【閲注TRPG】ゲームマスターKPC【CoC×植物トリオ+五条】

  • 1125/02/25(火) 21:07:42

    このスレは虎杖と伏黒と釘崎と五条をPC(とKPC)としてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時や万が一グロテスクな描写があった時用だよ

    原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なる可能性があるよ
    猫街シリーズの最新作だよ、ロストはおそらくしないよ

    今回はまるさま作成シナリオの『ゲームマスターKPC』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね。このスレやシナリオの感想やネタバレをSNSなどで言うのもやめてね
    通過卓の『朝起きたらネコ耳が生えていた』『なつのお迎え』『探索者格付けチェック』『斑猫温泉へ行こう!』『新年に猫は鳴くか』『KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件』『HO1が誘拐されたので助けに行こうと思います!』『Q1:入浴中に襲撃を受けて真っ裸で応戦できる?』『ブルー・スターズ・セパレート』『ワールズエンド・アイドルアクト』『FARCICANIMAL CAPRICCIO』『風呂が冷えているんだが?』などのネタバレも含む可能性があるよ

    見慣れぬ部屋で目を覚ました探索者たち
    見るからになんらかの危険なギミックの数々が待ち受けていそうな雰囲気の中、モニターの無機質な暗闇に浮かび上がったのは――――KPCの姿だった!
    (KPCはこれから🎲で決まるよ)

  • 2125/02/25(火) 21:07:52
  • 3125/02/25(火) 21:08:10
  • 4125/02/25(火) 21:08:27
  • 5125/02/25(火) 21:09:05

    ≪KPCだーれだ≫

    1.虎杖

    2.伏黒

    3.釘崎

    4.五条

    dice1d4=3 (3)

  • 6125/02/25(火) 21:09:51

    PC 虎杖悠仁

    iachara.com

    PC 伏黒 恵

    iachara.com

    PC 五条 悟

    iachara.com

    KPC 釘崎 野薔薇(シナリオが終わるまで更新なし)

    iachara.com
  • 7二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:10:19

    わぁい猫街新卓スレだ!
    そしてKPC釘崎で草
    こういうのなら五条かなと思ったら釘崎だ

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:10:44

    たて乙です!KPC釘崎か珍しいな
    楽しみです

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:13:24

    虎杖と伏黒と五条この前SANゴリッと減った後回復したけど今どんなかな?と思ったら虎杖と五条60代だ

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:16:20

    伏黒はほぼ持ち直したけど
    虎杖と五条はまだ低めだったのね
    でも今回回復できるといいな
    釘崎ゲームマスターも似合いそうだな

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:21:09

    よく見たら経験シナリオ参照すると2人とも回復出来てたから単に反映漏れだった奴かな?

  • 12125/02/25(火) 21:22:50

    スレ民のレスで保存したはずなのにキャラシの更新保存されてないことに気付いたんだけど、どうして?

  • 13125/02/25(火) 21:24:26

    びっくりした、現在SAN値変え忘れただけか
    ごめん、直しといた

  • 14125/02/25(火) 21:25:02

    虎杖、伏黒、五条の三人は目を覚ます。
    ――――どうしてか、見知らぬ部屋で倒れていたらしい。

    「あれ、伏黒?五条先生?つーかここって……」

    辺りを見回せば、モニターと扉だけがある狭い部屋だ。
    そして腕には謎の腕輪が取り付けられていた。
    機械的な見た目のそれはぴったりと嵌まっており、外すことは出来なさそうだ。

    「まさか、そういうことか……?」
    「まーたよく分からないことに巻き込まれてるってこと?」
    「お祓いでも行く?」
    「僕にもどうにも出来ないのに?」
    「どの立場からの言葉なんですかそれ」

    立ち上がり、互いの姿を確認する。
    目に付く異変……と言うよりも変化は腕輪くらいのものだ。

    「とりあえず脱出するためにも壁でも殴ってみ」

    と、その時だ。
    焦りよりもまたかよ……みたいな雰囲気が漂う三人の前で何も映っていなかったモニターが点灯する。
    このような状況を作り出したであろう何かからの接触かと、身構える中映し出されたのは――――

    「え」
    「は」
    「んん??」

    三人もよく知る人物、釘崎野薔薇だった。

  • 15二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:26:25

    釘崎は置いて行かれてた恨みなのかもしれないな…!
    前のは来てなくて良かった?それはそう

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:30:01

    最悪冷水何度も浴びたり
    狭いところに閉じ込められたり
    全身歯型だらけになったり
    碌な目に合わんからな

  • 17125/02/25(火) 21:35:53

    『ったく、いつまで寝てんのよ。でも起きたなら良いわ。私の寛大な心で許してあげる』


    いつも通りと言った風で、釘崎はモニターの中から三人に向かって話しかけている。

    何この状況?と三人が、と言うよりも五条が尋ねる前に、釘崎は更に続けた。


    『突然だけど、アンタたちにはちょっとしたゲームに参加して貰うわ』


    女王様然とした態度でそう言うも、三人は薄らとなんとなくこういう状況知ってるな、なんて思ったりもした。

    具体的に言えば人がいっぱい死ぬような、そんな感じのゲーム。

    まあ、それぞれ頭の中に思い浮かべていた参考は異なっていたのだが。


    『そこまで難しくもないし、簡単なものよ。多分、大丈夫なんじゃない?』


    多分って何?大丈夫じゃなかったら何?と三人が思う中、釘崎は楽し気に告げた。


    『ミスしなきゃ死なないんだから、大丈夫よ』


    ならばミスしたら死ぬのだろうか、と。

    突然のことに三人は戸惑う。これがドッキリとかであってはくれないだろうかと一瞬思うものの、そうではないとなんとなくの範囲であるが予感が囁く。


    ――――釘崎は本気で自分たちに何らかのゲームをさせる気なのだ、と。


    <SANチェック>0/1

    虎杖(82) dice1d100=84 (84)

    伏黒(81) dice1d100=52 (52)

    五条(82) dice1d100=91 (91)

  • 18二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:37:41

    虎杖と五条先生が失敗
    本気かもしれないと思ったのかな

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:38:46

    ドッキリじゃないってびっくりしたのか
    …まさかここまでされることに思い当たる節があるのか…?

  • 20125/02/25(火) 21:45:22

    何だこの状況、と呆れが勝った伏黒に対して虎杖と五条はモニターから見える位置でヒソヒソ話をし始める。


    「釘崎が言うゲームってろくなもんじゃない気がするんだけど」

    「最近なにか野薔薇を怒らせるようなことしたっけ?」

    「流石にミスすれば死ぬようなゲームさせる程のことはしてねぇと思うけど……俺は」

    「それって僕なら何かやらかしてるかもって言ってる?」

    「今度は釘崎の下着勝手に借りたとかないよな?」

    「僕は冗談で済む範囲でしかやらないよ」

    「スカートも冗談で済まねぇと思うんだけど」


    数多の苦難を乗り越えて来た(?)二人が割と本気でビビっている。

    確かに得体の知れないミ=ゴと戦うよりも釘崎との戦い(広義)の方が色々と怖いかもしれない。後々のことを考えると尚更。

    しかし伏黒はモニターを見据えたまま、釘崎に話しかける


    「おい、なんの冗談だ」

    『冗談?何がよ。私は冗談なんか言ってないわ』

    「五条先生はともかく、なんで俺まで」

    『アンタたちだから呼んだの。有難く思いなさい?』

    「どこをどう有難く思えって言うんだよ」

    『うるさいわね。ゆっくり話したいなら奥まで来てからにして、そこでなら会えるわ』


    <目星>

    虎杖(83) dice1d100=76 (76)

    伏黒(68) dice1d100=24 (24)

    五条(83) dice1d100=67 (67)

  • 21二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:46:51

    こっちでもスカート履いたんか
    こんどは皆成功

  • 22二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:47:56

    まあ後で怖いのは釘崎だよね大切にしたいからこそ
    目星は全成功だな

  • 23125/02/25(火) 21:57:52

    こちらが問いかければ、釘崎は反応を示す。

    となればこれはリアルタイムの映像なのだろう。

    光の加減や周囲の様子を鑑みるに、どこかの部屋でこちらをモニタリングしているらしい。


    「何考えてんだオマエ」

    『色々と試すことがあるから、付き合って欲しいってだけよ。言ったでしょ?別に大したことじゃないわ』

    「ミスったら死ぬっつったのはオマエだろ」

    『失敗しなきゃ良いだけよ。それとも自信がないわけ?』


    ハン、と鼻で笑った釘崎に対して伏黒の目が据わっていく。

    中々にこの男も負けず嫌いなのである。


    「あー……野薔薇?この状況ってどういうこと?」

    『普段あんだけ偉そうにしてんのに分からないわけ?』

    「分からないから聞いてるんだけど」

    『聞けばなんでも答えてくれるなんてあるはずないじゃない。そこに扉が見えるでしょ、さっさとして頂戴』

    「……この腕輪は?」

    『壊さない方が良い、とだけ言っておくわ、今はね』

    「ふーん……」


    <心理学>

    虎杖(51) dice1d100=17 (17)

    伏黒(57) dice1d100=52 (52)

    五条(61) dice1d100=54 (54)

  • 24二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:00:01

    伏黒も結構負けず嫌いなんだよな
    腕輪に何かあった場合が共有出来そうかな

  • 25二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:02:49

    腕輪かこの状況と相まって嫌な予感しかないんだよな
    ‥‥爆発とかしないよね

  • 26125/02/25(火) 22:06:43

    言ってる内容には違和感はある。
    だいぶかなり、結構破天荒な所もある釘崎ではあるが、友人や恩師に向かってデスゲームをふっかけるようなタイプではない、はずだ。
    それこそ彼女がブチギレるようなことをこの三人の中の誰かしらがしていたのなら分からないかもしれないが。
    少なくとも三人にそのような自覚はない。
    しかし釘崎の振舞いに関してはいつもとほとんど変わらないように見える。
    言葉の使い方や接し方など、それこそ脅されてこういうことをやらされているようには思えない。
    釘崎野薔薇という人物はそのままに、『目的』だけ擦り替わったかのような、そんな印象を受ける。

    『とにかく、さっさと次の部屋に行きなさい。そうすれば何をしなきゃいけないのか分かるはずよ』

    そう言って釘崎は早く行け、とばかりに二回手を叩く。
    どうにも状況はよく分からないが、ここでごね続けても何も分からない。

    「あー……釘崎?俺たちこれから何やらされんの?」

    そう虎杖が聞けば、釘崎は目を細めて笑った。

    『見れば分かるわよ』

    やはり、教えてくれないらしい。
    となれば先に進むしかなく――――

    ガチャリと、扉を開ければ下から冷たい風が吹き上げた。まるで高所に立ったかのような感覚、ぞくりと肌が粟立つ。
    それもそのはず、三人の眼前に広がっているのはしたの見えない闇と足一つ分ほどしかない幅の細い道だった。
    か細い道だけで繋がった十数メートル先の対岸には、広い足場と先へ続く扉が見える。

    「……俺たち今から鉄骨渡りやらされんの?」

    ぼそりと虎杖が呟く。とまあ、そんなわけだ。

  • 27二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:08:20

    釘崎がなんか釘崎のまま洗脳かなんかされてる感じなのかな?
    釘崎だけど変な感じではあるみたいだし

  • 28二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:11:58

    SAN回復シナリオらしいから有り難く思いなさいってのもそう間違いじゃないんだよな
    3人はそれ知らないから怪しく思うけど

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:12:11

    シャレにならんことになってる?
    釘崎洗脳されてるぐらいしかないよなぁ
    いくら怒っててもデスゲームはさせんだろう

  • 30125/02/25(火) 22:22:38

    と、そこでこちらとあちらの半ばあたりの壁にかかったモニターが点灯し、聞き慣れた声が響いた。


    『ったく、まさかビビってるわけじゃないわよね?』

    「これフツーに死ぬヤツだろ!?」

    『流石に綱渡りじゃ厳しいと思ったから甘くしてやったのに、まだ不満なわけ?』

    「そこじゃないだろ」


    五条が暗がりを見下ろせば、まるで大きく口を開けた何かのようだ。

    どれくらいの深さなのか分からないが、少なくとも落ちたら死ぬかもしれないと危険が頭に過ぎる程の高さだと感じるのは間違いない。


    「出来るか出来ないかじゃなくて、こんなものやりたくもないしやらせたくもないって場合は?」

    『ならそこにずっと居るってわけ?因みに、そこの扉はもう開かないわよ。戻ったところで意味もないけど』


    確かに釘崎の言う通り、扉は開かなくなっている。

    そしてさっきまで居た部屋には扉が一つしかなく、たとえ扉を壊したとしても行き止まりだ。


    『ただ歩けばそれで終わりよ。サーカスで芸しろって言ってるわけじゃないわ。平均台みたいなものじゃない』

    「落ちたら死ぬだろ」

    『まあ確かにアンタが一番落ちる可能性が高いでしょうね。その時はその時よ』

    「……どういう意味だよ」

    『聞いた通りよ、伏黒。自覚があるからって私に噛みつかないでちょうだい』


    ≪デスバランスへのチャレンジ意欲≫1ほどない、100ほどある

    虎杖 dice1d100=56 (56)

    伏黒 dice1d100=33 (33)

    五条 dice1d100=41 (41)

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:24:24

    虎杖はしゃーないやるか!って感じで伏黒はなんでだよ…って感じが強そうだし五条もやる気少なめだな

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:25:27

    虎杖が「まぁしゃーない」てかんじで
    五条先生と伏黒見事にやる気がないな

  • 33125/02/25(火) 22:34:31

    釘崎を説得することは不可能だろうと、三人は薄々理解していた。
    こうして話をすることが出来ているが、彼女は自分の目的を達成する気しかない。
    つまりはこの鉄骨渡り、もといデスバランスに挑戦しないという選択肢が三人には残されていないということだ。

    「……釘崎」
    『なによ』
    「今から俺がこれに挑戦するって言っても、釘崎は止めないんだよな?」
    『そうね。むしろさっさとやって頂戴。アンタたちがちんたら喋ってるのを見てるのはもう飽きて来たわ』

    当然、気は進まない。だけど釘崎がそう言うのならと、虎杖は己の頬を勢いよく叩く。

    「うっし、やるか」
    「正気か虎杖」
    「屋内だし、足の幅はある道だし、頑張りゃイケるだろ。それに釘崎が奥で待ってるって言うなら尚更こんなところで時間潰してらんねぇし」

    釘崎の発言に不安はある。だが彼女がどうしてこういうことになっているのかも、気にせずには居られない。
    真実を知るためには先に進めと言うのなら、先に進むしかないのだ。

    「……一人で行くのはナシね、僕が真ん中。悪いけど悠仁、先頭任せていい?」
    「了解」
    「五条先生?」
    「大丈夫、僕を信じて。落ちそうになっても何度でも引っ張り上げてあげるよ」

    本当は五条も先頭を行きたいが、虎杖と伏黒の双方をカバーするのなら二人に手が届く場所に立たなければならない。

    「……分かりましたよ、くそ、やればいいんでしょう!」

    そして三人は真っ暗な奈落に取り込まれないように、足を進めた。

  • 34二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:37:41

    釘崎も頑固だから絶対ひかないだろうしな
    落ちないでよ3人とも

  • 35二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:37:49

    多分大丈夫とは思うけどドジがないといいな
    生徒2人はドジたまにふむからな

  • 36125/02/25(火) 22:43:49

    五条は虎杖に行かせる前、先に道を足で叩く。そして指で触れてと、質感を確かめた。


    『道が崩れたり電流が流れたり、突風が吹いたりなんてしないわよ』

    「一応ね。一人ならともかく、背負うものがあるし」

    『そんなこと言うならいっそのことアンタが二人を背負って二往復しても良いのよ?』

    「そこまで二人に世話が必要だとは思ってないからね」


    五条がそう言うと、釘崎はなんてことないように「そうね」と告げる。

    そこには確かに信頼のようなものが垣間見えた気がした。


    「時間制限はないけど緊張状態が長く続き過ぎるもの問題だから、一歩一歩着実に行くよ」


    五条はそう言うと二人の生徒を振り返る。

    今手に届く生徒を手から取り零すつもりなど、彼には毛頭なかった。


    「ちょっとヤンチャした生徒を𠮟りに行かなきゃいけないからね」


    これから向かう先は死地なんかではないのだと、五条は二人の前で笑ってみせた。


    「それじゃあ――――行こうか」

    「うっす!」

    「分かりました」


    <POW×5>成功で<DEX×5>/失敗で<DEX×3>

    虎杖(85) dice1d100=94 (94)

    伏黒(70) dice1d100=47 (47)

    五条(90) dice1d100=3 (3)

  • 37二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:46:49

    五条の気合いが表れてる
    虎杖は失敗か

  • 38二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:48:46

    おっ五条クリだ
    虎杖は珍しく失敗したな

  • 39125/02/25(火) 22:56:46

    虎杖、五条、伏黒の順で道へ足を踏み入れる。

    五条は自分の足元に気を配りながら、目の前を歩く虎杖と背後の伏黒のどちらもに意識を割き続けた。

    本来ならば自分のものだけではなく二人の命を背負っているという状況は彼を冷静ではいられなくする可能性もあったが、むしろ今こそ五条の意識は冴え渡っている。

    まるで後ろに目が付いているかのように、物音や呼吸音で伏黒がどういう風に足を踏み出しているのかも分かる。

    だからこそ五条は気付いた。

    ――――虎杖が動揺している、そのことに。


    先頭を歩く虎杖の視界には誰も居ない。

    一歩一歩足を踏み出せばゴールが少しずつ近付くも、それだけだ。

    もし振り返ったら二人が居なくなってたらどうしようと、見えない不安が彼の心を蝕む。

    だが声を出して驚かせてしまったら、リズムを崩してしまったらどうしようだとか、そんな考えのせいで不安の解消への一歩も踏み出せない。

    大丈夫だ、大丈夫と。自分に言い聞かせるしか今は出来ない。


    対して伏黒は一つ前の五条と、そして更にその前の虎杖を見ながらも着磁に足を進めていた。

    釘崎に煽られたことへの意地もあったかもしれない。

    だがそれ以上に、ここで誰か一人でも落ちそうになれば全員が落ちかねないというリスクも伏黒は分かっていた。

    五条は言葉通り、誰かが落ちれば手を伸ばすだろう。

    ――――それがもし、自分と虎杖の同時だったら?

    考えても仕方ないことが脳裏に過ぎる。そしてもし落ちかけたのが五条だったなら、まず動かねばならないのは自分だ。


    三者三様、違うことを考えていたが結論は同じだ。

    無事にゴールにたどり着くこと、それが出来るか否か――――神さえも知らない。


    <DEX×6>クリティカル報酬

    五条(17*6,104) dice1d100=65 (65) (自動成功だがクリティカルが出れば反映)

    <DEX×5>

    伏黒(15*5,75) dice1d100=41 (41)

    <DEX×3>

    虎杖(18*3,54) dice1d100=86 (86)

  • 40二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:59:00

    >>4

    うおおありがてぇ♡

  • 41二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 22:59:19

    い…虎杖!?
    こういうので失敗続きってマジで動揺してないか?

  • 42二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:04:33

    まあ顔見知りにおそらくデスゲームさせられたら動揺もするよな

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:04:36

    珍しいな虎杖
    先頭で変に気負ったか?

  • 44二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:06:28

    三者三葉にそれっぽくてダイスの反映描写好き
    虎杖が心配やな

  • 45125/02/25(火) 23:06:47

    五条は目の前の虎杖の背中を視界に入れながら、虎杖が足を滑らす一瞬前、「あ、落ちる」と気付いた。

    その理由は様々だ。

    常とは異なる浅く早い呼吸音。足を踏み出すテンポがまちまちで、急いているくせに重心が引けている。


    虎杖の体重は80キロを超える。決して軽くはなく、五条と言えどこのような足場で支えきるのに少しも不安がないと言えば嘘になる。

    だがそうだとしても、五条は迷いなく手を伸ばす。

    ここで目の前で生徒を救えずして、何が教師だ。


    「悠仁!」


    手を伸ばし、そして掴む。


    「恵は待機!そこから一歩も動くな!!」


    掌にかかる重さはやはり軽くはない。

    だがその重さを捨てる気も、当然ない。


    虎杖の重さが手にかかり、そして――――


    <STR-SIZ対抗>

    五条(16-13,65) dice1d100=2 (2)

  • 46二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:07:39

    ここで五条クリで草
    滅茶苦茶軽々持ち上げたな!
    この時点で五条大活躍してる

  • 47二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:08:04

    わりとサイズ差あるとはいえこれはめちゃくちゃかっこいいぞ五条
    さす五条

  • 48二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:12:35

    猫街の五条本当GTGなんだよね
    ここのクリティカルは凄すぎ

  • 49二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:16:02

    五条もうすでにクリティカル2回も出しててGTGすぎる

  • 50125/02/25(火) 23:16:50

    虎杖は自分が足を滑らせたことに気付いたその瞬間、後ろの五条に自分を助けさせていいのかとも思った。
    五条は自分を助けようとするだろう。だがそれでもし、五条と共に落ちたら。
    五条を犠牲にするわけにはいかない。ならばいっそと。
    だが虎杖のその不安など、結果的に言えば必要なかった。

    バランスを崩したその瞬間、否、その一瞬前に五条が気付けたことが大きかった。
    完全に落ち切るよりも早く、五条が虎杖を掴み、そのまま己も一歩も動かずに虎杖を道の上に戻し切る。
    凄まじかったのは筋力か、それとも体幹か。否。
    ――――彼が五条悟であると、それが全ての理由になり得た。

    「悠仁、油断大敵だよ」

    人一人の命を救ったばかりだというのに、既に五条の声に焦りはなかった。
    まるでなんてことのないように、そしてもうこれからは何も起こらないとでも言うかのように。

    「ご」
    「でもいいよ。何度落ちそうになっても、僕がどうにかしてあげる」

    軽薄でいて、全てを馬鹿にしたように振舞って、大人のくせに全力で馬鹿やることもあって。
    それでも彼は、どうしようもなく教師で――――頼れる大人だった。

    「あともう少しだから、今は前だけ見な。オマエの背中は僕が預かっておいてあげる」

    五条の言葉に虎杖はほんの少し泣きそうになった。それでも今はごめんではなく、五条が求めていることが分かるからそれを口にする。

    「ありがと、五条先生。でも、もう大丈夫だから」

    そしてそんな二人を見ていた伏黒はほっと息を吐く。それこそ目の前で二人が落ちかけたのならば、自分がどうなってでも手を伸ばしていただろう。
    己の友人と、恩師をこんな所で失うわけにはいかないのだから。

  • 51二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:19:12

    凄い…頼れる大人の五条先生だ
    前のカウンセラーの本気見せてた夏油といい猫街の大人達は本当に頼りになる
    伏黒は助けてくれるの嬉しいけどどうなっても手を伸ばす事にならなくて良かったよ

  • 52二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:19:54

    うわぁ五条カッコ良すぎ
    虎杖もちゃんと意図わかってるし
    伏黒くんも2人心配してるし
    いいなぁここの描写

  • 53125/02/25(火) 23:26:28

    そうして三人は何とか対岸まで辿り着く。

    虎杖が、五条が、そして最後の伏黒も渡り切ればモニター越しに釘崎が拍手していた。


    『流石ね、と褒めておくわ。途中虎杖が落ちそうになってたのは目を瞑ってあげる』


    そう言えばどこからか紙吹雪が降って来て、スポットライトに照らされる。

    さっきまで死にかけたはずなのにどうにも軽い。


    伏黒は一息吐くと虎杖の方まで歩き、そして肩に拳を食らわせた。


    「気ィ抜いてんじゃねぇよこの馬鹿」

    「ホント、その節はすみませんでした……」


    すすす、と土下座の形に移行するのを止めもせず、伏黒は見下ろす。

    そして謝られている五条はスマホで写真でも撮ろうとしたのか、ポケットを探るも何も出て来なかったらしい。


    <目星>

    虎杖(83) dice1d100=2 (2)

    伏黒(68) dice1d100=43 (43)

    五条(83) dice1d100=77 (77)

  • 54二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:27:15

    虎杖巻き返そうと頑張ったかな

  • 55二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:28:13

    虎杖クリティカルで挽回だ

  • 56二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:28:45

    虎杖頑張ろう!って本気出したな
    結果出て良かった

  • 57125/02/25(火) 23:33:58

    スポットライトがあちらこちらを照らす中、虎杖が顔を上げると「ん?」と怪訝そうな顔になる。
    そして立ち上がるとそのまま奈落を覗き込む。
    釣られて二人も同じように下を見れば――――

    「クッション?」

    そこにあったのは固い床や剣山ではなく、ちぎりぱんのような形のクッション素材がみっちり詰まって、三人の居る方向へとベルコトンベアのように流れている。

    「…………これ、落ちても死ななくね?」

    むしろ下がこうなっているのが分かっているのなら、今からでも飛び込めるくらいだ。
    その素振りを察したらしい伏黒が再び虎杖をドついた。

    「何考えてんだオマエ」
    「どこに繋がってんのかなって?」
    「流石にそれはおススメ出来ないから、やめておけば?」
    「もっと真面目に止めてくださいよ」

    つまり、これって全然危険なチャレンジではなかったのかもしれない。ミスしたら死ぬかもしれないとは何だったのか。

    『……ふ、ふん!怪我がなくてよかったわね。私の恩情に感謝しなさい』
    「釘崎はなんもしてなくね?」
    『うるさいわよ。ほら、さっさと次の部屋に行きなさい』

    そう言って釘崎が映ったモニターは沈黙した。

  • 58二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:34:10

    虎杖わりとカジュアルに土下座る
    デスゲームの定石とはいえやっぱスマホも没収されてるんだ

  • 59二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:35:37

    クッションあったのか良かった!

  • 60二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:35:42

    ゆるふわデスゲーム…?
    釘崎洗脳されてる訳ではないかもな

  • 61二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:35:55

    なるほどクッションがあったのか
    殺す気はない?だから全然焦ってなかったのかな
    でもじゃあなんでこんなことを…?

  • 62二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:36:35

    落ちたらシャレにならない状態じゃなくてよかった
    大丈夫だからって飛び込もうとするな虎杖

  • 63125/02/25(火) 23:40:41

    今日はここまで、猫街の大人たちは生徒を助ける時の出目が光ることに定評がある気がするよ

  • 64二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:43:47

    スレ主おつです
    大人が大人をやるときに光るよね大人達のダイス
    逆によりによってでドジを踏むことに定評がある気がするのが虎杖伏黒なのかな

  • 65二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:44:11

    乙です
    確かに絶対生徒助けるよな
    五条にしろ夏油にしろ
    本当そこが筋通っててカッコいいわ

  • 66二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:46:59

    1回目の挑戦にして失敗しても死ななそうな事に気がつけたならこの先多少気楽に挑戦できるかな

  • 67二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 00:24:12

    五条のクリティカル格好良かった!
    前回の夏油といい、生徒たちを助けるときに出る
    クリティカルを見ると歓声を上げてしまう

  • 68二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 07:50:15

    クッションわかったのは目星のクリティカル報酬かな?
    これわかっただけで全然安心感が違うよね
    SAN回復用だから大丈夫だろうとは思ったけども

  • 69二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 13:47:46

    ほしゅ

  • 70二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 20:11:38

    よーやっと追いついた
    本筋じゃないし考えすぎだけど前回風呂冷えで自分を助けて五条が飲まれたことあるからこそ自分を助けさせるのは…って考えるシーンに深み出て好き
    すすすって土下座するとこ本編花御逃走後のアレみたいな感じなんやろなてほっこりした
    釘崎が可愛くて続き楽しみ〜!

  • 71125/02/26(水) 21:18:47

    扉を開けると、またも殺風景な部屋があなたたちを出迎える。
    一見、扉もなにもないように見える打ちっぱなしコンクリートの壁に囲まれた部屋だ。

    「……今度は普通の部屋ですね」

    下を見下ろしても伏黒の言う通り、先程のような分かりやすい危機は見当たらない。
    しかし今度はモニターさえも無くなってしまったと、そう思っていればどこからか釘崎の声が響いてくる。

    『扉一つ潜るだけだってのに、随分と遅いわね』

    実際、そこまで時間がかかっているわけではないのだが、釘崎らしいとも言えるだろう。

    「で、次は何のゲーム?」

    と、五条が釘崎に尋ねた瞬間だった。周囲の確認をしていたらしい虎杖が「うおッ!?」と上を見て固まっている。
    釣られて残る二人も上を見上げれば――――。

    『これならネタばらしする必要もないわね。ということで、ご覧の通りよ』

    高い天井はギラギラと光っている。目を凝らせば、そこには鋭い針が無数に生えていることが分かるだろう。

    『私がクイズを出すから、分かったらすぐに答えること。全員で考えても構わないわ。でももし、間違ったり答えられなかったりしたら……』

    ガコン!と、大きな音が頭上から響く。再び上を見上げれば――――動いている。
    天井が、先ほど見たよりも低くなっていることに気づいてしまうだろう。

    『天井が完全に落ちてくるまでに3問答えられたらクリアよ。串刺しにされないように、精々頑張ることね』

    つまりはデスクイズに三人は挑まなければならないということだ。

  • 72二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 21:25:17

    こんどは天井が落ちてくるタイプか
    しかもクイズどんな質問出すつもりだ?

  • 73二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 21:26:51

    デスクイズで何か笑う

  • 74125/02/26(水) 21:40:19

    『早速、第一問よ』

    釘崎がそう言うと、デデン!と軽快な効果音などを鳴り響く。

    『世界で九番目に世界遺産が多い国はど』
    「ロシア(2024年時点)……で、次は?」

    どこか得意げだった釘崎の言葉があっけなくも五条によって砕かれる。
    遅れてピンポーンなんて音が寒々しく響き渡る。

    『……なんで』
    「なんでって、知ってるから。それ以外にある?それとも野薔薇はこの程度の問題で僕に分かりませんって言わせる気だったのかな?」

    煽りも煽り。ド煽りである。
    モニターがない以上、釘崎の顔は見ることは出来ないが、いま彼女がどんな顔をしているのか想像が出来た虎杖と伏黒は小さく手を合わせた。

    『ふ、ふふ……いいわよ。やってやろうじゃないの!!』
    「やる気になるのは良いけど、天井がまだ動いてるなら次の問題をさっさと出さないのはそっち側のミスじゃない?」
    『うるさいわね、アンタは小姑かっての!!』

    こうなればどっちが虐められているのは分からない。

    「五条先生、そんなに釘崎を煽ると――――」
    『第二問、円周率の小数点以下、100……じゃなくて、そう!10000桁目の数字は?』
    「……五条先生?」
    「……あは?」

    つまりはそう、知らねぇと。

  • 75二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 21:44:01

    五条先生流石と思ったが
    煽るのはやばいですよこの天性の煽りスト!!

  • 76二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 21:46:17

    五条凄いけど煽ったせいで問題の難易度爆上がりしちゃったよ
    100桁なら知ってたのかな

  • 77125/02/26(水) 21:56:27

    「はい、悠仁!十分の一だよ、答えをどうぞ!」
    「なんで俺!?え、えーー?1、とか?」
    『不正解よ、ざまあみなさい』

    そしてがこん!と音を立てて天井が降りてくるスピードが上がった気がする。
    まだまだ遠くはあるが、完全に五条が煽ったせいである。

    「100桁までなら空で言えるけどね、惜しかったなぁ」
    「そんなこと言ってる場合ですか!?」
    『第三問、世界で四番目に辛い唐辛子は?』
    「デスなんちゃらかんちゃらみたいなヤツ?」
    「五条先生なら当然、分かりますよね?」
    「僕、辛いのそこまで好きじゃないんだよね」
    「それ今関係ある?」
    「くそ、……キャロライナ・リーパー」
    『それは三位、ってことで不正解ね。因みに答えはコモド・ドラゴンよ』
    「コモド・ドラゴン!!!?!?」

    更に加速する天井、近付いてくる針の群れ。

    『第四問は、そうね……ふふ』
    「釘崎完全に面白がってんじゃん!!」
    『うるさいわよ虎杖、思いついたはずの問題忘れちゃったじゃない』
    「そういうのありなのかよ」
    『ここでは私がルールよ、と。四問目ね、じゃあ日本で五十五番目に多い苗字は?』
    「分っかんねぇって!!!!!助けて伏黒!!」
    「俺が知るか!!!」
    「えー……じゃあ五条で」
    「五条先生!!!?!?」
    『不正解、答えは小野よ』

  • 78二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 21:58:07

    やっぱり100桁までなら言えるんだ五条先生…すごいな
    五条は少なそうだし50な訳なくて笑ってしまった

  • 79二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:00:18

    小野さんも確かに多いな
    勉強になる…じゃなくてみんな余裕だな

  • 80125/02/26(水) 22:04:39

    そうこうしていればあっという間に天井は下がり、見上げればはっきりと針先が見えるまでの距離となってしまう。

    このまま答えられなければ針山の餌食となってしまうだろう。


    「まあでもどうせこれも針じゃなくて偽も……」


    と言いながら五条が自分から近付く針に手を伸ばせば、ブスリと皮膚を刺す痛み。五条は咄嗟に手を引けば、ぷくりと血が滲む。


    「え、これは本物なわけ?」

    「……ってことはマジで死ぬヤツ?」

    「五条先生?」

    「いやね、さっきのもあったし野薔薇が何を考えてるか分かった方が良いかなって思ってさ?」


    と、三人がこっちは本当にマズいヤツ?と慌て始めれば、『ちょっと』と不機嫌そうな声が降ってくる。


    『そうよ、このまま答えないと串刺しよ?だから次行くわよ、次』


    本当に頭を使わなければマズいと、もしくは問題自体を簡単にするように釘崎を説得しなければならないと五条が微かに目を細めたその直後、釘崎は四問目の問題を口にする。


    『……四国の都道府県、全部答えて』

    「え」

    「……は?」

    「んー??」


    何か問題が急に簡単になったような……、明らかに気のせいではない。


    ≪誰が答えた?≫

    1.虎杖

    2.伏黒

    3.五条

    dice1d3=3 (3)

  • 81二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:06:02

    五条なら絶対答えられるから安心だな
    不安なのは虎杖くらいだし虎杖も流石に分かるよね…分かるよね?

  • 82二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:10:59

    確かに優しくなったな
    五条先生が回答者なら安心だな
    …五条先生ちゃんと答えるよね?

  • 83125/02/26(水) 22:12:10

    「香川、愛媛、徳島、高知」


    五条がなんの捻りもなくさらっと答えれば、再びピンポーンと正解を知らせる音が鳴り響く。

    (因みに虎杖は1.分かった 2.分かんない dice1d2=2 (2) )


    『正解よ、じゃあ……』


    少し間があるも、着実に迫ってくる天井。

    五条は既に背中を屈めていたし、ぺっちゃんこまでのカウントダウンは既に半ばを過ぎている。


    『六問目は……わ、私の誕生日はいつ?』


    もはやクイズなのかこれは、と思いながらも三人は顔を見合わせる。

    釘崎の誕生日と言えば――――。


    <アイデア>

    虎杖(75) dice1d100=40 (40)

    伏黒(85) dice1d100=45 (45)

    五条(90) dice1d100=30 (30)

  • 84二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:13:26

    虎杖分かんないで草生えてしまった
    でも釘崎のお誕生日は全員知ってそう!四国分からなくても分かって良かった

  • 85二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:18:40

    虎杖…
    ここでたら補習受けような
    釘崎なんかおかしいな?

  • 86二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:20:55

    急にクソ可愛い問題出されて動揺してるんだけど釘崎ほんとどうした?

  • 87125/02/26(水) 22:21:52

    問題の趣旨に少々疑問はあるものの、このまま串刺しになるのは勘弁ということで、これまた五条が口を開く


    「八月七日」


    それこそ五条は担任の教師として全生徒の個人情報は握っている、もとい覚えている。


    そして五条が答えたその瞬間。ピンポンピンポーーーン!!!と、ひときわ軽快な音が響く。

    同時に重たげな音を立てて、奥の壁の一部が扉のように開いた。


    『クリアおめでとう。アンタたちが思った以上の馬鹿じゃなくて良かったわ。気を抜いて出る時に上の針でグサリ、なんてことはやめなさいよ』


    こんな目に遭わせている割に気遣いのような言葉を向けて来た釘崎に三人は更に困惑する。

    一体何がしたいんだ、友人と恩師をデスゲーム(易)に放り込む理由とは?


    『次は別のスタッフがいるから、その人から説明を受けてちょうだい。分かったわね』


    そう言い残して声が聞こえて来なくなる。


    「なんか急にクイズの難易度下がったよな?」

    「誰でも分かる問題だろ、こんなの」

    「……だな!」

    「悠仁は帰ったら地理の補習ね」

    「エッ!?」


    どう考えても釘崎は自分たちに怪我をさせないようにデスゲームを進行しているのではないか……?と、段々とそんな疑惑が浮かび上がるだろう。

    なんだか全然殺される気がしない。

    見知らぬ場所にいるのに、思わず気が抜けるかもしれない。 SAN回復、1d3。

    ≪SAN回復≫虎杖、伏黒、五条の順(回復値は1d3)

    dice3d3=1 1 2 (4)

  • 88二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:25:29

    なんでこんな事を…?って疑問はより膨らむかもしれないけど害意がなさそうなのは一安心だろうな

  • 89二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:26:53

    虎杖補習頑張れ!
    しかし釘崎は怪我させる気なさそうだな
    一体何が目的なんだろう

  • 90二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:28:31

    別のスタッフいるんだ…
    そして補講確定虎杖で草
    SAN回復はそこそこだけど回復出来て良かった

  • 91125/02/26(水) 22:32:12

    「これって野薔薇は何がしたいんだと思う?」

    「五条先生に何かしらの恨みがあって殺したい、という線はこれで消えましたね、多分」

    「最初からそんな可能性ないと思うけど?なんてったって僕はGTGですし?」

    「やっぱドッキリ、とか?」

    「ドッキリならもっと安全性を保ったうえでガッツリやるでしょ。それこそ一番最初の部屋のようなスタイルが続いた方が僕たちも多少は動揺してただろうし」


    確かに五条の言う通り、やはり釘崎の目的が見えない。

    怪我をさせたくないと思っている……のだろうが、それにしてはやってることがチグハグだ。


    「分からないからこそ会いに行くしかないんだろうけどね。奥に居るって言ってたし」

    「次は頭使う系じゃありませんように!」

    「都道府県クイズなんて中学校でやるようなテストも作らないといけないしね」

    「ちがッ、一個自信なかっただけだから!!」


    そんなことを話しながら扉の先へ進むと、また入って来た扉がひとりでに閉まり、施錠される。

    次の部屋は、先ほどまでとは雰囲気の違う内装だ。

    相変わらずモニターは設置されているが、棚や机などがあり、生活空間に近い印象を受けるだろう。

    その中で異質な雰囲気を放つものがひとつだけあった。

    ――――いや、人だ。


    『おはようございます!』


    眩い笑顔の美人のおねえさんが部屋の中央に立っており、三人を出迎えるだろう。

    その姿を見て、三人は少なからず驚愕することとなる。どう見ても朝の情報番組で一度は見かけたことがある、売れっ子アナウンサーだ。

    毎日占いコーナーのラストで「いってらっしゃ~い!」と送り出してくれる存在。通称庵内アナだ。


    <目星>

    虎杖(83) dice1d100=69 (69)

    伏黒(68) dice1d100=58 (58)

    五条(83) dice1d100=61 (61)

  • 92二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:34:55

    えっアナウンサーがスタッフ?不思議だなどんなツテが…?
    虎杖都道府県クイズしたら何問答えられるんだろうなあ

  • 93125/02/26(水) 22:36:53

    彼女の姿をよくよく見ると実体が無い。その姿の内部に、白い素体が薄っすら透けて見える。この庵内アナは立体映像が投影されたものであるようだ。


    「ビビったぁ……俺たち以外にも巻き込んだのかと思った」


    そして庵内アナ(?)は朝の情報番組での進行と遜色ない笑顔とスムーズな進行を行う。


    『それでは30分以内にこの部屋から脱出してください』

    「今度は脱出ゲームかよ」

    「また頭使うヤツ……!」

    「今度は失敗したら水が流れて来て窒息、とかかな?」

    「五条先生楽しんでます?」


    しかしそんなデスゲームにあるまじき会話をしていたからか、もしくは関係ないのか、庵内アナ(?)は笑顔で言葉を続ける。


    『30分後、部屋に残っていたあなた!ごめんなさ~い! 罰ゲームは蜂の巣の刑でーす…!』


    聞き慣れているようで耳を疑うフレーズと同時。庵内アナの両肩を突き破り、放射線状に並んだ何本もの銃口が現れる。


    『それでは頑張ってくださいね! ゲームスタート!』


    パパパ!


    軽い破裂音がしたかと思えば、ものの数秒で両脇の壁にえげつない数の小さな穴が空いた。

    それを目にしたとなれば、万が一制限時間をオーバーしてしまった際の光景が嫌でも頭に浮かぶ。

    庵内アナの肩から乱射される銃弾とそれに貫かれる自分たち。――――これは流石にシャレにならないのではないか。


    <SANチェック>0/1

    虎杖(82) dice1d100=25 (25)

    伏黒(82) dice1d100=10 (10)

    五条(82) dice1d100=61 (61)

  • 94二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:37:59

    あ、皆なんだかんだ大丈夫だろうなと思ってそう

  • 95二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:39:54

    実際は水でも出るのかな?と思いつつたまに本物が混じってるから怖いな
    一応気は抜かないと思うけど

  • 96125/02/26(水) 22:44:46

    むしろ三人はこういうものをどうやって準備したんだ……?みたいな顔になっている。
    しかしそれを知ってか知らずか、モニター越しに眺めていた釘崎は言うだろう。

    『動かないとマズいわよ。私もその部屋の外から見てるから。……まあ、頑張りなさい』

    そう言った後、少し早口になりながらも釘崎は一方的に告げる。

    『上手くやればいいだけよ。じゃあ、またあとで』

    そう言い残しせば、モニターの映像はタイマーに切り替わった。

    ≪三人の行動指定≫【安価】を頭につけてね
    探索箇所【庵内アナ/扉/本棚/棚/パソコン】

    探索箇所を指定+全員同じでもバラバラでも可
    先着三人の中から🎲で決定

  • 97二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:47:10

    【安価】
    五条がパソコン
    伏黒が本棚
    虎杖が棚

    取り敢えず情報の多そうなところから

  • 98二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:48:03

    【安価】
    虎杖扉
    伏黒本棚
    五条パソコン

    こういう部屋閉じ込め脱出って扉とかに脱出の条件だよな?みたいな偏見がある

  • 99二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:52:07

    【安価】
    虎杖→扉
    伏黒→本棚
    五条→パソコン

    考えることはみんな似てる

  • 100二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:53:37

    どうせいっぺんに全部調べられないから目星高めの片方がパソコン調べて他の2人で扉と思ったら乗り遅れた
    扉気になるな〜

  • 101125/02/26(水) 22:55:18

    ≪探索箇所≫

    1.虎杖が棚、伏黒が本棚、五条がパソコン

    2.虎杖が扉、伏黒が本棚、五条がパソコン

    3.虎杖が扉、伏黒が本棚、五条がパソコン

    dice1d3=1 (1)

  • 102二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:58:43

    おっ探索箇所決まった
    脱出条件はどこかにあるかな

  • 103125/02/26(水) 23:01:11

    脱出のため、各々が部屋の中を見て回ることになる。


    そして虎杖が目を止めたのは棚だ。

    棚の上には雑多にさまざまな道具が並んでいる。

    ぬいぐるみ、ドライバー、発煙筒、油性ペンなどなど……、様々だ。


    「脱出ゲームとかだとこういうの組み合わせて使うようになってるけど」


    また、両開きの戸にはダイヤル錠がかかっている。開けるには4桁の番号が必要なようだ。

    と、虎杖がそのダイヤル錠を見ていたその時だった。庵内アナが声を掛けてくる。


    『すみません、それはゲームとは関係のない棚ですので気にしなくてOKです!』

    「関係ないって?」

    『改装しきれなかった場所がいくつかあるんですよ~……!』

    「へぇ……?」


    よく分からないが、関係ないらしい。一応さっきの釘崎の誕生日を入力してみるも駄目だったので、虎杖は諦めた。


    そして伏黒が目を向けたのは本棚だ。

    小説や専門書、図鑑など、雑多に本が詰まっている。

    手が届きにくい一番上の段にはダミーブックが詰まっており、実際に手に取れる本は見た目より多くない。


    「見てみるしかない、か」


    <図書館>

    伏黒(75) dice1d100=68 (68)

  • 104二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:02:28

    えっ棚はゲーム関係ないの!?いやでも絶対なんかあるよな…
    図書館は成功だな何が入ってるのかな

  • 105二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:07:02

    棚の内容そのものに意味のある情報はなくて改装しきれなかったってのが情報になるのかな

  • 106125/02/26(水) 23:07:43

    伏黒は他の本とは雰囲気の違う、薄い冊子が見つけた。
    何かの説明書のようだ。表紙には[サンプル]と書かれたテプラが貼られている。
    オプションの欄には手書きで書き込みがされているようだ。
    -------------------------
    【『憑依るんです』 説明書(サンプル)】
    本製品、憑依るんです(うつるんです)はお客様の用途に合わせ、幅広く利用できる投影型自立人形です。

    お手元の『憑依るんです』はご注文時に指定された人物のデータ・オプションに基づき稼働します。
    充電や手入れの必要はありません。

    ==操作説明==
    ・指示を行う
    『憑依るんです』は通常の人間と同様のコミュニケーションで意思疎通が可能です。
    声かけや行動に応じ、投影された人物データに基づいた反応を示します。

    緊急の場合、後頭部に強い刺激を与えることで、一時的に休止モードに移行します。

    ・オプション
    本製品にはご注文時に追加されたオプションが搭載されております。
    [メモリクリーニング] ○
    [優先順位を設定し直す] ○
    [追加パーツ] ○…両肩 マシンガン×8
    ============

    廃棄の際は各地方自治体の条例に従ってください。

    オプションの追加・不具合については以下へお問い合わせください。
    ℡ XXX-XXXX-XXXX
    マルチ活動支援開発部 カスタマーセンター
    -------------------------

  • 107二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:09:47

    投影された庵内アナの情報だなこれ

  • 108二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:10:54

    憑依るんです…なるほどこれがアナウンサー投影してるものか
    追加パーツ怖すぎん?休止モード出来るのが幸いなやつかな

  • 109二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:11:35

    脱出できなかった暁には後頭部を殴れば止められるってことかな
    メモリクリーニングと優先順位を設定し直すってのがよくわからないオプションだ
    再利用する時とかに使いそうなオプションに見えるけど

  • 110125/02/26(水) 23:13:32

    伏黒が見つけたものを読んでいる間、五条は部屋にあるパソコンから情報を得ようとしていた。
    五条がパソコンを確かめてみると、自由に触れるようにはなっているが、インターネットには繋がっていないようだ。
    となればと中を探れば、データフォルダ、メールフォルダが気になった。

    データフォルダにあったのは『憑依るんです』説明書. Docxと脱出のヒント.txtだ。
    -------------------------
    【『憑依るんです』説明書. docx】
    【『憑依るんです』 説明書(サンプル)】と同様の内容が記載されている。
    本棚で見つかるものと違うのは、書き込みが無い点だ。
    -------------------------
    【脱出のヒント1.txt】
    扉の鍵は外からかかっていて、内側から開けることはできません。
    別の脱出方法がどこかにあるかもしれません。

    TIPS!
    脱出のヒント2は庵内アナが握っている
    -------------------------

    そしてメールフォルダはと言えば、フォルダはほとんど空のようだが、1通だけメールが入っていることに気が付く。
    どうやらイントラネットで受信しているようだ。差出人も件名も無記入である。

    『誰かこれを見たら返事をして』

    たったそれだけの文章ではあるが、と。五条はこれが脱出ゲームの中であれ外であれ、返さないという選択肢はない。

    『見たけど、君は誰?どんな立場に居るのかな』

    と、送信すればすぐに返事は来た。

  • 111二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:15:20

    脱出のヒントはパソコンの方だったか
    そしてアナがヒントを持ってるんだな…話し掛けないとってことか
    そしてこのメールは…釘崎だったりするのかな

  • 112125/02/26(水) 23:17:07

    と、今日はここまで

    余談だけどもしKPC(ゲームマスター)が別のキャラだったらどうなるかを考えるのも楽しいと思うんだよ

  • 113二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:18:39

    お疲れ様です!
    確かに他のキャラだったらを想像するの楽しそうだ
    伏黒だったらクイズ難しくなったか動物のことになりそうだ

  • 114二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:20:01

    おつかれ様です
    KPC別の人IFか
    虎杖が…ゲームマスター、だと…???

  • 115二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:20:10

    スレ主お疲れさまです!
    KPCこれ釘崎だから多少はまさか本気か?ってなるけどこれ虎杖だったら全員がいや虎杖がやるか?いややらないってなりそうだなとかは考えてました
    五条伏黒は釘崎の反応されても分かる

  • 116二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 07:01:27

    クイズの五条先生さすがすぎる
    今の部屋はアナウンサーを無力化すれば脱出できるのかな

  • 117二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 11:15:09

    五条先生がKPCだったら
    植物トリオ「また五条先生が変なこと始めた」で一致しそう

  • 118二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 12:47:57

    虎杖だと「また何かに巻き込まれてるの?」「さっさと言え」って画面越しにガンつけられそうだしクイズは基本簡単そう
    伏黒だと神妙な顔してるの見て「何も言わなくていいから待ってろ」って言われそうだしクイズは絶妙に答えづらい問題出してきそう
    五条だと「無茶振りはいつものことだし…」ってジト目で諦めつつノリノリでちょっとひねった問題出すから「これガチじゃないよね!?!」っててんやわんやしそう

    虎杖のダイスで補習確定になったのめちゃくちゃ笑った
    基本的に全然動揺してない伏黒がらしくて好き
    釘崎と早く合流してぇ〜

  • 119二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 20:41:11

    そういやこの握ってるって比喩なのか物理なのか

  • 120二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 21:46:26

    敵対した時肩マシンガンしてくるのかなこの庵内アナ

  • 121二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 21:57:21

    KPC五条先生もクイズに間違えたら補習を言い渡してきそう

  • 122125/02/27(木) 22:16:07

    『詳しい話を書く余裕はないけど、こっちもそっちと似た立場だと思って。

     とりあえずそっちが変なゲームをやらされてることは知ってる。


     あの黒幕を止めるために協力してほしい。

     こっちは裏方で捕まってたから、抜け出したはいいもののあいつが監視カメラのモニター前から動かないせいで身動きが取れない。

     そっちの方でどうにかおびき寄せて』

     

    そこにはこの建物の見取り図らしき画像が添付されている。


    見てみると、この先の部屋がこのゲームにおける最後のステージのようで、その向こうはバックヤードらしき通路と繋がっている。

    また、エレベーターが付いていることも分かるだろう。

    何か行動を起こすのであれば、出入口が多い次の部屋が適していると感じるはずだ。


    『出来る限りはやってみるけど、そっちもどうにか協力出来ることはして』


    そう五条が重ねて送れば、またすぐに返事がある。


    『分かってる』


    と、たったそれだけではあるが正体不明の誰かは一応協力してくれるらしい。


    <目星>

    五条(83) dice1d100=76 (76)

  • 123二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:21:19

    お!成功した何か気がついたかな

  • 124二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:28:40

    どうすればいいのかな?次で何か起こせばいいのかな
    目星は何見つけたかな?

  • 125125/02/27(木) 22:29:26

    マップをよく見れば、見取り図上で次の部屋に続いている扉は三人の目に見えている扉と位置が異なっている。
    どうやら、このマップの扉の位置が正しいならば、本棚の裏の壁にもう一つ扉がついているようだ。

    『ことを起こすのなら次の部屋に進んでからになる
     この部屋よりも動きやすいだろうし』

    『こっちもタイミングを窺うようにする
     あと、どこかで使えそうな暗証番号を見つけたからそれも添付しておく
     使えたら使って
     暗証番号:3791』

    そして五条はその3791、という四桁の数字を覚えた上で一度パソコンを閉じる。
    このやりとりは見られていないと思うか、それともこのメッセージ自体が脱出ゲームの枠組みだと考えるか。
    少なくともどちらにせよ五条は致命的なメッセージとなりかねないようなことは言っていない。
    実際、何かするとしても明確に自分たちの行動を正体不明の誰かに伝えるのはリスクが高過ぎる。
    ともあれ、手伝って貰えるのならば嬉しいが、それにしたってもしこのメール相手の言う黒幕が釘崎のことを示すのならば過激なことをされたら困る。
    さて、どうするかと考えていれば、一通り見終わったらしい虎杖と伏黒が五条の元へと集う。

    「何か分かった?」
    「棚には色々あったのと、ゲームには関係ない扉?にダイヤル錠がかかってた」
    「……それって四桁?」
    「そうだけど、なんで分かんの?」
    「その説明は後、で恵は?」
    「あの庵内アナの正体が『憑依るんです』とやらで、投影された人物データに基づいた反応を示すらしいです。詳しくはこれに書いてあります」

    そして伏黒は五条に説明書を手渡す。
    ぱらぱらとそれを捲った五条は「ふーん」と、自分が見た内容とほとんど変わらないそれに目を通す。

  • 126二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:32:17

    なるほど関係ない!って言ってたけどやっぱり意味はあったんだな本棚
    これはやるなら邪魔してくるだろうアナに少し黙ってもらって…ってしないと駄目なのかな

  • 127二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:32:23

    ゲームとは関係ないって言われても鍵扉と鍵(暗証番号)があったら開けてみたくなっちゃう

  • 128二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:32:25

    ダイヤル錠の正解かさっき教えてもらった数字

  • 129二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:34:04

    このレスは削除されています

  • 130二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:34:18

    Dの部屋の隣がモニタールームっぽくも見える
    その隣は倉庫とかそんな感じかな

  • 131二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:37:50

    この×ついてるのはなんなんだろうなあ
    開かない?なら扉調べたらその情報出るのかな

  • 132125/02/27(木) 22:37:58

    「五条先生の方は何か分かりましたか」
    「目に見えた扉は外から鍵がかかってて開かないってことと、脱出のヒントの2は庵内アナが握ってるらしい、ってことくらいかな。あとは四桁の数字」

    あえてぼやかした五条だが、その言葉の意味を伏黒は分かったらしい。
    虎杖の方をちらと見るも、気を抜いていたらしい虎杖は「え、なに!?」と混乱している。

    彼らが出来ること、もしくはしなくてはいけないことがいくつかある。
    棚のダイヤル錠に四桁の数字、つまりは五条が教えられた3791を入力してみること。
    庵内アナが握っているらしい脱出へのヒントを明らかにすること。
    本棚の後ろにあるらしい扉を確認すること。
    あとは念を押すのなら、今見えている扉がどうなっているかを確認すること。

    時間は刻々と迫っている。
    役割分担をして勧めるのが適切だろう。

    ≪三人の行動指定≫【安価】を頭につけてね
    探索箇所【庵内アナ/扉/本棚/棚/パソコン】

    探索箇所+何をするかを指定
    虎杖伏黒五条の三人とも別の行動を推奨
    先着三人の中から🎲で決定

  • 133二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:43:56

    【安価】
    虎杖は扉調べる
    伏黒は庵内アナと話してみる
    五条は棚のダイヤル錠入力してみる

    五条止められたら庵内アナ停止も考えないとかな?

  • 134二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:44:29

    【安価】
    虎杖が本棚の後ろに扉があるのか確認
    伏黒が棚に暗証番号入力
    五条が庵内アナから脱出のヒント探りつつ何かあったら休止モードにできるように備えておく

  • 135二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:49:06

    【安価】
    虎杖 扉
    伏黒 庵内アナ
    五条 ダイヤルに数字入力

    うーん、庵内アナでミスったら射撃とかある?

  • 136125/02/27(木) 22:58:26

    ≪三人の行動指定≫

    1.虎杖は扉調査、伏黒は庵内アナと会話、五条は棚のダイヤル錠の解錠チャレンジ

    2.虎杖は本棚の後ろに扉あるか確認、伏黒が棚のダイヤル錠解錠チャレンジ、五条は庵内アナから脱出のヒント探りつついざとなれば休止モードを狙う

    3.虎杖は扉調査、伏黒は庵内アナを調査(会話)、五条は棚のダイヤル錠解錠チャレンジ

    dice1d3=1 (1)

  • 137二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:00:57

    調査決まった
    何となくアナはチャレンジ邪魔してきそうだなと思ってるけどどうかな

  • 138二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:06:04

    本棚の後ろにあるバックヤードに繋がってる扉気になるな

  • 139125/02/27(木) 23:08:10

    「一応、俺扉見てくんね」
    「……なら俺は庵内アナが握っているらしい脱出のヒントについて、少し話をしてきます」
    「僕は棚でやることあるから、適当によろしく」

    つまり伏黒にある程度庵内アナの意識を引いておけと、そういうことだ。

    まずは虎杖が扉を見れば、鍵がかかっているらしい。
    電子錠のようで、内側から無理矢理開けることは難しいだろう。
    脱出ゲームを模している以上、この場での無茶は想定されていないはずだ。

    そして伏黒が部屋の中央に立つ庵内アナへと近付けば、にこやかに自分たちのことを見ているのが分かる。
    五条が居る方に庵内アナが背を向ける立ち位置に伏黒は立ち、庵内アナへと話しかけた。

    「会話は可能ですか」
    『えぇ、勿論です。質問があればいつでもどうぞ!この部屋の中のことであればなんでもお答えしますよ!』

    この部屋の中。となればこの部屋の外、つまりは釘崎のことなどを聞いても無駄なのだろうかと、伏黒は少し考える。
    しかし長いこと考えていて庵内アナが振り向いて五条の行動を咎めでもしたら厄介だと、伏黒は続けて問う。

    「あなたが握る脱出のヒントとはなんですか」
    『そうですね。ですが私の手は空ですよ』

    そう言うと庵内アナは自分の手が空なことを伏黒の前に示す。
    どうやら物理的に握っているわけではないらしい。

    「ではあなたに聞けと、そういうことですか」
    『いいえ、私が口に出来ることはなにもありません』

    相変わらずにこやかに、庵内アナはそう言った。

  • 140二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:10:44

    扉は情報通りかあ
    アナは物理的に握ってる訳じゃないならそもそも障害物として置いてるのか聞くしかないのか…?

  • 141125/02/27(木) 23:13:09

    と、伏黒が庵内アナと話している間に五条は棚のダイヤル錠に四桁の数字『3791』と入力する。

    そうすれば鍵は外れ、戸を開けられるようになった。

    中にはいくつかの書類が入っているようで、小道具という雰囲気ではなく、どこかの会社の持ち物のように見える。

    その中から、1部の仕様書が目に入るだろう。


    -------------------------

    【『憑依るんです』 仮仕様書】


    型番:U2RUN-DESU ver.β

    20XX年X月(シナリオ時間から1か月後)完成目途

    想定用途…主にカルト系組織における依代、人員としての運用

    ━━━━━━概要━━━━━━

    実在の人間を精巧に再現した自立人形。

    人物データの抽出、再現にはPSIを使用。抽出データのデジタル化にはYithの(判読不能)を用いる。

    これにより低コストでの人員追加と共に、外宇宙、旧支配者等の存在と親和性の高い精神を容易に量産することを可能とした。

    ━━━開発スケジュール━━━

    20XX XX/XX 開発開始

    20XX XX/XX ver.β 仮調整完了

    20XX XX/XX 運用試験

    20XX XX/XX 運用試験をもとに最終調整予定

    ……

    (以下、難解な説明書きや設計図が続いている)

    -------------------------

    五条が最後に見た日付は、「運用試験」の前日だ。

    - - - - - - - - -


    <図書館>

    五条(67) dice1d100=10 (10)

  • 142二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:14:19

    五条のダイス運かなりいいな

  • 143二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:14:50

    仮仕様書が出てきちゃった
    五条図書館成功よし!

  • 144二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:15:15

    >外宇宙、旧支配者等の存在と親和性の高い精神を容易に量産することを可能とした。


    割ととんでもないなこの人形

  • 145二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:15:18

    仮仕様書なんてここにおいて何がしたいんだろうな?
    特に邪魔はないとは思わなかったな…

  • 146二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:17:47

    改装しきれなかったって言ってるし置いてあったというよりどうせ開けられないから回収しなくても問題ないだろう的な扱いかもしれない

  • 147二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:19:40

    次はとりあえず本棚裏の扉の確保と庵内アナからの脱出ヒント獲得が出来ればいいが…

  • 148二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:20:29

    ヒント獲得が今のところ思い浮かばないなあ
    人格再現ってところが大事なのかな?

  • 149125/02/27(木) 23:21:54

    五条がその思う所が十二分はあるものを捲っていけば、ページの途中に別紙が留められていることに気が付く。

    顧客名と連絡先が載っている表だ。セキュリティ的な観点からか、連絡先は黒塗りになっている。

    見る限り、どうやら既にいくつかの注文が入っているようである。


    -------------------------

    【予約注文票】

    ………

    ─────────────────────

    ○○地区センター       ■■■■■■

    ─────────────────────

    匿名             ■■■■■■

    ─────────────────────

    匿名             ■■■■■■

    ─────────────────────

    真ッ波組           ■■■■■■

    ─────────────────────


    ─────────────────────


    ─────────────────────


    -------------------------


    <アイデア>

    五条(90) dice1d100=46 (46)

  • 150二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:23:01

    ・オプション
    本製品にはご注文時に追加されたオプションが搭載されております。
    [メモリクリーニング] ○
    [優先順位を設定し直す] ○
    [追加パーツ] ○…両肩 マシンガン×8

    これの優先順位の設定ってのが気になるな
    設定し直せるみたいだけどそもそも今どういう状態なのか
    ……って真ッ波組!?!!?

  • 151二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:23:28

    …なんか見覚えのある組の名前が見える気がするなあ…!

  • 152二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:25:14

    真ッ波組
    まだ生き残ってたんか

  • 153二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:25:33

    あの真ッ波組ってことならマシンガンオプションも納得
    抗争などでさぞ役に立つでしょう…物騒!

  • 154125/02/27(木) 23:27:38

    並ぶその予約注文者の中、一つを五条は「へぇ……」と言いながら指で触れる。
    忌々しい思い出、思い出せば(思い出し笑いで)肩が震えそうになる名前。

    自分たちに関係ない可能性も一ミリくらいはあるかもしれないが、それにしたってまたもやよく分からないものに手を出そうとしているらしい。
    このまま放っておけばまたどんなことをするか、もしくはどんな目に遭うか分からない。

    真ッ波組ねぇ、真ッ波組……。
    そうだ、潰しに行こう、とはまだ出来ない。
    目下の問題はどうやってここを脱出するか、そして釘崎の身に起こった異変を突き止めること。

    だが幸か不幸か、五条は知ってしまった。
    脳内では彼の親友が同じく笑顔(怖い)でこっちに手を振っている。
    ――――こうなれば真ッ波組の末路は言うまでもない……かもしれない。

    ≪三人の行動指定≫【安価】を頭につけてね
    探索箇所【庵内アナ/扉/本棚/棚/パソコン】

    探索箇所+何をするかを指定
    虎杖伏黒五条の三人とも別の行動を推奨
    先着三人の中から🎲で決定

  • 155二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:31:09

    真ッ波組に黙祷

  • 156二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:32:08

    【安価】
    五条 そのまま棚の裏を調査
    伏黒 庵内アナを調査(優先順位の変更について聞く)
    虎杖 五条の手伝いに棚へ

    棚を動かす必要があるかと思って虎杖を棚へ

    真ッ波組に合掌

  • 157二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:39:26

    【安価】
    虎杖が本棚裏の扉を確認
    伏黒が庵内アナの優先順位設定をチェック、脱出の為の手助けをしてくれそうな設定とかにできないかな
    五条がもう一度パソコン確認、メール来てたりしないかな

    一応全員バラバラに

  • 158二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:40:12

    【安価】
    虎杖は本棚の裏に扉あるか確認
    伏黒はアナについて思い出せる事あるなら思い出して質問してほしい
    意味がなかったらアナについて目星とかで観察してみたい
    五条はアナに優先順位があるかや今の優先順位を聞いて変更可能か確認して変更してみたい

    真ッ波組はそろそろお別れかもしれんね…

  • 159二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:43:28

    さてどうなるか
    三人とも別の行動を推奨なんよな

  • 160125/02/27(木) 23:51:05

    ≪三人の行動指定≫

    1.虎杖&五条が棚の裏(本棚の裏?)の調査、伏黒が庵内アナを調査(優先順位の変更について聞く)

    2.虎杖は本棚裏の扉の確認、庵内アナの優先順位設定をチェック、五条はもう一度パソコンを確認

    3.虎杖は本棚裏の扉の確認、伏黒は庵内アナに質問&<目星>、五条は庵内アナに優先順位があるかの確認

    dice1d3=3 (3)


    バラバラを推奨、ってのは調査効率上げた方が良いよ!の案内だから完全にバラバラじゃなくても大丈夫だよ

    時間制限があるからキャラたちも効率を求めるよね、ってだけの話だよ

  • 161二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:53:38

    30分で穴だらけらしいもんなあ
    なんかこれでいいのかな?と思いつつ考えて他の人の見てそれもありかと思う

  • 162125/02/28(金) 00:01:54

    虎杖が本棚の裏側を確認すれば、壁と本棚との間に少々隙間があることに気が付く。

    五条からかくかくしかじかで情報共有されていたこともあり、躊躇なく本棚を動かしていく。

    ダミーブックの分か、見た目よりも重くはない。虎杖一人でもどうにかなる重さだった。

    ――――もしかするとダミーブックがなくとも虎杖一人で動かせるやもしれないが。


    ともあれ、無事に動かせば本棚の裏から扉が現れる。

    そこにはでかでかと『出口発見!あと一息!』と書かれていた。

    扉には鍵穴があり、施錠されているようだ。

    つまり、どこにこの扉の鍵があるはずだ。


    と、本棚と戦っている虎杖を除く二人は庵内アナと話を進めていた。


    「ここに来るまでの記憶や、思い出せることはありますか」

    『私が私として生きてきた記憶は当然私の中にありますが、それはこの部屋を出るためには関係ありません』


    にこやかに、だがバッサリとそう言われた伏黒は少々たじろぐ。


    「君には優先順位が設定されているらしいけど、その変更は可能?」

    『優先順位?とは何のことかは分かりませんが、私はあなたたちの脱出のサポートを惜しまないつもりです』

    「君が握っている脱出のヒントは教えてくれないのに?」

    『手には握っていませんが、持ってないとは言ってませんよ』


    そう話してると本棚を動かし終わった虎杖が戻ってくる。


    「伏黒、五条先生―!扉あったけど、そっちに鍵とかある?」


    <アイデア>

    虎杖(75) dice1d100=1 (1)

    伏黒(85) dice1d100=57 (57)

    五条(90) dice1d100=74 (74)

  • 163二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:02:59

    虎杖1クリで草
    全員わかってるけど関わってないのに天性のカンで答え導き出してるよこれ!

  • 164二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:04:08

    虎杖の天性の勘が発揮されたな

  • 165二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:06:27

    ここからは扉の鍵開けるために三人とも庵内アナとにらめっこかなと思ったけどワンチャン虎杖が一発クリアしちゃうかこれ

  • 166125/02/28(金) 00:15:36

    しかし虎杖は自分でそう聞いたものの、二人の手に鍵がないことに気付く。

    そして数秒考え、頭を巡るのは先程話し合ったかくかくしかじかの内容。

    つまり――――?

    と、そこまで考えてから虎杖は「えい」と気の抜ける声とは裏腹にそこそこの一撃を庵内アナの後頭部に食らわせる。

    ガゴン!となんだか結構な音を響かせたその行動力と躊躇のなさに伏黒と五条は若干驚きつつも、二人も同じ答えに至っていたこともあり止めはしない。

    元より二人と話していたおかげで庵内アナが虎杖に背を向けるかたちになっていたこともあり、それは流れるように為された。


    すると庵内アナはがくりと膝を折り、その場に倒れ――――そうになるのを虎杖は片手で支えた。

    ブツ、という音がしたかと思えば、庵内アナはカーボン風の滑らかで冷たいボディをした、大きな関節人形と化している。

    調べると、背中に『休止モード』と赤い文字が浮かんでいる。動き出す様子はないようだ。

    そして虎杖はそのまま自分の腕の中にある関節人形の頭に片手をかけ、そのままスポンと引き抜く。

    そうすれば空洞になっていた頭部から一本の鍵が転がり出て来た。


    「よっし、これを使えってことだよな?」


    本人は謎が解けた!とばかりににこにこしているが、それまでの経過の見た目が非常に心臓に悪い。

    躊躇なく関節人形の頭を捥ぐ様子を見れば、虎杖の腕力を知っている者ならば高確率でぎょっとするだろう。

    普段の虎杖ならばしないであろう行動だからこそ、尚更に。


    「……オマエな」

    「じゃあ鍵を開けようか。万が一これじゃないって可能性もあるし」


    とはいえ同じかそれ以上のイカレぽんちである五条が窘めることもなく、そのまま虎杖が踵を返して本棚裏の鍵穴へと鍵を差し込めば、ガチャリと解錠音が響く。

    無事に扉が開き、次に進めるようになるだろう。


    <アイデア>

    虎杖(75) dice1d100=85 (85)

    伏黒(85) dice1d100=74 (74)

    五条(90) dice1d100=86 (86)

  • 167二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:17:51

    最初から知ってたんか!?ってくらいの流れるようなスムーズな解錠であった…
    虎杖じゃなかったら黒幕との癒着を疑うところだ

  • 168二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:18:11

    なるほどふっつーにもう殴っててよかったのか!でもおもむろにこれやる虎杖怖過ぎで草
    なんか全体的に値デカいけど虎杖以外はアイデア引っ掛かったな
    虎杖はきっと満足でウキウキしてるのだろう…

  • 169二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:18:25

    あでも今回のアイデアは失敗してるね虎杖

  • 170二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:20:56

    アイデア外したな勘でここまでできる子怖い

  • 171二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:23:30

    絵面が悪すぎるけど虎杖ならやりそうではある

  • 172二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:25:38

    三人とも隠し場所分かってたみたいだけど普通に悪趣味な場所に隠してあるよな鍵
    人形の頭の中って

  • 173125/02/28(金) 00:29:34

    五条は結局脱出の際にあのパソコンでやりとりした相手がもたらした情報は必要なかったか、と気付く。
    少なくとも脱出のためのギミックではなく、脱出ゲーム外の出来事なのだろう。
    それが自分たちにとっての利であるか害であるかは分からないが、こうなれば多少は共有した方が良いだろう。

    「そう言えば二人共、見てよこれ。こんな書き方で実際は殴って鍵を見つけろだなんて随分大雑把だと思わない?」

    そう口にしながら、五条は再度パソコンに近付く。そして二人が何かを言う前に、「黙って読んで」と新たに打ち込む。
    その文章を見た二人は開きかけていた口を閉じ、先程の五条と謎の人物とのメールのやりとりを読む。
    伏黒は五条の言葉の真意に気付いたのか、パソコンの画面が他から見えないようにと立ち位置を調整していた。

    「……そうですね、人を殴ることに躊躇があれば見つけるのは難しかったでしょうし」
    「もしかして俺のことディスってる?」
    「確かにそうだよね、悠仁が居て良かったよ」
    「俺も一応コンキョ的なものがあってですね!!?」

    そう会話をしながら、五条は二人が読み終わったのを確認してから『次の部屋に移る』とメールし、パソコンを閉じる。

    そして伏黒と五条はもしも黒幕が釘崎であるとすれば、そうなってしまった経緯を知らなければならない、と考えていた。
    監視カメラの映像から目を離さないのは、きっと自分たちを見ているからなのだろうと想像がつく。
    協力するのであればこの先に部屋でどうにか釘崎を離席させる必要がありそうだ。
    もっとも、本人は「進めば話せる」と言うようなことは言っていたのだが。

    果たしてどうなるのだろうか。
    特に何も考えていないらしい虎杖を連れ、三人は次の部屋へと繋がる扉を開いた。

  • 174125/02/28(金) 00:32:01

    今日はここまで、もうすぐ終わりが見えて来たよ

  • 175二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:33:59

    乙です釘崎が何でデスゲーム?やろうと思ったのかわからんなまだ

  • 176二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:34:12

    脱出ゲームと関係ない情報も混ざってるし部屋と改装出来てないみたいな話と同じくゲーム自体未完成気味なやつなのか?
    もしくは本格的にやる前の試作だから敢えて弱いのか黒幕と誰かの意図が食い違ってるか…?
    わかんないな!スレ主お疲れさまです!

  • 177二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 00:38:24

    見取り図見るに電子錠がかかってた方の扉はバックヤードに繋がってたんだろうな
    やっぱDの部屋の隣がモニタールームでそこに釘崎がいるんだろうか…メールの相手はその隣の部屋にいるとしたら確かにモニタールーム空にならないと動けないもんな

  • 178二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 08:58:59

    人形の優先順位を設定し直すっていうのは何だったんだろう
    もう動かなくなったから関係ない情報だったのかな

  • 179二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 10:48:01

    >>178

    てっきり優先順位の変更に気付けばハチの巣になるのを自分たちから扉に変更して進めるものかと思ってたわ

  • 180二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 13:54:57

    モニター見てる釘崎は本物の釘崎で確定なんだっけ
    あれも人形でしたとか無いよね…?

  • 181二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 20:38:11

    実はメール相手が釘崎?とか思ったりはしたんだよな
    じゃああの釘崎は?ってなったけど人形なら両立出来るのか…

  • 182二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 00:24:01

    クッション判明して以降どっきり仕掛けてるツンデレかなと緩い気持ちで見てる

  • 183二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 09:24:08

    ほしゅ

  • 184125/03/01(土) 13:06:47

    扉の先へ進めば先ほどまでとは異なり、扉を潜っても開いた状態のまま動かない。
    そこは脱出ゲームの部屋と似た雰囲気の、いくらかの家具が置かれた部屋だ。
    バックヤードに繋がっているらしい扉がひとつと、エレベーターが1機あることが分かる。
    そして、見慣れてきたモニターも当然存在していた。

    三人が部屋に足を踏み入れるのに合わせるようにして、モニターの画面が点灯する。
    少々久しぶりに感じる釘崎の顔が再び映し出された。

    『流石にアンタたちがいくら馬鹿でも、蜂の巣になるようなことにはならなかったわね』

    と、そこまではここで見てきたいつもの釘崎の様子だった、のだが。

    『じゃあ、ええと?次……次、……はぁ?』

    資料のような紙束を持った釘崎は怪訝そうな声を上げる。

    『…………これって、つまり……』

    見るからに嫌そうに、釘崎は手元の資料を見つめている。
    それからモニター、つまりはカメラに向かって視線を戻すも、やはり不機嫌そうだ。

    『最後のゲームは…………デスマッチよ』

    しかし釘崎が告げる声と同時に、左右の壁から1メートル四方ほどのアクリルケースが3つ現れる。
    その中には大きなボタンが格納されており、それぞれに『虎杖 悠仁』『伏黒 恵』『五条 悟』と書かれているようだ。

    『……私が用意したんじゃないわよ、これ。私がやるならもっと……あぁ、もう』

    不服です!というオーラ撒き散らしながらも、釘崎は手元の資料に視線を落とした。

  • 185二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:09:07

    釘崎の背後にやっぱり誰かいるのか
    一番シャレにならんゲーム来たな

  • 186125/03/01(土) 13:19:34

    「デスマッチって、そんなん」
    『あぁもううるさいわね。黙って聞いて……そこのエレベーターに乗れば、私からのミッションは全て終了』

    虎杖の言葉を途中で斬り捨てた釘崎は淡々と続けていく。

    『ただしエレベーターを動かすには……いずれかのボタンを押さないといけないわ』

    あの明らかに怪しい、名前が書かれているアクリルボードに囲まれたボタンのことなのだろう。
    ボタンのみで置いてあるのではなく、壊さなければならないようなものに守られているように見えるのも、どうにも薄気味悪い。

    『ボタンを押された人は問答無用でゲームオーバーよ。脱落者が出た時点でゲーム終了』

    ゲームオーバーとは何を表すのかと、それを五条が訪ねるよりも早くに釘崎が言葉を続ける。

    『終了処理をしに私がそっちに行くから、ボタンを押した後は勝者敗者ともにその場で待って余計なことはしないこと、いいわね。それと……先にこの中の誰かが死んじゃった時も腕輪が検知するようになってるわ』

    手首に嵌められた、謎の腕輪。
    最初に尋ねたものの誤魔化されたそれは、この時のためのものだったらしい。
    ある種、予想通りではあるが当たったからと言って喜べるようなものでもない。

    『一応どっちかの信号が途切れた場合も勝負ありってことにするけど……ボタンあるから、そんなことにはならないはずよ』

    そこまで言って釘崎は一際大きなため息を吐く。

    『それで、ゲームオーバーになった人がどうなるかは……』

    モニターが切り替われば、黒い部屋の中、三人に着いている腕輪と同じものが台に乗っている。
    「ピ」と無機質な音の直後、台の半分ほどが爆音とともに消失しているだろう。
    小規模な爆発の余韻を残すように、黒い部屋で白い煙がゆらゆらと揺蕩っていた。

  • 187二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:21:50

    爆発するんですか?
    今までと違って殺傷能力高すぎでは?

  • 188125/03/01(土) 13:28:29

    三人がその光景を見た時、真っ先に思ったのはシャレにならないという、今までの冗談で済む範囲から超えたものへの否定だ。

    だがモニターの映像が戻り、釘崎は言う。


    『アドバイスをしてやるなら……、そうね。くれぐれもその腕輪を外そうと思わないこと。意味がない、どころの話じゃないわ』


    視線はモニターから逸らされている。だが言葉が止まるようなことはない。


    『言いたい事、分かるでしょう?』


    つまり、爆発から逃れようと腕輪を外そうとすれば本末転倒なことが起こると言う、その示唆。


    『制限時間はなし。いずれかのボタンが押されるまで続くわ。あるものはなんでも使って良いわよ。と言っても、限られてるでしょうけど』


    そこまで言った後、釘崎は再びカメラへと視線を向けた。

    その先に三人が居ると分かった上での行動なのだろう、おそらくは。


    『……もう一回言うわよ。無茶なことはしないこと、意味がないことはやっても仕方ないもの』


    しかし案じるような様子でありながら、釘崎はそのデスゲームの主催らしい進行を止めようとはしなかった。


    <心理学>

    虎杖(51) dice1d100=44 (44)

    伏黒(57) dice1d100=71 (71)

    五条(61) dice1d100=78 (78)

  • 189二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:29:43

    虎杖が成功してよかった!
    何かわかるかな

  • 190二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:31:13

    私がやるならもっとって言い方からして釘崎にとっても不本意なんだろうけどでも止めることはしないのは止められない理由があるのかな

  • 191125/03/01(土) 13:34:05

    三者三様の同様の最中、釘崎がゲームの内容を不服に思っていることまでは理解出来た。
    これを認めがたいと思っていることは自分たちの知っている釘崎らしいもの。
    だが虎杖は画面越しの釘崎を見ていて、気付いた。
    それでもゲームの進行を止めようとはしない釘崎はこれまでにも散見された態度ではあったが、あらためて実感することになる。
    ――――釘崎はどこかで、『このゲームのために三人が死んでしまっても仕方がないことだ』と感じているようである、ということを。

    「くぎさ」
    『……私からは以上、あとは――――好きにしなさい』

    そして、無機質なブザーの音が部屋中に響き渡る。
    それにより一瞬走った緊張感。だがここで即座に動き出す者は当然居ない。
    だがそうであっても、デスマッチが始まってしまった。
    さて、どう動くのが正しいのだろうか。

  • 192二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:36:06

    ええええ
    ゲームのために犠牲になるのも仕方ない?
    それ本当に本物の釘崎か?

  • 193125/03/01(土) 13:37:58

    <POW×5>冷静に行動できるか

    虎杖(85) dice1d100=74 (74)

    伏黒(70) dice1d100=72 (72)

    五条(90) dice1d100=71 (71)

  • 194125/03/01(土) 13:38:55
  • 195二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:39:52

    伏黒が動揺してる
    たて乙です!!

  • 196二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:46:44

    釘崎どうしちゃったんだろうな
    洗脳とかされてる?

  • 197二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 15:21:38

    あんまり関係ないかもだけどお清めに振っておく

    dice10d100=71 95 35 92 92 50 93 3 23 35 (589)

  • 198二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 22:14:17

    無理やりやらされてる、のか?

    いやでも私がやるならとか言ってるしなぁ…正気ではあるっぽいし?


    今回は🎲荒ぶってないけど振っちゃお

    dice10d100=37 36 24 33 92 78 56 56 49 47 (508)

  • 199二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 22:19:42

    埋め

  • 200二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 22:20:35

    埋めダイス

    dice10d100=79 83 87 14 91 41 15 95 2 36 (543)

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