【閲注TRPG】HO1が誘拐されたので助けに行こうと思います!【CoC×植物トリオ+五】

  • 1125/01/16(木) 22:16:20

    このスレは虎杖と伏黒と釘崎と五条をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時や万が一グロテスクな描写があった時用だよ

    原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ

    今回はきるてさま作成シナリオの『HO1が誘拐されたので助けに行こうと思います!』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含みますので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    通過卓の『朝起きたらネコ耳が生えていた』『なつのお迎え』『探索者格付けチェック』『斑猫温泉へ行こう!』『新年に猫は鳴くか』『KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件』などのネタバレも含む可能性があるよ

    今回は誘拐されるHO1を含めて誰がどのHOかの安価や、行動安価も含めていくよ
    ドタバタ系シナリオなのでロスト率は低いよ

    HO1になって誘拐されるのは誰か、誘拐されたHO1を無事に助けることが出来るのか、乞うご期待!

  • 2125/01/16(木) 22:16:56
  • 3125/01/16(木) 22:17:07
  • 4125/01/16(木) 22:17:31
  • 5二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:17:41

    やったー!新鮮なTRPGスレだー!

  • 6二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:18:19

    わーい!もう新卓が!
    待ってました!

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:18:35

    さて誰が誘拐されるかな

  • 8125/01/16(木) 22:21:20

    今回のPCは虎杖伏黒釘崎五条の四人だよ
    それぞれにHOを付与するよ。HOによって何が起こるか決まるので推奨を見た上で考えてね
    あくまで推奨だから外しに行ってもまあスレ主がどうにかするよ

    安価するまで五分くらい時間空けるから読んで待っててね

    【HO一覧】
    HO1:誘拐された
    推奨:誘拐されたという事実が面白いPC

    HO2:HO1を殴りたい
    推奨:パッションで生きてるPC

    HO3:HO1を助けたい
    推奨:一歩引いて皆を見てるPC

    HO4:HO1を助けたい
    推奨:縁の下の力持ちなPC

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:23:32

    自分の中である程度それっぽいのがなんか一瞬で出てきた
    でもどうなっても面白いよね

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:23:58

    面白そうなHOでわくわくする

  • 11125/01/16(木) 22:27:05

    じゃあ安価行くよ


    HO1は誰?(虎杖伏黒釘崎五条の中から一人指名)

    >>13

  • 12二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:27:21

    五条

  • 13二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:27:36

    五条

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:28:13

    まあですよねと納得

  • 15二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:28:24

    五条にしようとしたら五条で即埋まってしまって笑った

  • 16125/01/16(木) 22:29:11

    正直誰が誘拐されてたら一番面白いかってそりゃ五条だよね、分かるんだよ

    そして実質二度目の誘拐(新年シナリオが一度目)


    HO2は誰?(虎杖伏黒釘崎の中から一人指名)

    HO2:HO1を殴りたい

    推奨:パッションで生きてるPC

    >>19

  • 17二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:29:27

    殴りたいだから伏黒

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:30:07

    虎杖

  • 19二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:30:12

    殴りたそうな伏黒

  • 20二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:32:14

    五条猫街ピーチ姫状態だ
    まあ本編も封印された救助対象みたいなもんか…

  • 21125/01/16(木) 22:32:26

    ここは割れたね、じゃあ次行くよ


    HO3は誰?(虎杖釘崎の中から一人指名)

    HO3:HO1を助けたい

    推奨:一歩引いて皆を見てるPC

    >>23


    残った一人が自動的にHO4になるよ

    HO4:HO1を助けたい

    推奨:縁の下の力持ちなPC

  • 22二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:32:44

    一歩引くなら釘崎かな

  • 23二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:32:54

    釘崎かな

  • 24二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:33:10

    釘崎

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:33:47

    全員一致しとる

  • 26二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:34:40

    よく考えたらパッション殴りてえ!は釘崎も合ってそうだなと思った
    殴りてえ…は伏黒の固定イメージがあった

  • 27二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:34:59

    自分の中ではHO2釘崎を浮かべてたからガチでバラバラで面白い

  • 28125/01/16(木) 22:35:44

    今回のイカれた面子を改めて紹介するぜ!

    【HO一覧】
    HO1:誘拐された
    五条 悟

    HO2:HO1を殴りたい
    推奨:パッションで生きてるPC
    伏黒 恵

    HO3:HO1を助けたい
    推奨:一歩引いて皆を見てるPC
    釘崎 野薔薇

    HO4:HO1を助けたい
    推奨:縁の下の力持ちなPC
    虎杖 悠仁

  • 29二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:37:35

    五条殴りたそうなのは絶対伏黒だけどパッションで生きてる感じ推奨なら伏黒より虎杖かなと

  • 30二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:37:41

    そうか殴りたい枠は釘崎もそうだな
    何か伏黒が殴りたがってる印象強いな自分も

  • 31二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:38:01

    もしかしたら伏黒がなんかあってキレてるのかもなと思えてきたな

  • 32125/01/16(木) 22:38:24

    スレ主が安価挟まずにHO決めるならHO1五条HO2釘崎HO3伏黒HO4虎杖にしてただろうから、こういうのも安価の楽しみだね

    導入部分ではまだ誘拐されてないけど、コイツ誘拐されるんだ……の目で生温かく見守ってね!

  • 33二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:39:55

    人によって違うの面白いな
    でも誘拐される役は多分五条が多いだろうなと思う

  • 34二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:41:23

    いやなんというかこういうので積極的に助ける方なのは虎杖くらいで伏黒と釘崎はどっちにしろなんかジト目になってそうだなってなってしまった

  • 35二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 22:44:23

    何か五条さんならノリノリで誘拐されそうだよな

  • 36125/01/16(木) 23:02:14

    五条伏黒釘崎虎杖の四名は今日も愉快に一日を過ごしていた。

    色々あって学校にタマ(前シナリオ参照ネョゴス)が出現し、全生徒にバレないように壮絶なかくれんぼをしながら自動的に教科書を全て忘れることになった虎杖が駆け回って諸々を借り受けたり、気が付いたらサッカーボールがタマに代わってたりなど、シナリオ一つ分はありそうなドタバタな一日だった。


    なんやかんやありながらも無事発狂者を出すことなく学校が終われば、帰路につくのだが色々あってファミレスwith五伏釘虎タでも更に色々とあったのだが、お腹がいっぱいになったタマが再び虎杖の鞄の中で寝呆け……?ている最中、そんな四人に声を掛ける者が居た。


    「もし、もし。そこの貴方、ちょっとお話を宜しいですか?」


    そう声を掛けられたのは五条だった。振り向けばそこには夜空色のローブを羽織り、目元まで隠している占い師らしき人間が座っていた。

    占い師らしき、という表現になるのはその人の前にこれまた夜空色のテーブルクロスがひかれた小さな丸机が置いてあり、いかにもなタロットカードが置いてあったからだ。


    「僕に何か?」


    呼び止められることには慣れている、と言った風に五条がそう言えば、既に本日の任務(夕飯の奢り)が終わっていたこともあり三人はそのまま足を進めようとするも五条の右手は虎杖を、左手は伏黒を捕まえている。

    友人二人を人質に取られた釘崎は五秒強迷ったものの、渋々足を止めた。


    「貴方たちには、非常に奇妙な縁を感じます……」

    「縁切りの方法なら聞くわ」

    「それは俺も興味がある」

    「ナナミンとかも知りたそうだよね」

    「僕がその辺の占い師の縁切り程度に負けると思う?」


    四人纏めてよく分からない事件のような何かに巻き込まれたこともある。そして加えるなら七海や乙骨も。少なくとも奇妙な縁、と言われれば納得してしまうのも確かだ。


    「どうかこの私に占わせていただけませんか?もちろん、お代は頂きません。私が我儘を言うのですから」


    五条の言葉も聞き流しつつ、顔色の一つも分からない中で占い師はそう言った。


    五条はどうする?

    1.断る 2.承諾する

    >>38

  • 37二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 23:06:26

    タマ(ネョゴス)は中々のお転婆さんだな!
    うーん五条なら断りそうだけど今回はそこら辺の占い師に何が分かるのか?って興味惹かれたってことで2の承諾!

  • 38二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 23:10:05

    フフ 虎杖の鞄に入ってるタマ可愛い
    抜かりなく2人をつかんでる五条オモロい

    安価なら聞いたところで気にしないだろうけど立ち止まったし2の承諾で

  • 39二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 23:13:18

    タマ見て発狂する人いなくてよかったよ
    タマもすっかり猫?生活楽しんでるな

  • 40二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 23:25:34

    断る
    警戒心はしっかり持ってるといいよね
    なお

  • 41二次元好きの匿名さん25/01/16(木) 23:35:39

    五伏釘虎タってしれっと混じってるタマ可愛い
    タマに沼りそう

  • 42125/01/17(金) 00:54:42

    常ならばこういった胡散臭い誘いは断るのだが、未だに脱出出来ないかと企んでそうな伏黒と既に諦めている虎杖を見て、少し逡巡した後に口を開く。


    「喜んで!」

    「おい」

    「五条先生って占い信じなそうなのに」

    「どうせ都合の良い結果だけ信じるタイプよ。もしくはテレビの占いの最下位だけ覚えてて出会い頭に言ってくるかね」


    散々な言われようだが、五条も占い師も然して気にした様子がない。


    「あぁ、ありがとうございます。どうかお連れ様方もお座りください。この縁はあなた方も深く関わっていそうですので」


    そんなことを言いながら、どこから出したのか小さな椅子を四脚、すすすと並べて座るように促してくる。


    「ほら、座って座って」

    「引っ張らないでください」

    「せんせ、首締まってる!首締まってる!!」

    「私とコイツらは他人なんで。縁なんてないから勘違いしないで欲しいわ」


    <幸運>AF:一流探索者の証の所持で+10の補正(釘崎、虎杖)

    五条(90) dice1d100=17 (17)

    伏黒(70) dice1d100=85 (85)

    釘崎(80+10,90) dice1d100=60 (60)

    虎杖(80+10,90) dice1d100=7 (7)

  • 43125/01/17(金) 01:12:52

    五条釘崎虎杖は無事に座ったのだが、伏黒が溜息混じりに腰を掛けたその瞬間、ぼきりと嫌な音がする。
    それと同時、気付けば伏黒は地面に尻餅をついていた。

    「……は?」

    どうやら椅子の足が折れたらしい。伏黒よりも余程重いのが二人居るが、そちらは平然と座っていることを鑑みると耐荷重の問題ではなく伏黒の運が悪かっただけらしい。
    椅子の足に罅でも入っていたのだろうか。今となっては分からないが。

    「あーあ、壊しちゃったね。弁償するよ、これいくら?」

    ノーモーションで弁償に動くのは五条にとって自分の生徒が破壊神になるのに慣れている証拠だ。椅子の一つくらい大したものではない。
    もし大した額をふっかけられたのならば、戦うしかなくなるのだが。

    「いえいえ、此方こそすみませんねぇ。お連れ様も怪我はありませんか?」

    そう言いながらまた新たに現れる小さな椅子。
    五条に揶揄されて若干イラっとしたものの、伏黒はそれを堪えて占い師に「すみません」と頭を下げる。
    新たな椅子に座る時に少々緊張したが、どうやら今度こそ大丈夫なようだ。

    そして四人が座ったのを確認すると、占い師はタロットを使い、占い始めた。
    慣れた手つきの滑らかな手さばきを見惚れていてば、「これはなんとも……」と占い師の声で意識が戻る。

    「なんと伝えたものか……、まず五条様」

    あれ、名乗ったっけ?と疑問を感じるも占い師は気にした様子もなくつらつらと言葉を続ける。

    「やばいです。非常によからぬものとの縁が繋がってしまっています。近いうちトラブルに巻き込まれるでしょう」

  • 44125/01/17(金) 01:14:03

    「トラブルの化身なのはいつものことよね」

    「確かに」

    「オマエが言うのか」

    「アンタも言えると思ってんの?」

    「それだけではなく……。伏黒様、釘崎様、虎杖様。皆様も数奇な縁が繋がっております。そうですね、ラッキーアイテムはスマホでしょうか」


    名乗ったっけな、名乗ってないよな。名前を呼んだかな、まあいいや。よくないけど。


    「それにしても五条様の縁は本当によくないですね……。下手をすると命を落とす可能性もあります。ですがご安心ください、貴方との良い縁があるものが貴方を助けようと思う限りは、きっと大丈夫でしょう」

    「良い縁なんてないですよね」

    「僕にだって友人や可愛い生徒たちが居ますぅ」

    「誰?」

    「そんな純粋に疑問、みたいな顔よく出来るね野薔薇」

    「俺先生の友達一人も知らんかも」

    「まあ……逆に言えば、お連れ様方が失敗すればどうなるかはわからないということなのですが」


    占い師は一方的に言葉を重ねると、思い出したようにあぁ、と声を上げる。


    「そうだ、これを差し上げましょうか?サービスのお守りです。困った時にきっと役に立ちますよ」


    そう言って、小さなリボンが巻き付けられた石を差し出してくる。


    「もちろんお代はとりませんよ、私の気持ちと思っていただければ」


    そう飄々とした口調で喋る占い師は五条が受け取っても受け取らなくても、もしくは他の誰かが受け取るでもどうでも良さそうだ。


    どうする?

    1.五条が貰う 2.伏黒が貰う 3.釘崎が貰う 4.虎杖が貰う 5.誰も受け取らない

    >>46

  • 45二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 01:15:52

    なんでここで急に椅子が壊れたんだ…虎杖のせいで五条慣れきってて笑う
    うーん…何となく悪い人じゃなさそうだし五条本人に持ってもらっておこうかな

  • 46二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 01:19:46

    うーん怪しい占い師のようにも警告者のようにも見える
    命の危険ある五条が持っとくか

  • 47二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 01:23:41

    後から考えれば困った時だからファンブルに愛されてる破壊神ドジっ子の2人も良かったのかもなあ
    まあ命の危険ある五条の方が良かったよな?多分

  • 48125/01/17(金) 01:34:09

    「それはどうも」

    この占い師の言葉を信じているわけではないが、このような怪しいものを生徒たちに持たせるわけにはいかないと、五条は先んじてそれを受け取った。
    そうすれば占い師は薄く笑って言葉を紡ぐ。

    「それではどうか良い一日を」

    ざあ、と風がひと際強く吹き付ける。思わず目を閉じて、次に目を開けるともう占い師の姿はどこにもなかった。まるで、そこには初めから何もなかったかのようだ。

    「……既にトラブルに巻き込まれてる気がするんだけど」
    「風と共に去ったわね」

    だが残念ながらこの程度の異変は「またかぁ」くらいで流せるようになってきてしまった。

    「僕の身に何かあったら助けてくれる?」

    五条がふざけたようにそう言うも、釘崎は溜息を吐いた。

    「助けて欲しいなんて思ってない癖に」
    「そりゃ出来ることはするよ」
    「楽しそうだから、なんて馬鹿みたいな理由で自分から首突っ込まないでくださいよ」

    信頼と甘えと辛辣さが混じった会話に五条はくつくつと笑った。
    この前は知らないうちに知らない家に居たが、あのようなことがそう二度も三度も起こりはしないだろうと。

    「ま、僕がそう簡単に命を落とすような事態になるとは思えないけどね」

    後から思えばこれがド級のフラグだったとは、言うまでもない。
    その日はそのまま解散することになる。コンビニに寄って五条がもう一度奢らされたのも誤差のようなものだ。
    そうして四人は別れ、家路についた。

  • 49125/01/17(金) 01:36:26

    【個別導入-HO1五条 悟】


    五条は薄暗い道を歩いている。

    どうしてそこを歩いているのか、どこに向かおうとしているのかはわからない。

    けれど、何かに呼ばれているような気がして、ただひたすらに歩みを進める。


    ……ふと、視線を感じた。


    その出処を探ろうと辺りを見回しても、周囲に人影は見つけられない。

    気のせいかと踵を返した途端、貴方は後頭部に強い衝撃、次いで鈍痛に見舞われる。


    <CON×5>

    五条(75) dice1d100=19 (19)

  • 50二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 01:36:58

    うーんこの占い師の人はなんか人の理から外れてる人だった…?
    って早速フラグ回収!
    気絶はしなかった?

  • 51125/01/17(金) 01:41:16

    少々様子がおかしかろうが、この男は五条悟。
    何とか踏み止まって背後を振り返れば、そこにはどこから現れたのか、黒いローブを着て目深にフードを被った男たちが何人も立ち並んでいた。
    その誰もが、ハンマーやら、銃やら、ロープやら、スタンガンやらを構えて、貴方をジリジリと追い詰める。

    「あー……随分と物騒だね」

    どこか頭がぼんやりする。
    常の五条ならばそもそも不意の一撃すらも避けられた可能性が高いというのに、現実には避けることも出来ずに、気配さえもろくに辿ることが出来ずに、おそらくは鉄パイプか何かで殴られたということなのだろう。

    ぐらぐらと頭が揺れる。
    そのまま自分を囲む奴らを一撃で殺しかねない威力の蹴りを叩き込めるはずの五条はぼうっとその場に立ち尽くす。
    このままで良いはずはないと思う一方で、手足の動かし方を忘れてしまったかのように棒立ちだ。
    「これで必要なものはそろった」「あとは儀式の準備だけ」などと不穏なことを言う影たちは五条の僅かなの抵抗も意に介さず、こうして五条は誘拐されてしまったのだ。

  • 52125/01/17(金) 01:43:03

    【個別導入-HO2伏黒 恵】


    帰宅して眠っていたはずの伏黒は、奇妙な声で目を覚ます。


    「………人間よ」


    どこからか声がする。

    何事かと思って目を開けようとした伏黒は気づく。

    目が開かない。

    というか体がピクリとも動かない。金縛りと言うやつだろうか。


    <SANチェック>0/1

    伏黒(93) dice1d100=20 (20)

  • 53二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 01:45:57

    儀式…!怖い奴だ
    そして伏黒導入の金縛り
    話し掛けてるのは誰だろうな

  • 54125/01/17(金) 01:48:10

    伏黒がろくに動けないままに、声は続く。

    「下等なる生命よ。返事とか出来ないだろうから俺が一方的に要件を話していくので心して聞くように」

    返事とかできない、に関してはまさにその通りなのだがどうにも言い方が偉そう過ぎる。
    夢か、そうじゃないのか。分からないままに伏黒は動けないならば話を聞こうと、諦めつつ全身の力を抜いた。

    「実はつい最近、どっかのアホが潮臭いクソボケカスを目覚めさせるために儀式をおっぱじめて、挙句成功したらしい」

    自分に対してよりも酷い言い様に伏黒は内心「潮臭いクソボケカス……」と復唱する。まあ声には出来ないのだが。

    「俺としてはそれが非常に気に食わないし、多分おまえも気に食わなくなる。俺が断言しよう」

    なんだそれ、とやはり思うも聞いていることしか出来ない。

    「それでだ、どっかのアホをぶん殴ってとっちめてもらいたいんだがな、ぶっちゃけ俺が干渉するのも面倒くさい。というか近寄りたくない」

    どこぞの誰かをぶん殴ってとっちめたいが、近寄りたくないという感覚は残念ながら伏黒には理解出来た。

    「だからお前に俺の力の一端を貸してやる。色んなものをぶっ飛ばしてこい」

    色んなものって大雑把すぎるだろ、と内心でツッコミを入れるもやはり変わらずに口は動かなかった。

    「ではそういうことで。また会うことになるだろうが、さらばだ人間よ…………」

    本当に一方的に話し終えたらしい声は、それきりなりを潜めた。
    あの声は一体なんだったのだろう…とは思いつつ、不思議と自分の体には力が漲っているような気がした。

    そうして瞼を持ち上げても、やはりそこにはいつも通りの自室が広がっているだけだった。

  • 55125/01/17(金) 01:49:38

    【個別導入-HO3釘崎 野薔薇】


    帰宅して眠っていたはずの釘崎は、奇妙な声で目を覚ます。


    「もし…もし……聞こえているか…………」


    それに返事をしようとすれば、釘崎は自分の声が出ない、何なら体のどこもかしこも動かないことに気づく。


    <SANチェック>0/1

    釘崎(98) dice1d100=11 (11)

  • 56二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 01:51:04

    なんだろう人外の存在なんだろうけど味方なのかな?
    やけに口が悪くて暴力的だが

  • 57二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 01:51:51

    同じ人?神?上位生物?が話し掛けてきてるのかな

  • 58125/01/17(金) 01:54:44

    思いがけない何か、自分を襲ったトラブルに対して文句の一つや二つを超えて十言おうとするも、声も出ずに口も動かない。
    しかしそんな釘崎の様子を知ってか知らずか、声はお構いなしに続いた。

    「近々、お前のもとに大きな災いが訪れるだろう。そしてその災いから逃れることも出来ない」

    これが既に災いよと思いながらも、釘崎は文句の一つも言えない現状に歯噛みする……ことさえもできない。

    「お前は同行者たちと共にこの世の災いを取り除かなければならない。しかし、ただの人間にはそれは荷が重いだろう」

    出来が悪いRPGかよ、という釘崎のツッコミは声にはならないが、私をただの人間扱いなんて良い度胸ねと斜め上の喧嘩っ早さだ。

    「よって、私から幾ばくかの知恵と力を貸し与えてやろう。それがあればまぁ死ぬこともあるまい」

    自分でやりなさいよ、と釘崎が内心で突っ込む。恩着せがましく押し付けた上で「悪いね」と悪いと思ってない声音で言われたことを思出して苛立ちが増した。

    「え?自分で行けって?いやこれでも忙しい身なのでな。最大限応援はしてやるから」

    どこぞのアイツと同じようなことを言ってるんじゃないわよ!と思えど、結局声が出ることもなく。

    「それではな。また会おう」

    言いたいことだけ言って声は聞こえなくなった。
    一体あの妙に上から目線で予言めいた声はなんだったのか。
    そんな疑問を抱きつつ、釘崎が瞼を持ち上げればいつも通りの朝が広がっていた。

  • 59125/01/17(金) 01:57:49

    【個別導入-HO4虎杖 悠仁】


    帰宅して眠っていたはずの虎杖は、奇妙な声で目を覚ます。


    「やぁこんにちは、人間さん」


    辺りを見回してもこちらに話しかけている者はいない。それどころか、声は脳内に直接響いているようだった。


    「タマ?」


    声は違うが、脳内に直接声が響くのは初めてではない。

    もしタマが単為生殖でもしてタマとタマ2になってたらどうしようと、虎杖は斜め上に思考を走らせた。


    <SANチェック>0/1

    虎杖(93) dice1d100=5 (5)

  • 60二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 01:59:22

    増殖タマで無駄クリ出すな!

  • 61二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 02:01:05

    おお今回は出目が良さようだね
    惜しむらくはノーカンだろうことだね

  • 62二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 02:02:17

    こうしてみると話しかけてきてるの別人?なのかな印象違うよね

  • 63二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 02:03:55

    虎杖は無駄クリをするんじゃないまた破壊神になるつもりか
    そしてタマとタマ2に分裂している可能性で笑った

  • 64125/01/17(金) 02:08:38

    「僕にはそちらの声は聞こえないから、僕の要件をパパっと伝えるね〜」

    なんか映画みたいだな、と虎杖はちょっとワクワクした。
    虎杖とタマの大冒険が今ここから始まる――はずもない。

    「実はね、今ちょっと大変な事が起きてて〜。簡単に言えば世界滅亡の危機みたいな?君にはその大変な事を解決する手伝いをして欲しいんだ」
    「勇者にしか抜けない剣を抜け的な?」
    「あ、君一人だけじゃないから安心して!とりあえず他にも数人同じような状況の人がいると思うから〜」
    「んじゃ俺はモンクとかかな。他にも数人って……んにゃ、まさかな」

    脳裏に浮かぶのは伏黒と釘崎、あとは場合によっては五条。更に稀に脹相や羂索、七海や乙骨。意外と巻き込まれている人多いな、なんてことを考えながらもベッド下の床で丸まってるタマがタマとタマ2になりかけている。……違う、伸びているだけだ。

    「うっかり死んじゃったりしないように、僕から力も貸してあげるね〜。じゃあ頑張れ〜」

    などと勝手な要求を一方的に告げた後、声は聞こえなくなった。
    一体何者だったのか、そもそも何の話だったのかさっぱり分からない虎杖は、とりあえず寝ることにしたのだった。

    「……スゥ、……う゛ッ、タマが、タマタマとタマタマタマに……スヤァ」

  • 65二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 02:10:22

    話聞いてあげて
    タマタマとタマタマタマになるのも大惨事だとは思うけど

  • 66二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 02:13:40

    タマタマとタマタマタマから千切れてタマ6匹になりそうだなぁ…

  • 67125/01/17(金) 02:14:49

    伏黒釘崎虎杖はそれぞれ日常を過ごしていた。
    金曜日には得体のしれない占い師に出会うわ、夜によく分からない声が聞こえるわ、散々だったがのんびりと休日を満喫していた。

    そして日曜日の朝、ボーッとしながらもテレビを眺めていれば、どこかの街で市長が不正をしていたようだの、猫が美術館の守衛とカバディしているだの、普段と特に変わりないニュースで、またいつもと同じ一日が始まろうとしている。

    しかしそんな朝を過ごしていた三人の耳に、目新しいニュースが届く。

    『―――…通報から2日が経った現在、五条 悟さんの行方は未だ不明との事です。』
    『警察は、先月から五条 悟さんが住む地域で目撃情報が相次いでいた不審者たちとの関連も視野に入れ―――…』
    『―――…また、不審者の目撃情報は地域の神社周辺に集中しているとの声もあり―――…』

    伏黒の食べていた食パンの上から目玉焼きがずり落ち、
    釘崎は欠伸のために開けていた口がそのまま固まり、
    虎杖は咥えていた歯ブラシをぼとりと落とす。

    ニュースキャスターの淡々とした声が、すがすがしい朝に溶けていった。

  • 68125/01/17(金) 02:15:37

    と、ここまでで導入は終わり
    それで今日もここまで!

  • 69二次元好きの匿名さん25/01/17(金) 02:20:32

    乙です!あのゴリ‥五条先生誘拐できるなんて何者なんだろうな
    誘拐してどうするつもりだろう見目はいいけど扱い困りそう

スレッドは1/17 14:20頃に落ちます

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