【閲注TRPG】餞-はなむけ-2【CoC×植物トリオ+順平】

  • 1125/02/15(土) 01:04:56

    このスレは虎杖と伏黒と釘崎と順平をPC+NPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ

    原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ
    今回は新規キャラシ、高校三年生の四人。順平は二年時に留年して、その結果三人と学年が同じになっている設定だよ

    今回はさくらさま作成シナリオの『餞-はなむけ-』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    PC虎杖釘崎順平+NPC伏黒に🎲で決まったよ

    PCのロスト率は低~中、発狂率はそこそこ

    前回のあらすじ
    卒業式前日、青春の思い出
    突如奪われる日常
    失われたものを再び取り戻す――――本当に?

  • 2125/02/15(土) 01:05:07
  • 3125/02/15(土) 01:05:18
  • 4125/02/15(土) 01:05:36
  • 5125/02/15(土) 01:05:49
  • 6二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:12:20

    たて乙ですあらすじが不穏

  • 7二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:17:40

    たておつ
    相変わらず本当に取り戻せるの?ってところから疑ってしまうじょうたいになってる…

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:18:58

    シナリオタイトルも不穏と言えば不穏
    爽やかでもあるが…

  • 9125/02/15(土) 01:22:42

    どうやら伏黒はぼーっとしていただけのようだが、本当にそうなのだろうか。

    相手は伏黒である。虎杖ではないのだ。


    「伏黒くん、大丈夫?」


    順平が様子を伺えば、伏黒は「大丈夫だ」と端的に返す。


    「何か気付いたなら言いなさいよ」

    「そういうのじゃない」

    「じゃあなんなのよ」

    「……予想外のことが起きて驚いていただけだ」


    本当のことのようにも聞こえるし、そうでもないようにも聞こえる。

    どちらにせよ、もしこんな状況で隠し事があるとすれば、大抵はよからぬことだ。

    そして三人には今の伏黒に意識的であれ無意識であれ、隠したいことがあったのも確か。

    何か思い出してしまったのでは、あの凄惨な記憶を思い出してしまえば、伏黒はどうなってしまうのか。

    ――――親しい友人が傷つくところなんて見たくないに決まっている。


    <心理学>

    順平(40) dice1d100=25 (25)


    <アイデア1/2>

    虎杖(37) dice1d100=98 (98)

    釘崎(37) dice1d100=42 (42)

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:24:00

    心理学は成功だけど虎杖がファンブルだ!
    虎杖のダイスの調子がどんどん悪くなってる!

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:24:40

    順平がやってくれました!
    爆速FF(ファンブル・フラグ)回収笑っちゃったな

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:26:11

    早速フラグ回収してる
    これはもう全く気がつかない虎杖君かな

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:28:23

    心理学だけでも成功してよかったが虎杖はどの世界でもゴリっ子なのだろうか…

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:30:51

    ダイスが1Cのバランスを取ろうとしてるんでしょ
    取ろうとするなよ

  • 15125/02/15(土) 01:33:03

    ≪虎杖の心理学ファンブル効果≫

    1.目の前の伏黒が死ぬきっかけとなった自分を憎しみでこの場に閉じ込めたのではないかと思う

    2.伏黒が本物ではないんじゃないかと疑う

    3.このシナリオ内で虎杖→伏黒の心理学系🎲に常時-10(伏黒への信頼が裏目に出る形、失敗で全部ポジティブな方に考えてしまう)

    dice1d3=3 (3)

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:34:32

    他よりは信頼故のポジティブで良かった…のかな?!
    虎杖の脳天気ゴリっ子が加速してる気がしてきたな…

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:36:29

    選択肢どれも辛くてヒィンってなっちゃった
    そうか技能常にマイナスか…順平画ちょっとネガティブになって思考のバランスを取っていこうか…(?)

  • 18二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:38:00

    選択肢がどれも辛い
    その中では一番いい奴‥なのかな?

  • 19125/02/15(土) 01:38:35

    順平はそう言った伏黒をまじまじと見つめるも、伏黒が何か隠しているようには見えなかった。
    例えば、そう。自らが死んだ記憶を思い出したとか、そう言った血の気の引き方だとかをしている気配はなく、ただただ本当にぼーっとしていたように見える。
    本人もそれに気付いた上で悔いているのか、少し落ち着かなさそうだ。
    このタイミングでそうなってしまっていることが不服だったのだろう。

    そして釘崎は疑わし気な目で伏黒を見ていたが、よく分からないという結論に至ったのか諦めたように溜息を吐く。

    「何か気付いたら言うこと、良いわね!!」

    そう釘崎が勢いづけてそう言えば、伏黒は若干首を仰け反らせつつも、「あ、あぁ……」と応えることだろう。

    しかし虎杖はと言えば、伏黒のことを見れば見る程にいつもの伏黒だと、安堵のようなものが胸を満たす。
    確かに伏黒が死んだ時の光景を虎杖は覚えている。
    今のこの状況が現実と呼ぶにはだいぶ問題があることを理解はしているのだが、それでも伏黒が生きていると。
    あの瞬間、誰よりも早くに伏黒の死に気付いた虎杖だからこそ、異常の中で救いのようなものを見出してしまったらしい。

    「虎杖?」

    伏黒が怪訝な顔をして、虎杖を呼ぶ。それもいつもと同じ声音で、虎杖は泣いてしまいたいような心地にもなった。

    「んにゃ、なんでもない」

    なんでもない。そうなんでもないのだ。
    今こうして目の前に、いつもと変わらない伏黒が居る。ただそれだけで十分なのだから。
    (このシナリオ内で虎杖→伏黒の心理学関連の🎲に-10の補正、心理学関連に失敗した場合もポジティブな方に思い込もうとする)

  • 20125/02/15(土) 01:39:48

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①周囲の確認をする
    ②クラスメイトに話しかける
    ③伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ④自分たちの状況の確認
    ⑤〇〇〇に行く(探索箇所の指定)
    探索場所【校舎/体育館/部室棟】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①~⑤、もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 21二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:41:10

    教室で情報収集しながら鍵探し

  • 22二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:42:15

    うーん…順平の情報的にこの伏黒に後ろ暗い所はなさそうかな?良かった
    だからこそリセットループ時に何かマイナスあるのかもと不安になってくるがこれなら虎杖が余程がないと好意的に見ようとするのはまだマシなような気がしてくる
    安価は②で体育館の鍵の情報がないか試しに聞いたりもする

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:45:15

    とりあえず村人A的なセリフでも次に行く場所のヒントがあったりするから②潰しとくのもいいかな
    あわよくば鍵のことや木のこと聞きたいけど何か情報持ってるかな

  • 24125/02/15(土) 01:47:23

    ≪三人の行動≫

    1.教室で情報収集しながら鍵探し

    2.クラスメイトに鍵の在処を聞いてみる

    3.クラスメイトに鍵の在処と木について聞いてみる

    dice1d3=1 (1)

  • 25二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:49:20

    どっちにしろ2は潰れて鍵探せそうだしいいのかな
    多分五条はこの辺り回答持ってないNPCだから他のNPCか誰かに聞くしかないんだよな

  • 26二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:54:19

    盲点だったけど自分達が既に鍵持ってるみたいなこともあんのかな
    鞄はないけどポケットの中とか
    というか鞄もどこいったんだ

  • 27二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 01:57:47

    >>26

    読み返したら一回目の時はスマホもポケットに入ってないって探ってたから確率は低そうか…

  • 28125/02/15(土) 01:58:15

    「……そう言えばさっき、ゴジョセンが体育館の鍵がないって言ってたわよね?」
    「あんまりよくないって思うんだけど、こういうのってほら……どうしてもRPGとかを思い出さない?」
    「魔王城に行くまでに色々と頼まれ事解決してスゲー武器とか防具とか手に入れる感じになるヤツだろ?」
    「そうそう。だから五条先生があぁやってわざわざ体育館の鍵について言及したことに意味があるなら、探した方が良いのかなとも思うんだよね」
    「ならここから出る方法?を探しつつ、ついでに体育館の鍵も探すってわけね」
    「んで一応、会話は成り立たない可能性が高くても人を見かけたら声かけた方が良いって感じ?」
    「まあ、そうなるわね」
    「んじゃテキパキと行ってみ――――」
    「待て、一つ良いか」

    しかしここで伏黒が口を挟む。なんだなんだと全員が伏黒の方を向けば、少し顔を顰めた伏黒が目に入る。

    「さっきの、ループかリセットか、起こっただろ。あれが起きる条件が分からない以上、手分けして探すのは危険だ。だから慣れた校内であっても行動は共にするべきだ、……と思う」

    確かに、ここがどこか分からない場所ならともかく、見知った校内となればいずれ手分けをして探すという流れになっただろう。
    そこまで広い範囲を歩き回ったわけではないが、襲い掛かって来る何かが居るわけでもなし。

    「……そうね、一応気を付けておきましょ。万が一バラバラになって、更にこれ以上バラバラになったら困るもの」
    「うっし!じゃあ気を取り直して、とりあえず教室の中に鍵がないか探してみるか!」

    誰も口にはしなかった。
    だが全員が心の中で離れがたいとも思っていた。
    三人と、そして伏黒と。
    ――――今、三人に与えられているこの時間の意味は何だろうか。
    足掻けば失ったはずのものを取り戻せるのか。
    それとも――――――。

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:00:56

    特定状態で問い掛けると反応が変わるとかもゲーム的にはあるから今どの状態かは分からんがまずは聞くしかなさそうだな
    そしてこれ離れちゃ駄目なタイプ…なのかな
    足掻いたら伏黒もなんか因果干渉で戻ってこないかな

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:01:30

    二手に分かれてとか単独での行動しない方針なのは見てる側としても少し心が楽だ

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:03:32

    単独の方が効率的なんだが
    得体のしれない場所ってことを考えると
    纏まってっ行動した方がいいな

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:07:57

    鍵って基本職員室でまとめて管理されてるけど一回目の時五条がないって言ってたからそこにはないんだろうな
    バドミントンとかバスケとか体育館使う部活の部長が扱うこともあるしゆくゆくは部活棟とかも怪しいのかな

  • 33125/02/15(土) 02:10:12

    教室の中を改めて見回せば、黒板には日付が書いてある。

    そこには2月28日と書いており、伏黒はその日付に特に言及することはない。

    三人はそれを見ればおかしいとも思うが、それを指摘すればどうしても伏黒との時間のズレについて話さなくてはいけなくなる。

    そしてその理由まで問われてしまえば、いずれバレてしまうだろう。

    三人の持つ、伏黒の”死”という記憶が。


    「窓の外も、やっぱ学校の外は暗闇だし。特に変わりないよな」


    虎杖の言葉通り、学校の外を囲む闇には変化が見られない。


    「校庭の木はここの窓からは見えないし、あとで廊下出てもう一度確認してみようか」

    「階段を下りてまた教室に逆戻りしたら、下に降りることがアウトってことになるし、それも確かめておきたいわね」

    「……こうなってくると、脱出ゲームみたいだな」

    「そう言われると一気に緊張感なくならね?」

    「無意味に怖がっていても仕方ないし、別に良いんじゃない?」

    「脱出ゲームかぁ。そう言えば受験前に皆で行ったよね」

    「見事に瞬殺だったわよね、殆どの問題解いたのコイツだし」

    「勝手に解いたみたいな言い方はやめろ。オマエらが解けないって言うから俺が代わりに解いただけだろ」

    「べっつにぃ?いじけてるわけじゃないわよ」

    「それどう考えてもいじけて――――」

    「この窓から飛び降りて外を確認してくるって言ったわよね?今」

    「言ってないデス……」


    <目星>

    虎杖(75) dice1d100=56 (56)

    釘崎(75) dice1d100=97 (97)

    順平(75) dice1d100=21 (21)

  • 34二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:11:51

    なんか…釘崎と虎杖が交互にファンブルしてない?
    後で木についても調べたいな

  • 35二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:13:06

    釘崎もファンブルお出しになられましたね
    脱出ゲームとか行ったんだ…仲良くてカワヨ

  • 36二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:18:18

    4人が仲良くていいんだけど
    現状思い出すと切ないなぁ
    順番にファンブルしなくていいんだよ

  • 37125/02/15(土) 02:18:28

    ふと、教室内を見回していた虎杖と順平は違和感を覚えた。

    その正体を確かめるべく、更に目を凝らせば唐突に気付く。

    どこか暗く感じる教室。その理由はすぐに分かった。

    校舎が老朽化している。壁は黄ばみ、床は罅割れ、窓は不気味に曇っていた。


    「え……?」


    順平が零した声に気付いたらしい釘崎が「何か見つけた?」と口にしようとしたその時、床の罅に爪先を引っ掛けたらしく、釘崎の体が大きく傾ぐ。


    「――――ッ!?」


    目の前には机、このままだと机に突っ込むこととなるだろう。

    咄嗟に手を着くには、勢いが付き過ぎていた。


    あわや大惨事と言う姿が目に入れば、三人は咄嗟に釘崎の腕を掴もうとする。


    <DEX対抗>

    虎杖(18-12,80) dice1d100=63 (63)

    順平(13-12,55) dice1d100=55 (55)


    伏黒(??) dice1d100=39 (39)

  • 38二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:20:19

    老朽化してる…ってことはこれループ有限な奴?
    一気に怖くなってきた
    そして釘崎のピンチに全員成功してそう
    順平頑張った!

  • 39二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:21:47

    男性陣が皆成功してるの好き

  • 40125/02/15(土) 02:25:53

    虎杖と順平、そして伏黒はほぼ同時に釘崎の腕を掴み、あわや転倒という危機を乗り越える。

    眼前に迫っていた机の角を前にドッドッと早打つ心臓を感じながら、釘崎は大きく息を吐いた。


    「何やってんだよ」

    「足元に罅が……ってなにこれ、酷いことになってるじゃない」

    「そうそう、壁とかも黄ばんでてさ。よく見ると窓も曇ってるし、ほら」


    幸か不幸か、それによって釘崎も後者の老朽化に気付いたらしい。

    自分を転ばせた罅を憎々し気に見ている。


    「さっきまでこんなのなかったよな?」

    「なってなかったんじゃないかな。流石に誰も気づかないってことは無さそうだし、ねぇ、伏黒くん?」


    そうして順平は伏黒に話題を振ったのだが、伏黒は変わらずに怪訝な顔をしている。


    「何よ、そんなに怒らなくても良いじゃない」

    「怒ってるわけじゃない」

    「じゃあ何よ」


    釘崎がそう問えば伏黒は視線と教室全体へと向けてから、釘崎の足元へと視線を落とす。


    「罅?そんなものどこにあるんだよ」


    その言葉に場はしんと静まり返った。


    <SANチェック>1/1d2

    虎杖(74) dice1d100=40 (40)

    釘崎(73) dice1d100=80 (80)

    順平(46) dice1d100=6 (6)

  • 41二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:27:42

    えっ…伏黒には見えてないのか
    ここでも3人との断絶が起きてるのか…
    本当に取り戻せる可能性はあるんだろうか…

  • 42二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:29:10

    さっき危ない目にあった釘崎がまだ動揺してるな
    これはどういうことなんだろうな
    3人が見えてるものと伏黒が見ているものが違うのか

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:29:28

    最終下校時刻に関して言及あったのちょっと気になるけどそこがリミットとすると1時間半くらいしかないんだよな…
    とか思ってたら伏黒にはこの変化見えてないの?なんか虎杖達と同じなようで同じじゃないな

  • 44125/02/15(土) 02:31:27

    ≪SAN減少≫

    釘崎 dice1d2=2 (2)


    「……は?」


    釘崎の呆然としたような声がその場に響く。


    「どこって、あちらこちらにあるじゃない、ほら」


    そうして釘崎がさっき自分が転んだ場所を指差しても、伏黒はそこに視線は向けるものの変わらずに表情は晴れないままだ。


    「……俺には罅なんて見えない」


    淡々とそう答えるも、声には動揺が滲んでいる。


    「俺以外には、見えるんだな?」


    そう問われれば、イエスとしか答えようがない。三人の目には先程よりも老朽化した校舎が目に入っている。

    実際、それで釘崎は転ぶという失態を犯したわけだ。


    「あーもー!ほら、ここよここ!」

    「ッ、おい!」


    釘崎が伏黒の腕を引っ張り、罅に触れさせ、自分も触れる。そこにはデコボコとした感触があるものの、それでも伏黒の表情が変わることはない。


    「……ここまでやって分からないなんてことないわよね?」


    どうか違うと言ってくれと、そう願ったがその願いは叶わない。

    伏黒は黙って首を横に振る。どうやら伏黒には校舎の老朽化が認識出来ないのだと、そう三人は悟るだろう。

  • 45二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:34:02

    手触りも他の三人と違うのか
    完全に立ち位置が違うな
    流石に伏黒もおかしいと思い始めてるよな

  • 46二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:34:07

    触っても駄目ってことはなんかもういる世界自体が違うのかな
    じゃあこの伏黒は一体何なのかも何故お互い話して行動できるのか…何も分からないな

  • 47二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:35:17

    知覚してる情報に齟齬があるの普通に大変で怖い
    虎杖達が見てる人とか木とかが伏黒には別のものに見えてたりする可能性もある

  • 48二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:38:18

    これ見えないお互いの世界でしかわからないこととかあるのかな…

  • 49125/02/15(土) 02:41:40

    見えているものが違う。認識しているものが違う。それは恐ろしいことだ。
    伏黒自身も自分が認識出来ないものを三人が認識していることを訝しんでいるようで、三人が嘘を吐いていると思っているわけではなさそうだが、三人の様子を窺っていた。

    「――――とりあえず、見えるものに差があるなら積極的にそれを共有すべきだと思う。全員が同じものを見ているわけじゃないってことが分かったのはむしろ幸運だよ。それが何かの手掛かりになるってこともある」

    順平はそう言って、「だけどとりあえずこの話はここでおしまい。このことについて何度も話しても仕方がないからね」と敢えて話を終わらせた。
    どちらが正しい認識なのか、多数決で言えば三人が見えているものとなるが、そうではない可能性だってある。
    ならば何が違うのか、それがどんな意味を持つのか、そちらを優先しなければならない。

    「……一度だけ聞く、教室の床に罅が入ったり、老朽化しているように見えるなんて普通じゃない。――――大丈夫なのか」

    そこには伏黒の、ただただまっすぐな心配が見て取れた。
    自分が違うものを見ている不安だってあるだろうに、常とは違う光景を目にしている三人を気遣うもの。

    「大丈夫よ。――――大丈夫」

    伏黒に答え、そして尚且つ自分に言い聞かせるように釘崎は言った。

    「順平が言った通り、同じことばっかり気にしていてもしょうがないわ。とりあえず、他も探してみましょう。くれぐれも全員、足元に気を付けることね」

    そして釘崎は踵を返す。先程の罅の上には少し机を動かして、罅を覆い隠す。
    これが本物かどうかは分からない。だが釘崎には確かにそこにあると感じられるもの。
    だからこそ伏黒が見えないというのならば、転ばないように隠しておこうという、そんな優しさ。

    伏黒も釘崎行動の意味が分かったのだろう。先程釘崎が指差し、自分が触れた場所を改めて見て――――だが最後には首を横に振る。
    彼にはいつもと同じ校舎にしか見えない。変わらない、あの日の日常。それが闇の中にぽつりと取り残されているようにしか見えなかった。

  • 50二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:43:45

    お互いを思い遣る気持ちはこんなに同じだしお互いに伝わってるのに見えてる世界だけが絶望的に違う…
    悲しいな

  • 51二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:43:55

    取り残されてるのは伏黒か
    これは思った以上に辛い

  • 52125/02/15(土) 02:48:18

    とりあえず校舎の老朽化は置いておくことにした三人。

    となれば次に目立つのは教室内で変わらな過ぎる談笑を続けるクラスメイトだ。


    「もう卒業かあ、寂しいね」

    「ずっと高校生でいられたらいいのになー」


    しかし近付いてみれば、三人は異変に気付いた。

    変わらない会話。しかし変わったものがある。

    それは会話を口にする――――人間だ。

    土気色の肌、落ち窪んだ瞳、こけた頬。まるでなりかけのミイラだ。

    およそ人間とは思えない風貌になったクラスメイトが、自分たちと同じ制服を着てそこに居る。

    その悍ましさは筆舌に尽くしがたい。


    「な、なによこれ」


    一定以上は近付きたくはないと、三人は足が自然と止まってしまう。


    「もう卒業かあ、寂しいね」

    「ずっと高校生でいられたらいいのになー」


    だからこそ、会話は延々と続いていく。

    同じことを何度も何度も繰り返しながら、時を進めずに。


    「もう卒業かあ、寂しいね」

    「ずっと高校生でいられたらいいのになー」


    <SANチェック>0/1d2

    虎杖(73) dice1d100=6 (6)

    釘崎(71) dice1d100=48 (48)

    順平(45) dice1d100=4 (4)

  • 53二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:51:09

    怖い怖いこれホラーゲームとかである奴だ
    段々不気味な雰囲気になっていく奴
    ここに長居するのまずくないか?

  • 54二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:51:10

    怖っ!しかし伏黒にはこれは見えないから伏黒は参加しないのも怖い
    そして無駄クリを2人も出してますね他で出して欲しいぞ
    これじゃ話聞いても無駄そうだな

  • 55125/02/15(土) 02:53:37

    かろうじてそれらを前にして受ける衝撃はどうにか受け止めて見せた。

    おそらくここに居るクラスメイトは本物ではないはずだと、そう判断したことも理由としては大きかったかもしれない。

    同じ言動を繰り返していることに加え、ここまであからさまになれば思う所もある。


    だがこうして変わり果てた姿のクラスメイトがもたらすのは、それだけではない。


    <アイデア>

    虎杖(75) dice1d100=55 (55)

    釘崎(75) dice1d100=91 (91)

    順平(70) dice1d100=36 (36)

  • 56二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:55:09

    こういうループする度に悪化していって一定以上はバッドエンドのホラゲ見た事あるから怖い
    そしてこのダイス気付いたら良くないやつかもしれなくて怖いな

  • 57二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:56:05

    釘崎がさっきから現実逃避してるな
    まぁ嫌な考えはしたくないよ

  • 58125/02/15(土) 02:57:03

    悍ましい姿と成り果てたクラスメイト。

    彼女たちが本物であるかそうではないかは分からなくとも、一つの予感が虎杖と順平の胸に過ぎる。


    このままここに居続けたのならば、自分たちもいずれこうなってしまうのでは?と、そんな予感。

    それはまるで毒のように二人を蝕むだろう。


    <SANチェック>1d2/1d4

    虎杖(73) dice1d100=66 (66)

    順平(45) dice1d100=97 (97)

  • 59二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 02:59:26

    やっぱり話の持っていき方的に気付いてはいけないやつだった!!
    そして順平はファンブルノーカンで良かったな!
    順平は他と比べてSANまで不安だよ…

  • 60125/02/15(土) 03:00:34

    ≪SAN減少≫

    虎杖 dice1d2=1 (1)

    順平 dice1d4=2 (2)


    二人が自分の想像によって動揺している最中、伏黒は躊躇なく三人よりも前に出る。


    「体育館の鍵を知らないか」


    しかしそう尋ねても、二人の反応は変わらない。


    「もう卒業かあ、寂しいね」

    「ずっと高校生でいられたらいいのになー」

    「……駄目だな」


    そう言いながら振り向いた伏黒は釘崎と、そして虎杖、順平の三人の顔を改めて見つめる。


    <アイデア1/2>

    伏黒(??) dice1d100=70 (70)

  • 61二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 03:02:23

    伏黒からしてもこのNPC達はやっぱりNPCなのか
    尋ねても駄目なら鍵探さないと駄目か?
    伏黒はこっちのヤバい景色については気付いてなさそうでむしろ良かった

  • 62二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 03:05:11

    態度だけは一貫して
    壊れたNPCみたいに同じことしか言わない
    でも見た目はどんどん悪化していく
    うーん怖い自分たちの見てるものが正しいのか
    伏黒が見てるものが正しいのかわかんないとこが一層怖い

  • 63125/02/15(土) 03:06:31

    「……気にしても仕方ないだろ」

    伏黒はそう言ってから、会話を続ける二人を無視して机の中などに鍵が入っていないかを探し出す。
    おそらくは三人が先程のショックと、そして同じことを繰り返すクラスメイトを見て動揺している、とでも思ったのだろう。

    しかしそれを受け、三人も気付く。
    伏黒にはこのミイラ化したクラスメイトが認識出来ていないのだろうと、そのことを。

    それに安堵するべきなのか、そうではないのか、今の三人には判断がつかない。
    ならばこそ、必要以上に伝えることはないだろう。
    虎杖と順平は己が思い浮かべた予感は口にせず、急いだほうが良いということだけを意識して、教室内の探索に加わった。

    「そうね……そうするわ」
    「とりあえずロッカーも確認して……って、うわ、空だ」
    「机の中も空になってるね、これだと何かがあったら分かりやすいけど」

    ――――しかし結果として、彼らの教室、3-Aで新たな何かが見つかるということはなかった。

  • 64二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 03:08:51

    見つからないか
    ありそうなところを直で指定する必要があるのかな

  • 65二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 03:09:32

    教室は空振りか

  • 66125/02/15(土) 03:11:28

    教室探索を終えた所で今日は終わり
    また明日の再開時に行動指定安価からにするよ

    今回は行動指定安価するのもあって、シナリオを既に知っている人以外なら相談してくれて構わないし、むしろ予想とかそう言うの見るの好きだから嬉しいよ

  • 67二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 03:14:36

    スレ主お疲れ様です
    シナリオ知らないからなんとか…なんとかすれば全員生存エンドもあるのではないか?となりつつその度に本当に戻る?断絶的に無理じゃない?とゆらゆらしてます
    鍵を見つけるか木を確認するかぐらいなのかな今のところはっきりやれそうなのは

  • 68二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 03:17:23

    乙です取りあえず鍵探さないとだよな
    ヒントどこかにないかな
    しかし人に聞いても同じことしか言わんし
    でもノーヒントなわけないから職員室探してみるのもありなのかな

  • 69二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 08:25:57

    体育館の鍵が無いのいっそ誰かが既に持ってって体育館開けてるからって可能性も考えられなくはないよな

  • 70二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 11:05:04

    これ伏黒だけ時間が経過してない感じなのかな
    ずっと卒業式前日のままで止まってるとか

  • 71125/02/15(土) 13:15:16

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ②〇〇〇に行く(探索箇所の指定)
    探索場所【校舎/体育館/部室棟/校庭】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①、②もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 72二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 13:17:50

    体育館のカギ見当もつかんので
    職員室探索してみる

  • 73二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 13:27:59

    伏黒に鍵のあり方こころ当たり無いか聞いてみる

  • 74二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 13:28:20

    体育館の鍵が欲しいけど情報がないんだよな…
    木がよく確認できるところをアイデアとかで出すとか出来ますかね?
    確認出来そうならそこに行きたくて駄目なら職員室とか体育館の鍵のあった場所に行きたいです

  • 75125/02/15(土) 13:32:15

    ≪三人の行動≫

    1.職員室の探索(体育館の鍵探し)

    2.伏黒へ鍵の在処に心当たりがないかを尋ねる

    3.木がよく確認出来る所(→校庭)に行く

    dice1d3=1 (1)

  • 76二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 13:33:21

    あわわ木がよく確認出来るところって校庭になるんだ校舎のどこかにあると勘違いしてた

  • 77125/02/15(土) 13:37:17

    校庭のど真ん中に木が生えているので、校舎から見る限りはそこまで距離が変わらないよ
    チェックしたいなら校庭に出て木の所まで行こうとする……という流れになるかな

  • 78二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 13:43:40

    真ん中だったんだ…場所によっては近付くみたいな位置関係で想像してしまっていた
    前校庭出ようとしたらループしてたからなんか当たらなくて良かった気がするんだよな

  • 79125/02/15(土) 13:49:14

    「教室にないなら別の場所を探すしかないわね」

    机の中、ロッカー、そして掃除用具入れ。
    見逃しは無いだろう、と言うほどに四人で鍵、もしくは何か手掛かりになるようなものがないかを探したが、何一つそういったものはなかった。
    となればこのまま教室に残り続けるわけにはいかない。

    「五条先生は体育館の鍵がないって言ってたけどさ、そういや職員室の鍵置き場は確認してなかったよな」
    「そこには無い可能性が高いとはいえ、確認しておくべきだろうな」
    「他にも無い鍵があるかもしれないしね」

    そして二度目の職員室へと向かうことになる。
    鍵置き場は入口すぐの右手側に纏められてある。部活の関係での鍵の開け閉めにも馴染みにはあり、特に女子バスケ部である釘崎は何度も体育館の鍵の開け閉めで利用していたことだろう。

    「失礼します」

    入る度に思わずそう言ってしまうのは今までの習慣が故である。
    中に居るのはゲームのNPC染みた応答しかしない教師たちとは言え、だ。

    「体育館の鍵は一番右……、ってやっぱりないわね」
    「他はある、ある、あるあるあるある」
    「わざわざ声出さなくても全部あるだろ」

    伏黒の言う通り、体育館の鍵以外は全てそこにかけられたままだった。

    「じゃあ職員室の中を少し探してみる?」

    と順平がそう言ったその時だった。

  • 80二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 13:52:00

    やっぱり鍵他はあるんだな

  • 81二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 13:54:39

    なんか不穏なかんじ
    そういや職員室はまだ変化なしだったよね

  • 82125/02/15(土) 14:04:21

    「明日が卒業式なんて、あっという間ね。毎年毎年飽きずにやってるってのに、毎年泣きたくて泣いてるわけじゃないってのに」

    鍵の前でたむろしていた三人にそう声を掛けたのは歌姫だった。
    彼らの担任ではないが、馴染み深い先生ではある。古典の教師であり、この場に居る三人も世話になっていた。

    「歌姫せんせ――――」
    「あぁ、もう。卒業式なんて嫌になるわ」

    一瞬、期待してしまう。
    鍵の前で長滞在していると教師に声を掛けられるというのはあるあるだ。
    だからこそ顔を上げれば、そこに立っていたのは――――土気色の肌に落ち窪んだ瞳、こけた頬。
    つまりはなりかけのミイラと化した、歌姫だった。

    「明日が卒業式なんて、あっという間ね。毎年毎年飽きずにやってるってのに、毎年泣きたくて泣いてるわけじゃないってのに」

    そうして同じことを繰り返す。じわりと滲む汗はこの異常性がさせるもの。

    「……とりあえず離れるぞ」

    伏黒はただ同じことを何度も言われる状況に辟易しただけなのだろう。
    だが三人は自分たちの見知った顔が変貌するさまを見せつけられている。
    口の中が乾き、目の前のものを否定したくなる。だが何度瞬きしても目に映るものは変わらない。

    「……そうね」

    釘崎は歌姫から視線を逸らす。そしてその場から離れれば、歌姫が追って来ることはない。
    元々彼女が立っていたであろう場所に戻り、また別の教師と先程の文言と同じことを繰り返し始める。

  • 83二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:07:32

    や…やだなあ…!!やっぱり皆例外なくNPCはそうなってるんだな
    でも歌姫みたいにたまに別の反応する奴はいるんだな

  • 84125/02/15(土) 14:11:38

    まだ職員室の中には居るものの、入り口の端の方に避難をした四人。


    「どうやら会話自体は同じことを繰り返しているようだが、向こうから接触してくることもあるらしいな」


    伏黒はそう言いながら、歌姫の方をじっと見つめている。

    自分たちが話しかければ反応を示すだけではなく、どうやら行動に関しては何かしらの行動に対応する行動を勝手に取ることもあるのだろう。

    となれば職員室にある教員たちの机を漁るだとか、堂々と探しものをしようとすれば教師に制止のようなものを受ける可能性もある。


    「それが先生たちだけなのか、そうじゃないかも分からないよね。生徒として逸脱した行動を取れば何が起こるか分からないってことなのかな」

    「流石に話が通じない相手とはいえ、見知った相手を殴るには少し抵抗があるわね」

    「殴るつもりだったん?」

    「必要に応じて、よ」

    「この場合、行動が元の……なんだ、人格に拠るもので、身体能力がそのままだったりなんかしたら」


    そう言った伏黒は視線を歌姫から五条へと戻す。

    机で読んでいるのはやはり卒業アルバムだろうか。


    「……下手な行動するのはやめておきましょう」

    「うん、そうしよっか。じゃないと……」


    シーンと静まり返り、頭に浮かんだ予想を全員が打ち払う。

    この状況で更に五条に大暴れでもされたら始末に負えないに決まっていた。


    <目星>

    虎杖(75) dice1d100=28 (28)

    釘崎(75) dice1d100=21 (21)

    順平(75) dice1d100=15 (15)


    伏黒(??) dice1d100=20 (20)

  • 85二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:14:02

    皆五条に暴れられても困るな…って頑張って目星してそうな値で面白いな

  • 86二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:18:04

    ここが夢の世界みたいな空間だとしてもここで怪我して元に戻った時にどう作用するか分からないのも怖い
    逆にNPC教師やNPCクラスメイト達を傷つけてしまってそっちも現実に影響したりとかも考え出すと血は見たくないね…

  • 87125/02/15(土) 14:25:08

    せめて何か手掛かりはないかと職員室から辞する前に四人が辺りを見渡せば、入り口の近く、鍵置き場とは反対側に段ボール箱が詰んであることに気が付く。
    その中を覗き込めば、それは卒業アルバムがみっちりと……否、一冊だけ抜き出されていたようだがかなりの数が収まっている。
    本来、アルバムは卒業式が終わった後に教室で貰うことになっており、伏黒はともかくとして、三人もその中身を知らないままだ。

    「わ、卒業アルバムだ。さっき五条先生が読んでたし、それで開いてるのかな?」

    ささっと順平がそれを箱から取り出せば、その中身は至って普通の卒業アルバムである。
    一足先に見ることになったので新鮮味はあるが、とくに変わったところはない。
    授業風景や部活動の様子、休憩時間など、たくさんの写真が並べられている。
    四人が一緒に映った写真などもあり、そうでなくとも写真を見ればその時の記憶が蘇る。

    「出た、体育祭で釘崎が女王になった時の写真、ほら」

    虎杖が示したのは大量のハチマキを片手に持ち、君臨する釘崎の写真だ。

    「そういうアンタこそほら、文化祭の時の屋台の写真。喜びなさい、アンタがメインじゃない」
    「これ俺がメインってよりも焼きそばがメインなんじゃね……?」
    「あ、伏黒くんが朝礼で表彰されてた時の写真もあるよ」
    「折角なら競技中の方が良いのにな」
    「別に、これでも良いだろ」
    「自分の写真に興味ありませんって?つまらない反応ね」
    「お、順平が授業中にディベートしてた時の写真」
    「えッ!?……う、うわぁ、こんな写真わざわざ載せなくて良いのに」
    「良いじゃない。落とし穴に落ちた写真が載ってるんじゃないんだし」
    「エイプリルフールに五条先生を落とし穴に落とそうとして関わったヤツ全員逆に落とされた話してる?」
    「してるわね」
    「あはは、そこにも僕居るけどね……」
    「しれっと自分は関わりないって顔してんじゃないわよ」
    「……俺は映ってないからな」
    「あ、ホントだ。微妙被ってて……ズリィ!!」

  • 88二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:25:31

    五条先生もミイラだったりするんだろうか
    でもミイラになっても強そうだよな

  • 89二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:26:59

    >五条先生を落とし穴に落とそうとして関わったヤツ全員逆に落とされた話


    うわ凄く聞きたい

  • 90二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:27:34

    先に卒アル見れるのは楽しいだろうな
    状況的に楽しくない状態ではあるけど

  • 91125/02/15(土) 14:28:07

    しかしこのままここで時間を浪費していても仕方がない。
    ちらちらと教師たち(ミイラなりかけ)からの視線を感じるような感じないような。
    少なくとも職員室で大掛かりな探索をするのは危険が伴うだろう。
    何か理由が見つかるまではそのようなことは避けるべきだ……多分。

    四人は一度バタバタと廊下に出て、一息吐く。
    これからどうするか、考えなければならない。

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ②〇〇〇に行く(探索箇所の指定)
    探索場所【校舎/体育館/部室棟/校庭】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①、②もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 92二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:30:59

    えーもうわからんなこれ
    伏黒にかぎの心当たり聞きつつ皆でアイデア振ってみる

  • 93二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:31:19

    生徒も先生も楽しそうな学校やね…今のところヒントらしいヒントはないけど思い出ミチミチに詰まっててちょっとじんわりしちゃう
    安価は①で、伏黒はどこか探索したい場所がないか聞いてみたいかもしれない

  • 94二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:31:53

    あまりにも分からないから伏黒と話してみるかな…?
    もしかしたらこの伏黒は本来してない約束とかしてるかもだし思い当たる事とかないかお互い確認の形で伏黒にも意見出してもらう

  • 95125/02/15(土) 14:35:48

    ≪三人の行動≫

    1.伏黒に鍵の心当たりを聞いてみる

    2.伏黒に探索したい場所がないか聞いてみる

    3.伏黒に思い当たることないか聞いてみる

    dice1d3=3 (3)

  • 96二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:38:06

    実は伏黒は何かあるかもしれないんだよな
    何もなかったらどうしような…

  • 97二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:43:10

    >>78

    今更だが前スレで伏黒が「校庭のど真ん中に木なんて生えてたまるか」って言ってるな

    本当にど真ん中にポツンと生えてるんだろうな目立つ

  • 98125/02/15(土) 14:44:55

    「んで……どうする?」

    体育館の鍵はやはりない。しかし誰か個人が持っているとするのならば、それが誰かを確かめていくのは手間がかかる。

    「どうするって言っても……どうするのよ」

    そして全員の間に沈黙が満ちる。
    こういう場で積極的に仕切り、順序立てて物事の解決をしようとするのは伏黒、のはずだったのだが。
    視線を床へと落としている伏黒が口を開くことはない。
    まずは釘崎がちらと伏黒を見て、そして順平が、最後に虎杖が伏黒に視線を向けても伏黒は黙ったままだ。
    なんとなく感じるデジャヴ。

    「……伏黒サン?」

    虎杖がそう尋ねても伏黒は反応しない。それを見た釘崎が、「何またぼーっとしてるのよ!」と言いながら伏黒の背を叩けば、バシンと音が響く。

    「――ッ!?な、なんだよ」
    「なんだよはこっちの台詞よ。なにかこの現状に思い当たることはないわけ?」
    「思い当たること?」
    「ここから出る方法だとか、どうしてこんなことになってるかとか」

    そう言われて伏黒は改めて考えたようだが、首を横に振る。

    「いきなりこんな状況になって思い当たる節だの、なんだの、あるはずないだろ」
    「……まあ、そうよね」

    どうやら伏黒もこの解決に導くための一手や、この状況への思い当たる節も無いらしい。

  • 99二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:46:41

    伏黒も分からないのか…アテが外れた
    しかしなんでこんなにぼんやりしてるんだろうな伏黒

  • 100125/02/15(土) 14:48:34

    現時点で三人が分かってること
    ・校舎が老朽化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・生徒や教師がミイラ化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・体育館の鍵がない(3-A、職員室にはない)
    ・今の伏黒には自分が死んだ記憶が無いっぽい
    ・校庭のど真ん中に見覚えのない木が生えている
    ・なんか伏黒、ちょいちょいぼーっとしてない?

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ②〇〇〇に行く(探索箇所の指定)
    探索場所【校舎/体育館/部室棟/校庭】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①、②もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 101二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:52:07

    こういう時にありそうなのってどこだろうね
    事務室とかも鍵がありそうなんだけどそもそも誰かが持ってるなら教室かもだし部室棟とかかもだし
    伏黒がぼーっとしてるのも凄く…凄く気になる

  • 102二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:54:05

    うーん探索場所の希望を聞き出す形だったらまた何か違ったのかな
    可能であれば部室棟へ行こうとしてみる
    釘崎バスケ部で体育館使う部活だったし後輩が鍵持ってたりしない?あとバードウォッチング部とかあれば双眼鏡で校庭の木に近づかずに観察できたりしないかなとか

  • 103二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:56:19

    一旦体育館に行ってみるのもあり?
    鍵がない=鍵が閉まってるって事かと思ってたけど誰かが開けるために持ち出して体育館は現在解放されてるのかも

  • 104二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:57:26

    そもそも卒業式やるんなら体育館の鍵持ってるのは校長とか事務員なのか…?
    安価は取り敢えず1で伏黒にぼーっとしてるのが気になるから教えて欲しいって頼もうかな
    些細なことでもなんでもいいから教えて欲しい人

  • 105二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:00:53

    >>103

    安価かどうか分かりにくくなっちゃったかもだけど体育館に行くの安価のつもりです!

  • 106125/02/15(土) 15:01:56

    ≪三人の行動≫

    1.部室棟に行ってみる

    2.体育館に行ってみる

    3.伏黒に「なんでぼーっとしてるの?」と聞いてみる

    dice1d3=2 (2)

  • 107二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:04:07

    体育館行くか
    行けるのかなリセットになるのかな
    行けるなら校庭も行ってみたかったな

  • 108二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:10:07

    おっ体育館!
    鍵がかかってるなら中に誰かいるってこともあるかもしれないな

  • 109125/02/15(土) 15:15:54

    「ったく、アンタがその調子でどうすんのよ」


    そう釘崎は言うも、伏黒の気の抜けた様子が心配でもあったのだろう、ちらりと顔色を見やって体調不良ではないらしいことを察すれば、一つ息を吐く。


    「体育館の鍵は結局見つからないし……、って。……鍵がない?」


    ふと思いついたように釘崎は視線を職員室へと向ける。自分が体育館の鍵の開け閉めをしていた時、職員室に鍵が無ければどうしていたか。

    職員室に鍵がないということは、誰かが持っているということ。そして鍵を借りる人間は基本的に体育館の鍵を開けるために借りるのだ。

    と、なればだ。


    「今更だけど、体育館の鍵がないってことは鍵が開いているかもしれない、ってことよね」


    ぼそりと呟いた釘崎の言葉に三人は数瞬無言になり、それぞれが「そうかもしれない……」というような顔になる。


    「勿論、誰かが鍵を持ったまま開いてない可能性も当然あるわ。でも開いている可能性もあるし、体育館の中の鍵掛け場にかかっている鍵を回収して鍵をかけることを求められている可能性もあるわね」

    「ならとりあえず体育館に確認に行って、んでまずは鍵が開いてるか調べて、んで開いてたら中を調べるってことだよな?」

    「ともかく行ってみましょう。それでまた途中でリセットしたらその時はその時よ」


    その言葉に従い、四人は体育館へと向かうことになる。

    職員室のある二階から一階に降り、そして体育館へと進む。

    そして扉に手をかければ――――ガチャリと音がする。どうやら鍵がかかっているらしい。


    <目星>

    虎杖(75) dice1d100=95 (95)

    釘崎(75) dice1d100=14 (14)

    順平(75) dice1d100=58 (58)


    <アイデア>

    伏黒(⁇) dice1d100=52 (52)

  • 110二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:16:48

    虎杖危ないなあ!
    虎杖以外は成功してそうかな?

  • 111二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:18:27

    開いてなかったか!目星は成功者いるからセーフセーフ
    聞き耳とかで中の様子も探れないかな

  • 112二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:19:58

    しかしよく見たら判定が違うな
    伏黒以外のボロくなってきたのが見える側からはぶち開けられそうとかなのかな?

  • 113125/02/15(土) 15:24:42

    とりあえずガチャガチャと扉がどうにかして開かないか戦っている虎杖は気付かなかったようだが、釘崎と順平はふと気付く。

    体育館が随分と綺麗に感じる。いや、体育館が特別綺麗なわけではない。
    だが校舎が老朽化しているせいで、通常の状態のままであることこそが綺麗に見える原因なのだろう。
    どういうわけか、校舎と違って体育館は老朽化していないらしい。

    「これ、いつもの体育館よね?」
    「そう見えるけど」

    二人がそう話していれば、伏黒も口を開く。

    「俺には校舎も変わって見えないが、ここもいつも通りに見える」
    「ん?なんかあった?」
    「体育館は綺麗なままねって話よ」
    「おわ、ホントだ。あ、そういや見て見て。貼り紙あるよ」

    そして虎杖が示したのは体育館の扉に貼られた貼り紙だった。
    「入場の前にチェック!」といったタイトルで、卒業式の身だしなみについて書かれている。
    三人にとっては見覚えのある紙だった。
    卒業式の日に体育館に入場する時もこの紙を見たことを思い出す。

    ――――――――――――
    卒業式は君たちの高校生活を締めくくる、最後の晴れ舞台。
    体育館に入場する前に、身だしなみを整えたかチェックしましょう!
    ・きちんと制服を着こなしているか
    ・コサージュを忘れていないか
    ・背筋は伸びているか

    ・思い残しはないか
    ――――――――――――

  • 114二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:27:17

    体育館はそのままなのな
    最後がなんか意味深だな…
    この感じだと鍵以外にも伏黒にコサージュが必要…なのかな

  • 115二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:28:48

    この貼り紙めちゃくちゃ大事なやつじゃん!
    これクリアしないと先進めないやつじゃん多分

  • 116125/02/15(土) 15:29:16

    しかし三人にとって見覚えのあるはずの貼り紙ではあったのだが、最後の一文には見覚えが無かった。

    思い残しはないか、なんて書かれていた覚えはない。


    伏黒はその紙を前に、目を細める。

    そして指先で卒業式という文字を静かになぞっていた。


    「もうこんなものが貼られてたんだな。いよいよ卒業式か、…………」


    ぼそりと、小さな声で伏黒が何かを呟く。


    <聞き耳1/2>

    虎杖(75/2,37) dice1d100=24 (24)

    釘崎(61/2.30) dice1d100=78 (78)

    順平(85/2,42) dice1d100=30 (30)

  • 117二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:30:04

    おっ釘崎以外は伏黒のつぶやきを聞き逃さなかった
    どうしたんだろう伏黒

  • 118二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:30:43

    この伏黒のつぶやき聞き逃さなかったのはでかい気がする

  • 119125/02/15(土) 15:36:58

    虎杖、そして順平は伏黒が零した小さな呟きを拾い上げる。


    『寂しく、なるな』


    伏黒は確かに、そう言った。

    思わず零れたといった風な、そんな声。

    だが二人がそれについて言及する前に、再び意識がぶつりと途切れた。


    <POW×5>

    虎杖(80) dice1d100=69 (69)

    釘崎(80) dice1d100=55 (55)

    順平(55) dice1d100=70 (70)


    <???>

    伏黒 dice1d100=92 (92)

  • 120二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:38:47

    ああ…伏黒寂しいのか
    やっぱり伏黒自体に何かある訳じゃなさそうだな
    そしてここでリセットか?

  • 121二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:40:41

    ここでリセット…!?
    移動中とかでもなかったし法則がよく分からないけどもしかしてこの中の誰かの感情とかが関係してたりするのか

  • 122125/02/15(土) 15:43:48

    はっと目を覚ます。気がつけば、三人は教室の机に突っ伏して眠っていたようだった。

    覚えのある光景、再びのリセット、もしくはループ。

    虎杖と釘崎はこんな異常に巻き込まれているというのに、大きな進展と呼べるものがないことに焦りを感じていた。


    だが順平は自分の中にあったはずの焦りが遠ざかっていたのを感じた。

    この状況の異常さを理解しているはずだというのに、どうしてからここから出たくない、このままここにいたいと思ってしまう。

    ――――それは一瞬の、それこそ魔が差したと思えるような僅かな時間。

    すぐに我に返ることは出来たが、自分が抱いた不本意かつ悍ましい愛執を自覚してしまえば、嫌悪と恐怖が沸き上がる。


    <SANチェック>1/1d2

    順平(43) dice1d100=9 (9)


    ≪シークレット🎲≫

    dice1d100=74 (74) dice1d2=1 (1)


    <聞き耳>順平は動揺中のため、-10

    虎杖(75) dice1d100=67 (67)

    釘崎(61) dice1d100=28 (28)

    順平(85-10,75) dice1d100=57 (57)

  • 123二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:45:52

    このシクレダイスはなんだろうな…
    そして聞き耳は問題なく成功か

  • 124二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:46:26

    卒業式の最中も虎杖と順平が聞き耳成功して「なんで」って誰かの声を聞いてるんだよな
    そこから意識が途絶えてこの辺な空間に来てしまった

    順平動揺しながらも聞き耳成功したな

  • 125125/02/15(土) 15:54:03

    ジョーカーを手に持ったままの伏黒が、ぼうっとしながらも小さく口を動かす。

    「卒業、か…………いや、だな」

    掠れた声は三人にとって驚きを齎すような呟きだった。
    三人は息を呑み、そして顔を見合わせる。
    伏黒はそう呟いたっきり、緩慢に瞬きを繰り返している。
    体調が悪そうには見えないが、いつもよりも明らかに覚醒が遅い。
    ほぼ完徹した修学旅行の時でさえ、ここまで酷くはなかっただろう。

    「ちょっと、アンタ。伏黒……何言ってんのよ」

    釘崎がそう伏黒に声を掛けるも、やはり反応はない。
    その様子にぞっとしながらも息を呑めば、代わりに虎杖が伏黒の両肩を掴み、名を叫ぶ。

    「伏黒!!」

    半ば揺さぶられるとも言えるような勢いで名を呼ばれた伏黒は目を見開き、「な、んだよ」と目の前の虎杖を見やる。
    そして数秒経てば、自分がまたぼーっとしていたことに気付いたらしい。

    「……悪い、少しぼーっとしていたみたいだ」
    「そうは言っても、明らかに異常よ。アンタだけこんな……」

    気だるげ、もしくは眠たげにも見える伏黒はもう一度「悪い、気を付ける」と口にしたが、やはりどうにも瞼が重そうだ。

    「伏黒くん、もしかして何かその……こうなる度に感じることとかあった?」
    「特にない、が」
    「本当に?」
    「嘘を吐くような理由もないだろ」
    「それは、そうだけど……」

  • 126二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:55:38

    うーん明らかにおかしいんだけどな
    自覚がないのか隠してるのか

  • 127二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:56:15

    もしかしてこのシクレダイス伏黒の卒業したくない度だったりする…?こんな露骨に卒業したくなさを出すとは思わなかったからそう思った感じだけど

  • 128125/02/15(土) 15:56:41

    現時点で三人が分かってること
    ・校舎が老朽化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・生徒や教師がミイラ化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・体育館の鍵がない(3-A、職員室にはない)+体育館には鍵がかかっていて入れない(見覚えのない貼り紙の文言、”思い残しはないか”)
    ・今の伏黒には自分が死んだ記憶が無いっぽい
    ・校庭のど真ん中に見覚えのない木が生えている
    ・なんか伏黒、ちょいちょいぼーっとしてる

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ②〇〇〇に行く(探索箇所の指定)
    探索場所【校舎/体育館/部室棟/校庭】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①、②もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 129二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:00:10

    取りあえずコサージュと制服と背筋か
    背筋保健室にでも行くか

  • 130二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:01:15

    伏黒が無意識にでも思い残してることを実行しないといけない気がするな
    ①で卒業する前にやったおきたかった事の話でもみんなでして聞き出したい

  • 131二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:02:18

    うーん…木が気になるけど伏黒に先に卒業嫌の気持ちに関して聞いてみようかな
    何かやり残した事でもあるから嫌なのか?とか色々嫌になった気持ちを聞きたい

  • 132125/02/15(土) 16:05:20

    ≪三人の行動≫

    1.保健室に行ってみる

    2.卒業する前にやっておきたかったことを聞いてみる

    3.卒業嫌なの?どうして?と聞いてみる

    dice1d3=1 (1)

  • 133二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:08:48

    背筋気にするなら制服着こなしとかも意識しないとなあ
    誰かしら制服一部着忘れてたりしてないかな

  • 134二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:11:51

    元々卒業式に出れてたこと考えると「制服コサージュ背筋」は三人は条件クリアしてそうではあるか
    伏黒が制服着崩したりとかはあんまりしてなそうだけどコサージュ入手の必要はありそう

  • 135二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:14:32

    そういや木を見にいこうとしてリセットされたのが行動の問題じゃなくて時間経過とかのなんらかのタイミングの問題だった場合次に見に行こうとした時は大丈夫な可能性もありそうだよな

  • 136125/02/15(土) 16:16:22

    これ以上話していてもキリがないと、虎杖は二回手を叩く。

    「とりあえずさ、また校舎の中探してみようぜ」

    虎杖は伏黒のことを微塵も疑ってはいない。となればこういった雰囲気が続くことはあまり受け入れたくはないもの。
    卒業が嫌だという気持ちは虎杖にだってある。寂しさを感じてしまえば、また何も考えずに馬鹿が出来た頃に戻ってしまいたいとも思う。
    思い残しだって自分にもあるし、そして誰にだってあるだろうと。
    このような状況で動揺して、思わず漏れた言葉にきっと深い意味はない。

    「たとえば、ほら、保健室とか!」
    「家入先生でも探すわけ?」
    「そうじゃなくて背筋伸びてるかって書いてあっただろ?だから保健室かなって」
    「はぁ?」
    「いーだろ別に。特に行かないといけない所があるわけでもなし、な?」

    虎杖が伏黒に同意を求めれば、「あ、あぁ……」とギリギリ同意が返って来る。

    「んじゃ、しゅっぱーつ!!」

    半ば空元気でもある中で、虎杖は伏黒の背中をぐいぐいと押しやって教室を出る。

    しかし虎杖も、そして釘崎も順平も気付いていた。
    明らかに先程よりも教室の老朽化が進んでいる。そして――――クラスメイトのミイラ化も。
    何も変わっていない、なんてことはない。むしろ少しずつ悪化しているようにさえ思える。

    「おい、虎杖!」
    「眠かったら背負ってダッシュでもする?安全運転とはいかないかもだけど」
    「ふざけッ」
    「あ、舌噛んだわね、あれ」
    「あー……今の悠仁、階段ほぼ全段飛び越えてなかった?」

  • 137二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:17:39

    うーんジワジワ状況は悪化が進行してる気がしてこわいね…

  • 138二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:18:11

    やっぱそういうゲーム系と同じく悪化し続けるんだな…
    しかし伏黒の反応がやっぱり明らかにいつもと違い過ぎるな

  • 139二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:22:45

    学校の老朽化とNPCのミイラ化がなんか伏黒の眠気と比例してるような気もする
    この空間を維持してるのが伏黒でそれに力を使ってるのかとか思っちゃったな

  • 140125/02/15(土) 16:25:35

    そして保健室にやって来てみれば、養護教諭の家入が机に向かっているのが見える。

    既に扉は開いており、そのまま中に入ればちらと三人を見た。

    「はは、オマエたちも卒業か。いや、なに、寂しくなるな」

    そう言ってからは手元に視線を戻す。会話はそれだけで終わってしまった。

    「……で、何するって?」
    「背筋を伸ばす……?」
    「じゃあさっさと伸ばしなさいよ」
    「うっす……」

    因みに伏黒は若干グロッキー状態だ。なにせ、中途半端に自分を背負った虎杖のそこそこ全力ダッシュに巻き込まれれば、誰でもそうなる。

    「いっそのこと、ベッドで少し寝させて貰う?」
    「いや……いい…………」
    「私たちが調べておくから、別にいいわ――――」
    「良いって、言ってるだろ」

    頑ななその言葉と共に伏黒は釘崎を少し強い目で見据えた後、自分でそれに気付いたのか「悪ぃ、だが別行動は何があるか分からないから危険だろ」と続けた。

    「……もう無理ってなったら、言いなさいよ」
    「分かってる。……無理をしてるつもりはない」

    数瞬、無言の時が流れた。
    じわじわと忍び寄る、この違和感はなんだろうか。

  • 141125/02/15(土) 16:26:14

    現時点で三人が分かってること
    ・校舎が老朽化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・生徒や教師がミイラ化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・体育館の鍵がない(3-A、職員室にはない)+体育館には鍵がかかっていて入れない(見覚えのない貼り紙の文言、”思い残しはないか”)
    ・今の伏黒には自分が死んだ記憶が無いっぽい
    ・校庭のど真ん中に見覚えのない木が生えている
    ・なんか伏黒、ちょいちょいぼーっとしてる

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ②〇〇〇に行く(探索箇所の指定)
    探索場所【校舎/体育館/部室棟/校庭】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①、②もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 142二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:27:56

    校庭に行く

  • 143二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:31:17

    これ伏黒が離れたがらないのもよく考えたらちょっと変な感じあるかもな
    伏黒が離れたくないから別行動させたくないのか?
    一応行動安価としてはファンブルで認識狂ってる虎杖に深い意味ない言わせてるのが不穏に感じたから伏黒と会話しときたいかも
    伏黒は本当は卒業は嫌なのか卒業についての気持ちとそれはどうやったら解消できるか話し合いたい

  • 144二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:32:58

    伏黒の分のコサージュ探しに行く
    明日卒業式なら校内にもうあるはずだしどうやって配布されたか考えると保管場所も検討がつく…といいな

  • 145二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:34:05

    校庭に行くのもやり残しなくすのもコサージュも大切そうだよなあ…

  • 146二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:35:33

    もしかしてNPCみんな「寂しい」って言ってる?
    これは4人全員思ってることだろうけどやっぱり伏黒の感情と一番リンクしてる気もするな
    事故に遭う前から寂しそうな素振りが一番あった気がする

  • 147125/02/15(土) 16:38:30

    ≪三人の行動≫

    1.校庭に行く(木の確認?もしくは校門の外に出ようとしてる?)

    2.伏黒に卒業は嫌なのか聞いてみる、解消出来るならしようとする

    3.伏黒の分のコサージュを探しに行く

    dice1d3=1 (1)

  • 148二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:38:56

    >>146

    歌姫は寂しいとは言ってなかったか

    でも「卒業式なんて嫌になる」とは言ってるな…偶然かもしれないけど卒業嫌だなっていう伏黒と重なるような言葉だ

  • 149二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:39:24

    >>146

    歌姫も卒業式嫌になるって形だけど卒業への寂しい感情で固定されてる感じあるかもな

  • 150二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:48:49

    これ探索も大事だけど
    伏黒の心理探るのも大事そうだな
    話聞いてみるのもいいかな

  • 151二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:52:09

    この状況に心当たりない?とか何か隠してない?とかだと伏黒自身が無意識の場合空振りにもなるんだよな

  • 152125/02/15(土) 16:55:44

    保健室を出てみれば、前の廊下からは校庭がよく見えた。
    いつもはなかった、校庭の真ん中に生える木も当然視界に入る。

    「そう言えばあの木、まだちゃんと見てなかったね」
    「近付いてみる?」
    「なんにせよ、無視したままってのは無理があるわね」
    「一応、下駄箱で靴を履き替えてから行ってみようか」

    そして四人はぽつぽつと、会話をしながら昇降口へと向かう。
    自分たち名前が書いた下駄箱を見ようとすれば、そこにはまっさらな下駄箱が並んでいた。
    そういえば、と。卒業の時間として2月28日のホームルームの時間に下駄箱の名前シールを剥がしに行ったんだったか。
    シールが剥がされて、自分たちが使っていたという痕跡が残っていない下駄箱を前にすれば、自分の居場所が無くなってしまったような心地がして、どことなく寂さを覚えた。

    「そう言えば、剥がしてたんだったか」

    そう言いながら伏黒は自分の下駄箱だった場所を指でなぞる。
    そして自嘲するように、ふと笑った。

    「こういうのを見ると、……寂しくなるな」

    下駄箱の中身は空っぽだ。当然、四人の靴もない。

    「……靴がないならこのまま行きましょう。今は私たちを怒る人も居ないんだし」

    そうして四人は上履きのまま、校庭に足を踏み入れた。
    昇降口からまっすぐと進んだ先には校門が見えたが、開いているその門の先はやはり闇に閉ざされていた。

  • 153二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:57:12

    シークレットダイスの1か2は寂しい気持ち隠すとか隠さないとかなのかなこれ
    明らかに普通の伏黒よりも寂しがってるんだよな…
    木について調べられるのありがたいな

  • 154二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 16:59:44

    スマホや鞄がないのも靴がないのも校門の先が闇なのも全部「学校から出さないようにしている」っていう見方もできるかな

  • 155125/02/15(土) 17:05:10

    フェンスの外、学校の敷地の外側に闇が広がっているのが校庭からはよく見える。また、校庭のど真ん中には見たことのない木が植わっていた。

    校庭の地面はひび割れ、周囲を飾っていたはずの草木は枯れてしまっている。
    ここにも老朽化の影響が出ているのかと思うが、ふと気づく。
    例の木だけは、周囲とは裏腹に青くみずみずしい葉を揺らしている。
    どうやらあの木は老朽化の影響を受けていないらしい。

    やはり何かのキーになっているのだろうか、と。
    伏黒と見えているものに相違がないかと確認しようと伏黒の姿を探せば、予想よりも遠くで立ち止まっていた。

    「伏黒?」

    虎杖がそう呼びかければ、伏黒の顔はどこか強張っているように見えた。

    「俺は……、いい」
    「良いって、何がだよ」
    「…………あの木が、こわい、んだよ」

    途切れたその声に、三人は目を丸くする。三人はその木に何か特別なものを感じるようなことはない。

    「怖いって、なんで?」
    「分からない。分からない、が……近付きたくはない」

    そう言うと伏黒はこれ以上は進みたくないと、足を止めてしまった。

    ≪三人の行動≫
    ①木から離れる ②伏黒を置いて樹に近付こうとする ③その場から木を観察する
    ①、②、③もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、全員が何らかの形で校庭に留まるなら多少の別行動は可能
    先着三人の中から🎲で決定

  • 156二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:08:33

    これだと虎杖は伏黒の言う通り校庭にはいるが伏黒連れて木から離れて他2人はその場で観察するかな…?
    虎杖校庭には留まる①で釘崎順平が③になるのかな

  • 157二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:08:48

    このレスは削除されています

  • 158二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:10:44

    校庭のみ別行動OKなら
    伏黒に虎杖がついてて
    釘崎順平に木の調査に行ってもらう

  • 159二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:11:14

    なんだかこの木が校舎や人々のエネルギーを養分にしてるかのようだ…伏黒も調子悪そうだし本能的に怯えてそうだし吸われてたりする?

    伏黒を残していくのも心配なので順平がその場に留まって伏黒に心理学
    虎杖と釘崎が木に近づいて詳しく調べるとかできますか

  • 160125/02/15(土) 17:30:15

    ≪三人の行動≫

    1.虎杖が伏黒と木から少し離れた校庭に留まり、釘崎と順平がその場で木を観察する

    2.虎杖と伏黒がその場に留まり、釘崎と順平が木の調査に行く

    3.順平がその場に留まり、伏黒に心理学をし、虎杖と釘崎が木に近付いて詳しく調べる

    dice1d3=3 (3)

  • 161二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:35:30

    木が怖いって言う伏黒、だからお前らも近づくなじゃなくて俺はいいって言い方なんだよな
    伏黒にだけ危険や不快感があるものなのか?

  • 162二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:37:09

    伏黒が嫌がってるんだからなんとなく伏黒には悪影響ある奴なんだろうなとはなる
    そもそも本来ないのに生き生きしてるし
    でもこれは伏黒自体は調べても無関係な気がするんだよな

  • 163125/02/15(土) 17:40:25

    「……実は僕もこういうの少し苦手で、伏黒くんと待ってても良いかな」


    順平がそう口にすれば、虎杖と釘崎はその言葉の意味を察したのだろう。


    「じゃ、俺たちはうちの伏黒サンを怯えさせてるあの木に挨拶でもして来るとすっか!」

    「そうね、そうしましょ。ろくでもなかったら……どこかでマッチでも探して燃やしてやればいいわよ」

    「キャンプファイヤー?」

    「生木は中々燃えないぞ。水分量があるからな」


    そんないつも通りと言えるようなツッコミが聞こえて来て、三人は安堵した。

    どうにも様子が気になることはあるが、こうして見ればいつもの伏黒のように見える。


    「そこじゃないんじゃないかな……」

    「元々生えてないものを生やしてるヤツが悪いのよ。ってことで、行ってくるわね」

    「んじゃ順平、伏黒のことよろしく!」


    そうして二人が木に近付いていく背を眺めていれば、順平が口を開く。


    「近付きたくないって伏黒くんは言ってたけど……近付くな、とは言わないんだね」


    穏やかな声音で順平がそう言えば、伏黒は目を見開いた。そして順平の方を見返し、開きかけた口を中途半端な形で固まらせる。


    「危険に感じてるならさ、いつもの伏黒くんならそう言うと思ったんだけど」


    疑っているのではない。信じたいからこそ、ぶつけずには居られない。


    「どうしてか、聞いても良い?」


    <心理学>

    順平(40) dice1d100=85 (85)

  • 164二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:41:21

    順平聞き方上手いな流石教師の卵

  • 165二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:42:32

    失敗だけど話の振り方としてはちょっと手応えのある反応だったな

  • 166二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:43:01

    順平そういや心理学そんな高くなかったな…
    なんか凄い発狂しやすそうなステだった

  • 167125/02/15(土) 17:48:16

    そう問われた伏黒は暫し言葉を選ぶように視線を彷徨わせた後、「そう、だよな」と呟く。

    その様子は順平から見れば本人も今ここで気付いた、かのようにも見えた。

    だがそれがそうであって欲しいという自分の願いがもたらした答えかもしれないという疑いも晴らせない。


    「……なんで止めようと思わなかったんだろうな」


    ぼそりと、伏黒は木の傍にまで辿り着いた二人を見てそう言った。

    しかしそうだと気付いても尚、伏黒の足は動かない。二人を止めようとも出来ないまま。


    そして今度は伏黒の視線が二人から外れ、順平へと移る。

    黒い瞳が順平を見つめ、問うた。


    「――――オマエはどう思ってるんだ、吉野」


    ≪順平の心情≫

    1.この異変が伏黒のせいでは?と疑ってしまっている

    2.気付いたことを聞いただけで深い意味はない

    3.伏黒が死んでいるはずで、伏黒だけは別のものを見ているからこそ、手掛かりを得たかった

    dice1d3=3 (3)


    <???>

    伏黒(⁇) dice1d100=62 (62)

  • 168二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:50:41

    これは心理学返しされてたりする?
    順平がただ手がかりを得たかったってことは伝わっても大丈夫そう

  • 169二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:50:51

    これは…伏黒からも心理学されたな?成功か失敗か分からんな
    順平は心情がダイレクトに真実なのがどう伏黒に伝わるかな…?

  • 170二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:54:57

    伏黒と順平、当たり前だけど伏黒と虎杖ともフラグと釘崎とも違う空気になるのいいな面白い

  • 171二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 17:55:41

    >>170

    伏黒がフラグになっちゃった…ごめん伏黒…

  • 172125/02/15(土) 17:59:33

    「……分からないから、聞いてるんだよ」

    伏黒の視線から逃げることはなく、順平は伏黒を見返した。

    「どうすればいいか、どうするべきか、ここからどうやったら出られるのか。皆で考えて、皆でここから出るために、僕は少しでも多くのことを知りたいだけなんだ」

    そして順平は敢えてここで笑ってみせた。そして伏黒に向かって手を伸ばす。

    「だから、――――一緒に頑張ろうよ、伏黒くん。ここから一緒に出るために」

    瞼を閉じれば凄惨な事故現場が脳裏に思い浮かぶ。あれがただの幻覚だとはやはり思えない。
    それでもこの、今目の前に居る伏黒だって幻覚にも思えない。
    ならば足掻くしかない。
    目の前のものを本物だと信じて、最善の未来を手に取るために。

    順平が差し出した手を伏黒は少し間を置いてから、取った。
    握手、繋がる手。その手は確かに温かい。

    「……オマエ、こういうこともするんだな」
    「え?」
    「アイツの馬鹿がうつったか?」

    そう言って笑う伏黒が見たのは釘崎と、そして虎杖の方。

    「うーん、そうかもね」
    「否定しないのか」
    「だって虎杖くんが……悠仁が馬鹿じゃなかったら僕はここに居なかっただろうし」

    順平がそう言ったことに伏黒は目を見開いた後、同じように笑う。そして順平も笑い出し、暫く二人の笑い声がその場に響いていた。

  • 173二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:02:30

    うーん…伏黒もよく分かってない感じだな
    しかしこの不穏な中でも2人とそして4人の友情描写いいな…どうにか4人一緒に帰れませんかね?

  • 174二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:02:59

    伏黒順平のやり取りいいな
    伏黒帰ってきて欲しいな

  • 175二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:03:28

    もしかしたら藪蛇心理学になっちゃったか?ってちょっとハラハラしたけど大丈夫そうでよかった
    順平いい先生になれよ…なれるよ

  • 176125/02/15(土) 18:07:38

    因みに順平に対して伏黒が敬語じゃないのは順平が「気にしなくて良いよ、いたどりく、悠仁も気にしてないし」「エッ、それって俺が本当は気にした方が良いってヤツ!?」「そういやアンタ、最初っから吉野にナマ利いてたわよね」「いや、だってそれは、その……」「だ、だから気にしなくて良いんだってば!」「わ、かりました……」みたいな会話が当初(休学明け、留年決定後)にされていたからだと思うよ
    因みに釘崎は最初から最後まで呼び捨て敬語なしだよ

  • 177二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:10:37

    そういう裏話聞くとなおさらこのまま4人一緒にいてほしくなっちゃうなあ!
    ナマ利いてたって言ってる釘崎が最初からずっと呼び捨て敬語なしなのそれっぽいよ

  • 178二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:11:06

    隙間エピソードで助かるSANがある
    釘崎は新田ちゃんとかにも敬語使ってなかった気がするけど親愛はちゃんとあるから気にしなくていいぞ!

  • 179125/02/15(土) 18:21:33

    近付けばその木の大きさがよく分かる。

    それは背の高い木で、葉は細長く、濃い緑色をしている。

    小さな白い花がたくさん咲いており、花の形は蝶のようで可愛らしい。


    「サクラでもイチョウでもカエデでもないわよね?」

    「あんま見ない木のような気ぃするけど……」

    「せめてスマホでもあれば調べられるのに」

    「鞄ねーし、ポケットも空だもんな」


    <知識1/4>

    虎杖(13) dice1d100=40 (40)

    釘崎(13) dice1d100=92 (92)

  • 180二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:23:33

    釘崎の出目高いな
    2人とも何もわかないか

  • 181二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:23:47

    うーん…これは分かる気がしないな
    知識1/4はキツい

  • 182二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:23:47

    >>172

    伏黒が今なにか思う所や隠してることが仮にあったとしてもここで順平の言葉で笑顔になったのは普通に本心なんだろうな…出会えてよかったよな

  • 183二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:29:26

    白い花なんだろうコブシとかハクモクレンとか…?そもそも地上にない植物の可能性もあるけど
    とりあえず近づいても急に動き出して襲ってくるとか生気を吸われるとかではないのはよかった

  • 184125/02/15(土) 18:29:48

    そして数秒後、二人は結論を出す。


    「私たちが木の種類なんて知るはずなかったわね」

    「それは!本当に!そう!!!!」


    どうやらまるでピンと来なかったらしい二人は更に近付き、木を触ってみたりするが、何の変化もない。

    伏黒が怖がる理由も分からないだろうかと調べようとするも、二人は全く何も感じなかった。


    「吉野のあれは嘘、よね。ならこれに何かを感じてるのは伏黒だけになるけど……何が原因なのかしら」

    「それは……分かんねぇけどさ、無理に近付けるわけにもいかねーし」

    「確かにこういうのに一番強いのは伏黒よね。葉っぱでも持っていけば分かるかしら」

    「一応あの距離でちょっと見て貰って、んで分からなかったら……まあ、うん」

    「この木の名前が分からなくて困ることなんて現時点ではないわよね」


    <幸運>

    虎杖(80) dice1d100=47 (47)

    釘崎(80) dice1d100=36 (36)

  • 185二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:31:21

    ここで幸運?2人とも幸運だったけど不運だったら何が起きてたんだろう
    毛虫でも落ちてくるのかな

  • 186二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:31:52

    図書室とか行けば図鑑もあるかもしれないけど現状そこまで優先する必要性は見当たらないんだよな

  • 187二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:56:42

    何にしても情報がないねんなーいっぱい行くとこあるんやし順々に行ってもええんちゃう? メタになるけどいっぱい部屋あって一つも情報ないことは無いやろうし……

  • 188125/02/15(土) 18:57:26

    その時、ばきりと音がして枝が折れ、落ちてくる。

    二人の中間に落ちたそれを見て、互いに「アンタやった?」「釘崎こそやった?」なんて顔をして、数秒間がある。


    それは先端が鋭く尖った枝だった。

    下手に振り回したりなどすれば、怪我をするのではないかと思うほどに鋭い。

    花や葉はついておらず、枝分かれもしていない。まっすぐな枝。


    「これ、当たってたら怪我してたかもしれないわね」

    「確かにこれが折れた勢いで頭とかにぶつかってたら血とか出てたかも?」


    <目星>

    虎杖(75) dice1d100=36 (36)

    釘崎(75) dice1d100=91 (91)

  • 189二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:59:44

    釘崎の出目が危うくなってきました
    幸運失敗してたらサクッと刺さってたのか
    虎杖は目星成功してよかった

  • 190二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:00:11

    なんか小学生が好きそうないい感じの枝が落ちてきた
    ほんとに自然に折れたもの?

  • 191125/02/15(土) 19:05:26

    そして虎杖はその枝を眺めていれば、ふと気付く。


    風もないのに折れて落ちて来たこの枝は自然に折れるにはあまりにも太く立派だ。

    それどころか、手で折ろうとしてもこの太さを折るにはそれなりの労力となるだろう。

    しっかりとした太さの枝が何故突然折れて落ちて来たのだろうと、虎杖は首を傾げた。


    「とにかく、一度アイツらのところに戻りましょう……って、なんでアイツら笑ってんのよ」

    「おわ、本当だ。ま、落ち込んでるよりは良いと思うけど」


    そうして二人が見ていることに気付いたのか、順平が、そして伏黒がとこちらに気付く。

    手を振ってやれば手を振り返され、何となく心が温かくなるような気がした。


    「何か分かった?」

    「何も分からないってことが分かったわ。聞くの忘れてたけど、あの木って何か知ってる?」


    そうして釘崎が順平と伏黒に問えば、その位置から二人は木の方へと視線を向けた。


    <知識1/4>

    順平(13) dice1d100=47 (47)


    <生物学>

    伏黒(⁇) dice1d100=49 (49)

  • 192二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:08:47

    伏黒何かわかるかなぁ

  • 193二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:10:15

    やっぱり自然に折れたやつじゃないのか
    しかしなんの意図なんだろうな
    伏黒の生物学次第かな…

  • 194125/02/15(土) 19:12:37

    「ごめん、僕も分からないや」

    順平が先にギブアップすれば、伏黒も首を横に振る。

    「木は専門外だ」

    伏黒の目指すところは獣医であり、確かに樹木や植物は専門外である。
    となれば分かることは現時点でないということだ。

    「んじゃあとここで確認出来ること、ってなると……」

    そうして視線が向かうのは校門を超えた先。つまりは高校を囲う闇。

    「確かめたくはあるけど、あまり近寄りたいとは思わないわね」
    「でもあれが何だか近くで確認してみるっていうのも、一つの手じゃね?」
    「二人の意見はどっちも正しいとは思うけど、うーん……」

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①これ以上校庭(校門)で出来ることはない、校舎or部室棟に行く
    ②校門に向かって闇っぽい何かを確かめる
    ③落ちてきた枝を持ち運ぼうとしてみる(誰が持ち運ぶか指定)

    ①~③もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 195二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:14:53

    3 虎杖  重要なアイテムっぽいからなぁー ………でも伏黒大丈夫か?

  • 196二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:15:07

    校庭に出てもリセットさせられなかった、木に近づいても虎杖釘崎(おそらく順平も)は何も問題なかったって感じか
    収穫これだけだと寂しいので枝はお持ち帰りを試みようかな
    持つとしたら虎杖に任せるのが無難かなぁ

  • 197二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:16:08

    伏黒に枝なら大丈夫か聞いて駄目そうならちょっと距離取りつつ持っていこうかな?

  • 198125/02/15(土) 19:17:11
  • 199二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:20:14

    今回まだそんなに出目荒れてないな
    このままいくかな

  • 200二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:21:06

    このレスは削除されています

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