【閲注TRPG】ブルー・スターズ・セパレート【CoC×KPC五条PC伏黒】

  • 1125/02/06(木) 00:43:02

    このスレはKPC五条とPC伏黒でクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時や万が一グロテスクな描写があった時用だよ

    原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ
    猫街シリーズの最新作だけど今回出演するのは(多分)二人だけだよ

    今回は松葉さま作成シナリオの『ブルー・スターズ・セパレート』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    通過卓の『朝起きたらネコ耳が生えていた』『なつのお迎え』『探索者格付けチェック』『斑猫温泉へ行こう!』『新年に猫は鳴くか』『KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件』『HO1が誘拐されたので助けに行こうと思います!』『Q1:入浴中に襲撃を受けて真っ裸で応戦できる?』などのネタバレも含む可能性があるよ

    シナリオはギャグとシリアスの狭間、そこまで重くはならないはず
    ロスト率は低、安価を挟んでいく予定だから気軽に参加してね

    伏黒の元に『五条悟は預かった、返してほしければこちらの指示に従え』という連絡が来るも、正直正気を疑った、犯人の
    五条誘拐シリーズ第三弾。なんでオマエが誘拐されてるんだおかしいだろ部門堂々一位の男の暴れっぷりを乞うご期待

  • 2125/02/06(木) 00:43:16
  • 3125/02/06(木) 00:43:31
  • 4125/02/06(木) 00:43:44
  • 5125/02/06(木) 00:44:23

    KPC五条 悟(卓終わりまで更新はしないよ、つまり秘匿状態)

    iachara.com

    PC伏黒 恵

    iachara.com
  • 6二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:47:32

    わーい新スレ嬉しい!

  • 7125/02/06(木) 00:49:08

    伏黒はここ一週間程同じ夢を見ている。延々と水の中を沈む夢だ。
    それ以上に特に何があるわけではないが、水深がどんどん深くなっていることと、昨日一昨日は何かの音が聞こえていたような気がしていた。
    しかしそれは聞こえたと思うと目が覚めてしまうし聞き取ることは出来ていない。

    そして今日も、伏黒は水の中にいた。
    またこの夢かと思いながらも、ただそう思うことだけしか出来ない。
    背を向けている方が水底なのか、後方に向かってゆっくりと沈んでいく。
    身体が潰されるような水圧、ゴボリと肺から空気が抜けていく感覚、体温よりはるかに冷たい水の温度。
    そして不思議なことに、何故か指一つ動かすことが出来なかった。
    すぐにでも水面に上がらないといけないと思うのに、腕が上がらない。

    伏黒は沈んでいく。――――水の底へ。

    そして音が聞こえる。
    その音は今までにないぐらいはっきりと、近く聞こえた。

    「一緒に行こう」「私の、運命の人」

    それは声だった。
    自分に向けられた言葉を認識すると同時に、成す術なく落ちていく身体から、最後の空気が零れた。

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:49:44

    たて乙です!
    おっと秘匿だ
    何か秘密あるのかな?

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:50:23

    わぁい新スレだ!
    なんか凄く漫画とかでありそうな導入だ
    クトゥルフ的にも水の中はよくある気がしなくもない

  • 10125/02/06(木) 00:51:28

    その途端、伏黒はハッと目を覚ます。

    周囲を見回しても自分の部屋の壁や天井があり、いつもの光景が広がっている。

    決して水の中ではなく、ちゃんと肺で息をすることが出来て、腕も上がる。

    それらはいつもと変わらない。


    だがあの溺れる感覚はリアルであり、起きた今でも探索者の心臓は生命の危険を感じていたかのように早く動いている。

    また夢で聞いた声は明らかに自分に向けられたものだという確信があったが、その声の主に思い当たる人物はいない。

    思い出そうとしても聞き覚えのない声であり、執着にも似た感情がそこにはあり伏黒はゾッとしたような、ある種の危機感を覚える。

    ただ夢だと切り捨てるにはどうにも生々しく奇妙な体験は目覚めても尚、伏黒の精神を蝕んでいた。


    <SANチェック>1/1d2

    伏黒(83) dice1d100=98 (98)

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:53:26

    ??しょっぱなファンブルしてるよ??
    ノーカンだから大丈夫だけどこの先不安だ

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:53:30

    …ノーカンですけどとても幸先が悪いですね
    不安になってきました

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:54:07

    いきなり??ってなったけどノーカンで良かった

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:56:00

    楽しみ!!!

  • 15125/02/06(木) 00:58:07

    ≪SAN減少≫SANチェックにはクリファン適応しないよ

    伏黒 dice1d2=2 (2)


    ぞっと肌が粟立つような感覚は容易に消えてはくれない。

    どうにも視野が狭まり耳鳴りに襲われるかのような感覚がある。

    一つ息をゆっくりと吐き、そして吸う。

    深呼吸をすれば多少はマシになったが、それでも心臓は未だに煩く音を立てている。


    「…………くそ、夢だぞこれは」


    夢なんかで動揺している場合ではないと、そう思おうとするも伏黒は時に夢の中で起きたことが現実に影響をもたらすことも知っている。

    そのせいか、落ち着くまで彼が思った以上の時間がかかってしまう。


    あえて閉じていた瞼をゆっくり持ち上げ、もう一度ゆっくりと深く息を吐く。

    スマホに手を伸ばし、暗闇の中で画面を着ければそこには時刻と日付が表示される。


    今は午前五時前、まだ家族も起きてはいないだろう早朝のこと。

    そして日付は――12月22日、つまりはそう、伏黒 恵の誕生日であった。

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:59:38

    誕生日に滅茶苦茶気分悪くなってるのか…大変だな

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:00:01

    ああ猫耳は現実になってたもんね
    よりによって誕生日に嫌な夢見るとテンション下がるな

  • 18125/02/06(木) 01:17:36

    さて話は変わるが、昨夜のこと。伏黒と五条は喧嘩をした。
    いつもの口喧嘩の延長戦、だがその最中に何がきっかけか伏黒の方がいつもよりもヒートアップしてしまった。
    夢見が悪い日々が続いていたせいもあっただろう。
    友人たちの心配の声を跳ね除けていたせいもあっただろう。
    何にせよ、巡り合わせがとにかく悪かった。いつもならば流せる冗談にカチンと来て、前回の事件に関して伏黒の方からあからさまに喧嘩を売ってしまった。
    それは言ってしまえば判断ミスを責めるもの。何もせずとも解決したのに、勢いで外に出たせいで招いた惨状。
    そしてそもそも最初に自分の友人が人を殺しかけてしまったことも、五条という年長者であり大人であり、教師でもある導き手に対する子供目線での甘えもあっただろう責める言葉が伏黒の口から飛び出し、そして引き際を誤った五条が更に油を注ぐようなことを言って――――そのまま喧嘩別れだ。

    伏黒の言ったことには一理ある。
    だが五条の言い分にも一理ある。
    つまりどっちもどっちの口喧嘩は聞いていた虎杖はどちらを止めるべきか迷う程度のもので、どちらだけが正しいという問題ではない。

    わざわざ謝るつもりはないが、それでも言い過ぎたという自覚が伏黒にはあった。
    少なくとも言っても仕方のないことを自分の苛立ちと共にぶつけてしまった、と。

    「………………はぁ」

    口からは深いため息が零れ出る。
    しかし今日、土曜日。午前中の部活が終わった後に提出しなければならない提出物があり、職員室に行かなければならない。
    誰かに渡して貰えるように頼むことは出来るが、そんな子供みたいなことはしたくなかった。
    となれば直接顔を見合わせなければならない、ということで……。

    「……寝るか」

    とりあえず、まだ起きるには早いと伏黒は眠りにつく。
    二度目の夢は前回の事件の姿の五条と夏油が出てくるもので、再びの覚醒も心地いいものとは言えなかったのだが。

    剣道部としての活動を終え、職員室に向かえば五条の姿はない。
    先生たちに五条の姿を見なかったかと尋ねても、朝から来ていないのだという。
    それならば仕方がないと伏黒は五条の机にその提出物を置き、部屋を辞する。

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:21:04

    あーつまり全裸の事件で言い争ったのか

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:22:44

    全裸事件でこんな事に

  • 21二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:23:12

    全裸事件がきっかけで口喧嘩になるなんて可愛いとこあんじゃんよ…
    全員恥ずかしがってたけど伏黒は一番恥ずかしがってたな最初

  • 22125/02/06(木) 01:23:14

    このまま帰るかと思い廊下を歩いていたその時、「伏黒!」と声を掛けられる。
    振り向けばそこに立っていたのは同級生の男だ。

    「これを渡して欲しいって通りすがりの……なんかチンピラっぽいヤツに頼まれたんだけど、お前またなんかしたのか?」

    "また"という言葉が気になりはしたが、伏黒はとりあえず同級生が差し出す封筒を受け取る。

    「してない」
    「ふーん、ならいいや。じゃ、俺は渡したからな!」

    薄情にも見えるが、おそらくは伏黒への信頼もあったのだろう。
    そして伏黒が封筒に視線を落としたその時、廊下の向こうで「あ!」と声を上げた。

    「そういや誕生日だったよな。誕生日おめでとう!プレゼントはそれってことで!」
    「人に頼まれたものを勝手にプレゼントにするな」

    そんな軽口を叩いた後、伏黒は再び手の中に視線を落とす。
    封筒は無地の白いもので、宛名はなく糊付けされていた。

    多少迷いはしたが、伏黒はその封筒を開封する。
    中を見てみなければ判断がつかないと、そう思ったからだ。

    中を開いてみれば、そこには一枚のメッセージカードが入っている。
    そして更に、白のような銀のような、色素の薄い糸……ではなく髪の毛に見える束も。

    「………………は?」

    このような色を持つ知り合いは一人しかいない。
    心臓がドクリと音を立てる中、メッセージカードを取り出せばLineIDとして不規則な文字の羅列が書かれている。
    どう見ても捨てアカウントのIDだろう。

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:26:38

    わっ…身柄預かったぞってメッセージのために髪の毛一束切られて送られるやつだ
    古来からある表現だけどドキッとするよなこれ…

  • 24二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:27:45

    ヒエッ…
    こんなもんが誕生日プレゼントになるとか誕生日なのにとんだ厄日だな!

  • 25二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:29:10

    またって言われてるから
    伏黒ヤンチャやってたのが有名なのか
    誕生日に嫌なもん送られたな

  • 26125/02/06(木) 01:35:39

    伏黒はまず冷静に五条へとLineでメッセージを送り、そして既読が着かないことを確認してから電話する。
    だがそれにも出ずに、コール音が続くのみ。

    嫌な予感がする。だがあの五条先生だぞ、と。
    しかし既に前科が数度、あの五条でさえも攫われたりとんでもない目に遭った記憶が脳内に駆け巡る。
    色物系の事件もあった中、割とシャレにならないものもあったりなんかして。

    ――――人は簡単に死ぬ。それを伏黒も痛いほどに分かっていた。

    メッセージカードのIDを検索すれば、該当IDのアカウントを発見することが出来た。
    そしてフレンド申請をしてメッセージを送ろうとすれば、それよりも早くに電話がかかって来る。
    出るか出まいか、迷ったものの伏黒はその電話に出る。
    するとそれはただの通話ではなく、ビデオ通話だったようで向こうの映像が画面に映し出された。

    そこに映ったのは如何にもな姿。
    目深に被ったニット帽と鼻まで隠された布によって目元だけが見える状態の、ほぼ覆面の人物。背格好を見るに男だろう。
    男が画面の多くを占めているせいで背景は殆ど見えず、後ろに壁や天井が微かに見える程度だ。

    「ようやく連絡がついてよかったよ、伏黒恵」

    覆面の男は開口一番そう話す。名前は既に知られており、この場合ターゲットは五条ではなく自分ということになるのだろうか。
    伏黒は自分が恨みを買っていないとは思っておらず、自分に恨みがある人間が自分を脅そうとしているのならば、それは有り得るとも思っていた。
    だが五条がそこに巻き込まれているのならば、話は変わる。
    あの五条を人質に取るような真似が出来るのならば、それで全ては終わるだろう。

    「我々は依頼されてこうして君に連絡を取っている」

    どうやら伏黒の反応は期待していないらしい。
    実際、どうするべきか考えている伏黒が口を開くにはまだ時間が足りなかった。

  • 27二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:37:24

    五条取り押さえられるようなのは伏黒じゃというか大体のやつが無理だからなあ…
    まあ意外とおドジもあるので割といけることもあるけど

  • 28125/02/06(木) 01:37:31

    「我々が何者かって?残念だがそれは答えられないな。それにこうして会話するのに不都合もないだろう?」


    そこまで言うと男は勿体ぶったように、言葉をゆっくりと続ける。


    「さて、とりあえずこれを見てほしい」


    そう言って覆面の男が画面の端に動く。

    急速に開けた映像の真ん中、床に座らされている五条の姿がそこにはあった。

    すぐ隣に立つ別の覆面の男が五条の顔の前にナイフを向けている。

    色んな意味で目を疑う光景に伏黒は思わず顔を顰めた。見覚えのない部屋に五条と、覆面の男が更に五人程。


    五条を見ればカメラではなく自分に向けられているナイフに注目しているようだ。だからこそ、視線は合わない。

    腕は後ろに回されていて、おそらく縛られているのだろう。

    ――――あの五条が?


    「君の担任の教師の身柄をこうして預からせてもらった。無事に返してほしければ我々の指示に従え」


    自分の発言に悦に浸っているのか、男が機嫌良さげなのが声だけで分かる。


    「なに、簡単な頼み事だ。しかし事情があって君にしか頼めない、それだけだ。君が大人しく依頼を受けてくれるならコイツは助かる。実に簡単な仕組みだろう?」


    つまり伏黒が逆らえば助からないかもしれないということだ。

    ――――――――あの五条が?


    「君にはとある場所にいってとあるものを置いてきてほしい。場所と物は追って指示を出す。このアカウントからね」


    そう言って男は初めて、伏黒の反応を伺った。


    伏黒はどう答える?

    >>30までで🎲(選択肢3つ)

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:40:52

    何で五条先生を巻き込んだのか聞く
    あとどうやってあのゴリ‥じゃない五条さん捕まえたんだ?

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:41:21

    とりあえず人質が無事なのか確認させろと交渉
    あわよくば五条になにか喋らせて情報を落とさせようと試みる

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:41:24

    受けたら間違いなく五条は助かって自分達にそれ以上関わらないか約束できるのか?と聞こうかな…

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:44:00

    よく考えたらやるにしてもそもそも何故自分なのか?を伏黒に聞いてもらえばよかったかもしれない…

  • 33125/02/06(木) 01:44:45

    ≪伏黒の行動≫

    1.なんで五条を巻き込んだのか聞く。どうやって捕まえたのかも

    2.人質が無事なのか確認させろと交渉

    3.その依頼を受けたら本当に五条は助かるのかの確認

    dice1d3=3 (3)

  • 34125/02/06(木) 01:49:24

    ここでただ流されているだけでは駄目だと、伏黒は覆面の男を見据える。


    「その依頼とやらを俺がこなせば、五条先生を解放するんだな?」


    その問いで伏黒が自分たちに従う気があると、覆面の男は思ったのだろう。


    「そうだと言ってるだろ?疑うなら疑えばいいが、我々も我々の依頼主も気が長いとは限らない、とだけ言っておこう」

    「……依頼が終われば俺たちに関わらないと約束できるか」

    「それは伏黒恵、君が大人しくお利口に依頼を達成出来るかによるだろうな。良い子には飴を、悪い子には鞭を……はは、代わりにコイツに受けて貰うとしようか」


    <心理学>

    伏黒(53) dice1d100=91 (91)

  • 35二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:50:42

    なんか出目が高いなあ
    何もわからないか

  • 36二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:52:06

    出目が高い怖いな
    しかしこうなると受けるしかないか

  • 37125/02/06(木) 01:52:55

    やはり男の言葉には真意が伺えない。

    そもそも五条を人質に出来るだけの何かがあるとして、そこまでしてわざわざ自分を指定してくる意味も分からない。

    伏黒が黙れば、覆面の男は微かに晒されている目元をにんまりと緩ませる。

    猫が鼠を甚振るような、そんな上位に立つ者が力に浸る残虐性が垣間見えた気がした。


    「そうだな……ほんの少しなら会話させてあげようじゃないか」


    そう言って覆面の男は五条に対し、「喋って良いぞ。ただし余計なことは喋るなよ」と念押しする。


    伏黒はどうする?

    >>40までで🎲(選択肢3つ)

  • 38二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:54:04

    大丈夫なんですよね?と聞く

  • 39二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:54:52

    五条先生怪我とかしてないですか?
    あと2人にしかわからないことを聞いてみる

  • 40二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 01:56:33

    誕生日プレゼントまだ貰ってませんけど何くれるんですか?
    なんかこうバレないように暗にメッセージを込めてこいという意図で

  • 41125/02/06(木) 01:59:29

    ≪伏黒の行動≫

    1.大丈夫なんですよね?と確認

    2.怪我の有無と本人確認

    3.誕生日プレゼントまだ貰ってませんけど、とぼかしつつ水面下でのやりとりを試みる

    dice1d3=2 (2)

  • 42二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:03:04

    怪我の有無と本人確認か
    さて五条先生の状態どんな感じなんだ?

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:07:33

    本人確認は重要だよな

  • 44125/02/06(木) 02:10:53

    「……怪我とか、してないですか」

    そう尋ねながらも、どうにも伏黒の中には違和感があって仕方がなかった。
    五条のことを怪我すらしないとは思ってないのだが、こうして誘拐染みたことをされ、好きに扱われているさまはどうにも飲み込みがたい。
    しかしそれでも、と。伏黒は尋ねたのだが、ここで漸く五条の瞳がナイフから自分に、つまりはカメラへと移る。

    「――オマエって僕を心配出来る程偉かったっけ」

    しかし返ってきた言葉は険を含む、嘲笑さえ滲むものだった。

    「怪我はないですか?だっけ、見れば分からない?それともそんなことさえ分からないくらい馬鹿だったっけ。あぁ、そうだとしても驚かないけど」

    意図的に人を苛立たせるような口調に伏黒は一瞬、固まった。
    そしてカメラを見ていた五条も伏黒のその動揺を悟ったのだろう。

    「なに、ホントのこと言われて傷付きでもした?無駄なプライドだけは立派にあるみたいで大変そうだね。余計なものは全部捨てちゃえば?――――この前みたいに」

    それだけ言うと五条は再びカメラから視線を外す。
    それはこれ以上自分と言葉を交わすつもりがないとでも言いたげな動作。

    「五条先生」
    「ねぇ、お前らと喧嘩したせいでサングラス落としたんだけど。あれ気に入ってた物だったのに、どうしてくれんの?弁償してくれないなら拾って来てよ。人にお使い頼むしか出来ない犬以下だったりする?」

    煽る煽る。伏黒だけではなく覆面の男たちをも煽り、覆面の男たちは五条の様子に苛立ったようだ。もはや芸術(煽り)99。

    「自分の立場が分かってないようだな」
    「はぁ?複数人で囲んで脅すみたいなダッサイ真似してる人間に対して何をどうしろって?ほら、早く拾って来てよ、〇〇通りの――」

    五条が口にした場所は高校近くの通りの名前だ。
    伏黒がそれに反応すると同時、五条の顔の傍にあったナイフがハッキリと五条へと向けられる。

  • 45二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:13:34

    おっ自然に情報落としてくれた
    けどナイフが…大丈夫だとは思うけどやっぱハラハラすんよ

  • 46二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:13:40

    振ってないのに煽り99あるなあ!
    本物ではあるんだな良かった…のか?
    そして何だかんだ情報落とそうとしてくれたな

  • 47二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:16:08

    この煽りスキルは本物か
    煽り入れながら情報渡すのは流石だけど
    ナイフ持ち相手なんだから怖いよ!

  • 48125/02/06(木) 02:18:51

    ぞくりと、肌が粟立つような感覚。
    五条先生、と再度口にしかけたその時だった。

    その瞬間、五条が動く。ナイフを持った男の手に五条はがぶりと歯を立て、噛み千切らんとばかりの勢いで肉に歯を食い込ませる。
    更には縛られているにも関わらず、器用に立ち上がって覆面の男たちに蹴りをお見舞いし、大暴れ。
    この人、人質なんだよな?というような光景が画面に映し出される。

    「ギャー!!!噛まれた!!!!!!!!!」
    「噛むし蹴るぞコイツ!!!」
    「脚、長ッ。どこまで届……アー!!鼻、鼻折れッッ!!!!!」
    「兄貴助けてください!!!!!コイツまた暴れ始めましたよ!!!!!!」
    「待ってナイフ落とした危ないから気を付けろお前ら、って噛むな!!!!!」

    そんな叫び声と阿鼻叫喚の図に、通話に出ていた覆面の男が焦りながらも「人数居るんだから大人しくさせとけ!!!!!!」と叫んでいる。
    背後のドタバタを隠すように覆面の男が再びカメラの前に陣取るも、声までは遮れない。

    「コイツナイフ蹴り割ったんですけど!!!?!?」
    「いや!!誰か!!!!男の人呼んで!!!!!!!!」
    「縄ブチブチ言ってる!!!縄ブチブチ言ってる!!!!!!」
    「あ、アッ、ああああああ゛ッッ!?」

    しかし男はそれらの声をすべて無視することにしたらしい。

    「さっき言った通りこの男を返してほしければ大人しくこちらの指示に従え。警察に連絡でもしてみろ、人質の命は無いと思え」

    そこまで言った後、後ろから更に「兄貴!!!兄貴ィ!!!!!!コイツ全員の金的狙って来てるんスけどぉ!!!!!」という声が聞こえてくる。

    「……それから人質が大人しくしていることを祈るんだな!!!!!」

    慌てたように覆面の男がそれらを伏黒に伝えると通話が切れた。

  • 49二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:18:53

    この前みたいに余計なものは全部捨てちゃえ、…なんだ全裸で任務遂行しろということか?(深読み迷推理)

  • 50二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:20:38

    男の人呼んで!!!!で草
    滅茶苦茶暴れるじゃん五条!相手滅茶苦茶扱いに困ってるしようやく落ち着いただけだったんじゃん!!!
    先に人質に相手全員まとめられるんじゃないのこれ

  • 51125/02/06(木) 02:20:54

    区切りも良いので今日はここまで

  • 52二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:21:12

    これだけ大暴れしてるってことは逆に誘拐自体はガチなんだな…?
    心配だけどとりあえずめちゃくちゃ元気そうではあるのは安心だよ

  • 53二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:23:39

    スレ主お疲れさまです
    …平気そうだね!まあ放置したらムービー銃みたいにされるかもだから一応対応はしよう
    シリアスかも…と思ったけど即霧散したから後は伏黒のドジっ子ダイスがなければなんとかなりそう

  • 54二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 02:24:50

    あーこれは本物で間違いないですな
    むしろどうやって捕まえたんだよ猛獣用の麻酔針でもうちこんだのか?
    何かほっといても自力で勝ってきそうだが
    とりあえず無事でよかった
    金的狙ってるの物凄く本人だな

  • 55二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 08:03:02

    ブルスタは参加2度目だから安価には参加出来ないけど既におもろい…好きなシナリオだから続き楽しみ

  • 56二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 13:23:02

    五条大暴れで草 よく誘拐できたな
    不意打ちで眠らされたとかかな?

  • 57二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 18:54:33

    ナイフ蹴り割るのは強過ぎないか

  • 58125/02/06(木) 19:39:35

    通話が切れて数秒、伏黒は深い溜息を吐く。

    もうあの人一人でよくないですか?なんて言葉が頭に思い浮かばなくもない。

    だが一応、一応は人質として拘束されているのだ……今は。

    一時間後くらいに「あぁ言うのに真面目に取り合っちゃ駄目だよ?無視一択。そもそも僕が本気で誘拐されたとでも思った?そんなに信頼がないなんて傷付くなぁ」と、思っているんだが思っていないんだが分からない言葉が飛んできそうであってもだ。


    「……本当になんなんだあの人は」


    元気に暴れ回っているのならばそもそもどうやって捕まえたのか。

    むしろあの五条悟を捕まえることよりも難しい依頼なんてあるのか。

    正直、"五条悟を指定の位置に連れて行け"なんてことを実行するくらいならば自分で何から何までやった方がマシ、とは五条を知るほぼ全ての人物が言うだろう。


    そうして伏黒がどうするべきかと頭を抱えていれば、メッセージが次々と届いた。


    『これから指示する場所に玉を置いてこい』

    『玉はお前の自宅前に紙袋に入れておいた』

    『全部で三ヶ所、玉を一つずつだ』

    『自然公園の沼、駅前の噴水、神社の池』

    『全ての場所に玉を沈めてくること』

    『三ヶ所全てに玉を置いてきたことを確認したらまた連絡する』


    となれば、自宅も割れているということだ。

    色んな意味でツッコミどころがあり過ぎる状況だ。

    とにもかくにも家に向かってその玉とやらを確認するか、再び覆面の男と連絡を取ろうとするか、様々な選択肢が頭に思い浮かぶがどうにも焦燥感はない。

    なにせ、あの五条だ。それが全ての思考の邪魔をする。


    「……当てつけにわざと攫われた、なんてことはないよな。…………流石に」


    伏黒はどうする?

    (例:男へ電話をかけてみる、メッセージを送ってみる、知人に五条と会ったか尋ねる、自宅に帰って玉があるかを確認するetc)

    >>61までで🎲

  • 59二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 19:45:03

    帰る前に〇〇通りに寄ってサングラス探してみようかな
    時間制限別になさそうだし

  • 60二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 19:51:07

    帰って玉があるかを確認する

  • 61二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 19:52:06

    五条を最後に見た人に何か変わったことなかったか聞きながら(電話で)
    〇〇通りに寄ってみる

  • 62125/02/06(木) 19:55:23

    ≪伏黒の行動≫

    1.帰る間に〇〇通りへ寄ってサングラス探す

    2.帰って玉の有無を確認する

    3.五条を最後に見た人に何か変わったことがないか聞きながら〇〇通りへ寄ってみる

    dice1d3=1 (1)

  • 63二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 19:57:05

    何か情報あるからサングラスの話したんだろうし
    行ってみるのが良いね

  • 64二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 19:58:55

    なんか敢えて言ってそうだし何もなくても後から言われそうだから回収行っていいよね
    いつまでにやれって言わなかったしな…

  • 65125/02/06(木) 20:01:55

    どうせ帰り道の途中から然程ズレていない所だ。

    五条が口にしていた〇〇通りに伏黒が足を向ければ、表通りはいつもの様子であり、多くも少なくもない人が行き交っている。

    周囲を少し見回したが、五条が落としただろうサングラスは見当たらない。

    あの人なんやかんやで最近サングラスを落とし過ぎじゃないか?とも思うが、一番取り落としやすいアクセサリーとなれば仕方がないことなのかもしれない。

    本当に落としたかどうかはともかくとして、わざわざ口に出したということは何かあるのだろう。

    ――――おそらくは。


    伏黒はどうする?(現在地、〇〇通り)

    (例:周囲の人に聞き込み、××を重点的に探してみる、ないと判断して帰宅する)

    >>68までで🎲

  • 66二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:04:01

    うーんこういうのは裏路地とかでボカスカやってそうだよな
    一応周囲の人に変な集団いたり騒がしくなかったか聞いて裏通りとかを探したいかもな

  • 67二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:15:06

    目立つところで喧嘩するか?と路地裏を探してみる

  • 68二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:17:25

    周囲の人に何か騒ぎがなかったか聞いてみる

  • 69125/02/06(木) 20:19:44

    ≪伏黒の行動≫

    1.周囲の人に変な集団が居なかったか尋ね、裏通りなどを探す

    2.路地裏を探す

    3.周囲の人に騒ぎがなかったかを尋ねる

    dice1d3=2 (2)

  • 70二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:22:48

    まぁ確かに人目があるところで騒いだら通報されるよね
    五条さん連れ去られてるわけだし

  • 71125/02/06(木) 20:23:28

    五条が口にした"喧嘩"という言葉。

    もし何かしらの争いがあったとして、それならば表通りではなく一歩裏に入った所で何かしらが起きていたのではなかろうか、と伏黒は細い路地に足を向ける。

    そうすれば入り組んだ裏路地へと出て、一般人ならば滅多に使うことはないような路地だと感じた。

    表通りから然して離れているわけでは居ないが、少し雰囲気が悪そうだ。

    実際、不良などが出てきてもおかしくはない様子だし、過去の伏黒はこの辺りで多少のヤンチャをしたこともある。


    「何かがあるとしたらこの辺りかと思った、が」


    <目星>

    伏黒(65) dice1d100=53 (53)

  • 72二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:27:23

    ヤンチャしたんかい伏黒
    そして目星成功なにか見つけたかな

  • 73125/02/06(木) 20:30:12

    裏路地に視線を巡らせれば室外機の近くに落ちている黒いものに気が付いた。

    その傍に寄って落ちていたもの拾い上げれば、やはりと言うべきかそれは五条のサングラスである。


    「本当に落としてたのか。じゃあ、喧嘩も……?」


    喧嘩して五条が負けた、なんてことは考えにくいというよりも不自然だ。

    とはいえ何らかの不意を突かれたという可能性もあるが、それにしたってあの五条である。

    どうして教師なんかやってんだ部門殿堂入り、お前が居ると勝負にならないから出禁なんて言われている、あの五条。


    伏黒が五条のサングラスを持ち、とりあえずはと鞄に仕舞えば、室外機の下に何か紙のようなものが落ちていることに気が付いた。

    そしてそれを拾い上げ、伏黒は顔を顰める。


    「なんだこれ」


    伏黒が拾ったものは、――――写真だ。それも伏黒が写った。


    それは撮った、もしくは撮られた覚えのない写真だった。

    しかも裏には名前、生年月日、住所、高校、朝何時に家を出て何時ごろに帰宅するなどの個人情報よりも更にキツめのものまで書き込まれてる。

    見覚えのない丁寧な字でびっしりと書かれたそれに思わず写真を自ら遠ざけつつも、苦渋の決断でそれを拾い上げる。

    流石にここに捨てていく気には辛うじてなれなかった。


    <アイデア>

    伏黒(85) dice1d100=86 (86)

  • 74二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:31:11

    1多い

  • 75二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:32:43

    明らかに嫌なターゲットにされてるやんけ
    何で1多いんですかねぇ!!大事だと思うぞこれ

  • 76二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:34:51

    伏黒1足りない!
    というか元から伏黒が狙われてた奴か

  • 77125/02/06(木) 20:36:31

    あまりに目にしたものが気色悪くて、伏黒は自分が見たものの記憶を少しばかり消し去ることにする。

    そして深く息を吐いて、リセットとばかりに仕切り直しだ。

    とりあえず手掛かり、ではなく五条のサングラスは回収した。

    ならば自宅に帰り、玉の所在を確認しなければ――と思ったその時だった。


    「おうおう兄ちゃん、俺たちの縄張りでなにしてんだぁ?」

    「誰の許しでここで休憩してんだ?あぁん?」


    伏黒に声を掛けて来たのはモヒカン頭の二人組。

    顔も似ており、ぱっと見で兄弟だろうなと思うような姿だ。

    伏黒へとガンを飛ばしながらそうやって難癖をつけてくる。


    「ケッ、すました顔しやがって。こんな所に女でも連れ込むつもりですかァ!?」

    「どういう領分でここを汚そうとしてんだ?おぉん??」


    伏黒はどうする?(現在地、〇〇通りの裏路地)

    (例:むしゃくしゃしてるのでぶっ飛ばす、処す、尋問する、無視して帰ろうとする)

    >>80までで🎲

  • 78二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:38:50

    軽く脅しながらこの辺で何か見てないか聞く
    多分何か情報持ってるよね?ジャンプしてみな

  • 79二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:39:35

    ムシャクシャしてるしまずここで何かあったか聞いてみてそれでも喧嘩するなら尋問…しますか
    よく見たら選択肢大半ヤンチャで笑うんだ

  • 80二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 20:42:44

    もう用も済んだし帰る

  • 81125/02/06(木) 22:18:12

    ≪伏黒の行動≫

    1.軽く脅しつつ情報収集

    2.何があったか尋ねて、反抗されたら尋問

    3.帰宅

    dice1d3=1 (1)

  • 82二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:28:55

    ヤンチャが垣間見える伏黒だ

  • 83125/02/06(木) 22:41:33

    伏黒の嫌いなものの中には動物の動画に当てられる猫撫で声のアフレコなどがあるが、その他にも心底嫌悪するものがあった。

    その中の一つは――――つまりのところ、悪人である。

    何が悪かったか、と言えばタイミングだ。誰のかと言えば、モヒカン頭たちの。


    「………………うるせぇな」


    キャンキャン吠えるような威嚇に伏黒はギロリと不機嫌と不愉快さを隠さずに睨み据える。

    その苛立ちはモヒカン頭たちの"ヤンチャ"によるものはあくまで最後の一滴であり、その多くは前日とのくだらない五条の口喧嘩と誘拐されたなんて馬鹿なことと先程の動画と、そして写真。

    つまりのところ、九割五分が八つ当たりでもあった。

    一歩、二歩とモヒカンたちに自分から近付く。威嚇するように、焦らすように、暗い瞳が闇の中で光った。


    「お前たちがそうするなら、俺も同じようにしてやるよ」


    そう言った伏黒は薄く笑った。


    「誰の許可を得てこんな所で喧嘩売ってんだ」


    かつての伏黒の"ヤンチャ"はよく言えば治安浄化であるし、悪く言えば裏番未遂。

    この辺りの多くの不良は伏黒の顔を知り、喧嘩を売ってくるような誰彼構わずに突進する馬鹿は居なくなった、――はずだったのだが。

    残念なことに、未だ馬鹿は生き残っていたらしい。


    <キッ――――


    「ス、スミマセンでしたァ!!!!!!!!」


    しかし伏黒の蹴りが火を噴くよりも早く、モヒカン頭AとBは勢いよく頭を下げた。


    <知識>

    モヒカン頭A(50) dice1d100=43 (43)

    モヒカン頭B(50) dice1d100=83 (83)

  • 84二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:42:58

    モヒカンAは伏黒知ってたのかな

  • 85二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:43:18

    これあれだ!よくある「あ…あいつは!」「知ってるんスか兄貴!」みたいになるやつだ!

  • 86二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:45:26

    裏番未遂‥人間ピラミッド作ってたんだろうな

  • 87125/02/06(木) 22:52:49

    どうやらモヒカン頭Aは伏黒のことを知っていたらしい。
    ガタガタと震えだし、土下座でもしかねない勢いだ。

    「おッ、俺らはホントはクソ弱くて小心者で、だから伏黒サンのお眼鏡に適うような存在じゃ全然なくてですね!!」
    「……なぁ、伏黒サンって誰?有名なのか?」
    「馬ッ鹿、あの伏黒サンだぞ!?中学時代にありとあらゆる人に迷惑をかける不良を吊し上げて鍋にしたって噂の!!」
    「一時期やたら街の空気が澄んだ理由がこの人にあるだって!?」

    やたら気が抜ける会話を始めた二人はちらと伏黒とを見ると、もう一度勢いよく頭を下げた。

    「ガン飛ばしてほんッとにスミマセンでしたァ!!」
    「この格好しているのも絡まれないようにと思ってやってるだけで、本当に悪いことかしてるわけでもなくってですね……」

    此方を油断させる手法か、と疑うことすら馬鹿らしくなる完全降伏だ。
    伏黒は暫しそれを見つめると、小さく息を吐く。
    たったそれだけでもモヒカン頭たちはビクリと肩を震わせる。

    「で?」
    「こ、ッ、ここは近道でよく使ってるんですけど、人が居ると怖くて通りたくないんですよ……それで、つい……色っぽいこととかもして欲しくないですし、汚れるようなこともやめて欲しいので……」
    「なにせ、昨日もここで大喧嘩しているのを見たばっかりで、怖くて怖くて……」

    ぶるぶると震えるモヒカン頭AとBは「もういい?」「俺たち許されますか?」「まさか鍋にされるだなんてこと……」「せめてしょうゆ味がいいな」「じゃあ俺は味噌……」なんて馬鹿なことを話している。

  • 88二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:54:33

    頭が悪い会話してるモヒカン達かわいい

  • 89二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:54:42

    やっぱり大喧嘩してたのか…さらっと情報ありがとうな

  • 90二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 22:57:25

    しょうゆでも味噌でも煮込まないから
    知ってること吐き出しな

  • 91125/02/06(木) 23:06:01

    昨日の大喧嘩。
    思い浮かぶのは五条の口にした"喧嘩"という言葉だ。

    「……昨日の喧嘩を見てたのか?」

    伏黒がそう尋ねれば、少なくとも会話をする気はあるという意識表示に思えたようで、モヒカン頭は急くように口を開く。

    「昨日の夜にこの道を使おうとしたら、複数人の男たちが何か相談してたんすよ。それで表通りの方から仲間らしい男が戻って来て合流してて」
    「うわ、見るからにチンピラだと思って逃げようとしたけど見つかるのが怖くて隠れてたら、『予定通りならば……』とか『標的が来たら……』みたいな物騒なこと話してて」

    伏黒が続きを促すように眉を寄せれば、モヒカン頭たちは「はいぃ!!」と良い返事だ。

    「その後、デカい男がやってきて、気付いたら乱闘してて……凄かったよな」
    「映画でも見ないってくらいにデカい男が暴れ回ってて。壁蹴って三角跳びからの蹴りとか、攻撃受け流してチンピラ同士を同士討ちさせてたり」
    「正直ヤクでもキメてんの?ってくらいテンション高くて、もうどっちも怖くってさ、俺たち……」
    「サングラス自分で投げ捨てた時の目とか夢に出るくらい怖かった」
    「分かる。なんかこう……あ、死ぬって思ったし」

    思わず伏黒は深い息を吐いた。
    覚えがあり過ぎるというか、思い当たる節があり過ぎる。

    「それからチンピラの内の数人がスタンガン取り出して、バチチチって」
    「でもスタンガン受けてもあの男笑ってて、むしろスタンガン奪い取ってチンピラ伸しててさ……」

    聞けば聞く程にどうして五条が捕まったのかが分からない。

    「途中酒瓶で殴られても出血すらしてなくて、一際デカい声で笑ってて……チビるかと思ったよな」
    「でもそっから急に動きが悪くなって、それで最終的に気絶したと思いきや寝息立て始めて、それでどっか連れてかれてたよ」

  • 92二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:09:46

    五条サングラス投げ捨てたのか!どこまでも戦闘狂だな
    そしてスタンガンに勝ち酒瓶にも勝ったのに何故捕まったのか?って成程…酒に負けたのか
    納得した

  • 93二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:10:07

    そういえば五条先生、アルコール苦手って...

  • 94二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:11:33

    あー殴られた衝撃じゃなくて酒気にやられたのか
    スタンガンも酒ビン自体も平気なの流石です
    相手涙目になってたんでは?

  • 95二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:13:13

    殴られて笑ってるのバーサーカーすぎないか

  • 96125/02/06(木) 23:16:02

    五条の誘拐原因がアルコールだったとは。

    納得ではあるが、それまでの大暴れの様子が酷過ぎて伏黒は魂が出そうってくらいに深い溜息を吐く。


    「あの、じゃあ俺たちはここで失礼しても……?」

    「待て。その男が連れて行かれた先はどこだ?」

    「俺たちも逃げたので、詳しいことはなんとも……う、嘘じゃありませんからね!!!?」


    そう言ってモヒカン頭たちは伏黒から逃げていく。

    昨日は五条の大暴れを見て、今日は伏黒に絡んでしまった悲しき事故。

    伏黒としては五条が攫われた経過を知ることが出来ただけでこの場に来た意味はある。


    「本当に、あの人はなにやってんだ……」


    となれば一度、自宅に帰って紙袋に入った玉とやらを確認しなくてはと、伏黒は自宅へと向かう。

    そうして自宅前を確認すれば、見知らぬ紙袋が確かに置いてあった。

    手提げタイプの紙袋で、袋自体もそれほど大きくはない。

    中を覗くと手の平大ぐらいの大きさの布包みが三つ入っている。

    更に布包みを取り出して開いて見れば「透明な玉」が出てきた。


    <目星>

    伏黒(65) dice1d100=55 (55)

  • 97二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:17:33

    玉を見ると昨日のタマの惨状を少し思い出すね

  • 98二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:19:29

    キンキラキラなタマがあったね昨日

  • 99125/02/06(木) 23:19:59

    透明な玉は全て同じのように見える。

    テニスボールより少し小さい程度の大きさの水晶玉のような玉だ。

    だがよく見てみれば、水晶でもガラスでもない謎の物質だということも分かった。


    「これを沈めて来い、か」


    何にせよ、五条が再びアルコールでもぶっかけられている可能性はある。

    一度バレている以上、二度三度と五条の鎮静化に使われていてもおかしくはない。となれば脱出も難しくなるだろう。

    従わなければいけない。――――まあ、気は進まないのだが。


    探索【自然公園/駅前/神社】

    どこから行く?

    >>102までで🎲

  • 100二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:20:40

    神社

  • 101二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:21:47

    うーん人の多いところはやるのちょっと面倒そうだな
    まあいいか一番やりにくそうな駅前行こうかな

  • 102二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:26:06

    人が多い駅前から潰すかな

  • 103125/02/06(木) 23:26:37

    ≪探索場所≫

    1.神社

    2.駅前

    3.駅前

    dice1d3=2 (2)

  • 104二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:28:36

    駅前か
    神社もやりにくそうだよね変なの入れて気が付かれたら怒られそう

  • 105125/02/06(木) 23:30:12

    指示された駅は乗り換えの出来るそこそこに大きな駅だった。

    そのため利用者が多く、駅前も広場としてスペースが確保されている。

    そしてその駅前の広場の真ん中に噴水はあった。

    伏黒が丁度その場に来た時、一昔前に流行った曲が流れ出すと同時、水の噴き出し方が変わる。

    どうやら一定時間ごとに自動で行われるミニショーがあるらしい。


    <目星>

    伏黒(65) dice1d100=92 (92)


    <聞き耳>

    伏黒(61) dice1d100=42 (42)

  • 106二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:31:21

    伏黒改めてみると目星聞き耳どちらも心許なめだな
    聞き耳成功して良かった

  • 107二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:32:03

    目星危ないもうちょいで目が高かったらファンブってた

  • 108二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:34:39

    聞き耳成功してよかぅった
    ハラハラするドジっ子だな

  • 109125/02/06(木) 23:52:05

    ミニショーをやっている間は噴水に近付くのは危険だと、無暗に注目を浴びるようなことを避けるためにそれが終わるのを見守っていれば、どこからか声が聞こえてくる。


    「占いセミナーだって」

    「いや、流石にセミナーは怪しいっしょ」

    「あ、でもこの人最近雑誌とかで名前よく見るよね」

    「マジで?なんて人?」

    「えーっと、天川薫、とかだった気がする」


    声の聞こえてきた方向に目を向ければ、女子高生らしき少女たちが広場の掲示板を見て会話していたらしい。

    そして掲示板に近付いてみれば、『占いセミナー』の勧誘ポスターが貼ってある。

    「天川薫」という名前の人物が講師をしているらしい。そして天川の写真もそこに掲載されていた。


    <アイデア1/2>

    伏黒(42) dice1d100=4 (4)

  • 110二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:53:14

    クリティカルだ!

  • 111二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:57:57

    クリった!
    美味しいな

  • 112二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:57:58

    おお!ここでクリティカルはいいな情報が増える

  • 113125/02/06(木) 23:59:09

    その写真を見て伏黒はその人物の顔、つまりは天川の顔になんとなく見覚えがあるような気がした。

    しかしどこで会ったのか思い出せない。

    それでも暫し考えていれば、ふと思いつくことがあった。

    一か月程前に落とし物を拾ってあげた相手によく似ている……気がする。


    丁度その頃、ミニショーが終わって噴水に集まっていた視線が散っていく。

    この隙にと、伏黒は噴水に近付き、透明な玉を水の中に入れてみる

    何が起きるかと警戒していたのだが、ゆっくりと沈んでいくのみで、その透明だった玉は水と同調してしまったかのように溶け込み、見えなくなってしまう。

    しかし周囲には何も変化はなく、駅前の喧騒が噴水の周囲には満ちていた。


    これで一か所目だ。

    残りは二か所、自然公園の沼と神社の池。

    何か目に付くようなことが起きるのならば途中で中断することも候補には

    上がるが、こうしてほとんど何も起きないのを見れば中断すると決意するまでには少し足りない。

    五条を放置するわけにはいかないという、そういう想いもあったことだろう。


    探索【自然公園/神社】

    どっちに行く?

    >>116までで🎲

  • 114二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:00:15

    1ヶ月前か…なんかありそうなんだけど夢とかは1週間前か
    なんだろうな
    安価は神社とか?

  • 115二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:02:14

    自然公園

  • 116二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:03:42

    公園行ってみようか

  • 117125/02/07(金) 00:04:54

    ≪探索場所≫

    1.神社

    2.自然公園

    3.自然公園

    dice1d3=3 (3)

  • 118二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:05:33

    落し物拾ったその時に何かしたか?
    いやでも夢は一週間前か
    でも情報出るってことは何か関係してるのか?

  • 119二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:05:57

    自然公園は特に問題はなさそうかな?何か情報はありそう

  • 120125/02/07(金) 00:11:43

    次に伏黒が向かったのはこの街で自然公園と言ったらここである、というぐらいに有名な公園だ。

    それなりに規模があり自然も多く、様々な人が訪れる公園で、伏黒も来たことがあったし、五条も当然訪れたことがあるだろう。


    そして指示されている沼は公園の少し奥にあり、慣れた足つきで沼の方へと向かう。

    伏黒が沼まで歩いてくると来たことがあるならば見慣れた風景だ。少し開けた水場がそこには広がっているだろう。

    沼と称されてはいるが泥沼ではなく、澄んだ水にイネ科の植物やガマが生えている場所だ。


    しかし更に水辺まで近づこうとした時、急に叫び声と「ひったくりだー!」と言う声が響く。

    声の方を見るとひったくりをしたらしい男が探索者の方に向かって走ってきていた。


    「そこをどけぇ!!」


    ひったくり犯が叫ぶ。このままだとぶつかるだろう。

    当然、何もしないという選択肢は有り得ない。


    <DEX×5>

    伏黒(75) dice1d100=53 (53)

  • 121二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:13:03

    急にひったくり現れたな
    ここは安定の成功だ

  • 122二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:13:12

    また治安悪そうな奴来たな
    伏黒くん成功したからやっちゃえ

  • 123125/02/07(金) 00:24:46

    自分の方へ向かって来ていたひったくり犯を避けるふりをして足を引っかけてやった伏黒はひったくり犯が思いっきり転ぶのを冷めた目で見下ろす。
    転ぶ最中で手から放り出された鞄は無事にキャッチしており、こちらも無事だ。
    そして起き上がろうとするひったくり犯を見下ろし、「動くなよ」と忠告すればひったくり犯の動きが止まる。
    そして下手を打てば顔でも蹴られると思ったのだろう。あながち間違ってはいない。

    やがて周囲の人間が通報やら警察官を呼ぶだの話をしていれば、伏黒に話しかけてくる人物がいた。
    ひったくりにあった張本人であるらしいおばあさんであり、伏黒へと何度も頭を下げてくる。

    「本当にどうもありがとうございました、お陰様で無事荷物が帰ってきました」
    「……それは良かったですね」

    伏黒としては正直、長々と話を聞くつもりはなかった。なにせ、やらねばならないこともある。だが伏黒の想いは残念ながらおばあさんには伝わらなかったらしい。

    「今日は午前中『オレオレ詐欺の対策講座』というものに行っていたんですけどねぇ。ひったくりにあわない方法も考えないといけませんねぇ」

    冗談なのか本気なのか分からない言葉に伏黒が返答を迷うと、おばあさんはくすりと笑った。どうやら彼女なりの冗談であったらしい。

    「ふふ、若い方ですと詐欺の対策も必要ないかしらね。やっぱり本人たちしか知らない内容を質問するのがいいみたいですよ。昔のこととかそういう……最後に会った日の出来事とかでも大丈夫かしらね?」
    「詐欺かもしれないと疑いを持つことが一番の対策になりますよ」
    「そうかしら?そうだと良いんだけど……でも、本番になると何を喋ったとか、私の方が忘れちゃいそうだわ。ここぞという時にちゃんと質問出来ればいいのだけれどね」

    と、そこまで話すとおばあさんは上品に口元を押さえる。

    「あらごめんなさい、年寄りの話は長いわね。本当にありがとうね」

    そう言うとおばあさんは何度も頭を下げながら、去っていく。
    そして解放された伏黒は指示通り、沼に透明な玉を沈める。
    沼だからこそ泥や砂混じりの水の中に透明な玉を沈めれば、先程よりもすぐに見えなくなった。
    波紋が広がり、そして数瞬。やはり何も変化が起きたようには見えない。
    これで二か所目だ。残りは一か所、神社の池である。

  • 124二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:27:47

    ん?詐欺でも絡んでくるのか?
    本人たちしか知らない内容を質問するのがいい
    最後に会った日の出来事とか

    てことは喧嘩した日のことだよな
    全裸事件のことでも聞くのか?

  • 125125/02/07(金) 00:28:09

    今日はここまで
    KPCとPCのタイマンシナリオの中でもPCが単独行動する系だと会話文が入らないから割とサッパリしがちだなぁと思いながらサクサクと回してしまう
    淡白でつまらないと思わせたらごめんよ

  • 126二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:29:43

    いや十分面白いです
    モヒカン男とか
    五条さんの暴れっぷりとか
    お疲れさまでした

  • 127二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:35:44

    スレ主お疲れさまです
    全然楽しいので大丈夫です!
    地味におばあさんの言ってる本人しか分からないことを質問云々は大事そうだな…ってなったので覚えておきたいですね!

  • 128125/02/07(金) 00:38:02

    違うなこれ、前回のシナリオが最初からクライマックスでそのまま本当にクライマックスに突入した後遺症かもしれないんだよ

  • 129二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:45:39

    ああ前回のシナリオ勢い凄かったですもんね
    こうテンション高いまま最初から最後まで突っ込んでいったかんじ

  • 130二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 08:26:09

    神社では何が起こるんだろうか…

  • 131二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 13:21:36

    リクエスト
    虎杖、伏黒、五条、夏油「最後に笑うのはギャル化したアタシっしょ!」
    植物トリオ+五+夏「ワールズエンド・アイドルアクト」
    植物トリオ+KPC脹相CoCシナリオ【呪われてるのはお前だろ!!】

  • 132二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 20:40:30

    ほしゅ

  • 133125/02/07(金) 21:11:09

    シナリオのリクエストいつもサンクス
    今までのリクエストの纏めも見える所に残した方が良いのかなと思いつつも自分の手元にしか残してないスレ主だよ

    ということで今日も再開していくよ

  • 134二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:13:23

    待ってました!

  • 135125/02/07(金) 21:16:31

    指定された神社は大きくも小さくもない、特筆することも無いようなよくある神社だった。

    人は殆ど居らず、静寂な空気が流れている。


    これで三か所目だと考えながら鳥居を潜れば、迷うことなく池を見つけることが出来るだろう。

    どうやら一組の男女のカップルが居るのみで、それ以外には人影は見当たらない。


    <目星>

    伏黒(65) dice1d100=18 (18)

  • 136二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:17:28

    おっ今日の伏黒は調子がいい

  • 137二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:18:13

    成功してよかった
    カップル情報持ってるかな

  • 138125/02/07(金) 21:23:50

    池の付近に人が居るからと、少し時間を潰そうと辺りを見渡せば社務所の辺りに「水おみくじ」と書かれた貼り紙があることに気が付いた。


    「水おみくじ……?」


    どうやらこの神社オリジナルのおみくじのようで、ここの名物でもあるらしい。

    水につけると文字が浮かび上がるおみくじのようであり、一回200円のようだ。

    まだカップルは池を離れる素振りはなく、ただ突っ立っているだけでは変に目立つと、伏黒は投入口に200円入れ、箱の中から一枚の紙を選び出す。

    近くには専用の水場が用意されており、そこに紙を浸すと文字が浮かび上がってくるようだ。


    ≪おみくじ≫

    1~5大吉 6~24吉 25~43中吉 44~61小吉 62~79末吉 80~95凶 96~100大凶

    伏黒 dice1d100=74 (74)

  • 139二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:25:16

    伏黒中吉だ
    ぎ…ギリ凶じゃないし!吉だし!

  • 140125/02/07(金) 21:29:52

    伏黒が引いたのは末吉だった。

    あまり全体的にパッとしない文言が連ねてある。時間潰しのために引いたとはいえ、良い心地になるようなものではない。


    「……こんな状況で大吉が出るよりは納得するが」


    その中、『走人:帰るべし 直感を信じよ』『争事:避けられぬ 手段を講じよ』と書いてあるのが特に目についた。


    <知識>

    伏黒(45) dice1d100=36 (36)

  • 141二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:30:48

    本当今日は調子いいな
    くじ引きで何か閃くか?

  • 142二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:32:32

    なんか全体的にやるなよ!とか疑うようなのあるから気をつけろよ!みたいなのだな

  • 143125/02/07(金) 21:42:26

    "走人(はしりびと)"とは居なくなった人や失踪した人という意味であり、つまりおみくじの内容を分かりやすいように言うのならば、『失踪した人物は帰って来るだろう。直感を信じなさい』『争いごとは避けられない、手段を考えなさい』と言ったものだろう。

    この状況での走人とは五条のことであろうし、争いごとと言うのならばこれから何かが起こるのかもしれない。
    おみくじを完全に信じているというわけではないが、走人に関しては当たれば良いとは思っている。
    色々あったし、これからも色々ある可能性が高いとはいえ、五条が攫われたままで良いとは当然のように思ってはいない。
    ――まあ、今にも自分の前に「恵ぃ、遅いよ。飽きたから抜け出して来ちゃった」なんて言いながら五条が現れるかもしれないとも、思ってしまいはするのだが。

    そして顔を上げれば未だにカップルは池の前に居る。
    玉を沈めなければいけないとはいえ、そこまで大きな動きではない。
    となれば池に近付いてこっそりとことを終わらせる必要もあるかもしれないと池に近付けば、看板が立っていることに気が付いた。
    どうやらこの池にまつわる逸話が書いてあるらしい。

    『昔とある男が盗みを働いた。男は盗んだものを池に沈めて隠した。ほとぼりが過ぎて男が回収しに池に来て長い棒で底をつつくも、どれだけつついても底に当たらない。盗んだものが見つからず業を煮やした男は自ら潜ることにした。しかしどれだけ潜れど底が見当たらない。いつまでも男は潜り続け、そして遂に帰ってくることはなかった。それ以来この池の底は別の世界に繋がっているとされ、隠したい物を沈める人が後を絶たなかったという。』

    これからこの池にものを沈めなければいけない状況で、読みたいような内容ではない。
    とはいえ、伏黒がその文章を読みながらもちらりと視界の先のカップルを見やった所の瞬間、声を掛けられた。

    「こんにちは、物騒な逸話で驚かれましたかね?」

    どうやら伏黒に話しかけてきたのはこの神社の神主らしい。

  • 144二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:45:37

    だよなあ…やっぱり知識判定でも帰ったほうがいいよ!みたいなこと言ってるんだよな
    でも信じていいものかな
    そしてこの逸話はなんだろう

  • 145二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:46:02

    五条なら十分自力で解決しそうだよな
    しかし嫌な因縁の池だなと思ったら
    怪しげな人が来たな

  • 146125/02/07(金) 22:05:37

    「……いえ、こういったものはよくあると思っているので」

    「あはは、そうですね。実際、これは逸話なので別世界に繋がっているということはありません。ちゃんと底がありますよ。私も昔、気になって泳いだことがあるんですが……っと、これは内緒ですよ」


    茶目っ気がありながらもそう返した神主に「そうですか」と返答に困った伏黒は当たり障りのない言葉を返す。


    「とはいえ、この池は大きさの割には深いので、足を滑らせないように注意してくださいね。では、ごゆっくりどうぞ」


    そう言って神主は注意を促した後一礼し、社務所の方に去っていった。


    そしてまだ居るカップル。池なんて見てて楽しいものでもないだろうに。否、人に寄るのかもしれないが。

    これはもう放置するしかないと、伏黒はカップルから少し離れた場所で池の近くに座り込む。

    透明な玉を静かに水面に触れさせ、そのまま沈むのを見守った。例の如く、特に何かの変化もなくいつの間にか透明の玉は見えなくなってく。


    これで三か所分、やるべきことはやった。もうこの神社に用はないと、伏黒が踵を返そうとしたその時だった。

    池の前に長居していたカップルの女性の方が、男性に向かって酷く怒っている。


    「誰なのよ、その女!」


    キンキンと響く声でそう叫び、女性は怒り心頭で男性の方へと詰め寄った。


    「私が運命の相手だって言ったくせに、このッ嘘つき!!」


    そう捲し立てるように言ってから、女性は男性のことをドンと強く突き飛ばす。

    女性に腕力が然程あるとは思えなかったが、感情を込めた一撃だったせいか、体勢を崩した男性は足を滑らせ、鈍い水音を立てて池に落ちてしまう。そこまでしても怒りが冷めないらしい女性は伏黒の横をすり抜け、神社から出ていく。

    会話の流れから男の方にも非があるのだろうと察していたこと、そして深くはあるが底がないわけではないことを話に聞いていたばかりだったこともあり、男が池の中でビシャビシャになりながらも池の縁に掴まるまでを見ていた。

    一応、命の危険がありそうならば手を貸すつもりだったが、そうでもなかった以上は必要以上に親切にはしない。

    騒ぎに気付いたらしい神主が慌てて駆け寄って男性は池からどうにか上がってくる。


    <聞き耳>

    伏黒(61) dice1d100=14 (14)

  • 147二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:08:19

    なんだ?
    急に修羅場が訪れたな

  • 148二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:08:41

    浮気か?男が悪いとはいえ
    池に落とす彼女アグレッシブすぎるだろ
    出目は本当調子いいな

  • 149125/02/07(金) 22:26:29

    伏黒が背を向けて足を動かす間、神主と男性の会話が聞こえてくる。

    「大丈夫ですか?」
    「な、なんとか……」
    「別世界から帰って来れない、といった事態にならなくてよかった。タオルをお貸ししますので社務所のほうへどうぞ」
    「助かります、ありがとうございます……」

    冬場の池に転落するまでのことをあの男性が本当にしたのかは分からないが、伏黒は伏黒とて人の手助けばかりをしている場合ではない。
    とりあえず一応は助けなければならない……はずの、人物が居るからだ。

    命令に従った旨をメッセージか電話でもしてみようかと考えながらスマホを取り出せば、その時スマホが着信を告げる。
    今度は普通の電話のようで、ビデオ電話ではないようだ。
    無視するわけにはいかず、伏黒が通話に応じればビデオ電話で対応した男と同じ声で「ご苦労」と聞こえてくる。

    「……俺を監視してたのか」
    「はは、さてな。どちらにせよ大人しく指示に従ってくれて助かるよ」

    舐め腐ったかのような態度に正直イラっとしたが、伏黒はただ無言を返すだけに留めた。
    一応、本当に一応は五条が囚われの身のはずなのだ。一応。

  • 150125/02/07(金) 22:27:35

    「さて、これで最後だ。この通話が終了次第、住所を送る。その場所に来い」


    ここまで来れば拒否するという選択肢は実質ないに等しい。

    こうして男が自分に連絡してきて、そして五条からの連絡がないならばそういうこと、なわけだ。


    「そこで五条、……悟を解放すると?」

    「それはお前次第だな。――――身代金と人質の交換をしようじゃないか、伏黒恵」


    くつくつと笑う声が電話の向こうから聞こえてくる。安っぽいドラマで使い古された台詞に伏黒は鼻で笑いかけた。


    「勿論、人質は無事だ。君が約束を守ってくれている限りはね。我々の目的は殺人ではないんだから、当然だろう?」


    回りくどい言い方に対し、伏黒は端的に問う。


    「いくらだ?」


    あの五条悟に相応しい金額。いっそのことどれだけの額を提示するのか、若干興味があった。良くも悪くも伏黒にはアテがあったし、予想以上の金額だったとしてもどうにか出来る……はずだった。

    だが伏黒の予想は外れた。


    「そう急くな。……そうだな、君があの男と交換するに相応しい額を自分で考えて用意してくれ」

    「……は?」


    身代金を自分で考えろ、なんて初めて聞いた。まあそもそも誘拐犯からの連絡を受けるのも初めてではあるのだが。伏黒が動揺している間、男は続けた。


    「安過ぎて我々と……あぁ、あの男自身をがっかりさせるようなことはしないでくれよ?――では、約束の場所で会おう」


    そうして通話が切れ、すぐにチャットで住所と指定時間が送られてくる。場所を調べれば、車で一時間ほどの所にある森の中のようだった。指定された時間は十九時頃になっているため、時間にある程度の余裕はある。


    <アイデア>

    伏黒(85) dice1d100=65 (65)

  • 151二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:28:24

    うーん…探索の結果的に従って良かったのか悪かったのか不安になってくるな
    どう監視してたのかな

  • 152二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:28:53

    当てってあの格付けの賞金かな

  • 153二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:30:21

    五条さん大人しく囚われの身やってんのかな
    あと神主の別世界から帰って来れない
    が何気に怖い
    金目当ての犯行じゃないなこれ
    大体学生の伏黒に大金なんてないだと思うだろ
    (ふつうは怪しいことに巻き込まれてお金振り込まれないからな)

  • 154二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:30:57

    交換するのに相応しい額とはまた難しい要求を
    まあ金自体は確かに格付けであるが素直に考えると安いしでも渡すのもなんか二人の状態的には癪みたいなのありそう
    ここのアイデアは何があるかな

  • 155125/02/07(金) 22:31:52

    これまでの指示の内容や、今更身代金を要求する上に金額指定がないことなど、不自然なことが多い。

    金銭が目的の犯行ではないのだろうと、想像がつく。


    とはいえ、身代金。

    身代金……。


    「五条先生の身代金……?」


    色んな意味で値がつけがたい男、五条悟。

    下手をすれば男の命令よりも頭を悩ませる指示に伏黒が出した答えとは――――。


    伏黒が五条の身代金として用意しようとした額

    >>158までで🎲(3択)

  • 156二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:33:34

    子供銀行のお札で999億円

  • 157二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:36:55

    難しいなこれ
    ええええ銀行の振込用紙もって好きな金額書けと犯人に言ってみる

  • 158二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:37:26

    そうだよなあ金額指定もない金目当てなら伏黒に要求する意味がないそれまでにされた指示がそもそもおかしいんだよな
    じゃあ用意しない…かな
    犯行グループの身柄拘束の方が余程五条に釣り合うよ

  • 159125/02/07(金) 22:43:49

    ≪五条の身代金≫

    1.子供銀行のお札で999億円

    2.好きな額を書け

    3.用意しない

    dice1d3=3 (3)

  • 160二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:46:22

    用意しないは草

  • 161二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:47:17

    えっ当たっちゃったよごめん五条
    価値がないとか思ってるわけじゃないんだ五条の価値は犯人グループの命でも捧げた方が余程近いと思ってさ…!

  • 162二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:48:16

    >>161

    >五条の価値は犯人グループの命でも捧げた方が余程近いと思って

    サイコパスかな?

  • 163二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:48:21

    犯人の言いなりになってのこのこ大金持ってくより気にいるかもしれないし

  • 164125/02/07(金) 22:50:53

    スレ民は五条のこと邪神だと思ってる?

  • 165125/02/07(金) 22:55:45

    暫し考えた後、伏黒は一つ息を吐く。

    「……馬鹿らしい」

    あの五条に着けるべき値段を真面目に考えてしまったことは伏黒の今までの人生の中で一二を争う無駄な時間だった。
    これで幾らの値をつけようとも自分を始め、そして五条が納得することも無いだろう。
    謎の番組での出演料、500万円までならあってないような金ということもあり、喜んで差し出せた。
    だが500万というのが五条の値として適正かと問われればそうではない、とも思う。
    ならばもう、これで良い。
    そもそも高校生である自分に金銭を要求する時点でおかしいのだ。
    そこでもしごねられたのならば、そこから考えればいい。
    五条の命がかかっていることも重々理解はしているのだが、それはそれとして伏黒は若干吹っ切れていた。
    ――まあ、キレていたの間違いかもしれないが。

  • 166二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 22:58:56

    少なくとも生贄のつもりじゃなかったんですよ
    ごめん伏黒とにかく何とかなれー!

  • 167125/02/07(金) 23:00:02

    一応、財布の中に少しだけ現金を入れておく程度の準備はしたが、その程度。

    そして伏黒が念のための現金を下ろし、銀行から出たその時だった。


    一瞬、妙な気配がして地面が揺れたように感じた。

    周囲の人たちも何人かが「今揺れた?」と疑問を口にしているのが聞こえる。

    しかし地震のような継続的な揺れはなく、気のせいだったのだろうかと伏黒と、そして周囲の人間も思ったことだろう。


    ――――だが次の瞬間、伏黒の周辺に居た人たちの何人かがその場に倒れ込んでしまう。

    驚き駆け寄る、倒れはしないが体調不良を訴える人、何もない人と、周囲は騒然となった。


    そして当の伏黒も、体に異変を感じる。


    <幸運>

    伏黒(70) dice1d100=58 (58)

  • 168二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:01:30

    まぁ五条邪神になりかけて触手生やしてたし
    へーきへーき今日は本当ダイス運いいな

  • 169125/02/07(金) 23:02:29

    ≪MP消費量≫現在伏黒のMPは14

    伏黒 dice1d5=1 (1)


    一瞬の立ち眩みと、まるで体のエネルギーを一部持っていかれたかのような錯覚。

    思わず額を押さえれば、このような感覚に覚えがあったことを思い出す。

    先日の銭湯から始まった一件もそうだ。何かしら、自分の認識外の有り得ないことが起こる時の予兆。


    <アイデア>

    伏黒(85) dice1d100=92 (92)

  • 170二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:03:29

    えっ…なんか嫌な予感がするな
    それこそ前の邪神五条みたいな
    そして伏黒ここでわからなくなってしまった

  • 171125/02/07(金) 23:04:14

    理由は分からないが、何かが起きようとしているのではないかと伏黒の頭に肌色のあれこれが過ぎる。


    まああれは余程のイレギュラーにあたるのだが。


    <SANチェック>1/1d3

    伏黒(81) dice1d100=4 (4)

  • 172二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:06:42

    全裸の時もあったな勿体ないノーカンクリ

  • 173二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:07:00

    え?本当どうした伏黒無駄クリとはいえ絶好調だな

  • 174125/02/07(金) 23:15:15

    とにもかくにも、指定された時間までに指定された場所に行かねばならない。
    そして指示された森へと伏黒がやってくれば、森の入口あたりに覆面の男が一人立っていた。

    「よく来たな。ついてこい」

    そう言って覆面の男は背を向け、森の奥へと案内する。
    頭には今ここでコイツを伸せばいいのではないか?とも過ぎったのだが、そうして場所が分からなくなっても困る。
    ちょいちょい発想が過激なのは根のヤンチャさが故なのか、それとも五条のせいなのか。

    森の中を進んでいけば、小さな湖が出てくる。
    そしてその湖畔に別荘風の小屋のような建物があった。
    それほど大きくないその小屋は外から見て二階建てだとわかる。
    また、小屋のすぐ隣に車が一台止められていた。恐らくは誘拐犯たちが乗ってきたものだろう。
    伏黒はその小屋の一階に案内されることになる。

    通されたのは小屋に対してかなり広い部屋だった。恐らく一階はこの部屋のみかあるいはもう一部屋しかないだろうというぐらい、建物の大半を占める割合の部屋だ。
    大人が複数人集まってもなおゆとりあるその空間には、探索者と誘拐犯のチンピラ集団が七人、それと五条がいる。
    五条は視線を下に向けていて目は合わないが、無事であろうことは察せられる。少なくとも大きな怪我をしているようには見えない。

    チンピラ集団のうちの一人が一歩前に出て伏黒に話しかける。それは今まで通話してきた男だ。ここまでくれば考えなくてもわかるだろう。どうやらこの集団のリーダー格のようである。

    「約束を守ってくれて結構」

    堂々とそう言ったリーダーらしき男だが、少しの間を置いて再び口を開く。

    「ところで一つ、君に言いたいことがある」

    何を言われるんだと伏黒が警戒すれば、男はどこか必至な声で叫ぶ。

    「君の先生とやらは、あまりに躾がなっていないんじゃないか!?」

  • 175二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:16:49

    五条相手から言われるレベルで暴れてそうで草

  • 176二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:18:00

    先生のしつけは生徒の役目じゃありません

  • 177二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:18:12

    人を攫うような奴に躾がなってないとか言われてもって話だよな

  • 178二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:19:57

    先生がこんなに凶暴なゴリ‥人間なんだから生徒も同類と思わないんだろうか

  • 179二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:19:58

    躾だけなら多分伏黒の知ってる中でもしっかりされてそうな気はしなくもない
    つまり本人の性質

  • 180125/02/07(金) 23:22:17

    よく見ればリーダーの男を含め、後ろに控え五条を取り囲む男たちは皆"ボロッ……"という効果音がつきそうなほど疲れた様子を見せているし、五条の拘束もビデオ通話した時は腕だけだったのに、今や猿轡に加えて足まで縛られている。
    五条は随分と暴れたようだ。誘拐犯の疲労と恨みが伏黒にも伝わってくる。

    「こちらの被害は君が想像するより大きい、とっとと引き取ってもらいたい。ちゃんと身代金は用意してきたんだろうな?」

    男にそう問われた伏黒は間髪入れず、「ない」と答えた。
    流石に男は耳を疑ったのか、「は?」と返す。

    「だから、ない」

    男たちはその言葉に"身代金を一銭たりとも払いたくない"と勘違いしたようで、「お前……嫌われてるのか?」「可哀想に……一円とかですらなく、一円もないなんて」と同情されている。
    そして伏黒のことを見る目にドン引きが見える。
    うるせぇな、と伏黒はその視線を無視した。

    最悪破談になるかとは思っていたが、男たちは少しでも早く五条と離れたかったらしい。
    これ以上こんなに暴れるヤツの面倒を見ていられない!と顔に書いてある。さもありなん。

    「俺たちが先にこの部屋を出る。そうしたら後は勝手にしろ」

    リーダーらしき男はそう言って伏黒に念を押す。

    「いいか、俺たちが出終わるまで、絶対にソイツに触れるなよ!俺たちにもだ!!」

    どれだけの目に遭えばただで人質を解放しても良いと思えるのか。
    伏黒は若干この男たちに同情しかけた。しかけただけでしてはいないのだが。

  • 181二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:23:52

    よかった…金額で死んでもらおうかとかなくて…
    余程暴れたんだろうな
    …とは思いつつ本当にそれだけか?とも思わなくもない

  • 182二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:24:26

    お金も取らないで凶悪な猛獣誘拐しただけって
    何がしたかったんだろうかこいつら

  • 183二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:27:29

    こんな目に遭わされても身代金払われない五条に同情できる誘拐犯ちょっと可愛いな

  • 184125/02/07(金) 23:28:15

    「……わかった」


    五条の拘束は少々時間をかければ解けるだろうが、ナイフやなんやらを出すかもしれない相手が複数人この場に居る状況で無茶をする気にはなれない。

    まずは五条の解放と、それからは五条が好きなようにするだろう。

    GOGOGOGGOGO!!!!というわけである。


    リーダーらしき男以外から、一人ずつ部屋を出ていく。

    だが伏黒がピクリと動けば、「動くなよ」と圧をかけられた。

    どちらにせよ戻って来られたら形勢逆転になりかねない。

    少なくとも五条が自由の身になるまでは相手の言うことを聞くべきだろうと、伏黒はその時を待った。


    最後に残ったリーダーの男は仲間が部屋を出たのを見届けてから伏黒に向かって「君が利口な人間でよかったよ。ではさようならだ」と告げて去っていく。

    割とその背を蹴飛ばしてやろうかと迷いはしたが、やはりギリギリ我慢して伏黒は五条へと近付いた。


    「五条先生、大丈夫ですか」


    自分でも馬鹿らしいと思いながらそう問えば、顔を上げた五条と目が合う。

    猿轡のせいで話すことが出来ないようだが、その視線はうろうろと彷徨っている。


    <心理学>

    伏黒(53) dice1d100=60 (60)

  • 185二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:29:47

    ああここで失敗か…大丈夫かな

  • 186二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:30:50

    ここでの失敗は痛いな

  • 187125/02/07(金) 23:33:29

    まずはと猿轡を解けば、五条は伏黒に「……ありがと」を聞こえるか聞こえないかギリッギリの声でそう言った。

    あまりに小さかったことと伏黒自身が耳を疑ったこともあり、聞こえなかったことにしてスルーする。

    触れ方を間違えば面倒なことになる、と思ったからだ。


    猿轡の次は手の拘束を解けば、「後は自分でやる」と五条が言い、その言葉通りに足の拘束は自分で外していく。

    視線は相も変わらずに逸らされたままで、気まずいのかもしれない。


    <アイデア>

    伏黒(85) dice1d100=97 (97)


    <目星>

    伏黒(65) dice1d100=95 (95)

  • 188125/02/07(金) 23:34:02

    伏黒サン?

  • 189二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:34:17

    ええええええええ
    ここでファンブルか!すっごいやな予感

  • 190二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:35:12

    伏黒さん?????
    なんでどっちも失敗な上に片方ファンブル片方ファンブル手前なんです???

  • 191二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:37:38

    やっぱりスレ主のダイスはここぞという時によりによって失敗を引いてほしいダイスの神様に取り憑かれてない?

  • 192125/02/07(金) 23:49:49

    こうして顔を合わせたせいで昨日の喧嘩を思い出してしまったこともあり、伏黒もそれ以上は無言で五条を見守った。
    そして五条は立ち上がって一つ伸びをしてから、部屋の隅に置いてあった自分の荷物を取りに行って、戻ってくる。

    「……帰るよ」

    言葉少なく五条がそう言えば、伏黒も「…………はい」と小さな声で返す。
    なんとも微妙な空気が二人の間に流れていた。
    五条を前にして言いたいことが山のようにあったはずなのに、安堵か、それとも気まずさか、そのどちらもか。伏黒が言おうとしていた言葉たちは消えていく。
    ここで五条が大人しかったこともそれを加速させた。

    二人が小屋を出れば、誘拐犯たちは見当たらない。
    伏黒が来た時と同じように、しんとした空気が流れている。車もそのままだ。

    そんな時だった。
    ふと、五条が湖を指差して、「あれ、見える?」と伏黒に尋ねた。
    しかし伏黒が目を凝らしても、そこにあるのは湖だけで変わったものは見えなう。

    「どれですか」

    伏黒がそう問えば、五条は無言を返し、代わりに足を動かした。
    何故か、伏黒の腕を引いて。

    「ちょっと、なんですか」
    「気になるから、着いて来て」

  • 193125/02/07(金) 23:50:07

    湖の近くに行けば、畦の草を掻き分けることとなる。
    そして水の中を見れば、そこには伏黒が今まで水の中に沈めて来た透明な玉が沈んでいた。
    よく見れば伏黒が渡された物よりも数回り程大きいように見える。

    「これ……」

    伏黒が自分のさせられたことを口にするよりも早く、それを五条が拾い上げた。
    そして伏黒の方に向き直れば、目が合った。

    「恵くん、これを一緒に……」

    五条がそこまで言いかけた瞬間、小屋の二階の窓が勢いよく開かれる。
    伏黒が咄嗟に振り向けば、まさに窓から飛び降りようとしている瞬間の人影が目に入る。
    その人影は完璧な受け身を取りながら地面に転がり落ち、そうしてすうぐに体を起こしたかと思うと、伏黒たち、正確には伏黒の隣に居る五条に向けて拳銃を構えた。

    「恵から離れろ」

    そう伏黒に聞き慣れた声で言い放つ人物は、横に居るはずの五条と同じ顔をしていた。

  • 194125/02/07(金) 23:51:03
  • 195二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:51:06

    うわっどう考えても本物が来たな…

  • 196二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:51:23

    恵くん、は分かりやすすぎるなぁww
    そしてモノホン五条きちゃー!

  • 197二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:52:23

    恵くんはわかりやすいな
    伏黒‼気がつけ!

  • 198二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:52:33

    呼び名ミスってるしそうじゃなくても動きがあっ絶対こいつだって奴が現れて笑うんだ

  • 199二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:53:37

    確かに2階から飛び降りて無事は五条さんだな

  • 200二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 23:54:37

    伏黒がこれ以上ドジっ子しませんように
    そして無事に2人で帰れますように

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