【閲覧注意?】輝く日の、

  • 1スレ主25/02/21(金) 20:50:46

    因果応報だ。

    【注意】
    画像は使いまわしです。話の内容とは関係ありません。
    性的な描写、もしくは残酷な描写、あるいは倫理観を著しく欠くような描写を含む可能性があるかもしれませんし、ないかもしれません。
    五夏です。
    今回は安価、ダイスなしです。
    喧嘩や攻撃的な言い方はお控えください。
    このスレのキャラクターたちは、あくまでも私の解釈です。これが正しいわけでも、あなたの解釈が絶対だというわけでもありません。互いの考えを尊重し合いましょう。
    私には過去作を含む全ての作品の作中に登場する一切の犯罪行為を許容する意図はありません。

  • 2スレ主25/02/21(金) 20:52:05

    お久しぶりです。年末からずっと忙しかったスレ主です。(´;ω;`)
    今までまとまった時間が取れなかったのでしばらくスレ立てはしていなかったのですが、やっと用事が終わりました。やったああああああ自由だああああああ!!!まあ束の間だけど。
    今回は、少年の悟くんと青年の夏油さんのお話。そして前作と次回作の幕間を繋ぐお話です。安価もダイスもないですが是非楽しんでいってください。

  • 3スレ主25/02/21(金) 20:52:49
  • 4スレ主25/02/21(金) 20:59:14

    なんかエラーになってびっくりしました。
    これ投稿出来てます?

  • 5二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 21:02:58

    出来てますよー

  • 6スレ主25/02/21(金) 21:12:05

    >>5

    よかった……一度閉じて入りなおしたら直ったけど何だったんだろうね……。


    今回の主人公は五条さんです。今まではずっと夏油さん視点だったので、何気に初めての試みですが、ご了承ください。

    このスレには蜈千ォ・縺ク縺ョ髱樣%縺ェ陦檎ぜが描写されますが、納得いただけない方はブラウザバックお願いします。

    今までのスレ見てきたらもうお察しかとは思いますが、倫理観は消し炭にされました。そういうの読めないよって方は読まない方が良いと思います。自衛大事です。

  • 7スレ主25/02/21(金) 21:24:46

    以上で注意喚起は終了です。今日はちょっとしか進みませんが、次から本文始まります。
    ちょっと待っててね……。

  • 8スレ主25/02/21(金) 21:48:59

    そういえば10までいかないと二時間で落ちちゃうので一応10まで進めときます。

  • 9スレ主25/02/21(金) 21:49:15

    保守2

  • 10スレ主25/02/21(金) 21:49:25

    保守3

  • 11りわせねお25/02/21(金) 22:13:36

    「……。」

    呆然と、目の前の男を見下ろしていた。鉄がさびたようなにおいが、鼻をつく。
    紫色の、毒の花に囲まれて、若い男がこと切れていた。

    「……■■■。」

    守りたかった。大切な奴を、また守れず、みすみす死なせてしまったのだ。

    「■■■。」

    幼子特有の、柔らかい手が、男の頬を撫でる。体温は、既に失われていた。

    「……ごめん。」

    背中に冷や水を掛けられたように、急速に、頭が冷えていく。彼はきっと、悲しむけど、けれど、それでも呪いを吐かずにはいられなかった。

    「……險ア縺輔↑縺。」

  • 12   25/02/22(土) 02:33:47

    満作の花の香りが、悟の花を擽る。春の日差しを全身に浴びて、うとうとと微睡んでいると、クスクスと笑う男の声が頭上から聞こえてきた。

    「随分気持ちよさそうだね。まるで猫みたいだ。」
    「だって……お前の膝枕気持ちいいから。」
    「ふふ、そう。光栄だよ。」

    穏やかな昼下がり、あどけない少年が、女物の装束を纏った青年の膝で、まるで猫のように丸まっていた。

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 11:49:57

    ⭐️

  • 14スレ主25/02/22(土) 16:23:24

    こんにちは。お酒飲みたいけど体質上飲めないので悔しい思いをしているスレ主です。お酒の匂いでもう気分悪くなるんだもの。なので居酒屋のバイトもできないです。不便だね。
    今日は夜からやります。このスレは本来次回に回した話のおまけSSとして書こうと思っていたお話が思いの外長くなりそうだったのでもういっそのこと一つのスレとして独立させようと思ってたてたスレなので、たいした話じゃないですし、スレにするにはちょっと軽めです。意外と軽いお話は書くの大変だよね。
    なのでのんびりだらだら更新していこうと思ってます。いつもよりテンポ遅めになりますが、大目に見ていただけると幸いです。

  • 15   25/02/22(土) 20:05:06

    二人の出会いは、昨年の春の事であった。父に手を引かれて、屋敷の隅にある、離れに連れていかれた。
    そこにいたのは、女のような恰好をした、黒髪の美しい青年だった。

    「ご当主様、どうされました。……。」
    「例の息子だ。どうにも気難しい奴で、私もほとほと手を焼いている。お前は幼子の扱いが上手いだろう。しばらくお前の方で預かってほしい。」
    「……そうですか。構いませんよ。」
    「頼んだぞ。私はこれから用事がある。」

    そう言って、悟の手を離し、当主はさっさとどこかへ行ってしまった。
    当主の姿が完全に見えなくなると、青年はにっこりと微笑んで、悟の傍に膝をついた。

  • 16   25/02/23(日) 00:40:07

    「こんにちは、君、悟くんだろう。」
    「……俺のこと知ってんの?」
    「ご当主様から聞いた。北の方の、末の息子だとね。」
    「……。」
    「君は、私が誰か、聞いているかい?」
    「……知らねえ。でも、どうせ親父の愛妾だろ。」
    「……そうだね。」

    青年は、笑った。

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 08:01:10

    >>14

    臭いだけで?!それはそれは…凄く大変そう……

    更新楽しみ

  • 18スレ主25/02/23(日) 14:54:48

    こんにちは。春休みに行きたかった美術館に行こうと思って意気揚々と開館カレンダーを見たら工事で一部作品が見られなくて落ち込んでいるスレ主です。仕方ないので延期です。
    今日は更新しようと思ってたんですが今体調悪くてベッドとお友達になってるのでお休みです。続きはまた明日からやります。皆さんも体調には気を付けてください。

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:21:35

    あらら…掲示板のことは一時忘れしっかりと療養なさってください

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 01:48:26

    ⭐️

  • 21スレ主25/02/24(月) 10:52:15

    こんにちは。源氏物語の中で一番好きなのは「帚木」の帖なスレ主です。言いたい放題で結構面白いです。ちなみに推しは桐壺。
    昨日は心配させて申し訳ないです。今日は夜からやります。
    私はちょっと体調を崩しやすいのです……。最近雪が多いので、温かくして体調には気をつけてくださいね。

  • 22スレ主25/02/24(月) 10:55:19

    ちなみにですが今回のスレのタイトルは源氏物語の『輝く日の宮』からとってます。藤壺と源氏の関係が好きです。

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 18:50:47

    お疲れ様です、のんびりお待ちしてますのでどうぞご自愛ください

  • 24   25/02/24(月) 21:25:20

    「親父はよく見目のいい女を見境なく囲ってるから、あんたもその類かなって。」
    「君本当に子供かい?」
    「子供に夢見てるあんたには悪いけど、あんな環境にいたらやさぐれもするだろ。」
    「言うねえ。」

    指の背を唇に当てて、青年はからからと笑った。こう言うと、大体はヤバイものを見る目をするか、あからさまな同情を露わにするのが普通で、こんな態度をする人間は初めてだった
    零れそうな大きい瞳を向けると、青年は優しく頭を撫でてくれた。

    「君にとっては、御父上も、彼に囲われている私の事も、複雑に思うかもしれないけれど……私は君と仲良くなりたいと思っているよ。」

    藤の花の甘い香りが彼の袖からふわりと漂った。頬が何だか熱くなって、視線をそらして唇をぎゅっと引き結ぶと、青年は「おやおや」と言って楽しそうに笑った。
    初めて会ったはずなのに、なんだか遠い昔から探し求めていたような、そんな心地がした。

    「私のことは……そうだね、“佐保”とでも呼べばいい。」

    その名前が偽りであることは何となく察したが、その名を口にするとき、青年が一瞬だけ寂しそうな顔をしたから、指摘することもできなくて、つい口を噤んだ。

  • 25二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 23:42:25

    ☆ 楽しみです!!

  • 26二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 07:43:08

    因果応報、がどのタイミングで来るのか…先の展開楽しみ

  • 27スレ主25/02/25(火) 14:56:09

    こんにちは。児童書や絵本が大好きなスレ主です。絵本に関しては大人向けのものとかもあって楽しいです。宮部みゆきの「悪い本」やチョコレート戦争は大人でも楽しめると思いますのでおすすめです。ただ私はタッパがでかい&目つきが悪い&明らかにこどもいるような年齢には見えないので絵本コーナーにいると完全に不審者です。いつも肩身の狭い思いをしながら絵本を物色してます。
    さて、青年の名前が夏油じゃなくて「!!?」となってる方もいると思うので補足入れますが、この青年は夏油と考えてもらって問題ないです。“佐保”は偽名。
    夏に限界を迎えて堕ちて、死ぬまで青い春の思い出を大切にしていた夏油に“佐保”の名前をあてがうのは皮肉だなと思ってます。
    今日も夜から更新です。本当に最近寒いね……。

  • 28二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 18:29:46

    佐保姫って春の女神の名前だよね
    今回も楽しみ

  • 29スレ主25/02/25(火) 19:40:31

    本当にすみません。今日更新できそうにないです。
    やります詐欺してごめんなさい。

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:45:26

    ご自分のペースで大丈夫ですよ〜
    保守して待ってます

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 04:04:13

    保守

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 13:23:08

  • 33二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 16:14:57

    このレスは削除されています

  • 34スレ主25/02/26(水) 16:16:46

    >>33

    ミスしたのであげなおします。


    こんにちは。ファンパレのスウェット姿の夏油がエッチなお姉さんみたいで思わずにっこりしたスレ主です。いいぞ、もっとやれ。

    今日は諸事情でできません。二日もあけてしまってすみません。保守お願いします。

  • 35二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:05:56

  • 36二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 07:09:00

    お待ちしてます!!

  • 37二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 14:13:27

    保守

  • 38スレ主25/02/27(木) 15:38:18

    こんにちは。これから花粉症の季節が来るなあと今から憂鬱な気分のスレ主です。私のは多分杉花粉ですね。ブタクサは特に関係ないので秋は割と楽ですが春はもう大変なことになります。嫌だな~。
    今日はちゃんとやります。ご迷惑をおかけしました。保守ありがとうございます。
    こんな拙いスレを楽しみにしてくれる人がいるんだってちょっとうれしくなりました。頑張ります。

  • 39sub episode25/02/27(木) 21:06:54

    誰かの最期の話1

    暗く温かい胎の中で、微睡んでいた頃のことを覚えている。子守歌を謳う彼女の声が、ひどく心地よくて、私は、その人の呼びかけに応えた。するとその人は幸せそうに吐息を漏らして笑うから、私はうれしくて、早く彼女に会いたいと願っていた。早くこの目で、世界を見たかった。
    結局それは叶わなかったけれど。

    ぱちぱちと嫌な音が聞こえた。そして彼女の断末魔の悲鳴も。私は生まれてくることすら叶わないのだと悟った。
    身体を包む水に、涙が融けていく。どうして。私は生まれてくることすら許されないの?彼女は排除されてしまうの?
    ……このままでは終われない。終わりたくない。誰でもいいから、“助けて”。
    しわくちゃの小さな手を伸ばした瞬間、私の意識はぷつんと途絶えた。

    “私”が死んで、“私”がうまれたお話。

  • 40二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:11:56

    1…1なんだ…
    コテハンとかもシナリオに関係してくるのかな?(((o(*゚▽゚*)o)))wkwk

  • 41   25/02/28(金) 00:43:52

    悟は瞬く間に青年と打ち解けた。青年が悟以上に知識と教養に富んでいたのもあったが、何故か“この人は信用できる”という、得体の知れない自身のようなものがあった。
    悟は警戒心が強い。こんなにも他人に心を赦したいと思ったのは初めてで、当初は自分でも戸惑ってしまい、青年に喧嘩腰に接していたが、青年はそれでも悟に対して、誠実な態度を崩さなかった。
    ひと月もしないうちに、悟は青年をまるで親友のように慕うようになった。そんな悟を、青年はまるで本当の息子か弟を相手にするように、愛情を注いでくれた。悟にとっては、もう何年も顏を見ていない母親よりも、親としてのふるまいに欠けた父親よりも、青年の方が大切な家族だった。

  • 42   25/02/28(金) 00:53:08

    「ねえ、また昨日の話の続きしてよ。」
    「ええ、もう。しょうがないなぁ、悟は。」

    青年は、なにやら作業をしていた手を止めて、悟の方へ膝を寄せた。悟がごろりと膝に寝転がると、青年は、仕方ない子だね、と笑って、白い髪を撫でてくれた。
    悟は、青年が語ってくれる物語を聞くのが好きだった。今読んでいるのは、天皇の息子が、亡き母親とそっくりの継母と出会うお話。なんだか自分たちが出会ったときとそっくりだなと漠然と考えた。
    目を緩く閉じて、穏やかに物語を語る青年の顔をぼんやりと見上げる。この青年が、本当の母親だったら、と夢想してみた。しかしどうにもしっくりこない。どうせなら親子ではなく、青年にとってもっと重い存在になりたい。唯一無二の存在でありたい。それこそ、親友とか。
    そんなことを考えていると、だんだんと春の陽気に誘われて、うとうとと瞼が下がり始めた。藤の香りがほのかに漂う袖から伸びた、色白の手が、心地よくて、悟は眠りの世界へと旅立った。

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 07:57:13

    ほし

  • 44スレ主25/02/28(金) 15:30:08

    こんにちは。今回ガチの倫欠スレになりそうでどういう顔したらいいのか分からなくなってるスレ主です。今までみたいな性癖詰め込んだr18欲張りセットって感じではなくて「うわぁ……(ドン引き)」みたいな感じです。夏油さんは開幕から死んでるし昨日は妊婦が炎にぶち込まれてるし今のところえっちなシーン入る予定ですし。こういう時どうしたらいいのか。笑えばいいのかな。
    今日も夜からです。

  • 45スレ主25/02/28(金) 16:28:43

    すみません用事が入ったので急遽お休みです。うそだぁ……(´;ω;`)

  • 46二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 23:27:46

    忙しそうな主の平穏を願って保守

  • 47二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 06:19:54

    スレ主の倫欠描写好きだから楽しみ

  • 48スレ主25/03/01(土) 12:45:43

    こんにちは。スレ主です。今日はやる予定だったのですが、お休みします。

    別のスレで荒らしが発生しているのを確認しました。あまりにも規模の大きい荒らしだったので念のため注意喚起をします。

    ・最初に言いました通り、こちらのスレでは喧嘩や攻撃的な発言を禁止しています。見つけ次第削除しますので、ご理解お願いします。
    ・別のスレでこのスレの話題を出す際も、配慮をお願いします。
    ・そもそもあにまんでは、誹謗中傷・暴言・煽り・スレッドと無関係な投稿は削除・規制対象です。ルールを守って楽しみましょう。
    ・喧嘩を売られても言い返さずに速やかに逃げましょう。

    余計なお世話かもしれないですが、私たちは公式にお目こぼししてもらっている側です。マナーは守りましょう。

  • 49スレ主25/03/01(土) 12:55:31

    そして二次創作は制作した方が法律に抵触しない範囲で自由に作っていいものです。自分の好みじゃなかったからと言って攻撃するのは絶対にやめてください。
    私の好きなスレが攻撃されたのもう三回目なんですよ……この人まで離脱するのやだ。

  • 50二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:00:57

    ほんとに全面共感しかないです
    悔しくて仕方ない…スレ主もお気をつけて
    大ファンが!!ここに!!居ますので!!

  • 51二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 16:27:14

    支部やXみたいにタグ付けするわけじゃないから尚更

  • 52二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 22:47:42

    ほしゅ

  • 53二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 07:18:24

    保守

  • 54スレ主25/03/02(日) 12:18:17

    こんにちは。スレ主です。
    昨日は失礼しました。今日から再開します。引き続きマナーを守ってスレを楽しんでくださると、スレ主はうれしいです。

  • 55sub episode25/03/02(日) 18:09:03

    誰かの最期のお話2

    誰かの笑顔が好きだった。人間が大好きだった。誰かの幸福がうれしくて、僕は沢山人の役に立とうと努力した。
    人間は弱くて、それでも尊い。そんな存在なのだと信じていた。

    身体が水底に沈んで、ゆらりゆらりと流されていく。この身体はきっときれいには残らず、醜く朽ちて、自然に還るのだろう。
    人間が好きだった。大人を信じていた。みんなみんな、大好き、だった。
    好きだった、筈なのに。

    嫌だ。死にたくない。痛いのは嫌だ。

    ……險ア縺輔↑縺。

    「“助けて”。神様。」

    言葉は水に溶けて、誰にも知られず消えていった。

  • 56二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 22:41:08

    >>55

    可愛い〜悲しい〜…好き…

  • 57二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 06:24:36

  • 58スレ主25/03/03(月) 14:33:56

    こんにちは。スレ主です。今日は夜から更新します。その前に“因果応報”についてちょっと説明します。
    因果応報って似たような考え自体はいろんな文化圏にあるんですけど、仏教における因果応報とは、無因論(偶然)の否定です。要は全ての結果には絶対に原因があるということです。また、因果は輪廻転生を経ても引き継がれます。
    全部因果応報なんです。それが正当なのかどうかは知りませんが。
    『全ての結果には原因がある。』『因果は転生しても持ち越される。』この考えに基づいた描写は今までのスレでもたびたび出てきています。
    ちなみにですが善悪に関しては適当です。そもそも善悪って背景事情でいくらでも変わるから一貫した描写はできないんですよねー。私自身その辺のことはあんまりこだわってないですし。『どんな行動も本人がいいならオッケーだし基本責めないけどそれはそれとして報いは受けてね(⌒∇⌒)』『善人だろうと運が悪かったら普通に理不尽な目に会うし弱者だからっていつでも守ってもらえるわけではないから死ぬ時は死ぬよ』みたいなスタンスで書いてます。

  • 59   25/03/03(月) 21:29:49

    「おや、悟じゃないか。お勉強はどうしたの?」

    文机の前に座っていた青年が、悟の方を振り返って優しい笑顔を向けた。悟は青年の肩に抱き着くと、つまらないとばかりに唇を尖らせた。

    「知ってる事ばっかでつまんねえから逃げてきた。お前とあそんでる方が楽しい。」
    「全く、ダメじゃないか悟。先生を困らせちゃ。」
    「別にいーの。それよりお前何見てんの?」

    文机の上の白い懐紙を覗き込むと、青年は懐紙の包みを開いて中を見せてくれた。砂色の小さな粒が中から零れんばかりにつまっていた。

    「星の砂っていうんだよ。さっきご当主様が来て、これを置いて行ったんだ。綺麗だから、悟にも見せてあげようと思って。」
    「へぇ、初めて見た。」
    「ここらへんじゃ取れないからね。遠い南の島で採れるんだ。」

    それから青年は、星の砂を見て、少し寂しそうに笑った。その横顔は、まるで失った子供を想う母親の様だった。

  • 60二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 05:21:05

    保守

  • 61二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 08:47:36

    >>59

    はわわ…

  • 62二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 14:45:53

    このレスは削除されています

  • 63スレ主25/03/04(火) 14:52:19

    こんにちは。最近『真珠夫人』読んだスレ主です。昼ドラの方が有名かもしれません。たわしコロッケの原作です。たわしコロッケって今知ってる人いるんだろうか。

    ところで>>59を書く時に沖縄要素入れたくて星の砂に目を付けたんですが、その時に知った神話が面白かったので最後の一文を追加しました。気になる方は是非調べてみてください。

    今日も夜更新します。

  • 64sub episode25/03/04(火) 20:23:38

    誰かの最期のお話3

    忌み嫌われた少女がいた。全ての不幸の元凶とされたその子供は、虐げられて、生きていた。
    その少女は、年齢に見合わず、男を誑かし、堕落させる毒婦だった。そしてある日、真面目で心優しい少年が、標的にされた。
    もうこれ以上、あの化け物の好きにはさせておけないと、皆で話し合って、その少女を殺した。
    もうこれで大丈夫だと、皆安心した。

    木材が燃える臭いと、鉄がさびたような臭いがする。
    逃げ惑う人々の命乞いと、それから怒号が聞こえる。
    ズタズタに裂かれた腹がじくじくと熱を持っている。痛みに息が乱れる。
    やはりあの女は毒婦だった。生まれてすぐに殺して置くべきだった。
    畜生、畜生めと呻く。意識が遠のく中、あの少女の嬉しそうな笑い声が聞こえてきた。

    『あなたたちが望んだんでしょう?』

  • 65二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:30:35

    🌠

  • 66二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 09:35:12

    ほーし

  • 67二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 17:58:18

    ⭐️

  • 68スレ主25/03/05(水) 18:23:52

    こんばんは。スレ主です。さっきバイトから帰ってきました。
    今日は立て込んでいるので更新できるかどうか分からないです。というか今日から来週まで忙しくなるんですよねー(´;ω;`)

  • 69二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 21:55:13

    >>68

    お疲れ様、のんびりお待ちしてまーす!

  • 70二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 06:13:00

    保守

  • 71二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:24:28

    ほし

  • 72二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 16:58:18

    保守

  • 73スレ主25/03/06(木) 17:47:08

    最近バイトが忙しい時期なのでドタバタしてます。スレ主です。来週の土日くらいに落ち着きそうなのでそれまでは更新が亀さん状態になります。ごめんね(´・ω・`)
    今日は更新できるといいなぁ。

  • 74二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 23:02:13

    >>73

    全然大丈夫ですよー!保守しとくのでリアル第一に考えてくださいね

  • 75   25/03/07(金) 02:25:53

    「ああ、悟かい。もうお勉強終わったんだね。」

    悟が帰って来た時、青年は籠を片手に何やら庭で作業をしていた。青年の持つ籠から、白い花が顏をのぞかせていた。

    「夏椿の花がね、きれいだったから。少しだけ取っていたんだ。」
    「後で美々子と菜々子に生けてもらおうかな。」

    青年は花籠の中を覗くと、目を細めて穏やかに微笑んだ。美々子と菜々子は、青年の女房見習いとして仕えている女童である。血のつながりはないらしいが、兄妹のように仲睦まじく、青年がここへ来るときに一緒について来たのだという。
    青年の事を“お兄様”と呼び慕う彼女らは、彼の本当の名前を知っている。自分は知らないことを当たり前のように知っている彼女らが、心底羨ましかった。

    「なあ。」
    「うん?なあに、悟。」
    「お前の名前、何。」
    青年が困ったように眉を下げた。視線をそらして、誤魔化す様に少し早口になる。

    「もう教えたじゃないか。“佐保”だよ。」
    「それ、本名じゃないだろ。」
    「……本名は濫りに教えられるものじゃないから。」
    「お前は男だろ。なら問題ないはずだ。」
    「……。」
    「なあ、教えろよ。“俺も名乗るから。”」
    「……だーめ。もう若菜の時期は終わったよ。」

    青年は悟の頭を撫でると、すげなく笑った。頬を膨らませ、ぎゅうぎゅうと抱き着く悟を抱きしめころころと軽やかに笑うと、「そうだなぁ……」と呟いた。

    「悟が……いや、ごめん。なんでもないよ。」

    この時の青年の悲し気な声と、夏椿の清廉な香りは、悟の記憶にいつまでもこびりついて離れなかった。

  • 76二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 08:49:06

    五条…(´;ω;`)

  • 77二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 12:28:56

    このレスは削除されています

  • 78スレ主25/03/07(金) 12:51:47

    花粉症でムスカ大佐みたいなことになってるスレ主です。ああ目が!目がぁ!!

    昨日更新した>>75が分かりづらかったので補足です。名前知られてる筈の悟の「俺も名前名乗るから」と夏油の「若菜の時期は終わったよ」っていう発言は何だったのかと言いますと、万葉集に収録されている雄略天皇の和歌が元ネタです。お貴族様なのでこういう分かりづらい遠回しな表現がしばしば出てきます。

    今日もバイト頑張ってきます。更新は夜からです。

  • 79二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 21:13:37

  • 80sub episode25/03/08(土) 01:57:23

    誰かの記憶

    記憶よりもずっと小さくなってしまった頭を撫でる。白い髪をそっと撫でるとまるで猫の様に手にすり寄ってくるのが、愛おしい。何か夢でも見ているのか、もごもごと口を動かしているのが可笑しくて、つい表情が緩んでしまった。以前とは全く違う形だけれど、確かに君を愛している。君は満足しないかもしれないけれど。
    かつてされたことを忘れたわけではない。その時感じたものも、覚えている。
    ……それでも見捨てられない。大切な??だから。

    「……君は幸せになるべきだよ。」

    私は隣にいられないけど、君には幸せになってほしい。
    私は君を愛しているけれど、幸せにはしてあげられない。

    「だから、思い出しちゃダメだよ。」

    思い出したら、もう戻れなくなってしまう。だからどうか、思い出さないでほしい。
    大切な人達が幸せになれるなら、私の幸せは望まないから。
    どうか私が愛した人たちが、私なしでも幸せに生きられますように。

  • 81二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 10:09:24

    >>78

    こういうの好き……刺さる…

  • 82スレ主25/03/08(土) 16:30:30

    こんにちは。スレ主です。すみませんがしばらく用事があるので消えます。多分水曜か木曜辺りに帰ってくると思います。

  • 83二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 21:57:55

    把握です!

  • 84二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 06:57:12

    ほし

  • 85二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 13:28:35

    ホシ

  • 86二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 22:23:05

    保守!

  • 87二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 06:32:45

  • 88二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 08:24:51

  • 89二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 15:56:55

  • 90二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 22:33:54

    ほしゅ

  • 91二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 07:21:42

    💫

  • 92二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 17:02:05

  • 93二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:42:07

    (((o(*゚▽゚*)o)))

  • 94二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 07:37:33

    ✴️

  • 95二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 15:42:45

  • 96二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:24:49

    保守

  • 97二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 07:02:54

  • 98二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 16:10:41

    ほしゅ!

  • 99スレ主25/03/13(木) 17:51:58

    お久しぶりです。遠出してて昨日の夜に帰ってきたスレ主です。外出先だと投稿できないのでお休みしてました。
    なんかエラーで入れなくて今日はもう更新できないかもしれないと思ってひやひやしてました。直ってよかったです。
    まだ忙しい時期はしばらく続きますが、更新はできそうなので再開します。保守ありがとうございました。

  • 100スレ主25/03/13(木) 17:52:33

    追記
    そういえば夏油がミミナナのことを呼ぶシーンですが、うっかり本名で呼ばせてるのに今さら気付いて「やっべ」ってなってます。次からは気を付けます。
    ちなみにこの二人の女房名はそれぞれ“右近”“左近”です。右近の桜と左近の橘から連想しました。

  • 101二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 20:01:50

    このレスは削除されています

  • 102   25/03/13(木) 20:15:50

    菊の節句とは、旧暦9月9日に行われる行事である。陽の気が強すぎるため不吉とされ、邪気を払うために菊酒を飲む風習がある。
    五条家においても菊の節会は恙なく執り行われた。と言っても、悟は青年を傍に侍らせ、御簾の中で誰の目に触れることもなく、座しているだけだったが。
    母親とは何年も顏を合わせていない。物心つく前に引き離されたため、もう顏すら覚えていない。簾越しに相まみえた母親の声は淡泊で、温かみが感じられなかった。
    ちらと隣に控えていた青年の顔を見上げる。九月菊の襲に身を包み、すらりと背を伸ばして簾を見つめていた青年が、ふとこちらを見て、優しく微笑んだ。産みの母親よりもよっぽど慈愛に満ちていて、安心できる笑顔だった。

    「飽きちゃった?」
    「ううん。まだ大丈夫。」
    「そう。もし具合悪くなったら、いつでも言ってね。」

    こくりと小さくうなずく。菊の花の清涼感のある香りが、彼の袖からわずかに香った。

  • 103二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 00:19:26

    🌃

  • 104二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 09:14:26

  • 105スレ主25/03/14(金) 11:20:34

    こんにちは。昨日はネットがご機嫌斜めだったのかはたまたデバイスの方が機嫌を損ねていたのか、エラーばっかりで困ってたスレ主です。そんなに働きたくないか。まあでもそんな日もあるよね。それともあれか?もうすぐr18シーンが来るのが嫌だった?

    今日は回線が安定してたらやります。

    >>100

    右左間違ってる……このおバカ!!

  • 106二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 11:47:05

    >>105

    最近エラー多いらしいですね(鯖重くなってるのかな…)

  • 107二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 19:32:47

  • 108スレ主25/03/14(金) 20:11:26

    回線が不安定……今日はお休みかな……

  • 109スレ主25/03/14(金) 20:55:58

    >>108

    なんか落ち着いたからいけそうな気もする。とりあえずいけそうなとこまで進めます。

  • 110   25/03/14(金) 20:57:58

    「……藤の方様」

    消え入りそうな小さな声が聞こえた。幼い女童が二人、盃と菊酒が入ったひさげを携えて控えていた。美々子と菜々子であった。

    ーー藤の方とは青年の呼び名である。あの離れは春になれば藤が美しく咲き誇る。そのためあの離れに住まう者のことは、藤の方と呼ぶのが通例であった。青年が何故“藤”ではなく“佐保”を名乗ったのかはいまだに分からない。

    双子の女童を見て、青年が嬉しそうに目を細めた。

    「二人とも、ありがとう。」

    褒められたことがうれしかったのか、双子が嬉しそうにはにかむ。青年が、悟以外の誰かを大事にしているのが気に喰わなくて、悟はむっと眉根を寄せた。

  • 111二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 02:50:56

    🌟

  • 112二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 11:05:49

  • 113スレ主25/03/15(土) 14:39:44

    原作とは違う名前を増やしたせいで自分でも一瞬「誰だっけ?」と考え込んでしまうスレ主です。紛らわしくてごめんなさい。一応意味はあるんです。
    今日はエラーにならないといいな。安定してるタイミングを見計らって更新します。

  • 114二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 22:14:13

    >>113

    意味が判明する時が楽しみだ…

  • 115   25/03/16(日) 00:35:54

    青年の白い指が、そっとひさげの鉉を捉え、白く濁った酒を、そっと盃に注いだ。
    青年の香りをかき消すほどの強い酒の香りが鼻について、悟は思わず顔をしかめた。悟は酒が飲めない。以前飲んだことはあるが、酔っぱらって大変なことになってしまったので、それ以来酒を飲まされることはなくなった。

    青年は申し訳なさそうに眉を下げると、盃にそっと口づけた。
    青年の乾いた赤い唇が、酒に濡れて艶めく。伏せられた睫毛が、まるで蝶の羽のように緩やかに上下する。わずかに動く喉仏が、以外にも逞しくて、悟はもじもじと膝をすり合わせた。
    青年がこちらに視線をやる。悟はとうとういたたまれなくなって、ついと目を反らした。

    「ごめんね、お酒の匂い、いやだったよね。」

    青年の声は湿り気を帯びていた。わずかに熱を持った吐息に心臓がどくどくと早鐘を打つ。

    「……別に大丈夫。」

    素っ気なく答えた悟の脳裏には、頬と眦を仄かに赤く染めて、ふにゃりと笑う青年の顔が、鮮明にこびりついていた。

  • 116二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 08:26:11

    おはよう保守

  • 117二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 17:29:46

    ほしゅ

  • 118スレ主25/03/16(日) 19:33:21

    ごめんよ今日は更新できません。やることが終わらないよぉ(´;ω;`)

  • 119二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:49:59

    寝る前のほーしゅ
    スレ主さんご自分の用事と体調優先で全然大丈夫ですからね〜

  • 120二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 07:55:37

    大丈夫ですよ!ゆっくりお待ちしてます!

  • 121二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 15:39:17

  • 122スレ主25/03/17(月) 20:23:18

    今日もお休みします。終わらない……(´;ω;`)

  • 123二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 20:26:06

    >>122

    スレ主おつ!

    頑張れ〜

  • 124二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 03:12:57

    保守

  • 125二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 08:33:26

    ほしゅ

  • 126二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 16:38:21

    保守

  • 127スレ主25/03/18(火) 17:26:35

    すみませんが今日は体調不良ですのでお休みします。

  • 128二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 17:32:37

    >>127

    おつ、ゆっくり休んでくれ

  • 129二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 00:26:50

    ☆彡

  • 130二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 08:47:57

  • 131スレ主25/03/19(水) 15:19:10

    やっと用事終わりました。スレ主です。まさかその直後に体調不良になるとは思ってなかったです。
    ところで今日呪術0放送の日らしいですね。私は見られないので楽しんできてください。
    今日は早めに投稿して早めに終わろうと思います。

  • 132二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 18:55:34

    このレスは削除されています

  • 133二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 21:29:14

    なんで消えてるの?

  • 134sub episode25/03/19(水) 21:35:11

    名前

    人の名には霊魂が宿る。
    名はその人の固有性を表すものである。その人がうまれ持った性質、あるいは今まで生きてきた歴史を内包したものである。それを奪うことは、すなわちその人を誰でもない存在にしてしまうということであり、意思や自我の剥奪に等しい。
    また、人の名前には願いや祈りが込められるものである。祝福と呪詛はほぼ同質であり、他者の思念を凝縮したそれは、もはや呪術そのものと言って、差し支えない。
    何十億人といる人間の中から、たった一人を特定することが可能で、かつ他者の祈りを込められた言葉。人の名前とはそういうものなのだ。どのような言葉にも、言霊と言って霊力が宿ることはあるが、人の名前はそれとは次元が違う。相手の命運や生命までも縛ることはおろか、呪詛を仕掛ける足掛かりにさえなる。

    ところで、この国では古来から、他者を名前で呼ぶことを避ける風習が存在する。
    例えば、百人一首を確認してほしい。そのすべてが役職名や女房名、出家後の名ばかりで、本名フルネームで記載されている人はほとんどいないことが分かるだろう。
    名を呼ぶというのはそれだけ重い行為だったのだ。

    名を他者に知らせることは、相手の軍門に下るという意思の表明であり、己の全てを明け渡すという宣言なのだ。夫婦間で行われれば、それは婚姻となる。■と人との間で行われたそれは、服従の儀式である。



    ーーーーだから“それ”に真名を名乗ってはいけないよ。一度名乗ってしまったら最後。魂まで奪われて、■の所有物となってしまうからね。……忘れないでね。」


    【投稿後にミスを発見したのとさすがに長すぎたなという理由で編集しなおして再投稿しました。】

  • 135二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:24:02

    真名、婚姻、服従……どれもかなり重要そうなワードだな

  • 136二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 08:55:23

  • 137スレ主25/03/20(木) 15:22:52

    こんにちは。スレ主です。百人一首の歌人一覧見ると「何て?」って聞き返したくなるような名前の人多いですよね。どこまでを本名にするかにもよりますけど、苗字+名前の組み合わせは男性だとそこそこいるんですが女性だとほぼいないです。21人いる女性の中では小野小町と式子内親王くらいかな。めっちゃ少ない。男性であっても実際に本名呼んでるとこあんまり見ないです。〇〇の大臣とかみたいに役職で呼んでることが多いですね。女性の名前はそもそも残ってないことすらあって、紫式部とかは香子説があるんですが定かじゃないです。女性が本名を明かすのは親か夫くらいだったらしいですよ。
    名前は当人の性質を表すとか名前の剝奪は意思の剝奪に等しいっていうくだりは落窪姫とか想像すると分かりやすいかな~って思います。名前に本人の性質が引っ張られてるし、名づけによって圧倒的な強者に支配されている典型例です。
    あと最後のセリフは既に過去に似たような文章が出てきてます。さあいつだったかな(すっとぼけ)
    今日は更新できるか分からない……できそうならやります。

  • 138二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:49:28

  • 139二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 07:25:36

  • 140二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 14:05:43

  • 141二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:36:00

    保守

  • 142二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 04:47:50

  • 143二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 13:24:52

    ⭐️

  • 144スレ主25/03/22(土) 19:11:38

    すみませんちょっとバタバタしてました。
    明日から4、5日くらい外出する予定が出来て、外出先からは更新ができないのでしばらくお休みです。急に決まったんですよ。/(^o^)\ナンテコッタイ

  • 145二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 02:10:30

    えっ保えっ保

  • 146二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 08:35:31

  • 147二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 17:53:38

  • 148二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:07:54

    スレ主も大変ね

  • 149二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 01:37:13

  • 150二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 09:24:02

    お仕事がんがえ〜

  • 151二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 18:35:06

    >>145

    保守しないとって伝えなきゃ

  • 152二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 00:43:37

    ほしゅっ

  • 153二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 09:55:03

    💫

  • 154二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:45:52

    保守

  • 155二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:18:52

    このレスは削除されています

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