メジロドーベルのトレーナーがメジロブライトとうまぴょいするスレ完走記念

  • 1二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:36:51
  • 2二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:37:56

    おいこんな地獄にしたやつ出てこい
    お陰で調子が絶不調に上がっただろうが

  • 3二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:38:12

    倒錯しすぎだろ……すげえな

  • 4二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:39:05

    初めて完走したスレが地獄て…

  • 5二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:46:39

    なんだろうな…
    ドーベルがキツく当たったせいでトレーナーから嫌われる奴は好きじゃなかったけど
    こっちはスーッと入ってくるな…

  • 6二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:49:24

    トレーナーもブライトもドーベルのことは大好きなんだ
    だから地獄なんだこれ

  • 7二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:50:57

    地獄への道はあにまん民で舗装されている

  • 8二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:51:06

    >>6

    なんならドーベルも2人の事が大好きなんだよね


    美しい…

  • 9二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:52:22

    前スレ最後ので完全に脳が焼かれたもう二度と戻らない
    仕上がったら短めの投下しますんで……

  • 10二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:52:27

    誰も嫌いあってないけどどこに着地してもまともな結末にならないのほんと酷いと思う。

  • 11二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:53:27

    正直シナリオ読んでて似たようなこと想像してたから助かる

  • 12二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 12:57:55

    トレーナー…ドーベルのことは誰よりも信頼している だからこそブライトとそういう仲になってしまった今では絶対にドーベルを愛することはない
    ドーベル…何もかも手遅れになってから自分の気持ちに気づいた 相手が大切なブライトなので余計に苦しんでいる
    ブライト…絶対に手にしたかった春の盾を一番譲れなかった相手に持っていかれて全てが狂った ドーベルのことは変わらず大切だしトレーナーのことを心から愛してしまっている

  • 13二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 13:00:01

    >>12

    ウワーッ!!紛うことなき地獄!!

  • 14二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 13:04:50

    これが初完走か…なんかこう…いや…何も言えんな…

  • 15二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 13:15:28

    >>14

    あにまん民には相応しいと考えられる

  • 16二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 13:59:51

    なんであんなぽんぽん文豪が湧いてきたんだろうな…1人はイッチだったが

    脳破壊されまくった後に盲点だったズブズブライト喰らって完全に闇堕ちした気分だ…

  • 17二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 14:58:53

    す、救いは……
    救いはないん……………


    ブライトも脳破壊して釣り合い取るか

  • 18二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:00:37

    ベルトルトの気持ちが痛い程分かるスレ

  • 19二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:01:06

    >>17

    それ巻き添えでドーベルの脳も破壊されません?

  • 20二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:01:17

    脳が破壊と再生を繰り返してるんだが?

  • 21二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:01:32

    >>17

    もうされてるんだよなぁ……(前スレ98)

  • 22二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:02:14

    >>19

    もうボロボロだから大丈夫

    死なば諸共よ

  • 23二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:03:20

    破壊と創造は表裏一体だからね
    何かが壊れてこそ新しい何かが生まれるんだ

  • 24二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:03:40

    マジで誰も幸せにならないルートあるのひどい

  • 25二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:04:16

    感想

  • 26二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:07:01

    嫌だ嫌だ!ブライトとドーベルはそれぞれ幸せになってほしい!!ハッピーエンドがいい!!
    って頭では思ってるのに勝手に口角が吊り上がる…

  • 27二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:09:02

    脳がメキメキいってる

  • 28二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:09:22

    >>23

    罪のないあにまん民の脳と性癖が壊されてるんですけど!

  • 29二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:11:16

    ここにブライトに好意持ってるブラトレを…と考えたがやめよううん

  • 30二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:12:30
  • 31二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:13:37

    密かにブライトに思いを寄せてたブラトレが脳破壊される話でも書くか……

  • 32二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:14:10

    感化されてスレ民がどんどん邪悪な文豪と化していくのこわい
    バクシン曇らせシナリオスレと同じものを感じる

  • 33二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:14:34

    ブラトレ「いいんだ…これで…なんだかんだブライトが幸せそうだし…ほわほわしてるけどそういったところはしっかりしてるんだな俺驚いたよすごい末脚だ」

  • 34二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:15:56

    >>29

    >>31

    関係ないけどブラトレだとブライアンのトレーナーと被るのなんとかしたくなるな

    語呂悪いけどブライトレとかか?

  • 35二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:16:31

    もう目覚まし時計使って過去に戻るしか…

  • 36二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:19:12

    仕方ないからブライトトレとドーベルくっつけるか
    脳破壊された2人が慰めあってズブズブ沼にハマるのは美しいかもしれない
    どっちもボロボロで多分ダメだろうけど

  • 37二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:19:35

    >>34

    おじいちゃんに倣ってズブトレていうのはどうかな

  • 38二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:22:24

    ドーベルにベルトレが逆ぴょいされた後のブライトの反応も見たい……見たくない?

  • 39前2922/03/12(土) 15:22:56

    やっぱり誤字ありやした…特に訂正したいのを今更ここで…

     

    >>わたくしを繋ぎ止めた言祝ぎが、永遠に消えないように。

    >>──その源泉を、呑み込むように"吸い寄せた"。


    意地でもR15にしたくない謎のこだわりがありましたが、もう完走したので言ってしまうと、

    これは俗に言うスロートキスを初手でブライトが仕掛けやがったということでして…


    自分の希望の光となってしまったドベトレを離さないため、あの時夢を見せてくれた彼の言葉、の源泉である口唇を思い切り吸い寄せ…

  • 40二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:24:52

    >>39

    ワァ……ワァ………

    ワァ………ァ………(絶望)

  • 41二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:25:55

    救いはないんですか…?

  • 42二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:30:16

    >>36

    共依存のお手本じゃないかたまげたなあ

  • 43二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:35:23

    >>38

    やってやったで不気味な笑顔のドーベル


    あっ…あっ…しか言えず目に光がないブライトトレ

  • 44二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 15:54:21

    今見てきたけどちょっと脳が……

  • 45二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 16:11:23

    知りたいことを知ろうとすると、知りたくなかったものまで見えてくる。
    昔読んだ本の一節にあった、なんてことのない台詞。それをまさか身を以て体感するとは思わなかった。
    ───ああ、本当に知らないままでいればよかったのだ。たとえ哀れな道化になったとしても。



    「今日も行くのか?」
    「ええ。ドーベルとお話したいことがございまして~」

    トレーニング後のミーティングを終えて、制服に着替えたブライトはそう言った。
    今日も彼女はメジロドーベル───ドーベルさんのところに行くらしい。ここのところ毎日のようにだ。
    同じメジロ家同士、そしてデビューが同年ということもあって彼女たちは特に結束が強い。だから別におかしなことではないし、そもそもブライトがトレーニング後に何をしていようが、基本的にトレーナーの私に口出しする権利はない。
    しかし、それにしても頻度が高すぎるような気がする。……ただ友人と話をするだけだというのに、私は何を心配しているのだろうか。

    「いつも何を話しているんだ?」
    「そうですねぇ……まあ、だいたいはレースのことについて、ですわ~。春の盾はドーベルに譲りましたが、次こそはわたくしが勝ちたいですもの」

    春の盾。その言葉を聞くと、胸が締め付けられるような感覚に襲われる。
    今年の天皇賞・春。名門ステイヤーの系譜を継ぐものとして絶対に逃すわけにはいかなかった栄冠は、残り数メートルで私たちの手からこぼれていった。適性距離の壁を乗り越えてやってきた、お互いの旧友によって。

    「勝つためにライバルにも意見を求めるのか。さすがだなブライトは」
    「いえいえ~。至らぬわたくしを鍛えてくださるトレーナーさんの期待に応えねばなりませぬもの。……では、行って参りますわ~」
    「あまり遅くならないようにな」

    いつものんびりしている彼女にしては、珍しく足早に部屋を出て行った。
    その背中を止めていたら何か変わっていただろうか。いや、もう遅かったのだろう。

  • 46二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 16:16:03

    ウワーッ!脳のn度焼き!

  • 47二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 16:19:55

    この概念を前提においた上で、本編クリスマス見ると、ブライトがドーベルのトレーナーへの好意の程に気付いた世界線という前提が勝手に脳から生えてきて脳が再生される。
    その後前スレ読んで再破壊される→本編で脳が破壊と再生を繰り返して幸せになれる。

  • 48二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 16:20:41

    多方面から焼き尽くされたからもう脳が灰すら残ってねぇ!

  • 49二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 16:44:15

    >>45

    その後、私は溜まっていた書類仕事に取り掛かった。話し相手もいない部屋の中では思った以上に仕事が捗って、気がつけば今日やらなくていいものまで片付けてしまった。

    外を見るとすっかり暗くなってしまっていたし、今日はこの辺りにしておくか。背伸びをして椅子から立ち上がると、ふと視界に見慣れないものが映った。


    「……忘れ物か?」


    机の上にスマートフォンが置いてある。私のものではないから、おそらくブライトが忘れていったものだろう。

    参ったな。忘れていると伝えようにも当の連絡手段がここにある。となれば届けに行くしかないか。この時間ならもう寮にいるだろうし、事情を話して渡してもらえばいい。

    仕方なく私は上着を羽織って、栗東寮へと向かうことにした。




    「え?戻っていないのか?」

    「うん。ブライトならここ最近は門限ギリギリに戻ってきているね。破っているわけではないし、私からはとやかく言えないのだけど……」


    フジキセキは困ったような顔をした。

    無理もない。ブライトは今まで、トレーニングが終わったら早々に寮に戻っていた。それが、ここ最近は遅くまで帰ってこないのだという。

    恐らくは件のドーベルさんとの会合が理由なのだろうが。


    「彼女が戻ったら私から渡しておこうか?」

    「ああ、いや……居場所に心当たりはある。直接届けに行くよ」


    やれやれ、あまり遅くならないようにと伝えたのに。

    フジキセキに礼を言って、今度はドーベルさんのトレーナー室へと向かう。奴とは───あのトレーナーとはあまり会いたくないのだが。

  • 50二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 16:48:37

    >>49

    数分後。数十メートル先に見えてきたトレーナー室には明かりがついていた。まだ中に人がいるのだ。

    さっさと渡すものだけ渡してしまおうと早足で近づくと、ふと部屋の前の人影に気づく。

    長い鹿毛の髪に、トレセン学園の制服。そんな容貌のウマ娘が地面に座り込んでいた。怪我人か病人かと思ったが、その姿に見覚えがあって、思わず声が漏れる。


    「……ドーベルさん?」


    ブライトと一緒にいるはずのドーベルさんが、ドアの隙間から部屋の中を覗き込んでいた。

    いったい何をしているのだろうか。声を掛けようとすると───


    「いやっ……いやっ!」

    「あ、ちょっと───!」


    何やら血相を変えて走り去ってしまった。呼び止めようとしたが、ウマ娘の脚力には到底追いつけない。

    それよりも、部屋の中の方が私には気にかかった。


    彼女の反応を見るに、どうやら普通ではない何かが起きているらしい。空き巣でも入ったのかもしれない。

    中にいる誰かに気づかれぬよう息を潜めて、慎重に僅かに開いたドアの隙間に顔を寄せる。


    「……は?」


    信じられないものを見た。

  • 51二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 16:58:54

    >>50

    「トレーナー様……お慕いしております」

    「ああ、ブライト……」


    ドーベルさんのトレーナーとブライトが、抱き合ってキスを交わしている。お互いしか見えていないかのように熱心に、脇目も振らず。

    色恋沙汰には詳しくない私にも、ふたりが親密な関係であることは即座に分かった。


    「あ、あ……」


    まさか、ブライトとあいつがそんな。

    心の中の何かが壊れていくような感覚。神聖なトレーナー室で何をやっている、と言い出そうにもうまく声が出ない。

    身体の先から熱がどんどん引いていく。


    いったいいつからだ?ブライトがこの部屋に熱心に通うようになったのはいつからだったか。

    何か兆候はなかったか?気づけたような兆候が。

    錯乱している頭では考えがうまくまとまらない。その代わり、ただひとりこの場から逃げて行った彼女の姿が脳裏に浮かぶ。


    彼女は───ドーベルさんはこの関係を承知しているのだろうか。いや、あの様子を見るにしているわけがない。だとすると───だとすると、まずいことになった。

    早くあの子を探しに行かなければ。もう遅すぎたのだとしても、全てが手遅れになる前に。

    重い手足に鞭打って、私はどこへともなく駆け出した。




    彼女の行き先を辿るのは想像と違って簡単だった。

    ウマ娘が血相を変えて走っていったとなると、その様子を目撃している人は多い。行く先々で聞き込みをして、どうやらドーベルさんは今河原方面にいるらしいことが分かった。


    完全に日の落ちた空からは、少しづつ雨が降り出していた。

  • 52二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 18:25:02

    動悸と気持ち悪い興奮が止まらん
    すっかり脳破壊に調教されてしまった

  • 53二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 18:26:35

    このスレ見る前にドーベルで春天取っとけば良かった…

  • 54二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 18:46:48

    素晴らしい…

  • 55二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:08:50

    フォッシル

  • 56二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:17:20

    ベルトレワイ、こんな感じの顔になる

  • 57二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:24:14

    脳がスクラップ・アンド・ビルドされる

  • 58二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:28:26

    【朗報?】ドーベル×ベルトレハッピーエンドものを書いたことがあるワイ、無事脳が破壊される【悲報?】

  • 59二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:29:43

    >>58

    書けばいいじゃねえか 両方よ

  • 60二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:44:23

    脳みそがクシャって音を立てた気がする

    たすけてアルダンぼくはもうだめだ

  • 61二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:17:14

    週に数度の逢瀬を重ねるようになって、どれくらいが経ったでしょうか。
    今日も、日が暮れてしばらくしてから、トレーナー室へお邪魔いたします。

    「トレーナーさま~?」
    「いらっしゃい。ブライト」

    トレーナーさまは、にこやかに迎え入れてくださいます。
    いつでもご一緒できれば嬉しいのですが、トレーナーさまの担当はわたくしではございません。
    ですから、周りの人影がなくなってから、こっそりとお会いすることが多くなってしまいます。
    それでも、なんだか秘密を隠しているようでドキドキしてしまうのは、どうしてでしょうか。

    「わたくし、本日はですね~」

    その日その日にあったことなど、たわいもないお話をして。
    ともに笑い合うこの時間を、わたくしはとても大切にしたいと思うのです。
    お互いが感じたことを共有することが、この上なく尊いのです。
    そして、幾ばくかの時が流れて。
    どちらからともなく顔を寄せて、愛を確かめ合う――

    「……! すまん。ちょっと電話に出てくるよ」

    静かなトレーナー室に響く着信音。お預けをくらってしまいました。
    駆け足で外へ出ていくトレーナーさまの背中を、少し残念な気持ちで見送ります。

    戻ってくるまでの間をどうしようかと思案して。
    部屋をぐるりと見回してみると。
    トレーナーさまの机に、見慣れない手帳があるのを見つけました。
    ……他人のものを勝手に覗き見るようなことは、淑女としてはいただけないものでしょう。
    それでも、トレーナーさまのことをより知りたいという欲が勝ってしまいます。
    ごめんなさい、と心で謝ってから、表紙をめくります。

  • 62二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:19:01

    >>61

    「……っ!」


    ――そこには、担当ウマ娘のドーベルについてのメモ書きがたくさん残されていました。


    “◯月×日 ご機嫌斜め 外出を提案も却下”

    “×月△日 スパートのタイミングを要調整”


    担当ウマ娘のことをよく観察するのは、当然のことでしょう。

    ドーベルもトレーナーさまによく気にかけていただいて、さぞ嬉しいことでしょう。


    “△月□日 右膝に注意 経過観察”

    “□月※日 上機嫌 理由を聞いたらキレられた”


    トレーニングに関することからちょっとした変化まで、あらゆることが網羅されています。

    ……どうしてでしょう。

    読み進めるにつれて、心に澱が積もっていくような感覚を覚えます。


    “※月▼日 何かの香り 新しいアロマ?”

    “▼月☆日 新アイデアを実践 効果は未知数”


    ――ああ。これは、きっと。

    トレーナーさまの熱意を一身に受けている、ドーベルへの嫉妬です。

    トレーナーさまと親しくなったのは、ドーベルについてたくさんお話をしたことがきっかけで。

    いつしか、どんなことも誰かのため――ドーベルのため――に身を尽くせる姿に惹かれていて。

    そして。

    その意識の先が、わたくしではないところに向けられていることに、今さら不満を覚えているのですね。


    ……わたくしは手帳を元の位置に戻します。

    トレーナーさまの全てをひとりじめにするなんて、そんなことはできないでしょう。

  • 63二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:20:37

    >>62

    それでも。

    いま、この時間だけは。確実にわたくしを――わたくし“だけ”を見ていてほしいと、そう強く願ってしまいます。


    足音がして、トレーナーさまが帰っていらっしゃいます。


    「ブライト。おまたせ――」


    開いた扉が閉まりきらぬうちに。

    部屋に入ってきたトレーナーさまに、正面から抱きつきます。

    そして、そのまま貪るように口づけをします。

    こうしていれば、先ほどのもやつきも晴れると思ったからです。


    ――けれど。

    まだまだ足りません。

    もっと、わたくしを貴方でいっぱいにしてほしいのです。

    もっと、貴方にわたくしを感じてほしいのです。

    わたくしはトレーナーさまに抱きついたまま後ずさり、そのまま後ろ向きにソファへ倒れこみます。


    「――ブライト? 今日はいつになく積極的だね」


    トレーナーさまが微笑みながら話しかけます。


    「うふふ~ 今日のわたくしは、愛に飢えているのです~」


    肩から首に手を回して、より激しくキスをして。

    舌を絡め合い、お互いを交換して。

    ……それでも、全然足りません。

    心のもやつきは残ったまま。

  • 64二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:23:10

    >>63

    ――もっと、もっと。

    トレーナーさまがほしいのです。

    トレーナーさまを、わたくしでいっぱいにしたいのです。


    「……トレーナーさま~ わたくし、もっと……」


    何かを求めるように、言葉を口にします。

    トレーナーさまは少し困ったような眉をして。


    「……いや、それはよくないよ。君はまだ学生なんだから」


    そう言って、わたくしから離れて立ち上がろうとします。

    けれど。


    「ブライト?」


    わたくしはトレーナーさまを抱き締めたまま、その身体を離しません。


    「トレーナーさま~ どうしても、だめ、でしょうか……?」


    耳をわずかに絞って。

    熱っぽい吐息とともに呟くと。

    トレーナーさまの目の奥に、わずかな揺らぎがあったように見えました。

    わたくしは、またトレーナーさまと唇を重ねて、貴方の熱を求めます。


    「トレーナーさま~ わたくしは、貴方の愛の、すべてがほしいのです」


    トレーナーさまの手をとって、わたくしの髪から頬、首へと滑らせます。

  • 65二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:24:20

    >>64

    「わがままなお願いということは~ 十分、わかっております」


    とった手を、肩から胸、お腹へと下ろしていきます。


    「けれども、トレーナーさまに。わたくしの愛を感じてもらいたいのです~」


    わたくしは、潤んだ目で。上目遣いでトレーナーさまの瞳を見つめます。

    また顔を近づけて、何度目かわからないキスをします。

    溶けるように、貴方との境界がわからなくなるほどに。

    深く深く絡み合って、唇が離れます。


    「トレーナーさま~ わたくしも、わたくしのすべてを。貴方に差し上げますわ~」


    ――あらまあ。

    トレーナーさまの目は、いつもの色から変わってしまいました。


    そして、わたくしは。

    トレーナーさまを、ぎゅう、と胸に抱いて。

    耳元に口を寄せて。

    とどめの一言を、甘く甘く囁くのです。


    「トレーナーさまのご慈悲を、わたくしに――」

  • 66前スレ5改め今スレ922/03/12(土) 20:27:09

    ずぶずぶあまあま(当社比)(表面上)(割と攻めた)で書きました

    前スレ>1をようやく回収

    同じく>36の残骸が原作です


    ブライトのエミュレートにあまり自信ないの許して……

    おっとりお嬢様はズブいと言われるけど努力家な面もあるので、キスも何度もしているうちに上手になってそう


    ところで……ドアを閉めきる前に……真後ろに向かって……引きずり倒しちゃったね……

    ぼくもわたしもみんなも……脳を粉々に破砕されようね……

  • 67二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:28:10

    当人たちだけで展開されるめくるめく関係が大好きだけど、やっぱり他のウマ娘ちゃん目線のお話も見てぇ〜

    ズブズブの坩堝の一端を垣間見て絶句して息を飲むウマ娘ちゃんが見てぇ〜

  • 68二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:28:34

    続きはwebでってか 
    生殺しだよ〜

  • 69二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:29:21

    うわぁ~脳が焼かれるぅぅぅ

  • 70二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:30:13

    俺の脳何個壊れたんだろ

  • 71二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:32:19

    マジで頭痛がしてくるような感覚だ…こんな残酷さが許されるのか…

  • 72二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:33:48

    こ、こんな…愛の行き着く先が何故こんな…!

  • 73二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:34:13

    >>67

    おま始

    私は特にメジロ家や同級生組が察した時のご尊顔を拝見したいですねぇ

  • 74二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 21:48:12

    失意のドーベル×ブラトレサイドが見てえ……
    GⅠを何個も勝って傍から見たら最高のペアなはずだったドーベルと、担当を得意距離で勝たせることができなかった、しかもその相手がライバルだったブラトレがお互いにドロドロに堕ちていくところが見てえ……

  • 75二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 22:00:58

    感想戦でも脳破壊じゃねーか!(でもしゅき)

  • 76二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 22:11:47

    正直ズブトレ(仮)は、ブライトが割と恋愛に脳内補正かけやすいウマ娘の要素盛り盛りなのもあって、相当なスパダリかつそっちとの組み合わせが盛り上がる気がして、故に未実装かつドーベル実装済みの今でしか語られない貴重な概念なんじゃないかと思ってる。

  • 77二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 22:21:10

    やめろやめろって否定したいのに、どうしてスクロールする手が止まらないの…

  • 78二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 22:28:58

    ドーベル→ドベトレの好意に先に気付けば、背中を強烈に押す(バレンタインや正月)応援勢になり、自分が先に惚れた場合は強烈なwss要員になるとか強いな。

  • 79二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:42:04

    今にして思えばこの一言を言ってよかったのか、言わない方がよかったのか、もうわからない。
    ただ、アタシの心の行き場が無くなるきっかけになったのは確かだった。

    「そういえばブライトさ、最近アタシのトレーナーと仲良いよね」

    何気ない一言だった。本当に、なんとなくそう思ったことを口にしただけ。
    アタシはブライトとのいつもの会話の一環としか思っていなかった。
    ―――だけど、ブライトの反応はアタシの予想していたものとは少し違っていた。

    「っ………そ、そうでしょうか~…?」

    一瞬アタシの言葉に驚いた後で、どこか申し訳なさそうな表情でブライトが聞き返してくる。

    「あー…うん、なんとなくね。ほら、バレンタインの時とか。アタシのトレーナーさんまで強引にチョコ作りに巻き込んでさ」

    「あ…え、ええ…そうでしたわね…」

    珍しく歯切れの悪いブライトにアタシは少しだけ違和感を覚えながらも話を続けた。

    「なんか安心したな、二人が仲良くしてくれて」

    「え…?」

    ブライトはアタシの言葉が意外だったようだ。けれど、まだ不安そうな顔。

    「ほら、ブライトのトレーナーさんは女性だから、男の人と接する機会が全く無いし」

    「…え、ええ…」

    「アタシにとっては二人とも―――大事な人だしさ」

  • 80二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:42:22

    >>79

    『大事な人』

    言葉を口にすると、胸がちくりと痛んだ。

    だけどその時はただ、不安そうなブライトに安心できるような言葉を掛けようとしか思っていなかった。


    「二人が仲良くなってくれたらいいなって―――そう、思ってたんだよね」


    「ドーベル…まぁ、そう…だったんですの。そんな風に…」


    表情が和らぐ。アタシの言葉にブライトは安堵したようだった。


    今にして思えばなんとなくイヤな予感がしていたのかもしれない。

    胸がざわつく。

    きゅっと締め付けられるような感覚。


    「それにほら、なんていうかさ―――アタシが言える立場じゃないけど、ブライトも男の人が苦手でしょ?だけど―――」


    今にして思えば、これは自分で思った言葉なんだろうか。

    アタシは心の底から言っていたのだろうか。

    この言葉を取り消したくないと、今でも言えるだろうか。


    「アタシのトレーナーさんとは楽しく話せてるみたいだし」


    「実はお似合いなんじゃないかとか、思ってたりして―――」


    笑いながら冗談っぽく言ったつもりだったけれど、返事は無かった。


    「え…あ……」


    決して自分のペースを崩さない普段の様子からは想像できない、硬直したブライト。

  • 81二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:42:51

    >>80

    「…ブライト………?」


    「え…ま、まぁ…ドーベルったら…」


    ブライトは困ったような笑顔を浮かべたが、その頬が少し赤くなる。

    今まで多くの時間を一緒に過ごして来たアタシも見たことがない顔だった。


    「わ、わたくしはそのような…」


    「あ、あはは…そうだよね、アタシのトレーナーなんて別に…」


    そう言いかけた瞬間、ブライトが突然身を乗り出す。


    「い、いえっ!ドーベルのトレーナーさまのような、素敵な方が―――!」


    それまでと打って変わって少し強い口調でブライトが言葉を発する。


    「―――あっ…いえ…その…」


    反射的に言ってしまったのだろう、慌てて口を閉じた後は赤面して俯いてしまうブライト。


    「え、えっと…ブライト…」


    長い沈黙―――。


    その後、ブライトの口から出た言葉にアタシは凍り付いた。


    「あ、あの…ドーベルは………どう、思いますか…?わたくしが…その、あの方、を………」

  • 82二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:43:09

    >>81

    ブライトが?


    アタシのトレーナーを?


    体の中を今までに感じたことの無いモノが駆け巡った。

    驚き。衝撃。

    それだけじゃない、顔が熱くなるような感覚、そして同時に悪寒。


    この時のアタシにはまだ理解できない感情。


    咄嗟に言葉が出せずに再び沈黙が流れる。


    「あ………」


    「…………ブライト、えっと…」


    「…………」


    不安に思ったのだろう、ブライトがおずおずと口を開く。


    「あ、あの…ドーベル…ごめんなさい。…………ごめんなさい、やはり―――」


    「い、良いと思う、うん、アタシ応援するよブライト」


    怯えたようにアタシを見るブライトの姿に黙っていられなくなる。


    「―――ほら、さっきも言ったじゃないお似合いだって。うん、そっかそっかブライトやっぱりそうだったんだ」


    感情の籠っていない言葉がアタシの口からするすると発せられる。

  • 83二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:43:20

    >>82

    「あ―――」


    ブライトの顔がぱぁっと明るくなる。きっとアタシに何を言われるか怖れていたのだろう。


    「そ、そう…ですか、ドーベル…ふふ」


    「うん。なんだそうだったんだ、ブライト。言ってくれればアタシだってもっと前から応援したのに。あはは」


    「…………あの、ありがとうございますね…ドーベル…嬉しいです…」


    嬉しそうなブライトの顔。



    その後は何を話していたかあまり覚えていない。

    ただ、ブライトが嬉しそうに「アタシのトレーナー」のことを話していた光景だけはハッキリ覚えている。


    今度の休みにお出掛けに誘ってみようと思っているとか、誕生日にはどんなものをプレゼントしたらいいだろうとか。


    自分のことを―――恋愛対象として見てくれるだろうかとか。

  • 84二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:43:32

    >>83

    部屋に戻ってベッドに倒れ込み、ようやくアタシは―――理解し始めた。


    何が起きたのか。

    何をしてしまったのか。

    応援するなんて言って、それが何を意味しているのか。



    ―――ブライトは、アタシのトレーナーのことが好き。


    言われてみれば、と思うところがないわけでもない。

    アタシとトレーナーと3人でいることも多かったし、なんならアタシがいない時にトレーナー室で話していることもあった。


    (なんだ、そうだったんだ)


    納得すると同時にまた自分の中を黒いモノが駆け巡る。



    『アタシのトレーナーさんを奪らないでよ』


    『別に関係無い。アタシとトレーナーさんはそういう仲じゃない』



    二つの声が響く。

    けれど、片方は―――黒い気持ちが言う言葉には聞こえないフリをした。

  • 85二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:43:47

    >>84

    「そうだよ、別にアタシには関係無い」


    「別に二人がそう―――例えばそう、恋人になったってアタシには関係無い」


    「関係無い。アタシとトレーナーさんは…」


    声が震える。


    「…別にいいじゃない、二人が仲良くなるのは良いことだし」


    自分に言い聞かせるように言葉を絞り出す。


    「そうだよ、二人が良い仲になってさ、トレーナーがメジロの家に―――」


    そこまで光景を想像して、言葉が出なくなる。


    ブライトと一緒になり、メジロ家に入るトレーナー。

    仲睦まじく過ごす二人。

    祝福する周りのみんな。

    その先ずっとメジロ家で、愛し合ってるあの二人と毎日アタシは同じ家で、一生―――。


    「…べつに、いいことじゃない」


    「アタシには、かんけいない…」


    最後の言葉は弱弱しく放たれ、消えた。



    この期に及んでアタシは、アタシ自身の気持ちをわかっていなかった。

  • 86二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:45:05

    初心に戻って自分で自分の地獄への道を舗装するベルちゃんにしてみたけど力尽きた
    この先トレーナーとブライトが両思いなのを察してとどめを刺されるのを誰か書いてくれ

  • 87二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:45:32

    ひゃっほう新鮮な供給だァ!

  • 88二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:56:37

    意図せずブライトの背中を押してしまうドーベルはいいぞいやよくねえ
    心がふたつある〜

  • 89二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 00:58:54

    このスレマジでいいね〜で♡押したい気持ちといいわけねぇだろ!!で♡押したくない気持ちが拮抗する。毎回押す。

  • 90二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 01:01:57

    >>86

    次々新たな供給が…最高…最高…ありがとう…

  • 91二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 05:30:40

    …ああ素晴らしい

  • 92二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 08:05:04

    >>66

    ブライトのずぶずぶあまあまありがとう…ありがとう…

  • 93二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 08:14:35

    …つまりブライトのトレーナーをアタシがなにかしても文句言わないってことだよね?(狂犬ベルちゃん)


    ─え?(ベルトレと恋人になったけどズブトレとは恋人までとはいかないが特別な関係と思っていたのでドーベルに奪われると想像したら脳破壊し始めるブライト)

  • 94二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 09:46:38

    >>93

    誰かこの概念でSS書いてください(他人任せ)

  • 95二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 09:47:41

    >>94

    お前が始めた物語定期

  • 96二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:31:14

    ─目の前の光景が信じられなかった。
    トレーナーとブライトが繋がっているその光景を。

    「えっ、嘘、なんで……?」
    血の気が引き、思わずへたりこみかけたのをなんとかこらえる。そこで脳裏をよぎったのが──

    「そっか、生徒会に報告しちゃえば……」
    いや駄目。生徒会に言ってしまえば2人とも処分される上に学園内に話が広まってしまう。

    『学園内での不純交遊を禁ずる』
    校則に書かれているものの、卒業後に担当のウマ娘と結婚するトレーナーが後をたたないためほとんど有名無実化されている一文。ただあくまでもそれはトレーナーとその担当の間だけの話であって、この場合は当てはまらない。

    「理事長にも当然駄目。だったら……あっ」

    そっか。おばあさまに報告すればメジロ家の中で封じ込めることができる。2人とも学園の処分は受けなくて済む。
    ただそれでも少なくとも2人のうちのどちらか、もしくは2人ともに何かしら言い渡されるだろう。ただどちらか選べるのであれば……

    「ごめんね、ブライト」
    この気持ちだけは譲れない。そう呟き、ポケットのスマホを取り出す。ブライトがウマ乗りになっている場面だけを何枚も何枚も心が折れそうになりながら撮っていく。嬌声は聞こえないふりをした。
    ──そう、全ては自分の幸せのために。

  • 97二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:31:42

    >>96

    ─────

    「あら〜? トレーナーさまもおばあさまに屋敷に呼ばれていたのでしょうか〜?」

    「ブライト? いやオレはドーベルにいきなり呼び出されてな……」

    ある日曜日。いきなりおばあさまからお屋敷に呼び出しを受けました。用件を聞いても答えてくれず、屋敷でじいやに聞いても答えてくれず。よく分からないまま食堂に通されるとそこにはトレーナーさまが。

    「でしたら偶然でしょうか〜?」


    お互いにそんなことを話していますと扉が開き、おばあさまと、泣き腫らした顔をした

    ──いえ、泣き腫らしたように見えるメイクをしたドーベルがいました。


    「ブライトと、ドーベルのトレーナーさん。私の部屋まで来てくれますか」

    有無を言わさない声色。これは少し、いや、かなり嫌な予感がいたします。

  • 98二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:32:22

    >>97

    ─────

    おばあさまの部屋には、おばあさま、アタシ、トレーナー、そしてブライトの4人だけ。じいやに出てもらうやいなや、おばあさまが胸元から何枚かの写真を2人に渡し、話を切り出す。2人の顔は渡された写真を見た途端一気に血の気が引いた真っ青な顔になっている。


    「昨日ドーベルから聞きました。ブライトがドーベルのトレーナーさんに男女関係を強要していると」

    「「……は?」」

    2人から返ってきたのは想像通りの間抜けな声。それもそのはず。実際は2人とも同意の上の行為なんだから。だけどアタシがおばあさまに見せたのはブライトがトレーナーにウマ乗りをしている部分の写真ばかり。ただその写真を泣きながら説明すれば、おばあさまでも騙せてしまう。


    「えっと、その、これはそういうことではなくて〜」

    完全にしどろもどろの返事をしてしまうブライト。おばあさまの2人への疑いの目が強くなったのを感じた刹那、


    「ト、トレーナーがあれだけ嫌がってたのにそれをブライトが上から押さえつけて……アタシは何もできなかった……」

  • 99二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:32:47

    >>98

    すかさずダメ押し。おばあさまはそれに深く頷く。トレーナーの返事を待つことなく、


    「例え2人がどのような関係であれ、行為を強要することはもってのほかです。2人は今後一切の連絡・接触の禁止、ブライトは当分の間屋敷に謹慎処分とします」


    メジロ家は実力だけが全てじゃない。優雅であること、メジロ家にふさわしい品格を持ち合わせていること、それらも大切。だけどやはり実力がある人の意見をどうしても優先してしまう部分がある。

    アタシはトリプルティアラだけじゃなくジュニア級やシニア級のGⅠ、それも春の盾をも獲得してみせた。しかもブライトを破って。

    GⅠを複数勝ち取ったアタシ、王道路線で上位に食い込むものの未だにGⅠを勝ち得ていないブライト。おばあさまがどちらの肩を持つかなんて火を見るより明らかな話。


    トレーナーからの反論は──最後までなかった。


    「では今日はここまでです。トレーナーさんはお帰りください。ブライトは今後の指示があるまで自室で待機。分かりましたか?」


    「「はい……」」


    部屋を出る時チラリと見えたブライトの茫然自失とした表情。トレーナーが何も言わなかった、つまりブライトとの繋がりよりアタシのトレーナーであることを優先したということ。ブライトに勝ったことを深く、深く確信したアタシの顔は誰にも見せられないほど恍惚なものとなっていただろう。


    ──あとはトレーナーを手に入れられさえすれば。

  • 100二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:33:21

    >>99

    ─────

    次の日の夕方、いつもどおりトレーニング前にトレーナールームに向かう。2人が逢瀬を重ねていたこの部屋にはもうブライトが来ることはない。そのことを思うたびににやけてしまう顔を必死に手で押さえつける。


    「ねえトレーナー。今日のトレーニングだけど」

    ソファに座ってパソコンと向き合っているトレーナーに声をかけるが返事がない。よっぽど集中しているのかな? ただそれにしては手が動いていない。


    トレーナーの隣に座って声をかけるとようやく反応を示してくれた。

    「あぁごめん、悪い……」

    「どうしたのトレーナー? ……もしかしてブライトのこと?」

    そうアタシが問いかけると、

    「なあ、ドーベル。何が目的なんだ? 見てたのはあのシーンばかりじゃないだろう。どうしてあんな嘘を……」

    「そんなの決まってるでしょ? アタシのトレーナーに必要以上に近づくブライトに耐えられなかった。それだけ」

    「だったらもっとやり方あっただろう!?」

  • 101二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:33:45

    >>100

    トレーナーの問いかけには答えず、トレーナーと向かい合わせになるように膝に跨がる。

    「ねぇトレーナーなんでブライトなのなんでアタシじゃないの一番近くにいたトレーナーも振り向かせられないほどアタシって女としての魅力ないのかなアタシだって胸あるんだよ触ってみるブライトがしてたこと全部してあげるよそれ以上のこともしてあげられるよねえどうして?」

    初めて見たあの時から溜まっていたもの、ドロっとした感情を一気に吐き出す。


    それを聞いたトレーナーはまるで鳩が豆鉄砲を食ったような表情をして、

    「……だってこの3年、4年、手を握らせてすらくれなかったじゃないか」

    「えっ……?」

    今度はアタシが面食らう番だった。

    「な、なにそれ……意味分かんない……」

    「そのことでずっとブライトに相談してたんだよ。それでずっと仲良くしてるうちにブライトにも情が移ってきて……」

    「それであんなぐっちゃぐちゃなこと、する?」

    「本当にすまない……」

    「……あれ以上のことしてくれたら、許してあげる」

    「トレーニング終わったら覚悟しろよ?」

    「うん、楽しみにしてるから♪」


    HAPPY END?


    ─────

    「ドーベル……あんな演技までしてわたくしからトレーナーさまを奪うなんて……許しませんよ……」

  • 102二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:37:34

    >>101

    自分で書いてて脳回復したわ。やったぜ

  • 103二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:40:08

    回復……回復……?

  • 104二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:42:32

    何が回復したんですか…?

  • 105二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:44:28

    トレーナーがただの人屑じゃないか!いい加減にしろ!!(

  • 106二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:45:22

    こわれちゃうこわれちゃう……
    ……最後のベルトレ乗り換え上手発動してて屑やんけ!

  • 107二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:50:40

    明確にアレな人がいると地獄感が物足りなくなる脳になってしまった。

  • 108二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 12:52:47

    マイクラでゾンビに治癒のポーション投げつけるタイプの回復

  • 109二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 13:06:31

    先生!明確な悪役がいると地獄感が足りないのですが!
    …まぁこれはこれでいいかぁ!よろしくなぁ!

  • 110二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 13:19:27

    私はブライトに操を立てるのが好きですがコロコロ乗り換える人という世界線もまあいいでしょう

  • 111二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 13:28:59

    当馬にされるズブ

  • 112二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 15:13:47

    世の中の大抵のトプロ同人で大抵三人のうち誰かがアレなのはなぜか?
    全員アレじゃないとトプロが成立してもうおぅ……って気持ちの方が先に来るからだ

  • 113二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 15:16:36

    このレスは削除されています

  • 114二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 18:28:19

    皆が割りきれるならトプロのビデオレターは証拠品ありがとう、後は法廷で弁護士とよろしくになっちゃうから程々の善良さは必要

  • 115二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 18:43:33

    ばあさんや、脳破壊系のお話はまだかのう?

  • 116二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 21:59:09

    >>93

    >>94

    >>95

    じゃあ書きますね……時間はかかりますがご容赦を

  • 117二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 00:52:32

    ブライトのずぶずぶあまあま要素を入れて地獄を書きたいけど落としどころとかうまいこと話が思いつかねえ・・・

  • 118二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 00:59:17

    これは…お兄ちゃんとダスカトレが同一人物のスレ見た時と同じ感覚…

  • 119二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 08:21:14

    筆が止まる……他の人のを読み返して脳破壊成分補給しなきゃ……

  • 120二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 12:26:37

    ①4者による話し合いでトレーナー交代
    ②ドーベルの男性不信悪化→♀トレーナーへの中継ぎとして頑張る元ブライトトレ
    ③ボロボロになりながら頑張るトレーナーに絆されるドーベル
    ④そんな2人の関係を見て脳破壊される元ベルトレ
    ⑤④と元ブライトトレのトレーニングメニュー等から大切にされていた事を知り、脳破壊されるブライト
    やっぱり仲良く脳破壊されないとね

  • 121二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 22:24:18

    今日中に書き上げられそうにないのでとりあえず保守っておきますね

  • 122二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 22:33:54

    よくよく考えたらおばあちゃんトレーナーが緊急来校して根性叩き直す案件なのでは…?

  • 123二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 22:44:46

    >>122

    バレなかったらいいんだよ、バレなかったら。

    バレそうでバレないスリルまで楽しんでトレーナーの部屋でうまぴょいしてたんだろ、今の今まで

  • 124二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 08:22:48

    保守

  • 125二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 19:38:06

    概念残ってほしいので保守

  • 126二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 19:55:44

    ドーベルからベルトレをズブる事ばかり考えてたけど、このスレ見てたらズブトレからブライトをズブる方がなんかこう、トプロ感強くて脳が……

  • 127二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 20:30:12

    前スレを見終わって心と脳が真っ二つになってきましたとも、ええ

    そういやブライトトレ居るんだよな〜自分の担当とライバルのトレーナーがくっつくとかどんな気分だよ…

    あるじゃん…>>45

    ギェアアアアアアアア!?(断末魔)

  • 128二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 20:48:05

    ベルちゃん「この人は私が護らなきゃ…(使命感)」
    ズブトレ「ドーベル…」

  • 129二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 21:46:16

    ドーベルは先に好きだって言わなかったからって言い訳できるけどブライトレが言い訳すら出来ない分地獄過ぎる…
    レースで悉く上を行かれこちらに分がある春天すら勝たせてやれなかった上に担当まで…
    何よりそんな素振りに気付いてすらいない自分…
    し、死にてぇ〜…

  • 130二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 22:17:16

    とりあえず長くなるのでできてる所まで投げますね……

    「わたくしのトレーナーさまのことですか〜? それは……他の子と比べてどうしてもゆっくりになってしまうわたくしのことを優しく見守り、困ったときには手を差し伸べてくださるとても素敵で特別な方ですわ〜」

    前にブライトと自分のトレーナーの話になった時、少し顔を赤らめながらこんな風に話していたことを覚えている。だからてっきりブライト“も”自分のトレーナーのことが好きなのだと信じ込んでいた。

    ……あの光景を見るまでは。

    ─────
    「やばっ、トレーナールームにカバン忘れてきちゃった」
    その日のアタシはなぜか少しボーッとしていた。朝は筆箱を部屋に忘れてきたことに教室に着いてから気づいたり、授業中も先生に何度も声をかけられてから自分が当てられたことに気づいたり。
    挙げ句の果てにはカバンを置いたまま寮に帰っちゃうなんて……

    「まだトレーナールームの電気は……ついてる。ほんと仕事熱心なんだから」 
    春が近づいてきたもののまだ暗くなるのが早いこの季節。節電か何かで廊下の電気が消されているおかげかトレーナールームの光が外に漏れ出していることがはっきり見て取れた。

    走る速度を緩めトレーナールームに近づいていく。そして、
    「トレーナーびっくりするかな……それともカバン忘れてたぞって渡してくれるかな……」
    トレーナーとまた会えるんだったらたまに忘れ物をするのも悪くないかも……
    少し高揚した気持ちを抑え、仕事の邪魔をしないように静かに少しだけドアを開けると、

  • 131二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 22:17:52

    >>130

    「トレーナーさまっ♡ そこっ……そこダメですっ…♡」

    「はっ……はっ…ろほんとブライトはここが弱いんだなっ ……じゃあもっと!」

    「〜〜~〜っ……!」


    「なっ……」

    なに、これ……どういうこと……?


    部屋の中でトレーナーとブライトが激しく交じりあっていた。もちろんドアが少し開いて外に声が漏れていること、アタシがそれを見ていることになんて気づくことがないぐらい甘く濃厚に。


    胃液が迫り上がってくるのを必死に堪える。ここで見ていることがバレたら2人との関係が壊れてしまう。それだけは……


    ……ううん、壊しちゃえばいいんだ。今ここじゃなくてもっと最高のタイミングで。もっといいタイミングって?


    「あぁ、そっか」

    アタシのトレーナーを奪ったブライトの大切なものを奪っちゃえばいいんだ。アタシと同じように。

    アタシたちの関係を決定的に壊してしまう醜悪で下劣、普段のアタシなら絶対に選ばないような汚らわしい発想に顔がにやけてしまうのを抑えることができない。吐き気なんてとっくの昔に消え去っていた。


    カバンのことは一旦忘れる。運良く持ってきていたスマホをポケットから取り出しできるだけ長く、長く、2人の交わりをカメラに収め続けた。


    ──全ては復讐のために。

  • 132二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 22:19:08

    >>131

    ─────

    次の日の朝。今度こそカバンを取りにトレーナールームへ向かっている時、

    「あら〜ドーベル、おはようございます〜 朝からそんなに急いでどうしたんですか〜?」

    やはりアタシが昨日覗いていたことに気づいていなかったのか、普段通りにブライトが話しかけてきた。

    「ん、おはよ。ちょっとトレーナーの部屋にカバン置き忘れちゃって」

    「ドーベルもうっかり屋さんなところがあるんですね〜、うふふ」

    「アタシだってたまにはそんな日もあるから、たまには。アタシ急いでるから。じゃあね」

    普段と変わらない会話。ただ前と違うのはアタシのブライトへの心象だけ。

    今にも問い詰めてやりたいって気持ちを宥めトレーナールームへ向かう。

    ブライトは大丈夫だったけど、トレーナーはごまかせるかな。


    ─────

    「トレーナー、いる? カバン忘れちゃって……ってあれ、寝てるの?」

    「zzz……」

    そんな懸念は杞憂だったみたい。ソファで気持ち良さそうに寝ているのを起こさないようにそーっとカバンを探す。


    「あっ、やっぱりソファの横に置いてある……ってこのスマホは……トレーナーの?」

    なぜかカバンの近くにトレーナーのスマホが落ちていた。触りながら寝てしまって落としたんだろうか。

    「机の上に置いてあげよ……あっ」

    今トレーナーはぐっすり眠ってる。ロック画面を見る感じ、トレーナーは指紋認証をかけている……


    「全部見させてもらうから」

    起こさないようにそっとトレーナーの手を取り指紋を読み込ませる。2、3回認証に失敗したもののすぐにロックを解除することができた。

    ブライトとのメッセージのやりとりとスケジュールアプリをチェックする。毎週火曜のトレーニングのあとにアタシが帰ったのをトレーナーがブライトに連絡→逢瀬という流れみたい。

    「スケジュールにもマークをつけてる……こういうところも几帳面なのね。まあおかげさまで計画は予定通りに進みそうだけど」


    計画は固まった。あとは仕掛けるだけ。


    「まずは……」

  • 133二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 22:19:42

    >>132

    ─────

    最近ブライトさんの様子がおかしいんです。以前よりトレーニングの休憩中にドーベルさんのトレーナーと話している姿はよく見かけていました。ライバルと思っている相手と仲良くしているのは少し気に食わない部分はありましたが、いい気分転換になるならと耐えてきました。ただ最近話す距離が近いように思うのです。まるでカップルみたいな……


    「いやいや何考えているんですか私は……そんな訳ないでしょう……」


    嫌な想像を頭から追い出し今日のトレーニングのまとめを進めようとパソコンに向かい直したタイミングでドアをノックする音が聞こえました。


    「いいですよ、入ってください……ドーベルさん?」

    「こんな遅い時間に失礼します、ブライトのトレーナーさん」


    何か物憂げな様子でドーベルさんが部屋に入ってきました。


    「えーっと、ブライトさんはもう寮へ戻りましたが……」

    「いえ、今日アタシが用事があるのはトレーナーさん、あなたです」

    「私、ですか……?」

    「最初に聞きたいんですけど、トレーナーさんってブライトのこと、1人の女性としてどう思ってますか?」

    「えっ? それは素敵な女性だと思っています。物腰柔らかで非常に可愛らしい……」

    「それだけじゃないですよね。もっと、ありますよね」

    なぜか強く詰められてしまいました。これはバレてますね……


    「絶対誰にも言わないでくださいね? ……彼女のことは1人の女性として好きなんです。愛していると言ってもいい……」

    「じゃあこれを見てもそう言えますか?」

    わざわざ聞いてきた質問の答えをカットされたことに少々腹が立ったものの、ドーベルさんが見せてきたスマホの画面には……

  • 134二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 22:20:40

    >>133

    「えっ、な、なんですかこれは……偽物ですよね。本物じゃないですよね、そうと言ってください!!!」

    好きだった相手が矯声を上げて腰を振っている……それだけでも意識を失いそうになる。しかもその相手が……


    「これ、あなたのトレーナーですよね」

    「そう、アタシのトレーナーはあなたの担当、ブライトとこういうことをする仲なの。しかもずっと前から」

    「う、嘘だ……だってあんなに……」

    親しくしてきたじゃないですか。休日には2人だけで出かけたことも何度もありました。バレンタインやクリスマスだって2人で過ごしました。彼女も私のことが好きなんだと漠然と思っていました。卒業した時に気持ちを伝えればいいと。むしろ気持ちを伝えてくれるのではないかと。


    ……全く知らない人だった方が諦めがついたかもしれません。もちろん悔しいですがそれなら自分の気持ちに区切りをつけることもできたかもしれません。ただ、ただ、その相手がライバルのトレーナーという絶望。世界が壊れていくのをただ眺めていくような無力感。

    そんな私の反応を静かに眺めていたドーベルさんが次に言葉にしたのは、

    「ねえ、アタシたちもしません?」

    「……は? 何を言ってるんですか……?」

    意味が分かりません。なぜ……?

    「復讐ですよ、復讐。アタシもトレーナーのこと好きだった。だけど全部奪われた……よりにもよってあの子にだから、」

    そう言うと私に近づき、膝に跨がり、首に手を回して、妖艶に微笑む。


    「もう頑張らなくていいんですよ? 我慢してきた劣情、アタシにぶつけて?」


    ああ、そうか……彼女にはもう私の気持ちが届くことはない。だったら……

    全部ぶちまけてしまえ。


    ─────

    「はぁ……はぁ……♡ やば、クセになっちゃいそ……♡」

    互いの唾液を絡め取らんとする長いキス、体全体が性感帯になったと勘違いするほどの丁寧な愛撫、そして激しい交わり。


    「ねえトレーナーさん、この関係2人に言っちゃおっか」

    「それは流石に……いや、言っちゃいましょうか。もう知ったことじゃありませんし。タイミングはドーベルさんにお任せします」

    「分かった。じゃあ明日も同じ時間に来るから……よろしくね」

    「……はい、待ってますね」

  • 135二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 22:57:29

    oh…

  • 136二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 23:07:51

    ズブトレ敬語のイメージあるのなんでだろう……これが集団幻覚というやつ?

  • 137二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 23:15:15

    頭が痛くなる…

  • 138二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 23:21:44

    ギェアアアアアアアア!?(断末魔)(本日2度目)
    地獄かな???

  • 139二次元好きの匿名さん22/03/15(火) 23:24:09

    フィニッシュの瞬間お互い無意識に「違う人」の名前を呼んでしまって
    めちゃくちゃ気まずい上に本心は諦めきれていなかったことを自覚して自己嫌悪の沼に落ちるドーベルとズブトレ?

  • 140二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 07:45:27

    ステキ概念上げとかなきゃ(脳破壊済)

  • 141二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 08:30:59

    この場合脳が破壊されるのドーベルとズブトレだけで、真意が伝わらないとブライトからすれば大事だけど恋愛感情はない人同士がくっついためでたい話で終わってしまいそうだし、その程度の反応されることでまたドーベルが一人負け状態になるような。

  • 142二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 08:36:14

    保守

  • 143二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 09:17:56

    また地獄が深まってる…

  • 144二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 12:00:52

    >>141

    そんな簡単に終わらせるつもりなんてさらさらないので大丈夫(筆者)

  • 145二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 13:17:30

    あげ

  • 146二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:01:26

    >>134

    あの関係が始まった次の週の始まりの朝。学園へ向かうブライトの後ろ姿を見つけ声をかける。


    「ブライト、おはよっ」

    「おはようございます〜 あら、ドーベル今日はカバン忘れてないんですね〜」

    「そう何度も忘れないって……でさ、今日トレーニング終わってからって時間ある?」

    「そうですね〜 今日は大丈夫だと思いますわ〜」


    今日は、か。前までなら気にならなかった言葉の1つ1つがささくれのように傷口に突き刺さる。だけど、我慢。

    「じゃあさ、お互いのトレーニング終わったらブライトのトレーナーさんの部屋に集合ね」

    「? 分かりましたわ。お待ちしておりますわ」

    「それじゃ」

    ブライトと別れたあと2人にメッセージを送る。


    1人には

    『今日ちょっと調子良くないからトレーニング短めにしてくれない?』

    もう1人には

    『今日は少し早めに行くから』

    と。


    返信はすぐに来た。2人の答えは同じ。

    『分かった』


    ─────

    今日はわたくしに不足している瞬発力を高めるため、コースでの坂路数本、それが終わればジムに移動してエアロバイクを20分3セットといったトレーニング内容でした。ただトレーナーさまは坂路トレーニングが終わると、

    「すいません、今日は急ぎでまとめないといけない資料があるのでジムへは1人でお願いできますか? もちろんミーティングはちゃんとやりますので、終わったら私の部屋まで来てもらえると助かります」

    「? 分かりましたわ」

    今日はドーベルもトレーナーさまも様子がなんだかおかしいような……

    「……まあわたくしの杞憂だったら良いのですけど」

    そう呟きつつジムへ向かい、1人だけで命じられたトレーニングを淡々と消化しました……心のシコリは残ったまま。

  • 147二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:03:15

    >>146

    ─────

    「少しゆっくりしすぎました〜 ドーベルとトレーナーさまは既に待っているかしら……」

    トレーニング中少しボーッとしていたせいか本来のメニューより長くやってしまいました。


    「ドーベル、トレーナーさま、お待たせしました〜 では早速……えっ?」


    ドアを開けたその先で繰り広げられていたのは、


    「あんっ……♡ そこっ、そこっだめっ! イッちゃうからぁ……!」

    「ではもっと激しく……!」

    「イクっ、イッちゃう………ん〜〜~〜~っっっっっ!」


    「いや……どうして……」

    腰が抜け床にへたりこむ。それでようやく2人はわたくしに気づいたのか、

    「あっ、ブライト来てたんだ……♡」

    「ブライトさん少し遅かったですね。ですがもう少し待ってください。私ももうすぐイケそうですのでっ……!」

    「あっ……! んっ……! イッたばかりで敏感だからもっと優しくしてぇ……!」

    「イキますよっ……ああああああっ!」

  • 148二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:04:41

    >>147

    悲鳴のような嬌声をあげながら大きくドーベルの体がしなる。びくびくと体を痙攣させると力を使い果たしたかのようにぐったりと横たわっていました。


    ……2人の荒い息遣いが支配するこの部屋。

    (……今でしたら逃げ出せっ……!)

    ですが立ち上がろうとした瞬間、

    「アタシの体力なくなったからその隙に逃げられると思った? 天皇賞、誰に負けたのか覚えてない?」

    肩を押さえつけられたかと思えばそのまま後ろに回りこまれ、退路を塞がれてしまいました。

    「ねぇブライト。ブライトのトレーナーさん、ブライトのこと好きなんだって」

    「トレーナーさまがわたくしを……?」

    普段から優しい方だと思っておりました。漂う雰囲気もとても柔らかく素敵な殿方だと感じておりました。そんなトレーナーさまがわたくしのことを……?

    「だからさ、1回ぐらい抱かれてあげたら?」

    「そんな簡単に言わないでください!」

    どれほどお慕いしているといえどもあくまでそれは1トレーナーとしてのお話。そんなことは……!

    「ふぅん……だったらこの動画生徒会の人たちに見せに行ってくるね」

    そう言ってドーベルがスマホで見せてきたのは……

    「うそ……見て、ましたの……?」

    ドーベルのトレーナーさまとわたくしとの……な動画でした。

    「そ、それだけは許してっ……」

    「そうだよね。見せちゃったら2人とも処分されちゃうからね。トレーナーいなくなったら大変だよね」

    「そ、それはドーベルの方が」

    「アタシ? アタシはトレーナーがもしいなくなっちゃったら……トレーナーさん、アタシなんてどう?」

    「ドーベルさんほどのウマ娘を担当させてもらえるなんてトレーナー冥利に尽きますね。こちらからお願いしたいぐらいです」

    「いや……いや……っ! そんなことは絶対に……!」

    「だったらさ、分かるよね?」


    文字通りの八方塞がり。もう逃げ場は……

    「……分かりましたわ。トレーナーさま、どうぞわたくしを抱いてください……っ」

    どこにもなかった。

  • 149二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:05:54

    >>148

    「あ゛っ♡ ん゛おっ♡ これすごっ……♡」

    “トレーナーさま”よりは長くはないもののその分太く中をゴリゴリと削られる感覚に意識を保てない。


    「あれ? もしかしてブライト、アタシのトレーナーの時より感じてない? もう何回イってるの?」

    「イってなんか……そんなことは……お゛っ……♡」

    トレーナーさまの一突きごとに体が震える。でも認めてしまったら……!


    必死にイかないよう耐えているとドーベルがそっと耳元で

    「もういいでしょ? 認めちゃったら? アタシのトレーナーより体の相性ぴったしだって」

    「それは……っ ん゛っ♡ あ゛っ♡ ゴリゴリいってる……っ♡」

    「ほら、気持ちいいんでしょ? 口に出せばもっと気持ちよくなれるよ?」

    「そんなことはありませ……お゛う゛っ……♡」


    「はぁ……じゃあトレーナーさんやめよっか」

    「ふぅ……仕方ないですね。もう少しで私もイケそうだったんですが」

    「えっ……?」

    そう言うと腰を振るのを止めわたくしの秘部からアレを抜こうとするトレーナーさま……わたくしももう少しで今までで1番すごいのが来そうでしたのに……ってあっ、

    「やっぱり気持ちよかったんでしょ? 認めたら続けてもらえるのに。あーあ」

    「仕掛けどころが遅いのがやっぱり難点ですね……」

    「その言葉アタシにも効くんだけど。で、ブライトはどうしたいの? イきたい?」

    いくら心が拒んでも体が求めてしまう……だめっ、ですがもう……

    「挿れてください、お願いいたします……トレーナーさまの方がいい、です……」

  • 150二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:07:12

    >>149

    「だってさトレーナーさん」

    「では続きを……んっ……!」

    「あ゛っ……! これやっぱりすごい……っ すぐイってしまいますっ……♡」

    「私もです……! ではイきますよっ!」

    「イクっ……イクっ……あああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

    今まで感じたことがない絶頂。そして薄れゆく意識の中で心にヒビが入る音が聞こえた。


    ─────

    「ここまでとは思わなかったな……ねぇトレーナーさん、もちろん分かってるよね?」

    「悔しいですが分かってますよ。ブライトさんとはこの1回きり。こちらから手を出せば関係各所へ報告、でしたよね」

    「そうそう。まあアタシも撮りたいものは撮れたからこれ以上は、ね。後処理はトレーナーさんにお願いするけど、いい?」

    「トレーニングに疲れて部屋で寝てしまっていたと報告しますから大丈夫です」

    「じゃ、よろしくね」


    身なりを整え、門限に間に合うように寮へ急いで駆けていく。遅くなった言い訳はなんとかなるかな? とりあえず明日のことだけを考えよっと。


    ──全てが終わる明日のことを

  • 151二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:08:47

    >>150

    たぶん次で終わる、はず。展開はたぶん予想通りだと思うけど

  • 152二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:23:01

    上質な脳破壊

  • 153二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:24:52

    端から見たら逆恨みからの最低野郎堕ちで、滑稽でもある。

  • 154二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:37:11

    ブライトとブライトレの相性が良さげなのが余計に…
    目も当てられない…

  • 155二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:43:59

    俺コレ見終わったらトレベルのイチャラブ書くんだ…(脳破壊の代償)

  • 156二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:45:39

    いきなりここまで堕ちる人材は普通にトレーナー失格なのでは?

  • 157二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 22:59:45

    漏れ出そうになる黒い気持ちを二人を失いたくない一心で必死に堪えて友人であり続けた結果、結婚式のスピーチを任されて断るのも変だし快諾して文章もすらすら出てきたけれども、いざ本番になったら今まで隣に居たかった等の気持ちが漏れそうになり必死に堪えた結果言葉は涙として目から溢れて、メジロ家を含む周りからは友人を想う涙ととられ、その瞬間本当に自分が孤独になってしまったと思ってしまうドーベルってのもありかもしれない。

  • 158二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 23:01:16

    >>156

    学生に手を出してる時点でアウトだからセーフ

  • 159二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 23:20:21

    受け入れられなかった場合積極的に加害しにいくのはまた別の一線を踏み越えてしまってると思うけどね。

  • 160二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 23:31:28

    >>1

    ありがとう。良い地獄だった。

  • 161二次元好きの匿名さん22/03/16(水) 23:56:10
  • 162二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 07:18:30

    このレスは削除されています

  • 163二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 14:19:08

    タイミングよくて笑ってしまった

    スレ主が引けることを祈ってます

  • 164二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 15:08:14

    このブライトの育成ストーリー次第でブライトレは死ぬ

  • 165二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 16:58:16

    今日中に最後まで書き上げなきゃ……

  • 166二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 18:54:05

    この物語を読み終えてから明日お迎えしてブライトとハッピーエンドを目指すんだ…

  • 167二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 19:05:46

    引けた人間だけが脳の超再生を実感できるサバイバルゲームになってしまった。

  • 168二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:24:11

    ブライト万が一引けても純粋に楽しめるか?
    …うるせぇ!あにまんのブライトと公式のブライトを同一視するな

  • 169二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:26:55

    脳破壊書いておいてブライトに合わせる顔がない……

  • 170二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:28:35

    脳破壊で快感を覚えなかった者のみ天井以内にブライトをお迎えせよ

  • 171二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:29:09

    ドーベル未所持&ブライト用の石無し
    俺の脳味噌はいつ再生するんだ…?

  • 172二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:30:16

    書いたけど脳破壊じゃないしトレウマだったから問題ないな!

  • 173二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:04:32

    続き、投げるね……


    >>150

    「ねえトレーナー。トレーニングのあと時間ある?」

     

    トレーニング前のウォーミングアップ中不意にドーベルからそう投げかけられた。

    「んー、少しならあるけど、何か用事?」

    「トレーニング以外のことでちょっと聞きたいことあってさ。たぶんすぐ済むと思うから」

    今日はブライトと会う約束があるからできるだけ早く帰したいんだが……まあすぐ済ませてくれるならいいか。

    「分かった。じゃあトレーニング後のいつものミーティングの続きで話聞くよ」

    「ありがと。じゃあ今日もよろしくね」

    「おう、任せろ」


    ──それが罠だと知ったのは全てが終わってからだった。


    ─────

    トレーニングも終わり、ソファで2人並んでパソコンを見ながらミーティングを進める。最初の頃はもっと距離をとっていたのだが徐々に距離が縮まっていき、今ではほとんどくっついているぐらいの間隔で行うことができている、

    「──と、現状はこんな感じだから明日も今日のを継続してやっていこうか。とりあえずミーティングはここまでとして、聞きたいことってなんだ?」

    「最近アタシウマッター始めたでしょ? レース走った時の写真とかアップした方がファンのみんな喜ぶかなって思ってさ。トレーナーどうせアタシの写真知らないうちにいっぱい撮ってるでしょ?」

    「変態みたいに言うなよ……まああるにはあるけど」

    机に置いていたスマホのロックを解除し、写真のフォルダを探す。すると、

    「アタシが探すから」

    とスマホをドーベルに取られてしまった。まあ見られて困るものは……あるにはあるが見つかることはないだろう。そう高をくくっていた。

  • 174二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:05:18

    >>173

    「ふーん、やっぱりいろいろ撮ってくれてるんだ……あっ」

    「どうした?」

    「ううん、変なとこ触っちゃったみたい。けど大丈夫。ありがと、スマホ返すね」

    「気に入った写真はあったのか?」

    「うーん……トレーナーが気に入ったのでいいからあとで送ってよ」

    「分かった、選んで送っておく。で、用事はこれだけか?」

    「急いでるんだっけ。ごめん、あと1つだけ。これちょっと見てほしいんだけど……」

    ドーベルがスッとポケットからスマホを取り出し画面を見せてくる。そこに写っていたのは、


    「んー、なになにどうした……えっ……?」

    オレとブライトが事をなしているところだった。


    「ねぇトレーナー。これ、説明してくれない?」

    顔だけ笑って目が全く笑っていない。そしてオレが逃げ出さないように腕をグッと掴んでいる。身動きがとれない。


    「いや、その、これは……ちがっ……」

    「何が違うの? ずっとシてたんでしょ、ここで?」

    「なんでそこまで……あっ……」

    ドーベルの口角がさらに上がる。もう顔を見ていられない。おそらく全てバレている。

    「このあとアタシが帰ったらブライトを呼んで始めるつもりでしょ? じゃあさ、」

    「じゃあ……?」

    「アタシと先にヤっちゃおっか♡」

    「おい何言ってるのか分かってるのk……痛っ!」

    ソファに押し倒されたかと思えばすぐさま上に跨がられる。そして……


    ズプン

  • 175二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:06:02

    >>174

    「入っ……ちゃったね♡」

    「やめてくれ……そんなことをしても何の意味m……」

    「静かにして」

    相手を殺さんばかりの鋭い眼光。元々少し細い目と相まって、男のオレでも何も言えなくなってしまう。


    「じゃ、動くから……あっ♡ んっ♡ 中でどんどん大きくなってるっ……♡」

    「やめっ……うっ……あっ……」

    「トレーナーも……あんっ♡ 感じて……あ、ソコいい♡ るんじゃん……♡ あ、これすごっ♡ すぐイッちゃう♡」

    ドーベルの言葉に反論できなかった。ブライトとはまた違う、いや、これは……


    「動かないでくれっ……もう出るっ……!」


    ビュルビュルビュル!!!!!


    白濁としたソレが勢いよくドーベルの中へと吐き出されていく。


    「えぇ……トレーナー、もしかして早漏? じゃないとしたら……アタシのココ、そんなに気持ちよかったの?」

    「ふーん、じゃあ続き始めよっか」


    そういうとまたオレの上でドーベルが腰を動かし始める。


    「これ、気持ちよすぎる……」

    「やっぱこれすごい♡ ってもう声出しちゃってるじゃん♡ ねえブライト、今の聞いた? ……あんっ♡ もっと奥突いてっ♡」

    「えっ……ブライト……?」


    ドアの方へ顔を向けると、


    「いやっ……いやっ……ドーベル……トレーナーさま……どう、して……」

    へたり込んで動けなくなっていたブライトがそこにいた。

  • 176二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:07:10

    >>175

    「なんでブライトがここにっ」

    「あっ♡ トレーナー気づかなかったの? ちょっと待ってイクっ♡ ……あの時メッセージ送ってたの、いつもどおりの文面で」


    ……写真を見ているフリをしてブライトに部屋に来るようメッセージを送り、返信が届いた音をごまかすために『変なところ触っちゃった』と嘘をついた。もちろんブライトはそれをオレが送ったものと信じ部屋に駆けつける。


    「最初から仕組んでいたのか……」

    「人聞きの悪いこと言わないでよトレーナー♡ んっ♡ やばっ♡ 気持ちよすぎてまたイッちゃう……ん〜〜〜〜〜っっっっっ♡♡♡♡♡」

    「……っ! オレもまたっ……!」


    ドーベルの急激な締めつけに堪らず2回目を吐き出してしまった。ブライトの時にはこんなに早く……


    「あっそうだ♡ トレーナーこれも見てくれない?」

    そういって再び突き出されるスマホ。そこには、


    『ドーベルのトレーナーさまより、トレーナーさまの方がいい、です……お゛ほっ♡ これが欲しかったんですっ♡』


    ブライトが彼女のトレーナーとまぐわう光景が映し出されていた。

  • 177二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:07:46

    >>176

    「ドーベルっ! それをトレーナーさまに見せるのはっ……」

    「えーでもブライトあんなに気持ちよさそうにしてたでしょ。最後は気失っちゃうぐらい」

    「いやっ、それはちがっ……」

    「何も違わないでしょ。トレーナーはアタシとする方が気持ちいい、ブライトはブライトのトレーナーさんとする方が気持ちいい。そうでしょ?」

    「……何が目的だ。別れろっていうのか」

    「アタシのトレーナーを奪ったブライトが、ブライトと奪ったトレーナーが許せなかった、復讐したかった、ただそれだけ。だからこの話はこれでおしまい。さっ、アタシは帰るからあとは2人でごゆっくり〜」


    さっきまでの乱れ具合はどこへやら、まるでレースを勝ったときのように颯爽と部屋を去っていった。


    「……ブライト」

    「……トレーナーさま」

    「今日は……帰ろうか」

    「そう、ですわね……失礼いたしました……」

    この場から逃げ出すようにコケそうになりながら部屋から走り去っていく。

    オレは、ただ呆然とするしかなかった。


    ─────

    あれから幾ばくかの日が過ぎた。トレーナーは少しアタシのことを警戒するようになったものの普段とあまり変わらず接してくれている。ただブライトはアタシと話す時目をあまり合わせてくれなくなった。怖がられているらしい。


    そして、2人の関係は続いている。ただ……


    「あっ、トレーナーからメッセージ……ふーん。しょうがないなあ………タイキ、ちょっとトレーナーのとこ行ってくるね。遅くはならないと思うから」


    届いていたのはただ一文。

    『部屋に来てほしい』


    毒が2人を蝕んでいく。ゆっくりと、ただ確実に。

  • 178二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:12:07

    >>177

    (UN)HAPPYEND 〜boutonner mardi avec mercredi〜


    以上です。長々と失礼しました。

  • 179二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:17:00

    救いはないのですか〜…?

  • 180二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:17:48

    ここで脳が破壊されたが、明日実装のブライトとトレーナーのイチャイチャシナリオ(予定)で回復してやる…

  • 181二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:51:58

    可愛い子のNTRは好きだけど好きなキャラのってなるとまた違ってきますね…(大ダメージ)

    脳がボロボロになったので明日はなんとしてでも引きに行きたい

  • 182122/03/18(金) 00:44:12

    実装記念で、なんの捻りも無いブライト×ブラトレです

  • 183122/03/18(金) 00:44:25

    >>182

    いったいいつからだったのでしょう。


    わたくしがあの方を目で追い、胸の中があの方のことでいっぱいになってしまったのは。


    「ブライト、今日がメイクデビューだな。大丈夫、メジロブライトなら絶対やれるさ」


    はじめは単にわたくしの『担当トレーナー』としか思っていませんでした。


    「やったな!前よりずっといい走りができたじゃないか!さすがブライトだ!」


    けれど、日々を通して接しているうちに―――。


    「いやすごいな、ブライトのスタミナは!俺が思ってたよりずっと…きっとすごいステイヤーになるぞ!」


    トレーナーさまの喜ぶ顔見るのが。声を聞くのが。

    あの方と話すことが、わたくしのトレセン学園での一番の楽しみになってしまっていました。


    「大丈夫だよ、ブライト。うまくいくときもあればそうでないときもある。だけど―――俺はずっとブライトの味方だから」


    そして、わたくしにとって『担当トレーナー』だけでなく―――『特別な人』に。


    「―――ブライトが走ってるところ姿、俺は好きだよ」


    この方の傍に居たい。この方にわたくしを見ていて欲しい。

    期待に応えたい。もっと喜ぶ顔に出会いたい。


    ウマ娘としても、一人の女性としても、今も…それから、学園を卒業してからの未来も。

    どうか、ずっとお傍に―――。

  • 184122/03/18(金) 00:44:36

    >>183

    その想いに気付いてからも、はじめは一緒にいられるだけでわたくしの心は満たされていました。

    朝の挨拶も、トレーニング中のアドバイスも、レース前の激励も、言葉を交わすにわたくしの胸は高鳴りました。


    ―――もしかしたら、わたくしは少し不純になってしまったのかもしれません。

    わたくしの走る理由はもう、『メジロ家のため』だけではなくなっていました。



    もう、トレーナーさまを目にする度にで胸が締め付けられるのです。

    もっとお傍に。もっとわたくしのことを見てください。



    ―――けれど、わたくしが伝えた想いに対して、トレーナーさまの答えは望んだものではありませんでした。


    「ブライトの気持ちは…すごく嬉しいよ」


    困ったような顔であの方はそう言いました。


    「でも俺はトレーナーで、君はウマ娘で…学生だから」


    それでもわたくしは納得できません。

    わたくしのことをどう思っているかを何度も聞きました。

    けれど決してそれ以上の答えは帰ってきません。


    「そりゃ…すごく素敵な子だとは思ってるよ。だけどさ…君のためでもあるんだ」


    「ごめんな、ブライト」

  • 185122/03/18(金) 00:44:47

    >>184

    「あの…トレーナーさま~…?」


    あれからもわたくしは毎晩のようにトレーナーさまの部屋を訪れています。


    「ん…ブライトか」

    「はい…あの、お邪魔してもよろしいでしょうか~…?」


    わたくしの想いには応えていただけませんでしたが、あの方は決して拒みませんでした。

    トレーナーさまはとても優しいお方です。わたくしはそれに付け込んでいるのかもしれません。


    「ああ、入っておいで」

    「はい、お邪魔しますわ~」


    目に入るだけでわたくしの胸の鼓動が速くなります。

    トレーナー室に入ると、まだ最中だったであろう作業を打ち切ってあの方が立ち上がりこちらへ来てくれます。


    「ブライト、お疲れ様」

    「うふふ~。今日は学園でですね―――」


    いろいろなことをトレーナーさまにお話するこの時がとても愛おしい。

    あの方も笑ってわたくしの話を聞いてくれます。

  • 186122/03/18(金) 00:45:08

    >>185

    「そういえばですね~…ドーベルが今度はエリザベス女王杯に出るそうですわ~」


    何の気なしに口にしてしまいましたが、これが引き金となってしまいました。


    「そうか!ドーベルは…どんどん挑戦していくな。マイルも中距離も大活躍だし…ブライト、親友を応援してきた甲斐があったな」

    「…はい~」


    自分から始めた話であるにも関わらず胸がざわつきます。


    「―――ドーベルはこれで勝ったらGIを連勝か…」

    「…あ…」

    「あ…い、いや………」


    しまった、という顔でトレーナーさまが慌てて口を閉じます。



    そう。わかっているのです。

    わたくしの同志であるドーベル。

    わたくしの大好きなドーベル。


    同じ時期にメイクデビューを果たしトゥインクルシリーズを駆け出したわたくしたちですが、その成果は釣り合っているとは言い難いものでした。


    「―――ドーベルは、もうGI戦線でも多くの成績を残していますわね~…」

    「…気にしてるのか?ブライト」

    「…………」


    既に重賞だけならず複数のGIで結果を出しているドーベルに比べて、わたくしは―――入賞ばかり。

    ハッキリとは言葉にしませんが、親友であるわたくしたちが見合っているとは言い難いことは誰の目にも明らか。

    学園の皆様も、トレーナーさまも、心の中ではわかっていること。

  • 187122/03/18(金) 00:45:20

    >>186

    「―――大丈夫。ブライトは強いウマ娘だ。焦る必要なんか無い、レースでだって…ブライトが強いのは終盤だろ?」

    「…トレーナーさま~…」

    「…不安にさせちゃったか、ごめんな」


    申し訳なさそうなトレーナーさまの顔。

    その顔を見た瞬間、いろいろな想いが駆け巡り。

    わたくしは―――。


    わたくしはトレーナーさまに寄り添い、胸に手を添えました。

    今までは手や肩が触れることはあっても、それ以上は決して許されなかった一線。


    「…だ、だめだ…ブライト」


    目の前の愛しい人は、震えた声で拒否します。

    けれど、けれど。わたくしはもう止まれませんでした。


    「―――今日は…一緒にいさせてください…トレーナーさまに、あまえさせてください…」

    「…………」


    そしてトレーナーさまの首に手を回し―――。

    何度も何度も耳元で愛を囁き、そして決して周りには漏らさないからと言い訳がましい言葉を並べます。

    そして―――涙を流して懇願しました。どうかわたくしに御慈悲を、と。


    あの方の優しさに―――付け込んだのです。

    とうとうあの方は諦めて首を縦に振りました。


    こうしてその夜、わたくしとあの方は"つながり"―――。


    ―――同時に、本当の意味での"心のつながり"を失った日でもありました。

  • 188122/03/18(金) 00:45:45

    >>187

    ―――すぐに、わたくしの後悔の日々は始まりました。


    はじめは、トレーナーさまがわたくし受け入れてくれたことが嬉しくて、何より幸せで。

    触れ合うことも、口付けを交わすことも、夜を共にすることも、あの方は拒まなくなりました。


    けれど―――前以上にわたくしたちの関係は空虚なものに。

    決して恋人としては―――決して心からの笑顔は―――絶対に―――見せてくれないでしょう―――。


    トレーナーさまの優しさに付け込み、安易な繋がりを求めたわたくしが失ったもの―――。


    わたくしは失って初めて気づきました。





    ―――だから。


    しこりを取り除き、本当の一歩を踏み出すために。


    本当にあの方の傍に行くために。


    あの方に本当の意味でわたくしをもう一度見つめて頂くために―――。

  • 189122/03/18(金) 00:45:57

    >>188

    天皇賞(春)――――。


    ステイヤーの本領とも言える3,200mの戦い。


    破竹の快進撃を続けるメジロドーベルが、距離適性の壁を乗り越えてそのレースに参戦するとの報がありました。


    トゥインクルシリーズの綺羅星とも呼べる程になった、わたくしの親愛なる同志。


    わたくしの親友。



    大好きな、そして誰よりも強いドーベルだからこそ、わたくしは絶対に負けるわけにはいきません。


    わたくしは―――取り戻します。


    トレーナーさまとの絆を。あの方がわたくしに向けてくれていた本当の笑顔を。


    本当の意味で、トレーナーさまのお傍に―――。


    本当の意味で、未来であの方の隣を歩いてける自信を―――強さを。


    今日この戦いを越えて、その時こそもう一度―――わたくしの想いを伝えるのです。





    「―――さあ、まいりましょう。」

  • 190122/03/18(金) 00:46:24

    >>189

    ここから先は(ガチャを引いて)君の目で確かめてくれ!

  • 191二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 00:55:07

    脳が回復した
    ありがとう

  • 192二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 01:09:31
  • 193二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 07:14:06

    先生……次スレも欲しいです……!

  • 194二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 07:25:54

    脳が再構築されていく……!
    やっぱ純愛?だな!

  • 195二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 07:48:06

    今日のお昼以降にブライトを手に入れたスレ主によるブライトSS期待してます。

  • 196122/03/18(金) 08:14:28
  • 197二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 08:22:45

    なんで別人たちが続きを補完し合う地獄が生まれたんですか

  • 198二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 08:34:55

    >>197

    最初のスレから友情トレーニング!してただろ!!

  • 199二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 09:11:38

    なんでブライト実装のめでたい日にこんな呪物スレ完走記念が完結するのん?

  • 200二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 09:12:53

    こんなスレ完走したんだ
    ブライト引けよ?

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