【超閲覧注意・独自設定】『聖域』からの脱出

  • 1二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 20:21:10
    【超閲覧注意・独自設定】「聖域」の日常|あにまん掲示板ここは、女モンスターが遺跡の衛士、ミラーナイトとして暮らしている「聖域」。男子禁制のこの場所では、今日も騎士達が主に忠誠を捧げている。bbs.animanch.com

    (聖域については此方から。)


    何処かの時空にあるという『聖域』と呼ばれる場所。そこでは、ミラーナイト達が神殿を守護していて、中には財宝が眠っているという。


    これは、ひょんな事から聖域に繋がってしまった少女が、外に出る為の奮闘記である。

  • 2二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 20:24:08

    >>1

    ??「はあ、今日も散々だったなぁ…………。」

    そうぼやきながら家路につく一人の少女。彼女は、明星万智華(みょうじょうまちか)。ARG☆Sの使い手だ。彼女が落ち込んでいるのには、訳があった。

    それは、ここ最近の勝率の低さだ。

  • 3二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 20:38:16

    >>2

    ?「ライゼオルやらアザミナやら何なの最近!バンバン展開してくるし、ホントどうにかしたい!」

    少女は愚痴を言いながら道を歩いていた

    ?「大体ARG☆Sも微妙なのよ…欲しいものが多すぎ…」

    とうとう自分のデッキにも文句を言い始めた

  • 4二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 20:39:12

    このレスは削除されています

  • 5二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 20:54:26

    >>3

    万智華は、決して弱い決闘者というわけではない。事実、マストカウンターの知識は十分にあった。しかし、それでも出し抜かれる事が多々あったのだ。

    事実、ライゼオルと戦った際には、いい線まで行けていたのだ。

  • 6二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 21:14:49

    万智華「はあっ…早く帰って寝よ…何か疲れた…」
    彼女は足取り重く家路を歩いていた。

  • 7二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 21:39:17

    >>6

    家に帰った万智華は、風呂に入り、寝るまでの時間を使って、動画を見ていた。

    万智華「はあ・・・。私も、あんな風に活躍出来ていたらなぁ・・・。」

    万智華が見ていたのは、活動再開したという決闘者、黒羽紅の決闘の様子だった。作品に出てきたキャラになりきりながら決闘する様を見ていたのだ。

  • 8二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 21:46:20

    >>7

    万智華「すごいなあ…彼女みたいになりたい。」

    動画を見ながらそう思う万智華、彼女は自分のデッキを見返していた。

    万智華「はあっ…別のデッキにしようかな…」

    彼女はARG☆Sを見ながら言った。

  • 9二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 21:56:43

    >>8

    そして、気づけばもう就寝時間になっていた。万智華は大学生である。明日は世間では休みなのだが、この日の午前に補講が入っているのだ。

    万智華「いけない!もう寝なきゃ!明日は朝から補講があるんだ。」

    こうして万智華は、急いでベッドに入った。

  • 10二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:56:42

    >>9

    ?「彼女、相当悩んでるみたいね…」

    ?「そうだね~、中々勝てないからねえ…」

    ?「悩まずに楽しくやれば良いのに…」

    ?「そうはいかないよ、人間、勝負にはこだわるからね。」

    ?「やっぱこれって…精神的なものなのかなあ…」

  • 11二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 23:41:32

    >>10

    万智華を心配する女性の声。彼女達は、ARG☆Sのモンスター達だ。アドラ、パルテ、テュデル、エネオ、カパネは、マスターである万智華のことを気にかけていた。彼女達はU.A.(ウルトラ・アスリート)の候補生のような物で、音楽とスポーツに秀でたグループだった。

    エネオ「決闘の腕自体は悪くないんだけどなぁ。」

    テュデル「どうしても、って所で躓きがちなのよね。」

    パルテ「でも、マスターとの距離が遠いのは、流石に問題だと思うわ。」

    カパネ「うん。どうも最近、カードの引きに見放され気味だし・・・。」

    アドラ「とはいえ、どうしたものか・・・?」

  • 12二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 08:44:10

    >>11

    アドラ「うーん、やっぱりこれしかないかな…」

    パルテ「これって?」

    アドラ「ほら、挫折や困難は人を強くするってやつ、彼女にさ、困難な目にあってもらうの。そうすればきっと自分に足りないものが分かると思う。」

    カパネ「それで、どうするの?」

    アドラ「うーん、そこなんだよなー。どうしよう?」

  • 13二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 09:06:48

    >>12

    アドラ達は悩んでいた。どうにかしてマスターである万智華に立ち直ってほしいと悩んでいた。

    ??「あら、お困りのようね?」

    すると、何処からともなく、黒いドレスの少女が現れた。

  • 14二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 10:16:33

    >>13

    アドラ「あなたは…」

    天ノ月「私は天ノ月、何かお困りのようね。話してくれるかしら。」

    アドラ「実は…」

    天ノ月「なるほどね、事情は分かったわ…確かにそれは重要な問題ね。彼女の将来のためにも…」

  • 15二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 10:27:39

    >>14

    アドラ達は、天ノ月と名乗った少女と共に、何かを画策していたようだ。


    そして翌日

    補講も無事終わり、万智華は、大学のエントランスで寛いでいた。すると、万智華はある違和感を覚えた。

    万智華「え?こんなカードだったっけ?」

    万智華が見たのは、何故か甲冑姿にされたARG☆Sのカードだった。怪しいと思ってネットで調べて見たが、そっちではいつもよく見るアドラ達の格好だった。

    万智華「何で私のカードだけ…………?」

  • 16二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 14:39:53

    >>15

    すると突然どこからか「タスケテ…タスケテ…」と言う声が聞こえて来た。

    万智華「えっ、どこから…」

    耳を澄ませて、聞いてみると声はなんとデッキから聞こえてきていた。

    万智華「えっ…これって…」

    すると彼女のデッキが光出して…

    万智華「な、何?きゃああああっ」

    光に包まれた彼女はそこに始めからいなかったかのように姿を消した

  • 17二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 15:39:39

    >>16

    万智華「あ、あれ?ここは、何処なの?」

    万智華は困惑した。今まで大学にいたはずなのに、いつの間にか、石造りの坑道のような場所に出てきてしまったのだから。

    万智華「ヒッ?!キャアアアアアアアアア!!!!」

    辺りを見回していた万智華は、あるものに気がつき、悲鳴をあげた。そこにあったのは、裸にされて駒に加工された、笑顔のアドラ達だった。

    駒アドラ「助ケテ、マスター♥️」

    駒パルテ「私達、駒ニナッタノ♥️」

    駒テュデル「コレ、トッテモ気持チイイノ♥️」

    駒エネオ「ダケド、寂シイヨ♥️マスターガイナイカラ♥️」

    駒カパネ「サア、マスターモ、駒ニナリマショウ♥️」

  • 18二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 16:38:11

    >>17

    万智華「な、何なの…」

    万智華が困惑していると背後から呼びかける者があった

    天ノ月「あら、貴方のお友達だったのね、初めまして私は…」

    万智華「て、天ノ月?ここはいったいどこなの?」

    天ノ月「あら、名前をご存知なのね、嬉しいわ、ここはあなた達が幸福になれる場所、勝つことも、負けることもない、苦しいことも無い幸せな場所、あなたのパートナーと一緒にいつまでも笑顔でいられる幸せな場所よ。」

  • 19二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 17:45:11

    >>18

    万智華「こ、この石畳の空間が?!」

    そう言って、万智華は駒を見た。四肢がなく、巨根に貫かれているにも関わらず、笑みを浮かべて自分を誘う。では、先程の助けを求める声は何だったのか?

    それを考えようとした矢先、万智華にさらなる誘惑が迫る。何と、アドラの横に例のオブジェが現れたのだ。それはまるで、自分も駒になれ。言っているようであった。

  • 20二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 18:31:11

    >>19

    天ノ月「さあ、どうするの?」

    天ノ月が語りかける

    万智華は意を決し話す

    万智華「わ、悪いけど誘いには乗らないわ!ここを脱出して、ARG☆Sの皆も元に戻す!」

    天ノ月「あら残念、でもどうやって脱出するのかしら…」

    万智華「そ、それは…」

    回答に詰まる万智華に天ノ月からある提案がなされた

    天ノ月「ならこうしましょう、無事にここから出れたのなら貴方と仲間を解放してあげる。そして元の世界に帰してあげる。」

    万智華「失敗したら…」

    天ノ月「その時はこの娘達と仲良く一緒になってもらうけど…どうするの?」

    万智華は一瞬悩んだが元より選択肢はない

    万智華「分かったわ、必ず脱出してやるんだから!」

  • 21二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 20:23:20

    >>20

    こうして、万智華は脱出に向けて移動する事になった。

    万智華「とは言っても、まずはコレをどうにかしないとね。」

    万智華のいう「コレ」とは、甲冑姿のアドラ達だ。天ノ月曰く、現状ARG☆Sの力は、封じられているらしく、その鍵となる場所が、この神殿に散らばっているという。

    万智華「待っててね、皆。必ず元に戻してみせるから……!」


    そして、たどり着いたのは、礼拝堂だった。どうやらここが、現状の手掛かりで辿り着ける限界のようだ。

  • 22二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:15:43

    >>21

    その様子を別室から眺める天ノ月、すると何人かが入ってきたようだった。

    アドラ「始まりましたね。」

    入ってきたのはARG☆S達だった

    エネオ「でも、大丈夫かなー。」

    カパネ「大丈夫だと…思う」

    パルテ「でもマスターには悪いことしちゃったわねー。」

    テュネル「後で謝らないと。」

    実は駒にされたと言うのは真っ赤な嘘、アドラ達はマスターの為に進んで天ノ月に協力していたのだ。

    天ノ月「そうね、後で謝らないとね。」

    アドラ「でもこれを乗り越えれば自信をつけてくれるはず、マスター、頑張って!」

  • 23二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:42:40

    >>22

    礼拝堂に飾られていたのは、ミカエリス、カスピテル、ジブリーヌ、アソフィールのオブジェだった。しかし、彼女達はあるものを持っていない。

    万智華「あ、エクソシスターだ。でも、武器がない?」

    さらに、礼拝堂を調べると、あるメモを見つけた。

    『←8~1→』

    どうやら、コレが最初の手がかりのようだ。

  • 24二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:04:50

    >>23

    万智華「これ…どう言う事?」

    万智華は悩んでいた、数字には何らかの意味があるらしいが

    万智華「とりあえずエクソシスターの武器を探さないと…」

  • 25二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:22:36

    >>24

    礼拝堂を出ると、先ほど通れなかった道が開いた。

    万智華「どうやら、手掛かりを見つけると、先に進めるみたいね。」

    万智華は先に進んでみる。すると、何処からともなく、声が聞こえた。それは、とても威厳のある女性の声だった。

    『ほう。我が聖域に挑みし者が来たか。挑戦者よ。見事試練を乗り越えて見せよ!』

  • 26二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 23:28:39

    >>25

    万智華「誰よ!…まあいいわ、必ず突破してみせる。」

    そう言うと、万智華は先に進んだ。

    進んだ先にあったのは、1から8までの番号が振られた扉だった。

    万智華「ここは…さっきの…よし」

    そう言うと万智華は1の番号がふられた扉を開いた、開いた先に広がっていたのは豪華なリビングルームとテーブルだった。

    万智華「ここは…」

    すると万智華の前に複数の女性が姿を現した。

    ハスキー「ようこそお客様、ここは試練の間」

    チェイム「まずは私たちの試練を受けていただきます」

    万智華「ド、ドラゴンメイド!いったいどうなってるの?」

  • 27二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 08:16:47

    >>26

    出迎えたのは、ドラゴンメイドだ。

    ラドリー「まずは、あなたの心眼を試させていただきます。」

    パルラ「真向かいに、これと似たような部屋を作りました。」

    ティルル「この部屋と真向かいの部屋の違いを見つけてください。」

  • 28二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 08:58:49

    >>27

    万智華が部屋に入る、そこには先程と同じ部屋が広がっていた。

    万智華「何が違うの…全く同じ…」

    部屋を見比べてもレイアウトも、家具の配置も全く変わっていない

    万智華「ホント分かんな…あっ!」

    万智華は何かに気づいた様だ、先程の部屋に戻った

    万智華「やっぱり、さっきの部屋よりこの部屋少し寒いかも…」

    ティルル「おお!見事お気づきになられましたね。」

    万智華「後この部屋の花、何か元気が無さそう…寒いからかな。」

    パルラ「いやあ〜。お見事です。そこまでお気づきとは。」

    ハスキー「フフッ、正解です。」

    ハスキーが指を鳴らす。すると部屋から家具が消え去り、

    なにもない、がらんどうとした空間になった。

    ハスキー「よく見抜けましたね。さあ、これを」

    ハスキーが何かを手渡す、それは数字の書かれた水晶だ。

    万智華「何となく分かったわ、これを集めれば良いのね。」

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 10:09:47

    >>28

    水晶に書かれた数字は「4」。これが何を意味するのだろうか?すると、「4」と書かれた扉が光った。

    万智華「これ、部屋の鍵?」

    そして、「4」の部屋に入った。すると、そこは青白い空間だった。それはまるで、水の底のような。

    万智華「すごい。まるでペルレイノ見たい………。」

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 10:28:23

    >>29

    キトカロス「こんにちは」

    出迎えてくれたのはキトカロスだ、しかし

    キトカロス1「初めまして」

    キトカロス2「早速だけど」

    キトカロス3「試練を開始します」

    万智華「…大体分かるけど、説明お願いします。」

    キトカロス2「貴方には」

    キトカロス3「本物の私を当ててもらいます。」

    キトカロス1「さあ、誰が本物か分かるかしら?」

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:28:59

    >>30

    万智華の目の前には、3人のキトカロスがいる。うち、一人はルルカロスで、もう一人はトリロスークタが変じたものだという。

    万智華「なんていうか、流石世壊住民だなぁ・・・。」

    すると、万智華のカードが光った。それは、「月女神の鏃」であった。

    万智華「これって・・・。そうか!だったら、これを使えってことね。」

    万智華が掲げたのは、「旧神ヌトス」。ヌトスの権能が籠った光矢が、二人のキトカロスを貫く。これによって、

    dice1d3=1 (1)

    が、トリロスークタだということが分かった。

    1.キトカロス1

    2.キトカロス2

    3.キトカロス3

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:47:35

    >31

    キトカロス1はトリロスークタに姿を変え、消えた

    キトカロス2「お見事です」

    キトカロス3「さあ、どちらでしょうか。」

    万智華「わかったわ、あなたがキトカロスね!」

    万智華が指を指したのは2のキトカロスだった。

    キトカロス2「見事大正解、どうしてわかったの?」

    万智華「多分だけど貴方が貫かれた時、3は無表情だったの。本物なら少しなりとも慌ててたんじゃないかなと思って。」

    キトカロス3がルルカロスの姿になり、消えていく。

    キトカロス「お見事です。さあ、これを。」

    万智華はキトカロスから3の数字が刻まれた水晶をもらった

  • 33二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 22:10:07

    >>32

    ひとまず、順調そうに攻略していく万智華。その様子は、天ノ月達もしっかりと見ていた。

    天ノ月「へえ。こういう知識はあるのね。」

    アドラ「はい。マスターは努力家ですので。ただ、最近は空回り気味ですが…………。」

    AEG☆S達も、万智華の事をかなり心配していたようだ。

    天ノ月「そういえば、あなた達の世界では、いわゆる「スポーツ」と言うものが盛んのようね。」

    パルテ「はい。私達はこれでも、アスリートですので。目指すは「U.A.」の称号なのです!」

  • 34二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 22:40:15

    >>33

    天ノ月「へえ、ぜひ見てみたいけど…ちょっと無理そうね…」

    アドラ「そうだ、良かったらぜひ、この世界にまた呼んでくれませんか?」

    天ノ月「あら、良いの?」

    パルテ「ええ、幸い今はオフシーズンですし、皆さんと試合…は無理そうなのでスポーツ教室でもと考えています。」

    天ノ月「ありがとう。さて、次の部屋ね」

    万智華は次の部屋にたどり着いた様だ。待っていたのは…

    レプティレス・コアトル「ヨッ、アタシラガ次ノ番人ダ。」

    レプティレス・メルジーヌ「ヨロシクネ。」

    万智華「れ、レプティレスもいるのね…」

    コアトル「驚カナインダナ。」

    万智華「ま、まあね…」

  • 35二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:16:06

    >>34

    万智華は、レプティレスを見ても動じなかった。これには二つの大きな理由がある。一つは、最初の試練で、ドラゴンメイドと邂逅したこと。もう一つは、もっとヤバイ「蛇」と戦った事があることだ。万智華はよく店の大会にも顔を出すが、昨今は罪宝絡みのデッキと戦うことが多かったのだ。

    ??「ほう。迷える決闘者か。この部屋では、汝が輩をどれ程信頼しているか、計らせてもらおうぞ。」

  • 36二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 08:03:47

    >>35

    そこに現れたのは巨大な蛇、蛇神ゲーだ

    万智華「いや、珍しい。あなたもいたのね。」

    ゲー「まあ、蛇の神だからな…。っと、まあ、それはさておき、今回の試練はこれだ。」

    ゲーがある方向に視線を向ける、その先にあったのはARG☆Sの駒達だった。

    しかし、彼女達は無数の蛇に囲まれていた。

    万智華「な、何よこれ!」

    ゲー「クククッ、このままだと彼女達は蛇達の餌食だぞ…さあ、どうする?」

    コアトル「(マア、ミンナ毒蛇ジャナイシ、大人シイヤツ選ンダケドナ。)」

    ナージャ「(デモアンナニ沢山ダト怖イヨネー。)」

  • 37二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 11:39:41

    >>36

    万智華は流石に怖じ気づいていた。平気とは言え無数の蛇。数で押されるとたじろぐものだ。

    万智華「それでも、皆で出るって決めたから!」

    万智華は意を決して、蛇の海に飛び込もうとした。すると、彼女の耳に声が聞こえた。それは、アドラの声だった。

    アドラ(マスター。私達を信じて…………!)

    すると、万智華の目にあるビジョンが浮かんだ。

  • 38二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:38:16

    >>37

    そこはアスリート達が立ち向かうスタジアム

    そしてARG☆Sと共に華麗なプレーを見せる自分の姿

    万智華「そうだ、負けてなんかいられない!もう一度、戦うんだ!皆と!」

    彼女は無数の蛇達がひしめく中、一心不乱に駆け出した。

    蛇達が蠢く中だったがそれも気にせず、ただひたすらに駆けていった。

    そして遂に、彼女は駒となったARG☆S達の元にたどり着いた。

    万智華「皆!…ってええ!」

    彼女が呼びかけると駒はすうっときえてしまった。

    ゲー「すまんな、ルールにより、試練を全て解決するまでは彼女達に会わせることはできないのだ。」

    メルジーヌ「デモ良ク頑張ッタワネ。ハイ、コレ。」

    メルジーヌは彼女に5の数字が刻まれた水晶を渡した。

    ゲー「その勇気があれば必ずや試練を突破できるだろう。頑張るのだぞ。」

    万智華「はい、絶対に!」

  • 39二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 16:04:08

    >>38

    そして、5の部屋に向かう最中、万智華はあるものを見つけた。

    万智華「ん?これって?」

    そこに落ちていたのは、槍のようなものだったのだ。

  • 40二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 16:12:42

    >>39

    万智華「これは…何かの役に立ちそう。」

    そう言うと彼女は、槍を拾った

    すると槍が光出し、1枚のカードに変わった

    万智華「禁じられた聖槍、何かの役に立ちそう」

    カードをしまうと彼女は5の数字が刻まれた扉に向かった

    そこにいたのはアマゾネス達だった

  • 41二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 21:16:49

    >>40

    天ノ月「さあ、ここからが本番よ。」

    アドラ「マスター。頑張ってくださいね。」

    そこは、古の闘技場といった雰囲気だった。

    アマゾネスの剣士「来たか。」

    万智華「アマゾネス…………!いよいよ本格的になってきたわね。」

    その時、万智華は、あることを思い出していた。それは、ARG☆Sの由来についてだ。

    万智華(そういえば、アドラ達の名前って、古代ギリシャの戦いからとられているんだっけ?)

  • 42二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 21:28:49

    >>41

    アマゾネスの剣士「さて、これより我らの試練を受けて貰う、その試練とは」

    万智華「まさか、あなた達と戦う…とか?」

    アマゾネスの剣士は笑いながら否定する

    アマゾネスの剣士「いやいや、そんな危険なことはさせないさ、今回の試練はズバリ、これだ!」

    アマゾネスの剣士の合図で複数のミラーナイトの素体が現れる。その数は凡そ10体といったところだ

    アマゾネスの剣士「今回は10分の間、ミラーナイト達から逃げ切ってもらう、無事に捕まることなく逃げ切ったら試練終了だ。」

    万智華「逃げ切ったら良いのね。分かったわ。」

    アマゾネスの剣士「但し、ミラーナイトは2分毎に追加されるからな、気をつけるんだぞ。」

    万智華「そ、そうなの…でも、やるしかない!」

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 22:47:52

    >>42

    事実、この闘技場はかなりの広さだ。逃げ切るのは容易いだろう。

    万智華「なる程ね。耐久系か。何とか頑張らなきゃ。お願いね、皆!」

    万智華はデッキを見つめると、祈るように手に押し込めた。

    いよいよ試練が始まった。万智華にとって、初となる、パルクールを生かした鬼ごっこだ。

  • 44二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 23:50:31

    >>43

    万智華「パルクールか、なら、」

    彼女は現れたミラーナイトの追跡を巧みに用意されたアスレチックを使いながら交わす

    その様子は別室の天ノ月たちにも見えていた

    天ノ月「へえ、彼女、運動神経が良いのね。」

    アドラ「ハイ、マスターはカードだけでなくこういった運動も得意なんです。」

  • 45二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 08:43:51

    >>44

    万智華「このまま行けば。だけど、試練って事は多分。」

    そして、残り2分となった。

    アマゾネス女帝「さあ。ここからが本番だ。」

    最後のミラーナイトが放たれる。鬼の数は12人。しかも、ここから騎士に変化が起きた。

    万智華「成る程。これはキツそう。」

    何と騎士の顔が、全て万智華の顔になったのだ。

  • 46二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 09:23:55

    ミラーナイトの動きが以前よりも機敏になる
    万智華「ええ!こんなに速いの?」
    アマゾネスの剣士「うむ、さあどうする?」
    ミラーナイトの動きが機敏になり、ボルダリングの速度も遥かに速いものとなっていた。
    必死に逃げる万智華だったが遂に捕まりそうになったその時!
    アマゾネスの剣士「時間だ。良く頑張ったな。」
    丁度制限時間となった。

  • 47二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 13:41:22

    >>46

    見ると、万智華の顔が元の能面に戻っていた。

    万智華「危なかった。普段から運動しておいてよかったかも………。」

    アマゾネス女帝「いざという時のために、鍛えておくことは、時に身を助けるのだ。さもなくば、この様になる。」

    そう言って、アマゾネス女帝が見せたのは、万智華の様に、ミラーナイトに追われる女だった。どうやら、万智華と同じ様に、鬼ごっこをしているようだが、逃げる女は、息も絶え絶えと言った様子だった。

  • 48二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 18:16:20

    >>47

    女性はミラーナイトから必死に逃げていた

    その様子を見ているのはエルドリッチだ

    エルドリッチ「ほれ、もう少しで捕まるぞ!捕まったらまた10分追加だ!」

    女性「はあっ…はあっ…ぞ、ぞんなあああっ…」

    エルドリッチ「そなたが年末と年始にだらけておったのがいかんのだ。さあ!逃げ切ってみせよ!」

    女性「鬼!悪魔!」

    エルドリッチ「何を言われようと響かんなあ…さて、捕まったな。ではもう一度10分、今度は逃げ切ってみせるのだぞ!」

    万智華「あの人、確か配信で見た…」

    アマゾネスの剣士「なんでも怠惰な生活を送っていたらしくてな、喝を入れられているのだ」

  • 49二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 20:34:24

    >>48

    万智華(にしても、エルドリッチ使いか・・・。そういえば、罠モンスターを使った戦いもするんだっけ、エルドリッチって。もし機会が合ったら、教えてもらおうかな。)


    アマゾネス女帝「さて、試練はクリアだ。されど、ここからが本番だ。これより先は、お前と相棒との二人三脚で超えてもらうぞ。故に、一度礼拝堂まで戻ってくれ。」

    そういって、アマゾネス女帝は『6』の水晶玉を渡した。


    天ノ月「さて、次は貴女達の番よ。」

    アドラ「ですね。さあ、行きましょう。マスターと共に、試練を乗り越えて見せます!」

  • 50二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 20:58:41

    >>49

    礼拝堂に戻った万智華、そこにいたのは

    万智華「あ、あれ?みんな…どうして…」

    アドラ「あの…実はね…」

    アドラは全てを話した

    万智華は最初、よく理解できなかったがやがて理解すると

    万智華「なるほどね…つまりわたしのために…」

    パルテ「あの…怒ってないの…」

    万智華「そりゃ、ちょっと怒りたくなるよ、でもね、それよりも皆と話せるのがうれしい。」

    カパネ「マスター。」

    万智華「さあ、皆。次の試練も頑張ろう!」

    ARG☆S「「「「ハイ!」」」」

  • 51二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 21:36:14

    >>50

    そして、次の試練の待つ、6の間に向かおうとしていた。

    万智華「そういえば、私の他にも、この聖域の試練を受けた人って、居るのかしら?」

    アドラ「はい。何でも、過去に挑んだ者も居たそうですが、一握りしか成功していないとか。」

    パルテ「大抵は失敗しちゃって、あんな風にされた者も居たんですって。」

    そう言って思い出されるのは、万智華が試練を受ける前に見た、あの駒だった。恐らく、試練を断った、若しくは、失敗した者の末路なのだろうと。

  • 52二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 21:47:14

    >>51

    アドラ「(こら、パルテ、不安にさせないの!)」

    パルテ「(で、でも…やっぱり緊張感は大切だし…)」

    テュネル「(だからって嘘は良くないよ…)」

    実際は駒にされた者はいるが大抵は盗掘や無断侵入者であり、試練に失敗した訳ではない。しかし、万智華には効果があったようだ

    万智華「皆、絶対にここから出ようね。」

    アドラ「ハイ!」

    そして、一行は次の部屋に来た。

    6番の数字がふられた中にいたのは…

    イレーヌ「あら、いらっしゃい」

    ステラ「ようこそ、試練の間に」

  • 53二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:01:16

    >>52

    万智華は困惑していた。

    万智華「え、エクソシスター?!じゃあ、あの祈りの間のオブジェは、いったい・・・?」

    マルファ「ああ。それは、私達の試練をクリアすればわかるさ。」

  • 54二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:17:50

    >>53

    万智華「あなた達の試練はいったい…」

    マルファ「ああ、簡単な事だよ」

    するとエクソシスター達は何かを取り出した

    それはラケットだった

    マルファ「私達の試練は至極単純、バドミントンだ。」

    ソフィア「こう言うスポーツをして、絆を深めるんだ。」

    イレーヌ「久しぶりですね…休みの日は良くしました。」

    ステラ「私達に勝ったら、試練は合格です。」

    エリス「さあ、誰が挑みますか?」

    アドラ「じゃあ私が」

    万智華「よし、アドラ、行こう!」

  • 55二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:03:28

    >>54

    こうして、エクソシスターとバドミントンで戦うことになった万智華達。

    その様子を遠くから眺めている者がいた。この聖域の管理者だ。

    冥神「なるほど。確かに、これは楽しそうだな。」

    冥神は、そう言うと、自身のデッキを組んでいた。どうやら、聖域の最後の試練の仕込みだという。

    冥神「しかし、上手く回せるであろうか?」

  • 56二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 08:28:06

    >>55

    一方、エクソシスターの試練は、かなり白熱していた。

    万智華「す、凄く強い。」

    アドラ「これは、中々……。」

    万智華とアドラは、エリスとイレーヌと対決していたようだ。

  • 57二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 08:34:45

    >>56

    流石に姉妹の契を交わしたと言うだけあり見事な連携だった

    お互いがカバーしあうので、中々点を取る事ができない

    そして1セット目は、エクソシスターの勝利で終わった。

  • 58二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 13:02:58

    >>57

    万智華「これは、手強いわ。」

    アドラ「私達も、チームワークには自信がありますが、流石エクソシスター、と言ったところでしょうか?」

    何よりも、全幅の信頼を寄せている相手がいる事。それがエクソシスターの強みであった。

    万智華(信頼か。でも、ここまで来て負けられない!)

  • 59二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 13:28:04

    >>58

    そして2セット目

    アドラ「作戦があります!万智華は前に」

    万智華「作戦?…分かった、じゃあ私が前に、後ろは任せた。」

    アドラ「ハイ!」

    イレーヌ「作戦があるみたいですね。」

    エリス「でも、私たちには!」

  • 60二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 16:10:18

    >>59

    先程の様に鋭いショットを打つイレーヌ達。しかし、前と後ろを分けて対処する万智華とアドラの策によって、1セット目よりも万智華達の動きが良くなったのだ。

  • 61二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 18:18:47

    >>60

    イレーヌ「まあ、何と息の合った連携…」

    エリス「これはまあ、すごい…」

    2人とも息の合った連携に圧倒されていた。

    そのまま第2セットは万智華達の勝利、残すは第3セットとなった

    すると

    ソフィア「選手交代だ、エリスに代わってボクが行くよ。」

    アドラ「え、ここで…?」

    イレーヌ「いよいよ本気だと言うことです。行きますよ」

  • 62二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 21:21:09

    >>61

    万智華「そういえば、イレーヌとソフィアって。」

    アドラ「はい。姉妹の契りを結んでいます。かなりの手練れと見て良いでしょう。」

    イレーヌ「はい。それに、私達の得物は、飛び物です故。」

    ソフィア「ああ。さて、何処まで耐えられるかな?」

  • 63二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 22:04:45

    >>62

    いざ始まるとイレーヌ、ソフィアコンビは圧倒的だった、マルファ「さすがだな、息の合ったコンビネーションだ。」

    エリス「でも、あちらも凄いです。あの2人に食らいついています。」

    マルファ「確かに…」

    そう、イレーヌ、マルファコンビは確かに強いがアドラ、

    万智華コンビも負けていない、なかなか両者一步も譲らない展開が続いていた。

  • 64二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 22:37:11

    >>63

    万智華(どうしよう。結構ヤバいかも。)

    アドラ(流石に、集中力が途切れ掛かってきていますね。)

    疲弊の色が見え始めた万智華達。一方、イレーヌ達も同様であった。

    ソフィア(まさか、ここまで長丁場になるなんて思ってなかったな。イレーヌが心配だ。)

    イレーヌ(さ、流石に厳しいですね。連戦と長時間のラリーの影響で、集中力が・・・。)

    ここで両者は、一端休憩を挟むことにした。点数は、お互い同点であった。

  • 65二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 23:00:47

    >>64

    カパネ「ここで差が出るね、ハイ」

    カパネが2人に差し出したのはドリンクだ

    カパネ「疲れがとれるよ。」

    アドラと万智華はドリンクを飲む

    甘くて美味しい、疲れが消えていく様だ。

    パルテ「私達はアスリートだからね、こう言った事に詳しいんだ。」

    テュネル「2人とも良く頑張ったね。さあ、ここからが本当の勝負だよ。」

    カパネ「エクソシスターの2人は強いけど、私達の反撃だ。」

    アドラ「そうだね、さあ、行こう!」


    マルファ「まずいな…2人はどうだ?」

    エリス「大分疲れていますね…」

    マルファ「向こうはプロだからな…流石に厳しいか…」

    イレーヌ「でも、まだやれます。」

    ソフィア「イレーヌ、再開だ、行こう。」

    ステラ「大丈夫でしょうか…」

    マルファ「正直、厳しいかな…」

  • 66二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 23:18:20

    >>65

    こうして、後半戦が始まった。が、ここで、マルファから有る提案が入った。

    マルファ「さて、これ以上長引かせる訳にもいかない故、後半戦は、先に3点入れた物の勝ちとする!」

    所謂デュースという物だ。つまり、ここから先は、短期決着と言うことになるだろう。

    アドラ「さあ、ここからです。より集中しましょう!」

    万智華「ええ。私達も負けられないわ!」

  • 67二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 08:37:18

    >>66

    するとARG☆Sの2人が異議を申し立てた

    カパネ「ちょっと待って、それって…」

    テュネル「あっちが有利じゃ…」

    アドラ「確かに、でもこっちにも作戦がある」

    万智華「ええ、じゃ、始めるわ。」

  • 68二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 08:40:08

    >>67

    イレーヌ「では、参ります!」

    鋭いショットが来た。どうやらアドラを狙っている様子。

    アドラ「甘い!今です!」

    万智華「ええ!」

    アドラがショットを打ち返す。そして、万智華と前後を入れ換えた。

  • 69二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 09:40:14

    >>68

    そのトリッキーな戦術に散々振り回されるエクソシスター達、何よりも万智華とアドラはエクソシスターの体力消耗を狙い、左右に打ち分けたり、緩急をつけたショットを使い、エクソシスター達を疲弊させていった。

    そして…

    アドラ「よし、ここっ!」

    ソフィア「しまった!」

    マルファ「勝負ありだな。勝者はアドラ、万智華ペア」

    アドラ「やったね」万智華「ええ!」

    イレーヌ「ぜぇ…ぜぇ…見事です…」

    ソフィア「はあっ…はあっ…疲れた…」

  • 70二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 12:42:42

    >>69

    こうして、エクソシスターの試練を乗り越える事が出来た。万智華達が受け取った物は、何とジブリーヌの銃だった。

    万智華「これは、どういう事?」

    イレーヌ「はい。実は、礼拝堂のオブジェに、後半の試練の鍵を仕込んでいたのです。」

    ソフィア「次からはかなり厳しい戦いになるから、気をつけてね。」

    そして一旦、万智華達は礼拝堂に入った。そして、ジブリーヌのオブジェに銃を持たせると、中から「2」の水晶玉が出てきた。

  • 71二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 12:57:06

    >>70

    万智華「後半はかなり厳しいことになりそうね。」

    皆は2番の扉を開いた、すると

    カパネ「キャッ!」

    テュネル「うわっ!」

    万智華「カパネ、テュネル!」

    2人が蔦に巻き取られ、どこかへ連れて行かれてしまった

    そして姿を現したのは…

    シトリス「さて、2人を攫わせて頂きました。」

    フレシア「皆にはこのトラップだらけの森を突破してもらうわ。」

    カズーラ「見事、突破できたら2人を返してあげる。」

    アディプス「さて…突破できるかな?」

  • 72二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 15:53:36

    >>71

    「2」の部屋の試練は、蟲惑魔の森からの脱出だ。

    万智華「嘘でしょ。蟲惑魔が相手かあ。」

    アドラ「かの者達は、罠の扱いが上手いと聞きます。特に、落とし穴に長けているとか。」

    パルテ「しかもこの匂い、『魔封じの芳香』だわ。羽箒やライトニングストームで近道できなくしてるみたいね。」

    エテオ「とはいえ、私の力で、穴に落ちることはまず無いでしょう。ですが、慎重に行かないと。」

    万智華とアドラ達は、森を進むことにした。

  • 73二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 18:44:59

    >>72

    すると

    アドラ「危ない!ちょっと止まって!」

    アドラの号令でパルテと万智華が歩みを止める

    アドラが石を投げると、地面が崩れ、落とし穴が現れた

    アドラ「危なかったね、色々な罠があるみたい…」

    パルテ「でも助かったよ…」

    万智華「蟲惑魔は落とし穴を扱うカテゴリー、この調子ならいけるかも…」

    一方、こちらは蟲惑魔

    シトリス「最初の罠は見破りましたか…」

    カパネ「へっへーん、この位の罠なら余裕さ」

    テュネル「落とし穴位じゃ止まらないよ」

    ジーナ「そう、落とし穴だけならね…」

    カパネ「な、何があるのさ…」

    シトリス「それだけでは試練になりませんからね。今回はゲストにご協力頂きました。」

    すると高らかに笑い声をあげ、誰かが現れた

    ?「オーッホッホッホ!罠と言えば私、今回は楽にはたどり着けませんわよ!」

    カパネ「うええっ!ラビュリンスもいるの!」

    テュネル「こりゃ…厳しいぞ…」

  • 74二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 21:56:50

    >>73

    一方万智華は、ある違和を覚えていた。

    万智華「ねえ、もしかして来た道戻っちゃった?」

    それは、一度発動したはずの落とし穴が再び作動したというものだ。

    エテオ「それはない筈。それに、落とし穴は掘るのに時間がかかるの。そう簡単にホイホイ連打される筈は無いわ。」

    パルテ「いいえ。それは早計よ。蟲惑魔は落とし穴の天才です。一度発動した罠も再度利用して来る可能性もありるわ。」

    アドラ「しかも、さっきから罠の使い方が上手い。デジャブを使って、簡易迷宮みたいな事もしているわ。」

    それを聞いて、万智華はある懸念があった。それは、蟲惑魔に、入れ知恵した者がいる可能性だ。

  • 75二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 22:08:14

    >>74

    万智華「蟲惑魔だけじゃない、落とし穴専門の彼女達に、ここまでの罠が使いこなせる筈がない」

    アドラ「じゃあ、いったい誰が…」

    すると何かが見えてきた

    アドラ「あれって…ダルマ…だよね」

    パルテ「そうね、あれは…ダルマ…」

    そこでふと万智華は思い出した。そして皆に叫ぶ

    万智華「皆、逃げて、あれは!」

    するとダルマ、いや魔砲戦機ダルマ・カルマが機動した

    ダルマ・カルマ「ハイジョ、ハイジョ!」

    エテオ「アワワワワワ、逃げないと!」

  • 76二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 22:31:06

    >>75

    ダルマカルマの追跡から、辛くも逃げ切った万智華達。とはいえ、アドラ達はカードに戻されて、一時的に万智華を援護することが難しくなった。

    アドラ(悔しい。ダルマカルマの性で一時的に隠れることになろうとは。)

    エテオ(とはいえ、私の加護が消えていないのは、救いでしょうか?)

    パルテ(だけど、少々心配だわ。マスターに声が届き難くなる。)

    万智華「ふう。何とか凌げたかな。」

    ダルマカルマが去り、再び歩きだした万智華。すると、今度はテュデルとカパネがやってきたのだ。

    カパネ(偽)「マスター。ぶじだったんだね。」

    テュデル(偽)「こっちだよ。こっちがちかいよ。」

  • 77二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 22:39:09

    >>76

    アドラ(あれは、多分偽物。マスター、惑わされないで)

    エテオ(くっ…声が聞こえないから…)

    カパネ(偽)「さあ、マスター。行きましょう」

    テュデル(偽)「さあ、一緒に。」

    万智華は考えていた

    万智華「(確かに2人だけど…どうやって逃げ出したんだろう?これは、偽物の可能性大だね。なら!)分かったわ、でもちょっと待ってて、ついてきて欲しい所があるの。」

  • 78二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 22:51:39

    >>77

    一方、試練を見守るカパネとテュデル。

    カパネ(真)「嘘でしょ!私達のコピーですって?!」

    テュデル(真)「私達とマスターを試すためとは言え、流石は悪魔ね。」

    ラビュリンス「賛辞として受け取りますわ。」

    アトラ「それにしても考えたね。マリオネットとは。」

    アティプス「ええ。こういうのも面白いかなって。さて、どこに案内してくれるかしら?」

  • 79二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 23:02:05

    カパネ(偽)「マスター、どこへ行くの?」
    テュデル(偽)「あっちの方が近いよ。」
    万智華は2人をつれ、歩いて行った、その先の通路で立ち止まると2人に言った
    万智華「ねえ、2人にお願いがあるの、この先がどうなってるか、見てきてくれないかな。」
    カパネ(偽)「ま、マスター、何を言うの?」
    テュデル(偽)「こ、ここは危ないよ、さっきの近道を使おうよ。」
    万智華「ふーん、どうして2人はここが危ないって分かるの?」
    カパネ(偽)「そ、それは…」
    テュデル(偽)「し、シトリスさんが教えてくれたんだよ。」
    万智華「語るに堕ちたわね。普通教える?近道を」
    カパネ(偽)「ああ、バレちゃった。」
    すると2人は、コピー・ナイトへと戻っていった
    アドラ「流石です、マスター」
    エテオ「よく分かりましたね。」
    万智華「ふうっ、騙そうったってそうはいかないわ。さて、行きましょう。」

  • 80二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 23:12:46

    >>79

    アトラ「うーん残念。察しが良いなあ。」

    アティプス「まあ、長い付き合いだからこそ、わかるものもあるのかもね。」

    シトリス「さて、あの人は次の仕掛けに気づきますかね?」

    ラビュリンス「ええ。取って置きを用意しましたわ。」


    その後も、ダルマカルマや落とし穴を避けつつ、万智華はある場所に向かうことにした。それは、捕まったカパネ達の居場所を知っている人物だ。

    万智華「それにしても、厄介な罠だらけね、ここは。」

  • 81二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 23:29:11

    万智華達は再び実体化したアドラ達と共にゴールを目指していた
    アドラ「あっ、あれは扉だね。」
    エテオ「じゃあ、ここに…」
    万智華達が扉に向かおうとしたその時!
    パルテ「ねえ、何か唸り声がするんだけど…」
    四人の背後にいたのは…
    白銀の城の魔神像「グワアアアアッ!」
    白銀の城の竜飾灯「ケケケッ!」
    白銀の城の火吹炉「…」
    アドラ「で、出たああああッ!」

  • 82二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 23:47:16

    >>81

    現れたのは、白銀城のラビュリンス謹製の家具達。流石に戦闘となると、カパネとテュデルが居ないことが地味に痛い。

    ラビュリンス「さあ、歓迎の支度を致しましょうか。」

  • 83二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:39:36

    >>82

    万智華「どうしよう…と言ってもやるしかないよね…」

    アドラ「ええ、こんな所で終われません。」

    エテオ「でも、どうしよう…」

    皆がどうするか迷った時、万智華は拾ったあるものを思い出した。

    万智華「そうだ、これならいけるかも!」

  • 84二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 08:38:08

    >>83

    カパネ「マスター。何か策があるのかな?」

    テュデル「エテオの加護で罠は大丈夫だけど」

    すると、シトリスはあることに気がついた。

    シトリス「あれ?最後の区画には、魔封じの芳香が無いみたいですね?」

    ラビュリンス「ええ。私の力を見せるためですもの。」

  • 85二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 09:19:38

    >>84

    万智華「では行きますよ、禁じられた聖槍!」

    どこからともなく飛来した槍が魔神像を貫き、そして消えた。

    ラビュリンス「や、やりますわね…」

    万智華「これでいける、皆!」

    エテオ「分かった!」

    アドラ「私たちの力を見せてやる」

    ARG☆Sが巧みな動きで相手を翻弄する。そして…

    パルテ「やったあ!」

    アドラ「私達の勝ち!」

    辺りには巧みな動きに翻弄されて、グッタリしている白銀城のモンスター達の姿があった。

  • 86二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 10:59:23

    >>85

    万智華達は森を進んでいき、ついにカパネとテュデルのところまでたどり着いた。

    万智華「ふう。ここ迄ようやくたどり着いたわ。」

    アドラ「しかし、まさか白銀城まで協力していたとは。」

    パルテ「罠も使い方次第で、あそこ迄追い詰められるのか。」

    エテオ「おーい。カパネ。テュデル。今から助けに行くぞ!」

  • 87二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 16:53:49

    >>86

    みるとそこには蔦に囚われたカパネとテュデルがいた

    万智華「2人とも!」

    万智華は駆け出そうとしたがアドラがそれを制止する

    アドラ「待って!蟲惑魔の事だ、何か罠があるはずだ!」

    するとシトリスがその姿を現した

    シトリス「ついにここまで来ましたね。それでは最終試練です。」

    カパネ「うわっ!」

    テュデル「な、なに?」

    2人を捕らえた蔦が、奥へと消えていく。

    シトリス「さあ、進んでください。」

    シトリスに促され進むと、そこには巨大な木の様な蔦があった。その上層では宙吊りになった2人がいた。

    シトリス「さあ、2人を助け出してみなさい。」

    すると、蟲惑魔が姿をみせる

    どうやら最後の妨害は蟲惑魔が務める様だ

  • 88二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 18:52:46

    >>87

    アドラ「気を付けてください。何をしてくるか読めません。」

    事実、見えているのは、シトリスとフレシア、アロメルスにクラリアだ。今のところ植物の蟲惑魔が中心である。

    エテオ「それでも大丈夫!私がいるから…………」

    しかし、エテオが前に出ようとしたところを、蜘蛛の糸が縛る。

    アティプス「捕まえた。さあ、あなたは暫く大人しくしてもらいましょう。」

  • 89二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 21:10:33

    >>88

    アドラ「成る程。加護に頼らず、救って見せろと。」

    フレシア「そう言うこと。さあ、私達の力を見せてあげるわ。」

    すると、フレシアの力が発動する。

  • 90二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 21:23:08

    >>89

    フレシア「さあ、あなた達は見事たどり着けるかしら。」

    シトリス「さあ、皆さんの力を見せてください。」

    万智華「(蟲惑魔は罠が得意、しかも落とし穴に関しては…ここは。)私が行きます。」

    アドラ「えっ、マスター、危険だよ。」

    万智華「大丈夫。任せて!」

    シトリス「なるほど、そう来ましたか。」

    フレシア「正しいわね」

    万智華は用心しながら進む、すると驚くほどあっさりと巨大な蔦の根元にたどり着いた。

    アドラ「え、あんなに簡単に…」

    パルテ「どうして…」

  • 91二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 21:27:54

    >>90

    万智華「落とし穴って、『見えてなければ』強いけど、見えている状態なら、驚異は減るわ。」

    万智華は、森を抜ける際に、ある程度学習していたのだ。落とし穴の特製と、その弱点を。

  • 92二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:04:03

    >>91

    そう言うと万智華は蔦を登り、2人を解放した

    カパネ「いやあ…助かったあ…」

    エテオ「マスター、ありがとう。」

    すると、他の蟲惑魔達も集まってきた。

    アトラ「無事に試練をクリアできたみたいだね」

    キノ「良かったですね」

    セラ「すっごーい。良く突破できたね。」

    そしてもう一人

    ラビュリンス「流石ですわ、絆の力、そして貴方の知略、見させて頂きました。」

    アドラ「やっぱり。」

    ラビュリンス「ええ、罠と言えば私、今回は手伝わさせて頂きました。」

    シトリス「いや…何か強引に参加してきたんですけどね。そうだ、これを…」

    シトリスはそう言うと7の数字が刻まれた水晶を渡した。するとそれはやはりエクソシスター・ミカエリスの持つ剣に変わった

  • 93二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:13:14

    >>92

    そして、礼拝堂にてミカエリスの剣を、オブジェに渡し、本当の「7」の水晶を手にいれた。

    万智華「これで、あと二つか。」

    アドラ「さて、どんな試練が待っているのでしょうか?」

    パルテ「ここ迄来たら、後は突き進むだけだわ。」


    そして訪れた「7」の間。そこは、ドームアリーナのような場所になっていた。

    万智華「ここって、あなた達の?」

    アドラ「いいえ。少々異なりますね。」

    すると、そこにいたのは、トリックスター達だった。

  • 94二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:15:25

    >>93

    マンジュシカ「こんにちは、皆様」

    キャンディナ「ようこそ、私たちの試練へ!」

    スポットライトに照らされて、トリックスター達が姿を現した。

    ホーリーエンジェル「さて、私達の試練はダンス!聞けばあなた達もパフォーマンスとしてダンスをするそうじゃない?」

    アドラ「ま、まあね」

    ヒヨス「そうなればやっぱり」

    ギタースイート「ダンス勝負、だよね」

    エテオ「まあ、そうなるよな。」

    万智華「え、待って、いきなりダンスは…」

    マンジュシカ「大丈夫、今回あなたはおやすみよ、さっきの試練で疲れたでしょう。」

    アドラ「先程は貴方は良く頑張りました。」

    カパネ「次は私達が頑張る番!」

    万智華「分かった。皆、頑張ってね!」

    テュデル「さて、行きますか!」

  • 95二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 08:53:49

    >>94

    アドラ、パルテ、エテオ、カパネ、テュデルが、ARG☆Sとしてステージに立つ。一方、トリックスターは、ホーリーエンジェルを筆頭に、キャンディナ、リリーベル、マンジュシカ、そしてシャクナージュが選出された。

    万智華「凄い。どんな戦いになるんだろう。」

  • 96二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 13:29:51

    >>95

    万智華「ところで、音楽はどうするの?」

    アドラ「そうだねー。特に何もないし…」

    するとどこからともなく、「ご心配なく」という声と共に中学生位の女の子が2人、現れた。

    話を聞くと、ここで「ご主人様」という人に仕えているらしい。

    女の子A「こちらからお選びください。」

    女の子の1人が多数の水晶を持ってきた。

    触れるとそこから音楽が流れてきた。

    パルテ「この中なら良いのがあるかも…」

    マンジュシカ「じゃあ、ゆっくりえらんでね。」

  • 97二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 15:37:01

    >>96

    これで、音楽の問題は解決した。次は審査員だ。

    万智華「さて、後はどうやって勝敗を決めるかだけど。」

    ??「では、こうしましょう。」

    そう言って現れたのは、まるでハートの女王の様な出で立ちの女性だ。彼女が合図を送ると、万智華の周りに、白いワンピースの少女達が現れた。彼女達は同じ顔でサイズも同じだ。

    HEARTS OF CRYPTER「この者たちは、M∀LICEの素体達件審査員です。此度の試練は、ダンスバトルによって、彼女達に見定めてもらいます。」

  • 98二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 17:57:07

    >>97

    アドラ「よし、音楽も決まったよ。」

    万智華「それじゃあ、始めましょう!」

    HEARTS OF CRYPTER「では、私も審判をさせて頂きます。」

    マンジュシカ「じゃあ先行と後攻を決めなきゃね。」

    女の子A「それならばコイントスで決めましょう。」

    ホーリーエンジェル「そうね。じゃあ…」

    ホーリーエンジェルがコイントスをする。

    ホーリーエンジェル「あら、私たちが先行ね。」

    トリックスターが先行でスタートする様だ

  • 99二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 18:44:01

    >>98

    万智華「トリックスター。どんなダンスをするんだろう?」

    ふと隣を見ると、「ご主人様」の従者の少女が隣にいた。どうやら、トリックスターの使い手のようだ。

    女の子A「楽しんでいますか?来訪時よりも、顔が晴れています。」

    万智華「え、ええ。楽しんでいるわ。」

    女の子A「蟲惑魔の試練は見事でした。ですが、主従の絆は、一方的ではダメです。今回の試練は、お互いに従者に託します。臣下が主を信じるように、主もまた、臣下を信じるのです。」

    万智華(う。心が痛いなぁ…………。)

  • 100二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 18:51:33

    >>99

    少女A「フフッ、でもあなたなら大丈夫ですよ、信じてあげてください。」

    万智華「分かった、皆を信じる!」

    少女A「さあ、トリックスターの皆さんのダンスです。」

    ホーリーエンジェル「さあ、皆、行くわよ!」

    ホーリーエンジェルの掛け声と共にダンスショーが始まる。

    流石にダンスがメインということもあり、素晴らしいパフォーマンスだ。

    万智華も食い入るように様に見ていた。

  • 101二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:08:00

    >>100

    万智華(凄い。あんな風に動くんだ。しかも、ちゃんと決め所も知っているみたい。)

    トリックスターのダンスは見事なものだった。そして、よく見ると、トリックスターの決めポーズに、ある共通項を見いだしていた。

    万智華「ねえ、あの構えって、コードトーカー系のやつだよね?」

    女の子A「はい。何でも、電子の海の決闘者の切り札達みたいです。」

  • 102二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:11:23

    >>101

    マンジュシカ「そう、よく気づいたわね。」

    ホーリーエンジェル「そう、最近見てね、取り入れてみたの。」

    女の子A「皆さん、流石です。」

    万智華「さ、流石ね、でも、私たちも負けてない!皆、信じてるからね!」

  • 103二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:01:50

    >>102

    そして、いよいよARG☆Sの出番となった。

    アドラ「さあ、みんな!行くよ!」

    パルテ達『『おー!!』』

    アドラ達がステージに立つ。すると、どこからともなく、太鼓の音が鳴った。

    女の子A「あら?これは、陣太鼓の音?」

    万智華「そっか。アドラ達の起源の・・・。」

    どうやら、ARG☆Sのルーツとなった、古代ギリシャの戦を題材にした物らしい。

  • 104二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:24:06

    >>103

    やがて陣太鼓の音か終わると軽快な音楽が流れ出す。

    女の子A「これは?」

    万智華「なるほど、スポーツの試合の合間にやるパフォーマンスだね。」

    軽快なナンバーと共に躍動感溢れる動きを見せるARG☆S達、ジャンプや宙返り等難度の高い技を次々こなしていく。

    シャクナージュ「い、いやあ…これは流石に…」

    ホーリーエンジェル「マネできないわねー」

  • 105二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:48:02

    >>104

    HEARTS OF CRYPTER「これは、凄い接戦になりそうですね。」

    そして、いよいよクライマックス。アドラ達は決めポーズもしっかりと決めてきた。

    HEARTS OF CRYPTER「では、審査員の皆様。判定をお願いします。」

  • 106二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:53:04

    >>105

    7人の審査員が下した結果は

    4人がARG☆S、そして3人がトリックスターだった。

    万智華「と、言うことは…」

    女の子A「試練は合格です。おめでとうございます。」

    アドラ「やったあー!」

    エテオ「いやあ…私たちのパフォーマンスが受け入れられて嬉しい。」

    HEARTS OF CRYPTER「本当に、実に甲乙付けがたい勝負でした。」

    マンジュシカ「いやあ、あんな凄いパフォーマンス見せられたらね…」

    パルテ「そっちこそ、凄いパフォーマンスだったよ。」

スレッドは2/8 08:53頃に落ちます

オススメ

レス投稿

1.アンカーはレス番号をクリックで自動入力できます。
2.誹謗中傷・暴言・煽り・スレッドと無関係な投稿は削除・規制対象です。
 他サイト・特定個人への中傷・暴言は禁止です。
※規約違反は各レスの『報告』からお知らせください。削除依頼は『お問い合わせ』からお願いします。
3.二次創作画像は、作者本人でない場合は必ずURLで貼ってください。サムネとリンク先が表示されます。
4.巻き添え規制を受けている方や荒らしを反省した方はお問い合わせから連絡をください。