 169二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 16:36:00
鏡マンジュシカ「私たちまで!」
鏡キャンディナ「そんな、駒まで再現できるなんて」
鏡ナルキッス「見て!映像まで作られてる。」
それはトリックスターが駒になるまでの映像だ。しかし、かなりの改竄がされており、より卑猥なものにされていた。
鏡マンドレイク「悔しいけど今は見ているしか無いか…」
一方でレプティレスと複製ドラゴンメイドとの戦いは一方的な展開になった。ドラゴンメイドと言えどそれは姿形を似せただけの存在、所詮レプティレスの敵ではなかった。
コアトル「ナンダ、姿ヲ似セタダケカ…ガッカリダナ。」
鏡ハスキー(偽)「くっ…離しなさい。」
メルジーヌ「ドウヤラアレガ再現出来ルノハ見タ目ダケ、サテ、2人共ドウシヨウカシラ。」
鏡ティルル(偽)「ああ、オレイカルコス様、申し訳ありません。」
- 170二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 18:22:02
- 171二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 18:31:20
- 172二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 20:26:42
どうやら、レプティレス達は捕らえたミラーナイトから、甲冑をはぎ取っていった様子。残った肉体の行方は、不明なままだが。
そしていよいよ、冥神達は信じられない光景を目の当たりにした。
贋作の駒達『『『あぁあん♡はぁあん♡オレイカルコスさまぁ♡オレイカルコスさまぁあ♡♡』』』
場所は儀式の間。そこでは、シュロノスのミラーナイト達が、駒になった自身を楽器に見立てて、淫らな演奏を始めていた。駒達は蕩けた笑顔で、胸や腹を撫でられながら、性の喜びと主への愛を歌っていた。それだけでも凄まじいのだが、その先頭を取っていたのは、何とワルキューレ達だった。どうやらシュロノスは、悲願成就の足がかりとして、戦乙女達を捕らえて、ミラーナイトに変えてしまったようだ。
鏡シグルーン「さあ、シグルーン。オレイカルコス様を讃える祝詞。全霊をかけて歌いなさい?」
駒シグルーン「はいぃい♡シグルーンはぁ♡オレイカルコスさまのぉ♡くもちゅでしゅううううう♡♡♡」
- 173二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 22:45:09
>172
鏡ハスキー「き、きゃあああっ恥ずかしいっ!何ですか、これッ。」
鏡ティルル「ハスキーさん、やっぱり苦手なんですね。」
冥神「ドラゴンメイドの長の意外な一面をみたな。」
鏡シトリス「それよりもこの光景…淫らを通り越して異常ですね…」
ゲー「これは、ダーツの意思と言うよりも過去を再現しているだけに過ぎんな。」
レプティレス達は捕らえた偽物のハスキーとティルルを裸にしたうえで拘束していた。
鏡ハスキー(偽)「わ、私達をどうする気ですか。」
鏡ティルル(偽)「あ、あなた達にはいずれ仲間が裁きを…」
- 174二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 22:55:27
- 175二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 23:09:54
鏡ハスキー(偽)「ひ、ヒイイイッ。」
鏡ティルル(偽)「た、助けて…」
ヴェノミナーガ「安心セヨ、命マデハトラン。タダナア、我ガ子達ガ遊ビ相手ヲ欲シテナア。オ前達ニハソレヲ任セタイ。」
ヴェノミナーガの背後から多数の蛇が姿を現した。
ヴェノムボア、ヴェノムコブラ、ヴェノムスネーク…
その姿をみて偽物のハスキーとティルルは悲鳴をあげた。
鏡ハスキー「ティルル、今はどうなっているの?」
鏡ティルルはハスキーの目を手で押さえながら水晶越しに様子を見ていた。
鏡ティルル「うわあ…凄い数の蛇、これは偽物でなくても怯えますねー」
鏡ハスキー「そう言われると気になるんだけど…」
鏡ティルル「ダメですよ、絶対に見たら悲鳴をあげて大暴れしそうですから…」
- 176二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 23:20:26
- 177二次元好きの匿名さん25/01/19(日) 23:25:44
- 178二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 00:17:59
- 179二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 09:21:13
エルドリッチ「文字通り、手も足も出ないと言ったところだな。罪宝の件は致し方ないとは言え、同胞を危機に晒した報いはしかと受けるのだ。」
冥神「は、はぃい………♥」
エルドリッチが冥神の腹をなぞると、他の駒達も一斉に達した。
冥神達「「んほおおおおおおおお♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」」
マルデル「まあ。随分と堪えているみたいね。では、最後の仕上げですわ。」
すると、マルデルは冥神達に何かの印を結んだ。
ゲー「何をしたのだ?」
マルデル「ちょっとしたおまじないです。さあ、戒めの駒達よ。己の使命を果たしなさい。」
まもなく、マルデルの印の効果が現れた。冥神達は、今までの顔から一変し、満たされたような笑みを浮かべたのだ。
冥神達「「「畏まりました、マルデル様。私達は只今より、自らを戒めの駒と定義します。」」」
- 180二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 09:40:20
- 181二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 10:08:45
- 182二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 10:44:34
ワイト「いやいや、悪いのはあなた達ではなく、姿をした偽物、気に病むことはありません。」
ワイトプリンセス「そうよ、あなた達は悪くないわ、私は知ってるんだから。」
ワイトキング「そうだ、だからそう気にするな。ほれ、芋が焼けたぞ、食べるか?」
マルデル「あら、皆さんも今日は何を?」
鏡キャンディナ「本日は皆様にご迷惑をかけてしまった事を謝りに…」
マルデル「あら、その事は大丈夫、だってほら」
トリックスター達がマルデルが指差す方向を見るとそこには自分たちのような茨の姿があった。
マルデル「ただ壊すだけではもったいないから、私の庭の植物にしたの。見て、お友達に囲まれて幸せそう。」
トリックスター達は戦慄した。あれが自分達に向けられていたらと思うと、恐怖を感じたのだ。
マルデル「さあ、お茶にしましょう。皆様、用意もできましたよ。」
鏡キャンディナ「は、はい。」
- 183二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 12:10:55
鏡キトカロス「しかし、いくら模造品とはいえ、あれだけ大量生産できるとは。」
鏡ホーリーエンジェル「早めに気づけて良かったわ。」
鏡シトリス「ですね。されど、偽りとはいえ、ミラーナイトの流出が、良からぬ事に繋がらなければ良いのですが…………。」
リース「へえ。これが例の兵士か。ジャックナイツみたいな見た目ね。」
ここは、星杯時空と呼ばれる場所。リースという女が、ミラーナイトを解析していた。
- 184二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 12:31:34
リース「これは使えそう。まあ、研究は並行しながら行いましょう。」
リースは現在の研究と共にミラーナイトの研究も行う事を決めたようだ。
一方聖域では、懲罰の時間が終わったようでゲーが様子を見に来ていた。 - 185二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 12:51:15
- 186二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 15:11:10
こうして元の姿に戻った皆は荒れ果てた聖域の再建にあたる事になった。
冥神「しかし、これはどうするかな…」
そこにあったのは糸が切れた凧の様に動かなくなったミラーナイトだ。
一部は他の場所に渡ったもののまだ多数が残っていたのだ。
鏡シトリス「後は女王達が持っていったものも返して貰わないと…いい人なんですがね…」
鏡キャンディナ「それだけではないわ、どうしましょうか…」
キャンディナが指差す方にはミラーナイトになったハーピィ達がいた。
さらに
鏡シュミッタ「ハーピィだけじゃなくてさ…」
鏡エーデル「私たちもいるんだけどなあ…まあ、私達は自業自得だけどさ。」
逃げ遅れたウィッチクラフトも、ミラーナイトにされてしまった。
冥神「頭痛いなあ…」
鏡ハスキー「どうしましょうか?」
- 187二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 15:40:20
- 188二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 16:08:57
冥神「流石にミラーナイトは返してもらえないだろうか、あれは外に漏れるとマズイ代物でな。皆を疑うわけでは無いが。」
魅惑の女王「なるほどね、わかったわ、でもタダというわけにはいかないわ、あなたもそうよね。」
すると女王の背後から現れたのはもう一人の魅惑の女王だった。
混沌なる魅惑の女王「そうね。タダというわけにはねー。」
冥神「まあ、そうなるだろうな。もちろんタダというわけではない、駒がいくつかあるだろう?あれはそのまま所有しても、かまわない。あれもアトランティスの遺物だ価値はあるだろう。」
マスターヴェール「たしかに、あれだけでも垂涎の代物だね。」
冥神「それだけではない、今後はこちらに自由に来てもらって構わない。閉鎖的すぎるのも考えものだしな。」
魅惑の女王「あら、良いのかしら?」
冥神「信頼に値すると判断したからな。ただ、ウィッチクラフトには条件がある。」
マスターヴェール「それは?」
冥神「このまま2名をこちらに置きたい。それが条件だ。」
マスターヴェール「まあ、悪くはないね。そっちはいざという時の人質に、こっちは2名を通じてそちらの事をしれる。」
冥神「よし、これでこちらは解決だな。」
- 189二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 17:55:09
- 190二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 19:29:23
>189
鏡シトリス「その…戻せないんですか?」
コアトル「戻セタラ楽ナンダケドナア…」
メルジーヌ「突然来タモノダカラメドゥーサガビックリシチャッテ…」
メドゥーサ「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ…」
その巨体から想像出来ない程怯えながら謝るメドゥーサ、実は偽物のアマゾネス達がハーピィを駒にしようとした所で遭遇し、ビックリしてしまった彼女がハーピィの肉体を巻き込んで石化してしまったのだ。
鏡シトリス「まあ、理由が理由ですしね…」
鏡アマゾネスの剣士「しかし、問題がこじれたのは事実…」
コアトル「アタシラカラ見レバ、アイツラモ仲間ダカラナ、大人シクシテクレレバナア…」
鏡マルファ「ま、まあ先ずはトリックスター達に期待しましょう。」
メルジーヌ「大丈夫カシラネエ…」
- 191二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 20:23:37
- 192二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:30:38
鏡ラドリー「あわわわわ!ご主人様…大変です。中に人が…」
冥神「ん?そんなわけが…本当だな。どうして…ああ、そうか、別の次元へ行こうとした時に…」
鏡ラドリー「ど、どうしますか?」
冥神「ん〜確か、この娘はこの世界の者ではなかったな…無理に外に出せば…まずいよなあ…。」
鏡ハスキー「そうですね。ここは恐らくあの娘の世界より危険かと…」
冥神「と、なれば保護するしかないな。無理に元の世界に返す訳にもいかないしな。」
鏡ラドリー「どうしてです?」
冥神「大変な事になっているのだ。今はあの娘の世界は…」
鏡ハスキー「ラドリー、少し気の毒ですがあの娘をミラーナイトにします。理由はあの娘の今の身体よりミラーナイトの身体の方が頑丈だからです。できますね?」
冥神「大丈夫か?」
鏡ハスキー「まあ、ラドリーもドラゴンですし、ダメそうなら手伝います。」
鏡ラドリー「分かりました。いってきます!」
- 193二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 21:41:54
- 194二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 08:06:47
こうしてミラーナイトの仲間入りをしたアイ。
ラドリーと共にアイは歩いていた。神殿の主に会うためだ。
流石に罪悪感があったのかラドリーは誠心誠意謝罪した。
鏡ラドリー「本当に申し訳ありません。この世界は貴方の世界とは違い、とても危険なんです。なのでこうして…ごめんなさい!」
アイ「いえ、ラドリーさんが悪い人ではない事は分かりました。でも…あんなにしなくても…」
鏡ラドリー「あわわわわっ、申し訳ありません。こうすると良いって聞いたので…」
アイ「…犯人はその人ですね、ラドリーさんは悪くないですから大丈夫ですよ。でも不思議な感じ…それに身体も軽い…」
鏡ラドリー「その身体は意外に軽くて丈夫なんですよ。しかも病気にもなりにくいんです。」
- 195二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 11:23:17
冥神のいる場所に向かう通路で、アイは驚愕した。
アイ「ヒッ?!」
そこには、まるでアイを歓迎するかの様に、裸になった女達で作られたオブジェが並んでいたのだ。
鏡ラドリー「ああ、これですか。確かに、事情を知らない方からすると、困惑しますね。詳しい話は、御主人様がしてくれます。」
アイ「そ、そうなんだ…………。」
そしていよいよ、アイは冥神と謁見を果たす。
- 196二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 11:29:35
- 197二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 12:08:14
ミラーナイト達「「ようこそ、『聖域』へ。我等が主がお待ちです。どうぞ、お進みください。」」
謁見の間で待っていたのは、冥神とその配下のミラーナイト達。新しい仲間を迎え入れるかのように、慈しみに満ちた顔をしていた。
鏡ラドリー「御主人様。例の少女をお連れ致しました。」
冥神「わかった。ようこそ。私は閉ザサレシ世界ノ冥神。この聖域の管理者だ。そなたは、どの様なものなのだ?」
アイ「は、はい。私は、アイ・カレドスコープ。アイと呼んで構いません。」
- 198二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 18:23:18
>>5にハート付きまくってて草
- 199二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 18:23:25
>197
冥神「分かった、先程はすまなかったな。」
アイ「いえ、私を助けてくださった事には感謝していますが…でも…」
アイは恥ずかしそうに顔を赤らめた。
鏡マルファ「気持ちは分かるな」
鏡イレーヌ「確かに、私たちの時はかなり…」
冥神「まあ、その…すまなかったな。だが、ここはお前のもといた世界より安全だ。それは約束しよう。」
- 200二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 18:58:53