【閲注TRPG】エイブモズ【CoC×羂索九十九】

  • 1125/01/10(金) 20:50:41

    このスレは羂索と九十九をPCとしてCoC、クトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意に関してはシナリオ自体に含まれるグロテスクな要素とTRPG特有のダイスで行動や感情が定められることへの注意だよ

    原作軸ではなく一般人(仮)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ
    キャラシはこのシナリオ専用のものをこれから作るよ。現時点では単発予定だよ

    今回はコウノスケさま作成シナリオの『エイブモズ』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含みますので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね

    このシナリオはロスト率はそこまで高くはないけど、そこそこグロテスクな描写がある可能性が高いよ

    今回は行動安価を含む予定だよ。気軽に参加していってね

  • 2125/01/10(金) 20:51:04
  • 3125/01/10(金) 20:51:15
  • 4125/01/10(金) 20:52:37
  • 5二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:53:08

    おお仲良くもやれそうだけど喧嘩もしそうな不思議なメンツ

  • 6125/01/10(金) 20:54:35

    前に羂索九十九でエイブモズが見たい、って言ってくれた人のリクエストに応える形だよ
    ということでキャラシ制作前の設定安価をしていこうかなよろしくね

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:55:17

    スレ画チョイス好き
    こいつらも能力値高そうだな~!

  • 8二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:55:59

    というかスレ主だ嬉しい!よろしく!!
    ダイス神は落ち着いてくれるといいね

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:56:17

    和気藹々とはいかないんだろうな〜

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:56:48

    新作だ!羂索がダイスに振り回されますように

  • 11二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 20:58:39

    スレ画がスレ主の内心になりそうだから困るね
    それはそれで面白いけど

  • 12二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:00:21

    羂索は以前の坊主?それとも新規ですか?

  • 13125/01/10(金) 21:03:10

    まず一つ目、割と大きな設定なんだけど原作軸記憶持ち逸般人(仮)か一般人(仮)かってところ

    原作軸記憶持ちだったとしてもそこまでシリアスにするつもりはないので、大きな違いは原作の出来事に触れるか触れないかと"スキル"を所持するようになる、って点


    スキルに関しては羂索は『全ての知識技能の初期値が+30』、九十九は『戦闘で気絶や自動気絶に陥るはずの時、それを回避(シナリオ中に三度まで)』みたいな感じでそこまで意味のあるものかって言えば微妙だからどっちが見たいかを言ってくれれば良いよ


    1.原作軸記憶持ち逸般人

    2.一般人(仮)

    >>15

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:04:41

    前も原作記憶持ちのスキル好きだったから1かなー
    その上での会話見たいな

  • 15二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:06:47

    仲良く喧嘩してほしいので1

  • 16125/01/10(金) 21:18:35

    協力サンクス、逸般人コースだね


    じゃあ次、年齢……となるんだけど羂索は年齢不詳って感じがするし九十九も公式で年齢発表されてないから、ここはあやふやで行くよ

    なので次は職業だよ


    羂索 >>20

    九十九 >>25

  • 17二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:23:22

    羂索の職難しいんだよな
    取り敢えず研究者

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:25:06

    歴史研究してる教授

  • 19二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:26:04

    変な特許ばっか取ってる発明家

  • 20二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:26:12

    脚本家

  • 21二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:26:31

    グラビアモデル

  • 22二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:26:47

    野生動物カメラマン

  • 23二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:27:11

    なんでも屋してそうなイメージ

  • 24二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:27:29

    哲学の先生

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:27:34

    冒険家

  • 26二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:27:40
  • 27二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:29:37

    羂索脚本家
    九十九冒険家
    か…面白いな
    スキルもなんか活かせそうなタイプの職に見える

  • 28二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:29:47

    冒険家かなり似合う

  • 29125/01/10(金) 21:30:33

    協力サンクス

    後はスレ主がキャラシ作るから暫し待ってね
    ついでに[キャラ+シナリオ]のリクエストとか羂索や九十九に持っていて欲しい技能とかあれば参考にするから雑談でもしてて良いんだよ

  • 30二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:40:44

    この2人どうやって出会ったんだろうな…脚本の参考にでもしたら出会ったとかなのかな
    原作的に九十九はやっぱキック強めとかあったりするのかなあ

  • 31125/01/10(金) 21:50:26

    主に知識技能系が補正でとんでもないことになってる羂索のせいで技能開示はしないけど、二人共それなりに戦闘技能と探索技能は取ってるよ

    ということでエイズモブ始めていくんだよ、よろしくね

  • 32二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:51:27

    わくわく

  • 33二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 21:59:33

    ワクワクしてます
    そして羂索の知識気になるな!英語とかラテン語とか中国語とかどれかの言語とかもありそうだよ

  • 34125/01/10(金) 22:16:17

    羂索と九十九由基はかつて殺し、殺された関係性だ。
    互いに気が合うかと言えばそうでもなく、どちらかと言えば相性が悪い類に入る。
    しかしどうしてか、再びこの世に生まれ落ちてからも前世の業を濯ぎ切れなかったらしい呪術師や呪詛師と呼ばれる彼らは所謂前世の記憶と呼ばれるようなものを持っているのだが、二人は現在腐れ縁とも言えるような関係がずるずると続いてしまっている。

    「……で?」

    不機嫌そうな表情でストローを咥えた九十九は目の前に座る羂索をじとりとした目で見る。鮮やかなイエローがグラスの中で踊っていた。しかしそれを受けた羂索は全く気にしていないかのように、上辺の笑みを浮かべている。

    「だから、治験だよ治験。それとも日本語が理解出来ないくらいに外で頭を空っぽにしてきたのかい?」
    「話しがそれだけなら帰ることにするよ。ご馳走様!」

    レモンスカッシュを一気に飲み干した九十九は舌を出しそうな勢いでグラスをテーブルの上に半ば叩きつける。
    高身長のスタイル抜群の美人と人当たりが良さそうに見える塩顔イケメンがカフェテリアのテラス席に座っていれば、それなりに視線を集めるものだ。

    「謝礼が出ると言っても?」

    その言葉で九十九は浮かしかけた腰をピクリと止め、数秒迷って腰を下ろす。
    良くも悪くも特級呪術師として過ごしていた記憶は鮮烈だ。あの時のような美しいだけではない鮮やかで眩い日々を探すように大学院を中退してから世界の国々を回っているが、金欠という文字はいつでも彼女に付き纏う。
    稼ぎが全くないわけではないのだが、何をするにも金がかかるもの。

    「勿論、君一人じゃないよ。私も治験者の一人さ。ついでに、そうだね。私に支払われることになっている謝礼も君にあげようか。なにせ私は君と違って困窮しているわけではないからね」

    今の羂索には生まれ持った別の名前がある。だが羂索という名は売れっ子の脚本家のペンネームとしてそれなりに名が知れていた。

    「それで、どうする?断るならそれでも良いけど。私にも知り合いが居ないわけではないし……君とは違ってね」

    九十九は数秒、否、十数秒は迷っていた。やはり何と言っても羂索の持ち込み企画だ。不安もある、が羂索自身も治験者となるのならば……。

    一言彼女のためのフォローを入れるのならば、彼女が負けたのは羂索にではなく、まぁつまりのところ、生きる糧のためである。

  • 35二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:26:13

    治験かあ
    現実も問題はなさそうだけどちょっと不安になるよな

  • 36125/01/10(金) 22:30:31

    羂索曰く、彼の知り合いの知り合いの知り合いの、大学病院に勤める者からの試薬の治験の参加の依頼らしい。

    山奥の小さな町にある研究所でその治験が行われ、一日に数本のバスがやってくる程度の田舎、もとい場所だ。

    本当に被験者として相応しいかの一通りの検査を終えれば、研究室の一室で試薬の投与を受けた。

    青みがかったカプセルの飲み薬を摂取した後、経過を観察しながら共同の病室のような場所で3日過ごすことが今回の治験の内容である。


    「あーあ……やめときゃよかった」


    薬を飲んで三日過ごすだけ。それはまだ良いとしても、羂索と顔を合わせっ放しは実にキツい。もしも夜に寝惚けてタコ殴りしてしまえばどうしようと、斜め上の心配をしながら九十九は一つ息を吐いた。

    だいぶ財布事情が厳しかったのは確かだが、それにしたって羂索の持ち込み案件。

    一応、万が一毒であったらどうしようかとも思っていたがもしも異変が起きたのならば何を置いてもぶっ殺してやろうと思いながらも、まあ流石にそんなことはあるまいと九十九は相変わらずうげぇ、とでも言いたげな顔で羂索を見ていた。

    実際、自分が断って他の誰かが巻き込まれるならば自分がぶっ飛ばした方が手っ取り早いと、信用があるんだか無いんだか分からない関係性。


    「どうせ暇なんだから良いじゃないか。寝て起きてぼーっとするだけで破格の報酬だ。業突く張りに二人分の報酬を得られることだしね」

    「アンタの顔を見なくて済むなら一円も貰えない方がマシ、ってこと」

    「つれないね」


    <アイデア>

    羂索(90) dice1d100=47 (47)

    九十九(85) dice1d100=49 (49)

  • 37二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:33:45

    二人ともダイスは安定してる
    3日過ごすの嫌だなあタコ殴りしちゃったらどうしようなあと思ってるの面白い

  • 38125/01/10(金) 22:47:06

    二人共に、今回二人が飲んだ試薬の効果については説明を受けていた。そしてきちんと聞いていたこともあり、過不足なく思い出せることだろう。

    二人が飲んだ青みがかったカプセルの飲み薬の効果は、壊死した体組織を元通りに回復させるという効果を期待した、画期的な試薬であるらしい。
    健康体の人間が摂取しても何の効果も現れない――ということを証明するための二人、ということである。

    「以前ならこんな薬に頼ることもなかったけど、これからは使う可能性もあるってことかねぇ」

    九十九がベッドに腰を掛けると、その勢いでベッドが軋んだ音を立てる。そのまま足を組めば、映画のワンシーンのようにも見えた。

    「どうだろうね、君には必要ない気もするけど」
    「そっちこそ」

    一瞬バチリと火花が飛ぶが、それも長続きはしない。なにせここに居るのは二人だけではない。
    この病室には二人以外にも、一人の女性が居た。同じ治験の参加者のようで、色白で美しい顔立ちではあるが、どこか不健康そうにも見え、右腕に真っ黒の長い手袋をしているのが印象的だった。

    「ごめんね、うるさくて。コイツを黙らせたくなったら私に言いな」

    そう言われるとどこか身の置き所がなさそうな顔をしていたその女性はパッと顔を上げ、首を横に振る。

    「あ、いえ。その……挨拶が遅れてしまってすみません。これから三日間よろしくお願いしますね。私、沢木カンナと言います」

    そう言いながらぺこりと頭を下げた女性は羂索と九十九が知り合い同士だったからこそか、挨拶のタイミングを伺っていたようだ。

    「こうして会ったのも何かの縁ですし、これから三日間一緒に過ごすので、出来れば仲良くしたいなと思いまして……」

    そう言って笑うカンナには打算の色のようなものは一切見られない。ある意味真っ当なカンナを見て羂索は一瞬つまらなそうな顔をしたものの、それを即座に掻き消す。

    「私が居たら緊張させてしまうかな。なら二人で――」
    「いーや、気にしないよね。ね、カンナ?」

  • 39二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:48:57

    この2人と一緒になった人がいるんだな
    なんか大変そうだな…

  • 40125/01/10(金) 22:55:01

    「え?あ、はい。大丈夫ですよ……?」


    目の前の二人の関係性を測りかねているらしいカンナは困惑しながらも首を縦に振る。


    「あ、あの。お二人はどうしてこの治験に参加されてるんですか……?」


    右腕を抱き込むように二人にそう尋ねるも、一瞬目を見合わせた二人はほぼ同時に言葉を吐き出す。


    「お金」

    「面白そうだから?」


    その答えが意外だったのか、カンナは再びぱちくりと目を瞬かせた。


    「そうなんですね……」

    「それで、君は?私たちにそうやって聞くってことは君も何かしらの事情がありそうだけど」


    羂索がそう尋ねるとカンナは「はい、えっと」と少し迷いながらも口を開く。


    「私、今回の治験を心待ちにしていたんです。実はその、不治の病を患っていまして、このままではこの右腕とも遠くない将来に別れを告げなくてはならないんです。でも今回の治験薬がその特効薬になるかもしれないそうで……」


    そこまで言うとカンナは一度口を閉ざしてしまった。


    現在、あとは寝るだけとなった状況です。会話をするor眠るが主な選択肢。

    どうする?(例:カンナに"不治の病"の詳細について尋ねる。興味がないのでさっさと寝る。どこ住み?彼氏いる?etc)

    >>42

  • 41二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:57:43

    今回のって健康体の人が飲んでもなんともならないことを示す治験じゃなかったのかな
    不治の病があるんだったらそれに当てはまらない気がするけどその辺どうなのかとついでに不治の病の詳細についても聞いてみる

  • 42二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:01:38

    健康体の人間がって話で参加したからこそ病について聞いてみるかなあ
    どんな病気なのかとか聞きたいな
    自分達の条件も話すかな

  • 43125/01/10(金) 23:14:33

    「私たちは所謂健常者としてこの治験に参加しているんだけど、君は違うってことなんだろうね。それで、その不治の病について尋ねても?」

    不治の病、という言葉に興味を示したらしい羂索がそう尋ねるも、九十九はその頭を叩こうとして、そして躱される。舌打ちを一つ零しながらも、九十九はカンナに向き直った。

    「ごめんね、私は九十九由基。コイツは、えー……」
    「夏油傑、で良いよ」
    「しれっと嘘吐くな」
    「はいはい、なら君がやりやすいように羂索と名乗っておこうかな。それで、これで満足?」
    「それを決めるのは私じゃなくてカンナ」
    「なら一層口出さないで欲しいな。ねぇ、カンナ?」

    二人のコントと呼ぶには些か殺伐とし過ぎたそれに再び呆気に取られていたカンナだったが、自分の不治の病についての配慮であることが分かったのか、「九十九さん、ありがとうございます」と笑ってみせた。

    「私の病気は転移性組織壊疽症というもので、身体の一部分の細胞が壊死していく病気です。この腕も壊死が始まっていて、いずれ切断するしかないんです」

    その言葉に羂索は「書いて字の如く、だね」と相槌を打つ。

    「この薬の効果が確かなら、私の病気も良くなるはずなんです。同じ病気の人は他にもいるけど、私は偶然この治験に出会えてラッキーでした。いい結果がでて、早く他の患者さんにも使える日が来るといいんですけど」

    右腕と別れを告げなければならないのは一般人からしたら大きなことだろう。かつての羂索や九十九などなんどお別れをしたかさせられたか分からないものだが、そこにわざわざ水を差すほど愚かではない。

  • 44125/01/10(金) 23:14:45

    「すみません、私の話に付き合わせてしまって。あまり夜更かしするのも良くないですね。まだまだお話する機会は沢山あるでしょうし、今夜はもう寝ますね。明日からもよろしくお願いします」


    そう言って会釈をするとカンナはベッドのカーテンを閉めた。

    実際、時間はそれなりに遅いものだ。まあ羂索や九十九からすればそれ程遅い時間でもないのだが。


    「私の目が黒い内は余計なことはさせないよ」

    「それは面倒だ」

    「思ってもないくせに」

    「いいや、正直な本音だよ」


    そんな会話を最後に、二人もそれぞれベッドのカーテンを閉めて眠りにつくこととなる。


    <聞き耳>

    羂索(75) dice1d100=49 (49)

    九十九(65) dice1d100=51 (51)

  • 45二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:17:38

    すごい安定してるな出目
    中々酷い病気だなあカンナさん…治るといいが

  • 46125/01/10(金) 23:25:22

    夜中、二人は何か低い呻き声のようなものが聞こえた気がした。

    だがそれが夢だったのか、目を覚まして聞いたものなのかは判断がつかない。

    起きていた時に聞いたにしろ、夢の中にしろ、再び意識は暗がりに沈む。


    それから二人が目を覚ましたのは、窓のカーテンの境目からは日が差し込むような時間帯だ。部屋の掛け時計を確認すれば朝――どことかすっかり昼である。

    本来ならば採決やら検査やら、治験らしい何かが起こるはずの時間だというのに、うんともすんとも反応がない。

    時刻は午後一時、不自然な程に静かに静まり返っていた。


    九十九が、そして次いで羂索が自分のベッドを囲むカーテンを開ける。すれば二人は顔を見合わせることになった。


    「……予定。八時半にまず採血」

    「そうだね朝食は九時から、食事の後はまた自由時間のはず、だったけど」


    流石に寝ているから放置とはならないだろう。治験である以上は必要なデータは集めなければならないはずだ。

    二人は自身の腕をチェックするも、やはり当然の如く採血の痕はない。


    現在地 病室

    探索可能箇所[病室全体/それぞれのベッド/病室の出口]


    どうする?(病室全体を見渡す、カンナの様子を確認する、携帯電話で誰かに電話を掛けるetc)

    それぞれへの指定も可

    >>48

  • 47二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:25:32

    スレ主の出目が安定している……だと……?

  • 48二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:28:04

    羂索は辺りを見回して九十九がカンナの確認
    二人ともあんまり他人に連絡取らなさそうだなあ

  • 49125/01/10(金) 23:43:34

    カンナのベッドは相変わらずカーテンが閉まっており、中の様子を伺い知ることは出来ない。

    羂索は正直、男女の云々をあまり気にするタイプではないため九十九が居なければ躊躇なく自分で開いていたが、今回は適役が居るので任せることにする。

    代わりに病室内を見回し、カーテンを開けば窓の外には隣の病院が目に入る。そして振り返ってこの部屋の唯一の出入り口に目を向ければ、貼り紙のようなものがあることに気が付いた。


    そして一方、九十九。

    閉まっているカーテン越しに「カンナ?」と声を掛けても、返事はない。だが微かに低い呻き声のようなものが聞こえ、九十九は躊躇なくカーテンを開けた。


    「……は?」


    そうすれば予想外のものが目に入った。

    そこにあったのは腐った死体の化け物のような、悍ましい存在。

    腐乱死体とも呼べるそれはベッドの上に座り、低く唸っていた。


    部屋を見渡していた羂索も当然のようにそれが目に入る。


    <SANチェック>1/1d4 (SANチェックはクリファンノーカン)

    羂索(90) dice1d100=2 (2)

    九十九(90) dice1d100=78 (78)

  • 50125/01/10(金) 23:44:16

    九十九はSAN(90)じゃなくて(85)の間違い、POW17だよ

  • 51二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:45:56

    えっ!?何で!?唸ってるって事は生きてるのか…?
    しかしノーカンでクリ出す羂索よ…気にしないどころか興味津々になったのかな

  • 52125/01/10(金) 23:51:43

    視界に入ったそれに二人は一瞬動きを止める。

    だがそこで動揺し、何も出来なくなってしまう程に二人は柔じゃない。


    「それ、生きてる?」

    「オマエの仕業か?」

    「嫌だな、私のせいじゃないよ。私はこういった不完全な不死が一番嫌いでね。愚かにも程がある――が、興味がないわけじゃない」


    羂索はどこか楽し気にそう言った。目の前にはゾンビのような何かが居るというのに、それに怯えたような素振りは少しもない。

    相変わらず呻き声のようなものを上げているソレの他に目に付くものはなく、当然、カンナの姿も見えない。


    「興味深いね。唸ってるってことはギリギリのところで声帯は機能してるのかな」


    羂索が"それ"に手を伸ばせば一層唸り声のようなものは大きくなる。そして緩慢な動きでベッドの上の方にずり上がるも、あまりに鈍くて欠伸が出そうな程だ。


    どうする?(ゾンビ?っぽいものを殺す、話しかける、ゾンビを拘束する、出入り口の貼り紙を見るetc)

    >>54

  • 53二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 23:55:02

    羂索はこの感じだとこのゾンビに話し掛けそうだなあ
    羂索話し掛けるで九十九は張り紙が実はカンナの何か情報かもとかで見に行くとかかな?

  • 54二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 00:08:37

    羂索はゾンビ観察話しかけて
    九十九さんは張り紙確認かな

  • 55125/01/11(土) 00:23:53

    「くれぐれも」
    「殺すなよ、だろ?分かってるよ」

    羂索は振り返りもせずに九十九にそう言えば、ひらひらと手を振る。少なくとも自らが興味を持つ相手を殺しはしないだろうと、九十九はそう結論付ける。

    「そう言えば扉の方に貼り紙のようなものがあったからよろしく」
    「貼り紙ぃ?」

    そう尋ねても羂索はゾンビの前で手を振ったり体を触ったりと、自由なものだ。
    つかつかと扉に近付いてからその貼り紙に目を向ければ、こんなことが書いてあった。

    【研究所の事故により、今この町にはゾンビが徘徊している。ゾンビは感染し、その勢力を拡大させつつあるようだ。
    いまここで食い止めなければ人類は滅亡する。
    日本政府は感染拡大を恐れて救助の人員投入に躊躇している。そのため、逃げ遅れた人も含めてこの町ごと一掃する空爆作戦に打って出るようだ。これを食い止めるためには、ゾンビの脅威をそれまでに取り除くほかない。
    この町の周囲は自衛隊が取り囲んでおり、感染拡大を防ぐために君たちを含むこの町の人間は出ることができない。君たちが生き残るためにもこの事態を収めるほかない。
    君たちは、投薬された青い試薬の効果でゾンビの感染から守られている。なんとか方法を見つけ、この町への一掃作戦を止めてくれ】

    「…………はぁ?」

    読み終わってみれば正直、九十九は目を疑った。
    何もかもが胡散臭い、もとい信じられないようなことが起きているとのこと。
    ゾンビの実物、つまりはカンナのベッドに居る何かを見てなければ羂索が書いたにしても面白くない設定だと鼻で笑ってみせただろう。

    そしてところ変わって、羂索とゾンビ。

    「こういうものはよく唾液での感染がよくある設定だけど、どうやら私たちに食欲を抱いているわけではなさそうだね」

    ゾンビと言えば腐乱死体だと言うのに、羂索は少しも躊躇なくゾンビの顎を掴み上げて口の中を覗き込んでいる。

    「腐っている割にはそれなりに歯は残ってるみたいだね。ここに器具の一つでもあれば残っている歯を抜けばどうなるかも確かめてみたいものだけど。再生能力があるか否かも重要だと思わないかい?」

  • 56二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 00:27:47

    羂索余りいじると噛まれるぞ

  • 57二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 00:28:45

    えっゾンビ徘徊してるの…?
    青い試薬はなんなんだ
    そして羂索は躊躇いもなくよく触れるな
    まあ羂索だしな

  • 58二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 00:32:50

    カンナのベッドにいるからカンナがこうなったのかと思いきやカンナは薬飲んでるから守られてるはずなのか
    ゾンビの腐った身体ってある意味壊死みたいなものな気がするし効いたのかな

  • 59125/01/11(土) 00:38:52

    当然の如く、ゾンビは小さく低く唸るのみで会話は成り立たない。
    一応羂索も最初の一手は会話が通じるかどうかを試していたのだが、通じずにむしろゾンビがベッドから転落しそうになったのを引き留めてからはこの姿勢だ。
    ゾンビは嫌がるように手を振り回しているが、それも羂索が抑え込める程度のものでしかない。

    「――あぁ、ゾンビなのに泣けるんだ、君」

    腐った皮膚の上を伝う濁った液体を見て羂索はそう言った。

    そして九十九が振り返る寸前、パッと手を離す。

    「そっちは?って、聞くまでもなさそうだね」
    「話は通じないよ。でもこちらに危害を加えるつもりもないらしい。むしろ私たちから逃げたいくらいなんじゃない?」

    その言葉通り、カンナのベッドの上のゾンビは出来るだけ二人と距離を取れるようにもぞもぞと動きながら何かしらを呻いている。

  • 60125/01/11(土) 00:39:03

    「研究所の事故のせいでゾンビパニック発生中。それでこのままだと街ごと一掃する空爆作戦起こるからそれを防げ。投薬された青い試薬の効果でゾンビの感染から守られてる、らしいよ」

    「脚本家にでもなるつもり?」

    「生憎、アンタの背を追うつもりはこれっぽちもないんでね」

    「……じゃあ"これ"、君はどう思う?」


    そう言って羂索が指差したのはカンナのベッドの上にいたゾンビだ。


    「青い試薬がゾンビの感染から守ってくれるのなら、彼女も被験者だったはず。あの様子を見ると薬を飲まない、なんてことはないだろうね。だったら考えられるのは彼女の病のせいで薬が効かなかったか、それか飲んだ薬が本物ではなかったか、だ」

    「どっちにしても沢木カンナである可能性が高いし、攻撃性もないならほいほい殺す理由はない」

    「彼女がいずれ完全に理性を失って誰かを噛むとしても?」


    羂索はこんな状況だというのにやはり変わらず笑みを浮かべている。


    「……本当にオマエは関係ないんだな?」

    「ないよ。そもそも私がやるならまずは君をゾンビにするよ。もしくはゾンビにした人間に囲ませて様子を見るか、ね」


    確かに羂索が主犯だとするならば、悪意があまりにも軽くて薄すぎる。わざわざ九十九をここに呼びよせているのならばもっといい方法があったはずだ。

    逆ベクトルの信用によって九十九はこの一件にはやはり羂索の関わりがないと判断すると共に、改めてカンナのベッドの上にいる推定カンナに視線を戻した。


    推定カンナのゾンビをどうする?

    (例:殺す、部屋に閉じ込めておく、動けないように痛めつける、放置etc)

    >>61

  • 61二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 00:43:37

    やっぱり多分カンナなのか
    しかしひどいなあ羂索の言い方!それっぽいけど!
    このカンナは泣いてて逃げようとしてるのならゾンビ?カンナからは2人が怪物に見えてるのかな
    じゃあ今のところ何もしなくていいんじゃないかな…閉じ込めて放置かな

  • 62125/01/11(土) 00:50:58

    「今は閉じ込めておくだけで十分。知能も力も大したことはない……違う?」

    「いいや、私もそう思うよ」


    結局、部屋の中にあった椅子を上手く使って部屋の扉を閉め、扉が開かないようにしてから二人は病室を後にした。

    最後までゾンビは二人に襲い掛かることはなく、呻き声を上げていただけだ。


    病室を出ればすぐ目の前に研究室があった。

    中に入れば、そこには原型を留めていない何者かの死体が転がっている。


    <SANチェック>1/1d3

    羂索(89) dice1d100=36 (36)

    九十九(84) dice1d100=34 (34)

  • 63二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 00:53:23

    死体見ても平然としてる
    二人とも元からそうだろうけどゾンビいたし張り紙あったしまあインパクトは薄いのかもなあ

  • 64125/01/11(土) 00:58:34

    おそらくはゾンビの被害者、なのだろうか。


    「またこういうものを見るようになるとはね」

    「懐かしいかい?」

    「人の死体を見てかつてを思い出して和むほど残念ながら人間性を捨ててなくてね」


    部屋自体も散らかっており、机の上にはパソコンと薬の瓶が置いてあった。

    そして研究室の奥にはそのまま外へと繋がる出口がある。


    現在位置 研究室

    探索箇所[パソコン/死体/薬の瓶/出口(外に出る)]

    どうする?(探索箇所の指定はバラバラでも可)

    >>66

  • 65二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:00:34

    九十九がパソコン調べて
    羂索が死体調べるかな

  • 66二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:01:04

    九十九がパソコン調べて羂索が薬の瓶調べる

  • 67二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:03:33

    どれも探索箇所として気になるな
    出ていくのは早すぎるよな

  • 68125/01/11(土) 01:05:49

    羂索が薬の瓶を持ち上げれば、その中身はどうやら青い薬が入っているようだ。

    おそらくは昨日、二人が飲まされたものなのであろう。


    「机の上に放置だなんて、随分と雑な扱いだね」


    視線の先まで持ち上げて揺らせば、中の液体がたぷりと揺れた。


    そして一方、九十九。

    どうやらロックなどもかかっていないらしいパソコンから何か目ぼしいデータがないかと探してみる。


    <図書館>

    九十九(65) dice1d100=78 (78)

  • 69二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:06:58

    図書館失敗したか
    羂索に見てもらうしかないか

  • 70125/01/11(土) 01:07:53

    どうやらパソコンで纏められていた資料がそこそこぐちゃぐちゃに纏められていたらしく、読み解くまで時間がかかりそうだ。

    まだ時間のかかりそうな九十九、となれば羂索は一度薬の瓶を置いて、死体の方へと近付いた。


    <医学>

    羂索(35) dice1d100=60 (60)

  • 71二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:10:57

    羂索医学成功出来なくはなさそうな数値だけど駄目か
    こっちも専門外だから分からない感じかな

  • 72125/01/11(土) 01:13:02

    どうやら死体は白衣を着ているらしい。となればここに勤めていた研究者なのだろうか。だがクワかなにかによってぐちゃぐちゃに損壊されているせいで顔の判断はつかない。

    「力尽くでの排除、って所かな」

    研究者(仮)たちは抵抗しようとしたのか、ショットガンや拳銃、手榴弾などかなり物騒なものを持っていた。どうやら使える状態にあるようだ。
    そして更にもう一つ、目に付いたのは手のひら大の箱だ。
    厳重にロックされているようで見た目から開け方は想像もつかないが、研究者(仮)が握り込んでいたということはもしかしたら彼らにとっては重要なものだったのかもしれない。

    ショットガン(12ゲージショットガン) 弾数2 ダメージ4d6
    拳銃(32口形オートマチック) 弾数8 ダメージ1d8
    手榴弾 弾数2 ダメージ4d6

    がゲット可能

  • 73二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:14:46

    なんかすごい物騒なの持ってる!
    弾数かダメージかって感じかなこれ

  • 74125/01/11(土) 01:14:58

    そして羂索が一通り死体を漁り終わった頃、九十九は目的のフォルダをようやく見つけた。

    ■パソコンの資料
    1.治験の方法について
     試薬と見た目の同じ栄養剤を用意し、一人にはそれを投与する。これは、試薬を投与した場合としなかった場合を比べて、より正確な治験結果を得るためである。試薬を投与しない人間はランダムで選ぶことにする。今回の試験薬に難病の治療を賭けている参加者が一名居るが、もしその人が不投与者に選ばれてしまっても、それは仕方がない。
    2.「青い試薬」に関する研究レポート
     抹消済み。
    3.「ゾンビ」に関する研究レポート
     町に漏れだしたウイルスのせいで、町にゾンビ化が広がっている。
     あのウイルスは空気中を漂い、傷口から感染する。感染した者は生死を問わずゾンビになる。ただし、ある程度原型をとどめている必要があるようだ。また、毒などで死んだ場合はゾンビにはならない。そしてそのゾンビは周囲の者を傷つけて仲間を増やす。その他、挙動に関して様々な情報が入ってくるが、詳細は不明だ。
    4.「赤い試薬」に関する研究レポート
     今回の治験に使用するのとは別の試薬「赤い試薬」に、このゾンビ化を元に戻す効果があると気づいた。ただし、人間が取り込めば命にかかわる成分も含まれている。
     しかし、この研究所には、この「赤い試薬」を大量に生産する方法がない。だから、私はこれから第二研究所にこの薬を持っていくことにする。「赤い試薬」はこの事態を収めるために必要不可欠だ。安全確実に届けなければならない。そこで、第二研究室内に行かなければ開かない特殊なロックケースに入れていくことにした。
     この「赤い試薬」は今の状態だと飲み薬だが、第二研究室ならこれを散布する機械がある。第二研究室のスタッフに言えば、事態を収める手はずを整えてくれるはずだ。商店街を通って行くことになるが、問題なくたどり着けるだろうか。

  • 75二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:18:12

    あー…なるほど
    カンナは選ばれなかったのか
    傷つけられたら感染するなら閉じ込めててよかったのかもな

  • 76二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:18:54

    カンナって別にその病気に薬が効くかどうかの治験枠でもなかったのか

  • 77二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:22:54

    そういうシナリオとして飲み込むべきなんだろうけど薬飲んだ健康な人と飲まなかった病気の人って比較しても前提が違いすぎて意味ないように思えるんだけどなんでそんなことになったんだ

  • 78125/01/11(土) 01:33:19

    気付けば羂索もパソコンの画面を覗き込んでおり、二人はそれを読み終わる。


    「……つまり、沢木カンナは青い薬の不投与者だからゾンビ化したってことだね。あぁ、そういやその特殊なロックケースとやらはそこの死体が握っていたよ」

    「商店街に行って第二研究室まで行けば中身を手に入れることが出来る、かぁ」

    「どの程度の人間がゾンビになってるかによってはこれを散布すればまだ人間である方が死ぬかもしれないってことだろうね」


    ゾンビはゾンビを増やす。となればゾンビに赤い試薬とやらを見つけ次第飲ませても鼬ごっこになる可能性が高い。

    だが大勢に行き渡るようにすれば、人間までもこの薬を吸う羽目になるだろう、ということ。


    「人間にはアナウンスをかけて街から出て言って貰いたい、けど貼り紙曰くこの街の人間はもう街から出ることが出来ない……ってことはさ」

    「出来る限りゾンビには増えて貰って、それでギリギリになって赤い試薬を散布してみるかい?」

    「それはなしだ、と言いたいところだけど解決策がないのも確かだ」


    うーん、と悩んでも最善の解決策は出て来ない。


    「そもそも私たちはどうなるんだろうね。青い試薬を飲んだ以上、ゾンビにはなれないってことなら散布から逃れないといの一番に私たちが死ぬことになる」

    「これをしでかしたヤツを十発は殴らないと気がすまない。あと、アンタも」

    「いやだな。今回の件では私も君と同じ被害者だよ」


    とにかく出来ることと言えば自分たちが第二研究室とやらに向かうことだ。


    持って行けるもの[ショットガン/拳銃/手榴弾/青い試薬/ロックケース]

    何を持ってどうする?(全て持っていく、でも可)

    >>80

  • 79二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:37:01

    取り敢えず全部持っていきたい
    流石に今なら持ってても補導エンドとかなさそうだし

  • 80二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:40:24

    とりあえず全部持って第二研究室向かうかな

  • 81二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:42:00

    どうする?を書いてなかった…
    第二研究室向かうよなやっぱ

  • 82125/01/11(土) 01:42:57

    二人はなんやかんやで全てものをどうにか鞄に仕舞い込んだり手に持ったりなどをしながらも、研究室の外に出る。

    どんよりと曇った空の下、なんとなく生臭い空気が漂っていた。
    昼だというのに家々は雨戸が締め切られ、玄関にものものしいバリケードが張られている家もある。
    研究室を出てすぐに見える範囲に病院と、商店街の入り口がある。
    町中には、来た時にはなかった大きな看板が新しく建てられている。急いで作ったようで、汚い字がペンキで書かれていた。

    【ゾンビに負けるな!勇気を持って武器を取り、駆除しましょう!足が●いので、確実に仕留めましょう!】

  • 83二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:45:47

    うーん戻せる可能性がある分仕留める必要あるかな?と思うが最中の人は多分知らないんだろうし街かってもないんだよな多分

  • 84125/01/11(土) 01:45:53

    と、いうことで研究室の外に出たここで一区切り。続きは明日

    もし第二研究室に向かいながらしたいこととかがあればレスの頭に【行動安価】と付けた上で宣言してくれれば対応可能なものは対応していくよ

    いつでも【見たいシナリオ+面子】のリクエストは叶えられるかは別として募集してるから気軽に言ってね

  • 85二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 01:51:57

    スレ主お疲れさまでした
    ゾンビバトルあるんだなと思うとこの2人はあんまり気にしなさそうな2人だなあと思った
    取り敢えず第二研究室まで行ってゾンビ止め散布して対処しないと処理されて巻き込まれて終わり…って感じかな?
    なんかできる行動あるかな

  • 86二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 02:31:31

    青い試薬に関する研究レポートが抹消済みなの気になるな
    何か重大情報隠されてそう

  • 87二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 04:14:42

    寝てる間に好きな卓+シナリオが…!!!嬉しい…嬉しい…

  • 88二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 11:19:35

    保守代わりのリクエスト
    猫街トリオで【神に祈りて太陽は昇る】
    さしす+夜蛾先生で【注文「も」多いレストラン】
    KPC五条PC伏黒で【ブルー・スターズ・セパレート】
    植物トリオ+2で【永すぎた前奏】

  • 89二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 12:15:58

    青い試薬について調べたいけどコンピュータであれやそれやしたら出てくるとかあるのかな
    道中で調べるよりは第二研究室についてから調査の方が良さそうかな

  • 90125/01/11(土) 15:35:10

    研究室の外に出れば病院と、そして商店街の入り口が目に入る。


    どうやら病院の方は厳重なバリケードがされているようで、おそらくはゾンビの立ち入りを拒んでいるのだろう。

    そして商店街の方はと言えば、店は全てシャッターが降りている。


    どちらにも現在、目に見える所に人の姿はなかった。


    「最短距離で行くなら商店街を突っ切って第二研究室へ、寄り道するなら病院へ」


    羂索は一つ一つを指差しながら、九十九を見据える。どんな判断をするのか、任せてあげるよとでも言いたげな顔つきだ。


    どうする?(例:病院の様子を確認しようとする、商店街を抜けて第二研究室へ向かう、情報を集めるために○○するetc)

    >>92

  • 91二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 16:20:23

    病院行って情報集めたいかな

  • 92二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 16:23:54

    結局まだ赤い薬生き残ってる人に有害だけどどうするか問題が微妙だし何かわかることがあることに賭けて病院向かってみるかな

    生き残ってる人を一箇所に集めた上でそこを避けて散布とかできれば一番なんだろうけど

  • 93125/01/11(土) 16:46:13

    意味があるか否か、それはやって見なければ分からない。
    実現させることがどんなに不可能に思えたとして、本当に不可能かどうかは試してみなければ、もしくは試してみたとしても正解は分からないのだ。

    「まずは病院の様子を見て、生存者の確認。それと、生存者を集めるシェルターの候補がないかを聞き出そうか」

    どうしても戦いから遠ざかれば、どんなプロであっても勘は衰えていくものだ。
    それは羂索も九十九も、呪術師ではなく非術師となり、かつてから考えれば穏やかな日々を送っているのならば、尚更のこと。
    ただそれは些細なきっかけで感覚も感情もその全てが過去に回帰する。瞬きを重ねる九十九の横顔はまさしく特級呪術師であった九十九由基その人のものだ。

    「……で、なんでアンタはそう後手に回ってるんだ?その腐った性根で大人し過ぎるように思えるけど」

    九十九がついでのようにそう突っ込めば、羂索は然程気にしていないかのように笑ってみせる。

    「〆切が一本迫っていてね、丁度いいと思っただけさ。あぁ、安心したまえ。君に俳優としてオファーすることは絶対にないから。演技が出来るとも思ってないしね」
    「ふ、ふふ……なんか拳が疼いてきちゃったな~~??」
    「物言わぬ骸になりたいのなら、手伝ってあげるけど?」

    ひくりと口角を戦慄かせた九十九であったが、数度深呼吸を重ねることでどうにか怒りを仕舞い込む。
    ここでバトれば勝敗の前に傷が出来、両者ゾンビとなって共倒れになる確率が高い。

    「アンタと話してたら運気が落ちる」
    「私は毎日大吉の気分だけどね」

    一回どうにかして吠え面をかかせたいと思うも、そうなればまず捨てなければならないのは自分の身の安全となる。
    今生に限ってはただの殴り合いの喧嘩ならば勝てるだろうと九十九は思っているが、そうするには今まで得て来たものを数多く捨てることになるだろう。

    「あーあ、久し振りに窮屈だって思ったよ」
    「確かに君、随分と重かったしね」

    ゾンビの出現理由をコイツのせいにすれば殺しても問題ないのではないか?なんてことを思いながらも、九十九は病院へと足を進めた。

  • 94125/01/11(土) 16:50:21

    病院の入口は締め切られていて、厳重なバリケードが敷かれているせいで正面突破で中に入ることは難しそうだ。

    少なくとも入り口付近でたむろしているゾンビは居らず、見渡しても人間の姿すら見つからない。

    二人ならばどんなに厳重なバリケードだろうとも破壊することは可能だろうが、そうしてしまえば強固な守りは敗れ去ることになる。おそらくは壊すよりも元通りにする方が大変な以上、余程の理由がなければ壊さない方が賢明だろう。


    <目星>

    羂索(85) dice1d100=62 (62)

    九十九(75) dice1d100=20 (20)

  • 95二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 16:53:27

    どうした出目安定してるじゃん
    いいことではあるんだろうけど

  • 96二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 16:54:14

    今日のダイスめっちゃ絶好調だ…!!

  • 97125/01/11(土) 17:02:57

    入り口付近の窓も内側が見えないように封鎖されていたが、敷地内に一つ鍵はかけられているものの、内側が見えるようになっていた窓を九十九は見つけた。


    「お、ラッキー」


    あまり躊躇せずに窓ガラス越しに中を覗き込んで、九十九はまず目に入ったものを見て固まった。

    そこにはナース服を着たゾンビが緩慢な足取りで廊下を歩いている。


    「これは――手遅れってことかな」


    羂索は中の様子を九十九と同じように眺め、「あーあ」と残念そうでもない声を発している。

    厳重なバリケードは内から外に出ることをも難しくするだろう。そもそも病院である以上、動けない患者も多いはずだ。となればゾンビが一体でも入り込めば、即ち全滅する可能性が高い。

    そして他にも、検査着のようなものを着たゾンビまで数体居り、紛れ込んでいるのは一体どころの騒ぎではないのだろう。

    赤い試薬でゾンビが元に戻るのならば、ゾンビも人に戻れる可能性があるということ。だが生存者には毒であるそれをどう使うのか、その方法はどうにもはっきりしない。

    このままとりあえずは見過ごし、むしろ病院内でゾンビを増やすことによって薬を散布する時になるべく生存者、即ち犠牲者を減らしておくか。それともどれだけ居るか分からないゾンビをどこかの部屋に突っ込むか、もしくは外に叩き出すか。

    選べる選択肢は多いが、どれも正しいとは言えないようなものばかりだ。

    それでも何もしないわけにはいかない。そうでなければこのまま被害は広がり続ける一方だろう。


    病院内のゾンビ(数不明)、どうする?

    (例:ゾンビを殺す、動けない程度に痛めつける、拘束する、一つの部屋に放り込む、外に放り出す、見て見ぬふりをして第二研究室へ向かうetc)

    >>99

  • 98二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:05:37

    んー難しいな取りあえず見つけたらどこかの部屋に突っ込んでおくか

  • 99二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:10:55

    まあとりあえず拘束して見えるとこに置いとくか…?

  • 100125/01/11(土) 17:29:46

    目に見えるものだけが全てではない。だからこそ目に見えないもののことまで考えなければならないのだ。
    だがそうだとしても、一度目にしたものを容易に見逃すことだって出来はしない。
    それを人は愚かだと呼ぶのかもしれないが、それは時に心を持つ者だからこそ起こりえる愛しき愚かさでもあるのだろう。

    侵入経路はおそらく多くはない。
    窓を豪快に叩き割るのではなく、九十九は鍵付近のガラスのみをハンカチを巻き付けた拳で叩き割る。加減をしたその一撃は思い通りの割れ方をし、そのまま鍵を開けば物音に気付いたのか、ゾンビが九十九の方を見ていた。
    そして大きな声で唸るゾンビと、走って逃げようとしているのであろう検査着を着た二体のゾンビ。
    だがその三体の動きはどれも遅く、捕まえるのにも拘束するにもそこまで困りはしないだろう。

    ゾンビになるかならないかはグレーゾーン、実際にどこまで肉体が青い試薬によってゾンビ化を防げるのかも不明瞭。
    だがそうだとしても、九十九は久しく感じていなかった何かを恐れるものではなく心地良いものとして受け取った。

    「発見次第拘束で、引き千切られないか確認して大丈夫そうならどこか見える所にでも転がしていく。四の五の言わず手伝え。そうじゃなきゃゾンビになった方がマシだって思わせてやる」

    あの時、羂索が狩ったはずの獣が、生温い世の中で牙を抜かれていたはずのそれが再び吠えた。

  • 101二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:32:49

    ゾンビ生き残りいるのかなこれ…
    でも生き残りいても青い試薬とかないと生かすこと自体が難しそうな気がするな

  • 102125/01/11(土) 17:39:12

    ■■戦闘開始Round1■■ゾンビの足が遅いため、羂索と九十九は1ラウンドに2回行動可能


    DEX順:羂索(17)→九十九(16)→羂索②(8)→九十九②(8)→患者ゾンビ1(7)→看護師ゾンビ(6)→患者ゾンビ2(5)


    拘束はDEX×5に成功で、窓にかかっているカーテンで縛れることにする


    「血生臭いことからは遠ざかっていたんだけどね。死体が動くのは仕込めば面白い芸でも出来るのかもしれないけど、生憎言うことを聞かない能無しは嫌いでね」


    <DEX×5>

    羂索(85) dice1d100=23 (23)

  • 103125/01/11(土) 17:42:21

    羂索はまず一番逃げ出そうとした動きが早かった患者ゾンビ1を床に蹴り倒しつつ、手足をカーテンで拘束していく。

    地面でもぞもぞと動く、芋虫のような有様のゾンビを数秒見下ろしていたが、興味も失せたのか羂索が視線を上げた頃、もう一人の狩人が動いていた。


    「クソッタレなことに、青い試薬を飲んだのがコイツと私でよかった、よ!」


    <DEX×5>

    九十九(80) dice1d100=20 (20)

  • 104125/01/11(土) 17:48:01

    九十九も躊躇なく看護師ゾンビを縛り上げる。暴れるような素振りを見せていたが、抵抗は然程厄介ではない。

    その間ももう一体の患者ゾンビは二人から逃げようと廊下を走っていたが、容易く追いつける程度の速度でしかない。


    「逃げるばかりで、退屈だね。せめてゾンビらしく襲い掛かってくればいいのに、怖気付いた?」


    <DEX×5>

    羂索(85) dice1d100=40 (40)

  • 105二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:48:51

    出目落ち着いてるなあ
    このままで行ってくれよ

  • 106二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:51:24

    問題なさそうだなあ
    やっぱり人数が多かったからファンブルっていうスレ主の言うこともあながち間違いではなかったか

  • 107125/01/11(土) 17:54:23

    そして羂索が手早く縛り上げると、廊下には三体のゾンビが転がっている、という有様となる。


    「それで、これどうするの?」

    「薬を撒けば人に戻るなら痛めつけすぎるわけにもいかないし」


    そして九十九がじっと三体のゾンビを見下ろせば、藻掻いてはいるもののカーテンを引き千切る程の力を見せる者は居ない。


    「とりあえずこのまま置いて行こうか。念のためもう一重だけ縛って、っと」


    そしてごそごそと九十九が更にもう一枚カーテンを頂戴してゾンビの方へと戻ってくれば、羂索はゾンビと目を合わせて顔の前で指を振っている。


    「ふーん、なるほどね」

    「何?」

    「そういやそうな顔をしないでくれよ。君にとって益のある情報かもしれないだろう?」

    「益はあったとしてもろくなもんじゃないって分かってるからこの顔になるの。で?」


    <アイデア1/3>

    羂索(30) dice1d100=97 (97)

    九十九(28) dice1d100=58 (58)

  • 108二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:55:01

    あーっと!!!!ここで!!!!!

  • 109二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 17:58:56

    やっぱり人数関係なくスレ主のダイスはファンブルを出すみたいですね…

  • 110125/01/11(土) 18:05:12

    「腐った眼球をぎょろぎょろと動かしつつも、私の指を目で追ってるのが分かる?」


    羂索の言う通り、ゾンビは羂索の指先を追うかのように視線を左右に動かしている。

    そして続けて羂索が前触れもなく、「あ!!」と大声を出せばゾンビ三体は肉体をより暴れさせた。


    「聴覚に関しても機能しているらしい。それと」


    羂索はゾンビの耳を掴むと、そのまま引き千切るかのように外側へと力を掛けていく。より一層暴れようとしているその一体を見て、更に羂索は指先へと力を込めたが、九十九の「それ千切ったらオマエの耳も同じようにするから」という窘めを受けてパッと手を離す。

    すればゾンビの瞳から濁り切った水が溢れ出した。


    「痛覚、つまりは触覚も無事。この見た目でよくやるよね」


    しかし羂索が手を離したその瞬間、ゾンビは一際大きく唸った。九十九が眉を顰める程の大きさのそれに羂索は表情を消すと、どこか爬虫類染みて見えるような目をそれに向ける。


    「うるさいなぁ」


    だがその時だった。ブツリと音が響くと同時、ゾンビが羂索に飛び掛かって来る。

    押し倒したソイツは羂索の顔を拳で殴りつけようとした。


    <回避>

    羂索(70) dice1d100=9 (9)

  • 111125/01/11(土) 18:08:26

    相変わらず鈍間なそれの攻撃をいなした羂索は鬱陶しいとでも言うかのように手で払い、一瞬で体勢は逆転する。

    そして羂索はそのゾンビの腕を掴み、力を籠める。

    九十九は羂索が何をしようとしているか察したのか、手を伸ばした。


    <DEX対抗>

    羂索(17-16,55) dice1d100=13 (13)

  • 112二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 18:09:14

    羂索勝っちゃった
    千切られそう…

  • 113125/01/11(土) 18:14:01

    九十九が制止するよりも早く、筋の浮き立った右腕を晒すと共に、ボキリと嫌な音が響く。

    ゾンビの振るった右腕を羂索が折った音だ。


    「飼い主に噛みつく犬には躾が必要だよね」

    「腕を折る必要はないだろ!」

    「ゾンビなら治るんじゃない?まあ治らなくとも知ったことじゃないけど」


    酷く冷めた顔でそう言った羂索とは裏腹にゾンビはまるで啜り泣きかのような呻き声を上げている。それでも自由にするわけにはいかず、九十九はそのゾンビの手足を再び縛る。

    痛覚があるらしいそれは腕を折られた痛みでそれどころじゃないのか、暴れもせずに、むしろ九十九が手を伸ばせば怯えたように震えるのみだ。


    「それで、どうする?中まで確かめる?それともここを出る?」


    心なしか少し苛立っているようにも見える羂索はそれでも九十九に主の判断を任せるつもりなのだろう。それが幸か不幸か、今の九十九にさえも判断はつかない。


    どうする?(例:病院から出て研究室へと向かう、病院内のゾンビを拘束していこうと試みるetc)

    >>115

  • 114二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 18:19:55

    羂索がゾンビ虐待する未来が見えるから
    研究室へと向かう

  • 115二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 18:30:33

    病院から出て研究室へと向かうかなあ
    このままだと攻撃食らうかもだし何より羂索からの攻撃でゾンビが危ない

  • 116二次元好きの匿名さん25/01/11(土) 22:13:58

    羂索達よりゾンビの方が心配されてるの笑ってしまう

  • 117二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 00:00:56

    九十九達も心配だけど現状は戻るかもしれないゾンビ達の方が心配なんだ…

  • 118125/01/12(日) 00:15:22

    これ以上はキリがないと、二人は病院から脱出することとなる。


    そして向かうは商店街だ。全ての店でシャッターが降りているせいで閑散としていた。


    「ゾンビのくせに痛みに怯えるだなんて、随分と中途半端だよね。あぁいったものは感情を無くさせてこそだとも思うけど。中途半端な知能なんてない方がマシさ」


    いっそのこと狂暴化して襲い掛かって来た方が面白いと言わんばかりの羂索の言葉に九十九はコイツがゾンビをどうにかする前に縛り上げて転がしておいた方が良いのでは?だとか、いっそこの街が燃やされるなら一番に燃やすべきはコイツなのでは?なんて考えながらも足を進めていく。


    「狂暴化して無暗に仲間を増やさない方がマシだっての」

    「確かにその方が赤い試薬とやらを使うのに罪悪感が少なくて済むかもね」


    やっぱりコイツが黒幕なのでは?と思って拳を握った九十九に対して羂索は両手を上げた。


    「同じことを何度も言わせないでくれる?私がやるならもっと効果的に面白くやるよ。こんなくだらない中途半端な悲劇にもなり得ない程度のものをやったと思われるのは不愉快だ」

    「それもそうか、って思わせてくれてありがとう!」

    「感謝するならもっとそれらしい顔をして欲しいものだけど」


    だなんて会話をしていれば、突然商店街の路地から沢山のゾンビが湧き出してくる。前と後ろ、両方を塞がれての挟み撃ち。

    数は十体ほどで、それぞれがシャベルやクワなどで武装している。動きはやはりゆっくりだが、囲まれてしまったせいで逃げ場はない。


    「あーあ、君が叫んだせいかな?」


    一応、重火器はある。使いこなせるかどうかは五分五分だが、そうでなくとも拳だけでも戦える程度の戦闘力が二人にはある。

    戦うか、どうにか包囲網から逃れようとするか、選択の時だ。


    どうする?(例:銃火器を使う、素手で戦う、相手が動けなくなる程度にボコす、殺そうとする、逃げようとする)

    >>120

  • 119二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 00:27:51

    ちょっと目を離してたら続きだ!
    うーん取り敢えず速度は足りてそうだし逃げる…かな
    戦っても時間だけ消費しそうな感じある

  • 120二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 00:30:34

    キリがないから逃げる一択

  • 121125/01/12(日) 00:36:39

    前に五体、後ろに五体。全てを倒すと言っても、拘束具が見当たらない中で無力化するにはどこまでやればいいか、という問題が付き纏う。

    ただ殺すしかないならばともかく、赤い試薬を使えば人間に戻れるはずのゾンビたちだ。となればどうにか、やり過ごしたい。


    「さっさと振り切るよ!殺すのはなし!」

    「折角丁度いいものがあるのに?」

    「アンタがもし変な真似したらアンタをまず殺す」

    「はいはい、随分と物騒だね」

    「オマエには言われたくないね」


    ■■戦闘開始■■


    1ラウンドに2回までDEX×5の挑戦が可能。成功すれば切り抜けられる。5回成功で包囲網突破


    <DEX×5>

    羂索(85) dice2d100=58 56 (114)

    九十九(80) dice2d100=48 66 (114)

  • 122125/01/12(日) 00:40:05

    羂索と九十九は共に襲い掛かって来たゾンビA,Bを躱していく。

    ゾンビの足の遅さを考えれば、そこまで苦ではないものだ。

    しかしその間にも、ゾンビは二人の行く先を塞ぐ。


    <組み付き>成功のちSTR対抗 1.羂索 2.九十九

    ゾンビC(80) dice1d100=82 (82) 対象 dice1d2=2 (2)

    ゾンビD(80) dice1d100=34 (34) 対象 dice1d2=1 (1)

    ゾンビE(80) dice1d100=45 (45) 対象 dice1d2=2 (2)

  • 123二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 00:40:19

    5回か…少し不安だな
    数値高いからなんとかなりそうに見えるけどだからこそ怖い

  • 124二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 00:41:07

    ゾンビの組み付き高い!二人とも狙われたな

  • 125125/01/12(日) 00:42:28

    <STR対抗>成功の場合は振り払って逃走可、失敗で組み付かれる

    羂索(17-10,85) dice1d100=40 (40)

    九十九(16-10,80) dice1d100=28 (28)

  • 126二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 00:43:19

    組付きは高いけど力は弱いのか

  • 127125/01/12(日) 00:56:20

    組み付かれてあわやフルボッコに……とはならず、二人してほぼ同時に自分を組み伏せようとしたゾンビからするりと脱出する。

    そして残り目の前に立ちふさがるのは一体と、なったその時だった。

    「おら、ぁ!!」

    野太い叫びと共に、目の前に居たゾンビの頭に鉈が振り下ろされて頭蓋の内部と腐った肉が辺りに飛び散った。

    「わぁお」

    揶揄うような声音でそう零した羂索とは裏腹に、九十九は眉根に皺を寄せる。

    「あんたたち、何してるんだ。こんなところに居たらゾンビの格好の的だぞ」

    ぼたぼたとありとあらゆるものを滴らせたクワを持った男はそう言うも、そのまま二体目に振り下ろされようとしたクワを見た九十九は「待つんだ!」と声を上げる。
    しかしクワは止まらず、ゾンビの肩口に突き刺さる。
    それを見ていたゾンビたちは散り散りになって消えていく。
    地面で頭の中を晒している、死んだように見えるゾンビ以外は、だが。

    「随分と手慣れているようだけど、相当数のゾンビを殺したのかな?」
    「俺はこの街の自警団でな。ゾンビの駆除をしている」

    一度ゾンビになったものは人間に戻らないと思っていれば、躊躇がなく殺そうとするのも頷ける。ちらと煽るように九十九を見た羂索は再び男に視線を戻した。

  • 128125/01/12(日) 00:56:37

    「あれ相手によくやるね」

    「自警団の仲間たちも随分やられてしまってな。あの速いゾンビのせいだ、クソ」


    そう吐き捨てる男に「速いゾンビ?」と返したのは九十九だ。今まで見たゾンビは全部足が遅かった。動きが早い者が居るのならば警戒しなければと思うのも当然だろう。


    「今日の朝6時位に自警団を設立したんだが、何体かのものすごく足の速いゾンビにやられてしまった。しばらく気絶してたんだが、起きたらもうそこら中ゾンビだらけでな。運良く俺は助かったようだから、なんとかゾンビ駆除をがんばっているんだ」

    「そうか、無事で何よりだよ。それで自警団の人数は?」

    「結構増えたさ。だがゾンビを全部殺すにはまだ足りない。だがよくいるゾンビは動きもノロいし、集団でも大して強くない。だから、生き残った自警団で手分けし

    て警備してるんだ」


    男はそう言うと「で、お二人さんはなんでこんなところに?」と尋ねてくる。


    「実はゾンビを人間に戻す方法があるらしくてね、それを実行するために私たちは第二研究所に行こうと思ってるんだ」


    羂索は男の反応を伺いながらそう言えば、思ってもみなかったことを言われたかのように男は目を見開く。


    「ゾンビを元に戻す方法があるのか!それは助かった。第二研究所はこの商店街を抜けた先にある。あそこはまだ自警団でもちゃんと調べて無くてな。ゾンビが居るかもしれないから気を付けろよ」


    どうする?(男に「〇〇〇は?」などと質問する、第二研究所へと向かう)

    >>130

  • 129二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:00:35

    取り敢えず男に怪我した人とかいないかとかと早いゾンビの特徴でも確認して研究所行ってしまおうかな
    しかしこの人達散布する時には大丈夫なのかな…

  • 130二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:00:48

    とりあえず第二研究所へと向かうかな
    あとできることなさそう

  • 131125/01/12(日) 01:09:56

    「もしかすると第二研究所に着いた後、生存者を一か所に集めるように頼むかもしれない。あぁ、もしくは第二研究所に集まって欲しいと頼むとか」

    「あぁ、その程度なら大丈夫だ。なら一応俺の携帯電話の番号を渡しておくから、いざとなったらかけてくれ」

    「助かるよ」

    「はは、騒ぎに乗じてこんな良い姉ちゃんの番号を手に入れるなら捨てたもんじゃないな」

    「好きな女のタイプでも教えてくれるのかな?」

    「姉ちゃんが好きじゃない男なんて居るかよ、ガハハ!」


    その会話を聞きながら羂索は薄らと「女の趣味悪……」みたいな顔をしているので九十九に爪先を蹴り抜かれる……直前で足を引っ込めていた。


    「とにかく、気をつけてな」


    そう言って男は自警団の仕事に戻っていく。


    「尚更生存者を集めておかないと困るけど、全員一か所に集めるのは無理だよなぁ、くぅ~~!!」


    自警団の男も悪い人ではないのだ、多分。多少浮ついているようではあったが。


    「とにかく、第二研究所の研究員にどうにか出来ないかを聞くしかないね」

    「そんな都合のいい方法があれば良いけど」

    「なきゃ困る、っての!」


    <アイデア1/3>

    羂索(30) dice1d100=57 (57)

    九十九(28) dice1d100=73 (73)

  • 132二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:13:02

    アイデア1/3両方失敗か
    何か思いつけそうだったんだろうけどなんだろうな…?

  • 133125/01/12(日) 01:27:44

    商店街を抜ければ第二研究所の玄関らしきものが目に入る。どうやら3体のゾンビと人間が戦っているようで、3対1となり、どうも押されているらしい。

    それを目にすればまず九十九が駆け出し、一つ溜息を吐いてから羂索が続く。
    しかし二人が助太刀に入ろうとするのを見ただけでゾンビは散り散りになって逃げて行った。どうにもゾンビらしいゾンビではないようだ。
    そしてその代わり、残った男が助っ人である二人に向き直る。

    「ありがとうございました。つい昨日まで病院に入院していたんですが、病院の人がみんなゾンビになっていて、慌てて逃げてきたんです。街中ゾンビだらけで、一応武器を持って見回りをしていたんですが、危ないところでした……」

    どうやら病院から逃げて来たようで、しかも話を聞く限り病院内部のゾンビ率も中々のものらしい。たった三体縛っただけでは意味がなさそうだと分かっても、今はどうすることも出来ない。

    「私たちもさっき病院をちらっと見て来たけど、そんなことになってるとはね」
    「ゾンビは足が遅いでしょう?だからどうにか逃げて来たんですが、最初はゾンビしか見当たらなくて困っていたんです。だけどこうしてあなたたちや自警団の方たちを見ると安心しますよ。こっちは安全かと思ってやってきましたが、そうでもないようで襲われていたのがさっき、という経緯です」
    「うーん、とりあえずは安全な所に閉じ籠るか、自警団の方に厄介になったらどう?」
    「あはは、そうですね。そうすることにします」

    そうして男は駆け出し、商店街の方へと戻っていく。

    「思った以上にゾンビが増えてるってことかぁ」
    「尚更試薬の散布への抵抗がなくなるね。僅かな犠牲は仕方がないとでも言おうか」
    「生憎、こっちはそこまで割り切りたくなくてね」

    第二研究所は小高い丘の上にあり、大きなラッパ状の煙突のようなものが付いている不思議な建物だった。
    研究所の扉は閉ざされているが、扉の前に立つと持っている赤い試薬の箱のロックが解除される音が聞こえる。

    「お、これが赤い試薬か……ってうーん、結構量が少ないね」
    「直接ゾンビに与えるには足りない量だってのも本当のようだね」

  • 134125/01/12(日) 01:27:54

    ならばやはり研究所の人間に声を掛けるしかないと、研究所の中を覗いてみると、そこには白衣を着たゾンビが数体廊下を歩いている。


    「うっそだろ」

    「あーあ、もう遅かったってことかな?」


    扉自体はあまり頑丈じゃないようで、破ろうと思えば破ることも出来そうだ。

    だがそれなりの音が響くことは必至、ゾンビが集まってくる可能性もあるだろう。


    「こういう時に一番大丈夫でなきゃいけない所が既に落ちてるってさぁ……!」

    「こういう時だからこそ御しやすくなるものだよ。人は誰しも、自分は大丈夫だと思いやすいからね」


    経験者は語る(騙した方)、である。


    <アイデア1/2>

    羂索(45) dice1d100=9 (9)

    九十九(42) dice1d100=43 (43)

  • 135二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:33:04

    九十九イチタリナイだが羂索はこういう時に頭回るなあ

  • 136125/01/12(日) 01:35:04

    「それにしても、――ふむ」

    羂索は何を思ったか窓を数度ノックする。コンコン、と音が響くと同時、ゾンビが二人の方を見る。鍵はかかっているようで開くことはない、がゾンビは二体駆け寄ってくるとカーテンを閉める。
    すると中の様子を伺うことが出来なくなった。

    「今の、どう思う?」
    「いきなりゾンビに居場所を知られるようなことをした馬鹿に何を思えって?」
    「私じゃなくて、今のゾンビだよ」
    「白衣着た研究者の成れの果て」
    「見た目じゃなくて、行動の方。どう思った?」
    「どう、って」

    ゾンビにしては攻撃性が少ない、とは思っていた。
    それこそドラマや映画に登場するゾンビは人間に歯を立てて仲間を増やすような、獣染みた挙動をする。
    だが沢木カンナらしきゾンビを含め、どうにもゾンビらしくはないと思ったのも確か。

    「じゃあ質問を変えようか。――今、私たちがこれを口にしたらどうなると思う?」

    そう言いながら羂索は赤い試薬が入ったケースごと九十九の前で軽く振った。

  • 137二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:41:15

    あれ…もしかしてゾンビになったんじゃなくて青い試薬側の方が人外になっているとかそんな感じ…?
    皆なんか逃げようとしたりしてたからなんかゾンビにしてはみたいな感じにはなってたんだけど

  • 138125/01/12(日) 01:43:14

    そりゃあ死ぬでしょ、と口にしようとした九十九は中途半端に開いた口を閉ざす。


    「――まさか、私たちの方がおかしいとでも?」

    「さて、どうだろうね。試す方法があると言えばあるけれど」

    「これを飲んで死んだら人間でした、はナシ。お互いにね」

    「それは残念。まあ試す方法は色々あるよ。互いに言葉が通じないなら、知人に電話の一つでもかけてみてもいい。それで言っていることがもし分からなかったら私たちの五感に何らかの異常が起きている可能性が高い。もしくは自分の腕でも軽く切ってみて、治るか否かを見てみてもいい」

    「それならあの貼り紙は?」

    「考えてみればそもそもあの貼り紙は誰がしたんだ?ってことになる。私たちを起こさずに放置して、それで貼り紙だけを貼るなんておかしいしね」


    コンピューターのデータには青い試薬の効果は残っていなかった。

    2/3の確率で青い試薬を投与され、そしてそれがもしもワクチンではなかったのだとしたら。


    <アイデア>

    羂索(90) dice1d100=87 (87)

    九十九(85) dice1d100=4 (4)

  • 139二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:48:47

    おっ九十九さんクリティカル!
    ここでのクリティカルは大きそう
    というか電話してみれば良かったのか…この2人電話しなさそうだなとか思ったのが良くなかった
    青い試薬だけ消えてる理由も意図的っぽそうだなあ

  • 140125/01/12(日) 01:53:46

    「青い試薬こそがゾンビ化の原因だった……?」

    ぽつりと九十九が零せば、「その可能性は十分あるよね」と羂索が返す。

    「肉体に変化が起きているかどうかはブラックボックス。だけど私たちの、もしくは感染者は非感染者のことをゾンビだと認識するような何かが起こっている可能性は高い」
    「それが事実がどうか試すなら、私たちがゾンビに見えている相手に青い試薬を飲ませて、人間に見えるようになったら確実、ってこと?」
    「赤い試薬は飲ませる相手を間違えたら面倒なことになるからね」

    九十九は数秒考えた後、羂索に向かって手を出す。

    「赤い試薬、貸して」
    「どうするつもり?」
    「分かってるくせに、よく言うよ。これで私が飲めば話が早い、違う?」

    間違えれば死にかねないというのに、九十九は一切の躊躇なくそう言った。
    そしてそれを聞いた羂索も躊躇なく九十九にそれを手渡す。

    「どうぞ、動画でも撮っていてあげようか?」
    「結構だよ、むしろそっちがどれだけ酷い顔してるのか見てやるよ」

    そして九十九は赤い試薬を一気に煽る……のではなく、掌に零したそれをぺろりと舐め取るようにして口に含む。
    すれば変化は劇的だった。

    自分の体が気だるく重く感じられるようになるものの、これこそが自分のあるべき重さだと認識する。
    街から漂っていた生臭さは感じられなくなり、嗅覚までも狂っていたことを知る。
    そして改めて前を見て、九十九は噴き出した。

    「はは、酷い顔」

    そこには羂索……だと辛うじて分かる、腐った死肉を纏うゾンビが立っていた。

  • 141二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:57:34

    てことはゾンビだと思ってたのは人間
    端から見たらこっちがゾンビで襲ってた側か
    じゃあ自警団の男もゾンビ?

  • 142二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 01:58:49

    あー…やっぱりそうなのか
    じゃあ生存者どうなるかってのは完全な杞憂なのかもなあ
    むしろ生存者のほうがおかしくなってるからそっちを治すためだけのもので致死性もないのか
    九十九さん死んでないもんな

  • 143125/01/12(日) 01:59:04

    羂索からしても、目の前の九十九が薬を口に含むと同時にゾンビに成り果てたのが目に入る。

    だが赤い試薬を飲んでそう変化するのならば、自分たちが今まで正常ではなかった証拠だろう。

    自分を指差して笑う九十九ゾンビを見ながらも、羂索も先程の九十九と同じように赤い試薬を一舐めする。


    そうすれば二人共、互いのことを人間だと思えるような姿となった。


    「よっし、これで全部解決だ。青い試薬を散布した後、赤い試薬を撒けばいい。そうすれば全部ゾンビになってゾンビが治る。完璧だね」


    そして腕をぐるぐると回した九十九は封鎖されている扉の前に立つ。


    「ここからは分かりやすくヒーローの仕事だ。良いね、こういうのは嫌いじゃないんだ」


    <キック><マーシャルアーツ>

    九十九(75-60) dice1d100=63 (63)

  • 144125/01/12(日) 02:00:11

    ≪ダメージ算出≫

    dice1d6=3 (3) + dice1d4=2 (2)


    ≪扉の耐久値≫

    dice1d10=6 (6)

  • 145二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:00:57

    1足りてねえ!!!

  • 146二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:01:32

    まーた1足りない

  • 147125/01/12(日) 02:01:36

    それなりに良い音が響いたのだが、一歩壊れるまでには至らない。

    本人も一撃で壊せると思っていたのだろう、少しムッとしたように表情を歪め、今度は握り締めた拳で扉を打ち抜いた。


    <こぶし(パンチ)><マーシャルアーツ>

    九十九(80-60) dice1d100=84 (84)

  • 148二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:02:17

    このレスは削除されています

  • 149二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:02:24

    九十九さん…ww

  • 150二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:04:12

    九十九さんだった
    すかった…

  • 151125/01/12(日) 02:08:49

    しかし九十九が扉を殴ろうとすると同時、内側から扉が外側に向かって開く。驚くと同時にどうにか勢いの乗った拳を逃した九十九は微かに壁を殴る程度に留まった。

    「ど、どうしましたか?自警団の方ですか?」

    どうやら扉を蹴り抜いた音に驚いた研究員が様子を見に来たらしい。

    「すまないね、騒がしくて。ゾンビに効果がある薬を第一研究所から持ってきたんだ。ここに来れば散布できると聞いてね」
    「!分かりました。とりあえず、中にどうぞ」

    羂索がそう言えば研究員は二人を中へと案内する。
    部屋には薬剤を複製する機械と、ダクトで屋根まで繋がれた、薬剤を散布する機械が見られる。
    そして、町のいろいろな場所を映し出すライブカメラの映像がモニターに映し出されており、ゾンビの姿も見えた。

    「確かにここには薬剤散布用の設備があります。その、ゾンビに効果がある薬とやらを頂いても?」
    「だけれどね、残念なことにゾンビを人間に戻す薬はなんと人間には害がある」
    「そ、んな……」
    「揶揄うのはやめろっての。安心してくれたまえ、なんとこっちの青い試薬を撒いてから赤い試薬を撒けばオールオッケー、青い試薬を使えば人間がゾンビになるから、それで赤い試薬を撒けば被害を受ける人間は居ない。これで全てが救えるってわけ」

    長身美女から繰り出されるキマったウインクに研究員はドギマギしながらも、二人から青い試薬と赤い試薬を受け取った。

  • 152二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:10:18

    なんとか全員救える感じになりそう
    しかしゾンビ時に殺してしまった人はダメそうだなあ
    まあ知らぬが仏なのかな

  • 153二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:11:33

    ワンチャンこれ殺してたら終わったあと塀の中エンドだったやつ…??

  • 154125/01/12(日) 02:22:00

    そして研究員は仲間を呼び、数人がかりで準備を始めた。
    まずは青い試薬を散布すれば、モニターに映っていた人間の姿もたちまち全員がゾンビになってしまう。
    しかしゾンビには変化がなく、所によっては急にゾンビが人間に見えるようになったことで驚いているらしい挙動も見て取れた。

    「うーん、圧巻だね」
    「これを再現するとなると結構面倒になりそうだ」
    「こんな話はここで終わりで良いんだよ。むしろそうしろ」

    そして続いて散布されるのは赤い試薬。全てのゾンビが人間の姿に戻り、この街にゾンビは居なくなる。
    一つ、二つ、三つと、モニターに映る人間に変化がないことを確認し、研究員は改めて「ありがとうございました!」と二人に礼を言う。

    「いーえ」
    「あぁ、そうだ。もしこれらの薬について何か分かったら私にも――」
    「ほら帰るぞ。マッドサイエンティストは過去に置いて行きな」

    そうして二人が第一研究所へと戻り、閉じ込められた沢木カンナを解放する。
    やはりカンナには二人がゾンビに見えていたようで、それで怯えていたらしい。羂索ゾンビに口の中を弄られる一歩手前だったことが相当堪えているようだったが、自分の腕の壊死までも赤い試薬によって肌色に戻っており、そうなったことが二人のおかげだと知れば、恐怖は一時的に吹っ飛んでいったらしい。

    結局治験は有耶無耶に、だが幸か不幸か羂索から代わりの何代か分からない金が振り込まれたりなんかして、一連の騒動は終わりを告げる。

    どうにも、青い薬について調査が行われたが、その特性が明らかになることは無かった。噂によると、人類の技術力を遥かに超えたテクノロジーで作り出された生物兵器かもしれないらしい。青い薬は人類の手に負えない危険なものとして、永遠に表の世界から葬られることになった。

  • 155125/01/12(日) 02:22:57

    の、だが。

    「でも、甘いよね。あれくらいで私が引くとでも思ったのかな」

    そう言いながら羂索は青い液体と赤い液体を目の前に笑う。

    「さて、まずは動物ででも試してみよう――――」

    かなと、そう口にしかけた時に漂う甘い香りに気付いて動きを止めた。チープなソーダとストロベリーのような香り。あの時にはなかったはずのそれに気付き、赤い液体を一舐めする。
    それはどう考えたって、ただのストロベリーシロップ。

    「――――やられた」

    そしてどこかでくしゃみを一つ零す冒険家が一人。
    人知れず世界を救った二人、もとい一人は今日もまだ見ぬ何かを探して道ならぬ道を行く。
    その先に何があるか知らないからこそ、彼女の足取りは軽かった。

  • 156二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:25:08

    カンナの持病も治ったのか
    良かったなあ
    そして羂索はさあ…危ないなこの人は!

  • 157二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:25:17

    うーん流石九十九さん!!
    羂索を出し抜くなんて流石すぎるぜ

  • 158二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:26:02

    このレスは削除されています

  • 159125/01/12(日) 02:26:42

    と、以上を持ちましてエイブモズ完走!
    リアルアイデアが多少必要だけど初心者向けの短時間シナリオでした

    ゾンビをガンガン殺そうぜ!した場合継続不可になる可能性があったので、ハラホンピンチャン軸でもなく猫街軸でもないキャラシを作ったんだよ

    青い試薬→ゾンビになる(羂索と九十九が投与された)
    赤い試薬→ゾンビを人間にする

    Qじゃああの貼り紙何?
    Aとあるニャ様の嫌がらせ

  • 160二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:27:19

    羂索さん??ほんっとにもうこいつは…九十九さんたまには帰ってきてこいつの手網にぎってやってはくれませんかね…あの、世界のためにさ…
    そしてニャルはさあ!!ほんっとにこの問題児共はさあ!!!

  • 161二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:27:42

    てことは羂索腕折ってたよね
    あれ危なかったのか

  • 162二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:28:39

    例のあの存在さんの干渉があったのか…そもそもこうなった事自体があの人の干渉なのかな?技術的に
    いやあ良かった
    でも電話はしておけばアイデアとかで気付きやすかったんだろうな…と思った

  • 163125/01/12(日) 02:29:09

    スレ民が先に気付くかな、どうかな?と思いながら回してたけど、流石にスレ民が気付かなくて詰むのはちょっとな、と思ったのでアイデア1/3とか1/2でゾンビの真実に気付く流れに誘導したよ

    因みに今回一番可哀想なのは病院に侵入したゾンビから仲間を守ろうとしたらゾンビに腕折られた名もなき患者だよ
    でも多分ゾンビになった時に腕治ってるんじゃないかな、治ってることにしておこうね

  • 164二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:31:08

    明らかにゾンビがゾンビとしては逃げ系の行動してるのがあれ?変だな?とは思ったけどそれが正解だとは思ってなかった…
    あの患者さんはなんかこうゾンビの不思議な力で治ってて欲しい

  • 165二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:32:12

    出目が安定していた…というか、羂索九十九のタッグがとんでもねえ安定感だった…転生してもなお強者な2人良き
    あと名も無き患者さん腕治ってることになって嬉しい

  • 166125/01/12(日) 02:33:46

    羂索と九十九は台詞だけ羅列すると結構どっちが喋ってるか分かりにくいな、と思ったので反省

    割と羂索が優位になりがちだからこそ場を引っ掻き回してくれる脹相とか天元が居てくれてもバランス良いのかな?とも思ったりしたよ

  • 167二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:34:49

    出目は安定してたけど羂索がファンブル出したから腕折られた可哀想な人が出たんだよな…と思うとやはりクリファンは恐ろしいね

  • 168二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:37:18

    クワもった自警団が無双してましたが
    あのお相手ってまさか・・

  • 169125/01/12(日) 02:39:15

    商店街のゾンビに見えてた集団は人間だから、ゾンビに頭かち割られた人間の図だよ
    でも一応ゾンビになれる程度の傷ならゾンビとして復活するから、運が良ければ生きてるし運が悪ければ死んでるよ

  • 170二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:40:43

    ああやっぱり自警団の人気がつかないといいけど

  • 171二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:42:06

    最初の研究室の死体はニャル的な方がなんかしたやつでいいのかな

  • 172125/01/12(日) 02:43:18

    遅くなったけど羂索+九十九で『エイブモズ』リクエストしてくれた人もサンクス

    スレ途中でリクくれた人もサンクス!メモったから参考にするよ

    そういやりたかったシナリオが規約的に難しそうで諦めたんだけど、KPC五条+PC植物トリオの猫街で見たい~!って思ったシナリオ晒しておくね
    『KPCが容疑者としてテレビでピースしてるんだが?』

  • 173二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:44:15

    カンナさんのベットにいたゾンビってカンナさん本人だよね
    じゃあいきなりゾンビ2人に絡まれて口の中見られたのか
    怖かったろうなカンナさん

  • 174125/01/12(日) 02:45:08

    薬の提供はミ=ゴ、貼り紙はニャ、研究員のバラバラ死体はゾンビ化した住人に殺された(人間のままゾンビになれないくらいにバラバラにされたので)よ

  • 175二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:45:45

    うわ凄く見たい五条先生がノリノリでピースしてるの目に浮かぶ残念です

  • 176二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:46:10

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  • 177二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:46:22

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  • 178二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:46:32

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  • 179二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:46:42

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  • 180二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:46:52

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  • 181二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:47:04

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  • 182二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:47:16

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  • 183二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:47:26

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  • 184二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:47:39

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  • 185二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:47:49

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  • 186二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:47:56

    あー薬提供と張り紙までで後は他のモブの仕業なのか
    なんとなくそれもクトゥルフみたいな感じはあるなあ
    そしてKPCのも気になるなあ!

  • 187二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:48:01

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  • 188二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:48:13

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  • 189二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:48:38

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  • 190二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:49:36

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  • 191二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:49:55

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  • 192二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:50:20

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  • 193二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:50:33

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  • 194二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:50:51

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  • 195二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:51:02

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  • 196二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:51:12

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  • 197二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:51:23

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  • 198二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:51:38

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  • 199二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:51:55

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  • 200二次元好きの匿名さん25/01/12(日) 02:52:07

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