- 1125/02/25(火) 21:07:42
このスレは虎杖と伏黒と釘崎と五条をPC(とKPC)としてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
閲覧注意は発狂した時や万が一グロテスクな描写があった時用だよ
原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ
猫街シリーズの最新作だよ、ロストはおそらくしないよ
今回はまるさま作成シナリオの『ゲームマスターKPC』をお借りしてるよ
シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね。このスレやシナリオの感想やネタバレをSNSなどで言うのもやめてね
通過卓の『朝起きたらネコ耳が生えていた』『なつのお迎え』『探索者格付けチェック』『斑猫温泉へ行こう!』『新年に猫は鳴くか』『KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件』『HO1が誘拐されたので助けに行こうと思います!』『Q1:入浴中に襲撃を受けて真っ裸で応戦できる?』『ブルー・スターズ・セパレート』『ワールズエンド・アイドルアクト』『FARCICANIMAL CAPRICCIO』『風呂が冷えているんだが?』などのネタバレも含む可能性があるよ
見慣れぬ部屋で目を覚ました探索者たち
見るからになんらかの危険なギミックの数々が待ち受けていそうな雰囲気の中、モニターの無機質な暗闇に浮かび上がったのは――――KPCの姿だった!
(KPCはこれから🎲で決まるよ) - 2125/02/25(火) 21:07:52
- 3125/02/25(火) 21:08:10
- 4125/02/25(火) 21:08:27
- 5125/02/25(火) 21:09:05
≪KPCだーれだ≫
1.虎杖
2.伏黒
3.釘崎
4.五条
dice1d4=3 (3)
- 6125/02/25(火) 21:09:51
- 7二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:10:19
わぁい猫街新卓スレだ!
そしてKPC釘崎で草
こういうのなら五条かなと思ったら釘崎だ - 8二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:10:44
たて乙です!KPC釘崎か珍しいな
楽しみです - 9二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:13:24
虎杖と伏黒と五条この前SANゴリッと減った後回復したけど今どんなかな?と思ったら虎杖と五条60代だ
- 10二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:16:20
伏黒はほぼ持ち直したけど
虎杖と五条はまだ低めだったのね
でも今回回復できるといいな
釘崎ゲームマスターも似合いそうだな - 11二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:21:09
よく見たら経験シナリオ参照すると2人とも回復出来てたから単に反映漏れだった奴かな?
- 12125/02/25(火) 21:22:50
スレ民のレスで保存したはずなのにキャラシの更新保存されてないことに気付いたんだけど、どうして?
- 13125/02/25(火) 21:24:26
びっくりした、現在SAN値変え忘れただけか
ごめん、直しといた - 14125/02/25(火) 21:25:02
虎杖、伏黒、五条の三人は目を覚ます。
――――どうしてか、見知らぬ部屋で倒れていたらしい。
「あれ、伏黒?五条先生?つーかここって……」
辺りを見回せば、モニターと扉だけがある狭い部屋だ。
そして腕には謎の腕輪が取り付けられていた。
機械的な見た目のそれはぴったりと嵌まっており、外すことは出来なさそうだ。
「まさか、そういうことか……?」
「まーたよく分からないことに巻き込まれてるってこと?」
「お祓いでも行く?」
「僕にもどうにも出来ないのに?」
「どの立場からの言葉なんですかそれ」
立ち上がり、互いの姿を確認する。
目に付く異変……と言うよりも変化は腕輪くらいのものだ。
「とりあえず脱出するためにも壁でも殴ってみ」
と、その時だ。
焦りよりもまたかよ……みたいな雰囲気が漂う三人の前で何も映っていなかったモニターが点灯する。
このような状況を作り出したであろう何かからの接触かと、身構える中映し出されたのは――――
「え」
「は」
「んん??」
三人もよく知る人物、釘崎野薔薇だった。 - 15二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:26:25
釘崎は置いて行かれてた恨みなのかもしれないな…!
前のは来てなくて良かった?それはそう - 16二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:30:01
最悪冷水何度も浴びたり
狭いところに閉じ込められたり
全身歯型だらけになったり
碌な目に合わんからな - 17125/02/25(火) 21:35:53
『ったく、いつまで寝てんのよ。でも起きたなら良いわ。私の寛大な心で許してあげる』
いつも通りと言った風で、釘崎はモニターの中から三人に向かって話しかけている。
何この状況?と三人が、と言うよりも五条が尋ねる前に、釘崎は更に続けた。
『突然だけど、アンタたちにはちょっとしたゲームに参加して貰うわ』
女王様然とした態度でそう言うも、三人は薄らとなんとなくこういう状況知ってるな、なんて思ったりもした。
具体的に言えば人がいっぱい死ぬような、そんな感じのゲーム。
まあ、それぞれ頭の中に思い浮かべていた参考は異なっていたのだが。
『そこまで難しくもないし、簡単なものよ。多分、大丈夫なんじゃない?』
多分って何?大丈夫じゃなかったら何?と三人が思う中、釘崎は楽し気に告げた。
『ミスしなきゃ死なないんだから、大丈夫よ』
ならばミスしたら死ぬのだろうか、と。
突然のことに三人は戸惑う。これがドッキリとかであってはくれないだろうかと一瞬思うものの、そうではないとなんとなくの範囲であるが予感が囁く。
――――釘崎は本気で自分たちに何らかのゲームをさせる気なのだ、と。
<SANチェック>0/1
虎杖(82) dice1d100=84 (84)
伏黒(81) dice1d100=52 (52)
五条(82) dice1d100=91 (91)
- 18二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:37:41
虎杖と五条先生が失敗
本気かもしれないと思ったのかな - 19二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:38:46
ドッキリじゃないってびっくりしたのか
…まさかここまでされることに思い当たる節があるのか…? - 20125/02/25(火) 21:45:22
何だこの状況、と呆れが勝った伏黒に対して虎杖と五条はモニターから見える位置でヒソヒソ話をし始める。
「釘崎が言うゲームってろくなもんじゃない気がするんだけど」
「最近なにか野薔薇を怒らせるようなことしたっけ?」
「流石にミスすれば死ぬようなゲームさせる程のことはしてねぇと思うけど……俺は」
「それって僕なら何かやらかしてるかもって言ってる?」
「今度は釘崎の下着勝手に借りたとかないよな?」
「僕は冗談で済む範囲でしかやらないよ」
「スカートも冗談で済まねぇと思うんだけど」
数多の苦難を乗り越えて来た(?)二人が割と本気でビビっている。
確かに得体の知れないミ=ゴと戦うよりも釘崎との戦い(広義)の方が色々と怖いかもしれない。後々のことを考えると尚更。
しかし伏黒はモニターを見据えたまま、釘崎に話しかける
「おい、なんの冗談だ」
『冗談?何がよ。私は冗談なんか言ってないわ』
「五条先生はともかく、なんで俺まで」
『アンタたちだから呼んだの。有難く思いなさい?』
「どこをどう有難く思えって言うんだよ」
『うるさいわね。ゆっくり話したいなら奥まで来てからにして、そこでなら会えるわ』
<目星>
虎杖(83) dice1d100=76 (76)
伏黒(68) dice1d100=24 (24)
五条(83) dice1d100=67 (67)
- 21二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:46:51
こっちでもスカート履いたんか
こんどは皆成功 - 22二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:47:56
まあ後で怖いのは釘崎だよね大切にしたいからこそ
目星は全成功だな - 23125/02/25(火) 21:57:52
こちらが問いかければ、釘崎は反応を示す。
となればこれはリアルタイムの映像なのだろう。
光の加減や周囲の様子を鑑みるに、どこかの部屋でこちらをモニタリングしているらしい。
「何考えてんだオマエ」
『色々と試すことがあるから、付き合って欲しいってだけよ。言ったでしょ?別に大したことじゃないわ』
「ミスったら死ぬっつったのはオマエだろ」
『失敗しなきゃ良いだけよ。それとも自信がないわけ?』
ハン、と鼻で笑った釘崎に対して伏黒の目が据わっていく。
中々にこの男も負けず嫌いなのである。
「あー……野薔薇?この状況ってどういうこと?」
『普段あんだけ偉そうにしてんのに分からないわけ?』
「分からないから聞いてるんだけど」
『聞けばなんでも答えてくれるなんてあるはずないじゃない。そこに扉が見えるでしょ、さっさとして頂戴』
「……この腕輪は?」
『壊さない方が良い、とだけ言っておくわ、今はね』
「ふーん……」
<心理学>
虎杖(51) dice1d100=17 (17)
伏黒(57) dice1d100=52 (52)
五条(61) dice1d100=54 (54)
- 24二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:00:01
伏黒も結構負けず嫌いなんだよな
腕輪に何かあった場合が共有出来そうかな - 25二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:02:49
腕輪かこの状況と相まって嫌な予感しかないんだよな
‥‥爆発とかしないよね - 26125/02/25(火) 22:06:43
言ってる内容には違和感はある。
だいぶかなり、結構破天荒な所もある釘崎ではあるが、友人や恩師に向かってデスゲームをふっかけるようなタイプではない、はずだ。
それこそ彼女がブチギレるようなことをこの三人の中の誰かしらがしていたのなら分からないかもしれないが。
少なくとも三人にそのような自覚はない。
しかし釘崎の振舞いに関してはいつもとほとんど変わらないように見える。
言葉の使い方や接し方など、それこそ脅されてこういうことをやらされているようには思えない。
釘崎野薔薇という人物はそのままに、『目的』だけ擦り替わったかのような、そんな印象を受ける。
『とにかく、さっさと次の部屋に行きなさい。そうすれば何をしなきゃいけないのか分かるはずよ』
そう言って釘崎は早く行け、とばかりに二回手を叩く。
どうにも状況はよく分からないが、ここでごね続けても何も分からない。
「あー……釘崎?俺たちこれから何やらされんの?」
そう虎杖が聞けば、釘崎は目を細めて笑った。
『見れば分かるわよ』
やはり、教えてくれないらしい。
となれば先に進むしかなく――――
ガチャリと、扉を開ければ下から冷たい風が吹き上げた。まるで高所に立ったかのような感覚、ぞくりと肌が粟立つ。
それもそのはず、三人の眼前に広がっているのはしたの見えない闇と足一つ分ほどしかない幅の細い道だった。
か細い道だけで繋がった十数メートル先の対岸には、広い足場と先へ続く扉が見える。
「……俺たち今から鉄骨渡りやらされんの?」
ぼそりと虎杖が呟く。とまあ、そんなわけだ。 - 27二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:08:20
釘崎がなんか釘崎のまま洗脳かなんかされてる感じなのかな?
釘崎だけど変な感じではあるみたいだし - 28二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:11:58
SAN回復シナリオらしいから有り難く思いなさいってのもそう間違いじゃないんだよな
3人はそれ知らないから怪しく思うけど - 29二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:12:11
シャレにならんことになってる?
釘崎洗脳されてるぐらいしかないよなぁ
いくら怒っててもデスゲームはさせんだろう - 30125/02/25(火) 22:22:38
と、そこでこちらとあちらの半ばあたりの壁にかかったモニターが点灯し、聞き慣れた声が響いた。
『ったく、まさかビビってるわけじゃないわよね?』
「これフツーに死ぬヤツだろ!?」
『流石に綱渡りじゃ厳しいと思ったから甘くしてやったのに、まだ不満なわけ?』
「そこじゃないだろ」
五条が暗がりを見下ろせば、まるで大きく口を開けた何かのようだ。
どれくらいの深さなのか分からないが、少なくとも落ちたら死ぬかもしれないと危険が頭に過ぎる程の高さだと感じるのは間違いない。
「出来るか出来ないかじゃなくて、こんなものやりたくもないしやらせたくもないって場合は?」
『ならそこにずっと居るってわけ?因みに、そこの扉はもう開かないわよ。戻ったところで意味もないけど』
確かに釘崎の言う通り、扉は開かなくなっている。
そしてさっきまで居た部屋には扉が一つしかなく、たとえ扉を壊したとしても行き止まりだ。
『ただ歩けばそれで終わりよ。サーカスで芸しろって言ってるわけじゃないわ。平均台みたいなものじゃない』
「落ちたら死ぬだろ」
『まあ確かにアンタが一番落ちる可能性が高いでしょうね。その時はその時よ』
「……どういう意味だよ」
『聞いた通りよ、伏黒。自覚があるからって私に噛みつかないでちょうだい』
≪デスバランスへのチャレンジ意欲≫1ほどない、100ほどある
虎杖 dice1d100=56 (56)
伏黒 dice1d100=33 (33)
五条 dice1d100=41 (41)
- 31二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:24:24
虎杖はしゃーないやるか!って感じで伏黒はなんでだよ…って感じが強そうだし五条もやる気少なめだな
- 32二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:25:27
虎杖が「まぁしゃーない」てかんじで
五条先生と伏黒見事にやる気がないな - 33125/02/25(火) 22:34:31
釘崎を説得することは不可能だろうと、三人は薄々理解していた。
こうして話をすることが出来ているが、彼女は自分の目的を達成する気しかない。
つまりはこの鉄骨渡り、もといデスバランスに挑戦しないという選択肢が三人には残されていないということだ。
「……釘崎」
『なによ』
「今から俺がこれに挑戦するって言っても、釘崎は止めないんだよな?」
『そうね。むしろさっさとやって頂戴。アンタたちがちんたら喋ってるのを見てるのはもう飽きて来たわ』
当然、気は進まない。だけど釘崎がそう言うのならと、虎杖は己の頬を勢いよく叩く。
「うっし、やるか」
「正気か虎杖」
「屋内だし、足の幅はある道だし、頑張りゃイケるだろ。それに釘崎が奥で待ってるって言うなら尚更こんなところで時間潰してらんねぇし」
釘崎の発言に不安はある。だが彼女がどうしてこういうことになっているのかも、気にせずには居られない。
真実を知るためには先に進めと言うのなら、先に進むしかないのだ。
「……一人で行くのはナシね、僕が真ん中。悪いけど悠仁、先頭任せていい?」
「了解」
「五条先生?」
「大丈夫、僕を信じて。落ちそうになっても何度でも引っ張り上げてあげるよ」
本当は五条も先頭を行きたいが、虎杖と伏黒の双方をカバーするのなら二人に手が届く場所に立たなければならない。
「……分かりましたよ、くそ、やればいいんでしょう!」
そして三人は真っ暗な奈落に取り込まれないように、足を進めた。 - 34二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:37:41
釘崎も頑固だから絶対ひかないだろうしな
落ちないでよ3人とも - 35二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:37:49
多分大丈夫とは思うけどドジがないといいな
生徒2人はドジたまにふむからな - 36125/02/25(火) 22:43:49
五条は虎杖に行かせる前、先に道を足で叩く。そして指で触れてと、質感を確かめた。
『道が崩れたり電流が流れたり、突風が吹いたりなんてしないわよ』
「一応ね。一人ならともかく、背負うものがあるし」
『そんなこと言うならいっそのことアンタが二人を背負って二往復しても良いのよ?』
「そこまで二人に世話が必要だとは思ってないからね」
五条がそう言うと、釘崎はなんてことないように「そうね」と告げる。
そこには確かに信頼のようなものが垣間見えた気がした。
「時間制限はないけど緊張状態が長く続き過ぎるもの問題だから、一歩一歩着実に行くよ」
五条はそう言うと二人の生徒を振り返る。
今手に届く生徒を手から取り零すつもりなど、彼には毛頭なかった。
「ちょっとヤンチャした生徒を𠮟りに行かなきゃいけないからね」
これから向かう先は死地なんかではないのだと、五条は二人の前で笑ってみせた。
「それじゃあ――――行こうか」
「うっす!」
「分かりました」
<POW×5>成功で<DEX×5>/失敗で<DEX×3>
虎杖(85) dice1d100=94 (94)
伏黒(70) dice1d100=47 (47)
五条(90) dice1d100=3 (3)
- 37二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:46:49
五条の気合いが表れてる
虎杖は失敗か - 38二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:48:46
おっ五条クリだ
虎杖は珍しく失敗したな - 39125/02/25(火) 22:56:46
虎杖、五条、伏黒の順で道へ足を踏み入れる。
五条は自分の足元に気を配りながら、目の前を歩く虎杖と背後の伏黒のどちらもに意識を割き続けた。
本来ならば自分のものだけではなく二人の命を背負っているという状況は彼を冷静ではいられなくする可能性もあったが、むしろ今こそ五条の意識は冴え渡っている。
まるで後ろに目が付いているかのように、物音や呼吸音で伏黒がどういう風に足を踏み出しているのかも分かる。
だからこそ五条は気付いた。
――――虎杖が動揺している、そのことに。
先頭を歩く虎杖の視界には誰も居ない。
一歩一歩足を踏み出せばゴールが少しずつ近付くも、それだけだ。
もし振り返ったら二人が居なくなってたらどうしようと、見えない不安が彼の心を蝕む。
だが声を出して驚かせてしまったら、リズムを崩してしまったらどうしようだとか、そんな考えのせいで不安の解消への一歩も踏み出せない。
大丈夫だ、大丈夫と。自分に言い聞かせるしか今は出来ない。
対して伏黒は一つ前の五条と、そして更にその前の虎杖を見ながらも着磁に足を進めていた。
釘崎に煽られたことへの意地もあったかもしれない。
だがそれ以上に、ここで誰か一人でも落ちそうになれば全員が落ちかねないというリスクも伏黒は分かっていた。
五条は言葉通り、誰かが落ちれば手を伸ばすだろう。
――――それがもし、自分と虎杖の同時だったら?
考えても仕方ないことが脳裏に過ぎる。そしてもし落ちかけたのが五条だったなら、まず動かねばならないのは自分だ。
三者三様、違うことを考えていたが結論は同じだ。
無事にゴールにたどり着くこと、それが出来るか否か――――神さえも知らない。
<DEX×6>クリティカル報酬
五条(17*6,104) dice1d100=65 (65) (自動成功だがクリティカルが出れば反映)
<DEX×5>
伏黒(15*5,75) dice1d100=41 (41)
<DEX×3>
虎杖(18*3,54) dice1d100=86 (86)
- 40二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:59:00
うおおありがてぇ♡
- 41二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:59:19
い…虎杖!?
こういうので失敗続きってマジで動揺してないか? - 42二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:04:33
まあ顔見知りにおそらくデスゲームさせられたら動揺もするよな
- 43二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:04:36
珍しいな虎杖
先頭で変に気負ったか? - 44二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:06:28
三者三葉にそれっぽくてダイスの反映描写好き
虎杖が心配やな - 45125/02/25(火) 23:06:47
五条は目の前の虎杖の背中を視界に入れながら、虎杖が足を滑らす一瞬前、「あ、落ちる」と気付いた。
その理由は様々だ。
常とは異なる浅く早い呼吸音。足を踏み出すテンポがまちまちで、急いているくせに重心が引けている。
虎杖の体重は80キロを超える。決して軽くはなく、五条と言えどこのような足場で支えきるのに少しも不安がないと言えば嘘になる。
だがそうだとしても、五条は迷いなく手を伸ばす。
ここで目の前で生徒を救えずして、何が教師だ。
「悠仁!」
手を伸ばし、そして掴む。
「恵は待機!そこから一歩も動くな!!」
掌にかかる重さはやはり軽くはない。
だがその重さを捨てる気も、当然ない。
虎杖の重さが手にかかり、そして――――
<STR-SIZ対抗>
五条(16-13,65) dice1d100=2 (2)
- 46二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:07:39
ここで五条クリで草
滅茶苦茶軽々持ち上げたな!
この時点で五条大活躍してる - 47二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:08:04
わりとサイズ差あるとはいえこれはめちゃくちゃかっこいいぞ五条
さす五条 - 48二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:12:35
猫街の五条本当GTGなんだよね
ここのクリティカルは凄すぎ - 49二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:16:02
五条もうすでにクリティカル2回も出しててGTGすぎる
- 50125/02/25(火) 23:16:50
虎杖は自分が足を滑らせたことに気付いたその瞬間、後ろの五条に自分を助けさせていいのかとも思った。
五条は自分を助けようとするだろう。だがそれでもし、五条と共に落ちたら。
五条を犠牲にするわけにはいかない。ならばいっそと。
だが虎杖のその不安など、結果的に言えば必要なかった。
バランスを崩したその瞬間、否、その一瞬前に五条が気付けたことが大きかった。
完全に落ち切るよりも早く、五条が虎杖を掴み、そのまま己も一歩も動かずに虎杖を道の上に戻し切る。
凄まじかったのは筋力か、それとも体幹か。否。
――――彼が五条悟であると、それが全ての理由になり得た。
「悠仁、油断大敵だよ」
人一人の命を救ったばかりだというのに、既に五条の声に焦りはなかった。
まるでなんてことのないように、そしてもうこれからは何も起こらないとでも言うかのように。
「ご」
「でもいいよ。何度落ちそうになっても、僕がどうにかしてあげる」
軽薄でいて、全てを馬鹿にしたように振舞って、大人のくせに全力で馬鹿やることもあって。
それでも彼は、どうしようもなく教師で――――頼れる大人だった。
「あともう少しだから、今は前だけ見な。オマエの背中は僕が預かっておいてあげる」
五条の言葉に虎杖はほんの少し泣きそうになった。それでも今はごめんではなく、五条が求めていることが分かるからそれを口にする。
「ありがと、五条先生。でも、もう大丈夫だから」
そしてそんな二人を見ていた伏黒はほっと息を吐く。それこそ目の前で二人が落ちかけたのならば、自分がどうなってでも手を伸ばしていただろう。
己の友人と、恩師をこんな所で失うわけにはいかないのだから。 - 51二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:19:12
凄い…頼れる大人の五条先生だ
前のカウンセラーの本気見せてた夏油といい猫街の大人達は本当に頼りになる
伏黒は助けてくれるの嬉しいけどどうなっても手を伸ばす事にならなくて良かったよ - 52二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:19:54
うわぁ五条カッコ良すぎ
虎杖もちゃんと意図わかってるし
伏黒くんも2人心配してるし
いいなぁここの描写 - 53125/02/25(火) 23:26:28
そうして三人は何とか対岸まで辿り着く。
虎杖が、五条が、そして最後の伏黒も渡り切ればモニター越しに釘崎が拍手していた。
『流石ね、と褒めておくわ。途中虎杖が落ちそうになってたのは目を瞑ってあげる』
そう言えばどこからか紙吹雪が降って来て、スポットライトに照らされる。
さっきまで死にかけたはずなのにどうにも軽い。
伏黒は一息吐くと虎杖の方まで歩き、そして肩に拳を食らわせた。
「気ィ抜いてんじゃねぇよこの馬鹿」
「ホント、その節はすみませんでした……」
すすす、と土下座の形に移行するのを止めもせず、伏黒は見下ろす。
そして謝られている五条はスマホで写真でも撮ろうとしたのか、ポケットを探るも何も出て来なかったらしい。
<目星>
虎杖(83) dice1d100=2 (2)
伏黒(68) dice1d100=43 (43)
五条(83) dice1d100=77 (77)
- 54二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:27:15
虎杖巻き返そうと頑張ったかな
- 55二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:28:13
虎杖クリティカルで挽回だ
- 56二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:28:45
虎杖頑張ろう!って本気出したな
結果出て良かった - 57125/02/25(火) 23:33:58
スポットライトがあちらこちらを照らす中、虎杖が顔を上げると「ん?」と怪訝そうな顔になる。
そして立ち上がるとそのまま奈落を覗き込む。
釣られて二人も同じように下を見れば――――
「クッション?」
そこにあったのは固い床や剣山ではなく、ちぎりぱんのような形のクッション素材がみっちり詰まって、三人の居る方向へとベルコトンベアのように流れている。
「…………これ、落ちても死ななくね?」
むしろ下がこうなっているのが分かっているのなら、今からでも飛び込めるくらいだ。
その素振りを察したらしい伏黒が再び虎杖をドついた。
「何考えてんだオマエ」
「どこに繋がってんのかなって?」
「流石にそれはおススメ出来ないから、やめておけば?」
「もっと真面目に止めてくださいよ」
つまり、これって全然危険なチャレンジではなかったのかもしれない。ミスしたら死ぬかもしれないとは何だったのか。
『……ふ、ふん!怪我がなくてよかったわね。私の恩情に感謝しなさい』
「釘崎はなんもしてなくね?」
『うるさいわよ。ほら、さっさと次の部屋に行きなさい』
そう言って釘崎が映ったモニターは沈黙した。 - 58二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:34:10
虎杖わりとカジュアルに土下座る
デスゲームの定石とはいえやっぱスマホも没収されてるんだ - 59二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:35:37
クッションあったのか良かった!
- 60二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:35:42
ゆるふわデスゲーム…?
釘崎洗脳されてる訳ではないかもな - 61二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:35:55
なるほどクッションがあったのか
殺す気はない?だから全然焦ってなかったのかな
でもじゃあなんでこんなことを…? - 62二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:36:35
落ちたらシャレにならない状態じゃなくてよかった
大丈夫だからって飛び込もうとするな虎杖 - 63125/02/25(火) 23:40:41
今日はここまで、猫街の大人たちは生徒を助ける時の出目が光ることに定評がある気がするよ
- 64二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:43:47
スレ主おつです
大人が大人をやるときに光るよね大人達のダイス
逆によりによってでドジを踏むことに定評がある気がするのが虎杖伏黒なのかな - 65二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:44:11
乙です
確かに絶対生徒助けるよな
五条にしろ夏油にしろ
本当そこが筋通っててカッコいいわ - 66二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:46:59
1回目の挑戦にして失敗しても死ななそうな事に気がつけたならこの先多少気楽に挑戦できるかな
- 67二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 00:24:12
五条のクリティカル格好良かった!
前回の夏油といい、生徒たちを助けるときに出る
クリティカルを見ると歓声を上げてしまう