閃略兵器-Evil★Twinアストラム その6

  • 1二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 17:20:14
  • 2二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 17:21:41

    前スレ200
    またキスするのかこいつら…

  • 3二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 17:22:26

    とうとうその6かあ
    とんでもないどこまで来たもんだ

  • 4二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 17:23:12

    事故キス派?
    それとも押し倒されて派?

  • 5二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 17:26:02

    >>4

    どっちかによる

    キスキルは事故でキスしてお互い慌ててほしい

    リィラはめっちゃ粘こいやつしてほしい

  • 6二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 17:27:33

    色んな意味でリィラの方がねちょねちょしているという風潮

  • 7二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 17:59:13

    10まで

  • 8二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 17:59:36

    >高性能演奏ロボ群発事件についての報告書


    >○年○月○日 郊外にて突如として高性能な演奏ロボットが群発した。製作者は8才の少年5人とみられており、事情を聞いたところ皆「動画の通りにやったらできた」と話ている。

    その動画とは、"ギルスと作る子供向け演奏ロボット"と題されたものであり、人間の大きさ程もある龍を模したハープのロボットを制作する内容であった。

    そのロボット自体に危険性は見られないものの、最新の戦闘兵器に匹敵しかねないほどの完成度を誇っており、当局はこの"ギルス"を名乗る人物を警戒している。


    補遺:"ギルス"本人には危険な思想は見られないものの、当局の調査でも尻尾を掴むことができていないことから、別途対策本部を立てて本格的に捜査を行う。







    「アウラムよ…最近私が投稿した動画が一部削除されるのだがどうしてだろうか」

    「また何が良からぬことをしたんでしょう?」

    「馬鹿な!子供向け動画だぞ!?」

  • 9二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:00:12

    光の保守剣

  • 10二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:05:23

    ギ「じゃあ今度は子供向けの錬成術講座を…」

  • 11二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:12:31

    寝込みを襲いそうなのがキスキル
    押し倒しそうなのがリィラ

  • 12二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:36:18

    初めては優しくするのがキスキル
    初めてでいきなりおもちゃとか使うのがリィラ

  • 13二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:47:22

    イヴの子孫が残っているという事は、イヴちゃんは自分の知らない男と子供を作った事に気づくアウラム君。

    ロボニーサンにどんな男と結婚したのか聞くと、イヴを支える為に心身共に尽くした誠実な男であり、自分も認めるだけの男だと言われて、様々な感情が浮かんでくる。

    幸せにしてくれる人と結婚した事に安心しながらも、男としては悔しさを感じてしまう。
    その男もイヴと結婚したけれども、アウラムを越えて彼女の一番にはなれないのだと理解しながらも彼女を支えていたとかだと味わい深い。

  • 14二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:49:47

    >>13

    昔の女を思ってうじうじしてるアウラムをキスキルリィラが押し倒すのか……

  • 15二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:50:50

    >>13

    イヴが悪い女だけど置いていかれたんだしこれぐらいの仕返しはしていいよね

    死ぬほどラブラブな結婚生活送っててほしい

  • 16二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 19:34:48

     でもクロノダイバー編でアウラムの願い聞いて未来に残るほどの財団作ったってあるし、財団作ったならイヴの血は後世に残さないといけない
     だからこそ自分の子孫に託し続ける必要があるって考えたらこれ逆にイヴが健気な照明になるからアウラム君新しく彼女とか作れないやつじゃない?

  • 17二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 19:42:25

    ある意味、イヴは肉体の繋がりを超えて永遠の一番を得た無自覚のヤンデレかもしれない。

    リースによる逆レが初体験だったら、逆レからのイヴ自害の悪夢を見てしまったアウラムが絶叫して目覚める。
    心配したキスキルとリィラがやってくるも、無理した笑顔で大丈夫、心配しないでと言うアウラム君。

  • 18二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 21:51:36

    でも俺は俗世に塗れて吹っ切れていて欲しいよアウラム君

  • 19二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 21:57:38

    分岐によっていろんな展開で吹っ切れる(シークレットルートで過去に戻ることができるようになる)感じで各ヒロインに手をひかれるか支えられて踏み出すやつだ。

  • 20二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 23:17:39

    タイタニックのローズも死んだジャックをずっと想い続けながら違う男と結婚してたし、いなくなった人を愛することとそれ以外の人と結ばれるのは決して矛盾はしないんじゃないかな
    イヴが現代に現れるルートならイヴと結ばれてほしいけど、別ルートでも必ずしもイヴを過去の存在にする必要ない気もする

  • 21二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 02:20:05

    >>20

    ならばやはりアウラム自身が「彼女のことを抱えたまま誰かを好きになるのは不誠実だから」という理由で誰かを好きになったときに悩むようになってその相手が「あなたのそういうところを含めて私は好きになったのです」って優しく肯定して受け止めていく展開のSSが求められるか。

  • 22二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 08:53:19

    アウラムは満足して神になった派
    でもエレンみたいな未練持ちでもいい

  • 23二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 09:29:52

    各キャラからのアウラム君への気持ち
    もちろん妄想入ってる

    キスキル「一生私n…私達のペット」
    リィラ「ペットであり永遠に私の物」
    チヨ「私だけの大切な後輩」
    IP「私を守ってくれる人」
    レイ「私のお兄様です(断言)」
    ロゼ「私を助けてくれた大事な人」

    イヴ「とても…とっても大切な人」

    神樹「私の初めてを捧げた人(ドヤ顔)」

  • 24二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 13:47:28

    >>23

    キスキルはリィラに気を使ってるっぽいのにリィラは平気で私のものとか言うの草。確かにリィラはそういうとこありそう

    あと神樹さん拗らせすぎて願望と現実の区別が…

  • 25二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 14:05:19

    >>23

    なにげ重たいチヨちゃんIPと当然のように重めのイヴ。


    このレイは普段のアウラムと並ぶと兄妹みたいなカラーリングだし街歩いてたら「兄妹仲いいわねー」とか言われると嬉しいようなちょっと残念なような気持ちでもやってそう。

  • 26二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 14:44:23

    アウラムに対して周囲の女性が向ける目を見てこれはマズイと察したギルスとクロノダイバーの面々がアウラム連れてきて作戦会議してそう

  • 27二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 14:59:21

    ドライバー「知るかバカ!そんなことより暴走だ!」

  • 28二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 16:13:50

    やっぱイヴの正妻力凄いな。あのニーサンがイヴを任せるくらいの仲ってのがデカいし、アウラム本人のイヴに対する借りが幾らでもあるからイヴ復活するなら一瞬でアウラムの隣掻っ攫いそう

  • 29二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 16:42:14

    >>26

    当の本人だけ気づいてなさそう


    「みんなのことをどう思ってるか?キスキルやリィラは恩人だよ。まあ…ちょっとどうかと思うこと多いし世話が焼けるけど…

    チヨちゃんは初めての先輩になるかな?優しくていい子だと思う。

    IPは色々助けてくれること多いよ。前に助けられたからって言ってくれるくらい義理堅いよ。

    レイとロゼは…なんだか妹みたいで放っておけないんだよねー。幸せになって欲しいって境遇のもあって思うよ。

    神樹さんは…不思議な人だったよ。色々俺のこと気にかけてくれてだ。まあ、あっちからしたら弟みたいな感じだったのか距離近かったからちょっと無駄にドキドキしちゃったけど…

    イヴは…本当に大事な人だ…守れなかった俺が言うのもなんだけど、幸せになってくれていたら…それ以上は望まないよ」

  • 30二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 19:06:12

    素直で優しい性格だが人の感情の機微については全く話が通じないので頭を抱えるニーサンとリダンとリューズ
    (アウラムは人の心が分からないのだろうか…)と考えた瞬間アウラムが自分にも仲間達にもイヴにすらも何も言わずに神になることを決めたことを思い出して一人曇りはじめるニーサン

  • 31二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 19:11:03

    「ゆっくりギルスだぞ」
    「ゆっくりガラテアよ」
    「今回は、誰でも出来る集団相手の槍術の解説をするぞ」
    「今回は基本編だから5人程度だけど、全ての項目を習得したら30人ぐらいに囲まれても問題なく壊滅されられるようになるわ」


    この動画は国に削除&保管され、人知れずレイの装備にフィードバックされたとか

  • 32二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 19:22:02

    光属性を救えるのはあた...光属性だけ定期

  • 33二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 19:35:06

    >>23

    こんな中でペットって言われるのが一番嬉しいのがアウラム君だと思いたい。


    ペットって自分らにとってのイムだから大分好意的に取られそう。何だったら人生のパートナーっていう存在かもしれない。


    そしてキスキルへの好感度が爆上がりする所までがセット。

    おら、イチャラブしろ!

  • 34二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 20:32:05

    捜査で尾行をする小夜丸ちゃんだったが、罠にかかってしまい囚われてしまう。
    不埒な男たちの魔の手が小夜丸に迫ろうとした時、軽快な蹄の音が聞こえてくる。

  • 35二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 21:13:54

    >>34

    アークロード仮面様じゃねーか!!

  • 36二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 03:02:30

    仕事中によく助けてくれるが全く素顔を見せてくれないアークロード・パラディオンの正体が気になる小夜丸ちゃん、度々隙を見て甲冑を引っぺがそうとする
    首根っこ掴まれながら「すみません。私忍者なので好奇心を抑えられないんです」と爛々とした目で言い放つ先輩を見てアークロード・パラディオンは色々な意味で心配になり過保護になってしまう

  • 37二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 06:22:05

    >>32

    イヴ、キスキル、ロゼが該当して後全部闇なの草

  • 38二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 08:40:09

    >>36

    気がついたら、アークロードの背に乗ってPSYフレーム達を追跡する小夜丸ちゃんは、スピードの世界へ誘われる。

    小夜丸&アークロード「アクセルシンクロォォォッ!!」

    ドライバー「俺より速いだとぉぉぉっっ!!?」

    プラ=ティナ「貴女がスピード違反してどうするのよ!!」

    小夜丸「大丈夫です!忍なので!」

    アークロード仮面「う、うむ。小夜丸は忍だから安心だ……うん。大丈夫だ。多分……」

  • 39二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 15:59:39

    アストラム君がキレたら、鬼滅の炭治郎みたいにキレそう。

    アストラム「なんだと?お前。お前はもう黙れ。イヴの事をしゃべるな。」

  • 40二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 16:02:32

    >>39

    その前にギルスが(無言のクリマクス)しそう

  • 41二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 17:50:01

    アウラムくんは何かあったときには基本的に自責の感情が先に来て怒りの感情は薄いイメージがあるな
    世界を崩壊させたニーサンにも、クソみたいな動機で自分達の人生を滅茶苦茶にしたリースにすら選託での表情からして怒ってたようには見えない(というかリースの話にまともに耳傾けてる時点でなんかおかしい)
    理不尽なことがあったらニーサンの方が先にキレそうだしアウラムくんは何をされたらキレるんだろ

  • 42二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 17:51:41

    >>41

    目的すら無く破壊を振りまく帝王とか?

  • 43二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 17:53:36

    イヴとアウラムのイチャイチャがみてえな、今度こそ平和な世界で二人老後まで幸せに過ごして欲しいな

  • 44二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 17:56:26

    >>39

    天穹やアストラムを見るに炭治郎より年齢重ねてるし何よりパラディオンまとめてた時期もあるのでキレること自体が少なそう

    あとキレたら喋らなさそう

    言葉話さない敵が多かったから

  • 45二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 17:57:19

    キスキル「社会のルールは無視する だがアウラムの雪見だいふくの片方を取った者は確実に怒られる」
    アウラム「リィラ!!2個しかないんだぞコレ!!」

  • 46二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 17:58:45

    飯を粗末にするやつにはキレそうだな

  • 47二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 18:01:06

    キレるというか諭すと思う
    そしてその方がめんどくさいとキスキルリィラには言われてる

  • 48二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 18:15:23

    アウラムくんは自分が犠牲になろうとするタイプに怒りそう。イヴとかのこともあるし。まあブーメランなんですけどね!!

  • 49二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 20:27:11

    さすがに学習するだろ...

    いや、しない気もする

  • 50二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 22:22:22

    コードトーカー達はレイを助けるために生み出された人工知能搭載兵器であり、アウラムやパラディオン達のデータを参考していると可能性。

  • 51二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 22:25:09

    >>48

    敵の不意討ちが飛んできて咄嗟に仲間の盾になろうとするプラ=ティナ

    そのさらに前に立って全ダメージを肩代わりするアストラム

    そして第一声が「皆を守れたとしても!君が犠牲になったら結局は皆傷を負うんだぞ!」


    小夜丸はキレる

  • 52二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 03:13:32

    閃刀姫の間に挟まるショタはAIなんかな

  • 53二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 12:51:54

    あれはオペレーター的な奴では?

  • 54二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 17:33:51

    双星神はアストラムとデミウルギアが同化した姿だからアウラム君が双星神になれるとしたらデミウルギアも使えるのだろうか
    破壊もリセットも思いのままの力を狙って消えた神と星遺物について研究する団体がありそう
    殆どはキレたニーサンの手で潰されたけど列強国等の極一部で秘密裏に進められていたとか
    突如として現れた謎の超強い男が閃刀姫、Evil★Twins、S-Force等と行動を共にしている情報が列強に入り、列強の動向を察知したレイロゼがアウラムを列強の手から守る為に企みの打破に燃える概念

  • 55二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 18:00:41

    ロゼ「アウラム、貴女との子供が欲しい」
    アウラム「へぁッ!!?」
    キスリィ「「はぁ!!??」」
    レイ「ちょっっ!!??ロゼ!!!???」
    ロゼ「アウラムと家族になりたい。子供は男の子と女の子の二人の予定」
    アウラム「はは……随分と具体的なんだな……」

    素直クールなロゼだと、皆の前でも平然と爆弾を落としてきそう。

  • 56二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 21:49:29

    たぶんアウラムくんは本気にはしてないというか「男性との接する経験が俺くらいしかないからなぁ。俺になついてくれてるのかな?」ってくらいに解釈してる。
    レイちゃんは焦って「私はだって5人くらい予定立てますし男の子3人女の子2人とか予定立ててますよ!?」とか変な対抗する。
    キスリィは逆に落ち着く。
    兄さんは「あの目だ……」って本気度を悟る

  • 57二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 22:01:50

    でもこの人最終的に誰かと一緒にならなそうなんだよな。なんか必要に駆られて一人消えてそうなイメージ、どんなに強く願われてもそれらを振り払って一人消えることが出来る人だし

  • 58二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 04:27:56

    そうなったからこそ俗世を生きろ

  • 59二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 09:31:02

    各ヒロイン守るためにそれぞれ一回は重症おったり危険な目にあってそう。腕が良くない曲がり方しても怯むことなく剣を機械兵器にぶっ刺して何事もなかったかのように「そっちは無事?」ってしてそう

  • 60二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 09:56:33

    どれだけ無茶しても良いけど、今度こそ最後はイヴの側にいてやって欲しいよ

  • 61二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 10:47:36

    >>59

    自己犠牲を平然と行えるアウラム君に皆が曇る。ニーサンも死にそうな表情になる。

  • 62二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 17:11:25

    アウラムくんの自己犠牲精神をかつての当事者の立場で苦言を呈することができるのはニーサンなんだけど
    ニーサンはアウラムくんがそういう選択をする原因を作った人間でもあるのが問題を複雑にしそう
    ニーサンは滅茶苦茶曇る

  • 63二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 17:17:51

    アウラム君は人をかばって腕とか飛ばされながら無茶なことした人を叱るタイプ

  • 64二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 23:59:54

    レイロゼに向けられたレーザーから守ったり小夜丸に突っ込む車から守ったりしてそう。守られた側は「自分のせいで…」と曇る

  • 65二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 10:10:48

    保守保守

  • 66二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 13:16:56

    自分が傷つくことで周りが悲しむことも分かってるけど
    そこで(もっと周りを頼ろう)ではなく
    (もっと自分に力があれば……)って思うタイプだよね

  • 67二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 17:18:57

    それぞれが「時々イヴって名前を聞くけどどんな人なんだろ…」って事情を知ってるニーさんに聞いたら聖遺物物語を聞くことになっ手曇る皆!?

  • 68二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 20:08:34

    村にはそれなりに大人もいただろうに基本イヴの結界頼みでニーサンとまだ子供と言っていい歳に見えるアウラム君しか結界の外でクローラーと戦える人間はいなかったんだよな
    一番平和に暮らせてた時期がそれという

  • 69二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 20:10:42

    たまには女の子にドキドキしちゃうアウラムくん概念もいいのかもしれない

  • 70二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 20:57:09

    アウラムに出会ってからというもののレイは休日、ロゼとともにアウラムのもとに通うことが多くなっていた。
    これが訓練にその時間も割いていたレイにどのような影響があるか危惧していた上層部だったが実際のところはいい気晴らしができているのか、それとも別の要因があるのか(女性スタッフは訳知り顔であったが)とにかく以前以上に戦績が上がっていた。これに気を良くした上層部及び青春は大事にするべきだという女性スタッフの計らいによりロゼの社会見学も兼ねて以前よりもレイの非番は増えていた。

    休日が近づいて来た頃、レイはいつものようにアウラムに連絡をしてその旨を伝える………前に自分の髪を整え頭の中で文言を必死に作っていた。

    「レイ、早くかけて」
    「待ってロゼ…色々と緊張して……」
    「だからいつも私からかけるって言ってるのに。」
    「ロゼに任せるとずっとアウラムさんと話すでしょ!?」
    「話したいから。」

    そんな微笑ましい(姦しい?)喧嘩をしていると唐突にレイのデバイスに通知が来た。

    「あれ、こんな時に誰だろう…?もしもし?」
    『あ、もしもしレイ?アウラムなんだけど』
    「!?!??!」
    「アウラム、こんばんは」
    『こんばんはロゼ』

    普段あちら側からかけてくることがない想い人からの唐突な連絡(ビデオ通話)で油断していたレイはフリーズし、その隙にロゼはレイからデバイスを取り応じていた。

  • 71二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 20:57:20

    「あ、アウラムさんどうかしました…?」
    『いや…なんというか………2人に折り入ってお願いがあるんだけど……』
    「アウラムからなんて珍しい。私はアウラムのお願いなら何でも聞くけど」
    「ロゼ!?」
    『ありがとう、そう言ってくれると心強いよ』
    「わ、私もアウラムさんのお願いなら何でも聞くよ!?」
    『う、うん…?無理しなくていいんだよレイ?』
    「無理してませんがぁ!?」
    『わ、分かった、ありがとう二人とも…」

    画面越しの彼女の迫力に押されたアウラムだったが意を決したような顔をして。

    『…その、明日よかったら俺と一緒に遊園地に来てほしいんだ。』
    「「………!!!」」


    こんな感じから始まるアウラムくんとレイロゼ遊園地デート誰か書いてください

  • 72二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 22:13:31

    なんか謎のクローラーくん来たけど物語の後に進化したんかな
    役割的にニーサンの同僚みたいな感じになったりして

  • 73二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 22:15:15

    クローラーの新規来たけどアウラムの帰還を期待していいんです?

  • 74二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 22:15:51

    あの新規来たしなんかアウラム君帰ってきそうな雰囲気あるよね、再会して欲しい

  • 75二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 23:22:12

    2000/2500だからアウラム君じゃなくてこいつなんだよなあ

  • 76二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 23:24:48

    背景どう見ても烙印世界なんだけどアウラム君またリンク召喚されるの?

  • 77二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 23:25:36

    >>75

    アウラムじゃないとしても蒼穹とアウラムの繋がりは深いしジャックナイツも世界の仕組みに詳しい存在だからアウラム関係で何か希望が生まれる可能性は割とあると思う

  • 78二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 02:00:10

    3年ぶりのクローラー

  • 79二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 11:13:06

    徐々に星杯世界のその後っぽいカード群出てきたりしてな
    パラディオンとかは期待が持てる

  • 80二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 12:32:14

    >>71


    ことの発端はアウラムが買い物をしていた頃に目に止まった商店街のくじ引きで2等賞の遊園地チケット(ご家族向け四人まで)を当てたことであった。

    そもそもアウラムたちが育った環境は随分な閉鎖空間。そして遊園地などという娯楽施設とは無縁の時代であり、早い話こういった施設のことはアウラムにとって新鮮で好奇心が刺激されたのだ。

    これはぜひ行きたいと周りに当たった…のだが…


    『すまない、その日は俺は別件があるから行けないな。』


    『あっちゃー…うちらその時ちょっと遠出の配信するんだよねー…』

    『タイミング悪ー…』


    『いやー…一応俺たち仕事あるからね…というか一応俺たち君の居候してるやつらとあんま仲良くないの分かってる?』


    『すみません、そのあたりは自分出金でして…というかアークロードさんその格好で遊園地のアトラクションって乗れ…あ、どこ行くんですか!?』


    「………というわけで、みんな全滅して最後にレイやロゼにお願いしたんだ…」

    「な、なるほど…」

    「今日以外はだめだったの?」

    「俺も今日以外は色々と重なってて…」

    「…色んな所にいい顔見せるからです。」

    「今からでも私達のところに来る?」

    「か、考えとくよ」

  • 81二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 12:45:51

    >>80


    「それで最初はどこに行く?」

    「そうだな…」



    アウラムが考えている間レイは現在の状況について考えを巡らせる。

    いつも一緒にいるEvil★Twinはおらず複雑そうな顔をするニンギルスもいない。一緒にいるのはロゼとアウラムのみで恐らく今日一日何かしらの要件で急に呼び出しなどもなし…つまり…


    「(…アピールのチャンスというやつでは…!?)」

     

    そしてロゼもそれを理解しているのか2人は一瞬目を合わせ火花を散らした。お互いにここは負けられない。


    「(とはいえ、私達もこういった場所は来たことないから…アウラムさんに楽しんでもらいつつアピールする…すごい大変なことなんじゃ…)」

    「アウラム、私これに行ってみたい」

    「ん、ジェットコースター?」

    「あ、この遊園地の目玉みたいですね。時速300kmは出るんだとか」

    「人が乗る乗り物なのそれ…?」

    「行ってみよ?」

    「ん、まあそうだな。行ってみるか!」


    こうして3人の遊園地デートが幕を開ける



    というSSをください。それにしても閃刀姫でジェットコースターってなんか余裕そうだな…

  • 82二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 12:48:16

    >>81

    アウラムの方がビビり倒しそう

    ハヤテでこの程度のスピード慣れてるけど女の子らしくキャーっていうべきかオロオロしてたらアウラムの悲鳴で脳みそがパンクするレイが見える見える…

  • 83二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 12:50:59

    ニーサンは遊園地のアトラクションを見て(これ作れそうだな…これは無理そうだな…)って謎の視点で見てそう

  • 84二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 18:33:56

    アストラムが列強なやクローラーに改造されたって?

  • 85二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 23:27:52

    復活アウラム君は血の通った生身の人間なのか、電子データやクリフォート的なシステムが人型になってるだけなのか

  • 86二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 05:56:21

    受肉よ

  • 87二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 06:38:52

    個人的にはVRAINSのソルティスをイメージしてた。初スレでキスリィが謎のデータからアウラムくんを抽出してたし

  • 88二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 11:50:23

    データという遺伝子を抽出して、有機物の身体を作った可能性もあり。

    あえてアウラム君が力を使い過ぎたり、力を封じられて囚われるポジションになったら曇りそうだし、後遺症で更に強さを求めそう。
    その前にニーサンを筆頭に殴り込みをかけてくるだろうけど。

    クローラー・ソゥマ君で烙印の世界ともリンクしたかもしれない。
    つまり最先端の都市で美味しいものが食べられるかもしれないぞ、エクレシア。

  • 89二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 13:28:30

    別作品になるがデジモンテイマーズのリアライズと同じような理屈だと思ってる
    莫大な情報エネルギーでタンパク質すら擬似的に構成する

  • 90二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 18:02:31

    小夜丸ちゃんにお願いされて、性拷問訓練の相手になるアウラム君。

  • 91二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 01:13:36

    星鍵スケコマシ野郎にかかればむしろ教えてもらう側になるぞそれ

  • 92二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 09:30:27

    男の身体と女の身体について説明する性教育動画を、アウラム君使って作るキスキルとリィラ。
    主にセンシティブギリギリを攻めたアストラム君のヌードになる。

    いけないと思いつつも全部しっかり見る童貞みたいなレイと小夜丸。

  • 93二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 11:38:36

    キスキルとリィラはやばいテンションで作ってちょっと見返して反省してそう。
    ロゼは脳内シミュレーションしてそう。

  • 94二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 17:37:27

    星鍵スケコマシ野郎はパワーワードすぎる
    この世界でもキスリィ辺りにそう呼ばれてそうだし否定してくれる人誰もいなさそう
    アウラムくんだけが呼び名の根拠が分からない

  • 95二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 00:15:17

    >>81


    「ここまで来てなんだけどジェットコースターってどんな感じなの?」


    ジェットコースターに向かう途中に思いついたようにそれを聴いた。元がタイムスリップをした人間だ。テレビで知識はあるようだがイマイチイメージがつかない。


    「えっと…実は私も初めてなのでこうなのでは?っていう具体的なのはわからないかもですね…」

    「私も初めて。」

    「あ、そうだったのか?」

    「私はそういう時間があったら訓練だったので…」

    「そもそもそういうのに意味を見出してなかった」

    「そっか…有り難う二人とも。」

    「いえいえ。アウラムさんが言ってくれなかったらきっと来てなかったから、むしろちょっと楽しみです!」

    「アウラム、行こ。」

    「……うん!」


    ……ここで終われば、感動的な物語とは言わずとも青春だと言えるだろう。だが悲劇はどんなものにも等しく訪れる。


    「あ、順番が回ってきましたよ。」

    「緊張するなぁ、えっとバーをしっかり降ろして…」

    「ちょうど3人一緒の列になれてラッキーだった」


    3人の順番はちょうどアウラムを間に閃刀姫で挟む形であった。誰が言い出したわけではないが二人の乙女が視線で協議をしたのを青年は知らない。そしてまもなく発進した。


    「そろそろ大きめの坂に入るみたい」

    「ん?あぁ、ここは結構ゆっくり登るんだな。」

    「まあまだ助走が足りないですからね…」

    「にしてもどれくらい登って…」


    ほんの好奇心、というよりも衝動だったのだ。アウラムが振り向いたのは…

  • 96二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 00:28:40

    「……………高くないか?」
    「え、そうでしょうか?」
    「そこまで…?アウラム、顔が青いよ、大丈夫?」
    「あ、あぁ。だいじょう」

    「夫」と言い切る前に落下が始まった。閃刀姫としてもっと早く、高くからの降下に慣れているレイは比較的落ち着いていた。むしろこの状況に至り「ひょっとして女の子らしくきゃー怖い!みたいな反応をしたほうが良かったのではないか」などと考えていた…のだが。

    「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
    「あれ、アウラムさん!?」

    まさかのガチ悲鳴である。いや、たしかにそういう乗り物ではあるのだがまさかここまで悲鳴を、しかもどこかぽやっとしているようで戦いの場では凛々しい彼がここまでの悲鳴を上げるとは思っていなかった。

    「(こんなに怖がってるアウラムさん新鮮………じゃないよ!?ど、どうしようこのままだとアウラムさん初っ端に嫌の思い出が!?)」

    好きな人の知られざる面を見てパニクるレイをよそに向こう側のロゼは動いた。

    「アウラム、ぎゅー。」
    「ろ、ロゼ…!?」

    アウラムの手を握り彼を少しずつなだめ始めた。

    「ほら、大丈夫。私がいる。もしものときは助けてあげる」
    「そ、そっか……ありがとうロゼ…」
    「う……(ロゼ、いいなぁ……)…わ、私も…」
    「あ、そろそろ一回転くる」
    「「え?」」   ぐるん
    「うわぁぁぁぁぁ!??!??!」
    「(嘘でしょ!?タイミング逃した!!??」

    今からでもすれば間に合いそうだがそもそも便乗に慣れていないレイではここでの駆け引きのタイミングを悲しくものがしてしまったままジェットコースターは走り続けた…

  • 97二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 00:44:19

    「ほんと………ごめん………」
    「気にしなくてもいいよアウラム」 
    「そうですよアウラムさん…気にしないでください…ははは…」

    あの後無事?ジェットコースターは終わり叫び疲れたアウラムのために一旦ベンチで休んでいた。

    「そ、それにしても意外でしたね。アウラムさんがあそこまで叫ぶなんて…」
    「面目無い……どうもあぁいった落ちる感覚っていうのに経験がなくて…」
    「かわいかったよ」
    「うっ」 
    「(ごめんなさいアウラムさん…それは正直私も同じ気持ち…)」

    青年に向けての少女からの(無邪気な)かわいかったほど心に来るものはない。アウラムはそれを強く実感してしまった…

    「…でもロゼ、途中で手を握ってくれてありがとう。」
    「安心した?」
    「凄く…」

    情けないけど…と言葉が続きそうになるところでロゼは彼の手を取り

    「それじゃあ、今はどきどきする?」
    「えっ…?………と……」
    「私はドキドキする、もう少し握ってたら…アウラムも伝わるかもしれない。」

    ……ジェットコースターに乗ったあとだからか、アウラムの目に、普段は無表情の多いロゼの笑顔はとても可愛らしく見えて……

  • 98二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 00:44:39

    「次行きましょうか次!!!」
    「え!?あ、うん!次だな!!俺も大丈夫になってきた!」
    「むぅ…」

    邪魔されたとばかりに睨むロゼに視線でごめん…と謝りながらも、ずるい、彼を取られたくないと、レイは心の底から思ってしまった黒い自分に言い訳ができなかった。



    というSSをいつでも探しています

  • 99二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 00:46:38

    恋愛強者のロゼと恋愛弱者のレイの閃刀ルートはもっとやれ

  • 100二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 03:55:52

    よく考えたら乗り物に乗ってる描写はおろか乗り物自体も存在しなさそうな世界観の生まれだったし
    乗り物全般に敗北しそうだなアウラム

  • 101二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 04:01:48

    >>100

    マスカレーナのバイクに乗せてもらって半べそかきながらマスカレーナにしがみつくアウラムが思い浮かんだ

  • 102二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 07:00:11

    確かに速度に関しては圧倒的に負けてるのか
    戦闘ならいざしらずただの移動で速度出しながら無法運転とかされたら涙目になりそうだな

  • 103二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 08:47:23

    乗り物に全敗してメリーゴーランドに落ち着くことでイケメンが沈痛な顔でウマのオブジェに乗ってるアウラムくん。

    戦闘中のときはハイになってるから閃刀姫レベルのスピードに余裕でついてくかっこいいアストラムくん。

    「今日は乗り物乗ってのパトロールですよー」って言われて「俺に乗ったほうが早いよ?だからやめよ?」するアークロード仮面様。

    好きなのを選びな。

  • 104二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 14:29:18

    極度の乗り物酔い
    馬にはなれるけど馬はいたんかな星杯

  • 105二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 18:09:50

    >>104

    馬というかイムドゥークとかレグレクスさんなら…?乗ったか知らないケド…動物に乗るのは平気だけど乗り物雑魚のアウラムくん。

  • 106二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 18:45:01

    マスカレーナのお腹に手を回してバイクに乗るアウラム君。
    運悪く小夜丸ちゃんに見つかってしまい、スタントアクションみたい運転で悲鳴をあげつつ逃げる。

    マスカレーナ自身も焦っているけど、ビビるアウラム君の悲鳴や、強く抱きしめてくる逞しい身体の役得。

  • 107遊園地の人です22/03/27(日) 22:21:05

    あの後も乗り物系の物を試してみた3人だったが、その殆どにアウラムはグロッキーを見せていた。
    唯一大丈夫だった時のメリーゴーランドに巡り会えたときには感動と情けなさが混在したとは本人の弁であった。

    「まさかこんなに俺が乗り物弱いとは思わなかったよ…」
    「し、仕方ないですよほら…乗り物になれてないみたいですし…」
    「…次、ここはどう?」
    「ん?どこどこっ…!?」
    「えっと、お化け屋敷か。ここから近いし良いな…レイ?」
    「な、なんでもないです!」
    「「?」」

    ロゼとアウラムがレイの態度を変に思いながらも他に行く場所もないととりあえずお化け屋敷に向かうことが決まり、一人後悔をしていた。

    「結構中は暗いな…」
    「逸れるとかはないと思う、けど気をつけないと。」
    「そうだな…ところでレイ…大丈夫か…?」
    「えっ…?何が…ですか…?」
    「…レイ、今からでも出る?」
    「だ、大丈夫…!」

    並んでいる途中でも二人は気になっていたが列が進むにつれどんどん顔を青くするレイに流石にアウラムとロゼはまずいと考え尋ねたが(もはやかわいそうなほど)震える彼女は強がった。
    この場をアピールのチャンスとしている二人だったが、何より優先するべきはアウラムに現在を楽しんでもらうこと。そのためならば多少の苦手を押し退ける…覚悟であった。

  • 108もしくは乞食22/03/27(日) 22:34:22

    決意したレイが震えを断ち切り前を見た瞬間。

    ピタッ

    「ピッ!?」
    「レイ!?」
    「い、今なにか私の首………首に…!?」
    「レイ、落ち着いて。たぶんただの水…」

    『あ”あ”あ”あ”あ”』
    「ひやぁ!?」
    「「レイ!?」」

    次から次へと襲いかかる恐怖、ホラー番組などがたまにテレビで見るときに苦手だったレイだが、実際に遭遇すると我を失うほどのレベルだったことを本人ですら知らなかった。

    『貴方を…許さない…』
    『次は君だ……』
    『逃さない………』

    「ひぃ!?あ、アウラムさんロゼ、どっちに行けば…あれ…?」

    ここまで来てレイは自分が二人とはぐれてしまっていたことに気がついた。

    「あ…どうしよう…二人のこと置いてきちゃった……でも…来た道をよく覚えてないし……順路だったら…すぐに来るかもだけど……一度動かず待つ方がいいかな…」

    こんな状況だが冷静さを取り戻すのは流石閃刀姫である。が、その判断をくだせても苦手な場所に一人、ポツンといる経験など。閃刀姫である前に少女にとっては辛いものであった。

  • 109もしくは乞食22/03/27(日) 22:44:49

    「……ロゼ、どこにいるの…?……アウラムさん……」

    いつもよりもか細いその声はかき消されそうで…

    「…助けて…」
    「もちろんだ!」
    「!」

    それでもその声を拾ってしまうのはきっと、そういう男だからなのだろう。

    「見つかってよかった…ごめんなレイ、一人にさせちゃって。」
    「い、いえ!むしろ私が勝手に一人走って行っちゃって…あれ、ロゼは?」
    「流石にこの暗い中人探しをするのは大変だしもしも片方が更に迷ったり…なんてことになったら大変だから、一度ロゼには外で待ってもらって俺が探しに来たんだ。それでも見つからないなら職員さんを呼ぶところだったけど…」
    「ご、ご迷惑をおかけしました…」
    「…とりあえず外に出ようか。」
    「あっ…はい…」

    自分のせいでロゼやアウラムにいらぬ迷惑をかけた。その事実に落ち込むしかなかった。それを見てアウラムは少し考えて。

    「レイ、ちょっとごめんな。」
    「えっ…!?」
    「これなら少なくとも逸れないな。」

    手を繋いだ。しかもアウラムからである。今までそういったことをする素振りすらなかったこのスケコマシにぶ太郎の行動にレイが混乱しながら引っ張られていると。

  • 110もしくは乞食22/03/27(日) 22:56:20

    「…あのさ、レイ。俺嬉しかったよ。レイとロゼが俺のために色々考えて提案してくれてたこと。」
    「…!」
    「ロゼは俺が乗り物ダメそうなことを判断してこういうアトラクションをセレクトしてくれたんだろうし、レイもそれを分かってたから我慢してくれてたんだろう?」
    「………はい…」
    「ありがとう。本当に嬉しいよ。」

    歩きながら語ったのはアウラムからの心からの感謝であった。場所のことを少し忘れレイはその言葉を聴き続けた。

    「…でも。遊園地はみんなで楽しむものだろ?」
    「…はい、私がテレビで見たり、ここに来て周りの人を見渡したとき、誰かが気を遣うっいうよりも…みんなが楽しんでいました…」
    「それで、そのみんなの中にはレイとロゼもいるんだ。二人が我慢したりする必要はないよ。」
    「…でも…」
    「それでも無理するなら」

    そういってアウラムはレイの手を引っ張りながら走りつられてレイも走り出す。

    「こうして一緒に行こう!みんな一緒で逃げたり迷惑かけたりするのも、思い出だろ?」
    「…!…それさっきまでのご自分にも言えますか!」
    「うっ…!?痛いところ突くなレイ!?」
    「ふふっ…あははは!」

    迷惑をかけても、甘えてしまっても。きっとこの人は太陽みたいな笑みを浮かべて、風みたいに現れるんだろう。ならば…

  • 111もしくは乞食22/03/27(日) 23:03:20

    「アウラムさん!」ぎゅっ
    「うあっ!?」
    「まだ怖いので、もう少し近くでお願いします!」
    「え…でもレイ…?」
    「さっきの言葉、嘘なんですか…?」
    「…二言はありません…」
    「ふふっ…!」

    「(…今だけは…もう少しだけ、ここを私の居場所にさせてください、アウラムさん…)」

    少しいつもよりも大胆に、彼にできる精一杯のアプローチをしながらレイはこの場所に寄りかかる…




    「……で、腕に抱きついたままゴールまでたどり着いたはいいけど外に出て私と合流した瞬間人目が気になって恥ずかしくなり離した…ってこと?」
    「はい…………」

    現在お化け屋敷外。あのあと無事外にたどり着きロゼと合流した二人だったがその瞬間に現在の状況を思い出したレイは爆速で離した…が、ロゼはそれをバッチリ見ていたため不機嫌になってどうしてそうなったのか尋問しているという状況である。ちなみにアウラムは飲み物を買いに離れている。

    「…アウラムが帰ってきたら私もしよ。」
    「だ、だめ!!私の場所だったんだよ!?」
    「…まだ二人とも告白してない。つまり私の場所になるチャンスは全然ある。」
    「うっ、そう…だけど…」

    「…私もあの人のこと好きだから、もう一度あの場所に、今度は正式にいたい…」
    「…いっそ二人で彼女になる?」
    「ロゼー!?」

    二人の作戦会議(?)は想い人が帰ってくるまで続いた…

  • 112もしくは乞食22/03/27(日) 23:03:43

    っていうのを求めいてるのでどうかください

  • 113二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 23:06:17

    もう自分で書け……いや書いてるわ

  • 114二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 23:09:26

    下さいと言いつつ自ら書いているのは尊敬するし見ている側としても非常にありがたい

  • 115乞食22/03/27(日) 23:14:53

    錬金術で材料くべたら錬成されないかなって…アウラム君のSSじたいpixivとかで検索かけても2つくらいしか見つからないの悲しみ(でもその一作が良作だったけど)。

  • 116乞食22/03/28(月) 10:40:41

    今更だけどレイちゃんくそ雑魚概念を引き継いでやってますがつよつよレイちゃんもすきです。つよつよはきっと他の人が書いてくれると信じてます。

  • 117二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 17:46:10

    神だから身体年齢を操作できる的なご都合主義で、見た目だけショタ時代に戻せばサービス施設を子供料金で利用できることに気づいて葛藤するアウラムくんが見たい
    その状態でレイロゼと一緒に出掛けてほしいし美少女2人とガキ1人だと思って舐めた不審者に絡まれてほしい

  • 118二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 18:11:01

    >>117

    同じようなことを誰かに指摘されて「そんなことするわけ無いだろうやだなぁ俺星の勇者だよ?そんなケチなこと考えるわけ……」ってすごいキョドりながら言ってほしい

  • 119たぶんラスト22/03/28(月) 20:44:04

    3人での遊園地巡りはあの後も続き、気がつけば夕方になっていた。

    「随分遊んだなぁ…」
    「もう時間的にも帰らないとですね…」
    「その前に、行くべき場所がある。」 
    「行くべき場所?」
    「…あっ!」

    レイがアウラムに同意して帰りの経路について考えようとしたときロゼは否を唱えた。それにレイも何がに気づいたかのようにパンフレットを見て。

    「アウラムさん、確認なんですけど高いところは大丈夫なんですよね…?」
    「え?あぁそうだね…ジェットコースターはどっちかというと高さよりも速さの方で死んでたし…」
    「ゆっくりなら大丈夫そう?」
    「それもメリーゴーランドで確かめたから大丈夫だけど…」
    「「だったらあれに行きましょう(行こう)」」

    二人の指さしたのはこの遊園地でジェットコースターに続き名物であり定番である観覧車であった。


    この遊園地に来る前に二人は入念にリサーチをした。なによりもアウラムに現代の物を楽しんでもらいたい一心で。

    『…レイ、これ見て。』
    『どうしたのロゼ?…あっ…』

    その中で二人が見たよくある遊園地のジンクス普段ならバカらしいと笑ってしまうようなそれに、釘付けになったのはきっと誰も責められないことだ。

    『観覧車が頂点に来るときに告白したら成功する』などという本当によくある謳い文句であったとしても。

  • 120たぶんラスト22/03/28(月) 20:57:23

    「結構高くまで来たなぁ…」
    「天国まで届くが売りなんだって。」
    「ロマンチックなのかブラックジョークなのか微妙にわからない謳い文句だな…」
    「あ、見てください!海がよく見えますよ!」
    「ホントだ…!おぉ、でかい船もある…」

    3人は景色を見ながら取り留めのない話をする。いつでもできるような話だ。それでも今の時間は3人共通して、この空間を愛おしく感じていた。

    「(…もうすぐ頂上だ。)」
    「(アウラムも楽しそう…たぶん、ムードっていうのもかなり高い…)」
    「「(今なら…)」」

    頂上が近づくに連れて覚悟を決めていく2人…どちらがふられても、あるいはどちらも玉砕したとしても恨みっこなし。そういう条約を念の為ここに来るまでに取り付けていた。

    頂上に着く。二人が口を開くよりも前に、アウラムは口を開いた。

    「今日はありがとう、2人とも。」
    「…ふぇっ…?」

    唐突な感謝の言葉にレイは勢いを削がれ彼女らしからぬ声を上げた。それにアウラムは言葉が足りなかったなと、更に語る。

    「2人のおかげで、今日は本当に楽しかった。今の景色をこうして視ることができて本当に嬉しいんだ。」
    「元々アウラムが当てたチケットだし、私達はそれに付き添いしただけだよ?」
    「1人だったら来なかったよ…1人はつまらないからな。」

  • 121たぶんラスト22/03/28(月) 21:12:39

    そう言ってアウラムは目を閉じ、自分の時代を。そして自分のその後を思い出す。

    「あのときの選択に後悔はない。でも、1人でいるのを良しとできるほど、俺も大人じゃなかったみたいでさ…」

    頬を掻きながら笑う彼は、どれほど長い時間を1人過ごしていたのか2人には分からない…それでも…

    「…私たちも、1人だったらここに来ませんでしたね」
    「うん、アウラムに誘われなかったらそもそも来るなんて発想がなかった。」
    「そっか…あのさ2人とも──」
    「だから、また行きましょうアウラムさん。」
    「…!」
    「また一緒に、今度は山や海。アウラムも私達も知らない景色、見に行こう。」
    「他にもレジャー施設はありますから、アウラムさんの経験したことないものも、私達がしてこなかったものも一杯ありますから。」
    「…あー、かっこ悪いなぁ…言いたいこと全部言われたかも…」
    「アウラムはいつもかっこいいよ?」
    「そうです…!?」
    「あはは…ありがとう2人とも。」

    唐突なロゼの褒めとそれに思わず同調したレイを見つめながら先に思いを募らせる。また、呼んでも良いと言ってくれたのだから。

    「ありがとう、2人とも。」

    頂上に差し掛かるその時に。

    「─私は好きな人と"一緒"を共有したいだけですよ。」
    「アウラム、これからも色んな好きを私と共有してくれる?」

  • 122たぶんラスト22/03/28(月) 21:26:04

    観覧車が一周し、3人はおり、帰りのバスへ乗り込む………不機嫌そうな少女2人を揺らしながら…

    「…その、俺はなにかを間違えたんだろうか…?」
    「…別に…なんでもないです…」
    「……鈍チン星鍵スケコマシ…」
    「なんかすごい不本意な称号をつけられてるんだけど本当に間違えてないのか!?」

    あの言葉のあと、アウラムは2人に対して。

    『………そっか、やっぱり2人はこの時代での良い友達だな…!』
    『ニンギルスの気持ちが今なら少しわかる。妹ってこんな感じなのかもな…って、これは流石に失礼か。アハハハ…ハ…?』

    こんなことを言ってのけた。確かに直接的な表現でなかったと2人は思ったがそれでもここまで伝わってなくあろうことか妹と言われるのは流石に2人とも堪え、ややスレていた。

    「…もういいです。アウラムさんなんて知りません。軍まで寝ます!!」
    「レイ!?今から寝るって着く時間ちゃんと起きれるのか!?」
    「着いたらアウラムが送って。」
    「ロゼまで…」

    宣言通り2人ともそのまま眠ってしまった。元々女の子だけで帰すわけにはいかないといつもアウラムは2人と出かけるときは送っていたのでそこまで苦ではないが眠っている2人を運ぶのは流石にかなりの労働になると覚悟を決める。

    「………にしても。」

    先程の言葉を思い出す。真っ直ぐにこちらに想いを伝えようとする2人の顔と今日に知った2人の新しい顔。

    「………あれって、友達って意味であってた…んだよな…?変な意味で捉えちゃだめだし…いやでもあの怒り方…?」

    ………少女たちの言葉が爪痕を深く残していたことを、本人たちはきっと知ることはきっと先の話……

  • 123たぶんこれがラスト22/03/28(月) 21:26:46

    こういうSSどなたか恵んでもらえなませんか?

  • 124たぶんこれがラスト22/03/28(月) 22:16:59

    実はSS書くとか経験あんまりないからやったけど意外と長く続いた。本当はチェロス食べるのをロゼが奪い取ったりレイが暴走してソフトクリーム食べさせようとしたりコーヒーカップで調子に乗って回しすぎて死ぬアウラムくんとか書きたかったけど入れると長くなりすぎるのでカットしました。今後似たようなのを書くかは知らない(そもそもSSあんま書かない)

  • 125二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 23:23:21

    星鍵スケコマシ野郎とかいう蔑称で毎度笑う
    語感良すぎるでしょ

  • 126二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 23:35:52

    お見事です閃刀兄貴
    やはり私がにらんだ通りあなたは素晴らしい書き手だ

  • 127乞食22/03/28(月) 23:39:02

    >>125

    口に出して読みたい日本語でありアウラム示すのに一番いいからね…

    >>126

    何だ貴様。調子に乗るぞ。

  • 128二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 02:30:21

    深夜に9000ジェム溶かして何やってるんですかね

  • 129二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 02:34:41

    なんだこれは…
    どう着地するのが強いんだこれは…

  • 130乞食22/03/29(火) 02:35:35

    重っ♡天穹のパラディオンモードも入れたいけどどこに入れるべきか迷う♡

  • 131乞食22/03/29(火) 03:54:05

    くしゃくしゃの頭の中で、俺は考える。
    随分寝すぎた…十四時過ぎに開いた目がぼやける…

    「…また今日か…」

    クローラーの危機に、より上の存在に支配される。そんな一日に嫌気が差す…

    そんな物語から俺の最初で最後の演目は始まった。

    今思ったらリースにとって俺はどんな存在だったんだろう。
    きっと、どうでもよかった。星杖の所持者であったイヴや才能を持ってたニンギルスに比べれば俺は特異な才能なんてなかったから。
    あいつにとって俺はきっと、いてもいなくても変わらない掃いて捨てるほどにいるゴミだったのだろう。

    「外にいけるんだ…!何処までだって行こう!この世界を見に行こう!」

    最初にあの旅が始まった時、あの時の世界をよく覚えている。キラキラ輝いて、ようやく自由になれたと、たしかにそう感じたんだ。



    「…ごめんねアウラム、私はここまでみたい…」

    そう言ってあの子は、自分の胸を貫いた。

    どこで間違えてたんだろう?俺たちの狭い世界で、逃げ場なんて最初からなくて。それでもジャックナイツやアイツからイヴを助け出したかったのに…

    「……こわくない…の……いえ…怖かったけど…今は…あなたを守れたから…もう…こわくない…」
    「……ごめんねアウラ厶………ちょっと……やすむ……ね………」

    歩き疲れた彼女はいなくなり、4人はバラバラになった。

  • 132乞食22/03/29(火) 04:13:37

    あの日から何度も夢を見た。あの子がいなくなる夢だ。
    ずっと抱えてきた愛しさは、ずっと消えない。消えずに蝕んでいく。
    それはまるで"あいつ"の姿を象って嗤う。

    「君じゃそんなもんだよ」
    「だって君は、一人じゃ何もできない誰も守れない「おまけ」なんだからさ。」

    …その通りだった。俺は二人と違って要領やら何もかも昔から悪かった、1人だったらきっと、なにもできなかった。

    ならば、1人ではなくなろう。

    「俺たち全員が力を合わせよう…!そうすれば、どこにだって辿り着ける…!」

    パラディオンとなりみんなに宣言した意志を、俺は忘れない

    「…耐えようとした…!!妹の死を!!お前が耐えようとするから!!俺と同じくらい願っているはずのお前がだ!!だが…できるわけがないだろう!!たった1人の家族を、諦められるわけがないだろう!!!」

    剣を交えながらの彼の嘆きを、忘れない。
    あの時に悟ってしまったんだ。あの4人の旅はもう、何があってもここまでだったんだと。

    戦いは続く、犠牲もまた、同じく。
    それでもジャックナイツたちから受け継いだ物を捨てたくはなかった。彼らの守りたかった世界を、守りたかった。せめて彼らの世界と同じに、花で囲まれるような幸せの世界を…

    …その果でイムに…また仲間に庇われた…4人がいつの間にか1人になるのを感じた…

  • 133乞食22/03/29(火) 04:33:41

    戦いは続く。親友の創った命は踏み躙られ、ずっと一緒にいた相棒ですらあいつに利用される。
    1人が4人に戻ってきているのに、それを喜んでいられないほどに奴が引き起こした結果となる世界の崩壊。それを…阻止するためには…

    嗚呼、本当に………散々だ………もう何回でも、あいつに狂わされた今までを憂う。
    それでも奇跡を今起こすしかない、俺たちにできることはもうなかったのだから。あとはいつもみたいに、支えてもらいながら進むしかない。

    「それじゃあ、全部終わらせてくるよ…!」

    そう、これで終わりにするんだ。



    「あぁ、これで良かった…」

    何度も唱える。自分の最善であったと信じたかったから。
    もしもは、当然考える。イヴとニンギルス、パラディオンの皆、ジャックナイツとも…笑い会える理想郷…掴みそこねた、そこに俺もいた"もしも"…

    『絶対に…帰ってきてね?今度こそみんなで一緒に世界を見に行こう、約束だよ。』

    …ごめんイヴ、きっとあの時には…ちょっとだけ遅かったんだ………

  • 134乞食22/03/29(火) 04:35:38

    『………で、どう………いけ………』
    『もう………し…………』

    …声が聞こえる…長い1人の……終わりが聴こえる…

    「……え……?本当になにこれ…?」
    「え…まじヤバ………人が出てくるなんて予想外…」
    「……とりあえず、あんた名前は?」
    「……俺、は……」

    ……久しぶりの世界は、きれいな日だった。






    ラストリゾート聴いてから寝ようとしたら「これアウラムに合うのでは?」とか考えついてめちゃくちゃ頭の中ぐるぐるしたので雰囲気SS書いてくれ。これでわらしべ長者でもっと書いてくれ。

  • 135二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 15:56:12

    星鍵スケコマシ野郎なんて蔑称付けられてるけど幼馴染とはいえ斜め上に性格が濃い兄妹に全幅の信頼を置かれてたり、長年交流が断絶してる部族同士で0から共同体を構築できるあたり本当にスケコマシレベルに人心を掴む力が凄いんだろうなと思う

  • 136二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 15:59:15

    やっぱこんないい奴なんだし最後はイヴやニーサンなんかの大切な人達の側に戻って来て欲しいな、頑張ったんだからそれくらいの贅沢はあって欲しいよ

  • 137二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 16:26:14

    マスカレアストラムのイラスト好き
    正妻の余裕

  • 138二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 16:41:17

    帰ってきたよ!星鍵!!お前さぁ………

  • 139二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 16:43:03

    >>137

    アストラムにならないと手を貸さないあの人より星杯時代から全てのアウラム君と相性がいいわた、イヴこそが正妻に相応しいと思います!

  • 140二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 16:45:32

    ちゃんとリンク召喚しろ

  • 141二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 17:34:00

    そういえばa-vidaってリンクモンスターが墓地に8体が条件だからマスカレーナはほぼ当然として閃刀姫なら出しやすいんだよってwikiて知りました。閃いた。

  • 142二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 18:43:32

    >>141

    帝王定期

  • 143二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 18:44:45

    >>142

    ザボルグアヴィダとかいう尊厳破壊の極み

  • 144二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 22:33:03

    『……少年よ………我らは──』

    アウラムがその声を聴いたのは、いつもの日常でのことだった。まるで助けを呼ぶようなその声は聞いたことがない声で…しかし、ひどく懐かしさを感じた…




    レイとロゼ、閃刀姫2人に指令がくだされた。ここより遠く離れた土地、明らかに現代の物とは思えないほどの強力なエネルギーが発見された。
    これに対し上層部は審議を直接確認、場合によっては確保するべきであると一致したがその反応は閃刀姫2人が懇意にしている謎の男の物と似ていることも確認されていた。
    故に何が起こっても対処するために、(一応は捕虜扱いである)ロゼを連れた閃刀姫2人体制での任務となった。…非番および自由時間を潰されて…

    「…せっかくアウラムのところに遊びに行こうとしてたのに…」
    「仕方ないでしょう?緊急事態なんですから…そろそろ座標の辺りです、気を引き締めて。」
    「…早く終わらせよう…」

    不機嫌さを隠さないロゼをちら見しながら、ここに来る前のオペレーターとの会話をレイは思い出していた。

    『…良い?今回のことは、絶対に彼には話してはいけないわ。』
    『…?それはもちろん…プライベートと仕事は別と考えてますし情報漏洩なんて今まで…』
    『分かっているわ。レイは真面目だもの。でもね、上としては今回の物。彼の関与しているものだって疑っているの…それは、貴方なら察してるわよね?』
    『…もちろんです、でも…』
    『彼が真実どういう立場にしても、上としては彼のことを放置しておきたくないのよ。ベストは『協力』してもらうことだけど…』 
    『それは…!』
    『…酷なことだと思っている。いずれにせよあれを調べに行かなくては彼への疑惑も懸念も晴れない。そしてもしもなにか見つけたとしても、それを彼に悟られてはいけないわ。』

    『…あなた達が彼と敵にならないためにも…ね?』

  • 145二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 22:51:03

    「ようやく着いたねレイ」
    「うん…取り敢えず辺りに人や不審な物がないかだけ確認を「レイ?ロゼ?」えぇそうですが何か…!?」

    現場につき捜索しようとした途端にまさかの噂の男、アウラムがいた。

    「な…なんでアウラムさんかここに…!?」
    「ここ、無人島だって聞いたけど…」
    「ちょっと探し人がいてね…それよりも2人はどうしてここに?しかも装備までして…」
    「えっとこれはその…」

    2人ともここに来るまでにハヤテで飛ばして来たわけだが明らかにアウラムから見ても異常事態な登場に彼は訝しんでいた。

    「私達は任務での探し物。」 
    「(ロゼ…そんなはっきり言っちゃっていいのかな…?)」
    「(大丈夫だよ…だって…)」
    「そっか、大変そうだな…手伝うのは…流石に任務だしだめか…ごめんな2人とも…」
    「(アウラムはこういう男)」
    「(そうでした……こういう人でした……)」

    2人がアウラムへの誤魔化し方を(かなり雑に)できた時に、アウラムは何かを感じたように辺りを見渡し始めた。

    「アウラムさん?」
    「なにかあるの?」
    「…多分この近くに俺の探してる人たちがいるんだ。細かい場所はまだ割り出しきれてないけど…」
    「それは…大変そうですけど一体…?」
    「…俺たちのルーツ、かな…?」

  • 146二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 23:01:09

    アウラムの発言にレイもロゼも疑問符を浮かべていると、
    弾かれたようにアウラムは走り出す。

    「…ってアウラムさん!?今日は本当に色々急すぎませんか!?」
    「ごめんレイ…!こっちの方のはずなんだ…!!」
    「そっちに何が…「レイ。」ロゼ?」 
    「これ、座標の細かい場所が割り出されてきたのかさっきから私達に送られてるのだけど…この方向、アウラムの走った方。」

    そのロゼの言葉に、レイは走り出す。ロゼも同様に。

    ───正直、アウラムと関わりのあるエネルギーなんてどうでもいい。軍のあれそれなんて本来敵だった私には関係ないこと。レイに助けられた恩で身を寄せているだけなのだから。
    ───でも、彼と敵になる可能性が出てくるなら話は別だ。

    「──待って、アウラム…!!」
    「ハヤテで一気に…!!」

    2人がハヤテの起動すらも考え出すほどなりふり構わなくなる頃にアウラムは止まる。石碑のようなそれを見つめて…

    「…アウラムさん!」
    「レイ、ロゼ?どうしたんだそんなに息を切らして」
    「そ、れは………」

    たどり着いたは良いが何を言うべきか、どう言い訳するべきか、何をすれば良いのか。まだ世間一般的に少女と言われるレイには正解が解らなかった、それはロゼも同様である。

    「…これをもしかして探してたのか?」
    「………はい。上からの命令で…」

    結局は彼にすらバレてしまうほどに、もう2人は余裕がなかった。

  • 147二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 23:01:47

    「…そっか…分かった、でもその前にこの中の"彼ら"を解放させてほしいんだ。」
    「…アウラム、さっき探し人って言ってたけど…」
    「…まさか、その中に?」
    「うん…俺もこの前感じたばっかりだけど………」


    「この中には、俺に力を託した当時世界の管理者であったジャックナイツたちが眠っている」


    ジャックナイツ閃刀姫っていいよねってSS,続きはみんなの心のなかに………

  • 148二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 23:05:36

    このあと目覚めた蒼穹さんが喋る機能を持ったクローラーになって再会したり閃刀姫2人に未熟時代のアウラムからパラディオンを立ち上げるまでのあれそれのムービー見せたりします

  • 149二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 05:11:08

    >>140

    これすき

  • 150二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 06:38:23

    一日だけ執事服で喫茶店のバイトをすることになったアウラム君。
    教えられたマニュアルにアドリブを加えて、次々と女性客と一部の男性を魅了してしまう。

  • 151二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 08:17:36

    前日に執事ドラマ見てたアウラム「へぇ……執事ってこういう感じなんだ………」

    当日

    「大変だ!!お帰りになる客が倒れた!!!」
    「アウラムくんがお見送りのときに「次のご帰宅をお待ちしています、お嬢様。」って言って指にキスのフリをしたらキャパオーバーでぶっ倒れた!!」
    「こっちは「あーん」をねだってくる客に本当に応じて甘やかされた結果扉開いてる!!」


    「ち、ちが………俺はそんなつもりじゃ………」

  • 152二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 19:17:47

    アウラムは総受けだと思ってたが無自覚攻めもアリか……

  • 153二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 19:27:17

    「私ここに住みます……!!!」ってなる客。
    キャパオーバーで倒れる脚
    日常でだしにして「あーもっかいやってくんないかなー」ってする客

    以上の3つにそれぞれわけよ。(配点10点)

  • 154二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 21:02:40

    アウラムくんに接客業やらせると顔のよさのおかげで客の受けがいいけど無意識の言動で男女問わずメンヘラを引き寄せてそう
    キスリィはそれを見て草生やすけど自分達も配信で距離感おかしい厄介オタクにセクハラやクソコメされてるから若干シンパシーを覚える

  • 155二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 02:44:04

    レイとか小夜丸ちゃんは耐性なさそう。最悪ホストに貢ぐ女みたいなことになりそう。

  • 156二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 10:24:15

    ふと、アウラムくんがいつも付けてたゴーグルが天穹のパラディオンになってから外してることに気づいたので「勇者の証みたいなやつだったけどイヴを守れなかったことでこれをつける資格がなくなった」と思って着けてなかった説を持ち出し。そのまま他ヒロインが落ち込んでたり悩んだり泣くときにゴーグルを御守として渡して自分は問題解決に奔走するアウラムくん概念はありえますか?

  • 157二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 14:23:08

    >>155

    ロゼは店を貸切にして独占しようとしそう。

  • 158二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 17:00:32

    >>147


    『まあ待ってほしい』


    3人の空気が張り詰めたとき、レイの通信デバイスからオペレーターが待ったを出した。


    『私個人でいうなら、アウラムさん、貴方のことを信頼できる人だと思っている。それを前置きさせてもらうけど…』

    「分かっています、上からしたら俺みたいな異分子が勝手にオーパーツを蘇らせるのは不味い…ですよね。ニンギルスからも言われました。」

    『それが分かっててここに来たってことは覚悟はできてるってことだよね?』

    「ま、待ってください!そんないきなり乱暴なことしなくても…」

    「…いや、レイ。良いんだ。それを承知の上で俺も来てる。…ただ一つ確認させてほしいんだ。」

    『うん、どうぞ。』

    「ありがとう。早い話、俺としてもレイやロゼ…貴方達と事を荒立てる気はない。穏便に解決するならなんでもする。信じてくれないか?」

    『…ちょっと待ちなさい』


    それを聞いて少し話し声がしたあとに。


    『待たせたね…上としては、君たちがもしもその力について情報を提供してくれるのなら…欲を言うならその目覚めさせるお友達と『協力』してくれるのなら、良いそうだ』

    「待ってくださいオペレーターさん!?」

    「…それって平たく言えば自分たちの軍門に下れってこと?横暴な気がする。」

    『そんなことはないよ。未知の力を個人の思想で好きに使われたら世界の危機になりかねない、故に管理する。それが彼や世界の平和のためにも良いこと。頭のいい君達ならわかるわね?』

    「でも…!」

    「2人とも、ありがとう。でも大丈夫だ。」


    閃刀姫たちは彼の1人に対する嘆きも、かつての友への想いもよく知っている。どれだけ会いたかったかも。そして戦いにどれほど疲れたのか…だからこそ普段は反発しない2人が声を上げるが当の本人は2人を止める。…こうなると2人はこれ以上何かを言えなくなってしまった…

  • 159二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 17:11:52

    「…まず1つだけ、俺とは違う。彼がもしも拒否をするなら俺には無理矢理言うことを聞かせることはできないし説得できるかもわからない」
    『……保証できることは?』
    「取り敢えず、俺で良ければそっちの好きにしてもらって構わない。その間分析でも戦闘でも何でもさせればいいさ。」
    「(…アウラム、いいの?)」
    「(どうせ星遺物の力や神の力は理解不能なテクノロジーだから、まあ…バレても正直痛くはないよ)」
    「(そっちもですけど…良いんですか、また戦うことになるなんて…)」
    「(友達のためなら安いもんだ。それに、君たちと戦わずに済むならな。)」

    小声での3人の会話が聴こえているのかいないのか通信越しではまた無言になり、しばらくして結論が出た。

    『分かりました。…一ヶ月、貴方には払ってもらいますが、構いませんか?』
    「構わないよ。」
    『…交渉成立しました。あとはお願いしますよレイ。』

    そう言って通信は切れた。それを確認して…

    「…さて、やるか。」

    アウラムは石碑に手を付き目を瞑る…すると石碑の文字が輝き出す。

    そして…石碑が砕ける。

    「…この人が、アウラムさんの友達…?」
    「…鎧がアウラムのと同じだけど…」 

    後ろで閃刀姫は様子を伺う、アウラムはそちらを少し見てから石碑から現れた一体の影に話しかける。

    「…久しぶりだね、蒼穹。」

    ただ無言でその者は頷いた。

  • 160二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 17:23:39

    蒼穹と呼ばれた彼が目覚めて少しする…が…

    「……あの、アウラムさん。この人ずっと無言なんですが…」 
    「いや…まあ多分喋れないっぽいんだよね…」
    「どういう繋がりで仲良くなったの?」
    「えっと…幼馴染を攫われて戦ったところからの関係…?」
    「それ本当に友達ですか!?」
    「レイ、私達も人のこと言えない。」

    ずっと無言…どころか最初の頷き以外動きもしない彼にレイとロゼがどうしたものかとアウラムに相談するが彼もどうやら手があんまりなかったようだ。

    『…楽しそうだな君たちは』
    「いえどちらかというと空気は悪い気が…え?」

    聞き覚えのない声にレイが顔を上げるがそこには蒼穹以外いなかった。端末から聴こえたわけでもない…つまり…

    「「喋ったぁ!?!?」」
    「アウラムまで驚かないでよ。」 
    「い、いや…俺も知らなかったから…」
    『実際には喋っているというよりも君たちに念波を送っているというのが近い。私の力を受け継いだ少年やどうやらその摩訶不思議な剣との干渉率が高い君たちにならば言葉を伝えられるというわけだ。』
    「私達のことも分かるんですか…?」
    『こう見えて高性能でね…そして少年。私の呼びかけに応じてくれてありがとう』
    「い、いや…俺も昔は助けられたし…それよりも蒼穹。今の状況のことなんだけど…」
    『いや、説明は不要だ』

    そう言って蒼穹は首を振る。

  • 161二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 17:37:46

    『君に力を託したことで私と君は一心同体になった。君が消えるあの時までね。だからそれまでに起きたことは君を通して知っているというわけだ。』
    「そうだったの!?」
    「アウラム、知らないこと多いね…」
    「あ、でもそれならなんでこんなところに封印されてたんですか…?」
    『簡単なことだ。そこの少年が世界をリセットしたことで私の力もふるい落とされてね。そのまま体を失った私は宙を漂い他のものに宿ったというべきだ。』
    「……簡単?」
    『分からなければご都合主義と捉え給え。そこの彼の起こしたね』

    そう言って蒼穹がアウラムを見るが罰が悪そうに目をそらされてしまった。

    『…まあいい。そして外のことは封印されながらもある程度把握していた。君たちの約束もね。』
    「そっか…それが分かってるなら話が早いんだけど…どうだろう蒼穹?」
    『…そうだね。正直に言えばこの技術やらを君たち現在の物に渡していいかと言われるとかなり危険なんだが。』
    「やっぱりですか…?」
    『そりゃそうだ、そんなものと我らの力を混ぜようものならいろんな力関係が傾きかねない…だから本来ならば力なんぞ貸してたまるかと言いたいところだ。が。』
    「が?」
    『現代で我々のようなのが一般受けされるか、そもそも特異な力を持つものが無所属自由行動なんてのはそれはそれで粛清されかねない。ならどこかに身を寄せるというのが正解だろう。』

    そこまで言って蒼穹はレイとロゼを見て。

    『つまり、君たちのところで世話になろう。よろしく頼むよ。』
    「…はい!よろしくおねがいします!」
    「捕虜同士よろしく」
    『まあ、少年と同じくうまいこと星遺物については分析させずにおかせることやら量産しそうだったりこの力を利用しようものなら反乱も辞さないが。その時は君たちは少年とともに逃げるといい』
    「…それ私達に言っていいんですか?」

  • 162多分ラスト22/03/31(木) 17:50:45

    『君たちが少年に好意を持っているのは伝わったからね。少年の敵になることはないだろうという判断だよ』
    「……!?なんでわかったんですか!?」
    「…解るの?」
    『こう見えて長生きだからね。人間の機微には敏感なつもりさ』
    「俺も友達とは戦いたくないしなぁ…」
    「星鍵にぶちん、シャラップ」
    「星鍵無自覚ジゴロは黙っててください!!」
    「なんで!?」
    『罪な男だなぁ…』

    …こうしてジャックナイツが一人、蒼穹のジャックナイツは閃刀姫たちの軍門に下り他のジャックナイツたちを復活させて、アウラムと閃刀姫も交えた部隊で幾つかの戦争を終結に導くことになるがそれは後日の話。


    『ちなみに君たち、少年のあれそれを私の再生機能使って見せることできるけど、見る?』
    「「!?」」 
    「ちょっ…それって俺が君と会った時含めてだよね!?めちゃくちゃ未熟な頃じゃないか!!」
    『なんなら上から管理してたころのちょっとした君たちの映像とかもあるから早い話アルバム鑑賞だね。』
    「やめてくれない!?」
    「そ、そうです…よ…他人の昔のことなんて勝手に見たら失礼…です…よ…」 
    「レイありがとう…!もっと言ってやって…何その顔!?」

    好きな人の昔の姿とか見てみたいがそれを見たいというのは気持ち悪くないか?という気持ちで我慢する顔である。

    「じゃあ私には見せて。」
    「ロゼ!?」

    好きな人の昔の姿見たいので見る顔である。

  • 163というSSください22/03/31(木) 17:51:02

    「ほら、アウラムのことを少しでも知るチャンスだよ?軍のためだよ?」
    『今なら星遺物のことももしかしたらわかるかもしれないよ?軍のためだよ?』
    「うっ……うぅ………!!」
    「よく聞こえないけど良からぬささやきをしてることくらいは分かるぞ!?」

    こうして誘惑に頑張って耐えようとするレイと共犯を仕立て上げるロゼ。面白そうに突く蒼穹と未熟な頃の自分を見られたくないアウラムの戦いは始まった。ちなみにアウラムが席を外したあとに耐えきれず二人とも見せてもらった。

  • 164二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 00:40:50

    筆が早すぎる…
    そういえば機界騎士達は再編後の世界でも復活してないんだな

  • 165二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 00:53:04

    7人で世界を管理していた機界騎士からしたら、仲間が2人増えて人類が再生したこの時代は悩ましくも嬉しいだろうな

  • 166というSSください22/04/01(金) 01:30:39

    意外とジャックナイツの人たちは(特に蒼穹さんは)おちゃめな人だと良いなぁって思いで書いた。
    ジャックナイツの皆も苦労してただろうし今世では幸せに生きてほしいと心から思います

  • 167くれくれ幽霊22/04/01(金) 12:20:06

    ところでこれ一ヶ月無断で消えた星鍵スケコマシ野郎がキスリィに怒られそうだけど大丈夫なんだろうか。

  • 168くれくれ幽霊22/04/01(金) 12:41:38

    エイプリルフール。それは1日の間嘘をついてもいい日だ。地方によって午前だけというところもあるがとにかくそういう日だ。
    こういう日を逃す手はない。そう動く者たちがいた。

    「というわけで、今回は寝起きドッキリ企画でお送りしまーす!」
    「うちらのペットが今寝てるんだけど突撃して今日は出かける約束だぞー!ってぶち起こしてそのまま詫に連れ回すって企画でーす。」

    Live☆Twin(いつもの)である

    「あいつそういうのは結構真面目だから絶対に起きるしどれくらいに気づくかなって検証兼ねて行くっつーわけ!じゃあ早速…」

    髪の毛などの身だしなみを軽く整えたキスキルとリィラはペットの部屋に堂々と入る

    「ほらアウラムいつまで寝てるの今日はうちらの出かけに付き合うって約束………」
    「……マジ?」
    「んん………なんだよキスキル、今日なにかあったっけ…?」

    布団を取られて起きるアウラムだったが一方で起こした本人たちは固まっていた。

    「どうしたの2人とも…?」
    「…いやあの…アウラム…?」
    「何変なこと聞いて…」

    そう言ってアウラムが起き上がる…と、違和感に気づいた。それは本当に些細とは言い難く普通に暮らしてたら早々にない違和感…平たく言って「部屋でかくない?」「なんか2人がでかくない?」「というか視線低くない?」といったものである…
    歴戦の戦士であるアウラムはすぐに自分の状況を理解して……

    「「「子どもになってるー!?!?!??!」」」

    3人で絶叫した。
    動画には『草』『そんなことある?』『事案乙』『通報しました』のコメントが流れ続けていた。

  • 169くれくれ幽霊22/04/01(金) 12:57:10

    「体の異常はなさそうだ。恐らくはアウラムに残っている星遺物の力が体だけを逆行させているのだろう。」
    「なにそのトンデモ展開…」
    「星遺物だからな。」
    「あんたらそんなもん巡って争ってたの…?」
    「俺もそんな機能初めて知ったんだけど……」

    とりあえず3人は一度配信を取りやめニンギルスを呼び出し診察を受けていた。

    「それで、いつまでこのままなの?」
    「具体的なところまでは分からんが、使われたエネルギー量を推測するに1日も経てば戻るだろう」
    「…え、じゃあ俺一日このままなの?」
    「無理に直そうとしたらより時間が伸びる可能性もあるがそれでもなんとかするか?」
    「うっ…」
    「まあ今日一日大人しくしてりゃいいんだから良いじゃん?」
    「そうそう、せっかくの子どもなんだし楽しんどけば?」
    「他人事だと思って…」

    アウラムが恨めしげに2人を見たとき、アウラムの端末に連絡が入った。

    「あ、ごめんちょっと待って…もしもし?」
    『あ、アウラムさんですか?おはようございます』
    『おはようアウラム』
    「あ、レイ、ロゼどうしたんだ?」
    『はい、実は…あれ、アウラムさんなんかこころなしか声がいつもより高い…』
    「気のせいだよ気の所為!?そ、それよりどうしたの!?」

  • 170くれくれ幽霊22/04/01(金) 13:07:28

    「(なんかすげー焦ってんね)」
    「(アウラムにとってはあの2人は妹分のような存在だからな、極力あんな姿は見られたくないのだろう)」
    「(…向こうはどう思ってるんだろ?)」
    「(あいつの鈍いところは昔から苦労している)」
    「(ニンギルスが言えたことじゃないですよ)」
    「「(どっから現れたのガラちん!?)」」

    裏でそんな会話をしている間にレイとロゼとの通話は続き。

    『実はこの前遠征先でちょっとだけ観光を許可してもらったんですが、その時のお土産を今日渡したくて…今近くまで来てます!』
    『ちょっとしたサプライズ』
    「「「「「…えっ?」」」」」

    普段であれば嬉しい気遣いであるがこの異常事態に(いつの間にかいたガラテア含めた)5人が固まった。

    「い…今はちょっと…」
    『あ、大丈夫です!渡したらすぐに帰りますので!』 
    「いや…そうじゃなくて…」
    『…迷惑だった…?』
    「そうでもなくって…えっと…」
    「すげー…スケコマシが押されてる…」
    「スケコマシの根本は皆が喜んでほしいと思ってだからね、悲しませたくないんだろうなぁ」
    「だからスケコマシなのだろうな」
    「あれ直さないとスケコマシと言われ続けるでしょうね」
    「なんでそこそんな辛辣なの!?」

    4人が現実逃避気味にアウラムへの酷評をしている間にどうにかアウラムは2人を穏便に帰らせられないか思考するが…

  • 171くれくれ幽霊22/04/01(金) 13:15:54

    『あれ…?小夜丸さんおはようございます、どうしたんですか?』
    『あ、レイさんロゼさん。おはようございます。実は私この辺にパトロールに来たのですがせっかくですし後輩君に挨拶しておこうかなと思いまして。』
    『…仕事中にいいの?』
    『忍者ですから!』
    『どういう理屈ですか…?あ、ちょうどアウラムさんでしたら通話してますよ。これからお土産渡しに行くつもりなんですが良ければどうですか?』
    「ちょ…トントン拍子になって放心してたけど待っ…」 
    『おぉ!そういうことでしたら私も同行させてください!後輩君!先輩が会いにいくのですから遠慮しなくてもいいのですよ!』
    「あの…」プツン…
    「詰んだね」
    「押しの強い娘に好かれるとこうなるのか。」
    「あれは特殊な気がするけど…というかうちらもやばくない?」
    「あっ………じゃあうちら、影で見てるから…」
    「どさくさに紛れて逃げないでもらえる!?」

    たが実際詰みである。優しい彼女たちだからもしも自分が仮病を使っても心配して見に来るだろう。強い言葉を使って拒否することもできない。

    「…はっ、そうだ!!元の姿のバーチャルを俺に被せれば…!」
    「いやー…流石にそんなすぐには無理…」
    「普段から作ってたならともかくそういうの用の写真もないし…」
    「諦めたほうがいいんじゃない?」
    「ガラテア!?」

    そうこうしている間にインターホンがなる。

    「「「「「………」」」」」
    「…私らは無理。一応S-Forceなんでしょ?バレたらそれこそ詰む…」
    「私も妖精の類なのでそもそもサイズ的にきつそうね…」
    「もう覚悟決めて行ったら?」
    「背水の陣すぎないか!?」
    「だが残った中では俺とお前だけだ。そして俺がいるということは何かしらあると訝しまれるのではないか?」

  • 172くれくれ幽霊22/04/01(金) 13:25:05

    こうして詰み盤面が完成した。

    「…なんかすごい時間かかってますね?」
    「もう一回鳴らす?」
    「いえ、もしかしたら緊急事態事態で出られないやも…こじ開けることも視野に入れるべき…」
    「流石にそれは最終手段ですよ!?」

    中であのような作戦会議が行われてるとは知らずに表の3人が待っているとようやく扉が開いた。
     
    「あ、すみません急に、色々と慌ただしくさせちゃった…みたいで…」
    「後輩君!おはようございま…」

    レイと小夜丸が扉の開いたのを見てそれぞれ声をかけようとする…が、想定していた場所に思い浮かべていた顔はなく…視線を降ろしてようやく見知った顔があった…

    「…えっと、レイ、ロゼ、小夜丸先輩おはよう…取り敢えず驚かずに聞いて…」 
    「「アウラムさん(後輩君)がちっちゃくなった!?」」
    「まあそうなるよね…」
    「本当にアウラム?」
    「…はい…」

    取り敢えずこのままでは話にならないということで3人は部屋内に案内される(キスキルとリィラは隠れ)ニンギルスとガラテアのいる部屋にて事情が説明された……その間なぜかアウラムはロゼに抱えられていたが…

  • 173くれくれ幽霊22/04/01(金) 13:38:50

    「…つまり、今日一日はこのままだってことですか?」
    「そういうことになるな。」
    「後輩君そんな大変なことになってるならどうして言ってくれないのですか!」
    「いや…流石にこんな姿知り合いに見られたくなくって…」
    「…それは分かりますけど、私もちょっと不満です…」
    「まあそう悪く思わないであげて。男の子は女の子にかっこ悪い姿を見てもらいたくない生き物なのだから。」
    「ガラテアさん…」
    「…あのところでロゼはなにやってるの…?」
    「アウラムがかわいいから抱えてる」
    「どういうこと!?」

    ガラテアの発言の説得力が増す光景である。隠れているキスリィも(自分たちも後でやろう…)と密かに決心をする。

    「…レイ、このままアウラム持ち帰っていい?」
    『!?』

    でも流石にその爆弾発言には全員度肝を抜かれた。

    「ろ、ロゼ急にどういう…!?」
    「ここだと色々不便そうだし、ジャックナイツの皆なら戻す心当たりがあるかもしれない。」
    「な、なるほど…それは確かに…」
    「なによりこのアウラムと一日いたい。」 
    「そっちが本音じゃないでしょうか!?」
    「一切隠さないわね…」
    「もはや清々しいな。」

    普段のレイであればこんな提案を受けても「アウラムさんやみんなの迷惑になるでしょう?」と諭す。キスキルやリィラから無断で勝手なことをするのは悪いことだ…たが…

  • 174くれくれ幽霊22/04/01(金) 13:51:13

    「…ライバーで色々とこの後も別件含め予定があるらしいあの2人を出し抜くちゃんとした理由があるよ?」
    「………そう、ですね……1度私達のところに身を寄せるのがいいかもしれません……」  
    「「(レイちん!?)」」

    環境と動機で人は変わる。ガラテアはそれを学んだ。

    「待ってください!」
    「(S-Force!!いいぞこういうときはあんた(秩序)頼りだ!!)」
    「(言ってやりなさいS-Force!!秩序が乱れると言ってやりなさい!!こんなの見た目事案よ!!)」

    秩序に喧嘩を売る二人の発言とは思えない内容である。

    「そういうことでしたら私達の所属であるS-Forceに身を寄せるのが道理です!!」
    「「(S-Forceゥゥゥゥ!!!!)」」

    立場は人をせき止める理由にならない。ガラテアはそれを学んだ。

    「…所属で言えば私達閃刀姫と契約してたこともある。道理はこっちにもある。」
    「それは仮契約のものでしょう!?後輩君はS-Forceに正式採用されている謂わば同士です!ならば私達は同士を支援するのが務め!」
    「で、でもジャックナイツがいるこちらの陣営ならアウラムさんを戻せる方法があるかもしれないですよ!」
    「……戻します?」 
    「「…………」」
    「え、そこ黙るの!?」

    話についていけずにアウラムは見守っていたが流石にそれにはツッコんだ。

  • 175くれくれ幽霊22/04/01(金) 13:52:03

    「…こうなったら仕方ないか。」

    もう1人ずっと黙っていた男、ニンギルスが深いため息をついて(隠れているのも含めた)3陣営に目を向けて。

    「このままでは埒が明かん。フェアに行こうか。」
    「フェアに、ですか…?」
    「(おぉ…この場をまとめた…ニンギルス…やっぱりこういうときは頼りになるな…)」

    ニンギルスはアウラムにとっては兄貴分…憧れの男である。常にアウラムの上を行き万能に事を成す彼は。

    「フェアに、というとどうやってですか?」
    「決まっているだろう?」

    「アウラム本人が決める。それが一番だろう」
    「(ニンギルスぅぅぅ!?)」

    同時に、彼を一番追い詰めた男であった。



    この後なんか分岐しそうですね。(ラスト)こういうSS誰か書いて。

  • 176二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 13:54:12

    未だに日刊SSが出るほどの人気があるこのスレなんなん

  • 177くれくれ幽霊22/04/01(金) 14:01:59

    楽しくなっちゃって…

  • 178二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 18:26:02

    乞食を自称しつつ定期的にSS投下してる閃刀兄貴が凄すぎるんだよな
    あとニーサン肝心なときには事態を余計に混乱させるようなことしかできない致命的な欠点が治ってなくて草

  • 179二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 01:15:22

    アウラム君の預かり先を一定時間毎に変更すればみんな平等・・・平等??

  • 180二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 03:32:32

    >時間・次元を飛び越えてあらゆる悪を打ち倒すために結成された秘密組織。


    S-Forceってこれ理論上どんな犯罪も未然に終わらせられる気がするんだけど…

  • 181くれくれ幽霊22/04/02(土) 13:31:22

    基本敵対組織が時間跳躍だのやってるみたいだし…こいつらこうして設定掘り返すと技術本当に星遺物いる???ってなりそうですが頑張っていこうね。

  • 182S-Forceルート22/04/02(土) 13:55:31

    遠い昔の記憶。もう数えるのも飽きてしまうほどずっと前。
    パラディオンとオルフェゴールの戦争の頃。その野営地。

    「…寝れないのかいリーダー。」
    「マギアス…ごめん、起こした?」
    「いやいや、僕もちょっと寝れなくてね。どこかの誰かさんたちのサポートにずっと走りっぱではね。」
    「あ、あはは…ごめん…」 
    「構わんさ、言ってみただけというやつだ。」
    「ふむ…マギアス殿とアウラム殿は眠れぬか」
    「おや、レグレクス君も聞いていたのかい?」
    「生憎と元々夜行性でね。それに友が眠れぬと言うなら眠れるまで話をしようかと思ってね。」
    「眠れないってわけじゃないんだけど…ニンギルスと戦うんだ、って考えたら…ね…」
    「確か、兄貴分というやつなのでしたねアウラム。そんな者と戦うのはあまり気分が良くないでしょう?」
    「ヴェルスパーダ!?」
    「やれやれ、パラディオン幹部大集合かい?リーダーの悩みを一人聞く有能な部下の座を狙ったんだけどね?」
    「そううまくはいかせんさ。」
    「私を差し置いてそんなマネさせるとでも?」
    「「おぉこわ…」」

    パラディオン幹部の一人マギアス。パラディオンの中で最も飄々とした魔法使い。パラディオンの参謀を務めている。
    同じく幹部、レグレクス。今は理性的に接しているが戦闘においてはその獰猛さで他を圧倒する。
    そしてもう一人の幹部ヴェルスパーダ。常に冷静にアウラムを支え続けた副リーダーとも言える存在。
    この3人にイムドゥークを入れたメンバーがパラディオン幹部である…最後の一人はアウラムの横で眠っているが…

    「それよりも、その悩みは我らでは解決できそうにないという問題があるぞ。」
    「…そうですね、どうあっても知人が相手となれば遅かれ早かれそうなってしまうでしょう。」
    「うん…こればっかりは俺自身が決めないと、だよね…」

  • 183S-Forceルート22/04/02(土) 14:07:29

    「…ふむ、分かっているならばこれ以上暗い話をしていても滅入るだけだな。こういう時は未来の話でもしよう。」
    「未来の?」
    「あるだろうリーダーだって?金銀財宝を貰って静かに暮らしたいとかー、女の子に囲まれて暮らしたいとかー。ほらヴェルスパーダくんとか満更でもない…」
    「マギアス?」
    「サーセン」

    マギアスが余計なことを言ってヴェルスパーダに睨まれる。それをレグレクスがやれやれと言わんばかりに見ている。よくある光景だ…あぁだが、しかし…

    「未来か…昔だったら勇者になる、とか世界を旅するとかあったんだけど…」
    「この戦いが終わる頃には叶うでしょう。貴方はきっと、この星の勇者になります。」
    「…ありがとう。でも俺は…そんな資格…」

    脳裏に浮かぶのは幼馴染の最後。あの子を守れなかった自分に果たして、そう呼ばれる資格はあるのか…

    「…ふむ。ならばそうだな。アウラム殿。貴殿は戦いが終わったらどうしたい?」
    「終わったら、か…そうだなぁ…きっと、色んなことが変わった、良いことも悪いことも…だから、俺は…─」



    「…後輩くん?」
    「え、はい?」
    「ハイじゃないですよー!ぼーっとしちゃってー。隊長に挨拶に行きますよー?」
    「う、うん。」

    ときは飛んで現在。あの後アウラムは取り敢えず自分も一応正式所属しているS-Forceに匿ってもらうことに決めた。ロゼの不満そうな顔やどこかから刺さる批難の目は気にしないほうがいいと判断した。
    そして現在はS-Forceの本拠地である。割と久しぶりの出勤。S-Forceがリーダージャスティファイが出迎えていた。

    「よく来たなMr.アークロード。話は聞いていた…きいていたが……」

    ここに勤めていたアウラムは基本アークロード・パラディオンのモードをしていた。登録名もアークロードである。つまり素顔すらここでは珍しかった…

  • 184S-Forceルート22/04/02(土) 14:21:01

    「あのでかいのの中身がこれとは…」
    「一時的なものですよ!?」
    「冗談だ」

    なぜ機械系の人はこうも冗談と分かりにくいのだろう、アウラムはそっと考える。

    「いやまさかあの無表情な新人がこんなちびだった頃があったとはねぇ。」
    「無表情というか仮面ね。」
    「一度彼バラしたくなるね。」
    「冗談に聞こえぬでござるな」

    上からオリフィス、プラ=ティナ、プロフェッサー、エッジ・レイサー。S-Forceの主力である。

    「まあそんな状態では仕事めできぬだろう、ゆっくり休め…と言いたいのだが。」
    「…だが?」
    「I.Pマスカレーナ動いちゃったのでMs.小夜丸、Mr.アークロード、任せたよ。」
    「「今の状況でですか!?」」
    「いやー、俺はこれからクロノダイバーども張らなくちゃいけなくてさぁ。」
    「拙者とプロフェッサーもPSYフレームを張らなくてはならん。」
    「こればかりはお前たちに譲れん。」
    「私も裏方だしね。あんたらの担当を変われないのよ。」
    「えっと…俺がついていくのは…?」
    「分からないかねMr.アークロード。よく考えればわかるはずだよ。」
    「………はい…」
    「後輩くん!?」

    じっくり考えたアウラムには今までの小夜丸の活躍が脳裏に浮かび…「行かなくてはならない。」その決意を固まらせた。

  • 185S-Forceルート22/04/02(土) 14:31:49

    「そうと決まったら早速出動だ二人とも!」
    「うぅ…了解…」
    「了解…あ、でも俺今いつもみたいなスピードでないですけど…」
    「案ずるな、方法はある。というよりも皆やっていることで君が特異なのだがね。」
    「へ?」
    「Mr.アークロード。ドライブは好きかね?」



    暗闇をエンジンの音が轟かせる。ライトが闇を射抜く。運び屋I.Pマスカレーナである。

    「いやー今回は楽勝!今の所S-Forceもなし!………いや、まあ?あいつらなら?来ても鎧袖一触だし?全然来てもらってもいいけど?」  

    何かを期待するような口ぶりであるがいつものことである。

    「待ちなさーい!!!」
    「(来た…!)」
    「闇夜を超え時代を超え世界の秩序を守るS-Force!!乱破小夜丸参上です!!」
    「あの…小夜丸先輩…もうちょっとスピード落とし…」
    「待って待って待って情報量多い!?」

    現れたのはS-Forceの頼れる相棒ドッグ・タッグに相乗りしている小夜丸とアウラム…なぜかアウラムはいつもよりも小さいのは決して目の錯覚でも遠近法でもないことは小夜丸にしがみついているため嫌でもよく分かる。

    「え…?アウラムさんなんでそんなことになってるの!?」
    「しょ…諸事情あって……」
    「あれ、後輩くんその姿でマスカレーナと会ったことありましたっけ?」
    「あー………いや、まあ…色々あって…」

    追跡相手とたまにあって仲良くしてるなんて言えるわけない。

  • 186S-Forceルート22/04/02(土) 14:41:51

    「…と、とりあえずスピード落とし…うっ…」
    「何言ってるんですか!もう少しスピードを出せば追いつけます!マスカレーナ!覚悟!」
    「相乗りしてるやつグロッキーだよ!?」

    限界を(一方的に)超えさせられる悲しき状態。いつもであればアークロードとなった彼自力の走りで追いつけなくもないが現在はなることもできない。

    「……ていうか、私そんなことになってるなんて聴いてないというか……その…友達(小声)…なんだし…情報屋なんだし…ちょっとは頼ってくれても…」
    「後輩君が貴方に頼るわけ無いでしょう!何考えてるんですか!」
    「あんたには言ってない!」
    「待って小夜丸先輩前!前!」
    「ふえっ!?後輩くんそんな強く抱きしめられるとこまっ…」

    どんっ!!と壁にぶつかる。漫画でも近年見ないベタな展開である。

    「(……逃げれるケド…助かるけど……何この負けた気分……)」

    マスカレーナは少し止まり、考えて。一切動かない2人(と乗ってた一匹)のところに近づき。

    『今度は私が乗せてあげる。それで呼ばなかったぶんはチャラにするよ。だからとりあえず連絡しなさい!!』

    「…ようちょっと語気優しい方がいいかな…いやでもなんか大好きオーラ出てても恥ずかしいし…」

    こんなメモをアウラムの服に忍ばせ終えたその時。

    「はっ…今だ!!」
    「ちょっ!?起きてたの!?」
    「い、今起きました…忍者なので早起きは得意ですから…それよりもマスカレーナ!私達に近づいて何する気だったんですか!!」
    「いや…何って…その…えっと…」

    デートのお誘いのメモ渡そうとしてたなんて言えるわけない。

  • 187S-Forceルート22/04/02(土) 14:52:27

    「と…とりあえず今回はそいつも倒れたしここまでね!!私の勝ちよそれじゃーね!!」
    「あっ、待ちなさい!!」

    勝った方のはずなのになぜ負け惜しみみたいになっているのか。それは誰もわからない。


    「……と、いうわけで奪還は失敗しました…」
    「ふむ、Mr.アークロードに乗り物に弱いなんて弱点があったとはね。」
    「面目ないです…」
    「乗り物並みに早く走ってるのに…」
    「まあ自分の足で走るのとは違うってことなんじゃねーの?」

    いつの間にか帰ってきてた他のS-Forceのメンバーだが、あまりこちらも進展はなかったようだ。

    「まあ今日はお疲れ様といこうじゃないか。花見はできないがご馳走は用意しているよ」
    「本当ですか!?」
    「なんで花見しないのに用意してるんですか…」
    「気分だけでもと思ってね。さあ食堂にいこうか諸君。」
    『了解!』

    S-Forceの面々が食堂に向かう。ただ一人、アウラムだけはその背を見ていた。

    「…?後輩くん?どうしたんですか?」
    「あ、いや…昔のことを思い出しちゃって…」
    「?」

  • 188S-Forceルート22/04/02(土) 14:58:50

    「…戦いが終わったら、俺は世界を復興したい。」
    「というと?」

    遠い昔の、ちょっとした仲間との話…

    「きっと戦いが終わっても、世界や失ったものが元通りなんて都合のいいことはないと思う。だから、俺の足で、手で。ちゃんと失ったものを見て治していきたいんだ。いつかは、前のパラディオンたちがいた時みたいな発達した世界になれるように。」
    「…ふむ…発達した文明がいいことばかりとは決して思えませんがな。」
    「うっ…まあそうなんだけど…」

    レグレクスの言うことは正しい。発達した技術がリースを産んだ面もあるのだ。それがいいこととは限らない…

    「それで、僕達は当然いるんだろうね?」
    「えっ…?」
    「おや、アウラム殿は我々がついていくことを許さぬのか?寂しいな。」
    「えっと…いいの?いつ終わるかもわからない…そんな時までつきあわせて…」
    「アウラム、あなたは勘違いしているようですが…我々は別に世界のためだけに貴方についてきているのではありません。」
    「君が気に入ったからついてきてるんだよ、リーダー。」
    「…皆…」

    3人の幹部は当然のようにそう言った。

    「遠い未来に、貴方の、星の勇者の伝説で。」
    「我らが貴方の伝説の中に名前が出ること。」
    「この組織が遠い未来まで続くこと。」

    『それが、我らの夢だよ。』

  • 189S長くなってしまった。22/04/02(土) 14:59:15

    「……みんな、すごいな。」
    「後輩くん?早く行かないと全部食べられちゃいますよー?」
    「今行くよ!」

    ここはS-Force。時代を超えて、暗闇を超えて悪を取り締まる秩序。その元となった組織は遠い昔にあった、複数の部族が入り交じる勇者の陣営だったという……






    こういうSSだれかください

  • 190長くなってしまった。22/04/02(土) 19:50:01

    というかマジで長くしすぎちゃった…気合を入れ過ぎちゃった…

  • 191二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 20:14:54

    徐々にSSが長編化していく閃刀兄貴…マスカレーナがジェラってるのかわいいな
    星杯ストーリー中のアウラムくんサバイバースギルト患ってそうでお辛い

  • 192長くなってしまった。22/04/02(土) 20:52:16

    だからパラディオンメンバーを愉快にする必要があったんですね。
    それはそれとしてこれたぶん次書こうものなら埋まっちゃいそうだな…需要ありそうなら次スレで書きたいところ

  • 193二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 21:43:44

    うおぉ、過去のパラディオンメンバーも絡めつつ
    ショタ化とシリアスを両立できるの凄いな…
    紙の方だと侵略者と間違われそうな見た目のメンバーもいるあたり、
    多種族間で協力する方針がS-Forceにも受け継がれているのが良き

  • 194くれくれ幽霊22/04/03(日) 00:08:16

    S-Forceがパラディオンと繋がってたんじゃね?って説好きだったんですよね。どうしてもこの話はやりたかったし誰か書いて。僕もやったんだから(同調圧力)
    あとそろそろ200になるし、次スレ作る準備する?

  • 195二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 02:52:52

    少なくとも俺は閃刀兄貴のSSをもっと読みたいが…新スレ立てるか兄貴のSS投稿用のスレを作るかどちらかかな

  • 196二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 07:54:55

    新スレでいいんじゃないかな?
    最近閃刀ジャックナイツ+マスカレアストラムデッキ作って使ってるうちに語りたいこと増えそうではあるし

  • 197くれくれ幽霊22/04/03(日) 08:38:26

    8つ目だー。

  • 198くれくれ幽霊22/04/03(日) 08:39:14

    いや7つだわ…

  • 199二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 09:00:17

    順調に数を増やしているな

  • 200二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 09:06:04

    200なら新規カードでアウラム君がリィヴと並んだ新規リンクモンスター化

オススメ

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