「俺たちは別の世界に転生し三人兄弟として生まれ変わったわけだが」part77

  • 1125/02/09(日) 22:54:56
  • 2125/02/09(日) 22:55:51
  • 3125/02/09(日) 22:56:47

    明日は未定です
    10まで保守

  • 4二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 22:58:09

    立て乙です

    お祓い屋のサイも似合う……

  • 5125/02/09(日) 23:00:18

    当初の予定では、ハロやトリィ、そしてヒルコの肉体を準備するためのフラグ要因としての登場だったんですよね……一応、まだそのフラグは残ってるので建てられそうなら立てますが

    人形師なのは変更なしです

    は、八尺様を引いたタイミングで新キャラだったばっかりに……

  • 6二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:01:10

    キラのおにいちゃんおねえちゃんたちは5千ほど減ってるで半分以下になってるってことは4千いくつかってどこかな?

  • 7二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:02:12

    >>5

    でも種シリーズ見た限りだとこういうことやりそうなうっかりさはある

  • 8125/02/09(日) 23:03:41

    >>6

    5千程度には減っているなので、誤差あはありつつ5千近く居るってことになります。勘違いさせて申し訳ありません……

    これだけの数いるので、もしハロを作るなら一体のハロに付き何人かが同居する形にはなりそうです

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:03:53

    問題は落とさたなしのキラなんだよなぁ。
    結界内に八尺様は入れる可能性もあるし

    なお、その設定から彼女のエロは存在が出されると同時に結構ある模様。
    スレンダーマンよりかはまだ末子だけどねぇ

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:04:43

    注意・八尺様の前後を絶対に入れ替えるなよ?

  • 11125/02/09(日) 23:05:46

    >>10

    そ、それは前世スレでやらかしたやつですので、細心の注意を払ってます!油断すると尺八様になりますが……

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:07:44

    >>11

    この誤爆が酷い笑いに誘う可能性がありますからね。

    最恐ホラー枠から最強ロリコンエロ女になってしまうという

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:08:20

    サイは何歳の予定かな?(成人してるのかな?)

  • 14125/02/09(日) 23:10:54

    >>13

    本来ならキラより年上の設定でしたが、多分このサイはキラより一歳年上(誕生日がまだなので19歳)か、同年代ですね。八尺様の対象内かつ自由に動ける年齢って考えると

  • 15125/02/09(日) 23:12:06

    >>14

    同年代じゃない、同い年ですね……

    どっちにしようかな?dice1d2=1 (1)

    1.一歳年上

    2.同い年

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:14:56

    なんだろ、今……不細工な子が生まれやすい都道府県に八尺様がいるという電波が来たなぁ。

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:21:21

    リアルな場面で尺八様誤爆は大草原爆弾になるからなぁ

  • 18二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:31:58

    ……場合によっては、アーサーと八尺様のダブル怪異契約とかになるのかなキラ?

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 06:59:22

    ほしゅ

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 13:35:26

  • 21二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 18:19:40

    尺八様調べてきたんだけど・・・
    なんだこれはたまげたなあ

  • 22二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 18:39:39

    >>21

    名前が前後するだけで悲惨なネタになる最強の怪異。それが八尺様。

  • 23125/02/10(月) 18:58:52

    (尺八様のことをようやく理解した人)(だからレスの様子がちょっと可笑しかったんだ……)(人間が一番怖いんだよなぁ)

    今日は20:30頃開始予定です

  • 24二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 19:28:11

    >>23

    八尺様はネタがネタなので、怪異の中ではぶっちぎりのエロネタ描かれてる始末ですよ

  • 25125/02/10(月) 20:36:08

    それでは再開


    ムウ「とりあえずは信じてくれたか?」

    ???「い、いや、まだロボットAIの可能性もあるから。まだ発表されてない高性能なやつがあるだけとかだから……」(ブツブツ)

    アスラン「……」


    dice1d3=1 (1)

    1.アスランが???の頬をひっぱたく(加減有り)

    2.アスランが???の脇腹をつねる

    3.人形の素材を持ってきたレイが部屋に入ってくる

  • 26125/02/10(月) 20:48:35

    ―パァンといい音が鳴る


    ???「痛ぁ!い、いきなりなんだよ!」

    アスラン「すみません。でも、これで夢ではないのはわかりましたよね?」

    ???「わ、わかったけどさぁ!というか普通の人はこんなオカルト話簡単に信じないだろ!詐欺かと思うのが普通だよ!!」

    アスラン「では、いっそのこと信じなくてもいいので話を進めますね。俺たちには時間がないので」

    ???「な、なんなんだ?こいつ……」

    ムウ「あー……悪いな。こいつ兄弟が巻き込まれて気が立ってるだけなんだ。でも、時間がないのもそうだな。混乱して話が入ってこないだろうけど、なんとかそのまま聞いてくれ」

    ???「え、えぇ?」

  • 27125/02/10(月) 21:03:38

    ムウ「で、さっき話した通り未だ八尺様を封じることが出来てない。現状はこうやって建物内に籠るのが関の山なんだ。それで、アンタに頼みたいことがある」

    ???「お、俺に頼みたいこと?」

    ムウ「アンタさっき、人形作りをするって言ってたよな?」

    ???「え?まあ、プロってわけじゃなくて昔から趣味で作ってるだけのアマチュアですけど、はい」

    ムウ「アンタには今から、身代わり人形の人形の部分を作って貰いたいんだ」

    ???「え?なんで?というか身代わり人形って?」

    ムウ「読んで字のごとくだよ。今回は一時的に標的を人形に移して誘導するために使う」

    ???「あの、俺でなくちゃいけないんですか?人形なら別に市販品でも良さそうですけど……」

    ムウ「今回相手にするのが神じゃなきゃそれでよかったんだが、今回はそうはいかないんだ。ある程度の相手をだますってなると、それこそ一から、しっかり作らないといけない。でも、この屋敷に居る連中は、藁人形みたいに簡単な素材から人間の形を記号的に表現することしか出来ないからな。それだと一発でバレちまうんだ」

  • 28125/02/10(月) 21:18:55

    ???「で、でも俺、そんなの作ったことない……」

    ムウ「別に身代わり人形の形はなんでもいいさ。要するに人間だと誤認させればいいだけの話だからな。ただ、神やなんかは人間みたいに視覚で騙されるんじゃなくて、ものに宿っている思念で騙される。物に意思を反映させるって言い方は抽象的かもしれないが、そうとしか説明できないから、なんとか理解してくれ」

    ???「い、いや、意思を反映させるってならやっぱり俺じゃなくてもいけるでしょ」

    ムウ「いや、無理だ。なにせ、そういうのは一定以上の熱量ってのが必要になってくる。俺たちが作ると人形はただの道具、壊れるのが前提で使うものになっちまう。神様はそういうのにはめざといんだ。ほら、神様への供物って大体丹精込めて作ったものを備えるだろ?身代わり人形にもそれが必要なんだ。で、やってくれるか?」

    ???「………因みに断ったらどうなります?」

    ムウ「うーん、アンタが断ったら断ったらで、こっちも別の手段を講じるが……まあ、死人は大量に出そうだな。アンタを守り切れるかも怪しい。最悪全滅する可能性もあるな」

    ???「……………そ、そんなにヤバい状況なんですか?」

    ムウ「勿論。正直アンタの意識がまたいつ無くなるかもこっちじゃ判断付かないぐらいには切羽詰まってる」

    ???「………」

  • 29125/02/10(月) 21:32:24

    アスラン「それで、協力してくれますか?」

    ムウ「因みにこれに協力したら、不法侵入した件は不問にするし、再度素材採取の交渉をする機会も与える。人形作っただけでこれなら、悪くない話ではあるだろ?」

    ???「……う、上手く行かなくても責めないでくださいね?」

    ムウ「勿論だ」

    ???「なら協力します。というか、不法侵入した件もそうですけど、過失はこっちにあるので、人形作るだけで許してもらえるなら願ったりではありますし……」

    ムウ「よし、決まりだな。材料は沢山貯蔵し工房もあるから、とりあえず材料と道具と場所には困らないだろうとだけ。でも、この屋敷にない道具は流石に用意することは出来ないからそこだけ了承してくれ」

    ???「わ、わかりました」

  • 30125/02/10(月) 21:49:25

    ???「でも、いざ作れってなると何作ればいいのか分からないな……因みにどのぐらいの時間で完成させないといけないとかありますか?」

    ムウ「さっきも言ったが正確な時間は分からないさ。アンタが意識を失って作成が続行されなくなってもアウトだし、八尺様がこの屋敷に侵入出来るようになってもアウトだからな。一応、今晩は明かせるぐらいにはしているが、それも確定ってわけでもない。つまり、早ければ早いほどいいってことだな」

    ???「そ、それが一番困るやつ……やるだけのことはやってみますが、凝ったものは絶対出来ませんからね。……早い時間で作れるってなると熊とかのぬいぐるみとかになるけど、やっぱ騙すってなると人がいいよな。人だとビスクドールとか作りたくなるけど、一からってなるとかなり時間がかかるし、やっぱぬいぐるみが安パイか?いや、でもなぁ………思念とか意思とか熱量とか、表現が曖昧過ぎてるから何でもいいって言っても、動物系だとダメとかも有りそうだよなぁ……うーん……こういうのって発想力が重要とかだったりすんのかな?あの、普段作ってるっていう身代わり人形のサンプルありますか?」

    ムウ「あるぞ。なんならすぐに作ってやれる。とりあえずは工房に案内するから、ついて来てくれ」

    ???「はい」

    ムウ「アスラン、お前は戻って治療してこい。また何かあったら連絡する」

    アスラン「わかりました」

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 21:51:29

    エンジンかかるまで時間がいるけど、かかったら早いのかな?

  • 32125/02/10(月) 22:05:20

    ~アスラン戻り~


    シュブ=ニグラスによる治療dice1d3=2 (2) 分


    ―レイは素材を渡しに行っている


    シュブ=ニグラス「それで、その人形師の方の印象はどうでしたか?」

    アスラン「そうだな……怪異についてはまだ半信半疑みたいだが、良識はある人物だと思う。腕前に関してはどうだろうか……兄さんと同い年ぐらいの人に見えたから、作り始めた時期がいつかにもよりそうだが……」

    エリカ「ところで何て名前の人?アマチュアだって話だから販売とかしてても実名でやっちゃいないだろうけど、わんちゃん検索したら引っ掛かりそうだし、気になるなら検索してみようかしら」

    アスラン「………名前は聞き忘れましたね。でも………さ、サイ、とか、アーガイルとか、そういう名前っぽさはありました」

    エリカ「なんでそんなピンポイントにそこ?」

  • 33125/02/10(月) 22:08:58

    因みに検索したらヒットする?dice1d2=2 (2)


    1.サイ・アーガイルでヒットする

    2.名前でヒットしないが、顔は分かってるので水子達が調べてきてくれた

  • 34125/02/10(月) 22:27:56

    シュブ=ニグラスの治療の回復量dice2d10=5 1 (6)


    ―――――――――――――――――――――――――――

    調べたところによると、実名での活動はしてないね(・_・)

    でも、SNSはしてるみたいだから、見て見たら素敵な人形の写真がいっぱい乗ってたよ( *´艸`)

    人形って言っても本当に色んな種類の人形を作ってて、素体から何まで基本全部自分で作ってるみたい(*^▽^*)

    作れないのは発注したりしてるけど(*'ω'*)

    ―――――――――――――――――――――――――――


    エリカ「へー……dice1d2=1 (1)

    1.いい腕してるわね、彼。私人形専門外だけど

    2.普通に売り物と遜色ないように見えるわね。この人形なんてアンティークショップで売られてても違和感ないわ

  • 35125/02/10(月) 22:45:55

    アスラン「なんでそんなことが分かるんですか?」

    エリカ「芸術家の感よ。……ってのは冗談で、ちゃんと理由はあるわ。ほら、彼の作品全て顔周りがかなりしっかり作られているでしょ?確かにこういう造形って体部分も重要なんだけど、布とかで隠れることが多いから、ちゃんと作らない時もあるの。人形浄瑠璃で使われる人形なんかまさにそう。でも、顔は絶対に隠れないし、なんなら一番先に見る場所は人間でも人形でも大体は顔だから、顔しっかり作らないと他が良くても仕上がりが残念になる。逆に言えば、顔さえしっかりしてると、他が多少雑でも気にならないのよ。限度はあるけどね。

    あと、顔は顔でも瞳にかなりのこだわりを感じるわ。目ってかなり重要でね。彫刻なんかでも目に力を入れると命が吹き込まれたように生き生きするってよく言われてて、彫刻の最後の仕上げは大体目って言うのは結構有名な話よ。あと、確かダルマも最後に目を描くって聞いたことがあるわ。私も人物を目立たせるときは表情をしっかり描くために微調整を繰り返すし、より印象を与えたいなら目をかなりしっかり描くし、そこら辺は芸術家なら共通する部分があるのかもね」

    アスラン「(な、長い……)」

  • 36125/02/10(月) 22:53:12

    エリカ「でもこの子、手の造詣がいまいちねぇ……まあ、そこはこれからに期待ってところかしら」


    ―――――――――――――――――――――――――――

    手の造詣がいまいちじゃ駄目なの?(・・?

    ―――――――――――――――――――――――――――


    エリカ「手も顔と同等に重要よ?手とか足先が整ってると全体の印象が綺麗に映るもの。ダンスをしている人は、大体綺麗に見せるために手、特に指先を意識してるって話は聞いたことあるわ。実際、ちゃんと意識してる人のダンスって素人目でも凄く綺麗に見えるわよ?」


    ―――――――――――――――――――――――――――

    へえ、そうなんだ!(*'ω'*)

    あんまり意識したことなかったから気づかなかった!(*´▽`*)

    ―――――――――――――――――――――――――――

  • 37二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 22:53:20

    >>35

    逝ってることが分かるのが良いのか悪いのか。

    因みにキラは大丈夫なの?

  • 38125/02/10(月) 23:02:32

    アスラン「……今回の身代わり人形作りにおいて、それがいい方向に働くかは微妙なところだな。ところで兄さんは今どんな感じか分かるか?」

    シン「定期的にセルバンテスで会話してますけど、やっぱりどんどん反応が悪くなってますね」


    ―――――――――――――――――――――――――――

    今は曖昧な返事しかしてないから、意識はほとんど無んじゃないかな……

    ―――――――――――――――――――――――――――


    アスラン「そうか……ヨグ=ソトースは何か言っていたか?というか、連絡は取れる状態なのか?」

    シン「一応異界内では自由に出来るので、セル使って話してくれます。今のところ、異界に入られそうとかはないみたいなので、大丈夫そうですけど……」

    アスラン「未だ油断はならない、か」

  • 39125/02/10(月) 23:12:50

    シュブ=ニグラス「先ほどレイとも話してましたが、今回の八尺様という方は、来ても気配がないのが一番厄介なところですね……」

    アスラン「気配がないのか?」

    シュブ=ニグラス「はい。ですが違和感は勿論あります。先刻ムウを偽って現れた際は、気配がまったくないのに声がするという違和感で気づきましたから。わかってるなら、同じ手に引っ掛かることはないでしょう」

    アスラン「なるほど。シンが気づかなかったのはそのせいもあるのか」

    シン「俺はたまに分からなくなるのであんまり当てには出来ませんけね……」

    シュブ=ニグラス「それを言うなら私も感知は苦手ですがね……でも、私でもわかるぐらいには違和感があるということでもあります。ただ、本当に気配を感じられないので、屋敷に入られた際にうっかり廊下で会っても、直前まで気づかないということはあり得ますが……」

  • 40125/02/10(月) 23:26:58

    シン「いつの間にか背後に、があり得るの怖いな……」

    アスラン「結界が破壊される等の反応は有りそうだから、耐えるだけなら工夫次第でどうにかなりそうだな。というか、そのための盛り塩なのだろう」

    シン「確かに盛り塩が黒くなったら来てるってことですもんね。護符でも同じこと出来そうですけど、盛り塩の方が黒くなるの早いっぽいので、それなら大丈夫なのかな?」

    アスラン「いずれにしても、それは間に合わず侵入してきた時の対処として覚えておこう。一番の問題は……」

    ギルバート「封印できたとして、キラが影響下から抜け出せるかどうか、だね。アスランが縁切りを行なえるものの、消滅させない限りは縁が再度結ばれてしまうようなものであれば、キラはずっとあのままという可能性もある」

    アスラン「俺たちにかかっていたシュブ=ニグラスの呪いのようなものであればいいのですが……」

    ギルバート「……この待ちの時間が、一番辛いね。悪い事ばかり考えてしまう」

  • 41125/02/10(月) 23:33:11

    さて、今日はここまでにしますが、最後にダイスだけ


    ヨグ=ソトースdice1d2=1 (1)

    1.実は別の問題が発生している為、それの調査を密かに行っている

    2.何もないので、ひたすら警戒状態を維持


    身代わり人形dice1d3=3 (3)

    1.意識がなくなるギリギリの時間に出来上がる

    2.作ってる途中で意識を失うが、ほぼ完成に近いので使える

    3.後もうすぐというところで八尺様が侵入(意識はあるのでまだ作れる)

  • 42125/02/10(月) 23:34:00

    あっちもこっちもトラブルだらけやんけ!

    明日は未定ですが多分休みます

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 23:43:54

    気配がない……
    ぬらりひょんみたいな特性だなー

  • 44二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 08:22:17

  • 45二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 16:24:16

  • 46125/02/11(火) 18:30:01

    予告通りお休みします


    [コソコソ裏話]

    Q:そう言えばシンは八尺様(分身)に襲われたのに、なんでキラ達みたいになってないの?

    A:ヒルコが美味しく頂いてくれたおかげです。因みに頂いてなかったら、能力を先に発動しててもキラ達のお仲間になってました。(???のネタ晴らし)

  • 47二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:39:01

    ☆彡

  • 48二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:53:06

    八尺様は神様は神様だけど荒魂の方が出ちゃってるのかな

  • 49二次元好きの匿名さん25/02/12(水) 07:56:33

    ほしゅ

  • 50二次元好きの匿名さん25/02/12(水) 08:06:00

    今日はどうなるのかな?

  • 51二次元好きの匿名さん25/02/12(水) 16:15:57

  • 52125/02/12(水) 18:42:33

    今日もお休みです


    ただ、ダイスはやります(どう進めようか悩み中でもあるので)


    八尺様はdice1d3=3 (3)

    1.サイ(もう???じゃなくてもいいよね!)を探している

     (サイが立てこもっている工房周辺をウロウロ)

    2.キラを探している

     (シン達が立てこもっている部屋の周辺をウロウロ)(アスランは儀式の為別行動中)

    3.屋敷内ランダムエンカ

  • 53125/02/12(水) 18:49:46

    ランダムエンカなら盛り塩のフラグも回収しつつのステルスゲー出来る!やったね!シャドー〇リドー(ホラゲ)かな!?

    因みにヨグ=ソトースは描写が長くなる且つ、一本道の話なので後回しです
    へへへ、曖昧にしてた部分が一気に開示されるから頭痛いぜよ……おのれ過去の自分
    ↓現在の進捗

  • 54二次元好きの匿名さん25/02/12(水) 23:43:15

    スレ主のダイス力が試される

  • 55二次元好きの匿名さん25/02/13(木) 08:13:29

    ho

  • 56二次元好きの匿名さん25/02/13(木) 14:56:41

    shi

  • 57125/02/13(木) 19:21:22

    今日もお休みします……

    明日か明後日に再開予定です

  • 58二次元好きの匿名さん25/02/13(木) 23:51:27

    >>57

    お疲れ様です

  • 59二次元好きの匿名さん25/02/13(木) 23:59:00

    影廊かぁ……どっちかと言えば旧校舎かな?

  • 60二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 02:22:41

    ほしゅ
    今日はバレンタインか

    三兄弟とそのお相手もだがマユおかーさんがギルパパにチョコ渡してたのか気になる

  • 61二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 08:21:28

    あさほしゅ

  • 62125/02/14(金) 12:06:58

    >>60

    三兄弟は勿論お相手にチョコを貰ってます。


    アスランは前世のせいでバレンタインのことをそういう行事だと忘れていた?知らなかった?ですが、カガリが一生懸命作ってくれるので、年を追うごとに浮かれポンチになってます。


    キラはフレイから友チョコを、双子からは事務所の女性陣一同のチョコとして貰ってました。一応、三人ともこっそりとキラへのチョコには気合を入れてましたが。ただし、フレイは某夢の国で恋心に気づくため、それまでは無自覚。


    シンはキラ比較的同じですが、キラよりもあからさまって感じで貰ってるので、毎年ホワイトデーのお返しに悩むのだとか。


    マユはそもそもあげてないイメージが湧かないのであげてます。ただ、腕前はどうだったんでしょうね?

    料理技能(一応温情で高校時代のものを)dice1d100=83 (83)

  • 63125/02/14(金) 12:15:25

    ちゃんとお料理出来る人だった!(ギルバートに出会った頃にはすでに両親が他界し一人暮らしをしていた設定)


    因みに余談なのですが、キラとアスランは毎年学校の女子から大量のチョコを貰います。

    ただ、キラは一度チョコの中身に髪の毛や血が入っていたことや、お返し関連で面倒なことになったので、義理や友チョコ以外は基本破棄。

    アスランも本命以外は興味ないので、ヴィーノたちと遊ぶときのお供にしてます。(なお、しっかり怒られる模様)

    シンはそもそも学校に通えてなかったので、チョコは身内(事務所の面々含む)に貰ったことがありませんでしたが、もしかしたら、クラスに配ってるものをたまたま貰えて笑顔になったかもしれません。(ただし、チョコを貰えた喜びというより、俺ちゃんとクラスに馴染めてるんだ!という喜びの方が強い)

  • 64125/02/14(金) 12:16:47

    >>63

    シンのところ、『身内以外に』、ですね……

  • 65二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 12:26:51

    シンもいずれ血や髪の毛、爪が入るようになるかもしれないから要注意ですね……

  • 66二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 12:35:28

    >>63

    マユがそのこと知ったらどうすんだろ……いや、気合入ってるのは分かるけどさ。

  • 67125/02/14(金) 18:50:50

    すみません、今日もお休みです……

    明日は急に用事が来ないかぎり出来るので、14:30頃か19:30頃にを予定してます


    >>66 愛の伝え方なんて人それぞれですから、マユは別に直接咎めはしないのかなって思ってます。

    ただし、もしマユがご存命だったら、バレンタイン当日、その人は不幸な事故でチョコを渡せないかもしれません


    マユ<そんなことが"偶然"起きるなんて、災難だったねぇ。え?私が何かしたんじゃないかって?いやいや、偶然起きるような事故を起こすなんて、流石に出来ないよ。流石にね?(白々しい声)

  • 68二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 21:17:39

    固形物は兎も角「愛」が入っているとわかるってことは「愛」の含有率は20%以上・・・
    いや多いな!?

  • 69125/02/14(金) 21:24:15

    <<68 高校1年の秋にヨグ=ソトースが加入したので、血入りのチョコに関してはヨグ=ソトースがさらっと伝えてくれた感じですね……


    キラ<貰ったものだし、ちゃんと食べるかぁ

    ヨグ=ソトース<……

    キラ<……え、なに。なんでそんな興味深そうな顔してるの?チョコ珍しい?

    ヨグ=ソトース<いや?ただ、血の入ったチョコレートなんて供物みたいで面白いなって

    キラ<ちょっと待って今なんて

  • 70二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 00:23:09

    >>69

    ヨグ様いて良かったね、キラ・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

  • 71二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 08:06:09

    しかも、この世界だとガチで怪異的に効果がありそうだからなぁ

  • 72二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 08:33:48

    そういえばここの掲示板で、たった一文字誤変換した結果血のバレンタインがどんでもない方向に向かったスレあったねぇ

  • 73二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 09:06:18

    媚薬入りチョコか…そういえば、このスレちょっと前にサキュバスネタやってたね

  • 74125/02/15(土) 14:59:34

    今日は19:30頃開始しますね

    >>73

    個人的にもっとこう、ちゃんとサキュバスネタをやりたかったというか、せめてシンだけでもそれっぽい感じに……いや、こいつそういえば性欲枯れてたわ。になったのが心残りというか……

    ラノベ程度のお色気ぐらいはやっておきたかった……

  • 75二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:07:12

    そういえば八尺様、撃退方法とかはもう決めてるので?

    彼女出番いつかワクワクして待ってますよ?

  • 76二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:10:23

    シンは枯れてるしアスランはピュアピュアだしキラは泣いちゃうからね…
    えっちな怪異さんは出直しておいで…(見たくないわけではない)

  • 77125/02/15(土) 15:12:30

    >>75

    とにかく封印するために色々動いてるので、後はステルス次第で安全に封印できるかが決まります

    その為に身代わり人形を作ってるわけですしね

    あとは色々と考えてるんですけど、1のダイス次第でここでムウさん脱落する可能性はあるとだけ

  • 78二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:13:52

    >>77

    怖いなぁ……

  • 79二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:16:07

    宇宙に浮かぶヘルメット画像の出番が無いことを祈って…

  • 80二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:16:58

    このレスは削除されています

  • 81125/02/15(土) 19:17:48

    ちょっと早めですが再開


    ~しばらくの静けさの後~


    サイ「よし!あとはこれを……ムウさん、人形もうすぐで」(自己紹介は済ませました)

    ムウ「しっ!」(サイの口を塞ぐ)

    サイ「むぐっ!(い、いきなりなんだ!?)」

    ムウ「……」(扉の方を凝視している。見るとお札と盛り塩が少し黒くなったように見えた)


    八尺様「ぽ…ぽぽっ、ぽぽぽ……」

    サイ「!?」

    ムウ「……」


    ―ひたひたと歩く音と、ぽぽぽという奇妙な音はしばらくすると遠くなる


    ムウ「……」(紙に何かを書く)


    紙に書かれた内容

    『今のうちに仕上げろ。ただし声だけは出すな』


    サイ「……」(コクコクと何度もうなずく)

  • 82125/02/15(土) 19:29:06

    サイ「………」(震え手を抑えながら、仕上げていく)

    ムウ「………」(なにかごそごそと準備を始める)(ついでにスマホというなの水子経由で全員の安否を確認)


    ~少し時間が経って~


    サイ「……」(紙に出来ましたと書く)(以降は『』で表記)

    ムウ『おつかれさん。事前に説明していた通り、最終的に身代わり人形として起動する仕上げは俺でやるからな』

    サイ『はい。でも、これどうするんですか?すでに八尺様が来てるんでしょ?』

    ムウ『それは問題ない。俺が向こうに居る連中の場所まで持っていく。お前は準備した場所に隠れててくれ』(と書いて、一人分が隠れられるように空けた棚を指さす)

    サイ『持っていくって、そんなことして平気なんですか?』

    ムウ『そこら辺は気にすんな。こういうのには慣れてるんでな。一応、棚にはこの部屋と同じように気配を遮断できる札も張ってる。だから、ある程度の時間はお前が喋ったり大きな物音を立てなければ問題ないからな』

    サイ『わかりました』(と書いて棚の中に入っていく)

  • 83125/02/15(土) 19:37:32

    ムウ『そうだ、これ持っておけ』(と言って、事前に借りてたテスを渡す)

    サイ「?」

    ムウ『変な声聞こえるかもしれないけど、それは気にするな。聞こえてくる声は基本さっきアンタを殴った奴と、この家の奴らの声だ。八尺様が会話に入ってくることは絶対にない。もし不安なら、こいつを触りながら声を出さずに話しかければ、誰かは話し相手になってくれる』

    サイ「……」(ペコリと頭を下げる)

    テス「ー。」(心配そうに見上げる)

    ムウ「……」(安心させるために笑顔を作って棚の扉を閉める)

  • 84125/02/15(土) 19:42:29

    ムウ「(さぁて、気合入れていくか。気配遮断できるとは言え、札の効果はもって10分。八尺様の近くを通ると効力も落ちる。もし札が効力を失ったら、このサイが作ってくれた身代わり人形を起動して目をそらして一旦立て直しだな。……身代わり人形を持っていくのが目的だから、そうならんといいが……)」

  • 85125/02/15(土) 19:43:39

    ということでルール説明


    まず最初にムウと八尺様で1D100のダイスを振ります。

    ムウが八尺様の数値より高ければ、1進みますが、低ければハプニングダイスを振ります。

    ハプニングの内容は後で記載


    10ターン以内に目的地につけば、目的遂行

    ただし、10ターンを超える、または3回八尺様が近づいてしまうと、お札の効力が無くなり八尺様に気配がバレてしまう。

    所有している身代わり人形を囮に逃げることで回避可能。ただしその場合は、封印の儀式をする部屋まで八尺様を誘導する為、誰かを囮にしなくてはならなくなる。

    因みに目的地まではdice1d3=2 (2) +3


    また、八尺様は屋敷内を動き回っている為、ハプニングダイス次第では部屋の前を通ると護符と盛り塩の効力が減っていく。

    効力が0になった部屋は死亡判定を行う。また、その部屋がシンらが待機している部屋だった場合、そちらの戦闘描写に切り替える。

    耐久値は一律5である。

  • 86125/02/15(土) 19:46:15

    なお、ムウは事前に盛り塩である程度の八尺様の位置を特定できるので、数値に+10の補正が付きます


    それではダイス(ー人ー)

    ムウdice1d100=99 (99)

    八尺様dice1d100=11 (11)

  • 87125/02/15(土) 19:47:18

    1進む。のこり4


    ムウdice1d100=4 (4) +10

    八尺様dice1d100=66 (66)

  • 88125/02/15(土) 19:48:20

    ハプニングダイスdice1d10=1 (1)


    1.八尺様が前の道を塞いでいる(お札の効力-1、移動0)

    2.床のきしむ音が大きくなってしまい、八尺様を呼んでしまう(お札の効力-1、移動0か次の八尺様の判定に+10)

    3.サイが隠れている部屋の前を通る(サイの部屋-1)

    4.シン達が隠れている部屋の前を通る(シン達の部屋-1)

    5.使用人が隠れている部屋の前を通る(使用人の部屋-1)

    6.サイが物音を立ててしまう(サイの部屋-2、移動+2)

    7.シン達の部屋で物音が鳴ってしまう(シン達の部屋-2、移動+2。ただし1回のみで以降は4と同じになる)

    8.盛り塩をひっくり返してしまう(お札の効力-1、移動0か次の八尺様の判定に+10)

    9.なにもない

    10.八尺様と死角でバッティングする(お札の効力-3か移動-1)

  • 89125/02/15(土) 19:49:29

    お札の効力残り2

    目的地まであと4


    ムウdice1d100=7 (7) +10

    八尺様dice1d100=46 (46)

  • 90125/02/15(土) 19:50:36

    出目が死んでる!!


    ハプニングダイスdice1d10=5 (5)


    1.八尺様が前の道を塞いでいる(お札の効力-1、移動0)

    2.床のきしむ音が大きくなってしまい、八尺様を呼んでしまう(お札の効力-1、移動0か次の八尺様の判定に+10)

    3.サイが隠れている部屋の前を通る(サイの部屋-1)

    4.シン達が隠れている部屋の前を通る(シン達の部屋-1)

    5.使用人が隠れている部屋の前を通る(使用人の部屋-1)

    6.サイが物音を立ててしまう(サイの部屋-2、移動+2)

    7.シン達の部屋で物音が鳴ってしまう(シン達の部屋-2、移動+2。ただし1回のみで以降は4と同じになる)

    8.盛り塩をひっくり返してしまう(お札の効力-1、移動0か次の八尺様の判定に+10)

    9.なにもない

    10.八尺様と死角でバッティングする(お札の効力-3か移動-1)

  • 91125/02/15(土) 19:53:31

    使用人部屋の耐久残り4

    目的地まで残り3


    ムウdice1d100=72 (72) +10

    八尺様dice1d100=75 (75)

  • 92125/02/15(土) 19:55:19

    絶対に本番事故るから、ゆるーく作ったけど割とそれが功を奏した気がする


    目的地まで残り2


    ムウdice1d100=72 (72) +10

    八尺様dice1d100=69 (69)

  • 93125/02/15(土) 19:56:47

    目的地まで残り1

    6ターン目(ターン数書くの忘れてた)


    ムウdice1d100=50 (50) +10

    八尺様dice1d100=45 (45)

  • 94二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:57:36

    ムウさん生還!!!!

  • 95125/02/15(土) 20:06:21

    八尺様デレてくれたありがとう


    因みに10ターン目までに行けなかったり、お札の効力が無くなったりしたら、ムウさんが命がけで囮になってくれました


    ~目的地到達~


    ムウ「……」


    ―ムウは静かに息を整えながら、人が一人入れる加護に人形を入れる。そして、身代わり人形として機能するように事前に用意したキラの私物とお札を人形の中に入れる


    因みに人形はdice1d3=2 (2)

    1.木で出来てる(ピノキオイメージ)

    2.ぬいぐるみ

    3.素体が丁度あったので、ソフビドール

    どれもキラの容姿に似せてる

  • 96125/02/15(土) 20:14:44

    ―ムウは準備が完了すると急いで物陰に隠れる。そこにはアスランなど、他のメンバーも待機している。


    ―しばらくすると、ぽぽぽという音と共に白いワンピースに白い帽子を被った高身長の女性がゆっくりと籠に近づいてくる。

    ―ゆっくり、ゆっくりと近づき、そして、籠の中を覗きこもうとする。その瞬間、地面に書かれていた陣が光だし、八尺様を包み込む


    八尺様はdice1d3=3 (3)

    1.抵抗が強く何人かが血を吐く

    2.抵抗しようとするが、物陰に隠れていたアスランが足を切り落とし立てなくする(封印成功)

    3.無事に封印成功

  • 97二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:20:01

    よかった……
    誰も怪我してない

  • 98125/02/15(土) 20:25:47

    ムウ「……だあ!やっと息が出来るぜ!」

    アスラン「お疲れ様でした……なんだか、凄くあっさりと終わりましたね」

    ムウ「お前らへの挨拶周りの為に色々と集まってたからな。そもそも、ここには儀式とかそういう道具が一通りそろってたのも大きい。ただ、場所の融通が利かないのが難点だかな」

    ???「文句を言うな。封印できるだけでもありがたいだろう」

    ムウ「それはそうだが、こちとら命がけで移動した後なんでな。文句の一つぐらい出るさ、ネオ」

    ネオ「全く、相変わらずだな」

    アスラン「………あの、もう一度確認するんですけど、お二人は御兄弟、というわけではないんですよね?」

    ムウ「いや?血縁はないぞ。というか、そっくりなのは声だけで、顔は似ても似つかないもんな!」

    ネオ「そうだな。仮面の下は火傷が酷くて見せられたものじゃなくなってるが、火傷をする前の顔は写真に残ってるから後で見せてやろうか」

    アスラン「あ、はい……」

  • 99125/02/15(土) 20:36:13

    ネオ「さて、後は設備の復旧だな。八尺様のせいでいくらか被害が出ているだろうからな。おい、今からこの石を小屋まで運ぶぞ。へばってないで手伝え」

    参加した祓い屋1「も、もう無理ですって……」

    参加した祓い屋2「そ、そうですよ!神様封印したばっかりなんですよ!?いくらこの山の力を借りたからって、普通のやつは体力無くなりますって!」

    参加した祓い屋3「というか、そこの坊主はなんでそんなピンピンしてるの……?」

    アウラ「なんじゃ情けないのぉ。それでも男かえ?」←屋敷から出て来た

    参加した祓い屋1「アンタは封印に参加しなかっただろうが!」

    アウラ「妾は封印に巻き込まれんように避難しとっただけじゃ。ほれ、叫ぶだけの力は残っとるんじゃ。気合いで立ち上がれい」

    参加した祓い屋1「こ、こなくそぉ!」

  • 100125/02/15(土) 20:46:37

    アスラン「……」

    ムウ「はは、やっぱり慣れないか?」

    アスラン「慣れないというより、少し予想していたものとは違ったので拍子抜けと言いますか……祓い屋の人たちは全員こういう方々なんですか?」

    ムウ「そういうわけじゃないが、そういうやつらが多いのは事実だな。そういやアスランは陰陽師の連中に会ったことがあったっけ?そいつらと比べたらまあ、ゆるいわな」

    アスラン「そうですね……陰陽師の方々は非常に厳粛と言いますか……オルガ曰くいけ好かない連中とのことですが」

    ムウ「アイツが言いそうなことだな!まあ、言わんとしてることはわかるが」

    祓い屋1「おいムウ!お前も駄弁ってないで手伝え!」

    ムウ「わかってるって!おい、気負付けろよ!その石壊したらは折角の封印が台無しになるんだからな!ってわけだから、俺は行くな。部屋までは一人で帰れるか?」

    アスラン「ええ、大丈夫です」

    ムウ「よし、後はやることないからゆっくり休めよ」

  • 101二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:54:18

    そういえばキラとヨグ様は?

  • 102125/02/15(土) 20:58:11

    ~部屋へ戻る~


    アスラン「ただいま」

    シュブ=ニグラス「おかえりなさい。結果は聞いておりますが、怪我は?」←因みに封印に巻き込まれないように部屋に待機してた

    アスラン「無い。キラは?」

    ギルバート「ついさっきヨグ=ソトースと出て来たから、そこで横にならせてるよ。キラはまだ眠っているようだしね」

    アスラン「そうですか……じゃあ、俺も少し休ませてもらいます……」

    シン「兄ちゃん、凄く疲れてるな?」

    アスラン「封印とやらにかなり体力を持っていかれたんだ。正直能力で補助しなかったら、その場で倒れていたかもしれない……」

    ギルバート「よく頑張ったね。何か食べれるかい?先ほど使用人の方が食べ物を持ってきてくれると言ってくれてね。もし固形物が入らないのであれば、なにか喉の通りが良いものを作ってもらうように言うが」

    アスラン「大丈夫です」

    ギルバート「そうか。なら、少し横になってなさい」

  • 103125/02/15(土) 21:08:00

    ヨグ=ソトース「………」

    アスラン「ヨグ=ソトース、キラはまだ眠っているだけなんだよな?」

    ヨグ=ソトース「え?うん。夕食前には目を覚ますよ」

    アスラン「そうか……今日はキラを守ってくれてありがとう」

    ヨグ=ソトース「……そう、だね。うん、懸念していた八尺様が異界に侵入ってのはなかったし、本当によかったよ」

    レイ「まあ、許可なく無理やり異界に入るのは神でも早々ないのだがな」

    アスラン「だが、お前の神域は侵入の可能性があったんだろう?」

    レイ「同じ神同士なら、格次第で侵入されるリスクが高いというだけだ。それでも一応例外的な事例は過去にあるから、警戒しておいて損はない」

    アスラン「そうなのか。まあ、とりあえず事は何事もなく終わってよかった……」

    ヨグ=ソトース「……」

  • 104125/02/15(土) 21:11:45

    レイ「……(ヨグ=ソトース、さっきから浮かない顔をしているが何かあったのか?話さないのなら、大したことではなかったのだろうが)」(アスラン達に聞こえないよう配慮して小声)

    ヨグ=ソトース「(何でもないよ。なんだかんだ自分の異界内を見て周ったことなかったなって思って、少し想いに浸りながら散歩してきただけだから)」

    レイ「(センチメンタルになったということか?ヨグ=ソトースにもそんなことがあるんだな)」

    ヨグ=ソトース「(別にそんなんじゃないけどね)」

  • 105二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:15:12

    もしかしてヨグ様も何か混ざってる?

  • 106125/02/15(土) 21:21:21

    ~しばらくして~


    キラ「ぅ……ん……あれ?僕寝ちゃってたの?」(目をこすりながら起きる)

    シン「おにいちゃん!」(勢いよく近づく)

    アスラン「兄さん、大丈夫か?頭がボーっとしたりしていないか?」

    キラ「うーん……今のところないかな?むしろ寝てたからちょっと頭スッキリしてる。あ、でも……」

    シン「な、なにか気になることでも?」

    キラ「……いや、そうじゃないんだけどね。寝てた時に夢を見てた気がする。なんかこう、懐かしい感じがする夢」

    アスラン「懐かしい?」

    キラ「うん。まあ、ほとんど覚えてないけど」

    ヨグ=ソトース「僕の異界で眠りこけてたから、水子達の夢でも見てたんじゃない?」

    キラ「あー、そうかもしれないね」

    ヨグ=ソトース「………」

    キラ「?ヨグ=ソトースどうしたのさ?まさか、まだ心配してるの?」

    ヨグ=ソトース「いや別に。でも、本当に大丈夫かは後で見てもらいなよ」

    キラ「うん、勿論」

  • 107125/02/15(土) 21:28:23

    ヨグ=ソトース「さてと、それじゃあ僕は外に散歩しに行ってくるよ」

    キラ「え?どうしてさ」

    ヨグ=ソトース「気が張ってたから頭の切り替えするためにちょっとね。あと、ついでに見回りでもしようかなって。さっきからここの結界安定してないみたいだし」

    レイ「先に雷獣が見回りをしているから、それと交代でいいか?」

    ヨグ=ソトース「うん。さっさと呼び戻しちゃって」

    シン「わかった。ヨグ=ソトース、気を付けてな」

    ヨグ=ソトース「異常があれば連絡するよ」

    キラ「りょーかい」

  • 108125/02/15(土) 21:37:12

    ~外へ~


    ヨグ=ソトース「………」(適当な石に腰を掛けて空を見上げてる)

    ムウ「よっ。見回りお疲れさん」

    ヨグ=ソトース「ろくに見まわってないけどね。封印した八尺様ってどうするの?」

    ムウ「元の山に返すよ。まあ、その前に禁足地の壊れた結界を直さにゃいかんが」

    ヨグ=ソトース「大変だねぇ。ところでさ」

    ムウ「なんだ?」

    ヨグ=ソトース「君達から見た僕ってどんな感じなの?ほら、僕邪神だし、前はかなり警戒してたでしょ?」

    ムウ「ああそうだな。確かに今も警戒対象だよ。ただ、今回みたいな八尺様とは違って交渉の余地が十分ある神様だってのが、今の印象だな」

    ヨグ=ソトース「それはいいの?悪いの?」

    ムウ「かなりいいな。神様って交渉の余地がない奴結構いるし、かなり良心的な部類だと俺は思うね」

    ヨグ=ソトース「そっか……一応好印象なんだ」

    ムウ「そうだな。なんだ不服か?」

    ヨグ=ソトース「そういうわけじゃないんだけどね……まあいいや、有難う。今のは参考にするよ」

    ムウ「?おう(何の参考だ?)」

  • 109二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:40:16

    なんかヨグ様の元を考えると性質がかなり変わった?

  • 110125/02/15(土) 21:43:15

    ヨグ=ソトース「……ねえ、もしご主人様が許可してくれるなら、ここの結界もうちょっと強くしてあげようか?勿論、変な改造はしないよ」

    ムウ「俺の一存じゃ無理だが、ネオたちに相談してみるよ」

    ヨグ=ソトース「そう。いい返事待ってる」

    ムウ「……なんかお前、妙に優しくなってないか?」

    ヨグ=ソトース「え?心外だなぁ。僕はいつだって人間にやさしいつもりだよ?」

    ムウ「初対面でアズラエル達脅してきた奴が何言ってるんだよ……」

  • 111二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:46:06

    全裸だったことは話してないのかな……

  • 112125/02/15(土) 21:48:08

    ヨグ=ソトース「ふふ、昔は昔でしょ?というか、僕は元から人言者に知恵を授けるほど、慈悲深い神様ではあるんだからね?」

    ムウ「その知恵、本当に人間が持っていてもいい奴か?」

    ヨグ=ソトース「さあ?」

    ムウ「さあってお前な……」

    ヨグ=ソトース「欲しいならあげようか。一応元の世界の魔術なら教えてあげられるよ?勿論、君の精神が耐えられるかどうかは考慮しないけど」

    ムウ「遠慮しておくわ……」

  • 113125/02/15(土) 21:53:53

    ヨグ=ソトース「残念。さてと、からかい終わったし、僕は見回り再開してくるね」

    ムウ「……おう。少しでも異常があったら連絡しろよ」

    ヨグ=ソトース「わかってるよ」


    ームウと別れて


    ヨグ=ソトース「………優しくなった、か。本当にそうなんだろうな。あんまり自覚無かったけど。でも、なんかちょっと、胸がざわつくな……嫌ではないけれど」

  • 114125/02/15(土) 21:54:58

    ~時は遡り、キラを異界に避難させて少し時間が経った時の事~


    ―暗闇の中に豆粒程度の銀河が夜空の星々のように散りばめられ、太陽系の惑星が不規則に漂っている。

     その間を虹色の泡のようなものが通り過ぎては弾け、その泡からは雑音とも騒音とも、はたまた壮大なオーケストラともとれる音が、弾けるたびにあたりに鳴り響く。

     ごうごうと燃えるように見える太陽に照らされ、ちらちらと光る砂を渡ると一方には宮殿が、一方には雄大な門がその存在を主張する。


     ここはヨグ=ソトースの異界。まるで小さい子供が見るような宇宙は、彼がかつて魔王の霧の中から生まれ出る前に見た光景そのものである。

     世界が、いや、宇宙が今よりも不規則で、ただ箱にしまわれたおもちゃのように所狭しと並んでいるだけの空間。

     星を腐らせるだけの宇宙《ソラ》だった。


    ―そこにヨグ=ソトースは立っていた。目を見開き、その瞳には隠しきれない怒りを内包しながら。


    ヨグ=ソトース「……(僕の異界が乗っ取られた?)」


    ―ヨグ=ソトースが異界を作り、キラをその中へ保護した時は何もなかった。しかし、そこからしばらく経つと、急に異界のコントロールが何者かに奪われ、自身も異界に閉じ込められてしまった。

  • 115125/02/15(土) 21:55:55

    ヨグ=ソトース「(八尺様か?いや、いくら僕より強いからと言って、異界の主導権を握れるのはまずありえない。主導権を奪うという行為はブギーマンの異界みたいな例外を除き、神であっても出来ないのは確認している。あと、そもそも八尺様だったら異界を強制的に消せばいいだけの話だ。わざわざ僕を異界に閉じ込める必要性は無い。それに主導権は奪われたけど、この空間にはまだキラの気配がするし、皆が入ってきた気配もない。なら猶更必要性は皆無だ。でも、だったら一体誰が)」


    ―ヨグ=ソトースはプライドを傷つけられた怒りを抑え込みつつ、思考を巡らせあたりを見渡す。相も変わらず騒音が弾けては静かになり、ならべられた惑星はその場でくるくると不規則に回り続けている。


    ヨグ=ソトース「(……このまま考え続けていても意味は無いか。とにかく今はキラ見つけ出そう。話はそれからだ)」


    ―ヨグ=ソトースは頭を切り替えて、キラの気配がする方向、宮殿へと足を進める。


    ヨグ=ソトース「(それにしても、キラが居る場所……あそこはアザトースが眠る宮殿を模した場所だ。中身は違うけど、なんだかなぁ……)」

  • 116125/02/15(土) 21:56:43

    ~宮殿~


    ヨグ=ソトース「(宮殿内にはすんなり入れたな。邪魔してくるのかと思ったけど、そうでもない?それとも、嵐の前の静けさってやつか?)」


    ―ヨグ=ソトースは宮殿内を探索する。全て回ったが、キラの元にはたどり着けずに途方に暮れていると、見覚えのない絵画が飾られた部屋に行きつく。


    ヨグ=ソトース「……なにこれ?こんなもの、僕の中にあった記憶ないけど」


    ―ヨグ=ソトースは思わずそう口にしながら、絵画に触れる。絵画と言っても、絵自体は黒く染め上げられているだけで、絵とは言いにくい。それっぽさが出てるのは、額縁の豪華さだけだ。


    ヨグ=ソトース「(……触れても平気か。でも、これは一体何だろうか。僕を乗っ取った奴の手掛かりになればいいけど、今のところ何も思いつかないな)」

  • 117125/02/15(土) 21:57:34

    ―ヨグ=ソトースが絵画に触れ続けていると、突然黒い絵に複数の色が混ざったノイズのような線が走る。そして、次第にその色たちはそれぞれ形を作り、黒色のキャンバスに絵を浮かび上がらせた。


    ヨグ=ソトース「これは……」


    ―浮かび上がった絵は、随分と仲が良さそうな集団の絵だった。一人と一匹を除き、年齢は違うが見知った顔の集団は記憶にない建物に居て、記憶にない服を身にまとっている。


    ヨグ=ソトース「キラとアスランとシン……それに小豆洗いと果樹園の従業員?確か名前はアイシャとか言ったっけ?隣にも同じ顔の人間がいるな。……いや、関節が可笑しい。アレは人形?それに、この虎に近い生き物と女性は一体……」


    ???『アスラン、庭に行きたいなら運んであげようか?勿論横抱きで!』


    ヨグ=ソトース「声?どこから……って、声に合わせて絵が動いてる。まさか、出所はこれ?」

  • 118125/02/15(土) 21:58:12

    アスラン?『勘弁してくれ……それに俺は動けないわけじゃないと何度も言っているだろう?』(今のアスランと同じぐらいの年齢に見える。やせ細っている為か、頬がこけてとても不健康そうだ)

    ???『でも体動かすのしんどいんでしょ?ほんと変な体質。虚弱ってわけじゃないのに、体がまともに動かないなんて』(ショートヘアの女性で快活そうな印象を受ける)



    ユウナ?『痛い!痛いよ、キラ!髪引っ張らないで!!』(小学中学年ぐらいのキラに髪を引っ張られて涙目になっている)

    キラ?『あはは!くらえー!わるいゆうなはせいばいしてやるー!』(背は中学生ぐらいだが、舌ったらずで言動が幼く聞こえる)

    ユウナ?『だ、だから僕はユウナって名前じゃないって!というか僕何も悪いことしてないじゃん!なんでいつも叩いたり、髪引っ張ったりしてくるの!』

    キラ?『うーんと、かがりをいじめるから?』

    ユウナ?『だからカガリって誰!?』

  • 119125/02/15(土) 21:58:30

    虎のような生物『ふあ~。まったく、煩いね。おちおち昼寝も出来ないじゃないか』(全体的に虎のようだが、顔や足、尻尾などの部位は違う動物のものに見える)

    アイシャ?『あら、起きちゃったのね。おはよう』(果樹園で会ったときと同じ年齢に見える)

    アイシャ?に似た人形『狸寝入りだったくせに、よく言いますね』(アイシャ?にそっくりで、関節部分が見えてなければ双子にも見える)

    虎のような生物『う、うるさいな』

    シン?『………』(キラと同じ年齢のように見える。見たことも無いようなつまらなそうな顔をして、何もない空間を見つめている)

    アイシャ?『なにか面白いものでもあった?』

    シン?『……なにも』

    アイシャ?『そう』

  • 120125/02/15(土) 21:58:57

    ヨグ=ソトース「……なんだこれ。僕は何を見せられているんだ?」


    ―ヨグ=ソトースは映し出された絵と聞こえてくる声に呆れた顔をする。しかし、それはすぐ真剣な目へと変わる。



    ヨグ=ソトース「これは明らかに僕の記憶じゃないね。視点も誰かの目線って感じより俯瞰で観察している印象を受ける。それにメンバー的には先日の騒動で発覚した、キラ達のこの世界での前世に関するものって考えると、この虎っぽいのは鵺だね。それぞれの部位も言われてみれば一致する。そして、明らかに見たことがないこの短髪の女がぬらりひょんってことか。随分と仲良さそうだ」

  • 121125/02/15(土) 22:00:37

    ヨグ=ソトース「ということは犯人はぬらりひょん?いや、多分違うな。根拠はないけどそんな感じがする」


    ―ヨグ=ソトースはそのまま流れている映像を見続ける。映像は基本的には彼らの日常を淡々と流しているが、時々時間が飛び、春だと思ったら次に映ったときには冬になっている、なんてことが度々あった。そして、今映し出されているのは、果樹園の横にあった空き地で見た、妖精の好物である絶滅種の花が咲いている花畑だ。各々がそれぞれゆったりとそこで寛いでいる。


    アイシャ?『この花はこの世界が創造された時に一番最初に芽吹いた花だって言うわ。気候変動に弱く、呪術的にも魔術的にもあまり効果のない花だけど、妖精や一部のもののけたちには貴重な栄養源なるみたいよ』

    バルトフェルドと推測される虎『ふーん』

    アイシャ?『私はね、ここの花畑が大好きなの。ここの花畑はたまにだけど淡く光ることがあってそれが凄く綺麗でね、香りもいっそう華やかになって荒れた心を穏やかにしてくれる。何か悲しいことがあったとき、そんな状態の花畑でお昼寝するのが大好きだったわ。この前作った花畑も、いつかそうなってくれるかしら?』

    バルトフェルドと推測される虎『その前にちゃんと花が咲いてくれるかわからないけどね』

    アイシャ?『そうね。枯れない様にしっかりお世話しないとね』


    ヨグ=ソトース「へー、あの花って光ることあるんだ。アズラエル達の調査ではそんな話聞かなかったから、今映ってる場所限定の現象って事かな?」

  • 122125/02/15(土) 22:03:18

    ―その後も彼らの日常が流れ続ける。基本的には穏やかな日常だが、家や花畑以外の場所が映ったときは重々しい雰囲気になっていた。


    位が高そうな男『あれは噂の』

    陰陽師のような男『一族の呪いにより、生まれて来た子供が全て曰くつきになった……。確か兄は謎の病により幼き頃より体は動かず、不吉な双子として産まれて来た弟たちはどちらも白.痴だそうだが』

    位が高そうな男『まったく、由緒正しき血筋ゆえ、ここの出入りは出来ているが、なるべく会いたくはなかったな。噂の呪いとやらは伝染するようではないか。帝は何をお考えになっておられるのか』

    陰陽師のような男『しかし、能力は高いそうだ。それを買い、もののけ退治に使い倒しているとか』

    位が高そうな男『ならばもののけ退治のみをさせればよいものを。帝にまで呪いにかかったらどうするおつもりか』



    ヨグ=ソトース「……この言葉ってこの時代に使われてたっけ?って疑問はあるけど、そこはどうでもいいか。にしても、酷い言われようだ。呪い自体は噂が誇張されただけだけど、三人のことは割と事実ってのがなんとも。にしても、なんでそうなってるのかな?そういえば、アスランが魂が傷ついてて、しばらく神様のところで治療されていたって話をしていたけど、それ関係かな?治療も中途半端だったって言ってたし」

  • 123125/02/15(土) 22:04:19

    ―周りからの心無い噂や言葉は、次第に暗雲になって彼らを包み込む。進めば進むほど、彼らへの誹謗中傷は酷くなり、そして……


    ぬらりひょん?『……どうして。なんであの子たちが殺されなきゃいけないの?』

    アイシャ?『………』

    ぬらりひょん?『あの子たちはどんなに酷いことを言われようと、あいつらを守ってきたんだよ?それなのに、それなのになんで!!!』

    アイシャ?『……ごめんなさい。私がもっとうまく動いていれば』

    ぬらりひょん?『アンタが謝らないでよ!!全部、あいつらが、あいつらのせいで!!!』

    アイシャ?『………』

    ぬらりひょん?『………ねえ、こんな時にあの三人はどこに行ったの?三人が居れば、あの子たちを逃がすことだって出来たのに。なんで肝心な時に居ないの?』

    アイシャ?『それは……』

    ぬらりひょん?『……いや、それは私も同じか。三人が居れば大丈夫だって思って、あの子たちから離れた私が言えることじゃないね……なんで私、あの子たちから離れちゃったんだろう?ずっと一緒に居れば、あの子たちを助けられたのかな?』

  • 124125/02/15(土) 22:04:40

    ヨグ=ソトース「……最後は不安を払拭すための生贄として処刑、か。都に広まった不安は三人とは何も関係なかったけど、元々居なくなってほしい存在だったから、始末するいい理由が出来たってところか。本当にしょーもない。……それにしてもあの怪異たち、ぬらりひょんが来る前にどこかに行ってしまったけど、一体どこに行ったんだろうか」


    ―そうして、絵画が一枚の静止画になる。それは、三兄弟の凄惨な死体が描かれており、ヨグ=ソトースは思わず眉を顰める。


    ヨグ=ソトースはdice1d2=1 (1)


    1.魔術で絵画を壊し

    2.ため息をつきながら


    その場を後にした。

  • 125125/02/15(土) 22:06:00

    ―その後も絵画が飾られている部屋を見つけては、そこで流れる映像を見て、そして新しい部屋に行く。どうやら絵画の部屋は再生される映像を全て見なければ、次の部屋を見つからないようになっているようで、面倒だと思いつつも根気強く見ていく。とはいえ、全てが全て長いわけではなく、1分ほどしか流れないものや、数秒ノイズが流れただけで終わるものもあった。
     流れる映像は基本的にはキラ、アスラン、シンの内誰かが必ず存在する。三人が一緒に居たのは、最初に見た映像以外には見つけられなかった。
     そして、映像を見終えると必ず絵画には映像で出ていた三人の死体が描かれる。そのおかげで、彼らの色んな死にパターンを見せられることになった。
     何度目かの映像を見て気が付いたのは、彼らの状態がだんだん良くなって行っているということ。
     どんなに成長しても精神が子供のままだったキラは、実年齢と精神年齢に差異が回数を重ねるたびに少なくなり、体を動かすことすらままらなかったアスランは、不器用な事には目をつぶれば普通に生活する分には不便がない状態になり、何事にも執着がなくどこか機械的だったシンは、人間らしい欲望を一つずつ獲得していった。

  • 126二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:06:30

    ヨグ様の中の水子たちの記憶かな?
    それにしてもわざわざ魔術使うくらい怒ってる?

  • 127125/02/15(土) 22:07:32

    ―寿命に関してもそうだ。彼らの状態が良くなるたびに、多少だが寿命が延びている。ほとんど当社比のような違いではあるが。

     今も昔も変わらず、怪異に縁がありすぎるせいか、はたまた環境が劣悪すぎるせいか、彼らは早死にする傾向がみられた。平均的には20歳を切るのではないだろうか。死因は基本的に他殺。殺される相手は怪異か人間かの違いだけだ。


    ヨグ=ソトース「(ぬらりひょんが暴走してるっていうのも納得感あるね。仲良かったみたいだし)」


    ―それでも、彼らの環境は彼らの状態と共に少しずつ確実に良くなっている。最初に見た時代よりもはるかにいい人間と出会えるようにもなってきた。しかし、それでも短命なのは、彼らの人の好さが原因だろう。


    ヨグ=ソトース「(騙されて、殺されて、それでも誰かを守って、誰かを救って……こんなのばっかだな)」


    ―飽きて来たなと惰性で眺めて次の場所へと向かう。そろそろ終わってもいいだろうと、そんなことを考えながら、新しく出来た部屋を開けると、その部屋は少しだけ様子が違っていた。絵画にはすでに絵が描かれているのだ。

     その絵は雲のような塊で、泡立ち、ただれている。ひものような黒い触手が粘液を出しながら複数垂れさがっており、先端部分には黒い日詰があるねじれた短い足が、動物の四肢のようにその体を支えていた。

  • 128125/02/15(土) 22:08:39

    ヨグ=ソトース「……シュブ=ニグラス?」


    ―そう、この姿はシュブ=ニグラスの本来の姿。自らを母と形容するふざけた存在は、本来はその姿で人間を恐怖へと落とし、狂わせる邪神である。

     ヨグ=ソトースの兄弟でもあり、妻でもある彼女の絵画は、別段ヨグ=ソトースの異界にあっても可笑しくはないが、このタイミングで現れるのはヨグ=ソトースを警戒させるのには十分だった。


    ヨグ=ソトース「なんでこのタイミングで?本当、僕に何をやらせたいのか理解が出来ないよ……」


    ―ぶつくさと文句を言いながらヨグ=ソトースは、今までのように絵画に触れようとする。しかし、触れるよりも前に映像が再生された。

     再生された映像はノイズ交じりの音で所々聞きにくいが、シュブ=ニグラスの前で一人の男が何かを喋っているようだった。

  • 129125/02/15(土) 22:09:36

    ???『当主様がお持ちになられていたあの欠片。あの欠片には《ノイズが走る》における、我々の罪が記録《ノイズが走る》

    我々はすでに同じ過ちを《ノイズが走る》。ならば、私がすべきことは《ノイズが走る》』


    ―画面が切り替わる。しかし、構図は同じようにも見える。


    ???『貴女様を完全にする方法が《ノイズが走る》。これで、私の悲願も《ノイズが走る》』


    ―画面が切り替わる。同じような構図だが、男と神の足元には無数のスライム状のものがうごめき合っている。どうやらそのスライム状のなにかは、神の腹から生まれ落ちているようだ。


    ???『失敗した。いや、そもそもこんなことをして成功するはずなどなかった。人間を神の《ノイズが走る》に戻し、進化を促すことで《ノイズが走る》など……私はまた愚かな過ちを……』


    ―男は膝から崩れ落ち、すすり泣く。そして、しばらくしたのち、立ち上がり、神へと歩を進める。


    ???『けじめを、自らが開いた門を《ノイズが走る》。しかし、私ごときでは……そうだ、この神を利用しよう。それならば、不完全でも《ノイズが走る》』


    ―男は神の前で跪くと、何かを唱える。そして、唱え終わった後、男の体が透けていく。男は消えゆく中、涙を流しながら、こうつぶやく。


    ???『当主様……いや、キラ。愚かな父を許してくれ』


    ―映像は、ここで終わった。

  • 130125/02/15(土) 22:11:13

    と言ったところで今日はここまでです


    ヨグ=ソトースパートかなり長めなんでお付き合いいただければ……

    因みに終わるのは単純に書き溜めが無くなったからです

    明日までには間に合わせます……

  • 131二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:12:07

    お疲れ様でした
    ユーレンパパも混ざってる?

  • 132二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:24:02

    アズラエルとの縁がどこで出来上がったかだなぁ……

    そして大問題なのは……キラがこの状態で何処にいるかだ。

  • 133125/02/15(土) 22:42:44

    あ、一応ヨグ=ソトースパートの時系列的には、前スレの165あたりになります

    時間的に変だなってなってるのは、異界と現世の時間にズレがある以外にちゃんと理由があります


    念のため

  • 134二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:53:39

    入ってきたのぬらりひょんかなぁ
    悪い影響をヨグ様受けなきゃいいけど

  • 135二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 06:23:18

    過去編(?)ワクワクするなあ!

  • 136二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 12:20:27

    これは何処の話なんだろう
    この世界での過去?
    別の世界?

  • 137125/02/16(日) 16:47:07

    今日はある程度書いたら投稿、みたいなやり方でやっていくので非常にゆっくり進行です。

    一応、今日の投稿が終わったら終わりですというアナウンスは掛けます


    それでは再開

  • 138125/02/16(日) 16:48:00

    ヨグ=ソトース「(映像が切れた途端に、今までとは明らかに違う扉が出て来た。セオリー通りなら、ここで最後だろうけど……)」


    ―ヨグ=ソトースは扉に近づき慎重に開ける。ふと、先ほどの絵画が気になって、振り返ってみる。それは最初に描かれていたものとさほど変わっていない様に思えるが、ヨグ=ソトースは一目で変化を見抜いていた。


    ヨグ=ソトース「(断片的な情報しかないから確証はないけど、"完全にする方法"ってやつと、シュブ=ニグラスが知って欲しく無さそうな雰囲気をずっと出していた……そして、なにより春にあったブギーマン……いや、黒い仔山羊は本来の姿とは違っていて、複数の存在が混ざったような感覚があるというキラの発言。これを踏まえて、僕が元の世界やこの世界で見た事のある事例と合わせると……)」


    ―なるほど、これは確かに言いたくないかもしれない、とヨグ=ソトースは一人ごちる。

     そして、おそらくは異界を乗っ取った犯人が扉の奥に居るだろうと、そのまま足を踏み入れた。







    ―さて、それじゃあゆっくりと話でもしよう。積もる話もあるだろうからね。

  • 139125/02/16(日) 16:50:58

    ~宮殿最奥~


    ヨグ=ソトース「(あそこに誰かいる?)」(咄嗟に物陰に隠れる)



    ヨグ=ソトースと同じ姿をしたなにか「うん。今のところは侵入されそうとかは無いよ。でも、ご主人様の様子が大分あれだからね。もう少し様子を見たら眠らせるよ。……うん、そっちも頑張ってね」



    ヨグ=ソトース「(僕の姿で話してる……セルバンテスとキラの兄弟たちに気づかれないためか。……ここなら気づかれずに狙えるか。いや……)」


    ヨグ=ソトースと同じ姿をしたなにか「それじゃあ僕はまた見回りにでも行ってくるよ。ご主人様をよろしくね」


    ヨグ=ソトース「(こっちにくる……)」

    ヨグ=ソトースと同じ姿をしたなにか「……あっちで話そう。今事を荒立てるのは良くないしね」(ヨグ=ソトースの傍まで来て、小声で言う)

    ヨグ=ソトース「………」(少し不服そうにうなづく)

  • 140125/02/16(日) 16:52:43

    ~宮殿内にある一室~


    ヨグ=ソトース「……で、結局君は誰なわけ?僕そんなに気が長い方じゃないから、さっさと答えて貰いたいんだけど」

    ヨグ=ソトースと同じ姿をしたなにか「まあまあ、立ち話もなんだし、ここに腰をかけながら話そうよ。どうせ、君の質問には全て答えていくつもりなんだから」(そう言って、部屋に備え付けられた丸いテーブルとセットになっている椅子に座る)

    ヨグ=ソトース「………」(相手を睨め付けながら、相手と対面する椅子に座る)

    ヨグ=ソトースと同じ姿をしたなにか「さてと、それじゃあ何から聞きたい?」

    ヨグ=ソトース「その前にその姿どうにかならない?自分で言うのもなんだけど、ちょっと腹立つ顔してるから変えて欲しいんだけど」

    ヨグ=ソトースと同じ姿をしたなにか「いや本当に君がそれ言うんだね……でも、ややこしいから変えようか」


    ―そう言って、ヨグ=ソトースと同じ姿をしたなにかは、一瞬光に包まれ、姿を変える。その姿はキラにそっくりであった。

  • 141125/02/16(日) 16:53:47

    キラの姿をしたなにか「よし、これでいいかな?」

    ヨグ=ソトース「これでいいかじゃないんだけど。なんでご主人様の姿?」

    キラの姿をしたなにか「ごめんね。話すってなるとこの姿の方がしやすいんだ。これは僕のルーツにも関わることだから、我慢して欲しい」

    ヨグ=ソトース「……わかったよ」

  • 142125/02/16(日) 17:17:43

    ヨグ=ソトース「それで?君は一体何者?」

    キラの姿をしたなにか「そうだね。まずは自己紹介からしようか。僕はフリーダム。かつて三人の魂をこの世界に運んできた箱舟の一つだよ」

    ヨグ=ソトース「フリーダムって、よくご主人様が口にする機械人形の名前だね。つまり、君はそれの付喪神的なものなの?」

    フリーダム「うん。因みにこの人格なのは、僕に残されたキラの残留思念を元にしているからなんだ。他の二機も同じような感じで人格を持っているよ」

  • 143125/02/16(日) 17:19:14

    ヨグ=ソトース「なるほどね。それで、その機械人形が僕に何の用なの?異界を乗っ取って、変な映像まで見せて」

    フリーダム「それについては一から話そうか。とりあえず、わかっているだろうけど、君に見せた記憶は全てこの世界で起きた出来事だよ。と言っても、全てではなくて、彼らが関わった記録しかないけれど」

    ヨグ=ソトース「ノイズが酷かったのは?」

    フリーダム「僕らも完璧に記憶できてないんだ。人間が古い記憶を改ざんしたり、消滅させたりするのと同じで、僕らもそこまで重要じゃない情報は、データ整理の過程で消しているんだよ」

    ヨグ=ソトース「なるほどね。それで、なんで僕にあの映像を?」

    フリーダム「君には知る権利があるからかな?」

  • 144二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 17:23:35

    このレスは削除されています

  • 145125/02/16(日) 17:24:15

    ヨグ=ソトース「知る権利?」

    フリーダム「うん。君も映像を見てて気になったよね?最初の映像で、三体の怪異が居なくなっていたことに」

    ヨグ=ソトース「そうだね。確かにちょっと気になったよ。アレって、何があったの?」

    フリーダム「彼らは真の意味での神になるための……まあ、試練みたいなものを受けてたんだよ」

    ヨグ=ソトース「真の意味での神?」

    フリーダム「……あ、いや、この場合は天使とかの概念に近いのかな?でも、要するに、この世界の怪異という枠から外れるために、一度現世から離れる必要があったんだ」

    ヨグ=ソトース「……つまり何?彼らって怪異ではないの?」

    フリーダム「うん。怪異という枠に収まっている神とは違う、もう一段階上の存在。世界を管理する機構の一員。とは言っても、普段は普通の怪異となんら扱いは変わらないけどね。そうじゃないとこの世界のバランス崩れちゃう可能性あるから」

    ヨグ=ソトース「……そこら辺がよくわからないから、一から説明してくれる?」

    フリーダム「うん、勿論」

  • 146125/02/16(日) 17:37:49

    フリーダム「まず、この世界は一人の神の夢から出来た世界だ。そこに僕らの元居た世界、ここでは便宜上、CE(コズミックイラ)世界と命名するね。その世界の人間の魂が最初の住人になったことで成立した世界なんだ」

    ヨグ=ソトース「だからやけにご主人様たちの見知った顔が多かったんだ」

    フリーダム「うん。でも、この世界には欠点があってね。この夢を見ている神様が、非常に想像力がない、というより、箱入りの神様だったから、自分の知識だけじゃ世界を構築できなかった。で、CE世界の人間の記憶を頼りにしようとしたんだけど……これにも問題が合ってね」

    ヨグ=ソトース「問題だらけだね」

    フリーダム「本当にそうだね。因みにまだ問題は出続けるよ。で、この問題って言うのが、このCE世界の記憶って言うのが基本が絶滅戦争の記憶で、かつ自らの世界を自分たちの手で直接滅ぼしたって言う負の要素があったんだ」

    ヨグ=ソトース「自分たちだけで滅ぼしたんだ。やるね」

  • 147二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 17:41:34

    このレスは削除されています

  • 148125/02/16(日) 17:42:27

    フリーダム「なんでそこ関心するの……そもそもCE世界の人間は神をないがしろにした結果、有力な神をほぼ全て消滅させた実績もあるからね。このままCE世界の人間の記憶を頼りにしても、同じことが繰り返されるだけになってしまう。そこで考えだした方法が、他の世界の記憶を拝借する方法だったんだ」

    ヨグ=ソトース「なるほど、だからこそ継ぎ接ぎ。この世界は複数の世界の記憶から成り立っている世界だから、若干違和感のある歴史がわんさか出てくるのか。さっきの映像も、僕が知っている日本の平安時代あたりに似てたけど、ただ似てただけで結構違いがあったしね」

    フリーダム「名前なんかもその名残だよ。あと、歴史も時代が進むごとに参考にしている世界に合わせて改編が行われていたりするんだ。もっとも、改編されているのは記録と怪異たちの記憶だけだけどね」

    ヨグ=ソトース「実際に起きたことをまるまるなかったことにはしてないのか。それを認識できるかどうかは別として」

    フリーダム「うん。そうやって世界をとりあえず構築したのは良かったんだけど、もう一つ問題が起きてね。それが怪異の存在だった」

  • 149125/02/16(日) 17:46:39

    ヨグ=ソトース「そう言えば、怪異ってバグって言われてたりするね。本当にバグだったの?」

    フリーダム「うん。多分だけど、CE世界から引き継いだ業を清算するために自動的に出来た仕組みだったんだと思う。でも、それが僕らには予想外が過ぎることでね。しかもそれが、他の世界の記憶にある存在と、CE世界の住人の魂とか、思念とか、そういうものと結びついちゃって、最終的にはこの世界の怪異として存在が確立してしまったんだ」

    ヨグ=ソトース「確立したってことは、もう修正は出来なくなったのか。いいのそれ?普通に君らみたいな存在以外にも、バグとして認識されても居るけど」

    フリーダム「そこも修正しようと思ったんだけどね、なんかダメだった。だから仕方なく、そのまま受け入れたんだけど、そのせいで次は世界のパワーバランスが可笑しくなってね。まあ、それはそうなんだよね。超能力という概念がなかった世界で超能力者が生まれたみたいな状態だし。ただ、不幸中の幸いで、参考にした世界の存在の役割をそのまま受け継いでいて、それには自然を調整する役割のものたちも居たから、これ幸いとある程度の管理を任せることにしたんだ。信仰心って結構管理するには良い概念だったんだよね」

  • 150二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 17:58:19

    早い話が……同人誌とかこのロボカテで繰り広げられる日常って事ね

  • 151125/02/16(日) 18:09:23

    ヨグ=ソトース「……なんかそれ、どっかで不具合出そうだけど」

    フリーダム「君の予想している通り、不具合はすぐに出たよ。代理戦争が行われたり、信仰心がない人間が怪異を無差別に退治し始めたり……人間と怪異が争うたび、憎み合う度に、怪異を生み出している大本の力が暴走してしまうことで、この世界が消滅しかけた。そもそも、まだ生まれて間もない世界でもあったから、少しの不具合でも消滅の危険があったんだよね。でも、どの世界にもその状況を打破する方法は見当たらない。それもそのはず。自分たちの生み出した力は基本的に自分たちで管理するという基本的な機能が最初からついている世界が大半だったからだ。でも、この世界には、それが無かった」

    ヨグ=ソトース「無いからどうしたの?」

    フリーダム「無いなら自分たちで生み出すしかない。そう考えたはいいけど、どう生み出せばいいのかさっぱりだったから、とりあえずあり物で何とかしようとした結果、怪異からこの世界を管理する者たちを選別して力を与えようという結論に至ったんだ。元々自然の管理とかは彼らにやってもらってたから。でも、考えなしに選ぶのは最悪その怪異たちがこの世界に居る人間を全て滅ぼす可能性があったから、選別の為の存在を産み落とすことにした。それが、まだ僕らの中で治療中だったキラ、アスラン、シンの三人だよ」

  • 152二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:13:18

    今日はここまでかな?

  • 153125/02/16(日) 19:15:21

    あ、ちょっと食事取るために席離れてました

    まだ文章で来てないので再開するまでもうちょっとかかります

  • 154二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:35:25

    >>153

    お疲れ様です

  • 155125/02/16(日) 19:39:08

    ヨグ=ソトース「……それ、君らよく許可したね。結構大事なんじゃないの?あの三人」

    フリーダム「勿論だよ。正直、彼らを産み落とすのは最終手段だったんだ。でも、この選別には彼らは最適な存在だった。彼らには消しきれなかった前世の記憶があったからね。彼らは憎しみだけで争った結果の世界を身をもって知っている。それに、彼ら自身世界に絶望するどころか、世界の為に……ってわけでもなかっただろうけど、身近な人たちが笑って過ごせる世界にするために戦ってたから、彼らのそういう部分に共感できる怪異こそが、この世界を管理する相手に相応しいと、そう判断したんだ」

    ヨグ=ソトース「……ご主人様たちはそのこと」

    フリーダム「知らないよ。選別の為には彼らのありのままの姿が必要だからね。彼らには自然体で居て貰いたいから、あえてそうしているんだ」

  • 156125/02/16(日) 19:42:17

    ヨグ=ソトース「……まるで撒き餌みたいだ」

    フリーダム「……そうだね、全くその通りだよ。彼らには本当に迷惑をかけているよ。彼らは役割上、怪異を引き付けやすい体質になってる。その上シンなんかは前世の力も相まって、並みならないものになっている。だから、彼らは怪異がらみの争いごとに巻き込まれやすくて、魂の治療が出来ていない状態も相まって非常に死にやすい。……本当は、彼らには安定したこの世界で、魂の治療が完了した状態で、幸せに暮らしてもらいたかったんだけどね」

    ヨグ=ソトース「なるほどねぇ。ユウナが色々と気を使うって言っていたのは、これの事だったんだね」

    フリーダム「うん。怪異の大本になる力を調整する役割の怪異は、必然的に彼らと結びつきが強くなるし、彼らがどれだけ理不尽な目にあってきたのかもわかってるから、どうしてもね」

    ヨグ=ソトース「ぬらりひょんは選ばれなかったんだね」

    フリーダム「うん、彼女は三人以外の存在を憎み過ぎているから……」

    ヨグ=ソトース「なんかそんな気はしてたよ」

  • 157125/02/16(日) 19:47:22

    フリーダム「ただ、彼女が君たちを襲ったのはまた別の話なんだけど、それはまた後で話すね。それで話を戻すけど、怪異の大本になる……長いから、もうそういう力を調整する怪異のことを管理者って呼ぶことにするね。管理者たちを投入してから、この世界は徐々に安定していった。なんかね、怪異の大本になる力は、不安定状態だと人間たちの負の感情を増幅させる効果もあったみたいで……それを安定化させることで、結果的に人間と怪異との間に争いは減ってきたんだ。まあ、それが無くても争いはするんだけどね」

    ヨグ=ソトース「なるほど、ご主人様たちの環境が良くなってきたなって思ったのは、それもあるのか」

    フリーダム「うん。……僕らだって、彼らを怪異を引き寄せるための餌として、利用したいわけじゃないから。彼らが平和に暮らせる世の中にするために、全力を尽くすのは当り前さ。最終的には、彼らを役割から解放させて、普通の人間としての人生を歩んでもらう。それが僕らの最終的な目標だよ」

  • 158125/02/16(日) 20:22:08

    ヨグ=ソトース「じゃあ、人間と怪異間の融和を図る組織が出来たり、彼らの周りに人がいい人間が集まったりしている状態を見る限り、不和がその怪異を生み出している力によって引き起こされることが少なくなってるってことだから、そろそろ目標が達成される状況ではあるんだね」

    フリーダム「そうだね。まだ彼らの魂の治療が終わってないから、普通とは言いにくい生活をまだしばらくの間してもらうことになるだろうけど、役割からは概ね解放されつつあったんだ」

    ヨグ=ソトース「……"あった"?」

    フリーダム「……最近、また力が不安定になってきているんだ」

  • 159125/02/16(日) 20:23:48

    ヨグ=ソトース「それはまたなんで」

    フリーダム「最初に説明した通り、この世界は他の世界の知識を参考にするから、色んな世界と道を繋げているんだ。その道を作っているのが、前から知ってると思うけど僕らになる」

    ヨグ=ソトース「そういえばそうだったね」

    フリーダム「でも、あくまで僕たちは道を繋げてるだけだから、別に管理してくれる人が必要なんだ。だから、必要になったら力の強い怪異や人間に頼ることがあるんだよ」

    ヨグ=ソトース「ああ、なるほど。マユってそういう立場なんだ」

    フリーダム「うん……正直人柱でしかないから、やめたいとは思ってるんだけど、この世界が完成するまではどうしてもね……」

  • 160125/02/16(日) 20:27:39

    ヨグ=ソトース「管理者に頼めば……って、それが出来てるならそうしてるか」

    フリーダム「うん……だから"概ね解放されつつあった"って言ったんだ。まだ解放されるまでもうちょっと時間がかかるって意味で」

    ヨグ=ソトース「で、それがどうかしたの?もしかして、その道いからやってくる僕らみたいな存在が力を不安定にさせてるとか」

    フリーダム「その通りだよ。でも、何でもかんでもそうってわけじゃない。君のような存在や今残っている異常存在と呼ばれる怪異は、ほっとくと厄介だけど、正直力を乱すほどには達していない。今の所ね。問題になっているのは、幻想体の方さ」

    ヨグ=ソトース「何が原因なの?」

    フリーダム「詳しく言うと関係ない話までしないといけないから省略するけど、この世界の怪異と幻想体はその性質が悪い意味で近しいんだよ。だから、君達や異常存在よりも急速にこの世界に馴染んで、既存の怪異にまで影響を及ぼすようになっていった。ただ影響するだけならよかったんだけど、それが悪影響になって、力を乱しているのが問題なんだよね……。最近、異なる怪異同士の混ざり物が多くなってるんだけど、それは全てこちらの世界に流れ着いた幻想体の仕業なんだ」

    ヨグ=ソトース「……もしかして、シュブ=ニグラスがああなったのも」

    フリーダム「いや、彼女に関してはちょっと違う事情があるんだけど……でも、彼女も幻想体の影響を受けつつあるのは確かだよ」

  • 161125/02/16(日) 20:29:05

    ヨグ=ソトース「なら、その道を閉じて幻想体を全部処分しちゃえばいいじゃない」

    フリーダム「それが出来れば苦労はしないよ……言った通り、僕たちが開いている道には人柱が必要だ。それに関しては、一応管理者の一人が対応してくれてくれてる。ただ、それが本当に解決できるかは不明だし、何より今居る幻想体をどうにかする方法がない。君も体験したと思うけど、彼らは実質不死身の体を持ってるから……」

    ヨグ=ソトース「……ああ、そう言えばあの卵状態のセルバンテス、何一つとして傷つけられなかったね。でも、それなら元の世界にクーリングオフ出来ないの?」

    フリーダム「それも出来ないんだ……基本的に道は一方通行ってのもあるけど、力で世界と非常に強く結びついてるから、管理者でもどうすることが出来ないんだ……」

    ヨグ=ソトース「……つまり、今開いてる道を一旦閉じた上に、幻想体たちが力を乱す速度よりも早く力を安定させる作業をし続けなきゃいけなくなったと。で、それが無理だから、段々不安定になってると」

    フリーダム「そういうことだね……」

  • 162二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:31:29

    ユーレンはどの立ち位置になるのかな……

  • 163125/02/16(日) 20:41:37

    ヨグ=ソトース「……このまま放置すると?」

    フリーダム「君が最初に見た映像の時代まで、怪異と人間との関係が一気に逆行することになる。そして、そこからさらに大規模な怪異と人間同士の戦争にまで発展すると」

    ヨグ=ソトース「この世界は消滅ってことか」

    フリーダム「……うん」

    ヨグ=ソトース「なるほどなるほど、つまり君はあれだ。この世界の管理者を増やすために、僕を勧誘しに来たんだね。今までの映像も、この話も、そのための布石だ。まどろっこしいことするね。強制的でもいいじゃない」

    フリーダム「あくまで僕らは君たちの気持ちを優先したいからね。そもそも強制的でもいいなら、彼らを使って怪異を選別するなんてことはしないんだよ」

    ヨグ=ソトース「まあ、それはそうか。でもいいの?僕、そもそもこの世界がどうなろうと知ったこっちゃないんだけど。なにせ、そもそもご主人様のそばに居るのは、人間に使えるなんて貴重な経験を楽しむためだし。むしろ、この世界を管理する力なんて預けたら、何しでかすかわからないよ?なにせ、僕はあのニャルラトホテプと兄弟のような関係なんだから。僕も愉悦に浸る性質があるんだよ?」

    フリーダム「……それに関しては問題ないよ」

  • 164125/02/16(日) 20:58:10

    ヨグ=ソトース「……なんで。根拠は」

    フリーダム「だって、君は素直じゃないからね」

    ヨグ=ソトース「意味が分からないんだけど?」

    フリーダム「君は否定するかもしれないけど、思っている以上に人間が好きなんだよ、君は」

    ヨグ=ソトース「……でも、それはこの体の素体とシンの魅了のせいで」

    フリーダム「ううん、そうじゃないよ。きっかけはそうだったかもしれないけど、今はそうじゃない。でも、君は元々違う世界で神様をやっていたこともあって、世界の見方がかなりシビアでもある。甘やかさず、過保護にならず、怨むこともしない。人間の汚さをよく理解しているし、その善性も理解している。強い力が持つ影響力も、その管理の仕方も。僕らからしたら、ぜひとも欲しい人材……神材さ」

    ヨグ=ソトース「その言い方やめてくれないかな」

  • 165125/02/16(日) 21:11:29

    フリーダム「でもね、管理者はその性質上、この世界が滅びるまで永遠に世界に縛られる存在でもある。人柱となんら変わらない。だから、君にはいくつかの選択肢が取れるようにしている」

    ヨグ=ソトース「またそんな悠長な。いいの?世界の危機なのに」

    フリーダム「いいんだ。皆にもやってることだし、一応、管理者たちが抑えてるから、まだ時間はある。けど、ぬらりひょんがシュブ=ニグラスに近づいたら、その限りではないよ」

    ヨグ=ソトース「ぬらりひょんがシュブ=ニグラスに?どういうこと?」

    フリーダム「ぬらりひょんは確かに三人以外の存在を憎んでいる。過去には大きな事件を起こしたこともある。だけど、その事件以来、彼女は大人しかったんだ。おそらく、彼女なりに気持ちの整理をしていたんだと思う。最近はもう安心してもいいと太鼓判を押すぐらいには、落ち着いていたんだ。でも、ある日彼女が拾った鏡が見せた幻影のせいで、彼女は昔に……いや、昔よりも酷い状態になってしまった」

    ヨグ=ソトース「その鏡って、もしかして幻想体?」

    フリーダム「そう」

  • 166125/02/16(日) 21:44:15

    フリーダム「彼女は今混乱状態にあってね。三人を救い出すためだからと言いながら、行動が錯綜している。願いを叶えるサイトの件は、まさに彼女が錯綜した結果だよ。サイト自体は一応、彼女が使う前からあったんだけどね」

    ヨグ=ソトース「広めたのは彼女だからって事か」

    フリーダム「そうだね。彼女はこの世界に居る人間と怪異を滅ぼすために、色んなところにちょっかいをかけては不和を起こしている。でも、それは微々たる争いにしかならないことは、彼女は理解している。だから、大きな不和を起こすために、シュブ=ニグラスを起こそうとしているんだよ」

    ヨグ=ソトース「不和を起こすためにシュブ=ニグラスを起こす……?」

    フリーダム「力を乱すのは何も、幻想体の存在だけじゃなくても出来るんだ。人間が恐怖し、絶望する。これでも力は乱される。普段は起きても管理者側で簡単に安定させることが出来るんだけど、今は幻想体が乱す力を安定させるのに体いっぱいだから、小規模ならともかく、大規模な……それこそ全世界が混乱するレベルの負の感情が一度でも蔓延すると、もう手が付けられなくなってしまうんだ」

  • 167125/02/16(日) 21:45:03

    ヨグ=ソトース「……つまり、シュブ=ニグラスってそのぐらいの力を持ってるんだ」

    フリーダム「彼女は君たちの世界から初めて来た神でもあるし、本体の一部がそのまま流れ着いた存在だから、並大抵の存在じゃないよ。それに加えて、彼女は他の怪異とも混ざっている。そのせいで彼女の性質が歪んでしまって、今は元凶でもある一人の男の魂と引き換えに眠らせてはいるものの、その男の血筋に強力な呪いを振りまいている状態だ。彼女が目を覚ましてしまったら、その呪いを振りまく規模が大きくなるうえに、おそらく呪い自体もさらに強化される。加えて、彼女は今自分の奉仕種族を文字通り永久機関のように生み出し続けている状態だから、呪いで母数が増えると、地上が大変なことになるのは想像に難くない」

    ヨグ=ソトース「永久機関のように生み出し続けてる……やっぱり、シュブ=ニグラスを利用した男の目的は、シュブ=ニグラスに何度も生み直してもらうことで、完璧な人間を作り出すことだったんだね。どうしてそんなことをやったかは……まあ、どうせご主人様に入れ込んだ結果なんだろうけど」

    フリーダム「そうだね。特に彼は物の記憶を読み取る力を持っていたせいで、僕の欠片から色んな記憶を見ることが出来てたし、あの時のキラの父親だったからね……愛の為に狂気に堕ちるなんて、前世でもやらかしたことなのに……愛情が本物だったのは確かだから、時代が悪かったと言えばそうなんだけどね……」

  • 168二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 21:52:36

    ユーレン……

  • 169二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 21:53:55

    このレスは削除されています

  • 170125/02/16(日) 22:00:19

    ヨグ=ソトース「それもあるけど、単純に彼女の姿を見たからってのもあるだろうね。僕らは皆、本来の姿を人間にさらすだけで、狂気に堕とす性質がある。それは単純に、人間の理解の範疇に居ない存在だから、人間の脳ごときじゃ僕らの存在を処理しきれないだけなんだけどね」

    フリーダム「……確かにそういう存在だったね、君達」

    ヨグ=ソトース「だからまあ、その男は何も愛だけで狂気に堕ちたわけじゃないと思うよ」

    フリーダム「……なに?慰めてくれてるの?」

    ヨグ=ソトース「そうじゃないけど、ご自由に受け取って」

    フリーダム「素直じゃないなぁ」

  • 171125/02/16(日) 22:26:08

    フリーダム「とにかく、そこだけでも止めれば、まだ時間には猶予が出来る。だから、君が本当に僕らの仲間になるかどうかの吟味もゆっくりできるってわけだよ。それでもまだ、予断を許さないけど」

    ヨグソトース「というと?」

    フリーダム「さっきシュブ=ニグラスも影響を受けつつあるって言ってたでしょ?数年前、ある人間が持ち込んだ道具が幻想体でね。一応、それに関しては回収済みなんだけど、それの影響がじわじわと広がってるから、実はぬらりひょんが目覚めさせなくても、いつかは起きてしまうんだよ、彼女」

    ヨグ=ソトース「……そういえば、侵入者に叩き起こされたとか言ってたな。プラモデルの体の時」

    フリーダム「彼女が起きて困るのは、何も世界に不和が起きることだけじゃない。彼女の居る場所は僕が居る場所の近くでね。結果的に彼女が僕の道を無駄に広がらないように塞いでいてくれる状態なんだよ。だから、何の対策も無しに起きられると、君たちの世界から今までにないぐらいの神や生物が流れ込んでくる。君と敵対している存在も居るから、正直来られると困るんだよね……」

    ヨグ=ソトース「ああ、居たなそんなの……ん?でも、前にアスランがあったからくり人形のスーってやつ。アイツはむしろ彼女を解放しろとか言ってたって聞いたけど?」

  • 172125/02/16(日) 22:27:04

    フリーダム「最終的にはそうなるって話だよ。いつまでも寝かせておくわけにはいかないし、何よりあの状態の彼女は常に苦痛を与えられ続けている状態だから。解放してあげたい気持ちも強いんだ。ただ、呪いを振りまかないようにするから、かなり乱暴なことをしなきゃいけなくなるけど……」

    ヨグ=ソトース「なるほどねぇ。彼女の後釜はどうするの?」

    フリーダム「後釜は必要なくなるよ。君さえ管理者になってくれればの話だけど」

    ヨグ=ソトース「それどういう……あ、いや、そうか。僕の力は力の安定に使うより、そもそも君たちが開いている道の安定化に使うほうが良いのか」

    フリーダム「うん。それと、君は多分、今までの管理者よりも大きな力を手に入れることが出来る。それこそ、元の世界の君と同じぐらいに。正直、君のような力を持っていて、かつ人間を、世界を好きでいてくれる怪異なんてまったくいなかった。居ても過保護だったり、興味がなさ過ぎてふとした瞬間人間を滅ぼしても可笑しくない神ばかりだったから……君さえ管理者になってくれれば、君の力で幻想体が居る状態でも一気にこの世界は安定化する。それこそ、彼らの役割をその時点で解放できるぐらいには」

  • 173二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 22:31:19

    体がアーサーだからアーサーに世界の命運が託されたみたいになってきてる

  • 174125/02/16(日) 22:40:31

    フリーダム「でもそれは同時に、君の自由を奪うことでもある。だから、そのことを念頭に置いて、管理者になるかどうかを決めて欲しい。それと、君が管理者にならなくても、まだ探す方法はあるし、後釜もどうにか準備はできるから、とりあえずぬらりひょんとシュブ=ニグラスの接触をさせないよう動いてくれればそれでいいよ」

    ヨグ=ソトース「……ねえ、一つ聞いていい?」

    フリーダム「なに?」

    ヨグ=ソトース「正直な話さ、世界の管理なんて機械的な奴に任せとけばいいんだよ。人間を滅ぼしかねないからって、管理者から外すのはどうかと思うよ。僕なら最初からそういう神に役割を渡すよ。なんでそうしないの?」

    フリーダム「……ここは、僕らが彼らの願いを叶えるためにやっと探し当てた世界だから」

    ヨグ=ソトース「彼らの為?」

    フリーダム「彼らは愛する人たちのとの再会と、人間としての平穏な生活を望んでいた。本当なら、ただ別の世界に転生させてもらうだけでよかったんだけど、CE世界の人間は業を背負い過ぎたから、どこも転生先として受け入れてくれなかったんだ」

  • 175125/02/16(日) 22:52:17

    ヨグ=ソトース「だから、その前に人間を滅ぼさないように、身長に吟味していたってわけか。必死に探した上で、やっと見つけた世界だから」

    フリーダム「うん……せめて、彼らが前世の記憶も特別な力も持たない人間に転生して天寿を全うできるようになるまでは、何とかして世界を持たせたい。だから、時間がかかってでも、こんなことを繰り返してるんだよ。急いたせいで何もかもが台無しになるのも怖いから」

    ヨグ=ソトース「……そう。でもやっぱり効率悪すぎだし、いずれにしても綻びが出てくるね。情ってのは持ってるだけで厄介な代物だから」

    フリーダム「……それでも、彼らにはなるべく優しい世界に居て欲しいから」

    ヨグ=ソトース「……とりあえず、お言葉に甘えて返答は保留にさせてもらうよ。ぬらりひょんさえどうにかすれば、まだまだ時間はあるようだし、シュブ=ニグラスも何もしなければ目覚めるまでかなり時間かかるみたいだしね」

  • 176二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:02:36

    このレスは削除されています

  • 177125/02/16(日) 23:03:18

    フリーダム「うん、それで構わないよ」

    ヨグ=ソトース「それじゃあ、長話も終わったことだし、そろそろ僕の異界の主導権返してくれない?」

    フリーダム「え?……ああ、ごめんね。今返すよ」

    ヨグ=ソトース「……………うん、戻ったよ」

    フリーダム「よかった……」

    ヨグ=ソトース「それじゃあ、僕はご主人様の所に戻るよ。……ああそれと、今回の話は誰にも言わないから安心して。まあ、ぬらりひょんを止めるために多少誘導はするだろうけど」

    フリーダム「うん。有難う」

    ヨグ=ソトース「……あ、そうだ。最後に一つだけ。切羽詰まってる状況とは言え、なんでこのタイミングで勧誘してきたの?勧誘するならもっと前から出来たんじゃない?」

  • 178125/02/16(日) 23:13:08

    フリーダム「本来は君への勧誘はもっと後にするはずだったんだ。君が大丈夫かどうかも確認したかったし、何より君の力を最大限取り戻してほしかったから。そのために、この世界に留まってもらうよう、君が興味を引くような情報を小出しにするようユウナに頼んでいたんだし」

    ヨグ=ソトース「……なんか妙に僕が居る時だけ口が軽いなって思ってたけど、あれ僕をここに留まらせるための釣り餌だったのか」

    フリーダム「うん。じゃないといつ君らが居なくなるか分からないんだもの。例え道が一本道でも、この世界から出られる方法はあるにはあるから。それが幻想体を追い出すための方法として使えないだけで」

    ヨグ=ソトース「なるほどねぇ……」

    フリーダム「あとはほら……キラがちょっとかわいそうな目に合ってたから、君に会うついでに少しだけ助けてあげようかなって……」

    ヨグ=ソトース「……結局私情か」

    フリーダム「か、過度な干渉はしてないからセーフだよ!うん!」

  • 179125/02/16(日) 23:21:52

    ヨグ=ソトース「もう開き直って、彼らだけでも過保護に守ってやればいいものを」

    フリーダム「それやると今度は彼らがこちら側に近づき過ぎる可能性があるから……あくまで人間であるのが重要だし、心配だから過度に守ってて人間卒業させたら本末転倒だもん……」

    ヨグ=ソトース「……因みに具体的には何をどう助けたの?」

    フリーダム「八尺様の影響下に今後一切入らないようにしてあげたよ。ついでにあそこの屋敷に居た人間たちや怪異にもね。まあ、影響下に入らないだけで、また会ったら狙われはするけど」

    ヨグ=ソトース「それ、アスランとシンにするための言い訳だよね?」

    フリーダム「あ、あくまで平等性を意識した結果だから!」

    ヨグ=ソトース「はいはい……」

  • 180二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:25:17

    さすがフリーダムや
    キラそっくり

  • 181125/02/16(日) 23:34:04

    ヨグ=ソトース「ともかく君は、今後勧誘しに来ないほうが良いと思うよ。来たらこうやって干渉してしまうんだし。平等性をうたってるのに、これじゃあ台無しだからね」

    フリーダム「うぅ……一応これでやってきたのに……」

    ヨグ=ソトース「はぁ……今までそれでよくやれてきたね。本当、マジで、この世界も彼らも良くもってる」

    フリーダム「そこまで言う必要はないじゃん!!」

    ヨグ=ソトース「ま、君がどういう行動をしようが別に構わないけどね。興味ないし」

    フリーダム「……」

    ヨグ=ソトース「……とりあえず、話はもう終わりだから、僕は行くよ。君もさっさと僕の中から出て行ってくれると非常にうれしいよ」

    フリーダム「……うん、わかった。それじゃあね、ヨグ=ソトースいい返事を待ってるから」

    ヨグ=ソトース「………期待はしないでほしいけどね」

    フリーダム「わかってる」

  • 182125/02/16(日) 23:41:40

    ~時は戻って>>113の続きから~


    ヨグ=ソトース「……(管理者か。まったく、人間が好きだとかなんだって好き勝手言ってくれて。でも、管理者の力自体は興味あるんだよな。多分管理者になれば、この世界の細かい部分も知ることが出来るんだし、それに……)」


    ―ヨグ=ソトースは渋い顔をする


    ヨグ=ソトース「(……いや、それにってなんだよ、まったく。はぁ、変な話されたから、思考が変な方向に持っていかれる……あー、考えるのはやめだ!適当にぶらついて来よ)」


    ―謎のイラつきに苛まれながら、思考を停止するためにヨグ=ソトースは夜の外を無心で歩き回った

  • 183125/02/16(日) 23:42:59

    と言ったところで今日はここまでです。

    な、長かった……本当に、長かった……

    あ、次スレ立ててきます

  • 184125/02/16(日) 23:51:15
  • 185二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:54:55

    立て乙

  • 186二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:55:01

    スレ立てお疲れ様です
    どこまでが即興で、どこまでが元々考えてあった設定なのか気になってしまいます
    まとめて出していただけたのがありがたいですね
    これで分けられていたら続きが気になって夜も寝られなくなりそうです

  • 187二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:58:15

    今のところ、シュブ母さん本体>ヨグ様≧シュブ母さんなのかな…

  • 188二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:58:32

    >>187

    力の関係が抜けてた

  • 189二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:00:04

    さてさて埋めるか

  • 190二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:00:57

    うめ

  • 191125/02/17(月) 00:01:12

    >>187

    シュブ本体>>超えられない壁>>ニャル>>>>>ヨグ≧シュブですね

    多分、おそらく

  • 192二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:02:28

    >>191

    この世界の本体と意味です……

    フリーダムの傍にいるという方の

  • 193125/02/17(月) 00:05:21

    >>192

    一応、ここ>>191でのシュブ本体はフリーダムのそばに居る奴ですね

    一部分でもこれって意味で、超えられない壁ってしてます

  • 194二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:07:36

    超えられない壁を越えられる管理者とは?????

  • 195二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:09:01

    それにしてもヨグ様は気づいているだろうか
    管理者になればストーカーを退治できるかもしれないことに

  • 196二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:16:09

    うめ

  • 197二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:24:12

    うめ

  • 198二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:24:30

    うめうめ

  • 199二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:24:45

    埋め

  • 200125/02/17(月) 00:24:50

    >>194

    管理者は戦闘能力というより、特定のことに秀でた力を持っているので、局所的にですが怪異相手なら普通に力を越せるのです……

    伊達に真の神様ではないということですね。それでもマジもののシュブ=ニグラスとかヨグ=ソトースとか、幻想体の白夜とか、世界崩壊シナリオを引き起こすレベルの異常存在とか来られるとちょっと無理……ってなりますが


    こっちの世界に来るときに必ず弱体化するシステムで本当に良かったね、という感じです

オススメ

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