【閲注TRPG】餞-はなむけ-3【CoC×植物トリオ+順平】

  • 1125/02/15(土) 19:13:18

    このスレは虎杖と伏黒と釘崎と順平をPC+NPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ

    原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ
    今回は新規キャラシ、高校三年生の四人。順平は二年時に留年して、その結果三人と学年が同じになっている設定だよ

    今回はさくらさま作成シナリオの『餞-はなむけ-』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    PC虎杖釘崎順平+NPC伏黒に🎲で決まったよ

    PCのロスト率は低~中、発狂率はそこそこ

    前回のあらすじ
    繰り返されるループ、ぼーっとする伏黒
    鍵のかかっている体育館、見覚えのない一文
    知らない木の枝の突然の落下、偶然?それとも――――

  • 2125/02/15(土) 19:13:34
  • 3125/02/15(土) 19:13:46
  • 4125/02/15(土) 19:13:58
  • 5125/02/15(土) 19:14:10
  • 6二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:18:08

    たて乙です
    やっぱり枝は偶然じゃない無いのかな

  • 7二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:22:47

    人為的に落ちてきたなら下に虎杖と釘崎がいたのに鋭くとがった枝っていうのはちょっと敵意を感じるな

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:25:42

    たておつです
    重要アイテムなのかそれとも害意あるアイテムなのか…どっちなんだろうな

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:27:22

    コサージュ探したいなぁ………

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:04:48

    伏黒のコサージュはどこかにあるのかな
    作らないと駄目なのかな

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:49:16

    この木の花でコサージュ作るのでは

  • 12125/02/15(土) 21:58:56

    虎杖は先程落ちて来た枝の方を振り返る。
    やたら気になるあれをどうするか、このまま置いて行くべきか、と少し考えて踵を返した。
    そしてなんかこう良い感じの枝を片手に戻って来た虎杖を釘崎は冷めた目で見る。

    「何やってんの。誰も取ってこいとは言ってないわよ」
    「それは分かってるけどさ……んで、伏黒。この枝なんだけどさ」

    そう言って虎杖は伏黒から少し距離を取った位置で立ち止まる。

    「これに対してもなんか思う?」
    「……木に対してよりはまだマシな気がするが、なるべく俺に近付けるな」
    「どれくらいの距離なら大丈夫そ?」
    「持ち歩くだけなら好きにすれば良い。俺が勝手に良ければ良いだけだ」

    そして今度は伏黒側から距離を詰めれば、大体人一人分の間隔を前にして伏黒は止まる。やはりどうにも落ち着かないらしく、伏黒は顔を顰めている。

    「持ち歩く気?」
    「これが良いものか悪いものか分かるためにもさ、一応持っとけば何か起きたか分かりやすいだろ?」
    「それはそうかもしれないけど、実際にはどうなんだろうね」
    「一応伏黒が木になる距離には近寄らんようにするし、それでも何も起きなくてただ邪魔ならどっか置いとけばいいしさ」
    「まあ、分かったわよ。枝集めのガキみたいなもんってことね」
    「全然違くね?」

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①これ以上校庭(校門)で出来ることはない、校舎or部室棟に行く
    ②校門に向かって闇っぽい何かを確かめる

    ①、②もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:03:08

    木が気になる…どうしてもシャレみたいだよね
    安価は1で部室棟に行く
    部室棟も気になるんだよな…

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:03:53

    闇は確認しない方がいいのかな?
    校舎に戻りながら伏黒と話がしたい
    (卒業が嫌なのかとか寂しいとか)

  • 15二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:11:58

    部室に行ってみる
    伏黒に卒業について思ってる事聞きながら行きたい

  • 16125/02/15(土) 22:15:29

    ≪三人の行動≫

    1.部室棟に行こうとする

    2.校舎に戻りながら伏黒と話そうとする(話題:卒業が嫌なの?)

    3.部室棟に行きながら話そうとする(話題:卒業についてどう思ってる?)

    dice1d3=3 (3)

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:18:18

    伏黒の不思議な感じについてはしっかり向き合ったほうが良さそうなんだよな

  • 18125/02/15(土) 22:33:10

    「そういえば、部室棟の方ってまだ見てないわよね」

    釘崎が視線を向けているのは体育館よりも更に距離のある、部室棟だ。

    「ここまで来たし、一応見てみる?」
    「その枝を持って?」
    「ダイジョーブダイジョーブ、流石に壁に刺したりはせんし」
    「……で、伏黒は?どう思うわけ?」

    そうして尋ねれば、またもや伏黒は少しぼーっとしてたようで、釘崎の平手が背中に飛ぶ。
    それにびくりと反応した伏黒は、「スマン、なんだったか」と口にする。

    「これから部室棟に行くわよって話、異存はないわね?」
    「……ない」
    「じゃあさっさと行くわよ」

    そうして四人は歩き始める。その途中、だった。

    「……ねぇ、アンタは卒業式とか、卒業についてどう思ってんの?」

    釘崎がそう尋ねれば、伏黒は質問の意味が分からないとでも言うかのように眉顰める。

    「どうもこうも、明日だろ、卒業式は」
    「だから、それをどう思ってるかって聞いてるの。嬉しい?楽しみ?悲しい?嫌だ?」

    矢継ぎ早の感情の羅列に伏黒は数瞬黙ると、「別に」と口にする。

    「別にィ?なにその腑抜けた返事」
    「特に思うことはない。……卒業なんて、そんなものだろ」

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:35:10

    本心は答えてくれないか
    説得とか言いくるめとか必要かな

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:35:26

    伏黒嫌がってたのに聞いても答えてくれないのか
    でも相変わらずぼんやりしてるからなんかはあると思うんだけどな…

  • 21125/02/15(土) 22:40:55

    そう言った伏黒に対し、釘崎は大きなため息を吐いた。


    「さっき『卒業なんて嫌だぁ!!』って言ってたのはアンタじゃない」


    些か大袈裟にだが釘崎がそう言えば伏黒は瞬きを重ねてから、そして怪訝そうな顔をする。


    「言ってない」

    「言ってた」

    「言ってないって言ってんだろ」

    「言ってたって言ってんの。虎杖、吉野、アンタたちも聞いてたわよね」


    そして話題を振られれば、まあ二人にも聞こえてたことだ。少し迷いながらも頷けば伏黒は「はぁ?」とガンをつけてくる。


    「オマエらまで何言ってんだよ」

    「こっちには承認が居るの。で、正直に話しなさいよ。なんでそんなに卒業が嫌なわけ?」

    「だから、嫌じゃないって言ってるだろ」

    「あーもー!!堂々巡りじゃない。なんなのよ!!!!」


    <心理学>

    順平(40) dice1d100=7 (7)


    <アイデア1/2>

    虎杖(37) dice1d100=43 (43)

    釘崎(37) dice1d100=57 (57)

  • 22二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:42:18

    伏黒は無意識に思ってるのか?
    順平の心理学が成功してくれて良かった
    アイデアは駄目だったな

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:43:23

    本人に自覚無しかぁ
    順平が成功したから何かわかるかな

  • 24125/02/15(土) 22:53:22

    そのやりとりの中、順平はふと気付く。

    「ね、ねぇ釘崎さん」
    「なによ、アンタもコイツに」
    「さっきの、僕たちの勘違いかもしれないよ」
    「はぁッ!?」

    伏黒の否定の仕方は自棄になっているようにも見えるが、本当に思いもしないことを言われたかのような反応に見えたのだ。

    「さっき伏黒くんの……寝言、かな?それを僕たちが聞いたような感じだから、本当に僕たちの勘違いなのかもしれない。でももし、伏黒くんが卒業を嫌だなって思ってるなら……僕もその気持ちがわかるから、本当にどう思っているかを聞きたかっただけなんだ」

    順平がそう言えば釘崎はむすっとして唇を尖らせる。
    その反応に伏黒も自分が自分の意図しない形で予想外の言葉を口にしていたことが分かり、視線をうろつかせた。

    「卒業したらさ、『あ、カラオケ行きてぇ!』って思ってもそのまま行けなくなんだろ?そう言うさ、今まで当たり前に出来てたことが出来なくなるのは俺も嫌だなって思うし、寂しいよ。釘崎だって順平だってそうだろ?」
    「……別に、それが」

    と、そこまで言って釘崎は自分の答えが伏黒の告げたものと同じ言葉だったことに気付いた。
    うー!!と少し唸ってから、キッと伏黒を睨みつける。

    「どこに居ようとも、私が来いって言えばアンタたちは荷物持ちをしに来ればいいの!それだけの話じゃない」

    それは釘崎からの、遠回しな「会いたいなら会いに来い」という言葉でもあった。

  • 25二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:56:56

    成程今の伏黒は本気でそう思ってないのか
    なら寂しいや嫌はどちらかというとこの場にある反応なんだろうか…?伏黒はそれへの影響を受けてる形…?
    難しいな

  • 26二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:03:00

    アイデア成功してたら何かわかったのかな

  • 27125/02/15(土) 23:04:06

    そう言った釘崎の耳はほんのりと赤く染まっているようにも見えた。

    「んはは、確かに釘崎に来いって言われたら何があっても駆けつけなきゃって気になるよな」

    伏黒と同じく、ここから離れることが決まっている虎杖が同意すれば、伏黒も少しの間を置いて「……あぁ」と同意する。

    「……それに、アンタが来てください野薔薇様って言うのなら、行ってあげなくもないわよ」

    ふん、と。勝気に傲岸不遜にも見える態度でそう言った釘崎の目はよく見れば穏やかなものだった。

    「そう、か」
    「野薔薇様!来月うちの実家来ない?」
    「却下、来月は大学デビューの準備で忙しいの」
    「秒で断るのやめん!!?!?」
    「あはは、来月じゃないなら良いってことなんじゃないの?」

    そんな会話を眺めていた伏黒も、ぼそりと呟く。

    「友達、か」

    伏黒の口から出てくるにはらしくない言葉ではあった。だけれどどうしてこんな気持ちになるかの答えとしては、間違っていない。

    「今更何言ってんだよ」

    虎杖が笑いながら、先程の釘崎のように背中をバシリと叩く。一応、枝はなるべく片手で遠ざけた上で、だ。

    「俺たちが友達じゃなかったら、人間不信になるレベルだっての」
    「…………そうだな。俺たちは――――友達だ」

    そして再び、ブツリと意識が途切れた。

  • 28125/02/15(土) 23:04:36

    アイデア1/2は心理学の代用で、心理学よりは大まかにしか分からない~みたいな処理をしてるよ

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:05:28

    えっ…ここでリセット?
    リセット条件は外に出ることと言うよりは伏黒の何かしらの感情の動きっぽいのか…??

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:10:14

    リセット条件謎すぎる タイムリミット大丈夫なんだろうか

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:11:58

    伏黒の感情追ってみてもいまいちまだ分かるような分からんようなって感じ…やっぱ本人も自分の深層心理あんまり自覚してなさそう

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:17:03

    なんか寂しいから嫌だなとなったというかむしろ逆で卒業の実感が湧いたとかで卒業を受け入れたからこそ戻ってるのか…?変な感じなんだよな…

  • 33125/02/15(土) 23:20:04

    はっと目を覚ます。

    気がつけば、三人はまた教室の机に突っ伏して眠っていたようだった。

    体を起こせば、目の前には自分と同じように動揺の表情を浮かべる友人たちがいる。

    そして虎杖の右手には今までとは違い、木の枝が握られていた。


    <POW×5>

    虎杖(80) dice1d100=45 (45)

    釘崎(80) dice1d100=67 (67)


    <POW×4>

    順平(44) dice1d100=65 (65)


    <???>

    伏黒(??) dice1d100=90 (90)

  • 34二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:21:48

    良かった木の枝は持ったままか
    そして伏黒がなんか数値デカいな
    順平も心配だ

  • 35125/02/15(土) 23:28:16

    順平は再びあのおぞましい愛執が湧き上がるのを感じた。

    すぐに我に返れるとはいえ、不快感は消えない。


    <SANチェック>1/1d2

    順平(42) dice1d100=50 (50)


    ≪シークレット🎲≫

    dice1d100=45 (45) dice1d2=1 (1)


    <聞き耳>順平は動揺により-10

    虎杖(75) dice1d100=46 (46)

    釘崎(61) dice1d100=45 (45)

    順平(85-10,75) dice1d100=54 (54)

  • 36二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:29:16

    皆成功だな
    しかしシークレット怖い

  • 37二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:30:35

    順平は動揺してもずっと成功してるな…
    そういや順平は前も確かここから出たくないと思ってたやつだからそう思うようになるのは良くないって思ってたっけ
    こっちが影響してるのかな

  • 38125/02/15(土) 23:37:25

    ≪SAN減少≫

    順平 dice1d2=2 (2)


    そして三人は再び聞いた。

    伏黒の零す、小さな小さな呟きを。


    「このまま、ずっと」


    現実味のあまりない、ぼんやりとした声音。


    「みんなでここに居たら――――楽しい、かもな」


    それ以上の言葉は続かない。

    言葉の主である伏黒を見やれば、瞼を持ち上げてはいるものの、ぼうっとしている。

    瞳はどこか虚ろなもので、ただ眠そうだとか、気を抜いているだとか、そんな言葉では表せなさそうな状況だ。


    「……伏黒」


    ただ名前を呼ぶだけでは駄目だった。


    「伏黒」


    肩を掴み、揺さぶっても首ががくりと揺れるだけ。


    「――――ッ、伏黒!!」


    <精神分析>

    虎杖(47) dice1d100=96 (96)

    釘崎(40) dice1d100=45 (45)

    順平(50) dice1d100=61 (61)

  • 39二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:39:27

    うわっ順平が感じてた奴を伏黒も感じてる奴か?
    そしてここで誰も成功しないしよりによってここで虎杖がファンブル!?
    ヤバそう

  • 40125/02/15(土) 23:40:46

    スレ主は虎杖の心理学ファンブルの処理をずっと忘れていました、処せ
    次から気をつけるよ

  • 41二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:42:08

    全員失敗で虎杖ファンブルか
    これどうなる?

  • 42二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:43:03

    大丈夫です!
    伏黒大丈夫かな…虎杖もファンブル被害大丈夫かな…

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:45:04

    >>40

    技能マイナスのやつか…スレ民も誰も気づいてなかったから同ギルティーだ…

    伏黒今自分が口にしてることちゃんと覚えてられるかな

    さっきの卒業嫌だも覚えてなさそうだったんだよなぁ

  • 44125/02/15(土) 23:45:27

    ≪虎杖の精神分析ファンブル処理≫

    1.このシナリオ内で伏黒に対する<精神分析>に常時-10(焦りのあまり、正しい対応が出来ない)

    2.このままでは伏黒が自分のせいでまた死ぬと思い込む(SAN減少dice1d3=1 (1) )、枝を手放す選択

    3.虎杖の失言により伏黒の様子が……?

    dice1d3=1 (1)

  • 45二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:47:12

    やっぱり他2つよりもマシかもなとは思うけどなんかどんどん肝心な所で伏黒に届けられなくなりそうな予感がビンビンしてきた…

  • 46二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:47:33

    気にしないでくださいスレ主
    ファンのペナルティとしては一番ましかな
    やっぱり枝は重要なのか

  • 47二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:48:24

    この中ではまだ胃には優しい選択肢になったかな…
    難易度はともかく3は胃痛すぎるよかった…

  • 48二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:50:12

    精神分析は釘崎と順平が成功させればカバーできるけど2はそうもいかないし3は何が起こるか分からなかったからまだ良かった気がする

  • 49二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:50:19

    多分枝は大事なんだろうな
    伏黒が目を覚ませば伏黒のままだと出れば出るほど最初の時に虎杖が伏黒疑う思考にならなくて良かったなって思ってる気がする

  • 50二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:56:07

    これこっからどうするべきなんだろな
    何がリセットのトリガーになってるか分からないけどリセットする度に伏黒は変になってるし多分校舎やクラスメイトのミイラ化も進んでるよな

  • 51125/02/15(土) 23:56:40

    三者三様に声を掛け、身体を揺さぶりと。そうしているも伏黒の反応は芳しくない。
    微かに返事のようなものをすることがあっても、少なくとも会話が成り立つような状況ではないのだ。
    そこで一番憔悴し、感情的になったのは虎杖だった。

    「伏黒、なあ、起きろって。さっきまで普通に俺たち会話してただろ?なんでこんな急に……なぁ、伏黒、……伏黒!!」
    「……虎杖、もう」

    身体を揺さぶられれば、微かに伏黒の視線が左右に揺れるも、それは首が揺れるのに合わせて動いているだけだ。

    「オマエそんなに寝起き悪い方じゃないだろ。なぁ、伏黒」

    伏黒がトラックに轢かれた時でさえ、虎杖はここまで感情を露わにはしなかった。出来なかった。
    だが今こうなってしまっているのは、今ここに居る伏黒が生きているように思えるからなのだろう。
    間に合うはずだと、虎杖は伏黒に何度も声を掛けた。

    しかしそれは傍から見ていれば、もう痛々しいだけだ。

    「虎杖」
    「俺、どうすればよかったのかな。どうしたらよかったかな。伏黒がここに居たいって言うなら、いっそのこと――――」
    「ッ、虎杖悠仁!!!!」

    釘崎の叫びがその場に響けば、虎杖は我に返る。
    そしてびっしょりと手汗に濡れた自らの手がどれだけの力で伏黒の肩を掴んでいたのか気付き、強張った手から力を抜き、手を離す。

    「落ち着きなさい。動揺したって結局は解決しない。もう一度声を掛けて、それでも伏黒が目覚めなかったらその時は――――私たちだけでやるしかないの」
    「虎杖くんだけじゃなくて僕たちも居るから。役に立てるとは胸を張って言えないけど、それでも虎杖くんも伏黒くんも一人じゃないから」

    二人の言葉を聞き、虎杖はゆっくりと息を吐いた。そして己の頬を一度叩く。

  • 52二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:57:56

    釘崎も順平も頼りになる
    3人で伏黒正気に戻せたらいいな

  • 53二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:59:33

    伏黒がここにいたいと思うのが1番駄目そうだから是非とも3人のパワーで目覚めさせたい
    支え合う友情…いいなあ…

  • 54二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:01:07

    虎杖事故の時は状況が正確に分かりすぎてて感情的になれなかったけど伏黒に「ごめん」って言ってたの印象に残ってる

  • 55125/02/16(日) 00:02:20

    「ごめん、動揺した」


    未だ、動揺は残っている。

    クラスメイトの、それこそ親しい友がこんなことになれば誰でもそうなり得てしまう。

    ただ叫ぶだけでは駄目だと、虎杖はもう一度ゆっくり息を吸って、そして吐く。

    机の上に投げ出されている手、ジョーカーを緩く握っている伏黒の温かな手の上に手を重ねる。

    そうすれば釘崎も順平も、それに続いた。

    生きている温かさがここにある限り、諦めたくないとそう思う。


    「伏黒」


    想いを込めて、名を呼んだ。

    そしてそこから、更に二人分。


    「伏黒」

    「伏黒くん」


    願う。祈る。希う。


    どうかこの想いが届きますように。


    <精神分析>虎杖はファンブル補正で-10

    虎杖(47-10,37) dice1d100=19 (19)

    釘崎(40) dice1d100=86 (86)

    順平(50) dice1d100=18 (18)

  • 56二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:03:34

    順平!虎杖!!すごい
    伏黒みんな待ってるから戻っておいで

  • 57二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:03:39

    マイナス補正あっても虎杖は余裕の成功だな
    順平もありがとう…!
    釘崎はちょっと焦ったんだろうな

  • 58125/02/16(日) 00:13:53

    三人が握り締めていた手がピクリと震える。
    そうしてその数瞬後、「なに、やってんだ……?」と、困惑を滲ませた声がその場に響く。
    三人がほぼ同時に顔を上げれば、声音通りに困惑している伏黒の顔が目に入り、そして。

    「伏黒~~~~~~~~~~!!!!!!」

    虎杖の突進のせいで椅子はひっくり返り、そして釘崎と順平も巻き込まれて四人は団子になって床に転がる羽目となる。
    既に廃墟と化している教室の床に転がるなど正直ごめんではあったが、釘崎も今だけはと我慢した。

    「重い、んだよ!オマエ、自分がどんだけ重いか分かってんのか!!」

    勢い任せのそんな怒鳴り声も、ここまで来れば有難いもの。
    しばしそのまま虎杖が伏黒をぎゅうぎゅう釘崎と順平ごと抱き締めていれば、最終的に虎杖は床に土下座させられることとなる。
    勿論、伏黒と釘崎の手によってだ。

    「情状酌量を願い出ます!!」
    「一理あるわ、無罪」
    「はあ?」
    「っっしゃあ!!」」

    と、閑話休題。

    しかし伏黒はどうにも頭がぼんやりするらしく、少し気を抜けば返事がなくなり、そしてまた虚ろな目に戻ってしまう。
    若干の要介護を感じながらも、とにもかくにもここから出るための方法を探らなくてはならない。

  • 59125/02/16(日) 00:15:39

    現時点で三人が分かってること
    ・校舎が老朽化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・生徒や教師がミイラ化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・体育館の鍵がない(3-A、職員室にはない)+体育館には鍵がかかっていて入れない(見覚えのない貼り紙の文言、”思い残しはないか”)
    ・今の伏黒には自分が死んだ記憶が無いっぽい
    ・校庭のど真ん中に見覚えのない木が生えている(枝ゲット、でも何の木?)
    ・伏黒がだいぶマズい

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ②〇〇〇に行く(探索箇所の指定)
    探索場所【校舎/体育館/部室棟/校庭】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①、②もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 60二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:16:18

    ええこれ伏黒かなり危ういな
    時間ももう残されてない感じかな
    コサージュ作りたいな

  • 61二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:16:33

    伏黒〜!!良かった!ちゃんと伏黒だ!
    全員ぎゅうぎゅう抱きしめて釘崎と伏黒に土下座させられてて草
    情状酌量の余地すぐ認められてて尚草
    しかしここまで来ると伏黒凄いヤバいな…そろそろ何とかしないとヤバそう

  • 62二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:18:54

    多分だけど手に入れたものはファンブルでもしない限りは保持し続けるみたいだがコサージュは用意したいし図書館で木を詳しく調べたりもありだよな
    まあ取り敢えず安価はコサージュ用意の為にコサージュどこにあるかアイデアとか知識とか振りたいかな?

  • 63125/02/16(日) 00:19:33

    スレ主(KP)への質問も承っているよ

    あと伏黒の状況はヤバいけど、ロストの危機がすぐそこかって言えばそうでもないから、ただ伏黒がぼんやり期間入っただけだよ
    だから探索を焦り過ぎる必要はない、ってアナウンスはかけておくよ

  • 64二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:21:28

    ああよかった!!伏黒がやばいのかと焦った!
    枝の正体も知りたいし図書館いけば図鑑とか無いかな
    あと精神分析に使えそうな本とか

  • 65125/02/16(日) 00:25:03

    三人にコサージュどこにある?って聞いても「分かんない……」ってなるよ
    これはKPからの答えで、言ってしまえば「三人は知らない」だよ

  • 66125/02/16(日) 00:26:42

    ≪三人の行動≫

    1.コサージュ作りたい(→けれど場所知らん)

    2.コサージュどこにあると思う?(→分からん)

    3.図書館で校庭の木について調べよう

    dice1d3=3 (3)

  • 67二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:27:48

    3人は知らない探さないとダメなのか伏黒に聞いてみるか
    美術部とかに材料あるかな?

  • 68二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:27:51

    スレ主ありがとう
    今のところロスト差し迫ってる訳じゃないが状態はヤバくはあるんだなあ…これは情報をしっかり集めたほうが良さそうな気がしてきたな
    そしてコサージュどこにあるかはわからないは確定情報なんだね
    ちょうどよく木について調べよう!が当たって良かった

  • 69125/02/16(日) 00:28:19

    今日はここまで
    とりあえずぼんやりしてる伏黒がぼんやりしないようにひたすら何かしらの会話をしながら図書館に向かって調べ事、の流れになるよ

  • 70二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:29:38

    乙です伏黒の様子がどんどんおかしいな
    何とかよくなる方法ないかな
    あとコサージュどこだろう
    余りコサージュに拘らず他も探索してみるべき?

  • 71二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 00:34:18

    スレ主お疲れさまです
    取り敢えず今って順調に進んでるのかな…?
    体育館の鍵と木についての詳細と結局行けてない部活棟は調べたいな

  • 72125/02/16(日) 00:42:37

    そう言えばスレ主のKPとしての処理方法だけど、目星とか聞き耳じゃない、精神分析とか心理学、あとは信用とかの精神に関係する技能でのファンブルは後引く感じとか誤解とか、そういう方向にしがちだよ

  • 73二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 09:37:20

    保守

  • 74二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 13:36:58

  • 75125/02/16(日) 13:51:59

    気を抜くとぼーっとする伏黒を気にしながら、一行は図書室へと向かっていた。校庭に生えている木について調べておこうと、そういうことだ。

    図書館は校舎の三階にあり、3-Aのある一階から階段を上っていく。


    「でもなんで校庭に木なんて生えてんだろ」


    当然、その木は元々生えていないもの。校庭のど真ん中に木という障害物があるということも異常事態の一つだ。


    「そう言えば伏黒くんにもあの木って普通の木に見えてるの?」

    「背丈が高く、濃い緑色の細長い葉。小さな白い花と特徴的な蝶に似た花弁、であってるか?」

    「ってことは同じものが見えてるってことよね。枯れてるように見える、とかもないわね?」

    「ないな、普通の木に見える」


    伏黒に認識出来ないもの、それは校舎の老朽化と生徒や教師のミイラ化。

    しかし三人がそれらの変化に置いて行かれていると思うような、逆に全く変化しているように見えない体育館や校庭の木も伏黒にとっては普通に見えるらしい。

    何がきっかけでそうなっているのか、どうしてなのかはやはり分からないままだ。


    そうこうしていれば四人は図書館に辿り着く。

    扉は閉まっているものの鍵はかかっていなかったようで、電気がついた静かな空間が彼らを出迎える。

    だが図書委員や司書は居ないようで、中は無人だった。


    「よっし!じゃあ、第一回植物図鑑探しゲーム!!解散!!」

    「散開だろ」

    「解散だと終わっちゃうよ……」


    <図書館>

    虎杖(45) dice1d100=54 (54)

    釘崎(55) dice1d100=73 (73)

    順平(65) dice1d100=22 (22)


    伏黒(??) dice1d100=62 (62)

  • 76二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 13:53:28

    順平が成功してくれてよかった
    伏黒はどうなんだろう

  • 77125/02/16(日) 14:03:41

    こうなれば普段図書室を利用する者程早く見つけられるのは当然のこと。
    そもそも最初の時点で散って行く虎杖と釘崎とは別に、順平と伏黒は同じ方向に向かっていく。
    そして互いに手分けして探していったのだが、どうにもぼんやりとしている伏黒はいつもよりも動きが緩慢だ。
    それに気付いた順平がちょこちょこ話しかけているものの、やはり反応は芳しくない。

    「あの木が何の木か分かったら何か変わるのかな」
    「……どうだろうな」
    「名前が分かったくらいじゃ何も変わらないかもって思うけど、この状況じゃ藁にも縋りたい気分だし、出来ることをやっていくしかないよね」
    「そう、だな」
    「…………ここから出ないと出来ないこともいっぱいあるし、出られないと――――」

    本棚に収まっていた背表紙に触れていた伏黒の指先がピクリと跳ねる。

    「ここから、でないと」

    どこか虚ろな声が順平の口にした言葉を繰り返す。

    「で、ないと」

    しかしゴトン、と重さのある図鑑が床に落ちれば伏黒は瞬きを繰り返す。
    どうやらまたぼーっとしていたらしい。

    「悪い、なんだったか」
    「……あの木の名前が分かると良いねって、それだけだよ」

    そう言う順平の手には植物図鑑が握られていた。これでこの場から離れようとしたのだが、その図鑑の隣には明らかに図鑑ではない本が収まっている。

    「これは……?」

    和風のインチキ臭いオカルト本。気付いてしまえば元の場所に戻すか返却場所に置いておこうと、順平はついでにその本も手に取った。

  • 78二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:03:54

    順平が見つけてくれた!
    ここで見つからなかったらちょっと大変だったな
    順平が結構今回色々頑張ってくれてる気がする

  • 79二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:06:09

    伏黒…というか無意識のぼんやり伏黒の方が「出ないと」になんか引っ掛かってるのかな
    そしてあれは植物というよりオカルト系だったのか?

  • 80二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:06:30

    伏黒が心配だな
    ぼーっとしてる原因が解ればいいんだけど

  • 81125/02/16(日) 14:14:03

    「悠仁、釘崎さん!植物図鑑見つけたよ!」


    その呼びかけで図鑑コーナーから離れた図書室の奥にまで進んでいた二人が戻ってくる。手には当然、何もない。


    「そう言えば図鑑ってその辺にあったわね」

    「でも俺たちも”植物図鑑”見つけてたんだぜ?」

    「え、でもあっちにあるのって」

    「どうせ別の”植物図鑑”だろ」

    「……あぁ!そういうことかぁ、でもあれじゃあ校庭にある木が何かは調べられないからなぁ」


    虎杖と釘崎が見つけていたのは日本十進分類表913に属する本、ということである。


    「写真もあるから、とりあえず全体的に見てみてそれで名前が分かれば上々って感じかな」


    順平がそう口にし、植物図鑑をパラパラと捲っていく。

    果たして今回の目的である、校庭に出現した木の名前は分かるだろうか。


    <図書館>

    虎杖(45) dice1d100=42 (42)

    釘崎(55) dice1d100=37 (37)

    順平(65) dice1d100=6 (6)


    伏黒(??) dice1d100=47 (47)

  • 82二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:16:32

    これは全員成功かな
    順平惜しいもう少しでクリティカルだった

  • 83二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:17:47

    全員成功したな
    クリティカルあったらもっといいことが分かっただろうに惜しい!

  • 84二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:18:01

    小説の方の植物図鑑じゃ調べるのは確かに難しい

  • 85125/02/16(日) 14:20:51

    そうして捲っていった先、一番に声を上げたのは順平だった。

    「あ、これ……」

    そのページには先程彼らが見た、特徴的な花の形と細長い葉など、共通点が数多い。
    となればおそらくはこれだろうと、当たりが付いた。

    「えーっと……槐(えんじゅ)?」

    ――――――――――――
    【槐】エンジュ(Styphnolobium japonicum)
    マメ亜科エンジュ属の落葉高木。葉は羽状複葉で、小葉は長卵形。
    夏に、黄白色の小花が群生して咲き、くびれたさやのある実がなる。中国の原産。
    開花時期:7 月上旬~ 8 月末頃
    花言葉:上品 幸福 慕情

    ★コラム★
    槐の木は、「延寿」や「縁授」にも通ずることから、とても縁起の良い木とされています。
    また、鬼門の方向に植えて魔除けとするなど、古来から魔除けの木としても愛されてきました。
    槐の木で作った細工を身につければ、きっと災難から守ってくれることでしょう。

                 ※参考文献:『大辞泉』発行/小学館
    ――――――――――――

  • 86二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:23:09

    魔よけを嫌がる伏黒‥‥いやな予感しかしません

  • 87二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:25:02

    花言葉も無難で魔除けになるしこれで細工を作れば災難から守られる…
    のに伏黒はこれを嫌ってるのか
    校庭の真ん中は鬼門側になるのかな…?

  • 88125/02/16(日) 14:29:08

    普段はあまり目にすることのない槐。

    図鑑に書いてある文言は今の状況から考えるとツッコミどころもある。


    今は7月上旬~8月末頃ではなく本来ならば開花時期とは程遠い。

    だが実際に校庭にある槐は花を咲かせている。

    虎杖の手元にあるものは枝であり花はないが、やはりどうにもあれはここから浮いているように思えた。


    しかし本来気にするべきところはそこではない。

    縁起の良い木。魔除けの木。

    ――――それを伏黒は怖がっていると、その事実。


    <アイデア1/2>

    虎杖(75/2,37) dice1d100=99 (99)

    釘崎(75/2,37) dice1d100=43 (43)

    順平(70/2,35) dice1d100=36 (36)

  • 89二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:30:42

    虎杖さん????
    これ心理学とかのファンブルの影響が強く出てしまうやつでは?
    というか順平惜しい!誰も気付けなかったな

  • 90二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:32:09

    このレスは削除されています

  • 91二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:32:53

    気がつきたくないよな

  • 92二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:33:52

    虎杖君が伏黒疑うこと徹底して拒否してるんですが

  • 93二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:34:24

    なんか虎杖がダイスでひたすら伏黒疑わないぞ!って出してくるんですが

  • 94二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:35:38

    この魔除け他のNPCっぽいキャラたちの反応はどうなるんだろう

  • 95二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:38:54

    これで細工作るのも悪くないんだろうなと思いつつ多分伏黒はそれも嫌がるかな…?

  • 96125/02/16(日) 14:44:13

    事実を繋ぎ合わせていけば浮かび上がる、喜ばしくはないかもしれない真実の欠片。

    だがそれを当人たちがそうと結論付けるには、あまりにも親し過ぎた。


    「……槐ってさ、魔除けの木なんだろ?」


    ぽつりと虎杖はそう呟き、自らの手の中のものを見る。

    人に当たればただでは済まなそうな、武器としても使えてしまいそうなもの。


    「でも伏黒がこれを嫌がるってことはさ、つまり――――偽物、なんじゃね?」

    「偽物って、どういう意味よ」

    「だからさ、体育館とこれだけ俺たちには浮いてるように見えるだろ?むしろこれは槐に似てるだけで実は槐じゃない、偽槐的なさ」

    「もしかして悠仁はこれが魔除けの木である槐じゃなくて、むしろこの場所における諸悪の根源じゃないかって疑ってる?」

    「そう、それ!!」


    びしり、と順平を指差した虎杖は手に持っていた枝を持って立ち上がり、窓の方へと立てかける。

    そしてそのまま三人の元へと戻って来た。


    「今回伏黒がいつもよりも体調悪そうなのもこれのせいならさ、やっぱ持ってない方が良いかもしれねぇし、ここに置いてくってのは?」

    「でもこれを持ってなかった時も少しずつ伏黒くんの様子が変わってるようにも見えたし、関係あるって判断するにはまだ早いんじゃないかな」

    「そもそも伏黒が嫌がるものを俺が持ってたのがおかしいし」

    「持ってきたのアンタでしょうが」

    「うぐッ、それはそうだけどさぁ……」


    <説得>

    虎杖(50) dice1d100=89 (89)

    順平(60) dice1d100=71 (71)


    <言いくるめ>

    釘崎(56) dice1d100=100 (100)

  • 97二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:47:49

    なにこれ!!!なにこれ!!?
    100ファン???
    これファンブルやらかしてる虎杖が偽物言い出してるの絶対にヤバいのに釘崎が100ファンって捨てるしかなくなるのでは??

  • 98二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:49:49

    2人に説得されて自信が揺らいだのか?それにしても置いていくのはまずい予感しかしない

  • 99二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:50:02

    スレ主大丈夫?何かこの流れ新年シナリオで見たぞ

  • 100125/02/16(日) 14:52:02

    これは虎杖(枝捨ててこう)VS釘崎・順平(一応魔除けなんだし持ってったら?or僕が持つよ)の戦いだったよ

  • 101二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:54:22

    >>100

    やっぱりそんな感じか

    全員失敗してるけど持っていこう派の釘崎が100ファンなら…まあ…虎杖…捨てますよね…

  • 102二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:56:59

    >>100

    100ファンに動揺しすぎて文章読めてなかったごめん

    よかった順平は持ってったら派か

    でも釘崎が100ファンだし虎杖に同意する可能性も…

  • 103二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:58:12

    スレ主ちなみにこの枝捨てるとかなりやばいですか?

  • 104125/02/16(日) 14:59:55

    Q枝捨てるとかなりヤバい?
    Aノーコメント(現時点では何も言えない)

  • 105125/02/16(日) 15:01:49

    「それにこれって俺と釘崎の間に落ちて来ただろ?あん時は当たらなくって怪我しなかったけどさ、そういう悪意的なのがあるかもだし」

    「え、そうだったの?てっきり悠仁が折ったんだと……」

    「流石にそういうことはしねぇけど!?」

    「コイツが言ってることは本当。でも……そうよね、そう言えばこれってそもそも胡散臭い落ち方して来たんだし、咲いてる時期もなんかおかしいし、悔しいけどアンタの言う通り偽物なのかしら。偽物でなくとも、これが槐だとしたらなんで伏黒が嫌がってるのかって話に戻ってくるし」


    釘崎はこの枝が落ちてきたことを思い出したのか、興味が失せたかのように枝から視線を逸らす。


    「それよりも吉野、アンタさっきから何持ってんの?」

    「え?あ、あぁこれ?植物図鑑の隣に入ってた本で、明らかに並んでる場所が違うから元の場所に戻そうと思って」


    本の表紙や裏表紙を見る限り、結界やら封印やら破魔の術やら、そういったインチキ臭いことについて記されているようだ。


    「こんな時にそんなこと言ってる場合じゃないでしょ。ほら、さっさとコイツがぐうすか寝出す前に次行きましょ。そう言えばさっき、部室棟に行く途中だったわよね?」

    「確かに、行こうぜ!ほら伏黒も起きろって、伏黒―!!さっきの枝捨てたし、ちょっとマシにとか……なってねぇなこれ」


    虎杖と釘崎が伏黒を起こそうとしている中、順平は手元の本を見てどうしよう、と躊躇する。

    槐の木が魔除けなら持っていた方が良いんじゃないかとも思うし、こんな状況ならオカルト染みたことだって確かめてみた方が良い気がする。

    でも二人を前に、そして様子のおかしい伏黒を見ていれば自分の意見を押し通すこともどうにも難しく。


    ≪順平どうする?≫

    1.オカルト本を読んだ方が良いと言う

    2.図書室に置いて行く

    dice1d2=1 (1)

  • 106二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:02:06

    ううーでもこの状況から
    枝救える方法あるかな?順平だけが捨てるの反対だから
    こっそり持ってるとか?

  • 107二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:04:33

    なんかもう捨ててる!
    順平ありがとうまずはオカルト本読もうって言ってくれて

  • 108125/02/16(日) 15:09:37

    でも、だからこそ。

    「で、でもさ!!」

    常にない順平の大きな声で二人は振り向く。

    「こういうわけの分からない状態なら、こういう本こそ役に立つこともあるかもしれないって、そうも思うんだけど」

    順平はこの四人の中で一番付き合いが浅い、新参者であるのは確かだった。
    そもそもは一つ上の学年で、虎杖とはいち早く交流があったものの、伏黒と釘崎とつるむようになったのは彼らが二年になってから。
    だからこそ伏黒のことを心配する気持ちに対し、自分が一番軽いと二人に思われてしまってもそれは仕方のないことだと思う自分も居た。
    口にしてから、ほんの少し後悔もした。
    間違ってたらどうしようとか、二人に薄情なヤツだと思われたらどうしようとか。
    変わってしまったらどうしようだとか、つまりのところは失うことへの不安だ。

    「……んー、でもまあ、確かにそうかもな」

    しかし順平の予想とは裏腹に、あっけらかんと虎杖はそう言った。

    「ならアンタの出番じゃない。オカルト研究会会長」
    「とっくのとうに代替わりしてますぅ~!」

    そして虎杖は順平の元に戻って来て、同じように本の中身を覗き込む。

    「しっかり読む時間はあんまない、っつーか俺正直こういうの読むの早くないからパパっと見てみようぜ」

    思わず涙腺が緩みかけたのはどうしてか、順平は「う、うん!」と答え、本へと視線を下ろした。

  • 109二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:10:47

    大丈夫だよ順平
    2人はそんなこと思わないよ

  • 110二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:11:00

    よかった
    これで何かわかればいいけど

  • 111125/02/16(日) 15:18:00

    ――――――――――――

    未練を抱えたまま死を迎えたものは、ときに悪しきものへと変貌することがある。

    未練という強い負のエネルギーに引っ張られ、その本質から悪しきものへと作り替えられてしまうのだ。

    霊体というのは、もともと力の弱い存在である。

    肥大した負のエネルギーによって誕生した悪しきものの中に、もとの霊体の本質はもう存在しない。

    そうなる前に浄化するか、未練を解消させることが一番だが、もし霊体が完全に悪しきものへと変貌してしまったら、消滅させるしかないだろう。

    悪しきものが抱える未練は、叶うことのない不毛なものなのだから。

    ただし、負のエネルギーで力を得た悪しきものは実体を持つことがある。

    死の世界に生きるそれらに通常の道具は効かないだろう。

    清めた石や魔除けの木など、霊的な力を持つもので作った矢や槍などを用いて対処するべきだ。

    ――――――――――――


    「……つまり、ゴーストにはエンチャントした武器使えって?」

    「そうなる、のかなぁ……?」


    分かるような分からないような。

    少なくとも今の彼らにはよく分からないこと、ではある。


    「……あの槐の木の枝が本物なら、あの枝は”霊的な力を持つもので作った槍”とも言えるんじゃないかな」

    「でもあれ多分偽物だぜ?」

    「偽物か本物かを僕たちは判断する術がないし、一応使えるかもしれないものは持って行った方が良いとは思うんだけど……悠仁が持たないなら僕が持つし」


    薄らとある嫌な予感。本人でさえも意識していない、最悪の末路。

    それに抗うべく、順平は両の手のひらをぎゅっと握り締めた。


    <説得>

    順平(60) dice1d100=8 (8)

  • 112二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:20:50

    伏黒がまさにその未練に引っ張られて変化するかどうかの状態の形か…?
    なら確かに枝は最終手段だから必要とは限らなさそう?
    それでも順平説得成功して良かった

  • 113二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:20:52

    つまりこの伏黒の未練を解消させるのが第一で解消できなくて変質し切ってしまった場合この枝を使うしかなくなるって感じだろうか

  • 114二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:24:07

    なんかもうこれ…もしかして伏黒の未練自覚させるには死んでいる自覚を持たせないといけない奴…?
    伏黒は間違いなく死んでるっぽいのはなんかもうどうしようもなさそう…悲しいな

  • 115125/02/16(日) 15:26:34

    虎杖は順平が強く望んでいることに気付き、「あー……」と声を漏らす。

    偽物のようだと思っていることには変わりないが、確かに本物ならば使えるかもしれないのも事実。

    頭を左右に傾けた後、「分かった」と口にした。


    「俺には分からなくても順平には分かるってこともあるだろうし」


    そう言って虎杖は立ち上がり、窓の方に放り投げていた枝を拾って戻ってくる。

    そしてそのまま順平の前でピタリと止まる。


    ≪虎杖の行動≫

    1.そもそも拾ったのは自分だし、自分が持つ(危ないかもしれないものなら自分が持つべき)

    2.順平が持っていくって言ってるし、任せる(偽物への危機感が薄い)

    dice1d2=2 (2)

  • 116二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:28:14

    虎杖いつまた枝捨てようと
    するかわからないから
    順平が持っててくれるならそれがいい

  • 117二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:28:31

    この場で解消できそうな未練ってなると卒業式に出られなかったことかな

  • 118二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:29:54

    順平が持ってくれるならそれが一番いいかな…?
    虎杖なんかもう伏黒が仮にそうなっても出来なさそうだしその前にダイス的に捨てそう

  • 119二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:33:12

    伏黒の未練は知りたいけどオカルト本の「未練という強い負のエネルギー」とか見るとやっぱり自覚されるとより悪しきもの云々に近付くかもしれない気がしてきた

  • 120125/02/16(日) 15:34:20

    「ちょっと重いから気をつけてな」

    そう言って虎杖から順平へと枝が手渡される。ずしりとした重みを受けるも、順平が持てない程ではない。
    なんなら釘崎が持つことも可能だろう。

    「先尖ってるのと、一応伏黒に近付き過ぎるとパプリカ食った時みたいな顔になるからそんだけ気をつけといて!」
    「この場合、パプリカが嫌過ぎたのかこの枝が案外大したことないのか、どっちなんだろ……」

    二人が話していると、釘崎は順平が枝を持っていることに気付いたらしい。

    「それ置いて行くんじゃなかったの?」
    「魔除け(仮)の槍(仮)ってことで」
    「何よそれ」
    「ゴーストに効くかもしれない武器?」
    「ふーん、まあいいわ。邪魔になったらその時捨てましょ。それよりも次よ次!」

    捨てろと説得するまでには至らなかったのか、釘崎は再び伏黒の背をバシリと叩く。

    「……どこに行くんだ?」
    「さっき言ったでしょ、部室棟よ。体育館の鍵探しと、あとは手掛かり探し」

    ぼんやりしていた伏黒は虎杖を見て、そして順平を見る。
    しかし彼もまた枝を持ち続けることに対しての文句は特にないようで、視線はそのまま逸らされていった。

  • 121二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:36:45

    取り敢えず未練の解消しないと伏黒ヤバそうまでは分かったからその他の情報を集めないとかな
    体育館の鍵は部室棟にあるといいなあ…

  • 122二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:38:31

    伏黒嫌がるけど持ってることに反対はしないんだよな

  • 123125/02/16(日) 15:53:42

    部室棟に向かえば、本来なら鍵がかかっているはずの部屋にも鍵はかかっていなかった。

    そのため片っ端から部屋を確認しては探して、確認しては探してを繰り返す。

    途中、女子バスケ部の部室に入った釘崎は懐かしそうに目を細め、飾られた賞状を見れば誇らしそうに笑う。

    ただ、ロッカーの中を確認する手さばきに躊躇は一ミリもなかったのだが。


    そして何部屋目だったろうか、伏黒の所属していた部活、陸上部の部室の中に入れば伏黒は顔を顰めた。


    「片付けくらいしろよ」


    その言葉通り、なんだか机の上がごちゃごちゃとしている。

    前はこんなに散らかっていなかったはずで、そういうルールにそれなりには厳しい伏黒は後輩たちの顔を思い浮かべる。

    だがここまでのことを放置するような人間は居なかったはずだと思ってから、ふと気付く。

    置かれているのは文房具や工作に使う道具、造花など。

    もしかするとこれらは卒業生、つまりは自分を含めた陸上部OBOGへの何かしらのプレゼントの製作途中だったのではないかと、四人は感じた。


    「ふーん、へぇ。個人種目ばっかりだけど、案外そういう縦の繋がりもしっかりしてんじゃない」

    「釘崎んとこはそういうの凄いもんな」

    「やらされてるって思うと腹が立つから、一年の時はやってやってるって思ってたわよ」

    「そういう割に結構真面目に作ってたよな」

    「……そんなことないわよ」

    「きっと釘崎さんからのプレゼント、先輩たちは嬉しかっただろうね」

    「うるっさい!!」

    「なんで俺!?」


    <目星>

    虎杖(75) dice1d100=8 (8)

    釘崎(75) dice1d100=30 (30)

    順平(75) dice1d100=95 (95)


    伏黒(??) dice1d100=81 (81)

  • 124二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:55:05

    順平が危ない!ファンブル手前だった

  • 125二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:59:32

    なるほど後輩たちのプレゼント…いいねえ慕われてたんだね
    目星順平危ないな!伏黒も失敗してそう…?

  • 126125/02/16(日) 15:59:36

    虎杖と釘崎は机の上は机の上は色々と散らかっているが、その中でも油性ペン、リボン、安全ピン、6種類ほどの造花が固めて置いてあることがわかる。

    黄色とオレンジ色の薔薇があることはかろうじて分かったが、他の花は見ただけでは名前が分からない。


    <アイデア>

    虎杖(75) dice1d100=42 (42)

    釘崎(75) dice1d100=14 (14)

    順平(70) dice1d100=28 (28)


    <知識1/2>

    虎杖(55/2,27) dice1d100=3 (3)

    釘崎(55/2,27) dice1d100=16 (16)

    順平(55/2,27) dice1d100=67 (67)


    <生物学>

    伏黒(50) dice1d100=30 (30)

  • 127125/02/16(日) 16:00:51

    生物学の伏黒の目標値は50じゃないので忘れてね!!!!!

  • 128二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:01:43

    おっ虎杖知識クリティカル!釘崎も1/2で成功してるな
    知識1/2の順平以外は全成功かな?
    なんとなくぱっと見コサージュが作れそうな道具だなと思った

  • 129二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:02:11

    了解ですスレ主
    虎杖知識クリティカル!

  • 130二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:02:54

    了解ですスレ主
    でもなんとなく伏黒も成功してそうな微妙な数値

  • 131125/02/16(日) 16:16:01

    三人はそれを見て、これらを使ってコサージュが作れるのではないか?と思い至る。

    「これならコサージュが作れるかもしれないわね」

    体育館前の貼り紙の一文を思い出しながら釘崎がそう口にし、そして伏黒の胸元に視線を向ける。
    三人とは違ってコサージュのない、いつも通りの姿。
    ――――当然だ。伏黒はあの日、あの場所に居なかった。

    「ワスレナグサに、カスミソウ。ゼラニウムにライラック、プリムラ。造花だとしても中々に綺麗ね」
    「釘崎さんは全部そういうの分かるんだ」
    「名前だけよ。花言葉とかそういうのはサッパリ。あ、でも確かワスレナグサの花言葉って――――」

    釘崎がそう言いかけた次の瞬間、虎杖と伏黒が同時に口を開く。

    「「私を忘れないで」」

    順平がきょとんと呆気に取られたような顔をするが、数瞬後にはその意味が理解出来たのだろう。

    「伏黒くんが知ってるのは驚かないけど悠仁も知ってるんだ」
    「じいちゃんのお見舞いで結構花屋に通ってた時にさ、ちょっとな。一つの花にそれぞれ花言葉が複数あって、ワスレナグサは他にも”真実の愛”とか、”真実の友情”とかあんだよ」
    「アンタの口からそういう言葉が出てくると鳥肌が立ちそうになるわ」
    「じゃあ全部ここにある花の花言葉も分かるの?」
    「一応、はな。でも伏黒も全部わかるんだろ?」
    「まあ、な」
    「……槐は分からなかったくせに」
    「わざわざ言う必要あるかそれ」

  • 132二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:19:47

    >私を忘れないでか


    現状知ってると辛い言葉だ

    そりゃあ忘れて欲しくないよな

    大丈夫皆忘れないよ

  • 133125/02/16(日) 16:20:55

    現時点で三人が分かってること
    ・校舎が老朽化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・生徒や教師がミイラ化してるっぽい(伏黒は認識できてない)
    ・体育館の鍵がない(3-A、職員室にはない)+体育館には鍵がかかっていて入れない(見覚えのない貼り紙の文言、”思い残しはないか”)
    ・今の伏黒には自分が死んだ記憶が無いっぽい
    ・校庭のど真ん中に見覚えのない木が生えている(枝ゲット、槐の木)
    ・伏黒がだいぶマズい
    ・部室棟でコサージュが作れそう

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ②全員の/伏黒のコサージュを作る(使う花の指定も可能)
    ③〇〇〇に行く(探索箇所の指定)

    探索場所【校舎/体育館/部室棟/校庭】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①~③もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 134二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:23:14


    全員のコサージュを作る

  • 135二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:25:01

    「私を忘れないで」「真実の友情」か…なんかまさに伏黒だなあ
    じゃあ2で全員分のコサージュ作りたいな
    花言葉で友情とかがあったり悪い言葉がある奴がなければ全部使いたいかな

  • 136二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:27:35

    ②全員でお揃いのコサージュ作ろう

  • 137125/02/16(日) 18:58:39

    特に何かを深く考えた、というわけではない。
    それこそ伏黒の未練をなくそうだとか、そういったものではなかった。
    だけれど自分たちだけコサージュをつけているこの状況がどうにもしっくりこなかったのだ。
    元より何もかもお揃いにするだとか、そういうベタベタとしたかんけいではなかったとはいえ、このままでは卒業式に参加できなかった伏黒という現実を見る度に思い知らされることとなる。
    だからこそ自分たちのためと、そして伏黒のため、その半々。

    「じゃ、やるかぁ!」

    虎杖が部屋の机の周りに置いてある椅子に腰かける。
    そして続けて釘崎が、入り口付近に枝を置いてから順平も座っていく。

    「こういうのはセンスが問われるのよ。アンタたちだけに任せておけないわ」
    「センスにも器用さにも、あんまり自信がないなぁ。花の名前も花言葉も僕は知らなかったくらいだし」

    しかし伏黒は三人の行動の意味が分からなかったのか、眉を顰めた。

    「何やってんだ」
    「アンタ、ホント馬鹿ね。寝言もいい加減にしなさいよ」

    そう言った釘崎はびしりと伏黒を、正しくは伏黒の胸元へ指をさす。

    「アンタのコサージュ。その寂しい胸元飾ってやるから大人しくそこに座りなさいって言ってんの」
    「……はぁ?」
    「折角だしさ、俺たちのも作っちゃおうぜ。これだけ材料あるなら足りるだろ」
    「コサージュなんて作ったことないけど、皆で作るならきっと良いものが出来るよ」

    伏黒は思いもしなかったことを言われている、と言うような顔をした後、椅子に腰かけた。しかし心なしか、口元が緩んでいるようにも見える。

    「……変に悪目立ちするようなものは作るなよ」

  • 138二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:03:00

    伏黒嬉しそう
    良かった…1人だけ揃ってなかったもんな

  • 139二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:06:03

    良かったしばらくぶりに笑ったな
    皆でお揃いの物って照れ臭いけど嬉しいよな

  • 140125/02/16(日) 19:24:22

    ≪コサージュ作りのセンス≫

    虎杖 dice3d6=1 6 2 (9)

    釘崎 dice3d6=6 6 3 (15)

    順平 dice3d6=1 6 6 (13)


    伏黒 dice3d6=1 2 1 (4)


    ≪コサージュ製作(DEX×5)≫

    虎杖(18*5,90) dice1d100=71 (71)

    釘崎(12*5,60) dice1d100=2 (2)

    順平(13*5,65) dice1d100=57 (57)


    伏黒(??) dice1d100=19 (19)

  • 141二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:26:08

    センス高い上にクリティカル出した釘崎すごいの作りそう

  • 142二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:27:40

    流石釘崎凄いの作りそう

  • 143二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:28:35

    釘崎センスいい上にクリティカル!最高のを作りそう
    逆に伏黒センスないね…?手際は良さそう
    順平は中々良さそうで虎杖そこそこそうだね

  • 144二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:36:53

    最低値3で4出す伏黒でちょっと笑ってしまう

  • 145二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:41:31

    よく考えたらそこそこ手際はいいけどこのセンスって伏黒コサージュ逆にヤバい?

  • 146125/02/16(日) 20:06:23

    それぞれが誰かのを作るのではなく、分担してコサージュを作っていく。
    リボンを土台代わりにしながら安全ピンを固定するのは虎杖(釘崎にセンスなし判定されて戦力外通告された)が、その固定するリボンを数種類の中から選んだり切ったりするのは順平が、そしてメインの造花を選んだりバランスを考えるのが釘崎と、完璧な布陣だ。
    因みに伏黒はいつぼーっとしても危ないと、早々に仕事を終わらせた虎杖と順平と会話しながら釘崎を見守っている。

    小ぶりな黄色いバラとオレンジ色の薔薇を中心に、それを纏めるのは白いカスミソウ。
    下から伸びる幅広の真っ白なレースは軽くカールしており、柔らかな印象を受けるものだ。
    薄い紫のライラックも存在を主張し過ぎないように、だがワンポイントと言えるようなアクセントなるように添えられていた。
    釘崎がどこからか見つけて来たらしいパールを数粒、そしてレースが派手になり過ぎない程度に華やかにする。

    「完璧、と言いたいところだけど」

    ちょいちょい、と指で伏黒を立つように促して、実際に伏黒の胸元に合わせてみる。
    そうすれば釘崎は「……もう少しイケそうね」と呟き、ごそごそと机の上のものや引き出しの中身を探していく。

    「売り物みてぇ……」
    「この出来上がりを見ると、僕たちに触るなって言うのも頷けるよね」
    「でもまだ何か足すんだろ?」

    そんな会話をしてると、伏黒が少し考え込んだように残りの三つに視線を落としてから、一つの花を手に取った。
    それは明るい青、まさしく勿忘草色のワスレナグサ。
    あ、と気付いた二人が止める前に、造花であるそれは全体にぱらぱらと振りかける。
    小さな花であることもあり、花と花の間やカスミソウの間に入り込み、――――そして釘崎が振り返る。

    「あ」
    「あぁ……」
    「あーあ」
    「な、な、なにやってんのよアンタ!!!!?!?」

    見事に勿忘草色に染め上げられたコサージュを見て釘崎は絶叫した。

  • 147二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:10:11

    虎杖戦力外通告されてて笑う
    釘崎流石だな…
    伏黒も虎杖と一緒に順平と関わらないようにしようねと思ってたら最後にとんでもないことしてて草
    でもなんとなくこれが伏黒の1番の想いなのかもなと思えて切なくなるな

  • 148二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:11:03

    私をわすれないで‥‥か

  • 149二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:13:17

    >>147

    ちょっとミスった順平と話して制作に関わらないようにのつもりだった

    ワスレナグサだけは外して欲しくなかったんだろうな

  • 150二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:15:59

    センス最低値プラス1さんが想いを込めてしまったな…

  • 151125/02/16(日) 20:22:36

    だいぶ青くなったコサージュを前に、伏黒と監督不行き届きで虎杖と順平も正座させられている。

    「指で取るなんてことしたら形が崩れるし、かと言ってピンセットで取ったとしても細かく千切れたら余計に汚くなるし、そもそも……」

    ブツブツと暫く独り言のように何事かを言っていた釘崎だったが、途中で伏黒の方を見た。

    「伏黒」
    「……スマン」
    「もう良いわ。癪に障るけど許してあげる。でも私の分だけこうなってるのは許せないから他の三つもやりなさい。……違うわね、やれ」
    「え、これ釘崎のだったん?」
    「それが一番上手く出来たのよ。薔薇の造花も一番のお気に入りを選んでたってのに……!」
    「そ、そうだったんだ……」

    許し(?)を得た伏黒は「……おう」と応えると、ワスレナグサの余りを再び掬い上げ、残りの二つにかけようとして――――

    「ストップ、アンタのもよ。自分だけ外すなんて許さないわ」

    釘崎が止め、端に寄せてあった伏黒のコサージュもドンと目の前に置く。
    それを瞬きを数度挟んで眺めていた伏黒だったが、小さく「わかった」と呟いてからワスレナグサをその三つの上にばら撒いた。
    そうして出来上がったのは青色の春たち。
    デザイン的に言えば釘崎が作り上げた方が完璧だったが、それでもこうして出来上がったものを見れば彼ららしいのはこっちなのかもしれない。
    三人は今まで着けていたコサージュを外し、新しい方へと付け替える。
    それを見ていた伏黒も遅れて自分の胸へとコサージュをつけ、そして全員が互いの顔を見て――――笑った。

    「目立ちすぎじゃね?」
    「一回り……ううん、これ二回りくらい大きいよね?」
    「青が強すぎるのよ青が!!……でもいいわ、元のよりはまあ……悪くないんじゃない?」

  • 152二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:24:41

    伏黒…自分のにはつけないつもりだったのか?
    良かったよ自分のもつけてくれて
    4人で作った忘れられないぐらい目立つコサージュか…いいななんか

  • 153二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:25:31

    忘れないで😭

  • 154二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:26:32

    いいなぁ青春だ

  • 155125/02/16(日) 20:33:19

    そうなれば部室棟にはもう用はないと、三人は帰り支度を始める。

    とはいえ、軽く机の上を片した後、順平が枝を持つくらいしかすることはないのだが。


    伏黒は暫し、自分の胸元を飾るコサージュを見つめていた。

    先程までは自分だけが空虚だったそこに、四人で揃いのコサージュが彩っている。

    一番目立つのは、やはりワスレナグサだろうか。


    壊れないようにそっと優しくコサージュに触れ、伏黒は呟く。


    「……ありがとな」


    控えめで、それでいて確かに嬉しそうな顔。

    それを見ているだけで少しムズムズと、気恥ずかしくなるような、そんな気持ちになる表情。


    たとえこの行為に何の意味がなかったとしても、この時間があるだけできっと意味はあったと、三人はそう思った。

    外したコサージュは真っ白で、汚れ一つなくて美しいだけのもの。それを置いて行くことにも躊躇はなかった。


    だがどういたしましてと、そう口にする前に再びブツリと意識は途絶えた。


    <POW×5>

    虎杖(16*5,80) dice1d100=97 (97)

    釘崎(16*5,80) dice1d100=64 (64)


    <POW×3>

    順平(11*3,33) dice1d100=55 (55)


    <???>

    伏黒(??) dice1d100=38 (38)

  • 156二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:34:36

    またリセット?
    そして虎杖ー!?
    順平も伏黒もこれそろそろヤバいんじゃないか?

  • 157二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:36:16

    えっ?!ここでリセットくるの?虎杖ファンブル大丈夫か?

  • 158二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:37:12

    釘崎以外失敗か
    伏黒も数値低そうだけどどうだ?

  • 159125/02/16(日) 20:42:29

    はっと目を覚ます。気がつけば、三人は教室の机に突っ伏して眠っていたようだった。

    これで三度目のループ、ここで目覚めるのは四回目。


    釘崎は慣れた様子で辺りを見回し、ほぼ完全に廃墟となっているようにしか見えない校舎と、見るに堪えない姿になったクラスメイトを確認してから視線を虎杖と順平、そして伏黒へと戻す。コサージュが自分たちの作ったものであることを見て、安堵の溜息を吐く。

    順平は少しの間ぼうっとしながらも、奇妙な愛執のせいで心臓がバクバクと鳴り響く。

    うるさいそれも首を横に振れば、遠ざかっていった。そして片手には槐の木の枝が収まったまま。

    だが虎杖はふと、思う。

    このままここに四人で居ることに何の問題があるのだろうと。だってここには伏黒が居る。生きている。死んでいない。

    その気持ちを伝えようと、一音目を口にしようとしたその瞬間、我に返った。

    このままで居たい?ここに?この廃墟に?

    だが先程まではそれが大したことではないと思う程に、ここから離れがたいと思ってしまっていた。

    奇妙な愛執、まるで何かに植え付けられたかのような。


    <SANチェック>1/1d2 虎杖はファンブル補正で1d2/1d4

    虎杖(72) dice1d100=96 (96)

    順平(40) dice1d100=20 (20)


    <シークレット🎲>

    dice1d100=53 (53) dice1d2=1 (1)

  • 160二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:43:47

    虎杖が連続ファンブル
    ノーカンで助かった

  • 161二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:44:45

    な…なんか虎杖もうダイスに伏黒のいる世界が当然と思えって言われてるレベルじゃないかこれ…?
    しかもSANチェックもファンブル値だし!不安になってきたな

  • 162二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:49:27

    虎杖どうしても伏黒のいる世界を肯定したい感じなのか

  • 163125/02/16(日) 20:52:02

    ≪SAN減少≫

    虎杖 dice1d4=2 (2)


    「虎杖?」


    急に自分の口を押さえ、目を見開いて硬直していた虎杖に釘崎が気付く。

    ゆらゆらと不安そうに揺らぐ瞳を見れば何があったのかは分からずとも、何かあったことは分かる。


    「ご、めん俺。このままここに居ても良いんじゃないかって、一瞬そう思って」


    虎杖がそう言えば、思い当たる節があった順平もそれに反応する。


    「あれ、悠仁も?僕も何回かそう思ったんだけど……」


    おかしいのは自分だけのようだと思っていた順平がそう言えば、釘崎は信じられないとばかりに目を見開く。


    「こんなクソッタレの廃墟で何をしろって言うのよ!ペッパーくん以下の会話できない棒立ちのミイラと、アンタらだけしかいない学校の中で?ふざけんじゃないわよ。冗談でも笑えない」


    釘崎にそう言われれば、確かにそれはそうなんだけど、と二人は目を見合わせた後、伏黒の方を見やる。

    そうすればまたぼーっと虚ろな目をしている伏黒が目に入った。


    「ったく、コイツだけでも手一杯なのにアンタたちまで馬鹿なことを言い出すのはやめて。もし私にそんなこと言えば、ぶん殴ってでも正気に戻してやるわよ。その前にほら、こっち」


    実に頼りになる姉御である。そして再び、伏黒を起こそうと三人は勤める。


    <精神分析>虎杖はファンブル補正で-10

    虎杖(47-10,37) dice1d100=8 (8)

    釘崎(40) dice1d100=80 (80)

    順平(50) dice1d100=80 (80)

  • 164二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:53:25

    なんか今回毎回マイナス補正ある奴はマイナス補正気にせず成功してる気がしてきたな
    でもよかった他成功してなかったから虎杖成功して良かった

  • 165二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:53:42

    虎杖の出目が極端だな
    しかし伏黒起こせたのはナイス

  • 166125/02/16(日) 20:57:14

    前回のように伏黒の手を握ったり揉んだり、そうして喋りかけていれば伏黒の瞳に光が戻る。


    「……ぁ、また、戻って」


    そしてループしたことを理解したのか、暫しの間三人の顔を見た後、伏黒は自分の胸元へと視線を落とす。

    そこに収まっているコサージュを見て、小さく「よかった」と呟いた。


    「改めて言うわ。私はこんな所にこれ以上長居する気はないの。だからアンタらも全力でここから出るための方法を調べるために力を貸しなさい」


    その言葉は尤もだった。虎杖も頷き、順平も同じく。

    しかし伏黒は「ここから、出る」と掠れた声で繰り返した。


    「伏黒、アンタ本当にここから出る方法を知らないのよね?」


    一歩踏み込んだ問いを釘崎が問いかければ、伏黒は首を横に振り、ハッキリと告げる。


    「知らない」


    <心理学>

    順平(40) dice1d100=99 (99)


    <アイデア1/2>虎杖はファンブル補正で-10

    虎杖(37-10,27) dice1d100=2 (2)

    釘崎(37) dice1d100=80 (80)

  • 167二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:59:09

    伏黒コサージュは手放したくなかったんだな…
    そしてなんか出目が荒ぶり始めた!
    釘崎失敗虎杖クリティカルで順平ファンブル!これ順平に悪影響ありそうだな

  • 168二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:59:11

    順平と虎杖でクリファン出すんじゃない
    出目が大暴れしてるな

  • 169二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 21:00:03

    待ってwwwこれクリファン相殺できる?

  • 170125/02/16(日) 22:47:13

    ≪順平の心理学ファンブル効果≫

    1.伏黒が自分たちを閉じ込め、ここに居るように洗脳しようとしているのではないかと感じる

    2.本当はここから出る方法を知っているのではないかと疑う

    3.このシナリオ内で順平→伏黒の心理学🎲に常時-10(伏黒への信頼が裏目に出る形、疑いから遠ざかる)

    dice1d3=2 (2)


    ≪虎杖のアイデア1/2(心理学代用🎲)≫

    1.伏黒は本当に知らないと思っていると確信を得るも、今の伏黒がいつもの伏黒と少し違うような気もすると感じる

    2.伏黒はどうしてか非常に寂しがっているかのように感じるも、ここに本気で引き留めようとしているようには考えていないと感じる

    3.以前のファンブル効果と相殺し心理学系🎲の-10を解除

    dice1d3=3 (3)

  • 171二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 22:50:29

    順平はよりによって疑心暗鬼になってしまったな…!
    そして虎杖はクリの効果はなく継続ファン相殺か
    なんかマシな方だったから確信のほうが良かった…のかなあ?

  • 172125/02/16(日) 23:02:11

    その答えを聞き、釘崎は「まあ、そうよね」と伏黒の言葉を流した。

    知っているとはあまり思っていない、疑いがないからこそ聞ける一言であった。

    そして同じく虎杖も、そうだろうなとその言葉を流す。

    こうしてぼんやりとしている伏黒でも、きちんと起こそうとすれば自分の言葉が届くのに気付いてか、過剰な焦りも遠ざかったおかげで伏黒の心情を正しく理解出来ている。


    だがそれを聞いた順平は、疑心暗鬼に囚われた。

    自分だけではなく虎杖も自分と同じ状況、つまりはこの場への愛執を感じていることに気付けば焦りも増す。


    「……本当に?」


    だからこそ、思わずそんな言葉が零れ出ていた。


    「伏黒くんは本当にここから出る方法を知らないの?」


    駄目だ、こんな聞き方をすれば伏黒を疑っているかのようではないかと思いながらも、それでも順平は自分の口が動くのを止められなかった。


    「卒業が嫌だとか、寂しいとか、ここに皆で居たら楽しい、とか」


    それは今まで伏黒が零してきた言葉たち。今までは垣間見た本音と聞き流せていたものが、一つの疑心のせいで耐え切れなくなる。


    「本当は知ってるけど、僕たちにここから出ていって欲しくないから隠してるとか、そういうことは本当にないの?少しも?」


    順平とて、ただ伏黒を責めたいわけではない。

    もしもそうなら、未練を無くす手伝いはしたいと思っている。――――だって、友達だから。


    「ねぇ、伏黒くん。本当に君は――――僕たちがここから出ることを応援してくれてるの?」


    <???>

    伏黒(⁇) dice1d100=19 (19)

  • 173二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:03:48

    どの技能か分からないけど精神分析とか…だといいな
    成功してそう

  • 174125/02/16(日) 23:08:22

    伏黒はその言葉を聞き、いつもよりも茫洋とした瞳を揺らがせた。

    「俺は」

    それだけを口にしてから、視線を床へと下ろす。
    ゆらゆらと揺れる瞳は角度によって泣いているようにも見えたが、そうではない。
    不安が黒い瞳に映し出されていた。

    「知らない」

    ぽつりと呟かれた言葉。

    「分からない」

    続いてもう一つ。

    「吉野がそうやって俺を疑う理由も、俺だけ違うものが見えているその理由も、こうして今も気を抜けば何も考えられなくなるような脱力感に襲われる理由も」

    苦しみを滲ませた言葉に、虎杖と釘崎はそれを止めようとした。だが伏黒は首を横に振る。

    「状況だけ考えれば、俺を疑う気持ちも理解は出来る。俺も同じ立場なら……そう言う」

    そして伏黒は小さな、小さな小さな声で、掠れた本音を呟いた。

    「だけど、頼む。――――俺を信じてくれ」

    聞いているだけで胸が痛むような、そんな慟哭。

    「俺を、置いて行かないでくれ」

  • 175二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:08:50

    順平が追い詰められてるな
    まあ訳わからん空間だから無理もない
    伏黒なんの技能振ったんだろう

  • 176二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:10:46

    うわそれが本心か
    「置いてかないでくれ」
    多分「忘れないで」もそうだよな
    辛すぎる

  • 177二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:11:00

    伏黒…多分本音だよなあ
    置いていかれたくないんだよな
    なんか別の伏黒も重なってしまうな…

  • 178125/02/16(日) 23:20:03

    その言葉にはきっと嘘はないと、そう思わせるだけの響きがあった
    痛みと苦しみを秘めた、悲痛な言葉。

    順平はいつの間にか握り締めていた手を解く。そして一つ、二つと息をした。

    「……本当に知らないって、伏黒くんはそう言うんだね」
    「…………あぁ」
    「なら、分かった」

    順平の心の中にはやはり、伏黒が何かを知っているのではないかという思いはある。
    だがそれをここで問い詰めたところで堂々巡りだ。伏黒がここで知らないと言う以上、本当は知っていたとしても言う気がないことになる。
    それならばこれ以上の話は意味がない。

    「ごめんね、伏黒くん。僕も焦ってたみたいだ」

    そう言って順平はもう一度「本当にごめん」と謝った。

    「俺の方こそ、こうして足を引っ張っている自覚はある」
    「ここの空間に一番影響を受けやすいのは伏黒くんなのかもしれないね」
    「そう、なのか?」

    伏黒が死に、そして霊体だけでここに居るのならば。そうなってしまうことに納得は出来る。
    図書室で見つけたあの本に書いてあった内容を思い出すのなら、強い負の感情がここに満ちているのだとすれば一番危険なのは伏黒だ。
    そして――――もしくは。

    「――――ごめんね、伏黒くん」

    順平はもう一度手に力を籠め、握り締める。
    槐の木の枝、それを使うことがないと良いと、そう願って。

  • 179二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:22:10

    なんかどんどん出目が荒れてきて別の意味で不安になってきたな…
    でもなんとか幸せに終わりたいな…!

  • 180125/02/16(日) 23:22:41

    現時点で三人が分かってること
    ・校舎が老朽化してる(伏黒は認識できてない)
    ・生徒や教師がミイラ化してる(伏黒は認識できてない)
    ・体育館の鍵がない(3-A、職員室にはない)+体育館には鍵がかかっていて入れない(見覚えのない貼り紙の文言、”思い残しはないか”)
    ・今の伏黒には自分が死んだ記憶が無いっぽい
    ・校庭のど真ん中に見覚えのない槐が生えている(枝ゲット、魔除け効果あり?)
    ・伏黒がだいぶマズい
    ・手作りコサージュを四人で装備中
    ・ループ繰り返すごとにこの空間に愛執が湧く……っぽい

    ≪三人の行動の指定安価≫
    ①伏黒と会話する(会話内容の指定も可能)
    ②〇〇〇に行く(探索箇所の指定)
    ③〇〇〇をする
    探索場所【校舎/体育館/部室棟/校庭】
    →校舎1F(3-A,3-B,3-C,3-D,保健室,進路指導室,事務室,理科室,倉庫,中庭,昇降口)
     校舎2F(2-A,2-B,2-C,2-D,校長室,家庭科室,職員室,美術室)
     校舎3F(1-A,1-B,1-C,1-D,会議室,視聴覚室,音楽室,図書室)

    ①~③もしくはその他の行動指定をどうぞ
    更に詳しい指定もあり、今回は基本的に全員同じ行動で
    先着三人の中から🎲で決定

  • 181二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:26:36

    ”思い残しはないか”
    が気になるので4人で思い残しについて
    話し合ってみる

  • 182二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:27:14

    うーん…後やるとすれば体育館の鍵かな
    他になんかあるかな…
    なんとなく生前将来の話してたから進路指導室行ってみるか?とも思うが鍵とかはここじゃないよな?

  • 183二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:38:23

    あとは体育館と思い残してないかか
    鍵がありそうな場所と思い残しについて相談する

  • 184二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:38:55

    わからないな!
    また3-Aでババ抜きとかしていい?
    駄目なら鍵とかあるかな?で事務室行きたい

  • 185125/02/16(日) 23:42:10

    ≪三人の行動≫

    1."思い残しはないか"について話し合ってみる

    2.進路指導室に行ってみる

    3.鍵がありそうな場所と思い残しについて相談

    dice1d3=3 (3)

  • 186二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:46:49

    伏黒にやりたいこと聞くとかもありなのかなあ

  • 187125/02/16(日) 23:50:43

    「謝り合戦はこれで終わりにして。聞いてるこっちが嫌になる」


    そう言った釘崎は机の上に散らばったトランプ、一番上に乗せられていたジョーカーを摘まみ上げた。


    「校庭の木の名前は槐だった。コイツだけなかったコサージュも作った。それで残るは体育館の鍵を見つけること。部室棟にもなかったし、流石に校舎全部を隈なく探すのは効率が悪すぎるわよ。せめて手分けして探したらどうにかなるかもしれないけど」


    釘崎がそう言えば伏黒は首を横に振った。


    「別行動はスマホもないこの状況じゃどうなるか分からない。離れて行動するリスクを考えれば、危険すぎる」

    「ってコイツが言うからなし。謎のリセット?ループ?が無ければまだしも、気付いたら自分以外の全員が使い物にならない、みたいな状況になったら困るのも一理あるわ。それで改めて聞くけど、なにか思い当たることはある?」


    伏黒と含めた全員に釘崎がそう聞くも、職員室にもなく、部室棟にもないとなれば誰かが持っている可能性が高くなるはずだが、NPC染みた返答しかしないミイラ化した生徒や教師に話しかけるのは気が引ける。

    それこそ万が一襲い掛かって来たりなんかすればシャレにならない。


    「体育館、なぁ」

    「……そもそも体育館だけに意識を配る必要はあるのか?」

    「一応、他の校舎と違って綺麗なままに見えることに意味があるかもしれないし、それに――――」


    卒業式。それが伏黒の未練ならばと、そう思ってしまうのも仕方がないことだろう。


    <アイデア>

    虎杖(75) dice1d100=22 (22)

    釘崎(75) dice1d100=76 (76)

    順平(70) dice1d100=77 (77)

  • 188二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:52:33

    虎杖成功
    釘崎は惜しいな!順平も似た数値で結構惜しい

  • 189125/02/17(月) 00:03:58

    そんな時、虎杖が「あ」と呟いた。

    「そう言えば俺たち、割とずっと体育館の鍵ねぇかなって探してたけどさ。――――本当に体育館の鍵ってあんの?」

    一見、意味が分からない言葉だった。すぐに釘崎が反論する。

    「あるに決まってんでしょ」
    「なんつーか、ほら。俺たちの鞄もここにねーし、あと靴もないし、学校の外?もないっぽいしさ。そんな状況で明らかになんかありそうな体育館の鍵が校舎の中とかどっかにあるもんかなって」
    「……つまり、ここから出るために必要なものだったらそれがそもそも私たちの認識出来ない場所にあるか、そもそも存在しないって言いたいわけ?」
    「そうそう」
    「……あー、それってゲームとかで言う『今は取れない宝箱』ってこと?」
    「そう!」

    体育館の鍵がないことは五条(NPC?)の発言然り、実際に見たことで確かなことだ。
    だがそれがどこにあるかの手掛かりは本当に一切ない。

    「どっちにしろ校舎の中にも見てない部屋いっぱいあるし、片っ端から見ていくってのも一つの手じゃね?」
    「それって結局やることは変わらないじゃない」
    「そうかも」

    とにかく、手掛かりを探すための手掛かりを探すような状況だ。
    手あたり次第に泥臭く。そういうことも必要……なのかもしれない。

  • 190二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:05:51

    なるほど…じゃあ手当たり次第が正しいのか
    どこかでイベントが起きたらゲーム的にどこかで音が鳴った!みたいに手に入る可能性あるってことかな?

  • 191二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:07:32

    鍵を見つけるためのフラグが足りません
    だから片っ端から捜索しましょうてことか
    なら見てない部屋から探索かな

  • 192二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:19:25

    いつ起こるかよくわからないリセットごとにどんどん悪化してる感じの状況で手当たり次第しか手段ないの若干怖いな

  • 193125/02/17(月) 00:25:50

    「……そう言えばさ、体育館の貼り紙にあった”思い残しはないか”って一文、もしあれが卒業式をするために必要なことだとしたら、思い残しがなくなったら体育館の扉が開く、ってこともあるかもしれないよね」

    だが順平がそう言えば、虎杖は「んー……」と首を傾げる。

    「でもさ、思い残しなんて逆にあり過ぎて困るんだけど」

    そう言いながら虎杖は一つ一つ指を折っていく。

    「卒業式が出来てない、だろ?あとは折角試験受かったのに消防士になれてないし、五条先生を落とし穴に落とせなかったし、東堂の謎の誤解もまだ解けてねぇし、卒業祝いで貰った牛肉が冷蔵庫に入りっぱなしだし、あとは――――」
    「思い残しってそういうことじゃないわよ」
    「でもやっておけばよかった、とかやりたかった、とかこういうことなんじゃねぇの?そもそも思い残しがない人なんて居なくね?」

    そして虎杖は視線を伏黒へと向ける。

    「伏黒もそういう思い残し、沢山あんだろ?」

    虎杖がそう聞けば伏黒は考え込むように視線を宙に走らせる。

    「思い残し……?」

    そして伏黒の答えを三人は待つ。だが伏黒は溜息を吐いた。

    「オマエと違ってそんなに思い残しなんて思いつかねぇよ」
    「え、そんなもん!?」

    少なくとも今の伏黒のその言葉には嘘がないように思えた。

  • 194二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:28:45

    あれ?伏黒はそもそも意識ある時は思い残しがそもそもないって状態なのか?
    逆に思い残し解消には地道に何かしてイベント発生させて伏黒自身に思い残しみたいな感情を思い起こさせる必要あるとかなのかな

  • 195125/02/17(月) 00:29:55
  • 196二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:31:35

    たておつです
    終わり…と言われるとちょっと怖い
    でも少なくともある程度のフラグは消化したから近づいてはいる…のかな?

  • 197二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:32:20

    伏黒の深層に思い残しがあるのか?
    コサージュは作れたから
    探索しながら思い出話でもしてみるか?

  • 198二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:33:44

    卒業式に出られなかったのが思い残しだったとして今の伏黒は死んだことを覚えてないから卒業式はこれから出る物であって思い残しにはカウントされるわけないんだよな

  • 199125/02/17(月) 02:10:48

    埋まってないのに気付いたからちょいとリクエスト関係の話

    一応スレ主のスレ以外も見てるけど、スレ主のスレに投下されていないものに関しては見てないふりをしているから、シナリオのリクエストなり続編希望なり直接言ってね

    基本的に救済シナリオ(ロスト救済)は回すつもりはないし、シナリオの規約違反をする気がないのと、有料シナリオを回す気がないってのさえ分かってくれれば改変とかも出来る範囲ではするし、出来ないものはスルーかお断りするよ

  • 200二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 09:40:01

    シナリオ全然知らないからリクエストできないけど今までダイスに漏れたやつも面白そうな面子とシナリオのやつ多くていいね…って思いながら見てる
    見応えのある卓を沢山回してくれて本当に𝑇ℎ𝑎𝑛𝑘 𝑦𝑜𝑢…

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