【超閲覧注意・独自設定】Welcome to UNDERGROUND

  • 1二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 20:47:38

    電子の海の何処かにあるという、「UNDERGROUND」と言う場所。
    そこには、M∀LICEと呼ばれる者達が支配している。

    ここは、そんな彼女達の世界を垣間見る話だ。

  • 2二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 20:52:46

    >>1

    UNDERGROUND。そこに接続した者は、永遠の幸福を約束される・・・。


    そんな噂を聞きつけて、一人の少女がやってきた。

  • 3二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 20:56:23

    >>2

    少女の表情からは疲れが見えていた。

    年は分からないがおおよそ高校生位だろうか。

    彼女はどうやら何らかの問題を抱えているみたいだった。

  • 4二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 21:06:02

    >>3

    少女「はあ・・・。どうしよう・・・?」

    彼女の名前は、有栖緋奈子(ありすひなこ)。仲良しだった友人の白羽琴華(しらはことか)と喧嘩をしてしまい、どうやって仲直りしようか悩んでいたようだ。

    家路に着く最中、いつものようにスマホをMDプレイヤー代わりにしていると、異変が起きた。

    緋奈子「え?な、なにこれ・・・?」

    緋奈子のスマホには、猫耳の少女のにやけ顔が映っていたのだ。ただ、緋奈子はこんな画像を持っていない。

  • 5二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:07:50

    >>4

    その画像の主はニヤけ面を浮かべながら

    こちらを見ていた

    緋奈子「何これ?消さないと…」

    画像を消そうとしたその時

    ?「待って待って、画像を消さないでください。」

    どこからか声が聞こえた。

    声の方向を探るとそれは自分のスマホからのものだった。

  • 6二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:10:14

    >>4

    緋奈子「ど、どういう事?」

    声の主「おめでとうございます。貴方は選ばれました。」

    声の主はどうやら、猫の少女のようだ。

    声の主「これから貴方には、UNDERGROUNDに接続してもらいます。」

  • 7二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:38:07

    >>6

    緋奈子「え、UNDERGROUNDって何?」

    声の主「まあまあ、あなたの問題も晴れるかもしれませんよ。さあ、参りましょう。」

    緋奈子「え、だからまだ心の準備が…きゃあアアアッ!」

  • 8二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:38:49

    似た感じのスレタイなので聞きますが聖域シリーズとかの過去作のまとめってないですかね?(人違いであれば消して欲しいです)

  • 9125/03/05(水) 22:46:47
  • 10二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:49:27

    >>7

    そして、緋奈子がやって来たのは、チェック柄の部屋だった。

    緋奈子「ここって…………?」

    緋奈子の視線の先には、ウェルカムドリンクのつもりなのか、グラスと縮小化のラベルが張られたボトル、そして、巨大化の柄のクッキーが置かれた皿があった。

  • 11二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 00:04:45

    緋奈子「これって…アリスの…」
    彼女は訝しんだが部屋から出る扉はとても小さい
    緋奈子「ひょっとしてこれを…」
    彼女は意を決してボトルの中の飲み物を口にした

  • 12二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:31:59

    >>11

    緋奈子「ひ、ひゃあああ!!」

    瓶の中のドリンクを飲むと、緋奈子の体が小さくなった。

    緋奈子「よし。コレなら行ける!」

    緋奈子が扉に手をかける。そして部屋を出ると、そこに広がっていたのは、大きな広場だった。

  • 13二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 12:31:44

    >>12

    緋奈子「身体が小さくなったから広く感じる…まるでアリスね。でも、服も小さくなって良かった…」

    彼女があてもなく歩いていると呼び止める声があった

  • 14二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 15:14:20

    >>13

    ??「おーい!そっちは危ないですよ!」

    振り替えるとそこにいたのは、赤いドレスを着た、ウサギ耳の少女だった。

    WHITE RABBIT「ようこそ、UNDERGROUNDへ。私は、WHITE RABBIT。M∀LICEの一員です。」

  • 15二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 17:20:29

    >>14

    緋奈子「えっ?あっ、ありがとう…」

    WHITE RABBIT「おや?どうやら貴方はここに迷い込んだようですねー。」

    緋奈子「ええ…画面を見たら突然、猫のコスプレをした女の子のニヤケ顔が出てきて、眺めてたらここに…」

    WHITE RABBIT「ああ、それはきっとキャットの仕業ですね。貴方に何があったか知りませんが、探しに行きましょう。」

  • 16二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 19:47:27

    >>15

    WHITE RABBITにつられて、UNDERGROUNDを歩く緋奈子。道すがら、緋奈子と話していた。

    緋奈子「にしても、ここってかなりサイバーチックな場所ね。」

    WHITE RABBIT「はい。何しろここはUNDERGROUNDですので。危険なものがいっぱいあるんです。」

  • 17二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 19:55:36

    >>16

    緋奈子「ふーん、そうなんだー」

    WHITE RABBIT「ありゃ、あんまり興味無さそうですね。」

    緋奈子「そうね…今は早くここから出ないといけないし…」

    WHITE RABBIT「ひょっとしたら私達の事は…」

    緋奈子「そうねー知ってると言えば知ってるかな。友達がよくやってるし。」

    WHITE RABBIT「なるほど、でしたら…」

    緋奈子「でもごめんなさいね。私は主に集めるのが好きで、デュエルってやつはやらないの。可愛いカードは良く買うけど…」

    WHITE RABBIT「なるほど…そうなんですね。」

    他愛も無い会話を続けながら2人は歩いていると、やがて森にたどり着いた

  • 18二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 20:31:35

    >>17

    Cheshire Cat「にしし。今日も面白そうなネタが大量大量♪」

    森の中では、猫耳の少女が、画面を見ながら微笑んでいた。

    緋奈子「あ!あなたね!私をここに呼んだのは。」

    Cheshire Cat「おっと。如何にも。なにぶん、怪訝な顔をしていた者で、つい呼んでしまった次第。」

    White Rabbit「ちょっと!妄りにUNDERGROUNDに人を呼んではならないと、女王陛下にキツく灸を据えられたばかりでしょうに!」

    二人の少女を見て、緋奈子はある事に気がついた。

    緋奈子(あれ?そういえば、なんで顔が似ているのかしら?)

  • 19二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 20:37:45

    >>18

    Cheshire Cat「おや?何か疑問を持っておられる様子ですね。」

    緋奈子「え、ええ…なんであなた達は顔がよくにているのかなあ…って」

    Cheshire Cat「なるほど、実は私達は姉妹…」

    White Rabbit「って、違うでしょ!」

    Cheshire Cat「もう、ツッコまなくても、実は私達は素体を共通とする電脳生命体とも言うべき存在でして。」

    緋奈子「なるほど、だから似てるのね。」

    White Rabbit「そうなんです、ただ姿形は似ていても性格は違うみたいなんですよね。」

  • 20二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 21:08:45

    >>19

    疑問が解けたところで、いよいよ本題だ。

    緋奈子「それで、私をここに呼んだ目的は何?」

    Cheshire Cat「それなんですが・・・。」

    ???「では、私が説明いたします。」

    その声に緋奈子は動揺した。そこに映っていたのは、Cheshire Cat達よりも派手な格好をした純白のドレスを着た女性と、チェスの駒を模したメイド服に身を固めた琴華が映っていたのだ。

    緋奈子「こ、琴華?!どういうことなの?」

    困惑する緋奈子。琴華は笑顔を貼り付けて、抑揚のない声で、緋奈子に語りかける。

  • 21二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 21:49:23

    >>20

    琴華「私はこの方達によって真の幸福を得たのです。苦しみも、悩みも無く、素晴らしき主にお仕えするために」

    そう彼女が言うと白いドレスを着た女性が口を開いた。

    WHITEBINDER「そう、彼女は私の従者、色々と苦しんでいた彼女を私が助けたの。」

    緋奈子「そ、そんな…」

    琴華「私は真に仕える方を見つけることができ、幸福です。さようなら、緋奈子」

    緋奈子「待って!あなたが何かしたんでしょ!友達を返して!」

    WHITEBINDER「返してと言われても…あなた達はさっきまで大喧嘩をしてたじゃない。「もうあんたなんか友達じゃない」って言ってたわよね。」

    緋奈子「そ、それはそうだけど…でも、大切な友人なの。」

    WHITEBINDER「そうくると思ったわ。では取り引きをしましょう。」

  • 22二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 22:29:00

    >>21

    WHITE BINDERの課した条件とは、己と対となる「赤の女王」との謁見。そして、そこで開かれる決闘の参加。この二つだ。

    WHITE BINDER「無論、決闘は私達なりのやり方で行います。つまるところ、チェスの対決ですわ。」

    緋奈子「そうなのね。チェスは心得ているわ。」

    琴華「では、決闘の場にて、お会いしましょう。」

    こうして、緋奈子は、赤の女王に向かうこととなった。


    一方、知らせを聞いたRED RANSOMは、WHITE BINDERと何かを企てていたようだ。

    RED RANSOM「わかったわ。されど、随分と危ない橋を渡ったわね。」

  • 23二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 07:38:31

    >>22

    WHITE BINDER「まあね。さて、こっちも準備をするわ。コトカ。行きましょう。」

    琴華「はい。女王陛下。」


    一方、緋奈子は赤の女王について聞いてみることにした。

  • 24二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 09:51:31

    >>23

    緋奈子「ねえ、紅の女王ってどこにいるのかしら」

    White Rabbit「さあ、私達は何も…」

    緋奈子「手がかり無しか…」

    White Rabbit「でも、この先には人がたくさん住んでいる所があります。そこで聞いてみましょう。」

    緋奈子「分かったわ。アリスがモチーフといっても多少の違いはあるのね…」

    White Rabbit「そうですね、ここには私達だけではなく様々なものがいますから。」

  • 25二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 11:22:47

    >>24

    かくして、緋奈子は赤の女王に会う為に、進むこととなった。とはいえ、森から城までは少々長い。その道中で、Cheshire Catは、あるものを見せた。

    Cheshire Cat「そうだ。退屈しのぎに、これを見てみます?」

    緋奈子が見たものは、トリックスターのライブだ。

    緋奈子「わあ、綺麗。ん?」

    緋奈子は、あることに気がついた。それは、トリックスターと一緒に、中学生くらいの少女が踊っていたのだ。しかも、腕にはデュエルディスクを付けている。

  • 26二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 13:21:45

    >>25

    White Rabbit「どうでしょうか?」

    緋奈子「何か良くわからないけど…凄いかも…」

    White Rabbit「でしょう?ところで…お二人はなぜ喧嘩を…?」

    緋奈子「いや、下らない事なんだけどね…実は…」

    彼女は喧嘩の理由を話した、それはお互い、週末にどこへ行くかで揉めたのが理由だった

    緋奈子「初めはお互いにこっちがいい、あっちにしようって言ってたんだけどね、段々エスカレートして…それで…」

    White Rabbit「そうなんですね…争いと言うのはささやかな所から始まるとも言いますし、仲直りできると良いですね。」

  • 27二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 14:49:48

    >>26

    一方、琴華はと言うと、目の前の光景に唖然としていた。

    琴華「こ、これはいったい…………?」

    駒琴華達『『『準備完了しました、女王陛下。』』』

    WHITE BINDER「ああ、これは所謂『仲裁』の道具ですわ。聞けば、貴方の世界には、人を使って将棋をすると言う文化があるそうな。」

    WHITE BINDERが用意していたのは、琴華を模した駒達だ。

  • 28二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 17:10:23

    >>27

    琴華「つまり、どういう事なのですか?」

    WHITE BINDER「簡単に言えばこの駒を使い、白黒つけようと言う訳です。但し、貴方がたは学生…私を満足させればそれで良し、としましょう。但し私が満足しなければ…」

    琴華「その時は…」

    WHITE BINDER「あの子も私のメイドにします。よろしいですね。」

  • 29二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 18:00:45

    >>28

    琴華「ええ、畏まりました。」

    そんな女王達の様子を、城の奥で見守る者がいた。

    HEARTS OF CRYPTER「やれやれ。全く奔放な女王ですこと。」

    M∀LICEのリーダーである、HEARTS OF CRYPTERは、今回の緋奈子と琴華の顛末を見守ることにした。

    HEARTS OF CRYPTER「しかし、落とし処は用意せねば、ですね。彼女達の条件に似合う場所を幾つか検索しておきましょう。」

  • 30二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 20:04:39

    >>29

    そのころ2人はとある森入り口へとたどり着いていた

    緋奈子「ここを抜ければ…」

    White Rabbit「ええ、お城です。そこに紅の女王がいるかもしれません。私は会った事はあるんですが、どこにいるかまでは知りませんから…」

    緋奈子「そうなのね…」

    2人が森へ入ろうとすると呼び止める声が聞こえてきた

    ?「危ない!今、その森は危険なんだ!」

    White Rabbit「どういう事ですか?」

    緋奈子「あなたは…」

    ?「僕はドロール&ロックバード、それよりもどうしてこの森を通るんだい?ここは危険だよ?」

  • 31二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 20:26:52

    >>30

    緋奈子「実は、斯々然々で。」

    ドロール「そっか。それで、赤の女王に会いたいって訳か。でも、この先の森は危険だ。」

    緋奈子「どうして?」

    ドロール「さっき、こんなものを見ちゃったからね。」

    そういってドロール&ロックバードが見せたのは、蟲惑魔に弄ばれる、dice1d4=4 (4)

    と、その使い手だった。どうやら、決闘で負けて、蟲惑魔のおもちゃにされているようだ。

    1.ドレミコード 2.閃刀姫

    3.幻奏 4.エクソシスター

  • 32二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 22:40:35

    >>31

    緋奈子「こ、コレって………!」

    ドロール「ああ。これはこの森でさっき見たものだ。女王の城に行きたいんだろうけど、この森を使うのは危険だよ。」

    映像では、全身を蜘蛛糸で縛られ、蜜でずぶ濡れになったエクソシスターとその使い手達が、蟲惑魔の玩具になっていた。

  • 33二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 22:51:32

    >>32

    緋奈子「うへえ…何か大変みたい…しかも蟲惑魔か…可愛いからカードは持ってるけど…」

    White Rabbit「蟲惑魔は危険な種族です。どうしますか?」

    緋奈子「でも、友達を助けないと…ねえ、他にルートは無いの?」

    ドロール「ある事はあるけど、かなり遠回りになってしまうな。」

    緋奈子「さて、どうしよう…」

  • 34二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 08:35:38

    >>33

    すると、変わった格好の少女が居た。

    ??「まあ。新しいお客様、ですか?」

    見ると、水色のドレスのウサギの少女だ。しかし、White Rabbitと比べると、耳が垂れているのが特徴だった。

  • 35二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 09:40:20

    >>34

    ?「はじめまして、私はMarchHairと申します」

    緋奈子「私は緋奈子、あなたもM∀LICEなの?」

    MarchHair「ハイ、私も女王様に仕えるものでして、ところで、何か困っている様子、どうされましたか?」

    緋奈子はこれまでの経緯を話した

  • 36二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 11:36:03

    >>35

    MarchHair「成る程。でしたら、直ぐにお呼びしますね。」

    緋奈子「は?それってどういう?」

    すると、ゲートが開き、中から赤いドレスの女王が出てきた。

    RED RANSOM「全く、人使いが荒いですわね。おや、貴方が件の。」

    緋奈子「あ、貴方が、赤の女王……?」

  • 37二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 11:54:35

    >>36

    RED RANSOM「そう、私が赤の女王になりますね。それにしても、MarchHair、あなたから突然の呼び出しがあったから来てみれば。」

    緋奈子「でもこれで条件は満たせた訳だし。まずは第1関門突破ね。」

    White Rabbit「そうですね、やりましたね。」

    RED RANSOM「確かにこれで条件は満たしましたがこれでは…そうだわ、ついでといってはなんですがちょっとお手伝いを頼みましょう。」

    緋奈子「それって、一体…」

    RED RANSOM「この森にはどうやら蟲惑魔が居着いているとの事ですわね。」

    ドロール「は、はい。それで皆が困っております。後エクソシスターの皆様も捕まっていて…」

    RED RANSOM「では、これより皆様を助けましょう。あなた達もお手伝いを頼めるかしら?」

    緋奈子「…断る事は出来なさそうね。力になれるかどうかは分からないけど良いわ、手伝いましょう。」

    RED RANSOM「あら、素直ですこと、ではMarchHair、WhiteRabbit、行きましょう」

  • 38二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 16:26:10

    >>37

    緋奈子達が現場に向かうと、そこでは大惨事が起きていた。

    エクソシスター使い「あぁあん♥️やめてぇ♥️そこ♥️いじっちゃ♥️やん♥️」

    マルファ「はああ♥️やめろぉ♥️マスターを♥️これ以上♥️いじめるなぁ♥️」

    アティプス「そんなこと言ったって、下の口は随分素直ね?ほら、こんなに濡れちゃって。」

    蟲惑魔に責められるシスター達は、腹を密で満たし、手足を蜘蛛糸で縛られながらよがっていた。そのエクソシスター使いの顔に、緋奈子は見覚えがあった。それは、よくカードを買いに行く店で知り合った、歌織という女性だった。

    緋奈子「え?か、歌織さん?!どうして?」

    RED RANSOM「知ってるのね。」

  • 39二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 17:28:42

    >>38

    歌織「あ、あなたは確か…み、見ないでえええッ。」

    緋奈子「か、歌織さん、あなた達、歌織さんを放して!」

    アディプス「えーっ、どうしようかなー」

    ホールティア「折角のおもちゃだしー…ん?」

    カズーラ「何かと思えば、女王様までいるじゃない?」

    RED RANSOM「あなた達、一体これはどういう事かしら?」

    すると奥から現れたのはフレシアの蟲惑魔だった

    フレシア「あら?誰かと思えば女王様じゃない?どうしたの?」

    RED RANSOM「ええ、あなた達のせいで多くの者が困っているのです、この森より出ていきなさい。」

    フレシア「と、言われても…」

    シトリス「実は私達にも事情がありまして… 」

    シトリスは事情を話し始めた。自分達のマスターが行方知れずな事、分達は最後にマスターを見た森の中を捜索中な事、そしてその際、エクソシスターとそのマスターに勘違いされ、やむを得ず、返り討ちにした事を話した。

  • 40二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 17:48:55

    >>39

    緋奈子「そっか。それで、あなたたちのマスターって、どんな人なの?」

    シトリス「そうですね・・・。青いポニーテールの少女です。背丈は、あなたの肩くらいですね。」

    RED RANSOM「わかったわ。あなたのマスターの捜索には協力するわ。ですが、何名か同行してもらいます。そうですね、植ぶ・・・。」

    緋奈子「でしたら、トリオンとかキノの方が良いと思いますが?」

    RED RANSOM「い、いえ!シトリスさんやフレシアさんのほうがよろしいと!!」

    歌織「ああ、緋奈子さん、だっけ。実はこの人、虫の類が苦手なのよ。」

    RED RANSOM「か、歌織さん?!な、何故私の秘密を?!!」

  • 41二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 18:35:41

    >>40

    歌織「いやぁ~、だってあなた虫を見たら凄い怯えていた事が…」

    RED RANSOM「あ、あれは…その…」

    緋奈子「まあ、人には苦手なものってありますし、分かりました。植物の蟲惑魔に任せましょう。シトリスさん、フレシアさん、カズーラさんに任せましょう。」

    シトリス「分かりました。」

  • 42二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 20:07:02

    >>41

    そして、森の中で蟲惑魔の主の捜索が始まった。

    緋奈子「それにしても、この森で女の子を探すのって、骨が折れそうね。」

    RED RANSOM「でも、厄介な虫は、シトリス達が片付けてくれるわ。毒も使い方によっては薬になるもの。」

    シトリス「はあ。」


    蟲惑魔使い「うう。シトリスさん達とはぐれてしまいました。」

    一方、森をさ迷う少女。青いポニーテールをしており、彼女がシトリス達の主のようだ。

  • 43二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 20:55:51

    蟲惑魔使い「それにしてもこの森…暗いですね…」
    少女もどうやら仲間と思しき蟲惑魔達を探しているようだ。すると後ろから少女を呼び止める声があった
    ?「お嬢さん、どうしたの?」
    蟲惑魔使い「はい、実は、仲間とはぐれてしまって…」
    少女が後ろを振り向くとそこにいたのは
    昆虫人間「ケケケッ、危ないよ、食べちゃおうねえ…」
    昆虫人間が少女に襲いかかる
    蟲惑魔使い「きゃあああっ!」
    緋奈子「あっ、声が聞こえた」
    RED RANSOM「どうやらあちらからですわね」
    シトリス「急ぎましょう!」

  • 44二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 21:29:39

    >>43

    蟲惑魔使い「い、いやああああ!」

    少女は必死に逃げるが、逃げた先は壁になっていた。

    昆虫人間「キヒヒ。もう逃げられないねぇ。」

    蟲惑魔使い「だ、誰か!助けて!!」

    すると、彼女の叫びに答えて、dice1d5=2 (2)

    が加勢に来たのだ。

    1.ライゼオル・デッドネーダー

    2.サイバー・ドラゴン・インフィニティ

    3.ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

    4.RR-ライジング・リベリオン・ファルコン

    5.CNo.62 超銀河眼の光子龍皇

  • 45二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 22:06:13

    >>44

    すると突然、どこからか咆哮が響き渡った。

    昆虫人間「ナ、ナンダ?」

    昆虫人間が声の方向を見るとそこには、巨大な機械竜がいた。

    昆虫人間「ヒ、ヒイイイイイッ!」

    昆虫人間は慌てて逃げ出していった。

    歌織「大丈夫だった?」

    蟲惑魔使い「は、はい!」

    シトリス「無事で良かったです。」

    RED RANSOM「あら、あなただったのね。」

    蟲惑魔使い「はい、ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。」

    緋奈子「いやぁ~、この世界、こんな事も出来るのね。」

    歌織「まあね。」

    WhiteRabbit「皆、無事でなによりですね。」

    MarchHair「さて、森から出ましょう。」

    緋奈子「そうね、いつまでも留まる訳にはいかないしね」

  • 46二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 22:40:22

    >>45

    RED RANSOM「さて、これでひとまずは条件達成ね。」

    緋奈子「はい。ですね。」

    MarchHair「ですが、白の女王に謁見する前に、やるべき事があります。」

    歌織「変なことはしないでね。したらコイツで焼くから。」

    RED RANSOM「も、もちろん心得てますとも!」

    すると、緋奈子の衣装がチェス駒のようなドレス姿になった。

    緋奈子「これって、琴華の色ちがい?!」

    歌織「なんか、駒みたいな格好ね。まさか、あのときの人間チェスをやるの?」

    MarchHair「はい。実は、緋奈子さんは、友人の琴華さんと喧嘩しまして、その仲裁として、女王陛下の御前で一局指すことになったんです。」

  • 47二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 22:51:37

    >>46

    一行は森を抜け、城へとたどり着いた

    途中の蟲惑魔使いは「私はこれより別の女王様と約束がありまして…」と言い、蟲惑魔達と共に去っていった。

    RED RANSOM「さあ、舞台に着きましたよ」

    するとそこはRED RANSOMの居城であった

    そこにはすでにWHITE BINDERと彼女のメイドとなった琴華がいた。

  • 48二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 08:38:22

    >>47

    緋奈子「こ、琴華…………。」

    琴華「え、緋奈子?ど、どうしたのその格好は?」

    緋奈子「琴華こそ。待って、さっきの映像はどういう事?」

    どうやら、何故か琴華は正気を取り戻していた様子。事態が飲めない二人に、女王達が語りかける。

    RED RANSOM「ディープフェイク。あの映像の正体は、貴方達のアバターを使って作成したものですわ。」

    WHITE BINDER「私達は電子の存在。このようなものを産み出すのは簡単なのです。さあ、あれを御覧なさい。」

    緋奈子達が見たのは、己の顔をした駒達だ。白の駒は琴華、そして、赤の駒は緋奈子の顔になっている。

  • 49二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 08:59:39

    >>48

    緋奈子「これって…チェスの駒よね」

    琴華「しかも私達の顔…何か奇妙な感じ…」

    RED RANSOM「さて、申し上げた通り、御二方にはチェスで対決してもらいます。」

    WHITE BINDER「しかし、琴華さんはチェスがあまり得意で無い様子、そこで代わりとして…」

    WHITE BINDERは何者かを用意した。それは以前、緋奈子が見た琴華の姿をしてメイドだった。

    緋奈子「えっ…これは…」

    WHITE BINDER「私の手にかかればこの様にデータを元に人物を複製するなど容易なこと。貴方の対戦相手は彼女が務めます。」

    琴華(偽)「緋奈子様、宜しくお願いします」

  • 50二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 12:31:19

    >>49

    緋奈子「え、ええ。分かったわ。」

    ??「では、お二方の試合。私が見届けましょう。」

    すると、赤と白の女王よりも、豪奢なドレスを纏った女王が現れた。

    琴華「え?こ、この人は?」

    HEARTS OF CRYPTER「おや、これは失礼しました。HEARTS OF CRYPTER。我らM∀LICEの首魁ですわ。」

    緋奈子「うそ。ハートの女王様までいるのね。」

  • 51二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 13:06:05

    >>50

    HEARTS OF CRYPTER「此度の2人の争い、ささやかなものではありますが大切な事…そこで今回は2人に休日の行き先を賭け、チェスにて勝負を決めてもらいます。よろしいですね。」

    緋奈子「は、はい。」

    HEARTS OF CRYPTER「それからWHITE BINDER、あなたは彼女を怖がらせすぎです。もっと正直に言いなさいな。」

    WHITE BINDER「フフッ、申し訳ありません」

    HEARTS OF CRYPTER「…本当に分かっているのか心配ですが…それからCheshire Cat。」

    Cheshire Cat「は、ハイ。」

    HEARTS OF CRYPTER「確かに悩みを解決したいと言う優しさは分かりますがやり方が強引すぎです!もう少し考えてから行動なさいな。」

    Cheshire Cat「はい…すみませんでした…」

  • 52二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 15:07:09

    >>51

    緋奈子「ま、まあとにかく、対局を始めましょう。」

    琴華(偽)「よろしいでしょう。では、陛下。お願いします。」

    HEARTS OF CRYPTER「わかりました。それでは、対局を始めてください。」

  • 53二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 15:26:32

    >>52

    琴華(本物)「わたし!頑張って!」

    歌織「あら、お友達を応援しなくて良いの?」

    琴華(本物)「そりゃ…大切な友達だけどさ、私にも譲れない事があるの。まあ…それで大喧嘩しちゃったんだけど…」

    歌織「これが終わったらちゃんと謝りなさいな。卒業記念なんでしょ。2人とも違う大学だし…」

    琴華(本物)「もちろんそのつもり。でも今は私の行きたい所のために。頑張れ!わたしー!」

  • 54二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 19:05:10

    >>53

    戦いは白熱していた。

    緋奈子「よしこの調子なら!」

    琴華(偽)「お見事です。ですが、まだまだ。」

    二人の様子に、女王達は興奮していた。

    RED RANSOM「ああ、手に汗を握るわね。」

    WHITE BINDER「ですわね。うちの近従に欲しいですわ。」

    HEARTS OF CRYPTER「お止めなさい。彼女らを模したアバターで我慢なさい。しかし、近年は複合施設もかなり増えましたのね。」

  • 55二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 19:58:19

    >>54

    WHITE BINDER「ええ、我らの領域から外れますがあの九竜のエステ、素晴らしかったですわ。」

    RED RANSOM「あら、妖精伝姫達の始めた図書館も素晴らしくてよ。カフェテリアも併設していて、穏やかな時間が過ごせますわ。」

    歌織「遊ぶのも良いけど、仕事もしっかりとね。じゃないと電脳堺の人たちに怒られるわよ。」

    MarchHair「そうですよ、しっかり管理しないと…かすかなほころびから、大事件になるのですから。」

    WHITE BINDER「わ、わかっているわ。」

    RED RANSOM「だ、だから最近は仕事もきちんとしてるわよ。」

    HEARTS OF CRYPTER「フフッ、さて、そろそろ決着ですわね。」

  • 56二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 21:19:20

    >>55

    琴華(偽)「緋奈子さん、チェックです。これでどうでしょうか?」

    緋奈子「そう来るのを待っていたのよ。その駒を取ってダブルチェックよ!」

    琴華(偽)「なんと・・・!ですが、これでは・・・。参りました・・・。」

    戦いは、緋奈子の逆転勝ちとなった。

  • 57二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 21:48:26

    >>56

    HEARTS OF CRYPTER「どうやら、勝負あったようですわね。」

    琴華「ああ…ま、しょうがないか…」

    緋奈子「よし、これで私の勝ち。」

    琴華「まあ、負けちゃしょうがないか、緋奈子、今回はアンタの勝ち。意地張ってごめんね。」

    緋奈子「ううん、私こそごめん。」

    歌織「勝負を通じて仲直りか、良かったじゃない。」

    HEARTS OF CRYPTER「さてと、御二方は旅行先で揉めていた、ということですが私の方から一つ提案させて頂きますわ。」

    そう言うと女王は日本のある場所をモニターに提示した。

    緋奈子「これって…」

    HEARTS OF CRYPTER「私達ならば御二方の好みに合わせた場所を調べる事など造作も無いことです。ここならば緋奈子さんの要望にも琴華さんの要望にも応えられますわ。」

  • 58二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 22:43:25

    >>57

    緋奈子「確かに。ここなら良さそうかも。」

    琴華「そうね。そこなら、色々回れそうだわ。」

    こうして、揉めに揉めた卒業旅行の計画も、無事に落着となった。


    緋奈子達が元の世界に戻った頃の事。CRYPTERのもとに、一人の女性が来た。桃色の髪をした、姫君のような少女だ。

    HEARTS OF CRYPTER「成る程。確かに可能ですが、何故このようなことを?」

    アイ「ええ。実は、過日の啓発映像を見せたところ、妹達も作ってみたいと言っていまして。」

    (過日の啓発映像の件はこちらを参照)

    【超閲覧注意・独自設定】勇者外伝 ~VS遊園地闇バイト~|あにまん掲示板チーム・アラメシア。ひょんなことから知り合った4人の決闘者、冴刃了(さいばりょう)、海東頼光(かいとうよりみつ)、古賀佳奈恵(こがかなえ)、神崎歌織(かんざきかおり)が結成したチームだ。彼らは行きつけ…bbs.animanch.com
  • 59二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 08:25:37

    >>58

    HEARTS OF CRYPTER「わかりました。されど、人足の件や、詳しい内容を詰めるために、気を見て私も聖域に赴きます。その事を、貴方の主に伝えてくださいな。」

    アイ「わかりました。妹達や、ご主人様にも、詳しく伝えておきます。」

  • 60二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 12:37:05

    >>59

    HEARTS OF CRYPTER「ところで、どの様な内容をお考えに?」

    アイ「はい、実は私達の世界でも貧しい者を高額な報酬で釣って闇オークションの手伝いや酷い場合には出品対象になったり、または様々な実験材料にされたり、盗掘の手伝いをさせられたりと悪質な行為が横行しているのです。」

    HEARTS OF CRYPTER「それは大変ね。」

  • 61二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 13:25:23

    >>60

    アイ「そこで、妹達が考えているのは、「盗掘の末路」というシナリオらしいです。」

    HEARTS OF CRYPTER「そういえば、貴方の妹様って。」

    アイ「はい。盗掘隊に利用されたのを、魅惑の女王様に保護されて、聖域の従者になりました。」

    HEARTS OF CRYPTER「わかりました。では、その方法で進めましょう。」

    アイ「わかりました。」


    その日の夜

    緋奈子は、不思議な夢を見ていた。

    緋奈子「あ、あれ?ここは、どこ?」

    そこは、美術館の様な場所で、緋奈子と琴華は出口を探していた。

  • 62二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 19:08:32

    >>61

    するとそこに現れたのはWHITEBINDERだ

    WHITE BINDER「あら、久しぶりね」

    緋奈子「あなたは…」

    琴華「一体何を」

    するとREDRANSOM、HEARTS OF CRYPTERもその姿を現した

    HEARTS OF CRYPTER「フフッ、お元気そうでなにより」

    緋奈子「いやあ…ちょっと旅行前なんだけど…」

    琴華「何か用かしら?」

    WHITEBINDER「実はね、2人のアバターを作りたいと思って…」

    REDRANSOM「表面上は真似できても内面は真似できないの。」

    緋奈子「まあ、理屈は分かったけどなんでまた…」

    HEARTS OF CRYPTER「実はですね、警告の意味も兼ねてとある映像に2人を出したいと思いまして…」

    REDRANSOM「もちろん、これから旅行に出かける2人には迷惑をお掛けしない様にアバターを。ということなのです。」

  • 63二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 19:56:08

    >>62

    緋奈子「そうなのね。貴方達がつれているその子が、アバターになるのね。」

    緋奈子が見つけたのは、二人の少女。二人とも白いワンピースを着ており、同じ背格好に髪型と顔つきだ。

    琴華「な、なんだか不気味ね。」

    RED RANSOM「これはプレーン体。私達M∀LICEの素体ですわ。ここから様々なコードを打ち込み、アバターを産み出します。」

    WHITE BINDER「さあ、二人とも。こちらに触れてくださいな。直接読み取った方が早いでしょう。」

    素体達「はじめまして。よろしくおねがいします。」

    緋奈子達は、素体に触れた。すると、目の前の少女が変化した。そこにいたのは、それぞれの女王の格好をした、赤い髪の緋奈子と、白い髪の琴華だ。

  • 64二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 20:10:06

    >>63

    琴華(アバター)「私は琴華、よろしくね。」

    緋奈子(アバター)「私は緋奈子、よろしくお願いします。」

    緋奈子「す、すごい…」

    琴華「口調も本物だ…」

    REDRANSOM「フフフ、凄いでしょう」

    WHITEBINDER「それからここでの事はすべて夢として処理されます。なので現実でご迷惑をお掛けしないのでご安心ください。」

    HEARTS OF CRYPTER「さて、そろそろそちらの世界では朝ですね。それでは、よい1日を…」

  • 65二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 20:37:10

    >>64

    そして、夜が明けた。

    緋奈子と琴華は、旅行に赴くことになった。


    そして、UNDERGROUND。

    そこには、「聖域」と呼ばれる場所からアイ達とその主である冥神が来ていた。

    冥神「成る程、事情はわかった。映像記憶とあらば、そちらが適任故な。」

    HEARTS OF CRYPTER「はい。ご協力ありがとうございます。それで、どのような筋書きでしょうか?」

    ミイ「はい。こちらに。」

    ミイと名乗る少女が、CRYPTERに台本を渡す。その内容は、盗掘隊が遺跡を荒らした結果、遺跡の供物になるという内容だった。

  • 66二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 21:18:18

    >>65

    冥神「確かに…こちらの世界ならこれが1番効果的だな」

    ハスキー「して、誰が盗掘者を?」

    ミイ「大丈夫です。適任者を呼びました」

    1時間後…

    グレイヴ「…確かに盗掘を生業にしてたけどね。」

    ミーネ「まさか、こんな事になるとは…」

    アイ「申し訳ありません。御二方にこの様な事を頼んでしまって。」

    グレイヴ「まあ、大丈夫。」

    ミーネ「それに盗掘者が減るのなら問題ないしね。」

    マイ「ところでグレイヴさんも盗掘者をやってた頃は…」

    グレイヴ「ああそうか…僕は全部一人でやってたよ、その方が気楽だし、お金も無かったからね。だけどおかげで罠がどこにあるか、危険には深入りせずに済んでたよ。」

    ミーネ「私も基本は1人ね、最もホントに危ない時はクリフを連れて行ったし、カナリアを雇うより高率的だったしね。」

  • 67二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 21:48:15

    >>66

    グレイブ「しかし、電子世界か。初めてみたけど、凄いものばかりだなぁ。」

    HEARTS OF CRYPTER「ええ。我らサイバースの民は新興勢力です故。」

    ミーネ「確かに、こっちじゃあまり見ないから、珍しく感じるわ。」

    こうして、啓発用の映像資料の作成が始まった。

    ミーネ「それで、遺跡の供物って、何になるのよ?」

    マイ「はい、こちらです。」

    そう言ってマイが持ってきたのは、アイとマイとミイの駒だった。しかし、これは過日に冥神とCRYPTERが対局したときに使ったものである。

    冥神「まあ、幾ら啓発用とは言え、流石に我が聖域の供物をそのまま出すわけにはいかぬからな。」

  • 68二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 22:04:40

    >>67

    するとそこに現れたのはエルドリッチだ

    エルドリッチ「今回は我がこの遺跡の主役を務めさせて貰うぞ。」

    ミーネ「おっ、役にピッタリね。」

    グレイヴ「確かに、これ以上無い的役だ。」

    エルドリッチ「うむ、褒められるのは気分が良いな。後はそうだな…遺跡の守役はアンデット達に任せよう。」

    マルファ「確かに…」

    ハスキー「視覚的にもピッタリですね。」

    HEARTS OF CRYPTER「それから2名ほど、こちらから役を追加致します。」

    すると現れたのは

    琴華(アバター)「へえ…ここが…」

    緋奈子(アバター)「例の異世界…」

    HEARTS OF CRYPTER「この2人は今回、参加する3人を止める役として出てもらいます。因みに本人にはきちんと許可を貰いましたのでご安心を。」

  • 69二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 22:27:34

    >>68

    マイ「あ、この間の人達だ。」

    ミイ「マイ、知っているの?」

    アイ「ああ。あの時の。本人ではないようですが、元になった方に、感謝していたと伝えて下さいな。」

    緋奈子(アバター)「はい。畏まりました。」

    琴華(アバター)「了解しました。」

    かくして、黄金卿の遺跡を舞台に、啓発動画の撮影が始まった。


    一方、歌織はというと、クラスメイトの柚葉と奏と共に、校庭で休んでいた。

    歌織「なんか、寝不足気味ね。二人とも大丈夫?」

    柚葉「ま、まあね。それが、昨日変な夢を見ちゃったんだ。」

    奏「うん。私と歌織と柚葉が、植物になっちゃう奴。」


    (歌織達の夢)

    歌織と柚葉と奏は、花畑で戦いをしていた。相手は、妖精の女王のような風貌をしており、歌織達は、自身のデッキのパートナーと共に、王に挑むも、敗れたようだ。

  • 70二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 22:51:32

    >>69

    柚葉「ああ…負けちゃった…」

    マルデル「フフフッ…少し王を侮り過ぎた様ですね…」

    歌織「クッ…先行さえ取れれば…」

    奏「と言うかこんなに強いなんて…」

    マルデル「まあ、自身のデッキを使う訳ですから、当然ですわ。」

    歌織「…と言うかサボウ・クローザー出されたら私達のデッキは何も出来ないわよ!」

    ロプトル「まあ、作ったの僕なんですけどね…」

    マルデル「さて、これはお互い罰ゲームを賭けた戦いでしたわね。それでは…そうだわ。皆にはこれから半日ほど植物の気持ちを味わって頂きましょう。」

    歌織「え、えええ!」

    奏「な、何!」

    柚葉「い、いやあああっ!」

    3人の身体に蔦が巻き付いてくる。3人は振りほどこうとするが、振りほどく事はできず、より蔦に巻き付かれていった。

  • 71二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 23:34:29

    >>70

    マルデル「さあ、植物の力。しかと体験してくださいね?」

    歌織達『あ♥️』

    歌織達の体に、マルデルの愛が蔦を介して注がれる。蔦が股から抜けると、歌織達は全身を茨に変えようとしていた。

    柚葉「あはは♥️みて♥️かおり♥️わたしたち♥️いばらになってる♥️」

    奏「とってもきもちいい♥️ドレミコードのみんなと共有したいわ♥️」

    歌織「めいあんね♥️じゃあ、みんなでいばらになりましょう♥️そして、マルデルさまを♥️たのしませるの♥️」

  • 72二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 08:16:02

    マルデル「皆様、良い姿ですわ。さあ、私の愛を受け取ってくださいまし。」
    歌織達「ハアィ♥️マルデル様♥️」
    こうして、茨となった歌織達はマルデルの寵愛を受けるのだった。

  • 73二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 09:14:17

    >>72

    奏「にしても、凄かったわね。まさか、ドレミコードのみんなと、茨のオブジェになるなんて。しかも、めちゃくちゃ気持ち良かったし。」

    柚葉「私も。幻奏と一緒に光合成なんて、はじめてだったもん。もしかして、歌織もこんな夢を毎日見てるの?」

    歌織「流石に毎日って訳じゃないわ。にしても、ジェネレイド。かなりの強敵だったわ。」

    夢の内容を降りかっていた3人。しかし、そんな彼女らを現実に引き戻すように、チャイムがなる。

  • 74二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 16:01:45

    >>73

    歌織「さあ、休憩はここまで。次の授業に行かなくちゃ。」

    歌織達は、足早に教室に向かっていった。

  • 75二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 17:37:00

    >>74

    教室に向かうと授業ではなくホームルームの時間となっていた。

    どうやら間近に控えた卒業式の為の準備の時間のようだ。


    一方、聖域では映像製作が行われていた。

    大規模な違法盗掘を防ぎたい女王も協力し、映像が製作されていた。

    グレイヴ「しかし懐かしいな、昔を思い出すよ。」

    エルドリッチ「そう言えばお主はどんなものを盗掘していたのだ?」

    グレイヴ「そうだなー。まずは貴金属には手を付けなかったね。確かに価値はあるけど碌な目に遭わないのは様々な物語が証明していたし。僕が手を付けたのは壺や祭祀の道具だね。」

    エルドリッチ「そうか、されどそれとて大事な財だ。今後は悪業に手を染めるでないぞ。」

  • 76二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 17:55:00

    >>75

    グレイブ「はい。しかと心得ております。」

    かくして、撮影が始まった。


    マイ「わあ、とってもきれいな宝石・・・。」

    ミイ「これが、黄金郷の秘宝・・・。」

    マイとミイが眺めていたのは、エルドリクシルという、黄金郷の財宝だ。とはいえ、実物というわけではなく、側だけ似せた模造品なのだが。

    ワッケーロ「危ナイゾ、少女ヨ。贋作トハイエ、黄金卿ノ呪イガ暴発スル危険ガアル。」

    マイ達「は、はい!」

    どうやら、台本によると、アイ達が演じる盗掘隊の面々は、このエルドリクシルに魅入られてしまうようだ。

  • 77二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 19:22:13

    >>76

    エルドリッチ「ところでお主たちはあまり財に興味がないようだが…」

    マイ「そうですね。私達は…」

    ミイ「母から常に厳しく言われていましたし、宝石やお金よりも好きな事がたくさんあったし。」

    アイ「それに人のものを盗むのはよくない事ですから。母から良く言われていました。」

    エルドリッチ「そうか、そなたらの世界は我の使い手とほぼ同じ考えなのだな。」

    琴華(アバター)「そうね、昔はそれこそ墓荒らしが多かったけど今は大切な遺産だから残したり、保存して後世に伝えて行くのが当たり前になったわね。」

    エルドリッチ「そうか。それは良き考えだな。」

  • 78二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 19:40:23

    >>77

    撮影も順調に進みつつあった。アイ達は、セリフを覚えていた。

    アイ「はい。捧げます。私は体を捧げます。私は魂を捧げます。私は全てを捧げます。」

    マイ「私は、供物。遺跡の供物。捧げられることが、私の務め・・・。」

    ミイ「わたしはしあわせ。ささげられてうれしい。みんなとおたから・・・。」

    朗読段階とはいえ、アイ達の迫真の演技は、周りのものを震え上がらせた。

    HEARTS OF CRYPTER「何故でしょうか?演技と分かっているものの、己の過去を掘り返されたような気分ですわ。」

    実は、M∀LICE達は過去に暴走を起こし、現実世界に干渉して、人々を従順な傀儡に変えてしまった事があったのだ。

    エルドリッチ「まあ、身に覚えがあるならば、再び繰り返さないようにすれば良いだけのこと。されど、かの者たち、やけに声が透き通っているな。」

    魅惑の女王「そうね。それが聞く人にとっては、恐怖を煽るものなのよ。」

  • 79二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 20:10:37

    >>78

    エルドリッチ「さて、われの番だな。」

    するとエルドリッチは威厳のある声で話し始める

    エルドリッチ「ここが我の住処と知っての侵入者か、愚かな者どもよ!そうだな…貴様らには死すら生ぬるい、駒となり、永遠に償い続けるが良い!」

    アイ「ああ…そんな…」

    マイ「私たちはただ…」

    ミイ「お金が欲しかっただけなのに…」

    そして最後のシーンでは

    成金ゴブリン「さあ、本日の目玉はこれ!」

    金持ち「おおっ!」

    3人は闇のオークションで売られ、離れ離れになると言うシーンで終わった。

    成金ゴブリン「しっかし…何かと来てみれば、まさかちょっと映像に出てくれとは…」

    魅惑の女王「所で、あなたは…」

    成金ゴブリン「とんでもない、あっしは洞窟はしませんよ、ただ…前に出処不明の商品を扱ってエラい目にあいましたから…今は正規品ばかり扱ってます…」

  • 80二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:17:00

    >>79

    成金ゴブリンは、過去にオークションである品を取り扱った事がある。しかし、それが聖域に所縁のある品であったために、とんでもない目に遭ったそうだ。

    冥神「まあ、商いをする際は、扱う品の出所を良く調べることだな。」

    成金ゴブリン「はい、それはもう!見に染みて分かりましたゆえ!」


    そして、ハートの女王が留守の間のM∀LICEのアジトでは、一人の女が、<P>のM∀LICE達と話していた。

    White Rabbit「あれから、経過は如何ですか?」

    紅「そうね。幾分かはましになったわ。まだ道のりは遠そうだけど。」

    Cheshire Cat「まあ、無理もないですよ。人間、初見のインパクトって尾を引きやすいですし。」

    Dormouse「黒羽さんは、あの時の、赤と白の女王様の姿が、未だに傷になっているみたいですね。」

    彼女は黒羽紅(くろはね こう)。複雑な理由で、M∀LICE事件に関わった当事者だ。その際のゴタゴタで負った心の傷のケアの為、たまにUndergroundに接続しているのだ。

  • 81二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:34:01

    >>80

    紅「まあ…ね…あなた達は?」

    WhiteRabbit「私たちは元気です。」

    DoMouse「毎日務めを果たしています。」

    Cheshire Cat「黒羽さんは?」

    紅「最近は充実してるわ。新しい友人もできたし、仲間も増えたしね…ただ…やっぱり…その…罪悪感が…」

    Cheshire Cat「まあ、そういうのは時間が解決しますよ。」

    DoMouse「それよりも今日は良いんですか?こんな所にいて…」

    紅「ああ、良いの、今日は仕事も休みだしね。」

    WhiteRabbit「あっ、紅さんにお客様ですよ。」

    失楽の堕天使「あら紅、あなたもここに来てたのね。じゃあ折角だから、どこか遊びに行きましょうよ!」

    Cheshire Cat「あの…失楽の堕天使さんはもうちょっと罪悪感を持つべきでは?」

    失楽の堕天使「まあ、たしかにね、でも私はきちんと反省してるし償いはしてるし問題無いでしょ?さて、どこに行こうかしら?」

    紅「うーん、このメンタルの強さは見習うべきかしら?」

    WhiteRabbit「まあ、ひとそれぞれですよ…」

  • 82二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:57:10

    >>70

    かくして、失楽の堕天使と共に、電脳世界を歩く紅。たどり着いたのは、例の美術館だった。

    紅「ここって、岩金が暴れてたところね。」

    失楽の堕天使「でも、今はすっかり元の美術館にもどったわね。」

    そんな話をしていると、紅はふと昔のことを思いだしていた。

    紅「そういえば、さ。例のオブジェ。あなたも苦手だったわよね。」

    失楽の堕天使「そ?!そうだったかしらあ?!」


    紅の記憶

    時系列は、頼光達と和解し、数週間たった日の夜のこと。紅と失楽の堕天使は、石畳の空間で目覚めた。

    紅「あれ?ここって・・・。」

    失楽の堕天使「まさか、私が実現させようとしていた、「聖域」?」

    そして、鏡に映る自分達の姿を見て、絶叫した。なぜならば、紅と失楽の堕天使は、二人で仲良く裸の駒になっていたのだ。

    紅・失楽の堕天使「い、いやあああああああ!!なによこれええええええ!!」

  • 83二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 23:29:47

    >>82

    紅「は、恥ずかしい…」

    失楽の堕天使「だ、誰か…」

    するとやってきたのは…

    冥神「ふむ、2人とも目覚めたようだな…」

    紅「あ、あなたは閉ザサレシ世界ノ冥神…」

    失楽の堕天使「は、早く戻しなさいよ。反省ならさんざんしたわよ」

    冥神「いや、まあ…2人が反省しているのは良くわかっているが、それとこれとは話は別、流石に多大な迷惑をかけたのだから罰は受けてもらわんとな。」

    天の月「2人にはお説教をその姿で聞いてもらうわ、そうね…時間にして1時間位ね。」

    すると奥から現れたのはエクソシスター達だ。

    マルファ「今回は我々が説教をさせて貰おう。」

    イレーヌ「厳しくいきますからそのつもりで」

  • 84二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 07:28:05

    >>83

    二人の説教が始まった。エリスとステラが紅に、失楽の堕天使には、イレーヌとソフィア、そしてマルファの担当となった。

    エリス「良いですか、紅さん。人を騙すのは、悪魔だけではありません。」

    ステラ「悪しきものは、人の心が弱った時を、虎視眈々と狙っているのです。」

  • 85二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 10:32:26

    >>84

    マルファ「天使の身分でありながら人を悪の道に落とすとは何事ですか!」

    ソフィア「天使の使命はそもそも人を導く事!」

    イレーヌ「それをあなたは、神に背き、挙げ句堕天使に堕ちるとは!情けないと思わないのですか!」

    失楽の堕天使「(説教なら耐えられるけど…)」

    紅「(クッ…この体勢はきつすぎるわ…しかも裸なんて…)」

    2人共「(お願いだから早く終わってええええッ)」

  • 86二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 10:55:50

    >>85

    紅と失楽の堕天使は、四肢がなく、腹を男根に貫かれたような形で鎮座している。これは「戒めの駒」という聖域の供物だ。

    マルファ「さて、これからお前達がしてきたことが、どれだけ愚かなことかを、存分に教えてやろう。」

    すると、奥からミラーナイトの格好をした、歌織が、同じく、ミラーナイトの紅と失楽の堕天使を従えてきた。

    紅「へ?か、歌織さん?これは、どういう事?」

    失楽の堕天使「ちょっと?!何で私がいるのよ?」

    歌織「紅さん。失楽の堕天使さん。電脳世界では、私とシスター達を、とっても可愛がってくれましたね?ですから、私もそれにあやかります。さあ、二人とも。己自信に抱かれなさい。」

  • 87二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 17:34:09

    >>86

    紅「ち、ちょっとやめなさい、近づかないで…」

    失楽の堕天使「ま、待ちなさい、ね、ねえ…まずは話し合いを…」

    歌織「人に流石にあれだけ恥ずかしい思いをさせておいてそれはダメです!」

    ミラーナイト達はどんどん2人に近づいていく、そして

    紅「イヤアアアアアアアッ」

    紅のミラーナイトが抱きついた所で目が覚めたのだった。

    紅「ハアッ…ハアッ…これで週に4回目…悪かったのは認めるから勘弁して欲しいわ…」

  • 88二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 17:51:20

    >>87

    紅「あの時以来、あの駒みたいな性的なものが、ちょっと苦手になっちゃったのよ。今は改善しているとはいえ、ね。」

    失楽の堕天使「そ、そうね・・・。まさか、あの駒って、そういう意味があったなんて・・・。」

    失楽の堕天使は当初、紅とM∀LICEを騙し、罪宝の力で「聖域」を電脳世界上に再現させて、神の打倒を企てていた。しかし、罪宝をディアベルゼに取られた挙句、M∀LICEが再定義された結果、その野望は潰えることとなった。


    そして訪れた美術館の中では、様々な決闘の瞬間を絵画や彫像にしたものになっていた。

    紅「へえ。なんていうか、メタバーズならではの試みね。」

    失楽の堕天使「カッコよく映ってる私の絵はあるかしら?」

    そうしてみていると、あるものに目が行った。それは、アルカナフォースXXI THE WORLDを焼き尽くす、サイバー・ダーク・エンドに乗った黒騎士のイラストだった。

  • 89二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 18:28:17

    >>88

    紅「これって…」

    失楽の堕天使「あなたの友達よね…多分…何やらかしたのかしら…」

    紅「さあね…しかし、やたらうまいだけに何か奇妙な構図ね…」

    するとそこに現れたのはM∀LICEの女王達だった。

    HEARTS OF CRYPTER「お久しぶりですね。お元気でしたか?」

    紅「まあね、最近は元気でやってるわ。」

    失楽の堕天使「私もよ。あなたはどうなの?」

    HEARTS OF CRYPTER「そうですわね、我々も日々、電脳世界の秩序と安寧を守る為に奔走しておりますわ」

  • 90二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 22:02:44

    >>89

    HEARTS OF CRYPTER「それで、実は貴方に相談がありまして。」

    M∀LICEの女王の相談というのは、紅のアバターについてだった。実は、アメイズメント事件以降、勇者達をモデルにしたアバターを作って、治安維持をしているそうだ。

    RED RANSOM「できれば、貴方のアバターも作って見たいんだけど。」

    WHITE BINDER「ただ、素体をどうするかで難航している、というのが現状です。」

    失楽の堕天使「ああ。確かに、紅のモデルだったら、レッドアイズ系が似合いそうだけど、電脳世界だと、私の印象がこびり付いちゃってるのか。」

    紅「とは言え、サイバーエンジェルって柄でもないし………。」

    ??「だったら、わたしをつかうの。」

    すると、紅のデッキから、モノクルをつけた銀髪の少女が現れた。

    失楽の堕天使「ねえ、この子って。」

    紅「アステーリャ?でも、大分私と歳が離れている様な?」

  • 91二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 22:30:07

    >>90

    アステーリャ「だいじょうぶ、わたしじゃなくてあなたはわたしの大きくなった姿をしっているの。」

    紅「まあ、確かに知っているわね。」

    WHITEBINDER「そうね。それならピッタリかも。」

    REDRANSOM「では、あなたのデータを元に…」

    すると2人は新たなるアバターを元にまずは紅を、そしてそれをベースにディアベルスターを合成する形で作り上げた。

    紅「なるほど、これはいわゆる絵違いのやつね。」

    失楽の堕天使「確かに、これならピッタリね。それにつけてもいつ、白き森なんて作ったの?」

    紅「まあ、仲間内での対戦用ね。でも時々配信で使うわよ。」

    失楽の堕天使「たまにで良いから堕天使も使ってね…」

    紅「勿論使うわよ。」

  • 92二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 22:51:15

    >>91

    こうして、新しいアバターが出来上がった。ディアベルスターに肖って、名前は「赫魔女スカーレット」になった。


    紅「そういえば、最近面白いものを作ったみたいな話を聞いたけど、何をしたの?」

    HEARTS OF CRYPTER「はい。実は、啓発ビデオなるものを、作る事となりまして。禁足地に赴いてしまったもの達の末路を通じて、未然に防ぐというものです。」

    紅「ああ、あの時のような感じか。」

  • 93二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:18:37

    >>92

    HEARTS OF CRYPTER「但し、向こう側の世界に合わせる形であちらで問題になっている盗掘防止を目的としたものになっております。」

    紅「確かに、多そうよねー盗掘。」

    失楽の堕天使「まあね、堕天使の祭壇も荒らされた事があったみたいだし…その後皆で報復したけど。」

    紅「堕天使の報復…恐ろしそうね…んで、それは出来たの?」

    HEARTS OF CRYPTER「ええ、よろしければご覧になりますか?」

    紅「まあ、見てみましょうか。」

  • 94二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 08:11:38

    >>93

    アイ「ここが、今日の仕事場だよ。」

    マイ「うわあ。すごく綺麗な場所だね。」

    ミイ「どんなお宝が眠っているんだろう?」

    映像では、アイ達が遺跡の中を歩いている。どうやら、盗掘達の一員として来ていたようだ。

    紅「まるで、少年兵みたいな話ね。」

    失楽の堕天使「マジか。子供使ってるところもあるの?」

  • 95二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:26:35

    >>94

    アイ「さて、今日もしっかり稼ぐわよ。でもホントに良いお仕事ね。」

    マイ「はい、ちょっと危ないですがこんなに報酬が良いなんて思いませんでした。さらに獲得した財宝を一部持っていって良いなんて。」

    ミイ「これでまた贅沢ができますね。でもなんであの2人は止めたんでしょうか…」

    アイ「多少の危険が無ければ一攫千金なんて夢のまた夢、さあ、行きましょう。」

    所変わって、ここは恐らくアイ達を雇ったと思われる盗掘集団のアジト

    グレイブ「さて、彼女たちは上手くやってくれているかな。」

    ミーネ「フフフッ、彼女達も愚かね。自らがカナリアになって僅かな報酬で危険に突っ込んでいくんですから。」

    グレイブ「まあね、ダメならいくらでも切り捨てて代わりがいる囮、その後で我々は安全に盗掘に勤しむ。実に完璧だ。」

  • 96二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 11:22:02

    >>95

    アイ達は遺跡の中を進んでいく。しかし、その様子を、じっくりと眺めるものがいた。どうやら、今回やってきた遺跡は、黄金卿の工房の一つだったようだ。

    コンキスタドール「主ヨ。我等ノ領域ヲ荒ラス賊徒ガ来タ。見タトコロ、小娘ガ3人程ダ。」

    エルドリッチ「そうか。大方、墓荒らしの斥候か。だが、報いは受けて貰わねばな。」

    ワッケーロ「如何致シマスカ?守護獣ヲ使イマショウカ?」

    エルドリッチ「否。過日訪れた「聖域」なる場所。その秘術を用いよう。」

  • 97二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 18:36:23

    アイ「さあ、着きましたね。まずは手はず通り…」
    ミイ「ハイ。」
    ミイがまずは石を投げる。どうやら石の反応から、罠は無いと判断したようだ。
    アイ「ですが、ついでに」
    アイがあるカードを発動させる。
    どうやらサイクロンで周囲の罠を破壊したようだ。
    マイ「流石お姉様です」
    アイ「では行きましょう。」

  • 98二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 19:34:28

    >>97

    アイ達が進んだ先にあったのは、小さな部屋だった。

    アイ「まずは、ここから探しましょう。」

    マイ達「はい、お姉様。」

    部屋に入ると、急に部屋が明るくなった。

    アイ「こ、これは?」

    そこに並んでいたのは、トリックスターを象った、黄金の駒だった。彼女達は主に仕える喜びを表す様に微笑んでいる。

    駒キャンディナ「ヨウコソ。黄金郷へ。」

    駒マンジュシカ「私達ハ、主ヲ讃エル遺跡ノ供物。」

    駒ベラマドンナ「此処ハ後宮。黄金卿ノ花嫁ノ住マウ場所。」

    駒ドラマチス「去リナサイ、異邦ノ賊徒ヨ。此処ニハ貴方ノ望ム物ハナイワ。」

    駒ホーリーエンジェル「ソレトモ、貴方モ供物ニ変エテアゲマショウカ?」

    アイ「不味い!早く逃げましょう!」

    アイ達は逃げ出そうとした。しかし、トリックスターの駒から発する赤い光に、ミイが魅入られてしまった。

  • 99二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 20:28:53

    >>98

    ミイ「まあ、素敵な提案です…わたしも…あなたたちの様に…」

    マイ「ミイ!戻って!」

    マイはトリックスターに近づくミイを連れ戻そうとするが、アイはそれを制した。

    アイ「もうこうなってしまってはミイは諦めなさい、マイ、行きましょう。」

    マイ「そんな…」

    アイはマイを連れ、その場を離れた。

    アイ「(ですがこれでミイの分も私たち2人で分けられる。ミイには悪いけど取り分が増えるのは悪いことではないわね…)」


    失楽の堕天使「あの娘、すっごい悪い顔してるわね…」

    紅「いや、ホントに…」

  • 100二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 20:48:32

    >>99

    アイとマイは、先を急ぐことにした。しかし、その先で、恐ろしいものを見た。

    アイ「こ、これは………………!」

    そこにいたのは、金色の鎧を着たアマゾネス達だった。しかし、彼女達の体は青白く、髪は金に染まっている。そして、金継ぎのように、金色の線が走っていた。

    アマゾネス女帝(黄金郷)「居タゾ、賊徒ダ。捕ラエテエルドリッチ様ノ供物二捧ゲヨウゾ!」

    アマゾネス達(黄金郷)「心得マシタ。我等ガ主ノ為二。」

    アイ達は焦っていた。

  • 101二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 20:53:57

    >>100

    アイ「どうして、どうしてこんな…」

    マイ「お姉様、もう出ましょう、さすがに…」

    アイ「何を言っているの!少しでも財宝を…」

    アイ達は、必死に逃げていた、するとそこには小部屋があった。

    マイ「あそこなら巻けるかもしれません。」

    アイ「そうね、あそこに逃げ込みましょう。」

    2人は小部屋へと逃げ込んだ

    アイ「ふう…これで暫くは安心ね…」

    マイ「あっ、あれは…」

    アイ「どうしたの?」

    マイの方向にあったのは、様々な色の宝玉だった。

    アイ「まさに怪我の功名ね。これさえあれば…」

    マイ「ええ、これで…」

  • 102二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 21:13:20

    >>101

    ワッケーロ「ソコマデダ!」

    二人が振り向くと、そこにいたのは、ワッケーロと、黄金郷の兵士を束ねるコンキスタドール達だ。逃げようとするが、二人はとうとう捕まってしまった。

    ワッケーロ「コレ以上ノ狼藉ハ許サヌ。大人シク縛二ツケ!」

    アイ「し、しまった!」

    マイ「きゃあ!」

    コンキスタドール「エルドリッチ様。賊徒ヲ捕縛致シマシタ。」

    エルドリッチ『ご苦労。すぐに向かう。』

    そして、アイとマイの目の前に、この遺跡の主、黄金卿エルドリッチが降臨した。

  • 103二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 23:14:50

    >>102

    エルドリッチ「ふむ…そなたらが我が住処に忍び込んだ賊か。」

    アイ「い、いえ…私達はただ…ひ、人に脅され仕方なく侵入しただけであり…」

    マイ「そ、そうです…私たちは悪くありません、悪いのはその…」

    ワッケーロ「嘘ヲツクナ!貴様ラハ我ラノ財ヲ狙ッテイタデハナイカ!」

    アイ「ひっ…」

    エルドリッチ「ふむ…盗掘か…それは何かしらの事情があっての事か?」

    アイ「はい、私共は3人で生きていくために仕方なくこの様な事をしておりまして…」

    ワッケーロ「嘘ヲツクナ!貴様ラガ自ラススンデコノ様ナ仕事ヲシテイル事ハ明白ゾ!」

    ワッケーロが刃を向ける。それに2人は怯え、ひたすらに謝罪をしていた。

    エルドリッチ「ふむ、どうやら罪悪感はある様だな、良かろう。許してやろう。」

    アイ「本当ですか?」

    エルドリッチ「ああ、本当だとも、それと後、財を1つくれてやろう。」

    そう言うとエルドリッチは自らの財宝の中から1つの赤い宝石を取り出した。

    アイ「こ、これを頂けるのですか…」

    マイ「きれい…」

    エルドリッチ「そうか、近づいて良く見るとよい。」

    2人はエルドリッチの術中にはまっているとも知らず、宝石を見つめていた。

  • 104二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 23:27:20

    >>103

    マイ「わあ、きれい。これなら、きっと。」

    アイ「ミイみたいに、きれいに………。」

    マイとアイは、宝石の輝きに魅入られていく。そして出来上がったのは、ある部屋で見たトリックスターの様に駒の様な姿になった。

    コンキスタドール「コレハ?」

    エルドリッチ「ああ。最高の宝であろう?わが身こそ至上の宝なのだからな。さあ、姉妹仲良く、感動の再会と行こうか。」

  • 105二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 08:21:22

    >>104

    アイ「ううん、あれは、いったい?」

    アイはどうやら意識を取り戻した。そして、隣には、マイとミイも居た。

    マイ「お姉様。ここはどこなのでしょうか?あの宝石を見てから、記憶が無いのです。」

    ミイ「あ、あれ?どうしてお姉様が?」

    そして、アイ達は気づいてしました。自分達が駒になってしまった事に。

    アイ「きゃあ!な、何よこれえ!?」

    マイ「か、体が、駒に!?」

    ミイ「ど、どうなっているの?」

    ??「ヨウコソ。黄金郷へ。歓迎シマスワ。」

    すると、辺り一面が明るくなった。

    アイ達「ひぃいいいいいい!!」

    そこに居たのは、無数の金色の駒達だった。エクソシスター、トリックスター、ドラゴンメイド、アマゾネス、そしてティアラメンツと言った、名だたる美女達が、駒の姿でアイ達を歓迎していた。

  • 106二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 12:46:40

    >>105

    アマゾネス女王「ヨウコソ…ワレラガ主ノヤカタへ」

    チェイム「皆様モ主様ニオ仕エシマショウ…」

    アイ「そ、そんなのごめんです。た、助けて…」

    エルドリッチ「ふむ、どうやら気づいたか、感謝せよ。姉妹仲良く再会させてやったのだからな。」

    アイ「こ、こんなの違います元に戻してください!」

    マイ「わたしも…元に戻して…」

    エルドリッチ「やかましい事だ…ほれ」

    エルドリッチが3人に宝玉をみせると3人は静かになり

    エルドリッチを讃え始めた

  • 107二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 13:15:12

    >>106

    アイ「あア♥エルドリッチ様♥♥♥」

    マイ「素敵な、オ方♥♥♥」

    ミイ「うレシい♥しあわセ♥♥♥」

    アイ達が魅入られた宝石。それは、エルドリクシルという、錬金術の秘術の末に生まれたものである。この輝きに魅せられた者は、その身を金色に変えるという。

    エルドリッチ「どうだ?汝等の欲していた「財」そのものになれて幸せであろう?されど、我が領域を荒らした罪は重い。その咎は、我が身を財とする事で償いとする。良いな?」

  • 108二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 14:41:09

    >>107

    エルドリッチは眼光を鋭く光らせると、駒となったアイ達に言い放った

    エルドリッチ「ここが我の住処と知っての侵入者か、愚かな者どもよ!そうだな…貴様らには死すら生ぬるい、駒となり、永遠に償い続けるが良い!」

    アイ達は知ってか知らずか相変わらずエルドリッチを讃えていた。

    そして時が流れ、ここはオークション会場。

    駒となった3人はここに出品されていた

  • 109二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 15:06:53

    >>108

    アイ(イヨイヨ♥️コノ日ガ来タワ♥️私達ガ♥️ソレゾレノ場所二売ラレル日♥️)

    マイ(私達ハ♥️エルドリッチ様ノ作品♥️コノ日ノ為二生キテキタ♥️)

    ミイ(アア♥️早ク私達ヲ買ッテクダサイマセ♥️私達芸術品ハ♥️皆二見ラレルコトガ♥️最高ノ幸セデス♥️)

    成金ゴブリン「さあ、今回の目玉はこちら!世にも珍しい、美女を象った金色の胸像でございます。さあ、誰が買い付けるでしょうか?」

    3姉妹は、恐ろしく高額で落札されていく。そして、彼女達の最後の言葉が聞こえた。

  • 110二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 17:11:39

    >>109

    それは、喜びの言葉などではなく、後悔の言葉であった

    宝玉による催眠が解け、3人はそれぞれに後悔の言葉を口にしていた…

    アイ「ああ…この様な仕事を引き受けなければ…」

    マイ「助けて…誰か助けて…」

    ミイ「そんな…離れ離れになるなんて…」

    3人は哀れにもそれぞれ別の人間に買われていった。

    3人「助けて…誰か助けて…」

    3人の声なき声で物語は幕を閉じた。

  • 111二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 18:33:22

    >>110

    紅「凄まじい話だったわね。そっか、盗掘隊のカナリアって、あっちの世界の闇バイトっていう訳ね。」

    紅は恐ろしいものを感じていた。しかし、もっと衝撃を受けた者がいた。

    失楽の堕天使「そ、そんな・・・。アイちゃん達が、離れ離れに・・・。」

    紅「いや、のめりこみすぎでしょ・・・。」

    RED RANSOM「厳しい言い方をしますが、目先の金に目が眩んだ者の末路は、得てしてこうなりがちなのです。」

    WHITE BINDER「失楽の堕天使様も、盗掘家達に苛烈な罰を下したそうですね?」

    失楽の堕天使「うん。堕ちても神の使いですもの。魂引っこ抜いて、半年ほど掃除傀儡としてこき使ってるわ。」

    紅「・・・、アンタも大概ね。まあ、私も人のこと言えないけど。」

  • 112二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 20:19:11

    >>111

    するとそこに現れたのはエルドリッチだ

    エルドリッチ「おお、そなたは確か、我がマスターの。彼女は息災か?」

    紅「ええ、元気に仕事してるわ。まあ、年度末は忙しいからねー」

    エルドリッチ「ふむ、まじめに働いているようで安心だ。そこにいるのは電脳世界の女王達だな。」

    WHITEBINDER「はい、私共はこの世界を管理する者です。」

    HEARTS OF CRIPTER「そちらもお変わり無く。皆様お元気ですか?」

    エルドリッチ「ああ、あれからあの映像を冒険者等を中心に見せているらしい。少しでも効果があれば良いがな。」

    紅「ま、気長にやるしかないわよ。すぐに効果が出るものでもないしね。」

    失楽の堕天使「なんなら不届き者には神罰を与えてもいいわよ。あの天界のジジイにも働きかけるわ。」

    紅「うーん…それはやめときなさい。」

  • 113二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 22:17:05

    >>112

    かくして、M∀LICEによる異世界啓発ビデオの撮影は、無事に終わった。


    そして、その日の夜。

    旅行先の宿で、緋奈子と琴華は、変わった夢を見ていた。


    緋奈子と琴華の夢

    緋奈子(クリム)「あれ?ここは、M∀LICEの城?」

    琴華(ハープ)「それに、この格好は、この間の?」

    どうやら、二人は電脳世界のアバターに意識が移っているようだ。緋奈子は赤の姫・クリム、琴華は白の姫・ハープとして参加している。

    歌織(システィローク)「久しぶりね、貴方達。最も、『この姿』でははじめまして、かしら?」

    緋奈子(クリム)「え?歌織さん?それに横の二人は?」

    琴華(ハープ)「しかも、変わった格好。それはいったい?」

    二人の前に現れたのは、エクソシスターの格好をした歌織(システィローク)と、幻奏の楽聖ユズハ(柚葉)、ドレミコード・カナデア(奏)だった。

  • 114二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 08:06:46

    緋奈子「と言うか歌織さんの姿…」
    琴華「なんと言うか…」
    歌織「オキタラワスレテネ…」
    2人「「ハイ、ワカリマシタ!」」
    奏「しかし、こんな夢の中で何の様かしらね」
    するとそこに3人の女王が現れた
    WHITEBINDER「お久しぶりですね。皆様」
    REDRANSOM「本日は私共にお付き合い頂き感謝致します」

  • 115二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 11:08:29

    >>114

    M∀LICEの女王達が、緋奈子達を呼んだ理由。それは2つある。一つは、女王の夜伽相手を務めるため。そして、もう一つは、アバターのメンテナンスだ。

    HEARTS OF CRYPTER「アバター達は、様々な事を学習させて、個性を出させます。されど、どうしても想定外の学習をしてしまう個体も出てきてしまうのです。」

  • 116二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 12:05:44

    >>115

    HEARTS OF CRYPTER「そこでまずはお二人には、自身を参考にしたアバターとおしゃべりをしたり、散歩などをして頂きたいのです。」

    WHITEBINDER「そして何か不審な点があれば教えてくださいね。」

    緋奈子「分かったわ。」

    琴華「何か楽しそう。」

    奏「あの二人は良いとして…」

    柚葉「私たちは夜伽…」

    HEARTS OF CRYPTER「ご安心なさいな、何もあなた達が夜伽の相手を務めるのではありません。」

    すると女王は3人のデッキからそれぞれイレーヌ、アリア、ファンシアを実体化させた。

    REDRANSOM「夜伽の相手はあなた達のデッキから選んだ3人に務めてもらいます。あなた達は夜伽の時間になるまで私たちのお相手を務めてもらいます。そう、デュエルの。」

  • 117二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 14:44:44

    >>116

    ひとまず、緋奈子と琴華は散歩がてら、話すことにした。

    緋奈子「よろしくね。」

    クリム「はい。畏まりました。」

    ハープ「では、貴方達の本日の行程を聞かせてください。」

    琴華「分かったわ。」

    緋奈子と琴華は、今日の旅程の話を、アバターに聞かせることにした。

  • 118二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 16:30:41

    >>117

    クリム「まあ、なんて楽しそう…」

    ハープナー「私たちも行ってみたいなあ…」

    琴華「うーん、女王様に頼んでみたらいいんじゃない?」

    緋奈子「そうそう、きっと許してくれるよ。」

    クリム「うーん、でも私たちは生まれたばかりだから…」

    琴華「そっか…」

    緋奈子「でもいつか、一緒に行けると良いね。」

  • 119二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 17:44:35

    >>118

    一方、歌織達はそれぞれのパートナーとの対局に勤しんでいた。曰く、対戦用AIのレベルアップが目的であるという。

    アリア「それでは、参ります。」

    ファンシア「奏。ギグに付き合ってください。」

    イレーヌ「よろしくおねがいします、歌織さん。」

  • 120二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 19:42:52

    >>119

    奏「よろしくね」

    ファンシア「負けないわよ」

    柚葉「じゃあ、わたしも…負けないよ」

    アリア「私もです」

    イレーヌ「さあ、いきますよ」

    歌織「よし、じゃあ行きますか!」

  • 121二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 22:12:57

    >>120

    かくして、歌織達は自身のデッキのパートナーと戦う事になった。歌織はエクソシスター、柚葉は覇王幻奏、奏は覇王ドレミコードで戦う事に。そして相手は、意外なデッキを使ってきた。

    アリア「では、柚葉。今回の相手は、トリックスターです。どちらの歌が強いか、試して見ましょう。」

    柚葉「トリックスターかあ。あの時の夢の再現って訳だね。」

    ファンシア「こちらは、M∀LICEで挑みます。どうも奏は、M∀LICEの勝率が芳しくない様子。」

    奏「ま、まあね。あれから変わっているんだから。私も成長しているってこと、見せなきゃね!」

    そして、歌織の相手は、とんでもないデッキだった。

    イレーヌ「歌織さん。実は、教会の仕事には、解呪も含まれています。今回は、呪われた宝石を祓って貰います。」

    歌織「ねえ、それってもしかして………………。」

    イレーヌ「はい。貴方の相手は、『アザミナ白き森デモンスミス』です。」

  • 122二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 22:44:45

    >>121

    歌織「ち、ちょい待って!パワー違いすぎない!」

    イレーヌ「ええ…私もそう思いますが…」

    歌織「まあ、やれるだけやってみましょうか。」

    奏「よし、必殺のカードを入れたからね。」

    ファンシア「おっ、余裕ね。でもこのデッキは強いわよー」

    柚葉「よーし、いっくぞ〜。」

    アリア「あら、ずいぶんと楽しそうですね。」

    柚葉「フッフッフ…実は最近はよく勝てる様になったんだ。」

    アリア「なるほど、ではその実力を見せてもらいましょう。」

    HEARTS OF CRIPTER「因みにこのデッキですが、歌織、あなたの仲間に頼み、組んで貰いました。なんでも「情け無用のデッキ」との事です。」

    歌織「絶対黒羽さんじゃん!あの人ガチで作ると容赦ないからなー」

  • 123二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:36:06

    >>122

    こうして、AI学習用の決闘が始まった。


    イレーヌvs歌織

    イレーヌ「では、参ります。まずは幻惑の見習い魔術師を、手札の「白き森のいいつたえ」をコストに特殊召喚です。」

    イレーヌにとっても初めてのデッキ。上手く回せるかどうかがとても心配だ。

    歌織「流石に、幻惑の見習い魔術師のサーチ効果には、無限抱影を当てさせてもらうわ。」

    イレーヌ「やはり、そう出ますね。ですが、これからです。」

  • 124二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 08:30:40

    >>123

    歌織(しまった。別の所に打った方が良かったかしら?)

    イレーヌ(とは言え、私もこのデッキは伝聞で聞いた程度。ならば!)

    イレーヌは、白き森の展開を始めた。

  • 125二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 14:03:58

    >>124

    歌織「さて、妨害も上手く使わないと…」

    イレーヌ「では私はアステーリャを召喚します。さらにいいつたえを墓地に送ってシルヴィを特殊召喚。」

    歌織「歌織「うへえ…出てきた。」

    イレーヌ「さらにいいつたえはフィールドにセットされます。」

    歌織「オカシイ!オカシイワヨ!」

  • 126二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 15:01:43

    >>125

    そしてイレーヌの盤面には、禍々しい魔物達が並んでいく。

    歌織「」

    イレーヌ「では、ターンエンドです。」

    歌織「え、ええ。私のターンね。」

    (とはいえ、相手はEXデッキのほとんどを割いた。何とか盤面を退かせられれば。)

  • 127二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 16:12:20

    >>126

    歌織「たのむわよー。ドローッ!…キターッ。私は冥王結界波を発動。」

    イレーヌ「な、なんと。」

    歌織「これでイケるわ。さらに手札からステラを召喚。これでマルファを特殊召喚して、さらに手札からエリスを自身の効果で特殊召喚。これで一気に巻き返す。」

  • 128二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 20:19:50

    >>127

    歌織は、なれた手付きでエクソシスターの展開を進める。結界波の影響で無効効果が使えず、さらに、エクソシスターXモンスターの効果で、墓地の効果も封じられた。

    歌織「これで、トドメ!」

  • 129二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 21:26:31

    >>128

    イレーヌ「見事です。まさか巻き返すとは…」

    歌織「まあね、最初は焦ったけど。結界波から上手く巻き返せたわ。」

    イレーヌ「所で他2人は…」

    奏ではファンシアと対峙していた。ファンシアはM∀LICEを使っていたが奏は余裕そうだ。

    ファンシア「ずいぶんと余裕そうだけど何か策が?」

    奏「まあね、じゃあ行きますか。アーティファクト・ロンギヌス。」

    ファンシア「えっ…しまった!」

  • 130二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 21:55:32

    >>129

    奏「あの後、歌織から聞いたの。M∀LICEって、除外ゾーンを積極的に使うから、これが刺さるのよ。」

    ファンシア「そ、そう言えば。」

    RED RANSOM「た、確かに、私達は除外ゾーンを積極的に活用します。」

    WHITE BINDER「バックドアを塞がれてしまうと、少々厳しいですし。」

    奏「ただ、問題はここからなのよ。何でも、M∀LICEに新しい子が来たんですって?」

  • 131二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:33:00

    >>130

    RED RANSOM「ああ、March Hareのことね。ですが、ロンギヌスの効果で塞がれています。」

    WHITE BINDER「それに、言うほど私達は万能ではないのです。現に、私達はサイバース。故に、墓地効果を封じられても、苦戦してしまいます。」

    ファンシア「ええ。ちょうど、歌織さんのデッキ。あれが一番の天敵にもなります。」

  • 132二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 08:11:02

    >>131

    奏「よし、上手くいったわじゃあ、いくわよ」

    奏がドレミコードの展開を始める、そして

    奏「現れなさい、ズァーク!」

    ファンシア「うーん…ロンギヌスの後のこれじゃあ…」

  • 133二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 10:31:11

    >>132

    奏の勝負は、見事にロンギヌスが刺さり、勝利に終わった。


    一方、柚葉は苦戦を強いられていた。というのも、コイントスの結果、アリアが先行をとったのだ。

    柚葉「トリックスター。青い涙が入るようになって、かなり強くなった気がする。」

  • 134二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 12:53:11

    >>133

    アリア「さあ、トリックスターの皆様、素敵なショーを始めましょう。」

    柚葉「うわあー、どうしよう…うららちゃんもいないし…」

    アリア「弱気になってはダメですよ。さあ、皆を信じて。」

    柚葉「そ、そうだよね。じゃあ、反撃だ。」

  • 135二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 13:07:24

    >>134

    アリアの盤面には、ディーヴァリディス、マンジュシカ、ホーリーエンジェル、ライトステージ、伏せカードが2枚。

    柚葉「やるしかない!まずは、ドロー!」

    マンジュシカとライトステージのダメージが来るが、柚葉が一番恐れていた事態は起きなかった。

    柚葉(よ、良かった。リンカーネーション連打されたら流石に厳しかったわ。まずはステージを飛ばさなきゃ!)

  • 136二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 17:41:14

    >>135

    柚葉「じゃあ手札からライトニング・ストームを発動します」

    アリア「ええっ、わたしの盤面が…」

    柚葉「これでわたしも展開できます。いきますよ。」

    柚葉は幻奏を次々と展開する。そして…

    柚葉「さあ、いきますよ、スペクタキュラー・バッハ!」

    アリア「た、対峙するとなるとこんなに恐ろしいとは…」

  • 137二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 19:00:55

    >>136

    柚葉「トリックスターは、一度崩された時の打開が厳しいって聞いたわ。」

    柚葉は幻奏のモンスター達を展開していく。

    柚葉「そして、フラワリング・エトワールに、団結の力を装備!」

    柚葉のモンスター達は、恐ろしいことになっていた。アリアの力で耐性がつき、ソナタとエレジーで火力が増大。さらに、団結の力によって、サイバーエンド並みの火力が出せるフラワリング・エトワールが立っていた。

  • 138二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 19:12:38

    >>137

    アリア「あわわわわ…幻奏ねね皆が私に牙を…」

    柚葉「よーし…トドメ!」

    デュエルは柚葉の勝利で終わった。

    歌織「なんとか勝てた〜」

    柚葉「ふう…大変だった〜」

    奏「ウシッ!これでM∀LICEも怖くない。」

    すると3人の女王がこちらにやって来た。

    HEARTS OF CRIPTER「見事でした。」

    WHITEBINDER「まさか3人とも勝つとは…」

    REDRANSOM「やはり経験が違いますわね。」

    歌織「まあね、伊達に大会にでてないわよ。」

    柚葉「わ、私も出ようかな…」

    奏「出なさいよ、私が教えてあげる。」

    WHITEBINDER「さて、貴方がたが楽しんだ後は」

    REDRANSOM「私達が楽しむ番。」

    HEARTS OF CRIPTER「申し訳ありませんが3人の使い魔をお借りしますわ♥️」

    歌織「まあ、良いけど…」

    奏「何か…」

    柚葉「複雑…」

    イレーヌ「大丈夫です」

    ファンシア「身体は奪われても…」

    アリア「心までは屈しないわ!」

    歌織「いや!それダメなパターンだから!」

    こうして女王達はアリア、イレーヌ、ファンシアと共に寝室へと向かっていった。

  • 139二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 20:51:13

    >>138

    その時、奏があることに気がついた。

    奏「あ、そう言えば。私達の今の格好ってさ。ある意味女王様のプレゼントじゃない?」

    柚葉「言われて見れば。私はスペクタキュラー・バッハの格好だし、奏はミューゼシアで歌織はジブリーヌの姿だし。」

    歌織「まあ、私の格好は、何故か日替わり仕様になってるけど。」

    奏「これってさ。もし女王様が私達を「召喚」したらヤバくない?」

    あなや迂闊。そう思ったが時既に遅し。歌織達の頭に女王の声が響く。

    HEARTS OF CRIPTER「さあ、支度が整いました。どうぞ。こちらにいらして下さいな。」

    それを聞いた歌織達は、M∀LICEの意思を受け入れてしまった。

    歌織「オーダー承認。さあ、奏。柚葉。女王陛下がお待ちです。参りましょう。」

    奏・柚葉「はい、畏まりました。私達は歌織と共に、女王陛下の夜伽に向かいます。」

  • 140二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 22:00:39

    >>139

    女王に言われるがまま、寝室に向かう3人

    そこでは…

    アリア「あっ…♥️」

    WHITEBINDER「フフフ…もう秘所が濡れていますね…」

    イレーヌ「ハアッ…ハアッ…♥️わたし…はっ♥️」

    HEARTS OF CRIPTER「フフフッ…♥️口では屈していないと言いながら凄い愛液ですこと…そらっ♥️」

    イレーヌ「いやっ…あそこに指を入れちゃ…いっひいいいん♥️」

    REDRANSOM「さあっ、あなたも♥️」

    ファンシア「わ、わたしは…屈しないわ…」

    REDRANSOM「強情な娘ですね…そらっ」

    ファンシア「にゃめえええッ♥️あそこにゆびをいれにゃいでえええッ♥️」

    3人は女王達の執拗な責めに、屈指そうになっていた。そして…

    HEARTS OF CRIPTER「そら、あなたたちのマスターに見せてあげなさい、快楽に溺れる様を。」

    女王に責められる3人のもとに歌織達が入って来た。

  • 141二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 22:36:44

    >>140

    歌織「女王陛下。これはいったい?」

    RED RANSOM「ええ。ようこそ、我等の夜伽へ。」

    ファンシア(う、うそ…………?!な、なんで奏が?!)

    アリア(ああ、柚葉♥️こんなところは、見せたくなかった…………。)

    助けを求めるように眺めるアリアとファンシア。しかし、イレーヌの方は違っていた。

    イレーヌ「ああ、歌織♥️よろしければ、あなたもご覧くださいぃ♥️」

    WHITE BINDER「素敵でしょう?さあ、貴方達も、手伝いなさい?」

  • 142二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 08:18:49

    >>141

    HEARTS OF CRIPTER「ちなみに、皆様の感覚を同期いたしましたこれにより、使い魔の快楽が、貴方達にも伝播します。」

    説明するようにHEARTS OF CRIPTERが、イレーヌの体をまさぐる。すると、歌織がイレーヌと全く同じ反応をした。

    イレーヌ・歌織「あぁあん♥️くすぐったいですぅ♥️」

    柚葉「いいなあ。」

    奏「羨ましい…。」

    HEARTS OF CRIPTER「では、お二方も堪能下さいな。」

  • 143二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 08:36:05

    >>142

    ファンシア「ああ…じょおうさま…おやめください…かなでは…ゆるして…」

    HEARTS OF CRIPTER「今この場だけは、私は冷酷無比な女王です、さあ、パートナーと共に快楽を貪りなさい!」

    ファンシア「あああああっ♥️かなでえええっ、♥️」

    奏「あっ…♥️気持ちよくなってきたかも…♥️」

    アリア「さあ、柚葉…私たちも…♥️」

    柚葉「あっ…♥️待って…♥️…あんッ♥️」

    WHITEBINDER「さあ、全てをさらけ出して…」

    REDRANSOM「快楽をたっぷり味わうのです。」

  • 144二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 11:27:41

    >>143

    女王達による、淫らな夜会が始まった。楽器を片手に、艶かしい音楽を奏でる。

    イレーヌ「ああ♥️かおり♥️すきい♥️だいしゅきい♥️」

    歌織「あぁあ♥️じょおうへいか♥️ありがとうございましゅ♥️」

    奏「あは♥️ファンシア♥️もっと♥️もっといいこえでうたって♥️」

    ファンシア「は、はいい♥️かなでと♥️いっしょに♥️うたいまひゅう♥️」

    アリア「ゆずは♥️かわいい♥️こんなこえで♥️うたえるんですね♥️」

    柚葉「まって♥️アリア♥️そんなにいじったら♥️♥️はぁあん♥️」

    歌織達は、女王のテクニックに蕩けさせられていた。するとそこに予期せぬ来客が来た。

    紅「まあ、合唱の練習かしら?だったら、私も混ぜてくれないかしら?」

    HEARTS OF CRIPTER「ええ、構いませんよ。人数は多ければ多いほど、楽しいで、すし………………。」

    余裕を見せていたHEARTS OF CRIPTERだったが、次の瞬間、一気に青ざめた。そこにいたのは、ドラグーン・オブ・レッドアイズの格好をした紅が立っていたのだ。しかも手には、アーティファクト・ロンギヌスまであるという徹底ぶりである。

  • 145二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 12:20:09

    >>144

    女王達を正座させながら紅はとうとうと説教を始める

    紅「まあ、毎日仕事をしてるから、たまには羽目を外したい気持ちは分かるわよ。でもね、全く関係ない人間を巻き込むのはどうなのよ!」

    HEARTS OF CRIPTER「タ、タマニハイイカナート…」

    紅「良い訳がないでしょ!全く…あなた達は良いかもしれないけど巻き込まれた側はたまったもんじゃないわよ!」

    歌織「あ、あの…私たちは被害者だから…そろそろ…」

    紅「あなたたちも、ダメならダメとはっきりと断らないからそうなるの!」

    奏「紅さんって…」

    柚葉「こんなに厳しい人なんだ…」

    失楽の堕天使「アーハッハッハッハ、おっかしーwww電脳世界の女王達が、説教されてるwwwもうダメwwwお腹痛いwww」

  • 146二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 13:09:41

    >>145

    すると、緋奈子と琴華が、自身のアバターと共に帰ってきた。

    緋奈子「あ、あの、すみません。」

    琴華「これは、いったいどういう状況でしょうか?」

    紅「あら、始めて見る顔ね。ちょっと羽目を外しすぎたお馬鹿さん達に説教してたのよ。」

    すると、緋奈子は目の前の人物に気がついた。

    緋奈子「あ、あの!もしかして、紅さん、ですか?いつも動画見てます!」

    紅「まあ、私の事を知ってたのね。いろいろあったけど復帰したわ。それと、貴方は少し笑いすぎ。」

    失楽の堕天使「だって、状況が状況ですものwww」

    琴華(紅さんと良く話してる。この人って誰なんだろう?)

  • 147二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 15:16:03

    >>146

    WHITEBINDER「あ、あの…そろそろ…」

    紅「許すわけないでしょ!あなたたちの部下から頼まれてるんですから!」

    REDRANSOM「わ、私達の部下に…」

    紅「そう、羽目を外し過ぎたらキツイのお願いしますってね。」

    HEARTS OF CRIPTER「くっ…部下からの依頼とは…と言うかそこの堕天使!笑いすぎではないですか…」

    失楽の堕天使「いやいや、こんなの滅多に見れないしwwwあー笑ったww笑ったwwいやあ…楽しかったわwww」

    歌織「くっ…堕天使に笑われるなんて…」

    琴華「よくみたらこの天使さん…」

    緋奈子「美人かも…」

    失楽の堕天使「あら、褒めてくれてありがとう、でもあなたたちも気をつけなさいよ。さもないと、私が堕天の道に誘っちゃうかも。」

    紅「こら、あなたもそんな事言わない。」

  • 148二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 16:18:40

    >>147

    緋奈子「あ、そうだ。私達、変わったものを見たんですよ。それがこれです。」

    緋奈子が見せたのは、アバター達と散歩に行ったときの写真だ。そのなかに、無数の少女が蝶の羽をはやし、空を飛んでいた。

    RED RANSOM「ぎゃあ!虫人間!!」

    WHITE BINDER「どこでそんなものを?!」

    琴華「森林公園の方です。これ以上は危なそうと言うことで、引き返した次第です。」

    すると、歌織は、あることに気がついた。

    歌織「これって、夢中じゃない?飛んでいる子達、みんな寝間着だもん。」

  • 149二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 16:55:28

    >>148

    歌織「夢中…」

    奏「聞いたことはあるけど…」

    柚葉「よく知らないなあ…」

    琴華「私はさっぱり…」

    緋奈子「あっ、私見たことあるかも。」

    WHITEBINDER「み、見たことがあるのですか…」

    緋奈子「うん、確かカードショップで。高かったから買わなかったけど…」

    紅「あら、あなたはラッシュデュエルをするの?」

    緋奈子「ううん、ただ可愛いなーって。可愛いカード集めるのが好きだから。」

    紅「そうなのね、夢中はラッシュのテーマだから皆があまり知らなくても当然ね。」

    REDRANSOM「し、しかし森林公園になんでまた…」

    紅「少し気になるわね、調べてみましょう。」

  • 150二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 19:51:25

    >>149

    森林公園に向かう最中、緋奈子はあることが気になっていた。

    歌織「そう言えば、歌織さんは、あの蟲惑魔の決闘者さんと、和解できたんですか?」

    RED RANSOM「ああ、あの時の事ね。大変だったらしいじゃない。」

    歌織「ええ。無事に仲直りできたわ。ただ、あの後、蟲惑魔達はお仕置きを食らっていたわね。」

    琴華「どんな?」

    歌織「鳥さんと鬼ごっこ、と言っていたわ。」

    WHITE BINDER「鳥。ハーピィやLL達の事かしら?」

    歌織「それが、レイニアスとか、ストリクスとか、物騒な名前ばっかりだったのよね。しまいには、ライジングリベリオンまで出てきたとか。」

  • 151二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 20:15:11

    >>150

    するとそこに現れたのは。

    シトリス「ええ…あの時は…大変でした…」

    琴華「で、でたー」

    マイ「大丈夫です。今回は協力に来ました。」

    セラ「気をつけて。夢中は気に入った人間を繭にして取り込んじゃうの。」

    歌織「それって、かなりまずくない?」

    するとM∀LICE達の本拠にいる紅から連絡があった。 

    紅「かなりまずいわね。調べてみたら何人かが眠ったまま、目覚めなくなってるみたい…」

    歌織「それってかなりまずいわね…」

    緋奈子「このまま大事になる前に何とかしなきゃ。」

    シトリス「その事ですが、夢中…彼女達相手に無策では危険です。」

    アトラ「だからね、お手伝いに来たんだ」

    歌織「確かに…森に詳しいあなたたちが手伝ってくれたら100人力…って緋奈子?何してるの?」

    緋奈子「気になる…シトリスさんの目の隠れてる所が気になる…」

    シトリス「や、やめて!触らないでください…マイさん、助けて〜。」

    マイ「お、お姉さん、シトリスさんも嫌がってますし…」

    緋奈子「ちょっとだけ、ちょっとだけだから…ごめんね…」

    シトリス「謝るぐらいならやめてー!」

  • 152二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 20:57:50

    >>151

    柚葉「ねえ、みんな。恐ろしい事が分かっちゃった・・・。」

    奏「どうしたの?」

    柚葉は、スマホで調べた情報をみせる。それは、夢中のカード達だった。

    柚葉「この子達、相手のモンスターを昆虫族にしてパクれる!」

    奏「し、しかも、繭にされちゃったら、みんなこんな姿になっちゃう訳?!」

    アトラ「みたいだね。だから、厄介なのよ。」

    すると、マイがある提案をした。

    マイ「なる程。種族を変える、ですか。しかも、融合体の条件は昆虫族を要求すると・・・。」

    歌織「何か思いついたの?」

  • 153二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 22:24:44

    >>152

    マイ「なら私達もその力を使えば…」

    歌織「確かに、それなら上手くいくかも…」

    するとそれを聞いていた紅がモニター越しに語りかけてきた

    紅「確かに、種族操作はあるわよ。でもそれはOCGの話、夢中はラッシュのテーマ、果たして上手くいくかしら…」

    緋奈子「そうそう、カードが何か違ってた…」

    歌織「なるほど…ま、やれるだけはやってみましょう。」

    トリオン「そうだね、こんな時の為にこれを用意したんだ。」

    トリオンはそう言うと歌織達にアンデットワールドのカードを見せた。

    歌織「確かに、それなら上手く行きそう。」


    一方、森では少女2人が、誰かに連れられ、奥を目指していた。

    ランピリス「コッチ、コッチ…」

    パピヨン「サァ…モウスグダヨ…」

    少女達の目には生気が無く、まるで人形の様に、夢中達の後を歩いていた

  • 154二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 22:38:48

    >>153

    シュエル「ヨウコソ。夢中ノ楽園へ。」

    少女A「わあ、きれい…………。」

    少女B「私達も、あれになれるんだぁ…………。」

    二人が連れられて来たのは、無数の繭が置かれた、寝台だった。

    シルビクス「フフフ。待っていたわ。さあ、こっちに来て。」

    シルビクスが手招きする。どうやら彼女が、夢中とこの領域の主らしい。

  • 155二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 22:53:31

    >>154

    少女A「きれい…」

    少女B「お姫様みたい…」

    シルクビス「さあ、こちらへ」

    少女達「はい…」

    少女たちがシルクビスの元へ歩いていく。

    やがて自らの元にたどり着いた少女達の服をシルクビスは脱がすと少女達に軽くキスをした。

    少女A「んプッ♥️」

    少女B「んムッ♥️」

    シルクビス「フフフッ…美味しい…」

    恍惚の表情を浮かべる少女達、すると

    シルクビス「さあ、皆で楽しみなさい。」

    そのセリフを合図に夢中達は少女達へと群がっていった

  • 156二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 23:47:12

    >>155

    少女A「あはは………………♥️くすぐったい♥️」

    少女B「エヘヘ♥️きもちいい♥️」


    一方、歌織達は、ふらふらと歩く人物にであってしまった。

    緋奈子「見て!また人が来たよ!」

    琴華「あれ?でもあの人、夢中と一緒じゃない?」

    女性「ツカレタ………………。ココドコ…………?」

  • 157二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 08:09:51

    156
    歌織「あ、あれは…佳奈恵さんだ…」
    緋奈子「佳奈恵さん?」
    歌織「そう、私達のグループの…」
    その姿をモニター越しに確認した紅は思わず吹き出してしまった。
    紅「ブフォッ!」
    柚葉「こ、紅さん…」
    紅「あなたもここに誘われたのーッ」
    WHITEBINDER「確か…あの方は…」
    REDRANSOM「相当のワーカーホリックと…」
    歌織「佳奈恵さん、かなえさーん!」
    佳奈恵「ああ…幻聴が…」
    歌織「幻聴じゃありません!正気に戻ってくださーい!」
    歌織が強烈なビンタをあびせると
    佳奈恵「いったああああっ!ちょっとー何を…ってここはどこ?私はだあれ?」
    歌織「良かったー。正気に戻ってくれた。」
    紅「あんた、歌織ちゃんに感謝しなさいよ」

  • 158二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 08:43:11

    >>157

    佳奈恵が正気に戻ったところで、夢中について話すことにした。

    佳奈恵「ゲェ!私、虫にされるところだったの?!」

    柚葉「まあ、そうなりますね…………。」

    佳奈恵「いやだぁ!人間やめるくらいなら、せめてこの間見た夢の方がましだったわ!ゾンビになった私を、歌織ちゃんが成仏した奴!」

    歌織「いや、それもそれでどうなのよ?」

    一先ず、佳奈恵も含めて、夢中対策を練ることにした。

    少女(夢中)「あれ?あなたたち、どうしたの?」

    すると、歌織達に話しかける少女がいた。

  • 159二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 11:24:26

    >>158

    佳奈恵「あ、どうも、実はですね…」

    佳奈恵が話しかけようとした所で歌織がそれを止めた

    歌織「(佳奈恵さん、ストップ、あの子をよく見て…)」

    佳奈恵「(ん、あれは…)」

    その少女には触覚が見えた

    さらに目は濁っており、生気は感じられなかった。

  • 160二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 12:12:50

    >>159

    佳奈恵(うわあ。夢中のモンスターそっくり。)

    歌織(迂闊に話しかけたらヤバいわね。)

    少女(夢中)「何をしているの?はやくシルビクス様に会いに行きましょう。そして、みんな夢中になろうよ。」

    少女は翅を羽ばたかせる。すると鱗粉が舞い上がった。

    柚葉(これが、夢中!?)

    奏(あの粉、吸ったらヤバそう。)

  • 161二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 13:34:53

    >>160

    皆は口を押さえながら粉を吸わない様にしている

    歌織「でも、これじゃあ…」

    琴華「どうしたら…」

    アトラ「危ない!」

    すると少女に向け、糸が放たれた。

    少女(夢中)「くっ…放して!」

    アトラ「残念だけど暫くはそのままでいてもらうよ。」

    トリオン「危なかったね。あれを吸ったら最後、きっと夢中の意のままだよ。」

    歌織「あ、ありがとう。」

    マイ「流石、蟲惑魔の皆さんです。」

    ホールティア「でも皆で行くのは危険だね。」

    シトリス「確かに…そうだ、皆さん、ここは私達に任せて頂けませんか?この間のお詫びもありますし…」

    歌織「確かに…ここは彼女達に任せた方が良さそうね。」

    シトリス「マイさんは歌織さん達と一緒に女王の所へ。安心してください。作戦がありますから。」

    マイ「はい、分かりました。」

    こうして、夢中には蟲惑魔が対策にあたる事になった。

  • 162二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 14:45:32

    >>161

    シルビクス「あら?何か騒がしいわね。」

    ランピリス「ハイ。シカモ、何名カ散歩カラ戻ッテイマセン。」

    パピヨン「如何シマショウ?」

    すると、風に乗って甘い匂いがした。

  • 163二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 16:23:28

    >>162

    ランピリス「アラ…イイ香リ…」

    パピヨン「何カシラ…」

    ドローネ「行ッテミマショウ…」

    シルクビス「この匂いは…いけないわ、皆、匂いを嗅いではダメ!」

    シルクビスが皆を止めようとするが夢中達は匂いにつられてその方向へと向かっていった。

  • 164二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 18:22:49

    >>163

    シルビクスは、匂いの元を見た。そこには、フレシアとシトリスがいた。

    パピヨン「キャア!!」

    フレシア「フフフ、捕まえた♥️」

    シルビクスの前を歩いていた夢中達は、落とし穴に落ちてしまった。夢中には翅があるので、飛べば良いのにと思うかもしれないが、匂いのせいで飛ぶという選択肢が消え去っていたのだ。

    ランカ「さあて、どうしてくれようかしら?見た感じ美味しそうな子達ばかりじゃない。」

    カズーラ「気を付けてね?まだ奥の手があるかもだから。」

    シルビクス「み、皆さんはいったい?落とし穴の名手と見受けしますが、貴女方のような者は、知らないもので。」

  • 165二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 20:00:07

    >>164

    キノ「意外だねー」

    ジーナ「私達の事を知らないって」

    シトリス「私達は蟲惑魔、罠を張り、獲物を狩る事を得意とします。」

    シルクビス「蟲惑魔…初めて聞く名前ね。」

    アディプス「ありゃ、知らないとは…」

    シトリス「よく見ればあなた達も森に生きるもの、どうか手を引いてくれませんか?我々も理由もなく手荒な真似はしたくないんですが…」

    シルクビス「引くつもりはありません、ここは我らの聖域!あなたたちも虜にするまで!」

    アトラ「ありゃ、交渉決裂か…」

    セラ「じゃあ仕方ないね…」

    シルクビスが警戒する、蟲惑魔達の表情が変わったからだ。

    シトリス「さて、では久々に始めましょうか。」

    蟲惑魔達「本当の狩りを。」

  • 166二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 21:14:35

    >>165

    一方、女王の城では

    琴華「そう言えば、蟲惑魔って、案外かわいい子が多いんだね。」

    佳奈恵「ええ。ですが、見た目に騙されてはいけません。何故ならば、彼女達は落とし穴のエキスパートなんです。」

    紅「しかも、彼女達はいわば疑似餌。本体は虫や食虫植物の方なの。琴華さんだっけ?油断してると、ぱっくりいかれるわよ。」

    緋奈子「お、恐ろしい……。流石モンスターって感じね。」

    そして、振り替えると、女王達が震えていた。

    佳奈恵「あの、大丈夫ですか?めちゃくちゃ怯えているみたいですけど。」

  • 167二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 21:24:36

    >>166

    REDRANSOM「こ、蟲惑魔は可愛いのですが…」

    WHITEBINDER「ほ、本体は虫のものもいるのです…」

    歌織「ああ、そうよね…」

    佳奈恵「思い出しました!確か、貴方がたは電子光虫に…」

    HEARTS OF CRIPTER「ええ、操られていたとはいえ…虫にたかられた時は…」

    紅「ご、ごめんなさいね…」

    WHITEBINDER「い、いえ…良いのです…我らにも非がありましたから…」

    REDRANSOM「だけど虫だけは…ひいいいっ!」

  • 168二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:15:52

    >>167

    赤の女王が恐怖を見せる。何故ならば、画面越しに写っていたのは、ある意味自然の摂理とも言える光景だった。

    シルビクス「いやあぁ♥️やめてぇ♥️」

    アティプス「フフフ♥️だーめ♥️こんなご馳走前にして、我慢できると思う?」

    夢中達は蟲惑魔になす術無くねぶられていた。しかも、夢中達を取り押さえているのは、彼女達の名前の元となったもの達を拡大したもの。いかに夢中と言えど、羽虫では敵わない相手だ。

  • 169二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 23:16:41

    >>168

    シトリス「安心してください、捕食はしませんよ。その代わり…」

    シトリスは蟲惑魔達と共にシルクビス達の纏う衣を破き始めた。

    ランピリス「ナ、ナニヲ…」

    パピヨン「イ、イャァ…」

    シルクビス「や、やめて…」

    するとフレシア達はモニターの向こうにいる女王達に呼びかける様に言った。

    フレシア「ねえ…モニターの向こう側の女王様、お願いがあるの♥️」

    REDRANSOM「な、なんでしょうか?」

    ランカ「この先、ちょっと過激な映像だからね、苦手な子には見せないでほしいなあって。」

    REDRANSOM「わ、分かりました…」

    紅「…私はちょっと離れるわ、マイちゃんも見ちゃだめよ。」

    マイ「は、はい。」

    歌織「じゃあ何かあると行けないから私と佳奈恵さん、後は女王達…は無理そうね、じゃあ2人で見てるから皆はちょっと離れた方がいいわね。」

    奏「何をするんだろう…」

    柚葉「気になる…」

    緋奈子「…なんか見てみたいかも…」

    琴華「いや、止めた方が良いと思う。わたしの直感が囁いてるから…」

    紅「じゃあ、後はお願いね」

    歌織と佳奈恵を残し、一旦皆はモニターのある部屋から出る事にした。

  • 170二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 07:59:19

    >>169

    歌織と佳奈恵だけとなったモニター室。

    そして画面の向こうでは、夢中達の淫らなショーが始まった。


    佳奈恵「うわあ、大胆ですねぇ。これが蟲惑魔達の食事ですか。」

    歌織「ああやって、骨抜きにした後に、疑似恵に変えちゃうんだって。」

  • 171二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 08:38:59

    >>170

    シルクビス「いやああああっ♥️やめてえええっ♥️」

    ドローネ「ユルシテエエエエッ♥️」

    夢中達が嬌声をあげながら許しを乞う。しかし

    シトリス「多くの人を困らせた貴方がたには慈悲などありませんよ。」

    フレシア「じゃあ…トドメよッ♥️」

    ジーナ「安心して♥️何も食べたりはしないから。ただ…」

    キノ「暫くは動けないかもね♥️」

  • 172二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 10:30:37

    >>171

    夢中達『ンヒイイイイイイイイ!!!!♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️』

    恐ろしい嬌声が木霊する。どうやら絶頂したようだ。そのけたたましさは、部屋の外にも響いていた。

    琴華「す、凄い音…………。」

    RED RANSOM「ああ、想像するだけで身震いしますわ…………。」

    緋奈子「あれが蟲惑魔。でも、あんな子達ですら、敵わない鳥さんって、何なのかしら?マイちゃん、だっけ?どんな子を呼んだの?」

    マイ「はい。フォース・ストリクスと、バニシング・レイニアス。それから、アルティメット・ファルコンに、ライジング・リベリオン・ファルコンです。」

    WHITE BINDER「ちょっと?!RRを呼びましたの?それらは鳥さんと言うには少々物騒過ぎますわ!」

  • 173二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 11:14:52

    >>172

    シルクビス「ハアッ…♥️ハアッ…♥️アヘェ…♥️」

    何度も絶頂に達したシルクビスは息も絶え絶えになっていた。当然、他の夢中達も同様だ

    シトリス「さて、この辺にしましょうか。皆さん、悪さをしたらダメですよ。」

    カズーラ「でも良かったわね。アンデットワールドを使われなくて。」

    トリオン「あれは使われたらホントに大変な事になるからね…」

    セラ「ねーえ?持って帰らないの?」

    シトリス「まあ、今回は食べるためではないですから。放置で良いでしょう。皆さん、ちゃんと連れ去った人達は帰してくださいね。」

    シルクビス「ひゃい…♥️わかりましたぁ…♥️」

    アトラ「次やったら…そうだなあ…」

    アディプス「四肢をバラバラにして他の虫たちの餌にでもするからそのつもりで。」

    フレシア「それじゃあね♥️」

    シトリス「では、戻りましょうか。」


    一方、画面を見ていた2人は…

    歌織「エライもん見たって感じね…」

    佳奈恵「ええ、最後のセリフとかまさに蟲惑魔ですね…」

    揃って戦慄していた

  • 174二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 13:04:37

    >>173

    夢中の一件も、無事に解決の運びとなった。そして気がつけば、夢の時間も終わりを告げようとしていた。


    WHITE BINDER「おや、もうそろそろお別れの時ですね。」

    RED RANSOM「急に呼び立ててしまい、申し訳ありません。ですが、夢の一時は如何でしたか?」

  • 175二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 13:37:05

    >>174

    緋奈子「私はとっても楽しかった」

    琴華「私も」

    緋奈子(アバター)「良かった。」

    琴華(アバター)「また、遊びにきてね。」

    歌織「うーん、向こうは楽しそうで良かったけど…」

    柚葉「私達は…」

    奏「大変だったわ。」

    紅「あら?私は結構楽しかったけど?」

    佳奈恵「ワタシタダマキコマレタダケ…」

    マイ「皆様、ありがとうございました。おかげで事件も解決できました。」

    シトリス「こちらからもお礼を。ありがとうございました。」

    HEARTS OF CRIPTER「さて、もうすぐ夜明けですね。それでは皆様、良い目覚めを」

  • 176二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:07:51

    >>175

    ホテルの一室


    緋奈子「琴華、おはよう。なんか不思議な夢だったね。」

    琴華「う、うん。まさかもう一人の自分とお話するなんて。」

    アラームの音で目が覚めた二人。

  • 177二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:51:54

    >>176

    緋奈子「しかし…不思議な夢だったなー」

    琴華「そうね…」

    ホテル内のレストランで朝食をとりながら2人は夢の事について話していた。


    一方、こちらは電脳世界内のM∀LICEの城の一室

    ここで、3人の女王は夢中達がなぜあの様な行動をとったのかを聞いていた。

  • 178二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:36:07

    >>177

    HEARTS OF CRIPTER「はあ、ASMRですか。」

    シルビクス「ええ。昨今、良く眠れない者達が増えてきていましたゆえ。」

    聞けば、夢中達の領域に、悩みを抱えた者達が数多押し寄せていた。それで、夢中の繭に封じ、悩みを解こうとしていたと言う。

    シルビクス「ところが、何処かで歪んで伝わったせいなのか、現実からの解放を願うものが増加してしまったのです。」

  • 179二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 20:56:55

    >>178

    HEARTS OF CRIPTER「それであの様な行動に…」

    シルクビス「はい…」

    WHITEBINDER「確かに…現実は様々なストレスが増えましたからね…」

    REDRANSOM「私達もネット上の罵詈雑言をよく見かけますし…」

    シルクビス「それで、夢の中だけでもと思い…申し訳ありません。」

    HEARTS OF CRIPTER「まあまあ、あなたの謝罪の気持ちと誠意は伝わりました。」

    REDRANSOM「ただ、無罪と言う訳にはいきません、暫くは私の城の庭園の管理を命じます。」

    WHITEBINDER「しかし…誰が伝えたのでしょうか?」

    するとそこにWhiteRabbitが入って来た。

    WhiteRabbit「お話中申し訳ありません。お客様がお見えです。」

    HEARTS OF CRIPTER「あら、どなたかしら?」

    入ってきたのはアルレッキーノだった。

    アルレッキーノ「やっぱりここに…すまなかったね。多分僕が彼女達に間違えて伝えてしまったんだろう。」

    HEARTS OF CRIPTER「ふむ、詳しくお聞かせて頂けますか?」

  • 180二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 21:10:43

    >>179

    アルレッキ-ノは、アメイズメントという娯楽施設の支配人だ。どうやら、夢中騒動は、彼の書いた台本が原因のようだった。というのも、蛹から羽化する虫がモデルになっている為、悩みという蛹から羽化することで悩みが消える、と言う旨の台本が書きたかったようだ。

    アルレッキ-ノ「実は、彼女達用に台本を書いていたんだけど、やや婉曲表現が過ぎてしまったみたいなんだ。」

    RED RANSOM「まあ。随分多芸なのですね、驚楽園の支配人様って。」

    WHITE BINDER「それが何をまかり間違ったら、こんな事に・・・。」

    HEARTS OF CRYPIER 「はあ。今度からは外部から推敲者を呼ぶ必要がありますわね。でしたら、丁度良い相手が居ます。」

  • 181二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:10:34

    >>180

    外部から招聘されたのはトリックスター達だった

    彼女達は公演の為の台本をよく自作している為だ

    さらに

    ミイ「うーん、見せてもらいましたが…あまりにも表現が間接的なような…」

    アイ「そうなの?私にはちょっと良く分からないけど…」

    マイ「確かに、これだと誤解する人も多そうかも…」

    三姉妹も呼ばれ、推敲が行われていた

  • 182二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:30:39

    >>181

    ミイ「にしても、エイエス、エムアールって、何なのでしょうか?初めて聞きました。」

    アイ「はい。何でも、小川のせせらぎや、大自然の音のように、聞くだけで快眠に誘うものらしいです。昨今では、寝る前の読み聞かせのような囁き声が人気だと、M∀LICEの女王様は言っていました。」

    マイ「何だか、懐かしいね。ちっちゃい頃、お母様にお話を聞かせてもらって眠っていた頃を思い出しますね。」

    感傷に浸りつつも、推敲を進めるアイ達。

  • 183二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:46:10

    >>182

    ミイ「トリックスターの皆様はどう思いますか?」

    キャンディナ「うーん、これじゃあ見た側が誤解しちゃうかも…」

    マンジュシカ「小説ではないからもっとストレートな方が良いかと…」

    アルレッキーノ「そうか。ありがとう。いやあ…こう言うのを考えるとちょっとこだわっちゃってね。」

    ミイ「なるほど。」

    アルレッキーノ「それで筆が乗っちゃって。」

  • 184二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:11:08

    >>183

    ホーリーエンジェル「演出家の宿命、なのかしら?」

    アイ「確かに、芸術分野には、並々ならぬこだわりを持つ人って、多いと聞きますし。」

    推敲の最中、マイはある疑問を覚えた。

    マイ「そう言えば、お姉様はいつRRの力が使えるようになったのですか?」

    アイ「ええ。アンサンブル・ロビンさん経由でしりました。以前、LLの森に行った時に、鋼の翼を持つ猛禽の鳥がいると言う話を聞いたんです。」

  • 185二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:52:05

    >>184

    そうこうしているうちに原稿の推敲は終わった。

    原案に比べてより簡素に、それでも情緒はたっぷりなものが出来上がった。

  • 186二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 11:55:51

    >>185

    アルレッキーノ「いやあ…素晴らしい、良いものができた。」

    シルクビス「まあ、これならば大丈夫そうですわ。」

    出来上がった原稿に2人も満足げだ

  • 187二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 14:57:27

    >>186

    HEARTS OF CRYPTER「まあ。無事に解決致したのですね。それは何より。」

    M∀LICEの城でも、台本が届いたようだ。女王からのお墨付きをもらい、無事に解決に向かっていった。


    そこに、White Rabbitがやって来た。どうやら、Undergroundに忍び込んだ、不届き者が出たと言う。

    White Rabbit「女王様。何者かが、Undergroundに接続しました。」

  • 188二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 17:43:33

    >>187

    HEARTS OF CRIPTER「まあ、一体誰が…」

    WhiteRabbit「現在、私とDoMouseで調査中です。」

    WHITEBINDER「またずいぶんと怖いもの知らずですこと。」

    REDRANSOM「では、我々も犯人を探るとしましょう。」

    女王は電脳世界のあらゆる場所をモニターに映した。

    そこに映っていたのは、二人組の怪盗コンビだった。

    サニー「やったわね!電脳世界の女王の秘密、見事ゲットよ!これであの2人を出し抜けるわ!」

    ルーナ「ハアッ…でめ何か嫌な予感が…」

    サニー「大丈夫よ。後始末は万全!後は逃げ切るだけ♪」


    REDRANSOM「フフフッ…誰かと思えば、怪盗コンビですか…」

    WHITEBINDER「残念ながら逃げられませんよ…電脳世界の管理者たる我らに挑んだことを…」

    HEARTS OF CRIPTER「後悔させてあげましょう」

  • 189二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:18:52

    >>188

    一方、サニー団のアジト

    サニー「さあて、この特ダネをどう活かしてやろうかしら?」

    ルーナ「しかし、虫が苦手とは。」

    サニー達は早速仕入れたネタで何かを画策していたようだ。しかし、その企みは、早々に頓挫する事に。

    ピコン

    サニー&ルーナ「へ?」

    Cheshire Cat「ハロハロー。ようこそ、UnderGroundへ!」

    見ると、サニーの使っているPCが、Cheshire Catの笑顔で占拠されていた。

  • 190二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:12:17

    >>189

    サニー「なななななにがどうなってるの!ルーナ!」

    ルーナ「こっちも…だから止めようって言ったのに…」

    すると突然、PCの画面が消えたかと思うと3人の女王の映像が現れた

    REDRANSOM「ようこそ、我らの電脳空間へ…」

    WHITEBINDER「あなた達は、選ばれたのです…」

    HEARTS OF CRIPTER「さあ、我が領域へいらっしゃいな。」

    すると、映像を見た2人の目から生気が消え…

    サニー「分かりました、女王さま…」

    ルーナ「行かなくては…女王様の元に…」

    何かを呟きながら2人は夢遊病者の様に女王達の元へと向かっていった。


    WHITEBINDER「さて、これで2人はここへ来ますね。」

    REDRANSOM「そうですわね、では、裁判の用意を!」

    HEARTS OF CRIPTER「罪人には恐ろしき罰を!」

    MarchHair「でもまあ…程々にしましょうね。」

  • 191二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:41:00

    >>190

    そして、二人が女王の下に着く。

    サニー「ッは?!ここはどこよ?!」

    ルーナ「恐らく、ここはM∀LICEの領域でしょう。」

    HEARTS OF CRIPTER「然り。お二方には、恐ろしい罰を受けてもらいます。」

    すると、そこに現れたのはM∀LICEの女王。そして、二人にとっても因縁の相手だった。

    キスキル「んで、急に呼び出しが掛かったけど、何をすれば良いんだ?」

    リィラ「まさか、女王様直々の依頼が来るなんてね。」

  • 192二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:50:30

    >>191

    キスキル「おっ、そこにいるのはサニーと」

    リィラ「ルーナじゃん。」

    サニー「な、なんでアンタ達がいるのよ」

    リィラ「いやあ…女王達から割のいい仕事があるって聞いてさ。」

    キスキル「そしたら何と、あんたらを好きにしていいって言うじゃない。」

    リィラ「これは是非…」

    2人がニヤリと笑みを浮かべる。

    キスキル、リィラ「「応じないといけませんなー」」

    サニー「に、逃げないと…」

    ルーナ「くっ…ダメです!身体が動きません。」

    HEARTS OF CRIPTER「貴方方の身体の自由はこちらで奪いました。さあ、御二方、御自由にどうぞ。」

    身体の自由が利かないサニーとルーナに、いやらしい笑みを浮かべながらキスキルとリィラが迫る。

    サニー「ヒイイイイイイッ」

    ルーナ「やめてええええええっ!」

    サニーとルーナは絶叫をあげる

  • 193二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:06:06

    >>192

    女王から下された罰。それは、くすぐり地獄だった。

    キスキル「やっぱりあんた達には、これが似合うわね。」

    リィラ「フフフ♥️やっぱりここが弱いみたいねぇ?」

    キスキルがサニーの脇を、リィラはルーナの腹部、特に臍をくすぐっている。本来であればより過激な罰を与えられただろうが、女王の意向によって、急遽サニー&ルーナのくすぐり耐久配信と言う形になったと言う。

  • 194二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:21:02

    >>193

    サニー「キャハハハハハハッやめっ、やめてええええっ」

    ルーナ「クハハハハハハッ、やめてッ、やめてください…」

    キスキル「いやあ、そんなにたくさん哀願されたら…」

    リィラ「もっと責めたくなりますな〜」

    2人は責めを容赦なく続けた。

    そして…

    サニー「る、ルーナ、ど、どうしたの…」

    ルーナ「あの…フフッ…す、すいません…や、やめて、も、もらえませんか…」

    キスキル「いやあ…やめろと言われましても…」

    リィラ「やめられませんなあ…」

    サニー「ルーナ…ま、まさか…お、お願いッ、ルーナは、助けてあげて、わ、私がルーナの分まで…罰をっ…受けるからっ…」

    ルーナ「あっ、あの…す、すいません…お、お願いします、謝りますから…あやまりますからああああああっ」

    サニー「ルーナあああああっ…」

    ルーナの普段からは想像できない絶叫を聞き、2人はくすぐる手を止める。

    ルーナはただ、泣きじゃくっていた。

    キスキル「あ…ルーナちゃん…」

    リィラ「ひょっとして…」

    REDRANSOM「これはちょっと…」

    WHITEBINDER「やり過ぎましたかね…」

    ルーナ「ぐすん…ヒック…ひどいよう…」

    サニー「ルーナ…」

  • 195二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:51:52

    >>194

    そして、罰が悪いことに、厄介なもの達を呼び寄せてしまった。

    オフィリス「お前達、ここで何をしている?」

    キスキル「ゲェ!S-force?!」

    ラプスウェル「我々はS-forceの者だ。」

    小夜丸「貴女方が如何わしい配信をしていると小耳に挟みましたが、違いますか?」

    どうやら、くすぐり耐久配信が、如何わしい物であると思われていたらしい。

    HEARTS OF CRIPTER「面倒なお客様が要らしましたね。」

  • 196二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:14:06

    >>195

    HEARTS OF CRIPTER「ですが…あなた達には関係の無いこと、お引き取りを…」

    小夜丸「そうは行きません!その中身、改めさせてもらいます!」

    キスキル「おっと良いのかな…小夜丸ちゃん…」

    リィラ「実はあなたは…」

    小夜丸「な、何のことですか…わ、私は…」

    オフィリス「小夜丸…まさか…」

    ラプスウェル「やはり、奴の事を…」

    小夜丸「い、今は私は小夜丸です!早く中身を改めさせてください!」

    WHITEBINDER「まあ、良いでしょう。元より我らは罰を与えるのが役目、応じましょう。」

    オフィリス「感謝する。では、我らはこれで…」

    小夜丸「待ってください!怪盗コンビ達は…」

    するとオフィリスは小夜丸に周りに聞こえない様に耳打ちした。

    オフィリス「あのなあ…ここにいるのはM∀LICEの女王、相当の力がある存在だ。その彼女達が応じてくれたんだ。ならば、これで手打ちにするべきだ。」

    小夜丸「…分かりました。」

    そしてS-forceは去っていった。

  • 197二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 08:31:23

    >>196

    RED RANSOM「はあ、危ないところでした。」

    WHIYE BINDER「私達も強く言えた口ではありませんが、お二方はもう少々加減しなさい。それと、サニー団でしたか。乙女の秘密には、安易に触れないように。よろしいですか?」

    キスキル&リィラ「はあい。」

    サニー&ルーナ「わ、わかりましたぁ…………。」

  • 198二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 08:43:14

    >>197

    WHITEBINDER「さて…静かになりましたね」

    REDRANSOM「ええ…にしても疲れましたわ…」

    HEARTS OF CRIPTER「そうですわね、たまには…」

    3人「「「ゆっくり羽休めに行きましょう。」」」

    そう言うと3人は九竜へと向かった。

  • 199二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:02:18

    >>198

    Underground

    そこは、電子世界の暗部。接続した者に幸福をもたらすとも言われているが、安易に踏み込んではいけない。


    幸か不幸か、もし接続してしまった場合、あなたの頭にあるフレーズが浮かび上がるだろう。

  • 200二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:59:27

    >>199

    羽休みに向かおうとしたまさにその時

    MarchHair「大変です!」

    WHITEBINDER「またですか…」

    REDRANSOM「電子の海もにぎやかですこと…」

    彼女達も忙しい様だ。

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