【閲注TRPG】KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件【CoC×植物トリオ】

  • 1125/01/15(水) 21:55:37

    このスレは植物トリオの虎杖と伏黒と釘崎をPC(orKPC)として、クトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時や万が一グロテスクな描写があった時用だよ

    原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ

    今回はカササギ屋さま作成シナリオの『【CoC】KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含みますので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    通過卓の『朝起きたらネコ耳が生えていた』『なつのお迎え』『探索者格付けチェック』『斑猫温泉へ行こう!』『新年に猫は鳴くか』などのネタバレも含む可能性があるよ

    植物トリオの内の一人をダイスでKPCにして、トチ狂って貰うよ
    これはギャグシナリオでロスト確率は0だよ
    今回は多分行動安価はないはずだよ

    どう見ても猫じゃないものを猫拾ったって言うKPCを無事に説得できるのか、乞うご期待

  • 2125/01/15(水) 21:55:54
  • 3125/01/15(水) 21:56:09
  • 4125/01/15(水) 21:56:23
  • 5二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 21:56:50

    新卓だーーしかも猫街!!楽しみです!

  • 6125/01/15(水) 21:57:30

    今回の生贄枠、もといどう見ても猫じゃないものを拾ってくるKPC枠

    1.虎杖

    2.伏黒

    3.釘崎

    dice1d3=1 (1)

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 21:58:28

    わーい待ってました!
    そして生贄虎杖…いらんもん拾ってきて捨てなさそうな奴だ…

  • 8二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 21:59:14

    虎杖なに拾ったんだろうか

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:00:59

    新卓きたーー!!!やったーー!!

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:04:51

    やったー新卓だ!
    虎杖ならまあ変なもん拾ってくるのも納得だね
    楽しみにしてます!

  • 11二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:07:48

    一瞬スライムすっくんを拾った小僧の存記が駆け抜けていった
    存記は置いといて虎杖がどんな風にトチ狂うのか楽しみ!

  • 12125/01/15(水) 22:15:02

    とある休日の昼下がりのこと。
    なんやかんやで部活もなく、そして予定もないような、のんびりと過ごす時間もたまにはあってもいい。
    伏黒と釘崎が思い思いの時間を過ごしていれば、その二人に虎杖を加えた面子のメッセージアプリのルームにぽこりと通知が一つ。

    『猫拾った!』

    そう書いてある割には何かタオルか毛布のような抱えている虎杖の自撮りしか添付されておらず、拾ったという猫の姿を見ることは叶わない。

    『折角だから見に来ない?』

    追加でそう連絡が届くも、やはりその拾った猫の姿は写真の一枚もない。

    『その拾ったとか言う猫の写真をまず出しなさいよ』
    『話はそれからよ』
    『捨て猫か?子猫だったらまずは病院に連れて行った方が良いと思うが』
    『真面目か!』
    『こんなテンションで送って来るんだから、そういうのは流石に終わってるんじゃない?』

    命の危機に瀕している猫を置いてこんなお気楽な連絡をしてくることはないだろうと、そう言った信頼はある。
    しかし二人が返事をしても、以降虎杖の返事はない。

    『連絡するだけして放置って、いい加減にしなさいよアンタ』
    『大丈夫か?』

    もしや何かあったのではと伏黒が電話をかけても虎杖は出ない。
    ただ猫に夢中ならば良いが、困っていることや大変なことが起きているのではと頭にちらりと過ぎれば、特に予定があるわけでもなかった二人は少しの躊躇もありながらも腰を上げることだろう。

  • 13二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:17:15

    野良猫だったら速やかに病院連れて行こうな
    でも猫じゃないんだろ?何拾ってきたんだよ

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:18:19

    うわ…写ってないけど写ってるつもりのやつだこれ
    しかも虎杖がどうしよう!とかもならずに質問にも応えないの異様過ぎる
    絶対なんかあるわ

  • 15125/01/15(水) 22:28:25

    と、若干の緊張もありながらも二人がほぼ同時刻に虎杖の家に着きインターホンを押せば、普通に虎杖が中から出てて来る。

    「あ、来てくれたん?」

    けろっとしたその様子に二人は溜息を吐きながらも、釘崎は途中で連絡が途絶えているメッセージアプリを虎杖に突き付ける。

    「アンタが送るだけ送って無視するからでしょ」
    「え?……あ、ヤベ、スマホの電源切れてた」

    そう言いながら虎杖がポケットから取り出したのは画面が真っ黒になっているスマホだ。どうやらドタバタしていて気付かなかったらしい、多分。

    「なんかごめん。心配かけた?」

    そう言って眉根を下げる虎杖に対し、釘崎は虎杖を軽く押し退ける。

    「猫が気になるから来ただけ。ほら、さっさと案内しなさいよ」

    そう言えば虎杖の顔がパーッと輝く。そして二人をリビングへと案内することだろう。

    「猫拾ってさ、最近色々あったけど、やっぱり猫ってかわいいよな」

    機嫌良さげにそう言いながらリビングに連れられれば、部屋の真ん中には毛布の塊があった。それが内側からもごもごと動いている。
    こういった状況なら元気がないだの、体調に心配があるなんてことは無さそうだ。

    「まぁ確かに猫がちょっと嫌いになりかけるようなことはあったわね」
    「結局ギリギリ何ともないからこそ言えることだな」

  • 16125/01/15(水) 22:28:44

    釘崎がしゃがみ込み、続いて伏黒も毛布の前に屈み込む。毛布の内側でうごうごとしているそれの姿は相変わらず見えなかったものの、一足先に虎杖がちらと中を覗き込んで、それから「じゃーん!!」と言いながら拾ったらしい猫を披露する。


    「おい、そんな勢いよく捲る……は?」

    「え」


    そこに居たのは二人が想像していたような猫ではない。小さいとか大きいとか、何色だとかそういう次元ですらない。

    玉虫色に輝き、幾つもある目を蠢かせながら辺りを窺う、酷く醜悪で冒涜的な生き物であった。


    <SANチェック>1/1d3

    伏黒(93) dice1d100=47 (47)

    釘崎(96) dice1d100=10 (10)

  • 17二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:29:23

    ヒエッ

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:30:06

    ねこです系統かと予想してたがこれは…

  • 19二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:30:47

    可愛い黒猫ですね‥てんなわけあるかい!
    正気に戻れ虎杖!!

  • 20二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:31:22

    発狂してるのかなってくらいヤバいのに出会ってしまったな

  • 21二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:31:43

    まあ目が四つまでなら誤差の範囲みたいなところあるし…なっ宿儺

  • 22二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:31:43

    黒猫ちゃん!って思ったら玉虫色してたわ
    猫は液体を体現したようなボディで可愛いですね

  • 23125/01/15(水) 22:36:39

    猫じゃない。

    どこからどう見ても絶対的に猫じゃない。

    これが猫なら自分も猫だろうと言いたくなるような何か。


    馬鹿みたいなドッキリを仕掛けやがってと、苛立ちの方に感情を乗せた釘崎がキッと虎杖を睨むも、本人は至って普通の顔をしている。むしろ二人が猫じゃなくて自分を見てることを不思議に思ってるような顔だ。


    「なんか思ってたんと違った?」


    そりゃそうだ。猫が出て来るかと思えば猫じゃないものが出て来た、そのままだ。

    寿司屋行ったらメニューがちくわしかなかったみたいな。否、それよりも悪い。


    「あんましこういうの興味本位で拾っちゃいけないの分かってんだけどさ、なんかこうビビッと来ちゃってさ~」


    虎杖はいつもと変わらないような顔をしているせいで虎杖を見ていれば確かにこれは猫かも……と思いそうになる。

    とんだトラップだ。


    「猫……猫?」

    「猫じゃないわよ……ね?」


    <聞き耳>

    伏黒(61) dice1d100=78 (78)

    釘崎(75) dice1d100=95 (95)

  • 24二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:37:29

    ダイスくんが今回も絶好調ですね

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:38:09

    ビビッと来たんじゃなくてビビッと洗脳されてるのでは?
    そして危ない数字だな…でも何となくだけど成功したら良くなさそうな声が聞こえてそうな気がしなくもない!

  • 26二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:38:44

    頑張れ2人ともそれはどうやってもぬこ様ではない

  • 27125/01/15(水) 22:41:55

    「あ、鳴いた。二人が来てコイツも嬉しいんかな。よーすよすよす!!」


    虎杖がその何かを撫で回せば、温かなぬくもりとふわふわな毛並みなんてなさそうなそれは身を捩らせた。よ、喜んでる……?

    二人にはその猫の鳴き声がよく聞き取れなかったが、絶対に猫の鳴き声じゃなかったことだけは分かった。


    「と、りあえず触るのはやめておいたらどうだ?」

    「そうね。そうするべきね。そうしなさい。三秒以内に手を離せ!!!」

    「え、もしかしてコイツ嫌がってた?」


    虎杖が手を離せば、幻聴かそうではないか分からないがヌチョァ……みたいな音が聞こえた気がした。猫から出る音ではない。


    よし、もう一度改めて猫(仮)を見ることにしよう。

    もしかしたら奇跡的に猫な可能性もあるかもしれない。玉虫色の猫も世の中には居るかもしれない。本当にそうか?


    <生物学>

    伏黒(48) dice1d100=65 (65)

    釘崎(20) dice1d100=82 (82)

  • 28二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:45:06

    ヌチョヌチョしてるのか…いやだなあそんなネコチャン
    これ生物学成功してもこの世のものじゃないとか言われてそうだなあ

  • 29125/01/15(水) 22:47:47

    よく見ても猫じゃないことだけしか二人には分からない。

    これを猫だと言ったら猫好きに殺される。猫踏んじゃったのリズムに合わせて人こそ踏むべきものなのだと足の裏で滅多打ちにされるだろう。


    「普段あんまり野良猫とか必要以上に関わらないようにしてたからさ、詳しいわけでもねぇし二人が来てくれて助かる」

    「迂闊に野良猫に関わらないようにする配慮があってソイツに関わろうとするな!!」

    「え、コイツなんか変だったりする?」

    「俺たちは今、オマエの頭か目の病気を疑ってる」

    「そこまで言う!!?!?」


    もしかして傍迷惑野郎が虎杖巻き込んでまたよく分からないドッキリを仕掛けているのではないかと、二人はそう疑うことにした。

    そうでないとやってられない。


    <心理学>

    伏黒(53) dice1d100=43 (43)

    釘崎(36) dice1d100=42 (42)

  • 30二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:48:59

    伏黒は成功したか

  • 31125/01/15(水) 22:53:30

    釘崎は虎杖の本心は分からなかったが、もしもドッキリだとすれば流石にそろそろネタばらしだろうとは思った。

    ドッキリ程度で連絡がつかないようにする、だなんて嫌がらせまでは流石にしないだろうと、そう思いたいけどそう思うとすれば虎杖がこの猫(?)を本当に猫だと思って拾っていることになってしまう。

    どっちの方がマシなのか。


    そして目を合わせ、じっと虎杖を観察していた伏黒は気付く。

    コイツ、本気でこの猫(否)を猫だと思ってやがる……!と。


    「こういう柄って確か茶トラって言うんだよな?」

    「柄……?」

    「目がくりくりしてて可愛いよなぁ」

    「どの目……?」


    一周回って怖い。なんかもう猫よりも虎杖が怖い。

    コイツ本当に大丈夫なのか?と二人は虎杖をドン引きしながらも見返すことだろう。


    <応急手当>

    伏黒(71) dice1d100=39 (39)

    釘崎(38) dice1d100=24 (24)


    <精神分析>

    伏黒(9) dice1d100=78 (78)

    釘崎(4) dice1d100=6 (6)

  • 32二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 22:55:47

    応急手当は成功した
    釘崎惜しいな!

  • 33125/01/15(水) 23:04:10

    そして二人は気付く。猫(違)ショックで動揺していたせいで今漸くといったところだが、健康優良児かつ馬鹿は風邪をひかないと紙一重の虎杖の顔色は蒼褪めており、少し体調が悪そうだ。


    「オマエ、顔色悪いぞ?」

    「あー、さっきまで外走ってたから寒かったのかもしれん」

    「フルマラソン10本とか走ったわけ?」

    「流石にそこまではやんねーよ!ちょっと体重いくらい」


    顔色が悪そうな虎杖。そして猫(嫌)。

    これはもしや、インフル的なあれこれで幻覚を見ているのではないか?

    そんなことを思いながら二人がとりあえずネ=ゴ(仮)から目を逸らしながら虎杖を如何にして布団に突っ込むかを目だけで会話していると、どこからか声が聞こえて来た。


    『……おい、そこの小僧と小娘』


    ここには三人しか居ないというのに、虎杖でも伏黒でも釘崎でもない声がその場に響く。


    『今、貴様たちの脳内に直接語りかけている。聞こえたら口に出さんで良いから返事をしろ』


    辺りを見回してもやはりここには虎杖と伏黒と釘崎と、猫ではない何かしか居ない。


    『はー、どこを見ている。我だ。猫だ』


    ここまで来れば自称猫の何かなど、一つしかない。

    目の前の"猫ではない何か"が語りかけてきているということに気付かざるを得なかった。


    <SANチェック>0/1

    伏黒(92) dice1d100=41 (41)

    釘崎(95) dice1d100=81 (81)

  • 34二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:06:31

    虎杖体調悪そうなのか大丈夫なのか?
    そしてこのネ=ゴの喋り方宿儺みたいだからやはりスライムすっくんなのかもしれない

  • 35二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:10:50

    もうちょっと見た目を猫に寄せてから猫を名乗ってもろて…

  • 36二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:11:04

    虎杖あなた憑かれてるのよ

  • 37125/01/15(水) 23:18:22

    ここで本来なら猫でもない上に喋るのコイツ!?となるのだろうが、残念ながら伏黒と釘崎は猫と喋った経験もあるせいで「コイツも喋るんだ……じゃあ猫?」と一瞬思考が揺らぐ。
    数秒後にンなわけあるかよ、と猫じゃないことを再認識するのだが。

    「二人共急に黙ってどうしたん?あ、飲み物いる?コーラとオレンジジュースと……あと梅昆布茶ならあるけど」

    どうやら先程の声は虎杖には聞こえてないらしい。特に違和感を覚えた様子もなく、虎杖はよっこいしょと腰を上げた。

    「あー……梅昆布茶で」
    「私はオレンジジュース」
    「はいはい、取って来るから好きに寛いでて!あと適当にソイツのこと見てて」

    そう言いながら虎杖は席を外す。
    伏黒が梅昆布茶を所望したこともあって、お湯を沸かす時間を稼げたことだろう。

    「オマエはなんだ?」
    「虎杖をおかしくしてるのはテメェか?」

    ヒソヒソ声ではありながらもキツい口調で二人がそう問えば、猫じゃない何かは『そう警戒するな』と声を掛けてくる。

    『すまないが、少しばかり頼みがある。聞いてくれるか?』

    声音?を聞く限り、悪意のようなものは感じられない。相手が話し合いを申し出るならと、二人はその話をとりあえずは聞いてやることにしたらしい。

    「アイツが帰って来る前にさっさと話せ」
    『声に出さずとも聞こえるが、まあいい。我はな、とある目的のためにやって来たのだが……、それと言うのも人間の営みに興味があるんだ』
    「興味ィ?皆殺しにでもしてやろうって」
    『そんな物騒なことは考えてない。ただ、長い間人間たちの暮らしを観察してきたが、外から見るだけでは限界がある。そこで我は実際に人間たちと過ごしてみたいと思い、この街に来たのだ』

  • 38二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:19:52

    見た目が変なだけで割と普通の奴?虎杖はなんか変だけど

  • 39二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:20:46

    僕悪いネ=ゴ(仮)ではないよて感じか?

  • 40125/01/15(水) 23:24:08

    そこまで一息で言ったネ=ゴは『はぁ』と溜息を吐くかのように体高を低くする。横に伸びたそれはやはりなんとも言い難い見た目だ。

    『だがしかし、本来の我の姿のままという訳にもいかぬ。そこで我は考えた』

    そう言いながら今度は体高がにょんと縦に伸びる。猫は液体だと言う人もいるが、目玉がいっぱいある玉虫色の何かが猫みたいな動きをするのは極々当たり前にキショい。

    『我は人間を観察していて気付いたことがあった。お前たち人間はこの猫という種族を前にすると酷く従順になるのだ』
    『そこで我は猫になることにした』

    そう言えば猫耳?のような部分が存在を主張するようにぶるん!!と伸びる。何故伸ばす。

    「どう考えてもなれてないわよ」

    釘崎がそう突っ込めば、その何かはモショショ……と少し小さくなった気がする。

    『我の種族は模倣が得意なのだが、我は他の仲間と比べて不得手でな……だが、人間ひとりの目を欺くことくらいなら可能だ。現に此奴には我が愛らしい猫に見えている』
    「だから虎杖はオマエを猫として扱っている、ってことか?」
    『やはり猫は良いな。毛布で包まれるのも、撫でられるのも嫌いではない。中々どうして、心地いい』

    丁度そこまで話していると、虎杖の足音が聞こえてくる。それにネ=ゴも気付いたのか、声を速めた。

    『小僧と小娘よ、ともかく我の邪魔をするな、我は此奴の世話になりたいのだ。貴様らが何もせんのなら我も大人しくしていよう。ただこうしてこの家に厄介になりたいだけだ』
    『早い話、貴様等も我を猫として扱って欲しいのだ。こうして早々にバレるとは思ってなくてな』

    「ついでにポテチのコンソメあったから持ってきたけど、食う?」

    虎杖のそんな声とほぼ同時、何かの声が響く。

    『安心しろ、殺すようなことはせん、死んでしまっては我も困るからな』

  • 41二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:27:46

    そうはいってもこいつ
    生命力とか体力とか吸い取ってるよな
    古今東西憑かれた人の末路は決まってる

  • 42二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:27:53

    わ…割と可愛い
    見た目以外は
    でもなあ虎杖がなんか体調悪そうなんだよな…

  • 43二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:29:05

    なんか凄くすねこすりを感じるなぁ…ていうかこいつしょごたんじゃ……いやまだ確信は持てないけども

  • 44125/01/15(水) 23:33:59

    虎杖は二人に飲み物を出すと、ついでにネョゴス(仮)の前へと浅い皿の中に牛乳を注いだものを置く。

    「とりあえず牛乳、で良いんだっけ?」

    本当は猫に牛乳を与えるのはあまり良いことではない。だが相手はネョゴス、伏黒は「……あげ過ぎは良くないが」とぼそりと呟く。

    『我は何でも食べれるぞ。猫と違ってな』

    そう言いながらソイツは浅い皿に顔?を近付けるとなんか表現できないような感じで牛乳を啜る。思わず伏黒と釘崎はその大惨事地帯から目を逸らした。

    「やっぱお腹空いてたよな」

    ぼそりとそう呟いてから、虎杖はソイツの頭を撫でる。実際、虎杖が触れる度にどことなくその生き物(?)は嬉しそうだ。目を細めたり、なんか鳴いてたりする。
    コイツ今、テケリ・リって鳴いた?

    「……アンタそれ、飼う気?」
    「首輪ないし、人には慣れてるっぽいけど自分で拾った猫をもう一回捨てる気はねぇから、多分?もし飼い主が現れたら返しに行かなきゃだけど」
    「飼い主は居ない、と思うが」
    「コイツがうちに居たいって思ってくれるなら、ちゃんと飼うよ」

    それは虎杖らしい答えではあったが、何分、今虎杖が撫でているソイツは猫じゃない。

  • 45二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:35:20

    鳴き声アカンやつだこれ!!

  • 46二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:35:32

    テケリ・リ
    はい、アウトです!!
    元居た場所に返してきなさい!!

  • 47二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:36:30

    虎杖はまず洗脳耐性を鍛えようね

  • 48二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:38:07

    そんなぁネコチャン(!?)も虎杖も出会えて嬉しそうなのに捨てなきゃダメなんですか!?
    共生できる生態してたらいいんだけどねぇ…

  • 49二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:41:57

    っぱしょごたんじゃねえかあ!!!!!
    あんなやつらと関わってもいいことないからぽいしてきなさい!!!!!

  • 50二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:42:35

    釘崎と伏黒のとこはめちゃめちゃ信頼してると思うけど虎杖に一度拾った命捨てさせる説得すの難易度高そうだな…なんとか穏便に引き離さないとな

  • 51125/01/15(水) 23:47:44

    「そういや、呼び名ないと困るよな」


    虎杖はネコ(仮)を撫でながらそう言う。飼うつもりなのは本気らしく、この前の一件でもあまりベタベタと猫を触っていなかった虎杖が猫に触れているのを見れば、その覚悟を感じるだろう。

    でもやっぱりソイツはネコじゃない。


    「何かいい案ある?俺、こういうの結構苦手でさぁ」

    『名前か。まあ決めておいた方が何かと都合が良いだろう。貴様ら、偉大なる我に相応しい名前を付けるがいい』

    「タマとかしか思いつかん」

    「タマ(虫色)……」


    コイツの名前を付けろと?中々に無理難題だ。


    「アンタには茶トラ柄に見えるんでしょ?ならもうトラとかにしときなさいよ」

    「なんかもう聞き覚えある名前ってツッコミは置いといて、伏黒はなんかいい案ある?」

    「やめときなさいよ。コイツに任せたらタマムシとかになるわよ」

    「なんで?」


    伏黒の家の犬の名前は黒と白なので、色から名付けるならば確かにタマムシになってしまう。


    「……もし手放す可能性があるなら、名前を付けるのは早い。そうでなくとも、俺はまだやめた方が良いと思う」


    伏黒がそう言えば、虎杖は撫でている手を止めて、手元のソイツを見る。


    『おい、余計なことを言うな』


    ≪名前≫

    1.タマ

    2.トラ

    3.名前を付けるのはやめておく

    dice1d3=1 (1)

  • 52二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:49:23

    タマ猫でもよくある名前出しいいんじゃないか
    いやそいつねこと認めないけどな!!

  • 53二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:49:52

    あの奉仕種族モドキ(反逆済)と共生して行けるわけねえんだよな……意思あるなら大丈夫…か?
    いや無理だろ、普通に………
    まあ下手なこと言ってじゃあ殺すねされても困るが
    たま…タマぁ………

  • 54二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:50:08

    うーん取り敢えず居座り続けない限りは満足させとけばいいのかな?全然分からんよな
    まあタマでいいんじゃないかな猫っぽいしコイツっぽくもあるし

  • 55二次元好きの匿名さん25/01/15(水) 23:53:13

    トラは虎杖のネコネームと被るからね

  • 56二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:02:27

    名付け行為なんて愛着わいちゃうよ…
    カラーリングで決める法則なら玉虫ほんま草

  • 57125/01/16(木) 00:03:44

    「安易に名前つけない方が良いってのも分かるし、もしかしたら伏黒の言うことの方が正しいのかもしれない……けど」

    虎杖は自分の目線の高さまでネゴス(仮)を持ち上げる。傍から見れば相変わらず絵面が酷い。

    「短い内に別れるかもしれんからって、名前を付けずに誰でもない誰かのままにすんのはちょっと寂しいかな、なんて!」

    静かな声音を取り払って虎杖は笑った。

    「ってことで、オマエは今日からタマな!」
    『……ふむ、悪くはないな』

    釘崎は遅れて伏黒の狙いに気付いたようだったが、この状態で虎杖を説得することは難しいと分かっているのだろう。伏黒にちらと視線を向けた後、「まあ良いんじゃない?」と口にした。

    酷くご機嫌らしいネゴス改めタマは体をみょんみょんさせている。虎杖の目にどう映っているかは二人には分からないが、虎杖自身も嬉しそうだ。
    流石に顔を寄せそうになっているのは止めたが。
    友人が得体のしれないバケモノに捕食されるかのような姿になるのは心臓に悪い。

    しかしそこで虎杖はふと気付く。

    「よく見たらちょっと体汚れてる?」

    二人からすれば汚れ……?むしろコイツの存在自体が汚れみたいなものでは?なんて思いながらも、虎杖はタマを抱えてひょいと立ち上がる。

    「ちょっと洗ってくるから、二人はゆっくりしてって。適当に棚とか冷蔵庫とかも開けて良いからさ」
    『……む、待て。我は風呂は好かんぞ』
    「汚れたままだと気持ち悪いよな」
    『気持ち悪くなどない!おい、貴様ら、コイツを止めろ!!』

    虎杖の手の中でうにょんうにょんしているタマは割と本気で嫌がっているらしい。

  • 58二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:04:34

    見た目以外は猫っぽいよなあ

  • 59125/01/16(木) 00:05:10

    「……ソイツ、嫌がってない?」

    「流石に水かけるってよりも軽くタオルで拭ってやるってだけだし、大丈夫っしょ」

    『必要ない!!』

    「すぐ終わるからな」

    『やめろ、おい!!助けろ!!』


    じたばたうにょんうにょんぶるんぶるん

    暴れるソイツを置いて行くのは少し心が咎めた……と言うよりも虎杖の身が心配だった二人は着いて行くも、虎杖からどう見えているか分からない以上、止めるのも難しい。

    おそらくソイツなりに抵抗していたようだが、STR18虎杖ゴリラの手によって虎杖タマ(?)は浴室に連行されていく。


    『やめろと言っておるだろう!!!!!!』


    タマはそう言いながら一際大きく暴れた。そしてその小さな(?)体躯が並々と水が入った洗面器を吹っ飛ばした。


    ――――伏黒と釘崎の方に向かって。


    <回避>

    伏黒(50) dice1d100=27 (27)

    釘崎(53) dice1d100=23 (23)

  • 60二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:05:59

    可哀想に虎杖がゴリラなせいで
    回避できて巻き込まれなくて良かったな

  • 61二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:12:01

    まあ猫も水嫌がるし猫の擬態としてはセーフだな

  • 62125/01/16(木) 00:18:50

    浴室の入口の方に立っていた二人が反射的に良ければ、そのまますっ飛んでいった洗面器は洗面所に水をぶちまける。
    その飛沫のせいで多少は濡れたものの、大惨事は免れた。
    まあ二人の背後は大惨事なのだが。

    「この馬鹿……ネコ!?何すんのよ!!」
    『貴様らが止めないのが悪いに決まっておろうが!!』
    「ごめんごめんごめん!!一回そこ閉めるから、マジで二人はあっち戻ってて!!そこ濡れたままで良いから!!」

    そう言いながら虎杖が浴室の戸を閉めると、中からはタマの叫びが聞こえてくる。

    「やっぱ猫って水嫌いなんだな……」
    『水は好かん!!!!おい!!!!!!汚れくらい自分で落とせる!!!!!!』
    「タオル濡らして拭くだけだから、な?」
    『やめ、あッ、やめ―――――――ッ』

    「……アイツ、本当にヤバい奴なのか分かんなくなってきたわね」

    少なくとも虎杖ならば余程のことがなければ抑え込めるのではと、そう考えながら二人は洗面所を雑巾で拭いた後、リビングへと戻るのであった。

    それから数分後、タマが凄まじい勢いで地を駆けてリビングへと戻って来て毛布の中に突っ込んだ。挙動は猫のようなのだが、やっぱり見れば見る程にかわいくない。
    遅れて虎杖が戻って来るも、当人は少しも濡れた様子がない。なんで?

  • 63125/01/16(木) 00:19:03

    「こっち来た?」

    「毛布の中突っ込んでったわよ」

    「まだちょっと濡れてっけど、大丈夫かな」

    「大丈夫だろ、多分」

    「そうそう、大丈夫よ、多分」


    そんな会話をしていればタマがにゅっと顔(?)を出す。


    『……腹が減った』


    そう言い終わるや否やブルブルと小刻みに震え始めた。うわ気持ち悪い。


    「キ…………ッショいわね」


    小さな声でそう呟いた釘崎に伏黒も頷く。幸か不幸か虎杖には聞こえてなかったらしい。


    「お腹空いた?牛乳だけじゃ足りんかぁ。台所になんかあったかな」


    そう言うとタマは虎杖の足元に近付き、虎杖の足を突く。それを受けた虎杖はタマを腕の中に抱え上げた。

    キモカワぬいぐるみを抱えた男子高校生……にはギリッギリ見えない。

    そうして三人は台所で猫(?)が食べられそうなものを探すことになった。


    <目星>

    虎杖(80) dice1d100=97 (97)

    伏黒(65) dice1d100=89 (89)

    釘崎(60) dice1d100=70 (70)

  • 64二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:19:40

    虎杖ー!?

  • 65二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:21:52

    出目ノルマ達成ヨシ!

  • 66二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:22:16

    文字で見ると挙動自体はネコっぽくて可愛くないこともないんだけどネゴスなんだよなぁ…こいつ触った手で飲食とかしても大丈夫なんだろうか…

  • 67二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:23:14

    この数値猫が食べたら死ぬ奴でも持ってくるのかな…

  • 68二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:24:22

    虎杖に目が行くけど
    全員仲良く失敗してんね

  • 69二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:24:52

    これからもし一緒に暮らすようになって虎杖がネコ(??)に夢中になっちゃって猫吸いとかしたら人体に有害そう
    猫吸いは本来HPやSANを回復する行為なのに…

  • 70125/01/16(木) 00:28:33

    「丁度今日買い物行こうと思ってたから冷蔵庫すっからかんかも」


    虎杖のその言葉通り、冷蔵庫の中には牛乳と玉ねぎ、ニンニクくらいしか入っていない。

    猫にあげちゃいけない食べ物しか見事に入っていなかった。


    『牛乳はさっき飲んだ。他のものを寄越せ』

    「ひとっ走り行ってコンビニかスーパーでキャットフード買ってくるか」


    な、と虎杖が口にしかけたその瞬間、足元に置いてあった2Lのお茶のペットボトルに蹴躓く。

    そして虎杖の腕の中からタマが射出された。

    宙を舞うタマ、タマ自身も驚いたのか無数の目がぎょるんぎょるんとしているのが二人の目に入る。


    「――ッ、タマ!」


    虎杖の叫びに遅れて二人も事態に気付き、三人はそれぞれ宙を飛んだそれに手を伸ばすことだろう。


    <DEX×3>

    虎杖(54) dice1d100=82 (82)

    伏黒(45) dice1d100=49 (49)

    釘崎(36) dice1d100=65 (65)

  • 71二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:29:58

    グッバイタマ いい猫()だったよ

  • 72二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:30:57

    皆失敗再び

  • 73二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:31:10

    タマーッ!?
    タママジでこのままだとゴリラによって無意識に殺されそうだな…

  • 74125/01/16(木) 00:33:02

    虎杖は手を伸ばしたものの届かず、そのまますっ転んで強かに転ぶ。(虎杖:HP16→15)


    そしてそんな虎杖が邪魔だったこともあり、伏黒と釘崎の手も宙を切る。


    『おぉ、お!?』


    そしてタマは床にそのまま勢いよくぶつかって、二人の目には水風船が壁にぶつかったかのような動きをしたかのように見えた。

    幸か不幸か虎杖は転んでいたため目にすることはなかったが、再び釘崎が小さな声で「きっも……」と呟く。

    猫が吹っ飛んだなら心配するが、これは猫……?だ。


    ≪タマのPOW≫

    dice3d6=6 3 2 (11)

  • 75125/01/16(木) 00:33:32

    <幸運>

    タマ(55) dice1d100=57 (57)

  • 76二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:35:33

    タマー!?
    タマ不運だな…

  • 77二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:37:19

    ああ虎杖がすっ転んでしっかりダメージ受けてる…けどロストなしシナリオらしいから無問題!
    タマはネゴスだからそうそう大事にはならないとは思うが…

  • 78二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:39:43

    猫なら心配するんだがこれは猫擬きだからな
    まぁ多分大丈夫だろう

  • 79125/01/16(木) 00:42:53

    驚いていたタマは猫のように着地することが出来なかったらしく、二人の耳には『猫は投げられるものなのか……?痛いぞ……』と若干落ち込んだような声が聞こえてくる。

    「タマ!?」

    そして遅れて起き上がった虎杖はタマの確認に走る。二人から見て床に伸びているそれが虎杖から見ればどう見えているのかは相変わらず分からないが。

    『だがこのくらいならば大丈夫だ。む、貴様の方こそ怪我をしているな?』
    「こういう時ってどうすりゃいいんだっけ。病院?やっぱ病院に連れてった方が……?」
    「やめとけ、頼むからやめておけ。ソイツは大丈夫だ」
    『我がことながら、阿鼻叫喚になると思うぞ』
    「普通に歩けるなら大丈夫でしょ、ねぇ?」
    『歩けばいいんだな?容易いことだ』
    「よ、かった……」

    流石に動物を射出したことがショックだったのか、虎杖もかなり落ち込んでいるらしい。
    虎杖はずるずるとしゃがみ込む。

    「今回は大丈夫だったから良かったけど、最近のアンタのドジっぷりはキツイわよ」
    「油断してるとシャレにならないことが起こるからな。気を付けろよ」
    「アンタが言う?」
    「……だから、スマン」
    「はいはい、まあ今回のコイツよりはマシね」

    そう話していれば、二人は虎杖の反応が無いことに気付く。

    「そんなに落ち込んでても仕方ないでしょ。ほら、キャットフードでも何でも買ってくるなら」

    買って来なさいよ、と口にしたその瞬間、しゃがみ込んでいた虎杖の体が傾ぎ、そのまま床に倒れ伏した。

    「……い、たどり?」

  • 80二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:45:25

    元々体調悪そうだったんだよな…大丈夫か虎杖…
    タマに心を寄せすぎると何か吸われるとかそういうシステムかな…

  • 81二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:46:37

    虎杖の体調が本当に悪そう…
    それはそれとして破壊神ゴリっ子は加速してる気がする

  • 82二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:47:09

    これはやっぱりタマが悪影響なのかな?

  • 83二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:49:38

    タマは悪意なさそうだよな…というか気付いてなさそう

  • 84二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:49:50

    伏黒と釘崎はSAN値チェックあるけど虎杖の現在SAN値はいくつなんだろうな

  • 85125/01/16(木) 00:52:48

    急な出来事に伏黒と釘崎は理解が追い付かず、呆然とする。

    その最中、最早聞き慣れた声がその場に響く。


    『……ふむ、やはり人間には負担が大きいか』


    虎杖を見ながらタマは、否、"猫ではない何か"はそうポツリと呟いた。


    我に返った伏黒が虎杖の様子を確認すれば、どうやら気を失っているだけのようではあったが、酷く魘されている。


    「おい、何した」


    伏黒がそう問えば、猫ではない何かは答える。


    『あぁ、先に言っただろう。"目を欺いている"と。平たく言えば、"我が猫に見えるように精神を操作している"のだ。脳に負担がかかるのは……当然であろう』

    「じゃあ虎杖が倒れたのも、コイツの顔色が悪かったのもアンタのせいってこと?」

    『まあ、そうなるな。思ったよりも精神の摩耗が激しかったが……致し方あるまい』


    それが残念そうに聞こえたのは、自分にとって都合が良い環境が長続きし無かった故なのか、それとも虎杖を心配しているのか、二人には分からない。

    だが少なくともハッキリしているのは、このままでいることは見過ごせないということ。


    ≪行動ロール≫

    1.戦闘 2.交渉

    伏黒 dice1d2=2 (2)

    釘崎 dice1d2=2 (2)

  • 86二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:54:52

    思ってるよりもSAN減少してるのか…?
    というよりMPとかが吸い取られてる…みたいな感じなのかな
    そしてこの2人が交渉一択なのダイスの上でそれでも虎杖が大事にしてるのを大事にしてそうで好き

  • 87二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:56:50

    戦闘より交渉か上手くいくといいな
    やっぱり何かは吸い取ってたか

  • 88二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 00:59:53

    タマスも虎杖のこと好きなのかな…だとしたらちょっと切ないけど脳に負担かかり続けるのは深刻だからやっぱ共存キチーって

  • 89125/01/16(木) 01:07:27

    この問題の渦中にある虎杖は気絶中。だからこそ動けるのは伏黒と釘崎しかいない。


    「……その精神への操作とやらを今すぐやめろ」

    『それは無理だ。貴様らがそうだったように、今の姿のままでは受け入れて貰えないことくらいは我にも分かっている』

    「じゃあこのまま虎杖が苦しむことは仕方ないって?ふざけんじゃないわよ」


    もしも、だ。

    この猫のような何かが敵対するつもりもなく、そして虎杖にも害がないのならば、後でこっそりと虎杖にタマの正体を教えた上で虎杖がどうするかを尋ねるつもりだった。

    だがこうなれば話は別だ。


    『こればかりは仕方のないことなんだ。我が人間として生きて行くには、自分の姿を変えて見せるしかない。我もずっと、とは言わん。数か月の間で良いんだ。その程度ならば今は多少の無理があっても、後遺症が残るようなこともない。勿論、死なせる気もない』


    そう言ったタマは虎杖の方へと近付く。そしてその隣に座り込んだようだ。二人の目から見ればうにょん、と体高が低くなったようにしか見えないが。


    『此奴も我のこの姿を見れば拾わなかっただろう。今だって我の姿を見れば、タマの姿がこうと分かれば此奴も我のことを捨てるだろう。我のような姿の者が人間と過ごすにはこの方法しかない』


    そして全ての瞳がぎょろりと伏黒と釘崎を射抜く。


    『我はこの姿が人間には受け入れがたいということをよく分かっているつもりだぞ』


    ≪説得方法≫

    1.虎杖がこのままだと困るのでここから出て行って欲しいと頼む

    2.その姿を受け入れる人間もどこかに入るかもしれないと説得する

    3.虎杖ならその姿でも受け入れてくれるかもしれない、とにかく本当の姿を虎杖に見せてみろと言う

    伏黒 dice1d3=1 (1)

    釘崎 dice1d3=3 (3)

  • 90二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 01:11:35

    別れたが2人とも虎杖のこと思ってるのは伝わる
    悪意なくとも傍に居るだけで害をなすなら認められないし
    虎杖なら本来の姿見ても受け入れるだろうと思うのも解る

  • 91二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 01:12:41

    虎杖の体を大事にして出ていってほしいとなる伏黒もいや虎杖なら受け入れるんじゃないの?となる釘崎も虎杖のことを全力で考えてるんだろうなってなって好きだな

  • 92二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 01:12:51

    うーん話が本当だと信じれば妥協点を探る余地もありそう けど伏黒の選択が安全策かなぁ…でも玉虫色のタマ見た虎杖の反応も気になるな
    少なくとも罵詈雑言とかはないと思うんだが

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